おわりに

もう10年以上前の話なのですが、
SFAを業としていたときの思い出で、
定年間際の社員が、毎朝1時間早く出社して苦手なパソコンと格闘していました。
そこで、何をしているかと言えば、
40年の会社人生を文字に残していく作業でした。
キーボードに向かて、自分が得たことを、一生懸命入力しているのです。
この会社にいた証を残しておきたい。
今回、このコンテンツを書こうと思ったのは、
まさに、これと同じ感覚で、何か残したいという動機がすべてです。
役立つかどうかはわからないけど、なにか残しておきたい。
幸い、今はインタネットという便利なものがあります。
そこにコンテンツを残しておくことができます。
売るという営業行為がどんなに難しいか考えると、
売る営業行為は、本当に素晴らしい行為です。
その営業が成長し、素晴らしい仕事になれれば思います。
ここに書いたことは、営業DX(デジタルトランスフォーメーション)ですかね。
営業DXとは、「ITの浸透が、営業の仕事をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ということになります。
ITの浸透と書くと、IT化となんら変わらないのではと思いますが、
具体的には、コミュニケーションのメソッドが変わることで、社会にインパクトを与えるということです。
コミュニケーションは、口頭伝承から始まり、印刷の発明と本の普及、組織では紙からデジタルに、
さらに、社会全体がデジタル化される、顧客がデジタル化されることで、
すべてがデジタルでつながってしまうということです。
デジタル社会と言われて久しいですが、それが社会の枠組み取り込まれ、
その枠組みの中にいること、それに対応できることが、企業や営業の成長条件になるということだと思います。
読んでいただけて感謝です。

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