騙しの研究

やろうとしていること/解決課題

  • 素人だと簡単に騙されてしまうレベル
  • それなりの人でも騙されてしまうレベル
  • プロが騙されてしまうレベル
  • 騙している人がいるわけではないのに、騙されたと思ってしまうレベル

騙し

騙し

相場には、騙しがあることが前提。騙す目的と手法は?

騙しかどうかは、自作自演かどうかに尽きる。

売り抜けるために、あえて上げて、買わせる。

あえて下げて、損切りさせて、仕込む。

ターゲットは、ほぼ個人投資家。

騙しの手法

買いの強さ、売りの強さを演出する。見せ板も含む。

急騰、急落の演出(イナゴと損切の誘発)

騙しのチャートを作っていく。(下値ラインや上値ラインを覚えさせる)

騙しがわかる分析方法があれば、一気に勝率は上がる

なぜ騙す必要があるのか、その目的から逆算して、その逆をやればいい。

買わせたい騙しなら売る、売らせたい騙しなら買う。

いつも負けている人はいつもやっている取引の逆をすれば儲かるわけで、それと同じ。

見せ板

売り板にも見せ板は存在すると思うけど、買い板の見せ板の方が曲者。

買いの見せ板は、買いに勢いがあることの演出とサポートラインの演出の2つだけど、気づくと無くなっているのがほとんど

買いの見せ板の目的は、売り抜けるためがほとんど。板が厚くなるだけで、上値が買われない。

買い板が出たら、確率的には一度売ったほうがいいかも。

騙しを見抜く方法

騙しではなく本当にエネルギーが強い状態を把握するために、当日のみの判定ではわからい、2-3日の連続した分析が必要。

逆に騙す必要がない状態で兆候が出れば、それは本物。

騙しが必要なタイミングとは、参加者がムズムズしている状況で、ムズムズしていない相場は騙しがない。

上ヒゲとか、下ヒゲの騙しは定石。ほぼ騙しと思ってもらっていい。

これが騙しを見抜く知識だと思っている時点で、すでに騙されている

ゴールデンクロスの注意点

ゴールデンクロスになったということで、多くの人が同じタイミングで売買すると、需給が一気に変わりマーケットに思わぬ影響を与えてしまい、せっかくのポジションが崩れることがあります。これは「マーケット・インパクト」という現象です。

自滅行為に近いです。

また、これを利用して、便乗して騙しを仕掛ける人たちもいます。

期待と騙しの関係

期待を持つということは、何かしたらエビデンスがある状態。

そのエビデンスを求めて、ネットを彷徨う。

しかし、そのエビデンス通り、実際は動かない。

そして、期待を裏切られた投資家が多ければ多いほど、暴落も激しい。

ムードを作ると騙し

どんな銘柄でもムードが支配する瞬間があるということだと思う。

市場心理としてはすでに警戒感の方が優勢

大きな下落があれば、そこで弱気のムードが生まれるのは当たり前

果たして、これらのムードは誰が作るのだろう。どうやって伝播していくのだろう?

メディアやインフルエンサー、専門家達だと思う。そして、結構外していることが多い

反転を期待してしまうときは、どんなときだろう

反転を期待してしまうときは、どんなときだろう?

なぜ、その通りいかないのだろう、騙しの自作自演に騙されているだけ?

逆に、市場の落胆を誘うとは、どんな自作自演だろう?

継続する場合と、止まってしまう場合は、何が違うのだろうか?→いずれにしろきっかけがある

大口を巻き込んでの買い注文→これが騙しの1つの形態でもある

わざとムードを残すための注文→もしかしたらという自分にとって都合よく解釈してしまう

個人投資家はムードに乗る傾向が強い(これが大衆、大衆とは個人投資家のこと)

弱気を一気に打ち返す→だまし

プロスペクト理論

人々は絶対的な利得や損失ではなく、参照点からの相対的な変化に基づいて意思決定を行う。

つまり、人は含み損の拡大より含み益の減少にダメージを受けるようできてる

銘柄選定

銘柄選定基準は?

勝ち馬やトレンドにのるためにリアルタイムで追っかけている人がいる。

根拠がなく、なんとなくで選んでいる人がいる。

プロとして分析や研究して選んでいる人達がいる。

銘柄固定でボックス相場で取引している人たちがいる。

人間の心理的騙し

人間の心理というのは、市場ではもともと損をするように出来ている

さらに含み益が増大する可能性が高いにもかかわらず、利食いして利益を確定したいという衝動が強く出がちである。

逆に、含み損を抱えているとき、もしかしたら相場が反転して含み損が減るのではないかと期待して、損切りのタイミングが遅れがちになる。

この2つの行動をすれば、小さな利益と大きな損失の合算なので、必ず損してしまう。

つまり、自然な人間の心理に従って素直に行動すると、相場では常に損するようにできている。

資本主義の最適化

相場に参加している人達は、皆違うキャラを持っている。

それぞれが勝手に動いても、神の見えざる手で最適化されるというのが資本主義ですが、資本主義は勝つ人がいれば、かならず負ける人がいます。

人間は夢を見る生き物

人間は、いい夢を見ることができる能力を備えている。

ただ、夢は一時的なもの。

一時的なものなのに、いつまでも引きずっていると大損コースへ

現実に戻る必要がある。

大衆は、つねに間違っている

相場の格言に「大衆は、常に間違っている」と言うのがあります。

相場においても扇動的な価格の騰落があると、多くの投資家がそれにつられて、あるいは乗り遅れまいと不用意な追随という行動に出ます。

みんながチャンスを掴みかけているのに自分だけ取り残されていると言った強迫行動です。

取り残されたくないと言う気持ちが群集心理となって、過熱を引き起こします。

群集心理の逆を張って巨大な利益を上げるのには経験や実力が必要ですが、まずはそうしたものに簡単に引っかからない注意が必要です。

思考停止

買えば下がるし切れば上がる。

迷路に迷い込み、メンタルがやられる

そういう状態が続くと、無頓着になり、思考停止になる

思考停止になると、自分で考えずに、言われるがまま騙しに導かれる。

気づいたときは、相場からの撤退を余儀なくなれる。

投資顧問

株式はインサイダーの世界で、情けないことですが,投資顧問の情報に頼っています。

情報の早さ・確かさで対抗しようとする限り、個人には勝ち目がないから、有料の情報を買うのです。

本当に儲かるなら、黙って自分でやるはずですし、

最初に儲けさせてから、そのあとは地獄というもの定石ですが、

この世界、どんな手段であれ、勝てればいいのです。

SNSの同志的感情

買いを唱える人の意見が耳に心地よく、またそういう人に同志的感情を抱くようになったらヤバイです。

一方で買い煽りにダメだしを出している人達も居ます。おそらく統計的には買い煽りよりダメ出しの方が、3倍以上当たります。これは、ダメだしている人が賢いというよりは、相場の自然法則として、上昇率は低いけど、下落率が高いからだと思われます。

大きな板

「大きな板」、そこには何かあるのは確か

大口同士がザラバを使って取引するのをクロスというし、意外にも大きな板があっさりと成立する。

上値の大きな売り玉をブレイクしたら(突破したら)、その上は買わないほうが良い。

また下値の大きな板をブレイクしたらその下は買い。

上値の大きな板をブレイクしたら、買ってませんか?それは間違いです

相場の節目とは相場の目標のこと

「節目ってのは、目標なんで、売りやすくて買いやすいんだよ」

心理的節目

20000円といったキリのよい数字を、投資家は意識していること。近づく動きをしていく。

高値覚え

過去の高値にこだわることで、現在の相場水準が「不当に安い」と考えてしまうこと。

ラウンドナンバー

日経平均40000円とかキリの良い数字を設定し、市場参加者に意識させ、その市場心理によって、レジスタンスやサポートを形成する手法。

人間は、目標があると安心する癖があるために、それを踏まえてネットでも敢えて目標価格を書いたりして、仕掛けに使う。

チャートの騙し

ダイバージェンスとは

ダイバージェンス、日本語では「逆行もしくは拡散逆行」と呼ばれる現象です。

これは、オシレータの本来の意図してはいない状況下で偶発的に過熱感や過度な失望感を検知しているような状態になります。

こういう時にダイバージェンス(拡散逆行)あるいはその逆のコンバージェンス(収束逆行)が起こります。

オシレータの逆行現象はオシレータの「先行シグナル」として機能します。

ただ、オシレータは反応が良すぎると、頻繁にサインを出してダマシを連発することにが良くあるものです。

サイコロジカルライン

サイコロジカルとは心理的なという意味があり、株価の上昇が続けば相場は加熱しピークを打ち、逆に下落が続けば相場は逃げムードとなり逆に底を打つという逆張り戦略に基づくチャート。

一定期間の対前日上昇日数下落日数を比較して現在のベクトルの強さを計る定番のインジケーター。

3日連続は1つの目安

騙しシグナル、騙しシグナル

騙しシグナルとは、一時的に意図的に作られたものキャッチすること

騙しシグナル

  • 上ひげ→高値を覚えさせる
  • 出来高増→出来高増も演出できる→新規参加者の有無、短期の有無
  • 買い板を厚くして騙す(厚い買い板が徐々に下がっていく)

怪しいラインを意識する

怪しいラインを経験で見つけられるようになり、更にその理由を探ると言う作業が、他の一般投資家より有利で、安定感の高いトレードに結びつくこともあります。

機関投資家はVWAPを基準に注文を行うので(合理性が説明責任が必要なため)、VWAPを見ながら出来高などから大口の注文かどうかを探り、そのように見えたらラインを引いてみると言う方法もあります。

よくあるパターンは騙しとは言えない

トップ高目前でガラが来て、さらに下に叩いてから、再度ぶち上げて貼り付け。良くあるふるい落としパターン。。

騙しの対策と売買

肌感悪の確率的に30%。つまり3回で1回だけ成功する可能性なら、いくか、いかないか?

確率的に80%が確立出来たとしても、5回に1回は失敗する

確率的に100%は、存在しない。

自分の損切りラインに、買いを出しておく(損切りになるから騙しだと思うわけで、損切りの発想を逆転させエントリーポイントにする)