銘柄選定の思考実験のための素材
やろうとしていること/解決課題
株価は、後から見れば、分析しなくても、状況がわかる。事前にどう活用するか?が解決課題
絶対はない。投資は、そこに合理性やリソースや確率論があるぐらい
勝ち組が少ないのは、なぜ?
上げ100日、下げ3日に対抗するいい手段はあるか?
鶏が先か、卵が先か問題(因果関係の循環)
電力消費量で本当の経済成長が分かると言われているが、それに該当するものはあるのか?
隠れたラインを見つけること
テクニカル分析の構図
- SMA
- EMV(指数平滑),WMV(比重)
- 期間を変える(短期、中期、長期、特定)
- 終値
- 四本値、出来高
- 前日比、TR(レンジという感が桁)
- ボラティリティ(MAX、MIN、勢い)
- インジケータ計測器(0-100%)、レシオ(比率)、シグナル、キャッチ→判断基準
- 複数の指標を使う
- プロット→ライン→バンド幅→ブレーク
- クロス、ゴールデンクロス、デットクロス
- 追加
- 3本以上の指標、ライン
- 統計学、標準偏差、標準価格、係数、自然科学
- 人間の心理、共通認識、形式知、暗黙知として動く
- 相場の心理(過熱、先行、追随、周期性、日柄、ライフサイクル)
テクニカル分析の計算要素(単純化)
過熱は、「大幅な乖離」、「価格の上限幅」、「急激な出来高の増加」の3つに尽きる。
終値以外(4本値、計算値)の価格を使うか、使わないか?
価格を計算するときに、加重や平準化を行うか、行わないか?
期間の日数を、どれくらいの日数に設定するか?(短期、中期、長期)
テクニカル分析の見方要素(単純化)
ブレークアウトしたか、しないか?
トレンド変換したか、しないか?
強気か、弱気か?
騙しがあるか?、大口の力技があるか?(株価のコントロール)
ラインとチャート
ラインを複数引くことで、クロスやラインと現在値の乖離という現象が出る
ラインを引くにあたり、どの値を使うかという問題がある(単純終値、終値以外、偏差値)
ラインを引くにあたり、どれくらいの期間をベースにするかという問題がある(平均、加重、指数平滑)
ラインを敏感にするか、鈍感にするかの問題がある(追随性、騙しの排除、滑らかなライン、クイックなライン)
指数、インジゲータなど、比較対象しやすいするためのシグナルがある
新KPI
銘柄選定に新しいKPIを設定して、そのKPIの達成度をウオッチしながら、銘柄を選定する。
高値安値からボラティリティを出して、相対比較するだけでも、個別銘柄のモメンタムが見えてくるなど、エビデンスの薄い複雑な計算式よりは、単純でシンプルなことを複数の角度(出来高や日数など)から、相対的に可視化することで、スクリーニングの役割を果たせるのではないと考えている。
- 特徴的なだましとは何かを分析する
- 特徴的な1本とは何かを分析する
- トレンド→継続中か、転換の2つだけに絞って分析する
- 順当なのか、逆行なのか分析する
- 勢い→とにかく、出来高や売買代金にこだわった分析をする
- 売りが強いか、買いが強いか、強さの分析をする
- 動かない株の分析をする→その株が動き始めたらという発想
- 各種公表指標にはタイムラグがあるので、リアルで、その動きをキャッチ出来ないか?
kabutype:逆ウイッチ曲線と順当シグナル
逆ウイッチ曲線とか→やろうとしていることは同じだけど、図を見てピントこない
- 4本値+出来高で、1,0,-1の3パターン分析
- 高値が1になっているのに、出来高が-1なら、騙し
- 高値1で、出来高が1なら、順当の上昇
- 前日の順当の上昇から当日の順当の下落になったら、ピポット(逆も)
- 出来高が減って、高値ー1なら、順当の下げ
チャート種類
トレンド系:一定期間のベクトル→クロス転換点
オシレーター系:一定期間の幅を前提にインジケータ指標を表示する、乖離率、相関関係
モメンタム系:株価の勢い、強さがある勝ち馬に乗る戦略、時の流れ、前日との変動率→▲▲▲
バンド系:2つのラインの幅
パータン系:個別銘柄別、価格形成
一般的に順張りはトレンド系、逆張りはオシレータ系の指標と言われていますが、個別銘柄の性格に応じて、どのチャート適用すべきか違ってくる
1000万円の資金で、1日1万コンスタントに稼ぐ方法と、1相場で100万円を稼ぐ方法では、当然ながら分析方法が異なる。
海外投資家は、50日、200日移動平均を使う
テクニカル分析、チャート分析とは
チャートとは
チャートには、全ての考え方が集約されているFACT(事実、現実)である
チャートは過去を可視化したものである
チャートは、数字をプロットして線にしたもの(ライン)である
チャートは作るものという考え方もある。
4本値(ローソク足、日足)
- 始値=前日の相場動向と本日の思惑
- 高値=相場の勢い。明日の相場のレジスタンスになる価格。
- 安値=相場の勢い。明日の相場のサポートになる価格。
- 終値=1日の全てと翌日の思惑。明日の相場に一番近い価格。
人気の高い指標
フィボナッチ(支持線・抵抗線)が良く当たるのは、その数字に意味があると言うより、多くのトレーダーが意味があると感じて意識しているから。
海外の投資家はピボット(抵抗、支持)が好きなので、ピボットをかなり意識している。
市場支配力が強い参加者が意識している指標を抑えておくことは絶対条件。
言い方を変えると、市場参加者が拠り所にできるものは、テクニカル分析しか存在しない。
テクニカルの有効性
支持線や抵抗線は市場の心理的な反発や警戒感などで形成されるもの
本来は、そんなもんわかるわけないけど、定義され、意識されるから、行動に影響を与えるというのが本来の姿
そして、これと関係なく売買する人達がいると、過熱や失望という、次のキーワードが出てくるが、超私的な理由で、大口の売った場合など、失望する必要はないはずで、大勢が小口で参加しているという前提で成立するような話。
移動平均やデットクロスも、大口が、それなりの量をさばく必要があり、一気に売らずに、少しずつ売ったら、そういう移動平均になる
大量に売り買いする場合は、それを実行すれば、相場に影響するのは、承知した上で、敢えてやる場合も、当然ある。そうなれば、一気にチャートが崩れることになる。大口が目的を持って、チャートを崩すために敢えて動くこいともある。
どれくらいの検証期間で、ロジックの成否を判断するのが正しいのか(短期はダメだけど長期ならOKとか)
テクニカル分析が機能する場面、機能しない場面
機能するのは、大型株、毎日数百億の売買出来高があり、参加者が多い銘柄のみ。全体心理が働きやすいところ。
逆に機能しないのは、誰かが相場を牽引しているような仕掛けられている銘柄。売買代金が低い銘柄。
国難的なショック相場になったとき。
チャートではわからない2択
売りさばいているのか?、上げているのか?
騙しなのか?、本物なのか?
終わっていないのか?、終わっているのか?
終わるための準備に入ったのか?、まだ終わっていないのか?
短期のみか?、それなりの長期なのか?
チャートの欠点
チャート分析は、過去の傾向がわかるだけ、これから起こることはわからない
チャートのシグナルは常に遅行してしまう
個別銘柄ごとに癖や性質があり、同じチャートや視点では判断することができない
皆が見ている、皆と同じことをするのであれば、それを利用して(利用するための資金力を持っている)大口が儲けるだけ
さらに相場のプロは、儲けるためには、敢えて騙し的な取引で、チャートを自作自演することすらある。そんな、騙しの判定するロジックは組めるのか????
個別株ごとの癖と性格
個別株ごとに、性質があって、その性質から、役立つ分析指標が異なる。逆に万能指標はない。
まずは、個別の性質を知ることと、適している分析手法を選択することがポイントになりそう。
ただ、個別株の性質は不変ではなく、変わっていくものだと思わる。
個別株→上昇、下落、トレンドなしの3つに分類する指標が必要
さらに、個別株ごとに、騙しが多いのか、少ないのかも見ておく必要がある
個別株の性質として、底辺張り付き系で一発逆転的なものはあるね(誰も見向きをしない株)
チャートと心理
相場における心理は、100年経っても変わらない。
チャートから心理を読み取ることに注力する。
シグナル
シグナル
さほど遠くない時期に(3日以内)動く可能性があるもの(未来予測になる)
微熱シグナル
どんな分析手法でも、明確に指標が出たときは遅い、微熱を点でキャッチすることをゴールにしたらいい
鍋底シグナル
「鍋底」とは、安値圏などにおいて数週間から一ヶ月あまりも停滞している相場→期間で見る重要性→その銘柄は?
底値圏反転シグナル
底値圏の「下ヒゲ陽線」は「買い」。100%正解はないけど、スクリーニングならではピックアップはあり
心理シグナル
心理は経験と結びついているから1日で変わらない気がする。また超主観性が強い。
ただ、心理や経験と反対の動きをすることがある。例外的な動きシグナル。
撤退シグナル
安値抵抗線が撤退ラインと言う人も多いはず
高値シグナルなし、安値が切り上げていけば、儲かっているため、一番儲かる高値は分析しない(天井や高値圏の分析はしない)
天井シグナルなし
天井は、すでにチャート的には例外、未知の世界に突中で分析のしようがないけど、なぜか天井分析が存在する
注目度シグナル
全銘柄で注目されているものは当然動く。注目されないと何も始まらない
情報GAPシグナル
公開情報でも、すべての人が、すべての情報に目を通すことはない。そこの情報GAPが生まれる