CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-03-27 |
英訳名、表紙 | Infomart Corporation |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 中島 健 |
本店の所在の場所、表紙 | 東京都港区海岸一丁目2番3号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-5776-1147(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2【沿革】 1998年2月フード業界(注1.)企業間電子商取引(BtoB)プラットフォーム「FOODS Info Mart(フーズインフォマート)」の運営を行うことを目的として、東京都大田区南馬込に株式会社インフォマートを設立1998年6月「eマーケットプレイス」のサービス開始1999年8月福岡カスタマーセンター(福岡市博多区)を開設2000年6月社団法人日本フードサービス協会(現:一般社団法人日本フードサービス協会)と外食産業界向「JF FOODS Info Mart」の共同事業を開始2000年6月本社を港区浜松町へ移転2000年10月三菱商事株式会社、三井物産株式会社、三和キャピタル株式会社(現:三菱UFJキャピタル株式会社)、ICGジャパン株式会社(現:ハチソンハーバーリングテクノロジーインベストメンツリミテッド)による資本参加2000年11月「eマーケットプレイス」における「決済代行システム」のサービス開始2001年6月「eマーケットプレイス」における「アウトレットマート」のサービス開始2001年7月社団法人日本セルフ・サービス協会(現:一般社団法人新日本スーパーマーケット協会)と小売業界向「JSSA FOODS Info Mart(現:NSAJ FOODS Info Mart)」の共同事業を開始2001年7月大阪商工会議所と「The business mall」(注2.)に関して業務提携2002年2月日経ネットビジネス 第5回ECグランプリ「2002BtoB特別賞」を受賞2002年9月「eマーケットプレイス」における「自動マッチングシステム」のサービス開始2003年2月「ASP受発注システム」のサービス開始2005年4月「FOODS信頼ネット」のサービス開始2006年3月社団法人日本ニュービジネス協議会連合会 2005年度ニュービジネス大賞「特別賞」を受賞2006年8月株式会社東京証券取引マザーズに当社株式を上場2007年7月「(旧)ASP商談システム」のサービス開始2008年3月「FOODS信頼ネット」を「ASP規格書システム」と改め、サービス開始2008年4月「食品食材市場」「備品資材市場」「(旧)ASP商談システム」を統合し、新たに「ASP商談システム」としてサービス開始2008年9月サービス産業生産性協議会 第3期ハイ・サービス日本300選を受賞2009年5月香港に「株式会社インフォマートインターナショナル 」を設立2009年8月北京に「インフォマート北京コンサルティング有限公司」を設立2009年11月「ASP受注・営業システム」のサービス開始2010年1月本社を港区芝大門へ移転2010年1月メーカー・卸間クラウド型システム提供会社「株式会社インフォライズ」を設立2011年3月初の他業界展開「BEAUTY Info Mart」及び「MEDICAL Info Mart」のサービス開始2012年3月「ECO Mart」のサービス開始2013年1月「ASPメニュー管理システム」のサービス開始2013年8月西日本営業所(大阪市淀川区)を開設2013年9月「WORLD FOODS Navi」のサービス開始2014年4月「フーズチャネル」のサービス開始2014年5月「ASP商談システム」の「B2B専用ホームページ」サービス開始2015年1月「ASP請求書システム」の稼働開始(現:BtoBプラットフォーム 請求書)2015年10月第9回ASPICクラウドアワード2015ASP・SaaS部門ベストイノベーション賞を受賞2015年10月東京証券取引所市場第一部に市場変更2016年1月「BtoBプラットフォーム」にサービスブランド名を変更、提供開始2016年8月本社を港区海岸(現在)へ移転2017年2月「BtoBプラットフォーム 業界チャネル」のサービス開始2017年9月「BtoBプラットフォーム 見積書」のサービス開始2018年7月「BtoBプラットフォーム 契約書」のサービス開始2018年8月一般財団法人 船井財団主催の「グレートカンパニーアワード2018」でグレートカンパニー大賞を受賞2018年11月第12回ASPIC・IoT・AI・クラウドアワード2018 ASP・SaaS部門 先進技術賞を受賞2019年1月「株式会社インフォライズ」(当社子会社)を吸収合併2020年1月「電子請求書早払い」のサービス開始2020年3月「BtoBプラットフォーム 受発注 for 製造業」のサービス開始2021年2月株式会社タノムと資本業務提携契約締結2021年3月三井物産株式会社との協業で北京博君優選網絡科技有限公司と資本業務提携2021年3月「BtoBプラットフォーム」と「BtoBプラットフォーム 受発注」が「中小企業共通EDI認証制度」の認証を取得2021年4月「メニューplus」のサービス開始2021年6月「BtoBプラットフォーム 請求書」がJIIMAの「電子取引ソフト法的要件認証制度」第1号認証を取得2021年7月「BtoBプラットフォーム TRADE」のサービス開始2021年8月「BtoBプラットフォーム 請求書」が内部統制の保証報告書『SOC1 Type1報告書』を受領2021年10月株式会社串カツ田中ホールディングスと業務提携契約を締結2021年12月「BtoBプラットフォーム 受発注」「BtoBプラットフォーム 規格書」が第51回食品産業技術功労賞を受賞2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行2022年7月「BtoBプラットフォーム 契約書」がJIIMAの「電子取引ソフト法的要件認証」「電帳法スキャナ保存ソフト認証」を取得2022年10月「BtoBプラットフォーム TRADE」がJIIMAの「電子取引ソフト法的要件認証」を取得2023年2月「Storage by invox」(現:「BP Storage」)のサービス提供開始2023年6月子育てサポート企業として「くるみん認定」を取得2023年7月「掛売決済」のサービス開始2023年12月第17回 ASPICクラウドアワード2023 『準グランプリ』等、9賞を受賞2023年12月「BP Storage for 請求書」のサービス開始2024年3月「株式会社タノム」を連結子会社化2024年3月札幌営業所(北海道札幌市中央区)を開設2024年4月沖縄営業所(沖縄県那覇市)を開設2024年4月三軒茶屋ラボ(東京都世田谷区)を開設2024年5月TOKYOパパ育業促進企業の「ブロンズ」に登録2024年5月名古屋営業所(愛知県名古屋市中区)を開設2024年5月「BtoBプラットフォーム」が内部統制を評価する『SOC2 Type2報告書』を取得 (注)1.「フード業界」とは、食品業界及び小売業界、サービス業界の一部を含む「食」に関連する業界を示しております。 具体的には、食に関連する食品製造・特産品販売者・農協・漁協・卸売業・生産者・外食・ホテル・旅館・スーパー・小売・百貨店・惣菜、給食、弁当等を取り扱う業種等の企業をいいます。 2.「The business mall」とは、全国の商工会議所などが共同運営する企業情報サイトであります。 具体的には、企業情報紹介サービスを核として、中小企業のEC(電子商取引)取り組み支援を行い、全国の中小企業のビジネスマッチングを促進しております。 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は2024年12月31日現在、当社(株式会社インフォマート)、連結子会社2社によって構成されております。 当社グループは、「テクノロジー集団として、あらゆる業界にBtoBプラットフォームを提供し、グローバルなBtoBインフラ企業を目指す」ことを基本方針とし、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営し、プラットフォームを利用企業(注1.)に提供しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 持分法適用関連会社であったI&M株式会社は当連結会計年度中に清算結了したため、持分法適用の範囲から除外しております。 (1) BtoB-PF FOOD事業「BtoB-PF FOOD事業」は、企業間の日々の受発注業務・伝票処理等がインターネット上で行える「BtoBプラットフォーム 受発注」、商品規格書(注2.)の標準フォーマットをインターネット上で搭載する「BtoBプラットフォーム 規格書」を提供しております。 「BtoBプラットフォーム 受発注」は、発注側である買い手企業の本部・店舗と、受注側である売り手企業との間で行われる日々の受発注業務を効率化し、データ化することで、業務コストの削減を実現します。 また、売上・仕入状況のリアルタイムでの把握、店舗管理、買掛・売掛の早期確定等を可能とし、経営の効率化に役立つシステムです。 「BtoBプラットフォーム 規格書」は、売り手企業において、自社商品規格書データベースの構築、商品規格書の提出業務の改善、社内での情報共有等を可能とし、買い手企業において、商品規格書データベースの一元管理、お客様の問い合わせへの速やかな対応等を可能とするシステムです。 また、自社商品規格書管理システムとして利用することで、「食の安心・安全」体制の強化を図ることが可能です。 当社グループは、「BtoBプラットフォーム 受発注」「BtoBプラットフォーム 規格書」の安定的かつ継続的な提供に努めながらシステムの運営者として、一定のシステム使用料及びセットアップ費用をいただいております。 なお、当社は、「BtoBプラットフォーム 規格書」のシステム運営者であり、各商品規格書の内容を保証するものではありません。 (2) BtoB-PF ES事業「BtoB-PF ES事業」は、企業間の請求書をデジタル化し、取引先からの請求書を受取る業務と、取引先に請求書を発行する業務をインターネット上で行える、「BtoBプラットフォーム 請求書」を提供しております。 「BtoBプラットフォーム 請求書」は、全業界に対応した受取業務の「受取モデル」、発行業務の「発行モデル」を実装しているため、受取側・発行側の両方で業務時間短縮・コスト削減が実現し、企業のペーパーレス化につながります。 また、取引先マッチング機能による新規取引先の開拓から、既存取引先との商談・受発注・請求までをインターネット上で行える「BtoBプラットフォーム 商談」を提供しております。 「BtoBプラットフォーム 商談」は、BtoB専用の販売・購買システムとして、企業の営業力・購買力強化、業務時間短縮、コスト削減など新規開拓、既存取引先との商取引の最適化が実現します。 さらに、見積もりから発注・請求業務までをオンラインで一元管理できる「BtoBプラットフォーム TRADE」を提供しております。 「BtoBプラットフォーム TRADE」は、すべての取引データを集約し、業務プロセスが可視化でき、属人化されていた業務を平準化し、業務効率の向上とペーパーレスを実現します。 当社グループは、「BtoBプラットフォーム 請求書」、「BtoBプラットフォーム 商談」及び「BtoBプラットフォーム TRADE」の安定的かつ継続的な提供に努めながらシステムの運営者として、一定のシステム使用料をいただいております。 (注) 1.利用企業は、原則として事業者(法人事業者を主な対象としておりますが、個人事業者も含みます)に限定しております。 2.「商品規格書」とは、取扱商品の仕様を確認するために、売り手企業が買い手企業に提出する帳票であります。 商品規格・商品特徴などの基本情報、原材料情報、包装への表示情報、製造工程・品質情報などの情報が記入されています。 |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社Restartz東京都港区100百万円店舗運営プラットフォームアプリの開発55.0―株式会社タノム東京都渋谷区100百万円WEBサービスの運営・開発事業50.4― (注)1.I&M株式会社は当連結会計年度中に清算結了しております。 2.2024年3月29日に株式会社タノムの株式を追加取得し、同社を連結子会社といたしました。 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況 2024年12月31日現在セグメントの名称従業員数(名)BtoB-PF FOOD230(9)BtoB-PF ES165(13)全社(共通)321(136)合計716(158) (注)1.従業員数は就業人員であります。 2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 3.全社(共通)は、特定の事業に区分できない管理部門等に所属している従業員であります。 4. 従業員数が前連結会計年度末に比べ158名増加したのは、事業成長に伴う積極的な人材採用によるものであります。 (2) 提出会社の状況 2024年12月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)691(158)37.16.346,443 セグメントの名称従業員数(名)BtoB-PF FOOD205(9)BtoB-PF ES165(13)全社(共通)321(136)合計691(158) (注)1.従業員数は就業人員であります。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 4.全社(共通)は、特定の事業に区分できない管理部門等に所属している従業員であります。 (3) 労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者17.072.274.076.5177.2 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営方針、経営戦略及び対処すべき課題) 当社グループは、「BtoBプラットフォーム」で、取引関係のある企業と企業を、社内を、ビジネスパーソンをつないで結び、会社経営、ビジネススタイルを大きく変えるシステムを提供いたします。 そして、企業や人が中心となり自然に業界の垣根を越え、国の垣根を越え、世界に広がるシステム、事業を構築し、グローバルなBtoBプラットフォーム企業を目指してまいります。 また、中期経営方針である「本業(BtoBプラットフォーム)の強化」、「増収増益基調の継続、高収益性への回帰」、「出資先のシナジー拡大&収益化」に取り組み、長期的視野に基づいた中期業績目標として、2026年12月期に売上高200億円突破、営業利益50億円を目指してまいります。 次連結会計年度(2025年1月1日~12月31日)におきましては、積極姿勢を維持し、中期的売上成長の加速策を優先いたします。 「BtoB-PF FOOD事業」の「BtoBプラットフォーム 受発注」は、フード業界の幅広い業態において買い手企業の新規獲得の推進及び「TANOMU」を活用した、外食個店と食品卸企業間のデジタル化を推進してまいります。 また、「V-Manage」(飲食店舗オペレーション管理アプリ)や「発注書AI-OCR(invox)」(FAX受注電子化サービス)の拡販に取り組みます。 「BtoB-PF ES事業」の「BtoBプラットフォーム 請求書」は、当社の強みである大手企業を中心とした新規利用企業数の増加及び、取引先の多い既存大手企業とそのグループ企業の利用を加速させ、高成長を維持してまいります。 また、新プロダクトの「BtoBプラットフォーム TRADE」(見積から発注・請求までをクラウド管理するDXプラットフォーム)の推進に取り組みます。 以上の課題を当社グループ一丸となって取り組んで行くことで、更なる事業の発展に努めてまいりますので、株主の皆様におかれましては、格別のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 当社グループは、「世の中の役に立ち、世の中に必要とされ、世の中に喜んでいただける事業を通じ、お客様と共に会社も個人も成長し続け、社会に貢献していきます。 」という理念の下、サステナビリティ基本方針を制定しております。 当社グループの事業の中核をなすBtoBプラットフォームが、企業間取引をデジタル化し、利用者における業務効率化と経営高度化を可能にする重要なデジタル基盤として、持続性と安定性をもったサービス提供を継続することが社会的な使命であるとの自覚にたち、気候変動による経済・社会的影響をより正確に把握し、強靭な体制のもとで適切な目標を設定し、必要な対策を講じてまいります。 (1)サステナビリティ全般への取組み① ガバナンス当社グループでは、事業の持続性を強化・推進するため、2021年、「サステナビリティ推進規程」を定めるとともにサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティ推進体制を整備しました。 サステナビリティ委員会は、当社代表取締役社長が委員長となり、サステナビリティに関する基本方針の策定、推進体制の整備、事業戦略上の重要課題、具体的な目標と指標、活動計画の策定及び進捗状況のモニタリング等を行っております。 取締役会や経営会議は、サステナビリティ委員会から適時報告を受け、その活動を監視・管理しております。 当社のサステナビリティ推進体制の概要は以下のとおりであります。 ② 戦略当社グループでは、優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティを重要なテーマとして掲げております。 企業間取引のプラットフォーマーとして社会をより良く変革していくため、持続可能な企業成長と社会の実現を目指してまいります。 (ⅰ) マテリアリティ特定プロセス当社グループのマテリアリティ特定プロセスは以下のとおりです。 Step1: 課題整理を実施。 外部評価を基に147にわたるESGへ項目の優先度と重要度をつけ、現状の課題を把握。 Step2: 事業環境分析を実施。 インフォマートのESGへの取組みを整理した上で、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書を基に作成したリスク項目と照らし合わせ、優先順位をつける。 Step3: マテリアリティマッピングを実施。 Step1(課題整理)及びStep2(事業環境分析)で優先順位づけした項目を分類し、マテリアリティマップを作成。 当社における重要なテーマをマッピング。 Step4: 社内ヒアリングを実施。 選定した重要なテーマと社内ヒアリング内容をすり合わせマテリアリティを選定。 Step5: 当社における重要な4つのマテリアリティを決定。 (ⅱ) マテリアリティ上記の特定プロセスより、優先的に取り組む課題として4分野のマテリアリティを定めております。 分野マテリアリティ概要BUSINESS(事業)信頼できるクラウドインフラの提供とイノベーション創出お客様の安心・安全・セキュリティを担保し信頼できるインフラを構築し、企業間取引のデジタル化による業務効率化に貢献します。 さらに、協業によるパートナーシップを構築し、継続したイノベーションを創出します。 ENVIRONMENT(環境)事業を通じた気候変動への対応と地球環境保全への貢献DXを推進するプラットフォーム事業を通して、ペーパーレスによるCO2削減や循環型社会への貢献へ取り組んでいきます。 また、全従業員の環境配慮への意識を向上させ、環境負荷低減への取組みを推進していきます。 SOCIAL(社会)多様な人材が活躍できる環境整備と社会貢献多様性を尊重し、ライフスタイルにあった働き方を実現することで、新たな価値を創造し続けられる企業文化を醸成します。 その環境を通して、世の中の生産性・働き方改革に貢献する事業を創り、社会価値を創造します。 GOVERNANCE(ガバナンス)経営の透明性・公平性・法令遵守透明性・公平性・法令順守を尊重したコーポレートガバナンス体制を構築し、お客様、お取引先、株主・投資家、社員、全てのステークホルダーに貢献してまいります。 ③ リスク管理当社グループでは、サステナビリティに関するリスク等については、経営や事業に重大な影響を及ぼす可能性がある重要なものとして捉えており、サステナビリティ委員会での分析や把握、リスク管理委員会での協議を実施しております。 また、当社グループでは、クラウドサービスプロバイダーとしての責任を果たすため、情報セキュリティ基本方針に基づき、クラウドサービスにおける情報セキュリティリスクの特定と対策を実施しております。 全従業員に対する定期的な教育・訓練を実施し、外部委託先およびクラウドサービスの定期的な監査と評価を行っております。 当社では、事業活動における情報資産の保護と安全な管理を経営上の重要課題と位置付けており、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)」認証の取得に加え、クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理策のガイドラインを定めた国際規格である「JIP-ISMS517-1.0(ISO/IEC 27017)認証を取得しております。 また、当社のセキュリティ・可用性・処理のインテグリティ・機密保持・プライバシーに関する内部統制の整備・運用状況について、国際保証業務基準である「SOC1 Type2報告書」及び「SOC2 Type2報告書」(注)を取得しております。 これらの認証により、クラウドサービス特有の情報セキュリティリスクへの対応、お客様データの保護に関する責任範囲の明確化、マルチテナント環境における情報分離の確保、およびクラウドサービスの可用性と事業継続性の向上を図っております。 デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、情報セキュリティリスクは複雑化・高度化しておりますが、当社グループは最新のリスクに対する継続的な監視と対策の強化を行い、お客様に安全・安心なサービスを提供してまいります。 (注)米国公認会計士協会(AICPA)が定めたトラストサービス規準(Trust Service Criteria)に基づき、当社では、「セキュリティ」に関する規準を対象としております。 全体のリスク等の内容については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 なお、気候変動に関するリスクと機会については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動」に記載しております。 ④ 指標及び目標当社グループは、当社グループが優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティを定めており、マテリアリティに沿った取組みをより重要な要素として捉えております。 環境分野では「事業を通じた気候変動への対応と地球環境保全への貢献」を掲げており、DXを推進するプラットフォーム事業を通して、企業間で授受される膨大な見積書・契約書・発注書・請求書などをデジタル化し、ペーパーレスによるCO2削減や循環型社会への貢献へ取り組んでおります。 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期削減できた伝票枚数3億9,961万枚4億7,588万枚5億3,414万枚5億8,875万枚CO2排出削減量2,365.77t4,079.09t4,578.50t5,046.63t杉の木換算26万8,833本46万3,533本52万285本57万3,481本(注)連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 社会分野では、「多様な人材が活躍できる環境整備と社会貢献」を掲げており、多様性を尊重し、ライフスタイルにあった働き方を実現することで、新たな価値を創造し続けられる企業文化を醸成します。 産休・育休制度の充実や女性活躍推進を支援するような制度も整備しており、下記のような指標を記録しております。 詳しい取組みに関しては、「(3)人的資本 ②戦略」をご参照ください。 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期産休・育休取得率女性 100.0%男性 17.4%女性 100.0%男性 72.7%女性 100.0%男性 53.8%女性 100.0%男性 72.2%産休・育休復帰率女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性の管理者の比率21.9%20.9%20.0%17.0%(注)連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 (2) 気候変動気候変動は世界の持続的発展の脅威であるとの認識に立ち、当社グループはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った情報開示など気候変動対策に積極的に取り組んでまいります。 ① ガバナンス(ⅰ) 気候関連のリスク及び機会についての取締役会による監視体制気候関連のリスクと機会については、サステナビリティ委員会において、方針や具体策を協議・決定しております。 取締役会や経営会議は、サステナビリティ委員会から適時報告を受け、その活動を監視・管理しております。 また、当社グループでは、組織におけるリスクを適切に管理するため、リスク管理委員会を設置しております。 リスク管理委員会では、気候関連を含め、リスクの発生を防止するための体制整備、業務の遂行を阻害し損失・不利益等を及ぼす事態が生じる要因の識別・評価、進捗状況のモニタリング等を行っております。 このリスク管理委員会の活動は、取締役会によって管理・監督され、当社グループの全体戦略に適切に反映されております。 (ⅱ) 気候関連のリスク及び機会を評価・管理する上での経営者の役割当社グループでは、取締役会及び経営会議がサステナビリティ委員会及びリスク管理委員会を監視し、気候関連のリスク及び機会を全体的に管理しております。 当社代表取締役社長は、サステナビリティ委員会の委員長として、気候関連のリスク及び機会を評価し、具体的な対応策の協議・決定に主導的役割を果たしております。 また、気候関連のリスクに関しても、当社代表取締役社長がリスク管理委員会の委員長として方針策定を主導し、リスク発生時には対策本部を設置して陣頭指揮を執っております。 ② 戦略国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)が公表するRCP8.5シナリオ(緩和策を取らず産業革命の前と比べて平均気温が4.0℃前後上昇するシナリオ)と、国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)が公表するNZE2050(2050年にネットゼロを達成し気温上昇が1.5℃未満の上昇に抑えられるシナリオ)を参照し、気候関連のリスク及び機会がもたらす組織のビジネス・戦略・財務計画への影響を把握しております。 気候関連のリスク及び機会の認識において、リスクは移行リスクと物理的リスクに大別し、さらに現行・新たな規制のリスク、法規制リスク、技術リスク、市場リスク、評判リスクに細分化し、機会は、市場、レジリエンス、資源の効率性、エネルギー源、製品・サービスなどに分類しております。 これらの分類ごとに、当社グループの調達と売上に対する影響を、短期(0-1年)、中期(1-3年)、長期(3-10年)で予測し、分析を行いました。 その結果認識したリスクは以下のとおりです。 (ⅰ) 短期・中期・長期の気候変動のリスク及び機会と組織のビジネス・戦略・財務計画に及ぼす影響NZE2050シナリオでは、カーボンプライシングの導入・拡大、新たな政策やGHG排出規制の強化、技術の導入や消費者の嗜好の変化による影響が中期から長期にわたって生じ、調達コストの増加や顧客の購買力の低下を通じて財務的なリスクになると認識しております。 同時に、気候変動に適応した新たな技術やエネルギーを導入している調達先や顧客があることから、その点では機会の向上を通じて財務への好影響も生じると認識しております。 RCP8.5シナリオでは、自然災害や気温上昇による影響が長期に及び、主に販売において長期的なリスクが生じると認識しております。 シナリオ別分析結果の概要 NZE2050シナリオ(1.5℃シナリオ) RCP8.5シナリオ(4.0℃シナリオ) (注)連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 (ⅱ) 組織の戦略のレジリエンスこれらの気候変動に伴う様々なリスクと機会に対し、当社グループでは、気候関連のリスクを低減し、機会を最大化する観点から、組織戦略を柔軟に見直し対応する体制とプロセスを整えております。 先述のとおり、当社のサステナビリティ委員会では、リスク管理委員会と連携し、気候関連のリスクと機会を識別し、財務への影響度を評価した上で、組織目標や具体策を盛り込んだ活動計画を協議・決定しております。 特に、上記のリスクと機会の中でも、気候変動に伴う規制、新たな技術や製品、市場ニーズなどは変化が激しく、当社グループへの財務的インパクトも大きいことから、当社グループでは組織戦略において、これら新技術や主要機材の導入、社内リソースの配分見直しを行い、レジリエンスの確保に努めております。 ③ リスク管理(ⅰ) 気候関連リスクを識別・評価・管理するプロセス気候関連のリスク及び機会は、サステナビリティ委員会において、識別・評価されております。 まず、サステナビリティ委員会事務局が各部門から情報収集を行い、気候関連のリスク及び機会の現状把握に努めております。 サステナビリティ委員会では、同事務局がとりまとめた内容を踏まえ、NZE2050シナリオやRCP8.5シナリオにおけるリスクと機会を識別します。 また、当該リスクと機会の評価にあたっては、まず、識別したリスクと機会が当社の調達及び販売に与える財務的影響を分析し、その影響度を評価します。 次に、この評価結果に基づき、リスクを低減し機会を最大化するための目標や具体策を盛り込んだ活動計画を協議・決定します。 サステナビリティ委員会の決定は、取締役会に報告されるとともに、当社内各部に指示伝達され、実行されております。 (ⅱ) 組織の総合的リスク管理における気候関連リスクの統合気候関連のリスクについては、組織における他のリスクとともにリスク管理制度の下で管理、統合されます。 リスク管理制度では、社内全体で組織リスクの発見・予見に努め、リスク管理担当者(各部門内の部長その他の者)を通じてリスク管理責任者(各部門の長)に報告し、同責任者がリスク管理委員会に報告します。 リスク管理委員会はリスク管理の重要事項を協議・決定し、必要に応じて対策本部を設置します。 同対策本部は対応策を検討し、各部門のリスク管理責任者及びリスク管理担当者を通じ、現場に対応策を指示します。 この過程において、リスク管理委員会からサステナビリティ委員会に情報を共有し、同委員会と連携することにより、当該リスク管理が当社グループ全体の管理プロセスに組み込まれております。 ④ 指標及び目標(ⅰ) 気候関連のリスク及び機会を評価する際に用いる指標当社グループでは、先述の「シナリオ別分析結果の概要」に示したとおり、リスク及び機会ごとに指標を設定し、その影響度を分析・評価しております。 例えば、政策・法規制リスクでは、日本政府による税制の変更や新たな規制の導入が当社の調達金額や売上高に与える影響度合いを指標として設定しております。 また、気候変動に伴う技術や製品については、リスクと機会の両面があると捉えており、当社の製品・サービスに関連性の強い技術や製品を特定し、それらの動向が当社の財務に与える影響度を指標として設定しております。 温室効果ガス排出量(以下、GHG排出量)は気候関連のリスク及び機会による財務的影響を測定する上で重要な指標です。 また、その排出量を炭素価格(カーボンプライシング)貨幣価値に換算し、当社グループの財務に対する影響を分析・把握するよう努めております。 炭素価格については、企業によって様々な価格帯があると承知しておりますが、日本国内における税や取引制度がまだ導入されていないことから、当社ではJクレジットにおける入札・販売価格や欧州連合域内排出量取引制度(European Union Emissions Trading System)における炭素取引価格を参照してインターナルカーボンプライシング(ICP)を実施し、CO2排出が財務に与える影響を分析しております。 (ⅱ) Scope別の温室効果ガス(GHG)排出量いわゆるScope別のGHG排出量については、GHGプロトコルの方法論を参照し、外部専門家の監修によりその量を算定しております。 当社のScope別GHG排出量実績は以下のとおりです。 当社グループの事業領域におけるGHG排出量は、他産業と比較するとさほど大きくありませんが、将来的な税制導入や規制強化に伴うリスクもあると認識しており、可能な限り削減に努めてまいります。 また、算定にあたっては、公表されている排出原単位のデータベースなどを用いて、客観的な数値の把握に努めております。 今後も同様の方法を用いることにより、将来的にはトレンド分析も可能になると考えております。 (単位:t-CO2) 2021年12月期2022年12月期2023年12月期Scope18.9314.6910.000Scope278.50956.31762.725Scope3-10,133.55411,030.778計87.44010,194.56211,093.503(注)1 2021年12月期はScope3の算定を実施しておりません。 2 連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 (ⅲ) 組織が気候関連リスク及び機会を管理するために用いる目標及び実績このように、当社グループでは、シナリオ分析において明確化した指標やGHG排出量を指標とし、気候関連のリスクを低減し、機会を最大化することを目標として、気候関連のリスク及び機会の管理に取り組んでおります。 また、当社グループのGHG排出量については、2021年度を基準年とし、2025年までにScope1・2のカーボンニュートラルを達成し、さらに2040年にはScope3のネットゼロを目指す目標を掲げ環境問題に取り組んでおります。 Scope2については、2022年度より非化石証書及び再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを活用し、当社グループの使用電力全体を実質的にオフセットすることで、排出量実質ゼロを達成し、前倒しでカーボンニュートラルを実現いたしました。 Scope3については、2040年のネットゼロの実現に向けて外注作業の内製化や調達先への働きかけを通じて排出量削減を進め、ネットゼロの実現を目指してまいります。 その際、排出原単位を用いたGHG算定方法では、事業規模が拡大するとともにGHG排出量が自動的に増加してしまうことから、炭素強度の考え方を参考に、売上高に占めるGHG排出量のトレンドから客観的な分析を行うなど、算定手法の改善にも努めてまいります。 また、植林など、当社グループのサプライチェーン外ではあるものの、地球全体のGHG排出量削減に貢献するような取組みについても今後検討を進め、気候関連のリスクと機会に対応してまいります。 (3) 人的資本① ガバナンス当社は、社内外取締役・監査役から管理職、現場の社員に至るまで、さまざまな属性、資質、経験、能力をもった多様な人材が、当社の企業理念・ミッションを紐帯として結びつき、共通の目標を達成すべく方向性を同じくした形で各々の持ち味を発揮することを通じて事業戦略の実現を図っていくことを根本方針としております。 人材育成に関しては人材開発課を設け、人材開発課・上司・研修生の3者間で連携して進められるような体制を整えています。 その他人的資本全体に関するガバナンスに関しては、サステナビリティ全般に関する考え方に組み込まれています。 詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ全般への取組み ①ガバナンス」をご参照ください。 ② 戦略(ⅰ) 人的資本戦略の考え方当社は、事業活動を通じて社会・環境の持続的な発展に貢献し、企業価値を中長期的に向上させることを目指しております。 そのために、競合との競争激化や新しい事業の立ち上げ・運営といった課題に対し、従業員ひとりひとりの生産性を向上させることが重要だと考えております。 当社では「2022-2026年12月期中期経営計画」の1つに「人で勝つ経営」というテーマを定め、人的資本への投資に力を入れております。 「人で勝つ経営」を推進するために、「会社の成長」と「個人の成長」を同時に達成していくことを目指しております。 会社の成長と従業員一人ひとりの成長がつながり合うことで中長期的な成長を加速させます。 その中長期的な成長を実現するために、当社では特に「人材育成」と「職場環境」の2軸に注力しております。 仕組みを整備するだけでなく、人が人を育てる「人材育成」と、従業員一人ひとりが最大限力を発揮できる「職場環境」を実現するべく、取組みを進めております。 (ⅱ) 人材育成方針当社は、人材育成方針として「仕組みは整備する。 しかし仕組みは人を育てない。 人は人が育てる。 」と定めており、研修だけで成果が上がるのではなく、人を育てるのは、彼らを直接指導し動かす“人(上司)”だと考えております。 その実現に向け、新人だけでなく、上司を含めた組織として成長できるような研修体制を整えております。 1.研修体制当社では、人材開発課を設け、研修内容の作成や育成状況の管理を行っております。 また、人材開発課では、上司に対して育成法の指導や部下課題の共有も行っており、受講生の本人・上司・人材開発課の3者が連携して研修を進められるような体制を整えております。 2.効果測定当社では、全ての研修において効果測定を行っております。 研修を実施するだけで終わるのではなく、効果測定の結果をもとに、研修内容の改善を行い、継続的にPDCAを回しております。 3.研修当社では、階層ごとにそれぞれの役割と期待を明確化し、それに適した研修を行っております。 その内容は、各階層の上長も把握することで、組織としての連携を図っております。 また、階層横断型のハラスメント研修やメンタルヘルス研修も定期的に行っており、コンプライアンス意識等の浸透に努めております。 (ⅲ) 社内環境整備方針当社は、さまざまな属性、資質、経験、能力をもった多様な人材が、当社の企業理念・ミッションを紐帯として結びつき、事業戦略の実現を図っていくことを根本方針としております。 従業員ひとりひとりが自分らしく、最大限に力を発揮できるよう、「働きやすさ」と「やりがい」を感じられる職場環境を従業員に提供します。 1.従業員エンゲージメントの向上従業員が「働きやすさ」や「やりがい」を感じられる職場環境にするため、「エンゲージメントサーベイ」を実施し現状を把握、環境改善活動を進めております。 また、上司に対するアンケート調査も行うことで、上司と部下の信頼関係のある、風通しの良い職場環境を目指しております。 2.多様性の尊重当社事業戦略上必要な人材を安定的かつ実効性をもって確保・維持していく観点から、女性、外国人、中途採用者の力を有効に活用できるよう、柔軟な人事施策を実施しております。 2023年からは、女性従業員を対象とした次世代リーダー育成研修を実施、女性の活躍を支援しております。 また、人材採用において国籍を問わない方針を一貫してとっており、現在管理職を含め10名程度の外国人社員が在籍しております。 3.働きやすい環境づくり従業員が働きやすい環境を作るため、様々な制度やサポート体制を整備しております。 出社とリモートワークを融合した働く場所の柔軟化、半日/時間単位での有給休暇取得を可能とした環境や、産休・育休制度の充実を進めております。 産休・育休中/前後の会社から離れている期間も継続的に会社とのつながりを保ち安心して復職できるようにサポートをしており、女性の産休・育休取得率、復帰率は高い水準を維持しております。 ③ リスク管理人的資本に関するリスク管理に関しては、サステナビリティ全般に関する考え方に組み込まれております。 詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ全般への取組み ①ガバナンス」をご参照ください。 ④ 指標及び目標当社は、事業活動を通じて社会・環境の持続的な発展に貢献し、企業価値を中長期的に向上させることを目指しております。 中期経営計画の1つにも「人で勝つ経営」というテーマを定め、「会社の成長」と「個人の成長」の中長期的な成長を実現するために、当社では特に「人材育成」と「職場環境」の2軸に注力し、取組みを進めております。 人的資本に関する詳細な指標と目標については、(1)サステナビリティ全般への取組み ④指標及び目標をご参照ください。 また、当社ホームページに「サステナビリティ」のコーナーで公開しておりますサステナビリティレポートにおいて、指標として毎年の数値データを掲載しております。 https://corp.infomart.co.jp/sustainability/ なお、当社においては関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われてはいないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、上記の指標と目標については提出会社単体の記載としております。 |
戦略 | ② 戦略当社グループでは、優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティを重要なテーマとして掲げております。 企業間取引のプラットフォーマーとして社会をより良く変革していくため、持続可能な企業成長と社会の実現を目指してまいります。 (ⅰ) マテリアリティ特定プロセス当社グループのマテリアリティ特定プロセスは以下のとおりです。 Step1: 課題整理を実施。 外部評価を基に147にわたるESGへ項目の優先度と重要度をつけ、現状の課題を把握。 Step2: 事業環境分析を実施。 インフォマートのESGへの取組みを整理した上で、SASB/SDGs目標/グローバルリスク報告書を基に作成したリスク項目と照らし合わせ、優先順位をつける。 Step3: マテリアリティマッピングを実施。 Step1(課題整理)及びStep2(事業環境分析)で優先順位づけした項目を分類し、マテリアリティマップを作成。 当社における重要なテーマをマッピング。 Step4: 社内ヒアリングを実施。 選定した重要なテーマと社内ヒアリング内容をすり合わせマテリアリティを選定。 Step5: 当社における重要な4つのマテリアリティを決定。 (ⅱ) マテリアリティ上記の特定プロセスより、優先的に取り組む課題として4分野のマテリアリティを定めております。 分野マテリアリティ概要BUSINESS(事業)信頼できるクラウドインフラの提供とイノベーション創出お客様の安心・安全・セキュリティを担保し信頼できるインフラを構築し、企業間取引のデジタル化による業務効率化に貢献します。 さらに、協業によるパートナーシップを構築し、継続したイノベーションを創出します。 ENVIRONMENT(環境)事業を通じた気候変動への対応と地球環境保全への貢献DXを推進するプラットフォーム事業を通して、ペーパーレスによるCO2削減や循環型社会への貢献へ取り組んでいきます。 また、全従業員の環境配慮への意識を向上させ、環境負荷低減への取組みを推進していきます。 SOCIAL(社会)多様な人材が活躍できる環境整備と社会貢献多様性を尊重し、ライフスタイルにあった働き方を実現することで、新たな価値を創造し続けられる企業文化を醸成します。 その環境を通して、世の中の生産性・働き方改革に貢献する事業を創り、社会価値を創造します。 GOVERNANCE(ガバナンス)経営の透明性・公平性・法令遵守透明性・公平性・法令順守を尊重したコーポレートガバナンス体制を構築し、お客様、お取引先、株主・投資家、社員、全てのステークホルダーに貢献してまいります。 |
指標及び目標 | ④ 指標及び目標当社グループは、当社グループが優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティを定めており、マテリアリティに沿った取組みをより重要な要素として捉えております。 環境分野では「事業を通じた気候変動への対応と地球環境保全への貢献」を掲げており、DXを推進するプラットフォーム事業を通して、企業間で授受される膨大な見積書・契約書・発注書・請求書などをデジタル化し、ペーパーレスによるCO2削減や循環型社会への貢献へ取り組んでおります。 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期削減できた伝票枚数3億9,961万枚4億7,588万枚5億3,414万枚5億8,875万枚CO2排出削減量2,365.77t4,079.09t4,578.50t5,046.63t杉の木換算26万8,833本46万3,533本52万285本57万3,481本(注)連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 社会分野では、「多様な人材が活躍できる環境整備と社会貢献」を掲げており、多様性を尊重し、ライフスタイルにあった働き方を実現することで、新たな価値を創造し続けられる企業文化を醸成します。 産休・育休制度の充実や女性活躍推進を支援するような制度も整備しており、下記のような指標を記録しております。 詳しい取組みに関しては、「(3)人的資本 ②戦略」をご参照ください。 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期産休・育休取得率女性 100.0%男性 17.4%女性 100.0%男性 72.7%女性 100.0%男性 53.8%女性 100.0%男性 72.2%産休・育休復帰率女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性 100.0%男性 100.0%女性の管理者の比率21.9%20.9%20.0%17.0%(注)連結グループにおける記載が困難であるため、提出会社単体の記載としております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ② 戦略(ⅰ) 人的資本戦略の考え方当社は、事業活動を通じて社会・環境の持続的な発展に貢献し、企業価値を中長期的に向上させることを目指しております。 そのために、競合との競争激化や新しい事業の立ち上げ・運営といった課題に対し、従業員ひとりひとりの生産性を向上させることが重要だと考えております。 当社では「2022-2026年12月期中期経営計画」の1つに「人で勝つ経営」というテーマを定め、人的資本への投資に力を入れております。 「人で勝つ経営」を推進するために、「会社の成長」と「個人の成長」を同時に達成していくことを目指しております。 会社の成長と従業員一人ひとりの成長がつながり合うことで中長期的な成長を加速させます。 その中長期的な成長を実現するために、当社では特に「人材育成」と「職場環境」の2軸に注力しております。 仕組みを整備するだけでなく、人が人を育てる「人材育成」と、従業員一人ひとりが最大限力を発揮できる「職場環境」を実現するべく、取組みを進めております。 (ⅱ) 人材育成方針当社は、人材育成方針として「仕組みは整備する。 しかし仕組みは人を育てない。 人は人が育てる。 」と定めており、研修だけで成果が上がるのではなく、人を育てるのは、彼らを直接指導し動かす“人(上司)”だと考えております。 その実現に向け、新人だけでなく、上司を含めた組織として成長できるような研修体制を整えております。 1.研修体制当社では、人材開発課を設け、研修内容の作成や育成状況の管理を行っております。 また、人材開発課では、上司に対して育成法の指導や部下課題の共有も行っており、受講生の本人・上司・人材開発課の3者が連携して研修を進められるような体制を整えております。 2.効果測定当社では、全ての研修において効果測定を行っております。 研修を実施するだけで終わるのではなく、効果測定の結果をもとに、研修内容の改善を行い、継続的にPDCAを回しております。 3.研修当社では、階層ごとにそれぞれの役割と期待を明確化し、それに適した研修を行っております。 その内容は、各階層の上長も把握することで、組織としての連携を図っております。 また、階層横断型のハラスメント研修やメンタルヘルス研修も定期的に行っており、コンプライアンス意識等の浸透に努めております。 (ⅲ) 社内環境整備方針当社は、さまざまな属性、資質、経験、能力をもった多様な人材が、当社の企業理念・ミッションを紐帯として結びつき、事業戦略の実現を図っていくことを根本方針としております。 従業員ひとりひとりが自分らしく、最大限に力を発揮できるよう、「働きやすさ」と「やりがい」を感じられる職場環境を従業員に提供します。 1.従業員エンゲージメントの向上従業員が「働きやすさ」や「やりがい」を感じられる職場環境にするため、「エンゲージメントサーベイ」を実施し現状を把握、環境改善活動を進めております。 また、上司に対するアンケート調査も行うことで、上司と部下の信頼関係のある、風通しの良い職場環境を目指しております。 2.多様性の尊重当社事業戦略上必要な人材を安定的かつ実効性をもって確保・維持していく観点から、女性、外国人、中途採用者の力を有効に活用できるよう、柔軟な人事施策を実施しております。 2023年からは、女性従業員を対象とした次世代リーダー育成研修を実施、女性の活躍を支援しております。 また、人材採用において国籍を問わない方針を一貫してとっており、現在管理職を含め10名程度の外国人社員が在籍しております。 3.働きやすい環境づくり従業員が働きやすい環境を作るため、様々な制度やサポート体制を整備しております。 出社とリモートワークを融合した働く場所の柔軟化、半日/時間単位での有給休暇取得を可能とした環境や、産休・育休制度の充実を進めております。 産休・育休中/前後の会社から離れている期間も継続的に会社とのつながりを保ち安心して復職できるようにサポートをしており、女性の産休・育休取得率、復帰率は高い水準を維持しております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ④ 指標及び目標当社は、事業活動を通じて社会・環境の持続的な発展に貢献し、企業価値を中長期的に向上させることを目指しております。 中期経営計画の1つにも「人で勝つ経営」というテーマを定め、「会社の成長」と「個人の成長」の中長期的な成長を実現するために、当社では特に「人材育成」と「職場環境」の2軸に注力し、取組みを進めております。 人的資本に関する詳細な指標と目標については、(1)サステナビリティ全般への取組み ④指標及び目標をご参照ください。 また、当社ホームページに「サステナビリティ」のコーナーで公開しておりますサステナビリティレポートにおいて、指標として毎年の数値データを掲載しております。 https://corp.infomart.co.jp/sustainability/ |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの事業について① 当社グループ事業拡大の前提条件について当社グループは、インターネットを活用したBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営を主たる事業とし、「BtoBプラットフォーム 受発注」、「BtoBプラットフォーム 規格書」、「BtoBプラットフォーム 商談」、「BtoBプラットフォーム 請求書」等を提供することで、全国の利用企業から月々のBtoBプラットフォーム使用料をいただき、主な収益源としております。 当社グループの事業拡大のためには、利用企業の利便性追求を通じて顧客満足度を向上させ、継続的な利用を維持するとともに、新規企業の獲得による利用企業全体の規模の拡大が必要になります。 また、顧客ニーズを重視した提供システムの充実を通じて利用企業の活用するサービス数の増加が必要となります。 従いまして、利用企業数の増加、月額顧客単価の増加が当社グループの事業拡大のための前提条件になります。 そのため、新規利用企業の獲得、既存利用企業の継続利用、利用企業が当社グループの提供する追加システムを採用することが順調に行われない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営について当社グループは、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営において原則として企業間取引の専門のインフラ及びビジネスツールを提供する立場であり、売買の当事者とはなりません。 しかしながら、BtoBプラットフォームの利用に関し、利用企業間でトラブルが発生した場合、「利用規約」等において当社グループのリスクを限定する規定を設けているものの、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。 また、当社グループが法的責任を負わない場合においても、ブランドイメージの悪化等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 利用企業に対する申込時の企業審査及び利用開始後の管理について当社グループは、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの利用企業について、原則として事業者(法人事業者を主な対象としておりますが、個人事業者も含みます)に限定しており、さらに、利用申込時において一定の企業審査を行うなど、利用開始前の管理を実施しております。 また、利用開始後も当社グループの営業部門において、売り手企業、買い手企業別のコンサルタントが利用企業に対して利用サポートを行う体制を採っており、コンサルティング活動を通じて利用企業の商品内容、商品調達内容及びBtoBプラットフォーム利用状況を確認するとともに、「利用規約」等の遵守状況を管理しております。 しかしながら、利用企業の利用開始前における企業審査や利用開始後の管理にもかかわらず、利用企業間でトラブルが発生した場合には、「利用規約」等にかかわらず当社グループが法的責任を問われる可能性があります。 また、当社グループが法的責任を負わない場合においても、ブランドイメージの悪化等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 通信及びシステム障害について当社グループの事業は、外部に管理を委託するサーバーと、これを利用企業の使用するパソコン、携帯電話及びスマートフォン等を結ぶ通信ネットワーク双方に全面的に依存しており、自然災害や事故等によって通信ネットワークが切断された場合や、その他予測不可能な様々な要因によってシステムがダウンした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのシステムは、セキュリティ対策により外部からの不正なアクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータウイルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合、さらに、サーバー等の管理を委託しているデータセンター等運営会社のサービス低下、アクセスの集中によるサーバーのダウン、自然災害の発生によるサーバーのダウン等によりインターネットへの接続及びシステムの稼働がスムーズに行えない状態になった場合においても当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社のセキュリティ・可用性・処理のインテグリティ・機密保持・プライバシーに関する内部統制の整備・運用状況について、国際保証業務基準である「SOC1 Type2報告書」及び「SOC2 Type2報告書」(注)を取得しております。 (注)米国公認会計士協会(AICPA)が定めたトラストサービス規準(Trust Service Criteria)に基づき、当社では、「セキュリティ」に関する規準を対象としております。 ⑤ 取引先情報を含む個人情報の管理体制について当社グループは、サービスの提供にあたり利用企業から各種情報を取得し、利用しております。 その中には個人情報も含まれるため、当社グループには「個人情報の保護に関する法律」 (注)が定める個人情報取扱事業者としての義務が課されております。 個人情報については、情報管理規程及び各種手順書を制定し、個人情報の取り扱いに関する業務フローの確立やアクセス制御等により管理しております。 また、派遣社員等を含む全社員を対象とした社内教育に重点を置いており、当社グループの情報管理について教育しております。 業務を外部委託する場合においては、外部委託事業者との間で秘密保持契約を締結し、委託業務内容に応じた個人情報の管理を遵守するよう監督に努めております。 さらに当社グループが運営するBtoBプラットフォームに関しても、情報セキュリティ技術により対策を強化しております。 なお、当社グループは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)」認証の取得に加え、クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理策のガイドラインを定めた国際規格である「JIP-ISMS517-1.0(ISO/IEC 27017)」認証を取得しております。 しかしながら、これらの情報が外部に流出する可能性や悪用される可能性が皆無とはいえず、個人情報その他の情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループに対する信用の低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (注) 「個人情報の保護に関する法律」においては、「個人情報取扱事業者」は、保有する個人情報を本人の同意を得ずに利用目的の達成に必要な範囲を超えて利用してはならないこと、第三者に提供してはならないことなどの義務が課され、個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じ、また従業者及び委託先に対する必要かつ適切な監督を行うことが義務づけられております。 個人情報の取り扱いについては、主務大臣が報告の徴求、助言、勧告、命令及び緊急命令といった手段によって関与し、特に個人情報取扱事業者に命令違反、報告拒否、虚偽報告などがあった場合には罰則が課せられることがあります。 ⑥ 法的規制について(ⅰ) インターネットをめぐる法的規制の適用の可能性について当社グループが事業を展開する国内のインターネット上の情報流通に関しては、その普及及び拡大を背景として現在も様々な議論がなされ、電子契約法等の法的規制が整備されつつあります。 今後において、情報を提供する場の運営者に対しての新たな法律の制定やあるいは何らかの自主的なルールの制定が行われること等により、当社グループの事業が新たな制約を受ける可能性があります。 また、当社グループの運営する各BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームは、電気通信事業法に定義される「電気通信事業」に該当し、今後、同法の規制が強化された場合、当社グループの事業に制約が加わる可能性もあります。 さらに、インターネットビジネス自体の歴史が浅いため、今後新たに発生し、又は今まで顕在化しなかったビジネスリスクによって、現在想定されない訴訟等が提起される可能性もあります。 かかる場合、その訴訟等の内容によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ) 食品・食材に関する法的規制について当社グループの「BtoB-PF ES事業」では、売り手企業と買い手企業がそれぞれの食品食材の商品・調達情報を交換し、商取引を行う場であるインターネット上の「BtoBプラットフォーム 商談」の運営をしております。 従いまして、本事業で取り扱う食品食材の販売及び情報の表現については、主に生鮮食品、加工食品への表示義務、輸入品の原産国名表示等を規定する農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)及び栄養表示基準の明示、誇大表現の禁止を規定する健康増進法等による規制を受けておりますので、当社グループでは、担当部署及び担当コンサルタントにより「BtoBプラットフォーム 商談」の利用企業の商品カタログ等における商品の情報に法的規制に抵触する内容がないかどうかを業務マニュアルに基づき随時チェックすることで関連法規・法令等の遵守に努めております。 しかしながら、将来的に法的規制が強化された場合、新たな対策が必要となり、「BtoBプラットフォーム 商談」上での食品・食材の情報の掲示に関して支障をきたす可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 知的財産権について当社グループは、運営するシステム及びサービスの主な名称について商標登録しております。 また、自社開発のシステムや当社グループのビジネスモデルに関しても、特許権や実用新案権等の対象となる可能性のあるものについては、その取得の必要性を検討し、5件の特許を取得しております。 競合他社が特許等を取得した場合、その内容によっては競争の激化又は当社グループへの訴訟が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、商標権等の知的財産権及び当社グループに付与されたライセンスの保護を図っておりますが、当社グループの知的財産権等が第三者から侵害された場合、並びに知的財産権等の保護のために多額の費用負担が発生する場合、当社グループの事業及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループが使用する技術・コンテンツ等について、知的財産権等の侵害を主張され、当該主張に対する対応や紛争解決のための費用、又は損害が発生する可能性があり、また、将来当社グループによる特定のコンテンツもしくはサービスの提供、又は特定の技術の利用に制限が課せられ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ その他外食産業における店舗運営の生産性向上を目指し、店舗運営プラットフォームアプリの共同開発を進める目的で、2021年10月に株式会社串カツ田中ホールディングスとの共同出資により「株式会社Restartz(リスターツ)」を設立いたしました。 市場や事業環境の急激な変化により、事業の推進が困難になった場合には、投資を回収できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 業績の推移について当社グループは、2003年12月期に、売上高の増加に伴い利益面の黒字転換をいたし、以後22ヵ年にわたり黒字決算を継続しております。 しかしながら、利用企業の状況の変化等により、システム使用料を売上高として積み上げる当社グループの収益モデルに変更を行わざるを得ない状況が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、利用企業の利便性向上や新規サービスを提供するために、継続的にソフトウエア開発を行っております。 ソフトウエア開発が計画どおり行われた場合でも、既存事業の拡大や新規事業の開発のための投資に見合った収益を得られない可能性があり、投資を回収できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 外部環境について① 企業間電子商取引(BtoB)市場の拡大可能性について当社グループは、企業間電子商取引(BtoB)市場を主な事業領域としており、同市場が引き続き拡大することが成長のための基本的な背景と考えております。 日本における同市場の規模は、2023年のBtoB(企業間電子商取引)-EC市場規模は、前年比10.7%増の465.2兆円、その他サービスを除いた商取引に対する電子商取引の割合であるEC化率は前年比2.5ポイント増の40.0%となりました(経済産業省「令和5年度電子商取引に関する市場調査報告書」)。 しかしながら、企業間電子商取引(BtoB)市場をめぐる新たな規制の導入や技術革新など、何らかの予期せぬ要因により、当社グループの期待どおりに同市場の拡大又は、企業間電子商取引(BtoB)の普及が進まない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、企業間電子商取引市場の拡大が進んだ場合であっても、当社グループが同様なペースで順調に成長しない可能性もあります。 ② 競合について当社グループは、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームにおいて、「BtoB-PF FOOD事業」、「BtoB-PF ES事業」、その他の総合的なサービスの提供とシステム連動により利用企業が効率的かつ効果的に活用できるBtoBプラットフォームを構築しております。 また、1998年6月に「ASP商談事業(現BtoB-PF ES事業)」における「食品食材市場(現BtoBプラットフォーム 商談)」の運営を開始して以来、経営資源を利用企業全体でコストシェアすることが可能な標準システムにより安価な価格帯を実現した価格優位性により競争力の強化及び競合他社との差別化に努めております。 しかしながら、当社グループと同様にインターネットを活用しシステムを提供している競合企業が存在しており、これらの企業及び新規参入企業との競合が激化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(2024年1月1日~12月31日)における我が国の経済は、物価上昇による内需の停滞が続くものの、好調なインバウンド需要による外需の押し上げや企業収益の改善傾向等も寄与し、景気は緩やかな持ち直しが続く動きとなりました。 当社グループが主に事業を展開する国内のBtoB(企業間電子商取引)-EC市場規模は、前年比10.7%増の465.2兆円、その他サービスを除いた商取引に対する電子商取引の割合であるEC化率が前年比2.5ポイント増の40.0%となりました(経済産業省「令和5年度電子商取引に関する市場調査報告書」)。 このような環境下にあって、当社グループは中期経営方針である、「本業(BtoBプラットフォーム)の強化」、「増収増益基調の継続、高収益性への回帰」及び「出資先のシナジー拡大&収益化」に取り組みました。 その結果、BtoBプラットフォームの各サービスの利用企業数は順調に拡大し、当連結会計年度末(2024年12月末)の「BtoBプラットフォーム」全体の企業数(注1)は、前連結会計年度末比138,123社増の1,149,299社、全体の事業所数は、前連結会計年度末比245,725事業所増の2,134,013事業所となり、当連結会計年度の売上高は、15,630百万円と前年度比2,267百万円(17.0%)の増加となりました。 売上原価は、「BtoBプラットフォーム 請求書」のオプションサービス売上(他社サービスを活用したスキャンサービスや郵送代行等)に伴う支払手数料が増加しました。 また、サーバーのクラウド移行のための検証費用等が一時的に増加しましたが、クラウド移行後はサーバー費用の低減により、通期のデータセンター費の増加が抑制されました。 販売費及び一般管理費は、事業拡大に必要なセールス及びカスタマーサクセス人員の補強による人件費の増加及び、利用企業数増加に向けた販売促進費等が増加しました。 また、株式会社タノムの子会社化に伴うのれん償却費及び同社の販売費及び一般管理費が増加しました。 利益面は、売上高の増加が売上原価及び販売費及び一般管理費の増加を吸収し、営業利益は、1,200百万円と前年度比370百万円(44.6%)の増加、経常利益は、1,187百万円と前年度比555百万円(87.8%)の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加及びソフトウエアの減損損失313百万円を計上したことにより、655百万円と前年度比357百万円(119.6%)の増加となりました。 (注1)「BtoBプラットフォーム」全体の企業数とは、「BtoBプラットフォーム」に登録された有料及び無料で利用する企業数のうち重複企業を除いた企業数であります。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (ⅰ) BtoB-PF FOOD事業「BtoBプラットフォーム 受発注」は、フードサービス業界における管理システムのクラウド化を求める企業(外食チェーン、ホテル、旅館、給食等)とその事業所の利用が増加したことに加え、2024年8月からの料金改定の実施により、システム使用料売上が増加しました。 その結果、当連結会計年度末の買い手企業数は4,104社(前連結会計年度末比189社増)、売り手企業数は46,133社(同2,089社増)となりました(注2)。 さらに、食品卸企業と外食個店間のデジタル化を推進する「TANOMU」も営業活動を強化したことにより利用企業数が拡大し、システム使用料売上が増加しました。 「BtoBプラットフォーム 規格書」は、食の安心・安全、アレルギー対応の意識の高まりから、利用企業数が増加いたしました。 当連結会計年度末の買い手機能は1,014社(前連結会計年度末比25社増)、卸機能は705社(同9社減)、メーカー機能は8,924社(同50社増)となりました(注2)。 当連結会計年度の「BtoB-PF FOOD事業」の売上高は9,949百万円と前年度比1,502百万円(17.8%)の増加、営業利益は新プロダクトの拡販に必要な営業及び営業サポート人員の補強等による人件費の増加及び株式会社タノムの子会社化に伴うのれん償却費の増加により、1,944百万円と前年度比31百万円(1.6%)の減少となりました。 (ⅱ) BtoB-PF ES事業「BtoBプラットフォーム 請求書」は、インボイス制度開始後も大手企業とそのグループ企業を中心に新規導入が進み、受取モデル・発行モデルの利用企業数が増加しました。 また、既存の利用企業においては、取引先の多い大手企業を中心に「BtoBプラットフォーム 請求書」の稼働(請求書の電子データ化)も堅調に進みました。 以上によりシステム使用料売上が増加しました。 また、新プロダクトの「BtoBプラットフォーム TRADE」(見積から発注・請求までをクラウド管理するDXプラットフォーム)の営業活動を強化したことにより利用が拡大し、システム使用料売上が増加しました。 その結果、当連結会計年度末の「BtoBプラットフォーム 請求書」の企業数は1,140,760社(前連結会計年度末比138,246社増)(注2)、その内数である受取側契約企業数は7,564社(同651社増)、発行側契約企業数は5,315社(同420社増)、合計で12,879社(同1,071社増)となりました(注2)。 また、「BtoBプラットフォーム 商談」の買い手企業数は8,152社(同118社増)、売り手企業数は1,451社(同84社減)となりました(注2)。 当連結会計年度の「BtoB-PF ES事業」の売上高は5,681百万円と前年度比765百万円(15.6%)の増加、営業損失は、売上高の増加により、746百万円(前年度は営業損失1,149百万円)となりました。 (注2)セグメント別の企業数は、システムを利用する企業数の全体数を表示しております。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)の残高は、前連結会計年度末に比べ625百万円減少し、4,311百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の増加は、2,072百万円(前連結会計年度は1,827百万円の収入)となりました。 主な収入は、税金等調整前当期純利益932百万円、減価償却費1,298百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動による資金の減少は、2,911百万円(前連結会計年度は1,794百万円の支出)となりました。 主な支出は、「BtoBプラットフォーム」等システム開発に伴う無形固定資産の取得による支出1,850百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出736百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動による資金の増加は、213百万円(前連結会計年度は1,209百万円の支出)となりました。 主な収入は、短期借入の純増による498百万円であり、主な支出は、配当金の支払額285百万円等であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績(ⅰ) 生産実績当社の主な業務は、BtoBプラットフォームの運営、各種サービスの提供であり、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 (ⅱ) 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)BtoB-PF FOOD事業9,787,651114.8544,64787.9BtoB-PF ES事業5,808,760113.2733,495121.0合計15,596,412114.21,278,142104.3(注)受注高及び受注残高の内容は、次のとおりとなっております。 各セグメントの受注高には、当連結会計年度に新規利用及び利用更新により確定したシステム使用料等が含まれ、受注残高には、翌月以降に売上計上が確定しているシステム使用料及び年間契約に基づく未経過期間のシステム使用料等が含まれております。 なお「BtoB-PF FOOD事業」の受注残高は前期比で減少しておりますが、これは「BtoBプラットフォーム 受発注」の料金改定の実施により売上構成が変化したことによるものであり、当社の財務状況に影響を及ぼすものではありません。 (ⅲ) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)BtoB-PF FOOD事業9,949,381117.8BtoB-PF ES事業5,681,588115.6合計15,630,970117.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(ⅰ) 当連結会計年度の財政状態の分析当連結会計年度末(2024年12月末)の資産合計は、14,842百万円(前連結会計年度末比1,298百万円増)となりました。 流動資産は、7,753百万円(前連結会計年度末比9百万円減)となりました。 主な増加要因は売掛金が524百万円増加したことなどによるものであり、主な減少要因は現金及び預金が625百万円減少したことなどによるものであります。 固定資産は、7,089百万円(前連結会計年度末比1,307百万円増)となりました。 主な増加要因は、のれんが1,096百万円、ソフトウエア仮勘定が213百万円増加したことなどによるものであります。 当連結会計年度末(2024年12月末)の負債合計は、3,762百万円(前連結会計年度末比853百万円増)となりました。 流動負債は、3,683百万円(前連結会計年度末比829百万円増)となりました。 主な増加要因は短期借入金が500百万円増加、賞与引当金が94百万円増加したことなどによるものであります。 固定負債は、78百万円(前連結会計年度末比23百万円増)となりました。 主な増加要因は契約負債が12百万円増加、資産除去債務が11百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末(2024年12月末)の純資産合計は、11,079百万円(前連結会計年度末比445百万円増)となりました。 主な増加要因は利益剰余金が370百万円増加、非支配株主持分が86百万円増加したことなどによるものであります。 (ⅱ) 当連結会計年度の経営成績の分析(売上高)当連結会計年度の売上高は、15,630百万円(前年度比17.0%増)となりました。 「BtoBプラットフォーム 受発注」は、フードサービス業界における管理システムのクラウド化を求める企業(外食チェーン、ホテル、旅館、給食等)とその事業所の利用が増加したことに加え、2024年8月からの料金改定の実施により、システム使用料売上が増加しました。 「BtoBプラットフォーム 規格書」は、食の安心・安全、アレルギー対応の意識の高まりから、利用企業数が増加し、9,949百万円と前年度比1,502百万円(17.8%)の増加となりました。 「BtoBプラットフォーム 請求書」は、インボイス制度開始後も大手企業とそのグループ企業を中心に新規導入が進み、受取モデル・発行モデルの利用企業数が増加しました。 また、既存の利用企業においては、取引先の多い大手企業を中心に「BtoBプラットフォーム 請求書」の稼働(請求書の電子データ化)も堅調に進みました。 以上によりシステム使用料売上が増加しました。 また、新プロダクトの「BtoBプラットフォーム TRADE」(見積から発注・請求までをクラウド管理するDXプラットフォーム)の営業活動を強化したことにより利用が拡大し、システム使用料売上が増加しました。 当連結会計年度の「BtoB-PF ES事業」の売上高は5,681百万円と前年度比765百万円(15.6%)の増加となりました。 (売上原価・売上総利益)当連結会計年度の売上原価は、5,977百万円(前年度比3.5%増)となりました。 主な項目は、BtoBプラットフォームのシステム開発に伴うソフトウエア償却費995百万円、今後の利用拡大に備えたサーバー増強により増加したデータセンター費2,799百万円であります。 この結果、売上総利益は9,653百万円となりました。 (販売費及び一般管理費)当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、8,452百万円(前年度比25.1%増)となりました。 主な項目は、給与手当2,389百万円、賞与290百万円、支払手数料1,272百万円、販売促進費1,183百万円であります。 (営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益)利益面は、売上高の増加が売上原価及び販売費及び一般管理費の増加を吸収し、営業利益は1,200百万円と前年度比370百万円(44.6%)の増加、経常利益は、1,187百万円と前年度比555百万円(87.8%)の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加及びソフトウエアの減損損失313百万円を計上したことにより、655百万円と前年度比357百万円(119.6%)の増加となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(ⅰ) キャッシュ・フローの状況について「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (ⅱ) 資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、「BtoBプラットフォーム」のデータサーバー費用のほか、人件費及び販促費等を中心とした営業費用であります。 また、投資を目的とした資金需要としましては、「BtoBプラットフォーム」のシステム運営及び開発によるものであります。 上記運転資金及び投資資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。 なお、当連結会計年度末における短期借入金の残高は1,270百万円となっております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,311百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。 経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、この連結財務諸表の作成にあたり採用した重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)、2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 |
経営上の重要な契約等 | 5【経営上の重要な契約等】 当社は、株式会社タノムの株式取得のため、2024年3月29日付で株式譲渡契約を締結し、同日に当該株式を取得いたしました。 これにより、株式会社タノムは当社の連結子会社となりました。 なお、本株式取得は、2024年3月29日(第1回取得日)と2025年3月31日(第2回取得日)の2段階に分けて行う予定となります。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」に記載のとおりであります。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度における設備投資の総額は2,361,539千円であります。 セグメント別の設備投資は、次のとおりであります。 (1) BtoB-PF FOOD事業「BtoBプラットフォーム 受発注」及び「BtoBプラットフォーム 規格書」に関するサイト開発費等1,225,579千円の投資を実施いたしました。 (2) BtoB-PF ES事業「BtoBプラットフォーム 請求書」及び「BtoBプラットフォーム 商談」に関するサイト開発費等1,135,959千円の投資を実施いたしました。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループの2024年12月31日現在における主要な設備の状況は、次のとおりであります。 (1)提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物工具、器具及び備品ソフトウエアソフトウエア仮勘定合計本社(東京都港区)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所サーバーパソコン什器等48,20013,6103,555,930519,3694,137,111439(154)西日本営業所(大阪市淀川区)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所パソコン等7,494536--8,03019(0)福岡営業所(福岡市博多区)-事務所パソコン等44,4387,416--51,85586(4)札幌営業所(札幌市中央区)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所パソコン等3,135932--4,0672(0)沖縄営業所(沖縄県那覇市)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所パソコン等1,749359--2,1086(0)三軒茶屋ラボ(東京都世田谷区)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所パソコン等22,02533,787--55,813135(0)名古屋営業所(名古屋市中区)BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事務所パソコン等633419--1,0534(0) (注) 1.上記金額には消費税等は含まれておりません。 2.現在休止中の設備はありません。 3.従業員数は就業人員を記載しており、臨時従業員は年間平均雇用人員を( )内に外数で記載しております。 4.上記のほか主要な賃借資産として以下のものがあります。 事業所名セグメントの名称設備の内容面積年間賃借料(千円)本社BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所1,091.57㎡97,772西日本営業所BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所90.17㎡3,150福岡営業所-事業所718.63㎡63,541札幌営業所BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所130.19㎡945沖縄営業所BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所65.85㎡1,892三軒茶屋ラボBtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所894.57㎡15,694名古屋営業所BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業事業所31.93㎡937本社BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業サーバーシステム-2,832,122 (2)国内子会社国内子会社については、主要な設備がないため、記載しておりません。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設等会社名事業所名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の増加能力総額(千円)既支払額(千円)着手完了株式会社インフォマート東京都港区BtoB-PF FOOD事業BtoB-PF ES事業BtoBプラットフォームに係るソフトウエアの開発費等2,401,353-自己資金及び借入金2025年1月2025年12月利用企業増加と顧客利便性向上 (注) 1.上記金額には消費税等は含まれておりません。 2.2025年度における投資予定金額であります。 (2) 重要な設備の除却等特記すべき事項はありません。 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 1,135,959,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 37 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 6 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,443,000 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 2 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資株式について、次の基準に基づき区分しております。 純投資 株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とした投資株式純投資目的以外 取引関係の維持・発展などを目的とした投資株式 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、投資先企業との取引関係の維持・発展などにより、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上につながるかどうか等を検討し、総合的に判断しております。 また、当該方針に基づき取締役会では毎年、発行企業の財政状況や経営成績のほか、当社の事業機会の創出や関係強化といった観点から保有目的が適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているかを検証しております。 b. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式7419,847非上場株式以外の株式--(注)表記の他、投資有価証券勘定には投資事業有限責任組合への出資として1銘柄ありますが、保有株式ではありません。 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。 c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 7 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 419,847,000 |
Shareholders
大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2024年12月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人 立花証券株式会社)P.O BOX 309 UGLAND HOUSE, GEORGE TOWN, GRAND CAYMAN KY 1-1104, CAYMAN ISLANDS(東京都中央区日本橋茅場町1丁目13-14)40,305,00017.81 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号赤坂インターシティAIR25,202,20011.14 THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL OMNIBUS SECS LENDING ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行)WOOLGATE HOUSE,COLEM AN STREET LONDON EC2 P 2HD, ENGLAND(東京都港区港南2丁目15-1)13,967,9006.17 米多比 昌治福岡県福岡市中央区12,799,0005.66 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)ONE CONGRESS STREET,SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1)11,307,8195.00 THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051(常任代理人 株式会社みずほ銀行)240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NY 10286, U.S.A.(東京都港区港南2丁目15-1)8,646,4253.82 藤田 尚武千葉県浦安市6,833,5083.02 THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人 株式会社みずほ銀行)BOULEVARD ANSPACH 1,1000 BRUSSELS, BELGIUM(東京都港区港南2丁目15-1)6,424,9752.84 株式会社三菱UFJ銀行東京都千代田区丸の内1丁目4番5号6,400,0002.83 株式会社ジェフグルメカード東京都港区浜松町1丁目29-66,400,0002.83計-138,286,82761.11 (注) 1.当社は、自己株式を33,131,685株保有しておりますが、上記大株主からは除外しております。2.2024年8月7日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、シンフォニー・フィナンシャル・パー トナーズ(シンガポール)ピーティーイー・リミテッドが2024年7月31日現在で次のとおり株式を所有してい る旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ(シンガポール)ピーティーイー・リミテッドシンガポール 048624、 UOBプラザ♯24-21、ラッフルズ・プレイス8059,059,70022.77 3.2024年10月29日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー及びその共同保有者が2024年10月24日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニーカルトン・スクエア、1グリーンサイド・ロウ、エジンバラ EH1 3AN スコットランド19,879,1007.66ベイリー・ギフォード・オーバーシーズ・リミテッドカルトン・スクエア、1グリーンサイド・ロウ、エジンバラ EH1 3AN スコットランド6,127,7002.36計-26,006,80010.02 4.2018年4月4日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、マフューズ・インターナショナル・キ ャピタル・マネージメント・エルエルシーが2018年3月30日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載さ れているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。また、当社は2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で 株式分割を行っておりますが、所有株式数については当該株式分割前の株式数を記載しております。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)マフューズ・インターナショナル・キ ャピタル・マネージメント・エルエル シーアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフラ ンシスコ、エンバーカデロ・センター4、 スイート5506,421,3004.95 5.2024年3月18日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、 株式会社三菱UFJ銀行及びその共同保有者が2024年3月11日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、 株式会社三菱UFJ銀行以外は、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%) 株式会社三菱UFJ銀行東京都千代田区丸の内二丁目7番1号6,400,0002.47三菱UFJ信託銀行株式会社東京都千代田区丸の内一丁目4番5号3,165,8001.22三菱UFJアセットマネジメント株式会社東京都港区東新橋一丁目9番1号1,309,4000.50計-10,875,2004.19 6.2022年3月3日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、ティーアイエーエー・シーアールイーエフ・インベストメント・マネジメント・エルエルシーが2022年2月24日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)ティーアイエーエー・シーアールイーエフ・インベストメント・マネジメント・エルエルシー米国ニューヨーク州10017、ニューヨーク市サード・アヴェニュー7309,314,8003.59ティーチャーズ・アドバイザーズ・エルエルシー米国ニューヨーク州10017、ニューヨーク市サード・アヴェニュー7301,225,7000.47計-10,540,5004.06 7.2018年12月7日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、マフューズ・インターナショナル・フ ァンズが2018年12月5日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。また、当社は2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、所有株式数については当該株式分割前の株式数を記載しております。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)マフューズ・インターナショナル・フ ァンズアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフラ ンシスコ、エンバーカデロ・センター4、 スイート5505,249,2004.05 8.2019年12月4日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、モンドリアン・インベストメント・パ ートナーズ・リミテッドが2019年11月29日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、 当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。また、当社は2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、所有株式数については当該株式分割前の株式数を記載しております。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)モンドリアン・インベストメント・パ ートナーズ・リミテッド英国 EC2V 7JD ロンドン市、グレシャ ム・ストリート10、5階5,209,8004.02 9.2016年4月22日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、ニッセイアセットマネジメント株式会 社が2016年4月15日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。また、当社は2017年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割、2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、所有株式数については当該株式分割前の株式数を記載しております。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)ニッセイアセットマネジメント株式会社東京都千代田区丸の内一丁目6番6号2,561,1003.95 10.2022年4月5日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社及びその共同保有者が2022年3月31日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号東京ビルディング8,983,6003.46JPモルガン・アセット・マネジメント(アジア・パシフック)リミテッド香港、セントラル、コーノート・ロード8、チャーター・ハウス21階403,7000.16JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 東京ビルディング321,0490.12ジェー・ピー・モルガン・セキュリティーズ・ピーエルシー英国、ロンドン E14 5JP カナリー・ウォーフ、バンク・ストリート25104,0000.04計-9,812,3493.78 11.2019年4月2日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書においては、ワサッチ・アドバイザーズ・インクが 2019年3月29日現在で次のとおり株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年12月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。また、当社は2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、所有株式数については当該株式分割前の株式数を記載しております。 氏名又は名称住所所有株式数(株)株券等保有割合(%)ワサッチ・アドバイザーズ・インクアメリカ合衆国 84108 ユタ州ソール ト・レーク・シティ、ワカラ・ウェイ 505番3階4,687,8583.61 |
株主数-金融機関 | 23 |
株主数-金融商品取引業者 | 29 |
株主数-外国法人等-個人 | 44 |
株主数-外国法人等-個人以外 | 164 |
株主数-個人その他 | 10,746 |
株主数-その他の法人 | 39 |
株主数-計 | 11,045 |
氏名又は名称、大株主の状況 | 株式会社ジェフグルメカード |
株主総利回り | 0 |
株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式7,31328,752当期間における取得自己株式--(注)1. 当事業年度における取得自己株式は、譲渡制限株式の付与対象者2名の退任に伴うものであります。 2. 2025年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取及び売渡による株式は含まれておりません。 |
Shareholders2
自己株式の取得 | -28,000 |
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | -28,000 |
発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項株式の種類当連結会計年度期首(株)増加(株)減少(株)当連結会計年度末(株)発行済株式 普通株式259,431,200--259,431,200合計259,431,200--259,431,200自己株式 普通株式(注)1.2.33,197,0497,31372,67733,131,685合計33,197,0497,31372,67733,131,685 (注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加7,313株は、取締役会決議による自己株式の取得による増加であります。 2.2024年3月27日開催の当社取締役会において決議した譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に基づき、2024年4月26日に自己株式72,677株の処分を実施しております。 |
Audit
監査法人1、連結 | 有限責任監査法人トーマツ |
独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年3月26日株式会社インフォマート 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ 東 京 事 務 所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士川 口 泰 広 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士粂 井 祐 介 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社インフォマートの2024年1月1日から2024年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社インフォマート及び連結子会社の2024年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 システム使用料売上高の実在性及び正確性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社の当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている売上高15,630,970千円における主要な売上高は、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームのシステム使用料売上高である。 BtoBプラットフォームサービスのシステム使用料はサービスの種類別に月額固定制又は従量課金制により定められており、サービスを継続的に提供することにより、会社は顧客との契約期間にわたって、定められたサービスの使用料を売上高として計上している。 顧客に提供しているサービスの種類、契約額や契約期間等の契約情報は、基幹システムに登録されている。 また、受注からサービス提供、契約期間の経過に応じた売上データの生成、契約額の請求・入金管理は基幹システムにより処理されている。 また、基幹システムから出力された売上データは手作業により会計システムに取り込まれている。 システム使用料売上高の個々の取引金額は少額であるが、契約件数は非常に多く、処理される取引量は膨大なものとなり、またシステム使用料売上高の主要な業務プロセスは基幹システムに広範囲に依存している。 上記のとおり、BtoBプラットフォームサービスは会社の主たる事業であり、当該売上高は財務諸表利用者が着目する重要な数値であることに加え、システム使用料売上高の主要な業務プロセスは基幹システムに依存している状況に鑑み、当監査法人は、システム使用料売上高の実在性及び正確性を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、システム使用料売上高の実在性及び正確性を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 なお、ITに関連する部分については、顧客との契約に基づいて基幹システムに登録された情報が正確に期間経過に応じた売上データを生成していることを確かめるため、当法人内のIT専門家と連携し、以下に記載の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価・BtoBプラットフォームサービスの受注時に顧客からの有効な受注についてのみ売上が計上されていることを確かめるため、各部門の所属長による適切な承認を経て、顧客情報や契約情報を基幹システムに正確に登録することを担保する内部統制の整備・運用状況の評価を実施した。 ・受注活動を行う営業部門とは異なる業務支援部門が、基幹システムに登録された契約額、及び契約期間と、顧客からの申込内容が一致していることを確認する内部統制の整備・運用状況の評価を実施した。 ・基幹システムや会計システムのプログラム変更やアクセス制限、システムの保守、運用等のIT全般統制の検討を実施した。 ・基幹システムに登録された契約情報から契約期間の経過に応じた売上データを生成するIT業務処理統制の検討を実施した。 (2) 売上高の実在性及び正確性に係る実証手続・年間を通じた売上取引の中から、一定の抽出条件に基づきサンプルを抽出し、会計記録と利用申込書や基幹システム上の利用明細、及び入金証憑等の関連証憑との突合を実施した。 ・基幹システムから監査人が直接入手した売上データと会計システムに計上されている売上額の整合性の検証を実施した。 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、創業以来BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営し、複数の自社利用目的のソフトウエアを継続的に開発している。 これらのソフトウエアは、獲得する収益や削減する費用との対応関係に基づいた資産グループに分類した上で資産計上されている。 当連結会計年度末においては、ソフトウエアが3,555,445千円、ソフトウエア仮勘定が519,369千円(合わせて総資産の27%)、減損損失313,229千円が計上されている。 資産グループに属するソフトウエアは規則的に減価償却されるが、資産グループに減損の兆候があると認められる場合には、減損損失の認識の要否を判定し、その結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。 減損の兆候に該当するかどうかは、主として営業活動から生ずる損益又はキャッシュ・フローの継続的なマイナスに該当するかどうかにより判断される。 ただし、事業の立ち上げ時など予め合理的な事業計画が策定されており、当該計画において当初より継続してマイナスとなることが予定され、かつ、実際のマイナスの額が当該計画において予定されていたマイナスの額よりも著しく下方に乖離していない場合には、減損の兆候には該当しないこととされる。 そのため、減損の兆候に該当するかについて経営者の判断が必要となる。 また、減損の兆候、減損損失の認識の判定及び減損損失の測定に使用する事業計画には、複数の仮定が含まれており、利用企業がBtoBプラットフォームを継続的に利用し、利用規模が拡大していくことを前提とした利用企業の新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 この仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域である。 以上から、当監査法人は、会社の自社利用目的のソフトウエアの各資産グループの減損判定の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、会社によるソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 自社利用目的のソフトウエアの減損判定プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に損益の実績以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 減損判定の妥当性の検討 減損判定が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・各資産グループの帳簿価額、損益実績が適切に集計されていることを検証するため、過年度からの推移分析を行うとともに、固定資産台帳等の根拠資料と突合した。 ・本社費等の間接的に生ずる費用を資産グループに配分する費用が一定の配賦基準に従い、適切に配賦されていることを再計算により確かめた。 ・各ソフトウエアに関連するビジネスの経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画の予実対比や進捗状況を把握し、減損判定に関する情報を理解するため、経営者へ質問するとともに、関連する会議体(取締役会、経営会議)資料を閲覧した。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した新規契約件数に関する適切性を検討するため、同様の状況における既存サービスの実績推移や成長率、検討対象サービスにおける直近の実績推移や成長率との整合性の検討を行った。 ・減損損失の測定金額の正確性を検討するため、上記の検討を踏まえて、再計算を行った。 のれんに係る減損の兆候判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 連結財務諸表の【注記事項】 (企業結合等関係)に記載のとおり、当連結会計年度において株式会社タノム株式の取得により新たに同社を連結したことに伴い発生したのれん1,096,191千円(連結貸借対照表に占める割合7%)が計上されている。 連結財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり会社は、のれんの減損の兆候判定において、主に当初事業計画と実績との比較及び最新の事業計画に基づき、回収可能価額を著しく低下させる変化や経営環境の著しい悪化の有無の検討を行っている。 株式会社タノムの事業計画には、複数の仮定が含まれており、「TANOMU」の拡販に必要な営業人員数及び新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 これらの仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域であること、連結財務諸表に占める割合に重要性があることから、当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 のれんに係る減損の兆候判定プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に事業計画の承認や事業計画と実績の比較検討に係る統制以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 減損の兆候判定の妥当性の検討 減損の兆候判定が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・のれんに関連するビジネスの経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画と実績の比較検討を行い、経営者による見積りに含まれる仮定を含む事業計画の達成状況に関する経営者の見解について、経営者への質問を行った。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した営業人員数及び新規契約件数に関する適切性を検討するため、過去からの人員推移表、将来の人員計画、過去における営業人員一人当たりの新規契約件数との整合性の検討を行った。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社インフォマートの2024年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、株式会社インフォマートが2024年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ※1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 システム使用料売上高の実在性及び正確性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社の当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている売上高15,630,970千円における主要な売上高は、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームのシステム使用料売上高である。 BtoBプラットフォームサービスのシステム使用料はサービスの種類別に月額固定制又は従量課金制により定められており、サービスを継続的に提供することにより、会社は顧客との契約期間にわたって、定められたサービスの使用料を売上高として計上している。 顧客に提供しているサービスの種類、契約額や契約期間等の契約情報は、基幹システムに登録されている。 また、受注からサービス提供、契約期間の経過に応じた売上データの生成、契約額の請求・入金管理は基幹システムにより処理されている。 また、基幹システムから出力された売上データは手作業により会計システムに取り込まれている。 システム使用料売上高の個々の取引金額は少額であるが、契約件数は非常に多く、処理される取引量は膨大なものとなり、またシステム使用料売上高の主要な業務プロセスは基幹システムに広範囲に依存している。 上記のとおり、BtoBプラットフォームサービスは会社の主たる事業であり、当該売上高は財務諸表利用者が着目する重要な数値であることに加え、システム使用料売上高の主要な業務プロセスは基幹システムに依存している状況に鑑み、当監査法人は、システム使用料売上高の実在性及び正確性を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、システム使用料売上高の実在性及び正確性を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 なお、ITに関連する部分については、顧客との契約に基づいて基幹システムに登録された情報が正確に期間経過に応じた売上データを生成していることを確かめるため、当法人内のIT専門家と連携し、以下に記載の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価・BtoBプラットフォームサービスの受注時に顧客からの有効な受注についてのみ売上が計上されていることを確かめるため、各部門の所属長による適切な承認を経て、顧客情報や契約情報を基幹システムに正確に登録することを担保する内部統制の整備・運用状況の評価を実施した。 ・受注活動を行う営業部門とは異なる業務支援部門が、基幹システムに登録された契約額、及び契約期間と、顧客からの申込内容が一致していることを確認する内部統制の整備・運用状況の評価を実施した。 ・基幹システムや会計システムのプログラム変更やアクセス制限、システムの保守、運用等のIT全般統制の検討を実施した。 ・基幹システムに登録された契約情報から契約期間の経過に応じた売上データを生成するIT業務処理統制の検討を実施した。 (2) 売上高の実在性及び正確性に係る実証手続・年間を通じた売上取引の中から、一定の抽出条件に基づきサンプルを抽出し、会計記録と利用申込書や基幹システム上の利用明細、及び入金証憑等の関連証憑との突合を実施した。 ・基幹システムから監査人が直接入手した売上データと会計システムに計上されている売上額の整合性の検証を実施した。 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、創業以来BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営し、複数の自社利用目的のソフトウエアを継続的に開発している。 これらのソフトウエアは、獲得する収益や削減する費用との対応関係に基づいた資産グループに分類した上で資産計上されている。 当連結会計年度末においては、ソフトウエアが3,555,445千円、ソフトウエア仮勘定が519,369千円(合わせて総資産の27%)、減損損失313,229千円が計上されている。 資産グループに属するソフトウエアは規則的に減価償却されるが、資産グループに減損の兆候があると認められる場合には、減損損失の認識の要否を判定し、その結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。 減損の兆候に該当するかどうかは、主として営業活動から生ずる損益又はキャッシュ・フローの継続的なマイナスに該当するかどうかにより判断される。 ただし、事業の立ち上げ時など予め合理的な事業計画が策定されており、当該計画において当初より継続してマイナスとなることが予定され、かつ、実際のマイナスの額が当該計画において予定されていたマイナスの額よりも著しく下方に乖離していない場合には、減損の兆候には該当しないこととされる。 そのため、減損の兆候に該当するかについて経営者の判断が必要となる。 また、減損の兆候、減損損失の認識の判定及び減損損失の測定に使用する事業計画には、複数の仮定が含まれており、利用企業がBtoBプラットフォームを継続的に利用し、利用規模が拡大していくことを前提とした利用企業の新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 この仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域である。 以上から、当監査法人は、会社の自社利用目的のソフトウエアの各資産グループの減損判定の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、会社によるソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 自社利用目的のソフトウエアの減損判定プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に損益の実績以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 減損判定の妥当性の検討 減損判定が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・各資産グループの帳簿価額、損益実績が適切に集計されていることを検証するため、過年度からの推移分析を行うとともに、固定資産台帳等の根拠資料と突合した。 ・本社費等の間接的に生ずる費用を資産グループに配分する費用が一定の配賦基準に従い、適切に配賦されていることを再計算により確かめた。 ・各ソフトウエアに関連するビジネスの経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画の予実対比や進捗状況を把握し、減損判定に関する情報を理解するため、経営者へ質問するとともに、関連する会議体(取締役会、経営会議)資料を閲覧した。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した新規契約件数に関する適切性を検討するため、同様の状況における既存サービスの実績推移や成長率、検討対象サービスにおける直近の実績推移や成長率との整合性の検討を行った。 ・減損損失の測定金額の正確性を検討するため、上記の検討を踏まえて、再計算を行った。 のれんに係る減損の兆候判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 連結財務諸表の【注記事項】 (企業結合等関係)に記載のとおり、当連結会計年度において株式会社タノム株式の取得により新たに同社を連結したことに伴い発生したのれん1,096,191千円(連結貸借対照表に占める割合7%)が計上されている。 連結財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり会社は、のれんの減損の兆候判定において、主に当初事業計画と実績との比較及び最新の事業計画に基づき、回収可能価額を著しく低下させる変化や経営環境の著しい悪化の有無の検討を行っている。 株式会社タノムの事業計画には、複数の仮定が含まれており、「TANOMU」の拡販に必要な営業人員数及び新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 これらの仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域であること、連結財務諸表に占める割合に重要性があることから、当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 のれんに係る減損の兆候判定プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に事業計画の承認や事業計画と実績の比較検討に係る統制以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 減損の兆候判定の妥当性の検討 減損の兆候判定が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・のれんに関連するビジネスの経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画と実績の比較検討を行い、経営者による見積りに含まれる仮定を含む事業計画の達成状況に関する経営者の見解について、経営者への質問を行った。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した営業人員数及び新規契約件数に関する適切性を検討するため、過去からの人員推移表、将来の人員計画、過去における営業人員一人当たりの新規契約件数との整合性の検討を行った。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | のれんに係る減損の兆候判定 |
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表の【注記事項】 (企業結合等関係)に記載のとおり、当連結会計年度において株式会社タノム株式の取得により新たに同社を連結したことに伴い発生したのれん1,096,191千円(連結貸借対照表に占める割合7%)が計上されている。 連結財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり会社は、のれんの減損の兆候判定において、主に当初事業計画と実績との比較及び最新の事業計画に基づき、回収可能価額を著しく低下させる変化や経営環境の著しい悪化の有無の検討を行っている。 株式会社タノムの事業計画には、複数の仮定が含まれており、「TANOMU」の拡販に必要な営業人員数及び新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 これらの仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域であること、連結財務諸表に占める割合に重要性があることから、当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 |
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表の【注記事項】 (企業結合等関係) |
開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り) |
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、のれんに係る減損の兆候判定の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 のれんに係る減損の兆候判定プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に事業計画の承認や事業計画と実績の比較検討に係る統制以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 減損の兆候判定の妥当性の検討 減損の兆候判定が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・のれんに関連するビジネスの経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画と実績の比較検討を行い、経営者による見積りに含まれる仮定を含む事業計画の達成状況に関する経営者の見解について、経営者への質問を行った。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した営業人員数及び新規契約件数に関する適切性を検討するため、過去からの人員推移表、将来の人員計画、過去における営業人員一人当たりの新規契約件数との整合性の検討を行った。 |
その他の記載内容、連結 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
監査法人1、個別 | 有限責任監査法人トーマツ |
独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2025年3月26日株式会社インフォマート 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ 東 京 事 務 所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士川 口 泰 広 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士粂 井 祐 介 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社インフォマートの2024年1月1日から2024年12月31日までの第27期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社インフォマートの2024年12月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 システム使用料売上高の実在性及び正確性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(システム使用料売上高の実在性及び正確性)と同一内容であるため、記載を省略している。 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定)と一内容であるため、記載を省略している。 関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当事業年度末の貸借対照表において、関係会社株式1,424,466千円(総資産の10%)、損益計算書において、関係会社株式評価損75,309千円が計上されている。 この貸借対照表における関係会社株式には、当事業年度において会社が取得した株式会社タノムの株式1,389,776千円が含まれている。 市場価格のない関係会社株式は、取得原価をもって貸借対照表価額とするが、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、帳簿価額を実質価額まで減額し、当該減少額は当期の損失として処理される。 関係会社株式の取得価額には、超過収益力を評価した部分を多額に含んでいるものも存在するため、実質価額が著しく低下したと判断される場合の検討に当たっては、超過収益力の毀損がないかの判断が重要となる。 会社は、主に事業計画の達成状況に基づき、超過収益力の毀損がないかの検討を行っており、一部の株式については評価損を計上している。 会社の事業計画には、複数の仮定が含まれており、営業人員数、新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 これらの仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域であること、財務諸表に占める割合に重要性があることから、当監査法人は、会社による関係会社株式の評価の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、会社による関係会社株式の評価の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 株式の評価プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に事業計画の承認や事業計画と実績の比較検討に係る統制以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 株式評価の妥当性の検討 関係会社株式の評価が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・投資先のビジネスに関わる経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画と実績の比較検討を行い、経営者による見積りに含まれる仮定を含む事業計画の達成状況に関する経営者の見解について、経営者への質問を行った。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した営業人員数、新規契約件数に関する適切性を検討するため、過去からの人員推移表、将来の人員計画、過去における営業人員一人当たりの新規契約件数との整合性の検討を行った。 ・評価損計上額の正確性を検討するため、再計算を行った。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ※1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 システム使用料売上高の実在性及び正確性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(システム使用料売上高の実在性及び正確性)と同一内容であるため、記載を省略している。 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定)と一内容であるため、記載を省略している。 関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 財務諸表の【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当事業年度末の貸借対照表において、関係会社株式1,424,466千円(総資産の10%)、損益計算書において、関係会社株式評価損75,309千円が計上されている。 この貸借対照表における関係会社株式には、当事業年度において会社が取得した株式会社タノムの株式1,389,776千円が含まれている。 市場価格のない関係会社株式は、取得原価をもって貸借対照表価額とするが、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、帳簿価額を実質価額まで減額し、当該減少額は当期の損失として処理される。 関係会社株式の取得価額には、超過収益力を評価した部分を多額に含んでいるものも存在するため、実質価額が著しく低下したと判断される場合の検討に当たっては、超過収益力の毀損がないかの判断が重要となる。 会社は、主に事業計画の達成状況に基づき、超過収益力の毀損がないかの検討を行っており、一部の株式については評価損を計上している。 会社の事業計画には、複数の仮定が含まれており、営業人員数、新規契約件数に関する重要な仮定が含まれている。 これらの仮定は、将来の経営環境における不確実性の影響を受けるため、経営者による主観的な判断を伴い、不確実性が高い領域であること、財務諸表に占める割合に重要性があることから、当監査法人は、会社による関係会社株式の評価の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、会社による関係会社株式の評価の妥当性を検討するに当たり、以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価 株式の評価プロセス、及び経営者の事業計画の策定プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、特に事業計画の承認や事業計画と実績の比較検討に係る統制以外にも、経営環境の変化といった企業外部の要因に関する情報等、企業内外の利用可能な情報に基づき検討する統制に焦点を当てた。 (2) 株式評価の妥当性の検討 関係会社株式の評価が適切に実施されていることを確かめるため、主に以下の手続を実施した。 ・投資先のビジネスに関わる経営環境に関して、経営者への質問を行った。 ・事業計画の作成過程(見積手法)、事業計画に用いられている各データがどのような根拠に基づき生成されたか、どの部分に不確実性が存在するか、及びその不確実性の程度について、経営者の質問を行った。 ・事業計画と実績の比較検討を行い、経営者による見積りに含まれる仮定を含む事業計画の達成状況に関する経営者の見解について、経営者への質問を行った。 ・事業計画に含まれる仮定のうち、重要な仮定として識別した営業人員数、新規契約件数に関する適切性を検討するため、過去からの人員推移表、将来の人員計画、過去における営業人員一人当たりの新規契約件数との整合性の検討を行った。 ・評価損計上額の正確性を検討するため、再計算を行った。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 関係会社株式の評価 |
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 | 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定に係る減損判定)と一内容であるため、記載を省略している。 |
その他の記載内容、個別 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
その他、流動資産 | 62,774,000 |
工具、器具及び備品(純額) | 59,862,000 |
有形固定資産 | 196,639,000 |
ソフトウエア | 3,555,445,000 |
無形固定資産 | 5,185,710,000 |
投資有価証券 | 437,854,000 |
長期前払費用 | 1,166,000 |
繰延税金資産 | 867,979,000 |
投資その他の資産 | 1,706,834,000 |
BS負債、資本
短期借入金 | 1,270,000,000 |
未払金 | 680,188,000 |
未払法人税等 | 282,476,000 |
未払費用 | 214,191,000 |
賞与引当金 | 530,900,000 |
資本剰余金 | 3,121,442,000 |
利益剰余金 | 5,579,408,000 |
株主資本 | 10,915,003,000 |
非支配株主持分 | 164,898,000 |
負債純資産 | 14,842,482,000 |
PL
売上原価 | 5,977,728,000 |
販売費及び一般管理費 | 8,452,805,000 |
営業利益又は営業損失 | 1,409,201,000 |
受取利息、営業外収益 | 834,000 |
営業外収益 | 936,000 |
支払利息、営業外費用 | 8,026,000 |
営業外費用 | 9,535,000 |
特別利益 | 58,141,000 |
特別損失 | 318,166,000 |
法人税、住民税及び事業税 | 378,952,000 |
法人税等調整額 | -83,146,000 |
法人税等 | 295,805,000 |
PL2
その他の包括利益 | -42,748,000 |
包括利益 | 579,019,000 |
親会社株主に係る包括利益、包括利益 | 612,678,000 |
非支配株主に係る包括利益、包括利益 | -33,659,000 |
剰余金の配当 | -285,115,000 |
株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 44,038,000 |
当期変動額合計 | 445,062,000 |
FS_ALL
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失、経営指標等 | 655,426,000 |
現金及び現金同等物の残高 | 4,311,437,000 |
減価償却累計額、有形固定資産、一括控除 | -189,829,000 |
売掛金 | 2,873,702,000 |
契約負債 | 285,740,000 |
役員報酬、販売費及び一般管理費 | 189,658,000 |
退職給付費用、販売費及び一般管理費 | 84,389,000 |
減価償却費、販売費及び一般管理費 | 284,666,000 |
現金及び現金同等物の増減額 | -625,233,000 |
連結子会社の数 | 2 |
外部顧客への売上高 | 15,630,970,000 |
減価償却費、セグメント情報 | 1,298,845,000 |
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 1,870,792,000 |
営業活動によるキャッシュ・フロー
減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,298,845,000 |
賞与引当金の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー | 82,447,000 |
支払利息、営業活動によるキャッシュ・フロー | 8,033,000 |
仕入債務の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー | -9,404,000 |
未払消費税等の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー | 78,470,000 |
その他、営業活動によるキャッシュ・フロー | 207,327,000 |
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,459,474,000 |
利息の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー又は財務活動によるキャッシュ・フロー | -8,273,000 |
法人税等の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー | -379,526,000 |
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額、財務活動によるキャッシュ・フロー | 498,950,000 |
配当金の支払額、財務活動によるキャッシュ・フロー | -285,052,000 |
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出、投資活動によるキャッシュ・フロー | -19,206,000 |
有形固定資産の取得による支出、投資活動によるキャッシュ・フロー | -78,049,000 |
概要や注記
連結財務諸表が基づく規則、経理の状況 | (1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号)に基づいて作成しております。 |
連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み、経理の状況 | 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取り組みを行っております。 具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、セミナーへ参加しております。 |
連結貸借対照表 | ①【連結貸借対照表】 (単位:千円) 前連結会計年度(2023年12月31日)当連結会計年度(2024年12月31日)資産の部 流動資産 現金及び預金4,936,6704,311,437売掛金2,349,6262,873,702貯蔵品4,7132,579前払費用424,666514,609その他62,74162,774貸倒引当金△15,919△11,807流動資産合計7,762,4987,753,297固定資産 有形固定資産 建物(純額)112,217136,777工具、器具及び備品(純額)24,93259,862有形固定資産合計※1 137,149※1 196,639無形固定資産 ソフトウエア3,579,4843,555,445ソフトウエア仮勘定306,272519,369のれん-1,096,191その他14,33314,703無形固定資産合計3,900,0905,185,710投資その他の資産 関係会社株式※2 55,979-投資有価証券726,508437,854繰延税金資産799,021867,979敷金159,935196,826長期預金-200,000その他3,1324,173投資その他の資産合計1,744,5771,706,834固定資産合計5,781,8177,089,184資産合計13,544,31614,842,482 (単位:千円) 前連結会計年度(2023年12月31日)当連結会計年度(2024年12月31日)負債の部 流動負債 買掛金127,280117,876短期借入金770,0001,270,000未払金632,553680,188未払法人税等275,849282,476賞与引当金436,523530,900契約負債234,072285,740その他378,081516,411流動負債合計2,854,3603,683,594固定負債 資産除去債務43,55855,116契約負債11,55823,869固定負債合計55,11678,985負債合計2,909,4773,762,580純資産の部 株主資本 資本金3,212,5123,212,512資本剰余金3,092,8903,121,442利益剰余金5,209,0975,579,408自己株式△1,000,521△998,359株主資本合計10,513,97810,915,003その他の包括利益累計額 為替換算調整勘定42,748-その他の包括利益累計額合計42,748-非支配株主持分78,112164,898純資産合計10,634,83911,079,902負債純資産合計13,544,31614,842,482 |
連結損益計算書 | 【連結損益計算書】 (単位:千円) 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)売上高13,363,22315,630,970売上原価5,777,8275,977,728売上総利益7,585,3969,653,242販売費及び一般管理費※1 6,755,042※1 8,452,805営業利益830,3531,200,437営業外収益 受取利息36834未払配当金除斥益9576助成金収入1,730-雑収入362416営業外収益合計2,2231,327営業外費用 支払利息3,7648,033投資事業組合運用損3531,479持分法による投資損失179,2204,856自己株式取得費用17,110-その他3030営業外費用合計200,47914,399経常利益632,0981,187,365特別利益 段階取得に係る差益-※2 58,141特別利益合計-58,141特別損失 減損損失-※3 313,229子会社清算損※4 65,636-投資有価証券評価損※5 158,705-特別損失合計224,341313,229税金等調整前当期純利益407,756932,277法人税、住民税及び事業税305,813379,468法人税等調整額△190,058△68,957法人税等合計115,755310,510当期純利益292,000621,767非支配株主に帰属する当期純損失(△)△6,425△33,659親会社株主に帰属する当期純利益298,425655,426 |
連結包括利益計算書 | 【連結包括利益計算書】 (単位:千円) 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)当期純利益292,000621,767その他の包括利益 為替換算調整勘定45,536-持分法適用会社に対する持分相当額44,432△42,748その他の包括利益合計※ 89,969※ △42,748包括利益381,969579,019(内訳) 親会社株主に係る包括利益388,394612,678非支配株主に係る包括利益△6,425△33,659 |
連結株主資本等変動計算書 | ③【連結株主資本等変動計算書】 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高3,212,5123,070,0325,102,701△52811,384,718当期変動額 剰余金の配当--△192,030-△192,030親会社株主に帰属する当期純利益--298,425-298,425自己株式の取得---△999,994△999,994自己株式の処分---11自己株式処分差益の振替-22,857--22,857株主資本以外の項目の当期変動額(純額)-----当期変動額合計-22,857106,395△999,992△870,739当期末残高3,212,5123,092,8905,209,097△1,000,52110,513,978 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計 為替換算調整勘定その他の包括利益累計額合計当期首残高△47,221△47,22184,53711,422,034当期変動額 剰余金の配当---△192,030親会社株主に帰属する当期純利益---298,425自己株式の取得---△999,994自己株式の処分---1自己株式処分差益の振替---22,857株主資本以外の項目の当期変動額(純額)89,96989,969△6,42583,544当期変動額合計89,96989,969△6,425△787,195当期末残高42,74842,74878,11210,634,839 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高3,212,5123,092,8905,209,097△1,000,52110,513,978当期変動額 剰余金の配当--△285,115-△285,115親会社株主に帰属する当期純利益--655,426-655,426自己株式の取得---△28△28自己株式の処分---2,1902,190自己株式処分差益の振替-28,551--28,551株主資本以外の項目の当期変動額(純額)-----当期変動額合計-28,551370,3112,161401,024当期末残高3,212,5123,121,4425,579,408△998,35910,915,003 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計 為替換算調整勘定その他の包括利益累計額合計当期首残高42,74842,74878,11210,634,839当期変動額 剰余金の配当---△285,115親会社株主に帰属する当期純利益---655,426自己株式の取得---△28自己株式の処分---2,190自己株式処分差益の振替---28,551株主資本以外の項目の当期変動額(純額)△42,748△42,74886,78644,038当期変動額合計△42,748△42,74886,786445,062当期末残高--164,89811,079,902 |
連結キャッシュ・フロー計算書 | ④【連結キャッシュ・フロー計算書】 (単位:千円) 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益407,756932,277減価償却費1,080,3661,298,845のれん償却額-193,445貸倒引当金の増減額(△は減少)△4,568△4,111賞与引当金の増減額(△は減少)3,03282,447受取利息△36△834支払利息3,7648,033持分法による投資損益(△は益)179,2204,856自己株式取得費用17,110-投資事業組合運用損益(△は益)3531,479投資有価証券評価損益(△は益)158,705-子会社清算損益(△は益)65,636-段階取得に係る差損益(△は益)-△58,141減損損失-313,229売上債権の増減額(△は増加)△371,492△524,076仕入債務の増減額(△は減少)28,042△9,404前払費用の増減額(△は増加)14,782△86,257契約負債の増減額(△は減少)142,94721,887未払消費税等の増減額(△は減少)80,63078,470その他73,026207,327小計1,879,2792,459,474利息の受取額30529利息の支払額△3,760△8,273法人税等の支払額△87,298△379,526法人税等の還付額39,139-営業活動によるキャッシュ・フロー1,827,3902,072,203投資活動によるキャッシュ・フロー 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出-※2 △736,009関係会社株式の取得による支出△15,000-投資有価証券の取得による支出△703△19,206関係会社株式の清算による収入-8,374有形固定資産の取得による支出△15,998△78,049無形固定資産の取得による支出△1,760,260△1,850,002敷金及び保証金の差入による支出△2,835△36,411定期預金の預入による支出-△200,000投資活動によるキャッシュ・フロー△1,794,797△2,911,305財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額(△は減少)-498,950配当金の支払額△191,972△285,052自己株式の取得による支出△1,017,104△28財務活動によるキャッシュ・フロー△1,209,076213,868現金及び現金同等物に係る換算差額51-現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△1,176,432△625,233現金及び現金同等物の期首残高6,113,1024,936,670現金及び現金同等物の期末残高※1 4,936,670※1 4,311,437 |
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 | (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)1.連結の範囲に関する事項・連結子会社の数 2社・主要な連結子会社の名称 株式会社Restartz 株式会社タノム 当連結会計年度から株式会社タノムの株式を追加取得し子会社化したため、 連結の範囲に含めております。 2.持分法の適用に関する事項当連結会計年度においてI&M株式会社は清算結了したため、持分法の適用の範囲から除外しております。 3.連結子会社の事業年度等に関する事項全ての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。 4.会計方針に関する事項(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法① 有価証券イ. 子会社株式 ……………………移動平均法による原価法を採用しております。 ロ. その他有価証券 市場価格のない株式等 ………移動平均法による原価法を採用しております。 なお、投資事業組合等に対する出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。 ② 棚卸資産貯蔵品 ………………………………最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法① 有形固定資産 ………………………主に定率法を採用しております。 (ただし、2016年4月1日以後に取得した建物附属設備については定額法を採用しております。 )なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。 建物 3~50年工具、器具及び備品 2~15年② 無形固定資産 ………………………主に定額法を採用しております。 なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。 ソフトウエア(自社利用) 5年のれん 5年特許権 8年商標権 10年(3) 重要な引当金の計上基準① 貸倒引当金 …………………………債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権及び貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。 ② 賞与引当金 …………………………従業員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。 (4) 退職給付に係る会計処理の方法 当社は、確定拠出年金制度を採用しております。 (5) 重要な収益及び費用の計上基準 当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。 当社は、主にクラウド方式によるシステムの提供を行っております。 サービス導入までに係る初期費用はサービス提供開始時点で、その後の利用料は提供期間にわたって、収益を認識しております。 (6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価格の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。 |
連結子会社の数及び主要な連結子会社の名称 | ・連結子会社の数 2社・主要な連結子会社の名称 株式会社Restartz 株式会社タノム 当連結会計年度から株式会社タノムの株式を追加取得し子会社化したため、 連結の範囲に含めております。 |
連結子会社の事業年度等に関する事項 | 3.連結子会社の事業年度等に関する事項全ての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。 |
会計方針に関する事項 | 4.会計方針に関する事項(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法① 有価証券イ. 子会社株式 ……………………移動平均法による原価法を採用しております。 ロ. その他有価証券 市場価格のない株式等 ………移動平均法による原価法を採用しております。 なお、投資事業組合等に対する出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。 ② 棚卸資産貯蔵品 ………………………………最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法① 有形固定資産 ………………………主に定率法を採用しております。 (ただし、2016年4月1日以後に取得した建物附属設備については定額法を採用しております。 )なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。 建物 3~50年工具、器具及び備品 2~15年② 無形固定資産 ………………………主に定額法を採用しております。 なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。 ソフトウエア(自社利用) 5年のれん 5年特許権 8年商標権 10年(3) 重要な引当金の計上基準① 貸倒引当金 …………………………債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権及び貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。 ② 賞与引当金 …………………………従業員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。 (4) 退職給付に係る会計処理の方法 当社は、確定拠出年金制度を採用しております。 (5) 重要な収益及び費用の計上基準 当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。 当社は、主にクラウド方式によるシステムの提供を行っております。 サービス導入までに係る初期費用はサービス提供開始時点で、その後の利用料は提供期間にわたって、収益を認識しております。 (6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価格の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。 |
重要な会計上の見積り、連結財務諸表 | (重要な会計上の見積り)(1)ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の減損損失①当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 (単位:千円) 前連結会計年度当連結会計年度減損損失-313,229ソフトウエア3,579,4843,555,445ソフトウエア仮勘定306,272519,369②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定については、継続的に損益を把握している事業部門を区分の基礎としてグルーピングを行っており、減損の兆候判定については、個別にグルーピングをした資産又は資産グループの営業損益が継続してマイナスとなった場合及び継続してマイナスとなる見込みとなる場合等に減損の兆候があるものとしております。 減損の兆候が認められ、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失を認識しております。 なお、回収可能価額は使用価値を使用しており、営業活動から生じる将来キャッシュ・フローを一定の割引率で割り引いて算出しております。 ロ.主要な仮定 当該将来キャッシュ・フローは事業計画に基づき算定し、事業計画には、利用企業がBtoBプラットフォームを継続的に利用し、利用規模が拡大していくことを前提とした利用企業の新規契約件数等の一定の仮定が含まれております。 ハ.翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は見積りの不確実性が高く、見積りに用いた仮定の見直しが必要になった場合は、翌連結会計年度において減損損失を認識する可能性があります。 (2)投資有価証券の評価①当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額(単位:千円) 前連結会計年度当連結会計年度投資有価証券(非上場株式)726,193419,847投資有価証券(投資事業組合への出資)31418,006②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 非上場株式は取得原価をもって貸借対照表価額としておりますが、当該株式の発行会社の財政状態の悪化等により実質価額が著しく低下した場合には、相当の減額を行い、評価差額は当期の損失として処理しております。 なお、投資先の超過収益力等を評価して取得時の1株当たり純資産額を大きく上回る価額で取得した銘柄については、投資後の業績が取得時点の事業計画を大幅に下回る期間が継続する等、取得時に評価した超過収益力等が大幅に減少したと認められる場合には、公正価値に基づく実質価額により評価しております。 また、投資事業組合への出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によって算出しておりますが、当該投資事業組合が保有する投融資について評価の見直しが必要となる可能性があります。 ロ.主要な仮定 上記の公正価値はインカムアプローチの技法により算定しております。 インカムアプローチの技法を用いた公正価値は、将来の売上予測を反映させた事業計画に基づいて将来キャッシュ・フローを算定し、当該キャッシュ・フローを割り引くこと等により算定しております。 将来の売上予測等が主要な仮定となります。 ハ.翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は見積りの不確実性が高く、見積りに用いた仮定の見直しが必要になった場合は、翌連結会計年度において減損損失を認識する可能性があります。 (3)のれんの評価①当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額(単位:千円) 当連結会計年度のれん1,096,191②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 当連結会計年度において、株式会社タノム株式の取得により新たに同社を連結したことに伴い発生したのれんを連結財務諸表に計上しております。 のれんは、企業結合日における取得価額の配分手続を適切に行った上で、取得原価と純資産の差額から算出しております。 また、当該のれんの償却期間を5年と見積もっております。 のれんの減損の兆候判定において、主に当初事業計画と実績との比較及び最新の事業計画に基づき、回収可能価額を著しく低下させる変化や経営環境の著しい悪化の有無の検討を行っております。 ロ.主要な仮定 のれんの償却期間は、株式の取得原価の算定の基礎とした事業計画に基づく投資の合理的な回収期間等を参考にして効果の発現する期間を合理的に見積もっております。 株式会社タノムの事業計画には、「TANOMU」の拡販に必要な営業人員数及び新規契約件数等に関する一定の仮定が含まれております。 ハ.翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響 翌連結会計年度において、事業計画策定時に想定していなかった事象等が生じた場合、事業計画策定に用いた仮定が変化し、のれんの評価及びのれんの効果が発現する期間に影響を与える可能性があります。 |
有形固定資産の減価償却累計額の注記 | ※2 有形固定資産の減価償却累計額 前事業年度(2023年12月31日)当事業年度(2024年12月31日)有形固定資産の減価償却累計額173,549千円187,108千円 |
主要な販売費及び一般管理費 | ※2 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度81%、当事業年度82%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度19%、当事業年度18%であります。 主要な費目及び金額は、次のとおりであります。 前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)給与手当2,016,798千円2,330,779千円役員報酬195,859189,658賞与290,637290,360賞与引当金繰入額310,427381,933法定福利費392,417458,354旅費交通費112,476187,232支払手数料916,2651,213,849販売促進費988,8011,177,917減価償却費231,829284,666貸倒引当金繰入額13,01110,978 |
配当に関する注記 | 2.配当に関する事項(1) 配当金支払額決議株式の種類配当金の総額(千円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日2024年3月27日定時株主総会普通株式110,8540.492023年12月31日2024年3月28日2024年7月31日取締役会普通株式174,2540.772024年6月30日2024年9月3日 (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの決議株式の種類配当の原資配当金の総額(千円)1株当たり配当額(円)基準日効力発生日2025年3月26日定時株主総会普通株式利益剰余金219,5100.972024年12月31日2025年3月27日 |
現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 | ※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)現金及び預金勘定4,936,670千円4,311,437千円現金及び現金同等物4,936,6704,311,437 |
リース取引関係、連結財務諸表 | (リース取引関係) (借主側) オペレーティング・リース取引オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料(単位:千円) 前連結会計年度(2023年12月31日)当連結会計年度(2024年12月31日)1年内160,747183,7471年超68,747225,511合計229,493409,258 |
金融商品関係、連結財務諸表 | (金融商品関係)1.金融商品の状況に関する事項(1) 金融商品に対する取組方針当社グループは、投資計画に照らして必要な資金(主に銀行借入)を長期的に調達し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。 (2) 金融商品の内容及びそのリスク営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。 投資有価証券は、主に投資先企業の株式であり、発行体の信用リスク及び市場価格の変動リスクに晒されております。 敷金は、主に事務所等の建物の賃借に伴うものであり、貸主の信用リスクに晒されております。 長期預金は、自由金利型定期預金(コーラブル型)であります。 営業債務である買掛金、未払金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。 借入金は、主にソフトウエア開発及び企業買収に係る資金調達を目的としたものであります。 このうち一部は、金利の変動リスクに晒されております。 (3) 金融商品に係るリスク管理体制当社は、与信管理の方針に従い、営業債権については、本社財務・経理部と各事業部が連携して、営業債権の回収状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理し、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。 また、連結子会社についても、当社の債権管理方針に準じ同様の管理を行っております。 有価証券の発行体(取引先企業)の信用リスクに関しては、信用情報や時価の把握を定期的に行い、信用状況に応じた残高管理をしております。 なお、デリバティブ取引については取締役会決議に従って執行・管理を行うこととしております。 また、敷金については、貸主の信用状況を定期的に把握し、賃貸借期間を適切に設定することによりリスク低減を図っております。 (4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。 当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。 2.金融商品の時価等に関する事項 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については次のとおりであります。 なお、市場価格のない株式等は、次表には含まれておりません。 また、現金は注記を省略しており、預金、(長期預金を除く)売掛金、買掛金、短期借入金、未払金及び未払法人税等は、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。 前連結会計年度(2023年12月31日) (単位:千円) 連結貸借対照表計上額時価差額敷金159,935149,442△10,493資産計159,935149,442△10,493 当連結会計年度(2024年12月31日) (単位:千円) 連結貸借対照表計上額時価差額敷金196,826178,137△18,689長期預金200,000197,991△2,009資産計396,826376,129△20,697 (注)1.市場価格のない株式等(単位:千円) 区分前連結会計年度(2023年12月31日)当連結会計年度(2024年12月31日)非上場株式782,173419,847投資事業組合への出資31418,006上記については、市場価格のない株式及び投資事業組合への出資であることから、時価開示の対象としておりません。 (注)2.金銭債権の連結決算日後の償還予定額 前連結会計年度(2023年12月31日) (単位:千円)区分1年以内1年超5年以内5年超現金及び預金4,936,670--売掛金2,333,707--敷金--159,935 当連結会計年度(2024年12月31日) (単位:千円)区分1年以内1年超5年以内5年超現金及び預金4,311,437--売掛金2,861,895--敷金--196,826長期預金--200,000 (注)3.短期借入金の連結決算日後の返済予定額 前連結会計年度(2023年12月31日) (単位:千円)区分1年以内1年超2年以内2年超3年以内3年超4年以内4年超5年以内5年超短期借入金770,000----- 当連結会計年度(2024年12月31日) (単位:千円)区分1年以内1年超2年以内2年超3年以内3年超4年以内4年超5年以内5年超短期借入金1,270,000----- 3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項 金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つの レベルに分類しております。 レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価 レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価 レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定された時価 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。 (1)時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債前連結会計年度(2023年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(2024年12月31日) 該当事項はありません。 (2)時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債前連結会計年度(2023年12月31日) (単位:千円)区分時価レベル1レベル2レベル3合計敷金-149,442-149,442 当連結会計年度(2024年12月31日) (単位:千円)区分時価レベル1レベル2レベル3合計敷金-178,137-178,137長期預金-197,991-197,991(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明 敷金及び長期預金の時価については、回収予定時期を合理的に見積り、将来キャッシュ・フローを国債の利回りで割り引いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。 |
有価証券関係、連結財務諸表 | (有価証券関係)1.その他有価証券前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)その他有価証券(連結貸借対照表価額726,508千円)については、市場価格がないため記載しておりません。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)その他有価証券(連結貸借対照表価額437,854千円)については、市場価格がないため記載しておりません。 2.減損処理を行った有価証券前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 当連結会計年度において、その他有価証券の株式について158,705千円減損処理を行っております。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 該当事項はありません。 |
退職給付関係、連結財務諸表 | (退職給付関係)前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)1.採用している退職給付制度の概要当社は、従業員の退職給付に充てるため、確定拠出制度を採用しております。 2.確定拠出制度当社の確定拠出制度への要拠出額等は、98,653千円であります。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)1.採用している退職給付制度の概要当社は、従業員の退職給付に充てるため、確定拠出制度を採用しております。 2.確定拠出制度当社の確定拠出制度への要拠出額等は、113,690千円であります。 |
税効果会計関係、連結財務諸表 | (税効果会計関係)1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 前連結会計年度(2023年12月31日) 当連結会計年度(2024年12月31日)繰延税金資産 未払事業税22,544千円 21,119千円契約負債益金算入68,447 82,854未払事業所税2,699 3,197減価償却超過額480,893 471,078繰延資産償却超過額20,882 14,303減損損失36,858 114,127投資有価証券評価損63,905 63,905貸倒引当金繰入限度超過額4,874 3,615資産除去債務13,337 16,876賞与引当金133,663 162,561繰越欠損金13,045 68,699連結会社間内部利益消去1,143 -その他23,510 31,117繰延税金資産小計885,805 1,053,456評価性引当額△77,243 △173,668繰延税金資産合計808,562 879,787繰延税金負債 資産除去債務に対応する除去費用△9,540 △11,808繰延税金負債合計△9,540 △11,808繰延税金資産の純額799,021 867,979 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異がある時の、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳 前連結会計年度(2023年12月31日) 当連結会計年度(2024年12月31日)法定実効税率30.62% 30.62%(調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目0.64% 0.73%住民税均等割2.58% 1.78%評価性引当額の増減11.92% △5.05%賃上げ促進税制による税額控除△13.91% -%ふるさと納税等の税額控除-% △0.44%持分法による投資損益13.46% -%段階取得に係る差益-% △1.91%子会社株式取得関連費用-% 1.17%のれん償却費-% 6.35%連結子会社清算による影響額△21.08% -%為替換算調整勘定取崩損益(△は益)4.93% -%その他△0.78% 0.06%税効果会計適用後の法人税等の負担率28.39% 33.31% |
企業結合等関係、連結財務諸表 | (企業結合等関係)(取得による企業結合) 当社は、株式会社タノムの株式取得のため、2024年3月29日付で株式譲渡契約を締結し、同日に当該株式を取得いたしました。 これにより、株式会社タノムは当社の連結子会社となりました。 なお、本株式取得は、2024年3月29日(第1回取得日)と2025年3月31日(第2回取得日)の2段階に分けて行う予定となります。 (1)企業結合の概要 ①被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 株式会社タノム 事業の内容 WEBサービスの運営・開発事業 ②企業結合を行った主な理由 当社は、中期経営方針の「本業(BtoBプラットフォーム)の強化」を掲げ、重点施策の一つとしてFOOD事業における卸企業の受注100%デジタル化を推進しております。 タノムが提供する卸企業向けサービス「TANOMU」は、卸と個人飲食店を中心とした受発注のDXを促進するクラウドサービスです。 当社は2021年2月の資本業務提携以降、販売代理店として「TANOMU」を拡販し、300社超の卸からの受注を達成いたしました。 当社は、この結果を受け「TANOMU」は個人飲食店の発注デジタル化、卸の受注デジタル化支援に貢献できるサービスであることを確認すると共に、当社が提供する「BtoBプラットフォーム受発注ライト」及び「発注書AI-OCR(invox)」との連携による相乗効果が見込めることを確認いたしました。 本株式取得は、当社の主要マーケットである外食産業において当社受発注サービスを確固たるものとするために、「TANOMU」と「BtoBプラットフォーム」を連携し、当社顧客へのサービス提供価値を高めつつ、収益性を高めることを目的として行うものであります。 ③企業結合日 2024年3月29日 ④企業結合の法的形式 株式取得 ⑤結合後企業の名称 変更ありません。 ⑥取得した議決権比率 企業結合日直前に所有していた議決権比率 13.0% 企業結合日に追加取得した議決権比率 37.4% 取得後の議決権比率 50.4% ⑦取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として株式を取得したためであります。 (2)当連結会計年度に係る連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 連結損益計算書に被取得企業の2024年4月1日から2024年12月31日までの業績が含まれております。 (3)被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 企業結合直前に所有していた株式の企業結合日における時価 364百万円 企業結合日に追加取得した株式の対価(現金) 1,047百万円 取得原価 1,412百万円(4)主要な取得関連費用の内容及び金額 アドバイザリー費用等 35百万円(5)被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額 段階取得に係る差益 58百万円(6)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ①発生したのれんの金額 1,289百万円 ②発生原因 今後の事業展開によって期待される超過収益力であります。 ③償却方法及び償却期間 5年間にわたる均等償却(7)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳 流動資産 313百万円 固定資産 3百万円 資産合計 316百万円 流動負債 73百万円 負債合計 73百万円(8)企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法 売上高 25百万円 営業損失 59百万円 経常損失 59百万円 (概算額の算定方法) 企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。 なお、当該注記は監査証明を受けておりません。 |
資産除去債務関係、連結財務諸表 | (資産除去債務関係)前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 重要性が乏しいため、注記を省略しております。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 重要性が乏しいため、注記を省略しております。 |
収益認識関係、連結財務諸表 | (収益認識関係)(1)顧客との契約から生じる収益を分解した情報前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)(単位:千円) 報告セグメント合計BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計一時点で移転される財一定の期間にわたり移転される財252,1658,194,9361,336,8133,579,3081,588,97811,774,2441,588,97811,774,244顧客との契約から生じる収益8,447,1024,916,12113,363,22313,363,223その他の収益----外部顧客への売上高8,447,1024,916,12113,363,22313,363,223 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)(単位:千円) 報告セグメント合計BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計一時点で移転される財一定の期間にわたり移転される財245,7569,703,6251,024,2294,657,3591,269,98614,360,9841,269,98614,360,984顧客との契約から生じる収益9,949,3815,681,58815,630,97015,630,970その他の収益----外部顧客への売上高9,949,3815,681,58815,630,97015,630,970 (2)顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。 (3)当連結会計年度及び翌連結会計年度以降の収益の金額を理解するための情報 ①顧客との契約から生じた債権及び契約負債の残高 契約負債は主に、サービス提供前に顧客から受け取った対価であります。 顧客との契約から生じた債権及び契約負債は以下のとおりであります。 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)(単位:千円) 期首残高期末残高顧客との契約から生じた債権1,978,1332,349,626契約負債102,682245,630(注)契約負債は主に顧客からの前受金であり、収益の認識に伴い取り崩されます。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)(単位:千円) 期首残高期末残高顧客との契約から生じた債権2,349,6262,873,702契約負債245,630309,609(注)契約負債は主に顧客からの前受金であり、収益の認識に伴い取り崩されます。 当連結会計年度において認識した収益のうち、期首の契約負債残高に含まれていたものは、234,072千円であります。 ②残存履行義務に配分した取引価格 当社グループは、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、記載を省略しております。 |
セグメント情報等、連結財務諸表 | (セグメント情報等)【セグメント情報】 1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 各セグメントに属するサービスの種類は、以下のとおりであります。 報告セグメント主なサービスBtoB-PF FOOD事業日々の受発注業務を効率化する「BtoBプラットフォーム 受発注」の提供と、食の安心・安全の仕組みづくりを推進する「BtoBプラットフォーム 規格書」の提供BtoB-PF ES事業企業間の請求書をデジタル化し、ペーパーレスを実現する「BtoBプラットフォーム 請求書」の提供と、購買・営業ツールとして商談業務を効率化する「BtoBプラットフォーム 商談」の提供 2.報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) (単位:千円) 報告セグメントその他(注)1.合計調整額 (注)2. (注)4.連結財務諸表計上額(注)3. BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計売上高 外部顧客への売上高8,447,1024,916,12113,363,223-13,363,223-13,363,223セグメント間の内部売上高又は振替高-------計8,447,1024,916,12113,363,223-13,363,223-13,363,223セグメント利益又は損失(△)1,975,954△1,149,580826,373△613825,7604,593830,353セグメント資産4,737,0503,090,6837,827,733-7,827,7335,716,58313,544,316その他の項目 減価償却費701,180379,1861,080,366-1,080,366-1,080,366有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,083,558784,7561,868,315-1,868,315-1,868,315 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない海外事業でおります。 2.セグメント利益又は損失(△)の調整額4,593千円は、セグメント間取引消去等であります。 3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 4.セグメント資産の調整額5,716,583千円は全社資産の金額であり、その主なものは、現金及び預金、 繰延税金資産であります。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 報告セグメントその他合計調整額 (注)1. (注)3.連結財務諸表計上額 (注)2. BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計売上高 外部顧客への売上高9,949,3815,681,58815,630,970-15,630,970-15,630,970セグメント間の内部売上高又は振替高-------計9,949,3815,681,58815,630,970-15,630,970-15,630,970セグメント利益又は損失(△)1,944,946△746,4381,198,508-1,198,5081,9291,200,437セグメント資産6,206,4293,457,1209,663,550-9,663,5505,178,93214,842,482その他の項目 減価償却費806,303492,5411,298,845-1,298,845-1,298,845有形固定資産及び無形固定資産の増加額1,227,806642,9861,870,792-1,870,792-1,870,792 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額1,929千円は、セグメント間取引消去等であります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.セグメント資産の調整額5,178,932千円は全社資産の金額であり、その主なものは、現金及び預金、 繰延税金資産であります。 【関連情報】 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報(1) 売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 報告セグメントその他全社・消去連結財務諸表計上額BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計減損損失75,229238,000313,229--313,229 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 報告セグメントその他全社・消去連結財務諸表計上額 BtoB-PF FOODBtoB-PF ES計当期償却額193,445-193,445--193,445当期末残高1,096,191-1,096,191--1,096,191 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 該当事項はありません。 |
報告セグメントの概要 | 1.報告セグメントの概要当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 各セグメントに属するサービスの種類は、以下のとおりであります。 報告セグメント主なサービスBtoB-PF FOOD事業日々の受発注業務を効率化する「BtoBプラットフォーム 受発注」の提供と、食の安心・安全の仕組みづくりを推進する「BtoBプラットフォーム 規格書」の提供BtoB-PF ES事業企業間の請求書をデジタル化し、ペーパーレスを実現する「BtoBプラットフォーム 請求書」の提供と、購買・営業ツールとして商談業務を効率化する「BtoBプラットフォーム 商談」の提供 |
報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 | 2.報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 |
セグメント表の脚注 | (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額1,929千円は、セグメント間取引消去等であります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.セグメント資産の調整額5,178,932千円は全社資産の金額であり、その主なものは、現金及び預金、 繰延税金資産であります。 |
製品及びサービスごとの情報 | 1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 |
売上高、地域ごとの情報 | (1) 売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 |
有形固定資産、地域ごとの情報 | (2) 有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 |
主要な顧客ごとの情報 | 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。 |
関連当事者情報、連結財務諸表 | 【関連当事者情報】 関連当事者との取引連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。 )等前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 該当事項はありません。 |
1株当たり情報、連結財務諸表 | (1株当たり情報)項目前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)1株当たり純資産額46円66銭48円23銭1株当たり当期純利益1円31銭2円90銭 (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は以下のとおりであります。 前連結会計年度(2023年12月31日)当連結会計年度(2024年12月31日)純資産の部の合計額(千円)10,634,83911,079,902純資産の部の合計額から控除する金額(千円)78,112164,898普通株式に係る期末の純資産額(千円)10,556,72610,915,003普通株式の発行済株式数(株)259,431,200259,431,200普通株式の自己株式数(株)33,197,04933,131,6851株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)226,234,151226,299,515 3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。 前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)1株当たり当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)298,425655,426 普通株主に帰属しない金額(千円)--普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円)298,425655,426 普通株式の期中平均株式数(株)227,681,730226,280,871 |
重要な後発事象、連結財務諸表 | (重要な後発事象)該当事項はありません。 |
社債明細表、連結財務諸表 | 【社債明細表】 該当事項はありません。 |
借入金等明細表、連結財務諸表 | 【借入金等明細表】 区分当期首残高(千円)当期末残高(千円)平均利率(%)返済期限短期借入金770,0001,270,0000.8-1年以内に返済予定の長期借入金----1年以内に返済予定のリース債務----長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。 )----リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。 )----その他有利子負債----合計770,0001,270,000-- (注) 平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。 |
資産除去債務明細表、連結財務諸表 | 【資産除去債務明細表】 当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、資産除去債務明細表の記載を省略しております。 |
その他、連結財務諸表等 | (2)【その他】 当連結会計年度における四半期情報等(累計期間)第1四半期中間連結会計期間第3四半期当連結会計年度売上高(千円)3,519,6027,213,63911,244,49115,630,970税金等調整前中間(当期)(四半期)純利益(千円)286,048363,612719,661932,277親会社株主に帰属する中間(当期)(四半期)純利益(千円)202,586232,747533,257655,4261株当たり中間(当期)(四半期)純利益(円)0.901.032.362.90 (単位:円)(会計期間)第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期1株当たり四半期純利益0.900.131.330.54(注)第3四半期に係る四半期報告書は提出しておりませんが、第3四半期に係る各数値については金融商品取引所の定める規則により作成した四半期情報を記載しており、期中レビューは受けておりません。 |
貸借対照表 | ①【貸借対照表】 (単位:千円) 前事業年度(2023年12月31日)当事業年度(2024年12月31日)資産の部 流動資産 現金及び預金4,845,2103,929,948売掛金※1 2,361,849※1 2,880,295貯蔵品4,7132,579前渡金3,7393,776前払費用424,665514,607その他※1 56,864※1 56,575貸倒引当金△15,919△11,807流動資産合計7,681,1237,375,976固定資産 有形固定資産 建物(純額)112,217135,139工具、器具及び備品(純額)24,93257,061有形固定資産合計※2 137,149※2 192,200無形固定資産 ソフトウエア3,508,8933,555,930ソフトウエア仮勘定306,272519,369特許権969462商標権11,55612,545その他797797無形固定資産合計3,828,4894,089,106投資その他の資産 投資有価証券726,508437,854関係会社株式123,2311,424,466長期前払費用1201,166繰延税金資産784,832867,979敷金159,935196,346長期預金-200,000その他3,0003,000投資その他の資産合計1,797,6283,130,813固定資産合計5,763,2677,412,121資産合計13,444,39014,788,097 (単位:千円) 前事業年度(2023年12月31日)当事業年度(2024年12月31日)負債の部 流動負債 買掛金※1 130,376※1 129,712短期借入金770,0001,270,000未払金631,233673,233未払費用191,880214,191未払法人税等275,559281,968契約負債234,072273,779預り金68,79475,365賞与引当金436,523530,900その他117,407194,304流動負債合計2,855,8453,643,455固定負債 資産除去債務43,55855,116契約負債11,55823,869固定負債合計55,11678,985負債合計2,910,9623,722,440純資産の部 株主資本 資本金3,212,5123,212,512資本剰余金 資本準備金2,649,2872,649,287その他資本剰余金443,602472,154資本剰余金合計3,092,8903,121,442利益剰余金 利益準備金5,2415,241その他利益剰余金 繰越利益剰余金5,223,3045,724,819利益剰余金合計5,228,5465,730,061自己株式△1,000,521△998,359株主資本合計10,533,42711,065,656純資産合計10,533,42711,065,656負債純資産合計13,444,39014,788,097 |
損益計算書 | ②【損益計算書】 (単位:千円) 前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)売上高※1 13,396,680※1 15,549,785売上原価5,803,255※1 6,052,102売上総利益7,593,4259,497,682販売費及び一般管理費※1,※2 6,743,489※1,※2 8,088,480営業利益849,9351,409,201営業外収益 受取利息34780未払配当金除斥益9576助成金収入1,730-雑収入35879営業外収益合計2,219936営業外費用 支払利息3,7648,026投資事業組合運用損3531,479自己株式取得費用17,110-その他3030営業外費用合計21,2589,535経常利益830,8961,400,601特別損失 関係会社清算損-※3 4,856減損損失-※4 238,000関係会社株式評価損※5 264,268※5 75,309投資有価証券評価損※6 158,705-特別損失合計422,973318,166税引前当期純利益407,9221,082,435法人税、住民税及び事業税305,523378,952法人税等調整額△95,294△83,146法人税等合計210,229295,805当期純利益197,693786,630 |
株主資本等変動計算書 | ③【株主資本等変動計算書】 前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金 資本準備金その他資本剰余金資本剰余金合計利益準備金その他利益剰余金利益剰余金合計 繰越利益剰余金当期首残高3,212,5122,649,287420,7443,070,0325,2415,217,6425,222,883当期変動額 剰余金の配当-----△192,030△192,030当期純利益-----197,693197,693自己株式の取得-------自己株式の処分-------自己株式処分差益の振替--22,85722,857---当期変動額合計--22,85722,857-5,6625,662当期末残高3,212,5122,649,287443,6023,092,8905,2415,223,3045,228,546 株主資本純資産合計 自己株式株主資本合計当期首残高△52811,504,90011,504,900当期変動額 剰余金の配当-△192,030△192,030当期純利益-197,693197,693自己株式の取得△999,994△999,994△999,994自己株式の処分111自己株式処分差益の振替-22,85722,857当期変動額合計△999,992△971,472△971,472当期末残高△1,000,52110,533,42710,533,427 当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金 資本準備金その他資本剰余金資本剰余金合計利益準備金その他利益剰余金利益剰余金合計 繰越利益剰余金当期首残高3,212,5122,649,287443,6023,092,8905,2415,223,3045,228,546当期変動額 剰余金の配当-----△285,115△285,115当期純利益-----786,630786,630自己株式の取得-------自己株式の処分-------自己株式処分差益の振替--28,55128,551---当期変動額合計--28,55128,551-501,515501,515当期末残高3,212,5122,649,287472,1543,121,4425,2415,724,8195,730,061 株主資本純資産合計 自己株式株主資本合計当期首残高△1,000,52110,533,42710,533,427当期変動額 剰余金の配当-△285,115△285,115当期純利益-786,630786,630自己株式の取得△28△28△28自己株式の処分2,1902,1902,190自己株式処分差益の振替-28,55128,551当期変動額合計2,161532,228532,228当期末残高△998,35911,065,65611,065,656 |
重要な会計方針、財務諸表 | (重要な会計方針)1.資産の評価基準及び評価方法(1) 有価証券の評価基準及び評価方法イ. 子会社株式 ……………………移動平均法による原価法を採用しております。 ロ. その他有価証券市場価格のない株式等 ………移動平均法による原価法を採用しております。 なお、投資事業組合等に対する出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。 (2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法貯蔵品 ………………………………最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。 2.固定資産の減価償却の方法(1) 有形固定資産 ………………………主に定率法を採用しております。 (ただし、2016年4月1日以後に取得した建物附属設備については定額法を採用しております。 )なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。 建物 3~50年工具、器具及び備品 2~15年 (2) 無形固定資産 ………………………主に定額法を採用しております。 なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。 ソフトウエア(自社利用) 5年特許権 8年商標権 10年3.引当金の計上基準(1) 貸倒引当金 …………………………債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権及び貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。 (2) 賞与引当金 …………………………従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。 4.収益及び費用の計上基準 当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。 当社は、主にクラウド方式によるシステムの提供を行っております。 サービス導入までに係る初期費用はサービス提供開始時点で、その後の利用料は提供期間にわたって、収益を認識しております。 5.その他財務諸表の作成のための基本となる重要な事項 退職給付に係る会計処理の方法 当社は、確定拠出年金制度を採用しております。 |
重要な会計上の見積り、財務諸表 | (重要な会計上の見積り)(1)ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の評価①当事業年度の財務諸表に計上した金額 (単位:千円) 前事業年度当事業年度減損損失-238,000ソフトウエア3,508,8933,555,930ソフトウエア仮勘定306,272519,369②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定については、継続的に損益を把握している事業部門を区分の基礎としてグルーピングを行っており、減損の兆候判定については、個別にグルーピングをした資産又は資産グループの営業損益が継続してマイナスとなった場合及び継続してマイナスとなる見込みとなる場合等に減損の兆候があるものとしております。 減損の兆候が認められ、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失を認識しております。 なお、回収可能価額は使用価値を使用しており、営業活動から生じる将来キャッシュ・フローを一定の割引率で割り引いて算出しております。 ロ.主要な仮定 当該将来キャッシュ・フローは事業計画に基づき算定し、事業計画には、利用企業がBtoBプラットフォームを継続的に利用し、利用規模が拡大していくことを前提とした利用企業の新規契約件数等の一定の仮定が含まれております。 ハ.翌事業年度の財務諸表に与える影響 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は見積りの不確実性が高く、見積りに用いた仮定の見直しが必要になった場合は、翌事業年度において減損損失を認識する可能性があります。 (2)関係会社株式の評価①当事業年度の財務諸表に計上した金額(単位:千円) 前事業年度当事業年度関係会社株式評価損264,26875,309関係会社株式123,2311,424,466②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 非上場株式は取得原価をもって貸借対照表価額としておりますが、当該株式の発行会社の財政状態の悪化等により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、相当の減額を行い、評価差額は当期の損失として処理しております。 なお、投資先の超過収益力等を評価して取得時の1株当たり純資産額を大きく上回る価額で取得した銘柄については、投資後の業績が取得時点の事業計画を大幅に下回る期間が継続する等、取得時に評価した超過収益力等が大幅に減少したと認められる場合には、公正価値に基づく実質価額により評価しております。 ロ.主要な仮定 回復可能性の検討は、事業計画に基づき行っており、営業人員数、新規契約件数等に関する一定の仮定が含まれております。 また、公正価値を算定する場合はインカムアプローチの技法により算定しております。 インカムアプローチの技法を用いた公正価値は、将来の売上予測を反映させた事業計画に基づいて将来キャッシュ・フローを算定し、当該キャッシュ・フローを割り引くこと等により算定しており、将来の売上予測及び割引率が主要な仮定となります。 ハ.翌事業年度の財務諸表に与える影響 事業計画及び将来キャッシュ・フローにおける主要な仮定は見積りの不確実性が高く、見積りに用いた仮定の見直しが必要になった場合は、翌事業年度において減損損失を認識する可能性があります。 (3)投資有価証券の評価①当事業年度の財務諸表に計上した金額(単位:千円) 前事業年度当事業年度投資有価証券評価損(非上場株式)158,705-投資有価証券(非上場株式)726,193419,847投資有価証券(投資事業組合への出資)31418,006②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報イ.算出方法 非上場株式は取得原価をもって貸借対照表価額としておりますが、当該株式の発行会社の財政状態の悪化等により実質価額が著しく低下した場合には、相当の減額を行い、評価差額は当期の損失として処理しております。 なお、投資先の超過収益力等を評価して取得時の1株当たり純資産額を大きく上回る価額で取得した銘柄については、投資後の業績が取得時点の事業計画を大幅に下回る期間が継続する等、取得時に評価した超過収益力等が大幅に減少したと認められる場合には、公正価値に基づく実質価額により評価しております。 また、投資事業組合への出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によって算出しておりますが、当該投資事業組合が保有する投融資について評価の見直しが必要となる可能性があります。 ロ.主要な仮定 上記の公正価値はインカムアプローチの技法により算定しております。 インカムアプローチの技法を用いた公正価値は、将来の売上予測を反映させた事業計画に基づいて将来キャッシュ・フローを算定し、当該キャッシュ・フローを割り引くこと等により算定しており、将来の売上予測等が主要な仮定となります。 ハ.翌事業年度の財務諸表に与える影響 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は見積りの不確実性が高く、見積りに用いた仮定の見直しが必要になった場合は、翌事業年度において減損損失を認識する可能性があります。 |
関係会社に関する資産・負債の注記 | ※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く) 前事業年度(2023年12月31日)当事業年度(2024年12月31日)短期金銭債権15,400千円9,031千円短期金銭債務3,09511,835 |
有価証券関係、財務諸表 | (有価証券関係)1.子会社株式前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)子会社株式(貸借対照表計上額110,000千円)は、市場価格がないため記載しておりません。 当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)子会社株式(貸借対照表計上額1,424,466千円)は、市場価格がないため記載しておりません。 なお、2024年3月29日付で株式会社タノムの株式を取得したことにより、子会社株式が1,389,776千円増加しております。 また、子会社である株式会社Restartzの株式について減損処理を行い、関係会社株式評価損75,309千円を計上しております。 2.関連会社株式前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)関連会社株式(貸借対照表計上額13,231千円)は、市場価格がないため記載しておりません。 当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)該当事項はありません。 持分法適用関連会社であったI&M株式会社が2024年12月17日付で清算結了したことにより、関連会社株式が13,231千円減少しております。 |
税効果会計関係、財務諸表 | (税効果会計関係)1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 前事業年度(2023年12月31日) 当事業年度(2024年12月31日)繰延税金資産 未払事業税22,544千円 21,119千円契約負債68,447 82,854未払事業所税2,699 3,197減価償却超過額480,893 471,078繰延資産償却超過額20,882 14,303投資有価証券評価損63,905 63,905関係会社株式評価損80,919 23,059貸倒引当金繰入限度超過額4,874 3,615資産除去債務13,337 16,876賞与引当金133,663 162,561減損損失36,858 89,940その他23,510 31,117繰延税金資産小計952,535 983,629評価性引当額△158,162 △103,841繰延税金資産合計794,373 879,787繰延税金負債 資産除去債務に対応する除去費用△9,540 △11,808繰延税金負債合計△9,540 △11,808繰延税金資産の純額784,832 867,979 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異がある時の、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳 前事業年度(2023年12月31日) 当事業年度(2024年12月31日)法定実効税率30.62% 30.62%(調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目0.64% 0.63%住民税均等割2.51% 1.48%評価性引当額の増減31.76% △5.02%賃上げ促進税制による税額控除△13.90% -%ふるさと納税等の税額控除-% △0.38%その他△0.09% 0.00%税効果会計適用後の法人税等の負担率51.54% 27.33% |
企業結合等関係、財務諸表 | (企業結合等関係) 連結財務諸表「注記事項(企業結合等関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。 |
収益認識関係、財務諸表 | (収益認識関係) 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。 |
重要な後発事象、財務諸表 | (重要な後発事象) 該当事項はありません。 |
有形固定資産等明細表 | 【有形固定資産等明細表】 (単位:千円)区分資産の種類当期首残高当期増加額当期減少額当期償却額当期末残高減価償却累計額有形固建物112,21737,450-14,528135,13980,786定資産工具、器具及び備品24,93251,271-19,14257,061106,321 計137,14988,721-33,670192,200187,108無形固ソフトウエア3,508,8931,541,260238,000(238,000)1,256,2233,555,930-定資産ソフトウエア仮勘定306,2721,753,4391,540,341-519,369- 特許権969--506462- 商標権11,5563,340-2,35112,545- その他797---797- 計3,828,4893,298,0401,778,341(238,000)1,259,0814,089,106- (注) 1.「当期減少額」欄の( )は内数で、当期の減損損失計上額であります。 2.当期増加額及び減少額のうち主なものは次のとおりであります。 増加 無形固定資産 ソフトウエア BtoBプラットフォーム 開発費 1,541,260千円 ソフトウエア仮勘定 BtoBプラットフォーム 開発費 1,753,439千円 減少 無形固定資産 ソフトウエア仮勘定 ソフトウエアへの振替 1,540,341千円 |
引当金明細表 | 【引当金明細表】 (単位:千円) 科目当期首残高当期増加額当期減少額当期末残高貸倒引当金15,91910,97815,09011,807賞与引当金436,5231,005,980911,603530,900 |
主な資産及び負債の内容 | (2)【主な資産及び負債の内容】 連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。 |
その他、財務諸表等 | (3)【その他】 該当事項はありません。 |
提出会社の株式事務の概要 | 第6【提出会社の株式事務の概要】 事業年度1月1日から12月31日まで定時株主総会3月中基準日12月31日剰余金の配当の基準日6月30日、12月31日1単元の株式数100株単元未満株式の買取り(注)取扱場所(特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目4番5号三菱UFJ信託銀行株式会社証券代行部株主名簿管理人(特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目4番5号三菱UFJ信託銀行株式会社取次所-買取手数料無料公告掲載方法電子公告の方法により行います。 ただし、電子公告によることができない事故、その他のやむを得ない事由が生じた時は、日本経済新聞に掲載します。 なお、電子公告は当社ウェブサイトに記載しており、そのアドレスは以下のとおりです。 https://corp.infomart.co.jp/株主に対する特典該当事項はありません。 (注) 当社の株主は、定款の定めによりその有する単元未満株式について、次の権利以外の権利を行使することができない旨を定めております。 ・会社法第189条第2項各号に掲げる権利・会社法第166条第1項の規定による請求をする権利・株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利 |
提出会社の親会社等の情報 | 1【提出会社の親会社等の情報】 当社には、親会社等はありません。 |
その他の参考情報 | 2【その他の参考情報】 当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。 (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書事業年度(第26期)(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 2024年3月28日関東財務局長に提出。 (2) 内部統制報告書及びその添付書類 2024年3月28日関東財務局長に提出。 (3) 四半期報告書及び確認書(第27期第1四半期)(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) 2024年5月14日関東財務局長に提出。 (第27期半期)(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日) 2024年8月13日関東財務局長に提出。 (4) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における決議事項)に基づく臨時報告書を2024年3月29日関東財務局長に提出。 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第4号(提出会社の主要株主の異動)に基づく臨時報告書を2024年11月1日関東財務局長に提出。 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号(提出会社の代表取締役の異動)に基づく臨時報告書を2025年2月17日関東財務局長に提出。 |
提出会社の保証会社等の情報 | 第二部【提出会社の保証会社等の情報】 該当事項はありません。 |
連結経営指標等 | (1)連結経営指標等 回次第23期第24期第25期第26期第27期決算年月2020年12月2021年12月2022年12月2023年12月2024年12月売上高(千円)8,777,3599,835,59811,004,81213,363,22315,630,970経常利益(千円)1,457,7661,021,697465,234632,0981,187,365親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,014,232538,501286,327298,425655,426包括利益(千円)1,025,350558,284271,492381,969579,019純資産額(千円)11,293,80411,425,26311,422,03410,634,83911,079,902総資産額(千円)13,015,91113,743,51413,703,47013,544,31614,842,4821株当たり純資産額(円)49.4149.5949.5946.6648.231株当たり当期純利益(円)4.442.361.251.312.90自己資本比率(%)86.882.582.777.973.5自己資本利益率(%)9.14.82.52.76.1株価収益率(倍)221.8397.3285.0378.4106.3営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)1,981,6211,678,031987,6631,827,3902,072,203投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△1,342,735△1,804,459△984,015△1,794,797△2,911,305財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△849,318△532,845△301,313△1,209,076213,868現金及び現金同等物の期末残高(千円)7,055,8266,410,4796,113,1024,936,6704,311,437従業員数(名)505506537597716(外、平均臨時雇用者数)(78)(100)(144)(186)(158)(注)1.従業員数は、就業人員を記載しており、派遣及び臨時雇用社員の期中平均雇用人員数は、それぞれ外数で記 載しております。 2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 3. 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第25期の期首から適用しており、第25期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標となっております。 |
提出会社の経営指標等 | (2)提出会社の経営指標等 回次第23期第24期第25期第26期第27期決算年月2020年12月2021年12月2022年12月2023年12月2024年12月売上高(千円)8,773,3839,835,59811,060,22813,396,68015,549,785経常利益(千円)1,438,8301,036,111537,032830,8961,400,601当期純利益(千円)1,017,786649,695318,291197,693786,630資本金(千円)3,212,5123,212,5123,212,5123,212,5123,212,512発行済株式総数(株)259,431,200259,431,200259,431,200259,431,200259,431,200純資産額(千円)11,328,45911,461,32911,504,90010,533,42711,065,656総資産額(千円)13,018,87413,777,10913,784,72513,444,39014,788,0971株当たり純資産額(円)49.5650.1450.3246.5648.901株当たり配当額(円)3.711.430.720.971.74(内、1株当たり中間配当額)(1.85)(0.47)(0.36)(0.48)(0.77)1株当たり当期純利益(円)4.452.841.390.873.48自己資本比率(%)87.083.283.578.374.8自己資本利益率(%)9.15.72.81.87.3株価収益率(倍)221.0329.3256.4571.288.6配当性向(%)83.350.351.7111.750.0従業員数(名)498506537597691(外、平均臨時雇用者数)(78)(100)(144)(186)(158)株主総利回り(%)100.395.536.850.132.1(比較指標:TOPIX(配当込))(%)(107.4)(121.1)(118.1)(151.5)(182.5)最高株価(円)1,1301,318956509499最低株価(円)466831337251201(注)1.従業員数は、就業人員を記載しており、派遣及び臨時雇用社員の期中平均雇用人員数は、それぞれ外数で記載 しております。 2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第25期の期首から適用しており、第25期以降に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。 4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。 |