【EDINET:S100U1T7】四半期報告書-第44期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)

CoverPage

提出書類、表紙四半期報告書
提出日、表紙2024-07-12
英訳名、表紙BIC CAMERA INC.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 秋保 徹
本店の所在の場所、表紙東京都豊島区高田三丁目23番23号(上記は登記上の本店所在地であり、実際の業務は下記の場所で行っております。
様式、DEI第四号の三様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIQ3

corp

事業の内容 2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要な変更はありません。
なお、主要な関係会社の異動は、次のとおりであります。
(物品販売事業)第1四半期連結会計期間より、当社の連結子会社であった株式会社ソーモバイルは、株式会社ラネット(連結子会社)を存続会社とする吸収合併(合併期日:2023年9月1日)により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
事業等のリスク 1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2023年9月1日から2024年5月31日まで)におけるわが国経済は、このところ足踏みもみられるものの、緩やかに回復しております。
企業収益は、総じてみれば改善し、雇用情勢は改善の動きがみられる一方で、個人消費は持ち直しに足踏みがみられます。
当家電小売業界における売上は、スマートフォン等が好調に推移いたしましたが、パソコン、ゲーム、テレビ、洗濯機等が低調であったため、総じて低調に推移いたしました。
こうした状況下にあって、「専門性と先進性で、より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」と定めた企業理念のもと、経営戦略として「ビックカメラらしい強い店舗を取り戻す」を掲げ、その実現に向け、「人を成長の原動力とする」を筆頭に、「強い店舗の再構築」、「収益構造の抜本的見直し」及び「中長期の成長戦略」を4大施策として取り組んでおります。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた免税売上は、海外向け当社公式SNSでの発信や、現地インフルエンサーとの連携強化、航空会社とのクーポン配布施策拡大などの取り組み効果もあり、多様な国々からの集客が進んだ結果、足元ではコロナ前を超える水準まで回復しております。
店舗展開におきましては、グループ会社の株式会社コジマが、2023年11月23日に「コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店」(北海道札幌市)を開店、当社と日本空港ビルデング株式会社との合弁会社のAir BIC株式会社が、臨時休業していた「Air BicCamera 那覇空港店」(沖縄県那覇市)を、2024年4月1日より営業再開しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 6,876億78百万円(前年同期比 12.3%増)、営業利益は 191億94百万円(前年同期比 76.1%増)、経常利益は 207億19百万円(前年同期比 67.1%増)、税金等調整前四半期純利益は 194億54百万円(前年同期比 93.9%増)となりました。
法人税等合計が 68億24百万円、非支配株主に帰属する四半期純利益が 20億74百万円となったため、親会社株主に帰属する四半期純利益は 105億54百万円(前年同期比 128.6%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(物品販売事業)売上高は 6,780億83百万円(前年同期比 12.5%増)、経常利益は 190億43百万円(前年同期比 79.0%増)となりました。
(BSデジタル放送事業)売上高は 84億81百万円(前年同期比 1.6%減)、経常利益は 15億68百万円(前年同期比 5.7%減)となりました。
① 財政状態の分析(資産の部)当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ 512億85百万円増加(前連結会計年度末比 11.4%増)し、5,011億26百万円となりました。
主な要因は、売掛金の増加 63億4百万円、商品及び製品の増加 186億円、のれんの増加 46億9百万円によるものであります。
(負債の部)当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ 398億50百万円増加(前連結会計年度末比 14.6%増)し、3,133億7百万円となりました。
主な要因は、1年内返済予定の長期借入金の減少7億24百万円があったものの、買掛金の増加 168億84百万円、短期借入金の増加 58億60百万円によるものであります。
(純資産の部)当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 114億35百万円増加(前連結会計年度末比 6.5%増)し、1,878億19百万円となりました。
主な要因は、剰余金の配当(純資産の減少)32億52百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益(純資産の増加)105億54百万円、その他有価証券評価差額金の増加(純資産の増加)31億29百万円によるものであります。
② 経営成績の分析(売上高・売上総利益)当第3四半期連結累計期間の売上高は 6,876億78百万円(前年同期比 12.3%増)となりました。
これは主に、当社の連結子会社である株式会社TDM準備会社(2023年10月、株式会社TDモバイルに商号変更)が、株式会社TDモバイルが営む事業(一部店舗を除く。
)を、同年10月1日付で吸収分割したこと及びインバウンド需要の回復により免税売上が好調であったこと等によるものであります。
また、売上総利益は 1,799億42百万円(前年同期比 11.2%増)となりました。
これは主に、売上高の増加によるものであります。
(販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益)当第3四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は 1,607億48百万円(前年同期比 6.5%増)となりました。
その結果、営業利益は 191億94百万円(前年同期比 76.1%増)となりました。
また、営業外収益は、受取手数料等の計上により 20億58百万円(前年同期比 10.1%増)、営業外費用は、支払利息等の計上により5億34百万円(前年同期比 42.2%増)となりました。
以上の結果、経常利益は 207億19百万円(前年同期比 67.1%増)となりました。
(特別利益・特別損失・税金等調整前四半期純利益)当第3四半期連結累計期間の特別利益は、固定資産売却益等の計上により1億54百万円(前年同期比 71.3%増)、特別損失は、減損損失等の計上により 14億19百万円(前年同期比 42.2%減)となりました。
その結果、税金等調整前四半期純利益は 194億54百万円(前年同期比 93.9%増)となりました。
(法人税等合計・非支配株主に帰属する四半期純利益・親会社株主に帰属する四半期純利益・四半期包括利益)当第3四半期連結累計期間の法人税等合計は 68億24百万円、非支配株主に帰属する四半期純利益は 20億74百万円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は 105億54百万円(前年同期比 128.6%増)となり、四半期包括利益は 156億55百万円(前年同期比 72.3%増)となりました。
(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
経営上の重要な契約等 3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

Shareholders

大株主の状況 (5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。

Audit

監査法人1、連結有限責任監査法人トーマツ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の四半期レビュー報告書 2024年7月12日株式会社 ビックカメラ 取 締 役 会 御中 有限責任監査法人トーマツ 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士山 野 辺  純 一 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士関     信  治 監査人の結論当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている株式会社ビックカメラの2023年9月1日から2024年8月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2024年3月1日から2024年5月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2023年9月1日から2024年5月31日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、株式会社ビックカメラ及び連結子会社の2024年5月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行った。
四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー手続を実施する。
四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付ける。
また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。
監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。
監査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注)1. 上記の監査報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2. XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。

BS資産

商品及び製品123,860,000,000
原材料及び貯蔵品674,000,000
その他、流動資産30,662,000,000
建物及び構築物(純額)26,076,000,000
土地47,738,000,000
有形固定資産82,770,000,000
無形固定資産40,442,000,000
投資その他の資産92,680,000,000

BS負債、資本

短期借入金83,860,000,000
1年内返済予定の長期借入金19,579,000,000
未払法人税等4,719,000,000
賞与引当金7,890,000,000
退職給付に係る負債20,700,000,000
資本剰余金27,054,000,000
利益剰余金106,742,000,000
株主資本138,055,000,000
その他有価証券評価差額金8,646,000,000
退職給付に係る調整累計額816,000,000
評価・換算差額等9,463,000,000
非支配株主持分40,136,000,000
負債純資産501,126,000,000

PL

売上原価507,735,000,000
販売費及び一般管理費160,748,000,000
受取利息、営業外収益44,000,000
受取配当金、営業外収益107,000,000
営業外収益2,058,000,000
支払利息、営業外費用241,000,000
営業外費用534,000,000
固定資産売却益、特別利益89,000,000
特別利益154,000,000
固定資産除却損、特別損失97,000,000
特別損失1,419,000,000
法人税、住民税及び事業税6,101,000,000
法人税等調整額723,000,000
法人税等6,824,000,000

PL2

その他有価証券評価差額金(税引後)、その他の包括利益3,129,000,000
退職給付に係る調整額(税引後)、その他の包括利益-103,000,000
その他の包括利益3,026,000,000
包括利益15,655,000,000
親会社株主に係る包括利益、包括利益13,609,000,000
非支配株主に係る包括利益、包括利益2,046,000,000

FS_ALL

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失、経営指標等10,554,000,000
売掛金50,844,000,000
契約負債32,495,000,000
外部顧客への売上高687,678,000,000

概要や注記

連結財務諸表が基づく規則、経理の状況当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。
配当に関する注記 1. 配当金支払額決議株式の種類配当金の総額(百万円)1株当たり配当額 (円)基準日効力発生日配当の原資2023年11月22日定時株主総会普通株式1,711102023年8月31日2023年11月24日利益剰余金2024年4月12日取締役会普通株式1,54092024年2月29日2024年5月17日利益剰余金 2. 基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの該当事項はありません。
セグメント表の脚注 (注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ケーブルテレビ事業を含んでおります。
2. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
その他、連結財務諸表等 2【その他】
2024年4月12日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。
(イ)配当金の総額                1,540百万円(ロ)1株当たりの金額                9円00銭(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日    2024年5月17日
(注) 2024年2月29日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行いました。
提出会社の保証会社等の情報 第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
連結経営指標等 回次第43期第3四半期連結累計期間第44期第3四半期連結累計期間第43期会計期間自 2022年9月1日至 2023年5月31日自 2023年9月1日至 2024年5月31日自 2022年9月1日至 2023年8月31日売上高(百万円)612,485687,678815,560経常利益(百万円)12,39720,71916,566親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益(百万円)4,61710,5542,936四半期包括利益又は包括利益(百万円)9,08415,65510,094純資産額(百万円)175,360187,819176,383総資産額(百万円)469,727501,126449,8401株当たり四半期(当期)純利益(円)26.9761.6617.16潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益(円)26.9461.6117.12自己資本比率(%)29.129.430.5 回次第43期第3四半期連結会計期間第44期第3四半期連結会計期間会計期間自 2023年3月1日至 2023年5月31日自 2024年3月1日至 2024年5月31日1株当たり四半期純利益(円)2.4129.21(注) 当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。