【EDINET:S100YZBZ】有価証券報告書-第21期(2025/06/01-2026/05/31)

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沿革 2 【沿革】
当社は、エレベーターやエスカレーター等の昇降機インフラ社会において、特定のメーカーに縛られることなく、多様な種類のメンテナンスに対応できる独立系の保守会社として、全国各地のニーズに応えたいという想いから、2006年2月に設立されました。
それ以来、全国各地に支店及び出張所を拡大するとともに、災害時対応のIT活用等にも積極的に取り組んでおります。
2006年2月エレベーターの保守・管理業務の受託を目的として、東京都豊島区西池袋に、当社を設立(資本金15,000千円)2006年8月当社本社を東京都港区南青山に移転2007年1月当社本社を東京都港区芝に移転2007年1月エレベーターのリニューアル業務の受託を開始2008年1月当社本社を東京都大田区大森北に移転2012年6月当社本社を東京都品川区南大井に移転2012年10月アップルエレベーター株式会社(本社:青森県八戸市)から青森地区のエレベーター保守事業を譲り受け2014年4月当社基幹システム上で遠隔監視・災害対応を管理する災害時発動機能「イージスモード」の運用開始2014年11月当社本社を東京都品川区南大井内で移転2015年2月有限会社平成エレベーター(本社:福岡県福岡市)から九州地区のエレベーター保守事業を譲り受け2018年12月建物管理事業を営むワンライフ株式会社(本社:東京都豊島区)を吸収合併2019年5月大阪地区でのエレベーター保守関連事業を目的として、エレベーターアクシス株式会社(本社:大阪府大阪市)を合弁設立2021年7月WEB復旧要請システム「Qサポ」の提供開始2025年4月札幌証券取引所アンビシャスに株式上場2026年3月福岡証券取引所本則市場に重複上場、札幌証券取引所本則市場に市場変更
事業の内容 3 【事業の内容】
当社は、エレベーターやエスカレーター等の昇降機を対象として、「すべてのお客様にスペシャリティメンテナンスをフェアプライスで」をミッションとして、点検、監視、保守、部品交換等のメンテナンスやリニューアルサービスを提供しております。
事業の遂行にあたっては、昇降機の品質及び性能の維持・向上、利用者の安心・安全の確保を最優先しつつ、高品質なサービスをリーズナブルかつ迅速に提供することを基本方針としております。
(1) 事業の特徴当社の事業の主な特徴は、以下のとおりであります。
① 競争力のある価格設定当社設立当時のエレベーター等のメンテナンス業界において、メーカーは、それぞれ自社や系列のメンテナンス会社を通じて、自社の製品のみのメンテナンスを行うことが一般的であり、価格やサービス内容において競争原理も働きにくい状況にありました。
当社は、独立系メンテナンス専業会社であり、開発及び製造コストを負担するメーカー及びメーカー系メンテナンス会社と比較して、競争力のある価格設定が可能であります。
② メーカー各社の昇降機に対応当社は、独立系メンテナンス専業会社として、国内主要メーカーである三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、東芝エレベータ株式会社、日本オーチス・エレベータ株式会社、フジテック株式会社の昇降機にオールマイティに対応したメンテナンスサービスを提供できます。
③ 全国拠点網による広範かつ迅速な営業及びサポート対応当社は、本書提出日現在、全国に52の支店及び出張所を展開しており、広範な営業活動を行っております。
また、これらの各拠点の近隣地域においては、災害発生時等の人命に関わる緊急時には、通報を受けた際に速やかに現場へ駆けつけることができる体制を整備しております。
④ トータルサービスの提供当社は、保守業務における点検の結果、昇降機の経年劣化が進行している場合又は設備の旧式化により利用者ニーズへの対応が困難となった場合には、制御盤、巻上機、モーター等の主要設備のリニューアルを提案・実施しております。
これにより、メンテナンスからリニューアルまで一貫したトータルサービスを提供しております。
⑤ ITを活用した緊急時対応当社は、災害や故障等の緊急時に迅速かつ適切に対処するため、ITを活用した各種システムを導入しております。
具体的には、QRコードを利用して利用者が当社技術員と直接やりとりできるシステムの提供、社内システムにおける災害一覧及び災害マップの閲覧機能の導入等を行っております。

(2) 受注業務形態当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントでありますが、以下の2つの受注業務形態でサービスを提供しております。
受注業務形態概       要保守業務昇降機の点検、監視、緊急時対応保全・リニューアル業務昇降機の点検結果等に基づく、部品交換・修理、リニューアル 以下、上記の受注業務形態ごとに、具体的なサービス内容及び特徴について、記載いたします。
(3) 保守業務① 業務内容エレベーター及びエスカレーターは、集合住宅をはじめ、オフィスビルや高層ビル、ショッピングモール等で人々が効率よく移動するために設置された建物付属電機設備です。
これら設備は、適切な運用や操作はもとより、定期又は不定期の点検及び常時監視をすることにより、安全稼働のための機能及び性能を維持し続ける必要があります。
これらが適切に行われない場合は、重大な事故や故障に繋がり、利用者の生命や財産に多大な危害を及ぼす恐れがあります。
当社は、これらの事故やトラブルを未然に防ぎ、全ての利用者が安心してご利用いただけるよう、昇降機を対象として、点検及び監視を行う保守業務を行っております。
また、当該業務には、災害、事故、故障、停電等の緊急時の対応も含んでおります。
② 保守業務の種類保守業務は、以下の点検、監視、緊急時対応に大別されます。
保守業務の種類概    要点   検 ビルオーナー等からの依頼により、当社の技術員が、定期又は不定期でエレベーター及びエスカレーター設備の点検を実施します。
また、必要に応じて、清掃、注油、調整、消耗品(電球、各種ヒューズ、ビス・ナット、各種リレーリード線等)の補充・交換等も適宜行います。
 当該点検においては、経年劣化、損傷、変形、摩耗、腐食、発生音等の点から、異常・不具合・劣化等に関する調査も行い、改善すべき抜本的な指摘事項が抽出された場合は、ビルオーナー等に改善を提案し、「保全業務」として請け負います。
監   視 通信回線を利用して、24時間365日、当社センター専門スタッフがエレベーターの異常・不具合の発生状況について、遠隔監視を行っております。
あらかじめエレベーター運転のために必要とされる箇所を網羅的に特定し、通信回線等を利用して、エレベーター本体の運転状態や機器類等の動作状況を遠隔点検することができます。
緊急時対応 災害、事故、故障、停電等の緊急時に、安全を最優先し、また、当社独自のITシステムを駆使して、迅速に対応いたします。
 例えば、エレベーター内に利用者が閉じ込められた際は、利用者はインターホンで当社コントロールセンターと直接通話でき、これにより、閉じ込め故障の状況や動力電源の停電状況の遠隔監視も可能となります。

(注) 建築基準法では、建築物の損傷や腐食等の劣化状況の定期的な点検の一環として、年1回、国家資格である昇降機等検査員による昇降機の定期検査が義務付けられております。
③ 点検のプロセスについて点検のプロセスは、以下のとおりであります。
点検のプロセス概      要a.点検の実施 保守・点検作業を行う際に技術員は、点検する部分と作業内容が点検サイクルごとに記載されたシートを使い、初めての点検からサイクルごとにどこをチェックすべきかを把握しながら作業を効率的かつ安全に進めています。
物件や点検結果に関する情報については、当社基幹システム「Assist」に記録・蓄積されます。
 なお、「Assist」には、過去の故障事例が蓄積されており、当該情報も参照し、点検に当たります。
b.検査・点検結果の報告 年1回の有人の法定検査、通常の有人あるいは、遠隔による任意点検のそれぞれについて、「定期検査報告書」、「点検作業報告書」及び「遠隔点検報告書」を作成し、ビルオーナー等に提出しております。
c.部品交換、修理等 必要に応じて、劣化した部品の交換や修理を行います。
交換部品は、原則としてメーカーの純正部品を推奨しております。
④ 緊急時対応について災害や故障等の緊急時は、「すぐ駆けつけ、すぐ対応する」ことを最優先し、24時間365日体制で、ITを駆使し、以下のような独自の対応を行う仕組みがあります。
「Qサポ」による管理 当社独自のWEB復旧要請システム「Qサポ」により、エレベーター内に貼付されたステッカーのQRコードをご利用者自身が読み取り、直接復旧作業の連絡を取ることが可能となります。
 また、「Qサポ」では、Googleマップ上で復旧対応時の現地技術員の位置情報が確認できるほか、おおよその現地技術員の到着時間も把握できます。
GPSによる管理 GPSにより、現地技術員の位置情報を常時把握でき、緊急時の現地技術員への出動命令(同時にエレベーターの異常内容を送信)、現地技術員からの状況報告を一括管理できます。
電話回線による対応 電話回線により、エレベーター内の利用者と当社センター専門スタッフや現地技術員との直接通話が可能となります。
「イージスモード」による対処 「イージスモード」は、当社基幹システム「Assist」上で遠隔監視と災害対応の管理を実現する災害時発動機能です。
これにより、大規模な災害が発生した場合でも、「イージスモード」に切り替えることで、物件情報が即座に共有され、当社センター専門スタッフと現地技術員は、「災害一覧」と「災害マップ」を参照しながら、リアルタイムで迅速な対応が可能となります。

(注) Google Maps及びGoogleマップは、Google Inc.の商標又は登録商標です。
⑤ 「イージスモード」と「Qサポ」の内容2011年3月に発生した東日本大震災当時は、復旧要請の連絡を電話で受け、故障したエレベーターの場所を口頭で確認したのち、被害にあったエレベーターのある物件の把握、現地技術員への作業指示を行わなければならず、復旧対応に相応の時間を要しておりました。
当社では、当時のこれらの教訓を活かし、2014年4月に当社基幹システム「Assist」上の災害時発動機能「イージスモード」の導入、2021年7月にWEB復旧要請システム「Qサポ」(お客様閲覧システム及び契約者サイトの開始は2023年10月)の提供を開始いたしました。
a 「イージスモード」について<災害一覧> 被災した物件の情報を登録したデータをリアルタイムで社内共有することが可能となります。
復旧及びその対応状況等が、ひと目で確認でき、電話やメールでやりとりなく、スムーズな復旧作業を実現しております。
<災害マップ> 現地技術員は、登録されている災害マップを随時参照・確認しながら、自身のいる場所から最も近い現場に直行することで、迅速かつ効率的に復旧作業を行うことができます。
b 「Qサポ」について当社がメンテナンスを担当するエレベーター内には、「Qサポ」アクセス用のQRコードが記載されたステッカーが貼付されています。
突発的な災害時には、利用者自身で当該QRコードをスマートフォン等で読み取っていただき、直接、復旧要請の連絡が可能となります。
また、「Qサポ」を利用することにより、Googleマップ上で対象エレベーターの設置位置、復旧対応に駆けつける現地技術員の位置情報をリアルタイムでご確認できるほか、おおよその到着時刻を把握することができます。
復旧対応時の現地技術員の位置情報の可視化により、万が一、エレベーターに閉じ込められてしまった場合でも、ご利用者様の「安心」につながります。
⑥ 保守業務の契約形態保守業務における契約形態は、以下の2つに大別されます。
契約形態概    要POG契約 契約期間1年間を原則として、月々定額で、エレベーターの機能維持を目的として、機器・装置の定期的な点検を実施、併せて、清掃・給油・調整・簡易消耗部品の取替え等を実施する契約形態(監視や緊急時対応含む。
)であります。
 POGは、「Parts, Oil and Grease」の略称であります。
FM契約 POG契約内容に、劣化した部品の取替えや修理等まで行う契約形式であります。
 FMは、「Full Maintenance」の略称であります。
(4) 保全・リニューアル業務① 業務内容エレベーターやエスカレーター等の昇降機は、日々の使用により機能劣化が進むため、適切なタイミングで交換、修繕が必要となります。
当社では、保守業務での点検結果により、改善すべき抜本的な指摘事項が抽出された場合に、部品交換やリニューアル等を行います。
② 保全・リニューアル業務の種類保全・リニューアル業務は、以下の保全とリニューアルに大別されます。
保全・リニューアル業務の種類概    要保  全 点検結果に基づく指摘のもと行う、部品の取替え及び修理業務であります。
 なお、保守業務のFM契約に関しても契約対象外の保全工事等については、有償で行う場合があります。
 当社は、保守対象の昇降機の故障に関する統計データを蓄積しており、品質管理部門及び故障低減プロジェクトにおいて、故障分析を行っております。
分析の結果、故障の発生頻度が高い部品については、ビルオーナー等に対し、一斉に交換を促すことで、故障や長期停止の未然防止に貢献しております。
リニューアル 当社は、安全性、快適性、機能性を向上させるため、老朽化したエレベーター等の昇降機のリニューアル工事を計画的に実施しています。
主要部品や制御システムの交換、省エネ機能の導入を通じて、利用者の安心と利便性を確保し、建物全体の価値向上を図ります。
 また、エレベーター設置から20年以上が経過すると、保守部品の入手が困難になり、部品交換や修理が困難になる場合があります。
当社では、信頼性・安全性・運用効率を高めるため、制御盤や巻上機等の主要部品の一式交換工事や既存設備の撤去を行い、継続的な稼働を支えています。
 リニューアルには、以下の2種類があります。
 ・制御リニューアル:主に制御系の更新を行います。
 ・準撤去新設リニューアル:既製品の一部を継続・再利用し、撤去新設します。
 また、エスカレーターについても、旧トラス(積載荷重を支える建物の骨組み)を再利用し、分割したエスカレーターのパーツを組立てる工法を採用したフルリニューアルも提供しており、通常の撤去新設と比べ、工数を約1/3の約3週間、コストを約50%削減した実績があります。

(注) エレベーター及びエスカレーターの耐用年数については、国税庁が定める法定年数は15~17年、公益社団法人ロングライフビル推進協会による計画耐用年数の指針に定める年数は20~25年程度とされております。
エレベーター及びエスカレーターで使用する部品については、一般的には、製造終了後、約25年で部品の供給がなくなることがほとんどであり、部品の供給停止後にエレベーター及びエスカレーターの故障が発生した場合は、迅速かつ適切な対応が困難となり、長期停止を余儀なくされる恐れもあります。
③ リニューアルの対応リニューアルにおける目的別の当社の対応は、以下のとおりであります。
目   的当社の対応地震の対応 地震の初期微動(P波)を感知したときは、管制運転装置を起動し、強制的に最寄階に停止させた後、ドアを開くことで、利用者の閉じ込めを防止するものであります。
停電の対応 停電が発生したときは、バックアップ電源に切り替え、自動着床装置を起動し、自動的に最寄階まで運転した後、ドアを開くことで、利用者の閉じ込めを防止するものであります。
戸開走行の防止 エレベーターの安全対策として、制御機器や駆動装置の故障が発生した場合でも重大な事故を防ぐため、複数の安全装置が設置されています。
 まず、ブレーキの二重化により、メインのブレーキが故障しても、補助ブレーキが作動してエレベーターを確実に停止させます。
また、特定距離感知装置を使い、ドアが開いた状態でエレベーターが移動しないように監視し、異常を検知した場合には動作を停止させます。
 さらに、通常使用する制御装置だけでなく、独立した制御装置を設置することで、メインの制御装置が故障した際にも安全な運行を可能にしています。
このようなバックアップシステムにより、ドアが開いたままの走行(戸開走行)や挟まれ事故といった人命にかかわる事故を未然に防ぐ仕組みです。
意匠性の向上 当社が特許を取得した操作盤をはじめ、ドア、かご内(天井、壁等)のデザイン等を刷新し、新しいエレベーター空間を提供するものであります。
(5) 事業の系統図事業の系統図は、以下のとおりであります。

(注) 1.案件紹介者や代理店に対し、紹介料を支払う場合があります。
2.メーカーや他の独立系メンテナンス会社から、保守業務を受託するケースもあります。
3.建築基準法においては、昇降機等検査員による年1回の法定検査を実施し、その検査結果をビルオーナー等である昇降機所有者又は昇降機管理者に報告することが義務付けられております。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
2026年5月31日現在名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(関連会社) エレベーターアクシス株式会社大阪府東大阪市9,900昇降機メンテナンス事業20.2西日本エリアの情報共有。
技術員研修、災害時対応の相互協力。
(注) 1.「主要な事業の内容」には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
① 提出会社の状況 2026年5月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)24843.05.34,7176.5
(注) 1.従業員数は就業人員であります。
2.臨時雇用者数は、パートタイマー及び契約社員等が従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4.当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員数は記載しておりません。
5. 従業員人数が前年事業年度に比べ32名増加した理由は、事業拡大に伴う追加採用によるものであります。
② 労働組合の状況当社において、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
③ 管理的地位にあたる労働者に占める女性者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)
(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者11.175.063.169.030.7 (注)1.女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針当社は、エレベーターやエスカレーター等の昇降機のメンテナンス分野において、安全・安心を最優先とし、「すべてのお客様にスペシャリティメンテナンスをフェアプライスで」をミッションに掲げ、以下を推進しつつ、多様な顧客ニーズにきめ細かく対応することにより、収益性及び企業価値の向上を実現することを、経営の基本方針としております。
・高品質メンテナンスの適正価格での提供・災害時の迅速対応体制の構築・建物の資産価値向上に貢献するリニューアルの促進
(2) 目標とする経営指標当社は、事業の進捗状況を定量的に把握・分析するため、売上高及び営業利益を重要な経営指標としており、また、高い成長と収益性を確保するため、売上高成長率と営業利益率についても重要な経営指標としております。
さらに、売上高を構成する要素として、保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数についても、重要な指標として捉えております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略当社を取り巻くエレベーター等の昇降機メンテナンス業界におきましては、既存の昇降機の改修需要の拡大、ビルオーナー等のコスト削減要求の増加等により、収益機会が増加しております。
また、一方で、昇降機の安全稼動への社会的要請、災害時の一層の素早い対応要請の高まり、高品質かつスピーディーなサービスの提供が求められております。
このような中長期の経営環境において、当社は、継続的な成長を実現するために、以下の経営戦略を実行してまいります。
① 故障・事故予防の強化による好循環の創出保守業務及び保全・リニューアル業務に万全を期すことにより、昇降機の故障率の低減、停止期間の短縮及び事故の防止を図り、多額の賠償負担を伴う事故の発生を未然に防止するとともに、当社の営業利益の拡大につなげることで、ビルオーナー等との間に相互利益に基づく持続的な関係を構築できるものと考えております。
このような顧客利益及び信用力の最大化を通じて、当社の収益機会の拡大や、それらを原資とした人財及びシステムへの追加投資を実現し、持続的な成長に向けた好循環の創出を図ります。
② 事業の拡張当社は、2029年5月期までに売上高100億円の達成を目指す「100億円宣言」を掲げており、これを実現するために、多様なニーズに対応する事業拡張に取り組んでいく方針であります。
具体的には、市場シェア拡大のための未出店地域を中心とした拠点展開、エスカレーターリニューアル等の高い需要が見込まれるサービスの営業強化、シナジー効果が見込まれる他社との業務提携、M&Aや事業譲受、営業効率向上のための新規代理店の募集・活用、ビルオーナー等の利便性を向上させる付加価値としてのIT活用等を積極的な推進に取り組んでまいります。
③ 財務基盤の強化上記①~②の一連の取り組みにより、安定した成長性を実現できる収益構造を構築することで、財務基盤の強化を図ります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社を取り巻くエレベーター等の昇降機メンテナンス業界におきましては、既存の昇降機の改修需要の拡大、ビルオーナー等のコスト削減要求の増加等により、収益機会が増加しております。
また、一方で、昇降機の安全稼働への社会的要請、災害時の一層の素早い対応要請の高まり、高品質かつスピーディーなサービスの提供が求められております。
このような事業環境の下、本書提出日現在において、当社が認識する対処すべき主な課題は以下のとおりであり、これらの対応に尽力することが当社の社会的使命であると認識しております。
① 人財の確保・育成等当社事業の競争力の根幹は、高品質なメンテナンスサービスを提供できる人財にあり、それを実現できる人財の確保及び育成、また、外注業者を含めた品質管理の徹底は、極めて重要な課題であると認識しております。
当社は、これらの課題に対処するために、定期的な技術研修や積極的な人財採用活動を継続するとともに、首都圏等の特に採用が困難な事業拠点においては外部委託先も活用する所存であります。
また、外注業者を含めた品質管理についても、業務マニュアルの共有及び徹底、当社技術責任者による外注業者の業務状況の巡回確認等に取り組んでおります。
② 営業の強化当社は、本書提出日現在、全国52支店及び出張所に展開しておりますが、事業基盤をより強固にするためには、各拠点の営業人員の営業力、また、高品質かつスピーディーな対応力を向上させ、保守契約台数の増加を図ることが重要な課題であると認識しております。
当社は、これらの課題に対処するために、営業担当者の営業力及び顧客対応力の一層の向上を図るとともに、各地域において顧客に寄り添った営業活動を推進することにより、地域シェアの拡大に取り組んでまいる所存であります。
③ コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の充実当社が継続的かつ中長期に企業成長を継続し、企業価値の増大を実現するためには、経営及び業務の質の向上が不可欠であり、その基盤となるコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の充実は重要な課題であると認識しております。
当社は、これらの課題に対処するために、取締役会における意思決定機能の強化、社外役員による経営監督機能の向上、内部監査の実効性向上等に取り組むことで、コーポレート・ガバナンスの充実に努める所存であります。
また、組織の機能性の向上、適材適所の人員配置及びDX推進を含む業務プロセスの最適化等に取り組むことで、内部管理体制のさらなる充実に努める所存であります。
なお、当社は、現在、研究開発等の先行的コストが軽微であるため、キャッシュ・フロー上及び財務上の懸念・課題は特にありません。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
昇降機メンテナンス事業を手掛ける当社は、「すべてのお客様にスペシャリティメンテナンスをフェアプライスで」というミッションの下、様々なステークホルダーとの調和を図りながら誠実な企業活動を遂行することが、サステナビリティの根幹であると考えております。
具体的には、株主への企業価値の提供、昇降機利用者への安全性及び快適性の提供、ビルオーナー等のお客様や協業取引先との良好な関係の構築、地域社会への貢献、環境への配慮、並びに従業員等が働きやすい職場環境の整備に取り組んでおります。
なお、以下に記載するサステナビリティに関する取組については、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) ガバナンス当社では、将来発生する可能性があるリスクを識別し、当該リスクに対する予防策を講じることで、損失の最小化に努めております。
また、ビジネス慣行における倫理性の確保、サステナビリティの向上、経営の透明性の確保及び投資家保護の観点から、コンプライアンス・リスク管理委員会及び取締役会において、投資家に開示すべき「事業等のリスク」に関するリスク項目、内容及び対応策について協議を行っております。
さらに、取締役会においては、ステークホルダーとの関係性及び対話の在り方を踏まえ、当社のあるべき姿について適宜協議を行っており、その一環としてサステナビリティに関する重要課題及び対応方針についても継続的に協議しております。

(2) 戦略当社は、サステナビリティを推進するうえで、事業運営の主体である人的資本が重要であると認識しております。
具体的には、人財の採用及び育成の強化、仕事と育児・介護の両立に向けた支援の充実、女性活躍推進法への対応、人事考課制度及び福利厚生制度の充実等を通じて、多様な人財が働きやすい職場環境の整備に取り組んでおります。
人財の採用については、当社は現在、全国52支店及び出張所において事業を展開しており、各地域における現地採用を積極的に推進することで、雇用機会の創出を通じた地域社会の活性化にも取り組んでおります。
また、慢性的な人材不足や少子高齢化といった社会問題に対応するため、シニア人財の継続雇用を推進するとともに、外国人労働者の採用及び就労環境の整備も進めることで、多様な価値観を尊重したインクルージョンの推進に努めております。
採用後の人財育成については、OJTを含む教育・研修制度の充実やキャリアパスの明確化を行うことで、一人ひとりの能力向上と働きがいの向上を図り、離職率の低減に努めております。
さらに、当社は、昇降機という社会インフラを支える企業であり、昇降機の製造不良や欠陥、経年劣化、自然災害等に起因する利用者の人身事故の未然防止に取り組むことが重要な社会的責任であると認識しております。
このため、国土交通省が定める「建築保全業務共通仕様書」及び当社独自の厳格な安全基準等に基づき、保守・点検業務の品質向上に継続的に取り組むとともに、安全最優先の考え方のもと、作業品質及び安全管理体制の強化を図っております。
(3) リスク管理当社では、サステナビリティ及びコンプライアンスを含む経営上のリスクについて、コンプライアンス・リスク管理委員会を定期的に開催し、リスクの網羅的な洗い出しを行うとともに、発生可能性、顕在化時期及び影響度の評価、対応策の検討並びにモニタリングを組織的に実施することで、リスクの最小化に努めております。
また、重要なリスクについては、当該委員会において情報共有及び分析・検討を行うとともに、その内容を取締役会に報告しております。
(4) 指標及び目標当社は、従業員の心身の健康保持と生産性の向上を図る観点から、人的資本に関する重要な指標の一つとして、有給休暇取得率80%以上を目標に掲げております。
当事業年度における有給休暇取得率の実績は64.7%(前事業年度61.8%)となり、前事業年度比2.9ポイント上昇いたしました。
取得率は着実に改善しており、今後も継続的な向上に向けて取組を推進してまいります。
取得率向上に向けては、①業務の性質上、突発的な対応や顧客対応が必要となる場面が多く、計画的な休暇取得が困難なケースが一部に見受けられたこと、②途中入社者及び退職者に係る年次有給休暇の未消化分の影響があったこと、③計画的な年次有給休暇取得を促進する制度及び運用の浸透が十分ではなかったこと等を踏まえ、計画的な休暇取得の促進に向けた取組を強化し各種施策を推進してまいります。
また、当社は、エレベーター及びエスカレーター利用者の安全を経営上の最優先事項と位置付け、当社の業務に起因する瑕疵による利用者の「人身事故ゼロ」を不変の目標として掲げております。
この目標の達成に向け、安全教育の徹底、保守点検品質の向上、安全管理体制の強化及びリスクの未然防止に継続的に取り組んでおります。
当事業年度においても、安全を最優先とする考えのもと、全社一丸となって安全管理及び品質向上に努めた結果、当社の業務に起因する瑕疵による利用者の人身事故は発生しておらず、「人身事故ゼロ」を達成いたしました。
当社は、今後も安全を全ての事業活動の根幹に据え、安全文化のさらなる定着及びリスク管理体制の強化を図ることで、「人身事故ゼロ」の継続達成に向けて取り組んでまいります。
戦略
(2) 戦略当社は、サステナビリティを推進するうえで、事業運営の主体である人的資本が重要であると認識しております。
具体的には、人財の採用及び育成の強化、仕事と育児・介護の両立に向けた支援の充実、女性活躍推進法への対応、人事考課制度及び福利厚生制度の充実等を通じて、多様な人財が働きやすい職場環境の整備に取り組んでおります。
人財の採用については、当社は現在、全国52支店及び出張所において事業を展開しており、各地域における現地採用を積極的に推進することで、雇用機会の創出を通じた地域社会の活性化にも取り組んでおります。
また、慢性的な人材不足や少子高齢化といった社会問題に対応するため、シニア人財の継続雇用を推進するとともに、外国人労働者の採用及び就労環境の整備も進めることで、多様な価値観を尊重したインクルージョンの推進に努めております。
採用後の人財育成については、OJTを含む教育・研修制度の充実やキャリアパスの明確化を行うことで、一人ひとりの能力向上と働きがいの向上を図り、離職率の低減に努めております。
さらに、当社は、昇降機という社会インフラを支える企業であり、昇降機の製造不良や欠陥、経年劣化、自然災害等に起因する利用者の人身事故の未然防止に取り組むことが重要な社会的責任であると認識しております。
このため、国土交通省が定める「建築保全業務共通仕様書」及び当社独自の厳格な安全基準等に基づき、保守・点検業務の品質向上に継続的に取り組むとともに、安全最優先の考え方のもと、作業品質及び安全管理体制の強化を図っております。
指標及び目標 (4) 指標及び目標当社は、従業員の心身の健康保持と生産性の向上を図る観点から、人的資本に関する重要な指標の一つとして、有給休暇取得率80%以上を目標に掲げております。
当事業年度における有給休暇取得率の実績は64.7%(前事業年度61.8%)となり、前事業年度比2.9ポイント上昇いたしました。
取得率は着実に改善しており、今後も継続的な向上に向けて取組を推進してまいります。
取得率向上に向けては、①業務の性質上、突発的な対応や顧客対応が必要となる場面が多く、計画的な休暇取得が困難なケースが一部に見受けられたこと、②途中入社者及び退職者に係る年次有給休暇の未消化分の影響があったこと、③計画的な年次有給休暇取得を促進する制度及び運用の浸透が十分ではなかったこと等を踏まえ、計画的な休暇取得の促進に向けた取組を強化し各種施策を推進してまいります。
また、当社は、エレベーター及びエスカレーター利用者の安全を経営上の最優先事項と位置付け、当社の業務に起因する瑕疵による利用者の「人身事故ゼロ」を不変の目標として掲げております。
この目標の達成に向け、安全教育の徹底、保守点検品質の向上、安全管理体制の強化及びリスクの未然防止に継続的に取り組んでおります。
当事業年度においても、安全を最優先とする考えのもと、全社一丸となって安全管理及び品質向上に努めた結果、当社の業務に起因する瑕疵による利用者の人身事故は発生しておらず、「人身事故ゼロ」を達成いたしました。
当社は、今後も安全を全ての事業活動の根幹に据え、安全文化のさらなる定着及びリスク管理体制の強化を図ることで、「人身事故ゼロ」の継続達成に向けて取り組んでまいります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 当社は、サステナビリティを推進するうえで、事業運営の主体である人的資本が重要であると認識しております。
具体的には、人財の採用及び育成の強化、仕事と育児・介護の両立に向けた支援の充実、女性活躍推進法への対応、人事考課制度及び福利厚生制度の充実等を通じて、多様な人財が働きやすい職場環境の整備に取り組んでおります。
人財の採用については、当社は現在、全国52支店及び出張所において事業を展開しており、各地域における現地採用を積極的に推進することで、雇用機会の創出を通じた地域社会の活性化にも取り組んでおります。
また、慢性的な人材不足や少子高齢化といった社会問題に対応するため、シニア人財の継続雇用を推進するとともに、外国人労働者の採用及び就労環境の整備も進めることで、多様な価値観を尊重したインクルージョンの推進に努めております。
採用後の人財育成については、OJTを含む教育・研修制度の充実やキャリアパスの明確化を行うことで、一人ひとりの能力向上と働きがいの向上を図り、離職率の低減に努めております。
さらに、当社は、昇降機という社会インフラを支える企業であり、昇降機の製造不良や欠陥、経年劣化、自然災害等に起因する利用者の人身事故の未然防止に取り組むことが重要な社会的責任であると認識しております。
このため、国土交通省が定める「建築保全業務共通仕様書」及び当社独自の厳格な安全基準等に基づき、保守・点検業務の品質向上に継続的に取り組むとともに、安全最優先の考え方のもと、作業品質及び安全管理体制の強化を図っております。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するのではありません。
(1) 事業に関するリスク① 競合について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)当社が属するエレベーター等の昇降機メンテナンス業界は、メーカー本体やその系列の専門メンテナンス会社をはじめ、独立系のメンテナンス会社等、大小さまざまな事業者間で競合関係が継続しております。
当社としては、優位性を確保すべく、質の高いサービスの提供、良心的な価格設定、DXを活用した遠隔監視サービス等の付加価値の向上等に努めております。
しかしながら、競合関係が激化した場合は、受注の減少、価格優位性の低下等により、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
② 契約不適合責任について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)当社がリニューアル工事を実施したエレベーター等の工事実施部分については、一定の保証期間において、当社が瑕疵担保責任を負っており、当該期間中に故障や不具合等が生じた場合は、部品の無償修理及び交換等の対応を行うこととしております。
当社は、取扱説明書等に準拠した適切な据付、連結及び保守・点検管理の実施等により、必要な品質の維持に努めております。
しかしながら、想定外の当社による保守・メンテナンスのミスや漏れが生じた場合は、瑕疵担保責任の負担が増大し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
③ 昇降機の事故等について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社が手掛けるエレベーター等の昇降機メンテナンス事業においては、これら昇降機の製造不良・欠陥、経年劣化、災害等に起因して、利用者の人身事故を招く深刻なリスクが存在しております。
当社は、国土交通省が定める「建築保全業務共通仕様書」、当社独自の厳格な安全基準等に忠実に従い、常に安全至上主義に徹して作業を行っております。
また、作業員や外部協力業者を対象とした作業教育の徹底、万が一の事態に備えた損害賠償保険の加入等も行っております。
しかしながら、想定外の甚大な災害、利用者による不適切な使用、当社による保守・メンテナンスのミスや漏れが生じた場合は、損害賠償保険金で補填できない損失の発生、社会的信頼の失墜等を招き、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
④ 法的規制について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社のエレベーター等の昇降機メンテナンス事業における法定検査に関しては、建築基準法に則り、国家資格である昇降機等検査員(本書提出日現在の当社従業員の資格取得者63名)による適格な検査の実施が義務付けられております。
また、エレベーター等のリニューアル(1件当たりの請負金額が税込みで500万円以上)においては、建設業法に基づく機械器具設置工事業に関する許可(有効期限:2030年8月2日)を取得する必要があります。
また、建設業法第29条において、不正な手段による許可の取得、役員等の欠格条項に抵触した場合、許可の取消を受ける旨等の許認可取消事由が定められております。
当社においては、必要な昇降機等検査員の員数の確保等、法的許認可の欠格要件に抵触しないよう留意するほか、コンプライアンス・リスク管理委員会の開催、コンプライアンス勉強会の実施等のコンプライアンス活動にも日頃から積極的に取り組んでおります。
しかしながら、想定外のコンプライアンス違反が発生した場合、法的許認可の欠格要件に抵触する事象が生じた場合、また、法規制の強化や新たな規制法令が制定された場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 特定の仕入先への依存について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)当社が手掛けるエレベーター等の昇降機メンテナンス事業においては、点検に併せて、部品交換等が発生するケースがほとんどでありますが、旧型エレベーター装置に関しては、純正部品等の在庫が枯渇する可能性があり、これらの仕入先も限定的であります。
当社においては、適切な部品在庫を確保するとともに、部品の再利用を促進し、さらに海外市場を含めた様々な調達方法を検討して、供給遅延や在庫不足に備えております。
しかしながら、想定以上の仕入先の在庫不足及び調達遅延が生じた場合、また、部品の希少化から部品価格が高騰し、そのコストを当社のサービス価格に転嫁できない場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑥ システム障害について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、昇降機メンテナンス事業において、DX化を推進し、年中無休・24時間体制での遠隔監視・対応等の利便性の高いサービスを提供するほか、エレベーター等に関する点検及び保守に関する様々な情報の一元化に取り組んでおります。
これらの仕組みは、コンピューターシステムと通信ネットワークで構成されており、当社は、システムの安定稼働、セキュリティ機能の強化、定期的なバックアップの実施等に努めております。
しかしながら、想定外の事故や災害等により、システム障害が発生した場合は、エレベーター等の正常な稼働が一時的に困難となり、損害賠償請求の発生、復旧のためのコストの増大のほか、社会的信頼の失墜等を招き、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 技術革新について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)エレベーター等の昇降機は、近年の技術の高度化及び多様化を背景として、新たなモデルが開発・製造されております。
当社は、国内の主要メーカーが製造するあらゆる機種に対応できるよう、これらの最新モデルに関する技術研究の積極化に努めております。
しかしながら、メーカーの技術革新の急速な進展に当社が対応できなかった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。

(2) その他のリスク① 人財の確保及び育成について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社が手掛ける昇降機メンテナンス事業においては、高度な専門スキルを持つ技術者、手厚い顧客サポートを行える営業人員等の人的リソースが収益を創出する重要な源泉であると認識しております。
当社においては、優秀な人財の採用及び育成の強化に取り組んでおります。
しかしながら、先行的に発生する採用コスト負担が過大になった場合、優秀な人財を採用できなかった場合、また、人財育成が遅延したり、期待通りの能力成果が発揮できなかったりした場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
② 作業員の労働災害について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)当社の昇降機メンテナンス事業においては、当社作業員によるエレベーター等の保守業務や保全・リニューアル業務を行っておりますが、その作業の性質上、作業員の怪我等の労働災害リスクが存在しております。
当社は、独自の安全作業に関するマニュアル等に忠実に従い、常に安全至上主義に徹して作業を行っております。
また、産業医の設置、安全衛生委員会の開催、作業員や外部協力業者を対象とした安全教育の徹底、万が一の事態に備えた労働災害保険の加入等も行っております。
しかしながら、想定外の重大な事故や労働災害が発生した場合は、労働災害保険金で補填できない事故の発生、社会的信頼の失墜等を招き、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
③ 顧客情報の漏えいについて(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、昇降機メンテナンス事業において、個人情報等の重要な顧客情報を取得しております。
当社においては、これらの情報取得に際し、細心の注意を払うとともに、外部からの不正アクセス、社内の情報漏えいリスクの最小化を図るべく、「個人情報保護規程」等の社内規程を定め、厳格な情報保護活動に全社的に取り組んでおります。
しかしながら、想定外の事態によって顧客情報が外部に流出した場合は、損害賠償請求の発生、社会的信頼の失墜等を招き、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
④ 特定人物への依存について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社の創業者であり、創業以来の事業推進者である代表取締役社長の薄田章博は、当社の事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定等、事業活動全般において、極めて重要な役割を果たしております。
当社では、過度に同人に依存しないよう、他の経営幹部の拡充及び育成並びに権限委譲や責任分散の推進により、依存リスクの最小化に取り組んでおります。
しかしながら、これらの取り組みが十分に進まず、想定外の理由により同人の業務遂行が困難となった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 業務提携及び資本提携、買収等について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高)当社が事業の拡大及び多様化を図るうえでは、他社との業務提携及び資本提携、買収等が有効な手段であると認識しております。
当社では、今後も顧客の多様なニーズ等に対応すべく、これらの推進を継続していく方針でありますが、その意思決定にあたっては、今後の事業リスク等を十分かつ慎重に精査していく所存であります。
しかしながら、業務提携及び資本提携、買収等において、当初見込まれた効果が十分に得られなかった場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 知的財産権について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低)当社は、昇降機メンテナンス事業において、技術の独自性の追求、ブランディングの強化を重視した事業展開を行っており、その一環として、商標権、意匠権及び特許権を取得しております。
今後においても、当社が継続的及び長期的に保護すべき知的財産権については、その登録を推進するとともに、他社が保有する知的財産権については、それを侵害しないよう、類似検索を励行するよう努めております。
しかしながら、当社が保有する知的財産権を他社が模倣し、当社の権利の主張が十分になされなかった場合、また、他社が保有する知的財産権を当社が故意に模倣し、損害賠償請求等がなされた場合は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 繰延税金資産について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高)当社は、会計処理として税効果会計を適用しており、将来の課税所得の見積りに基づき、繰延税金資産の回収可能性を評価しております。
したがって、当該見積額が減少し繰延税金資産の一部又は全部を将来実現できないと判断した場合、または、税率変動等を含む税制の変更等があった場合は、対象期間において、繰延税金資産を減額し、税金費用を計上することになり、その結果として、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 新株予約権の権利行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、取締役及び従業員、外部協力者に対して、当社業容拡大に向けたインセンティブを目的として、新株予約権を発行・付与しております。
本書提出日現在、新株予約権による潜在株式は148,400株であり、発行済株式総数と当該潜在株式数の合計に対する割合は6.4%に相当しております。
したがって、これらの新株予約権の権利行使が実行された場合は、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。
なお、当社は、2026年8月27日開催の第21期定時株主総会決議により、当社役員及び従業員等に対し、普通株式45,000株を上限として新株予約権を発行することができる旨の承認を得ています。
本書提出日現在、当該新株予約権の募集事項および割当ては決定されておらず、発行された新株予約権はありませんが、今後当該決議に基づき新株予約権を発行した場合には、最大で発行済株式総数に対し10.2%に相当する株式が交付される可能性があり、既存株主の議決権割合及び1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。
⑨ 配当政策について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展のため、運転資金等の内部留保を踏まえ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。
しかしながら、現段階においては、当社は成長過程にあると認識しており、足元の運転資金等の内部留保の充実を優先することとし、配当を行っておりません。
将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針でありますが、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は、以下のとおりであります。
① 財政状態の状況(資産の部)当事業年度末における資産は1,903,852千円となり、前事業年度末に比べ223,755千円増加いたしました。
これは主に、原材料及び貯蔵品が6,114千円減少した一方で、現金及び預金が82,857千円、売掛金が69,397千円、顧客関連資産が35,127千円増加したことによるものであります。
 (負債の部)当事業年度末における負債は1,330,781千円となり、前事業年度末に比べ3,944千円増加いたしました。
これは主に、長期借入金が105,654千円、未払法人税等が55,616千円それぞれ減少した一方で、買掛金が36,107千円、1年内返済予定の長期借入金が31,106千円、契約負債が28,461千円それぞれ増加したことによるものであります。
 (純資産)当事業年度末における純資産は573,070千円となり、前事業年度末に比べ219,810千円の増加となりました。
これは、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ19,105千円増加したこと、当期純利益の計上により利益剰余金が182,196千円増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況当事業年度における我が国経済は、賃金上昇等を背景に雇用・所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調で推移いたしました。
一方で、物価上昇、金融資本市場の変動、エネルギー価格の高止まりに加え、中東情勢等の地政学的リスクへの懸念から、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社が属するエレベーター等の昇降機メンテナンス業界においては、マンションストック戸数の増加やオフィスビルの新規開発の進展に伴い設置台数が緩やかに増加しており、中長期的な保守・メンテナンスの需要拡大が見込まれております。
また、利益確保を重視するコスト管理意識の高まりにより、保守契約の見直しやサービス内容の最適化ニーズも高まっております。
このような市場環境のもと、当社は、顧客ニーズに対応した保守品質の向上及び故障・災害時における即応体制の強化を目的として、営業・保守対応エリアの拡充を図るべく、2025年8月に三重支店、2026年4月に奈良支店、和歌山支店及び宮古島支店を新設いたしました。
これにより、拠点間の連携強化が進み、故障対応及び復旧の迅速化が図られております。
さらに、人財の確保・育成による技術力の向上に取り組むとともに、価格競争力と信頼性を兼ね備えた保守サービスの提供に努めております。
当事業年度における業務形態別の状況は、安定した保守サービスの提供、新規顧客との取引拡大等により、保守管理契約台数が順調に推移し、保守業務の売上高は1,821,796千円(前年同期比2.1%増)となりました。
また、部品供給停止物件への指摘・提案の強化、施工管理体制の見直し、さらには旺盛なリニューアル需要の後押しもあり、保全・リニューアル業務の売上高は2,728,732千円(同20.4%増)となりました。
その他売上高としては913千円(同154.7%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。
)の期末残高は、前事業年度末に比べ82,857千円増加し、646,692千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における営業活動の結果得られた資金は237,422千円(前事業年度は50,143千円の収入)となりました。
これは主に、法人税の支払額150,414千円の計上があった一方で、税引前当期純利益288,794千円、売上債権の増加額69,947千円の計上があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における投資活動の結果支出した資金は77,691千円(前事業年度は15,705千円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出22,282千円、無形固定資産の取得による支出47,537千円の計上があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における財務活動の結果支出した資金は76,873千円(前事業年度は6,922千円の収入)となりました。
これは主に、長期借入金返済による支出174,548千円の計上があった一方で、長期借入による収入100,000千円、株式の発行による収入37,614千円の計上があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績(生産実績)当社は、生産活動を行っていないため、生産実績に関する記載はしておりません。
(受注実績)当社は、保全・リニューアル業務において、受注活動を行っており、当事業年度における受注実績は、以下のとおりであります。
なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
受注業務形態の名称当事業年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)保全・リニューアル業務2,698,88710.1627,748△4.5合計2,698,88710.1627,748△4.5 (注) 保守業務及びその他については、受注から売上計上までの期間が短いため、記載を省略しております。
(販売実績)当事業年度における販売実績は、以下のとおりであります。
なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
受注業務形態の名称当事業年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)販売高(千円)割合(%)前年同期比(%)保守業務1,821,79640.02.1保全・リニューアル業務2,728,73260.020.4その他9130.0154.7合計4,551,442100.012.4 (注) 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が無いため、記載を省略しております。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。
当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っておりますが、見積り、予測については、不確実性を伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 財政状態の状況財政状態の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績等の状況に関する分析(売上高) 当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ502,965千円増加し、4,551,442千円(前年度比12.4%増)となりました。
 保守業務の売上高につきましては、既存顧客による契約が継続したこと、新規契約が順調に伸長したこと等により、38,263千円増加し、1,821,796千円(同2.1%増)となりました。
保全・リニューアル業務の売上高につきましては、部品供給停止物件への提案強化、施工管理体制の見直しに加え、改修需要の高まりも追い風となり、464,146千円増加し、2,728,732千円(同20.4%増)となりました。
(売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ366,546千円増加し、3,153,940千円(前年度比13.1%増)となりました。
これは主に、工事・リニューアル業務での売上高が伸長したことに伴い、材料費が390,611千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、売上総利益は、前事業年度に比べ136,418千円増加し、1,397,501千円(同10.8%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ119,961千円増加し、1,116,342千円(前年度比12.0%増)となりました。
これは主に、人件費が48,592千円、代理店を介した受注が増えたことに伴い、販売手数料が8,208千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、営業利益は、前事業年度に比べ16,456千円増加し、281,159千円(同6.2%増)となりました。
(営業外損益、経常利益) 当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ2,146千円増加し、18,209千円(前年度比13.3%増)となりました。
これは主に、受取補償金4,082千円を計上したこと等によるものであります。
 当事業年度における営業外費用は、前事業年度に比べ9,417千円減少し、8,533千円(同52.4%減)となりました。
これは主に、札幌証券取引所への新規上場に伴う一過性の費用によるものであります。
 以上の結果、経常利益は、前事業年度に比べ28,019千円増加し、290,835千円(同10.6%増)となりました。
(特別損益、法人税等及び当期純利益)当事業年度における特別利益の計上はありません。
当事業年度における特別損失は、固定資産除売却損2,041千円を計上しました。
当事業年度における法人税等は、前事業年度に比べ8,496千円減少し、106,598千円(前年度比7.3%減)となりました。
 以上の結果、当期純利益は、前事業年度に比べ34,710千円増加し、182,196千円(同23.5%増)となりました。
④ キャッシュ・フローの状況・検討内容キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤ 財源及び資金の流動性に係る情報当社は、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状況を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出、幅広い資金調達手段の確保に努めております。
当社資本の財源及び資金の流動性につきましては、サービス提供に必要な保全修理・工事におけるエレベーター等の部材調達、人件費等の販売費及び一般管理費等の支払いから販売代金の入金までの期間が運転資金需要となっております。
運転資金及び経常的な設備投資については、フリーキャッシュ・フロー、リース取引、並びに金融機関からの借入れによる資金調達を行うことを基本としておりますが、今後も事業活動を支える資金調達については、営業キャッシュ・フローの増加に努めるとともに、低コストかつ安定的な資金の確保を図り、多様な資金調達手段に取り組んでまいります。
当事業年度における借入金の残高は、389,057千円であります。
キャッシュ・フローの状況については「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑥ 経営成績に重要な影響を与える原因経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑦ 経営者の問題認識と今後の方針経営者の問題認識と今後の方針は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑧ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
(2) 目標とする経営指標」に記載のとおり、「売上高」、「売上高成長率」、「営業利益」、「営業利益率」及び「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」を重要な経営指標として管理しております。
なお、これらの指標につきましては、現状の進捗としては変動性が高く安定的ではないため、また、「保守業務及び保全・リニューアル業務の契約件数」については、契約分類が複雑になるものも存在するため、対外的な目標値の開示は差し控えております。
これらの指標に対する今後の方針としては、上記2軸の売上形態をそれぞれ強化していくことにより、売上高及び営業利益の拡大につなげていきたいと考えております。
また、顧客満足度の向上により、保守業務の契約件数の増加に繋がると考えており、お客様のご要望に対して、より迅速かつきめ細かに対応できるように、地域に密着したサポート体制を構築しております。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当事業年度における設備投資(顧客関連資産除く)の総額は84,886千円であり、その主なものは、エレベーター関連設備として遠隔監視装置50,094千円、本社改装費14,518千円及び当社基幹システム「Assist」の改修費用7,010千円であります。
なお、当事業年度において、重要な設備の売却等はございません。
なお、当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
2026年5月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物工具及び備品土地(面積㎡)リース資産ソフトウエア合計本社(東京都品川区)オフィス業務設備(社内造作、遠隔操作システム他)11,8353,523-(-)94,31828,884138,56266 甲府支店(山梨県甲府市)を含む支店及び出張所51拠点 オフィス業務設備(社内造作他)7,4965,529-(-)--13,026180その他(東京都大田区)福利厚生施設他18,449-55,556(122.47)--74,0052
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.従業員数は就業人員であります。
3.当社の報告セグメントは「昇降機メンテナンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
4.上記の他、他の者から賃借している設備の内容は、以下のとおりであります。
事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容年間賃借料(千円)本社(東京都品川区)昇降機メンテナンス事業事務所21,793支店及び出張所51拠点その他(本社を除く)昇降機メンテナンス事業事務所178,152
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
該当事項はありません。

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況43
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況5
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況4,717,000

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社では、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式としておりますが、原則として純投資目的である投資株式は保有しない方針であります。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式  該当事項はありません。

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2026年5月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
そらしづ株式会社神奈川県横浜市神奈川区金港町2番1号  パークタワー横濱ポートサイド2007500,00046.74
薄田 章博神奈川県横浜市神奈川区128,00011.96
村石 誠司神奈川県横浜市保土ヶ谷区48,4004.52
こたろう株式会社神奈川県横浜市保土ヶ谷区釜台町50番20号34,0003.17
大久保 圭太東京都千代田区26,6002.48
杉山 央北海道札幌市中央区24,2002.26
六日市 拓也神奈川県横浜市鶴見区20,0001.86
PERSHING-DIV.OF DLJSECS.CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)ONE PERSHING PLAZA JERSEY CITYNEW JERSEY U.S.A.(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)17,5001.63
エレベーターコミュニケーションズ従業員持株会東京都品川区南大井6丁目16番16号 鈴中ビル大森3階12,6001.17
藤井 周千葉県松戸市11,5001.07計-822,80076.92 (注)1.当社は、自己株式を保有しておりません。2.
そらしづ株式会社は、当社代表取締役社長である薄田章博が所有する資産管理会社であります。3.
こたろう株式会社は、当社取締役副社長である村石誠司が所有する資産管理会社であります。
株主数-金融商品取引業者1
株主数-外国法人等-個人2
株主数-外国法人等-個人以外4
株主数-個人その他601
株主数-その他の法人18
株主数-計626
氏名又は名称、大株主の状況藤井 周
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式に関する事項株式の種類当事業年度期首株式数当事業年度増加株式数当事業年度減少株式数当事業年度末株式数普通株式(株)1,015,44054,200―1,069,640 (注)普通株式の発行済株式総数の増加54,200株はストック・オプションの権利行使による増加であります。
2.自己株式に関する事項該当事項はありません。