【EDINET:S100YR8L】有価証券報告書-第38期(2025/05/01-2026/04/30)

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沿革 2【沿革】
年月事項1984年1月エレクトロニクス分野における電子部品組立を事業目的として太洋製作所を創業1988年5月秋田県仙北郡(現仙北市)角館町西長野に有限会社太洋製作所を設立1991年6月株式会社太洋製作所に組織変更1991年10月秋田県仙北郡(現仙北市)角館町雲然に本社移転、新社屋建設1996年2月中小企業庁より研究開発支援事業の「中小企業創造活動促進法」に基づく研究開発支援事業の認定を受ける1997年3月通産省より「特定新規事業実施円滑化臨時措置法(新規事業法)」に基づく支援事業の認定を受ける1997年7月リードフレーム検査装置(MV7000シリーズ)販売開始2001年1月インスペック株式会社に商号変更2002年1月BGA検査装置及びテープ検査装置用画像処理専用コンピュータ「inspecⅡ」開発完了2002年3月BGA検査装置(BF2000シリーズ)販売開始(inspecⅡ搭載)2002年7月TABテープ検査装置(TR2000シリーズ)販売開始(inspecⅡ搭載)2003年3月東京都港区に東京オフィス開設2005年3月高性能パターン検査装置用画像処理専用コンピュータ「inspecⅢ」開発完了2006年6月株式会社東京証券取引所マザーズ市場へ上場2006年10月本社工場増改築工事竣工2009年5月世界最高性能の基板AOI(パターン検査装置)SX5000シリーズを販売開始2009年7月経済産業省より「2009年度戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択2009年11月経済産業省より「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」に採択2010年10月基板AOIの世界市場向け戦略製品SX3300シリーズを販売開始2011年6月台湾TKK(Taiwan kong king Co.,Ltd.:台灣港建股份有限公司)と総代理店契約締結2011年8月インライン高性能検査装置を販売開始2012年10月フレキシブル基板(FPC)向け小型AVI(最終外観検査装置)AV500 を販売開始2012年11月経済産業省より「2012年度グローバル技術連携支援事業」に採択2013年9月台湾に現地法人「台湾英視股份有限公司」(英文名:Inspec Taiwan Inc.)を設立2016年6月ロールtoロール型高性能検査装置RAシリーズを販売開始2017年9月東京証券取引所マザーズ市場から同証券取引所市場第二部へ変更2019年1月長野県長野市に長野サポートセンターを開設2019年12月本社工場増改築工事竣工2020年4月ISO9001認証取得2020年11月国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より「2020年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択2021年7月車載用FPC基板向けロールtoロール型検査装置RA7400を販売開始2022年4月東京証券取引所市場第二部から同取引所スタンダード市場へ移行2022年8月香港WWG(World Wide Semi-Conductor Equipment Co.Ltd.:香港公司環球集團)と代理店契約締結2023年1月ロールtoロール型検査装置RA7000シリーズが、第9回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞受賞2025年7月滋賀県草津市に滋賀サポートセンターを開設2025年10月秋田県秋田市に秋田開発センターを開設
事業の内容 3【事業の内容】
当社グループは、当社(インスペック株式会社)及び台湾英視股份有限公司の2社により構成されており、当社グループの事業は、基板検査装置関連機器製造・販売を主な事業内容とし、その他にこれらに関連する研究開発及び保守・サービス等の事業活動を展開しております。
なお、台湾英視股份有限公司については、連結財務諸表に及ぼす影響に重要性が乏しいため、連結の範囲より除外しております。
基板検査装置関連事業インスペック株式会社生成AIの普及によるデータセンター向けのCPU・GPUに使用される半導体パッケージ基板及びスマートフォンなどのデジタル機器に使用される精密プリント基板などの外観検査装置の開発、製造、販売及び保守サービスを行っております。
  [事業系統図] 当社の事業系統図は、次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
該当事項はありません。
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
① 提出会社の状況 2026年4月30日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)85(4)43.511.76,1745.4(注)1.従業員数は就業員数であり、当事業年度中における出向者及び休職者を含みません。
また、嘱託社員は( )内に内数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
② 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
③ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.(注)3.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者(注)3.4.3100.061.561.5-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.表中の「-」は集計対象となる従業員がいないことを示しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営方針当社は、「確かな技術とあくなき挑戦で、創造社会を切り拓く」というパーパス(存在意義)のもと、以下の課題に取り組んでおります。

(2) 中長期的な会社の経営戦略2026年4月期の半導体関連分野におきましては、生成AI向けデータセンター投資の拡大を背景に、最先端半導体パッケージ基板の需要が堅調に推移しました。
これに伴い、当社の主要取引先である半導体パッケージ基板メーカー各社における設備投資が拡大したことから、半導体パッケージ基板検査装置関連の引き合い及び商談は活発化しました。
一方で、自動車関連分野におきましては、中国においては電気自動車(EV)市場が堅調に推移しているものの、EV向けFPC市場では現地メーカーの競争力向上や現地調達の進展などにより、当社向け需要は伸び悩みました。
当社は、2025年4月期に露光装置関連事業から撤退したことで、改めて中期経営計画を見直し、2028年4月期をゴールとした中期経営計画を2025年6月に策定いたしました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 高い競争力を持つ装置の開発当社の主力製品である精密基板検査装置においては、AIの急速な進歩を背景に高機能AI半導体の市場拡大に伴い、高密度チップレット基板など最先端パッケージ基板のニーズが拡大しております。
当社はこの動向に対応するため、2025年7月にL/S※=1.5/1.5μmまで対応可能な新製品「SX7000」シリーズをリリースいたしました。
今後は、微細化・高密度化する配線パターンに対応した高精度検査技術の開発をさらに加速するとともに、AI技術を活用した画像処理の高度化及び検査処理の高速化を推進してまいります。
また、配線パターンの欠陥修復を行うリペア装置についても、2025年7月に新製品「LX7000」をリリースしており、現在も機能高度化に向けた開発を継続しております。
これにより、検査から修復までを一体化したソリューションを提供し、顧客の製品品質向上及び歩留まり改善に貢献してまいります。
さらに、生産現場における省人化ニーズの高まりを踏まえ、全自動化検査システムの機能高度化及びライン統合を推進し、顧客の生産性向上に資するソリューション提供を強化してまいります。
これらの取り組みを通じ、急拡大する先端半導体パッケージ分野における競争力強化と事業拡大を図ってまいります。
※ L/S:ライン&スペース(基板上の配線幅と配線間のスペースの寸法を表す) ② 収益体質の強化原材料価格の高騰や円安の進行に加え、中東情勢の不安定化により、原材料価格のさらなる上昇や調達リードタイムの長期化が顕在化しており、当社製品の製造コスト増加及び利益率低下の要因となっております。
これらに対応するため、顧客との交渉を通じた適正な価格転嫁を推進するとともに、生産効率の向上による原価低減に取り組んでおります。
具体的には、見積段階から工数及び技術ノウハウを精緻に管理することで原価算定精度の向上を図るとともに、予実管理の強化を通じて継続的なコスト削減を推進しております。
また、サプライチェーンの見直しを進め、新規サプライヤーの開拓及び調達先の多様化により供給リスクの分散と納期安定化を図り、QCDの向上に努めております。
今後も、不確実性の高い外部環境に対応可能な強靭かつ柔軟な供給体制の構築を推進し、収益体質の強化と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。
③ 海外市場向け販売の強化海外市場においては、既存代理店であるWorld Wide Semi-Conductor Equipment社と連携し、中国、タイ及びベトナムでの販売活動を推進しております。
今後は、東アジアを中心とする半導体関連市場を主要ターゲットとし、台湾・中国での展示会出展や、台湾現地商社との連携強化を進めるとともに、当社子会社である台湾英視股份有限公司における実機デモンストレーションを通じて商談機会の拡大を図ってまいります。
加えて、タイ及びベトナムを中心とした東南アジア市場においても展示会出展等を通じ、販売活動の強化を図ってまいります。
④ 人的資本経営の強化当社は、持続的成長を支える組織力の強化に向け、人的資本への投資を重要課題として位置付けております。
市場環境の不確実性が高まる中、社員一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境の整備が不可欠であるとの認識のもと、人事評価制度の定着を図るとともに、新たに策定した人材育成プログラムに基づき、階層別研修や専門スキル研修を推進しております。
また、初任給の引き上げ及び基本給のベースアップを継続的に実施し、社員の働きがい向上と優秀な人材の確保・定着に努めております。
さらに、パーパス及びバリューの浸透を通じて組織の一体感を醸成し、企業価値の持続的向上を図ってまいります。
⑤ コーポレート・ガバナンスの強化当社は、持続的な企業価値向上に向け、コーポレート・ガバナンスの実効性向上及び透明性の確保を重要課題としております。
リスク管理体制については、従来のモニタリングに加え、リスクの早期把握及び迅速な対応を可能とする体制の高度化を推進しております。
具体的には、社外役員による監督機能の強化や、コンプライアンス・リスク管理委員会における重要リスクの優先順位付け及び対応状況の定期的なレビューを実施しております。
また、情報開示については、財務情報に加え非財務情報の充実及びタイムリーな開示を推進し、ステークホルダーとの対話機会の拡充を図ることで説明責任の一層の明確化に努めております。
(4) スリムでシンプルな経営体制当社は製造業ですが、メーカーとしては極めて小規模な企業体制を取っております。
この小規模体制であることを強みとして活かし、その上でグローバルマーケットに向けて事業を展開していくため、コア技術及び業務は社内で確立し、アウトソーシングが可能な業務については、外部企業の協力を得ることで必要な生産能力を確保し事業の拡大を図ってまいります。
このため、販売活動のみならず生産業務、サービス業務、一部の開発業務等についても、国内外を問わず求める能力とコストのバランスを検討し、最適なパートナーと判断できる企業との協力関係を構築して事業活動を進めてまいります。
なお、計画実現のため、販売部門、サービス・サポート部門、設計及び開発部門それぞれの部門でマンパワーの増強に取り組んでおり、若手社員の育成とともに、将来の事業拡大を支える経営基盤の強化に取り組んでおります。
この方針のもとに、高成長・高収益を目指し、強固な経営基盤の構築を実現してまいります。
(5) 財務及びキャッシュ・フロー方針当社は、製品の生産活動及び技術開発や製品開発等の投資活動を通し、継続的な成長を実現し、最適な財務及びキャッシュ・フロー戦略を実行してまいります。
今後、中期経営計画の中で創出されるキャッシュ・フローは、戦略投資と財務基盤の強化について健全なバランスを維持して活用してまいります。
また、大口受注等による一時的な資金需要については、現状の金融機関との良好な関係をもとに資金需要のロットに合わせて機動的な資金調達方法により事業資金の安定化に努めてまいります。
剰余金の配当につきましては、当事業年度の業績及び財政状態等を総合的に勘案した結果、誠に遺憾ではございますが無配とさせて頂いております。
(6) 目標とする経営指標当社は、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、パーパスのもと、基板検査装置関連事業の成長の持続と稼ぐ力の向上で企業価値拡大を図り、2028年4月期をゴールとした中期経営計画のもと、中長期的な目標として営業利益率15%以上、ROE(自己資本利益率)15%以上を目指し、PBR(株価純資産倍率)の向上を図ります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社は、「確かな技術とあくなき挑戦で、創造社会を切り拓く」というパーパスを掲げており、「Society5.0」ともいわれる創造社会の実現に事業活動を通じて真摯に取り組んでおります。
創造社会とは「誰もが輝き心豊かに生きることが出来る社会」とあり、「社員が幸せになれる会社」への取り組みこそが創造社会の実現への取り組みであると認識しております。
当社は、このパーパスに基づき、現在地球が抱えている様々な問題に対して、SDGs活動における地域社会への貢献や、環境問題解決への貢献に次のとおり取り組んでおります。
・自社製品の技術革新による生産性向上・人手不足解消・クリーンエネルギー技術発展への貢献・工場・オフィス室内照明のLED化による環境負荷軽減への貢献・事務処理のペーパーレス化による環境負荷軽減への貢献・本社工場に再生可能エネルギー100%を導入したことによる環境負荷軽減への貢献今後も事業活動及び事業活動を通じたSDGs活動によって、創造社会と持続可能な社会の実現を目指し、全てのステークホルダーの期待に応えられるように取り組んでまいります。
(1)サステナビリティ①ガバナンス 当社のコーポレート・ガバナンス体制は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。
サステナビリティへの取り組みについても、この体制の下で管理・運営しております。
②リスク管理 当社のリスク管理体制については、全社的なリスクに関する課題・対応策を審議・承認する会議体として代表取締役社長を委員長としたコンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、毎月1回開催される経営会議と同時に開催しております。
(2)人的資本①戦略 当社は、サステナビリティ経営推進のため、人的資本を最重要課題と位置付けております。
人員計画については、ここ数年強化してきた新卒・中途の採用活動が実を結び、世代交代が順調に進んでおり、役職定年を迎えた社員をシニアエキスパート職として配置するなど、若手・中堅・シニアの幅広い世代が活躍できる職場づくりに取り組んでおります。
人材育成については、従来行っていた従業員の役割に応じた階層別研修や、グローバル人材育成のための全従業員対象の英語研修に加え、年間を通じて複数回にわたる若手社員向け社会人基礎力研修、中堅社員向けマネジメントスキル研修、さらに当社のコア技術に関連した専門基礎知識習得のeラーニング研修など、多様な人材育成プログラムを体系的に整備してまいりました。
これらの取り組みを通じて、人的資本の高度化と持続的な価値創出につなげております。
また、従業員一人ひとりが働きがいのある職場づくりを目指して、新たな人事評価制度を導入したほか、ノー残業デー設定による時間外労働の削減、計画有給による休暇取得の推進、時間単位の有給休暇と病気休暇制度の新設、育児・介護の両立支援などワークライフバランス実践に向けた取り組みも積極的に行っております。
②指標及び目標 当社は、上記戦略に関し、女性管理職割合増加を目指した人材教育を行うことを目標としております。
2026年4月期の実績及び長期目標(2030年4月期)については以下のとおりです。
指標2026年4月期長期目標2030年4月期女性雇用比率15.3%20.0%女性管理職比率4.3%20.0% なお、労働者の男女の賃金の額の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等(2)従業員の状況 ③管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に記載しております。
戦略 (2)人的資本①戦略 当社は、サステナビリティ経営推進のため、人的資本を最重要課題と位置付けております。
人員計画については、ここ数年強化してきた新卒・中途の採用活動が実を結び、世代交代が順調に進んでおり、役職定年を迎えた社員をシニアエキスパート職として配置するなど、若手・中堅・シニアの幅広い世代が活躍できる職場づくりに取り組んでおります。
人材育成については、従来行っていた従業員の役割に応じた階層別研修や、グローバル人材育成のための全従業員対象の英語研修に加え、年間を通じて複数回にわたる若手社員向け社会人基礎力研修、中堅社員向けマネジメントスキル研修、さらに当社のコア技術に関連した専門基礎知識習得のeラーニング研修など、多様な人材育成プログラムを体系的に整備してまいりました。
これらの取り組みを通じて、人的資本の高度化と持続的な価値創出につなげております。
また、従業員一人ひとりが働きがいのある職場づくりを目指して、新たな人事評価制度を導入したほか、ノー残業デー設定による時間外労働の削減、計画有給による休暇取得の推進、時間単位の有給休暇と病気休暇制度の新設、育児・介護の両立支援などワークライフバランス実践に向けた取り組みも積極的に行っております。
指標及び目標 ②指標及び目標 当社は、上記戦略に関し、女性管理職割合増加を目指した人材教育を行うことを目標としております。
2026年4月期の実績及び長期目標(2030年4月期)については以下のとおりです。
指標2026年4月期長期目標2030年4月期女性雇用比率15.3%20.0%女性管理職比率4.3%20.0% なお、労働者の男女の賃金の額の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等(2)従業員の状況 ③管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 (2)人的資本①戦略 当社は、サステナビリティ経営推進のため、人的資本を最重要課題と位置付けております。
人員計画については、ここ数年強化してきた新卒・中途の採用活動が実を結び、世代交代が順調に進んでおり、役職定年を迎えた社員をシニアエキスパート職として配置するなど、若手・中堅・シニアの幅広い世代が活躍できる職場づくりに取り組んでおります。
人材育成については、従来行っていた従業員の役割に応じた階層別研修や、グローバル人材育成のための全従業員対象の英語研修に加え、年間を通じて複数回にわたる若手社員向け社会人基礎力研修、中堅社員向けマネジメントスキル研修、さらに当社のコア技術に関連した専門基礎知識習得のeラーニング研修など、多様な人材育成プログラムを体系的に整備してまいりました。
これらの取り組みを通じて、人的資本の高度化と持続的な価値創出につなげております。
また、従業員一人ひとりが働きがいのある職場づくりを目指して、新たな人事評価制度を導入したほか、ノー残業デー設定による時間外労働の削減、計画有給による休暇取得の推進、時間単位の有給休暇と病気休暇制度の新設、育児・介護の両立支援などワークライフバランス実践に向けた取り組みも積極的に行っております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ②指標及び目標 当社は、上記戦略に関し、女性管理職割合増加を目指した人材教育を行うことを目標としております。
2026年4月期の実績及び長期目標(2030年4月期)については以下のとおりです。
指標2026年4月期長期目標2030年4月期女性雇用比率15.3%20.0%女性管理職比率4.3%20.0% なお、労働者の男女の賃金の額の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等(2)従業員の状況 ③管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に記載しております。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 以下には、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。
また、事業上のリスクとして具体化する可能性は必ずしも高くないと見られる事項を含め、投資家の投資判断上、重要と考えられる事項については、投資家及び株主に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。
 当社はこれらのリスクの発生の可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生の際の対応に努力する方針ですが、本項目の記載は当社の事業または当社株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありません。
当社株式に関する投資判断は、本項目以外の記載内容をあわせて慎重に検討の上、行われる必要があると考えられます。
 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 設備投資需要の変動について 当社の業績は、景気変動による設備投資の増減の影響を大きく受ける傾向にあり、何らかの要因で日本及び主要事業国の台湾、中国において設備投資需要が落ち込んだ場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 他社との競合について 当社の検査装置は、自社で開発したコア技術が競争力の原点となっており、当社の成長はこの技術に依存していくものと予想しております。
当社は、今後も継続して大きな競争力を持つシステムの開発を進めていきますが、他社が同様のシステムあるいは当社の製品を上回る性能を発揮するシステムを開発する可能性は否定できないため、当社事業において競争力が失われた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 新製品の開発・販売について 当社の検査装置は、自社で開発した画像処理専用コンピューターをコアとした画像処理システムを特徴としており、画像処理システムのバージョンアップや検査対象の拡大など、今後も継続して魅力ある製品開発を行っていく予定であります。
 新製品開発のためには先行して長期的な投資と大量の資源投入が必要ですが、これらのすべてが新製品・新技術の創造へとつながる保証はなく、また、新製品や新技術への投資に必要な資金と資源を今後十分確保できるという保証もありません。
 さらに、当社がユーザーから支持を獲得できる新製品・新技術を正確に予想することができるとは限らず、開発した新製品の販売が必ずしも成功する保証もありません。
このため、当社が業界とユーザーの変化を十分に予測できず魅力ある新製品を開発できない場合には、開発のための先行投資が売上に貢献せず、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 製品のライフサイクルについて 当社の検査装置は、軽量化や小型化に向けた技術革新の進展が早いデジタル家電分野の商品を対象としており、より微細なものを検査する、あるいは製造する必要があることから装置性能の向上が求められ、新しいニーズが連続的に発生いたします。
半導体分野及び精密プリント基板分野のメーカーからは、短期間で性能向上を実現する開発が求められるため、当社の開発に遅れが生じた場合には、顧客ニーズに対応しきれずに受注のタイミングを逃す可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 製品保証について 当社の製品については、品質不良あるいは製品不具合に対して、検収後1年間の無償保証期間を設けております。
製品保証に伴い発生する費用に対しては、過去の実績等をもとに製品保証引当金を計上しておりますが、新製品など従来とは異なる仕様の製品などで引当額以上の保証費用が発生した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 優秀な人材の確保について 当社の事業は、ユーザーからの要求に応じて最先端かつ高度な技術力を提供していくことが重要な要素であります。
このような要求に対応し、ユーザー満足度を高め、製品の付加価値を高めていくためには、優秀な人材の確保が重要となります。
このため、タイムリーに必要な人材の確保ができない場合や優秀な従業員が多数離職した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 検収時期の変動による業績変動の可能性について 当社の検査装置は、通常、受注から検収まで約4~6ヶ月を要し、ユーザーの検収に基づき売上を計上しております。
そのため、当社は製品の設計から納品までの製造工程を管理し、計画どおりに売上計上できるように努めておりますが、ユーザーの設備投資計画の変更または事業方針の変更等により、仕様あるいは納期が変更されることもあります。
この場合、1台当たりの製品が比較的高額であることから、ユーザーの検収タイミングによっては、事業年度期間を前後することで当社の売上が変動し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(8) 有利子負債の依存度について 当社は、財務戦略として一定規模の有利子負債に依存しております。
そのため、金利が上昇した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の有利子負債の内訳 (単位:千円)区分第37期前事業年度(2025年4月期)第38期当事業年度(2026年4月期)流動負債短期借入金1,000,0001,720,8001年内返済予定の長期借入金154,224130,438固定負債長期借入金507,086376,648有利子負債計1,661,3102,227,886総資産3,000,6833,738,311有利子負債依存度55.4%59.6% (9) 知的財産権について 当社の技術の中には、画像処理専用コンピューターにおけるソフトウェアのように、特許として知的財産権を獲得するよりも、ノウハウとして保有するほうが事業戦略上有利であると考えられるものもあり、必ずしも全ての技術について特許を出願する必要はないと考えております。
 当社は、特許の出願については、有用性及び費用対効果を考慮して行っており、当社独自の技術あるいは研究成果について、必要かつ可能な範囲において特許権等の知的財産権の登録を行い、権利保護に努めることとしておりますが、他社により当社の権利が侵害される可能性があります。
 また、ノウハウとして保有している技術についても他社が利用する可能性もあります。
 一方、当社では、第三者に対する知的財産権の侵害を行っていないものと認識しておりますが、当社の事業分野における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であります。
したがって、万一、当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、損害賠償または使用差止め等の請求を受ける可能性があります。
 これらの事態が発生した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(10) 経営陣への依存度について 当社の創業者であり代表取締役社長兼代表執行役員である菅原雅史は、経営方針や戦略の決定をはじめ、主要な取引先へのトップセールスなど、当社事業において極めて重要な役割を果たしております。
現在、退任の予定はなく、当社も依存しない体制作りを行っておりますが、万一、当該体制が構築される前に何らかの事情で当社を離れる事態となった場合には、当社の事業活動に重大な影響を与える可能性があります。
(11) 小規模組織であることについて 当社は、従業員85名(2026年4月30日現在)と会社規模が小さいため、社内体制も組織規模に応じたものになっております。
今後、事業規模が拡大し、それに応じた社内体制の構築が実現できない場合には、迅速かつ適切な内部管理を行えず、事業運営に制約を受ける可能性があります。
(12) 海外展開について 当社は、2012年度より本格的に海外展開を図っており、台湾及び中国の顧客への販売強化、サポート体制の確立のため、代理店と連携を図りながら推進しております。
海外では予測しがたい規制や法律、政情不安、社会的混乱、為替、人材確保などのリスクが存在しており、これらの事象によっては当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(13) 自然災害等による影響について 当社は創業の地である秋田県仙北市に本社があります。
今後、当地域において大地震等の自然災害等が発生した場合は、当社の業績のみならず当社の活動に影響を与える可能性があります。
 また、感染症の拡大によって事業活動に影響を受ける可能性があります。
当社では、適宜リスク管理委員会を開催し検討の結果、必要な処置を施すことにより従業員等の安全を守るよう努めております。
具体的には、Web会議システムの導入やテレワークの実施、リモートで立上作業を行う等の感染予防策を講じておりますが、この影響が継続・拡大した場合には、取引先との商談や工場稼働の悪化要因にもなり、当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(14) 企業買収、資本提携について 当社は、事業の拡大や競争力の強化などを目的として、企業買収や資本提携などを実施することがあります。
これらを行う際には、対象となる市場や事業並びに相手先企業の経営状況などのリスク分析を行ったうえで判断しておりますが、当社や対象企業を取り巻く事業環境の変化などにより、当初期待していたシナジー効果や新事業創出などのメリットを得られない場合や出資先の業績不振により「のれん」や「株式簿価」などの減損損失を計上する場合には、当社の経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況当事業年度末の財政状態につきましては、総資産が3,738百万円となり、前事業年度末に比べ737百万円増加しました。
一方、負債は2,701百万円となり、前事業年度末に比べ659百万円増加しました。
また、純資産は1,037百万円となり、前事業年度末に比べ78百万円増加しました。
②経営成績の状況当事業年度(2025年5月1日~2026年4月30日)における世界経済は、米国の通商政策の影響や中国経済の停滞、中東情勢の緊迫化などに伴う地政学リスクの高まりにより、不確実性の高い状況が継続いたしました。
わが国経済につきましては、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直しを背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の影響等により依然として不透明感が残る状況が続いております。
当社の主要な事業分野である半導体パッケージ基板市場におきましては、国内外でAIデータセンター(以下「DC」といいます。
)向けの活発な投資が継続しており、高性能半導体パッケージ基板の需要は引き続き高水準で推移いたしました。
このような経営環境の中、当社はパーパス「確かな技術とあくなき挑戦で、創造社会を切り拓く」のもと、中期経営計画(2026年4月期~2028年4月期)をスタートさせ、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指し、重点課題に取り組んでおります。
当事業年度の売上状況につきましては、半導体パッケージ基板検査装置を中心に、前事業年度で獲得した大型受注案件を着実に遂行した結果、当初計画を上回り、過去最高売上高(前年同期比10.8%増)を更新いたしました。
一方、利益状況につきましては、一部のAI対応DC向け最先端のパッケージ基板検査装置の案件において、新規開発要素が多かったことから、想定を上回るコストが発生し、売上総利益率(前年同期比5.8ポイント減)が悪化した影響により、営業利益は当初計画を下回りました。
当事業年度の受注状況につきましては、当社の主力製品である半導体パッケージ基板検査装置及びロールtoロール型検査装置の受注を国内外の顧客から獲得し、受注高は2,331百万円(前年同期比22.7%減)となり、当事業年度末における受注残高は1,273百万円(前年同期比10.4%減)となりました。
以上の結果、当社の当事業年度の売上高は2,478百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は108百万円(前年同期比0.3%減)、経常利益は78百万円(前年同期比32.7%減)、当期純利益は76百万円(前年同期は事業撤退損247百万円を特別損失として計上したことにより当期純損失142百万円)となりました。
当社は、「基板検査装置関連事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の業績は記載しておりません。
③キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前事業年度末に比べ58百万円増加し、454百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は519百万円(前事業年度は543百万円の獲得)となりました。
これは主に、減価償却費97百万円の計上、売上債権の増加によるキャッシュ・フローの減少額331百万円、棚卸資産の増加によるキャッシュ・フローの減少額413百万円及び契約負債の増加によるキャッシュ・フローの増加額123百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果獲得した資金は27百万円(前事業年度は66百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出54百万円及び定期預金の純増減額による収入90百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は548百万円(前事業年度は675百万円の使用)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額による収入720百万円及び長期借入金の返済による支出154百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績当社は、基板検査装置関連事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載しておりませんので、生産実績、受注状況及び販売実績を品目別に記載しております。
a.生産実績当事業年度の生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別当事業年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)前年同期比(%) フラットベッド型検査装置(千円)1,463,591153.2 ロールtoロール型検査装置(千円)624,859△19.3 インライン検査装置(千円)323,8691,279.5 その他(千円)96,997△50.9合計(千円)2,509,31859.5
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績当事業年度の受注実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別受注高前年同期比(%)受注残高前年同期比(%) フラットベッド型検査装置(千円)1,429,270△4.1632,500△27.2 ロールtoロール型検査装置(千円)337,800△72.6337,800△12.3 インライン検査装置(千円)368,7001,374.8241,000- その他(千円)195,923△27.162,387△62.5合計(千円)2,331,693△22.71,273,687△10.4 c.販売実績当事業年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別当事業年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)前年同期比(%) フラットベッド型検査装置(千円)1,422,67058.7 ロールtoロール型検査装置(千円)385,000△64.7 インライン検査装置(千円)127,700134.7 その他(千円)543,580177.8合計(千円)2,478,95010.8
(注)最近2事業年度の主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前事業年度(自 2024年5月1日至 2025年4月30日)当事業年度(自 2025年5月1日至 2026年4月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ADVANCED SUBSTRATE TECHNOLOGIES PTE.LTD.--734,00029.6新光電気工業株式会社87,1473.9323,35313.0株式会社村田製作所333,97014.9312,79212.6住友電気工業株式会社188,2768.4293,58611.8
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たり、過去の実績や現在の状況等に応じ合理的と考えられる要因に基づき、見積りを行っているものがあります。
このため、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社は、特に以下の重要な会計方針が、当社の財務諸表の作成において使用される当社の重要な見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。
製品保証引当金当社は、製品の売上を認識する時点で、製品検収後1年間の無償保証期間における無償保証に係る費用の見積額を計上しておりますが、実際の製品の瑕疵に伴う無償保証費の発生額が見積りと異なる場合には、追加的に無償保証費の計上が必要となる可能性があります。
棚卸資産当社は、棚卸資産のうち、主に製造委託先に支給する部品やメンテナンス用の部品について、将来の使用可能性を個々に判断し、評価損を計上しております。
しかし、将来の使用可能性に変化が生じた場合には、追加的な評価損の計上が必要となる可能性があります。
また、仕掛品については、一部受注予想に基づき見込み生産することがあり、予想通り受注できない場合には仕掛品が滞留し、評価損の計上が必要となる可能性があります。
固定資産の減損当社は、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。
将来において、事業環境の変化や業績の動向により減損の兆候が生じ、回収可能価額が帳簿価額を下回ることとなった場合には、減損損失の追加計上が必要となる可能性があります。
投資有価証券の評価当社は、投資有価証券の評価においては投資先の財政状態、経営成績等を総合的に勘案し、時価又は実質価格の回復可能性を慎重に検討しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態当事業年度末における資産の部は、前事業年度末に比べ737百万円増加し、3,738百万円となりました。
これは主に、売掛金494百万円の増加、電子記録債権163百万円の減少、仕掛品208百万円の増加及び建設仮勘定187百万円の増加によるものです。
負債の部では、前事業年度末に比べ659百万円増加し、2,701百万円となりました。
これは主に、短期借入金720百万円の増加及び長期借入金130百万円の減少によるものです。
純資産の部では、前事業年度末に比べ78百万円増加し、1,037百万円となりました。
これは主に、当期純利益76百万円の計上によるものであります。
2)経営成績(売上高)品目別の売上高は下表のとおりです。
品目別当事業年度金額(千円)構成比(%)フラットベッド型検査装置1,422,67057.4ロールtoロール型検査装置385,00015.5インライン検査装置127,7005.2その他543,58021.9合計2,478,950100.0 (売上原価及び売上総利益)当事業年度における売上原価は1,621百万円となり、売上総利益は857百万円となりました。
(販売費及び一般管理費及び営業利益)販売費及び一般管理費は748百万円となりました。
この結果、営業利益は108百万円(前年同期は営業利益108百万円)となりました。
(営業外損益及び経常利益)営業外収益は17百万円となりました。
営業外費用は47百万円となりました。
この結果、経常利益は78百万円(前年同期は経常利益116百万円)となりました。
(当期純利益)税引前当期純利益は81百万円となり、当期純利益は76百万円(前年同期は当期純損失142百万円)となりました。
3)キャッシュ・フローの状況当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
c.資本の財源及び資金の流動性当社の運転資金需要のうち主なものは、部材調達のための原材料購入費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。
また、運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。
当社は、現在戦略的に取り組んでおりますフラットベッド型検査装置及びロールtoロール型検査装置の生産に対応すべく、かつ、当社の持続的な成長を維持するために必要な運転資金の調達は今後も発生する可能性があると考えております。
なお、当事業年度末における借入金を含む有利子負債の残高は2,227,886千円となっております。
また、当事業年度において、株式会社秋田銀行をアレンジャーとするシンジケートローン契約を締結しております(借入未実行残高400,000千円)。
研究開発活動 6【研究開発活動】
当事業年度における研究開発活動の総額は256百万円であります。
 生成AI市場の急成長に伴い、半導体パッケージ基板はチップレット※化、微細配線化が急速に進んでおります。
これに対応するため、当社は2025年7月にL/S=1.5μm/1.5μm対応の半導体パッケージ基板検査装置「SX7000」シリーズをリリースするとともに、L/S=5μm/5μm対応のショート欠陥を修正するリペア装置「LX7000」をリリースし、次世代基板の歩留まり向上に貢献できるラインナップを揃えております。
※ 半導体を複数の小さなチップに分けて製造、組み合わせて一つのパッケージ基板に収める技術
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当事業年度において実施いたしました設備投資は230,490千円であります。
その主なものは、最先端の半導体パッケージ基板検査装置開発のデモ機製作86,943千円及び次世代向けレーザーリペア装置開発のデモ機製作73,970千円であります。
また、当社は基板検査装置関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
なお、当事業年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社は、秋田県仙北市にあります本社の他に、事業所として東京オフィス、長野サポートセンター、滋賀サポートセンター及び秋田開発センターを有しております。
以上のうち、主要な設備は、次のとおりであります。
2026年4月30日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び車両運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計本社(秋田県仙北市)基板検査装置関連事業統括業務施設生産施設413,89970,562132,440(26.872㎡)8,602242,056867,56077(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定であります。
2.東京オフィス、長野サポートセンター、滋賀サポートセンター及び秋田開発センターは、設備の割合が僅少であるため、記載を省略しております。
3.従業員数は就業人員であります。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
当社の設備投資計画については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。
なお、当事業年度末現在における重要な設備の新設等は以下のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設等2026年4月30日現在、重要な設備の新設等の計画はありません。

(2) 重要な設備の除却等2026年4月30日現在、重要な設備の除却等の計画はありません。
研究開発費、研究開発活動256,000,000
設備投資額、設備投資等の概要230,490,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況44
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況12
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,174,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、時価の変動や配当により利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式と、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容上場株式を保有していないため、記載を省略しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額に関する情報 該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2026年4月30日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
緒方 顯吉福岡市中央区224,0005.58
菅原 雅史秋田県仙北市151,9803.78
塩谷 亮子福岡県大牟田市95,4002.37
楽天証券株式会社共有口東京都港区南青山2丁目6番21号90,4002.25
高橋 喜一新潟県南魚沼市89,2002.22
小林 晃秋田県仙北市82,2692.05
後藤 秀彰東京都目黒区70,0001.74
株式会社滋慶大阪府大阪市中央区島之内1丁目10番15号52,2001.30
高橋 秋男秋田県大仙市50,9001.26
大谷 誠司鳥取県米子市50,0001.24
計―956,34923.83(注)1.2026年6月15日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッドが2026年6月5日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、当社としては2026年4月30日現在における実質所有株式数が確認できませんので、上記大株主の状況には含めておりません。     なお、大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。     大量保有者名  シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド     保有株券等の数 201,100株     株券等保有割合   5.01%2.2026年6月30日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッドが2026年6月23日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、当社としては2026年4月30日現在における実質所有株式数が確認できませんので、上記大株主の状況には含めておりません。     なお、大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。     大量保有者名  シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド     保有株券等の数 250,800株  株券等保有割合   6.25%3.2026年7月2日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッドが2026年6月25日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、当社としては2026年4月30日現在における実質所有株式数が確認できませんので、上記大株主の状況には含めておりません。     なお、大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。     大量保有者名  シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド     保有株券等の数 297,700株  株券等保有割合   7.42% 4.2026年7月9日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッドが2026年7月2日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、当社としては2026年4月30日現在における実質所有株式数が確認できませんので、上記大株主の状況には含めておりません。     なお、大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。     大量保有者名  シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド     保有株券等の数 345,000株  株券等保有割合   8.60%
株主数-金融機関2
株主数-金融商品取引業者18
株主数-外国法人等-個人11
株主数-外国法人等-個人以外16
株主数-個人その他4,471
株主数-その他の法人37
株主数-計4,555
氏名又は名称、大株主の状況緒方 顯吉
株主総利回り0
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当事業年度期首株式数(株)当事業年度増加株式数(株)当事業年度減少株式数(株)当事業年度末株式数(株)発行済株式 普通株式(注)4,012,800--4,012,800合計4,012,800--4,012,800自己株式 普通株式192--192合計192--192