【EDINET:S100YL46】有価証券報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)

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沿革 2 【沿革】
当社は、2018年4月2日の株式移転により、株式会社Kids Smile Project(現 株式会社Smile Project)の完全親会社として設立されたため、当社の沿革については、株式会社Kids Smile Project(現 株式会社Smile Project)の沿革に引き続き記載しております。
年月概要2008年12月東京都世田谷区深沢に託児所、保育所その他保育施設の経営を事業目的として、株式会社Kids Smile Project(現 株式会社Smile Project)(資本金27百万円)を設立2009年5月東京都世田谷区に当社初となるプレスクール一体型保育所を1園開園2012年7月東京都港区にプレスクール一体型保育所を1園開園2014年4月東京都文京区に当社初となる認可保育所を1園、東京都目黒区に小規模保育所を1園開園本社を東京都世田谷区深沢から東京都港区南麻布に移転2014年6月東京都武蔵野市に当社初となる東京都認証保育所を1園開園、東京都港区にプレスクール一体型保育所を1園開園2015年4月東京都目黒区の小規模保育所を小規模認可保育所に移行、神奈川県川崎市に認可保育所を1園、小規模認可保育所を1園、東京都大田区に小規模認可保育所を1園、愛知県名古屋市に小規模認可保育所を1園開園2015年7月東京都品川区に認可保育所を1園、東京都大田区に認可保育所を1園開園2015年9月東京都豊島区に認可保育所を1園開園2016年4月東京都小金井市に認可保育所を1園、東京都世田谷区に認可保育所を1園、愛知県名古屋市に認可保育所を1園開園2016年6月本社を東京都港区南麻布から東京都港区麻布十番に移転2016年12月東京都目黒区の小規模認可保育所を認可保育所に移行2017年4月東京都武蔵野市の東京都認証保育所を認可保育所に移行、神奈川県横浜市に認可保育所を2園、東京都品川区に認可保育所を2園開園2017年5月東京都渋谷区にプレスクール一体型保育所を1園開園2017年10月東京都北区に認可保育所を1園開園2017年11月本社を東京都港区麻布十番から東京都品川区西五反田に移転2017年12月東京都中野区に認可保育所を1園開園2018年4月東京都墨田区に認可保育所を1園、東京都品川区に認可保育所を4園、東京都世田谷区に認可保育所を1園、東京都豊島区に認可保育所を1園、東京都足立区に認可保育所を2園、東京都小金井市に認可保育所を1園、東京都三鷹市に認可保育所を1園、神奈川県横浜市に認可保育所を1園開園株式移転により、当社(資本金100百万円)を設立し、株式会社Kids Smile Project(現 株式会社Smile Project)を完全子会社化2018年6月東京都中野区に認可保育所を1園開園2019年4月東京都墨田区に認可保育所を2園、東京都杉並区に認可保育所を2園、東京都中野区に認可保育所を1園、東京都江東区に認可保育所を2園、東京都小金井市に認可保育所を1園、東京都足立区に認可保育所を1園、東京都新宿区に認可保育所を1園開園2019年6月東京都中野区に認可保育所を1園、東京都北区に認可保育所を1園開園2019年7月東京都豊島区に認可保育所を1園開園2019年9月東京都渋谷区に幼児教室を1校開校2019年10月東京都目黒区に認可保育所を1園開園 年月概要2020年3月東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場2020年4月東京都江東区に認可保育所を3園、東京都葛飾区に認可保育所を1園、東京都足立区に認可保育所を3園、東京都品川区に認可保育所を1園、東京都国分寺市に認可保育所を1園開園2020年7月東京都豊島区に認可保育所を1園開園2020年12月東京都目黒区に認可保育所を1園開園2021年4月東京都港区に学童施設を1校開校東京都板橋区に認可保育所を1園、東京都江戸川区に認可保育所を1園、東京都葛飾区に認可保育所を1園、東京都江東区に認可保育所を2園、東京都杉並区に認可保育所を2園、東京都世田谷区に認可保育所を1園、東京都小金井市に認可保育所を1園開園2021年10月東京都港区に保育・幼児教室・学童が一体となった施設を1施設開校2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズからグロース市場へ移行東京都港区にスイミングスクールを1施設開校東京都杉並区に認可保育所を1園、東京都小金井市に認可保育所を1園開園東京都港区に学童施設を1校開校2022年7月東京都江戸川区に認可保育所を1園開園2023年4月東京都墨田区にグローバルスクールを1施設開校東京都練馬区に認可保育所を1園開園2024年10月東京都武蔵野市にグローバルスクールを1施設開校2025年1月当社を株式会社Smile Holdingsに、連結子会社の株式会社Kids Smile Projectを株式会社Smile Projectに商号変更2025年4月神奈川県都筑区にグローバルスクールを1施設開校2025年12月東京都港区にプレスクール一体型保育所を1園開園2026年5月株式会社WITHホールディングスを完全子会社化2026年6月東京都江東区に産後ケアホテルを1施設開業
事業の内容 3 【事業の内容】
(1) 当社グループの考え・方針当社グループは、子会社の経営管理を主な事業内容とする当社と、認可保育所・プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)及び幼児教室の運営を主な事業とする連結子会社1社(株式会社Smile Project)により構成されており、次世代を担う子どもたちを育成する保育と幼児教育を基盤としながら、そのご家族皆様の日々の生活を豊かにし、個人と家族の幸せが寄り添えるための総合パーソナルケアサービスを主な事業として営んでおります。
当社グループは、“「家族の幸せ」と「個人の幸せ」が寄り添える社会へ”をパーパスとして掲げております。
女性への負担が大きい社会の仕組み改善、個人と家族の幸せの両立、少子化の打開等の新たな社会課題の解決に向けて、幼児教育サービスに留まらず、その子供たちとご家族の皆様に対してお役にたてる総合パーソナルケアサービスの会社へ生まれ変わる取り組みを続けております。
その取り組みの一環として、国内教育領域、国際教育領域、産後ケア領域、ファミリーサポート領域の4つの事業領域を編成しております。
事業領域の区分国内教育領域認可保育グループ認可保育園プレミアム教育グループプレップスクール&幼児教室アフタースクールスイミングスクール国際教育領域グローバルスクール海外留学支援ネイチャーツーリズム海外園運営産後ケア領域オーダーメイド産後ケア施設ファミリーサポート領域建築デザイン等 主たる事業領域たる国内教育領域(認可保育グループ及びプレミアム教育グループ)につきましては、創業以来、幼児期における非認知能力の育成こそが、人が生涯において幸せに暮らし、心豊かな生活を送るための重要な基盤になると考え、「生活の場としての保育」から「幼児教育の場としての保育」へと変革を進め、社会に必要な基盤としての保育施設を安定的に運営するとともに、非認知能力の育成を軸にした保育及び幼児教育に取り組んでまいりました。
子どもたちが社会に出る20年後、AI時代・情報化時代はより進化することが予測されております。
今存在しない職業に就くだろう時代を生き抜くに当たり、子どもたちに必要な力は何か?どうしたらその力が身に付くのか?正解のない問いや自ら設定した課題に挑戦できる人材、創造性や高い専門性を発揮できる人材、人の感性や他者への思いやりに溢れた人材へと育つ基礎作りを、当社オリジナル教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」や、モンテッソーリ、レッジョ・エミリア・アプローチ等、世界の様々な教育プログラムを積極的に取り入れ、子どもたちとともに保育者も学べるプログラムとして実践しております。
これからの時代を生き抜く子どもたちを育てる保育及び幼児教育の場としての保育施設を目指し、認可保育所である「キッズガーデン」及び「キッズスマイル」と、認可外のプレスクール一体型保育所「KIDS GARDEN PREP SCHOOL」及び幼児教室「キッズガーデンクラスルーム」、さらには、就学児を対象とするハイエンドの学童・アフタースクールの運営を通じ、「未来に輝く子どもたちを育てる」ための保育と教育サービスの提供を行っております。

(2) 当社グループにおける幼児教育の取り組み当社グループでは前述の考えから、「自立」「自主性」「想像力」の心を育み、他者への思いやり等集団生活をきちんと営むことができる子どもたちを育てるための非認知能力を育成する幼児教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」を、認可保育所全園で提供するとともに、一部の園ではモンテッソーリプログラムや専門講師を招いての体操プログラム等も取り入れております。
また、プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)においては、上記「KID'S PREP. PROGRAM」とモンテッソーリプログラムを全園で実践するとともに、レッジョ・エミリア・アプローチ(※)といった海外発祥の非認知能力育成の幼児教育プログラムや、アート&クラフト・制作・水彩画等の感覚能力の育成、体操・空手・水泳・ダンス・リトミック等の運動能力や礼儀・規律・創造性の育成、幼稚園・小学校受験のためのプログラムや英語等の様々な教育サービスを取り入れるとともに、厳選した調味料を使った給食提供や、食育活動では旬の食材について知識を学びながら実際に調理までを行う活動等を実践しております。
また利用における新規予約・変更は全てスマートフォンアプリで完結できるシステムを導入する等、保護者の利便性向上にも取り組んでおります。
※ レッジョ・エミリア・アプローチとは、北イタリアのレッジョ・エミリアが発祥の幼児教育法。
個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力やコミュニケーション能力、探求心、考える力等を養うことを目的として、世界中で高く評価されている教育方法です。
(3) 当社グループが運営する認可保育所と認可外保育施設の数当社グループの事業は「幼児教育事業」のみの単一セグメントとなっており、当社グループは当連結会計年度末現在、首都圏を中心に、自治体より認可を受けた保育施設70園、当社グループが独自に運営している認可外保育施設7施設、幼児教室2施設、スイミングスクール1施設、グローバルスクール3施設を運営しております。
 2015年4月より施行となった「子ども・子育て支援新制度」の下、公的に認可等を受けて運営される保育施設は、施設型給付費を受ける施設(認可保育所、認定こども園、幼稚園)と地域型保育給付を受ける施設(小規模保育、家庭的保育等)に区分されています。
当社グループが運営する認可保育所には、施設型給付を受ける認可保育所と、小規模保育所があります。
なお、各施設の概要は以下のとおりであります。
 ① 認可保育所(70園):児童福祉法に基づき、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)を満たし、都道府県知事等に認可された児童福祉施設をいいます。
当社グループは、国及び自治体が負担する施設型給付費を委託費として交付を受ける認可保育所を70園運営しております。
また、小規模保育所の3園は、子ども・子育て支援新制度の下で、市区町村の認可事業として新たに創出された保育制度(6~19名定員施設)であり、利用者(保護者)からの保育料及び自治体より地域型保育給付の交付を受け運営しております。
 ② 認可外保育施設(7施設):認可外保育施設とは、認可保育所、認定こども園及び地域型保育事業(家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業又は居宅訪問型保育事業)以外の保育を行うことを目的とする施設(保育者の自宅で行うもの、少人数のものを含む)の総称です。
また、幼稚園以外で幼児教育を目的とする施設において、概ね1日4時間以上、週5日、年間39週以上施設で親と離れることを常態としている場合も、認可外保育施設に含まれます。
認可外保育施設は、利用者(保護者)からの利用料により運営しております。
[認可保育所・認可外保育施設の事業モデル]認可保育所・認可外保育施設については、利用者(保護者)との契約関係が異なり、その結果、保育料等の収受形態も異なっております。
① 認可保育所 利用者(保護者)との直接的な契約関係と、自治体との契約関係の2つに分かれます。
利用者が支払う保育料は園児の年齢や保護者の所得水準等に応じ決定されており、自治体による法定代理収受により、自治体が徴収、当社に施設型給付として支払われます。
 一方、延長料金及び小規模保育所における保育料等については、利用者と直接利用契約を締結し、利用者からも徴収しております。
② 認可外保育施設 利用者(保護者)との直接的な契約関係のみであり、自治体との契約関係はないため、利用者と直接利用契約を締結し、利用者から基本保育料、延長保育料や各種サービス利用料を徴収しております。
[事業系統図] (4) 当社グループが取り組む新たな事業について現在、日本における産後の母親と家族が直面する問題として、育児の負担増加や心理的なサポート不足が挙げられますが、当社グループは、これらの課題に対処し、安心して子育てができる環境を提供することを目指しており、2026年6月22日に第一号施設として、産後ケアホテルVilla Mom(ヴィラマム)東京・有明が開業いたしました。
出産直後の女性の疲れや不安に寄り添い、この先続く新生児と家族の時間をより健やかに快適に過ごせるよう休息と回復を提供すべく、オーダーメイド産後ケア施設を今後も主要都市部で事業展開してまいります。
[在籍園児数の推移] (単位:人)区分2022年3月末2023年3月末2024年3月末2025年3月末2026年3月末認可保育所(小規模保育所含む)3,5963,8884,0374,0454,100認可外保育施設等7341,0931,2451,3101,398計4,3304,9815,2825,3555,498 [運営保育施設数の推移] (単位:施設)区分2022年3月末2023年3月末2024年3月末2025年3月末2026年3月末 認可保育所(東京都)5962636363 認可保育所(神奈川県)5555 5 認可保育所(愛知県)2222 2認可保育所 計66697070 70認可外保育施設(東京都)67667幼児教室(東京都)11112スイミングスクール(東京都)―1111グローバルスクール(東京都)――123総合計7378798083 なお、当社は「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社Smile Project東京都品川区27,000幼児教育事業100.0資金の貸付役員の兼務2名
(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.特定子会社であります。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4.株式会社Smile Projectについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を含む)の連結売上高に占める割合が90%を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2026年3月31日現在従業員数(名)1,316〔464〕
(注) 1.従業員数は、就業人員であります。
2.従業員数の〔外書〕は、臨時従業員(パートタイマー、嘱託職員、派遣社員を含む。
)の年間平均雇用人員であります。
3.当社グループは、幼児教育事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2) 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)250.51.5――
(注) 1.当社は純粋持株会社であり、役員と当社子会社の兼務者(2名)で構成されており、給与について全て子会社より支払われており、当社及び当社子会社の業務とそれに伴う給与が分離不可分であり、当社の給与としての特定が困難であるため、記載しておりません。
2.当社子会社である兼務先の勤続年数を含む平均勤続年数は3年となります。
3.当社は純粋持株会社であるため、セグメント別の従業員数は記載しておりません。
(3) 最大人員会社の状況  当事業年度における従業員数が最も多い会社   株式会社Smile Project2026年3月31日現在 従業員数平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,316[464]33.113.664,27011.1
(注) 1.従業員数は、グループ会社への出向者(出向兼務者を含む。
)を除く、グループ会社との兼務者を含む就業人数であり、臨時雇用者は、年間の平均人員を[ ]外数で記載しております。
2.平均年間給与は、休職者、グループ会社への出向者(出向兼務者を含む。
)、臨時雇用者(パートタイマー、嘱託職員、派遣社員を含む。
)を除き、固定報酬・短期業績連動報酬(業績賞与)を含んでおります。
3.平均勤続年数は、グループ各社における勤続年数を通算しております。
(4) 労働組合の状況当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(5) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当社は純粋持株会社であり、役員と当社子会社の兼務者(2名)で構成されております。
兼務者につきましては、「② 連結子会社」に含めて記載しております。
② 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)(注3)補足説明全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者株式会社Smile Project72.6128.6133.3100.084.682.290.5―
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2. 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.当社グループでは同一ポジション・同一労働に関しては給与の男女差はありません。
新設園の開設を進めてきた経緯と事業の特性上、社歴の短い施設職員に女性の割合が高く、本部の幹部職員に男性が多い現状から差異が生じています。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営の基本方針当社グループにおける経営の基本方針として、パーパス“「家族の幸せ」と「個人の幸せ」が寄り添える社会へ”を掲げております。
女性への負担が大きい社会の仕組み改善、個人と家族の幸せの両立、少子化の打開等の新たな社会課題の解決に向けて、幼児教育サービスの会社から、総合パーソナルケアサービスの会社へ生まれ変わる取り組みを続けております。
その取り組みの一環として、国内教育領域、国際教育領域、産後ケア領域、ファミリーサポート領域の4つの事業領域を編成しております。
既存事業である国内教育領域につきましては、保育サービスの教育効果、満足度及び安全性を常時改善させながら、引き続き当社グループの重要な収益基盤として安定運営を目指してまいります。
2025年12月1日に麻布台ヒルズ(東京都港区)において、「キッズガーデン プレップスクール麻布台ヒルズ」と「キッズガーデン エデュケーションラボ麻布台ヒルズ(アフタースクール)」が開園いたしました。
「0歳から9歳のチテキソウゾウのぜんぶを。
」をキーコンセプトに、一人ひとりに寄り添い、教育の多様な選択肢をお届けすることで、お子さまの将来の可能性を広げ、才能をひらくお手伝いをいたします。
今後につきましては、少子化が進む市場環境を踏まえ、新園の開設に重きを置かず、保育サービスをさらに充実させることにより、既存施設の充足率向上に努めてまいります。
また、主に新規事業で構成される国際教育領域、産後ケア領域、ファミリーサポート領域につきましては、それぞれ下記の方針で経営してまいります。
① 国際教育領域:開園後、軌道に乗った3園のグローバルスクール(錦糸町、吉祥寺、センター北)については、引き続きバイリンガルの教育内容やカリキュラムを充実させ、充足率を高めることにより、当社グループの収益基盤となるよう努めてまいります。
2024年夏より開始した海外留学支援につきましては、今期は英国、スイス、ハワイ(米国)、マレーシアの4か所にて実施しております。
また、海外保育園のM&A検討は引き続き積極的に行っております。
事業領域拡大により増えつつある事業ポートフォリオ内でシナジーを生み、高い利益貢献が期待できる事業を有する候補先を鋭意厳選しております。
② 産後ケア領域:2026年6月22日に産後ケアホテルVilla Mom(ヴィラマム)東京・有明が無事開業いたしました。
2027年3月期は本新規事業の開業年度として、全社一丸となり運営に取り組んでまいります。
当社グループが、富裕層向けプレミアム教育サービス運営で培ったハイクオリティなサービスレベルと同等以上のものを、産後ケアサービスにおいても実現することにより、主要都市部に展開する産後ケアホテルとして強固な競争優位を獲得できると確信しております。
③ ファミリーサポート領域:2025年8月に開始した建築デザイン事業の推進に注力してまいります。
クリニックや歯科医院、空港、レストランなど「家族が集う空間」を主な対象として、利用者の利便性とデザイン性を両立させた独自の設計・施工ソリューションを提供することにより引き続き事業拡大を進めてまいります。
   そして、2026年3月23日付開示「株式会社WITHホールディングスの完全子会社化を目的とした株式譲渡等に関する契約締結のお知らせ」でお伝えしたとおり、株式会社WITHホールディングスの株式を取得し、同社を当社グループの完全子会社とすることを目的として、株式譲渡契約等に係る取引契約を締結いたしました。
当該契約に基づき2026年5月8日付で全株式を取得し、子会社化が完了しております。
   株式会社WITHホールディングスは、運営子会社である株式会社WITH、及び株式会社アンジェリカ、並びに株式会社Nプランニングを通じて、東京都・埼玉県・神奈川県において96施設の保育関連施設(認可保育園、企業主導型保育園、小規模認可保育園、認証保育園、学童、療育等)及び4施設の介護施設を運営しております。
また、給食事業、保育人材紹介事業、教育プログラム提供事業等、保育園運営に関連するサービス事業の開発・提供も行っております。
これらの事業基盤は、当社グループの既存事業との高い親和性を有しており、スケールメリットの創出や運営ノウハウの共有を通じて、既存事業の安定化及び収益基盤の強化に大きく寄与するものと判断しております。
また、同社は、良好な収益性及び安定した財務基盤を有しており、本件を通じて当社グループの連結業績の拡大及び財務基盤の一層の強化が見込まれます。
加えて、当社グループにとって新たな領域である介護事業、公的学童事業及び療育事業を展開していることから、来期以降の事業ポートフォリオの多角化と成長機会の拡張の観点においても、当社グループの事業推進に大きく寄与するものと判断しております。
数値目標については、上場以来、毎期実績(M&A関連費用除く)は常に期初業績予想を上回って着地しておりますが、投資家の皆様に対する約束として、引き続き期初業績予想をクリアしていくことを最重要目標として経営してまいります。
同じく、中期経営計画で定めた数値目標も必達目標と考え、上記新規事業の開拓や株式会社WITHホールディングスとの業務統合を軌道に乗せることにより、その達成に全力を尽くす所存でございます。
また、株主還元について、2025年3月期より配当、2026年3月期より株主優待制度を開始しております。
当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置づけており、将来の事業展開と財務体質の強化を考慮しつつ、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。
当社グループはこれまで、新たに参画した株式会社WITHホールディングスの完全子会社化に伴う業績寄与度を慎重に精査してまいりました。
その結果、同社のグループ参画による収益基盤の強化や今後の力強い業績拡大が見込まれることから、株主の皆様への還元をより手厚く実施するため、配当方針及び株主優待制度の拡充を決定いたしました。
(2026年6月12日公表「配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」「株主優待制度の大幅拡充(300株以上継続保有する株主様に対して年間最低30,000円分の継続進呈)および特別株主優待(第2回)実施に関するお知らせ」参照)2027年3月期においては、M&Aに伴う一過性費用の発生等により一時的に利益に対する還元割合が高まりますが、大幅に拡大したキャッシュ・フロー創出力を原資としており、2028年3月期においては配当性向が48.4%と適切な水準に収まる見通しであり、中長期的な配当及び株主優待の持続可能性並びに安定性については十分に確保されていると認識しております。
当社グループとしては、今後とも株主還元を重視することにより、投資家の皆様の当社グループに対する認知を高め、ステークホルダーの一員として当社グループの新しい事業展開とさらなる成長に多大なるご支援を賜りたいと考えております。
 
(2) 目標とする経営指標当社グループは、企業価値の増大を図っていくための成長性・収益性の経営指標として、以下の項目を重視しております。
売上高EBITDA営業利益経常利益事業活動の全体の成長の指標となる売上高、また事業活動の成果及び収益性を示すEBITDA(営業利益+減価償却費) 、営業利益及び経常利益を重視する指標としております。
(3) 経営環境及び対処すべき課題当社グループはさらなる事業拡大に向けた重要課題として以下の点に取り組んでまいります。
① 人材の確保・労働環境整備の取り組み質の高い保育・教育サービスを提供し、保育施設等を継続して開設していくためには、保育士資格等を有する優秀な人材の確保が不可欠です。
 当社グループでは、通年で採用活動を行うとともに、従業員の給与の改善や人事評価制度の構築・改善、各運営施設に対する本部運営機能・管理体制の強化による現場職員へのケア、安全管理体制、働き方改革等の徹底を推進する等、働きやすい環境づくりに注力しております。
② 提供サービスの質及び安全性の向上各分野の専門家集団との連携を構築し、「KID'S PREP.PROGRAM」やモンテッソーリをはじめとする教育プログラムの導入や、教育研修制度の充実を図り、提供サービスの質の向上に向けて取り組んでまいります。
また、本部と保育現場が常時緊密に連携を取りながら、不適切保育撲滅委員会、園運営監査、各種研修等を随時実施することにより、保育の安全性を向上させる取り組みを行っております。
③ コンプライアンス体制の強化と徹底当社では、保育・幼児教育サービスを担う企業として、高い倫理観の保持とコンプライアンスの徹底が、事業継続及び企業価値向上の大前提であると認識しております。
とりわけ、当社グループが展開する認可保育事業、認可外保育事業、及び産後ケア施設等のすべての事業において、児童福祉法をはじめとする関連法令の厳格な遵守はもとより、お子様やご利用者様の安全確保、並びにご家族の個人情報の適切な保護が、ステークホルダーからの信頼の源となります。
こうした認識のもと、当社では、適宜改正される法令等へ迅速かつ的確に対応するため、社内規程やガバナンス体制の継続的な見直しを行っております。
また、役職員全員への定期的な研修の実施等により、組織の隅々にまでコンプライアンス意識を浸透させ、透明性の高い健全な事業運営を継続してまいります。
④ 収益基盤の多様化当社グループの運営する認可保育所の多くは、国や自治体からの補助金を基盤としており、事業は安定的に推移しております。
しかしながら、補助金を基盤とする収益構造は政策や制度変更の影響を受けやすい傾向があるため、将来的な政策や制度の変更に左右されない、より自律的かつ持続的な成長を実現していく必要があります。
他方で、当社グループでは、幼児教育無償化など少子化対策による可処分所得の増加による影響も伴い、民間教育サービスの市場は拡大すると見込んでおります。
このような事業環境を好機と捉え、当社グループでは、補助金に頼らない民間教育サービスの展開に重点を置くとともに、産後ケアサービスや建築デザインなどご家族全体を対象に含めた新規事業を開発し、既存の認可保育事業、プレスクール一体型保育所事業のノウハウやブランド力・知名度を活かし、グローバルスクールの展開・海外留学支援・他社とのアライアンス等収益基盤の多様化に取り組んでまいります。
さらに、完全子会社化した株式会社WITHホールディングスは療育事業、給食事業、人材事業等、当社グループが未着手の有望な事業を複数有しており、今後当社グループの収益基盤の多様化に大きく貢献すると考えております。
⑤ 保育所・教育施設・産後ケアサービス施設等開設用不動産の確保当社グループが開園する保育所・教育施設及び産後ケアサービス施設等は、不動産所有者から土地や建物を賃借します。
自治体のニーズや保護者の期待に応えられる候補地を短期間で探し出すために、当社グループでは金融機関や不動産開発業者等と常に必要な不動産情報が交換できる関係を構築しており、金融機関は取引実績によるものから、不動産開発業者とは過去の成約実績からその関係を強固なものにしております。
今後におきましても、広域での不動産情報の入手のため、関係強化に努めるとともに、適切な開設候補地の開発に取り組んでまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) ガバナンス当社グループは、保育・幼児教育サービス事業を通じて、持続可能でよりよい社会の実現に向けて取り組んでおります。
少子化をはじめとする経営環境の変化に伴うリスク及び機会への対応は、中長期的な企業価値向上における重要事項であると認識しております。
当社グループの事業は社会の持続可能性(サステナビリティ)への貢献そのものであり、事業の成長が企業価値向上に直結しております。
このため、最高意思決定機関である取締役会がサステナビリティ推進の監督責任を担っており、現在は取締役会及び経営会議等の既存の経営管理体制のなかで、随時報告・審議を行う体制としております。
具体的には、定例取締役会において、質の高い保育・幼児教育サービスの提供状況や、今後のサービス拡大に向けた進捗を継続的に評価・把握しており、サステナビリティを巡るリスクを適切に管理し、機会の最大化を図っております。
なお、今後、事業規模や社会情勢の変化に対し、必要に応じて社内横断的な専任組織の設置など、さらなるガバナンス体制の拡充を検討してまいります。
SDGsターゲット 事業を通じて解決する社会課題主な取り組み質の高い幼児教育の提供 ●最先端の教育プログラムの実践●教育の専門家集団と連携したプログラムの開発●外部へのプログラム提供 子育て支援の拡充・質的向上 ●保育・教育施設の新規開設●子どもの安心・安全に配慮した施設運営●民間教育サービス事業のノウハウを活かした保育の質の向上●子どもの成長を支える給食の提供 保育・幼児教育を通じた社会貢献 ●働きながら子育てができる社会の実現●オンラインを活用した保育の提供●子どもや保護者と地域との交流機会の創出●災害時の避難場所としての施設活用●雇用機会の創出
(2) 戦略当社グループが展開する保育・幼児教育サービスは、AI等のテクノロジーによる代替が困難な、人と人との直接的な関わりや身体・五感を通じたコミュニケーションが本質であり、子どもたちの豊かな人格形成において極めて重要な役割を担っています。
そのため、高水準な専門性と豊かな人間性を備えた優秀な人材の確保及び育成は、当社グループの持続的な成長における最重要の戦略であると認識しております。
人材の多様性の確保及び人材の育成に関しては、保育士等の資格保有者の採用を主軸としつつ、性別、年齢、経験年数、障害の有無、国籍にとらわれない多様な人材を幅広く登用するという方針をとっております。
職員一人ひとりがやりがいと満足度を持って成長できるよう、入社時研修をはじめ、主任・園長研修やキャリアアップ研修、さらには保育指針、施設運営、保健衛生、防災・安全に関わる階層別・目的別の研修体制を構築しております。
また、専門的な知見を深めるため、海外の最新の教育事情の収集や現地での海外研修も実施しております。
社内環境整備方針としては、職員が心身ともに健康で、ライフステージの変化に左右されず生き生きと活躍できるよう、ワーク・ライフ・バランスの充実に注力しております。
出産・育児や介護における休暇・休業制度、時短勤務、フレックスタイム制度の運用に加え、スキルアップを支えるeラーニングの導入、総合型福利厚生サービスの提供など、より働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組んでいます。
これらを通じて、エンゲージメント(職員の愛着心や貢献意欲)とサービス品質を同時に高め、優秀な人材の安定的な確保・定着を実現してまいります。
(3) リスク管理当社グループは、「コーポレート・ガバナンス」、「リスクマネジメント」、「コンプライアンス」を重要課題に掲げ、リスク管理規程やコンプライアンス規程等の各種規程を整備し、研修等を通じてグループ社員への周知徹底を図っております。
代表取締役を委員長とする「リスク管理委員会」及び「コンプライアンス委員会」において、サステナビリティ関連のリスク及び機会の識別、評価、並びに対応策の審議を定期的に実施し、適切なリスクマネジメントを推進する体制をとっております。
また、当社グループの保育事業においては、子どもの命と安全を守る施設運営が全ての基盤であり、現場における運営リスクの徹底管理が極めて重要な事項であると認識しております。
これらのリスクを適切に管理・低減するため、本社運営部メンバーによる定期的な巡回指導や、社内専門部署による検査指導、内部監査の実施など、多層的な監査体制を構築しています。
また、行政監査や第三者評価への積極的な対応を通じ、客観的かつ厳格な基準に基づく改善活動を継続しております。
万が一の事態に対しては、内部通報窓口を機能させるとともに、リスク管理委員会が即座に事案を把握し、現場への迅速な是正措置を講じる体制をとっております。
各施設におけるリスク状況や改善の進捗については、定期的に開催されるリスク管理委員会を通じて取締役会へ報告する体制を確立しております。
これにより、経営陣が現場のリスクを常時把握し、迅速かつ適切な対策を講じております。
(4) 指標及び目標 当社グループでは、上記「
(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合70%以上を維持72.6%労働者の男女の賃金の格差(正規雇用労働者)(注1)2028年3月までに92%超82.2%男性労働者の育児休業取得率(正規雇用労働者)2028年3月までに67%133.3% (注2) (注1) 男性の賃金の額に対する女性の賃金の額の割合(男性賃金を100としたときの女性賃金の割合)であります。
(注2) 当連結会計年度において、前年度に出生した労働者が育児休業を取得したこと等により、実績値が100%を超えております。
戦略
(2) 戦略当社グループが展開する保育・幼児教育サービスは、AI等のテクノロジーによる代替が困難な、人と人との直接的な関わりや身体・五感を通じたコミュニケーションが本質であり、子どもたちの豊かな人格形成において極めて重要な役割を担っています。
そのため、高水準な専門性と豊かな人間性を備えた優秀な人材の確保及び育成は、当社グループの持続的な成長における最重要の戦略であると認識しております。
人材の多様性の確保及び人材の育成に関しては、保育士等の資格保有者の採用を主軸としつつ、性別、年齢、経験年数、障害の有無、国籍にとらわれない多様な人材を幅広く登用するという方針をとっております。
職員一人ひとりがやりがいと満足度を持って成長できるよう、入社時研修をはじめ、主任・園長研修やキャリアアップ研修、さらには保育指針、施設運営、保健衛生、防災・安全に関わる階層別・目的別の研修体制を構築しております。
また、専門的な知見を深めるため、海外の最新の教育事情の収集や現地での海外研修も実施しております。
社内環境整備方針としては、職員が心身ともに健康で、ライフステージの変化に左右されず生き生きと活躍できるよう、ワーク・ライフ・バランスの充実に注力しております。
出産・育児や介護における休暇・休業制度、時短勤務、フレックスタイム制度の運用に加え、スキルアップを支えるeラーニングの導入、総合型福利厚生サービスの提供など、より働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組んでいます。
これらを通じて、エンゲージメント(職員の愛着心や貢献意欲)とサービス品質を同時に高め、優秀な人材の安定的な確保・定着を実現してまいります。
指標及び目標 (4) 指標及び目標 当社グループでは、上記「
(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合70%以上を維持72.6%労働者の男女の賃金の格差(正規雇用労働者)(注1)2028年3月までに92%超82.2%男性労働者の育児休業取得率(正規雇用労働者)2028年3月までに67%133.3% (注2) (注1) 男性の賃金の額に対する女性の賃金の額の割合(男性賃金を100としたときの女性賃金の割合)であります。
(注2) 当連結会計年度において、前年度に出生した労働者が育児休業を取得したこと等により、実績値が100%を超えております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 当社グループが展開する保育・幼児教育サービスは、AI等のテクノロジーによる代替が困難な、人と人との直接的な関わりや身体・五感を通じたコミュニケーションが本質であり、子どもたちの豊かな人格形成において極めて重要な役割を担っています。
そのため、高水準な専門性と豊かな人間性を備えた優秀な人材の確保及び育成は、当社グループの持続的な成長における最重要の戦略であると認識しております。
人材の多様性の確保及び人材の育成に関しては、保育士等の資格保有者の採用を主軸としつつ、性別、年齢、経験年数、障害の有無、国籍にとらわれない多様な人材を幅広く登用するという方針をとっております。
職員一人ひとりがやりがいと満足度を持って成長できるよう、入社時研修をはじめ、主任・園長研修やキャリアアップ研修、さらには保育指針、施設運営、保健衛生、防災・安全に関わる階層別・目的別の研修体制を構築しております。
また、専門的な知見を深めるため、海外の最新の教育事情の収集や現地での海外研修も実施しております。
社内環境整備方針としては、職員が心身ともに健康で、ライフステージの変化に左右されず生き生きと活躍できるよう、ワーク・ライフ・バランスの充実に注力しております。
出産・育児や介護における休暇・休業制度、時短勤務、フレックスタイム制度の運用に加え、スキルアップを支えるeラーニングの導入、総合型福利厚生サービスの提供など、より働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組んでいます。
これらを通じて、エンゲージメント(職員の愛着心や貢献意欲)とサービス品質を同時に高め、優秀な人材の安定的な確保・定着を実現してまいります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 当社グループでは、上記「
(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合70%以上を維持72.6%労働者の男女の賃金の格差(正規雇用労働者)(注1)2028年3月までに92%超82.2%男性労働者の育児休業取得率(正規雇用労働者)2028年3月までに67%133.3% (注2) (注1) 男性の賃金の額に対する女性の賃金の額の割合(男性賃金を100としたときの女性賃金の割合)であります。
(注2) 当連結会計年度において、前年度に出生した労働者が育児休業を取得したこと等により、実績値が100%を超えております。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
以下において、当社グループの事業展開等に関するリスク要因となる可能性がある主要な事項を記載しております。
また必ずしも事業展開上のリスクに該当しないと考えられる事項についても、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。
なお、以下の記載事項は特に断りがない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 子育て支援における国や自治体の方針変更や関連法令等の改正等について当社グループが運営する認可保育事業は、児童福祉法や子ども・子育て支援法、こども基本法及び食品衛生法等の法規制のもと、各種補助金に依存している面があり、将来において国や自治体の方針変更により補助金制度の見直しや削減、株式会社による保育所運営への規制強化が行われた場合、又は、関連法令の制定・改廃が行われた場合には、当社グループの事業活動が制約を受け、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 認可事業であることについて当社グループが運営する保育所の多くは、児童福祉法に基づき施設ごとに所轄する自治体宛に保育所開設の申請を行い、審査を経て許可等を受け運営されております。
当社グループの運営保育所において、過去に認可等の取消事例はありませんが、今後、何らかの事由により認可等が取り消される場合や、新規施設の認可等が得られない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(3) 子ども・子育て支援事業の依存について当社グループの事業は、認可等を受けた保育所の運営を主体とする子ども・子育て支援に関する事業であります。
従って、子ども・子育て支援に関する政策や市場の動向が、グループ全体の業績に大きな影響を与える可能性があります。
こども家庭庁が発表した「保育所等関連状況取りまとめ(2025年4月1日)」によると、2025年4月1日現在における待機児童数は2,254人で前年比313人の減少となっています。
減少傾向ではあるものの、待機児童の解消に向けた国や自治体の取り組みは当面は継続していくと考えられます。
 一方で、少子化が進んでいることも事実であり、想定した園児数を確保できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 人材の確保及びその育成について 当社グループの事業基盤である質の高い保育・幼児教育サービスの提供や、新たな社会的価値を創出する新規事業の推進のため、保育士資格を有する保育士及び同資格を有しない保育スタッフ、指導員及びバイリンガル講師並びに本部要員その他職員の確保と育成が重要となっております。
このため、当社グループでは、採用活動を強化しており、人事部門の強化、社員紹介制度の構築、専門の人材紹介会社からの紹介強化等の施策を実施しております。
また教育研修制度や人事評価制度の充実を進め、人材確保と離職率の低下に向けた取り組みを行っております。
しかしながら、予定した職員数が確保できない場合、新規施設開設計画の遅延や既存施設の運営計画に支障が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(5) 施設開設場所の確保について当社グループは、プレミアム教育サービス事業や産後ケア事業を成長の軸として全国展開を計画しております。
そのためには、不動産開発業者や不動産所有者とのネットワークが重要となってまいります。
当社グループでは金融機関や不動産開発業者等と常に必要な不動産情報が交換できる関係を構築しており、その確保に全力を尽くしております。
しかしながら、候補地選定の難航、近隣住民の反対運動の発生による開園遅延あるいは開園を断念するに至った場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(6) 食の安全性について当社グループは、各施設の園児に対して、必要な栄養量が確保できるように献立を作成し、各施設にて調理・提供しております。
そのために、食品衛生法に基づき、厳選した食材管理及び衛生管理を実施し、食中毒や賞味期限切れ食材の使用、異物混入等の事故を起こさないよう努力しております。
しかしながら、何らかの理由により食の安全に関する重大な事故が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(7) 感染症について当社グループは、安全な保育環境を確保し、保育の質を向上するため、施設全体について定期的に消毒を実施しており、感染症に対するマニュアルに基づいた対策を実施しております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザやノロウイルス等の感染症が発生し、当該施設に従事する保育士やスタッフ・児童が多数感染した場合、施設運営に支障が出る可能性があります。
このような場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(8) 運営施設における事故のリスクについて当社グループは、施設の運営に関し事故等が起こらないよう万全の体制で臨んでおります。
しかしながら、万が一重大な事故やトラブルが発生した場合には、行政処分による営業停止や園児の転園等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(9) 大規模災害について当社グループの運営する施設は東京都・神奈川県・愛知県に集中しております。
このため、これらの地域において大規模な地震や火災・集中豪雨等による水害等の発生により、児童や従業員、施設の建物が被害を受けた場合、当該施設の運営が困難となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(10) 個人情報保護について当社グループでは、児童及びその保護者の氏名や住所等多くの個人情報を保持しております。
これら個人情報の保管・取扱いについては規程に基づく管理体制を構築することに努めております。
しかしながら、万が一漏洩事故が発生した場合、顧客からだけではなく、広く社会的な信用失墜を招き、施設の運営に支障が生じる等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(11) 資金調達について当社グループでは、新規事業の拡大による設備資金を金融機関からの借入により調達しており、総資産に対する有利子負債合計の割合は、2025年3月期30.1%、2026年3月期39.5%と高い比率で推移しております。
従って、借入金利の上昇等の金融情勢の変化、又は取引金融機関の方針変更等により予定必要資金の調達が困難となり、新規施設の開園が遅延又は中止となった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(12) 創業者への依存について当社の代表取締役社長である中西正文は、株式会社Kids Smile Project(現 株式会社Smile Project)の創業者及び創業以来最高経営責任者であり、中西正文の資産管理会社である株式会社エーエムカンパニーとあわせて、当連結会計年度末現在、当社株式を69.5%所有する大株主であります。
また同氏の配偶者である取締役副社長土居亜由美(戸籍名:中西亜由美)についても創業以来当社グループの施設開園及び運営に携わり、副社長としての任を担っております。
両氏ともに保育業界に精通しており、施設や教育プログラム開発・経営方針・経営戦略において重要な役割を果たしております。
当社グループでは、他の取締役や、幹部社員に対する権限移譲を進めることにより、両氏に依存しない経営体制を早期に構築していく所存でありますが、何らかの影響により両氏ともに、あるいは一方でも当社グループの経営を継続することが出来なくなった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(13) 固定資産の減損について当社グループが運営する施設の業績が悪化し、その回復の見込みがない場合、あるいは新規開設から一定期間を経過しても業績改善の見込みがない場合、有形固定資産の減損処理が必要となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(14) 新たに保育所等を開設した場合の経営成績に与える影響について当社グループは、今後の成長戦略として、認可外保育施設、2026年6月より開始した産後ケアサービスを中心とした施設の新規開設を進めてまいりますが、経営成績に与える影響として以下の特徴があります。
産後ケア施設等の新規開設にあたっては、高品質なサービスを提供するための物件取得や内装工事等の設備投資が開設時に発生いたします。
加えて、開設初期におけるブランド認知の向上を目的とした広告宣伝費、専門人材の採用・教育等の初期費用が必要となります。
そのため、開設初年度においては、当該施設にかかる営業損益が赤字となる傾向があります。
その後は、サービスの認知拡大とともに利用者が増加し、段階的に収益性が改善していく事業モデルとなっておりますが、想定通りの集客が進まない場合には、営業赤字の期間が長期化し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(15) M&A等に関するリスク当社グループは、対象企業の選定や買収決定に当たり、十分なデューディリジェンスを実施のうえ、財務、法務及び事業に関するリスクを網羅的に検討しております。
2026年5月8日に完全子会社化した株式会社WITHホールディングスにつきましても、リスク評価の結果、事業展開において問題はないと判断し、実行に至りました。
現在は当社グループの経営知見を活用し、シナジー効果の創出と業務統合を推進しておりますが、今後の急激な外部環境の変化や統合プロセスの遅延等により、想定した事業計画が未達となった場合には、のれんの減損等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断しているものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況a.経営成績等の状況当社グループは、子会社の経営管理を主な事業内容とする当社と、認可保育所・プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)及び幼児教室の運営を主な事業とする連結子会社1社(株式会社Smile Project)により構成されており、次世代を担う子どもたちを育成する保育と幼児教育を基盤としながら、そのご家族の皆様の日々の生活を豊かにし、個人と家族の幸せが寄り添えるための総合パーソナルケアサービスを主な事業として営んでおります。
当社グループは、2024年6月21日発表の新中期経営計画に基づき、事業領域の拡大及び再定義を実施し、下記のとおり国内教育領域、国際教育領域、産後ケア領域、ファミリーサポート領域の4つの事業領域を編成しております。
事業領域の区分国内教育領域認可保育グループ認可保育園プレミアム教育グループプレップスクール&幼児教室アフタースクールスイミングスクール国際教育領域グローバルスクール海外留学支援ネイチャーツーリズム海外園運営産後ケア領域オーダーメイド産後ケア施設ファミリーサポート領域建築デザイン等 当連結会計年度末における各事業領域の状況は下記のとおりです。
認可保育グループ(国内教育領域)においては、既存施設の充足率向上と安定運営に注力いたしました。
保育サービスの質的向上を通じて、教育効果と安全性を高めることで利用者様の満足度の維持・向上を図っております。
プレミアム教育グループ(国内教育領域)においては、高いサービス水準を維持するため、試食会付きの園見学会、歌舞伎観劇などの様々なイベント拡充を継続した結果、契約児童数は順調に推移し、高い充足率を維持しております。
また、2025年12月1日に麻布台ヒルズ(東京都港区)に開園した「キッズガーデン プレップスクール麻布台ヒルズ(プレミアムスクール)」及び「キッズガーデン エデュケーションラボ麻布台ヒルズ(アフタースクール)」は、契約児童数も当初の想定通り推移し、順調な立ち上がりとなっております。
国際教育領域において、キッズガーデングローバルスクール各園(錦糸町、吉祥寺、センター北)は、バイリンガル教育への高い需要を背景に順調に推移しております。
引き続き教育内容やカリキュラムを充実させ、充足率を高めることにより、当社グループの収益基盤となるよう努めてまいります。
また、2024年より開始した海外留学支援につきましては、昨年夏、英国・スイス・ハワイ(米国)の3か所にて実施し、大変好評をいただきました。
直近3月には新たにオーストラリア、マレーシアにて実施し、同じく大変好評をいただいております。
さらに、米国・ハワイ州の語学学校ハワイパームスイングリッシュスクールとの業務提携、及び観光庁長官登録旅行業第1種(登録番号:第2182号)の取得により、これまで当社グループが運営する保育園の在園児向けに提供してきた海外サマースクールや親子留学などの教育旅行プログラムを、広く一般の皆様にもご提供することにより、今後も収益基盤のさらなる多角化を推進してまいります。
産後ケア領域につきましては、宿泊型産後ケアサービスである産後ケアホテル「Villa Mom 東京・有明」を2026年6月に開業いたします。
当社グループは2009年の事業開始以降、東京・神奈川・愛知に80を超える保育施設を運営してまいりました。
その経験を活かしながら、産後ママの心身の疲れや負担、育児の不安や疑問を軽減・解消し、これから始まる新しい生活を前向きな気持ちで過ごしていただくための施設となるべく準備を加速させております。
ファミリーサポート領域につきましては、2025年8月に開始した建築デザイン事業の推進に注力しております。
本事業は中期経営計画2025において掲げた成長戦略の一環であり、これまで16年間で80園以上の保育園を作り、運営してきた実績を基盤としております。
子ども達やご家族の皆さんが安心・安全にわくわく過ごせる空間を作ってきた経験と、それらの施設を「使い続けてきた」経験との双方を活かし、家族と個人の幸せが寄り添う空間を実現するプロジェクトに取り組んでおります。
具体例としては、クリニックや歯科医院、空港、レストランなど「家族が集う空間」を主な対象として、利用者の利便性とデザイン性を両立させた独自の設計・施工ソリューションを提供することにより引き続き事業拡大を進めてまいります。
そして、2026年3月23日付開示「株式会社 WITH ホールディングスの完全子会社化を目的とした株式譲渡等に関する契約締結のお知らせ」でお伝えしたとおり、株式会社WITHホールディングスの株式を取得し、同社を当社グループの完全子会社とすることを目的として、株式譲渡契約等に係る取引契約を締結いたしました。
当該契約に基づき2026年5月8日付で全株式を取得し、子会社化が完了しております。
株式会社WITHホールディングスは、運営子会社である株式会社WITH、及び株式会社アンジェリカ、並びに株式会社Nプランニングを通じて、東京都・埼玉県・神奈川県において96施設の保育関連施設(認可保育園、企業主導型保育園、小規模認可保育園、認証保育園、学童、療育等)及び4施設の介護施設を運営しております。
また、給食事業、保育人材紹介事業、教育プログラム提供事業等、保育園運営に関連するサービス事業の開発・提供も行っております。
これらの事業基盤は、当社グループの既存事業との高い親和性を有しており、スケールメリットの創出や運営ノウハウの共有を通じて、既存事業の安定化及び収益基盤の強化に大きく寄与するものと判断しております。
また、同社は、良好な収益性及び安定した財務基盤を有しており、本件を通じて当社グループの連結業績の拡大及び財務基盤の一層の強化が見込まれます。
加えて、当社にとって新たな領域である介護事業、公的学童事業及び療育事業を展開していることから、事業ポートフォリオの多角化と成長機会の拡張の観点においても、当社グループの経営戦略推進に大きく寄与するものと判断しております。
当連結会計年度末における当社グループが運営する施設数は、認可保育所を東京都・神奈川県・愛知県に70施設、プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)、幼児教室及び学童施設、スイミングスクールを東京都に13施設合計83施設となっております。
費用面では国内教育領域の各施設及び本社費用における効率的運営を徹底し、売上原価、販売費及び一般管理費の低減に継続的に取り組んだ結果、既存事業については順調に推移しております。
なお、当連結会計年度において株式会社WITHホールディングスの株式取得に伴い発生した諸費用として352百万円を計上しております。
既存事業は引き続きの成長基調を維持しており、当該費用の影響を除くEBITDA、営業利益、経常利益につきましては、前年同期比増益となっております。
以上により、当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高は14,517百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は370百万円(前年同期比9.9%減)となりました。
経常利益につきましては、350百万円(前年同期比15.1%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、繰延税金資産の計上により法人税等調整額56,117千円を計上したことなどから、220百万円(前年同期比45.6%増)となりました。
b.資産、負債及び純資産の状況当連結会計年度末の財政状態における総資産は、16,701百万円(前連結会計年度末は15,222百万円)となり、1,479百万円増加しました。
その内訳は以下のとおりとなります。
(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は、7,988百万円(前連結会計年度末は6,741百万円)となり、1,246百万円増加しました。
これは現金及び預金の増加(1,047百万円)、未収入金の増加(153百万円)等があったことによるものであります。
(固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、8,713百万円(前連結会計年度末は8,480百万円)となり、232百万円増加しました。
これは有形固定資産の増加(119百万円)、及び投資その他の資産の増加(110百万円)等があったことによるものであります。
(流動負債)当連結会計年度末における流動負債は、7,261百万円(前連結会計年度末は5,271百万円)となり、1,989百万円増加しました。
これは未払法人税等の減少(420百万円)があったものの、短期借入金の増加(2,236百万円)等があったことによるものであります。
(固定負債)当連結会計年度末における固定負債は、3,290百万円(前連結会計年度末は3,453百万円)となり、162百万円減少しました。
これは社債の減少(145百万円)等があったことによるものであります。
(純資産)当連結会計年度末における純資産は、6,149百万円(前連結会計年度末は6,497百万円)となり、347百万円減少しました。
これは親会社株主に帰属する当期純利益220百万円の計上の一方、配当の支払いによる利益剰余金の減少(461百万円)及び自己株式の取得による減少(98百万円)等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前連結会計年度末に比べ1,047百万円増加し、5,718百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、577百万円(前連結会計年度は929百万円の増加)となりました。
主な内訳は、税金等調整前当期純利益(350百万円)、減価償却費(740百万円)、未払金の増加額(391百万円)の一方、法人税等の支払額(747百万円)、売上債権の減少額(171百万円)等による資金の減少等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、967百万円(前連結会計年度は413百万円の支出)となりました。
主な内訳は、保育施設等の新規開設に伴う有形固定資産の取得による支出(1,026百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、1,437百万円(前連結会計年度は562百万円の増加)となりました。
主な内訳は、短期借入金の純増額(2,572百万円)等の資金の増加があったものの、配当金の支払額による支出(461百万円)、長期借入金の返済による支出(423百万円)、社債の償還による支出(145百万円)等の資金の減少があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当社グループは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。
b. 受注実績当社グループは受注生産を行っていないため、該当事項はありません。
c. 販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
なお、当社グループは幼児教育事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称販売高(千円)対前期増減率(%)幼児教育事業14,517,193106.3合計14,517,193106.3
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)品川区1,601,11011.71,644,13611.3
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりまして、一定の会計基準の範囲内で見積りが認められている部分があり、資産及び負債、並びに収益及び費用の数値に反映されております。
これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等の分析(売上高)当連結会計年度における売上高は14,517百万円(前連結会計年度は13,656百万円)となりました。
これは、認可保育園において補助金の対象となる保育内容の充実や職員定着率の向上に継続的に取り組んだこと、並びに2025年12月に麻布台にプレミアムスクール及びアフタースクールを開園したこと等によるものであります。
(売上原価、売上総利益)当連結会計年度における売上原価は、認可外園(センター北、麻布台)の新規開設等に伴い12,304百万円(前連結会計年度は11,722百万円)となりました。
主な内訳は、給与及び手当4,302百万円、地代家賃1,615百万円等であります。
この結果、売上総利益は2,212百万円(前連結会計年度は1,933百万円)となり、売上総利益率は15.2%(前連結会計年度は14.2%)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主に株式会社WITHホールディングスの株式取得にかかる一時的な諸費用及び新事業領域の拡充による人件費の増加により、1,842百万円(前連結会計年度は1,522百万円)となりました。
主な内訳は、役員報酬146百万円、給与及び手当357百万円、支払手数料326百万円、採用費274百万円等であります。
この結果、営業利益は370百万円(前連結会計年度は410百万円)となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)当連結会計年度における営業外収益は77百万円(前連結会計年度31百万円)となりました。
主な内訳は補助金収入51百万円等であります。
また営業外費用は97百万円(前連結会計年度は28百万円)となりました。
主な内訳は支払手数料58百万円及び支払利息28百万円等であります。
この結果、経常利益は350百万円(前連結会計年度は413百万円)となり、売上高経常利益率は2.4%(前連結会計年度は3.0%)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)税金等調整前当期純利益は350百万円(前連結会計年度は426百万円)となりました。
また法人税等合計(法人税等調整額を含む)は129百万円(前連結会計年度は275百万円)となり、この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は220百万円(前連結会計年度は151百万円)となりました。
b.資本の財源及び資金の流動性について当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
また、今後の中長期的な成長に向けて、事業基盤強化のための投資等を推進していきたいと考えております。
資金需要のうち短期運転資金につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの短期借入にて、設備投資や長期運転資金につきましては、金融機関からの長期借入等にて対応していくこととしております。
なお、資金の流動性については、金融情勢等を勘案しながら、現金及び現金同等物の残高が適正になるように努めてまいります。
c.経営者の問題意識と今後の方針について経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度中の設備投資については、2025年4月以降開園の施設等への投資が主となり、総額985百万円の投資を実施しました。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
なお、当社グループは「幼児教育事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
(1) 提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物 土地商標権合計本社(東京都)商標権――12,73812,7382(―)軽井沢保養所(長野県)福利厚生施設19,2308,000―27,230―
(注) 1.当社は純粋持株会社であり、役員と当社子会社の兼務者(2名)で構成されております。
2.従業員数の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

(2) 国内子会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物その他合計保育施設75園(東京都)保育所事業用施設6,461,57677,0546,538,6311,146(413)保育施設6園(神奈川県)保育所事業用施設172,5404,450176,99176(36)保育施設2園(愛知県)保育所事業用施設3,103―3,10325(8)
(注) 1.帳簿価額の「その他」の内訳は主に、工具、器具及び備品であり、上記の金額には建設仮勘定は含まれておりません。
2.従業員数の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等当社グループの主な設備投資は幼児教育事業における施設内の内装工事等であり、当連結会計年度末現在における重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度末現在において投資が確定した施設のみ開示しております。
事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手年月完了予定年月完成後の増加能力総額(千円)既支払額(千円)産後ケア施設(東京都)その他産後ケア施設887,195639,699自己資金 及び借入金2025年2月2026年6月客室数17室
(2) 重要な設備の除却等該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要985,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況51
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況2

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分については、以下のとおりとしております。
純投資目的である投資株式専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式等純投資目的以外の目的である投資株式上記以外 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容保有目的が、純投資目的以外の目的である投資株式は、資本業務提携、取引の関係性、提携の関係性の強化などの目的で、政策保有株式として株式を保有することができるものとしております。
保有の合理性につきましては、取引先との取引額、株式の株価・配当、財政状態・経営成績、成長戦略に則した業務提携関係の維持・強化、その他に有効な資金活用は無いか等の観点で、取締役会による検証を適宜行っております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式――非上場株式以外の株式111,750 (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)株式会社リソー教育グループ61,20061,200業務提携を解消したため、売却の時期を検討しております。
有 11,75016,095
(注) 定量的な保有効果については記載が困難でありますが、保有状況については、個別の銘柄につき、財務状況及び関係性を勘案し、定期的に見直しております。
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社11,750,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社61,200
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社11,750,000
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社株式会社リソー教育グループ
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社業務提携を解消したため、売却の時期を検討しております。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社有

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2026年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社エーエムカンパニー東京都豊島区高田一丁目36番13号1,500,00046.80
中西 正文東京都港区730,00022.77
上田八木短資株式会社大阪府大阪市中央区高麗橋二丁目4番2号92,8002.90
中西 亜由美東京都港区75,0002.34
木下 圭一郎東京都千代田区46,5001.45
小沼 滋紀千葉県野田市42,2001.32
神谷 正俊三重県いなべ市25,4000.79
株式会社SBI証券東京都港区六本木一丁目6番1号21,4980.67
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)ONE CHURCHILL PLACE, LONDON, E14 5HP UNITED KINGDOM(東京都千代田区丸の内一丁目4番5号)16,0120.50
JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内二丁目7番3号11,6000.36
計―2,561,01079.90
(注)
株式会社エーエムカンパニーは当社代表取締役である中西正文が株式を保有する資産管理会社であります。
株主数-金融機関1
株主数-金融商品取引業者13
株主数-外国法人等-個人8
株主数-外国法人等-個人以外14
株主数-個人その他1,966
株主数-その他の法人20
株主数-計2,022
氏名又は名称、大株主の状況中西 正文
株主総利回り2
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号による普通株式の取得区分株式数(株)価格の総額(円)当事業年度における取得自己株式3,378214,898当期間における取得自己株式1,493― (注)1.当事業年度及び当期間における取得自己株式は、譲渡制限付株式報酬対象者の退職に伴う無償取得4,871株、単元未満株式の買取り78株によるものであります。
2.当期間における取得自己株式には、2026年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの譲渡制限付株式報酬の無償取得による株式は含めておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-98,214,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-98,214,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1 発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)3,258,0001,500 ― 3,259,500 (変動事由の概要)新株予約権の行使による増加  1,500株 2 自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)70053,378― 54,078 (変動事由の概要)2025年8月14日の取締役会決議に基づく自己株式取得による増加 50,000株譲渡制限付株式報酬制度退職者の無償取得による増加       3,300株単元未満株式の買取請求による増加               78株