財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-08-25
英訳名、表紙Bewith,Inc.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 飯島 健二
本店の所在の場所、表紙東京都新宿区西新宿三丁目7番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03-5908-3155
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
ビーウィズ株式会社設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。
年月概要2000年5月コンタクトセンター・BPO事業者としての事業拡大を目的に、三菱商事㈱及び現ソフトバンクグループ㈱の合弁事業会社として東京都新宿区に設立2000年6月カスタマーサポート業務を初受託2001年11月事業拡大を目的として、東京都新宿区 に新宿センター(現 本社/新宿センター)を開設2002年11月社団法人日本テレマーケティング協会(現 一般社団法人日本コンタクトセンター協会)に加入2004年5月ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証規格である「BS7799-2:2002」及び「ISMS認証基準(ver2.0)」を同時取得2004年6月事業拡大を目的として、神奈川県横浜市に横浜センター(現 横浜第一センター)を開設2004年12月事業拡大を目的として、神奈川県横浜市に横浜第二センターを開設2005年5月事業拡大を目的として、大阪府大阪市に関西支店(現 大阪センター)を開設2005年7月事業拡大を目的として、北海道札幌市に北海道支店(2009年2月移転後、現 札幌第一センター)を開設2005年12月本社機能を、現在の新宿パークタワーに移転、新宿センターと統合2006年10月事業拡大を目的として、長崎県長崎市に長崎センターを開設2006年12月情報セキュリティ管理の国際規格「ISO27001:2005」の認証を取得2006年12月三菱商事㈱が株式を追加取得し当社を100%出資の子会社化2008年4月事業拡大を目的として、和歌山県和歌山市に和歌山センターを開設2008年4月事業拡大を目的として、横浜第三センター(2010年8月横浜第二センターに統合)を開設2009年2月「プライバシーマーク」の認証を取得2009年6月事業拡大を目的として、福岡県福岡市に福岡センター(現 福岡第一センター)を開設2011年4月BPOコンサルティングサービスを開始2012年5月㈱パソナグループの出資により、㈱パソナグループと三菱商事㈱の合弁事業会社となる2014年11月事業拡大を目的として、大阪府大阪市に大阪アドバンストバリューセンター(2018年8月移転後、現 大阪第二センターへ改称)を開設。
2015年1月情報セキュリティ管理の国際規格「ISO27001:2013」への移行が完了2015年3月事業拡大を目的として、北海道札幌市に札幌第二センターを開設2015年6月マイナンバー収集サービスを開始2015年12月㈱パソナグループが当社の全株式を取得し、完全子会社化2016年10月事業拡大を目的として、愛媛県松山市に松山センターを開設2016年12月事業付加価値向上を目的として、株式70%を取得し、コールセンターシステム開発会社である㈱アイブリットを子会社化 2017年1月事業拡大を目的として、神奈川県横浜市に横浜第三センターを開設2017年2月クラウド型コンタクトセンターシステム「Omnia LINK(オムニアリンク)」を提供開始2017年4月当社独自の顧客応対メソッド「ミライ転換力」サービス開始2018年6月プロセスの一部をテクノロジーで自動化するアウトソーシング「デジタル&オペレーション」を提供開始2019年1月事業拡大を目的として、北海道札幌市に札幌第三センターを開設2019年11月AIによる「声の印象評価システム」の開発のため、滋賀大学と連携協定を締結2020年3月コンタクトセンターの応対品質教育プラットフォーム「Qua-cle(クオクル)」提供開始2020年6月在宅でのオペレーションサービス「Bewith Digital Work Place」提供開始2020年11月Omnia LINK事業の更なる成長促進を目的に、株式を追加取得し㈱アイブリットを完全子会社化2021年4月女性活躍推進法に基づく「えるぼし」最高位に認定2021年6月事業拡大を目的として、福岡県福岡市に福岡第二センターを開設2022年3月東京証券取引所市場第一部へ上場2022年4月事業拡大を目的として、長崎県長崎市にデジタルラボ長崎を開設2022年4月東京証券取引所市場区分再編に伴い、プライム市場へ移行2022年7月事業拡大を目的として、神奈川県横浜市に横浜第四センターを開設2022年10月システム開発力の向上を目的として、株式60%を取得し、システム開発会社である㈱ドゥアイネットを子会社化2023年2月本人確認や契約書の署名もワンストップで対応可能なオンライン接客・契約システム「UnisonConnect」提供開始2023年4月オンライン研修やテレワークでの生産性を格段に向上させる在宅コンタクトセンター支援ツール「Be-mon(ビーモン)」提供開始2023年6月事業拡大を目的として、北海道札幌市に札幌第四センターを開設2024年4月クラウド型PBX「Omnia LINK」が生成AI(オペレーターと顧客の会話の要約)に対応 2024年4月経済産業省と東京証券取引所及び独立行政法人情報処理推進機構が共同で選出する「DX注目企業2024」に選定2024年6月ビジネスコラボレーションツール「Omnia LINK ANYPUT(エニプット)」を提供開始2025年4月損害保険業界特化型CRM「Omnia LINK PILOTe(パイロット)」を提供開始2025年11月コンタクトセンター向け応対品質評価システム「 Omnia LINK auto score(オートスコア)」を提供開始2026年5月Omnia LINK事業の海外展開とグローバル事業の拡大を目的として、株式85%を取得し、マレーシアのRadiant Communication Sdn. Bhd.を子会社化
事業の内容 3 【事業の内容】
(1)事業の概要当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(㈱アイブリット、㈱ドゥアイネット、Radiant Communication Sdn. Bhd.及び同社子会社Radiantcom Services Sdn. Bhd.、Reverb Digital Technologies Sdn. Bhd.)の計6社で構成されており、自社開発のクラウドPBX(注1) Omnia LINK(オムニアリンク)等のデジタル技術を活用したコンタクトセンター(注2)・BPO(注3)サービスの提供、およびAI・DX(注4)ソリューションの開発・販売を行なっております。
当社グループは事業理念である「洞察を通じた社会への貢献」の実践を通じ、コンタクトセンター・BPO事業を通じて、業務の企画・設計などの上流工程から、教育・運営までをワンストップでご提供することで、顧客企業の競争力強化の一助を担ってまいりました。
また、2016年に子会社化した㈱アイブリットの開発力を活かしたクラウドPBX Omnia LINKのご提供をはじめとする自社開発のシステムソリューションの販売も行っております。
PBXは、コンタクトセンターに限らず、企業など複数の電話回線を持つ場所には、必須のシステムです。
主な役割は、受発信機能(企業にかかってきた電話を適切に振り分けて着信させる機能や、適切な通知番号での発信を可能にする等)や、内線通話、転送、保留など電話に関わる制御を行なう装置です。
さらに、2026年5月期に子会社化したRadiant Communication Sdn. Bhd.は、マレーシアにおいて電話設備・ネットワーク機器の構築・保守、コンタクトセンターシステムの販売・保守、AIエージェントソリューションKeyAI(注5)及びCRM等の自社開発プロダクトを展開しております。
同社の子会社化により、当社グループは国内に加え海外においてもAI・DXソリューションを提供することが可能な体制となりました。
(注1)Private Branch eXchange:構内交換機。
従来は構内に置いていたPBXをクラウド化し、インターネット上で通話・通信を行うことで、従来の電話システム環境を改善することができるシステム。
(注2)顧客対応チャネルを「電話」に絞らず、「メール」「チャット」「WEB」など複数の組み合わせで顧客対応するセンターを「コンタクトセンター」と定義しております。
当社は顧客対応チャネルを複数ご提供しており、「電話」に限っていないため、事業内容を「コールセンター」ではなく、「コンタクトセンター」と記載しております。
(注3)Business Process Outsourcingの略で、企業活動における業務プロセスの一部について、業務の企画・設計から実施までを一括して専門業者に外部委託することを指します。
BPOには、広義での捉え方と狭義での捉え方があります。
広義での捉え方は、「ITアウトソーシング」との対比で、ビジネスプロセスにおけるアウトソーシングを広義の「BPO」と捉えます。
この場合、コンタクトセンターも「BPO」の一部と見ることができます。
狭義での捉え方は、広義で捉えた「BPO」のうち、顧客対応を伴わないもの(多くは企業のバックオフィス部門や、受発注や請求などの事務業務)を狭義の「BPO」として捉えます。
当社の事業である、「コンタクトセンター・BPO」における「BPO」は狭義の「BPO」の意味合いとして使用しております。
(注4)デジタルトランスフォーメーションの略。
進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念。
(注5)Radiant Communication Sdn. Bhd.が開発したAIエージェントソリューション。
生成AIを活用し、AIエージェントが多言語での音声・テキスト等の自動応対が可能であるとともに、応対後に業務システムへのデータ連携および後処理を行うためのワークフロー機能も有しております。
当社グループのコンタクトセンター・BPOサービスでは、顧客へのサービス提供の際、顧客ごとのニーズを捉え、オーダーメイドで見積もりを提示し、必要なリソースやシステム、環境を用意して顧客に役務の提供を行なっております。
外部資源・情報を戦略的に活用し、コア業務へリソースを集中させることで顧客企業が競争力を高める手段を提供しています。
当社のようなアウトソーシング事業者は顧客企業の業務を専門的に請け負うことにより、顧客企業には適正対価での品質・生産性の向上を提供し、また自社にとっては業務の受託規模を増加していくことにより事業を継続的に成長させていくことが可能となります。
また、アウトソーシングの提供形態には場所・運営・システムまですべてを提供する「フルアウトソーシング」と、場所・システムは顧客が用意し、当社が運営を行う「インソーシング」があります。
当社グループにおける2026年5月期売上高の約60%がフルアウトソーシングとなっており、インソーシングよりも場所・運営・システムを含めたフルアウトソーシングの提供に注力しております。
以下の図のように、アウトソーシングサービスの領域は様々です。
アウトソーシング業界においては、大きく「IT領域」(注6)と「ビジネスプロセス領域」が存在します。
当社グループのサービス範囲は、その大半が、「ビジネスプロセス領域」のうち、着色している「コンタクトセンター」「調達」「購買」「人事・採用」「経理」「業界特化型サービス(注:製品や商品を販売するにあたって、その業界に特化して生じる事務業務のこと)」を対象領域としております。
その中でも「コンタクトセンター」は当社グループの売上高の約70%を占めております。
コンタクトセンター領域においては、オリジナル顧客対応メソッド「ミライ転換力」の確立や、80種類以上のスーパーバイザー(注:オペレーターを指導する立場にあるリーダー的立場のスタッフ)向け教育コンテンツを有しており、コンタクトセンターサービス提供会社としての専門性を保有し、強みを有する領域となっております。
(注6)2022年に子会社化した㈱ドゥアイネットは、「IT領域」における「システムソフトウエア設計/開発/運用」のアウトソーシングを担っております。
また、2022年11月にリリースした㈱Works Human Intelligenceとの協業は、提供する統合人事システム「COMPANY」の導入支援を行うもので、システム利用における詳細設計や、設定支援、マニュアル作成等のIT導入に係るアウトソーシングを行うものです。
売上高比率は大きくはありませんが、ビジネスプロセス領域とIT領域の垣根を越えた、事業領域の拡張を行っております。
コンタクトセンター・BPOの主な機能は、オペレーターを介して顧客企業のエンドユーザーや従業員に向けた高品質なサービスを提供することにあります。
質の高い対応を行なうことによって、最終的にエンドユーザーや従業員の満足度を高めることが、顧客企業の満足度を高めることになり、契約期間や当社の売上高の拡大につながります。
そのために当社として注力するべき事項は、オペレーターやスーパーバイザーなどのオペレーションに関わる人材の教育や、テクノロジーによるスタッフの支援を通じた運営品質や生産性の向上を実現する仕組みを構築し、継続的にQCD(注:Quality<品質>、Cost<費用>、Delivery<納期>)の改善を行うことです。
また、運営を通じてエンドユーザーや従業員の声を受け取り、適切に顧客企業にフィードバックすることで、商品開発やサービス改善のヒントを提供し、受託している業務自体の高付加価値化を目指すことも顧客企業と長く取引を続ける中で大変重要なポイントです。
当社グループのコンタクトセンター・BPO事業のビジネスモデル概念図を以下に記載します。
当社は顧客企業(業務発注企業)を委託者としたコンタクトセンター・BPOサービスに関する業務委託契約を締結し、受託した業務の遂行のための場所やシステム、オペレーターやスーパーバイザーなどの体制を用意し、顧客企業のエンドユーザーへの対応にあたります。
主な収益は顧客企業から受け取る、スタッフの稼働時間・システム・場所等の提供費用となっております。
一部商品販売や販売勧奨を目的としたアウトバウンド業務(注:電話を発信する業務のこと)では、販売実績に応じたインセンティブ請求が発生することがあります。
コンタクトセンターで使用するシステムは、複数存在します。
例えば、PBXや通話録音システムなどの電話応対の基幹となるシステムや音声認識システム(音声のテキスト化)や音声合成システム(テキストの音声化)、顧客管理システム、FAQシステム等が挙げられます。
これらの各システム・機能はOmnia LINKの機能として内包されており、コンタクトセンター・BPOにおけるシステム利用料としてOmnia LINK利用料を請求しております。
ただし、前述のようにコンタクトセンター・BPOはオーダーメイドの特性を有することから、Omnia LINKの活用範囲を企業ごとにカスタマイズし都度提案を行なっております。
また、顧客の要件がOmnia LINKの機能だけでは満たせない場合は、要件が満たされる外部のシステムを仕入れ、提供することもあります。
また、当社との業務委託契約がなく、自社でコンタクトセンターを運営している企業に対して、コンタクトセンターシステムとしてOmnia LINKのみを販売することもあります(当社では「Omnia LINK外販」と呼称)。
当社の事業の特徴は、自社開発のPBX Omnia LINKを保有している点にあります。
PBXは、コンタクトセンター運営には必要不可欠なシステムですが、日本のPBX市場においては、長年米国のメーカーの寡占状態にありました。
当社グループでは自社のコンタクトセンターシステムのコスト削減・高機能化を目的に2016年に株式会社アイブリット社を買収し、自社開発PBXとしてOmnia LINKを開発いたしました。
当社グループの調べにおいては、コンタクトセンター・BPOサービスの提供会社が自社開発のPBXを保有している例は極めて少なく、競合企業の多くがPBXの開発会社から仕入れを行った上で、サービス提供をしています。
そのため、自社開発のPBXを有するコンタクトセンター・BPOサービス提供会社として、当社グループは、業界でも稀有なポジションを獲得していると考えております。
PBXには、「オンプレミス型」と「クラウド型」の2つのタイプが存在しており、Omnia LINKはクラウド型PBXとなっております。
以下はオンプレミス型PBXとクラウド型PBXの違いを記載した図です。
PBX利用企業にとっては、オンプレミス型PBXの場合、利用する場所自体にPBXを物理的に設置する必要があり、新規設置や増設には初期費用や準備期間が必要な上、利用場所も限られますが、クラウド型PBXの場合は、PBXはデータセンター上に存在するため、複数の場所において利用規模の変動を含め柔軟に利用することが可能であり、在宅勤務環境を含めて、利用拠点に制限を設けずにPBXを活用することが可能となります。
当社グループでは、自社の受託業務の大部分においてOmnia LINKを活用しています。
コンタクトセンターの現場から開発部門へダイレクトに改善要望を上げ、それを迅速に反映することで、Omnia LINKは着実に機能強化を重ねてきました。
そのような取り組みから、Omnia LINKの機能は、基本的な電話の受発信の機能やCRM機能(Customer Relationship Management:顧客管理システム)だけでなく、コンタクトセンターにおける通話音声のリアルタイムテキスト化や、AIによる自然言語処理(人間が日常的に使っている自然言語をコンピューターに処理させる一連の技術)を用いたFAQレコメンデーション(それまでの会話内容から予測される想定問答の提示)まで広がっております。
コンタクトセンターシステムの競合製品は、一つの機能を単体で販売しており、複数システムをそれぞれ調達の上で組み合わせて使用するものが大半ですが、Omnia LINKは基本機能から高付加価値機能までをオールインワンでご提供しており、機能の幅広さがOmnia LINKの強みであると当社グループでは認識しております。
Omnia LINKの主な機能は以下の通りです。
Omnia LINKは以下3点の要因から当社グループの競争力の源泉となっております。
① システム内製化によるコスト削減 上述のようにPBXはコンタクトセンター運営に必要不可欠なシステムであることから、過去、当社グループがコンタクトセンターサービスをご提供するにあたっては、米国メーカーを中心に複数企業の製品に対するシステム投資コスト及び保守コストが重複して発生しておりました。
PBXの調達そのものを内製化したことにより、拠点新設や増強時のコストについて、その規模にもよりますが10百万円~100百万円程度のコスト削減が可能になり、Omnia LINKの社内利用を本格的に開始した2016年頃と比較しても、当社グループの利益水準は大きく改善しております。
② 柔軟な拠点戦略 当社グループのコンタクトセンター新拠点は、標準PBXとしてOmnia LINKを利用しております。
従来のPBXの場合、筐体やライセンスの納品まで時間を要すため、拠点新設の意思決定から実行までのリードタイムが長期化しておりました。
Omnia LINKは自社開発かつクラウド型のため最短数日での導入が可能です。
これにより拠点新設や増強のリードタイムが大幅に改善しました。
その結果、顧客の要望に沿った業務実施場所の柔軟性の獲得とともに、サテライトオフィスや在宅を活用した運営も可能となりました。
顧客提案時における機会損失を防止し、タイムリーな提案を行うことで受注を拡大し、コンタクトセンターサービスの成長につなげております。
機会を逃さずに高収益案件を獲得することができるため、1席あたりの月次売上高(注:アウトソーシング業務の月次売上高/月次稼働席数。
オペレーションブースの収益面での効率性を現す指標)もOmnia LINKの利用拡大とともに増加傾向にあります。
また、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においては、自社のクラウドPBXを保有していたことから、感染拡大の早い局面(2020年6月頃)の時点で在宅コンタクトセンターサービスである「Bewith Digital Work Place(ビーウィズデジタルワークプレイス)」を開始いたしました。
現在においても、BCP対策、柔軟な増席対応につながるものとしてテレワークの活用を行っております。
③ Omnia LINK外販を通じた売上・利益の増大 自社でOmnia LINKを利用するだけでなく、Omnia LINKそのものをクラウドサービスとして外部企業へ販売する戦略を採用したことで、より安定した全社収益確保の一助となり、当社グループの業績に貢献しております。
また、Omnia LINKはコンタクトセンターの基幹システムであるため、導入時にはオペレーションフローの見直しを含めた業務への影響が生じることから、他システムへの切り替えが行いづらく、契約が長期化する傾向にあります。
そのため、より安定した収益を生み出しやすい事業モデルへと、当社グループの事業構造の転換が進んでおります。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(親会社) 株式会社パソナグループ (注)1東京都港区5,000グループ経営戦略の策定と業務遂行支援、経営管理と経営資源の最適配分の実施、雇用創造に係わる新規事業開発等(54.43)当社のコンタクトセンター・BPOサービスを販売しております。
役員の兼任 1名(連結子会社) 株式会社アイブリット東京都渋谷区20クラウドPBX「Omnia LINK」の企画・開発100当社は、クラウド型IP-PBXを基盤としたコールセンター向けテレフォニーソリューションの提供を受けております。
役員の兼任 1名(連結子会社) 株式会社ドゥアイネット長崎県長崎市10システムの設計・開発及び保守サービスの提供、Web制作、Webマーケティング60当社からシステム開発を委託しております。
(連結子会社) RADIANT COMMUNICATION SDN. BHD. (注)2Kuala Lumpur, Malaysia148通信機器の販売、賃貸及び保守85当社からクラウド型IP-PBXを基盤としたコールセンター向けテレフォニーソリューションの提供をしております。
役員の兼任 1名その他2社
(注) 1.有価証券報告書の提出会社であります。
2.特定子会社であります。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2026年5月31日現在従業員数(名)793(5,650)
(注)1.当社グループは、コンタクトセンター・BPO事業の単一グループセグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
  2.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数になります。
  3.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
  4.臨時従業員は契約社員及びアルバイトであり、派遣社員を除いております。
臨時従業員の主たる業務はオペレーターとなります。

(2) 提出会社の状況 2026年5月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)697(5,647)40.07.15,2470.7
(注)1.当社は、コンタクトセンター・BPO事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
  2.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
  3.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
  4.臨時従業員は、契約社員及びアルバイトであり、派遣社員を除いております。
臨時従業員の主たる業務はオペレーターとなります。
  5.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4) 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異 ① 提出会社当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者20.068.479.086.190.5
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.管理職に占める女性労働者の割合については、当社から他社への出向者を含み、他社から当社への出向者は除いて集計しております。
4.男性労働者の育児休業取得率については、当社から他社への出向者を含み、他社から当社への出向者は除いて集計しております。
5.男女の賃金の額の差異については、当社から他社への出向者および他社から当社への出向者を除き集計しております。
(5)従業員持株会制度当社は、従業員の中長期的な資産形成を支援するとともに、株主との価値共有及び企業価値向上への参画意識の醸成を目的として、従業員持株会制度を設けております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針当社グループは、「中期経営計画2025」において、目指すべきありたい姿を「根元から新芽まで健康に成長し続ける会社」として位置づけております。
前「中期経営計画2022」においては、Omnia LINKを開発し、自社で利用しながら、外販する「勝てるビジネスモデル」を確立しました。
このコンタクトセンター・BPO事業とOmnia LINK外販の2つの事業を両面で成長しながら、持続的に成長していくことを目指しています。
また、「中期経営計画2025」では、経営ビジョンを達成するために以下の方針を定めております。
i. Omnia LINKの強力な成長事業ポートフォリオの改善に向けて、高収益事業であるOmnia LINK外販事業の強力な成長を目指し、全社の収益性の改善を目指します。
ii. 特徴あるコンタクトセンター・BPOの継続的成長 日本の労働力人口は減少する中で、AIを賢く利用し、人の応対はより高度になるものと当社グループは想定しております。
その中で、Omnia LINKや当社グループのノウハウを活かした高度なオペレーションの実現によって、顧客企業への提供価値を高めるとともに、付加価値の向上を目指します。
iii. 事業基盤を支える経営基盤の構築ビジネスを支える、コーポレート基盤の強化を行ないます。
主には人材戦略やサステナビリティ、コーポレートガバナンスの強化等を実行します。
(2)経営戦略当社の成長戦略は、「根元」事業であるコンタクトセンター・BPOサービスと、「新芽」事業であるOmnia LINKを始めとするシステムソリューションの販売を両面で成長させることにあります。
その成長の在り方として、コンタクトセンター・BPOサービスは事業規模及び売上高の成長、システムソリューション販売は利益額・利益率の成長のドライバーとして位置づけております。
コンタクトセンター・BPOにおいては、重点分野としてスマートライフ領域(金融業界・情報通信業界・小売流通業界)を設定し、重点分野における顧客の新規獲得や、取引開始済の顧客の深耕等を通じて、事業規模及び売上高の成長を牽引する方針です。
システムソリューション販売においては、Omnia LINKの外販拡大によるユーザー数の拡大、音声認識などのオプション販売の拡大によるユーザー当たりの売上高の拡大、また、生成AIを活用した新たなソリューション開発を行ないます。
新たなソリューション開発としては、コンタクトセンター向け応対品質評価システム「Omnia LINK auto-score(オートスコア)」の販売を開始しております。
このシステムは応対評価スコアリングと評価コメント作成を、生成AIで完全自動化し、コンタクトセンター管理者の大幅な業務効率化を実現します。
コンタクトセンター運営に必要な機能をオールインワンで提供するOmnia LINKの商品競争力をさらに増すことで販売を強化していきます。
(3)目標とする経営指標当社は堅実で持続的な成長の実現を通じて新たな事業創出を図り、豊かな社会づくりへの貢献を目指しています。
当社が経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標は売上高成長率、営業利益成長率です。
(4)経営環境「2025コールセンター市場総覧~サービス&ソリューション~」(㈱矢野総合研究所・2025年9月26日発表)によると、2024年度のテレマーケティング市場規模は、約1.1兆円と推計されております。
同市場は、同研究所によると国内経済を取り巻く厳しい外部環境(生産年齢人口の減少、労働力不足、人件費高騰など)やチャットやソーシャルメディア対応などの非コール業務が増加していることを背景にコールセンターのアウトソーシングニーズの需要は引き続き拡大するとされています。
また、生成AIや音声認識技術をはじめとする先端テクノロジーの急速な進展により、コール/非コール両領域における業務は高度化・複雑化の一途を辿っており、自社内での対応が技術的・人的両面において困難となる傾向が強まっております。
こうした背景から、外部リソースの活用による業務効率化・専門性の確保を目的としたアウトソーシング需要が高まるものと想定されます。
さらに、生成AIや音声認識技術の進化は顧客の声の収集・分析を容易にし、コンタクトセンターの機能を従来の枠を超えて拡張させる要因となっています。
「顧客体験価値(注:商品やサービスの「価格」や「機能性」といった物理的な価値だけではなく、それらを通して得られる「満足感」や「喜び」というような感情や経験の価値も含めた概念)」を重視する企業の増加が見込まれる中、顧客接点として重要な役割を持つコンタクトセンターは従来のコストセンター的機能から、顧客接点としての戦略的価値を有するプロフィットセンターへと転換しつつあります。
「窓口のマルチチャネル化による問い合わせ方法の多様化」や「ワンストップ化による問題解決力の向上」など、1つのセンターで対応しなければならない範囲の拡大と、問題解決力向上に向けた業務への深い理解が求められ、運営難易度が高まる傾向にあります。
そのため、専門業者の知見へのニーズの増加から市場の成長が期待されるものと認識しております。
外部へ販売するシステムとしてのOmnia LINKの市場であるCRMシステム市場規模(オンプレミス・クラウド含む)は2024年に9,618億円(デロイト トーマツ ミック経済研究所「マーテック市場の現状と展望 2025年度版 クラウド型CRM市場編」 2025年11月13日)となっており、クラウド型CRM市場の2025年から2029年までのCAGR予測は12.5%となっております。
また、Omnia LINKの今後の展開としてRadiant Communication Sdn. Bhd.のAIエージェントソリューション「KeyAI」とOmnia LINKの融合を進め、AI活用を含む、より付加価値の高い機能や領域を広げていく予定です。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題上記経営環境において、当社が対処すべき課題は下記のとおりです。
① 中期経営計画の実行当社グループは、2025年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画において、経営ビジョンである「根元から新芽まで健康に成長し続ける会社」の実現に向けて、以下3点を取り組みの柱として設定し、企業価値の最大化を目指しております。
(ア)Omnia LINKの強力な成長当社グループの最大の特徴、強みであり、成長ポテンシャルも大きいOmnia LINK外販事業について、その販売ライセンス数を加速度的に拡大してまいります。
また、成長に向けて、内部体制の強化や取り組みの高度化を進めるとともに、顧客単価の上昇、サービスラインナップの拡充、対象市場の拡大に取り組みます。
また、海外進出に向けた具体的な検討を加速させ、ASEAN地域での販売実現に向けて取り組みます。
(イ)特徴あるコンタクトセンター・BPO事業の継続的成長引き続き当社グループの足元を支えるコンタクトセンター・BPO事業においては、Omnia LINKのさらなる内部活用を進めるとともに、ターゲット顧客に応じた営業戦略の策定と実行、人材・体制強化、現場主導での改善サイクルの実現など、さらに根元を強化するための施策に取り組みます。
また、今後の競争環境に勝ち抜くため、継続的に魅力的なサービスを開発・提供し続けるべく、次の成功例となりうるプロダクトのスケール拡大や新たなサービス・プロダクト開発を継続します。
(ウ)事業成長を支える経営基盤の構築さらなる事業成長を目指す当社グループにおいて、成長スピードに合わせた経営基盤を構築・維持し続けるため、人的資本経営に資する人材戦略、気候変動に対応したGXの推進、成長に資する財務戦略の策定と実行、内部統制・ITガバナンス・コンプライアンス強化等の施策に取り組みます。
特に、人的資本への取り組みについては、前述の(ア)(イ)の実現のためにも必須の要素となります。
当社の理念や事業戦略と結びついた人事戦略の遂行により、当社らしさを体現し、事業変革にあわせた人材ポートフォリオの改善を実現するとともに、さらなる将来を踏まえた人づくりを進めてまいります。
なお、2026年度を初年度とする新たな中長期経営計画においても、新たな経営に2030年度に目指すべきビジョンとして「全てのステークホルダーの持続的な成長を支え続ける『エンビジョナリー・カンパニー(※1)』の実現」を掲げ、さらなる企業価値の最大化を目指してまいります。
(※1:「Envision(未来を洞察し、思い描く)」 と、長期にわたり成長と社会的価値を創出し続ける 「Visionary Company」を融合した独自の姿を指す造語) ② 流動性の確保及び企業価値の拡大当社株式は、当連結会計年度末においてプライム市場の上場維持基準を満たしているものの、流通株式時価総額については将来に渡って安定的に基準を充足し続けるといえる水準には至っておりません。
当社株式の流通株式数は投資家による売買を通じて変動することとなりますが、上場維持基準を充足し続けるために、当面の間は、㈱パソナグループとの連結関係を維持できる範囲において実施可能な資本政策を検討し、大株主(親会社等)と連携のうえで流動性確保に努めるとともに、当社グループの経営方針・経営戦略に沿い、事業規模・売上高並びに利益額・利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させることで流通株式時価総額の拡大に努めてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティに関する全般方針当社グループは事業理念である「洞察を通じた社会への貢献」のもと、経営ビジョンとして「根元から新芽まで健康に成長し続ける会社」を掲げ、事業を通じた社会課題の解決と持続的な企業価値の向上を目指しております。
その実現に向けて、コンタクトセンター・BPO事業及び自社開発クラウドPBX「Omnia LINK」をはじめとするデジタルソリューションの提供を通じ、企業の生産性向上やDXの推進、人材育成を支援するとともに、社会インフラとしてのコンタクトセンターの価値向上や、多様な人材が活躍できる働く環境の創出に取り組んでおります。
こうした考え方のもと、当社グループは、事業を通じて社会価値と企業価値をともに高めるため、以下の7項目をマテリアリティ(重要課題)として特定いたしました。
● 持続可能な価値創造とイノベーションの推進● 事業の将来を支える人づくり● 多様性と包摂性の推進● 地域社会との共生と貢献● 気候変動への責任ある対応● 人権尊重と社会的責任の遂行● ガバナンスの強化と透明性の向上 当社グループは、これらのマテリアリティを経営の重要課題として位置付け、事業活動に反映することで、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。
(2)人的資本「人材」の成長なくして企業の成長はなく、「人を最大限に活かす」ことが、会社の中長期的な発展につながっていくと考えています。
私たちは「人材」を最も重要で最大の「資本」と捉え、すべての人的資本を活かし、その価値を持続的に向上させる人材戦略の実践、推進を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
① ガバナンス人事戦略における重要課題に関しては、組織権限規程に定められたとおり経営会議での審議、取締役会への付議を経て決定しております。
また、各課題への取り組み状況や、教育施策の進捗や効果については、適宜、各管掌役員や管理職との協議を通じて推進しております。
2026年6月より運用を開始した新人事制度の改定にあたっては、定期的に各管掌役員との協議を重ね、制度設計をおこないました。
② 戦略事業理念である「洞察を通じた社会への貢献」を実現するため、時代の潮流の中で変化する顧客課題に対し当事者意識をもって解決するプロフェッショナルな人材の育成を目指しております。
中期経営計画においては、人材を持続的な企業価値向上の源泉と位置づけ、「ⅰ. AI適用人材の育成による企業価値の向上」、「ⅱ. 自律的キャリアによる社員エンゲージメントの最大化」、「ⅲ. ダイバーシティ&インクルージョン」の実現を目指しております。
これらの実現に向け、新人事制度での考え方を基盤とし、「AI時流への人材適用」と「次世代経営人材の育成」を重点的な取組みとして推進しております。
ⅰ. AI適用人材の育成による企業価値の向上AI技術の進展により、企業を取り巻く事業環境や求められる業務遂行能力は大きく変化しております。
このような環境下において、AIを活用しながら顧客価値の向上や業務変革を実現できる人材の育成は、企業の持続的な成長および競争力強化に向けた重要な経営課題であると認識しております。
当社は、ヒトとAI・システムを融合したオペレーションの推進を成長戦略の重要項目と位置付けており、AI実装を前提とした業務プロセスの設計・運用と、継続的な改善を担う人材の育成が不可欠であると考えております。
この考えのもと、人材要件の再定義、人材配置の最適化および教育体系の再構築を通じて、AI適用人材を育成しております。
a.AI時流に合わせた人材要件の再定義  当社では、AI技術の進展や事業環境の変化を踏まえ、従来からの専門知識や業務遂行能力に加え、AIを活用して業務改革・業務改善・顧客価値向上を推進できる能力は重要であるとの考えのもと、人材要件の再定義を進めております。
新人事制度では「既存の枠組みを超えた新たな視点で効果的なアイデアを生み出す力」を「革新力」と定義し、発揮能力評価における最重要項目としております。
b.適材適所を導く動的人材ポートフォリオの実践  ヒトとAI・システムを融合したオペレーションを推進するため、AI時代に適した人材構成(開発を担う人材、導入や実装を推進する人材、業務運営の中で活用し価値創出する人材等)の現在地とあるべき姿を整理し、人材ポートフォリオの策定を進めております。
現状とのギャップを把握することで、その結果を必要な教育施策に繋げるとともに、人材配置や異動、新卒採用における人材要件や採用活動施策との連動を図ってまいります。
  事業戦略や技術動向の変化に応じて、継続的にポートフォリオを見直し、実態を把握し、社員一人ひとりのキャリア形成とも連携しながら、適材適所を実現する動的な人材ポートフォリオを実践してまいります。
c.教育体系の再構築  当社では、コンタクトセンター・BPOセンターの構築・運営を担うスーパーバイザーを対象としたスキル教育には力を入れており継続的に実施してまいりました。
AI活用が進展する環境下においても、人による判断、課題解決およびマネジメントなどの基礎スキルは引き続き重要であると考え、これらの教育を継続して実施しつつ、適宜、AI適用すべく、教育内容の修正や刷新をおこなってまいります。
また、スーパーバイザー向けのスキルマップにはAI関連項目を追加し、知識・スキルの習得状況および業務での活用状況の把握を進めてまいります。
  デジタル技術への理解や活用促進を目的として実施してきた「ビーウィズ2.0教育プログラム」については、2025年度に「デザイン思考」「システム思考」「シナリオ思考」「ビジネスアジリティ」をテーマとした研修を実施いたしました。
2026年度からは、AIオペレーターの活用・導入・開発を実践的に習得する新たなプログラムへ発展させ、AIを活用した業務変革を推進できる人材の育成を進めてまいります。
ⅱ.自律的キャリアによる社員エンゲージメントの最大化社員一人ひとりが自らキャリアを描き、成長と活躍を実感できることが、社員エンゲージメントの向上および企業価値の持続的な向上につながるものと考えております。
そのため、新人事制度の導入を契機として、キャリアプランシートの運用、キャリア1on1面談、およびキャリア開発会議の実施を通じて、社員の自律的なキャリア形成を支援しております。
社員一人ひとりの成長や多様な経験の蓄積は、将来の経営人材や専門人材の育成にもつながる重要な経営基盤であると考えております。
この考えのもと、サクセッション推進、ジョブローテーション、新卒採用強化を通じて、社員の成長と企業の持続的成長の好循環を実現してまいります。
d.経営基盤を支えるサクセッション推進企業が継続的に成長し、変化する事業環境に対応していくためには、将来の経営を担う人材および専門性を発揮して事業運営やガバナンスを支える人材を計画的に育成することが重要であると認識しております。
当社では、企業価値向上を持続的に牽引する経営人材のサクセッションと、各部門において専門性を発揮し組織運営を支えるサクセッションの双方の観点から、サクセッションプラン(配置施策・教育施策・社内外交流)を推進しております。
e.多角的な視点を培うジョブローテーション推進経営人材としてのサクセッションが期待される候補人材については、多様な経験を通じて高い視座で経営的視点を養うことができるよう、複数系統の業務経験を積むための機会提供を進めてまいります。
また、キャリアプランシートやキャリア1on1面談の運用を開始することを機に、社員および管理職に対してキャリア教育を実施し、キャリアリテラシーの向上を図っております。
社員が自身の将来像や挑戦したい領域を主体的に描き、上長との対話を通じて本人の希望や理想と組織の期待をすり合わせながら、社員と事業、双方の成長に繋がるジョブローテーションの実現を目指してまいります。
f.新卒採用強化、戦力化将来の成長を支える人材として、新卒採用を継続的に強化しております。
早期・長期視点での戦力化のためには、初年度にはコンタクトセンター業務を経験し、事業理解を深めたうえで、翌年度以降は若手のうちから複数の組織を経験できるようジョブローテーションの仕組みを整え、多角的な視点や幅広い経験ができるよう支援しております。
また、新卒社員の定着支援と早期戦力化を目的として、所属組織とは異なる組織の社員と交流する「ファミリー制度」を運用しております。
業務上での相談だけでなく、キャリア形成や日常的な悩みについて気軽に相談できる関係性の構築を支援しており、組織の枠を超えて若手社員を育成するという企業文化の醸成にも繋がっております。
これらの取り組みを通じて、新卒社員および若手社員の成長を促進するとともに、将来の経営人材や専門人材の育成につなげ、持続的な企業成長を支える人材基盤の強化を図っております。
ⅲ. ダイバーシティ&インクルージョン多様な価値観や経験を持つ人材が互いを尊重し、それぞれの能力を最大限発揮できる環境を整備することは、企業の持続的な成長および企業価値向上に不可欠であると考えております。
当社では、性別や障がいの有無にかかわらず、多様な人材が活躍できる組織づくりを推進しております。
g.女性活躍女性を含むすべての社員が主体的にキャリア形成に取り組み、能力を発揮できる環境づくりを推進しております。
新人事制度におけるキャリアにかかわる各種施策を実施することは、社員および管理職のキャリアリテラシー向上につながり、女性を含むすべての社員の自律的なキャリア形成を支援になるものと考えております。
サクセッションプランの推進においては、多くの女性人材が候補者として挙がっており、さらなる活躍を支援できるよう活躍機会の創出に取り組んでまいります。
当事業年度は、女性管理職を対象として、上位職位にあたる他部門の管理職との対話を通じてキャリア形成やマネジメントの知見を学ぶメンタリングプログラムを実施し、他社交流イベントも実施いたしました。
これらの取組みを通じて得られた知見や経験は、日常的な対話や育成にも活かされるものと考えており、今後も女性が継続的に活躍できる環境整備を推進してまいります。
h.障がい者雇用当社では、障がいの有無にかかわらず、すべての社員が能力を発揮しながら長く働き続けることができる環境づくりを推進しております。
本社シェアードサービスユニットでは、70名を超える精神障がい者および重度身体障がい者を雇用しております。
同グループは6つのチームで構成されており、障がい者の中から選任されたチームリーダーが中心となって運営することで「健常者の支援に依存しない障がい者雇用」を実現しております。
コーポレート部門を中心とする各部門から切り出した事務業務や事務補助業務を担うことは、間接的な利益貢献に繋がっております。
さらに、全国のコンタクトセンター・BPOセンターにおいても100名を超える障がい者がオペレーターとして活躍しており、事業運営の一翼を担い、売上に貢献しております。
今後も、障がいの有無にかかわらず、誰もが能力を発揮しながら活躍し続けることができる職場環境の整備を進めるとともに、多様な人材が相互に尊重し合いながら働くことができる組織づくりを推進してまいります。
③ リスク管理3. 事業等のリスクに記載の「人材の確保及び人件費高騰によるリスク」を参照。
④ 指標及び目標「中期経営計画2025」で設定した指標および目標に対する結果は以下のとおり。
(3)気候変動に対する対応当社グループは、気候変動問題が事業にもたらす影響を把握し、優先事項の一つとして認識するとともに、気候変動への対策に積極的に取り組むべく、2022年7月にTCFD提言への賛同を表明いたしました。
以下の通り、TCFD提言において開示が推奨されている「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の4つの項目に沿って開示を行い、段階的に開示情報の拡充を図ってまいります。
① ガバナンス気候変動に関する課題や対応策について協議することを目的として、サステナビリティ推進委員会の分科会として「気候変動対策委員会」を設置し、当該会議体で決定した方針及びアクションプランに基づき、具体的な施策をサステナビリティ推進委員会から全社へ展開いたします。
取締役会は、年2回これらの取り組みの進捗報告を受け、助言を行うことでモニタリングを行っております。
② 戦略戦略策定にあたっては、将来の気候変動がもたらすリスク及び機会を推測し、当社グループ戦略のレジリエンスを説明するために、「リスク重要度の評価」、「気候関連シナリオの測定」、「財務インパクト評価」、「対応策の定義・検討」の4段階でシナリオ分析を実施しております。
■設定シナリオ当社グループの業種や事業特性を踏まえ、以下のシナリオを設定いたしました。
*社会像:<2030年の平均気温上昇2~1.5℃未満を達成するものとするシナリオ>-カーボンニュートラルの実現に向けて、政策転換や技術革新が進められるため、移行リスクは高い-異常気象等の物理リスクは、「4℃上昇シナリオ」よりも低く抑えられる <2030年の平均気温が4℃上昇するシナリオ>-新たな政策、規制は導入されないため、移行リスクは低いが、CO2排出量は継続的に増加する-異常気象等の物理リスクが高い *参照シナリオ:移行-IEA発行の各種レポート、環境省・気象庁等の日本政府発行の各種レポート等物理-IPCC発行の各種レポート、環境省・気象庁等の日本政府発行の各種レポート等 ■シナリオ分析の結果リスク分類リスク項目影響2~1.5℃4℃移行リスク政策・炭素税の規制導入によるコスト増小―※1技術・気候変動対応に関連するシステム及びサービスへの投資損失―※2―※2市場・エネルギー価格の高騰による業務運営のコスト増小小評判・気候変動に適切に対応しない場合、投資家からの評判悪化による資金調達難―※2―※2・ネガティブイメージによるクライアントとの取引機会の損失―※2―※2・ネガティブイメージによる従業員の採用難、離職率の増加―※2―※2物理リスク急性・異常気象の激甚化による業務停止に伴う収益減小小・水災害等の対策コスト増小小慢性・平均気温の上昇による就業環境改善に伴うコスト増小小 機会分類機会項目影響2~1.5℃4℃製品/サービス・カーボンニュートラルの促進に伴う製品、サービスの需要拡大小小市場・気候変動及び感染症対応に伴う、BCP対策の需要拡大中大 ※1 4℃シナリオにおいては発生しないと想定しています。
※2 現段階ではデータが不足し影響の評価が困難な状況です。
なお、「対応策の定義・検討」につきましては、順次開示を進める方針としております。
③ リスク管理当社グループは、気候変動対策委員会にて、事業年度毎に事業に関わる全社の気候変動リスクを抽出し、その項目をリスクマップで管理することにより、リスクマネジメント委員会との連携を図りながらモニタリングを行う体制をとっております。
また、当該会議体にて対応策を協議した気候変動リスクについては、年に2回取締役会へ報告を行い、重要リスクについては必要に応じて経営戦略へ反映し、対応しております。
④ 指標及び目標当社グループでは、気候変動リスク及び機会を管理するための指標を温室効果ガス(CO2)排出量と定め、Scope1・2・3の区分で排出量を算出いたします。
当社グループにおける2024年度の温室効果ガス排出量実績(単体)は以下の通りとなります。
■2025年度(2025年6月度~2026年5月度)※ 単位:t-CO2*Scope1:-都市ガスによるCO2排出量 5*Scope2:-電力使用によるCO2排出量 869 -冷水・蒸気等によるCO2排出量 135*Scope3:-カテゴリ1(購入した製品・サービス) 7,528 -カテゴリ2(資本財) 462 -カテゴリ3(Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動) 214 -カテゴリ4(輸送、配送(上流)) 90 -カテゴリ5(事業から出る廃棄物) 50 -カテゴリ6(出張) 503     -カテゴリ7(雇用者の通勤) 1,900 また、2050年カーボンニュートラル実現に向けた温室効果ガス(CO2)削減目標を以下の通り策定しております。
■CO2排出量の削減目標(Scope1・2)*Scope1:2040年までに実質ゼロ*Scope2:2030年までに実質ゼロ
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)リスクマネジメント体制当社は、当社グループの事業活動における諸種のリスク管理を所管するリスクマネジメント委員会を設置し、常勤取締役及び取締役会で任命された執行役員が、リスク管理基本規程に従い以下のリスク管理体制の構築と運用にあたっております。
当社グループの事業活動に関する事業リスク及びオペレーションリスクについては、取締役及び執行役員の職務分掌に基づき、それぞれの担当管掌ごとに管理することとしております。
リスクマネジメント委員会は全社横断的視点で、経営上の重要なリスクの管理に対する全社方針の決定、個々のリスクの抽出、評価、見直し、対応策の検討、管理状況の定期的な確認を行います。
また、リスクマネジメント委員会の円滑かつタイムリーな運用を推進するために、経営企画部がリスクマネジメント委員会事務局を担い、各部門のリスク管理部門長とも連携してリスクの低減にあたっております。
(2)リスクマネジメントの運用プロセス当社は、リスクマネジメント委員会を定期的(年7回)及び必要に応じて臨時に開催しております。
委員会では、企業活動に関して抽出されたリスクとその対応方針を策定するとともに、リスクマネジメントシステムが有効に機能しているかどうかの検証・評価を行っております。
各担当執行役員管掌下のリスクに対しても、それが当社全体に及ぼすシナリオや他のリスクとの関連性について横断的視点をもって過不足なく点検し、リスクの低減を図っております。
具体的には、当社グループを取巻くビジネス上の環境や、当社グループ固有のオペレーションフローなど内外様々な要因から個別のリスクを抽出・検討し、その重要度等から取組むべき優先順位をつけ、特に重要と認識するリスクを全社リスク管理重点項目とし、経営計画の中に組入れております。
重点項目は、年度計画の進捗確認のため、リスク対策の実行やモニタリング状況を四半期ごとにリスクマネジメント委員会にて報告しております。
委員会では、必要に応じて適宜、リスク対策についての確認や修正が行われます。
リスク管理の状況については取締役会に対して、第2四半期の終了時点で中間報告を、連結会計年度終了後に年間の総括報告を行っております。
また、リスクマネジメント委員会には監査等委員も出席し、リスクの管理状況について確認を行い、必要に応じて意見を得ております。
(3)リスクの抽出・評価プロセス当社グループが認識する各個別のリスクは、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性がありますが、反面、事業成長の機会にもなり得るため、単に脅威だけではなく好機をも含め、バランスをもった視点でとらえ抽出いたします。
当連結会計年度内において抽出したリスクは144項目であり、類型ごとに整理し、リスクマップとして一覧化しております。
一覧化した個々のリスクの大きさを表すために、そのリスクが発生する可能性と、発生した場合に事業に与える影響度の二軸で個々のリスク値を算出しております。
また、単にリスク値の大きさだけでは判断せずに、リスクアセスメント表を用いて各リスクの特性を総合的かつ多角的に評価・プロットし、当社のリスク対策の優先度とリスク管理重点項目を決定しております。
リスクマップ(項目抜粋) 類型中分類リスク項目(個別項番)1ガバナンスコーポレートガバナンス(1)・・・(15)2戦略と計画企業責任と持続可能性(16)外部要因(17)・・・(34)経営戦略(35)・・・(40)3業務プロセスと経営インフラ財務と会計(41)・・・(55)人事施策(56)・・・(66)法務(67)・・・(75)情報システム(76)・・・(80)情報セキュリティ(81)・・・(83)営業/マーケティング(84)・・・(88)広報(89)(90)業務プロセス(全部門共通)(91)・・・(95)業務プロセス(PJT)(96)・・・(109)4コンプライアンス法令遵守/社会規範(110)・・・(112)業法違反(113)・・・(116)5開示会計(117)財務(118)(119)税務(120)役所/監督官庁対応(121)IR(122)・・・(123) (4)主要なリスク項目① 顧客企業の事業環境変化によるリスク当社グループが提供するコンタクトセンター・BPO等の主力サービスは、アウトソーシングというビジネスの性質上、顧客企業の属する業界での競争激化や法規制の強化などの理由による経営方針の転換、また顧客企業の業績悪化等によるコストの低減などの事情で、当社グループの受託業務量が大幅に変動する可能性があり、その場合は少なからず当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの取引先とは継続的な長期契約が多く、短期間での大きな変動は比較的発生しにくいものの、当該リスクは常に発生する可能性があると認識しております。
顧客ポートフォリオの多様化や個々の顧客企業からの受託領域の拡大、また時流や企業のニーズにあった最新のサービスやソリューションの開発を迅速に進め、提供していくことで取引を拡大し、リスクの低減を図ってまいります。
② 特定の顧客企業への依存度によるリスク当社グループの当連結会計年度における売上高に対して、東京電力エナジーパートナー株式会社様との取引の構成比は14.1%となっております。
また売上高上位5社では、総売上高の約31.3%を占めており、当該顧客企業との取引動向が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
これに対して、営業戦略を加速し、新規取引先の拡大や、既存の顧客企業に対するDXソリューション提案やクロスセルによる取引領域の拡大、またOmnia LINKをはじめとした社会の変化に適応する新たなソリューションの提供を通じ、収益の拡大を進めることで、特定顧客企業への依存度を低下させ、リスクの低減を図ってまいります。
③ 大型スポット業務受託に関するリスク当社グループが受託する業務は、その多くが中長期の継続的な契約でありますが、社会情勢によるニーズの突発的な発生や、顧客企業からの要請により期間が限定されたスポット業務も例年発生しており、そのうち規模が大きいものを受託した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
大型スポット業務を受託した場合、一時的に売上高が拡大する他、当社グループの人員や保有するスペースの稼働率が向上することにより収益性が上がり、売上高、利益に著しいプラス要因が発生することがあります。
さらに当該スポット業務が終了すると、一時的に拡大した収益が剥離することで前述の稼働率が通常レベルに回帰し、翌年度の収益性が低下する可能性をもたらします。
スポット業務は毎年発生しておりますが、当社グループにおいてはビジネス拡大の機会でもあります。
大型スポット業務の発生は、顧客企業からの突発的な要請や社会情勢の変化、国家レベルでの制度変更などが要因であることも多いため、予測することは非常に困難です。
当社グループでは当該リスクを認識し、スポット業務の売上高比率が高まりすぎないように基準を定めて受注案件の判断を行うとともに、中長期での契約継続が期待できる業務の新規受託の推進や、既存業務の採算性確保によって、大型スポット受託の多寡による経営成績の変動を抑制するべく努めております。
④ 契約に関するリスク当社グループが提供するコンタクトセンター・BPOサービスは、顧客企業のビジネスプロセスの一部又は全部を請け負い、改善を図っていくという業務の性質上、また、顧客企業の属する業種業態内で競合する企業群との競争状態や、業界業種で関連する法規も異なることなどの理由から、その内容は一様ではなく、業務ごとに最適な業務プロセスをオーダーメイドで提供しております。
その際、実際の業務構築段階において、顧客企業との事前の設計あるいは予測による見込みから業務の難易度や工数が乖離することがあります。
また、運営中の受託業務においても、事業環境変化に伴う顧客企業の急な要請による業務要件の変更等が発生する可能性があります。
これらの変更要因により、当社グループが顧客企業に請求する項目、単価、数量等にも変更が生じ、その結果として、請求内容の誤謬が発生する可能性があり、その内容によっては当社グループの収益に影響を及ぼす可能性があります。
さらに、これらの要件変更等によりKPIの変更・追加や業務の目的自体が洗替えされることもあります。
顧客企業の目的達成のために、当社グループが当初用意した経営資源の範囲を越えて、より難易度の高い業務となった場合、生産性が低下し採算性が悪化するほか、努力しても顧客企業の満足するKPI基準に到達できずに業務の遂行に支障をきたした結果、受託業務の打ち切りやケースによっては損害賠償請求を受ける可能性があります。
これらは当社グループの信用の失墜や経営成績に影響を及ぼすことに繋がります。
このようなリスクへの対策として、業務内容の変更が発生した場合には、顧客企業と密接な協議を行うとともに、仕様変更による条件変更に対しての条件交渉を行い、リスクの低減を図っております。
⑤ 人材の確保及び人件費高騰によるリスク当社グループが提供する各サービスにおいて、高度な専門知識や経験を有する人材の確保は経営の重要課題と考えております。
一方で、新規サービスの開発やDXに精通している人材は求人市場でも引く手あまたであり、国内企業だけでなく世界的にも人材がひっ迫しています。
当社グループが必要とする知識や経験を有し、顧客企業の要望や社会の変化に応え続けることの出来る人材が、必要な時期に必要なだけ確保できる保証はなく、人員計画に基づく採用が行えなかった場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
また、当社グループが受託する業務を行うためには、その業務に従事する多数のオペレーターの確保が必要となります。
しかしながら、少子高齢化による生産年齢人口の減少といった日本の構造的な問題や、景気などの社会情勢によって十分な労働力を継続的に確保できない可能性があり、その結果として採用に係る費用の増加、人件費の上昇が想定されます。
近時、インフレ傾向による物価上昇、人手不足による賃金改定の流れにより人件費上昇の圧力がかかり続けており、こうした状況が長く続いた場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
このようなリスクを認識し、必要な人材を確保するために、様々な採用手法を駆使するとともに、働きやすい環境としての在宅勤務の推進(制度の完備、セキュリティの確保、顧客企業の承諾等)にも取り組んでおります。
一人ひとりの従業員が長く働きたいと思えるように、社内資格制度や表彰制度を設けるなど定着率の改善施策にも取り組んでおります。
⑥ システム障害の発生によるリスク当社グループは、受託しているコンタクトセンター業務において、自社開発を行っているクラウド型PBX「Omnia LINK」を多数利用しているとともに、顧客企業へのライセンス販売も行っております。
当該サービスが各種の障害、故障、並びに重大な欠陥、又は外部事業者により提供される通信インフラにおけるネットワーク障害の発生等によって正常に稼働しない状態が継続した場合、コンタクトセンター業務の遂行に重大な支障をきたすだけでなく、それらを起因として顧客企業に発生した逸失利益等に係る損害賠償請求を受けるなど、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与える可能性があります。
このため当社グループでは、各種の契約締結において損害賠償上限を定めるなど、損害の拡大の防止を行うとともに、システム開発時の品質保証レビューや稼働前後のシステム点検等によって、機密性・障害許容性・回復性・安定性といった品質特性の向上に努めリスクの低減を図っております。
また、システム障害が発生した際の障害報告フローを明確化し、迅速に対応することで早期の復旧ができるように努めております。
⑦ セキュリティと情報漏洩リスク当社グループはその事業の特性として、顧客企業の営業上及び技術上の機密に該当する情報のほか、顧客企業が保有するエンドユーザー等の個人情報を含む情報資産をお預かりし、業務を行っております。
万が一、これらの情報の漏洩事故を発生させた場合、顧客企業との間における取引関係の終了、また、顧客企業やエンドユーザーから損害賠償請求等を受けることによって、当社グループの社会的信用、経営成績、財務状態に影響が発生する可能性があります。
年々、サイバーリスクは高度化、巧妙化しており、これらセキュリティリスクへの対応は重要な経営課題となっております。
このような状況を踏まえて、当社グループでは「セキュリティポリシー」及び「プライバシーポリシー」を制定し、その遵守に努めております。
また、2004年に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を、2009年にはプライバシーマーク認証を取得し、情報管理体制の構築・維持に努めるとともに、人的・物理的・技術的といった様々な観点から機密情報管理対策を講じております。
また、万が一の情報流出における損害賠償請求へ対応するため、一定額までのサイバーセキュリティ保険を付保しております。
⑧ 内部管理体制におけるリスク当社グループの急激な事業成長等の変化により、内部管理体制の構築の遅滞や不備が生じた場合や、構築した内部統制システムに重大な欠陥が認められた場合、またこれを逸脱するような事態に至った場合、当社グループの適正な業務運営に支障をきたし、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
その結果、当社グループの社会的評価が毀損する恐れがあり、欠陥の重大性や原因等の程度に応じては様々な法的責任が課せられ、金融市場における資金調達力が制限されることによって、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して当社グループでは、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制に関する要件に則り、「財務報告に係る内部統制評価の基本規程」を制定し、基本方針の設定・展開、内部統制の整備・運用及び評価における全社的な管理体制、手順、並びに手続きに関する人員及びその編成等を定め、内部統制やコーポレート・ガバナンスの体制を構築するとともに、当該体制が有効に機能するよう取り組んでおります。
⑨ 法規制等に係るリスク当社グループは、自己の事業活動及び顧客企業からの業務を受託する過程において、個人情報保護法や消費者保護関連法のほか、各種労働関係法令、税法、特定商取引法等の様々な法令の適用を受けております。
当社グループが、これらの適用法令等に違反した場合、当社グループの事業運営、経営成績及び社会的信用に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。
また、一定の事業を行う上で取得する許認可等については、行政当局の監督を受けておりますが、当社グループがこれら許認可等の維持要件に違反し、当局から業務停止命令、罰金、その他の処分を受けた場合には、対象事業を行うことができなくなる可能性があります。
さらには将来、当社グループに適用される法令等の新設又は改正、司法や行政の解釈に変更がある場合において、複雑化する法規制への対応の遅れにより事業機会を逸する可能性や、当社グループの事業運営や業績、社会的信用に悪影響を与える可能性があります。
このため当社グループでは、事業上遵守が必要となる法令の改定について、法務部門が中心となり常に情報収集を行い、法規制への対応の遅れが出ないよう取り組んでおります。
また、法令の新設や改正等に伴い規程類の改定を行う際には、必要に応じて専門家のレビューを受け、解釈に齟齬が出ないように留意しております。
⑩ 係争・訴訟等に関するリスク当社グループの受託業務等において、業務に必要な内外の経営資源を確保出来ないこと等により、顧客企業との受託契約に基づく当社グループとしての責務を果たせずに、顧客企業に生じる損害の一部又は全部につき請求を受ける可能性があります。
この場合、法令や契約に対する違反の有無に関わらず、これらが訴訟問題となり、当社グループの責に帰すものと認められた場合には、当社グループの経営成績、社会的信用に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、何らかの理由で当社グループ従業員、又は元従業員から労務問題等を理由に訴訟の提起や、それによる損害賠償金の支払いを求められる可能性があります。
さらには、これらが係争となり、当社グループに大きな責がある等の司法判断がなされた場合には、当社グループの経営成績、社会的信用に影響を与える可能性があります。
このリスクを認識し、当社グループでは各種の契約締結時においては、法務部門により入念に内容を精査しており、必要に応じて専門家に確認をとるなど、リスクの低減に努めております。
⑪ 労務管理に関するリスク当社グループでは、受託業務の遂行のため、パートタイム・アルバイトを含む多様な雇用形態の有期雇用従業員を多く雇用しており、これらの従業員もしくは元従業員との間で雇用に関する紛争が発生する可能性があります。
また、仮に法令への抵触、ハラスメントなどによって当社グループの責が認められる場合、監督官庁からの指導や処分を受けるほか、訴訟を提起される可能性もあり得ます。
このような場合において、当社グループの社会的信用や事業運営に影響を与える可能性があります。
当社グループでは、労働関係法令の遵守にとどまらず、各種のハラスメント行為の撲滅や、従業員同士が互いを尊重し働きやすい職場環境を整えることが、ダイバーシティの推進においても極めて重要であると認識しております。
コンプライアンス遵守のための体制整備に努めるとともに、ハラスメント防止規程を制定し、定期的に役職員、従業員に対して発信し、教育の機会を多く持つことで労務管理におけるトラブルやハラスメント発生の防止に努めております。
その他、従業員に対してトラブル等専門の本社相談窓口、社外通報窓口等を設置することで、就業上のトラブルが発生してしまった場合でも、気兼ねなく相談できる体制の確立と即座に対応が可能な体制を整えております。
⑫ 大規模自然災害等に関するリスク当社グループでは、全国に事業拠点を分散配置するとともに在宅勤務体制の整備を行うことで、大規模な自然災害等が発生した場合においても、被災していない地域の経営資源をもって被災地域の一部業務運営を補うことを可能としております。
顧客企業の事業の継続性を支援する事業者として、有事においても可能な限り事業継続できる環境を整備することは経営の重要課題であると認識しております。
しかしながら、大規模な地震をはじめとする津波、風水害、火災などの自然災害、電気・通信網の遮断などの社会インフラの混乱、また未知のウイルス等感染症の大規模流行等の発生によって、当社グループの事業運営、経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは予期せぬ事態の発生に備え、事業継続計画を制定しております。
災害等の発生要因別に有事における手順書を備え、定期的な見直しや訓練を行う等、体制整備とリスクの低減に努めております。
⑬ 株式会社パソナグループとの関係について(ア)資本関係当社の親会社である㈱パソナグループは、当連結会計年度末現在において当社の発行済株式総数の過半数を超える54.4%を保有しており、当社の役員の選任、他社との合併等の組織再編、定款変更等の当社の株主総会決議の結果に重大な影響力を及ぼす可能性を有します。
当社には親会社による事前の承認事項等は存在しておらず、また、その過半数を独立社外取締役とすることを要件とする任意の指名報酬委員会を設けるなど、独立性の担保を図っておりますが、それでもなお、当社の株主総会の承認を必要とする事項に関しては、㈱パソナグループが影響を及ぼす可能性があります。
(イ)㈱パソナグループにおける当社グループの位置づけ持株会社である㈱パソナグループを中心とする企業グループは、連結子会社の㈱パソナを中核事業会社とし、人材関連事業や、地方創生事業等を行っております。
当社は親会社グループの中では「コンタクトセンターサービス」を専門的に提供している唯一の事業会社であり、あわせて「アウトソーシングサービス(自社の経営資源にて運営)を中心としたBPOサービス」を提供しておりますが、「派遣法に基づく人材派遣業務(人材の供給)」を主軸とした事業の変遷としてBPOサービスを提供している親会社グループ各社とは事業特性が異なり、創業より「カスタマーサービス及びBPOサービスの専門家集団としての業務設計等のノウハウによるBPOサービス(業務運営)」を主軸として事業を展開しております。
事業展開の変遷は異なりますが、「コンタクトセンターサービスが含まれず、かつ業務設計等のノウハウが必要ではない定型的なBPOサービス」に関しては、親会社グループ会社(㈱パソナ)でも一部提供しているケースがあり、その点について事業競合が生じている又は生じる可能性を有しております。
この事業競合が生じている又は生じる可能性を有している部分の当社の連結売上高に占める割合は、低位と呼べる水準です。
当社は親会社グループ内において「コンタクトサービスを専門的に提供する唯一の事業会社」として明確な棲み分けがなされており、自社開発のクラウド型PBX「Omnia LINK」を強みとした、国内でも特徴のあるコンタクトセンターサービスを展開するとともに、これまで培ってきた「業務の運営」を主軸としたBPOサービスの経験・ノウハウ等により、親会社グループ内外に関わらず、独立性と競争優位性を持って事業を展開しており、親会社グループ内での事業競合によって当社グループの経営の独立性を損なうような状況にはありません。
今後も当社グループは経営の独立性を維持しながら、事業競合するサービスを含めて、親会社グループ各社と時には競い合い、時には連携することで当社グループの事業拡大を目指すと共に、親会社グループ全体の事業拡大にも寄与し、人材サービス業界におけるプレゼンスを高め、当社グループ及び親会社グループの双方の企業価値向上を目指してまいります。
(ウ)パソナグループ各社との人的関係当連結会計年度末現在、当社の取締役である仲瀬裕子氏は㈱パソナグループの副社長執行役員を兼務しております。
同氏については、同氏の経験豊富な経営知見を当社の経営に活用すること等を目的に当社が招聘したものであり、当社の独立性は確保されております。
なお、当連結会計年度末現在、当社グループにおいて、同氏のほかに、㈱パソナグループおよび、当社グループを除く同社のグループ会社からの人材の受け入れはありません。
(エ)パソナグループ各社との取引関係当社グループと㈱パソナグループを中心とするパソナグループ各社は、独立第三者間取引で適用される取引条件又は社会通念上合理的な見積りによる公正妥当な取引条件により、営業取引等を行っております。
また、当社グループの連結売上高にはパソナグループ各社からの紹介案件によるものが一部含まれますが、当社グループの新規案件獲得の商流は、90%程度が既存取引先からの紹介や、当社グループが開催する各種ビジネスセミナー、展示会、インターネット広告、自社WEBサイト経由でのお問合せ等からによるものであり、パソナグループ各社への依存度は小さい状況にあります。
また、パソナグループ各社との取引のうち最も大きいものは株式会社パソナとの取引でありますが、その大多数はマスタークライアントが存在する受託案件となっており、同社を通じて様々な業界業種のBPO案件を受託しております。
なお、パソナグループ各社からの紹介案件かどうかに関わらず、個別案件における取引開始の可否判断や取引の条件交渉は、当社グループが独立した立場で実施しております。
当連結会計年度における当社グループと当社以外のパソナグループ各社との主な取引は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 (関連当事者情報)」に記載しております。
なお、パソナグループ各社との取引を行う場合は、一般株主との間に利益相反関係が生じるリスクが存在することを認識し、取引条件の適切性を確保するために、当社グループが定める関連当事者等管理規程に基づき、取引開始前に、取引の相手方が関連当事者等に該当しないかを関連当事者等管理部門が確認しております。
さらに、取引の合理性(事業上の必要性)及び取引条件の妥当性等について経営会議にて審議・検討し、監査等委員会での見解を踏まえた上で、取締役会で決議するものとしております。
取引の開始後においても定期的なモニタリングを実施の上、次年度以降の更新、及び当該年度内における取引内容又は条件等が変更となる、もしくは予め承認を得た取引額を超過することが見込まれる場合、あらためて取締役会にて決議するものとしております。
(オ)親会社が存在していることを踏まえたガバナンス強化の取組み当社グループの独立性を継続的に確保していくための取り組みとして、常勤監査等委員と監査部による関連当事者等取引申請書類の査閲や独立性監査等の実施等を通じて、内部監査部門及び監査等委員会におけるモニタリングを強化しております。
モニタリングでは、関連当事者等取引や不当な事業調整の有無をはじめとした独立性を毀損するような実態が生じていないかどうかを、定期的及び必要に応じて随時に確認を行うことで、ガバナンスの確保を行うとともに株式市場・投資家によるモニタリングも可能となるように親会社グループとの各関係内容等を丁寧に開示してまいります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国の経済は、賃上げ継続に伴う所得環境の改善や、AI関連需要の拡大を背景とした企業収益の底堅い推移を背景に、緩やかな回復基調がみられました。
設備投資についても、人手不足への対応を目的とした省人化やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連投資を中心に底堅く推移いたしました。
一方で、エネルギー価格や原材料価格の高騰に伴う物価上昇に加え、人手不足に伴うコスト上昇圧力の継続が、家計や企業活動に影響を及ぼしており、景気動向は依然として不透明な状況が続いております。
国際情勢においては、AIやデジタル分野への投資拡大が世界経済を下支えする要因として期待されているものの、データセンターの増設等に伴うエネルギー需要の増加に加え、中東地域における地政学的緊張の高まりによる供給懸念も重なり、エネルギー価格やインフレ動向への影響が懸念されております。
さらに、為替相場やサプライチェーンを取り巻く不確実性なども企業活動に影響を及ぼす要因となっており、国際的な経済環境は予断を許さない状況となっております。
当社グループの属するコンタクトセンター・BPO業界においては、労働市場の引き締まりを背景とした企業のアウトソーシング需要が底堅く推移している一方で、人材確保の難易度上昇や人件費の上昇が供給面における課題となっております。
こうした課題への対応策として、生成AIやAIエージェントの活用に向けた取り組みが加速しており、AIと人材の協働を前提とした業務設計や業務プロセスの変革が業界全体に広がっております。
このような経営環境の下、当社グループは2026年5月期までを対象期間とする「中期経営計画2025」において、「根元から新芽まで健康に成長し続ける会社」をビジョンとし、経営方針として①Omnia LINKの強力な成長、②特徴あるコンタクトセンター・BPOの継続的成長、③事業成長を支える経営基盤の構築、の3点の実現に向けて取り組んでまいりました。
(コンタクトセンター・BPOサービス)当連結会計年度のコンタクトセンター・BPOサービスでは、重点分野であるスマートライフ領域(金融業界・情報通信業界・小売流通業界)において、新規案件の獲得及び既存案件の拡大が進展しました。
特に金融業界では、資産運用ニーズの高まりを背景としたカスタマーサポート案件のほか、新リース会計基準対応などの制度対応需要を取り込みました。
情報通信業界では、生成AIをはじめとするデジタルサービスの普及を背景に、本人確認審査やヘルプデスク等の案件が拡大しました。
また、小売流通業界では、美容・ヘルスケア関連商材を扱う案件が堅調に推移しました。
一方で、特定公共案件の業務量縮小の影響により、前年同期比の売上高は微減となりました。
なお、当連結会計年度末のオペレーションブース数は、全国16拠点、6,660ブースとなっております。
(クラウドPBX Omnia LINKをはじめとするシステム開発・販売)クラウドPBX「Omnia LINK」外販については、当連結会計年度末のライセンス数は5,721(前年同期比+28.3%)、ARR(年次経常収益:毎月継続して生じる収益×12か月で算出)は14.7億円(前年同期比+37.8%)となりました。
当連結会計年度においても大型案件の出荷が進み、ライセンス数及びARRは着実に増加しております。
また、当社はOmnia LINKの成長加速に向け、中期経営計画においても掲げていた海外展開の第一歩として、マレーシアのAI・コンタクトセンター関連企業であるRadiant Communication Sdn. Bhd.の株式85%を取得し、連結子会社化いたしました。
同社にはマレーシア国内においてコンタクトセンター向けシステムやAIソリューションを提供してきた実績とノウハウがあり、当社との高い事業親和性を有しております。
同社が有する知見やネットワークを活用し、Omnia LINKのローカライズ及び海外市場への展開を推進するとともに、同社の自社開発AIエージェントソリューション「KeyAI」の日本市場での展開も検討してまいります。
営業費用に関しては、当連結会計年度を通じて、2025年5月29日に開示した短期プランに基づき、拠点総席数の適正化及び間接人件費率の抑制施策を実施し、売上高の水準に応じたコスト適正化を進めてまいりました。
第4四半期においてRadiant Communication Sdn. Bhd.の連結子会社化に伴う取得関連費用が発生いたしましたが、通期計での営業利益は前年同期に対し増益となりました。
上記の取り組みの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は36,322百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は1,167百万円(同9.1%増)、経常利益は1,181百万円(同17.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は579百万円(同27.9%増)となりました。
なお、当社グループは、コンタクトセンター・BPO事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況(資産)当連結会計年度末における総資産額は、16,484百万円となり、前連結会計年度末比1,989百万円の増加となりました。
これは主に、現金及び預金の増加403百万円、売掛金の増加476百万円、のれんの増加679百万円等によるものであります。
(負債)当連結会計年度末における総負債額は、7,669百万円となり、前連結会計年度末比2,127百万円の増加となりました。
これは主に、長期借入金の増加1,496百万円、未払金の増加258百万円等によるものです。
(純資産)当連結会計年度末における純資産額は、8,815百万円となり、前連結会計年度末比137百万円の減少となりました。
これは主に、新株予約権行使による資本金及び資本剰余金の増加256百万円、親会社株主に帰属する当期純利益579百万円を計上した一方で、剰余金の配当1,087百万円により利益剰余金が減少したためです。
③ キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、1,299百万円(前年同期は1,176百万円の資金の獲得)となりました。
主な増加要因として税金等調整前当期純利益1,013百万円(前年同期834百万円)等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、1,490百万円(前年同期は479百万円の支出)となりました。
主な減少要因として拠点の増床に伴う有形固定資産の取得による支出211百万円(前年同期234百万円)、無形固定資産の取得による支出92百万円(前年同期269百万円)、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,245百万円(前年同期発生なし)等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、463百万円(前年同期は706百万円の支出)となりました。
主な増加要因として新株予約権の行使による株式の発行による収入254百万円(前年同期44百万円)、長期借入れによる収入1,300百万円があった一方で、減少要因として配当金の支払額1,087百万円(前年同期746百万円)等があったことによるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績a 生産実績当社グループは、生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。
b 受注実績当社グループは、受注生産をしておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
c 販売実績当社グループは、コンタクトセンター・BPO事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)コンタクトセンター・BPO事業36,322△0.3 (注)なお、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりです。
相手先第26期連結会計年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)第27期連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日)販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)東京電力エナジーパートナー(株)5,45915.05,13114.1(株)パソナ3,74710.31,7064.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.売上高当連結会計年度における売上高は36,322百万円(前年同期比0.3%減)となりました。
コンタクトセンター・BPOサービスは重点分野であるスマートライフ領域(金融業界・情報通信業界・小売流通業界)において、制度改定関連の需要や業界構造の変化による業務量拡大の需要を取り込み、新規案件の獲得を進め、売上を順調に積み上げました。
しかしながら、特定の公共案件の業務量縮小に加え、一部ライフライン案件の業務量減少が重なったことにより、全体では減収となりました。
クラウドPBX「Omnia LINK」外販は、大型案件の新規出荷及び既存顧客における利用拡大を背景に、外販ライセンス数が増加するとともに、オプション利用の拡大等も寄与し、売上高は堅調に推移しました。
b.売上原価、売上総利益当連結会計年度の売上原価は30,964百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
売上原価については、臨時従業員の減少により人件費が減少しました。
売上原価率を低減させるための適正な人員配置やデジタル技術を活用した生産性向上の取り組みを継続した結果、当連結会計年度における売上総利益は5,358百万円(前年同期比3.3%増)となりました。
c.販売費及び一般管理費、営業利益当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,191百万円(前年同期比1.8%増)となりました。
増加の主な要因は戦略投資としてのM&A関連費用によるものですが、拠点再編による賃料の減少や、間接人員の配置転換による人件費の減少によって増加を抑制しています。
当連結会計年度における販管費率は11.5%となり、前連結会計年度から0.2%の増加となりました。
これにより、当連結会計年度における営業利益は1,167百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
d.営業外損益、経常利益当連結会計年度において補助金収入13百万円等により営業外収益は28百万円(前年同期比228.8%増)、持分法による投資損失12百万円等により営業外費用は13百万円(前年同期比81.3%減)となりました。
結果、経常利益は1,181百万円(前年同期比17.6%増)となりました。
e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度において、減損損失161百万円、固定資産除却損5百万円により特別損失は167百万円(前年同期比31.8%減)、法人税等合計は438百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は579百万円(前年同期比27.9%増)となりました。
② 財政状態に関する認識及び分析・検討内容財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。
③ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について当社グループは堅実で持続的な成長の実現を通じて新たな事業創出を図り、豊かな社会づくりへの貢献を目指しており、売上高成長率及び営業利益成長率を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標としております。
当連結会計年度における売上高は36,322百万円となり前年同期比からの成長率は△0.3%となっております。
売上高の減少は、主にコンタクトセンター・BPO事業における特定の公共案件の業務量縮小によるものですが、同事業における新規案件の獲得に加えて、Omnia LINK外販事業でのライセンス増加と大型案件の出荷により、減少幅を縮減しました。
2027年5月期以降においては、特定の公共案件における業務量減少の継続とともに、電力業界の減少も見込まれるため、更なる新規案件の受注活動を活発化させていく方針です。
売上原価や販売費及び一般管理費において、2025年5月に開示した「短期プラン」で発表のとおり、2025年上期中に拠点の一部統廃合の実施、および人材再配置を実施し、賃料等の固定費とコーポレート等の間接人件費を削減したことで営業利益率の改善につながりました。
結果、営業利益は1,167百万円で前年同期比の成長率は9.1%となっております。
2027年5月期においても、AI等の活用を推進し間接人件費の抑制を継続する予定です。
また、コンサルティング等の高単価サービスを「プロフェッショナルサービス」として強化し、メリハリをつけた事業運営を行います。
④ キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る内容 a.キャッシュ・フローの状況分析 キャッシュ・フローの状況の詳細は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び流動性に係る内容 当社グループの主な資金需要は運転資金と設備投資資金になります。
運転資金は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び銀行借入金にて賄う方針であります。
具体的には、手元流動性資金、国内金融機関2行と締結している特殊当座貸越枠のフレキシブルな資金調達手段を確保し、流動性リスクを適切にコントロールしてまいります。
また、設備投資資金に関しては、内部留保及び資金計画に基づき、長期借入による調達を行い、財務の安定性を確保してまいります。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたっての会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。
また、この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りや判断を行う必要があります。
過去の実績や現在の状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度において実施した当社グループの設備投資(無形固定資産を含む)の総額は、304百万円であります。
これは主に、コンタクトセンター施設の増床及び施設維持に伴う建物附属設備80百万円、コンタクトセンター拠点における機器のリプレイス及びコンタクトセンター施設の増床に伴う工具、器具及び備品136百万円、コンタクトセンター利用システム、顧客関連投資、情報セキュリティ強化に伴うソフトウエア45百万円であります。
当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
なお、当社グループは、コンタクトセンター・BPO事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社 2026年5月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物 及び附属設備工具、器具及び備品ソフトウエア合計本社(東京都新宿区)※2コンタクトセンター・BPO本社機能及びコールセンター18365228477244札幌センター(札幌市中央区)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス21874-29275横浜センター(横浜市神奈川区、西区)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス31691-407137大阪センター(大阪市中央区)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス14025-16649和歌山センター(和歌山県和歌山市黒田)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス65-127松山センター(愛媛県松山市一番町)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス206-2713福岡センター(福岡市中央区)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス23-624長崎センターデジタルラボ長崎(長崎県長崎市万才町、幸町)※2コンタクトセンター・BPOコールセンター及びバックオフィス6516-8225
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.本社及び各センターを賃借しております。
年間賃料は、1,513百万円であります。
3.減損損失計上後の帳簿価額を記載しております。
なお減損損失の内容につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係)※3.減損損失」に記載しております。
(2) 国内子会社 2026年5月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物 及び附属設備工具、器具及び備品ソフトウエアその他合計㈱アイブリット ※2本社(東京都渋谷区)コンタクトセンター・BPO本社機能6981-9722㈱ドゥアイネット ※3 本社 (長崎県長崎市)コンタクトセンター・BPO本社機能0053918
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.本社を賃借しております。
年間賃料は、28百万円であります。
3.本社を賃借しております。
年間賃料は、5百万円であります。
(3) 在外子会社 2026年5月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び附属設備工具、器具及び備品ソフトウエアその他合計Radiant Communication Sdn. Bhd. 本社(マレーシア、クアラルンプール)コンタクトセンター・BPO本社機能-186-32250812
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要304,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況40
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況7
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況5,247,000,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、純投資目的である株式には、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を、純投資目的以外の目的である投資株式には、経営戦略に則った業務提携関係の維持・強化を通じて、当社の中長期的な成長及び企業価値の向上に資すると判断し保有する株式を区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式  該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式1135――非上場株式以外の株式―――― 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式―――非上場株式以外の株式――― ④ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針ドクターズ㈱3001352026年5月期資本業務提携解消に伴い、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
株式の価値の変動または株式に係る配当によって利益を得ることを目的として、継続保有又は売却を適宜判断してまいります。

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2026年5月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社パソナグループ東京都千代田区丸の内1丁目5-17,821,80054.43
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号赤坂インターシティAIR431,7003.00
ビーウィズ社員持株会東京都新宿区西新宿3丁目7-1176,5001.22
松井 映孝埼玉県さいたま市中央区98,5000.68
株式会社メディカル・コンシェルジュ東京都渋谷区恵比寿南1丁目5-580,0000.55
飯島 健二東京都板橋区75,6000.52
森本 宏一東京都練馬区62,6000.43
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-1249,7000.34
BCSL CLIENT RE BBPLC NYBR(バークレイズ証券株式会社) 1 CHURCHILL PLACE CANARY WHARF LONDON E14 5HP UNITED KINGDOM(東京都港区六本木6丁目10番1号)27,3000.18
竹川 信之東京都練馬区23,2000.16
計―8,846,90061.51
(注) 以下の大量保有報告書(変更報告書を含む)が公衆の縦覧に供されておりますが、当社として2026年5月31日時点における実質保有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
氏名又は名称提出書類提出日保有株式数(株)・保有割合三井住友DSアセットマネジメント株式会社 他1社変更報告書2024年8月7日2024年7月31日現在 575,400(4.09%)SBIアセットマネジメント株式会社他1社変更報告書2024年11月8日2024年10月31日現在 570,218(4.05%)りそなアセットマネジメント株式会社変更報告書2025年2月6日2025年1月31日現在 233,500(1.66%)
株主数-金融機関7
株主数-金融商品取引業者14
株主数-外国法人等-個人25
株主数-外国法人等-個人以外30
株主数-個人その他11,274
株主数-その他の法人76
株主数-計11,426
氏名又は名称、大株主の状況竹川 信之
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
  該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
  該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1 発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)普通株式14,125,600243,200-14,368,800 (注)新株予約権の権利行使による新株の発行による増加243,200株により、当連結会計年度の発行済株式の総数は、 14,368,800株となっております。
2 自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)52--52

Audit

監査法人1、連結有限責任監査法人ト ー マ ツ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書  2026年8月24日ビーウィズ株式会社取締役会 御中 有限責任監査法人ト ー マ ツ       東 京 事 務 所  指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士孫   延 生 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士齋 藤   映 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているビーウィズ株式会社の2025年6月1日から2026年5月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ビーウィズ株式会社及び連結子会社の2026年5月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
コンタクトセンターサービスの売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 ビーウィズ株式会社(以下「会社」)は注記事項の(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報に記載のとおり、当連結会計年度においてコンタクトセンターサービスの売上高26,565百万円を計上しており、当該金額は連結損益計算書の売上高の73.1%を占めていることからも特に重要性を有している。
 会社の提供するコンタクトセンターサービスはデジタル技術を活用し顧客対応を行い、さまざまな業界の企業、官公庁や自治体など主な顧客ごとにニーズを捉え、オーダーメイドで見積りを提示、条件交渉の上で契約条件に従い、必要なリソースやシステム、環境を用意して顧客にサービスを提供するものである。
 このため、コンタクトセンターサービスの契約条件は顧客ごとにカスタマイズされ、サービスの対価は定額、もしくは契約条件に従い受電件数、成約件数、稼働時間、席数に基づき計算される他、一部の契約では契約条件の達成如何によって対価が確定する場合もあり、計算方法が多岐にわたる。
 収益認識にあたって会社は、履行義務の充足状況に応じて計上される売上高について、サービス提供実績を月次で顧客と確かめ、対価の計算結果及び計上時期を確かめる内部統制として営業部門から独立した第三者部署によるチェック体制を構築しているが、対価の計算方法が多岐にわたり、サービス提供実績次第で毎月の売上高や利益率が契約ごとに一定の変動幅が生じることから、会社の損益に重要な影響を及ぼしている。
 以上から、コンタクトセンターサービスの売上高は会社の損益に重要な影響を及ぼすものであり、売上高の実在性及び期間帰属が適切であることを検討することが重要であることから、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
コンタクトセンターサービスの売上高に関する実在性・期間帰属の適切性を検討するにあたり、主として、当監査法人は以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・売上計上プロセスに関する内部統制を理解するとともに、契約条件及び売上高の承認に関する責任者への質問、第三者部署によるチェックに関する証憑の閲覧等を実施し、内部統制が会計期間を通じて整備、運用されているかどうかを検討した。
(2)コンタクトセンターサービスの売上高に対する監査手続・売上高や売上総利益及び売上総利益率に重要な変動のある取引を識別するため、事業部ごとに売上・利益率の予算・実績推移分析を実施した。
その分析結果からより詳細な分析が必要と判断された事業部に対して、プロジェクトごとに月次売上高分析を実施した。
[重要な変動が識別された取引]・対象取引の履行義務となる契約条件を確かめたうえで、プロジェクトリーダー等の責任者への質問、契約条件に関連する証憑との突合を実施すると共に、顧客から受領するサービス提供実績や売上に係る入金実績証憑と突合を実施して、売上高の計算結果が契約条件に従ったものになっているかどうか、売上高の計上時期が履行義務の充足状況を反映したものであるかどうかについて検討した。
[重要な変動が識別された取引以外の取引]・通期の売上データから無作為に抽出した取引に対して、契約書や入金実績証憑との突合を実施した。
Radiant Communication Sdn.Bhd.の株式取得に伴う企業結合の会計処理監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応【注記事項】
(企業結合等関係)に記載のとおり、会社は2026年5月29日付でRadiant Communication Sdn.Bhd.(以下、「Radiant社」)の発行済株式の85.0%を1,373百万円で取得し、連結子会社としている。
この株式取得によって当連結会計年度末の連結貸借対照表にのれんが684百万円計上されている。
なお、当連結会計年度末においては取得原価の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っている。
 会社は、Radiant社の株式取得に際して、外部の専門家を利用して同社の将来事業計画を基礎とした株式価値を評価し、当該株式価値を参考に交渉の上、取得価額を決定している。
当該企業結合取引は金額的重要性があり、また、株式価値評価にあたっては評価方法や割引率の算定に高度な専門性が必要であることに加え、株式価値評価の基礎となる将来事業計画において重要な仮定として使用されている個別案件の受注見込計画に基づいた売上高及び売上原価の将来予測等には経営者による主観的な判断が含まれるため、監査上慎重な検討を要する。
 よって、当監査法人は、Radiant社株式の取得による企業結合の会計処理を監査上の主要な検討事項と選定した。
当該監査上の主要な検討事項に対して、当監査法人が実施した主な監査手続は以下のとおりである。
・外部専門家による株式価値評価結果を踏まえた株式取得の意思決定に際しての内部統制の整備・運用状況の評価をするために経営者への質問と取締役会議事録及びその添付資料の閲覧を実施した。
・経営者等への質問及び関連する資料や議事録の閲覧により、株式取得の目的やその事業内容、事業環境等を理解した。
・株式取得に関連する契約書の閲覧及び出金証憑との突合を行って、取得価額の正確性を検討した。
・経営者が利用した外部専門家が使用した株式価値の算定方法及び前提条件を評価するために当監査法人のネットワーク・ファームに属する専門家を関与させ、計算過程の検証と株式価値の感応度分析を実施した。
・将来事業計画において重要な仮定として使用されている売上高及び売上原価の将来予測等について、経営者等への質問、取締役会議事録や受注済み案件に関する注文書などの閲覧、Radiant社の過去の売上高及び売上原価の推移との比較分析を実施し、当該仮定の合理性を検討した。
・みなし取得日(2026年3月31日)時点のRadiant社の財務諸表数値について、基礎となる資料の閲覧等の監査手続を実施した。
・暫定的な会計処理によるのれんが適切に算定されていることを確かめるため、取得価額と企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債との差額がのれんの計上額になっているか否か検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、ビーウィズ株式会社の2026年5月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、ビーウィズ株式会社が2026年5月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
コンタクトセンターサービスの売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 ビーウィズ株式会社(以下「会社」)は注記事項の(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報に記載のとおり、当連結会計年度においてコンタクトセンターサービスの売上高26,565百万円を計上しており、当該金額は連結損益計算書の売上高の73.1%を占めていることからも特に重要性を有している。
 会社の提供するコンタクトセンターサービスはデジタル技術を活用し顧客対応を行い、さまざまな業界の企業、官公庁や自治体など主な顧客ごとにニーズを捉え、オーダーメイドで見積りを提示、条件交渉の上で契約条件に従い、必要なリソースやシステム、環境を用意して顧客にサービスを提供するものである。
 このため、コンタクトセンターサービスの契約条件は顧客ごとにカスタマイズされ、サービスの対価は定額、もしくは契約条件に従い受電件数、成約件数、稼働時間、席数に基づき計算される他、一部の契約では契約条件の達成如何によって対価が確定する場合もあり、計算方法が多岐にわたる。
 収益認識にあたって会社は、履行義務の充足状況に応じて計上される売上高について、サービス提供実績を月次で顧客と確かめ、対価の計算結果及び計上時期を確かめる内部統制として営業部門から独立した第三者部署によるチェック体制を構築しているが、対価の計算方法が多岐にわたり、サービス提供実績次第で毎月の売上高や利益率が契約ごとに一定の変動幅が生じることから、会社の損益に重要な影響を及ぼしている。
 以上から、コンタクトセンターサービスの売上高は会社の損益に重要な影響を及ぼすものであり、売上高の実在性及び期間帰属が適切であることを検討することが重要であることから、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
コンタクトセンターサービスの売上高に関する実在性・期間帰属の適切性を検討するにあたり、主として、当監査法人は以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・売上計上プロセスに関する内部統制を理解するとともに、契約条件及び売上高の承認に関する責任者への質問、第三者部署によるチェックに関する証憑の閲覧等を実施し、内部統制が会計期間を通じて整備、運用されているかどうかを検討した。
(2)コンタクトセンターサービスの売上高に対する監査手続・売上高や売上総利益及び売上総利益率に重要な変動のある取引を識別するため、事業部ごとに売上・利益率の予算・実績推移分析を実施した。
その分析結果からより詳細な分析が必要と判断された事業部に対して、プロジェクトごとに月次売上高分析を実施した。
[重要な変動が識別された取引]・対象取引の履行義務となる契約条件を確かめたうえで、プロジェクトリーダー等の責任者への質問、契約条件に関連する証憑との突合を実施すると共に、顧客から受領するサービス提供実績や売上に係る入金実績証憑と突合を実施して、売上高の計算結果が契約条件に従ったものになっているかどうか、売上高の計上時期が履行義務の充足状況を反映したものであるかどうかについて検討した。
[重要な変動が識別された取引以外の取引]・通期の売上データから無作為に抽出した取引に対して、契約書や入金実績証憑との突合を実施した。
Radiant Communication Sdn.Bhd.の株式取得に伴う企業結合の会計処理監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応【注記事項】
(企業結合等関係)に記載のとおり、会社は2026年5月29日付でRadiant Communication Sdn.Bhd.(以下、「Radiant社」)の発行済株式の85.0%を1,373百万円で取得し、連結子会社としている。
この株式取得によって当連結会計年度末の連結貸借対照表にのれんが684百万円計上されている。
なお、当連結会計年度末においては取得原価の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っている。
 会社は、Radiant社の株式取得に際して、外部の専門家を利用して同社の将来事業計画を基礎とした株式価値を評価し、当該株式価値を参考に交渉の上、取得価額を決定している。
当該企業結合取引は金額的重要性があり、また、株式価値評価にあたっては評価方法や割引率の算定に高度な専門性が必要であることに加え、株式価値評価の基礎となる将来事業計画において重要な仮定として使用されている個別案件の受注見込計画に基づいた売上高及び売上原価の将来予測等には経営者による主観的な判断が含まれるため、監査上慎重な検討を要する。
 よって、当監査法人は、Radiant社株式の取得による企業結合の会計処理を監査上の主要な検討事項と選定した。
当該監査上の主要な検討事項に対して、当監査法人が実施した主な監査手続は以下のとおりである。
・外部専門家による株式価値評価結果を踏まえた株式取得の意思決定に際しての内部統制の整備・運用状況の評価をするために経営者への質問と取締役会議事録及びその添付資料の閲覧を実施した。
・経営者等への質問及び関連する資料や議事録の閲覧により、株式取得の目的やその事業内容、事業環境等を理解した。
・株式取得に関連する契約書の閲覧及び出金証憑との突合を行って、取得価額の正確性を検討した。
・経営者が利用した外部専門家が使用した株式価値の算定方法及び前提条件を評価するために当監査法人のネットワーク・ファームに属する専門家を関与させ、計算過程の検証と株式価値の感応度分析を実施した。
・将来事業計画において重要な仮定として使用されている売上高及び売上原価の将来予測等について、経営者等への質問、取締役会議事録や受注済み案件に関する注文書などの閲覧、Radiant社の過去の売上高及び売上原価の推移との比較分析を実施し、当該仮定の合理性を検討した。
・みなし取得日(2026年3月31日)時点のRadiant社の財務諸表数値について、基礎となる資料の閲覧等の監査手続を実施した。
・暫定的な会計処理によるのれんが適切に算定されていることを確かめるため、取得価額と企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債との差額がのれんの計上額になっているか否か検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結Radiant Communication Sdn.Bhd.の株式取得に伴う企業結合の会計処理
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 【注記事項】
(企業結合等関係)に記載のとおり、会社は2026年5月29日付でRadiant Communication Sdn.Bhd.(以下、「Radiant社」)の発行済株式の85.0%を1,373百万円で取得し、連結子会社としている。
この株式取得によって当連結会計年度末の連結貸借対照表にのれんが684百万円計上されている。
なお、当連結会計年度末においては取得原価の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っている。
 会社は、Radiant社の株式取得に際して、外部の専門家を利用して同社の将来事業計画を基礎とした株式価値を評価し、当該株式価値を参考に交渉の上、取得価額を決定している。
当該企業結合取引は金額的重要性があり、また、株式価値評価にあたっては評価方法や割引率の算定に高度な専門性が必要であることに加え、株式価値評価の基礎となる将来事業計画において重要な仮定として使用されている個別案件の受注見込計画に基づいた売上高及び売上原価の将来予測等には経営者による主観的な判断が含まれるため、監査上慎重な検討を要する。
 よって、当監査法人は、Radiant社株式の取得による企業結合の会計処理を監査上の主要な検討事項と選定した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結【注記事項】
(企業結合等関係)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当該監査上の主要な検討事項に対して、当監査法人が実施した主な監査手続は以下のとおりである。
・外部専門家による株式価値評価結果を踏まえた株式取得の意思決定に際しての内部統制の整備・運用状況の評価をするために経営者への質問と取締役会議事録及びその添付資料の閲覧を実施した。
・経営者等への質問及び関連する資料や議事録の閲覧により、株式取得の目的やその事業内容、事業環境等を理解した。
・株式取得に関連する契約書の閲覧及び出金証憑との突合を行って、取得価額の正確性を検討した。
・経営者が利用した外部専門家が使用した株式価値の算定方法及び前提条件を評価するために当監査法人のネットワーク・ファームに属する専門家を関与させ、計算過程の検証と株式価値の感応度分析を実施した。
・将来事業計画において重要な仮定として使用されている売上高及び売上原価の将来予測等について、経営者等への質問、取締役会議事録や受注済み案件に関する注文書などの閲覧、Radiant社の過去の売上高及び売上原価の推移との比較分析を実施し、当該仮定の合理性を検討した。
・みなし取得日(2026年3月31日)時点のRadiant社の財務諸表数値について、基礎となる資料の閲覧等の監査手続を実施した。
・暫定的な会計処理によるのれんが適切に算定されていることを確かめるため、取得価額と企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債との差額がのれんの計上額になっているか否か検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任監査法人ト ー マ ツ
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書  2026年8月24日ビーウィズ株式会社取締役会 御中 有限責任監査法人ト ー マ ツ       東 京 事 務 所  指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士孫   延 生  指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士齋 藤   映 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているビーウィズ株式会社の2025年6月1日から2026年5月31日までの第27期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ビーウィズ株式会社の2026年5月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
コンタクトセンターサービスの売上高連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(コンタクトセンターサービスの売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。
子会社化したRadiant Communication Sdn.Bhd.株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応財務諸表【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、会社の2026年5月31日現在の貸借対照表に計上されている関係会社株式1,583百万円には、2026年5月29日に子会社化したRadiant Communication Sdn.Bhd.(以下「Radiant社」という。
)の株式1,520百万円が含まれている。
  会社は、Radiant社の株式取得に際して、外部の専門家を利用して同社の将来事業計画を基礎とした株式価値を評価し、当該株式価値を参考に交渉の上、取得価額を決定している。
 当該取引は金額的重要性が高く、また、株式価値評価にあたっては評価方法や割引率の算定に高度な専門性が必要であることに加え、株式価値評価の基礎となる将来事業計画において重要な仮定として使用されている個別案件の受注見込計画に基づいた売上高及び売上原価の将来予測等には経営者による主観的な判断が含まれるため、監査上慎重な検討を要する。
 よって、当監査法人は子会社化したRadiant社株式の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、子会社であるRadiant社株式の評価を検討するために以下の監査手続を実施した。
・外部専門家による株式価値評価結果を踏まえた株式取得の意思決定に際しての内部統制の整備・運用状況の評価をするために経営者への質問と取締役会議事録及びその添付資料の閲覧を実施した。
・経営者等への質問及び関連する資料や議事録の閲覧により、株式取得の目的やその事業内容、事業環境等を理解した。
・株式取得に関連する契約書の閲覧及び出金証憑との突合を行って、取得価額の正確性を検討した。
・経営者が利用した外部専門家が使用した株式価値の算定方法及び前提条件を評価するために当監査法人のネットワーク・ファームに属する専門家を関与させ、計算過程の検証と株式価値の感応度分析を実施した。
・将来事業計画において重要な仮定として使用されている売上高及び売上原価の将来予測等について、経営者等への質問、取締役会議事録や受注済み案件に関する注文書などの閲覧、Radiant社の過去の売上高及び売上原価の推移との比較分析を実施し、当該仮定の合理性を検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
コンタクトセンターサービスの売上高連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(コンタクトセンターサービスの売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。
子会社化したRadiant Communication Sdn.Bhd.株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応財務諸表【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、会社の2026年5月31日現在の貸借対照表に計上されている関係会社株式1,583百万円には、2026年5月29日に子会社化したRadiant Communication Sdn.Bhd.(以下「Radiant社」という。
)の株式1,520百万円が含まれている。
  会社は、Radiant社の株式取得に際して、外部の専門家を利用して同社の将来事業計画を基礎とした株式価値を評価し、当該株式価値を参考に交渉の上、取得価額を決定している。
 当該取引は金額的重要性が高く、また、株式価値評価にあたっては評価方法や割引率の算定に高度な専門性が必要であることに加え、株式価値評価の基礎となる将来事業計画において重要な仮定として使用されている個別案件の受注見込計画に基づいた売上高及び売上原価の将来予測等には経営者による主観的な判断が含まれるため、監査上慎重な検討を要する。
 よって、当監査法人は子会社化したRadiant社株式の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、子会社であるRadiant社株式の評価を検討するために以下の監査手続を実施した。
・外部専門家による株式価値評価結果を踏まえた株式取得の意思決定に際しての内部統制の整備・運用状況の評価をするために経営者への質問と取締役会議事録及びその添付資料の閲覧を実施した。
・経営者等への質問及び関連する資料や議事録の閲覧により、株式取得の目的やその事業内容、事業環境等を理解した。
・株式取得に関連する契約書の閲覧及び出金証憑との突合を行って、取得価額の正確性を検討した。
・経営者が利用した外部専門家が使用した株式価値の算定方法及び前提条件を評価するために当監査法人のネットワーク・ファームに属する専門家を関与させ、計算過程の検証と株式価値の感応度分析を実施した。
・将来事業計画において重要な仮定として使用されている売上高及び売上原価の将来予測等について、経営者等への質問、取締役会議事録や受注済み案件に関する注文書などの閲覧、Radiant社の過去の売上高及び売上原価の推移との比較分析を実施し、当該仮定の合理性を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別子会社化したRadiant Communication Sdn.Bhd.株式の評価
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(コンタクトセンターサービスの売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

仕掛品1,000,000
その他、流動資産35,000,000
工具、器具及び備品(純額)383,000,000
建設仮勘定476,000,000
有形固定資産1,341,000,000
ソフトウエア228,000,000
無形固定資産238,000,000
投資有価証券135,000,000
繰延税金資産451,000,000
投資その他の資産3,347,000,000

BS負債、資本

短期借入金104,000,000
1年内返済予定の長期借入金260,000,000
未払金879,000,000