財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-25 |
| 英訳名、表紙 | Toho Acetylene Co., Ltd. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 堀 内 秀 敏 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 宮城県多賀城市栄二丁目3番32号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 022-366-6110(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 当社は、1955年3月7日、溶解アセチレンの製造販売を事業目的とし、山形県酒田市に資本金300万円をもって設立されました。 なお、株式の額面金額を500円から50円に変更するため、1963年12月10日秋田電化工業株式会社に吸収合併される形式をとったため、登記上の設立年月日は、1948年9月8日となっております。 溶解アセチレンの製造販売は、東北の需要家にその経済性や安全性が認知されるとともに加速度的に需要が増加し、その後、溶解アセチレンの販売のほかに、酸素、窒素等の一般高圧ガスの製造販売と同時に関連商品である溶接切断器具の仕入販売を開始いたしました。 また、一般家庭向けを中心とする液化石油ガス(LPG)の仕入販売及び関連商品である生活関連器具の仕入販売も開始し、製造並びに販売拠点を関東、東北、北海道の各地に展開しながら販路を拡大して参りました。 さらには飲食店向けにエスプーマ用のガスの仕入販売を開始、その後、事業領域が全国に拡大したことに伴い東京と大阪に販売拠点を新設し、今日に至っております。 当社設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。 1955年3月山形県酒田市に酒田工場新設、溶解アセチレンの製造開始及び溶接材料並びに溶接切断器具の販売開始。 (1965年9月溶解アセチレン製造廃止)1956年12月東京都江戸川区に東京工場新設、溶解アセチレンの製造開始。 (1968年12月溶解アセチレン製造廃止。 1969年9月、千葉県浦安市へ移転後、2005年3月廃止)1957年12月福島県郡山市に郡山工場新設、溶解アセチレンの製造開始。 (1992年11月溶解アセチレン製造廃止。 現郡山営業所)1958年3月プロパンガス・灯油・生活関連器具の販売開始。 1958年11月本店を東京都中央区に移転。 1959年4月宮城県多賀城市に仙台工場新設、溶解アセチレンの製造開始。 (1967年12月溶解アセチレンの製造廃止。 現仙台支店) 東京工場にて圧縮酸素の製造開始。 (2005年3月廃止)1960年5月郡山工場(現郡山営業所)にてプロパンガス充填開始。 1961年9月東京証券取引所市場第二部に上場。 (1963年10月合併のため上場を廃止、1964年1月再上場)1961年11月青森県八戸市に八戸工場新設。 (現八戸支店)1962年10月新潟県西蒲原郡黒埼町(現新潟市)に新潟事業所新設。 (現新潟営業所)1962年11月八戸工場にて溶解アセチレンの製造開始。 (2000年12月溶解アセチレン製造廃止)1963年1月東邦熔材株式会社に資本参加。 (1990年4月社名を東ホー株式会社に変更)1963年4月秋田県秋田市に株式会社山酸設立。 (1968年6月社名を太平熔材株式会社に変更)1964年4月東京都江戸川区に東邦運送株式会社設立。 (2013年3月全株式を売却)1964年11月秋田県秋田市に秋田工場新設。 (現秋田・酒田営業所)1965年8月福島県いわき市に常磐出張所新設。 (旧いわき事業所。 2009年4月閉鎖)1966年6月仙台工場にて液化酸素・窒素製造開始。 (1号機)1970年5月千葉県印旛郡白井町(現白井市)に千葉営業所新設。 (現関東営業所)1970年6月仙台工場にて液化酸素・窒素設備を更新。 (2号機)1970年11月北海道札幌市に札幌事業所新設。 (現札幌営業所)1973年6月栃木県足利市に北関東営業所新設。 (2010年3月閉鎖)1975年4月酒田水素工場を新設し、水素の製造開始。 (現東邦酒田水素株式会社)1975年7月福島県郡山市に東邦興産株式会社設立。 1976年9月岩手県紫波郡矢巾町に東邦岩手株式会社設立。 1983年8月いわきガス株式会社に資本参加。 (2009年12月全株式を売却)1991年10月仙台工場の液化酸素・窒素・アルゴン製造設備を新設備に更新。 (3号機)(現多賀城工場)1999年3月株式会社タガワに資本参加。 2000年6月青森県八戸市に北日本アセチレン株式会社を設立。 2001年1月八戸事業所を八戸市北インター工業団地に移転。 (現八戸支店)2003年6月2004年11月山形県酒田市に酒田事業所新設。 (現秋田・酒田営業所)本店を東京都中央区東日本橋二丁目4番10号に移転。 2006年6月食品添加物用亜酸化窒素の販売開始。 2008年4月営業本部を宮城県仙台市青葉区に移転。 2008年10月札幌事業所の事業の一部を東邦北海道株式会社へ譲渡。 2009年4月郡山事業所及びいわき事業所の事業の一部を東邦福島株式会社へ譲渡し、両事業所を統合のうえ、いわき事業所を閉鎖。 2012年11月東京都中央区に東京事務所新設。 (現東京支社)2012年12月宮城県多賀城市に本社社屋を建設し、管理本部及び営業本部を集約。 本店を東京都中央区日本橋二丁目16番13号に移転。 2014年6月本店を宮城県多賀城市栄二丁目3番32号に移転。 2017年4月大阪府大阪市中央区に大阪事務所新設。 (現大阪支社)2017年6月東京証券取引所市場第一部に指定。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 2022年7月東京都港区に東京支社を移転。 2024年1月大阪府大阪市北区に大阪支社を移転。 2025年8月秋田・酒田営業所酒田事務所構内に水素発生装置新設。 2025年12月東京証券取引所スタンダード市場に市場区分変更。 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社15社、持分法適用関連会社3社、持分法非適用の非連結子会社6社、関連会社9社及びその他の関係会社2社で構成され、各種高圧ガスの製造・販売、器具器材の仕入販売等を主要な事業としております。 当社グループの事業に係る当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) ガス関連事業〔溶解アセチレン、酸素、窒素、アルゴン、水素、液化石油ガス、その他ガス〕溶解アセチレンは、溶接や切断する際に使用し、仕入販売するほか、子会社である北日本アセチレン㈱が製造しております。 酸素は、他の物質の燃焼を助け、また酸化させる性質を利用して鉄鋼業等で使用されるほか、医療用の吸入等でも使用されており、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 窒素は、不活性である性質を利用して半導体製造及び化学製品の酸化防止用や雰囲気ガスとして使用され、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 アルゴンは、窒素より安定した特性を利用して鉄鋼及び半導体等の雰囲気ガスやステンレスの溶接に使用され、仕入販売するほか、当社の多賀城工場で製造しております。 水素は、鉄鋼及び金属分野での熱処理や石油精製に使用され、仕入販売するほか、子会社である東邦酒田水素㈱で製造しております。 液化石油ガスは、家庭用及び工業用に使用され、仕入販売しております。 その他ガスは、仕入販売を行っております。 これらの製・商品については、各地区に所在する支店及び営業所を通じて、タンクローリー等により直接需要家又は販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕(販売会社) ㈱東酸、東ホー㈱、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、カガク興商㈱、 その他5社(製造・充填会社)東邦興産㈱、八戸液酸㈱、㈱福島共同ガスセンター、その他12社 (2) エスプーマ関連事業〔食品添加物用亜酸化窒素、その他ガス、食品関連器材〕食品添加物用亜酸化窒素は、液状の食材を泡状(ムース状)に加工する料理法であるエスプーマに使用され、飲食店向けに仕入販売しております。 その他ガスは、仕入販売を行っております。 食品関連器材は、器材及びエスプーマ調理用を含む各種食材等を仕入販売しております。 これらの商品については、全国に所在する配送拠点より、主に当社が顧客へ販売するほか、一部を販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕(販売会社) ㈱東酸、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、東邦新潟㈱ (3) 器具器材関連事業〔溶接材料、溶接切断器具、生活関連器具〕溶接材料及び溶接切断器具は、建築鉄骨、造船、建機等、鉄・非鉄製品を製造する上で使用され、仕入販売を行っております。 生活関連器具は、液化石油ガスに関する供給機器等、生活に関わる周辺機器等を仕入販売しております。 これらの商品については各地区に所在する支店及び営業所を通じて、直接需要家又は販売店等へ販売しております。 〔主な関係会社〕(販売会社) ㈱東酸、東ホー㈱、荘内ガス㈱、太平熔材㈱、東邦岩手㈱、東邦福島㈱、東邦北海道㈱、カガク興商㈱、その他5社 (4) 自動車機器関連事業〔自動車機器関連〕自動車部品メーカーの生産ライン等の機器について仕入販売を行っております。 〔主な関係会社〕 (販売会社) 東ホー㈱ (5) 製氷機関連事業〔機械(製氷・冷凍機械等)〕漁協や食品メーカーに対し、製氷・冷凍機械等の設計・施工を行っております。 〔主な関係会社〕 (機械製造会社) ㈱タガワ (6) その他〔建設工事〕建物等の建設工事の設計・施工を行っております。 〔主な関係会社〕 (建設会社他) その他4社 事業の系統図は次のとおりであります。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 (1) 連結子会社 名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容役員の兼務等(名)事業上の関係設備の賃貸借㈱東酸青森県青森市75,000ガス関連事業器具器材関連事業57.6(6.2)兼務 1当社商品販売―東ホー㈱神奈川県大和市88,750器具器材関連事業自動車機器関連事業78.5(―)兼務 1当社商品販売土地、建物の賃貸借荘内ガス㈱山形県酒田市84,000ガス関連事業器具器材関連事業93.9(7.9)兼務 2当社商品販売―太平熔材㈱秋田県秋田市45,000ガス関連事業器具器材関連事業88.6(12.0)兼務 2当社商品販売建物の賃借東邦岩手㈱岩手県紫波郡矢巾町80,000ガス関連事業器具器材関連事業100.0(―)兼務 1当社商品販売―東邦新潟㈱新潟県新潟市西区55,000ガス関連事業器具器材関連事業100.0(―)兼務 1当社商品販売―東邦福島㈱福島県郡山市84,000ガス関連事業器具器材関連事業100.0(―)兼務 1当社商品販売土地、建物の賃貸東邦北海道㈱北海道札幌市清田区40,000ガス関連事業器具器材関連事業100.0(―)兼務 2当社商品販売土地、建物の賃貸東邦興産㈱福島県郡山市34,280ガス関連事業100.0(―)―同社製品購入土地の賃貸㈱タガワ千葉県香取市35,000製氷機関連事業100.0(―)兼務 1当社商品販売―その他5社――――――― (注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2 「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。 3 ㈱東酸、太平熔材㈱は特定子会社であります。 4 ㈱東酸、太平熔材㈱、東ホー㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 ㈱東酸太平熔材㈱東ホー㈱売上高(千円)5,835,8604,592,5364,413,079経常利益(千円)263,897115,374191,547当期純利益(千円)161,80778,634118,311純資産額(千円)2,800,2062,807,6171,344,543総資産額(千円)4,892,3353,950,9342,788,392 (2) 持分法適用関連会社 名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容役員の兼務等(名)事業上の関係設備の賃貸借カガク興商㈱宮城県石巻市50,000ガス関連事業器具器材関連事業34.4(―)兼務 1当社商品販売―八戸液酸㈱青森県八戸市50,000ガス関連事業50.0(―)―同社製品購入―㈱福島共同ガスセンター福島県郡山市30,000ガス関連事業50.0(15.0)―同社製品購入土地の賃貸 (注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2 「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。 (3) その他の関係会社 名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容役員の兼務等(名)事業上の関係設備の賃貸借東ソー㈱山口県周南市55,173,160総合化学製品の製造被所有直接24.7―同社の製品の購入及び当社の製品、商品の販売―㈱光通信東京都豊島区 54,259,000通信回線サービス電力等の販売被所有 間接20.7――― (注) 有価証券報告書の提出会社であります。 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況2026年3月31日現在 区分ガス関連事業エスプーマ関連事業器具器材関連事業自動車機器関連事業製氷機関連事業その他全社(共通)計従業員数(名)505151301127867763 (注) 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 (2) 提出会社の状況2026年3月31日現在 従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)12840.416.16,1950.83 区分ガス関連事業エスプーマ関連事業器具器材関連事業自動車機器関連事業製氷機関連事業その他全社(共通)計従業員数(名)36159――167128 (注) 1 従業員数には、出向社員13名、臨時雇員2名及び嘱託17名は含まれておりません。 2 平均年間給与は、賞与を含んでおります。 3 当事業年度における平均年間給与の増減率が低水準となった主な要因は、給与水準の高い従業員の退職及び新卒採用等による若年層従業員の増加に伴う従業員構成の変動によるものであります。 4 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 (3) 労働組合の状況当社の労働組合は、東邦アセチレン労働組合と称し、日本化学エネルギー産業労働組合連合会(JEC連合)に加盟しておりましたが、2025年9月1日に同組織を脱退しております。 なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社 当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1、3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者2.033.360.663.412.4 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得を算出したものであります。 3 パート・有期労働者は、再雇用者、嘱託社員、アルバイト従業員など、職務内容および雇用形態の異なる複数の職群で構成されており、職責および処遇体系の異なる職群において男性比率が相対的に高いことから、男女間賃金差異が正規従業員に比べて大きくなる傾向があります。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (会社の経営方針)当社グループは、産業ガス及び関連する技術・機器等を通じ、事業基盤の更なる強化と収益力の向上、工場の安全・安定的な操業の継続、健全な財務体質の維持を行い、ダイバーシティ経営の強化、SDGsへの貢献、広報・IR活動の強化を推進し経済的価値を創造するとともに、社会に貢献することを基本方針としております。 この基本方針のもと、企業倫理と遵法の精神に基づいた企業活動を行い、持続的な企業成長と企業価値の向上を実現し、取引先、株主、社員、地域社会をはじめ様々なステークホルダーの期待と信頼に応えてまいります。 (経営環境を踏まえた経営戦略、目標とする経営指標及び対処すべき課題等)当社グループの産業ガス、液化石油ガス、産業器材各分野の主たる市場である東北、北海道地域は人口が継続的に減少しており、また公共事業も減少傾向にあります。 加えて、地政学リスクの高まりや経済のブロック化も進み、事業環境の不透明感は一層高まっております。 しかしながら、東北各県、北海道、関東に強固な営業基盤をもつ関係会社を有する当社グループは、この総合力を活かし、安定的な収益確保を目指していく所存であります。 当社グループは、2022年度から2025年度の4ヶ年における中期経営計画のもと目標達成への取り組みを進め、既存事業の強化及び成長事業拡大の施策として、ガス関連事業における水素ガス、エスプーマ関連事業における食品添加用ガスの生産能力の増強を目的とした投資を決定しました。 水素ガスの生産設備は2025年度から稼働し、食品添加用ガスの設備については、2027年初頭の稼働を目指し、工事を進めております。 また、販路拡大、新商材への展開等、事業基盤の強化を着実に進展させてまいりました。 しかしながら、原材料、資材価格の高騰に伴う修繕費の増加や物流費、人件費の上昇等の影響により、中期経営計画に掲げた定量目標は未達となりました。 2026年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画については、定量目標として2028年度連結売上高370億円、営業利益24億円(営業利益率6.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円という業績目標を掲げております。 また、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応としてROEを指標として定め、中長期的にはROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上の達成を目標としております。 本中期経営計画は当該目標の実現に向けたステップとして位置付けており、最終年度である2028年度においては、ROE7.6%を見込んでおります。 新たな中期経営計画の達成に向け、ガス関連事業においては、水素ガスの展開加速による成長領域の拡大、各種取り扱いガスの新用途開発の推進による事業機会の創出、供給・販売プロセスの高度化・効率化による業務基盤の強化を進めてまいります。 エネルギー関連分野では、CO2排出が少なく、災害時にも安定供給できる液化石油ガスをはじめ、省エネ・CO2削減・電力負荷分散に優れた高効率機器、資源リサイクルによる再生重油、太陽光発電システム等、幅広い環境配慮型商品の展開を進めてまいります。 エスプーマ関連事業においては、食品添加用ガスの生産能力の増強を2027年初頭の稼働を目指し、工事を進めております。 さらに食材供給の拡大など、販売体制のさらなる強化を図ってまいります。 器具器材関連事業においては、省人化・自動化・ロボット化ニーズへの対応強化や新規事業(陸上養殖関連)への参入による事業領域の拡大を目指してまいります。 自動車機器関連事業においては、顧客密着型営業の強化による既存取引の深化及び生産ライン高度化・省人化ニーズへの提案力強化を目指してまいります。 製氷機関連事業においては、新工場建設による製造基盤の整備・増強を通じた受注機会の最大化を目指してまいります。 当社グループの対処すべき課題といたしましては、ガス関連事業においては、原材料価格の高騰等で、製造コストの上昇が懸念されることから、コスト上昇に見合った柔軟な製品価格の改定を継続していくことが課題となっております。 また、エネルギー事業を中心に市場の拡大施策として、業務提携やM&Aを適宜実施しておりますが、これまでに実施・検討した案件は比較的規模の小さいものであり、大型案件に関しましては合意に至ったものがございません。 引き続きM&Aが拡大施策として有効な手段であると認識し、企業価値向上に資する案件を見極めてまいります。 エスプーマ関連事業においては、食品添加用ガスの設備投資により、生産能力は飛躍的に強化される見込みですが、使用用途の一層の拡充が課題と考えており、加えて同事業の主力商品の一つである食材分野の拡充も課題となっているため、商品開発にも力を入れ、更なる事業基盤を構築してまいります。 原材料・エネルギー価格の高止まりや物流費上昇、労働力不足等を背景とした物価上昇の進行に加え、ロシア・ウクライナ問題の長期化、中東情勢の不安定化など事業環境は不透明な状況が続くものと見込まれます。 このような状況のもと、基盤事業の生産性向上・機能強化、成長事業の拡大と加速を進めることで収益性を向上し、人的資本経営やサステナビリティ経営の実践を推進することで経営基盤の強化に取り組むことにより、企業価値向上に努め、今後も持続的に成長を続け「東北発のきらりと光る企業」を目指してまいります。 なお、本計画は当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社グループとして約束する趣旨のものではありません。 従いまして、今後の国内外の経済情勢や予測不可能な不確定要素等により、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 ステークホルダーによる企業の社会的責任(CSR)に対する要求はますます高まっており、CSR活動は企業価値を向上させる重要な要素であると認識しております。 当社グループにおいては、こうした考えを「東邦アセチレングループCSR憲章」としてまとめ、グループ一丸となってCSR活動に努めています。 企業としての社会的責任を果たしていくとともに、持続可能な社会の発展のために貢献してまいります。 CSR活動全体を推進する体制としては、代表取締役常務執行役員が担当する「CSR推進委員会」を設置し、あらゆるステークホルダーの皆様に対する取組を一元的に把握、管理しております。 CSR推進委員会では、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関するデータ収集を行うとともに、当社として取り組むべきCSR目標の設定や実行計画の策定を進めています。 また、2026年度から開始する中期経営計画の策定に伴い、新たにマテリアリティとKPIを定め、CSR活動における中期的な目標を設定しております。 CSRマネジメントを事業活動の基盤とすることで、当社グループの持続的な成長を目指してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) ガバナンス環境に関しては、「環境方針」のもと環境保安・品質保証担当執行役員が管轄し、事業活動にともなう環境負荷の低減をはじめ、社会課題解決に貢献する製品の開発、地域社会における環境保全活動などを推進する体制を整えています。 また、事業活動で発生するCO2排出量抑制を経営の重要課題と位置付け、計画的に削減していく考えであります。 社会に関しては、最大の経営資源である従業員の働きがいを重視した環境整備を進めており、女性や外国人、キャリアなど、多様な人材の採用に伴い、多様な価値観を受容しながらその活躍を促進・支援しております。 また、全社における人権教育、コンプライアンス教育、CSR教育を定期的に実施しており、今後も継続的な教育を通して社内浸透を推進してまいります。 コーポレートガバナンスに関しては、執行役員制度の導入、女性取締役の選任、社外取締役及び社外監査役の増員など、経営の健全性、透明性、効率性を高める体制を整備しております。 コンプライアンスでは、「コンプライアンス委員会」を設置し、グループ全体におけるコンプライアンス推進体制を構築するとともに、当社グループの役員や従業員に企業倫理の遵守を周知徹底しております。 東邦アセチレングループは、この環境、社会、ガバナンスの三つの側面からCSR活動を推進し、社会から必要とされる企業を目指してまいります。 (2) 戦略当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。 人材育成方針当社グループは、人材を最も重要な経営資源と考えており、持続的な企業価値向上に向けて、人的資本経営を行っております。 従業員一人ひとりが成長し、社内外で活躍できる人材を育成することを目的に、新入社員から管理職まで階層ごとに計画的な研修を行っております。 また、「女性活躍推進法」に基づく行動計画に従い、女性の採用割合や女性総合職のキャリアアップ等に焦点を当て、女性従業員の活躍を推進しております。 社内環境整備方針従業員一人ひとりが働きがいを持ち、各個人の能力を最大限に発揮するためには「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)の実現」が必要不可欠です。 「働きやすさ」と「働きがい」を両立するために、当社グループでは残業時間削減や時差出勤、在宅勤務の実現など、さまざまな制度を設けております。 また、女性総合職の採用や中途採用、外国人の採用などを行い、ダイバーシティを推進しております。 そのほか、一般職から総合職へ転換可能な職種転換制度の導入や、社員のパフォーマンスと働きがいの両立を目的に適材適所の人員配置を行い多様なキャリア形成を支援するとともに、会社の組織力の強化に努めております。 (3) リスク管理リスクマネジメントでは、「リスク管理委員会」を設置し、さまざまなリスクに対応できる体制を構築しており、全社的な潜在リスクの洗い出しやリスクの影響評価及び対応策について、継続的に分析・審議を行っております。 また、業務遂行上の日常業務におけるさまざまなリスク要因に関しては、「リスク管理規程」に基づいて、リスク管理担当部署が適切に対処しております。 (4) 指標及び目標カーボンニュートラル社会の実現当社グループは、上記「(1)ガバナンス」において記載した、事業活動に伴う環境負荷の低減及び社会課題解決に貢献する製品の開発の指標及び目標を定めております。 KPI(重要管理指標)2025年度見込目標(2028年度)グループGHG排出量22,648t-CO22025年度対比5%削減社会課題解決型技術・製品の創出件数0件1件 従業員が活き活きと働くことができる職場環境の整備当社グループは、上記「 (2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、提出会社のものを記載しております。 KPI(重要管理指標)2025年度実績目標(2028年度)男性従業員の育児休業取得率33.3%50%全従業員に占める女性社員の割合25.0%27%以上年次有給休暇取得率58.9%70%以上 |
| 戦略 | (2) 戦略当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。 人材育成方針当社グループは、人材を最も重要な経営資源と考えており、持続的な企業価値向上に向けて、人的資本経営を行っております。 従業員一人ひとりが成長し、社内外で活躍できる人材を育成することを目的に、新入社員から管理職まで階層ごとに計画的な研修を行っております。 また、「女性活躍推進法」に基づく行動計画に従い、女性の採用割合や女性総合職のキャリアアップ等に焦点を当て、女性従業員の活躍を推進しております。 社内環境整備方針従業員一人ひとりが働きがいを持ち、各個人の能力を最大限に発揮するためには「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)の実現」が必要不可欠です。 「働きやすさ」と「働きがい」を両立するために、当社グループでは残業時間削減や時差出勤、在宅勤務の実現など、さまざまな制度を設けております。 また、女性総合職の採用や中途採用、外国人の採用などを行い、ダイバーシティを推進しております。 そのほか、一般職から総合職へ転換可能な職種転換制度の導入や、社員のパフォーマンスと働きがいの両立を目的に適材適所の人員配置を行い多様なキャリア形成を支援するとともに、会社の組織力の強化に努めております。 |
| 指標及び目標 | (4) 指標及び目標カーボンニュートラル社会の実現当社グループは、上記「(1)ガバナンス」において記載した、事業活動に伴う環境負荷の低減及び社会課題解決に貢献する製品の開発の指標及び目標を定めております。 KPI(重要管理指標)2025年度見込目標(2028年度)グループGHG排出量22,648t-CO22025年度対比5%削減社会課題解決型技術・製品の創出件数0件1件 従業員が活き活きと働くことができる職場環境の整備当社グループは、上記「 (2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、提出会社のものを記載しております。 KPI(重要管理指標)2025年度実績目標(2028年度)男性従業員の育児休業取得率33.3%50%全従業員に占める女性社員の割合25.0%27%以上年次有給休暇取得率58.9%70%以上 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。 人材育成方針当社グループは、人材を最も重要な経営資源と考えており、持続的な企業価値向上に向けて、人的資本経営を行っております。 従業員一人ひとりが成長し、社内外で活躍できる人材を育成することを目的に、新入社員から管理職まで階層ごとに計画的な研修を行っております。 また、「女性活躍推進法」に基づく行動計画に従い、女性の採用割合や女性総合職のキャリアアップ等に焦点を当て、女性従業員の活躍を推進しております。 社内環境整備方針従業員一人ひとりが働きがいを持ち、各個人の能力を最大限に発揮するためには「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)の実現」が必要不可欠です。 「働きやすさ」と「働きがい」を両立するために、当社グループでは残業時間削減や時差出勤、在宅勤務の実現など、さまざまな制度を設けております。 また、女性総合職の採用や中途採用、外国人の採用などを行い、ダイバーシティを推進しております。 そのほか、一般職から総合職へ転換可能な職種転換制度の導入や、社員のパフォーマンスと働きがいの両立を目的に適材適所の人員配置を行い多様なキャリア形成を支援するとともに、会社の組織力の強化に努めております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 従業員が活き活きと働くことができる職場環境の整備当社グループは、上記「 (2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、提出会社のものを記載しております。 KPI(重要管理指標)2025年度実績目標(2028年度)男性従業員の育児休業取得率33.3%50%全従業員に占める女性社員の割合25.0%27%以上年次有給休暇取得率58.9%70%以上 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、当該リスクが顕在化する可能性のある程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は、グループ全体の事業を取り巻く様々なリスクに対し、リスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避と発生した場合の対応にも取り組む方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (事業にかかる経営環境に関するリスク)(1)市場について当社グループが製造・販売する酸素、窒素、アルゴン、水素等の産業ガスは、既に国内は業界大手が寡占するなかで飽和状態になりつつあります。 当社グループの主な事業基盤は、東北・北海道・関東地域を中心に鉄工、造船、半導体や自動車業界を大口顧客としておりますが、販売シェアの競合が激化しており、需要動向によって産業ガスの販売量が影響を大きく受ける可能性があります。 また液化石油ガスは、東北地域を中心に主として工業用・民生用(家庭需要)向けでありますが、人口減少により民生用の需要は減少傾向にあります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、販売子会社を通じて地域密着型の営業活動を行い需要家との信頼関係を長きにわたり築き上げており、それを基に事業環境の変化に柔軟に対応した販売戦略の最適化に取り組んでおります。 また、高い技術サービスの提供により市場競争に耐え得る強固な基盤を維持する取り組みが必要であると認識しております。 (2)販売価格について一般高圧ガスは、各種産業における商品・製品の製造加工に必要な原材料として位置づけられており、景気が低迷状況に陥った場合、需要先の様々なコストの見直しの余波によりその販売価格に影響を受けます。 また、各高圧ガスメーカーが所有する生産工場の稼働状況によっても販売価格に影響を受ける可能性があります。 酸素、窒素、アルゴン、水素等の製造コストの中で、大きな割合を占める電力コストが原油価格の高騰等で大幅な上昇に至った際に、それらを適切に販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 当社グループは、当該リスクへの対策として、生産設備の自動化による効率化の推進及び省エネ対応の設備への更新を行っております。 また、需要予測に基づく生産管理と生産コストの低減を目標とした管理体制の強化に取り組む必要があると認識しております。 液化石油ガスは、多くの需要先との間で販売価格は製品の輸入価格を基礎に連動させる価格体系にしており、輸入価格等の変動状況によっては販売価格が影響を受ける可能性があります。 仕入価格の変動を販売価格に速やかに転嫁できない場合には、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、輸入価格等の変動については地政学的リスクによる影響を多く受けるため、動向をモニターする以外、予測することは困難であると認識しております。 (3)競合会社との競合リスクについて当社グループの各事業において、国内に多様な競合会社が存在するため、異業種からの新規参入等、潜在的な競合リスクが存在します。 また、事業環境の変化等で競合会社との価格競争に晒された場合、その対応のために様々なコストが発生することが予想され、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 (4)季節的な要因の変動について当社グループが販売する主力商品の液化石油ガスについては、天候(暖冬等)により工業用・民生用(家庭需要)への販売数量が影響を受ける可能性があります。 液化石油ガスの消費量は、気温や水温の影響を受けることから販売量は夏季に減少し、冬季に増加する傾向にあります。 このため、当社グループの売上及び利益構造は下期に偏る傾向を有しており、特に気候変動があった事業年度は液化石油ガスの販売量に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、昨今の温暖化による気候変動について予測することは困難であると認識しております。 なお、当連結会計年度の四半期毎の売上高推移は以下のとおりであります。 液化石油ガス 第92期売上高推移 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期数量(t)14,25111,71616,25420,024単価(円)140.61137.37121.01126.13金額(百万円)2,0031,6091,9662,525 (5)薬価制度について当社グループは、医療機関向けに医療用ガスや医療機械の販売を行っております。 これらのうち、医療用ガスは顧客の施設内に供給設備を設置することで安定供給の責任を果たしております。 販売価格は競争入札によるものが多く、また競争入札故に既存顧客先との取引を失注する可能性があり、加えて薬価改定の内容によっては、当社グループの販売又は収益が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、薬価改定の内容については厚生労働省からの発信情報を都度、モニターする他、顧客のニーズに対応するために供給設備の維持管理費用が低減できるサービスの提供を積極的に行い、既存顧客の維持並びに新規顧客の獲得に努めております。 (6)品質・安全について当社グループが製造・販売を行う高圧ガスの中には、需要先の使用用途によっては可燃性・毒性を有するガスも含まれており、予測できない原因により事故に発展するリスクを完全に排除することはできないと認識しております。 そのため、当社製品の欠陥等が原因で需要先の製品に欠陥や事故等が生じた場合、製造物責任法により損害賠償請求を受ける可能性があります。 また、高圧ガスの保安の確保には万全を期しておりますが、ガスそのものの危険性を全て解消することは難しく、万が一、漏洩、発火、爆発等で従業員や設備に多大の損害が生じ操業停止等に至った場合、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、適切な品質管理体制のもと品質保証監査によるリスク回避策と、安全に対する教育の実施による意識の浸透を図る等事故の防止に努めております。 (7)自然災害等について当社グループは、東北・北海道・関東地域を中心に事業展開を行っておりますが、東日本大震災による津波で甚大な被害を被り、復旧に要した費用や生産工場の稼働停止による損害額は多額になりました。 将来、発生が懸念されている大地震をはじめ、暴風雨、洪水等の自然災害が発生した場合には、当社グループの支店及び営業所等が重大な損害を受ける他、特に製造拠点においては生産能力の大幅な低下を招く可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、事業運営に最も不可欠な従業員の安全確保を最優先に、保険等の加入による最低限のリスク回避を行っている他、重要な企業データが喪失しないよう外部に保全先を確保しております。 また、グループ各社が被災時であっても重要な事業が継続できるよう整備の推進や生産工場が稼働停止に陥った場合でも、他の地域で共同運営を行う会社との連携により安定供給を可能とする体制がある等被害の局限化を進めております。 当社グループでは、自然災害等の発生について予測することは困難であると認識しております。 (事業にかかる法的規制に関するリスク)(1)コンプライアンスリスクについて当社グループは、「東邦アセチレングループCSR憲章」を制定し、法令遵守及び企業倫理に基づき誠実に行動することをコンプライアンス行動指針に定め、全ての役員と従業員が良識ある企業行動と行動規範から逸脱しないよう徹底を図っております。 また、事業活動を広範に行うなかで故意又は過失による法令違反行為が発生した場合には、監督官庁等からの行政処分、利害関係者からの訴訟の提起、惹いては社会的信用の低下などにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、コンプライアンス委員会を設置しております。 同委員会では、年度毎に活動目標を定め日頃からコンプライアンス活動を実践し、雇用環境の整備を進め、労働時間の適正化やハラスメント予防に関する役職員へ教育の徹底、内部通報制度の整備等コンプライアンス意識が浸透するよう取り組んでおります。 (2)法的規則等(環境に関する法規制を含む)について当社グループが属するガス業界は、「高圧ガス保安法」をはじめとする各種の諸法令、諸規則により事業活動に規制を受けておりますが、今後、何らかの理由によりこれらの法的規則等の変更又は行政指導があった場合、また将来的に国内外で温暖化ガスの規制強化による対応コストの増加が発生した場合には、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、事業継続のためこれら多数の法的規則に対応できる体制と監査機能の強化を図っているため、法令遵守体制等に起因するリスクの顕在化の可能性は高くないと認識しております。 また、法的規則の変更等の外部要因に起因するリスクについても関連法令の改正等の動向をモニターすることで、顕在化のリスクを早期に把握し体制の整備を進める方針でありますが、かかる外部要因によるリスクについては、その顕在化の内容、時期等当社グループが制御できるものではないと認識しております。 (3)情報セキュリティと漏洩等について当社グループは、事業活動を通じて入手した顧客情報の管理について、「個人情報の保護に関する法律」に基づき個人情報保護規程を定め、情報管理に対して適切なセキュリティ対策を講じ厳重な管理を行っております。 また、信頼の高い外部業者に委託することで万全の対応を整えておりますが、災害、ソフトウエア又はハードウエアの欠陥、サイバー攻撃による不正アクセスやコンピュータウイルスの感染等により、システム障害や情報漏洩事故が発生した場合には、当社グループの社会的信用の低下や利害関係者からの訴訟の提起等により、業績に影響を与える可能性があります。 (4)特許等の知的財産権について当社グループが製造する製品において、第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受ける可能性があります。 第三者から知的財産権の侵害の可能性がある旨、通知を受けた場合には早急に顧問弁護士や関係先と連携し可能な範囲で知的財産権の調査を行う等の対応を行っております。 また当社グループの主張が認められなかった場合には訴訟を提起され、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対策として、代替技術の開発等で侵害の回避策を講じる他、事業の遂行にあたり当該事由に抵触していないことの事実確認と報告義務を課す等の防止策を行っております。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況a.事業全体の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境や所得水準が改善する中で、経済活動は緩やかな回復基調となりました。 一方で、中東をはじめとした地政学リスクの高まりに加え、恒常的な物価上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループの連結業績の売上高は345億76百万円と前連結会計年度に比べ2億27百万円(0.7%)の減少となり、営業利益は19億円と前連結会計年度に比べ14百万円(0.8%)の減少、経常利益は21億9百万円と前連結会計年度に比べ61百万円(2.8%)の減少、親会社株主に帰属する当期純利益は12億86百万円と前連結会計年度並みとなりました。 売上高当連結会計年度の売上高は、345億76百万円と前連結会計年度に比べ2億27百万円の減少となりました。 製氷機関連事業は製氷・冷凍機械の大型物件が増加しましたが、ガス関連事業において酸素及び窒素は前年のスポット需要がなくなり減少、液化石油ガスは出荷数量が増加しましたが、輸入価格の変動に伴い販売価格が下落したことから減少、器具器材関連事業は建設業向け等の需要が減少したことにより売上高は減少となりました。 売上総利益当連結会計年度の売上総利益は、112億42百万円と前連結会計年度に比べ2億68百万円の増加となりました。 ガス関連事業における前年に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったことで売上原価が減少し売上総利益は増加となりました。 販売費及び一般管理費、営業利益当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、93億42百万円と前連結会計年度に比べ2億82百万円の増加となりました。 売上総利益は増加しましたが、人件費の増加等により販売費及び一般管理費は増加し、営業利益は19億円と前連結会計年度に比べ14百万円の減少となりました。 営業外損益、経常利益当連結会計年度の営業外収益は保険解約返戻金が減少したこと等により3億14百万円と前連結会計年度に比べ40百万円減少となりました。 また、営業外費用は、賃貸費用が減少しましたが、支払利息が増加したこと等により1億5百万円と前連結会計年度に比べ6百万円の増加となりました。 以上の結果、経常利益は21億9百万円と前連結会計年度に比べ61百万円の減少となりました。 特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度の特別利益は、固定資産売却益9百万円を計上いたしました。 特別損失は、固定資産除売却損48百万円計上いたしました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、12億86百万円と前連結会計年度並みとなりました。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 ガス関連事業ガス関連事業の売上高は、206億38百万円と前連結会計年度に比べ5億22百万円(2.5%)減少、営業利益は19億9百万円と前連結会計年度に比べ8百万円(0.4%)減少しました。 ガス関連事業の状況といたしましては、石油類は工業用向け、炭酸は自動車関連向け、水素は石英加工向けに需要が増加しました。 一方で、酸素及び窒素は前年のスポット需要がなくなり減少、液化石油ガスは出荷数量が増加しましたが輸入価格の変動に伴い販売価格が下落したことから、売上高は減少しました。 利益面におきましては、前年に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったことで売上原価が減少し売上総利益は増加しましたが、人件費の増加、運搬費の上昇等に伴い販売費及び一般管理費が増加したことにより営業利益が減少しました。 なお、ガス関連事業は、資源エネルギー価格の高止まりが引き続き懸念されるなか、環境に優しいクリーンエネルギーとして注目され今後も成長が見込まれる水素ガスにおいては、新設した水素発生装置の稼働が開始しており、市場規模拡大に向けた事業基盤の強化及び企業価値向上に努めてまいります。 エスプーマ関連事業 エスプーマ関連事業の売上高は、17億86百万円と前連結会計年度に比べ26百万円(1.5%)増加しましたが、営業利益は5億21百万円と前連結会計年度に比べ14百万円(2.7%)減少しました。 エスプーマ関連事業の状況といたしましては、売上高は、前連結会計年度並みに推移しましたが、営業利益は、運搬費の上昇、食品用ガス容器購入等に伴い販売費及び一般管理費が増加したことにより減少しました。 なお、エスプーマ関連事業は、東京支社及び大阪支社の機能強化による販路拡大を推進するとともに、今後見込まれる外食産業の需要拡大へ対応するため食品用ガス充填工場の新設や人的資本の投入等、成長につながる戦略投資を積極的に行ってまいります。 器具器材関連事業器具器材関連事業の売上高は、92億27百万円と前連結会計年度に比べ2億86百万円(3.0%)減少、営業利益は2億62百万円と前連結会計年度に比べ69百万円(21.1%)減少しました。 器具器材関連事業の状況といたしましては、溶接材料は建設業向けに需要が減少、溶接切断器具は大型機械の受注が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 なお、溶接切断器具は鉄工所向け等の設備更新、自動化を見据えた新たな需要の獲得、溶接材料は造船関連および建築鉄骨関連向けに堅調な需要が見込まれます。 また、生活関連器具においても更なる販路の拡大に努めてまいります。 自動車機器関連事業自動車機器関連事業の売上高は、9億53百万円と前連結会計年度に比べ44百万円(4.4%)減少、営業利益は、13百万円と前連結会計年度に比べ9百万円(41.5%)減少しました。 自動車機器関連事業の状況といたしましては、自動車部品メーカーの国内外の設備投資需要が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 なお、自動車業界を取り巻く事業環境は、環境規制の強化に伴う更なる技術開発が期待される一方で、米国における外交政策の動向等により先行きが不透明な状況が続くと考えております。 製氷機関連事業製氷機関連事業の売上高は、17億6百万円と前連結会計年度に比べ6億3百万円(54.7%)増加、営業利益は3億21百万円と前連結会計年度に比べ1億13百万円(54.7%)増加しました。 製氷機関連事業の状況といたしましては、製氷・冷凍機械の大型物件が増加したことにより売上高及び営業利益が増加しました。 なお、水産業界では製氷・冷凍機械の受注環境に大きな変化はありませんが、漁業協同組合の統合・集約化の動きが今後も予想されるため、その動向を注視するとともに、化学工業・食品加工・レジャー産業向けの受注獲得に向けた積極的な営業展開を行い、引き続き販路の拡大に努めてまいります。 その他その他の売上高は、2億65百万円と前連結会計年度に比べ4百万円(1.7%)減少、営業利益は53百万円と前連結会計年度に比べ2百万円(5.2%)減少しました。 その他の状況といたしましては、医療用ガス配管工事が減少したことにより売上高及び営業利益が減少しました。 c.目標とする経営指標の達成状況等当社グループは、「産業ガス及び関連する技術・機器等を通じ、経済的価値を創造するとともに、社会に貢献する」ことを基本方針とし、2022年度から2025年度の4ヶ年における中期経営計画のもと目標達成への取り組みを進め、既存事業の強化及び成長事業拡大の施策として、ガス関連事業における水素ガス、エスプーマ関連事業における食品添加用ガスの生産能力の増強を目的とした投資を決定しました。 水素ガスの生産設備は2025年度から稼働し、食品添加用ガスの設備については、2027年初頭の完成を目指し、工事を進めております。 販路拡大、新商材への展開等、事業基盤の強化を着実に進展させてまいりました。 しかしながら、原材料、資材価格の高騰に伴う修繕費の増加や物流費、人件費の上昇等の影響により、中期経営計画に掲げた定量目標は未達となりました。 このような状況下、当社グループは2026年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画を策定いたしました。 新中期経営計画については、定量目標として2028年度連結売上高370億円、営業利益24億円(営業利益率6.5%以上)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円、中長期的にはROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上の達成を目標としております。 本中期経営計画は当該目標の実現に向けたステップとして位置付けており、最終年度である2028年度においては、ROE7.6%を見込んでおります。 ② 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)ガス関連事業1,149,241△22.3エスプーマ関連事業――器具器材関連事業――自動車機器関連事業――製氷機関連事業1,191,09866.0その他――合計2,340,3396.5 (注)1 当連結会計年度において、ガス関連事業に著しい変動がありました。 これは、酸素及び窒素の前年のスポット需要減少によるものであります。 2 当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。 これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 3 金額は製造原価によっております。 b.仕入実績当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称仕入高(千円)前年同期比(%)ガス関連事業11,811,032△1.7エスプーマ関連事業685,3070.3器具器材関連事業7,611,621△4.7自動車機器関連事業803,444△5.9製氷機関連事業473,03436.8その他149,204△3.2合計21,533,645△2.3 (注) 当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。 これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)ガス関連事業20,638,231△2.5エスプーマ関連事業1,786,6951.5器具器材関連事業9,227,048△3.0自動車機器関連事業953,012△4.4製氷機関連事業1,706,44954.7その他265,382△1.7合計34,576,820△0.7 (注) 当連結会計年度において、製氷機関連事業に著しい変動がありました。 これは、製氷・冷凍機械の大型物件の増加によるものであります。 (2) 財政状態の状況流動資産当連結会計年度末における流動資産の残高は189億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億26百万円の減少となりました。 この主な要因は、自動車機器関連事業の売上高減少により売上債権が減少したことによるものであります。 固定資産当連結会計年度末における固定資産の残高は149億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億47百万円の増加となりました。 この主な要因は、ガス関連事業における水素発生装置新設等により有形固定資産が増加したことによるものであります。 流動負債当連結会計年度末における流動負債の残高は102億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億17百万円の減少となりました。 この主な要因は、ガス関連事業における前期に実施した多賀城工場大規模定期修理に伴う支払い等により、流動負債その他に含まれる未払金が減少、自動車機器関連事業の売上高減少に伴い仕入債務が減少したことによるものであります。 固定負債当連結会計年度末における固定負債の残高は23億80百万円となり、前連結会計年度末に比べ11百万円の増加となりました。 この主な要因は、長期借入金の返済による減少がありましたが、退職給付に係る負債が増加したことによるものであります。 純資産当連結会計年度末における純資産の残高は、213億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億26百万円増加となりました。 この主な要因は、配当金の支払いによる減少がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況現金及び現金同等物当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )は、94億43百万円となり、前連結会計年度末より51百万円(0.5%)減少しました。 営業活動で得られた資金は23億99百万円、投資活動で使用した資金は17億4百万円、財務活動で使用した資金は7億46百万円となり、現金及び現金同等物は減少しました。 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益及び売上債権等の回収額が減少しましたが、法人税等の支払い及び仕入債務の支払い額が減少したこと等により前連結会計年度に比べ1億67百万円(7.5%)増加しました。 投資活動によるキャッシュ・フロー有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ7億10百万円(71.5%)支出が増加しました。 財務活動によるキャッシュ・フローリース債務の返済による支出が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ15百万円(2.2%)支出が増加しました。 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループにおける主な資金需要は、事業活動にかかる製品製造のための原料費及び商品仕入れの他、販売費及び一般管理費等の運転資金及び生産性向上のための設備投資資金であります。 運転資金及び設備投資資金については、主に自己資金から充当し、必要に応じて金融機関からの借入により調達することを基本としております。 また、成長分野への中長期的な投資と株主還元を両立させながら必要な資金の確保を行い、財務基盤の充実と、今後起こり得る様々なリスクに十分に対応できる自己資本を保有してまいります。 資金の流動性については、一部の連結子会社の余剰資金を当社に集中させ、資金効率の向上を図っている他、金融機関との間で当座貸越契約等を行っており、流動性に一部支障が生じる事象が発生した場合でも一定の流動性が維持できると考えております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は37億49百万円、現金及び現金同等物の残高は94億43百万円であります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 (1) 研究開発活動の基本方針当社グループは、専業ガスメーカーとしての技術力の維持・向上を図るべく、原価低減及び保安技術の向上に寄与する開発に取り組んでおります。 当社の研究開発は、自社開発を主体としており、他社又は研究機関と共同の開発活動につきましては、副次的なものと位置づけた上で、ガス関連技術の開発を研究開発活動の方針としております。 なお、当連結会計年度に係る研究開発費は35百万円であり、ガス関連事業及びエスプーマ関連事業に係る費用であります。 (2) 研究の目的液化ガス等高圧ガス生産時の原価低減、保安技術の向上、顧客へのガスの安定供給及び新規用途の開発を主な目的としております。 (3) 研究内容ガス生産分野につきましては、主力製品である溶解アセチレン、酸素、窒素、アルゴン、水素、亜酸化窒素等の生産技術及び評価・分析技術の開発を行っております。 ガス利用分野につきましては、食品分野をターゲットとするガスの利用開発を行っております。 環境分野につきましては、廃水処理技術の開発に成功し、廃水処理プラントを実用化しております。 ガスその他の分野につきましては、特殊分析技術を始め種々の開発を行っております。 温暖化係数の高い亜酸化窒素を効率良く分解する為の技術開発を行なっております。 主な研究開発の成果は以下のとおりです。 ガス生産分野① アセチレンガス精製設備・装置の開発② 高純度酸素・窒素・アルゴンの開発③ 高圧ガス容器洗浄設備の開発・実用化 ガス利用分野① アルゴンガスを使用するホイップ作製技術の開発② ペアガラス向けガス利用技術の開発 環境分野① 廃水処理技術の開発・実用化 ガスその他の分野① 各種ガスの特殊分析技術の開発(水素中のヘリウム分析及びパーティクル分析方法の確立)② ガス中の微生物検査技術の開発 ガス以外の分野① エスプーマ関連事業におけるホイップの品質を均一にする装置の開発② エスプーマ関連事業における製品事故を防ぐ治具の開発 (4) 研究開発費に対する基本的な考え方ガスの分析、評価技術はガス関連技術開発の根幹であり、その向上は重要課題の一つであると考えております。 そのため、必要な投資は分析機器の充実に力点を置いております。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当社グループでは、生産設備の増強及び販売体制の強化を図るため、主にガス関連事業におきまして、ガス供給設備への投資を行いました。 この結果、当連結会計年度の設備投資額(無形固定資産を含む)は、1,626,340千円となりました。 セグメントごとの内訳は、ガス関連事業に1,527,969千円、エスプーマ関連事業に211千円、器具器材関連事業に85,628千円、製氷機関連事業に9,049千円、その他に2,975千円、共通部門に506千円となっております。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。 (1) 提出会社2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物構築物機械装置土地(面積㎡)リース資産その他合計本社(宮城県多賀城市)―本社機能89,1084,637061,327(2,057)―41,055196,12969多賀城工場及び仙台支店(宮城県多賀城市)ガス関連事業酸素・窒素・アルゴン製造設備販売設備356,51063,463145,739662,750(31,356)―16,7641,245,22722郡山営業所(福島県郡山市)ガス関連事業販売設備46,71714,1343,252941,023(57,393)―2,4181,007,5462八戸支店(青森県八戸市)ガス関連事業充填設備販売設備201,39321,661209,876352,000(22,263)―12,423797,35415秋田・酒田営業所酒田事務所 (山形県酒田市)ガス関連事業充填設備販売設備41,665109,311629,214――5,528785,7192関東営業所(千葉県白井市)ガス関連事業販売設備―25,800―267,193(8,386)―172,208465,2012 (注) 1 「帳簿価額」欄の「その他」の主な資産は建設仮勘定であります。 2 連結子会社への賃貸設備38,770千円が多賀城工場及び仙台支店の「建物」「土地」に、780,132千円が秋田・酒田営業所酒田事務所の「建物」「構築物」「機械装置」「その他」に含まれております。 3 連結子会社以外への賃貸設備428,446千円が多賀城工場及び仙台支店の「建物」「構築物」「土地」に含まれております。 (2) 連結子会社2026年3月31日現在会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物構築物機械装置土地(面積㎡)リース資産その他合計㈱東酸(青森県青森市)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備658,46143,295151,134470,362(46,603)101,48521,9351,446,675116東ホー㈱(神奈川県 大和市)器具器材関連事業自動車機器関連事業販売設備165,60121,42225,13038,643(3,679)―11,615262,41350荘内ガス㈱(山形県酒田市)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備463,97434,56457,109183,108(21,656)83,11445,283867,15489太平熔材㈱(秋田県秋田市)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備539,216367,217104,375434,670(28,577)105,26322,7461,573,48997東邦岩手㈱(岩手県紫波郡 矢巾町)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備32,0605,21758,007214,787(9,494)―25,365335,43936東邦新潟㈱(新潟県新潟市 西区)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備40,11336,23017,947336,399(5,603)60,5586,830498,08025東邦福島㈱(福島県郡山市)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備105,38183,80272,952231,118(4,656)51,60751,943596,80584東邦北海道㈱(北海道札幌市 清田区)ガス関連事業器具器材関連事業販売設備21,12239,54724,45021,814(6,064)29,35816,620152,91462 (注) 「帳簿価額」欄の「その他」の主な資産は容器及び営業権であります。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当社グループ(当社及び連結子会社)の設備投資については、1年ごとに生産計画、需要予測、利益に対する投資割合等を総合的に検討し計画しております。 設備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定しておりますが、グループ全体で重複投資とならないように、当社を中心に調整を図っております。 なお、当連結会計年度末における重要な設備の新設、除却等の計画は、以下のとおりであります。 (1) 重要な設備の新設等会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手予定年月完了予定年月完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)提出会社関東営業所(千葉県白井市)エスプーマ関連事業食品添加用ガス充填工場539161自己資金2025年10月2026年10月供給能力70%増㈱タガワ本社工場 (千葉県香取市)製氷機関連事業大型製氷装置 の工場未定(注2)―自己資金及び借入金2026年9月2027年5月老朽化対策生産性向上(注3) (注) 1 設備計画の記載金額には、消費税及び地方消費税を含んでおりません。 2 投資予定金額の総額については、建築工事費等が未確定であるため、未定と記載しております。 3 完成後の定量的な増加能力は合理的に算出することが困難なため、記載を省略しております。 (2) 重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 35,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 506,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 40 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 16 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,195,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 0 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式につきましては、持続的な成長と企業価値の向上のため、業務提携、商品・製品の安定調達等、経営戦略の一環として、また取引先との良好な関係を構築し事業の円滑な推進を図るために必要と判断する企業の株式としており、それ以外で株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を純投資目的である投資株式として区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容保有する全株式については、毎年取締役会において、政策保有の意義、経済合理性等を下記判断基準により検証し、保有継続の適否を判断しております。 ・当社グループの事業活動への貢献度、有効度・当該会社と当社グループとの取引規模、取引内容、取引継続期間・当該銘柄の配当利回り等リターン額・当該銘柄の時価額が簿価(取得価額)を著しく下回っていないこと b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式8648,795非上場株式以外の株式4113,553 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式149,999次世代電池材料の発展に貢献するため。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 (注)当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)高圧ガス工業㈱55,00055,000東北地域での合弁事業による当社主力製品の安定供給のため保有しています。 有60,50048,840神鋼商事㈱11,4003,800当社グループの主力商品の一つである溶接材料の取引において、商品の安定調達のため保有しています。 有(注)226,12821,819東京鐵鋼㈱ 3,0003,000東北地域で当社主力製品の一つである酸素の円滑な取引のため保有しています。 有17,86517,250㈱ヨロズ10,00010,000自動車機器関連事業における当社関係会社との円滑な取引のため保有しています。 無9,06010,100 (注)1 定量的な保有効果については記載が困難であります。 保有の合理性は、「②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の方法により検証しております。 2 神鋼商事㈱は2025年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 8 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 648,795,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 113,553,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 49,999,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 10,000 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 9,060,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 次世代電池材料の発展に貢献するため。 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱ヨロズ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 自動車機器関連事業における当社関係会社との円滑な取引のため保有しています。 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 東ソー株式会社東京都中央区八重洲2丁目2番1号8,56824.59 日本酸素ホールディングス株式会社東京都品川区小山1丁目3-263,4509.90 UH Partners 2投資事業有限責任組合東京都豊島区南池袋2丁目9-92,6127.50 光通信KK投資事業有限責任組合東京都豊島区西池袋1丁目4-102,2516.46 丸紅株式会社東京都千代田区大手町1丁目4-22,2006.31 株式会社UH Partners 3東京都豊島区南池袋2丁目9-91,7655.07 光通信株式会社東京都豊島区西池袋1丁目4-103501.01 神鋼商事株式会社大阪府大阪市中央区北浜2丁目6番18号2750.79 THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NY10286, U.S.A. (東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)2600.75 シナネンホールディングス株式会社東京都品川区東品川1丁目39-20号2380.68 計―21,97063.06 (注) 所有株式数は千株未満を切り捨てております。 |
| 株主数-金融機関 | 6 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 22 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 29 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 25 |
| 株主数-個人その他 | 11,105 |
| 株主数-その他の法人 | 89 |
| 株主数-計 | 11,276 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | シナネンホールディングス株式会社 |
| 株主総利回り | 2 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 区分株式数(株)価額の総額(千円)当事業年度における取得自己株式14551当期間における取得自己株式―― (注) 当期間における取得自己株式には、2026年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含めておりません。 |
Shareholders2
| 自己株式の取得 | -51,000 |
| 自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | -51,000 |
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1 発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式35,020,000株―株―株35,020,000株 2 自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式242,925株145株19,000株224,070株 (変動事由の概要)普通株式の増加数の内訳は、次のとおりであります。 単元未満株式の買取りによる増加 145株普通株式の減少数の内訳は、次のとおりであります。 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分 19,000株 |
Audit
| 監査法人1、連結 | 有限責任 あずさ監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年6月25日東邦アセチレン株式会社取締役会 御中有限責任 あずさ監査法人 仙台事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士上 野 陽 一 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士渡 邊 崇 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている東邦アセチレン株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、東邦アセチレン株式会社及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 直送取引に係る売上高の期間帰属の適切性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応東邦アセチレン株式会社及び連結子会社(以下「東邦アセチレングループ」という。 )は、製造した各種高圧ガスを販売するほか、液化石油ガス、器具器材等を仕入販売しており、ガス関連事業、エスプーマ関連事業、器具器材関連事業及び自動車機器関連事業の売上高は32,604,988千円であり、連結売上高の94%を占めている(注記事項「(セグメント情報等)セグメント情報」参照)。 注記事項「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、出荷時から当該商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である取引については、出荷時に収益を認識している。 このうち、自社倉庫からではなく仕入先から得意先に直接納品される取引(以下「直送取引」という。 )については、仕入先から受領する証憑記載の出荷日付(以下「納品書記載日付」という。 )で売上を認識している。 直送取引については、主に以下の理由から、適切な会計期間に売上が計上されない潜在的なリスクが存在する。 ●タンクローリーによる液化石油ガス等の販売や溶接ロボット等の販売は1件当たりの取引金額が高額であることから、営業担当者は販売目標達成のために早期に売上計上する動機があること●仕入先から入手した出荷に関する証憑に基づいて売上高を計上するが、証憑を適時に入手できない状況を利用して、出荷日付に基づかない売上を計上する可能性があること以上から、直送取引に係る売上高の期間帰属の適切性の検討が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、売上高のうち直送取引について、売上高の期間帰属が適切であるか否かを検討するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価売上高の認識プロセスに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。 評価に当たっては、特に以下に焦点を当てた。 ●営業担当者とは独立した業務担当の責任者が、売上計上日付と仕入先から受領した納品書記載日付を照合する統制●納品書記載日付で売上計上された販売システムのデータをもとに、自動で仕訳が起票され会計システムに登録されるシステムの自動化統制(2)適切な会計期間に売上計上されているか否かの検討売上高が適切な会計期間に認識されているか否かを検討するため、直送取引について、以下を含む監査手続を実施した。 ●得意先との決済条件を勘案した上で、期末日前の特定期間の売上のうち、粗利益が一定金額以上の売上取引を抽出し、仕入先が発行した納品書を閲覧し、納品書記載日付と売上計上日付との照合を行った。 ●上記の取引について、得意先から入手した検収書との照合、得意先に対する残高確認手続又は入金証憑との照合を実施した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、東邦アセチレン株式会社の2026年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、東邦アセチレン株式会社が2026年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |