財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-24
英訳名、表紙NISHIKAWA RUBBER CO.,LTD.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 社長執行役員  小 川 秀 樹
本店の所在の場所、表紙広島市西区三篠町二丁目2番8号
電話番号、本店の所在の場所、表紙(082)237-9371(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
初代会長西川文二が田村工業株式会社に在職中、同社にスポンジゴム部を創設した後、これを独立させ、1934年12月西川護膜工業所として開業し、スポンジゴム製品の製造・販売を開始いたしました。
1949年4月商号を西川ゴム工業株式会社として設立1952年12月大阪市東区に大阪営業所を開設(現 大阪市中央区)1954年12月東京都港区に東京営業所を開設1961年2月名古屋市中区に名古屋営業所を開設(現 刈谷市)1963年3月広島県高田郡(現 広島市安佐北区)白木町にて白木工場を操業開始1967年4月西川物産株式会社を設立(現 連結子会社)1967年10月福岡市に福岡出張所(山口出張所に改組後 閉鎖)を開設1968年10月広島県安佐郡(現 広島市安佐北区)安佐町にて安佐工場を操業開始1973年3月静岡県浜松市に浜松出張所(現 浜松営業所)を開設1978年9月後山化工株式会社(現 株式会社西川ビッグオーシャン)に資本参加(現 連結子会社)1980年8月広島県高田郡(現 安芸高田市)吉田町にて吉田工場を操業開始1983年2月株式会社西和物流を設立(現 連結子会社)1985年7月西和工業株式会社を設立1985年12月栃木県宇都宮市に宇都宮出張所(現 宇都宮営業所)を開設1986年9月ザ・スタンダード・プロダクツ・カンパニーとの合弁により、米国にニシカワ・スタンダード・カンパニーを株式会社として設立(現 連結子会社)1989年3月米国にニシカワ・オブ・アメリカ, Inc.を設立(現 連結子会社)し、ニシカワ・スタンダード・カンパニーを、ザ・スタンダード・プロダクツ・カンパニー(現 クーパー・スタンダード・オートモーティブ Inc.)の子会社とのパートナーシップに組織変更1990年2月広島県三原市にて三原工場を操業開始1991年11月広島証券取引所に上場1992年8月株式会社西川ゴム山口を設立(現 連結子会社)1995年8月インターナショナル・ラバー・パーツ・カンパニーおよび丸紅株式会社との合弁により、タイにニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニー Ltd.を設立(現 連結子会社)1996年7月インドのアナンド・レスキュー・ポリマーズ Ltd.に資本参加し、同社はアナンド・ニシカワ・カンパニー Ltd.に社名変更1998年8月英国 バーミンガム市に欧州支店を設立(現 英国 ウォリックシャー州)2000年3月広島証券取引所と東京証券取引所の合併により、東京証券取引所第二部に上場2001年12月中国 上海市に上海西川密封件有限公司を設立(現 連結子会社)2002年4月広島市西区に西川デザインテクノ株式会社を設立(現 連結子会社)2003年6月福岡出張所を山口県下関市に移転し、山口出張所に改組2004年6月中国 広州市に広州西川密封件有限公司を設立(現 連結子会社)2005年4月後山化工株式会社が、株式会社西川ビッグオーシャンへ社名変更2005年5月中国 上海市に西川橡胶(上海)有限公司を設立(現 連結子会社)2008年3月ニシカワ・スタンダード・カンパニーをパートナーシップからLimited Liability Company(LLC)に組織変更2011年3月ニシカワ・スタンダード・カンパニー LLCの当社出資比率を増加させ、ニシカワ・クーパーLLCに社名変更ニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニー Ltd.の当社保有株式の一部をクーパー・スタンダード・オートモーティブ Inc.に譲渡 2011年6月ニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニー Ltd.がニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.に社名変更2011年11月ニシカワ・オブ・アメリカ, Inc.がメキシコ グアナファト州にニシカワ・クーパー・メキシコ S.A. DE C.V.を設立(現 連結子会社)アナンド・ニシカワ・カンパニー Ltd.の当社出資比率を増加2012年3月アナンド・ニシカワ・カンパニー Ltd.がエイエルピー・ニシカワ・カンパニー Ltd.に社名変更2012年4月東京営業所を神奈川県横浜市港北区に移転し、横浜営業所に改組宇都宮出張所を宇都宮営業所に改組2013年1月インドネシア 西ジャワ州にPT. ニシカワ・カリヤ・インドネシアを設立(現 連結子会社)2014年4月西川物産株式会社が西和工業株式会社を吸収合併し、西和工業株式会社は解散2014年11月ニシカワ・クーパー・メキシコ S.A. DE C.V.がニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.に社名変更2015年6月エイエルピー・ニシカワ・カンパニー Ltd.がエイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.に社名変更(現 持分法適用関連会社)2017年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行2019年2月中国 湖北省孝感市に湖北西川密封系統有限公司を設立(現 連結子会社)2019年8月エイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.が南アフリカ共和国のエイエルピー・アフリカ(PTY)LTD.へ出資2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行2023年3月山口出張所を閉鎖2025年5月横浜営業所を東京都千代田区に移転し、東京営業所に改組
事業の内容 3 【事業の内容】
当社グループは、連結財務諸表提出会社(当社)、連結子会社14社および関連会社3社(うち持分法適用関連会社1社)で構成され、自動車用部品ならびに建築・土木・化粧品等の業界向け一般産業資材を製造販売しております。
当社グループにおける主要な会社が営む主な事業と当該事業における位置付けは次のとおりであります。
なお、事業区分は、セグメント情報の区分と同一であります。
(日本)自動車用部品(ゴム・樹脂シール製品(ドアシール、ドリップシール、トランクシール、グラスランチャンネル等)および内外装製品(ドアオープニングトリム、ドアホールシール)等)を当社が製造販売するほか、連結子会社の西川物産㈱、㈱西川ゴム山口ほかに製造を、㈱西川ビッグオーシャンほかに加工を委託しております。
また、住宅用外壁目地材を当社が製造販売し、西川物産㈱ほかがスキンケア製品、マンホール用ジョイントシール材等を製造し、西川物産㈱が販売しております。
(北米)連結子会社のニシカワ・クーパー LLC、ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.ほかが自動車用部品を製造・販売しております。
(東アジア)連結子会社の上海西川密封件有限公司が自動車用部品を製造・販売しており、広州西川密封件有限公司、湖北西川密封系統有限公司が自動車用部品の製造、西川橡胶(上海)有限公司が自動車用部品、設備等の販売をしております。
(東南アジア)連結子会社のニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.およびPT.ニシカワ・カリヤ・インドネシアが自動車用部品を製造・販売しております。
連結子会社西川物産㈱…………………自動車用部品および金型の製造、一般産業資材の製造販売㈱西川ビッグオーシャン…自動車用部品の加工、一般産業資材の製造㈱西川ゴム山口……………自動車用部品の製造㈱西和物流…………………運送業西川デザインテクノ㈱……自動車用部品の設計ニシカワ・オブ・アメリカ, Inc.……自動車用部品、金型の開発販売ニシカワ・クーパー LLC…自動車用部品の製造販売ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.……自動車用部品の製造販売上海西川密封件有限公司…自動車用部品の製造販売広州西川密封件有限公司…自動車用部品の製造西川橡胶(上海)有限公司…自動車用部品、設備等の販売ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.……自動車用部品の製造販売PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア……自動車用部品の製造販売湖北西川密封系統有限公司…自動車用部品の製造関連会社※エイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.……自動車用部品の製造販売 他2社
(注) ※は持分法適用関連会社であります。
当社グループ等の状況を図に示すと、次のとおりとなります。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 当社の製品および金型を製造委託しています。
また、建物の賃貸借をしています。
役員の兼任等…有西川物産㈱広島市安佐南区21自動車用部品一般産業資材100.0㈱西川ビッグオーシャン 
(注)2広島市安佐北区27自動車用部品一般産業資材100.0当社の製品を加工委託しています。
また、建物の賃貸をしています。
役員の兼任等…無㈱西川ゴム山口山口県下関市20自動車用部品100.0当社の製品を製造委託しています。
また、土地・建物を賃貸しています。
役員の兼任等…有㈱西和物流広島市西区10運送業100.0当社グループの輸送業務を委託しています。
また、建物の賃貸借をしています。
役員の兼任等…無西川デザインテクノ㈱広島市西区20自動車用部品100.0当社よりCADを主体とした設計業務を委託しています。
また、建物を賃貸しています。
役員の兼任等…有ニシカワ・オブ・アメリカ, Inc. 
(注)2米国デラウェア州ウィルミントン市千米ドル72,488自動車用部品100.0当社より技術支援および製品・金型の供給をしています。
役員の兼任等…有ニシカワ・クーパー LLC 
(注)2、4米国デラウェア州ウィルミントン市出資金千米ドル21,243自動車用部品60.0(60.0)当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給しています。
役員の兼任等…有ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.  
(注)2タイナコンラチャシマ県千バーツ630,000自動車用部品77.7当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給し、製品を受入れています。
役員の兼任等…有上海西川密封件有限公司
(注)2中国上海市出資金千人民元173,267自動車用部品100.0当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給し、製品を受入れています。
役員の兼任等…有広州西川密封件有限公司
(注)2中国広州市出資金千人民元106,751自動車用部品100.0当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給しています。
役員の兼任等…有西川橡胶(上海)有限公司中国上海市出資金千人民元1,140自動車用部品100.0当社グループへ設備を供給しています。
役員の兼任等…有ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.
(注)2、5メキシコグアナファト州シラオ市千ペソ1,573,965自動車用部品100.0(100.0)当社より技術支援および原材料・設備を供給しています。
また、運転資金および設備投資資金の貸付をしています。
役員の兼任等…有PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア
(注)2インドネシア西ジャワ州スメダン県百万ルピア376,286自動車用部品91.8当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給しています。
役員の兼任等…有湖北西川密封系統有限公司
(注)2中国湖北省孝感市出資金千人民元60,534自動車用部品100.0当社より技術支援しています。
役員の兼任等…有(持分法適用関連会社)インドグルグラム市千ルピー450,000自動車用部品50.0当社より技術支援および原材料・設備・金型を供給しています。
役員の兼任等…有エイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.
(注) 1 「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接所有であります。
2 特定子会社であります。
3 上記各社は、有価証券届出書または有価証券報告書を提出しておりません。
4 ニシカワ・クーパー LLCについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  主要な損益情報等  (1)売上高         33,553百万円          (2)経常利益        1,453百万円          (3)当期純利益       1,453百万円          (4)純資産額        3,435百万円          (5)総資産額        10,100百万円5 ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  主要な損益情報等  (1)売上高         13,032百万円          (2)経常利益         402百万円          (3)当期純利益        170百万円          (4)純資産額        2,159百万円          (5)総資産額        11,349百万円  ※各連結子会社の決算数値に基づいております。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
①連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)日本1,994北米2,571東アジア781東南アジア948合計6,294
(注) 従業員数は、就業人員数であります。
②提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,384(295)45.320.76,7346.3 セグメントの名称従業員数(名)日本1,384(295)合計1,384(295)
(注) 1 従業員数は、就業人員数であります。
2 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。
3 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。
③労働組合の状況(提出会社)結成  :1960年11月18日名称  :西川ゴム労働組合上部団体:日本ゴム産業労働組合連合(日本労働組合総連合会傘下)組合員数:1,079名(2026年3月31日現在)労使関係:労使協調を基本として生産性向上に協力しており、労使関係は円満に推移しております。
④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異ⅰ提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者3.660.061.373.787.1
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
ⅱ連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者(注2)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者西川物産㈱3.60.00.0-66.470.676.8㈱西川ビッグオーシャン7.150.050.0-64.578.6118.7㈱西川ゴム山口0.0100.0100.0-67.777.0128.3
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 パート・有期労働者における男性労働者の育児休業取得率(%)につきましては、該当する労働者はおりません。
3 その他の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
2026年の世界経済は中東情勢の悪化による原油高、それに伴う物価上昇や金融市場の不安定化により、成長の鈍化が見込まれます。
また、日本経済においては原油の多くを中東地域に依存しており、企業活動において原材料の供給量不足による生産への影響や、エネルギー費、物流費、原材料費の上昇による収益の悪化が懸念されるため、今後の経営環境の変化に注視が必要となるとともに、調達、物流安定化のためのサプライチェーンの強靭化、コスト急騰への対応、不確実性下において、いかに投資、人材を確保していくかが重要になってきます。
当社においては、2024年5月に『2030年 グローバル中長期経営計画』を策定したものの、具体的な成長戦略ストーリーを描き切れておらず、資本政策の取り組みも不十分であったため、公表後もPBR1倍割れが継続していました。
このような状況を踏まえ、事業戦略・資本政策・ガバナンスの透明性を最大限に高め、2025年2月に『2030年 グローバル中長期経営計画』追補版を公表し、その後、PBR1倍を上回ることができました。
事業戦略においては、セグメントごとに成長戦略を示しており、日本セグメントにおいて、軽量・静音の差別化製品である「ESquare®(イースクエア)」によるブランド戦略を打ち立て、お客様へのプロモーション、海外への展開を推進しております。
年内には試作品の納入、2027年度には量産開始を予定しております。
海外セグメントにおいては、重点セグメントであった北米セグメントの立て直しが着実に進み、黒字化を達成いたしました。
これまでの改善成果の定着を図るとともに、更なる収益性向上に取り組んでまいります。
加えて、2025年10月に本社において営業本部を第一営業本部と第二営業本部に分割し、海外顧客に対する体制を強化しました。
中国拠点を欧州メーカー向けの生産・販売拠点として活用し、日本、中国間の連携強化により、欧州メーカーの受注拡大を確実なものにすべく、引き続き体制整備を図ってまいります。
資本政策においては、方針に基づく配当の実行、自己株式取得の他、政策保有株式の売却についても実行してまいりました。
政策保有株式の売却は2028年3月期までに100億円規模の売却を目指している中で、現時点で49億円の売却を完了しております。
引き続き、対象株式の選定と実行を進め、本件取引で得る資金を成長投資と株主還元に適切に配分し、持続的な企業価値向上を図ってまいります。
①成長戦略(日本)軽量・静音の差別化製品「ESquare®(イースクエア)」のブランド戦略による顧客へのプロモーションを推進しており、日本のみならず海外関係会社への技術移転も並行して取り組み、当社製品装着シェアアップによる売上拡大を図っています。
加えて、欧州自動車メーカーへのプロモーション活動を強化するために発足した第二営業本部の活動を加速させ、欧州メーカーの受注拡大に取り組んでいます。
(北米)当社グループ収益への影響が大きい北米セグメントは、重点的に改善活動を継続しています。
特にメキシコ拠点においては、中国連結子会社から生産改善チームを送り、現場を巻き込んだ改善が業績改善に結びつき、北米セグメントの収益向上に寄与しました。
翌事業年度においても本改善活動を継続し、改善の定着、自走力向上を図っていきます。
引き続きグループ全体で連携して、生産性の改善ならびに、ガバナンス強化の両面での支援を継続し、北米における経営基盤を盤石にした上で、さらなる成長に向けた経営資源の投入を図っていきます。
(東アジア)中国では、労務費が高騰する上海地区から原価低減を目的とした生産移管を進めるため、中国内陸部の新工場(湖北西川密封系統有限公司 第2工場)を建設し、2025年9月から稼働しました。
これにより、価格競争力を高め、中国自動車メーカーからの受注拡大ならびに、収益性の改善を図ります。
また、日本の自動車メーカー納入製品の生産を中国拠点で請負うことを推進し、中国における日系自動車の販売低迷に伴う売上減少をカバーする仕事量の確保を図るとともに、グループ全体の収益性を向上させます。
(東南アジア)自動車販売台数が減少する中、売上が低下しても利益を確保できる構造改革を進めています。
その一環として、インドネシア子会社の内製化比率を高めるため、樹脂製品の押出生産設備をタイ子会社から移設し、2025年8月設置が完了、2026年1月から稼働しました。
稼働後順次対象製品の内製化を推進し、2026年3月末時点、約80%の製品が内製化完了。
引き続き全製品内製化に向けて推進し、収益性の改善ならびに、価格競争力を強化し、新規受注の拡大を図っていきます。
②資本政策過剰な株主資本を圧縮するとともに、滞留している現預金を成長投資に振り分け、2025年3月期から毎期DOE8%程度の配当を実施し、加えて2026年3月期からの6年間で、発行済株式総数の6%に当たる自己株式取得を実施する株主還元方針を掲げました。
なお、自己株式取得につきましては、既に当初の目標である発行済株式総数の6%は実行完了していますが、今後も状況に応じて検討していきます。
さらに、2028年3月期までに100億円規模で政策保有株式の売却を進めることを掲げており、当事業年度におきましては、49億円の売却実行となりました。
本件取引で得る資金は、成長投資を優先しつつ、DOEを基軸とした株主還元方針との整合も踏まえ、成長投資および株主還元に適切に配分し、持続的な企業価値向上を図っていきます。
2027年3月期の通期業績見通しにつきましては、上記の対応を踏まえ、売上高1,180億円、営業利益75億円、経常利益86億円、親会社株主に帰属する当期純利益65億円を見込んでいます。
 『2030年 グローバル中長期経営計画』ロードマップ 2030年中長期経営目標の財務目標当社は、資本コストを低下させ、ROEおよびROICの確実な達成を狙う目的から、KGIとして最適な自己資本比率を55%と定め2031年3月期までの達成を目指します。
サステナブル経営の推進(非財務目標)当社は、環境及び社会課題の解決を企業活動の前提条件と捉え、持続可能な社会と社会的責任を果たすべく、取り組むべき重点課題(マテリアリティ)を特定し、具体的な取り組みと各KPIを設定いたしました。
社会や環境の変化に対応しながら、未来に向けて以下ESGの取り組みを進めてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方および取組の状況は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス当社グループはサステナビリティに係る対応を経営上の重要課題と認識し、取締役会による監督体制下にESG推進委員会を設置し、ガバナンス体制を構築しております。
①取締役会による監督体制取締役会は、年4回開催されるESG推進委員会より取組状況や目標の達成状況の報告を受けております。
②ESG推進委員会と各分科会非財務目標のE・S・Gそれぞれの重要課題に対する具体案を検討・議論することを目的に、ESG推進委員会の下部組織として次の各分科会を設置し、毎月会合を開催しております。
・E分科会(環境対応部会)・S分科会(社会性向上部会)・G分科会(ガバナンス向上部会)ESG推進委員会は、各分科会から報告を受けた内容に基づいてESG経営に関する戦略の方向性を協議し、取締役会へ報告しております。
なお、取締役会にて承認された決定事項の通達や予算の実行等については、ESG推進委員会が各分科会へ指示し、それを受けた各分科会が執行組織に対応を指示しております。
③ESG推進に係る経営者の役割ESG推進に係る事項は、ESG推進委員会が統括しており、社長執行役員が委員長を務めております。
また、各分科会のリーダーと副リーダーは執行役員を主要メンバーとして構成しており、当社経営層を中心とした推進体制を構築しております。
④サステナビリティに係る所管部門サステナビリティ推進室は、ESG推進委員会の事務局を担当するとともに、全社的なサステナビリティに係る対応の推進およびESG推進に係る事項を含む施策を検討・立案し、ESG推進委員会に提言しております。
当社グループのサステナビリティに係るガバナンス体制図は、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要②ⅱ 会社の機関・内部統制の関係」のとおりであります。
(2)サステナビリティ全般に関するリスク管理 サステナビリティに係るリスクは、ESG推進委員会にて評価し、定期的に取締役会に報告しております。
①サステナビリティに係るリスクを識別・評価するプロセスサステナビリティに係るリスクについては、社内の関係部門および関係会社にて関連するリスクおよび機会を特定し、サステナビリティ推進室が識別の上、ESG推進委員会に報告します。
ESG推進委員会は、識別されたサステナビリティに係るリスクについて、リスクの潜在的な大きさを評価し、重要度に応じて対策案の検討を各分科会に指示した上で目標を設定し、取締役会に報告します。
取締役会は、各リスクについて、対策案や設定した目標を監督します。
当社グループのサステナビリティに係るリスク管理プロセス図は、以下のとおりであります。
(3)指標および目標 サステナビリティ全般に関するリスク・機会を管理するための指標として、中長期目標を設定し取り組んでおります。
なお、この中長期目標は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 サステナブル経営の推進(非財務目標)」に非財務目標として設定しており、サステナブル経営との融合を図っております。
詳細につきましては、当社ホームページおよび2025年12月5日に発行いたしましたCSR報告書2025をご参照ください。
当社ホームページ(サステナビリティ) https://www.nishikawa-rbr.co.jp/sustainability/CSR報告書2025https://www.nishikawa-rbr.co.jp/sustainability/csr.htmlまたCSR報告書2026につきましては、2026年秋頃を目処に上記ホームページに最新版を掲載する予定です。
(4)戦略〈気候変動〉当社グループは気候変動によるリスクと機会を認識し、事業戦略への反映を進めております。
主なリスクとして、カーボンニュートラルの実現への移行に際し、国内外において、炭素税の上昇やCO2排出量削減義務の強化、排出量取引制度などの導入が進む際に、社会や顧客のニーズの変化に対して発生する研究開発費や設備投資によるコストアップ、業績悪化など財政状況への悪影響があります。
一方でこれらのニーズは新たな成長機会とも捉えております。
これらのリスクを踏まえてCO2排出量の削減目標を設定し、軽量化、リサイクル、低CO2材料や設備の導入といった環境に配慮した技術の革新に加え、再生可能エネルギーの導入を推し進めています。
これらの開発テーマは四半期毎に開催されるESG推進委員会で審議された後、取締役会に上程されます。
また、CO2排出量の実績値につきましては取締役会にて報告し、進捗をチェックしております。
〈人的資本〉①人材戦略当社グループは「2030年グローバル中長期経営計画」追補版において、2030年度売上高1,300億円、営業利益130億円、ROE9%、ROIC8%の目標を掲げ、「グローバルニッチトップ企業を目指す」としております。
当年度、その重点戦略とそのために必要となる重点的に強化すべき人材を下表のとおり定めました。
中長期経営計画 重点戦略重点強化人材・次世代経営を担う組織力強化・次世代経営幹部人材・グローバル事業拡大・グローバルマネジメント人材 (現地マネジメント層含む)・グローバルガバナンスおよび内部統制の高度化・内部統制/管理部門専門人材・EV化/軽量化/静音化製品開発強化・材料/設計/開発技術者・高付加価値製品および新規事業の創出・事業開発/マーケティング人材・生産技術革新/自働化/DXでの競争力強化・生産技術/DX/AI活用人材 そして当社はこれらの重点強化人材の「質」と「量」を具体的に定義し、将来必要な人材と現在の人材との課題を整理した上で、採用・育成・配置・評価・処遇を一体的に推進するとともに、それに伴う必要な人的資本投資を行うことで、中長期経営計画達成および企業価値向上につなげてまいります。
②人材育成方針当社グループは「正道・和・独創・安全」の社是のもと、多様な価値観を持つ社員一人ひとりが挑戦し成長し続ける企業文化を醸成してまいりました。
さらに事業環境の変化に柔軟に対応し、新たな技術・価値創出に挑み続ける「弾力発想。
」と社員一人ひとりが自らの役割を認識し、一致協力して業務に取り組む「全員経営」のスローガンのもと、企業価値を高めてまいります。
また中長期経営計画達成のために必要となる重点強化人材確保のため、当社の求める専門性やスキル、経験を兼ね備えた外部人材を積極的に採用することはもちろん、既存社員の能力向上も計画的に図ってまいります。
具体的には、各階層における階層別教育に加え、次世代経営・幹部候補人材に対する選抜型教育や、共通教育項目としてのDX/AI教育等を実施するとともに、自己啓発支援を通じて能力の向上を図ってまいります。
更に今後は職能・職位によって求められるスキルを再度明確にし、年次毎に個々の社員の状態を面談等で確認の上で実務経験を通じた育成も強化してまいります。
③職場環境整備方針当社は、西川ゴムグループスローガンである「しなやかでたくましい会社」であり続けるために「ダイバーシティ(多様性)の推進」「人権尊重」「働き方改革」を重要課題として掲げております。
具体的には、人種・国籍・性別・年齢を問わずに人材を活用することでダイバーシティ(多様性)を高め女性活躍行動計画を推進し、ワークライフバランスの充実を図ることにより、会社としての魅力を高め、社員のやりがい、働きがいに資する人事制度の再構築とより働きやすい職場づくりを目指しております。
④人的資本に関する指標および目標当社は、上記の方針に基づき下記の活動および仕組みづくりを推進しております。
また、その成果を把握するために、以下の通り目標を掲げ活動を推進しております。
なお、現時点においては、法律や制度が異なる海外子会社を含めて連結目標を一元的に管理することが困難であることや、実施事項が単体のみであるものも含まれていることから、関係会社の一部を対象から外しております。
指標目標(2030年度)2025年度実績女性管理職比率15%単体:3.6%単体および国内子会社:3.3%障がい者雇用率法定雇用率を上回る雇用率
(注)2単体:2.5%単体および国内子会社:2.3%ワーク・エンゲイジメントスコア69%以上(当社基準)単体:67.7%
(注)1 男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異については、「第4  提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」で記載しております。
2 障がい者の法定雇用率は2026年4月時点で2.5%であり、2026年7月に2.7%へ引き上げられることとなっております。
3 ワーク・エンゲイジメントスコアは、ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度、新職業性ストレス簡易調査票(80項目)より算出しております。
指標及び目標 (3)指標および目標 サステナビリティ全般に関するリスク・機会を管理するための指標として、中長期目標を設定し取り組んでおります。
なお、この中長期目標は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 サステナブル経営の推進(非財務目標)」に非財務目標として設定しており、サステナブル経営との融合を図っております。
詳細につきましては、当社ホームページおよび2025年12月5日に発行いたしましたCSR報告書2025をご参照ください。
当社ホームページ(サステナビリティ) https://www.nishikawa-rbr.co.jp/sustainability/CSR報告書2025https://www.nishikawa-rbr.co.jp/sustainability/csr.htmlまたCSR報告書2026につきましては、2026年秋頃を目処に上記ホームページに最新版を掲載する予定です。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ①人材戦略当社グループは「2030年グローバル中長期経営計画」追補版において、2030年度売上高1,300億円、営業利益130億円、ROE9%、ROIC8%の目標を掲げ、「グローバルニッチトップ企業を目指す」としております。
当年度、その重点戦略とそのために必要となる重点的に強化すべき人材を下表のとおり定めました。
中長期経営計画 重点戦略重点強化人材・次世代経営を担う組織力強化・次世代経営幹部人材・グローバル事業拡大・グローバルマネジメント人材 (現地マネジメント層含む)・グローバルガバナンスおよび内部統制の高度化・内部統制/管理部門専門人材・EV化/軽量化/静音化製品開発強化・材料/設計/開発技術者・高付加価値製品および新規事業の創出・事業開発/マーケティング人材・生産技術革新/自働化/DXでの競争力強化・生産技術/DX/AI活用人材 そして当社はこれらの重点強化人材の「質」と「量」を具体的に定義し、将来必要な人材と現在の人材との課題を整理した上で、採用・育成・配置・評価・処遇を一体的に推進するとともに、それに伴う必要な人的資本投資を行うことで、中長期経営計画達成および企業価値向上につなげてまいります。
②人材育成方針当社グループは「正道・和・独創・安全」の社是のもと、多様な価値観を持つ社員一人ひとりが挑戦し成長し続ける企業文化を醸成してまいりました。
さらに事業環境の変化に柔軟に対応し、新たな技術・価値創出に挑み続ける「弾力発想。
」と社員一人ひとりが自らの役割を認識し、一致協力して業務に取り組む「全員経営」のスローガンのもと、企業価値を高めてまいります。
また中長期経営計画達成のために必要となる重点強化人材確保のため、当社の求める専門性やスキル、経験を兼ね備えた外部人材を積極的に採用することはもちろん、既存社員の能力向上も計画的に図ってまいります。
具体的には、各階層における階層別教育に加え、次世代経営・幹部候補人材に対する選抜型教育や、共通教育項目としてのDX/AI教育等を実施するとともに、自己啓発支援を通じて能力の向上を図ってまいります。
更に今後は職能・職位によって求められるスキルを再度明確にし、年次毎に個々の社員の状態を面談等で確認の上で実務経験を通じた育成も強化してまいります。
③職場環境整備方針当社は、西川ゴムグループスローガンである「しなやかでたくましい会社」であり続けるために「ダイバーシティ(多様性)の推進」「人権尊重」「働き方改革」を重要課題として掲げております。
具体的には、人種・国籍・性別・年齢を問わずに人材を活用することでダイバーシティ(多様性)を高め女性活躍行動計画を推進し、ワークライフバランスの充実を図ることにより、会社としての魅力を高め、社員のやりがい、働きがいに資する人事制度の再構築とより働きやすい職場づくりを目指しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ④人的資本に関する指標および目標当社は、上記の方針に基づき下記の活動および仕組みづくりを推進しております。
また、その成果を把握するために、以下の通り目標を掲げ活動を推進しております。
なお、現時点においては、法律や制度が異なる海外子会社を含めて連結目標を一元的に管理することが困難であることや、実施事項が単体のみであるものも含まれていることから、関係会社の一部を対象から外しております。
指標目標(2030年度)2025年度実績女性管理職比率15%単体:3.6%単体および国内子会社:3.3%障がい者雇用率法定雇用率を上回る雇用率
(注)2単体:2.5%単体および国内子会社:2.3%ワーク・エンゲイジメントスコア69%以上(当社基準)単体:67.7%
(注)1 男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異については、「第4  提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」で記載しております。
2 障がい者の法定雇用率は2026年4月時点で2.5%であり、2026年7月に2.7%へ引き上げられることとなっております。
3 ワーク・エンゲイジメントスコアは、ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度、新職業性ストレス簡易調査票(80項目)より算出しております。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには以下のようなものがあります。
なお、本項に記載した将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。
(1) リスクマネジメント体制グループ全体を対象に、当事業年度より統一した手法でリスク管理を図る全社的リスクマネジメント(ERM)を導入いたしました。
この取り組みによりグループ全体でのリスク感度を向上させることで、当社および当社グループ会社の経営理念、経営目標または経営戦略の達成を阻害するリスクを洗い出し、対策を実施することにより効率的にリスクをコントロールいたします。
当社グループは、当社およびグループ各社においてリスク管理委員会を設置しております。
各社にて検討した内容を各社のリスク管理委員会にて承認のうえ、当社リスク管理委員会に報告・承認依頼を行います。
当社リスク管理委員会はそれらを決定・承認するとともにモニタリングを行い、対策計画の実行状況や対策によるリスク評価の変化を確認いたします。
当社リスク管理委員会の委員長である当社社長執行役員小川秀樹氏は、リスクマネジメントに関する最高責任者を務めます。
なお、「気候変動リスク」等のサステナビリティに係るリスクについてはESG推進委員会にて管理しております。
詳細につきましては「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」のとおりであります。

(2)リスクマネジメントのサイクル当社グループでは、グループ内外の環境を踏まえてリスクの「洗い出し(特定)」「分析・評価」を行い、グループ全体で想定されるリスクを洗い出します。
洗い出されたリスクの中から対策実施状況や発生時の影響の大きさ等に基づき、対策を強化すべきリスクを対策優先リスクとして抽出し、それらに対して「対応計画策定」「対応」「モニタリング」「見直し」を実施しております。
① リスクの洗い出し、分析・評価プロセス当社グループ内の環境の変化に加え、世界的な潮流や事業環境の様々な変化を捉える必要があります。
特に近年では、先行き不透明な国際情勢が続き、企業活動を取り巻く環境の不確実性が高い状況にあります。
こうした状況を踏まえ、内外の変化に適切に対応するため、外部環境に起因するリスクも織り込み、グループ全体で想定されるリスクを洗い出します。
当社グループ全体で想定されるリスクを洗い出したのち、事務局にて分析・評価を行いリスクの網羅性の確認、部門間でのリスクのバラツキを確認しております。
洗い出されたリスク毎のリスク評価に基づき、「発生頻度」と「影響度」の二軸でリスクマップにマッピングしております。
② 対応計画の策定、実施洗い出されたリスクのうち、対策実施状況や発生時の影響の大きさ等から対策を強化すべきリスクとして、対策優先リスクを決定しております。
対策優先リスクには、グループ全体で共通して対策を実施する「グループ共通対策優先リスク」と、個社毎に実施する「個社対策優先リスク」があり、その他のリスクについては各社・各部で対策継続・実施要否を検討しております。
対策優先リスクにつきましては、既存の対策の継続に加えて、既存の対策の実効性を高めるための見直し・強化内容の検討を実施しております。
「グループ共通対策優先リスク」、「個社対策優先リスク」に分けて対策を実施することで、グループで横断的に対策を実施しつつ、共通で網羅しきれない固有のリスクを各社で補足し対応することができる設計としております。
これにより、資源配分の最適化および対策の抜け漏れ防止を図り、グループ全体のリスクマネジメントの実効性を高めております。
(3) 危機管理体制危機管理体制の実効性を上げるため、当社グループでリスクが顕在化した場合の報告ルートを整備し、当社を中心として横断的に対応できる体制を整備しております。
また、危機発生時に迅速かつ適切に対応できるよう、平時から危機対応のシミュレーション訓練、危機管理に係る規定の理解度を高める研修を実施しております。
危機発生時の対応については、事象をその経過および深刻度に応じて「危機区分」を設定し、区分別の対応方針および報告基準をあらかじめ定めております。
危機発生時には、定められた手順に基づき、速やかに事実関係を確認し、影響を判断したうえで、適切な意思決定と迅速な対応につなげる体制を整備しております。
(4) 主要なリスク対策優先リスクを含む、当社グループの主要なリスクは下記のとおりです。
リスク名リスクの概要主な対応策材料調達当社グループは、原材料および部品を複数のグループ外供給元から調達しておりますが、原材料価格の上昇や、中東情勢等の影響により原材料の継続的な確保が困難となり生産活動に支障をきたした場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、原材料価格の上昇分に対する適切な価格転嫁を進めるとともに、グローバルでの調達先の分散を図ります。
また調達が困難と予想される原材料の情報を早期に入手し、代替品の検討と採用を進めてまいります。
情報セキュリティ当社グループの業務遂行にあたり活用している各種情報システムにおいて、機器の破損等による不具合またはサイバー攻撃等により重大な障害が発生し当社グループのシステムが正常に利用できない場合、あるいは不正アクセス等により機密情報・個人情報が漏洩した場合、情報システムの停止に伴う生産停止とともに、当社グループの社会的信用の失墜に繋がることで生産活動、営業活動等に支障をきたし、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、すべての役員および社員に対し、情報の取り扱いに関する規則を定め、情報管理に対する啓蒙活動を行っております。
また近年高度化、巧妙化しているサイバー攻撃に対応するため、日本自動車工業会(JAMA)、日本自動車部品工業会(JAPIA)が自動車産業固有のリスクを考慮し作成したサイバーセキュリティガイドラインに基づき、セキュリティレベルを向上させるべく各種の対策を推進しております。
税務対応当社グループが進出する国や地域の税務処理に関して税務当局と税法の解釈や認識に相違がある場合、想定外の追加の税金、それに対する利息や罰金が発生する等、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、外部専門家等によるレビューやアドバイスを活用し、できる限り税務当局との認識相違が生じないよう、適切な納税額を算定する体制を構築しています。
当局との認識相違が発生した場合には、これら専門家の支援を得ながら当社の解釈について理解を得られるよう対応することとしております。
自然災害当社グループが事業展開する国や地域において、地震や豪雨等の自然災害が発生した場合、生産活動や営業活動等に支障をきたし、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、災害発生時における災害対策および事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、衛星電話の設置、防災訓練等の対策を講じるほか、生産現場における地震への減災対策、土砂災害等の防止対策を進めております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は、緩やかながらも成長を続ける一方、米国の通商政策の影響等による景気下押しリスクや、中東情勢の緊迫化や欧州情勢などを背景とした地政学リスクの長期化などにより、世界経済の先行きには不透明感が残る状況が続きました。
日本経済においても、インバウンド需要や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が見られたものの、米国の関税引き上げや物価上昇の影響、世界経済同様に地政学リスクの影響など予断を許さない状況が続きました。
自動車業界においては、2025年の世界販売は前年比で増加し、全体としては緩やかな拡大基調となりました。
地域別に見ると、成熟市場である北米は堅調に推移し、日本市場も前年からの反動回復により持ち直しの動きが見られました。
一方、欧州市場は補助金縮小や景気の影響を受けて伸び悩み、低成長にとどまりました。
これに対し、中国市場は政策支援を背景に拡大し高い成長を維持したほか、インド市場も堅調な需要に支えられ増加を続けるなど、新興国が全体の成長を牽引する構図となりました。
また、車両の電子化・高度化が進展し、電子部品や半導体関連部品の需要が引き続き増加しましたが、地政学リスクやサプライチェーンの再編、原材料価格の変動など、事業環境には不確実性が残る状況となりました。
当社グループにおきましては、『2030年 グローバル中長期経営計画』を経営の基軸に据え、全員経営を掲げ、弾力発想の下、企業価値向上への取り組みを積極的に推進しています。
このような事業環境の下、当連結会計年度における売上高は各セグメントにおける営業努力の結果、122,138百万円(前期比1,498百万円増、1.2%増)となりました。
営業利益は合理化・効率化活動の継続などにより、9,052百万円(前期比1,727百万円増、23.6%増)となりました。
経常利益は為替変動などの影響により、11,189百万円(前期比3,572百万円増、46.9%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益の計上もあり、10,960百万円(前期比7,002百万円増、176.9%増)となりました。
なお、米国反トラスト法違反に係る損害賠償金交渉の和解金として1,180百万円を特別損失として計上しました。
一方で、取消訴訟を提起しておりました法人税等更正処分において、その処分を取り消す判決が確定したため、過年度法人税等の還付を1,139百万円計上しています。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(日本)日本における自動車生産台数は前期比で減少したものの、売上高は57,863百万円(前期比152百万円増、0.3%増)となりました。
営業利益は人的資本投資の増加などにより、4,095百万円(前期比672百万円減、14.1%減)となりました。
(北米)北米における自動車生産台数は前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響とともに為替の寄与もあり、売上高は47,646百万円(前期比2,406百万円増、5.3%増)となりました。
営業利益は、原価改善プロジェクトを立ち上げ、実績のある中国メンバーをメキシコに派遣し拠点間協力を推進することで大幅に改善し、1,780百万円(前期は営業損失145百万円)となりました。
(東アジア)東アジアにおける自動車生産台数は前期比で増加しましたが、日本車販売の低迷による生産台数の減少などにより、売上高は10,469百万円(前期比556百万円減、5.0%減)となりました。
一方で、原価低減活動の推進による費用低減に取り組んだことに加え、中国内陸部の新工場稼働を4ヶ月前倒しの2025年9月より稼働させることができたことで、セグメント内最適生産などの合理化活動が促進され、営業利益は627百万円(前期比261百万円増、71.6%増)となりました。
(東南アジア)東南アジアにおける自動車生産台数が前期比で減少したことに加え、日本車の販売シェアも低下したことにより、売上高は12,184百万円(前期比692百万円減、5.4%減)となりました。
営業利益は原価低減活動の推進により費用抑制ができたことで2,432百万円(前期比110百万円減、4.4%減)となり、利益水準は維持することができました。
②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前連結会計年度末に比べ2,672百万円増加し、44,265百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により得られた資金は、12,214百万円(前期比2,971百万円の収入増)となりました。
主な要因は、法人税等の支払額が減少したことに加え、法人税等の還付額が増加したことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により使用した資金は、856百万円(前期比3,486百万円の支出減)となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したものの、投資有価証券の売却による収入が増加したことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により使用した資金は、9,725百万円(前期比6,848百万円の支出増)となりました。
主な要因は、長期借入れによる収入があったものの、自己株式の取得による支出や配当金の支払額が増加したことなどによるものです。
③生産、受注及び販売の実績ⅰ 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)金額(百万円)日本53,5020.3北米47,7896.4東アジア8,991△13.9東南アジア11,879△4.1合計122,1630.9
(注) 1 生産実績には、外注先に委託した生産分を含んでおります。
2 金額は、販売価額により表示しております。
ⅱ 受注実績当社グループは、各自動車メーカーをはじめとして納入先より四半期毎および翌月の生産計画の内示を受け、見込生産を行っているため、受注実績に該当する事項はありません。
ⅲ 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)金額(百万円)構成比(%)日本53,63043.90.7北米47,64239.05.4東アジア8,9137.3△8.8東南アジア11,9529.8△3.6合計122,138100.01.2
(注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)比率(%)金額(百万円)比率(%)トヨタ自動車㈱およびそのグループ会社30,65325.433,01927.0本田技術工業㈱およびそのグループ会社26,46321.924,70520.2マツダ㈱およびそのグループ会社16,97214.116,38613.4日産自動車㈱およびそのグループ会社14,44012.014,57411.9
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容当社グループの事業戦略においては、軽量・静音の差別化製品「ESquare®(イースクエア)」のブランド戦略による顧客へのプロモーションを推進しており、日本のみならず海外関係会社への技術移転も並行して取り組み、当社製品装着シェアアップによる売上拡大を図っています。
加えて、欧州自動車メーカーへのプロモーション活動を強化するために発足した第二営業本部の活動を加速させ、欧州メーカーの受注拡大に取り組んでいます。
海外セグメントにおいては、北米セグメントの立て直しに加え、東アジアセグメントにおける日本車以外の中国メーカー、欧州メーカーの受注拡大、生産体制の強化による収益性回復と競争力の向上を図ってまいります。
[2027年3月期連結業績見通し]売上高118,000百万円(対前期比△3.4%)営業利益7,500百万円(対前期比△17.1%)経常利益8,600百万円(対前期比△23.1%)親会社株主に帰属する当期純利益6,500百万円(対前期比△40.7%) 財政状態の分析(資産の部)当連結会計年度末における総資産の額は147,367百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,966百万円の増加となりました。
これは、当期純利益により現金及び預金などの流動資産が増加したことや、投資有価証券などの投資その他の資産が増加したことによるものです。
(負債の部)当連結会計年度末における負債合計は55,035百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,356百万円の増加となりました。
これは、未払法人税等などの流動負債が増加したことや、長期借入金、繰延税金負債などの固定負債が増加したことによるものです。
(純資産の部)当連結会計年度末における純資産の額は92,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ610百万円の増加となりました。
剰余金の配当などにより利益剰余金が減少しましたが、その他有価証券評価差額金、退職給付に係る調整累計額などが増加したことによるものです。
経営成績の分析(売上高)当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1,498百万円増加し、122,138百万円(前期比1.2%増)となりました。
海外におきましては、北米において自動車生産台数が前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響および為替の寄与もあり増収となりました。
東アジアにおいては自動車生産台数は前期比で増加しましたが、日本車販売の低迷による生産台数の減少などにより、減収となりました。
東南アジアにおいては自動車生産台数が前期比で減少したことに加え、日本車販売シェアも低下したことなどにより減収となりました。
国内におきましては、自動車生産台数が前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響などにより、増収となりました。
なお、セグメント別の売上高につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(営業利益)当連結会計年度における営業利益は、人的資本投資などの増加などがありましたが、全員経営を掲げ、弾力発想の下、企業価値向上への取り組みを積極的に推進し、全社員が一丸となって精力的・継続的に合理化・効率化活動を推進したことにより、前連結会計年度に比べ1,727百万円増加し、9,052百万円(前期比23.6%増)となりました。
(経常利益)当連結会計年度における経常利益は、為替変動などの影響により、前連結会計年度に比べ3,572百万円増加し、11,189百万円(前期比46.9%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益の計上もあり、前連結会計年度に比べ7,002百万円増加し、10,960百万円(前期比176.9%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報ⅰ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。
)は、前連結会計年度末に比べ2,672百万円増加し、44,265百万円となりました。
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ⅱ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループは現在、必要な運転資金および設備投資資金については、自己資金または借入等により資金調達することとしております。
当連結会計年度末において、短期借入金の残高は14,956百万円、長期借入金の残高は9,223百万円であります。
当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に、将来必要な運転資金および設備投資資金を調達していく考えであります。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当連結会計年度において、当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。
この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益、費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループにおける研究開発活動は、当社が一元的に行っております。
自動車や住宅の快適居住空間をシール&フォームエンジニアリングで支えるブランドカンパニーとして、先進技術を積極的に取り入れ、既存分野・概念にとらわれない幅広い技術開発にチャレンジし続けています。
当連結会計年度中の主な研究開発活動(1) 人に優しいゴム材料開発当社は、ドアウェザーストリップやボディーサイドウェザーストリップなどのシール部品を主力とし、合成ゴム・熱可塑性樹脂を用いた高品質製品を提供しております。
当連結会計年度は、環境負荷低減(Environment)と電気自動車向け性能(Electric Vehicle)の両立を掲げる統合技術ブランド「ESquare®(イースクエア)」を軸に、製品価値と事業競争力の向上に取り組みました。
BEV・PHEV市場の拡大を背景に、軽量化、静粛性、異音低減への要求が高まる中、当社は発泡技術とコーティング技術を組み合わせた開発を推進しております。
第一段階として開発したゴム材料「GreenRubber®」(4種類)とコーティング材「GreenCoat®」(2種類)は、低比重化による材料使用量削減と製造時エネルギー低減により、CO2排出量の抑制に寄与しました。
加えて、車体きしみ音やガラス作動音等の低減により、車内快適性の向上を実現しております。
当連結会計年度には「ESquare®(イースクエア)」関連技術の開発を完了し、量産品質・工程を確保するための技術移転を継続しました。
併せて、評価分析・形状設計・生産技術を連携させ、知的財産の拡充を進めております。
さらに、日本で確立した技術基盤のグローバル展開も継続し、各地域の品質要求・生産条件に適合した運用体制を整備しております。
今後も「ESquare®(イースクエア)」を基盤に、発泡・軽量化・複合化技術の高度化を進め、市場シェア拡大と持続的成長を目指してまいります。

(2) 金型改善と「ESquare®(イースクエア)」推進による省エネルギー・CO2削減への取り組み当社は、EPDM金型成形工程において、加熱効率の改善を通じて金型成形品の品質向上を図るとともに、高温作業の環境負荷の低減を重要なテーマとして位置づけ①金型温調機構の改善、②金型表面処理の最適化、③遮熱設備の設置を実施しました。
その結果、電力使用量は目標30%削減に対し30~50%削減し、金型由来の作業者への熱負荷も大幅に低減しました。
電力コスト面でも年間で一定規模の削減効果を確認しており、今後は適用範囲の拡大により、さらなる効果創出を図ります。
また、「ESquare®(イースクエア)」による原材料使用量の削減や工法改善による電力費削減を通じ、GHGプロトコルのScope2・Scope3を対象としたCO2削減活動を継続し、環境負荷低減に取り組んでまいります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は638百万円であります。
なお、当社グループのセグメントは地域別に構成されており、研究開発活動の大半を日本で行っているため、セグメントごとの研究開発活動の状況につきましては記載を省略しております。
 
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度の設備投資は、新製品生産設備および合理化投資などであり、設備投資額は総額5,044百万円であります。
その内訳は次のとおりであります。
日本では2,972百万円、北米では895百万円、東アジアでは891百万円、東南アジアでは285百万円を投資しました。
なお、各セグメントとも、重要な設備の除却、売却等はありません。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社グループ(当社および連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。
(1) 提出会社2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)工具、器具及び備品合計白木工場(広島市安佐北区)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備227396101(45,974)86811163安佐工場(広島市安佐北区)
(注)3日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備79872292(41,316)〔1,572〕991,711317吉田工場(広島県安芸高田市)日本自動車用シール・内外装製品及び住宅用外壁製品生産設備7141,158492(42,587)1142,480205三原工場(広島県三原市)日本自動車用シール製品及び住宅用外壁製品生産設備554804605(32,885)842,049185本社および営業所ほか(広島市西区ほか)
(注)4日本その他の設備1,0544151,611(87,456)3313,413514
(2) 国内子会社2026年3月31日現在会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)工具、器具及び備品合計西川物産㈱(広島市安佐南区)日本自動車用シール製品・スキンケア製品及び金型他生産設備411121539(7,679)241,097159㈱西川ビッグオーシャン(広島市安佐北区)日本自動車用シール製品生産設備3419111(5,125)53291258㈱西川ゴム山口(山口県下関市)
(注)4日本自動車用シール製品生産設備12291-89393168 (3) 在外子会社2026年3月31日現在会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)工具、器具及び備品その他合計ニシカワ・クーパー LLC(米国 デラウェア州ウィルミントン市)北米自動車用シール製品生産設備1,7832,054231(188,699)576174,7441,170ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.(タイ ナコンラチャシマ県)東南アジア自動車用シール製品生産設備720155393(70,860)367291,665796上海西川密封件有限公司(中国 上海市)東アジア自動車用シール製品生産設備3021,426-9562212,907420広州西川密封件有限公司(中国 広州市)東アジア自動車用シール製品生産設備475739-455931,852253ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.(メキシコ グアナファト州シラオ市)北米自動車用シール製品生産設備5881,607455(91,567)72882,9471,396PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア(インドネシア 西ジャワ州スメダン県)東南アジア自動車用シール製品生産設備295123376(36,180)11-806152湖北西川密封系統有限公司(中国 湖北省孝感市)東アジア自動車用シール製品生産設備-392-206951,108102
(注) 1 帳簿価額には建設仮勘定の金額は含んでおりません。
2 帳簿価額は、内部取引に伴う未実現利益消去前の金額を記載しております。
3 工場用土地の一部〔1,572㎡〕(外書き)を連結会社以外から賃借しております。
4 提出会社のうち「本社および営業所ほか」の建物および土地には連結子会社へ貸与しているものが含まれております。
  主な建物および土地の帳簿価額と土地の面積は、以下のとおりであります。
建物および土地帳簿価額 土地面積 ㈱西川ゴム山口1,196百万円 36,177㎡ 5 現在休止中の主要な設備はありません。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
重要な設備の新設、除却等の計画は、以下のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設等会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の増加能力総額既支払額着手完了提出会社白木工場(広島市安佐北区)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備489―自己資金2026年4月2027年3月 安佐工場(広島市安佐北区)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備795―自己資金2026年4月2027年3月 吉田工場(広島県安芸高田市)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備531―自己資金2026年4月2027年3月 三原工場(広島県三原市)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備640―自己資金2026年4月2027年3月 その他日本研究開発設備及びその他設備560―自己資金2026年4月2027年3月 国内子会社 西川物産㈱(広島市安佐南区)日本自動車用シール製品及び金型の生産設備 232 ―自己資金2026年4月2027年3月 ㈱西川ビッグオーシャン(広島市安佐北区)日本自動車用シール製品及び一般産業資材製品生産設備212―自己資金2026年4月2027年3月 ㈱西川ゴム山口(山口県下関市)日本自動車用シール製品生産設備449―自己資金2026年4月2027年3月 在外子会社ニシカワ・クーパー LLC(米国 デラウェア州ウィルミントン市)北米自動車用シール製品生産設備1,181―自己資金一部借入2026年1月2026年12月 ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.(タイ ナコンラチャシマ県)東南アジア自動車用シール製品生産設備462―自己資金2026年1月2026年12月 上海西川密封件有限公司(中国 上海市)東アジア自動車用シール製品生産設備400―自己資金2026年1月2026年12月 広州西川密封件有限公司(中国 広州市)東アジア自動車用シール製品生産設備55―自己資金2026年1月2026年12月 湖北西川密封系統有限公司(中国 湖北省孝感市)東アジア自動車用シール製品生産設備55―自己資金一部借入2026年1月2026年12月 ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.(メキシコ グアナファト州シラオ市)北米自動車用シール製品生産設備199―自己資金一部借入2026年1月2026年12月 PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア(インドネシア 西ジャワ州スメダン県)東南アジア自動車用シール製品生産設備57―自己資金2026年1月2026年12月
(注) 設備投資は、新製品対応のための設備更新、合理化投資が中心であり完成後の生産能力の増加はほとんどありません。

(2) 重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
研究開発費、研究開発活動638,000,000
設備投資額、設備投資等の概要285,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況45
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況21
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,734,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、専ら株式の価値の変動または株式から得られる配当によって利益を受けることを目的として保有するものを純投資目的である投資株式、それ以外の目的で保有するものを純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ⅰ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、(1)自動車用部品の販売取引の維持・強化(2)一般産業資材の販売取引の維持・強化(3)金融取引等の安定化(4)住宅関連分野での連携(5)地域社会との関係維持(6)その他、当社定款の目的に定める取引の維持・強化を目的として、必要最低限度の株式を保有することとしております。
個別の政策保有株式につきましては、当社“政策保有株式取扱方針書”に基づき、毎年取締役会において当該株式の保有目的や当社株式の保有の有無、当社資本コスト(WACC)、当社財務に与える影響等の基準から保有の合理性を検証し、合理性があると認められなかった銘柄については売却を実行することとしております。
なお、2025年2月10日に公表した『2030年 グローバル中長期経営計画』追補版において、資本政策の一環として、政策保有株式の縮減方針を掲げております。
この方針に基づき、2028年3月期までに総額100億円規模の政策保有株式の売却を実施する予定です。
ⅱ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式622非上場株式以外の株式2922,838 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式452自動車用部品または一般産業資材における販売取引の維持・強化を目的として取引先持株会に加入し、株式の買付を定期的に行っております。
 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式10非上場株式以外の株式24,923 ⅲ 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報a 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ダイキョーニシカワ㈱5,900,00011,835,200自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
当事業年度中に一部売却いたしました。
無4,8857,077トヨタ自動車㈱1,002,2501,002,250自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無3,1692,621㈱ハイレックスコーポレーション1,034,7001,034,700自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
有2,8691,629住友不動産㈱648,000324,000住宅関連分野での連携のため保有しております。
(注)4無2,8461,812本田技研工業㈱1,248,1001,221,236自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
また、上記を目的として取引先持株会に加入し、株式の買付を定期的に行っております。
無1,5691,639㈱ひろぎんホールディングス892,000892,000金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)21,5331,080㈱山口フィナンシャルグループ415,730415,730金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)21,000730㈱いよぎんホールディングス300,000300,000金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)2849527㈱ヨンドシーホールディングス316,000316,000地域社会との関係維持のため保有しております。
無(注)2567582丸紅㈱100,000100,000自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無561237大和ハウス工業㈱100,000100,000一般産業資材の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無491493㈱ちゅうぎんフィナンシャルグループ120,000120,000金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)2332200スズキ㈱164,000164,000自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
有307296MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス㈱70,20070,200金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)2283226㈱みずほフィナンシャルグループ44,60844,608金融取引等の安定化のため保有しております。
無271180いすゞ自動車㈱106,591102,037自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
また、上記を目的として取引先持株会に加入し、株式の買付を定期的に行っております。
無236205三井住友トラストグループ㈱47,38247,382金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)2232176㈱自重堂18,80018,800地域社会との関係維持のため保有しております。
有188184㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ43,80043,800金融取引等の安定化のため保有しております。
無11388㈱三井住友フィナンシャルグループ22,50022,500金融取引等の安定化のため保有しております。
無(注)211285 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日産車体㈱92,60090,568自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
また、上記を目的として取引先持株会に加入し、株式の買付を定期的に行っております。
無8793ショーボンドホールディングス㈱52,80013,200一般産業資材の販売取引の維持・強化のため保有しております。
(注)5無(注)27463㈱北川鉄工所43,40043,400地域社会との関係維持のため保有しております。
有6652㈱ジェイ・エム・エス132,300132,300地域社会との関係維持のため保有しております。
有5660㈱SUBARU21,30021,300自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無5256マツダ㈱27,40027,400自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無2825積水化学工業㈱10,00010,000一般産業資材の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無2625積水ハウス㈱6,6566,081一般産業資材の販売取引の維持・強化のため保有しております。
また、上記を目的として取引先持株会に加入し、株式の買付を定期的に行っております。
無2320三菱自動車工業㈱2,0002,000自動車用部品の販売取引の維持・強化のため保有しております。
無00㈱あじかん―125,500地域社会との関係維持のため保有しておりましたが、当事業年度において、保有する全ての同社株式を売却いたしました。
無―154  (注)1 各銘柄の定量的な保有効果については記載が困難であります。
また、保有の合理性については、保有目的や当社の株式の保有の有無、当社資本コスト(WACC)、当社財務に与える影響等の基準により検証しております。
2 保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有しております。
3 特定投資株式の積水化学工業㈱、積水ハウス㈱、マツダ㈱および三菱自動車工業㈱は、貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、当社の全特定投資株式30銘柄について記載しております。
4 住友不動産㈱は、2025年12月31日(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質は2025年12月30日)付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。
5 ショーボンドホールディングス㈱は、2025年12月31日(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質は2025年12月30日)付で普通株式1株につき4株の割合で株式分割を行っております。
b みなし保有株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社4
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社6
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社22,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社29
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社22,838,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社52,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社4,923,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社2,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社56,000,000