財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-24 |
| 英訳名、表紙 | Kitazato Corporation |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 井上 太綬 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 静岡県富士市柳島100番地10 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 0545-65-7122 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 当社は、代表取締役社長である井上 太綬が2005年4月に設立した株式会社北里バイオファルマ、2008年11月に設立した株式会社北里コーポレーション(以下、「旧北里コーポレーション」)の2社が、2007年4月に設立した株式会社北里メディカルを存続会社として2017年2月及び3月に吸収合併されたことで現在に至っております。 当社の設立から現在までの主な沿革は次のとおりであります。 年月概要2005年4月 不妊治療の組織培養液の研究開発、製造とそれに付随する消耗品を取り扱うことを目的に、静岡県富士市に株式会社北里バイオファルマを設立2007年4月 不妊治療関連の医療機器を扱う会社として、東京都文京区に株式会社北里メディカル(現株式会社北里コーポレーション(当社))を設立2008年11月 将来のグループ経営の方向性として持株会社体制を想定し、静岡県富士市に旧北里コーポレーションを設立2008年12月 不妊治療に関わる外部からのサービス委託や、外部からの製品製造依頼に対応するため、静岡県富士市に株式会社北里サイエンス(現株式会社北里バイオサイエンス)を設立2011年6月遺伝子事業の開始にあたり東京都文京区に株式会社PGD-KS(現株式会社北里ヘルスケア)を設立2012年4月新機能を備えた「M型(※)ペッサリー」の発売(2013年度グッドデザイン賞受賞)2013年8月 持株会社によるグループ経営を強化して事業拡大していくことを目的として、旧北里コーポレーションが株式会社北里バイオファルマ、株式会社北里メディカル、株式会社北里サイエンスの株式を取得して子会社化2013年11月「卵巣組織の凍結保存キット」を発売2014年6月株式会社北里メディカルが東京都港区へ本社移転2016年2月出生前遺伝学的検査の受託等を行うため、東京都港区に株式会社北里検査センターを設立2016年10月株式会社北里サイエンスが株式会社北里バイオサイエンスへ商号変更2017年2月 株式会社北里メディカルが株式会社北里バイオファルマを吸収合併し、株式会社北里メディカルから株式会社北里コーポレーションへ商号変更品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001及びISO13485認証取得、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001認証取得2017年3月 当社が旧北里コーポレーションを吸収合併し、株式会社北里バイオサイエンスの株式を取得して子会社化当社が静岡県富士市中島へ本社移転2020年9月当社が静岡県富士市柳島へ本社移転2021年10月当社が株式会社北里検査センターの株式を取得して子会社化 株式会社PGD-KSが株式会社北里ヘルスケアへ商号変更2022年3月当社が株式会社北里ヘルスケアの株式を取得して子会社化 生体細胞の受託管理等を行うため、東京都港区に株式会社北里クライオバンクを設立2022年8月「乏精子症における微小精子凍結キット」の発売2023年6月 米国における輸入卸業、製品販売、市場調査・現地での許認可等の取得を行うため、米国デラウェア州にKitazato America, Inc.を設立2025年6月東京証券取引所プライム市場に株式を上場 「用語の説明」※ 従来品に比べ装着後に外れにくい形状をしており、子宮下垂・子宮脱だけではなく、膀胱脱にも効果があるため、排尿障害の改善が期待されます。 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社北里コーポレーション)、連結子会社4社(株式会社北里バイオサイエンス、株式会社北里検査センター、株式会社北里ヘルスケア、株式会社北里クライオバンク)、非連結子会社1社(Kitazato America, Inc.)で構成されております。 当社グループは、人工授精及び体外受精、細胞凍結保存(※1)、再生医療における生殖工学技術に特化し、不妊治療を行うため、市場の期待に応えるべく製品を開発・製造し、世界約110か国・地域のマーケットに自社製品を供給しております。 会社別では、当社は不妊治療をサポートする医療機器や試薬等の主に消耗品の製造・販売、株式会社北里バイオサイエンスは医療機器の部品等の製造・販売、株式会社北里検査センターは遺伝子検査、株式会社北里ヘルスケアは高齢者向け医療機器の販売、Kitazato America, Inc.は、米国における輸入卸業、製品販売、市場調査・現地での許認可等の取得を行っております。 また、株式会社北里クライオバンクは生体細胞の受託管理等に取り組むことを目的として設立し、事業開始に向けて準備中であります。 当社グループが使命と捉え、重視しているのは「生殖医療における新たな可能性の追求」です。 その使命のために、世界中の医師や研究者との共同研究を通じ、過去に蓄積された専門技術や知識を有効に活かし、既存技術の改善と新たな技術の創出に取り組んでおります。 当社グループの商流につきましては、外部の取引先や部材を製造している子会社から原材料を仕入れ、当社の工場で医療機器の製造等を行い、日本国内の医療機関や代理店(ディストリビューター方式)を通して海外の医療機関への販売を行っております。 当社グループの製品は、国内では病院、クリニックを通じて「Cryotop」、「ETカテーテル」や「卵子・受精卵凍結用試薬」等の多くの製品を患者様にご利用いただいております。 また、海外では世界約110か国・地域で自社製品を販売するため、2026年3月31日時点において世界で約80社の代理店ネットワークを通じて供給が行われております。 不妊治療は、基本的には以下の4つの方法が行われており、まずは①タイミング法を行い、妊娠に至らない場合は、②人工授精、③体外受精、④顕微授精へと進んでいくことが一般的です。 当社グループで扱う製品は、主に③体外受精、④顕微授精で利用する研究用試薬や医療機器になります。 これらは高度生殖医療とも呼ばれており、一般的な不妊治療で使用する製品に比べて高度な専門性を必要とする製品となります。 「不妊治療の概要」 ※上記のうち、「高度な不妊治療」が当社グループ製品を主に使用する領域となります。 「当社取扱製品の説明」当社グループの提供する不妊治療に関する医療機器等は、以下のように製品区分されます。 なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 製品区分製品用途Media(試薬)卵子/胚ガラス化・凍結液 融解液(VT)卵子や受精卵を凍結保存、融解するための試薬卵子・受精卵培養試薬(HTFメディウム等)卵子や受精卵を培養するための試薬密度勾配遠心用試薬(SE等)良好精子を収集するための試薬培養カバーオイル培養液に被せるためのオイル配偶子洗浄用試薬(GBS等)卵子や精子の洗浄や、試薬の濃度調整のための試薬Cryodevice(凍結保存製品)Cryotop取り出した卵子又は培養した受精卵を液体窒素内で凍結保存するために使用する容器Cryotop-CL取り出した卵子又は培養した受精卵を液体窒素に触れずに、凍結保存するために使用する容器Ova Cryo Sheet取り出した卵巣組織切片を液体窒素に触れずに、凍結保存するために使用する容器医療機器採卵針(OPUニードル)女性の卵巣へ針を穿刺し、卵胞内から卵子を取り出すための機器人工授精用(IUI)カテーテル男性から採取した良好精子を女性の子宮に入れるための機器胚移植用(ET)カテーテル体外受精した受精卵を女性の子宮内へ移植するための機器Micro Tools(顕微授精製品)ICSI Injection Pipette顕微授精で精子を卵子へ注入するためのガラスピペットICSI Holding Pipette顕微授精で卵子を保持するためのガラスピペットPZD Needle(アシステッドハッチング用ニードル)アシステッドハッチング(胚が子宮内で着床しやすいようにする処理)をするためのガラスニードル 当社グループの事業の特徴は以下のとおりとなっております。 ① 不妊治療における全ての工程で製品を提供当社グループが扱う主な製品は、「卵子採取・洗浄」、「精子採取・洗浄」、「受精」、「培養」、「移植」のフェーズで利用されますが、当社グループでは、不妊治療における卵子及び精子の採取、洗浄、培養、受精、卵子や胚の凍結保存及び融解に至る全ての工程にかかわる製品を静岡本社工場又は東京オフィスにて総合的に提供可能であることが強みとなっております。 ② Made in Japanに裏付けされた技術力当社グループでは、全ての製品の製造を静岡本社工場及び東京オフィスにおいて国内生産しており、Made in Japanに裏付けされた品質水準で、安心、安全な医療器具の提供を目指しております。 当社グループの製品は、1本1本を手作業で作製しており、数mm又は数μm単位の差のカスタム製品の製造が可能な技術力を有しております。 そのため、ユーザーニーズに見合った柔軟な製品の製造が可能になっております。 また、特に凍結分野における開発を世界で先駆けて行ってきたことから、同分野において世界各国で当社の製品が使用されております。 体外受精では卵子及び受精卵を凍結保存することで、より良いタイミングでの胚移植を実現し、妊娠率を高める凍結プログラムがあります。 当社グループでは、超急速ガラス化法(※)を用いて、卵子/受精卵(胚)を凍結保存する試薬及び保存機器の開発製造に携わり、医療施設における高い生存率の実現に貢献してきました。 (※)超急速ガラス化法は、胚に凍結保護剤を浸透させた後、ガラス化液につけて細胞内の水分を抜き、△196℃の液体窒素に瞬時に入れて急速に温度を下げることで胚をガラス化(非結晶化)させ、細胞の破壊を防ぎます。 ③ グローバルでの販売力当社グループの製品を使用するユーザーは個人病院や大病院であり、国内では「Cryotop」、「ETカテーテル」や「卵子・受精卵凍結用試薬」等の多くの製品をご利用いただいております。 また、海外では、世界約110か国・地域で自社製品を販売するために、当連結会計年度末時点において世界で約80社の代理店(ディストリビューター方式)ネットワークを有しており、特に近年では、規模・成長性ともに大きい欧米諸国を中心に多くの医療機関で「受精卵凍結用試薬」、「Cryotop」等の製品をご利用いただいております。 これを可能としているのは、代理店や医療機関との連携による製品・サービスの使用状況の把握、また、それらに対する意見や評価に基づく的確なユーザーニーズの把握に拠るところが大きく、そのうえで、迅速に対応できる営業能力とそのユーザーニーズ等を製品に落とし込む確かな技術力や応用力が顧客拡大へつながっているものと考えております。 このような技術力・応用力の裏付けとして、世界各国の大学病院やクリニックとの共同開発・共同研究の連携を行っていることが挙げられます。 なお、当社グループと継続的に関連当事者取引が発生している取引先及びその事業内容、取引内容の概要は次のとおりであります。 Biomedical Supply, S.L.当社の社外取締役が代表者である取引先であり、スペインにおいて生殖補助医療器具の流通販売を行っており、海外の販売代理店として当社製品の販売取引があります。 Biomedical Supply US, Inc.当社の社外取締役が代表者である取引先であり、米国において生殖補助医療器具の流通販売を行っており、海外の販売代理店として当社製品の販売取引があります。 [事業系統図]前述した事項を事業系統図によって示すと次のとおりになります。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(親会社) 北里商事株式会社 (注)2静岡県富士宮市野中10百万円資産管理会社(55.8)役員の兼任あり。 (連結子会社) 株式会社北里バイオサイエンス (注)3静岡県富士市柳島10百万円医療品、医療用具及び医薬部外品等の製造及び販売100.0部材の仕入及び販売あり。 役員の兼任あり。 建物の一部賃貸あり。 株式会社北里検査センター (注)3東京都港区5百万円出生前遺伝学的検査の受託100.0検査業務の委託あり。 役員の兼任あり。 建物の一部賃貸あり。 株式会社北里クライオバンク (注)3東京都港区10百万円生体細胞の受託管理(未稼働)100.0役員の兼任あり。 株式会社北里ヘルスケア (注)3東京都港区1百万円医療品、医療機器及び医薬部外品等の製造及び販売100.0部材の販売あり。 役員の兼任あり。 建物の一部賃貸あり。 (注) 1.当社グループは、医療機器事業の単一セグメントであります。 2.北里商事株式会社は、当社代表取締役社長であり、かつ当社大株主である井上 太綬がその全ての議決権株式を保有しております。 3.特定子会社に該当しております。 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 ① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)医療機器事業83(84)合計83(84) (注) 1.従業員数は就業人員(正社員)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイト及びパートタイマーを含み、人材会社からの派遣社員は除く。 )の最近1年間の平均雇用者数を( )内に外数で記載しております。 2.当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)75(69)40.34.84,760△0.9 (注) 1.従業員数は就業人員(正社員)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイト及びパートタイマーを含み、人材会社からの派遣社員は除く。 )の最近1年間平均雇用者数を( )内に外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 ③ 労働組合の状況当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当社の女性管理職の比率は58.8%となっています。 (2026年3月31日現在)また、当社は「次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画」に基づき、社員が仕事と子育てを両立できる職場環境の整備を進めております。 その結果、最近4年間における育児休業取得率は下表のとおり100%となっております。 指標2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期男性育児休業取得率100%(1名)-%(-名)100%(1名)-%(-名)女性育児休業取得率100%(4名)100%(5名)100%(7名)100%(5名) (注) 1.男女賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 2.連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、企業理念を「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」と掲げ、不妊治療という医療を通じて、多くの喜びが次の新しい世代に継続する仕事をしたいと願っております。 不妊治療に苦しんでいる患者様が一人でも多く笑顔に変わる日を夢みて、皆様と共に前進・改善を続けながら、より良い製品を提供する使命感を忘れずに仕事に取り組みます。 それを実現する経営指針として、次の5項目を定めております。 1.北里は、お客様と共に未来を創る会社です。 常に挑戦を続け、結果を残し、期待される会社になることをお約束します。 2.皆様に喜んでいただき、信頼していただける企業になるため、誠実かつ迅速で正確な対応ができるよう努めます。 3.母親には安心を、未来の子供たちには安全を贈ります。 技術と品質向上に取り組む姿勢を常に意識することをお約束します。 4.感謝の気持ちを忘れず一生懸命に仕事をします。 社会と共存し、社会に利益を還元できる企業市民を目指します。 5.医療に国境はありません。 常に日本企業としての誇りと謙虚さを忘れずに、グローバルな活動を推進していきます。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、持続的な成長と企業価値向上を図るため、①売上高、②売上高成長率、③海外売上高比率、④営業利益率及び⑤自己資本比率を重要な経営指標としております。 当社グループは、生殖医療分野に特化した製品開発及び販売活動を展開しており、国内外の医療機関との継続的な関係構築や各国の薬事認証取得を通じて、海外市場を中心とした事業拡大を進めております。 このため、売上高、売上高成長率及び海外売上高比率を成長性の指標として重視しております。 また、高品質な製品の提供や継続的な品質向上活動、業務改善活動を通じて収益性の向上に取り組んでいることから、営業利益率を重要な指標としております。 加えて、医療機器業界において求められる品質保証体制や安定供給体制を維持しながら持続的な成長を実現するため、財務基盤の健全性を示す自己資本比率も重視しております。 当社グループは、資本コストを意識しながら、資本の効率的な活用と収益力の向上を図ることで、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 (3) 経営戦略等当社グループは、「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」を企業理念として掲げ、生殖医療分野における高品質な製品及びサービスの提供を通じて、患者様、医療従事者及び社会への貢献を目指しております。 当社グループを取り巻く事業環境は、少子化や晩婚化の進行、不妊治療技術の進歩等を背景として、生殖医療に対する社会的な重要性が高まるとともに、世界的な市場拡大が続いております。 一方で、品質・安全性への要求水準の向上、各国規制への対応、競争環境の変化等により、事業環境は変化しております。 このような環境のもと、当社グループは、持続的な成長及び企業価値向上の実現に向けて、以下の事項に重点的に取り組んでまいります。 ① 既存事業領域の拡大生殖医療分野を中核事業と位置付け、不妊治療における採卵、受精、培養、凍結保存及び胚移植等の各工程を支える製品群について、研究開発、品質向上及び安定供給体制の強化を継続し、競争優位性の維持・向上に取り組んでまいります。 また、国内外の医療機関及び研究機関との連携を通じて顧客ニーズの把握及び製品開発力の強化を図るとともに、各国における販売網の拡充及び薬事認証の取得を進めることで、海外市場における事業拡大を推進してまいります。 ② 周辺事業領域への展開生殖医療分野で培った技術、知見及び顧客基盤を活用し、生殖医療を取り巻く周辺領域への展開を進めてまいります。 具体的には、検査事業及びヘルスケア事業等の既存周辺領域の拡充に加え、医薬品、体外診断薬、AI等の新たな技術領域についても事業機会を探索し、中長期的な成長機会の創出に取り組んでまいります。 また、外部機関との共同研究、業務提携、資本提携等も活用しながら、生殖医療を中心とした新たな事業機会の創出に取り組んでまいります。 ③ 事業基盤の強化持続的な成長を支える事業基盤の強化を重要な経営課題と認識しております。 製造工程の効率化を推進するとともに、サプライチェーンの強化を通じて品質向上、安定供給及び収益性の向上に取り組んでまいります。 また、研究開発機能の強化に向けた研究開発環境の整備、人材育成体制の充実及び専門人材の確保を進めるとともに、海外事業の拡大を支える販売体制及び情報発信体制の強化に取り組んでまいります。 (4) 経営環境当社グループが属する生殖医療業界においては、少子化や晩婚化を背景とした不妊治療ニーズの拡大に加え、医療技術の進歩や社会的認知の向上により、国内外において市場の拡大が続いております。 また、欧州、米国、中国及びインドをはじめとする海外市場においては、生殖医療に対する需要の増加に伴い、市場成長が期待されております。 一方で、医療の高度化に伴い、品質・安全性への要求や各国の規制・認証要件への対応の重要性が高まるとともに、競争環境も変化しております。 このような環境のもと、当社グループは、生殖医療分野に特化した技術力、品質及びグローバルな販売ネットワークを活かし、医療現場及び患者様のニーズに応える製品及びサービスの提供を通じて、持続的な成長を目指してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境は、世界的な出生率低下や晩婚化・晩産化の進行を背景として、不妊治療に対する需要は中長期的に拡大が見込まれる一方、各国における規制強化や品質・安全性に対する要求の高度化、競争環境の変化等により、事業運営における課題も多様化しております。 このような状況のもと、当社グループは持続的な成長及び企業価値の向上を実現するため、以下の課題に重点的に取り組んでまいります。 ① グローバル市場における事業基盤の強化海外市場において販売体制の強化及び各国規制への対応を進め、グローバルでの事業拡大を推進しております。 今後は、現地ニーズに即した製品展開及び認証取得の加速、販売チャネルの強化を通じて、さらなる市場シェアの拡大を図ってまいります。 ② 製品開発力及び技術基盤の強化当社は、不妊治療の各工程を一貫して支える製品ラインナップを強みとしております。 今後も、凍結保存技術を中心としたコア技術の高度化に加え、医療現場のニーズを反映した製品開発及びラインナップ拡充を進めることで、競争優位性の維持・強化に取り組んでまいります。 ③ 生産体制及び品質保証体制の高度化医療機器・試薬メーカーとして、品質及び安定供給の確保は最重要課題の一つであります。 当社は、製造工程における自動化の推進及び業務の効率化を通じて、生産性の向上と品質の安定化に取り組んでおります。 また、品質保証体制につきましては、各国規制への適合及び製品の安全性の確保を前提に、製造・品質の両面から継続的な改善を進めております。 今後も、安定供給と品質の確保を両立する体制の強化に努めてまいります。 ④ 人財の確保・育成及び組織基盤の強化人財は持続的な成長を支える重要な経営資源であります。 特に、生殖医療分野における高度な専門性に加え、グローバル市場に対応可能な人財の確保及び育成は、製品開発力、品質保証体制、営業力の全てに直結する重要課題であります。 このため、専門性及びグローバル対応力の向上を目的とした教育・研修の充実、評価・処遇制度の整備、多様な人財が活躍できる環境の構築等を通じて、人財の定着及び組織力の強化に取り組んでまいります。 ⑤ ガバナンス及びリスク管理体制の強化持続的な企業価値向上の実現に向けて、コーポレート・ガバナンスの充実及びリスク管理体制の強化を重要な経営課題と認識しております。 今後も、内部統制の整備・運用の高度化及びコンプライアンスの徹底を図り、透明性の高い経営体制の構築に取り組んでまいります。 ⑥ 環境配慮及び持続可能な事業運営への対応当社は、事業活動を通じた環境負荷の低減及び持続可能な社会の実現への貢献を重要な課題の一つと認識しております。 今後も、省資源化や効率的なエネルギー利用の推進等を通じて、環境に配慮した事業運営に取り組むとともに、持続可能な成長基盤の強化を図ってまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) サステナビリティに関する基本方針当社グループは、企業理念である「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」のもと、不妊治療分野を中心とした医療機器等の開発・製造・販売を通じて、世界中の医療従事者及び患者様への貢献を目指しております。 当社グループは、持続的な成長及び中長期的な企業価値向上を実現するためには、事業活動を通じた社会課題の解決と、事業継続に影響を及ぼすリスク及び機会への適切な対応が重要であると認識しております。 そのため、医療機器メーカーとして製品品質の維持及び向上に努めるとともに、人財を重要な経営資本の一つとして位置付け、人財育成及び多様な人財が活躍できる職場環境の整備を推進しております。 また、気候変動をはじめとする環境課題への対応や地域社会への貢献を通じて、持続可能な社会の実現に取り組んでおります。 今後も、企業理念及びミッションの実現に向けて、事業活動とサステナビリティの両立を図りながら、社会的価値と経済的価値の向上に努めてまいります。 (2) ガバナンス当社グループでは、気候変動等の地球環境問題への対応、人権の尊重、人財の育成及び多様性の確保、品質の維持及び向上等のサステナビリティ課題を含む全社的なリスク及び機会について、「リスク管理・コンプライアンス委員会」において審議し、その内容を取締役会へ報告しております。 リスク管理・コンプライアンス委員会の詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」をご参照ください。 (3) リスク管理当社グループは、サステナビリティの重要性を踏まえつつ、リスク管理体制の整備に係る実務を総務人事部が担い、リスク管理・コンプライアンス委員会においてその実施状況を確認しております。 自然環境、社会、市場等が刻一刻と変化する中で、サステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し、リスク評価結果に基づく優先的に対応すべきリスクの絞り込みについては、リスク管理・コンプライアンス委員会で検討しております。 当社グループの事業にどの程度の影響を及ぼす可能性があるのかという観点で検討を行い、財務上又は経営戦略上重大な影響を及ぼす可能性があると判断した場合には、取締役会へ報告し、リスクの回避又は低減に努めております。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 戦略① 品質への取組み当社グループは、医療機器メーカーとして製品品質の維持及び向上を重要な経営課題と認識しております。 患者様及び医療従事者に安心して使用いただける製品を継続的に提供するため、品質マネジメントシステムの維持・向上に努めるとともに、品質保証体制の強化及び継続的改善に取り組んでおります。 また、生産工程の高度化及び自動化の推進を通じて品質の安定化を図るとともに、グローバル市場において求められる各種法令及び規制への対応を進めております。 ② 気候変動当社グループは、気候変動を重要な経営課題の一つと認識しております。 気候変動に起因する自然災害等は、生産活動及びサプライチェーンへ影響を及ぼす可能性があることから、医療機器及び試薬の安定供給を維持しながら環境負荷の低減を図るため、省エネルギー設備の導入、再生可能エネルギーの活用、生産工程の効率化及び資源利用の最適化に取り組んでおります。 具体的には、静岡本社工場において太陽光パネルを設置し、オフィスで使用する電力の一部を再生可能エネルギーで賄うとともに、梱包資材の見直しや保冷段ボールの採用等を通じて資源使用量及び廃棄物の削減を進めております。 ③ 人的資本当社グループは、人財を重要な経営資本の一つと位置付けております。 生殖医療分野における専門性及び技術力を維持・向上させるため、人財育成及び多様な人財が活躍できる職場環境の整備に取り組んでおります。 詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1) 人材戦略に関する基本方針等」をご参照ください。 ④ 社会貢献活動当社グループは、社会に貢献できる企業市民として、地域社会の発展及び持続可能な社会の実現に向けた取組みを推進しております。 静岡県児童福祉施設協議会への寄付活動、「Kitazato Beach Clean Project」を通じた海岸清掃活動、ピンクリボン運動への協力、地域スポーツ・文化活動への支援等を通じて、社会課題の解決及び地域社会への貢献に取り組んでおります。 (5) 指標及び目標① 気候変動当社グループでは、環境負荷低減への取組状況を把握するため、生産量当たりの環境関連指標(原単位)を管理指標としております。 2026年3月期においては、省エネルギー活動の推進及び生産工程の効率化等により、CO₂排出量原単位、電力使用量原単位及び廃棄物発生量原単位のいずれも前期比で改善しております。 環境関連指標(原単位)指標2025年3月期2026年3月期増減CO2排出量原単位(t-CO2/製品t)2.972.80△5.77%電力使用量原単位(MWh/製品t)6.676.15△7.76%廃棄物発生量原単位(t/製品t)0.530.35△34.68% ② 人的資本当社グループでは、人財の多様性の確保及び働きやすい職場環境の整備に関する指標として、「管理職に占める女性労働者の割合」及び「男性労働者の育児休業取得率」を継続的にモニタリングしております。 なお、当該指標の実績につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況④」に記載しております。 |
| 指標及び目標 | (5) 指標及び目標① 気候変動当社グループでは、環境負荷低減への取組状況を把握するため、生産量当たりの環境関連指標(原単位)を管理指標としております。 2026年3月期においては、省エネルギー活動の推進及び生産工程の効率化等により、CO₂排出量原単位、電力使用量原単位及び廃棄物発生量原単位のいずれも前期比で改善しております。 環境関連指標(原単位)指標2025年3月期2026年3月期増減CO2排出量原単位(t-CO2/製品t)2.972.80△5.77%電力使用量原単位(MWh/製品t)6.676.15△7.76%廃棄物発生量原単位(t/製品t)0.530.35△34.68% ② 人的資本当社グループでは、人財の多様性の確保及び働きやすい職場環境の整備に関する指標として、「管理職に占める女性労働者の割合」及び「男性労働者の育児休業取得率」を継続的にモニタリングしております。 なお、当該指標の実績につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況④」に記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ② 人的資本当社グループでは、人財の多様性の確保及び働きやすい職場環境の整備に関する指標として、「管理職に占める女性労働者の割合」及び「男性労働者の育児休業取得率」を継続的にモニタリングしております。 なお、当該指標の実績につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況④」に記載しております。 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりです。 ただし、これらは全てのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外も存在し、それらのリスクが影響を与える可能性があります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスクマネジメント① リスクの考え方当社グループは、事業上のリスクに対して、的確な管理・実践が可能になるようにするために、「リスク管理規程」の中でリスクに関して、「当社に直接又は間接に経済的損失をもたらす可能性」、「当社事業の継続を中断・停止させる可能性」、「当社の信用を毀損し、ブランドイメージを失墜させる可能性」と定義しております。 また、「リスク管理規程」内のリスク管理についての基本方針を以下のとおりに定めております。 ・当社は、リスク管理の実践を通じ、事業の継続・安定的発展を確保していく・製品・サービスの品質と安全性の確保を最優先に、顧客、取引先、株主・投資家、地域社会等の各利害関係者、並びに役員及び従業員の利益阻害要因の除去・軽減に誠実に努める・社会全般において幅広く使用されている製品・サービスを供給する者としての責任を自覚し、製品・サービスを安定的に供給することを社会的使命として行動する・役員及び従業員は、コンプライアンスの精神に則り、各種法令、規則等を遵守し、それぞれが自律的に、何が倫理的に正しい行為かを考え、その価値判断に基づき行動する上記の基本方針に則り、リスク発生可能性を考慮したうえで、その回避と予防に取り組んでおります。 ② リスクマネジメント体制当社グループではリスクのみならず、コンプライアンス関連の事象も一連のものと捉え、「コンプライアンス管理規程」を制定し、「リスク管理・コンプライアンス委員会」を設置しており、代表取締役社長がリスク管理・コンプライアンス委員長に就任しております。 同委員会においてはリスクを災害リスク、事業中断リスク、情報流出リスク、知的財産流出リスク、情報の正確性リスク、風評リスク、雇用・人事リスク、人材流出リスク、社内不正・犯罪リスク等29項目に類型化し、リスク管理に取り組んでおります。 体制については下図のとおりです。 (2) 事業等のリスク① 事業に関するリスクイ.会社製品の安全性や品質に問題があった場合に、医療事故、係争、製品回収、出荷停止等が発生するリスク(影響度:大、発生可能性:高、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループが製造・販売する製品に、販売、製造及びサービスに起因するクレームが発生した場合は、補修等の損失や損害賠償による損失だけでなく、顧客の喪失、患者被害等が発生する可能性があります。 対応策として、手順書の遵守を周知、再発防止のための是正処置、教育訓練体制の整備と実施、製造と品質管理の連携、賠償責任・製造物責任保険の加入を行っております。 これらの対策にもかかわらず、予期しない急激な各国法規制の変更等により、当該対策が機能しなかった場合、重大な違反の発生や社会的信頼の毀損が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ロ.特定の取引先への依存及び代理店との関係悪化や競合による代理店買収等により代理店を通じた取引が停止することに伴うリスク(影響度:大、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループの売上高のうち、主要販売先上位3社の占める割合は下表のとおりとなっております。 当社グループと当該販売先との取引関係は非常に良好であり、安定的に継続しております。 今後も良好な関係が維持されていくものと判断しておりますが、何らかの理由により当該販売先との関係に変化が生じた場合、あるいは競合による代理店買収等により代理店を通じた取引が停止する場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 対応策として、代理店とのエンゲージメント強化、代替商流の確保、営業面での人的資源の確保と教育等による販売力の強化を行っております 。 主要販売先第17期連結会計年度第18期連結会計年度第19期連結会計年度Biomedical Supply, S.L. (注)30.5%33.5%36.4%Biomedical Supply US, Inc. (注)8.3%9.9%10.2%上海永遠幸医療科技有限公司9.2%8.4%6.1%合計48.0%51.8%52.8% (注) 当社の社外取締役であるイグナシオ・バメホがBiomedical Supply, S.L.及びBiomedical Supply US, Inc.のChief Executive Officerを務めておりますが、これらの会社との取引は独立第三者間取引と同様の一般的な条件にて行っております。 ハ.システム停止のリスク(影響度:大、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)電力供給先のトラブル、摩耗・消耗・経年使用による機械の異常や故障等により、機器の故障・停電によるシステム停止が発生する可能性があります。 対応策として、インシデント対応計画の策定、訓練・演習の実施、2次電源設置といったシステムや倉庫のバックアップ環境整備をすすめております。 これらの対策にもかかわらず、何らかの事情により保守部品等の調達難や、データの消失等、予期しない事象が発生した場合に、システム停止への対応が行えず、当社グループの事業が中断し、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ニ.製品の販売価格引下げによるリスク(影響度:中、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループが製造・販売している製品は比較的ニッチな市場に属しております。 また、規制許認可の取得や商流の構築も難しく、参入障壁が高いことから、比較的高い利益率を保持しています。 しかしながら、新規参入企業による低価格販売や競合他社による薄利多売等の戦略が採られた場合には、製品の販売価格の引下げを余儀なくされる可能性があります。 対応策として、顧客との連携や関係構築、代替となる拡販製品の準備を促進することで、当該事象に起因して発生するリスクを最小化するよう対策を行っております。 これらの対策にもかかわらず、製品の販売価格を引下げざるを得ない状況に置かれた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ホ.海外販売先のカントリーリスク(影響度:中、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは、海外事業の拡大を図っており、海外現地における政情不安、相互関税の報復措置として上乗せ関税等の貿易制裁、文化や法制度の相違、特殊な労使関係等によるカントリーリスクにより、円滑な業務運営が妨げられ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 対応策として、サービス開始時には取り扱う商材・サービス単位で法的論点の検証や貿易制裁を含む地政学的リスクの調査を行うとともに、現地事情に精通した協業パートナーと連携してカントリーリスクの最小化を図っております。 ヘ.海外の競合先や市場動向に係るリスク(影響度:中、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループの事業は日本国内のほかに海外を販売市場としており、海外景気の低迷、経済情勢の変化等により、競合状況等が変化し、採算性等が影響を受ける可能性があります。 当社では多様なエリアでの製品展開に努め、景気動向等による影響を低減させる方針でありますが、市場動向等様々な要因により顧客からの需要が当社グループの想定どおりに伸張しない場合、あるいは競合等により当社の顧客基盤が弱まる場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 対応策として、海外の競合他社の状況や市場動向を早期にとらえるよう努め、適時に対応策を策定できるように体制を整えております。 ト.新製品開発や技術革新の進度に関するリスク(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)科学技術の飛躍的な進化による技術革新のスピードは早く、それに基づく新サービスが常に生み出されております。 当社グループでは、そうした事態に対応するために、常に業界動向を注視し、迅速かつ適切な対応をしていく方針であります。 しかしながら、何らかの要因のため、当社グループにおいて当該変化等への対応が遅れた場合、サービスの陳腐化、競争力低下等が生じる可能性があります。 また、対応可能な場合であったとしても、既存システム等の改良、新たな開発等による費用の増加等が発生する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 チ.原材料価格の高騰リスク(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは国内外より部材を調達しておりますが、資源価格及び人件費の増加、円安等の要因により、原材料価格が高騰した場合、仕入先メーカーからの商品調達コスト増加が想定されます。 また、そのコストを販売先に転嫁できない場合には収益力の低下も想定されます。 対応策として発注量を増やすことや、定期購入等のサプライヤーへの提案、あるいは仕入ルートの見直しも含めてコスト低減を図っておりますが、これらの対策にもかかわらず、原材料価格が高騰して利益を圧迫する場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 リ.部材の調達リスク(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)部材の調達先であるサプライヤーの経営状況の悪化、事業計画の変更、自然災害の発生等により、供給の遅延又は停止が生じる可能性があります。 対応策として、複数のサプライヤーとの取引の確保のほか、半年分程度の在庫確保、サプライヤーとの連携及び教育、受入時の不良検査の徹底を行っております。 これらの対策にもかかわらず、生産活動への影響が広範囲にわたる場合、顧客の維持・獲得が困難になる可能性があり、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ヌ.在庫に関するリスク(影響度:低、発生可能性:高、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは在庫管理の徹底に努めておりますが、材料調達時の異常検出や、保管期間、あるいは入出庫の管理が適切に行われなかった場合、棚卸評価損の発生が生じる可能性及び在庫不足による納期遅延が生じる可能性があります。 対応策として、適正在庫管理の実施、IT教育、システム自動化の適時見直し、整理整頓の徹底を行っております。 これらの対策にもかかわらず、在庫管理上の不備等が生じた結果、過剰在庫又は在庫不足が生じることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 法的規制に関するリスクイ.法的規制及び医療政策に関するリスク(影響度:大、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは、国内において「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」及び関連法令の規制を受けており、当社が製造する医療機器を販売するためには、品目ごとに厚生労働大臣の登録を受けた登録認証機関の認証(第三者認証)を受ける必要があります。 現時点では、許認可が取り消しとなる事由は発生しておりませんが、今後、専門的知識不足等により、法令違反がなされた場合には、薬機法に基づき業務停止等の行政処分や行政指導が発せられる可能性があるほか、使用者への健康被害、当社への風評被害が生じる可能性があります。 また、急速な少子高齢化が進む状況下、当社グループが想定していない医療保険制度改革が実行される等、医療制度に関する行政施策の動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、海外においては各国・地域の医療機器規制の厳格化の流れに伴い、各国・地域に合わせた医療機器製品登録の必要性が高まっております。 各国・地域で適切な医療機器製品登録を行うためには、各国・地域における医療機器規制情報をリアルタイムで入手して対応する必要があります。 具体的には、欧州に輸出するためにはMDR(欧州医療機器規制)の要求事項を満たす必要があり、米国に輸出するためにはFDA(米国食品医薬品局)への登録の必要があります。 対応策として、法規制に関する情報は国内外の関連協会、団体に加入することによって法的規制や医療政策の動向等の情報を適時かつ網羅的に把握するための手立てを講じており、追加対応の必要性を検討する等、事前に法規制の変更、強化への備えを進めております。 また、各国・地域での医療機器規制(MDR、FDA等)の審査を受けることで、各国・地域の法的規制を満たした製品を輸出しております。 しかしながら、これらに関連する法規制が変更、強化された場合は対応に時間を要する等、当社グループの事業の継続に影響を与える可能性があるほか、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ロ.知的財産権の保護について(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループでは、特許権の取得等により知的財産権の保護に努めておりますが、図面等のデータ管理不備、社員による人為的な情報漏洩、取引先からの漏洩等により、当社グループの有する知的財産が流出することで、企業イメージや信頼性が低下するだけでなく、意図せず第三者の知的財産を侵害した場合には、使用差し止めや損害賠償、ライセンス使用料の請求等を受ける可能性があります。 対応策として、①社員・顧客との知的財産に関する契約書の締結、②従業員への知的財産に関する教育・周知徹底、③専門家の活用を行っております。 これらの対策にもかかわらず、知的財産の流出や第三者との紛争が発生した結果、将来、損害賠償請求や使用差し止め等の重要な訴訟が提起された場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ハ.契約リスク(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループでは、取引先との契約において契約内容や法解釈上の不透明性が生じる場合は、事前に契約書の内容を顧問弁護士に確認を行うことで、不適切な契約締結、契約違反等を発生させないよう対応しております。 これらの対策にもかかわらず、急激な法規制の変更や、社内及びステークホルダーにおける様々な要因により、重大な違反の発生や社会的信頼の毀損が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ その他のリスクイ.特定の人物へ依存について(影響度:大、発生可能性:高、顕在化する可能性の時期:随時)代表取締役社長である井上 太綬は、当社の創業者であり、かつ当社大株主であります。 同氏は、創業以来、最高経営責任者を務めており、当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしていることから、同氏が何らかの理由により当社グループの業務を継続することが困難になった場合、経営判断や事業推進に遅れが生じ、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 対応策として、継続的な経営管理体制の強化、経営幹部職員の育成を進めるとともに、同氏の有する豊富な経験や知識の共有化を図ることで、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 ロ.情報漏洩リスクについて(影響度:大、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループのITシステムやファイルサーバーに対する外部からのサイバー攻撃、外部からのメール受信によるウィルス感染、社員による人為的な情報漏洩、取引先からの漏洩等により、情報の漏洩、改ざん、消失又はその他の情報セキュリティ事故が発生する可能性があります。 対応策として、①ITセキュリティの強化(セキュリティソフトの最新版への自動更新等システム老朽化に対する刷新)、②従業員へのサイバー攻撃の知識の周知と対応の徹底、③規程の運用、④ファイルサーバーへのアクセス権限設定とログの管理、⑤社員との個人情報取扱等の契約締結、⑥取引先等との秘密保持契約締結を実施しております。 これらの対策にもかかわらず、予期せぬ要因により情報漏洩が発生した場合や、当社グループと秘密保持契約等を取り交わした第三者が、これに反し、当社グループに知られず情報を不正使用した場合には、企業イメージが低下し、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ハ.災害について(影響度:大、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループの各生産拠点における災害発生の可能性は、それぞれの自治体が公表する防災情報上、以下のとおりとなっております。 [静岡本社工場:2020年8月竣工]富士市防災マップ 南海トラフ地震により市内で想定される地震の揺れ:震度6弱、津波浸水想定区域:災害区域外、土砂災害危険箇所:災害区域外、富士市内水(浸水)ハザードマップ 内水浸水想定区域図:0.5m未満[東京オフィス:1991年12月竣工]港区ゆれやすさマップ 都心南部直下地震(M7.3)が発生した場合:震度6.4-6.5、港区津波ハザードマップ 防潮施設健全/液状化あり:災害区域外、防潮施設全て損傷/液状化あり:0.8m-1.5m未満、港区土砂災害ハザードマップ:災害区域外、港区浸水ハザードマップ:0.5m-1.0m未満上記のとおり、建物については新耐震基準(建築基準法)施行後の竣工であること及び大規模災害時において甚大な被害の想定はなされていないものの、当社グループは、静岡本社工場に生産機能の大部分が集中しているため、大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等がその想定を上まわり、製造・販売業務の停止、建物・設備の損壊等の不測の事態が発生した場合には、当社グループ事業の継続に支障が生じる可能性があります。 対応策として、①社内の耐震対策、②緊急時の外注先との協力体制の構築、③一定の製品・原材料在庫のストック(予期せぬ自然災害による供給の一時的な寸断への備え)を実施しておりますが、これらの対策にもかかわらず、生産活動への影響が広範囲にわたる場合、顧客の維持・獲得が困難になる可能性、設備復旧の為の多額の費用負担が発生する可能性があります。 その結果、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ニ.人材の確保について(影響度:中、発生可能性:高、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは、将来にわたる持続的な発展のために、優秀な人材の確保が重要な課題であると認識しておりますが、雇用情勢の変化等による採用難や、想定外の人材流出が進んだ場合、生産能力の低下、製品の欠品、納期遅延による販売機会損失、技術継承ができないことによる競争力の低下が生じる可能性があります。 対応策として、定期的な面談実施、待遇・環境の改善、人事考課制度の運用、外注先の生産数増加、製造員の部署・業務ローテーション等を行い、人材の流出を防止するだけでなく、積極的な新卒採用、WEBを利用した求職者へのDM送付等による人材の獲得に努めております。 これらの対策にもかかわらず、人材流出等の雇用環境の変化があった場合、当社グループが求める人材が計画どおり採用できなかった場合等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ホ.社内不正について(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループの事業拡大に伴い、役職員数は年々増加していることから、役職員等の内部関係者による横領・インサイダー取引等の不正行為が生じる可能性があります。 対応策として、従業員への必要な教育、リスク管理・コンプライアンス委員会への情報提供促進、外部通報窓口の設置、内部監査での監視、ワークフローでの申請・承認の運用、メール・ログの定期的な監視等を行っております。 これらの対策にもかかわらず、事業の拡大により不正行為を適時に発見するための内部管理体制の構築が追いつかない等により、重大な違反の発生や社会的信頼の毀損及び、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ヘ.情報セキュリティ全般のリスクについて(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社グループは、個人情報その他顧客に関する情報を多く取り扱っているため、情報セキュリティについて万全の態勢を期す必要があると考えております。 個人情報の取扱いについては、個人情報取扱規程に基づき運用を行っております。 例えば、個人情報の取得にあたっては同規程に基づきプライバシーポリシーを策定し、当社ホームページにおいて公表しております。 さらに、個人情報の保管にあたっては同規程の安全管理措置として、情報セキュリティ方針を当社ホームページにおいて公表するとともに紙媒体に化体している個人情報は鍵付きのキャビネットで保管し、デジタルデータ上の個人情報については情報セキュリティ管理規程に基づきファイルサーバーへのアクセス権限の設定とログの管理を行っております。 また、2025年3月期に当社において、海外の仕入先になりすました送金指示の電子メールに従って海外へ送金した資金を詐取されるといった事案(損害額25百万円)が発生したことを受け、振込先口座変更時の連絡についてはメールだけではなく電話で相手先に確認を取るとともに、海外送金の二段階認証の採用や、専用の書式による部門間の牽制等、QMS(※)における業務フローを変更し、より厳格な情報セキュリティ体制を整備いたしました。 ※ISOのマネジメントシステム規格の一つで「Quality Management System(品質マネジメントシステム)」の略このような対策をとっているものの、情報セキュリティに対して予期せぬ攻撃等があった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ト.当社株式の流動性について(影響度:中、発生可能性:中、顕在化する可能性の時期:随時)当社の株主構成においては、当社代表取締役社長井上 太綬の資産管理会社である北里商事株式会社が一定割合の株式を保有しております。 当社は東京証券取引所プライム市場に上場しておりますが、株式市場における流動性は株価形成における重要な要素であると認識しております。 今後も投資家との建設的な対話の充実、適切な情報開示及び株主層の拡大等を通じて株式流動性の向上に努めてまいります。 しかしながら、何らかの事情により当社株式の流動性が低下した場合には、市場における当社株式の売買が停滞し、株価形成や需給関係に影響を及ぼす可能性があります。 チ.Biomedical Supply, S.L.及びBiomedical Supply US, Inc.との取引について(影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)当社の社外取締役であるイグナシオ・バメホは、Biomedical Supply, S.L.及びBiomedical Supply US, Inc.のChief Executive Officerを務めており、当社とこれらの会社との間には関連当事者取引として当社製品の販売取引があります。 関連当事者取引には、本来不要な取引を強要されたり、取引条件が歪められたりすることにより、株主に帰属すべき利益が不当に損なわれるリスクがあります。 当社は、同氏が経営者としての経験及び業界に関する深い見識を有しており、当社の海外事業に関して有益な助言を行うことが期待できることから、社外取締役として選任しております。 同取引は当社製品の販売取引であり、「関連当事者取引管理規程」に基づき、適切な社内決裁手続を経て実行されております。 また、取締役会での審議及び承認に先立ち、独立社外取締役及び独立社外監査役によって構成される任意の特別委員会において、取引の必要性及び取引条件の妥当性並びに手続の公正性等について審議・検討を行い、その結果を踏まえて取締役会において承認しております。 これらの手続により、同取引については独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件であることを確保しております。 なお、取引内容及び取引金額等につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」に記載しております。 リ.北里商事株式会社との関係について (影響度:中、発生可能性:低、顕在化する可能性の時期:随時)北里商事株式会社は、当社代表取締役社長である井上 太綬の資産管理会社であり、当連結会計年度末現在において、当社株式の55.8%を保有しております。 同社の事業内容は不動産及び有価証券の管理であります。 2025年3月期において、当社と同社との間には、関連当事者取引として駐車場の賃借取引及び代替駐車場のための不動産の購入に係る取引がありましたが、駐車場の賃借取引については2025年3月末の賃借期間満了をもって終了し、代替駐車場(不動産の購入)に係る取引については2025年3月27日付で土地売買契約を締結し、同日に売買代金を支払うことで履行を完了しております。 なお、当連結会計年度末現在において、当社と同社との間に関連当事者取引は存在しておりません。 関連当事者取引については、本来不要な取引を強要されたり、取引条件が歪められたりすることにより、株主に帰属すべき利益が不当に損なわれるリスクがあります。 当社は、関連当事者取引を行う場合には、「関連当事者取引管理規程」に基づき、取引の必要性、取引条件の妥当性及び手続の公正性等を確認し、必要な社内決裁手続を経ることとしております。 また、重要な関連当事者取引については、必要に応じて独立社外役員を含む会議体等において審議・検討を行うことで、取引の公正性、透明性及び客観性の確保に努めております。 現状、同社については、企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」第7項の定めに照らし、当社の親会社に該当するものと判断しております。 当社と同社との間に関連当事者取引は存在しておらず、また、当連結会計年度末現在において同社との新たな関連当事者取引を予定しておりませんが、監査法人との協議を踏まえ、同社が当社を支配している実態がなく、かつ今後も当社が同社と関連当事者取引を行わない方針であることを確認するまでの間は、当該関係をリスクとして認識することとしております。 なお、取引内容や取引金額等につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」に記載しております。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (1) 経営成績等の状況の概要① 財政状態の状況(資産)当連結会計年度末の資産合計は、21,996百万円となり、前連結会計年度末と比較し、2,247百万円増加しました。 これは主に、安定的な利益創出を背景として、現金及び預金が1,953百万円増加したことによるものです。 (負債)負債合計は、1,491百万円となり、前連結会計年度末と比較し、7百万円減少しました。 これは主に、未払法人税等が61百万円増加した一方で、買掛金が64百万円減少したことによるものです。 (純資産)純資産合計は、20,504百万円となり、前連結会計年度末と比較し、2,255百万円増加しました。 これは、親会社株主に帰属する当期純利益による増加が3,895百万円あった一方で、配当金の支払いによる減少が1,640百万円あったためです。 ② 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 一方で、世界経済は米国の政策動向、中国経済の減速、中東情勢等の地政学的リスクにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの属する不妊治療分野においては、晩婚化・晩産化の進行を背景に国内外ともに需要は底堅く推移しており、特に海外においては医療水準の向上や治療アクセスの拡大により、中長期的な市場成長が見込まれております。 このような環境のもと、当社グループは、凍結保存関連製品を中心とした製品供給体制の強化に加え、各地域における販売体制の強化、製品改良及び新製品の投入を通じて、事業基盤の拡充を進めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は10,947百万円(前期比6.3%増)、営業利益は5,858百万円(前期比1.3%増)、経常利益は5,903百万円(前期比2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,895百万円(前期比2.8%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )は、前連結会計年度末に比べ1,953百万円増加し、13,414百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は3,870百万円(前期は3,526百万円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益5,904百万円があったものの、棚卸資産の増加額209百万円、売上債権の増加額102百万円、法人税等の支払額1,868百万円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は237百万円(前期は880百万円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出239百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果支出した資金は1,738百万円(前期は1,658百万円の支出)となりました。 これは主に、配当金の支払額1,640百万円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)医療機器事業2,970106.6合計2,970106.6 (注) 金額は当期総製造費用によっております。 b.仕入実績当連結会計年度における仕入実績は次のとおりであります。 なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)医療機器事業2,524138.0合計2,524138.0 (注) 金額は仕入金額によっております。 c.受注実績当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 d.販売実績当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)医療機器事業10,947106.3合計10,947106.3 (注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)Biomedical Supply, S.L.3,44833.53,99036.4Biomedical Supply US, Inc.1,0229.91,12010.2上海永遠幸医療科技有限公司8688.46726.1 2.前連結会計年度及び当連結会計年度の販売実績を販売地域ごとに示すと次のとおりであります。 (単位:百万円)地域別売上前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増減額前期比日本3,4963,660163104.7%海外6,8057,287481107.1% 欧州3,4483,990541115.7% 米国1,0221,12098109.6% 中国868672△19577.5% インド467593125126.9% その他998909△8891.1%合計10,30210,947645106.3% 3.前連結会計年度及び当連結会計年度の販売実績を製品群ごとに示すと次のとおりであります。 (単位:百万円)製品区分前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増減額前期比Media3,6074,004397111.0%Cryodevice3,1653,081△8397.4%医療機器2,3242,512187108.1%Micro Tools1,0091,09989108.8%その他19424954128.1%合計10,30210,947645106.3% (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容イ.財政状態の状況の分析「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載しております。 ロ.経営成績の状況の分析(売上高)当連結会計年度における売上高は10,947百万円と前期比6.3%の増収となりました。 国内においては、医療機器の安定的な需要に加え、新規を含めた顧客へのフォローを徹底する等、営業活動を強化したことにより、売上高は3,660百万円(前期比4.7%増)となりました。 海外においては、欧州は新規顧客の獲得や新製品の展開が進んだことを背景に、MediaやCryodeviceの需要が引き続き堅調に推移しました。 中国は前連結会計年度に生じたスポット販売の反動により一時的な減少となりましたが、米国やインドでは顧客開拓が進んだこと等により販売が増加し、海外売上高は7,287百万円(前期比7.1%増)となりました。 製品区分別ではCryodeviceが前連結会計年度に中国で生じたスポット販売の影響で一時的な減少となりましたが、それ以外の製品で前期を上回る結果となりました。 (売上原価、売上総利益)売上総利益は、製品ミックスの悪化及びOEM製品の増加に伴う一部原価率の上昇があったものの、売上高の増加により7,214百万円(前期比3.4%増)となりました。 (営業利益)営業利益は、海外展開強化に伴う学会出展費用や各国認証取得費用、上場維持体制構築費用等が発生し5,858百万円(前期比1.3%増)となりました。 (経常利益)経常利益は、上場関連費用の計上があったものの、為替差益等の営業外収益の増加により5,903百万円(前期比2.4%増)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)親会社株主に帰属する当期純利益は3,895百万円と前期比2.8%の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 資本政策につきましては、経営基盤の強化及び積極的な事業展開のために内部留保を図り、財務体質の強化と事業拡大のための投資に充当するとともに、配当についても安定的に実施してまいります。 また、当社グループにおける資金需要の主なものは、既存事業の持続的成長の投資資金や原材料費・労務費・外注費・販売費及び一般管理費等の事業に係る運転資金であります。 当社グループは必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は13,414百万円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、合理的判断に基づき一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映しております。 また、これらの見積りについては将来事象の結果に特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 当社の採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 イ.繰延税金資産の回収可能性繰延税金資産について、将来の課税所得の見込み等により、回収可能性が高いと判断できる金額を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見込み等に依存するため、前提条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が調整され税金費用として計上される可能性があります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に含めて記載しております。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の変化に関する情報を入手・分析し、現在及び将来における事業環境を認識したうえで、当社の経営資源を最適に配分し、有効な解決策を実施していく方針であります。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、①売上高、②売上高成長率、③海外売上高比率、④営業利益率及び⑤自己資本比率を重要な経営指標としております。 当連結会計年度における売上高は10,947百万円となり、前連結会計年度の10,302百万円に対して645百万円増加(前期比6.3%増)いたしました。 国内売上高は3,660百万円(前期比4.7%増)、海外売上高は7,287百万円(前期比7.1%増)となりました。 海外売上高比率は66.6%となり、前連結会計年度末の66.1%から0.5ポイント上昇いたしました。 欧州、米国及びインドを中心に海外売上高が伸長し、売上高は過去最高を更新いたしました。 利益面につきましては、営業利益は5,858百万円(前期比1.3%増)、営業利益率は53.5%となり、前連結会計年度末の56.1%から2.6ポイント減少いたしました。 営業・認証登録関連費用や上場維持体制構築費用等の増加があったものの、売上増加による売上総利益の増加及び生産性改善や業務改善の効果により、高い収益性を維持しております。 また、当連結会計年度末における自己資本比率は93.2%となり、前連結会計年度末の92.4%から0.8ポイント上昇いたしました。 引き続き高い財務健全性を維持しております。 今後も、売上高及び海外売上高の拡大を通じた持続的な成長を図るとともに、高い収益性及び健全な財務基盤を維持しながら、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 研究開発活動につきましては、当連結会計年度より研究開発を担当する専門部署を新たに設置し、品質保証部、製造部等の関連部署と連携しながら推進しております。 「生殖医療における新たな可能性の追求」のために、これまで蓄積してきた専門技術や知識を有効に活かし、不妊治療における全ての工程における新製品の開発、既存製品の改良、品質向上並びに、各国の薬事規制への適合等に取り組んでおり、また、多品種少量生産を特徴としていることから、多様化する顧客ニーズに対応した製品の研究開発と提供を基本方針としております。 今後も必要な資材、装置及び人材を積極的に投入するとともに、研究開発体制の強化を図りながら、新たな製品及び技術の創出に努めてまいります。 当連結会計年度における研究開発費の総額は14百万円となります。 なお、研究により発明された成果については、不妊治療に関する医療機器及びその製法に関する特許等の知的財産権の取得を図っております。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 設備投資については、生産設備の増強、研究開発機能の充実・強化等を目的とした設備投資を行っております。 なお、当社グループは、医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当連結会計年度において実施した当社グループの設備投資の総額は206百万円であります。 その主たるものは、新社屋の建設及び生産自動化設備の導入によるものです。 なお、当連結会計年度中における重要な設備の除却、売却等はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 なお、当社グループは、医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (1) 提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計静岡本社工場(静岡県富士市)事務所設備製造設備1,6551,032(8,530.53)1682,85645(64)東京オフィス(東京都港区)事務所設備695992(373.1)31,69130( 5) (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.帳簿価額のうち「その他」は、主にリース資産、機械及び装置、工具、器具及び備品の合計であります。 3.従業員数は就業人員(正社員)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイト及びパートタイマーを含み、人材会社からの派遣社員は除く。 )の年間平均雇用者数を( )内に外数で記載しております。 (2) 国内子会社国内子会社の設備の状況については、重要性がないため記載を省略しております。 (3) 在外子会社在外子会社の設備の状況については、重要性がないため記載を省略しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 該当事項はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 14,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 206,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 40 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 5 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 4,760,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的の株式及び純投資目的以外の目的の株式のいずれも保有しておりません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 北里商事株式会社静岡県富士宮市野中1144番地の322,300,00055.75 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂一丁目8番1号赤坂インターシティAIR2,749,0006.87 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8番12号2,043,2005.11 野村信託銀行株式会社(投信口)東京都千代田区大手町二丁目2番2号1,267,3003.17 井上 太綬(当社代表取締役社長)静岡県富士宮市1,200,0003.00 GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)BANKPLASSEN 2, 0107 OSLO 1 OSLO 0107 NO(東京都新宿区六丁目27番30号)1,150,0002.88 HSBC BANK PLC A/C M AND G(ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND(常任代理人 香港上海銀行東京支店)8 CANADA SQUARE, LONDON E14 5HQ(東京都中央区日本橋三丁目11番1号)560,1281.40 BBH FOR BBHTSIL NEUBERGER BERMAN INVESTMENT FUNDS PLC-NEUBERGER BERMAN JAPAN EQUITY ENGAGEMENT FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)32 MOLESWORTH STREET, DUBLIN 2, DO2 Y512 IRELAND(東京都千代田区丸の内一丁目4番5号)510,0001.28 MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.K.(東京都千代田区大手町一丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティサウスタワー)447,6111.12 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟)402,0571.01計-32,629,29681.57 (注)1.上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1,758,700株 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 1,566,100株 野村信託銀行株式会社(投信口) 1,267,300株 2.2025年12月1日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、ニューバーガー・バーマン株式会社が2025年11月28日現在で、2,033,800株を保有している旨が記載されているものの、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができておりませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の内容は次のとおりであります。 氏名又は名称住所保有株券等の数株券等保有割合(%)ニューバーガー・バーマン株式会社東京都千代田区丸の内一丁目5番1号2,033,8005.08 3.2026年1月21日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、野村證券株式会社及びその共同保有者である、ノムラ インターナショナル ピーエルシー (NOMURA INTERNATIONAL PLC)、野村アセットマネジメント株式会社が2026年1月15日現在で、以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2026年3月31日現在における次の3社の実質所有株式数の確認ができておりませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の内容は次のとおりであります。 氏名又は名称住所保有株券等の数株券等保有割合(%)野村證券株式会社東京都中央区日本橋一丁目13番1号20,2000.05ノムラ インターナショナル ピーエルシー1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom430,5741.08野村アセットマネジメント株式会社東京都江東区豊洲二丁目2番1号1,616,5004.04 4. 北里商事株式会社は、当社代表取締役社長である井上 太綬がその株式を間接的に100%保有する資産管理会社であり、当社株式に係る同氏の共同保有者であります。 5.前事業年度末現在主要株主であった井上 太綬は、当事業年度末では主要株主ではなくなりました。 |
| 株主数-金融機関 | 9 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 37 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 33 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 46 |
| 株主数-個人その他 | 7,772 |
| 株主数-その他の法人 | 112 |
| 株主数-計 | 8,009 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Shareholders2
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)普通株式40,000,000--40,000,000合計40,000,000--40,000,000 |
Audit
| 監査法人1、連結 | アーク有限責任監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書 2026年6月23日株式会社北里コーポレーション取締役会 御中 アーク有限責任監査法人 東京オフィス 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士伊 藤 圭 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士山 本 博 生 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社北里コーポレーションの2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社北里コーポレーション及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応【注記事項】 【関連当事者情報】 に記載のとおり、会社は、社外取締役が代表権を有するBiomedical Supply,S.L.(以下「Biomedical社」という。 )及びBiomedical Supply US,Inc.(以下「Biomedical US社」という。 )に対して製品の販売を行っている。 2026年3月期におけるBiomedical社に対する売上高は3,990百万円、Biomedical US社に対する売上高は1,120百万円であり、それぞれ連結損益計算書の売上高の36.4%及び10.2%を占めている。 Biomedical社及びBiomedical US社への売上高は、売上高全体に占める割合が高いことから、当該取引が適切に処理又は開示されない場合、連結財務諸表に与える影響は大きいと考えられる。 また、社外取締役が代表権を有する会社が会社との間で行う取引は、独立第三者間の取引条件から逸脱し、事業上の合理性を欠く可能性がある。 以上のことから、当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。 ・経営者への質問、並びに取締役会議事録及び少数株主保護の観点より利益相反取引について審議検討を行う特別委員会の議事録を閲覧し、関連当事者取引の事業上の合理性及び取引価格の妥当性並びに取引条件が協議の上決定され承認を受けているかを確認した。 ・監査役に質問し、取引内容及び取引条件に関する監査役としての評価を確認した。 ・取引基本契約書を閲覧するとともに、取引価格及び取引条件について市場実勢や独立第三者との取引価格及び取引条件と比較した。 ・Biomedical社及びBiomedical US社の決算書等を閲覧し、財務内容を確認した。 ・関連当事者取引である製品販売について、その実在性及び期間帰属の適切性を検証するため、関連する証票と突合した。 ・決算日後の売上高の借方勘定を通査し、売上高のマイナスや売上値引等について、異常な調整項目がないかどうかを確認した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応【注記事項】 【関連当事者情報】 に記載のとおり、会社は、社外取締役が代表権を有するBiomedical Supply,S.L.(以下「Biomedical社」という。 )及びBiomedical Supply US,Inc.(以下「Biomedical US社」という。 )に対して製品の販売を行っている。 2026年3月期におけるBiomedical社に対する売上高は3,990百万円、Biomedical US社に対する売上高は1,120百万円であり、それぞれ連結損益計算書の売上高の36.4%及び10.2%を占めている。 Biomedical社及びBiomedical US社への売上高は、売上高全体に占める割合が高いことから、当該取引が適切に処理又は開示されない場合、連結財務諸表に与える影響は大きいと考えられる。 また、社外取締役が代表権を有する会社が会社との間で行う取引は、独立第三者間の取引条件から逸脱し、事業上の合理性を欠く可能性がある。 以上のことから、当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。 ・経営者への質問、並びに取締役会議事録及び少数株主保護の観点より利益相反取引について審議検討を行う特別委員会の議事録を閲覧し、関連当事者取引の事業上の合理性及び取引価格の妥当性並びに取引条件が協議の上決定され承認を受けているかを確認した。 ・監査役に質問し、取引内容及び取引条件に関する監査役としての評価を確認した。 ・取引基本契約書を閲覧するとともに、取引価格及び取引条件について市場実勢や独立第三者との取引価格及び取引条件と比較した。 ・Biomedical社及びBiomedical US社の決算書等を閲覧し、財務内容を確認した。 ・関連当事者取引である製品販売について、その実在性及び期間帰属の適切性を検証するため、関連する証票と突合した。 ・決算日後の売上高の借方勘定を通査し、売上高のマイナスや売上値引等について、異常な調整項目がないかどうかを確認した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 【注記事項】 【関連当事者情報】 に記載のとおり、会社は、社外取締役が代表権を有するBiomedical Supply,S.L.(以下「Biomedical社」という。 )及びBiomedical Supply US,Inc.(以下「Biomedical US社」という。 )に対して製品の販売を行っている。 2026年3月期におけるBiomedical社に対する売上高は3,990百万円、Biomedical US社に対する売上高は1,120百万円であり、それぞれ連結損益計算書の売上高の36.4%及び10.2%を占めている。 Biomedical社及びBiomedical US社への売上高は、売上高全体に占める割合が高いことから、当該取引が適切に処理又は開示されない場合、連結財務諸表に与える影響は大きいと考えられる。 また、社外取締役が代表権を有する会社が会社との間で行う取引は、独立第三者間の取引条件から逸脱し、事業上の合理性を欠く可能性がある。 以上のことから、当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
| 開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 【注記事項】 【関連当事者情報】 |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。 ・経営者への質問、並びに取締役会議事録及び少数株主保護の観点より利益相反取引について審議検討を行う特別委員会の議事録を閲覧し、関連当事者取引の事業上の合理性及び取引価格の妥当性並びに取引条件が協議の上決定され承認を受けているかを確認した。 ・監査役に質問し、取引内容及び取引条件に関する監査役としての評価を確認した。 ・取引基本契約書を閲覧するとともに、取引価格及び取引条件について市場実勢や独立第三者との取引価格及び取引条件と比較した。 ・Biomedical社及びBiomedical US社の決算書等を閲覧し、財務内容を確認した。 ・関連当事者取引である製品販売について、その実在性及び期間帰属の適切性を検証するため、関連する証票と突合した。 ・決算日後の売上高の借方勘定を通査し、売上高のマイナスや売上値引等について、異常な調整項目がないかどうかを確認した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 |
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| 監査法人1、個別 | アーク有限責任監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2026年6月23日株式会社北里コーポレーション取締役会 御中 アーク有限責任監査法人 東京オフィス 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士伊 藤 圭 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士山 本 博 生 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社北里コーポレーションの2025年4月1日から2026年3月31日までの第19期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社北里コーポレーションの2026年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項と実質的に同一内容であるため、記載を省略している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項と実質的に同一内容であるため、記載を省略している。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 社外取締役が代表権を有する会社との関連当事者取引としての販売取引の妥当性 |
| 連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 | 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項と実質的に同一内容であるため、記載を省略している。 |
| その他の記載内容、個別 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
| 商品及び製品 | 423,000,000 |
| 仕掛品 | 390,000,000 |
| 原材料及び貯蔵品 | 755,000,000 |
| その他、流動資産 | 97,000,000 |
| 土地 | 2,024,000,000 |
| 有形固定資産 | 4,547,000,000 |
| ソフトウエア | 17,000,000 |
| 無形固定資産 | 47,000,000 |
| 長期前払費用 | 3,000,000 |
| 繰延税金資産 | 76,000,000 |
| 投資その他の資産 | 250,000,000 |
BS負債、資本
| 未払金 | 84,000,000 |
| 未払法人税等 | 941,000,000 |
| 未払費用 | 48,000,000 |
| リース負債、流動負債 | 36,000,000 |
| 賞与引当金 | 52,000,000 |
| 利益剰余金 | 19,820,000,000 |
| 株主資本 | 20,504,000,000 |