財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-23 |
| 英訳名、表紙 | Citizen Watch Co., Ltd. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 大治 良高 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 042(466)1231(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 1930年5月東京都新宿区高田馬場に尚工舎時計研究所(1918年設立)を母体としてシチズン時計株式会社創立、腕時計の製造、販売を開始1932年12月スター商会を合併、側の製作を開始1935年6月東京都西東京市に敷地を購入し田無工場を新設1936年7月貴石製作所を合併1938年12月社名を大日本時計株式会社と改称1941年9月日東精機株式会社を合併、工作機械の生産を開始1948年2月社名をシチズン時計株式会社に復名1949年5月東京証券取引所に上場1949年6月営業部を独立してシチズン商事株式会社を設立1949年10月株式会社平和時計製作所を設立1954年6月本社を東京都新宿区西新宿に移転1959年7月御代田精密株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)を設立1960年7月河口湖精密株式会社を設立1961年10月大阪証券取引所に上場1963年1月合弁会社シメオ精密株式会社を設立1964年8月埼玉県所沢市に技術研究所を新設1964年10月事務用機器の生産を開始1964年12月シチズン事務機株式会社を設立1970年2月香港に合弁会社新星工業有限公司(現連結子会社)を設立1970年6月合弁会社株式会社ブローバ・シチズン(現連結子会社・シチズン電子株式会社)を設立1975年4月米国にシチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(現連結子会社)を設立1976年3月香港に星辰表(香港)有限公司(現連結子会社)を設立1979年6月ドイツにシチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH(現連結子会社)を設立1984年3月米国にシチズン・アメリカ・コーポレーションを設立1989年8月香港に冠潤実業有限公司(現連結子会社・西鉄城精電科技(香港)有限公司)を設立2001年3月本社を現在地(東京都西東京市田無町)に移転2002年4月シチズン商事株式会社及びシービーエム株式会社を完全子会社とする簡易株式交換を実施2003年4月株式会社平和時計製作所を完全子会社とする簡易株式交換を実施2004年10月シチズン商事株式会社を合併2005年4月会社分割によりシチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を設立2005年10月株式会社シチズン電子(現連結子会社・シチズン電子株式会社)、ミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シメオ精密株式会社、狭山精密工業株式会社及び河口湖精密株式会社を完全子会社とする株式交換を実施2007年4月商号をシチズンホールディングス株式会社に変更2007年4月シチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シチズンマシナリー株式会社、シチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割承継会社とする会社分割を実施2007年4月会社分割によりシチズン時計株式会社、シチズンテクノロジーセンター株式会社及びシチズンビジネスエキスパート株式会社を設立2008年1月シチズン時計株式会社がBulova Corporationの株式を取得2008年4月シチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割会社、シチズン電子株式会社(現連結子会社)を吸収分割承継会社とする吸収分割を実施2008年7月シチズンテクノロジーセンター株式会社を合併2008年7月シチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)がシチズンファインテック株式会社(2005年10月1日をもってシメオ精密株式会社より商号変更)を合併2008年10月公開買付けにより株式会社ミヤノ(現連結子会社・シチズンマシナリー株式会社)の株式を取得2009年4月シチズン時計株式会社がシチズンシービーエム株式会社(2002年4月1日をもってシービーエム株式会社より商号変更)を合併2009年10月シチズン狭山株式会社(2008年4月1日をもって狭山精密工業株式会社より商号変更)がシチズン埼玉株式会社を合併 2010年4月シチズンファインテックミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)が会社分割によりシチズン時計ミヨタ株式会社を設立2010年4月シチズンセイミツ株式会社(2005年10月1日をもって河口湖精密株式会社より商号変更)が会社分割によりシチズン時計河口湖株式会社を設立2010年7月シチズン時計株式会社がシチズン時計ミヨタ株式会社を完全子会社とする株式交換を実施2010年7月シチズン時計株式会社がシチズン時計河口湖株式会社を完全子会社とする株式交換を実施2010年10月株式会社ミヤノ(現連結子会社・シチズンマシナリー株式会社)を完全子会社とする簡易株式交換を実施2011年4月株式会社ミヤノ(現連結子会社・シチズンマシナリー株式会社)がシチズンマシナリー株式会社を合併2012年4月シチズン時計株式会社がProthor Holding S.A.(現連結子会社・Manufacture La Joux-Perret S.A.)の株式を取得2013年7月シチズン時計マニュファクチャリング株式会社(現連結子会社)を設立2013年10月シチズン時計マニュファクチャリング株式会社(現連結子会社)がシチズン平和時計株式会社(2005年10月1日をもって株式会社平和時計製作所より商号変更)、シチズン東北株式会社、シチズンマイクロ株式会社(2009年10月1日をもってシチズン狭山株式会社より商号変更)、シチズン時計ミヨタ株式会社及びシチズン時計河口湖株式会社を合併2015年4月シチズンファインテックミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)がシチズンセイミツ株式会社を合併2016年7月シチズン時計株式会社がFrederique Constant Holding SA(現連結子会社)の株式を取得2016年10月シチズン時計株式会社及びシチズンビジネスエキスパート株式会社を合併商号をシチズン時計株式会社に変更2017年1月シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(現連結子会社)がBulova Corporationを合併2019年4月シチズン・フィナンシャル・サービス株式会社を合併2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、その子会社76社及び関連会社2社で構成され、主として時計事業、工作機械事業、デバイス事業の分野において生産及び販売活動を営んでおります。 事業区分ごとの生産及び販売を担当する主な会社は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。 詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 セグメント情報」に記載のとおりであります。 区分主要な製品名主な生産会社等主な販売会社時計事業ウオッチムーブメント 他シチズン時計㈱シチズン時計マニュファクチャリング㈱シチズンTIC㈱新星工業有限公司(中国・香港) Civis Manufacturing Limited. (中国・香港) 広州務冠電子有限公司(中国) ロイヤル・タイム・シティCo., Ltd.(タイ) Manufacture La Joux-Perret S.A.(スイス)Frederique Constant Holding SA(スイス)シチズン時計㈱シチズンリテイルプラニング㈱ シチズンTIC㈱ ㈱東京美術星辰表(香港)有限公司(中国・香港) シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(米国)シチズン・ウオッチズ・オーストラリアPTY LTD.(オーストラリア)シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH(ドイツ)シチズン・ウオッチ・イタリーSPA(イタリア)シチズン・デ・メヒコS.DE R.L.DE C.V.(メキシコ)シチズン・ウオッチ・ユナイテッド・キングダム Ltd.(イギリス)西鉄城(上海)貿易有限公司(中国)Manufacture La Joux-Perret S.A.(スイス)Frederique Constant Holding SA(スイス)工作機械事業CNC自動旋盤 他シチズンマシナリー㈱シチズン・マシナリー・アジアCo., Ltd.(タイ)シチズン・マシナリー・フィリピンInc.(フィリピン)シチズン・マシナリー・ベトナムCo., Ltd.(ベトナム)西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国)シチズンマシナリー㈱シチズン・マシナリー ヨーロッパGmbH(ドイツ)シチズン・マシナリー・UK Ltd.(イギリス)西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国)CITIZEN MACCHINE ITALIA s.r.l.(イタリア)デバイス事業自動車部品水晶デバイスセラミックス小型モータープリンター健康機器LED他シチズンファインデバイス㈱シチズン・システムズ㈱シチズン電子㈱シチズン千葉精密㈱ シチズンマイクロ㈱シチズン電子タイメル㈱領冠電子(悟州)有限公司(中国) シチズン・セイミツ (タイランド) CO., LTD.(タイ)Citizen Finedevice Philippines Corp.(フィリピン)西鉄城精電科技(香港)有限公司(中国・香港)首軒電子有限公司(中国・香港) シチズンファインデバイス㈱シチズン・システムズ㈱シチズン電子㈱シチズン・システムズ・アメリカ・コーポレーション(米国)シチズン・システムズ・ヨーロッパGmbH(ドイツ)C-E(香港)Ltd.(中国・香港)C-E(Deutschland)GmbH(ドイツ)CECOL, Inc.(米国) 上記のように、時計事業は主にシチズン時計㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 工作機械事業は、主にシチズンマシナリー㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 デバイス事業は、主にシチズンファインデバイス㈱、シチズン・システムズ㈱、シチズン電子㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 (1) 連結子会社 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容シチズンマシナリー㈱ ※1長野県北佐久郡御代田町2,651工作機械事業100.0不動産の賃貸役員の兼任ありシチズンファインデバイス㈱山梨県南都留郡富士河口湖町1,753デバイス事業100.0不動産の賃貸役員の兼任ありシチズン・システムズ㈱東京都西東京市450デバイス事業100.0不動産の賃貸役員の兼任ありシチズン電子㈱山梨県富士吉田市100デバイス事業79.3役員の兼任ありシチズン時計マニュファクチャリング㈱ ※1埼玉県所沢市100時計事業100.0不動産の賃貸役員の兼任ありシチズンTIC㈱東京都小金井市100時計事業76.0不動産の賃貸役員の兼任ありシチズンリテイルプラニング㈱東京都新宿区80時計事業100.0不動産の賃貸役員の兼任あり㈱東京美術東京都豊島区35時計事業71.9不動産の賃貸シチズン千葉精密㈱千葉県八千代市45デバイス事業100.0(100.0) シチズンマイクロ㈱埼玉県日高市30デバイス事業100.0(100.0) ㈱フジミ山梨県南都留郡富士河口湖町10デバイス事業100.0(100.0) シチズン電子タイメル㈱山梨県富士吉田市40デバイス事業100.0(100.0) 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc. ※1アメリカカリフォルニアUS$ 千43,660時計事業100.0 新星工業有限公司 ※1中国・香港HK$ 千9,680時計事業100.0 広州務冠電子有限公司中国・広州US$ 千15,200時計事業100.0(100.0) Civis ManufacturingLimited ※1中国・香港HK$ 千10時計事業100.0 シチズン・デ・メヒコS.DE R.L.DE C.V.メキシコメキシコシティMXN 千22,607時計事業100.0(100.0) ロイヤル・タイム・シティCo., Ltd. ※1タイアユタヤB 千605,000時計事業100.0 星辰表(香港)有限公司中国・香港HK$ 千10,000時計事業100.0 シチズン・ウオッチ・ユナイテッド・キングダムLtd.イギリスウオーキンガムSTG£千700時計事業100.0(100.0) シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbHドイツハンブルグEUR 千10,225時計事業100.0 シチズン・ウオッチ・イタリーSPAイタリアミラノEUR 千3,567時計事業100.0 シチズン・ウオッチズ・オーストラリアPTY LTD.オーストラリアシドニーA$ 千3,100時計事業100.0 西鉄城(上海)貿易有限公司中国・上海US$ 千1,000時計事業100.0 Manufacture La Joux-PerretS.A.スイスラ・ショー・ド・フォンCHF 千25,059時計事業85.0 Frederique Constant HoldingSAスイスジュネーブCHF 千110時計事業100.0 シチズン・マシナリー・アジアCo., Ltd.タイアユタヤB 千36,000工作機械事業100.0(100.0) 西鉄城(中国)精密机械有限公司中国・淄博US$ 千29,360工作機械事業100.0(100.0) シチズン・マシナリー・ヨーロッパGmbHドイツエスリンゲンEUR 千5,000工作機械事業100.0(100.0) シチズン・マシナリー・UK Ltd.イギリスブッシーSTG£千120工作機械事業100.0(100.0) シチズン・マシナリー・フィリピンInc.フィリピンバタンガスPHP 千400,000工作機械事業100.0(100.0) シチズン・マシナリー・ベトナムCo., Ltd.ベトナムハイフォンUS$ 千5,500工作機械事業100.0(100.0) CITIZEN MACCHINE ITALIAs.r.l.イタリアベルガモEUR 千2,020工作機械事業100.0(100.0) 領冠電子(梧州)有限公司中国・梧州US$ 千18,820デバイス事業100.0(100.0) シチズン・セイミツ (タイランド) CO., LTD.タイアユタヤB 千950,000デバイス事業100.0(100.0) Citizen FinedevicePhilippines Corp.フィリピンバタンガスUS$ 千18,508デバイス事業100.0(100.0) 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容シチズン・システムズ・アメリカ・コーポレーションアメリカカリフォルニアUS$ 千64デバイス事業100.0(100.0) 西鉄城精電科技(香港)有限公司中国・香港HK$ 千115,000デバイス事業100.0(100.0) シチズン・システムズ・ヨーロッパGmbHドイツシュツットガルトEUR 千768デバイス事業100.0(100.0) 首軒電子有限公司中国・香港HK$ 千11,500デバイス事業100.0(100.0) C-E(香港)Ltd.中国・香港HK$ 千2,000デバイス事業100.0(100.0) C-E(DEUTSHLAND)GmbHドイツフランクフルトEUR 千300デバイス事業100.0(100.0) 他 26社―――― (2) 持分法適用の関連会社 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容Marubeni Citizen-CincomInc.アメリカニュージャージーUS$ 千8,663工作機械事業45.0(45.0) (注) 1.主要な事業の内容欄には、主としてセグメントの名称を記載しております。 2.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合で内数となっております。 3.※1は特定子会社であります。 4.シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(1) 売上高76,132百万円 (2) 経常利益9,733百万円(3) 当期純利益7,007百万円(4) 純資産額62,001百万円(5) 総資産額83,062百万円 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 ① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)時計事業5,872(1,129)工作機械事業2,080(219)デバイス事業3,962(629)全社(共通)233(39)合計12,147(2,016) (注) 1.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間平均人員を外数で記載しております。 2.全社(共通)として、記載しております従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)770(237)43.917.47,894,9992.9 セグメントの名称従業員数(人)時計事業537(198)全社(共通)233(39)合計770(237) (注) 1.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間平均人員を外数で記載しております。 2.平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与は在籍者を対象として算定しており、平均年間給与は税込総額で基準外賃金及び賞与を含んでおります。 3.平均年間給与の対前事業年度増減率は、賃金改定のみならず、従業員構成(新卒キャリア採用・退職)、 賞与及び時間外勤務手当等の変動による影響を受けるものであり、賃上げ率とは異なります。 4.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 ③ 労働組合の状況当社及び一部を除く国内連結子会社の各労働組合はシチズングループ労働組合連合会の組織下にあり、2026年3月31日現在における組合員数は3,165名であります。 また、シチズングループ労働組合連合会の労働組合は、一部を除きJAMに加盟しております。 なお、労使関係については概ね良好であります。 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当事業年度提出会社及び連結子会社管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)全労働者正規雇用労働者非正規雇用労働者提出会社10.7100.079.481.186.7シチズンマシナリー㈱-125.074.082.572.1シチズンファインデバイス㈱5.2106.372.275.775.4シチズン・システムズ㈱9.7100.083.078.777.7シチズン電子㈱-100.072.371.8110.6シチズン時計マニュファクチャリング㈱6.697.474.380.789.5シチズンTIC㈱6.5100.073.581.3-シチズンリテイルプラニング㈱25.0-78.884.277.0㈱東京美術11.1100.076.083.778.8 (注) 1.男性労働者の育児休業取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。 2.労働者の男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。 3.非正規雇用労働者は契約社員や定年後再雇用社員等(短時間時給制社員等は除く。 )としており、出向者は出向元の労働者として集計しております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社は、企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」を基盤とし、2030年を見据えて、サステナブル社会、デジタル社会に対応し成長できるシチズングループのありたい姿を描き、そこからバックキャストすることで5つのマテリアリティ「気候変動への対応と循環型社会への貢献」、「質の高い生活への貢献」、「産業分野におけるソリューションの提供」、「働きがいの向上と人財の育成」、「社会的責任の遂行」を設定しました。 長期ビジョンの実現に向けて、グループ中期経営ビジョン「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”を揚げ、「中期経営計画2024」に続き、2025 年度(2026年3月期)から 2027年度(2028年3月期)までの3か年の「中期経営計画2027」を策定し、新たな価値創造に挑戦し、世の中に安心と信頼、そして感動を届け、豊かなときをつなぐ存在になることを目指してまいります。 (2) 経営戦略等グループ中期経営ビジョン実現に向けて、本中期経営計画における以下の重点戦略に取り組んでまいります。 ① 事業ポートフォリオの戦略 時計事業と工作機械事業を、グループ成長を牽引するコア事業と位置付け、経営資源を戦略的に投資していくことで更なる成長を目指してまいります。 デバイス事業は、安定成長を目指しながら、事業や製品の選択と集中を進めてまいります。 また、成長の可能性がある新事業領域の探索も進めてまいります。 本中期経営計画における事業別の戦略は、以下のとおりです。 時計事業時計事業は、グループビジョンと同じく「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”をビジョンとして掲げ、「グローバル戦略によるブランド価値向上」、「北米市場での更なる取組み強化」、「高付加価値製品を実現するムーブメント開発」の3つの重点戦略に取り組んでまいります。 グループを牽引するコア事業として、経営資源を戦略的に配分するとともに、ブランド価値向上による事業成長と収益力強化に取り組んでまいります。 工作機械事業工作機械事業は、売上高1,000億円の実現に向け、“製販イノベーション”の真価を発揮し、グローバル市場での拡販・顧客開拓を推進してまいります。 アジア地域をはじめ、成長が見込まれるグローバル市場での営業、サービス体制の強化を図ることで、更なる成長を目指してまいります。 デバイス事業デバイス事業は、市場変化に合わせた製品の選択と集中、収益力改善及び当社の強みを最大限に活かせる領域における事業拡大により、確固たる競争優位を確立してまいります。 当社グループの強みである小型金属加工技術を活かした自動車部品事業では、EV関連の新製品やエンジン・ブレーキなど既存領域製品の売上拡大を進めます。 また、セラミックス事業では光通信向けなどのサブマウント製品の更なる競争力強化を推進し、モーター事業では市場のニーズに対応した技術、品質により高い顧客満足を獲得してまいります。 プリンター事業については、フォトプリンターを中心とした売上拡大を目指します。 ② DX戦略の推進及び人財の育成「ユーザー視点での価値の創出・向上を継続的に行える企業グループへ」をDXビジョンとして掲げ、「業務プロセスの変革による高収益体質への転換」、「製品・サービスの変革による新たなユーザー価値の創出」、「企業風土の変革」の3つの方針に取り組んでまいります。 「業務プロセスの変革による高収益体質への転換」では、データ活用による意思決定の高度化、データ及びデジタル活用によるモノづくりの進化を、「製品・サービスの変革による新たなユーザー価値の創出」では、新たなユーザー体験の提供、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでまいります。 人財ビジョンとして「社員一人一人が長期ビジョンの実現に貢献しシチズンで働くことへ誇りを感じていること」を掲げ、デジタル施策を着実に進めると同時に、「企業風土の変革」をグループで連携して進めてまいります。 (3) 経営環境当社を取り巻く経営環境として、主に以下の環境変化を認識しております。 ① 地政学的リスクによる世界経済への影響② 消費者行動様式、価値観の変容③ ファッションウオッチ市場の縮小等による、アナログクオーツムーブメント市場の縮小 当社は、以上のような経営環境変化の影響を受け業績下振れのリスクが高まっていることを認識し、中核事業である時計事業及び工作機械事業における以下の4つの課題について優先的に取り組んでまいります。 ① 機械式完成品の拡充及び機械式ムーブメント外販の拡大② 環境意識の高まりを捉えた、エコ・ドライブの特性や環境に配慮した素材の更なる訴求③ 情緒的価値を伴う高付加価値製品の提供④ 工作機械の市況の波にタイムリーに対応できる生産体制と販売体制の確立 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社の時計事業、工作機械事業における経営環境変化を認識し、以下の4つの課題について優先的に取り組んでまいります。 ① 機械式完成品の拡充及び機械式ムーブメント外販の拡大引き続き成長が見込まれる機械式時計市場において、シチズン機械式時計の成長に向け、機械式ムーブメントを搭載した最上位ブランド『ザ・シチズン』向けの高級機械式新ムーブメントの開発を進め、商品のラインナップをアップグレードすると共に、『シリーズエイト』に加えて、『プロマスター』も機械式商品に注力してまいります。 ムーブメント事業については、更なる製造の自動化、合理化の推進と付加価値化を進めながら収益性の強化を図ってまいります。 ② 環境意識の高まりを捉えた、エコ・ドライブの特性や環境に配慮した素材の更なる訴求環境に優しいエコ・ドライブを搭載したモデルを基軸に、更なるユーザーとのコミュニケーションの強化を図ってまいります。 また、リサイクル素材など、地球環境に配慮したサステナブルな素材の採用を今後も増やすと共に、環境や人に配慮した商品展開を進めてまいります。 ③ 情緒的価値を伴う高付加価値製品の提供時計事業では完成品ブランド「シチズン」、「ブローバ」、「フレデリック・コンスタント」を展開するとともに、ムーブメントについては日本(ミヨタ)とスイス(ラ・ジュー・ペレ)の両国に製造拠点を有し、部品製造から完成品の組立、販売、アフターサービスに至るまで一貫した事業体制を構築しています。 保有する各ブランドを通じて、人々の時に寄り添い、時計を身に着けることで、気持ちの高揚をもたらすことが出来るような価値を追求してまいります。 ④ 工作機械の市況の波にタイムリーに対応できる生産体制と販売体制の確立工作機械事業は、売上高1,000億円の実現に向けて、“製販イノベーション”の真価を発揮することで、グローバル市場での拡販・顧客開拓を推進いたします。 地域別の戦略をより一層明確にし、新市場の開拓を含めた販売拡大を目指します。 また「ミヤノブランド(中・大型機)のグローバル販売戦略」を推進し、「LFV」や「FAフレンドリー」、「アルカプリソリューション」などを活用し、お客さまの「モノづくりワークフローの革新」に貢献するトータルソリューションを提案してまいります。 その土台としてデジタル技術やデータを活用した、効率的かつ顧客中心の業務プロセスへの転換を目指すと同時に、データ・マネジメント体制の構築、デジタル人財の育成、デジタル活用による技術、技能継承などを推進してまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループにおける、サステナビリティに関する考え方及び取組は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://www.citizen.co.jp/sustainability (1) 当社グループのサステナビリティ方針① ガバナンス当社グループは、シチズン時計㈱の社名の由来である「市民に愛され市民に貢献する」を企業理念とし、地域社会はもとより地球環境と調和した永続的な企業活動を通して、社会への貢献や企業価値の向上に努めています。 また、企業価値を継続的に高めていくためには、経営の透明性確保と多面的な経営への監督機能が重要と認識し、ガバナンスの充実に向けた取り組みを実践しています。 グループ全体のサステナビリティに関する方針及び重要課題(マテリアリティ)への対応を戦略的かつ横断的に推進するため、2020年4月に「サステナビリティ委員会」を設置しました。 本委員会は、当社の代表取締役社長を委員長とし、当社の常勤取締役及び国内主要会社の社長を委員として構成されています。 サステナビリティ委員会は四半期に1回開催され、グループとして取り組むべきマテリアリティの特定・見直し、各マテリアリティに基づく施策や指標の設定、活動の進捗状況及び課題の把握・評価を行うとともに、必要に応じて方針や施策の方向性について審議する役割を担っています。 また、外部専門家を招いた勉強会等を通じて、社会課題や規制動向、ステークホルダーの要請に関する理解を深め、グループ全体のサステナビリティ対応力の向上を図っています。 同委員会の事務局は、当社の経営企画部及びサステナビリティ推進部門が担っており、グループ各社の経営企画部、サステナビリティ推進部門や、マテリアリティに関連する各委員会事務局と連携し、サステナビリティ事務局会議を運営しています。 これにより、グループ各社におけるサステナビリティに関する課題認識や施策の進捗状況を定期的に把握・共有し、グループ全体としての取組みの実効性を高めています。 サステナビリティ委員会における審議内容や活動の進捗状況、重要な課題及び対応方針については、半期に一度、取締役会へ報告されます。 取締役会はこれらの報告を踏まえ、サステナビリティ戦略及びサステナビリティに関するリスクと機会が中長期経営戦略と整合しているかの観点から管理監督を行い、必要に応じて指示や助言を行うことで、グループ全体のサステナビリティ推進体制の実効性を確保しています。 サステナビリティ委員会の目的と役割、開催頻度は以下のとおりです。 目的と役割シチズングループのサステナブル経営推進 1.マテリアリティの特定と定期的な見直し 2.既存事業の持続可能性向上と社会課題解決に寄与する取り組みの推進 3.ESG課題への取り組み方針策定とモニタリングの実施委員会開催頻度四半期に1回 サステナビリティ推進体制としては、サステナビリティ委員会の下部委員会として、「グループ品質コンプライアンス委員会」「グループ人事委員会」「グループ環境委員会」「グループ持続可能な調達委員会」を設置しています。 また、サステナビリティ委員会事務局とグループ会社の経営企画部及びサステナビリティ推進部門により構成される「事務局会議」により、サステナビリティ委員会で審議された内容が、各事業の推進組織と共有される体制となっています。 さらに、経営に関わるリスクを扱い、経営基盤を強固にする側面に関しては、「CITIZEN-SIRT」「グループ情報ガバナンス委員会」「グループ法務・コンプライアンス委員会」「グループ事業継続マネジメント委員会」を設置しています。 これらの経営基盤に関わるリスクについて取り組む委員会は、経営会議の下に設置され、問題の早期発見、審議、そして迅速な対応が可能な体制を整えています。 (サステナビリティ推進体制) ② 戦略当社グループでは「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念を原点に100年以上にわたり事業を展開してきました。 創業101年目の2019年度からは「サステナブル経営」を掲げ、事業を通じた社会課題の解決を推進しています。 「サステナブル経営」とは、単に良い製品・サービスを提供するだけでなく、バリューチェーン全体で人権や地球環境などの社会課題への配慮を含めた経営を通じ、ステークホルダーからの信頼を獲得しながら事業を拡大し、持続的な企業価値の向上を目指すものです。 当社グループでは、長期的な視点からありたい姿を描き、シチズングループビジョン2030「豊かな未来(とき)をつなぐ」を2022年4月に策定しました。 その実現に向け、社内外の視点から当社グループのマテリアリティを事業活動及び経営基盤の両面で整理し、5つのマテリアリティを特定しています。 (シチズングループビジョン2030とマテリアリティの位置付け)マテリアリティ特定プロセスは、以下のとおりです。 ・ステップ1:社会課題の抽出 中長期的な社会動向、自社の方向性、ESG外部評価、レビュー等をふまえて社会課題を抽出※参照:SDGs、環境・社会・経済分野のマクロトレンド、FTSE、MSCI、GRIスタンダード、ISO 26000等・ステップ2:社会課題の重要性評価 社会にとっての影響度と自社にとっての重要度を評価しマテリアリティ案を仮定・ステップ3:マテリアリティ案の妥当性評価 外部有識者への確認、サステナビリティ委員会での議論を経て、各事業の該当施策と照らし再考・ステップ4:マテリアリティの特定 サステナビリティ委員会で再確認の上、経営会議・取締役会においてマテリアリティを特定 特定したマテリアリティに対して、各事業分野ごとに機会及びリスクを抽出し、抽出された機会及びリスクに対して、事業分野ごとの施策を策定しています。 また、各マテリアリティについて2030年までのロードマップと定量目標(KPI)を設定しています。 特定したマテリアリティに対する機会及びリスクマテリアリティ機会リスク気候変動への対応と循環型社会への貢献 ✔省エネ/省資源や生産性向上に資する製品/サービスの需要拡大✔モビリティの大変容✔省エネルギー化の推進によるコスト削減✔事業所の風水害被災✔新たな法規制(カーボンプライシング制度)の導入によるコスト増大✔特定業界/特定顧客への依存✔製品含有化学物質に関する法規制違反質の高い生活への貢献✔情緒的価値の創出✔治療から予防医療へのシフト✔ヘルスケア市場の競争激化✔医療機器の規則改変✔個人情報の漏洩産業分野におけるソリューションの提供 ✔人手不足、高齢化に伴う技能伝承の需要拡大✔製造管理効率化に資する製品/サービスの需要拡大✔FA化/省力化/自動化/デジタル化✔事業機会の損失✔競争力の低下✔デジタルを武器とする他業界からの競合参入働きがいの向上と人財の育成 ✔ウェルビーイングの実現✔従業員エンゲージメントの向上✔イノベーションの促進✔人財の獲得難✔人財の流出✔業績悪化社会的責任の遂行✔サステナブルファクトリーの実現✔大手顧客の取引条件への適合✔企業価値の毀損✔レピュテーション✔経営基盤の弱体化✔地政学的リスク 各事業分野ごとの具体的施策については、当社ウェブサイトをご参照ください。 https://www.citizen.co.jp/sustainability/management/materiality.html また、マテリアリティと結びついた社会課題の解決に貢献し、事業成長に寄与する製品・サービスを「サステナブルプロダクツ」に認定し、グループ全体売上に占める「サステナブルプロダクツ」の比率を2027年度に31%とすることを目標に定め、2025年度より実績の開示を行っております。 ③ リスク管理 当社グループではサステナブル経営を推進し、グループ全体の事業目標の達成と持続的な発展を確実にするため、グループ全体のリスクを集約し迅速に対処することを目的とした「グループリスクマネジメント基本方針」に基づき、グループリスク・危機管理体制を構築しています。 本体制には、法務・コンプライアンスや情報セキュリティ、災害等のリスクに対応する各委員会とともに、平時の業務リスク及び関連するESGリスクに対応するサステナビリティ委員会の下部委員会も含まれています。 グループリスク・危機管理の中核を担うシチズン時計のCSR室では、シチズン時計の各部門や国内外のグループ会社と連携して、グループガバナンスの強化をはじめ、品質コンプライアンス強化施策やグループ重要リスクについての進捗確認、新たなリスクの抽出や対応にあたっています。 また、ESGリスクやマテリアリティリスクは、他の重要リスクと同様にグループが持続的に存続するためにも対策が必須です。 そこでサステナビリティ委員会を中心にグループに与える影響や対策などの検討を重ね、グループ各社固有リスクと合わせて、グループを挙げてリスク認識の醸成を進めています。 さらに、サイバー攻撃や情報漏洩、海外での法規制変化といった、グループに対して中期的に大きなインパクトを与えるエマージングリスクについても、予防対策等の議論を進めています。 (グループリスクマネジメント推進体制)当社グループ全体の事業や社会に及ぼす影響が懸念される重要リスクに関して、マテリアリティと関連性を持ち、事業活動に関するオペレーションリスクを「グループ重要リスク」として抽出しています。 2025年度については、社会情勢の変化や外部有識者の意見を踏まえ、新たに地政学リスク、自然災害リスク、サステナビリティに関するリスク等を追加するとともに、従来リスクの見直しも行いました。 また、これまでの11項目のリスク領域(経理/財務、情報システム、人事、総務、公正取引、安全保証貿易、知財、環境、情報管理、CSR、品質)分類から、新たに「コンプライアンス」「財務・情報開示」「自然資本・環境」「人的資本」「情報・システム」「事業継続」の6項目の分類に整理しました。 これらのリスクは、各グループ委員会及びグループリスク・危機管理の中核を担うシチズン時計のCSR室で管理され、経営会議がその支援を行っています。 また、サステナビリティ委員会は、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みのステアリングコミッティとしての役割を果たすだけでなく、グループ重要リスクの抽出、評価、見直しを定期的に行い、対応策を策定し、管理状況を確認しております。 さらに、グループ共通の重要リスクや各社固有のリスク情報をグループ間で共有してナレッジやノウハウの共有を図ることで、グループ全体で均一なリスクマネジメントを目指します。 ④ 指標及び目標主要なマテリアリティに対して、定量目標(KPI)を設定し進捗を管理しています。 2025年度の実績は以下のとおりであります。 マテリアリティ主なKPI2024年度実績2025年度実績「中期経営計画2027」目標 気候変動への対応と循環型社会への貢献CO₂排出量削減率 スコープ1,2(2018年度比) 47.1%51.9%37.8% 再エネ率(国内+海外)26.0%34.5%43.1% サステナブルプロダクツ売上比率 24.5% 27.8% 31.0% 質の高い生活への貢献 産業分野におけるソリューションの提供 働きがいの向上と人財の育成女性管理職比率(シチズン時計)9.8%10.7%13.0% (2) 気候変動への対応① ガバナンス 当社グループでは、環境経営を効率的に推進するため、「サステナビリティ委員会」の傘下に、「グループ環境委員会」を設置しています。 サステナビリティ委員会(四半期に1回開催)の委員長はシチズン時計社長であり、マテリアリティの特定と移行計画を含む脱炭素戦略の定期的な見直し、既存事業の持続可能性向上と社会課題解決に寄与する取り組みの推進、ESG課題への取り組み方針策定とモニタリングなどを担っています。 グループ環境委員会の委員長は社長から任命された環境担当役員であり、気候関連リスクと機会についての監責任者も務めています。 社会にとっての影響度及び自社にとっての重要度が大きいリスクや機会についてはリスクマネジメント担当部門が管理しており、リスクマネジメント担当部門にて戦略の意思決定に際し、気候変動に関するリスクと機会においてトレードオフが発生しないかどうかを考慮しています。 気候変動の問題の評価や対応策については、グループ環境委員会で議論され、サステナビリティ委員会による討議を経て、経営会議で審議・承認されます。 経営会議では気候変動リスクとその他の「グループ重要リスク」について、優先順位付けを行い、経営会議で承認された内容は、定期的な報告(年2回)を通して取締役会によって管理・監督され、環境リスクへの対応や環境投資の意思決定に役立てられています。 また、シチズン時計の取締役のサステナビリティスキル(気候変動を含む。 )については、スキル・マトリックスを開示しており、取締役及び執行役員(監査等委員である取締役、社外取締役及び国内非居住者を除く。 )を対象とした業績連動型株式報酬の評価指標(KPI)には、ESGに関する非財務指標として排出量削減率が含まれています。 (シチズングループ環境管理体制図) ② 戦略(シナリオ分析) 当社グループでは、気候変動に伴うリスクと機会は、自社の事業戦略に大きな影響を及ぼすという認識のもと、以下のプロセスを通じて気候変動に伴うリスクと機会を特定し、サステナビリティ委員会事務局が中心となり、1.5℃シナリオ及び4℃シナリオを用いて分析し、重要性を評価しました。 (気候変動シナリオの選択) 移行リスクについては、脱炭素社会に向かう1.5℃シナリオを用いて分析・評価を行いました。 1.5℃シナリオでは炭素税の導入を含む規制強化によるコスト増や原材料等の価格上昇リスクが想定されます。 物理リスクについては、温暖化が進む4℃シナリオを用いて、分析・評価を行いました。 4℃シナリオでは異常気象の激甚化等により、生産拠点の被災に伴う操業の停止やサプライチェーンの寸断リスクが想定されます。 1.5℃シナリオはSSP1-1.9※1、4℃シナリオはSSP5-8.5※2を用いました。 ※1:SSP1-1.9:温暖化を「わずかなオーバーシュートの後」、今世紀半ば頃にCO₂を正味ゼロにする場合のシナリオ。 2100年における世界の気温上昇は1850-1900年比で約1.5℃、世界平均海面水位上昇量は1995-2014年比で0.28-0.55mと想定している。 ※2:SSP5-8.5:追加的な気候政策を実施しない場合の高水準の参照シナリオ。 2100年における世界の気温上昇は1850-1900年比で約4.4℃、世界平均海面水位上昇量は1995-2014年比で0.63-1.01mと想定している。 (シナリオ分析結果) (サステナブルプロダクツ) 当社グループでは、マテリアリティ(重要課題)※1と結びついた社会課題の解決に貢献し、事業成長に寄与する製品・サービスをサステナブルプロダクツと定義し、2027年度のグループ全体に占める売上比率を31%にすることを目標としています。 2025年度のグループ全体に占めるサステナブルプロダクツの売上比率は27.8%であり、そのうち気候変動対応製品※2の売上高は、90%以上を占めています。 ※1.特定した5つのマテリアリティのうち、製品・サービスを通じて解決すべきマテリアリティは「気候変動への対応と循環型社会への貢献」「質の高い生活への貢献」「産業分野におけるソリューションの提供」の3つ。 ※2.マテリアリティ「気候変動への対応と循環型社会への貢献」に該当する製品 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://www.citizen.co.jp/sustainability/management/product-factory (カーボンフットプリント) 2016年よりサステナビリティ(持続可能性)を根幹に位置づけている当社のブランド『シチズン エル』では、ライフサイクルで排出されるCO₂をカーボンフットプリント(CFP)で可視化し、排出量の大きなプロセスを特定、サプライチェーンでの排出量の削減活動に取り組んでいます。 また、カーボンフットプリント(CFP)の算定にあたっては、算定の考え方やルールの妥当性を株式会社みずほ銀行内の組織であるみずほ総合研究所に確認いただいております。 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://citizen.jp/citizen_l/special/sustainability/commitment/co2/index.html (排出量削減に向けたロードマップ) 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、主要な排出源であるScope1及びScope2、並びにScope3のうち排出寄与度の高いカテゴリ1(購入した製品・サービス)及びカテゴリ11(販売した製品の使用)を重点対象として、排出量削減のためのロードマップ(移行計画)を策定しました。 本ロードマップは、気候関連リスクの低減及び中長期的な事業機会の創出を目的とし、事業戦略及び設備投資計画と整合させながら段階的に実行していきます。 目標達成には、当社単独の取り組みにとどまらず、サプライヤーや顧客を含むバリューチェーン全体での協働が不可欠であるとの認識のもと、エンゲージメント強化を進めます。 Scope1・Scope2 排出量削減に向けた取り組み・省エネルギー型や高効率設備の導入及び老朽設備の計画的更新・生産プロセス及び業務プロセスの見直しによるエネルギー使用量の最適化・再生可能エネルギーの利用拡大(自家消費、調達手法の多様化等)Scope3 排出量削減に向けた取り組み・サプライヤーとのエンゲージメントを通じた排出量把握及び削減施策の推進(カテゴリ1)・製品の使用段階における排出削減に貢献するサステナブルプロダクツの開発や提供促進(カテゴリ11)・持続可能な資源や原材料の利用拡大による調達段階での排出削減(その他のカテゴリ) これらの施策を通じて、気候関連リスクの低減とともに、低炭素社会への移行に資する製品・サービスの提供による事業機会の創出を目指します。 当社は今後、排出量のモニタリング及び進捗管理を継続的に実施し、外部環境や規制動向を踏まえながら、ロードマップの見直しと高度化を図っていきます。 ③ リスク管理 当社グループでは、サステナブル経営を推進し、グループ全体の事業目標の達成と持続的な発展を確実にするため、リスクを集約し迅速に対処するグループリスク・危機管理体制を構築しています。 重要リスクの中でも「気候変動」を最重要リスクの一つとして捉え、リスクの顕在化や対策強化を図ります。 気候関連リスクについては、当社グループのマテリアリティと密接に関連し、社会情勢の変化や外部有識者の意見、同業他社の状況も踏まえて、重要なリスクの一つとして位置づけています。 これらを反映し、当社グループの戦略に組み込み、適切に対応しています。 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://cwc-citizen.ecbeing.biz/sustainability/governance/_risk.html 気候関連のリスク及び機会について、ISO14001に基づき環境側面、順守すべき法令、外部環境・内部環境における課題、利害関係者のニーズや期待などから、1年に1回の頻度で環境管理責任者と事務局において、リスク及び機会を短期~長期の時間軸で洗い出しています。 リスクの最小化及び機会の最大化解消に向けた具体的な対策は、取締役会による監督体制のもと、取締役が参加する経営会議で決定し、その後に環境担当役員の管理のもと、関係部門で各対策に取り組んでいます。 グループ横断的なテーマについては、効率的なPDCAサイクルを展開できるよう、確立されたISO14001の仕組みやそれに準拠する環境マネジメントシステムを活用しています。 ④ 指標及び目標 当社グループでは、気候変動に関する目標を以下のとおり設定しています。 温室効果ガス排出量は、スコープ1、2、3のすべてで自社グループの製造拠点を中心とした連結範囲に設定し、経営支配の観点で算定・報告しています。 今後は対象範囲を販売拠点まで拡大する予定です。 また当社グループでは、「気候関連の機会」に関する指標として省エネルギー化の推進によるコスト削減、「資本配分」に関する指標として省エネ・再エネの設備投資金額を設定しており、継続してモニタリングしていきます。 各目標に対する進捗状況については、環境ビジョンと環境目標ページ内の「ロードマップに対する進捗」にて2025年度の実績や、目標達成に向けた中間目標を開示しています。 2023年度には当社の温室効果ガス排出量削減目標「シチズングループ環境目標2030」がパリ協定を達成するために科学的根拠のある水準と認められ、SBTイニシアチブから認定を取得しています。 また、2025年度には、シチズングループのスコープ1、2、3排出量について、外部検証機関による第三者検証を受けました。 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://cwc-citizen.ecbeing.biz/sustainability/environment/_vision.html (スコープ1、2 GHG排出量の実績推移) 2025年度のスコープ1排出量は16,614 t-CO₂e、スコープ2排出量(マーケット基準)は70,403 t-CO₂e、合計して87,017 t-CO₂eでした。 このうち、エネルギー起源CO₂以外の温室効果ガス(メタン 、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六ふっ化硫黄、三ふっ化窒素、非エネルギー起源二酸化炭素)の直接排出量は1,782 t-CO₂eでした。 これはスコープ1、スコープ2排出量全体の2%に当たります。 (スコープ3 GHG排出量) 温室効果ガス排出量の削減においては、自社の製造段階だけでなく、間接的に排出するサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量(スコープ3)の把握が重要です。 そこで、2024年度のシチズングループ全ての事業での温室効果ガス排出量の算定を行いました。 算定の結果、間接的に排出するサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量は約104万トンとなりました。 このうち「購入した製品・サービス」(カテゴリ1)は全体の49%と最も大きく、それに次いで「販売した製品の使用」(カテゴリ11)40%で、これら合わせると全体の約90%になりました。 環境データの詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 https://cwc-citizen.ecbeing.biz/sustainability/environment/_vision.html (3) 人的資本経営① ガバナンス(1)当社グループのサステナビリティ方針 ①ガバナンス をご参照ください ② 戦略(人財育成及び社内環境整備に関する方針)当社グループでは、従業員を人的資本と捉え、その価値を引き出していくことが、企業の持続的な成長につながり、社会への提供価値を最大化すると考えています。 「社員一人一人が長期ビジョンの実現に貢献しシチズンで働くことへ誇りを感じていること」をグループ人財ビジョンとして掲げ、「働きがいの向上」、「人財の育成」、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」を重点施策として、社員一人一人の豊かな未来(とき)の実現を目指します。 (a)働きがいの向上 当社グループは、従業員のウェルビーイングを「心身ともに健康で、挑戦が応援・称賛され、長期ビジョンへの貢献を通じて働く喜びを感じている状態」と定義しています。 2030年に向けては、従業員エンゲージメントをウェルビーイング実現の重要な指標と位置づけ、エンゲージメント調査結果を起点に、経営との対話、キャリア自律支援、健康経営を推進し、働きやすい環境整備を進め、これらの取り組みを通じて、従業員一人ひとりが能力を発揮し、組織の持続的な成長と企業価値の向上につなげていきます。 -従業員エンゲージメントの向上にむけて当社グループでは主要事業会社5社においてエンゲージメント調査を導入し、従業員が組織や仕事に対してどの程度主体的に関わり、貢献しようとしているかという、従業員と会社の結びつきを可視化しています。 2025年度は、3社において総合スコアが1ポイント向上し、当社においてはターゲットとしていた「自己成長」が1ポイント、「上司との関係」が2ポイント向上する結果となりました。 -キャリア自律の推進当社グループでは、キャリア自律を推進し、従業員エンゲージメントの向上と従業員の成長を企業の成長につなげることを目指しています。 キャリアデザイン研修やキャリア面談、社内副業や社内公募など従業員の自律的なキャリア開発を支援する施策を各社の課題に合わせて実施しています。 当社では2025年度は4部門で社内副業プロジェクトが進行し、人事部における「採用インターンの企画実行」「キャリア自律の推進」や広報課主催の「シチズンオブザイヤーの運営」等に携わり、従来の考え方にとらわれない新たな風を各プロジェクトにもたらしました。 先に導入されている社外副業と合わせて、従業員が希望する経験を自発的に選択できる機会として活用されています。 さらに、キャリアを主体的に考えるための情報基盤として「お仕事図鑑」を社内ポータルにオープンし、社内の職種と従業員のキャリアパスを紹介しました。 業績評価のフィードバックに加えて年に1回以上のキャリア面談も導入しましたが、上長に対しては「360度フィードバック」とそのフォローアップ研修を実施し、人財育成やマネジメント力の向上に活かしています。 -健康経営の推進当社グループでは、下記の基本方針に基づき「健康経営」を推進しています。 <基本方針>シチズングループは、「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念に基づき、企業の持続的成長とグループ全社で活躍する従業員のウェルビーイングの実現に向けて健康経営に取り組みます。 これまで当社では、従業員の健康増進を図るため、禁煙活動の推進・腹部超音波健診の導入やがん対策強化など健康診断項目の拡充・女性向け健康セミナーの実施等様々な施策を継続して実施してきました。 これらの実効性の高い施策により当社は2024年度から3年連続「健康経営優良法人(大規模法人部門、ホワイト500)」に選定され、当社グループでは2026年度シチズン・システムズ株式会社、シチズン電子株式会社、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社、シチズンTIC株式会社の4社が中小規模法人部門において健康経営優良法人に認定されました。 (b) 人財の育成当社グループでは、企業の変革と持続的な成長を支え、事業継続に必要な人財を安定的に確保・育成するため、タレントパイプラインの構築を軸に、採用・育成・配置を一体で進めています。 採用活動からオンボーディングに始まり、変革を牽引する人財の計画的な育成、グローバル企業としての人財育成、技能継承、グループ共通人財基盤の整備や人財ローテーションを通じて、人財の多様な価値観、経験やスキルを価値創造につなげています。 -タレントパイプラインの構築当社グループでは、戦略上重要なポストを特定し、候補者プールを構築することで、経営・変革を担う人財を計画的に育成しています。 主要ポストにおいて後継者が常時確保され、事業成長を牽引できる状態の実現を目指しています。 これらの取り組みは、各社の経営層からなる人財委員会のもと、課長候補からサクセッション候補までを一貫して育成するタレントパイプラインの構築として推進しています。 2025年度は、次期部長・事業部長候補の育成を目的とした半年間の選抜型研修を実施し、グループ変革推進研修の対象を若手・中堅層へと広げることで、次世代を担う人財の早期育成に着手しました。 -タレントマネジメント・スキル管理システムの共通化当社グループでは人財戦略を実行するためグループ共通のタレントマネジメントシステム及びスキル管理システムを導入し、人財情報の可視化と活用を進めています。 戦略ポストの充足や育成状況の把握、適切な人財配置、変革を推進する人財の育成にグループで取り組み、各社及びグループの人的資本経営の基盤強化を図っています。 スキル管理システムの導入では、人財をスキルベースで把握し、技能継承を着実に行い、将来的にはグループに拡大したデータベースを活用して人財への戦略的な投資を目指しています。 (c) ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン当社グループは、多様な人財が互いを尊重し、公平な機会のもとで自分らしく働ける環境を整え、誰もが企業の成長や成果創出に貢献できる会社を目指します。 あらゆる人財が企業理念を体現し、世界中のお客様のニーズに応えることで、持続的な企業成長を実現します。 -女性活躍の推進当社グループでは、多様な人財の活躍を目指す中でも女性活躍を重点テーマと捉え、当社が主体となって2030年には女性管理職比率20%以上を目標に掲げ、グループ全体で多様な人財の活躍や女性管理職の育成・登用を推進しています。 2025年度は、管理職になることを期待されている育成層の女性従業員を対象に、グループ合同のキャリア開発支援イベントを開催し27名が参加しました。 当日は「ウェルビーイング」の講義や対話型ワークに加え、先輩従業員によるロールモデルセッションを実施しました。 今後も本施策を継続し、女性が自分らしく挑戦し続けられる環境づくりを進め、段階的なキャリア開発支援を通じて女性管理職比率の向上を図り、2030年ビジョンの達成に向けて着実に歩みを進めていきます。 当社は、多様な人財の活躍を支援するため、育児、介護、特定疾病、不妊治療と仕事の両立を支援する制度を整備し、男性の育児休業取得率も90%以上を継続しています。 今後も当事者の声を聞きながら制度の充実を図ります。 -キャリア入社者の活躍支援当社グループでは、中長期的視野に立った新卒採用や即戦力としてのキャリア採用を実施しています。 当社では新卒採用とキャリア採用が同数程度の計画を前提として、即戦力としてさらに力を発揮いただくためキャリア入社者同士のコミュニケーション活性化を含むオンボーディングプログラムを拡充しています。 前年度に引き続き、キャリア入社者と社長の座談会も実施し、企業理念の浸透や従業員エンゲージメントの向上に役立てています。 -障がい者雇用当社グループでは、「ともに働く」を基本方針として障がい者雇用に積極的に取り組んでいます。 一例として、当社では2018年度より特別支援学校からの実習生を毎年継続して受入れ、実習生の就業体験の場を提供するとともに、採用及び入社後の安定した就業に繋げております。 ③ リスク管理(1)当社グループのサステナビリティ方針 ③リスク管理 をご参照ください。 ④ 指標及び目標当社グループでは、上記「② 戦略」において記載した、人財育成方針及び人財が活躍できる環境の整備について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりです。 重点項目KPI2025年度実績2026年度目標エンゲージメントの向上エンゲージメント調査ターゲットスコア ※2「自己成長」前年+1「上司との関係」前年+2ターゲットスコア前年+1人財の育成グループ変革推進研修参加者数※1 193名100名以上教育機会の提供1人当たりの平均研修時間※115.1時間15時間以上ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン女性管理職比率 ※210.7%12%以上男性の育休取得率 ※2100%100% ※1 シチズン時計㈱、シチズンマシナリー㈱、シチズンファインデバイス㈱、 シチズン・システムズ㈱、シチズン電子㈱、シチズン時計マニュファクチャリング㈱ 合計※2 シチズン時計㈱のみ (グループ変革推進研修)研修内容対象者テクノベート研修環境の劇的な変化の本質を理解し、従来の企業戦略の定石とは異なる戦略的思考力を高める主要事業会社の現管理職もしくは将来各社の変革を担うリーダーを目指す従業員アカウンティング企業活動の結果としての財務諸表から企業の実態を読み解き、経営上の本質的な問題点の仮説を構築する力を高めるクリティカルシンキングビジネスを行う上で必要となる説得力のある論理の組み立て方を学び、自身の思考の癖を認識するDX ラーニング実務に直結するITスキルに加え、最先端のDXスキルを身につける経営基礎研修経営戦略を分析・立案する上で踏むべき思考プロセスや、各プロセスの基本的な視点・考え方・分析手法を押さえる |
| 戦略 | ② 戦略当社グループでは「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念を原点に100年以上にわたり事業を展開してきました。 創業101年目の2019年度からは「サステナブル経営」を掲げ、事業を通じた社会課題の解決を推進しています。 「サステナブル経営」とは、単に良い製品・サービスを提供するだけでなく、バリューチェーン全体で人権や地球環境などの社会課題への配慮を含めた経営を通じ、ステークホルダーからの信頼を獲得しながら事業を拡大し、持続的な企業価値の向上を目指すものです。 当社グループでは、長期的な視点からありたい姿を描き、シチズングループビジョン2030「豊かな未来(とき)をつなぐ」を2022年4月に策定しました。 その実現に向け、社内外の視点から当社グループのマテリアリティを事業活動及び経営基盤の両面で整理し、5つのマテリアリティを特定しています。 (シチズングループビジョン2030とマテリアリティの位置付け)マテリアリティ特定プロセスは、以下のとおりです。 ・ステップ1:社会課題の抽出 中長期的な社会動向、自社の方向性、ESG外部評価、レビュー等をふまえて社会課題を抽出※参照:SDGs、環境・社会・経済分野のマクロトレンド、FTSE、MSCI、GRIスタンダード、ISO 26000等・ステップ2:社会課題の重要性評価 社会にとっての影響度と自社にとっての重要度を評価しマテリアリティ案を仮定・ステップ3:マテリアリティ案の妥当性評価 外部有識者への確認、サステナビリティ委員会での議論を経て、各事業の該当施策と照らし再考・ステップ4:マテリアリティの特定 サステナビリティ委員会で再確認の上、経営会議・取締役会においてマテリアリティを特定 特定したマテリアリティに対して、各事業分野ごとに機会及びリスクを抽出し、抽出された機会及びリスクに対して、事業分野ごとの施策を策定しています。 また、各マテリアリティについて2030年までのロードマップと定量目標(KPI)を設定しています。 特定したマテリアリティに対する機会及びリスクマテリアリティ機会リスク気候変動への対応と循環型社会への貢献 ✔省エネ/省資源や生産性向上に資する製品/サービスの需要拡大✔モビリティの大変容✔省エネルギー化の推進によるコスト削減✔事業所の風水害被災✔新たな法規制(カーボンプライシング制度)の導入によるコスト増大✔特定業界/特定顧客への依存✔製品含有化学物質に関する法規制違反質の高い生活への貢献✔情緒的価値の創出✔治療から予防医療へのシフト✔ヘルスケア市場の競争激化✔医療機器の規則改変✔個人情報の漏洩産業分野におけるソリューションの提供 ✔人手不足、高齢化に伴う技能伝承の需要拡大✔製造管理効率化に資する製品/サービスの需要拡大✔FA化/省力化/自動化/デジタル化✔事業機会の損失✔競争力の低下✔デジタルを武器とする他業界からの競合参入働きがいの向上と人財の育成 ✔ウェルビーイングの実現✔従業員エンゲージメントの向上✔イノベーションの促進✔人財の獲得難✔人財の流出✔業績悪化社会的責任の遂行✔サステナブルファクトリーの実現✔大手顧客の取引条件への適合✔企業価値の毀損✔レピュテーション✔経営基盤の弱体化✔地政学的リスク 各事業分野ごとの具体的施策については、当社ウェブサイトをご参照ください。 https://www.citizen.co.jp/sustainability/management/materiality.html また、マテリアリティと結びついた社会課題の解決に貢献し、事業成長に寄与する製品・サービスを「サステナブルプロダクツ」に認定し、グループ全体売上に占める「サステナブルプロダクツ」の比率を2027年度に31%とすることを目標に定め、2025年度より実績の開示を行っております。 |
| 指標及び目標 | ④ 指標及び目標主要なマテリアリティに対して、定量目標(KPI)を設定し進捗を管理しています。 2025年度の実績は以下のとおりであります。 マテリアリティ主なKPI2024年度実績2025年度実績「中期経営計画2027」目標 気候変動への対応と循環型社会への貢献CO₂排出量削減率 スコープ1,2(2018年度比) 47.1%51.9%37.8% 再エネ率(国内+海外)26.0%34.5%43.1% サステナブルプロダクツ売上比率 24.5% 27.8% 31.0% 質の高い生活への貢献 産業分野におけるソリューションの提供 働きがいの向上と人財の育成女性管理職比率(シチズン時計)9.8%10.7%13.0% |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 当社グループの各事業のリスクについて当社グループは、時計、工作機械、デバイスの製造販売を主な事業とし、全世界で事業展開を行っております。 そして、ユーザーは一般個人のほか、多種多様な製造業にまで広範囲に渡っております。 従って、当社グループの業績は、多岐に渡る変動要因の影響を受けます。 その要因の主なものは以下のとおりです。 時計事業 時計事業においては、ウオッチでは国内競合メーカーのほか、スイス高級腕時計メーカー、中国製普及価格帯時計メーカー、スマートウオッチメーカー等との競争も激しく、また、スマートフォン等の時計機能代替製品との競争も内在しております。 ムーブメント事業においては、ファッションウオッチ市場の縮小やスマートウオッチ市場拡大の影響により低価格帯を中心としたアナログクオーツ市場が減少傾向にあることや中国メーカーの台頭等に基因する競争環境の激化による単価下落の環境にあるため、数量減少及びシェア低下の危険性があります。 工作機械事業 工作機械事業は、景気変動に伴う設備投資需要の落ち込み、天然資源や原材料価格の大幅な高騰、事業を展開する国及び地域における規制又は法令の重要な変更が、今後の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 デバイス事業 デバイス事業は、技術革新のスピードが早く、顧客要求の変化や新製品・サービスの導入頻度が高いことから、既存製品・サービスの陳腐化による販売価格の下落等が業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 精密加工部品においては、販売先の自動車メーカーやスマートフォンメーカーの技術革新の動向による影響を受けます。 オプトデバイスにおいては、一部製品で特許実施許諾の契約を結んでおりますが、何らかの事情により提携関係が解消され、特許の実施許諾が受けられない状態になった場合、当事業に影響を及ぼす可能性があります。 電子機器製品においては、景気変動による設備投資、顧客の事業活動、個人消費の低迷に伴う需要減の影響や、製品安全関連の法規制・規格等の厳格化は、今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、国内競合メーカーはもとより、中国等の電子機器メーカーとの競争が激しく、技術革新が早いことから、販売価格の下落や開発等の遅れが、業績に影響を与える可能性があります。 ② 海外売上依存度について当社グループの製品の売上高における海外比率は高く、また、全世界に販売されております。 このため、各地域における景気・消費動向は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当該地域の政治的・経済的な社会情勢が、同様に影響を及ぼす可能性があります。 (単位:百万円) (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)売上高 構成比(%) 売上高構成比(%) 日本80,47525.479,84323.0 アジア74,45423.582,71323.8 アメリカ91,88729.0105,96230.6 欧州66,78121.175,43121.8 その他3,2861.02,8570.8 海外合計236,40974.6266,96477.0 合計316,885100.0346,808100.0 ③ 為替変動のリスクについて上記②のとおり、当社グループの製品の売上高における海外比率は高いため、為替予約及び通貨オプション等によるリスクヘッジを行うとともに、海外生産の拡充・強化を推し進めておりますが、当社グループの業績は為替変動の影響を受けます。 ④ 地政学的リスク 中東情勢の緊迫化等により、エネルギー価格の高騰や原材料費の上昇、または物流・サプライチェーンに支障が生じた場合、また、レアアース輸出規制等が長期化した場合には、当社グループの生産活動や業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 中国生産依存度について 中国は当社グループの製品における主な生産拠点の一つであり、中国において何らかのトラブルによる生産支障及び、生産に支障をきたすような規制等が実施された場合、または人民元が大幅に切り上げられた場合等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 減損損失について 当社グループの資産の時価が著しく下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑦ 特許及びその他の知的財産について 当社グループが研究開発及び生産活動を行う中でさまざまな知的財産権にかかわる技術を使用しており、それらの知的財産権は当社グループが所有しているもの、あるいは適法に使用許諾を受けたものであると認識しておりますが、当社グループの認識の範囲外で第三者から知的財産権を侵害したと主張され、係争等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 特に一部製品において、特許実施許諾の契約を結んで製造を行っておりますが、何らかの事情により提携関係が解消され、特許の実施許諾が受けられない状態になった場合、当事業に影響を与える可能性があります。 ⑧ 地震等の自然災害によるリスクについて 当社グループの本社・工場等の設備安全について火災・地震などの自然災害の発生時に、人的被害・工場などの設備破損が生じないよう、防災シミュレーション活動などを通じて管理体制の確立を行っております。 しかしながら、想定以上の地震等が発生した場合、生産活動や商品供給に支障をきたしたり、復旧などにかかる費用などで業績及び財務状況に大きな影響が出る可能性があります。 ⑨ M&A及び業務提携等に関するリスクについて 当社グループは、M&Aや業務提携等を通じた事業基盤の強化に取り組んでおります。 これらを実行するにあたっては、対象企業の入念な調査、検討を行いますが、未認識債務の判明等や事業の展開等が計画どおりに進まない場合、当社グループの経営成績や財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 借入金のリスクについて 当社グループの借入金の一部は、取引先金融機関とシンジケート・ローン契約及びコミットメント・ライン契約を締結していますが、これらの契約の財務制限条項に抵触した場合には、借入金の繰上返済請求を受けることがあり、当社グループの財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑪ 情報セキュリティに関するリスク 不正なアクセスや外部からのサイバー攻撃が世界中で増え続けている中、当社グループは情報セキュリティ強化に取り組んでおりますが、外部からのサイバー攻撃やその他の原因によって情報システム機能に支障が生じた場合、またはサービスプロバイダーによるサービス停止等が発生した場合は、当社グループの事業活動、業績及び財務状況に大きな影響が出る可能性があります。 当社グループは、顧客等から入手した個人情報並びに当社グループ及び顧客の技術、研究開発、製造、販売に関する機密情報を様々な形態で保持及び管理しております。 当社グループはこれらの機密情報を保護するための管理を行っておりますが、当初想定していない事態が発生した場合は有効に機能しなくなる可能性があります。 そのため、これらの情報が権限なく開示された場合、当社グループが損害賠償請求、または訴訟を提起される可能性があり、当社グループの業績、財務状況、評判及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 法規制に関するリスク 当社グループの事業は、国内外の各種法令や規制等に関連しており、行政当局等との法令解釈の相違等によって、意図せざる理由により法令違反又は訴訟提起が生じた場合には、当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ その他のリスクについて 上記以外でも、当社グループの業績は、急激な技術革新等による社会インフラや市場競争状態の変化、当社グループの財務的・経営的状況の変動、国内外の主要市場における貿易規制等各種規制、移転価格税制・関税等の国際税務リスク、株式市場や債券市場の大幅な変動により多様な影響を受けます。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況当連結会計年度における国内経済は、物価高などにより一部で足踏みが見られましたが、個人消費は緩やかに回復しました。 北米経済は、雇用環境の悪化や関税コストによる物価上昇などが見られながらも、個人消費は底堅く推移しました。 欧州経済は、堅調な所得環境に支えられている一方で、米国関税政策の影響による製造業の不調などで、個人消費の回復は弱いものに留まりました。 また、アジア経済は、中国の補助金政策などによる消費の押上げ効果が減少しているほか、その他のアジア地域においても、内需を中心に低調な状況が続き、個人消費の回復は力強さを欠くものとなりました。 このような状況のもと、当連結会計年度の連結経営成績は、主に時計事業と工作機械事業が好調に推移し、売上高は3,468億円(前年同期比9.4%増)、営業利益は302億円(前年同期比46.9%増)と増収増益となりました。 また、為替差益の増加などにより経常利益は384億円(前年同期比67.0%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、過年度関税等及び過年度関税等引当金繰入額を計上した一方、投資有価証券売却益の計上や繰延税金資産の回収可能性の見直しの影響などにより、311億円(前年同期比30.3%増)となりました。 なお、新たな中期経営計画の下、利益率と資本効率性の向上に注力していくことに伴い、事業ポートフォリオの最適化を図り、適切な経営管理を行うため、当連結会計年度より、報告セグメントを「時計事業」、「工作機械事業」、「デバイス事業」へ変更しております。 この変更に伴い、従来の「電子機器他事業」のうち、主要な事業を「デバイス事業」に集約し、その他の事業は、「時計事業」へ含めることといたしました。 前年同期比については、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えて算出しております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (時計事業)ウオッチ販売のうち、「シチズン」ブランドの国内市場は、レディスブランドの『クロスシー』に加え、『カンパノラ』や『ザ・シチズン』などのプレミアムブランドが堅調に推移したほか、当期後半から『アテッサ』の販売に回復がみられましたが、インバウンド向けの販売が想定を下回り、減収となりました。 海外市場のうち北米は、『プロマスター』や『シチズン エル』、『アテッサ』などのグローバルサブブランドの販売拡大などにより、主要流通である百貨店流通と宝飾チェーン、専門店に加え、トラベル流通も好調に推移したほか、自社ECも高価格帯モデルを中心に大きく伸長し、増収となりました。 欧州は、機械式時計の新製品が堅調に推移したほか、グローバルサブブランドである『プロマスター』が販売を伸ばし、増収となりました。 アジアは、タイやインドなど一部市場で機械式時計を中心に販売が好調に推移したほか、中国の販売が増加しましたが、その他アジア地域が低調となり、減収となりました。 「ブローバ」ブランドは、主力の北米において、ブランド創業150周年をフックとしたマーケティング施策が奏功し、主要流通である百貨店流通の好調が全体を牽引したほか、専門店と宝飾チェーンも堅調かつ、自社ECも大きく販売を伸ばし、増収となりました。 ムーブメント販売は、アナログクオーツムーブメントが堅調を維持したほか、機械式ムーブメントが需要の高まりを背景に各地域で好調に推移し、増収となりました。 なお、腕時計の生産規模は、前連結会計年度比16.0%増加し、約1,951億円(販売価格ベース)でありました。 以上の結果、時計事業全体では、先行きの不透明感から消費者マインドの回復が限定的となる中、ブランド提供価値の向上や高付加価値製品の強化に向けた取り組みを進めたことで、売上高は1,970億円(前年同期比10.0%増)と増収となりました。 営業利益は、北米の売上高の増加に加え、自社EC比率の向上と販売単価上昇などにより、250億円(前年同期比38.1%増)と増益となりました。 (工作機械事業)設備投資への慎重姿勢が長期化する中、国内市場は、当期後半から市況に底打ち感が見られ、緩やかな回復基調となったものの、主に自動車関連の低迷が継続したほか、建機関連なども伸び悩み、減収となりました。 海外市場のうち米州は、医療関連の販売が堅調を維持したほか、設備投資への慎重姿勢が和らぎ、増収となりました。 欧州は、医療関連とジョブショップ向けが堅調に推移したほか、航空機関連なども回復基調となり、増収となりました。 アジアは、中国の半導体関連が旺盛な需要を背景に大きく販売を伸ばし、増収となりました。 なお、工作機械の生産規模は、前連結会計年度比18.5%増加し、約886億円(販売価格ベース)でありました。 以上の結果、工作機械事業全体では売上高は862億円(前年同期比16.1%増)と増収となりました。 営業利益は売上高の増加により、77億円(前年同期比36.4%増)と増益となりました。 (デバイス事業)自動車部品は、自動車メーカーの生産回復が限定的なものに留まり、微増収となりました。 小型モーターは、当期後半から市況に緩やかな復調がみられたものの、減収となりました。 セラミックスは、光通信向けなどのサブマウント製品の好調が継続し、増収となりました。 プリンターは、フォトプリンターが安定した需要を背景に堅調に推移しましたが、前年同期に獲得した大口受注の反動を受け、微減収となりましたなお、デバイスの生産規模は、前連結会計年度比7.7%増加し、約667億円(販売価格ベース)であります。 以上の結果、デバイス事業全体では売上高は634億円(前年同期比0.2%増)と増収、営業利益は、37億円(前年同期比26.9%増)と増益となりました。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ527億円増加し、4,683億円となりました。 資産の内、流動資産は、現金及び預金が118億円、受取手形及び売掛金が81億円、棚卸資産が107億円増加したこと等により、330億円の増加となりました。 固定資産につきましては、有形固定資産が128億円増加したこと等により、196億円の増加となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べ147億円増加し、1,661億円となりました。 これは、支払手形及び買掛金が57億円増加したこと等によるものです。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金が198億円、為替換算調整勘定が137億円増加したこと等により379億円増加し、3,021億円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は前連結会計年度に比べ113億円増加し、1,039億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)前連結会計年度より30億円収入が増加し388億円のキャッシュを得ております。 これは主に売上債権の増加21億円、棚卸資産の増加29億円、法人税の支払額76億円等がありました一方、税金等調整前当期純利益が361億円、減価償却費144億円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)前連結会計年度より54億円支出が増加し、154億円の支出となりました。 これは主に投資有価証券の売却による収入73億円等がありました一方、有形固定資産の取得による支出212億円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)前連結会計年度より51億円支出が増加し、176億円の支出となりました。 これは主に長期借入による収入100億円等がありました一方、長期借入金の返済による支出150億円、配当金の支払額112億円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績当社グループの生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様でなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことをしておりません。 このため生産、受注及び販売の実績については、セグメント業績に関連付けて示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、経営者は見積り及び判断・評価につきまして、過去実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度における経営成績等に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 経営戦略の現状と見通し当社グループの経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報についての記載当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料及び部品等の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 投資を目的とした資金需要は、主に生産設備投資であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。 自己資金につきましてはグループ会社間の資金効率を上げるためキャッシュマネージメントシステムを導入しております。 設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入と債券市場からの社債等による調達を基本としております。 当連結会計年度末における有利子負債(リース債務含む。 )の残高は67,977百万円となっております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は103,986百万円となっております。 不測の事態に備えて、金融機関との良好な関係の維持に努めるとともに、複数の金融機関との間で合計20,000百万円のコミットメント・ライン契約を締結しております。 なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ⑥ 目標とする経営指標の達成状況当社グループは、2030年に向けた長期ビジョンとして「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”を掲げています。 長期的な視点から、当社グループのありたい姿を描き、そこからバックキャストすることで我々のマテリアリティを再設定し、「中期経営計画2024」に続き、「中期経営計画2027」を策定しました。 2025 年度(2026年3月期)から 2027年度(2028年3月期)の「中期経営計画2027」では、時計事業と工作機械事業を引き続き当社グループの成長を牽引するコア事業と位置づけ、「中期経営計画2024」の3年間で構築した成長基盤を活かし、各事業のさらなる成長と発展を図り、収益力のより一層の向上に取り組んでまいります。 2025年度連結業績は、時計事業が北米を中心に好調に推移したほか、工作機械事業も受注の緩やかな回復を受け、増収増益となりました。 ROEは11.3%となり、中期経営計画の目標指標である9.0%以上を継続して達成することができました。 時計事業においては、中期経営計画の2027年度目標指標である売上高1,900億円と営業利益率12.0%以上を2年前倒しで達成することができ、好調に推移しています。 引き続き、売上高水準を引き上げながら収益性の改善を進め、中長期的な視点で取り組みを進めてまいります。 中期経営計画2027 2028年3月期目標指標2026年3月期実績売上高3,600億円3,468億円営業利益率9.0%8.7%ROE9.0%以上11.3% |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループの研究開発活動は、グループ事業戦略に基づき、“市民に愛され市民に貢献する” という企業理念実現のため、将来を見据え、新たな顧客価値創出を担う研究開発体制を構築しております。 研究開発体制としては、当社の研究開発部が中央開発機能を持ち、経営方針に沿ってグループを俯瞰した研究開発を行っております。 また、それぞれの事業に関わる製品開発、生産技術開発等は、時計事業の製品開発部門と技術開発部門、及び各事業会社が担っております。 なお、研究開発費につきましては、各事業に配分できない基礎研究費用1,080百万円が含まれており、当連結会計年度中に投下した研究開発費は、5,774百万円であります。 主な研究開発活動① 研究開発部における研究開発活動研究開発部においては、当社のもつ基盤技術をより深化させるとともに、技術マーケティング活動にも力を入れ、新たな顧客を創造し続けることができる新技術・新製品の開発を行っております。 また、グループ各社における設計及び製造の品質向上に関する技術支援も行っております。 ② 時計事業シチズン時計㈱では、要素部品の小型化、高性能化により、小型化・薄型のムーブメントを実現し、「シチズン」ブランドの主力商品であるエコ・ドライブのラインアップの強化を推し進め以下の製品を発売いたしました。 新しいときのはじまりを告げる光が、腕元で華やかに彩りを添える、ブランド横断コレクション「KIZASHI Collection(キザシ コレクション)」全4モデルを『エクシード』『アテッサ』『クロスシー』『シチズンコレクション』の4ブランドから2026年1月2日に数量限定で発売しました。 今回のブランド横断企画「KIZASHI Collection」は「新たなはじまりを告げる光」をテーマに、文字板の中心からまっすぐ広がる光の輝きが特長のサンレイパターンとゴールドをあしらった特別なデザインが腕元に華やかさと彩りを添えます。 本コレクションは、『エクシード』『アテッサ』『クロスシー』『シチズンコレクション』の4ブランドで展開。 それぞれのブランドが持つ個性に、黄金色の輝きと放射状のパターンを融合させ、年始にふさわしい華やかさを表現しました。 すべてのモデルには、シチズンの基幹技術である光発電エコ・ドライブを搭載し定期的な電池交換が不要です。 さらに、世界4エリア(日本、中国、ヨーロッパ、北米)で電波を受信し、正確な時刻に自動修正する多局受信型電波時計です。 今後も、腕時計としての美しさと精度を追求し、環境に優しいエコ・ドライブと、マニュファクチュール(自社一貫生産)としての実力を発揮した時計の拡販を目指し、表面処理・外装技術、精密加工技術、低消費電力技術の開発を継続し、高精度な機械式ムーブメントの開発含め環境に配慮した「技術と美の融合」を実現していきます。 当事業に係わる研究開発費は1,770百万円であります。 ③ 工作機械事業シチズンマシナリー㈱では、グローバル化と情報化の進展による顧客ニーズの多様化に対応する革新的なモノづくり『個の量産』を提唱し、事業を推進しています。 メインとなる製品ブランドとして、主軸台移動形自動旋盤の「シンコム」、主軸台固定形自動旋盤の「ミヤノ」を中心とした工作機械商品群と、ロボットをはじめとする工作機械の周辺装置「FAフレンドリー」を展開しています。 IoT分野においては、当社が蓄積した多彩なソリューションを提供するalkapplysolution(アルカプリソリューション)を展開しています。 これらの製品群を支える技術として、切削加工において切りくずの絡みつきを解消するLFV(低周波振動切削)技術や、残材削減機能を実現する摩擦接合技術、センシング技術やAIを活用した故障予測についても研究開発を推進しています。 これにより、生産性向上、自動化、環境負荷低減などを通じ、受注から出荷までのお客様のものづくりワークフローを支えるトータルソリューションを提供しています。 また、持続可能な社会に貢献するため、環境配慮技術を進化させ「EcoBalance Machine」として世界に訴求しています。 今後も革新的なモノづくりの実現を通して、お客さまの安心と成長、そして世界中の製造業の発展及び持続可能な社会を目指し、シチズンマシナリーは挑戦を続けてまいります。 当事業に係わる研究開発費は804百万円であります。 ④ デバイス事業シチズンファインデバイス㈱は、長年築き上げてきた独自の技術を活かし、各事業部門の技術の融合を図り、新技術並びに新製品の開発を積極的に行うとともに、マーケティング活動も盛んに行い、新たなビジネステーマ創出につなげています。 金属部品加工の分野では、従来の自動車向け各種部品加工から、他の用途市場への展開を行い、医療分野でマーケティングが進展しています。 新規領域部品で今後必要となる技術の獲得と開発を進めています。 CAE解析による設計開発の妥当性評価、及び量産時の早期課題解決の実現に向け継続的に取り組んでいます。 既存製品に関しては、生産性向上を目的とした積極的な合理化推進、切削加工を中心とした技術のレベルアップ等でコスト競争力の向上を図っています。 また、環境に配慮した工法開発を進め、新しい工法による製品をお客様に提案しています。 マイクロデバイスの分野においては、加工用ハイパワー半導体レーザー向けサブマウントなどを開発しています。 さらに、これまで培ったセラミックス・水晶製品の技術ノウハウにMEMS技術を融合して、新たな高付加価値製品の創出に取り組んでいます。 液晶デバイスの分野では、表示用途としては無機配向膜を用いた高信頼性・高耐光性のLCOSパネル技術開発、光変調用途としては空間光変調器用素子の開発を進めています。 燃焼圧センサの分野では、環境対応及び省エネ設計が求められるコージェネレーション等の中大型エンジン向けとして事業創出を目指し、市場調査を中心に製品開発活動を進めています。 また、精機事業の分野では、AIを活用した画像検査装置を社内へ導入し、量産の中で課題を抽出し検査精度の向上を目指すとともに、他製品への導入も視野に入れた技術開発を進めています。 シチズン・システムズ㈱では、『世界のすべての人々に役立つ新しい価値の創造と提供』を目指して、業務用プリンター製品及びヘルスケア製品において、ひとに寄り添った製品開発を行っております。 業務用プリンターの分野のうち、POSプリンターは、製品の特長を生かして、セルフ精算システムや中小の店舗でも導入しやすい整理券システムなど、省人化・省力化のためのソリューションビジネスへの対応を進めております。 バーコードプリンターは、医療・物流など、特定市場に対応した製品の開発を進めております。 フォトプリンターは、多様化する市場要求に対応した新製品の開発に取り組んでおります。 ヘルスケア製品の分野においては、より使いやすく進化した自社開発のスマートフォンアプリ「Health Scan」を2024年4月にリリースし、連携可能なBluetooth機器を含めた製品ラインナップの拡充に取り組んでおります。 シチズン電子㈱ではLEDを中心としたオプトデバイス事業と、精密加工技術を活かしたスイッチ製品事業を中心に、開発提案型企業として新鮮で驚きのある製品づくりに挑戦しています。 照明用LEDは、高効率を保ちながら演色性を高くした、「CITILED COB Series Type-Y」を2023年1月、加えて2025年6月に「新調色COB Series」を量産化し、地球規模で取組む省電力によるCO₂の削減にも貢献する製品の開発を進めて参りました。 現在は、スポットライト向け製品にもこの技術を適用し量産化を進めております。 照明LED以外では、小型マルチカラーLEDの製品開発を行い、パッケージ内で混色性を高めた構造により、レンズやフィルター等、光学設計の負荷を軽減可能な製品提案を行っております。 スイッチ製品事業では小型・薄型、防塵・防水といったシチズン電子が得意とする技術を応用し、ウェアラブル市場向け製品の開発や、市場ニーズに応える新たな付加価値の創出として信頼性が高く多機能な入力デバイスの開発にも取り組んでいます。 当事業に係わる研究開発費は2,117百万円であります。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当社グループでは、時計事業をはじめ工作機械事業、デバイス事業の生産能力増強や、合理化、新製品対応等に関する設備等について、総額28,599百万円の投資を実施いたしました。 セグメントの主な内訳につきましては、時計事業では販売促進、合理化に関する投資を中心に15,179百万円の投資を実施いたしました。 工作機械事業では、生産能力増強や合理化を中心に6,096百万円の投資を実施いたしました。 デバイス事業では、新製品対応、合理化を中心に5,354百万円の投資を実施いたしました。 なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社 (2026年3月31日現在)事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数[人]建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)本社・東京事業所(東京都西東京市)時計、全社本社施設、開発設備、生産設備等5,6567831(43,883)173466,805667[108]所沢事業所(埼玉県所沢市)時計、全社研究開発施設等3,9663759(23,471)-514,11570[6]その他時計、全社その他248793,296(378,025)-1123,73633 [123] (2) 国内子会社 (2026年3月31日現在)会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数[人]建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)シチズンマシナリー㈱(長野県北佐久郡御代田町等)工作機械生産設備等6,7973,0912,337(139,715)056512,793674[140]シチズンファインデバイス㈱(山梨県南都留郡富士河口湖町等)デバイス生産設備等7,0532,817616(97,738)-1,06011,548700[150]シチズン電子㈱(山梨県富士吉田市等)デバイス生産設備等1,37323644(58,625)50352,127222[16]シチズン時計マニュファクチャリング㈱(埼玉県所沢市等)時計生産設備等6,2996,1111,040(213,559)61,33814,7961,601[430] (3) 在外子会社 (2026年3月31日現在)会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数[人]建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(アメリカ・カリフォルニア)時計店舗等1,102183-8,2043,15612,647374[175]ロイヤル・タイム・シティCo.,Ltd.(タイ・アユタヤ)時計生産設備1,3553981,126(121,713)-2653,1451,163[23]シチズン・マシナリー・アジアCO.,Ltd(タイ・アユタヤ)工作機械生産設備1,1303721,385(114,136)-1032,992295[0]西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国・淄博)工作機械生産設備3,0971,436--54,538478[0]シチズン・セイミツ (タイランド) CO., LTD.(タイ・アユタヤ)デバイス生産設備1,4851,096241(23,444)-1552,979460[0] (注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含んでおります。 2.提出会社の「その他」は、主に貸与している土地・建物などであり、長野県北佐久郡御代田町140,750㎡(金額482百万円)、岩手県北上市60,840㎡(金額476百万円)、山梨県南都留郡富士河口湖町51,313㎡(金額128百万円)の土地等が含まれております。 3.従業員数の[ ]は、臨時従業員数を外書しています。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの設備投資は、当社が策定する投資方針を基準に、各連結子会社がそれぞれ個別に実施しております。 当社は本社としての投資を実施し、必要に応じて建物等をグループ各社に賃貸等をしております。 当連結会計年度末現在における重要な設備投資は次のとおりであります。 (1) 重要な設備の新設会社名(主な所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定年月 完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了シチズン・マシナリー・ヨーロッパGmbH.(ドイツ・エスリンゲン)工作機械建物4,0262,748親会社からの借入金2025年7月2026年10月- (2) 重要な設備の改修、売却、除却等該当事項はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 2,117,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 5,354,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 44 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 17 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,894,999 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、純投資目的株式には、専ら株式価値の変動又は配当金を目的として保有する株式を、純投資目的以外の株式には、それら目的に加えて中長期的な企業価値の向上に資すると判断し保有する株式を区分しています。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.当社グループの中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断された場合に保有を行ってまいります。 個別の政策保有に関する検証につきまして、毎年取締役会において、取引先と当社グループの関係性、相互の企業価値向上の可能性等を鑑みて、その合理性や必要性を検証し、継続して保有する意義が希薄化した株式については縮減に努めることを基本方針としております。 当事業年度は、保有意義を検証した結果3銘柄については全株式を売却いたしました。 b.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式49,352非上場株式以外の株式1921,715 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式--―非上場株式以外の株式23取引先持株会の配当金を充当したため (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式11非上場株式以外の株式27,661 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 (特定投資株式) 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)丸紅㈱2,134,0002,134,000同社株式は、当社工作機械事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは米州における販売拡大のため、合弁会社を有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有11,9885,077㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ894,200894,200同社株式は、当社全業務の円滑な運営の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有2,3241,798リズム㈱597,181597,181同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とはCITIZEN商標の使用許諾提携を行っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有2,0902,218㈱RYODEN414,900414,900同社株式は、当社工作機械事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有1,3581,042 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱みずほフィナンシャルグループ202,665202,665同社株式は、当社全業務の円滑な運営の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有1,233820大日本印刷㈱223,000223,000同社株式は、当社デバイス事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有630472日本高純度化学㈱116,800116,800同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社からは時計部品に用いるめっき薬品を調達しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有539363NATIONAL ELECTRONICS HOLDINGS LTD.44,921,25044,921,250同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社へはムーブメントを販売しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無361349 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱丸井グループ96,11396,113同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無293259㈱八十二長野銀行124,000124,000同社株式は、当社全業務の円滑な運営の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有238130新光商事㈱153,800153,800同社株式は、当社デバイス事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは主にLED等の販売及び電子部品調達をしております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有192138㈱三井住友フィナンシャルグループ36,68736,687同社株式は、当社全業務の円滑な運営の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無183139 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱三越伊勢丹ホールディングス46,87145,969同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 当事業年度に増加した株式数は取引先持株会の配当金を充当したものであります。 無13398J.フロント リテイリング㈱26,31625,717同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 当事業年度に増加した株式数は取引先持株会の配当金を充当したものであります。 無6347㈱ビックカメラ20,00020,000同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無3431上新電機㈱10,00010,000同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社とは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無2821 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本BS放送㈱16,00016,000同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社の親会社であるビックカメラとは腕時計販売における関係強化を図っております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無1414㈱山梨中央銀行655655同社株式は、当社全業務の円滑な運営の為保有しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 有31ASIA COMMERCIAL HOLDINGS LTD.111,750111,750同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しております。 同社へはムーブメントを販売しております。 保有株式は資本コストを踏まえ、配当・取引額に加え、中長期的な取引関係の維持・強化、当社業務の円滑な運営、また、事業発展に貢献するものであると総合的に判断し保有しております。 定量的な保有効果につきましては取引先との営業秘密との判断により記載しておりませんが、上記方針に基づいた十分な定量的効果があると判断しております。 無00三菱電機㈱-2,542,400同社株式は、当社工作機械事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しておりましたが、保有する意義が希薄化したことから当事業年度においてすべての株式を売却しております。 無-6,915スター精密㈱-100,000同社株式は、当社時計事業セグメントの事業活動の円滑化の為保有しておりましたが、当事業年度において、株式公開買付(TOB)が実施され、同社からの応募推奨があったことから、TOBに応じて全株式を売却しております。 有-193 (注) 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 9,352,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 19 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 21,715,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 7,661,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 111,750 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 0 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会の配当金を充当したため |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱三越伊勢丹ホールディングス |