財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-23
英訳名、表紙New Japan Chemical Co., Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長執行役員  盛田 賀容子
本店の所在の場所、表紙京都市伏見区葭島矢倉町13番地(同所は登記上の本店所在地であり、実際の本店業務は下記で行っております。
)大阪市中央区備後町二丁目1番8号(備後町野村ビル)
電話番号、本店の所在の場所、表紙06(6202)6598
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月概要1919年11月大阪酸水素株式会社設立。
本店を大阪市、工場を京都市(現京都工場)に置き、水の電気分解による酸素・水素の製造開始。
1922年12月魚油硬化油の製造開始。
1942年10月東京営業所を開設。
1943年5月社名を鐘淵油脂工業株式会社と改称。
1948年11月社名を酸水素油脂工業株式会社と改称。
1949年9月大阪証券取引所に株式上場。
1956年1月本店を京都市(現京都工場)に移し、大阪市に大阪営業所を開設。
1963年6月徳島市に徳島工場を建設。
1964年4月川崎市に川崎工場を建設。
1966年10月100%出資の化学品販売子会社アルベス㈱(現・連結子会社)を設立。
1967年3月社名を新日本理化株式会社と改称。
1968年1月京都工場内に研究所建設。
1972年5月京都工場での水素の製造を中止。
1972年9月日産化学工業㈱と合弁で可塑剤製造を目的とする日新理化㈱(現・連結子会社)を設立。
1979年2月日本油脂㈱、旭電化工業㈱との合弁で脂肪酸製造を目的とする千葉脂肪酸㈱を設立。
1989年3月大阪営業所を大阪本社に、東京営業所を東京支社に改称。
1989年3月決算期日を11月30日から3月31日に変更。
1990年1月台湾に耐斯企業股份有限公司、琦昌化学股份有限公司との共同出資により界面活性剤製造販売会社「台湾新日化股份有限公司」(現・持分法適用関連会社)を設立。
1990年1月ヘンケルオレオケミカルズSdn.Bhd.、ラッキーLtd.との共同出資により、マレーシアに高級アルコール製造会社「ヘンケルリカSdn.Bhd.」(現・持分法適用関連会社Edenor Oleochemicals Rika (M) Sdn.Bhd.)を設立。
1990年9月大阪証券取引所市場第二部より市場第一部に指定替。
1997年5月イギリスに100%出資の樹脂添加剤販売子会社「RiKA International Ltd.」(現・持分法適用子会社NJC Europe Ltd.)を設立。
2004年6月千葉県市原市に千葉工場を新設。
2004年7月大阪府堺市に堺工場を新設。
2008年9月千葉脂肪酸㈱の株式を追加取得し子会社化。
2010年3月日東化成工業㈱(現・連結子会社)の株式を追加取得し子会社化。
2010年8月韓国に100%出資の化学品販売子会社「NJC Korea Co., Ltd.」(現・連結子会社)を設立。
2012年4月日新理化㈱が千葉脂肪酸㈱を吸収合併。
2013年5月「RiKAmerica Inc.」(現・NJC America Inc.)を子会社化。
2013年7月大阪証券取引所市場第一部より東京証券取引所市場第一部に指定替。
2021年5月京都府相楽郡精華町に京都R&Dセンターの竣工。
稼働を開始。
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行。
事業の内容 3【事業の内容】
 当社グループは、当社、子会社6社及び関連会社3社で構成されており、その主な事業内容と当該事業における当社、子会社及び関連会社の位置づけは次のとおりであります。
 天然油脂を主たる原料とする主な製品は脂肪酸、高級アルコール、不飽和アルコール、界面活性剤等であり、当社及び子会社である日新理化㈱、日東化成工業㈱で製造し、当社が販売するほか、関連会社であるEdenor Oleochemicals Rika (M) Sdn.Bhd.等で製造し、その一部を当社が仕入れて販売しております。
また、一部は市場より仕入れて当社が販売しております。
 石油化学製品を主たる原料とする主な製品は可塑剤、機能製品、樹脂添加剤等であり、当社及び子会社である日新理化㈱で製造し、当社が販売するほか、一部は市場より仕入れて販売しております。
 事業の系統図は次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) 日新理化㈱千葉県市原市190化学製品の製造100.0当社が原料を提供し製品製造の委託をしております。
当社から資金を貸付しております。
役員の兼任 1名アルベス㈱大阪市中央区30化学製品の販売100.0当社製品の販売をしております。
役員の兼任 2名日東化成工業㈱横浜市緑区145化学製品の製造及び販売55.0当社が同社に製品の販売をしております。
NJC Europe Ltd.英国(千英ポンド)200化学製品の販売100.0当社製品の販売をしております。
役員の兼任 1名NJC Korea Co., Ltd.大韓民国(百万韓国ウォン)1,000化学製品の販売100.0当社製品の販売をしております。
役員の兼任 1名NJC America Inc.米国(千米ドル)900化学製品の販売100.0当社製品の販売をしております。
(持分法適用関連会社) Edenor Oleochemicals Rika (M) Sdn.Bhd.マレーシア(百万マレーシアリンギット)109化学製品の製造及び販売25.0当社が同社製品の購入をしております。
台湾新日化股份有限公司台湾(百万台湾元)534化学製品の製造及び販売43.7当社が同社製品の購入をしております。
役員の兼任 1名(注)1 上記の子会社は特定子会社に該当せず、有価証券届出書及び有価証券報告書を提出しておりません。
2 上記以外に関係会社が1社あります。
3 アルベス㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
 主要な損益情報等アルベス㈱①売上高4,511百万円②経常利益52 〃③当期純利益32 〃④純資産額608 〃⑤総資産額2,190 〃
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
①連結会社の状況2026年3月31日現在従業員数(名)394(注)1 従業員数は就業人員であります。
2 当社グループは、単一セグメントであるため、グループ全体での従業員数を記載しております。
②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)28345.316.47,3013.9(注)1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2 他社から当社への出向者については、平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与の計算に含んでおりません。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4 当社は、単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
③労働組合の状況 当社の労働組合は化学一般労働組合連合に所属し、2026年3月31日現在の組合員数は182名であります。
また、一部連結子会社においても、労働組合が組織されておりますが、当社を含めて労使関係は円満に推移しており、現在、組合と会社との間に特記すべき事項はありません。
④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異1) 提出会社当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1,5全労働者正規労働者非正規労働者全労働者正規労働者非正規労働者9.5100.0100.0-86.085.286.5(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3 対象期間は、2025年4月から2026年3月であります。
4 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含んでおります。
また、対象期間中の入退職者及び昇格者並びに雇用区分変更者を除きます。
5 非正規労働者は、定年再雇用社員及び嘱託社員を含んでおります。
6 賃金は、性別に関係なく同一の基準を適用しており、平均年間賃金は、基本給の他、手当、賞与、時間外賃金を含んでおります。
7 全労働者及び正規雇用者の差異の主要因は、時短勤務の利用によって給与が減額している者のうち女性の比率が高いこと、家族手当を支給されている者及び所定外労働時間が多い者のうち男性の比率が高いこと、男女それぞれの母数に占める管理職の比率が男性と比べて女性が低いことが挙げられます。
2) 連結子会社 連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営理念及び経営ビジョン 経営理念:私たち新日本理化グループは、もの創りを通して広く社会の発展に貢献します。
 2030年の経営ビジョン:Be the best SPICE!~心躍る極上のスパイスになる~  当社は、1919年の創業からこれまで、上記経営理念のもと着実に事業を継続してまいりました。
そして2030年のありたい姿を示すものとして、ビジョン2030「Be the best SPICE!~心躍る極上のスパイスになる~」を策定しております。
 当社が創るものは、社会の様々なシーンを支える、キラリと光る唯一無二の特性をもった素材です。
それらの素材は、当社自身が、多様な価値観を活かす、精鋭の集まりであってこそ生み出されるものだと考えております。
当社の一人ひとりが、スパイスのようにお互いを引き立て合い、そして人々の心を躍らせるようなスパイスを提供する企業となること、それが2030年に向けて、当社が目指す姿です。
(2)経営環境 当社を取り巻く環境は、生成AIの普及に伴う半導体材料需要の拡大など一部に堅調さが見られるものの、ナフサ価格の高騰や中国経済の減速に伴う末端需要の停滞、さらには海外メーカーからの廉価品の流入激化など、当社の主力を占める汎用製品分野を中心に厳しい事業環境が続いております。
 このような変化の激しい外部環境に適応し、持続的な成長を実現するためには、激化する市場競争に左右されない構造改革が不可欠であると認識しております。
(3)中期経営計画の策定と基本方針 当社は、前中期経営計画(2021年度~2025年度)では事業撤退や拠点集約等の合理化と高付加価値化により収益構造は改善したものの、地政学リスク等に伴う原料高騰を補えず、当初目標とした収益水準の達成には至りませんでした。
この結果を真摯に受け止め、2026年度からの5ヵ年を「構造改革」期とする新中期経営計画を策定いたしました。
<中期経営計画の基本方針>「社会(お客様)の満足を超えた感動を生み出す機能を提供できる、もの創りの会社でありつづける」のもと、以下3つの成長戦略を断行してまいります。
<中期経営計画の事業戦略骨子> ①稼ぐ力の再構築 2.0 ②筋肉質な経営基盤の構築 ③無形資産(知的財産・人財)の戦略的活用 <経営目標(連結)> 2030年度目標売上高350億円営業利益17.5億円 <対処すべき課題>①稼ぐ力の再構築 2.0 高度情報化(デジタル)領域や環境調和(グリーン)領域といった次世代成長市場において、営業が潜在ニーズを捉え研究開発へ繋ぎ、当社のコア技術と社外知見を掛け合わせることで高付加価値製品の早期事業化を進めてまいります。
 また、開発製品を再び営業が「ソリューション」として市場へ展開し部門間連携による市場開拓のサイクルを回すことで、ファインケミカル主導の高収益体質を完成させてまいります。
②筋肉質な経営基盤の構築 低採算事業の聖域なきスクラップにより利益体質を改善し、創出したリソースを成長領域へ集中させてまいります。
 また、全社バリューチェーンのデジタル化による業務効率化と高付加価値業務へのシフト、さらに、原料調達網の分散化等でサプライチェーンを強靭化し、いかなる外部環境の変化にも揺るがない「強靭な収益基盤」を確立してまいります。
③無形資産(知的財産・人財)の戦略的活用 持続的成長の源泉として知的財産と人財への投資を強化してまいります。
自社技術の防衛と特許情報を起点にした「ミライづくり」の両輪で知的財産の利益化を推進し、競争優位性を強固にしてまいります。
 また、人財投資では、新人事制度の運用を定着させることで、変化を恐れずに挑む「挑戦型人財」を継続的に輩出し、多様な人財が活躍できる組織風土を醸成し、個人の成長を企業の価値向上へと直結させてまいります。
 当社グループは経営理念「もの創りを通して広く社会の発展に貢献します」のもと、事業を通じた社会価値の創造を目指します。
2050年度のカーボンニュートラル達成に向けた環境対応や、人権・環境に配慮したCSR調達を進めることで、持続可能な社会と当社グループの持続的な成長を実現してまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス 当社グループは、「もの創りを通して広く社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、事業を通して社会価値を創造し、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成長を目指すことをCSR方針に掲げております。
CSRを通してサステナビリティへの取組みを推進し、経営のレジリエンスを高めるため、代表取締役社長が委員長を務めるCSR委員会を設置し、CSRの取組みについて審議・協議し、必要に応じて取締役会に報告しています。
CSR委員会の構成委員は本部長である執行役員及び国内連結子会社社長であり、各組織でのCSR課題への取組みを遂行する責任を担っております。
また、CSR委員会の内部組織としてESG事務局を設置し、コンプライアンス委員会、安全衛生委員会、省エネ委員会、品質管理委員会と連携し、グループ全体のCSR課題への取組みを推進しております。
 また、環境への取組みにおいては、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2022年4月CN(カーボンニュートラル)推進室を立ち上げました。
CN推進室は全社横断型の組織であり、その取組み内容については、定期的に経営会議にて報告しております。
<CSR推進体制> (2)戦略 当社グループは、事業を通して社会価値を創造することが経営理念の実現そのものであり、企業と社会の持続的な成長に繋がると考え、以下のとおりCSR方針及びCSR目標を策定しております。
<CSR方針>1.社会課題の解決社会課題の解決に事業を通して貢献することで企業の持続的な成長を目指します。
2.環境への責任事業活動の環境影響に責任を持ち、地球環境と調和した事業活動を行います。
3.安全への責任安全を事業運営上の最優先に位置付け、職場と地域社会に安全・安心を提供します。
4.人権の尊重基本的人権を尊重し、あらゆる差別、不当労働やハラスメントなどの非人道的な行いを排除します。
5.企業統治の責任健全かつ透明度の高い経営に努め、全てのステークホルダーの理解と信頼を深めます。
6.従業員への責任従業員の自己実現を支援し、安全で働きがいのある職場を創ります。
<CSR目標>① 中期目標(2025年度):環境・社会・人(命)に関わる課題に果敢にチャレンジし、価値創造企業を目指す。
② 2025年度目標:・持続可能について考える  また、上記目標の達成に向けて当社グループが取組むCSR重要課題(マテリアリティ)を以下のとおり特定しました。
<CSR重要課題> 重要課題E(環境)カーボンニュートラルの実現製品のバイオマス化推進資源(水・燃料)の有効利用人・環境にやさしい製品の拡充S(社会)人権の尊重多様な人材の育成と確保安全で働きやすい職場づくりサプライチェーンマネジメント地域活性化への貢献G(企業統治)ステークホルダーエンゲージメントの実践リスクマネジメントの徹底迅速果断な意思決定を支えるガバナンスの構築  なかでも、環境項目のカーボンニュートラルの実現及び社会項目の多様な人材の育成と確保は最重要課題と捉え、以下のとおり取組みを進めています。
また、その他の重要課題に対する取組みと進捗につきましても、当社Webサイトに掲載しております。
<カーボンニュートラルの実現に向けた取組み>① 製造時のCO2排出量削減に向けて 事業活動で使用する電力及びガスの再生可能エネルギー化を進め、電力については2030年までに国内事業所における再生可能エネルギー化率100%を目指します。
加えて、これまでの省エネルギー活動を見直し、設備における燃料の使用状況を根本から把握しムダ・ムラをより一層排除していくことで、燃料効率の向上を図ってまいります。
② 事業を通した低炭素社会へのアプローチ 低炭素社会への移行に伴い、従来主流であった石化原料からバイオマス原料へのシフトが求められているなか、当社は、創業当初より培ってきた油脂技術の知見を活かし、非石化製品群の拡大と需要開拓を進めております。
これまでに、バイオマス由来の可塑剤やエステル油など、石化由来品と同等以上の性能を発揮する製品の開発に成功しており、顧客での評価が進んでおります。
また、プラスチックを取り巻く課題にアプローチする結晶核剤の開発も進めており、すでに、ポリプロピレン樹脂の成形加工のサイクルタイムを短縮する結晶核剤を開発し、省エネルギー効果や成形性の改善効果などを実証しております。
今後も引き続き、低炭素社会の実現に貢献する製品の拡大と提案強化に努めてまいります。
<人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組み> 当社は、人材の持続的な成長が、企業の持続的な成長に繋がるという考えのもと、Vision2030「Be the best SPICE! ~心躍る極上のスパイスになる~」では、従業員の意欲や挑戦を引き出すこと、多様な価値観を受容する企業風土を創造することで、活力ある組織の実現を目指しています。
そのための施策として、人事制度改革、教育制度の見直し、社内環境整備に取組んでおります。
① 人事制度改革 昨今、経営環境の変化が大幅に加速し、従業員の就労意識や職業観などにも大きな変化が見られるなか、当社は新たな人材マネジメントの実現に向けて人事制度の改革に挑戦しています。
新たな人事制度では、旧来の制度、事業を守り支えるだけでなく、新たな課題や事業に取り組む挑戦型の人材が評価される仕組みへと改めました。
従業員ひとりひとりの課題や問題意識に寄り添い、安心して働きやすい環境を整えることで、チャレンジする従業員をしっかり後押しをするような人材マネジメントを目指します。
・人事制度改革の方針 保守的人材から挑戦型人材への変革 ~Change & Challenge!~ ・人事制度の改定 急速に変化する社会環境の中で、変化を前向きに捉え、自ら挑戦し、新たな価値を創造できる人材をより力強く後押ししていくため、外部環境や内部環境の変化に合わせた継続的な見直しを進めています。
 従業員一人ひとりが主体的に会社・組織・個人の現状の課題を考え、能動的に解決策を実行していける人材の育成を目的として、2022年4月に新たな評価制度を導入しました。
 さらに、評価制度と紐づく職能資格等級制度を2023年4月に導入しました。
年功的な要素を弱め、役割の明確化と健全な競争意識を醸成し社員一人一人の挑戦と自律的な成長を促しております。
2025年度は等級ごとで求められる力量を具体化し、等級定義を刷新しました。
キャリアパスを明確化し、社員のモチベーション向上及びスキルアップに繋げています。
現在は、こうした制度の定着と実効性向上を重視しながら、各組織における双方向のコミュニケーションを深化させ、挑戦が企業文化として浸透、定着していくことに取り組んでいます。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
② 教育制度の見直し 人事制度の改定に伴い、教育制度についても段階的な見直しを進めています。
 2023年4月には、従来の階層別研修及び次世代選抜型研修に加え、社員が自身のニーズに応じて自由に受講できる選択型研修を新たに導入しました。
多種多様な研修機会を提供することで、自律的な学びとキャリア形成を支援しています。
2024年度は、等級制度との連動を図るべく、実効性の高い育成体系の構築を目指し、等級毎に求められる能力を精査しました。
 2025年度は、求められる能力に紐づいた推奨コンテンツを展開する事で、社員一人ひとりの成長をさらに支援し、社員が自身の成長を実感できる仕組みと組織全体の持続的な競争力向上に繋がる風土づくりを推進してまいります。
③ 社内環境整備 当社は、組織風土の変革の加速と実現のため、多様な経験やキャリアを有する人材の採用と登用を通じて、ダイバーシティ&インクルージョンにも取組んでいます。
また、一人ひとりが心身ともに健康であるために、各職場における従業員の安全管理の強化や健康づくりの取り組みを継続して実施しています。
さらに、柔軟な働き方を可能にする勤務体系の整備にも注力しており、働きやすい環境づくりを支援しています。
「女性活躍推進法」(2025年)及び「次世代育成支援対策推進法」(2022年)に基づき、男女の均衡ある育児参加や成長機会を平等に提供するための行動計画を推進しています。
引き続き、多様なライフスタイルに対応した制度の整備と、社員の能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指します。
④ エンゲージメント 当社は、従業員の満足度を把握するため、定期的に独自の従業員満足度調査を実施しています。
 2025年度の調査では、全社目標として掲げるポジティブ回答率70%に対し、62.5%という結果となりました 。
 調査からは、「習熟した業務への信頼と委譲」が高水準であった一方、「組織の垣根の高さ」や「業務の偏り」といった課題が浮き彫りになりました 。
 この現状を踏まえたアプローチとして、「業務の偏りの解消」と「組織間コミュニケーションの活性化」を共通ターゲットに設定し、管理職を対象とした研修やワークショップなどを通して、環境・風土の両面からエンゲージメント向上に取り組んでまいります 。
(3)リスク管理 当社グループではCSRとして取組むべき重要課題をCSR委員会にて策定しました。
CSR重要課題は、サステナビリティ経営に向けて取組まなければならないと認識した社会課題へのアプローチであり、経営課題と捉えております。
 それぞれの課題を各部門の業務計画へ落とし込み、進捗管理を実施しております。
CSR重要課題の取組み状況は、CSR委員会の内部組織であるESG事務局が確認及び支援を行っています。
また、取組みの進捗状況については、各部門より業務計画の進捗と併せて経営会議に報告しております。
 サステナビリティに関するリスクと機会に関しては、各種指標やシナリオを参考に分析を進めていき、取締役会及び執行の諸機関、委員会におけるサステナビリティに関する議論の活発化を図ってまいります。
(4)指標及び目標 当社グループでは、CSR重要課題の各項目に対してKPIを設定し、取組みを進めております。
なかでも最重要課題と位置付けている環境項目のカーボンニュートラルの実現及び社会項目の多様な人材の育成と確保においての指標及び目標は以下のとおりです。
<カーボンニュートラルの実現に向けた取組みの指標及び目標> カーボンニュートラルの実現に向け、パリ協定で努力目標とされる高水準の1.5℃目標でのCO2削減を目指し、2030年度には2013年度比で50%のCO2排出量削減、更に2050年度にはカーボンニュートラルの達成を目標としております。
当該目標に関する指標として、現時点では当社及び国内連結子会社におけるScope1及びScope2のCO2排出量を用いており、その実績は次のとおりです。
なお、Scope3を含めたCO2排出量につきましては、現在、算定を進めております。
 算定期間:2025年4月~2026年3月 算定範囲:新日本理化株式会社、日新理化株式会社、日東化成工業株式会社のScope1及びScope2年度2013年度実績2024年度実績2025年度実績2030年度目標CO2排出量(t-CO2)44,27321,30221,52722,136削減率(%)-約51.9%約51.4%50%※ 2025年度からは、対象範囲に日東化成工業株式会社を含めたことに伴い、基準値である2013年度実績及び2030年度目標を変更しております。
※ 2024年度実績のCO2排出量の算定においては、再生可能エネルギー由来の非化石証書が有する環境価値を付加した電力の使用によるCO2排出量、及びJ-クレジット制度の排出削減プロジェクトに基づき発行されたクレジットの購入により相殺されるCO2排出量を除外しております。
※ CO2排出量の算定においては、2026年6月時点において環境省より公開されている温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧、ガス事業者別排出係数一覧及び電気事業者別排出係数一覧の排出係数を使用しています。
<人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標及び目標> 当社グループでは、一人ひとりの多様な背景や経験、知識を活かし、能力を最大限に発揮できる環境を整えるとともに、活躍への意識を高め、次世代を担う人材の育成を加速させます。
また、働く環境の改善やワークエンゲージメントの向上にも取組んでおり、様々な施策を通じて、多様な人材がそれぞれの強みを生かして働くことのできる組織づくりを進めております。
 人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標は次のとおりです。
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合と男性労働者の育児休業取得率において、当事業年度は2025年度目標に到達いたしました。
引き続き男女問わず活躍できる環境づくりを進めてまいります。
 なお、本取組みはグループ会社までの実行には至っておらず、以下に示す実績、目標は提出会社である当社のみのデータとなっております。
方針に関する指標2025年度実績2030年度目標管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)9.5%10%以上男性労働者の育児休業取得率(%)100.0%100%※ 男女賃金格差については、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (4)管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に当事業年度の実績を記載しております。
戦略 (2)戦略 当社グループは、事業を通して社会価値を創造することが経営理念の実現そのものであり、企業と社会の持続的な成長に繋がると考え、以下のとおりCSR方針及びCSR目標を策定しております。
<CSR方針>1.社会課題の解決社会課題の解決に事業を通して貢献することで企業の持続的な成長を目指します。
2.環境への責任事業活動の環境影響に責任を持ち、地球環境と調和した事業活動を行います。
3.安全への責任安全を事業運営上の最優先に位置付け、職場と地域社会に安全・安心を提供します。
4.人権の尊重基本的人権を尊重し、あらゆる差別、不当労働やハラスメントなどの非人道的な行いを排除します。
5.企業統治の責任健全かつ透明度の高い経営に努め、全てのステークホルダーの理解と信頼を深めます。
6.従業員への責任従業員の自己実現を支援し、安全で働きがいのある職場を創ります。
<CSR目標>① 中期目標(2025年度):環境・社会・人(命)に関わる課題に果敢にチャレンジし、価値創造企業を目指す。
② 2025年度目標:・持続可能について考える  また、上記目標の達成に向けて当社グループが取組むCSR重要課題(マテリアリティ)を以下のとおり特定しました。
<CSR重要課題> 重要課題E(環境)カーボンニュートラルの実現製品のバイオマス化推進資源(水・燃料)の有効利用人・環境にやさしい製品の拡充S(社会)人権の尊重多様な人材の育成と確保安全で働きやすい職場づくりサプライチェーンマネジメント地域活性化への貢献G(企業統治)ステークホルダーエンゲージメントの実践リスクマネジメントの徹底迅速果断な意思決定を支えるガバナンスの構築  なかでも、環境項目のカーボンニュートラルの実現及び社会項目の多様な人材の育成と確保は最重要課題と捉え、以下のとおり取組みを進めています。
また、その他の重要課題に対する取組みと進捗につきましても、当社Webサイトに掲載しております。
<カーボンニュートラルの実現に向けた取組み>① 製造時のCO2排出量削減に向けて 事業活動で使用する電力及びガスの再生可能エネルギー化を進め、電力については2030年までに国内事業所における再生可能エネルギー化率100%を目指します。
加えて、これまでの省エネルギー活動を見直し、設備における燃料の使用状況を根本から把握しムダ・ムラをより一層排除していくことで、燃料効率の向上を図ってまいります。
② 事業を通した低炭素社会へのアプローチ 低炭素社会への移行に伴い、従来主流であった石化原料からバイオマス原料へのシフトが求められているなか、当社は、創業当初より培ってきた油脂技術の知見を活かし、非石化製品群の拡大と需要開拓を進めております。
これまでに、バイオマス由来の可塑剤やエステル油など、石化由来品と同等以上の性能を発揮する製品の開発に成功しており、顧客での評価が進んでおります。
また、プラスチックを取り巻く課題にアプローチする結晶核剤の開発も進めており、すでに、ポリプロピレン樹脂の成形加工のサイクルタイムを短縮する結晶核剤を開発し、省エネルギー効果や成形性の改善効果などを実証しております。
今後も引き続き、低炭素社会の実現に貢献する製品の拡大と提案強化に努めてまいります。
<人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組み> 当社は、人材の持続的な成長が、企業の持続的な成長に繋がるという考えのもと、Vision2030「Be the best SPICE! ~心躍る極上のスパイスになる~」では、従業員の意欲や挑戦を引き出すこと、多様な価値観を受容する企業風土を創造することで、活力ある組織の実現を目指しています。
そのための施策として、人事制度改革、教育制度の見直し、社内環境整備に取組んでおります。
① 人事制度改革 昨今、経営環境の変化が大幅に加速し、従業員の就労意識や職業観などにも大きな変化が見られるなか、当社は新たな人材マネジメントの実現に向けて人事制度の改革に挑戦しています。
新たな人事制度では、旧来の制度、事業を守り支えるだけでなく、新たな課題や事業に取り組む挑戦型の人材が評価される仕組みへと改めました。
従業員ひとりひとりの課題や問題意識に寄り添い、安心して働きやすい環境を整えることで、チャレンジする従業員をしっかり後押しをするような人材マネジメントを目指します。
・人事制度改革の方針 保守的人材から挑戦型人材への変革 ~Change & Challenge!~ ・人事制度の改定 急速に変化する社会環境の中で、変化を前向きに捉え、自ら挑戦し、新たな価値を創造できる人材をより力強く後押ししていくため、外部環境や内部環境の変化に合わせた継続的な見直しを進めています。
 従業員一人ひとりが主体的に会社・組織・個人の現状の課題を考え、能動的に解決策を実行していける人材の育成を目的として、2022年4月に新たな評価制度を導入しました。
 さらに、評価制度と紐づく職能資格等級制度を2023年4月に導入しました。
年功的な要素を弱め、役割の明確化と健全な競争意識を醸成し社員一人一人の挑戦と自律的な成長を促しております。
2025年度は等級ごとで求められる力量を具体化し、等級定義を刷新しました。
キャリアパスを明確化し、社員のモチベーション向上及びスキルアップに繋げています。
現在は、こうした制度の定着と実効性向上を重視しながら、各組織における双方向のコミュニケーションを深化させ、挑戦が企業文化として浸透、定着していくことに取り組んでいます。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
② 教育制度の見直し 人事制度の改定に伴い、教育制度についても段階的な見直しを進めています。
 2023年4月には、従来の階層別研修及び次世代選抜型研修に加え、社員が自身のニーズに応じて自由に受講できる選択型研修を新たに導入しました。
多種多様な研修機会を提供することで、自律的な学びとキャリア形成を支援しています。
2024年度は、等級制度との連動を図るべく、実効性の高い育成体系の構築を目指し、等級毎に求められる能力を精査しました。
 2025年度は、求められる能力に紐づいた推奨コンテンツを展開する事で、社員一人ひとりの成長をさらに支援し、社員が自身の成長を実感できる仕組みと組織全体の持続的な競争力向上に繋がる風土づくりを推進してまいります。
③ 社内環境整備 当社は、組織風土の変革の加速と実現のため、多様な経験やキャリアを有する人材の採用と登用を通じて、ダイバーシティ&インクルージョンにも取組んでいます。
また、一人ひとりが心身ともに健康であるために、各職場における従業員の安全管理の強化や健康づくりの取り組みを継続して実施しています。
さらに、柔軟な働き方を可能にする勤務体系の整備にも注力しており、働きやすい環境づくりを支援しています。
「女性活躍推進法」(2025年)及び「次世代育成支援対策推進法」(2022年)に基づき、男女の均衡ある育児参加や成長機会を平等に提供するための行動計画を推進しています。
引き続き、多様なライフスタイルに対応した制度の整備と、社員の能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指します。
④ エンゲージメント 当社は、従業員の満足度を把握するため、定期的に独自の従業員満足度調査を実施しています。
 2025年度の調査では、全社目標として掲げるポジティブ回答率70%に対し、62.5%という結果となりました 。
 調査からは、「習熟した業務への信頼と委譲」が高水準であった一方、「組織の垣根の高さ」や「業務の偏り」といった課題が浮き彫りになりました 。
 この現状を踏まえたアプローチとして、「業務の偏りの解消」と「組織間コミュニケーションの活性化」を共通ターゲットに設定し、管理職を対象とした研修やワークショップなどを通して、環境・風土の両面からエンゲージメント向上に取り組んでまいります 。
指標及び目標 (4)指標及び目標 当社グループでは、CSR重要課題の各項目に対してKPIを設定し、取組みを進めております。
なかでも最重要課題と位置付けている環境項目のカーボンニュートラルの実現及び社会項目の多様な人材の育成と確保においての指標及び目標は以下のとおりです。
<カーボンニュートラルの実現に向けた取組みの指標及び目標> カーボンニュートラルの実現に向け、パリ協定で努力目標とされる高水準の1.5℃目標でのCO2削減を目指し、2030年度には2013年度比で50%のCO2排出量削減、更に2050年度にはカーボンニュートラルの達成を目標としております。
当該目標に関する指標として、現時点では当社及び国内連結子会社におけるScope1及びScope2のCO2排出量を用いており、その実績は次のとおりです。
なお、Scope3を含めたCO2排出量につきましては、現在、算定を進めております。
 算定期間:2025年4月~2026年3月 算定範囲:新日本理化株式会社、日新理化株式会社、日東化成工業株式会社のScope1及びScope2年度2013年度実績2024年度実績2025年度実績2030年度目標CO2排出量(t-CO2)44,27321,30221,52722,136削減率(%)-約51.9%約51.4%50%※ 2025年度からは、対象範囲に日東化成工業株式会社を含めたことに伴い、基準値である2013年度実績及び2030年度目標を変更しております。
※ 2024年度実績のCO2排出量の算定においては、再生可能エネルギー由来の非化石証書が有する環境価値を付加した電力の使用によるCO2排出量、及びJ-クレジット制度の排出削減プロジェクトに基づき発行されたクレジットの購入により相殺されるCO2排出量を除外しております。
※ CO2排出量の算定においては、2026年6月時点において環境省より公開されている温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧、ガス事業者別排出係数一覧及び電気事業者別排出係数一覧の排出係数を使用しています。
<人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標及び目標> 当社グループでは、一人ひとりの多様な背景や経験、知識を活かし、能力を最大限に発揮できる環境を整えるとともに、活躍への意識を高め、次世代を担う人材の育成を加速させます。
また、働く環境の改善やワークエンゲージメントの向上にも取組んでおり、様々な施策を通じて、多様な人材がそれぞれの強みを生かして働くことのできる組織づくりを進めております。
 人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標は次のとおりです。
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合と男性労働者の育児休業取得率において、当事業年度は2025年度目標に到達いたしました。
引き続き男女問わず活躍できる環境づくりを進めてまいります。
 なお、本取組みはグループ会社までの実行には至っておらず、以下に示す実績、目標は提出会社である当社のみのデータとなっております。
方針に関する指標2025年度実績2030年度目標管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)9.5%10%以上男性労働者の育児休業取得率(%)100.0%100%※ 男女賃金格差については、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (4)管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に当事業年度の実績を記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 <人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組み> 当社は、人材の持続的な成長が、企業の持続的な成長に繋がるという考えのもと、Vision2030「Be the best SPICE! ~心躍る極上のスパイスになる~」では、従業員の意欲や挑戦を引き出すこと、多様な価値観を受容する企業風土を創造することで、活力ある組織の実現を目指しています。
そのための施策として、人事制度改革、教育制度の見直し、社内環境整備に取組んでおります。
① 人事制度改革 昨今、経営環境の変化が大幅に加速し、従業員の就労意識や職業観などにも大きな変化が見られるなか、当社は新たな人材マネジメントの実現に向けて人事制度の改革に挑戦しています。
新たな人事制度では、旧来の制度、事業を守り支えるだけでなく、新たな課題や事業に取り組む挑戦型の人材が評価される仕組みへと改めました。
従業員ひとりひとりの課題や問題意識に寄り添い、安心して働きやすい環境を整えることで、チャレンジする従業員をしっかり後押しをするような人材マネジメントを目指します。
・人事制度改革の方針 保守的人材から挑戦型人材への変革 ~Change & Challenge!~ ・人事制度の改定 急速に変化する社会環境の中で、変化を前向きに捉え、自ら挑戦し、新たな価値を創造できる人材をより力強く後押ししていくため、外部環境や内部環境の変化に合わせた継続的な見直しを進めています。
 従業員一人ひとりが主体的に会社・組織・個人の現状の課題を考え、能動的に解決策を実行していける人材の育成を目的として、2022年4月に新たな評価制度を導入しました。
 さらに、評価制度と紐づく職能資格等級制度を2023年4月に導入しました。
年功的な要素を弱め、役割の明確化と健全な競争意識を醸成し社員一人一人の挑戦と自律的な成長を促しております。
2025年度は等級ごとで求められる力量を具体化し、等級定義を刷新しました。
キャリアパスを明確化し、社員のモチベーション向上及びスキルアップに繋げています。
現在は、こうした制度の定着と実効性向上を重視しながら、各組織における双方向のコミュニケーションを深化させ、挑戦が企業文化として浸透、定着していくことに取り組んでいます。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、社員が自らの可能性を切り拓ける環境づくりを推進してまいります。
② 教育制度の見直し 人事制度の改定に伴い、教育制度についても段階的な見直しを進めています。
 2023年4月には、従来の階層別研修及び次世代選抜型研修に加え、社員が自身のニーズに応じて自由に受講できる選択型研修を新たに導入しました。
多種多様な研修機会を提供することで、自律的な学びとキャリア形成を支援しています。
2024年度は、等級制度との連動を図るべく、実効性の高い育成体系の構築を目指し、等級毎に求められる能力を精査しました。
 2025年度は、求められる能力に紐づいた推奨コンテンツを展開する事で、社員一人ひとりの成長をさらに支援し、社員が自身の成長を実感できる仕組みと組織全体の持続的な競争力向上に繋がる風土づくりを推進してまいります。
③ 社内環境整備 当社は、組織風土の変革の加速と実現のため、多様な経験やキャリアを有する人材の採用と登用を通じて、ダイバーシティ&インクルージョンにも取組んでいます。
また、一人ひとりが心身ともに健康であるために、各職場における従業員の安全管理の強化や健康づくりの取り組みを継続して実施しています。
さらに、柔軟な働き方を可能にする勤務体系の整備にも注力しており、働きやすい環境づくりを支援しています。
「女性活躍推進法」(2025年)及び「次世代育成支援対策推進法」(2022年)に基づき、男女の均衡ある育児参加や成長機会を平等に提供するための行動計画を推進しています。
引き続き、多様なライフスタイルに対応した制度の整備と、社員の能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指します。
④ エンゲージメント 当社は、従業員の満足度を把握するため、定期的に独自の従業員満足度調査を実施しています。
 2025年度の調査では、全社目標として掲げるポジティブ回答率70%に対し、62.5%という結果となりました 。
 調査からは、「習熟した業務への信頼と委譲」が高水準であった一方、「組織の垣根の高さ」や「業務の偏り」といった課題が浮き彫りになりました 。
 この現状を踏まえたアプローチとして、「業務の偏りの解消」と「組織間コミュニケーションの活性化」を共通ターゲットに設定し、管理職を対象とした研修やワークショップなどを通して、環境・風土の両面からエンゲージメント向上に取り組んでまいります 。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 <人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標及び目標> 当社グループでは、一人ひとりの多様な背景や経験、知識を活かし、能力を最大限に発揮できる環境を整えるとともに、活躍への意識を高め、次世代を担う人材の育成を加速させます。
また、働く環境の改善やワークエンゲージメントの向上にも取組んでおり、様々な施策を通じて、多様な人材がそれぞれの強みを生かして働くことのできる組織づくりを進めております。
 人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する取組みの指標は次のとおりです。
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合と男性労働者の育児休業取得率において、当事業年度は2025年度目標に到達いたしました。
引き続き男女問わず活躍できる環境づくりを進めてまいります。
 なお、本取組みはグループ会社までの実行には至っておらず、以下に示す実績、目標は提出会社である当社のみのデータとなっております。
方針に関する指標2025年度実績2030年度目標管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)9.5%10%以上男性労働者の育児休業取得率(%)100.0%100%※ 男女賃金格差については、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (4)管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異」に当事業年度の実績を記載しております。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)原材料の価格変動 当社グループの主要原材料である油脂原料及び石化原料の購入価格は、国内外の市況の変動の影響を受けます。
植物系油脂原料の購入価格は、気候変動による不作やバイオ燃料需要の拡大により上昇する可能性があります。
また、石化原料の購入価格は、原油・ナフサの国際市況の影響を受けます。
原油価格は、国際的な需給バランスに加え、中東等の産油国の情勢や先物市場での投機的な要因により変動する可能性があります。
これらの原材料価格が大幅に変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、製品販売価格への転嫁等の対策をとっております。
(2)原材料の調達 当社グループが調達する原材料の供給元において、自然災害や事故等による製品供給の停止や遅れ、品質不良が発生した場合、当社製品の安定生産が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、品質・コストを踏まえ調達先の多様化を図るなど安定的な調達に努めております。
(3)為替相場の変動 為替相場の変動により輸入原材料価格が大幅に変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、必要な範囲で為替予約を行うなどの対策をとっております。
(4)物流の確保 当社グループの製品輸送に関し、人手不足等を背景に物流費用の増加が顕著であることから、最適な物流手段の確保が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、国内外の海運及び国内陸送等の幅広い物流手段を活用しており、コスト・時間・品質面での最適化に努めております。
(5)自然災害、事故災害 当社グループの工場において大規模な自然災害や事故災害が発生した場合、生産活動の停止による機会損失及び顧客に対する補償に加え、近隣地域への損害賠償や社会的信用の失墜に見舞われることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、災害に備えた教育訓練の実施や製造設備の定期保全、損害保険への加入等の対策をとっております。
(6)製品の品質 当社グループの製品に予期しない欠陥が生じる等の重大な品質問題が発生した場合、製品回収や顧客への損害賠償を行うことにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、品質マネジメントシステムに基づく品質保証体制の強化のほか、製造物賠償責任保険を付保する等の対策をとっております。
(7)知的財産 当社グループの予期しない事情により第三者との間で知的財産に関する紛争が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、開発した技術を早期に権利化するほか、第三者が保有する知的財産権を十分に調査することにより、第三者の権利を侵害することがないよう努めております。
(8)人材の確保 日本国内の労働者人口の減少や価値観の変化により、優秀な人材の採用及び維持が困難となった場合、人材不足により事業運営に支障をきたすことにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、採用方法及び雇用形態の多様化や働きやすい環境の整備のほか、デジタル技術を活用した技能伝承を進めるなど人材の確保に努めております。
(9)サイバー攻撃、システム障害 当社グループは、生産、物流、販売等の業務において各種情報システムやネットワークを利用しており、また、機密情報や個人情報を保有しております。
これらが、悪意ある第三者からのサイバー攻撃(ランサムウェアや不正アクセス等)やコンピューターウイルスの感染、または予期せぬ機器の故障や災害等により停止・誤作動を起こした場合、あるいは重大な情報漏洩が発生した場合、操業停止による機会損失、復旧費用の発生、社会的信用の失墜や顧客への損害賠償等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
 リスク低減のため、セキュリティ対策の強化、データの定期的なバックアップの取得、従業員へのセキュリティ教育の徹底、及び万一のシステム障害発生時に備えた緊急時対応計画の整備等の対策を進めております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済におきましては、米国経済の堅調さが維持された一方、中国の不動産不況や欧州の製造業停滞など、地域間での景況感の格差が鮮明となりました。
わが国経済におきましては、トランプ関税によるマイナス効果や物価上昇さらには人手不足による供給制約が見られたものの、継続的な賃上げによる所得環境の改善や個人消費の持ち直しにより、緩やかな回復基調で推移いたしました。
 化学業界におきましては、生成AIの普及に伴う半導体材料需要の拡大が見られた一方、ナフサ価格の高騰や、中国市場の需要停滞による汎用製品の市況悪化が、収益を圧迫する要因となりました。
 このような環境のなか、中期経営計画(2021年度~2025年度)の最終年度として、「もの創り力の向上」と「事業ポートフォリオの組換え」を加速してまいりました。
「もの創り力の向上」におきましては、重要品目の複数購買化やサプライチェーンの見直しを推進し、地政学リスク等に伴う調達不安への耐性を強化いたしました。
また、設備・運転情報のデジタル化により、安定生産を阻害する要因の排除に努めるとともに、ビッグデータの活用により異常を早期に発見し、対策を講じることで、生産性の維持・向上を図ってまいりました。
「事業ポートフォリオの組換え」におきましては、前連結会計年度において、堺工場の酸無水物及び可塑剤製品の生産終了を決定し、当連結会計年度においては、経営資源の最適化及び生産効率の向上をさらに推し進めるべく、同工場を閉鎖することを決定し、閉鎖に付随して発生する諸費用等について損失を計上しました。
一方で、成長分野への注力として、樹脂成型における生産効率向上に寄与する「RiKACRYSTA®(リカクリスタ)」の自動車部品での採用の他、脱炭素社会の実現に向け、バイオマス由来原料を活用した「RiKANATURA®(リカナチュラ)シリーズ」や「グリーンサイザー®シリーズ」等の新製品開発及び市場展開を積極的に推進いたしました。
 しかしながら、上期はトランプ関税による自動車産業向け製品の販売が減少しました。
当社の収益基盤である汎用製品分野におきましては、海外メーカーによる廉価品の流入が激化しており、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度を下回る厳しい決算となりました。
 この結果、2024年6月に修正公表した中期経営計画の目標(営業利益8億円)に対し、前連結会計年度はこれを上回る実績を上げましたが、当連結会計年度におきましては、当社グループの売上高は321億5百万円(前期比1.8%減)となり、損益面では、営業利益5億7千6百万円(前期比30.5%減)、経常利益5億4千7百万円(前期比54.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5億9千7百万円(前期比14.5%増)となりました。
 当連結会計年度における主要製品の概況は次のとおりであります。
 トイレタリー向け界面活性剤におきましては、パーソナルケア製品の高付加価値化が進み、これに伴う高機能原料の需要が堅調に推移しております。
一方で、主力の汎用品においては、アジア地域から流入する廉価品との競合により数量は前年を下回ったものの、原料価格高騰に伴う価格改定を進めた結果、売上高は前年を上回りました。
市場全体として需給の緩和が続いており、総じて厳しい事業環境で推移いたしました。
 主に床材や壁紙、電線被覆材などの建築部材に使用される汎用可塑剤は、住宅着工の低迷や建設コスト上昇の影響に加え、海外からの廉価品の流入により競争環境が悪化し、数量、売上高ともに前年を下回りました。
一方で、高耐熱・高耐候といった機能性可塑剤については、用途の高度化を背景に需要が堅調に推移し、全体の下支え要因となっております。
 自動車産業向け製品は、海外向けを中心とした需要構造の中で、上期に影響を受けたトランプ関税による販売減少が一巡し、下期においては受注が回復基調となりましたが、数量、売上高ともに前年を下回りました。
電子材料向け製品については、中国経済の減速により末端需要が低迷したことから数量は前年を下回りましたが、価格転嫁、高付加価値製品の販売により、売上高は前年を上回りました。
 当連結会計年度末の総資産は前期末比7.5%増、金額で28億2千6百万円増加の403億4千5百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)の残高は、前連結会計年度末に比べ27億5千2百万円増加し、55億3千2百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は16億4千3百万円増加(前期は2億2千4百万円減少)しました。
これは主に、税金等調整前当期純利益6億7千9百万円及び減価償却費7億5千5百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は5億1百万円増加(前期は1億7千4百万円減少)しました。
これは主に、投資有価証券の売却による収入9億4千2百万円及び有形固定資産の取得による支出3億2千2百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は6千4百万円減少(前期は5億1千3百万円減少)しました。
これは主に、長期借入金の純増1億4千9百万円及び配当金の支払額1億4千9百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の状況1)生産実績 当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。
生産量(トン)前年同期比(%)54,47795.1 2)受注状況 当社グループ(当社及び連結子会社)は、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。
3)販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
販売高(百万円)前年同期比(%)32,10598.2(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度(自2024年4月1日至2025年3月31日)当連結会計年度(自2025年4月1日至2026年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)昭和化成工業(株)3,42210.5-- 主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。
また、当連結会計年度の昭和化成工業㈱に対する販売実績は、総販売実績の10%未満のため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高は、前期比1.8%減、金額で5億9千8百万円減少の321億5百万円となりました。
これは主に、高耐候性可塑剤や医療用原料などの高機能製品が販売数量を伸ばしたものの、汎用品は安価な海外品との価格競争激化などにより販売数量が減少したためであります。
 営業利益は前期比30.5%減、金額で2億5千2百万円減少の5億7千6百万円となりました。
これは主に、生産・設備保全・品質管理体制の見直しによる生産ロス低減によるものであります。
 受取配当金、支払利息等の営業外損益を加えた経常利益は前期比54.2%減、金額で6億4千8百万円減少の5億4千7百万円となり、投資有価証券売却益や法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比14.5%増、金額で7千5百万円増加の5億9千7百万円となりました。
 当連結会計年度末の総資産は前期末比7.5%増、金額で28億2千6百万円増加の403億4千5百万円となりました。
 流動資産につきましては、現金及び預金が増加したことなどにより前期末比14.2%増、金額で24億9千9百万円増加の200億8千4百万円となりました。
固定資産につきましては、一部株式を売却したものの、投資有価証券の時価が上昇したことなどにより前期末比1.6%増、金額で3億2千6百万円増加の202億6千万円となりました。
 流動負債につきましては、資産除去債務が増加したことなどにより前期末比13.4%増、金額で12億1千5百万円増加の102億9千2百万円となりました。
固定負債につきましては、資産除去債務を流動負債に振り替えたことなどにより前期末比4.0%減、金額で3億8千万円減少の90億6千5百万円となりました。
 純資産につきましては、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金が増加したことなどにより前期末比10.5%増、金額で19億9千1百万円増加の209億8千7百万円となりました。
 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.9%となりました。
 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、運転資金及び設備資金を内部資金又は借入により資金調達することとしております。
このうち、借入金による資金調達につきましては、運転資金は短期借入金で、設備資金などの長期資金は長期借入金で調達しております。
 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は74億2百万円となっております。
 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は55億3千2百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されています。
 連結財務諸表の作成にあたっては、経営者の判断の下、一定の前提条件に基づく見積りが必要となる場合がありますが、この前提条件の置き方などにより、連結貸借対照表上の資産及び負債、連結損益計算書上の収益及び費用などに重要な影響を及ぼすことがあります。
 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 私たち新日本理化グループは、もの創りを通して広く社会の発展に貢献することを経営理念として、次の100年に向けた新規事業の創出を目指します。
研究開発本部ではVision2030「Be the best SPICE!~心躍る極上のスパイスになる~」のもと、高度なデジタル社会向け高機能材料の開発を目的とした「デジタルソリューションマテリアルグループ」と持続可能な社会に必要不可欠な化学品の開発を目的とした「エッセンシャルマテリアルグループ」の2グループ体制に集約してSPICE製品の開発を進めております。
 当連結会計年度における研究開発費の総額は919百万円となっております。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
 デジタルソリューションマテリアルグループでは、ディスプレイ用などの光学フィルムを対象とした光学調整剤「RiKAiJAST®」を開発しました。
光学樹脂に配合しフィルム化することによって光学フィルムの複屈折を負の方向に調整することができます。
特に正の複屈折を持つ光学樹脂に「RiKAiJAST®」を適量混合することにより、その光学フィルムの低複屈折化を実現し、光学フィルムの使用枚数を減らすことや、高鮮明・高精細な画質・映像を表示できることが期待されます。
 また、ディスプレイや半導体用途で使用される感光性ポリイミド用の酸二無水物の開発を進めています。
近年は感光性ポリイミド用途やPFAS代替で酸二無水物「リカシッド®」シリーズの引き合いが増加していますが、本分野での更なる技術革新に対応できるように自社で感光性評価まで実施することで、モノマーとしての提案だけでなく透明性や柔軟性、溶剤溶解性などのポリイミドに付加できる機能についても提案をしていきます。
 情報通信分野として、HDD用特殊潤滑剤の開発も進めます。
生成AIの普及により情報量が著しく増加しており、データセンター用のHDDが増加しています。
社会的にHDDの省電力化や長寿命化、大容量化が求められており、ニーズに対応できる潤滑剤の開発を進めていきます。
 エッセンシャルマテリアルグループでは、ポリオレフィンなど結晶性樹脂の結晶化促進剤「RiKACRYSTA®」の開発を進めています。
成型加工時間の短縮、エネルギー消費量の削減、バリやヒケなどの不良品低減に寄与できるため、国内外でのポリプロピレン樹脂(PP)及びポリ乳酸樹脂(PLA)での評価が進んでいます。
一般産業用途だけでなく食品包装材用途でも使用できるように国内外の法対応を進めています。
 また、環境対応としてバイオマス製品の開発を進めています。
塩ビ用可塑剤として「グリーンサイザー®シリーズ」が採用となり、量産化に向けてスケールアップを進めていきます。
また、自動車向けで使用されています高耐熱用可塑剤「サンソサイザー® DL911P」のISCC認証が完了したため、環境配慮グレードとして国内外への普及を目指します。
 バイオマスの化粧品原料として「リカナチュラ®シリーズ」が、軽いテクスチャーや艶感、他基材との高い相溶性、クレンジング性能などが評価され、採用に向けて顧客での評価が進んでおり、スケールアップの準備を進めています。
また、リカナチュラのアルカン製造に必要な独自の触媒を開発しました。
本技術は第76回大阪工研協会の工業技術賞の受賞が決定しており、第75回のPLA向け「RiKACRYSTA®」に続き今回で4年連続の受賞となります。
 デジタルソリューションマテリアルグループ、エッセンシャルマテリアルグループの両グループともにユーザーへの提案活動を進めていく上で、アカデミアからの協力体制を強化しています。
北陸先端科学技術大学院大学、滋賀県立大学、大阪公立大学、東邦大学、東京都立大学、京都工芸繊維大学との共同研究等を通じて機能発現の解明を進めるとともに物性評価技術を高め、オープンイノベーションを推進していきます。
 これら研究開発の成果は知的財産戦略部にて知的財産という形にし、無形資産の活用を実施しております。
また、より有効なユーザーへの提案活動を実現するため、知財情報と市場情報を組み合わせた情報分析にも注力してまいります。
 研究開発成果については、知的財産戦略部が権利保護と活用を推進し、無形資産としての価値を向上させるように努めております。
また、知財情報と市場情報を融合させた分析を行い、これらの分析データを活用して顧客への提案力強化と事業競争力の向上に注力しています。
 新製品開発の他、生産本部との協力のもと、既存製品の工程改善、CO2排出量の削減にも取組んでいます。
当社の基幹技術・製品である可塑剤、高圧水素化還元、酸無水物の製造プロセスの合理化及び最適化検討が完了しており、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて進んでいます。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度に実施しました当社グループの設備投資の総額は465百万円であり、主なものは、提出会社における次期基幹システムの構築によるものであります。
なお、有形固定資産のほか、無形固定資産への投資を含めて記載しております。
 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計京都工場・研究所(京都市伏見区)生産設備研究開発設備28119310(50,224)15463882京都R&Dセンター(京都府相楽郡精華町)研究開発設備1,453-858(10,657)1542,46735徳島工場(徳島県徳島市)生産設備12738971(56,704)4463262川崎工場(川崎市川崎区)(注)2生産設備47148-「10,087」2422023福井工場用地(福井県坂井市)(注)4工場用地42-284(19,616)2329-千葉工場(千葉県市原市)(注)3生産設備480556(16,711)0604-堺工場(堺市西区)(注)2生産設備00-「68,412」003(注)1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、リース資産及び建設仮勘定の合計であります。
2 土地を賃借しております。
なお、「 」は賃借面積であります。
3 操業を連結子会社の日新理化㈱に委託しております。
4 土地の一部(3,290㎡)及び建物を関連会社でありますイワタニ理化㈱に賃貸しております。
(2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計日新理化㈱本社工場(千葉県市原市)生産設備206170623(31,864)161,01732日東化成工業㈱本社工場(横浜市緑区)生産設備5663471,810(10,016)832,80856(注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、リース資産及び建設仮勘定の合計であります。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等 該当事項はありません。
(2)重要な設備の除却等 経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
研究開発費、研究開発活動919,000,000
設備投資額、設備投資等の概要465,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況45
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況16
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況7,301,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。
 なお、当事業年度末において、当社は保有目的が純投資目的である投資株式を保有しておりません。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、純投資以外の目的で保有する株式について、発行会社との事業上の関係維持・強化や、財務活動の円滑化の観点から保有銘柄を検討するとともに、発行会社の財務状況やガバナンス体制及び保有に伴う費用対効果を総合的に考慮の上、保有の是非を判断することを政策保有に関する基本方針としております。
 上記方針に照らして、毎年、取締役会において、個別の政策保有株式について、①当社との取引上の関係性、②財務状況やガバナンス体制、③発行会社からの配当利回りの推移の観点から、保有の適否を検証することとしております。
当事業年度においては、検証の結果、一部の銘柄について縮減を実施しました。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式763非上場株式以外の株式156,722 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式11持ち株会の買い増しであります。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式11非上場株式以外の株式5942(注) 株式数が増加及び減少した銘柄には、株式の併合、株式の分割、株式移転、株式交換、合併等による変動を含んでおりません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日油(株)676,000936,000同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有2,0961,890フクダ電子(株)144,400144,400株式の安定化及び、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有1,396922(株)りそなホールディングス445,200445,200同社は当社の主要取引金融機関であり、良好な取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
無(注)2766572(株)大阪ソーダ421,000421,000同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
無(注)2718683KHネオケム(株)181,100181,100同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有490456岩谷産業(株)239,200239,200同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有479357 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)(株)日本触媒128,800128,800同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有292224リケンテクノス(株)63,50063,500同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
無10566東リ(株)121,000121,000同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有7957東邦化学工業(株)100,000100,000同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有7667理研ビタミン(株)22,52021,844同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しており、持株会での買増しをしております。
無6452アキレス(株)38,70038,700同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
無5054東亞合成(株)25,50025,500同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有4335(株)アサヒペン21,20021,200株式の安定化及び、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有3637東洋テック(株)15,30015,300同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。
有2420(株)テクノスマート-43,000株式の安定化及び、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しておりました。
無-71日本基礎技術(株)-57,600株式の安定化及び、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しておりました。
無-37堺化学工業(株)-11,500同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しておりました。
有-31シキボウ(株)-29,700株式の安定化及び、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しておりました。
無-29(注)1 定量的な保有効果については、個別の取引条件を開示できないため記載が困難であります。
保有の合理性については、(5)「株式の保有状況」②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式をご参照ください。
2 保有先企業は当社の株式を保有していませんが、同社子会社が当社の株式を保有しております。
みなし保有株式 該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。
④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社7
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社63,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社15
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社6,722,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社942,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社15,300
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社24,000,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社持ち株会の買い増しであります。
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社シキボウ(株)
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社同社は当社の取引先であり、取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。