財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-23 |
| 英訳名、表紙 | KIBUN FOODS INC. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 國松 浩 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都中央区銀座五丁目15番1号(同所は登記上の本店所在地であり、主な業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。 ) |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 該当事項はありません。 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 当社の前身は、保芦 邦人が1938年6月に、東京の八丁堀に「山形屋米店」を個人創業にて開店したことに始まります。 その後築地場外に「紀伊国屋果物店」を開店、後に店名を「紀文」と改名、1941年には築地場外にて海産物卸売業に進出、戦争中の休業をはさんで、1945年11月に築地場外にて「紀文商店」として海産物卸売業を再開いたしました。 スリミ製品(※)の製造は、1947年に戦後の再建支援を目的として、山久蒲鉾㈱(後に釜文蒲鉾㈱へ商号変更)へ出資したことに始まります。 1957年11月には、製販一体での事業展開を目的として、海産物の卸売を営む㈱紀文商店と、スリミ製品の製造を営む釜文蒲鉾㈱の両社の新設合併により、㈱紀文を設立いたしました。 その後、株式の額面変更を目的として、1976年3月に当社子会社興業資源㈱を㈱紀文に商号変更し、同社を存続会社として1977年9月に吸収合併しております。 したがって、実質的には㈱紀文商店の事業が継続されていることから、合併期日以前の会社の沿革については、実質上の存続会社について記載しております。 年月事項1948年5月水産物類の製造・加工及び販売を目的として、㈱紀文商店を東京都中央区に設立1952年2月松坂屋銀座店(名店街)に出店1957年11月釜文蒲鉾㈱と新設合併し、㈱紀文を東京都中央区に設立1959年3月大阪市西区に大阪出張所を開設(現 関西支社)1961年11月名古屋市中村区に名古屋出張所を開設(現 中部支社)1962年12月本社を東京都中央区東都水ビルに移転1963年10月横浜市戸塚区に横浜工場を建設1968年2月宮城県仙台市(現 仙台市青葉区)に仙台駐在所を開設(現 東北支社)1970年6月静岡県島田市に静岡工場を建設1970年6月北海道札幌市(現 札幌市西区)に㈱札幌紀文を設立(現 北海道支社)1970年10月福岡県福岡市(現 福岡市中央区)に九州支店を開設(現 中四国・九州支社)1970年11月北海道札幌市(現 札幌市西区)に札幌工場を建設1977年9月旧㈱紀文の株式の額面変更を目的に、新㈱紀文を存続会社とした吸収合併を実施1977年11月豆乳を発売し、飲料事業に参入1978年10月千葉県船橋市に船橋工場を建設1978年11月北米におけるスリミ製品の販売を目的として、アメリカにHOSHO AMERICA,INC.(現 KIBUN FOODS (U.S.A.),INC.)を設立(現連結子会社)1982年3月本社を東京都中央区日交銀座ビルに移転1982年3月アジア圏でのスリミ製品の販売を目的として、香港にKIBUN HONG KONG COMPANY LIMITEDを設立(現 連結子会社)1982年6月アジア圏でのスリミ製品の販売を目的として、シンガポールにKIBUN FOODS SINGAPORE PTE.,LTD.を設立(現 連結子会社)1982年6月海外における生産の拠点として、タイにHOSHO BANGKOK CO.,LTD.(現KIBUN (THAILAND) CO.,LTD.)を設立(現 連結子会社)1982年9月佐賀県鳥栖市に佐賀工場を建設1982年12月大阪府泉佐野市に大阪工場を建設1985年1月コーポレート・アイデンティティ(CI)を導入し、ハートフラワーマークを採用 年月事項1992年4月㈱紀文食品に商号変更1993年1月物流と情報処理インフラの複合ロジスティクス業務を目的として、東京都大田区に㈱紀文フレッシュシステムを設立(現 連結子会社)1993年4月タイに、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ向けの生産工場建設1993年12月グループ内の飲食事業、リース事業等を集約し、東京都中央区に㈱豊珠興産(現 ㈱紀文ビジネスクリエイト)を設立(現 連結子会社)1995年3月札幌工場を閉鎖し、北海道恵庭市に恵庭工場を建設1997年1月珍味事業進出を目的として、㈱北食を買収し子会社化1997年8月千葉県印旛郡栄町に東京工場を建設2005年1月農畜水産物の販売及び輸出入等を目的として、東京都中央区に㈱紀文産業を設立(現 連結子会社)し、食品の卸売事業開始2007年4月大阪工場及び佐賀工場を集約して、岡山県総社市に岡山総社工場を建設2007年7月本店を東京都中央区南海東京ビルディングに移転すると共に、本社事務所ビルを日の出オフィスとして東京都港区住友不動産竹芝ビルに移転(現 野村不動産海岸ビル)2012年2月㈱豊珠興産から保険事業部門を分離し、東京都港区に㈱豊珠保険サービス(現 ㈱紀文BC保険サービス)を設立(現 連結子会社)2012年12月韓国でのスリミ製品の製造販売を目的として、韓国にKIBUN KOREA INC.を設立(現 連結子会社)2013年7月豆乳を中心とするチルド飲料拡売を目的として、キッコーマンデイリー㈱に出資し、当社チルド飲料販売機能を同社に移管(2015年11月キッコーマン飲料㈱に株式を譲渡)2015年11月西日本地域におけるスリミ製品、惣菜の製造・販売を目的として、大阪市西区に㈱紀文西日本を設立、2016年4月に当社の会社分割により、西日本地域での食品の製造・販売事業を継承2016年8月食品の安全衛生検査事業を目的として、千葉県船橋市に㈱紀文安全食品センターを設立(現 連結子会社)2018年2月欧州におけるスリミ製品の販売を目的として、オランダにKIBUN EUROPE B.V.を設立(現 連結子会社)2019年6月中国におけるスリミ製品の販売を目的として、中国にKIBUN CHINA CO.,LTD.を設立(現 連結子会社)2021年4月東京証券取引所市場第一部に株式を上場2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行2024年3月国内市場及び海外市場での協業による成長を目的として、マルハニチロ㈱(現 Umios㈱)と資本業務提携契約を締結2024年5月創業100周年に向け、当社グループのビジョン・ミッション・バリューを定義するとともに、コーポレートブランドメッセージ「すこやかなおいしさ、日本から」を策定2025年1月国内事業再編のため、当社を存続会社として㈱北食を吸収合併2025年4月国内事業再編のため、当社を存続会社として㈱紀文西日本を吸収合併 ※ 当社では、従来、蒲鉾・竹輪・はんぺん・さつま揚など日本ならではの練りものを総称し、「水産練り製品」としておりました。 しかし海外では、カニカマや独自に発展した練りものが「SURIMI」と呼ばれ、日本発のヘルシーフードとして人気を得ております。 そこで当社は、2025年2月より、日本の練りもの文化を次世代に継承すべく、世界で愛される「SURIMI」の魅力に再注目し、「水産練り製品」を「スリミ(SURIMI)製品」と呼称し、そのおいしさと魅力を広く発信することに取り組んでおります。 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社12社(国内5社、海外7社)、非連結子会社1社(国内1社)、持分法適用関連会社2社(国内1社、海外1社)で構成され、スリミ製品・惣菜・水産珍味の食品の製造・販売と、食品の仕入販売を主たる業務としております。 非連結子会社を除く当社グループの主な事業内容と、各事業における当社グループ各社の位置付けは以下のとおりであります。 なお、以下の3事業部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)国内食品事業・・・日本国内でのスリミ製品・惣菜・水産珍味類等の食品の製造・販売、すり身等の水産品や水産加工品、農畜産品等の輸出入と国内仕入販売(2)海外食品事業・・・海外でのスリミ製品等の食品の製造・販売スリミ製品や農畜水産品の輸出入及び仕入販売(3)食品関連事業・・・チルド食品のロジスティクス、情報サービス、広告宣伝・販売促進、オフィスサービス、フードサービス、食品衛生検査分析の受託 上記の、各セグメントの概要は以下のとおりであります。 (1)国内食品事業日本国内においてスリミ製品・惣菜・水産珍味等の食品の製造・販売、及びスリミ製品の原材料となる“すり身”等の水産品、水産加工品、農畜産品等の輸出入と国内仕入販売を行っております。 国内食品事業におけるスリミ製品・惣菜等の食品の製造・販売は、当社及び関連会社の海洋食品㈱にて行っております。 当社の「恵庭工場(北海道)」「東京工場(千葉県)」「船橋工場(千葉県)」「横浜工場(神奈川県)」、「静岡工場(静岡県)」、「岡山総社工場(岡山県)」及び関連会社である海洋食品㈱(沖縄県)を合わせることで、日本全国に製品を安定供給できる体制を整えております。 また、水産珍味の主な製品は海産物を使用した塩辛等の珍味であり、当社の「函館工場(北海道)」で製造・加工しております。 食品の輸出入・国内仕入販売は㈱紀文産業が行っております。 取扱商品は、すり身・冷凍魚等の水産品、スリミ製品等の水産加工品、卵・穀物・大豆・胡麻等の農畜産物に分かれ、当社をはじめとする食品メーカーと食品商社に供給しております。 このほか、㈱紀文産業では、包装資材や物流資材、食品衛生資材の仕入販売等も行っております。 (2)海外食品事業海外においてスリミ製品等の食品の製造販売、スリミ製品やすり身等の農畜水産品の輸出入及び仕入販売を行っております。 このうち、食品の製造・販売は当社子会社のKIBUN(THAILAND)CO.,LTD.(タイ王国)及び関連会社のYILIN KIBUN CORPORATION(台湾)にて行っております。 主な製品は、カニカマを中心としたスリミ製品であり、大半を北中米、アジア、オセアニア、欧州に供給しております。 食品の輸出入及び仕入販売は、子会社のKIBUN FOODS (U.S.A.),INC.(米国)が、すり身・魚介類、穀物・大豆等の農産物、スリミ製品、惣菜を主に取扱商品としております。 このうち、アラスカ産のスケソウダラのすり身等は同社が調達し、当社グループのスリミ製品の生産拠点がある日本及びアジアに供給しております。 また、その他の商品は主に北中米にて輸出入及び販売を行っております。 このほか、KIBUN HONG KONG COMPANY LIMITED(香港)、KIBUN FOODS SINGAPORE PTE.,LTD.(シンガポール)においても、所在国及び周辺地域にて主に当社グループ会社から仕入れたスリミ製品等の輸入販売を行っております。 また、KIBUN EUROPE B.V.(オランダ)はEU域内において、KIBUN CHINA CO.,LTD.(中国)は中国において、そしてKIBUN KOREA INC.(韓国)は韓国において、当社グループ会社から仕入れたスリミ製品の販売や農水産加工品等の輸出入を行っております。 (3)食品関連事業食品関連事業の主たるものはロジスティクス事業であり、㈱紀文フレッシュシステムが行っております。 当社グループのチルド食品の国内物流を核に、荷主から物流を一貫して請け負う3PL(サードパーティ・ロジスティクス)ビジネス及び複数の顧客と車両を共有して配送する共同配送事業等を行っております。 また、同社は情報システム事業も行っており、チルド物流に関する情報と全国に配置した物流センターによるネットワークを連携させることで、当社グループの国内取引先への確実な配送を可能にしているほか、物流の現場の課題解決に密接に結び付いた物流関連システムの開発・販売等も行っております。 他の事業としては、㈱紀文ビジネスクリエイトが当社グループ内の生産設備・自動車等のリース事業・飲食事業・広告宣伝事業・オフィスサービス事業を行っており、㈱紀文BC保険サービスは当社グループ内における損害保険・生命保険の代理業を行っております。 また、食品の安全衛生検査受託事業は、㈱紀文安全食品センターが行っております。 [事業系統図] |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱紀文産業(注)4東京都港区100,000国内食品事業100.0当社へ原材料を販売しております。 当社賃借建物を賃借しております。 当社による債務保証があります。 役員の兼任 1名KIBUN (THAILAND) CO.,LTD. タイ王国サムットサコーン県420,000千バーツ海外食品事業100.0当社から製品を仕入れ主にタイ国内において販売しております。 KIBUN FOODS (U.S.A.),INC.アメリカ合衆国ワシントン州498千ドル海外食品事業100.0当社から製品を仕入れ米国地区において販売しております。 当社による債務保証があります。 KIBUN HONG KONG COMPANY LIMITED中華人民共和国香港特別行政区7,290千香港ドル海外食品事業100.0当社から製品を仕入れ香港地区において販売しております。 KIBUN FOODS SINGAPORE PTE.,LTD.シンガポール共和国 550千シンガポールドル海外食品事業100.0当社から製品を仕入れシンガポール国内及びオセアニア地区において販売しております。 KIBUN KOREA INC. 大韓民国ソウル特別市100百万ウォン海外食品事業100.0-KIBUN EUROPE B.V. オランダ王国アムステルダム市740千ユーロ海外食品事業100.0当社による債務保証があります。 KIBUN CHINA CO.,LTD.(注)3中華人民共和国上海市4,200千人民元海外食品事業100.0(100.0)-㈱紀文フレッシュシステム(注)5東京都大田区332,000食品関連事業85.0当社の物流、情報処理、ソフトウエア等開発業務を受託しております。 当社建物及び当社賃借建物を賃借しております。 また、当社との資金貸借があります。 役員の兼任 2名㈱紀文ビジネスクリエイト東京都中央区90,000食品関連事業100.0当社の広告宣伝等を受託しております。 当社賃借建物を賃借しております。 当社に土地の一部を賃貸しております。 当社による債務保証があります。 また、当社との資金貸借があります。 役員の兼任 1名㈱紀文BC保険サービス(注)3東京都港区3,000 食品関連事業100.0(100.0)-㈱紀文安全食品センター千葉県船橋市30,000食品関連事業100.0当社の検査分析業務を受託しております。 当社建物を賃借しております。 役員の兼任 2名名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(持分法適用関連会社) 海洋食品㈱沖縄県浦添市90,000国内食品事業50.0役員の兼任 1名YILIN KIBUN CORPORATION台湾 雲林県67,950千台湾ドル海外食品事業32.0当社から製品を仕入れ台湾地区において販売しております。 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 3.「議決権の所有割合又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。 4.㈱紀文産業については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等(連結会社相互間の内部取引消去前)(1) 売上高 45,187,043千円 (2) 経常利益 732,367千円(3) 当期純利益 468,420千円(4) 純資産額 1,211,255千円(5) 総資産額 11,653,260千円 5.㈱紀文フレッシュシステムについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメント情報の売上高に占める割合が90%を超えておりますので、記載を省略しております。 6.連結子会社の㈱紀文西日本については、2025年4月1日付にて、㈱紀文食品に吸収合併されております。 7.持分法適用関連会社のPULMUONE-KIBUN CO.,LTD.は、全株式を売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除外しております。 |
| 従業員の状況 | (2)【従業員の状況】 ① 連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)国内食品事業1,237(701)海外食品事業812(8)食品関連事業408(671)合計2,457(1,380)(注)従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。 )は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。 ② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,159(696)40.316.65,3493.2(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。 )は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。 2.提出会社は、当事業年度において連結子会社1社(㈱紀文西日本)を吸収合併しております。 それに伴い、提出会社の従業員数として本吸収合併の効力発生日に従業員204名及び臨時雇用者153名(平均人員)が増加しております。 3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 4.提出会社の平均年間給与並びに平均年間給与の対前事業年度増減率には、上記2.に記載した吸収合併消滅会社の従業員に対して支給した給与を含めて算定しております。 当該吸収合併による影響を加味せず、2025年6月25日に提出した、提出会社の「第87期 有価証券報告書」と同様の算定範囲における平均年間給与は5,463千円であり、平均年間給与の対前事業年度増減率は5.4%であります。 これは、提出会社と吸収合併消滅会社との間での社員構成の差、及び勤務地に応じた給与手当の有無等によるものです。 5.提出会社は国内食品事業セグメントのみに属しているため、セグメント情報についての記載は省略しております。 ③ 労働組合の状況当社グループには、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 ④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異ア.提出会社当事業年度補足説明管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%) (注)1.3.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者5.362.573.474.181.2 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。 3.当事業年度における「労働者の男女の賃金の額の差異(%)」として、「正規雇用労働者」の区分において25.9ポイントの差異が生じておりますが、当社の給与体系は性別により賃金格差が生じる体系とはしておらず、「管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)」が主な理由であると考えております。 そのため、上記「労働者の男女の賃金の額の差異(%)」の解消にもつながるものとして、経営目標の一つに「女性管理職比率の向上」を掲げております。 なお、「パート・有期労働者」の区分における「労働者の男女の賃金の額の差異(%)」の要因としては、主に雇用契約における所定労働時間数の差によるものと考えております。 その他、当事業年度における参考指標(正規雇用労働者のみ)は以下のとおりであります。 名称平均年齢(歳)平均勤続年数(年)男性労働者女性労働者男性労働者女性労働者提出会社42.435.418.512.0 イ.主要な連結子会社当事業年度補足説明名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱紀文フレッシュシステム9.50.070.072.388.2 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。 3.上記「労働者の男女の賃金の額の差異」の参考となる、当事業年度における指標(正規雇用労働者のみ)は以下のとおりです。 名称平均年齢(歳)平均勤続年数(年)男性労働者女性労働者男性労働者女性労働者㈱紀文フレッシュシステム47.035.119.011.0 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針<経営理念> 革新と挑戦と夢 夢に向かってイノベーションを起こし挑戦し続けるという、当社グループに受け継がれる創業精神を表したもの。 <社 是> 感謝 即 実行 自然の恵み、お客様や取引先様をはじめすべてのステークホルダーに対して感謝の心を持つこと、そしてそれを実行(行動)によってお返しすることを表したもの。 <理念体系> (注)Well-beingとは、Well(よい)とBeing(状態)からなる言葉で、個人の権利や自己実現が保証され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念のことです。 当社グループにおいては、その範囲を「人」に留めず、私たちを取り巻く自然環境や地域社会においてもWell-beingであることを目指しています。 (2)経営環境当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスクの顕在化、世界的なインフレに伴う消費活動の減退など、対応すべき様々なリスクが存在していると認識しております。 (国内食品事業)国内食品事業を取り巻く経営環境は、全体として厳しい状況が継続すると想定しております。 賃金の上昇が徐々に浸透しつつあるものの、エネルギー価格や食料品価格などを受けて物価高は継続しており、消費者の節約志向も依然として続くと予想しております。 また、中長期的には、日本の総人口は減少局面にあり、今後も高齢化率を上昇させながら総人口は減少していくことが確実視されております。 その一方、国内食品事業の主力商品であるスリミ製品は、50代から70代の年齢層をロイヤルユーザー(主要顧客層)としており、統計上この年齢層の人口は当面は増加するとされております。 また、ライフスタイルの変化・多様化を背景に、共働きや単身世帯の増加、女性の就業率上昇により、平均世帯人員の減少と世帯数の増加が進んでおります。 これらの影響により、簡便性や即食性の高い商品や賞味期限を長期化した商品、健康志向に応える高付加価値食品の需要が増加し、加えて宅配、中食市場の拡大が予想されます。 (海外食品事業)海外食品事業を取り巻く経営環境は、先進諸国におけるインフレによる消費意欲の減退や、長期化するウクライナ情勢及び不安定な中東情勢等の地政学的リスクに加え、各国の通商政策の導入による世界経済の不透明感など、予断を許さない状況が続いております。 その一方、日本政府観光局(JNTO)が発表する訪日外客数は依然として高い水準を記録するなど、日本文化や和食・日本食への関心は世界的に高まっております。 それと同時に、世界的な健康志向も高まっており、和食・日本食の市場規模の成長・拡大は継続すると想定しております。 このような環境のもと、スリミ製品のうち、「カニカマ」は、消費量は年々拡大を続け、既にグローバルに認知されている食材となっており、「SURIMI」という呼称で呼ばれています。 加えて、特にアジア諸国においては、人口の増加と購買力が向上する中で、品質を重視する方向へ消費者の嗜好が変化しております。 (食品関連事業)食品関連事業を取り巻く経営環境は、通信販売の拡大に伴い物流需要が急激に増加する一方、物流の担い手不足を受けたトラック乗務員の労働環境や処遇の改善を背景とした、物流の「2024年問題」と称される規制が強化され、地政学リスクの高まりを受けたエネルギーコストの高騰も相まって、厳しい事業環境が続くものと予想されます。 これら経営環境の変化に端を発し、物流業者間の提携や合併の動きも活発となっております。 さらに安全・安心、環境への配慮も求められております。 加えて、荷主企業や物流事業者に対しての荷待ち時間の短縮や積載率の向上等といった物流の効率化に関する規制、いわゆる物流の「2026年問題」への対応が本格化することから、多様な物流サービスを提供するソリューションの展開はさらに活発化すると予想され、当社グループが展開する共同配送事業への注目が高まっております。 また、AIやIoT等の高度化した情報技術と、車の自動運転やドローン等の新技術が融合し、物流現場における省人化や自働化への応用が活発化していくことにより、市場規模だけでなく物流サプライチェーン自体が変容していく可能性があります。 (3)中期的な経営戦略等当社グループは、創業100周年を迎える2038年に向けて長期戦略を策定し、その目指す姿として『おいしさと共に健康に貢献する「総合食品グループ」』、『新たなおいしさと楽しさを創造する「開発型企業」』、『おいしさで世界の食文化に根付く「グローバルカンパニー」』としています。 そこからバックキャストすることにより課題を抽出し、3ヶ年ごと計5段階からなる経営計画を立案し、その実現に向けて歩みを進めております。 <2038年の「目指す姿」>① 総合食品グループ ・・・・・ おいしさと共に健康に貢献するスリミ製品を中心に、魚肉以外のタンパク質製品の拡充も進め、中核事業として「タンパク質製品」・「日本食」という軸を確立する。 また、健康面での価値を積極的に発信し続けることで、「健康の紀文グループ」というイメージをより強固なものとする。 商材の拡大とともに、物流や調達をはじめとする関連機能を強化し、総合食品グループへと成長する。 ② 開発型企業 ・・・・・・・・ 新たなおいしさと楽しさを創造するマーケティング・商品開発機能の強化を進め、既存事業にとらわれすぎない新たな事業を開拓する。 将来のニーズに対応できる商品の開発に力を入れ、新技術も積極的に採用することで、開発型企業としての組織力を強化し、新たな価値を持つ商品・事業を創造し続ける。 ③ グローバルカンパニー ・・・ おいしさで世界の食文化に根付く企画・開発力を高め、商品の具現化サイクルを加速する。 日本食の横展開と商社機能をドライバーに、海外でのマーケティング強化と商流の構築を進め、地域ごとのおいしさと食文化に対応した製品の展開に力を入れ、グローバルカンパニーへと成長する。 <「中期経営計画2026」における基本方針>2024年4月から開始した「中計2026」では、その第1段階として、収益性向上・財務体質改善による『持続的に成長できる強固な企業体質の構築』を活動の軸としております。 既存事業領域における確実な成長と事業領域の拡大による「成長戦略の推進と新たな価値創造」を総合食品グループへの布石とし、また、成長を促進する収益構造への変革を見据えた「資本効率の改善」と、今後の成長を支える「経営基盤の整備」に取組んでおります。 ① 成長戦略の推進と新たな価値創造既存領域における確実な成長と事業領域の拡大により、「目指す姿」の一つである「総合食品グループ」の実現に向けた布石とすべく、マーケティング・商品開発機能を強化し、健康機能の付加や健康コンセプトを確立するほか、消費者の食嗜好の変化に対応してまいります。 また、差別化や競争優位性の源泉となるブランディング戦略を構築し、実行してまいります。 (国内食品事業)国内シェアの更なる伸長が期待できるカニカマ・竹輪のカテゴリーを、供給能力の増強や製品ラインアップの拡充を通じて重点的に強化してまいります。 また、気温による需要の変動が少ない商品の開発、拡販に注力してまいります。 高たんぱくや低脂質、低糖質などの健康志向と簡便性、たのしさ等のお客様のニーズに合致した商品ラインアップの充実、SNSを活用したプロモーションの実施、小売店での店頭演出の強化に取り組んでまいります。 また、業務用を中心にチャネルを拡大し、スリミ製品をはじめ農産物・畜産物・鶏卵等の販売を強化することによって、着実な成長を図ってまいります。 加えて、今後の成長に向け当社の有する経営資源を活用した新たな事業領域の拡大に向けた探索も続けてまいります。 (海外食品事業)スリミ製品を中心とした日本食をコア領域とし、マーケティング機能と商品開発の強化により和食・日本食を通じた現地食文化への「紀文ブランド」の浸透と、市場トレンドである健康志向ニーズに対応した商品展開を進めるとともに、新規市場開拓を進めてまいります。 また、それを支えるグローバルワイドでの供給能力の増強も図ってまいります。 (食品関連事業)ITと物流の高度な連動をさらに強化し、高品質かつ環境負荷に配慮したチルド物流サービスを推進するとともに、グループ企業との事業で培った食の「安全・安心」に関わるノウハウ等の外販にも取り組んでまいります。 ② 資本効率の改善売上規模拡大による成長とコスト削減や生産性の向上による収益性の改善とともに、運転資本をはじめとする投下資本の圧縮を通じたROIC経営の推進に取り組み、キャッシュ創出力を高めてまいります。 こうして生み出したキャッシュは、株主様還元の向上、借入金の圧縮に振り向けつつ、生産能力の増強・新商品や新規事業の対応や生産性の向上、環境負荷低減に向けた投資に加え、国内工場の老朽化や将来的な供給機能強化のため、準備をしてまいります。 ③ 経営基盤の整備将来の成長に向けた経営基盤の整備に取り組んでまいります。 「企業は、“人”だけ」の理念に基づき、多様な人財による多彩な能力の発揮を期待し、人財への投資を通じて働きやすさと働き甲斐を高めることで、今後の当社グループの成長に資する有能な人財の育成と社員のWell-beingの実現に貢献してまいります。 また、当社グループの将来の成長に向けた新たな商品価値創造の基盤となる研究開発の推進と、より高いレベルでの食の「安全・安心」の実現を推進してまいります。 加えて、サステナビリティに関する課題にも積極的に取り組み、より高いコーポレート・ガバナンス体制の構築を目指した経営の進化を続けます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループを取り巻く環境は、国内においては消費者の節約志向が強まる中、世界的な原材料価格の上昇傾向、生産現場と物流における人件費とエネルギーコストの上昇が起きております。 また、海外では、世界的な和食・日本食への関心の広がり、健康志向の高まり等から、当社グループ事業の成長・拡大の機会が予想される中、現地の需要にマッチした商品の供給能力拡大が求められております。 加えて、エシカル消費などの生活者の意識・行動の変化及びサステナビリティに対する意識の高まりがみられ、企業行動にも変化を求められております。 こうした中で、当社グループが対処すべき課題は、以下のとおりと認識しております。 ① 収益力強化への取組み国内事業の安定成長のために、流通企業との直接取引による全国販売網・チルド配送システム等によって築いてきた、スリミ製品市場における高いシェアという強みを活かし、また物流の高度化にも取組むことで、既存商品市場でのより一層の事業規模拡大に取り組みます。 また、国内外における健康志向の高まりを事業機会とするため、スリミ製品によるたんぱく質摂取等を訴求して、健康価値を備えたおいしい商品を多様なチャネルで提供してまいります。 さらに、これらの取組みを支えるものとして、生産設備の刷新により生産能力の向上を図るとともに、生産効率の改善により製造原価の低減にも取り組んでまいります。 ② 経営効率の改善2025年度の「中計2026」における各KPIのうち、自己資本比率は32.0%となり、「中計2026」で掲げた目標の30%を上回ったものの、ROEは4.7%、ROICは4.8%、営業キャッシュ・フローは14億円と、大きな課題を残しました。 この改善に向けて、売上拡大とともに事業・製品ポートフォリオの見直しを通じた収益性の向上、運転資本の圧縮やコスト削減等を通じたROIC改善に取組み、資本コストを意識した成長を促進する収益構造へ変える取組みを進めてまいります。 事業活動の各領域におけるデジタル技術の活用、既存商品生産設備の更新による継続的な生産効率向上や自働化を推進します。 加えて、高付加価値商品の生産能力増強によって収益性の向上に取組んでまいります。 ③ 経営基盤の整備将来の成長に向けた経営基盤の整備に取り組んでまいります。 当社グループでは、“人”を成長可能な資本、つまり“人財”として捉え、人財への投資を通じて働きやすさと働き甲斐を高め、多様な人財が多彩な能力を発揮できる環境を整備し、今後のグループの成長に資する有能な人財の育成に取組んでまいります。 また、食の「安全・安心」という何よりも大切にしなければならない責務を果たすため、品質管理体制の向上と安定した運用を図ってまいります。 さらに、人の身体のみならず地球環境にとっても「すこやかなおいしさ」を実現していくため、研究開発体制を強化してまいります。 ④ 原材料調達力から製造段階までの一貫した競争優位性の追求と研究開発世界的な「魚」の需要拡大や、海洋環境の変化、資源保護・資源管理の強化、気候変動、感染症の拡大等さまざまな要因から原材料価格が急激に変動していることに対して、原材料の統合や集約を進めるとともに、これまで未利用の原材料探求、新規エリアの開拓等による調達の多様化、フードテックに関する情報収集、製造技術の革新、配合ノウハウの蓄積まで、あらゆる段階での競争優位性を追求します。 こうした取組みを通じ、原材料相場に左右されない経営体質の構築を図ってまいります。 ⑤ サステナビリティ課題への取組み現「中計2026」の基本方針における「経営基盤の整備」の一環として、当社グループを取り巻くさまざまな社会課題の解決と、当社グループの持続的な成長の両立を軸として特定した「サステナビリティ課題」は、その対応が事業環境におけるリスク低減であるとともに、収益機会でもあります。 世の中に“すこやかなおいしさ”を提供し続けるため、当社グループが重点的に取り組むべき課題を「重要取組課題(マテリアリティ)」として特定しております。 そのうち、特に重要であると判断した項目については、「2030年までの目標」として、測定可能な目標を以下のとおり設定しております。 これらの目標の実現に向けた各施策の遂行状況や、経営方針・経営計画をサステナビリティ視点で横断的に検討・議論し、その内容を取締役会に報告・提言を行うことでサステナビリティ経営を推進してまいります。 なお、その詳細は「第2 事業の状況 - 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。 また、当社グループにおいて、気候変動は、地球環境や企業活動に重大な影響を及ぼすものであり、気候変動問題への対応や改善に向けた取組みにより当社グループの持続可能性(サステナビリティ)が高まるとの考えのもと、TCFD提言に基づく情報開示に取り組んでおり、その内容は「第2 事業の状況 - 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 - (2)気候変動への対応」に記載しております。 重要取組課題と当社「2030年までの目標」取組カテゴリー重要取組課題当社「2030年度までの目標」地球環境の保全・気候変動への適応と抑制・食品ロスの削減(・持続可能な資源利用)・当社の事業活動におけるCO₂総排出量を30%削減(2015年度比)・食品廃棄物量を20%削減(2013年度比)・食品廃棄物の再生利用率99%以上持続可能な資源調達・持続可能な資源利用・プラスチック使用量の削減・生物多様性の保全・サプライチェーンの人権尊重・資源管理が証明されたすり身の使用率75%以上・IUU漁業(※)や児童労働、強制労働が疑われる資源の調達ゼロ・石油原料由来プラスチックの新規使用量を30%削減(2018年度比)多様な人財の活躍・安全・安心な職場環境・ダイバーシティの推進・多様な活躍機会の提供(・サプライチェーンの人権尊重)・女性管理職比率15%の達成・男女別の育児休業取得率100%の達成・職場における安全衛生の推進(労災発生ゼロ、健診受診率100%の維持)※ IUU漁業・・・Illegal, Unreported and Unregulated漁業(違法・無報告・無規制に行われている漁業) (5)経営上の目標達成のための指標等当社グループは、2024年度から2026年度までの「中計2026」において、最終年度の連結業績として、売上高1,203億円、営業利益60億円を目指しておりましたが、計画策定時に想定していなかった地政学リスクの高まり、米国の通商政策による混乱、原材料価格の高騰による国内食品事業と海外食品事業の減益を受けて、目標数値を下方修正いたしました。 新たな目標数値となる2026年度の業績見通しについては、売上高1,168億円、営業利益52億円、経常利益43億円、親会社株主に帰属する当期純利益25億円としております。 今後は、国内食品事業と海外食品事業とで、しっかりと収益性を伴った成長への回帰を図り、長期戦略の実現に向けて取り組んでまいります。 これらを含む、経営上の目標達成のための管理指標は以下のとおりです。 管理指標2026年度 当初目標2026年度 見通し<参考>2025年度 実績売上高1,203億円1,168億円1,110億円営業利益60億円52億円32億円売上高成長率(2023年度比)12.8%9.7%4.2%海外売上高比率13%以上11.1%10.3%営業利益率5.0%以上4.5%2.9%自己資本比率30%以上33.5%32.0%ROE15%以上9.6%4.7%ROIC(投下資本利益率)10%以上7.5%4.8%営業キャッシュ・フロー年間 50億円以上年間 35億円以上年間 14.4億円注)ROICは、税引後営業利益÷投下資本(純有利子負債+純資産)で算出しております。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1)サステナビリティ全般当社グループは、自然から素材をいただき“豊かな食”へと創造させる企業集団として、また企業市民として、自然の恵みに感謝し、環境との調和を図らなければならないと考えており、現在の「中計2026」においても「サステナビリティ経営の推進」を掲げております。 “すこやかなおいしさ”で満たされた、持続可能な社会と当社グループの中長期的な成長の実現のため、当社グループによる価値創造プロセスの継続的な改善を図っております。 また、当社グループの各工場においては、省エネルギー対応やCO₂削減等の地球温暖化対策に向け、製造設備や消費エネルギー量に留意した対応、あるいは環境配慮型パッケージの採用等を進めております。 それら持続可能な社会の実現のための各種取組みの基礎となる基本方針及び行動規範は以下のとおりであります。 <サステナビリティ基本方針>私たち紀文グループは、社是である『感謝即実行』に基づき、自然の恵みとお客様・ステークホルダーに感謝し、SDGs(※1)の達成を柱としてESGに配慮した経営を推進する。 <基本方針に基づく行動規範>私たち紀文グループは、「革新と挑戦と夢」という経営理念のもと、「日本の食の力でWell-beingな世界に貢献する食の総合グループ。 」を目指し、事業活動を行っています。 この行動規範は、世の中を“すこやかなおいしさ”で満たし続けるため、私たちが遵守すべき基本的な事柄を定めたものです。 1)安心・安全な商品・サービスを提供します2)公正な事業活動を行います3)事業資産・情報を保全し適切に利用します4)働きやすい環境の整備を行います5)人権、個性を尊重します6)社会の共有財である資源や環境に配慮します7)各国、地域の伝統、文化を尊重します8)事業活動に係る情報を適切に開示します ※1 Sustainable Development Goalsの略称。 2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標 ① ガバナンス当社グループのサステナビリティに関する活動を推進・管理するための組織としてサステナビリティ委員会を設置しております。 同委員会においては、サステナビリティ課題を横断的に検討・議論していく体制を整え、経営方針や経営計画に対するサステナビリティ視点での検証を行うとともに、サステナビリティ基本方針等の策定や「2030年までの目標」の設定及び進捗管理を行っており、その内容は適宜取締役会に報告・提言を行っております。 ② 戦略当社グループが中長期にわたって価値を創造し続けるためサステナビリティに係る戦略に資する目的で、価値創造プロセスを策定しております。 当社グループのビジョンは、「日本の食の力でWell-beingな世界に貢献する食の総合グループ。 」であり、その実現のため、社会に“すこやかなおいしさ”を提供することが実現すべきこと(=ミッション)であると認識しております。 当社グループが生み出し、世の中に提供する「食」は、安全・安心であるだけでなく、体にも心にもおいしく、それを味わう時間や空間までもが豊かに感じられ、かつ世の中のさまざまな課題の解決に貢献していくべきであると考えております。 それが当社グループにとって、「食」のあるべき姿であり、“すこやかなおいしさ”と表現するものです。 その事業活動の中心には、『ものづくり理念(右記参照)』があり、当社グループの全社員の行動原則となっており、何よりも安全・安心を優先する「紀文ブランド」の礎となってきた理念であります。 中長期的に価値を提供しつづけていくためには、この理念はその範囲を拡大し、従来の安全・安心のみならず、地球環境の保全や人権尊重等といった社会課題の面においても「疑わしく無い」と、当社グループが自信をもつこと、そして和食・日本食文化の継承者として、「食」における文化的背景や空間・時間の豊かさをお伝えすることが、心にもおいしい「食」の提供につながると考えております。 2025年6月には、「紀文グループ 人権方針」、「紀文グループ 環境基本方針」、「紀文グループ 持続可能な調達方針」を制定いたしました。 今後は、当社グループの「食」が世の中のさまざまな課題の解決に貢献していくことを目指し、当社グループだけでなくサプライチェーン全体での持続可能性を高める取組みを、各サプライヤー様とともに推進してまいります。 ③ リスク管理当社グループを取り巻くリスクについては、リスク管理委員会にて網羅的に把握し、管理しております。 このうち、サステナビリティに関するリスクについては、サステナビリティ委員会を主管部門として、その対応策の立案や進捗の管理を行っており、その内容はリスク管理委員会を経て取締役会に報告することで、全社的リスク管理との統合を図っております。 また、当社グループが中長期的に、世の中に“すこやかなおいしさ”を提供し続けるにあたって、取り組むべき課題のうち、当社グループの事業活動にとって特に重要度が高く、かつステークホルダーが受け取る価値としても大きいと想定するものを「重要取組課題(マテリアリティ)」として特定しており、その内容は以下のとおりであります。 <重要取組課題>構成要素主な重要取組課題SDGsとの関連性食による、すこやかな体と心 <お客様のために>食の安全・安心タンパク質加工技術の深化和食・日本食文化の継承食育、食の啓発健康価値の探求 など 協創/共創パートナーの尊重 <社員や取引先のために>安全・安心な職場環境ダイバーシティの推進サプライチェーン上の人権尊重地域社会との連携公正な取引、汚職防止 など 地球環境との調和 <自然と環境のために>気候変動への対応と抑制生物多様性の保全持続可能な資源利用プラスチック使用量の削減食品ロスの削減 など 誠実な事業運営 <私たち自身のために>各地の法令、規則、価値観の遵守コーポレート・ガバナンスの向上適切な情報開示資本効率を意識した経営 など- ④ 指標及び目標前項の重要取組課題のうち、特にステークホルダーに与える影響度が大きいと想定されるものを抽出し、「2030年までの目標」として定量的な目標を設定しております。 当事業年度における進捗状況等については、以下のとおりであります。 a.温室効果ガスの排出量の削減当事業年度における当社のCO₂の総排出量(調整後排出)は33,201t-CO₂であり、「2030年までの目標」に掲げた「2015年度比で30.0%の削減」に対し、31.8%の削減(達成率 106.0%)に相当します。 今後も、生産設備の更新や生産効率の改善、省エネルギー化の推進等による継続した削減に取り組んでまいります。 b.食品ロスの削減当社の製造拠点が排出する食品廃棄物総量は3,121.6t(2025年度)であり、基準年度比で約13.8%を削減いたしました。 また、食品廃棄物の再生利用率は、99.1%(2025年度)であります。 今後も、継続した工程改善等により、食品廃棄物の削減に取り組んでまいります。 c.持続可能な資源調達当社が使用しているスケソウダラやイトヨリダイをはじめとする魚の「すり身」のうち、米国産が5割強、国産原料が2割強を占めております。 これらを含む、当社が使用しているすり身の大部分は、MSC認証の取得や禁漁期間の設定といった、一定の資源管理がなされたものであり、2025年度中におけるそれらすり身の使用比率は94.9%であります。 今後も資源調達に係る持続可能性を高め、かつIUU漁業からの調達ゼロを達成するため、策定した「紀文グループ 持続可能な資源調達方針」並びに「紀文グループ 人権方針」等に基づき、サプライヤーと協働した各種取組みを着実に進めてまいります。 d.プラスチック使用量の削減当社では、包装形態の変更等によりプラスチック使用量の削減に取り組んでおりますが、商品のロングライフ化(バリア性能向上のための包材の厚肉化)や、ライフスタイルの変化に対応した商品(小容量・個包装商品等)の増加等に伴い、出荷1パックあたりの使用原単位では昨年比で7.4%増加するなど、包材の使用量としては増加する傾向にあります。 しかしながら、当事業年度中に発売した商品において、当社の代表的な商品であるチーちく®のトレーを廃止し、商品1点あたり49%のプラスチック使用量を削減(併せて賞味期限の延長も実現)したほか、レトルトおでんの包材の簡素化にも取り組み、商品1点あたり71.5%のプラスチック使用量を削減しております。 今後も、プラスチック使用量のさらなる削減や、代替プラスチック等への置換を進めてまいります。 e.人財育成当社における人財育成(多様な人財の活躍)の測定指標として、女性管理職比率を設定しております。 2026年3月末日現在の女性管理職比率は5.3%でありますが、「2030年までの目標」である15%を達成するための各種施策に取り組んでおります。 その具体的な内容は「本項-(3)人的資本への取組み」に記載しております。 (2)気候変動への対応当社グループの経営戦略に大きな影響を及ぼし得るサステナビリティ関連のリスク及び機会のうち、気候変動に対応するためTCFD(※2)提言に基づく情報開示に取り組んでおり、その内容は以下のとおりであります。 ① ガバナンス気候変動に関するサステナビリティ課題については、サステナビリティ委員会における「環境保全チーム」においてCO₂排出量のモニタリングと削減に向けた各種取組みの検討を行っております。 また、TCFD提言に基づく情報開示の取り組みについては、サステナビリティ委員会事務局が中心となり構成する気候変動ワーキンググループにて検討し、その内容はサステナビリティ委員会に報告し、審議のうえ決定しております。 同委員会で検討及び決定したこれらの事項は、取締役会に上程し、審議・決議された後に関連する各部門/各社に展開し、それぞれの経営計画・事業運営に反映いたします。 ② 戦略当社グループの中長期的なリスクの一つとして気候変動を捉え、関連するリスク及び機会を踏まえた戦略と組織のレジリエンスについて、検討しております。 IEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)による気候変動シナリオ(2℃未満シナリオ※3及び4℃シナリオ※4)を参照したシナリオ分析を実施し、国内食品事業を中心に考察した、2030年・2050年時点で想定される事業への影響は以下のとおりです。 なお、特定したリスク・機会は当社グループの戦略に反映し、対応しております。 ※2 TCFD・・・Task Force on Climate-related Financial Disclosures(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)の略で、G20財務大臣・中央銀行総裁会議の要請を受けた金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び気候変動への対応を検討するため、2015年12月に設立された。 ※3 2℃未満シナリオ・・・気温上昇を最低限に抑えるための規制の強化や市場の変化等、積極的な対策が取られるシナリオ※4 4℃シナリオ・・・・・気温上昇の結果、異常気象などの物理的影響が生じるシナリオ <2℃未満シナリオ>要因分類内容影響度リスク/機会への対応のための主な取組み炭素税の導入リスクすり身価格や包装材価格に炭素税が賦課され、調達コストが増加する。 大・環境負荷の少ない包材資材の導入・新規原料、代替すり身の導入に向けた研究開発の推進リスク操業時のCO₂排出量に炭素税が賦課され、操業コストが増加する。 大・再生可能エネルギーやグリーン電力、バイオマス燃料等の導入機会省エネ設備への投資を積極的に進め、消費エネルギー量を減少させることで炭素税影響を軽減し、かつ生産効率が向上する。 中・環境政策や新技術の開発に合わせた投資計画の適宜見直し再生可能エネルギーの導入リスク温室効果ガス排出削減の観点から再生可能エネルギー使用比率を高めることにより、エネルギー調達コストが増加する。 小・生産効率の改善による消費エネルギー量の削減環境配慮意識の向上機会脱炭素への取組みの推進により、取引先との連携が強まる、また他業種との業容拡大につながる。 中・気候変動対応の推進と積極的な情報開示機会温室効果ガス排出量の大きい畜産肉から水産資源へと消費者の嗜好が変化し、水産加工品の需要が高まる。 中・効果的なプロモーションの実施 <4℃シナリオ>要因分類内容影響度リスク/機会への対応のための主な取組み気象災害の激甚化リスク調達先、取引先、納品先等の被災による操業停止や店舗営業の混乱等が発生し、サプライチェーンが寸断される。 大・原料産地の多様化と、調達ルート/輸送ルートの複線化・適正な在庫量の検討リスク工場/本社が大雨や洪水等の自然災害を受け、操業停止となる。 大・工場の水害対策の強化(浸水防止策/浸水被害軽減策の実施等)リスク真夏日の劇的な増加による、品質衛生リスクが上昇する。 大・衛生認証の取得による品質管理水準の向上・当社及び仕入先/協力企業の衛生管理、社員の健康管理を強化秋冬期の気温上昇リスク秋冬期の平均気温が上昇することで、主力のおでん・鍋物関連商材の売上が減少し、収益に影響を与える。 大・秋冬期におけるスリミ製品の、おでん/鍋物以外の利用シーンを訴求・新たな商品カテゴリーの開発を推進・通年需要が見込まれる商品の開発を強化・季節変動が少ない事業分野(海外食品事業など)を伸長夏季日数の増加機会真夏日などは家庭で火を使用した調理が好まれなくなり、調理が手軽な商材の需要が高まる。 中・調理の手間が少ない商品の開発を推進、外部訴求を強化 ③ リスク管理気候変動ワーキンググループにて実施したシナリオ分析により、想定される気候関連リスク・機会を、発生可能性と影響度に基づき優先順位付けを実施しております。 その結果、上記の重要度の大きな事項に注力して取り組み、そのリスク・機会に関する分析、対策の立案と推進、進捗管理等の状況はサステナビリティ委員会を通じて管理してまいります。 なお、サステナビリティ委員会で分析・検討した内容は、取締役会に報告し、全社的リスク管理と統合しております。 ④ 指標と目標温室効果ガスの総排出量の削減を指標として設定し、気候関連問題が経営に及ぼす影響を評価・管理しております。 2030年度までの温室効果ガス削減目標として、当社の事業活動による直接のCO₂総排出量(Scope1+2)の30%削減(2015年度比・当社単体)を掲げております。 当事業年度における進捗状況は基準年度比で31.8%の削減(33,201t-CO₂(調整後排出量)、達成率 106.0%)であります。 また、当社では上記Scope1・2以外の間接排出量(Scope3)の算定も行っており、その排出量は以下のとおりであります。 ただし、算定対象は当社単体のみであり、かつ2025年度の実績は現在算定中であるため、2024年度(2024年4月~2025年3月)の排出量を記載しております。 Scope3 カテゴリー排出量(2024年度)特記事項1購入した製品・サービス206,118.3t-CO₂ 2資本財6,930.3t-CO₂ 3燃料及びエネルギー調達活動6,965.9t-CO₂ 4配送、輸送(上流)18,276.1t-CO₂ 5事業から出る廃棄物2,161.1t-CO₂ 6出張192.4t-CO₂ 7雇用者の通勤529.3t-CO₂ 8リース資産(上流)-t-CO₂該当事項なし9輸送、配送(下流)2,508.5t-CO₂ 10販売した製品の加工-t-CO₂該当事項なし11販売した製品の使用-t-CO₂該当事項なし12販売した製品の廃棄1,266.5t-CO₂ 13リース資産(下流)-t-CO₂該当事項なし14フランチャイズ-t-CO₂該当事項なし15投資-t-CO₂該当事項なし 244,948.4t-CO₂ (3)人的資本への取組み当社グループのバリューは、すべて人が有するもの、人が存在することによって成り立つもの、すなわち、当社グループにとっては人こそが経営資源のすべてであり、人以外の経営資源もまたすべて人が中心となって生み出すことから、「企業は、“人”だけ」という理念を掲げております。 この考えに基づき、“人”を成長可能な資本としてとらえ、人材を「人財」と呼称しております。 当社グループが目指す<ありたい人財像>と、その人財の成長を育む土壌となる会社組織の<ありたい組織像>として以下の内容を定義しており、これらの<ありたい姿>を実現することを「人財育成方針」・「職場環境整備方針」とし、各種施策の企画立案・実施に取り組んでおります。 <ありたい人財像>・変化を先取りし、常に新しいこと/困難なことに能動的に挑戦する人財・自律的なキャリア育成を通じて、自身と組織の可能性を広げられる人財・柔軟な発想でお客様に満足と安心を提供し続けられる人財 <ありたい組織像>・多様な「個」を活かし、多彩な能力が発揮できる組織・あらゆる挑戦を奨励し、認め合い、称え合う組織・社員と家族を大切にし、安心して、健康的に、誇りをもって働くことができる組織 <参考>当社グループのバリューひらめき:常識の枠にとらわれず、新しいことに挑戦することわざあり:タンパク加工技術等の独自技術で価値を生むことつながり:グループ全体の連携により、大きな価値を生み出すことまっすぐ:感謝の気持ちや公正さを大切にし、誠実に動くこと ① ガバナンスサステナビリティ委員会の検討チームとして「人財育成チーム」を設置しており、人財の多様性確保に関する方針や取組み、職場環境の整備等について検討を進めております。 これら取組内容及び実績等については、定期的にサステナビリティ委員会での審議を経て取締役会に報告することで、経営陣と現状や課題についての認識を共有し、当社グループが掲げる<人>を基盤とした経営を推進しております。 また、当社グループを長期にわたって持続的に発展させるべく、社員の力を最大限に引き出す人的資本経営体制を構築するため、「人的資本推進室」を設置し、人財の採用・配置・労務管理及び人財教育並びに健康経営への取組みを推進しております。 ② 戦略当社の経営計画及び成長戦略を達成するため、また当社グループのバリューをより確かなものとし、かつ事業上の強みである「商品開発力」・「販売力」及び「企業ブランド」を維持向上させるため、以下の施策を企画・実施しております。 <ありたい人財像>の実現に向けて<ありたい組織像>の実現に向けて社員一人ひとりの能力開発と成長の促進 ・成長機会の提供→ 個々の目標の明確化→ 教育研修体系の充実→ 部門間(会社間)異動・社内公募制度の活性化 ・人財採用の積極化→ 社員登用制度の拡充→ 採用ルートの多様化、キャリア採用比率の向上働きやすさと、働きがいの向上 ・ダイバーシティの推進と職場環境の整備→ 多様な人財に活躍の場を提供女性管理職比率の向上→ 勤務環境・体制の整備→ デジタル技術の導入による業務効率化の推進 ・職場を通じた健康の促進→「健康」イメージの体現に向けた体制の整備 ・労働条件の改善→ 継続した労働時間の削減→ 会社業績に連動した処遇(給与・賞与)の改善 当社グループの国内各社では、各社の事業規模並びに事業特性に応じた人事制度を採用しております。 このうち、当社グループの中核企業である当社(㈱紀文食品)の人事制度の骨子は、「適所適材」の考え方に基づく人員配置と、会社が期待する「役割」の達成度に応じて評価・処遇を行う「役割等級制度」であります。 業務を通じたリーダーシップや専門性の向上と、ワーク・ライフバランスの両立を図るため、社員が自らの意思でキャリアプランを選択可能とする、複線型の人事制度(管理職を除く。 )を採用しております。 一方、当社連結子会社である㈱紀文産業及び㈱紀文フレッシュシステム等においては「職能資格制度」を採用しております。 いずれも機能別に特化した事業会社であることから、中長期的な時間軸での人財育成と、組織の安定成長に重点をおいております。 また、社員一人ひとりが持つ能力を最大限発揮できるよう、職場環境整備にも取り組んでおります。 その一環として、総労働時間数の削減や有給休暇取得の促進といった労働条件の改善にも取り組んでおります。 特に総労働時間数については継続した削減を進めているほか、社員のWell-beingを実現する施策として、外部講師を招聘した資産形成セミナーの開催や健康経営に向けた取り組み、健康保険組合との共催によるウォーキングイベントの展開、育児支援策の拡充、及びコンプライアンス研修の実施等も並行して取り組んでおります。 ③ リスク管理当社の人財に関するリスクについては、人的資本推進室を主管部門として対応策の立案や進捗の管理を行っており、その内容はリスク管理委員会にて網羅的に把握することで、全社的リスク管理との統合を図っております。 また、リスク管理委員会での審議を経た後、取締役会にも報告しております。 なお、当社グループが認識した人財に関するリスクについては、「3 事業等のリスク -(2)当社グループの事業活動に関わるリスク - ② 人財に関するリスク」に記載のとおりであります。 ④ 指標と目標当社が掲げる「人財育成方針」・「職場環境整備方針」に基づく施策を実施していく上で、当社が重要であると認識している指標及び目標は、以下のとおりであります。 <提出会社における「社員一人ひとりの能力開発と成長の促進」に関する指標・実施状況>項目数値補足説明教育研修参加者(のべ人数)146名当事業年度中に開催した、教育研修への参加者数(のべ人数)(参考:前事業年度 118名)キャリア採用者比率29.7%当事業年度における新規採用者のうち、キャリア採用者が占める割合(参考:前事業年度 43.8%) <提出会社における「働きやすさと働きがいの向上」に関する指標・実施状況>項目数値補足説明新規学卒者に占める女性の割合39.4%当事業年度に入社した新規学卒者育児休業取得率男性62.5%(参考:前事業年度 57.1%) 女性100.0%(参考:前事業年度 100.0%)健康診断受診率99.4%目標:100.0%(社員及び契約社員)一人当たり平均時間外労働時間21.0時間/月目標:前事業年度比 10%の削減(参考:前事業年度 21.2時間/月)平均有給休暇取得日数13.3日目標:新規付与日数の70%(参考:前事業年度 12.1日)コンプライアンスに関する施策の実施12回全社員を対象としたコンプライアンスに係る研修・啓発及びメールマガジンの配信入社3年以内離職率(直近3期間)2.6%2024年3月期~2026年3月期に入社した新規学卒者のうち、当事業年度末日までに離職した人数(参考:前事業年度 4.7%) |
| 戦略 | ② 戦略当社グループが中長期にわたって価値を創造し続けるためサステナビリティに係る戦略に資する目的で、価値創造プロセスを策定しております。 当社グループのビジョンは、「日本の食の力でWell-beingな世界に貢献する食の総合グループ。 」であり、その実現のため、社会に“すこやかなおいしさ”を提供することが実現すべきこと(=ミッション)であると認識しております。 当社グループが生み出し、世の中に提供する「食」は、安全・安心であるだけでなく、体にも心にもおいしく、それを味わう時間や空間までもが豊かに感じられ、かつ世の中のさまざまな課題の解決に貢献していくべきであると考えております。 それが当社グループにとって、「食」のあるべき姿であり、“すこやかなおいしさ”と表現するものです。 その事業活動の中心には、『ものづくり理念(右記参照)』があり、当社グループの全社員の行動原則となっており、何よりも安全・安心を優先する「紀文ブランド」の礎となってきた理念であります。 中長期的に価値を提供しつづけていくためには、この理念はその範囲を拡大し、従来の安全・安心のみならず、地球環境の保全や人権尊重等といった社会課題の面においても「疑わしく無い」と、当社グループが自信をもつこと、そして和食・日本食文化の継承者として、「食」における文化的背景や空間・時間の豊かさをお伝えすることが、心にもおいしい「食」の提供につながると考えております。 2025年6月には、「紀文グループ 人権方針」、「紀文グループ 環境基本方針」、「紀文グループ 持続可能な調達方針」を制定いたしました。 今後は、当社グループの「食」が世の中のさまざまな課題の解決に貢献していくことを目指し、当社グループだけでなくサプライチェーン全体での持続可能性を高める取組みを、各サプライヤー様とともに推進してまいります。 |
| 指標及び目標 | ④ 指標及び目標前項の重要取組課題のうち、特にステークホルダーに与える影響度が大きいと想定されるものを抽出し、「2030年までの目標」として定量的な目標を設定しております。 当事業年度における進捗状況等については、以下のとおりであります。 a.温室効果ガスの排出量の削減当事業年度における当社のCO₂の総排出量(調整後排出)は33,201t-CO₂であり、「2030年までの目標」に掲げた「2015年度比で30.0%の削減」に対し、31.8%の削減(達成率 106.0%)に相当します。 今後も、生産設備の更新や生産効率の改善、省エネルギー化の推進等による継続した削減に取り組んでまいります。 b.食品ロスの削減当社の製造拠点が排出する食品廃棄物総量は3,121.6t(2025年度)であり、基準年度比で約13.8%を削減いたしました。 また、食品廃棄物の再生利用率は、99.1%(2025年度)であります。 今後も、継続した工程改善等により、食品廃棄物の削減に取り組んでまいります。 c.持続可能な資源調達当社が使用しているスケソウダラやイトヨリダイをはじめとする魚の「すり身」のうち、米国産が5割強、国産原料が2割強を占めております。 これらを含む、当社が使用しているすり身の大部分は、MSC認証の取得や禁漁期間の設定といった、一定の資源管理がなされたものであり、2025年度中におけるそれらすり身の使用比率は94.9%であります。 今後も資源調達に係る持続可能性を高め、かつIUU漁業からの調達ゼロを達成するため、策定した「紀文グループ 持続可能な資源調達方針」並びに「紀文グループ 人権方針」等に基づき、サプライヤーと協働した各種取組みを着実に進めてまいります。 d.プラスチック使用量の削減当社では、包装形態の変更等によりプラスチック使用量の削減に取り組んでおりますが、商品のロングライフ化(バリア性能向上のための包材の厚肉化)や、ライフスタイルの変化に対応した商品(小容量・個包装商品等)の増加等に伴い、出荷1パックあたりの使用原単位では昨年比で7.4%増加するなど、包材の使用量としては増加する傾向にあります。 しかしながら、当事業年度中に発売した商品において、当社の代表的な商品であるチーちく®のトレーを廃止し、商品1点あたり49%のプラスチック使用量を削減(併せて賞味期限の延長も実現)したほか、レトルトおでんの包材の簡素化にも取り組み、商品1点あたり71.5%のプラスチック使用量を削減しております。 今後も、プラスチック使用量のさらなる削減や、代替プラスチック等への置換を進めてまいります。 e.人財育成当社における人財育成(多様な人財の活躍)の測定指標として、女性管理職比率を設定しております。 2026年3月末日現在の女性管理職比率は5.3%でありますが、「2030年までの目標」である15%を達成するための各種施策に取り組んでおります。 その具体的な内容は「本項-(3)人的資本への取組み」に記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ② 戦略当社の経営計画及び成長戦略を達成するため、また当社グループのバリューをより確かなものとし、かつ事業上の強みである「商品開発力」・「販売力」及び「企業ブランド」を維持向上させるため、以下の施策を企画・実施しております。 <ありたい人財像>の実現に向けて<ありたい組織像>の実現に向けて社員一人ひとりの能力開発と成長の促進 ・成長機会の提供→ 個々の目標の明確化→ 教育研修体系の充実→ 部門間(会社間)異動・社内公募制度の活性化 ・人財採用の積極化→ 社員登用制度の拡充→ 採用ルートの多様化、キャリア採用比率の向上働きやすさと、働きがいの向上 ・ダイバーシティの推進と職場環境の整備→ 多様な人財に活躍の場を提供女性管理職比率の向上→ 勤務環境・体制の整備→ デジタル技術の導入による業務効率化の推進 ・職場を通じた健康の促進→「健康」イメージの体現に向けた体制の整備 ・労働条件の改善→ 継続した労働時間の削減→ 会社業績に連動した処遇(給与・賞与)の改善 当社グループの国内各社では、各社の事業規模並びに事業特性に応じた人事制度を採用しております。 このうち、当社グループの中核企業である当社(㈱紀文食品)の人事制度の骨子は、「適所適材」の考え方に基づく人員配置と、会社が期待する「役割」の達成度に応じて評価・処遇を行う「役割等級制度」であります。 業務を通じたリーダーシップや専門性の向上と、ワーク・ライフバランスの両立を図るため、社員が自らの意思でキャリアプランを選択可能とする、複線型の人事制度(管理職を除く。 )を採用しております。 一方、当社連結子会社である㈱紀文産業及び㈱紀文フレッシュシステム等においては「職能資格制度」を採用しております。 いずれも機能別に特化した事業会社であることから、中長期的な時間軸での人財育成と、組織の安定成長に重点をおいております。 また、社員一人ひとりが持つ能力を最大限発揮できるよう、職場環境整備にも取り組んでおります。 その一環として、総労働時間数の削減や有給休暇取得の促進といった労働条件の改善にも取り組んでおります。 特に総労働時間数については継続した削減を進めているほか、社員のWell-beingを実現する施策として、外部講師を招聘した資産形成セミナーの開催や健康経営に向けた取り組み、健康保険組合との共催によるウォーキングイベントの展開、育児支援策の拡充、及びコンプライアンス研修の実施等も並行して取り組んでおります。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ④ 指標と目標当社が掲げる「人財育成方針」・「職場環境整備方針」に基づく施策を実施していく上で、当社が重要であると認識している指標及び目標は、以下のとおりであります。 <提出会社における「社員一人ひとりの能力開発と成長の促進」に関する指標・実施状況>項目数値補足説明教育研修参加者(のべ人数)146名当事業年度中に開催した、教育研修への参加者数(のべ人数)(参考:前事業年度 118名)キャリア採用者比率29.7%当事業年度における新規採用者のうち、キャリア採用者が占める割合(参考:前事業年度 43.8%) <提出会社における「働きやすさと働きがいの向上」に関する指標・実施状況>項目数値補足説明新規学卒者に占める女性の割合39.4%当事業年度に入社した新規学卒者育児休業取得率男性62.5%(参考:前事業年度 57.1%) 女性100.0%(参考:前事業年度 100.0%)健康診断受診率99.4%目標:100.0%(社員及び契約社員)一人当たり平均時間外労働時間21.0時間/月目標:前事業年度比 10%の削減(参考:前事業年度 21.2時間/月)平均有給休暇取得日数13.3日目標:新規付与日数の70%(参考:前事業年度 12.1日)コンプライアンスに関する施策の実施12回全社員を対象としたコンプライアンスに係る研修・啓発及びメールマガジンの配信入社3年以内離職率(直近3期間)2.6%2024年3月期~2026年3月期に入社した新規学卒者のうち、当事業年度末日までに離職した人数(参考:前事業年度 4.7%) |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況及び経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況、及び事業の持続可能性(サステナビリティ)に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクと、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても投資者の判断に重要な影響を及ぼすと当社グループが考えるリスクについて、積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社グループは、これらの認識したリスクが顕在化する可能性(「発生の可能性」)と、発生した場合に当社グループの事業に及ぼす「影響の大きさ」を評価し、当該リスクの回避及び顕在化した場合の対応に努めております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性がありますので、ご留意ください。 影響の大きさ大3-② 新型コロナウイルス等の感染症発生リスク2-① 食品の安全性に関するリスク2-③ 業績の季節変動リスク3-① 自然災害に関するリスク4-② 為替レートの変動リスク4-④ 退職給付会計に係る変動リスク1-① 原材料の調達に関するリスク1-② 気候変動に関するリスク2-② 人財に関するリスク2-④ 情報セキュリティに関するリスク4-① 借入依存度に係るリスク中2-⑥ 訴訟によるリスク1-⑤ 海外事業に関するリスク2-⑤ 法的規制リスク4-③ 固定資産の減損に係るリスク1-③ 秋冬期の気温と売上の関係によるリスク1-④ 価格競争に関するリスク 小 低中大 発生の可能性 (1)事業環境の変化に関するリスクリスク項目リスクの説明リスク対策影響の内容① 原材料の調達に関するリスク当社グループの主力商品であるスリミ製品の主原料は、国内外から調達するスケソウダラのすり身をはじめとした水産資源であります。 水産資源の減少や漁獲規制の強化、あるいは国際的な水産資源の需要変化に伴う供給減等により、当社グループが必要とする量が確保できない可能性、あるいは原材料相場の変動により調達コストが増加する可能性があります。 また、原油等の需給逼迫が起き原材料市況が高騰した場合には、包装資材、容器類等の価格も上昇する可能性があります。 当社グループでは、安定的な原料確保に努め、これらを複数のルートから調達しております。 また、当社子会社である㈱紀文産業に原材料調達機能を集約することで、購買力の向上と業務効率化に取り組んでいるほか、提携契約に基づく戦略的なパートナーとの関係性を強化し、サプライチェーンの安定化にも取り組んでおります。 このほか、当社グループでは、包装資材の削減や包装形態・材質の見直し等を進めており、原材料の調達価格の安定化を図りつつ原材料消費量の削減にも取り組んでおります。 ・売上原価の上昇・事業活動の停滞または停止② 気候変動に関するリスク世界的な気候変動により、年平均気温の上昇や気象災害の激甚化が引き起こされた場合には、サプライチェーンの途絶や消費者の購買行動の変化等により、当社グループ事業に影響を及ぼす可能性があります。 また、将来的な気候変動対策として炭素税が導入される等の場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、気候変動による事業への影響を低減させるため、あるいはそれに適応するため、TCFD提言に基づく影響度分析及び情報開示に取り組んでおり、その内容は「2 サステナビリティに関する考え方 -(2)気候変動への対応」に記載しております。 ・事業所の被災による事業の停止又はサプライチェーンの途絶・災害復旧費用等の発生 ③ 秋冬期の気温と売上の関係によるリスク当社グループの主力商品であるスリミ製品は、季節に応じて需要の変動が生じます。 特に、おでん・鍋物等の寒冷な時期に需要が増加する商品が多いことから、秋冬期に想定以上の温暖な天候、特に暖冬傾向が続く場合は、おでん・鍋物関連商品を中心に売上が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これに対して一年を通してお客様のスリミ製品に対する需要を取込むため、新商品開発や販売促進活動の強化等といった、業績の季節変動を最小限に抑えるための対策を講じております。 ・年度業績の低下④ 価格競争に関するリスク当社グループが主力とするスリミ製品の小売り市場においては、競合他社との競争激化に加え、流通小売業における販売戦略の影響も受けやすい環境にあります。 今後、市場競争がさらに激化する等の場合には、販売単価の低下又は販売促進費用の増加等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、価格競争に巻き込まれないように、競合他社に対し差別化した商品の開発やプロモーション施策等の実施により、競争力の確保を図っております。 加えて、流通小売業との直接取引という強みを活かし、市場ニーズを的確に捉えた提案型の営業活動を展開することで、顧客との関係性の強化に努めております。 ・年度業績の低下⑤ 海外事業に関するリスク当社グループは、海外においても製造及び販売活動を行っております。 事業を展開する各国における政治・経済・社会情勢の変化等、予期せぬ事象により当該事業の活動に問題が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社のグループ会社統括部門において、月次事業概況報告を徴求するほか、日常的には国際事業統轄部門が業況を逐次把握することで、早期かつ適切な対応に努めております。 ・海外事業セグメントの業績悪化 (2)当社グループの事業活動に関わるリスクリスク項目リスクの説明リスク対策影響の内容① 食品の安全性に関するリスク当社グループでは、お客様に安全な食品を提供するために、当社食品安全管理室及び当社グループの工場に品質管理課を設け、品質衛生基準に基づき、日々徹底した衛生管理を行っております。 また、㈱紀文安全食品センターを設置し、品質衛生管理体制を強化しております。 しかし、当社グループが提供する商品に問題が発生した場合、お客様への健康被害に加え、社会的信用の失墜等による商品の販売の悪化、商品の回収や損害賠償等にかかる費用の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、商品の製造にあたりHACCP(注1)の考え方に則った衛生管理をしており、これを確実にするために、国内の主要な工場では食品安全マネジメントシステムの認証を取得し、製造委託先及び仕入先についても品質衛生基準に基づく管理を行っております。 ㈱紀文安全食品センター及び当社グループの工場内に設けた品質管理課では、微生物検査・理化学検査を実施し、食品の安全を保証する活動に努めております。 また、2025年9月に発生した商品の自主回収事案を教訓に、新商品開発プロセスにおける安全性評価の仕組みを整備するなど、品質衛生管理体制のさらなる強化を図っております。 ・社会的信用の低下・販売状況の悪化・商品回収、損害賠償等の費用の発生② 人財に関するリスク当社グループでは、「企業は、<人>だけ」という理念を掲げており、“人”を成長可能な資本、つまり“人財”として捉え、その価値の最大化を目指した経営を推進しております。 しかしながら、日本国内において、雇用情勢の変化や少子高齢化による労働人口の減少が予想されていることなどから、人財の安定的な確保や育成が計画通りに進まなかった場合、当社グループの事業活動や将来の事業成長に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、製造・営業・管理などの各部門において、必要となる人財の確保に努めるとともに、職場における教育や研修等による人財育成に取り組んでおります。 また、「中計2026」において「社員のWell-being」を重点課題として掲げており、所定労働時間数の削減や平均年間賃金の上昇などの社員の処遇の改善や、ワーク・ライフバランスの促進や育児休業・育児勤務制度の導入等、労働環境の整備にも取り組んでおります。 ・業績の低下・事業活動の停滞または停止・成長戦略の未達③ 業績の季節変動リスク当社グループの業績は、第3四半期連結会計期間の売上高及び利益が他の四半期連結会計期間に比べ高くなる傾向があります(注2)。 これは、主力商品であるスリミ製品・惣菜が、10月~12月の第3四半期連結会計期間に需要が集中(おでん・鍋物・おせち料理等)するためであります。 一方、第1・第2四半期連結会計期間においては、需要が相対的に低いことから外部環境の変化による影響を受けやすく、当該期間の販売状況によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、国内においては春夏商品の開発及びプロモーション展開に取り組むと共に、新規事業領域の開発、及び季節変動の少ない海外における販売拡大を推進することで、通年での事業拡大を進めております。 ・年度業績の低下 ④ 情報セキュリティに関するリスク近年、コンピューターウイルスや不正アクセス等のサイバー攻撃が高度化してきており、これら外部からのサイバー攻撃を受けた場合、当社グループのシステムが停止又は混乱し、事業に多大な影響が出る可能性があります。 また、当社は個人消費者向けにオンラインショップを運営しており、不正アクセスや運用トラブル等により、個人情報が外部漏洩する事件・事故が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティ強化のため、サイバー攻撃等への対策や従業員に対する教育訓練に取り組んでおります。 また、顧客情報管理につきましては「個人情報管理規程」、「情報セキュリティガイドライン」等の社内ルールを制定・運用しており、特に個人情報の取扱いに細心の注意を払っております。 ・事業の一部又は全部の停止・訴訟費用等の発生・社会的信用の低下による販売状況の悪化 ⑤ 法的規制リスク当社グループは、日本国内においては、食品衛生法、食品表示法等の法的規制を受けていると共に、展開する海外各国における法的規制を受けております。 将来において、予期し得ない法的規制等が設けられた場合、当社グループの事業活動が制限されるほか、対応コストの増加等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、関係法令の改廃動向について、コンプライアンス委員会、各部門及び部署が行政機関や加盟団体主催セミナーや外部専門家からの情報提供から把握し、周知徹底を行っております。 また、相談窓口としての弁護士事務所とも契約しております。 ・売上の低下・対応コストの発生⑥ 訴訟によるリスク当社グループは、現在まで業績に影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありませんが、商品のクレームや事故等により訴訟を提起された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、前述の「(2) -① 食品の安全性に関するリスク」に記載のとおり、厳格な商品衛生管理及び品質管理のもとに製造を行っております。 ・訴訟費用等の発生 (3)自然災害等に関するリスクリスク項目リスクの説明リスク対策影響の内容① 自然災害に関するリスク当社グループの国内における主な製造拠点は、千葉県・神奈川県・静岡県・岡山県・北海道に立地し、それらを結ぶ物流ネットワークにより日本全国の消費マーケットをカバーしております。 したがって、消費地又は製造拠点において大規模な地震や想定を超える水害等が発生した場合には、当社グループ工場の操業停止による売上高の減少、さらに設備の修復のための費用の発生、物流の停滞等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、事業継続計画(BCP)を策定し、自然災害の発生等の非常事態時においても迅速に対応できる供給体制の整備に努めております。 ・事業所の被災による事業の停止、又はサプライチェーンの途絶・災害復旧費用等の発生② 新型コロナウイルス等の感染症発生リスク現時点においては、新型コロナウイルス感染症をはじめとする大規模な感染症の発生が当社グループに及ぼす影響は重大なものとはなっておりませんが、今後既知の、又は新たな感染症の世界的な流行が発生した場合、社員の感染による操業停止やサプライチェーンの停滞等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、感染症拡大防止及び事業継続のため、衛生管理の徹底、社内外でのリモート会議の利用の推進と出張の削減、テレワーク・時差出勤等の効率的な事業運営を実施しております。 ・工場の操業停止・サプライチェーンの停滞による売上低下と原価の上昇 (4)財務状況に関するリスクリスク項目リスクの説明リスク対策影響の内容① 借入依存度に係るリスク当社グループの借入依存度(総資産における長期借入金、短期借入金、社債の合計額の割合)は、2026年3月期で31.1%であります。 「中計2026」における主要なテーマである「財務体質の強化」が着実に進展しておりますものの、今後予期せず金利水準が上昇した場合には、当社グループが望む条件での資金調達が十分に行えず、業績に影響を及ぼす可能性があります。 借入実行に際しては金利動向に応じ適宜、固定ないし変動金利にて調達している他、金利スワップ等のデリバティブ取引を活用することで、支払利息の増加を防いでおります。 また、現在の「中計2026」において資本効率の改善により財務体質の強化を掲げており、当該リスクによる影響の低減を図ってまいります。 ・支払利息の増加② 為替レートの変動リスク当社グループは、原材料を海外から調達していると共に、海外においても製造・販売の事業を営んでおり、製商品の輸出入も行っております。 そのため、製商品と原材料の輸出入取引において予測の範囲を超える急激な為替レートの変動が起きた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、原材料の調達における円建て取引や為替変動リスクをヘッジするための為替予約取引を利用しております。 ・年度業績の低下③ 固定資産の減損に係るリスク当社グループでは、生産工場の土地建物等を自社保有しております。 将来において、事業環境の急変等により業績が悪化し、これらの事業用資産の収益性が低下した場合には、減損損失が発生し、当社グループの財政状態又は経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 設備投資の実施にあたっては、事前に収益性や投資回収の可能性について様々な観点から検討を行っております。 事業環境の急変等に備えて、平時から生産性の向上や工場稼働の確保に努めており、当該リスクの低減を図っております。 ・特別損失の計上④ 退職給付会計に係る変動リスク当社グループは、主に確定給付型を中心とした複数の退職給付制度を有しております。 そのため、当社グループの退職給付費用及び退職給付に係る資産及び負債は、年金資産と退職給付債務の動向によって変動し、当社グループの財政状態又は業績に影響を及ぼす可能性があります。 年金資産について、定期的に退職給付債務の将来予測に基づく資産運用方針、運用機関の見直しを行っております。 また、数理計算上の前提条件と年金資産の期待運用収益率についても、毎年度事業年度開始前に検討のうえ見直しを行っております。 ・多額の退職給付費用の発生・退職給付に係る資産の減少による純資産額の減少 (注1)HACCPとは、健康危害を及ぼす恐れがある危害要因をあらかじめ把握(Hazard Analysis)した上で、原材料の入荷から製品出荷までの全工程の中で、危害要因を除去及び低減させるために特に重要な工程(Critical Control Point)を管理し、製品の安全性を確保する衛生管理手法であります。 (注2)業績の季節変動連結業績(2026年3月期連結会計年度) 売上高営業利益金額(百万円)百分比(%)金額(百万円)当連結会計年度の第1四半期連結会計期間(4月~6月)24,87422.4359当連結会計年度の第2四半期連結会計期間(7月~9月)23,98921.6△773当連結会計年度の第3四半期連結会計期間(10月~12月)35,84832.33,070当連結会計年度の第4四半期連結会計期間(1月~3月)26,32423.7609合計111,037100.03,265 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況(資産)当連結会計年度末における流動資産は31,066百万円となり、前連結会計年度末に比べ159百万円減少いたしました。 これは主に現金及び預金が506百万円、商品及び製品が308百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が566百万円増加したことによるものです。 固定資産は49,240百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,060百万円増加いたしました。 これは主にリース資産(純額)が1,004百万円、退職給付に係る資産が7,052百万円増加したことによるものです。 この結果、総資産は、80,307百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,900百万円増加いたしました。 (負債)当連結会計年度末における流動負債は25,677百万円となり、前連結会計年度末に比べ412百万円減少いたしました。 これは主に支払手形及び買掛金が1,024百万円、未払金が349百万円減少した一方で、短期借入金が808百万円増加したことによるものです。 固定負債は28,190百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,141百万円増加いたしました。 これは主にリース債務が957百万円、繰延税金負債が2,390百万円増加したことによるものです。 この結果、負債合計は、53,867百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,729百万円増加いたしました。 (純資産)当連結会計年度末における純資産合計は26,440百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,171百万円増加いたしました。 これは主に利益剰余金が642百万円、為替換算調整勘定が307百万円、退職給付に係る調整累計額が3,903百万円増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は32.0%(前連結会計年度末は28.7%)となりました。 ② 経営成績の状況当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかな回復が見られましたが、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まり、米国の通商政策の動向や中東情勢の影響などから先行きに対する不透明感も続いております。 このような環境下において、当社グループでは、「中期経営計画2026」の目標である『持続的に成長できる強固な企業体質の構築』の達成に向け、引き続き既存事業領域における確実な成長と、事業領域の拡大により成長を図る『成長戦略の推進と新たな価値創造』に取り組んでおります。 また、成長を促進させる収益構造に向けた『資本効率の改善』と、今後の成長を支える『経営基盤の整備』に注力しております。 当連結会計年度の経営成績は、売上高は111,037百万円と前年度比2,125百万円の増収(2.0%増)となりました。 営業利益は、国内食品事業と海外食品事業の減益により3,265百万円と前年度比1,247百万円の減益(27.6%減)となり、経常利益は2,699百万円と前年度比1,491百万円の減益(35.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,099百万円と前年度比1,488百万円の減益(57.5%減)となりました。 (単位:百万円) 売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益2026年3月期連結会計年度111,0373,2652,6991,0992025年3月期連結会計年度108,9124,5134,1912,587 なお、当社グループの売上高・営業利益は、主力商品であるスリミ製品・惣菜の需要が秋冬季におでん・鍋物等向けを中心に高まることに加え、おせち料理関連商品の売上が12月に計上されることから、第3四半期に偏重する傾向にあります。 前年度及び当年度における当社グループの各四半期における売上高及び通期の売上高に対する割合、営業利益は次のとおりであります。 (単位:百万円) 2025年3月期 前連結会計年度2026年3月期 当連結会計年度第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高23,11124,64834,99626,15524,87423,98935,84826,324(通期割合)(21.3%)(22.6%)(32.1%)(24.0%)(22.4%)(21.6%)(32.3%)(23.7%)営業利益又は営業損失(△)451943,280686359△7733,070609 各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (国内食品事業)国内食品事業では、国内において食品の製造及び販売を行っております。 売上面では、小売部門(BtoC向け)は前年度並み、商事部門(BtoB向け)は前年度から伸長したことにより、セグメント全体で前年度から伸長しました。 小売部門では、春夏期から実施したプロモーションが奏功し、カニカマや竹輪、はんぺん、玉子加工品等のカテゴリーでは、年間を通して販売数量が増加し、売上高も伸長しました。 一方で競争環境の厳しい、その他のスリミ製品、惣菜のカテゴリーでは、特に9月に実施した価格改定後に苦戦し、前年度から減少しました。 正月商戦は、店頭訴求策やSNSでの情報発信等のプロモーション活動を展開し、前年度から伸長しました。 商事部門では、食品メーカーや外食産業に向けてのすり身等の水産物、胡麻・大豆・蕎麦等の農産物が好調に推移し、前年度から伸長しました。 利益面では、主原料のすり身価格の上昇に加えて、鶏卵・野菜等の副原料や資材を中心とした原材料が想定を上回る高騰をしたことで、コスト増を販売増や価格改定、生産性向上で補うことができず、減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は78,167百万円と前年度比1,185百万円の増収(1.5%増)となり、セグメント利益は1,249百万円と前年度比1,216百万円の減益(49.3%減)となりました。 (単位:百万円)前連結会計年度当連結会計年度売上高セグメント利益売上高セグメント利益76,9822,46678,1671,249 (海外食品事業)海外食品事業では、海外において食品の製造及び販売を行っております。 売上面では、米国で関税政策の影響が落ち着いたこと、中国で新規取引先の開拓が進んだこと、タイで物価沈静化により消費が伸長したこと等から回復傾向にあるものの、全体としては前年度を下回る結果となりました。 主力であるタイ工場のカニカマやその他のスリミ製品の販売が、歴史的な対ドルでのバーツ高進行により輸出競争力が低下したことで減少し、好調であった惣菜や甘味類、農水産品の販売ではカバーできずに減収となりました。 利益面では、主力製品の販売減少によるタイ工場の稼働率と生産性の低下、製品ミックスの悪化により、減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は11,468百万円と前年度比321百万円の減収(2.7%減)となり、セグメント利益は535百万円と前年度比423百万円の減益(44.2%減)となりました。 (単位:百万円)前連結会計年度当連結会計年度売上高セグメント利益売上高セグメント利益11,79095811,468535 (食品関連事業)食品関連事業では、国内において食品の運送、その他食品に関連した事業を行っております。 売上面では、当セグメントの中心である物流事業において、新規顧客の獲得や、好調な外食産業向けの物量をはじめ既存顧客の物量が増加したことにより、増収となりました。 利益面では、物量増や料金改定の浸透、共同配送の積載率向上や構内の自働化の推進等による効率化が寄与し、増益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は21,401百万円と前年度比1,261百万円の増収(6.3%増)となり、セグメント利益は1,479百万円と前年度比251百万円の増益(20.5%増)となりました。 (単位:百万円)前連結会計年度当連結会計年度売上高セグメント利益売上高セグメント利益20,1391,22721,4011,479 ③ キャッシュ・フローの状況(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー3,8621,442投資活動によるキャッシュ・フロー△1,967△1,036財務活動によるキャッシュ・フロー△1,961△937現金及び現金同等物の増減額180△415現金及び現金同等物の期首残高8,5278,707現金及び現金同等物の期末残高8,7078,292当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ415百万円減少し、8,292百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業キャッシュ・フローは、1,442百万円の収入(前連結会計年度は3,862百万円の収入)となりました。 これは、税金等調整前当期純利益2,501百万円、減価償却費2,210百万円、退職給付に係る資産及び負債の減少額1,162百万円、仕入債務の減少額1,059百万円、法人税等の支払額876百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,036百万円の支出(前連結会計年度は1,967百万円の支出)となりました。 これは、有形固定資産の取得による支出1,230百万円などによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、937百万円の支出(前連結会計年度は1,961百万円の支出)となりました。 これは、長期借入れによる収入5,689百万円、長期借入金の返済による支出5,802百万円、社債の償還による支出1,085百万円、社債の発行による収入1,000百万円、リース債務の返済による支出984百万円などによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)前年同期比(%)国内食品事業58,51694.1海外食品事業6,18585.3食品関連事業--合計64,70193.1(注)食品関連事業は、食品の配送等を主な事業とするセグメントであることから、生産に該当する事項がありませんので、記載しておりません。 b.受注実績当社グループは、見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)前年同期比(%)国内食品事業78,167101.5海外食品事業11,46897.3食品関連事業21,401106.3合計111,037102.0(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、連結財務諸表の作成に当たり、資産、負債、収益及び費用の報告に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。 これらの見積り及び仮定に基づく会計方針は、「第5 経理の状況 - 1 連結財務諸表等 - (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、次の会計方針は、連結財務諸表における重要な見積りの判断に影響を及ぼすものと考えております。 a.退職給付会計の基礎率当社グループは、確定給付型を含む複数の退職給付制度を有しております。 確定給付制度の債務の現在価値及び関連する勤務費用等は、数理計算上の仮定に基づいて算定しております。 数理計算上の仮定については、割引率、年金資産の長期期待運用収益率や予想昇給率等の変数についての見積り及び判断が求められます。 数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。 b.固定資産の減損当社グループは、減損損失の認識の判定及び測定を行う単位として資産のグルーピングを行い、減損の兆候の有無を判定しております。 減損の兆候が存在する場合、当該資産又は資産グループから得られる将来キャッシュ・フローに基づき、減損損失の認識の要否を判定しております。 減損損失を認識すべきと判定された資産又は資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 回収可能価額は使用価値又は正味売却可能価額により算定しております。 使用価値は、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローに基づき算定しております。 将来キャッシュ・フローの算定には、事業計画の前提となった数値を基に、主原料価格の過去の推移も踏まえた将来の相場予測、当社グループ内で用いている将来の収益予測等の仮定を考慮して見積っております。 当該見積り及び仮定については、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果が異なった場合には、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において、固定資産の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 c.繰延税金資産の回収可能性当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できること、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産に計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りとなるため、事業環境等の変化により見積りが減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態及び経営成績の分析当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 - ① 財政状態の状況 及び② 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの資金需要は、主にスリミ製品・惣菜向けの製造設備に係る設備投資であります。 これらの資金の源泉は、営業キャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等により調達することとしております。 調達した資金は、成長と経営効率改善のための投資を実施し、資本の充実と借入の返済を進めるとともに、株主還元の安定的拡大を目指してまいります。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 -③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 c.経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 - 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.経営戦略の現状と見通し当社グループでは、2026年度を最終年度とする「中期経営計画2026」を、2024年4月からスタートしております。 その内容・経営目標については、前述の「第2 事業の状況 - 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 -(3)中期的な経営戦略等」に記載のとおりであります。 また、2025年度における経営目標の進捗状況は、前述の「第2 事業の状況 - 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 -(5)経営上の目標達成のための指標等」に記載のとおりであります。 今後については以下の基本戦略を確実に推進することにより、2026年度の経営目標を達成してまいります。 ① 成長戦略の推進と新たな価値創造マーケティング力と商品開発力の強化をベースに、国内市場における既存拡大による売上増加、チャネル強化による売上規模拡大、新規進出による売上増加への挑戦、海外市場の拡大② 資本効率の改善ROIC経営の推進、営業キャッシュ・フローの拡大、生産性の向上・コスト削減、デジタル活用の推進、財務体質の強化③ 経営基盤の整備社員のWell-being、多彩な人財の活躍推進、サステナビリティ経営の強化、コーポレート・ガバナンスの強化、研究開発の強化、安全・安心の取組 e.経営者の問題意識と今後の方針経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 - 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発活動として、当社開発室内「すこやかなおいしさ研究開発部」が中心的な役割を担う差別化された商品を創出するための研究及び開発、また生産支援推進室技術部内「自働化推進センター」が主導する自働化技術導入による新工法などの設備開発に取り組んでおります。 当社グループの研究開発活動は、お客様に「すこやかなおいしさ」をお届けするため、原材料の研究と製品の機能性向上、生産における効率化向上に関連する新技術・新工法の開発、製品のおいしさ・健康感等のお客様への提供価値に関する研究及び新規事業に関する研究が大きなテーマであります。 当社グループ製品の原材料となるスケソウダラ等の資源保護に向けた漁獲量の変動に加え、水産資源の世界的な需要増加の影響を受けてすり身価格が予測しづらい変動をするほか、消費者の低価格志向の継続や健康志向の高まり、国内市場の労働環境の変化に対応した消費行動の変容など、当社グループを取巻く経営環境は大きく変化しております。 そうした環境下でも安定して事業を継続するために、スリミ製品の持続可能性の向上を企図した原材料の研究及び大豆タンパク加工食品の研究開発、自働化や省人化に加え、新商品の発売に向けた技術開発を主とする設備開発を中心に研究開発活動を行っております。 当連結会計年度における主要な活動は以下のとおりであります。 (1)原材料及び製品の機能性向上に関する研究スリミ製品のおいしさの指標でもある、しなやかな食感を付与するための基礎研究を推進し、品質向上に寄与する知見を蓄積いたしました。 さらに、さまざまな魚種のすり身利用研究を進め、製品品質の向上及び安定化に取り組んでおります。 また、スリミ製品の加工技術や温度管理に関する研究内容について、学術専門誌を通じた情報発信を行いました。 (2)おいしさ・健康等の提供価値の探求スリミ製品の健康価値に関するさまざまな研究を進めるとともに、その内容について学会等を通じた情報発信を行いました。 また、魚肉と植物性原料を組み合わせた食品の研究にも取り組んでおります。 (3)事業領域・技術領域を拡大するための技術開発大豆やおからをはじめとする、植物性原料を活用した食品の技術開発を推進いたしました。 また、微生物発酵を活用した加工技術の研究開発にも取り組んでおります。 (4)工程の省人化・自働化や新商品発売に向けた技術開発はんぺんラインの梱包自働化装置の内製化、魚河岸あげ®ラインの包装自働供給装置の開発等により、工程のさらなる自働化を進めております。 新商品発売に向けた技術開発として、もち入り伊達巻成型工法の開発、立体成型蒲鉾の新たなキャラクター金型の開発や、当社オリジナル商品であるチーちく®製造装置の新工法開発を進めております。 包装資材使用量の削減の一環として進めた、チーちく®のトレーを無くした包装形態への対応等の環境への配慮に伴う技術開発や、新商品「The SURIMI」というカニカマ製造ラインの包装状態検査装置の開発等、品質保証体制の向上にも貢献しております。 これらの結果として、当連結会計年度において支出した研究開発費は96百万円となりました。 なお、研究開発は基礎的技術の探索と確立を中心とし、また設備開発は製造工程の自働化を主眼とした独自の生産ラインの設計と具体化を中心として、いずれも当社のみで行っております。 その成果は当社グループ全体の製造・販売活動に還元しており、各セグメントには配分できないため、セグメント別の記載はしておりません。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度における当社グループの設備投資の主な内容は、スリミ製品・惣菜製造に係る設備更新、合理化、品質改善、省人化投資を推進し、生産効率の向上及び既存資産の維持管理を図るための設備投資となります。 セグメントごとの内訳は次のとおりであります。 事業の種類別セグメントの名称設備投資金額(千円)前連結会計年度比(%)国内食品事業1,533,26182.9海外食品事業445,23267.6食品関連事業55,61721.9計2,034,11173.7消去--合計2,034,11175.9(注)1.当連結会計年度において生産能力に影響を及ぼす重要な設備の除却、売却等はありません。 2.前連結会計年度においては、セグメント間取引消去が発生しておりますが、当連結会計年度においては発生しておりません。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)東京工場(千葉県印旛郡栄町)国内食品事業スリミ製品製造施設他1,434,7671,222,3482,131,940(40,327)227,37743,8115,060,244164(184)船橋工場(千葉県船橋市)国内食品事業スリミ製品製造施設他612,460118,4891,406,658(16,985)89,15534,2162,260,98089( 50)横浜工場(神奈川県横浜市戸塚区)国内食品事業スリミ製品製造施設他588,865371,430143,888(10,034)206,303116,8531,427,341161(113)静岡工場(静岡県島田市)国内食品事業スリミ製品製造施設他565,143332,337385,289(37,700)219,52716,1681,518,465129(104)岡山総社工場(岡山県総社市)国内食品事業スリミ製品製造設備980,701204,1151,294,668(65,708)227,9149,9432,717,343159(167)日の出オフィス(東京都港区)国内食品事業統括業務施設46,2137,383-185,666494,896734,160227( 14)(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定並びに無形固定資産の合計であります。 2.帳簿価額は、連結調整前の数値であります。 3.従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数は( )にて外書しております。 4.上記の他に当社が連結会社以外から賃借している主な設備の内容は、以下のとおりであります。 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容年間賃借料(千円)日の出オフィス(東京都港区)国内食品事業統括業務施設の建物228,998 (2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)㈱紀文フレッシュシステム船橋営業部 (千葉県船橋市)食品関連事業仕分・保管業務施設269,1321,461915,021(11,948)115,3671,9831,302,96729(193)㈱紀文フレッシュシステム名古屋営業部 (愛知県小牧市)食品関連事業仕分・保管業務施設1,483--863,28345864,81216( 61)㈱紀文フレッシュシステム西浦センター (千葉県船橋市)食品関連事業仕分・保管業務施設1,260--670,4960671,75613( 2)㈱紀文フレッシュシステム仙台センター (宮城県仙台市宮城野区)食品関連事業仕分・保管業務施設641--216,1491,300218,09221( 7)㈱紀文フレッシュシステム鳥栖センター (佐賀県鳥栖市)食品関連事業仕分・保管業務施設00-261,363437261,80121( 38)㈱紀文ビジネスクリエイト㈱紀文食品東京工場 (千葉県印旛郡栄町)食品関連事業駐車場用地--135,000( 6,065)--135,000-(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定及び無形固定資産の合計であります。 2.帳簿価額は、連結調整前の数値であります。 3.㈱紀文ビジネスクリエイトの㈱紀文食品東京工場の土地は、すべて親会社である㈱紀文食品に賃貸しております。 4.従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数は( )にて外書しております。 (3)在外子会社2025年12月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)KIBUN(THAILAND)CO.,LTD.本社・工場(Samutsakorn Thailand)海外食品事業管理・営業・生産業務施設651,179577,324289,390( 30,415)-189,7231,707,618760( - )(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定並びに無形固定資産の合計であります。 2.従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数は( )にて外書しております。 3.在外子会社の決算日は12月31日であり、連結財務諸表の作成に当たっては、同日現在の財務諸表を使用しているため、2025年12月31日現在の金額を記載しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1)重要な設備の新設等当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・維持更新)は1,967百万円であり、セグメントごとの内訳は次のとおりであります。 会社、事業所所在地名セグメントの名称設備の内容投資予定金額総額(百万円)資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の増加能力着手完了日本国内製造拠点(注)1国内食品事業スリミ製品製造設備生産効率向上322自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内製造拠点(注)1国内食品事業スリミ製品製造設備生産能力増強230自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内製造拠点(注)1国内食品事業品質保証、 労働安全対策設備7自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内製造拠点(注)1国内食品事業既存設備維持更新688自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内製造拠点(注)1国内食品事業その他25自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―海外海外製造拠点(注)2海外食品事業スリミ製品製造設備生産能力増強139自己資金2027年3月期(注)5未定(注)6―海外海外製造拠点(注)2海外食品事業環境負荷低減設備16自己資金2027年3月期(注)5未定(注)6―海外海外製造拠点(注)2海外食品事業既存設備維持更新112自己資金2027年3月期(注)5未定(注)6―海外海外製造拠点(注)2海外食品事業その他38自己資金2027年3月期(注)5未定(注)6―日本食品検査分析拠点(注)3食品関連事業検査分析機器更新30自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内物流拠点他(注)4食品関連事業既存設備維持更新297自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―日本国内物流拠点他(注)4食品関連事業その他63自己資金及びリース2027年3月期(注)5未定(注)6―(注)1.日本の複数の製造拠点への設置又は更新を想定しておりますが、生産状況等の影響により優先順位が変動しますので、詳細につきましては未定であります。 2.海外の製造拠点は、KIBUN (THAILAND) CO., LTD.(Samutsakorn Thailand)であります。 3.食品検査分析拠点は、㈱紀文安全食品センターであります。 4.日本の複数の物流拠点、店舗への設置又は更新を想定しておりますが、詳細につきましては未定であります。 5.2027年3月期の着手を予定しておりますが、着手月は未定であります。 6.完成予定年月につきましては、未確定であるため未定と記載しております。 7.完成後の増加能力については、計数的把握が困難であることから、記載を省略しております。 (2)重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 96,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 2,034,111,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 40 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 17 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,349,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、専ら価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を純投資目的である投資株式、それ以外を純投資株式目的以外の目的である投資株式に区分しております。 なお、当社は、純投資目的である投資株式は保有しておりません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 ⅰ.政策保有株式の保有に関する方針当社の投資に係る基本方針は、中長期的な視点に立ち、事業戦略の推進や取引関係の強化及び安定的な経営活動の継続による企業価値向上の観点から、保有する銘柄を総合的に勘案することとしております。 主な保有対象としては、資本・業務提携先、主要得意先、経営効率の向上を目指す研究会の会員各社、経営情報の取得先等に区分しております。 ⅱ.政策保有株式の見直しに関する基準及び個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容合理性を検証する方法として、経営戦略に基づく保有、今後の取引の維持・拡大のための保有、及び当社の事業活動に有用な技術上の情報取得のための保有等の定性面での検証並びに保有による便益やリスクが資本コストに見合っているか等の定量面の検証を取締役会で議論し、毎期保有の是非を検討しております。 その結果、保有する意義が薄れたと判断された銘柄については適宜売却を進めることで、政策保有株式の縮減に努めております。 なお、当事業年度においては、4銘柄の政策保有株式を売却し、縮減を行っております。 ⅲ.議決権行使に関する基準当社が保有する政策保有株式の議決権については、原則としてすべての議案に対し議決権を行使することとしております。 賛否の判断は、以下の観点に基づく社内関連部門間での協議により、議案ごと総合的に判断し、行使することとしております。 ・発行会社の適切なガバナンスの構築に資する内容か。 ・発行会社の中長期的な企業価値の向上につながる意思決定が行われているか。 ・発行会社と良好な関係の維持に資する内容か。 ・発行会社の経営方針等を十分尊重しつつも、当該企業の株主の利益に適う内容か。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式10290,201非上場株式以外の株式141,161,668 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式57,952・取引先持株会加入に伴う定期購入による増加 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式4158,044 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱プロネクサス388,652388,652(保有目的)研究会を通じた相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 有440,342485,815岩塚製菓㈱66,00066,000(保有目的)研究会を通じた相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 有211,200187,044㈱イクヨ306,00030,600(保有目的)相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 (増加の理由)同社の株式分割(1:10)により、保有株式数が増加しております。 有201,042113,985㈱指月電機製作所94,00094,000(保有目的)研究会を通じた相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 有80,65238,822 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱リンガーハット33,33133,331(保有目的)研究会を通じた相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 有75,79476,627㈱ベルク5,0005,000(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 無37,65034,050イオン㈱18,5635,794(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 (増加の理由) 取引先持株会における定期購入及び同社の株式分割(1:3)により株式が増加しております。 無34,98221,729㈱ブルーゾーンホールディングス2,6002,600(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 無24,66123,891㈱ライフコーポレーション5,6275,256(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 (増加の理由)取引先持株会における定期購入により、保有株式数が増加しております。 無14,29510,160 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱アークス4,0353,883(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 (増加の理由) 取引先持株会における定期購入により増加しております。 無15,25411,294㈱セブン&アイ・ホールディングス3,9492,487(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 (増加の理由)取引先持株会における定期購入により、保有株式数が増加しております。 無8,3875,379キッコーマン㈱5,5205,520(保有目的)食品事業全般における戦略的な取引関係を維持強化し、取引の拡大を図ることを目的とした資本・業務提携先として保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 有7,9217,954㈱ヤマザワ5,0005,000(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 無5,7605,840ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱4,1572,826(保有目的)国内食品事業における安定的な営業取引関係の維持・強化による将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 (増加の理由)取引先持株会における定期購入により、保有株式数が増加しております。 無3,7252,331 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱スパンクリートコーポレーション-201,900(減少の理由)同社株式の上場廃止に伴い、当事業年度中に全株式を売却いたしました。 有-90,855㈱中村屋-14,000(減少の理由)同社株式の保有状況を見直し、当事業年度中に全株式を売却いたしました。 無-43,820㈱ほくほくフィナンシャルグループ-5,282(減少の理由)同社株式の保有状況を見直し、当事業年度中に全株式を売却いたしました。 無-13,564㈱みずほフィナンシャルグループ-330(減少の理由)同社株式の保有状況を見直し、当事業年度中に全株式を売却いたしました。 無(※1)-1,336※1 当社株式の保有について、対象となる持株会社による保有はありませんが、持株会社の子会社が保有しております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④ 保有目的を変更した投資株式該当事項はありません。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 5 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 10 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 290,201,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 14 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,161,668,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 7,952,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 158,044,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 4,157 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 3,725,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | ・取引先持株会加入に伴う定期購入による増加 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱みずほフィナンシャルグループ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | (保有目的)研究会を通じた相互の取組みによる将来的な企業価値向上のため保有しております。 定量的な保有効果についての記載は困難でありますが、上記方針に基づく検証の結果、十分な定量的効果があると判断しております。 ただし、これらの保有目的については、これまで相応に達成できたとも考えられるため、今後については継続保有に固執することなく検討を進めてまいります。 |