財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-22
英訳名、表紙SUBARU CORPORATION
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  大崎 篤
本店の所在の場所、表紙東京都渋谷区恵比寿一丁目20番8号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03-6447-8825
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIIFRS
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
当社は旧中島飛行機株式会社を前身として1953年に設立され、その後当社に対する出資5社(富士工業株式会社、富士自動車工業株式会社、大宮富士工業株式会社、宇都宮車輛株式会社、東京富士産業株式会社)を吸収合併し、1966年には額面株式1株の金額500円を50円に変更する目的をもって、東邦化学株式会社(1965年富士重工業株式会社と商号変更、東京都新宿区所在)に、東京都千代田区所在の富士重工業株式会社が吸収合併され、2017年4月に株式会社SUBARUと商号変更し、現在に至ったものです。
その間の変遷は次の通りです。
年月概要1917年12月故中島知久平氏が群馬県太田町(現太田市)に航空機の研究所を創設。
1931年12月株式会社に改組し、中島飛行機株式会社と改称。
1945年8月終戦にともない富士産業株式会社と改称。
民需産業に転換し、スクーター、バス車体、鉄道車両、各種発動機等の生産を開始。
1950年7月連合国の占領政策による指示に従って12会社に分割のうえ、それぞれ企業再建整備法による第二会社として発足。
1953年7月第二会社のうち、富士工業株式会社、富士自動車工業株式会社、大宮富士工業株式会社、宇都宮車輌株式会社および東京富士産業株式会社の共同出資により当社を設立し、航空機の生産、修理を再開。
1955年4月上記5社を当社に吸収合併。
1960年10月群馬製作所を開設。
1968年10月日産自動車株式会社と業務提携。
1969年2月群馬製作所・矢島工場が稼働。
1983年2月群馬製作所・大泉工場が稼働。
1986年11月台湾ベスパ社との間で合弁による新会社設立と現地生産に関する協定に基づき大慶汽車工業股份有限公司を設立。
1987年3月いすゞ自動車株式会社と米国における共同現地生産に関する合弁契約に基づきスバル・いすゞ オートモーティブ インク(現・連結子会社)を設立。
1990年8月米国における販売会社スバル オブ アメリカ インク(現・連結子会社)を買収。
1995年4月埼玉製作所(北本市)を新設。
同年10月に大宮製作所の業務を移管。
1999年10月中央スバル自動車株式会社を吸収合併し、新たに東京地区の販売店として東京スバル株式会社(現・連結子会社)を設立。
1999年12月ゼネラルモーターズコーポレーションと資本提携。
2000年4月日産自動車株式会社との業務提携を解消。
2000年9月スズキ株式会社と業務提携。
2002年4月台湾ベスパ社との現地生産に関する協定を解消。
2002年12月いすゞ自動車株式会社と米国における共同現地生産に関する合弁契約を解消。
2003年1月上記に伴い、スバル・いすゞ オートモーティブ インクを完全子会社化し、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)へ社名変更。
2003年3月鉄道車両事業の終了およびバス事業における新車生産の終了。
2004年4月ハウス事業を富士ハウレン関東株式会社へ営業譲渡し分社化。
2004年8月輸送機工業株式会社を簡易株式交換により完全子会社化。
2005年10月ゼネラルモーターズコーポレーションと資本提携を解消。
2006年3月トヨタ自動車株式会社と業務提携。
2006年5月富士機械株式会社を完全子会社とすることの株式交換契約を締結。
2007年5月株式会社マキタによる富士ロビン株式会社の株式公開買付けに対し、全株を売却。
2008年4月トヨタ自動車株式会社およびダイハツ工業株式会社と開発・生産における新たな業務提携。
2010年3月株式会社イチタンを完全子会社とすることの株式交換契約を締結。
2012年7月風力発電システム事業を株式会社日立製作所へ事業譲渡。
2013年1月塵芥収集車事業を新明和工業株式会社へ事業譲渡。
2014年8月本店所在地を新宿区西新宿より渋谷区恵比寿へ移転。
2017年2月タンチョン・グループ傘下のTC Manufacturing and Assembly (Thailand) Co., Ltd. と合弁会社「Tan Chong Subaru Automotive (Thailand) Co., Ltd.」を設立。
2017年4月株式会社SUBARUに商号変更。
2017年9月汎用エンジン・発電機等の生産・販売を終了し、アフターサービスを産業機器株式会社へ業務委託。
2019年4月汎用エンジン・発電機等のアフターサービス業務の委託先を桐生工業株式会社へ変更。
2019年9月トヨタ自動車株式会社と長期的連携関係のさらなる発展・強化を目指し新たな業務資本提携に合意。

(注) 会社の設立年月日 1945年12月27日この設立年月日は、株式額面変更のために合併を行った合併会社(旧 東邦化学株式会社)の設立年月日であり、事実上の存続会社である被合併会社の設立年月日は1953年7月17日です。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社および当社の関係会社(子会社73社、関連会社6社およびその他の関係会社1社(2026年3月31日現在)により構成)においては、自動車部門、航空宇宙部門およびその他部門の3部門に関係する事業を主として行っており、その製品は多岐にわたっています。
各事業における当社および関係会社の位置付けなどは次の通りです。
なお、次の3部門は「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。
[自動車]当部門においては、自動車ならびにその部品の製造、販売および修理を行っています。
なお、開発・生産における協力関係のもと、トヨタ自動車株式会社とは、スポーツカーおよび電気自動車の共同開発を行っており、一部車種は当社の国内生産拠点である群馬製作所において生産を行っています。
また、ダイハツ工業株式会社からは、軽・小型自動車のOEM供給を受けています。
 [航空宇宙]当部門においては、航空機、宇宙関連機器ならびにその部品の製造、販売および修理を行っています。
[その他]当部門においては、不動産の賃貸などを行っています。
各事業における主な関係会社については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」をご参照ください。
以上の企業集団などについて図示すると、次の通りです。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) 富士機械株式会社群馬県前橋市480百万円自動車100.0当社向け自動車用部品の製造販売役員の兼任等…有土地・設備の賃貸借…有株式会社イチタン群馬県太田市480百万円自動車100.0当社向け自動車用部品の製造販売役員の兼任等…有 土地・設備の賃貸借…有桐生工業株式会社群馬県桐生市400百万円自動車100.0当社製自動車の補修部品製造、当社製自動車の防錆作業、当社製自動車特装車の製造等役員の兼任等…有土地・設備の賃貸借…有株式会社スバルロジスティクス群馬県太田市96百万円自動車100.0当社製自動車に関わる物流、倉庫業等役員の兼任等…有土地・設備の賃貸借…有株式会社東扇島物流センター神奈川県川崎市490百万円自動車68.0当社製自動車の保管および船積北海道スバル株式会社北海道札幌市98百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売スバル東北株式会社(注5)宮城県仙台市80百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有新潟スバル自動車株式会社新潟県新潟市100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売神奈川スバル株式会社神奈川県横浜市100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有千葉スバル株式会社千葉県千葉市100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有東京スバル株式会社東京都文京区100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有名古屋スバル自動車株式会社愛知県名古屋市100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売大阪スバル株式会社大阪府守口市100百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売役員の兼任等…有 土地・設備の賃貸借…有スバル中四国株式会社(注5)広島県広島市92百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有福岡スバル株式会社福岡県福岡市50百万円自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売土地・設備の賃貸借…有スバルファイナンス株式会社東京都渋谷区2,000百万円自動車100.0当社製自動車に関わる販売金融業務および当社製品のリース業務役員の兼任等…有 土地・設備の賃貸借…有資金の援助…有 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容スバル USA ホールディングス インク(注3)アメリカデラウェア州ニューキャッスル869,757千USドル自動車100.0米国子会社に対するコーポレートサービス等の提供役員の兼任等…有スバル オブ インディアナオートモーティブ インク(注3)アメリカインディアナ州ラフィエット794,045千USドル自動車100.0[100.0]当社製自動車生産部品の購入、スバル オブ アメリカ インク他への完成車の製造販売役員の兼任等…有スバル オブ アメリカ インク(注3,6)アメリカニュージャージー州カムデン241千USドル自動車100.0[100.0]当社製自動車、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク製自動車およびそれらの部品の販売役員の兼任等…有債務保証…有スバル カナダ インクカナダオンタリオ州ミシサガ30,000千CAドル自動車100.0当社製自動車、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク製自動車およびそれらの部品の販売役員の兼任等…有スバル ヨーロッパN.V./S.A.ベルギーザベンタム87,504千ユーロ自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売役員の兼任等…有スバル オブ チャイナ LTD.中国北京市187,354千元自動車100.0当社製自動車およびその部品の販売役員の兼任等…有ノース アメリカン スバルインクアメリカニュージャージー州カムデン5千USドル自動車100.0[100.0] 当社製自動車、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク製自動車に対する北米市場内の技術調査、米国における自動車関連の官庁対応役員の兼任等…有輸送機工業株式会社愛知県半田市100百万円航空宇宙100.0当社向け航空機用部品の製造販売役員の兼任等…有土地・設備の賃貸借…有富士航空整備株式会社東京都千代田区30百万円航空宇宙100.0航空機等の点検、整備等スバル興産株式会社東京都渋谷区675百万円その他100.0不動産の賃貸および管理役員の兼任等…有土地・設備の賃貸借…有債務保証…有 その他36社 (持分法適用会社) 6社 (その他の関係会社) トヨタ自動車株式会社 (注4)愛知県豊田市635,402百万円自動車(21.5)業務資本提携、自動車の購入・販売先、自動車の共同開発等土地・設備の賃貸借…有
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しています。
2.「議決権の所有(又は被所有)割合」欄の[内書]は間接所有です。
3. 特定子会社です。
4. 有価証券報告書の提出会社です。
5. 2025年4月1日付で、東北地区および中四国地区の国内販売子会社の経営統合を実施したことに伴い、 宮城スバル自動車株式会社はスバル東北株式会社に、広島スバル株式会社はスバル中四国株式会社に、 それぞれ商号変更しています。
6.スバル オブ アメリカ インクについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
  主要な損益情報等  (1) 売上高      3,422,428百万円 
(2) 経常利益      116,093百万円  (3) 当期純利益      87,431百万円  (4) 純資産額    741,660百万円  (5) 総資産額     1,759,606百万円
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)自動車34,404(7,655)航空宇宙2,836 (899)その他302 (399)合計37,542(8,953)
(注) 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(期間従業員、アルバイト、パートタイマー、外部からの派遣社員、応援およびゲストエンジニア)は、年間の平均人員を( )外数で記載しています。

(2) 提出会社の状況2026年3月31日現在 従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)男性16,458 40.315.87,771,7944.7女性1,490 37.314.36,226,6465.0合計17,948 (6,411)40.015.77,643,5204.6 セグメントの名称従業員数(人)自動車15,757(5,670)航空宇宙2,191 (741)合計17,948(6,411)
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(期間従業員、アルバイト、パートタイマー、外部からの派遣社員、応援およびゲストエンジニア)は、年間の平均人員を( )外数で記載しています。
2.平均年間給与は、基準外賃金および賞与を含んでいます。
3.執行役員(専務および常務含む) 30名につきましては、従業員数に含まれていません。
(3) 労働組合の状況労働組合は、当社のSUBARU労働組合と国内連結子会社等の全国スバル販売労働組合、部品関係労働組合協議会、スバルロジスティクス労働組合およびSUBARUテクノ労働組合とでSUBARU関連労働組合連合会を結成し、同連合会を通じて全日本自動車産業労働組合総連合会、日本労働組合総連合会に所属しています。
組合員数は、29,577名です。
なお、労使関係は円滑に運営されています。
(4) 多様性に関する指標①提出会社提出会社管理職に占める女性労働者の割合男性の育児休業等取得率男女の賃金格差全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者株式会社SUBARU4.3%82.6%78.0%79.7%68.8%
(注)1.「管理職に占める女性労働者の割合」および「男女の賃金格差」については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
  2.「男性の育児休業取得率」については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76条)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
なお、同施行規則第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合は100.0%です。
3.対象期間は2025年4月~2026年3月です。
4.他社からの出向者については従業員に含まず、出向元の従業員として集計しています。
5.男女の賃金格差については男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しています。
同一労働の賃金に男女差はなく、主に資格・役職等の人数構成差によって生じています。
②連結子会社 連結子会社 (国内スバル販売会社を除く)管理職に占める女性労働者の割合男性の育児休業等取得率男女の賃金格差全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者富士機械株式会社2.2%87.5%77.6%72.5%75.9%株式会社イチタン0.0%57.1%66.2%70.1%82.6%桐生工業株式会社13.0%-91.3%89.7%56.6%SUBARUテクノ株式会社5.4%104.3%82.6%84.7%60.0%株式会社スバルロジスティクス6.3%66.7%76.0%67.0%70.0%スバルファイナンス株式会社8.8%100.0%75.3%71.1%93.9%株式会社エフ・エー・エス0.0%0.0%76.2%76.3%60.4%スバル興産株式会社0.0%66.7%76.9%75.0%58.0%スバルリビングサービス株式会社10.8%100.0%63.8%91.0%55.2%富士航空整備株式会社3.8%-95.2%112.8%65.5%富士エアロスペーステクノロジー株式会社0.0%100.0%86.3%84.0%46.9% 連結子会社 (国内スバル販売会社)管理職に占める女性労働者の割合男性の育児休業等取得率男女の賃金格差全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者北海道スバル株式会社1.9%0.0%76.9%75.4%105.9%スバル東北株式会社2.9%71.4%74.9%75.3%80.6%新潟スバル自動車株式会社5.6%50.0%89.2%86.5%73.9%北陸スバル自動車株式会社2.9%85.7%79.8%80.3%90.4%スバル信州株式会社0.0%100.0%81.6%81.3%81.4%神奈川スバル株式会社4.0%66.7%80.4%80.5%61.3%千葉スバル株式会社1.0%88.2%79.3%73.7%138.3%東京スバル株式会社4.0%15.8%79.9%78.7%73.6%山梨スバル自動車株式会社0.0%100.0%81.5%79.5%-名古屋スバル自動車株式会社2.0%81.3%85.4%84.6%88.9%岐阜スバル自動車株式会社5.9%100.0%76.2%76.8%77.5%三重スバル自動車株式会社0.0%100.0%88.8%82.9%158.2%大阪スバル株式会社2.4%60.0%77.7%79.2%76.1%滋賀スバル自動車株式会社0.0%33.3%75.7%75.3%-京都スバル自動車株式会社0.0%25.0%77.2%75.9%-兵庫スバル自動車株式会社8.1%69.2%81.3%82.0%67.2%スバル中四国株式会社4.2%77.8%74.7%73.3%-福岡スバル株式会社7.3%25.0%87.3%89.7%119.5%大分スバル自動車株式会社8.3%0.0%74.1%70.6%-西九州スバル株式会社0.0%-85.2%82.3%-熊本スバル自動車株式会社0.0%0.0%65.6%60.9%-南九州スバル株式会社5.3%33.3%72.6%69.3%-沖縄スバル株式会社0.0%-102.0%97.9%-
(注)1.「管理職に占める女性労働者の割合」および「男女の賃金格差」については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
  2.「男性の育児休業取得率」については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76条)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
3.対象期間は国内スバル販売会社を除く連結子会社は2025年4月~2026年3月、国内スバル販売会社は2025年1月~12月です。
4.他社からの出向者については従業員に含まず、出向元の従業員として集計しています。
5.男女の賃金格差については男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しています。
同一労働の賃金に男女差はなく、主に資格・役職等の人数構成差によって生じています。
6.連結子会社(国内スバル販売会社を除く)のうち、桐生工業株式会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)において公表義務がなく、公表項目として選択していないため、「-」の記載をしています。
7.連結子会社(国内スバル販売会社を除く)のうち、富士航空整備株式会社は、男性の育児休業等取得率について対象者(当該年度中に配偶者が出生した男性従業員)がいなかったため、「-」の記載をしています。
8.連結子会社(国内スバル販売会社)については、男性の育児休業等取得率について対象者(当該年度中に配偶者が出生した男性従業員)がいなかった場合、男女の賃金格差の「うちパート・有期労働者」について男女いずれかあるいは男女両方の労働者が在籍しておらず、算出不可である場合は「-」の記載をしています。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)が判断したものです。
当社グループは、『“お客様第一”を基軸に「存在感と魅力ある企業」を目指す』という経営理念のもと、ありたい姿である「笑顔をつくる会社」の実現に向け、提供価値である「安心と愉しさ」を進化させていきます。
そして、SUBARUを自動車事業と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドへ持続的に成長させるとともに、すべてのステークホルダーの皆様に事業活動へ共感いただくことを通じてSUBARUグループの持続的な成長と愉しく持続可能な社会の実現を目指しています。
(1) ありたい姿、提供価値、経営理念<ありたい姿>  笑顔をつくる会社 <提供価値>   安心と愉しさ <経営理念>  “お客様第一”を基軸に「存在感と魅力ある企業」を目指す
(2) 新経営体制における方針およびSUBARU 2025方針当社グループは、2023年の新経営体制への移行に伴い公表した「新経営体制における方針(以下、「新体制の方針」といいます。
)」のもと、「モノづくり」と「価値づくり」で世界最先端を目指した取り組みを進めております。
また、近年の自動車産業を取り巻く非連続かつ従来以上にスピード感のある変化に対して、「柔軟性と拡張性」を軸に、よりタイムリーな対応の強化を図ってまいりました。
2025年11月に公表した「SUBARU 2025方針」では、「新体制の方針」のもと、足元の事業環境の変化も踏まえ、取り組みの進捗や深化を整理するとともに今後の方向性を示しています。
(3) 対処すべき課題<SUBARU 2025方針>(「存在感と魅力ある企業」へ)  当社グループは「安心と愉しさ」という提供価値を軸に、技術やサービスを愚直に、そして誠実に、磨き続けてきました。
お客様の人生に寄り添う存在でありたいという思いは、SUBARUのクルマは単なる移動手段という概念を超えたお客様の体験や思い出に繋がり、「I like SUBARU」ではなく「I love SUBARU」と言っていただけるまでに至っています。
米国においては、クルマづくりに込めた「安心と愉しさ」が、“LOVE”や“TRUST”という深い感情や関係へと発展し、その想いを社会へ広げていくために、お客様と販売店が一体となって地域の社会課題を解決する「Love Promise」という活動に結びついています。
 「世の中をより良くしよう」という真摯な取り組みから示唆されることは、当社グループの使命が、SUBARUは単に商品を製造・販売するだけにとどまらず、お客様やリテーラーと共に「思いやり」のある社会の実現にもっと向き合うことにあるという点です。
今、社会全体が不安定な状況にあるなか、企業ができることは限られているかもしれません。
しかし、米国で「社会に影響力のある企業」として評価されている以上、当社グループは存在感を一層高め、ヒトや地域や社会にとってなくてはならない企業を目指していきたいと考えています。
(「新体制の方針」の真の狙い)高い理想を実現していくためには競争力の強化が不可欠です。
また、先行きが不透明な中、変化に柔軟に対応するため、従来の開発や生産の考えを革新する必要がありました。
「新体制の方針」のもと、BEV※1という未知の領域に挑むことでこそ、モノづくり革新を進め、競争力を高められる、と考えたからであり、これが新体制方針の真の狙いとなります。
 この2年間、社内ではプロセス改革と社員の意識改革に取り組み、商品開発や生産面での柔軟性を徹底的に追求してきました。
市場では予想以上に急激な変化が生じていますが、今後起き得るあらゆる変化に対しても柔軟に対応できる手応えを得ています。
※1:Battery Electric Vehicle(電気自動車) ①「モノづくり革新」における「柔軟性」の徹底的な追求(開発の徹底的な効率化)柔軟性のポイントは開発の徹底的な効率化にあります。
そして、その最大の鍵は、当社グループがこの2年間BEV開発の場を通じて進めてきた制御統合ECU※2の拡張です。
制御統合ECUは、「内製AIを搭載した次世代アイサイト」と「AWD制御含めた車両運動制御」を連携・連動し、統合運動制御を行う、安心と愉しさの基盤でもあります。
制御統合ECUを中心としたE/Eアーキテクチャ※3をICE※4搭載車と共通化することで開発効率を大幅に高めていきます。
また、BEVおよび既存のICE車の車体プラットフォームは、組み合わせによる拡張性を念頭に入れて開発を進めてきました。
複数のプラットフォームの組み合わせにより、セグメントをまたぐ商品ラインアップの拡充が実現できる見通しです。
次世代パワーソースについては、BEVに加え、電動化を前提とした最適な新エンジンの開発にも取り組んでいます。
技術革新と開発の効率化をセットで進めてきたことが開発面でのモノづくり革新となります。
※2:「次世代アイサイト」と「AWD」の制御機能を統合したECU(Electronic Control Unit)※3:車両の電気・電子構成のこと。
ECUなどをハーネスで接続したシステム設計構造を指す。
※4:Internal Combustion Engine(内燃機関) (変革を支える人と組織)BEV開発では、大部屋方式によるアジャイル開発を採用し、状況に柔軟に対応しながら、最短手番を追求するプロセスに挑戦しました。
そこで培ったスピードや柔軟な発想、挑戦する勇気をICE車の開発でも繰り返しながら業界トップレベルの革新手番の実現に取り組んでいます。
この革新を本物にするためには、自ら考えて動く「現場の力」が不可欠です。
そのため、一人ひとりの意識改革にも徹底的に取り組んできました。
その結果、「まずやってみる」「途中で修正する」「失敗を恐れず、何度でも挑戦する」、こうした姿勢が現場に定着しつつあります。
多様化するお客様にお応えしていくためには、自らが変わり続けなければなりません。
制約となる既存ルールや慣習を壊し、どんな状況でも現場が自ら考え、行動する、全員のポテンシャルを100%引き出す組織・体制の構築を図っていきます。
(超効率生産の実現) 当社グループはこれまで、高い稼働率により、効率的な生産を実現してきました。
そこにBEVという新しい要素が加わり、強みとする混流生産やブリッジ生産が崩れかねない課題に対し生産のエンジニアも大部屋開発に加わることで、設計面および生産技術面において、さらなる進化を図っています。
 BEVとICE車は混流生産とし、ブリッジ生産では、日米にまたがる拠点、およびラインごとの連携をより一層強化し、グローバル視点での需要変動に柔軟に対応するとともに、設備や人財の稼働率最大化を目指します。
また、物流改革を進め、日米をまたぐサプライチェーンにおいても柔軟性の実現にチャレンジしていきます。
 変化の激しい事業環境の中で、コスト競争力の強化に加え、革新的なフィジカルAIの実装も視野に入れながら、超効率生産を実現します。
(商品ラインアップの大幅拡充)様々な挑戦の積み重ねにより培った力を全社の隅々まで浸透させ、BEVやHEV※5、ICE車を問わず、変化の激しい市場環境に柔軟かつ迅速に応えられるよう、モノづくり革新に向けた取り組みを進めております。
そして、これらをさらに加速させることで、次世代技術を核とし、これまで以上に多様な市場や、お客様ニーズに応えられる商品ラインアップの大幅な拡充を図りたいと考えています。
※5:Hybrid Electric Vehicle(ハイブリッド自動車) ②「価値づくり」推進SUBARUのお客様は保有期間が長く、1台のクルマが、次のオーナーへ引き継がれて複数の人生を共にすることも増えています。
また、SUBARUと販売店とお客様は、長く強い繋がりを持っています。
サービスや販売店の満足度に加え、「Love Promise」の活動を通じて培われた繋がりなど、他社にはない強みとなっています。
当社グループは、ご購入後も長期にわたり、お客様「一人ひとりに最良の安心と愉しさ」を提供し続けていきたいと思っています。
(「安心と愉しさ」の進化) これらの価値を実現する技術基盤が、コネクティッドプラットフォームおよび E/E アーキテクチャです。
コネクティッドによりお客様との接点を拡張し、データ活用の高度化を通じて、クルマの状態やお客様の声・体験にさらに寄り添うことができます。
 また、その技術とサービス網の連携により、購入後のOTA※6によるソフトウェアアップデートに加え、販売店でのハードウェアアップデートなどを通じて、体験価値の拡張を進めています。
 このように、減価ゼロの発想に基づく技術とサービスが一体となった機能拡張を進めることで、SUBARUならではの価値を提供し続けていきます。
なお、当社はこれまでも、次世代アイサイトや統合制御ECUの開発において、AMDやonsemiと半導体領域の協業を進めており、2026年3月にはInfineon Technologiesとの間の取り組みとして、次世代SUBARU車向けの制御統合ECUに搭載するマイクロコントローラユニットの設計に関する協業を発表しました。
社内外の知見を適切に組み合わせながら技術開発を進めることで、技術進化のスピードと質の両立を図り、価値提供の高度化につなげています。
※6:Over-The-Air。
通信を通じて車両に搭載されたソフトウェアを遠隔で更新する仕組み ③ブランドを際立てる市場の先行きは依然として不透明な状況にありますが、BEVやICE車に関わらずSUBARUを選び続けていただけるよう、ブランドを際立てて、SUBARUの存在感をより一層高めていく必要があります。
当社グループが目指すのはプレミアムブランドではなく、お客様の人生に寄り添うブランドです。
お客様の人生において共感いただいているSUBARUのイメージを際立たせていくのが当社グループのブランド戦略です。
SUBARUが共感を得ている2つの象徴的なシーンであるPerformanceとAdventureは、相反する概念と捉えられる場合もあります。
Performance志向のお客様は技術に強い関心を寄せ、理解を深められている方が多く、Adventure志向のお客様は自然や家族との時間を大切にされる方が多く見られます。
一見すると交わりにくいこの2つの世界が、SUBARUのファンが集う場では、互いに敬意を持って共存しています。
この背景には、当社グループが誠実に、愚直に、本質を追求し続けてきた「安心と愉しさ」という不変の提供価値があります。
この「安心と愉しさ」を突き詰め、その両端にあるPerformanceシーンとAdventureシーンを際立たせることで、SUBARUをより引き上げていく、これが当社グループの目指す「ブランドを際立てる」という考え方です。
さらに、これらの世界観をアクセサリーやグッズ、モータースポーツやイベントなど、さまざまなお客様やコミュニティとのタッチポイントにおいても統一的に展開することで、収益の柱として育てていくことも狙いの一つとしています。
④経営基盤の強靭化 現在、厳しい事業環境の中にありますが、その困難を乗り越えるためチーム一丸となって取り組んでいます。
 まず、米国関税措置の影響を打ち返すべく、2,000億円規模のコスト低減に向けた「原価維新20-30」プロジェクトを始動しました。
設計段階からお取引先様と協働し、モノづくり革新の成果を最大限に活かすことで、従来の枠を超えた異次元のコスト改革に挑戦していきます。
 あわせて、収益基盤の拡大にも取り組んでいきます。
お客様の多様なニーズに応える商品ラインアップの大幅拡充により、2030年代前半には、世界で120万台の販売規模を実現していきます。
さらに、ブランド戦略や減価ゼロの取り組みを通じて、バリューチェーン全体での収益拡大にも挑戦していきます。
 こうした取り組みによって、引き続き、業界高位の利益率を実現してまいります。
(これからの成長を支える投資)中長期的には、BEVが主軸になっていくという考えは不変です。
一方、足元でHEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価が進んでいる状況を踏まえ、本格的なBEV量産投資のタイミングを遅らせることが適当と判断し、従前の「電動化投資1.5兆円」の内容を精査・見直しました。
具体的には、「多様なニーズに応える商品ラインナップ拡充」のため、HEVを含む次世代ICE車の研究開発を追加強化するとともに、BEVに関する研究開発は従来どおり継続します。
研究開発全体としては増加する見通しですが、「モノづくり革新」を目指す中で培った技術や知見を活かし、開発の効率化を進めることで、投資負担の大幅な増加を抑制します。
設備投資については、混流生産による柔軟かつ効率的な生産体制を追求しつつ、タイミングを見極めながら生産能力増強や規模拡大を検討します。
これにより、投資総額は基本的に従前水準を維持しつつ、用途の最適化を図り、今後の成長につなげていきます。
なお、2026年5月15日に開催した決算説明会にて、自社で開発するBEVの導入を当初想定時期よりも延期し、自社開発BEVの量産開発のリソースをICE系商品へ再配分することを発表いたしました。
成長投資の「総額1.2兆円」は不変とするものの、投資領域を柔軟に組み換え、実行していく計画としております。
詳細は当社ホームページに掲載しております「2026年3月期決算 アナリスト向け説明会資料」をご覧ください。
(https://www.subaru.co.jp/ir/library/results.html) 事業環境は依然として不透明な状況が続いており、足元ではサイバーセキュリティ対策やサプライチェーンのレジリエンス強化など、企業価値の維持に関わるリスクの対応の重要性がより一層高まっています。
当社グループは、これらを含むリスクマネジメントを着実に推進し、リスクに強い体質の構築を通じて企業価値の向上に取り組んでいます。
あわせて、これらの取り組みを支えるガバナンス体制についても、監督機能の実効性と経営の迅速性を両立する枠組みのあり方について検討を重ねました。
その結果、当社は、自動車業界を取り巻く不透明かつ目まぐるしく変わる事業環境においても持続的な成長を果たすため、「SUBARU 2025方針」を確実に推し進めるべく、執行部門への権限委譲による意思決定の迅速化を図るとともに、取締役会における審議のさらなる充実および監督機能のより一層の強化を通じて、中長期的な企業価値を向上させることを目的に、監査等委員会設置会社へ移行することといたしました。
コーポレートガバナンスに関する詳細は「第4 提出会社の状況 4.コーポレートガバナンスの状況等」をご参照ください。
<脱炭素社会に向けた取り組み>当社は脱炭素社会に貢献するため、商品(スコープ3)および工場・オフィスなど(スコープ1、2)に関する長期目標(長期ビジョン)の達成時期を2050年とし、それを補完する中期目標(マイルストーン)を非連続かつ急速に変化する事業環境に応じて随時見直しています。
商品(スコープ3)に関しては、HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、BEV販売比率50%の達成時期が2030年以降になると考えています。
カーボンニュートラル実現に向けた中長期的な取り組みとして、将来的にBEV事業が主軸となることを見据え、BEVに対する研究開発には引き続き取り組むとともに、「多様なニーズに応える商品ラインナップ拡充」の観点から、HEVを含む次世代内燃機関の研究開発も追加強化していきます。
気候変動への対応に関する詳細は「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
<人財資本経営>当社グループは「モノづくり」「価値づくり」で世界最先端を目指しています。
そして、この実現を担い持続的に企業競争力を高める原動力は、人財であると位置づけています。
事業環境が急速に変化するなか、柔軟かつ迅速な対応を可能とする「真の競争力をもった人・組織」を人・組織のありたい姿として定め、その実現に向けた人的資本経営に取り組んでいます。
人的資本経営に関する詳細は「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」および「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」をご参照ください。
現在、社内においては、AI等の先端技術を活用した業務プロセスの変革や生産性向上に向けた取り組み、自発的に仲間を巻き込んだ新たな挑戦などに踏み出す職場が増加傾向にあります。
これまで進めてきた制度整備・人財育成・組織風土改革といった各種取り組みが、一定の成果を上げつつあるものと認識しており、今後もこの流れを加速させるべく、能力開発や組織風土醸成に向けた取り組みを一層進化させていきます。
一方で、不透明な事業環境のもと、企業が持続的に成長していくためには、従業員一人ひとりが多様な発想により変化を模索し、挑戦を継続していくことが不可欠だと考えていますが、その認識は個人や組織によって差があり、全社的な変革を進めていくうえでの課題であると捉えています。
こうした課題の解消に向け、点在して生まれる自発的な変化の兆しを、より大きな全社変革のうねりへとつなげていくため、「つながりの強化」に注力しています。
経営戦略と自業務を結び付け、個人間のつながりを基盤として組織間の連携を深め、小さなチャレンジを生み出し、仲間とともに育てていく。
そのような「つながる」状態を全社に浸透させていきます。
2024年から2025年にかけては、全社のリーダー層約4,000人を対象に、「組織の壁を越え、組織の力を強化する」手法を学ぶ大規模研修を新たに開始し、組織間の協業を促進しました。
加えて、2026年度からは、全社で生まれる挑戦に向けた取り組みや活動を可視化し支援する仕組みとして「SUBARU Movement Index」の導入を予定するなど、全社変革に向けた取り組みを引き続き推進していきます。
<資本コストや株価を意識した経営>当社は持続的な成長に向けて「資本コストや株価を意識した経営の実現」が不可欠であると考えています。
直近の資本コスト(WACC ※CAPMベース)は国内金利の上昇傾向を背景に7%半ば程度で推移しました。
その一方、米国における追加関税の影響に加え、環境規制クレジットに関する損失を含む環境規制関連費用およびBEV関連費用の計上などにより、2026年3月期のROEは3.3%にとどまりました。
当社を取り巻く事業環境は大きく変化する状況にありますが、2030年を見据えた長期的目標として掲げる“業界高位の収益力”と“ROE10%以上”を引き続き目指してまいります。
事業環境変化へ柔軟に対応しつつ、「SUBARU 2025方針」の着実な実行を通じて、これらの目標の達成を図っていきます。
従前より掲げる1.5兆円の成長投資は、事業環境変化を見極め、その投資内容の柔軟な見直しを実施しています。
加えて、将来成長に向けた投資計画、足元の財務状況および株価水準等を総合的に勘案し、資本効率の向上に一層取り組むことが重要と判断し、2026年5月15日に1,500億円を上限とする自社株式取得を発表しました。
当社の資本政策である「財務健全性と財務安定性の実現」「成長投資」「株主還元」のバランスをとった資本配分を通じ、持続的な成長を図っていきます。
また、2027年3月期の連結業績予想に基づく当社のPERについては、足元で約14倍とプライム市場平均PERに対し低位にとどまる状況にありますが、引き続き、当社の目指す姿・戦略・強みなどについての情報発信、対話機会を拡充し、ステークホルダーの理解・共感につなげていくことで当社への期待値向上へつなげていきます。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)が判断したものです。
SUBARUグループのサステナビリティ 当社グループは、「笑顔をつくる会社」というありたい姿の実現に向け、SUBARUグローバルサステナビリティ方針のもと、サステナビリティ重点6領域を定め、グループ・グローバルで意思を共有しながらサステナビリティを推進しています。
当社グループの提供価値である「安心と愉しさ」をさらに進化させ、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様との関係を深めることで、当社グループの持続的な成長と愉しくサステナブルな社会の実現の両立を図っていきます。
(1) ガバナンス当社は、サステナビリティの取り組みを推進し、サステナブルな社会に貢献していくため、「サステナビリティ委員会」を年2回開催しています。
サステナビリティ委員会の委員長は取締役会の選任により代表取締役社長が務め、全執行役員が委員として参加しています。
サステナビリティ委員会では、重要なサステナビリティの課題に関して議論され、各委員会や部門のPDCA状況の確認・レビューが行われています。
サステナビリティ委員会の議論・審議結果は、サステナビリティ委員会を監督する取締役会に付議・報告されます。
<2025年度サステナビリティ委員会の主な議論内容> ・サステナビリティ委員会運営全社規則の改定・「サステナビリティ重点6領域」の進捗状況・サステナビリティに関する今後の情報開示 <体制>
(2) 戦略当社は、「サステナビリティ重点6領域」として「人を中心としたモビリティ文化」、「共感・共生」、「安心」、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」、「環境」、「コンプライアンス」を定め、各領域のありたい姿、重点テーマを設定し、各取り組みを推進しています。
2025年11月に公表したSUBARU2025方針では、“つながる仲間とともに、思いやりのある社会を実現したい”という当社グループの想いを示しています。
ステークホルダーからの共感と信頼関係の構築こそが当社グループの価値創造の源泉であり、その積み重ねを通じて、持続的な成長と社会のより良い未来の実現に貢献していきます。
サステナビリティ重点6領域ありたい姿重点テーマ人を中心としたモビリティ文化SUBARUと過ごすことによる色褪せない価値を提供し、人の心や人生を豊かにするパートナーとなる「安心と愉しさ」を実現するモビリティ・サービス・体験の提供共感・共生人と人のコミュニケーションの輪を広げ、広く社会に対し共感・共生を創造していく企業になる「安心と愉しさ」を実現するモビリティ・サービス・体験の提供 地域社会課題解決につながる活動の推進安心すべてのステークホルダーに「最高の安心」を感じていただける企業になるお客様に寄り添い、常に安心を感じていただける活動の追求ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)個と組織が有機的につながりイノベーションや価値を創出し続ける多様な個が能力を発揮し、互いを尊重しながら協働できる組織づくり環境企業活動を通じて「大地と空と自然」が広がる地球環境を大切に守っていく気候変動の抑制(ライフサイクル全体でのカーボンニュートラル達成を目指す) サーキュラーエコノミーの実現(資源の採掘/処分による環境負荷ゼロを目指す) 自然との共生(自然環境への影響実質ゼロを目指す)コンプライアンス誠実に行動し、社会から信頼され、共感される企業になる考えるコンプライアンスの浸透 (3) リスク管理当社グループは、グループのリスク顕在化と拡大を防止するため、取締役会が選任したCRMO(最高リスク管理責任者)が、当社グループのリスクマネジメント・コンプライアンス活動を統括し、その活動状況などを取締役会に報告するとともに、重要な案件については取締役会の審議を経て意思決定しています。
この活動の中には、サステナビリティ課題に関するリスクも含んでいます。
リスクマネジメントの詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
(4) 指標および目標当社グループは、「サステナビリティ重点6領域」のうち、「安心」、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」、「環境」、「コンプライアンス」のKPIと目標値を定め、中長期的に取り組みを推進しています。
なお、「人を中心としたモビリティ文化」と「共感・共生」は、他の4領域の取り組みと相互に影響し合う領域であるため、主なKPIと目標は設定していません。
サステナビリティ重点6領域主なKPIと目標※1※2安心2030年死亡交通事故ゼロ※3を目指すダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)・従業員意識調査(SUBARU単体) 2028年:エンゲージメントスコア70% ・女性管理職者数(SUBARU単体) 2030年:100人 ・障がい者雇用率(SUBARU、SLS※4、SBC※5:三社合算) 2030年:3.0%環境・2030年以降に全販売台数の50%をBEVにすることを目指す※6・2030年代前半には、生産・販売するすべてのSUBARU車※7に電動技術※8を搭載・2035年までにスコープ1、2排出量を2016年度比60%削減(総量ベース) ・2030年までに、新型車に使用するプラスチックの25%以上をリサイクル素材※9由来とすることを目指し、研究開発を進めていく・廃棄物総量をBAU排出量※10に対して毎年1%削減・国内外生産工場※11のゼロエミッション※12(直接、間接を問わず埋め立て処分量ゼロレベル) ・事業所での自然環境への環境影響(大気、水質、騒音、振動、悪臭)の適切な管理・事業活動による自然環境への負荷低減を目的とした保護地域の拡大コンプライアンス重大なコンプライアンス違反*件数 ゼロ継続 *SUBARU事業の基盤をゆるがすようなコンプライアンス違反 ※1: 定量・定性ともに含む。
※2: 当社単体においてのKPIや目標も含む。
※3: SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故ゼロを目指す。
※4: スバルリビングサービス株式会社※5: スバルブルーム株式会社※6: 当社は中長期的にBEVが主軸になるとの考えを維持しています。
一方で、HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、本格的なBEV量産投資のタイミングを遅らせることが適当と判断し、従前の「電動化投資1.5兆円」の内容について精査・見直しを行いました。
詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
※7: 他社からOEM供給を受ける車種を除く。
※8: BEV、HEVなど、電力利用を高める技術を指す。
※9: マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルなど。
※10: 追加的な対策を取らずに現状を維持した場合の排出量(Business As Usual排出量)※11: 親会社(群馬製作所、東京事業所、宇都宮製作所)および子会社(富士機械株式会社、桐生工業株式会社、株式会社イチタン、株式会社スバルロジスティクス、輸送機工業株式会社、Subaru of Indiana Automotive, Inc. )※12: 最終処分量(直接埋め立てされるもの+中間処理後に埋め立てされるものの総量)の割合が、廃棄物(有価物+産業廃棄物+特別管理産業廃棄物+事業系一般廃棄物の総量)の0.5%未満であること。
気候変動当社グループのCO2排出量(スコープ1、2、3)の約8割は販売した商品の使用による排出量になります。
当社グループのBEV事業やHEV商品の強化などの電動化への対応やカーボンニュートラル燃料の活用といった取り組みは商品の使用時のCO2排出量の削減につながり、最終的に気候変動の抑制に貢献するものと考えています。
また、当社グループの事業活動に直接的に起因して排出するCO2(スコープ1、2)は、当社自らが率先して直接排出のCO2削減に取り組むことでバリューチェーン全体の活動をより充実させていくことにつながるものと考えます。
(1) ガバナンス当社は「環境委員会」を設け、社会が要求する将来の環境水準と合致する大局的かつ中長期的な方策(目標など)を議論するとともに、それらの進捗を評価しています。
環境委員会の委員長は、取締役会が選任したサステナビリティ部門を担当する執行役員が務めます。
環境委員会で行われた議論の内容はサステナビリティ委員会に付議・報告し、重要な事案はサステナビリティ委員会を監督する取締役会に付議・報告しています。

(2) 戦略カーボンニュートラル実現に向けた中長期的な取り組みとして、将来的にBEV事業が主軸となることを見据え、「多様なニーズに応える商品ラインナップ拡充」のためにHEVを含む次世代ICEの研究開発を追加強化するとともに、BEVに対する研究開発は引き続き取り組んでまいります。
他方、HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、BEV販売比率50%の達成時期は2030年以降になると考えています。
また、当社グループは、省エネルギーの施策をはじめ、カーボンニュートラル電力の自家発電や購入などにより、2035年までのスコープ1、2排出量の削減施策を計画的に実行し、目標達成を目指します。
(3) リスク管理当社グループは、気候変動に関連する「政策・規制」「技術」「市場」などの移行リスクに関して、各専門部門が広く情報を収集し、将来予測から不確定な気候変動リスクの認識に努めています。
これらの移行リスクは、執行会議にて提案・議論され、特に重要な案件については取締役会の審議を経て意思決定しています。
また、気候変動の物理的なリスクに関わる浸水などの自然災害にともなう操業リスクに関しては、BCPの一環として、リスクマネジメント・コンプライアンス室が中心となり関連規程類の整備を進め、緊急時の当社グループ全体にわたる情報を一元的に掌握するとともに、その対応を統括管理する体制を整えています。
気候変動に関するリスクと機会の詳細については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク (4)主要な事業等のリスク ⑯気候変動」をご参照ください。
(4) 指標および目標当社グループは脱炭素社会に貢献するため、商品(スコープ3)および工場・オフィスなど(スコープ1、2)に関する長期目標(長期ビジョン)を2050年とし、それを補完する中期目標(マイルストーン)を非連続かつ急速に変化する事業環境に応じて随時見直しています。
HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、商品(スコープ3)に関する中間目標を「2030年以降に全販売台数の50%をBEVにすることを目指す」としました。
また、工場・オフィスなど(スコープ1、2)に関する中期目標を「2035年度に2016年度比60%削減」としています。
商品に関する2024年度実績は全販売台数に対する割合として電動車で7.9%、電気自動車で1.9%、工場・オフィスに関する2024年度実績はスコープ1、2排出量はマーケット基準で569,337tであり2016年度比17%削減(ロケーション基準で566,234t)となりました。
なお、これらの2025年度の実績は2026年発行の統合レポートおよび当社ウェブサイトにて開示予定です。
カテゴリー時期目標 商品(スコープ3)2050年Well-to-Wheel※13で新車平均(走行時)のCO2排出量を2010年比で90%以上削減※142030年代前半生産・販売するすべてのSUBARU車※15に電動技術※16を搭載2030年以降※17全販売台数の50%をBEVにすることを目指す 工場・オフィス(スコープ1、2)2050年度カーボンニュートラルを目指す2035年度2016年度比60%削減(総量ベース) ※13:「油井から車輪」の意味。
BEV、HEVなどが使用する電力の発電エネルギー源までさかのぼってCO2排出量を算出する考え方を指す。
※14: 2050年に世界で販売されるSUBARU車の燃費(届出値)から算出するCO2排出量を、同2010年比で90%以上削減。
総量ベース。
市場環境変化による販売台数の増減は加味するが、走行距離の多少は考慮しない。
※15: 他社からOEM供給を受ける車種を除く。
※16: BEV、HEVなど、電力利用を高める技術を指す。
※17: 当社は中長期的にBEVが主軸になるとの考えを維持しています。
一方で、HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、本格的なBEV量産投資のタイミングを遅らせることが適当と判断し、従前の「電動化投資1.5兆円」の内容について精査・見直しを行いました。
詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
人的資本当社グループは、事業活動を取り巻く環境が急激に変化するなか、当社グループが競争力を高め持続的に成長していくためには、原動力となる人財が基盤であると捉え、人的資本経営に取り組んでいます。
(1) ガバナンス当社は「真の競争力をもった人・組織」の実現を目指す人事戦略に基づき、各拠点の人事部門が連携し人財の確保や育成、組織風土の醸成、安心・安全な職場づくりなどをはじめとする各種の人的資本経営に関する取り組みを推進しています。
これらは、CHRO(Chief Human Resources Officer:最高人財責任者)の管掌のもとで管理、推進されるとともにその重要度に応じ、業務執行の審議を行う会議体である経営会議等に付議、報告しています。
また、重要事項については個別に取締役会にも付議・報告されることで、取締役会による監督が適切に図られる体制となっています。
さらに、2026年4月から、新たに人事総務本部を設立しました。
これまで別部門であった人事部門および総務部門を統合し、従業員支援機能の一元化を図るとともに、人的資本経営の推進に向けた各種施策の迅速化につなげていきます。

(2) 戦略当社グループでは、人・組織のありたい姿を「真の競争力をもった人・組織」として掲げ、人的資本経営に取り組んでいます。
人財戦略の詳細は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」をご参照ください。
<多様性の確保> 当社グループでは、多様な個が尊重し合いながら協働し、能力を発揮することでイノベーションが創出され、SUBARU独自の持続的な価値創造が実現すると考えています。
その実現に向けた土台として、性別や国籍、年齢のみならず、価値観、ライフスタイル、経歴、働き方など、誰もが持ち合わせる多様な個性や固有の能力を最大限に発揮できる組織づくりを進めています。
 (3) リスク管理「人的資本」については、当社グループが「真の競争力をもった人・組織」によって様々な機会を創出し、競争力を高めていくことを目指し人財の確保や育成、組織風土の醸成、安心・安全な職場づくりなどをはじめとする人的資本経営に関する取り組みを推進しています。
人的資本に関するリスクと機会について、「人権」および「人財の確保と育成」のほか、自動車業界をはじめ人財の獲得競争が激化していることから、サプライチェーン全体で人財の確保ができないリスクに対し対応策を講じています。
具体的には、2025年6月2日に、製造業を中心に人財サービスを展開する日総工産株式会社と株式会社ワールドインテックとともに人財サービス会社「株式会社SUBARU nw Sight」を設立し、2025年9月以降、当該会社を通じてお取引先様と当社への人財サービスなどの提供を開始しています。
このような取り組みを通じてお取引先様と一体となった「ひとつのSUBARU化」を進め、迅速かつ効率的な人財獲得・育成のための体制を構築し、モノづくりにおける競争力強化につなげていきます。
人的資本に関するリスクと機会の詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (4)主要な事業等のリスク ⑭人権尊重、⑮人財の確保と育成」をご参照ください。
(4) 指標および目標指標目標実績前連結会計年度当連結会計年度従業員エンゲージメントスコア(SUBARU単体)2028年:70%51%54%女性管理職者数(SUBARU単体)2030年:100人42名(2025年3月末時点)50名(2026年3月末時点)障がい者雇用率(SUBARU・SLS・SBC:三社合算)2030年:3.0%2.59%(2024年6月時点)2.60%(2025年6月時点) ※当社は人的資本経営の推進を通じ、グループ全体の中長期的な企業価値向上に取り組んでいますが、実行にあたっては、各社の業態や地域特性等を踏まえた取り組みを重視しています。
指標および目標は、当社にてデータ管理および具体的な取り組みを進めていますが、現時点では連結グループに属する会社のすべてが、上記の指標および目標に対するデータ管理ならびに具体的な取り組みを進めている状況にはないため、本開示では当社単体を対象とした記載としています。
当社では従業員意識調査を毎年実施しており、調査結果は人事施策や組織風土改革の推進、各職場の課題抽出および対策立案などに活用されています。
同調査により算出される従業員エンゲージメントは自社の取り組みを評価する重要な経営指標の一つと位置づけており、従業員エンゲージメントスコアの改善ポイントを役員報酬の定性(非財務)評価としても採用しています。
2025年度の従業員エンゲージメントスコアは54%(2024年度比3ポイントの改善)となりました。
引き続き「真の競争力をもった人・組織」の実現に向け、各種取り組みを強化していきます。
当社グループはサステナビリティ重点6領域で定める「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」および「多様性の確保」が、イノベーションを創出するうえで重要であると考えています。
多様な個が能力を発揮し、互いを尊重しながら協働できる組織づくりに向けて、「女性管理職者数」「障がい者雇用率」の目標を掲げています。
女性管理職者数については、2026年3月末時点では全体1,151名のうち女性は50名(4.3%)、2026年4月時点では管理職への新規登用等により全体1,183名のうち女性は53名(4.5%)となりました。
引き続き、女性活躍推進を持続的な企業成長の重要テーマと位置づけ、「女性管理職数を2030年までに100名以上」とする目標に向け、全社で取り組みを進めていきます。
また、2025年6月時点の障がい者雇用率については、2.60%(障がい者雇用 368名)となりました。
今後も、当社グループ全体で障がいのある従業員が働くことを通じて輝くことができる環境を目指し、働きやすい職場づくりに取り組んでいきます。
戦略
(2) 戦略当社は、「サステナビリティ重点6領域」として「人を中心としたモビリティ文化」、「共感・共生」、「安心」、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」、「環境」、「コンプライアンス」を定め、各領域のありたい姿、重点テーマを設定し、各取り組みを推進しています。
2025年11月に公表したSUBARU2025方針では、“つながる仲間とともに、思いやりのある社会を実現したい”という当社グループの想いを示しています。
ステークホルダーからの共感と信頼関係の構築こそが当社グループの価値創造の源泉であり、その積み重ねを通じて、持続的な成長と社会のより良い未来の実現に貢献していきます。
サステナビリティ重点6領域ありたい姿重点テーマ人を中心としたモビリティ文化SUBARUと過ごすことによる色褪せない価値を提供し、人の心や人生を豊かにするパートナーとなる「安心と愉しさ」を実現するモビリティ・サービス・体験の提供共感・共生人と人のコミュニケーションの輪を広げ、広く社会に対し共感・共生を創造していく企業になる「安心と愉しさ」を実現するモビリティ・サービス・体験の提供 地域社会課題解決につながる活動の推進安心すべてのステークホルダーに「最高の安心」を感じていただける企業になるお客様に寄り添い、常に安心を感じていただける活動の追求ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)個と組織が有機的につながりイノベーションや価値を創出し続ける多様な個が能力を発揮し、互いを尊重しながら協働できる組織づくり環境企業活動を通じて「大地と空と自然」が広がる地球環境を大切に守っていく気候変動の抑制(ライフサイクル全体でのカーボンニュートラル達成を目指す) サーキュラーエコノミーの実現(資源の採掘/処分による環境負荷ゼロを目指す) 自然との共生(自然環境への影響実質ゼロを目指す)コンプライアンス誠実に行動し、社会から信頼され、共感される企業になる考えるコンプライアンスの浸透
指標及び目標 (4) 指標および目標当社グループは、「サステナビリティ重点6領域」のうち、「安心」、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」、「環境」、「コンプライアンス」のKPIと目標値を定め、中長期的に取り組みを推進しています。
なお、「人を中心としたモビリティ文化」と「共感・共生」は、他の4領域の取り組みと相互に影響し合う領域であるため、主なKPIと目標は設定していません。
サステナビリティ重点6領域主なKPIと目標※1※2安心2030年死亡交通事故ゼロ※3を目指すダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)・従業員意識調査(SUBARU単体) 2028年:エンゲージメントスコア70% ・女性管理職者数(SUBARU単体) 2030年:100人 ・障がい者雇用率(SUBARU、SLS※4、SBC※5:三社合算) 2030年:3.0%環境・2030年以降に全販売台数の50%をBEVにすることを目指す※6・2030年代前半には、生産・販売するすべてのSUBARU車※7に電動技術※8を搭載・2035年までにスコープ1、2排出量を2016年度比60%削減(総量ベース) ・2030年までに、新型車に使用するプラスチックの25%以上をリサイクル素材※9由来とすることを目指し、研究開発を進めていく・廃棄物総量をBAU排出量※10に対して毎年1%削減・国内外生産工場※11のゼロエミッション※12(直接、間接を問わず埋め立て処分量ゼロレベル) ・事業所での自然環境への環境影響(大気、水質、騒音、振動、悪臭)の適切な管理・事業活動による自然環境への負荷低減を目的とした保護地域の拡大コンプライアンス重大なコンプライアンス違反*件数 ゼロ継続 *SUBARU事業の基盤をゆるがすようなコンプライアンス違反 ※1: 定量・定性ともに含む。
※2: 当社単体においてのKPIや目標も含む。
※3: SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故ゼロを目指す。
※4: スバルリビングサービス株式会社※5: スバルブルーム株式会社※6: 当社は中長期的にBEVが主軸になるとの考えを維持しています。
一方で、HEV需要の高まりや内燃機関(ICE)の再評価など、事業環境の変化を踏まえ、本格的なBEV量産投資のタイミングを遅らせることが適当と判断し、従前の「電動化投資1.5兆円」の内容について精査・見直しを行いました。
詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
※7: 他社からOEM供給を受ける車種を除く。
※8: BEV、HEVなど、電力利用を高める技術を指す。
※9: マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルなど。
※10: 追加的な対策を取らずに現状を維持した場合の排出量(Business As Usual排出量)※11: 親会社(群馬製作所、東京事業所、宇都宮製作所)および子会社(富士機械株式会社、桐生工業株式会社、株式会社イチタン、株式会社スバルロジスティクス、輸送機工業株式会社、Subaru of Indiana Automotive, Inc. )※12: 最終処分量(直接埋め立てされるもの+中間処理後に埋め立てされるものの総量)の割合が、廃棄物(有価物+産業廃棄物+特別管理産業廃棄物+事業系一般廃棄物の総量)の0.5%未満であること。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
(1) リスクマネジメントの考え方当社グループでは緊急事態発生時の対応だけでなく、日々の企業活動において重大な影響を及ぼす様々なリスクに対し、顕在化時のダメージを最小化するためのリスクマネジメントの実践を経営の最重要課題の一つとして推進しています。
自動車業界は100年に一度の大変革期を迎えており、グローバルに事業を展開する当社グループは、世界情勢の変化に素早く対応し、経営の持続性確保と経営基盤の強靱化を図りつつ、人的、社会的および経済的損失の最小化にこれまで以上に取り組んでいく必要があります。
グループ全体での戦略的なリスクマネジメントの推進を通じて、当社グループをリスクに強い体質へと強化することで、企業価値の向上を図ります。

(2) 当社グループのリスクマネジメント体制当社は、グループのリスク顕在化と拡大を防止するため、取締役会が選任したCRMO(最高リスク管理責任者)が、当社グループのリスクマネジメント・コンプライアンス活動を統括し、その活動状況などを取締役会に報告するとともに、重要な案件については取締役会の審議を経て意思決定しています。
具体的な推進体制として、重要事項の審議・協議および情報交換・連絡を行う「リスクマネジメント・コンプライアンス委員会」(以下「リスコン委員会」という)を設置しています。
同委員会は、CRMOが委員長、法務部担当執行役員が副委員長を務め、各部門の本部長クラスがリスク管理責任者となっており、CRMOが管掌するリスクマネジメント・コンプライアンス室が事務局を担当しています。
なお、同委員会における審議・協議事項については、その重要度に応じて取締役会に上程しています。
CRMOは、リスクマネジメント・コンプライアンス室や法務部などのコーポレート部門の専門的見地からの支援を受けつつ、各事業に横断的な役割を担う経営企画部や各部門・カンパニーと密接に連携し、グループを通じたリスク管理の強化を推進しています。
さらに、監査部が各部門および各子会社の業務遂行について、計画的に監査を実施しています。
なお、リスクマネジメント、コンプライアンス、内部統制およびグループガバナンスの重要性が高まる中、これらを横断的かつ一体的に管理するとともに、経営との連動性をさらに高めるべく、リスクマネジメント・コンプライアンス室と秘書室ガバナンス推進チームを統合し、2026年6月に新たにガバナンス・リスクマネジメント部として再編しました。
(3) 当社グループのリスクマネジメントの取り組み平時の取り組みとして、リスコン委員会において、グループ全体の「リスクマネジメント方針」と各部門の「リスクマネジメント行動指針」のもと、各部門の重要リスクの洗い出しを実施、影響度の大きな課題を優先的に対応し、日常業務としてリスクの抑制を図る活動を推進しています。
また、2025年11月10日に公表した「SUBARU 2025方針」の実現をより確実に進めていくために、各部門の重要リスクに加え、外部変化や足元の環境を踏まえた経営レベルの議論を通じて策定したリスクマップを活用するなどリスクマネジメントの一層の強化を進めています。
これに加えて、最適なリスク管理とその実効性向上のためのリスクマネジメント研修会を実施、リスクリテラシー向上と委員会活動の活性化を図っています。
さらに、当社グループの重点リスク低減に向け、それぞれのリスク分野を担当するリスクオーナー主導のもと具体的な施策の充実に取り組み、リスコン委員会で定期的なフォローによる実効性の向上を図りました。
加えて、海外の重要な子会社との直接的なリスクマネジメント活動を推進しています。
また、定期的に安否確認訓練などを実施することで、当社に影響を及ぼすおそれのある災害発生時の情報共有に備えています。
(4) 主要な事業等のリスク当社グループの経営成績および財務状況、キャッシュ・フローなどに数百億円以上の大きな影響を与え、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事業等のリスクと対応策は以下の通りです。
 なお、文中の将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、当社グループに関するすべてのリスクを列挙したものではありません。
経済・金融環境の変動に関連するリスク①主要市場の経済動向 <リスク>当社グループの主要な市場である国・地域の経済情勢は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
特に売上収益の約8割を占める北米における景気の後退や需要の減少、価格競争の激化が進んだ場合、当社グループの提供する商品・サービスの売上収益や収益性に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、主要市場における経済情勢や需要動向を継続的にモニタリングし、市場環境の変化に応じて生産や販売計画を柔軟に調整することで、景気後退や需要減少の影響を緩和することを目指しています。
また、価格競争の激化に対応するため、商品・サービスの競争力向上や原価低減等に取り組むことで、収益性の確保に努めています。
②為替の変動 <リスク>当社グループにおいて北米売上収益は約8割を占め、売上収益、営業利益、資産等のなかには、米ドルを中心とした現地通貨建ての項目が含まれており、連結財務諸表作成時に円換算しています。
通期の業績見通しなどにおいて想定した為替レートに対し、実際の決算換算時の為替レートに乖離が生じた場合、主に円高局面では当社グループの売上収益と財務状況はマイナスに作用し、円安局面ではプラスに作用する可能性があります。
<対応策>為替リスクを最小限にすべく、主要販売市場である日米で生産を行っています。
また日本において発生する現地通貨建ての売上収益について状況に応じて為替予約などによるヘッジを実施しています。
③金融市場の変動 <リスク>当社グループは主として日本国内で日本円建ての資金調達を行っており、国内金利の上昇局面においては、資金調達コストの増加を通じて業績にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
また、予期せぬ金融環境の混乱により必要とする金額の調達が困難となった場合、当社グループの財政状態や成長戦略の実行にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>複数の金融機関や手法による長期固定金利を主とした資金調達、返済期日の分散、十分なコミットメントライン契約の締結、また一定額の現金および現金同等物残高の確保を行い、金利上昇と流動性リスクを低減する取り組みを行っています。
④原材料価格の変動  <リスク>当社グループは、原材料を多数のお取引先様から調達していますが、特定の原材料およびお取引先様に依存している場合があります。
このため、地政学リスク、需給逼迫、環境規制等に起因する原材料価格、物流費、エネルギー価格の高騰や人件費の上昇等によるコスト増加の可能性があります。
また、米国の関税政策により、米国生産拠点において現地生産車向けに一部の国から輸入する部品の調達コストが増加する影響があります。
加えて、地政学リスクにおいては中東情勢の悪化等を背景とした原油価格の高騰をはじめとするエネルギー価格や原材料価格の上昇により、部品・原材料調達コストや物流費等が増加する可能性があります。
原価改善努力や製品価格への転嫁等によっても当該影響を吸収しきれない場合には、当社グループの経営成績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、原材料調達における持続的な競争力を確保するために、お取引先様との共存共栄に根差した生産性改善や品質改善に取り組んでいます。
米国の関税政策による調達コスト増加の影響に対しては、原材料や部品調達の状況を注視するとともに、お取引先様と一体となり最適な調達を行うことで引き続き原価改善を図っていきます。
また、特定の原材料や部材への依存による需給変動リスクを低減するため、依存度の低い材料・部品構成への転換や代替技術の開発を取り組んでいます。
あわせて、複数調達先の確保やサプライチェーンの可視化、取引先との連携強化等を通じて、調達リスクの分散および安定化を図っています。
今後も、技術開発および調達戦略の両面から対応を継続的に実施し、需給環境の変化が当社グループの事業活動に与える影響の最小化に努めてまいります。
加えて、中東情勢の悪化等を背景とした原油価格をはじめとする原材料価格の変動リスクに対し、調達先の分散、長期的な取引関係の構築、在庫水準の適切な管理等により、安定的な調達体制の構築に努めています。
また、原価改善活動の推進や、必要に応じた製品価格への転嫁を通じて、事業への影響の低減を図っています。
 業界および事業活動に関連するリスク⑤特定の事業および市場への集中 <リスク>当社グループは、主に自動車と航空宇宙の2つの事業により構成され、“お客様第一”を基軸に「存在感と魅力ある企業」を目指し、選択と集中を進め、限られた経営資源を最大限活用することで高収益なビジネスモデルを展開しています。
自動車事業の売上収益が9割以上を占め、販売市場は主に北米を中心とした先進国です。
主要生産拠点は国内の群馬製作所および米国のスバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)の2拠点となり、SUV(多目的スポーツ車)を中心に生産と販売を行っています。
このような事業構造から、自動車事業における需要や市況、同業他社との価格競争などが想定を上回る水準で推移した場合や、北米地域の政策・通商動向の変化などの影響を受けやすい側面があります。
とりわけ、関税政策が変更された場合には、日本から米国販売子会社へ輸出する完成車や、米国生産拠点において海外から調達する一部部品に追加関税が課される可能性があり、コストの上昇を通じて影響を受ける可能性があります。
これらの要因により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
<対応策> 当社グループは、需要や市況の変動に備えるため、主要市場の需給動向を継続的にモニタリングし、生産・販売計画を機動的に見直すことで収益性の維持を図っています。
あわせて、価格競争の激化に対応するため、商品ラインアップの競争力強化やコスト構造の見直しを進めるとともに、限られた経営資源の重点配分により収益性の向上を追求します。
需要動向に応じた柔軟な生産調整および稼働の最適化を通じて稼働率の向上を図り、事業への影響の最小化を目指します。
また、北米市場における政策・通商動向の変化については、関係部門が連携して情報収集と影響分析を継続し、生産・調達・販売面で必要な対応策を検討することで、耐性向上に努めています。
⑥市場における需要・競争環境の変化 <リスク>当社グループの主力事業である自動車業界は大きな環境変化を迎えています。
モビリティサービスの普及に伴う異業種からの参入や環境対応に伴う電動化へのシフト、シェアリングや自動運転普及に伴う移動手段の多様化などにより、お客様の価値観や嗜好ニーズは一層多様化しています。
このような非連続かつ急速な事業環境の変化に対し、当社グループがお客様のニーズを的確に捉えられず、新型車や新商品の販売が計画に達しない場合、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策> 当社グループは2023年の経営体制刷新以降、「モノづくり革新」と「価値づくり」の2つに強い決意をもって取り組んでいます。
2024年4月には、全社組織の横断機能の強化および執行責任の明確化を目的として、自動車事業におけるCXO(Chief X Officer)※1体制の拡充等の組織改革を実施しました。
さらに、2025年4月には、新たに2つのCXO※2の設置や組織改編(カスタマーファースト推進本部の新設および営業部門の再編)を行い、核心的重点テーマへの取り組みのスピードアップと全体最適化の実現に取り組んでいます。
また、2025年11月に公表した「SUBARU 2025方針」では、「モノづくり革新」を加速させ、今まで以上に多様な市場およびお客様ニーズに応えられるよう、次世代技術を核とした商品開発を進め、商品ラインアップを大幅に拡充していく考えを示しました。
このように、常に市場環境や需要動向を捉え、お客様ニーズに基づく商品企画を行い、適切なタイミングと価格で新商品を開発・製造し、市場に導入することに努めています。
※1: CMzO(最高モノづくり責任者)、CBBO(最高バッテリービジネス責任者)、CDCO(最高デジタルカー責任者)、    CCBO(最高コネクトビジネス責任者)、CCIO(最高コスト改革責任者)※2: CLO(最高物流責任者)、CHRO(最高人財責任者) ⑦商品ならびに販売・サービスに関する責任 <リスク> 大規模なリコールなどが起こった場合、多額のコストとして品質関連費用などが発生することに加え、ブランドイメージの毀損などにより、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策> 当社グループは、品質方針を以下のとおり定め、品質の高さをSUBARUブランドの重要な根幹であり、付加価値の源泉であると位置づけています。
(品質方針) 私たちは何より品質を大切にしてお客様の信頼に応えます 1.お客様に安心して長くお使いいただける商品をお届けします 2.お客様の声に常に耳を傾け、商品とサービスに活かします 3.法令・社会規範・社内規則を遵守し、お客様に信頼される仕事をします2018年以降は「品質改革」に取り組み、生まれの品質を中心に着実な成果を上げています。
今後も「品質改革」を加速させるとともに、電動化などの新技術への対応を含め、開発最上流から生産、物流、アフターサービスに至る様々な接点においてお客様に価値を感じていただける品質の確保に取り組んでいきます。
そのため、厳格な完成検査体制を維持し、確かな品質で商品をお届けするとともに、万が一不具合が発生した場合には、お客様への影響の最小化と迅速な解決を最優先とした業務プロセスの改革に取り組みます。
さらに、従業員全員に対し、「品質」は商品にとどまらず、販売・サービスを含め、ご購入後も長期にわたり価値として感じていただくものであるとの認識の浸透を図り、品質最優先の意識を一層高めていきます。
⑧サプライチェーンの分断 <リスク>当社グループは、国内外の多数のお取引先様から部品や材料を調達しています。
近年、中東情勢等の地政学的リスクの高まり、各国における通商政策や規制の変更、資源・エネルギー価格の変動、重要部品の供給制約、労働力不足による物流制約、ならびにサイバー攻撃の増加などにより、サプライチェーンを取り巻く環境の不確実性は一層高まっています。
これらに加え、大規模な地震や台風等の自然災害、工場火災、感染症の流行等により、サプライチェーンの分断、需給のひっ迫、物流網の混乱が発生した場合、安定したコスト・納期・品質での調達の維持や商品の出荷が困難となり、当社グループの生産活動、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、部品および材料の安定調達を維持するため、定期的に取引先の品質保証体制や供給能力の確認を行うとともに、必要に応じて経営状況の把握を行うなど、調達リスクの低減に努めています。
また、調達先の分散や代替調達の検討、適正在庫の確保などを通じて、供給途絶リスクへの対応力強化を進めています。
これにより、影響を受ける可能性のある取引先や部品を早期に特定し、生産継続に必要な在庫水準の確認、代替品の調達・生産検討、さらには生産設備の復旧支援等を行うことで、サプライチェーン分断による影響の最小化に努めています。
物流面においては、2025年4月よりCLO(Chief Logistics Officer:最高物流責任者)ならびに物流本部を設置し、物流全体を俯瞰した統合的な管理体制を構築しています。
これにより、ドライバー不足や輸送制約等の環境変化に対しより迅速かつ柔軟に対応するとともに、法令遵守への対応も強化し、安全で効率的な物流の実現に向けた取り組みを推進しています。
⑨知的財産の侵害 <リスク>当社グループは、製品やサービスを通じてお客様に「安心と愉しさ」という価値をお届けするために必要な技術・ノウハウなどを知的財産として保護し、SUBARUのブランド価値の維持・向上に努めています。
第三者が当社グループの知的財産を不当に使用した類似製品を製造した場合や、知的財産に関わる訴訟などが生じて当社に不利な判断がなされた場合には、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、事業戦略および研究開発戦略と連動した知的財産戦略を策定し、競争力の源泉となる技術やブランドの権利化・ノウハウ化を推進するとともに、知的財産ポートフォリオの適切な管理を行っています。
また、商品開発においては、第三者の知的財産権を尊重し、開発段階から調査・クリアランスを実施することで、権利侵害リスクの低減に努めています。
必要に応じて設計変更やライセンス取得等を行い、事業への影響の最小化を図っています。
さらに、模倣品・侵害品への対応として、国内外における市場監視を行い、侵害者への警告、行政機関等への差止めや摘発の要請、オンライン上での出品削除要請などを通じて、ブランド保護およびお客様の安全確保に取り組んでいます。
加えて、知的財産に関するリスク対応力の向上を目的として、知的財産教育を継続的に実施するとともに、外部専門家とも連携した体制を構築し、知的財産に関わるリスクの予防および紛争対応の強化を図っています。
⑩サイバーセキュリティ <リスク>当社グループは、製品の開発・生産・販売等の事業活動において、情報技術、ネットワーク、各種情報システムを広範に利用しているほか、製品には電子部品を搭載し、ソフトウェアによる制御を行っています。
近年、サイバー攻撃は高度化・巧妙化しており、標的型攻撃、ランサムウェア、不正アクセス、サプライチェーンを経由した攻撃等のリスクが継続的に増大しています。
また、当社グループにおいても業務効率化や付加価値創出を目的として生成AIを含む先端技術の活用が進む一方で、意図しない情報の外部流出、機密情報や個人情報の不適切な取り扱い、誤った出力結果の業務利用による判断ミスや品質低下、第三者の知的財産権侵害、法令・契約違反、ならびに社会的信用やブランド価値の毀損といった、生成AIの利用に伴う新たなリスク発生の懸念も高まっています。
さらに、生成AIを悪用した高度なフィッシング詐欺やなりすまし、不正アクセス等のサイバー攻撃が発生する可能性も高まっています。
これらに加え、マルウェア感染、人為的なミスや不正行為による個人情報・機密情報の漏洩、システム障害、大規模な停電・火災・自然災害等が発生した場合、重要な業務やサービスの停止、データの破損・消失、製品やサービスの品質・安全性への影響、社会的信用やブランド価値の低下等を招くおそれがあります。
その結果、当社グループの事業活動、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
<対応策> 当社グループは、サイバーセキュリティおよび生成AIを含む先端技術の活用に伴うリスクが、事業活動および経営に与える影響の重要性を認識し、グループ全体のセキュリティおよびITガバナンスの強化に取り組んでいます。
その一環として、サイバーセキュリティ基本方針を定めるとともに、CISO(Chief Information Security Officer)を委員長とするサイバーセキュリティ委員会を設置し、経営層への定期的な報告・審議を行う体制を構築することで、経営とのレポートラインを明確化しています。
 実務面では、サイバーセキュリティ部門が中心となり、情報技術、ネットワーク、システムおよび製品に関するセキュリティマネジメントシステムを構築・運用し、当該委員会の方針および監督のもとで各種対策を推進しています。
 また、生成AIの利用に伴うリスクについても、情報漏洩、知的財産権侵害、法令・契約違反、誤った出力結果の業務利用等のリスクを踏まえ、生成AIの利用に関するルールやガイドラインの整備、利用状況の把握および統制を行っています。
さらに、外部の専門家や最新の技術動向・脅威情報を活用しながら、サイバー攻撃および生成AIを悪用した新たな脅威への対応力向上を図るとともに、ITガバナンスおよびセキュリティ対策の継続的な高度化に努めています。
具体的には、従業員および関係者に対して、サイバーセキュリティおよび生成AIの適切な利用に関する教育・啓発活動を継続的に実施するとともに、内部監査等を通じて運用状況の確認および改善を行っています。
 また、セキュリティ防御システムや監視体制の強化により、日々進化するサイバー攻撃や不正利用の早期検知および被害の最小化を図っています。
加えて、サイバー攻撃や情報漏洩等のインシデント発生時に迅速かつ適切な対応を行うため、SIRT(Security Incident Response Team)体制を整備するとともに、事業継続の観点から、自社データセンターおよびクラウド環境を活用した複数拠点でのデータバックアップ体制を構築し、災害や障害発生時における早期復旧および影響の低減に努めています。
⑪コンプライアンス <リスク>当社グループおよび委託先などにおいて重大な法令違反や役職員の不正・不適切行為などが発生した場合、お客様の信用・信頼を失うことや社会的評価・評判の低下などによるブランドイメージの毀損が事業基盤に重大な影響を与え、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、コンプライアンスの徹底を経営の最重要課題の一つと位置付け、法令・社内諸規程などの遵守はもとより、社会規範に則した公明かつ公正な企業活動を遂行することを役職員一人ひとりへの浸透を図るため、コンプライアンス体制・組織の構築および運営、ならびに各種研修等の活動を行い、コンプライアンスリスクの回避または最小化に努めています。
⑫訴訟など法的手続き当社グループは、事業活動を行うなかで、お客様、お取引先様や第三者との間で様々な訴訟やその他の法的手続の当事者となる可能性があります。
現在係争中の案件や将来の法的手続において当社グループに不利な判断がなされた場合、ブランドイメージの毀損や当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
⑬ステークホルダーコミュニケーション <リスク>株主との建設的な対話やステークホルダーとのコミュニケーションが不十分な場合や、インサイダー取引などの不公正取引や虚偽記載などの法令違反行為による巨額の課徴金支払いなどが発生した場合は、株主や投資家をはじめとしたステークホルダーからの信用・信頼を失うことや社会的評価・評判の低下などによるブランドイメージの毀損が事業基盤に重大な影響を与え、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図り、すべてのステークホルダーから満足と信頼を得るために、コーポレートガバナンスガイドラインを定め、コーポレートガバナンスの強化を経営の最重要課題の一つとして取り組んでいます。
また、ディスクロージャーポリシーに基づき、フェアディスクロージャーに努め、法令に基づく開示を行っています。
さらに、経営戦略や事業活動など当社グループを深く理解していただくために有効と思われる会社情報を、迅速、公正公平、適正に開示しています。
加えて、当社グループの持続的な成長に向けた発信として、2025年11月に公表した「SUBARU2025方針」の各取り組みの進捗や、電動化・人的資本・知的財産・ガバナンスなどのESG情報、および資本コストや株価を意識した経営について株主・投資家等と建設的な対話を図るとともに、社内関係者へのフィードバックを通じて、ステークホルダーコミュニケーションの向上に努めています。
⑭人権尊重 <リスク> 当社グループおよびその関係者において、労働環境・労働安全衛生上の問題、様々なハラスメント、労働者の権利・機会の侵害、人権上の問題のある調達などを行った場合には、関連法規への抵触に加え、お客様の信用・信頼を失うことや社会的評価・評判の低下によるブランドイメージの毀損、販売の低迷、人財流出、資材・資金の調達難などが事業基盤に重大な影響を与え、経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、人を第一に考え、「人を中心としたモノづくり」を行っています。
「一人ひとりの人権と個性を尊重」することを、SUBARUの重要な経営課題と捉え、SUBARUグループの「人権方針」を策定するとともに、同方針に基づき、ビジネス上の人権リスクを特定し、その対応策を策定、実行する「人権デュー・ディリジェンス」を実施しています。
そのなかで明確化した重要なリスクについての対応策を着実に進め、継続的にリスク軽減を進めています。
また、サプライチェーンを含め、事業に関連するビジネスパートナーやそのほかの関係者に対しても、本方針に基づく人権尊重の働きかけを行い、人権尊重の取り組みを推進しています。
⑮人財の確保と育成 <リスク>労働市場のひっ迫、異業種も含めた人財獲得競争の激化、コンプライアンス事案につながるような労務問題により人財の確保ができない場合や、安全衛生への対応が不十分な場合、あるいは人財の流出が続いた場合は、当社グループの事業活動や経営に影響を及ぼす可能性があります。
同様に、人財の育成が不十分な場合や、従業員の多様性が尊重された誰もが活躍できる職場環境が実現できない場合に対しても、当社グループの事業活動などに影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社は、従業員一人ひとりがSUBARUグループの持続的な成長と持続可能な社会の実現の両立を担う原動力であるとの考えのもと、「真の競争力をもった人・組織」の実現を目指すとともに、自身のキャリア形成を考え、チャレンジする風土づくりや多様な人財が活躍できる環境整備を進めています。
「モノづくり」と「価値づくり」で世界最先端を目指すべく、電動化対応、先進安全技術、IT分野の強化などの専門領域における人財確保に向けて、積極的な採用を行っています。
2020年12月にはIT企業の集積地である東京都渋谷区に新たな開発拠点として「SUBARU Lab(スバルラボ)」を開設し、これまでAI開発に必要な人財の採用に取り組んできました。
2025年2月には拠点を拡張し、その機能をソフトウェア開発全般へと拡大することで、イノベーションの創出につなげています。
また、独自の価値創造を実現し続けるため、様々な個性や価値観を持つ従業員が個々の能力を十分に発揮できるよう、性別・国籍・文化・ライフスタイルなどの多様性を尊重した人財登用や働きやすい職場環境の整備に努めています。
特に安全衛生については、重要な経営課題と位置づけ「安全衛生はすべての業務に優先する」との基本理念のもと、労働災害防止、疾病予防、労働環境向上に向けた取り組みを全社的に進めています。
⑯気候変動 <リスク>当社グループにおいて、気候変動に対する取り組みが適切に進まない、あるいは異常気象による調達・生産・物流活動の停滞などが生じた場合、さらに現時点での将来予測が極めて困難な移行リスク・物理リスクの影響および発現度により、研究開発費用などの増加、顧客満足やブランドイメージの低下による販売機会の逸失、異常気象による調達・生産・物流活動の停滞などにより、SUBARUグループの経営成績や財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
移 行 リ ス ク規制事業運営全般各国の気候変動に関する目標の見直しにより、ビジネス全般に重大な影響を与える可能性があります。
商品各国の燃費規制に合致しない場合、法令違反に基づく追加の費用や損失を被る、あるいは商品の販売機会が制限される可能性があります。
生産段階石油などの地政学的な要因によるもののほか、政府のカーボンプライシング制度の対象となり、化石燃料使用に伴うコストが上昇する可能性があります。
技術商品電動化は、ライフサイクル全体で収益性を確保しつつ進めることが重要であり、商品の上流・下流を巻き込んだ取り組みが進まない場合、商品のライフサイクル全体でその目的を達成できない可能性があります。
生産段階再生可能エネルギー利用が進まなかった場合、スコープ1、2排出量の削減対策が滞る可能性があります。
市場商品現時点では電動化に関する予測が難しく、将来、市場との乖離が生じることが予想されます。
この乖離は過大な開発投資による損失や顧客満足の低下による販売機会の減退を招き、電動化の進行を遅らせる可能性があります。
また、電動化は中長期的に着実に進むものと考えており、ある段階で一気に市場への浸透が進んだ際、適切な技術と商品を備えていない場合、商品の販売機会に重要な影響を与える可能性があります。
評判事業運営全般脱炭素化への取り組みが不十分な場合、ブランド価値の毀損による人財採用や販売での悪影響および資金調達の困難による資本コスト上昇の可能性があります。
物理リスク急性事業運営全般気候変動の顕在化に伴う各地での集中豪雨の多発による原材料供給の停滞や工場浸水による操業リスクが考えられます。
慢性天然資源を使用しているタイヤ、電動化技術に使用する金属資源の調達が困難になる可能性があります。
気候変動に関して認識している主な機会気候変動に対する適切な取り組みにより、新たな市場の開拓や雇用の創出、資本やエネルギーの効率的な活用が期待されます。
市場機会商品の環境対応が適切に進み、かつ、世界規模で気候変動の適応・緩和も進んだ場合、SUBARUの主力市場を維持しつつ、安心と愉しさに共感する市場の拡大が期待できる可能性があります。
また、気候変動の緩和に貢献することで、SUBARUのブランド価値が上昇し、人財の採用や販売に好影響を与える可能性があります。
また、投資家からの資金調達が容易となり、資本コストの低減につながる可能性があります。
エネルギー源に関する機会生産段階で消費するエネルギーに関し、費用対効果にも配慮しつつ再生可能エネルギーへ移行することは、化石燃料由来のエネルギーに内在する価格変動リスクから解放され、将来のコスト上昇を未然に防げる可能性があります。
※リスク・機会に関しては、過去の事実や現在入手可能な情報に基づいたものであり、将来の経済の動向、SUBARUを取り巻く事業環境などの要因により、大きく異なる可能性があります。
また、気候変動に適応したSUBARUの商品が貢献できる機会を表したものであり、気候変動の悪化などを期待するものではありません。
<対応策> 当社グループは、気候変動に関連する「政策・規制」、「技術」、「市場」などの移行リスクに関して、各専門部門が広く情報を収集し、将来予測から不確定な気候変動リスクの認識に努めています。
また、気候変動の物理的なリスクに関わる浸水などの自然災害に伴う操業リスクに関しては、BCPの一環として、リスクマネジメント・コンプライアンス室が中心となり関連規程類の整備を進め、緊急時のSUBARUグループ全体にわたる情報を一元的に掌握するとともに、その対応を統括管理する体制を整えています。
その他事業活動に影響を与える各国規制やイベント性のリスク⑰事業活動に影響を与える各国の政治・規制・法的手続き <リスク>当社グループは北米を中心に世界各国において事業を展開していますが、海外市場での事業活動においては、政治的・経済的要因、法律または規制の変更、課税、関税、その他の税制変更等のリスクが内在しています。
当該リスクが顕在化した場合や、事業展開をしている国・地域において政治的要因の変動や、通商政策の強化、通商紛争などが発生した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
特に米国の関税政策について、前事業年度の政策変更の影響を受け、米国販売子会社が日本から輸入する完成車や、米国生産拠点において一部の国から輸入する部品に追加関税が課されるなど、当社グループの収益に一定の影響を及ぼしました。
関税政策の長期化や、それに伴う為替や金融市場の大きな変動ならびに需要が減少した場合は、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
また、環境などに関する主な法的規制は、自動車の燃費、排出ガス、省エネルギーの推進、騒音、リサイクル、製造工場からの汚染物質排出レベルに関するものであり、これらの規制は今後大きく変更される可能性があります。
各種規制への対応が不十分な場合、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策> 当社グループは、政治的・経済的要因、法律または規制の変更、課税、関税、その他の税制変更等のリスクについて、事業展開する国・地域の動向を注視しています。
特に米国市場については引き続き動向を注視し、おり、関税政策の影響を最小化すべく、日米間で関係部門が密に連携し、情報の収集や対応策の検討を行っています。
売上構成の改善・販売奨励金の抑制・原価低減・費用圧縮などにグループ一丸で取り組むとともに、商品力の強化を通じて収益の確保に努めていきます。
⑱地政学・地経学的災害(国際紛争・テロリスク) <リスク>当社グループは世界各国で事業を展開していますが、当該国や地域でテロ、戦争、内戦、政治不安、治安不安などが発生した場合には、事業活動が妨げられる可能性があります。
その結果、原材料・部品の購入、生産、製品の販売および物流、さらにはサービス提供が遅延または停止し、これらが長期化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、事業を展開する世界各国における情勢変化に対応するため、統括部門が日々情報収集やモニタリング活動を行い、関連部門間で情報を共有しています。
これにより、各国や地域の状況を把握し、事業活動への影響を最小限に抑えるための対応を行っています。
⑲自然災害と関連する損害 <リスク>大規模な地震、台風、豪雨、関連する火災・洪水等の自然災害や火災などの事故の発生により、当社グループの事業活動が妨げられ、原材料・部品の購入、生産、製品の販売および物流、サービスの提供などの遅延や停止が長期化する場合や、企業機能停止が長期化する場合には、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループでは、日ごろから事業継続に備えた規程類の定期的な整備とアップデートおよび訓練などを実施しています。
また、各事業所単位では、重要業務の選定や緊急連絡体制の整備等BCPの強化を図り、全社コーポレート部門と密接に連携しながら事業継続や早期復旧を的確かつ迅速に行うための対応を進めています。
⑳感染症等の発生 <リスク>感染症やその他未知な災害(パンデミック等)の発生により、当社グループの事業活動が妨げられ、生産、商品の販売やサービスの提供の遅延や停止が長期化した場合や企業機能停止が長期化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。
<対応策>当社グループは、経営に重要な影響を及ぼすおそれのあるリスクであり、通常の意思決定ルートでは対処が困難で緊急性が高い場合に備え、必要に応じて部門・事業所を横断した組織を立ち上げ、有事に迅速に対応するための体制を整備しています。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次の通りです。
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績当連結会計年度の当社グループを取り巻く経営環境は、米国における関税の影響や環境規制の変更など大きな変化が生じたことに加え、中東情勢の悪化などの地政学リスクが顕在化しました。
当社は、不変の提供価値である「安心と愉しさ」を磨き続けるとともに、このような厳しい経営環境を乗り越えるべく、2025年11月10日に発表した「SUBARU 2025方針」の具現化に向けた取り組みを推進してまいりました。
(売上収益)販売台数の減少や米ドルが2円の円高に進んだことに伴う減収影響があったものの、価格構成の改善などに努めた結果、売上収益は4兆7,850億円と前連結会計年度に比べ992億円(2.1%)の増収となりました。
(営業利益)上記の理由に加え、米国の追加関税影響などにより、営業利益は401億円と前連結会計年度に比べ3,652億円(90.1%)の減益となりました。
(税引前利益)1,075億円と前連結会計年度に比べ3,410億円(76.0%)の減益となりました。
(親会社の所有者に帰属する当期利益)908億円と前連結会計年度に比べ2,472億円(73.1%)の減益となりました。
(単位 金額:百万円、比率:%) 売上収益 親会社の所有者に為替レート営業利益税引前利益帰属する(利益率)(利益率)当期利益 (利益率) 2026年3月期4,784,96540,120107,46990,842150円/米ドル (0.8)(2.2)(1.9)2025年3月期4,685,763405,308448,507338,062152円/米ドル (8.6)(9.6)(7.2)増減99,202△365,188△341,038△247,220 増減率2.1△90.1△76.0△73.1 セグメントごとの経営成績は次の通りです。
(単位 金額:百万円、比率:%) 売上収益セグメント利益(△損失)2025年3月期2026年3月期増減増減率2025年3月期2026年3月期増減増減率自動車4,569,0354,638,34269,3071.5420,41032,086△388,324△92.4航空宇宙111,584141,66730,08327.0△19,6423,50023,142-その他5,1444,956△188△3.73,6873,616△71△1.9調整額----853918657.6合計4,685,7634,784,96599,2022.1405,30840,120△365,188△90.1(注)1.売上収益は、外部顧客への売上収益です。
   2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去です。
   3.その他セグメントには、不動産賃貸事業などが含まれています。
(自動車事業)当連結会計年度は、BEVの自社生産の工事に伴い国内工場の生産ラインの一つを一時的に停止しました。
この結果、国内の生産台数は52.5万台と前連結会計年度に比べ7.7万台(12.8%)の減少となりました。
また、海外の生産台数は35.5万台と前連結会計年度に比べ1.1万台(3.1%)の増加となりました。
以上の結果、国内と海外の生産台数の合計は88.0万台と前連結会計年度に比べ6.6万台(7.0%)の減少となりました。
国内の売上台数は10.3万台と前連結会計年度並みに推移し、0.1万台(1.4%)の減少となりました。
海外の売上台数は、「フォレスター」の販売が好調に推移したものの、国内工場の生産ラインの一つを一時的に停止したことによる出荷影響、ならびに中東情勢の緊迫化に伴う海外市場向け輸送船舶の遅延などにより、79.3万台と前連結会計年度に比べ3.9万台(4.7%)の減少となりました。
以上の結果、国内と海外の売上台数の合計は89.6万台と前連結会計年度に比べ4.1万台(4.3%)の減少となりました。
売上収益は、販売台数の減少や為替による減収影響があったものの、価格構成の改善に努めた結果、4兆6,383億円と前連結会計年度に比べ693億円(1.5%)の増収となりました。
セグメント利益は、米国における追加関税の影響に加え、環境規制クレジットに関する損失を含む環境規制関連費用およびBEV関連費用の計上などにより、321億円と前連結会計年度に比べ3,883億円(92.4%)の減益となりました。
なお、当連結会計年度の連結売上台数は次の通りです。
(単位 台数:万台、比率:%) 2025年3月期2026年3月期増減増減率国内合計10.410.3△0.1△1.4 登録車9.18.7△0.4△4.3 軽自動車1.31.60.218.8海外合計83.279.3△3.9△4.7 北米73.270.8△2.4△3.2 欧州2.32.3△0.0△0.1 豪州4.43.1△1.2△28.1 中国0.30.2△0.1△24.7 その他地域3.12.9△0.3△8.3総合計93.689.6△4.1△4.3 (航空宇宙事業)民間機事業において「中央翼」の納入数が増加したことなどにより、売上収益は1,417億円と前連結会計年度に比べ301億円(27.0%)の増収となりました。
また、セグメント利益は35億円と231億円の増益となりました。
(その他事業)売上収益は50億円と前連結会計年度に比べ2億円(3.7%)の減収となりました。
セグメント利益は36億円と前連結会計年度に比べ1億円(1.9%)の減益となりました。
生産、受注および販売の実績は、次の通りです。
 ① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りです。
BEVの自社生産の工事に伴い、矢島工場の1ラインを一時的にシャットダウンしていた影響により、前連結会計年度を下回りました。
なお、矢島工場で生産するトヨタ自動車株式会社との共同開発でのBEVの生産台数は、トヨタ自動車株式会社からの委託生産であり、当社の生産実績には含んでおりません。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)前年同期比(%)自動車 普通自動車(万台)88.0△7.0航空宇宙(百万円)134,596△5.0
(注)金額は販売価格によっています。
 ② 受注状況当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次の通りです。
 なお、自動車事業については見込生産を行っています。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)航空宇宙203,569+8.8707,464+9.9 ③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りです。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)前年同期比(%)自動車(百万円)4,638,342+1.5航空宇宙(百万円)141,667+27.0その他(百万円)4,956△3.7合計(百万円)4,784,965+2.1
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しています。

(2) 財政状態 ① 資産の状況当連結会計年度末の資産は、5兆4,923億円と前連結会計年度末に比べ4,041億円の増加となりました。
主な要因は、設備投資などにより「有形固定資産」が1,599億円増加したこと、新車在庫の増加や為替の影響などにより「棚卸資産」が1,340億円増加したこと、為替の影響などにより「現金及び現金同等物」が639億円増加したこと、自動車事業において延長保証に係る前払費用が増加したことなどにより「その他の非流動資産」が625億円増加したこと、外貨建定期預金の減少などにより「その他の金融資産(流動)」が1,418億円減少したことです。
② 負債の状況負債は、2兆7,106億円と前連結会計年度末に比べ3,381億円の増加となりました。
主な要因は、買掛金の増加や為替の影響などにより「営業債務及びその他の債務」が1,159億円増加したこと、自動車環境規制関連引当金の増加などにより「引当金(流動および非流動)」が1,027億円増加したこと、前受金の増加や為替の影響などにより「その他の流動負債」が704億円増加したこと、自動車事業において延長保証に係る前受収益が増加したことなどにより「その他の非流動負債」が580億円増加したことです。
③ 資本の状況資本は、2兆7,817億円と前連結会計年度末に比べ660億円の増加となりました。
主な要因は、為替換算や有価証券評価差額金の影響により「その他の資本の構成要素」が1,052億円増加したこと、当期利益の計上、配当金の支払いおよび取得した自己株式の消却により「利益剰余金」が392億円減少したことです。
                                     (単位:百万円) 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)増減資産合計5,088,2465,492,301404,055負債合計2,372,5382,710,640338,102資本合計2,715,7082,781,66165,953 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、1兆53億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の増加は3,582億円(前連結会計年度は4,921億円の増加)となりました。
主な要因は、税引前利益1,075億円、減価償却費及び償却費2,711億円、法人所得税の支払額1,215億円などです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動による資金の減少は1,147億円(前連結会計年度は4,041億円の減少)となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出(売却による収入との純額)2,301億円、定期預金の減少2,143億円、無形資産の取得及び内部開発に関わる支出753億円などです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動による資金の減少は2,178億円(前連結会計年度は1,873億円の減少)となりました。
主な要因は、親会社の所有者への配当金の支払額903億円、リース負債の返済による支出626億円、自己株式の取得による支出500億円です。
                                          (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)増減営業活動によるキャッシュ・フロー492,136358,227△133,909投資活動によるキャッシュ・フロー△404,077△114,650289,427財務活動によるキャッシュ・フロー△187,320△217,816△30,496現金及び現金同等物の期末残高941,4601,005,33463,874 (4) 資本政策の方針当社では資本政策の考え方として“「財務健全性と安定性の実現」「成長投資」「株主還元」のバランスをとった資本配分”を掲げています。
事業、市場、商品等の各領域において「選択と集中」を進める当社にとって、経営基盤となる「財務健全性と財務安定性」の確保は不可欠であると考えます。
そのうえで、世界最先端の「モノづくり」と「価値づくり」の実現やSUBARUらしい商品の実現を支える「成長投資」、ならびに持続的な企業経営における重要要素と位置付ける「株主還元」のバランスを図りながら、資本政策を推進しています。
資本政策の実行にあたっては、資本コストや株価を意識した経営の視点が重要であると認識しています。
2026年3月末時点において、資本コスト(WACC※CAPMベース)は国内金利の上昇傾向を受け7%台半ば程度で推移しました。
一方、2026年3月期のROEは、米国における追加関税の影響に加え、環境規制クレジットに関する損失を含む環境規制関連費用およびBEV関連費用の計上などにより3.3%にとどまり、この結果、PBRは0.6倍、PERは19.8倍(2027年3月期通期業績予想ベースでは約14倍)となっています。
このような状況を踏まえ、当社は「ROE向上」「最適資金配分/1株あたり価値向上」「PER向上」「実効性の向上」という4つの取り組みテーマの実行により、2030年を見据えた長期目標として「業界高位の収益力」と「ROE10%以上」を追求しています。
これらに関しては、経営会議および取締役会等において定期的に報告され、必要に応じてアップデートを実施しています。
①経営資源の配分に関する考え方当社は、財務健全性と安定性の実現の担保に必要な手元資金水準を考慮しつつ、設備投資や研究開発投資をはじめとする成長投資および株主還元等に対し、経営資源を適切かつ安定的に配分することを目指しています。
財務健全性と安定性の実現に関しては、不確実性の高い事業環境下においても中長期的な資本効率向上を念頭に、キャッシュ保有の上限目安をネットキャッシュ2.5月商※1と定めコントロールします。
成長投資に関しては、2030年頃までに最大約1.5兆円の電動化関連投資を計画しており、2025年10月頃までに約3,000億円について投資着手済みです。
残る計画については、自社開発BEVの導入時期を当初想定より延期するとともに、当該量産開発に係るリソースをICE系商品へ再配分するなど、市場環境の変化を踏まえ、投資領域を柔軟に組み換えながら実行していきます。
株主還元については、2026年5月に方針の一部見直しを実施しました。
中長期的な資本効率向上を念頭に、毎期の業績、投資計画、経営環境などを総合的に勘案し、配当を株主還元の基本と位置づけ、累進的な配当の実現を目指しDOE3.5%を設定しています。
加えて、業績および市場状況に応じた、増配や機動的な自己株式取得の実施にも取り組んでいきます。
引き続き、株主還元を持続的な企業経営の重要な要素と位置づけます。
なお、2026年5月15日に取得総額の上限を1,500億円とする自己株式取得を決議しました。
取得した株式は全数消却を予定しています。
※1:定期預金を含む現金及び現金同等物から有利子負債を控除したもの ②資金調達及び資金の流動性に係る分析当社は、当社グループの中期的な資金需要を念頭に置いた資金調達計画を策定し経営会議および取締役会の審議を経て意思決定しています。
成長投資およびその他の事業資金については、事業活動により獲得した内部資金に加えて、市場環境に応じた適切な手段により外部から調達することとしており、金融機関からの借入及び国内普通社債発行による資金調達を実施しています。
手元資金は、2026年3月末時点において3か月超の定期預金を含む現金及び現金同等物の残高として1兆4,534億円となっています。
これに加え、未使用のコミットメントライン約3,000億円を有しており、成長投資および変化の激しい事業環境を考慮しても十分な流動性を確保していると考えています。
これらは安全性並びに流動性の極めて高い短期金融商品で運用しています。
中長期的な資金の確保については、引き続き営業キャッシュ・フローに加え、外部からの調達により行っていきます。
安定的な外部資金調達能力の維持向上を重視し、国内の格付機関である格付投資情報センター(R&I)から格付を取得しており、格付は「シングルAマイナス(安定的)」となっています。
強固な財務体質を維持し、取引金融機関と良好な関係を構築していることからも、今後の資金調達に関して問題はないと認識しています。
なお、連結子会社は当社及び関係会社を通じたキャッシュ・マネジメント・サービスやグループ・ファイナンスの活用により、資金調達の集約と資金効率化、流動性の確保を図っています。
(5) 重要性がある会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されています。
この連結財務諸表の作成にあたっては、様々な見積りによる判断が行なわれていますが、見積りに内在する不確実性により、実際の結果は異なることがあります。
 連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針、4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しており、特に重要な見積りを伴う会計方針は以下の通りです。
① 損失評価引当金当社グループは、各報告日において、金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大したかどうかを評価 しており、当該信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、当該金融商品に係る損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しています。
また、当該金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融資産に係る損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しています。
ただし、営業債権、リース債権および契約資産については、常に損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しています。
 将来、取引先などの財務状況が悪化するなどにより支払能力が低下した場合、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があるため、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えています。
② 製品保証引当金当社グループは、製品販売時に付与した保証約款に基づく製品保証とともに、主務官庁への届出等に基づいて個別に無償の補修を行っています。
 保証約款に基づく製品保証の対象は、各国における保証約款に基づき、期間および走行距離や不具合の原因などにより決定しています。
 保証約款に基づく製品保証の保証修理費用は、製品を販売した時点で引当金を認識しており、保証期間内に不具合が発生して部品を修理または交換する際に発生する費用の総額について、過去の補修実績、過去の売上台数を基礎として将来の発生見込みに基づく最善の見積りにより引当計上しています。
 主務官庁への届出などに基づく個別の保証修理費用は、経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、その債務の金額について信頼性をもって見積ることができる場合に引当金を認識しており、製品の不具合に関する過去の経験を基礎として算定した1台当たり将来保証修理費用などおよび対象台数に基づく最善の見積りにより引当計上しています。
 当社グループは、発生が見込まれる保証修理費用について、現在入手可能な情報に基づき必要十分な金額を引当計上していると考えていますが、製品保証引当金の計算では将来複数年にわたり生じる保証修理費用を予測しているため、実際の保証修理費用が見積りと乖離することにより、製品保証引当金を追加計上する必要が生じる可能性があることから、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えています。
③ 従業員給付当社グループは、従業員給付のうち退職給付について、将来の退職給付の支払いに備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、退職給付を計上していますが、この計算は主として数理計算上で算定される前提条件に基づいて行われています。
この前提条件には、割引率、将来の給与水準、退職率、死亡率などが含まれており、それぞれの条件は現時点で十分に合理的と考えられる方法で計算されています。
当社は、実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合には、将来期間において認識される費用および債務に影響を与える可能性があるため、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えています。
割引率が変動した場合の確定給付制度債務に与える影響額については、連結財務諸表注記の「19 従業員給付(4)数理計算の仮定」を参照ください。
④ 金融資産当社グループは、価格変動性の高い公開会社の株式、株価の決定が困難である非公開会社の株式、国債、社債および投資信託などを保有しています。
 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産については、投資価値の変動により損失が発生することがあるため、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えています。
⑤ 繰延税金資産繰延税金資産は将来減算一時差異などを使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で認識し、繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識しています。
当該見積りは、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期および金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の有価証券報告書において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があると考えています。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループは、2023年の新経営体制への移行に伴い公表した「新体制の方針」のもと、「モノづくり」と「価値づくり」で世界最先端を目指した取り組みを進めています。
また、近年の自動車産業を取り巻く非連続かつ従来以上にスピード感のある変化に対して、「柔軟性と拡張性」を軸に、よりタイムリーな対応の強化を図っています。
このような認識のもと、生産体制、開発プロセスおよび商品企画の高度化と連動した研究開発活動を推進しています。
当連結会計年度におけるグループ全体での研究開発支出は1,580億円です。
セグメントごとの研究開発活動状況および研究開発支出は次の通りです。
なお、連結損益計算書の「研究開発費」に計上されている金額は1,694億円です。
研究開発支出との差額は主に、開発資産等への振替額・償却額等です。
(1) 自動車事業自動車の研究開発では、「人を中心としたクルマづくり」の考え方のもと、「安心と愉しさ」という提供価値を通じてお客様に共感いただき、信頼される存在となることを目指し、商品の開発を推進しています。
当事業に関わる研究開発支出は1,573億円です。
① 安心・安全への取り組み「人の命を守る」ことにこだわり、2030年の死亡交通事故ゼロ※1の実現に向けて取り組みを進めています。
SUBARUは、2016年に歩行者保護エアバッグを初めて採用して以来、日本市場では主力車種を中心に6車種へ展開を拡大しています。
当連結会計年度においては、さらにサイクリスト(自転車乗員)の頭部衝突エリアまでカバーする「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界で初めて採用しました。
歩行者・サイクリストの安全性向上への貢献が評価され、「2025〜2026日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー※2」を受賞しました。
また、これらの取り組みを含めた安全性能の高さが評価され、当該エアバッグを搭載するフォレスター(2025年4月発表の日本仕様車)は、国土交通省とNASVA※3が実施した2025年度自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP※4)において、総合評価で最高評価の「ファイブスター賞」を受賞しました。
なお、2026年5月28日には、2025年度の総合評価(衝突安全性能評価・予防安全性能評価・事故自動緊急通報装置)で最高得点を獲得し、「自動車安全性能2025 ファイブスター大賞」を受賞しました。
さらに、アイサイトをはじめとする先進技術を進化させており、安心と愉しさをより際立たせる基盤となるE/Eアーキテクチャー、中核となる「内製AIを搭載した次世代アイサイト」と「AWD制御含めた車両運動制御」を連携・連動させる制御統合ECUの開発を進めています。
次世代アイサイト向けSoC開発における国際規格「ISO 26262」認証の取得※5、制御統合ECUに搭載する車載マイクロコントローラの設計に関するインフィニオンとの協業、また鹿島建設との光ファイバセンシング技術を用いた路車協調型自動運転の実証実験の実施など、世界最先端の安心と愉しさの提供を実現する研究開発を着実に進めています。
※1: SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故ゼロを目指す。
※2:特定非営利活動法人「日本自動車殿堂(JAHFA)」主催 ※3:独立行政法人「自動車事故対策機構(National Agency for Automotive Safety and Victims’ Aid)」 ※4:Japan New Car Assessment Program ※5:第三者認証機関「SGS-TÜV Saar GmbH」認定 ② 多様なお客様ニーズに柔軟に応える商品ラインアップ拡充の取り組み市場環境変化やお客様ニーズの多様化に対して、お客様に多様な選択肢を提供できる取り組みを進めています。
電動化の領域では、トヨタ自動車株式会社との協業のもと、両社の強みとする技術や知見を持ち寄り、「もっといいクルマづくり」を目指して共同開発したBEV「トレイルシーカー」、「アンチャーテッド」、「ゲッタウェイ」を発売または世界初公開しました。
一方で、2026年5月に公表した通り、自社開発のBEVについては導入時期を延期し、開発リソースをICE系商品へシフトします。
これまでのBEV開発で得られた短期間での開発プロセスやSUBARUらしい技術資産や知見を活用したタイムリーなクルマづくりとラインアップの拡充を図ります。
なお、BEVが将来のカーボンニュートラル社会の実現に重要な選択肢であるという考え方に変わりはなく、バッテリーやe-Axleなど将来に不可欠な基盤技術の開発は継続します。
安心と愉しさを磨いていく観点では、走る愉しさを表現するPerformanceシーンと、冒険へ踏み出す高揚感などを表現するAdventureシーンという2つのシーンを際立たせる商品開発を進めています。
Performanceシーンをさらに際立たせていくため、水平対向エンジンやシンメトリカルAWD等の技術資産を活用したSTIコンプリートカー「WRX STI Sport#」を発表しました。
加えて、SUBARUのお客様は長く大切にお乗りいただくという特徴を踏まえ、従来のソフトウェアアップデートサービスに加え、機能拡張・性能向上を可能とするハードウェアアップデートサービス「SUBARU UPGRADE SERVICE」を開始し、クルマの購入後も長期に亘りお客様「一人ひとりに最良の安心と愉しさ」を提供してまいります。
③ 新商品開発状況i. 第6世代となる新型「フォレスター」を発売しました。
日常から非日常までどんな時でも乗る人の期待に応える正統派SUVとしてとことん使えるユーティリティ性能、走行性能と環境性能を高い次元で両立させた「ストロングハイブリッド」、「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」をはじめとした高い安全技術を採用しています。
新型「フォレスター」は、「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー※6」を、「ストロングハイブリッド」は、「第35回(2026年次)RJCテクノロジーオブザイヤー※7」を受賞しました。
 ※6:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催 ※7:特定非営利活動法人「日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)」主催 ⅱ. 第7世代となる新型「アウトバック」を発売しました。
フラッグシップクロスオーバーSUVとして、どこまでも走り続けたくなるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める積載性、質感の高い内装といったクルマとしての本質的価値に加え、お客さまの様々な嗜好やライフスタイルに寄り添いながらも、自然と共生する「アドベンチャー」要素を盛り込み、走行性能を磨き上げるとともに、デザイン、実用性、インフォテインメントを中心に大幅に商品を進化させました。
ⅲ.SUBARUグローバルバッテリーEVラインアップを拡充し、「ソルテラ」の改良モデルおよび新型「トレイルシーカー」を発売、「アンチャーテッド」および「ゲッタウェイ」を世界初公開しました。
これらはいずれもトヨタ自動車株式会社との共同開発モデルであり、バッテリーEVならではの走行性能に加え、SUBARUが培ってきた技術を活かしたサスペンション、電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、雪道や悪路など様々な路面環境においても、ドライバーがより意のままに操れる走りを実現しました。
また、急速充電前にバッテリー温度を調整するバッテリープレコンディショニングを採用し、充電性能の向上を図りました。
ラインナップ第2弾となる新型「トレイルシーカー」は、クロスオーバーユーティリティビークルとしての実用性を高い次元で両立し、日常でも非日常でも使いやすく、アクティブなライフスタイルを後押しするモデル。
新型「アンチャーテッド」は、コンパクトなサイズながら、使い勝手や取り回しの良さといった実用性を兼ね備えた、多様なお客様のライフスタイルに応えるSUV。
新型「ゲッタウェイ」は、ラインアップ最大のボディサイズがもたらすゆとりある室内空間を兼ね備えた3列シートのミッドサイズSUV。
95.8kWhバッテリー搭載モデルでは、ラインアップ最大のボディサイズでありながら約300マイル以上の航続距離※8を実現しました。
※8:開発時における試算値(米国仕様)。
実際には、使用環境(天候、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)などによって航続距離が異なります。

(2) 航空宇宙事業 航空宇宙カンパニーは将来にわたる持続的成長に向け、新規事業開拓および生産性向上を中心とした以下の研究開発を推進しています。
ヘリコプター分野では、さらなる安心・安全につながる装備品の開発や原価低減に関する研究を継続し、商品価値の向上に取り組んでいます。
民間機分野では、次世代旅客機への事業対応を見据えて、高レート生産に向けた省人化・自動化技術、軽量化に向けた新材料適用技術の開発に取り組んでいます。
防衛分野では、操縦/整備教育システムや無人機システムの研究開発に取り組んでいます。
その他、サプライチェーンを含めた設計・生産プロセスにおけるDX推進に加え、航空機部品の製造過程で排出される炭素繊維複合材料の再利用や電動化等のGX推進の取り組み、将来モビリティの実現に向けた技術実証を進めています。
当事業に関わる研究開発支出は8億円です。
(3) その他事業 当連結会計年度におけるその他事業の研究開発支出はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度において、当社グループが実施した設備投資の総額は2,102億円であり、その主な内容は自動車部門における生産、研究開発および販売に関する設備投資です。
セグメントごとの設備投資は、以下の通りです。
セグメントの名称当連結会計年度(百万円)設備の内容資金調達方法自動車203,635自動車生産・研究開発・販売設備自己資金および借入金航空宇宙6,073航空機生産設備同上その他537厚生設備ほか同上合計210,245
(注) 1.経常的な設備の更新のための除却または売却を除き、重要な設備の除却または売却はありません。
2.上記のほかに自動車事業において、リース用車両などの事業用資産の取得に係る投資金額として495億円があります。
3.セグメントごとの主な投資内容は、次の通りです。
自動車事業では、当社において、新商品のための生産設備、研究開発設備、品質・職場環境改善を中心に1,216億円の設備投資を実施しました。
また、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)において、新商品のための生産設備、品質・職場環境改善を中心に、636億円の設備投資を実施しました。
航空宇宙事業では、当社において生産基盤強化、職場環境改善を中心に60億円の設備投資を実施しました。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、以下の通りです。
(1) 提出会社2026年3月31日現在事業所名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)(注6)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)[面積千㎡]その他(注2)合計群馬製作所群馬県太田市群馬県邑楽郡大泉町埼玉県北本市自動車 自動車生産設備(注3,4)129,907147,3234,510(1,627)[17] 88,276370,01612,152[4,907] 東京事業所東京都三鷹市自動車 研究開発用設備14,2856,66073(158) 2,34723,3651,864[600] スバル研究実験センター栃木県佐野市北海道中川郡美深町自動車研究開発用設備5,0572,6837,434(4,719) 37015,544180[36] 航空宇宙カンパニー栃木県宇都宮市愛知県半田市航空宇宙航空機生産設備(注3)18,2719,1144,267(663)[1]3,29534,9472,116[734]本社部門他群馬県太田市他自動車自動車部品倉庫他(注3,4)25,92678824,089(828)[1,131]2,06952,872257[22]東京都渋谷区全社的管理業務その他設備2,5221561,316(4)1834,1771,379[112]
(2) 国内子会社2026年3月31日現在会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)(注6)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)[面積千㎡]その他(注2)合計富士機械(株) 群馬県前橋市他自動車自動車部品生産設備(注4)3,1507,572770(106)[9]38911,881522[219](株)東扇島物流センター 神奈川県川崎市自動車物流施設33765,138(53)25,48311 東京スバル(株)他スバル販売特約店22社東京都文京区他自動車販売設備(注3,4)63,11816,908116,377(1,017)[360]997197,4007,611[629]スバル興産(株) 東京都渋谷区その他その他(注3)13,72918719,031(137)8533,032116[9] (3) 在外子会社2026年3月31日現在会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円) 従業員数(人)(注6)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)[面積千㎡]その他(注2)合計スバル オブ インディアナ オートモーティブ インクアメリカインディアナ州自動車自動車生産設備(注4)53,99040,3033,695(3,438) 82,307180,2955,761[557]スバル オブ アメリカ インク アメリカニュージャージー州自動車販売設備(注4)20,8242,0524,857(199)[635]2,50130,2341,402[46]
(注) 1.提出会社および国内子会社の帳簿価額は日本基準に基づく金額を、在外子会社の帳簿価額はIFRSに基づく金額を各々記載しています。
2. 帳簿価額のうち、「その他」は、工具、器具及び備品・建設仮勘定の合計です。
3.貸与中の土地15,774百万円(322千㎡)、建物及び構築物5,919百万円、その他80百万円を含んでいます。
  4.土地および建物の一部を賃借しており、賃借料は8,131百万円です。
賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしています。
  5.上記のほか、建物の賃借資産が主にスバル オブ アメリカ インクに41,316百万円あります。
また、車両運搬具の賃貸資産が主にスバルファイナンス(株)に3,811百万円、スバル オブ アメリカ インクに25,208百万円あります。
  6.従業員数の[ ]は、臨時従業員数を外書きしています。
なお、臨時従業員には、期間従業員・パートタイマーおよび派遣社員を記載しています。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループにおける設備計画は、原則的に連結会社各社が個別に策定していますが、期末時点では個々のプロジェクト毎の設備計画は決定していないため、事業の種類別セグメント毎の数値を開示する方法としています。
 当連結会計年度後1年間の設備投資計画について、事業の種類別セグメントの内訳は次の通りです。
セグメントの名称設備投資計画(百万円)設備の内容資金調達方法 自動車125,000自動車生産・研究開発・販売設備自己資金および借入金航空宇宙10,000航空機生産設備同上その他25,000厚生設備他同上合計160,000
(注) 1.経常的な設備の更新のための除却または売却を除き、現時点では重要な設備の除却または売却の計画はありません。
2.上記の他に、情報インフラ整備等を目的とした無形固定資産に係る投資予定金額として、当社に260億円があります。
研究開発費、研究開発活動800,000,000
設備投資額、設備投資等の概要210,245,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況40
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況16
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況7,643,520
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準および考え方 当社は投資株式について、もっぱら株式の価格の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の投資株式(政策保有株式)として区分しています。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a. 保有方針および保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、政策保有株式として保有する上場株式について当該企業と対話を行い、毎年取締役会において、定量的には保有に伴う便益を「配当利回り」で、資本コストは「WACC」でそれぞれ測定し比較検証しています。
その結果を参考に、定性的に中長期的な経営戦略および事業戦略に資すると判断した場合のみ保有を継続することとしています。
上記の方針に基づき、政策保有株式として保有する上場株式の縮減を着実に行ってきました。
2015年3月末時点で保有していた60銘柄が、縮減の結果、2026年3月末時点では3銘柄となりました。
これら3銘柄は以下c.の理由から現時点で保有は不可欠であると判断していますが、今後も継続的に、少なくとも年に1回は当該企業と対話を行い、毎年取締役会において評価・精査し、保有の要否について判断していきます。
b. 銘柄数および貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式30625非上場株式以外の株式38,150 c. 特定投資株式およびみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果および株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社群馬銀行2,850,4682,850,468当社主力工場の地元の地方銀行として、当社のみならず、地場サプライヤーの日米拠点に対しても、金融業務を通じて支援を受けています。
重要なパートナーとして、金融取引等を対等かつ円滑に推進するために保有を継続します。
有5,8793,510株式会社みずほフィナンシャルグループ 372,097372,097みずほフィナンシャルグループ各社より、金融取引を中心にサポートを受けており、中でもみずほ銀行は、当社の最重要取引銀行として長年にわたり幅広く経営をサポートいただいています。
取引を対等かつ円滑に推進するために保有を継続します。
有2,2651,507ダイナミックマップ プラットフォーム株式会社10,00010,000同社が提供する自動運転用高精度3次元マップを用い、当社は自動運転や高度運転支援の研究や先行開発を行っています。
取引を円滑に推進する観点から、保有を継続します。
無615
(注)1.当社の株式の保有の有無については、銘柄が持株会社の場合はその子会社のうち、当社が主に取引を行っている会社の保有分(実質所有株式数)を勘案し、記載しています。
  2.定量的な保有効果は記載が困難でありますが、「a.保有方針および保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の方法で保有の適否を個別銘柄ごとに検証しています。
みなし保有株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式当社は純投資目的である投資株式の保有はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社30
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社625,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社8,150,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社10,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社6,000,000
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社ダイナミックマップ プラットフォーム株式会社
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社同社が提供する自動運転用高精度3次元マップを用い、当社は自動運転や高度運転支援の研究や先行開発を行っています。
取引を円滑に推進する観点から、保有を継続します。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2026年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
トヨタ自動車株式会社愛知県豊田市トヨタ町1番地153,60021.46
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR106,52414.88
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-1231,7014.43
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人
株式会社みずほ銀行決済営業部) ONE CONGRESS STREET,SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)13,4901.88
JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内2丁目7-3 東京ビルディング10,8571.52
株式会社みずほ銀行東京都千代田区大手町1丁目5番5号10,0781.41JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人
株式会社みずほ銀行決済営業部)25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) 8,2111.15
NSL DTT CLIENT ACCOUNT 1 (常任代理人 野村證券株式会社) 10 MARINA BOULEVARD, 36-01 MARINA BAY FINANCIAL CENTRE TOWER-2 SINGAPORE, 018983(東京都 中央区日本橋1丁目13-1)7,5441.05THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人
株式会社みずほ銀行決済営業部) 240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NY 10286, U.S.A.(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) 7,3401.03
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社東京都千代田区大手町1丁目9番2号7,1561.00
計―356,50449.80
(注) 1.上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次の通りです。日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 105,902千株株式会社日本カストディ銀行(信託口) 31,551千株 2.2021年4月7日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、
株式会社みずほ銀行およびその共同保有者であるアセットマネジメントOne株式会社が2021年3月31日現在で以下の株式を所有している旨が掲載されているものの、
株式会社みずほ銀行を除き、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていませんので、上記大株主の状況には含めていません。変更報告書の内容は以下の通りです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)
株式会社みずほ銀行東京都千代田区大手町一丁目5番5号10,078,9091.31アセットマネジメントOne株式会社東京都千代田区丸の内一丁目8番2号20,305,4802.64
計―30,384,3893.95 3.2025年9月19日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社およびその共同保有者であるアモーヴァ・アセットマネジメント株式会社が2025年9月15日現在で以下の株式を所有している旨が掲載されているものの、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていませんので、上記大株主の状況には含めていません。なお、変更報告書の内容は以下の通りです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社東京都港区芝公園一丁目1番1号18,815,8922.57アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社東京都港区赤坂九丁目7番1号14,624,3001.99
計―33,440,1924.56 4.2024年12月5日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、ブラックロック・ジャパン株式会社およびその共同保有者であるブラックロック・アドバイザーズ・エルエルシー、ブラックロック・フィナンシャル・マネジメント・インク、ブラックロック・インベストメント・マネジメント(オーストラリア)リミテッド、ブラックロック(ネザーランド)、ブラックロック・ファンド・マネジャーズ・リミテッド、ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッド、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ、ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.、ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッドが2024年11月29日現在で以下の株式を所有している旨が掲載されているものの、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていませんので、上記大株主の状況には含めていません。大量保有報告書の内容は以下の通りです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)ブラックロック・ジャパン株式会社東京都千代田区丸の内一丁目8番3号12,868,7001.76ブラックロック・アドバイザーズ・エルエルシー米国 デラウェア州 ウィルミントン リトル・フォールズ・ドライブ 251770,1460.11ブラックロック・フィナンシャル・マネジメント・インク米国 デラウェア州 ウィルミントン リトル・フォールズ・ドライブ 2511,254,8000.17ブラックロック・インベストメント・マネジメント(オーストラリア)リミテッドオーストラリア国 ニュー・サウス・ウェールズ州 シドニー市 チフリー・スクエア 2 チフリー・タワー レベル37785,2000.11ブラックロック(ネザーランド)オランダ王国 アムステルダム HA1096 アムステルプレイン 11,429,7600.20ブラックロック・ファンド・マネジャーズ・リミテッド英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 121,647,7580.22ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッドアイルランド共和国 ダブリン ボールスブリッジ ボールスブリッジパーク2 1階4,208,8470.57ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 40011,693,9881.60ブラックロック・インスティチューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 4008,717,2731.19ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 12780,3210.11
計―44,156,7936.02 5.2022年5月20日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、野村證券株式会社およびその共同保有者であるノムラ インターナショナル ピーエルシー、野村アセットマネジメント株式会社が2022年5月13日現在で以下の株式を所有している旨が掲載されているものの当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていませんので上記大株主の状況には含めていません。変更報告書の内容は以下の通りです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)野村證券株式会社東京都中央区日本橋一丁目13番1号 1,274,4140.17ノムラ インターナショナル ピーエルシー1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom185,1000.02野村アセットマネジメント株式会社東京都江東区豊洲二丁目2番1号32,020,6004.16
計―33,480,1144.35 6.2026年2月18日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、ノルウェー銀行が2026年2月13日現在で以下の株式を所有している旨が掲載されているものの当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていませんので上記大株主の状況には含めていません。変更報告書の内容は以下の通りです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)ノルウェー銀行Bankplassen 2, P.O. Box 1179 Sentrum, N-0107 Oslo, Norway31,026,7914.33
計―31,026,7914.33
株主数-金融機関82
株主数-金融商品取引業者60
株主数-外国法人等-個人284
株主数-外国法人等-個人以外871
株主数-個人その他116,910
株主数-その他の法人1,121
株主数-計119,328
氏名又は名称、大株主の状況三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号による取得区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式1,8095,521,539当期間における取得自己株式302749,545
(注) 当期間における取得自己株式は、単元未満株式の買取りによる取得302株です。
また、2026年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含まれていません。

Shareholders2

自己株式の取得-50,005,000,000

Audit

監査法人1、連結有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年6月22日株式会社SUBARU取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士田 中   賢 二指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士蓮 見   貴 史指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士安 﨑   修 二 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社SUBARUの2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結財務諸表注記について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条により規定された国際会計基準に準拠して、株式会社SUBARU及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 連結財務諸表注記「18.引当金」に記載のとおり、株式会社SUBARUの連結財務諸表の自動車セグメントにおいて、製品保証引当金が流動負債に134,959百万円、非流動負債に166,448百万円計上されており、これらには主務官庁への届出等に係る製品保証引当金が含まれる。
会社は、主務官庁への届出等に係る将来の保証修理費用について、経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、その債務の金額について信頼性をもって見積もることができる場合に製品保証引当金を認識している。
当該将来の保証修理費用は、過去の補修実績等を基礎に、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用を見積もり、これらを乗じて算出される。
予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関しては経営者の重要な判断を伴うことから、製品保証引当金が適切に測定されないリスクがある。
以上から、当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。
これには米国子会社の監査人を関与させ、同監査人への指揮、監督及びその作業の査閲により、十分かつ適切な監査証拠が入手されているかどうかを検証することが含まれる。
(1)内部統制の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の決定や基礎データの網羅性及び正確性に関連する内部統制を含む、当該見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)製品保証引当金の見積りの合理性の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の適切性や基礎データの網羅性及び正確性を検討するため、以下の監査手続を実施した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の適切性を評価するため、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積り方法を関連部署に質問し、議事録や根拠資料を閲覧した。
● 案件ごとの保証修理費用の実績と引当金残高を比較するデータ分析を実施し、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の見直しの要否について検討した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに使用される基礎データについて、根拠資料及び過去の補修実績データとの整合性を検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、国際会計基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社SUBARUの2026年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、株式会社SUBARUが2026年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上  注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 連結財務諸表注記「18.引当金」に記載のとおり、株式会社SUBARUの連結財務諸表の自動車セグメントにおいて、製品保証引当金が流動負債に134,959百万円、非流動負債に166,448百万円計上されており、これらには主務官庁への届出等に係る製品保証引当金が含まれる。
会社は、主務官庁への届出等に係る将来の保証修理費用について、経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、その債務の金額について信頼性をもって見積もることができる場合に製品保証引当金を認識している。
当該将来の保証修理費用は、過去の補修実績等を基礎に、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用を見積もり、これらを乗じて算出される。
予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関しては経営者の重要な判断を伴うことから、製品保証引当金が適切に測定されないリスクがある。
以上から、当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。
これには米国子会社の監査人を関与させ、同監査人への指揮、監督及びその作業の査閲により、十分かつ適切な監査証拠が入手されているかどうかを検証することが含まれる。
(1)内部統制の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の決定や基礎データの網羅性及び正確性に関連する内部統制を含む、当該見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)製品保証引当金の見積りの合理性の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の適切性や基礎データの網羅性及び正確性を検討するため、以下の監査手続を実施した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の適切性を評価するため、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積り方法を関連部署に質問し、議事録や根拠資料を閲覧した。
● 案件ごとの保証修理費用の実績と引当金残高を比較するデータ分析を実施し、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の見直しの要否について検討した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに使用される基礎データについて、根拠資料及び過去の補修実績データとの整合性を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 連結財務諸表注記「18.引当金」に記載のとおり、株式会社SUBARUの連結財務諸表の自動車セグメントにおいて、製品保証引当金が流動負債に134,959百万円、非流動負債に166,448百万円計上されており、これらには主務官庁への届出等に係る製品保証引当金が含まれる。
会社は、主務官庁への届出等に係る将来の保証修理費用について、経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、その債務の金額について信頼性をもって見積もることができる場合に製品保証引当金を認識している。
当該将来の保証修理費用は、過去の補修実績等を基礎に、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用を見積もり、これらを乗じて算出される。
予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関しては経営者の重要な判断を伴うことから、製品保証引当金が適切に測定されないリスクがある。
以上から、当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結連結財務諸表注記「18.引当金」
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。
これには米国子会社の監査人を関与させ、同監査人への指揮、監督及びその作業の査閲により、十分かつ適切な監査証拠が入手されているかどうかを検証することが含まれる。
(1)内部統制の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の決定や基礎データの網羅性及び正確性に関連する内部統制を含む、当該見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)製品保証引当金の見積りの合理性の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の適切性や基礎データの網羅性及び正確性を検討するため、以下の監査手続を実施した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の適切性を評価するため、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積り方法を関連部署に質問し、議事録や根拠資料を閲覧した。
● 案件ごとの保証修理費用の実績と引当金残高を比較するデータ分析を実施し、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の見直しの要否について検討した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに使用される基礎データについて、根拠資料及び過去の補修実績データとの整合性を検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2026年6月22日株式会社SUBARU取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士田 中   賢 二指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士蓮 見   貴 史指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士安 﨑   修 二 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社SUBARUの2025年4月1日から2026年3月31日までの第95期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社SUBARUの2026年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「重要な会計上の見積り」に記載のとおり、株式会社SUBARUの財務諸表において、製品保証引当金が流動負債に123,759百万円、固定負債に145,947百万円計上されており、これらには主務官庁への届出等に係る製品保証引当金が含まれる。
会社は、主務官庁への届出等に係る将来の保証修理費用について、支出が発生する可能性が高く、合理的な見積りができる場合に製品保証引当金を認識している。
当該将来の保証修理費用は、過去の補修実績等を基礎に、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用を見積もり、これらを乗じて算出される。
予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関しては経営者の重要な判断を伴うことから、製品保証引当金が適切に測定されないリスクがある。
以上から、当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の決定や基礎データの網羅性及び正確性に関連する内部統制を含む、当該見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)製品保証引当金の見積りの合理性の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の適切性や基礎データの網羅性及び正確性を検討するため、以下の監査手続を実施した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の適切性を評価するため、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積り方法を関連部署に質問し、議事録や根拠資料を閲覧した。
● 案件ごとの保証修理費用の実績と引当金残高を比較するデータ分析を実施し、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の見直しの要否について検討した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに使用される基礎データについて、根拠資料及び過去の補修実績データとの整合性を検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上  注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
 
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「重要な会計上の見積り」に記載のとおり、株式会社SUBARUの財務諸表において、製品保証引当金が流動負債に123,759百万円、固定負債に145,947百万円計上されており、これらには主務官庁への届出等に係る製品保証引当金が含まれる。
会社は、主務官庁への届出等に係る将来の保証修理費用について、支出が発生する可能性が高く、合理的な見積りができる場合に製品保証引当金を認識している。
当該将来の保証修理費用は、過去の補修実績等を基礎に、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用を見積もり、これらを乗じて算出される。
予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関しては経営者の重要な判断を伴うことから、製品保証引当金が適切に測定されないリスクがある。
以上から、当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の決定や基礎データの網羅性及び正確性に関連する内部統制を含む、当該見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)製品保証引当金の見積りの合理性の評価 主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りに使用された仮定の適切性や基礎データの網羅性及び正確性を検討するため、以下の監査手続を実施した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の適切性を評価するため、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積り方法を関連部署に質問し、議事録や根拠資料を閲覧した。
● 案件ごとの保証修理費用の実績と引当金残高を比較するデータ分析を実施し、予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに関する仮定の見直しの要否について検討した。
● 予測発生台数及び1台当たりの将来の保証修理費用の見積りに使用される基礎データについて、根拠資料及び過去の補修実績データとの整合性を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別主務官庁への届出等に係る製品保証引当金の見積りの合理性
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

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