財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-22
英訳名、表紙IHI Corporation
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  井 手  博
本店の所在の場所、表紙東京都江東区豊洲三丁目1番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(6204)7065
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIIFRS
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年 月沿 革1889年1月当社は、1853年ペルリ渡来を動機として隅田河口の石川島に幕命により創設せられ、1876年、平野富二の個人経営となり石川島平野造船所と称し民営の第一歩を踏みだしていたが1889年会社組織に改め、有限責任石川島造船所を設立した。
1893年9月商法実施に伴い、株式会社東京石川島造船所と改称した。
1939年2月造船部門を拡張するため、東京第一工場(現 江東区豊洲)を新設し、造船関係及び製缶関係の操業を開始した。
1945年6月商号を石川島重工業株式会社と改称した。
1949年5月東京及び名古屋証券取引所に上場した。
以後1958年3月までに、大阪(2013年7月東京証券取引所と現物市場を統合)、京都(2001年3月大阪証券取引所に吸収合併)、福岡、新潟(2000年3月東京証券取引所に吸収合併)、札幌及び広島証券取引所(2000年3月東京証券取引所に吸収合併)に上場した。
1957年3月航空機用ジェットエンジンを製作するため田無工場を新設した。
1960年12月株式会社播磨造船所を合併し、商号を石川島播磨重工業株式会社と改称した。
1962年11月石川島芝浦精機株式会社及び芝浦ミシン株式会社を合併した。
1963年4月当社とシンガポール経済開発局は、船舶の建造・修理を目的とするジュロン造船所を設立した。
1964年2月重機械工場として横浜第二工場を新設した。
1964年5月名古屋造船株式会社及び名古屋重工業株式会社を合併した。
1967年10月芝浦共同工業株式会社を合併した。
1968年3月株式会社呉造船所を合併した。
1969年4月重器工場として横浜第一工場を新設した。
1970年10月航空機用ジェットエンジン工場として瑞穂工場を新設した。
1998年11月航空機用ジェットエンジン工場として相馬工場を新設した。
2000年7月日産自動車株式会社より宇宙航空事業を譲り受け、株式会社アイ・エイチ・アイ・エアロスペース(現 株式会社IHIエアロスペース)として営業を開始した。
2002年10月船舶・海洋事業を分社化し、株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(現 ジャパン マリンユナイテッド株式会社)として営業を開始した。
2003年2月株式会社新潟鐵工所から原動機事業を承継し、新潟原動機株式会社(現 株式会社IHI原動機)(原動機事業)として営業を開始した。
2006年2月江東区豊洲三丁目に新本社ビルとなる豊洲IHIビルが竣工し、本店移転の登記を行なった。
2006年10月 2007年7月石川島汎用機サービス株式会社(現 株式会社IHI回転機械エンジニアリング)を株式交換により完全子会社とした。
商号を石川島播磨重工業株式会社から株式会社IHIに変更した。
2008年3月 2009年8月2009年10月2009年11月 工業炉事業の拡大・発展のため、オランダのHauzer Techno Coating B.V.(現 IHI Hauzer Techno Coating B.V.)の株式を取得し子会社とした。
栗本橋梁エンジニアリング株式会社の株式を取得し完全子会社とした。
松尾橋梁株式会社の株式を取得し完全子会社とした。
当社の橋梁・水門その他鋼構造物事業を松尾橋梁株式会社に承継させ、かつ栗本橋梁エンジニアリング株式会社を同社に吸収合併させた。
同時に、松尾橋梁株式会社の商号を株式会社IHIインフラシステムに変更した。
2010年1月株式会社IHIインフラシステムが株式会社栗本鐵工所より水門等事業を譲り受けた。
2010年1月 シールド掘進機その他のトンネル建設機械事業について、ジャパントンネルシステムズ株式会社(2009年11月にJFEエンジニアリング株式会社と共同して子会社として設立)に吸収分割により承継させた。
2012年1月 2012年8月株式会社扶桑エンジニアリング(現 株式会社IHI扶桑エンジニアリング)の株式を取得し完全子会社とした。
IHI運搬機械株式会社を完全子会社とした。
(2012年3月に株式公開買付け実施) 年 月沿 革2012年12月金属や非金属などの材料の耐摩耗性コーティング事業を行なう、スイスのIonbondグループの全株式を取得し、Indigo TopCo Limited及びその子会社を当社の傘下とした。
2013年1月造船事業における競争力及び収益力の強化を図るため、当社の特定子会社であった株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドは、ユニバーサル造船株式会社と合併による経営統合を行ない、ジャパン マリンユナイテッド株式会社が発足した。
2013年8月航空エンジン事業の拡大を図るため、IHI Aero Engines US Co.,Ltd.を設立し、GE Passport, LLCへ出資した。
2014年6月褐炭焚きボイラ市場への早期参入を目的として、ドイツのSteinmüller Engineering GmbHを買収し完全子会社とした。
2015年12月総合熱処理受託サービスを行なう、ドイツのVTN Beteiligungsgesellschaft GmbH(現 IHI VTN GmbH)を買収し完全子会社とした。
2016年10月トンネル用シールド掘進機事業における競争力及び収益力の強化を図るため、三菱重工メカトロシステムズ株式会社と事業統合を行ない、JIMテクノロジー株式会社として営業を開始した。
2016年11月IHI建機株式会社の全株式について、株式会社加藤製作所に譲渡した。
2017年10月株式会社IHIシバウラは、株式会社IHIスターを吸収合併し、商号を株式会社IHIアグリテックに変更した。
2017年10月 2018年12月2019年4月 当社の回転機械事業を会社分割により、株式会社IHI回転機械に承継させ、同社は商号を株式会社IHI回転機械エンジニアリングに変更した。
株式会社IHIアグリテックの小型原動機事業を、米国のキャタピラー社へ事業譲渡した。
当社のプラント事業を会社分割により、IHIプラント建設株式会社に承継させ、同社に株式会社IHIプラントエンジニアリングを吸収合併させた。
同時に、IHIプラント建設株式会社の商号を株式会社IHIプラントに変更した。
2019年7月 2021年6月2021年11月 2022年11月2023年4月 当社の原動機事業を会社分割により、新潟原動機株式会社に承継させ、同社に株式会社ディーゼルユナイテッドを吸収合併させた。
同時に、新潟原動機株式会社の商号を株式会社IHI原動機に変更した。
航空機用ジェットエンジンの整備工場として鶴ヶ島工場の稼働を開始した。
事業活動を通じて、社会課題の解決を果たし持続可能な社会を実現することを目的とした「IHIグループのESG経営」を発表した。
名古屋、福岡及び札幌証券取引所における株式の上場を廃止した。
株式会社IHI原動機の大型エンジン及びその付随製品等に関する事業を、株式会社三井E&Sへ事業譲渡した。
2025年4月2025年6月 2025年7月2025年10月2025年11月 2025年12月2026年2月2026年2月2026年4月2026年4月2026年4月 株式会社IHI汎用ボイラの全株式について、株式会社タクマに譲渡した。
株式会社IHIアグリテックの芝草・芝生管理機器に関する事業を、株式会社共栄社へ事業譲渡した。
IHI運搬機械株式会社の運搬機械事業を、株式会社タダノへ事業譲渡した。
株式会社IHI建材工業の全株式について、株式会社ベルテクスコーポレーションに譲渡した。
株式会社IHIインフラシステムが傘下の株式会社IHIインフラ建設のすべての事業を承継し、統合した。
新潟トランシス株式会社の全株式について、株式会社ジェイ・ケイ・エフに譲渡した。
明星電気株式会社の全株式について、能美防災株式会社に譲渡した。
寿鉄工株式会社の全株式について、常石鉄工株式会社に譲渡した。
IHI運搬機械株式会社の商号を株式会社IHIパーキングスクエアに変更した。
株式会社IHIインフラシステムの商号を株式会社IHIインフラスクエアに変更した。
取り組むべき社会課題と事業戦略を明確化し、2040年に向けた大きな飛躍と持続的な成長を実現するため、「中長期の方向性」を策定した。
2026年6月IHI Power Generation Corporationの子会社であるIHI Power Services Corp.の全株式について、株式会社キューデン・インターナショナルに譲渡した。
事業の内容 3【事業の内容】
 当社及び当社の関係会社(連結子会社127社、持分法適用関連会社18社(※)(2026年3月31日現在))においては、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械及び航空・宇宙・防衛の4つの事業を主として行なっており、その製品は多岐にわたっています。
各事業の主な事業内容及びグループ各社の位置付け等は次のとおりです。
 なお、次の4事業は第5「経理の状況」1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記「6.セグメント情報」に記載の報告セグメントの区分と同一です。
(※)前連結会計年度まで持分法適用関連会社の社数に含めていたジャパン マリンユナイテッド㈱を親会社とする㈱JMUアムテック等3社並びに海祥海運㈱を親会社とするKAISHO MARINE S.A.等6社については、当連結会計年度から、親会社のみを社数として含めることとしました。
このため、持分法適用関連会社の社数は、前連結会計年度末の27社から9社減少し18社となっています。
(資源・エネルギー・環境) 当事業においては、原動機(陸用原動機プラント、舶用原動機)、カーボンソリューション(ボイラ、貯蔵設備)、原子力(原子力機器)等の製造、販売、サービスの提供等を行なっています。
[主な関係会社]㈱IHIプラント、㈱IHI原動機、ニコ精密機器㈱、青森プラント㈱、JURONG ENGINEERING LIMITED及びその子会社19社、PT IHI POWER SERVICE INDONESIA、NIIGATA POWER SYSTEMS(SINGAPORE)PTE. LTD.、IHI POWER SYSTEM MALAYSIA SDN.BHD.、Steinmüller Engineering GmbH及びその子会社1社、IHI Power Generation Corporation及びその子会社3社、IHI Terrasun Solutions Inc.、IHI Energy Solutions Inc.(注①)(注②)(注③)(注④) (社会基盤) 当事業においては、橋梁・水門、交通システム(注⑤)、シールドシステム、コンクリート建材(注⑥)等の製造、販売、サービスの提供等を行なっています。
[主な関係会社]㈱IHIインフラシステム(2026年4月1日付で㈱IHIインフラスクエアに商号変更。
注⑦)、ジャパントンネルシステムズ㈱、㈱三越、JIMテクノロジー㈱、㈱IHIセグメント(注⑧)、IHI INFRASTRUCTURE ASIA CO.,LTD.、IHI California Inc.、I&H Engineering Co.,Ltd.、Terratec Limited及びその子会社4社(注⑨) (産業システム・汎用機械) 当事業においては、車両過給機、パーキング、回転機械(圧縮機、分離装置、舶用過給機)、熱・表面処理、運搬機械(注⑩)(注⑪)(注⑫)、物流・産業システム(物流システム、産業機械)等の製造、販売、サービスの提供等を行なっています。
[主な関係会社]IHI運搬機械㈱(2026年4月1日付で㈱IHIパーキングスクエアに商号変更。
)、㈱IHI扶桑エンジニアリング、㈱IHI機械システム、㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー、㈱IHI物流産業システム、セントラルコンベヤー㈱、㈱IHI回転機械エンジニアリング、㈱IHIターボ、㈱IHIアグリテック、㈱IHIターボサービス、㈱IHI回転機械製造、IHI Hauzer Techno Coating B.V.及びその子会社4社(注⑬)、IHI Press Technology America,Inc.、Indigo TopCo Limited及びその子会社22社、IHI Charging Systems International GmbH i.L.、IHI Charging Systems International S.p.A、IHI寿力圧縮技術(蘇州)有限公司、長春富奥石川島過給機有限公司及びその子会社1社、IHI Turbo America Co.、IHI TURBO(THAILAND)CO.,LTD.、IHI VTN GmbH及びその子会社3社、江蘇石川島豊東真空技術有限公司、IHI DALGAKIRAN MAKINA SANAYI VE TICARET A.S.、石川島寿力回転科技製造(蘇州)有限公司(注⑭)(注⑮)(注⑯) (航空・宇宙・防衛) 当事業においては、航空エンジン、ロケットシステム・宇宙利用、防衛機器システム等の製造、販売、サービスの提供等を行なっています。
[主な関係会社]㈱IHIエアロスペース、㈱IHIエアロスペース・エンジニアリング、㈱IHIエアロマニュファクチャリング、㈱IHIキャスティングス、㈱IHIジェットサービス、㈱IHIマスターメタル、㈱アイ・エヌ・シー・エンジニアリング、IHI‐ICR,LLC.、IHI Aero Engines US Co.,Ltd.(注⑰) (その他) 当事業においては、通信、電子、電気計測、情報処理などの機器・装置等の製造、販売、サービスの提供等並びにサービス業を行なっています。
[主な関係会社]㈱IHIエスキューブ、㈱IHIトレーディング、㈱IHIビジネスサポート、㈱IHI検査計測、高嶋技研㈱、豊洲エネルギーサービス㈱、そうまIグリッド(同)、IHI do Brasil Representações Ltda.、IHI ENGINEERING AUSTRALIA PTY.LTD.、IHI Europe Ltd.、石川島(上海)管理有限公司、IHI ASIA PACIFIC PTE.LTD.、IHI Americas Inc.、IHI(CANADA)LTD.、IHI Power System(Thailand)Co.,Ltd.(注③)、IHI ASIA PACIFIC(Thailand)CO.,LTD.(注⑯)(注⑱) (注)①. 寿鉄工㈱(資源・エネルギー・環境)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ②. IHI E&C International Corporation(資源・エネルギー・環境)及びその子会社1社は、清算結了により消滅しました。
    ③. IHI Power System(Thailand)Co.,Ltd.(資源・エネルギー・環境)は、グループ内の位置付けを(その他)に変更しました。
    ④. IHI SOLID BIOMASS MALAYSIA SDN.BHD.(資源・エネルギー・環境)は既に清算手続きを進めており、重要性が乏しくなったため、連結の範囲から除外しました。
    ⑤. 交通システム事業の主要な関係会社であった新潟トランシス㈱(社会基盤)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑥. コンクリート建材事業の主要な関係会社であった㈱IHI建材工業(社会基盤)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑦. ㈱IHIインフラ建設(社会基盤)は㈱IHIインフラシステム(社会基盤)に吸収合併されて消滅しました。
    ⑧. 新規設立に伴い、新たに連結の範囲に含めています。
    ⑨. Terratec Limited(社会基盤)の子会社のうち、1社を新規設立に伴い新たに連結の範囲に含め、1社は清算結了により消滅しました。
    ⑩. 西日本設計㈱(産業システム・汎用機械)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑪. ㈱IUKクレーン(産業システム・汎用機械)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑫. 台灣石川島運搬機械股份有限公司(産業システム・汎用機械)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑬. IHI Hauzer Techno Coating B.V.(産業システム・汎用機械)の子会社のうち、1社は清算結了により消滅しました。
    ⑭. ㈱IAT朝日(産業システム・汎用機械)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑮. ㈱IHI汎用ボイラ(産業システム・汎用機械)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑯. IHI ASIA PACIFIC(Thailand)CO.,LTD.(産業システム・汎用機械)は、グループ内の位置付けを(その他)に変更しました。
    ⑰. 明星電気㈱(航空・宇宙・防衛)は、株式を譲渡したことに伴い当社の関係会社ではなくなりました。
    ⑱. IHI INC.(その他)は、清算結了により消滅しました。
[主な関係会社及び事業系統]各事業における当社及び主な関係会社の位置付けは、次のとおりです。
※セグメントを構成する連結子会社を、上表に記載しています。
なお、各連結子会社のセグメントにおいて果たす機能について、製造・販売・エンジニアリング・据付・サービスの5つに分類して表示しています。
※複数の機能を果たす子会社の場合、その機能を並べて表示できない会社については、会社名の右横に≪製≫ ≪販≫≪エ≫≪据≫≪サ≫として表示しています。
※上表の連結子会社は、2026年3月31日現在のものです。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名 称住 所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有[又は被所有]割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱IHIエアロスペース群馬県 富岡市5,000航空・宇宙・防衛100.0宇宙機器、飛しょう体の製造、販売、修理を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHI原動機東京都 千代田区3,000資源・エネルギー・環境100.0内燃機関、ガスタービン機関、舶用機器の製造及び販売を行なっている。
役員の兼任等・・・有IHI運搬機械㈱(注4)東京都 中央区2,647(注5)産業システム・汎用機械100.0駐車装置、物流・流通プラントの設計、製造、販売、据付、保守、修理を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHIアグリテック北海道 千歳市1,111産業システム・汎用機械100.0農業用機械、素形材、電子制御装置の開発、製造、販売を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHI回転機械エンジニアリング東京都 江東区1,033産業システム・汎用機械100.0圧縮機・分離機、舶用過給機等の設計、製造、販売、据付、保守、修理を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHIインフラシステム(注6)堺市 堺区1,000社会基盤100.0橋梁・水門等の設計、製造、販売、保守、修理を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHIターボ東京都 江東区1,000産業システム・汎用機械100.0車両過給機の製造を行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHI物流産業システム東京都 江東区1,000産業システム・汎用機械100.0物流機器、FA機器、産業機械並びに殺菌・脱臭機器に関する販売、設計、製作、調達、建設、据付工事、改造修理並びに機器、部品の整備、メンテナンスサービスを行なっている。
役員の兼任等・・・有㈱IHIプラント東京都 江東区500資源・エネルギー・環境100.0ボイラ設備、原子力設備、環境・貯蔵プラント設備、産業用機械設備、太陽光・再エネ設備等の設計、据付、修理を行なっている。
役員の兼任等・・・有IHI Power GenerationCorporation米国ニューヨーク州千US$38,250資源・エネルギー・環境100.0(100.0)バイオマス発電事業等への投資を行なっている。
間接所有分はIHI Americas Inc.が所有している。
役員の兼任等・・・有石川島寿力回転科技製造(蘇州)有限公司中国 江蘇省千人民元210,073産業システム・汎用機械51.0(51.0)圧縮機の製造、販売、サービスを行なっている。
間接所有分は㈱IHI回転機械エンジニアリングが所有している。
役員の兼任等・・・有JURONG ENGINEERING LIMITEDシンガポール千S$51,788資源・エネルギー・環境95.6(15.0)各種プラント・機器の据付、建築土木、プラントのエンジニアリング、コンサルティングを行なっている。
間接所有分は㈱IHIプラントが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI INFRASTRUCTUREASIA CO.,LTD.ベトナムハイフォン市百万VND542,638社会基盤100.0鋼構造物及びコンクリート構造物のエンジニアリング、製作、架設、メンテナンス並びに建設・産業機械の製造、据付を行なっている。
役員の兼任等・・・有長春富奥石川島過給機有限公司中国 吉林省千人民元158,300産業システム・汎用機械57.2(7.8)車両過給機の製造、販売を行なっている。
間接所有分は㈱IHIターボが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI Charging Systems International GmbH i.L.ドイツイヒタースハウゼン千EUR15,300産業システム・汎用機械100.0車両過給機の販売を行なっている。
役員の兼任等・・・無IHI ASIA PACIFIC PTE.LTD.シンガポール千S$22,459その他100.0受注斡旋、事業支援、購買代行を行なっている(地域統括会社)。
役員の兼任等・・・有I&H Engineering Co.,Ltd.ミャンマーヤンゴン千US$12,238社会基盤60.0(60.0)コンクリート製品の設計、エンジニアリング、製造、建設サービスを行なっている。
間接所有分はIHI ASIA PACIFIC PTE.LTD.が所有している。
役員の兼任等・・・有IHI Turbo America Co.米国 イリノイ州千US$7,700産業システム・汎用機械100.0(100.0)車両過給機の製造、販売を行なっている。
間接所有分はIHI Americas Inc.が所有している。
役員の兼任等・・・有IHI DALGAKIRAN MAKINA SANAYI VE TICARET A.S.トルココジャエリ県千TRY33,155産業システム・汎用機械51.0(51.0)汎用ターボ圧縮機の開発・設計・製造・販売・サービスを行なっている。
間接所有分は㈱IHI回転機械エンジニアリングが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI TURBO(THAILAND)CO.,LTD.タイチョンブリー県千THB260,000産業システム・汎用機械100.0(10.0)車両過給機の製造、販売を行なっている。
間接所有分は㈱IHIターボが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI寿力圧縮技術(蘇州)有限公司中国 江蘇省千人民元55,465産業システム・汎用機械51.0(51.0)汎用ターボ圧縮機の製造、販売、サービスを行なっている。
間接所有分は㈱IHI回転機械エンジニアリングが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI Europe Ltd.英国 ロンドン市千STG2,500その他100.0各種プラント、機器、船舶、航空エンジンの販売、仲介を行なっている。
役員の兼任等・・・有江蘇石川島豊東真空技術有限公司中国 江蘇省千人民元30,000産業システム・汎用機械50.0(50.0)(注7)真空熱処理炉の設計、製造、販売、アフターサービスを行なっている。
間接所有分は㈱IHI機械システムが所有している。
役員の兼任等・・・有IHI Americas Inc.米国ニューヨーク州千US$2,000その他100.0統括域内のコンプライアンス、リスクマネジメント、コンサルティングサービス、シェアードサービスの提供を行なっている(地域統括会社)。
役員の兼任等・・・有石川島(上海)管理有限公司中国 上海市千人民元13,604その他100.0各種産業機器の販売、受注斡旋、購買業務、メンテナンス、エンジニアリング等の技術支援、シェアードサービスの提供を行なっている(地域統括会社)。
役員の兼任等・・・有IHI Aero Engines USCo.,Ltd.米国ニューヨーク州千US$0航空・宇宙・防衛100.0民間航空エンジンプログラムへの出資を行なっている。
役員の兼任等・・・有その他 101社 合 計 127社 (持分法適用会社) ジャパン マリンユナイテッド㈱横浜市 西区57,500その他20.0(注8)船舶、艦艇、海洋・浮体構造物等の設計、製造、販売を行なっている。
役員の兼任等・・・有GE Passport,LLC米国オハイオ州千US$586,762(注9)航空・宇宙・防衛30.0(30.0)GE Passport20エンジンの製造、販売、整備、部品供給等のサービス提供を行なっている。
間接所有分はIHI Aero Engines US Co.,Ltd.が所有している。
役員の兼任等…有IHI Investment forAero Engine Leasing LLC米国ニューヨーク州千US$194,415航空・宇宙・防衛45.0PW1100G‐JMエンジンのリース専業会社に対する出資を行なっている。
役員の兼任等・・・有その他 15社 合 計 18社 (注)1. 主要な事業の内容欄には、報告セグメントの名称を記載しています。
   2. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数表示しています。
   3. 資本金は単位未満を切捨て表示、議決権の所有割合は四捨五入して表示しています。
   4. 2026年4月1日付で、商号を㈱IHIパーキングスクエアに変更しています。
   5. 2026年4月1日付で、資本金を変更しています。
   6. 2026年4月1日付で、商号を㈱IHIインフラスクエアに変更しています。
   7. 議決権に対する所有割合は50%以下ですが、実質的に支配しているため連結子会社としています。
   8. 株式譲渡により、議決権の所有割合を変更しました。
   9. 資本金を変更しました。
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
① 連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)資源・エネルギー・環境5,733社会基盤1,741産業システム・汎用機械8,102航空・宇宙・防衛7,812報告セグメント 計23,388その他1,607全社(共通)1,229合計26,224(注) 従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。
)であり、臨時従業員数については、従業員数の100分の10未満であるため記載していません。
② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)8,19942.415.210,005,04123.0 セグメントの名称従業員数(人)資源・エネルギー・環境1,611社会基盤51産業システム・汎用機械409航空・宇宙・防衛4,899報告セグメント 計6,970その他-全社(共通)1,229合計8,199(注)1. 従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。
)であり、臨時従業員数については、従業員数の100分の10未満であるため記載していません。
2. 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
③ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異 会社名管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合(%)従業員の男女の賃金の額の差異(%)男性従業員の育児休業等及び育児を目的とした休暇の取得率(%)全従業員従業員臨時従業員提出会社6.168.479.928.4333.2IHI運搬機械㈱1.978.179.950.5366.7㈱IHI原動機1.173.776.319.0600.0㈱IHIビジネスサポート6.768.784.357.1600.0㈱IHI回転機械エンジニアリング4.668.873.044.7450.0㈱IHIエアロスペース(※)----365.6㈱IHIジェットサービス1.057.365.260.5433.3㈱IHIインフラシステム-65.867.158.566.7㈱IHIエスキューブ6.078.180.7129.1360.0㈱IHIターボ1.768.475.077.7514.3㈱IHIプラント1.160.460.3-866.7㈱IHI物流産業システム1.580.182.449.3433.3㈱IHIキャスティングス2.674.181.346.5100.0㈱IHI検査計測6.277.174.979.9100.0(※):  常時雇用者は300名を超えないものの、出向者を含めた従業員数が300名を超えるため、「男性従業員の育児休業等及び育児を目的とした休暇の取得率」のみ表示しています。
(注)1. 計算方法については下記のとおりです。
従業員の男女の賃金の額の差異:(女性従業員に対する当事業年度の支給給与総額/当事業年度の女性従業員延べ人数)÷(男性従業員に対する当事業年度の支給給与総額/当事業年度の男性従業員延べ人数)男性従業員の育児休業等及び育児を目的とした休暇の取得率:(当事業年度に育児休業等を取得した男性従業員の人数)÷(当事業年度に配偶者が出産した男性従業員の人数)2. 臨時従業員には、パート・アルバイト及び定年退職後の再雇用者等、有期雇用契約の従業員が含まれます。
3. 管理的地位にある労働者に占める女性従業員の割合については、出向者を出向元の従業員として集計しています。
4. 男性従業員の育児休業等及び育児を目的とした休暇の取得率については、出向者は出向先の従業員として集計しています。
5. 従業員の男女の賃金の額の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しており、出向者は出向元の従業員として集計しています。
④ 労働組合の状況当社の労働組合は、IHI労働組合と称し、連結子会社でそれぞれ組織された7つの労働組合と共にIHI労働組合連合会を組織し、国内8地区にそれぞれ支部を有しています。
また、上部団体である日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)を通じて、日本労働組合総連合会(連合)に加盟しています。
IHI労働組合連合会の組合員数は、2026年3月31日現在、10,090名(IHI労働組合7,392名(他社への出向者を含む)、連結子会社の労働組合(7組合)2,698名)です。
当社と労働組合とは、相互理解に根ざす信頼関係に基づき労働協約を締結しているほか、安全衛生委員会、経営協議会、生産協議会を開催し、相互に隔意のない率直な意見交換により、職場の環境を整備する等労使関係は安定しています。
連結子会社では国内35社で8組合(上記IHI労働組合連合会を組織する7組合を除く、組合員数3,915名)、連結子会社以外では10組合(組合員数1,013名)が組織され、上部団体は基幹労連です。
また、IHI労働組合連合会と当社連結子会社等においてそれぞれ組織された26組合によりIHIグループ労働組合連合会(組合員数15,018名)が組織されています。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)会社の経営の基本方針当社グループは、社会とともに発展するよき企業市民であることを第一義とし「技術をもって社会の発展に貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」との経営理念のもと、2040年に向けて策定した「中長期の方向性」で掲げた「世界中の人々の安心・安全、豊かな暮らしを根幹から支える」の実現に向けて、日本の産業力・国力を再び世界トップレベルに高めるための一翼を担い、世界各国の経済・国家・エネルギーの安全保障に貢献することを目指していきます。
(2)会社の経営戦略及び経営指標<中長期の方向性>当社グループは、2023年度を初年度とする3か年の中期経営計画「グループ経営方針2023」に基づく取り組みを進め、構造改革に一定の目途をつけることができました。
2026年度からは、2040年に向けて策定した「中長期の方向性」の実現に向けて、飛躍的な成長ステージへと移行してまいります。
  事業ドメインは、当社グループが技術・事業の両面で強みを発揮できる分野として、エアロスペース、エネルギー、インフラの3つに注力します。
特にエアロスペースとクリーンエネルギー分野は当社グループ全体の成長を実現するため、大胆なリソースシフト・資源配分を継続します。
従来エネルギー分野と産業インフラ・社会インフラ分野は、ライフサイクルビジネスを中心とする安定的な収益基盤として拡大させていきます。
これらの取り組みにより、安定的にキャッシュを創出し、長期視点での持続的な成長を実現していきます。
・価値創造プロセスによる持続的な成長の実現当社グループが長期にわたって培ってきた事業モデルである、圧倒的に強い技術をつくり、参入障壁の高い市場を創出するというサイクルを回しながら、グローバル化・軍民両用(デュアルユース)化などにより事業を拡大・拡張していきます。
・ライフサイクルビジネスの拡大による安定的な収益基盤の確保ライフサイクルを通じた価値提供や新たなバリューチェーンの創造に取り組むことで、「自動化・省人化」「CO₂削減」「その他、新たなお客さま価値」などの観点から提供する価値を創出し、成長を加速していきます。
<中長期に向けたロードマップ>   ※1:2025年度実績 ※2:2026~2028年度における営業利益率の目安レンジ ※3:投資CFとは一致しない(研究開発費を含み、資産売却は含まないため) 2026年度から2028年度までの3か年を先行投資及び財務基盤強化に注力する期間(フェーズ1)と位置付け、2029年度以降のフェーズ2では、営業利益・営業キャッシュ・フローの拡大を実現します。
2032年度以降のフェーズ3では、先行投資を回収するとともにフリーキャッシュ・フローの大幅な拡大を実現し、これまでの延長線上にはない飛躍的な成長を実現していきます。
 ① 成長事業:民間エンジン・防衛・原子力民間向け航空エンジン分野においては、世界の航空機需要の拡大が見込まれる中、当社グループは、民間向け航空エンジンにおける小型~大型・超大型クラスに至るベストセラーエンジンの開発・量産事業に参画しています。
今後の需要増加が期待されるアフターマーケットでの事業拡大を目指し、整備事業では、自動化やDXの高度化等による生産性向上を図ることで、高品質なサービスを迅速に提供する体制の構築を進めています。
民間向け航空エンジンの整備拠点の一つである鶴ヶ島工場においては、高品質なサービスを迅速に提供する取り組みを進めるとともに、修理棟を新たに建設し、付加価値の高い部品修理需要の取り込みを拡大していきます。
また、成長が見込まれる防衛関連事業の拡大に向け、生産能力の強化や必要な技術開発を一層加速します。
さらに、原子力分野においては、再稼働・再処理に係る国内のライフサイクルビジネス需要を確実に取り込むことで安定的にキャッシュを創出するとともに、グローバルでの新設需要の拡大を追い風に、海外新設案件の獲得によるトップライン成長の実現に向けて、生産能力の増強を進めていきます。
 ② 育成事業:アンモニア・宇宙アンモニア分野においては、当社グループの技術力を活かし、燃料の製造から貯蔵・輸送及び利活用に至るまでのバリューチェーン構築を推進することで、カーボンフリー社会の実現に貢献していきます。
当社相生工場内に新設したアンモニアガスタービン向け大型燃焼試験設備による燃焼器開発など、今後もアンモニアガスタービンの実用化に向けて取り組みを進めていきます。
宇宙分野においては、安全保障や公共及び商業利用を目的とする衛星データ提供に向けた衛星コンステレーション構築の取り組みなど宇宙関連事業の拡大を図っていきます。
 ③ 安定収益事業:資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械の各分野市場成長が見込まれ、かつ当社の強みを発揮できる事業については、既存アセットや既設ストックを最大限活用したライフサイクルビジネスに注力することで、効率的かつ安定的なキャッシュ創出を図っていきます。
一方で、収益性・効率性の低い事業については、引き続き事業ポートフォリオ改革を進めることにより、継続的な成長を実現していきます。
フェーズ1では、安定配当を基本方針として、1株当たり配当を持続的に成長させます。
営業キャッシュ・フローが伸長するフェーズ2以降は、株主還元の更なる拡大を目指します。
(3)会社の対処すべき課題・成長機会の獲得に向けた先行投資当社グループのさらなる成長に向け、成長を牽引する民間エンジン・防衛・原子力といった成長事業を主な対象として、キャパシティ拡充に向けた投資を実行していきます。
また、将来の事業の柱として期待されるクリーンエネルギー分野の育成事業や、市場成長が見込まれ資本効率の高い事業への戦略的な経営資源のシフトを実行していきます。
・財務基盤の強化財務健全性は改善傾向にありますが、成長・育成事業への投資原資を確保するために営業キャッシュ・フローの強化に取り組むと同時に、事業ポートフォリオ改革や資産売却等を通じて自己資本の増加を図り、財務基盤を強化していきます。
・ステークホルダーからの期待に応え、信頼を得るための不断のリスクマネジメント及びガバナンスの強化本年6月2日公表のとおり、当社の連結子会社である株式会社IHIエアロスペース(以下、「IHIエアロスペース」という。
)が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」という。
)から、JAXAとの機材装置の保全業務に関する契約等において、事実と異なる報告に基づく費用請求が確認されたことを理由として、5か月間の競争参加資格停止処分を受けました。
これまでに、IHIエアロスペースが、JAXAから受注した前述の業務の一部において、作業未了にも関わらず完了したとする報告を行ない、当該報告に基づいて費用を請求していたことが判明しています。
当社は、このような不適切行為があったことを厳粛に受け止めており、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申しあげます。
当社は、当事業年度においても再発防止策の実行やコンプライアンスの徹底に取り組んできましたが、取り組みを進める中でこうした新たな事象が確認される等、まだまだ不十分な点があることを痛切に認識しており、改善に向けての取り組みは依然として道半ばにあるものと考えています。
当社グループが持続的な成長を遂げるためには、ステークホルダーの皆さまからの期待に応え、信頼を得ることが大前提となります。
関係するすべてのステークホルダーの皆さまからの信頼を早期に回復するべく、同様の事案を二度と起こさぬよう、コンプライアンス意識の再徹底、組織風土の改革、及び不正を起こさせない仕組みづくりに、グループ一丸となって取り組んでいきます。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、「技術をもって社会の発展に貢献する」「人材こそが最大かつ唯一の財産である」を経営理念に掲げ、1853年の創業以来、時代時代における社会課題の解決に貢献してきました。
2021年11月には、「IHIグループのESG経営」として、持続可能な社会の実現と企業として持続的に成長することを目指し、従前以上に自然環境や社会に配慮しながら、変わりゆく社会課題の解決に事業機会を見出すことを表明しました。
2026年5月には、新たに「中長期の方向性」を発表し、2040年のありたい姿として「世界中の人々の安心・安全、豊かな暮らしを根幹から支える」ことを掲げ、それに伴いマテリアリティ(重要課題)の見直しを行ないました。
新たなマテリアリティについては、当社コーポレートサイトにて後日公表予定です。
なお、文中では、2025年度までの重要課題としていた「気候変動への対策」、「人権の尊重」、「多様な人財の活躍」、「ステークホルダーからの信頼の獲得」に沿って報告します。
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)ガバナンス当社グループは、持続可能な社会を実現するために、環境と社会に対する貢献と責任、それらを実現するためのガバナンスに関して、明確な価値観を示した経営を行なう必要があると考えています。
経営において重要と考える事項を重要課題として特定し、取り組み方針、推進体制及び実行計画について協議・決定する場として、ESG経営推進会議を設置しています。
ESG経営推進会議はCEOが議長を務め、取締役及び執行役員、統括本部長、本社本部長、本社部長のうち議長が指名する者を構成員として、原則年2回開催しています。
環境、人権やコンプライアンスなど、全社に通じる課題については、適宜、全社委員会を設置することで、委員会で審議・決定した方針が各部門の具体的な施策に反映される体制にしています。
これら会議や委員会における議論のうち、経営上の重要な意思決定に関わるものについては、経営執行における意思決定機関である経営会議での審議を経て、取締役会に付議しています。
また、ESGを軸とした経営の推進を目的として、取締役(社外取締役を除く)の業績連動賞与の評価指標である役員ごとのミッションに応じた個別評価指標に、温室効果ガスの削減、従業員エンゲージメントの向上、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進の取り組みを含めています。
<サステナビリティ推進体制図> ※2026年6月24日開催予定の第209回定時株主総会の議案として、「取締役11名選任の件」を提案しており、 当該議案が承認可決された場合、取締役会の議長は独立社外取締役が選定される予定です。
<取締役会におけるサステナビリティに関する主な議題>2019年4月 TCFD提言の趣旨への賛同2019年5月 「IHIグループ基本行動指針」の改定2020年11月 「IHIグループ人権方針」の策定2021年11月 「IHIグループのESG経営」において、以下を設定 ・気候変動対策に関しての目標「カーボンニュートラル2050」 ・「社会」に関する最重要課題:人権の尊重、多様な人財の活躍2021年12月 国連グローバル・コンパクトへの署名2023年4月 気候変動対策におけるグループ中間目標の設定2024年8月 気候変動対策の取り組み進捗とScope3の削減ロードマップの開示2026年3月 マテリアリティ(重要課題)の見直しなお、コーポレート・ガバナンスの状況については、第4「提出会社の状況」4「コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しています。
(2)リスク管理当社グループは、2021年11月に「IHIグループのESG経営」を公表し、環境・社会・ガバナンスに関わる課題を経営上の重要なテーマとして捉えてきました。
2026年度には2040年に向けた「中長期の方向性」を定め、ESGを重視する経営を継続しています。
当社グループは、この考えのもと、ESGに関連するリスク(ESGリスク)を経営上の重要なリスクの一つとして、リスク管理会議並びにESG経営推進会議を中心とする社内組織・各種活動を通じて適切に管理しています。
当社グループのリスク管理活動の中にはESGリスクも包含されており、取締役会によって監視・監督・評価されています。
<リスク管理体制図>   なお、リスク管理体制の詳細については、第2「事業の状況」3「事業等のリスク」に記載しています。
(3)気候変動に関する戦略並びに指標及び目標①戦略当社グループは、「気候変動への対策」は地球規模で取り組むべき社会課題であり、経営においてより重要な課題としています。
気候変動の緩和のための取り組みは、既存技術や現有設備を活用した温室効果ガス排出量の削減と、新しい技術や仕組みの構築による削減の2段階で進めています。
バリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現することを事業機会と捉え、当社グループの製品を対象としたライフサイクルビジネスからお客さまのバリューチェーンを対象としたライフサイクルビジネスへと変革し、提供する環境価値を向上するとともに経済価値を創出していきます。
お客さまのバリューチェーン視点でのライフサイクルビジネスを通じて創出した経営資源は、カーボンニュートラルに資する新技術・新システムの開発や成長・育成事業に投下し持続的な高成長につなげていきます。
また、これらの新技術・新システムを当社グループ内に積極的に導入することで、当社グループの事業活動におけるカーボンニュートラルの早期実現につなげていきます。
気候変動への適応のための取り組みは、特に社会基盤分野において、保全・防災・減災の視点で、安全・安心な社会インフラの構築と実装を進めることを事業機会と捉えています。
近年頻発する自然災害に対応した、流域利水・治水などの防災・減災事業により、社会課題の解決に貢献します。
当社グループでは、展開する事業のうち、特に気候変動の影響を著しく受ける4つの主要事業(エネルギー事業、橋梁・水門事業、車両過給機事業、民間向け航空エンジン事業)を対象として、簡易的にシナリオ分析を行ないました。
設定したシナリオは、①カーボンニュートラルな世界におけるシナリオ(移行リスクの大きいシナリオ)と②気候変動の影響が甚大な世界におけるシナリオ(物理的リスクが大きいシナリオ)の二つです。
これらのシナリオにおけるリスク・機会とその対応策を、それぞれの事業に特化しているものと、どの事業にも共通しているものに分類しました。
<事業に特化している主なリスク・機会とその対応策> エネルギー事業橋梁・水門事業車両過給機事業民間航空エンジン事業「①カーボンニュートラルな世界」におけるリスク・機会及び主な対応策リスク・大型化石燃料発電設備関連の需要減少・CO₂を大量に排出する素材(セメント、鋼材など)の調達コスト(炭素税など)増加・脱炭素要求に対応できず、エンジン車需要が減少し、既存過給機需要も減少・脱炭素要求や高速代替輸送手段の普及による航空機需要減少機会・燃料転換やCCUSなど脱炭素化技術の導入需要増加・再エネ普及拡大に伴ったエネルギー需給安定化のための調整電源、蓄エネ、Power to Xの需要増加・交通網の効率化に向けた道路需要の増加(橋・トンネル)・海外での鉄道網の強化に伴う建設需要の増加・脱炭素に向けた電動化車両(PHEV、HEV、FCVなど)に対応する過給機新製品(既存型に加え電動型)の早期市場投入により、市場優位性を確保し、過給機需要が増加・航空機の脱炭素要求に適合したエンジン開発への期待が高まり、電動化や先進材料技術を適用する機会が増大主な対応策・脱炭素化技術の社会実装の早期化・エネルギー需給安定化技術の開発促進・遠隔監視などIoT技術によるライフサイクルビジネスの拡大・デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による省人化/遠隔化や工法改善による工期及び工費の低減・脱炭素要求の動向に対応する電動化車両向け過給機新製品の開発、商品化を加速・電動化や先進複合材などの高度な技術の早期実用化「②気候変動の影響が甚大な世界」におけるリスク・機会及び主な対応策リスク・気象災害多発による現場の工事停滞や被災により、工程が大幅に遅延・気象災害多発による現場の工事停滞や被災により、工程が大幅に遅延・気象災害多発によるサプライチェーン寸断により、生産活動が停滞・気候災害多発によるサプライチェーン寸断により、生産活動が停滞機会・気象災害で損傷した設備の早期復旧への貢献・省人化、遠隔化推進によるデジタル化需要の増加・国土強靭化に向けたインフラ整備の需要が増加・気象災害で損傷したインフラの早期復旧への貢献・事業特有の機会はなし・事業特有の機会はなし主な対応策・遠隔監視などIoT技術によるライフサイクルビジネスの拡大・ライフサイクルビジネスのほか、防災にも視野を広げた事業展開・インフラの保全や防災・減災、早期復旧に資する技術・体制の整備・サプライチェーンの強靭化・サプライチェーンの強靭化 <どの事業にも共通している主なリスクとその対応策>「①カーボンニュートラルな世界」における移行リスクとその対応策カテゴリー主な内容主な対応策及び機会への転換政策・法規制炭素税の導入、産業廃棄物の規制強化、再エネ導入・設備更新によるコスト増加など生産、輸送などの効率化やエネルギー消費量の適切なマネジメントによって、事業活動に係るコストを低減する技術脱炭素化に向けた研究開発のためのコスト増加、技術開発の失敗など政策・技術・市場などの社会動向を見極めながら、集中的な技術開発投資を行なう市場CO₂排出量の多い製品・サービスに対する需要の低下など市場の構造の急激な変化に対応できるように、常に複数の事業シナリオを想定した事業計画の立案・推進に取り組む評判気候変動への対策が不十分などの評価による受注機会の喪失、社会的信用力の低下など気候変動の緩和と適応に貢献できる製品・サービスに関する情報を、わかりやすく発信する「②気候変動の影響が甚大な世界」における物理的リスクとその対応策カテゴリー主な内容主な対応策急性・慢性台風や洪水などの自然災害で工場・拠点が被災することによる事業活動の停止など・工場・拠点の事業継続計画において、気象災害への対応を組み込み、従業員の安全確保やサプライチェーンの強化を図る・予測可能な風水害に対する事前対策の策定・実施・運用 なお、ライフサイクルビジネスや成長・育成事業などの詳細については、第2「事業の状況」1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しています。
②指標及び目標当社グループは、2050年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現することを「カーボンニュートラル2050」として宣言しました。
自社の事業活動によって直接・間接に排出される温室効果ガス(Scope1・2)に加えて、私たちの上流及び下流のプロセスで排出される温室効果ガス(Scope3)の削減を図ることで、カーボンニュートラルを目指します。
温室効果ガス(Scope1・2)については、2030年度に「2019年度排出量からの半減」を目標として設定しました。
当社グループのCO₂排出量の推移は、2026年9月頃に発行予定の「IHI Sustainability Data Book 2026」を参照ください。
(4)人的資本に関する戦略並びに指標及び目標①戦略当社グループは、「グループ経営方針2023」を踏まえた「グループ人財戦略2023」のもと、「良い+強い」会社と、個人の「成長+幸せ」の両立を将来の目指す姿として掲げ、変革への挑戦を評価する制度改革と風土醸成に取り組んできました。
この大きな方向性は継続しつつ、今後は2040年に向けたIHIグループの「中長期の方向性」と連動し次の3点を重視しながら、引き続き「良い+強い」会社と個人の「成長+幸せ」の両立を目指していきます。
(1)個人の可能性を最大限引き出し、持続可能な成長を牽引する人財を育成(2)新たな価値につながる挑戦と応援が連鎖する組織文化の浸透・実現(3)多様性を強みに変える新たなワークフォース(様々な人財やAIの協働体制)の実現また、社会環境や事業構造の変化に伴い、人財の価値そのものも変化する中で、事業の方向性に沿った人財のあり方を改めて見直し、人財マネジメントの新たな基盤づくりに着手することで、当社グループの持続的な価値づくりを加速させていきます。
②指標及び目標当社グループは、多様なステークホルダーと連携・協働して問題を解決する人財が活躍でき、事業を通じて関わるあらゆる人びとの人権が尊重される企業グループになることを目指しています。
とりわけ経営幹部候補の多様化や、若い世代の多様な視点・発想を経営に活かしていく取り組みを進めています。
経営幹部候補の多様化は役員に占める女性比率を指標としています。
日本経済団体連合会が掲げる「2030年30%へのチャレンジ」に賛同し、2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にすることを目標に据えています。
また、女性基幹職比率を指標としており、2030年までに15%を目標としています。
併せて、変革への挑戦を評価する制度改革と風土醸成の進捗を、従業員意識調査の結果などでモニタリングをします。
これらの指標の実績については、2026年9月頃に発行予定の「IHI Sustainability Data Book 2026」を参照ください。
なお、第4「提出会社の状況」5「従業員の状況等」にも関連する指標と実績を記載しています。
(5)人権に関する戦略並びに指標及び目標①戦略当社グループは、2020年12月に「IHIグループ人権方針」を定めました。
国際規範と本方針に基づき、サプライチェーンも含めた事業活動全般にわたる人権尊重の取り組みを推進しています。
当社グループは、当社グループの事業活動により影響を受ける人びとの人権を尊重し、人権リスクを低減するために、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に沿って、人権デュー・ディリジェンスのプロセスを進めています。
人権リスクの評価として、2021年に、まずは社外の専門家の助言を得ながら、当社及び国内外の当社グループ事業を対象に、人権リスクアセスメントを実施しました。
そこで当社グループにとっての重要な6つの人権課題を特定し、最も優先度の高いライツホルダーとして、当社グループの社員とサプライヤーを選定しました。
次に、「重要な人権課題」に関する実態把握のため、2021年12月から国内外の当社グループ拠点に対する人権インパクトアセスメントを開始しました。
また、2024年4月から、当社グループのバリューチェーンを含むあらゆるステークホルダーを対象として、人権侵害に関する苦情処理窓口を開設しています。
アセスメントや苦情処理窓口からの通報を通じて、当社グループの事業活動に起因して人権リスクが発生している、又は当社グループの事業活動がこれに関与していることが明らかになった場合には、関連するステークホルダーとの協議を行ない、適切な手続きを通じて是正・救済していきます。
<人権デュー・ディリジェンスの全体像>  <重要な人権課題>  ②指標及び目標当社グループは、「重要人権課題」を中心とした現状・実態把握のため、国内外のIHIグループ拠点に対する人権リスクアセスメントを、2022年度〜2024年度の3か年計画で実施しました。
人権リスクアセスメントにおいて、相対的にリスクが高いと考えられた海外関係会社から優先的に調査し、2022年度は59社、2023年度は37社、2024年度は47社を対象として実施しました。
2025年度は2022年度~2024年度の対策実施状況を確認するため、9拠点を対象に追跡評価を実施しました。
追跡評価を通して、今回の確認範囲では、重要人権課題に関する深刻なリスクは発見されませんでした。
今後の実施においては、確認範囲を拡大してリスクを深掘りしていきます。
サプライチェーンにおける対応状況は、お取引先のサステナビリティ評価の中で確認しています。
戦略 ①戦略当社グループは、「気候変動への対策」は地球規模で取り組むべき社会課題であり、経営においてより重要な課題としています。
気候変動の緩和のための取り組みは、既存技術や現有設備を活用した温室効果ガス排出量の削減と、新しい技術や仕組みの構築による削減の2段階で進めています。
バリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現することを事業機会と捉え、当社グループの製品を対象としたライフサイクルビジネスからお客さまのバリューチェーンを対象としたライフサイクルビジネスへと変革し、提供する環境価値を向上するとともに経済価値を創出していきます。
お客さまのバリューチェーン視点でのライフサイクルビジネスを通じて創出した経営資源は、カーボンニュートラルに資する新技術・新システムの開発や成長・育成事業に投下し持続的な高成長につなげていきます。
また、これらの新技術・新システムを当社グループ内に積極的に導入することで、当社グループの事業活動におけるカーボンニュートラルの早期実現につなげていきます。
気候変動への適応のための取り組みは、特に社会基盤分野において、保全・防災・減災の視点で、安全・安心な社会インフラの構築と実装を進めることを事業機会と捉えています。
近年頻発する自然災害に対応した、流域利水・治水などの防災・減災事業により、社会課題の解決に貢献します。
当社グループでは、展開する事業のうち、特に気候変動の影響を著しく受ける4つの主要事業(エネルギー事業、橋梁・水門事業、車両過給機事業、民間向け航空エンジン事業)を対象として、簡易的にシナリオ分析を行ないました。
設定したシナリオは、①カーボンニュートラルな世界におけるシナリオ(移行リスクの大きいシナリオ)と②気候変動の影響が甚大な世界におけるシナリオ(物理的リスクが大きいシナリオ)の二つです。
これらのシナリオにおけるリスク・機会とその対応策を、それぞれの事業に特化しているものと、どの事業にも共通しているものに分類しました。
<事業に特化している主なリスク・機会とその対応策> エネルギー事業橋梁・水門事業車両過給機事業民間航空エンジン事業「①カーボンニュートラルな世界」におけるリスク・機会及び主な対応策リスク・大型化石燃料発電設備関連の需要減少・CO₂を大量に排出する素材(セメント、鋼材など)の調達コスト(炭素税など)増加・脱炭素要求に対応できず、エンジン車需要が減少し、既存過給機需要も減少・脱炭素要求や高速代替輸送手段の普及による航空機需要減少機会・燃料転換やCCUSなど脱炭素化技術の導入需要増加・再エネ普及拡大に伴ったエネルギー需給安定化のための調整電源、蓄エネ、Power to Xの需要増加・交通網の効率化に向けた道路需要の増加(橋・トンネル)・海外での鉄道網の強化に伴う建設需要の増加・脱炭素に向けた電動化車両(PHEV、HEV、FCVなど)に対応する過給機新製品(既存型に加え電動型)の早期市場投入により、市場優位性を確保し、過給機需要が増加・航空機の脱炭素要求に適合したエンジン開発への期待が高まり、電動化や先進材料技術を適用する機会が増大主な対応策・脱炭素化技術の社会実装の早期化・エネルギー需給安定化技術の開発促進・遠隔監視などIoT技術によるライフサイクルビジネスの拡大・デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による省人化/遠隔化や工法改善による工期及び工費の低減・脱炭素要求の動向に対応する電動化車両向け過給機新製品の開発、商品化を加速・電動化や先進複合材などの高度な技術の早期実用化「②気候変動の影響が甚大な世界」におけるリスク・機会及び主な対応策リスク・気象災害多発による現場の工事停滞や被災により、工程が大幅に遅延・気象災害多発による現場の工事停滞や被災により、工程が大幅に遅延・気象災害多発によるサプライチェーン寸断により、生産活動が停滞・気候災害多発によるサプライチェーン寸断により、生産活動が停滞機会・気象災害で損傷した設備の早期復旧への貢献・省人化、遠隔化推進によるデジタル化需要の増加・国土強靭化に向けたインフラ整備の需要が増加・気象災害で損傷したインフラの早期復旧への貢献・事業特有の機会はなし・事業特有の機会はなし主な対応策・遠隔監視などIoT技術によるライフサイクルビジネスの拡大・ライフサイクルビジネスのほか、防災にも視野を広げた事業展開・インフラの保全や防災・減災、早期復旧に資する技術・体制の整備・サプライチェーンの強靭化・サプライチェーンの強靭化 <どの事業にも共通している主なリスクとその対応策>「①カーボンニュートラルな世界」における移行リスクとその対応策カテゴリー主な内容主な対応策及び機会への転換政策・法規制炭素税の導入、産業廃棄物の規制強化、再エネ導入・設備更新によるコスト増加など生産、輸送などの効率化やエネルギー消費量の適切なマネジメントによって、事業活動に係るコストを低減する技術脱炭素化に向けた研究開発のためのコスト増加、技術開発の失敗など政策・技術・市場などの社会動向を見極めながら、集中的な技術開発投資を行なう市場CO₂排出量の多い製品・サービスに対する需要の低下など市場の構造の急激な変化に対応できるように、常に複数の事業シナリオを想定した事業計画の立案・推進に取り組む評判気候変動への対策が不十分などの評価による受注機会の喪失、社会的信用力の低下など気候変動の緩和と適応に貢献できる製品・サービスに関する情報を、わかりやすく発信する「②気候変動の影響が甚大な世界」における物理的リスクとその対応策カテゴリー主な内容主な対応策急性・慢性台風や洪水などの自然災害で工場・拠点が被災することによる事業活動の停止など・工場・拠点の事業継続計画において、気象災害への対応を組み込み、従業員の安全確保やサプライチェーンの強化を図る・予測可能な風水害に対する事前対策の策定・実施・運用 なお、ライフサイクルビジネスや成長・育成事業などの詳細については、第2「事業の状況」1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しています。
指標及び目標 ②指標及び目標当社グループは、2050年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現することを「カーボンニュートラル2050」として宣言しました。
自社の事業活動によって直接・間接に排出される温室効果ガス(Scope1・2)に加えて、私たちの上流及び下流のプロセスで排出される温室効果ガス(Scope3)の削減を図ることで、カーボンニュートラルを目指します。
温室効果ガス(Scope1・2)については、2030年度に「2019年度排出量からの半減」を目標として設定しました。
当社グループのCO₂排出量の推移は、2026年9月頃に発行予定の「IHI Sustainability Data Book 2026」を参照ください。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ①戦略当社グループは、「グループ経営方針2023」を踏まえた「グループ人財戦略2023」のもと、「良い+強い」会社と、個人の「成長+幸せ」の両立を将来の目指す姿として掲げ、変革への挑戦を評価する制度改革と風土醸成に取り組んできました。
この大きな方向性は継続しつつ、今後は2040年に向けたIHIグループの「中長期の方向性」と連動し次の3点を重視しながら、引き続き「良い+強い」会社と個人の「成長+幸せ」の両立を目指していきます。
(1)個人の可能性を最大限引き出し、持続可能な成長を牽引する人財を育成(2)新たな価値につながる挑戦と応援が連鎖する組織文化の浸透・実現(3)多様性を強みに変える新たなワークフォース(様々な人財やAIの協働体制)の実現また、社会環境や事業構造の変化に伴い、人財の価値そのものも変化する中で、事業の方向性に沿った人財のあり方を改めて見直し、人財マネジメントの新たな基盤づくりに着手することで、当社グループの持続的な価値づくりを加速させていきます。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ②指標及び目標当社グループは、多様なステークホルダーと連携・協働して問題を解決する人財が活躍でき、事業を通じて関わるあらゆる人びとの人権が尊重される企業グループになることを目指しています。
とりわけ経営幹部候補の多様化や、若い世代の多様な視点・発想を経営に活かしていく取り組みを進めています。
経営幹部候補の多様化は役員に占める女性比率を指標としています。
日本経済団体連合会が掲げる「2030年30%へのチャレンジ」に賛同し、2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にすることを目標に据えています。
また、女性基幹職比率を指標としており、2030年までに15%を目標としています。
併せて、変革への挑戦を評価する制度改革と風土醸成の進捗を、従業員意識調査の結果などでモニタリングをします。
これらの指標の実績については、2026年9月頃に発行予定の「IHI Sustainability Data Book 2026」を参照ください。
なお、第4「提出会社の状況」5「従業員の状況等」にも関連する指標と実績を記載しています。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
(1)リスク管理に関する当社グループの基本方針当社グループでは、リスク管理を経営の最重要課題の一つと捉え、グループ全体で強化に取り組んでいます。
リスク管理の基本目的は、事業の継続、役員並びに従業員とその家族の安全確保、経営資源の保全、社会的信用の確保です。
そして、次のとおり行動指針を定め、これに沿ったリスク管理を行なっています。
①IHIグループの事業継続を図ること②IHIグループの社会的評価を高めること③IHIグループの経営資源保全を図ること④ステークホルダーの利益を損なわないこと⑤被害が生じた場合には、速やかに回復を図ること⑥事態が発生した場合には、責任ある行動をとること⑦リスクに関する社会的要請を反映すること (2)当社グループのリスク管理体制当社グループは、リスク管理全般に関わる重要事項を検討する機関として、CEOを議長とするリスク管理会議を設置し、取り組み方針や年次計画の策定とその進捗状況の確認、課題の抽出及び是正措置などの重要事項を検討しています。
リスク管理会議の内容は取締役会に報告され、取締役会は、リスク管理の目標を達成するための体制の整備、及びその運用に関して監視・監督・評価を行なっています。
また当社グループでは、実効性の高いリスク管理を行なうため、第1線(事業領域・SBU・関係会社)・第2線(本社部門)・第3線(内部監査部)の役割と責任を明確化したリスク管理体制を構築しています。
このような体制のもと、当社グループは事業年度ごとに「IHIグループリスク管理活動方針」を定めています。
第1線(事業領域・SBU・関係会社)は、この方針に沿って主体的・自立的にリスク管理活動を進め、第2線(本社部門)は、専門性を生かした情報提供や教育を実施し、第1線を支援するとともに、リスク管理活動の実施状況のモニタリングを行なっています。
また、第3線(内部監査部)は、当社グループのリスク管理体制の整備状況及び運用状況について監査を行なっています。
(3)2026年度のリスク管理活動2026年度の「IHIグループリスク管理活動方針」では、重点テーマとして次の事項について注力することとしています。
また、不安定さが常態化する社会環境のもと、当社グループ全体として対処すべき新たなリスクを適時に捉え、リスク管理会議で対応方針を検討し、能動的かつ組織的なリスク管理を行なってまいります。
 ・コンプライアンス・品質保証 ・貿易管理 ・セキュリティ (4)事業等のリスク事業の状況、設備の状況、経理の状況に記載した事項のうち、当社グループの業績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。
当社グループは、以下のリスクを認識した上で、必要なリスク管理体制を整え、リスク顕在化の回避及びリスク顕在化時の影響の極小化に最大限努めています。
   ① 社会的責任    a. コンプライアンス当社グループは、社会とお客さまと共に持続的な成長を遂げるためには、ステークホルダーからの期待に応え、信頼を得ることが重要と考えており、この考え方に基づいて、私たちが実践すべきことを「IHIグループ基本行動指針」にまとめ、役員・従業員の遵守を求めています。
また、コンプライアンスの重要性を浸透させるため、毎年5月10日の「コンプライアンスの日」や社長年頭挨拶などで、社長をはじめとする経営幹部から繰り返し、コンプライアンスの徹底を求めるメッセージを発信しています。
体制面では、リスク管理会議の下部機関となる全社委員会組織としてコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンスに関わる重要な方針を審議・立案し、活動を推進しています。
さらに、すべての役員・従業員などによる、法令、社内規定や社内外のルールに対する違反やそのおそれのある行為などを未然にあるいは早期に把握し、適切な是正を図るための内部通報制度として、「IHIグループ コンプライアンス・ホットライン」を運用しています。
しかしながら、一部の役員・従業員による法令違反等が生じた場合、過料や課徴金、追徴課税等による損失や営業停止等の行政処分による機会逸失を被る、あるいはそれに伴う社会的評価の低下によって当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループにおいては、2024年度に、当社子会社において相次いで不適切事案等が発覚しました。
これを踏まえ、当社グループは、再発防止策の実行やコンプライアンスの徹底に取り組んでいるところでしたが、直近においても、株式会社IHIエアロスペースが、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」という。
)から受注した業務の一部において事実と異なる報告を行ない、不当な費用請求を行なったとして、JAXAより競争参加資格停止処分を受けました。
新たに確認された事象を受け、改めて、当社グループとして、当社社長をはじめとする経営幹部からメッセージを発信し、経営層、管理職、新入社員など各層に合わせたコンプライアンス教育プログラムの展開、人財ローテーションの活性化、職場ごとの対話活動などを行ない、不適切行為に対して声が上がらない組織風土から、従業員一人ひとりがコンプライアンスを自分事として意識し、自律的に問題を解決できる組織風土へと変革していくことを目指して取り組んでまいります。
    b. 環境保全当社グループには、製造工程で、大気・水質・土壌汚染等の原因となりうる物質を使用している事業所・子会社等があります。
これらの物質の管理には万全の注意を払い、万一外部に漏洩した場合においてもその拡大を最小限に抑えるための対策を講じています。
しかしながら、想定外の事態が発生した場合には、社会的評価の低下を招くとともに損害賠償責任が生じ、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    c. 人権・ダイバーシティ当社グループの事業基盤を維持し、将来の成長につなげていくために、事業活動全般にわたり人権を尊重した上で、多様な個性や価値観を有する人財が活躍できる組織風土の醸成を図っています。
また、人権諸課題の解決に向け、人権リスクを把握し、リスク低減策を講じてモニタリングする人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、当社グループのみならず、調達先や取引先における対応状況を確認しています。
併せて、多様な人財が活躍できる働き方や職場づくりに向けたダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進活動を行なうとともに、社内におけるその取り組み状況をモニタリングしています。
しかしながら、当社グループの事業活動において、人権の侵害や人権を軽視した事象が発生した場合、社会的信用の喪失、あるいはお客さまとの取引停止や損害賠償責任が発生する可能性があります。
また、経営における意思決定の場に多様性が欠如した場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    d. 関係会社の統制当社グループは、グループ経営を通じてお客さまに対し高い価値を提供することに取り組んでいます。
そのためには、当社グループの各社が、各国・各地域の各種法令や社会的規範に従って事業を行なうだけでなく、適切なグループ経営を推進する必要があります。
しかしながら、当社グループの各社が、他に示す各種のリスクに対する不適切な対応を行なうことにより、お客さまに対する損害又は当社グループへの評価の低下を生じさせ、結果として当社グループの業績や社会的信用に対して悪影響を及ぼす可能性があります。
    e. 安全衛生当社グループは事業所及び建設現場における安全衛生管理に万全の対策を講じていますが、万一不測の事故・災害等が発生した場合には、生産活動に支障をきたし、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、各種損害保険等に加入する等の対策を講じていますが、大規模な事故や災害が生じた場合、損害のすべてを保険求償できない可能性があります。
   ② 外部環境変化への備え    a. 競争環境と事業戦略当社グループは、本年5月8日に公表した「中長期の方向性」の中で、2040年に向けたIHIグループとしてのありたい姿を定義しました。
当社グループが技術・事業の両面で強みを発揮できる分野としてエアロスペース、エネルギー、インフラの3つの事業ドメインを定め、世界各国の経済・国家・エネルギーの安全保障に貢献することを目指していきます。
    b. 他社との連携・M&A当社グループは営業協力、技術協力、生産協力や事業合弁の形で多くの他社との共同事業活動を行なっています。
また、成長市場への事業展開の加速、要素技術の補完、シナジーの創出などを目的としたM&Aなども有効に活用しています。
しかし、経済環境の変化、法的規制、予期せぬ費用増加等の影響により、当初期待された効果を出せない可能性があります。
また、当初期待した効果を享受できないと判断された場合は、他社との連携による共同事業の中断、解消を決断する可能性があり、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    c. カントリーリスク当社グループは、調達・生産・輸出・販売・建設等の事業活動をグローバルに展開しています。
各国・各地域の政治・経済・社会状況等の変化に起因して、国家間や各国内における紛争の拡大、テロや労働争議の発生、政情不安、デフォルト等により事業の継続が困難になるリスクや、為替取引の凍結や送金停止、及びこれらの影響を受けた取引先等に対する債権の回収不能、投資資産の接収等のリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、これらのリスクに対し、個別のプロジェクト単位では貿易保険の付保を徹底するほか、グループ単位では、リスク情報の収集や情報共有の体制構築・見直し、事業継続計画(BCP)の作成・見直し等の体制強化に努めています。
本項目については、足元における中東情勢の悪化、長期化するロシアによるウクライナへの軍事侵攻、米中の政治的対立や経済安全保障問題の拡大等、不確実性が一層高まっていると認識しています。
    d. 経済安全保障当社グループを取り巻く事業環境は、中東における軍事衝突や米中の政治的対立、輸出規制等による国家の経済的威圧や、関税措置等に伴う貿易環境の変化、サイバー攻撃の高度化などにより大きく変化しています。
当社グループは、社内の取引審査や取引先スクリーニングにより経済安全保障に関するリスクの軽減に努めていますが、日本を含む各国の政策や法規制に反する取引を行なった場合や、経済安全保障に関する課題への対応が不十分であった場合には、当社グループの評価や社会的信用が棄損されるおそれがあります。
加えて、複雑化する国際情勢の影響により、当社グループが輸出規制等の規制の対象となった場合には、販売機会の逸失や事業の停止、サプライチェーンの断絶が発生し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、経済安全保障に関するリスク軽減の一環としてセキュリティ強化に取り組んでおり、従来のサイバーセキュリティ対策にとどまらず、人的情報漏洩対策や物理的セキュリティ対策の強化も進めています。
    e. 自然災害・疾病・紛争・テロ当社グループは、新型コロナウイルスのような大規模な感染症の拡大、地震・洪水等の激甚災害、テロ等の犯罪行為等によって業務遂行が阻害されるような事態が生じた場合であっても、その影響を最小限に抑えるべく、規定や事業継続計画(BCP)を見直すとともに、南海トラフ地震等による広域災害も想定した訓練等を実施するほか、適切な保険を付保しています。
しかし、想定規模を超える災害が発生した際には事業を適切に遂行できず、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
   ③ 経営リソース    a. 人財リスク当社グループの事業基盤を維持し、将来の成長につなげていくためには、事業活動に必要な人財の獲得、定着、育成、適正配置が必要になります。
外部人財の獲得や変革人財等のキーパーソンとなりうる人財の確保・育成ができなかった場合、適正な配置を実行できなかった場合には、当社グループの将来の成長、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    b. 財務活動(a)為替動向外貨に対して円が上昇した場合は外貨建輸出工事における円換算後の入金額は目減りし、下落した場合は現地通貨建の海外調達において円換算支出額の増加を招く等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼします。
そのため、外貨建資産と負債のポジションの不均衡に対して、一定の方針に基づき為替予約やマリーの徹底によるリスクヘッジに努めていますが、想定以上の為替変動が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(b)金利動向金利が上昇した場合、当社グループの支払利息が増加し金融収支が悪化します。
また、財務活動において借入、又は社債発行の条件が悪化する可能性があり、資金調達に悪影響を与え、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(c)資金調達・格付当社グループの借入金にはシンジケート・ローンが含まれており、自己資本と利益に関する財務制限条項が付されています。
業績の悪化等により同条項に抵触した場合、同ローンの借入れ条件の見直しや期限前弁済義務が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、格付機関が当社グループの格付を引き下げた場合、当社グループの財務活動において不利な条件で取引をせざるを得ない、あるいは一定の取引ができなくなる可能性があり、資金調達に悪影響を与え、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(d)保証債務等当社グループは、事業活動を営む上で必要かつ合理的と確認したものについて、債務の保証等を行なっていますが、経済環境悪化の長期化や事業の失敗等により債務者の財政状態が悪化した場合、保証の履行を債権者より求められる可能性があります。
保証債務等に係る情報は、第5「経理の状況」1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記「41.偶発債務」に記載しています。
(e)税務繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する予測・仮定を含めて個別に資産計上・取崩を行なっていますが、将来の課税所得の予測・仮定が変更され、繰延税金資産の一部ないしは全部が回収できないと判断された場合、当社グループの繰延税金資産は減額され、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、国境をまたぐ当社グループ会社間の取引価格の設定においては、適用される移転価格税制の遵守に努めていますが、税務当局と見解の相違が生じた場合、追徴課税や二重課税が生じることにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(f)与信管理当社グループは、世界中のお客さまに製品・サービスを提供しており、その多くが掛売りとなっています。
当社はこれに対し、グループ全体で与信管理体制の強化と債権保全の徹底に努めているものの、重要なお客さまが破綻し、その債権が回収できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
2023年5月に航空会社が破産申請したことにより、当社が民間向け航空エンジンの国際共同事業会社を通じて参画しているエンジンプログラムにおいて、当社が間接的に保有する営業債権の一部が回収不能となる可能性が生じました。
本件を受けて、当社グループでは、債権回収リスクを低減するため債権管理の高度化に向けた取り組みを進めています。
    c. 情報セキュリティ当社グループは、技術情報及び事務管理情報並びにそれらを処理するための情報システムを、事業活動に不可欠な経営リソースの一つと認識し、情報セキュリティに関する各種規程の整備、技術的・組織的対策、従業員への教育・啓発等を通じて、情報セキュリティ対策の強化に継続的に取り組んでいます。
しかしながら、サイバー攻撃の高度化・巧妙化、情報機器や文書の紛失・盗難、委託先やサプライチェーンを起点としたセキュリティ事故及びシステム障害等により、情報漏洩や業務停止等の事態が発生する可能性があります。
これらの事態が発生した場合、当社グループの社会的信用の低下、損害賠償の発生、復旧対応に伴う費用の増加等を通じて、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
   ④ 企業活動・エンジニアリング    a. 研究開発当社グループの研究開発活動に係る情報は、第2「事業の状況」6研究開発活動に記載されています。
これら研究開発活動は事業の性格上、多額の投資とともに長期の開発期間が必要とされるという特性があります。
そのため、実用化機会の逸失や事業戦略・市場動向との不整合等により十分な成果に結びつかず、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    b. 知的財産管理当社グループは保有する知的財産の適切な保全に努めています。
しかし、第三者による当社グループ製品・サービスの模倣や解析調査等技術的に当社グループに影響を与えるような動きを完全に防止することが困難な場合があります。
また、当社グループが将来に向けて開発している製品・サービスが、意図せず他社等の知的所有権を侵害してしまう場合や、従業員の発明に対して適切な対応を取らなかったとみなされた場合に損害賠償等を求められ、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    c. プロジェクト管理当社グループは、大型プロジェクト、大型投資のいずれも、初期計画がその後の成否に大きな影響を与えると考えています。
特に新規性の高い事業やしばらく実施していなかった事業の場合、初期計画による影響は顕著です。
それらのことを踏まえ、受注・投資前の審査プロセス体制を整備してプロジェクトリスク管理を行なっています。
大型プロジェクトでは、個別にお客さまと受注契約を締結した後に製品を生産する場合が多く、受注契約締結前に多面的な社内審査を行なっています。
しかし、契約締結後に当初想定できなかった紛争等の地政学リスクの顕在化によるエネルギー価格の高騰、資機材価格や輸送コストの急激な変動、サプライチェーンの途絶、為替相場の変動などの経済環境の変化や検討不足、予期しないトラブル、JV等のパートナー企業の経営悪化等により見積コストを上回る工事の発生、お客さまから要求された性能・納期の未達によるペナルティーの支払い、追加費用の発生等の可能性があり、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、お客さま都合による受注契約の取り消しのケースでは、受注契約条件の中で違約金条項を設定する等そのリスク回避に最大限努力しているものの、必ずしも支出したコストの全額を回収できない可能性があり、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
大型投資では、投資前に採算性やリスクの観点から投資実行計画の社内審査を行なっています。
しかし、投資の意思決定時に想定できなかった経済環境や市場の変化、自社やパートナーに起因するトラブル等による目標投資効率の未達や損失計上の可能性があり、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
大型プロジェクト、大型投資とも、受注・投資前の審査においては、社内・外の有識者と本社の審査部門との連携による多面的・複合的なリスクレビューの実施、受注後・投資開始後においては、各事業領域のリスク管理部門とも連携しながら、当初計画どおりに進んでいるか、新たな事象やリスクへの対応がなされているかなどのモニタリングの継続・強化に取り組むなど、引き続き徹底したプロジェクトリスクマネジメントを実施していきます。
    d. 調達・物流当社グループはキーとなる主要部品を自社グループ内で製造するよう努めている一方で、複数のグループ外調達先より原材料・部品・サービスの供給を受けています。
主要な原材料・部品の市況動向については日頃から情報収集や調達先との対話を通じて安定調達に努めるとともに、調達先の品質・納期等の管理を徹底し、特定の調達先への過度の集中・依存を避けるべく調達先の分散化等を進め、リスクの低減に取り組んでいます。
しかしながら、資機材価格の急激な変動、需給バランスの変化や国際情勢の急変に加え、激甚災害や大規模な感染症の拡大に伴う当社グループのサプライチェーン途絶等の問題が生じた場合、コストアップ、納期遅延等の問題が生じる可能性があります。
また、人権尊重への取り組みや、サステナブルな社会を実現するためにCSR調達を推進していく過程で、調達コストが上昇する可能性があり、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    e. 設計・製造当社グループは、各地に生産拠点を有しています。
それらの拠点が所在する地域において、激甚災害、新型コロナウイルスのような大規模な感染症の拡大、国際情勢の急激な変化に伴う生産遅延・停止・サプライチェーンの途絶、あるいは生産活動に影響を与える資機材の入手困難・電力制限などが生じ、かつその影響がBCPの想定範囲を超えた場合、それらの拠点における生産能力が損なわれ、その結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
    f. 品質保証当社グループは、お客さまの満足、安全、安心を実現する製品・サービスを提供するために、お客さま要求を含む要求事項の反映や計画段階で想定されるリスクへの対応も含んだ品質マネジメントシステムを構築し品質を保証する仕組み・体制を整備しています。
しかし、品質保証に関わる想定外の事態が発生した場合には、お客さまの評価や社会的評価の低下を招くとともに損害賠償責任が生じ、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況a.経営成績の状況当連結会計年度の世界経済は、一部地域では景気持ち直しの動きに足踏みがみられたものの、総じて底堅く推移しました。
欧州経済はエネルギーをはじめとするコスト高や中国における内需減速の影響から低迷し、中国経済も不動産市場の停滞を背景に低調な推移が継続しました。
一方、米国経済は中東関与などの政策運営を巡る不確実性の影響を受けつつも、AI関連投資や堅調な雇用環境が下支えとなりました。
わが国経済については、物価上昇の影響を受けながらも、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続しています。
当社グループの主力事業である航空・宇宙・防衛事業において、航空機需要が中長期的に増加することが見込まれる中、民間向け航空エンジンでは、運航時間の増加などを背景に、アフターマーケット事業が拡大しています。
防衛事業では、地政学的リスクの高まりが続く中、防衛力強化政策を背景に、継続して大型案件への受注対応を進めています。
今後見込まれる民間向け航空エンジンや防衛事業、宇宙事業の需要拡大に応えていくため、リソース確保を含む生産能力の増強とともに、世界トップレベルの生産効率実現に向けた取り組みを進めています。
出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムについては、引き続きプログラムパートナーとともに整備能力増強を図り、地上駐機数の低減に向けた対応を進めています。
お客さまであるエアラインへの負担軽減及び信頼回復に取り組んでまいります。
中核事業におけるライフサイクルビジネスは、中長期的に安定的な成長が見込まれるため、当社グループの収益への貢献や投資原資の創出を図るべく、引き続き拡大に向けて取り組みます。
事業ポートフォリオ改革の主要な取り組みとして、当連結会計年度においては、産業システム・汎用機械事業の一部であった運搬機械事業や株式会社IHIアグリテックの芝草・芝生管理機器事業及び株式会社IHI汎用ボイラのほか、社会基盤事業の一部であった株式会社IHI建材工業及び新潟トランシス株式会社、航空・宇宙・防衛事業の中で気象・防災・宇宙事業を担っていた明星電気株式会社について、譲渡を完了しました。
また、当社持分法適用会社であるジャパン マリンユナイテッド株式会社(以下、「JMU」という。
)の持分の一部を今治造船株式会社(以下、「今治造船」という。
)へ譲渡しました。
JMUにおける議決権比率は、今治造船:30%・JFE(※):35%・IHI:35%から、今治造船:60%、JFE:20%、IHI:20%となりました。
(※:JFEホールディングス株式会社)上記に加え、社会基盤事業において、橋梁・水門事業を担う株式会社IHIインフラシステムと株式会社IHIインフラ建設が、2025年11月1日に統合しました。
両社の強みと人財を融合し、社会課題の解決に向けた体制構築を進め、橋梁・水門業界における国内トップクラスの地位確立と、グローバルな成長のループ構築によって更なる成長を目指します。
当社はこれまで、環境変化に強い事業体質への転換と成長を目指し、事業ポートフォリオ改革に取り組んできました。
今後は、持続的な高成長を実現するステージへと移行し、長期的な視点から更なる飛躍を図っていきます。
このような事業環境下において、当社グループの当連結会計年度の受注高は前期比11.6%増の1兆9,547億円となりました。
売上収益については、中核事業における事業譲渡に伴う減収や前期の大型工事進捗の反動はありましたが、防衛事業や民間向け航空エンジンの拡大に加え、車両過給機での需要拡大・販価改善などにより、1.0%増の1兆6,434億円となりました。
損益面では、民間向け航空エンジンでの整備費用の増加や研究開発費等販管費の増加、資源・エネルギー・環境事業での一部海外事業の採算悪化等の影響はあったものの、原子力の採算性向上のほか、車両過給機の構造改革費用の前期反動や運搬機械事業及び投資不動産の譲渡益計上もあり、営業利益は220億円増益の1,655億円となりました。
税引前利益は、為替円安の影響や持分法投資利益の増加により470億円増益の1,854億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は、482億円増益の1,609億円です。
当連結会計年度の報告セグメント別の業績は以下のとおりとなりました。
(単位:億円)報告セグメント受注高前連結会計年度当連結会計年度前年度比前連結会計年度当連結会計年度前年度比増減率(%)(2024.4~2025.3)(2025.4~2026.3)増減率(%)売上収益営業損益売上収益営業損益売上収益営業損益資源・エネルギー・環境3,7036,24768.74,1141613,76759△8.4△63.1社会基盤(※1)1,5041,332△11.41,460△421,31937△9.6-産業システム・汎用機械4,8444,607△4.94,8481084,505307△7.1185.0航空・宇宙・防衛(※2)7,1997,031△2.35,5571,2276,5171,12417.3△8.4報告セグメント 計17,25119,21911.415,9801,45416,1081,5280.85.1その他7558117.47721688433589.2113.2調整額△495△483-△484△187△518△232--合計17,51119,54711.616,2681,43516,4341,6551.015.3(注)金額は単位未満を切捨て表示し、比率は四捨五入表示しています。
(※1)前連結会計年度に「社会基盤」に含まれていた都市開発は「その他」に組み替えて表示しています。
(※2)売上収益及び営業損益には、出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムの為替変動による影響が、前連結会計年度で+9億円、当連結会計年度で△50億円含まれています。
当連結会計年度の報告セグメント別の事業環境は以下のとおりです。
中東情勢の緊迫化を受けたエネルギー供給上の地政学的リスクやインフレの常態化、米国の政策変更等による天然ガス回帰など不確実な情勢が続く中で、エネルギーの安定供給を確保するためのエネルギー安全保障の重要性が高まっています。
一方、中長期的な対応としてのカーボンニュートラル社会の実現へ向けた大きな潮流は変わっていません。
今後、経済成長だけでなくデータセンターやAI活用の拡大による電力・エネルギー需要の増大が見込まれる中、安定供給とカーボンニュートラルを両立させる原子力拡大の動きも強まっています。
このような事業環境のもと、受注高は、アジア拠点EPCやカーボンソリューションでの大型案件の受注をはじめ、エネルギー分野の需要拡大により、すべてのSBUで増加しました。
売上収益は、原子力の拡大や、中型機種の販売増による原動機の増収はあったものの、アジア拠点EPCやカーボンソリューションの前期大型工事に進捗の反動などにより減収となりました。
営業利益は、原子力や原動機での増収及び採算性向上による増益はありましたが、事業構造改革費用の計上や海外事業での採算悪化により減益となりました。
インフラの老朽化や気候変動による自然災害の激甚化への対応として国土強靭化計画が引き続き推進されています。
道路ネットワーク機能強化や流域治水の推進に加え、橋梁をはじめとする既設インフラにおける予防保全型の維持管理や計画的な更新も進められています。
一方、建設分野における人手不足は依然として深刻であり、建設業における時間外労働の上限規制の適用を背景として、省人化・自動化技術の導入やDXの推進を通じた生産性向上への取り組みが引き続き重要となっています。
このような事業環境のもと、受注高は、橋梁・水門で増加しましたが、交通システムやコンクリート建材の譲渡の影響により、減少しました。
売上収益は、シールドシステムでの大型工事進捗等による増収はありましたが、コンクリート建材や交通システムの譲渡の影響のほか、橋梁・水門での前期大型工事進捗の反動もあり減収となりました。
営業利益は、交通システムの譲渡による減益はありましたが、コンクリート建材事業の譲渡に関連する構造改革費用の前期計上による反動や橋梁・水門の採算性向上により増益となりました。
中国によるレアアース輸出規制や中東情勢の緊迫化を背景に地政学リスクは一段と高まっており、エネルギー価格の乱高下と物流コストの高騰は常態化しています。
国際サプライチェーンは安全保障リスクを踏まえた再編が進み、事業を取り巻く環境は引き続き不透明な状況が見込まれます。
一方で、EVの普及ペースは鈍化しているものの産業界におけるカーボンニュートラルへのニーズは依然として高い状況にあり、先進国で進行する労働生産人口減少に伴う人手不足とともに、産業分野における中長期な構造的トレンドとなっています。
このような事業環境のもと、受注高及び売上収益は、車両過給機の販売台数増加や販価改善の効果はあったものの、運搬機械等の譲渡影響や回転機械の海外需要減少などの影響により、いずれも減少及び減収となりました。
営業利益は、熱・表面処理での事業構造改革費用の計上などはありましたが、前期の車両過給機での事業構造改革費用計上の反動影響に加え、当期における車両過給機の販価改善や運搬機械の譲渡益の計上などにより、増益となりました。
民間向け航空エンジン事業では世界の旅客需要が堅調に伸びる中、アフターマーケットでの収益が拡大を継続しています。
また、防衛予算の増額、宇宙産業の市場拡大の流れを受け、防衛・宇宙事業においても、新たな価値創造を図り競争力向上を目指していきます。
各事業とも中長期的な市場成長が見込まれる一方で、足元では、中東情勢の悪化や中国における輸出規制などを背景に、地政学的リスクはかつてない速度で変化し、サプライチェーンの混乱や物価高騰などの影響が生じています。
当社グループは、環境の変化に打ち勝つ事業体質構築に向け、デジタル基盤の活用等による生産効率改革や業務構造改革をさらに推進し、成長を加速していきます。
このような事業環境のもと、受注高は、前期の防衛の大型工事受注の反動などにより減少となりました。
売上収益は、民間向け航空エンジンのスペアパーツの販売増や防衛事業の拡大により増収となりました。
営業利益は、防衛の拡大及び採算改善のほか、民間向け航空エンジンでのスペアパーツの販売増加や前期の貸倒引当金計上の反動はありましたが、民間向け航空エンジンでの整備費用の増加や研究開発費等販管費の増加などの影響により、減益となりました。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
b.資産及び負債、資本の状況当連結会計年度末における総資産は2兆4,285億円となり、前連結会計年度末と比較して1,881億円増加しました。
主な増加項目は、営業債権及びその他の債権で692億円、主な減少項目は、売却目的保有資産で234億円です。
負債は1兆7,470億円となり、前連結会計年度末と比較して152億円増加しました。
主な増加項目は、営業債務及びその他の債務で1,142億円、主な減少項目は、返金負債で423億円です。
有利子負債残高はリース負債を含めて4,898億円となり、前連結会計年度末と比較して248億円減少しました。
資金流動性については十分な水準を確保しています。
資本は6,815億円となり、前連結会計年度末と比較して1,728億円増加しました。
これには、親会社の所有者に帰属する当期利益1,609億円が含まれています。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の21.5%から26.9%となりました。
②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して182億円増加し、1,550億円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは1,213億円の収入超過(前連結会計年度は1,776億円の収入超過)となりました。
これは、法人所得税の支払は増加したものの、利益の増加に加え営業債務の増加があったためです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは184億円の支出超過(前連結会計年度は588億円の支出超過)となりました。
これは、固定資産の売却や有価証券の売却による収入があった一方で、設備投資を進めたことにより支出が増加したためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは978億円の支出超過(前連結会計年度は1,162億円の支出超過)となりました。
これは、主に借入金の返済による支出があったためです。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示し、比率は四捨五入表示しています。
③生産、受注及び販売の状況a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称金額(百万円)前年度比(%)資源・エネルギー・環境372,407△9.2社会基盤129,911△13.1産業システム・汎用機械424,519△11.8航空・宇宙・防衛799,27643.9報告セグメント 計1,726,1138.1その他67,95832.7合計1,794,0718.9(注)1. 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引を相殺消去しています。
2. 金額及び比率は単位未満を四捨五入表示しています。
b.受注状況当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称受注高(百万円)前年度比(%)期末受注残高(百万円)前年度末比(%)資源・エネルギー・環境624,74768.7698,59059.6社会基盤133,270△11.4224,6603.5産業システム・汎用機械460,787△4.9168,967△18.0航空・宇宙・防衛703,179△2.3656,6128.4報告セグメント 計1,921,98311.41,748,82919.2その他81,1577.419,508△5.4調整額△48,398---合計1,954,74211.61,768,33718.9(注)1. 各セグメントの受注高は、セグメント間の取引を含んでおり、調整額でセグメント間取引の合計額を消去しています。
2. 各セグメントの受注残高は、セグメント間の取引を相殺消去しています。
3. 金額及び比率は単位未満を四捨五入表示しています。
c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称金額(百万円)前年度比(%)資源・エネルギー・環境376,720△8.4社会基盤131,926△9.6産業システム・汎用機械450,526△7.1航空・宇宙・防衛651,71817.3報告セグメント 計1,610,8900.8その他84,3489.2調整額△51,836-合計1,643,4021.0(注)1. 販売実績は売上収益をもって示します。
2. 金額はセグメント間の取引を含んでおり、調整額でセグメント間取引の合計額を消去しています。
3. 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりです。
相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)一般財団法人日本航空機エンジン協会268,80616.5332,08820.2防衛省137,6278.5185,78411.34. 金額及び比率は単位未満を四捨五入表示しています。
(2)経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析①重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、IFRS会計基準に準拠して作成されています。
連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要となる事項については、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行なっています。
詳細については、第5「経理の状況」1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記「3.重要性のある会計方針」、及び注記「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しています。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループ及びセグメントごとの経営成績の状況は(1)経営成績等の状況の概要の①財政状態及び経営成績の状況に記載のとおりです。
当社グループは、2023年度を初年度とする3か年の中期経営計画「グループ経営方針2023」に基づく取り組みを進めてきました。
不確実性が高い経営環境が継続する中でも持続的な高成長を実現する事業へ変革していくことを目指し、成長をけん引する航空エンジン・ロケット分野の成長事業と、将来の事業の柱として期待されるクリーンエネルギー分野の育成事業、市場成長が見込めてかつ資本効率の高い事業への戦略的な経営資源のシフトを進めるため、事業ポートフォリオ改革を実行しました。
「グループ経営方針2023」の最終年度となった2025年度は、売上収益・営業利益ともに過去最高を達成しました。
営業利益率・ROICについては「グループ経営方針2023」に掲げた経営目標を達成し、1株当たり当期利益(EPS)も大きく成長しました。
一方で、CCCは未達となり、キャッシュ・フロー創出力については未だ課題として残りました。
2026年度からは、持続的な高成長を実現するステージに移行し、当社グループが取り組むべき社会課題と成長を実現するための事業戦略を改めて明確化し、2040年に向けて、長期視点で大きな飛躍の実現に挑戦していきます。
2023年度(2024年3月期)実績2024年度(2025年3月期)実績2025年度(2026年3月期)実績グループ経営方針20232025年度経営目標ROIC △4.9% 10.5% 11.0% 8%以上営業利益率 △5.3% (7.0%) 8.8% 10.1% 7.5%CCC 107日 (132日) 94日 (115日) 97日 (109日) 100日(注)各指標の算出方法は次のとおりです。
 ・ROIC  :(1-法定実効税率)×(営業利益+受取利息+受取配当金)   ÷(親会社の所有者に帰属する持分+有利子負債の金額) ・CCC   :運転資本÷売上収益×365日 ・運転資本:営業債権+契約資産+棚卸資産+前払金-契約負債-営業債務-返金負債 ・2023年度~2025年度の括弧内の数字は、出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査  プログラム及び海外連結子会社における訴訟の和解合意による損失の影響を除いたものです。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.財務戦略の基本的な考え方当社グループは、事業基盤の強化やキャッシュ創出力向上の取り組みを通じて得られた自己資金を原資として、財務基盤の拡充と株主還元のバランスを取りながら、事業変革のための投資を進めていくことを財務戦略の基本方針としています。
2025年度のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,213億円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは184億円の支出となりました。
合計したフリー・キャッシュ・フローは1,029億円となり、前連結会計年度に対して158億円減少しました。
引き続き当社グループは、収益性・キャッシュ創出力を重視した経営施策を着実に実行し、成長・育成事業への最適な資金配分により、持続的な高成長を実現する企業体質への変革を実現し、企業価値向上へつなげていきます。
出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムに係る支出が発生することや、稼ぐ力がキャッシュ・フローに結び付いていないことから、営業キャッシュ・フローの強化は喫緊の課題です。
運転資本の圧縮を進め、キャッシュ・フロー改善につなげていきます。
b.資金調達の方針当社グループの運転資金、投資向け資金等の必要資金の財源については、主として営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を財源とすることを原則としています。
必要に応じて、短期的な資金については金利の上昇に留意しつつ銀行借入やコマーシャル・ペーパーなど、設備資金・投融資資金等の長期的な資金については、日銀の政策変更による本邦金利上昇を見据えながら既存借入金及び既発行債の償還時期等を総合的に勘案し、長期借入金や社債等によって調達しています。
外部からの資本・資金調達については、関連するリスクを適切にコントロールした上で、資本コストを最小化する調達を実現することを資金調達の基本方針としています。
また、当社グループ内部では、グループガバナンスの向上、資金効率の向上及び資本コストの低減を図り、企業価値向上に寄与するため、グループ一体となった資金調達・資金収支管理を実施しており、当社と国内子会社間、また海外の一部地域の関係会社間ではキャッシュ・マネジメント・システムによる資金融通を行ない、グループ内の流動性確保、資金効率向上に努めています。
c.資金需要、資金調達及び流動性の分析当社グループの主な資金需要は、事業活動に必要な運転資金、成長事業創出のための研究開発費及び設備投資等です。
当連結会計年度末の有利子負債残高はリース負債を含めて4,898億円となり、前連結会計年度末に対して248億円減少しました。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,550億円であり、前連結会計年度末と比較して182億円増加しています。
手元資金の流動性については現金及び現金同等物に加え、主要銀行とのコミットメントライン契約や当座貸越枠、コマーシャル・ペーパーなど多様な調達手段を保有し、上記現金及び現金同等物と合わせて引き続き十分な流動性を確保しています。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。
研究開発活動 6【研究開発活動】
当社グループ(当社及び連結子会社)は、価値の源泉である技術を「つなぎ」、「束ね」、「強く」することで、製品・サービスを超えて、お客さまの新しい価値を生み出すバリューチェーンを創造し、競争優位性を高めるため研究開発に取り組んできました。
事業部門である、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械並びに航空・宇宙・防衛の各セグメントは、製品の競争力強化及び今後の事業拡大・創造につながる研究開発を推進し、本社部門は、基礎的な研究開発から事業拡大・創造の足掛かりとなる研究開発まで広く推進しています。
加えて、世界のトップエコシステムに参加し、エコシステムの中で真に価値のあるパートナーとして認識されるよう取り組んでいます。
「グループ経営方針2023」では、成長事業として航空エンジン・ロケット分野、育成事業としてアンモニアなどのクリーンエネルギー分野、中核事業として資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械分野の3つの区分を定義し、リソース配分を最適化しながら、研究開発に取り組んできました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は396億円であり、そのうち、成長事業と育成事業創出に向けた研究開発費は285億円です。
なお、成長事業と育成事業に係る研究開発費は、事業との関連状況に応じて、関係する事業部門及び本社部門を横断して発生しています。
各セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりです。
(1)資源・エネルギー・環境資源・エネルギー・環境事業領域では、グループの中核を担うカーボンソリューション、原動機、原子力の各分野において、ライフサイクルやバリューチェーンを意識した事業の拡大を目指しています。
また本社部門とともに、 今後、成長が期待されるクリーンエネルギー分野への投資を進めており、特に燃料アンモニアについては、育成事業と位置付け、製造、貯蔵・輸送、利活用のバリューチェーンに関わる研究開発に取り組み、社会実装に向けた活動をグローバルでリードしています。
当連結会計年度の主な成果は、以下のとおりです。
共同開発中のGE Vernova社のF型ガスタービンの運転条件を再現した環境下で、実機サイズの燃焼器を用いたアンモニア100%燃焼の実証に成功しました。
また、インドネシアの石炭火力発電所において、ASEAN諸国で初めてグリーンアンモニアの小規模燃焼実証に成功しました。
これまで当社が取り組んできたアンモニア燃焼技術や社会実装に向けた技術開発が評価され、CIMAC(国際燃焼機関会議) Congress 2025会長賞、コージェネ大賞2025理事長賞(技術開発部門)、第60回機械振興賞「経済産業大臣賞」など、数々の賞を受賞しました。
また、長年にわたる原子炉重要機器の製造経験と技術力を活かし、小型モジュール原子炉(SMR)建屋の壁に採用される鋼製モジュールのモックアップを完成させました。
当セグメントに係る研究開発費は34億円です。
(2)社会基盤社会基盤事業領域では、中核事業の1つとして、橋梁・水門を軸に、長年の実績で培った技術力と豊かな感性で、安全・安心な社会インフラの実現にグローバルかつライフサイクルにわたり貢献しています。
橋梁事業は、設計から建設、保全までの一気通貫のエンジニアリングと施工能力を強みに国内で高いシェアを誇り、海外の長大橋においても多数の建設実績を有しています。
水門事業では、国内トップクラスのシェアを有しており、また、東南アジアを中心に海外事業展開を進めています。
当連結会計年度の主な成果は、以下のとおりです。
独自の架設技術と橋梁エンジニアリング力を活かした首都高速大師橋の更新工事を短期間で完了させた実績が評価され、「IABSE AWARDS 2025」のRehabilitation(改修・再生)部門で最優秀作品賞を受賞しました。
当セグメントに係る研究開発費は7億円です。
(3)産業システム・汎用機械産業システム・汎用機械事業領域では、中核事業の1つとして、ライフサイクルビジネス(LCB)の「深化」と「進化」を軸とした取り組みを進めてきました 。
長年培ってきた高速回転機械や熱・流体技術、制御技術といった独自の差別化技術によって、産業界に脱炭素化と環境負荷低減、自動化・省人化などのソリューションを提供しています。
当連結会計年度の主な成果は、以下のとおりです。
CCUS(CO₂の回収・利用・貯留)の実用化を見据え、CO₂を作動流体とした多軸多段のギアード構造のターボ圧縮機により最高吐出圧力20MPaへの昇圧に成功しました。
また、水素を高効率で燃焼させる自動車用水素燃焼レシプロエンジン向けターボチャージャーを開発し、水素を使用する環境下での耐久性評価を進めました。
空飛ぶクルマ(eVTOL)向けの離着陸場においては、安全かつ自由に搬送できる搬送装置を開発しています。
当セグメントに係る研究開発費は52億円です。
(4)航空・宇宙・防衛航空・宇宙・防衛事業領域では、成長事業として、世界トップレベルのコア技術である「推力」を通じて航空輸送、防衛システム、宇宙利用の未来を切り開き、豊かで安全な社会の実現に貢献します。
航空事業は、高品質な部品提供や安定運航に貢献するエンジン整備・部品修理の提供に加え、カーボンニュートラル関連技術の開発を進めています。
防衛事業は、長年のプライムメーカーとしての経験を強みに、日本政府と連携しグローバル展開を通じた成長を目指しています。
また宇宙事業は、ロケットなどの基盤技術に加え、安全保障や商業利用を目的とした衛星データ利用サービスの拡充を通じて、社会課題の解決につながるソリューションの提供を目指しています。
当連結会計年度の主な成果は、以下のとおりです。
高バイパス比化・低圧力比化が進む民間航空機エンジンのファンについて、空力、エアロメカニクス及び騒音の研究開発を進め、高効率化と低騒音化を目指しています。
航空機エンジン部品の高温化に対応するセラミックス基複合材料(CMC)の製造において重要な技術として、CFD解析を活用した化学気相含侵(CVI)法の開発を進めています。
また、陸上や海上における状況把握に役立つ多様なデータの取得・提供を目指すため、パートナー各社と連携し、衛星コンステレ―ションの構築を目指しています。
世界各地のハイパースペクトル衛星画像の取得と解析技術向上のために、小型ハイパースペクトル衛星「IHI-SAT2」を打上げ、森林管理やカーボンクレジット事業に活用します。
当セグメントに係る研究開発費は154億円です。
(5)その他本社部門は、基礎的な研究開発から事業拡大・創造の足掛かりとなる研究開発を推進しています。
当連結会計年度の主な成果は、以下のとおりです。
CO₂と水素を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)を試験装置規模で合成し、航空機用代替ジェット燃料の特性を有することを確認しました。
また、量子コンピュータの安定動作と実用化範囲の拡大を目指し、従来よりも高い冷凍能力とエネルギー効率を兼ね備えた絶対零度級の極低温冷凍システムの開発・実証を進めています。
動作環境が複雑に変化するプラントや産業設備においては、異常検知や性能予測・最適化などの精度を向上させる機械学習技術を開発し、2025年度人工知能学会全国大会で優秀賞を受賞しました。
製造ラインや建設現場の作業工程などをデジタル上で再現するラインシミュレーションを活用し、見積時間短縮と工事計画の最適化による費用削減が可能な環境を構築しました。
当セグメントに係る研究開発費は146億円です。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当社グループ(当社及び連結子会社)では、競争力強化のため生産能力の増強、生産体制の整備、現有設備の維持・更新等に重点的な投資を行ない、当連結会計年度における投資総額は976億円となりました。
成長事業・育成事業へ優先的に資金を配分し、中長期での収益性向上やキャッシュ・フロー拡大の実現につなげていきます。
育成事業への投資は、事業との関連状況に応じて関係する事業部門と本社部門を横断して行なっています。
セグメント別の投資の概要は以下のとおりです。
資源・エネルギー・環境では、現有設備の維持・更新、事務の合理化、生産能力の増強のため、72億円の投資を実施しました。
社会基盤では、生産能力の増強、現有設備の維持・更新のため、25億円の投資を実施しました。
産業システム・汎用機械では、生産能力の増強、現有設備の維持・更新、生産体制の整備のため、120億円の投資を実施しました。
航空・宇宙・防衛では、生産体制の整備、生産能力の増強、現有設備の維持・更新のため、490億円の投資を実施しました。
当セグメントは成長事業であり、生産能力の向上に寄与する投資を積極的に行なっています。
その他では、投資不動産の整備・維持・更新、事務の合理化、試験研究設備のため、267億円の投資を実施しました。
当セグメントでは投資不動産整備や育成事業関連設備などへの投資を行なっています。
所要資金については、主として自己資金により充当しました。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当連結会計年度末における当社グループ(当社及び連結子会社)の主要な設備の状況は、以下のとおりです。
(注)以下の表に記載の金額は単位未満を四捨五入表示しています。
(1)提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他(注1)合 計相生工場(兵庫県相生市)資源・エネルギー・環境ボイラ・貯蔵設備生産設備1,184894194(229)911462,509307横浜工場(横浜市磯子区)資源・エネルギー・環境原子力機器・航空エンジン生産設備3,7392,6871,106(227)3,1393,69114,362324瑞穂工場(東京都西多摩郡)航空・宇宙・防衛航空エンジン・宇宙開発関連機器生産設備4,2695,7902,321(201)2,60116,67931,6601,550相馬工場(福島県相馬市)航空・宇宙・防衛航空エンジン・宇宙開発関連機器生産設備5,1333,7593,398(374)4,8681,95619,114976呉第二工場(広島県呉市)航空・宇宙・防衛航空エンジン生産設備1,4451,13057(48)1,6343904,656541鶴ヶ島工場(埼玉県鶴ヶ島市)航空・宇宙・防衛航空エンジン整備設備6,6632,1937,105(136)1,7732,75720,491337本社(東京都江東区他)(注2、3)その他その他設備15,41213,2909,211(129,917)61,091174,152273,1563,186(注)1. 帳簿価額のうち「その他」は、投資不動産、工具器具備品、ソフトウェア及び建設仮勘定の合計です。
2. 本社の土地の帳簿価額には、鹿児島市所在及びブラジル国内保有土地等を含みます。
3. 本社のその他の帳簿価額には、投資不動産の帳簿価額142,869百万円を含みます。
(2)国内子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他(注)合 計㈱IHIインフラシステム堺工場(堺市堺区)社会基盤生産設備5,3051,9905,686(83)8,81185922,651803㈱IHIエアロスペース富岡工場(群馬県富岡市)航空・宇宙・防衛生産設備5,2104,2092,420(517)2,1534,40218,3941,168㈱IHI原動機太田工場(群馬県太田市)資源・エネルギー・環境生産設備9504082,152(152)5163234,349350新潟内燃機工場(新潟市東区)資源・エネルギー・環境生産設備7323021,050(55)-272,111171本社・支社等(東京都千代田区他)資源・エネルギー・環境生産設備1,080784208(35)2,2931,0285,393427IHI運搬機械㈱本社(東京都中央区)産業システム・汎用機械生産設備14--3,155353,204298沼津工場(静岡県沼津市)産業システム・汎用機械生産設備1,0643002,238(138)-1153,717146㈱IHIエアロマニュファクチャリング本社(長野県上伊那郡)航空・宇宙・防衛生産設備1,664505167(11)1,5143854,235280㈱IHIターボ新町工場(長野県上伊那郡)産業システム・汎用機械生産設備1,077939194(25)-822,292141木曽工場(長野県木曽郡)産業システム・汎用機械生産設備64258994(65)1844131,922272(注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品、ソフトウェア及び建設仮勘定の合計です。
(3)在外子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)使用権資産その他(注1)合 計Indigo TopCo Limited(注2)スイス 他産業システム・汎用機械生産設備2,28112,071649(35)3,2162,38220,5991,022IHI Turbo America Co.米国産業システム・汎用機械生産設備2,2893,79734(65)161,1517,287287IHI Charging Systems International S.p.Aイタリア産業システム・汎用機械生産設備9051,54999(8)1,2167424,511341長春富奥石川島過給機有限公司(注2)中国産業システム・汎用機械生産設備7571,319-2746362,986596(注)1. 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品、ソフトウェア及び建設仮勘定の合計です。
2. Indigo TopCo Limited及び長春富奥石川島過給機有限公司は、それぞれの子会社を連結した数値で表示しています。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
当社グループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度終了後1年間の設備投資計画については、生産能力の増強、生産体制の整備、生産の合理化・省力化、現有設備の維持更新等のため、1,300億円を計画しています。
なお、セグメントごとの内訳は次のとおりです。
(1)新設・改修セグメントの名称2026年度計画金額(百万円)設備の内容資源・エネルギー・環境9,500原動機生産設備、カーボンソリューション関連生産設備、原子力関連生産設備等社会基盤1,400橋梁・水門生産設備等産業システム・汎用機械14,300車両過給機生産設備、パーキング生産設備、回転機械生産設備、熱・表面処理加工設備等航空・宇宙・防衛76,600PW1100Gなどの航空エンジン生産設備及び整備事業用設備、ロケットシステム・宇宙利用関連生産設備、業務構造改革に向けたDX投資等報告セグメント計101,800 その他(注2)28,200育成事業関連設備、投資不動産整備等合 計130,000 (注)1. 投資予定に関する所要資金については、主として自己資金により充当する予定です。
2. その他には、各報告セグメントに帰属していない全社の設備投資額が含まれています。
(2)売却・廃却 2026年3月27日公表のとおり、事業ポートフォリオの改革への投資原資の確保を目的として、東京都江東区の投資不動産の建物・土地の一部を2027年3月に売却する予定です。
また、2026年6月12日に公表のとおり、東京都江東区の投資不動産の土地を2026年12月に売却する予定です。
なお、2026年4月20日公表した東京都江東区の投資不動産の建物・土地の一部の売却は、2026年4月に完了しています。
研究開発費、研究開発活動15,400,000,000
設備投資額、設備投資等の概要49,000,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況42
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況15
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況10,005,041
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標0

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、純投資目的である株式には、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を、純投資目的以外の目的である投資株式には、それらの目的に加えて当社の中長期的な成長・企業価値の向上に資する株式を区分しています。
②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(ア)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は原則として、政策保有目的で上場会社の株式を保有しないこととしています。
ただし、当社の中長期的な成長・企業価値の向上を目的として業務提携・共同研究開発をはじめとした戦略的パートナーの株式を例外的に保有することがあります。
また、当社は非上場株式を含めて例外的に政策保有株式を保有する場合には、毎年個別銘柄ごとに中長期的な保有意義の確認を行なうことにより個別銘柄の保有の適否を確認し、取締役会に報告しています。
(イ)銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式783,666非上場株式以外の株式62,431 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式180当社の原子力事業における競争力強化と事業基盤拡充のため、戦略的背景から取得非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式1-非上場株式以外の株式1311,629注)1.非上場株式の減少は会社解散によるものであるため、売却価格はありません。
2.株式数が減少した銘柄には、株式の併合、株式移転、株式交換、合併等による変動を含みません。
(ウ)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)中国鋼鐵結構股份有限公司11,061,69011,061,690製鉄機械、圧縮機、ボイラ等の事業で取引関係を有しており、グローバル市場、とりわけ台湾におけるIHIブランドの確立に欠かせないためなお、資本効率向上のため、全株式を売却する方針としている無2,4122,424北陸電力株式会社17,06917,069育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるためライフサイクル工事等の受注が継続的にあるとともに、既設ボイラのカーボンニュートラル化に向けた定期的な協議・検討を継続中無1814中部電力株式会社100100育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるため無00九州電力株式会社100100育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるため無00東北電力株式会社100100育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるため無00中国電力株式会社100100育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるため無00日本製紙株式会社-18,600-無-18大王製紙株式会社-119,000-無-97株式会社トクヤマ-21,600-無-60 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社みずほフィナンシャルグループ-1,166,639-無-4,726株式会社三井住友フィナンシャルグループ-219,600-無-833株式会社リンコーコーポレーション-3,000-無-5関西電力株式会社-520,300-無-922東京電力ホールディングス株式会社-275,139-無-118北海道電力株式会社-96,611-無-73三井住友建設株式会社-27,720-無-11電源開発株式会社-217,500-無-550五洋建設株式会社-33,275-無-23三井不動産株式会社-1,206,000-有-1,604(注)1.銘柄ごとの定量的な保有効果の記載は困難ですが、毎年、取締役会において、当社の中長期的な成長・企業価値の向上の観点から、保有意義の確認を行なっています。
2.「-」は、当該保有目的銘柄を保有していないことを示しています。
3.議決権行使権限の対象となる株数を記載しています。
みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)極東貿易株式会社591,160771,160議決権の行使を指図する権限を有しているなお、発行会社との合意の下、保有株式の一部を売却した今後、全株式を売却する方針としている有1,0951,206日揮ホールディングス株式会社97,000194,000議決権の行使を指図する権限を有しているなお、発行会社との合意の下、保有株式の一部を売却した今後、全株式を売却する方針としている有220228ANAホールディングス株式会社64,24264,242議決権の行使を指図する権限を有しているなお、全株式を売却する方針としている無180177東京瓦斯株式会社-159,750-無-760東邦瓦斯株式会社-177,050-無-732三井物産株式会社-3,418,510-無-9,570東ソー株式会社-578,000-無-1,186鹿島建設株式会社-257,132-無-783株式会社大林組-220,000-無-436大成建設株式会社-42,000-無-277大阪瓦斯株式会社-61,300-無-207静岡ガス株式会社-200,000-無-226(注)1.銘柄ごとの定量的な保有効果の記載は困難ですが、毎年、取締役会において、当社の中長期的な成長・企業価値の向上の観点から、保有意義の確認を行なっています。
2.「-」は、当該保有目的銘柄を保有していないことを示しています。
3.議決権行使権限の対象となる株数を記載しています。
4.みなし保有株式の事業年度末日における時価に議決権行使権限の対象となる株式数を乗じて得た額を記載しています。
5.保有目的には、当社が有する権限の内容を記載しています。
6.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算していません。
③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
④当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
(注)第4「提出会社の状況」に記載の金額は、3「配当政策」及び4「コーポレート・ガバナンスの状況等」の  (3)「監査の状況」④「監査報酬の内容等」を除き単位未満を切捨て表示しています。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社13
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社78
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3,666,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社6
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2,431,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社80,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社11,629,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社100
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社0
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社64,242
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社180,000,000
株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社当社の原子力事業における競争力強化と事業基盤拡充のため、戦略的背景から取得
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社三井不動産株式会社
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社育成事業であるクリーンエネルギー分野における成長戦略、並びにボイラ設備の建設・保守等の事業基盤強化に欠かせないライフサイクルビジネスなどを通じた戦略的パートナーであるため
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社