財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-19
英訳名、表紙Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  斉藤 恭彦
本店の所在の場所、表紙東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(6812)2300
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
1926年9月信濃電気株式会社と日本窒素肥料株式会社との共同出資により、信越窒素肥料株式会社として発足1927年11月新潟県中頸城郡(現上越市)に直江津工場を建設、石灰窒素の製造開始1938年12月群馬県安中市に磯部工場を建設、金属マンガンの製造開始1940年3月社名を信越化学工業株式会社に変更1945年5月大同化学工業株式会社を吸収合併し、福井県武生市(現越前市)の同社工場を当社武生工場として石灰窒素等の製造開始1949年5月東京証券取引所に株式を上場1953年10月磯部工場において珪素樹脂(シリコーン)の製造開始1957年3月直江津工場においてアセチレン法による塩化ビニル、か性ソーダの製造開始1959年4月直江津工場において天然ガス塩素化製品の製造開始1960年7月磯部工場において半導体シリコンの製造開始1960年9月信越ポリマー株式会社(合成樹脂の加工 現連結子会社)を設立1962年3月直江津工場においてセルロース誘導体(メトローズ等)の製造開始1967年3月信越半導体株式会社(半導体シリコンの製造 現連結子会社)を設立1967年4月信越石油化学工業株式会社(メタノール等の製造)を吸収合併 武生工場においてイットリウム等高純度レア・アースの製造開始1968年12月信越酢酸ビニル株式会社(現日本酢ビ・ポバール株式会社 酢酸ビニルモノマー及びポバールの製造 現連結子会社)を設立1970年8月茨城県鹿島郡(現神栖市)に鹿島工場を建設、エチレン法による塩化ビニルの製造開始1973年2月武生工場において希土類磁石の製造開始1973年7月シンテックINC.(塩化ビニルの製造 現連結子会社)を米国に設立 信越半導体株式会社の子会社としてS.E.H.マレーシアSDN.BHD.(半導体シリコンの加工 現連結子会社)をマレーシアに設立1976年4月工務部門を分離して信越エンジニアリング株式会社(現連結子会社)を設立1979年3月信越半導体株式会社の子会社としてシンエツハンドウタイアメリカInc.(半導体シリコンの製造 現連結子会社)を米国に設立1979年10月直江津工場において合成石英製ICフォトマスク用基板の製造開始1983年11月磯部工場において光ファイバー用プリフォームの製造開始1983年12月信越ポリマー株式会社、東京証券取引所に株式を上場1984年5月信越半導体株式会社の子会社としてシンエツハンドウタイヨーロッパLTD.(半導体シリコンの加工 現連結子会社)を英国に設立1992年4月直江津工場においてフォトレジスト製品の製造開始1992年8月群馬県碓氷郡(現安中市)に松井田工場を設置し、同工場と磯部工場とを統轄する群馬事業所を群馬県安中市に新設1995年11月信越半導体株式会社の子会社として台湾信越半導体股份有限公司(半導体シリコンの加工 現連結子会社)を台湾に設立1999年12月シンエツPVC B.V.(オランダ 現連結子会社)がシェルネーデルランドケミーB.V.(オランダ)及びアクゾノーベルベイスケミカルズB.V.(オランダ)の塩化ビニル合弁事業を買収2000年10月信越金属工業株式会社を吸収合併2001年2月アジアシリコーンズモノマーLtd.(シリコーンモノマーの製造 現連結子会社)をタイに設立シンエツシリコーンズタイランドLtd.(シリコーンの製造 現連結子会社)をタイに設立2003年12月シンエツインターナショナルヨーロッパB.V.(オランダ 現連結子会社)がドイツのセルロース事業会社クラリアント タイローズGmbH & Co. KG(現SE タイローズ GmbH & Co. KG 現連結子会社)を買収2005年7月直江津工場においてマスクブランクスの製造開始2013年5月シンエツシリコーンズタイランドLtd.がアジアシリコーンズモノマーLtd.を完全子会社化2020年3月シンテックINC.においてエチレンの製造開始2024年11月三益半導体工業株式会社(半導体シリコンの加工 現連結子会社)を完全子会社化2026年1月群馬県伊勢崎市に伊勢崎工場を新設
事業の内容 3【事業の内容】
 当社グループは、当社、子会社134社及び関連会社11社(2026年3月31日現在)により構成され、半導体シリコン、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英製品等の製造・販売を主体とする「電子材料事業」、塩化ビニル樹脂、か性ソーダ等の製造・販売を主体とする「生活環境基盤材料事業」、シリコーン、セルロース誘導体、金属珪素等の製造・販売を主体とする「機能材料事業」、信越ポリマーグループの事業およびエンジニアリングをはじめとする各種役務提供を行う「加工・商事・技術サービス事業」を営んでおり、当社及び関係会社が製造・販売等を分担し、相互に協力して、事業活動を展開しています。
 事業内容と当社及び主な関係会社の当該事業における位置付けは、おおむね次のとおりです。
 なお、次表の区分は、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。
区分主要製品及び商品名主要な会社電子材料事業半導体シリコン、希土類磁石(電子産業用・一般用)、半導体用封止材、LED用パッケージ材料、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英製品国内当社、信越半導体㈱、直江津電子工業㈱、長野電子工業㈱、三益半導体工業㈱、直江津精密加工㈱、信越石英㈱、その他3社                  (計10社)海外シンエツハンドウタイアメリカINC.、S.E.H.マレーシアSDN.BHD、台湾信越半導体(股)、シンエツハンドウタイヨーロッパLTD.、S.E.H.シャーラムSDN.BHD.、シンエツエレクトロニクスマテリアルズシンガポールPTE.LTD.、シンエツマグネティクスフィリピンInc.、シンエツマレーシアSDN.BHD.、シンエツマグネティックマテリアルズベトナムCo.,Ltd.その他17社 (計26社)生活環境基盤材料事業塩化ビニル樹脂、か性ソーダ、メタノール、クロロメタン、ポバール国内当社、鹿島電解㈱、鹿島塩ビモノマー㈱、日本酢ビ・ポバール㈱、その他4社 (計8社)海外シンテックINC.、シンエツPVC B.V.、CIRES,Lda.、シンエツインターナショナルヨーロッパB.V.、K-Bin,INC.、その他2社  (計7社)機能材料事業シリコーン、セルロース誘導体、金属珪素、合成性フェロモン、塩ビ・酢ビ共重合樹脂、液状フッ素エラストマー、ペリクル国内当社、日信化学工業㈱、その他9社  (計11社)海外シンエツシリコーンズタイランドLTD.、アジアシリコーンズモノマーLTD.、信越有机硅国際貿易(上海)有限公司、韓国信越シリコーン㈱、台湾信越シリコーン(股)、シンエツシリコーンズオブアメリカINC.、SEタイローズ GmbH & Co. KG、SEタイローズ USA,Inc.、シムコアオペレーションズPTY.LTD.、その他22社 (計31社)加工・商事・技術サービス事業樹脂加工製品、技術・プラント輸出、商品の輸出入、エンジニアリング国内当社、信越ポリマー㈱(東証プライム上場)、信越エンジニアリング㈱、信越アステック㈱、信越ファインテック㈱、その他20社 (計25社)海外シンエツマイクロサイINC.、シンエツポリマー(マレーシア)SDN.BHD.、シンエツポリマーヨーロッパB.V.、シンエツポリマーアメリカINC.、蘇州信越聚合有限公司、その他26社 (計31社) 《事業系統図》
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名   称住  所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)役員の兼任等(人)関係内容(連結子会社)※シンテックINC.米国米ドル18.75生活環境基盤材料事業100.0兼任 1塩化ビニル製造技術の供与※信越半導体㈱東京都千代田区10,000電子材料事業100.0兼任 4出向 11半導体シリコンの購入※シンエツハンドウタイアメリカInc.米国千米ドル150,000電子材料事業100.0(100.0)兼任 2直接の親会社等の半導体シリコンの販売シンエツPVC B.V.オランダ千ユーロ18生活環境基盤材料事業100.0(100.0)兼任 2塩化ビニル製造技術の供与台湾信越半導体(股)台湾千ニュー台湾ドル1,500,000電子材料事業70.0(70.0)兼任 2出向 3信越半導体㈱の半導体シリコンの販売※三益半導体工業㈱群馬県高崎市18,824電子材料事業100.0 信越半導体㈱の半導体シリコンの加工信越ポリマー㈱東京都千代田区11,635加工・商事・技術サービス事業53.6(0.1) シリコーン製品等の販売S.E.H.マレーシアSDN.BHD.マレーシア千マレーシアリンギット188,650電子材料事業100.0(100.0)出向 2直接の親会社等の半導体シリコンの販売※信越エンジニアリング㈱東京都千代田区200加工・商事・技術サービス事業100.0兼任 1出向 8工場内修繕及び建設の委託※シンエツハンドウタイヨーロッパLTD.英国千スターリングポンド73,000電子材料事業100.0(100.0)出向 1直接の親会社等の半導体シリコンの販売SE タイローズGmbH & Co.KGドイツ千ユーロ500機能材料事業100.0(100.0)兼任 2セルロース誘導体の購入・販売※シンエツシリコーンズタイランドLTD.タイ千タイバーツ6,325,000機能材料事業100.0兼任 2出向 1シリコーン製品の購入アジアシリコーンズ モノマーLTD.タイ千タイバーツ3,393,000機能材料事業100.0(100.0)兼任 2出向 1直接の親会社へ原料の供給日本酢ビ・ポバール㈱大阪府堺市2,000生活環境基盤材料事業100.0兼任 2出向 4ポバールの購入信越アステック㈱東京都千代田区495加工・商事・技術サービス事業99.6(1.8)兼任 2出向 6合成樹脂製品等の販売直江津電子工業㈱新潟県上越市200電子材料事業100.0(10.0)兼任 1出向 3信越半導体㈱の半導体シリコンの加工シンエツエレクトロニクスマテリアルズシンガポールPte.Ltd.シンガポール千シンガポールドル2,800電子材料事業100.0兼任 3電子材料製品の販売信越有机硅国際貿易(上海)有限公司中国千米ドル490機能材料事業100.0兼任 3出向 2シリコーン製品の販売長野電子工業㈱長野県千曲市80電子材料事業90.0出向 2信越半導体㈱の半導体シリコンの加工信越ファインテック㈱東京都台東区300加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0) 直接の親会社の合成樹脂製品の販売シンエツマグネティクスフィリピンINC.フィリピン千フィリピンペソ60,000電子材料事業100.0兼任 2出向 2電子材料製品の購入CIRES, Lda.ポルトガル千ユーロ15,000生活環境基盤材料事業100.0(100.0)兼任 1塩化ビニル製造技術の供与韓国信越シリコーン㈱大韓民国百万ウォン5,800機能材料事業100.0兼任 3出向 2シリコーン製品の販売シンエツマレーシアSDN.BHD.マレーシア千マレーシアリンギット33,100電子材料事業100.0兼任 2出向 2電子材料製品の購入 名   称住  所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)役員の兼任等(人)関係内容(連結子会社)日信化学工業㈱福井県越前市500機能材料事業100.0兼任 1出向 2合成樹脂中間原料の販売シンエツマイクロサイINC.米国米ドル34加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0)兼任 1シリコーン製品等の販売台湾信越シリコーン(股)台湾千ニュー台湾ドル228,000機能材料事業93.3(6.7)兼任 1出向 2シリコーン製品の販売シンエツシリコーンズオブアメリカInc.米国千米ドル14,810機能材料事業100.0(100.0)兼任 2出向 1シリコーン製品の販売シンエツポリマー(マレーシア)SDN.BHD.マレーシア千マレーシアリンギット41,500加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0) 直接の親会社の合成樹脂製品の加工シンエツポリマーヨーロッパB.V.オランダ千ユーロ3,640加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0) 直接の親会社の合成樹脂製品の販売※シンエツインターナショナルヨーロッパB.V.オランダ千ユーロ281,840生活環境基盤材料事業100.0兼任 1合成樹脂製品等の販売直江津精密加工㈱新潟県上越市80電子材料事業100.0(10.0)兼任 2出向 2合成石英製品等の加工の委託シンエツポリマーアメリカInc.米国千米ドル7,000加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0) 直接の親会社の合成樹脂製品の販売信越シンコーモールド埼玉㈱埼玉県東松山市30機能材料事業100.0(100.0)兼任 3シリコーン製品の購入信越シンコーモールド㈱群馬県安中市30機能材料事業100.0兼任 5出向 2シリコーン製品の購入及び資金の貸付蘇州信越聚合有限公司中国千米ドル15,300加工・商事・技術サービス事業100.0(100.0) 直接の親会社の合成樹脂製品の加工S.E.H.シャーラムSDN.BHD.マレーシア千マレーシアリンギット140,000電子材料事業100.0(100.0) 信越半導体㈱等の半導体シリコンの加工シムコアオペレーションズPTY.LTD.オーストラリア千豪ドル32,005機能材料事業100.0(100.0)兼任 2出向 1金属珪素の購入SE タイローズUSA,Inc.米国千米ドル55,389機能材料事業100.0(100.0)兼任 2セルロース誘導体の販売K-Bin,Inc.米国米ドル1,000生活環境基盤材料事業100.0(100.0)兼任 2直接の親会社からの塩化ビニル樹脂の購入信越有机硅(南通)有限公司中国千米ドル70,000機能材料事業100.0(7.1)兼任 4出向 1 鹿島電解㈱茨城県神栖市3,500生活環境基盤材料事業79.0兼任 5か性ソーダの購入及び資金の貸付鹿島塩ビモノマー㈱茨城県神栖市1,500生活環境基盤材料事業70.6兼任 5塩化ビニルモノマーの購入及び資金の貸付※シンエツマグネティックマテリアルズベトナムCo.,Ltd.ベトナム千米ドル157,750電子材料事業100.0兼任 2出向 1電子材料中間製品の購入信越電子材料(股)台湾千ニュー台湾ドル2,820,000電子材料事業100.0兼任 3出向 3資金の貸付電子材料製品の原料の販売シンエツエレクトロニクスマレーシアSDN.BHD.マレーシア千マレーシアリンギット35,070電子材料事業100.0兼任 3出向 1電子材料製品の購入その他 52社 名   称住  所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)役員の兼任等(人)関係内容(持分法適用関連会社)信越石英㈱東京都品川区1,000電子材料事業50.0兼任 1出向 3合成石英の販売㈱アドマテックス愛知県みよし市3,923電子材料事業20.5兼任 1出向 1電子材料製品の原料の購入(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。
2.名称欄※印は特定子会社に該当します。
3.信越ポリマー㈱は、有価証券報告書提出会社です。
4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。
5.シンテックINC.については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
主要な損益情報等(1)売上高766,902百万円( 5,122百万米ドル) (2)経常利益(税引前当期純利益)198,844百万円( 1,328百万米ドル) (3)当期純利益124,081百万円( 828百万米ドル) (4)純資産額2,004,093百万円( 12,800百万米ドル) (5)総資産額2,269,848百万円( 14,498百万米ドル)
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
① 連結会社の状況 当連結会計年度末における従業員数をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(2026年3月31日現在)セグメントの名称従業員数(人)電子材料事業13,566生活環境基盤材料事業1,957機能材料事業4,445加工・商事・技術サービス事業7,374合計27,342(注)1.従業員数は就業人員です。
2.臨時従業員の総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しています。
② 提出会社の状況 (2026年3月31日現在)従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)4,05940.818.88,988,0002.6 セグメントの名称従業員数(人)電子材料事業1,806生活環境基盤材料事業223機能材料事業1,888加工・商事・技術サービス事業142合計4,059(注)1.従業員数は就業人員です。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
3.臨時従業員の総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しています。
③ 労働組合の状況 当社及び一部グループ会社には、信越化学労働組合が組織(組合員数4,819人)されており、全国化学労働組合総連合に属しています。
 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
④ ストックオプション制度 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況(2)新株予約権等の状況 ①ストックオプション制度の内容」をご参照ください。
⑤ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異 a. 提出会社当事業年度補足説明管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者3.288.178.680.936.3・賃金:退職手当、通勤手当を除く。
・正規雇用労働者:社外への出向者を含む。
・管理職に占める男性労働者の割合が高いことと交代勤務に対する手当の対象となる男性労働者の全労働者に占める割合が高いことが格差に影響している。
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
b. 連結子会社当事業年度補足説明名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者信越ポリマー株式会社6.2100.074.576.060.6・賃金:退職手当、通勤手当を除く。
・正規雇用労働者:同社から社外への出向者を除き、他社からの出向者を含む。
三益半導体工業株式会社14.0100.074.774.561.4・賃金:退職手当、通勤手当を除く。
直江津電子工業株式会社2.133.069.871.656.3・賃金:退職手当、通勤手当を除く。
長野電子工業株式会社6.530.085.584.679.4・賃金:退職手当、通勤手当を除く。
・パート:現時点で男性の定年後再雇用者の割合が高いことが影響している。
信越半導体株式会社-----・出向元会社に含む(注)3.信越エンジニアリング株式会社-----・出向元会社に含む(注)3.(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
3.常時雇用労働者(出向者を含む)は301人以上ですが、全従業員が当社からの出向者であり、当社の計算に含んでいます。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものです。
(1)会社の経営の基本方針当社の目指すところは、他の追随できない素材技術によって社会と産業のために価値を生み出し、株主の皆さまのご期待にお応えしていくことです。
そのために、顧客や産業の課題解決に資する製品を数多く開発しています。
同時に、世界最高水準の技術や品質を追求し、生産性の向上に絶え間なく努めながら、世界中の顧客に安定的に製品供給を行っています。
その持続のため、顧客の動向や市況の変化に迅速かつ的確に対応することに努めています。
飛躍的に成長する半導体産業に必要不可欠な素材と技術を提供し、先端電子材料総合メーカーとしての機能、特にAIの進展を支える機能を拡充していきます。
AIインフラに関してはすべての事業セグメントで事業機会を追求します。
生活環境基盤材料において規模の経済と多層的な事業展開を追求します。
また、珪素化学を駆使した課題解決を推進します。
人間社会の持続的な発展とその質の向上を、環境負荷を抑えつつ実現する必要性の高まる今日、効率を極めることが必須です。
そのために当社が担い、果たせる役割は大きいと信じています。
当社の多くの製品がこうした目的に資するように、そして当社製品が用いられれば用いられるほど産業と人々の暮らしに貢献できるというように取り組み、世界の産業と人々の生活を支えるエッセンシャルサプライヤーとしての役割を果たしていきます。
(2)目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略目標とする経営指標は、年次ごとの増収、増益です。
当社の主要製品の中には、市況をはじめとした事業環境の変化の影響を受ける製品があります。
それだけに、外部環境の変化に機敏に対応していくことに加え、各事業の耐性をさらに高めます。
来期もさらなる事業の成長に取組みます。
そのためにも、当社製品がより広くより多く社会と産業に用いられるよう、注力していきます。
(3)経営環境及び対処すべき課題顧客の需要に確実に応えていくために供給態勢を常時点検し、拡充の手立てを前広に施します。
経済事情の揺れ幅が従前の領域を超えてきていることに加え、中国からの過剰輸出が複数の市場で続くと目され、それに対する対応策を多角的に打っていきます。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
  当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次の通りです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが合理的な一定の前提に基づいて判断したものであり、その実現を約束する趣旨のものではありません。
実際の結果は不確実性により変更される可能性があります。
(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理①ガバナンス 当社グループは、1990年より持続的な成長により企業価値を高めることに取り組んでいます。
安全を常に最優先すること、環境への配慮と適切な施策、社会への貢献、そして企業統治を適切に行うことを当社の経営と事業活動の根幹としています。
これらをグループ内で共有し実行していくために、サステナビリティの基本方針と各種社内規程を定めています。
 具体的には、当社の社長を委員長とし、取締役、執行役員、部門長、グループ会社のサステナビリティ担当者により構成される約60名からなるサステナビリティ委員会が、部門を横断する活動に取り組んでいます。
サステナビリティ委員会は、当社グループのコーポレートガバナンスにおける「重要な経営課題ごとの委員会」の一つです。
なお、コーポレートガバナンスの状況については本報告書の第一部「第4.提出会社の状況 4.コーポレートガバナンスの状況等」に記載の通りです。
図:サステナビリティの取り組みの体制図 ②リスク管理 リスクマネジメント委員会が、気候変動によるリスクも含め事業を取り巻くさまざまなリスクに備え、リスクを排除することに取り組んでいます。
同委員会は社長が委員長を務め、信越化学の取締役および執行役員を委員とする5名と補佐役6名で構成されています。
具体的なリスクへの取り組みは、推進責任者とグループ会社を含む協働推進者とで構成されるクロス・ディビジョナル・チームが行っています。
当社グループは事業活動に伴い想定されるリスクを洗い出し、それらに適切に対処するためのリスク管理規程を定めています。
同規程では、具体的なリスク、リスク管理の体制、発生したリスクへの対応等を明記しています。
リスク管理で重要な事項については、リスクマネジメント委員会が取締役会、常務委員会、監査役会、関係者に適時報告し、適切に対処をすべく取り組んでいます。
近年重要性の高まってきた気候変動に関するリスクについては、同委員会と連携し、サステナビリティ委員会がシナリオ分析を通じて、リスクの把握を行っています。
気候変動に関するリスクとしては、CO2の排出権取引や炭素税による支出の増加、エネルギー価格の上昇による製造コストの上昇などの移行リスク、大型台風の接近による設備損傷、洪水による電気設備への浸水による被害および操業停止などの物理リスクを想定しています。
 一方、サステナビリティに係る機会については、サステナビリティ委員会が当社各部門、主要グループ会社と連携し、認識、評価、管理を行います。
そして、重要な事項については取締役会や常務委員会に報告し、適切なモニタリングを受けます。
例えば、気候変動に関する機会については、上記の気候変動関連分科会が、シナリオ分析を通じて機会を把握し、グループ内の事業部門と連携し、評価、管理を行いました。
(2)投資者の投資判断上重要なサステナビリティ項目(1)に記載の、ガバナンス及びリスク管理を通して識別された当社グループにおける、投資者の投資判断上重要なサステナビリティ項目は以下の通りです。
①気候変動への取り組みイ.戦略 当社グループは2050年カーボンニュートラルに向け、温室効果ガス排出量(スコープ1、スコープ2)を実質ゼロとするための計画を策定しました。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた計画の推進を、重要な経営課題と位置づけています。
2019年5月にTCFDの提言への支持を表明し情報開示を進めると同時に、気候変動に関するシナリオ分析を行い、この分析を通じ事業に影響をおよぼす重要なリスクと機会を特定し、経営に反映させています。
<シナリオ分析>気候変動による事業機会:1.5℃シナリオ用途詳細収益への影響度樹脂窓塩化ビニル樹脂は断熱性に優れているため樹脂窓に使用されている。
省エネ住宅の普及とともに樹脂窓の需要増加が見込まれる。
大電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車半導体シリコンは、モーターの回転数を制御するインバーターなどのパワー半導体デバイス、自動運転、AI向けロジック半導体デバイス等に使用される。
高性能で小型のレア・アースマグネットは、車両全体の重量を軽くし、燃費性能を上げられることから、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車の駆動モーターや車両のさまざまなモーターへの利用が広がる。
シリコーンの放熱材料は、リチウムイオン電池や各種電子制御装置などの熱対策に使用されている。
熱による動作不良や故障の防止に役立ち、需要の拡大が見込まれる。
大風力発電機レア・アースマグネットは、洋上風力発電機の高効率化および発電機のメンテナンスコストの削減に寄与するため、需要の拡大が見込まれる。
送電網の整備、拡充により、電線被覆に使用される塩ビの需要拡大も見込まれる。
大エアコン半導体シリコンはコンプレッサーモーターのインバーター制御デバイスに使用され、モーターを適切な回転数に調節することで省電力に貢献することから、需要が拡大している。
レア・アースマグネットは、エアコンのコンプレッサーモーターのエネルギー効率を高め消費電力量を削減するため、需要の拡大が見込まれる。
中航空機レア・アースマグネットは小型航空機の電動化やハイブリッド化、大型航空機の油圧駆動部の電動化に不可欠である。
小型で強力なレア・アースマグネットは機体の重量を軽減し、燃費の向上に寄与するため、需要の拡大が見込まれる。
中産業用モーターレア・アースマグネットは、産業用モーターの効率を上げ、消費電力量を削減するため、需要の拡大が見込まれる。
中サービスロボット半導体シリコンは、製造、物流、農業用などの省エネ対応ロボット制御モーター用半導体への使用や、医療用、災害対策用ロボットへの採用が広がっている。
中植物由来の代替肉の結着剤植物性食品を中心にした食生活は、CO2排出量を年間1.6ギガトンも削減することができる可能性がある。
(※)セルロース誘導体の製品のひとつである「メトローズMCE-100TS」は、植物由来の代替肉の結着剤として使用されている。
代替肉の世界市場は年率2ケタの成長が見込まれており、今後もさらなる市場の拡大が期待される。
中※ポール・ホーケン編著「DRAWDOWN–The Most Comprehensive Plan Ever Proposed to Reverse Global Warming」より 気候変動による事業リスクと対応策:1.5℃シナリオ(移行リスク)事象当社へのリスク収益への影響度対応策世界各国での炭素税の導入、炭素排出枠の設定・炭素税の支払い・炭素排出枠の達成のための排出権の購入費用の発生・温室効果ガスの排出削減のための対策費用の増加大・スコープ1排出量の削減 ・生産工程の効率化や高効率な機器の導入などの さらなる推進 ・水素やアンモニアなどの二酸化炭素を排出しない エネルギーの使用 ・CCUSの活用 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天然 ガス)の熱源としての利用・温室効果ガスの絶対量での削減目標の達成・各国の炭素税等の環境規制に関する情報を収集し、対策を施す温室効果ガス排出の規制強化による再生可能エネルギー由来の電力の普及と電力価格の上昇・電力コストの増大大・スコープ2排出量の削減 ・電力の使用量が少ない生産工程や高効率な機器の 導入などのさらなる推進 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天然 ガス)を使用したコージェネレーションシステムの 導入 気候変動による事業リスクと対応策:4℃シナリオ(物理的リスク)事象当社へのリスク収益への影響度対応策異常気象の発生頻度の上昇・生産拠点の浸水・サプライチェーンの寸断大・生産拠点の嵩上げや重要な設備の周辺への防水壁の設置、冠水リスクが低い場所への計器室の設置、港湾に近い生産拠点での防潮堤の設置・生産拠点の複数化・原材料の調達先の多様化・製品在庫の確保・損害保険への加入降水パターンの変化などによる洪水の発生頻度の上昇一部の国での炭素税の導入や炭素排出枠の設定・当該国の生産拠点から排出される温室効果ガスに課税される炭素税の支払い・当該国の炭素排出目標を達成できない場合、排出権の購入費用や課徴金の支払いの発生小・スコープ1排出量の削減 ・生産工程の効率化や高効率な機器の導入などの さらなる推進 ・水素やアンモニアなどの二酸化炭素を排出しな いエネルギーの使用 ・CCUSの活用 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天 然ガス)の熱源としての利用・温室効果ガスの絶対量での削減目標の達成・各国の炭素税等の環境規制に関する情報を収集し、対策を施す電力価格・IEAのシナリオ分析(現行施策シナリオ)によると、電力価格は上昇しない。
このため、当社へのリスクはない-- ロ. 指標と目標 当社グループは、2050年に温室効果ガス排出量(スコープ1、2)の実質ゼロを目指します。
 さらに、生産量原単位での温室効果ガス排出量の削減も推進し、中間目標「2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)に1990年度比で温室効果ガス排出の生産量原単位を45%にする」の達成に向けて、取り組んできました。
なお、2026年5月28日に、当社グループは温室効果ガス排出量(スコープ1、2)削減の新たな中間目標を公表しました。
新中間目標:2025年を基準年として、1.2035年までに、温室効果ガス排出量を生産量原単位で30%削減2.2040年までに、温室効果ガス排出量を35%削減  当社は1単位の製品を作るのに必要なエネルギーと原料の原単位を向上させること、すなわち、エネルギーと原料を徹底的に有効に無駄なく使うことで、温室効果ガスの排出削減に取り組んできました。
この方針は今後も継続し、それぞれの事業において業界の中で最も効率の良い生産を追求していきます。
生産量原単位の削減は自助努力で出来る部分が多いため、中間目標を2035年と定めました。
一方、温室効果ガス排出量の削減のためには、「電力における排出量の低減」、「燃料転換」、「CO2回収とCO2資源化」が必要です。
これらの対策は、個社の取り組みのみでの実現は難しく、国の主導や関係する業界が連携して取り組むことではじめて実現できるものと考えます。
インフラストラクチャーをはじめとした整備には時間を要するため、中間目標を2040年と定めました。
<カーボンニュートラルに向けた取り組み> 当社のKPIは期毎の増収増益です。
そのために、各事業で事業の拡大に向け需要の伸びを捉えた拡販、それを可能とする生産能力の増強を実施してきました。
これらの生産能力の増強投資では、常に最新鋭の技術を導入し、生産性とエネルギー効率を極限まで高めることが当社の方針です。
 その代表例が、塩化ビニル樹脂の製造工場の新増設を続けている当社の子会社であるシンテックINC.(米国)です。
塩化ビニル樹脂の世界の需要は過去10年間で約20%増加し、今後も住宅やインフラストラクチャー向けを中心とした堅調な需要の伸びが見込まれています。
塩ビの最終製品は断熱性と耐久性に優れているため、製品として温室効果ガスの排出削減に貢献しています。
一方、現時点で生産性、環境負荷、安全性、経済性の観点で実用可能な塩ビの製造技術では、生産量原単位を高めることは可能ですが、温室効果ガス排出量をゼロにすることはできません。
 シンテックINC.は増加を続ける世界の塩ビ需要を着実に捉えることで事業を拡大し、大型の設備増強を積み重ねてきました。
現在、カーバイド法のような旧式の技術で生産される塩ビは、世界全体の3割から4割を占めています。
この旧式の技術は、シンテックINC.の最新鋭の技術と比較して5倍を超えるCO2を排出しています。
シンテックINC.が最新鋭の技術で拡大を続ける塩ビの需要を捉えていることは、世界全体のCO2の排出削減に寄与しています。
1) カーボンニュートラルに向けた現時点の取り組み A:実施・拡大中、B:初期段階・一部導入、C:研究・調査段階 取り組みの内容取り組み状況電力における排出量の低減(1)水力発電による電力の購入A
(2)太陽光発電設備の設置B(3)低炭素電力の購入B(4)電力会社によるカーボンニュートラル化国と電力会社における取り組み燃料転換(5)天然ガス燃料への転換A(6)カーボンニュートラル天然ガスの活用C(7)グリーン水素・ブルー水素の活用C(8)バイオマス燃料の活用B(9)アンモニアの活用C徹底した合理化、効率化の継続(10)生産性の向上(連続操業化)A(11)反応効率の向上A(12)ヒートポンプの活用A(13)原料生産の熱回収A(14)エネルギー効率の高い設備の導入A(15)木炭還元剤の利用増A(16)新しい製法への転換BCO2回収とCO2資源化(17)CO2分離回収設備の導入と資源化Cリサイクルの推進(18)塩ビ製品A(19)レア・アースマグネットA(20)それ以外の製品Bその他(21)植林A(22)カーボンオフセットC(23)その他の新技術C 2) 2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップ 3) 当社グループの削減策 当社が想定している2050年に向けた削減策の構成比は、下記のとおりです。
今後の技術革新に応じて、最適な削減手段を選択していきます。
<カーボンニュートラル社会の実現に貢献するためのその他の取り組み>1)温室効果ガス排出量の削減に貢献する製品の製造販売の拡大 当社グループの製品は住宅やインフラストラクチャー、電気自動車、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)をはじめとした幅広い分野に利用され、生活や産業の基盤を支えています。
これらの製品の多くは、温室効果ガスの削減にも寄与しています。
日本政府が、2050年カーボンニュートラルを目指す上で不可欠な14の分野を定めました。
当社グループの2025年度の連結売上高に占める当該14分野への売上比率(※1)は約7割です。
今後とも、こうした製品の開発、製造、販売の拡大に注力することで、社会全体のカーボンニュートラルに貢献していきます。
目標実績 単位2023年度2024年度2025年度2050年にカーボンニュートラルを達成(スコープ1、2)スコープ1排出量 ※1千CO2-t2,2422,3262,318スコープ2排出量 ※1※4千CO2-t4,3034,4434,5012025年度に1990年度比で温室効果ガス排出の生産量原単位を45%にする1990年度比生産量原単位指数 ※2%57.056.954.7-スコープ3排出量 ※3千CO2-t10,86612,09611,714 ※1.当社および連結子会社を対象としています。
 2.1990年度比生産量原単位指数については対象範囲に非連結会社を含めています。
この指数の算定にあたり、電力のCO2排出係数は電力の削減努力が明確になるよう、2000年から2009年迄の平均値を使用しています。
また、エネルギー削減や合理化などの努力が明確になるよう、温対法施行令の上記改正に伴い追加された排出項目は加算していません。
 3.スコープ3排出量の算定方法については当社ホームページの「サステナビリティ」サイト(https://www.shinetsu.co.jp/jp/sustainability/)をご参照ください。
2025年度の情報は2026年夏頃に同サイトに掲載予定です。
 4.当社グループでは温室効果ガス排出量の算定の精緻化を進めており、2023年度のスコープ2排出量について、2024年3月期(第147期)有価証券報告書に記載の数値(4,266千CO2-t)から修正しています。
②人的資本、多様性への取り組み当社グループの人材戦略当社グループの企業規範「持続可能な企業活動を積極的に行い、他の追随できない素材技術によって社会と産業の求める価値を生み出す」のもと、世界の市場環境が急速に変化する中でも持続的に成長し続けることを目指します。
この実現には、素材技術の優位性を「研究・開発から生産、品質、供給、顧客対応に至るまで」一貫して確実に価値へ転換し、環境変化に対応できる提供スピードと確実性を高め続けることが不可欠です。
そのため当社は、相互信頼を礎に、あらゆる現場で地道な改善と迅速な課題解決を続ける仕事集団を形成、育成し、会社とともに持続的な成長を遂げることを経営戦略の実現に向けた人材戦略の基本方針とします。
あわせて、業界で最も高い労働生産性をさらに高めることを目指し、「従業員1人当たり営業利益」を主要指標としています。
労働生産性の向上は、限られた資源で付加価値を継続的に生み出す収益体質の強化につながり、技術への投資余力を生み、ひいては持続的成長を下支えします。
そして、現場起点の継続的改善と迅速な課題解決は、品質・安全・安定供給を支えるとともに、開発・立上げ・改善のスピード向上を通じて競争力の源泉である素材技術を市場価値へつなげ、変化への適応力を高めます。
企業規範の達成と持続的成長の実現に向けた人材戦略として、当社は変革・挑戦を支える学び、異動、抜擢の機会を拡充する「人材育成」と、安心して働くことができる「人材基盤」の強化の両面から人的資本への取り組みを推進しています。
イ.人材育成当社は、高い付加価値を生み出し続けるために、ある業務や領域の専門家であるとともに、その他の分野でも活躍できる幅広い仕事力を有する「T字型人材」の育成に注力しています。
この考え方のもと、OJT(On the Job Training)を人材育成の基軸に据え、従業員の適性と職業人として目指す姿を尊重した人材の配置を行い、一人一人が担当する仕事で真の専門家になることを支援しています。
成長段階に応じた研修や学習機会を組み合わせ、専門性と実践力を高める育成体系を整備しています。
階層別研修を通じて、各階層に求められるマネジメント力やリーダーシップ、課題解決力等の強化を図るとともに、海外売上比率が高い事業構造を踏まえ、円滑な業務遂行に必要な国際コミュニケーション力の向上も推進しています。
T字型人材の育成当社が目指すのは、高い専門性を軸にしながら、周辺領域でも力を発揮できる「T字型人材」の育成です。
これは、製造や研究開発、営業、管理などそれぞれの職種において、担当業務を深く理解し、確かな成果を出せることに加え、関連部署や周辺分野の知識も身につけ、全体最適の視点で仕事を進められる人材を指します。
当社の事業は、品質や技術、安定供給が強みである一方、世界市場の変化が速く、顧客から求められる水準も年々高度化しています。
こうした環境の下で、一人一人が「自分の専門」を磨き抜きながら、他部門との連携や課題解決にも主体的に関わることができることが、競争力の源泉になります。
そのために当社では、画一的な配置転換ではなく、本人の適性や目指す姿を尊重しつつ、担当業務を継続的に深掘りできる環境を整えています。
合わせて、階層別研修や国際化対応研修、AI研修やMI(materials informatics)研修などを通じて、専門性を支える土台や視野を広げる学びを重ね、「深さ」と「広がり」を両立する成長を後押しします。
(OJTを基軸とした人材育成サイクル)当社ではT字型人材を育成するために、日々の仕事を通じて力を高めるOJT(On the Job Training)を基軸としています。
現場で実際の課題に向き合い、経験を積み重ねることが、専門性の定着と実践力の向上につながると考えているためです。
従業員の適性と職業人として目指す姿を尊重した人材の配置を行い、一人一人が担当する仕事で真の専門家になることを支援しています。
このOJTを実効性あるものにするために、当社では、育成を「経験させる」だけで終わらせず、目標設定から振り返り、次の成長につなげるサイクルとして回しています。
(教育・研修、自己啓発)当社グループでは、OJTを補完する仕組みとして、成長の段階に応じたさまざまな研修プログラムを提供し、従業員の成長を支援しています。
階層別研修、国際化対応研修、大学聴講生派遣制度、AI研修、MI研修など、成長段階や職務に応じた学びの機会を用意しています。
こうした研修は、現場で得た気づきや課題意識を整理し、知識や技能を体系立てて身につけ直す機会として位置付けています。
このように当社は、OJTを核に、評価・面談・研修を組み合わせることで、従業員一人一人の成長を継続的に支え、結果として組織全体の力を高めていきます。
ロ.人材基盤当社グループは、事業の競争力を支える基盤として、人材の確保と定着、多様性の推進、柔軟で生産性の高い働き方の整備、そして安全と健康の確保を一体で進めています。
従業員が安心して力を発揮し、長期的に成長できる環境を整えることが、安定操業と生産性向上、ひいては企業価値の向上につながると考えています。
人材の確保当社は、長期的な視点で人材を育て、強みである技術や品質、安定供給をさらに磨き上げるために、継続して人材の確保に取り組んでいます。
採用にあたっては、「自分自身でしっかり考えることができる人」を重視し、変化の大きい事業環境の中でも主体的に課題を捉え、粘り強く取り組める人材を求めています。
また、労働市場における優位性を保ち、必要な人材を継続的に確保するため、処遇や職場環境の水準を適切に見極めながら採用を継続していきます。
加えて、性別、国籍、年齢、障がいの有無などにかかわらず、多様な人材に広く機会を開き、能力主義の考え方に基づく採用を進めています。
採用にあたっては、事業や職場の実態に即した人材の構成を意識し、将来の成長領域を見据えながら、必要な人材を計画的に採用、育成していきます。
多様性の推進当社は、人間尊重を最優先とし、性別、国籍、年齢、障がいの有無などにかかわらず、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる職場を目指しています。
多様性は、単なる属性の拡大ではなく、異なる視点や経験が現場改善や新しい価値づくりにつながる重要な要素だと捉えています。
女性活躍の推進、障がい者が働きやすい環境整備、年齢にかかわりない活躍機会の確保などを通じて、誰もが安心して働き、成長し続けられる環境を整備しています。
ワークライフバランス推進のための取り組み当社は、従業員の雇用の安定を第一に考え、従業員が安心して仕事に打ち込めることが良い成果につながると考えています。
そのため、労働時間の適切な管理や有給休暇を取得しやすい環境づくりに加え、結婚や出産、育児、介護、病気の治療など、人生のさまざまな局面に柔軟に対応できる制度を整えています。
また、働き方の多様化に対応するため、フレックスタイム制や在宅勤務など、生産性の向上にもつながる柔軟な働き方の選択肢を整備し、業務特性に応じた活用を進めます。
健康経営当社グループは、一人一人が心身ともに健康でいることで、職場全体の雰囲気や生産性の向上につながるという考えのもと、快適で安全な職場づくりに取り組んでいます。
労働安全衛生当社は安全を事業経営の大前提と捉えており、引き続き労働安全衛生と保安防災の水準を向上させ、当社グループで働く人の安全と健康、安定操業を確かなものとするための取り組みを推進していきます。
労働安全衛生と保安防災の水準を向上させ、当社グループで働く人の安全、安定操業を確かなものにするために、環境保安管理規程を策定、遵守しています。
当社グループは、①「規則や手順」を確実に守ること、②「職場に潜むリスク」を見つけ出し、速やかに排除すること、③「危険に対する感性」を高めること、という安全に関する三つの行動指針に従い、安全管理活動に取り組んでいます。
レスポンシブル・ケアコード(※1)に従って「信越化学グループ環境保安管理計画」を毎年策定しています。
この管理計画に基づいて、グループ全体で爆発や火災などの重大災害の防止や労働災害の防止などに取り組んでいます。
※1 レスポンシブル・ケアコードレスポンシブル・ケアを実施する際の基本的な実施事項を定めたもの。
環境保全、保安防災、労働安全衛生、物流安全、化学品・製品安全、社会との対話といった活動分野ごとの6つのコードと、これらをシステムとして共通に運用していくためのマネジメントシステムコードの計7つで構成されている。
ハ.指標と目標当社グループは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いています。
当該指標に関する目標および実績は次の通りです。
戦略 指標と目標目標実績(当連結会計年度)対象範囲人材育成T字型人材の育成一人当たりの年間研修費30,000円33,500円当社及び国内連結子会社大学聴講生派遣制度利用者数年間5名以上5名当社及び国内連結子会社人材基盤人材の確保採用時女性比率性別にかかわらない採用28.9%当社及び連結子会社事務系:40%以上技術系:10%以上事務系:47.1%技術系:8.0%当社総合職(連結子会社への出向者を含む)多様性の推進課長級以上の管理職に占める女性比率30%12.3%当社及び連結子会社4倍4.21倍当社(2014年比)障がい者雇用率2.5%2.3%当社及び国内連結子会社健康経営健康診断受診率100%100%当社(連結子会社への出向者を含む)労働安全衛生重大事故件数0件0件当社及び国内連結子会社ワークライフバランス推進のための取り組み男性育休取得率80%88.1%当社(連結子会社への出向者を含む)年休取得率80%76.2%当社及び国内連結子会社
戦略 ①気候変動への取り組みイ.戦略 当社グループは2050年カーボンニュートラルに向け、温室効果ガス排出量(スコープ1、スコープ2)を実質ゼロとするための計画を策定しました。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた計画の推進を、重要な経営課題と位置づけています。
2019年5月にTCFDの提言への支持を表明し情報開示を進めると同時に、気候変動に関するシナリオ分析を行い、この分析を通じ事業に影響をおよぼす重要なリスクと機会を特定し、経営に反映させています。
<シナリオ分析>気候変動による事業機会:1.5℃シナリオ用途詳細収益への影響度樹脂窓塩化ビニル樹脂は断熱性に優れているため樹脂窓に使用されている。
省エネ住宅の普及とともに樹脂窓の需要増加が見込まれる。
大電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車半導体シリコンは、モーターの回転数を制御するインバーターなどのパワー半導体デバイス、自動運転、AI向けロジック半導体デバイス等に使用される。
高性能で小型のレア・アースマグネットは、車両全体の重量を軽くし、燃費性能を上げられることから、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車の駆動モーターや車両のさまざまなモーターへの利用が広がる。
シリコーンの放熱材料は、リチウムイオン電池や各種電子制御装置などの熱対策に使用されている。
熱による動作不良や故障の防止に役立ち、需要の拡大が見込まれる。
大風力発電機レア・アースマグネットは、洋上風力発電機の高効率化および発電機のメンテナンスコストの削減に寄与するため、需要の拡大が見込まれる。
送電網の整備、拡充により、電線被覆に使用される塩ビの需要拡大も見込まれる。
大エアコン半導体シリコンはコンプレッサーモーターのインバーター制御デバイスに使用され、モーターを適切な回転数に調節することで省電力に貢献することから、需要が拡大している。
レア・アースマグネットは、エアコンのコンプレッサーモーターのエネルギー効率を高め消費電力量を削減するため、需要の拡大が見込まれる。
中航空機レア・アースマグネットは小型航空機の電動化やハイブリッド化、大型航空機の油圧駆動部の電動化に不可欠である。
小型で強力なレア・アースマグネットは機体の重量を軽減し、燃費の向上に寄与するため、需要の拡大が見込まれる。
中産業用モーターレア・アースマグネットは、産業用モーターの効率を上げ、消費電力量を削減するため、需要の拡大が見込まれる。
中サービスロボット半導体シリコンは、製造、物流、農業用などの省エネ対応ロボット制御モーター用半導体への使用や、医療用、災害対策用ロボットへの採用が広がっている。
中植物由来の代替肉の結着剤植物性食品を中心にした食生活は、CO2排出量を年間1.6ギガトンも削減することができる可能性がある。
(※)セルロース誘導体の製品のひとつである「メトローズMCE-100TS」は、植物由来の代替肉の結着剤として使用されている。
代替肉の世界市場は年率2ケタの成長が見込まれており、今後もさらなる市場の拡大が期待される。
中※ポール・ホーケン編著「DRAWDOWN–The Most Comprehensive Plan Ever Proposed to Reverse Global Warming」より 気候変動による事業リスクと対応策:1.5℃シナリオ(移行リスク)事象当社へのリスク収益への影響度対応策世界各国での炭素税の導入、炭素排出枠の設定・炭素税の支払い・炭素排出枠の達成のための排出権の購入費用の発生・温室効果ガスの排出削減のための対策費用の増加大・スコープ1排出量の削減 ・生産工程の効率化や高効率な機器の導入などの さらなる推進 ・水素やアンモニアなどの二酸化炭素を排出しない エネルギーの使用 ・CCUSの活用 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天然 ガス)の熱源としての利用・温室効果ガスの絶対量での削減目標の達成・各国の炭素税等の環境規制に関する情報を収集し、対策を施す温室効果ガス排出の規制強化による再生可能エネルギー由来の電力の普及と電力価格の上昇・電力コストの増大大・スコープ2排出量の削減 ・電力の使用量が少ない生産工程や高効率な機器の 導入などのさらなる推進 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天然 ガス)を使用したコージェネレーションシステムの 導入 気候変動による事業リスクと対応策:4℃シナリオ(物理的リスク)事象当社へのリスク収益への影響度対応策異常気象の発生頻度の上昇・生産拠点の浸水・サプライチェーンの寸断大・生産拠点の嵩上げや重要な設備の周辺への防水壁の設置、冠水リスクが低い場所への計器室の設置、港湾に近い生産拠点での防潮堤の設置・生産拠点の複数化・原材料の調達先の多様化・製品在庫の確保・損害保険への加入降水パターンの変化などによる洪水の発生頻度の上昇一部の国での炭素税の導入や炭素排出枠の設定・当該国の生産拠点から排出される温室効果ガスに課税される炭素税の支払い・当該国の炭素排出目標を達成できない場合、排出権の購入費用や課徴金の支払いの発生小・スコープ1排出量の削減 ・生産工程の効率化や高効率な機器の導入などの さらなる推進 ・水素やアンモニアなどの二酸化炭素を排出しな いエネルギーの使用 ・CCUSの活用 ・カーボンニュートラル天然ガス(排出権付き天 然ガス)の熱源としての利用・温室効果ガスの絶対量での削減目標の達成・各国の炭素税等の環境規制に関する情報を収集し、対策を施す電力価格・IEAのシナリオ分析(現行施策シナリオ)によると、電力価格は上昇しない。
このため、当社へのリスクはない--
指標及び目標 ロ. 指標と目標 当社グループは、2050年に温室効果ガス排出量(スコープ1、2)の実質ゼロを目指します。
 さらに、生産量原単位での温室効果ガス排出量の削減も推進し、中間目標「2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)に1990年度比で温室効果ガス排出の生産量原単位を45%にする」の達成に向けて、取り組んできました。
なお、2026年5月28日に、当社グループは温室効果ガス排出量(スコープ1、2)削減の新たな中間目標を公表しました。
新中間目標:2025年を基準年として、1.2035年までに、温室効果ガス排出量を生産量原単位で30%削減2.2040年までに、温室効果ガス排出量を35%削減  当社は1単位の製品を作るのに必要なエネルギーと原料の原単位を向上させること、すなわち、エネルギーと原料を徹底的に有効に無駄なく使うことで、温室効果ガスの排出削減に取り組んできました。
この方針は今後も継続し、それぞれの事業において業界の中で最も効率の良い生産を追求していきます。
生産量原単位の削減は自助努力で出来る部分が多いため、中間目標を2035年と定めました。
一方、温室効果ガス排出量の削減のためには、「電力における排出量の低減」、「燃料転換」、「CO2回収とCO2資源化」が必要です。
これらの対策は、個社の取り組みのみでの実現は難しく、国の主導や関係する業界が連携して取り組むことではじめて実現できるものと考えます。
インフラストラクチャーをはじめとした整備には時間を要するため、中間目標を2040年と定めました。
<カーボンニュートラルに向けた取り組み> 当社のKPIは期毎の増収増益です。
そのために、各事業で事業の拡大に向け需要の伸びを捉えた拡販、それを可能とする生産能力の増強を実施してきました。
これらの生産能力の増強投資では、常に最新鋭の技術を導入し、生産性とエネルギー効率を極限まで高めることが当社の方針です。
 その代表例が、塩化ビニル樹脂の製造工場の新増設を続けている当社の子会社であるシンテックINC.(米国)です。
塩化ビニル樹脂の世界の需要は過去10年間で約20%増加し、今後も住宅やインフラストラクチャー向けを中心とした堅調な需要の伸びが見込まれています。
塩ビの最終製品は断熱性と耐久性に優れているため、製品として温室効果ガスの排出削減に貢献しています。
一方、現時点で生産性、環境負荷、安全性、経済性の観点で実用可能な塩ビの製造技術では、生産量原単位を高めることは可能ですが、温室効果ガス排出量をゼロにすることはできません。
 シンテックINC.は増加を続ける世界の塩ビ需要を着実に捉えることで事業を拡大し、大型の設備増強を積み重ねてきました。
現在、カーバイド法のような旧式の技術で生産される塩ビは、世界全体の3割から4割を占めています。
この旧式の技術は、シンテックINC.の最新鋭の技術と比較して5倍を超えるCO2を排出しています。
シンテックINC.が最新鋭の技術で拡大を続ける塩ビの需要を捉えていることは、世界全体のCO2の排出削減に寄与しています。
1) カーボンニュートラルに向けた現時点の取り組み A:実施・拡大中、B:初期段階・一部導入、C:研究・調査段階 取り組みの内容取り組み状況電力における排出量の低減(1)水力発電による電力の購入A
(2)太陽光発電設備の設置B(3)低炭素電力の購入B(4)電力会社によるカーボンニュートラル化国と電力会社における取り組み燃料転換(5)天然ガス燃料への転換A(6)カーボンニュートラル天然ガスの活用C(7)グリーン水素・ブルー水素の活用C(8)バイオマス燃料の活用B(9)アンモニアの活用C徹底した合理化、効率化の継続(10)生産性の向上(連続操業化)A(11)反応効率の向上A(12)ヒートポンプの活用A(13)原料生産の熱回収A(14)エネルギー効率の高い設備の導入A(15)木炭還元剤の利用増A(16)新しい製法への転換BCO2回収とCO2資源化(17)CO2分離回収設備の導入と資源化Cリサイクルの推進(18)塩ビ製品A(19)レア・アースマグネットA(20)それ以外の製品Bその他(21)植林A(22)カーボンオフセットC(23)その他の新技術C 2) 2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップ 3) 当社グループの削減策 当社が想定している2050年に向けた削減策の構成比は、下記のとおりです。
今後の技術革新に応じて、最適な削減手段を選択していきます。
<カーボンニュートラル社会の実現に貢献するためのその他の取り組み>1)温室効果ガス排出量の削減に貢献する製品の製造販売の拡大 当社グループの製品は住宅やインフラストラクチャー、電気自動車、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)をはじめとした幅広い分野に利用され、生活や産業の基盤を支えています。
これらの製品の多くは、温室効果ガスの削減にも寄与しています。
日本政府が、2050年カーボンニュートラルを目指す上で不可欠な14の分野を定めました。
当社グループの2025年度の連結売上高に占める当該14分野への売上比率(※1)は約7割です。
今後とも、こうした製品の開発、製造、販売の拡大に注力することで、社会全体のカーボンニュートラルに貢献していきます。
目標実績 単位2023年度2024年度2025年度2050年にカーボンニュートラルを達成(スコープ1、2)スコープ1排出量 ※1千CO2-t2,2422,3262,318スコープ2排出量 ※1※4千CO2-t4,3034,4434,5012025年度に1990年度比で温室効果ガス排出の生産量原単位を45%にする1990年度比生産量原単位指数 ※2%57.056.954.7-スコープ3排出量 ※3千CO2-t10,86612,09611,714 ※1.当社および連結子会社を対象としています。
 2.1990年度比生産量原単位指数については対象範囲に非連結会社を含めています。
この指数の算定にあたり、電力のCO2排出係数は電力の削減努力が明確になるよう、2000年から2009年迄の平均値を使用しています。
また、エネルギー削減や合理化などの努力が明確になるよう、温対法施行令の上記改正に伴い追加された排出項目は加算していません。
 3.スコープ3排出量の算定方法については当社ホームページの「サステナビリティ」サイト(https://www.shinetsu.co.jp/jp/sustainability/)をご参照ください。
2025年度の情報は2026年夏頃に同サイトに掲載予定です。
 4.当社グループでは温室効果ガス排出量の算定の精緻化を進めており、2023年度のスコープ2排出量について、2024年3月期(第147期)有価証券報告書に記載の数値(4,266千CO2-t)から修正しています。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ②人的資本、多様性への取り組み当社グループの人材戦略当社グループの企業規範「持続可能な企業活動を積極的に行い、他の追随できない素材技術によって社会と産業の求める価値を生み出す」のもと、世界の市場環境が急速に変化する中でも持続的に成長し続けることを目指します。
この実現には、素材技術の優位性を「研究・開発から生産、品質、供給、顧客対応に至るまで」一貫して確実に価値へ転換し、環境変化に対応できる提供スピードと確実性を高め続けることが不可欠です。
そのため当社は、相互信頼を礎に、あらゆる現場で地道な改善と迅速な課題解決を続ける仕事集団を形成、育成し、会社とともに持続的な成長を遂げることを経営戦略の実現に向けた人材戦略の基本方針とします。
あわせて、業界で最も高い労働生産性をさらに高めることを目指し、「従業員1人当たり営業利益」を主要指標としています。
労働生産性の向上は、限られた資源で付加価値を継続的に生み出す収益体質の強化につながり、技術への投資余力を生み、ひいては持続的成長を下支えします。
そして、現場起点の継続的改善と迅速な課題解決は、品質・安全・安定供給を支えるとともに、開発・立上げ・改善のスピード向上を通じて競争力の源泉である素材技術を市場価値へつなげ、変化への適応力を高めます。
企業規範の達成と持続的成長の実現に向けた人材戦略として、当社は変革・挑戦を支える学び、異動、抜擢の機会を拡充する「人材育成」と、安心して働くことができる「人材基盤」の強化の両面から人的資本への取り組みを推進しています。
イ.人材育成当社は、高い付加価値を生み出し続けるために、ある業務や領域の専門家であるとともに、その他の分野でも活躍できる幅広い仕事力を有する「T字型人材」の育成に注力しています。
この考え方のもと、OJT(On the Job Training)を人材育成の基軸に据え、従業員の適性と職業人として目指す姿を尊重した人材の配置を行い、一人一人が担当する仕事で真の専門家になることを支援しています。
成長段階に応じた研修や学習機会を組み合わせ、専門性と実践力を高める育成体系を整備しています。
階層別研修を通じて、各階層に求められるマネジメント力やリーダーシップ、課題解決力等の強化を図るとともに、海外売上比率が高い事業構造を踏まえ、円滑な業務遂行に必要な国際コミュニケーション力の向上も推進しています。
T字型人材の育成当社が目指すのは、高い専門性を軸にしながら、周辺領域でも力を発揮できる「T字型人材」の育成です。
これは、製造や研究開発、営業、管理などそれぞれの職種において、担当業務を深く理解し、確かな成果を出せることに加え、関連部署や周辺分野の知識も身につけ、全体最適の視点で仕事を進められる人材を指します。
当社の事業は、品質や技術、安定供給が強みである一方、世界市場の変化が速く、顧客から求められる水準も年々高度化しています。
こうした環境の下で、一人一人が「自分の専門」を磨き抜きながら、他部門との連携や課題解決にも主体的に関わることができることが、競争力の源泉になります。
そのために当社では、画一的な配置転換ではなく、本人の適性や目指す姿を尊重しつつ、担当業務を継続的に深掘りできる環境を整えています。
合わせて、階層別研修や国際化対応研修、AI研修やMI(materials informatics)研修などを通じて、専門性を支える土台や視野を広げる学びを重ね、「深さ」と「広がり」を両立する成長を後押しします。
(OJTを基軸とした人材育成サイクル)当社ではT字型人材を育成するために、日々の仕事を通じて力を高めるOJT(On the Job Training)を基軸としています。
現場で実際の課題に向き合い、経験を積み重ねることが、専門性の定着と実践力の向上につながると考えているためです。
従業員の適性と職業人として目指す姿を尊重した人材の配置を行い、一人一人が担当する仕事で真の専門家になることを支援しています。
このOJTを実効性あるものにするために、当社では、育成を「経験させる」だけで終わらせず、目標設定から振り返り、次の成長につなげるサイクルとして回しています。
(教育・研修、自己啓発)当社グループでは、OJTを補完する仕組みとして、成長の段階に応じたさまざまな研修プログラムを提供し、従業員の成長を支援しています。
階層別研修、国際化対応研修、大学聴講生派遣制度、AI研修、MI研修など、成長段階や職務に応じた学びの機会を用意しています。
こうした研修は、現場で得た気づきや課題意識を整理し、知識や技能を体系立てて身につけ直す機会として位置付けています。
このように当社は、OJTを核に、評価・面談・研修を組み合わせることで、従業員一人一人の成長を継続的に支え、結果として組織全体の力を高めていきます。
ロ.人材基盤当社グループは、事業の競争力を支える基盤として、人材の確保と定着、多様性の推進、柔軟で生産性の高い働き方の整備、そして安全と健康の確保を一体で進めています。
従業員が安心して力を発揮し、長期的に成長できる環境を整えることが、安定操業と生産性向上、ひいては企業価値の向上につながると考えています。
人材の確保当社は、長期的な視点で人材を育て、強みである技術や品質、安定供給をさらに磨き上げるために、継続して人材の確保に取り組んでいます。
採用にあたっては、「自分自身でしっかり考えることができる人」を重視し、変化の大きい事業環境の中でも主体的に課題を捉え、粘り強く取り組める人材を求めています。
また、労働市場における優位性を保ち、必要な人材を継続的に確保するため、処遇や職場環境の水準を適切に見極めながら採用を継続していきます。
加えて、性別、国籍、年齢、障がいの有無などにかかわらず、多様な人材に広く機会を開き、能力主義の考え方に基づく採用を進めています。
採用にあたっては、事業や職場の実態に即した人材の構成を意識し、将来の成長領域を見据えながら、必要な人材を計画的に採用、育成していきます。
多様性の推進当社は、人間尊重を最優先とし、性別、国籍、年齢、障がいの有無などにかかわらず、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる職場を目指しています。
多様性は、単なる属性の拡大ではなく、異なる視点や経験が現場改善や新しい価値づくりにつながる重要な要素だと捉えています。
女性活躍の推進、障がい者が働きやすい環境整備、年齢にかかわりない活躍機会の確保などを通じて、誰もが安心して働き、成長し続けられる環境を整備しています。
ワークライフバランス推進のための取り組み当社は、従業員の雇用の安定を第一に考え、従業員が安心して仕事に打ち込めることが良い成果につながると考えています。
そのため、労働時間の適切な管理や有給休暇を取得しやすい環境づくりに加え、結婚や出産、育児、介護、病気の治療など、人生のさまざまな局面に柔軟に対応できる制度を整えています。
また、働き方の多様化に対応するため、フレックスタイム制や在宅勤務など、生産性の向上にもつながる柔軟な働き方の選択肢を整備し、業務特性に応じた活用を進めます。
健康経営当社グループは、一人一人が心身ともに健康でいることで、職場全体の雰囲気や生産性の向上につながるという考えのもと、快適で安全な職場づくりに取り組んでいます。
労働安全衛生当社は安全を事業経営の大前提と捉えており、引き続き労働安全衛生と保安防災の水準を向上させ、当社グループで働く人の安全と健康、安定操業を確かなものとするための取り組みを推進していきます。
労働安全衛生と保安防災の水準を向上させ、当社グループで働く人の安全、安定操業を確かなものにするために、環境保安管理規程を策定、遵守しています。
当社グループは、①「規則や手順」を確実に守ること、②「職場に潜むリスク」を見つけ出し、速やかに排除すること、③「危険に対する感性」を高めること、という安全に関する三つの行動指針に従い、安全管理活動に取り組んでいます。
レスポンシブル・ケアコード(※1)に従って「信越化学グループ環境保安管理計画」を毎年策定しています。
この管理計画に基づいて、グループ全体で爆発や火災などの重大災害の防止や労働災害の防止などに取り組んでいます。
※1 レスポンシブル・ケアコードレスポンシブル・ケアを実施する際の基本的な実施事項を定めたもの。
環境保全、保安防災、労働安全衛生、物流安全、化学品・製品安全、社会との対話といった活動分野ごとの6つのコードと、これらをシステムとして共通に運用していくためのマネジメントシステムコードの計7つで構成されている。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ハ.指標と目標当社グループは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いています。
当該指標に関する目標および実績は次の通りです。
戦略 指標と目標目標実績(当連結会計年度)対象範囲人材育成T字型人材の育成一人当たりの年間研修費30,000円33,500円当社及び国内連結子会社大学聴講生派遣制度利用者数年間5名以上5名当社及び国内連結子会社人材基盤人材の確保採用時女性比率性別にかかわらない採用28.9%当社及び連結子会社事務系:40%以上技術系:10%以上事務系:47.1%技術系:8.0%当社総合職(連結子会社への出向者を含む)多様性の推進課長級以上の管理職に占める女性比率30%12.3%当社及び連結子会社4倍4.21倍当社(2014年比)障がい者雇用率2.5%2.3%当社及び国内連結子会社健康経営健康診断受診率100%100%当社(連結子会社への出向者を含む)労働安全衛生重大事故件数0件0件当社及び国内連結子会社ワークライフバランス推進のための取り組み男性育休取得率80%88.1%当社(連結子会社への出向者を含む)年休取得率80%76.2%当社及び国内連結子会社
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。
 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)においては、これらのリスクの発生を防止、分散、あるいはヘッジすることによりリスクの軽減を図っています。
しかし、予想を超える事態が生じた場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
 なお、記載した事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものですが、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。
① 経済動向および製品市況による影響 当社グループ製品の主要な市場がある国および地域の経済環境の動向は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、主要製品の中には、世界的な需給環境により大きな価格変動が起きるものもあります。
当社グループは事業の多角化・グローバル化等によってそのリスクをヘッジしていますが、製品の需要が減少あるいは価格競争が激化した場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
② 為替相場の変動による影響 2026年3月期の当社グループ連結売上高の海外売上高比率は79%となっており、今後も高い水準で推移するものと思われます。
在外連結子会社等の財務諸表項目の円換算額は、為替相場に左右され、大幅な変動が生じた場合、当社グループ全体の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、外国通貨建て取引についても、為替予約等によりリスクを軽減させる措置を講じていますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、同様な可能性があります。
③ 自然災害・事故災害、感染症等の影響 当社グループは、生産活動の中断により生じる損害を最小限に抑えるため、製造設備に対し定期的な防災点検及び設備保守、また、安全のための設備投資等を行うとともに、生産拠点の複数化に努めています。
しかしながら、突発的に発生する災害や天災、不慮の事故等の影響で、製造設備等が損害を被ったり、サプライチェーンの分断が発生した場合は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
 また、当社グループの事業拠点では安全衛生対策を徹底しています。
しかしながら、今後発生しうる感染症等の蔓延や、それを受けた各国における経済活動抑制の方針が当社製品に対する需要の大幅な減少や当社事業拠点を含むサプライチェーンに損害を生じさせた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
④ 公的規制 当社グループが事業活動を行っている国及び地域では、投資に関する許認可や輸出入規制のほか、商取引、労働、特許、租税、為替等の各種関係法令の適用を受けています。
これらの法令の改変は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 資材等の調達 当社グループの生産活動には、種々の原材料を使用しており、原材料ソースの多様化により安定的な調達に努めていますが、これらについて供給の逼迫や遅延、供給国の通商政策の変更、また、それらに伴う価格上昇等が生じた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 急速な技術革新 当社グループの主要販売先の一つであるエレクトロニクス業界は、技術的な進歩が急速で、当社では常に技術革新に対応できる最先端の材料開発に努めています。
しかしながら、当社グループが業界と市場の変化に的確に対応できなかった場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、上記以外の業界向け製品についても、競争力の高い代替製品の出現により、同様の影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 環境問題について 各種の化学物質を取り扱う当社グループは、環境に関する各種法律、規制を遵守するとともに、効率を極めることにより、地球温暖化防止に向けた省エネルギーや環境影響物質の排出抑制に積極的に取り組んでいます。
しかしながら、環境に関する規制が予測を超えて厳しくなり、技術的に対応が難しくなったり、大きな新たな設備投資等の必要が生じた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 製造物責任 当社グループでは、製品の特性に応じた最適な品質の確保に全力を挙げて取り組んでいますが、予期せぬ事情により品質問題が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要   当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績、財政状態及びキャッ  シュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりです。
  ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度の業績は、売上高は、前期に比べ0.5%(127億2千万円)増加し、2兆5,739億6千9百万円となりました。
一部の製品で市況下落の影響を受けたことにより、営業利益は、前期に比べ14.4%(1,069億1百万円)減少し、6,352億4百万円となり、経常利益も、前期に比べ13.7%(1,122億6千2百万円)減少し、7,082億8千1百万円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ11.2%(595億6千2百万円)減少し、4,744億5千9百万円となりました。
セグメントごとの経営成績の概要及びその分析等は、次のとおりです。
電子材料事業半導体市場は、AI関連が引き続き活況を呈し、それ以外の分野の需要がようやく上向いてきました。
そのような動向を捉え、伸びの強い市場にシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料の売上を伸ばしました。
 その結果、当セグメントの売上高は、前期に比べ8.7%(814億5千3百万円)増加し、1兆157億6千5百万円となり、営業利益は、前期に比べ6.1%(197億7千7百万円)増加し、3,445億3千7百万円となりました。
生活環境基盤材料事業塩化ビニルに関しては、北米で昨年半ばにかけ需要は堅調でしたが、その後弱含み市況は軟化しました。
アジアほかの海外市場で、価格の低迷が続きましたが、張り巡らされた販売網を駆使して、最善の販売を行いました。
か性ソーダについては、価格、数量とも概ね安定した販売を確保しました。
イラン、中東での戦争勃発に起因する原料、エネルギー価格上昇を受け、全製品の値上げに着手し、それを推し進めました。
その結果、当セグメントの売上高は、前期に比べ5.8%(602億1百万円)減少し、9,813億7千万円となり、営業利益は、前期に比べ43.4%(1,265億7千6百万円)減少し、1,648億9千万円となりました。
機能材料事業機能性の高い製品群の販売を格段に増やすことに傾注し、その成果が収益に結実してきました。
その結果、当セグメントの売上高は、前期に比べ1.7%(77億9千5百万円)減少し、4,408億4千7百万円となり、営業利益は、前期に比べ0.9%(9億3千3百万円)増加し、1,009億5千5百万円となりました。
加工・商事・技術サービス事業半導体ウエハー関連容器は需要が堅調でした。
自動車関連製品ではシリコーン成型品が伸びました。
その結果、当セグメントの売上高は、前期に比べ0.5%(7億3千7百万円)減少し、1,359億8千5百万円となり、営業利益は、前期に比べ5.0%(14億5千3百万円)減少し、273億3千8百万円となりました。
 また、財政状態ですが、当連結会計年度末(以下「当期末」という。
)の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。
)に比べ、253億6百万円増加し、5兆6,619億7百万円、当期末負債合計は、前期末に比べ2,195億8千4百万円増加し、1兆186億円、当期末純資産合計は、前期末に比べ1,942億7千8百万円減少し、4兆6,433億7百万円となりました。
 当期末純資産の減少は、親会社株主に帰属する当期純利益4,744億5千9百万円を上回る株主還元(5,000億6百万円の自己株式の取得及び2,031億6千2百万円の配当金の支払)によります。
 また、この純資産の減少に加え、有形固定資産の増加もあり、手持資金(現金及び預金、並びに有価証券(主に譲渡性預金))は減少したほか、自己株式取得資金の一部を円借入で賄ったため長期借入金が増加しています。
 この結果、自己資本比率は82.6%から3.9ポイント低下し、78.7%となった一方、1株当たり純資産額は、自己株式数の増加により、前期に比べ24円91銭増加し、2,400円39銭となりました。
年間配当金は、前期と同額の1株当たり106円の予定です。
 なお、投下資本利益率(ROIC)は18.2%から3.6ポイント低下し14.6%、自己資本利益率(ROE)は、12.0%から1.6ポイント低下し10.4%となりました。
また、純資産配当率(DOE)は4.7%から0.3ポイント低下し4.4%、配当性向は39.3%から2.6ポイント増加し41.9%とそれぞれなる予定です。
  ②キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前期末に対して36.3%(3,206億4千6百万円)減少し、5,620億8千9百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は7,126億5千1百万円(前期比1,692億8千3百万円減少)となりました。
これは、税金等調整前当期純利益7,084億8千8百万円、減価償却費2,429億7千3百万円などで資金が増加した一方、法人税等の支払額2,089億3千2百万円などで資金が減少したものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は5,448億6百万円(前期比4,022億5千3百万円増加)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出3,536億2千万円、定期預金の純増額1,880億円などによります。
財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の財務活動の結果使用した資金は5,048億3千5百万円(前期比499億3千万円増加)となりました。
これは、長期借入れによる収入2,300億円1千万円などで資金が増加した一方、自己株式の取得による支出5,000億6百万円、配当金の支払額2,031億6千2百万円などで資金が減少したものです。
③生産、受注及び販売の実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、市場の変化に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産実績は販売実績と傾向が類似しているため、記載を省略しています。
また、当社グループは主として見込み生産を行っているため、受注実績を記載していません。
 販売実績については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度における世界の経済と産業は、昨年4月以降米国が自国第一主義の下で打ち出した様々な政策に翻弄されながらも、IMFや世界銀行の世界経済見通しにあるように、成長が鈍化しつつも何とか持ち堪えました。
一方、中国の過剰輸出は収まらず、むしろそれが相当期間続くと見て事業を進めることの必要性が高まりました。
そして、この2月末に勃発した米国・イスラエルとイラン間の戦争が、世界経済を大きく揺さぶる事態となりました。
そのような情況の中にあって当社は、顧客との意思疎通を密に保ち、求められる品質の製品を安定供給し、機敏な販売を遂行しました。
その結果、営業利益、経常利益、純利益とも昨年7月に公表した予想に沿った業績を達成しました。
事業の成長と業績の伸長に一段と力を注いでいきます。
そのためにも、顧客にとって価値ある製品の開発を急ぎ、かつ顧客と市場からの要望・需要に適時に応えられるよう、中長期の展望を持って投資を積極的に実施していきます。
 セグメントごとの経営成績及び財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
 当社の連結会計年度末の現・預金及び譲渡性預金を含む有価証券(流動資産)の合計額は1兆6,670億9千6百万円(期間が3カ月を超える分を含む)と流動性を十分に確保しています。
また、「1.主要な経営指標等の推移(1)連結経営指標等」に記載のとおり、安定的に「営業活動によるキャッシュ・フロー」を獲得していることから、当面の間は運転資金や設備投資への対応も問題ないと考えています。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5.経理の状況 (重要な会計上の見積り)」に記載しています。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 当社グループ(当社及び連結子会社)は、現有事業分野の研究では国際競争力を強化し、技術・品質・コストでトップを目指すこと、新規事業分野では独自技術を追求し、早期事業化を目指すことを研究開発の基本方針として、計画的、効率的かつ迅速な研究開発を行っています。
特に新規分野では、半導体関連材料、高速通信、ヘルスケア、持続可能な開発目標(SDGs)とカーボンニュートラル(CN)に貢献する素材・材料の研究開発を推進しています。
 当社グループの主な研究拠点は、当社の6研究所即ち塩ビ・高分子材料研究所(茨城県)、シリコーン電子材料技術研究所(群馬県)、精密機能材料研究所(群馬県)、合成技術研究所(新潟県)、新機能材料技術研究所(新潟県)および磁性材料研究所(福井県)、ならびに信越ポリマー(株)の研究開発センター(埼玉県)、信越半導体(株)の半導体磯部研究所(群馬県)と半導体白河研究所(福島県)、ドイツのSEタイローズ社などです。
(1)電子材料事業 半導体シリコンに関する研究は信越半導体(株)の2つの研究所で実施され、シリコンウエハーの生産技術の向上、更なる品質の向上、デバイスの微細化進展に対応する最先端の技術開発に取り組んでいます。
また、デバイスの更なる低消費電力、高速化に対応する薄膜SOIウエハー及びFZウエハーなど将来有望視される次世代向け技術開発にも取り組んでいます。
化合物半導体では、超高輝度4元系(AlInGaP)の赤色LED用エピタキシャルウエハー及びチップの製品化において高い評価を得ており、更なる高輝度化、高信頼性、多色化等の高機能を目指した新製品の開発を進めています。
また、センサー、監視モニターなどに用いられる赤外光領域まで、さまざまな新しい用途に向けて幅広い製品を提供しています。
 電子産業用有機材料、5G関連材料はシリコーン電子材料技術研究所で、電子産業用希土類磁石は磁性材料研究所で研究が行われています。
また、半導体製造プロセスで使用されるKrF、ArFエキシマ用およびEUV用フォトレジストは新機能材料技術研究所で開発されました。
フォトレジストは、デバイスの微細化に対応するため、EUVレジストや多層材料の性能改善が継続されており、2nm世代は既に量産へ移行しています。
現在は、1.4nm以細のEUV用プロセス材料を中心に開発を強化しています。
同じく半導体製造プロセスで使用されるマスクブランクスも新機能材料技術研究所で開発しており、EUV用ブランクスも量産に入りました。
合成石英製品のうち、光ファイバー用プリフォームは精密機能材料研究所、半導体用マスク基板や液晶用大型マスク基板は合成技術研究所が担当しています。
光ファイバー用プリフォームでは、世界トップレベルの品質を維持向上すべく、光通信分野での積極的な研究開発を進めています。
レア・アース、一般用希土類磁石は磁性材料研究所で研究を実施しています。
希土類磁石は、環境に優しいハイブリッドカーやデータセンター向けハードディスク用途用として採用され、需要の伸びが期待されます。
また、液状フッ素ゴムの開発はシリコーン電子材料技術研究所で行われており、自動車や電子部品、事務機での需要が伸びています。
(2)生活環境基盤材料事業 塩化ビニルに関する研究は塩ビ・高分子材料研究所で行っています。
同研究所は、米国、欧州にも展開する塩化ビニル事業での世界の研究センターとしての役割を担っています。
(3)機能材料事業 シリコーンに関する研究は、シリコーン電子材料技術研究所が海外も含めた総合的な機能を担い、一部合成技術研究所でも研究を実施しています。
セルロース誘導体に関する研究は合成技術研究所及びドイツのSEタイローズ社で行っています。
(4)加工・商事・技術サービス事業 信越ポリマー(株)では、塩化ビニル、シリコーンなどの加工技術の開発を行っています。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は77,819百万円です。
このなかには、複数事業部門に関する研究および現有事業に関連を持たない研究も多数含まれていることから、セグメント別の研究開発費は記載していません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度は電子材料事業、生活環境基盤材料事業、機能材料事業、加工・商事・技術サービス事業全体で339,706百万円の設備投資(のれん等無形固定資産を含む)を実施しました。
 電子材料事業においては、212,366百万円の設備投資を実施しました。
主要な設備投資の内容は、信越半導体㈱における半導体シリコンウエハーの高品質化対応及び設備の増強並びに半導体露光材料製造設備の新設及び増強です。
 生活環境基盤材料事業においては、67,856百万円の設備投資を実施しました。
主要な設備投資の内容は、シンテック社における塩化ビニル樹脂原料製造設備の増強です。
 機能材料事業においては、56,077百万円の設備投資を実施しました。
主要な設備投資の内容は、シリコーン製品製造設備の増強及び合理化です。
 加工・商事・技術サービス事業においては、7,216百万円の設備投資を実施しました。
 所要資金については、いずれの投資も主に自己資金にて充当しました。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりです。
(1) 提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計直江津工場(新潟県上越市)生活環境基盤材料電子材料機能材料フォトレジスト製造設備マスクブランクス製造設備合成石英製品製造設備シリコーン製造設備セルロース誘導体製造設備ほか40,07620,3223,833(1,386)29,40993,6421,136武生工場(福井県越前市)電子材料機能材料希土類磁石製造設備マスクブランクス製造設備シリコーン製造設備ほか21,83418,9994,948(477)5,08150,863659群馬事業所(群馬県安中市)電子材料機能材料シリコーン製造設備ほか39,77328,9268,778(1,020)62,356139,8351,259鹿島工場(茨城県神栖市)生活環境基盤材料電子材料塩化ビニル樹脂製造設備ほか5,6372,5154,974(488)25713,384158伊勢崎工場(群馬県伊勢崎市)電子材料半導体露光材料製造設備--3,768(150)50,67654,44467
(2) 国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計信越半導体㈱磯部工場(群馬県安中市)電子材料半導体シリコン製造設備29,4995,3022,050(136)37,36774,219587信越半導体㈱白河工場(福島県西白河郡西郷村)電子材料半導体シリコン製造設備39,2479,9015,223(544)50,329104,702778日本酢ビ・ポバール㈱本社工場(大阪府堺市)ほか生活環境基盤材料ポバール製造設備4,2348,6064,448(98)51417,803166 (3) 在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計シンテックINC.ルイジアナ工場ほか(米国)生活環境基盤材料塩化ビニル樹脂及び同原料製造設備32,812757,21831,135(43,052)65,816886,982970シンエツハンドウタイアメリカInc.本社工場(米国)電子材料半導体シリコン製造設備10,1426,9192,000(641)56,50075,563892シンエツPVC B.V.ロッテルダム工場ほか(オランダ)生活環境基盤材料塩化ビニル樹脂及び同原料製造設備1,97052,637-(149)8,60963,217250S.E.H.マレーシア SDN.BHD.本社工場ほか(マレーシア)電子材料半導体シリコン製造設備5858611,942(260)4,5837,973782SE タイローズGmbH & Co.KG本社工場(ドイツ)機能材料セルロース誘導体製造設備7,3056,977-(81)14,19328,477533シンエツハンドウタイヨーロッパLTD.本社工場(英国)電子材料半導体シリコン製造設備9,7933,587619(436)1,56115,563390アジアシリコーンズモノマーLTD.本社工場(タイ)機能材料シリコーンモノマー製造設備1,58010,4803,268(638)6,51021,840166シンエツシリコーンズオブアメリカInc.本社工場ほか(米国)機能材料シリコーン製造設備5,0875,182861(461)84611,977259SE タイローズUSA,Inc.本社工場(米国)機能材料セルロース誘導体製造設備6,6517,518-(145)19814,36867シンエツマグネティックマテリアルズベトナムCo.,Ltd.本社工場(ベトナム)電子材料希土類磁石製造設備7,72118,866-(204)1,72028,3082,158信越電子材料(股)本社工場(台湾)電子材料フォトレジスト製造設備13,84516,1783,325(36)1,51934,869152 (注)1.帳簿価額の内「その他」は、工具器具、備品、リース資産及び建設仮勘定の合計です。
2.設備の一部は、連結会社間や外部と賃貸借しています。
3.シンエツPVC B.V.、SE タイローズ GmbH & Co.KG、SE タイローズ USA,Inc.及びシンエツマグネティックマテリアルズベトナムCo.,Ltd.の土地は、すべて賃借しています。
4.現在休止中の主要な設備はありません。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
 当社グループ(当社及び連結子会社)は、多種多様な事業を国内外で行っており、期末時点ではその設備の新設・拡充の計画を個々のプロジェクトごとに決定していません。
そのため、セグメントごとの数値を開示する方法によっています。
 当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・拡充)は、3,500億円で、セグメントごとの内訳は次のとおりです。
セグメントの名称2026年3月末計画金額(百万円)設備等の主な内容・目的資金調達方法電子材料176,000新設、増設、合理化、維持更新等自己資金生活環境基盤材料122,000増設、合理化、維持更新等自己資金機能材料42,000増設、合理化、維持更新等自己資金加工・商事・技術サービス10,000増設、合理化、維持更新等自己資金合計350,000--(注)経常的な設備の更新のための除・売却を除き、重要な設備の除・売却の計画はありません。
研究開発費、研究開発活動77,819,000,000
設備投資額、設備投資等の概要7,216,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況41
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況19
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況8,988,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標0

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方 専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする場合を「純投資目的である投資株式」とし、それ以外の目的で保有する場合を「純投資目的以外の目的である投資株式」と区分しています。
②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 安定的な取引関係の維持と強化を図ることが当社の持続的成長に基づく企業価値の向上に資すると認められる相手先について、事業戦略上の重要性を鑑み、必要に応じて当該相手先の株式を保有することがあります。
保有の合理性が認められないと判断したものは順次売却を行い、縮減を進めていきます。
当社は、政策保有株式として保有している会社から当社株式の売却の申出があった場合、売却を妨げる行為は行いません。
 受取配当金等の保有に伴う利益が資本コストを上回っているかなどの定量的観点や、経営戦略上の重要性や取引関係の維持強化などの定性的観点から総合的に検証しています。
 2026年3月末時点で当社が保有する全ての上場株式について、常務委員会および取締役会にて検証を行いました。
保有の合理性が認められないと判断したものは縮減を進めていきます。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式353,219非上場株式以外の株式3455,890 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式1499材料開発の加速に資するため。
非上場株式以外の株式21,210電子材料事業の資材調達取引関係の維持・強化のため。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式1-非上場株式以外の株式915,857 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報    特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱2,983,0973,383,097損害保険調達等を含むリスクマネジメント対応の取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無(注)312,02710,910 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ4,600,0006,743,816資金決済・調達・運用等の金融取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2       無 11,96013,561三菱倉庫㈱4,270,0004,270,000物流取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有5,6404,129㈱クボタ1,188,0001,440,000塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有2,9182,636リケンテクノス㈱1,700,5232,400,523塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有2,8262,503栗田工業㈱384,500384,500水処理装置等を調達しており、機能材料事業等の取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有2,8171,764トヨタ自動車㈱802,000802,000レア・アースマグネット等を販売しており、電子材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有2,5352,098東京応化工業㈱247,947247,947シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有1,827767群栄化学工業㈱329,800-半導体関連材料の原料等を調達しており、電子材料事業の資材調達取引関係の維持・強化を目的に新規に取得しました。
(注)2        無 1,734-大阪有機化学工業㈱419,300419,300半導体関連材料の原料等を調達しており、電子材料事業等の資材調達取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有1,4441,025三菱地所㈱331,000331,000本社およびグループ会社の事務所等の不動産賃借取引関係の維持・強化のため保有しています。
(注)2有1,430804日油㈱388,500388,500シリコーン製品の原料等を調達しており、機能材料事業等の資材調達取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有1,204784㈱トクヤマ306,200306,200半導体関連材料の原料等を調達しており、電子材料事業等の資材調達取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有1,144853崇越電通(股)2,815,2962,815,296シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2無901853 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)サンケン電気㈱126,800126,800半導体関連材料等を販売しており、電子材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、本年5月に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2       無 897853㈱千葉銀行365,358365,358当社グループにおいて資金決済等を行っている他、今後の事業動向等によっては当社グループの資金調達先の一つとして考えており、金融取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有729511コニシ㈱400,000400,000シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有548468㈱資生堂159,720159,720シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、当事業年度に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無509450㈱群馬銀行208,091208,091当社グループにおいて資金決済等を行っている他、従業員向けの金融サービス提供による福利厚生の充実や、同行の地域ネットワークにより人員の雇用や地元企業との取引拡大等の効果もあり、関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有429256東洋合成工業㈱40,000-半導体関連材料の原料等を調達しており、電子材料事業の資材調達取引関係の維持・強化を目的に新規に取得しました。
(注)2有400-㈱百五銀行227,372227,372当社グループにおいて資金決済等を行っている他、同行からの中京経済圏の情報入手により当社顧客との取引関係強化が期待できるため、関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有341167鹿島建設㈱49,54449,544当社グループにおける建屋の建設取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有292151NOK㈱100,000100,000シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有280218倉敷紡績㈱25,00025,000セルロース製品等を販売しており、機能材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、本年5月に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2有210149タイガースポリマー㈱151,380151,380シリコーン製品を販売しており、機能材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有149107 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本化薬㈱84,00084,000半導体関連材料等を販売しており、電子材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、当事業年度に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無147118フクビ化学工業㈱140,000140,000塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています(注)2無123115NANOホールディングス㈱625,000825,000研究開発素材の提供などを通じた企業価値の向上を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無94118旭有機材㈱14,14014,140塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2無7851オカモト㈱11,60011,600塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2無6858アキレス㈱51,27851,278塩ビ製品等を販売しており、生活環境基盤材料事業等の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有6772           第一実業㈱ 18,00018,000機器・部品等を調達しており、資材調達取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有5839松本油脂製薬㈱1,3201,320シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有しています。
(注)2有2623リンテック㈱5,0005,000シリコーン製品等を販売しており、機能材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、本年5月に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無2213スズキ㈱-5,320,000レア・アースマグネット等を販売しており、電子材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無-9,629㈱東邦銀行-315,100資金決済・調達・運用等の金融取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2有-112大日本印刷㈱-22,300石英製品等を販売しており、電子材料事業の営業取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、前事業年度までに保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無-47 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)SOMPOホールディングス㈱-573損害保険調達等を含むリスクマネジメント対応の取引関係の維持・強化を目的に保有してきましたが、当事業年度に保有の必要性が希薄になったと判断し、売却を決定しています。
(注)2無(注)3-2  (注)1.「-」は当該銘柄を保有していないことを示しています。
2.定量的な保有効果は取引先との営業機密に係わるため、記載を控えています。
保有合理性の検証方法は、前記(5)②aに記載の通りです。
3. 保有先企業は当社の株式を保有していませんが、同社子会社が当社の株式を保有しています。
    みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)SOMPOホールディングス㈱1,684,1001,684,100議決権行使に関する指図権限 (注)2無(注)510,1247,613三菱商事㈱ 1,734,0001,734,000議決権行使に関する指図権限 (注)2無9,2194,554㈱第四北越フィナンシャルグループ (注)4513,900171,300議決権行使に関する指図権限 (注)2無(注)5960540㈱めぶきフィナンシャルグループ554,500554,500議決権行使に関する指図権限 (注)2無(注)5661402パナソニックホールディングス㈱238,600238,600議決権行使に関する指図権限 (注)2無616422㈱福井銀行161,400161,400議決権行使に関する指図権限 (注)2有515290  (注)1.保有目的には、当社が有する権限の内容を記載しています。
2.定量的な保有効果は記載が困難なため、記載していません。
保有合理性の検証方法は、前記(5)②aに記載の通りです。
3.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算していません。
4. 2026年3月期に株式分割で株式数が増加した銘柄です。
5. 保有先企業は当社の株式を保有していませんが、同社子会社が当社の株式を保有しています。
③保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。
④当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。
⑤当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社9
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社35
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3,219,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社34
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社55,890,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社499,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,210,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社15,857,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社5,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社729,000,000