財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-19 |
| 英訳名、表紙 | Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 羽生 満寿夫 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 川崎市中原区苅宿45番1号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | (044)422-3171(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 年月沿革1944年8月無線通信機部品の専門メーカーとして、東京芝浦電気㈱(現在、㈱東芝)、日本電気㈱、日本無線㈱ほか2社の共同出資により、資本金15,000千円をもって帝国通信工業株式会社を設立1945年8月長野県上伊那郡赤穂町(現在、駒ヶ根市)に赤穂工場を開設1954年4月大阪市天王寺区に大阪出張所開設(1965年3月大阪府吹田市に移転、営業所に昇格)1961年5月長野県飯田市に関係会社飯田帝通㈱を設立、固定抵抗器部門に進出1961年10月東京証券取引所株式市場第2部に上場1961年12月長野県須坂市、松田電機㈱(現在、須坂帝通㈱と商号変更)に資本参加、コンデンサー部門に進出1964年11月川崎市中原区に関係会社ノーブル・スタット㈱(2002年10月須坂帝通㈱へ吸収合併)を設立、電力抵抗器部門に進出1966年9月中華民国桃園県に合弁会社台湾富貴電子工業㈱を設立1969年4月福井県坂井郡丸岡町(現在、坂井市)に関係会社福井帝通㈱を設立1971年2月東京証券取引所の株式市場第1部に指定替え1974年5月長野県木曽郡木曽福島町(現在、木曽町)に関係会社木曽精機㈱を設立1975年2月川崎市中原区に関係会社帝通エンヂニヤリング㈱を設立1978年9月シンガポールに関係会社シンガポールノーブルエレクトロニクス㈱を設立1980年4月アメリカ・イリノイ州に関係会社ノーブルU.S.A.㈱を設立1983年2月香港に関係会社香港ノーブルエレクトロニクス㈱を設立1988年2月タイに関係会社TTKタイランド㈱を設立(現在、ノーブルエレクトロニクス(タイランド)㈱と商号変更)1991年5月長野県上伊那郡箕輪町に関係会社ミノワノーブル㈱(2011年4月福井帝通㈱へ吸収合併)を設立1995年5月タイに関係会社ノーブルV&S㈱(現在、ノーブルプレシジョン(タイランド)㈱と商号変更)を設立(2012年6月ノーブルエレクトロニクス(タイランド)㈱へ譲渡)1997年5月中華人民共和国上海市に関係会社ノーブル貿易(上海)有限公司を設立2005年10月ベトナムに関係会社ノーブルエレクトロニクスベトナム㈱を設立2009年7月タイに関係会社ノーブルトレーディング(バンコク)㈱を設立2012年3月中華人民共和国淮安市に関係会社富貴電子(淮安)有限公司を設立2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(帝国通信工業株式会社)及び子会社16社により構成されており、抵抗器、前面操作ブロック(ICB)、スイッチ、センサ等の電子部品の製造販売を主要事業とし、その他機械設備等の販売等を行っております。 当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けとセグメントとの関連は、下記のとおりであります。 なお、次の部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〈電子部品〉〔生産体制〕国内生産は、当社及び当社の生産体制と一体となっている国内子会社が行っております。 海外生産は、タイ、中国、ベトナムで海外子会社が行っております。 〔販売体制〕国内販売は、概ね当社が行っております。 海外販売は東南アジア、北米、中国において各々の海外販売子会社が担当し、その他地域は概ね当社が行っております。 以上述べた電子部品の概要は次のとおりであります。 〈その他〉機械設備等の販売会社及び環境対応素材の製造販売会社の国内連結子会社2社、ビル及び家屋の清掃会社の非連結子会社1社があります。 連結子会社のセグメントとの関連は次のとおりであります。 〈電子部品〉会社総数 以下の子会社及び当社を含め 14社飯田帝通株式会社 固定抵抗器及び前面操作ブロックの製造須坂帝通株式会社 可変抵抗器、同部品及びセンサ部品の製造福井帝通株式会社 可変抵抗器、同部品及び前面操作ブロック等部品の製造木曽精機株式会社 機構部品及び可変抵抗器等部品の製造及び販売台湾富貴電子工業株式会社 可変抵抗器の製造及び販売シンガポールノーブルエレクトロニクス株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック等の販売ノーブルU.S.A.株式会社 可変抵抗器等の販売香港ノーブルエレクトロニクス株式会社 センサ及び可変抵抗器等の販売ノーブルエレクトロニクス(タイランド)株式会社 可変抵抗器、前面操作ブロック及びプラスチック成型品等の製造ノーブルエレクトロニクスベトナム株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック、センサ等の製造ノーブル貿易(上海)有限公司 固定抵抗器及び前面操作ブロック、センサ等の販売ノーブルトレーディング(バンコク)株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック等の販売富貴電子(淮安)有限公司 固定抵抗器の製造 〈その他〉会社総数 2社帝通エンヂニヤリング株式会社 機械設備等の販売株式会社エコロパック 環境対応素材の製造及び販売 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 (1) 親会社該当事項はありません。 (2) 連結子会社名称住所資本金(千円)事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任資金援助の有無営業上の取引設備の賃貸借その他飯田帝通㈱長野県飯田市60,000電子部品事業100.0有有※工場用土地建物を賃貸 須坂帝通㈱長野県須坂市27,000電子部品事業100.0有無※〃特定子会社福井帝通㈱福井県坂井市30,000電子部品事業100.0有無※〃特定子会社帝通エンヂニヤリング㈱川崎市中原区20,000その他の事業100.0有無機械等の購入事務所用建物を賃貸 木曽精機㈱長野県木曽郡木曽町60,000電子部品事業100.0有有※工場用土地建物を賃貸 ㈱エコロパック川崎市中原区36,000その他の事業100.0有無―事務所用建物を賃貸 台湾富貴電子工業㈱中華民国桃園県51,530千NT$電子部品事業58.1有無※無 シンガポールノーブルエレクトロニクス㈱シンガポール1,500千S$電子部品事業100.0有無可変抵抗器等の販売無 ノーブルU.S.A.㈱アメリカイリノイ州200千US$電子部品事業100.0有無可変抵抗器等の販売無 香港ノーブルエレクトロニクス㈱香港2,000千HK$電子部品事業100.0有無可変抵抗器等の販売無特定子会社ノーブルエレクトロニクス(タイランド)㈱タイアユタヤ480,678千BAHT電子部品事業100.0(6.4)有無※無特定子会社ノーブルエレクトロニクスベトナム㈱ベトナムハノイ4,999千US$電子部品事業100.0有無※無特定子会社ノーブル貿易(上海)有限公司中華人民共和国上海市350千US$電子部品事業100.0有無固定抵抗器等の販売無 ノーブルトレーディング(バンコク)㈱タイアユタヤ5,000千BAHT電子部品事業100.0(100.0)有無可変抵抗器等の販売無 富貴電子(淮安)有限公司中華人民共和国淮安市8,000千US$電子部品事業100.0有無※無特定子会社 (注) 1 ※印を付した子会社と当社との営業上の取引は、当該子会社の製品を当社で購入しております。 2 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 3 議決権所有割合の( )内は、間接所有割合で内数となっております。 4 木曽精機㈱、香港ノーブルエレクトロニクス㈱及びノーブルトレーディング(バンコク)㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等木曽精機㈱ 香港ノーブルエレクトロニクス㈱ ノーブルトレーディング(バンコク)㈱(1) 売上高1,867,627千円 2,542,168千円 2,723,059千円 (2) 経常利益89,093 176,370 232,848(3) 当期純利益57,759 150,665 185,490(4) 純資産額638,171 486,780 563,508(5) 総資産額873,937 1,230,321 1,373,763 (3) 持分法適用子会社及び関連会社該当事項はありません。 (4) その他の関係会社該当事項はありません。 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 ① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)電子部品1,633その他13報告セグメント計1,646全社(共通)32合計1,678 (注) 1 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、アルバイト等)は、当該臨時従業員の総数が従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しております。 2 全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)285(33)41.317.96,188△0.6 セグメントの名称従業員数(人)電子部品253(26)その他―(―)報告セグメント計253(26)全社(共通)32(7)合計285(33) (注) 1 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、アルバイト等)は、当該臨時従業員の総数が従業員数の100分の10を超えたため、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2 平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 3 全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 ③ 労働組合の状況当社グループにおいては、役職者を除く従業員をもって帝国通信工業労働組合(全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会傘下)が組織されており、提出会社及び主要な国内子会社にその支部をおいております。 なお、会社と労働組合との間には、特記すべき事項はありません。 ④ 使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。 当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況(8)役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金差異(%) (注)1全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者帝国通信工業株式会社2.971.475.976.884.1 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3 連結子会社のうち、常時雇用する労働者が101名以上の国内子会社が存在しないため記載しておりません。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは「電子部品の製造とサービスを通じて世界のお客様に満足して頂ける仕事をいつも提供し続けることにより、豊かな社会の実現に貢献すること」を企業理念としております。 この理念のもと、可変抵抗器、固定抵抗器、センサ等の電子部品と、顧客のニーズに応えたカスタムユニットである前面操作ブロック[ICB]製品を開発、製造、販売してまいりました。 また、「さぁ、NOBLEと実現しよう Together, we make good sense.」をスローガンとし、培った経験と蓄積された技術をベースに、「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を長期ビジョンに加え、行動指針を、Change(チェンジ:革新)、Challenge(チャレンジ:挑戦)、Communicate(コミュニケート:連携)として、可変抵抗器や固定抵抗器などのディスクリート製品と、設計開発から生産まで一貫で行える強みを最大限に活かして、お客様のニーズに合わせてカスタマイズするカスタム製品の2つの方向から人と機器をつなぐ架け橋を担うことをNOBLEの価値創造の源泉とし、これからの社会が求める新たな製品や技術に貢献できる部品やサービスを提供していく所存であります。 (2) 中長期的な経営戦略等当社グループの置かれている市場環境は、顧客ニーズの高度化・多様化に加え、生成AIの急速な普及により、今までにない市場ニーズや変化への対応が求められており、AI関連市場向けや環境対応関連、Beyond 5Gなどによる電子部品の需要にも変化が見込まれ、「創造力」と「挑戦する精神」を礎にしてさらなる成長を目指し未来のNOBLEを見据えて、「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を長期ビジョンとして、2026年5月に第2期「中期経営計画2030」を策定し、以下の項目を中長期的な基本戦略として取り組んでおります。 ① 既存領域の拡大当社の競争優位性である素材・加工・組み立てを一貫で可能な独自の生産体制を生かし、モジュール、ユニット化による高付加価値化と単価向上、車載HVAC向けポジションセンサのバリエーションの拡大や社会課題を解決する領域への拡販を進め、確実な「成長領域」での深堀り、海外市場への展開、既存領域における一貫生産×自動化×標準化による利益率強化既存業界への製品の横展開を目指し、顧客ニーズを捉えた抵抗式センサの開発・量産技術による利益成長の実現を目指します。 ② 顧客ニーズを捉えた新製品展開当社の競争優位性である顧客と上流から仕様を作り込める共創型の開発力と量産まで見据えた技術提案を実現することで、車載ドアミラーポジションセンサのバリエーションの拡大やxEV関連への固定抵抗器参入強化等のモビリティ領域、生活家電向けヒーター抵抗器の熱効率改善品の展開などの家電機器領域、電子楽器市場への操作ユニットの提案(カーボン抵抗体方式タッチセンサ)等のアミューズメント・ホビー機器領域など、多様化する顧客ニーズを捉えた新製品開発を行います。 ③ 新領域の確立(チャレンジ分野)当社の競争優位性である印刷技術・エレメント技術を基盤にIoT・電気化学センサへ応用展開できる技術拡張力を生かし、高血圧を未然に防止するナトカリセンサ(電気化学センサ)の開発および企業向け販売の強化といった社会課題解決への貢献、漏水センサの技術確立およびテスト販売(サブスクモデルへの挑戦)、時刻同期(屋内UWB)への取組み、印刷技術を生かしたRFIDの技術確立・社会実装等トレンド分野への展開(IoTセンサ領域)など、社会・生活課題起点の新市場を見据えた研究開発による新たな収益の獲得を目指します。 ④ 組織力の強化社員のウェルビーイングと人材育成を両輪とした人材戦略の推進、DXの推進・セキュリティの強化による業務基盤の高度化、資本効率・収益性を意識した財務基盤の構築や事業成長を支える戦略法務への転換を図り、人・知・財のシナジーで、未来を駆動する強靭な経営基盤の実現を目指します。 (3) 目標とする経営指標当社グループは、すべてのステークホルダーの視点に立った経営を進め、2026年5月に公表した第2期「中期経営計画2030」期間において、資本財務戦略としてBSマネジメントを意識し、より積極的な投資と、株主還元を両立し、現預金水準は月商3.5~4.5ヶ月程度に抑え、増やさない方針のもと、将来の成長に必要な投資を優先的に実施することで、利益の増大や安定的かつ継続的な株主還元の実施による、中長期的な株価上昇を目指してまいります。 「中期経営計画2030」の最終年度である2030年度の数値目標につきましては、業績面では売上高220億円、営業利益22億円、営業利益率10%を目指しており、資本収益性・資本構成は、ROE6%以上、自己資本比率70%前後を目安とし、株主還元はDOE5%(*支払配当金÷株主資本(純資産-その他の包括利益累計額-新株予約権-非支配株主持分))および「中期経営計画2030」当初3ヵ年で自己株式取得総額15億円の実施を目指してまいります。 さらに、当社グループは、温室効果ガス(GHG)排出量(Scope1およびScope2)および再生可能エネルギー電力導入比率を管理指標として設定し、脱炭素社会の実現に向け、SBT取得申請を視野に、改めて2030年度までにScope1およびScope2の排出量を2024年度比で55%以上削減、Scope3を2024年度比で25%削減、2050年度までにカーボンニュートラルを達成することを目標設定としています。 加えて、再生可能エネルギー電力の導入を推進し、2030年度までにその比率を100%とすることを目指して取り組んでおります。 (4) 経営環境と対処すべき課題当社グループは「創造力」と「挑戦する精神」を礎にしてさらなる成長を目指し、未来のNOBLEを見据えて「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を長期ビジョンとした第2期となる「中期経営計画2030」を新たに策定し2026年5月に公表いたしました。 「中期経営計画2030」の初年度にあたる2026年度は、第1期中期経営計画において新領域として拡販を進めた医療・ヘルスケア市場向けの拡大が見込まれ、さらにAI関連市場向け・インフラ市場向けの製品などの展開が見込まれております。 加えて自動車電装向けは、接触センサを含めた各種センサ類の開発等により、新たな製品の展開が進んでおります。 医療・ヘルスケア市場向けに開発をしている製品の他市場への展開も図っており、新領域の確立の取組が進んでおります。 今後の医療・ヘルスケア市場向けにおいては、すでに量産化されている筋電・心電や脳波測定に用いる電極の更なる革新が必須であり、今後市場の拡大が見込まれるPOCT(Point of Care Testing)用バイオセンサについては、近々量産化を計画しているナトリウムカリウム測定に加え、アグリビジネス、インフラビジネスなど、将来的に様々な物質の測定に使用が見込まれる電気化学センサの技術を確立することを今後の柱の1つとしていきたいと考え、大学などとの共同研究を積極的に行っております。 加えて、静電容量方式のセンサ等の自動車向け製品の開発を加速しており各種センサの拡販を進めております。 また、環境に配慮した素材の選定や、開発技術力向上ならびに製造設備の省人化・無人化などによる生産性向上と原価低減を継続的に行うことで競争力強化を図るとともに、DX化(IoT)を組み込んだ生産ラインの導入も進めており、またBCPを念頭に生産の最適化についても進めております。 インフラ投資に関しましては、様々な新市場開拓及び新製品開発にインクや印刷工法の研究が求められており当社の要素技術の要であるエレメント技術の向上が必須であります。 その実現に向けて研究開発機能と本社機能を複合したサステナビリティを体現する本社ビルへの建替えを2027年度の完成を目標にすすめております。 新たな研究開発棟により開発された製品の量産については、BCPや既存領域製品の増産対応も念頭にして、既存の生産拠点に高度な精度・性能が求められる製品製造が可能な新工場建設も検討してまいります。 今後の経済見通しにつきましては、米国経済の底堅さが維持される一方で、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ価格の急騰を招き、世界的なインフレ再燃の懸念材料となるなどの地政学リスクの再燃により、先行きは極めて不透明な状況が続いております。 米国経済は、底堅い雇用と消費が続きつつも、中東情勢の緊迫化を受けたエネルギー価格の高騰がインフレ鎮静化の足かせとなり、トランプ政権による外交政策の進展が注視されております。 中国経済は、長引く不動産不況による内需停滞に加え、エネルギー価格の高騰が製造業の利益率を悪化させ、景気回復の足取りは重いものとなりました。 我が国の経済は、堅調な企業収益と賃上げの進展が見られる一方で、食料品などの消費財の価格上昇、エネルギー価格の高騰およびナフサ由来の基礎化学品が調達難になるなど製造業をはじめ幅広い産業において甚大な影響を及ぼしており、先行きの見通しが困難な状況にあります。 当社グループの属するエレクトロニクス業界は、自動車市場において、電気自動車の販売に鈍化が見られる一方で、ハイブリッド車向けの需要増加や車載電子化の進展により、全体としては底堅く推移いたしました。 生活家電市場において、在庫調整の一巡を経て好調に推移した一方で、エネルギー価格高騰に伴う消費マインドの減退が一部で見られました。 産業機器市場において、生成AIに関連する半導体需要が大幅に伸長した一方で、FA機器関連や設備投資関連は、金利の高止まりや景気の先行き不透明感から在庫調整が継続しており需要回復の足取りは依然として重い状況にあります。 加えて、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ由来のプラスチック、合成ゴム、溶剤および半導体封止材などの原材料に深刻な調達難と価格高騰を及ぼし、海上物流の混乱による物流費の高騰や配送リードタイムの長期化するなどの影響を受けております。 その結果、2026年度の連結業績予想につきましては、売上高180億円、営業利益15億円を目指します。 前提となる為替レートはUS$1=¥150を想定しております。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) サステナビリティ全般に関する開示 当社グループは、サステナビリティ方針として下記を定めております。 ■基本的な考え方■当社グループは、社会的責任を果たし、事業の持続可能な成長を目指すために従来の「CSR基本方針」を「サステナビリティ方針」へと昇華させ、地球環境に対する負荷の最小化、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。 ■基本方針■1.帝通グループは企業理念に基づいて豊かな社会の実現に貢献し、持続可能な社会実現の一翼を担います。 2.帝通グループは人権を尊重し、性別、年齢、国籍、人種、民族、信条、宗教、社会的身分、障害等に基づく差別を行いません。 3.帝通グループは職場の衛生と安全の問題を解決することに努めるとともに従業員の教育を実施していきます。 4.帝通グループは環境保全の重要性を認識し、“Human Oriented Technology”―人と地球にやさしい技術・人間性を指向した技術―の観点から、地球にやさしい製品作りを目指し、お客様にご満足していただける企業活動と環境の保全との調和に努めます。 5.帝通グループは健全な企業活動を継続していくために法の遵守はもとより企業を構成する従業員一人ひとりの倫理観の醸成、管理体制の整備に努めます。 6.帝通グループは業務上保有する情報を重要な資産と位置づけ、改ざん、破壊、漏えい等から保護、管理するための様々な施策を講じます。 7.帝通グループは国際社会・地域社会の発展に貢献できる活動を自主的に行うよう努めます。 ① ガバナンス当社グループは、サステナビリティに関わる基本方針、重要事項、リスク・機会などを検討・審議する組織として、サステナビリティ担当役員を任命し、サステナビリティ担当役員を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、当該委員会に対して取締役会が監督・指示を行います。 また、サステナビリティ委員会の傘下にBCP部会はじめ専門分野ごとの部会を設け、サステナビリティを巡る経営課題に対してサステナビリティ委員会より指示・諮問し、各部会において対策を検討、報告させ、サステナビリティ委員会とし対応を図っております。 また、各部会の具体的な活動状況や活動計画についてはサステナビリティ委員会より直接、取締役会に報告され、取締役会が主体となり、事業戦略(中期経営計画)と連動したサステナビリティの方針、および各取り組みの進捗状況を監督しております。 ■サステナビリティ推進体制■ ② リスク管理当社グループの経営上のリスクを総合的に分析、把握して対策を講じる全社的なリスク管理は内部統制委員会において行っておりますが、気候関連リスクを含むサステナビリティに係るリスク全般の分析・対策の立案と推進についてサステナビリティ委員会の中でより詳細な検討を行い、連携・共有することで全社的なリスクマネジメント活動を推進しております。 また、非常時にはそのリスク度合に応じて、担当取締役をセンター長とする「危機管理センター」の設置による対応や、取締役会決議に基づく独立性、中立性、専門性が確保された調査委員会の設置と、当該委員会報告に基づく対策立案、推進により、当社グループ全体で対応する体制をとっております。 サステナビリティ全般に関するリスク管理は、当社の「サステナビリティ方針」に基づき、サステナビリティ委員会が、当社グループ全体のサステナビリティ関連リスクについて傘下の各部会を通じて分析、把握し、リスクの低減と未然防止にむけ、当該リスクに関する主管部門における課題対応の実施状況等をモニタリングする体制としています。 ■リスク管理体制■ (2) 気候変動に対する取組み(TCFD提言への対応)当社グループは、気候変動が事業に及ぼす影響を経営の重要課題の一つとして捉えております。 また、企業理念として「豊かな社会の実現への貢献」を掲げており、気候変動が及ぼす影響へ対応することが、企業理念に通じ、かつ社会の一員として果たすべき役割であると考えております。 このため、地球環境に対する負荷の最小化、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを展開してまいります。 当社グループでは、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、TCFDが求める開示フレームワークに沿って、気候変動問題が当社事業へ与えるリスクや機会について分析し、その結果を経営戦略に反映することで、適切な事業リスクへの対応を行い、また気候変動対応を機に当社事業の成長を促す取り組みを行うことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ① ガバナンス当社グループでは、サステナビリティ担当役員を委員長とするサステナビリティ委員会において、気候変動に関わる基本方針、重要事項、リスク・機会などを検討・審議し、当該委員会に対して取締役会が監督・指示を行います。 また、気候変動に対する取組みは当該委員会傘下のCDP部会にて活動を推進しており、当該委員会に年間計画や進捗状況を報告しております。 ② 戦略当社グループでは、気候変動が事業活動に与えるリスクおよび機会を評価するため、複数の外部シナリオを参照したシナリオ分析を実施しております。 分析にあたっては、社会の脱炭素化が進展する「低炭素シナリオ」と、温暖化がさらに進行する「高排出シナリオ」の両面から検討を行っております。 ■使用したシナリオと前提条件■・低炭素シナリオ(1.5℃シナリオ)については、脱炭素社会への移行が加速する世界を想定し、国際エネルギー機関(IEA)の「Net Zero Emissions by 2050 Scenario(NZE)」を中心に、資源エネルギー庁の「2030年エネルギーミックス」や国立環境研究所による分析等を参照しております。 本シナリオでは、炭素税の導入や排出規制の強化といった「移行リスク」および「機会」の特定を行っており、脱炭素化に向けた規制強化等が当社の財務や事業環境に与える影響を分析するために有効であると判断しております。 ・高排出シナリオ(4℃シナリオ)については、抜本的な気候変動対策が講じられず、物理的な影響が最大化する世界を想定し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「SSP5-8.5(RCP8.5相当)」を中心に、国際労働機関(ILO)による暑熱環境下の労働に関する報告書(Working on a warmer planet)等を参照しております。 本シナリオでは、平均気温の上昇や異常気象の激甚化が事業活動や労働環境に与える「物理的リスク」を中心に評価しており、激甚化する災害等が当社の財務や事業環境に与える影響を分析する上で有効であると判断しております。 ■シナリオ分析における設定■・時間軸 短期:~4年、中期:4~8年未満、長期:8~28年・影響度 大:会社全体に与える影響が大きい 中:会社全体に与える影響が相応にあり 小:会社全体に与える影響が軽微・シナリオ分析の頻度:3年毎 ■気候変動リスク・機会■当社グループの事業に特に大きな財務影響を及ぼす気候変動リスク及び機会、並びにそれに対する対応施策については、以下の一覧表に示します。 リスクドライバー気候変動がもたらす影響時間軸影響度( )内は想定影響額対応策移行リスク法規制・政策GHG排出価格の上昇炭素税が導入された場合、調達先の製造プロセスにおけるCO2排出量に応じてコストが増加し、価格転嫁にともなう原材料、副資材調達コストが増加する。 中期大・取引先選定要件の見直しをする。 ・サプライヤーに対し排出量低減に向けた取り組みへの協力要請をする。 炭素税が導入された場合、国内のScope1・2の排出量に応じた炭素税の支払コストが増加する。 中期中・本社、生産拠点等への設備投資及び再生可能エネルギー導入を実施する。 (対応中)技術原材料コストの上昇 ライフサイクルCO2排出量の削減に向け生産時のCO2排出量削減目標の達成に向け、再生資源、再生材料(外部からの購入部材)へ切り替えることで、調達コストが増加する。 長期中・廃材の再生利用を拡大する。 (対応中)・材料の一括購入をすることでコストを抑える。 低排出技術に移行するためのコスト 脱炭素社会への移行に向け、Scope2削減に寄与する環境価値購入コスト(例、非化石証書を使った電力プランへの切替)が増加する。 中期小・電気使用量抑制や設備投資等での本社・赤穂工場の再エネ比率100%達成をする。 (対応中)・他国内事業所の再エネへの切替を実施する。 (対応中)市場顧客行動の変化 顧客が炭素排出の少ない商品やサービスを求めるようになり、化石燃料を使用した自動車、住宅設備や家電製品が敬遠される可能性があり、関連する部品の売上が減少する。 中期~長期大 (647百万円)・自社製品や部品の炭素排出削減を目指して、低炭素技術の開発や導入を進める。 特に、電気自動車(EV)向け部品やエネルギー効率の高い家電用部品など、環境負荷の少ない製品の開発に注力する。 (対応中)・顧客に対して自社製品の環境への配慮や持続可能性を積極的に伝える。 市場シグナルの不確実性 脱炭素化への対応遅れにより、気候変動対応が進んだ競合企業に顧客を奪われ、売上が減少する。 中期大(2,873百万円)・自社の脱炭素化戦略を早期に策定し、実行に移すことで競合との差を縮める。 これにより、顧客の期待に応えるとともに、企業の信頼性と競争力を強化する。 (対応中)・環境意識の高い顧客層に向けて、サステナブルな環境配慮製品を積極的に開発・提供する。 これにより、脱炭素化対応が遅れている競合企業との差別化を図り、顧客のロイヤルティを高める。 評判消費者の嗜好の変化 他社製品と比較してエネルギー効率が劣っている、製造時のGHG排出量が高い場合、顧客からの信頼低下や競争優位性の喪失につながり、売上が減少する。 短期~中期大・サプライチェーンの透明性向上として、材料調達や製造プロセスにおける環境負荷を公表する。 (対応中)・環境基準の順守とPRの観点で、自社製品の環境配慮ポイントを明確にし、積極的にアピールする。 ・カーボンフットプリント削減製造プロセスの効率化や再生可能エネルギーを活用してカーボンフットプリントを削減する。 (対応中)物理リスク慢性上昇する平均気温平均気温の上昇により暖房器需要に変化が見られ、 弊社製品の出荷にも一定の影響が及ぶ。 長期中・販売予測精度や生産性向上による利益率の改善をする。 (対応中)・未参入メーカーなどへの新規拡販を実施する。 (対応中)平均気温の上昇により、耐熱性製品の性能が損なわれることで売上が減少する。 中期~長期中(42百万円)・耐熱性の商品性能を再確認する。 (対応中)・耐熱性を強化する。 機会ドライバー気候変動がもたらす影響時間軸影響度( )内は想定影響額対応策機会資源効率リサイクルの利用自社内再生混入材活用によるバージン材(非再生材)の購入量削減に伴い、調達コストが低減する。 中期中・再生材利用対象部品を拡大させる。 (対応中)より効率的な生産及び流通プロセスの使用流通経路を短縮する物流戦略や、輸送効率を高めることで温室効果ガス(GHG)排出量を削減し、コストと環境負荷の両方を低減する。 短期~中期小(8.4百万円)・地産地消の考え方を取り入れた部品調達や輸送プロセスの効率化により、コスト削減と環境負荷低減を両立する。 (対応中)高効率ビルへの移転高効率な断熱構造や最新の省エネシステムを備えたビルに移転することで、エネルギー使用量を減らし、コストを削減する。 短期~中期小(26百万円)・エネルギー効率や環境認証の有無を基準に、移転先候補を選定する。 断熱性能や省エネ設備などを重視して選択する。 (対応中)・高効率ビルの設備を最大限に活用するために、エネルギー使用量を常時監視し、削減可能な部分を分析・改善する。 ・新しいビルでのエネルギー効率を高めるため、従業員に対してエネルギー削減の取り組みを共有し、協力を促す。 エネルギー源より低排出のエネルギー源の使用 再生可能エネルギー(主に太陽光)の導入によりエネルギーコストを削減し、製造工程全体の効率性を向上させる。 短期~中期小(3百万円)・製造拠点での太陽光発電設備を設置し、自社内でのエネルギーの持続可能性を確保する。 (対応中)・再生可能エネルギー電力を提供する企業からの調達契約(PPA)を締結し、脱炭素化を進める。 製品及びサービス低排出商品及びサービスの開発及び/または拡張 消費電力が少なく、長寿命の製品を開発することで、環境負荷を低減させると同時に、顧客に対してエネルギー効率の良い製品を提供する。 短期~中期大・製品の設計段階でエネルギー消費を最小限に抑える技術を採用し、顧客に対して省エネ効果をアピールする。 ・製品のエネルギー効率に関する研究開発を強化し、持続可能な技術を活用した製品を市場に提供する。 (対応中)消費者の嗜好の変化 消費者が環境への配慮を強化する中で、エネルギー効率の良い(省エネディスプレイ、省エネエアコン)、環境負荷を低減する製品(非化石エネルギー製品)への部品提供機会が高まる。 短期~中期大・顧客の製品ラインナップを把握し、省エネ製品、低炭素製品への十分な部品供給力を確保する。 市場新しい市場へのアクセス 水害や土砂災害等への防災リスク回避に資する製品需要が増加する。 中期~長期中・気候変動リスクを予測するためのセンサ技術を強化し、異常気象を監視するセンサを開発する。 ③ リスク管理サステナビリティ委員会は、傘下のCDP部会を通じて気候変動に関するリスクを分析・把握し、内部統制委員会と連携し、リスク低減に向けた施策の立案、管理を実施しております。 ④ 指標及び目標当社グループでは、最重要課題の一つとして、気候関連課題が経営に与えるリスクと機会を評価するため、温室効果ガス(GHG)排出量(Scope1-3)及び再生可能エネルギー電力導入比率を管理指標として設定しています。 尚、削減目標につきましては、脱炭素社会の実現に向け、責任を持ってこれらの取組みを実行するためにCO2排出量算定の精度向上と要因の分析を行い、SBT(注)の考えに沿って以下のように設定します。 これらの目標は取締役会で審議・承認され、進捗は年次でモニタリングしています。 ■CO2排出量削減目標■●2030年度目標・Scope1-2:CO2排出量を2024年度比で55%以上削減再生可能エネルギー電力比率100%・Scope3 :CO2排出量を2024年度比で25%削減。 尚、カテゴリ8・14以外の全てのカテゴリを対象としています。 (注)SBT:Science Based Targetsの略称。 2015年に採択されたパリ協定が求めるCO2削減水準に対して、科学的根拠に基づいて目標を定める方法。 弊社は2026年5月現在、SBT取得に向けて申請中です。 ●2050年度目標・カーボンニュートラルを達成 ■当社グループにおける気候変動管理指数と目標■(CO2排出量単位:tCO2e) 実績値目標2022年度2023年度2024年度(基準年度)2030年度Scope1燃料消費による直接排出9198801,553再生可能エネルギー電力導入比率100%Scope2電気使用による間接排出(マーケット基準)7,9678,6248,223うち)非化石価値よるCO2排出量相殺分1,1851,5152,330再生エネルギー電力導入比率(%)13%15%22%参考)スコープ2(ロケーション基準)9,3649,62310,132Scope1+2合計8,8869,5049,7762024年度比▲55%以上4,454Scope3未算定未算定457,0142024年度比▲25%342,761カテゴリ1購入した製品・サービス原材料の調達、パッケージングの外部委託、消耗品の調達 27,857Scope3削減目標対象カテゴリはカテゴリ8・14を除く全カテゴリカテゴリ2資本財生産設備の増設(複数年にわたり建設・製造されている場合には、建設・製造が終了した最終年に計上)2,175カテゴリ3Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動調達している燃料の上流工程(採掘、精製等)調達している電力の上流工程(発電に使用する燃料の採掘、精製等)1,780カテゴリ4輸送、配送・上流調達物流、横持物流、出荷物流(自社が荷主)1,762カテゴリ5事業から出る廃棄物廃棄物(有価のものは除く)の自社以外での輸送・処理267カテゴリ6出張従業員の出張237カテゴリ7雇用者の通勤従業員の通勤933カテゴリ8リース資産・上流自社が賃借しているリース資産の稼働⇒Scope1,2に計上―カテゴリ9輸送、配送・下流出荷輸送(自社が荷主の輸送以降)、倉庫での保管、小売店での販売3,026カテゴリ10販売した製品の加工事業者による中間製品の加工63カテゴリ11販売した製品の使用使用者による製品の使用414,690カテゴリ12販売した製品の廃棄使用者による製品の廃棄時の輸送、処理2,954カテゴリ13リース資産・下流自社が賃貸事業者として所有し、他者に賃貸しているリース資産の稼働451カテゴリ14フランチャイズ自社が主宰するフランチャイズの加盟者のScope1,2に該当する活動⇒フランチャイズなし―カテゴリ15投資株式投資、債券投資、プロジェクトファイナンスなどの運用818Scope1-3合計未算定未算定466,790347,215 (注) 1 温室効果ガス排出量の算定対象は、財務支配力アプローチに基づき、当社及び連結対象グループ企業としています。 2 従来は基準年度を2020年度としていましたが、SBT取得申請に合わせて2024年度を基準年度に変更し、削減目標もScope1-2だけではなく、Scope3を加えて目標値を設定致しました。 尚、Scope1-2の2030年度におけるGHG排出量は従来より不変です。 (3) 人的投資及び社内環境整備に関する当社グループの方針当社グループにおける、人材の多様性の確保などを含む人的投資に関する方針及び社内環境整備に関する方針を下記の通り定めております。 ■人的投資と社内環境整備に関する方針■当社グループは、豊かな社会の実現という企業理念を礎に、長期ビジョンである「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を達成する源泉は人材であると位置づけています。 個人と企業、そして社会が共に成長し、高い付加価値を生み出すための経営基盤作りを重要課題と捉え、グローバルフィールドで活躍できる人材の育成に積極的に取り組む「人材育成方針」を中核に、人権を尊重し、人種・国籍・性別等による差別や各種ハラスメントのない健全で多様な人材が能力を発揮できる職場環境を整備する「社内環境整備方針」をそれぞれ掲げ、一体となって推進してまいります。 ① ガバナンス当社グループでは、人的資本経営を担う責任者として取締役である業務統括を設置し、人事部門、内部統制委員会、サステナビリティ委員会と連携して人と組織に関する課題のリスク把握と適切なリスクマネジメントを行っています。 人的資本に関する方針・計画等に関しては、その重要性に応じた議論を経て、取締役及び執行役員の出席するサステナビリティ委員会に対して付議・報告しています。 また、人的資本に関する各取り組みの進捗状況を定期的に報告・討議することで、サステナビリティ経営全般としての統制を図っています。 ② 戦略人的投資は経営戦略と一体で進め、企業の成長段階や事業構造に応じた人材戦略を策定・実行します。 ■人材育成方針■当社グループは、電気化学センサ等の新領域における技術革新を牽引する「高度技術・研究開発人材」の育成、および「次世代リーダー」の創出を推進しています。 具体的には、専門スキル習得やキャリア開発支援による技術力の強化・継承に取り組むほか、次世代の経営層候補に対する育成プログラムを拡充してまいります。 また、2027年度完成予定の新本社ビル(研究開発機能)を、高度なR&D環境を伴う人材育成の強力な基盤(インフラ投資)と位置づけ、その活用を図ってまいります。 ●目指すべき人材像グループ全体の行動指針として掲げる3つのC(Change・Challenge・Communicate)を主軸に置き、下記の人材を目指すべき人材像としています。 Change 「時代の変化を柔軟に捉え、未来に向かって革新できる人材」Challenge 「自主・自立・自発の精神を持って挑戦し、現状に満足することなく前進していく人材」Communicate 「世界中のステークホルダーと信頼関係を築ける質の高いコミュニケーション能力を有した人材」 ■社内環境整備方針(多様性(ダイバーシティ)の確保とエンゲージメントの向上)■イノベーションの創出と持続可能な組織体制の構築には、多様な視点を持つ人材の活躍が不可欠です。 当社グループでは、新卒採用における女性比率目標(30%以上)を掲げ、多様な人材の確保に注力しています。 また、「周りの仲間が喜ぶことに働きがいを感じる社員を大切にする」という組織風土のもと、風通しの良い職場環境の整備や、1on1ミーティング等を通じたエンゲージメントの向上を推進し、社員が健康かつ安全に、高いモチベーションを持って働ける環境(ウェルビーイングを重視)の構築を目指しています。 ●社内環境整備(A) 多様な人材の採用と公正な機会の確保女性、障がい者、外国人、キャリア採用など多様な人材の採用、及び性別・年齢・国籍などに関係なく、多様な人材が活躍できる環境づくりに取り組み、公正な評価と処遇を実施します。 (B)安全で働きやすい職場環境労働安全衛生や労働条件に関する法令等を遵守し、安全で適正な労働条件のもと働きがいのある、働きやすい職場の実現を目指して取り組んでいきます。 (C)多様な働き方の実現従業員の多様な生き方を尊重し、在宅勤務制度や時差出勤制度等(セレクトタイム制度)による多様な働き方を推進していきます。 (D)教育研修の提供従業員が自身の知識や能力を磨いて、成長へとつなげられるよう公平かつ平等な教育研修の機会を提供していきます。 多様な人材が十分にその能力を発揮できる職場環境整備に向けては、従業員サーベイを実施し、把握された課題解決に向けた取組を展開しております。 さらに、公平かつ平等な教育研修の機会を提供するためEラーニングを利用したベース研修を展開するとともに階層別教育の充実や次世代を担う幹部候補者を対象とした教育カリキュラムを実施し、人材育成に向け更なる拡充・拡大を目指しております。 (E)エンゲージメントの向上と働きがいの創出従業員との対話を重視し、働きがいや目的意識を持って業務に取り組める職場づくりを推進していきます。 (F)施策効果の可視化と改善人的投資と社内環境整備に関する施策の実施状況をモニタリングし、定量・定性の両面から分析を行うことにより効果を可視化し、課題が見つかれば改善していきます。 ③ リスク管理経営環境の急速な変化に伴う高度技術人材の獲得競争激化や、労働人口減少による人材不足は、当社グループの事業継続における重要リスクであると認識しております。 これに対し、サステナビリティ推進体制のもと、従業員のエンゲージメント状況、離職率、および採用市場の動向を定期的にモニタリングしております。 識別されたリスクに対しては、新本社社屋の整備をはじめとする労働環境の向上や、多様な人材が定着・活躍できる制度の見直し等に柔軟に対応することで、リスクの低減を図っております。 ④ 指標及び目標人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標当社グループでは、上記「② 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む「人材育成方針」及び「社内環境整備方針」について、次の指標を用いております。 指標目標実績女性の積極採用新卒採用時の女性採用比率 30%(継続)2026年4月 35.7% (注) 1 単年度では、目標を達成しておりますが、当社の母集団形成における女性比率はまだ低いことから、当年度の目標も継続目標として、前事業年度と同様の目標としております。 2 上記の目標値は、国内における主要な採用手段である新卒採用に焦点を当てていることから、国内のみを対象とし、新卒採用枠の慣習が無い海外の連結子会社は除外しております。 ■多様性の確保(新卒採用女性比率)■持続的なイノベーション創出に向け、新卒採用における女性比率目標を「30%以上」と定めています。 これに対し、2026年4月入社における実績は35.7%となり、目標を上回る進捗となっています。 今後は、これら多様な人材が中長期的にキャリアアップし、管理職層へ登用されるための育成・登用プロセスの構築を進めてまいります。 ■エンゲージメント向上■エンゲージメント向上に向け、エンゲージメントサーベイのスコアおよび施策実施率を指標に設定し、継続的な改善を推進します。 具体的には、タウンホールミーティングや定期的な1on1ミーティングによる風通しの良い組織風土の構築、ならびに表彰制度やキャリア開発支援の拡充に取り組み、組織活力の向上と一体感の醸成を図ってまいります。 ■ウェルビーイングの充実■ウェルビーイングの充実に向けては、心身の健康増進と柔軟な働き方の実現を目指し、「ストレスチェック受検率および高ストレス者へのフォロー率」「有給休暇取得率」「健康診断および二次検査の受診率」を重要な指標として管理しています。 ワークライフバランスの適正化に向けた労働時間管理の徹底に加え、メンタルヘルスケアの相談窓口の検討、産業医と連携した健康増進プログラムの提供を行うことで、全従業員が安心して長く、健康に働き続けられる環境を整備してまいります。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (3) 人的投資及び社内環境整備に関する当社グループの方針当社グループにおける、人材の多様性の確保などを含む人的投資に関する方針及び社内環境整備に関する方針を下記の通り定めております。 ■人的投資と社内環境整備に関する方針■当社グループは、豊かな社会の実現という企業理念を礎に、長期ビジョンである「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を達成する源泉は人材であると位置づけています。 個人と企業、そして社会が共に成長し、高い付加価値を生み出すための経営基盤作りを重要課題と捉え、グローバルフィールドで活躍できる人材の育成に積極的に取り組む「人材育成方針」を中核に、人権を尊重し、人種・国籍・性別等による差別や各種ハラスメントのない健全で多様な人材が能力を発揮できる職場環境を整備する「社内環境整備方針」をそれぞれ掲げ、一体となって推進してまいります。 ① ガバナンス当社グループでは、人的資本経営を担う責任者として取締役である業務統括を設置し、人事部門、内部統制委員会、サステナビリティ委員会と連携して人と組織に関する課題のリスク把握と適切なリスクマネジメントを行っています。 人的資本に関する方針・計画等に関しては、その重要性に応じた議論を経て、取締役及び執行役員の出席するサステナビリティ委員会に対して付議・報告しています。 また、人的資本に関する各取り組みの進捗状況を定期的に報告・討議することで、サステナビリティ経営全般としての統制を図っています。 ② 戦略人的投資は経営戦略と一体で進め、企業の成長段階や事業構造に応じた人材戦略を策定・実行します。 ■人材育成方針■当社グループは、電気化学センサ等の新領域における技術革新を牽引する「高度技術・研究開発人材」の育成、および「次世代リーダー」の創出を推進しています。 具体的には、専門スキル習得やキャリア開発支援による技術力の強化・継承に取り組むほか、次世代の経営層候補に対する育成プログラムを拡充してまいります。 また、2027年度完成予定の新本社ビル(研究開発機能)を、高度なR&D環境を伴う人材育成の強力な基盤(インフラ投資)と位置づけ、その活用を図ってまいります。 ●目指すべき人材像グループ全体の行動指針として掲げる3つのC(Change・Challenge・Communicate)を主軸に置き、下記の人材を目指すべき人材像としています。 Change 「時代の変化を柔軟に捉え、未来に向かって革新できる人材」Challenge 「自主・自立・自発の精神を持って挑戦し、現状に満足することなく前進していく人材」Communicate 「世界中のステークホルダーと信頼関係を築ける質の高いコミュニケーション能力を有した人材」 ■社内環境整備方針(多様性(ダイバーシティ)の確保とエンゲージメントの向上)■イノベーションの創出と持続可能な組織体制の構築には、多様な視点を持つ人材の活躍が不可欠です。 当社グループでは、新卒採用における女性比率目標(30%以上)を掲げ、多様な人材の確保に注力しています。 また、「周りの仲間が喜ぶことに働きがいを感じる社員を大切にする」という組織風土のもと、風通しの良い職場環境の整備や、1on1ミーティング等を通じたエンゲージメントの向上を推進し、社員が健康かつ安全に、高いモチベーションを持って働ける環境(ウェルビーイングを重視)の構築を目指しています。 ●社内環境整備(A) 多様な人材の採用と公正な機会の確保女性、障がい者、外国人、キャリア採用など多様な人材の採用、及び性別・年齢・国籍などに関係なく、多様な人材が活躍できる環境づくりに取り組み、公正な評価と処遇を実施します。 (B)安全で働きやすい職場環境労働安全衛生や労働条件に関する法令等を遵守し、安全で適正な労働条件のもと働きがいのある、働きやすい職場の実現を目指して取り組んでいきます。 (C)多様な働き方の実現従業員の多様な生き方を尊重し、在宅勤務制度や時差出勤制度等(セレクトタイム制度)による多様な働き方を推進していきます。 (D)教育研修の提供従業員が自身の知識や能力を磨いて、成長へとつなげられるよう公平かつ平等な教育研修の機会を提供していきます。 多様な人材が十分にその能力を発揮できる職場環境整備に向けては、従業員サーベイを実施し、把握された課題解決に向けた取組を展開しております。 さらに、公平かつ平等な教育研修の機会を提供するためEラーニングを利用したベース研修を展開するとともに階層別教育の充実や次世代を担う幹部候補者を対象とした教育カリキュラムを実施し、人材育成に向け更なる拡充・拡大を目指しております。 (E)エンゲージメントの向上と働きがいの創出従業員との対話を重視し、働きがいや目的意識を持って業務に取り組める職場づくりを推進していきます。 (F)施策効果の可視化と改善人的投資と社内環境整備に関する施策の実施状況をモニタリングし、定量・定性の両面から分析を行うことにより効果を可視化し、課題が見つかれば改善していきます。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ④ 指標及び目標人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標当社グループでは、上記「② 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む「人材育成方針」及び「社内環境整備方針」について、次の指標を用いております。 指標目標実績女性の積極採用新卒採用時の女性採用比率 30%(継続)2026年4月 35.7% (注) 1 単年度では、目標を達成しておりますが、当社の母集団形成における女性比率はまだ低いことから、当年度の目標も継続目標として、前事業年度と同様の目標としております。 2 上記の目標値は、国内における主要な採用手段である新卒採用に焦点を当てていることから、国内のみを対象とし、新卒採用枠の慣習が無い海外の連結子会社は除外しております。 ■多様性の確保(新卒採用女性比率)■持続的なイノベーション創出に向け、新卒採用における女性比率目標を「30%以上」と定めています。 これに対し、2026年4月入社における実績は35.7%となり、目標を上回る進捗となっています。 今後は、これら多様な人材が中長期的にキャリアアップし、管理職層へ登用されるための育成・登用プロセスの構築を進めてまいります。 ■エンゲージメント向上■エンゲージメント向上に向け、エンゲージメントサーベイのスコアおよび施策実施率を指標に設定し、継続的な改善を推進します。 具体的には、タウンホールミーティングや定期的な1on1ミーティングによる風通しの良い組織風土の構築、ならびに表彰制度やキャリア開発支援の拡充に取り組み、組織活力の向上と一体感の醸成を図ってまいります。 ■ウェルビーイングの充実■ウェルビーイングの充実に向けては、心身の健康増進と柔軟な働き方の実現を目指し、「ストレスチェック受検率および高ストレス者へのフォロー率」「有給休暇取得率」「健康診断および二次検査の受診率」を重要な指標として管理しています。 ワークライフバランスの適正化に向けた労働時間管理の徹底に加え、メンタルヘルスケアの相談窓口の検討、産業医と連携した健康増進プログラムの提供を行うことで、全従業員が安心して長く、健康に働き続けられる環境を整備してまいります。 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場動向に関するリスク当社グループは電子部品の製造販売を主たる事業としております。 また、売上比率の高いデジタル家電や自動車市場の顧客はグローバルに展開するセットメーカーであります。 世界各地の経済状況や市場の変化が直接的・間接的に当社グループの業績に影響を与えることがあります。 (2) 製品の欠陥等に関するリスク 当社グループは顧客に満足していただける品質の製品やサービスを提供することを企業理念としておりますが、製品の欠陥により顧客に多大な損害を与える場合があります。 この場合、顧客から損害賠償を請求される可能性もあります。 (3) 人材確保と育成に関するリスク当社グループの継続的な成長は、優秀な人材の確保と育成に大きく依存しております。 労働力人口の変化や雇用環境の多様化が進む中で、人材の流出防止や新たな人材の獲得が出来ない場合は、当社グループの成長や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定製品に依存するリスク当社グループの主要な製品には顧客の個別要求に応えて開発したカスタム製品があります。 従って、顧客の設計開発状況や生産計画状況の変化により当社グループの生産・出荷が影響を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 競合に関するリスク当社グループは常に国内外の同業他社と競合しております。 優位に立ち続ける努力は継続しておりますが、他社に先行され優位に立たれた場合、当社グループの業績に影響を与えることもあります。 (6) 為替レートの変動リスク当社グループの生産及び販売は日本の他、中国・アセアン諸国・北米を中心に各国で行われております。 これらの海外事業所における財務諸表は現地通貨建あるいはUSドル建で作成されており、当社の連結財務諸表作成時に円換算されております。 従ってこれらの通貨の日本円に対する為替の変動の影響を受けます。 また日本を含む各事業所の海外取引において日本円の他にUSドル等が使用されているため、それぞれの通貨の為替の変動の影響を受けることで当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報セキュリティに関するリスク当社グループは、事業活動において取得する財務情報、機密情報、個人情報等を、電子情報等の形式で蓄積・利用しております。 これらの情報の管理に関して、ハード・ソフト両面の必要なセキュリティ対策を講じるとともに、基幹システムに仮想環境やクラウドを利用し、システム停止しないよう対策を図っております。 しかしながら、コンピューターウィルスによる第三者からの攻撃、不正アクセス等によって、システムの障害が発生した場合、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、機密情報が漏えいした場合は、信用失墜のみならず損害賠償を請求される可能性があります。 (8) 偶発的リスク当社グループが事業展開する日本及び海外においていくつかのリスクが潜在しております。 ① テロ、戦争、暴動、感染症等による社会的混乱② 政治的、経済的状況の予期せぬ変化③ 電力、水道等ライフラインの予期せぬ断絶④ 自然災害や火災当社グループは、一部の自然災害などの偶発的なリスクによって通常の業務運営が困難となった場合に備え、事業活動の低下を最小限にとどめるため、BCP(事業継続計画)計画の策定を進め、事業を継続するための対応を定めております。 しかしながら、上記の偶発的リスクにより、BCP(事業継続計画)の想定を超える事象が発生して、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 気候変動に関するリスク当社グループは気候変動問題について、経営に及ぼす影響を評価・管理するため、温室効果ガス(GHG)排出量および再生可能エネルギー電力導入比率を管理指標として設定し、脱炭素社会の実現に向け、取り組みを推進しております。 その過程で法的規制に対処するコスト増加や生産設備等への投資の増加、また原材料コストの上昇や環境価値購入コストの増加、顧客行動の変化による売上の減少、気候変動対応の遅れによる顧客からの信頼低下・競争優位の喪失による取引縮小、平均気温上昇に伴う製品の需要や性能への影響などにより当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 知的財産権に関するリスク当社グループの製品は、顧客ニーズに応える製品を提供するための新技術開発を行い、特許権、実用新案権、意匠権など知的財産権を取得しています。 しかし、第三者が同様の技術の使用、製品化を行うと当社の販売機会を失うリスクがあります。 また、他社の取得済み特許権類を十分確認し、新製品開発をしておりますが、当社が上市した時、第三者から知的財産権を侵害しているとして提訴されることで、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 原材料・部品の調達に関するリスク当社グループの製品にはプラスチック等石油関連材料、金属材料、半導体部品等を使用しております。 そのため、各国の輸出入規制や、紛争、自然災害、火災など、不測の事態による各メーカーの製造停止等で、原材料や部品が入手困難となり、生産停止による顧客への供給停止、及び原材料価格、人件費、エネルギー価格、物流費等の上昇等による原材料や部品の価格上昇などにより当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 新技術・製品開発に関するリスク当社グループの所属する電子部品業界は、技術革新のスピードが速く、顧客要求の高度化、多様化を求められており、技術的競争力や優位性をあげ続ける必要があります。 当社グループは既存領域の拡大に向けた技術検討、新領域の確立を目指し新分野への参入を基本戦略の1つとしており、その対応に於いて設備投資、人材投資、法的規制など十分評価して進めておりますが、市場環境や技術の変化に対応できないことで、売上減少に伴い財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 法務・コンプライアンス等のリスク当社グループは、グローバルにビジネスを展開しており、様々な分野における広範な国内外の法律及び規制に服しております。 そのため、コンプライアンス委員会を中心に、グループ全体のコンプライアンス体制を強化し、法令遵守の徹底等コンプライアンス意識の向上を図るとともに、必要に応じ社内外の専門家への相談・活用等により、リスクを未然に防止するよう努めています。 しかし、関連する規制への抵触、役員・従業員による不正行為など予期せぬ事象が生じた場合は、損害賠償の請求、訴訟の提起、関連法令・規制等による罰則・課徴金の適用、生産・製品の販売等の遅延や停止などにより、当社グループの事業活動に支障が出ることによる業績や財務状況への影響や社会的信用の失墜等の可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要)当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度の世界経済は、米国経済の底堅さが維持される一方で、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ価格の急騰を招き、世界的なインフレ再燃の懸念材料となるなどの地政学リスクの再燃により、先行きは極めて不透明な状況が続いております。 米国経済は、底堅い雇用と消費が続きつつも、中東情勢の緊迫化を受けたエネルギー価格の高騰がインフレ鎮静化の足かせとなり、トランプ政権による外交政策の進展が注視されております。 中国経済は、長引く不動産不況による内需停滞に加え、エネルギー価格の高騰が製造業の利益率を悪化させ、景気回復の足取りは重いものとなりました。 我が国の経済は、堅調な企業収益と賃上げの進展が見られる一方で、食料品などの消費財の価格上昇、エネルギー価格の高騰およびナフサ由来の基礎化学品が調達難になるなど製造業をはじめ幅広い産業において甚大な影響を及ぼしており、先行きの見通しが困難な状況にあります。 当社グループの属するエレクトロニクス業界は、自動車市場において、電気自動車の販売に鈍化が見られる一方で、ハイブリッド車向けの需要増加や車載電子化の進展により、全体としては底堅く推移いたしました。 生活家電市場において、在庫調整の一巡を経て好調に推移した一方で、エネルギー価格高騰に伴う消費マインドの減退が一部で見られました。 産業機器市場において、生成AIに関連する半導体需要が大幅に伸長した一方で、FA機器関連や設備投資関連は、金利の高止まりや景気の先行き不透明感から在庫調整が継続しており需要回復の足取りは依然として重い状況にあります。 加えて、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ由来のプラスチック、合成ゴム、溶剤および半導体封止材などの原材料に深刻な調達難と価格高騰を及ぼし、海上物流の混乱による物流費の高騰や配送リードタイムの長期化するなどの影響を受けております。 このような状況の中で当社グループは、2021年5月に策定した第1期中期経営計画の最終年度にあたる2025年度は、その目標達成に向けて、センサ・医療・非接触を合言葉に、第2期「中期経営計画2030」の柱と考えている医療・ヘルスケア分野への生体電極・電気化学センサ、及び自動車電装分野へのセンサ開発を進めており、顧客ニーズを捉えた新製品の展開を行った結果、2021年5月に策定した第1期中期経営計画期間の連結売上高及び営業利益の累計額では目標を達成することとなりました。 販売面においては、電子部品セグメントは全体的に好調に推移し、その他のセグメントにおいては、機械設備等の販売は堅調でしたが、環境対応緩衝材は、前期大口の販売があったことから、当期は下振れとなりました。 業績面においては、円安の影響や原価低減を進めた結果、当連結会計年度の売上高は172億56百万円(前年同期比2.8%増)となりました。 営業利益は11億58百万円(前年同期比30.4%減)、経常利益は16億84百万円(前年同期比20.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億73百万円(前年同期比36.6%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 電子部品事業においては、多くの市場向けで好調に推移し、特にミラーレス一眼カメラ向けを中心に好調に推移したAV市場向けや、自動車電装市場向けに加え、医療・ヘルスケア向けが好調でしたが、アミューズメント市場向けや、産業機器市場向けが低調でした。 この結果、電子部品の売上高は167億9百万円(前年同期比3.2%増)となり、営業利益は10億52百万円(前年同期比31.8%減)となりました。 その他の事業においては、環境対応緩衝材は、前期、大口の販売があったことから、当期は下振れしましたが、機械設備等の販売は堅調でした。 この結果、その他事業の売上高は5億47百万円(前年同期比9.0%減)、営業利益は1億16百万円(前年同期比2.7%増)となりました。 財政状態の状況は次のとおりであります。 当連結会計年度末における財政状態は、総資産が前連結会計年度末に比べ12億78百万円増加し、347億38百万円となりました。 その内訳は、流動資産が24億2百万円減少し188億46百万円、固定資産が36億81百万円増加し158億92百万円となっております。 負債は前連結会計年度末に比べ3億84百万円増加し、54億35百万円となりました。 その内訳は、流動負債が2億53百万円減少し25億49百万円、固定負債は6億37百万円増加し28億85百万円となっております。 これらの結果、純資産は前連結会計年度末に比べ8億93百万円増加し293億3百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末の83.0%から82.5%となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、次のとおりとなりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計期間における営業活動の結果獲得した資金は、19億34百万円(前年同期は18億14百万円)となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益21億38百万円(前年同期は23億92百万円)、減価償却費7億91百万円(前年同期は7億96百万円)、売上債権の減少額7億86百万円(前年同期は3億18百万円の増加)であり、支出の主な内訳は、棚卸資産の増加額1億97百万円(前年同期は1億80百万円の増加)であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計期間における投資活動の結果使用した資金は、23億66百万円(前年同期は2億28百万円の獲得)となりました。 収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入7億30百万円(前年同期は5億82百万円)であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出32億36百万円(前年同期は8億66百万円)であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計期間における財務活動の結果使用した資金は、16億25百万円(前年同期は12億80百万円の使用)となりました。 支出の主な内訳は、配当金の支払額9億49百万円(前年同期は8億17百万円)、自己株式の取得による支出5億2百万円(前年同期は5億48百万円)であります。 この結果、当連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ19億6百万円減少(前年同期は11億21百万円の増加)し、91億58百万円(前年同期は110億64百万円)となりました。 (3) 生産、受注及び販売の状況 ①生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)電子部品16,672,692100.6その他547,35691.1合計17,220,049100.3 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 ②受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)電子部品16,682,091102.62,510,42798.9その他551,64092.865,282107.3合計17,233,732102.32,575,71099.1 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)電子部品16,709,598103.2その他547,21791.0合計17,256,815102.8 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がいないため記載を省略しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容連結売上高は前連結会計年度と比べ2.8%増加し172億56百万円となり、営業利益は前連結会計年度と比べ30.4%減少し11億58百万円となりました。 当社グループの主要セグメントである電子部品事業を地域別に分析いたしますと、日本では、生活家電市場の給湯器向け、自動車電装市場向け、医療・ヘルスケア市場向けについては好調に推移した一方、アミューズメント市場向けは顧客の需要減などにより低調でした。 この結果、売上高は76億65百万円(前年同期比9.5%増)、営業損失は58百万円(前年同期は3億68百万円の営業利益)となりました。 アジアでは、中国市場は、依然として景気の減速傾向が続いており低調でしたが、他のアジア地域において、AV機器市場向けのミラーレス一眼カメラが好調に推移しました。 この結果、売上高は87億80百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は10億43百万円(前年同期比12.2%減)となりました。 北米では、景気動向としては、不透明な状況ではありましたが個人消費が底堅く推移したことで、産業機器市場向けが好調でした。 この結果、売上高は2億64百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は6百万円(前年同期比16.3%減)となりました。 経常利益については前連結会計年度と比べ20.8%減少し16億84百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ36.6%減少し12億73百万円となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性当社グループの資本の財源及び資金の流動性として、当連結会計年度末において有利子負債残高が46百万円ありますが、この有利子負債は非連結子会社からの借入金であります。 これは当社グループでは財務体質の健全性を堅持し、継続的に効率よく事業投資が行えるよう本社にて資金管理を行い、グループ内の資金を効率よく活用するようにしているためです。 当社グループの資金需要は主に製造費用、販売費用、設備投資や研究開発費用等であり、これらは日常の営業活動によって得られた資金で賄っております。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。 連結財務諸表の作成にあたり、期末時点の状況をもとに、種々の見積りと仮定を行っていますが、それらは連結財務諸表、偶発債務に影響を及ぼします。 連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりです。 ①棚卸資産の評価当社グループは、棚卸資産について、正味売却価額に基づき収益性の低下を検討しております。 また、一定期間を超えて在庫として滞留する棚卸資産についても、簿価を切り下げております。 今後の市況や需要動向によっては、追加の評価減が必要となる可能性があります。 ②繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。 回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積りに影響を与える要因が発生した場合は、回収懸念額の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、当期純損益額が変動する可能性があります。 ③退職給付債務及び退職給付費用退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率、年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて計算しています。 割引率は、従業員の平均残存勤務期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に決定し、また、年金資産の長期期待運用収益率は、過去の運用実績及び将来見通し等を基礎として設定しています。 割引率及び長期期待運用収益率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。 ④固定資産の減損当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、資産のグルーピングをセグメント別に行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上しています。 固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 (1) 研究開発体制当社グループにおける研究開発は、主として当社の開発部門が主体となり、新製品の開発等、技術開発を担当しております。 また、生産設備の自動化などに関する開発は、当社の生産技術部門が担っております。 これらの研究開発に際しては必要に応じて、他企業や大学等と共同研究開発を実施しております。 特に当社の提唱する前面操作ブロック製品(ICB製品)及び生体系センサ等の設計開発においては、顧客との密接な連携が不可欠であり、製品のデザインを含めた設計初期段階から顧客と一体となって開発を進めております。 (2) 研究開発の重点領域と主な成果 新製品開発にあたっては、メカトロニクスの基盤となるセンサ系製品の開発と、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)の一翼を担うICB製品の開発に注力しております。 特にセンサ用途に使われる抵抗エレメントの新規開発にくわえ、さらなる高精度化、高寿命化を追及しております。 また、機器のデザインコンセプトを自由に表現できるICB製品は、単にディスクリート製品をプリント基板上に搭載するものとは異なり、当社独自のエレメント技術・成型加飾技術・プレス技術等を駆使して一体化させたものであり、3Dデザインにおけるスペース効率を最大限に活かせる設計が可能です。 その成果として、コンパクト化が進展する映像機器・事務機器分野においてデジタルカメラやプロジェクター向けに、多種多様なICB製品を市場に提供することができました。 さらに、当社独自のフィルム技術を応用し、フレキシブル性を生かした曲面センサ等などの製品展開にも成功しました。 医療・ヘルスケア分野においては、心電・脳波・筋電を手軽かつ高精度測定できる生体電極の量産化を実現しております。 (3) 研究開発戦略と今後の展望事務機器・車載・産業機器・生活家電・医療・ヘルスケア・AV機器・ゲーム機、音響機器などの分野に対して、当社のエレメント技術、及びICB技術を応用できるよう、環境に配慮した要素技術開発にも一層注力してまいります。 また、HMIとしての新しいデバイスや、スクリーン印刷技術、部品実装技術を生かしたフレキシブルなIoTデバイス等の開発に注力し、通信分野やインフラ分野などの新規市場に向けて、新たなモジュール製品の提案を進めていく所存です。 医療・ヘルスケア分野においては、その場で簡単に使用できるPOCT(Point of Care Testing)向けバイオセンサのニーズが高まっていることを受け、現在、ナトリウムカリウム測定が可能なセンサの上市を目指して取り組んでおります。 くわえて、将来的に血液、尿、唾液などから、さまざまな物質の測定が可能とされる電気化学センサの技術確立を、今後の柱の1つとして取り組んでまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は609,705千円であります。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資額は、502百万円(建設仮勘定を除く)であります。 その主なものは、電子部品事業において合理化投資など省力化等機械設備367百万円であります。 これらは自己資金で賄いました。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 (1) 提出会社(2026年3月31日現在)事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計本社(川崎市中原区)電子部品統括業務施設165,33589,68447,003(13,226)――2,640,9212,942,944163(15)赤穂工場(長野県駒ヶ根市)電子部品電子部品製造設備336,554487,66141,356(52,650)――63,153928,725117(16)大阪営業所(大阪府吹田市)電子部品電子部品販売設備6,270―3,042(237)――09,3135 (2) (2) 国内子会社(2026年3月31日現在)会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計飯田帝通㈱(長野県飯田市)電子部品電子部品製造設備32,02414,26713,894(27,016)―5,78235166,3207須坂帝通㈱(長野県須坂市)電子部品電子部品製造設備207,76571,3058,481(9,736)――6,549294,10217福井帝通㈱(福井県坂井市他)電子部品電子部品製造設備36,34499,35687,902(22,790)――32,878256,48134木曽精機㈱(長野県木曽郡木曽町)電子部品電子部品製造設備466,082113,156114,677(18,019)―1,77215,836711,52673帝通エンヂニヤリング㈱(川崎市中原区)その他機械設備等販売設備15―――――0153 ㈱エコロパック (川崎市中原区他)その他環境対応素材製造設備20,7795,412――――6,23332,42510 (3) 在外子会社(2026年3月31日現在)会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計台湾富貴電子工業㈱(中華民国桃園県)電子部品電子部品製造設備9,30013,05668,333(6,847)――1,11091,80039シンガポールノーブルエレクトロニクス㈱(シンガポール)電子部品電子部品販売設備35,5370――――5,14240,6809ノーブルU.S.A.㈱(アメリカ・イリノイ州)電子部品電子部品販売設備6,924―52,421(11,820)――6,31665,6624香港ノーブルエレクトロニクス㈱(香港)電子部品電子部品販売設備――――――25,97325,97314ノーブルエレクトロニクス(タイランド)㈱(タイ・アユタヤ)電子部品電子部品製造設備147,566283,827266,563(30,304)――261,085959,043457ノーブルエレクトロニクスベトナム㈱(ベトナム・ハノイ)電子部品電子部品製造設備84,972200,340――[27,045]―35,296320,609308ノーブル貿易(上海)有限公司(中華人民共和国・上海市)電子部品電子部品販売設備―1,289――――15,45416,74412ノーブルトレーディング(バンコク)㈱(タイ・アユタヤ)電子部品電子部品販売設備―6,971――――1,3528,32317富貴電子(淮安)有限公司(中華人民共和国・淮安市)電子部品電子部品製造設備―131,098――[9,201]―34,195165,294389 (注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定等の合計であります。 2 土地の一部を賃借しております。 賃借している土地の面積につきましては、[ ]で外書しております。 3 現在休止中の主要な設備はありません。 4 従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの設備投資については、「中期経営計画2030」期間5ヶ年累計で総額約128億円の投資を計画しており、その内訳としては、クリーン環境を整備することで、電気化学センサの高機能エレメントや生体電極の新規ゲルなどの開発スピードと精度を向上させる方針のもと、新本社、研究開発棟の建設に50億円、その研究開発棟で開発した製品を高度なインフラで生産することを目的に、赤穂工場等高度生産インフラ投資に36億円、最新生産設備投資に32億円、システム投資等に10億円の投資を見込んでおります。 なお、翌連結会計年度の電子部品事業の設備投資については、総額14億円の投資を計画しており、経常的な更新と生産効率の向上を目的とした投資に加え生産能力増強を目的とした投資も含めた生産設備投資に8億円及びインフラ投資に6億円を見込んでおります。 また、経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 609,705,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 502,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 41 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 18 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,188,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、資産運用のみを目的に保有する株式を「純投資目的である投資株式」とし、純投資以外の事業上の取引関係の維持・強化等も併せ持つ政策保有株式を「純投資目的以外の目的である投資株式」として区分しております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は相手企業との事業上の取引関係の維持・強化等における保有の必要性及び長期的な協力関係による当社の中長期的な企業価値の向上や財務面での健全性の維持等を総合的に勘案し、原則年1回、取締役会において保有の合理性を検討することとしております。 その結果、保有の意義が十分に認められないと判断された場合には縮減を図ってまいります。 また議決権の行使については議案が①当社の利益に資するものか②当社の企業価値を毀損させる可能性がないか③当該企業の価値向上に資するか否か等を基軸にして総合的に判断しております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式441,839非上場株式以外の株式62,214,717 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式――― (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式――非上場株式以外の株式3730,967 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)加賀電子㈱445,100592,762当社グループの取引先であり、電子部品事業における取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1有1,642,4191,599,271㈱みずほフィナンシャルグループ50,00050,000当社の主要取引金融機関であり良好な取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1無304,350202,550鉅祥企業有限公司(台湾)530,354530,354当社グループの取引先であり、電子部品事業における取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1無215,687193,743東海エレクトロニクス㈱12,60012,600当社グループの取引先であり、電子部品事業における取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1有36,46431,815リンナイ㈱3,4653,465当社グループの取引先であり、電子部品事業における取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1無12,67811,975㈱コロナ3,3003,300当社グループの取引先であり、電子部品事業における取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1無3,1183,042㈱ニレコ―59,000投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1有―100,772㈱ナカヨ―27,200投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1有― 69,196 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱マキタ514,000514,000当社グループの取引先であり、機械設備等その他の事業における取引関係の維持、強化のため、また、投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1有2,609,5782,531,450㈱みずほフィナンシャルグループ86,80086,800当社の主要取引金融機関であり良好な取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注)1無528,351351,626㈱横浜フィナンシャルグループ207,000207,000当社の主要取引金融機関であり良好な取引関係の維持、強化のため、同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果) (注)1無284,418203,108イビデン㈱―143,000投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1無―570,427 (注)1.当社は、特定投資株式及びみなし保有株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。 当社は、毎期、個別の政策保有株式について政策保有の意義を検証しており、その検証の結果、現状保有する政策保有株式はいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。 2.㈱コンコルディア・フィナンシャルグループは2025年10月1日より㈱横浜フィナンシャルグループへ社名変更しております。 3.㈱みずほフィナンシャルグループ、㈱横浜フィナンシャルグループについては当社株式を保有しておりませんが、㈱みずほ銀行、㈱横浜銀行が当社株式を保有しております。 4.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。 5.みなし保有株式は、信託財産として拠出しておりますが、提出会社が議決権行使の指図権を有しております。 6.「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 ③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 41,839,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2,214,717,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 730,967,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 3,300 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 3,118,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社 | 207,000 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社 | 284,418,000 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱ナカヨ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 有 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社 | イビデン㈱ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社 | 投資先との将来的な事業展開、業務展開等取引関係を構築することを目的として保有しております。 (定量的な保有効果) (注) 1 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式の明細、提出会社 | 無 |
| 脚注(保有目的が純投資目的以外の目的であるみなし保有株式)、提出会社 | 6.「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 |