財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-22 |
| 英訳名、表紙 | SHIMIZU CORPORATION |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 取締役社長 新 村 達 也 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都中央区京橋二丁目16番1号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-3561-1111(大代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 1804年(文化元年)、清水喜助が江戸神田鍛冶町に大工業を開業したのが、当社の起源であります。 以来、個人営業の時代が続きましたが、明治中期には近代建設業者としての基礎を確立しました。 その後の当社グループの主な変遷は次のとおりであります。 1915年10月資本金100万円をもって合資会社清水組を設立し、会社組織に変更した。 1928年2月本店芝浦鐵工所を、合資会社東京鐵骨橋梁製作所(現 日本ファブテック株式会社)として設立1937年8月株式会社清水組設立1937年11月合資会社清水組を合併名古屋支店・大阪支店(現 関西支店)・九州支店開設1939年5月北海道支店開設1945年5月広島支店開設1946年4月仙台支店開設(現 東北支店)1946年7月北陸支店・四国支店開設1946年8月建設資材等の販売会社の丸喜産業株式会社(現 株式会社ミルックス)を設立1947年3月総合設備会社の第一設備工業株式会社を設立1948年2月清水建設株式会社と社名変更1961年4月当社株式を東京店頭市場に公開1961年10月当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場1962年2月当社株式を東京証券取引所市場第一部に上場1962年10月当社株式を名古屋・大阪両証券取引所市場第一部に上場1971年5月不動産取引に関する業務を事業目的に追加した。 1980年4月横浜支店開設1982年6月EC(エンジニアリング・コンストラクター)化に備えるため、定款の事業目的を追加した。 1986年4月当社リフォームセンターを株式会社シミズリフォーム(現 株式会社シミズ・ビルライフケア)として設立1987年4月千葉支店開設1988年4月当社機械事業部を株式会社エスシー・リース・マシーナリ(現 株式会社エスシー・マシーナリ)として設立1990年6月資源エネルギー開発、環境整備等への業容拡大と、情報通信システム分野、医療用機械器具の販売、損害保険代理業等新規事業分野への展開に備えるため、定款の事業目的を追加した。 1991年4月本店を東京都中央区から港区に移転1992年4月東京支店・土木東京支店開設2000年6月エネルギー供給事業、公共施設の企画・建設・保有などPFI事業等の展開に備えるため、定款の事業目的を追加した。 2000年11月不動産会社の清水総合開発株式会社を設立2006年6月土壌浄化事業、温室効果ガス排出権の取引に関する事業等の展開に備えるため、定款の事業目的を追加するとともに、当面事業展開を予定しない事業目的を削除した。 2009年4月国際支店開設2012年8月本店を東京都港区から中央区に移転2014年6月自然共生事業の拡大を目指し、農林水産関連分野の事業展開に備えるため、定款の事業目的を追加した。 2020年3月北米における事業拡大を目的に、北米事業の事業統括法人であるシミズ・アメリカ社を設立2021年4月土木国際支店開設2022年3月日本道路株式会社を株式公開買付けにより連結子会社化2022年4月市場区分の見直しにより、東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場に移行2023年4月海外で事業活動を行うすべての事業部門を包括的に管理し、海外建設の事業責任を担うグローバル事業本部を設立2023年5月丸彦渡辺建設株式会社を株式取得により連結子会社化2025年12月日本道路株式会社を株式公開買付け等により完全子会社化同社は同年10月に東京証券取引所プライム市場における株式上場を廃止2026年3月あおみ建設株式会社を株式取得により連結子会社化2026年4月関東支店開設 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社142社及び関連会社23社で構成され、建設事業、開発事業及び各事業に附帯関連する事業を営んでおります。 建設事業……… 当社及び日本道路㈱、あおみ建設㈱、日本ファブテック㈱、丸彦渡辺建設㈱、第一設備工業㈱、㈱シミズ・ビルライフケア等が営んでおり、当社は工事の一部を関係会社に発注しております。 開発事業……… 当社及び清水総合開発㈱等が営んでおり、当社は一部の関係会社と土地・建物の賃貸借を行い、また建設工事を受注しております。 その他の事業… 建設資機材の販売及びリース事業を㈱ミルックスが営んでおり、当社は建設資機材の一部を購入・賃借しております。 建設機械のレンタル事業を㈱エスシー・マシーナリが営んでおり、当社は一部の建設機械を賃借しております。 当社及び関係会社等への資金貸付事業をシミズ・ファイナンス㈱等が営んでおります。 公共施設等の建設・維持管理・運営等のPFI事業を多摩メディカルキャンパス㈱等が営んでおります。 このほか、北米における当社グループの事業活動の統括をシミズ・アメリカ社が行っております。 各事業と報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。 当社グループは、当社における建設事業、投資開発事業及び日本道路㈱が営む事業を主要な事業としており、報告セグメントは、当社の建設事業を「当社建設事業」、当社の投資開発事業を「当社投資開発事業」、日本道路㈱が営む事業を「道路舗装事業」としております。 また、当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び日本道路㈱を除く子会社が営んでいる各種事業は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、「セグメント情報」において「その他」に含めております。 事業の系統図は次のとおりであります。 なお、関係会社の一部は、複数の事業を行っております。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 (1)連結子会社(2026年3月31日現在) 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容日本道路㈱ ※東京都港区12,290建設事業100当社施工工事の一部を受注しております。 当社から建物を賃借しております。 あおみ建設㈱東京都千代田区7,025建設事業69.3―清水総合開発㈱東京都中央区3,000開発事業100当社に工事を発注しております。 当社から施設の管理を受託しております。 当社に建物を賃貸しております。 役員の兼任10人日本ファブテック㈱東京都港区2,437建設事業84.6当社施工工事の一部を受注しております。 役員の兼任5人丸彦渡辺建設㈱札幌市豊平区476建設事業57.6役員の兼任2人第一設備工業㈱東京都港区400建設事業100当社施工工事の一部を受注しております。 役員の兼任7人㈱ミルックス東京都中央区372建設資機材販売・リース及び保険代理業100当社施工工事の一部を受注しております。 当社に建設資機材の販売・リース等を行っております。 当社から建物・構築物等を賃借しております。 役員の兼任5人㈱エスシー・マシーナリ横浜市瀬谷区200建設機械のレンタル100当社に建設機械のレンタルを行っております。 当社から建物・構築物等を賃借しております。 役員の兼任10人㈱シミズ・ビルライフケア東京都中央区100ビルマネジメント事業100当社施工工事の一部を受注しております。 役員の兼任12人日本建設㈱東京都千代田区100建設事業95.0役員の兼任6人㈱エスシー・プレコン千葉県流山市100建設事業100当社にPC板等を製造・納入しております。 当社から建物・構築物等を賃借しております。 役員の兼任9人シミズ・ファイナンス㈱東京都中央区100当社関係会社への融資100当社と資金の貸借等の取引を行っております。 役員の兼任5人つくば営農型太陽光発電㈱東京都中央区450売電事業100役員の兼任5人シミズ・USA・ホールディングス社 ※アメリカ合衆国デラウェア州千US$215,000北米における持株会社100役員の兼任3人シミズ・アメリカ社アメリカ合衆国デラウェア州US$1北米における事業の統括100 (100)役員の兼任4人シミズ・ノースアメリカLLCアメリカ合衆国デラウェア州千US$3,000建設事業100 (100)役員の兼任3人シミズ・リアルティ・デベロップメント(U.S.A.)社アメリカ合衆国デラウェア州US$1開発事業100 (100)役員の兼任4人シミズ・インターナショナル・ファイナンス(U.S.A.)社アメリカ合衆国デラウェア州千US$30,000 当社関係会社への融資100 (100)役員の兼任3人SCB Boylston PO, LLC ※アメリカ合衆国デラウェア州千US$79,037開発事業97.0 (97.0)―SCB Boylston Holding, LLC ※アメリカ合衆国デラウェア州千US$79,038開発事業97.0 (97.0)―SC Boylston Investment, LLC ※アメリカ合衆国デラウェア州千US$77,800開発事業99.5 (99.5)―清水建設(中国)有限公司中華人民共和国上海市千元80,000建設事業100役員の兼任4人Grandwork Interior Pte. Ltd.シンガポール共和国千シンガポールドル1,500建設事業100役員の兼任3人シミズ・インベストメント(アジア)社 ※シンガポール共和国千シンガポールドル103,500開発事業100役員の兼任5人シミズ・インターナショナル・キャピタル(シンガポール)社シンガポール共和国千シンガポールドル10,000当社関係会社への融資100役員の兼任4人その他113社――――― (注)1 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。 2 ※ 特定子会社であります。 (2)持分法適用関連会社(2026年3月31日現在) 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容東京コンクリート㈱東京都江東区150建設事業33.3役員の兼任2人㈱幕張テクノガーデン千葉市美浜区1,500開発事業26.7役員の兼任1人プロパティデータバンク㈱東京都港区332不動産関連情報の運用管理27.3役員の兼任1人その他8社――――― (注) プロパティデータバンク㈱は、有価証券報告書を提出している会社であります。 |
| 従業員の状況 | (2)【従業員の状況】 ①連結会社の状況 (2026年3月31日現在)セグメントの名称従業員数(人)当社建設事業9,721(152)当社投資開発事業109(-)道路舗装事業2,931(499)その他9,517(1,449)合計22,278(2,100) (注) 従業員数は、( )内に内書きで記載した期末の契約社員数を含む合計人数を記載しております。 なお、契約社員数には再雇用社員数、嘱託社員数を含めて記載しております。 ②提出会社の状況 (2026年3月31日現在)従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)11,43443.716.110,4315.9(199) セグメントの名称従業員数(人)当社建設事業9,721(152)当社投資開発事業109(-)その他1,604(47)合計11,434(199) (注)1 従業員数は、( )内に内書きで記載した期末の契約社員数を含む合計人数を記載しております。 なお、契約社員数には再雇用社員数、嘱託社員数を含めて記載しております。 2 平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与は、契約社員199人を除く従業員11,235人の状況を記載しており ます。 3 平均年間給与は、期末手当及び諸手当を含んでおります。 4 平均年間給与の対前事業年度増減率は、2024年5月1日以降の採用者は対象外として算出しております。 ③労働組合の状況 特記事項はありません。 ④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異 a.提出会社当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注1、2)男性労働者の育児休業取得率(%)(注3)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注1、4)全労働者うち正規雇用労働者うち有期労働者5.794.064.264.259.9 (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合」については、男女別の雇用人数などによるものであり、適用する登用要件に男女の差異はありません。 3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 4 「労働者の男女の賃金の額の差異」については、職種や等級別の人員構成などによるものであり、適用する給与体系に男女の差異はありません。 b.連結子会社当事業年度名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注1、2)男性労働者の育児休業取得率(%)(注3)労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注1、4)全労働者うち正規雇用労働者うち有期労働者日本道路㈱3.254.357.155.758.3㈱シミズ・ビルライフケア5.0117.475.475.355.3㈱ミルックス11.6100.068.970.861.7日本ファブテック㈱7.157.178.978.178.5清水総合開発㈱3.2100.074.573.390.3第一設備工業㈱3.820.075.474.238.3丸彦渡辺建設㈱5.6120.076.679.058.1あおみ建設㈱0.7400.053.359.036.1㈱ピーディーシステム19.3100.076.876.371.0㈱トータルオフィスパートナー50.0100.060.269.151.9㈱エスシー・マシーナリ15.640.075.173.770.7日本建設㈱1.5----㈱ダイヤビルサービス16.0----㈱オズペック0.0---- (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合」については、男女別の雇用人数などによるものであり、適用する登用要件に男女の差異はありません。 3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 当事業年度以前に配偶者が出産し、当事業年度内に育児休業などを取得した者を分子に含むため、取得割合は100%を超過する場合があります。 4 「労働者の男女の賃金の額の差異」については、職種や等級別の人員構成などによるものであり、適用する給与体系に男女の差異はありません。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) シミズグループの中長期的な経営方針当社は、1887年に相談役としてお迎えした渋沢栄一翁の教えである道徳と経済の合一を旨とする「論語と算盤」を「社是」とし、この考え方を基に、「真摯な姿勢と絶えざる革新志向により 社会の期待を超える価値を創造し 持続可能な未来づくりに貢献する」ことを「経営理念」として定めております。 当社は、2030年を見据えたシミズグループの長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」を定めるとともに、その実現に向けて、2024年5月に、当社は、「中期経営計画〈2024‐2026〉」を策定しました。 「SHIMZ VISION 2030」■目指す姿『スマート イノベーション カンパニー』建設事業の枠を超えた不断の自己変革と挑戦、多様なパートナーとの共創を通じて、時代を先取りする価値を創造(スマート イノベーション)し、人々が豊かさと幸福を実感できる、持続可能な未来社会の実現に貢献します。 ■シミズグループが社会に提供する価値イノベーションを通じた価値の提供により、SDGsの達成に貢献します。 ①安全・安心でレジリエント※1な社会の実現地震や巨大台風、豪雨などの自然災害リスクが高まる中、生活と事業を災害から守ることが求められております。 強靭な建物・インフラの構築を通じて、安全・安心でレジリエントな社会の実現に貢献していきます。 ・強靭な社会インフラの構築・建物・インフラの長寿命化・防災・減災技術の普及・ecoBCP※2の普及※1 レジリエント:強くしなやかで復元力がある※2 ecoBCP:平常時の節電・省エネ(eco)対策と非常時の事業継続(BCP)対策を両立する施設・まちづくり ②健康・快適に暮らせるインクルーシブ※な社会の実現高齢化や人口減少、都市化などの急速な社会変化が進む中、誰もが安心して快適に暮らせる社会が求められております。 人に優しい施設やまちづくりを通じて、健康・快適に暮らせるインクルーシブな社会の実現に貢献していきます。 ・ICTを活用したまちづくり・ユニバーサルデザインの普及・Well-beingの提供・人類の活躍フィールドの拡大(海洋、宇宙へ)※インクルーシブ:すべての人が社会の一員として参加できる ③地球環境に配慮したサステナブル※な社会の実現地球温暖化や森林破壊、海洋汚染などが深刻化する中、次世代に豊かな地球を残すことが求められております。 環境負荷低減を目指す企業活動を通じて、地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現に貢献していきます。 ・再生可能エネルギーの普及 ・省エネ・創エネ、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化の推進・事業活動におけるCO2排出量削減・自然環境と生物多様性の保全※サステナブル:地球環境を保全しつつ持続的発展が可能な ■ビジョンの達成に向けて3つのイノベーションの融合により、新たな価値を創造するスマート イノベーション カンパニーを目指します。 ①事業構造のイノベーションビジネスモデルの多様化とグローバル展開の加速、及び、グループ経営力の向上 ②技術のイノベーション建設事業の一層の強化に向けた生産技術の革新と未来社会のメガトレンドに応える先端技術の開発 ③人財のイノベーション多様な人財が活躍できる“働き方改革”の推進と社外人財との“共創”による「知」の集積 ■目指す収益構造スマート イノベーション カンパニーへの進化により、2030年度に連結経常利益2,000億円以上を目指します。 連結売上利益の構成は、事業別では、建設65%、非建設35%、地域別では、国内75%、海外25%を想定しております。 「中期経営計画〈2024‐2026〉」■位置付け及び基本方針社是「論語と算盤」及び経営理念を体現し、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で示した目指す姿を実現するための実行計画として中期経営計画〈2024‐2026〉を位置付けるとともに、役員・従業員一人ひとりが新たなマインドセット「超建設※」を共有し、本中期経営計画を実践することとしました。 中期経営計画〈2024‐2026〉の基本方針は、前中期経営計画〈2019‐2023〉の振返りにより浮き彫りとなった諸課題をふまえ、「持続的成長に向けた経営基盤の強化」としました。 この基本方針及びそれに基づく事業展開は、「超建設」のマインドセットの下、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に象徴される「お客様・社会への提供価値」を常に念頭において実践してまいります。 ※超建設:当社グループにおいて大切にしてきた価値を基礎とし、既存の事業や組織の枠を超えて、お客様や社会の本質的なニーズや課題を積極的に探究しつつ、建設をはじめとするあらゆる事業を通じて、お客様や社会に新しい価値を提供し、その結果、当社グループも共に成長していくという考え方 ■経営基盤の強化中期経営計画〈2024‐2026〉を構成する第一の柱として「経営基盤の強化」を挙げております。 経営基盤のコアである人財と組織力の成長と、当社グループ内の諸機能の連携を強化することによりサステナビリティ経営の進化を図ることを通じ、戦略実行力の向上を目指します。 ①人財と組織力の成長当社グループは、人財の成長を支援する仕組みを整備することによって「挑戦し共創する多様な人財」を育成し、そうした人財が経営戦略・事業戦略の実現に貢献するとともに、経営が更なる人財の成長機会・基盤を提供することで、従業員の自己実現と自律的なキャリア形成を可能にします。 それらが好循環の原動力となり、経営基盤のコアである「人財の力・組織カルチャー・マネジメント力」を強化することで、経営戦略・事業戦略の実現と、人財・従業員の自己実現・自律的なキャリア形成を推進していきます。 ②機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化企業の社会的責任と事業機会の探究を両立しながら環境・社会・経済の全てで持続可能性を実現するサステナビリティ経営を体現します。 これに向けて、重要視する機能としてマーケティング、技術開発・知的財産、デジタル、グローバル化、サプライチェーン、グループ経営の6つを特定し、全社横断でそれらの連携を強めて戦略実行力を強化することにより、企業の社会的責任と事業機会探究の両面でサステナビリティ経営の進化を目指します。 ■非財務KPI中期経営計画〈2024‐2026〉では、経営基盤の強化で掲げた「人財と組織力の成長」及び「機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化」をふまえ、従業員のエンゲージメント・多様性・専門性に加え、ESGの観点で選定した合計9つの指標を設定し、PDCAサイクルによるモニタリングを実施します。 ■事業戦略中期経営計画〈2024‐2026〉における事業戦略では、各事業セグメントの成長段階と位置付けの整理に基づき、各事業に応じた戦略の方向性を策定し、事業ポートフォリオの充実を図ってまいります。 ①更なる収益力向上を目指す事業:建設事業(建築・土木)当社グループの建設事業は、「高収益な事業体質への転換」及び「ものづくりの魅力を追求できる生産体制の再構築」の2つの方向性を目指して重点施策を構成し、技術・品質の追求と収益力向上に取り組みます。 同時に、建設業界が共通に抱える課題にも挑戦を続け、持続可能な建設業の実現を目指します。 また、社会ニーズに照らし、建築・土木事業における今後の有望マーケットとしてリニューアル、環境、防災・減災、原子力発電関連、伝統・最先端の木質建築、スマートシティ、国土強靭化、インフラ更新、再生可能エネルギー関連施設等を見定め、着実に対応力強化を図っていきます。 ②収益拡大と安定化を目指す事業:不動産開発事業、エンジニアリング事業両事業は事業規模拡大のフェーズにあり、成長と同時に収益の安定化を目指し、技術・ノウハウの蓄積と深化による成長軌道の維持及び発展領域への挑戦に努めます。 不動産開発事業では取組みアセットの多様化、既存ビルのバリューアップ事業、アイマーク、S・LOGI、VIEQU等のグループ不動産ブランド価値の向上、グループ内連携による不動産バリューチェーン拡大等に注力してまいります。 エンジニアリング事業では、再生可能エネルギー・GX、先端・戦略製品の生産施設、DX、環境浄化等の成長分野における受注拡大に注力するとともに、洋上風力のトップランナーとして、発電施設EPC事業とSEP船運用事業で収益安定化・受注拡大を目指します。 ③スケール化を目指す事業:グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業これらの事業が手掛ける市場は、今後サステナビリティの観点で拡大・多様化が期待されることから、成長ドライブ加速のための投資を継続します。 グリーンエネルギー開発事業では、再エネの電源開発と電力小売、そしてHydro Q-BiC等の水素活用技術の開発・実装に注力してまいります。 建物ライフサイクル事業では、建物のライフサイクルを通じ、当社グループ全体で一貫したサービス提供と、DX、GXニーズに対応した付加価値の向上を図り、お客様の大切な不動産の価値を高め、長寿命化を実現するソリューションパートナーを目指します。 ④ビジネスモデルの確立を目指す事業:フロンティア事業フロンティア領域として、宇宙開発、海洋開発、自然共生の3分野で、それぞれ技術開発と事業モデルの確立・収益化を目指し、成長投資を継続します。 宇宙開発においては、小型ロケット打上げ事業をはじめとした宇宙輸送関連事業の収益化、高精度衛星測位サービス QuartetS(カルテットエス)の事業化及び月資源利用・月面構造物建設等の研究開発を推進します。 海洋開発では、浮体構造物やその係留に関する設計・施工技術の確立を進めるとともに、浮体式建築の市場創出に向けた活動を推進します。 自然共生については、北海道の大規模ハウスによるイチゴ栽培をはじめとした地域農業の再生・地方創生への貢献に努めます。 ■グローバル展開海外拠点の経営自立化を重点的に推進し、エリアごとの事業機会・リスク・収益性を見究め、進出国に根差した持続的・安定的な事業展開を図る中で収益力強化を目指すとともに、拠点経営を支える人財、ガバナンス、国内外の連携及びローカルパートナーとの連携促進・M&Aを含むグローバルなプラットフォームを進化させ、東アジア・東南アジア、西南アジア・アフリカ、北米の主要エリアで、更なる飛躍を目指します。 ■業績目標及び財務KPI経営基盤強化と事業戦略・グローバル展開の着実な取組みにより、収益力向上と持続的成長に向けた堅固な足場を再構築します。 ■キャッシュアロケーション3年間で稼得する営業キャッシュフローに加え、賃貸不動産や政策保有株式の着実な売却を通して得たキャッシュを、持続的成長に向けた投資と、積極的・継続的な株主還元に振り向け、更なる企業価値の向上に努めてまいります。 ■資本コストや株価を意識した経営の実現資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、中期経営計画〈2024‐2026〉に定めた事業戦略、成長投資、資本政策、株主還元などを着実に実行することにより、株主資本コストを上回る収益力の確保・維持に加え、持続的成長期待の創出を推進することで、企業価値向上とPBRの早期改善を目指してまいります。 「中期経営計画〈2024‐2026〉」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/about/strategy/index.html#sec4 (2) 経営環境2025年度の当社グループの経営環境については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①経営成績の分析」に記載のとおりであります。 2026年度の日本経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益等を背景に、内需を中心とした緩やかな回復が継続することが期待されますが、中東情勢や米国の通商政策を巡る動向、金融資本市場の変動等の影響を受けるおそれがあります。 建設業界においては、防災・減災、国土強靭化の推進等を背景に公共投資は堅調な推移が見込まれますが、海外経済の不確実性が民間設備投資に与える影響や建設コストの上昇傾向の継続に加え、担い手不足の一層の進行等の懸念材料もあり、動向を引き続き注視する必要があります。 (3) 対処すべき課題■中期経営計画〈2024‐2026〉の達成に向けた取組み「持続的な成長に向けた経営基盤の強化」を基本方針に掲げ、「事業戦略」「グローバル展開」の着実な実行と、「資本政策・成長投資」の積極的な推進により、社会の期待を超える価値の提供並びに中長期的な企業価値の向上を目指しております。 本計画の最終年度となる2026年度も、これまで全社を挙げて実践してきた収益力向上や品質確保の取組みを更に力強く推し進め、本計画で掲げた目標の達成に向けて取り組んでまいります。 ①経営基盤の強化経営基盤の強化のうち「人財と組織力の成長」においては、競争力の源泉を「人」と捉え、「挑戦し、共創する多様な人財の確保・育成」に向けた「人財マネジメント体系の再構築」を推進しております。 その施策の一つとして、従業員の働く意欲を高め、切磋琢磨する風土を育みながら一人ひとりの学びと成長を促し、組織の活性化と生産性向上につなげていくことを目的に、2026年4月から、役割や職責を重視したメリハリのある賃金体系の整備を含む、新しい人事制度を導入しました。 今後も、従業員一人ひとりの働く意欲の向上や主体的な能力開発を促進しながら、従業員と会社が健全な緊張感の中で互いに成長する関係性を構築してまいります。 また、「機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化」においては、中期経営計画で重要視する6つの機能(マーケティング、技術開発・知的財産、デジタル、グローバル化、サプライチェーン、グループ経営)について、既存の組織や機能の枠組みを越えた連携を積極的に推進しております。 具体的には、部門横断でのDX戦略推進を通じたDXによる経営・事業推進体制の強化や、グループシナジーの更なる増大に向けたM&Aの検討・実行など、今後も柔軟かつスピード感ある機能連携を目指し、企業の社会的責任の遂行と事業機会の探究を両立したサステナビリティ経営を実践してまいります。 ②事業戦略事業戦略の柱である建設事業の収益力の更なる向上と建設以外の事業も含めた事業戦略の確実な実行により、事業ポートフォリオの充実を図ってまいります。 a.建設事業(更なる収益力向上を目指す事業)収益力向上に向けて、受注前審査の厳格化による採算性を重視した受注判断と受注量管理による消化体制の確保、精度の高い施工計画を実現するフロントローディングの推進等による生産プロセス改革、半導体関連施設やデータセンターといった先端分野を含む有望マーケットへの対応力強化等を通じて、高収益な事業体質への転換に継続して取り組んでおり、その成果が着実に表れてきております。 また、ものづくりの基本となる技術・品質・安全の確保と原価・工程管理の精度向上や ICT・AIの積極的な活用を通じた技術開発の推進による生産性向上、コスト圧縮、グループ全体の収益力向上や施工体制強化に資するM&Aの実行等により、建設事業の競争力を一層高めてまいります。 b.不動産開発、エンジニアリング事業(収益拡大と安定化を目指す事業)不動産開発事業においては、変化する事業環境に柔軟に対応すべく、シミズグループの技術と総合力の活用により最適なポートフォリオの構築を目指し、安定的な収益を生み出す事業展開を継続しております。 また、新たな成長分野への挑戦による事業領域拡大と取組みアセットの多様化(取得物件のバリューアップ事業や冷凍冷蔵倉庫、ラグジュアリーホテルへの取組み等)や非上場オープン・エンド型の私募リート「清水建設プライベートリート投資法人」の活用による資金調達と新規物件への再投資を含むグループ内連携による不動産バリューチェーンの拡大など、資本効率の向上と不動産開発事業の更なる成長を図ってまいります。 エンジニアリング事業においては、再生可能エネルギー、医薬・食品・半導体関連等の先端・戦略製品の生産施設、DXソリューション、環境浄化の成長分野への取組みに注力し、事業規模の拡大を図っております。 また、自社で保有する世界最大級の自航式SEP船「BLUE WIND」を活用し、2023年度以降、富山県入善沖、北海道石狩湾新港における洋上風車建設工事に続き、台湾にて3案件の傭船を実施し、大型風車施工の実績を蓄積してまいりました。 今後、国内の洋上風力案件も視野に、引き続きSEP船の最適稼働に取り組み、洋上風力EPC(設計・調達・施工)のトップランナーを目指します。 c.グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業(スケール化を目指す事業)グリーンエネルギー開発事業においては、再エネアセット(太陽光、風力、水力など)の着実な積み上げと蓄電池事業の拡大による再生可能エネルギー発電事業の着実な成長に取り組んでおります。 引き続き、再生可能エネルギー発電所で発電した「グリーン電力」の供給や、グリーン電力の環境価値を証書化した「グリーン電力証書」の提供など、お客様のニーズに応じたソリューションの提供拡大に取り組んでまいります。 また、建物ライフサイクル事業においては、建設マーケットにおけるリニューアル市場の拡大を見据え、2024年10月に新設した「ライフサイクル推進室」を中心として、シミズグループ全体による一貫したソリューション提供力の強化を目指し、その取組みを強く推し進めております。 d.フロンティア事業(ビジネスモデルの確立を目指す事業)フロンティア領域における成長投資の継続により、宇宙開発事業における小型ロケット打上げをはじめとした宇宙輸送関連事業の推進や海洋開発事業における浮体設計・施工技術(構造体・係留)の確立に向けた研究開発等の推進を通じて、ビジネスモデル確立への挑戦を継続しております。 ③グローバル展開グローバル展開においては、現地法人の経営の自立性を高め、当社直轄の拠点には拠点を会社組織とみなすカンパニー制を導入し、お客様のニーズに現地で迅速に対応できる体制の整備を図ってまいりました。 引き続き、拠点経営の自立化を軸として、各国・地域に根差した持続的・安定的な事業展開を推進します。 また、事業領域の拡大と収益力の強化を目的としたアライアンスやM&Aも加速させております。 2024年度にはアジアと北米で2社の内装工事会社をグループに迎え入れました。 引き続き、M&Aなどによる事業展開の加速を通じて、現地ニーズに即した市場開拓と事業機会の創出を図ります。 ④資本政策・成長投資業績、財務KPI、非財務KPIの目標に対する2025年度の実績は以下のとおりであります。 成長投資については、中期経営計画〈2024‐2026〉の期間中における計画値3,600億円に対し、2026年3月末時点で2,350億円の実績となりました。 また、別枠として設定した「更なる企業価値向上に向けた投資枠(M&Aなど)」は897億円の実績となりました。 事業の着実な推進により営業キャッシュフローを増加させるとともに、賃貸不動産等の売却や政策保有株式の縮減を継続し、創出したキャッシュを持続的成長に向けた投資、株主のみなさまへの還元に配分してまいります。 2026年1月に、土木事業及び洋上風力事業分野の強化を目的とした「あおみ建設㈱」の子会社化を、また2026年3月には、米軍基地工事や外資系企業発注のITインフラ工事の対応力強化を目的に「American Engineering Corporation (Okinawa)」の子会社化を決定しております。 これらの取組みは、本計画で示した「建設事業の外部成長戦略」及び「エンジニアリング領域の拡大」を具体化するものであります。 当社グループは引き続き、グループ一体で更なるシナジーを実現し事業拡大を推進することにより、収益基盤の多様化と競争力の強化を加速してまいります。 ■政策保有株式に関する方針・縮減状況 ①政策保有株式に関する方針当社は、営業政策上の必要性がある場合、主に「取引先との信頼関係の維持・強化」の目的で、政策保有株式として取引先の株式を保有しております。 主要な政策保有株式については、取締役会が保有によって得られる当社の利益と取得額、株価変動リスク等を総合的に勘案して取得の可否を判断しております。 また、保有株式については、毎年、個別銘柄毎に、保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、取締役会にて保有の必要性を検証しており、検証の結果、保有意義が希薄化した株式については、取引先との信頼関係を確認しながら、売却を進めております。 なお、保有意義及び経済合理性が認められる場合でも、政策保有株式の縮減目標達成のため、取引先との信頼関係や市場環境を考慮しつつ、売却のための交渉を進めております。 ②政策保有株式の縮減状況当社は、2024年11月12日開催の取締役会において設定した政策保有株式の縮減目標(2026年3月末までに連結純資産の20%以下、2027年3月末までに10%以下)の達成に向け、取引先と交渉を重ねてまいりました。 株価の上昇もあり、2026年3月末時点では、政策保有株式残高の連結純資産に対する比率は24.4%と、前連結会計年度末に比べ微減に留まりましたが、取引先と売却について合意できた銘柄を残高から除いた場合の比率は9.1%となっております。 2025年度に売却した上場株式の銘柄数は39銘柄(一部売却を含む)、売却額は1,091億円で、その結果、2018年度から2025年度までに売却した上場株式の銘柄数は120銘柄(一部売却を含む)、売却額は3,178億円となりました。 また、上場株式の銘柄数は、2018年3月末時点の187銘柄から、2026年3月末時点では93銘柄へと減少しております。 なお、中東情勢をはじめ、当社を取り巻く経営環境は不透明さを増していることから、一部銘柄の売却については、取引先と協議のうえ、2027年度及び2028年度にかけて行うこととしております。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社は「論語と算盤」を社是とし、その考え方を基に、「真摯な姿勢と絶えざる革新志向により 社会の期待を超える価値を創造し 持続可能な未来づくりに貢献する」ことを、経営理念として定め、サステナビリティを強く意識し、事業活動を行っております。 2024年5月に策定した中期経営計画〈2024‐2026〉では、企業の社会的責任と事業機会の探究を両立し、環境・社会・経済の全てにおいて持続可能性を実現するサステナビリティ経営の推進を掲げております。 (1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理当社では、社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、当社グループのサステナビリティに関する方針と重点施策並びにサステナビリティに関する情報開示の審議・決定を行っております。 なお、気候変動や人権等に関わるリスク情報などの重要事項については、サステナビリティ委員会から取締役会に報告を行い、監督する体制を構築しております。 併せて、社長を委員長とする「リスク管理委員会」にてリスク情報の共有を行っております。 <サステナビリティ推進に関するガバナンス体制図>(注)体制図は2026年3月31日時点のもの (2)マテリアリティの特定当社は、SDGsをはじめとするさまざまな社会課題や当社の社是、経営理念、長期ビジョン等を勘案し、「社会への影響度」と「自社にとっての影響度」の2つの側面から重要度を検討のうえマテリアリティ(重要課題)を特定し、サステナビリティを強く意識した事業活動を推進しております。 <当社のマテリアリティ(7つのカテゴリーに分類して整理)>「マテリアリティ」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/csr/materiality/ (3)環境に関する取組みグループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、当社グループが目指す持続可能な社会を「脱炭素社会」「資源循環社会」「自然共生社会」と定めております。 2050年までに自社活動が環境に与える負の影響をゼロにするだけでなく、お客様や社会にプラスの環境価値を提供し、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に貢献していきます。 <SHIMZ Beyond Zero 2050> 「SHIMZ Beyond Zero 2050」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/beyondzero/ 2025年10月、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」の実現に向けたロードマップを策定しました。 ロードマップには、同ビジョンに基づき各種施策を展開している「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3分野について、2030年・2040年時点の中間目標を含む2050年までの環境KPIを掲げ、それらの実現に向けた各種施策の展開プロセスを落とし込んでおります。 <SHIMZ Beyond Zero 2050 ロードマップ>SHIMZ Beyond Zero 2050 ロードマップの詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/csr/environment/roadmap/ ①気候変動(TCFD※提言に基づく気候関連財務情報開示)当社グループは、気候変動による事業への影響を重要な経営課題と捉え、TCFD提言に基づく、気候関連のガバナンス体制を整え、リスクと機会を分析のうえ、戦略の立案及びリスク管理を行い、指標と目標を定めて取り組んでおります。 2020年からTCFD提言に沿った気候関連の財務情報を開示するとともに、毎年更新しております。 ※TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures(気候関連財務情報開示タスクフォース) a.ガバナンス長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」と「中期経営計画〈2024‐2026〉」において、気候変動を含む環境問題を経営に重要な影響を与える課題の一つと位置付けております。 「(1) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理」で示すサステナビリティガバナンス体制に基づき、気候関連の方針、重点施策及び情報開示内容は、サステナビリティ委員会で審議を行い、そのうち重要事項は取締役会に報告され、監督する体制を構築しております。 また、本委員会での審議に基づく施策等は、全社及びグループ会社に伝達され、主要サプライヤーも含めた環境に関するガバナンス体系を構築しております。 b.戦略当社グループの事業に影響を与える気候関連のリスクと機会は、脱炭素社会の構築に必要な政策や規制の強化及び市場の変化等の「移行」に関するものと、地球温暖化による急性的・慢性的な「物理的変化」が考えられます。 また、「2050年までにカーボンニュートラル達成」という日本政府の方針の下、2025年2月には、GX2040ビジョン、第7次エネルギー基本計画、地球温暖化対策計画改定が閣議決定されるなど、ビジネスモデルの変革や産業構造の転換が求められており、既に市場や社会環境の変化も生じております。 このような市場や社会の変化を踏まえ、「移行」及び「物理的変化」に関するリスクと機会を、それぞれ「調達」「直接操業」「製品需要」の各段階における事業への影響として抽出・分類し、その影響度、影響時期及びシミズグループの対応を分析しております。 <気候関連の主な機会とリスクのうち、当社グループの事業に与える影響度が「大」となる要因と対応> 要因事業への影響影響時期※当社の主な対応(抜粋)移行リスク脱炭素社会に向けた各種規制の強化・高環境負荷に対する新築ビル規制が導入され、新築ビル建設コストが上昇し、需要が減少する。 一方でリニューアル等の需要が増加するため、それに対応する組織体制が必要となる。 中期・施設運用サービスを担当するBSP事業を組織・リニューアル営業を強化・ビルマネジメントの人材育成(グループ会社の技術研修センターを活用)・コストパフォーマンスを考慮した高い環境性能ビルを提供機会省エネルギービルのニーズ拡大・ZEBの新規案件や省エネルギーリニューアル案件の需要が増加する。 短期~中期・ZEBの設計施工を推進・サステナブル・リノベーションの実績を基に、既存施設のバリューアップを推進・ZEBの建設実績を基に投資開発事業を推進再生可能エネルギーのニーズ拡大・再生可能エネルギー関連の事業が拡大する。 ・再生可能エネルギー施設建設の需要が増加する。 短期~中期・太陽光、風力、バイオマス、地熱、小水力等の再生可能エネルギー事業を推進・電力小売り事業による低炭素電力の供給・大型洋上風力発電施設建設のため、自社保有SEP船「BLUE WIND」を活用・大型陸上風車建設用タワークレーンの開発・稼働・水素エネルギー利用システムを開発・実用化・普及 要因事業への影響影響時期※当社の主な対応(抜粋)物理的リスク夏季の平均気温上昇・技能労働者不足の課題が、屋外労働環境の悪化により、さらに深刻化する。 ・屋外での作業者を中心に、熱中症等の健康被害が増加する。 中期・ロボット、ICT、AI等を活用し、現場の省人化と生産性の向上を推進・働き方改革や熱中症対策など、労働環境を改善気象災害の頻発・激甚化・サプライヤーの被災により、資材や労務等の調達が困難になる。 ・現場の操業が困難になる他、第三者被害を与えるリスクも高まる。 ・投資開発事業では、保有物件のライフラインが被災した場合は、事業補償やレピュテーションリスクが増大する。 短期~中期・グループ会社や協力会社を中心に、サプライヤーとの連携を強化・施工時の仮設計画で、第三者を含む防災対策を検討機会国土強靭化政策の強化・洪水や暴風雨対策のためのインフラ建設やメンテナンス、建物リニューアル工事が増加する。 短期~中期・インフラ整備事業の受注活動強化・災害が多発した場合の復興需要への対応に向けた機動的な体制づくり気候変動による市場の変化・自然災害の激甚化を見据えた建物の新築及びリニューアルの市場が拡大する。 ・自然災害や海面上昇等の影響で、施設の移転ニーズが増加する。 ・気候変動による自然災害や健康被害を防止し、社会・暮らしを守るまちづくりの需要が増加する。 短期・BCP対策の提案を強化(水害タイムライン防災計画の策定時)・安全・健康に配慮したスマートシティ建設を推進中期~長期・フロンティア分野における新たな事業の創出※短期:3年以内、中期:3年超~10年以内、長期:10年超と設定 c.リスク管理当社グループは、全社的なリスク管理体制及び管理プロセスを通じて、「気候変動リスク」を主なリスクの一つとして捉えたうえで、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」の下、気候変動をはじめとする環境に関連する事業リスクの最小化と、機会の最大化を目指しております。 サステナビリティ委員会において、気候関連のリスクについて審議され、重要事項は取締役会に報告、リスク対応の施策等は、全社及びグループ会社に伝達されております。 また、本委員会では、地球温暖化に対するリスク管理の一環として、事業によるCO₂排出量の削減目標を設定し、目標を達成するための具体的な施策(建設作業所における使用エネルギーの軽油から電力へのシフト、再生可能エネルギー由来電力の使用拡大等)を決定するとともに、CO₂排出量の定期的監視を実施しております。 これらのリスク管理を通じて、今後、多様化・広域化・激甚化する気候変動に関するリスクに対処していきます。 d.指標と目標当社グループでは、気候関連のリスクが経営に及ぼす影響を評価・管理するため、CO₂総排出量を指標とし、SBT※に基づいた中期のCO₂削減目標、長期のネットゼロ目標(2025年SBTイニシアティブから認証を取得)を設定しております。 ※SBT:Science Based Targets(科学的根拠に基づく目標)。 世界の平均気温の上昇を「1.5℃未満」に抑えるための、企業の科学的な知見と整合した温室効果ガスの 排出量削減目標 <CO₂削減目標と実績(国内外連結)> (単位:t-CO₂)対象Scope基準年排出量排出量実績目標年排出量2023年度2025年度2025年度2035年度2050年度Scope1※1+Scope2※2325,527算定中299,313(△8%)127,696(△61%)0※5(△100%)Scope3※3(Category1+11※4)6,669,794算定中-5,818,505(△38%)0※5(△100%)※1 重機等の燃料使用に伴う排出(直接排出)※2 購入した電力・熱の使用に伴う排出(電力会社等による間接排出)※3 サプライチェーンにおけるその他の間接排出※4 Category1(購入した製品・サービス)建設資材の製造工場等でのCO₂排出量Category11(販売した製品の使用)施工したビルの運用時CO₂排出量※5 SBT目標は△90%。 残余排出量はCDR(Carbon Dioxide Removal:二酸化炭素除去)技術等で相殺予定「TCFD提言に基づく気候関連の情報開示」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/csr/environment/tcfd/ ②自然関連課題(TNFD※提言に基づく自然関連財務情報開示)当社グループは、気候変動と同様に、自然関連の事業への影響を重要な経営課題と捉え、TNFD提言に基づく自然関連のガバナンス体制を整え、リスクと機会を分析のうえ、戦略の立案及びリスク管理を行い、指標と目標を定めて取り組んでおります。 2024年からTNFD提言に沿った自然関連の財務情報を開示するとともに毎年更新しております。 ※TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(自然関連財務情報開示タスクフォース) a.ガバナンス長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」と「中期経営計画〈2024‐2026〉」において、気候変動が事業に与える影響と同様に自然関連の影響が経営に重要な影響を与える課題の一つと位置付けております。 「(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理」で示すサステナビリティガバナンス体制に基づき、自然関連の方針、重点施策及び情報開示内容は、サステナビリティ委員会で審議を行い、そのうち重要事項は取締役会に報告され、監督する体制を構築しております。 また、本委員会での審議に基づく施策等は、全社及びグループ会社に伝達され、主要サプライヤーも含めた環境に関するガバナンス体系を構築しております。 b.戦略建設事業、不動産開発事業、エンジニアリング事業(洋上風力発電)及びグリーンエネルギー開発事業(太陽光発電)の4事業を対象に、TNFDが推奨するENCORE※1の2024年更新版を使用して、当社事業の自然資本への依存と影響を分析し、重要課題の特定を行っております。 バリューチェーン上流では、コンクリート型枠合板の利用を重要課題と捉え、2030年までに当社施工現場における「非認証の外国産合板」の使用を「ゼロ」にするという目標を掲げ、メーカーや協力会社をはじめとする様々な関係者とともに取組みを推進しております。 直接操業では、建設工事による土地利用の変化が陸域生態系に与える影響を重要課題と捉え、建設現場周辺の自然を評価する独自の取組み「自然KY※2」を用いて、建設現場周辺自然度の把握やミティゲーション・ヒエラルキー(回避、低減、再生、オフセット)の考えに基づく取組みを推進しております。 バリューチェーン下流においては、建築副産物を重要課題と捉え、自然資源の使用量を削減し、自然への影響を減らすため、建設副産物の抑制と再資源化を図っております。 また、TNFD提言が推奨する4象限シナリオを用いたシナリオ分析や主要サプライヤーへのアンケート、IPBES※3「ネクサス評価報告書」を活用した社内ワークショップも行い、自然関連のリスクと機会を特定しております。 ※1 ENCORE:Exploring Nature Capital Opportunities, Risks and Exposure(セクター別の自然資本への依存と影響を評価するツール)※2 自然KY :建設現場周辺の自然環境を地図上で可視化し、自然環境を把握・評価する当社独自の取組み※3 IPBES :Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム) <自然関連の主な機会とリスクのうち、当社グループの事業に与える影響度が「大」となる事象と対応> 事象 R:リスク O:機会影響時期※1当社の対応上流トレーサビリティや環境認証への要求O新技術による優位性の確保短期~中期・リサイクル、新建材の技術開発建設資材の入手困難・不安定化(災害、資源枯渇)Oサプライチェーンの再構築・強化、新技術による優位性の確保短期~中期・サプライヤーとの関係構築(CSR調達アンケート)・リサイクル、新建材の技術開発直接操業土地改変への強い規制や土地利用の抜本的な見直しR新規建設需要の減少長期・新たな建設領域への投資(「BLUE WIND」など)・土地利用高度化に対応する技術力向上下流総量規制を含む再資源化への強い要請R設計段階からの強い制約長期・「新Kanたす※2」による副産物管理・設計施工から建物解体撤去を見据えた4R活動の徹底O解体技術が施工能力に直結長期・「新Kanたす」による副産物管理・リサイクルルートの開拓、積極採用※1 短期:3年以内、中期:3年超~10年以内、長期:10年超と設定※2 当社が開発した建設副産物総合管理システム c.リスク管理当社グループは、全社的なリスク管理体制及び管理プロセスを通じて、気候変動リスクを主なリスクの一つとして捉えたうえで、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」の下、自然関連の事業リスクの最小化と、機会の最大化を目指しております。 サステナビリティ委員会において、自然関連のリスクについて審議され、重要事項は取締役会に報告、リスク対応の施策等は、全社及びグループ会社に伝達されております。 自然関連課題に関する管理プロセスは、以下のとおりです。 <自然関連課題の管理プロセス>事業範囲管理項目管理手法上流サプライチェーン全般の自然関連リスク・CSR調達アンケート重要課題(コンクリート型枠)・型枠合板への取組み直接操業優先地域の特定自然関連リスク自然再生の機会・「自然KY」・全社の非財務KPI(「自然KY」による環境分析実施率)下流建設副産物・「新Kanたす」 d.指標と目標自然への依存と影響に関する指標と目標は以下のとおりです。 <依存と影響に関するTNFDグローバル中核開示指標(抜粋)>自然の変化の要因指標測定項目2025年度実績目標陸・淡水・海洋の利用の変化総空間フットプリント工事範囲の面積算定中-陸・淡水・海洋の利用変化の範囲工事による土地利用変化範囲の面積算定中-資源の利用陸・淡水・海洋から調達する高リスク天然一次産品の量木材算定中2030年、外国産合板(非認証材)ゼロ 「TNFD提言に基づく自然関連財務情報開示」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/csr/environment/tnfd/ (4)人財育成・社内環境整備に関する取組み当社は、サステナビリティ経営の実現に向けて、「会社と従業員が健全な緊張感の中で、お互いに成長する関係性」を人事方針のコンセプトに掲げました。 マテリアリティに定める「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「挑戦し共創する多様な人財の育成」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、「DE&I」という。 )及び「人権の尊重」並びに社是「論語と算盤」を基本に据えた「倫理意識の涵養」を主要テーマに、従業員が切磋琢磨する風土を育みながら、一人ひとりの学びと成長が促される、活力ある組織の実現を目指して、人財育成及び社内環境整備に取り組んでおります。 ①ガバナンス及びリスク管理「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「DE&I」及び「人権の尊重」についてはサステナビリティ委員会を、「挑戦し共創する多様な人財の育成」については人財開発委員会を、また「倫理意識の涵養」については企業倫理委員会を、それぞれ所管委員会とし、重要な戦略や方針の審議及び重要施策のモニタリングを実施する体制を構築しております。 また、各主要テーマに関するリスクについては、所管の各委員会において、対応策、再発防止策などの処置を講じております。 さらに、当社グループの事業遂行上、重大な脅威となりうる事象については、上記に加えて、社長を委員長とするリスク管理委員会においてモニタリングするとともに、取締役会に報告するリスク管理体制を整えております。 ②戦略並びに指標と目標各主要テーマに基づき、以下の人財や社内環境に関する施策を推進しております。 なお、中期経営計画〈2024‐2026〉における目標及び2025年度実績については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 a.働きがいと魅力あふれる職場づくり当社は、「働きがいと魅力あふれる職場」を「当社で働くすべての人が心身ともに健康で、一人ひとりの特色や強みを互いに認め合いながら最大限に発揮していく職場」と定義し、「働きがい」の継続的な向上による企業価値(業績)の創出に取り組んでおります。 当社が目指す姿について従業員が理解を深め、ベクトルを合わせるために、「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザインを策定し、その実現に向けて、対話施策による個人の意識・行動変革や職場内・組織間の連携強化を進めております。 また、心身の健康増進と働きやすい職場環境の整備を目的とした健康経営に取り組んでおり、「健康経営宣言」及び「健康経営戦略マップ」により、施策と効果のつながりを整理・把握しております。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、個人の働きがい、職場内・組織間の連携強化に着目した「エンゲージメントスコア」を新たな管理指標として設定し、全従業員を対象としたエンゲージメント調査を通じて定量的に把握しております。 2026年度までに4.0の達成という高い目標を継続して掲げ、全社一体となって組織風土改革に取り組んでおります。 <「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザイン><主な取組み>①対話とサーベイ・働きがいやエンゲージメント等の定量把握のための各種サーベイの実施(2018年10月~)・部下の成長支援や成果創出を促す1on1ミーティングの実施(2022年10月~)・職場の信頼関係を高め、個人やチームとしての成長を促す職場内対話会の実施(2024年10 月~)・組織の枠を超えた機能連携を促す組織間対話会の実施(2025年10月~) ②健康経営 ・勤務時間中の喫煙禁止と本社の喫煙所の廃止(2021年10月~) ・メンタルヘルスサポート体制の強化(産業保健スタッフの各拠点配置など)(2022年4月 ~) ・職場環境改善に向けたフォローの強化(職場巡回、希望者との面談など)(2022年4月~) ・食事・睡眠・運動の質向上に向けた施策の全社展開(2022年10月~) ・自身の健康診断結果等を閲覧できるシステムの導入(2025年3月~) ・健康理解(月経、更年期、不妊治療等)の向上を目的とした社内教育(eラーニング)の 実施(2025年3月~) ・健康増進やリテラシー向上を目的とした社内健康ポータルサイトの公開(2025年4月~) b.挑戦し共創する多様な人財の育成当社は優秀な人財を確保・育成するため、コンピテンシーや経験などの人財データの整備を進めており、これらを活用した戦略的な人財投資を行っていきます。 また、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」では、多様なパートナーとの共創、建設事業の枠を超えた活動を実践し、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に向け、50年先・100年先を見据えて当社と社会の発展に貢献できる人財の育成を目指しております。 建設事業における技術・品質の追求、収益力向上に向けては、DXコア人財の育成と建設基幹資格取得率を新たな管理指標として掲げ、当社の事業継続に必要な基幹資格の取得支援に取り組むとともに、デジタル技術とデータを俯瞰的に活かせる人財の増強を図っております。 さらには、優秀な人財の確保・育成に向けて、人財管理の仕組みづくりや計画的かつ継続的な人財投資を行っております。 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成の場を拡充するとともに、チャレンジする機会を創出し、事業家マインドを持った人財の育成と活用を進めております。 なお、従業員の主体的成長をさらに促すため、2026年4月1日付で人事制度を改正し、職責や成果をタイムリーかつより大きく処遇に反映する、役割・職責を重視した賃金体系を導入しました。 <主な取組み>・内定期間も含めた新入社員への一級建築士取得支援施策の導入(2020年10月~)・従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度の開始(2022年5月~)・公募留学制度の開始(2022年5月~)・公募職務に対して希望者が自ら手を挙げるジョブチャレンジ制度の開始(2022年11月~)・手上げ式研修(公募型ビジネススキル研修)の実施(2023年7月~)・シミズ・デジタル・アカデミー「DXコア人財育成プログラム」の開講(2024年10月~)・役割と職責を重視した賃金体系に移行(2026年4月~) c.DE&I、人権の尊重当社は、人種・宗教・国籍・年齢・性別・性自認・性的指向・障がいの有無のみならず、専門性・価値観・キャリア等の多様性を尊重することで、自由な発想や新しい挑戦をより一層促進しながら、誰もがいきいきと能力を発揮できる風土の醸成を目指しております。 2025年度はLGBTQ+に関する取組みを実践している企業を顕彰するPRIDE指標において最高評価を受け、2年連続のゴールド認定受賞となりました。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、女性管理職比率と障がい者雇用率を管理指標として設定し、更なるDE&Iの推進に取り組むことで、企業文化を含む、企業変革を計画的に進めていきます。 <主な取組み>・障がいのある従業員の活躍推進と全従業員の意識啓発を目的とした「チャレンジフォーラム」の開催(2018年~)・人権デュー・ディリジェンスの取組み(2019年~)・LGBTQ+理解促進施策の実施(2019年~)・改正育児・介護休業法の施行に先駆けた男性版産休制度「パタニティ休業制度」の導入(2021年10月~)・妊娠判明時に上職者と休業前後の働き方等を調整し、安心して休めることを目的とした「育児とキャリアの面談」の導入(2021年10月~)・多様な人財確保のための通年採用の実施(2022年4月~)・従業員の「働きがい」と「生きがい」の両立を目的とした「シン・ダイバーシティ」活動の展開(2022年5月~)・不妊治療支援金制度の導入(2023年11月~)・法定を超えて、全従業員を対象に介護離職防止のための意向聴取・情報提供を実施(2025年5月~) |
| 戦略 | (4)人財育成・社内環境整備に関する取組み当社は、サステナビリティ経営の実現に向けて、「会社と従業員が健全な緊張感の中で、お互いに成長する関係性」を人事方針のコンセプトに掲げました。 マテリアリティに定める「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「挑戦し共創する多様な人財の育成」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、「DE&I」という。 )及び「人権の尊重」並びに社是「論語と算盤」を基本に据えた「倫理意識の涵養」を主要テーマに、従業員が切磋琢磨する風土を育みながら、一人ひとりの学びと成長が促される、活力ある組織の実現を目指して、人財育成及び社内環境整備に取り組んでおります。 ①ガバナンス及びリスク管理「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「DE&I」及び「人権の尊重」についてはサステナビリティ委員会を、「挑戦し共創する多様な人財の育成」については人財開発委員会を、また「倫理意識の涵養」については企業倫理委員会を、それぞれ所管委員会とし、重要な戦略や方針の審議及び重要施策のモニタリングを実施する体制を構築しております。 また、各主要テーマに関するリスクについては、所管の各委員会において、対応策、再発防止策などの処置を講じております。 さらに、当社グループの事業遂行上、重大な脅威となりうる事象については、上記に加えて、社長を委員長とするリスク管理委員会においてモニタリングするとともに、取締役会に報告するリスク管理体制を整えております。 ②戦略並びに指標と目標各主要テーマに基づき、以下の人財や社内環境に関する施策を推進しております。 なお、中期経営計画〈2024‐2026〉における目標及び2025年度実績については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 a.働きがいと魅力あふれる職場づくり当社は、「働きがいと魅力あふれる職場」を「当社で働くすべての人が心身ともに健康で、一人ひとりの特色や強みを互いに認め合いながら最大限に発揮していく職場」と定義し、「働きがい」の継続的な向上による企業価値(業績)の創出に取り組んでおります。 当社が目指す姿について従業員が理解を深め、ベクトルを合わせるために、「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザインを策定し、その実現に向けて、対話施策による個人の意識・行動変革や職場内・組織間の連携強化を進めております。 また、心身の健康増進と働きやすい職場環境の整備を目的とした健康経営に取り組んでおり、「健康経営宣言」及び「健康経営戦略マップ」により、施策と効果のつながりを整理・把握しております。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、個人の働きがい、職場内・組織間の連携強化に着目した「エンゲージメントスコア」を新たな管理指標として設定し、全従業員を対象としたエンゲージメント調査を通じて定量的に把握しております。 2026年度までに4.0の達成という高い目標を継続して掲げ、全社一体となって組織風土改革に取り組んでおります。 <「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザイン><主な取組み>①対話とサーベイ・働きがいやエンゲージメント等の定量把握のための各種サーベイの実施(2018年10月~)・部下の成長支援や成果創出を促す1on1ミーティングの実施(2022年10月~)・職場の信頼関係を高め、個人やチームとしての成長を促す職場内対話会の実施(2024年10 月~)・組織の枠を超えた機能連携を促す組織間対話会の実施(2025年10月~) ②健康経営 ・勤務時間中の喫煙禁止と本社の喫煙所の廃止(2021年10月~) ・メンタルヘルスサポート体制の強化(産業保健スタッフの各拠点配置など)(2022年4月 ~) ・職場環境改善に向けたフォローの強化(職場巡回、希望者との面談など)(2022年4月~) ・食事・睡眠・運動の質向上に向けた施策の全社展開(2022年10月~) ・自身の健康診断結果等を閲覧できるシステムの導入(2025年3月~) ・健康理解(月経、更年期、不妊治療等)の向上を目的とした社内教育(eラーニング)の 実施(2025年3月~) ・健康増進やリテラシー向上を目的とした社内健康ポータルサイトの公開(2025年4月~) b.挑戦し共創する多様な人財の育成当社は優秀な人財を確保・育成するため、コンピテンシーや経験などの人財データの整備を進めており、これらを活用した戦略的な人財投資を行っていきます。 また、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」では、多様なパートナーとの共創、建設事業の枠を超えた活動を実践し、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に向け、50年先・100年先を見据えて当社と社会の発展に貢献できる人財の育成を目指しております。 建設事業における技術・品質の追求、収益力向上に向けては、DXコア人財の育成と建設基幹資格取得率を新たな管理指標として掲げ、当社の事業継続に必要な基幹資格の取得支援に取り組むとともに、デジタル技術とデータを俯瞰的に活かせる人財の増強を図っております。 さらには、優秀な人財の確保・育成に向けて、人財管理の仕組みづくりや計画的かつ継続的な人財投資を行っております。 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成の場を拡充するとともに、チャレンジする機会を創出し、事業家マインドを持った人財の育成と活用を進めております。 なお、従業員の主体的成長をさらに促すため、2026年4月1日付で人事制度を改正し、職責や成果をタイムリーかつより大きく処遇に反映する、役割・職責を重視した賃金体系を導入しました。 <主な取組み>・内定期間も含めた新入社員への一級建築士取得支援施策の導入(2020年10月~)・従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度の開始(2022年5月~)・公募留学制度の開始(2022年5月~)・公募職務に対して希望者が自ら手を挙げるジョブチャレンジ制度の開始(2022年11月~)・手上げ式研修(公募型ビジネススキル研修)の実施(2023年7月~)・シミズ・デジタル・アカデミー「DXコア人財育成プログラム」の開講(2024年10月~)・役割と職責を重視した賃金体系に移行(2026年4月~) c.DE&I、人権の尊重当社は、人種・宗教・国籍・年齢・性別・性自認・性的指向・障がいの有無のみならず、専門性・価値観・キャリア等の多様性を尊重することで、自由な発想や新しい挑戦をより一層促進しながら、誰もがいきいきと能力を発揮できる風土の醸成を目指しております。 2025年度はLGBTQ+に関する取組みを実践している企業を顕彰するPRIDE指標において最高評価を受け、2年連続のゴールド認定受賞となりました。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、女性管理職比率と障がい者雇用率を管理指標として設定し、更なるDE&Iの推進に取り組むことで、企業文化を含む、企業変革を計画的に進めていきます。 <主な取組み>・障がいのある従業員の活躍推進と全従業員の意識啓発を目的とした「チャレンジフォーラム」の開催(2018年~)・人権デュー・ディリジェンスの取組み(2019年~)・LGBTQ+理解促進施策の実施(2019年~)・改正育児・介護休業法の施行に先駆けた男性版産休制度「パタニティ休業制度」の導入(2021年10月~)・妊娠判明時に上職者と休業前後の働き方等を調整し、安心して休めることを目的とした「育児とキャリアの面談」の導入(2021年10月~)・多様な人財確保のための通年採用の実施(2022年4月~)・従業員の「働きがい」と「生きがい」の両立を目的とした「シン・ダイバーシティ」活動の展開(2022年5月~)・不妊治療支援金制度の導入(2023年11月~)・法定を超えて、全従業員を対象に介護離職防止のための意向聴取・情報提供を実施(2025年5月~) |
| 指標及び目標 | (4)人財育成・社内環境整備に関する取組み当社は、サステナビリティ経営の実現に向けて、「会社と従業員が健全な緊張感の中で、お互いに成長する関係性」を人事方針のコンセプトに掲げました。 マテリアリティに定める「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「挑戦し共創する多様な人財の育成」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、「DE&I」という。 )及び「人権の尊重」並びに社是「論語と算盤」を基本に据えた「倫理意識の涵養」を主要テーマに、従業員が切磋琢磨する風土を育みながら、一人ひとりの学びと成長が促される、活力ある組織の実現を目指して、人財育成及び社内環境整備に取り組んでおります。 ①ガバナンス及びリスク管理「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「DE&I」及び「人権の尊重」についてはサステナビリティ委員会を、「挑戦し共創する多様な人財の育成」については人財開発委員会を、また「倫理意識の涵養」については企業倫理委員会を、それぞれ所管委員会とし、重要な戦略や方針の審議及び重要施策のモニタリングを実施する体制を構築しております。 また、各主要テーマに関するリスクについては、所管の各委員会において、対応策、再発防止策などの処置を講じております。 さらに、当社グループの事業遂行上、重大な脅威となりうる事象については、上記に加えて、社長を委員長とするリスク管理委員会においてモニタリングするとともに、取締役会に報告するリスク管理体制を整えております。 ②戦略並びに指標と目標各主要テーマに基づき、以下の人財や社内環境に関する施策を推進しております。 なお、中期経営計画〈2024‐2026〉における目標及び2025年度実績については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 a.働きがいと魅力あふれる職場づくり当社は、「働きがいと魅力あふれる職場」を「当社で働くすべての人が心身ともに健康で、一人ひとりの特色や強みを互いに認め合いながら最大限に発揮していく職場」と定義し、「働きがい」の継続的な向上による企業価値(業績)の創出に取り組んでおります。 当社が目指す姿について従業員が理解を深め、ベクトルを合わせるために、「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザインを策定し、その実現に向けて、対話施策による個人の意識・行動変革や職場内・組織間の連携強化を進めております。 また、心身の健康増進と働きやすい職場環境の整備を目的とした健康経営に取り組んでおり、「健康経営宣言」及び「健康経営戦略マップ」により、施策と効果のつながりを整理・把握しております。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、個人の働きがい、職場内・組織間の連携強化に着目した「エンゲージメントスコア」を新たな管理指標として設定し、全従業員を対象としたエンゲージメント調査を通じて定量的に把握しております。 2026年度までに4.0の達成という高い目標を継続して掲げ、全社一体となって組織風土改革に取り組んでおります。 <「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザイン><主な取組み>①対話とサーベイ・働きがいやエンゲージメント等の定量把握のための各種サーベイの実施(2018年10月~)・部下の成長支援や成果創出を促す1on1ミーティングの実施(2022年10月~)・職場の信頼関係を高め、個人やチームとしての成長を促す職場内対話会の実施(2024年10 月~)・組織の枠を超えた機能連携を促す組織間対話会の実施(2025年10月~) ②健康経営 ・勤務時間中の喫煙禁止と本社の喫煙所の廃止(2021年10月~) ・メンタルヘルスサポート体制の強化(産業保健スタッフの各拠点配置など)(2022年4月 ~) ・職場環境改善に向けたフォローの強化(職場巡回、希望者との面談など)(2022年4月~) ・食事・睡眠・運動の質向上に向けた施策の全社展開(2022年10月~) ・自身の健康診断結果等を閲覧できるシステムの導入(2025年3月~) ・健康理解(月経、更年期、不妊治療等)の向上を目的とした社内教育(eラーニング)の 実施(2025年3月~) ・健康増進やリテラシー向上を目的とした社内健康ポータルサイトの公開(2025年4月~) b.挑戦し共創する多様な人財の育成当社は優秀な人財を確保・育成するため、コンピテンシーや経験などの人財データの整備を進めており、これらを活用した戦略的な人財投資を行っていきます。 また、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」では、多様なパートナーとの共創、建設事業の枠を超えた活動を実践し、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に向け、50年先・100年先を見据えて当社と社会の発展に貢献できる人財の育成を目指しております。 建設事業における技術・品質の追求、収益力向上に向けては、DXコア人財の育成と建設基幹資格取得率を新たな管理指標として掲げ、当社の事業継続に必要な基幹資格の取得支援に取り組むとともに、デジタル技術とデータを俯瞰的に活かせる人財の増強を図っております。 さらには、優秀な人財の確保・育成に向けて、人財管理の仕組みづくりや計画的かつ継続的な人財投資を行っております。 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成の場を拡充するとともに、チャレンジする機会を創出し、事業家マインドを持った人財の育成と活用を進めております。 なお、従業員の主体的成長をさらに促すため、2026年4月1日付で人事制度を改正し、職責や成果をタイムリーかつより大きく処遇に反映する、役割・職責を重視した賃金体系を導入しました。 <主な取組み>・内定期間も含めた新入社員への一級建築士取得支援施策の導入(2020年10月~)・従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度の開始(2022年5月~)・公募留学制度の開始(2022年5月~)・公募職務に対して希望者が自ら手を挙げるジョブチャレンジ制度の開始(2022年11月~)・手上げ式研修(公募型ビジネススキル研修)の実施(2023年7月~)・シミズ・デジタル・アカデミー「DXコア人財育成プログラム」の開講(2024年10月~)・役割と職責を重視した賃金体系に移行(2026年4月~) c.DE&I、人権の尊重当社は、人種・宗教・国籍・年齢・性別・性自認・性的指向・障がいの有無のみならず、専門性・価値観・キャリア等の多様性を尊重することで、自由な発想や新しい挑戦をより一層促進しながら、誰もがいきいきと能力を発揮できる風土の醸成を目指しております。 2025年度はLGBTQ+に関する取組みを実践している企業を顕彰するPRIDE指標において最高評価を受け、2年連続のゴールド認定受賞となりました。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、女性管理職比率と障がい者雇用率を管理指標として設定し、更なるDE&Iの推進に取り組むことで、企業文化を含む、企業変革を計画的に進めていきます。 <主な取組み>・障がいのある従業員の活躍推進と全従業員の意識啓発を目的とした「チャレンジフォーラム」の開催(2018年~)・人権デュー・ディリジェンスの取組み(2019年~)・LGBTQ+理解促進施策の実施(2019年~)・改正育児・介護休業法の施行に先駆けた男性版産休制度「パタニティ休業制度」の導入(2021年10月~)・妊娠判明時に上職者と休業前後の働き方等を調整し、安心して休めることを目的とした「育児とキャリアの面談」の導入(2021年10月~)・多様な人財確保のための通年採用の実施(2022年4月~)・従業員の「働きがい」と「生きがい」の両立を目的とした「シン・ダイバーシティ」活動の展開(2022年5月~)・不妊治療支援金制度の導入(2023年11月~)・法定を超えて、全従業員を対象に介護離職防止のための意向聴取・情報提供を実施(2025年5月~) |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (4)人財育成・社内環境整備に関する取組み当社は、サステナビリティ経営の実現に向けて、「会社と従業員が健全な緊張感の中で、お互いに成長する関係性」を人事方針のコンセプトに掲げました。 マテリアリティに定める「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「挑戦し共創する多様な人財の育成」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、「DE&I」という。 )及び「人権の尊重」並びに社是「論語と算盤」を基本に据えた「倫理意識の涵養」を主要テーマに、従業員が切磋琢磨する風土を育みながら、一人ひとりの学びと成長が促される、活力ある組織の実現を目指して、人財育成及び社内環境整備に取り組んでおります。 ①ガバナンス及びリスク管理「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「DE&I」及び「人権の尊重」についてはサステナビリティ委員会を、「挑戦し共創する多様な人財の育成」については人財開発委員会を、また「倫理意識の涵養」については企業倫理委員会を、それぞれ所管委員会とし、重要な戦略や方針の審議及び重要施策のモニタリングを実施する体制を構築しております。 また、各主要テーマに関するリスクについては、所管の各委員会において、対応策、再発防止策などの処置を講じております。 さらに、当社グループの事業遂行上、重大な脅威となりうる事象については、上記に加えて、社長を委員長とするリスク管理委員会においてモニタリングするとともに、取締役会に報告するリスク管理体制を整えております。 ②戦略並びに指標と目標各主要テーマに基づき、以下の人財や社内環境に関する施策を推進しております。 なお、中期経営計画〈2024‐2026〉における目標及び2025年度実績については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 a.働きがいと魅力あふれる職場づくり当社は、「働きがいと魅力あふれる職場」を「当社で働くすべての人が心身ともに健康で、一人ひとりの特色や強みを互いに認め合いながら最大限に発揮していく職場」と定義し、「働きがい」の継続的な向上による企業価値(業績)の創出に取り組んでおります。 当社が目指す姿について従業員が理解を深め、ベクトルを合わせるために、「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザインを策定し、その実現に向けて、対話施策による個人の意識・行動変革や職場内・組織間の連携強化を進めております。 また、心身の健康増進と働きやすい職場環境の整備を目的とした健康経営に取り組んでおり、「健康経営宣言」及び「健康経営戦略マップ」により、施策と効果のつながりを整理・把握しております。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、個人の働きがい、職場内・組織間の連携強化に着目した「エンゲージメントスコア」を新たな管理指標として設定し、全従業員を対象としたエンゲージメント調査を通じて定量的に把握しております。 2026年度までに4.0の達成という高い目標を継続して掲げ、全社一体となって組織風土改革に取り組んでおります。 <「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザイン><主な取組み>①対話とサーベイ・働きがいやエンゲージメント等の定量把握のための各種サーベイの実施(2018年10月~)・部下の成長支援や成果創出を促す1on1ミーティングの実施(2022年10月~)・職場の信頼関係を高め、個人やチームとしての成長を促す職場内対話会の実施(2024年10 月~)・組織の枠を超えた機能連携を促す組織間対話会の実施(2025年10月~) ②健康経営 ・勤務時間中の喫煙禁止と本社の喫煙所の廃止(2021年10月~) ・メンタルヘルスサポート体制の強化(産業保健スタッフの各拠点配置など)(2022年4月 ~) ・職場環境改善に向けたフォローの強化(職場巡回、希望者との面談など)(2022年4月~) ・食事・睡眠・運動の質向上に向けた施策の全社展開(2022年10月~) ・自身の健康診断結果等を閲覧できるシステムの導入(2025年3月~) ・健康理解(月経、更年期、不妊治療等)の向上を目的とした社内教育(eラーニング)の 実施(2025年3月~) ・健康増進やリテラシー向上を目的とした社内健康ポータルサイトの公開(2025年4月~) b.挑戦し共創する多様な人財の育成当社は優秀な人財を確保・育成するため、コンピテンシーや経験などの人財データの整備を進めており、これらを活用した戦略的な人財投資を行っていきます。 また、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」では、多様なパートナーとの共創、建設事業の枠を超えた活動を実践し、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に向け、50年先・100年先を見据えて当社と社会の発展に貢献できる人財の育成を目指しております。 建設事業における技術・品質の追求、収益力向上に向けては、DXコア人財の育成と建設基幹資格取得率を新たな管理指標として掲げ、当社の事業継続に必要な基幹資格の取得支援に取り組むとともに、デジタル技術とデータを俯瞰的に活かせる人財の増強を図っております。 さらには、優秀な人財の確保・育成に向けて、人財管理の仕組みづくりや計画的かつ継続的な人財投資を行っております。 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成の場を拡充するとともに、チャレンジする機会を創出し、事業家マインドを持った人財の育成と活用を進めております。 なお、従業員の主体的成長をさらに促すため、2026年4月1日付で人事制度を改正し、職責や成果をタイムリーかつより大きく処遇に反映する、役割・職責を重視した賃金体系を導入しました。 <主な取組み>・内定期間も含めた新入社員への一級建築士取得支援施策の導入(2020年10月~)・従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度の開始(2022年5月~)・公募留学制度の開始(2022年5月~)・公募職務に対して希望者が自ら手を挙げるジョブチャレンジ制度の開始(2022年11月~)・手上げ式研修(公募型ビジネススキル研修)の実施(2023年7月~)・シミズ・デジタル・アカデミー「DXコア人財育成プログラム」の開講(2024年10月~)・役割と職責を重視した賃金体系に移行(2026年4月~) c.DE&I、人権の尊重当社は、人種・宗教・国籍・年齢・性別・性自認・性的指向・障がいの有無のみならず、専門性・価値観・キャリア等の多様性を尊重することで、自由な発想や新しい挑戦をより一層促進しながら、誰もがいきいきと能力を発揮できる風土の醸成を目指しております。 2025年度はLGBTQ+に関する取組みを実践している企業を顕彰するPRIDE指標において最高評価を受け、2年連続のゴールド認定受賞となりました。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、女性管理職比率と障がい者雇用率を管理指標として設定し、更なるDE&Iの推進に取り組むことで、企業文化を含む、企業変革を計画的に進めていきます。 <主な取組み>・障がいのある従業員の活躍推進と全従業員の意識啓発を目的とした「チャレンジフォーラム」の開催(2018年~)・人権デュー・ディリジェンスの取組み(2019年~)・LGBTQ+理解促進施策の実施(2019年~)・改正育児・介護休業法の施行に先駆けた男性版産休制度「パタニティ休業制度」の導入(2021年10月~)・妊娠判明時に上職者と休業前後の働き方等を調整し、安心して休めることを目的とした「育児とキャリアの面談」の導入(2021年10月~)・多様な人財確保のための通年採用の実施(2022年4月~)・従業員の「働きがい」と「生きがい」の両立を目的とした「シン・ダイバーシティ」活動の展開(2022年5月~)・不妊治療支援金制度の導入(2023年11月~)・法定を超えて、全従業員を対象に介護離職防止のための意向聴取・情報提供を実施(2025年5月~) |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | (4)人財育成・社内環境整備に関する取組み当社は、サステナビリティ経営の実現に向けて、「会社と従業員が健全な緊張感の中で、お互いに成長する関係性」を人事方針のコンセプトに掲げました。 マテリアリティに定める「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「挑戦し共創する多様な人財の育成」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、「DE&I」という。 )及び「人権の尊重」並びに社是「論語と算盤」を基本に据えた「倫理意識の涵養」を主要テーマに、従業員が切磋琢磨する風土を育みながら、一人ひとりの学びと成長が促される、活力ある組織の実現を目指して、人財育成及び社内環境整備に取り組んでおります。 ①ガバナンス及びリスク管理「働きがいと魅力あふれる職場づくり」「DE&I」及び「人権の尊重」についてはサステナビリティ委員会を、「挑戦し共創する多様な人財の育成」については人財開発委員会を、また「倫理意識の涵養」については企業倫理委員会を、それぞれ所管委員会とし、重要な戦略や方針の審議及び重要施策のモニタリングを実施する体制を構築しております。 また、各主要テーマに関するリスクについては、所管の各委員会において、対応策、再発防止策などの処置を講じております。 さらに、当社グループの事業遂行上、重大な脅威となりうる事象については、上記に加えて、社長を委員長とするリスク管理委員会においてモニタリングするとともに、取締役会に報告するリスク管理体制を整えております。 ②戦略並びに指標と目標各主要テーマに基づき、以下の人財や社内環境に関する施策を推進しております。 なお、中期経営計画〈2024‐2026〉における目標及び2025年度実績については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 a.働きがいと魅力あふれる職場づくり当社は、「働きがいと魅力あふれる職場」を「当社で働くすべての人が心身ともに健康で、一人ひとりの特色や強みを互いに認め合いながら最大限に発揮していく職場」と定義し、「働きがい」の継続的な向上による企業価値(業績)の創出に取り組んでおります。 当社が目指す姿について従業員が理解を深め、ベクトルを合わせるために、「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザインを策定し、その実現に向けて、対話施策による個人の意識・行動変革や職場内・組織間の連携強化を進めております。 また、心身の健康増進と働きやすい職場環境の整備を目的とした健康経営に取り組んでおり、「健康経営宣言」及び「健康経営戦略マップ」により、施策と効果のつながりを整理・把握しております。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、個人の働きがい、職場内・組織間の連携強化に着目した「エンゲージメントスコア」を新たな管理指標として設定し、全従業員を対象としたエンゲージメント調査を通じて定量的に把握しております。 2026年度までに4.0の達成という高い目標を継続して掲げ、全社一体となって組織風土改革に取り組んでおります。 <「働きがいと魅力あふれる職場づくり」に向けたグランドデザイン><主な取組み>①対話とサーベイ・働きがいやエンゲージメント等の定量把握のための各種サーベイの実施(2018年10月~)・部下の成長支援や成果創出を促す1on1ミーティングの実施(2022年10月~)・職場の信頼関係を高め、個人やチームとしての成長を促す職場内対話会の実施(2024年10 月~)・組織の枠を超えた機能連携を促す組織間対話会の実施(2025年10月~) ②健康経営 ・勤務時間中の喫煙禁止と本社の喫煙所の廃止(2021年10月~) ・メンタルヘルスサポート体制の強化(産業保健スタッフの各拠点配置など)(2022年4月 ~) ・職場環境改善に向けたフォローの強化(職場巡回、希望者との面談など)(2022年4月~) ・食事・睡眠・運動の質向上に向けた施策の全社展開(2022年10月~) ・自身の健康診断結果等を閲覧できるシステムの導入(2025年3月~) ・健康理解(月経、更年期、不妊治療等)の向上を目的とした社内教育(eラーニング)の 実施(2025年3月~) ・健康増進やリテラシー向上を目的とした社内健康ポータルサイトの公開(2025年4月~) b.挑戦し共創する多様な人財の育成当社は優秀な人財を確保・育成するため、コンピテンシーや経験などの人財データの整備を進めており、これらを活用した戦略的な人財投資を行っていきます。 また、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」では、多様なパートナーとの共創、建設事業の枠を超えた活動を実践し、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に向け、50年先・100年先を見据えて当社と社会の発展に貢献できる人財の育成を目指しております。 建設事業における技術・品質の追求、収益力向上に向けては、DXコア人財の育成と建設基幹資格取得率を新たな管理指標として掲げ、当社の事業継続に必要な基幹資格の取得支援に取り組むとともに、デジタル技術とデータを俯瞰的に活かせる人財の増強を図っております。 さらには、優秀な人財の確保・育成に向けて、人財管理の仕組みづくりや計画的かつ継続的な人財投資を行っております。 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成の場を拡充するとともに、チャレンジする機会を創出し、事業家マインドを持った人財の育成と活用を進めております。 なお、従業員の主体的成長をさらに促すため、2026年4月1日付で人事制度を改正し、職責や成果をタイムリーかつより大きく処遇に反映する、役割・職責を重視した賃金体系を導入しました。 <主な取組み>・内定期間も含めた新入社員への一級建築士取得支援施策の導入(2020年10月~)・従業員の起業を支援するコーポレートベンチャリング制度の開始(2022年5月~)・公募留学制度の開始(2022年5月~)・公募職務に対して希望者が自ら手を挙げるジョブチャレンジ制度の開始(2022年11月~)・手上げ式研修(公募型ビジネススキル研修)の実施(2023年7月~)・シミズ・デジタル・アカデミー「DXコア人財育成プログラム」の開講(2024年10月~)・役割と職責を重視した賃金体系に移行(2026年4月~) c.DE&I、人権の尊重当社は、人種・宗教・国籍・年齢・性別・性自認・性的指向・障がいの有無のみならず、専門性・価値観・キャリア等の多様性を尊重することで、自由な発想や新しい挑戦をより一層促進しながら、誰もがいきいきと能力を発揮できる風土の醸成を目指しております。 2025年度はLGBTQ+に関する取組みを実践している企業を顕彰するPRIDE指標において最高評価を受け、2年連続のゴールド認定受賞となりました。 中期経営計画〈2024‐2026〉では、女性管理職比率と障がい者雇用率を管理指標として設定し、更なるDE&Iの推進に取り組むことで、企業文化を含む、企業変革を計画的に進めていきます。 <主な取組み>・障がいのある従業員の活躍推進と全従業員の意識啓発を目的とした「チャレンジフォーラム」の開催(2018年~)・人権デュー・ディリジェンスの取組み(2019年~)・LGBTQ+理解促進施策の実施(2019年~)・改正育児・介護休業法の施行に先駆けた男性版産休制度「パタニティ休業制度」の導入(2021年10月~)・妊娠判明時に上職者と休業前後の働き方等を調整し、安心して休めることを目的とした「育児とキャリアの面談」の導入(2021年10月~)・多様な人財確保のための通年採用の実施(2022年4月~)・従業員の「働きがい」と「生きがい」の両立を目的とした「シン・ダイバーシティ」活動の展開(2022年5月~)・不妊治療支援金制度の導入(2023年11月~)・法定を超えて、全従業員を対象に介護離職防止のための意向聴取・情報提供を実施(2025年5月~) |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動の遂行において直面し、あるいは事業活動の中で発生し得るさまざまなリスクを認識し、的確な管理を行うことによって、その発生の可能性を低下させるとともに、発現した場合の損失を最小限にとどめることにより、事業の継続的・安定的発展に努めております。 中期経営計画〈2024‐2026〉においても「サステナビリティ経営の進化」を掲げ、「リスクヘッジとリスクテイクの徹底」を図っております。 なお、リスクとは、以下の観点から、当社グループの経営において経営目標の達成を阻害する要因すべてを指します。 ・当社グループに直接又は間接に経済的損失をもたらす可能性のあるもの・当社グループ事業の継続を中断・停止させる可能性のあるもの・当社グループの信用を毀損し、ブランドイメージを失墜させる可能性のあるもの (1)リスク管理体制及び管理プロセス 当社グループは、リスク管理規程に基づき、社長が委員長を務めるリスク管理委員会の主導の下、以下に示すリスク管理プロセスを毎年度実行し、管理体制の更なる改善・強化を図っております。 また、関連するリスクや課題が広範囲に及び、かつ流動的で変化が激しいことを認識した上で、必要に応じてリスクの追加や、管理体制・対応方針等の見直しを実施しております。 ・リスク管理計画の策定(Plan)a.リスクの評価とリスクマップへの反映:すべてのリスクに対し、経営への影響度及び事象の発生頻度を評価し、リスクマップを作成・更新しております。 b.「主なリスク」の抽出:リスクマップに基づき、当社グループの経営及び事業活動に特に重要な影響を及ぼす可能性があると判断されたリスクを「主なリスク」として抽出しております。 c.「重点リスク管理項目」の選定:「主なリスク」の中から、日常的に管理・モニタリングすべき項目として、全社の「重点リスク管理項目」を定めて各部門の運営計画に反映させております。 ・リスク対応の実施(Do)リスクが発現した場合、当該リスクの主管部門・部署へ伝達し、迅速かつ的確に対応するとともに、必要に応じて機能別会議・委員会を招集して対応策・再発防止策を審議・決定しております。 ・リスクの管理状況のモニタリングと是正・改善措置(Check・Act)リスク管理委員会において、「重点リスク管理項目」をはじめとする、本社部門、各事業部門及びグループ会社における機能別のリスク管理状況を定期的(年2回)にモニタリングし、必要に応じて是正・改善措置を指示するとともに、新たなリスクへの対応を図り、その対応状況を取締役会に定期的(年2回)に報告しております。 (2)リスクの影響度と発生頻度の評価当社グループでは、「経営への影響度」と「事象の発生頻度」の二軸で構成される「リスクマップ」を、主管部門・部署の評価に基づき作成・更新しております。 「経営への影響度」は、人的被害、財物損害、信用失墜、利益損失、賠償責任の観点で、各リスクが発現した場合に、当社の経営、事業活動に与える損失の大きさを、定量的な要素だけでなく、定性的な要素も加味し、総合的に評価しております。 「発生頻度」は、各リスクが発現する可能性を、毎年起こる恐れがある事象、数年ごとに起こる恐れがある事象、10年に一度起こる恐れがある、もしくは当社が未だ経験していない事象に分けて評価しております。 なお、当該リスクを評価する際には、過去の事例を考慮し、当社に与え得る最も大きな事象を対象としております。 (3)主なリスク有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクには、次のようなものがあります。 ただし、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見しがたいリスクが顕在化し、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、こうしたリスク管理体制の下、下記に掲げる対応策を適宜実施することにより、リスクの回避又は軽減を図ることで、経営への影響の低減に努めております。 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度①倫理・法令違反リスク当社グループの主な事業分野である建設業界は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、国土利用計画法、都市計画法、独占禁止法、さらには安全・環境、労働、ハラスメント関連の法令等、さまざまな法的規制を受けており、当社グループにおいて違法な行為があった場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 社是「論語と算盤」を拳々服膺し、グループ全体で倫理意識の涵養とコンプライアンスの徹底を図っております。 (主な取組み)・「企業倫理行動規範」の制定・各種法令等に適切に対応するための関連規程類・社内体制の整備・企業倫理委員会(委員長:社長)、企業倫理室の設置、内部通報制度(相談連絡先:企業倫理相談室、ハラスメント相談窓口、外部相談窓口、グループ会社相談窓口等)、内部監査体制の整備等、コンプライアンス推進体制の構築・経営幹部向け企業倫理研修の定期的実施(グループ会社幹部含む)・全従業員へのコンプライアンス研修(eラーニング含む)を毎年実施・独占禁止法順守プログラムや行動規準等の整備、独占禁止法違反行為に対する再発防止策の継続実施・社内媒体(社内報・法務ニュース等)を通じた啓発・グループ会社も当社に準じてこれらの取組みを実施低~中中~大 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度②安全・環境事故リスク施工段階における人身事故、環境事故・不具合、環境関連法令等違反が発生した場合には、その修復に多大な費用負担や工程遅延の発生、刑事・行政処分等による事業上の制約を受けることにより、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 「安全第一」「人命尊重」「環境汚染の防止」「生物多様性保全」の基本姿勢を社内で共有し、安全と環境への意識向上を図っております。 (主な取組み)・安全・環境委員会の設置・建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)の運用、安全衛生管理基本方針の制定、全社安全衛生計画の策定・EMS(環境マネジメントシステム)の適切な運用、環境基本方針の策定・事故・不具合事例のフィードバック、全社水平展開、PDCAの実施低~中中~大③技術・品質リスク技術・品質面での重大事故・不具合が発生し、重大な契約不適合となった場合には、その修復に多大な費用負担や施工遅延の発生、信用の毀損等により、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 「顧客第一」「品質確保」の事業姿勢を社内で共有し、品質管理の更なる強化を図っております。 (主な取組み)・技術・品質委員会の設置・品質管理を所掌する組織の設置・QMS(品質マネジメントシステム)の適切な運用・品質不具合事例のフィードバック、全社水平展開、PDCAの実施低~中中~大 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度④担い手不足リスク建設業の担い手である技能労働者の高齢化が進んでおり、団塊世代が大量離職するまでに、新規入職者の増加による世代交代が進まない場合、生産体制に支障をきたし、事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 官民連携のうえ、担い手の確保・育成、処遇改善、建設業界の魅力向上等に取り組んでおります。 (主な取組み)・適正な請負代金と工期の確保・協力会社を通じた技能労働者の賃金水準の向上、社会保険加入促進・週休二日推進・協力会社への入職支援、優良技能者の表彰・手当支給、多能工化支援・技能者訓練施設(清水匠技塾)を活用した、技能者の適応・定着教育の実施・女性の活躍推進・建設業の魅力をPRする広報活動・外国人材の適正な活躍推進・建設キャリアアップシステムの普及・推進・省人化工法・建設ロボットの開発・採用、ICTの活用を含む生産性向上の取組み・改正建設業法に基づく技能労働者の処遇改善に向けた、労務費・材料費等の内訳を明示した見積書の活用推進高大⑤建設資材価格及び労務単価の変動リスク建設資材価格や労務単価等が、請負契約締結後に予想を超えて大幅に上昇し、それを請負金額に反映することが困難な場合には、建設コストの増加につながり、損益が悪化する可能性があります。 厳格な受注前審査の実施、見積提出時における業務範囲の明確化等により、リスクの低減に努めております。 工事請負契約の締結にあたっては、契約条件に労務賃金・建設物価の変動に基づく請負代金の変更に関する規定(スライド条項等)を含めた契約の徹底に努めております。 高中⑥国際情勢の変化等に伴うリスク諸外国における政治・経済情勢、為替、租税制度や法的規制等に著しい変化が生じた場合や、テロ・戦争・暴動等の発生、資材価格の高騰、資材の不足・欠品及び労務単価の著しい上昇や労務需給のひっ迫があった場合には、国内外の事業や経営状況に影響を及ぼす可能性があります。 海外事業展開にあたって、事業機会とともにカントリーリスク等も踏まえて地域や国を絞り込み、必要な対策を図っております。 また国内の建設事業等においても、特定の国・地域へのサプライチェーンの過度な依存を見直し、リスクの分散と最適化を図っております。 (主な取組み)・コンサルの活用等によるテロ対策の実施・腐敗防止の取組み・サプライチェーン体制の見直し低大 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度⑦長時間労働リスク建設業界全体においては、慢性的な人手不足が課題となっており、特に繁忙期においては、作業負荷が特定の従業員に集中することで、長時間労働が発生するリスクがあります。 こうした状況が継続する場合には、従業員の安全や健康に悪影響を及ぼすだけでなく、モチベーションや生産性の低下、人財の流出等、当社の事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。 確実な労務・勤怠実態の把握と改善を目的に、システムの導入等、労務管理体制を整備するとともに、産業保健スタッフの充実、作業所への巡回面談の実施等、従業員一人ひとりに対してのきめ細やかなメンタルヘルスのフォロー体制を構築しております。 また、過重労働を回避するため、フロントローディングや柔軟な働き方の推進、ワークシェアやアウトソーシング、デジタル化等による業務の効率化と平準化、加えて、適正工期の確保に向けた活動にも継続して取り組んでおります。 さらに、エンゲージメントの定期的な評価、作業所閉所実績・休暇取得状況等をモニタリングし、職場環境を適正に把握したうえで、更なる改善を進めております。 中~高中~大⑧受注・契約に係るリスク請負契約に著しく厳しい条件、又は不明確な条項が含まれる場合、当社が想定する収益を下回る結果となる可能性があります。 国内外の建設事業において全社会議体を通じて案件取組方針や契約条件の精査を行い、適切な条件での請負契約締結に努めております。 また、改正建設業法に則った発注者への情報提示方法等の社内周知と対応の徹底に努めております。 (主な取組み)・受注戦略・方針に関する全社会議体での審議・大型案件取組み時の審査体制の強化・契約リスク管理部署の設置中~高中~大⑨建設市場の動向によるリスク国内外の景気後退等により民間設備投資が縮小した場合や、財政健全化等を目的として公共投資が減少した場合には、今後の受注動向に影響を及ぼす可能性があります。 取締役会で建設事業の受注見通し、案件量を毎月フォローし、執行役員会議・事業部門長会議等において適宜必要な対策を指示しております。 2030年を見据えた長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」において収益構造の転換を掲げ、中期経営計画〈2024‐2026〉によって各事業に応じた成長戦略を実行しております。 中大 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度⑩保有資産等に係るリスク当社グループでは不動産開発事業、PFI事業、再生可能エネルギー事業等への投資や、自社使用の固定資産・DX関連投資等の戦略的な設備投資を進めております。 市況の低迷や金融市場の変動、諸物価や人件費の上昇等、関連する事業環境に著しい変化が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 事業投資については、企業体力に見合ったリスクの範囲内で事業を行うよう毎年度投資計画を策定するとともに、個別案件の取組みにおいては、投資取組基準に基づき、出口戦略(投資の回収計画)も含めて計画的に投資を行っております。 また、取締役会で各事業の進捗状況、投資残高、事業ポートフォリオ、時価評価を定期的にフォローし、必要な対策を図っております。 低大⑪サイバーリスク標的型メール、ランサムウェア、マルウェアによるウイルス感染、不正アクセス等のサイバー攻撃の被害にあった場合、システム停止、生産活動の停止、法的責任の発生、財務的損失、ブランドイメージの毀損等により、事業活動や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 DX委員会を設置し、情報セキュリティに関する事項を審議し、必要な対策を図っております。 (主な取組み)・従業員対象の標的型メール訓練の定期的な実施・社外公開サーバーの脆弱性診断・外部委託によるウイルスの常時監視・未知のマルウェア対策の実施・サイバーBCP対策要綱の策定低大⑫機密情報等漏洩リスク事業活動において取得した機密情報等が漏洩した場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 「プライバシー・ポリシー」の制定や個人情報保護規程等の整備、全社個人情報保護管理者の設置により、個人情報の適切な管理を実施するとともに、情報セキュリティリスクに対応するため、各種取組みを実施しております。 (主な取組み)・「情報セキュリティガイドライン」の適宜見直し・「情報セキュリティハンドブック」の配布、デジタルサイネージを利用した啓発・情報セキュリティeラーニング、情報セキュリティ監査の定期的実施・日本シーサート協議会への加盟とCSIRT体制によるインシデント対応・情報セキュリティアセスメントの実施中中~大 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度⑬自然災害・感染症リスク地震、津波、風水害、火山噴火等の自然災害や、感染症の世界的流行が発生した場合は、当社グループが保有する資産や従業員に直接被害が及び、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 災害規模が大きな場合には、受注動向の変化・建設資材価格の高騰・電力エネルギー供給能力の低下等で事業環境が変化し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 BCP委員会を設置し、BCPの継続的見直しや訓練計画の決定及び実施状況のフォローを行っております。 (主な取組み)・首都直下地震、南海トラフ地震等の巨大地震を想定した震災訓練の定期的な実施・風水害発生時の行動基準の策定、風水害に関する従業員向け研修(eラーニング)の実施及び風水害を想定した訓練の実施・火山災害発生時の対応方針の策定、理解促進施策(eラーニング、ハンドブック)の展開、並びに富士山噴火を想定した訓練の実施・災害時情報共有システムの整備・非常用電源の確保、備蓄品の拡充・データセンターのバックアップ体制の構築低大⑭気候変動リスク気候変動の物理的影響として、平均気温の上昇や気象災害が頻発・激甚化した場合、事業の根幹である建設現場の操業に影響を及ぼす可能性があります。 脱炭素社会・自然共生社会への移行に向けて、建築物の新築時や土地改変、自然資源由来の材料使用等に対する各種規制が強化された場合、新規建設需要が縮小する可能性があります。 また、カーボンプライシングやネイチャーポジティブ(自然再興)達成に向けたオフセット取引に関する制度の動向によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。 2020年よりTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言、2024年よりTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく財務情報開示を行うにあたり、気候変動や自然関連のリスクと機会を分析し、対応を検討しております。 それらは、サステナビリティ委員会(委員長:社長)で審議・決定し、取締役会で事業戦略との整合性を確認しております。 (主な取組み)・新規着工する国内工事現場の使用電力の100%グリーン電力化・環境、人権に配慮した木材利用のため、2030年に外国産合板(非認証材)型枠使用ゼロを目標として掲げ、協力会社と協働高中 主なリスクの概要主な対応策・取組み頻度影響度⑮法令の新設・改廃等に係るリスク社会や時代の変化により、新たな法規制の制定や法令の改廃等があった場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 事業活動に影響を及ぼす法令の新設・改廃等について適切に対応するため、関連規程・規則を整備し、各種会議体・イントラネット等を用いた社内周知、社内教育・研修(eラーニングを含む)を実施しております。 中大⑯金融市場の変動によるリスク国内外の金融情勢・経済情勢の悪化により、金融市場が機能不全に陥った場合、資金調達の制約や調達コストの上昇を招く可能性があります。 また、金利水準の急激な上昇、為替相場の大幅な変動等が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 主要取引金融機関に対する適宜必要な情報開示等を通じ、当社事業への理解を深めてもらい、緊密な関係を維持・強化しております。 また、コミットメントライン枠やスポット借入枠を設定し、緊急時の流動性を確保しております。 低大⑰投資有価証券の価格変動リスク投資有価証券の時価が著しく下落した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 毎年、個別銘柄毎に、株式保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、取締役会にて、保有の必要性を検証しており、検証の結果、保有意義が希薄化した株式については、取引先との信頼関係を確認しながら、売却を進めております。 なお、保有意義及び経済合理性が認められる場合でも、政策保有株式の縮減目標達成のため、取引先との信頼関係や市場環境を考慮しつつ、売却のための交渉を進めております。 低中 2026年度の重点リスク管理項目「主なリスク」の中から、日常的に管理・モニタリングすべき項目として、下記の6項目を2026年度の「重点リスク管理項目」と定め、各部門の運営計画に反映し、管理状況を定期的にモニタリングしております。 1. 倫理・法令違反リスク2. 安全・環境事故リスク3. 技術・品質リスク4. 長時間労働リスク5. 受注・契約に係るリスク6. 機密情報等漏洩リスク・サイバーリスク |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ5.8%増加し2兆578億円となりました。 利益については、営業利益は前連結会計年度に比べ67.1%増加し1,186億円、経常利益は70.7%増加し1,223億円、親会社株主に帰属する当期純利益は91.8%増加し1,266億円となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。 (セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。 また、報告セグメントの利益は、連結財務諸表の作成にあたって計上した引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。 なお、セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 ) (当社建設事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し1兆4,774億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ60.7%増加し906億円となりました。 (当社投資開発事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し531億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し167億円となりました。 (道路舗装事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ2.5%増加し1,683億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し105億円となりました。 (その他) 当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び子会社(日本道路㈱を除く)が営んでいる各種事業の売上高は、前連結会計年度に比べ1.5%減少し4,892億円となりましたが、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ22.4%増加し305億円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況については、営業活動により416億円資金が増加しましたが(前連結会計年度は1,590億円の資金増加)、投資活動により68億円資金が減少し(前連結会計年度は78億円の資金増加)、財務活動により1,205億円資金が減少した結果(前連結会計年度は711億円の資金減少)、現金及び現金同等物の当連結会計年度末の残高は、前連結会計年度末に比べ836億円減少し3,544億円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める建設事業及び開発事業では、「生産」を定義することが困難であり、また、子会社が営んでいる事業には、「受注」生産形態をとっていない事業もあるため、当該事業においては生産実績及び受注実績を示すことはできません。 また、当社グループの主な事業である建設事業では、請負形態をとっているので、「販売」という概念には適合しないため、販売実績を示すことはできません。 このため、「生産、受注及び販売の状況」については、記載可能な項目を「① 経営成績の状況」においてセグメントの業績に関連付けて記載しております。 なお、参考のため当社単体の事業の状況は次のとおりであります。 a. 受注(契約)高、売上高、及び次期繰越高期別種類別前期繰越高(百万円)当期受注(契約)高(百万円)計(百万円)当期売上高(百万円)次期繰越高(百万円) 第123期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 建設事業 建築工事1,684,5891,048,3142,732,9041,099,2901,633,614土木工事674,183228,689902,873282,673620,200計2,358,7721,277,0043,635,7771,381,9632,253,814開発事業等66,864127,215194,080119,55674,523合計2,425,6371,404,2203,829,8571,501,5192,328,337 第124期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 建設事業 建築工事1,633,6141,450,5923,084,2061,190,8921,893,314土木工事620,200353,965974,165298,723675,442計2,253,8141,804,5584,058,3721,489,6152,568,757開発事業等74,52393,617168,14199,92868,212合計2,328,3371,898,1764,226,5131,589,5442,636,969 (注) 1 前期以前に受注したもので、契約の更改により請負金額に変更のあるものについては、当期受注(契約) 高にその増減額を含んでおります。 したがって当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2 開発事業等は、投資開発事業、エンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業及び建物ライフサイクル事業等であります。 b. 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別区分特命(%)競争(%)計(%)第123期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)建築工事62.038.0100土木工事14.385.7100第124期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)建築工事47.752.3100土木工事8.891.2100 (注) 百分比は請負金額比であります。 c. 売上高期別区分官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)第123期自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 建設事業 建築工事108,853990,4361,099,290土木工事165,372117,300282,673計274,2261,107,7371,381,963開発事業等772118,784119,556合計274,9981,226,5211,501,519第124期自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 建設事業 建築工事80,7671,110,1241,190,892土木工事183,042115,680298,723計263,8101,225,8051,489,615開発事業等3,77096,15899,928合計267,5801,321,9631,589,544 (注) 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第123期野村不動産㈱BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S キオクシア㈱キオクシア岩手第2製造棟工事 ㈱西武リアルティソリューションズSMFLみらいパートナーズ㈱エミテラス所沢 PT PLN(インドネシア 国有電力会社)アサハン第3水力発電所Lot-Ⅰ (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構相鉄・東急直通線、新横浜駅他 第124期㈱テレビ朝日TOKYO DREAM PARK IT tower TOKYO(同)IT tower TOKYO 中央日本土地建物㈱ミタマチテラス ベトナム高速道路公社ビンカイン橋 長野県令和元年度 春近発電所大規模改修工事 d. 次期繰越高(2026年3月31日現在)区分官公庁(百万円)民間(百万円)合計(百万円)建設事業 建築工事258,2081,635,1061,893,314土木工事411,637263,805675,442計669,8451,898,9112,568,757開発事業等5,30362,90868,212合計675,1491,961,8202,636,969 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 三菱地所㈱大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業(TOKYO TORCH)Torch Tower(B棟)新築工事 日本橋一丁目中地区市街地再開発組合日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業C街区新築工事 豊海地区市街地再開発組合豊海地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 フィリピン共和国政府マニラ地下鉄 CP101工区建設工事 東日本高速道路㈱東京外かく環状道路本線トンネル(南行)大泉南工事 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容① 経営成績の分析 2025年度の日本経済は、堅調な企業収益等を背景とした雇用・所得環境の改善の下、内需を中心に景気の緩やかな回復が継続しましたが、国内における物価上昇の継続や国際情勢の不安定化に伴う景気の下押しリスクが、企業活動と国民生活に広く影響を及ぼしました。 建設業界においては、防災・減災、国土強靭化等をはじめとする公共投資が底堅く推移するとともに、民間設備投資の持ち直しの動きが見られましたが、供給面では、建設資材・エネルギー価格の高止まりや、人手不足に伴う労務費の上昇等による影響がありました。 このような状況の下、当社グループの売上高は、開発事業等売上高が減少したものの、完成工事高が増加したことにより、前連結会計年度に比べ5.8%増加し2兆578億円となりました。 利益については、国内建築工事の工事採算の改善などにより完成工事総利益が増加したことなどから、営業利益は前連結会計年度に比べ67.1%増加し1,186億円、経常利益は前連結会計年度に比べ70.7%増加し1,223億円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益に投資有価証券売却益を計上したことなどから、前連結会計年度に比べ91.8%増加し1,266億円となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。 (セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。 また、報告セグメントの利益は、連結財務諸表の作成にあたって計上した引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。 なお、セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 ) (当社建設事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し1兆4,774億円となり、セグメント利益は、工事採算の改善により前連結会計年度に比べ60.7%増加し906億円となりました。 なお、セグメント情報の当社建設事業における完成工事総利益に、引当金の繰入額及び取崩額を含めるなどの調整を行った当社個別の完成工事総利益は、前連結会計年度に比べ44.3%増加し1,575億円となりました。 (当社投資開発事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し531億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し167億円となりました。 (道路舗装事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ2.5%増加し1,683億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し105億円となりました。 (その他) 当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び子会社(日本道路㈱を除く)が営んでいる各種事業の売上高は、前連結会計年度に比べ1.5%減少し4,892億円となりましたが、セグメント利益は、国内及び海外の建設子会社において、工事採算が改善したことなどから、前連結会計年度に比べ22.4%増加し305億円となりました。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産の部は、受取手形・完成工事未収入金等の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1,301億円増加し2兆6,543億円となりました。 当連結会計年度末の負債の部は、工事損失引当金は減少しましたが、支払手形・工事未払金等や預り金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ529億円増加し1兆6,532億円となりました。 連結有利子負債の残高は5,674億円となり、前連結会計年度末に比べ239億円減少しました。 当連結会計年度末の純資産の部は、自己株式の取得や連結子会社である日本道路株式会社の株式を追加取得したことにより非支配株主持分が減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ772億円増加し1兆11億円となりました。 なお、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.7ポイント上昇し36.8%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況については、営業活動により416億円資金が増加しましたが、投資活動により68億円、財務活動により1,205億円それぞれ資金が減少した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末の残高は、前連結会計年度末に比べ836億円減少し3,544億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加による資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益1,933億円の計上などにより416億円の資金増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、保有株式の売却を行いましたが、賃貸事業をはじめとする事業用固定資産の取得や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得などにより68億円の資金減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、日本道路㈱株式の取得や借入金の返済などにより1,205億円の資金減少となりました。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要の主なものは、建設事業における工事代金の立替金や販売費及び一般管理費などの営業活動に伴う支出、不動産開発事業における賃貸事業用資産の取得などの設備投資に伴う支出であります。 これらの資金需要に対し、自己資金に加え、金融機関からの借入金やノンリコース借入金などの有利子負債を活用することにより、必要資金の調達を行う方針であります。 また、当社グループは、2024年5月に策定した「中期経営計画〈2024‐2026〉」において、持続的成長に向けた投資として、2024年度から3年間で人財、生産性向上・研究開発、不動産開発、グリーンエネルギー開発、新規事業などに3,600億円の投資を計画しており、加えて、M&Aなどの更なる企業価値向上に向けた投資も計画しております。 これらの資金需要に対しては、事業の着実な推進により営業キャッシュフローを増加させるとともに、賃貸不動産等の売却や政策保有株式の縮減を継続し、創出したキャッシュにより、必要資金の調達を行う方針であります。 なお、財務体質の健全性を維持するため「中期経営計画〈2024‐2026〉」では、自己資本比率を35%以上、負債資本倍率(D/Eレシオ)を1.0倍以内、また、中長期的(次期中期経営計画期間中)には、自己資本比率40%以上、負債資本倍率(D/Eレシオ)を0.7倍程度とすることを財務上のKPIとして設定しております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、期末日時点の状況をもとに種々の見積りを行っておりますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なることがあります。 当社グループが連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (工事契約における収益認識)当社グループは、工事契約について、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき、一定の期間にわたり収益を認識しており、履行義務の充足に係る進捗度の見積りは、工事原価総額に対する発生原価の割合に基づき算定しております。 収益の認識にあたり、工事原価総額の変動は、履行義務の充足に係る進捗度の算定に影響を与えるため、期末日における工事原価総額を合理的に見積る必要がありますが、工事は一般に長期にわたることから、建設資材単価や労務単価等が請負契約締結後に想定を超えて大幅に上昇する場合など、工事原価総額の見積りには不確実性を伴うため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損)当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 固定資産の回収可能価額については、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しておりますが、市況の変動などにより前提条件に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2024年5月に策定した「中期経営計画〈2024‐2026〉」の2年目である2025年度の実績は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費は231億円であり、うち当社の研究開発費は221億円であります。 研究開発活動は当社の技術研究所と建築総本部、土木総本部、エンジニアリング事業本部等の技術開発部署で行われており、その内容は主に当社事業に係るものであります。 当社は、建築・土木分野の生産性向上や品質確保のための新工法・新技術の研究開発はもとより、多様化する社会ニーズに対応するための新分野・先端技術分野や、さらに地球環境問題に寄与するための研究開発にも、幅広く積極的に取り組んでおります。 技術研究所を中心とした研究開発活動は、基礎・応用研究から商品開発まで多岐にわたっており、異業種企業、公的研究機関、国内外の大学との技術交流、共同開発も積極的に推進しております。 各分野単独の研究開発にとどまらず、革新工法や先端材料であると同時に脱炭素や自然共生社会を実現する研究開発にも取り組んでおります。 また、脱炭素や自然共生に関する成果の一部は2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)に展示する計画です。 当連結会計年度における研究開発活動の主な成果は次のとおりであります。 (1)革新的工法と先端材料に関する技術開発建築・土木分野における新たな価値創造と課題解決を目指し、革新的な工法や、環境性能・機能性を高めた先端材料の開発・適用を進めております。 ①Torch Towerの巨大な斜め鉄骨柱の施工具現化に向けた技術を開発し、高品質で高精度な建方を実現 高さ約385mの超々高層ビル「Torch Tower」。 巨大な斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成される難易度の高い構造に対し、施工具現化に向けた技術開発を行ってきました。 精緻な事前検討と独自の建方技術により、高い品質と精度を確保した鉄骨柱の建方を実現しました。 今後も精緻な施工により確実な品質確保に努めるとともに施工の一層の効率化を図ります。 ②工期短縮と環境負荷低減を実現する建て替え工法「Re-GENUS BASE」の実用化 超高層ビルの建て替え工期を大幅に短縮し、環境負荷を低減する新地下工法「Re-GENUS BASE(リジェナス・ベース)」を開発・実用化しました。 この工法は、既存の地下構造体を新築工事の仮設として最大限活用することで、従来必要だった大掛かりな杭基礎工事を不要にします。 本工法を採用した現場では、地下工事の工期を13ヶ月短縮し、CO₂排出量を9,000t削減しました。 また、既存建物の外壁や底盤を残すため、周辺の重要インフラへの影響も低減されます。 今後は「Re-GENUS BASE」を積極的に提案し、超高層ビルの建て替え工事の受注優位性を高める方針です。 ③環境配慮型コンクリート「SUSMICS-C」を構造材として初適用した東京木工場が竣工 CO₂固定効果を持つバイオ炭を活用した環境配慮型施工技術「SUSMICS」シリーズの開発・展開を進めております。 これまで非構造部材に限定されていた「SUSMICS-C」を、品質規格値と適用条件を定めた建築構造材向けの新技術「SUSMICS-Cs」として建設材料技術性能証明を取得しました。 2026年2月に竣工した当社東京木工場の門塀へ初適用しており、今後は建築構造材としての採用を積極的に提案し、普及に向けた研究開発を加速させる方針です。 その他、革新的工法と先端材料に関する技術開発の成果は以下のとおりです。 ④セメント系固化材、溶融スラグ、バイオ炭を土に混合し、施工時のCO₂排出量を実質ゼロにする脱炭素型地盤改良工法「SUSMICS-G」を開発・初適用し、本工法を採用した現場では43tのCO₂排出削減を実現 (2)建設プロセスのDX・スマート化に関する技術開発建設現場における生産性、安全性、品質の向上、及び省人化を実現するため、デジタル技術とロボティクスを積極的に導入し、建設プロセス全体のDXを推進する研究開発に取り組んでおります。 ①鉄筋入り大型曲面部材の施工に対応した材料噴射型3Dコンクリートプリンティングシステム(以下、3DCPという。 )を開発 噴射シミュレータによる事前検証で最適な条件を導出し、高精度な自動造形を実現する材料噴射型3DCPを開発しました。 従来の材料噴射型3DCPは造形精度が課題でしたが、開発システムでは高精度に自動造形することができ、造形範囲は奥行6m・幅4m・高さ3mに及びます。 実証試験では、ねじれ形状の曲面壁(高さ2.5m)を4時間で造形することに成功しました。 今後は、建設3Dプリンティング技術のさらなる高度化に取り組み、コンクリート施工の完全自動化を目指す方針です。 ②山岳トンネル工事現場でのオートメーション化(自動化機器・遠隔監視・予測システム等)の導入・拡大を推進 山岳トンネル工事のオートメーション化を実現する次世代型トンネル構築システム「シミズ・スマート・トンネル」の要素技術開発を完了し、国内現場への適用を開始しました。 本システムは、ロボットによる施工自動化、AI・レーダーを用いた客観的な安全管理、設計から施工までのデータ一元管理(DX)を統合したものです。 また、DXにより、リスク評価やCO₂排出量の即時算出も可能になります。 今後は各現場へ順次導入し、担い手不足の解消と生産性・安全性の向上を推進します。 ③自律施工型ブルドーザー「Smart Dozer」を開発・実証施工し2,400m²を整地 生産性向上や作業員の業務負荷の軽減を目指し、建設機械による省人化施工に取り組んでおります。 高度な環境認識センサーとAIを搭載した「自動化レベル3」の技術を備えた自律施工型ブルドーザー「Smart Dozer」を開発しました。 実証施工では、土砂山の検知から敷均しまでを自律的に行い、高い施工精度を達成しました。 今後は、他の建設機械との協調作業を実現し、土工事全体の自律施工化を目指す方針です。 その他、建設プロセスのDX・スマート化に関する技術開発の主な成果は以下のとおりです。 ④7軸ロボットアームを採用し、作業範囲を倍増させた改良版溶接ロボット「Robo-Welder」を開発・実用化し、溶接技能者と同等の品質を確保しつつ、技能者1人あたりの生産性を最大1.75倍に向上⑤自動走行や位置補正機能を備え、タッチパネルで一連の作業を半自動化できる耐火被覆吹付ロボット「Robo-SprayII」を開発し、手作業と比較して約3倍の生産性を実現⑥球体ドローンを用いた地下ピットの遠隔検査手法を確立し、作業時間を90%以上削減するとともに作業員の安全確保と検査記録作成の効率化を実現⑦DXで土木設計・施工計画を自動化・最適化する土木設計プラットフォーム「Shimz DDD」を構築し、大幅な省人化効果を発揮⑧山岳トンネル工事の「地山予報システム」に地山の変形予測機能を実装し施工データの収集から解析レポート作成までを自動化することで、施工管理の合理化と安全性の向上を実現⑨自動施工技術基盤(OPERA:Open Platform for Earthwork with Robotics and Autonomy)を活用し、油圧ショベルによる土砂の掘削からダンプへの積載までの一連作業を自動化することに成功しており、異なるメーカーの建設機械を統合制御する自動施工システムの構築が容易になることから、建設現場への実装加速が期待される⑩BIM/CIMを活用して施工検討から実施工までデータを一元管理するシームレスなフローを構築し、舗装切削工事におけるマシンコントロール施工の自動化や準備工程の効率化によりコストを約25%削減⑪超高層ビル建設現場における通信障害や混信を解消し、クリアな同時通話を実現するプライベートLTEを活用したクレーン用デジタル合図無線「スマホ無線機『スカイクリア』」を開発⑫小物物品の検収作業を自動化・効率化する計測装置「クランプカウンター」を自社で開発し、検収時間短縮や作業負荷低減を実現 (3)脱炭素・資源循環・自然共生社会の実現に資する技術開発脱炭素、資源循環、自然共生により持続可能な社会を実現するため、多方面にわたる研究開発を行っております。 ①都市の木質高層建築「第一生命京橋キノテラス」が竣工。 木質耐火構造部材「スリム耐火ウッド」の施工性も向上 脱炭素社会の実現と森林資源の循環を目指し、一般的な同規模の鉄骨造ビルと比較してCO₂排出量を約37.5%削減した木造ハイブリッド構造の「第一生命京橋キノテラス」が竣工しました。 また、木質耐火構造部材「スリム耐火ウッド」は新工法の開発で製作時間の半減とコスト約20%減を実現し、案件適用が始まっております。 今後も、スリム耐火ウッドをはじめとする木材と他素材の木造ハイブリッド技術「シミズハイウッド」の研究開発を進め、中大規模建築への木質構造の導入を拡大していきます。 ②既設コンクリートへのCO₂固定化技術「DACコート」を実建物に初適用し社会実装を加速 含浸剤をコンクリート表層に塗布して空気中のCO₂を固定化する技術「DAC(Direct Air Capture)コート」を開発し、CO₂排出削減に取り組んでおります。 新築構造物に限られていた従来のCO₂削減技術と異なり、既設構造物をCO₂吸収体として活用できることが特徴で、コンクリートの長寿命化にも貢献します。 現在、実建物での初の試験施工を実施し、CO₂固定量の経時変化をモニタリングしております。 今後はカーボンクレジット化など社会実装に向けた取組みを加速させ、脱炭素社会の実現を目指します。 その他、脱炭素・資源循環・自然共生社会の実現に資する技術開発の主な成果は以下のとおりです。 ③設計時にZEB提案を担う自社開発のAI「ZEB SEEKER」にコスト検討機能を搭載し、省エネ性能と建設コストを両立させた最適なZEB化計画を提案する「脱炭素コンサルティング事業」を開始④発電所で使用済みとなった太陽光パネルをリユースし、当社の建設現場におけるモニター電源や照明・防犯用目隠しとして活用することで廃棄物削減と環境負荷低減⑤建設現場から排出される廃プラスチックを雨水貯留槽の部材として再利用するマテリアルリサイクルスキームを構築し、回収した廃プラスチックを自社物流施設の建設現場で循環利用する取組みを開始⑥建設現場で発生する廃プラスチックを高度分別し再生材として有価売却するマテリアルリサイクルスキームに加え、本再生材を同じ現場のOAフロア部材として再生利用する「Site to Site」型のスキームや別の現場の雨水貯留槽の本体構造物として再生利用するスキームを構築し、資源循環を推進⑦夜間工事照明が周辺生態系に与える影響を定量評価するシステムを改良し、照明の色温度や気温条件を反映したシミュレーション機能を実装することで、環境保全とコストのバランスを考慮した最適な照明計画の立案を可能にした (4)AI・デジタルサービスを活用した技術開発デジタルゼネコンとして、AIや機械学習、デジタルツインなどの先端デジタル技術を積極的に活用し、建設事業における新たなサービス創出と業務効率化に貢献する研究開発を進めております。 ①山間部のトンネル掘削現場の安全性と生産性に寄与する「au Starlink Station」とドローンポートを活用した山岳トンネルの遠隔巡回実証に成功 衛星通信「Starlink」とドローンポートを組み合わせ、山岳トンネル坑内でのドローン遠隔巡回実証に成功しました。 この取組みにより、従来は作業員が危険な現場へ立ち入って行っていた坑内監視を無人化・遠隔化できるようになり、安全性と生産性が向上しました。 今後はこの運用体制を全国の掘削現場へ本格展開し、建設業界の担い手不足解消や安全確保、施工管理の高度化を目指します。 ②都市開発がもたらす街の人流変化をシミュレーションし計画の初期段階からまちづくりの効果を検証 都市開発が人流に与える影響をエリア単位で評価するシステム「エリアABS(Area Activity Based Simulation)」を開発しました。 このシステムは、アクティビティ型交通行動モデルをベースに、歩行者用道路やビッグデータを活用したきめ細かなパラメータ設定を行うことで、開発計画の初期段階から来訪者数や滞在時間などの回遊行動を可視化できます。 今後は、まちづくり計画支援サービス「マチミル」の新メニューとして活用し、より利便性の高いまちづくりと早期の合意形成を支援していく予定です。 その他、AI・デジタルサービスを活用した技術開発の主な成果は以下のとおりです。 ③大規模施設の人流を設計初期から属性別に予測・可視化するツール「Shimz DDE Pedex+」を実用化、初適用しており、今後は避難シミュレーション機能を追加する方針④工事現場や部署で発生する余剰品を社内で再利用し、廃棄物削減とコスト低減を図るための社内専用Webアプリ「ReuseLink」を開発し、順次全社運用を開始⑤盛土工事のプロセスデータを3次元モデルと紐づけて自動蓄積・管理するシステム「Shimz Smart Earthwork Logs(SSEL:エスセル)」を開発・実用化し、盛土規制法改定に伴うトレーサビリティ管理の効率化と品質確保を実現⑥独自のRTK-GNSS測位アルゴリズムにより上空視界が制限された環境下でも地盤やインフラ構造物の微小な変位をミリ単位で高精度に検出できる観測システム「GeoLoc(ジオロック)」を開発し、レンタル事業を開始⑦平常時は製造・物流・建設などの現場で活用し、非常時には被災者検知や救援物資配布などの災害対応に転用できる「フェーズフリーロボット」の研究開発を開始⑧機械学習を活用し、都市開発エリアの滞在人口を平日・休日や時間帯・来訪者属性別に高精度に予測できるシミュレーションモデルを開発⑨6GモバイルネットワークにおいてAIを活用しユーザーのニーズに応じた柔軟で信頼性の高い通信を実現する「AIネイティブな無線ネットワーク」の日EU国際共同研究プロジェクトを開始⑩視覚障がい者向けナビゲーションロボット「AIスーツケース」を2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で実証実験 (5)歴史的建造物の保存・活用技術貴重な歴史的建造物や重要文化財を未来へ継承するため、保存、修復、そして新たな活用方法に関する研究開発に取り組んでおります。 ①軍艦島に56年ぶりの新施設となる研究拠点「72号棟」を建設し運用開始 長崎市の端島(軍艦島)に56年ぶりとなる新施設「72号棟」を建設し、運用を開始しました。 この拠点は研究施設及び観光客の緊急避難所として機能し、現地ガレキの再利用や一般流通木材の活用など、アクセス困難な環境下での施設整備技術を実証しております。 また、舗装型太陽光発電、衛星通信「Starlink」、循環型トイレシステムを導入し、インフラが制限された環境下での運用性や衛生環境の改善を検証しております。 今後は、この拠点を活用して調査研究を高度化させ、世界遺産である端島炭坑の保存・整備及び公開活用を推進していく方針です。 (6)研究開発成果に対する学協会等からの表彰実績日本建築学会、土木学会、日本コンクリート工学会、空気調和・衛生工学会ほかさまざまな学協会や業界団体、自治体から受賞しております。 ①土木学会:環境賞 カーボンネガティブを実現するバイオ炭コンクリート「SUSMICS-C」と千葉県谷津における湿地グリーンインフラの創出が、土木学会環境賞を受賞しました。 同賞は環境の保全や持続可能な社会の形成への貢献を評価するもので、前者は技術開発が、後者はプロジェクト運用が高く評価されました。 ②日本建設業連合会:BCS賞 当社が開発した技術を活用した「温故創新の森 NOVARE」と「東急歌舞伎町タワー」が、日本建設業連合会の第66回BCS賞を受賞しました。 「温故創新の森 NOVARE」には、AIの画像認識技術やIoT制御の消火装置を活用した防災システム「慈雨」を導入しており、「東急歌舞伎町タワー」には、建物基礎に伝わる縦ノリの振動を低減する防振床システム「ダイナミック・ライブ・フロア」が採用されております。 ③東京都:Tokyo-NbSアクションアワード最優秀賞 技術研究所の「再生の杜ビオトープ」が、第2回Tokyo-NbSアクションアワードで最優秀賞を受賞しました。 同賞は自然の力を活用して社会課題を解決するNbS(Nature-based Solutions)の優れた取組みを東京都が表彰するもので、19年にわたる都市での生態系回復の実証と、地域と連携した環境教育などの共創活動が評価されました。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当社グループの当連結会計年度の設備投資額は979億円であり、うち当社の設備投資額は710億円であります。 なお、当社グループでは資産を事業セグメントに配分していないため、セグメント別の記載を省略しております。 当連結会計年度の設備投資の主なものは、当社及び開発事業を営む子会社における賃貸事業用固定資産の取得、当社における自社利用目的の固定資産の取得、㈱エスシー・マシーナリにおけるレンタル事業用の建設機械の取得、日本道路㈱における事務所・製造拠点の拡充更新であります。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社(2026年3月31日現在) 事業所名(所在地)帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物・構築物機械、運搬具及び工具器具備品土地合計面積(㎡)金額本社(東京都中央区)15,6592,236(244)250,23865,80583,700829技術研究所(東京都江東区)3,3731,748(-)20,9764,2149,336260NOVARE(東京都江東区)25,322386(-)32,23320,18145,89052建築総本部(東京都中央区)4,8161,539(1,650)10,2571,9318,2871,350名古屋支店(名古屋市中区)2,445297(713)100,0564,0726,815768関西支店(大阪市中央区)48777(-)19,7351,7732,339802九州支店(福岡市中央区)678161(-)35,1264,0674,907505投資開発本部(東京都中央区)118,389728(83,259)262,960118,518237,637106エンジニアリング事業本部(東京都中央区)732,544(-)--32,552278グリーンエネルギー事業本部(東京都中央区)3614,758(391,294)1,055,6671,59716,39166 (2) 国内子会社(2026年3月31日現在) 会社名事業所名(所在地)帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物・構築物機械、運搬具及び工具器具備品土地合計面積(㎡)金額日本道路㈱本社他(東京都港区他)10,8613,975(495,166)666,23617,89732,7341,995日本ファブテック㈱取手工場他(茨城県取手市他)3,1901,975(41,096)404,3765,38810,554622㈱ミルックス本店他(東京都中央区他)2,031442(-)217,2988,64511,119440 (3) 在外子会社 記載すべき主要な設備はありません。 (注) 1 帳簿価額に建設仮勘定は含めておりません。 2 提出会社は、資産を事業セグメントに配分していないため、主要な事業所ごとに一括して記載しております。 3 土地の面積の( )内は、賃借中のものを外書きで記載しております。 4 当社グループの設備の内容は、主として研究所、事務所ビル、工場及び工事用船舶等であります。 5 土地、建物のうち賃貸中の主なもの名称土地(㎡)建物(㎡)投資開発本部143,627707,2636 従業員数は、期末の契約社員数を含む合計人数を記載しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの当連結会計年度後1年間の設備投資計画額は630億円であり、うち当社の設備投資計画額は360億円であります。 設備投資計画の主なものは、当社及び開発事業を営む子会社における賃貸事業用固定資産の取得、当社のグリーンエネルギー開発事業における再生可能エネルギー事業用固定資産の取得、日本道路㈱における事務所・製造拠点の拡充更新、㈱エスシー・マシーナリにおけるレンタル事業用の建設機械の取得であります。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 23,100,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 97,900,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 44 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 16 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 10,431,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、取引先との信頼関係の維持・強化及び事業機会の創出・協業関係の構築を目的として保有する株式を、「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」として区分し、専ら株式の価値の変動又は配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を、「保有目的が純投資目的である投資株式」として区分しておりますが、当社は純投資目的である投資株式を保有しておりません。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、営業政策上の必要性がある場合、主に「取引先との信頼関係の維持・強化」の目的で、政策保有株式として取引先の株式を保有しております。 主要な政策保有株式については、取締役会が保有によって得られる当社の利益と取得額、株価変動リスク等を総合的に勘案して取得の可否を判断しております。 また、保有株式については、毎年、個別銘柄毎に、保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、取締役会にて保有の必要性を検証しており、検証の結果、保有意義が希薄化した株式については、取引先との信頼関係を確認しながら、売却を進めております。 なお、保有意義および経済合理性が認められる場合でも、政策保有株式の縮減目標達成のため、取引先との信頼関係や市場環境を考慮しつつ、売却のための交渉を進めております。 当社は、2024年11月12日開催の取締役会において設定した政策保有株式の縮減目標(2026年3月末までに連結純資産の20%以下、2027年3月末までに10%以下)の達成に向け、取引先と交渉を重ねてまいりました。 株価の上昇もあり、2026年3月末時点では、政策保有株式残高の連結純資産に対する比率は24.4%と、前期末に比べ微減に留まりましたが、取引先と売却について合意できた銘柄を残高から除いた場合の比率は9.1%となっております。 2025年度に売却した上場株式の銘柄数は39銘柄(一部売却を含む)、売却額は1,091億円で、その結果、2018年度から2025年度までに売却した上場株式の銘柄数は120銘柄(一部売却を含む)、売却額は3,178億円となりました。 また、上場株式の銘柄数は、2018年3月末時点の187銘柄から、2026年3月末時点では93銘柄へと減少しております。 なお、中東情勢をはじめ、当社を取り巻く経営環境は不透明さを増していることから、一部銘柄の売却については、取引先と協議のうえ、2027年度及び2028年度にかけて行うこととしております。 政策保有株式に係る議決権行使については、前述の「政策保有株式に関する方針」を踏まえ、議案の内容を検討し、当社及び取引先の企業価値向上に資するか否かの観点から賛否を総合的に判断し、適切に議決権を行使しております。 また、当社は、当社株式を政策保有株式として保有している会社から売却の申出があった場合、当該会社との取引を縮減することを示唆するなどにより、売却を妨げる行為は行いません。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式1438,069非上場株式以外の株式93235,757 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式(注)41,599新規事業への参画を目的とした取得などによります。 非上場株式以外の株式22取引先との関係強化を目的とした取得によります。 (注)上記のほか、経営統合に伴う共同株式移転により増加した銘柄が1銘柄存在します。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式(注)3120非上場株式以外の株式39109,123(注)上記のほか、経営統合に伴う共同株式移転により減少した銘柄が2銘柄存在します。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 主な特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)三菱地所㈱11,457,58014,731,080建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 有49,50835,825住友不動産㈱(注3)8,600,0006,500,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無37,77136,354㈱三越伊勢丹ホールディングス6,200,0006,200,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 無(注2)17,69113,264㈱オリエンタルランド4,500,0004,500,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無12,15013,252セイコーグループ㈱744,200744,200同上無8,1413,077㈱Synspective6,944,4006,944,400宇宙開発事業におけるパートナーであり、同社との協業を目的として保有しております。 無7,4445,312シチズン時計㈱4,128,0004,128,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無6,8733,682㈱八十二長野銀行3,441,4007,096,000建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無6,6317,493㈱いよぎんホールディングス2,172,0002,172,000建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 無(注2)6,1473,818㈱帝国ホテル3,500,0003,500,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無5,4633,129東海旅客鉄道㈱1,240,5002,481,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無5,0667,080㈱山口フィナンシャルグループ2,033,0002,033,000建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 無(注2)4,8923,571 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱歌舞伎座1,047,2501,047,250建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有4,6964,712松竹㈱369,000369,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無4,3544,542澁澤倉庫㈱(注4)2,999,200749,800建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有3,9552,429電源開発㈱874,800972,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 有3,7882,461日本空港ビルデング㈱700,000700,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無3,6092,878㈱西武ホールディングス707,1001,414,100建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無3,0904,669京成電鉄㈱2,516,2002,515,900建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 なお、持株会から株式を引き出したため、株式数が増加しております。 無2,9563,390㈱百五銀行1,965,0003,930,000建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 有2,9552,888日機装㈱1,000,0001,000,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無2,4831,275京浜急行電鉄㈱1,504,3001,504,300同上無2,2942,276古河電気工業㈱75,000(注7)同上無2,158(注7)栗田工業㈱283,300283,300同上無2,0761,300セイコーエプソン㈱900,000900,000同上無1,7262,147 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱住友倉庫413,000413,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有1,6661,141マックス㈱253,000253,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無1,6241,073㈱みずほフィナンシャルグループ264,518264,518建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 無1,6101,071㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ513,000513,000同上無1,3331,031㈱ヤマタネ(注5)600,000300,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有1,2951,179㈱日清製粉グループ本社605,000605,000同上有1,2671,046三菱鉛筆㈱528,000528,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無1,2191,338九州旅客鉄道㈱277,100277,100同上無1,0421,011㈱アストロスケールホールディングス1,092,3001,092,300宇宙開発事業におけるパートナーであり、同社との関係維持・強化、長期的な協業確立を目指して保有しております。 無954779セーレン㈱300,000300,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有925735日清紡ホールディングス㈱637,000637,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無916579近鉄グループホールディングス㈱259,600259,600同上無835828高砂香料工業㈱(注4)700,000140,000同上無829890シンフォニアテクノロジー㈱74,60074,600同上無773446 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)SOMPOホールディングス㈱123,000123,000建設事業等における取引先、かつ、取引金融機関であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 無739556中部電力㈱267,200267,200建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無689433共同印刷㈱(注6)423,600105,900建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有672436ローム㈱200,000(注7)建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無610(注7)京阪ホールディングス㈱187,800187,800同上無606611日本発条㈱241,000241,000同上無584387京王電鉄㈱141,000281,400建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無5431,071東映㈱75,00075,000建設事業等における取引先であり、同社との関係強化・中長期的な協力関係の維持を目的として保有しております。 有442379カシオ計算機㈱300,000(注7)建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無420(注7)大王製紙㈱402,000(注7)同上無411(注7)稲畑産業㈱100,000(注7)同上無395(注7)パナソニックホールディングス㈱150,000(注7)同上無387(注7)㈱ispace873,960873,960宇宙開発事業におけるパートナーであり、同社との関係維持・強化、長期的な協業確立を目指して保有しております。 無380659 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱ADEKA102,000204,000建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しておりますが、当事業年度中に一部売却を行いました。 無368548北陸電力㈱330,300(注7)建設事業等における取引先であり、同社との関係維持・強化を目的として保有しております。 無352(注7)TOWA㈱150,900(注7)同上無334(注7)日本電子㈱50,000(注7)同上無285(注7)キヤノンマーケティングジャパン㈱40,000(注7)同上無276(注7)㈱ホテル、ニューグランド47,000(注7)同上無265(注7)日本化薬㈱139,500(注7)同上無244(注7)㈱ユーグレナ562,500(注7)同上無225(注7)㈱アドバンテスト-2,040,000-無-13,202三井不動産㈱-7,291,500-無-9,701第一生命ホールディングス㈱-2,110,900-無-9,566㈱IHI-300,000-無-3,096㈱千葉銀行-1,747,000-無-2,444㈱しずおかフィナンシャルグループ-821,000-無-1,332 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)西日本鉄道㈱-405,900-無-872日本たばこ産業㈱-200,000-無-822㈱日本触媒-400,000-無-696東急㈱-381,200-無-642㈱クボタ-300,000-無-549㈱神戸製鋼所-299,500-無-518久光製薬㈱-127,000-無-513(注)1 定量的な保有効果等取引先ごとの取引詳細に係る内容については個別性が強いため記載できませんが、当社取締役会にて、株式保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に検証しております。 2 保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、当該企業の子会社が当社の株式を保有しております。 3 住友不動産㈱は、2026年1月1日を効力発生日とする株式分割を行ったことから、保有株式数が増加しております。 4 澁澤倉庫㈱及び高砂香料工業㈱は、2025年10月1日を効力発生日とする株式分割を行ったことから、保有株式数が増加しております。 5 ㈱ヤマタネは、2025年6月1日を効力発生日とする株式分割を行ったことから、保有株式数が増加しております。 6 共同印刷㈱は、2025年4月1日を効力発生日とする株式分割を行ったことから、保有株式数が増加しております。 7 当該銘柄の貸借対照表計上額が当社の資本金額の100分の1以下であり、かつ、貸借対照表計上額の大きい順の60銘柄に含まれないため、記載しておりません。 みなし保有株式 該当事項はありません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 ④保有目的を変更した投資株式 該当事項はありません。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 39 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 143 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 8,069,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 93 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 235,757,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,599,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 109,123,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 330,300 |