財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-18
英訳名、表紙The Bank of Iwate, Ltd.
代表者の役職氏名、表紙取締役頭取  岩 山  徹
本店の所在の場所、表紙岩手県盛岡市中央通一丁目2番3号
電話番号、本店の所在の場所、表紙盛岡(019)623局1111番
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
1932年5月2日昭和初期の金融恐慌により破綻を来した県内金融の途を再建すべく、岩手県当局主導の下に岩手殖産銀行として設立(資本金210万円、本店 岩手県盛岡市)1941年8月16日陸中銀行を吸収合併1943年8月2日岩手貯蓄銀行を吸収合併1960年1月1日岩手銀行と行名改称1962年9月3日外国為替業務取扱認可1972年4月1日イワギンコンピュータサービス株式会社(現社名・いわぎんリース株式会社)を設立(連結子会社)1973年4月2日東京証券取引所市場第2部へ上場1974年2月1日東京証券取引所市場第1部に指定1977年5月23日全店総合オンラインシステム完成1979年9月4日いわぎんビジネスサービス株式会社を設立1980年7月7日第2次オンラインシステム完成1983年4月1日長期国債窓口販売を開始1983年11月28日本店を盛岡市中央通一丁目に新築移転1985年6月1日公共債ディーリング業務開始1985年10月22日海外コルレス業務取扱開始1986年6月1日公共債フルディーリング業務開始1987年2月12日地域CDオンライン業務提携開始1988年6月9日担保附社債信託業務の営業免許取得1989年1月31日コルレス包括承認銀行の資格取得1989年8月1日株式会社いわぎんディーシーカード及び株式会社いわぎんクレジットサービスを設立(連結子会社)1992年5月6日第3次オンラインシステムスタート1993年10月1日釜石信用金庫の営業譲り受け1993年12月3日香港駐在員事務所開設1998年12月1日証券投資信託窓口販売業務取扱開始1999年6月1日信託代理店業務取扱開始1999年7月30日香港駐在員事務所廃止2001年4月1日2002年10月1日2004年12月1日2005年1月4日2015年4月1日2020年4月1日 2021年7月19日2022年4月4日2023年7月3日2026年4月6日損害保険窓口販売業務取扱開始生命保険窓口販売業務取扱開始証券仲介業務取扱開始勘定系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行いわぎん事業創造キャピタル株式会社を設立(連結子会社)いわぎんコンサルティング株式会社(現社名・いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社)及びmanordaいわて株式会社を設立(連結子会社)いわぎんビジネスサービス株式会社を清算東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行いわぎん未来投資株式会社を設立(連結子会社)大和証券株式会社との包括的業務提携契約に基づく業務開始(2026年3月31日現在 店舗数 110カ店 うち出張所2カ店)
事業の内容 3 【事業の内容】
当行及び当行の関係会社は、当行、連結子会社7社、持分法非適用の非連結子会社6社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務、クレジットカード業務、信用保証業務などの金融サービスに係る事業を行っております。
当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。
以下に示す区分は、セグメントの区分と同一であります。
〔銀行業〕当行の本支店及び出張所110カ店においては、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、信託業務、社債受託及び登録業務、その他附帯業務等を行い、グループの中心的業務と位置づけております。
〔リース業〕連結子会社1社において、リース業務等を行っております。
〔クレジットカード業・信用保証業〕連結子会社2社において、クレジットカード業務、信用保証業務等を行っております。
〔その他〕連結子会社1社において、コンサルティング業務等を行っております。
連結子会社1社において、地域商社業務等を行っております。
連結子会社2社において、投資業務等を行っております。
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

(注) 持分法非適用の非連結子会社6社は、上記事業系統図に含めておりません。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)当行との関係内容役員の兼任等(人)資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携(連結子会社) いわぎんリース株式会社盛岡市30リース業100.0(1)2―預金取引金銭貸借リース取引提出会社より建物の一部を賃借―株式会社いわぎんディーシーカード盛岡市20クレジットカード業信用保証業100.0(1)2―預金取引金銭貸借保証受託提出会社より建物の一部を賃借―株式会社いわぎんクレジットサービス盛岡市20クレジットカード業信用保証業100.0(1)2―預金取引金銭貸借保証受託提出会社より建物の一部を賃借―いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社盛岡市100その他100.0
(2)3―預金取引業務委託提出会社より建物の一部を賃借―manordaいわて株式会社盛岡市70その他100.0(1)4―預金取引業務委託提出会社より建物の一部を賃借―いわぎん未来投資株式会社盛岡市50その他100.0
(2)4―預金取引提出会社より建物の一部を賃借―いわぎん事業創造キャピタル株式会社盛岡市50その他100.0(1)1―預金取引提出会社より建物の一部を賃借―
(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2 「当行との関係内容」の「役員の兼任等」欄の( )内は、当行の役員(内書き)であります。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
① 連結会社における従業員数2026年3月31日現在セグメントの名称銀行業リース業クレジットカード業・信用保証業その他合計 従業員数(人)1,264〔433〕19〔2〕33〔3〕49〔1〕1,365〔439〕
(注) 1 従業員数は、嘱託及び臨時従業員605人を含んでおりません。
2 従業員数は、執行役員8人を含んでおりません。
3 臨時従業員数は、〔 〕内に年間の平均人員を外書きで記載しております。
② 当行の従業員数2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,26440.518.17,1082.5〔433〕
(注) 1 従業員数は、嘱託及び臨時従業員584人を含んでおりません。
2 従業員数は、執行役員8人を含んでおりません。
3 当行の従業員はすべて銀行業のセグメントに属しております。
4 臨時従業員数は、〔 〕内に年間の平均人員を外書きで記載しております。
5 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
6 当行の従業員組合は、岩手銀行労働組合と称し、組合員数は842人であります。
労使間においては特記すべき事項はありません。
③ 当行の管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1、注3)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2、注4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1、注5)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者12.4100.046.562.261.5
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号、以下「女性活躍推進法」という)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号、以下「育児・介護休業法」という)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号、以下「育児・介護休業法施行規則」という)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3 連結子会社の当事業年度における管理職に占める女性労働者の割合について、連結子会社が「女性活躍推進法」の規定による公表を行わないことから記載を省略しております。
4 連結子会社の当事業年度における男性労働者の育児休業取得率について、連結子会社が「女性活躍推進法」の規定による労働者の男女別の育児休業取得率の公表を行わないこと、「育児・介護休業法」の規定による労働者の育児休業の取得の状況の公表を行わないことから記載を省略しております。
5 連結子会社の当事業年度における労働者の男女の賃金の差異について、連結子会社が「女性活躍推進法」の規定による公表を行わないことから記載を省略しております。
a 管理職に占める女性労働者の割合管理職数(人)うち女性(人)女性割合(%)2983712.4
(注) 1 管理職数は、女性活躍推進法における「管理職」の定義に従い、次長級以上のうち、マネジメント職群にあたる行員を記載しております。
2 管理職数は、2026年3月31日現在の在籍者とし休職者は含めておりません。
b 役席者に占める女性労働者の割合役席者数(人)うち女性(人)女性割合(%)65812218.5
(注) 1 役席者数は、役職を有する行員を記載しております。
2 役席者数は、2026年3月31日現在の在籍者とし休職者は含めておりません。
c 男性労働者の育児休業取得率配偶者が出産した男性労働者数(人)育児休業等を取得した男性労働者数(人)育児休業取得率(%)2424100.0
(注) 1 育児休業等を取得した男性労働者数には、産後パートナー休暇(子の出生後8週間以内における28日間を限度とした有給の休暇制度)取得者を含めております。
d 労働者の男女の賃金の差異 男性平均賃金(円)女性平均賃金(円)差異(%)正規雇用労働者8,376,0385,212,68162.2パート・有期労働者2,394,6771,473,13161.5全労働者7,725,0413,588,82746.5
(注) 1 正規雇用労働者は、行員、無期の嘱託(フルタイム労働者)としております。
2 パート・有期労働者は、有期の嘱託(フルタイム労働者)、パートタイマー(無期・有期)としております。
3 平均賃金は、退職金及び通勤手当を含めておりません。
4 正規雇用労働者の男女別賃金差異が生じている要因・平均賃金の高い役職者割合の差異が要因となっており、具体的には当年度の支給対象延べ人数における支店長及び役職者クラスの割合は、男性69.5%((3,078人+3,938人)/10,095人)に対して女性23.9%((174人+1,289人)/6,112人)となっております。
・一般クラス(世帯形成層)の差異が8割程度となっておりますが、その要因は当該クラスにおける「エリア選択制度」の利用率が男性16%に対して女性68%である点にあります。
なお、エリア選択制度を利用する場合、利用しない者との賃金格差を15%程度設けております。
※<参考>正規雇用労働者におけるクラス別の月額平均賃金 男性女性差異(%)(②/①)備考 延べ人数(人)①平均賃金(円)延べ人数(人)②平均賃金(円)支店長クラス3,078647,359174609,90294.2 役職者クラス(支店長クラス除き)3,938502,6471,289437,95687.1 一般クラス(世帯形成層)1,932356,0433,119293,37882.4エリア選択制度の女性利用率が高い一般クラス(独身層)1,147273,6541,530252,72492.4 合計10,095492,6946,112322,70365.5 5 パート・有期労働者の男女別賃金差異が生じている要因パート・有期労働者の約54%が女性のパートタイマー(60歳以上のシニアパート除き)となっており、配偶者の扶養の範囲内(月平均9万円程度)で就労していることが要因となっております。
④ 使用人その他従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当行は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。
当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況 (8) 役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。
(1)経営方針① 経営理念当行グループは、経営理念に「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」を掲げ、地域のリーディングカンパニーとして地域社会の発展に持続的に貢献するとともに、役職員一人ひとりが当行グループで働くことに誇りを持てる職場であり続けることを目指しております。
この経営理念のもと、ステークホルダーおよび市場からの信頼をより確かなものとすべく、環境変化の激しい時代においても失敗を恐れず挑戦し、いかなる環境下においても地域を支え続けることのできる強固な経営基盤の確立に取り組んでおります。
② 長期ビジョン当行グループは、2023年4月から2033年3月までの10年間における長期ビジョンとして、「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を掲げております。
この長期ビジョンのもと、当行グループの全機能・リソースを結集し、金融・非金融の両面から地域課題を解決する「エリアプラットフォーマー」として、お客さま・地域の資金調達、成長支援、資産形成支援、官民連携による社会基盤の構築等をワンストップで支えることを目指しております。
(2)前中期経営計画(第21次中期経営計画)の総括長期ビジョンの実現に向けた第1フェーズである前中期経営計画(2023年4月~2026年3月)では、「金融サービス領域の深化」と「新たな事業領域への挑戦」をテーマに、各種施策を展開してまいりました。
当該期間においては、中小企業向け貸出の強化、事業承継・М&A支援、ICTコンサルティング、データ利活用の推進、大和証券株式会社との協業に向けた体制整備などを通じて、ソーシャルソリューションビジネスの高度化を図りました。
また、再生可能エネルギー事業への参入や、CVCファンド・事業承継ファンドの創設などにより、新たな事業領域への展開を進めました。
加えて、有価証券ポートフォリオの再構築、地域統括型店舗運営体制への移行、生成AIの導入等による生産性向上、金融犯罪対策やサイバーセキュリティ対応の強化などに取り組み、経営基盤の強化を図りました。
さらに、新人事制度の導入や人的資本への積極的な投資を行い、多様な人材が働きがいを持ち続ける組織づくりを進めました。
これらの取組による前中期経営計画の主要計数目標の達成状況は以下のとおりです。
2025年度最終年度目標連結当期純利益89億円70億円連結ROE(株主資本ベース)※14.7%4.0%以上連結自己資本比率 ※211.17%10%程度OHR(単体) ※359.0%60%台顧客向けサービス業務利益(単体) ※433.5億円10億円以上 ※1 連結当期純利益÷株主資本平均残高※2 自己資本の額÷リスク・アセット等の額※3 経費(除く臨時処理分)÷コア業務粗利益※4 貸出金平残×預貸金利回り差+役務利益-営業経費(3)経営環境当行グループを取り巻く経営環境は、持続的な金利上昇と預金調達における競争激化が同時に進行しており、近年にない局面にあります。
また、物価上昇やエネルギー価格の高騰、人手不足等を背景とした地域企業の事業運営への影響やAI・デジタル技術の進展などから、かつてない不確実性に直面しております。
加えて、金融犯罪の高度化・巧妙化、マネー・ローンダリング対策の高度化要請、気候変動対応や地域脱炭素化に対する社会的要請の高まりなど、当行グループが対応すべきリスクや要請も一層多様化しております。
一方で、これらの環境変化は、当行グループにとって成長機会でもあります。
金利のある環境への移行は、預貸業務を中心とした収益基盤の再強化につながる機会となります。
また、М&A・事業承継ニーズの拡大、地域企業のDX需要の高まり、家計の安定的な資産形成ニーズの拡大を背景として、当行グループが持つ顧客基盤や店舗網、外部機関との連携やコンサルティング機能等を活用することにより、地域課題の解決と収益力の向上の両立につながる機会が拡大しているものと認識しております。
(4)対処すべき課題① 新中期経営計画の位置づけこのような環境認識のもと、当行グループは、長期ビジョンの実現に向けた第2フェーズとして、2026年4月から2029年3月までを計画期間とする「第22次中期経営計画~地域価値共創プラン・The2nd~」を策定いたしました。
本計画ではインフレ時代に適応した経営へのシフトチェンジを基本に据え、これまでに築いてきた事業ポートフォリオを一層磨き上げる「攻め」の経営と、組織の強靭化を図る「守り」の経営を高い次元で両立させます。
前中期経営計画期間中に実装してきた経営基盤を最大限に活用し、施策の効果を「発現」させ、さらに「増幅」させる段階へ引き上げてまいります。
② 新中期経営計画の基本的な考え方a.「二律両立」のビジネスモデル当行グループは、「地域の課題解決」を事業の起点に据え、これまで培ってきた経営資本を健全な社会基盤の整備と産業基盤の発展に投じ、そうした事業から得た収益を地域へ再投資することで、地域の持続的成長(社会価値・環境価値の向上)に資する循環をつくるとともに、当行グループ自身の競争力・収益力(経済価値)の一層の向上を追求してまいります 。
b.長期財務目標のアップデート長期ビジョンの最終年度(2032年度)における財務目標について、従来の「連結当期純利益100億円」「連結 ROE5%以上」から、「連結当期純利益180億円以上」「連結ROE7.5%以上」にアップデートいたします。
さらに、10年後にあたる2035年度には「連結ROE9%以上」の実現を目指し、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。
③ 基本方針と基本戦略新中期経営計画では、テーマを「地域共創と企業成長の両立」とし、以下の3つの基本方針と5つの基本戦略を掲げております。
■基本方針1 事業ポートフォリオの変革・金利ビジネスを事業ポートフォリオの基軸に置いたリスクアセットの積上げと地域シェアのさらなる拡大・前中期経営計画で参入した事業の収益化と課題解決に資する新事業のビジネスモデル化・将来世代に対する「岩手銀行ブランド」の浸透と世代に応じた最適な金融サービスの提供 ■基本方針2 地域の成長力の引き上げ・地域に新たな価値を創出・提供するエリアプラットフォームの中核的役割の実践・当行グループの人材、ノウハウ、外部ネットワークの活用による地域の「稼ぐ力」と「成長力」の引上げ ■基本方針3 組織の強靭化・全ての行職員が働きがいを持ち続けるエンゲージメントの高い組織づくり・高い生産性と経営資源の合理的配分により、変化に柔軟に対応できる組織づくり・複雑化する事業リスクの低減、安全・安心な金融機能を提供できる経営基盤の確立 □基本戦略1 コアビジネスの深化・法人ビジネス強化・顧客接点強化、営業変革・預金戦略、リテール戦略・有価証券ポートフォリオ再構築・資産形成ビジネス拡大・B/Sマネジメント、ALМ高度化 □基本戦略2 地域共創の推進・地域共創ビジネスの創出・営業店主導による地域共創の取組、組織一体型運営体制の拡充・サステナビリティの推進 □基本戦略3 事業領域の拡大・既参入事業の収益化・課題解決起点での新事業領域ビジネスモデル化・投資事業領域拡大 □基本戦略4 ウェルビーイングの追求・安心して働くことのできる基盤整備・業務プロセス変革・やりがいの向上と組織の活性化・戦略的人員配置 □基本戦略5 頑健な経営基盤の構築・リスク管理態勢高度化・危機対応ガバナンス・サイバーセキュリティ対応、AМL金融犯罪対策・内部監査の高度化 ④ 新中期経営計画の主要財務目標新中期経営計画における主要財務目標は以下のとおりです。
2028年度連結ROE(東証基準)6%以上連結当期純利益130億円以上単体OHR50%台半ばROA(コア業務純益ベース)0.5%以上ROA(連結経常利益ベース)0.4%以上 当行グループは、「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」という経営理念のもとで、長期ビジョンに掲げる「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」として地域経済の発展に向けた取組を一層強化しながら、今後もステークホルダーのみなさまからの期待にお応えできるよう企業価値の向上に取り組んでまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般 ① ガバナンスa.サステナビリティ方針当行グループでは、「地域社会の発展に貢献する」の経営理念のもと、社会や環境に配慮した企業活動の展開により、持続可能な地域社会の実現に取り組んでおります。
2023年4月に掲げた向こう10年の長期ビジョン「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」においては、サステナビリティ方針に則り、地域資源の強みとさらなる可能性を引き出し、新たな価値を生み出していくことで、サステナブルな地域社会の実現を目指しております。
当行グループは、長期ビジョンの達成に向け、引き続き地域のリーディングカンパニーとして内外のサステナビリティを巡る諸課題に積極的かつ組織的に取り組むとともに、「ESG(環境・社会・企業統治)経営」と「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)経営」の実践を通じた企業価値の向上に取り組んでまいります。
サステナビリティ方針岩手銀行グループ(以下、当行グループという)は、持続的な地域社会の実現に向けて、地域、お客さま、株主・投資家のみなさま、当行グループ職員をはじめとするすべてのステークホルダーの権利や立場を尊重しながら、事業活動を通じてみなさまとともに環境、社会、経済のそれぞれの共通価値を創造してまいります。
1.地域やお取引先における多様な課題の解決に資する事業活動を通じて、「地域経済の発展」と「当行グループの企業価値の向上」の好循環を創出します。
2.お客さまや地域のニーズに合った良質な金融機能の開発、提供に努め、当行グループの使命である地域経済の活性化や豊かな暮らしの実現を目指します。
3.豊かな自然環境を有する岩手県を主たる営業地盤とする企業グループとして環境に配慮した経営を実践し、経済成長と環境保全の両立を目指します。
4.経営の透明性の向上や監督機能の強化など、より高い水準のコーポレート・ガバナンス体制の確立を目指し、すべての職員が高い倫理観をもって職務を遂行します。
5.人材はあらゆる価値の源泉であるとの認識のもと、職員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境を整え、多様性、人格、個性を尊重する働き方を実現します。
6.経営情報の積極的かつ公正な開示に努め、あらゆるステークホルダーとの継続的かつ建設的な対話を通じて、当行グループに対する期待と信頼に応えていきます。
<サステナビリティに関連する当行のこれまでの主な指針・表明事項>制定・表明時期内  容2013年7月CSRの基本方針(コンセプトワード「みどりの銀行のイーハトーヴ宣言」を制定)2017年1月岩手銀行イクボス宣言2019年9月いわぎんグループSDGs宣言2021年8月TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同2021年8月いわぎん健康経営宣言2022年4月ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進2023年3月サステナビリティ方針2023年4月人事ポリシー2023年6月パートナーシップ構築宣言2024年3月マルチステークホルダー方針 b.サステナビリティ推進委員会の設置当行は、気候変動がお客さまや当行に及ぼすリスク及び機会を分析・評価し、地域社会のカーボンニュートラルを実現するため、2021年8月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同しました。
2022年8月には、TCFD提言への対応を促進するとともに、ESG経営に関する基本方針や施策を協議・進捗管理することにより持続的な地域社会の実現に資することを目的に、「サステナビリティ推進委員会」(以下、委員会)を設置しております。
委員会は頭取を委員長、取締役専務執行役員を副委員長、その他の常勤取締役や本部各部室長、グループ会社代表者を委員として構成しております。
また、施策の企画・立案・研究を行う機関として、本部職員、営業店職員、グループ会社職員で構成する分科会を設置しており、随時開催する分科会において策定した具体的な推進施策等を委員会に対して提言しております。
委員会は原則として年2回開催しており、委員会での協議の内容、進捗状況及びその他必要な事項については取締役会に対し適時・適切に報告し、取締役会では執行状況を監督のうえ、適宜委員会に対して指示・提言・助言などを行っております。
取締役会からの指示等を委員会や分科会の活動はもとより経営全般に反映させていくことで、サステナビリティ全般への取組の質の向上に努めております。
<サステナビリティに係る委員会・取締役会等開催状況(2025年4月~2026年3月)>日 付会 議主な協議事項・報告事項等2025年7月30日第8回委員会当行グループの温室効果ガス削減への取組、FE算定結果、FE対応分科会の活動報告、移行リスクと物理的リスクのシナリオ分析結果、サステナブルファイナンスの実績、再生可能エネルギー関連事業の進捗状況、人的資本の開示内容、GX人材育成への取組8月22日取締役会2024年度中の「気候変動対応」、「人的資本・多様性」、「環境保全活動」等に関する実績及び取組を中心に報告2026年1月27日第9回委員会「地域の脱炭素支援・当行グループの脱炭素」に関する次期中計施策、当行グループの温室効果ガス削減への取組、再生可能エネルギー関連事業の取組、移行リスクと物理的リスクのシナリオ分析結果、サステナブルファイナンスの実績、当行のESGスコア、人的資本の開示内容、GX人材育成への取組2月26日取締役会2025年度中の「気候変動対応」、「人的資本・多様性」、「環境保全活動」等に関する取組を中心に報告―分科会投融資先の排出量可視化・脱炭素化へ向けた取組支援(ビジネスマッチング、コンサルティング)等  ② 戦略長期ビジョンを実現していくにあたり、当行グループのサステナビリティ方針を踏まえ、成長分野と経営基盤という観点から5つのマテリアリティ(重点分野)を特定しております。
特定したマテリアリティは、中期経営計画に落し込み、基本方針及び重点戦略として設定しております。
今後は重点戦略の進捗状況を管理し、PDCAサイクルを実践のうえ、ESG&SX経営を推進してまいります。
<当行グループのマテリアリティ><マテリアリティ特定プロセス>・GRIスタンダード等の各種ガイドライン、SDGs・ESGに関する外部要請事項等を考慮し、当行グループに関連・影響する課題や要因を抽出・抽出した課題について、類似項目など課題を整理し、「当行グループにとっての優先度」と「ステークホルダーにとっての重要度」の2軸で分析し、優先度の高い順に絞り込み ※ 当行グループにとっての優先度:地域企業の課題解決と地方創生への貢献度、企業価値向上への寄与度 ※ ステークホルダーにとっての重要度:地域社会や経済へのインパクト、持続可能性への貢献度・主要とする営業エリア(岩手県)のポテンシャルや特徴などを洗い出し・洗い出した課題と地域のポテンシャルを考慮し、今後、当行グループに求められる事項を洗い出し・プロセスを踏まえ、マテリアリティを整理するとともに特定<マテリアリティに関連する機会、リスク及び主な取組>マテリアリティ主な機会主なリスク取組の方向性地域創生と地域産業の成長支援・企業の経営課題の複雑化・高度化に伴うソリューションニーズの増加・「人生100年時代」を見据えた資産形成ニーズの拡大・社会構造変化やお客さまニーズへの対応不足による業績悪化・地域の人口減少、企業の後継者不在等による持続可能性の低下・企業活動を通じた地域社会の共通価値(CSV)の創出を通じて、新たな課題解決策を提供し、地域の持続可能な成長につなげる マテリアリティ主な機会主なリスク取組の方向性データ利活用によるサービスと価値の提供・デジタル化進展に伴う非対面ニーズ、デジタルソリューションニーズの増加・データを活用した革新的な金融商品や付加価値サービスの創出・デジタル化への対応遅れや異業種参入などによるグループ競争力の低下・サイバー攻撃によるシステム障害や情報改ざんリスクの増大 ・DX事業者等との協業により、地域のお客さまに対して、デジタル技術と地域金融機関の強みである対面サービスとの融合による新たな価値を提供する脱炭素社会実現に向けた先導的・革新的対応・地盤とする岩手の強みを活かしたビジネスの創出・脱炭素社会への移行に伴う新たなファイナンス・サービスの拡大 ・気候変動に関する対応遅延や不足によるステークホルダーからの信認低下・異常気象に伴う災害発生等による地域企業の財務悪化 ・グループのCO2削減、取引先及び地域に対する脱炭素支援への取組を通じて、脱炭素社会の実現に向けた先導的役割を果たす 人材の価値を最大限に引き出す組織づくり・働きがい向上による多様な人材の確保・組織風土の変革による新たな発想と価値の創出 ・社会環境の変化へ対応できないことによるエンゲージメントの低下や人材の流出・優秀な人材の他社流出に伴う、組織の競争力低下 ・人材は最重要な経営資本との認識のもと、多様な人材がその能力を発揮できる環境を整え、個の力を結集して新たな価値を創造する組織をつくるコーポレート・ガバナンス態勢の高度化・持続可能な経営体質へ変革・内部統制や監査機能の充実によるリスクの早期発見や迅速な対応が可能 ・ガバナンス態勢の整備不足による収益機会の喪失・サイバーリスクやマネロン等金融犯罪防止への対応コストの増加・ステークホルダーとのエンゲージメントを重視し、経営の透明性向上や監督機能の強化など、より高い水準のコーポレート・ガバナンスを確立する  ③ リスク管理当行は、「リスク管理基本規程」を制定し、統合的リスク管理の基本方針を定めるとともに、信用リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスクの4つの管理すべきリスクについて、定義、基本方針、責任体制等を明確に定めております。
また、各種リスクの統合的管理部署としてリスク統括部を設置し、リスク管理状況のモニタリング等により、リスクの一元的な管理を実施しております。
 ④ 指標及び目標当行では、長期ビジョンの実現に向けた当行グループの地域への貢献度を測る指標として、「地域価値共創目標」を設定しております。
なお、気候変動及び人的資本に関する指標及び目標は、(2)気候変動、(3)人的資本に記載しております。
<地域価値共創目標>指標長期的目標当行の取組、関与岩手県の経済成長率岩手県の県内総生産(実質)の対前年度増加率が、継続的に国の経済成長率と同等以上を目指す販路拡大や生産性向上などお客さまの企業価値向上に資する取組や起業創業支援、自治体との連携による企業誘致や地域の開発などの活動を通じて、岩手県の経済成長に貢献する岩手県の温室効果ガス排出量の削減「いわてゼロカーボン戦略」に掲げる岩手県の2030年度温室効果ガス排出量2013年度比57%削減環境対応に資するファイナンス支援や取引先の環境課題解決、再エネ事業への参画などの活動により、地域の脱炭素化を先導する (2)気候変動 ① ガバナンス当行の気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティのガバナンスに組み込まれております。
詳細については「(1)サステナビリティ全般 ①ガバナンス」をご参照ください。
 ② 戦略a.気候変動に伴うリスク(移行リスク・物理的リスク)と機会当行における気候変動に伴うリスクと機会は以下のとおりです。
リスクの種類事業へのインパクト機会移行リスク・炭素税などの対価の発生・増加・設備投資や新しい技術への対応・消費行動の変化・政策や規制、技術、市場、評判の観点から、当行及び企業の財務面に影響を及ぼす短期的、中長期的なリスク・環境課題や社会課題の解決ならびに持続可能な社会の実現に資する融資等のファイナンス・気候変動に関する課題の解決に向けたコンサルティングやソリューションの提供・当行グループのGHG排出量削減を含む脱炭素社会実現に向けた先導的・革新的対応物理的リスク・洪水、強風、熱波、雪害など極端な事象の発生頻度の高まり・平均気温の上昇や海水面の上昇・不動産担保物件の毀損や事業の停止に伴い当行及び企業の財務面への影響を及ぼす急性・慢性の物理的なリスク ア.移行リスク当行は、与信の状況を踏まえ、脱炭素化の影響が最も大きいと考えられるエネルギーセクター及び岩手県の主要な産業である自動車関連セクターを対象としてリスク量を算定しております。
なお、算定にあたっては、「2050年IEA(国際エネルギー機関)ネットゼロシナリオ(NZE)1.5℃」を使用しております。
今回の分析の結果、移行リスクによる与信コストの増加は累計30億円を見込んでおります。
イ.物理的リスク当行は、岩手県内所在の担保取得建物が毀損するケース及び岩手県内の法人が事業の停止を余儀なくされるケース、当行が保有する店舗への被害を想定し、百年に一度の洪水が今後25年以内に発生するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)4℃シナリオにより、リスク量を算定しております。
今回の分析の結果、物理的リスクによる与信コスト等の増加は最大23億円を見込んでおります。
b.炭素関連資産炭素関連資産は、一般的に直接的または間接的なGHG排出量が比較的高い資産または組織とされており、当行では次のセクターに関連する資産を炭素関連資産としております。
〈金額単位:百万円)セクター項  目2024年度2025年度 エネルギー金  額61,32960,985貸出金に占める割合2.77%2.62% 運輸金  額61,82166,108貸出金に占める割合2.80%2.84%素材・建築物金  額319,648360,589貸出金に占める割合14.48%15.52%農業・食料・林産物金  額71,76074,960貸出金に占める割合3.25%3.23%炭素関連資産合計514,559562,644貸出金に占める割合23.31%24.21% <炭素関連資産の算定プロセス>● セクターと主な業種取引先ごとに主たる業種に基づき設定している業種コード及び業種の名称について、GICS(世界産業分類基準)も参考にして「エネルギー」、「運輸」、「素材・建築物」、「農業・食料・林産物」、「その他」の5つのセクターに当てはめてから、「その他」を除くセクターごとに複数の主な業種に分類しております。
主な業種について、エネルギーセクターは「石油、ガス」「石炭」「電力事業」、運輸セクターは「航空貨物輸送」「航空旅客輸送」「海運」「鉄道輸送」「トラックサービス」「自動車、部品」、素材・建築物セクターは「金属、鉱業」「化学品」「建材」「資本財(建物等)」「不動産管理、開発」、農業・食料・林産物セクターは「飲料」「農業」「包装食品、肉」「紙、林産物」としております。
なお、石油卸売業、運輸に附帯するサービス業、産業用機械器具関連事業は炭素関連資産に含めており、再生可能エネルギー関連、上下・工業用水道事業、内陸水運業は炭素関連資産に含めておりません。
● 金額各年度末時点で主たる業種が上記のセクター・主な業種に該当する法人及び個人事業主向けの事業性貸出金(割引手形、手形貸付、証書貸付、当座貸越)の残高としております。
当行は、再生可能エネルギー(太陽光・風力・バイオマス・水力が対象、地熱は除く)及び火力発電向けのプロジェクトファイナンスについて総与信額や個別案件の取組基準を設定しております。
また、取組基準や方針の運用状況等については、資金の運用、調達両面にわたる基本方針等を協議することにより収益の向上とリスク管理に資すること等を目的に設置しているALM委員会で協議しております。
c.環境保全への取組ア.「いわぎん30by30プロジェクト」当行は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目標として、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加しており、生物多様性への理解を深めるイベントを開催しております。
開催日内 容2025年6月29日開催場所:盛岡市動物公園ZOOMO岩手県立大学名誉教授の渋谷晃太郎氏を講師として、身近な草花について実物を見て学びながら、特定外来生物の駆除作業に取り組む7月19日開催場所:盛岡市中津川川の中に住んでいる水生生物の種類や数を調べることで、川の水質を判定する7月21日開催場所:盛岡セイコー工業(株)敷地内盛岡セイコー工業の敷地内に設置されたビオトープに生息する昆虫の調査を行う7月26日開催場所:奥州市人首川川の中に住んでいる水生生物の種類や数を調べることで、川の水質を判定する2026年3月1日開催場所:盛岡市動物公園ZOOMOツキノワグマの冬眠を観察するなど生態を学び、森の生き物たちとのつながりを理解する イ.「漆の植樹活動」二戸市との「漆の林づくりパートナー協定」に基づき、同市が主催した「漆うるわしの森植樹祭」へ参加しました。
二戸市内の小学生やパートナー協定締結企業等が参加し漆を植栽しております。
「漆の林づくりパートナー事業」は、二戸市が企業や団体が自ら漆の植栽・管理を行う漆林づくりを支援することによって、特産である漆のPRや文化財の修理等に必要な漆の確保を目的としてスタートさせた取組であり、当行はパートナー企業の第1号として2017年9月に協定を締結しております。
 ③ リスク管理サステナビリティ方針やGHGに関連する指標等の算定を踏まえ、環境・社会に対して負の影響を助長する可能性の高い特定セクターへの融資を制限することについて、次のとおり明確化しております。
特定セクターに対する融資方針1.石炭火力発電事業石炭火力発電所の新設案件への融資は、原則としていたしません。
ただし、エネルギー安定供給に必要不可欠で温室効果ガスの削減を実現する案件(※)については、慎重に対応を検討します。
※超々臨界圧などの環境へ配慮した技術を有する案件2.パーム油農園等開発事業パーム油農園等の開発事業において、違法な森林伐採や生物多様性を毀損する案件への融資はいたしません。
3.非人道兵器製造関連事業クラスター弾等の非人道兵器の開発・製造に関与する事業者に対しては、資金使途を問わず融資いたしません。
4.人権侵害に関与する事業人身売買、児童労働または強制労働に関与する事業者に対しては、資金使途を問わず融資いたしません。
 ④ 指標及び目標a.GHG排出量今回算定・推定したGHG排出量は次のとおりです。
ア.スコープ1、2(連結子会社を含む、単位:t-CO2)区  分2024年度2025年度スコープ11,0341,024スコープ21,054852合 計2,0881,876 <スコープ1、2の算定プロセス>スコープ1は直接排出(ガソリン、灯油、重油、ガス)、スコープ2は間接排出(電気)であり、それぞれの使用量に対して最も適切と考えられる排出原単位を乗じて算定しております。
排出原単位は、温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度(SHK制度)における排出係数、経済産業省「都市ガス供給事業者(旧一般ガス事業者)の供給熱量一覧」ならびに環境省「電気事業者別排出係数」を利用しております。
イ.スコープ3(カテゴリー2、3は連結子会社を含む、それ以外は当行単体、単位:t-CO2)カテゴリー2024年度2025年度1.購入した製品・サービス8,9665,3852.資本財2,1882,6393.スコープ1、2に含まれない燃料及びエネルギー活動6686314.輸送、配送(上流)2372365.事業から出る廃棄物18156.出張1902587.雇用者の通勤53075115.投融資3,483,5803,375,740合 計3,496,3773,385,655 <スコープ3の算定方法>● カテゴリー1「購入した製品・サービス」当行の経費管理システムにおいて管理している支出項目のうち、GHG排出を伴う活動について、他カテゴリーに該当するものを除外したうえで算定しております。
算定にあたっては、「総排出量配分方式」を採用しております。
これは、サプライヤー全体のGHG排出量を、当行の購入金額の割合に応じて配分する算定方法です。
● カテゴリー2「資本財」各年度において取得した有形固定資産・無形固定資産の金額に排出原単位を乗じております。
● カテゴリー3「スコープ1、2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動」電気の使用量に排出原単位を乗じております。
ガソリン、ガス、灯油、重油の使用量に対して、カーボンフットプリント制度試行事業CO2換算量共通原単位データベースの排出原単位を乗じております。
● カテゴリー4「輸送、配送(上流)」当行の経費管理システムにおいて管理されている支出項目のうち、通信費(郵便料)、運送費(メール負担金)に排出原単位を乗じております。
● カテゴリー5「事業から出る廃棄物」当行の経費管理システムにおいて管理されている支出項目のうち、廃棄物の収集料・処理料に排出原単位を乗じております。
● カテゴリー6「出張」従業員数に排出原単位を乗じております。
● カテゴリー7「雇用者の通勤」従業員営業日数に排出原単位を乗じております。
● カテゴリー15「投融資」PCAFスタンダード(※)の方法論に準拠し、事業法人向け融資及び住宅ローンを対象に算定しております。
※PCAFスタンダード…金融機関が投融資先のGHG排出量を計測・報告する際に活用する国際的な基準。
具体的には以下のとおりです。
<事業法人向け融資>● 算定式排出量=Σ[投融資先のGHG排出量×アトリビューション・ファクター(当行の投融資残高/投融資先の資金の調達額)]● 算定方法「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース」及び投融資先の開示しているGHG排出量等にもとづき算定<住宅ローン>住宅ローン1件ごとに、各年度末時点の残高を分子、当行の住宅ローン関連システムから得られる購入時評価額を分母として当行寄与分を算出し、その結果に対して世帯当たりの年間CO2排出量を乗じて算定しております。
なお、購入時評価額を管理の対象としていない住宅ローンなど、住宅ローン関連システムから購入時評価額が抽出されないものについては、それを当初貸出額で代替しております。
また、世帯当たりの年間CO2排出量は、環境省が公表している「家庭部門のCO2排出実態統計調査結果について」(東北地方、算定対象年度末において把握できる直近の排出量)を引用しております。
また、カテゴリー15「投融資」の詳細は次のとおりです。
(単位:t-CO2)セクター主な業種2024年度2025年度DS※(前年)エネルギー石油及びガス石炭電力ユーティリティ55,2021,186840,54952,938883830,0053.4(3.4)4.0(4.0)2.5(2.5)運輸海上輸送鉄道輸送トラックサービス自動車及び部品―6,067110,12355,8153,1095,45585,43755,5201.0( - )1.7(1.8)3.9(3.8)2.7(2.6)素材・建築物金属・鉱業化学建設資材資本財不動産管理・開発144,39782,416326,842483,79816,529136,68880,341365,286444,75218,5181.6(1.8)2.1(2.0)2.5(2.4)3.1(3.3)3.0(2.9)農業・食料・林産物飲料農業加工食品・加工肉製紙・林業製品5,52453,353178,36173,4585,50655,585150,99171,2824.0(4.0)3.8(3.9)3.3(3.4)2.9(2.8)その他―977,521941,0492.7(2.7)住宅ローン―72,43972,395―合計3,483,5803,375,7402.8(2.8) ※DS(データクオリティスコア)…利用可能なデータの内容を基に、5段階のスコアを付与しています。
スコア1が最もデータの質が高く、スコア5が最も低い質となります。
<ご留意いただきたい事項>上述の指標やリスク量の算定結果は、一定の仮定や前提を置いて導き出したものです。
また、独立した第三者による保証・検証を取得しているものではありません。
今後、算定や分析対象セクターの範囲の拡大、精度や粒度の向上、リスクシナリオ分析の高度化、適用する排出係数・排出原単位の変更、算定方法に係る国際的な基準の明確化に対する議論の動向等により、当行で把握・公表する数値についても将来的に変更となる可能性があります。
b.サステナビリティ目標ア.当行グループのGHG排出量の削減当行グループが地域の脱炭素社会の実現に向けて先導的役割を果たすため、GHG排出量の削減について次のとおり目標を定めております。
時 期内   容2030年度スコープ1、2 ネットゼロ2050年度スコープ1~3 ネットゼロ 2025年度は、重油使用量の減少に加え、2024年10月に低圧電力の契約店舗(賃借店舗を除く)を再生可能エネルギープランへ切り替えた効果が通期で反映されたことから、スコープ1、スコープ2の排出量は、基準年(2013年度)比75%減となりました。
当行は、スコープ3を含むGHG排出量ネットゼロやカーボンネガティブを目指すにあたり、自治体との連携強化を図るとともに、面的企業支援に向けて事業性理解や本業支援を通じて、いわぎんSDGs評価・宣言サポートサービス、GHG排出量算定・可視化サービス、J-クレジットなど、取引先の気候変動に関する課題の解決に向けたコンサルティングメニューを幅広く提供しております。
<GHG排出量の推移>イ.サステナブルファイナンス脱炭素社会への移行にあたって必要となり得る設備投資、技術革新、消費行動の変化については、事業活動における機会にもつながるものであると考えます。
当行は、融資等のファイナンスを通じて環境・社会課題の解決に貢献していくため、ファイナンスの実行目標を設定し積極的に推進しております。
項 目内   容サステナブルファイナンス環境課題や社会課題の解決ならびに持続可能な社会の実現に資する投融資・リース取引目標額実行等累計額 5,000億円期間2021年度~2030年度 2025年度のサステナブルファイナンスの実績は380億円(うち再生可能エネルギー関連の融資・リース取引55億円)となり、2021年度からの累計実績は2,921億円となりました。
<サステナブルファイナンスの補足>● サステナブルファイナンスは、農林漁業、社会保険・社会福祉、医療・保健衛生、教育・学習支援業ならびに再生可能エネルギー関連に対する融資とリース取引、事業承継・M&A資金、政府・自治体・民間企業などが発行するSDGs債(グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンド)への投資、いわぎん脱炭素応援ローン等としております。
● 期間は、当行がTCFD提言に賛同した2021年度からSDGs達成期限の2030年度までの10年間としております。
(3)人的資本 ① ガバナンス当行では、「マテリアリティ」において「人材の価値を最大限に引き出す組織づくり」を重点分野として明記しており取組を強化しております。
 ② 戦略a.人事ポリシー当行では、経営理念や内外の環境変化を踏まえ、「人と組織のあるべき姿」を「人事ポリシー」として定めております。
詳細については、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」に記載しております。
b.人材ポートフォリオの構築当行では、長期ビジョンである「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を実現するために、マテリアリティへの取組を通じて地域に様々な価値を提供することができる人材の育成を行っています。
詳細については、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」に記載しております。
c.2026年度を始期とする中期経営計画における人的資本に係る基本戦略と概要<基本戦略> ウェルビーイングの追求-職員の働きがい向上<概要>・安心して働くことのできる基盤の整備 働きやすい職場環境の整備、公平性・納得性向上に向けた各種制度の見直し・やりがいの向上と組織の活性化 理念の浸透と部門間連携の推進、価値提供の実感と成長の両立・D&IからEquity(公平性)の概念を加えたDE&Iの推進、「働きや成果」に報酬面でも報いる職場づくり<2028年度までに向けた指標と目標>・エンゲージメントスコア 3.8以上・離職率(直近3年平均) 3.5%未満 d.新人事制度の導入(2024年4月)ア.導入の目的・全職員がプロフェッショナルとして成長し活躍するための土台となる「仕事基準」の仕組みを導入するとともに、より公平で納得性の高い評価や処遇を実現します。
・それにより、職員一人ひとりの意欲と実力を最大限引き出し、当行グループの長期ビジョンである「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を目指すものです。
イ.新制度の特徴点・旧人事制度では、全員がマネジメント職を目指す単線型となっていましたが、新人事制度では上位等級について「プロフェッショナル職群」と「マネジメント職群」に複線化し、さらに若年層向けの「アソシエイト職群」を設けております。
・プロフェッショナル職群は、担当業務領域の専門家を目指すものと位置づけ、異動によってマネジメント職群との転換を行っております。
・職群と等級ごとに「目指す組織像」と「求める人材像」から定義した「等級定義書」を設けるとともに、等級別に「伸ばす意識や行動」「抑える意識や行動」を例示しました。
 ●マネジメント職(管理監督者)の行動例伸ばす意識・行動• メンバーの動きやお客さまの状況に目を配り、物事のプロセスをつかむ• メンバーが自分で考えて動けるように、気付きを与えていく• 嫌われることを厭わずメンバーに向き合い、要望する• 組織の目標計画・方針を認識し、自分の言葉で部下に伝える• 専門知識・スキルを磨き続け、自分の強みとする抑える意識・行動• 自分で手を下すプレイヤーでありつづけようとする• 部下に対して細かい所まで全て指示・命令を出す• 自分の経験や前例に固執する• 上司や年上のメンバーに遠慮・過剰配慮し、意見具申をしない• 日々の業務を回す事だけに関心が向き、部下に向き合わない  ③ リスク管理人材育成方針及び社内環境整備方針当行創立100周年に向けての長期ビジョンを実現するために、前記した人事ポリシーを踏まえながら「人材育成」と「社内環境整備」に取り組んでおります。
なお、両方針に対する「機会」と「リスク」は次のとおりです。
機会リスク・多様な考え方や発想を持つ人材の活躍推進による新たな価値の創造・積極的な人材育成投資による生産性の向上・能力発揮機会の提供による働きがいの向上・従業員の健康保持増進による生産性の維持向上・企業競争力の低下、組織における柔軟性の喪失・採用競争力の低下、人材の流出・エンゲージメントの低下・労働意欲の低下、職場離脱  ④ 指標及び目標a.人材育成価値共創カンパニーを目指すうえで「人」こそが最も重要な財産であるとの認識のもと、従業員の価値観と職場の多様性を重視しながら、地域課題を解決できるプロフェッショナル人材の育成と個人の成長を促す投資を積極的に行っております。
〔指標〕・年間の人材育成投資額:100百万円(2025年度実績 100百万円)(注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ア.経験成長サイクルの促進2024年度からスタートした新人事制度では、個々の業務経験を学びに変えて、次の業務に生かし成長につなげるという「経験成長サイクルの促進」を人材育成の根幹に据え、このサイクルをまわすために必要となる施策を実施しております。
また、その実現に向けた中心的な取組として2024年度より「1on1ミーティング」を導入しており、2025年度は延べ回数で約6,100回のミーティングが開催されております。
イ.プロフェッショナル人材育成の取組実績当行ではコンサル人材、高度専門人材などの戦略的人材を計画的に育成すべく、有価証券運用やM&Aなどの専門機関への長期トレーニーやグループ内トレーニーに加え、若手行員を主体として中小企業診断士等の公的資格の取得を支援する「いわぎんエキスパートパス(IEP)」の制度を設けており、地域課題を解決できるプロフェッショナル人材の育成と個人の成長を促す人材投資を行っております。
また、人的資本を効果的・効率的に活用することを通じて、組織が目指す目的の実現に貢献するためには、組織とメンバーをつなぐ「管理職」は、事業成果を出しつつ高い従業員エンゲージメント状態を創出するための非常に重要な役割であると考えております。
そのため、チャレンジを後押しする企業風土変革に向けて管理職育成に対する人材投資を行っております。
2023年度2024年度2025年度中小企業診断士資格取得者数7名2名2名年間人材育成投資額80百万円99百万円100百万円 (注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ウ.セルフ・キャリアドック職員のキャリア形成を促進・支援することを目的に、キャリアに関する研修会を入行年次・年齢・役割等級別に実施するとともに、外部のキャリアコンサルティングによる面談を2025年度は328名に対して実施しております。
エ.公募制本部及びグループ会社で新たな人材を必要とする場合、業務内容や役割、応募条件を提示し、行内から対象者を募集しております。
また、本部や特定の営業店及びグループ会社への異動を希望する行員が志望動機やスキル、自身のアピールポイント等を事前に人事部門へ申請する仕組みを整えており、希望する部署への異動の機会を提供しております。
オ.適正な評価運用評価者ガイダンスを実施し、評価者間の評価目線のばらつきを実感し「評価調整会議」によるすり合わせ手法を習得するとともに、評価後のフィードバックの重要性を理解し、行動変容につなげるフィードバック手法についても習得を進めております。
カ.専門性サーベイプロフェッショナルとして求められる専門性の発揮度を多面的に評価することにより、周囲の期待や今後の能力開発の方向性を確認することを目的に実施しております。
キ.360度サーベイマネジメントに従事する行員の行動ならびにコンプライアンスへの取組が、上司や同僚、部下にどのように伝わっているかを自身が確認し、自己認識との違いを踏まえてその行動を見直すことにより、マネジメント能力の向上や店内コミュニケーションの良化、ハラスメントのない職場づくりにつなげることを目的に実施しております。
b.社内環境整備チャレンジ性にあふれた企業風土を組織全体に浸透させ、全ての従業員が誇りと働きがいを持ち続け、自由闊達に意見を述べ、安心して活躍できる組織づくりに取り組みます。
〔指標〕・エンゲージメントサーベイにおける次の3項目の回答結果4.00以上(従業員は1~5の5段階で回答) 2025年6月実施結果エンゲージメントスコア(全体)当行で働いていることへの誇り仕事に対するやりがい3.673.833.61 ・役席者の新規登用女性割合40%以上(2025年度実績 45.7%)・健康診断等の結果を踏まえた再検査受診率90%以上(2025年度実績 92.2%)・習慣的な運動実施率20%以上(2025年度実績 21.5%)(注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ア.エンゲージメントサーベイの実施人事ポリシーで掲げる「職員一人ひとりと銀行がともに成長し続ける」姿を実現するためには、「エンゲージメント」(職員の仕事に関連するポジティブで充実した心理状態、企業に対する共感度合)の向上により、一人ひとりが実力を最大限発揮することが必要不可欠となります。
当行の現状を可視化することで様々な課題を洗い出し、エンゲージメントの向上に向けて必要な施策を実施していくため、2025年6月に非正規を含めた全職員を対象に実施しました。
サーベイ結果を踏まえ、「行外における経営層との対話機会の創出」や「経営へのメッセージBOX設置」などエンゲージメント向上に向けた取組を展開しております。
イ.D&Iの推進当行では、多様な価値観を受け入れ柔軟な発想を創出することや、行員の経営参画意識と生産性の向上により企業価値を高めることなどを目的としてD&Iに取り組んできていますが、2022年度より「目指す姿」ならびに「指標と目標」を次のとおり設定し、取組のさらなる充実に向けて推進しております。
1.目指す姿  行員一人ひとりが安心して成長と活躍ができる組織づくり2.推進キーワード(1)対話機会の創出(2)キャリア開発の支援(3)人材の積極的登用3.2030年度までに向けた指標と目標(1)女性行員の役席者登用   役席者の新規登用女性割合   30%以上※2025年度以降は40%以上としております(2)男性行員の育児休業等取得   男性行員の育児休業等取得率  100%以上 ウ.いわぎん健康経営宣言2021年8月、「健康経営」への取組の基本方針として、「いわぎん健康経営宣言」を制定しております。
内容は次のとおりです。
1.「いわぎん健康経営宣言」岩手銀行は「従業員の心身の健康」が「地域社会の発展に対する貢献」と「当行の持続的な成長」に不可欠であるとの考えに立ち、「健康経営」を推進してまいります。
また、健康経営の推進のため、従業員一人ひとりの健康意識の向上と働きやすい環境や体制整備に取り組んでまいります。
2.主な取組(1)からだ  ・定期健康診断の完全実施  ・各種検診、再検査等の受診率向上  ・禁煙の推進による喫煙率減少と敷地内全面禁煙の継続  ・運動習慣の定着支援及び情報提供(2)こころ  ・ストレスチェックの継続実施によるメンタルヘルス不調の予防  ・ストレスチェック結果を活用した職場巡回の強化  ・メンタルヘルス不調者の職場復帰支援(組織的体制の構築)  ・職場内コミュニケーションの促進による働きやすい職場環境の整備 エ.健康経営の推進当行では、従業員一人ひとりの健康意識の向上と心身の健康の保持・増進及び働きやすい環境づくりに取り組み、従業員の活力向上を通じて、生産性及び企業価値の向上へつなげることを目的に健康経営に取り組んでおりますが、2025年度より「指標と目標」を次のとおり設定し、取組のさらなる充実に向けて推進しております。
項目算出方法2025年度実績KPIアブセンティーズム(1人あたりの欠勤日数)疾病による30日以上の累計休暇日数/フルタイム勤務者(行員+嘱託)2.0日1.5日以内プレゼンティーズム(生産性損失)毎年実施のストレスチェック項目から算出される活性度(生産性)指標を活用する。
生産性損失19%生産性損失15%以内エンゲージメントスコア(業務負荷・WLB)エンゲージメントサーベイにおける業務負荷・WLBの項目を活用する。
3.72点4.0点以上 オ.岩手銀行イクボス宣言2017年1月、育児や介護へのさらなる理解、ワーク・ライフ・バランスの充実、多様な人材の活躍をとおした地域貢献について積極的に取り組んでいくため、そして全ての役職員が仕事と生活の両立ならびに充実を促す「イクボス」の理念を実現させていくために「岩手銀行イクボス宣言」を次のとおり策定し宣言しております。
一、 私たちは、「イクボス」の精神に則り、育児や介護と仕事を両立しやすい環境づくりに努めます。
一、 私たちは、共に働く職員のワーク・ライフ・バランスを尊重し、自らもその充実に向けて率先して取り組みます。
一、 私たちは、男女ともに多様な人材の活躍をとおして、地域社会の発展に貢献します。
(ご参考)イクボスについて職場で共に働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、仕事でも結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことをいいます。
カ.年次有給休暇取得への取組職員の福祉向上を目的として「連続休暇制度」を規定し、年度内に1人1回連続して7日間以上10日間以内で利用しています。
なお、フルタイムの職員は原則として全員が利用するルールとしております。
キ.働き方改革(休暇・休職制度など)への取組導入・新設時期内 容備 考2020年4月フレックスタイム制度の新設 2021年4月時間単位年休の導入 〃就業時における服装の多様化導入同時に女子行員事務服を廃止2022年10月産後パートナー休暇の新設出生後8週間以内における28日間を限度とした休暇制度(有給)〃あんしん積立休暇制度の新設時効消滅する年休積立制度の使用目的を拡大〃ライフデザイン休職制度の新設キャリア形成、家族の介護等のイベント発生時における休職選択制度〃テレワーク制度の新設新型コロナウイルス感染症対策として運用していた仕組みを制度化2024年4月エリア選択制度の新設育児・介護など所定の事由に該当する場合には一時的に転居転勤の有無を選択可能〃単身赴任手当の新設転居を伴う異動となり単身により赴任する場合の経済的負担を緩和 ク.資産形成支援(ファイナンシャル・ウェルネス)給与及び賞与支給時に一定の資金を拠出することにより、当行株式を取得することができる従業員持株会を設けています。
なお、拠出1口(1,000円)に対して50円の奨励金を付与しております。
2026年3月1日現在の加入者数・加入者割合加入者数加入者割合1,217名88.4% (注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
また、従業員持株会を活性化し、従業員の安定的な財産形成を促進するとともに、従業員のエンゲージメントを高め、経営参画意識の向上と業績向上へのインセンティブを付与することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図ることを目的として、2023年度に「従業員持株会信託型ESOP」を導入しております。
ケ.賃上げへの取組従業員のエンゲージメント向上と人的資本投資の強化に加え、将来の当行を担う優秀な人材を確保することを目的として、2023年4月以降3年連続でベースアップと初任給の引き上げを実施しました。
コ.非正規から正規雇用への取組嘱託から行員へキャリアアップする機会を2013年度より提供しており、2025年度までの累計者数は42名となっております。
2023年度2024年度2025年度31名36名42名 (注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
サ.障がい者雇用への取組外部機関から講師を招聘し本部における管理職向け研修会を開催するなど、障がい者の雇用促進に向けて積極的に取り組んでおります。
なお、2026年3月1日現在の雇用率は2.51%となっております。
(注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 人材育成方針及び社内環境整備方針当行創立100周年に向けての長期ビジョンを実現するために、前記した人事ポリシーを踏まえながら「人材育成」と「社内環境整備」に取り組んでおります。
なお、両方針に対する「機会」と「リスク」は次のとおりです。
機会リスク・多様な考え方や発想を持つ人材の活躍推進による新たな価値の創造・積極的な人材育成投資による生産性の向上・能力発揮機会の提供による働きがいの向上・従業員の健康保持増進による生産性の維持向上・企業競争力の低下、組織における柔軟性の喪失・採用競争力の低下、人材の流出・エンゲージメントの低下・労働意欲の低下、職場離脱
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 a.人材育成価値共創カンパニーを目指すうえで「人」こそが最も重要な財産であるとの認識のもと、従業員の価値観と職場の多様性を重視しながら、地域課題を解決できるプロフェッショナル人材の育成と個人の成長を促す投資を積極的に行っております。
〔指標〕・年間の人材育成投資額:100百万円(2025年度実績 100百万円)(注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ア.経験成長サイクルの促進2024年度からスタートした新人事制度では、個々の業務経験を学びに変えて、次の業務に生かし成長につなげるという「経験成長サイクルの促進」を人材育成の根幹に据え、このサイクルをまわすために必要となる施策を実施しております。
また、その実現に向けた中心的な取組として2024年度より「1on1ミーティング」を導入しており、2025年度は延べ回数で約6,100回のミーティングが開催されております。
イ.プロフェッショナル人材育成の取組実績当行ではコンサル人材、高度専門人材などの戦略的人材を計画的に育成すべく、有価証券運用やM&Aなどの専門機関への長期トレーニーやグループ内トレーニーに加え、若手行員を主体として中小企業診断士等の公的資格の取得を支援する「いわぎんエキスパートパス(IEP)」の制度を設けており、地域課題を解決できるプロフェッショナル人材の育成と個人の成長を促す人材投資を行っております。
また、人的資本を効果的・効率的に活用することを通じて、組織が目指す目的の実現に貢献するためには、組織とメンバーをつなぐ「管理職」は、事業成果を出しつつ高い従業員エンゲージメント状態を創出するための非常に重要な役割であると考えております。
そのため、チャレンジを後押しする企業風土変革に向けて管理職育成に対する人材投資を行っております。
2023年度2024年度2025年度中小企業診断士資格取得者数7名2名2名年間人材育成投資額80百万円99百万円100百万円 (注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ウ.セルフ・キャリアドック職員のキャリア形成を促進・支援することを目的に、キャリアに関する研修会を入行年次・年齢・役割等級別に実施するとともに、外部のキャリアコンサルティングによる面談を2025年度は328名に対して実施しております。
エ.公募制本部及びグループ会社で新たな人材を必要とする場合、業務内容や役割、応募条件を提示し、行内から対象者を募集しております。
また、本部や特定の営業店及びグループ会社への異動を希望する行員が志望動機やスキル、自身のアピールポイント等を事前に人事部門へ申請する仕組みを整えており、希望する部署への異動の機会を提供しております。
オ.適正な評価運用評価者ガイダンスを実施し、評価者間の評価目線のばらつきを実感し「評価調整会議」によるすり合わせ手法を習得するとともに、評価後のフィードバックの重要性を理解し、行動変容につなげるフィードバック手法についても習得を進めております。
カ.専門性サーベイプロフェッショナルとして求められる専門性の発揮度を多面的に評価することにより、周囲の期待や今後の能力開発の方向性を確認することを目的に実施しております。
キ.360度サーベイマネジメントに従事する行員の行動ならびにコンプライアンスへの取組が、上司や同僚、部下にどのように伝わっているかを自身が確認し、自己認識との違いを踏まえてその行動を見直すことにより、マネジメント能力の向上や店内コミュニケーションの良化、ハラスメントのない職場づくりにつなげることを目的に実施しております。
b.社内環境整備チャレンジ性にあふれた企業風土を組織全体に浸透させ、全ての従業員が誇りと働きがいを持ち続け、自由闊達に意見を述べ、安心して活躍できる組織づくりに取り組みます。
〔指標〕・エンゲージメントサーベイにおける次の3項目の回答結果4.00以上(従業員は1~5の5段階で回答) 2025年6月実施結果エンゲージメントスコア(全体)当行で働いていることへの誇り仕事に対するやりがい3.673.833.61 ・役席者の新規登用女性割合40%以上(2025年度実績 45.7%)・健康診断等の結果を踏まえた再検査受診率90%以上(2025年度実績 92.2%)・習慣的な運動実施率20%以上(2025年度実績 21.5%)(注)当行グループの主たる事業会社である銀行単体の計数を記載しております。
ア.エンゲージメントサーベイの実施人事ポリシーで掲げる「職員一人ひとりと銀行がともに成長し続ける」姿を実現するためには、「エンゲージメント」(職員の仕事に関連するポジティブで充実した心理状態、企業に対する共感度合)の向上により、一人ひとりが実力を最大限発揮することが必要不可欠となります。
当行の現状を可視化することで様々な課題を洗い出し、エンゲージメントの向上に向けて必要な施策を実施していくため、2025年6月に非正規を含めた全職員を対象に実施しました。
サーベイ結果を踏まえ、「行外における経営層との対話機会の創出」や「経営へのメッセージBOX設置」などエンゲージメント向上に向けた取組を展開しております。
イ.D&Iの推進当行では、多様な価値観を受け入れ柔軟な発想を創出することや、行員の経営参画意識と生産性の向上により企業価値を高めることなどを目的としてD&Iに取り組んできていますが、2022年度より「目指す姿」ならびに「指標と目標」を次のとおり設定し、取組のさらなる充実に向けて推進しております。
1.目指す姿  行員一人ひとりが安心して成長と活躍ができる組織づくり2.推進キーワード(1)対話機会の創出(2)キャリア開発の支援(3)人材の積極的登用3.2030年度までに向けた指標と目標(1)女性行員の役席者登用   役席者の新規登用女性割合   30%以上※2025年度以降は40%以上としております(2)男性行員の育児休業等取得   男性行員の育児休業等取得率  100%以上
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
当行は、リスクの管理にあたってコンプライアンスを根幹とし、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める所存であります。
なお、主なリスク管理体制等を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に、金融商品に係るリスク管理体制、リスク量等を「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項」の(金融商品関係)に記載しております。
以下の項目には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
〈事業等のリスクの概要〉 〔トップリスク〕具体的リスク事象顕在化した場合に経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク事象・ サイバー攻撃・ 地域経済の縮小・ 景気低迷と市場不安定化・ 大規模自然災害・ コンダクトリスク〔事業等のリスク〕リスクカテゴリー、リスク分類経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク<特に重要なリスク>・ 信用リスク・ 市場リスク・ 流動性リスク・ オペレーショナル・リスク<その他のリスク>・ サイバー攻撃に係るリスク・ 情報漏洩に係るリスク・ 退職給付債務に係るリスク・ 地域経済動向に影響を受けるリスク・ …… 計14件 (1)トップリスク当行は、顕在化した場合に経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク事象を「トップリスク」として選定しております。
「トップリスク」は、社外取締役を含むすべての取締役および行内関係部署から幅広く意見を収集し、リスクマップにて影響度と発生頻度・可能性を評価し重要度を判定の上、取締役会において選定しております。
トップリスクについては、定期的なストレステスト等を通じて当行に与える影響を認識し、リスクが顕在化した場合の耐性検証や機動的な対応が可能となるよう態勢整備に努めております。
当行が、特に注意すべきリスク事象として認識しているトップリスクは次のとおりであります。
トップリスク主な想定シナリオ主に該当する事業等のリスクサイバー攻撃・不正プログラム感染や情報セキュリティの脆弱性による業務停止、情報漏洩および信用の低下・AIを用いたサイバー攻撃の増加および高度化サイバー攻撃に係るリスク地域経済の縮小・人口減少、相続預金の県外流出等による取引基盤の縮小、資金需要の減退および預金流入の鈍化地域経済動向に影響を受けるリスク景気低迷と市場不安定化・地政学リスクの高まり、貿易戦争の激化、ファンドの信用不安拡大および急激な金利上昇を背景としたスタグフレーション懸念と金融市場の不安定化信用リスク市場リスク流動性リスク トップリスク主な想定シナリオ主に該当する事業等のリスク大規模自然災害・地震や洪水などの自然災害による店舗の毀損、業務への影響および取引先業況悪化気候変動に係るリスク自然災害、感染症等に係るリスクコンダクトリスク・役職員の不適切行為による信用毀損、ビジネス機会の喪失オペレーショナル・リスク情報漏洩に係るリスクマネー・ローンダリング等に係るリスク (2)事業等のリスク① 特に重要なリスク経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクのうち、信用リスク、市場リスク、流動性リスクおよびオペレーショナル・リスクを特に重要なリスクと認識しております。
これらのリスクは統合リスク管理の手法を用い、各リスクをVaR(バリュー・アット・リスク)等の統一的な尺度で図り、各リスクを統合して経営体力(自己資本)と対比することや、ストレステストの手法を用いて当行が受ける影響を把握することで管理しております。
また、モニタリング結果を信用リスク委員会、ALM委員会およびオペレーショナル・リスク委員会に報告し、リスク管理態勢の整備・確立を図っております。
a 信用リスクア 不良債権の状況当行の2026年3月31日現在における金融再生法に基づく連結不良債権比率は2.49%、単体不良債権比率は2.46%となっております。
景気動向、不動産価格および株価の変動、融資先の経営状況の悪化等によっては予想以上に不良債権が増加し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
イ 貸倒引当金の状況当行は、融資先の経営状況、担保価値、過去の貸倒実績率等に基づき貸倒引当金を計上しておりますが、著しい経済情勢の悪化、融資先の経営状況の悪化、担保価値の下落、その他予期せざる理由等によって貸倒引当金の積み増しが必要になり、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
b 市場リスクア 金利リスク当行の資産および負債は主要業務である貸出金、有価証券および預金であり、主たる収益源は資金運用と資金調達の利鞘収入であります。
これらの資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在している中で、金利が変動することによって利益の低下ないし損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
イ 価格変動リスク当行は、市場性のある国債等の債券や市場価格のある株式等の有価証券を保有しております。
これらの債券や株式等の価格変動に伴い資産価値が減少することによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
ウ 為替リスク当行は、外貨建ての資産・負債を保有しております。
外貨建ての資産・負債についてネットベースで資産超または負債超のポジションが造成されていた場合に、為替の価格が当初予定されていた価格と相違することによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
c 流動性リスクア 資金繰りリスク当行は、信用力の向上、緊急時の体制整備等の適切な資金繰り管理を行っておりますが、予期せぬ資金の流出等により資金繰りがつかなくなる場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
イ 市場流動性リスク当行は、市場で取引される債券等の資産を保有しておりますが、市場の混乱等により市場において取引が出来なかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
d オペレーショナル・リスクア 事務リスク当行は、正確な事務処理は銀行業の基本であることを認識のうえ、事務リスクの顕在化による経済的損失および信用失墜等を回避するため、厳正な事務リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、役職員が正確な事務を怠る、または事故・不正等を起こすことによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
イ システムリスク当行は、コンピュータシステムの機密性、完全性、可用性を確保するとともに、障害発生時の影響を最小限に抑え、早期の回復を図るための安全対策を講じる等、システムリスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、コンピュータシステムのダウン、誤作動、システムの不備、コンピュータの不正使用等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
ウ 法務リスク当行は、法令遵守を業務遂行上遵守すべき基本事項であることを認識し、厳格な法務リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、法令遵守違反や契約不履行の行為等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
エ 人的リスク当行は、役職員の雇用形態等に応じた適切な人事管理および人事運営を行い、適切な人的リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、人事運営上の不公平・不公正・差別的行為等によって当行が損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
オ 有形資産リスク当行は、所有または賃借する動産・不動産の管理を適切に行い、災害や不法行為等による被害を最小限に抑える等、有形資産リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、想定を超える災害、不法行為等の影響を受け有形固定資産の毀損等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
カ 風評リスク当行は、風評による預金の流出や株価の下落等被害を未然に防止するため、透明性の高い情報開示を積極的に行う等、風評リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、事実と異なる風説、風評の影響を受け評判が悪化すること等によって当行の信用が低下し損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
② その他のリスクa サイバー攻撃に係るリスク当行は、「サイバーセキュリティ基本方針」を策定し、サイバーセキュリティリスクを経営上の重要課題と位置づけるとともに、対応の目的および方向性等を明確にし、管理態勢の継続的な改善に努めています。
また、デジタル技術を活用した顧客サービスの向上や業務の効率化に取り組んでいくうえでサイバー攻撃に対応するため、岩手銀行CSIRTを常設のうえ原則隔月で定例会を開催し、情報セキュリティインシデント管理態勢強化に努めておりますが、サイバー攻撃により、情報漏洩やシステムダウン等が発生した場合には、損害賠償や行政処分等により、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
b 情報漏洩に係るリスク当行は、お客さまの情報の取扱いについて「個人情報保護宣言」により基本方針を策定し、顧客情報の適切な利用と厳正な管理の徹底により漏洩等の発生を未然に防ぐよう努めておりますが、顧客情報等の漏洩や不正利用等が発生した場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
c 退職給付債務に係るリスク当行は、企業年金基金制度および退職一時金制度を設けておりますが、運用利回り低下に伴い年金資産の時価が下落した場合や、退職給付債務を計算する前提となる数理上の前提条件に変更があった場合には、数理計算上の差異が発生し、これに伴って将来の退職給付費用が増加する可能性があり、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
d 地域経済動向に影響を受けるリスク当行は、地域金融機関として主たる営業基盤を岩手県を中心とした周辺地域に置いており、地域経済情勢の影響を受けやすい特性を持っています。
この地域は国内でも人口減少率が高い地域であり、人口減少や地域経済が縮小した場合は、人材確保の困難化や取引先の経営状況悪化を受けた信用リスク増加等により経営基盤が不安定化し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
e 気候変動に係るリスク当行は、炭素税等の対価が発生すること等により企業の財務面に影響を与える移行リスクと、地球温暖化に伴い洪水等が発生し企業の事業停止による財務面への影響や当行保有店舗が被害を受ける物理的リスクがあると認識しております。
サステナビリティ推進委員会等において気候関連リスクを統合的に管理するよう努めておりますが、想定を超える気候変動による移行リスクおよび物理的リスクに起因した与信コストの増加等により、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
なお、移行リスクおよび物理的リスクの詳細やリスク量を「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
f 自然災害、感染症等のリスク地震、洪水、津波等の自然災害や感染症の流行により、当行の正常な業務運営に支障が生じる可能性があります。
こうした事態に備え、当行では「業務継続計画」、感染症発生時の対応計画等を策定し、緊急時の体制整備に努めておりますが、想定を超える状況となった場合は業務の全部または一部が停止し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
g マネー・ローンダリング等に係るリスク当行は、マネー・ローンダリング等の対策にあたり、当行の業務分野、営業地域、マネー・ローンダリング等に関する動向等を踏まえたリスクを勘案したうえで方針・手続・計画を作成し、リスクベース・アプローチに基づきリスク低減策を実施・運用しておりますが、何らかの原因により関係法令に抵触した場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
h 自己資本比率に係るリスク当行の連結自己資本比率および単体自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき算出しております。
当行は同告示の国内基準が適用され、連結自己資本比率および単体自己資本比率を4%以上に維持する必要がありますが、2026年3月31日現在の連結自己資本比率は11.17%、単体自己資本比率は10.85%となっております。
当行では健全性の維持に努めておりますが、仮に自己資本比率が要求される水準の4%を下回った場合には、早期是正措置により、業務の全部または一部停止等を含む様々な命令を金融庁長官から受けることとなり、その結果、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
具体的には、次のような要因により影響を受ける可能性があります。
・ 融資先の経営状態の悪化等に伴う不良債権処理費用の増加 ・ 有価証券ポートフォリオの価値の低下 ・ 自己資本比率の基準および算出方法の変更等 ・ 繰延税金資産の回収可能性 ・ 退職給付債務 ・ その他の不利益な展開i 格付に係るリスク当行は、外部格付機関から格付を取得しております。
当行では中期経営計画等の諸施策の実行により、収益性および健全性の向上に鋭意取り組んでおりますが、その進捗の状況によっては格付機関の判断により格付が引き下げとなり、資金調達コストの上昇や資金調達が困難になることで、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
j 繰延税金資産に係るリスク当行は、合理的かつ保守的な条件の下で繰延税金資産を計上しておりますが、この計算は将来の課税所得などの様々な予測・仮定に基づいているため、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。
仮に繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断された場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
k 経営戦略に係るリスク当行は、2023年度から10年間の長期ビジョン「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を掲げております。
その第2フェーズとして「第22次中期経営計画~地域価値共創プラン・The 2nd~」を策定し、地域共創と企業成長の両立をテーマに、3つの基本方針「事業ポートフォリオの変革」「地域の成長力の引き上げ」「組織の強靭化」のもと業績向上に取り組んでおりますが、外部環境の大幅な変化等により、想定どおり進捗しない場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
なお、長期ビジョンおよび中期経営計画の詳細を「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
l 規制・制度変更に係るリスク当行は、各種の規制・制度下において業務を遂行しており、今後、法令や実務慣行、解釈等の変更があった場合には、当行の業務運営や財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
なかでも、バーゼル銀行監督委員会および金融監督当局等による自己資本規制の強化や、国際的な会計基準とのコンバージェンスおよびIFRS(国際財務報告基準)の強制適用等の時期と内容次第では、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
m 固定資産の減損等に係るリスク当行は「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、当行が保有する固定資産について、経済情勢の変動や使用方法の変更に伴う収益性の低下、市場価格の著しい下落等があった場合には、減損処理に伴う損失が発生し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
n 競争激化に係るリスク当行は、主要な営業基盤である岩手県において他の金融機関と競争関係にあるほか、異業種からの参入やネット銀行とも競争関係にあり、様々な施策により競争優位となるよう取り組んでおりますが、施策が奏功しないこと等により当行が競争優位を得られない場合、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  この「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」は、当行グループ(当行及び連結子会社)の経営成績等(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況)に重要な影響を与えた事象や要因を経営者の視点から分析・検討したものです。
  なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。
(1)財政状態① 預金等(譲渡性預金を含む)及び預り資産預金等(譲渡性預金を含む)は、法人預金及び公金預金が増加したことなどから、当年度中419億円増加し、当年度末残高は3兆4,556億円となりました。
日銀による2024年3月のマイナス金利政策解除以降、「金利ある環境」への変化を背景として、金融機関による預金獲得競争は継続しております。
このような環境のもと、当行は預金を安定的な資金調達基盤として位置づけ、預金基盤の維持・強化に取り組んでまいりました。
今後においても、お客さまの利便性向上やメイン口座化の推進等を通じて、預金獲得を強化してまいります。
預り資産は、保険、投資信託、公共債の残高がそれぞれ増加したことから、当年度中437億円増加し、当年度末残高は4,216億円となりました。
当年度は、円建保険の販売が好調に推移したほか、お客さまの多様な資産運用ニーズに対応した商品・サービスの提供及び提案の強化に努めました。
今後は、2026年4月に開始した大和証券株式会社との包括業務提携に基づく協業を通じて、より高度な総資産コンサルティングの提供に努めてまいります。
(単位:億円) 2024年度2025年度増減額預金等残高(連結)34,13734,556419預金等残高(単体)34,22234,638416 個人預金22,55622,59538 法人預金6,9047,040136 公金預金4,5074,823315 金融機関預金253179△74 預り資産残高3,7784,216437 投資信託9021,005102 公共債35545196 保険2,5202,759238 ② 貸出金貸出金は、法人向け貸出、個人向け貸出、地方公共団体向け貸出がそれぞれ増加したことから、当年度中1,164億円増加し、当年度末残高は2兆3,141億円となりました。
前年度に実施した貸出業務の競争力強化に向けた全行プロジェクトにおいては、フロント体制を整備し営業活動に注力できる環境を整えました。
当年度は、こうした環境のもと、地域のお客さまの多様な資金ニーズに的確に対応したことに加え、グループ会社の機能を活用した包括的なソリューション提供を通じて貸出取引の増強につなげました。
引き続き、お客さまの課題解決・成長支援に取り組むとともにグループ一体となった総合金融サービスの提供により、貸出取引の拡大を目指してまいります。
(単位:億円) 2024年度2025年度増減額貸出金残高(連結)21,97623,1411,164貸出金残高(単体)22,06623,2371,171 法人向け12,98213,563580 (中小企業向け)7,8378,538700 個人向け5,5185,630111 地方公共団体向け3,5654,044478 ③ 有価証券有価証券は、収益性の低下した債券等の一部売却と中期債を中心とした再投資を進めたほか、投資信託等の売却を行った結果、当年度中614億円減少し、当年度末残高は1兆1,327億円となりました。
引き続き、金利上昇局面にあることを踏まえ、短中期債への入れ替えや中長期視点に立った株式資産の積み上げを行い、安定した収益源となるポートフォリオの構築を目指してまいります。
(単位:億円) 2024年度2025年度増減額有価証券残高11,94211,327△614 債券8,5998,301△298 株式49150311 その他の証券2,8512,523△328 ④ 自己資本比率自己資本の充実度合については、各リスクカテゴリーに配賦したリスク資本の範囲内にリスク量が収まっていることを月次でモニタリングしており、その結果から十分な水準を維持していると評価しております。
当年度は、適正な自己資本水準を確保しつつ、リスク・アセットの積み上げを図った結果、連結自己資本比率は前年度末比0.22ポイント低下し11.17%、単体自己資本比率は同0.24ポイント低下し10.85%となりました。
「成長投資」「適正な自己資本の水準の確保」「株主還元の充実」の3つをバランスよく運用し企業価値向上を目指してまいります。
(連結)                                     (単位:億円、%) 2024年度2025年度増減額自己資本(a)1,8171,87457リスク・アセット(b)15,94616,773827自己資本比率(a/b)11.3911.17△0.22 (単体)自己資本(a)1,7591,81252リスク・アセット(b)15,85716,690832自己資本比率(a/b)11.0910.85△0.24 (2)経営成績① 概要経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したほか、株式等売却益が増加したことなどから、前年度比283億17百万円増収の774億95百万円となりました。
経常費用は、預金利息などの資金調達費用が増加したほか、国債等債券売却損や国債等債券償還損が増加したことなどから、前年度比252億47百万円増加の646億44百万円となりました。
この結果、経常利益は前年度比30億71百万円増益の128億51百万円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比19億43百万円増益の89億19百万円となりました。
2026年度の業績見通しにつきましては、貸出金利息などの資金運用収益の増加などを織り込み、連結経常利益145億円、親会社株主に帰属する当期純利益100億円を予想しております。
また、当行単体では、経常利益143億円、当期純利益99億円を予想しております。
また、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
○銀行業経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したほか、株式等売却益が増加したことから、前年度比278億80百万円増収の715億85百万円となりました。
預金利息などの資金調達費用が増加しましたが、資金運用収益の増加が資金調達費用の増加を上回ったことから、セグメント利益は同31億64百万円増益の127億13百万円となりました。
○リース業リース業については、リース業務を行う連結子会社「いわぎんリース株式会社」で構成しています。
経常収益は、リース料収入が増加したことなどにより、前年度比1億77百万円増収の47億84百万円となりましたが、資金調達費用や与信費用が増加したことなどにより、セグメント利益は同27百万円減益の1億39百万円となりました。
○クレジットカード業・信用保証業クレジットカード業・信用保証業については、クレジットカード業務及び信用保証業務を行う「株式会社いわぎんディーシーカード」及び「株式会社いわぎんクレジットサービス」の連結子会社2社で構成しています。
経常収益は、加盟店手数料や受入保証料が減少したことなどにより、前年度比1億10百万円減収の10億45百万円となりました。
また、与信費用が増加したことなどから、セグメント損失は37百万円(前年度は2億2百万円のセグメント利益)となりました。
○その他の業務 その他の業務については、コンサルティング業務を行う「いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社」、地域商社業務を行う「manordaいわて株式会社」、投資業務を行う「いわぎん未来投資株式会社」及び「いわぎん事業創造キャピタル株式会社」の連結子会社4社で構成しております。
経常収益は、再生可能エネルギー事業収入や投資ファンドに係る管理報酬収入が増加したことなどから、前年度比92百万円増収の8億32百万円となりましたが、経費が増加したことなどにより、セグメント利益は同51百万円減益の1億47百万円となりました。
② 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析a.与信関係費用貸倒引当金の計上や、不良債権の処理等により発生する与信関係費用は、一般貸倒引当金繰入額や個別貸倒引当金繰入額が増加したことなどから、前年度比7億24百万円増加の16億18百万円となりました。
(単位:百万円) 2024年度2025年度増減額与信関係費用8941,618724 一般貸倒引当金繰入額△30926336 不良債権処理額1,2211,591370 貸出金償却33835 個別貸倒引当金繰入額1,0421,379337 偶発損失引当金繰入額160158△1 債権売却損15150 貸倒引当金戻入益(△)--- 償却債権取立益(△)170△17 b.有価証券関係損益有価証券の売却や償還、または時価の著しい下落から生じる有価証券関係損益は、株式等売却益が増加した一方で、国債等債券売却損及び償還損が増加したことなどから、前年度比13億68百万円減少の△28億67百万円となりました。
(単位:百万円) 2024年度2025年度増減額有価証券関係損益△1,499△2,867△1,368 国債等債券損益△1,505△19,581△18,076 売却益15654 償還益--- 売却損(△)46212,90112,438 償還損(△)1,0446,7365,692 償却(△)--- 株式等損益616,71316,707 売却益13216,86816,736 売却損(△)12115432 償却(△)40△3 (3)キャッシュ・フローの状況① 概要営業活動によるキャッシュ・フローは、前年度は1,524億28百万円のマイナスでしたが、当年度は225億72百万円のプラスとなりました。
これは、預金及び譲渡性預金の増加や借用金の増加などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年度は907億90百万円のマイナスでしたが、当年度は496億71百万円のプラスとなりました。
これは、有価証券運用において、前年度は売却・償還による収入が取得による支出を下回った一方で、当年度は売却・償還による収入が取得による支出を上回ったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年度は15億99百万円のマイナスでしたが、当年度は26億77百万円のマイナスとなりました。
これは、配当金の支払などによるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は当年度中695億66百万円増加し、3,876億6百万円となりました。
② 資本の財源及び資金の流動性当行では、適切な水準の流動性を維持することが事業活動において極めて重要であると認識しており、お客さまからお預かりした預金を主な源泉とし、地域の中小企業向け融資等を中心とした貸出金及び有価証券への運用を行うなかで、円滑な決済等に必要な水準の流動性を確保しています。
また、当面の設備投資及び株主還元等は自己資金で対応する予定です。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。
(5)生産、受注及び販売の実績「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載していません。
(参考)(1) 国内・国際業務部門別収支資金運用収支は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したことから、前連結会計年度比60億76百万円増の373億15百万円となりました。
内訳を見ますと、国内業務部門が前連結会計年度比59億16百万円増の349億20百万円、国際業務部門が前連結会計年度比1億59百万円増の23億94百万円となりました。
役務取引等収支は、預り資産関連手数料が減少したことなどにより、前連結会計年度比3億24百万円減の58億75百万円となりました。
その他業務収支は、国債等債券売却損及び償還損の増加などにより、前連結会計年度比177億78百万円減の△200億73百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度29,0042,23531,239当連結会計年度34,9202,39437,315うち資金運用収益前連結会計年度31,8442,3046534,084当連結会計年度42,9352,71131145,334うち資金調達費用前連結会計年度2,84069652,844当連結会計年度8,0153163118,019役務取引等収支前連結会計年度6,187116,199当連結会計年度5,858175,875うち役務取引等収益前連結会計年度9,912339,946当連結会計年度9,787399,826うち役務取引等費用前連結会計年度3,724213,746当連結会計年度3,928223,950その他業務収支前連結会計年度△1,021△1,274△2,295当連結会計年度△19,103△970△20,073うちその他業務収益前連結会計年度4,480-4,480当連結会計年度4,780-4,780うちその他業務費用前連結会計年度5,5011,2746,775当連結会計年度23,88497024,854
(注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。
ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。
3 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。
(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況① 国内業務部門資金運用勘定の平均残高は、貸出金が増加したものの、預け金の減少により前連結会計年度比77億円減の3兆6,928億円となりました。
また、利回りは、貸出金や有価証券の利回り上昇を主因として、前連結会計年度比0.30ポイント上昇し1.16%となりました。
この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比110億91百万円増の429億35百万円となりました。
資金調達勘定の平均残高は、預金等が増加したものの、債券貸借取引受入担保金の減少などにより前連結会計年度比263億円減の3兆5,879億円となりました。
資金調達利息は、前連結会計年度比51億75百万円増の80億15百万円となりました。
また、利回りは、前連結会計年度比0.15ポイント上昇し0.22%となりました。
種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(130,415)3,700,600(65)31,8440.86当連結会計年度(141,810)3,692,864(311)42,9351.16うち貸出金前連結会計年度2,142,92521,0220.98当連結会計年度2,230,54927,5131.23うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度1,046,4029,8720.94当連結会計年度1,032,21413,4441.30うちコールローン及び買入手形前連結会計年度29,361790.27当連結会計年度51,9173530.68うち預け金前連結会計年度346,4217870.22当連結会計年度231,9241,2930.55資金調達勘定前連結会計年度3,614,2472,8400.07当連結会計年度3,587,9318,0150.22うち預金前連結会計年度3,232,3512,0990.06当連結会計年度3,235,0816,4800.20うち譲渡性預金前連結会計年度138,4871020.07当連結会計年度139,7524400.31うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度79410.21当連結会計年度26020.77うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度23,64020.00当連結会計年度000.85うち借用金前連結会計年度223,282410.01当連結会計年度213,6564880.22
(注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であります。
ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度20,972百万円、当連結会計年度21,791百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度5,902百万円、当連結会計年度7,862百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。
3 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。
② 国際業務部門資金運用勘定の平均残高は、有価証券の増加などにより前連結会計年度比111億円増の1,438億円となりました。
資金運用利息は、前連結会計年度比4億7百万円増の27億11百万円となりました。
また、利回りは、前連結会計年度比0.15ポイント上昇し1.88%となりました。
資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度比113億円増の1,437億円となりました。
資金調達利息は、前連結会計年度比2億47百万円増の3億16百万円となりました。
また、利回りは、前連結会計年度比0.17ポイント上昇し0.22%となりました。
種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度132,6492,3041.73当連結会計年度143,8072,7111.88うち貸出金前連結会計年度3,199230.73当連結会計年度4,2111463.47うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度125,6252,2631.80当連結会計年度135,8462,5511.87うちコールローン及び買入手形前連結会計年度6235.22当連結会計年度5724.39うち預け金前連結会計年度---当連結会計年度---資金調達勘定前連結会計年度(130,415)132,351(65)690.05当連結会計年度(141,810)143,744(311)3160.22うち預金前連結会計年度1,84910.10当連結会計年度1,80010.10うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度4525.22当連結会計年度5724.43うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度---
(注) 1 国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。
なお、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度4百万円)を控除して表示しております。
3 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。
4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月の外貨建取引に適用する方式)により算出しております。
③ 合計 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,702,83434,0840.92当連結会計年度3,694,86045,3341.22うち貸出金前連結会計年度2,146,12421,0450.98当連結会計年度2,234,76127,6591.23うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度1,172,02712,1361.03当連結会計年度1,168,06115,9961.36うちコールローン及び買入手形前連結会計年度29,424820.28当連結会計年度51,9743560.68うち預け金前連結会計年度346,4217870.22当連結会計年度231,9241,2930.55資金調達勘定前連結会計年度3,616,1842,8440.07当連結会計年度3,589,8658,0190.22うち預金前連結会計年度3,234,2012,1010.06当連結会計年度3,236,8826,4820.20うち譲渡性預金前連結会計年度138,4871020.07当連結会計年度139,7524400.31うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度83940.48当連結会計年度31741.43うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度23,64020.00当連結会計年度000.85うち借用金前連結会計年度223,282410.01当連結会計年度213,6564880.22
(注) 1 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度20,976百万円、当連結会計年度21,795百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度5,902百万円、当連結会計年度7,862百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。
2 国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。
(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況役務取引等収益は、預り資産関連手数料の減少などにより、前連結会計年度比1億20百万円減の98億26百万円、役務取引等費用は、住宅ローン関連手数料の増加などにより、同2億4百万円増の39億50百万円となりました。
内訳を見ますと、役務取引等収益は国内業務部門が前連結会計年度比1億25百万円減の97億87百万円、国際業務部門が同6百万円増の39百万円となりました。
役務取引等費用は国内業務部門が前連結会計年度比2億4百万円増の39億28百万円、国際業務部門が前連結会計年度比1百万円増の22百万円となりました。
種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度9,912339,946当連結会計年度9,787399,826うち預金・貸出業務前連結会計年度1,879-1,879当連結会計年度1,991-1,991うち為替業務前連結会計年度2,221322,254当連結会計年度2,292392,331うち代理業務前連結会計年度1,808-1,808当連結会計年度1,614-1,614うち証券関係業務前連結会計年度493-493当連結会計年度450-450うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度24-24当連結会計年度22-22うち保証業務前連結会計年度3110311当連結会計年度2670268うちクレジットカード業務前連結会計年度773-773当連結会計年度730-730役務取引等費用前連結会計年度3,724213,746当連結会計年度3,928223,950うち為替業務前連結会計年度2048213当連結会計年度2509259
(注) 国際業務部門には、当行の外国為替業務等に関する収益、費用を計上しております。
(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,196,2101,8113,198,021当連結会計年度3,222,6702,5803,225,251うち流動性預金前連結会計年度2,292,252-2,292,252当連結会計年度2,298,908-2,298,908うち定期性預金前連結会計年度876,989-876,989当連結会計年度907,012-907,012うちその他前連結会計年度26,9681,81128,780当連結会計年度16,7492,58019,330譲渡性預金前連結会計年度215,715-215,715当連結会計年度230,389-230,389総合計前連結会計年度3,411,9261,8113,413,737当連結会計年度3,453,0602,5803,455,641
(注) 1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金2 定期性預金=定期預金+定期積金3 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。
ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。
(5) 国内・特別国際金融取引勘定別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)2,197,657100.002,314,102100.00製造業213,2099.70215,4969.31農業,林業9,2140.429,3890.41漁業8340.041,7560.08鉱業,採石業,砂利採取業2,3650.112,6450.11建設業64,0342.9167,0132.90電気・ガス・熱供給・水道業124,7295.68123,8145.35情報通信業13,3340.6116,6060.72運輸業,郵便業40,8641.8641,7031.80卸売業,小売業144,1316.56142,3656.15金融業,保険業283,74912.91282,08712.19不動産業,物品賃貸業246,77711.23288,62512.47各種サービス業142,4596.48149,4476.46地方公共団体356,57116.23404,41917.48その他555,37925.27568,73124.58特別国際金融取引勘定分----政府等- - 金融機関- - その他- - 合計2,197,657-2,314,102-   ② 外国政府等向け債権残高(国別)該当ありません。
(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度238,895-238,895当連結会計年度276,207-276,207地方債前連結会計年度286,005-286,005当連結会計年度255,152-255,152社債前連結会計年度335,043-335,043当連結会計年度298,740-298,740株式前連結会計年度49,165-49,165当連結会計年度50,326-50,326その他の証券前連結会計年度160,572124,555285,128当連結会計年度119,036133,282252,319合計前連結会計年度1,069,682124,5551,194,237当連結会計年度999,463133,2821,132,745
(注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。
2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。
(自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。
 連結自己資本比率(国内基準)(単位:億円、%) 2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.172.連結における自己資本の額1,8743.リスク・アセットの額16,7734.連結総所要自己資本額670  単体自己資本比率(国内基準)(単位:億円、%) 2026年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.852.単体における自己資本の額1,8123.リスク・アセットの額16,6904.単体総所要自己資本額667 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。
)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。
)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
 2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
 3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
 4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額 債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権82103危険債権399385要管理債権8788正常債権21,69422,843  
研究開発活動 6 【研究開発活動】
該当ありません。
 
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
 当連結会計年度においては、グループ全体で974百万円の設備投資を行いました。
セグメントごとの設備投資については、次のとおりであります。
銀行業においては、大和証券との包括的業務提携に伴う営業拠点構築、本店及び別館の設備更新など、683百万円(うち建物418百万円、動産264百万円)の設備投資を行いました。
また、その他の事業セグメントにおいて、太陽光発電事業の開始に伴い、291百万円(うち土地49百万円、建物6百万円、動産235百万円)の設備投資を行いました。
リース業、クレジットカード・信用保証業においては、当連結会計年度中の重要な設備投資はありません。
また、当連結会計年度において、営業上重要な影響を与えるような設備の売却、撤去等はありません。
 
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当連結会計年度末における主要な設備の状況は次のとおりであります。
(当行)店舗名その他所在地セグメントの名称設備の内容土地建物動産リース資産合計従業員数(人)面積(㎡)帳簿価額(百万円)本店他91カ店プラザ7カ所岩手県銀行業店舗(12,202)88,4724,6922,21082507,7281,038青森支店他6カ店プラザ2カ所青森県〃店舗3,28026314827043952仙台営業部他8カ店プラザ2カ所宮城県〃店舗( 125)4,75125434948065279秋田支店秋田県〃店舗--180107東京営業部東京事務所東京都〃店舗--31101414事務センター岩手県盛岡市〃事務センター2,9752,1606735462,89374仙北社宅他15カ所岩手県盛岡市他〃社宅・寮(2,906)15,0292251118-345-その他の施設岩手県盛岡市他〃集中保管庫他44,24663615710795-
(注) 1 土地の面積欄の( )内は、借地の面積(内書き)であり、その年間賃借料は建物を含め630百万円であります。
2 「その他の有形固定資産」中の所有不動産217百万円を含めております。
3 動産は、事務機器442百万円、その他543百万円であります。
4 店舗外現金自動設備156カ所は上記に含めて記載しております。
5 上記の他、リース契約による主な賃借設備は次のとおりであります。
店舗名その他所在地セグメントの名称設備の内容従業員数(人)年間リース料(百万円)当行本店他52カ店岩手県盛岡市他銀行業車両407台―96 (連結子会社) manordaいわて株式会社店舗名その他所在地セグメントの名称設備の内容土地建物動産リース資産合計従業員数(人)面積(㎡)帳簿価額(百万円)夏井発電所岩手県久慈市その他太陽光発電所 18,244615224-291- (注)その他の連結子会社には主要な設備がないので記載しておりません。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
当連結会計年度末において計画中である重要な設備の新設、除却等は次のとおりであります。
(1) 新設、改修 店舗名その他所在地区分セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)資金調達方法着手年月完了予定年月総額既支払額当行本店及び別館岩手県盛岡市更改銀行業電気設備他198-自己資金--
(注)  上記設備計画の記載金額には、消費税及び地方消費税を含んでおりません。
 
(2) 売却重要な事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要291,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況41
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況18
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況7,108,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標0
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当行が保有する投資株式は、専ら株価の値上がりや株式の配当によって利益を得ることを目的として保有する純投資目的である投資株式と、取引先との関係や地域経済との関連性などを考慮し、経営戦略及び経済合理性等の観点から保有する純投資目的以外の目的である投資株式に区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容純投資目的以外の目的である投資株式は、取引先及び当行グループの中長期的な経済合理性や企業価値向上に必要とされる場合に限定して保有する方針としております。
保有の合理性については、取締役会において毎年検証を行っております。
具体的な内容としては、個別銘柄ごとの保有の適否について、保有目的の適切性、保有に伴う便益やリスク、資本コストとの比較、地域経済との関連性などを総合的に検証しております。
当事業年度の検証においては、大半の銘柄に保有の合理性が認められました。
一方で、保有の合理性が乏しいと判断された銘柄については、取引先の十分な理解を得たうえで、市場環境を考慮しながら売却を進めております。
なお、当事業年度において5銘柄(取得価額ベースでは142百万円)の上場株式を売却しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式1915,397非上場株式871,523 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由上場株式1159 2025年9月24日付でキーウェアソリューションズ株式会社と資本業務提携契約を締結しており、当該提携に基づく各種協業の推進、取引関係の維持・強化及び地域経済活性化への貢献が、当行の中長期的な企業価値向上に資するため非上場株式15 地域金融機関として安定的・長期的な取引関係を構築するとともに、関係強化を通じて取引先および当行の企業価値向上に資するため  (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)上場株式5217非上場株式10 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 (特定投資株式)銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本酸素ホールディングス株式会社1,272,8491,272,849 当社のグループ企業は岩手県内に営業拠点を有し、地域経済の発展に重要な役割を担っており、当社との取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
無7,0425,745東日本旅客鉄道株式会社600,000600,000 当行が営業基盤とする地域に事業拠点を有し、観光面の連携により地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
有2,1751,771東京海上ホールディングス株式会社149,558186,858 先進的な金融サービスにかかる知見の活用等、業務上の連携を通じた当行の総合金融力の強化が、当行の中長期的な企業価値向上に資するため。
無(注2)1,0921,071株式会社秋田銀行151,715151,715 「既存事業の深堀り」「構造改革」「新事業領域の開拓」を目的とした秋田・岩手アライアンスや、相互の支店網・情報収集力を活かし法人のお客さまへのサービス向上を図る北東北三行共同ビジネスネット(Netbix)の連携など、経営上の協力関係の維持・強化を通じた当行の総合金融力強化のため。
有741389長瀬産業株式会社137,000137,000 当社の事業は中長期的に成長が見込まれる分野であり、業界内の有力企業である当社との取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
有632363株式会社山形銀行264,760264,760 東北地域での同業種として、情報交換や協力関係の維持・強化を通じた当行の総合金融力強化のため。
有625373オリックス株式会社132,300132,300 当社との連携・協力関係を通じた金融サービスの向上により、当行の中長期的な企業価値向上を図るため。
無609408DCMホールディングス株式会社317,949317,949 当社子会社は岩手県内で複数の店舗を展開し、当地域での雇用創出に貢献しており、当社との取引関係を維持・強化することにより地域経済の発展に寄与するとともに、当行の企業価値向上に資するため。
無(注2)508442JFEホールディングス株式会社200,047200,047 当社グループ会社は岩手県内に事業拠点を有し、県内経済の発展に重要な役割を担っており、当社との取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
無363365株式会社薬王堂ホールディングス180,000180,000 岩手県に本社を置く上場企業として、県内経済の発展および雇用創出に貢献しており、取引を通じて当社の成長に貢献することが地域経済の発展に寄与するとともに、当行の企業価値向上に資するため。
無(注2)334338電源開発株式会社72,00072,000 当社は岩手県内に事業拠点を有し、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
無311182株式会社プロクレアホールディングス93,70093,700 相互の支店網・情報収集力を活かし法人のお客さまへのサービス向上を図る北東北三行共同ビジネスネット(Netbix)の連携など、経営上の協力関係の維持・強化を通じた当行の総合金融力強化のため。
無(注2)291159株式会社ミクニ537,684537,684 岩手県内に事業拠点および工場を有し、当地域での産業・雇用創出に貢献しており、取引を通じて当社の成長に貢献することが地域経済の発展に寄与するとともに、当行の企業価値向上に資するため。
有202163カメイ株式会社50,00050,000 当行が営業基盤とする地域に事業拠点を有し、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係の維持・拡大が、当行の企業価値向上に資するため。
有16398キーウェアソリューションズ株式会社134,800― 2025年9月24日付で当社と資本業務提携契約を締結しており、当該提携に基づく各種協業の推進、取引関係の維持・強化及び地域経済活性化への貢献が、当行の中長期的な企業価値向上に資するため。
資本業務提携契約に基づき、市場買付により株式を取得したことから、株式数が増加しております。
無149―三菱マテリアル株式会社25,17925,179 当社の関係会社は当行が営業基盤とする地域に事業拠点を有し、当地域での産業・雇用創出に貢献しており、取引関係を維持・強化することにより地域経済の発展に寄与するとともに、当行の企業価値向上に資するため。
無12161日本製紙株式会社17,00025,000 当行が営業基盤とする地域に事業拠点を有し、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係の維持・拡大が当行の企業価値向上に資するため。
無2125株式会社北日本銀行1,0001,000 県内の同業種として情報収集や協力関係の維持・強化を図るため。
有43株式会社東北銀行2,6802,680 県内の同業種として情報収集や協力関係の維持・強化を図るため。
有32 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由 当行の株 式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額 (百万円)貸借対照表計上額(百万円)セコム株式会社(注4)―104,688―有―532MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社(注4)―120,168―無―387株式会社清水銀行―45,400―無―68株式会社サンデー―53,240―有―59三菱製紙株式会社―48,200―無―31株式会社ファインシンター―12,000―無―9
(注) 1 定量的な保有効果については、個別の取引条件を開示できないため記載しておりません。
なお、保有の合理性については、取締役会において毎年検証を行っております。
2 当該銘柄のグループ会社では、当行株式を保有しております。
3 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しており、「保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由」については、記載を省略しております。
4 セコム株式会社、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社は、当事業年度中に純投資目的に変更しているため、当事業年度においては「-」としております。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式6431,7929532,848非上場株式---- 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)上場株式1,00011,87623,010非上場株式--- ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針三井住友トラスト・ホールディングス株式会社51,8742542022年3月期 先進的な金融サービスに係る知見の活用等、業務上の連携を通じた総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
東京海上ホールディングス株式会社21,0001532024年3月期 先進的な金融サービスに係る知見の活用等、業務上の連携を通じた総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、一部について保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
東京海上ホールディングス株式会社21,0001532025年3月期 先進的な金融サービスに係る知見の活用等、業務上の連携を通じた総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、一部について保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
東京海上ホールディングス株式会社37,3002722026年3月期 先進的な金融サービスに係る知見の活用等、業務上の連携を通じた総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、一部について保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
株式会社佐賀銀行80,1003742024年3月期 営業基盤が異なる同業種として、協力関係の維持・強化を通じた当行の総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
株式会社山梨中央銀行131,2006802025年3月期 営業基盤が異なる同業種として、情報交換や協力関係の維持・強化を通じた当行の総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
NTN株式会社657,5552092025年3月期 業界内の有力企業である当社との取引関係の維持・拡大を通じた当行の企業価値向上を目的に保有していましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針株式会社IHI35,0001092025年3月期 当社とはビジネスパートナー協定を締結しており、取引関係の維持・拡大を通じた当行の企業価値向上を目的に保有していましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
なお、同社が2025年10月1日付で株式分割を行ったことにより、株式数が増加しております。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社90,1683632026年3月期 先進的な金融サービスに係る知見の活用等、業務上の連携を通じた総合金融力強化を目的に保有しておりましたが、政策保有株式の定期見直し結果を踏まえ、保有目的を純投資目的に変更いたしました。
 保有目的を純投資目的に変更した株式は、所管部署を市場運用部門に移管し、相場環境やポートフォリオ状況、発行体の業績や信用リスク等を考慮して売却時期を判断しております。
また、値上がり益や配当収入など経済合理性が認められる場合には、純投資目的の考え方に基づき継続保有することがあります。
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社64
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社87
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,523,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社19
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社15,397,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社159,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社217,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社2,680
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社3,000,000
貸借対照表計上額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社31,792,000,000
受取配当金の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社1,000,000,000
売却損益の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社11,876,000,000
評価損益の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社23,010,000,000
株式数、投資株式の保有目的を純投資以外の目的から純投資目的に変更したもの、提出会社90,168
貸借対照表計上額、投資株式の保有目的を純投資以外の目的から純投資目的に変更したもの、提出会社153,000,000