財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-17 |
| 英訳名、表紙 | LIXIL Corporation |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表執行役社長兼CEO 瀬戸 欣哉 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都品川区西品川一丁目1番1号 大崎ガーデンタワー |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 050(1790)5765(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | IFRS |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 1949年9月日本建具工業株式会社(現 株式会社LIXIL)を創設1953年8月東京都葛飾区の既存工場を買収し、葛飾工場を設置、操業を開始1967年9月東洋サッシ株式会社(のちの東洋サッシ工業株式会社)を設立し、アルミサッシの一貫工場を建設1971年8月商号をトーヨーサッシ株式会社へ変更1971年10月東洋ドアー株式会社他4社を吸収合併1974年11月東洋エクステリア株式会社を設立1977年4月ビバホーム株式会社(のちのトステムビバ株式会社)を設立1977年9月東洋ビルサッシ株式会社を設立し、ビル建材事業に進出1982年10月東洋サッシ工業株式会社、ジーエルホーム株式会社を吸収合併1984年5月株式会社アイフルホーム(のちの株式会社アイフルホームテクノロジー)を設立1985年2月トーヨーサッシビル建材株式会社(のちのINAXトステム・ビルリモデリング株式会社)に、三井軽金属加工株式会社の営業を譲り受けさせ、ビル建材事業に本格的に進出1985年5月第一木工株式会社(のちのブライトホーム株式会社)の株式を取得1985年8月東京証券取引所市場第二部に株式を上場(1987年3月に一部指定)1985年11月新明和工業株式会社(のちの株式会社可児LIXILサンウエーブ製作所)の株式を取得し、厨房事業に進出1985年12月日鐡カーテンオール株式会社及び日鐡サッシ販売株式会社の株式を取得し、超高層ビルサッシ部門に進出1987年4月TOSTEM THAI Co., Ltd. を設立(現 連結子会社) トステムファイナンス株式会社(のちのLIXILグループファイナンス株式会社)を設立1987年8月大阪証券取引所市場第一部に株式を上場1988年12月本店を東京都江東区大島に移転1990年1月アルナサッシ株式会社(現 株式会社伊吹LIXIL製作所)の株式を取得し、中低層サッシ部門を拡大 都住器株式会社(トータル住器株式会社を経て、現 株式会社LIXILトータル販売)が営業活動を開始(現 連結子会社)1992年7月商号をトステム株式会社へ変更1993年4月トステム不動産株式会社他3社を吸収合併1993年6月トップ商事株式会社(ビバホーム株式会社を経て、のちの株式会社LIXILビバ)を設立1998年10月トステムセラ株式会社及び日本レポール株式会社を吸収合併1999年7月株式会社日本住宅保証検査機構を設立2000年10月東洋エクステリア株式会社、株式会社アイフルホームテクノロジー、鈴木シャッター工業株式会社(のちの株式会社LIXIL鈴木シャッター)を株式交換により子会社化2001年1月トステム試験研究センター株式会社及びトステム検査株式会社を吸収合併2001年3月トステムビバ株式会社の営業の一部(小売事業)をビバホーム株式会社(のちの株式会社LIXILビバ)に譲渡2001年4月トステムビバ株式会社を合併中国大連市に大連通世泰建材有限公司(現 驪住通世泰建材(大連)有限公司)を設立(現 連結子会社)2001年10月商号を株式会社INAXトステム・ホールディングスに変更するとともに、会社分割により純粋持株会社へ移行同会社分割により営業の全部を承継したトステム株式会社(現 株式会社LIXIL)を設立株式会社INAXを株式交換により子会社化名古屋証券取引所市場第一部に上場 2002年1月東洋エクステリア株式会社の生産部門をトステム株式会社に吸収分割株式会社住通(のちのERA・ジャパン株式会社)の株式を取得同株式の取得に伴い、住通リアルティセンター株式会社(住生活リアルティ株式会社を経て、現 株式会社LIXILリアルティ)を子会社化(現 連結子会社)2002年3月株式会社アイフルホームテクノロジー、ブライトホーム株式会社他2社の株式を現物出資し、ハコス株式会社(現 株式会社LIXIL住宅研究所)を設立(現 連結子会社)2003年9月有限会社ユーケー恒産を合併2004年3月トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)がトステムウッドワーク株式会社を吸収合併2004年10月商号を株式会社住生活グループへ変更2005年1月旭トステム外装株式会社の株式を取得(現 連結子会社)2005年10月ニッタン株式会社(のちの株式会社LIXILニッタン)を株式交換により子会社化住生活リアルティ株式会社(現 株式会社LIXILリアルティ)がERA・ジャパン株式会社を吸収合併2006年10月株式会社住生活グループシニアライフが営業活動を開始2007年4月トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)がINAXトステム・ビルリモデリング株式会社及び株式会社トステムハウジング研究所を吸収合併2007年7月株式会社トステム住宅研究所(現 株式会社LIXIL住宅研究所)が株式会社アイフルホームテクノロジー、ブライトホーム株式会社他2社を吸収合併2007年10月トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)が株式会社アルコプラスを吸収合併2008年7月トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)が株式会社21世紀住宅研究所を吸収合併2009年3月トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)が株式会社住生活グループシニアライフを吸収合併2009年7月株式会社INAXがA-S CHINA PLUMBING PRODUCTS Ltd.、CERAMIC SANITARYWARE Pte. Ltd.(LIXIL ASEAN Pte. Ltd.を経て、現 LIXIL INTERNATIONAL Pte. Ltd.)他6社の株式を取得(現 連結子会社)2010年4月サンウエーブ工業株式会社を株式交換により子会社化新日軽株式会社の株式を取得2010年7月株式会社INAXサンウエーブマーケティングを設立株式会社INAX及びサンウエーブ工業株式会社の営業部門を株式会社INAXサンウエーブマーケティングに吸収分割2011年1月AMTRONIC Pte. Ltd.の株式を取得同株式の取得に伴い、上海美特幕墻有限公司を子会社化2011年4月トステム株式会社が株式会社INAX、新日軽株式会社及び東洋エクステリア株式会社他1社を吸収合併し、株式会社LIXILに商号変更 トステム鈴木シャッター株式会社(のちの株式会社LIXIL鈴木シャッター)がトステムSD株式会社を吸収合併2011年8月株式会社川島織物セルコンを株式交換により子会社化2011年10月ハイビック株式会社を株式交換により子会社化 株式会社LIXILが株式会社東濃LIXIL製作所を吸収合併2011年12月中国青島市に驪住海尓住建設施(青島)有限公司を設立 Permasteelisa S.p.A.の株式を取得 同株式の取得に伴い、同社子会社35社を子会社化2012年4月ベトナム国ドンナイ省にLIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.を設立(現 連結子会社)2012年7月株式会社LIXILニッタンの株式を売却商号を株式会社LIXILグループへ変更 2012年10月トータル住器株式会社が株式会社LIXIL新日軽住建販売を吸収合併し、株式会社LIXILトータル販売に商号変更2013年4月住宅設備機器・機材の工事、メンテナンス業務を担う7社が合併し、株式会社LIXILトータルサービスとして営業活動を開始(現 連結子会社)2013年8月ASD Americas Holding Corp.(現 ASD Holding Corp.)の株式を取得(現 連結子会社)同社の株式取得に伴い、同社子会社19社を子会社化(現 連結子会社)2014年4月ASD Holding Corp.がASD Americas Holding Corp.他1社を吸収合併2014年6月株式会社LIXILホームファイナンスを設立2015年1月株式会社LIXILリアルティがマイルーム館不動産管理株式会社及びマイルーム館不動産販売株式会社を吸収合併2015年4月株式会社LIXILがサンウエーブ工業株式会社を吸収合併 GROHE Group S.à r.l.(現 LIXIL Europe S.à r.l.)の株式を取得同社の株式取得に伴い、GraceA株式会社を実質支配による子会社化GraceA株式会社の子会社化により、同社子会社GROHE Group S.à r.l.(現 LIXIL Europe S.à r.l.)他54社を子会社化(現 連結子会社)2015年6月株式会社INAXサンウエーブマーケティングが清算2015年10月株式会社LIXILの会員制総合建材店を運営する建デポプロ事業を会社分割し、株式会社建デポを設立2016年3月AMTRONIC Pte. Ltd.の株式を売却同株式の売却に伴い、上海美特幕墻有限公司を連結の範囲から除外 株式会社LIXIL住宅研究所が株式会社クラシスを吸収合併2016年8月ハイビック株式会社の株式を売却2017年3月株式会社日本住宅保証検査機構の株式の一部を売却し、連結の範囲から除外2017年4月株式会社LIXILビバが東京証券取引所市場第一部に株式を上場2017年12月驪住海尓住建設施(青島)有限公司の株式を売却2018年3月GraceA株式会社を合併2019年6月株式会社建デポの株式を売却2019年9月株式会社LIXIL鈴木シャッターの株式を売却2020年9月Permasteelisa S.p.A.の株式を売却2020年11月株式会社LIXILビバの株式を売却2020年12月当社を存続会社とし、当社の連結子会社であった株式会社LIXILを消滅会社とする吸収合併を実行商号を株式会社LIXILへ変更するとともに、純粋持株会社から事業会社へ移行2021年1月株式会社川島織物セルコンの株式を売却2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプレミア市場に移行2022年7月LIXILグループファイナンス株式会社を合併2022年11月本店を東京都品川区西品川に移転2025年4月株式会社LIXILホームファイナンスが清算 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度末時点において子会社152社及び関連会社36社で構成され、事業活動を通じて、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」という企業としての存在意義を追求し、「ウォーターテクノロジー事業」、「ハウジングテクノロジー事業」及び「リビング事業」を主要な事業内容とし、関連するサービス等の事業活動を展開しています。 当社グループが営んでいる主要な事業内容と、当該事業に関わる各社の位置付け並びに報告セグメントの関連は次のとおりであり、複数事業を営んでいる会社については、各事業にそれぞれ含めています。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.事業セグメント」に記載のとおりです。 事業区分主要製品及び商品主要な会社ウォーターテクノロジー事業[水回り設備]衛生機器、シャワートイレ(温水洗浄便座)、水栓金具、浴槽、ユニットバス、スマート製品、シャワー等[タイル建材類]住宅・ビル外装タイル、内装タイル等 ㈱LIXIL、㈱LIXILトータルサービス、㈱テムズ、㈱ダイナワン、LIXIL Europe S.à r.l.、Grohe AG及びLIXIL Europe S.à r.l.のその他の子会社47社、ASD Holding Corp.及び同社子会社16社、A-S (China) Co., Ltd.、LIXIL Vietnam Corporation、LIXIL (Thailand) Public Co., Ltd.、LIXIL AFRICA HOLDINGS (Pty) Ltd.、驪住(中国)投資有限公司、台灣驪住設備股分有限公司、驪住科技(蘇州)有限公司、驪住衛生潔具(蘇州)有限公司、LIXIL India Sanitaryware Private Limited、LIXIL INTERNATIONAL Pte. Ltd.、LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd. ハウジングテクノロジー事業[金属製建材]住宅・ビル・店舗用サッシ、玄関ドア、各種シャッター、門扉、カーポート、手摺、高欄、カーテンウォール等[その他建材類]窓枠、造作材、サイディング、屋根材等[住宅・サービス関連]工務店のフランチャイズチェーンの展開、建築請負、不動産管理、不動産事業のフランチャイズチェーンの展開支援等[その他]太陽光発電システム、スマート製品等 ㈱LIXIL、㈱LIXILトータルサービス、㈱LIXILトータル販売、Gテリア㈱、㈱LIXIL住宅研究所、㈱LIXILリニューアル、㈱LIXIL TEPCOスマートパートナーズ、㈱クワタ、㈱LIXILリアルティ、大分トステム㈱、西九州トステム㈱、㈱ジーエイチエス、㈱LIXIL住生活ソリューション、サンヨーホームズ㈱、LIXIL INTERNATIONAL Pte. Ltd.、TOSTEM THAI Co., Ltd.、LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.、驪住通世泰建材(大連)有限公司、LIXIL WINDOW SYSTEMS PRIVATE LIMITED、PT. LIXIL ALUMINIUM INDONESIA リビング事業[水回り設備]システムキッチン、セクショナルキッチン、洗面化粧台、洗面カウンター等[インテリア建材]室内ドア・引き戸、室内用窓、床材、カウンター・造作材、階段、収納等 ㈱LIXIL、㈱LIXILトーヨーサッシ商事、驪住通世泰建材(大連)有限公司 事業の系統図は次のとおりです。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 (1) 連結子会社名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容株式会社LIXILトータルサービス東京都墨田区百万円100ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業100役員の兼任当社の販売先当社の仕入先株式会社テムズ東京都品川区百万円60ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先株式会社ダイナワン東京都中央区百万円90ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先LIXIL Europe S.à r.l.(注)3Luxembourg千ユーロ57,143ウォーターテクノロジー事業100―Grohe AG (注)3GermanyDüsseldorf千ユーロ60,885ウォーターテクノロジー事業100役員の兼任当社の販売先当社の仕入先(100)LIXIL Europe S.à r.l.その他の子会社47社――ウォーターテクノロジー事業―役員の兼任当社の販売先当社の仕入先債務保証ASD Holding Corp.(注)3USANew Jersey千USドル482,958ウォーターテクノロジー事業100役員の兼任資金の貸付債務保証ASD Holding Corp.子会社16社――ウォーターテクノロジー事業―役員の兼任当社の販売先債務保証A-S (China) Co., Ltd.中国上海市千USドル30,000ウォーターテクノロジー事業100―(100)LIXIL Vietnam CorporationVietnamHanoi百万ベトナムドン743,386ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先当社の仕入先(100)LIXIL(Thailand)Public Co., Ltd.ThailandPathumthani百万バーツ383ウォーターテクノロジー事業99当社の販売先債務保証(99)LIXIL AFRICA HOLDINGS (Pty) Ltd.(注)3南アフリカ共和国Krugersdorp百万南アフリカランド3,676ウォーターテクノロジー事業100債務保証驪住(中国)投資有限公司 (注)3中国上海市千人民元450,605ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先債務保証(100)台灣驪住設備股分有限公司台湾台北市千NTドル282,677ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先驪住科技(蘇州)有限公司中国江蘇省蘇州市千人民元395,464ウォーターテクノロジー事業100当社の販売先当社の仕入先(17)驪住衛生潔具(蘇州)有限公司中国江蘇省蘇州市百万円1,730ウォーターテクノロジー事業100役員の兼任当社の販売先当社の仕入先(10)LIXIL India Sanitaryware Private LimitedIndiaAndhra pradesh千ルピー81,787ウォーターテクノロジー事業100債務保証(100) 名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容株式会社LIXILトータル販売東京都品川区百万円75ハウジングテクノロジー事業100資金の貸付当社の販売先当社の仕入先Gテリア株式会社東京都品川区百万円316ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先債務保証株式会社LIXIL住宅研究所東京都品川区百万円100ハウジングテクノロジー事業100役員の兼任当社の販売先(100)株式会社LIXILリニューアル東京都墨田区百万円100ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先当社の仕入先株式会社LIXIL TEPCOスマートパートナーズ東京都江東区百万円450ハウジングテクノロジー事業60資金の貸付当社の販売先株式会社クワタ兵庫県神戸市須磨区百万円30ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先株式会社LIXILリアルティ東京都台東区百万円160ハウジングテクノロジー事業100―(100)大分トステム株式会社大分県大分市百万円50ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先西九州トステム株式会社佐賀県佐賀市百万円30ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先株式会社ジーエイチエス東京都品川区百万円100ハウジングテクノロジー事業100資金の貸付(100)株式会社LIXIL住生活ソリューション東京都品川区百万円100ハウジングテクノロジー事業100―LIXIL INTERNATIONAL Pte. Ltd. (注)3Singapore百万円30,565ハウジングテクノロジー事業、ウォーターテクノロジー事業100役員の兼任当社の仕入先債務保証TOSTEM THAI Co., Ltd.(注)3ThailandPathumthani百万バーツ2,767ハウジングテクノロジー事業100当社の販売先当社の仕入先(100)LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.VietnamDong Nai百万円4,310ハウジングテクノロジー事業、ウォーターテクノロジー事業100資金の貸付当社の仕入先債務保証(100)驪住通世泰建材(大連)有限公司中国遼寧省大連市千USドル43,500ハウジングテクノロジー事業、リビング事業100当社の仕入先LIXIL WINDOW SYSTEMS PRIVATE LIMITEDIndiaHaryana千ルピー858,318ハウジングテクノロジー事業100債務保証(100)PT. LIXIL ALUMINIUM INDONESIAIndonesiaJakarta百万ルピア173,617ハウジングテクノロジー事業75債務保証(75)株式会社LIXILトーヨーサッシ商事東京都墨田区百万円100リビング事業100当社の販売先当社の仕入先その他 38社(注)4、5 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しています。 2.議決権の所有割合欄における( )内は、間接所有割合で内数です。 3.特定子会社です。 4.その他のうち、LIXIL India Private Limitedは特定子会社です。 5.その他のうち、LIXIL Africa (Pty) Ltd.は債務超過会社であり、債務超過額は2026年3月31日時点で1,406百万南アフリカランドです。 (2) 持分法適用関連会社名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容サンヨーホームズ株式会社(注)1大阪府大阪市西区千円6,223,793ハウジングテクノロジー事業24当社の販売先(注)2その他 34社 (注)1.有価証券報告書提出会社です。 2.議決権の所有割合欄は、2026年3月31日時点の同社の発行済株式(自己株式を除く。 )の総数に対する当社の所有株式数の割合を記載しています。 |
| 従業員の状況 | (2)【従業員の状況】 ① 連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人) ウォーターテクノロジー事業26,440(2,887) ハウジングテクノロジー事業16,183(2,935) リビング事業4,116(336) 全社共通部門1,334(105)合計48,073(6,263) (注)1.従業員数は就業人員であり、パートタイマー、嘱託、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しています。 2.全社共通部門として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものです。 ② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)15,128(2,589)46.220.37,296,2882.9 セグメントの名称従業員数(人) ウォーターテクノロジー事業4,603(605) ハウジングテクノロジー事業7,220(1,572) リビング事業1,980(307) 全社共通部門1,325(105)合計15,128(2,589) (注)1.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。 2.従業員数は就業人員であり、パートタイマー、嘱託、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しています。 ③ 労働組合の状況会社名組合名組合員数(人)株式会社LIXILLIXIL労働組合12,325労使関係については良好であり、特記すべき事項はありません。 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当社グループは、「インパクト戦略」(注)の優先取り組み分野の一つである「多様性の尊重」において、2030年3月期までに当社グループ全体にインクルージョン文化を定着させジェンダー不均衡を是正する目標を掲げ、取り組んでいます。 また、かねてより全従業員が性別、年齢、国籍等に関わらず、いきいきと活躍できる職場環境と制度づくりを優先事項とし、改革を実行してきました。 (注)「インパクト戦略」の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりです。 女性人材の採用・育成・登用の取組み当社は、2030年3月期までに全世界の女性管理職比率を30%とする目標を掲げ、採用・育成・登用の各フェーズにおいてリーダー候補(パイプライン)の拡充に注力しています。 採用フェーズにおいては、次世代の女性人材確保に向け、女子学生を対象としたイベントやセミナーを継続的に開催しています。 会社説明に加え、技術職の女性メンバーとのトークセッションや座談会を通じ、具体的なキャリアイメージの形成を支援することで、将来の管理職候補となる母集団の拡大を推進しています。 選抜・登用フェーズでは、主要ポジションの後継者計画を策定する「POD(人材・組織レビュー)」にD&Iの観点を組み込み、全社横断で有望な女性人材の発掘に注力しています。 2026年3月期のレビューにおいて、ハイポテンシャル人材(将来的にリーダーや経営の中核を担う高い資質と意欲を有すると定義された人材)に占める女性の割合は、前年から4ポイント増の35%となりました。 さらに、育成フェーズの具体的な施策として、PODで特定された人材を対象に、階層別のキャリア開発プログラムを実施しています。 管理職手前の中堅層を対象とした「女性キャリア推進プログラム」では、外部研修や上司との対話を通じて、自律的なキャリア形成とリーダーシップの確立を支援します。 一方、実績あるリーダー層を対象とした「女性タレントアウトリーチプログラム」では、経営陣との対面セッションや多角的なアセスメント、部門を超えたメンタリングを通じ、より高度な能力開発と強固なタレントパイプラインの構築を図っています。 仕事と家庭の両立を支援する働きやすい職場づくり従業員が多様なライフステージにおいて高いパフォーマンスを維持できるよう、性別や年齢に関わらず、柔軟な働き方を支援する仕組みとして、テレワーク制度やフレックスタイム制度を導入しています。 さらに、仕事と家庭の両立支援として、育児時短制度の拡充、産後パパ育休(出生時育児休業)の導入、当社独自の配偶者出産・育児休暇(ぱぱの子育て休暇)の導入・拡充などを実施し、女性従業員が出産や育児に直面してもキャリアを継続しやすい制度構築に加え、育児に参画する男性従業員にとっても働きやすい職場環境づくりを積極的に進めています。 こうした環境整備の成果は、従業員意識調査「LIXIL Voice」の結果にも表れています。 2026年3月期に実施した調査では、エンゲージメントスコアを左右する重要なドライバーである「ワークライフバランス」のスコアがグローバル全体で前年比1ポイント向上し、74%の従業員から肯定的な回答を得ました。 また、男女の賃金の差異については、62.7%となっており、過去4年間でその差は縮小傾向にあります。 当社の男女の賃金の差異の要因として、等級と勤務地限定社員制度(地域別賃金)の影響が上位を占めることがわかっていますが、職位別平均基本給における男女の差異は90%を超える水準であり、同一職位においては同等の報酬水準を実現しています。 また、これまで女性従業員の割合が多かった勤務地限定社員制度(地域別賃金)については、管理職においては2022年4月1日に、一般社員においても2026年4月1日をもって廃止しました。 これにより、将来的な転勤の可能性や勤務する地域による賃金差をなくし、個々人の職務・職責に応じた実力主義の報酬体系を目指しています。 ⑤ 従業員給与等の額及び内容の決定に関する方針当社はその存在意義の追求と、LIXIL Playbookに基づく施策を通じた持続的な成長に取り組んでおり、性別、年齢、国籍等に関わらず、多様な人材がその能力を最大限に発揮し、公正に活躍できる報酬制度を基本としています。 ・管理職においては、職務内容、スキル、人事評価、及び給与競争力などを総合的に勘案して基本給を決定しており、会社業績や世間動向等を踏まえたガイドラインに基づき、定時改定を行います。 また、2022年4月に導入した職務・職責ベースの職務等級制度に対応し、業績連動賞与を採用しました。 これにより、個人の貢献及び会社の業績を従来以上に反映させ、メリハリのある報酬体系を実現しています。 ・一般社員においては、資格と行動評価によって基本給の昇給額を決定しており、高い評価を得るほど基本給が上昇する、成果と努力に報いる仕組みとしています。 賞与については、会社業績を基盤としつつ、個人の資格や業績評価に応じて決定されます。 2025年4月の賃上げについては、物価上昇、政府・経済団体の要請、世間動向を考慮しベースアップを実施しました。 今後も、職務・職責や成果に基づく評価の浸透と、市場競争力を踏まえた公正かつ競争力のある処遇の実現に取り組んでいきます。 当社グループでは、さらなるD&Iの推進と実力主義の徹底を通じて、性別、年齢、国籍などに関わらず多様な人材が公正に活躍できる制度や取り組みを推進し、ジェンダー不均衡の是正に取り組んでいきます。 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)2男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3、4労働者の男女の賃金の差異(%)(注)6、7全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者7.986.962.768.493.0 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合 (%)(注)2男性労働者の育児休業取得率 (%)(注)3、4、5労働者の男女の賃金の差異(%)(注)6、7全労働者正規雇用 労働者パート・有期労働者株式会社LIXILトータルサービス-70.859.667.267.0株式会社LIXILトータル販売-128.672.077.966.1Gテリア株式会社-40.074.878.449.6株式会社LIXILリアルティ-100.065.068.351.9株式会社LIXIL住生活ソリューション--48.180.466.2 (注)1.本数値は、第三者保証を取得済です。 上記データを含むESG関連のデータの保証声明書については、当社グループウェブサイト>インパクト>ESGデータ・索引>ESGデータのページに掲載しています。 2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。 なお、連結子会社については、開示対象となる会社はありません。 3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得率を算出したものです。 具体的には、分母を「当事業年度に配偶者が出産した男性従業員数」、分子を「当事業年度に育児休業または育児目的休暇を取得した男性従業員数」として算出しています。 配偶者の出産年度と男性従業員の育児休業等の取得年度が異なる場合があるため、取得率が100%を超えることがあります。 なお、分子には各社独自の育児目的休暇である「配偶者出産・育児休暇(ぱぱの子育て休暇等)」を含みます。 4.直雇用の従業員のみを対象としています。 5.取得率の算出において、分母とする対象者が零の場合は「-」と記載しています。 6.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。 7.賃金には基本給のほか時間外勤務手当等の基準外賃金及び賞与を含んでいます。 なお、連結子会社において、手当等支給内容が異なる賃金は、子会社毎の規程に基づき算出しています。 補足データ:株式会社LIXIL■従業員職種別比率(2026年3月31日現在)区分男性女性正社員93.2%73.3%契約社員6.8%26.7%(注)正社員数には、当社から社外への出向者を含み、社外から当社への出向者を除いています。 ■職位別平均基本給における男女の差異(2026年3月31日現在)職位男女の基本給の差異統括・事業部長職クラス104.4%部長職クラス104.2%課長職クラス97.9%係長職クラス92.0%一般クラス98.9% |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針及び経営環境私たちを取り巻く世界や日々の暮らしは変化を続けています。 しかし、より豊かで快適な住まいで暮らしたいという人びとの願いは、いつの時代も変わりません。 LIXILのPurpose(存在意義)は、持続的な成長に向けて、よりアジャイルで起業家精神にあふれた企業になるための取り組みを続け、意思決定を行う際に指針となるものです。 従業員は、当社における価値創造の原動力であり、LIXIL Behaviors(3つの行動)を日々の業務の中で実践することで存在意義の実現につなげています。 上記のPurposeのもと、当社グループは、人びとの住まいの夢を実現するために、先進的な技術と製品を開発、提供しています。 水の可能性を広げるシャワーや水栓、料理の創作意欲を高めるキッチン。 清潔さと快適さを兼ね備えたトイレ。 家の中と外の世界をつなぐドアや窓。 空間に彩りを添える内装や外装。 長い一日の疲れを癒すお風呂。 住まいをより豊かで快適にするのは、実は意外とシンプルなことです。 当社は、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。 以後、GROHE、American Standardといった世界的ブランドを傘下に収め、日本のものづくりの伝統を礎に、世界をリードする技術やイノベーションで、日々の暮らしの課題を解決する高品質な製品をグローバルで幅広く提供しています。 現在、当社グループは、世界150カ国以上で約48,000人の従業員を擁するグローバル企業となり、毎日10億人以上の人びとに当社グループの製品をご愛用いただいています。 今後も生活者視点に立ち、考え抜いた、意味のある製品デザインにこだわり、世界中のあらゆる人びとのより豊かで快適な住まいと暮らしの実現に向けて、さらなる可能性を追求し、責任ある事業成長を推進していきます。 この数年間、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しています。 地政学的リスクの高まり、インフレーション、住宅に対するニーズの多様化、サプライチェーンの分断などさまざまな課題に直面しながらも、さらに強い組織へと変革を推進してきました。 経営の基本的方向性を示したLIXIL Playbookに基づき、持続的な成長の実現に向けて、着実に前進しています。 直近においても、グローバル市場は地政学的リスクの高まりや供給網の分断、コモディティ市場の急激な変動など不透明な状況が続いています。 このような環境のなか、当連結会計年度を持続的に収益力を備えた企業へと成長するための転換点として位置づけ、米国事業のターンアラウンド、GROHEブランドの成長、日本におけるリフォーム事業の強化及び差別化商品開発の加速を優先的に取り組むべき注力点として掲げ対応を進めてきました。 この結果、収益性の向上、外部環境の変化に強い組織づくり、機動性の強化といった取り組みが大きく進展し、事業基盤はより強固なものになってきました。 今後も、外部環境の変動を変革を加速させる機会として捉え、新たな成長ステージを切り拓いていきます。 海外では、成熟市場における事業効率化と収益性向上、及び成長市場における積極的な需要取り込みを軸に、地域特性に応じた施策を展開しています。 欧州や米国などの成熟市場では、インフレーションの長期化や金利の高止まりの影響を受け、住宅市場の回復が当初の想定よりも遅れていますが、外部環境の変化に強い組織づくりに向けて、財務面、事業展開の両面における施策を前倒しで実行してきました。 欧州全体では景気回復の動きは鈍いものの、GROHEのブランド力の強化により、ハイエンドのカテゴリーでシェア拡大しています。 米国では、浴槽事業のAmerican Bath Groupへの完全移管が完了したことにより、人員配置や販売戦略の最適化による成果が出始めています。 また、成長著しい中東・インドでは大幅な売上成長を達成しており、今後も需要の継続的な拡大が期待できる中、地域の特性やニーズに的確に対応すべく事業運営体制の強化を継続していきます。 日本国内では、住宅市場は、想定を大きく上回るスピードで変化しています。 新設住宅着工件数は、住宅関連の法改正の影響に加え、主要な建築資材における供給制約、さらに世界的なインフレに伴う建築コストの高騰が重なったことで、前年比12.9%減と大きく落ち込みました。 このような厳しい事業環境においても、中長期的に取り組んできたリフォーム事業へのシフトや、高収益な事業構造への転換の成果が顕在化しています。 また、昨今の光熱費の高騰や環境意識の高まりを背景に、高性能な窓・ドアや節水型水まわり製品は、日々の生活コストを抑制するための不可欠な選択肢の一つという意識が浸透してきています。 当社は高断熱・省エネなどの高付加価値製品へリソースを集中させ、変化する消費者のニーズに応える製品展開を強化しています。 このように、構造改革の推進とイノベーションによる差別化に取り組んできたことで、売上収益、事業利益ともに前年同期比で増収増益と業績を改善させることができました。 対処すべき課題はなお残っているものの、中長期的な財務目標の達成に向けた道筋を着実に進むことができていると考えています。 中長期的な見通しとして、グローバル全体の市場環境を見ると、地域ごとの違いはあるものの、共通して二つの大きな構造的な変化が起きています。 一つ目は住宅需要そのものの変化、二つ目はサステナビリティや省エネへの取り組みの加速です。 こうした構造的な変化に加え、地政学的リスクや物流の混乱、コストの高騰といった外部環境の変化は今後も続き、原材料の調達や物流、エネルギー価格など中東情勢の動向についても、引き続き注視が必要となります。 しかしながら、住宅市場を取り巻く環境に変化があったとしても、長期的な住宅需要のトレンドそのものが変わるものではなく、住宅購入意欲の低下、プロジェクトの遅れやインフレ圧力は、一時的に住宅投資の足を引っ張る要因にはなりますが、住まいへの需要は底堅く存在しています。 海外事業については、成長のけん引役となっているGROHEを中核としつつ、当社が強みを発揮できる領域を見極め、それぞれの市場の特性に応じて各グローバルブランドを機動的に展開していくことで、成長機会を確実に獲得していきます。 日本事業においては、リフォーム事業へのシフトの効果に加え、収益性の高い事業構造への転換を引き続き進めていきます。 また、こうした変化の激しい事業環境において最も重要なのは、「LIXILの製品を買うこと自体に価値がある」と感じて頂けるような差別化された製品を生み出し続けることです。 リサイクル素材を活用した「PremiAL」や「レビア」といった製品は、LIXILの循環型のビジネスを代表するものとして評価を高めてきており、これらを通じてブランド力の向上や、リフォーム需要の拡大につなげていきます。 なお、当社は持続可能な成長と価値創造を実現していくための長期目標として、事業利益率10%、ROIC10%を掲げ、事業戦略を着実に実行していくことで達成を目指していきます。 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社は、すべての事業の軸となるPurpose(存在意義)達成の道筋として、2021年3月期に経営の基本的方向性を示すLIXIL Playbookを策定し、取り組むべき優先課題を設定しました。 Purposeを追求し、当社グループの特長をさらなる強みへと進化させ、持続的な成長の実現につなげていくロードマップを明確化したものです。 先行きが不透明で将来の予測がしにくい事業環境においても、目指すべき方向を明確に示すことで、従業員が一丸となって優先課題に注力することができています。 (なお、策定日以降の事業環境の変化に対応させるため、2023年に優先課題の一部改訂を実施しています。 ) [LIXIL Playbookにおける5つの優先課題]① インフレーションとサプライチェーンにおける課題への対応資材や物流費の高騰による影響を踏まえ、販売価格の最適化や、素材の変更によるコストダウンとコスト安定の両立を図るとともに、付加価値の高い差別化製品へのシフトにより収益性改善を進めます。 また、グローバルサプライチェーンが寸断されるリスクに備え、調達先の冗長化や生産のプラットフォーム化といった従来からの施策に加え、地域内における調達、生産体制への移行を進めていきます。 ② 日本事業の最適化と新たな事業成長の追求日本事業の収益性と機動力を高めるための施策を継続し、従来は水回り製品が中心であったリフォーム商材を窓や壁といった断熱改修にまで広げることで、拡大するリフォーム需要の取込みを強化します。 さらに、全ての製品群に関して環境配慮型の製品を導入し、差別化につなげていきます。 ③ ウォーターテクノロジー事業における海外事業の成長促進付加価値の高い製品の販売拡大、販売チャネルの多角化、戦略的なブランド・ポートフォリオの構築といった施策を通じて、コモディティビジネスからの脱却を図り、海外市場の成長を着実に取り込むための基盤を強化します。 ④ 環境戦略の事業戦略への統合当社グループの環境戦略は、「気候変動対策を通じた緩和と適応」「水の持続可能性を追求」「資源の循環利用を促進」という3つの重点領域を設定しています。 環境戦略を事業戦略に統合し、各領域における中期目標の実現に向けて取組みを強化しており、持続的成長と地球環境や社会へのインパクトの拡大を目指します。 ⑤ 新たなコア事業の創出将来の成長に向けて、インパクトのある新しい技術、製品、ビジネスモデルの創造を通じて、新たな収益の柱になるようなコア事業の確立を目指しリソースを投入していきます。 LIXIL Playbookで掲げた優先課題に沿って、複雑化していた組織の簡素化、基幹事業への注力、サプライチェーンの強化といった取り組みは順調に進捗し、外部変化への対応力を着実に強化してきたという実感があります。 しかしながら、海外事業を中心に、取り組むべき課題はまだ残されています。 引き続き構造改革を推進し、外部環境に対する組織の弾力性を高めていきます。 事業環境は引き続き厳しい状況が続きますが、縮小が見込まれる国内市場の売上比率の高さ、資本効率の改善、利益率の低下といった課題は、企業努力で対処可能な課題であり、経営者として克服に努めていきます。 最終的には、私たちの提供する商品すべてが、社会・環境にインパクトを創出し、それらの商品を迅速かつ効率的に、低コストで生み出していくことができる、強靭な事業基盤の構築を目指します。 中長期で目指すのは、「LIXILから商品を買うこと自体が、世の中にとって良い」と認知される、そういう世界を創ることであり、その中核を担うのが、社会・環境にインパクトを生み出す商品群です。 2030年には、売上の半分以上をこれらの商品群が占める姿を目指します。 LIXIL Playbookの優先課題に沿ってこうした取り組みを中長期的に進めていくことで、目標とする事業利益率10%、ROIC10%は達成できると確信を強めています。 長期的に、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まい」を実現する企業になるための絵は描けています。 今はまず、将来の利益成長につなげる準備期間として、しっかりと足固めを行いながら、新たな暮らしの可能性を広げるイノベーションの創出に注力し、競争力の強化を図ります。 事業活動を通じて社会・環境課題の解決に貢献することは、企業として果たすべき役割です。 こうした活動は社会全体に利益をもたらすだけでなく、当社グループの事業の持続可能性を高める上でも、非常に重要です。 今後も全社一丸となり、次世代へとつなぐ住まいと暮らしの向上に取り組んでまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 当社グループでは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」というLIXILのPurpose(存在意義)の達成を目指し、事業に関連した社会・環境課題の解決に取り組んでいます。 2021年3月期に導入されたLIXIL Playbookは、Purposeを実現するうえでの経営の基本的な方向性を示したものです。 何を目指し、どのように達成するのかを明確にすることで、全従業員が同じ方向に向かって力を結集させることができます。 2023年3月期には、事業環境の急速な変化に対応するため、LIXIL Playbookを更新しました。 当時の課題を反映して追加した「インフレーションとサプライチェーンにおける課題への対応」「環境戦略の事業戦略への統合」を含め、「変革」「成長」「革新」の5つの戦略的優先課題に注力して取り組みを進めています。 当社グループのサステナビリティに関する戦略であるインパクト戦略はLIXIL Playbookの推進を支える基盤であり、緊急性の高い世界的な社会課題に対し、自社の事業を通じてインパクト(良い影響)を生み出す姿勢を明確化しています。 インパクト戦略を事業活動と融合して推進することで事業成長や企業価値向上に注力します。 この戦略は「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」の3つの優先取り組み分野で構成されており、グローバル企業としての社会・環境に対するコミットメントにとどまらず、収益性の向上、ブランド・エクイティの強化、長期的な価値創造を目指すものです。 ※ 上図「注力」における対応はほぼ完了しています。 重要課題について当社グループでは、社会の情勢や課題に加え、当社のPurpose(存在意義)、価値創造プロセス、経営方針、インパクト戦略、並びにステークホルダーの期待や要望を踏まえて課題を抽出しています。 そして重要課題の評価プロセスに則り、抽出した課題をインパクト、リスク、機会(IROs)の観点から評価を行い、事業活動と社会への影響の双方を考慮して、重要課題を特定しています。 また、インパクト戦略に関する施策や実績の評価を確実かつ継続的に行う上で、事業リスクの管理と重要課題の検証プロセスが相互補完し合う関係となるよう考慮して総合的に推進しています。 重要課題は、IROsに焦点を当てて、原則として年に1度の検証と3年毎の特定及び評価を実施しています。 2025年3月期には、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)の開示要求の詳細を定めた欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)に基づくダブルマテリアリティの考え方を取り入れた評価プロセスを導入して特定及び評価を行いました。 将来的なCSRDの域外適用を視野に入れ、まずはハイレベルでの検討から着手しています。 社内外のステークホルダーへのインタビューや調査を通じて得られた意見を考慮したダブルマテリアリティ評価の結果は、インパクト戦略委員会での検証を経て、執行役会の承認を得ています。 また、取締役会へも報告を行っています。 ダブルマテリアリティ評価プロセス1.課題の理解と特定2.評価と優先順位付け3.検証と承認・LIXILの戦略や事業環境、社内プロセス及び文書の理解・過去の重要課題のレビュー・業界特有のフレームワーク、専門出版物、報告基準、及び同業他社の比較を考慮した外部環境分析・ESRSが挙げるESG課題との整合性・エンゲージメントを通じたステークホルダーのニーズと期待の理解 これらの情報をもとに、潜在的な重要課題のリストが定義、評価のための基礎を形成 潜在的な重要課題を以下に基づいて評価 ・インタビューや調査を通じて、(1)社内ステークホルダー(執行役員、上級管理職、専門人材、一般社員)及び(2)社外ステークホルダー(投資家、サプライヤー、顧客、業界専門家、同業他社など)の視点と関心を集約し、質的・量的な分析を実施・潜在的及び実際のポジティブ・ネガティブ・長期的な変化に基づく影響、リスク及び機会(IROs)の重要性の評価・これらの情報をもとに、IROsの優先順位付け(インパクト・財務の重要性のスコアリング方法論の確立)・重要課題のリストを検証するための重要性の閾値の設定と適用 ダブルマテリアリティ評価結果を以下によって最終化 ・インパクト戦略委員会のメンバーによる妥当性確認ワークショップの実施・執行役会による承認 重要課題取組環境マネジメント環境ガバナンス体制の強化、環境監査や環境教育などの実施により、環境戦略の実行基盤を強化し、環境パフォーマンスを向上させる。 環境に関する国際条約や事業活動地域における法規制、社会的規範を含めたより高い水準の自主基準を順守するために、取引先と連携して化学物質の適正管理と使用量削減を進め、環境汚染物質の排出を抑制する。 気候変動対策2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指し、事業プロセスにおけるエネルギー使用量の削減、再生可能エネルギーへの移行や燃料転換に取り組む。 また、環境に配慮した製品・サービスの提供やステークホルダーとの連携を通じて、社会全体でのCO2排出量削減及び自然災害や気温上昇などによる被害を軽減し、気候変動への緩和と適応に貢献する。 グローバルな衛生課題の解決すべての人びとのよりよい衛生設備へのアクセスを実現すべく、製品イノベーションやパートナーとの市場エコシステム構築を通じて、経済的機会の創出、人びとの健康やコミュニティにおける生活の質の向上に取り組む。 サイバーセキュリティLIXILが保有する情報資産の保護と効率的かつ安全な事業運営のため、サイバー攻撃の脅威に対するリスクマネジメントとセキュリティ対策を実施する。 また、LIXILで働くすべての人が事業活動のあらゆる場面で予防措置を講じ、リスクに迅速に対応できるよう、従業員教育や啓発活動を行う。 資源の循環利用の促進限りある資源の持続的な利用に向け、ライフサイクル全体での環境負荷低減に配慮した設計を推進し、原材料の使用量削減やリサイクル材・再生可能な素材の利用、資源をより長く効率的に使える製品・サービスの提供に取り組む。 また、事業プロセスで発生する廃棄物の削減や使用後の製品の再資源化をステークホルダーと連携して推進するとともに、再資源化が困難な廃棄物の解決にも取り組み、社会全体での環境負荷低減に貢献する。 人権「LIXIL行動指針」と「LIXIL人権方針」に基づき、すべてのステークホルダーの人権を尊重し、継続的なデューデリジェンスと懸念報告(内部通報)制度により、リスクの特定と是正・救済に努める。 また、サプライヤーに対しては「調達先行動指針」に基づき、人権尊重をはじめ倫理的に行動することを要請し、取り組みの状況をモニタリングする。 人材と能力開発従業員が価値創造の原動力であるという認識のもと、体系的な人材育成に取り組み、従業員一人ひとりの自発的なキャリア開発を支援する。 また、世界的な労働者の高齢化や熟練労働者の不足による事業活動への負の影響を低減するため、バリューチェーンにおける人材育成プログラムや熟練労働者の育成を目的とした学校教育・職業訓練に投資する。 製品イノベーション最高品質のモノづくり・サービスの追求を志し、イノベーションを促進する職場環境を築き、日々の暮らしの課題を解決し、環境・社会にインパクト(良い影響)をもたらす革新的な製品・サービスを提供する。 持続可能なイノベーションと価値創造を担保する知的財産戦略を実行する。 生物多様性の保全事業活動における自然資本や生物多様性への依存と影響を特定し、リスクと機会を把握することで、自然の損失と変化がもたらす影響に対処し持続可能な自然の利用に取り組む。 適切な情報開示やバリューチェーンにおける自然損失の回避・最小化に向けた製品・サービスの提供に加えて、自然を再生・回復する取り組みを推進し、ステークホルダーと連携して生物多様性保全に貢献するビジネスモデルの構築を目指す。 多様性の尊重ダイバーシティ&インクルージョン文化を促進する。 ジェンダー不均衡をはじめとする格差を是正し、誰もが能力を最大限に発揮できる職場環境と公平な機会を提供する。 また、バリューチェーンにおけるリスクを把握し、改善に向けた取り組みを支援する。 ビジネスコンダクト事業活動のあらゆる場面において「LIXIL行動指針」と「LIXIL Behaviors(3つの行動)」を実践する。 不正・違反行為の未然防止や早期対処のため、通報者保護策を講じた懸念報告(内部通報)制度を運営する。 サプライチェーン上の課題に対応するため、「調達先行動指針」の周知と継続的な対話を通じてサプライヤーとの連携強化を推進する。 水の持続可能性の追求水まわり製品のリーディングカンパニーとして、節水性能が高い製品・サービスや、安全性を高めたおいしい水の提供を通じて、水の持続可能性を追求する。 また、事業プロセスにおける水リスクを特定し、水不足拠点を中心に水使用量の削減、排水管理、水循環システムの導入などの水管理プログラムを実施し、使用効率向上によって責任ある水の使用に取り組む。 労働者のウェルビーイング従業員の心身の安全と健康のため、健康経営を推進し、労働安全衛生マネジメント指標を改善する。 また、多様で柔軟な働き方を実現するため、事業ニーズと社会ニーズに合致する従業員支援制度を導入し、適正な賃金支払いと長時間労働への対応に取り組む。 さらに、取引先のリスクを把握し、改善への取り組みを支援する。 (1)ガバナンス当社グループは、「LIXIL Playbook」の推進を支える基盤である、サステナビリティ関連の課題への対応に戦略的に取り組むため、Impact戦略担当執行役を委員長とする「インパクト戦略委員会」を設置しています。 2026年4月、Chief Impact Officer(CIO)を新設しました(注)。 これは執行体制の強化や事業戦略とインパクト戦略のブリッジ強化、従業員エンゲージメントの向上、社内外の訴求力の向上を目的とし、インパクト戦略をより一層強化します。 インパクト戦略の推進にあたってはImpact戦略担当執行役であるCIOを委員長とする「インパクト戦略委員会」が中心的な役割を担います。 当社グループ全体で迅速かつ適切な対応を行うため、インパクト戦略委員会のメンバーには、コーポレート部門及び事業部門を統括する執行役並びに部門長が任命されています。 また、必要な場合は外部の有識者など、社内外のステークホルダーに会議への出席を求め、インパクト戦略を推進する上で重要な意見を取り入れています。 委員会は原則として四半期に1回開催し、必要に応じて委員長が臨時に委員会を招集します。 インパクト戦略委員会での討議・審議結果は、遅滞なく執行役会に報告されています。 インパクト戦略や重要課題の更新など、執行役会の審議が必要な事項は、インパクト戦略委員会での議論を踏まえて執行役会に上申され、決議されています。 また、取締役会は、中長期的な企業価値向上の観点から、執行役会が策定するインパクト戦略について、その妥当性・実現可能性等を検討した上で、その内容を承認しています。 インパクト戦略の推進状況について、取締役会は半期に1回報告を受け、目標に対する進捗状況並びに課題を把握し、対応策の検討等の議論を通じて、戦略の実施を監督しています。 こうした体制整備により、LIXILを取り巻くグローバルな社会課題の変化に迅速かつ適切に対応することを可能にしています。 また、委員会での決定事項は、推進責任者である各担当執行役及び部門長が担当部門に周知し、具体的な取り組みに展開しています。 インパクト戦略委員会では、グローバル衛生審議会、環境戦略審議会、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)審議会より、インパクト戦略における3つの優先取り組み分野の活動の進捗が各回で報告されるほか、その他の社会・環境課題や情報開示についても討議を行っています。 (注)2026年3月まで、委員長は取締役 代表執行役専務 人事・広報・渉外・Impact戦略 担当 兼 Chief People Officer 当連結会計年度の主な議題:・3つの優先取り組み分野の進捗とKPIの更新・ESG評価・人権に関するアンケート調査 (2026年4月現在) (2)戦略当社グループのインパクト戦略では、当社グループが専門性を活かして大きなインパクトを生み出すことができる「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」を3つの優先取り組み分野に定めています。 現在、そして未来を見据え、インパクト戦略を事業戦略に組み込み、水まわり製品と住宅設備における知識や規模を活かしながら、従業員やパートナー、さらには地域住民など様々なステークホルダーの皆さまと協働して取り組みを進めています。 なお、インパクト戦略の各取り組みにおいては、設定した指標と目標に基づいて、その進捗や成果を毎年確認しながら、目標達成に向けて尽力しています。 ■グローバルな衛生課題の解決2025年までに1億人の衛生環境の改善を通じて生活の質の向上に貢献するという目標を達成し、新たに、2031年3月期までに、直接的及び間接的に、さらなる1億人の人びとの衛生環境を改善するという、可能性を切り拓く目標を掲げました。 持続可能な衛生市場のビジネスモデルやエコシステム、その両面における開発を加速させ、健康、生活の質、地域経済にインパクト(良い影響)を与えることを目指します。 当社グループは、目標達成に向け、途上国向けの衛生製品を開発・提供するSATO事業を基軸に取り組みを推進しています。 地域の特性やニーズに合わせた開発を行い、現在では製品・備品のポートフォリオを拡充し、低価格で耐久性に優れた衛生ソリューションを通じて衛生環境改善に貢献しています。 さらに、衛生市場のサプライチェーンや販売網の構築に取り組んでいます。 具体的には、多様なパートナーとの戦略的な協働を通じて地域の成長を推進するとともに、現地の衛生市場を支えるステークホルダーの支援・能力向上といった直接的な介入を行っています。 一連の取り組みを通じて、人びとの衛生環境を改善することで、社会に直接的なインパクトをもたらしています。 また、生活の質の向上とともに、将来的に安価なSATOブランド製品から上位製品へ市場ニーズが移行することを想定しています。 こうした自社による直接的な取り組みにとどまらず、世界各国に導入され、高い評価を獲得しているSATOの革新的な衛生ソリューションを基盤として、エコシステムの構築を通じてより多くの人びとの衛生環境を間接的に改善し、インパクト拡大を目指しています。 具体的には、パートナーと協働して職業訓練や能力開発プログラムを促進し、現地の職人や起業家がMake(作る)、Sell(売る)、Use(使う)のサイクルを構築することで事業機会と地域経済を拡大する方法を学ぶ機会を提供し、衛生市場の創出・成長支援に貢献しています。 また、特に深刻な衛生課題を抱える農村や都市部周辺の住民に対して、多様な啓発・教育活動を行い、衛生環境が家庭やコミュニティに与える影響への理解を促進しています。 さらに、当社グループは様々なステークホルダーと連携することで、コミュニティにより大きなインパクトをもたらしています。 国際連合児童基金(ユニセフ)とのパートナーシップの継続、FINISH Mondial Foundationとの連携による衛生環境の改善に向けた資金調達の支援のほか、多くのNGO、現地メーカーや販売店との連携、政府や自治体への政策提言やアドボカシーを通じて、総合的なソリューションを提供するためのパートナーシップのプラットフォームやビジネスモデルの構築を進めています。 水と衛生分野の課題解決に向けては、世界各地で進む行政による投資及び取り組みと、民間企業が持つ専門的な知見や革新的な技術を効果的に組み合わせることで、より大規模なインパクトを実現できます。 当社グループ初の公共部門とのエンゲージメントに特化したプラットフォームであるLIXIL Public Partners(LPP)は、政府などの公共部門をはじめとする主要ステークホルダーとの連携を促進し、シナジーの最大化を図ることを目的に設立されました。 SATO事業などの既存の取り組みをベースに、LPPは政府、NGO、学術機関と協働し、衛生分野における革新的な製品やソリューションを提供しています。 ■水の保全と環境保護「LIXIL環境ビジョン2050」では、「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、環境に関する重要課題のうち「気候変動対策」「水の持続可能性の追求」「資源の循環利用の促進」の3つを、ビジョン実現に向けた重点領域に定めています。 重点領域を推進するための共通の基盤として、製品イノベーションによるライフサイクルを通じたCO2排出や水使用などの環境負荷の低減、及び全社の環境マネジメントの強化、各領域に深く関連する生物多様性の保全にも取り組んでいます。 2050年までに、事業プロセスと製品・サービスを通じてCO2の排出量を実質ゼロ(注)にし、水の恩恵と限りある資源を次世代につなぎます。 ・「気候変動対策」当社グループでは、事業プロセスにおける環境負荷低減に努めると同時に、環境に配慮した製品やサービスの提供を通じて2050年までにCO2排出量実質ゼロ(注)を目指します。 さらに、当社グループの事業プロセス及び製品やサービスにおける直接的な排出にとどまらず、社会全体におけるCO2排出量の削減に貢献することが重要と捉えています。 また、気候変動の影響による雨量の増加、大型台風などの自然災害、気温上昇などによる被害の軽減に貢献する製品・サービスを提供し、気候変動への適応策を推進しています。 ・「水の持続可能性の追求」当社グループでは、トイレやキッチン、バスルーム、水栓などを提供する水回り製品のリーディングカンパニーとして、次世代を含む誰もが水の恩恵を最大限に活用できるよう、世界各地で水の持続可能性を追求しています。 その実現に向け、水を保全するのと同時に、最大利用と価値創造を目指した取り組みを進めています。 事業プロセスにおける水使用効率の向上や水不足拠点における水使用量の削減、節水関連の製品・サービスによる水使用削減への貢献などを通じて、責任ある水の使用を推進します。 また、上下水道の整備が十分でない地域においては、水へのアクセス向上と安全で衛生的な水の提供に向けて政府などの公共部門と取り組んでいます。 さらに水道水へのアクセスがある地域においては、浄水技術により、安全性を高めたおいしい水を提供します。 ・「資源の循環利用の促進」当社グループでは、金属、木材、樹脂、セラミックなど、様々な原材料を使用しています。 原材料の調達から製造、使用、廃棄までの製品ライフサイクル全体において、原材料の持続可能な利用や資源循環の取り組みを全社で推進しています。 リサイクル素材の活用や再利用に配慮した設計といった循環型のものづくりを推進するほか、「LIXILプラスチック行動宣言」のもと、プラスチックの使用量削減や循環利用、代替素材の開発などに取り組んでいます。 (注)2050年までにScope 1, 2, 3 の温室効果ガス排出量を90%削減し、10%以内の残余排出量を炭素除去によりゼロにすること ■多様性の尊重当社グループは、お客さまの多様なニーズに合った革新的な製品やサービスの提供に取り組んでいます。 顧客志向を徹底し、様々なニーズに対応したイノベーションや持続可能な成長を実現していく上で、多様な従業員の潜在能力を引き出すことができる公平でインクルーシブな環境の構築が重要であると考え、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を推進しています。 2018年3月期に「D&I宣言」を発表し、2020年3月にD&Iをグローバルに推進する部署を設置し、全社共通の施策の展開に取り組んできました。 また、2021年3月期には、CEOを議長とし執行役と部門長で構成されるD&I委員会を設立して、D&I戦略や推進施策を更新しました。 D&I推進のフェーズが全社的な戦略及び施策の策定から各部門を主体とする活動に移ったことに伴い、2025年3月期からはD&I委員会を部門長のみで構成されるD&I審議会へ改編し、各部門の現状を踏まえた上で活発な議論を行い、取り組みを推進しています。 戦略では、2030年3月期までに当社グループ全体にインクルージョンの文化を定着させ、ジェンダー不均衡を是正することを目標に掲げています。 男女間賃金格差や女性管理職比率の低さなど当社グループが抱える課題を認識した上で、目標達成に向けたアクションプランを策定し、人事制度や人材育成、職場環境づくりにおいてD&Iの観点を組み込んだ施策を段階的に進めています。 従業員は価値創造における最大の原動力です。 私たちは、これらの取り組みを通じて従業員がその力を発揮することによって生まれるイノベーションや社内外との様々なコラボレーションを通じて、多様化する顧客ニーズに応え、年齢、性別、障がいの有無を問わずすべての人びとの健康で快適な暮らしを支えることを目指しています。 インクルージョンを社内から社会全体へと拡大させるため、「事業プロセス」「自社バリューチェーン」「インパクトの拡大」からなる相互に関連する3つのフェーズを通じて取り組みを推進しています。 帰属意識とイノベーションを育む力強くインクルーシブな企業文化の醸成を基盤に、ユーザー起点でインクルーシブな価値を創造する、差別化された製品とサービスの提供へと繋げます。 さらに、多様な熟練技能者の育成やパートナーとの協働を通じて強靭なエコシステムを構築することで、持続可能な成長を牽引し、社会にさらなるインパクトをもたらします。 (3)リスク管理当社グループは、事業活動を通じて世の中に与えるインパクトを最大化するため、重要課題の評価プロセスに則り、抽出した課題をインパクト、リスク、機会(IROs)の観点から評価を行い、事業活動と社会への影響の双方を考慮して、重要課題を特定しています。 また、インパクト戦略に関する施策や実績の評価を確実かつ継続的に行う上で、事業リスクの管理と重要課題の検証プロセスが相互補完し合う関係となるよう考慮して総合的に推進しています。 なお重要課題は、IROsに焦点を当てて、原則として年に1度の検証と3年毎の特定及び評価を実施しています。 重要課題に関するIROsの管理、並びに当社グループにおける事業等のリスク管理のプロセスの連携は今後進めていく予定です。 当社グループにおける事業等のリスクについての詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 (4)指標及び目標指標目標当連結会計年度実績グローバルな衛生課題の解決衛生環境の改善に関する取り組みを通じた生活の質の向上2025年までに1億人約1億300万人(注)1水の保全と環境保護Scope 1 & 2によるCO2排出量2031年3月期までに50.4%削減(2019年3月期比)△49.7%(2026年3月期排出量:560千t‐CO2(注)2)Scope 3によるCO2排出量2031年3月期までに30%削減(2019年3月期比)△18.5%(2025年3月期)(2025年3月期排出量:7,486千t‐CO2)新築戸建住宅向け高性能窓の販売構成比(日本)2026年3月期までに100%100%節湯水栓、節水型トイレの販売構成比(日本)(注)32031年3月期までに100%節湯水栓 96.4%節水型トイレ 99.4%水使用効率向上2031年3月期までに20%向上(2019年3月期比)+33.3%(2025年3月期)節水製品による水使用削減貢献量2031年3月期までに年間20億㎥15億㎥(2025年3月期)(注)4廃棄物などのリサイクル率2026年3月期までに90%95.3%(2025年3月期)リサイクルアルミの使用比率(注)52031年3月期までに100%86%多様性の尊重女性取締役・執行役比率(注)62030年3月期までに50%31.3%(注)7全世界の女性管理職比率(注)82030年3月期までに30%17.0%(注)2日本の新卒女性比率(注)950%41.0%(注)2(注)1.2025年の目標に対する実績で、データ算出期間は2025年12月末までを対象としています。 グローバルな衛生課題の解決におけるインパクト算定・報告ガイドライン及び最新の年次報告については、当社グループウェブサイト>インパクト>グローバルな衛生課題の解決ページを参照ください。 2.当連結会計年度の実績値は、第三者保証を取得済です。 上記データを含むESG関連のデータの保証声明書については、当社グループウェブサイト>インパクト>ESGデータ・索引>ESGデータのページに掲載しています。 3.節湯水栓については、湯はり専用や全身浴などの節湯水栓の用途に該当しない商品を除いており、節水型トイレについては、一部の集合住宅向けを除いています。 4.過去の開示数値との差異が生じていますが、これは、事業実態をより適正に反映させるため、2026年3月期において集計プロセスの一部を自動化し、過年度実績値についても、再計算した数値を反映しているためです。 本変更による目標値への重大な影響はありません。 5.6063材を対象としています。 6.女性取締役・執行役比率は、3月31日時点の人数に基づき算出します。 7.有価証券報告書提出日(2026年6月17日)時点では35.3%です。 8.対象は国内及び海外の直雇用従業員です。 ただし、売却された子会社及び従業員数100人以下の国内子会社は除いています。 9.対象は当社の大学卒・大学院卒の新卒入社者です。 当連結会計年度の実績値は、2026年4月1日付入社の比率を記載しています。 10.最新の指標及び目標は当社グループウェブサイト>インパクト>目標と実績ページをご参照ください。 気候変動、自然資本及び生物多様性を含む環境課題に関する情報開示(TCFD・TNFD提言への対応について)2019年3月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明し、2022年3月期報告からTCFD提言に基づいた情報開示を行っています。 2023年12月には自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の提言に賛同しTNFDフォーラムへ参画、2024年1月にはTNFD Early Adopter(早期採用者)に登録しました。 これを受け、2024年3月期報告からはこれまでの気候変動を含む環境課題に関する情報開示に包含されている自然関連課題の情報を関連づけ、TCFD・TNFD提言に基づく気候変動、自然資本及び生物多様性を含む環境課題に関する情報開示として統合しました。 <ガバナンス>当社グループでは、取締役会がサステナビリティ全体を監督するガバナンス体制を構築しています。 環境課題の推進体制として、本社環境部門長が議長を務め(注)、執行役から任命を受けたメンバーで構成された環境戦略審議会を原則年4回開催しています。 環境ガバナンスに関わる規程や方針の制定、気候変動、自然資本及び生物多様性から生じるリスクや機会を含む環境課題に対する施策の審議と決定、当社グループ全体の環境目標管理とモニタリングなど、環境戦略の構築と実行を実施しています。 環境戦略審議会で協議・決議された内容は、インパクト戦略委員会を通じて四半期ごとに執行役会に報告されています。 執行役会は、環境課題を含めた重要課題に関する目標や実行計画について協議・承認し、取締役会は、それらに対する進捗状況を半期ごとに報告を受け、議論・監督を行っています。 (注)2026年3月まで、議長はChief Environmental Impact Officer 人権と自然資本及び生物多様性を含めた環境課題との関連性を認識したうえで、人権尊重を事業活動の基本とした「LIXIL人権方針」を定めています。 また、従業員やお客さま、調達先などのビジネスパートナー、株主や投資家、事業拠点の地域社会に暮らす人びとなどの事業活動に関連する人権課題について、ステークホルダーとの対話に努めています。 <戦略>気候変動を含めた環境課題に関するリスク・機会分析(TCFD)当社グループでは、気候変動が短期・中期・長期の視点で自社のバリューチェーンにもたらす政策・規制や市場変化による移行リスク、異常気象などの物理リスクの中で、特に事業への影響が大きいと想定されるリスクと機会を特定するためにシナリオ分析を実施しています。 シナリオ分析では、国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表する複数の既存シナリオを参照の上、パリ協定の目標である「産業革命前からの気温上昇を1.5℃未満に抑える」ことを想定した政策移行の影響が大きいシナリオ(1.5℃シナリオ)、及び環境規制が強化されず物理的リスクが高まるシナリオ(4℃シナリオ)の2つの世界観を想定しています。 この2つのシナリオにおいて気候変動がもたらすリスク及び機会を特定し、その財務影響を可能な限り定量化し、当社グループの環境戦略に反映させることで、事業の持続的成長や将来リスクの低減につなげ、企業としてのレジリエンスを高める取り組みを進めています。 2024年3月期には、2030年をマイルストーンとして設定し、事業プロセス、自社バリューチェーン、インパクトの拡大の3つのフェーズにおいてCO2排出量を削減する「低炭素社会への移行計画」を策定しました。 事業プロセスにおいては、省エネ対策、燃料転換、追加性の高い再生可能エネルギーへの移行・調達などの施策に加えて、製造現場で水素への燃料転換に向けた実証実験を実施するなど、Scope 1, Scope 2排出量の削減に取り組んでいます。 自社バリューチェーンにおいては排出量の多くの割合を占める「製品使用」と「調達」に注力しており、製品の省エネ化はもちろんのこと、サプライヤーエンゲージメントを通じた調達や物流における排出量の削減、これらの活動から得られた一次データの活用、循環型のエコシステムやビジネスモデルの構築に努めています。 さらに、節湯水栓・節水型トイレや新築戸建向け高性能窓などの販売構成比率を100%とする目標を掲げ、暮らしのエネルギー効率を高める製品を通じて、気候変動緩和に向けたインパクトの拡大と低炭素社会への移行を推進しています。 自然資本・生物多様性に関するリスク・機会分析(TNFD)自然資本及び生物多様性と自社バリューチェーンとの依存、影響の関係、リスクと機会を特定するためにTNFDが提唱するLEAPアプローチに基づく評価を実施しています。 対象原材料は、ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業、リビング事業の主要製品の原材料である「アルミ」「銅」「セラミック」「木材」としScience Based Targets Network が開発した自然への影響が大きい原材料リストであるHigh Impact Commodity Listに該当する原材料の90%以上を評価の対象としています。 バリューチェーン上流と直接操業における自然への依存と影響及び優先地域を特定し、自然に関連するリスクと機会の評価を行いました。 特定された重要なリスクと機会は、気候変動課題の取り組みと関連づけられたことから、自然関連課題に対する取り組みがすでに戦略に反映されていることが示され、更に上流におけるリスクと機会を追加しました。 重要なリスクに対する対応戦略 気候自然リスク内容と事業への影響財務影響の程度(注)1対応策指標と目標1.5℃シナリオ4℃シナリオ移行リスク● 炭素税導入による操業コストの増大約100億円 (注)2追加課税なし・Scope1,2のGHG削減に向けた取り組み(エネルギー使用の効率化・削減、電化・燃料転換、再生可能エネルギーへの移行など)・長期目標の達成に向けた製造技術検証2031年3月期までに・Scope 1,250.4%削減・Scope 3 (注)430%削減(2019年3月期比)2051年3月期までにScope1~3実質ゼロ●●市場の変化による原材料・部材調達コストの増加定量化に必要なパラメータ不足のため財務影響は非算出・サプライヤーエンゲージメント・技術設計による資源使用量の削減・リサイクル材使用による天然資源の使用削減2031年3月期までに廃棄物などのリサイクル率 95% ●環境負荷低減に向けた設備導入によるコストの増加-環境戦略が事業戦略へ統合されたことによる適切な事業判断・循環利用が困難な廃棄物の再資源化-●●自社工場における環境関連法規制への未対応による企業価値毀損-環境マネジメント・LIXIL行動指針・LIXIL環境方針の遵守・ISO14001に基づく内部監査-●●調達先における環境関連法規制の未対応による調達活動の停止-・サプライチェーンマネジメント-物理リスク●●台風や洪水に伴う自社工場の被災による売上機会の喪失約15億円 (注)3リスクマネジメント・大規模自然災害に対する計画的な設備投資・更新・調達先の適正化、適切な在庫確保、バックアップ生産体制の構築による製品供給への対策・固定資産を補償する適切な付保-●●渇水などによる自社工場の操業停止による売上機会の喪失定量化に必要なパラメータ不足のため財務影響は非算出・水使用効率向上に向けた取り組み・Science Based Targets Networkのコーポレートエンゲージメントプログラムへの参加2031年3月期までに水使用効率20%向上(2019年3月期比) ●原材料の採掘などに伴う生態系破壊による調達活動の停止-・サプライチェーンマネジメント- (注)1.TCFDのシナリオ分析に基づくものです。 2.Scope 1 & 2のCO2排出量に対して炭素税(国際エネルギー機関(IEA)が公表する1.5℃目標実現のために導入が必要と想定される炭素税価格を使用)が課せられた場合の想定額を算出3.世界資源研究所(WRI)が提供するAqueduct Floods及び日本の各自治体のハザードマップを用いて、全生産拠点の浸水リスクを評価(事業継続計画(BCP)によるリスク低減を加味せず、生産拠点の立地条件のみに基づく)し、国土交通省の治水経済調査マニュアルが提示する浸水高さごとの想定停止日数と、該当拠点の1日当たりの生産高を乗じて損失額の平均値を算出4.製品使用において間接的に消費される給湯エネルギーなどに由来した排出量は除く 重要な機会に対する対応戦略気候自然機会内容と事業への影響LIXILの取り組み指標と目標● 新築住宅のZEH普及や既築住宅の省エネリフォーム拡大に向けた省エネ商品・サービスの需要増加・気候変動の緩和に向けた製品・サービスの取り組み・他企業との協働による住宅・建築分野における包括的環境負荷低減・2031年3月期までに新築戸建住宅向け高性能窓の販売構成比(日本)100%・2031年3月期までに節湯水栓・節水型トイレの販売構成比 (日本)100% ●●低炭素材料を利用した製品、資源の環境性に配慮した製品などの需要増加・リサイクル材使用による天然資源の使用削減・循環利用が困難な原材料の再資源化・資源効率性の高い製品の拡充・使い捨てプラスチックパッケージの削減 2031年3月期までにリサイクルアルミの使用比率 100%● 災害対策・災害復興商材などの需要増加製品を通じた気候変動への適応・シャッター、スタイルシェード(適応)・レジリエンストイレ(断水)・減災プロジェクト -●●節水・水質改善などに貢献する商材などの需要増加・節水製品による水使用削減・LIXIL Public Partners(LPP)の取り組み 2031年3月期までに節水製品による水使用削減貢献量年間20億㎥ ●サプライチェーンにおける環境データのトレーサビリティ構築によるレジリエンスの向上 ・サプライチェーンマネジメント・サプライヤーエンゲージメント- ●資源効率化に向けた技術革新の投資及び新技術の導入による企業価値向上・循環利用が困難な原材料の再資源化・新規技術開発による環境負荷低減・長期目標の達成に向けた製造技術検証 - <リスクと機会、影響の管理>当社グループは、気候変動、自然資本及び生物多様性に関わる依存、影響、リスク及び機会については環境戦略審議会の責任のもとでTCFD・TNFDの提言に基づいたシナリオ分析を行い、重要度を特定し、事業への影響の度合いを評価しています。 また、それぞれの移行リスク・物理リスクを事業及びオペレーショナルリスクと紐づけることで、組織全体の総合的リスク管理との整合を図っています。 リスク管理においては、それぞれのリスクの重要性を判断した上で、あらゆる階層の組織で対応策を立案、実行し、進捗状況をモニタリングする体制を敷くことで、リスクを低減するための活動を展開しています。 特に、気候変動、自然資本及び生物多様性を含む環境リスク及び機会への対応については、環境戦略に反映させ、環境目標・実行計画に落とし込み、環境パフォーマンス向上やリスク管理に関わる施策を推進・展開し、進捗の管理・監督と振り返りを行うプロセスを構築し、リスク低減に努めています。 詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 <指標及び目標>当社グループは、環境ビジョン「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。 2024年3月期には、この長期目標(long-term target)である「2050年までにCO2排出量を実質ゼロ」に対して、日本の建材業界で初めてSBTネットゼロ認定を取得しました。 SBTネットゼロの基準に則り、「2050年までにScope 1 & 2、Scope 3の温室効果ガス排出量を90%削減し、10%以内の残余排出量を炭素除去によりゼロ」にしていきます。 気候関連を含む環境リスク及び機会を評価する指標目標リスクへの対応Scope 1& 2によるCO2排出量2031年3月期までに50.4%削減(2019年3月期比)Scope 3によるCO2排出量2031年3月期までに30%削減 (2019年3月期比)Scope 1 & 2、Scope 3によるCO2排出量2050年までに実質ゼロ水使用効率向上2031年3月期までに20%向上 (2019年3月期比)廃棄物などのリサイクル率2031年3月期までに95%機会への対応新築戸建住宅向け高性能窓の販売構成比(日本)2031年3月期までに100%節湯水栓・節水型トイレの販売構成比(日本)2031年3月期までに100%節水製品による水使用削減貢献量2031年3月期までに年間20億㎥リサイクルアルミの使用比率2031年3月期までに100% TNFD開示指標(依存・影響)-直接操業測定指標番号インパクトドライバー指標開示状況 気候変動GHG排出量CO2排出量(注)C2.1汚染/汚染除去排水量排水量(注)C2.2汚染/汚染除去廃棄物発生と処理廃棄物の処理方法別発生量(注)C2.3汚染/汚染除去プラスチック汚染プラスチック廃棄物の発生量(国内)(ウェブサイト)C2.4汚染/汚染除去GHG以外の大気汚染物質NOx、SOx、ばいじんの排出量(注)C3.0資源の利用と補充水不足地域からの取水と消費水不足地域における取水量(ウェブサイト)A3.0資源の利用と補充水使用量と取水量の合計消費量及び取水量(注)A3.2資源の利用と補充水の削減、再利用、リサイクル水使用効率向上率及びリサイクル水量(注) TNFD開示指標(依存・影響)-上流バリューチェーン測定指標番号インパクトドライバー指標開示状況C3.1資源の利用と補充陸・海・淡水から調達したリスクの高い天然製品の量金属原料、木質原料、窯業原料の調達重量(注) TNFD開示指標(対応)-上流バリューチェーン測定指標番号インパクトドライバー指標開示状況A23.1自然への変化(依存と影響):ミティゲーションヒエラルキーⅰ)廃棄物または、ⅱ)製品/原材料の流出に占める再利用・リサイクル率(%)廃棄物などのリサイクル率(注)A23.4自然への変化(依存と影響):ミティゲーションヒエラルキー循環的な材料の使用率(%)リサイクルアルミ使用比率(注)(注)開示場所は当社ウェブサイトの「LIXIL ESGデータブック最新版」です。 人的資本・多様性に関する情報開示<ガバナンス>当社グループは、事業部門長で構成されるD&I審議会主導のもと、各組織の特性に即した取り組みを推進しています。 D&I審議会では、D&I戦略に基づく様々な施策検討を行い、討議・審議された内容は「インパクト戦略委員会」を通じて四半期ごとに執行役会に報告され、必要なものについては決議がなされます。 取締役会はそれらに対する進捗状況について半期ごとに報告を受け、議論・監督を行っています。 <戦略>当社グループは、人的資本を価値創造の最大の原動力と位置づけ、経営戦略「LIXIL Playbook」の基盤である「インパクト戦略」と「従業員が能力を発揮できる体制を整え、戦略の実行を通じた、価値創造の実現」の達成に向けた取り組みを推進しています。 「インパクト戦略」においては、「多様性の尊重」を3つの優先取り組み分野の一つとして定義しており、これらの経営戦略の基盤を人事側面から支え、実現していくためのロードマップが、グローバル人事戦略「GPO Strategy House」です。 当社グループの人事部門であるGPO(Global People Organization)は、「従業員の誰もが自信を持ち、どこででも活躍できるよう、LIXILを革新的でインクルーシブな組織へ改革する」というミッションのもと、2022年3月期よりグローバル人事戦略を推進しており、組織のフラット化や能力主義に基づく人事制度の導入など、変革の基盤構築を進めてきました。 2025年3月期からは、これまでの基盤を活かし、事業ニーズやステークホルダーからのフィードバックを踏まえ、重点領域を再定義し、以下の「3つの戦略の柱」と「2つの重要要素」を軸に、人的資本強化を推進しています。 3つの戦略の柱① インクルージョンをLIXILのDNAに組み込む「インクルージョン(行動)がダイバーシティ(実体)を生む」という考えのもと、D&Iを単なる啓発活動ではなく、ビジネスを支える優先取り組み分野として事業戦略に組み込んでいます。 具体的には、事業部門長で構成されるD&I審議会主導のもと、各組織の特性に即した取り組みを推進しています。 また、全従業員を対象とした従業員意識調査「LIXIL Voice」を通じてインクルージョンスコアを継続的に測定し、データに基づき、リーダーの行動変容と説明責任の明確化を推進しています。 ② 人材育成への投資将来のビジネスニーズを見据え、個々のポテンシャルを引き出す学習文化の醸成と組織力の強化に注力しています。 会社主導の戦略的なキャリア形成と、従業員が自ら切り拓くキャリア開発の双方を支援するとともに、人材組織レビュー(POD)を通じて次世代リーダーの計画的な発掘・育成を推進しています。 管理職育成プログラム「GROW」やデジタルスキル研修など、役割や個々のニーズに合わせた多様な学習機会を提供し、変化に迅速に対応できる人材を育成しています。 ③ 従業員エクスペリエンスの向上従業員が職場で体験するあらゆる価値を高め、心身のウェルビーイングを実現することで、高いエンゲージメントを生み出す職場づくりを目指します。 「LIXIL Voice」を通じて従業員の声を経営に反映し、具体的な改善アクションにつなげるとともに、柔軟な働き方の推進やライフステージに応じたキャリア支援、健康経営の実践により、誰もが能力を最大限に発揮できる環境を整備しています。 戦略を実現するための2つの重要要素① HRコーポレートガバナンスの強化グローバルで人事データとプロセスの統合を進め、データに基づく人事施策の展開と、透明性のある迅速な意思決定を支援します。 ② ビジネス変革のためのHR変革HRパートナーシップの強化と人事業務の効率化を通じて、変化し続けるビジネスニーズに対応できるHR体制を整えています。 グローバル人事戦略:GPO (Global People Organization) Strategy House <リスク管理>当社グループが継続的に事業を発展させるためには、専門技術に精通した人材や、経営戦略や組織運営といったマネジメント能力に優れた人材の確保、育成を継続的に推進していくことが必要となります。 特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少等もあり、必要な人材を継続的に獲得するために人材獲得や積極的な人材育成に取り組んでいます。 詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 <指標及び目標>指標目標実績(当連結会計年度)女性取締役・執行役比率(注)12030年3月期までに50%31.3%(注)2全世界の女性管理職比率(注)32030年3月期までに30%17.0%(注)4日本の新卒女性比率 (注)550%41.0%(注)4(注)1.女性取締役・執行役比率は、3月31日時点の人数に基づき算出します。 2.有価証券報告書提出日(2026年6月17日)時点では35.3%です。 3.対象は国内及び海外の直雇用従業員です。 ただし、売却された子会社及び従業員数100人以下の国内子会社は除いています。 4.当連結会計年度の実績値は、第三者保証を取得済です。 上記データを含むESG関連のデータの保証声明書については、当社グループウェブサイト>インパクト>ESGデータ・索引>ESGデータのページに掲載しています。 5.対象は当社の大学卒・大学院卒の新卒入社者です。 当連結会計年度の実績値は、2026年4月1日付入社の比率を記載しています。 |
| 戦略 | (2)戦略当社グループのインパクト戦略では、当社グループが専門性を活かして大きなインパクトを生み出すことができる「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」を3つの優先取り組み分野に定めています。 現在、そして未来を見据え、インパクト戦略を事業戦略に組み込み、水まわり製品と住宅設備における知識や規模を活かしながら、従業員やパートナー、さらには地域住民など様々なステークホルダーの皆さまと協働して取り組みを進めています。 なお、インパクト戦略の各取り組みにおいては、設定した指標と目標に基づいて、その進捗や成果を毎年確認しながら、目標達成に向けて尽力しています。 ■グローバルな衛生課題の解決2025年までに1億人の衛生環境の改善を通じて生活の質の向上に貢献するという目標を達成し、新たに、2031年3月期までに、直接的及び間接的に、さらなる1億人の人びとの衛生環境を改善するという、可能性を切り拓く目標を掲げました。 持続可能な衛生市場のビジネスモデルやエコシステム、その両面における開発を加速させ、健康、生活の質、地域経済にインパクト(良い影響)を与えることを目指します。 当社グループは、目標達成に向け、途上国向けの衛生製品を開発・提供するSATO事業を基軸に取り組みを推進しています。 地域の特性やニーズに合わせた開発を行い、現在では製品・備品のポートフォリオを拡充し、低価格で耐久性に優れた衛生ソリューションを通じて衛生環境改善に貢献しています。 さらに、衛生市場のサプライチェーンや販売網の構築に取り組んでいます。 具体的には、多様なパートナーとの戦略的な協働を通じて地域の成長を推進するとともに、現地の衛生市場を支えるステークホルダーの支援・能力向上といった直接的な介入を行っています。 一連の取り組みを通じて、人びとの衛生環境を改善することで、社会に直接的なインパクトをもたらしています。 また、生活の質の向上とともに、将来的に安価なSATOブランド製品から上位製品へ市場ニーズが移行することを想定しています。 こうした自社による直接的な取り組みにとどまらず、世界各国に導入され、高い評価を獲得しているSATOの革新的な衛生ソリューションを基盤として、エコシステムの構築を通じてより多くの人びとの衛生環境を間接的に改善し、インパクト拡大を目指しています。 具体的には、パートナーと協働して職業訓練や能力開発プログラムを促進し、現地の職人や起業家がMake(作る)、Sell(売る)、Use(使う)のサイクルを構築することで事業機会と地域経済を拡大する方法を学ぶ機会を提供し、衛生市場の創出・成長支援に貢献しています。 また、特に深刻な衛生課題を抱える農村や都市部周辺の住民に対して、多様な啓発・教育活動を行い、衛生環境が家庭やコミュニティに与える影響への理解を促進しています。 さらに、当社グループは様々なステークホルダーと連携することで、コミュニティにより大きなインパクトをもたらしています。 国際連合児童基金(ユニセフ)とのパートナーシップの継続、FINISH Mondial Foundationとの連携による衛生環境の改善に向けた資金調達の支援のほか、多くのNGO、現地メーカーや販売店との連携、政府や自治体への政策提言やアドボカシーを通じて、総合的なソリューションを提供するためのパートナーシップのプラットフォームやビジネスモデルの構築を進めています。 水と衛生分野の課題解決に向けては、世界各地で進む行政による投資及び取り組みと、民間企業が持つ専門的な知見や革新的な技術を効果的に組み合わせることで、より大規模なインパクトを実現できます。 当社グループ初の公共部門とのエンゲージメントに特化したプラットフォームであるLIXIL Public Partners(LPP)は、政府などの公共部門をはじめとする主要ステークホルダーとの連携を促進し、シナジーの最大化を図ることを目的に設立されました。 SATO事業などの既存の取り組みをベースに、LPPは政府、NGO、学術機関と協働し、衛生分野における革新的な製品やソリューションを提供しています。 ■水の保全と環境保護「LIXIL環境ビジョン2050」では、「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、環境に関する重要課題のうち「気候変動対策」「水の持続可能性の追求」「資源の循環利用の促進」の3つを、ビジョン実現に向けた重点領域に定めています。 重点領域を推進するための共通の基盤として、製品イノベーションによるライフサイクルを通じたCO2排出や水使用などの環境負荷の低減、及び全社の環境マネジメントの強化、各領域に深く関連する生物多様性の保全にも取り組んでいます。 2050年までに、事業プロセスと製品・サービスを通じてCO2の排出量を実質ゼロ(注)にし、水の恩恵と限りある資源を次世代につなぎます。 ・「気候変動対策」当社グループでは、事業プロセスにおける環境負荷低減に努めると同時に、環境に配慮した製品やサービスの提供を通じて2050年までにCO2排出量実質ゼロ(注)を目指します。 さらに、当社グループの事業プロセス及び製品やサービスにおける直接的な排出にとどまらず、社会全体におけるCO2排出量の削減に貢献することが重要と捉えています。 また、気候変動の影響による雨量の増加、大型台風などの自然災害、気温上昇などによる被害の軽減に貢献する製品・サービスを提供し、気候変動への適応策を推進しています。 ・「水の持続可能性の追求」当社グループでは、トイレやキッチン、バスルーム、水栓などを提供する水回り製品のリーディングカンパニーとして、次世代を含む誰もが水の恩恵を最大限に活用できるよう、世界各地で水の持続可能性を追求しています。 その実現に向け、水を保全するのと同時に、最大利用と価値創造を目指した取り組みを進めています。 事業プロセスにおける水使用効率の向上や水不足拠点における水使用量の削減、節水関連の製品・サービスによる水使用削減への貢献などを通じて、責任ある水の使用を推進します。 また、上下水道の整備が十分でない地域においては、水へのアクセス向上と安全で衛生的な水の提供に向けて政府などの公共部門と取り組んでいます。 さらに水道水へのアクセスがある地域においては、浄水技術により、安全性を高めたおいしい水を提供します。 ・「資源の循環利用の促進」当社グループでは、金属、木材、樹脂、セラミックなど、様々な原材料を使用しています。 原材料の調達から製造、使用、廃棄までの製品ライフサイクル全体において、原材料の持続可能な利用や資源循環の取り組みを全社で推進しています。 リサイクル素材の活用や再利用に配慮した設計といった循環型のものづくりを推進するほか、「LIXILプラスチック行動宣言」のもと、プラスチックの使用量削減や循環利用、代替素材の開発などに取り組んでいます。 (注)2050年までにScope 1, 2, 3 の温室効果ガス排出量を90%削減し、10%以内の残余排出量を炭素除去によりゼロにすること ■多様性の尊重当社グループは、お客さまの多様なニーズに合った革新的な製品やサービスの提供に取り組んでいます。 顧客志向を徹底し、様々なニーズに対応したイノベーションや持続可能な成長を実現していく上で、多様な従業員の潜在能力を引き出すことができる公平でインクルーシブな環境の構築が重要であると考え、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を推進しています。 2018年3月期に「D&I宣言」を発表し、2020年3月にD&Iをグローバルに推進する部署を設置し、全社共通の施策の展開に取り組んできました。 また、2021年3月期には、CEOを議長とし執行役と部門長で構成されるD&I委員会を設立して、D&I戦略や推進施策を更新しました。 D&I推進のフェーズが全社的な戦略及び施策の策定から各部門を主体とする活動に移ったことに伴い、2025年3月期からはD&I委員会を部門長のみで構成されるD&I審議会へ改編し、各部門の現状を踏まえた上で活発な議論を行い、取り組みを推進しています。 戦略では、2030年3月期までに当社グループ全体にインクルージョンの文化を定着させ、ジェンダー不均衡を是正することを目標に掲げています。 男女間賃金格差や女性管理職比率の低さなど当社グループが抱える課題を認識した上で、目標達成に向けたアクションプランを策定し、人事制度や人材育成、職場環境づくりにおいてD&Iの観点を組み込んだ施策を段階的に進めています。 従業員は価値創造における最大の原動力です。 私たちは、これらの取り組みを通じて従業員がその力を発揮することによって生まれるイノベーションや社内外との様々なコラボレーションを通じて、多様化する顧客ニーズに応え、年齢、性別、障がいの有無を問わずすべての人びとの健康で快適な暮らしを支えることを目指しています。 インクルージョンを社内から社会全体へと拡大させるため、「事業プロセス」「自社バリューチェーン」「インパクトの拡大」からなる相互に関連する3つのフェーズを通じて取り組みを推進しています。 帰属意識とイノベーションを育む力強くインクルーシブな企業文化の醸成を基盤に、ユーザー起点でインクルーシブな価値を創造する、差別化された製品とサービスの提供へと繋げます。 さらに、多様な熟練技能者の育成やパートナーとの協働を通じて強靭なエコシステムを構築することで、持続可能な成長を牽引し、社会にさらなるインパクトをもたらします。 |
| 指標及び目標 | (4)指標及び目標指標目標当連結会計年度実績グローバルな衛生課題の解決衛生環境の改善に関する取り組みを通じた生活の質の向上2025年までに1億人約1億300万人(注)1水の保全と環境保護Scope 1 & 2によるCO2排出量2031年3月期までに50.4%削減(2019年3月期比)△49.7%(2026年3月期排出量:560千t‐CO2(注)2)Scope 3によるCO2排出量2031年3月期までに30%削減(2019年3月期比)△18.5%(2025年3月期)(2025年3月期排出量:7,486千t‐CO2)新築戸建住宅向け高性能窓の販売構成比(日本)2026年3月期までに100%100%節湯水栓、節水型トイレの販売構成比(日本)(注)32031年3月期までに100%節湯水栓 96.4%節水型トイレ 99.4%水使用効率向上2031年3月期までに20%向上(2019年3月期比)+33.3%(2025年3月期)節水製品による水使用削減貢献量2031年3月期までに年間20億㎥15億㎥(2025年3月期)(注)4廃棄物などのリサイクル率2026年3月期までに90%95.3%(2025年3月期)リサイクルアルミの使用比率(注)52031年3月期までに100%86%多様性の尊重女性取締役・執行役比率(注)62030年3月期までに50%31.3%(注)7全世界の女性管理職比率(注)82030年3月期までに30%17.0%(注)2日本の新卒女性比率(注)950%41.0%(注)2(注)1.2025年の目標に対する実績で、データ算出期間は2025年12月末までを対象としています。 グローバルな衛生課題の解決におけるインパクト算定・報告ガイドライン及び最新の年次報告については、当社グループウェブサイト>インパクト>グローバルな衛生課題の解決ページを参照ください。 2.当連結会計年度の実績値は、第三者保証を取得済です。 上記データを含むESG関連のデータの保証声明書については、当社グループウェブサイト>インパクト>ESGデータ・索引>ESGデータのページに掲載しています。 3.節湯水栓については、湯はり専用や全身浴などの節湯水栓の用途に該当しない商品を除いており、節水型トイレについては、一部の集合住宅向けを除いています。 4.過去の開示数値との差異が生じていますが、これは、事業実態をより適正に反映させるため、2026年3月期において集計プロセスの一部を自動化し、過年度実績値についても、再計算した数値を反映しているためです。 本変更による目標値への重大な影響はありません。 5.6063材を対象としています。 6.女性取締役・執行役比率は、3月31日時点の人数に基づき算出します。 7.有価証券報告書提出日(2026年6月17日)時点では35.3%です。 8.対象は国内及び海外の直雇用従業員です。 ただし、売却された子会社及び従業員数100人以下の国内子会社は除いています。 9.対象は当社の大学卒・大学院卒の新卒入社者です。 当連結会計年度の実績値は、2026年4月1日付入社の比率を記載しています。 10.最新の指標及び目標は当社グループウェブサイト>インパクト>目標と実績ページをご参照ください。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | <戦略>当社グループは、人的資本を価値創造の最大の原動力と位置づけ、経営戦略「LIXIL Playbook」の基盤である「インパクト戦略」と「従業員が能力を発揮できる体制を整え、戦略の実行を通じた、価値創造の実現」の達成に向けた取り組みを推進しています。 「インパクト戦略」においては、「多様性の尊重」を3つの優先取り組み分野の一つとして定義しており、これらの経営戦略の基盤を人事側面から支え、実現していくためのロードマップが、グローバル人事戦略「GPO Strategy House」です。 当社グループの人事部門であるGPO(Global People Organization)は、「従業員の誰もが自信を持ち、どこででも活躍できるよう、LIXILを革新的でインクルーシブな組織へ改革する」というミッションのもと、2022年3月期よりグローバル人事戦略を推進しており、組織のフラット化や能力主義に基づく人事制度の導入など、変革の基盤構築を進めてきました。 2025年3月期からは、これまでの基盤を活かし、事業ニーズやステークホルダーからのフィードバックを踏まえ、重点領域を再定義し、以下の「3つの戦略の柱」と「2つの重要要素」を軸に、人的資本強化を推進しています。 3つの戦略の柱① インクルージョンをLIXILのDNAに組み込む「インクルージョン(行動)がダイバーシティ(実体)を生む」という考えのもと、D&Iを単なる啓発活動ではなく、ビジネスを支える優先取り組み分野として事業戦略に組み込んでいます。 具体的には、事業部門長で構成されるD&I審議会主導のもと、各組織の特性に即した取り組みを推進しています。 また、全従業員を対象とした従業員意識調査「LIXIL Voice」を通じてインクルージョンスコアを継続的に測定し、データに基づき、リーダーの行動変容と説明責任の明確化を推進しています。 ② 人材育成への投資将来のビジネスニーズを見据え、個々のポテンシャルを引き出す学習文化の醸成と組織力の強化に注力しています。 会社主導の戦略的なキャリア形成と、従業員が自ら切り拓くキャリア開発の双方を支援するとともに、人材組織レビュー(POD)を通じて次世代リーダーの計画的な発掘・育成を推進しています。 管理職育成プログラム「GROW」やデジタルスキル研修など、役割や個々のニーズに合わせた多様な学習機会を提供し、変化に迅速に対応できる人材を育成しています。 ③ 従業員エクスペリエンスの向上従業員が職場で体験するあらゆる価値を高め、心身のウェルビーイングを実現することで、高いエンゲージメントを生み出す職場づくりを目指します。 「LIXIL Voice」を通じて従業員の声を経営に反映し、具体的な改善アクションにつなげるとともに、柔軟な働き方の推進やライフステージに応じたキャリア支援、健康経営の実践により、誰もが能力を最大限に発揮できる環境を整備しています。 戦略を実現するための2つの重要要素① HRコーポレートガバナンスの強化グローバルで人事データとプロセスの統合を進め、データに基づく人事施策の展開と、透明性のある迅速な意思決定を支援します。 ② ビジネス変革のためのHR変革HRパートナーシップの強化と人事業務の効率化を通じて、変化し続けるビジネスニーズに対応できるHR体制を整えています。 グローバル人事戦略:GPO (Global People Organization) Strategy House |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | <指標及び目標>指標目標実績(当連結会計年度)女性取締役・執行役比率(注)12030年3月期までに50%31.3%(注)2全世界の女性管理職比率(注)32030年3月期までに30%17.0%(注)4日本の新卒女性比率 (注)550%41.0%(注)4(注)1.女性取締役・執行役比率は、3月31日時点の人数に基づき算出します。 2.有価証券報告書提出日(2026年6月17日)時点では35.3%です。 3.対象は国内及び海外の直雇用従業員です。 ただし、売却された子会社及び従業員数100人以下の国内子会社は除いています。 4.当連結会計年度の実績値は、第三者保証を取得済です。 上記データを含むESG関連のデータの保証声明書については、当社グループウェブサイト>インパクト>ESGデータ・索引>ESGデータのページに掲載しています。 5.対象は当社の大学卒・大学院卒の新卒入社者です。 当連結会計年度の実績値は、2026年4月1日付入社の比率を記載しています。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 (1)リスクマネジメント体制当社グループでは、事業の継続と安定的発展を目的に、グループ全体でEnterprise Risk Management(ERM)の構築を推進しています。 CFOを委員長とするリスクマネジメント委員会を設置し、ERMの推進状況やリスクへの対応状況及び大規模インシデントの発生状況を把握し、リスクに係る意思決定を行っています。 重要事項については執行役会に報告するとともに、取締役会は定期的にCFOから報告を受け、リスクマネジメントの取り組み状況を監督しています。 また、監査委員会はリスクマネジメント部門より報告を受け、リスクマネジメントの実効性を監督しています。 (2)リスク評価と重要リスクの特定当社グループでは、事業戦略及び戦略目標に影響を及ぼすリスクを「戦略リスク」、戦略的計画の実施に影響を及ぼすリスクを「オペレーショナルリスク」と定義し、これらを評価対象として年に1回全社的なリスク評価を実施しています。 評価結果はリスクマネジメント委員会へ報告され、当社グループとしての重要リスクを選定し、対応すべきリスクの優先順位を決定しています。 また、定期的に重要リスクのモニタリングを実施し、リスク対応策の見直しや進捗の確認を行っています。 評価項目においては、ESGリスクを組み込んでおり、事業リスクと当社グループの重要課題の相互補完的な関係を考慮しています。 重要課題の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりです。 (3)2026年3月期の事業等のリスクグループの重要リスクのうち、事業の状況及び経理の状況等に関するリスクの一覧、リスクマップ、及び詳細情報は下記のとおりです。 なお、発生可能性や影響度、重要性の前年からの変化を考慮して選定していますが、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクにつきましては、リスクの大きさに関わらず記載をしています。 また、本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (リスクマップ及び凡例) 2026年3月期の以下に関するリスク発生可能性(注)影響度(注)重要性の前年からの変化(1)経済状況、為替相場・金利の変動高高同水準(2)地政学高中→高増加(3)新製品の開発中中同水準(4)原材料等の調達中→高中→高増加(5)環境(気候変動、水、資源)中中同水準(6)事業再編低中同水準(7)競合他社との競争・製品価格中中同水準(8)人材の獲得と育成及びダイバーシティ推進中中同水準(9)販売チャネル中中同水準(10)ブランド低高同水準(11)災害・事故・感染症等中高同水準(12)情報・サイバーセキュリティ高高同水準(13)知的財産中中同水準(14)繰延税金資産の回収可能性中中同水準(15)規制強化低→中低増加(注)前連結会計年度の評価から変更のあったリスクについて、前連結会計年度の発生可能性、影響度を併記しています。 (1)経済状況、為替相場・金利の変動に関するリスク当社グループは、グローバルに販売活動を行っており、その売上収益は世界における需要、景気、物価の変動、産業・業界の動向に影響を受けます。 例えばアルミ、銅、樹脂、半導体など原材料価格や物流コスト、エネルギーコストの上昇は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 特に日本国内においては、新設住宅着工戸数や建設会社の建設工事受注高の大幅な変動が同様に当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、為替相場の変動は、当社グループの外貨建取引により発生する資産及び負債の円貨換算額や外貨建で取引されている製品の価格や売上収益等にも重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの資金調達は、主として金融機関からの借入や社債の発行等の有利子負債によっており、市場金利が著しく上昇した場合には当社グループの資金調達に係る金利負担が増加し、借入や社債発行による資金調達の難航や支払利息・社債利息が増加する等、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性高影響度高重要性の前年からの変化同水準対応策当社グループ全体における販売活動においては、適切なタイミングにおける価格改定を実施し、価格の適正化を図っています。 日本での販売活動においては、日本国内における人口減少に伴う新設住宅着工戸数減少の予想を踏まえ、新築市場におけるシェアの拡大の取り組みのみならず、中高級品市場への拡販、リフォーム戦略の強化を進めています。 また、生産活動においては、代替調達先の確保による製品・原材料を含めた適切な在庫水準の維持により、安定的な供給体制の構築に努めています。 さらに、日本の財務部門において、運転資金及び投融資による資金需要を把握し、投資審査委員会等で案件を審査する体制を構築しています。 また、日本の財務部門の他に、中国、シンガポール、ドイツ、米国に1か所ずつ計4拠点の「リージョナル・トレジャリー・センター」を設置し、各拠点において為替相場の動向を月次でモニタリングするとともに、必要に応じヘッジ手続きを実行することにより、為替相場の変動影響を低減しています。 当該センターに各地域における資金管理業務等を集約することにより、資金調達の効率化及び安定化を進めています。 (2)地政学に関するリスク当社グループは、グローバルに事業を展開しており、地政学の影響を広範囲に受ける可能性があります。 国際情勢や多国間の国際関係は、原材料、資源・エネルギー価格の変動や輸送費の高騰、主要航路の遮断や迂回に伴う物流リードタイムの長期化及び調達リスク、物流における供給停滞・遅延といった直接的な影響に加え、世界的な物価高や政策金利、為替相場の変動への影響を増長させるといった間接的な影響もあり、多岐にわたる他のリスクと複雑に関係し、それらの影響及び不確実性を増長する可能性があります。 特に、直近の中東情勢の緊迫化や長期化は不確実性を高める要因となっています。 また、各国の経済安全保障政策が強化され、新たな制裁・法規制の対象となった国や企業との取引の停止、戦争・紛争が発生した地域における長期事業停止や事業撤退等、予期しない政策や法規制等の変更、また社会的な期待の変化が、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性高影響度中→高重要性の前年からの変化増加対応策当社グループは国内外に生産拠点を持ち、製品をグローバルの顧客に供給していることから、事業継続に影響する地政学的リスクについて様々な面から対応を強化しています。 調達においては、事業に甚大な影響を及ぼすサプライチェーンの分断対策として、カントリーリスク対応を推進し、特定国・地域に過度に偏ることがないように取り組んでいます。 また、要求性能を明確化し、在庫備蓄品目を拡大することに加え、リスクの高い原材料・部材については代替材への転換を検討・実行することで有事の際の備えを強化しています。 さらに緊急対応先への移管や行動計画を作成し、定期的なコミュニケーションが取れる関係を構築することでグループ全体としての調達機能の活用・強化を実行しています。 生産・物流においては、供給網の寸断に加えエネルギーコストの高騰や関税政策にも柔軟に対応できるよう、グローバルのサプライチェーンの最適化を進めています。 欧州においては配送センターを再編し、北米においてはメキシコの生産力を高め地域内での供給体制を強化するとともに、足元の米国の関税政策の動向を注視し、適時の価格政策やコスト削減施策等により影響の最小化を図っています。 国内においては調達物流専門部署を設置し、複数拠点の生産体制や工場間の応援生産体制の整備、購買ポータルサイトによる適切な在庫水準の維持を進めています。 また、政治・経済情勢や法規制に関する動向を注視し、事業に影響が出る可能性のあるリスクについてグループ内に共有し、周知に努めるとともに、海外渡航者・駐在員の安全確保及び技術・情報の管理体制の強化も推進しています。 そのうえで、従来からのリスク対応策や事業継続計画(BCP)を定期的に見直していくこととしています。 中東情勢等に起因する急激なコスト上昇や供給制約に対しては、機動的な価格改定の実施、調達先の多角化、及び製品供給体制の最適化等を通じて、業績への影響軽減を図っています。 (3)新製品の開発に関するリスク当社グループは、常に技術と顧客ニーズを的確に把握し、魅力ある製品の開発に努めています。 しかしながら、市場や業界のニーズの急速な変化に対応できない、あるいは新製品の価値が顧客へ効果的に訴求できない場合、将来の事業成長の鈍化や売上収益の低下につながる可能性があります。 また、製品に欠陥が生じリコールが発生するリスクもあります。 大規模なリコールや製造物責任賠償につながった場合、多額の支払が生じ、当社グループ製品への信頼性や評判に悪影響を及ぼし、結果として当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策市場の変化に迅速に対応し、将来を見据えたイノベーションの創出や魅力的な製品開発に注力しています。 例えば、家庭の蛇口から冷たいミネラルウォーターを楽しめる「Greentap」、国産材の活用によるデザイン性と木製サッシ特有のメンテナンス性を解決した高性能窓「TW WOOD」、近年の造作洗面ニーズに対応する「カスタムバニティ」、AIによりパブリックトイレの清掃業務を効率化するIoTトイレ「LIXIL Toilet Cloud」など、高付加価値で差別化された製品を継続的に開発しています。 開発された製品は、グッドデザイン賞・キッズデザイン賞・Red Dot Awardなど国内外のデザイン賞を多数受賞しています。 経営の基本的方向性を示す「LIXIL Playbook」では、優先課題として「事業戦略と環境戦略の統合」を掲げ、環境配慮型製品の開発を加速しています。 例えば、シャワールームとバスルームを自在に切り替えられる布製浴槽「bathtope」は、従来の浴槽と比較して26%節水が可能となり、環境問題への対応を図りつつ新しいライフスタイルを提案しています。 また、CO2排出量削減に大きく寄与する循環型低炭素アルミ形材PremiALシリーズは、環境意識が高い企業からの採用を着実に増加させており、2026年2月には環境省「ESGファイナンス・アワード」サーキュラーエコノミー賞を受賞するなど取り組みを評価いただいています。 資源の循環利用についても、「LIXILプラスチック行動宣言」の実現に向け、リサイクル比率を従来品の3倍に高めた高性能樹脂窓「EW」や、廃プラスチックと廃木材を利用した新素材「revia」など、製品の原材料として可能な限りリサイクル素材を使用し、市場ニーズと持続可能な社会への貢献のどちらにも応える製品ラインアップを拡充しています。 各製品の上市後は業績管理により、市場トレンドと開発戦略の適合性を確認しています。 開発においてはステージゲートシステムを導入し、品質不具合の未然防止と再発防止をプロセスに組み込んでおり、大規模な製造物責任賠償やリコールにつながる可能性を低減しています。 また、従業員を対象とした品質意識調査や品質テーマを掲げた啓発活動、品質意識を高める情報メディアの発行など、顧客目線での品質を最優先する風土の醸成に努めています。 (4)原材料等の調達に関するリスク当社グループの生産活動では、金属・木材・樹脂・セラミック等の資材、部品を調達しています。 しかしながら、国際情勢や経済状況などにより為替レートやコモディティ価格が変動し、原材料価格の高騰や調達遅延が発生する可能性があります。 また、物流においてドライバー不足の深刻化や石油価格の変動、人件費の高騰などにより、製品供給の安定性に影響を及ぼすとともに売上原価の増加を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼすほか、欠品により当社グループの製品の信頼性や評判へも影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中→高影響度中→高重要性の前年からの変化増加対応策原材料価格高騰部分の販売価格への転嫁、価格変動のヘッジを目的としたデリバティブの活用を行っています。 また、有事における対応力が強いサプライヤーの選定、複数購買の実施などカントリーリスク対応を推進しています。 取引先に対しては、信用情報調査や調達アンケート、及び定期的なコミュニケーションを実施しています。 昨今の法規制の動向を注視し適切な価格協議を定期的に実施するなど、取引の適正化に努めています。 BCPの観点では、定期的な品質テスト、安全在庫量の確保等により安定的な供給体制の構築に努めています。 また、コモディティ価格の高騰の影響緩和のため、原材料の代替素材への転換やリサイクル素材の使用、及び製品の長寿命化とリサイクル性を考慮した設計を推進しています。 その一環として、当社グループが掲げる「LIXIL環境ビジョン2050」の注力分野の1つとして資源の循環利用を促進しています。 さらに、物流に関しても、共同物流化や荷待ち時間の削減、積載効率の向上に注力し、コストの最適化と安定輸送の確保に継続的に取り組むことで物流費の安定化を図っています。 (5)環境(気候変動、水、資源)に関するリスク当社グループは、製品開発から調達、生産、販売、製品使用、使用後の廃棄に至るあらゆるプロセスにおいて地球環境保全に向け様々な活動を行っています。 特に近年では、気候変動や自然消失が自社のバリューチェーンに及ぼす影響として、政策や規制、市場の変化がもたらす移行リスク、異常気象や生態系の変化などの物理リスクが顕在化する可能性が高まっています。 さらに、今後世界的な水資源への課題、原材料・部材の価格高騰、石油由来のプラスチックや木材に関する規制強化、サーキュラー・エコノミーへの移行による消費者嗜好の変化等の市場変化に柔軟に対応していかなければ、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策当社グループでは、執行役会から任命を受けた担当役員が委員長を務める環境戦略審議会を設置し、環境ガバナンスに関わる規程や方針の制定、気候変動、自然資本及び生物多様性を含む環境重要課題に対する施策の審議と決定、当社グループ全体の目標管理とモニタリングなど、環境戦略を構築し、実行しています。 LIXIL環境ビジョン2050では「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までのCO2排出ネットゼロ及び水の恩恵と限りある資源を次世代につなぐことを目指した活動を推進しています。 長期目標である2050年までのCO2削減目標は、2024年3月期にSBT(Science Based Targets)よりネットゼロ認定を取得しました。 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言を踏まえ、気候変動、自然資本及び生物多様性を含む環境課題が当社グループに及ぼすリスクと機会を特定・評価し、執行役会・取締役会へ報告・承認を経て、環境戦略に反映させる取り組みを進めています。 移行リスクに対しては、生産活動におけるエネルギー使用効率化や積極的な再生可能エネルギー活用に加えて、今後はサプライチェーン全体での環境負荷削減の取り組みを強化していきます。 さらに、インターナルカーボンプライシングのより実効的な運用に向けた検証や、2050年に向けた長期的な脱炭素技術の開発や導入を促進していくための製造技術や製品材料の研究を進めています。 また、物理リスクに対しては、BCP計画によるリスク最小化、生産バックアップ体制整備、固定資産への保険、渇水対策のための取水管理などを進めています。 移行リスク及び機会への対応においては、環境目標・実行計画に落とし込み、環境パフォーマンス向上やリスク管理に関わる施策を推進・展開し、その進捗の監視と振り返りを行う管理プロセスを構築し、適宜改善を進めています。 また、ISO14001若しくは環境マネジメントシステムによる環境関連法令の洗い出しや遵守の点検ルールを定め、運用状況について定期的に内部監査を実施し、内部監査で指摘があった事項については、フォローアップを行い、改善の実施を確認することで、環境マネジメントシステムの効果的な運用につなげています。 パリ協定及びSDGsの目標13に掲げられているとおり、CO2削減のため、製造・販売活動の見直しや気候変動による影響を低減するための取り組みを実施することが以前にも増して企業に求められています。 また、世界的な人口増加や経済成長に伴い、SDGsの目標12や目標6に掲げられているとおり、持続可能な資源利用や節水・浄水技術に対する需要が高まっています。 近年では、SDGsの目標14や15に掲げられているとおり、気候変動の影響と合わせて生物多様性の損失がグローバルリスクとして認識が高まり、自然資本に関するリスクの把握や対応に対する評価を求める動きが始まっており、当社グループにおいてもTNFD提言への対応として情報開示をしています。 (6)事業再編に関するリスク当社グループは、経営の効率化及び競争力強化のため、不採算事業からの撤退、子会社や関連会社の再編、製造拠点や販売・物流網の再編及び人員配置等の適正化による事業の再構築を行うことがあります。 これらの施策に関連して、事業再編後の組織において全社的な戦略上の優先順位が劣後し、経営資源が適切に配分されないこと等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、投融資等の意思決定の際に、事業戦略、領域、展開国等に内在するリスクが的確に識別されず、投資実行後に当初想定していた利益やシナジー効果を実現できないこと等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性低影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策経営陣と従業員とのコミュニケーション強化を図ることにより、当社グループの経営戦略の浸透を図っています。 事業・地域ポートフォリオマネジメントを強化することを通じて経営資源配分の優先順位を明確にすることにより、事業再編後の組織において、シナジー効果の最大化や戦略実効性の向上が早期に実現するよう努めています。 事業再編後のスムーズな組織の構築に向けて、M&Aにおける買収先企業のPMIを強化しています。 その一環として、ガイドラインの策定を通じて、PMI推進体制及び進捗報告プロセスを明確化することにより、有効かつ適切なPMIプロセスの整備・運用による子会社のガバナンス強化を推進しています。 さらに、当社又はその子会社による会社の新設、事業再編等を含む投融資に関する事項(投融資案件)については、その内容や金額的重要性に応じて適時適切な判断ができるよう、投資審査委員会による審査や決議をする体制を整えるとともに、投資後の進捗を定期的にモニタリングする体制を構築しています。 (7)競合他社との競争・製品価格に関するリスク当社グループは、事業を展開する多くの市場において激しい競争に直面しており、特に売上収益は競合他社の価格設定に影響を受けます。 高品質で魅力的な製品の市場投入に取り組む一方で、価格面においては必ずしも競争優位に展開できる確証はありません。 製品・サービスが厳しい価格競争に晒され、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策競合他社との激しい競争による市場価格の下落に対し、多様なニーズに寄り添った付加価値製品の市場投入による差別化を進め、販売価格の底上げに取り組んでいます。 生産活動においては、資材の共通化や、プラットフォーム化による生産スペースの削減、コア技術を強化しアセットライトを促進するなど、投資資本効率の向上に努めており、新製品の早いサイクルでの市場投入や、時代に合った新しい価値の継続的な提供を行っています。 販売活動においては、富裕層をターゲットとした製品や、当社グループ独自の技術によって実現した環境配慮型製品や省施工型商品など、他社差別化製品の展開により価格競争に晒されにくい事業ポートフォリオの改善を推進しています。 また、事業横断で素材や仕上げなどのデザインやスタイルを統一し、リビング空間全体のコーディネートを追求した提案を行うなど、当社グループならではの幅広い製品群を活かした体制づくりを行っています。 これらの取り組みを通して、変化の激しい市場環境においても新しい価値を提供する製品を投入することで、価格ではなく「価値」で顧客に選ばれる取り組みを実施しています。 (8)人材の獲得と育成及びダイバーシティ推進に関するリスク当社グループが継続的に事業を発展させるためには、専門技術に精通した人材や、経営戦略や組織運営といったマネジメント能力に優れた人材の確保、育成を継続的に推進していくことが必要です。 しかしながら、特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少等もあり、国内外で必要な人材を継続的に採用・維持するための競争は厳しく、人材獲得や育成が計画通りに進まない場合には、長期的観点から業務運営の効率性が損なわれ、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策当社グループにおいて、継続的な事業の発展のためにグループ全体で女性のさらなる活躍、障がいのある従業員のための取り組みや人種における平等、性的マイノリティに関する取り組み等を推進しており、地域ごとに人事制度の改定や拡充を行うほか、グローバル規模の従業員リソースグループ(ERGs:Employee Resource Groups)として、ジェンダー平等、多文化、障がい、働く親や介護者、LGBTQ+にフォーカスした5つのグループを立ち上げる等、インクルーシブな組織風土を醸成するために様々な活動を行っています。 日本において、新卒採用や経験者の通年採用を積極的に展開するほか、従業員の自立的なキャリア形成の支援及び組織力を高めるためのマネジメント層の育成といった多角的な教育プログラムを実施し、多様なバックグラウンドを持つ従業員が個性や能力を十分に発揮し活躍できるよう、インクルーシブな環境を構築するための取り組みを推進しており、マネージャー向けD&I研修をはじめとする多様な人材を受け入れる企業文化の醸成や、従業員が働きやすい職場環境を整備しています。 さらに、「報酬・福利厚生委員会」を設置し、グローバルでの処遇の公平性・透明性に向けた取り組みを強化しています。 近年、高齢化の進行による高齢世帯の増加及び障がい者人口の増加に対応した製品の必要性が高まっています。 また、SDGsの目標5にて掲げられているとおり、企業に対して高齢者や障がい者の雇用だけでなく、ジェンダー格差の是正に対する取り組みも求められています。 (9)販売チャネルに関するリスク当社グループはグローバルに事業を展開しており、各事業において販売チャネルの戦略を推進しています。 しかしながら、流通経路の変更や新規の販路拡大に対して、想定していた顧客数が確保できない等の理由により、売上成長が鈍化する可能性があります。 例えば、当社の連結子会社であるASD Holding Corp.は様々な需要に応じて幅広い製品を展開していますが、各製品の拡販が計画通りに進捗しない場合、当社グループが計上しているのれんについて減損損失が発生する可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策各事業の市場傾向やターゲット顧客の特性を把握し、事業戦略と一貫した販売チャネル戦略を推進しています。 市場環境の変化における需要の変動や法規制、技術革新、競合他社の活動等を適切に把握し、適時に戦略の方針やアプローチを改善することで、各事業における当社製品の効果的な市場浸透を図っています。 ASD Holding Corp.では、販売チャネルの拡大を進めるために、営業組織の再構築を含め様々な施策を推進しています。 特に、施工業者への拡販やショールームの活用強化に注力しており、複数ブランドの差別化商品の投入や価格戦略を進めています。 また、自社のECを活用したウェブサイトの展開や施工者向けトレーニングを充実させるなど、エンドユーザーへの直販チャネルの拡大を促進しており、売上高も増加傾向にあります。 その他、リテール市場の縮小によるリスク軽減を見据え、子会社の買収・売却・解散等を適切に判断することにより、ポートフォリオの管理を行っています。 (10)ブランドに関するリスク当社グループはグローバルに事業を展開しており、多数のブランドを保有しています。 しかしながら、ブランド戦略と事業戦略との整合性や、市場トレンドとの適合性、それらの把握及び管理不足によりブランド・エクイティが変動する、あるいは製品事故などインシデント発生によるレピュテーション毀損等によりブランド価値が低下することで、業績に影響を及ぼす可能性があります。 特に当社の連結子会社であるLIXIL Europe S.à r.l.が保有するGROHEブランドは富裕層をターゲットとしたプレミアムブランドとして認知されており、激しい競争環境において従来の欧州中心のビジネスのみならず、中東市場における販売の拡大を推進しています。 当ブランド価値の毀損により、売上成長が鈍化、若しくは利益率が低下した場合、当社グループが計上しているのれんについて減損損失が発生する可能性があります。 発生可能性低影響度高重要性の前年からの変化同水準対応策各ブランドの強みや認知度を活かし、事業戦略と一貫したブランド戦略を策定し展開しています。 各市場や競合環境を適切に把握するとともに、策定した戦略に基づき顧客・従業員・取引先等を含めたコミュニケーションを強化することで、共通したブランド認識の構築と浸透を図っています。 また、グローバルで自社及び競合他社ブランドの販売価格を継続的にモニタリング・分析し、当社グループ全体において統一的な施策を立案・実行できる仕組みを整備し、競争の激しい市場においてもブランド価値を反映した価格帯を維持できるよう対応しています。 さらに、ウォーターテクノロジー事業におけるGROHEブランドの位置付けについて、事業内の他ブランドとの差別化を図るため、ブランドデザインの使用に関するルールを設け、ブランド価値の維持・管理に努めています。 このような総合的なブランド戦略により、GROHEブランドの認知度を高め、市場でのトップポジションを維持することを目指しています。 (11)災害・事故・感染症等に関するリスク当社グループは、日本国内及び海外諸国の複数の拠点において生産・販売活動を行っていることから、各地で発生する地震や台風等の自然災害、未曽有の大事故や感染症によって、当社グループの調達、生産、物流、販売活動や情報管理関連施設等の拠点に甚大な被害を受ける可能性があります。 特に、災害・事故等の発生により、当社グループの国内及び海外工場の生産活動が停止することは、市場への製品供給に深刻な影響を及ぼし、売上収益に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症の発生や拡大は当社グループ従業員の健康状態悪化による労働力の低下の可能性や、取引先の生産・販売活動の一部停止等、当社グループの事業活動に支障が出る可能性もあります。 その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度高重要性の前年からの変化同水準対応策大規模自然災害や事業活動に伴う事故に備え、事業継続計画(BCP)を策定し、災害・事故発生時の速やかな情報集約と対応を適時に行うことができるよう事前の対策を講じています。 また、被害情報収集アプリや備蓄品管理アプリの導入、緊急時回線の確保を通じて、初動における効率化と的確性の確保に努めています。 実際に大規模災害が発生した場合には危機管理対策本部を立ち上げ、被害の最小化と早期復旧が確保できる体制を整備し、製品・サービスの供給継続に向けた対策を推進しています。 海外子会社の従業員や出張者、駐在員が自然災害や政変によるテロ・暴動に巻き込まれた場合についても、外部専門家と提携した現地従業員へのサポート体制を整えています。 また、渡航時の危機管理フローを作成し、渡航前研修の実施や特にリスクが高いとされる国や地域に関する注意喚起を通じて、従業員の安全確保に努めています。 感染症対策に関しては、在宅勤務の環境整備と運用を従来から推進しており、また政府指針等を踏まえた対応ハンドブックを策定し、適時更新し運用しています。 感染発生時の対応準備や報告フローの見直しなどを行い、従業員が安心して働ける環境を構築するとともに、事業活動を従来通り継続する環境の整備に努めています。 当社グループは、従業員及び従業員家族、取引先を含むステークホルダーの方々の生命及び安全の確保を最優先とした災害・危機対応に取り組んでいます。 なお、緊急事態発生時の行動や対策については定期的な訓練の実施等を通じて、従業員への周知徹底と継続的見直しを実施しています。 (12)情報・サイバーセキュリティに関するリスク当社グループが行う生産・販売活動及び各種事業活動は、コンピュータシステムとそれを結ぶ通信ネットワークを利用しています。 このため、通信ネットワークに生じる障害や、ネットワーク又はコンピュータシステム上のハードウェア、若しくは、ソフトウェアの不具合・欠陥、データセンターの機能停止等により事業活動に支障が出る可能性があります。 また、情報システムが適切に導入・更新されていないことによりシステム上の不具合、業務の非効率、生産性低下を招き、事業活動に支障が出る可能性があります。 さらに、当社グループでは、業務を遂行する中で顧客情報をはじめとする様々な個人情報を取り扱う機会があり、厳格な情報管理が求められています。 このため、不測の事態により個人情報の遺漏が発生した場合には、社会的信頼の失墜を招くとともに多額の費用負担が生じる可能性があります。 その結果、売上収益の減少あるいは販管費等の増加により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性高影響度高重要性の前年からの変化同水準対応策当社グループは、情報セキュリティ委員会を設置し、関連規程の整備、不正アクセス等の未然防止策、及び従業員への継続的な教育を実施しています。 これらの取り組みを定期的に評価・見直すことで、情報セキュリティマネジメントシステムの継続的な改善を図っています。 特に、事業活動の安定性を担保するため、老朽化した基幹システムの刷新を推進するとともに、多要素認証の導入など、境界防御に依存しないゼロトラストの考え方に基づいた認証基盤の整備を進めています。 サイバー攻撃全体への対応としては、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置し、外部からの不正アクセスを常時監視しています。 万が一、リスクが顕在化した場合には、緊急時の報告基準とフローに基づき、事業部門とコーポレート部門が連携して速やかに初動対応と事業復旧を行う危機管理体制を構築しています。 IoT(Internet of Things)やOT(Operational Technology)領域も含めたサイバーセキュリティ強化も推進しており、個人情報保護については、GDPR(EU一般データ保護規則)を含む各国の法令を遵守すべく、データ保護責任者の設置や適切なプロセス整備を行っています。 さらに、ランサムウェア対策として、拠点間のネットワークの分離、イミュータブルバックアップ、フィッシング詐欺対策研修、エンドポイントセキュリティの強化を実施し、防御体制を多層化しています。 あわせて、外部専門家と連携した初動体制の確保や財務的備えについても実施しています。 (13)知的財産に関するリスク当社グループは、魅力ある差別化された製品やサービスの開発に努めています。 このような製品やサービスに対し、第三者が保有する知的財産権との関係で紛争や交渉が生じる可能性があります。 この場合、当該第三者の知的財産権を侵害しない製品やサービスの開発、損害賠償金の支払い、当該第三者の知的財産権のライセンスの取得とロイヤルティの支払い、差止命令による製品やサービスの一部について製造販売や提供の中止を要求される可能性があります。 一方で、協業の増加に伴うノウハウ流出や、製品やサービスの差別化要素となる技術やデザイン等が第三者に模倣されることにより、製品又はサービスの市場競争力の低下を引き起こす可能性があります。 また、当社グループの商標権等の知的財産権を侵害する模倣品の流通により、当該模倣品を使用した顧客に事故や健康被害等が発生した場合、当社グループへの評判、ブランド価値、製品の信頼性に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらは、当社グループの経営成績及び財政状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策知的財産部門と事業部門が連携し、第三者の知的財産権の調査分析を行う等の知的財産権についてのリスクアセスメントを製品開発のプロセスに組みこむことで、開発段階から訴訟その他の重大な事業リスクの発生を未然に防止する対応をしています。 すなわち、第三者の知的財産権についての事前調査や必要なライセンスの取得などの対応を図っています。 また、持続的な競争優位性と高収益性を実現するために、競争力の源泉である当社グループの差別化要素の第三者による模倣を防ぐ対応を行っています。 そのため技術開発、製品企画の段階から保護すべき知的財産を特定し、特許権、意匠権、商標権等の取得に加え、ノウハウの評価と整理を行い、コアとなるノウハウの適切な管理による秘匿化を通じて、日本及び各国における知的財産ポートフォリオマネジメントを推進しています。 なお、模倣品に対しては、お客様に対する注意喚起や税関への差止申立て、インターネット販売における監視と排除、当局による摘発への協力等を行い、その流通の防止に努めています。 さらに、知的財産情報をはじめとする各種のデータ分析に基づく知財インテリジェンスを実行し、上記のリスクアセスメントを効率的に行うとともに、戦略的に知的財産ポートフォリオを構築することに活用しています。 (14)繰延税金資産の回収可能性に関するリスク当社グループは、税効果会計を適用し、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対してそれらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得は、マネジメントが確認した将来の業績見積りを基礎としています。 当該見積りにおいて、日本国内における人口減少に伴う新設住宅着工戸数の減少が予想される中、販売価格の適正化及び政府による住宅省エネ化支援策の拡充も踏まえたリフォーム戦略の強化等による売上収益の増加や原価低減による売上総利益率の改善等の収益性向上を見込んでおりますが、これらの施策の達成には不確実性が伴います。 また、税務上の繰越欠損金の繰越年数や使用上限割合が変更される等、当社グループにとって不利な税制改正が行われる可能性が否定できません。 これらの結果、繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断された場合、当該繰延税金資産は減額され、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中重要性の前年からの変化同水準対応策見積りの達成にあたっては、当社グループ全体の業績管理を担う企画管理部門によるモニタリングを強化しており、見積りの達成を阻む要因があれば、早期に対応できる体制を構築しています。 さらに、当社CFO直轄組織がガバナンス強化の取り組みの一環として業績管理プロセスを強化することにより、業績悪化の兆候を早期に捉え、税制改正にかかる情報については、当社税務部門において早期に捉えるようにしています。 これらの部門が、業績悪化の兆候や税制改正にかかる情報を把握した際には、当社経理財務部門及び税務部門と協議を行い、繰延税金資産の回収可能性に関して、タックスプランニングの見直しの必要性も含めて適時に対策が打てるような体制を構築しています。 当期においては、当社及び一部の子会社の繰延税金資産の一部については使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が生じたため、当該繰延税金資産の帳簿価額の一部を減額しました。 今後、収益性の回復により回収可能性が高いと見込まれた際には、再度帳簿価額の増額を行います。 (15)規制強化に関するリスク当社グループは、日本国内において事業活動を行う上で、会社法や独占禁止法、個人情報保護法、税法、会計基準等、経営に係る一般的な法令諸規制の適用を受けています。 また、海外での事業活動についても、それぞれの国や地域における競争法、個人情報保護法、国際取引規制、その他の法令諸規制の適用を受けています。 近年、当社グループの重要な物的資源(金属・木材・樹脂・セラミック等)又はその原材料を含む自然資源の利用や、非財務情報開示を含むサステナビリティに関わる規制等、新たな法令諸規制の導入について活発に議論されています。 また、個人情報保護に関する規制については、グローバルに規制強化の一途を辿っており、その執行も活発化しています。 これらの法令諸規制は、労務費、原材料費、エネルギーコスト等の上昇、国際情勢や多国間の国際関係の変化、その他の社会情勢の変化などに応じて、将来において急速に新設・変更・廃止され、厳正な法執行が行われる可能性があります。 その結果、製品その他サービスの提供の制限や、売上原価の増加、設計・開発段階におけるコスト増、新たな制裁・法規制の対象となった国や企業との取引の停止等、当社グループの事業運営や、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、新たな法令諸規制に対応できる人材の確保を含む体制整備や、システム導入に遅れが生じた場合、従来と比較して法令違反のリスクが高まる可能性があります。 発生可能性低→中影響度低重要性の前年からの変化増加対応策当社グループは、複雑化し急速に変化し続けるグローバルな規制環境の中で行う事業活動に機動的に対応するため、2022年1月に法務・コンプライアンス部門のグローバルでの組織再編を実施しています。 また、2024年12月には、ロシア・ウクライナ紛争のために輸出入に関する規制が活発になっているヨーロッパ地域において新たなTrade Compliance Leaderを迎え入れる等、規制遵守体制をさらに強化しています。 これらの新体制のもと、法務部門を中心とした各地域の法令遵守と法的リスクを抑制するための体制が整備されています。 さらに、法令諸規制に関する情報発信や定期的な教育等により、従業員の理解度を高めるとともに、事業部門とコーポレート部門が規制対応に関して適切に連携できるよう取り組んでいます。 規制の新設・変更・廃止が実施された場合には、規程やガイドライン等の作成・更新に加えて、取引先に対するコンプライアンスデューデリジェンスにその内容を反映する等の実務的な方策によって、規制違反の回避に努めています。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要は、次のとおりです。 ① 経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策による影響で一部下押し圧力がみられたものの、企業収益や雇用・所得環境は堅調を維持する中、設備投資や個人消費に持ち直しの動きもみられるなど、景気は緩やかな回復傾向となりました。 今後の先行きについては、中東情勢の影響や米国の通商政策の動向など、不透明な状況が続いており、物価上昇の継続による企業収益や個人消費への影響も懸念されますが、政府の経済対策や緩和的な金融環境など、各種政策効果が緩やかな景気の回復を支えることが期待されます。 住宅投資に関しては、政府の住宅省エネ支援策により断熱製品を中心とした窓リフォーム市場の需要が引き続き創出されたものの、2025年4月の建築基準法等の改正に伴う一時的な着工数の増加に対する反動減や住宅価格の高騰に起因した住宅取得マインドの低下などから、新設住宅着工戸数は著しく減少しました。 世界経済に関しては、欧州ではインフレ警戒から長らく金利が据え置かれる一方で、米国でも利下げ圧力がある中で足元では金利が据え置かれるなど、景気回復の足取りは地域によりばらつきがみられました。 中東・インドなどの成長市場では底堅い内需がみられ、また、米国ではAI関連投資などに牽引され全体としては堅調な成長を維持したものの、住宅投資は回復が遅れ雇用情勢にも一部で軟化の兆しが現れました。 中国経済においては、長引く不動産市況の低迷などにより景気減速の懸念が一層鮮明となりました。 今後についても、不安定な中東情勢や長期化するロシア・ウクライナ紛争といった地政学リスクの再燃によるエネルギー価格への影響、及び主要国の通商政策の変化がもたらす下振れリスクについて、引き続き注視していく必要があります。 このような環境のもと、当社及びその連結子会社(以下「当社グループ」)における当連結会計年度の業績は、国内事業においては、新設住宅着工戸数の低迷により新築向け売上が伸び悩んだものの、水回り製品を中心としたリフォーム需要は堅調に推移しました。 海外事業においても、米国における継続した需要の低迷及び中国における不動産市況の低迷があった一方で、欧州における収益性の向上に加え、中東・インドの成長拡大、為替換算の影響などもあり、売上収益が改善しました。 これらの結果、当社グループにおける売上収益は1兆5,107億4百万円(前年同期比0.4%増)の増収となりました。 利益面については、資材・エネルギー及び部品価格の高止まりによるコスト増加があったものの、主に国内において販売価格の適正化に努めたことや欧州を中心とした売上の改善、構造改革によるコスト削減効果などもあり、事業利益は385億0百万円(前年同期比22.9%増)の増益となりました。 一方で、追加の構造改革の実施などに伴うその他の費用の計上が前連結会計年度に比べて増加したことにより、営業利益は284億3百万円(前年同期比4.3%減)の減益となりました。 また、継続事業からの税引前利益についても、その他の費用の増加に加え、為替差損により金融費用が増加したことなどから、157億8百万円(前年同期比22.0%減)の減益となりました。 非支配持分を控除した親会社の所有者に帰属する当期利益は、一部の連結子会社の収益性の低迷などに起因する税負担率の上昇があったものの、海外の連結子会社における法人税率変更により税金費用が減少したこと等から、81億43百万円(前年同期比4.1倍)の増益となりました。 (注)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しています。 セグメント別の概況は次のとおりです。 なお、セグメント別の売上収益はセグメント間取引消去前であり、事業利益は全社費用控除前です。 また、報告セグメントについては従来2区分で開示しておりましたが、当連結会計年度より3区分に変更しています。 このため、前年同期との比較は、変更後の報告セグメントに基づき組み替えて行っています。 (以下、「④ 生産、受注及び販売の実績」においても同様です。 )報告セグメントの変更の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 5.事業セグメント」に記載のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)増減額増減率ウォーターテクノロジー事業売上収益804,881811,0526,1710.8%事業利益36,85345,4388,58523.3%利益率4.6%5.6% ハウジングテクノロジー事業売上収益527,123525,657△ 1,466△ 0.3%事業利益26,03426,7106762.6%利益率4.9%5.1% リビング事業売上収益205,462207,5792,1171.0%事業利益7,2267,8426168.5%利益率3.5%3.8% 消去又は全社売上収益△ 32,769△ 33,584△ 815 事業利益△ 38,776△ 41,490△ 2,714 合 計売上収益1,504,6971,510,7046,0070.4%事業利益31,33738,5007,16322.9%利益率2.1%2.5% [ウォーターテクノロジー事業]主に水回り製品を手がけるウォーターテクノロジー事業においては、国内事業は、衛生陶器やバスルーム製品のリフォーム向け売上が堅調に推移したことにより、対前年同期比で増収となりました。 海外事業は、欧州における水栓金具を含む大半の商品カテゴリーで売上が改善し販売数量が増加したことに加え、中東・インドも引き続き堅調な需要継続による売上拡大がありました。 一方で、米国においては、前年の浴槽事業譲渡に伴う売上減少やリフォーム市場が需要回復には至らず、また中国においても引き続き不動産市況が低迷したことなどから、海外事業全体では、対前年同期比でほぼ横ばいとなりました。 その結果、同事業の売上収益は、8,110億52百万円(前年同期比0.8%増)の増収となりました。 事業利益は、国内事業のリフォーム売上の増加と価格改定効果があったことに加え、海外事業においても欧州・中東における売上改善や構造改革による効果が寄与したことなどから、454億38百万円(前年同期比23.3%増)の増益となりました。 [ハウジングテクノロジー事業]主に国内で住宅建材製品を展開するハウジングテクノロジー事業においては、低炭素社会の実現に向けた国策による補助金制度を背景に、窓を中心とした高断熱商品のリフォーム向け売上が堅調に推移した一方で、新設住宅着工戸数の低迷により新築向け売上が低調であったことなどから、売上収益は、5,256億57百万円(前年同期比0.3%減)とわずかに減収となりました。 事業利益は、売上減少の影響に加え、窯業サイディング事業の終了に係る費用計上の影響があったものの、価格改定とコスト削減効果などで補ったことから、267億10百万円(前年同期比2.6%増)と増益となりました。 [リビング事業]主に国内でキッチン、洗面、インテリア建材を扱うリビング事業においては、リフォーム向け売上が堅調に推移したほか、キッチンは新築向け売上も好調を維持したことなどから、売上収益は、2,075億79百万円(前年同期比1.0%増)の増収となりました。 事業利益についても、リフォーム関連製品の売上増による影響に加え、原材料や資材のコスト上昇による影響を価格改定効果でカバーしたことなどから、78億42百万円(前年同期比8.5%増)の増益となりました。 (注)1.事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しています。 2.「国内事業」「海外事業」については、当社グループの連結業績管理にて定義しているマネジメントベースの区分を使用しており、所在国による区分とは一部異なります。 具体的には、ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業及びリビング事業において、国内で管轄している一部の海外子会社を「国内事業」に含めています。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて531億23百万円増加の1兆8,839億27百万円となりました。 流動資産は、為替換算に伴う増加影響に加え、価格上昇などによる棚卸資産の増加により、現金及び現金同等物などの減少があったものの、前連結会計年度末に比べて177億8百万円増加の7,189億49百万円となりました。 非流動資産は、主にのれん及びその他の無形資産が為替換算に伴い増加したことにより、一部の政策保有株式の売却を行ったことによるその他の金融資産の減少があったものの、前連結会計年度末に比べて354億15百万円増加の1兆1,649億78百万円となりました。 また、資本は6,683億61百万円、親会社所有者帰属持分比率は35.3%(前連結会計年度末比1.6ポイント上昇)です。 (億円) ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。 なお、金額は非継続事業を含むキャッシュ・フローの合計額です。 営業活動によるキャッシュ・フローは、826億89百万円の資金増加となりました。 前年同期に比べて173億13百万円の減少となり、この主な要因は、営業債権及びその他の債権、棚卸資産、営業債務及びその他の債務などの運転資本の変動に伴う減少があったことなどによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、政策保有株式の売却に係る収入があった一方で、設備投資に伴う有形固定資産及び無形資産の取得による支出などから235億93百万円の資金減少となりました。 前年同期に比べて45億34百万円の支出減少です。 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期、長期とも有利子負債の調達と返済を機動的に行ったことに加え、配当金やリース負債の支払があったことなどから724億68百万円の資金減少となりました。 前年同期に比べて2百万円の支出減少です。 これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、換算差額による影響などを含めると、前連結会計年度末に比べて79億3百万円減少の1,156億24百万円です。 ④ 生産、受注及び販売の実績生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円) 前年同期比(%)ウォーターテクノロジー事業435,51299.6ハウジングテクノロジー事業225,11999.2リビング事業103,188101.5合計763,81999.7 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円) 前年同期比(%)ウォーターテクノロジー事業67,21295.4ハウジングテクノロジー事業108,35790.7リビング事業41,215103.8合計216,78494.4 受注実績 ハウジングテクノロジー事業の工事物件については、受注生産を行っています。 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりです。 セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)ハウジングテクノロジー事業87,621100.7134,147109.4 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円) 前年同期比(%)ウォーターテクノロジー事業811,052100.8ハウジングテクノロジー事業525,65799.7リビング事業207,579101.0報告セグメント計1,544,288100.4セグメント間取引△33,584102.5合計1,510,704100.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 なお、本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 また、分析に記載した実績値は1億円未満を四捨五入して記載しています。 ① 重要な会計上の見積り及び判断、重要性がある会計方針重要な見積りを伴う会計方針とは、不確実性があり、かつ翌連結会計年度以降に変更する可能性がある事項、又は当連結会計年度において合理的に用いることができる他の見積りがあり、それを用いることによっては財政状態及び経営成績に重要な相違を及ぼすであろう事項の影響に関して見積りを行う必要がある場合に、最も困難で主観的かつ複雑な判断が要求されるものです。 また、当社グループを取り巻く市場の動向や為替変動等の経済情勢により、これらの見積りの不確実性は増大します。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって利用する重要な会計上の見積り及び判断については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4)重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載のとおりです。 また、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用する重要性がある会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況に対して、事業全体及びセグメントごとに重要な影響を与えた要因について経営者の視点から見た認識及び分析・評価は、次のとおりです。 [当連結会計年度の業績に対する評価]当連結会計年度は、引き続き厳しい事業環境ながら売上収益は60億円増の1兆5,107億円と増収を達成することができました。 売上総利益率は34.1%と1.0ポイント改善しました。 国内事業では、新設住宅着工戸数の低迷の影響を受けたものの、リフォーム事業へのシフトの効果に加え、高断熱や省エネなど高付加価値製品の販売強化の効果により増収となりました。 ウォーターテクノロジー事業及びリビング事業は、リフォーム向け売上が堅調だったことにより好調に推移しました。 一方で、国策による大規模な補助金制度を背景に窓を中心とした断熱商品のリフォーム向け売上が堅調だったものの、新築向け売上減少の影響が大きく、ハウジングテクノロジー事業はわずかに減収となりました。 海外事業では、欧州全体では景気回復の動きは鈍いものの、ブランド力強化により水栓金具やフラッシングシステムなどの売上が改善したことや、成長市場である中東・インドにおける堅調な売上拡大があったものの、米国における浴槽事業譲渡に伴う売上減少や中国の不動産市況の低迷が継続した影響などを受け、前期比で減収となりました。 今後は収益性の改善を目指し、成長に向けた戦略的集中と市場特性に応じたアプローチを機動的に展開していきます。 コストの削減については、海外事業において人員配置や販売戦略の最適化などの構造改革を推進してきた効果の発現や、本社費などの販管費削減努力の継続に加え、サプライチェーンの再構築、事業ポートフォリオの最適化等に取り組みました。 今後も、AI活用を含めた事業全体のデジタル化などにより、販管費を中心としたコスト構造を抜本的に作り変えるべく対応を進めていきます。 事業環境が厳しい時期だからこそ、変化への対応力を高め、強固な事業基盤を築いていきます。 また、税負担率について、これまでグローバルに事業を拡大してきた過程で、赤字が続く一部の子会社が存在するなど、グループ全体の税務構造が必ずしも最適化されておらず、高い水準にありました。 こちらについて、赤字法人の解消や法人の適正配置、国際的な税制変化に即したグループ内資金還流の円滑化に取り組んでいます。 税負担率を適正化することにより、事業ポートフォリオの最適化と連動した「利益体質の変革」を進めていきます。 当社グループを取り巻く事業環境の厳しさは続いており、迅速かつ適切な対応が迫られています。 上記にて説明した対応策を着実に取り組むことにより、財務の安定性を確保しつつ、当社の持続的な成長とPurpose(存在意義)の実現に努めてまいります。 [資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応]当社は、中期目標の指標として事業利益率7.5%、ネット有利子負債EBITDA倍率3.5倍以下、親会社所有者帰属持分比率35%以上の実現を掲げています。 また、長期の財務指標として事業利益率10%、投下資本利益率(ROIC)10%を達成することを目指しています。 (注)1.ROE :親会社の所有者に帰属する当期損益 ÷{(親会社の所有者に帰属する持分(前期末)+親会社の所有者に帰属する持分(当期末))÷ 2}2.ROIC:営業利益 ×(1-実効税率)÷ (営業債権及びその他の債権 + 棚卸資産 +固定資産(のれん等無形含む)- 営業債務及びその他の債務) また、当連結会計年度末時点でのPBRは0.7倍にとどまっており、ROEの向上に繋がる利益率の改善を推進していきます。 そのために事業利益率の改善策として、価格の適正化や、AI等のテクノロジーを駆使した効率化による販管費を中心としたコスト構造の抜本的な見直し、及び税務構造の最適化に取り組んでいきます。 加えて、アセットライト戦略によって資産効率を上げることで、ROEを段階的に、かつ着実に目標水準に引き上げていきます。 [キャピタルアロケーション・株主還元に対する考え方]当社は、期間収益並びにキャッシュ・フロー、内部留保、財務体質等の経営全般にわたる諸要素を総合的に判断の上、利益配分を決定することを方針としています。 具体的には、その時点でのキャッシュ・フローの状況を勘案し、財務体質の強化に加え、競争力の強化を目的とした設備投資(新商品開発、合理化、IT投資等含む)等の成長投資を優先することを前提に内部留保の使途を決定します。 株主還元については、長期にわたり安定した配当を実施することを基本とし、中期的なEBITDAの水準に基づき年間配当金額を決定するとともに、自己株式の取得は機動的に行う方針です。 この方針のもと、次期の配当は1株当たり90円を予想しています。 (注)調整後EBITDA:事業利益 + 減価償却費(IFRSにおけるリース会計適用による現金の流出を伴う減価償却費の計上額の補正)[財務の安定性確保]現時点では、将来成長の基盤であるイノベーションを優先事項ととらえ、大型のM&Aや設備投資は検討していません。 また、当面、大型の借入れや増資計画はありませんが、資本的支出については長期的かつ持続的な成長につながるITや人材、デザイン・ブランドなどの無形資産も含む成長投資により営業キャッシュ・フローの増加を図るとともに、保有資産の最適化を通じて成長投資に必要な資金の創出を図ります。 当社では、ネット有利子負債EBITDA倍率を3.5倍以下に、また親会社所有者帰属持分比率を35%以上に改善することを中期目標の指標として、アセットライト化の推進に基づく資本効率の向上と固定費の削減に取り組んでいきます。 [次期の見通しと通期業績予想値]次期の見通しについては、国内においては雇用・所得環境の改善や底堅い企業収益を背景に、個人消費及び省力化・デジタル関連を中心とした設備投資などに支えられ、経済環境は持ち直しの動きが続くことが期待されます。 しかしながら、住宅価格の上昇による新築需要のさらなる縮小や、中東情勢等の地政学リスクに起因する石油由来原材料の供給懸念並びにエネルギー価格の高止まり、為替変動や物価上昇の動向によっては依然として先行きが不透明な状況が続くと見込まれます。 海外においても、各国のインフレ動向を受けた金融政策の不確実性が残るものの、欧州における安定的な成長や中東・インド地域などの成長市場における底堅い需要の取り込みが期待されます。 その一方で、米国の相互関税措置をはじめとする通商政策の動向や、中東情勢及びロシア・ウクライナ紛争などの地政学的リスクの長期化に起因する世界的な情勢不安が懸念されます。 これらに加え、中国における長引く不動産市場の低迷や、紛争に起因するエネルギー・資源価格の上昇に伴うインフレーションのリスクなど、引き続き不透明な状況が続くと見込まれます。 このような厳しい事業環境のもと、当社グループにおいては経営の基本的方向性を示した「LIXIL Playbook」の優先課題に基づき、これまでも積極的な対策を講じてきました。 特に喫緊の課題である海外事業の収益性の回復に向けては継続して構造改革に取り組むとともに、利益率の高い商品へのシフト並びに流通経路のシフト、不採算事業の整理などの事業ポートフォリオのさらなる見直し、サプライチェーンの再構築などを推進していきます。 こうした取り組みの成果は、次期以降の収益性の改善に必ず貢献するものと考えています。 一方で、業績の向上と持続的成長に向けて、差別化商品の拡大と、社会や環境課題の解決におけるインパクト(良い影響)創出を同時に実現することを目指しています。 これまでも機動的で起業家精神にあふれた組織へと変革する取り組みを続けてきましたが、今後も引き続き、デジタル化の加速とインクルーシブな企業文化の醸成を通じてイノベーションを推進し、新たな成長機会の確立につなげていきます。 これまで取り組んできた事業基盤の強化による成果は見え始めており、長期的な成長への道筋は変わっていません。 ステークホルダーの皆様に提供する価値をさらに高め、ひいては、『世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現』という当社グループの存在意義を実現するために前進してまいります。 このような中、次期の通期業績予想値につきましては、上記のような事業環境・経営戦略を考慮し反映させた結果、売上収益は1兆6,000億円(前年同期比5.9%増)、事業利益は450億円(前年同期比16.9%増)、営業利益は375億円(前年同期比32.0%増)、税引前利益は250億円(前年同期比59.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は120億円(前年同期比47.4%増)と、増収増益を見込んでいます。 なお、上記の次期見通しは現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。 昨今の中東地域における地政学的リスクの高まり、それを発端とするサプライチェーンの混乱による資材の調達難、原油価格の高騰並びに石油由来原材料の価格上昇等の不確実性につきましては、現時点においてその影響額を合理的に算定することが困難であることから、本業績予想には織り込んでいません。 そのため、実際の業績は、様々な要因によりこれらの見通しとは異なる結果となることがあります。 (注)1.EPS(基本的1株当たり当期利益)の2027年3月期予想値の算定上の基礎となる期中平均株式数については、2026年3月31日現在の発行済株式数(自己株式数を除く)を使用しています。 2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。 また、各指標は、以下により算出しています。 ROE :親会社の所有者に帰属する当期損益 ÷((親会社の所有者に帰属する持分(前期末)+親会社の所有者に帰属する持分(当期末))÷ 2)ROA :親会社の所有者に帰属する当期損益 ÷((総資産額(前期末)+ 総資産額(当期末))÷2)ROIC:営業利益 ×(1-実効税率)÷ (営業債権及びその他の債権 + 棚卸資産 +固定資産(のれん等無形含む)- 営業債務及びその他の債務)ネット有利子負債:有利子負債 - 現金及び現金同等物3.有利子負債は、連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としています。 資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりです。 当社グループは、健全な財政状態を維持しつつ、事業活動に必要な資金を安定的かつ機動的に確保すべく、営業活動によるキャッシュ・フローの創出や幅広い調達手段の実現に努めています。 手元流動性に関しては、非常時の決済資金相当額を常に維持することを基本とし、財務柔軟性を確保するため、銀行などの金融機関からの借入や社債の発行に加え、コマーシャル・ペーパー発行枠及びコミットメントラインの確保、受取手形の流動化といった取り組みを通じて、調達手段の多様化を図っています。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大のような想定外の事象により経営環境が急激に悪化した際のリスクに備えて、上記の基本方針とは別に短期資金の調達枠を設定しています。 また、当社グループ内においても設備投資案件の優先順位付け、在庫管理の徹底、販管費の縮減方策などを通じてさらなる手元流動性の確保に努めています。 当連結会計年度においては、運転資本の増減などにより営業キャッシュ・フローは減少したものの、政策保有株式の売却に係る収入があったことなどから、当連結会計年度末におけるネット有利子負債は前連結会計年度末に比べて27億円減少し5,316億円となりました。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,156億円となりました。 次期においても、引き続きフリー・キャッシュ・フローの改善を通じて有利子負債の圧縮と財務体質の健全化を図ります。 なお、財務状況に関する主要指標の推移は、次のとおりです。 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期売上収益事業利益率(%)4.51.71.62.12.5親会社所有者帰属持分比率(%)34.333.734.133.735.3ネット有利子負債/EBITDA(倍)2.94.85.34.74.4(注)1.各指標は、連結ベースの財務数値により算出しています。 なお、各指標は、以下により算出しています。 ネット有利子負債:有利子負債-現金及び現金同等物EBITDA :事業利益+減価償却費及び償却費2.有利子負債は、連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当社グループでは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」というLIXILのPurpose(存在意義)の達成を目指し、ステークホルダーの皆様と社会に対する持続的な価値創造の実現に取り組んでいます。 また、インパクト戦略の推進を通じて、国連が策定した2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献し続けるよう、専門知識や規模を活かしながら社会課題の解決に向けて取り組んでいます。 商品開発においては確かな品質、高い技術に基づいて、快適な住生活・都市環境を実現しお客様に喜ばれる商品を市場に送り出すことを大きな役割と考えており、研究開発部門では、開口部商品、住設機器、内装建材や外装建材から住宅のパネル工法に至るまで、健康、環境負荷低減、高齢者配慮、省資源・省エネルギー等の様々な視点から研究を重ねています。 これらの基礎研究、技術開発、商品開発は当社グループの各社における技術研究所、研究開発部門及び商品開発部門が品質保証部門等と連携のもとに取り組んでいます。 当連結会計年度の研究開発費のセグメント別の実績及び総額は、次のとおりです。 (単位:百万円)セグメントの名称金額ウォーターテクノロジー事業15,966ハウジングテクノロジー事業6,503リビング事業2,623合計25,092 [ウォーターテクノロジー事業]トイレ空間では、主力製品「サティス」の革張りソファのようなマット色であるノーブルレーベルとの親和性を追求し、色調や質感を統一した新型手洗器を発売しました。 トイレと手洗器をノーブルレーベルで合わせることで、おしゃれで自分好みのトイレ空間を実現できます。 タイルでは、優れた調湿機能に加え、気になるニオイやホルムアルデヒドなどの有害物質を低減し、室内の快適な空気環境づくりをサポートする内装壁機能建材「エコカラットプラス」に3シリーズを追加発売しました。 その中でも、リネンをモチーフにした柔らかな布の素材感を表現したデザインの「ルランジュ」は、空間に馴染みやすい優しいカラーが特長で、ランドリールームなど小物が多くなりがちなプライベート空間をさりげなく彩ります。 浴室では、集合住宅・ホテル向けユニットバスを刷新し、新モデルを発売しました。 1216サイズの拡充や新壁柄、壁付サーモ水栓等の追加により空間提案力を向上させるとともに、内組平天井や壁高設定のバリエーション拡充等により、リフォーム時の施工性や現場対応力を大幅に強化しました。 水栓では、取替浄水スパウト対応で利用者が簡単に浄水栓にアップグレード可能な「キッチン用水栓金具ワンホールタイプ」をリニューアル発売しました。 [ハウジングテクノロジー事業]サッシでは、天然木の意匠性と高い耐久性を両立した「TW WOOD」を発売しました。 天然木のあたたかみを持ちながらも、モダンで洗練されたデザインと、素朴すぎず現代的なインテリアに馴染みやすい、質感の高い仕上がりが評価され、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。 リフォームにおいては、樹脂窓への改修に対応した取替窓「リプラス」居室仕様EWタイプを追加発売しました。 エクステリアでは、再資源化が困難な廃プラスチックと廃木材を融合させた循環型素材「レビア」を採用した人工木デッキ「樹ら楽」木彫タイプを開発しました。 ビルサッシでは、個別防火商品を拡充するため、防火性能とクリアな眺望性を両立する「耐熱強化ガラス仕様」のラインアップを強化しました。 開口部のハイエンドブランドNODEAでは、「WINDOW G」のフレーム幅を従来の50mmから38mmに仕様変更し、意匠性と断熱性の更なる向上を実現しました。 [リビング事業]キッチンでは、多様化するライフスタイルへの対応と社会課題の解決を目指し、デザイン・セレクト・スペックの3要素を最適・最小化した次世代キッチン「ULキッチン」を発売しました。 独自設計による新取付方式の採用や梱包の軽量・コンパクト化により、施工負荷の軽減や配送時のCO2排出量削減を実現しています。 洗面化粧台では、SNS中心にトレンドとなっている造作洗面ニーズへ対応すべく、デザイン性と使い勝手の両立を追求した造作風カウンター洗面「カスタムバニティ」を発売しました。 一般的な造作洗面で課題となる個別対応の手間を解消するため、見積・図面作成・手配を一括対応する体制を整え、プロユーザーの業務効率化に寄与しています。 インテリアでは、既設の床に貼るだけでリフォーム可能な厚さ1.8mmの上張り床材「リノバ うわばReフロア」を発売し、短工期なリフォームを可能にしました。 また、インテリア建材「ラシッサ」シリーズをモデルチェンジし、15年ぶりに基幹色を刷新するとともに、マグネット式のラッチや隠し丁番等の採用により細部の意匠性を追求し、“しつらえを美しく”をコンセプトとする空間提案力を強化しています。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当社グループでは、製品開発や生産設備の合理化・自動化を目的とした投資を重点に行っています。 当連結会計年度の設備投資(無形資産、使用権資産を含む)のセグメント別の金額及び総額は、次のとおりです。 (単位:百万円)セグメントの名称金額 ウォーターテクノロジー事業38,864 ハウジングテクノロジー事業16,571 リビング事業5,419計60,854 全社共通部門1合計60,855 主な内容は、ウォーターテクノロジー事業、ハウジングテクノロジー事業、リビング事業における新製品開発投資や合理化及び設備の維持更新投資等です。 所要資金は、自己資金及び借入金によっています。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりです。 (1)提出会社 2026年3月31日現在法人名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具工具、器具及び備品土地(面積千㎡)建設仮勘定合計株式会社LIXIL須賀川工場(福島県須賀川市)リビング事業木質内装建材製造設備等6871,525642,414-4,690-(336)(-)下妻工場(茨城県下妻市)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備2,6724,279314780-8,045696(218)(78)岩井工場(茨城県坂東市)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備1,0271,1471768,0408210,472328(240)(50)土浦工場(茨城県土浦市)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備850255366,252-7,393420(134)(103)石下工場(茨城県常総市)ハウジングテクノロジー事業玄関ドア・引き戸製造設備2,27479088--3,152303(-)(34)深谷工場(埼玉県深谷市)リビング事業厨房機器製造設備4,0891,5552154,06469,929-(160)(-)小矢部工場(富山県小矢部市)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備2,9051,6724131,172136,175666(170)(90)知多工場及び知多物流センター(愛知県知多市)ウォーターテクノロジー事業衛生陶器製造設備物流設備等2,8411,2963068,5202312,986340(381)(-)榎戸工場(愛知県常滑市)ウォーターテクノロジー事業衛生陶器製造設備1,1741,163694,495136,914225(91)(1)常滑東工場(愛知県常滑市)ウォーターテクノロジー事業外装タイル製造設備523875253,66815,09290(81)(-)上野緑工場(三重県伊賀市)ウォーターテクノロジー事業ユニットバスルーム製造設備2,7231,5952641,5026776,761267(183)(1)久居工場(三重県津市)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備2,8752,9022293,027479,080-(233)(-)有明工場(熊本県玉名郡長洲町)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備等9871,1631822,258674,657512(254)(71)関東物流センター(茨城県下妻市)ハウジングテクノロジー事業物流設備335052,259442,643-(127)(-)近畿物流センター(三重県津市)ハウジングテクノロジー事業物流設備712-153,379-4,106-(186)(-)LIXILショールーム大阪(大阪府大阪市住之江区)ウォーターテクノロジー事業ハウジングテクノロジー事業リビング事業販売設備2,44011267,870-10,437473(13)(42)常滑ビル(愛知県常滑市)ウォーターテクノロジー事業その他設備4,1382082556,475-11,076296(75)(19) (2)国内子会社 該当事項はありません。 (3)在外子会社 2026年3月31日現在法人名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具工具、器具及び備品土地(面積千㎡)建設仮勘定合計LIXIL GLOBALMANUFACTURINGVIETNAM Co.,Ltd.(注)1Vietnam工場(VietnamDong Nai)ハウジングテクノロジー事業ウォーターテクノロジー事業アルミ建材製造設備タイル製造設備4,9352,674626-228,2571,431(-)(-)TOSTEM THAI Co., Ltd.Navanakorn工場(ThailandPathumthani)ハウジングテクノロジー事業アルミサッシ製造設備3,8344,3368204,35225713,5993,808(602)(630)驪住通世泰建材(大連)有限公司大連工場(中国遼寧省大連市)ハウジングテクノロジー事業リビング事業木質内装建材製造設備1,1773,549445-15,1722,158(-)(10)Grohe AGHemer工場(Germany Hemer)ウォーターテクノロジー事業水回り製品製造設備物流設備2,7874,3733,5161,2821,16213,1201,158(168)(74)Lahr工場(Germany Lahr)ウォーターテクノロジー事業水回り製品製造設備2,4065,3889238602,26611,843602(119)(156)GROHEDAL Sanitarsysteme GmbHPorta Westfalica工場(Germany Porta Westfalica)ウォーターテクノロジー事業水回り製品製造設備物流設備2,4985,7729445478710,055333(69)(56)Grohe Siam Ltd.Klaeng工場(ThailandKlaeng)ウォーターテクノロジー事業水回り製品製造設備2,4732,6596794384466,6952,038(22)(-) (注)1.在外子会社のうち、LIXIL GLOBAL MANUFACTURING VIETNAM Co., Ltd.は、上記のほかに遊休資産を含む施設利用権等として2,586百万円を計上しています。 2.現在休止中の主要な設備はありません。 3.従業員数の( )は、臨時従業員数を外数で記載しています。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当連結会計年度末現在において、重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 25,092,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 60,855,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 46 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 20 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,296,288 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、営業活動の円滑化又は事業活動に必要な外部提携の必要性が認められる場合に株式の政策保有を行い、純投資目的以外の目的である投資株式としています。 なお、当社は株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を保有することはなく、当社の当事業年度の貸借対照表において、純投資目的である投資株式に該当するものはありません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、営業活動の円滑化又は事業活動に必要な外部提携の必要性が認められる場合に株式の政策保有を行っています。 政策保有株式については、毎年、個別の銘柄ごとに、主管部署において、保有先との取引における売上高及び利益、投資総額を考慮し、保有目的が適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等について、定量的・定性的な観点から総合的に評価した上で、その内容を取締役会に報告し、取締役会においてこれを検証しています。 また、当社グループを取り巻く環境の変化に伴い、適宜保有目的の再検証を行っています。 これらの検証の結果、保有の必要性がないと判断される場合は速やかに売却処理を行うなど、政策保有株式の縮減に努めています。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報は、次のとおりです。 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式761,320非上場株式以外の株式4025,454 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式371非上場株式以外の株式714,697 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報は、次のとおりです。 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)大和ハウス工業㈱2,842,2143,842,214戸建て、マンション関連事業で当社の重要顧客であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有13,97818,972住友不動産㈱(注)2900,000500,000戸建て、マンション関連事業で当社の重要顧客であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無3,9522,796積水化学工業㈱359,000359,000戸建て、マンション関連事業で当社の重要顧客であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無935913住友林業㈱(注)3610,800203,600戸建て、賃貸住宅関連で当社の重要顧客であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有857918スターツコーポレーション㈱123,600123,600アパート、マンション、病院・店舗等非住宅関連で当社の重要顧客であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無587485AGC㈱106,000106,000高性能窓製品の開発及び製造に関して業務提携を行っている。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無582481ナイス㈱193,411193,411日本全国に展開する流通代理店であり、住宅建築業も行っており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有402305 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱エプコ465,000465,000コールサービス代行業務等の住宅関連サービスに関して業務提携を行っている。 定量的な保有効果は算定不能であるが、株式保有のメリット(間接的な売上への貢献度等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無371334リゾートトラスト㈱202,640651,320リゾート型ホテル等での当社商品の受注拡大等を目的として保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有3511,890㈱放電精密加工研究所105,000105,000当社子会社の生産活動で不可欠な押出用金型の安定供給を行っており、外部提携の必要性が認められる為保有。 定量的な保有効果は算定不能であるが、株式保有のメリット(間接的な売上への貢献度等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有339145㈱テーオーシー320,000320,000不動産事業における当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無258206日本空港ビルデング㈱50,00050,000空港施設等での当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無257205岡谷鋼機㈱27,60027,600愛知エリアを中心とした総合商社であり、同社建設部は分譲マンション開発も手掛けており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有249192東京建物㈱55,00055,000オフィスビル開発等での当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有197138 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)クワザワホールディングス㈱339,712339,712日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有194193三菱地所㈱42,86642,866オフィスビル開発等での当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無185104戸田建設㈱123,196123,196不動産事業における当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無178108㈱ヤマダホールディングス336,147336,147同社グループは当社の重点主要取引先であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無176144JKホールディングス㈱112,307112,307日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有159112㈱TOKAIホールディングス131,025131,025静岡県下最大の住設代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無152128旭化成㈱100,000100,000傘下子会社である旭化成ホームズ㈱は当社の主要取引先であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無150104 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)大阪瓦斯㈱20,10920,109傘下子会社の大阪ガスマーケティング㈱のリフォーム事業での売上拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無12868㈱AVANTIA144,000144,000愛知エリアを中心に戸建て、マンション事業を行っており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無119111名古屋鉄道㈱57,14757,147愛知エリアの沿線における不動産開発で当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無9899ジャニス工業㈱180,000180,000当社水回り部品の販売を行っており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無9870ユアサ商事㈱(注)413,94613,946日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有8263東洋テック㈱50,00050,000警備部門・ビル管理部門・メンテナンス部門と連携し、トイレリニューアル提案等の取組で協働しており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有8067㈱山善49,00049,000日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無7064 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)橋本総業ホールディングス㈱36,30036,300日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無5043OCHIホールディングス㈱29,70029,700九州エリアを中心とする流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無4240㈱長谷工コーポレーション12,00012,000不動産事業における当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無3423カメイ㈱9,6809,680東北エリアを中心に日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有3119北恵㈱26,40926,409日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有2321日本乾溜工業㈱20,00020,000主に公共エクステリアを販売しており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無1919ジオリーブグループ㈱11,50011,500日本全国に展開する流通代理店であり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有1612 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)竹田iPホールディングス㈱9,0009,000当社水回り商材のカタログの主要印刷会社であり、供給の安定及び良好な関係維持を目的に保有。 定量的な保有効果は算定不能であるが、株式保有のメリット(間接的な売上への貢献度等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 有118㈱土屋ホールディングス45,00045,000北海道エリア大手の地場ハウスメーカーであり、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無1010九州旅客鉄道㈱2,0002,000九州エリアの沿線における不動産開発で当社製品の受注拡大を目的に保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無77AMGホールディングス㈱2,4002,400愛知エリアを中心に戸建て、マンション事業を行っており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無54ファースト住建㈱2,0002,000近畿圏を中心に戸建・マンション事業を展開しており、関係の維持・強化目的で保有。 株式保有のメリット(インシェア・売上・利益・配当収入等)等を総合的に勘案し、保有に合理性があると判断した。 無22大東建託㈱-365,000当事業年度において、全ての株式を売却した。 無-5,589㈱カネカ-84,600当事業年度において、全ての株式を売却した。 無-322トヨタ自動車㈱-115,395当事業年度において、全ての株式を売却した。 無-301三井住友建設㈱-5,775当事業年度において、全ての株式を売却した。 無-2(注)1.「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しています。 2.住友不動産㈱は、株式分割(1株を2株に分割)を行っています。 3.住友林業㈱は、株式分割(1株を3株に分割)を行っています。 4.ユアサ商事㈱は、2026年4月1日付で㈱YUASAに商号変更しています。 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 7 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 76 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,320,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 40 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 25,454,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 14,697,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 2,000 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 339,000,000 |