財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-19
英訳名、表紙NIPPON KAYAKU CO.,LTD.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 川村 茂之
本店の所在の場所、表紙東京都千代田区丸の内二丁目1番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(6731)5200
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
1916年6月我が国初の民営による産業火薬メーカー日本火薬製造株式会社として発足。
(本社 東京市麹町区有楽町1-1)1917年4月山口県厚狭工場、製造及び営業認可。
1934年11月日本導火線株式会社、日本雷管株式会社、中外雷管株式会社を合併。
1943年8月帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を合併。
1945年2月日本色素製造株式会社、東京染料工業株式会社を合併。
1945年10月北洋火薬株式会社を設立。
1945年12月商号を日本化薬株式会社と改称。
1949年5月株式を東京証券取引所へ上場。
1971年10月高崎工場竣工、医薬品工場として再発足。
1977年4月厚和産業株式会社を設立。
1978年5月福山工場を箕島地区へ移転、操業開始。
(移転終了 1986年2月)1982年12月鹿島工場新設。
1983年11月本社を東京都千代田区富士見1-11-2へ移転。
1989年7月カヤフロック株式会社を設立。
1990年2月和光都市開発株式会社に資本参加。
1991年7月株式会社ポラテクノを設立。
1992年2月株式会社ポラテクノ販売を設立。
1994年6月日化実業株式会社は内外興業株式会社を合併し、株式会社ナイガイニッカと商号を改称。
1995年6月日本化薬フードテクノ株式会社を設立。
1995年12月中華人民共和国に招遠先進化工有限公司を設立。
1996年9月中華人民共和国に無錫先進化工有限公司(現 無錫先進化薬化工有限公司)を設立。
1997年6月株式会社ポラテクノ販売はポラテクノ(香港)有限公司へ資本参加。
1999年2月チェコ共和国のインデット セイフティ システムズ a.s.に資本参加。
1999年6月株式会社ポラテクノは株式会社ポラテクノ販売を合併。
1999年12月日本化学製品株式会社に追加出資をし、エヌ・エス・カラーテクノ株式会社と商号を改称。
2000年6月株式会社日本化薬福山及び株式会社日本化薬東京を設立。
2000年7月アメリカ合衆国にライフスパーク,Inc.を設立。
2002年9月中華人民共和国に化薬化工(無錫)有限公司を設立。
2003年8月株式会社ポラテクノは中華人民共和国に無錫宝来光学科技有限公司を設立。
2004年1月株式会社ポラテクノはアメリカ合衆国のモクステック, Inc.に資本参加。
2006年2月チェコ共和国にニッポンカヤク CZ,s.r.o.を設立。
2006年3月株式会社ポラテクノはジャスダック証券取引所に上場。
2006年4月大韓民国にE-マテリアルズCo.,Ltd.を設立。
2006年6月株式会社ナイガイニッカはエヌ・エス・カラーテクノ株式会社を合併し、 株式会社ニッカファインテクノと商号を改称。
2006年8月中華人民共和国に化薬(湖州)安全器材有限公司を設立。
2006年11月カヤフロック株式会社は高分子凝集剤事業を事業譲渡し、清算。
2007年5月メキシコ合衆国にカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V.を設立。
2007年11月北洋化薬株式会社はカヤク・ジャパン株式会社に商号を改称。
2008年1月株式会社カヤテック、カヤク・ジャパン株式会社並びに旭化成ケミカルズ株式会社 及び同社子会社の旭化成ジオテック株式会社はカヤク・ジャパン株式会社を承継会社 として各社の産業火薬事業を統合。
アメリカ合衆国のマイクロケムCorp.に資本参加。
2009年12月招遠先進化工有限公司及び無錫先進化薬化工有限公司は、中華人民共和国に 上海化耀国際貿易有限公司を共同出資により設立。
2011年1月インデット セイフティ システムズ a.s.はニッポンカヤク CZ,s.r.o.を合併。
2011年3月ライフスパーク,Inc.を清算。
2011年4月E-マテリアルズCo.,Ltd.はニッポンカヤクコリア Co., Ltd.に商号を改称。
2011年12月中華人民共和国に化薬(上海)管理有限公司を設立。
2012年12月マレーシアにカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.を設立。
2014年8月本社を東京都千代田区丸の内2-1-1へ移転。
2015年12月招遠先進化工有限公司を清算。
2016年6月三菱ガス化学株式会社と合弁で株式会社カルティベクスを設立。
2017年12月株式会社ポラテクノはイギリス国のレイスペック Ltd.に資本参加。
2018年2月タイ王国にニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.を設立。
2018年6月インデット セイフティ システムズa.s. はカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. に商号を改称。
2018年10月株式会社日本化薬福山、株式会社日本化薬東京を合併。
2019年10月マイクロケムCorp.はカヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.に商号を改称。
2019年11月株式公開買付けと株式売渡請求により、株式会社ポラテクノを完全子会社化。
(同社は同月上場廃止)2020年10月株式会社ポラテクノの液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材等の製造販売事 業を吸収分割により承継。
2021年4月テイコクテーピングシステム株式会社に資本参加。
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
2022年12月ポラテクノ(香港)有限公司を清算。
2025年12月化薬(上海)管理有限公司を清算。
事業の内容 3 【事業の内容】
日本化薬グループ(当社グループ)は、日本化薬㈱(当社)、子会社37社、関連会社10社より構成されております。
当社グループの事業セグメントごとの主要な製品・サービス、及び主要な子会社・関係会社名は次のとおりです。
(モビリティ&イメージング事業領域)事業セグメント主要な製品・サービス主要な子会社・関連会社セイフティシステムズエアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ・カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.・化薬(湖州)安全器材有限公司・カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V.・カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.・ニッポンカヤクアメリカ, INC.・ニッポンカヤクコリア Co., Ltd.ポラテクノ液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材・無錫宝来光学科技有限公司・モクステック, Inc.・デジマ テック B.V.・デジマ オプティカル フィルムズ B.V.・㈱ポラテクノ・レイスペックLtd. (ファインケミカルズ事業領域)事業セグメント主要な製品・サービス主要な子会社・関連会社機能性材料エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂用硬化剤、反応性難燃樹脂、アクリル酸エステル、レジスト用紫外線硬化型樹脂、MEMS用レジスト(液状並びにドライフィルムレジスト)、LCD・半導体用クリーナー、液晶ディスプレイ用シール剤、半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機)・厚和産業㈱・㈱ニッカファインテクノ・化薬化工(無錫)有限公司・カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc. ・テイコクテーピングシステム㈱色素材料インクジェットプリンタ用色素、インクジェット捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤、繊維用及び紙用染料、樹脂用着色剤、感熱顕色剤、顔料誘導体(シナジスト)・㈱ニッカファインテクノ・ニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD. ・無錫先進化薬化工有限公司・上海化耀国際貿易有限公司触媒アクリル酸製造用触媒、アクロレイン製造用触媒、メタクリル酸製造用触媒・厚和産業㈱ (ライフサイエンス事業領域)事業セグメント主要な製品・サービス主要な子会社・関連会社医薬抗悪性腫瘍剤、生物学的製剤、循環器用剤、光線力学診断用剤、体外診断用医薬品、血管内塞栓材、医薬原薬・中間体、食品添加物、健康食品素材、食品品質保持剤、洗浄除菌剤・日本化薬フードテクノ㈱・台湾日化股份有限公司アグロ殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤、防疫用殺虫剤、土壌殺菌剤、動物忌避剤 不動産不動産賃貸・和光都市開発㈱ 事業の系統
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.※1チェコ共和国 フセチン市百万チェココルナ361スクイブ、マイクロガスジェネレータ、ガス発生剤の製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0当社は同社に原材料を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
当社は同社から原材料・製品を購入しております。
同社は当社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無化薬(湖州)安全器材有限公司※1中華人民共和国 浙江省湖州市千米ドル56,700インフレータ、マイクロガスジェネレータの製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0当社は同社に原材料・製品を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
当社は同社から製品を購入しております。
当社は同社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無 カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.※1メキシコ合衆国 ヌエボ・レオン州 サリナス・ビクトリア百万メキシコペソ1,100マイクロガスジェネレータ、スクイブの製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0(18.2)※2当社は同社に原材料・製品を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
当社は同社から原材料を購入しております。
当社は同社に債務保証を行っております。
役員の兼任等 無カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.※1マレーシア ネグリセンビラン州センダヤン千マレーシアリンギット160,000インフレータ、マイクロガスジェネレータ、スクイブの製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0当社は同社に原材料・製品を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
当社は同社から原材料を購入しております。
同社はニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.に製品を販売しております。
当社は同社に資金を貸付けております。
当社は同社に債務保証を行っております。
役員の兼任等 無ニッポンカヤクアメリカ, INC.アメリカ合衆国 ミシガン州 トロイ千米ドル 200北米における営業活動推進(モビリティ&イメージング)100.0同社は当社に用役を提供しております。
役員の兼任等 無ニッポンカヤクコリア Co., Ltd.大韓民国 ソウル特別市百万ウォン 400韓国における営業活動推進(モビリティ&イメージング)100.0同社は当社に用役を提供しております。
役員の兼任等 無株式会社ポラテクノ新潟県 上越市100不動産の賃貸・管理(モビリティ&イメージング)100.0当社は同社から土地を借用しております。
役員の兼任等 無モクステック, Inc.アメリカ合衆国 ユタ州オーレム千米ドル27液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材の製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0 当社は同社から原材料を購入しております。
役員の兼任等 無 無錫宝来光学科技有限公司中華人民共和国 江蘇省無錫市千米ドル5,900液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材の製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0(100.0)※3当社は同社に原材料を販売しております。
当社は同社から製品を購入しております。
役員の兼任等 無 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合(%)関係内容デジマ テック B.V.オランダ国 アーネム市千ユーロ500資産管理(モビリティ&イメージング)100.0 当社は同社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無デジマ オプティカル フィルムズ B.V.オランダ国 アーネム市千ユーロ20特殊位相差フィルムの製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0(100.0)※4 当社は同社から原材料を購入しております。
役員の兼任等 無レイスペック Ltd.イギリス国 バッキンガム州 ハイ・ウィカム市千英ポンド1X線分析装置用半導体検出器、信号処理装置の製造・販売(モビリティ&イメージング)100.0役員の兼任等 無株式会社ニッカファインテクノ東京都 千代田区22化学製品等の販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
当社は同社から原材料・製品を購入しております。
役員の兼任等 無 ユーロニッポンカヤク GmbHドイツ連邦共和国 フランクフルト市千ユーロ127化学製品の販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
同社は当社に用役を提供しております。
役員の兼任等 無厚和産業株式会社山口県 山陽小野田市10当社厚狭工場関連業務の請負(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製造業務等を委託しております。
役員の兼任等 無化薬化工(無錫)有限公司中華人民共和国 江蘇省無錫市千米ドル5,100紫外線硬化型樹脂等の製造・販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に原材料・製品を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
役員の兼任等 無カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ウエストボロ千米ドル20,000MEMS用フォトレジストの製造・販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
当社は同社から原材料・製品を購入しております。
当社は同社から研究を受託しております。
役員の兼任等 無ギルモアロードプロパティ, LLCアメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ウエストボロ千米ドル2 不動産の所有・管理(ファインケミカルズ)100.0(100.0)※5役員の兼任等 無テイコクテーピングシステム株式会社愛知県 東海市22半導体製造装置の製造・販売100.0当社は同社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無無錫先進化薬化工有限公司中華人民共和国 江蘇省無錫市千米ドル10,000水溶性染料、分散染料の製造・販売(ファインケミカルズ)80.0当社は同社に技術等を供与しております。
同社は上海化耀国際貿易有限公司に製品を販売しております。
役員の兼任等 無上海化耀国際貿易有限公司中華人民共和国 上海市千人民元 4,889化学製品の販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
当社は同社から原材料・製品を購入しております。
無錫先進化薬化工有限公司は同社に製品を販売しております。
役員の兼任等 無 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合(%)関係内容ニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.タイ王国 バンコク市百万タイバーツ10化学製品の販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
同社は当社に用役を提供しております。
カヤクセイフティシステムズ マレーシアSdn. Bhd.は同社に製品を販売しております。
役員の兼任等 無日本化薬フードテクノ株式会社群馬県 高崎市300食品、食品品質保持剤、食品添加物等の製造・販売(ライフサイエンス)100.0当社は同社に製造設備を賃貸しております。
当社は同社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無台湾日化股份有限公司台湾 台北市千台湾ドル1,250医薬品等の販売(ライフサイエンス)化学製品の販売(ファインケミカルズ)100.0当社は同社に製品を販売しております。
同社は当社に用役を提供しております。
当社は同社に技術等を供与しております。
役員の兼任等 無和光都市開発株式会社東京都 千代田区13不動産の賃貸・管理(ライフサイエンス)100.0当社は同社に土地を賃貸しております。
当社は同社より建物を賃借しております。
役員の兼任等 無 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合(%)関係内容(持分法適用関連会社) カヤク・ジャパン株式会社東京都 墨田区60産業用火薬類の製造・販売、危険性評価試験(その他)50.0当社は同社に土地を賃貸しております。
役員の兼任等 有株式会社カルティベクス東京都 千代田区100抗体医薬品、その他バイオ医薬品の開発・製造(ライフサイエンス)37.3当社は同社に開発業務を委託しております。
当社は同社に資金を貸付けております。
役員の兼任等 無化薬ヌーリオン株式会社東京都 中央区400有機過酸化物等の製造・販売(その他)25.0当社は同社に土地を賃貸しております。
役員の兼任等 有三光化学工業株式会社神奈川県 高座郡寒川町21化学薬品、保安用品等の製造・販売(その他)45.0役員の兼任等 無 ※1:特定子会社に該当しております。
※2:議決権の所有割合のうち、( )内は、当社の子会社であるカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.による間接所有割合で内数となっております。
※3:議決権の所有割合のうち、( )内は、当社の子会社である株式会社ポラテクノによる間接所有割合で内数となっております。
※4:議決権の所有割合のうち、( )内は、当社の子会社であるデジマ テック B.V.による間接所有割合で内数となっております。
※5:議決権の所有割合のうち、( )内は、当社の子会社であるカヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.による間接所有割合で内数となっております。
従業員の状況
(2) 【従業員の状況】
① 連結会社の状況(2026年3月31日現在)セグメントの名称従業員数(人)モビリティ&イメージング事業領域3,360[283]ファインケミカルズ事業領域1,383[117]ライフサイエンス事業領域943[193]全社(共通)260[49]合計5,946[642]
(注)1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。
3 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものであります。
② 提出会社の状況(2026年3月31日現在)従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)2,366[537]41.014.87,9762.7 セグメントの名称従業員数(人)モビリティ&イメージング事業領域521[251]ファインケミカルズ事業領域696[75]ライフサイエンス事業領域889[164]全社(共通)260[47]合計2,366[537]
(注)1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門に所属しているものであります。
③ 労働組合の状況当社グループには、日本化薬労働組合(上部団体は日本化学エネルギー産業労働組合連合会)が組織(2,038名)されており、労使関係は良好に推移しております。
④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異a.提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1,3)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者9.090.371.882.174.0
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
3.当社はポジションクラス制度を採用しており、職務及び役割に基づく報酬体系であることから、制度上は性別による賃金差異が生じない仕組みとなっております。
一方で、現時点における男女間の賃金差異は、主に上位等級及び管理職層における構成比の違いが影響し、結果として平均賃金に差異が生じております。
その背景には、過去の採用における職種別構成や、ライフイベントなどを含むキャリア形成過程の違いなどが影響しているものと認識しております。
当社としては、多様な人材が能力を発揮できる環境整備を進めるとともに、管理職層の多様性向上やキャリア形成支援の強化、柔軟な働き方の推進などに取り組み、構造的な賃金差異の解消に努めてまいります。
b.連結子会社当事業年度名称管理職に 占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱ポラテクノ0.00.072.975.451.5
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針・経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。
ただし、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針・経営戦略・経営指標等当社グループは、企業ビジョンとして KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を掲げています。
このビジョンのもと、2026年4月より開始した10ヶ年の長期経営計画「Evolution2035」では、当社グループのありたい姿を「KAYAKUの技術で人と地球の未来に安心・豊かさ・感動を」と定め、社会的価値と経済的価値の両立による持続可能な成長の実現を目指しています。
当社グループは、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスを経営の基盤とするとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みを重要な経営課題として位置付けています。
日本化薬グループならではのKAYAKUの技術力と、長年にわたる事業運営を通じて蓄積してきた事業アセットに、従来の枠組みにとらわれない挑戦する企業文化を融合させることで、社会課題を解決し、安心・豊かさ・感動を生み出す製品、技術、サービスを創出し、持続的な企業価値向上を図っていきます。
「Evolution2035」では、10ヶ年を3つの中期経営計画期間(Phase)に区分し、2026年度から2028年度までの3ヶ年を「Evolution2035 Phase1」と位置付けています。
Phase1においては、最終年度である2028年度において、売上高3,000億円、営業利益360億円、ROE10%以上、税引後ROIC7%以上の達成を目標としています。
これらの経営指標は、資本効率の向上及び持続的な成長力の強化を通じた中長期的な企業価値創造を測る重要な指標として設定しています。
Phase1における全社重点施策として、「強靭な事業ポートフォリオの構築」、「KV25取組みの実績化」、「キャッシュアロケーションの最適化」、「効率とスピードを高める組織運営の進化」、「人的資本への戦略的投資」の5項目を定めています。
これらの施策は、事業競争力の強化に加え、サステナビリティを意識した経営基盤の高度化を同時に実現することを目的としており、計画的に推進してまいります。
特に、人的資本については、当社グループの持続的成長及び中長期的価値創造を支える最も重要な経営資源の1つと位置付けています。
「人的資本への戦略的投資」においては、専門性の高度化、多様な人材の活躍推進、挑戦を促す組織風土の醸成などを通じて、従業員一人ひとりの能力及びエンゲージメントの最大化を図り、イノベーション創出力の強化につなげていきます。
また、当社グループは、持続的な成長の実現に向け、研究開発投資及び成長投資を継続的かつ積極的に実施していきます。
研究開発分野においては、将来を見据え、既存事業の枠組みにとらわれない新たなビジネスの創出を目的として「未来Bizセンター」を新設します。
この取り組みは、技術力の進化に加え、人材の知見・創造性を結集することで中長期的な社会価値の創出を図るものです。
さらに、事業ポートフォリオの一層の充実を図るため、自社技術に限定することなく、オープンイノベーション、製品導入、事業提携、M&Aなどを通じた外部経営資源の活用についても、サステナビリティの観点を踏まえた戦略的投資として積極的に検討してまいります。

(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当期の世界経済は、底堅い成長を維持しているものの、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、中東情勢の緊張、米中対立の構造化などの地政学リスクによる不透明感が続いています。
モビリティ&イメージング事業領域においては、グローバルなモビリティ市場の動向に影響を受けます。
EVからハイブリッドの再評価など常に状況は変化しているものの、安全性向上や快適さを追求する商品開発のニーズは高く、将来の中長期的な拡大が見込める有望な市場であります。
ファインケミカルズ事業領域においては、急速なデジタル技術の進歩により、次世代高速通信(5G/6G)デバイス等のデジタル機器の高機能化、AIサーバをはじめとするデータセンタ向けサーバの普及拡大及び自動車の高度電装化に伴う半導体関連部材のニーズが高まっております。
また、印刷産業においては従来のアナログ印刷からデジタル化が進み、感熱顕色剤分野ではノンフェノール系の材料が求められるなど、環境対応へのニーズが高まっております。
ライフサイエンス事業領域においては、革新的創薬により我が国の健康寿命の延伸に寄与するとともに、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことが求められています。
これらの実現のために、医薬品の研究・開発・製造・供給を迅速かつ安定的に行うことが期待されています。
一方で、医療費等の社会保障費の増加により財政が逼迫し、薬剤費を含む医療費の抑制政策がさらに厳しさを増すとともに、持続可能な医療の実現が課題となっています。
また、世界人口が増え続け、食の安全保障の重要性が叫ばれる中で、食糧の増産と農業の環境負荷低減の双方に寄与する製品が求められています。
これらの実現のために、環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスとともに提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続けることが求められています。
このような状況の中、当社グループは2022年4月より開始した中期事業計画“KAYAKU Vision 2025(KV25)”が最終年度に入り、引き続き事業ごとに定めた「ありたい姿=Vision」の実現に向け、全社重要課題への取組みを進めました。
今後の当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスクや米国の関税引き上げ、原油価格の高騰などにより景気の下振れリスクがあります。
このような状況において、当社グループは事業環境の変化に対応し、株主価値を高める経営資本の最適化を進め、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、収益の拡大を図ってまいります。
セイフティシステムズ事業では、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ及びスクイブについて、製品ラインアップの拡充と拡販に取り組み、また基盤技術である火薬を生かした新製品の研究開発に注力してまいります。
ポラテクノ事業では、車載領域で求められるヘッドアップディスプレイ用遮光板、携帯型X線分析装置や電子顕微鏡などに使われるX線分析装置用部材といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。
機能性材料事業では次世代高速通信システム(5G/6G)、AIサーバ等のデータセンタの普及拡大や自動車の高度電装化に向けた基板及び封止用高機能樹脂、炭素繊維強化プラスチック用エポキシ樹脂、半導体用クリーナー、半導体製造装置、色素材料事業では産業用インクジェットインクをはじめイメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、触媒事業では省エネ・省資源に貢献するアクリル酸やメタクリル酸製造用高収率触媒、脱炭素・水素社会の実現に貢献するグリーン触媒といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。
医薬事業では、肺がんに対する抗悪性腫瘍剤「イブトロジー®」、肺がんに対するバイオ医薬品「ポートラーザ®」、血液がんに対する「ダルビアス®」、光線力学診断用剤「アラグリオ®」等の新薬の市場浸透を図ります。
抗体バイオシミラーと製剤工夫した特徴のあるジェネリック医薬品を含めたがん関連領域での製品ラインアップの拡充と、安定供給、品質保証体制のさらなる強化に取り組んでまいります。
アグロ事業では、海外を含めたフロメトキン製剤の販売数量拡大に注力し、新規工夫製剤・新規殺虫剤の開発、バイオスティミュラントの開発と導入に取り組んでまいります。
コーポレートガバナンス・コードへの対応をはじめ、グループ経営の強化やコンプライアンスの徹底など内部統制の充実に努め、健全で透明性・公正性の高い経営を実行してまいります。
また、女性、外国人、キャリア採用者の活躍促進を含めた人材の育成・活用を推進し、多様な意見が尊重され、働きがいのある、心理的安全性の高い職場を作ってまいります。
併せて、2022年4月1日に定めた日本化薬グループ人権方針に則り、全ての取引関係者とともに人権を尊重した責任あるサプライチェーンを築いてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1) サステナビリティ全般◆サステナブル経営基本方針私たち日本化薬グループは、企業ビジョンであるKAYAKU spiritのもと、経営の透明性・公正性を確保し、事業活動を通じて持続可能な環境・社会の実現に貢献することで、全てのステークホルダーの信頼に応えるサステナブル経営を実践します。
① ガバナンス当社グループは取締役会の直接監督のもと、社長執行役員を議長とするサステナブル経営会議を設置し、グループ全体でサステナビリティの取組みを推進しています。
サステナブル経営会議は、原則として週1回開催しており、企業・社会・環境のサステナビリティ全般に関わる事項の審議及び報告を受けています。
審議事項はサステナブル経営会議の承認を経て、取締役会に付議・報告しています。
サステナブル経営会議の傘下には、倫理委員会、危機管理委員会、環境・安全・品質経営推進委員会、研究経営委員会の4委員会を設置しています。
各委員会は定例かつ必要に応じて開催し、サステナブル経営会議へ付議及び報告することにより、経営の透明性・公正性を確保しています。
② 戦略<マテリアリティの特定>日本化薬グループは企業ビジョンKAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」の実現に向けて、環境・社会的価値と経済的価値を創造し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
当社は、計画期間を2026~2035年度とする長期経営計画Evolution2035を策定しました。
本計画では、環境・社会の変化を的確に捉え、KAYAKUの技術・人材・事業アセットを起点とした価値創出と、挑戦する企業文化の進化を通じて、社会課題の解決と持続的な企業価値創造を同時に実現することを目的としています。
当社では、中長期的な企業価値向上に影響を及ぼす重要課題(マテリアリティ)を、事業との関連性や社内外の環境変化を考慮し特定しています。
長期経営計画の始動に合わせ、ダブルマテリアリティの視点も取り入れ、マテリアリティを見直しました。
この見直しでは「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響(ファイナンシャル・マテリアリティ)」と「日本化薬グループが環境・社会に与える影響(インパクト・マテリアリティ)」の両面から取り組むべきマテリアリティを特定し、長期経営計画の基本戦略に組み込みました。
当社はマテリアリティを、事業の持続性を高め、収益拡大に資する重要な要素と捉えています。
環境・社会的価値と経済的価値の創出の両立を図り、持続可能な社会と長期的な企業価値の向上を実現していきます。
環境社会ガバナンス◆気候変動への対応◆自然資本の保全◆製品安全、患者さまの安全安心(腐敗防止含む)◆コミュニティの安全安心◆人的資本経営の推進◆責任あるサプライチェーンの推進◆リスクマネジメント <マテリアリティの特定プロセス>日本化薬グループは、社内外の視点を踏まえ当社グループが直面する課題を的確に把握し、ステークホルダーの期待や要請に応えるために、2019年に初めてマテリアリティを特定しました。
その後、2022年にマテリアリティの見直しを行い、2025年にはダブルマテリアリティの視点を踏まえ、再度見直を実施しました。
マテリアリティは、当社の経営状況や社会情勢の変化、ステークホルダーからの要請の変化等を考慮し、当社のマテリアリティがその時代に応じた社会課題に対応できるよう、継続的に見直しを行います。
Step1:社会課題の抽出・整理マテリアリティ見直しを検討するにあたり、環境・社会課題や社会の変化、ステークホルダーからの要請や期待を把握するために、以下のサステナビリティ情報開示ガイドラインの開示要請事項やESG評価機関の評価項目などを参考にしました。
マルチステークホルダー視点と投資家視点の双方から注視すべき環境・社会課題を抽出し、テーマ別に分類・整理した結果、26項目の候補テーマに集約しました。
◆マルチステークホルダー視点・WEF(The World Economic Forum:世界経済フォーラム)「グローバルリスク報告書」・Cefic(European Chemical Industry Council:欧州化学工業連盟)「持続可能な開発目標」・WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議) 「ビジョン2050における企業の行動分野に関連する課題」・ESRS(European Sustainability Reporting Standards:欧州サステナビリティ報告基準)◆投資家視点・SASB(Sustainability Accounting Standards Board:サステナビリティ会計基準審議会)・ESG評価機関の評価項目(FTSE、MSCI、Sustainalytics) Step2:重要度の評価と課題の特定26項目の候補テーマに対し、中長期的な視点で「日本化薬グループが環境・社会に与える影響」に関するポジティブインパクト・ネガティブインパクトと、「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響」に関するリスクと機会を検討し、当社グループに及ぼす影響を体系的に把握・分析しました。
各テーマの重要度は分析結果を踏まえ、「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響(ファイナンシャル・マテリアリティ)」と「日本化薬グループが環境・社会に与える影響(インパクト・マテリアリティ)」の2軸で、評価・マッピングを行いました。
その結果、重要度の高い項目をマテリアリティとして15項目に絞り込み、関連する社会課題をグルーピングすることで、最終的に7項目のマテリアリティに集約しました。
マテリアリティマトリックス Step3:マテリアリティの決定特定したマテリアリティ及び各マテリアリティに対応する指標と目標については、サステナブル経営会議及び取締役会において妥当性を確認し、決定しました。
③ リスク管理「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しています。
④ 指標及び目標環境・社会へのインパクト、リスク・機会、指標・目標 日本化薬グループは、中長期的な企業価値向上を目的に、当社グループが環境・社会に与える影響に関するポジティブインパクト・ネガティブインパクト、並びに社会・環境課題が当社グループに与える影響に関するリスクと機会を分析しています。
長期経営計画Evolution2035においては、各マテリアリティに紐づく指標と目標を設定し、担当役員の責任のもと、進捗管理と課題のレビューを毎年実施します。
環境・社会へ与えるインパクト GHG排出により気候変動が進行した場合、環境破壊や健康被害などの深刻な影響を人々に及ぼす可能性があります。
一方で、再生可能エネルギーの導入や設備改善により、GHG排出量を削減することで、環境負荷の低減や気候変動が人々の暮らしに及ぼす悪影響の緩和に貢献することが可能です。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲GHG排出量(Scope1+2)※2019年度比36%削減64%削減連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・省エネルギー活動と地球温暖化対策を推進し、2030年度環境目標の達成を目指します。
・2050年度カーボンニュートラルの実現に向け、技術面・事業面・投資面の課題を体系的に整理し、対応戦略を明確化します。
担当役員テクノロジー統括管掌 環境・社会へ与えるインパクト 自社及びバリューチェーンにおける製造・処理過程で発生する有害化学物質や廃棄物の排出により、大気•水質•土壌が汚染され、生態系や人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。
また、取水・排水に伴う環境負荷の増大により、地域の水資源の枯渇や住民の健康被害、景観の悪化を引き起こすおそれがあります。
一方で、製造プロセスの改革により、資源の有効活用や使用量•廃棄コストの削減が可能となり、環境負荷の軽減に貢献することが可能です。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大環境事故件数0件0件連結環境法令違反件数0件0件連結リサイクル率82%以上85%以上単体ゼロエミッション率0.8%以下0.6%以下単体VOC排出量※2024年度比原単位1%削減原単位3%削減連結廃棄物発生量※2024年度比原単位1%削減原単位3%削減連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・事業活動における環境負荷の透明性を高め、グループ全体で環境負荷の継続的な低減を推進するとともに、希少金属原材料のリサイクル検討を進めます。
・環境関連データを統合管理し、指標及び目標と連動させることで、環境負荷低減と持続的成長を支える経営基盤を構築します。
・LEAP分析を活用し、事業領域ごとの自然資本・生物多様性に関する依存関係と影響を評価します。
分析結果に基づき、地域特性を踏まえた重点対応領域を特定します。
担当役員テクノロジー統括管掌 環境・社会へ与えるインパクト ・品質問題が発生した場合、自社労働者及びお取引先の健康・安全に悪影響を及ぼす可能性があります。
・製品情報の不足、医薬品開発の遅れ・供給不安、医療従事者への偏ったプロモーション、偽造医薬品の流通などは、患者さまの安全や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
一方で、緊急時における医薬品の迅速な提供や、子ども向け医薬品の開発・販売を通じて、患者さまの健康回復や子どもの健康改善、ウェルビーイングの向上に貢献することが可能です。
・汚職リスクの高い地域において腐敗行為が発生した場合、労働者の権利侵害や不当な取引を招き、ステークホルダーへ悪影響を及ぼす恐れがあります。
その一方で、企業倫理・コンプライアンス文化の醸成は、企業資本の不正な利用を防ぎ、腐敗行為の抑止につながります。
◆ 製品安全、患者さまの安全安心 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大クレーム件数※損失額:1,000万円以上0件0件連結重大品質工程異常件数※損失額1,000万円以上0件0件連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・ヒューマンエラーの未然防止に向け、「気づき」と「対話」を起点とした職場内外の連携を強化します。
・外部環境の変化に柔軟に対応し、顧客満足と法令遵守を両立する品質体制を確立します。
・変化に対応できる柔軟かつ堅牢な品質保証体制を構築し、継続的改善を促進します。
担当役員各事業領域管掌危機管理委員会委員長 ◆ 腐敗防止 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲腐敗防止に関する方針違反に起因する従業員の処分及び解雇及び罰金•罰則0件0件連結お取引先からのコンプライアンス・ホットラインによる重大な法令違反0件0件連結研修受講率100%100%連結内部監査指摘事項の是正率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・贈答・接待などに関する教育•周知を徹底し、「贈収賄基本方針」に関する研修を計画・実施します。
・内部監査を通じて、腐敗防止体制の有効性を定期的に検証し、改善につなげます。
担当役員内部統制推進部管掌 環境・社会へ与えるインパクト 原材料の取得や製造に伴う設備建設により、地域住民•先住民の住環境や文化が破壊され、心身の健康や文化的価値が損なわれる恐れがあります。
また、汚染による環境悪化が健康被害や人命喪失につながる可能性があります。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲火災・爆発・外部漏洩件数0件0件連結全製造拠点における対話活動の実施年1回以上年1回以上連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・環境安全衛生に関する基本ルールの順守を徹底し、法規制や外部要求事項に迅速かつ的確に対応します。
・危険有害性の高い化学物質の取扱いにおいて、作業者のばく露低減及び周辺地域への環境リスク低減に向けた対策を継続的に改善します。
・製造現場の安全操業基盤を強化し、地域社会の持続的な発展に貢献します。
担当役員テクノロジー統括管掌危機管理委員会委員長総務部管掌 環境・社会へ与えるインパクト ・労働安全衛生:製造現場で自社従業員が労働災害を被った場合、従業員の健康やウェルビーイングが損なわれる可能性があります。
・人材育成:研修を通じたスキル向上は、昇進・収入増につながり、従業員の購買力とウェルビーイングを高めるプラスのインパクトをもたらします。
・労働慣行:長時間労働やハラスメントは、従業員の心身の健康を損ない、医療費増加やメンタル不調を引き起こすことで、ウェルビーイングの低下につながります。
・多様性:適切な労働環境や設備の整備、そして差別のない多様性を尊重する職場づくりにより、障がい者の雇用機会が拡大するとともに、働きやすさ・ウェルビーイング・コミュニケーション•モチベーションの向上といったポジティブなインパクトが期待されます。
◆ 労働安全衛生 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大事故・災害件数0件0件連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み・環境安全衛生診断項目の拡充及び定期実施、現場ヒアリングの強化、外部専門家による評価を通じて、リスクの早期発見と迅速な改善を図り、安全衛生水準を向上させます。
・AIを活用し、過去事例の学習及びリアルタイムモニタリングにより潜在リスクを自動検出し、危険源の特定と対応策の優先順位付けを行うことで、継続的な安全管理を実現します。
担当役員テクノロジー統括管掌 ◆ 人材育成 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲次世代経営人材数120名130名単体デジタル人材数240名(10%)480名(20%)単体財務戦略企画人材数59名64名単体グローバル人材数360名(15%)480名(20%)単体一人当たり教育投資額10万円20万円単体次世代管理職候補者の研修受講率100%100%単体 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性人材ポートフォリオの最適化と教育投資の継続的強化を通じて、経営・デジタル・財務・グローバル領域における高度専門人材を戦略的に育成し、事業成長と社会価値創出の両立を図ります。
●2028年度に向けた主な取組み経営戦略と連動した人材要件を明確化し、計画的な選抜•育成•配置を通じて、次世代経営人材及び成長領域を担う人材の基盤整備を進めます。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 ◆ 労働慣行 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲労働基準法違反件数0件0件連結所定外労働時間10時間以下10時間以下連結所定外労働時間45時間/月超過件数0件0件連結相談窓口の浸透率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性法令遵守と人権尊重に基づく労務管理体制の確立を踏まえ、人権尊重と心理的安全性を企業文化として定着させ、透明性と継続的改善を重視した持続可能な労働慣行を実現します。
●2028年度に向けた主な取組み法令遵守と労務管理の徹底を通じて、長時間労働やハラスメントのない、安心して働ける職場環境の基盤を確立します。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 ◆ 多様性 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲女性取締役比率20%以上30%以上単体女性管理職比率10%以上30%以上単体障がい者雇用率2.7%以上3%以上単体海外(外国籍)人材数68名107名単体 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性誰もが多様性を認め合い、それぞれの役割と責任が遺憾なく発揮できるよう、引き続き風土の醸成に努めます。
また雇用比率を高めることにより計画的な人材ローテーションが多様性を意識せずに定常的に実施できる企業となるよう取り組みます。
●2028年度に向けた主な取組みこれまで進めてきた「ZENKATSU」の取り組みを通じて、多様性を尊重する風土が定量的成果として表れるよう、雇用機会の創出や雇用率向上に向けた職場環境の整備を進めます。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 環境・社会へ与えるインパクト サプライチェーン上で発生する労働災害や清潔な水・衛生設備へのアクセスの欠如は、労働者の健康やウェルビーイング、さらには人権に深刻な悪影響を及ぼします。
また、サプライチェーンにおける児童労働や強制労働、不安定な雇用・労働条件、労使間の対話不足、結社の自由の制限、紛争鉱物の利用といった問題は、教育・自由・健康・経済的資源の喪失を招き、不平などの拡大や治安悪化を通じて、労働者のウェルビーイングを著しく低下させる要因となります。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲サステナブル調達アンケート回収率90%以上90%以上連結サプライヤーの人権デューデリジェンスプロセスと運用体制の確立リスク評価と運用体制確立国内外全拠点での人権デュー・ディリジェンスシステム構築によるリスク把握と是正連結環境・人権に配慮した原材料の調達比率リスク評価と運用体制確立100%連結サプライヤーの労働災害と安全研修実施の把握リスク評価と運用体制確立0件(労働災害)100%(安全研修実施率)連結一次サプライヤーの安全研修実施率リスク評価と運用体制確立100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性・特定リスクを中心にサプライヤー向けデューデリジェンスを実施し、是正が必要なサプライヤーに対しては監査を行います。
・業界団体や外部イニシアティブと連携し、サプライチェーン全体のリスク対応力を強化します。
・サプライヤー調査の効率化を図るとともに、グリーバンスメカニズムを整備し、通報への対応手順を明確化します。
・社内の管理体制を構築し、サステナブル調達に関する理解と実践を組織全体に浸透させます。
●2028年度に向けた主な取組み・重要サプライヤーの継続的評価と対話を実施します。
・サプライチェーンにおける人権リスクアセスメントを実施し、ハイリスク原材料を特定したうえで、対応戦略を立案・実行します。
担当役員経営企画部管掌 環境・社会へ与えるインパクト 顕在化したリスクを未然に防止できず、リスク発生時に迅速・適切な対応が取れなかった場合、社会や人命への損害、環境破壊、情報漏洩による外部への被害や損失など、深刻な負のインパクトが生じる可能性があります。
一方で、顕在化する前にリスクを防止し、リスク発生時にも被害を最小限に抑える対応を行うことで、ステークホルダーからの信頼向上につながるポジティブなインパクトが期待されます。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲リスク評価完了率100%100%連結リスク対応計画策定率100%100%連結リスク対応実施率80%未満の件数10件未満0件連結内部監査指摘事項の是正率100%100%連結リスク管理プロセス遵守率100%100%連結リスク管理研修受講率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・事業領域リスク及びTOP5リスクについて、計画策定・進捗確認・結果報告を継続的に実施し、リスク対応の確実性を高めます。
・内部監査を通じて社内規程に沿ったリスク管理プロセスを確実に運用し、リスク管理の実効性を確保します。
・グループ会社を含む対象者へのリスク管理研修を推進し、組織全体のリスク認識と対応力を高めます。
担当役員内部統制推進部管掌 2025年度のサステナビリティ・アクションプランにおける目標値及び実績は、2026年7月頃に当社サステナビリティサイトにおいて公表する予定です。
https://www.nipponkayaku.co.jp/sustainability/management/materiality/ (2) 気候変動対応当社グループは化学製品を創出する企業として気候変動を国際社会の重要な課題と認識し、2050年のカーボンニュートラルの達成を基本的な方針として、全社的なGHG削減の取り組みを進めております。
また、当社グループは2020年7月にGHG削減に向けた中期環境目標を策定後、2022年4月には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明し、これらの方針に基づいて前中期事業計画「KV25」を推進してきました。
さらに、2026年度より長期経営計画Evolution2035がスタートしますが、引き続き中期環境目標達成に向けた取り組みを進めてまいります。
このように当社グループは気候変動対応の活動を通じて、持続可能な社会実現と将来の事業機会創出の双方を追求することにより、更なる企業価値の向上を目指しながら、グローバルな環境問題の解決に貢献してまいります。
①ガバナンス当社グループは、代表取締役社長を議長とするサステナブル経営会議において、将来の気候変動対応を含む事業計画などの審議及び活動状況の総括・評価を行っております。
これらの審議、総括・評価の結果を取締役会へ報告し、取締役会の監視・監督を受ける体制としております。
また、気候変動対策の推進を統括する環境・安全・品質経営推進委員会(委員長:テクノロジー統括管掌役員)を組織し、グループ横断的な視点から、気候変動に関する課題についてより深めた議論を行っております。
②戦略当社グループでは、複数の事業をグローバルに展開しており、事業分野ごとに様々なリスクと機会を有しております。
気候変動がもたらす各事業への影響を特定するため、TCFD提言に沿ってグループ全体の気候関連のリスクを評価し、さらに事業分野ごとの機会を検討しました。
気候関連のリスクと機会を特定するにあたり、Evolution2035では、リスクが出現する時期を以下のように定義しております。
期間採用した理由短期2028年度まで2026年度よりスタートした長期経営計画Evolution2035 Phase1の期間を設定中期2035年度まで長期経営計画Evolution2035最終年度に合わせて設定長期2050年度までNDC(国が決定する貢献)目標年に合わせて設定 気候関連の事業リスクについては、1.5℃シナリオと4℃シナリオの2つのシナリオに関して、国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)による代表的濃度経路に関する将来シナリオ(RCP2.6,8.5シナリオ)、並びにIEA(国際エネルギー機関)によるSDS(持続可能な発展シナリオ)及びSTEPS(公表政策シナリオ)に基づき特定しました。
1.5℃シナリオにおける脱炭素経済への移行のリスクカテゴリー主なリスクリスク 出現時期財務影響主な対策政策及び 法規制排出規制強化の影響による操業コスト増大 短期~長期中各拠点への太陽光発電、高効率コジェネ発電などの分散化電源の導入MFCAの活用によるマテリアルロスの削減や徹底した省エネ活動電力及びLNG(液化天然ガス)などの価格上昇短期~長期中排出規制強化の影響による原材料価格上昇短期~長期大エンゲージメントを通じたサプライヤーの排出削減推進市場・評判環境情報開示及びLCA(ライフサイクルアセスメント)算定などのコスト増加中期~長期小各拠点からの排出量集計方法の合理化やLCA算定のシステム化 4℃シナリオにおける物理的影響リスクカテゴリー主なリスクリスク 出現時期財務影響主な対策急性的・慢性的な物理的リスク 台風、大雨、高潮などの洪水被害によるコスト増加 短期~長期中工場を新設する際には、洪水被害を想定し、立地条件や設備の構造、配置を考慮水不足による操業への影響中期~長期小生産に使用する水の節水対策の強化や、水のリユース、リサイクルの検討気温上昇による労働生産性の低下中期~長期小空調の強化などによる労働環境改善や、高温工程の自動化の推進 ③リスク管理当社グループは、サステナビリティ重要課題の1つとして「気候変動への対応」を特定しています。
取締役会、サステナブル経営会議、環境・安全・品質経営推進委員会で構成されるガバナンス体制のもと、RC・技術統括部が中心となって、気候変動リスクの特定・評価を行うとともに、省エネや環境投資を積極的に推進するなど、具体的な計画を実行しております。
④指標及び目標当社グループでは、2020年度に新たな中期環境目標として2019年度比で2030年度にGHGを32.5%削減する目標を掲げ、順調に削減を推進してまいりました。
一方、世界的に脱炭素社会実現への取り組みが加速する中、日本でも温暖化防止、脱炭素化への取り組みの加速が求められるようになっています。
以上のような状況を鑑み、当社グループでは、気候変動リスクへの対応として、2050年度カーボンニュートラル達成を最終目標とし、目標の見直しを行いました。
これを踏まえ、2030年度にグループのGHG排出量(Scope1及び2)を2019年度比で46%削減することを長期環境目標として設定しました。
この目標達成のため2025年度以降は毎年対2019年度比4.2%の排出削減率を目指します。
また、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、サプライチェーン全体で削減を目指すための活動や水素、アンモニアといった代替燃料の利活用に係る技術開発動向の調査などを行動計画に加え、グリーンエネルギーへの転換に向けた技術導入を進めてまいります。
また、2025年度のGHG排出量は、生産量の増加があったものの、多拠点一括エネルギーサービス開始や太陽光発電の導入などによる効果により90,300t-CO2の結果になりました。
洪水リスクに関しましては、財務影響と対策に必要な投資金額の把握を進めており、今後は定量的な目標を設定し、対策を進めてまいります。
項目目標(2019年対比)2024年度 (t-CO2)2025年度 (t-CO2)※Scope1及びScope22030年度までにGHG排出量を46%削減し、70,598t-CO2以下とする111,10290,300 Scope1:事業者自らによるGHGの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出※2025年度は第三者検証中であり、速報値となります。
確定値は第三者検証後に当社ホームページ(https://www.nipponkayaku.co.jp/)のサステナビリティサイトにて公開します。
(3) 人的資本経営の取組<人的資本に関する考え方>日本化薬グループは、長期経営計画「Evolution2035」の実現に向け、人的資本経営を成長基盤戦略の1つとして位置付けています。
経営戦略の実現に必要な人材を明確化し、採用・育成・配置・活躍を通じて企業価値向上につなげていくとともに、その進捗をKPIにより継続的に管理していきます。
当社グループを取り巻く事業環境においては、売上成長、事業変革、グローバル展開、生産性向上を同時に実現することが求められる一方、DX・グローバル・高度専門職などの成長を担う人材の不足、製造現場における交替要員不足や高齢化、高卒採用難、中核マネジメント層や次世代管理職候補層の不足といった課題が顕在化しています。
こうした認識のもと、当社グループは、人的資本経営における重点課題として、①成長に必要な人材の確保と配置、②育成・キャリア、③制度・処遇、④組織風土の4つを設定し、会社と従業員が選び・選ばれ、ともに成長する基盤づくりを進めています。
①ガバナンス日本化薬グループは、代表取締役社長を議長とするサステナブル経営会議において、人的資本経営に関する取組方針、重点施策、KPI及び進捗状況について審議するとともに、活動状況の総括・評価を行っています。
その内容は取締役会に報告され、取締役会による監督を受ける体制としています。
②戦略当社の人材育成方針及び社内環境整備方針は、以下のとおりです。
人材育成方針企業ビジョンであるKAYAKU spiritのもと、サステナブル経営の実践を通じて、環境・社会的価値及び経済的価値を創造し、持続可能な環境・社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
当社は、KAYAKU spiritを実現するため、以下に掲げる方針のもと人材育成に取り組んでいます。
・創造性・専門性を高め、自ら主体的に行動できる自律型人材の育成・失敗を恐れず、環境変化に対し果敢にチャレンジできる人材の育成・グローバルな視点を持って活躍できる人材の育成また、これらに加え、長期経営計画「Evolution2035」の実現に向けて、次世代経営人材、デジタル人材、財務戦略企画人材、グローバル人材、高度専門職などの重点人材の育成強化を進めています。
社内環境整備方針当社は、従業員が健康で安心して働ける労働環境を整備し、生産性向上や従業員満足度向上を目指しています。
従業員がKAYAKU spiritに共感し、経営陣と相互に信頼し合いながら、やりがいや熱意を持ち活き活きと働くことができる職場風土を醸成し、従業員エンゲージメントを高めることを重視しています。
人事制度としては、年齢や性別、キャリア、学歴、国籍などにこだわらない職務配置と処遇を可能にする「ポジションクラス(職務等級)制度」や、管理職への登用において自発的にチャレンジできる制度を設け、役割と責任に基軸をおいたシステムを導入しています。
人材育成においても自ら「成長したい」「学びたい」従業員をサポートすることを通じて、従業員一人ひとりの自律的な成長を促し、個人の希望に沿った多彩なキャリアの実現を支援していきます。

(注) 人材育成方針及び社内環境整備方針は提出会社となります。
当社では従業員のワーク・ライフ・バランスを推進し、柔軟な労働時間制度や在宅勤務制度の導入、年次有給休暇制度の取得促進など、仕事とプライベートのバランスを整えて従業員が安心して生活ができるよう支援しております。
2023年度よりエンゲージメントサーベイを行い、浮き彫りとなった課題や問題点に対し事業場ごとに対策を講じ、より良い職場づくりに向けた改善活動を行っています。
今後も定期的に従業員エンゲージメントを調査し、従業員活力最大化に向けて取り組んでいきます。
<主な取組>課題1 成長に必要な人材の確保と配置[施策]重点人材の管理上の定義を明確に設定し、事業領域別に必要人材・現有人材を可視化します。
あわせて、キャリア採用・地域限定採用、職務を明確にした採用を強化していきます。
また、DXや省人化を前提した現場要員の再設計を進め、重要ポストの後任候補者管理に着手し、タレントマネジメント基盤の活用を高度化していきます。
[期待される経営インパクト]・成長事業の推進速度向上・現場ボトルネック緩和・売上伸長と生産性向上の両立 課題2 育成・キャリア[施策]重点人材ごとの育成体系を整備し、次世代管理職候補者を計画的に選抜します。
また、デジタル人材・グローバル人材向け研修を本格展開し、リスキリングの同時実施を進めます。
さらに、重点人材の配置・ローテーションを人事部主導で推進し、キャリア面談を通じて将来の成長の道筋を明確化していきます。
[期待される経営インパクト]・必要人材の計画的育成・管理職パイプラインの強化・従業員の成長実感・挑戦意欲の向上 課題3 制度・処遇[施策]評価と処遇の連動を強化し、何が評価されるかを明確にしています。
役割・専門性に応じた人事制度へ見直します(複線型人事制度の導入も含む)。
また、専門人材が活躍・処遇される仕組みを整備し、管理職登用制度の見直しを進め、評価運用のばらつきを是正していきます。
[期待される経営インパクト]・優秀人材の確保・定着・挑戦と成果が報われる風土形成・生産性向上へのインセンティブ強化 課題4 組織風土[施策]部門間連携を強化し、挑戦より失敗回避を優先しがちな状態を変えていきます。
具体的には、ミドルマネジメントの強化、タウンホールミーティングや1on1などの対話機会を拡充する360度評価の設計・実施し、評価の納得性と運用の一貫性を高めていきます。
さらに、ハラスメント教育を再設計するKAYAKU・Zenkatsuなどを通じて、多様な人材の対話・両立支援・活躍機会拡充を進めていきます。
[期待される経営インパクト]・部門横断連携の推進・挑戦行動の増加・エンゲージメント向上・離職抑制 ③リスク管理人材の流動化が高まる中、採用競争力が低下して計画通りの人材獲得が進まなくなること、離職により組織力が低下することが最大のリスクと考えております。
日本化薬グループの活動の主役は“人”であるとの考えのもと、サステナビリティ重要課題として従業員一人ひとりの人権を尊重し、安心して働ける職場の中で仕事を通して成長することができる会社を目指して、働き方改革を推進することでリスク低減に努めています。
また、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進により、異なるバックグラウンドや視点を持つ人材を積極的に活用し、多様性を尊重し、包括的な職場環境を整備し、人材の意欲や生産性を向上させること、テクノロジーを積極的に活用し、人材データの分析や予測、効果的な人材配置に取組むことでリスクの軽減を図っています。
④指標及び目標前述の<戦略>において記載した当社の人材育成方針及び社内環境整備方針に係る指標の管理と具体的な取り組みは当社では行われているものの、日本化薬グループ全体としての記載は困難であり、指標に関する目標及び実績は提出会社のものを記載しております。
明確な指標(KPI)を定めている事項は以下のとおりです。
戦略指標目標実績 2025年度2024年度2023年度2022年度働きやすさと 働きがいの向上有給休暇取得率70%(2025年度)74.4%73.0%72.8%63.7%エンゲージメントスコア50(2025年度)49.748.447.1-ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進女性管理職比率10%(2025年度)9.0%8.3%8.7%9.0%男性育児休業取得率70%(2026年度)90.3%100.0%78.5%69.6%障害者雇用率2.5%(2025年度)2.32.11.92.0 ◇働きやすさと働きがいの向上・有給休暇取得率2025年度の有給休暇取得率は、目標としている70%を超え74.4%の取得率となり昨年度よりも向上しました。
5日以上の有給休暇取得プランを個人ごとに作成し職場内で共有する「ゆうYouプラン」などの施策が取得率向上につながっていると考えます。
今後も、従業員の生産性及びモチベーションの向上、また優秀な人材の獲得に向け、更なる有給休暇取得率の向上を目指していきます。
・エンゲージメント2025年度のエンゲージメントスコアは49.7となり、前年度比1.3ポイント向上しました。
各職場の組織状況を分析し、課題に応じたアクションプランを策定・実行したことが改善につながったものと認識しています。
今後も、調査結果を踏まえた対話と改善活動を継続し、従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいきます。
◇ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進・女性管理職比率女性管理職比率は、多様な視点を経営や組織運営に取り入れ、企業価値向上につなげるうえで重要な指標と認識しています。
2025年度の目標10.0%に対し、実績は9.0%と未達であったものの、前年度比では0.7ポイント上昇しました。
女性管理職候補者層の形成に向けた育成・指導や、仕事と家庭の両立支援施策を進めてきました。
今後も、採用、育成、登用の各段階における取組を継続・強化し、管理職挑戦支援や女性リーダー候補者研修などを通じて、女性管理職比率の向上を図っていきます。
・男性の育児休業取得率男性の育児休業取得率は、従業員の多様な働き方を支え、仕事と育児の両立を可能とする職場環境整備の進捗を示す重要な指標と認識しています。
2025年度実績は90.3%となり、目標を上回りました。
制度周知や取得しやすい職場風土づくりを進めてきたことが、取得率向上につながったものと考えています。
今後も、育児と仕事の両立支援を通じて、誰もが安心して働き続けられる環境整備を進めていきます。
・障がい者雇用率障がい者雇用率は、多様な人材が能力を発揮し活躍できる包摂的な職場環境の整備状況を示す重要な指標と認識しています。
2025年度は目標2.5%に対し、実績は2.3%となりました。
採用活動を継続している一方で、退職などの影響もあり、目標未達となりました。
今後は、採用拡大に加え、受入れ体制の整備、職域の拡大、定着支援及び特別支援学校等との連携を進め、継続して活躍できる環境づくりを強化していきます。
日本化薬グループの人的資本に関する取組みの詳細については、当社Webサイトをご参照ください。
https://www.nipponkayaku.co.jp/sustainability/
戦略 ② 戦略<マテリアリティの特定>日本化薬グループは企業ビジョンKAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」の実現に向けて、環境・社会的価値と経済的価値を創造し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
当社は、計画期間を2026~2035年度とする長期経営計画Evolution2035を策定しました。
本計画では、環境・社会の変化を的確に捉え、KAYAKUの技術・人材・事業アセットを起点とした価値創出と、挑戦する企業文化の進化を通じて、社会課題の解決と持続的な企業価値創造を同時に実現することを目的としています。
当社では、中長期的な企業価値向上に影響を及ぼす重要課題(マテリアリティ)を、事業との関連性や社内外の環境変化を考慮し特定しています。
長期経営計画の始動に合わせ、ダブルマテリアリティの視点も取り入れ、マテリアリティを見直しました。
この見直しでは「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響(ファイナンシャル・マテリアリティ)」と「日本化薬グループが環境・社会に与える影響(インパクト・マテリアリティ)」の両面から取り組むべきマテリアリティを特定し、長期経営計画の基本戦略に組み込みました。
当社はマテリアリティを、事業の持続性を高め、収益拡大に資する重要な要素と捉えています。
環境・社会的価値と経済的価値の創出の両立を図り、持続可能な社会と長期的な企業価値の向上を実現していきます。
環境社会ガバナンス◆気候変動への対応◆自然資本の保全◆製品安全、患者さまの安全安心(腐敗防止含む)◆コミュニティの安全安心◆人的資本経営の推進◆責任あるサプライチェーンの推進◆リスクマネジメント <マテリアリティの特定プロセス>日本化薬グループは、社内外の視点を踏まえ当社グループが直面する課題を的確に把握し、ステークホルダーの期待や要請に応えるために、2019年に初めてマテリアリティを特定しました。
その後、2022年にマテリアリティの見直しを行い、2025年にはダブルマテリアリティの視点を踏まえ、再度見直を実施しました。
マテリアリティは、当社の経営状況や社会情勢の変化、ステークホルダーからの要請の変化等を考慮し、当社のマテリアリティがその時代に応じた社会課題に対応できるよう、継続的に見直しを行います。
Step1:社会課題の抽出・整理マテリアリティ見直しを検討するにあたり、環境・社会課題や社会の変化、ステークホルダーからの要請や期待を把握するために、以下のサステナビリティ情報開示ガイドラインの開示要請事項やESG評価機関の評価項目などを参考にしました。
マルチステークホルダー視点と投資家視点の双方から注視すべき環境・社会課題を抽出し、テーマ別に分類・整理した結果、26項目の候補テーマに集約しました。
◆マルチステークホルダー視点・WEF(The World Economic Forum:世界経済フォーラム)「グローバルリスク報告書」・Cefic(European Chemical Industry Council:欧州化学工業連盟)「持続可能な開発目標」・WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議) 「ビジョン2050における企業の行動分野に関連する課題」・ESRS(European Sustainability Reporting Standards:欧州サステナビリティ報告基準)◆投資家視点・SASB(Sustainability Accounting Standards Board:サステナビリティ会計基準審議会)・ESG評価機関の評価項目(FTSE、MSCI、Sustainalytics) Step2:重要度の評価と課題の特定26項目の候補テーマに対し、中長期的な視点で「日本化薬グループが環境・社会に与える影響」に関するポジティブインパクト・ネガティブインパクトと、「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響」に関するリスクと機会を検討し、当社グループに及ぼす影響を体系的に把握・分析しました。
各テーマの重要度は分析結果を踏まえ、「環境・社会課題が日本化薬グループに与える影響(ファイナンシャル・マテリアリティ)」と「日本化薬グループが環境・社会に与える影響(インパクト・マテリアリティ)」の2軸で、評価・マッピングを行いました。
その結果、重要度の高い項目をマテリアリティとして15項目に絞り込み、関連する社会課題をグルーピングすることで、最終的に7項目のマテリアリティに集約しました。
マテリアリティマトリックス Step3:マテリアリティの決定特定したマテリアリティ及び各マテリアリティに対応する指標と目標については、サステナブル経営会議及び取締役会において妥当性を確認し、決定しました。
指標及び目標 ④ 指標及び目標環境・社会へのインパクト、リスク・機会、指標・目標 日本化薬グループは、中長期的な企業価値向上を目的に、当社グループが環境・社会に与える影響に関するポジティブインパクト・ネガティブインパクト、並びに社会・環境課題が当社グループに与える影響に関するリスクと機会を分析しています。
長期経営計画Evolution2035においては、各マテリアリティに紐づく指標と目標を設定し、担当役員の責任のもと、進捗管理と課題のレビューを毎年実施します。
環境・社会へ与えるインパクト GHG排出により気候変動が進行した場合、環境破壊や健康被害などの深刻な影響を人々に及ぼす可能性があります。
一方で、再生可能エネルギーの導入や設備改善により、GHG排出量を削減することで、環境負荷の低減や気候変動が人々の暮らしに及ぼす悪影響の緩和に貢献することが可能です。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲GHG排出量(Scope1+2)※2019年度比36%削減64%削減連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・省エネルギー活動と地球温暖化対策を推進し、2030年度環境目標の達成を目指します。
・2050年度カーボンニュートラルの実現に向け、技術面・事業面・投資面の課題を体系的に整理し、対応戦略を明確化します。
担当役員テクノロジー統括管掌 環境・社会へ与えるインパクト 自社及びバリューチェーンにおける製造・処理過程で発生する有害化学物質や廃棄物の排出により、大気•水質•土壌が汚染され、生態系や人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。
また、取水・排水に伴う環境負荷の増大により、地域の水資源の枯渇や住民の健康被害、景観の悪化を引き起こすおそれがあります。
一方で、製造プロセスの改革により、資源の有効活用や使用量•廃棄コストの削減が可能となり、環境負荷の軽減に貢献することが可能です。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大環境事故件数0件0件連結環境法令違反件数0件0件連結リサイクル率82%以上85%以上単体ゼロエミッション率0.8%以下0.6%以下単体VOC排出量※2024年度比原単位1%削減原単位3%削減連結廃棄物発生量※2024年度比原単位1%削減原単位3%削減連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・事業活動における環境負荷の透明性を高め、グループ全体で環境負荷の継続的な低減を推進するとともに、希少金属原材料のリサイクル検討を進めます。
・環境関連データを統合管理し、指標及び目標と連動させることで、環境負荷低減と持続的成長を支える経営基盤を構築します。
・LEAP分析を活用し、事業領域ごとの自然資本・生物多様性に関する依存関係と影響を評価します。
分析結果に基づき、地域特性を踏まえた重点対応領域を特定します。
担当役員テクノロジー統括管掌 環境・社会へ与えるインパクト ・品質問題が発生した場合、自社労働者及びお取引先の健康・安全に悪影響を及ぼす可能性があります。
・製品情報の不足、医薬品開発の遅れ・供給不安、医療従事者への偏ったプロモーション、偽造医薬品の流通などは、患者さまの安全や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
一方で、緊急時における医薬品の迅速な提供や、子ども向け医薬品の開発・販売を通じて、患者さまの健康回復や子どもの健康改善、ウェルビーイングの向上に貢献することが可能です。
・汚職リスクの高い地域において腐敗行為が発生した場合、労働者の権利侵害や不当な取引を招き、ステークホルダーへ悪影響を及ぼす恐れがあります。
その一方で、企業倫理・コンプライアンス文化の醸成は、企業資本の不正な利用を防ぎ、腐敗行為の抑止につながります。
◆ 製品安全、患者さまの安全安心 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大クレーム件数※損失額:1,000万円以上0件0件連結重大品質工程異常件数※損失額1,000万円以上0件0件連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・ヒューマンエラーの未然防止に向け、「気づき」と「対話」を起点とした職場内外の連携を強化します。
・外部環境の変化に柔軟に対応し、顧客満足と法令遵守を両立する品質体制を確立します。
・変化に対応できる柔軟かつ堅牢な品質保証体制を構築し、継続的改善を促進します。
担当役員各事業領域管掌危機管理委員会委員長 ◆ 腐敗防止 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲腐敗防止に関する方針違反に起因する従業員の処分及び解雇及び罰金•罰則0件0件連結お取引先からのコンプライアンス・ホットラインによる重大な法令違反0件0件連結研修受講率100%100%連結内部監査指摘事項の是正率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・贈答・接待などに関する教育•周知を徹底し、「贈収賄基本方針」に関する研修を計画・実施します。
・内部監査を通じて、腐敗防止体制の有効性を定期的に検証し、改善につなげます。
担当役員内部統制推進部管掌 環境・社会へ与えるインパクト 原材料の取得や製造に伴う設備建設により、地域住民•先住民の住環境や文化が破壊され、心身の健康や文化的価値が損なわれる恐れがあります。
また、汚染による環境悪化が健康被害や人命喪失につながる可能性があります。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲火災・爆発・外部漏洩件数0件0件連結全製造拠点における対話活動の実施年1回以上年1回以上連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・環境安全衛生に関する基本ルールの順守を徹底し、法規制や外部要求事項に迅速かつ的確に対応します。
・危険有害性の高い化学物質の取扱いにおいて、作業者のばく露低減及び周辺地域への環境リスク低減に向けた対策を継続的に改善します。
・製造現場の安全操業基盤を強化し、地域社会の持続的な発展に貢献します。
担当役員テクノロジー統括管掌危機管理委員会委員長総務部管掌 環境・社会へ与えるインパクト ・労働安全衛生:製造現場で自社従業員が労働災害を被った場合、従業員の健康やウェルビーイングが損なわれる可能性があります。
・人材育成:研修を通じたスキル向上は、昇進・収入増につながり、従業員の購買力とウェルビーイングを高めるプラスのインパクトをもたらします。
・労働慣行:長時間労働やハラスメントは、従業員の心身の健康を損ない、医療費増加やメンタル不調を引き起こすことで、ウェルビーイングの低下につながります。
・多様性:適切な労働環境や設備の整備、そして差別のない多様性を尊重する職場づくりにより、障がい者の雇用機会が拡大するとともに、働きやすさ・ウェルビーイング・コミュニケーション•モチベーションの向上といったポジティブなインパクトが期待されます。
◆ 労働安全衛生 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲重大事故・災害件数0件0件連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み・環境安全衛生診断項目の拡充及び定期実施、現場ヒアリングの強化、外部専門家による評価を通じて、リスクの早期発見と迅速な改善を図り、安全衛生水準を向上させます。
・AIを活用し、過去事例の学習及びリアルタイムモニタリングにより潜在リスクを自動検出し、危険源の特定と対応策の優先順位付けを行うことで、継続的な安全管理を実現します。
担当役員テクノロジー統括管掌 ◆ 人材育成 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲次世代経営人材数120名130名単体デジタル人材数240名(10%)480名(20%)単体財務戦略企画人材数59名64名単体グローバル人材数360名(15%)480名(20%)単体一人当たり教育投資額10万円20万円単体次世代管理職候補者の研修受講率100%100%単体 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性人材ポートフォリオの最適化と教育投資の継続的強化を通じて、経営・デジタル・財務・グローバル領域における高度専門人材を戦略的に育成し、事業成長と社会価値創出の両立を図ります。
●2028年度に向けた主な取組み経営戦略と連動した人材要件を明確化し、計画的な選抜•育成•配置を通じて、次世代経営人材及び成長領域を担う人材の基盤整備を進めます。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 ◆ 労働慣行 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲労働基準法違反件数0件0件連結所定外労働時間10時間以下10時間以下連結所定外労働時間45時間/月超過件数0件0件連結相談窓口の浸透率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性法令遵守と人権尊重に基づく労務管理体制の確立を踏まえ、人権尊重と心理的安全性を企業文化として定着させ、透明性と継続的改善を重視した持続可能な労働慣行を実現します。
●2028年度に向けた主な取組み法令遵守と労務管理の徹底を通じて、長時間労働やハラスメントのない、安心して働ける職場環境の基盤を確立します。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 ◆ 多様性 指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲女性取締役比率20%以上30%以上単体女性管理職比率10%以上30%以上単体障がい者雇用率2.7%以上3%以上単体海外(外国籍)人材数68名107名単体 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性誰もが多様性を認め合い、それぞれの役割と責任が遺憾なく発揮できるよう、引き続き風土の醸成に努めます。
また雇用比率を高めることにより計画的な人材ローテーションが多様性を意識せずに定常的に実施できる企業となるよう取り組みます。
●2028年度に向けた主な取組みこれまで進めてきた「ZENKATSU」の取り組みを通じて、多様性を尊重する風土が定量的成果として表れるよう、雇用機会の創出や雇用率向上に向けた職場環境の整備を進めます。
担当役員人事部管掌経営企画部管掌 環境・社会へ与えるインパクト サプライチェーン上で発生する労働災害や清潔な水・衛生設備へのアクセスの欠如は、労働者の健康やウェルビーイング、さらには人権に深刻な悪影響を及ぼします。
また、サプライチェーンにおける児童労働や強制労働、不安定な雇用・労働条件、労使間の対話不足、結社の自由の制限、紛争鉱物の利用といった問題は、教育・自由・健康・経済的資源の喪失を招き、不平などの拡大や治安悪化を通じて、労働者のウェルビーイングを著しく低下させる要因となります。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲サステナブル調達アンケート回収率90%以上90%以上連結サプライヤーの人権デューデリジェンスプロセスと運用体制の確立リスク評価と運用体制確立国内外全拠点での人権デュー・ディリジェンスシステム構築によるリスク把握と是正連結環境・人権に配慮した原材料の調達比率リスク評価と運用体制確立100%連結サプライヤーの労働災害と安全研修実施の把握リスク評価と運用体制確立0件(労働災害)100%(安全研修実施率)連結一次サプライヤーの安全研修実施率リスク評価と運用体制確立100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ●中長期(3-10年)での主な取組みの方向性・特定リスクを中心にサプライヤー向けデューデリジェンスを実施し、是正が必要なサプライヤーに対しては監査を行います。
・業界団体や外部イニシアティブと連携し、サプライチェーン全体のリスク対応力を強化します。
・サプライヤー調査の効率化を図るとともに、グリーバンスメカニズムを整備し、通報への対応手順を明確化します。
・社内の管理体制を構築し、サステナブル調達に関する理解と実践を組織全体に浸透させます。
●2028年度に向けた主な取組み・重要サプライヤーの継続的評価と対話を実施します。
・サプライチェーンにおける人権リスクアセスメントを実施し、ハイリスク原材料を特定したうえで、対応戦略を立案・実行します。
担当役員経営企画部管掌 環境・社会へ与えるインパクト 顕在化したリスクを未然に防止できず、リスク発生時に迅速・適切な対応が取れなかった場合、社会や人命への損害、環境破壊、情報漏洩による外部への被害や損失など、深刻な負のインパクトが生じる可能性があります。
一方で、顕在化する前にリスクを防止し、リスク発生時にも被害を最小限に抑える対応を行うことで、ステークホルダーからの信頼向上につながるポジティブなインパクトが期待されます。
指標と目標 指標2028年度目標2035年度目標対象範囲リスク評価完了率100%100%連結リスク対応計画策定率100%100%連結リスク対応実施率80%未満の件数10件未満0件連結内部監査指摘事項の是正率100%100%連結リスク管理プロセス遵守率100%100%連結リスク管理研修受講率100%100%連結 リスクの低減と機会の拡大に向けての取組み ・事業領域リスク及びTOP5リスクについて、計画策定・進捗確認・結果報告を継続的に実施し、リスク対応の確実性を高めます。
・内部監査を通じて社内規程に沿ったリスク管理プロセスを確実に運用し、リスク管理の実効性を確保します。
・グループ会社を含む対象者へのリスク管理研修を推進し、組織全体のリスク認識と対応力を高めます。
担当役員内部統制推進部管掌 2025年度のサステナビリティ・アクションプランにおける目標値及び実績は、2026年7月頃に当社サステナビリティサイトにおいて公表する予定です。
https://www.nipponkayaku.co.jp/sustainability/management/materiality/
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 当社の人材育成方針及び社内環境整備方針は、以下のとおりです。
人材育成方針企業ビジョンであるKAYAKU spiritのもと、サステナブル経営の実践を通じて、環境・社会的価値及び経済的価値を創造し、持続可能な環境・社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
当社は、KAYAKU spiritを実現するため、以下に掲げる方針のもと人材育成に取り組んでいます。
・創造性・専門性を高め、自ら主体的に行動できる自律型人材の育成・失敗を恐れず、環境変化に対し果敢にチャレンジできる人材の育成・グローバルな視点を持って活躍できる人材の育成また、これらに加え、長期経営計画「Evolution2035」の実現に向けて、次世代経営人材、デジタル人材、財務戦略企画人材、グローバル人材、高度専門職などの重点人材の育成強化を進めています。
社内環境整備方針当社は、従業員が健康で安心して働ける労働環境を整備し、生産性向上や従業員満足度向上を目指しています。
従業員がKAYAKU spiritに共感し、経営陣と相互に信頼し合いながら、やりがいや熱意を持ち活き活きと働くことができる職場風土を醸成し、従業員エンゲージメントを高めることを重視しています。
人事制度としては、年齢や性別、キャリア、学歴、国籍などにこだわらない職務配置と処遇を可能にする「ポジションクラス(職務等級)制度」や、管理職への登用において自発的にチャレンジできる制度を設け、役割と責任に基軸をおいたシステムを導入しています。
人材育成においても自ら「成長したい」「学びたい」従業員をサポートすることを通じて、従業員一人ひとりの自律的な成長を促し、個人の希望に沿った多彩なキャリアの実現を支援していきます。

(注) 人材育成方針及び社内環境整備方針は提出会社となります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 前述の<戦略>において記載した当社の人材育成方針及び社内環境整備方針に係る指標の管理と具体的な取り組みは当社では行われているものの、日本化薬グループ全体としての記載は困難であり、指標に関する目標及び実績は提出会社のものを記載しております。
明確な指標(KPI)を定めている事項は以下のとおりです。
戦略指標目標実績 2025年度2024年度2023年度2022年度働きやすさと 働きがいの向上有給休暇取得率70%(2025年度)74.4%73.0%72.8%63.7%エンゲージメントスコア50(2025年度)49.748.447.1-ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進女性管理職比率10%(2025年度)9.0%8.3%8.7%9.0%男性育児休業取得率70%(2026年度)90.3%100.0%78.5%69.6%障害者雇用率2.5%(2025年度)2.32.11.92.0 ◇働きやすさと働きがいの向上・有給休暇取得率2025年度の有給休暇取得率は、目標としている70%を超え74.4%の取得率となり昨年度よりも向上しました。
5日以上の有給休暇取得プランを個人ごとに作成し職場内で共有する「ゆうYouプラン」などの施策が取得率向上につながっていると考えます。
今後も、従業員の生産性及びモチベーションの向上、また優秀な人材の獲得に向け、更なる有給休暇取得率の向上を目指していきます。
・エンゲージメント2025年度のエンゲージメントスコアは49.7となり、前年度比1.3ポイント向上しました。
各職場の組織状況を分析し、課題に応じたアクションプランを策定・実行したことが改善につながったものと認識しています。
今後も、調査結果を踏まえた対話と改善活動を継続し、従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいきます。
◇ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進・女性管理職比率女性管理職比率は、多様な視点を経営や組織運営に取り入れ、企業価値向上につなげるうえで重要な指標と認識しています。
2025年度の目標10.0%に対し、実績は9.0%と未達であったものの、前年度比では0.7ポイント上昇しました。
女性管理職候補者層の形成に向けた育成・指導や、仕事と家庭の両立支援施策を進めてきました。
今後も、採用、育成、登用の各段階における取組を継続・強化し、管理職挑戦支援や女性リーダー候補者研修などを通じて、女性管理職比率の向上を図っていきます。
・男性の育児休業取得率男性の育児休業取得率は、従業員の多様な働き方を支え、仕事と育児の両立を可能とする職場環境整備の進捗を示す重要な指標と認識しています。
2025年度実績は90.3%となり、目標を上回りました。
制度周知や取得しやすい職場風土づくりを進めてきたことが、取得率向上につながったものと考えています。
今後も、育児と仕事の両立支援を通じて、誰もが安心して働き続けられる環境整備を進めていきます。
・障がい者雇用率障がい者雇用率は、多様な人材が能力を発揮し活躍できる包摂的な職場環境の整備状況を示す重要な指標と認識しています。
2025年度は目標2.5%に対し、実績は2.3%となりました。
採用活動を継続している一方で、退職などの影響もあり、目標未達となりました。
今後は、採用拡大に加え、受入れ体制の整備、職域の拡大、定着支援及び特別支援学校等との連携を進め、継続して活躍できる環境づくりを強化していきます。
日本化薬グループの人的資本に関する取組みの詳細については、当社Webサイトをご参照ください。
https://www.nipponkayaku.co.jp/sustainability/
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
(1) リスクマネジメントの考え方企業を取り巻く事業環境は日々変化しており、複雑かつ不確実性が高まる中、多種多様なリスクに直面しています。
日本化薬グループは生産体制の維持、原材料の適正確保、災害対策の強化により事業継続性を確保することで、事業に関わる様々なリスクの顕在化を未然に防止し、リスクによる影響の最小化を図ります。

(2) リスクマネジメント体制日本化薬グループは、リスクの顕在化を未然に防止し、リスクによる影響を最小化するためにサステナブル経営会議の専門委員会として「危機管理委員会」を設置し、年2回(必要があれば随時)開催しています。
危機管理委員会は、社長の指名を受けた役付執行役員を委員長とし、各事業領域企画部及び事業領域に属さない一般管理部門の各部の代表者から構成され、日本化薬グループの企業経営、事業活動が甚大な損害を受けるリスクの未然防止、緊急事態発生時の対応、収束後のダメージ修復活動などの危機管理体制を構築・管理しています。
危機管理委員会で議論された内容のうち、重要な事項はサステナブル経営会議及び取締役会に報告されフィードバックを受けています。
(3) グループ重要リスク有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等のうち、連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重要な影響を及ぼす可能性があると経営者が認識する主要なリスクは、以下のとおりです。
各リスクについては、影響度及び発生頻度を「大・中・小」の3段階で評価しています。
なお、本記載は全てのリスクを網羅するものではなく、記載された項目以外のリスクについても、将来的に当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、これらは当連結会計年度末時点において当社グループが重要と判断したものであり、リスクの変化に応じて適宜見直しを行っています。
将来に関する事項は、同時点における判断に基づいています。
主要リスクリスク内容対応方針影響度発生可能性サプライチェーンリスク原材料調達の停滞、物流の混乱、特定サプライヤーへの依存により供給が不安定化する。
調達先の多元化、在庫の最適化、サプライヤーリスク評価の強化により供給安定性を確保する。
高高競合リスク国内外競合との価格競争及び技術競争の激化により収益性が低下する。
差別化製品の開発、コスト競争力の強化、事業の選択と集中により競争優位性を確立する。
高高研究開発リスク研究開発投資が期待通りの成果を創出できない、又は市場投入が遅延する。
開発テーマの選択と集中、ステージゲート管理の徹底、外部連携の推進により開発効率を高める。
高高市場ニーズの変化技術革新や顧客ニーズの変化により既存製品の競争力が低下し、需要が減少する。
顧客の潜在ニーズも踏まえた開発の強化、環境・高機能材料分野への重点投資により製品競争力を維持・向上させる。
高中為替リスク為替相場の変動により、海外売上の円換算額や輸入原材料コストが変動し、業績に影響を及ぼす。
通貨分散、海外現地生産の推進による自然ヘッジ、価格・コスト管理により影響を抑制する。
中高景気リスク世界経済や特定市場(自動車・半導体等)の変動により需要が減少し、売上低下及び収益悪化を招く可能性がある。
事業ポートフォリオの多様化、成長分野への資源配分、固定費構造の最適化により景気変動耐性を高める。
中高災害リスク地震・火災・事故等により生産拠点の操業停止や供給断絶が発生し、顧客供給及び収益に影響を及ぼす。
BCPの高度化、複数拠点生産体制の構築、安全設備の強化及び定期的な訓練の実施により影響最小化を図る。
中高地政学リスク国際紛争、貿易規制、経済制裁等により原材料調達及び製品の輸出入が制約される。
調達先・販売先の分散、在庫戦略の見直し、各国規制のモニタリング強化により影響を抑制する。
中高知財リスク特許侵害や訴訟、技術流出により、競争優位性の低下を招く可能性がある。
知財ポートフォリオの強化、他社特許調査の徹底、機密情報管理の高度化によりリスクを低減する。
中高 当社グループでは、財務的影響の観点に加え、環境・社会に対する影響の重要性の観点からリスク及び機会の識別を行っております。
非財務領域に関する重要なリスクについては、見直しを行ったマテリアリティにおいて体系的に整理しており、その内容及び対応方針については、「サステナビリティに関する考え方及び取組」などに記載しています。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、その作成には経営者による会計方針の選択・適用と、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。
経営者は、これらの見積りにあたっては過去の実績などを勘案し合理的な判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によりこれらの見積りと異なる場合があります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績当社グループは2022年4月に開始した中期事業計画“KAYAKU Vision 2025(KV25)”の最終年度として、各事業において設定した「ありたい姿=Vision」の実現に向けたロードマップを着実に推進するとともに、その達成に資する全社重要課題への取り組みを進めてまいりました。
当連結会計年度の連結売上高は、モビリティ&イメージング事業領域、ファインケミカルズ事業領域、ライフサイエンス事業領域の全ての事業領域で前連結会計年度を上回り、2,418億5千1百万円と前連結会計年度に比べ192億6千6百万円(8.7%)増加しました。
連結売上総利益は、728億8千万円となり、前連結会計年度に比べ13億9千8百万円(2.0%)増加しました。
販売費及び一般管理費は、504億2千6百万円となり、前連結会計年度に比べ6億5千4百万円(1.3%)減少しました。
連結営業利益は、224億5千4百万円となり、前連結会計年度に比べ20億5千2百万円(10.1%)増加しました。
営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.1ポイント上昇し、9.3%となりました。
営業外損益は、前連結会計年度に比べ11億5千9百万円増加し、30億2千3百万円の利益となりました。
主な営業外損益の増加は為替差益16億7千4百万円であります。
連結経常利益は、254億7千8百万円と前連結会計年度に比べ32億1千1百万円(14.4%)増加しました。
特別利益は、前連結会計年度に比べ58億2百万円増加し、96億6千1百万円となりました。
主な増加は投資有価証券売却益55億8千1百万円であります。
特別損失は、前連結会計年度に比べ25億7千1百万円減少し、15億4千6百万円となりました。
主な減少は、投資有価証券評価損23億2千1百万円であります。
税金等調整前当期純利益は、335億9千2百万円と前連結会計年度と比べ115億8千5百万円(52.6%)増加しました。
法人税等は、前連結会計年度に比べ44億5千2百万円増加し、88億8千万円となりました。
法人税等の負担率は、前連結会計年度の20.12%から26.44%に増加しました。
非支配株主に帰属する当期純利益は、7千万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、246億4千1百万円となり、前連結会計年度と比べ71億3千2百万円(40.7%)増加しました。
経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①モビリティ&イメージング事業領域売上高は947億1千4百万円となり、前連結会計年度に比べ33億3千8百万円(3.7%)増加しました。
セイフティシステムズ事業は、一部に米国関税政策の影響はあったものの、国内外ともに総じて自動車生産は堅調に推移し、特に中国では前期に引き続き補助金や様々なインセンティブに支えられ、中国ローカルメーカー向けが好調に推移しました。
これにより、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブが前期を上回りました。
この結果、セイフティシステムズ事業全体としては前期を上回りました。
ポラテクノ事業は、ヘッドアップディスプレイ用遮光板が伸長したものの、液晶プロジェクター用部材が前期を下回り、X線分析装置用部材は主要顧客の在庫調整を受け、前期を下回りました。
偏光板はほぼ前期並みでした。
この結果、ポラテクノ事業全体としては前期を下回りました。
セグメント利益は、製品への価格転嫁は進めたものの原材料高騰の影響が大きく、106億5千4百万円となり、前連結会計年度に比べ26億5千7百万円(20.0%)減少しました。
②ファインケミカルズ事業領域売上高は741億4千2百万円となり、前連結会計年度に比べ79億3千5百万円(12.0%)増加しました。
機能性材料事業は、AI・ハイエンドサーバをはじめとした先端分野の半導体市況の拡大に加え、汎用分野の半導体市況も回復基調にあったことから、各製品群が堅調に推移し、機能性材料事業全体で前期を上回りました。
色素材料事業は、感熱顕色剤が主に米国市場の規制強化を背景としたノンフェノール化により堅調に推移し、新製品の二色性色素の販売を開始したものの、コンシューマインクジェットプリンタ用色素が前期を下回ったため、色素材料事業全体で前期を下回りました。
触媒事業は第3四半期までは低調であったものの第4四半期は堅調であったことから前期を上回りました。
セグメント利益は、売上高が増加したことにより、119億2千9百万円となり、前連結会計年度に比べ20億3千万円(20.5%)増加しました。
③ライフサイエンス事業領域売上高は729億9千4百万円となり、前連結会計年度に比べ79億9千2百万円(12.3%)増加しました。
医薬事業の国内向け製剤は、新薬抗悪性腫瘍剤「イブトロジー®」及びジェネリック医薬品「レナリドミドカプセル」、「アビラテロン酢酸エステル錠」を新発売しました。
抗体バイオシミラー「アダリムマブBS」及び「ベバシズマブBS」の市場浸透が進み、前期を下回った国内向け原薬、輸出、受託事業及び診断薬をカバーし、医薬事業全体としては前期を上回りました。
アグロ事業は、国内は農業資材の原価増加が売価に反映され、売上は維持、海外は販売の主力であるフロメトキンが順調に推移し、前期を上回りました。
不動産事業は、前期並みとなりました。
セグメント利益は、96億8千万円となり、前連結会計年度に比べ、33億2千6百万円(52.3%)増加しました。
(生産、受注及び販売の状況)a. 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)モビリティ&イメージング事業領域93,674106.0ファインケミカルズ事業領域54,32495.8ライフサイエンス事業領域64,079196.1合計212,078119.3
(注) 生産金額は販売価格をもって算出しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b. 受注状況当社グループ(当社及び連結子会社)では、受注生産によらず見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c. 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)モビリティ&イメージング事業領域94,714103.7ファインケミカルズ事業領域74,142112.0ライフサイエンス事業領域72,994112.3合計241,851108.7
(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。
(中期事業計画の成果)4ヵ年中期事業計画KV25の最終年度となる当連結会計年度は、売上高は2,418億円、営業利益は224億円となり、売上高は計画を上回り過去最高を更新しましたが、営業利益は計画を下回りました。
新中期経営計画Evolution2035 Phase1では事業ポートフォリオの再構築、キャッシュアロケーションの最適化を全社重点施策に掲げ、収益性の改善に取り組んでまいります。
4ヵ年中期事業計画KV25の成果は以下のとおりであります。
(単位:億円) 3期前連結会計年度前々連結会計年度前連結会計年度当連結会計年度(第1年度)(第2年度)(第3年度)(第4年度)計画実績計画実績計画実績計画実績計画比計画(%)連結売上高1,9681,9832,0702,0172,1602,2252,3002,418119105.2連結営業利益18421520073225204265224△4084.7
(2) 財政状態総資産は3,987億3千6百万円となり、前期末に比べ250億2千7百万円増加しました。
主な増加は商品及び製品83億7百万円、原材料及び貯蔵品44億4千4百万円、機械装置及び運搬具(純額)43億1千1百万円、長期前払費用42億1千4百万円、建物及び構築物(純額)37億4千5百万円、売掛金35億5千9百万円、建設仮勘定24億9千3百万円であり、主な減少は現金及び預金53億9千2百万円、投資有価証券47億9千2百万円であります。
負債は1,186億3千1百万円となり、前期末に比べ134億4千3百万円増加しました。
主な増加は支払手形及び買掛金43億5千6百万円、未払法人税等40億9千6百万円、短期借入金38億円、長期借入金32億8千7百万円であり、主な減少は未払金24億5千5百万円であります。
純資産は2,801億4百万円となり、前期末に比べ115億8千3百万円増加しました。
主な増加は為替換算調整勘定144億2千4百万円、利益剰余金76億8百万円であり、主な減少は自己株式99億7千5百万円であります。
セグメントの財政状態は次のとおりであります。
①モビリティ&イメージング事業領域セグメント資産は、売掛金、建設仮勘定、原材料及び貯蔵品、商品及び製品の増加により1,441億8千8百万円となり、前期に比べ133億8千8百万円増加しました。
②ファインケミカルズ事業領域セグメント資産は、機械装置及び運搬具(純額)、売掛金の増加により970億2千1百万円となり、前期に比べ25億2千4百万円増加しました。
③ライフサイエンス事業領域セグメント資産は、商品及び製品、長期前払費用、建設仮勘定の増加により1,041億1百万円となり、前期に比べ173億8千1百万円増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況営業活動によるキャッシュ・フローは、287億8千4百万円の収入(前期は255億3千万円の収入)となりました。
これは主に棚卸資産の増加が96億3千万円あったものの、税金等調整前当期純利益が335億9千2百万円、減価償却費が156億1千8百万円あったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、171億8千4百万円の支出(前期は273億1千3百万円の支出)となりました。
これは主に投資有価証券の売却による収入が132億9千7百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が244億9千8百万円あったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、202億3千5百万円の支出(前期は47億5千6百万円の支出)となりました。
これは主に長期借入れによる収入が150億円あったものの、自己株式の取得による支出が165億8千1百万円、配当金の支払額が105億5千9百万円、長期借入金の返済による支出が87億1千2百万円あったことによるものです。
以上の結果、当期における現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ45億5千7百万円減少し、533億6千8百万円となりました。
(資本の財源及び資金の流動性)当社グループの財務戦略は、経営目標・事業戦略に基づいて策定しており、事業が将来にわたり持続的に成長できる強い財務基盤を維持することを基本方針としております。
資本コストを考慮しながら投資に必要な資金調達を行い、安定的な自己資本比率となる最適な財政状態を常に意識した財務活動を行います。
企業ビジョンを実現するため、市場ニーズを的確に捉え、経営資本を投入する事業・製品領域を明確化し、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、企業価値の向上を図ってまいります。
また、サステナビリティ経営の観点から特定した重要課題(マテリアリティ)のもと、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した運営を行い、全てのステークホルダーの満足を高め信頼される会社を目指します。
なお、今後の資本的支出の内容は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループは、研究開発を事業成長の原動力と捉え、積極的な研究開発活動を行っております。
これまで培ってきた要素技術や基盤技術をさらに深化させ、新しい技術開発を加えて、生命と健康を守り、豊かな暮らしを支える新製品・新事業を創出し続けることで、社会に貢献し続けてまいります。
当連結会計年度における研究開発費は125億円であり、セグメントごとの活動状況及び研究開発費は次のとおりです。
(モビリティ&イメージング事業領域)セイフティシステムズ事業では、シリンダ型インフレータにおいて次世代品の設計を完了し生産・販売を開始し、製品ラインアップの拡充に向けた開発を推進中です。
また、次世代ディスクインフレータの開発を推進しています。
さらに、これまで培ってきた火工品技術を用いて自動車安全部品以外の様々な用途に使用される火工品の開発にも着手しています。
ポラテクノ事業では、車載用高耐久染料系偏光フィルム、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用光学部材、X線検査装置部材などの開発を進めています。
特に染料系偏光板に関しては二色性色素の設計・合成からフィルム化まで一貫した製品開発を行っており、近年電気自動車などで搭載されているHUD用途での採用が増えています。
当事業領域に係る研究開発費は35億円です。
(ファインケミカルズ事業領域)ファインケミカルズ事業領域では、豊かな暮らしと持続可能な社会に貢献する製品の開発に取り組んでいます。
次世代高速通信やAI半導体に向けた各種基板用材料、高周波の伝送損失を低減する低誘電樹脂素材に低反り性を向上させた新規素材、次世代パワー半導体向けの高耐熱性素材、さらに高耐熱性を維持した新規液状素材、イメージセンサー向けの高性能なMEMS用ドライフィルム、高画質かつ高速印刷を実現するための各種メディア用の産業用インクジェットインク、染料合成技術を活かした新規機能性色素、高活性でより長寿命なアクリル酸、メタクリル酸製造用触媒を開発しており、さらにバイオ素材及びカーボンニュートラル触媒への取り組みも開始しました。
当事業領域に係る研究開発費は42億円です。
(ライフサイエンス事業領域)医薬事業では、開発パイプライン拡充のために導入した画期的新規がん治療薬イブトロジー®の 国内承認を取得し販売開始いたしました。
また、昨年から開始したバイオ医薬品ポートラーザ®の適応拡大に向けた臨床治験も順調に進めております。
バイオ医薬品に関しては、新製品開発に向けた技術蓄積を充実させるべく、国内外の研究機関との協業を進めており着実に成果を得ております。
一方、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に貢献するジェネリック抗がん薬及びバイオシミラーについても継続的に開発し、中期事業計画においても複数品目の承認申請を計画しております。
今後も製品ラインアップの更なる拡充に努めております。
アグロ事業では、新規殺虫剤(NK-518)を創薬し、登録申請に向けて必要な試験成績の整備を進めています。
また工夫製剤・機能性展着剤といった製剤技術を基本とした研究活動でも成果があがっており、1件農薬が登録されました。
及び研究DXにも力を入れており、創薬活動やデータ解析に幅広く応用を図っています。
さらには農業関連の新規分野として、環境負荷を低減させる資材やバイオスティミュラント(植物刺激剤)などの研究を精力的に行うとともに、新規事業の探索にも力を入れております。
当事業領域に係る研究開発費は34億円です。
(その他)テクノロジー統括 研究企画部では、2つの研究テーマの開発が進んでおります。
1つ目は水電解用アニオン交換膜の開発に取り組んでおり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」に採択されました。
耐久性と電解性能に優れたアニオン交換膜材料の設計・評価を進め、将来的な社会実装を見据えた技術基盤の確立と、事業化・新製品創出を目指して研究活動を推進しています。
2つ目は消火部材の開発にも取り組んでおり、新たな用途候補の探索を進めております。
2025年度は、廃棄バッテリー回収における初期消火や延焼防止などの活用可能性を検討するとともに、セイフティ事業と連携し、評価・検討を行う体制を構築しました。
今後も消火のニーズを追求し、事業化に向けた取り組みを継続してまいります。
エアロ事業推進部では、ドローン用パラシュート「PARASAFE®」が、米国Rainmaker社がFAA(米連邦航空局)の承認を受けた高高度降雨オペレーションに採用されています。
Rainmaker社が北米及び世界各地で事業を拡大する中、当社は高い信頼性を有する安全技術の提供を通じて、ドローン運用の安全性向上に貢献しています。
また、空飛ぶクルマの実用化を見据え、地上の人や物との衝突回避を可能とするステアラブルパラシュートリカバリーシステムの開発を進めており、将来的な新モビリティ産業の安全基盤構築を目指しています。
その他の研究開発費は13億円であります。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当社グループは、企業価値向上を目指し、「モビリティ」「環境エネルギー」「エレクトロニクス」「ライフサイエンス」に重点を置き、当連結会計年度において、総額160億円の設備投資(発注額)を実施しました。
モビリティ&イメージング事業領域は67億円の設備投資を実施しました。
ファインケミカルズ事業領域は40億円の設備投資を実施しました。
ライフサイエンス事業領域は40億円の設備投資を実施しました。
テクノロジー統括・全社管理は11億円の設備投資を実施しました。

(注) テクノロジー統括・全社管理とは、特定の事業に区分できない管理部門であります。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積千㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計セイフティ本社工場(兵庫県姫路市)モビリティ&イメージングインフレータ・マイクロガスジェネレータ製造設備208(633)4,0591,3394376,044279(239)上越工場(新潟県上越市)モビリティ&イメージング偏光フィルム・プロジェクター部材製造設備338(66)1,2102851641,999222(9)福山工場(広島県福山市)ファインケミカルズ機能性材料・電子情報関連・染料製造設備1,241(379)4,3844,17496610,767254(24)厚狭工場(山口県 山陽小野田市)ファインケミカルズ機能性材料・電子情報関連・触媒製造設備123(1,464)8,1143,4396,31917,996175(14)東京工場(東京都足立区)ファインケミカルズ電子情報関連・染料製造設備798(16)[0]1,2505451752,77048(13)高崎工場(群馬県高崎市)
(注)4ライフサイエンス医薬品製剤・医薬品原薬製造設備100(502)4,3212,7605,17412,357268(73)鹿島工場(茨城県神栖市)ライフサイエンス農薬製造設備114(165)8161,0161302,07864(8)ファインケミカルズ研究所(東京都北区)ファインケミカルズ 研究開発設備1,001(33)[0]1,504544573,018149(19)医薬研究所・医薬開発本部(東京都北区)ライフサイエンス研究開発設備ファインケミカルズ研究所に含まれる1,0531164341,605114(16)本社(東京都千代田区)
(注)5,6,7全社(共通)全社的管理業務214(32)593344071,249425(83)ポートプラザ日化(広島県福山市)ライフサイエンス賃貸用不動産10(79)3,916-163,942-
(注) 1 帳簿価額の「その他」は、工具器具備品、リース資産及び建設仮勘定の合計額であります。
2 賃借している土地の面積は[ ]で外書きしております。
3 帳簿価額は減損損失計上後の金額であります。
4 高崎工場の設備には、研修センターの設備が含まれており、その内訳は次のとおりであります。
土地12千㎡、3百万円、建物及び構築物464百万円、その他4百万円5 全社(共通)とは、特定の事業に区分できない管理部門であります。
6 本社の設備には、米沢工場用地24千㎡、151百万円を含んでおります。
7 上記以外に建物を賃借しており、年間賃借料(共益費含)は644百万円であります。

(2) 国内子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積千㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計和光都市開発㈱和光ショッピングプラザ(埼玉県和光市)ライフサイエンス賃貸用不動産0(18)1,443-31,447-
(注) 帳簿価額の「その他」は、工具器具備品であります。
(3) 在外子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)土地(面積千㎡)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパa.s.チェコ共和国フセチン市モビリティ&イメージングマイクロガスジェネレータ・スクイブ製造設備36(26)1,2161,3279093,490418チェコ共和国ヤブルンカ村モビリティ&イメージングマイクロガスジェネレータ・スクイブ・ガス発生剤製造設備253(189)3,6419931995,087376チェコ共和国フセチン市モビリティ&イメージング事務所・倉庫・スクイブ製造設備75(16)1,045446611,628192化薬(湖州)安全器材有限公司中華人民共和国浙江省湖州市モビリティ&イメージングインフレータ・マイクロガスジェネレーターの製造設備-(156)1,8152,7423,5028,060520カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A.de C.V.メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州サリナス・ビクトリアモビリティ&イメージングマイクロガスジェネレーター・スクイブの製造設備266(165)1,5982,6723,6278,164348カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.マレーシアネグリ・センビラン州センダヤンモビリティ&イメージングインフレータ・マイクロガスジェネレーターの製造設備1,521(154)4,5314,4613,48914,004585モクステック, Inc.アメリカ合衆国ユタ州オーレムモビリティ&イメージング 偏光板・X線解析用部材製造設備461(24)1,3591,6385744,033204無錫宝来光学科技有限公司中華人民共和国江蘇省無錫市モビリティ&イメージング 偏光板・プロジェクタ用部材製造設備-(24)2493599384138レイスペック Ltd.
(注)2イギリス国バッキンガム州 ハイ・ウィカム市モビリティ&イメージング X線分析装置用半導体検出器及び信号処理装置の製造設備-(-)53421210831化薬化工(無錫)有限公司中華人民共和国江蘇省無錫市ファインケミカルズ樹脂製造設備-(23)2042178250477無錫先進化薬化工有限公司中華人民共和国江蘇省無錫市ファインケミカルズ染料製造設備-(49)1888022941,284192カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウエストボロファインケミカルズフォトレジスト製造設備424(150)1,7381,1817374,082109
(注)1 帳簿価額の「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定の合計額であります。
2 レイスペック Ltd.は土地・建物を賃借しており、年間賃借料は合計36百万円であります。
3 帳簿価額は減損損失計上後の金額であります。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備投資については、需要予測、損益、投資効率等を勘案し策定しております。
設備投資計画は、連結グループ各社が個別に策定しておりますが、重要な案件については当社と充分な検討をした上で最終決定しております。
なお、今後の重要な投資は以下のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設及び改修会社名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方  法着手及び完了予定事業所名総 額(百万円)既支払額(百万円)着手完了当社福山工場広島県福山市ファインケミカルズドライフィルムレジスト製造設備850122自己資金2023年8月2028年4月当社厚狭工場山口県山陽小野田市ファインケミカルズエポキシ樹脂製造設備7,4507,310自己資金2022年8月2028年1月当社高崎工場群馬県高崎市ライフサイエンス注射剤製造設備620531自己資金2023年3月2026年12月当社高崎工場群馬県高崎市ライフサイエンス統合品質保証棟4,2002,863自己資金2024年3月2026年10月当社高崎工場群馬県高崎市ライフサイエンスバイオ製剤製造設備900321自己資金2025年2月2026年12月カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.チェコ共和国フセチン市モビリティ&イメージングスクイブ製造設備848718自己資金2024年7月2026年8月化薬(湖州)安全器材有限公司中華人民共和国浙江省湖州市モビリティ&イメージングインフレータ製造設備697518自己資金2024年2月2026年6月化薬(湖州)安全器材有限公司中華人民共和国浙江省湖州市モビリティ&イメージングインフレータ製造設備960603自己資金2024年11月2026年7月化薬(湖州)安全器材有限公司中華人民共和国浙江省湖州市モビリティ&イメージングマイクロガスジェネレータ製造設備648190自己資金2025年3月2027年6月化薬(湖州)安全器材有限公司中華人民共和国浙江省湖州市モビリティ&イメージングスクイブ製造設備2,185589自己資金2025年5月2027年9月 会社名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方  法着手及び完了予定事業所名総 額(百万円)既支払額(百万円)着手完了カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州サリナス・ビクトリアモビリティ&イメージングスクイブ製造設備745677自己資金2022年7月2028年3月カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州サリナス・ビクトリアモビリティ&イメージングマイクロガスジェネレータ製造設備705490自己資金2023年11月2026年11月カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.マレーシアネグリ・センビラン州センダヤンモビリティ&イメージングスクイブ製造設備1,104660自己資金2024年6月2027年4月カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd.マレーシアネグリ・センビラン州センダヤンモビリティ&イメージングマイクロガスジェネレータ製造設備567462自己資金2024年6月2026年8月
(注)1 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であった当社福山工場のドライフィルムレジスト製造設備は完了予定年月を2027年10月から2028年4月に変更しております。
2 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であった当社厚狭工場のエポキシ樹脂製造設備は完了予定年月を2026年1月から2028年1月に変更しております。
3 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であった当社高崎工場のバイオ製剤製造設備は完了予定年月を2027年12月から2026年12月に変更しております。
4 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であったカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.のスクイブ製造設備は完了予定年月を2025年9月から2026年8月に変更しております。
5 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であった化薬(湖州)安全器材有限公司のインフレータ製造設備は完了予定年月を2025年10月から2026年6月に変更しております。
6 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であった化薬(湖州)安全器材有限公司のスクイブ製造設備は完了予定年月を2027年8月から2027年9月に変更しております。
7 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であったカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.のスクイブ製造設備は完了予定年月を2026年4月から2028年3月に変更しております。
8 当連結会計年度において、前連結会計年度末に計画中であったカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.のマイクロガスジェネレータ製造設備は投資予定総額を615百万円から705百万円に、完了予定年月を2026年6月から2026年11月に変更しております。

(2) 重要な設備の除却等特記すべき事項はありません。
研究開発費、研究開発活動1,300,000,000
設備投資額、設備投資等の概要1,100,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況41
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況15
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況7,976,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、当社の中長期的な企業価値を向上させる視点に立ち、取引先との間の事実上の関係を維持・強化することを目的として、政策保有株式を保有いたします。
毎年、個別の政策保有株式について、取締役会にて中長期的な企業価値向上の観点から検証し、継続して保有する必要がないと判断した政策保有株式は、市場への影響を考慮しつつ売却していきます。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式27751非上場株式以外の株式2921,481 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式1-非上場株式以外の株式92,758    
(注)非上場株式の銘柄数の減少は、会社解散に伴う清算結了によるものであります。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱めぶきフィナンシャルグループ2,787,6186,374,618(保有目的)安定的な資金調達に資するため(定量的な保有効果) (注)1有3,3254,626東亞合成㈱1,519,8001,519,800(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果)(注)1有2,5952,144㈱大阪ソーダ1,483,0001,483,000(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有2,5312,408日産化学㈱386,400386,400(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有 2,3161,717Adlai Nortye Ltd.1,739,1301,739,130(保有目的)ライフサイエンス事業領域における日本での開発・販売において関係強化を図るため(定量的な保有効果)  (注)1無1,924522㈱SCREENホールディングス99,80099,800(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有1,784957豊田合成㈱396,100396,100(保有目的)モビリティ&イメージング事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有1,5871,062長瀬産業㈱313,398313,398(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有1,447831保土谷化学工業㈱201,200100,600(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果)(注)1(株式が増加した理由)株式分割のため有500314クニミネ工業㈱332,600417,700(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売・調達・製造委託先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有432430東邦ホールディングス㈱83,20083,200(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1無396371㈱スズケン63,49263,492(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有376313 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ソレイジア・ファーマ㈱12,000,00012,000,000(保有目的)ライフサイエンス事業領域における研究・開発・販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果)(注)1無372432SOMPOホールディングス㈱58,50058,500(保有目的)損害保険などにおける財務取引関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有351264㈱群馬銀行132,000132,000(保有目的)安定的な資金調達に資するため(定量的な保有効果) (注)1有272162クミアイ化学工業㈱270,218270,218(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有209223セーレン㈱67,78767,787(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1無209166㈱阿波銀行34,40034,400(保有目的)安定的な資金調達に資するため(定量的な保有効果)(注)1 有19598㈱タムラ製作所188,000188,000(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有11295日鉄鉱業㈱44,0008,800(保有目的)グループ会社における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果)(注)1(株式数が増加した理由)株式分割により増加有10957㈱メディパルホールディングス34,03834,038(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有10079日本農薬㈱99,54799,547(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有9973日本プラスト㈱150,000150,000(保有目的)モビリティ&イメージング事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有6249㈱バイタルケーエスケー・ホールディングス34,02834,028(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1 有4942アルフレッサホールディングス㈱18,81618,816(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1無4739 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)北興化学工業㈱16,00016,000(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有2720日本ピグメントホールディングス㈱4,76537,565(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売・調達先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有25116㈱ほくやく・竹山ホールディングス19,00019,000(保有目的)ライフサイエンス事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1有1716大王製紙㈱3,0003,000(保有目的)ファインケミカルズ事業領域における販売先として関係の維持、強化を図るため(定量的な保有効果) (注)1無32明治ホールディングス㈱-420,100検証の結果、売却済み (注)2有-1,365㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ-1,532,180検証の結果、売却済み (注)2有-3,081豊田通商㈱-267,357検証の結果、売却済み (注)2有-666信越化学工業㈱-614,000検証の結果、売却済み (注)2有-2,600三井住友トラストグループ㈱-65,800検証の結果、売却済み (注)2有-244㈱カイノス-50,000検証の結果、売却済み (注)2有-62  (注)1 定量的な保有効果については、保有の目的、便益及びリスクと資本コスト対比等を検証し確認       しております。
    2 「‐」は当銘柄を保有していないことを示しております。
    3 ㈱大阪ソーダは当社の株式を所有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有しており      ます。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社9
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社27
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社751,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社29
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社21,481,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2,758,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社3,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社100,000,000