財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-18
英訳名、表紙Inui Global Logistics Co.,Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  乾 康之
本店の所在の場所、表紙東京都中央区勝どき一丁目13番6号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(5548)8211(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
1925年10月資本金50万円をもって東京都に関東土地株式会社を創立し、不動産の賃貸借売買を主体に営業開始1929年3月商号を乾倉庫土地株式会社と改め、営業倉庫業を開始1936年5月商号を乾倉庫株式会社と改める1961年10月東京証券取引所市場第二部に上場1968年1月イヌイ運送株式会社(現 連結子会社)を設立1985年6月商号をイヌイ建物株式会社と改める1987年12月賃貸マンション(プラザ勝どき)営業開始1989年12月賃貸オフィスビル(イヌイビル・カチドキ)営業開始2004年3月超高層賃貸マンション(プラザタワー勝どき)営業開始2009年4月2014年1月2014年10月商号をイヌイ倉庫株式会社と改めるシェア型企業寮(月島荘)営業開始旧乾汽船株式会社と経営統合し、商号を乾汽船株式会社と改める東京証券取引所市場第一部に指定2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 当社は、2014年10月1日付で当社を存続会社、旧乾汽船株式会社を消滅会社とする吸収合併を行っております。
なお、旧乾汽船株式会社の第98期有価証券報告書に記載の沿革は以下のとおりであります。
  [旧乾汽船株式会社の沿革](参考)1904年4月乾新兵衛が中古船1隻(イタリア籍)を購入、船名を乾坤丸と命名し創業1908年4月資本金3千円、船腹4隻11,340屯をもって外航海運業として乾合名会社を兵庫県神戸市に創立1933年10月資本金1百万円の株式会社に改組、商号を乾汽船株式会社に変更する1949年10月増資により資本金6千万円となる1950年4月不定期航路事業を開始する1951年5月増資により資本金3億円となる1952年3月東京証券取引所、大阪証券取引所に上場する1956年4月増資により資本金7億5千万円となる1957年6月増資により資本金15億円となる1964年5月海運集約再編成により大阪商船三井船舶㈱のグループに所属する1964年7月再建整備計画により3億円を減資し、資本金12億円となる1968年4月和洋汽船㈱(資本金5千万円)を吸収合併し、資本金12億5千万円となる1972年5月当社海外子会社をパナマ共和国に設立し、海外子会社にて船舶建造および所有を開始する1981年4月当社海外子会社KEN FLEET S.A.をパナマ共和国に設立し、既存の海外子会社を統合する1988年5月当社海外子会社KEN FLEET S.A.をDELICA SHIPPING S.A.に社名を変更する2001年9月本社を兵庫県神戸市から東京都に移転し、東京支店を統合する2004年4月創業100周年を迎える2005年8月増資により資本金18億51百万円となる2007年8月2012年7月増資により資本金33億51百万円となる当社海外子会社INUI SHIPPING (SINGAPORE) PTE. LTD.をシンガポール共和国に設立する
事業の内容 3【事業の内容】
当社の企業集団は、当社と子会社3社で構成され、その業務は外航海運事業、倉庫・運送事業、不動産事業を展開しております。
 当社は子会社3社を連結決算上の対象子会社としております。
 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
① 外航海運事業(ロジスティクス)子会社または船主(同業他社)より定期用船した船舶による貨物輸送(自社運航)と、用船者(同業他社)への定期用船を行っております。
また、主に当社への定期用船を行っているのが、DELICA SHIPPING S.A.であります。
(連結子会社)DELICA SHIPPING S.A. ② 倉庫・運送事業(ロジスティクス)・倉庫保管事業顧客のために物品を倉庫に保管し、その対価として保管料等を収受する事業であります。
普通倉庫業のほかに保税蔵置場の許可を受け関税未納輸出入貨物の保管業務を行っています。
また、主に庫内作業を行っているのが、イヌイ倉庫オペレーションズ㈱であります。
・文書保管事業国土交通省の認定を受け文書箱や什器等を倉庫に保管し、その対価として保管料等を収受する事業であります。
・貨物運送事業当社倉庫他の寄託貨物を運送する事業であります。
また、主として当社倉庫の受寄物の自動車運送に係る業務を行っているのが、イヌイ倉庫オペレーションズ㈱であります。
また、自動車運送に係る業務や引越し業務を行っているのが、イヌイ運送㈱であります。
(連結子会社)イヌイ運送㈱、イヌイ倉庫オペレーションズ㈱ ③ 不動産事業勝どきエリアを中心に、自らが所有する住宅及び事務所等を賃貸する施設賃貸業を行っております。
[事業系統図]以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
(1)連結子会社名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容DELICA SHIPPING S.A.(注)2、3パナマ共和国3外航海運事業100.00当社海外社船の所有、当社への定期用船ならびに当社から資金の貸付をしております。
役員の兼任等…有イヌイ運送㈱東京都江東区100倉庫・運送事業100.00業務委託契約に基づき当社の保管業務、貨物運送業務を行っております。
当社の所有施設を賃借しております。
役員の兼任等…有イヌイ倉庫オペレーションズ㈱東京都中央区20倉庫・運送事業100.00業務委託契約に基づき、当社の保管業務、荷役業務、貨物運送業務を行っております。
当社の所有施設を賃借しております。
役員の兼任等…有(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
3.DELICA SHIPPING S.A.は、債務超過の状況にある会社であり、債務超過の額は3,873百万円です。
(2)持分法適用関連会社該当事項はありません。
(3)その他の関係会社該当事項はありません。
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
① 連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)外航海運事業32(1)倉庫・運送事業123(32)不動産事業5(2)報告セグメント計160(35)全社(共通)28(9)合計188(44)(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
② 提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢平均勤続年数平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)82(14)44才9ヶ月14年2ヶ月8,865△1.69 セグメントの名称従業員数(人)外航海運事業32(1)倉庫・運送事業17(2)不動産事業5(2)報告セグメント計54(5)全社(共通)28(9)合計82(14)(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
③ 労働組合の状況 提出会社における労働組合は乾汽船従業員組合と称し、2026年3月31日現在の所属組合員数は55名であります。
また、当社の海上従業員7名は、全日本海員組合に加入しております。
労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。
④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異当事業年度補足説明管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)2.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)2.5.00-63.93-(注)1.上記の数値は提出会社に関するものであります。
連結子会社につきましては、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表をしておりませんので、記載を省略しております。
2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
なお、当社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定による公表をしておりませんので、労働者の男女の賃金の額の差異については雇用する全ての労働者に係る実績のみを記載し、雇用管理区分ごとの実績の記載を省略しております。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 当社は、2026年3月に新中期経営計画「あしたも元気」(計画期間:2026年4月~2029年3月)を策定しております。
計画の詳細は、当社ホームページをご参照ください。
(https://www.inui.co.jp/ir/library/managementplan.html) 本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
1.経営の基本方針 当社の経営の基本方針については、①資産の力を事業の力に、②Fun to Work、③「らしさ」の追求、という3つを定めております。
 ① 資産の力を事業の力に 未来に向かって進化を続ける勝どき・月島は施設賃貸業の適地であり、当社の安定収益と財務基盤を支えます。
この優良な資産があるから海運市況の変動に抗い船舶投資を行うことができます。
当社のNew Ship Financeは含み益の顕在化策として優秀です。
そして、強化される資産の力は更に強い基盤となります。
 ② Fun to Work 我らの事業は、とても面白く、やりがいのある仕事で成り立っています。
今いちど、その共有から始めます。
「よくはこぶ」の実践は、常に厳しく、時に険しいですが、働く喜びがあるのです。
Fun to Workは「よくはこぶ」の源です。
 ③ 「らしさ」の追求 われらの「らしさ」は、実業に向き合い、地道な努力を練り込みながら生まれます。
「らしさ」は差別化の源です。
他と違うことを恐れず、素直に独自性を追求する、それがわれらの「元気の素」です。
2.経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、商品価格の見直しや高付加価値サービスの提供等による業績改善が設備投資の増加を促し、景気は緩やかながらも回復傾向が見られました。
一方で、中東情勢の緊迫した状況が長期化する中、エネルギー供給への懸念や資源価格の変動リスクが高まり、為替動向と併せて企業活動への影響が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 外航海運事業においては、当社の業容であるハンディ船の輸送能力は、今後も続く国際的な環境規制強化への技術的・経済的な対応の難しさから新造船供給の伸びが限定的となるほか、老齢船の退役等により2030年代以降に減少もしくは停滞していくことが予想されます。
世界に資源が遍在しており、世界人口の増加と強い相関を持つバルク材は、世界の平和を前提とした場合には緩やかに需要が増加します。
ハンディ船輸送能力の停滞・減少と、バルクハンディ需要の緩やかな増加から、当社の外航海運事業における事業環境は長期的には明るいと考えております。
一方で短期的には、世界経済の動向、地政学的な要因や、自然災害など、さまざまな要因の影響を受けます。
米国の関税等政策を含む通商環境の変化や、中東情勢の緊迫した状況の長期化、中国経済の成長鈍化、インフレや金融引き締めによる投資抑制など世界的な経済活動の混乱が懸念されます。
 倉庫・運送事業においては、当社事業は一般倉庫、文書倉庫、引越事業の3領域で構成されております。
当初取り扱いの減少を見込んでいた一般倉庫の紙、文書保管、転勤引越の需要については、いずれも想定より緩やかな減少ペースとなっております。
規模は縮小傾向にあるものの、サービス品質と収益性は維持しております。
荷主との条件見直しや合理化策の進展、体質改善の成功により収益性の改善を図るとともに、新規顧客開拓により収益性を確保しております。
今後は物量の減少に備えた中長期プランを完備し、業容拡大のためのツール整備や、残存者利得の効果によりさらなる改善を見込んでおります。
 不動産事業においては、当社主要施設の立地する勝どきエリアと隅田川対岸に位置する築地市場跡地再開発計画が具体始動しているほか、都心部・臨海地域地下鉄構想による交通インフラの進化、並びに勝どき・月島エリアにおける分譲中心の5,000戸の住宅供給計画が見込まれております。
これらの状況をふまえ、当社主要施設の立地するエリアは都心にある水辺のResidence Zoneとして継続的な発展が期待され、引き続き魅力的な「住む街」ではあると認識しております。
一方で、今後は住戸所有者の多様化による地域秩序への懸念もあり、物件毎の差が顕著になっていくものと想定しております。
3.中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 中長期的な会社の経営戦略 乾汽船の祖業は、海運業であり、倉庫業です。
当社グループの仕事は、人の営みに欠かすことのないモノを運ぶ実業の一端を担っており、産業や社会を支えている自負とともに「よくはこぶ」を続けていくことを使命としております。
 当社グループの生業は120年を超えており、私たちは、その歴史の意味を知っています。
 商道徳の正義に迷いはなく、難しい時にも正道を歩み、悪い時に言い訳はせず、良い時も自慢しません。
資本の理屈に沿わない時もありますが、時代の変化に適応し、実業を続ける術は備えています。
 当社グループの経営には、10年を超える長期の視点を優先すべき施策が存在します。
例えば、船隊整備計画や勝どき・月島の再開発などはその典型であり、中期経営計画の対象期間内には成果が顕在化しない場合があります。
 当社グループは、今日も明日も着実に「よくはこぶ」を積み重ねております。
 また、当社グループはサステナビリティを大切にしています。
私たちの考えるサステナビリティは、「よくはこぶ」とともにあります。
この考え方に基づき、長期ビジョンとして「よくはこぶ」を掲げ、2026年3月に新中期経営計画「あしたも元気」(計画期間:2026年4月~2029年3月)を策定しております。
 配当方針については、「事業特性」、「中長期的成長を重視した経営資源の配分」、「財務基盤」の3つのバランスがとれた株主還元策であることを基本とし(株式市場環境等を踏まえ自己株式取得する場合を含む)、現状の資本構成では、以下に記載の従来の方針を継続します。
・従来どおり「良いときは笑い、悪いときにも泣かない」方針とします。
・業績に応じて、良いとき、悪いときの判断基準および最低配当額を定め、「悪いとき」にも無配を前提にはしません。
・また、「良いとき」には配当性向の累進による増配を提案してまいりたいと考えます。
 あわせて、「悪い時」における最低配当額を従来の2倍である12円に引き上げます。
② 中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 1)外航海運事業 ・事業方針  ご長寿お達者  航行のムダ排除と安心安全  徹底した効率配船 ・施策 地球環境を考えると新造船の発注は難しくなりました。
しかし、船稼業には船舶が必要です。
船隊整備の要諦は、勇気と資金と長期目線と心得ます。
 そして、世界の変異に激しく振り回されるのが外航海運業です。
予測不能の事態が、しばしば勃発しますが、鍛え続ける地力で対応します。
 当社外航海運事業の事業領域であるハンディ船においては、今後も船腹の供給が難しい状況が継続すると考えております。
こうした状況下においては、既存保有船の長寿命化を重視しつつ、フレキシブルな調達を並行し、2050年までの長期スパンで、一定規模の船隊形成を目指してまいります。
さらに、船隊規模を確保し、効率航行にも寄与することにより、温暖化ガス排出量およびバラスト(空荷)航海の削減を図ってまいります。
また、ダーティーカーゴ、クリーンカーゴのいずれも厭わず何でも「よくはこぶ」乗組員のマネジメント体制を整備し、「よくはこぶ」力の強化に取り組んでまいります。
これにより、Handy市場での存在感を増していきながら、長期的に「よくはこぶ」Handy船隊を運営してまいります。
 2)倉庫・運送事業・事業方針Fun to Workを基盤にした現場力を錬磨デジタルツールを活用した営業活動強化グループ企業のマルチプロダクトを扱うクロスセル体制Digital領域でPlatformとModuleを活用し、小口に分散している既存資源の有効活用に集中Logicalな戦略をDesign&Cultureで実現し、収益機会を創出・拡大 ・施策 核となってきた一般倉庫の紙、文書倉庫、引越の何れも、中長期的に見ると需要は減少傾向ではあるものの、これまでの地道な取り組みと残存者利得もあり、収益性が改善し、安定的に推移しております。
 既存事業の強みを伸ばす「Basic」と、新たな取り組み「Advance」の二つの領域で事業を展開してまいります。
BasicとAdvanceは協調しあい、あしたの「よくはこぶ」をかたちづくります。
 当社の倉庫・運送事業の事業領域は、多様な小口荷主が主体で、標準化が難しいニッチな領域であるため、大型投資を前提とした自動化、ロボ化は適しません。
また倉庫の多くが人を集めやすい市街地に立地していることも特性です。
こうした特性を踏まえ、①Fun to Workを基盤にした現場力の錬磨、②デジタルツールを活用した営業活動強化、③グループ企業のマルチプロダクトを扱うクロスセル体制、の3つを「Basic」と定義し、更なる進化を図りながら、自動化、ロボ化が入りにくいニッチな実需への対応を継続してまいります。
 また、①Digital領域で、PlatformとModuleを活用し、小口に分散している既存資源の有効活用に集中すること、 ②Logicalな戦略をDesign&Cultureにより実現し、収益機会の創出・拡大を図ること、の2つの取組みを「Advance」と定義し、足(配送力)・手(現場力)・倉(展開力)の拡張に取り組んでまいります。
 さらに、Advanceの今後の取り組みとして、十余年にわたり探求してきたムダ・ムラ・ムリをきらう独自の物流モデル「NPPL」(Non-Profit Platform Logistics)の構築や、「ほぼModule」で考える、新しい求車求荷の仕組み“Flying Module”の始動・拡散を図ることにより新たな事業業域の開拓を進めてまいります。
 3)不動産事業・事業方針再開発からRenovationへの転換・施策 工事費の高騰や工期の長期化を踏まえ、総合的に検討した結果、再開発は現時点において現実的な選択肢ではないと判断いたしました。
これを踏まえ、既存建物の安全性及び更新性の検証を実施するとともに、本エリアに求められる期待要求の再定義を行った結果、新築タワーを前提としない活用が最適であるとの結論に至りました。
その上で、「はたらく街TOKYO」が求めるWorkerのBase(活動基盤となる機能)の提供を目指してまいります。
 当社不動産事業が長く根差してきた勝どきは、築地市場跡地再開発計画の隅田川対岸に位置しております。
従来の再開発計画(Neo Plaza Kachidoki~NPK~)については、上記の環境変化を踏まえ、Renovation「PK2」へと方向転換いたしました。
 PK2は「Day to Years For BIZ」をテーマとし、多様な就労期間・就業形態に対応するビジネス拠点の提供を志向しております。
国際経済都市である東京において、数日から数年にわたる幅広い働き方に対応し、「働く人」視点で整備された空間として、ビジネス活動を支える基盤の構築を進めてまいります。
 既存物件とPK2は当社グループの事業基盤を支える重要な資産であり、勝どきの暮らしを未来へ「はこび」ます。
これら2つの資産群(2PEAKS:既存物件及びPK2)の相乗効果により、街の魅力を高め、資産の力を更に強化してまいります。
さらに、資産の力による安定的な収益が当社グループの事業基盤を支え、ボラティリティに左右されずに船隊整備等への投資を適時可能にすることを目指してまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループは、サステナビリティを巡る取り組みを重要な経営課題として認識しています。
当社グループでは、長期ビジョンを「よくはこぶ」と定め、実現可能な提案と実践を重ねていくことで、持続可能性(サステナビリティ)を高めてまいります。
 外航海運事業では、船舶を長い期間において有効に活用する「ご長寿お達者」を続けており、また、配船計画においては空荷航海を減ずることで経済性を高め、環境負荷を軽減する目的で構築した情報ネットワークシステムを運営しております。
 また、倉庫・運送事業においても、求荷求車システムを核とする効率的で経済的な配送ネットワークの構築等を行っているNPO法人と提携することで、広く運輸物流業界の持続可能性を高める試みを進めております。
 全社の取り組みとして、「Fun to Work」を掲げ、就労環境の差別をなくし、「やりがい」を創出する環境整備に注力してまいります。
なお、「Fun to Work」は経営の基本方針の一つに掲げております。
 本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス 当社グループでは、サステナビリティを巡る諸課題については組織のリスク管理体制に統合し、現行の「乾汽船グループ内部統制規程」で定めるリスク管理体制の下で管理しております。
具体的には、原則、年1回及び必要に応じて開催される「リスク・コンプライアンス委員会」において、グループ内で認識されたリスク・機会について適切に管理しております。
同委員会は代表取締役社長が委員長を、監査室が事務局を務めており、リスク及びコンプライアンスの管理に関する基本方針の策定を行うほか、リスク分析結果について総合的な観点から再評価を行うなどの役割を担っております。
また、「リスク・コンプライアンス委員会」で協議された内容は、最終的に取締役会へ報告を行っております。
(2)リスク管理 サステナビリティ関連のリスク及び機会は、各部におけるリスクの識別・評価、「リスク・コンプライアンス委員会」における再評価、取締役会への定期的な報告を経て、取締役会による監督というプロセスで管理されております。
これにより、組織における他のリスクとともに、現行の「乾汽船グループ内部統制規程」で定めるリスク管理体制の下に統合し、全社的なリスク管理を行っております。
(3)人的資本に関する戦略① 人材育成に関する方針 当社は、一人ひとりの社員の成長が、組織及び会社の持続的な成長に繋がり、社内に良い循環が生まれることを、当社の競争力の源泉と考えております。
教育研修体系の拡充により、社員の自発的な能力開発を支援する環境の提供と、効果的な人員配置によるキャリア形成により、年齢、性別、国籍等に関係なく、社員一人ひとりが能力を発揮し、総員が生涯プレイヤーとして活躍できる組織づくりを目指しております。
② 社内環境整備に関する方針 当社は、65歳定年制を導入しておりますが、社員が健康で長く活躍できるために、健康保持・増進支援に力を入れております。
また、適正な労働条件や快適な職場環境整備をはじめ、出産・育児、介護を理由とした離職ゼロを目標とし、安心して働き続けられる環境整備に努めております。
(4)人的資本に関する指標及び目標 当社は、人的資本に関する方針について、「(3)人的資本に関する戦略」に記載しておりますが、当該方針に関する指標として、「管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合」、「男性労働者の育児休業取得率」、「労働者の男女の賃金の額の差異」を採用しております。
 労働者の男女の賃金の額の差異については、その解消を目標としておりますが、女性の管理職への登用目標については、当社グループの事業規模、人員規模が限定的であることから、現状において測定可能な目標について示すことは困難な状況です。
また、男性労働者の育児休業の取得についても、対象となる人員規模が限定的であることから、取得率にこだわらず、取得しやすい環境づくりを推進しております。
 なお、実績値につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等」に記載しております。
前項及び本項に関しては連結グループ内の取り組みの多様性や独立性により、統一的な指標や目標の設定が困難であるため、提出会社単体のものとなります。
戦略 (3)人的資本に関する戦略① 人材育成に関する方針 当社は、一人ひとりの社員の成長が、組織及び会社の持続的な成長に繋がり、社内に良い循環が生まれることを、当社の競争力の源泉と考えております。
教育研修体系の拡充により、社員の自発的な能力開発を支援する環境の提供と、効果的な人員配置によるキャリア形成により、年齢、性別、国籍等に関係なく、社員一人ひとりが能力を発揮し、総員が生涯プレイヤーとして活躍できる組織づくりを目指しております。
② 社内環境整備に関する方針 当社は、65歳定年制を導入しておりますが、社員が健康で長く活躍できるために、健康保持・増進支援に力を入れております。
また、適正な労働条件や快適な職場環境整備をはじめ、出産・育児、介護を理由とした離職ゼロを目標とし、安心して働き続けられる環境整備に努めております。
指標及び目標 (4)人的資本に関する指標及び目標 当社は、人的資本に関する方針について、「(3)人的資本に関する戦略」に記載しておりますが、当該方針に関する指標として、「管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合」、「男性労働者の育児休業取得率」、「労働者の男女の賃金の額の差異」を採用しております。
 労働者の男女の賃金の額の差異については、その解消を目標としておりますが、女性の管理職への登用目標については、当社グループの事業規模、人員規模が限定的であることから、現状において測定可能な目標について示すことは困難な状況です。
また、男性労働者の育児休業の取得についても、対象となる人員規模が限定的であることから、取得率にこだわらず、取得しやすい環境づくりを推進しております。
 なお、実績値につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等」に記載しております。
前項及び本項に関しては連結グループ内の取り組みの多様性や独立性により、統一的な指標や目標の設定が困難であるため、提出会社単体のものとなります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ① 人材育成に関する方針 当社は、一人ひとりの社員の成長が、組織及び会社の持続的な成長に繋がり、社内に良い循環が生まれることを、当社の競争力の源泉と考えております。
教育研修体系の拡充により、社員の自発的な能力開発を支援する環境の提供と、効果的な人員配置によるキャリア形成により、年齢、性別、国籍等に関係なく、社員一人ひとりが能力を発揮し、総員が生涯プレイヤーとして活躍できる組織づくりを目指しております。
② 社内環境整備に関する方針 当社は、65歳定年制を導入しておりますが、社員が健康で長く活躍できるために、健康保持・増進支援に力を入れております。
また、適正な労働条件や快適な職場環境整備をはじめ、出産・育児、介護を理由とした離職ゼロを目標とし、安心して働き続けられる環境整備に努めております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標  労働者の男女の賃金の額の差異については、その解消を目標としておりますが、女性の管理職への登用目標については、当社グループの事業規模、人員規模が限定的であることから、現状において測定可能な目標について示すことは困難な状況です。
また、男性労働者の育児休業の取得についても、対象となる人員規模が限定的であることから、取得率にこだわらず、取得しやすい環境づくりを推進しております。
 なお、実績値につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等」に記載しております。
前項及び本項に関しては連結グループ内の取り組みの多様性や独立性により、統一的な指標や目標の設定が困難であるため、提出会社単体のものとなります。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
当社グループの経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、次のようなものがあります。
なお、本項における将来に関する事項は、当社グループが当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(特に重要なリスク)(1)船舶の安全運航、環境問題によるリスク、または、海難事故によるリスク当社グループは、SOLAS条約(海上人命安全条約)に基づくISMコード(International Safety Management Code/国際安全管理規則)及びISPSコード(International Ship and Port Facility Security Code/国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律)等の条約適合証書を取得し、それらをグループ内に浸透させ運用しております。
海難事故発生時には、当社グループの主要な事業資産である船舶の破損により物理的被害が生じると同時に、人的被害及び環境破壊が発生する可能性があります。
また、油濁事故等による海洋汚染が発生した場合、当社グループの外航海運事業及び業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。
(2)事業環境変動のリスク外航海運事業においては、世界各国の経済動向、政治的・社会的要因が事業に影響を及ぼす可能性があります。
特に主要な船舶の就航区域である、中国、アメリカ、大洋州(またはオセアニア)、ASEANの景況は運賃及び不定期船市況に影響を及ぼします。
また、特に当社の扱い船舶であるハンディサイズ船においては、今後の環境規制への技術的・経済的な対応の困難さから、船腹供給が滞る可能性があります。
当社では、船価動向や環境規制の動向をにらみながら、フレキシブルに船隊を整備してまいります。
倉庫・運送事業においては、景気動向の変化及び顧客企業の物流コスト抑制・事業再編等が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
また、特に一般倉庫・文書倉庫事業においてはペーパーレス化による紙取扱量減少、引越事業においては働き方改革による需要減少の影響が想定されます。
不動産事業においては、首都圏における賃貸市場の需給バランスの変化や市況動向等の影響を受ける可能性があります。
(3)自然災害、人災等によるリスク当社グループは、外航海運事業、倉庫・運送事業、不動産事業を展開するにあたり、多くの船舶や施設を有しております。
そのため、地震、暴風雨、洪水その他の自然災害、事故等が発生した場合には、船舶や施設の毀損等により、当社グループの事業に悪影響を及ぼし、また、所有資産の価値の低下につながる可能性があります。
特に、不動産事業においては、所有する施設が勝どき・月島エリアに集積していることから、このエリアで大規模災害が発生した場合には、不動産事業に甚大な支障を来たす可能性があります。
そのような状況において、当社は、収益の多くを勝どき・月島エリアに頼る構造となっているため、会社事業への影響悪化も甚大となる可能性があります。
再開発計画からリノベーション計画への転換に際し、既存建物の耐久性、耐震性について問題がないことを検証した上で、計画を進めております。
また、主導的積極的に、住民と共に災害への備えを行っております。
(4)資産価格変動のリスク当社グループが保有する資産(船舶、土地、建物、投資有価証券等)の収益性や時価が著しく下落した場合には、減損または評価損が発生する可能性があります。
当連結会計年度においては、プラザ勝どきの再開発計画からリノベーション計画への転換に伴う建設仮勘定の減損損失(425百万円)を特別損失として計上しております。
また、不動産資産については、その担保価値を利用して資金調達を行っており、資産価値が下落した場合には資金調達へ影響を及ぼす可能性があります。
(重要なリスク)(1)各種規制変更のリスク当社グループは、現時点の規制及び基準等に従って事業を展開しております。
将来における規制及び基準等の変更並びにそれらによって発生する事態が、当社グループの業務遂行及び業績等に影響を与える可能性があります。
(2)金利変動のリスク当社グループの設備資金及び運転資金は、その大部分を金融機関より調達しております。
調達した資金の金利リスクについては、金利スワップ取引による金利の固定化や有利子負債の削減等でヘッジするべく努めておりますが、変動金利で調達している資金については、金利変動の影響を受ける可能性があります。
また、金利の変動により、将来の資金調達コストに影響を与える可能性があります。
(3)情報システムのリスク当社グループは、基幹業務システムについて情報セキュリティや自然災害に対する安全対策をとる等、コンピューターの運用を含めた安全管理を図り不正アクセスを防止・監視する管理体制をとっておりますが、外部からの不正侵入により当社に重大な損害が発生する可能性があります。
(4)為替レートの変動当社グループにおける外航海運事業の売上高の大部分は、米ドル建ての運賃及び定期貸船料が占めております。
一方で、運航費や用船料(借船料)、船員費・潤滑油費等の主な費用については米ドル建ての割合が高いものの、国内で発生した船舶修繕費や一般管理費の多くが円建てであります。
費用のドル化を進めているものの、米ドル建て収入と米ドル建て費用の収支のバランスによって、米ドル建て取引の円換算時において、為替変動が損益に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、為替換算の実現差損の縮小を図るため、円売りドル買いやドル売り円買いの為替取引を極力行わないよう円資金とドル資金それぞれでの資金繰り管理を行っております。
一方で、急激な円安局面は、将来の円資金需要確保のためのドル売り円買いを行う好機であると認識しております。
また、当社グループは、外貨建ての資産及び負債を保有しており、その資産と負債の差額が、為替変動によって、決算時評価損益として収支に影響を及ぼす可能性があります。
(5)船舶燃料価格の変動船舶運航に必要な船舶燃料については、SPOT契約においては都度足元の燃料価格あるいは船舶が保有する燃料価格に基づき運賃を算出しているため、燃料価格変動を運賃へ転嫁しております。
しかし、急激に変動した場合は、運賃へ転嫁できず運航船の収支に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、燃料価格が国内に比べ安価なシンガポール等で調達することや、先物予約によるヘッジにより、燃料費の安定化に努めております。
(6)借入金の財務制限条項当社グループの借入金の一部には、財務制限条項が付されているものがあり、これに抵触した場合には、期限の利益喪失等、当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
1.経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、商品価格の見直しや高付加価値サービスの提供等による業績改善が設備投資の増加を促し、景気は緩やかながらも回復傾向が見られました。
一方で、中東情勢の緊迫した状況が長期化する中、エネルギー供給への懸念や資源価格の変動リスクが高まり、為替動向と併せて企業活動への影響が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況下、当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
 当連結会計年度末における総資産は、投資有価証券の増加等により前連結会計年度末比3,795百万円増の78,698百万円となりました。
負債は、営業未払金や借入金の増加等により前連結会計年度末比3,255百万円増の41,283百万円となりました。
純資産は、利益剰余金の減少、その他有価証券評価差額金の増加等により前連結会計年度末比540百万円増の37,415百万円となりました。
 この結果、自己資本比率は49.2%から47.5%になりました。
 当連結会計年度の経営成績は、売上高は前年同期比1,866百万円増収(+5.9%)の33,636百万円、営業利益は前年同期比1,497百万円減益(△41.0%)の2,158百万円、経常利益は前年同期比1,879百万円減益(△49.0%)の1,956百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比4,188百万円減益(△83.4%)の833百万円となりました。
当社グループのセグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
① 外航海運事業(ロジスティクス)外航海運事業におけるハンディ船市況は、上期は国際的な通商環境の不透明感や荷動き停滞懸念等の影響もあり、前年同期に比して軟調に推移いたしました。
第3四半期には回復の動きが見られたものの、年明けには一時的に軟化し、その後は持ち直しの動きが見られました。
なお、当連結会計年度における当社グループの平均為替レートは¥149.99/対US$(前年同期は¥152.84)となりました。
このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、市況の変動や為替の影響を受けたものの、前連結会計年度下期及び当連結会計年度に竣工・稼働開始した新造船並びに新規用船の寄与により稼働日数が増加したことに加え、貸船収入に比して単価の高い運賃収入が増加したこと等により、売上高は前年同期比2,162百万円増収(+9.2%)の25,747百万円となりました。
セグメント利益は、市況が前年同期に比して低い水準で推移した影響に加え、新造船の竣工に伴う減価償却費の増加等により前年同期比1,392百万円減益(△65.1%)の747百万円となりました。
セグメント資産は、船舶の取得による有形固定資産の増加等により前連結会計年度末比2,548百万円増加し、43,932百万円となりました。
② 倉庫・運送事業(ロジスティクス)物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期を上回る水準で推移し、貨物取扱量は前年同期をやや上回る水準で推移いたしました。
このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、倉庫業における取扱高は前年同期とほぼ同水準であった一方、連結子会社の引越業においては取扱高が増加したため、セグメント売上高は前年同期比51百万円増収(+1.3%)の3,955百万円となりました。
セグメント利益は、前年同期比45百万円増益(+13.0%)の393百万円となりました。
セグメント資産は、減価償却費の計上等により前連結会計年度末比103百万円減少し、4,216百万円となりました。
③ 不動産事業都心部の賃貸オフィスビル市況は、大型オフィスの供給の影響がある一方で、集約移転や館内増床等で空室の消化が進み、平均空室率は低下傾向が見られました。
また、東京23区の賃貸マンション市況については引き続き堅調に推移しております。
当社グループが賃貸物件を所有する月島・勝どきエリアは都心へのアクセスに優れた好立地に位置しており、市況は好調に推移しております。
このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、プラザ勝どきを2025年3月末に閉館したことにより、売上高は前年同期比348百万円減収(△8.1%)の3,933百万円、セグメント利益は前年同期比90百万円減益(△4.4%)の1,986百万円となりました。
セグメント資産は、減価償却費の計上等により前連結会計年度比161百万円減少し、10,497百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して82百万円増加し、18,735百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度における営業活動の結果として得られた資金は、4,445百万円(前年同期比44.4%減)となりました。
これは主として、税金等調整前当期純利益1,502百万円、減価償却費4,003百万円、利息の支払額759百万円、法人税等の支払額782百万円等によるものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度における投資活動の結果として使用した資金は、4,446百万円(前年同期比0.7%増)となりました。
これは主として、固定資産の取得による支出3,967百万円、有価証券の取得による支出1,000百万円等によるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度における財務活動の結果として使用した資金は、584百万円(前年同期は1,175百万円の資金の獲得)となりました。
これは主として、長期借入による収入7,079百万円、長期借入金の返済による支出5,806百万円、配当金の支払額1,854百万円等によるものです。
(3)生産、受注及び販売の状況①売上高当連結会計年度における売上高をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)外航海運事業(百万円)25,747+9.2倉庫・運送事業(百万円)3,955+1.3不動産事業(百万円)3,933△8.1合計(百万円)33,636+5.9(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の売上高及び当該売上高の総売上高に対する割合は、100分の10以上を占める相手先がないため記載を省略しております。
②船舶の稼働状況船名第105期(2024年4月1日~2025年3月31日)第106期(2025年4月1日~2026年3月31日)総日数(日)稼働日数(日)稼働率(%)補足総日数(日)稼働日数(日)稼働率(%)補足KEN GOH36536399 365364100 KEN REI365333916月 中間検査365365100 KEN MEI2482389612月 売船--- KEN HOU1431431008月 売船--- KEN SEI365341932月 定期検査365365100 KEN TOKU2412329611月 売船--- KEN KON365365100 365341943月 中間検査KEN EI365365100 365365100 KEN SHIN3653469510月 定期検査365365100 KEN JYO365364100 365365100 KEN HOPE365365100 3653449410月 定期検査KEN BOS365346959月 定期検査365365100 KEN ANN3653479510月 定期検査36536199 KEN BREEZE365365100 365346958月 中間検査KEN SPIRIT365335929月 中間検査365364100 KEN RYU23123010011月 売船--- KEN UN365365100 3653118510月 定期検査KEN YO36535898 365347957月 中間検査KEN VOYAGER365365100 365348959月 定期検査KEN SKY365365100 365332919月 定期検査KEN VISTA365350965月 中間検査365365100 KEN HARU365365100 365348953月 定期検査KEN CITRUS74741001月 竣工365364100 KEN OH6867991月 竣工365365100 KEN FOREST--- 2112111009月 竣工KEN OLIVE--- 2502501007月 竣工他社定期用船1,9861,94298 2,7992,78299 合計又は平均9,5619,32998 10,56010,33298 ③主要品目別輸送量船名第105期(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)木材(キロトン)セメント(キロトン)肥料(キロトン)スラグ(キロトン)コークス(キロトン)その他(キロトン)合計(キロトン)KEN GOH292,69858,141---44,000394,839KEN REI347,182-31,819--23,157402,158KEN MEI-----44,00044,000KEN HOU-----44,00044,000KEN SEI-----86,70086,700KEN TOKU---27,810-84,906112,716KEN KON-33,000----33,000KEN EI-----99,00099,000KEN SHIN-63,860----63,860KEN JYO155,375270,000---35,300460,675KEN HOPE234,66088,353-121,500--444,513KEN BOS108,04372,600-61,000-70,700312,343KEN ANN297,935148,200--90,33725,000561,473KEN BREEZE-----379,182379,182KEN RYU229,012-----229,012KEN UN--32,043--106,707138,750KEN YO-138,000-66,000--204,000KEN VOYAGER-56,840-33,000--89,840KEN SKY-54,200---60,510114,710KEN VISTA407,15759,400151,093---617,650KEN HARU318,28066,000-66,000-82,382532,662KEN CITRUS110,69433,000----143,694KEN OH44,951-84,701---129,653他社定期用船1,361,323244,526506,214291,100199,94370,3802,673,487合計3,907,3111,386,120805,870666,410290,2801,255,9248,311,915(注)上記は、当社の自社運航による輸送量のみを記載し、他社への貸船による輸送量は除外しております。
船名第106期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)木材(キロトン)セメント(キロトン)肥料(キロトン)穀物(キロトン)石膏(キロトン)その他(キロトン)合計(キロトン)KEN GOH97,728-----97,728KEN REI98,01530,03929,47530,337--187,866KEN SEI---13,000-16,50029,500KEN KON-33,530-32,42435,450-101,404KEN EI-25,580-45,981-30,227101,788KEN SHIN-33,00032,31413,00031,400-109,714KEN JYO---33,94635,300-69,246KEN HOPE100,29230,300-30,442--161,034KEN BOS36,78133,000--35,42530,800136,006KEN ANN76,24868,070-34,577--178,895KEN SPIRIT---13,000--13,000KEN UN--32,04327,125-33,64192,809KEN YO-33,001-35,644-33,000101,645KEN VOYAGER-90,01034,77036,219--160,999KEN VISTA159,41936,35062,871---258,640KEN HARU155,40333,00031,420---219,823KEN CITRUS41,59699,2809,000--37,710187,586KEN OH129,56829,70030,180--33,000222,449KEN OLIVE131,525-----131,525他社定期用船697,036354,004258,90266,783146,979229,5451,753,249合計1,723,611928,864520,976412,481284,554444,4234,314,909(注)上記は、当社の自社運航による輸送量のみを記載し、他社への貸船による輸送量は除外しております。
2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度は中期経営計画「不易流行」(2023年4月~2026年3月)の3年目となりました。
外航海運事業におきましては、ハンディ船の市況は、上期は国際的な通商環境の不透明感や荷動き停滞懸念等の影響もあり、前年同期に比して軟調に推移、第3四半期には回復の動きが見られたものの、年明けには一時的に軟化、その後は持ち直しの動きが見られました。
こうした動きにより、中期経営計画公表後の3年目の海運市況は、売上高、営業損益において計画下値を下回りました。
倉庫・運送事業におきましては、倉庫業における取扱高は前年同期とほぼ同水準であった一方連結子会社の引越業においては取扱高が増加したため、営業損益において計画値を上回りました。
不動産事業におきましては、プラザ勝どきは2025年3月末にて営業終了しましたが、既存賃貸物件は概ね安定して高稼働を維持しております。
① 財政状態の分析(資産) 当連結会計年度末における総資産は、投資有価証券の増加等により前連結会計年度末比3,795百万円増の78,698百万円となりました。
(負債) 当連結会計年度末における負債は、営業未払金や借入金の増加等により前連結会計年度末比3,255百万円増の41,283百万円となりました。
(純資産) 当連結会計年度末における純資産は、利益剰余金の減少、その他有価証券評価差額金の増加等により前連結会計年度末比540百万円増の37,415百万円となりました。
② 経営成績の分析(売上高) 当連結会計年度における売上高は前年同期比1,866百万円増収(+5.9%)の33,636百万円となりました。
これは主として、外航海運事業における市況の変動や為替の影響のほか、前連結会計年度下期及び当連結会計年度に竣工・稼働開始した新造船並びに新規用船の寄与による稼働日数の増加、貸船収入に比して単価の高い運賃収入が増加したこと等によるものです。
 セグメント別の売上高については、「1.経営成績等の状況の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前年同期比1,497百万円減益(△41.0%)の2,158百万円となりました。
これは主として、外航海運事業におけるハンディ船市況の変動や為替の影響に加え、新造船の竣工に伴う減価償却費の増加等によるものです。
(親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比4,188百万円減益(△83.4%)の833百万円となりました。
これは主として、前連結会計年度に計上した船舶売却に係る固定資産売却益の剥落や、プラザ勝どきの再開発計画からリノベーション計画への変更に伴う建設仮勘定の減損損失を計上した影響等によるものであります。
 今後の見通しにつきましては、米国の関税等政策を含む通商環境の変化や、中東情勢の緊迫した状況の長期化、中国経済の成長鈍化、インフレや金融引き締めによる投資抑制など世界経済の先行きに対する懸念が続いております。
一方で中長期的には地球環境課題の解を探しあぐねている船舶、特にハンディ船は今後も新造船供給が限定的と見込まれ、更に老齢船解撤は延命にも限界があることから、海運市況は需給ひっ迫の環境が続くことが予想されます。
 倉庫・運送事業では、一般貨物や文書保管に係る倉庫事業及び引越事業において、概ね2026年3月期並みの推移となる見込みです。
そのような状況の中、社会課題となっている人材不足等の課題は今後も事業環境に影響を与え続けるものと思われます。
まずは、安全で働き甲斐のある労働環境づくりを推進し、事業基盤の安定を目指していきます。
 不動産事業では、企業の出社回帰やそれに伴う集約移転等の流れが見られ、東京23区の賃貸マンション市況と併せて賃貸オフィスビル市況においても引き続き堅調な推移が想定されます。
当社不動産事業においては、当社グループが賃貸物件を所有する月島・勝どきエリアでは、賃貸マンション市況、賃貸オフィスビル市況が引き続き好調に推移することが見込まれます。
この結果、2026年3月期比で増収となる見通しである一方、修繕費等の増加により、営業利益は概ね2026年3月期並みの推移となる見込みです。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報① キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「1.経営成績等の状況の概要
(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
② 財務政策当社グループは、外航海運事業において、米ドル建てによる収入を得る一方で、従業員に対する給与の支払など円建てによる支出もあるため、為替変動による影響を受けやすい環境にあります。
そのため、円・米ドル双方の通貨建てによる収益がある場合には、双方の通貨を多く保有することで、為替変動による資金効率の悪化を抑えることとしており、当社の現預金の保有は、他業種と比較して、事業規模に比して多くなる傾向にあります。
また、運賃市況が悪い時は、船価は低く、絶好の船舶購入の機会が到来しますが、運賃市況の低迷時には、融資案件を成約させるのは大変な苦労が伴うため、円・米ドル双方の一定の現預金を保有して、商機を逃さないよう準備を整えております。
なお、当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行6行と当座貸越契約を締結しております。
当連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高は630百万円であります。
また、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は32,007百万円、現金及び現金同等物の残高は18,735百万円となっております。
③ 資金需要当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、船舶の購入や重要な不動産資産の資産価値の維持等に係る設備資金、運転資金、借入金の返済、配当金の支払い等であります。
また、「プラザ勝どき(賃貸マンション)」において、将来の中長期的な収益性を向上させるべく、現在、リノベーションの検討を進めております。
資金計画等については何ら決定した事実はありませんが、現状、工事費のみで数百億円規模となることが見込まれており、その実現に向けた資金面での備えが必要となります。
④ 資金調達当社グループは現在、運転資金については内部資金又は金融機関からの短期借入金により充当し、設備資金については、設備投資計画に基づき、調達計画を作成し、内部資金又は金融機関からの長期借入金により調達を行っております。
また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、当社保有の不動産資産の一定の含み益を背景に、超長期に資産から資金を抽出するアセットバックローンや、不動産資産の含み益を活用したファイナンス等、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保し、事業の基盤を整えております。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、「第5 経理の状況」の「1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について」に記載のとおり、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び予測を行わなければなりません。
したがって、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。
当社グループは、特に以下の会計上の見積りが当社グループの財務諸表に重要な影響を与えるものと考えております。
① 固定資産の減損処理当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、主として事業所別等の管理会計上の区分を単位としてグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。
回収可能価額の評価の前提条件には、投資期間を通じた将来の収益性の評価や資本コストなどが含まれますが、これらの前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の当該資産グループを取り巻く経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。
2026年3月31日現在のセグメントごとの有形固定資産及び無形固定資産の帳簿価額は以下のとおりです。
セグメント主な資産金額(単位:百万円)外航海運事業船舶等29,546倉庫・運送事業倉庫用の土地、建物及び構築物等2,819不動産事業賃貸住宅や賃貸オフィス用の建物及び構築物等10,410その他全社資産103計 42,880(外航海運事業) 当社保有船舶全船を1船団としてグルーピングを行っております。
今後、海運市況の悪化等により固定資産の収益性が低下した場合は、減損損失の計上の可能性があります。
 なお、2016年3月期において、主に船舶について13,960百万円の減損損失を計上しております。
この際の回収可能額は正味売却価額により測定しており、第三者により合理的に算定された評価額により算定致しました。
(倉庫・運送事業) 主に事業所別にグルーピングを行っております。
収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上する可能性があります。
(不動産事業) 主に事業所別にグルーピングを行っております。
当社保有物件は簿価に比して多くの含み益を有しており、多額の減損損失の計上の可能性は低いものと認識しております。
 なお、2026年3月期において、プラザ勝どきの再開発計画からリノベーション計画への変更に伴う建設仮勘定の減損損失の計上により425百万円の減損損失を計上しております。
② 繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について、将来の回収可能性が低下した場合に評価性引当額を計上することとしております。
評価性引当額の計上に関する必要性を評価するにあたっては、将来の課税所得及び慎重かつ実現性の高い継続的な税務計画を検討しますが、繰延税金資産の一部又は全部を将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上します。
同様に、計上金額の純額を上回る繰延税金資産を今後実現できると判断した場合は、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を収益として計上します。
当連結会計年度末においては繰延税金資産を344百万円計上しております(但し、繰延税金負債との相殺消去により連結貸借対照表上は計上しておりません。
)。
詳細につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
③ 航海日割基準に基づく収益認識当社グループは、期末日を跨ぐ航海(期跨り航海)については、各航海の海運業収益総額に、見積総航海日数に対する期末日時点の進捗率を乗じて見積り計上しております。
海運業収益の測定方法に含まれる総航海日数の見積りは、将来の航行スケジュールや予想停泊期間等の仮定を用いておりますが、将来の航行スケジュールは見積りの不確実性が高く、気象海象や港の混雑状況等によって変動します。
総航海日数が変動した場合、翌連結会計年度の連結財務諸表に影響を与える可能性があります。
また、航海完了後に見積りと実績の比較を行い、見積りの合理性を確認しております。
当連結会計年度において航海日割基準に基づき計上した海運業収益の金額は1,218百万円であります。
詳細につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
(4)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等中期経営計画の3年目である当連結会計年度の達成・進捗状況は次のとおりであります。
指標計画値実績値売上高(上値)(下値) 外航海運事業36,600百万円26,400百万円25,747百万円倉庫・運送事業4,000百万円3,955百万円不動産事業3,800百万円3,933百万円計44,400百万円34,200百万円33,636百万円営業利益(上値)(下値) 外航海運事業7,800百万円1,900百万円747百万円倉庫・運送事業100百万円393百万円不動産事業1,800百万円1,986百万円全社費用△1,000百万円△969百万円計8,800百万円3,000百万円2,158百万円親会社株主に帰属する当期純利益5,400百万円1,400百万円833百万円ROE(自己資本利益率)15%5%2.2%中長期経営計画は、見通しの難しい外航海運事業において、上値と下値の幅を持たせた計画となっております。
当連結会計年度の売上高は計画下値を下回る33,636百万円となりました。
これは、主に外航海運事業において、ハンディ船市況が軟調に推移したこと等によるものであります。
2025年度のハンディ船市況は、平均1日あたり10,879ドルであり、計画下値11,500ドルを下回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益においては、当連結会計年度において、売上高と同様に市況が計画下値より低い水準で推移した影響に加え、新造船の竣工に伴う減価償却費の増加や、プラザ勝どきの再開発計画からリノベーション計画への変更に伴う建設仮勘定の減損損失425百万円を計上した影響等により、計画値に対して未達となりました。
研究開発活動 6【研究開発活動】
該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当連結会計年度において実施した設備投資の総額は3,918百万円であります。
そのセグメントごとの内訳は、次のとおりであります。
外航海運事業    2,982百万円倉庫・運送事業    33百万円不動産事業      818百万円管理         83百万円
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
(1)提出会社地区別(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計本社(東京都中央区ほか)全社事務所等24--7910328(9)東京地区(東京都足立区ほか)倉庫・運送事業倉庫設備57148(1,982)1312012(0)東京地区(東京都中央区ほか)不動産事業賃貸設備9,7810276(27,819)7610,1355(2)東京地区(東京都中央区)外航海運事業船舶設備---424232(1)千葉地区(千葉県八街市ほか)倉庫・運送事業倉庫設備1,1482808(57,553)3762,336-(-)埼玉地区(埼玉県川越市)倉庫・運送事業倉庫設備-0--0-(-)神奈川地区(横浜市中区ほか)倉庫・運送事業倉庫設備-0-115(2)神奈川地区(横浜市中区)不動産事業賃貸設備356-17(17,289)-373-(-)(注)1.帳簿価額の「建物及び構築物」「土地」にはそれぞれ信託建物及び信託構築物、信託土地を含みます。
また、帳簿価額の「その他」は工具、器具及び備品、リース資産、ソフトウエア、建設仮勘定等であります。
2.従業員数の( )は臨時従業員数を外書で示してあります。
3.リース契約による主な設備は次のとおりであります。
地区別(所在地)セグメントの名称設備の内容設備の名称年間リース料(百万円)リース契約残高(百万円)本社(東京都中央区ほか)全社事務所等情報システム機器他01 (2)国内子会社会社名地区別(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計イヌイ運送㈱東京都江東区ほか倉庫・運送事業運送設備3118187(1,858)824659(13)イヌイ倉庫オペレーションズ㈱東京都中央区倉庫・運送事業車両-1-0147(17)(注)1.帳簿価額の「その他」は工具、器具及び備品、リース資産等であります。
2.従業員数の( )は臨時従業員数を外書で示しております。
(3)在外子会社会社名地区別(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)船舶建設仮勘定工具、器具及び備品その他合計DELICA SHIPPING S.A.パナマ共和国外航海運事業船舶29,504-0-29,504-(-)
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
 当社グループにおける重要な設備の新設、除却等の計画は、次のとおりであります。
なお、プラザ勝どきについては、当初は建替えを前提とする再開発を計画しておりましたが、当連結会計年度において計画を再検証した結果、リノベーションを中心とした活用方針へ見直しております。
(1)重要な設備の新設該当事項はありません。
(2)重要な設備の改修①提出会社セグメントの名称事業所名所在地設備の内容不動産事業プラザ勝どき東京都中央区賃貸用不動産(注)改修の着手時期等は未定となります。
②国内子会社該当事項はありません。
③在外子会社該当事項はありません。
(3)重要な設備の除却該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要818,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況44
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況14
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況8,865,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方  当社は、保有目的が純投資目的である株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、取引関係の維持・強化を通じた当社グループの企業価値の増大を目的として保有する取引先の株式を、純投資目的以外の投資株式とし、その判断基準を満たさない株式については、市場動向や市場に与える影響等の諸事情を考慮した上で売却又は保有を検討する、純投資目的の投資株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容  当社は、2015年3月末時点で、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式を72銘柄保有しておりましたが、現在までに31銘柄(上場14銘柄)まで縮減を進めてまいりました。
これら31銘柄に関しては、短期的な業績、株価及び配当金等の定量的な情報だけでなく、当社グループと取引先の取引内容、取引の規模、取引の継続期間、保有の必要性等の非財務情報を含む定性的な情報をも踏まえた上で、保有に伴う便益が資本コストに総合的に見合っていること及び価格変動等のリスクを考慮してもなお経済的メリットがあることについて、年に1回取締役会において検証し、保有の適否を判断しております。
  また、当社は、数多のステークホルダーとの相互の関係によって経営環境を整えており、その一環として、取引先、同業他社及び金融機関等の株式を保有し、友好的な関係を維持・強化することにより、取引先及び同業他社との連携・協業を推進し、また、金融機関等から経営上の有用な助言を得る等しております。
このように、当社による保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有は、当社の中長期的な企業価値の維持・向上に貢献しております。
  上記観点から検証した結果、2026年3月31日時点で当社が保有している保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式31銘柄については、31銘柄全てに上記取引先等との連携・協業の推進等を含む総合的な保有効果が認められること等から、保有することは妥当であると判断しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式17712非上場株式以外の株式145,266 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱三井住友フィナンシャルグループ175,275175,275同社グループ会社との間で金融取引を行っており、安定的な取引関係の維持・強化、また国内外の多様な情報の収集のため有877665㈱みずほフィナンシャルグループ128,426128,426同社グループ会社との間で金融取引を行っており、安定的な取引関係の維持・強化、また国内外の多様な情報の収集のため有781520安田倉庫㈱250,000250,000当社が主たる出資先で、倉庫事業の主要拠点を置く東京団地倉庫株式会社における関係において、円滑な協力関係を維持・強化するため。
また、同業他社として機能補完や情報交換等、安定的な取引・協力関係を維持・強化するため有597420㈱中央倉庫268,788268,788近畿地方を地盤とする同業他社として、エリア間での機能補完や情報交換等、安定的な取引・協力関係を維持・強化するため有552382澁澤倉庫㈱378,40094,600当社が主たる出資先で、倉庫事業の主要拠点を置く東京団地倉庫株式会社における関係において、円滑な協力関係を維持・強化するため。
また、同業他社として機能補完や情報交換等、安定的な取引・協力関係を維持・強化するため有499306㈱愛媛銀行308,000308,000同社の営業基盤は、当社外航海運事業における取引先が多く集うエリアと重なり、その地域における情報収集の他、同社との間で行う金融取引の安定的な取引関係の維持・強化を図るため有474330㈱ヤマタネ196,80098,400当社が主たる出資先で、倉庫事業の主要拠点を置く東京団地倉庫株式会社における関係において、円滑な協力関係を維持・強化するため。
また、同業他社として機能補完や情報交換等、安定的な取引・協力関係を維持・強化するため有424386東京海上ホールディングス㈱48,94548,945同社グループ会社との間で事業活動に必要な保険取引を行っており、安定的な取引関係の維持・強化を図るため有357280大崎電気工業㈱171,000171,000当社不動産事業との間で取引と共同研究を行っており、その領域における協力関係の維持・強化を図るため有285137 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無(注)2株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱横浜フィナンシャルグループ96,19696,196同社の営業基盤は、当社倉庫事業の神奈川地区における取引先が多く集うエリアと重なり、その地域における情報収集の他、同社グループ会社との間で行う金融取引の安定的な取引関係の維持・強化のため有13294玉井商船㈱40,60040,600同業他社として情報交換や機能補完等の安定的な取引・協力関係を維持・強化するため有11868MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱24,72324,723同社グループ会社との間で事業活動に必要な保険取引を行っており、安定的な取引関係の維持・強化を図るため有9979日本製紙㈱48,64048,640当社倉庫事業における主要取引先であり、安定的な取引関係の維持・強化を図るため無6149ケイヒン㈱1,0001,000当社が主たる出資先で、倉庫事業の主要拠点を置く東京団地倉庫株式会社における関係において、円滑な協力関係を維持・強化するため。
また、同業他社として機能補完や情報交換等、安定的な取引・協力関係を維持・強化するため無22(注)1.定量的な保有効果については記載が困難なため記載しておりません。
保有の合理性の判断基準及び検証方法については、上記「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」をご参照下さい。
2.「当社株式の保有の有無」については、当該株式発行者のグループ会社で保有が確認できる銘柄についても「有」と記載しております。
3.澁澤倉庫㈱は、2025年9月30日を基準日として、1株につき4株の割合で株式分割しております。
4.㈱ヤマタネは、2025年5月31日を基準日として、1株につき2株の割合で株式分割しております。
5.㈱コンコルディア・フィナンシャルグループは、2025年10月1日付で横浜フィナンシャルグループへ商号変更しております。
みなし保有株式 該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式----非上場株式以外の株式57815594 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式---非上場株式以外の株式20-660 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針三井住友トラストグループ㈱12,540612022年3月期取引関係の維持・強化を通じた当社グループの企業価値の増大を目的に保有しておりましたが、政策保有株式としての保有意義が希薄となったことから、保有目的を純投資目的に変更しました。
なお、売却等は随時可能な状況にあり、市場動向や市場に与える影響等の諸事情を考慮した上で売却等を検討してまいります。
SOMPOホールディングス㈱86,2505182022年3月期取引関係の維持・強化を通じた当社グループの企業価値の増大を目的に保有しておりましたが、政策保有株式としての保有意義が希薄となったことから、保有目的を純投資目的に変更しました。
なお、売却等は随時可能な状況にあり、市場動向や市場に与える影響等の諸事情を考慮した上で売却等を検討してまいります。
ANAホールディングス㈱4,000112022年3月期取引関係の維持・強化を通じた当社グループの企業価値の増大を目的に保有しておりましたが、政策保有株式としての保有意義が希薄となったことから、保有目的を純投資目的に変更しました。
なお、売却等は随時可能な状況にあり、市場動向や市場に与える影響等の諸事情を考慮した上で売却等を検討してまいります。
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ72,9901892023年3月期取引関係の維持・強化を通じた当社グループの企業価値の増大を目的に保有しておりましたが、政策保有株式としての保有意義が希薄となったことから、保有目的を純投資目的に変更しました。
なお、売却等は随時可能な状況にあり、市場動向や市場に与える影響等の諸事情を考慮した上で売却等を検討してまいります。
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社5
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社17
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社712,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社14
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5,266,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社1,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社2,000,000
貸借対照表計上額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社781,000,000
受取配当金の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社20,000,000
評価損益の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社660,000,000
株式数、投資株式の保有目的を純投資以外の目的から純投資目的に変更したもの、提出会社72,990
貸借対照表計上額、投資株式の保有目的を純投資以外の目的から純投資目的に変更したもの、提出会社189,000,000
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社ケイヒン㈱
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社同社の営業基盤は、当社外航海運事業における取引先が多く集うエリアと重なり、その地域における情報収集の他、同社との間で行う金融取引の安定的な取引関係の維持・強化を図るため