財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-17 |
| 英訳名、表紙 | ULS Group, Inc. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 横山 芳成 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都中央区晴海一丁目8番10号晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX棟14階 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-6890-1600 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 年月事項2000年7月システム開発、ビジネスモデリング及びITガバナンス・サービスを中心とするナレッジベース・ソリューション事業(現コンサルティング事業)の展開を目的として、東京都港区虎ノ門に資本金10百万円をもってウルシステムズ株式会社(現ULSグループ株式会社)を設立しました。 2000年8月第1回及び第2回第三者割当増資(合計150百万円)を、Warburg, Pincus InternationalPartners, L.P.を主な引受先として実施し、同社が当社の筆頭株主(46.8%)になりました。 2000年9月WP Japan Holdings, L.L.C.が、Warburg, Pincus International Partners, L.P.等から当社株式を買い取るとともに、当社の実施した第3回第三者割当増資(220百万円)の主な引受先ともなり、同社が当社の筆頭株主(78.9%)となりました。 2001年6月第4回第三者割当増資(645百万円)を、WP Japan Holdings, L.L.C.を主な引受先として実施しました。 2001年8月本社を東京都中央区晴海(現住所)へ移転しました。 2003年12月WP Japan Holdings, L.L.C.保有の当社株式について、当社代表取締役漆原茂を中心とした経営陣が買い取り、漆原茂が筆頭株主になりました。 また、プロダクトベース・ソリューション事業(のちにソフトウェア事業)を本格的に開始しました。 2004年1月欠損填補を目的とした402百万円の無償減資を実施し、資本金を300百万円としました。 2005年9月当社初の販売目的のソフトウェアUMLaut/J-XMLの販売を開始しました。 2006年2月ジャスダック証券取引所に当社普通株式が上場しました。 2006年7月賃貸住宅トータルサポート株式会社(現リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社)の第三者割当増資(164百万円:17.3%)を引受けました。 2007年4月株式分割(1株を4株に分割)を実施しました。 2010年2月 全国自治体向け情報システムコンサルティングを展開するピースミール・テクノロジー株式会社を連結子会社化しました。 2011年10月 株式会社イーシー・ワンと経営統合を実施し、商号をULSグループ株式会社に変更するとともに、共同新設分割の方法によりウルシステムズ株式会社(現ULSコンサルティング株式会社)を設立し連結子会社化しました。 また、ソフトウェア事業を株式会社イーシー・ワン(現株式会社ノーチラス・テクノロジーズ)に吸収分割の方法により承継させました。 2013年10月株式分割(1株を100株に分割)を実施しました。 2018年2月 仮想通貨ウォレット管理システム開発の分野で、フレセッツ株式会社(現株式会社HashPort)と業務・資本提携を行いました。 2020年9月高度なITアーキテクチャ技術を有する株式会社アークウェイの発行済株式総数の80.0%を取得し子会社化しました。 2021年6月コーポレート・ガバナンスの一層の充実を図るため、監査等委員会設置会社に移行しました。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行しました。 2025年10月株式分割(1株を10株に分割)を実施しました。 ウルシステムズ株式会社が社名をULSコンサルティング株式会社に変更しました。 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 <事業の概要> 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社3社(ULSコンサルティング株式会社、ピースミール・テクノロジー株式会社及び株式会社アークウェイ)で構成され、主に顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域におけるコンサルティング事業を展開しております。 事業活動における各社の位置づけは、以下のとおりであります。 (1)ULSコンサルティング株式会社は、主にサービス、金融、情報通信及び製造業の企業向けに、ITコンサルティングサービスを展開しております。 なお、2025年10月1日付でウルシステムズ株式会社はULSコンサルティング株式会社に商号変更しております。 (2)ピースミール・テクノロジー株式会社は、主に地方自治体など公共事業体向けに、ITコンサルティングサービスを展開しております。 (3)株式会社アークウェイは、主にサービス、製造、金融業の企業向けに、ITアーキテクチャコンサルティングサービスを展開しております。 なお、当社は、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断しております。 事業系統図を示すと、次のとおりであります。 (2026年3月31日現在) |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(連結子会社) ULSコンサルティング株式会社(注)1、3東京都中央区100コンサルティング事業(注)299.3役員の兼任4名管理支援ピースミール・テクノロジー株式会社(注)3東京都中央区4コンサルティング事業(注)282.8役員の兼任2名資金の貸付管理支援株式会社アークウェイ東京都中央区10コンサルティング事業(注)280.0役員の兼任3名管理支援(注)1.特定子会社に該当します。 2.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。 3.ULSコンサルティング株式会社及びピースミール・テクノロジー株式会社は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 ULSコンサルティング株式会社 ①売上高 14,591百万円 ②経常利益 1,082百万円 ③当期純利益 751百万円 ④純資産額 5,686百万円 ⑤総資産額 9,772百万円 ピースミール・テクノロジー株式会社 ①売上高 2,059百万円 ②経常利益 376百万円 ③当期純利益 258百万円 ④純資産額 1,024百万円 ⑤総資産額 1,844百万円 |
| 従業員の状況 | (2)【従業員の状況】 ①連結会社の状況セグメント情報を記載していないため、事業部門別の従業員数を示すと次のとおりであります。 2026年3月31日現在事業部門の名称従業員数(人)コンサルティング部門741管理部門79合計820 (注)1.上記従業員数は、就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。 )を表示しております。 2.従業員数が前連結会計年度末に比べ127名増加したのは、事業成長加速に伴う新規採用の増加によるものです。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)4343.97.58,486,19313.4(注)1.上記従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )を表示しております。 2. 提出会社の従業員は全て管理部門に所属する人員です。 3.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与には、派遣社員分は含まれておりません。 4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 5.従業員数が前事業年度末に比べ7名増加したのは、子会社の事業拡大に対応するための増員によるものです。 ③最大人員会社の状況ULSコンサルティング株式会社 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)69840.15.710,055,3565.0(注)1.上記従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )を表示しております。 2. 最大人員会社の従業員はコンサルティング事業部門及び管理部門に所属する人員です。 3.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与には、派遣社員分は含まれておりません。 4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 5.従業員数が前事業年度末に比べ106名増加したのは、コンサルティング事業の拡大に対応するための増員によるものです。 ④労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。 ⑤使用人等のみに対して付与した新株予約権の内容 当社は、使用人等のみに対する新株予約権を付与しております。 当該新株予約権の内容については、「1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況 ①ストックオプション制度の内容」に記載しております。 ⑥管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異当事業年度提出会社及び連結子会社管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1.2.労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1.3.全労働者うち正規雇用労働者うち非正規雇用労働者全労働者うち正規雇用労働者うち非正規雇用労働者提出会社25.0---97.397.3-ULSコンサルティング㈱11.572.772.7-81.482.751.6(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.提出会社の男性労働者の育児休業取得率に係る全項目とULSコンサルティング㈱の男性労働者の育児休業取得率(非正規雇用労働者)は、該当者がいないため記載しておりません。 3.労働者の男女の賃金の額の差異に関しては、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。 同一労働の賃金に差はなく、上記の賃金の額の差異は、主に等級別人員構成の差によるものであります。 なお、提出会社の労働者の男女の賃金の額の差異(非正規雇用労働者)については、該当者がいないため記載しておりません。 4.ULSコンサルティング㈱以外の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異に関する記載を省略しております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する記載は、当連結会計年度末現在(2026年3月31日現在)において当社グループが判断したものであり、また当社グループとしてその実現を約束するものではありません。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「お客様の次世代ビジネスの成功を先端IT技術でリードし、お客様とIT業界にイノベーションを起こす」ことを共通の理念として集い設立された企業集団です。 この理念を具現化するために、当社グループでは、先端IT技術と独自のナレッジベース「ULBOK(ウルボック)」等を駆使し、顧客本位のIT戦略の立案とその実行を一貫して顧客サイドで支援することで、顧客企業の競争優位性を支える情報システム投資(戦略的IT投資)を成功に導く、顧客企業にとって唯一無二のビジネスパートナーになることを目指しております。 また、これらの理念に基づく事業を積極的に展開することにより、日本のIT産業の健全な発展に貢献するとともに、株主・投資家を始めとする当社を取り巻く利害関係者へ積極的に利益還元することを経営の基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが最重要視している経営指標は、経常利益とその中長期的成長です。 経常利益は期間収益に対応している最終の利益項目であり、この成長は専門家集団としての当社グループの競争力の証であるとともに、株主を始めとする利害関係者への利益配分の源泉となる利益であります。 このため、計数面では経常利益の中長期的な成長を最重要視した経営を行っております。 (3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループの事業戦略は、顧客企業の競争優位性を支える情報システム投資(戦略的IT投資領域)を事業ドメインとし、この領域において顧客の意思決定を最大限支援するデジタル・IT戦略立案支援、業務・システム変革支援、プロジェクトマネジメント支援、アジャイル開発、AI駆動開発等のコンサルティングサービスを行うコンサルティング事業を安定成長の基軸事業としつつ、この基軸事業で得られた知見をもとに、ソフトウェア開発やその他の先端技術領域への積極投資を行うことで多くの顧客層に当社グループならではのソリューションを提供し事業を拡大していく戦略を採っております。 コンサルティング事業の事業ドメインである顧客企業の競争優位性を支える「戦略的IT投資領域」は、企業経営における戦略的IT投資の重要性が増し、多くの企業でいわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)さらにはAX(AIトランスフォーメーション)への取り組みが本格化するなか、今後も中長期的に堅調に拡大推移するものと確信しております。 その一方で、後述の「(4)対処すべき課題」や「3事業等のリスク」に記載のとおり、当該「戦略的IT投資領域」は、顧客企業の差別化要因の一翼を担う投資領域であるため、不断の改良と投資が必要であると同時に、必然として顧客企業からのニーズは複雑化、高度化し難易度も高くなる傾向にあります。 このように要求されるサービス内容(顧客の満足水準及びその内容)の質・量両面の変化に適切に対応するため、当社グループでは、最大の資産である人材(人財)の成長なくして当社グループの成長なしという認識のもと、人的資本への投資(採用、育成、アサイメント、品質管理、組織知(ナレッジベース)、各種処遇制度、社内環境整備)を最重要視した組織運営を行なって参ります。 さらに、顧客企業や協業他社とのアライアンスを積極的に進めるとともに、将来有望と思われるFintech分野の金融技術、AI(人工知能)、クラウド技術、IoT(Internet Of Things)等の先端IT技術の調査・研究及びその取り込み・適用を積極的に進め、質・量とも組織的成長を果たすことで結果として中長期的な利益成長につなげて参ります。 今後、これらの投資と短期的成果のバランスを取りながら、顧客満足度の維持向上を図り、経常利益の中長期的成長を追求していく所存です。 (4) 対処すべき課題 米国の金融・通商政策動向に加えて、イラン情勢等の様々なリスク要因は引き続きあるものの、国内経済は良好な雇用・所得環境を背景に、概ね回復基調が継続するものと予想されます。 また、社会経済活動全体のデジタル化への動きは、AI等のデジタルイノベーションの進展、就労人口の減少を背景に一段と加速することが予想され、DXさらにはAX(AIトランスフォーメーション)を推し進める企業を中心にIT投資の拡大基調が今後も見込まれます。 このような見通しに基づき、当社グループは、引き続き人的資本への大規模な成長投資を継続するとともに、経営基盤強化を図り、今後の持続的な事業成長を盤石なものにして参ります。 すなわち、人的資本への投資については、業界トップ水準の報酬・処遇制度に向けて人事制度の改革をさらに進め、優秀なエンジニアやコンサルタントの中途採用を年間120名-140名規模まで拡大するとともに、充実した教育制度と実践を通じてビジネスと先端IT技術に精通したいわゆる“二刀流”人材の育成を進めます。 また、マネジメント機能や営業力・ブランドの強化、AI駆動開発等の拡充によるサービスの高付加価値化、さらには外部企業との提携など、グループ全体で1,500名~2,000名程度での事業活動が高次元(高い事業対応能力と高い顧客満足度)で実現できるように経営基盤を強化して参ります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティ全般当社グループは、「お客様の次世代ビジネスの成功を先端IT技術でリードし、お客様とIT業界にイノベーションを起こす」ことを経営理念に掲げるとともに、「サステナビリティ基本方針」において、社会のデジタル変革や環境課題等の社会課題解決に貢献することを定めています。 これを具現化するため、下記のガバナンス体制のもと、重要課題(マテリアリティ)を特定し、事業展開を通じてこの課題への取り組みを組織的・戦略的に推進しています。 当社グループのサステナビリティに関する考え方、取組み等については、当社ウェブサイト内のサステナビリティサイトをご参照ください。 https://www.ulsgroup.co.jp/sustainability/①ガバナンス当社グループは、当社取締役会の監督のもと、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティに関して当社グループが具体的に取り組むべき事業機会やリスクの把握、課題の検討、目標の設定、諸施策の決定並びにその執行に関するモニタリングを行っています。 サステナビリティ委員会の傘下には、人的資本、ガバナンス及び気候変動対策に関する分科会を設置しています。 各分科会は、当社の総務部が事務局となり、テーマに沿った年間目標と計画を立案・実行し、その結果をサステナビリティ委員会に定期的に報告しています。 以上のようなサステナビリティ・ガバナンス体制は下図のとおりです。 ②リスク管理当社グループを取り巻くリスクについては、当社取締役会において特定・評価し、統合的に管理されており、当社のリスク管理規程に従い、当社及び子会社の事業で想定されるリスクのカテゴリー別に責任者を定め、当社の代表取締役社長を当社及び子会社全体のリスクに関する統括責任者として任命し、当社取締役会において当社及び子会社全体の経営上のリスクの一元的な把握・管理を行います。 また、個々のリスクの管理の状況の確認については、当社及び子会社における各組織が規程に従って適正に業務を運用しているか否かを当社の内部監査室がリスクアプローチの考え方に基づき監査し改善点等を指摘し、その結果を当社の代表取締役社長、取締役会及び監査等委員会に報告するほか必要に応じて監査法人とも共有し、重要な事項については当社及び子会社の取締役会において改善策を審議・決定します。 また、当社グループのサステナビリティに関するリスク・機会は、当社のサステナビリティ委員会において特定・評価し、その結果も参考にして重要課題を明確化しています。 重要課題は、社会課題、ステークホルダーとの関係性、並びに事業環境等の変化を踏まえて適時見直すプロセスとしています。 サステナビリティ委員会は、重要課題への取組状況や指標・目標を管理し、その結果を当社取締役会に適時報告し、当社取締役会はその監督を行っています。 なお特定したリスクとして「3事業等のリスク」に記載している「人員の確保と育成について」及び「気候変動による影響について」はそれぞれ、「 (2)人的資本・多様性」及び「(3)気候変動」と直結するものであり、上記のリスク管理プロセスの下、リスク低減と機会獲得・最大化に向けた施策を推進しています。 (2)人的資本・多様性価値提供・創出の源泉である人的資本は、当社グループのサステナビリティ経営における最重要課題として捉えています。 また、7つの重要課題の一つとしても「人的資本の拡充」を特定し、サステナビリティ・ガバナンス体制の下で、従業員の能力、健康、満足度、生産性等の最大化を図っています。 ①戦略当社グループが先端デジタル技術を活用し価値提供しているDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング市場は、デジタル技術の進化等を背景に、民間部門・公共部門を問わず非常に旺盛な需要が継続しています。 この状況を受け、当社グループの事業戦略の根幹に「人的資本の拡充」を位置付け、果断且つ持続的な成長投資を実施しています。 ■人材育成方針当社グループは、適切な素養や技量を持ち合わせた/持ち合わせる可能性の高い人材の採用、高度なIT知識・スキルを有するコンサルタントの育成、および定着を目指し、人材に関わる下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <採用>職歴・学歴・男女・年齢・人種の別を問わず、実力本位での求人活動を実施しています。 また、人材紹介会社との強固なリレーション構築や社員紹介等のプログラムを整備し、事業規模拡大に向けた採用強化を進めています。 <オンボーディングプログラム>入社間もない人材が抱える不安・悩みの早期発見・察知・解決のため、人事担当者による入社後の面談・インタビューの機会設定や、知識・スキル・社内人脈の獲得を支援するメンター制度など、オンボーディングプログラムを運用しています。 <育成・能力開発>新人向けのベーシック研修から短期間でハイエンドコンサルタントを養成する実践型研修プログラムまで多様なキャリアプランに対応できる充実した社内研修制度、コンサルタントの経験値を高める適切なアサイン制度、社外プログラムを活用可能な能力開発補助制度など、理論と実践を繰り返しながら社員が自主的に成長できる環境を整備し運用しています。 また社内コミュニティによる勉強会開催、社内外講師による先端分野の講演会開催、執筆活動など社員が自主的に企画・推進する文化が醸成されており、組織としてそれを支援しています。 <組織知(ナレッジベース)の利活用>組織知(ナレッジベース)の蓄積・整理・利活用を推進する目的で、専任組織として「ナレッジセンター」を設置し運営しております。 当該「ナレッジセンター」が司令塔となり、お客様との対話やお客様への価値提供を通じて生まれる膨大なナレッジやKnowHow(ノウハウ)、社内コミュニティ活動による研究成果、日々進化する先端IT技術に関する知見を蓄積・整理するとともに、各コンサルタントのエキスパティーズを可視化しKnowWho(ノウフー)を体系化するなど、各コンサルタントが積極的に組織知(ナレッジベース)を利活用できる仕組みを構築・運用しています。 ※社内コミュニティによる組織知(ナレッジベース)への貢献当社グループにおけるナレッジマネジメントの特長の1つは、社内コミュニティ活動による組織知(ナレッジベース)への貢献にあります。 生成AIをはじめとする先端IT技術領域から、プロジェクトマネジメントやビジネス企画のようなコンサルティング領域まで幅広い分野で有志による社内コミュニティが自然発生し活発に活動し、ナレッジセンターはこれを支援しています。 その活動成果は、ドキュメントの共有や勉強会として社員に還元され、組織知(ナレッジベース)の一角を築いています。 当社グループは、社員による社内コミュニティ活動を積極的に奨励することで、社員エンゲージメントの向上および組織知(ナレッジベース)の持続的成長につなげます。 <評価・報酬・資産形成制度>コンピテンシー評価等を踏まえた透明性の高い人事・評価・報酬制度の整備・運用、大幅なベアを含む魅力ある報酬制度の維持・改善活動、高水準の奨励金付与率を含む持株会制度や企業型確定拠出年金制度等の各種長期資産形成支援プログラムの整備・運用等を通じて、従業員の定着率やモチベーションの向上を図っています。 ■社内環境整備方針当社グループは、多様な人材がそれぞれの個性や能力を発揮し活躍できる機会の提供が価値向上に資すると考え、すべての人材が活躍できる社内環境整備を目指し、下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <健康経営>社員一人ひとりが持つ卓越した能力を最大限発揮することが、当社グループの事業推進の最大の原動力であると考えています。 心身の健康はその大前提であり、最も重要な経営基盤の1つです。 働き方が多様化するなか、当社グループでは、関連法令に基づく施策はもちろん、「健康経営宣言」に基づき、社員1人ひとりの健康課題に向き合い、心と体を大切にする風土づくりを通じて組織と個人の持続的成長を目指していきます。 <コンディションサポートセンター>常に高い集中力や判断力が求められるコンサルタントにとって、フィジカル面・メンタル面をベストな状態に整える「コンディショニング」という術は必要不可欠なスキルです。 コンディションサポートセンター(CSC)では、コンディショニングに関する実効性あるノウハウの提供を通じて、当社社員が最高のパフォーマンスを常に発揮できるように継続的にサポートしています。 また、CSCの取り組みの一環として、保健室を設置して運営しております。 ・保健室社員のこころとからだの健康維持をサポートするため保健室を設置しております。 社内専任スタッフに加え、産業医や保健師といった専門知識を備えたスタッフが、「いつでも、だれでも、どんなことでも」をスローガンに相談に応じる体制をとることで、グループ各社社員一人ひとりが自身の能力を最大限発揮できるよう、全力でサポートしています。 <ワークライフバランスの推進>時間や勤務場所にとらわれることなく、個々の役割や仕事の特性、育児や介護など多様なライフスタイルに応じて、柔軟かつ自律的な働き方を選択できる裁量労働制、フレックスタイム制、短時間勤務制度、在宅勤務制度を構築し支援しています。 また、有給休暇取得促進デーの設定、アニバーサリー休暇として5日間の取得促進等、年次有給休暇を取得しやすい風土の醸成を進めています。 <女性の活躍推進>すべての女性が意欲をもって働き続けることができるように、人事・労務制度の改善や風土醸成に取り組んでいます。 子育て支援については、性別に関わらず、誰もが安心して子育てに専念できるように妊娠・出産時から職場復帰後に至るまで仕事との両立支援各種制度を整備・運用しています。 また、女性活躍推進の社内風土醸成に向けて、出産・育児、不妊治療に関する相談先・機会の設置や、女性が様々なライフイベントを経て抱える悩みを共感しあう女性コミュニティを運営しています。 <障がいのある社員の活躍推進の取り組み>障がいのある社員が安心して働けるよう、福祉士や看護師等の専門スタッフがいるサテライトオフィスサービスを活用するとともに、業務サポートのほか、体調不良時のケア、生活面のサポートも行うことで定着支援に取り組んでいます。 また、障がいのある社員の相談窓口として、社内にも専任のサポーターを設置し、積極的にコミュニケーションを図り、困ったことがあればいつでも相談できる体制を構築しています。 <高年齢社員活躍推進の取り組み>すべての社員の定年年齢を65歳としているほか、65歳以降も経験を活かしながら長く活躍してほしいと考え、定年した後のための人事制度を策定し運用しております。 ライフスタイルに応じて柔軟に就業時間を設定でき、就業した時間に応じて賃金を支給する仕組みとしています。 <治療や介護との両立支援への取り組み>突然家族の介護が必要になった場合や、万一の疾病や怪我等が発生した場合には、すぐに人事スタッフへ相談できるようスタッフを配置し、体制を整えております。 一緒に考えていきながら社員の心配事を軽減することを目的とし、健康保険給付制度の案内のほか、会社で加入している医療保障一時金保険の給付手続きをおこなっております。 ②指標と目標当社グループの重要課題である「人的資本の拡充」の実現に向けて設定した指標と目標及び実績は次のとおりです。 今後、人的資本の取り組みを推進していく中で、追加的な指標、目標数値の検討、開示を進めていきます。 ■人材育成に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標中途採用数(コンサルタント)96名127名-新卒採用数(コンサルタント)25名17名-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 ■多様性に関する指標と目標指標2025年3月31日2026年3月31日目標従業員女性人数(比率)123名(17.7%)157名(19.1%)-女性取締役人数(比率)1名(16.7%)2名(33.3%)10%以上(注)従業員女性人数(比率)については当社グループ(連結)の数値です。 女性取締役人数(比率)については当社単体の数値です。 ■社内環境整備に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標離職率6.4%7.4%10%以下定期健康診断受診率99.9%99.9%100%男性育児休業取得率75.0%76.0%-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 (3)気候変動当社グループでは、自社のGHG※排出量削減目標の達成に向けた取り組みを推進するとともに、7つの重要課題の1つである「IT技術による環境課題解決への貢献」を通じて、気候変動課題を事業機会として捉えています。 また、TCFD提言の趣旨に賛同し、TCFDのフレームワークに沿って情報開示を実施しています。 ※GHG:GreenhouseGas(温室効果ガス) ①戦略当社グループでは、気候変動が事業・戦略・財務に与える影響を評価するため、1.5℃シナリオと4℃シナリオの世界観を整理しました。 シナリオ1.5℃シナリオ4℃シナリオ将来の世界観・炭素税等の気候変動関連規制の導入・強化・電気代の上昇によるエネルギーコスト増加・企業・投資家の気候変動対応への関心・要求の高まり・データセンター・IT業界への省エネ要求の高まり・気候変動対応を重視する人材の増加・環境課題解決技術の市場拡大・脱炭素化・省エネ推進に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速・異常気象(台風、豪雨、猛暑等)の頻発・激甚化・気温上昇による空調・冷房需要の継続的増加・気候変動による事業継続リスクへの企業の危機感拡大・ITインフラの災害対応要求の高まり・災害対応・BCP体制強化に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速参照シナリオIEA※1NZE(2050年ネットゼロ排出シナリオ)IPCC※2SSP※31-1.9IEA STEPS(公表政策シナリオ)IPCC SSP5-8.5※1IEA: International Energy Agency(国際エネルギー機関)※2IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル)※3SSP: Shared Socioeconomic Pathways(共通社会経済経路) 上記のような世界観の下、当社グループの重要なリスク・機会を以下のように特定し、それぞれの対応策を整理しました。 シナリオ領域リスク・機会発現・実現の時期※1財務への影響度※2リスクへの対策・機会獲得施策1.5℃シナリオ政策[リスク] 炭素税導入によるコスト増加中期小再生可能エネルギーの導入とエネルギー効率化による影響の最小化市場[リスク] 電気代上昇によるオフィス運営コスト増加短期小省エネ機器の導入やリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減評判[リスク] 気候変動対応が不十分な場合の企業価値・人材獲得力の低下短期中GHG削減の推進と適切な気候関連情報開示の継続製品及びサービス[機会] 環境課題解決技術を活用した持続可能社会実現基盤の構築による新たな価値創造機会の拡大短期中先端IT技術群を活用したクリーンテクノロジー※3の開発・提供の推進共通製品及びサービス[機会] リモートワーク・デジタル化需要の拡大中期中リモートワーク化、デジタル化支援サービスの拡充・強化4℃シナリオ急性リスク[リスク] 異常気象によるオフィス・外部データセンター機能停止長期中マルチクラウド化やリモートワーク体制の整備によるBCP体制強化慢性リスク[リスク] 気温上昇による空調費の継続的増加短期小省エネ機器の導入とリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減※1発現・実現の時期短期:3年以内、中期:3年超10年以内、長期:10年超※2財務への影響度大:重大な影響を与える可能性がある、中:一定の影響を与える可能性がある、小:影響は限定的である※3クリーンテクノロジー:先端IT技術群を活用して環境課題の解決を支援する当社の取り組み 以上のようなシナリオに基づく分析・評価を踏まえ、各シナリオにおける事業への具体的影響を評価し、当社の事業戦略に組み込むべき項目を整理しました。 気候変動対応を競争優位性に転換する戦略として位置づけております。 1.5℃シナリオ:脱炭素社会に向けた移行4℃シナリオ:温暖化への適応・自社の脱炭素化推進による競争優位性とコスト効率の実現・クリーンテクノロジー開発による新市場創出と収益機会拡大・気候変動対応企業としてのブランド価値向上・事業継続性を重視した ITインフラ強化・災害対応ソリューション提供による新収益源の確立当社グループは、2050年3月期までのGHG排出量実質ゼロ達成に向けて、省エネ機器への更新やオフィスへの再生可能エネルギーの導入等、自社事業活動における脱炭素化投資を計画的に実施してまいります。 また、お客様の脱炭素化や環境課題解決を支援するクリーンテクノロジーの開発、および事業継続性強化に向けたITインフラの災害対応力向上に関する投資を推進していきます。 ②指標と目標当社グループでは、2050年3月期までにGHG排出量(Scope1,2,3)を実質ゼロにする長期削減目標を掲げ、再生可能エネルギーの導入やリモートワーク推進等の取り組みを通じて、自社およびバリューチェーンの脱炭素化を推進してまいります。 ■GHG排出量とエネルギー使用に関する指標と目標・GHG排出量の実績(単位:t-CO2e)GHG排出量の内訳2024年3月期2025年3月期Scope10.00.0Scope2ロケーション基準157.1136.7マーケット基準148.9145.2Scope1・2合計※148.9145.2Scope32,567.62,777.2Scope1・2・3合計※2,716.52,922.4※Scope2はマーケット基準を加算しています。 ・Scope3排出量の内訳(単位:t-CO2e)カテゴリー2024年3月期2025年3月期購入した商品・サービス2,071.02,190.6資本財160.5228.6燃料およびエネルギー関連活動(Scope1または2に含まれないもの)24.422.1上流の輸送・流通6.06.5事業から発生する廃棄物0.00.2出張247.0266.6従業員の通勤58.762.6上流のリース資産0.00.0投資0.00.0下流の輸送・流通0.00.0販売製品の加工0.00.0販売製品の使用0.00.0販売製品の廃棄処理0.00.0下流のリース資産0.00.0フランチャイズ0.00.0その他(上流)0.00.0その他(下流)0.00.0合計2,567.62,777.2 ・エネルギー消費量の実績(単位:kWh)年度エネルギー消費量(晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量)2025年3月期323,212.62024年3月期358,612.4 ・算定方法および組織境界項目内容GHG排出量カバー率連結子会社のうち100%の排出量を算定している連結方法経営支配力アプローチScope1・2・3対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社、ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイエネルギー消費量カバー率晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量が連結範囲の100%を占める ・長期削減目標項目内容目標2050年3月期までにGHG排出量(Scope1・2・3)を実質ゼロにする対象ScopeScope1・2・3基準年2023年基準年排出量(t-CO2e)Scope1・2合計※: 148.9Scope3: 2,567.6目標年2050年削減率実質ゼロ(100%削減に相当)目標設定年2025年3月期対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイ※Scope2はマーケット基準を加算しています。 |
| 戦略 | ①戦略当社グループが先端デジタル技術を活用し価値提供しているDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング市場は、デジタル技術の進化等を背景に、民間部門・公共部門を問わず非常に旺盛な需要が継続しています。 この状況を受け、当社グループの事業戦略の根幹に「人的資本の拡充」を位置付け、果断且つ持続的な成長投資を実施しています。 ■人材育成方針当社グループは、適切な素養や技量を持ち合わせた/持ち合わせる可能性の高い人材の採用、高度なIT知識・スキルを有するコンサルタントの育成、および定着を目指し、人材に関わる下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <採用>職歴・学歴・男女・年齢・人種の別を問わず、実力本位での求人活動を実施しています。 また、人材紹介会社との強固なリレーション構築や社員紹介等のプログラムを整備し、事業規模拡大に向けた採用強化を進めています。 <オンボーディングプログラム>入社間もない人材が抱える不安・悩みの早期発見・察知・解決のため、人事担当者による入社後の面談・インタビューの機会設定や、知識・スキル・社内人脈の獲得を支援するメンター制度など、オンボーディングプログラムを運用しています。 <育成・能力開発>新人向けのベーシック研修から短期間でハイエンドコンサルタントを養成する実践型研修プログラムまで多様なキャリアプランに対応できる充実した社内研修制度、コンサルタントの経験値を高める適切なアサイン制度、社外プログラムを活用可能な能力開発補助制度など、理論と実践を繰り返しながら社員が自主的に成長できる環境を整備し運用しています。 また社内コミュニティによる勉強会開催、社内外講師による先端分野の講演会開催、執筆活動など社員が自主的に企画・推進する文化が醸成されており、組織としてそれを支援しています。 <組織知(ナレッジベース)の利活用>組織知(ナレッジベース)の蓄積・整理・利活用を推進する目的で、専任組織として「ナレッジセンター」を設置し運営しております。 当該「ナレッジセンター」が司令塔となり、お客様との対話やお客様への価値提供を通じて生まれる膨大なナレッジやKnowHow(ノウハウ)、社内コミュニティ活動による研究成果、日々進化する先端IT技術に関する知見を蓄積・整理するとともに、各コンサルタントのエキスパティーズを可視化しKnowWho(ノウフー)を体系化するなど、各コンサルタントが積極的に組織知(ナレッジベース)を利活用できる仕組みを構築・運用しています。 ※社内コミュニティによる組織知(ナレッジベース)への貢献当社グループにおけるナレッジマネジメントの特長の1つは、社内コミュニティ活動による組織知(ナレッジベース)への貢献にあります。 生成AIをはじめとする先端IT技術領域から、プロジェクトマネジメントやビジネス企画のようなコンサルティング領域まで幅広い分野で有志による社内コミュニティが自然発生し活発に活動し、ナレッジセンターはこれを支援しています。 その活動成果は、ドキュメントの共有や勉強会として社員に還元され、組織知(ナレッジベース)の一角を築いています。 当社グループは、社員による社内コミュニティ活動を積極的に奨励することで、社員エンゲージメントの向上および組織知(ナレッジベース)の持続的成長につなげます。 <評価・報酬・資産形成制度>コンピテンシー評価等を踏まえた透明性の高い人事・評価・報酬制度の整備・運用、大幅なベアを含む魅力ある報酬制度の維持・改善活動、高水準の奨励金付与率を含む持株会制度や企業型確定拠出年金制度等の各種長期資産形成支援プログラムの整備・運用等を通じて、従業員の定着率やモチベーションの向上を図っています。 ■社内環境整備方針当社グループは、多様な人材がそれぞれの個性や能力を発揮し活躍できる機会の提供が価値向上に資すると考え、すべての人材が活躍できる社内環境整備を目指し、下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <健康経営>社員一人ひとりが持つ卓越した能力を最大限発揮することが、当社グループの事業推進の最大の原動力であると考えています。 心身の健康はその大前提であり、最も重要な経営基盤の1つです。 働き方が多様化するなか、当社グループでは、関連法令に基づく施策はもちろん、「健康経営宣言」に基づき、社員1人ひとりの健康課題に向き合い、心と体を大切にする風土づくりを通じて組織と個人の持続的成長を目指していきます。 <コンディションサポートセンター>常に高い集中力や判断力が求められるコンサルタントにとって、フィジカル面・メンタル面をベストな状態に整える「コンディショニング」という術は必要不可欠なスキルです。 コンディションサポートセンター(CSC)では、コンディショニングに関する実効性あるノウハウの提供を通じて、当社社員が最高のパフォーマンスを常に発揮できるように継続的にサポートしています。 また、CSCの取り組みの一環として、保健室を設置して運営しております。 ・保健室社員のこころとからだの健康維持をサポートするため保健室を設置しております。 社内専任スタッフに加え、産業医や保健師といった専門知識を備えたスタッフが、「いつでも、だれでも、どんなことでも」をスローガンに相談に応じる体制をとることで、グループ各社社員一人ひとりが自身の能力を最大限発揮できるよう、全力でサポートしています。 <ワークライフバランスの推進>時間や勤務場所にとらわれることなく、個々の役割や仕事の特性、育児や介護など多様なライフスタイルに応じて、柔軟かつ自律的な働き方を選択できる裁量労働制、フレックスタイム制、短時間勤務制度、在宅勤務制度を構築し支援しています。 また、有給休暇取得促進デーの設定、アニバーサリー休暇として5日間の取得促進等、年次有給休暇を取得しやすい風土の醸成を進めています。 <女性の活躍推進>すべての女性が意欲をもって働き続けることができるように、人事・労務制度の改善や風土醸成に取り組んでいます。 子育て支援については、性別に関わらず、誰もが安心して子育てに専念できるように妊娠・出産時から職場復帰後に至るまで仕事との両立支援各種制度を整備・運用しています。 また、女性活躍推進の社内風土醸成に向けて、出産・育児、不妊治療に関する相談先・機会の設置や、女性が様々なライフイベントを経て抱える悩みを共感しあう女性コミュニティを運営しています。 <障がいのある社員の活躍推進の取り組み>障がいのある社員が安心して働けるよう、福祉士や看護師等の専門スタッフがいるサテライトオフィスサービスを活用するとともに、業務サポートのほか、体調不良時のケア、生活面のサポートも行うことで定着支援に取り組んでいます。 また、障がいのある社員の相談窓口として、社内にも専任のサポーターを設置し、積極的にコミュニケーションを図り、困ったことがあればいつでも相談できる体制を構築しています。 <高年齢社員活躍推進の取り組み>すべての社員の定年年齢を65歳としているほか、65歳以降も経験を活かしながら長く活躍してほしいと考え、定年した後のための人事制度を策定し運用しております。 ライフスタイルに応じて柔軟に就業時間を設定でき、就業した時間に応じて賃金を支給する仕組みとしています。 <治療や介護との両立支援への取り組み>突然家族の介護が必要になった場合や、万一の疾病や怪我等が発生した場合には、すぐに人事スタッフへ相談できるようスタッフを配置し、体制を整えております。 一緒に考えていきながら社員の心配事を軽減することを目的とし、健康保険給付制度の案内のほか、会社で加入している医療保障一時金保険の給付手続きをおこなっております。 |
| 指標及び目標 | ②指標と目標当社グループの重要課題である「人的資本の拡充」の実現に向けて設定した指標と目標及び実績は次のとおりです。 今後、人的資本の取り組みを推進していく中で、追加的な指標、目標数値の検討、開示を進めていきます。 ■人材育成に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標中途採用数(コンサルタント)96名127名-新卒採用数(コンサルタント)25名17名-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 ■多様性に関する指標と目標指標2025年3月31日2026年3月31日目標従業員女性人数(比率)123名(17.7%)157名(19.1%)-女性取締役人数(比率)1名(16.7%)2名(33.3%)10%以上(注)従業員女性人数(比率)については当社グループ(連結)の数値です。 女性取締役人数(比率)については当社単体の数値です。 ■社内環境整備に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標離職率6.4%7.4%10%以下定期健康診断受診率99.9%99.9%100%男性育児休業取得率75.0%76.0%-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 (3)気候変動当社グループでは、自社のGHG※排出量削減目標の達成に向けた取り組みを推進するとともに、7つの重要課題の1つである「IT技術による環境課題解決への貢献」を通じて、気候変動課題を事業機会として捉えています。 また、TCFD提言の趣旨に賛同し、TCFDのフレームワークに沿って情報開示を実施しています。 ※GHG:GreenhouseGas(温室効果ガス) ①戦略当社グループでは、気候変動が事業・戦略・財務に与える影響を評価するため、1.5℃シナリオと4℃シナリオの世界観を整理しました。 シナリオ1.5℃シナリオ4℃シナリオ将来の世界観・炭素税等の気候変動関連規制の導入・強化・電気代の上昇によるエネルギーコスト増加・企業・投資家の気候変動対応への関心・要求の高まり・データセンター・IT業界への省エネ要求の高まり・気候変動対応を重視する人材の増加・環境課題解決技術の市場拡大・脱炭素化・省エネ推進に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速・異常気象(台風、豪雨、猛暑等)の頻発・激甚化・気温上昇による空調・冷房需要の継続的増加・気候変動による事業継続リスクへの企業の危機感拡大・ITインフラの災害対応要求の高まり・災害対応・BCP体制強化に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速参照シナリオIEA※1NZE(2050年ネットゼロ排出シナリオ)IPCC※2SSP※31-1.9IEA STEPS(公表政策シナリオ)IPCC SSP5-8.5※1IEA: International Energy Agency(国際エネルギー機関)※2IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル)※3SSP: Shared Socioeconomic Pathways(共通社会経済経路) 上記のような世界観の下、当社グループの重要なリスク・機会を以下のように特定し、それぞれの対応策を整理しました。 シナリオ領域リスク・機会発現・実現の時期※1財務への影響度※2リスクへの対策・機会獲得施策1.5℃シナリオ政策[リスク] 炭素税導入によるコスト増加中期小再生可能エネルギーの導入とエネルギー効率化による影響の最小化市場[リスク] 電気代上昇によるオフィス運営コスト増加短期小省エネ機器の導入やリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減評判[リスク] 気候変動対応が不十分な場合の企業価値・人材獲得力の低下短期中GHG削減の推進と適切な気候関連情報開示の継続製品及びサービス[機会] 環境課題解決技術を活用した持続可能社会実現基盤の構築による新たな価値創造機会の拡大短期中先端IT技術群を活用したクリーンテクノロジー※3の開発・提供の推進共通製品及びサービス[機会] リモートワーク・デジタル化需要の拡大中期中リモートワーク化、デジタル化支援サービスの拡充・強化4℃シナリオ急性リスク[リスク] 異常気象によるオフィス・外部データセンター機能停止長期中マルチクラウド化やリモートワーク体制の整備によるBCP体制強化慢性リスク[リスク] 気温上昇による空調費の継続的増加短期小省エネ機器の導入とリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減※1発現・実現の時期短期:3年以内、中期:3年超10年以内、長期:10年超※2財務への影響度大:重大な影響を与える可能性がある、中:一定の影響を与える可能性がある、小:影響は限定的である※3クリーンテクノロジー:先端IT技術群を活用して環境課題の解決を支援する当社の取り組み 以上のようなシナリオに基づく分析・評価を踏まえ、各シナリオにおける事業への具体的影響を評価し、当社の事業戦略に組み込むべき項目を整理しました。 気候変動対応を競争優位性に転換する戦略として位置づけております。 1.5℃シナリオ:脱炭素社会に向けた移行4℃シナリオ:温暖化への適応・自社の脱炭素化推進による競争優位性とコスト効率の実現・クリーンテクノロジー開発による新市場創出と収益機会拡大・気候変動対応企業としてのブランド価値向上・事業継続性を重視した ITインフラ強化・災害対応ソリューション提供による新収益源の確立当社グループは、2050年3月期までのGHG排出量実質ゼロ達成に向けて、省エネ機器への更新やオフィスへの再生可能エネルギーの導入等、自社事業活動における脱炭素化投資を計画的に実施してまいります。 また、お客様の脱炭素化や環境課題解決を支援するクリーンテクノロジーの開発、および事業継続性強化に向けたITインフラの災害対応力向上に関する投資を推進していきます。 ②指標と目標当社グループでは、2050年3月期までにGHG排出量(Scope1,2,3)を実質ゼロにする長期削減目標を掲げ、再生可能エネルギーの導入やリモートワーク推進等の取り組みを通じて、自社およびバリューチェーンの脱炭素化を推進してまいります。 ■GHG排出量とエネルギー使用に関する指標と目標・GHG排出量の実績(単位:t-CO2e)GHG排出量の内訳2024年3月期2025年3月期Scope10.00.0Scope2ロケーション基準157.1136.7マーケット基準148.9145.2Scope1・2合計※148.9145.2Scope32,567.62,777.2Scope1・2・3合計※2,716.52,922.4※Scope2はマーケット基準を加算しています。 ・Scope3排出量の内訳(単位:t-CO2e)カテゴリー2024年3月期2025年3月期購入した商品・サービス2,071.02,190.6資本財160.5228.6燃料およびエネルギー関連活動(Scope1または2に含まれないもの)24.422.1上流の輸送・流通6.06.5事業から発生する廃棄物0.00.2出張247.0266.6従業員の通勤58.762.6上流のリース資産0.00.0投資0.00.0下流の輸送・流通0.00.0販売製品の加工0.00.0販売製品の使用0.00.0販売製品の廃棄処理0.00.0下流のリース資産0.00.0フランチャイズ0.00.0その他(上流)0.00.0その他(下流)0.00.0合計2,567.62,777.2 ・エネルギー消費量の実績(単位:kWh)年度エネルギー消費量(晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量)2025年3月期323,212.62024年3月期358,612.4 ・算定方法および組織境界項目内容GHG排出量カバー率連結子会社のうち100%の排出量を算定している連結方法経営支配力アプローチScope1・2・3対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社、ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイエネルギー消費量カバー率晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量が連結範囲の100%を占める ・長期削減目標項目内容目標2050年3月期までにGHG排出量(Scope1・2・3)を実質ゼロにする対象ScopeScope1・2・3基準年2023年基準年排出量(t-CO2e)Scope1・2合計※: 148.9Scope3: 2,567.6目標年2050年削減率実質ゼロ(100%削減に相当)目標設定年2025年3月期対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイ※Scope2はマーケット基準を加算しています。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①戦略当社グループが先端デジタル技術を活用し価値提供しているDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング市場は、デジタル技術の進化等を背景に、民間部門・公共部門を問わず非常に旺盛な需要が継続しています。 この状況を受け、当社グループの事業戦略の根幹に「人的資本の拡充」を位置付け、果断且つ持続的な成長投資を実施しています。 ■人材育成方針当社グループは、適切な素養や技量を持ち合わせた/持ち合わせる可能性の高い人材の採用、高度なIT知識・スキルを有するコンサルタントの育成、および定着を目指し、人材に関わる下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <採用>職歴・学歴・男女・年齢・人種の別を問わず、実力本位での求人活動を実施しています。 また、人材紹介会社との強固なリレーション構築や社員紹介等のプログラムを整備し、事業規模拡大に向けた採用強化を進めています。 <オンボーディングプログラム>入社間もない人材が抱える不安・悩みの早期発見・察知・解決のため、人事担当者による入社後の面談・インタビューの機会設定や、知識・スキル・社内人脈の獲得を支援するメンター制度など、オンボーディングプログラムを運用しています。 <育成・能力開発>新人向けのベーシック研修から短期間でハイエンドコンサルタントを養成する実践型研修プログラムまで多様なキャリアプランに対応できる充実した社内研修制度、コンサルタントの経験値を高める適切なアサイン制度、社外プログラムを活用可能な能力開発補助制度など、理論と実践を繰り返しながら社員が自主的に成長できる環境を整備し運用しています。 また社内コミュニティによる勉強会開催、社内外講師による先端分野の講演会開催、執筆活動など社員が自主的に企画・推進する文化が醸成されており、組織としてそれを支援しています。 <組織知(ナレッジベース)の利活用>組織知(ナレッジベース)の蓄積・整理・利活用を推進する目的で、専任組織として「ナレッジセンター」を設置し運営しております。 当該「ナレッジセンター」が司令塔となり、お客様との対話やお客様への価値提供を通じて生まれる膨大なナレッジやKnowHow(ノウハウ)、社内コミュニティ活動による研究成果、日々進化する先端IT技術に関する知見を蓄積・整理するとともに、各コンサルタントのエキスパティーズを可視化しKnowWho(ノウフー)を体系化するなど、各コンサルタントが積極的に組織知(ナレッジベース)を利活用できる仕組みを構築・運用しています。 ※社内コミュニティによる組織知(ナレッジベース)への貢献当社グループにおけるナレッジマネジメントの特長の1つは、社内コミュニティ活動による組織知(ナレッジベース)への貢献にあります。 生成AIをはじめとする先端IT技術領域から、プロジェクトマネジメントやビジネス企画のようなコンサルティング領域まで幅広い分野で有志による社内コミュニティが自然発生し活発に活動し、ナレッジセンターはこれを支援しています。 その活動成果は、ドキュメントの共有や勉強会として社員に還元され、組織知(ナレッジベース)の一角を築いています。 当社グループは、社員による社内コミュニティ活動を積極的に奨励することで、社員エンゲージメントの向上および組織知(ナレッジベース)の持続的成長につなげます。 <評価・報酬・資産形成制度>コンピテンシー評価等を踏まえた透明性の高い人事・評価・報酬制度の整備・運用、大幅なベアを含む魅力ある報酬制度の維持・改善活動、高水準の奨励金付与率を含む持株会制度や企業型確定拠出年金制度等の各種長期資産形成支援プログラムの整備・運用等を通じて、従業員の定着率やモチベーションの向上を図っています。 ■社内環境整備方針当社グループは、多様な人材がそれぞれの個性や能力を発揮し活躍できる機会の提供が価値向上に資すると考え、すべての人材が活躍できる社内環境整備を目指し、下記の仕組み・取り組みを戦略的に整備・強化・推進しています。 <健康経営>社員一人ひとりが持つ卓越した能力を最大限発揮することが、当社グループの事業推進の最大の原動力であると考えています。 心身の健康はその大前提であり、最も重要な経営基盤の1つです。 働き方が多様化するなか、当社グループでは、関連法令に基づく施策はもちろん、「健康経営宣言」に基づき、社員1人ひとりの健康課題に向き合い、心と体を大切にする風土づくりを通じて組織と個人の持続的成長を目指していきます。 <コンディションサポートセンター>常に高い集中力や判断力が求められるコンサルタントにとって、フィジカル面・メンタル面をベストな状態に整える「コンディショニング」という術は必要不可欠なスキルです。 コンディションサポートセンター(CSC)では、コンディショニングに関する実効性あるノウハウの提供を通じて、当社社員が最高のパフォーマンスを常に発揮できるように継続的にサポートしています。 また、CSCの取り組みの一環として、保健室を設置して運営しております。 ・保健室社員のこころとからだの健康維持をサポートするため保健室を設置しております。 社内専任スタッフに加え、産業医や保健師といった専門知識を備えたスタッフが、「いつでも、だれでも、どんなことでも」をスローガンに相談に応じる体制をとることで、グループ各社社員一人ひとりが自身の能力を最大限発揮できるよう、全力でサポートしています。 <ワークライフバランスの推進>時間や勤務場所にとらわれることなく、個々の役割や仕事の特性、育児や介護など多様なライフスタイルに応じて、柔軟かつ自律的な働き方を選択できる裁量労働制、フレックスタイム制、短時間勤務制度、在宅勤務制度を構築し支援しています。 また、有給休暇取得促進デーの設定、アニバーサリー休暇として5日間の取得促進等、年次有給休暇を取得しやすい風土の醸成を進めています。 <女性の活躍推進>すべての女性が意欲をもって働き続けることができるように、人事・労務制度の改善や風土醸成に取り組んでいます。 子育て支援については、性別に関わらず、誰もが安心して子育てに専念できるように妊娠・出産時から職場復帰後に至るまで仕事との両立支援各種制度を整備・運用しています。 また、女性活躍推進の社内風土醸成に向けて、出産・育児、不妊治療に関する相談先・機会の設置や、女性が様々なライフイベントを経て抱える悩みを共感しあう女性コミュニティを運営しています。 <障がいのある社員の活躍推進の取り組み>障がいのある社員が安心して働けるよう、福祉士や看護師等の専門スタッフがいるサテライトオフィスサービスを活用するとともに、業務サポートのほか、体調不良時のケア、生活面のサポートも行うことで定着支援に取り組んでいます。 また、障がいのある社員の相談窓口として、社内にも専任のサポーターを設置し、積極的にコミュニケーションを図り、困ったことがあればいつでも相談できる体制を構築しています。 <高年齢社員活躍推進の取り組み>すべての社員の定年年齢を65歳としているほか、65歳以降も経験を活かしながら長く活躍してほしいと考え、定年した後のための人事制度を策定し運用しております。 ライフスタイルに応じて柔軟に就業時間を設定でき、就業した時間に応じて賃金を支給する仕組みとしています。 <治療や介護との両立支援への取り組み>突然家族の介護が必要になった場合や、万一の疾病や怪我等が発生した場合には、すぐに人事スタッフへ相談できるようスタッフを配置し、体制を整えております。 一緒に考えていきながら社員の心配事を軽減することを目的とし、健康保険給付制度の案内のほか、会社で加入している医療保障一時金保険の給付手続きをおこなっております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ②指標と目標当社グループの重要課題である「人的資本の拡充」の実現に向けて設定した指標と目標及び実績は次のとおりです。 今後、人的資本の取り組みを推進していく中で、追加的な指標、目標数値の検討、開示を進めていきます。 ■人材育成に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標中途採用数(コンサルタント)96名127名-新卒採用数(コンサルタント)25名17名-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 ■多様性に関する指標と目標指標2025年3月31日2026年3月31日目標従業員女性人数(比率)123名(17.7%)157名(19.1%)-女性取締役人数(比率)1名(16.7%)2名(33.3%)10%以上(注)従業員女性人数(比率)については当社グループ(連結)の数値です。 女性取締役人数(比率)については当社単体の数値です。 ■社内環境整備に関する指標と目標指標2025年3月期2026年3月期目標離職率6.4%7.4%10%以下定期健康診断受診率99.9%99.9%100%男性育児休業取得率75.0%76.0%-(注)上記各指標はいずれも当社グループ(連結)の数値です。 (3)気候変動当社グループでは、自社のGHG※排出量削減目標の達成に向けた取り組みを推進するとともに、7つの重要課題の1つである「IT技術による環境課題解決への貢献」を通じて、気候変動課題を事業機会として捉えています。 また、TCFD提言の趣旨に賛同し、TCFDのフレームワークに沿って情報開示を実施しています。 ※GHG:GreenhouseGas(温室効果ガス) ①戦略当社グループでは、気候変動が事業・戦略・財務に与える影響を評価するため、1.5℃シナリオと4℃シナリオの世界観を整理しました。 シナリオ1.5℃シナリオ4℃シナリオ将来の世界観・炭素税等の気候変動関連規制の導入・強化・電気代の上昇によるエネルギーコスト増加・企業・投資家の気候変動対応への関心・要求の高まり・データセンター・IT業界への省エネ要求の高まり・気候変動対応を重視する人材の増加・環境課題解決技術の市場拡大・脱炭素化・省エネ推進に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速・異常気象(台風、豪雨、猛暑等)の頻発・激甚化・気温上昇による空調・冷房需要の継続的増加・気候変動による事業継続リスクへの企業の危機感拡大・ITインフラの災害対応要求の高まり・災害対応・BCP体制強化に向けた企業のリモートワーク・デジタル化の加速参照シナリオIEA※1NZE(2050年ネットゼロ排出シナリオ)IPCC※2SSP※31-1.9IEA STEPS(公表政策シナリオ)IPCC SSP5-8.5※1IEA: International Energy Agency(国際エネルギー機関)※2IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル)※3SSP: Shared Socioeconomic Pathways(共通社会経済経路) 上記のような世界観の下、当社グループの重要なリスク・機会を以下のように特定し、それぞれの対応策を整理しました。 シナリオ領域リスク・機会発現・実現の時期※1財務への影響度※2リスクへの対策・機会獲得施策1.5℃シナリオ政策[リスク] 炭素税導入によるコスト増加中期小再生可能エネルギーの導入とエネルギー効率化による影響の最小化市場[リスク] 電気代上昇によるオフィス運営コスト増加短期小省エネ機器の導入やリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減評判[リスク] 気候変動対応が不十分な場合の企業価値・人材獲得力の低下短期中GHG削減の推進と適切な気候関連情報開示の継続製品及びサービス[機会] 環境課題解決技術を活用した持続可能社会実現基盤の構築による新たな価値創造機会の拡大短期中先端IT技術群を活用したクリーンテクノロジー※3の開発・提供の推進共通製品及びサービス[機会] リモートワーク・デジタル化需要の拡大中期中リモートワーク化、デジタル化支援サービスの拡充・強化4℃シナリオ急性リスク[リスク] 異常気象によるオフィス・外部データセンター機能停止長期中マルチクラウド化やリモートワーク体制の整備によるBCP体制強化慢性リスク[リスク] 気温上昇による空調費の継続的増加短期小省エネ機器の導入とリモートワーク体制の拡大等によるコスト削減※1発現・実現の時期短期:3年以内、中期:3年超10年以内、長期:10年超※2財務への影響度大:重大な影響を与える可能性がある、中:一定の影響を与える可能性がある、小:影響は限定的である※3クリーンテクノロジー:先端IT技術群を活用して環境課題の解決を支援する当社の取り組み 以上のようなシナリオに基づく分析・評価を踏まえ、各シナリオにおける事業への具体的影響を評価し、当社の事業戦略に組み込むべき項目を整理しました。 気候変動対応を競争優位性に転換する戦略として位置づけております。 1.5℃シナリオ:脱炭素社会に向けた移行4℃シナリオ:温暖化への適応・自社の脱炭素化推進による競争優位性とコスト効率の実現・クリーンテクノロジー開発による新市場創出と収益機会拡大・気候変動対応企業としてのブランド価値向上・事業継続性を重視した ITインフラ強化・災害対応ソリューション提供による新収益源の確立当社グループは、2050年3月期までのGHG排出量実質ゼロ達成に向けて、省エネ機器への更新やオフィスへの再生可能エネルギーの導入等、自社事業活動における脱炭素化投資を計画的に実施してまいります。 また、お客様の脱炭素化や環境課題解決を支援するクリーンテクノロジーの開発、および事業継続性強化に向けたITインフラの災害対応力向上に関する投資を推進していきます。 ②指標と目標当社グループでは、2050年3月期までにGHG排出量(Scope1,2,3)を実質ゼロにする長期削減目標を掲げ、再生可能エネルギーの導入やリモートワーク推進等の取り組みを通じて、自社およびバリューチェーンの脱炭素化を推進してまいります。 ■GHG排出量とエネルギー使用に関する指標と目標・GHG排出量の実績(単位:t-CO2e)GHG排出量の内訳2024年3月期2025年3月期Scope10.00.0Scope2ロケーション基準157.1136.7マーケット基準148.9145.2Scope1・2合計※148.9145.2Scope32,567.62,777.2Scope1・2・3合計※2,716.52,922.4※Scope2はマーケット基準を加算しています。 ・Scope3排出量の内訳(単位:t-CO2e)カテゴリー2024年3月期2025年3月期購入した商品・サービス2,071.02,190.6資本財160.5228.6燃料およびエネルギー関連活動(Scope1または2に含まれないもの)24.422.1上流の輸送・流通6.06.5事業から発生する廃棄物0.00.2出張247.0266.6従業員の通勤58.762.6上流のリース資産0.00.0投資0.00.0下流の輸送・流通0.00.0販売製品の加工0.00.0販売製品の使用0.00.0販売製品の廃棄処理0.00.0下流のリース資産0.00.0フランチャイズ0.00.0その他(上流)0.00.0その他(下流)0.00.0合計2,567.62,777.2 ・エネルギー消費量の実績(単位:kWh)年度エネルギー消費量(晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量)2025年3月期323,212.62024年3月期358,612.4 ・算定方法および組織境界項目内容GHG排出量カバー率連結子会社のうち100%の排出量を算定している連結方法経営支配力アプローチScope1・2・3対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社、ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイエネルギー消費量カバー率晴海事業所、福岡事務所、札幌事務所における電力使用量が連結範囲の100%を占める ・長期削減目標項目内容目標2050年3月期までにGHG排出量(Scope1・2・3)を実質ゼロにする対象ScopeScope1・2・3基準年2023年基準年排出量(t-CO2e)Scope1・2合計※: 148.9Scope3: 2,567.6目標年2050年削減率実質ゼロ(100%削減に相当)目標設定年2025年3月期対象範囲ULSグループ株式会社、ULSコンサルティング株式会社ピースミール・テクノロジー株式会社、株式会社アークウェイ※Scope2はマーケット基準を加算しています。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 経営者が、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中に将来に関する記載がある場合には、当連結会計年度末現在(2026年3月31日現在)における当社グループの認識を基礎とした記載であり、将来の環境の変化によって当該認識は変化する可能性があります。 1.外部環境に起因するリスクについて(1) 競合優位性について 当社グループは、主に次の施策をとることによって、情報サービス産業において独自のポジションを確立し、情報サービス産業全体の動きと一線を画して事業展開を図っております。 ① 顧客事業の競争優位性を支える情報システム投資(戦略的IT投資領域)を事業ドメインとし、この領域において顧客の意思決定を最大限支援するデジタル・IT戦略立案支援、業務・システム変革支援、プロジェクトマネジメント支援、アジャイル開発、AI駆動開発を含むAI駆動関連コンサルティング等の高付加価値サービスに特化して事業展開を行うこと。 ② いわゆる「戦略的IT投資領域」における顧客の意思決定を支援することに特化した弊社の各種コンサルティングサービスの実行過程で生まれる膨大なナレッジやノウハウに加え、日々進化するIT技術に関する知見を、「ULBOK(ウルボック)UL Systems Body OF Knowledge」等の組織知として蓄積・整理・適用することで顧客の意思決定を組織として高い品質で支援できる体制を構築していること。 このような事業コンセプトに基づく当社グループ主要事業であるコンサルティング事業の競合相手となる企業は、現在のところ存在していないと考えています。 しかしながら、このような事業領域において、他社による積極的な取り組みがあった場合には、その動向次第では当社グループの競合優位性が薄れ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) IT技術動向について 当社グループは事業ドメインを、顧客の「戦略的IT投資領域」に絞り、この領域における顧客の意思決定を支援するための各種コンサルティングサービスに経営資源を集中的に投入し、この領域において圧倒的な存在感を築き上げるべく事業を展開しております。 当面の事業方針においても、当社グループがターゲットとする顧客の高度な要求にスムーズに対応できる高度なIT技術と、これを適切な局面で適用するためのアイデアを着想し実行するノウハウを組織的に蓄積・向上することを最重要課題の一つとして位置づけており、「ULBOK(ウルボック)」等の組織知のメンテナンスは組織をあげて取り組んでおります。 しかしながら、このような顧客の収益力に直結する「戦略的IT投資領域」におけるIT技術の革新のスピードは目覚しいものがあり、当社グループが想定している以上にIT技術の著しい進歩があった場合には、当社グループがこれに十分な対応を行えるか否かは不透明であり、十分な対応をできない場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 感染症の流行や大規模災害等の発生について 感染症の流行や地震等の大規模災害が発生した場合に備え、当社グループではこれらの非常時への備えを平時からシステム上、業務上行っておりますが、想定を超える規模や内容で感染症の流行や大規模災害等が発生した場合には、その復旧費用やプロジェクト中断/延期等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 気候変動による影響について 当社グループでは、気候変動対応方針を定め、2050年3月期までに「GHG排出量ネットゼロ」という目標を掲げて様々な取り組みを進めるとともに、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に基づく情報開示を行っております。 しかしながら、脱炭素社会への移行に伴う規制強化や市場環境の変化により、顧客企業のIT投資優先順位やシステム要件が想定を超えて変化し、変化への対応が遅延したり、また、異常気象の頻発・激甚化による物理的影響等により、当社グループの事業拠点や外部データセンター等のインフラの稼働に支障が生じ、顧客へのサービス提供やプロジェクト遂行に遅延・中断が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 2.当社グループ固有のリスクについて(1) プロジェクトのリスク管理体制について プロジェクトの提案・受注・実行及びこれらを支援する業務は、当社グループの企業活動の主要な部分を占めており、これら一連の活動から発生する種々のリスク(見積もりリスク、信用リスク、契約内容に関するリスク、人繰りに関するリスク、プロジェクト管理に関するリスク、品質に関するリスク、外注管理リスク等)を回避又は管理することは当社グループ経営上の重要課題の一つとして認識しております。 このため、当社グループではプロジェクトを直接運営する各子会社の各事業部による社内規程に基づいた厳格な手続きやレビュー等に加え、事業部から独立してプロジェクトの品質管理を専門的に支援する部署としてデリバリーエクセレンス室(DEO)等を、また当社の社長直轄に内部監査室を設置し、プロジェクトに関わるリスクを専門的・全社的な見地から把握・管理する体制を整備し、運営しております。 現在の事業規模と事業内容を考慮すると現体制で十分機能しておりますが、現状のリスク管理体制に甘んじることなく将来の事業拡大や事業内容の変化に備え、組織的にリスク把握や解決手段に関するノウハウや経験を蓄積し、これを社内で共有しています。 しかしながら、これらのリスク管理体制の能力の向上には一定の時間を要するものであり、将来の事業拡大や事業内容の変化が想定以上に速く進んだ場合には、当社グループのリスク管理体制が有効に機能しない可能性があり、この場合には、当社グループの円滑な事業拡大や経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 検収時期等の遅延による経営成績への影響について 当社グループでは顧客から受注する各プロジェクトの収益認識に関して、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を適用しております。 当該会計基準の適用上、受託プロジェクトの成果物に関して、顧客の受入検査に基づく「検収」やその「検収」の確度は、収益認識額決定の重要な要素の1つであります。 当社グループでは、当該検収を予定通りに受けることができるように、プロジェクトの品質管理について厳しい内規を定め運用しておりますが、顧客の都合等により検収時期が遅延又は遅延見込みとなった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 投資目的のプロジェクト発生の可能性について 当社グループでは、顧客企業の高い要求水準に対応できる高いIT技術を組織的に維持・拡大していくため、先進性や革新性、更には将来の利用可能性等の観点から有望なIT技術の習得には非常に貪欲であり、これらの技術の習得のために意図的に収益性の非常に低い(投資目的の)プロジェクトを受注する場合があります。 このような中長期的な競争力維持・向上のための投資目的プロジェクトの受注も想定して全体の収益計画に織り込んでおりますが、想定を上回る低採算のプロジェクトが発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) システム開発に関する工程見積もりリスクについて 国内外のシステム・インテグレーター各社がしのぎを削る受託システム開発業界においては、競合の多いケースでは特に、受注活動を優先し、顧客のシステム要件が確定していない段階でも請負契約形態による契約の締結が行われているケースがあります。 請負契約は、一定の納期において、一定の品質以上での仕事の完了(システムの納品)を顧客に対して約する契約であり、作業開始時の開発作業量の見積もりを誤ると大幅なコストオーバーランや作業遅延もしくはこれに伴う損害賠償責任が生じる可能性があります。 当社グループでは、2026年3月期からAI駆動関連コンサルティングの拡充を事業戦略上の重点事項に定めており、AI駆動関連コンサルティングの一部にはAI駆動開発案件が含まれることから請負契約での受託案件は今後増加が見込まれ、受託の場合には前述のリスクを内含します。 このようなリスクに対処するため、当社グループでは、「(1)プロジェクトのリスク管理体制について」で前述したリスク管理に加え、「ULBOK(ウルボック)」等の組織知として蓄積してきた業務ノウハウや経験及びプロジェクト遂行の方法論を十分に活かすことができる開発案件にフォーカスしたり、可能な限り作業及び契約を細分化し、顧客の要件が明確化してから請負契約を締結する等の内部ポリシーを設定することにより、リスクを回避しています。 しかしながら、こうした対処によっても全てのリスクを回避することは困難であり、将来において不測の事態が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 契約不適合責任及び品質保証引当金について 当社グループが受注する一部のプロジェクトでは、顧客との間で請負契約を締結しております。 また当該契約には、一般に顧客による受入検査に基づく検収の後にも必要に応じて一定期間無償で役務の提供を実施する旨を約した契約不適合責任条項が含まれており、当社グループではこのような売上後の追加原価発生に備えて、当社グループ内規に従い必要に応じて品質保証引当金を計上しております。 追加原価の最大の発生原因である不具合(いわゆるバグ)は完全に解消することは不可能といわれており、当社グループとしては不具合発生の低減のために品質維持・向上活動に注力し、且つそれでも発生する場合の追加原価に対応する品質保証引当金を見積もり計上しておりますが、実際のプロジェクトで発生した契約不適合等の補修費用が見積もり額を超える場合には、当該引当金の追加計上が必要となり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) プロジェクトにおける委託先管理について 当社グループが受注する一部のプロジェクトでは、人的資源等の制約から外部業者に対して再委託をすることがあります。 当社グループでは、委託先選定に当たっては、財務体質等の他、プロジェクト遂行能力を様々な側面から評価する手続となっております。 しかしながら、委託先のプロジェクト管理が適切に行われない場合には、コストの増加や納期遅延あるいは品質の低下等を招く可能性があります。 当社グループでは、社内規定に基づく厳格なプロジェクトリスク管理体制により早期の問題の顕在化及び対処を行っておりますが、不測の事態によりそのような問題の早期発見や対処を適切に行うことができない場合には、損失を計上しなければならず、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人員の確保と育成について 当社グループは、2026年3月31日現在、当社役員6名(独立社外取締役2名を含む)、子会社役員8名(当社役員及び従業員との兼務は含まず)、従業員820名からなる事業体グループであり、このうちコンサルティング事業に携わるコンサルタントは合計713名(当社グループへの出向者を含み、当社グループ外への出向者を含まないコンサルタントの人数)です。 コンサルティング事業については、労働集約的な要素を極力排除しておりますが、当社グループのコンサルタントの数が当社グループの売上の額を決定する大きな要因の1つになると考えられます。 従って、今後当社グループが事業を拡大するためには、既存のコンサルタントに加えて当社グループのコンサルティング事業に関して業務遂行能力を有する人員の確保が重要課題となります。 また、これと同時に、人員の育成と定着率の向上が不可欠です。 このため、当社グループでは各人の適性とキャリアプランを考慮した人材の配置(アサイメント)、透明性の高い人事考課の徹底、充実した報酬・人材育成・福利厚生制度の運用等の諸施策を実施していますが、当社グループのこれらの施策が将来にわたって効果的である保証はなく、今後退職者の増加や採用の不振等により必要な人員確保ができなかった場合には当社グループの事業拡大に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8) 会長への依存度について 当社の会長である漆原茂は、当社の設立以来、当社の経営方針や戦略の決定を始め、事業開発、ブランド力の向上等において重要な役割を果たしております。 また、漆原茂は2003年12月に当時の筆頭株主であったWP Japan Holdings, L.L.C.から当社株式の大半を買い取り、2026年3月31日現在当社発行済株式総数の40.2%を有する筆頭株主でもあります。 当社は、事業拡大に伴い会長に過度に依存しない経営体質の構築を進めておりますが、何らかの理由により会長に不測の事態が生じた場合には、当社グループの今後の経営成績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 組織体制について 2026年3月31日現在、当社グループは、当社役員6名(独立社外取締役2名を含む)、子会社役員8名(当社役員及び従業員との兼務は含まず)、従業員820名からなる事業体グループであり、そのうちコンサルティング事業を直接推進する人員741名(各事業本部のコンサルタント、事業本部長並びに営業部員(当社グループへの出向者を含み、当社グループ外への出向者を含まない人数))を支える持株会社である当社及び連結子会社所属のいわゆる管理部門の従業員は79名と現在の事業規模に応じたものとなっております。 今後は、事業の拡大に伴い、人員の質・量とも強化し充実した内部統制組織の構築を図っていく方針でありますが、採用活動が計画通りに進まなかった場合には、事業規模に適した組織体制の構築に遅れが生じ、適切な組織的対応ができないことにより当社グループの業務運営に支障が生じる可能性があります。 (10) 知的所有権に関する訴訟の可能性について 当社グループの着実な事業発展のためには、積極的な知的所有権の蓄積及び活用が重要な要素になると考えられます。 当社グループは、現在のところ研究開発活動の一環として数件の商標登録をしており、今後も積極的に当社グループの権利保護や収益の拡大を目的とした知的所有権の出願・登録を実施してまいります。 当社の法務部はこれらの司令塔的役割を担っており、特許事務所又は法律事務所を通じて知的所有権の調査・確認及び契約上の責任の限定(損害賠償責任制限条項等)を随時行っております。 現時点では、当社グループが第三者から他人の特許権、著作権、商標権等の知的所有権の侵害を理由として、また取引先から当社グループの過失等による契約違反を理由として、裁判上又は裁判外の損害賠償等の請求を受けたという事実は存在しません。 しかしながら、IT産業における知的所有権の調査・確認作業も煩雑化しており、また、想定されるトラブル事例も不足しているのが実情であります。 このため、当社グループの調査・確認作業の遅れ、不測のトラブル等により、当社グループが提供するサービス又は製品及び当社グループが使用している著作物、商標等に関して第三者から知的所有権の侵害を理由とする裁判上又は裁判外の損害賠償請求又は差止請求を受ける可能性があります。 また、当社グループが提供する各種サービス及び製品に起因する知的所有権侵害があり且つ契約に損害賠償責任制限条項がないときには間接損害まで含めた多額の損害賠償請求を受ける可能性があります。 (11) 情報管理について 当社グループの事業においては、その性格上、個人情報を含む顧客に関する機密情報を取り扱うケースが多くあります。 当社グループでは、これらの顧客情報について社内規程に基づく厳格な管理を行っており、過去に顧客情報の重大な漏洩が起きた事実はありません。 また、これらに起因する損害賠償請求を受けた事実もありません。 しかし、今後、顧客情報管理について何らかの問題が生じた場合には、損害賠償責任の発生や当社グループに対する信頼の低下により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (12) 投資有価証券等の減損処理の可能性について 当社は、将来有望と思われるIT技術を有する企業や潜在的に大きな相乗効果が見込まれる顧客企業・協力企業等との間では、業務上の関係のみならずより強固な関係を構築するため、当該企業へ直接または間接に投資(株式等の取得)を行っています。 このような活動は、将来の相乗効果の発現による当社資産価値増大を通じてより多くの果実を当社グループにもたらす可能性がある反面、当初見込んでいた相乗効果が発現しない場合や、対象企業の事業の成長性や収益性が期待通り実現しない場合には、株価や実質価額の下落等により取得した投資有価証券等について減損処理が必要となる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (13) 顧客との取引条件(サステナビリティ関連事項への対応)について 当社グループの主な顧客層は一定の大規模事業者で構成されています。 取引開始及び継続に当たっては、技能、価格、信用面での評価に加え、近年、特に気候変動対応、人権労働問題対応、不公正取引対応などいわゆるサステナビリティ関連事項についても一定水準での対応が求められており、一部の顧客については努力義務ではなく実質遵守要請となっております。 当社グループにおいては、取締役会直下にサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティに関して当社グループが具体的に取り組むべき事業機会やリスクの把握、課題の検討、目標の設定、諸施策の決定並びにその執行に関するモニタリング、開示を行いグループ全体で取り組みを進めておりますが、想定を超え顧客からの要請水準が進んだ場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりです。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の金融・通商政策動向やイラン情勢等様々なリスク要因はあるものの、好調な企業業績と良好な雇用環境、賃上げの持続により、2025年12月に日本銀行が30年ぶりに政策金利を0.75%に引き上げるなどデフレからの脱却を果たし、概ね回復基調で推移しました。 当社グループの事業ドメインであるDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング市場においては、社会経済活動全体のデジタル化への動きに加え、飛躍的な進歩を遂げるAIの利活用に対するニーズの高まりも相まって、旺盛な需要が継続しております。 これらの需要に適確に対応し顧客満足度の維持向上を図るため、当社グループでは、採用、人材育成、処遇向上等の人的資本への積極的な成長投資を継続しました。 また、AI駆動開発等の新規サービスの開発や経営管理体制のさらなる強化を図り、今後の飛躍的な成長に向け経営基盤の整備を進めました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、以下のとおりとなりました。 売上高16,600百万円(前連結会計年度比25.7%増)営業利益3,046百万円(前連結会計年度比16.1%増)経常利益3,063百万円(前連結会計年度比16.1%増)親会社株主に帰属する当期純利益2,027百万円(前連結会計年度比23.9%増)当連結会計年度の業績において、特筆すべき事項は以下のとおりです。 ①売上高 売上高は、前連結会計年度比3,396百万円増加(25.7%増)の16,600百万円となり、9期連続で過去最高を更新しました。 サービス、情報通信、金融、自治体及び製造等を中心とする既存顧客からの旺盛な需要が継続したこと、新規顧客からの需要が着実に増加していること、またコンサルタントの採用が概ね順調に推移したことが主な要因です。 ②採用面 コンサルタント数(注)は、前連結会計年度末比103名増加(16.9%増)の713名となりました。 また、コンサルタント数を含む当社グループ全体の従業員数は、前連結会計年度末比127名増加(18.3%増)の820名となりました。 採用体制の強化、エージェントとの連携強化を継続的に実施するとともに、今後の事業成長の加速を支えるマネジメント層や管理部門の増強も積極的に行いました。 (注)コンサルタント数・・・コンサルティング事業に携わるコンサルタント数(当社グループへの出向者を含み、当社グループ外への出向者を含まないコンサルタントの人数)③販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益 販売費及び一般管理費は、主に、マネジメント層や管理部門の増員・処遇向上に伴う人件費の増加に加え、コンサルタントの増員とコンサルタント1人当たりの採用単価の上昇による採用費用の増加や、ブランディング活動の活発化に伴う広告宣伝費の増加により、前連結会計年度比868百万円増加(32.3%増)の3,562百万円となりました。 営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、販売費及び一般管理費が前述のとおり大幅に増加したものの、売上高が前連結会計年度比25.7%増加したことに加え、単価・稼働・品質の管理徹底を継続したことから、それぞれ前連結会計年度比423百万円増加(16.1%増)の3,046百万円、前連結会計年度比424百万円増加(16.1%増)の3,063百万円、前連結会計年度比391百万円増加(23.9%増)の2,027百万円となり、いずれも過去最高を更新しました。 営業利益及び経常利益については14期連続で過去最高を更新しました。 ④資産、負債及び純資産の状況 総資産は、主に事業拡大による流動資産の増加により前連結会計年度末比2,148百万円(15.8%)増加の15,719百万円となりました。 負債は、賞与引当金等の増加により前連結会計年度末比61百万円(2.0%)増加の3,152百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前連結会計年度末比2,087百万円(19.9%)増加の12,566百万円となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、前連結会計年度末比1,323百万円(18.5%)増加の8,460百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,994百万円(前連結会計年度比25.7%増)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益の計上3,063百万円、法人税等の支払額1,215百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、531百万円(前連結会計年度比139.1%増)となりました。 これは主に敷金及び保証金の差入による支出136百万円、有形固定資産の取得による支出390百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、140百万円(前連結会計年度比43.7%減)となりました。 これは主に配当金の支払額329百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入196百万円によるものです。 生産、受注及び販売の実績(1)生産実績当社グループは単一セグメントであり、当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)前年同期比(%)コンサルティング事業(百万円)9,99026.7合計(百万円)9,99026.7 (2)受注実績当社グループは単一セグメントであり、当連結会計年度における受注実績は次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)コンサルティング事業18,13527.36,75929.4合計18,13527.36,75929.4(注)受注高及び受注残高は作業指示書入手済みの案件を記載しております。 (3)販売実績当社グループは単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)コンサルティング事業(百万円)16,60025.7合計(百万円)16,60025.7(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)㈱パソナ1,46311.12,42814.6 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 分析・検討は、原則、前連結会計年度との対比で行っております。 なお、文中における将来に関する記載は、当連結会計年度末現在(2026年3月31日現在)において判断したものであり、当社グループとしてその実現を約束するものではありません。 (1)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの展開する事業は、コンサルティング事業の単一セグメントです。 中期経営計画等の策定・公表は行っておりませんが、前述の「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおり、経常利益とその中長期的成長を最重要視した経営を行っております。 直近5連結会計年度の経常利益とその成長率の推移は下記のとおりです。 引き続き当該指標のさらなる中長期的成長に注力してまいる所存です。 <直近5連結会計年度の経常利益とその成長率の推移> 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期経常利益(百万円)1,6071,7261,7582,6383,063前連結会計年度比増減率(%)+13.2+7.4+1.9+50.1+16.1 (2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績<当連結会計年度の経営成績>売上高16,600百万円(前連結会計年度比25.7%増)営業利益3,046百万円(前連結会計年度比16.1%増)経常利益3,063百万円(前連結会計年度比16.1%増)親会社株主に帰属する当期純利益2,027百万円(前連結会計年度比23.9%増)(A)売上高 売上高に重要な影響を与える主な要因は、顧客企業のIT投資動向等の市場動向、当社グループのコンサルタント数、コンサルティング事業直接人員数及び当社グループの品質管理に適合したパートナー事業者の確保と認識しております。 その他の要因については前述の「3事業等のリスク」に記載のとおりです。 売上高は、前連結会計年度比3,396百万円増加(25.7%増)の16,600百万円となり、9期連続で過去最高を更新しました。 主な要因は、採用活動に注力しコンサルタント数が前連結会計年度末比103名純増したこと、既存顧客が推し進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)さらにはAX(AIトランスフォーメーション)投資の拡大を背景に、当社グループが得意とするAI等の先端IT技術を駆使したデジタル戦略立案支援、業務・システム変革支援、プロジェクトマネジメント支援等の高付加価値サービスの受注が堅調に推移したこと及びこれら高付加価値サービスの受注単価が堅調に推移したことにあると分析しております。 コンサルタント数(期末人数)、コンサルティング事業直接人員数(期末人数)及び外注費の推移は下記のとおりです。 <コンサルティング事業直接人員数(期末人数)及び外注費の推移> 2024年3月期2025年3月期2026年3月期コンサルティング事業直接人員数(期末人数)※1550632741 (内)コンサルタント数(期末人数)※1529610713外注費(百万円)※2-1,2031,967※1 当連結会計年度の当社グループの業績は、前連結会計年度末のコンサルティング事業直接人員数及びその内数としてのコンサルタント数の多寡にも影響を受けることから、上表では直近3連結会計年度の各期末人数を記載しております。 ※2 外注費については、売上高に対応する外注費のみ記載しております。 (B)営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益 各利益項目に重要な影響を与える主な要因は、前述の売上高の要因に加え、採用活動の進捗度や適正且つ効率的なプロジェクトの品質管理活動と経営管理活動の徹底にあると認識しております。 その他の要因については前述の「3事業等のリスク」に記載のとおりです。 営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ前連結会計年度比423百万円増加(16.1%増)の3,046百万円、前連結会計年度比424百万円増加(16.1%増)の3,063百万円、前連結会計年度比391百万円増加(23.9%増)の2,027百万円となり、いずれも過去最高を更新しました。 営業利益及び経常利益については14期連続で過去最高を更新しました。 主な要因は、マネジメント層や管理部門の増員・処遇向上に伴う人件費の増加に加え、コンサルタントの増員とコンサルタント1人当たりの採用単価の上昇による採用費用の増加や、ブランディング活動の活発化に伴う広告宣伝費の増加により販売費及び一般管理費が前連結会計年度比868百万円(32.3%)増加した一方で、前述の売上高の増加に加え、プロジェクトの品質管理活動と経営管理活動の適正化・効率化を引き続き徹底し、効果的なプロジェクトの品質管理や経営管理ができたことにあると分析しております。 特に、プロジェクトの品質管理活動については、当社グループの信用創造の礎になる活動であるとの認識のもと、重層的な品質管理活動の徹底と不断の改善努力を続けております。 また、経営管理活動については、事業拡大に伴い業務量が増大するなか、優秀なマネジメント要員の獲得に加え、能力の専門化・適材配置、ナレッジの共有化、業務のIT化やAI活用等を推し進めることにより、将来の事業拡大に備えつつ販売費及び一般管理費を拡大局面においても適切に管理することにより利益額の増加に貢献しております。 なお、販売費及び一般管理費のうち採用費については、現状、人材採用は経営上の最重要事項の1つであり当社の採用水準を満たす人材については採用優先で事業運営を行っていることから、経営管理活動の持続的な生産性向上や効率化による利益貢献を目指す他の営業費用項目とは経営管理手法が現状異なる費用項目となっております。 前連結会計年度及び当連結会計年度のグループ全体の従業員数(期末人数)及び管理業務従事者数(期末人数)並びに採用費を除く販売費及び一般管理費は下記のとおりです。 <グループ全体の従業員数(期末人数)及び管理業務従事者数(期末人数)並びに採用費を除く販売費及び一般管理費> 2025年3月期2026年3月期グループ全体の従業員数(期末人数)693820管理業務従事者数(期末人数)6179 従業員総数に対する割合(%)8.89.6採用費を除く販売費及び一般管理費(百万円)2,2532,714 対売上高比率(%)17.116.4 ②財政状態 総資産は、主に事業拡大による流動資産の増加により前連結会計年度末比2,148百万円(15.8%)増加の15,719百万円となりました。 負債は、賞与引当金等の増加により前連結会計年度末比61百万円(2.0%)増加の3,152百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前連結会計年度末比2,087百万円(19.9%)増加の12,566百万円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報①キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容について 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、前連結会計年度末比1,323百万円(18.5%)増加の8,460百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,994百万円(前連結会計年度比25.7%増)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益の計上3,063百万円、法人税等の支払額1,215百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、531百万円(前連結会計年度比139.1%増)となりました。 これは主に敷金及び保証金の差入による支出136百万円、有形固定資産の取得による支出390百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、140百万円(前連結会計年度比43.7%減)となりました。 これは主に配当金の支払額329百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入196百万円によるものです。 ②資本の財源及び資金の流動性について(A)資金需要について 現在の当社グループの事業活動に伴う資金需要としては、運転資金需要と投資資金需要があります。 運転資金需要の主な内容は、従業員への給与、パートナー企業への外注費、従業員の採用費、オフィスの賃借料、その他の販売費及び一般管理費の支払いです。 また、投資資金需要としては、主に先端IT技術の取り込みや事業拡充を目的とした資本提携資金やM&A資金などがあります。 (B)財務政策及び株主還元の基本方針について 当社グループの基本的な財務政策については、当社グループが支援する顧客企業には各業界を代表する大規模事業者様や社会的に重要な機能を担っている事業体が多く含まれ、また当社グループは当該顧客企業の競合優位性を直接支えるIT関連業務に深く関与するケースが多いことから、当社グループの財務上最も重視すべき事項は「安定性」であると認識しており、この認識に基づき比較的厚めの自己資本を保持する方針を採っております。 当面の運転資金や投資資金需要については、安定的に創出される営業キャッシュ・フローと手許流動性で十分対応できるものと想定しておりますが、特にM&A資金等の中長期的な資金で且つ自己資金で十分対応できないケースでは、前述の財務政策の方針に基づき、財務の安定性・健全性を中心に資本の効率性をも考慮しつつ機動的に間接金融及び直接金融による調達を実施していく予定です。 なお、当連結会計年度末の現金及び預金残高は8,460百万円、有利子負債残高はゼロです。 当社グループの株主還元に関する考え方は次のとおりです。 企業経営における戦略的IT投資の重要性が増しており、当社グループのコンサルティング事業は重要な成長局面にあると同時に事業成長機会が潜在的に多数存在していると認識しております。 このため、配当性向を20%~30%とする業績連動型の配当による株主還元と株価動向等を踏まえた機動的な自己株式取得を通じた株主還元を維持しつつ、手許流動性をできるだけ高め、コンサルティング事業の拡充と有望なIT技術や企業体への機動的な成長投資による企業価値向上を通じた株主還元を最重要視する方針を当面採ってまいります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しています。 この財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。 経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」及び「第5経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しておりますが、特に以下に示す重要な会計方針が財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 ①重要な資産の評価基準及び評価方法 当社グループでは、将来有望と思われるIT技術を有する企業や潜在的に大きな相乗効果が見込まれる企業に対し戦略的な投資を行う場合がありますが、その他有価証券のうち市場価格のない株式等以外のものについては、決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)により、市場価格のない株式等については、移動平均法による原価法により評価しております。 その他有価証券については、株式相場の下落や投資先企業の業績不振等により時価又は実質価額が著しく下落した場合には、回復する見込みがあると認められる場合を除き、当該時価又は実質価額まで減損処理を行う可能性があります。 ②重要な引当金の計上基準(A)受注損失引当金 当社グループでは、手持ち受注プロジェクトのうち当連結会計年度末で将来の特定の損失の発生可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができるプロジェクトについては、連結会計年度末以降に発生が見込まれる損失について引当計上しております。 当社グループでは、プロジェクトのリスク管理を経営上の最重要課題として位置づけ、各子会社の担当事業部及び品質管理の専門部署を中心にリスクの把握とその解決手段に関する知識・経験の蓄積に注力しています。 上記の引当金の計上についても蓄積した知識と経験に基づく最も合理的な数値を算出するよう最善の注意を払っておりますが、実際のプロジェクトで発生した損失額が、見積額と異なる場合には引当金の追加計上等が必要になる場合があります。 (B)品質保証引当金 当社グループでは、プロジェクトの契約不適合責任期間において、契約に従い顧客に対して無償で役務提供を実施する場合があります。 このような売上計上後の追加原価に備えるため、個別に追加原価の発生可能性を勘案し計算した見積り額を品質保証引当金として計上しております。 具体的には、契約不適合責任期間に対応する必要な工数を見積り、標準単価を乗ずる方法によっております。 当社グループでは、プロジェクトの品質管理を経営上の最重要課題の一つとし、受注時から検収・納品まで最善の努力を傾けていますが、実際のプロジェクトで発生した契約不適合等による補修費用が見積りと異なる場合には、引当金の追加計上が必要になる場合があります。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当社グループにおけるコンサルティング事業の研究開発活動として、様々な技術テーマで技術検証活動を実施しており、この活動に伴う当連結会計年度の研究開発費の総額は67百万円です。 内訳は、コンサルタントの人件費、経費及び外部への委託費であります。 なお、当社は単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 主な活動テーマは以下の通りです。 (1)企業変革を実現する新たなコンサルティングサービス及び人材育成サービスの開発(2)ソフトウェアアーキテクチャ・プラットフォーム構築ニーズに迅速に対応するための技術動向調査及び各ソリューションへのAI活用に向けた検証・設計 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 (1)主要な設備の新設 当社グループでは、当連結会計年度において392百万円の設備投資を実施いたしました。 (有形固定資産及び自社利用のソフトウェア受入ベース数値) 主な内訳は、パソコン、サーバー及びその周辺機器の購入によるものが93百万円、晴海本社増床に伴う建物附属設備及び什器備品等の購入283百万円となっております。 なお、これらの所要資金については自己資金で賄っております。 (2)主要な設備の除却・売却等該当事項はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 (1)提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容 帳簿価額従業員数(人)建物附属設備(百万円)工具、器具及び備品(百万円)ソフトウエア(百万円)合計(百万円) 本社(東京都中央区) コンサルティング事業建物附属設備及び情報機器等132503943 (注)1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.上記ソフトウェアは主に自社利用のソフトウェアです。 (2)国内子会社 2026年3月31日現在会社名 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物附属設備(百万円)工具、器具及び備品(百万円)ソフトウエア(百万円)合計(百万円)ULSコンサルティング㈱ 本社(東京都中央区)他1事業所 コンサルティング事業建物附属設備及び情報機器等97208-306698ピースミール・テクノロジー㈱ 本社(東京都中央区) コンサルティング事業建物附属設備及び情報機器等3130-6234ピースミール・テクノロジー㈱ 札幌事業所(北海道札幌市中央区) コンサルティング事業建物附属設備及び情報機器等13-437㈱アークウェイ 本社(東京都中央区) コンサルティング事業情報機器等-1-18 (注)現在休止中の主要な設備はありません。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設 設備の新設等の計画はありません。 (2)重要な設備の除却 設備の除却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 67,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 392,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 44 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 8 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 8,486,193 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 株式投資の区分の基準及び考え方 当社では、投資株式について、専ら株式の価値の変動又は配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式に区分しております。 ② 当社における株式の保有状況 当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である当社の株式の保有状況については以下のとおりです。 a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社の政策保有株式の保有に関する方針については、当該政策保有株式の保有が、経済合理性及び保有意義の観点から当社グループの中長期的な企業価値成長に資すると判断される場合を除き、原則として政策保有株式を保有しない方針です。 政策保有株式を保有する場合には、取締役会にて中長期的な観点から保有目的及び経済合理性を確認の上、個別銘柄ごとに保有の適否を検証するものとします。 保有意義が希薄化した銘柄については、当該銘柄の縮減を検討します。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式4466非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 該当事項はありません。 b.保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 c.当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 d.当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 466,000,000 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 漆原 茂東京都世田谷区25,686,00045.40 高橋 敬一神奈川県横浜市中区2,920,0005.16 ULSグループ従業員持株会東京都中央区晴海1丁目8‐10 トリトンスクエアタワーX14階2,399,3574.24 株式会社インテック富山県富山市牛島新町5番5号2,200,0003.89 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-121,207,5002.13 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8-1 赤坂インターシティAIR1,158,8002.05 NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT, UK(東京都中央区日本橋3丁目11-1)910,2001.61 小野寺 大造東京都豊島区647,6001.14 馬場 由美子神奈川県横浜市磯子区616,5001.09 BBH FOR GRANDEUR PEAK GLOBAL OPPORTUNITIES FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)225 PICTORIA DRIVE, SUITE 450, CINCINNATI, OH, 45246 U. S. A.(東京都千代田区丸の内1丁目4番5号)489,9500.87計-38,235,90767.58(注)1.当社は自己株式(7,276,620株)を保有しておりますが、上記大株主の状況からは除外しております。2.2025年10月1日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を行っております。 |
| 株主数-金融機関 | 3 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 33 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 20 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 68 |
| 株主数-個人その他 | 4,062 |
| 株主数-その他の法人 | 26 |
| 株主数-計 | 4,212 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | BBH FOR GRANDEUR PEAK GLOBAL OPPORTUNITIES FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) |
| 株主総利回り | 2 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Shareholders2
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度 期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式6,228,80057,624,200-63,853,000合計6,228,80057,624,200-63,853,000自己株式 普通株式727,6626,548,958-7,276,620合計727,6626,548,958-7,276,620(注)1.普通株式の発行済株式の株式数の増加57,624,200株は、2025年10月1日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割をしたことによる増加57,423,600株及び新株予約権の行使による増加200,600株であります。 2.普通株式の自己株式の株式数の増加は、2025年10月1日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割をしたことによるものであります。 |
Audit
| 監査法人1、連結 | ひびき監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年6月17日ULSグループ株式会社 取締役会 御中 ひびき監査法人 東京事務所 代表社員業務執行社員 公認会計士田中 弘司 業務執行社員 公認会計士香取 隆道 <連結財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているULSグループ株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ULSグループ株式会社及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 ULSコンサルティング株式会社における売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 ULSグループ株式会社及び連結子会社は、単一の事業としてコンサルティング事業を営んでおり、主に顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域におけるコンサルティングサービスを展開している。 連結損益計算書に計上されている当連結会計年度の売上高は、16,600百万円であり、その大半が子会社であるULSコンサルティング株式会社で計上されている。 ULSコンサルティング株式会社は、基本的に準委任契約又は請負契約の締結時に顧客との間で提供する役務の内容を明確にしたうえで業務を実施しており、売上高は契約単位であるプロジェクトごとに管理されている。 また、プロジェクトの大半は1年以内に完了し、複数年度にわたるプロジェクトは少ない。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.(4)に記載のとおり、ULSコンサルティング株式会社の売上高は顧客との契約における義務を履行するに従って一定の期間にわたり収益を認識する方法により計上されている。 売上高は企業の事業活動の規模を示す重要な指標であり、金額的重要性も高いことから、個々のプロジェクトの売上の発生と期間帰属に関する認識を誤った場合、会社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクが存在する。 また、コンサルティング事業における成果物は無形であることから、売上高取引の発生の事実及びその義務の履行については、プロジェクトごとに実態判断する必要がある。 以上より、当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性を検討するにあたり、主に以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価 ULSコンサルティング株式会社の売上高の計上プロセスに関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価にあたっては、特に以下に焦点を当てた。 ・プロジェクトを実行している事業部門から独立した管理部門が、プロジェクトごとの売上高について関連する証憑資料との照合等によって、売上取引の発生の事実及び義務の履行に疑義を生じさせる事象の発生の有無について検証を行う内部統制 (2)売上高の検証・金額的重要性、新規取引、及び利益率等の指標から個別に抽出したプロジェクトについて、提案書、見積書、契約書、週次で開催されるプロジェクトに関する進捗報告会議の資料、請求書及び入金記録等の証憑資料を閲覧し、各種資料間及び会計処理との整合性を確認するとともに、必要に応じて関係者に対する質問を実施し、取引の合理性及び会計処理の妥当性について検討した。 ・上記以外のプロジェクトからもサンプルを抽出し、契約書等の関連する証憑資料との突合を実施した。 (3)その他の手続 売上高が計上されたプロジェクトに関連する売上債権について、期末日基準で取引先に対する残高確認を実施した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、ULSグループ株式会社の2026年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、ULSグループ株式会社が2026年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上(※)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 ULSコンサルティング株式会社における売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 ULSグループ株式会社及び連結子会社は、単一の事業としてコンサルティング事業を営んでおり、主に顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域におけるコンサルティングサービスを展開している。 連結損益計算書に計上されている当連結会計年度の売上高は、16,600百万円であり、その大半が子会社であるULSコンサルティング株式会社で計上されている。 ULSコンサルティング株式会社は、基本的に準委任契約又は請負契約の締結時に顧客との間で提供する役務の内容を明確にしたうえで業務を実施しており、売上高は契約単位であるプロジェクトごとに管理されている。 また、プロジェクトの大半は1年以内に完了し、複数年度にわたるプロジェクトは少ない。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.(4)に記載のとおり、ULSコンサルティング株式会社の売上高は顧客との契約における義務を履行するに従って一定の期間にわたり収益を認識する方法により計上されている。 売上高は企業の事業活動の規模を示す重要な指標であり、金額的重要性も高いことから、個々のプロジェクトの売上の発生と期間帰属に関する認識を誤った場合、会社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクが存在する。 また、コンサルティング事業における成果物は無形であることから、売上高取引の発生の事実及びその義務の履行については、プロジェクトごとに実態判断する必要がある。 以上より、当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性を検討するにあたり、主に以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価 ULSコンサルティング株式会社の売上高の計上プロセスに関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価にあたっては、特に以下に焦点を当てた。 ・プロジェクトを実行している事業部門から独立した管理部門が、プロジェクトごとの売上高について関連する証憑資料との照合等によって、売上取引の発生の事実及び義務の履行に疑義を生じさせる事象の発生の有無について検証を行う内部統制 (2)売上高の検証・金額的重要性、新規取引、及び利益率等の指標から個別に抽出したプロジェクトについて、提案書、見積書、契約書、週次で開催されるプロジェクトに関する進捗報告会議の資料、請求書及び入金記録等の証憑資料を閲覧し、各種資料間及び会計処理との整合性を確認するとともに、必要に応じて関係者に対する質問を実施し、取引の合理性及び会計処理の妥当性について検討した。 ・上記以外のプロジェクトからもサンプルを抽出し、契約書等の関連する証憑資料との突合を実施した。 (3)その他の手続 売上高が計上されたプロジェクトに関連する売上債権について、期末日基準で取引先に対する残高確認を実施した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | ULSコンサルティング株式会社における売上高 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | ULSグループ株式会社及び連結子会社は、単一の事業としてコンサルティング事業を営んでおり、主に顧客企業の競争優位性を支える戦略的IT投資領域におけるコンサルティングサービスを展開している。 連結損益計算書に計上されている当連結会計年度の売上高は、16,600百万円であり、その大半が子会社であるULSコンサルティング株式会社で計上されている。 ULSコンサルティング株式会社は、基本的に準委任契約又は請負契約の締結時に顧客との間で提供する役務の内容を明確にしたうえで業務を実施しており、売上高は契約単位であるプロジェクトごとに管理されている。 また、プロジェクトの大半は1年以内に完了し、複数年度にわたるプロジェクトは少ない。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.(4)に記載のとおり、ULSコンサルティング株式会社の売上高は顧客との契約における義務を履行するに従って一定の期間にわたり収益を認識する方法により計上されている。 売上高は企業の事業活動の規模を示す重要な指標であり、金額的重要性も高いことから、個々のプロジェクトの売上の発生と期間帰属に関する認識を誤った場合、会社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクが存在する。 また、コンサルティング事業における成果物は無形であることから、売上高取引の発生の事実及びその義務の履行については、プロジェクトごとに実態判断する必要がある。 以上より、当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 |
| 開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.(4) |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人はULSコンサルティング株式会社における売上高の発生及び期間帰属の適切性を検討するにあたり、主に以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価 ULSコンサルティング株式会社の売上高の計上プロセスに関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価にあたっては、特に以下に焦点を当てた。 ・プロジェクトを実行している事業部門から独立した管理部門が、プロジェクトごとの売上高について関連する証憑資料との照合等によって、売上取引の発生の事実及び義務の履行に疑義を生じさせる事象の発生の有無について検証を行う内部統制 (2)売上高の検証・金額的重要性、新規取引、及び利益率等の指標から個別に抽出したプロジェクトについて、提案書、見積書、契約書、週次で開催されるプロジェクトに関する進捗報告会議の資料、請求書及び入金記録等の証憑資料を閲覧し、各種資料間及び会計処理との整合性を確認するとともに、必要に応じて関係者に対する質問を実施し、取引の合理性及び会計処理の妥当性について検討した。 ・上記以外のプロジェクトからもサンプルを抽出し、契約書等の関連する証憑資料との突合を実施した。 (3)その他の手続 売上高が計上されたプロジェクトに関連する売上債権について、期末日基準で取引先に対する残高確認を実施した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
| 監査法人1、個別 | ひびき監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2026年6月17日ULSグループ株式会社 取締役会 御中 ひびき監査法人 東京事務所 代表社員業務執行社員 公認会計士田中 弘司 業務執行社員 公認会計士香取 隆道 <財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているULSグループ株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの第26期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ULSグループ株式会社の2026年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 投資有価証券及び関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、貸借対照表において、投資有価証券466百万円及び関係会社株式808百万円を計上する持株会社であり、当該金額は当事業年度の総資産額の19%に相当する。 【注記事項】 (重要な会計方針)1.に記載のとおり、子会社株式とその他有価証券のうち市場価格のない株式等の評価方法及び評価基準については、移動平均法による原価法を採用している。 これらは市場価格のない株式等であり、実質価額が著しく下落した場合には、回復する見込みがあると認められる場合を除き、当該実質価額まで減損処理を行う必要がある。 市場価格のない株式等の実質価額が著しく下落しているかどうかの評価には経営者の判断が含まれ、会社の投資有価証券及び関係会社株式について減損処理が行われると財務諸表全体に与える金額的影響が高くなる可能性がある。 当事業年度末においては減損処理をした株式等はなかったが、当監査法人は、会社が持株会社であることを踏まえ、投資有価証券及び関係会社株式に関する評価の妥当性が、財務諸表監査において相対的に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、投資有価証券及び関係会社株式の評価の妥当性を検討するにあたり、主に以下の監査手続を実施した。 ・取締役会議事録の閲覧及び経営者等への質問を通じて投資先及び関係会社の財政状態の悪化の兆候を示す事象の有無を検討した。 ・投資有価証券及び関係会社株式の帳簿価額と実質価額を比較し、実質価額の著しい下落の有無を検討した。 ・帳簿価額との比較に際して用いた実質価額が、投資先及び関係会社の適切な財務数値等を基礎として合理的に評価されているか検討した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上(※)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 投資有価証券及び関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、貸借対照表において、投資有価証券466百万円及び関係会社株式808百万円を計上する持株会社であり、当該金額は当事業年度の総資産額の19%に相当する。 【注記事項】 (重要な会計方針)1.に記載のとおり、子会社株式とその他有価証券のうち市場価格のない株式等の評価方法及び評価基準については、移動平均法による原価法を採用している。 これらは市場価格のない株式等であり、実質価額が著しく下落した場合には、回復する見込みがあると認められる場合を除き、当該実質価額まで減損処理を行う必要がある。 市場価格のない株式等の実質価額が著しく下落しているかどうかの評価には経営者の判断が含まれ、会社の投資有価証券及び関係会社株式について減損処理が行われると財務諸表全体に与える金額的影響が高くなる可能性がある。 当事業年度末においては減損処理をした株式等はなかったが、当監査法人は、会社が持株会社であることを踏まえ、投資有価証券及び関係会社株式に関する評価の妥当性が、財務諸表監査において相対的に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、投資有価証券及び関係会社株式の評価の妥当性を検討するにあたり、主に以下の監査手続を実施した。 ・取締役会議事録の閲覧及び経営者等への質問を通じて投資先及び関係会社の財政状態の悪化の兆候を示す事象の有無を検討した。 ・投資有価証券及び関係会社株式の帳簿価額と実質価額を比較し、実質価額の著しい下落の有無を検討した。 ・帳簿価額との比較に際して用いた実質価額が、投資先及び関係会社の適切な財務数値等を基礎として合理的に評価されているか検討した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 投資有価証券及び関係会社株式の評価 |
| その他の記載内容、個別 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
| その他、流動資産 | 1,000,000 |
| 工具、器具及び備品(純額) | 268,000,000 |
| 有形固定資産 | 38,000,000 |
| ソフトウエア | 0 |
| 無形固定資産 | 1,000,000 |
| 投資有価証券 | 466,000,000 |
| 繰延税金資産 | 68,000,000 |
| 投資その他の資産 | 1,766,000,000 |
BS負債、資本
| 未払金 | 28,000,000 |
| 未払法人税等 | 322,000,000 |
| 未払費用 | 59,000,000 |
| 賞与引当金 | 36,000,000 |
| 資本剰余金 | 1,330,000,000 |