財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-18 |
| 英訳名、表紙 | IBIDEN CO.,LTD. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 河島 浩二 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 岐阜県大垣市神田町2丁目1番地 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 0584(81)3111(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 年月沿革1912年11月揖斐川電力株式会社設立1915年10月西横山発電所発電開始、出力3,000KW、電力供給業開始1917年12月大垣工場(岐阜県大垣市)を開設1921年6月東横山発電所発電開始、出力6,400KW(現在・14,600KW)1925年3月広瀬発電所発電開始、出力5,200KW(現在・8,900KW)1935年12月川上発電所発電開始、出力2,950KW(現在・4,400KW)1939年8月河間工場(岐阜県大垣市)を開設1940年1月商号を揖斐川電気工業株式会社に改称1942年4月西横山・西平両発電所を譲渡、電力供給業を廃止1943年11月青柳工場(岐阜県大垣市)を開設1949年5月東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式上場(2004年9月 大阪証券取引所上場廃止)1969年4月特殊炭素製品の製造・販売開始1969年6月衣浦工場(愛知県高浜市)を開設1972年9月電子回路製品の製造・販売開始1974年3月断熱材セラミックファイバーの製造・販売開始1982年11月商号をイビデン株式会社に改称1987年4月ファインセラミックス製品の製造・販売開始1989年4月大垣北工場(岐阜県揖斐川町)を開設1991年3月アメリカ合衆国にセラミック製品販売会社マイクロメック株式会社を設立(現・連結子会社)1991年12月オランダに金融統括会社イビデンネザーランズ株式会社(現・イビデンヨーロッパ株式会社)を設立(現・連結子会社)1993年3月シンガポールに電子関連製品販売会社イビデンシンガポール株式会社を設立(現・連結子会社)1995年5月アメリカ合衆国に金融統括会社イビデンインターナショナル株式会社(現・イビデンU.S.A.株式会社)を設立(現・連結子会社)1999年8月台湾に電子関連製品販売会社台湾揖斐電股分有限公司を設立(現・連結子会社)2000年5月フィリピンに電子関連製品製造会社イビデンフィリピン株式会社(現・連結子会社)及び土地管理会社イビデンフィリピンランドホールディングス株式会社を設立(現・連結子会社)2000年6月中国に電子関連製品販売会社揖斐電電子(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)2000年12月韓国に電子関連製品販売会社イビデンコリア株式会社を設立(現・連結子会社)2004年5月ハンガリーにDPF製造会社イビデンハンガリー株式会社を設立(現・連結子会社)2007年4月大垣中央事業場(岐阜県大垣市)を開設2008年5月マレーシアに電子関連製品製造会社イビデンエレクトロニクスマレーシア株式会社を設立(現・連結子会社)2008年12月神戸事業場(岐阜県神戸町)を開設2011年8月韓国にセラミック製品製造会社イビデングラファイトコリア株式会社を設立(現・連結子会社)2011年9月シンガポールに金融統括会社イビデンアジアホールディングス株式会社を設立(現・連結子会社)2013年8月メキシコにDPF製造会社イビデンメキシコ株式会社を設立(現・連結子会社)2018年10月特例子会社、イビデンオアシス株式会社を設立(現・連結子会社)2020年6月中国に触媒担体保持・シール材製造会社揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司を設立(現・連結子会社)2020年12月イタリアの炭素製品の加工・販売会社エルジーグラファイト株式会社の株式を取得(現・連結子会社)2021年8月イビデンヒューマンネットワーク株式会社を設立(現・連結子会社)2022年4月東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより各市場第一部からプライム市場及びプレミア市場へ移行2025年10月大野事業場(岐阜県大野町)を開設 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 イビデン株式会社(当社)の企業集団は、子会社29社及び関連会社1社であり、事業内容は、電子、セラミック、建設、建材、樹脂、食品等の製造・販売を主に、設備工事関係、保守、サービス等を行っているほか、グループ製品・原材料等の運送業務を営んでおります。 当社グループの事業内容と当該事業における位置付けは、次のとおりであります。 区分主要製品及び事業内容主要な会社電子パッケージ基板当社イビデン樹脂㈱イビデン産業㈱イビデンU.S.A.㈱(米国)イビデンシンガポール㈱(シンガポール)イビデンヨーロッパ㈱(オランダ)台湾揖斐電股分有限公司(台湾)イビデンフィリピン㈱(フィリピン)揖斐電電子(上海)有限公司(中国) イビデンコリア㈱(韓国)イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱(マレーシア)セラミック環境関連セラミック製品、特殊炭素製品、ファインセラミックス製品、セラミックファイバー当社イビデンケミカル㈱イビデンU.S.A.㈱(米国)マイクロメック㈱(米国)イビデンメキシコ㈱(メキシコ)イビデンシンガポール㈱(シンガポール)イビデンヨーロッパ㈱(オランダ)イビデンハンガリー㈱(ハンガリー)エルジーグラファイト㈱(イタリア) イビデンコリア㈱(韓国)揖斐電電子(上海)有限公司(中国)イビデングラファイトコリア㈱(韓国)揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司(中国)その他設備の設計・施工住宅設備機器、メラミン化粧板法面工事・造園工事等の土木工事の設計・施工合成樹脂の加工業農畜水産物の加工業情報サービス業自動車運送業、石油製品の販売事務代行業、請負業欧州域内の投資・金融米国内の投資・金融アジア域内の投資・金融土地所有・管理イビデンエンジニアリング㈱イビケン㈱イビデングリーンテック㈱イビデン樹脂㈱イビデン物産㈱、南寧大南食品有限公司(中国)タック㈱イビデン産業㈱㈱イビデンキャリア・テクノ、イビデンオアシス㈱イビデンヒューマンネットワーク㈱ イビデンヨーロッパ㈱(オランダ)イビデンU.S.A.㈱(米国)イビデンアジアホールディングス㈱(シンガポール)イビデンフィリピンランドホールディングス㈱(フィリピン)他1社 上記の企業集団等の状況について、事業系統図を示すと次のとおりであります。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(連結子会社) イビデングリーンテック㈱岐阜県大垣市300その他100―当社設備の設計・施工をしております。 イビデンケミカル㈱岐阜県大垣市137セラミック73.4――イビケン㈱岐阜県大垣市96その他100――イビデン産業㈱岐阜県大垣市77その他78.5―当社グループの製品、原材料などの運送及び石油製品を納入しております。 タック㈱岐阜県大垣市60その他100―当社グループの計算業務、ソフト開発をしております。 イビデン樹脂㈱岐阜県揖斐郡池田町60電子その他60―当社の電子関連製品の製造の一部を委託しております。 なお、当社所有の土地、建物、製造設備を賃借しております。 イビデンヒューマンネットワーク㈱岐阜県大垣市50その他100―当社グループへ人材派遣をしております。 なお、当社所有の土地、建物を賃借しております。 イビデン物産㈱岐阜県本巣市30その他100―貸付金有イビデンエンジニアリング㈱岐阜県大垣市30その他100―当社設備の設計・施工をしております。 ㈱イビデンキャリア・テクノ岐阜県大垣市30その他90(60)―当社グループへ人材派遣をしております。 なお、当社所有の土地、建物を賃借しております。 イビデンオアシス㈱岐阜県大垣市20その他100(45.0)―当社グループへ人材派遣をしております。 ㈱いえ・VISION岐阜県岐阜市18その他100(100)――イビデンU.S.A.㈱ (注)2CA, U.S.A.千米ドル118,355電子セラミックその他100―米国グループ会社の金融サービスを統括しております。 当社の電子関連製品及びセラミック製品を販売しております。 イビデンメキシコ㈱San LuisPotoshi Mexico千メキシコペソ211,631セラミック100(100)―当社のセラミック製品を製造します。 マイクロメック㈱MA, U.S.A.千米ドル2,700セラミック100(100)―当社の炭素製品を加工・販売しております。 イビデンヨーロッパ㈱ (注)2Hoofddorp Netherlands千ユーロ95,800電子セラミックその他100―欧州域内の投資・金融サービスを統括しております。 当社の電子関連製品及びセラミック製品を販売しております。 イビデンハンガリー㈱ (注)2Dunavarsany Hungary千ハンガリーフォリント9,250,000セラミック100(99)―当社のセラミック製品を製造しております。 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)エルジーグラファイト㈱Caselle LandiItaly千ユーロ400セラミック100(100)―当社の炭素製品を加工・販売しております。 イビデンアジアホールディングス㈱(注)2Singapore千シンガポール・ドル1,000その他100―アジア域内の投資・金融サービスを統括しております。 イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱ (注)2Penang Malaysia千リンギット525,286電子100(100)―当社の電子関連製品を製造します。 イビデングラファイトコリア㈱ (注)2韓国浦項市千ウォン119,800,000セラミック100(100)―当社のセラミック製品を製造しております。 イビデンフィリピン㈱Batangas Philippines千フィリピン・ペソ2,520,000電子100―当社の電子関連製品を製造しております。 揖斐電精密陶瓷(蘇州)有限公司中国蘇州市千米ドル45,000セラミック100―当社のセラミック製品を製造します。 揖斐電電子(上海)有限公司中国上海市千米ドル1,720電子セラミック100―当社の電子関連製品及びセラミック製品を販売しております。 イビデンコリア㈱韓国ソウル千ウォン420,000電子セラミック100(100)―当社の電子関連製品及びセラミック製品を販売しております。 台湾揖斐電股份有限公司台湾高雄市千ニュータイワンドル7,500電子100(100)―当社の電子関連製品を販売しております。 イビデンシンガポール㈱Singapore千シンガポール・ドル300電子100(100)―当社の電子関連製品及びセラミック製品を販売しております。 南寧大南食品有限公司中国広西壮族自治区千中国元18,848その他100(100)――イビデンフィリピンランドホールディングス㈱ (注)5BatangasPhilippines千フィリピン・ペソ324,790その他39.8――(持分法適用関連会社) いぶき水力発電㈱ (注)6滋賀県米原市64その他19.5(19.5)―― (注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2 特定子会社に該当しております。 3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 4 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。 5 持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配をしているため子会社としております。 6 持分は、100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)電子5,608〔955〕セラミック2,301〔231〕その他2,581〔875〕全社(共通)615〔43〕合計11,105〔2,104〕 (注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。 なお、臨時従業員には、パートタイマー及び派遣社員の従業員を含んでおります。 2 全社(共通)は、管理部門の従業員であります。 (2) 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)4,036〔903〕40.216.97,663,1914.11 セグメントの名称従業員数(名)電子2,999 〔807〕セラミック422 〔53〕全社(共通)615 〔43〕合計4,036 〔903〕 (注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。 なお、臨時従業員には、パートタイマー及び派遣社員の従業員を含んでおります。 2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3 全社(共通)は、管理部門の従業員であります。 (3) 労働組合の状況1946年2月に結成され、イビデン労働組合と称し、従業員4,036名のうち2026年3月31日現在の組合員数は3,543名であります。 1954年11月に上部団体の合化労連(現JEC連合)へ加盟しております。 労使間は円満な関係を維持しており、特記すべき事項はありません。 (4)多様性に関する指標対象 (注)1管理職に占める女性労働者の割合(%)男性の育児休業取得率(%)(注)2,7労働者の男女の賃金の差異(%)(注)3,4正規労働者非正規労働者(注)5,6全ての労働者イビデン㈱2.582.876.382.075.7イビデンエンジニアリング㈱3.3100.066.055.663.7イビデングリーンテック㈱2.155.663.639.763.1イビデン産業㈱4.30.071.776.469.4タック㈱9.637.577.3125.877.7㈱イビデンキャリア・テクノ0.0100.074.161.576.1イビデン樹脂㈱0.00.069.181.170.0イビデンヒューマンネットワーク㈱0.0-59.993.588.3イビケン㈱2.6-76.465.377.0イビデン物産㈱5.0100.055.869.851.3 (注)1.上記の対象会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出をしており、(1)連結会社の状況、 (2)提出会社の状況上で記載をしている従業員数などと異なる場合があります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3.上記の対象各社の賃金体系は、職位により設定されており、性別による賃金の格差はなく、同じ職位における男性、女性の賃金は同一です。 発生している格差は、職位ごとの性別構成比の差に起因するものです。 4.男女間賃金格差を算出する際の労働者の数は、所定労働時間等を労働した正規雇用労働者の人員を基準としています。 所定労働時間等が異なる労働者は、基準から人員数を換算して算出しております。 なお所定労働時間が特定できない労働者は、算出の対象から除外しております。 5.非正規労働者には、パートタイマー及び嘱託社員など有期雇用社員を含んでおり、派遣社員は含んでおりません。 6.非正規労働者は、定年後再雇用した管理職相当の労働者、及びアルバイトなど時間給の労働者を含んでおり、統計上、職位間の賃金の分散が大きく表れています。 加えて、非正規労働者の絶対数が少ないことから、対象によって賃金の差異の幅が大きくなっております。 7.当該年度に育児休業の対象となる子の出生が無い場合には「-」を記載しております。 (5) 使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。 当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況 (8)役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針① 経営の基本方針当社は、「私たちは、人と地球環境を大切にし、革新的な技術で、豊かな社会の発展に貢献します」という企業理念の実現のために、「共有すべき行動精神」として「誠実」「和」「積極性」及び「イビテクノの進化」を掲げ、全役職員の行動の柱としております。 この方針に基づき、社会に有用な技術・製品の開発・提供を行うとともに、全てのステークホルダーから信頼・評価される企業経営に努めております。 ② 中期経営計画と活動の柱当社グループでは、次の飛躍に向け、2023年度より始動する5か年の新たな中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」(略称:MNS115Plan)を策定いたしました。 新中期経営計画におきましては、5本の活動の柱(強化していく力)を軸に、事業環境変化に対応し、持続可能な成長の実現に向けて全社グループ一丸となって取り組んでまいります。 活動の柱及び重点実施項目は以下のとおりであります。 活動の柱1. 事業の競争力強化 “稼ぐ力”〔重点実施項目〕1) 既存の価値・ビジネスモデルを常態とせず、革新に挑戦するマインドの継続2) 競争力を維持する高い商品力と契約で担保された確かなビジネスモデルの実践3) 全社一体型システムの展開によるグローバル経営の強化 活動の柱2. 新規製品の事業化 “伸ばす力”〔重点実施項目〕1) 市場変化・顧客ニーズ・利便性に基づく新製品を、独創性あるビジネスモデルで事業化2) 関連会社も参画した新製品・新事業開発によるグループ連結での成長を実現 活動の柱3. モノづくりの改革 “継続する力”〔重点実施項目〕1) 「改善と維持」の継続的な実践によるナレッジワーカーの育成で、現場力を強化2) 国内・海外工場の一体運営を可能にするOne Factory構想の実現3) データ(DX)とメカニズム(基礎技術)解析による技能の継承と外部の知見の効率的活用 活動の柱4. 企業文化の改革 “変える力”〔重点実施項目〕1) 人的資本経営を、「経営」の視点と「従業員(ウェルビーイング)」の視点で実践2) 目的意識を持った自立型人財と柔軟な組織編成による変化への対応 活動の柱5. ESG経営の推進 “永続する力”〔重点実施項目〕1) エネルギーマネジメント・環境経営によるGX推進でCO2排出削減目標を達成2) SDGsの事業への紐づけによる活動の活性化と定着3) 高度化する外部要求への対応を通じた業界トップ水準のガバナンス体制の構築 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の世界経済の見通しにつきましては、中東情勢などの地政学リスクの影響や、為替相場を含む金融資本市場の急激な変動などにより、不安定かつ不透明な状況が継続すると見込んでおります。 当社グループにおきましては、事業環境変化に強いビジネスモデルの構築と最新のデジタル技術の導入・展開による歩留り・生産性改善を進め、競争力強化を図るとともに、市場の変化に対し、グローバルで生産体制を機動的かつ柔軟に運営することで、事業への影響を最小限に留めてまいります。 電子事業におきましては、生成AI用サーバー向けの需要は引続き好調に推移しており、汎用サーバー向けの需要も緩やかな成長基調で推移しております。 2026年度は、AI分野の更なる成長に加えて、データ量の増加に伴う処理能力の向上と省電力ニーズの両立が求められることにより、汎用サーバー向けを含む高機能ICパッケージ基板全体の需要成長が見込まれます。 当社におきましては、2026年度から2028年度の3ヶ年で電子事業への総額約5,000億円規模の投資を実行することで、成長市場における高付加価値製品の受注増加の機会を最大限に取り込んでまいります。 また、デジタル技術の活用による高効率・高品質なモノづくりを目指したOne Factory構想に基づくグローバルでの品質力強化と匠(たくみ)人材の育成による現場力の強化を進めてまいります。 セラミック事業におきましては、DPF・AFP事業の主力である自動車排気系部品市場について、中国経済の停滞リスクは依然としてあるものの、内燃機関向け製品の需要は継続するとみております。 当社におきましては、成長市場である中国・インドを中心とした新興国市場の産業用車両(トラック・建機など)向けの需要を確実に取込み、安定した収益を維持するとともに、電動車向けのバッテリー安全部材及び周辺部材の受注拡大に向けた取り組みを強化してまいります。 また、FGM事業においては、従来の半導体製造装置向けに加え、新たにエネルギー(原子力)分野など、自社の競争力が最大限に発揮できる市場に計画的な投資を行うことで、事業を拡大してまいります。 その他事業におきましては、国内グループ各社の独自競争力を持つコア事業の拡大と合わせて選択と集中を実施することで、安定した電力事業とともに、当社グループの電子事業・セラミック事業に次ぐ「第3の収益の柱」としての位置づけを確かなものにしてまいります。 当社グループでは、2023年度より始動しております5ヵ年の中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」で掲げている5本の活動の柱(強化していく5つの力)に基づき、事業環境変化に確実に対応するとともに、安定した成長の実現に向け、全社グループ一丸となって取り組んでまいります。 また、経営と従業員の視点による人的資本経営の一環として、自立型人財の育成を可能にする企業風土および人事制度の改革を推進することで、社員一人ひとりが働きがいと誇りを持って働くことができる環境を整備してまいります。 さらに、経営の基盤としてのESG経営を推進するとともに、リスクマネジメント体制を強化することで、安定した経営を通じた持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 当社グループといたしましては、これらの経営課題・リスクに着実に対処することで、収益基盤を一層強固なものとし、中期経営計画の目標達成とともに、その先の永続的・安定的な成長を実現するための取り組みを継続してまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティ関連記載事項 1. サステナビリティ関連記載事項の作成方法について ① 全般的情報 当社グループのサステナビリティ関連記載事項は、当期においてはサステナビリティ開示基準(サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が公表する基準をいう。 以下同じ。 )のすべての定めには準拠しておりませんが、2028年3月期以降において、すべての定めに準拠できるよう必要な措置を講じております。 本サステナビリティ関連記載事項は、当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)を報告期間として作成しております。 なお、本サステナビリティ関連財務開示は、第994回取締役会(2025年5月20日)の決議に基づき、取締役会の委託を受けた代表取締役社長の承認(2026年6月18日付)を受けております。 ② ガイダンスの情報源に関する情報 サステナビリティ関連記載事項の作成に当たっては、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の報告書並びにSASBスタンダードなど国際的なガイダンスを参考にしております。 (2)サステナビリティに関するガバナンス2024年度より、当社を取り巻くサステナビリティを含めたリスク及び機会に関わる課題を経営層で議論する、「サステナビリティマネジメント委員会」を設置しております。 当委員会では、グローバルリスクの動向や事業へのインパクト、並びに当社の事業活動が社会に与える影響から、重要性の高い事象を議論し、当社のリスク及び機会に関わる課題を決定しております。 また、課題への対応策は、経営層より実行組織である各部門の方針に展開されています。 当委員会は、代表取締役社長を委員長として、毎年2回以上開催されます。 なお、サステナビリティに関して特に重要な課題については、取締役会へ付議・報告されます。 当社では、取締役会が、グループ全体のサステナビリティ関連のリスク及び機会を監督する責任を負います。 サステナビリティに関連するガバナンス体制図は次のとおりであります。 サステナビリティ関連のリスク及び機会に対応するために定めた戦略を監督するためのスキルについては、当社取締役会が備えるべきスキルセットの一つに選定しております。 当社取締役会が備えるべきスキルセット、スキル・マトリックスについては、株主総会参考書類において開示しております。 詳細は、当社ウェブサイトに掲載の「第173回定時株主総会 参考書類・事業報告等」の4頁~6頁をご参照下さい。 また、取締役のスキル開発については、サステナビリティの取り組みの先進企業による勉強会の開催、重要なサステナビリティ課題に関連する団体からの最新情報の提供、並びに個々の取り組みに対する議論の場の設置等により、適切な経営判断及び監督を行うための基盤を醸成しております。 なお、気候変動を含むサステナビリティ関連のパフォーマンス指標は、現状、役員報酬と連動はしておりませんが、今後それらを連動させることを検討いたします。 (3)戦略当社は、中期経営計画の中でESG経営の推進を柱の一つに置き、サステナビリティ関連のリスク及び機会への対応を中長期的な企業価値向上に影響を与える重要要素と位置づけております。 当社の事業課題や環境変化、世界経済フォーラムなどの国際機関や業界団体で議論される社会課題などの中から、当社事業と関連性の高い事項についてをサステナビリティマネジメント委員会で、発生の頻度や影響の大きさからその重要性の評価を行っております。 当社グループでは、当社グループの見通しに影響を与えると合理的に見込み得るサステナビリティ関連のリスク及び機会の影響が生じると見込む短期・中期・長期の時間軸について、短期を1年、中期を2年から5年、長期を6年以上と定義しております。 上記プロセス及び各種ガイダンスから当社グループの事業及びビジネスモデルを踏まえて評価した結果、当社グループの見通しに影響を与えると合理的に見込み得るサステナビリティ関連のリスク及び機会として、次のリスク及び機会を識別しております。 ・大規模自然災害(異常気象) [中~長期]・気候変動・脱炭素化(移行) [短~長期]・労働人口減少 [短~中期]・環境規制強化 [短~中期]・労働安全衛生 [短~中期] (4)リスク管理全社的なリスクマネジメントの推進体制として、代表取締役社長を委員長とする「リスクマネジメント全社推進委員会」を設置し、毎年1回以上開催し、重要リスクの対策内容や進捗状況の報告などを行っております。 全社的リスクマネジメント(ERM)を具体的に進めるため、リスクカテゴリー毎の主管部門を配置し、社内及び国内・海外グループ会社の状況、業務形態に応じた活動を推進しております。 また、サステナビリティマネジメント委員会の中で、事業活動に影響の大きい環境、社会側面の課題として、気候変動、大規模自然災害への対応、及び労働人口減少に対応するための人的資本経営の実践を認識しています。 以上のサステナビリティ課題は、それぞれGX推進部門、安全衛生部門及び人事部門が主管部門となり、環境/安全衛生全社委員会、中央労使委員会などの社内会議体において、経営層らによって方針と進捗などを、確認・評価しております。 なお、2025年度は重要課題の中から、気候変動対策及び労働安全衛生に関して、取締役会へ付議・報告が行われております。 前連結会計年度からリスク及び機会の管理プロセスに変更はありません。 [リスクマネジメント推進体制図] なお、当社のサステナビリティに関する取り組みは多岐にわたっております。 開示にあたって、当社の事業活動に重大な影響を与える気候変動対策及び人的資本経営に関する事項については、有価証券報告書を含む幅広い媒体で開示しております。 また、水資源を含む資源の有効活用など、事業活動が社会に影響を与える事項を含むその他の課題は、統合報告書又はウェブサイト上で開示しております。 (5)気候変動、大規模自然災害への対応(ア)ガバナンス当社を取り巻く気候変動のリスク及び機会とその対応案を、毎年1回以上開催する環境/安全衛生全社委員会で審議し、実行責任者である各本部長により、社内に展開しております。 全社の対応計画及び実績は、GX推進担当役員により定期的に取締役会に報告され、監督を受けております。 また方針を全社員が参加する活動に展開するため、事業場ごとの環境委員会などで、各部門の活動項目を議論し決定しております。 (イ)戦略環境負荷を緩和し、次世代へと受け継ぐために、環境ビジョン2050を定め、地球環境との共存に向けて取り組んでおります。 当社は、気候変動対応を重要な経営課題の一つに位置づけ、事業成長と気候変動対応の両立に向け、低炭素での操業を可能にする生産技術の革新と、脱炭素社会に貢献する技術開発をグループ一丸となって進めております。 また、サプライチェーン全体で脱炭素を実現していくため、取引先とも協力して活動を推進してまいります。 また、気候変動に関連するリスク及び機会を正しく認識するため、事業戦略に及ぼす影響を評価し、将来の事業戦略策定に活用していくためシナリオ分析を実施しております。 シナリオ分析を通じて、現状の対応の妥当性と将来の課題の確認を行っております。 気候変動に伴う事業環境の変化とその影響から、重要性の高い事業リスク及び機会を認識し、中期経営計画の中で対応を進めてまいります。 ●気候変動のシナリオ分析について なお、最新のシナリオ分析の結果は、当社ウェブサイト「地球環境との共存」及び統合報告書2026で2026年9月末に開示の予定です。 (ウ)指標及び目標環境ビジョン2050の実現に向けた温室効果ガス排出削減の2030年度目標を策定しております。 カーボンニュートラル目標として、2040年代のできるだけ早い段階で、温室効果ガス排出の実質ゼロを達成することとし、その2030年度マイルストーン目標として2017年度比で、排出総量を30%削減、及び排出原単位を50%以上削減することを掲げております。 (2017年度 温室効果ガス排出量:666千トン-CO2e)(参照:下記図表「温室効果ガス排出量の推移」)温室効果ガス排出の実質ゼロに向けた考え方として、排出を減らす、排出源を変える、排出を回収するの3つの段階で活動を進めております。 現在は、排出を減らす活動として、新設備の導入、工場棟の建設など投資のタイミングと合わせ、よりエネルギー効率の高い設備や排出の少ない技術の導入、及び排出源を変える活動として、自家発電をはじめ再生可能エネルギーの活用と導入、実用化が進む新エネルギーの積極的な導入の検討を進めております。 温室効果ガス排出量の削減に向けて、新規工場の省エネ設備導入・既存工場の生産設備への省エネ技術の導入と稼働の効率化、並びに海外拠点における再生可能エネルギー活用の継続・拡大を行っております。 一方で、2025年度の温室効果ガス排出量は、新規工場である大野事業場の立ち上げが開始したことにより、昨年度対比で増加しており、温室効果ガスの排出総量(スコープ1と2の合計)は、293千トン-CO2eとなっております。 (参照:下記図表「温室効果ガス排出量の推移」) 温室効果ガスの排出実績、排出基準は、当社ウェブサイト「環境データ集」及び統合報告書でも情報を開示しております。 また、気候変動の影響による異常気象やそれに伴う洪水、その他地震等大規模な自然災害が発生した場合には、自社工場の操業の停止、又はサプライチェーンの寸断等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 影響を最小限にするため、洪水や地震など自然災害への局所的な対策の強化、災害発生時の緊急事態対応の体制や初動対応マニュアルの整備、サプライチェーンの確保をはじめとする、事業継続・復旧計画の策定を継続的に進めております。 ●温室効果ガス排出量(注)1(注)2の推移 (注)1.温室効果ガス排出量の目標と実績については、GHGプロトコル、並びに日本国関連法令(地球温暖化対策推進法、省エネ法)に基づき算定しており、目標はスコープ1と2を対象としております。 なお、測定の対象としている範囲は、イビデングループで、国内外の生産に関わる拠点をカバーした数値です。 (注)2.算出時の排出係数は、日本国の環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」、並びに電力供給会社、ガス供給会社提供の係数を使用しています。 2020年度よりスコープ2の排出量算出にあたり、より実態に近い情報を提供するため、電力会社の排出係数が不明確な場合は、国際エネルギー機関が公表する換算係数(IEA Emissions Factors)に見直して算出を行いました。 なお、すべての情報は2026年4月時点で公開されている各種係数に基づいて算出したものとなっています。 ●温室効果ガス排出量の実績 単位2024年度2025年度対象範囲GHG排出量(Scope1)*1*21,000tCO₂e158149イビデングループGHG排出量(Scope2)*1*2 マーケット基準1,000tCO₂e121144イビデングループ ロケーション基準1,000tCO₂e280331イビデングループGHG排出量(Scope3)*21,000tCO₂e1,2691,042イビデングループ*3 1)購入した製品・サービス1,000tCO₂e751782イビデングループ*4 2)資本財1,000tCO₂e434179イビデングループ*5 3)燃料及びエネルギー関連活動1,000tCO₂e5352イビデングループ*6 4)輸送・配送(上流)1,000tCO₂e109イビデン単体*7 5)事業から出る廃棄物1,000tCO₂e1414イビデン単体*8 6)出張1,000tCO₂e11イビデングループ*9 7)通勤1,000tCO₂e55イビデングループ*10 8)リース資産(上流)-‐-対象外*11 9)輸送、配送(下流)-‐-対象外*12 10)販売した製品の加工-‐-対象外*13 11)販売した製品の使用-‐-対象外*12 12)販売した製品の廃棄-‐-対象外*12 13)リース資産(下流)-‐-対象外*14 14)フランチャイズ-‐-対象外*15 15)投資-‐-対象外*16 *1:温室効果ガス排出量の目標と実績については、GHGプロトコル、並びに日本国関連法令(地球温暖化対策推進法・省エネ法)に基づき算定しており、目標はスコープ1と2を対象としています。 なお、測定の対象としている範囲は、イビデングループで国内外の生産に関わる拠点をカバーした数値です。 算出時の排出係数は、日本国の環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」、並びに電力供給会社、ガス供給会社提供の係数を使用しています。 20年度より間接排出量(Scope2)の排出量算出にあたり、より実態に近い情報を提供するため、電力会社の排出係数が不明確な場合は、国際エネルギー機関が公表する換算係数(IEA Emissions Factors)に見直して算出を行いました。 なお、すべての情報は2026年4月時点で公開されている各種係数に基づいて算出しています。 *2:温室効果ガス排出量の実績は、外部機関により検証されています。 排出量の算出に当たっては、使用燃料や使用電力量等の活動量及び排出原単位等の要素を用いて算出しています。 そのため、自社グループ内の一次データだけでなく、第三者によって作成、供給される二次データを使用した概算を組み合わせて算出しています。 *3:Scope3の一部のカテゴリーは、イビデン単体のみ計上しています。 *4:製品の調達金額に排出原単位を乗じて算出しています。 *5:設備投資額に排出原単位を乗じて算出しています。 *6:燃料・電力使用量に排出原単位を乗じて算出しています。 *7:輸送重量に距離、排出原単位を乗じて算出しています。 *8:種類別・処理方法別廃棄物量に排出原単位を乗じて算出しています。 *9:従業員数に排出原単位を乗じて算出しています。 *10:従業員数に出勤日数と排出原単位を乗じて算出しています。 *11:別スコープに含まれているため、対象外としています。 *12:当社製品は中間製品であり、関連する排出に与える影響が小さいため、対象外としています。 *13:当社の製品は中間製品ですが、出荷後に当社の製品自体に加工されることはありません。 製品を販売する顧客が製品を組み立てますが、関連する排出量はさまざまな顧客のそれぞれのプロセスによるものであり、当社の製品によって影響を受ける排出量を合理的に計算することはできないため、対象外としています。 *14:事業規模として総売上の2%未満であり、影響が少ないため、対象外としています。 *15:該当する事業を行っていないため、対象外としています。 *16:投資事業を目的とした株式は取得していないため、対象外としています。 ●内部炭素価格に関する開示 当社は、社内カーボンプライシングを2022年1月に導入し、社内で炭素価格を設定し、設備投資などの際に将来コストの一部として炭素の影響額を見える化し、将来の脱炭素化を前提とした運用を始めています。 (単位:円/t-CO2e) 当連結会計年度温室効果ガス排出に係るコストの評価に用いている内部炭素価格10,000 (6)人的資本経営の実践に関する対応(ア)ガバナンス当社グループの人的資本に関する戦略及び計画は、経営会議や事業計画を審議する会議体で議論しており、人的資本経営に関する特に重要な課題については、取締役会へ付議・報告されます。 また、労働安全衛生に関しては、環境/安全衛生全社委員会の委員長である担当役員(品質・技術・生産担当)のもと環境安全衛生管理責任者を置き、各事業場長を中心とした労働安全衛生管理体制を構築しております。 毎年1回以上の頻度で開催される環境/安全衛生全社委員会は、会長、社長、経営役員、関連会社社長及び労働組合委員長等が参加し、全社の活動目的、目標の進捗確認を目的に実施し、全社の労働安全衛生管理を監督しております。 (イ)戦略社員は事業を展開し、社会に価値を提供する主体です。 一人ひとりが会社の方針、戦略をよく理解し、自立的に行動することで、高い生産性を維持しつつ働きがいを感じられる職場づくりに取り組んでおります。 当社は、中期経営計画の中で、企業文化の変革を柱の一つに置き、人的資本経営の実践を重点実施項目に掲げております。 事業環境が変化する中で、中期経営計画で掲げる経営戦略を実現するためには、自立型人財の育成と環境変化に対応できる制度運営により組織を強化することが不可欠です。 自立型人財とは、当事者意識を持ち、自分のやるべきことを自ら考え、機敏に動ける人財であり、自立型人財の育成に向けて、当社は、キャリア開発、制度・施策の側面から社員の支援を進めております。 育成面では、知識・スキルを向上させる教育体系の整備と、キャリア面談等を通じてキャリアプランを明確化することで個人のキャリア開発を進めております。 加えて、適切な評価・処遇を実現するための人事制度改革を進めると共に、適所に適材を配置する施策や多様な働き方を実現する制度を運営することで、目的意識を持った個人の自立を促す環境の整備を進めております。 また、これらの取り組みの基盤となるのは、組織の活性化、社員のウェルビーイング、帰属意識の向上の視点で、当社らしい企業文化を醸成していくことです。 性別、国籍など属性に囚われない多様な英知を持つ社員が、自由闊達に意見を交わせる職場づくりを進め、組織の活性化を図ります。 一方で、労働安全衛生に関する不備や意識の低下、設備・作業環境の不適切な管理等に起因して、労働災害や健康被害が発生した場合には、従業員の就業意欲や生産性の低下を招くとともに、社会的信用の失墜や事業活動に影響を与えるおそれがあります。 事業活動に参加する全ての人々の生命への危険並びに健康への悪影響を最小限にすることを基本とし、事業活動と労働安全衛生の調和を実現してまいります。 安全・安心で、いきいき働くことができる職場環境で、目的意識を持った自立型人財が成果を残し、個人の成果が組織の成果に繋がり、さらに高い意欲を持っていきいきと活躍することができるよう、組織をマネジメントすることで、事業の強化につなげてまいります。 (ウ)指標及び目標中期経営計画の実現に向けた経営側面の指標と、従業員側面の指標を策定しております。 経営側面の指標として、日本国内で事業を拡大する中で必要な人財を確保し、正規労働者・非正規労働者の最適な人員バランス構成を維持するとともに、自立型の人財を育成するために一人当たりの教育時間を指標として教育の拡充を進めております。 また、労働者が安心して働ける環境を整備し、安全第一の意識を徹底することで労働災害度数率の削減を進めてまいります。 2025年度の労働災害度数率は0.60と、2024年度対比で増加しております。 増加原因として、事業拡大に伴う非定常作業の増加や、作業に不慣れな従業員の増加を特定しており、これら課題の解決に向けた対策を講じております。 当社は、中期目標として2027年度に一人当たり教育時間を21時間/年の達成(24年度に目標見直しを実施)、並びに重大災害ゼロを継続するとともに労働災害度数率を0.10以下とすることをめざしております。 また、従業員側面の指標として、福利厚生や社員の定着といった社内指標に加えて、多様な英知を持つ社員の活躍に向けた成果の一つとしての女性管理職比率を指標としております。 当社は、中期目標として2027年度に女性管理職比率3%以上をめざして活動を進めております。 課題指標範囲2024年度実績2025年度実績2027年度目標個人の成長(人財の育成)一人当たり教育時間イビデン単体18.7時間/年19.4時間/年21時間/年イビデングループ(注)113.7時間/年13.8時間/年-(注)2多様な英知を持つ社員の活躍推進女性管理職比率(注)3イビデン単体2.4%2.5%3%以上イビデングループ(注)12.8% 3.2% 4.8%以上 安全・安心な労働環境 労働災害度数率イビデングループ0.300.60 0.10以下 上記を含む人的資本に関する指標の実績は、当社ウェブサイト「社会性データ集」及び統合報告書で情報を開示しております。 2025年度の実績は、同ウェブサイト及び統合報告書2026で2026年9月末に開示の予定です。 (注)1.一人当たり教育時間は、地域によって教育体系や人事制度が異なり、統一した指標の設定が困難であり、女性管理職比率については、国内法を基本とした取り組みであり、海外拠点は対象としていないため、イビデン及び国内グループ会社を範囲としています。 (注)2.各社の業態に応じて教育を実施しており、目標は設定していません。 (注)3.女性管理職比率は、課長級相当以上における女性の比率です。 |
| 戦略 | (3)戦略当社は、中期経営計画の中でESG経営の推進を柱の一つに置き、サステナビリティ関連のリスク及び機会への対応を中長期的な企業価値向上に影響を与える重要要素と位置づけております。 当社の事業課題や環境変化、世界経済フォーラムなどの国際機関や業界団体で議論される社会課題などの中から、当社事業と関連性の高い事項についてをサステナビリティマネジメント委員会で、発生の頻度や影響の大きさからその重要性の評価を行っております。 当社グループでは、当社グループの見通しに影響を与えると合理的に見込み得るサステナビリティ関連のリスク及び機会の影響が生じると見込む短期・中期・長期の時間軸について、短期を1年、中期を2年から5年、長期を6年以上と定義しております。 上記プロセス及び各種ガイダンスから当社グループの事業及びビジネスモデルを踏まえて評価した結果、当社グループの見通しに影響を与えると合理的に見込み得るサステナビリティ関連のリスク及び機会として、次のリスク及び機会を識別しております。 ・大規模自然災害(異常気象) [中~長期]・気候変動・脱炭素化(移行) [短~長期]・労働人口減少 [短~中期]・環境規制強化 [短~中期]・労働安全衛生 [短~中期] |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 社員は事業を展開し、社会に価値を提供する主体です。 一人ひとりが会社の方針、戦略をよく理解し、自立的に行動することで、高い生産性を維持しつつ働きがいを感じられる職場づくりに取り組んでおります。 当社は、中期経営計画の中で、企業文化の変革を柱の一つに置き、人的資本経営の実践を重点実施項目に掲げております。 事業環境が変化する中で、中期経営計画で掲げる経営戦略を実現するためには、自立型人財の育成と環境変化に対応できる制度運営により組織を強化することが不可欠です。 自立型人財とは、当事者意識を持ち、自分のやるべきことを自ら考え、機敏に動ける人財であり、自立型人財の育成に向けて、当社は、キャリア開発、制度・施策の側面から社員の支援を進めております。 育成面では、知識・スキルを向上させる教育体系の整備と、キャリア面談等を通じてキャリアプランを明確化することで個人のキャリア開発を進めております。 加えて、適切な評価・処遇を実現するための人事制度改革を進めると共に、適所に適材を配置する施策や多様な働き方を実現する制度を運営することで、目的意識を持った個人の自立を促す環境の整備を進めております。 また、これらの取り組みの基盤となるのは、組織の活性化、社員のウェルビーイング、帰属意識の向上の視点で、当社らしい企業文化を醸成していくことです。 性別、国籍など属性に囚われない多様な英知を持つ社員が、自由闊達に意見を交わせる職場づくりを進め、組織の活性化を図ります。 一方で、労働安全衛生に関する不備や意識の低下、設備・作業環境の不適切な管理等に起因して、労働災害や健康被害が発生した場合には、従業員の就業意欲や生産性の低下を招くとともに、社会的信用の失墜や事業活動に影響を与えるおそれがあります。 事業活動に参加する全ての人々の生命への危険並びに健康への悪影響を最小限にすることを基本とし、事業活動と労働安全衛生の調和を実現してまいります。 安全・安心で、いきいき働くことができる職場環境で、目的意識を持った自立型人財が成果を残し、個人の成果が組織の成果に繋がり、さらに高い意欲を持っていきいきと活躍することができるよう、組織をマネジメントすることで、事業の強化につなげてまいります。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 中期経営計画の実現に向けた経営側面の指標と、従業員側面の指標を策定しております。 経営側面の指標として、日本国内で事業を拡大する中で必要な人財を確保し、正規労働者・非正規労働者の最適な人員バランス構成を維持するとともに、自立型の人財を育成するために一人当たりの教育時間を指標として教育の拡充を進めております。 また、労働者が安心して働ける環境を整備し、安全第一の意識を徹底することで労働災害度数率の削減を進めてまいります。 2025年度の労働災害度数率は0.60と、2024年度対比で増加しております。 増加原因として、事業拡大に伴う非定常作業の増加や、作業に不慣れな従業員の増加を特定しており、これら課題の解決に向けた対策を講じております。 当社は、中期目標として2027年度に一人当たり教育時間を21時間/年の達成(24年度に目標見直しを実施)、並びに重大災害ゼロを継続するとともに労働災害度数率を0.10以下とすることをめざしております。 また、従業員側面の指標として、福利厚生や社員の定着といった社内指標に加えて、多様な英知を持つ社員の活躍に向けた成果の一つとしての女性管理職比率を指標としております。 当社は、中期目標として2027年度に女性管理職比率3%以上をめざして活動を進めております。 課題指標範囲2024年度実績2025年度実績2027年度目標個人の成長(人財の育成)一人当たり教育時間イビデン単体18.7時間/年19.4時間/年21時間/年イビデングループ(注)113.7時間/年13.8時間/年-(注)2多様な英知を持つ社員の活躍推進女性管理職比率(注)3イビデン単体2.4%2.5%3%以上イビデングループ(注)12.8% 3.2% 4.8%以上 安全・安心な労働環境 労働災害度数率イビデングループ0.300.60 0.10以下 上記を含む人的資本に関する指標の実績は、当社ウェブサイト「社会性データ集」及び統合報告書で情報を開示しております。 2025年度の実績は、同ウェブサイト及び統合報告書2026で2026年9月末に開示の予定です。 (注)1.一人当たり教育時間は、地域によって教育体系や人事制度が異なり、統一した指標の設定が困難であり、女性管理職比率については、国内法を基本とした取り組みであり、海外拠点は対象としていないため、イビデン及び国内グループ会社を範囲としています。 (注)2.各社の業態に応じて教育を実施しており、目標は設定していません。 (注)3.女性管理職比率は、課長級相当以上における女性の比率です。 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) テクノロジーの変革・移行当社グループの事業は、複数の事業セグメントから構成されており、その中でも主たる事業である電子部門は、主に半導体メーカー及び各種エレクトロニクス製品を製造するメーカーに、またセラミック部門は、主に自動車メーカーに製品を供給しております。 当社グループの製品は厳しい競争下にあるため、常に研究開発の継続による新製品の開発が求められております。 ①電子部門の製品に関しては、当社グループ製品が採用されているサーバー及びパソコン市場において、技術革新や製品ニーズが大きく変化する可能性があります。 こうした市場の変化による影響を最小限にとどめるため、技術革新に向けた情報収集と技術構築、受注製品構成の変化に柔軟に対応できるリソース配分と生産体制の構築を図っております。 ②セラミック部門の自動車関連製品に関しては、排気ガス関連規制の延期、EV・ハイブリッド車の普及加速などによる内燃機関向け製品需要の変化に備え、顧客ニーズの変化や競合を含む市場動向を確認しながら、成長市場へ注力した生産・供給体制への移行とEV化対応の製品開発と販売拡大を図っております。 競争環境下で、高水準の新製品開発投資を継続して行う必要がありますが、技術革新の目覚しい市場において、顧客のニーズを満足させる新技術を的確に予想することは容易ではなく、当社グループが常に技術の変化に対応し、新製品をタイムリーに開発・供給できるとは限りません。 また、想定外の世界の経済情勢の悪化や製品市場の急激な変化により、当社グループの製品の需要が大幅に落ち込んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 品質管理について当社グループは、事業展開している各国の生産拠点で所定の品質基準に基づき、各種製品を生産しております。 当社グループが提供する製品は、高い信頼性が求められるものが多いため、更なる信頼性の向上のため品質データの自動検証システムの整備を進めるなど、製品の品質には細心の注意を払っておりますが、全ての製品について欠陥がなく、将来にわたっても重大な品質問題を引き起こさないという保証はありません。 万一、大規模な製造物責任賠償につながるような製品の欠陥及び品質不良が発生した場合には、製造物責任保険で賄いきれない賠償責任を負担する可能性があると同時に、信用の失墜による売上高の低下を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 地政学上のリスクについて 当社グループは、顧客ニーズへの迅速な対応及び製品供給を行うために、販売・生産拠点の現地化を重要な企業戦略の一つとして、積極的に生産拠点の拡充を進めてきました。 また安定した製品供給に向けて、サプライチェーンの事業継続性の確保についても、積極的に取り組んでおります。 当社グループの生産拠点及び販売先、調達先がある特定地域の持つ政治的、社会的な緊張から来る、突然の制度、法規則の変更等による突発的な調達・出荷・操業等の停止が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対応して当社グループは、グローバルな生産体制、ネットワークを活用した代替出荷や生産、原材料の複数購買化、代替材料の採用検討など、特定地域での突発事象の影響を緩和する柔軟な運用を図っております。 しかしながら、特定地域での突然の制度、法律又は規則の変更等の政治的要因、市場環境の急激かつ大幅な変化(悪化)等の経済的要因等に起因する予期し得ない事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) インフレーション/原材料・エネルギーの高騰について当社グループは、多数の外部の取引先から原材料及び部品、エネルギー等を調達しておりますが、当社グループ製品の製造に必要とされる主要原材料・部品、エネルギーには、限られた供給元に依存しているものがあります。 当社グループは、継続して市場に製品を供給し続けるため、使用効率の改善を行うとともに、原材料・部品を長期安定供給及び低価格での供給を受けるための努力を行っております。 しかしながら、当社グループが制御できないものを含め、需要の急増に伴う供給不足、供給先からの供給遅延及び供給停止等、継続的に安定供給に影響を与える多くの要因があります。 このような事態が発生した場合や原材料等の市場における需給バランスの変化等によりその価格が高騰した場合には、当社グループの生産活動に影響を及ぼし、顧客への製品の納入や品質確保に支障をきたす可能性があります。 また、製造原価の上昇に伴い、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) サイバーリスク①システム障害の発生について当社グループは、製造・研究開発・経営情報管理・会計・人財マネジメントを含む様々なビジネスプロセスや活動を管理・支援するために、様々な情報技術ネットワークやシステムを利用しています。 これらの情報システムの利用に当たっては、安全対策が施され、加えてシステムのバックアップ体制の構築や障害発生時の早期復旧策の構築をはじめとする対策を講じておりますが、外部からのサイバー攻撃やインフラの障害などにより、操業が一時的に停止する可能性があります。 ②技術情報等の流出について当社グループは、事業運営に関連する技術、営業、個人及び経営全般に関する情報等を多数保有しております。 これらの情報管理には、社内規程の整備、従業員教育等の対策を講じておりますが、予見し難い状況の発生、又は故意、過失の如何に関係ない人為的な行為に起因する理由等によって、外部に情報が流出し、第三者が不正取得・使用する可能性があり、このような事態が生じた場合には、この対応のために生じる多額の費用負担や顧客等からの信頼の失墜が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 大規模自然災害について当社グループは、国内外に多数の事業拠点を有しており、地震、洪水等大規模な自然災害が発生した場合には、自社工場の操業の停止、又はサプライチェーンの寸断等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらの影響を最小限にするため、自然災害による局所的な災害時の事業継続・復旧計画の策定、サプライチェーンにおける複数拠点調達化を図ってまいります。 (7) 気候変動・脱炭素化について気候変動の加速を受けた気候変動関連の規制強化がエネルギー調達コストの上昇を招くリスクと捉え、発電効率の高い発電設備の増強などエネルギー効率の高い生産プロセスの実現・自社再生可能エネルギーの効率的な活用を図っております。 また、セラミック事業における内燃機関向け製品需要の変化への対応に加えて、脱炭素化を想定した新規事業の創出に向けた取り組みを進めております。 しかしながら、当社グループが操業及び製品を販売する国・地域での排出権取引などの制度化、並びに法律又は規則の変更等の政治的要因、市場環境の急激かつ大幅な変化等の経済的要因等に起因する予期し得ない事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 労働人口の減少について当社グループでは技術を支えるのも事業を支えるのも人が根幹であり、多様な人財こそが当社グループの持続的成長の生命線と捉えております。 しかしながら、日本国内で進む少子高齢化から来る労働人口の減少による人財の不足により人財の確保・育成が計画通りに遂行できなかった場合、技術者不足による事業の停滞から、当社グループの事業戦略及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し、当社ではデジタル技術(AI及びDX)を活用した業務の効率化、自動化の促進と多様性のある人財の活躍支援に取り組むと共に、社員エンゲージメントの向上とブランディング強化を進めることで、人財の確保を図っております。 (9) その他財務上のリスク①為替変動について当社グループは、海外での販売比率が高く、また世界各国に事業を展開していることから、当社グループの外貨建ての輸出入取引や子会社の現地通貨建ての収益、費用、資産、負債は連結財務諸表作成のために円換算されるため、為替相場の変動の影響を大きく受けることになります。 当社グループにおいては、為替相場の変動リスクを縮小あるいはヘッジするための対策を講じておりますが、為替相場の変動による影響を完全に排除することは不可能であり、米ドル、ユーロ等の主要通貨及び現地通貨に対して、円高が急激かつ長期に進行した場合には、当社グループの業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ②保有有価証券の価格変動について当社グループは、主に銀行や取引先等との関係構築・維持のための政策上の投資として株式を保有しておりますが、株式相場の大幅な下落、又は株式保有先の財政状態の悪化や倒産等により、保有する株式の価額が著しく下落し、しかも回復可能性が認められない場合は、保有する株式の減損処理により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③繰延税金資産の回収可能性の評価について当社グループは、将来減算一時差異に対して将来の課税所得を合理的に見積った上で回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しておりますが、実際の課税所得が予測と異なり回収可能性に疑義が生じた場合、もしくは税率の変更等を含む各国の税制の変更があった場合には、繰延税金資産の計算の見直しが必要となります。 その結果として、繰延税金資産の取崩が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④設備投資について設備投資に関して、当社グループは、電子部門及びセラミック部門の国内外での生産体制整備のため、今後も設備投資を行う予定でおります。 設備投資について、当該設備を事業の用に供した時期に機械装置などの本勘定に振り替え、減価償却を開始しております。 固定資産の取得に関して適切な会計処理が行われるように、資産計上予定表に基づき事業の用に供した時期の承認を行うなどの内部統制を構築しております。 投資にあたっては、将来の需要予測と当社グループの競争力を基に、投資効率を勘案して決定しておりますが、競合他社の開発・市場参入動向、最終製品の需要動向の変化により、当初予想した受注量を確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑤減損会計について当社グループは、事業用の設備、不動産など様々な有形・無形の固定資産を所有しております。 こうした資産は、時価の下落や、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になるなど、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより、減損処理が必要となる場合があり、減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における世界経済は、米国の関税率引上げを含む政策変更に伴う影響に加えて、欧米における政策金利動向や為替及び株式市場の大きな変動、中国における経済成長の停滞、さらには中東情勢をはじめとした地政学リスクの顕在化など、不安定な状況が継続しました。 国内経済においては、全体として緩やかな回復基調にはあったものの、物価上昇の継続や世界経済の情勢変化を起因とした下押し圧力、自動車産業を中心とした米国の通商政策による影響など、楽観視できない状況が継続しました。 半導体・電子部品業界の市場は、サーバー市場においては、生成AI関連を中心とした成長領域は引続き好調に推移しました。 データセンター向け汎用サーバー市場は、緩やかな成長基調で推移しましたが、パソコン市場は、全体として力強さに欠ける水準で推移しました。 自動車業界の排気系部品市場は、米国の関税政策変更に端を発する世界的な景気先行きの不透明感により、グローバルでの自動車生産台数の伸びは鈍化しました。 このような情勢のもと、当社におきましては、2023年度より始動しております5ヵ年の中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」に基づき、強靭かつしなやかなビジネスモデルの構築を中心とした事業競争力強化や、DXを活用したモノづくり改革など、5本の活動の柱(強化していく5つの力)と製造業としての基盤活動を軸に、事業環境変化への対応と、持続可能な成長の両立に向けた取り組みを進めております。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 ① 財政状態及び経営成績の状況(ア)財政状態当連結会計年度末における総資産は9,604億25百万円(前年同期比11.2%減)となりました。 流動資産は4,655億41百万円(同15.3%減)、固定資産は4,948億83百万円(同7.0%減)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、4,030億12百万円(同31.0%減)となりました。 流動負債は2,216億45百万円(同32.4%減)、固定負債は1,813億67百万円(同29.3%減)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は5,574億12百万円(同12.1%増)となりました。 (イ)経営成績当連結会計年度の売上高は4,162億1百万円と前連結会計年度に比べ467億64百万円(12.7%)増加しました。 営業利益は620億27百万円と前連結会計年度に比べ144億5百万円(30.3%)増加しました。 経常利益は608億22百万円と前連結会計年度に比べ129億32百万円(27.0%)増加しました。 親会社株主に帰属する当期純利益は637億13百万円と前連結会計年度に比べ300億8百万円(89.0%)増加しました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (電子事業)電子事業の売上高は2,433億16百万円となり、前連結会計年度に比べ23.4%増加しました。 同事業の営業利益は、452億48百万円となり、前連結会計年度に比べ68.5%増加しました。 (セラミック事業)セラミック事業の売上高は825億54百万円となり、前連結会計年度に比べ1.8%減少しました。 同事業の営業利益は76億46百万円となり、前連結会計年度に比べ37.4%減少しました。 (その他事業)その他事業の売上高は903億30百万円となり、前連結会計年度に比べ2.5%増加しました。 同事業の営業利益は89億64百万円となり、前連結会計年度に比べ3.0%増加しました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、2,929億8百万円となり、前連結会計年度末より977億47百万円減少しました。 各キャッシュ・フローの概要は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によって得られた資金は、1,064億7百万円となり、前期に比べ、124億88百万円の資金の減少となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益が増加した一方、投資有価証券売却益が増加したこと、前受金の増減額が増加から減少に転じたことにより資金が減少したことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動に使用された資金は、524億16百万円となり、前期に比べ、1,117億65百万円の支出の減少となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出が減少したこと、投資有価証券の売却による収入が増加したことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によって使用された資金は、1,575億11百万円となり、前期に比べ、1,503億97百万円の支出の増加となりました。 これは主に借入金の返済による支出が増加したこと、社債の発行による収入が減少したことによります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (ア)生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)電子219,68725.3セラミック84,3207.9その他12,790△0.5合計316,79918.9 (注) 金額は、販売価格によっております。 (イ)受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)電子223,04120.739,07027.8合計223,04120.739,07027.8 (注) セラミック及びその他部門は主として見込生産であります。 (ウ)販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)電子243,31623.4セラミック82,554△1.8その他90,3302.5合計416,20112.7 (注)1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりです。 相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)NVIDIA Corp. 75,07720.3122,47029.4Intel Corp.76,70920.875,31918.1Advanced Micro Devices Inc.40,70711.0-- ※当連結会計年度のAdvanced Micro Devices Inc.の販売実績は、総販売実績の10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、これらの記載には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断しております。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(ア)経営成績等 a.財政状態 (資産合計)当連結会計年度末における総資産は9,604億25百万円(前年同期比11.2%減)となりました。 流動資産は4,655億41百万円(同15.3%減)、固定資産は4,948億83百万円(同7.0%減)となりました。 流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金が977億47百万円減少したことによります。 固定資産の減少の主な要因は、建設仮勘定が902億26百万円減少したことによります。 (負債合計)当連結会計年度末の負債合計は、4,030億12百万円(同31.0%減)となりました。 流動負債は2,216億45百万円(同32.4%減)、固定負債は1,813億67百万円(同29.3%減)となりました。 流動負債の減少の主な要因は、短期借入金が500億円減少したことと、1年内償還予定の社債が250億円減少したことによります。 固定負債の減少の主な要因は、長期借入金が600億円減少したことと、社債が150億円減少したことによります。 (純資産合計)当連結会計年度末の純資産合計は5,574億12百万円(同12.1%増)となりました。 純資産合計の増加の主な要因は、利益剰余金が567億18百万円増加したことによります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の45.35%から57.27%となりました。 また、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,756円66銭から1,969円85銭となりました。 b.経営成績 (売上高及び営業利益)売上高は、4,162億1百万円(前年同期比12.7%増)となりました。 売上原価は、2,845億32百万円(前年同期比11.1%増)となりました。 売上原価率は1.0ポイント改善し、68.4%となりました。 この結果、営業利益は、620億27百万円(前年同期比30.3%増)となりました。 (営業外損益及び経常利益)営業外損益は、前連結会計年度の2億68百万円の利益(純額)から当連結会計年度は12億5百万円の損失(純額)となり、利益(純額)が減少しました。 主な変動要因は、休止固定資産償却費が21億27百万円増加したことによります。 この結果、経常利益は、608億22百万円(前年同期比27.0%増)となりました。 (特別損益)特別損益は、前連結会計年度の35億60百万円の利益(純額)から当連結会計年度は302億70百万円の利益(純額)となり、利益(純額)が増加しました。 主な変動要因は、投資有価証券売却益が249億68百万円増加したことによります。 この結果、税金等調整前当期純利益は、910億92百万円(前年同期比77.0%増)となりました。 (法人税等(法人税等調整額を含む。 ))法人税等は、前連結会計年度の174億円から当連結会計年度は269億29百万円となり、増加しました。 この結果、当期純利益は、641億62百万円(前年同期比88.4%増)となりました。 (非支配株主に帰属する当期純利益)非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の3億46百万円から当連結会計年度は4億49百万円となり、増加しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益)親会社株主に帰属する当期純利益は、637億13百万円(前年同期比89.0%増)となりました。 1株当たり当期純利益は、228円16銭となりました。 ROE(自己資本当期純利益率)は、12.25%となりました。 (イ)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、第2「事業の状況」 3「事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、特に定めておりませんが、連結中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」の3年目にあたる2026年3月期の期初に掲げました売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の計画に対する達成状況は、以下のとおりであります。 2026年3月期(計画)2026年3月期(実績)増減(計画比)売上高410,000百万円416,201百万円6,021百万円増(1.5%増)営業利益48,000百万円62,027百万円14,027百万円増(29.2%増)経常利益44,000百万円60,822百万円16,822百万円増(38.2%増)親会社株主に帰属する当期純利益28,000百万円63,713百万円35,713百万円増(127.5%増) セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討事項は、次のとおりであります。 (電子事業)電子事業におきましては、生成AI用サーバー向けの受注は総じて堅調に推移しました。 また、パソコン向けは想定を下回ったものの、汎用サーバー向け高機能ICパッケージ基板の需要が緩やかな回復基調で推移したことに加えて、フィリピン工場の製造原価低減活動の効果もあり、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ増加しました。 以上の結果、電子事業の売上高は2,433億16百万円となり、前連結会計年度に比べ23.4%増加しました。 同事業の営業利益は452億48百万円となり、前連結会計年度に比べ68.5%増加しました。 (セラミック事業)自動車排気系部品であるディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)は、受注減少に合わせた生産体制を構築したものの、生産数量の減少に伴う製造原価の悪化により、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 触媒担体保持・シール材(AFP)は、需要の減速に伴う販売数量の減少を受け、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 特殊炭素製品(FGM)は、EV市場の減速による影響を受けたパワー半導体向け需要の低迷に加え、市況変化による一部顧客の在庫調整が継続したことなどにより、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ減少しました。 EVバッテリー用安全部材(NEV)は、今年度より、技術開発本部からセラミック事業本部へ事業移管しております。 量産開始により売上高は前連結会計年度に比べ増加したものの、想定以上のEV市場の減速による固定費負担増加を主要因に、前連結会計年度に引続き、営業損失を計上する結果となりました。 以上の結果、セラミック事業の売上高は825億54百万円となり、前連結会計年度に比べ1.8%減少しました。 同事業の営業利益は76億46百万円となり、前連結会計年度に比べ37.4%減少しました。 (その他事業)建材部門におきましては、建築基準法改正の影響を受け、住宅着工が遅れ販売棟数が減少したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ減少しました。 建設部門におきましては、発電設備・排水処理設備の建設工事の受注が堅調に推移したことに加え、大型工事が順調に進捗したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ増加しました。 その他部門におきましては、法面事業及び造園事業において大型物件の施工が順調に推移したことや、ヘルスケア事業において、年度末にかけて大型受注を獲得したことなどにより、売上高・営業利益ともに前連結会計年度に比べ増加しました。 以上の結果、その他事業の売上高は903億30百万円となり、前連結会計年度に比べ2.5%増加しました。 同事業の営業利益は、89億64百万円となり、前連結会計年度に比べ3.0%増加しました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行っております。 また、資金運用の柔軟性を保つため、必要な都度、借入等による資金調達を行うこととしております。 当連結会計年度の当社グループのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリーキャッシュ・フローは、プラス539億91百万円となりました。 また、財務活動によって使用された資金は、借入金の返済等により1,575億11百万円となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高(資金)は2,929億8百万円となりました。 この資金の運用については、当社グループは、資金の流動性を考慮して、短期的な預金などとして運用する方針です。 さらに、当社グループでは、旺盛な顧客需要に対応するために、ICパッケージ基板の生産能力増強を図る目的で設備投資を継続しており、これらの資金需要に対して資金を充当してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループにおける研究開発活動は中核となる当社の技術開発部門、生産技術部門並びに各事業本部の技術部門及び関係会社において幅広く進めております。 技術開発部門におきましては、既存のコア技術の進化に加えて、新領域での事業の創出にも取り組んでおります。 新事業の創出に向けては、顧客の将来ニーズと社会課題を素早くキャッチするべく多機能を取り込んだ事業開発体制を築いております。 併せて、新事業創出に向けて産学官との連携を強化するべく技術開発研究所の設立に向けた活動を開始しました。 生産技術部門におきましては、DXを活用して生産性・品質をより向上させるための支援、及び新たな工法や設備開発に継続して取り組んでおります。 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、29,916百万円であります。 主な研究開発活動状況は次のとおりであります。 (電子事業)進化する市場(IoT、5G通信、AI、データセンター、車載)への事業拡大に向けた製品設計、要素技術、プロセス技術の開発を進めております。 高速伝送・低ロス化の要求に対応した高密度、高機能パッケージ基板の開発を行っております。 研究開発費の金額は、26,918百万円であります。 (セラミック事業)NEV分野の安全性向上に貢献する部材や半導体関連に必要とされる部材、さらには引き続き要望がある高機能排気システムに対応した部材の開発を行っております。 研究開発費の金額は、2,830百万円であります。 (その他事業)上記以外の新領域として、農業関連では、農作物の収穫量向上を目指した植物活性化材(商品名:LEAFENERGY)の事業拡大を推進しております。 また、脱炭素関連の製品開発については、産官学との連携を積極的に推進し、開発リードタイムを短縮し早期に社会実装を具現化してまいります。 農畜水産物加工業では、即席麺用の各種乾燥具材やご飯用ふりかけなどで使用される乾燥具材製品や植物性タンパク質を用いた動物性食材の代替品の研究開発を行っております。 建設関連では、法面保護や造園工事に係る新工法並びに機械化・省人化に寄与する開発を行っております。 建材関連では、内装インテリア市場において新しい素材やトレンドを意識した商品開発を行っております。 研究開発費の金額は、167百万円であります。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度は、生産能力増強を目的とした設備の新設を中心に総額64,277百万円の設備投資を実施いたしました。 主に、当社において電子事業の大型投資を中心とした59,647百万円の設備投資を実施しております。 電子事業では、総額58,066百万円の設備投資を実施いたしました。 このうち主なものは、パッケージ基板製造設備であります。 セラミック事業では、総額1,758百万円の設備投資を実施いたしました。 このうち主なものは、特殊炭素製品(FGM)関連製造設備、EVバッテリー用安全部材生産設備であります。 その他事業及び全社では、総額4,452百万円の設備投資を実施しております。 所要資金につきましては、自己資金、社債によっております。 また、当連結会計年度におきまして、生産能力に重要な影響を及ぼすような設備の除却、撤去等はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計大垣事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備10,27413,945421(69,078)[3,084] -82725,4691,003[366]大垣中央事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備12,34310,5484,186(112,789)[3,258]-85927,9391,015[232]青柳事業場(岐阜県大垣市)電子セラミック生産設備1,49973181(97,278)-1111,865647[65]河間事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備35,94512889(65,139)[651]-8636,93326[17]大野事業場 (岐阜県大野町)電子生産設備89,88335,298 2,965(151,817)-2,636130,783533[245]大垣北事業場(岐阜県揖斐川町)セラミック生産設備2,130734854(90,563)[8,527]2463,768199[23]衣浦事業場(愛知県高浜市)セラミック生産設備3591851,900(120,359)[66,660]-442,489119[10]神戸事業場(岐阜県神戸町)セラミック生産設備9161,697955(64,978)[4,067]-2223,79199[16]動電力(岐阜県大垣市)他岐阜地区7ヵ所全社発電設備7,6014,237280(542,897)[3,473]-412,12510本店(岐阜県大垣市他)電子セラミック全社その他設備87801,786(250,207)[40,408]406733,378172[15]東京支店及び営業所(東京都千代田区)電子セラミック全社その他設備0---003[1]技術開発(岐阜県揖斐川町他)電子セラミック研究開発設備423114178(17,553)-73790202[13]福利施設(岐阜県大垣市他)電子セラミックその他設備207043(2,971)-22528 (2) 国内子会社2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計イビデングリーンテック㈱本店(岐阜県大垣市)他その他事務所等その他設備18737989(16,223) -141,229323[95]イビデンエンジニアリング㈱本店(岐阜県大垣市)他その他その他設備620849653(51,043)5492,178319[50]イビデン産業㈱本店(岐阜県大垣市)他その他その他設備245207683(47,123)29541,220267[121] (3) 在外子会社2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計イビデンフィリピン㈱マニラ工場(BatangasPhilippines)電子生産設備1,2868,861--1,58411,7331,638[245]イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱マレーシア工場(Penang Malaysia)電子生産設備9,39314,698--89924,991934イビデンハンガリー㈱ハンガリー工場(Dunavarsany Hungary)セラミック生産設備16,2786281,895(362,472)-27719,0801,040[181]イビデングラファイトコリア㈱浦項工場(韓国浦項市)セラミック生産設備3,4453,674--1887,30898[18]イビデンメキシコ㈱メキシコ工場(San Luis Potosi Mexico)セラミック生産設備1,62225469(133,416)-9133,030519 (注) 1 帳簿価額は建設仮勘定(111,793百万円)を除く、有形固定資産の帳簿価額であります。 なお、帳簿価額のうち「その他」は、主に工具器具備品等であります。 2 上記中<外数>は、連結会社以外からの賃借設備であります。 土地の<外数>は、連結会社以外から賃借している面積を表示しております。 なお、土地の[内数]は、連結会社以外へ賃貸している面積を表示しております。 3 現在休止中の設備が含まれております。 4 従業員数の[外数]は、臨時従業員数を表示しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設等2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手年月完了予定年月完成後の増加能力 (注)1総額(百万円)既支払額(百万円)イビデン㈱河間事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備179,500(注)256,087自己資金社債2022年3月2029年6月(注)2―イビデン㈱大垣事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備12,9004,196自己資金2023年3月2026年4月―イビデン㈱大野事業場(岐阜県揖斐郡)電子生産設備192,800-自己資金2026年3月2029年6月―イビデン㈱大垣事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備36,1000自己資金2026年2月2029年6月―イビデン㈱大垣中央事業場(岐阜県大垣市)電子生産設備32,6001,202自己資金2026年2月2029年6月―イビデンエレクトロニクスマレーシア㈱マレーシア工場(Penang, Malaysia)電子生産設備122,700-自己資金2026年2月2029年6月― (注) 1 上記生産設備等は、主に能力増強更新投資及び次世代対応投資であります。 完成後の増加能力につきましては、その算定が困難であることから記載を省略しております。 2 前連結会計年度末において、完了予定年月を未定としておりましたが、計画の見直し等により、投資予定額の総額及び完了予定年月を変更しております。 (2) 重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、重要な設備の除却・売却計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 167,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 4,452,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 40 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 17 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,663,191 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資株式について、もっぱら株式の価値の変動又は配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、事業展開において取引関係の維持を図ることが、当社の事業価値を高める上で有意義であると判断した場合に保有する株式を純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容1. 保有方針当社の基本方針である社会に有用な技術・製品の開発・提供を行うことで企業価値を向上させるためには、重要な販売先や仕入先、金融機関等の関係者と緊密で対等な関係を構築することは不可欠です。 このための手段の一つとして当社は政策保有株式を保有しています。 今後も保有を継続することが当社の経営上望ましいと判断される場合にはこれを保有することにしております。 なお、当該投資株式について、当社が議決権を行使する際には、当社の事業価値を増強するものであるか否かを判断基準としております。 当該投資株式の個別銘柄の保有継続については、以下に記載する検証の観点並びに保有先との仕入や販売等の取引関係を含めて総合的に勘案し、毎年(4月又は5月に)開催される取締役会で合理性の検証を行います。 合理性が欠けると判断した場合は、発行会社との関係や市場環境等を考慮した上で、縮減することも含めて是非を判断します。 縮減対象の発行企業とは丁寧な対話を行い、本方針を十分にご理解いただくと共に、売却完了後も適切な関係を維持できるよう努めてまいります。 なお、2025年2月4日に開示した政策保有株式の縮減方針に従い、中期経営計画の達成に向けた、更なる資本効率の向上という観点も加味し保有の合理性を検討した結果、2026年3月期においては、2銘柄を全部売却、2銘柄を一部売却いたしました。 2. 保有の合理性を検証する方法・ 銘柄ごとの時価配当利回り見込み(配当予想÷2026/3/31株価)・ 銘柄ごとの評価損益(時価-取得価格) 3. 個別銘柄の保有の適否に関する取締役会での検証の内容上記の保有の合理性を検証する方法により算定した定量的数値を当社の目標ROE(10%)と比較することで経済合理性を個別銘柄ごとに検証しております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式20259非上場株式以外の株式1427,973 (注)上記のほか、投資株式ではない投資事業組合への出資金等(合計297百万円)を保有しております。 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式24非上場株式以外の株式357,446 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)日本酸素ホールディングス㈱1,502,4441,502,444子会社のイビデンケミカル(株)を通じて、主に中部地区におけるエアセパレートガスやプロパンガス等の取引を行っており、関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み)1.0%(定量的な保有効果)(注)1無(注)28,3136,782㈱三井住友フィナンシャルグループ1,072,5721,072,572資金調達の実績があり、今後も当社の企業活動において当該金融機関から円滑な資金調達を必要とするため。 時価配当利回り(見込み)3.1% (定量的な保有効果)(注)1無(注)25,3694,070ウシオ電機㈱1,224,1001,224,100電子分野における露光用ランプ及び光学装置(露光装置)の取引を行っており、関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み)2.5%(定量的な保有効果)(注)1有3,4462,265㈱十六フィナンシャルグループ321,493400,593資金調達の実績があり、今後も当社の企業活動において当該金融機関から円滑な資金調達を必要とするため。 時価配当利回り(見込み) 3.4% (減少した理由)当事業年度において一部売却(定量的な保有効果)(注)1無(注)22,8541,934三井不動産㈱1,629,0001,629,000子会社のイビデングリーンテック(株)を通じて、主に商業ビルの造園工事や植栽管理業務等の取引を行っており、関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み) 2.1% (定量的な保有効果)(注)1有2,6962,167㈱大垣共立銀行369,150369,510資金調達の実績があり、今後も当社の企業活動において当該金融機関から円滑な資金調達を必要とするため。 時価配当利回り(見込み) 1.8% (定量的な保有効果)(注)1有2,244877東邦瓦斯㈱313,472313,472エネルギー分野の取引を行っており、関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み) 1.8% (定量的な保有効果)(注)1有1,5781,296MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱223,956223,956保険取引での実績があり、当社の企業活動において、今後もリスクに対する保険取引を必要とするため。 時価配当利回り(見込み) 3.8%(定量的な保有効果)(注)1無(注)2902722日本高純度化学㈱56,00056,000電子分野におけるメッキ薬品の取引を行っており関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み) 4.3%(定量的な保有効果)(注)1有258174 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)三井住友トラストグループ㈱40,00040,000資金調達の実績があり、今後も当社の企業活動において当該金融機関から円滑な資金調達を必要とするため。 時価配当利回り(見込み) 3.5%(定量的な保有効果)(注)1無(注)2196148セイノーホールディングス㈱28,15428,154子会社のイビデン産業(株)を通じて、主に自動車の燃料販売やメンテナンスで取引を行っており、関係性の構築及び維持・強化を図ることで、今後の取引を安定的かつ円滑に行うため。 時価配当利回り(見込み) 4.2%(定量的な保有効果)(注)1有6864サンメッセ㈱55,00055,000社内広報誌などの印刷での取引を行っており、関係性の構築及び維持・強化を図ることで、今後の取引を安定的かつ円滑に行うため。 時価配当利回り(見込み) 2.2%(定量的な保有効果)(注)1有1920トヨタ自動車㈱5,5005,500セラミック分野における自動車関連事業の取引をおこなっており、関係性の構築及び維持・強化を図ることで、今後の事業展開や取引関係の円滑な構築を実現するため。 時価配当利回り(見込み) 3.0%(定量的な保有効果)(注)1無1714㈱御園座4,0004,000当社所在地における芸術・文化発展のために不可欠な情報発信企業であり、地域企業である当社が保有することで、当該企業の経営を安定させ、地域文化の維持・振興を実現すると共に、地域並びに経済界との良好な関係を維持するため。 (定量的な保有効果)(注)1 無66㈱豊田自動織機-2,763,000当事業年度において売却有-35,103帝国通信工業㈱-13,200当事業年度において売却無-31 (注)1 特定投資株式における定量的な保有効果につきましては、記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。 当社は、毎期、取締役会において個々の政策保有株式の保有の意義を検証しており、2026年3月31日を基準日とした検証の結果、当社が保有する政策保有株式の個々の目的及び合理性は、保有方針に沿っていることを確認しています。 2 保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有しております。 みなし保有株式 該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 20 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 259,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 14 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 27,973,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 57,446,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 4,000 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 6,000,000 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 帝国通信工業㈱ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 電子分野におけるメッキ薬品の取引を行っており関係性の構築を円滑に進め、取引関係の維持・強化を図るため。 時価配当利回り(見込み) 4.3%(定量的な保有効果)(注)1 |