財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-15 |
| 英訳名、表紙 | NS Solutions Corporation |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 玉 置 和 彦 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-6899-6000(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | IFRS |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 当社は、2001年4月1日付けで新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業部の事業を営業譲り受けし、同時に社名を新日鉄情報通信システム㈱から新日鉄ソリューションズ㈱に変更後、2012年10月1日付けで社名を新日鉄住金ソリューションズ㈱に変更し、さらに2019年4月1日付けで社名を日鉄ソリューションズ㈱に変更し現在に至っております。 従いまして、営業譲り受け以前につきましては、新日鉄情報通信システム㈱と新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業部の両組織の沿革について記載しております。 (新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業部に関する事項につきましては、文頭に※を記載しております。 ) 1980年10月東京都千代田区において情報処理サービス業、電子計算機及びその周辺機器、資材の賃借、売買等を目的として「日鐵コンピュータシステム㈱」(資本金50百万円)(通称:ニックス)が新日本製鐵㈱の全額出資により設立。 1985年11月北海道ニックス㈱(現:日鉄ソリューションズ北海道㈱、連結子会社)を設立。 1986年4月東北ニックス㈱を設立。 1986年7月㈱ニックス・オー・エイ・サービス(現:日鉄ソリューションズ東日本㈱、連結子会社)を設立。 ※1986年6月新日本製鐵㈱はエレクトロニクス事業部を設置。 ※1987年4月新日本製鐵㈱エレクトロニクス事業部は、日本におけるワークステーション市場の成長性に着目して米国サン・マイクロシステムズ社とワークステーション「NSSUN」のOEM販売で合意。 ※1987年6月新日本製鐵㈱エレクトロニクス事業部をエレクトロニクス・情報通信事業本部に改編。 1988年4月新日本製鐵㈱の「情報通信システム部門」の事業を営業譲り受けし、「新日鉄情報通信システム㈱」(通称:ENICOM)に社名変更(資本金22億円)。 新日本製鐵㈱は伊藤忠商事㈱と合弁で「エヌシーアイ総合システム㈱」(資本金3億円)、㈱日立製作所と合弁で「日鉄日立システムエンジニアリング㈱(現:日鉄日立システムソリューションズ㈱)」(資本金3億円)、日本アイ・ビー・エム㈱と合弁で「エヌエスアンドアイ・システムサービス㈱」(資本金20億円)を設立。 (これら合弁会社3社は2001年4月に当社の資本下位会社となる。 ) 1988年12月通商産業省(現:経済産業省)「システムインテグレータ企業」に登録・認定。 ※1989年6月新日本製鐵㈱内にエレクトロニクス研究所(現:当社システム研究開発センター)を設置。 1990年1月本社を東京都中央区に移す。 1991年3月郵政省(現:総務省)「特定第二種電気通信事業」に登録(現在は一般第二種を所持)。 ※1991年12月新日本製鐵㈱はオラクル・コーポレーションと同社の主力製品であるリレーショナルデータベースの将来性に着目して情報処理分野で業務提携。 1992年4月東京都板橋区に「第1データセンター」を設置。 ※1994年6月新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業本部をエレクトロニクス・情報通信事業部に改編。 1995年3月通商産業省(現:経済産業省)「特定システムオペレーション企業」に認定。 1995年10月日本オラクル㈱と「Oracleアプリケーション」販売で提携。 1995年12月システム開発におけるプログラム製作及びシステムの維持運用を主な業務とする㈱エニコムシステム関西(現:日鉄ソリューションズ関西㈱)他5社(6社とも連結子会社)を全国に設立。 ※1996年4月オブジェクト指向技術を採用した大規模システムである㈱住友銀行(現:㈱三井住友銀行)向け「オフバランスリスク管理システム」を完工。 1999年2月「プライバシーマーク制度」に基づくプライバシーマーク認定業者の資格を取得。 2000年8月東京都江戸川区に「第2データセンター」を設置。 2001年4月新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業部の事業を営業譲り受けし、新日鉄ソリューションズ㈱(英訳名:NS Solutions Corporation)に社名変更を行うとともに、増資を実施(資本金:65億円)。 2002年4月㈱エヌエスソリューションズ関西を存続会社、㈱エヌエスソリューションズ大阪を被合併会社として両社が合併。 2002年10月東京証券取引所第一部に上場するとともに、増資を実施(資本金:129億円)。 2002年10月中華人民共和国に新日鉄軟件(上海)有限公司(連結子会社)を設立。 2003年4月本社地区にてISO14001(環境マネジメントシステム規格)認証取得。 (基盤ソリューション事業部、ビジネスサービス事業部、テレコム・サービスソリューション事業部が先行して取得。 以降、2004年5月、本社地区全体に範囲拡大。 )2003年10月㈱エヌエスソリューションズ東京を存続会社、㈱エヌエスソリューションズ関東を被合併会社として両社が合併。 2005年4月㈱エヌエスソリューションズ東京の新設分割により、NSSLCサービス㈱(現:日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジー㈱)(連結子会社)を設立。 2005年12月持分法適用会社であるエヌエスアンドアイ・システムサービス㈱の当社保有全株式を譲渡。 2006年1月東京都中央区に「第3データセンター」を設置。 2006年10月米国に駐在拠点を開設(NS Solutions USA Corporation:連結子会社)。 2007年4月東京都江東区に「第4データセンター」を設置。 2007年4月NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング㈱(連結子会社)を設立。 2007年11月持分法適用会社である㈱ソルネットの当社保有全株式を譲渡。 2008年5月㈱金融エンジニアリング・グループの全株式を取得(連結子会社化)。 2010年4月㈱エヌエスソリューションズ大分は、当社大分支社との間で機能再編を行い、大分NSソリューションズ㈱に商号変更。 2011年12月シンガポールにNS Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.(連結子会社)を設立。 2012年5月東京都三鷹市に「第5データセンター」を設置。 2012年10月新日鐵住金㈱の発足に合わせ、当社名を「新日鉄住金ソリューションズ㈱」に変更。 2013年1月タイにThai NS Solutions Co.,Ltd. (連結子会社)を設立。 2013年3月英国にNS Solutions IT Consulting Europe Ltd. (連結子会社)を設立。 2013年10月タイにおいてPALSYS Software Co., Ltd.の全株式を取得(連結子会社化)。 2014年8月インドネシアにPT.NSSOL SYSTEMS INDONESIA(連結子会社)を設立。 2015年4月㈱NSソリューションズ西日本と大分NSソリューションズ㈱を統合し、九州NSソリューションズ㈱(現:日鉄ソリューションズ九州㈱)を設立。 2017年1月㈱ネットワークバリューコンポネンツを株式交換によって完全子会社化(連結子会社)。 2017年4月アイエス情報システム㈱従業員の当社グループへの移籍を完了し、新日鐵住金㈱のすべてのシステム業務を当社が受託。 2017年5月PALSYS Software Co., Ltd.を清算(同社の事業はThai NS Solutions Co.,Ltd.に移管済み)。 2018年6月持分法適用会社である㈱北海道高度情報技術センターを清算。 2019年4月新日鐵住金㈱の日本製鉄㈱への商号変更に伴い、当社名を「日鉄ソリューションズ㈱」に変更。 2020年7月本店所在地を東京都中央区から東京都港区の現在地へ移転。 2021年4月㈱Act.(連結子会社)を設立。 2022年4月㈱NSソリューションズ東京を存続会社、東北NSソリューションズ㈱を被合併会社として両社が合併し、「東日本NSソリューションズ㈱(現:日鉄ソリューションズ東日本㈱)」に商号変更。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 2024年4月テックスエンジソリューションズ㈱の全株式を取得(連結子会社化)し、「日鉄ソリューションズビズテック㈱」に商号変更。 2024年10月㈱OSPソリューションズ(現:日鉄ソリューションズ沖縄㈱)の全株式を取得(連結子会社化)。 2025年1月名古屋証券取引所メイン市場に上場。 2025年1月福岡証券取引所本則市場に上場。 2025年4月日鉄ソリューションズ東日本㈱を存続会社、日鉄ソリューションズビズテック㈱を被合併会社として両社が合併。 2025年6月PT.WCS ABYAKTA NAWASENA(インドネシア)の全株式を取得(連結子会社化)。 2025年7月インフォコム㈱の全株式を取得(連結子会社化)。 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、当社、親会社、連結子会社26社、持分法適用の関連会社1社で構成されております(2026年3月31日現在)。 当社グループ(当社及び連結子会社)は、経営及び情報技術の両面から、顧客の事業課題の解決や新たなビジネスモデルの創出を支援するため、コンサルティングからシステムの企画・設計・構築、及び運用・保守に至るまで、情報システムに関する総合的なサービスを提供しております。 当社グループのセグメントは「情報サービス」単一でありますが、顧客・マーケット及び主たるサービスの性質を勘案し、「ビジネスソリューション」と「コンサルティング&デジタルサービス」の2つに区分しております。 (ビジネスソリューション)主として産業・鉄鋼分野、流通・サービス分野、金融分野等の顧客に対し、業種・業務に関する知見とデジタル技術を活用し、基幹業務システム等の企画、設計、構築、運用・保守を含むソリューションを提供しております。 主要な提供サービス品目は以下のとおりであります。 a 産業・鉄鋼・自動車、電機、重工業、化学、食品等の顧客に対して、生産・物流管理システム、設計情報管理システム、スマートファクトリー、データ分析・利活用基盤、等を提供 ・日本製鉄㈱グループ向けに、鉄鋼システムの企画、設計、構築、及び運用・保守の受託 b 流通・プラットフォーマー・ネット・メディア、流通、サービス、ヘルスケア分野等の顧客に対して、大規模Webサイト/サービス、ECサイト、倉庫・物流管理システム、データウェアハウスによる解析・分析システム、等を提供 ・通信分野の顧客に対して、ネットワーク設備やサービス・プラットフォームの構築・運用等を提供 c 金融ソリューション・銀行、証券、保険等の金融分野の顧客に対して、市場取引・リスク管理領域、経営・リスク管理領域、融資・審査業務領域等に関するソリューションを提供 (コンサルティング&デジタルサービス)様々な業種・業務の顧客に対し、ミッションクリティカルな要求に応えるITインフラソリューションやITアウトソーシングを提供しております。 また、DXコンサルティング及び、クラウドプラットフォーム等のデジタルサービスを提供しております。 主要な提供サービス品目は以下のとおりであります。 a ITサービス&エンジニアリング・ITアウトソーシングや、マルチクラウド、デジタルワークプレース、セキュリティ、データマネジメント等に関するITサービスを提供・中央省庁等の公共機関や宇宙・科学分野等の顧客を中心に、大規模なシステムのエンジニアリングと運用サービスを提供 b コンサルティング&デジタルソリューション ・上流コンサルティングからソリューションの提供、運用までを含むオファリングベースの一貫した支援を提供・文書管理・ワークフロー、電子契約、エンタープライズBPM・ローコードプラットフォーム等のデジタルソリューションを提供 [主要な関係会社] 日鉄ソリューションズ北海道㈱、日鉄ソリューションズ東日本㈱、日鉄ソリューションズ中部㈱、 日鉄ソリューションズ関西㈱、日鉄ソリューションズ九州㈱、㈱OSPソリューションズ、インフォコム㈱、 日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジー㈱、㈱ネットワークバリューコンポネンツ、 NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング㈱、㈱金融エンジニアリング・グループ、 エヌシーアイ総合システム㈱、日鉄日立システムソリューションズ㈱、 日鉄軟件(上海)有限公司、NS Solutions Asia Pacific Pte.Ltd.、Thai NS Solutions Co., Ltd.、 PT. NSSOL SYSTEMS INDONESIA、PT. WCS ABYAKTA NAWASENA、NS Solutions USA Corporation、 NS Solutions IT Consulting Europe Ltd. (その他)障がい者の雇用拡大を目的にした「障害者雇用促進法」に基づく特例子会社において、当社の福利厚生の一部業務、オフィスサービス、農業分野等を通じた地域サービス、ITを利用した各種サービス等を提供しております。 [主要な関係会社] ㈱Act. ※各事業の詳細は、当社WEBサイト掲載の統合報告書に記載しております。 「統合報告書・サステナビリティケースブック」: https://www.nssol.nipponsteel.com/ir/integrated-report/ 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)1. NS Solutions USA CorporationとOPEN SYSTEM’S PRODUCTION,2 INC.は、NS Solutions USA Corporationを存続会社として2026年1月1日付で統合しております。 2. ㈱OSPソリューションズは、2026年4月1日付で「日鉄ソリューションズ沖縄㈱」に商号変更しております。 |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(親会社) 日本製鉄㈱東京都千代田区569,519鉄鋼製品の製造・販売等-63.44① 役員の兼任当該親会社従業員1名が、取締役として当社役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該親会社から情報システムの開発・維持・運用等を受託しております。 ③ 資金の預託、設備の賃貸借、業務提携当社は当該親会社からオフィス賃貸を受けております。 また、当社は当該親会社へ資金の預託を行っております。 (連結子会社) 日鉄ソリューションズ北海道㈱北海道室蘭市80ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員1名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄ソリューションズ東日本㈱東京都中央区98ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員1名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄ソリューションズ中部㈱愛知県東海市60ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄ソリューションズ関西㈱大阪府大阪市北区70ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員4名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄ソリューションズ九州㈱福岡県福岡市90ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 ㈱OSPソリューションズ沖縄県那覇市15情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任 当社従業員4名が当該子会社の役員を兼任しております② 営業上の取引 当社は当該子会社に対し情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の貸付 当社は当該子会社に対し資金の貸付を行っております。 インフォコム㈱東京都港区100ソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任 当社従業員4名が当該子会社の役員を兼任しております② 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジー㈱東京都中央区90運用・保守サービス100.0-① 役員の兼任当社従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対し情報システムの運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 ㈱ネットワークバリューコンポネンツ東京都大田区381ネットワーク・セキュリティ関連製品の販売・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員6名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対し情報システムの開発、運用・保守等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング㈱東京都港区45金融機関向けコンサルテーション等100.0-① 役員の兼任当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対し金融機関向けコンサルテーション等を委託しております。 ㈱金融エンジニアリング・グループ東京都中央区99金融機関向けコンサルテーション等100.0-① 役員の兼任当社従業員5名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社と連携し金融機関向けコンサルテーション等を行っております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 ㈱Act.東京都中央区10ITを通じた各種サービス、グループ会社支援事業等100.0-① 役員の兼任当社従業員4名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しオフィスサービス等のグループ会社支援業務等を委託しております。 エヌシーアイ総合システム㈱東京都中野区300システムソリューション事業等51.0-① 役員の兼任当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄日立システムソリューションズ㈱東京都中央区250システムソリューション事業コンピュータ関連機器の販売等51.0-① 役員の兼任当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発等を委託しております。 ③ 資金の預託 当該子会社は当社へ資金の預託を行っております。 日鉄軟件(上海)有限公司中華人民共和国上海市510万米ドルソフトウェア開発情報システムの運用・保守等93.78-① 役員の兼任当社従業員9名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 NS Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.シンガポール40万SGドルソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 Thai NS Solutions Co.,Ltd.タイバンコク1.2億タイバーツソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0直接100.0間接0.0-① 役員の兼任当社従業員6名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)PT. NSSOL SYSTEMS INDONESIAインドネシアジャカルタ250万米ドルソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0直接99.8間接0.2-① 役員の兼任当社従業員8名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 PT. WCS ABYAKTA NAWASENAインドネシアジャカルタ1,556億IDルピアソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0直接100.0間接0.0-① 役員の兼任当社従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。 NS Solutions USA Corporation米国サンマテオ30万米ドルソフトウェア開発情報システムの運用・保守、市場調査等100.0-① 役員の兼任当社従業員1名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守、市場調査等を委託しております。 NS Solutions IT Consulting Europe Ltd.英国ロンドン40万GBポンドソフトウェア開発情報システムの運用・保守等100.0-① 役員の兼任当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。 ② 営業上の取引当社は当該子会社に対しソフトウェアの開発、情報システムの運用・保守等を委託しております。 その他5社 (持分法適用関連会社) 気象衛星ひまわり運用事業㈱東京都千代田区83静止地球環境観測衛星の運用等25.30-① 営業上の取引当社は当該関連会社から情報システムの開発・維持を受託しております。 (注) 1 日本製鉄㈱は有価証券報告書を提出しております。 (注) 2 NS Solutions USA CorporationとOPEN SYSTEM’S PRODUCTION,2 INC.は、NS Solutions USA Corporationを存続会社として2026年1月1日付で統合しております。 (注) 3 ㈱OSPソリューションズは、2026年4月1日付で「日鉄ソリューションズ沖縄㈱」に商号変更しております。 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 ① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)情報サービス10,276合計10,276 (注) 1 セグメントは情報サービス単一事業のため、セグメント別の記載は省略しております。 2 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。 3 臨時従業員につきましては、その総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。 4 前連結会計年度に比べ従業員数が1,629名増加しておりますが、主として2025年7月1日付で、インフォコム㈱を連結子会社化したことによるものであります。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)4,10239.812.69,357,0003.3 (注) 1 セグメントは情報サービス単一事業のため、セグメント別の記載は省略しております。 2 従業員数は就業人員であります。 3 臨時従業員につきましては、その総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。 4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 5 平均勤続年数の計算にあたり、親会社からの移籍社員は、移籍前の勤続期間を通算しております。 ③ 労働組合の状況当社直接採用社員の一般者を対象として、業界風土に相応しい労働条件の維持・発展等を目的とした労働組合「プラッツ」が結成されております。 1999年10月に設立され、状況は次のとおりであります。 ユニオンショップ制を採用しており、組合員数は1,869名(2026年3月31日現在)であります。 ・企業内単一組合であり加盟団体はありません。 ・組合の専従役員はおかず、役員全員が非専従であります。 ・労働条件の維持向上とともに経営状況に関する定期報告会や会社の諸制度に関する意見交換を活動の中軸に据えており、労使関係は良好であります。 なお、連結子会社に労働組合はありません。 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女賃金の差異 (a) 提出会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者育児休業と育児目的休暇を合わせた取得率 日鉄ソリューションズ㈱8.2110.074.974.961.9 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6の第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。 3 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 当社正社員においては、それぞれの社員に求められる役割の高さに応じて、職務層区分を設けており、区分別に給与体系を設定しております。 各区分の給与体系及び評価・運用は、男女の別なく全社員同一としております。 男女の賃金差異は、男女それぞれの社員数に占める職務層区分の構成比が異なることによって発生しております。 (b) 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者(注)4育児休業と育児目的休暇を合わせた取得率日鉄ソリューションズ北海道㈱4.5100.076.277.644.7日鉄ソリューションズ東日本㈱3.973.083.182.689.5日鉄ソリューションズ中部㈱11.2100.076.877.868.1日鉄ソリューションズ関西㈱4.8100.084.484.581.2日鉄ソリューションズ九州㈱9.592.089.489.173.6インフォコム㈱7.687.576.278.257.6インフォコムテクノロジーズ㈱2.0100.083.683.778.9㈱ジェイマックシステム3.0100.071.444.968.3日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジーズ㈱7.7100.067.067.1- (注)5㈱ネットワークバリューコンポネンツ21.1-(注)676.979.825.0日鉄日立システムソリューションズ㈱11.8157.077.277.971.5エヌシーアイ総合システム㈱2.8100.073.772.398.5 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6の第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。 3 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 各社正社員においては、それぞれの社員に求められる役割の高さに応じて、職務層区分を設けており、区分別の給与制度を設定しております。 各区分の給与体系及び評価・運用は、男女の別なく全社員同一としております。 男女の賃金差異は、男女それぞれの社員数に占める職務層区分の構成比が異なることによって発生しております。 なお、日鉄ソリューションズ北海道㈱、日鉄ソリューションズ九州㈱、インフォコム㈱、㈱ジェイマックシステムにおいては、パート・有期労働者につきまして、正規雇用労働者の所定労働時間で換算した人員数を元に平均年間賃金を算出しております。 4 有期労働者には嘱託契約社員・シニア雇用者を含んでおります。 5 パート・有期労働者の女性社員は在籍しておりません。 6 配偶者が出産した男性労働者の該当者がおりません。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 以下、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は以下の企業理念を制定し、日本の情報サービス産業において主導的立場を確立し、持続的な事業の成長と高い収益力の実現を通じて、豊かな社会づくりに貢献していくことを目指しております。 創造 信頼 成長 日鉄ソリューションズは、情報技術のプロフェッショナルとして、真の価値の創造により、お客様との 信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献していきます。 その実現に向けて、次の4点を基本方針として事業を推進しております。 ①情報技術(IT)を活用した新しく大きく伸びるマーケット(市場)をターゲットとして、先見的なソリューションを企画し、経営資源を優先的に投入することで事業の成長を実現いたします。 ②ターゲット市場に対して、製販一体の組織であるビジネスユニットを構え、ビジネスユニットごとの最適なビジネスモデルを構築するとともに、お客様に対して、お客様の事業展開・変革に合わせた最適なサービスを全社横断的に提供する体制を整えることで、事業の差別性と収益性とを実現いたします。 ③お客様からの信頼と先進的な技術力こそが競争力の源泉と認識し、その強化・獲得を進めてまいります。 ④「ビジネスソリューション」及び「コンサルティング&デジタルサービス」を事業の柱として構成し、コンサルティングからソリューションの設計、開発、運用・保守までの一貫したサービスを提供いたします。 ・「ビジネスソリューション」:特定業種・業務に関する情報システムのソリューションの提供・「コンサルティング&デジタルサービス」:DXコンサルティングに基づく高付加価値のデジタルサービスの提供 (2) 対処すべき課題 ①「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向けた事業運営当社は、設立25年目を迎える2025年度を第二の創業期と位置づけ、次のステージに向けて新たな活動をスタートすべく、2030年における当社の目指す姿「NSSOL 2030ビジョン」を公表いたしました。 本ビジョン実現に向けて、前半3カ年の具体的な実行計画として策定した「2025-2027 中期経営計画」の達成に向けた事業推進・実行が課題であると捉えております。 中期経営計画の初年度である2025年度は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、各施策を積極的に推進した結果、売上収益・営業利益ともに増加、営業利益率も向上し、順調なスタートとなりました。 また、2025年度は成長投資、M&A、株主還元等を実行し、2025年度末の手元資金残高は1,088億円(対期初約840億円の減)となりました。 2026年度以降も中期経営計画達成に向け各施策を推進してまいります。 (計数実績) FY2024実績FY2025実績FY2027計画NSSOL2030ビジョン売上収益3,383億円3,813億円4,500億円5,000億円営業利益(営業利益率)385億円(11.4%)442億円(11.6%)600億円(13%)1,000億円(20%)ROE10.9%11.4%13%程度15%程度M&A16億円(2022-2024計100億円程度)580億円の資金投入1,500億円/3ヵ年の資金投入投資効果:1,000億円程度の事業を創出株主還元配当性向50%配当性向50%配当性向50%配当性向50%TAM型1売上収益比率5%程度38%75%程度-成長投資/売上収益比率(M&A除き)3.6%3.9%5%程度- 1. SI Transformation, Asset Driven, Multi Company Platformから構成されるNSSOLの新しいビジネスモデル (キャッシュアロケーション) ②サステナビリティ経営の推進サステナビリティ経営の推進にあたっては、当社が目指す社会的存在意義のパーパスを起点に価値創造プロセスを整理し、5つのマテリアリティを定めております。 当社のマテリアリティ及びその実現に向けた主な取り組みは次のとおりであります。 今後も外部環境の変化や当社の事業運営に即してさらなる高度化を図ってまいります。 (参考:中期経営計画の概要) (ⅰ)「NSSOL 2030ビジョン」の概要(2024年4月公表) (ア)中長期外部環境とITメガトレンド2030年に向けて、当社を取り巻く外部環境が大きく変化していく中、以下3点が当社にとって重要なITメガトレンドであると捉えております。 ・生成AI等の新技術によるシステム開発・運用の変化 ・デジタルサービスの拡大 ・業界横断プラットフォームの本格化 (イ)当社の目指す姿外部環境及びITメガトレンドを受けて、ITに求められる役割は、従来の個別企業の課題解決から、社会全体や業種横断の課題解決へと拡大しております。 当社も、これまでの顧客企業の「パートナー」という立ち位置から、自ら新しい価値を提案し、創造する「プロデューサー」へと生まれ変わっていくべく、当社の目指す姿を「Social Value Producer with Digital」と定めました。 (ⅱ)「2025-2027 中期経営計画」(以下「中期計画」)の概要(2025年2月公表) (ア)中期計画で目指す姿 今回の中期計画にて当社が目指す姿は以下の4点であります。 ・独自の強みをテコに、ビジネスモデル変革による更なる高収益化の実現 ・ITメガトレンドへのフォーカスによる市場以上の高成長 ・保有キャッシュを活用した積極的な成長投資、M&Aによる外部成長 ・戦略実行力強化を含むガバナンスの進化、及び株主共同価値の向上「NSSOL 2030ビジョン」で掲げた営業利益1,000億円/ROE15%程度の早期達成に向け、2027年度の目標値を設定しております。 (「①「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向けた事業運営」参照) (イ)中期計画における4つの変革「NSSOL 2030ビジョン」の達成に向けた基盤作りの期間と位置付け、以下の4つの抜本的変革に取り組み、高収益企業への転換を図ります。 (事業収益モデルの変革)従来の個別受託型SI事業から、Social Value Producerを体現する3つの収益モデルであるTAM型を主軸とした高収益モデルへシフトいたします。 ビジネスモデル変革を示す指標として、TAM型の売上収益比率を現5%程度(2024年度実績)から2027年度には75%程度にまで拡大することを目指します。 (顧客アプローチの変革)顧客個別課題への対応から、顧客経営・社会課題といった包括的な視点での提案へとシフトいたします。 オファリングメニューの整備、コンサルティング・シンクタンク機能の強化・獲得、最適な営業スタイルの確立等により、オファリング型の提案プロセスを強化いたします。 (技術獲得・適用プロセスの変革)研究開発と事業との連携強化や、当社製SaaS型ITサービスの迅速な立ち上げを可能とする当社独自の開発・運用プラットフォームの整備・全社展開、全社的な生成AIの活用推進により、ソリューション創出力の向上と、全社の開発生産性の2割向上を図ります。 (社内業務・マネジメントの変革)各事業部内にある共通管理機能の集約・業務の標準化と、収益・各種指標のKPIマネジメント強化を目的とした社内基盤システムの刷新により、管理部門生産性の2割向上及びデータドリブン経営の実現を図ります。 (ウ)グローバル戦略マーケットの観点からは、既存領域の高付加価値化と、現地非日系企業マーケットへの展開・拡大等による新領域・成長市場への参入により、グローバルでの売上収益規模を現在(120億円程度)の2倍以上に拡大することを目指します。 リソースの観点からは、開発・生産機能の最適なリソース配置とデリバリー構造の強靭化・生産能力向上を図ります。 (エ)外部成長戦略「NSSOL 2030ビジョン」の早期実現に向け、3ヵ年合計で1,500億円程度の資金を投下し、積極的なM&Aを実行していきます。 M&Aにより、具備すべきケイパビリティを獲得・強化し、売上収益規模で470億円程度、営業利益で70億円程度の効果を得ることを目標とします。 実行推進体制につきましても大幅な強化を行います。 (オ)財務戦略豊富な累積キャッシュを原資に、従来以上の積極的なM&A、成長投資と株主還元を実施します。 具体的には、昨年売却した政策保有株式も含めた期初キャッシュ約1,900億円を3年間で1,000億円程度圧縮し、手元資金の水準を同業平均レベルの月商2.4カ月程度まで引き下げます。 これと営業キャッシュフローを合わせたキャッシュを人的資本投資、成長投資、M&Aと株主還元に充当し、大規模M&A実行時には借入も活用していきます。 また、当社の資本コストにつきまして、上昇要因を踏まえた上でこの低減に努め、資本コストや株価を意識した経営を推進します。 (カ)サステナビリティ経営の進化当社では以前よりサステナビリティ経営を推進しておりますが、今回の中期計画において更なる進化を目指し、重点的な取り組みとして、人材戦略とガバナンス戦略を策定しております。 (人材戦略)ビジネスモデルの変革に資する人材を確保する観点から、採用・育成の強化や評価制度・処遇改定等4つの施策を遂行します。 (ガバナンス戦略)「コーポレート・ガバナンスの強化」「戦略実行力強化」「社会価値実現」の3つの観点から、諸施策を実行いたします。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)戦略、指標及び目標当社は企業理念として、真の価値の創造により、お客様との信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献する旨を定めており、豊かな社会づくりに向けて様々な事業活動に取り組んでまいりました。 また、当社の社会的な存在意義であるパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、5つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)を設定し、その実現を通じて企業価値向上と社会価値創造の両立を推し進めています。 なかでもマテリアリティ「ITを通じた社会課題の解決」はその核心であり、NSSOL2030ビジョンで目指すTAM型ビジネスモデルが実現する情報システムのシェアリング(当社が提供するベストプラクティスやプラットフォームの共同利用)などにより、開発・運用・保守のライフサイクルに要する人的資源・計算機資源・エネルギーを削減することで、社会全体の資源効率高度化やサーキュラーエコノミーに貢献してまいります。 マテリアリティごとに評価指標と年度目標を設定し、年度単位でPDCAサイクルを回していくことで、進捗状況の見える化と取り組みの高度化を図っております。 今後も外部環境の変化や当社の事業運営状況の変化に即して、柔軟に見直しをしていく予定であります。 (マテリアリティKPIの指標と目標)マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績ITを通じた社会課題の解決•少子高齢化や地球環境問題等、サステナビリティ課題をITで解決 •価値提供方法の多様化による新たな社会価値の創造社会全体のIT利用のサステナビリティ実現への貢献実績T型売上高680億円(達成)研究開発費総額非開示38億円ベストプラクティス提供による企業の生産性・競争力向上実績A型売上高570億円(達成)ソリューションパイプライン市場投入件数(*) (*)企画・開発中のソリューション候補群のうち、サービス提供を開始した件数非開示非開示業界横断プラットフォーム提供による社会課題解決実績M型売上高35億円(未達)社会インフラとしてのITサービス安定供給•先端技術を活用したプロジェクト推進の高度化 •ステークホルダーの信頼を生むシステムの安定運用 •社会の安心を支える情報セキュリティの確保ITサービス案件障害件数(当社提供ITサービスの安定運用及びセキュリティ確保の指標)ITサービス案件における重大障害発生件数0件(達成)0件提案通りの工期でのシステム供給率非開示非開示 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※目標と実績について「非開示」としている項目については、経営戦略上の理由により開示しておりません。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績多様な人材が活躍できる場の創出•ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織 •ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出 •人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認めあう文化を醸成自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化キャリア自律のマインド醸成に関するエンゲージメントサーベイ設問「キャリア実現に向け自律的に行動できる環境がある」のスコア(単体)(*)前年度以上(達成)自己選択型学習e-learning活用状況(受講総時間、受講率、アカウント配布数)(単体)前年度以上(達成)重要ハードスキル(ITスキル・業務知見等)の保有人材数(単体)定量化に向けた新職種の定義(達成)新職種の定義を完了重要ソフトスキル(チャレンジ精神等のマインドセット)の定着度今後の変化を計測する上での現状把握(達成)現状の可視化を完了(エンゲージメントサーベイ設問「自部門のミッションを理解し変革に向けた行動が出来ているか」のスコアによる把握)従業員エンゲージメント状況エンゲージメントスコア(*)前年度以上(達成)ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進状況インクルージョンスコア(*)前年度以上(達成)女性管理職数(単体)106名(達成)115名女性新卒採用比率(単体)30%以上継続(2018年度以降、30%以上継続中)(達成)40.6%男性育児休業取得率(単体)*育児休業及び当社独自休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇を含む90%以上(2022年度以降、90%以上継続中)(達成)110%健康経営進捗度心身の健康・WLBスコア(*)前年度以上(達成)健康診断受診率(単体)100%(算定中)年間総労働時間2,000時間(未達)平均年間有給休暇取得日数15日以上維持(達成)年休取得7日以下者ゼロ化(未達)人権尊重への取り組み推進状況人権デューデリジェンスプロセスの推進状況包括的な人権リスクモニタリングの実施(達成)実施 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※上記指標のうち、年間総労働時間・平均年間有給休暇取得日数・年休取得7日以下者につきましては、連結後1年未満のグループ会社を除く。 ※当社ではエンゲージメントの状況を把握し必要な改善施策を実行するために1年に1回エンゲージメントサーベイを実施しています。 (*)は、エンゲージメントサーベイにおける設問項目もしくはカテゴリです。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績環境負荷低減•ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献 •データセンター事業で、再生可能エネルギーを積極的に活用 •環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底 •自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様を通じた環境負荷低減デジタルワークプレースソリューションサービス売上高270億円(達成)291億円ITアウトソーシングサービス売上高290億円(未達)287億円温室効果ガス排出量(Scope1+2)温室効果ガス排出量(Scope1+2)26,716 t-CO2(*)(*)長期計画(2030年排出量半減目標に向けて、基準年2015年から年率3.3%でリニアに削減)の年次計画値(算定中) ※2024年度実績: 17,246t-CO2信頼される社会の一員としてのガバナンス/コンプライアンス追求•法令遵守の徹底 •内部統制(リスクマネジメント)の強化 •公正で透明な組織・業務運営ガバナンス/コンプライアンス強化に向けた取り組み推進状況取締役会の実効性評価実効性が確保されている(達成)実効性が確保されているコンプライアンス強化期間e-learning受講率(*) (*)当社及び海外子会社を含む当社グループ会社所属の社員100%(達成)100% ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ①人的資本経営の取り組み:多様な人材が活躍できる場の創出5つのマテリアリティのなかでも、「多様な人材が活躍できる場の創出」は当社の事業成長を支える重要な土台であり、サステナビリティ経営の根幹を成すものと位置づけております。 多様な人材が当社に集まり、一人ひとりが自律的に活き活きと働き、成長を続けることで、事業を通じた社会価値を創造し、持続的な社会に寄与するべく、企業価値の向上を目指してまいります。 ■人的資本に関する基本的な考え方当社は、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、TAM型事業収益モデルへの転換をはじめとする経営戦略を推進しており、その実行を支える人材を最も重要な経営資産と位置づけております。 経営戦略の実現に向けては、求められる組織・人材の姿を踏まえ、従来のSI型ビジネスに最適化された人材ポートフォリオから、変化の大きい事業環境の中で新たな価値創出を担う人材へのシフトを進めていくことが重要であると認識しております。 この考えのもと、従業員の意識・行動変容へのアプローチとして、「人的資本の高度化」と「基盤要素の強化」に取り組んでまいります。 「人的資本の高度化」のためには、多様な人材の確保、人材シフト戦略、マネジメントシステム変革、キャリア自律と人材育成、DE&I-多様な人材の活躍、エンゲージメント向上、対話による組織開発を進め、「基盤要素の強化」としては、健康経営や柔軟な働き方の整備等に注力してまいります。 これらのアプローチを実効性あるものとするため、KPIモニタリングを実行しております。 具体的には、自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化、従業員エンゲージメント状況、DE&I推進状況、健康経営進捗度、人権尊重への取組推進状況につきまして、それぞれKPIを設定し、経営戦略の方向性と整合させながら各施策を展開しております。 また今後、財務指標への寄与度の可視化を進め、「『NSSOL 2030ビジョン』の実現を導く最もインパクトのある人的資本投資の実現」を目指してまいります。 こうした社員一人ひとりの人材価値を高める人的資本に関する取り組みを通じて、経営戦略の着実な遂行と中長期的な企業価値向上につなげてまいります。 (事業戦略と人事戦略の連動) ■具体的な取り組み(ア)ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織・多様な人材が活躍できる組織づくりに向け、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する専任組織を設置し、各種の制約や悩みを取り除くための活動及び多様な属性の社員が活躍できる組織作りを推進しております。 ・女性活躍推進につきましては、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(第2期:2021年度~2025年度)のもと、女性管理職及び候補人材の着実なキャリアアップに向けた個別育成計画の策定や、従来の係長級の女性を対象としたグループメンタリング活動の課長級への拡大等、役員登用も視野に入れた女性の上位職への登用を推進してまいりました。 結果として、4つの目標のうち、3つの目標を達成し、女性社員の活躍の場を拡大しております。 2026年度からは、次期一般事業主行動計画(第3期)にて策定いたしました目標達成に向け、具体的な施策を検討・実行してまいります。 <一般事業主行動計画(第3期)>(期間)2026年4月1日~2031年3月31日①目標2030年度迄に、女性管理職の比率を10%以上とする。 取組(a)内部昇格施策の強化 (b)キャリア採用による自然な流入を促すアプローチの模索 ②目標昇格意欲に関する男女差を経年把握し、意欲の改善を図る施策を実施する。 取組(a)エンゲージメントサーベイによる調査継続 (b)昇格に対する意識醸成を図る施策の企画・実行③目標新卒採用における女性採用比率30%以上を維持・継続する。 取組(a)新卒採用施策の継続 ④目標配偶者が出産する際の男性社員の育児参画を目的とした休暇・休業*1の取得率を70%以上とする。 取組(a)育休施策の継続 *1育児休業及び当社独自の休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇・様々な障がいを持つ方の活躍の場を創造していくことを目的に、特例子会社(株式会社Act.)を2021年に設立しました。 社員の障がい特性に応じた支援体制づくりを構築することで、長期的な社員の就労を実現できる環境づくりに努めております。 ・2021年度より導入したエンゲージメントサーベイを起点として各種施策や職場での改善活動(エンゲージメント向上対話会)のPDCAサイクルを回しております。 2025年度は、エンゲージメント向上に向けた職場対話会のテーマとして「『NSSOL 2030ビジョン』の実現に向けた行動」について盛り込み、変革行動の加速を図りました。 ・健康経営を推進する観点から、専任組織を設置し、社員一人ひとりの健康と生活の質の向上につながる施策を推進しております。 具体的には、社員の健康状態を踏まえた支援をすべく、保健師による全員面談を実施しております。 また、社員の継続的な健康意識の向上を目的に、独自の健康キャンペーン「ケンコウADVENTURE」を2025年度に初開催し、健康測定会・Well-beingセミナー・ウォーキングイベントを実施しました。 本キャンペーンは次年度以降も定期的に開催し、健康意識の向上と定着を図ってまいります。 さらに、健康アプリを社内へ展開し、社員一人ひとりの自律的な健康管理を支援しております。 年間総労働時間の削減、年休取得の奨励等につきましても引き続き取り組んでおります。 (イ) ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出・「NSSOL 2030ビジョン」を実現すべく、新卒社員に求める人材像の整理やKPIの見直しを行いました。 また、事業成長のさらなる加速に向け、キャリア採用にも積極的に取り組んでおります。 ・職種別にレベルを定義したうえでの戦力把握の仕組みを構築し、人材の可視化を推進することで、社会価値創造人材の把握と育成を強化しております。 特に、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、ビジネスアーキテクト等を新職種として定義し、育成施策を検討しております。 ・キャリア自律をベースとした各種施策を展開しております。 具体的には、リスキリング強化のための自己選択型e-learning施策、キャリアデザイン支援制度(HARMONY)、社内公募制度、兼業・副業制度等を拡充しております。 2025年度は若手社員やシニア社員向けの年代別のキャリア研修に加え、誰でも参加できる手上げ式のキャリア研修を開催し、また、社外のキャリア相談の体制も強化しました。 ・社員一人ひとりが社会価値を創造する人材へと変革していくことを後押しするため、人事評価制度の見直しを行いました。 具体的には、組織目標と個人目標の連動強化や、当社が大切にする価値観(バリュー)に合わせた評価基準への見直し等、社員が自らの仕事の意義を認識しながら主体的にチャレンジする仕組みへと刷新しました。 ・「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、社員の挑戦を後押しし、意欲を引き出すことを目的として、従来の「社長表彰」を「NSSOL AWARD」にアップデートしました。 同表彰では、結果業績の評価にとどまらず、全社として注力している「4つの変革」への挑戦をグループ全体で称え合う制度としております。 ・変化への対応力強化の観点から、事業牽引層である管理職に対して役割による処遇の徹底を進めております。 (ウ)人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認め合う文化を醸成・「グローバル・ビジネス・コンダクト」や「人権方針」を制定し、当社の人権に対する考え方を社内外に発信するとともに、自らの事業活動が人権に与える負の影響を評価・特定し、その防止および軽減並びに対処について責任を果たすため、2022年から人権デューデリジェンスを段階的に実施しています。 ・戦略・組織が多様化する中において、会社と社員の向かう方向を一致させるため、パーパス、ビジョン、バリューの明確化とその浸透に向けた取り組みを推進しております。 上記をはじめとするサステナビリティに関する各種取組が一定の評価を受け、当社は外部機関から以下の評価・認証等を取得しております。 人的資本経営品質(シルバー)2025年初受賞健康経営優良法人(ホワイト500)2026年初認定(健康経営優良法人:2020年~)えるぼし2019年~ プラチナくるみんプラス2025年初認定(プラチナくるみん:2020年~) PRIDE指標(ゴールド)2022年~ ②環境負荷低減当社は、企業の社会的責任として自らの事業活動に伴う環境負荷の低減に努めるとともに、事業を通じて社会全体の環境負荷低減を図り、気候変動問題への対応を含む地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献することが重要と考えております。 よって、「環境負荷低減」を特に重要な課題(マテリアリティ)の一つとして位置づけ、以下に取り組んでおります。 (ア)ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献(イ)データセンター事業やオフィスで、再生可能エネルギーを積極的に活用(ウ)環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底(エ)自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様の環境負荷削減につきましては、物理的な計算機資源の削減(仮想化による効率化・クラウドコンピューティングによるシェアリング)、電気使用量の削減、紙使用量と廃棄物の削減、移動の削減(ロケーションフリー)、要員効率化、等に資する当社ITサービスの売上高を指標に設定し、その拡大に取り組んでおります。 また、自らの温室効果ガス排出量(Scope1+2)では、2030年度排出量半減目標に向けて、基準の2015年度から年率3.3%でリニアに削減する長期計画を立て、毎年着実に目標をクリアしてきております。 ・気候変動のリスクと機会当社は2022年4月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD: Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言への賛同を表明しております。 TCFDのフレームワークに基づき、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用い、2050年までを考慮したシナリオ分析を実施しております。 1.5℃シナリオでは、カーボンプライシング導入を含む法規制強化に伴う電力調達コスト増のリスク等がある一方、省エネ・効率化等のDXニーズを事業“機会”と捉えることができます。 4℃シナリオでは、気候変動の激化によりデータセンター(DC)の操業停止やオフィスの機能停止等事業活動への影響が懸念されますが、対策を早めに講じることで、事業継続性や販売機会を確保します。 (2)ガバナンス当社では、サステナビリティ経営の推進体制として、代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、随時開催することとしております。 2025年度の開催実績は2回であります。 サステナビリティ委員会では、気候変動や人的資本を含むサステナビリティに関するリスクと機会を踏まえ、下部組織である「環境管理委員会」と「DE&I・人権委員会」からの報告・建議を受け、マテリアリティへの取り組み方針、KPI・指標と目標の設定、実績のモニタリングとその結果を踏まえた対応策等を審議し、重要事項につきましては取締役会に報告することで取締役会の監督を受けております。 「環境管理委員会」は年に4回、「DE&I・人権委員会」は年に2回開催することにしており、2025年度の開催実績はそれぞれ4回、2回であります。 (3)リスク管理サステナビリティに関する全社レベルのリスクと機会につきましては、サステナビリティ委員会で特定・評価し、重要事項は取締役会に報告します。 当社は三線防衛の考え方に沿って、自律的内部統制を基本とした内部統制システムを構築・整備しております。 サステナビリティに関するリスクを含め、事業運営において管理すべきリスクを網羅的に識別し、発生可能性と影響度で重要性を評価したリスクアセスメントシートを用いて、各事業部門が自部門におけるリスク評価とリスク特性に応じたリスクマネジメントを実施、機能部門がその運用状況や法令及び規程の遵守状況をモニタリングします。 内部統制・監査部は各事業部門及び機能部門の活動状況について内部監査を行い、その結果を取締役会に報告します。 |
| 戦略 | (1)戦略、指標及び目標当社は企業理念として、真の価値の創造により、お客様との信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献する旨を定めており、豊かな社会づくりに向けて様々な事業活動に取り組んでまいりました。 また、当社の社会的な存在意義であるパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、5つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)を設定し、その実現を通じて企業価値向上と社会価値創造の両立を推し進めています。 なかでもマテリアリティ「ITを通じた社会課題の解決」はその核心であり、NSSOL2030ビジョンで目指すTAM型ビジネスモデルが実現する情報システムのシェアリング(当社が提供するベストプラクティスやプラットフォームの共同利用)などにより、開発・運用・保守のライフサイクルに要する人的資源・計算機資源・エネルギーを削減することで、社会全体の資源効率高度化やサーキュラーエコノミーに貢献してまいります。 マテリアリティごとに評価指標と年度目標を設定し、年度単位でPDCAサイクルを回していくことで、進捗状況の見える化と取り組みの高度化を図っております。 今後も外部環境の変化や当社の事業運営状況の変化に即して、柔軟に見直しをしていく予定であります。 (マテリアリティKPIの指標と目標)マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績ITを通じた社会課題の解決•少子高齢化や地球環境問題等、サステナビリティ課題をITで解決 •価値提供方法の多様化による新たな社会価値の創造社会全体のIT利用のサステナビリティ実現への貢献実績T型売上高680億円(達成)研究開発費総額非開示38億円ベストプラクティス提供による企業の生産性・競争力向上実績A型売上高570億円(達成)ソリューションパイプライン市場投入件数(*) (*)企画・開発中のソリューション候補群のうち、サービス提供を開始した件数非開示非開示業界横断プラットフォーム提供による社会課題解決実績M型売上高35億円(未達)社会インフラとしてのITサービス安定供給•先端技術を活用したプロジェクト推進の高度化 •ステークホルダーの信頼を生むシステムの安定運用 •社会の安心を支える情報セキュリティの確保ITサービス案件障害件数(当社提供ITサービスの安定運用及びセキュリティ確保の指標)ITサービス案件における重大障害発生件数0件(達成)0件提案通りの工期でのシステム供給率非開示非開示 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※目標と実績について「非開示」としている項目については、経営戦略上の理由により開示しておりません。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績多様な人材が活躍できる場の創出•ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織 •ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出 •人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認めあう文化を醸成自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化キャリア自律のマインド醸成に関するエンゲージメントサーベイ設問「キャリア実現に向け自律的に行動できる環境がある」のスコア(単体)(*)前年度以上(達成)自己選択型学習e-learning活用状況(受講総時間、受講率、アカウント配布数)(単体)前年度以上(達成)重要ハードスキル(ITスキル・業務知見等)の保有人材数(単体)定量化に向けた新職種の定義(達成)新職種の定義を完了重要ソフトスキル(チャレンジ精神等のマインドセット)の定着度今後の変化を計測する上での現状把握(達成)現状の可視化を完了(エンゲージメントサーベイ設問「自部門のミッションを理解し変革に向けた行動が出来ているか」のスコアによる把握)従業員エンゲージメント状況エンゲージメントスコア(*)前年度以上(達成)ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進状況インクルージョンスコア(*)前年度以上(達成)女性管理職数(単体)106名(達成)115名女性新卒採用比率(単体)30%以上継続(2018年度以降、30%以上継続中)(達成)40.6%男性育児休業取得率(単体)*育児休業及び当社独自休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇を含む90%以上(2022年度以降、90%以上継続中)(達成)110%健康経営進捗度心身の健康・WLBスコア(*)前年度以上(達成)健康診断受診率(単体)100%(算定中)年間総労働時間2,000時間(未達)平均年間有給休暇取得日数15日以上維持(達成)年休取得7日以下者ゼロ化(未達)人権尊重への取り組み推進状況人権デューデリジェンスプロセスの推進状況包括的な人権リスクモニタリングの実施(達成)実施 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※上記指標のうち、年間総労働時間・平均年間有給休暇取得日数・年休取得7日以下者につきましては、連結後1年未満のグループ会社を除く。 ※当社ではエンゲージメントの状況を把握し必要な改善施策を実行するために1年に1回エンゲージメントサーベイを実施しています。 (*)は、エンゲージメントサーベイにおける設問項目もしくはカテゴリです。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績環境負荷低減•ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献 •データセンター事業で、再生可能エネルギーを積極的に活用 •環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底 •自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様を通じた環境負荷低減デジタルワークプレースソリューションサービス売上高270億円(達成)291億円ITアウトソーシングサービス売上高290億円(未達)287億円温室効果ガス排出量(Scope1+2)温室効果ガス排出量(Scope1+2)26,716 t-CO2(*)(*)長期計画(2030年排出量半減目標に向けて、基準年2015年から年率3.3%でリニアに削減)の年次計画値(算定中) ※2024年度実績: 17,246t-CO2信頼される社会の一員としてのガバナンス/コンプライアンス追求•法令遵守の徹底 •内部統制(リスクマネジメント)の強化 •公正で透明な組織・業務運営ガバナンス/コンプライアンス強化に向けた取り組み推進状況取締役会の実効性評価実効性が確保されている(達成)実効性が確保されているコンプライアンス強化期間e-learning受講率(*) (*)当社及び海外子会社を含む当社グループ会社所属の社員100%(達成)100% ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ①人的資本経営の取り組み:多様な人材が活躍できる場の創出5つのマテリアリティのなかでも、「多様な人材が活躍できる場の創出」は当社の事業成長を支える重要な土台であり、サステナビリティ経営の根幹を成すものと位置づけております。 多様な人材が当社に集まり、一人ひとりが自律的に活き活きと働き、成長を続けることで、事業を通じた社会価値を創造し、持続的な社会に寄与するべく、企業価値の向上を目指してまいります。 ■人的資本に関する基本的な考え方当社は、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、TAM型事業収益モデルへの転換をはじめとする経営戦略を推進しており、その実行を支える人材を最も重要な経営資産と位置づけております。 経営戦略の実現に向けては、求められる組織・人材の姿を踏まえ、従来のSI型ビジネスに最適化された人材ポートフォリオから、変化の大きい事業環境の中で新たな価値創出を担う人材へのシフトを進めていくことが重要であると認識しております。 この考えのもと、従業員の意識・行動変容へのアプローチとして、「人的資本の高度化」と「基盤要素の強化」に取り組んでまいります。 「人的資本の高度化」のためには、多様な人材の確保、人材シフト戦略、マネジメントシステム変革、キャリア自律と人材育成、DE&I-多様な人材の活躍、エンゲージメント向上、対話による組織開発を進め、「基盤要素の強化」としては、健康経営や柔軟な働き方の整備等に注力してまいります。 これらのアプローチを実効性あるものとするため、KPIモニタリングを実行しております。 具体的には、自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化、従業員エンゲージメント状況、DE&I推進状況、健康経営進捗度、人権尊重への取組推進状況につきまして、それぞれKPIを設定し、経営戦略の方向性と整合させながら各施策を展開しております。 また今後、財務指標への寄与度の可視化を進め、「『NSSOL 2030ビジョン』の実現を導く最もインパクトのある人的資本投資の実現」を目指してまいります。 こうした社員一人ひとりの人材価値を高める人的資本に関する取り組みを通じて、経営戦略の着実な遂行と中長期的な企業価値向上につなげてまいります。 (事業戦略と人事戦略の連動) ■具体的な取り組み(ア)ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織・多様な人材が活躍できる組織づくりに向け、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する専任組織を設置し、各種の制約や悩みを取り除くための活動及び多様な属性の社員が活躍できる組織作りを推進しております。 ・女性活躍推進につきましては、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(第2期:2021年度~2025年度)のもと、女性管理職及び候補人材の着実なキャリアアップに向けた個別育成計画の策定や、従来の係長級の女性を対象としたグループメンタリング活動の課長級への拡大等、役員登用も視野に入れた女性の上位職への登用を推進してまいりました。 結果として、4つの目標のうち、3つの目標を達成し、女性社員の活躍の場を拡大しております。 2026年度からは、次期一般事業主行動計画(第3期)にて策定いたしました目標達成に向け、具体的な施策を検討・実行してまいります。 <一般事業主行動計画(第3期)>(期間)2026年4月1日~2031年3月31日①目標2030年度迄に、女性管理職の比率を10%以上とする。 取組(a)内部昇格施策の強化 (b)キャリア採用による自然な流入を促すアプローチの模索 ②目標昇格意欲に関する男女差を経年把握し、意欲の改善を図る施策を実施する。 取組(a)エンゲージメントサーベイによる調査継続 (b)昇格に対する意識醸成を図る施策の企画・実行③目標新卒採用における女性採用比率30%以上を維持・継続する。 取組(a)新卒採用施策の継続 ④目標配偶者が出産する際の男性社員の育児参画を目的とした休暇・休業*1の取得率を70%以上とする。 取組(a)育休施策の継続 *1育児休業及び当社独自の休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇・様々な障がいを持つ方の活躍の場を創造していくことを目的に、特例子会社(株式会社Act.)を2021年に設立しました。 社員の障がい特性に応じた支援体制づくりを構築することで、長期的な社員の就労を実現できる環境づくりに努めております。 ・2021年度より導入したエンゲージメントサーベイを起点として各種施策や職場での改善活動(エンゲージメント向上対話会)のPDCAサイクルを回しております。 2025年度は、エンゲージメント向上に向けた職場対話会のテーマとして「『NSSOL 2030ビジョン』の実現に向けた行動」について盛り込み、変革行動の加速を図りました。 ・健康経営を推進する観点から、専任組織を設置し、社員一人ひとりの健康と生活の質の向上につながる施策を推進しております。 具体的には、社員の健康状態を踏まえた支援をすべく、保健師による全員面談を実施しております。 また、社員の継続的な健康意識の向上を目的に、独自の健康キャンペーン「ケンコウADVENTURE」を2025年度に初開催し、健康測定会・Well-beingセミナー・ウォーキングイベントを実施しました。 本キャンペーンは次年度以降も定期的に開催し、健康意識の向上と定着を図ってまいります。 さらに、健康アプリを社内へ展開し、社員一人ひとりの自律的な健康管理を支援しております。 年間総労働時間の削減、年休取得の奨励等につきましても引き続き取り組んでおります。 (イ) ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出・「NSSOL 2030ビジョン」を実現すべく、新卒社員に求める人材像の整理やKPIの見直しを行いました。 また、事業成長のさらなる加速に向け、キャリア採用にも積極的に取り組んでおります。 ・職種別にレベルを定義したうえでの戦力把握の仕組みを構築し、人材の可視化を推進することで、社会価値創造人材の把握と育成を強化しております。 特に、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、ビジネスアーキテクト等を新職種として定義し、育成施策を検討しております。 ・キャリア自律をベースとした各種施策を展開しております。 具体的には、リスキリング強化のための自己選択型e-learning施策、キャリアデザイン支援制度(HARMONY)、社内公募制度、兼業・副業制度等を拡充しております。 2025年度は若手社員やシニア社員向けの年代別のキャリア研修に加え、誰でも参加できる手上げ式のキャリア研修を開催し、また、社外のキャリア相談の体制も強化しました。 ・社員一人ひとりが社会価値を創造する人材へと変革していくことを後押しするため、人事評価制度の見直しを行いました。 具体的には、組織目標と個人目標の連動強化や、当社が大切にする価値観(バリュー)に合わせた評価基準への見直し等、社員が自らの仕事の意義を認識しながら主体的にチャレンジする仕組みへと刷新しました。 ・「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、社員の挑戦を後押しし、意欲を引き出すことを目的として、従来の「社長表彰」を「NSSOL AWARD」にアップデートしました。 同表彰では、結果業績の評価にとどまらず、全社として注力している「4つの変革」への挑戦をグループ全体で称え合う制度としております。 ・変化への対応力強化の観点から、事業牽引層である管理職に対して役割による処遇の徹底を進めております。 (ウ)人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認め合う文化を醸成・「グローバル・ビジネス・コンダクト」や「人権方針」を制定し、当社の人権に対する考え方を社内外に発信するとともに、自らの事業活動が人権に与える負の影響を評価・特定し、その防止および軽減並びに対処について責任を果たすため、2022年から人権デューデリジェンスを段階的に実施しています。 ・戦略・組織が多様化する中において、会社と社員の向かう方向を一致させるため、パーパス、ビジョン、バリューの明確化とその浸透に向けた取り組みを推進しております。 上記をはじめとするサステナビリティに関する各種取組が一定の評価を受け、当社は外部機関から以下の評価・認証等を取得しております。 人的資本経営品質(シルバー)2025年初受賞健康経営優良法人(ホワイト500)2026年初認定(健康経営優良法人:2020年~)えるぼし2019年~ プラチナくるみんプラス2025年初認定(プラチナくるみん:2020年~) PRIDE指標(ゴールド)2022年~ ②環境負荷低減当社は、企業の社会的責任として自らの事業活動に伴う環境負荷の低減に努めるとともに、事業を通じて社会全体の環境負荷低減を図り、気候変動問題への対応を含む地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献することが重要と考えております。 よって、「環境負荷低減」を特に重要な課題(マテリアリティ)の一つとして位置づけ、以下に取り組んでおります。 (ア)ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献(イ)データセンター事業やオフィスで、再生可能エネルギーを積極的に活用(ウ)環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底(エ)自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様の環境負荷削減につきましては、物理的な計算機資源の削減(仮想化による効率化・クラウドコンピューティングによるシェアリング)、電気使用量の削減、紙使用量と廃棄物の削減、移動の削減(ロケーションフリー)、要員効率化、等に資する当社ITサービスの売上高を指標に設定し、その拡大に取り組んでおります。 また、自らの温室効果ガス排出量(Scope1+2)では、2030年度排出量半減目標に向けて、基準の2015年度から年率3.3%でリニアに削減する長期計画を立て、毎年着実に目標をクリアしてきております。 ・気候変動のリスクと機会当社は2022年4月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD: Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言への賛同を表明しております。 TCFDのフレームワークに基づき、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用い、2050年までを考慮したシナリオ分析を実施しております。 1.5℃シナリオでは、カーボンプライシング導入を含む法規制強化に伴う電力調達コスト増のリスク等がある一方、省エネ・効率化等のDXニーズを事業“機会”と捉えることができます。 4℃シナリオでは、気候変動の激化によりデータセンター(DC)の操業停止やオフィスの機能停止等事業活動への影響が懸念されますが、対策を早めに講じることで、事業継続性や販売機会を確保します。 |
| 指標及び目標 | (1)戦略、指標及び目標当社は企業理念として、真の価値の創造により、お客様との信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献する旨を定めており、豊かな社会づくりに向けて様々な事業活動に取り組んでまいりました。 また、当社の社会的な存在意義であるパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、5つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)を設定し、その実現を通じて企業価値向上と社会価値創造の両立を推し進めています。 なかでもマテリアリティ「ITを通じた社会課題の解決」はその核心であり、NSSOL2030ビジョンで目指すTAM型ビジネスモデルが実現する情報システムのシェアリング(当社が提供するベストプラクティスやプラットフォームの共同利用)などにより、開発・運用・保守のライフサイクルに要する人的資源・計算機資源・エネルギーを削減することで、社会全体の資源効率高度化やサーキュラーエコノミーに貢献してまいります。 マテリアリティごとに評価指標と年度目標を設定し、年度単位でPDCAサイクルを回していくことで、進捗状況の見える化と取り組みの高度化を図っております。 今後も外部環境の変化や当社の事業運営状況の変化に即して、柔軟に見直しをしていく予定であります。 (マテリアリティKPIの指標と目標)マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績ITを通じた社会課題の解決•少子高齢化や地球環境問題等、サステナビリティ課題をITで解決 •価値提供方法の多様化による新たな社会価値の創造社会全体のIT利用のサステナビリティ実現への貢献実績T型売上高680億円(達成)研究開発費総額非開示38億円ベストプラクティス提供による企業の生産性・競争力向上実績A型売上高570億円(達成)ソリューションパイプライン市場投入件数(*) (*)企画・開発中のソリューション候補群のうち、サービス提供を開始した件数非開示非開示業界横断プラットフォーム提供による社会課題解決実績M型売上高35億円(未達)社会インフラとしてのITサービス安定供給•先端技術を活用したプロジェクト推進の高度化 •ステークホルダーの信頼を生むシステムの安定運用 •社会の安心を支える情報セキュリティの確保ITサービス案件障害件数(当社提供ITサービスの安定運用及びセキュリティ確保の指標)ITサービス案件における重大障害発生件数0件(達成)0件提案通りの工期でのシステム供給率非開示非開示 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※目標と実績について「非開示」としている項目については、経営戦略上の理由により開示しておりません。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績多様な人材が活躍できる場の創出•ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織 •ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出 •人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認めあう文化を醸成自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化キャリア自律のマインド醸成に関するエンゲージメントサーベイ設問「キャリア実現に向け自律的に行動できる環境がある」のスコア(単体)(*)前年度以上(達成)自己選択型学習e-learning活用状況(受講総時間、受講率、アカウント配布数)(単体)前年度以上(達成)重要ハードスキル(ITスキル・業務知見等)の保有人材数(単体)定量化に向けた新職種の定義(達成)新職種の定義を完了重要ソフトスキル(チャレンジ精神等のマインドセット)の定着度今後の変化を計測する上での現状把握(達成)現状の可視化を完了(エンゲージメントサーベイ設問「自部門のミッションを理解し変革に向けた行動が出来ているか」のスコアによる把握)従業員エンゲージメント状況エンゲージメントスコア(*)前年度以上(達成)ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進状況インクルージョンスコア(*)前年度以上(達成)女性管理職数(単体)106名(達成)115名女性新卒採用比率(単体)30%以上継続(2018年度以降、30%以上継続中)(達成)40.6%男性育児休業取得率(単体)*育児休業及び当社独自休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇を含む90%以上(2022年度以降、90%以上継続中)(達成)110%健康経営進捗度心身の健康・WLBスコア(*)前年度以上(達成)健康診断受診率(単体)100%(算定中)年間総労働時間2,000時間(未達)平均年間有給休暇取得日数15日以上維持(達成)年休取得7日以下者ゼロ化(未達)人権尊重への取り組み推進状況人権デューデリジェンスプロセスの推進状況包括的な人権リスクモニタリングの実施(達成)実施 ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ※上記指標のうち、年間総労働時間・平均年間有給休暇取得日数・年休取得7日以下者につきましては、連結後1年未満のグループ会社を除く。 ※当社ではエンゲージメントの状況を把握し必要な改善施策を実行するために1年に1回エンゲージメントサーベイを実施しています。 (*)は、エンゲージメントサーベイにおける設問項目もしくはカテゴリです。 マテリアリティNSSOLが取り組むことKPI2025年度からの計画指標目標実績環境負荷低減•ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献 •データセンター事業で、再生可能エネルギーを積極的に活用 •環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底 •自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様を通じた環境負荷低減デジタルワークプレースソリューションサービス売上高270億円(達成)291億円ITアウトソーシングサービス売上高290億円(未達)287億円温室効果ガス排出量(Scope1+2)温室効果ガス排出量(Scope1+2)26,716 t-CO2(*)(*)長期計画(2030年排出量半減目標に向けて、基準年2015年から年率3.3%でリニアに削減)の年次計画値(算定中) ※2024年度実績: 17,246t-CO2信頼される社会の一員としてのガバナンス/コンプライアンス追求•法令遵守の徹底 •内部統制(リスクマネジメント)の強化 •公正で透明な組織・業務運営ガバナンス/コンプライアンス強化に向けた取り組み推進状況取締役会の実効性評価実効性が確保されている(達成)実効性が確保されているコンプライアンス強化期間e-learning受講率(*) (*)当社及び海外子会社を含む当社グループ会社所属の社員100%(達成)100% ※上記指標のうち、連結グループに属するすべての会社で行われていない事項につきましては、提出会社単体の記載としております。 ①人的資本経営の取り組み:多様な人材が活躍できる場の創出5つのマテリアリティのなかでも、「多様な人材が活躍できる場の創出」は当社の事業成長を支える重要な土台であり、サステナビリティ経営の根幹を成すものと位置づけております。 多様な人材が当社に集まり、一人ひとりが自律的に活き活きと働き、成長を続けることで、事業を通じた社会価値を創造し、持続的な社会に寄与するべく、企業価値の向上を目指してまいります。 ■人的資本に関する基本的な考え方当社は、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、TAM型事業収益モデルへの転換をはじめとする経営戦略を推進しており、その実行を支える人材を最も重要な経営資産と位置づけております。 経営戦略の実現に向けては、求められる組織・人材の姿を踏まえ、従来のSI型ビジネスに最適化された人材ポートフォリオから、変化の大きい事業環境の中で新たな価値創出を担う人材へのシフトを進めていくことが重要であると認識しております。 この考えのもと、従業員の意識・行動変容へのアプローチとして、「人的資本の高度化」と「基盤要素の強化」に取り組んでまいります。 「人的資本の高度化」のためには、多様な人材の確保、人材シフト戦略、マネジメントシステム変革、キャリア自律と人材育成、DE&I-多様な人材の活躍、エンゲージメント向上、対話による組織開発を進め、「基盤要素の強化」としては、健康経営や柔軟な働き方の整備等に注力してまいります。 これらのアプローチを実効性あるものとするため、KPIモニタリングを実行しております。 具体的には、自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化、従業員エンゲージメント状況、DE&I推進状況、健康経営進捗度、人権尊重への取組推進状況につきまして、それぞれKPIを設定し、経営戦略の方向性と整合させながら各施策を展開しております。 また今後、財務指標への寄与度の可視化を進め、「『NSSOL 2030ビジョン』の実現を導く最もインパクトのある人的資本投資の実現」を目指してまいります。 こうした社員一人ひとりの人材価値を高める人的資本に関する取り組みを通じて、経営戦略の着実な遂行と中長期的な企業価値向上につなげてまいります。 (事業戦略と人事戦略の連動) ■具体的な取り組み(ア)ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織・多様な人材が活躍できる組織づくりに向け、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する専任組織を設置し、各種の制約や悩みを取り除くための活動及び多様な属性の社員が活躍できる組織作りを推進しております。 ・女性活躍推進につきましては、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(第2期:2021年度~2025年度)のもと、女性管理職及び候補人材の着実なキャリアアップに向けた個別育成計画の策定や、従来の係長級の女性を対象としたグループメンタリング活動の課長級への拡大等、役員登用も視野に入れた女性の上位職への登用を推進してまいりました。 結果として、4つの目標のうち、3つの目標を達成し、女性社員の活躍の場を拡大しております。 2026年度からは、次期一般事業主行動計画(第3期)にて策定いたしました目標達成に向け、具体的な施策を検討・実行してまいります。 <一般事業主行動計画(第3期)>(期間)2026年4月1日~2031年3月31日①目標2030年度迄に、女性管理職の比率を10%以上とする。 取組(a)内部昇格施策の強化 (b)キャリア採用による自然な流入を促すアプローチの模索 ②目標昇格意欲に関する男女差を経年把握し、意欲の改善を図る施策を実施する。 取組(a)エンゲージメントサーベイによる調査継続 (b)昇格に対する意識醸成を図る施策の企画・実行③目標新卒採用における女性採用比率30%以上を維持・継続する。 取組(a)新卒採用施策の継続 ④目標配偶者が出産する際の男性社員の育児参画を目的とした休暇・休業*1の取得率を70%以上とする。 取組(a)育休施策の継続 *1育児休業及び当社独自の休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇・様々な障がいを持つ方の活躍の場を創造していくことを目的に、特例子会社(株式会社Act.)を2021年に設立しました。 社員の障がい特性に応じた支援体制づくりを構築することで、長期的な社員の就労を実現できる環境づくりに努めております。 ・2021年度より導入したエンゲージメントサーベイを起点として各種施策や職場での改善活動(エンゲージメント向上対話会)のPDCAサイクルを回しております。 2025年度は、エンゲージメント向上に向けた職場対話会のテーマとして「『NSSOL 2030ビジョン』の実現に向けた行動」について盛り込み、変革行動の加速を図りました。 ・健康経営を推進する観点から、専任組織を設置し、社員一人ひとりの健康と生活の質の向上につながる施策を推進しております。 具体的には、社員の健康状態を踏まえた支援をすべく、保健師による全員面談を実施しております。 また、社員の継続的な健康意識の向上を目的に、独自の健康キャンペーン「ケンコウADVENTURE」を2025年度に初開催し、健康測定会・Well-beingセミナー・ウォーキングイベントを実施しました。 本キャンペーンは次年度以降も定期的に開催し、健康意識の向上と定着を図ってまいります。 さらに、健康アプリを社内へ展開し、社員一人ひとりの自律的な健康管理を支援しております。 年間総労働時間の削減、年休取得の奨励等につきましても引き続き取り組んでおります。 (イ) ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出・「NSSOL 2030ビジョン」を実現すべく、新卒社員に求める人材像の整理やKPIの見直しを行いました。 また、事業成長のさらなる加速に向け、キャリア採用にも積極的に取り組んでおります。 ・職種別にレベルを定義したうえでの戦力把握の仕組みを構築し、人材の可視化を推進することで、社会価値創造人材の把握と育成を強化しております。 特に、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、ビジネスアーキテクト等を新職種として定義し、育成施策を検討しております。 ・キャリア自律をベースとした各種施策を展開しております。 具体的には、リスキリング強化のための自己選択型e-learning施策、キャリアデザイン支援制度(HARMONY)、社内公募制度、兼業・副業制度等を拡充しております。 2025年度は若手社員やシニア社員向けの年代別のキャリア研修に加え、誰でも参加できる手上げ式のキャリア研修を開催し、また、社外のキャリア相談の体制も強化しました。 ・社員一人ひとりが社会価値を創造する人材へと変革していくことを後押しするため、人事評価制度の見直しを行いました。 具体的には、組織目標と個人目標の連動強化や、当社が大切にする価値観(バリュー)に合わせた評価基準への見直し等、社員が自らの仕事の意義を認識しながら主体的にチャレンジする仕組みへと刷新しました。 ・「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、社員の挑戦を後押しし、意欲を引き出すことを目的として、従来の「社長表彰」を「NSSOL AWARD」にアップデートしました。 同表彰では、結果業績の評価にとどまらず、全社として注力している「4つの変革」への挑戦をグループ全体で称え合う制度としております。 ・変化への対応力強化の観点から、事業牽引層である管理職に対して役割による処遇の徹底を進めております。 (ウ)人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認め合う文化を醸成・「グローバル・ビジネス・コンダクト」や「人権方針」を制定し、当社の人権に対する考え方を社内外に発信するとともに、自らの事業活動が人権に与える負の影響を評価・特定し、その防止および軽減並びに対処について責任を果たすため、2022年から人権デューデリジェンスを段階的に実施しています。 ・戦略・組織が多様化する中において、会社と社員の向かう方向を一致させるため、パーパス、ビジョン、バリューの明確化とその浸透に向けた取り組みを推進しております。 上記をはじめとするサステナビリティに関する各種取組が一定の評価を受け、当社は外部機関から以下の評価・認証等を取得しております。 人的資本経営品質(シルバー)2025年初受賞健康経営優良法人(ホワイト500)2026年初認定(健康経営優良法人:2020年~)えるぼし2019年~ プラチナくるみんプラス2025年初認定(プラチナくるみん:2020年~) PRIDE指標(ゴールド)2022年~ ②環境負荷低減当社は、企業の社会的責任として自らの事業活動に伴う環境負荷の低減に努めるとともに、事業を通じて社会全体の環境負荷低減を図り、気候変動問題への対応を含む地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献することが重要と考えております。 よって、「環境負荷低減」を特に重要な課題(マテリアリティ)の一つとして位置づけ、以下に取り組んでおります。 (ア)ITを活用してお客様を通じた環境負荷の低減に貢献(イ)データセンター事業やオフィスで、再生可能エネルギーを積極的に活用(ウ)環境負荷低減に向けて自らが利用する電力等、資源の効率化を徹底(エ)自社が排出するGHGを2050年までにゼロとする。 お客様の環境負荷削減につきましては、物理的な計算機資源の削減(仮想化による効率化・クラウドコンピューティングによるシェアリング)、電気使用量の削減、紙使用量と廃棄物の削減、移動の削減(ロケーションフリー)、要員効率化、等に資する当社ITサービスの売上高を指標に設定し、その拡大に取り組んでおります。 また、自らの温室効果ガス排出量(Scope1+2)では、2030年度排出量半減目標に向けて、基準の2015年度から年率3.3%でリニアに削減する長期計画を立て、毎年着実に目標をクリアしてきております。 ・気候変動のリスクと機会当社は2022年4月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD: Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言への賛同を表明しております。 TCFDのフレームワークに基づき、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用い、2050年までを考慮したシナリオ分析を実施しております。 1.5℃シナリオでは、カーボンプライシング導入を含む法規制強化に伴う電力調達コスト増のリスク等がある一方、省エネ・効率化等のDXニーズを事業“機会”と捉えることができます。 4℃シナリオでは、気候変動の激化によりデータセンター(DC)の操業停止やオフィスの機能停止等事業活動への影響が懸念されますが、対策を早めに講じることで、事業継続性や販売機会を確保します。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①人的資本経営の取り組み:多様な人材が活躍できる場の創出5つのマテリアリティのなかでも、「多様な人材が活躍できる場の創出」は当社の事業成長を支える重要な土台であり、サステナビリティ経営の根幹を成すものと位置づけております。 多様な人材が当社に集まり、一人ひとりが自律的に活き活きと働き、成長を続けることで、事業を通じた社会価値を創造し、持続的な社会に寄与するべく、企業価値の向上を目指してまいります。 ■人的資本に関する基本的な考え方当社は、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、TAM型事業収益モデルへの転換をはじめとする経営戦略を推進しており、その実行を支える人材を最も重要な経営資産と位置づけております。 経営戦略の実現に向けては、求められる組織・人材の姿を踏まえ、従来のSI型ビジネスに最適化された人材ポートフォリオから、変化の大きい事業環境の中で新たな価値創出を担う人材へのシフトを進めていくことが重要であると認識しております。 この考えのもと、従業員の意識・行動変容へのアプローチとして、「人的資本の高度化」と「基盤要素の強化」に取り組んでまいります。 「人的資本の高度化」のためには、多様な人材の確保、人材シフト戦略、マネジメントシステム変革、キャリア自律と人材育成、DE&I-多様な人材の活躍、エンゲージメント向上、対話による組織開発を進め、「基盤要素の強化」としては、健康経営や柔軟な働き方の整備等に注力してまいります。 これらのアプローチを実効性あるものとするため、KPIモニタリングを実行しております。 具体的には、自律型育成とハードスキル・ソフトスキル両面での多様化、従業員エンゲージメント状況、DE&I推進状況、健康経営進捗度、人権尊重への取組推進状況につきまして、それぞれKPIを設定し、経営戦略の方向性と整合させながら各施策を展開しております。 また今後、財務指標への寄与度の可視化を進め、「『NSSOL 2030ビジョン』の実現を導く最もインパクトのある人的資本投資の実現」を目指してまいります。 こうした社員一人ひとりの人材価値を高める人的資本に関する取り組みを通じて、経営戦略の着実な遂行と中長期的な企業価値向上につなげてまいります。 (事業戦略と人事戦略の連動) ■具体的な取り組み(ア)ダイバーシティを推進し、誰もが活き活きと働ける組織・多様な人材が活躍できる組織づくりに向け、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する専任組織を設置し、各種の制約や悩みを取り除くための活動及び多様な属性の社員が活躍できる組織作りを推進しております。 ・女性活躍推進につきましては、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(第2期:2021年度~2025年度)のもと、女性管理職及び候補人材の着実なキャリアアップに向けた個別育成計画の策定や、従来の係長級の女性を対象としたグループメンタリング活動の課長級への拡大等、役員登用も視野に入れた女性の上位職への登用を推進してまいりました。 結果として、4つの目標のうち、3つの目標を達成し、女性社員の活躍の場を拡大しております。 2026年度からは、次期一般事業主行動計画(第3期)にて策定いたしました目標達成に向け、具体的な施策を検討・実行してまいります。 <一般事業主行動計画(第3期)>(期間)2026年4月1日~2031年3月31日①目標2030年度迄に、女性管理職の比率を10%以上とする。 取組(a)内部昇格施策の強化 (b)キャリア採用による自然な流入を促すアプローチの模索 ②目標昇格意欲に関する男女差を経年把握し、意欲の改善を図る施策を実施する。 取組(a)エンゲージメントサーベイによる調査継続 (b)昇格に対する意識醸成を図る施策の企画・実行③目標新卒採用における女性採用比率30%以上を維持・継続する。 取組(a)新卒採用施策の継続 ④目標配偶者が出産する際の男性社員の育児参画を目的とした休暇・休業*1の取得率を70%以上とする。 取組(a)育休施策の継続 *1育児休業及び当社独自の休暇である配偶者出産休暇、福祉休暇・様々な障がいを持つ方の活躍の場を創造していくことを目的に、特例子会社(株式会社Act.)を2021年に設立しました。 社員の障がい特性に応じた支援体制づくりを構築することで、長期的な社員の就労を実現できる環境づくりに努めております。 ・2021年度より導入したエンゲージメントサーベイを起点として各種施策や職場での改善活動(エンゲージメント向上対話会)のPDCAサイクルを回しております。 2025年度は、エンゲージメント向上に向けた職場対話会のテーマとして「『NSSOL 2030ビジョン』の実現に向けた行動」について盛り込み、変革行動の加速を図りました。 ・健康経営を推進する観点から、専任組織を設置し、社員一人ひとりの健康と生活の質の向上につながる施策を推進しております。 具体的には、社員の健康状態を踏まえた支援をすべく、保健師による全員面談を実施しております。 また、社員の継続的な健康意識の向上を目的に、独自の健康キャンペーン「ケンコウADVENTURE」を2025年度に初開催し、健康測定会・Well-beingセミナー・ウォーキングイベントを実施しました。 本キャンペーンは次年度以降も定期的に開催し、健康意識の向上と定着を図ってまいります。 さらに、健康アプリを社内へ展開し、社員一人ひとりの自律的な健康管理を支援しております。 年間総労働時間の削減、年休取得の奨励等につきましても引き続き取り組んでおります。 (イ) ITによる社会価値創造型人材の採用・育成・創出・「NSSOL 2030ビジョン」を実現すべく、新卒社員に求める人材像の整理やKPIの見直しを行いました。 また、事業成長のさらなる加速に向け、キャリア採用にも積極的に取り組んでおります。 ・職種別にレベルを定義したうえでの戦力把握の仕組みを構築し、人材の可視化を推進することで、社会価値創造人材の把握と育成を強化しております。 特に、「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、ビジネスアーキテクト等を新職種として定義し、育成施策を検討しております。 ・キャリア自律をベースとした各種施策を展開しております。 具体的には、リスキリング強化のための自己選択型e-learning施策、キャリアデザイン支援制度(HARMONY)、社内公募制度、兼業・副業制度等を拡充しております。 2025年度は若手社員やシニア社員向けの年代別のキャリア研修に加え、誰でも参加できる手上げ式のキャリア研修を開催し、また、社外のキャリア相談の体制も強化しました。 ・社員一人ひとりが社会価値を創造する人材へと変革していくことを後押しするため、人事評価制度の見直しを行いました。 具体的には、組織目標と個人目標の連動強化や、当社が大切にする価値観(バリュー)に合わせた評価基準への見直し等、社員が自らの仕事の意義を認識しながら主体的にチャレンジする仕組みへと刷新しました。 ・「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向け、社員の挑戦を後押しし、意欲を引き出すことを目的として、従来の「社長表彰」を「NSSOL AWARD」にアップデートしました。 同表彰では、結果業績の評価にとどまらず、全社として注力している「4つの変革」への挑戦をグループ全体で称え合う制度としております。 ・変化への対応力強化の観点から、事業牽引層である管理職に対して役割による処遇の徹底を進めております。 (ウ)人権の尊重、他者を大切にし、お互いに認め合う文化を醸成・「グローバル・ビジネス・コンダクト」や「人権方針」を制定し、当社の人権に対する考え方を社内外に発信するとともに、自らの事業活動が人権に与える負の影響を評価・特定し、その防止および軽減並びに対処について責任を果たすため、2022年から人権デューデリジェンスを段階的に実施しています。 ・戦略・組織が多様化する中において、会社と社員の向かう方向を一致させるため、パーパス、ビジョン、バリューの明確化とその浸透に向けた取り組みを推進しております。 上記をはじめとするサステナビリティに関する各種取組が一定の評価を受け、当社は外部機関から以下の評価・認証等を取得しております。 人的資本経営品質(シルバー)2025年初受賞健康経営優良法人(ホワイト500)2026年初認定(健康経営優良法人:2020年~)えるぼし2019年~ プラチナくるみんプラス2025年初認定(プラチナくるみん:2020年~) PRIDE指標(ゴールド)2022年~ |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 本項においては当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を記載しております。 ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。 なお、本項の記載内容のうち、将来に関する事項を記載している場合には、当該事項は本書提出日現在において判断したものであります。 (1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 当連結会計年度は、前連結会計年度における投資有価証券の売却の影響による法人所得税等の一時的な支払額の増加や、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により、キャッシュ・フローに大きな変動がありました。 また、経済情勢の変化等によるシステム投資動向、競合状況、大型プロジェクト案件の存否、個別プロジェクトやサービス案件の進捗状況・採算性等により、経営成績が変動する可能性があります。 また、一時点で収益が認識される機器の販売等の個別案件の売上収益の計上時期により、四半期・半期ごとの経営成績が変動することがあります。 (2)特定の取引先・製品・技術等への依存 現時点で、該当する事項はありません。 当社グループは、製造業、流通業、運輸業、通信業、金融業及び官公庁等幅広い顧客からご支持をいただいております。 その中で日本製鉄㈱とは安定的な取引を継続しており、当社グループ最大の取引先である同社に対する当連結会計年度の販売実績は70,555百万円(割合18.5%)となっております。 また、当社グループは、顧客のIT戦略立案等のコンサルティングから、企画、構築、運用・保守というシステムライフサイクルを通じたソリューションメニューを提供し、特定の製品・技術等に偏ることなく事業を展開しております。 (3)情報サービス業界特有の法的規制・取引慣行・経営方針、及びその他事項 (情報セキュリティに関するリスク) 当社は、マーケットニーズの変化に対応するため、SaaS型ITサービスの提供を推進しており、これに伴い当社に管理責任が生じる顧客情報・個人情報の取り扱いが増加しております。 当該情報が外部に流出する等の事態が発生した場合は、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 当社は、社長を委員長とする情報セキュリティ委員会のもと、情報セキュリティ専門組織である技術本部 情報セキュリティ部を中心に、社内ルールや体制の整備、教育啓発活動等の諸施策を実施するとともに、プライバシーマークをはじめとする各種認証取得に積極的に取り組む等、顧客情報や機密情報等の保護に努めてまいりました。 さらに、2024年度末に発覚した不正アクセス事案を踏まえ、情報セキュリティマネジメント機構の再構築及び再発防止に向けた取組みを推進しました。 具体的には、情報セキュリティ委員会の機能・位置付けを強化するとともに、情報セキュリティ部をあらため社直下に新たに情報セキュリティ本部を設置(2026年4月1日付発足)し、全社横断・グループ全体での統制強化、サイバー攻撃への対応力向上及び監視体制の高度化を図っております。 あわせて、顧客向けシステム開発・サービス開発においても、設計段階からセキュリティ要件を取り込む開発プロセスの導入や、全社標準のSaaS型ITサービス開発・本番基盤「Nestorium」の活用によるセキュリティの確保及び向上に取り組んでおります。 また、外部からのサイバー攻撃に加え、内部からの情報漏洩リスクにつきましては、いわゆる悪意者対策として発見的統制機能を装備し、迅速かつ高度な対応を実施しております。 (情報システム構築に関するリスク) 情報システムの構築ビジネスは、請負契約で受託することが一般的でありますが、プロジェクトを受注する際には、当該プロジェクトに必要な工数を見積ったうえで請負金額を決めることで、費用見積りにおける不確実性を低減させております。 一方で、システム構築は、案件ごとの個別性が強く、納期までに顧客の要求に沿ったシステムを完成・納品する完成責任を負っております。 システムへの要求が一層高度化かつ複雑化するとともに、短工期の完成・納品が求められる中、契約当初に予見しなかったプロジェクト進捗の阻害要因等が発生した場合は、当初想定以上の費用を要する可能性があります。 また、プロジェクトを完遂できない等で契約不履行が生じた場合、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性もあります。 さらに、業務の受委託に伴う他社との協業機会が多く、委託先との関係において労働関連法規制や取適法に抵触した場合や、委託先との価格決定において政府のガイドラインや独占禁止法・取適法に抵触した場合、或いは、公共入札案件における独占禁止法抵触リスクが発現した場合等、行政処分、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 これらのリスクに対し、当社はプロジェクトリスク管理機構を設け、プロジェクトの提案段階からリスクの洗い出しと対策検討を徹底して行い契約面からのリスク回避に努めるとともに、受注後の実行段階においても組織的なレビューを継続的に行って課題の早期検知と対策実施を進めております。 (ITサービス提供に関するリスク) データセンターサービスやクラウドサービス等当社が提供するITサービスにおいて、電力・通信障害、機器・設備の故障、人的作業ミス等によるサービス障害等が発生した場合は、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 これらのリスクに対し、当社はプロジェクトリスク管理機構を設け、サービスの提案段階からリスクの洗い出しと対策検討を徹底し契約面からのリスク回避に努めるとともに、受注後の実行段階においても組織的なレビューを継続的に行って課題の早期検知と対策実施を進めております。 (知的所有権に関するリスク) 製品及び技術の高度化・複雑化等、特に近年では生成AIの活用等に伴い、提供するサービス又は製品に対して第三者から知的所有権の侵害を理由とする訴訟提起又は請求を受け、その結果、当社グループが損害賠償を負担し、又は代替技術の獲得もしくは開発をしなければならなくなる可能性があります。 当社では各部門内に知的財産責任者を配置するとともに、法務・知的財産部を中心として知的所有権に関する社内教育の徹底、他者特許侵害の監視等を行い、リスクの発現防止に努めております。 (4)労務管理に関するリスク 労務管理リスクにつきましては、グループ各社においてシステムを活用した当社社員の勤務実態の適正な把握、継続的なモニタリング・管理を行うとともに、業務プロセスの標準化、生成AI活用や全社開発標準プラットフォーム導入等システム化の促進等による業務負荷軽減に取り組んでおります。 またハラスメントリスクに対して、意識啓発活動の継続や教育の徹底、ヘルプライン活用強化等にグローバルで取り組み、徹底防止を図っております。 (5)自然災害・感染症等の発生当社が事業活動を展開する地域が大規模な地震、津波、風水害等に見舞われ、事業拠点及び従業員、パートナーに大きな被害が発生した場合、或いは、感染症の発生・拡大により、当社の事業活動に支障が生じる可能性があります。 当社は、これら災害等による事業継続リスクへの対応力強化として、事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの構築、防災訓練及び建物の耐震調査、在宅勤務制度の拡充、テレワーク環境整備等の対策を講じております。 また当社のデータセンターにつきましては免震又は耐震構造を採用し、自家発電による無停電電源装置を装備するとともに、強固なセキュリティを確保しております。 システム開発や自社サービス提供につきましては、クラウドサービス型の社内開発基盤「TetraLink」の活用による国内外での分散開発体制の拡大や、同じくクラウドネイティブな提供型ITサービスプラットフォーム「Nestorium」の活用による自社サービスの継続性向上に取り組んでおります。 (6)重要な訴訟事件等について 該当する事項はありません。 なお、当社は、みずほ東芝リース㈱より、2020年3月31日付(当社への訴状送達日は、2020年6月24日)で、東京地方裁判所にて、違約金請求訴訟の提起を受けておりましたが、2025年5月19日に和解が成立し、終結しております。 (7)役員・大株主・関係会社等に関する重要事項等 (当社の株式について)当連結会計年度末日現在、日本製鉄㈱は当社の発行済株式総数183,002,000株のうち116,067,600株(出資比率63.4%)を保有しております。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績①業績等の概要(経済及び業界の環境)当連結会計年度のわが国経済は緩やかな回復基調が継続しております。 一方、中東情勢を中心とする世界情勢の不安定化、為替リスクや物価高の継続などの国内経済への影響を注視する必要があり、企業収益への影響は依然として不透明な状況が続いております。 こうしたなか当社グループを取り巻く事業環境においては、競争力強化・付加価値向上及び事業拡大を目的とした DX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズは引き続き旺盛で、顧客企業におけるシステム投資も拡大しております。 (企業集団の営業の経過及び成果)当社グループは、「NSSOL 2030ビジョン」(2024年4月公表)実現に向けた「2025-2027中期経営計画」(2025年2月公表)をスタートさせ、「事業収益モデルの変革」、「顧客アプローチの変革」、「技術獲得・適用プロセスの変革」、「社内業務・マネジメントの変革」の4つの抜本的変革に取り組み、事業活動を推進して参りました。 ① 事業収益モデルの変革「TAM型*」モデルの拡大を図るべく各種取り組みを進めており、2027年度TAM型売上構成比75%の目標に対し、当期は38%(対前期:+33%)となりました。 特にアセット活用型(A型)については、AI等先進技術を取り入れたソリューション開発投資を積極的に推進し、製造業向け新生産管理パッケージ「PPMP」、財務業務の総合支援サービス「ConSeek TM」、クラウドソリューション「CloudHarbor」、AI需要予測・最適化機能を備えた「Delifit AI」等を中心に引き続き多くの引き合いをいただいており、インバウンド旅行業務向けソリューション「COCOTRA」、サイバーセキュリティサービス「NSSIRIUS」等新たなソリューションについても順次市場へ投入しております。 また、PF提供モデル(M型)については、ECプラットフォーム「NS Eclipa」を基盤とする農産物流通プラットフォームの提供を開始し、業界横断で複数企業が利用するプラットフォーム事業も開始しております。 (*・SI Transformation(次世代SIモデル「T型」):革新的技術を用いて高い生産性で提供 ・Asset Driven(アセット活用型 「A型」):強みをアセット化して提供 ・Multi Company Platform(PF提供モデル「M型」):共同利用プラットフォームを提供 の3つの収益モデルから構成されるNSSOLの新しいビジネスモデル) ② 顧客アプローチの変革顧客経営・社会課題の視点で企業のデジタル変革を支援するオファリングブランド「Corepeak(コアピーク)」を立ち上げ、「顧客アプローチの変革」の中核として顧客へのアプローチを開始しております。 Corepeakは、複雑化・高度化する企業変革テーマに対し、当社の実践知に基づく変革シナリオ*1とアセット化されたオファリングBlock*2(課題解決アセット群)を組み合わせ、構想から実現までを一気通貫で提供し、顧客自ら変革を継続できるよう支援します。 (*1)変革シナリオ:複雑な課題構造を整理し、経営課題から実装までの道筋を示す、変革のリファレンスガイド。 (*2)オファリングBlock:描いたシナリオを実装可能な単位で確実に前進させるために、従来は個別に提供していたソリューションやノウハウを、実装可能な単位として整理したもの。 ③ 技術獲得・適用プロセスの変革 2027年度開発生産性20%向上を目標に開発プロセス全般へのAI適用を推進しております。 生成AIや自動化技術等の開発支援ツールを装備した当社独自の開発・運用統合プラットフォーム「Nestorium」を全社標準のITサービスプラットフォームとして整備し、加えてAI駆動型開発プラットフォーム「NS Devia」の活用により、開発生産性の大幅な向上に取り組んでおります。 ④ 社内業務・マネジメントの変革 2027年度社内業務効率20%向上を目標に、管理系共通部門の組織統合、社内システム刷新による事業基盤の整備、AI活用推進センターを中心とした生成AIの適用促進等を推進し、業務の標準化と効率化による業務生産性の更なる向上、経営管理とマネジメントの更なる高度化に取り組んでおります。 これらの4つの抜本的変革への取り組みに加え、外部成長戦略及びグローバル戦略の一環として、国内外企業とのM&Aや資本業務提携を積極的に推進しております。 当期においては、プロセス製造業向け事業や中堅企業向けERP「GRANDIT」事業等を有するインフォコム㈱、ならびにERPパッケージに関するITサービスを提供するインドネシア企業PT. WCS ABYAKTA NAWASENA(アビセナ社)の全株式を取得し100%子会社化いたしました。 資本業務提携においては、コンサルティング力に強みを有する㈱インテリジェントフォース、データ利活用領域に強みを有する㈱デリバリーコンサルティングとの提携等、機能強化・提供価値の向上を目的とした提携に加え、Web3・デジタル資産に関する情報サービス企業であるN.Avenue㈱と共同で暗号資産インデックス協議会の設立、全ゲノム検査サービスの事業化を目指すcBioinformatics㈱との資本業務提携及びシステム共同開発への参画等、事業領域の拡張を目的とした提携にも積極的に取り組んでおります。 また、2026年1月には、豊富なITリソースを有するインドのケイパビリティを当社事業にも取り込むとともに、インドベンダーとのアライアンス検討を加速すべく、インド活用推進班を設置しました。 当連結会計年度の売上収益は、いずれの分野も好調で、特に産業・鉄鋼分野及び流通分野向けを中心とした増加や、インフォコム㈱を新規連結した影響もあり、381,340百万円と前連結会計年度(338,301百万円)と比べ43,038百万円の増収となりました。 営業利益は、中期経営計画の諸施策を前倒しで実行したことにより販売費及び一般管理費が増加したものの、増収及び売上総利益率の改善による売上総利益の増により、44,242百万円と前年同期(38,497百万円)と比べ5,744百万円の増益となりました。 当連結会計年度をサービス分野別(ビジネスソリューション、コンサルティング&デジタルサービス)に概観しますと、以下のとおりであります。 当連結会計年度より、組織改正に伴い、一部の分野につき、ビジネスソリューションからコンサルティング&デジタルサービスへの組替えを実施しております。 なお、前連結会計年度は、当該変更を反映して作成したものを開示しております。 (ビジネスソリューション)ビジネスソリューションにつきましては、当連結会計年度の売上収益は286,506百万円と前連結会計年度(243,464百万円)と比べ43,042百万円の増収となりました。 産業・鉄鋼産業・鉄鋼分野向けにつきましては、製造業向けが好調、日本製鉄㈱の新設備対応もあり、売上収益は前期と比べ増収となりました。 流通・プラットフォーマー流通・プラットフォーマー分野向けにつきましては、小売・旅行分野向けを主体に好調で、売上収益は前期と比べ増収となりました。 金融金融分野向けにつきましては、前年のプロダクト販売の反動減があったものの、A型ビジネスの推進によりカバーし、売上収益は前期と比べ増収となりました。 (コンサルティング&デジタルサービス)コンサルティング&デジタルサービスにつきましては、当連結会計年度の売上収益は、94,833百万円と前連結会計年度(94,837百万円)と同水準となりました。 ② 経営成績の分析1)売上収益当連結会計年度の売上収益は、前連結会計年度の338,301百万円に対し12.7%増収の381,340百万円となりました。 サービス分野別の状況は以下のとおりであります。 ビジネスソリューションにつきましては、当連結会計年度の売上収益は286,506百万円と前連結会計年度(243,464百万円)と比べ43,042百万円の増収となりました。 コンサルティング&デジタルサービスにつきましては、当連結会計年度の売上収益は、94,833百万円と前連結会計年度(94,837百万円)と同水準となりました。 2)売上原価、販売費及び一般管理費当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度の256,594百万円に対し8.9%増加し279,537百万円となりました。 その結果、売上総利益率は、前連結会計年度の24.2%に対し2.5ポイント向上の26.7%となりました。 販売費及び一般管理費は、営業力強化、採用・教育、社内基盤整備他の実行に加え、インフォコム㈱の企業結合により前連結会計年度の41,071百万円に対し41.4%増加し58,057百万円となりました。 3)持分法による投資損益/その他の収益/その他の費用当連結会計年度の持分法による投資損益、その他の収益及びその他の費用は、前連結会計年度に発生した一過性の要因の反動等により、前連結会計年度の△2,137百万円に対し497百万円となりました。 4)営業利益当連結会計年度の営業利益は、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収及び売上総利益率の改善により売上総利益が増加したことから、前連結会計年度の38,497百万円に対し14.9%増加し44,242百万円となりました。 5)金融損益金融収益と金融費用を合わせた当連結会計年度の金融損益は、受取利息が増加したこと等により、前連結会計年度の578百万円に対し1,043百万円となりました。 6)税引前利益当連結会計年度の税引前利益は、前連結会計年度の39,076百万円に対し15.9%増加し45,286百万円となりました。 7)法人所得税費用当連結会計年度の法人所得税費用は、前連結会計年度の10,998百万円に対し19.3%増加し13,117百万円となりました。 8)親会社の所有者に帰属する当期利益当連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度の27,049百万円に対し14.0%増加し30,832百万円となりました。 また、基本的1株当たり当期利益は、前連結会計年度の147.84円に対し14.0%増加し168.50円となりました。 ③生産、受注及び販売の状況当社グループは情報サービス単一セグメントでありますが、サービス分野別の当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の生産実績、受注実績及び販売実績を示すと、次のとおりであります。 1)生産実績 (単位:百万円)サービス分野別の名称生産高前年比ビジネスソリューション285,71817.7%コンサルティング&デジタルサービス96,575△5.6%合計382,29410.8% (注)金額は販売価格によっております。 2)受注実績 (単位:百万円)サービス分野別の名称受注高前年比受注残高前年比ビジネスソリューション303,74420.9%113,32917.9%コンサルティング&デジタルサービス103,551△0.9%85,63411.3%合計407,29514.5%198,96315.0% 3)販売実績 (単位:百万円)サービス分野別の名称販売高前年比ビジネスソリューション286,50617.7%コンサルティング&デジタルサービス94,833△0.0%合計381,34012.7% 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 (単位:百万円)相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)販売高割合(%)販売高割合(%)日本製鉄㈱65,30319.370,55518.5 (2) 財政状態(財政状態計算書)①資産当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末421,302百万円から3,718百万円減少し、417,584百万円となりました。 主な内訳は、現金及び現金同等物の減少△84,133百万円、のれんの増加28,899百万円、無形資産の増加28,540百万円等であります。 ②負債当連結会計年度末の負債につきましては、前連結会計年度末151,487百万円から22,711百万円減少し、128,775百万円となりました。 主な内訳は、未払法人所得税等の減少△28,493百万円等であります。 ③資本当連結会計年度末の資本につきましては、前連結会計年度末269,815百万円から18,993百万円増加し、288,808百万円となりました。 主な内訳は、当期利益32,168百万円、配当金の支払△14,180百万円等であります。 その結果、親会社所有者帰属持分比率は66.9%となりました。 (3) キャッシュ・フロー(キャッシュ・フロー計算書)当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、108,798百万円となりました。 前連結会計年度の現金及び現金同等物の増減額が88,956百万円であったのに対し、当連結会計年度の現金及び現金同等物の増減額は△84,133百万円となりました。 各活動区分別には以下のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー前連結会計年度は、税引前利益39,076百万円、減価償却費及び償却費12,134百万円、営業債権及びその他の債権の増減額△1,045百万円、契約資産の増減額△4,541百万円、棚卸資産の増減額△6,818百万円、営業債務及びその他の債務の増減額13,391百万円、法人所得税等の支払額△14,044百万円等により37,207百万円となりました。 一方、当連結会計年度は、税引前利益45,286百万円、減価償却費及び償却費13,889百万円、営業債権及びその他の債権の増減額△810百万円、契約資産の増減額△7,644百万円、棚卸資産の増減額△621百万円、営業債務及びその他の債務の増減額△1,687百万円、未払賞与の増減額2,210百万円、和解金の支払額△5,000百万円、法人所得税等の支払額△49,246百万円等により△3,409百万円となりました。 なお、前連結会計年度に投資有価証券を売却した影響で、法人所得税等の支払額が一時的に増加したことにより、当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー前連結会計年度は、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△3,513百万円、その他の金融資産の取得による支出△5,534百万円、その他の金融資産の売却及び償還による収入78,523百万円等により70,249百万円となりました。 一方、当連結会計年度は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出△54,423百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△5,365百万円等により△59,380百万円となりました。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー前連結会計年度は、リース負債の返済による支払額△7,568百万円、配当金の支払額△10,795百万円等により△18,805百万円となりました。 一方、当連結会計年度は、配当金の支払額△14,180百万円、リース負債の返済による支払額△6,974百万円等により△21,620百万円となりました。 (資本の財源、資金の流動性に係る情報)①基本方針当社グループは将来にわたり競争力を維持強化し、企業価値を高めていくことが重要と考えております。 そのため、ビジネスモデル変革による更なる高収益化の実現、ITメガトレンドへのフォーカスによる市場以上の高成長、積極的な成長投資、M&Aによる外部成長、ガバナンスの進化と株主価値の向上等による事業成長に伴う資金需要及び広域災害等の事業リスクに備えて内部留保を確保するとともに、利益配分につきましては株主の皆様に対する適正かつ安定的な配当等を行うことを基本としております。 配当につきましては、連結業績に応じた利益還元を重視し連結配当性向50%を目安といたします。 ②資金需要及び資金調達の主な内容当社グループの主要な資金需要は、材料費、外注費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資、外部成長のための出資等であります。 これらの資金需要につきましては自己資金により充当しております。 手許の運転資金につきましては、当社及び一部の国内子会社において当社のキャッシュマネージメントシステム(CMS)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理をしております。 また、当社は、日本製鉄㈱のCMSを利用しており、当連結会計年度末における預入額94,402百万円を現金及び現金同等物に含めて表示しております。 突発的な資金需要に対しては、大手各行及び親会社である日本製鉄㈱に対し当座借越枠を確保することにより、流動性リスクに備えております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しております。 その作成には、経営者による見積り、判断並びに仮定を用いることが必要となりますが、これらは期末日における資産・負債、及び開示期間の収益・費用の金額に影響を与えます。 これらの見積りにつきましては過去の実績等、連結財務諸表及び財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。 特に、受注損失引当金及びのれんの評価につきましては重要な会計上の見積りが必要となります。 当該見積り及び仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループは、中長期的な競争力の強化および新たな事業機会の創出を目的として、先端技術の獲得・適用およびソリューションの高度化に向けた研究開発活動を推進しております。 研究開発は、当社グループの技術開発を担う、技術本部 システム研究開発センターを中核として推進しているほか、各事業部門においても中長期的な視点で事業開発およびソリューション開発に取り組んでおります。 また、これらの活動は社内横断的に連携し、先端技術の獲得から実案件への適用および事業化まで一体的に推進しております。 なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,769百万円であります。 システム研究開発センターでは、技術進化、ビジネストレンド、社会環境・人々の価値観の変化等の不確実な状況を踏まえ、新技術の探索、評価・検証、顧客企業への導入支援等において長年にわたって蓄積してきた経験とノウハウを基に、社会全体のサステナビリティの実現に向けた将来像を長期視点から設定し、その将来像からバックキャストする形で研究開発活動に取り組んでおります。 当連結会計年度においては、生成AI(注1)を中心とした技術環境が広域かつ急速に変化していることから、これを事業成長の好機と捉え、将来像をアップデートいたしました。 その実現に向け、これまでのシステムインテグレーション事業で培ってきた、企業の業務や情報システムのアーキテクチャの設計力、大規模システムの開発・統合力などのケイパビリティを活かしつつ、システム研究開発センターを中核として、取組みを進めております。 AI分野においては、エージェンティックAI(注2)等による徹底的な自動化の追求に加えて、人間と知的機械との望ましい役割分担を見据えた研究開発へと軸足を広げております。 企業情報システム分野においては、AIによる業務変革およびAI駆動開発(注3)への移行を前提として、業務、アーキテクチャ、開発・運用プロセスの三層で新しいシステム像の具体化を進めております。 とくに業務への組み込みについては、事業部門がオーナーシップを持つ形での研究開発や事業開発において、業種や業務などのドメインに特化したAIエージェント(注4)をプロダクトに組み込むなど、研究開発活動で担保したAI技術を事業に直結する形で活用しています。 デジタルツイン(注5)分野においては、従来から対象としてきた現実・仮想・心的の各世界に加え、これらを構成する「モノ」や「コト」だけでなく、これらの関係性を含む「意味」、さらには上位概念としての「意図・意思」までを転写対象として位置付け、人間に加えてAIエージェントやロボットなどの多様な知的主体が世界認識を取得・共有する基盤としての研究を進めております。 各分野における主な研究開発成果は次のとおりであります。 ・AI分野(将来像:人間と知的機械(AI/ロボット)との共存)生成AI技術の活用推進とエージェンティックAIを含むAIエージェントの研究開発を中心に最先端の技術を研究するとともに、応用研究として、具体的業務で成果を発揮することを目指し流通・サービスソリューション事業本部や産業ソリューション事業本部と共同で実案件をベースとしたデータ分析AIエージェントの開発に取り組む等、顧客業務や当社業務の「変革」に向けた取組みを加速しております。 こうした取組みは、①業務への組み込みとこれによる業務の変革、②AIのシステムへの組み込み(アーキテクチャ)、③システム関連業務プロセスへの組み込みと変革、の三層にわたって推進しております。 ① 業務への組み込みとこれによる業務の変革AIエージェントが自律的にデータ分析ツールを活用しレポートを自動生成するデータ分析業務の高度化に加え、AIエージェントを活用したデータマネジメントの自動化やデータ分析基盤への組み込み、マルチエージェントアーキテクチャを用いたシステム運用の自動化等、エージェンティックAIを業務プロセスに直接組み込むことで顧客業務の変革を支援する研究開発を進めております。 また、ドメイン特化型AIとして業界固有のKPI改善テンプレートの整備や、視覚言語基盤モデルの知識蒸留による軽量な業務特化AIモデルの開発にも取り組んでおります。 ② AIのシステムへの組み込み(アーキテクチャ)AIの存在を前提としたエンタープライズシステムの新たなアーキテクチャの研究を進めております。 具体的には、業務機能をコンポーネント化した「スマートコンポーザブル基幹システム」のコンセプトのもと、AIエージェントが未整理のタスクを自動で抽出・優先順位付けする「スマートワークベンチ」の試作・検証を行っております。 さらに、AIエージェントと外部ツールを安全に接続するMCPサーバー(注6)の自動生成技術や、エージェンティックAI特有のセキュリティ脅威と緩和策の体系化にも取り組んでおります。 ③ システム関連業務プロセスへの組み込みと変革当社のSI事業モデルの変革に向けた取組みとしては、チェックリストを基に生成AIが文書の抜け漏れや改善点を自動で指摘する、セルフレビューや一次レビュー向けのAIによる文書レビューツール等の研究成果を社内に展開するとともに、AIエージェントが設計・実装・テスト等の開発作業を自律的に遂行し人がレビュー・承認するAI駆動開発の実現に向けた方法論の確立やツールチェーンの整備に取り組んでおります。 加えて、コーディングエージェントを活用したエンタープライズレベルの開発手法の確立、生成AIを活用した要件ヒアリング支援や要件定義の整合性チェック、Web画面テスト自動化AI等、上流工程から下流工程に至るシステム開発プロセス全体へのAI駆動開発の適用範囲の拡大を推進しております。 当社はHCMIコンソーシアム(注7)の幹事会社として人間中心のAI適用を推進しております。 人の判断や働きがいを重視したAI活用を通じ、「QoW(Quality of Working)」(注8)の向上と持続的な価値創出に取り組んでおります。 AI駆動開発を含むAIによる開発プロセスの改善や人材育成については、育成コンテンツを整備して実践的なデータ分析ワークショップを行う等、この分野の戦力強化にも取り組んでおります。 ・企業情報システム分野(将来像:未来の企業情報システム)この将来像は、環境変化に対して柔軟に対応できるように、最新技術の活用によってシステム自体のサステナビリティを担保しながら、サステナブルな社会やビジネスを支えるシステムの実現を目指すものであります。 開発プロセスにつきましては、開発・本番環境を一体化した全社標準のITサービスプラットフォーム「Nestorium(ネストリウム)」(注9)の立ち上げにおいて、基盤アーキテクチャ設計とCI/CDを含む開発プロセスの整備、スケーラブルで安定したサービス提供のための仕組みづくり等、実環境に研究成果を適用しております。 システムの設計ノウハウの展開に対しては、クラウドネイティブ技術(注10)のデザインパターン(注11)を整備し複数の実案件に適用しております。 国内においてもクラウドネイティブ技術の採用が広がっており、研究成果と実案件の連携を進めるべく「クラウドネイティブ技術支援センター」をシステム研究開発センター内に設立しております。 AI進展を最大の変化・好機と捉え、人とAIの新たな役割分担を前提に、業務、情報システム、開発・運用プロセスの三層を変革対象としております。 自然言語による指示や意味理解を前提とした、AIネイティブ(注12)で変化に強いアーキテクチャとUI/UXへの転換を目指しております。 ・デジタルツイン分野(将来像:究極のデジタルツイン)製造業のデジタルツインを実現するシステム「Geminant(ジェミナント)」(注13)を商品化し、産業ソリューション事業本部のお客様の本番環境に導入されております。 研究開発ではGeminantの利便性を高める将来構想として、運用担当者が必要な情報を自ら探すことなく、必要な情報にアクセスすることが可能な「データシンクロニシティプラットフォーム」(注14)の機能拡張を実施しました。 アンビエント技術(注15)につきましては、「農福連携」(注16)をテーマとした現場作業支援システム、「巡回点検自動化」をテーマとした四足歩行ロボット、「地域見守り」をテーマとしたドローン画像へのVQA(注17)活用等、事業部門と協調した研究開発を進めております。 加えて「匂いセンサー」を活用した社会課題解決に向けた産学連携の取組みを進めております。 最適化技術及びシミュレーション技術(注18)につきましては、公益社団法人SVリーグがレギュラーシーズンに向け導入した「試合日程自動作成システム」に研究成果を適用しております。 三井化学株式会社とは、数理最適化技術と現場知見を融合し、サプライチェーンの業務効率化・意思決定高度化を目的とした協業を開始しております。 日本製鉄株式会社と共同開発した「キャスト編成最適化アルゴリズム」は、日本鉄鋼協会 計測・制御・システム工学部会の技術賞を受賞しました。 また「早く効果を発揮し、長く使える」を実現する最適化システム開発・運用プラットフォーム「Wisepot(ワイズポット)」(注19)や、現場の判断や意思決定を支えるシミュレーション「Apistry(アピストリー)」(注20)等を通じ、先端技術を現場適用しやすい共通基盤として整備・展開する形で研究成果のアセット化を進めております。 プライバシー保護技術を中心としたデータセキュリティにつきましては、匿名化・仮名化や合成データ等のプライバシー強化技術と「データスペース」(注21)を組み合わせ、組織間でも安全にデータを共有・活用できる仕組みを研究開発し、実務適用やガイド整備を進めております。 (注1) 生成AI:深層学習や機械学習の手法を駆使し、人が生成するようなテキスト、画像、音楽、ビデオ等のデジタルコンテンツを自動で生成するAI技術。 (注2) エージェンティックAI:1つまたは複数のAIエージェント(注4)と呼ばれるソフトウェアを活用してAIソリューションを構築するアプローチ。 (注3) AI駆動開発:ソフトウェア開発プロセスにおいて、AIを活用し、コード生成、テスト自動化、要件分析などのタスクを支援・自動化するアプローチ。 (注4) AIエージェント:生成AI等の技術を基盤とし、与えられた目標に対して状況を判断しながら、必要な手順の計画・外部ツールの呼び出し・結果の検証といった一連の行動を自律的に遂行するソフトウェアプログラム。 (注5) デジタルツイン:工場の設備・製品等の実世界のオブジェクトをデータとしてデジタルな空間に転写・再現することで、リモートからの監視・制御や、過去の状況の再現・未来の予測シミュレーション等を可能にすること。 (注6) MCPサーバー:AIアプリケーションが必要とするデータソース、関数(ファンクション)、およびサービスを公開するコンポーネント。 (注7) HCMIコンソーシアム:「人」を主役に据え、人と機械が協調して働くものづくりの実現を目指し、産学官で技術の研究開発・実証・社会実装を進める共同体(国立研究開発法人 産業技術総合研究所に設置)。 (注8) QoW(Quality of Working):働く人が健康や能力、体調に応じて力を発揮しやすい環境を整え、働きがいと生産性の両立を図るための「労働の質」。 (注9) Nestorium(ネストリウム):当社が自社のSaaS型ビジネスサービスを迅速かつ安全に立ち上げるために提供する、セキュアで標準化された全社共通のクラウド基盤プラットフォーム。 (注10) クラウドネイティブ技術:クラウドの提供する機能を徹底的に活用して、スケーラブルで信頼性・回復性のある疎結合なシステムを開発する設計技術。 (注11) デザインパターン:ソフトウェア設計において過去に編み出した設計ノウハウを蓄積し、再利用しやすいように特定の規約に沿ってカタログ化したもの。 (注12) AIネイティブ:AIの存在を前提に、人とAIの役割分担や業務・システム・開発プロセスそのものを最初から設計し直す考え方。 (注13) Geminant(ジェミナント):当社が開発したデジタルツイン可視化のためのプラットフォーム及び部品群。 (注14) データシンクロニシティプラットフォーム:生成AIを用いて、様々な文書・図面画像をデジタルツイン上で意味づけしながら結び付け、チャットUIを通じて業務知識を引き出すことができる当社の統合ナレッジ基盤。 (注15) アンビエント技術:環境に溶け込み、ユーザーが促さなくてもいつでも支援を提供できる技術。 (注16) 農福連携:農業と福祉の連携。 (注17) VQA:Visual Question Answering。 画像とそれに関する自然言語の質問を入力し、AIが画像内容を解析して適切な回答を生成するマルチモーダルAI技術。 (注18) シミュレーション技術:現実の設備や業務、社会現象をコンピュータ上で再現し、施策の効果や将来の状況を事前に予測・評価する技術。 (注19) Wisepot(ワイズポット):最適化モデルの高速プロトタイピング、モデル性能モニタリング、継続的性能改善のための機能群を備える当社の開発・運用プラットフォーム。 (注20) Apistry(アピストリー):Geminantと連携し、デジタルツイン上で未来のシミュレーションを行う機能を提供する当社のフレームワーク。 (注21) データスペース:デジタル社会で不可欠なデータに注目した概念で、異なる組織・国・エコシステム・異業種等の間で、信頼性を確保しながらデータを共有するための標準化されたルールや仕組み。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資総額は7,559百万円(無形資産及び使用権資産に係るものを含む)であります。 その主な内容は、提出会社におけるデータセンター設備の取得や、コンピュータ及び関連機器の購入、顧客サービスのためのリース資産の取得であります。 なお、重要な設備の除却、売却等はありません。 (注) 設備投資には、のれん及び企業結合による資産の取得を含めておりません。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 (1) 提出会社事業所名(所在地)帳簿価額(百万円)従業員数(名)有形固定資産無形固定資産合計建物及び構築物工具,器具及び備品土地(面積㎡)リース資産その他ソフトウェアリース資産その他本社等(東京都港区等)2,8281,370-(-)21203,860--8,2724,102データセンター(東京都板橋区等)3,8962,9892,398(10,728㎡)88-991-210,367-合計6,7244,3592,398(10,728㎡)30104,852-218,6404,102 (注) 1 セグメントは、情報サービス単一であります。 2 上記設備の内容は、主としてコンピュータ及びその関連機器、コンピュータ用電源・通信設備等の事務所設備、及び顧客サービスのためのリース資産であります。 3 建設仮勘定(帳簿価額343百万円)は、除いております。 4 上記のほか、主要な設備のうち連結会社以外から賃借している設備は、次のとおりであります。 事業所種別年間賃借料(百万円)本社等建物5,685データセンター建物903 (2) 国内子会社国内子会社の設備につきましては、重要性がないため記載を省略しております。 (3) 在外子会社在外子会社の設備につきましては、重要性がないため記載を省略しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設等経常的な設備の新設等を除き、重要な設備の新設等の計画はありません。 (2) 重要な設備の除却等経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 3,769,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 7,559,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 40 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 13 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 9,357,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする株式を純投資目的である株式として区分し、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である株式として区分しております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、具体的な事業提携を伴わない上場株式につきましては原則として保有しない方針としております。 保有する政策保有株式につきましては、毎年取締役会において銘柄毎に保有の合理性を確認しており、いずれの株式も保有の合理性があると評価いたしております。 保有の合理性は、投資先企業とのリレーション強化によるビジネスの拡大が年間売上高や発注高等の維持・拡大により図れていること等の事業上の成果、保有の便益(受取配当金や事業取引による利益)と当社資本コストを比較した取引の経済的な合理性、当社の中長期的な事業戦略における投資先企業の位置付け等を総合的に検証しております。 b 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式233,822非上場株式以外の株式31,096 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式5411当社の新たなオファリングメニューの開発や総合的なDX支援体制の構築、及び、医療分野や金融業向けの事業領域における、新サービス・ソリューションの創出・展開を目的として、株式を取得いたしました。 また、株式方式のゴルフ会員権を取得いたしました。 非上場株式以外の株式1295当社の事業推進に必要なDX人材、上流工程人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、株式を取得いたしました。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式以外の株式-- c 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東邦システムサイエンス㈱584,700584,700 同社は、当社の事業推進に必要なDX人材、システム開発人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、資本業務提携契約を締結のうえ、同社株式を保有しております。 定量的な保有効果は発注高等当社の営業機密が含まれるため記載が困難であります。 保有の合理性は、同社向け発注高等の指標を用いて投資先企業とのリレーション強化による関連ビジネスの拡大が年間売上高や発注高等の維持・拡大により図れていること等の事業上の成果、当社の中長期的な事業戦略における投資先企業の位置付け等を総合的に検証しております。 無668722㈱ヒューマンクリエイションホールディングス157,496157,496同社は、当社の事業推進に必要なDX人材、システム開発人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、資本業務提携契約を締結のうえ、同社株式を保有しております。 定量的な保有効果は発注高等当社の営業機密が含まれるため記載が困難であります。 保有の合理性は、同社グループ向け発注高等の指標を用いて投資先企業とのリレーション強化による関連ビジネスの拡大が年間売上高や発注高等の維持・拡大により図れていること等の事業上の成果、保有の便益(受取配当金や事業取引による利益)と当社資本コストを比較した取引の経済的な合理性、当社の中長期的な事業戦略における投資先企業の位置付け等を総合的に検証しております。 無190178㈱デリバリーコンサルティング554,800- 同社は、当社の事業推進に必要なDX人材、上流工程人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、資本業務提携契約を締結のうえ、同社株式を保有しております。 定量的な保有効果は発注高等当社の営業機密が含まれるため記載が困難であります。 保有の合理性は、同社グループ向け発注高等の指標を用いて投資先企業とのリレーション強化による関連ビジネスの拡大が年間売上高や発注高等の維持・拡大により図れていること等の事業上の成果、保有の便益(受取配当金や事業取引による利益)と当社資本コストを比較した取引の経済的な合理性、当社の中長期的な事業戦略における投資先企業の位置付け等を総合的に検証しております。 無236- (注) 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 5 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 23 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3,822,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,096,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 411,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 295,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 554,800 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 236,000,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 当社の新たなオファリングメニューの開発や総合的なDX支援体制の構築、及び、医療分野や金融業向けの事業領域における、新サービス・ソリューションの創出・展開を目的として、株式を取得いたしました。 また、株式方式のゴルフ会員権を取得いたしました。 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 当社の事業推進に必要なDX人材、上流工程人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、株式を取得いたしました。 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱デリバリーコンサルティング |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 同社は、当社の事業推進に必要なDX人材、上流工程人材を保有する重要なパートナーであり、事業上の取引関係の維持・強化を目的として、資本業務提携契約を締結のうえ、同社株式を保有しております。 定量的な保有効果は発注高等当社の営業機密が含まれるため記載が困難であります。 保有の合理性は、同社グループ向け発注高等の指標を用いて投資先企業とのリレーション強化による関連ビジネスの拡大が年間売上高や発注高等の維持・拡大により図れていること等の事業上の成果、保有の便益(受取配当金や事業取引による利益)と当社資本コストを比較した取引の経済的な合理性、当社の中長期的な事業戦略における投資先企業の位置付け等を総合的に検証しております。 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 日本製鉄株式会社東京都千代田区丸の内2丁目6番1号116,06763.43 3D WH OPPORTUNITY MASTER OFC - 3D WH OPPORTUNITY HOLDINGS(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) 15/F,LKF 29, 29 WYNDHAM STREET,CENTRAL HONG KONG (東京都港区港南2丁目15番1号)18,48310.10 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510312(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A(東京都港区港南2丁目15番1号)4,9262.69 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号4,5642.49 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510311(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A(東京都港区港南2丁目15番1号)4,1162.25 BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)PETERBOROUGH COURT 133 FLEET STREET LONDON EC4A 2BB UNITED KINGDOM (東京都千代田区丸の内1丁目4番5号)4,0692.22 日鉄ソリューションズ社員持株会東京都港区虎ノ門1丁目17番1号3,7652.06 JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号2,6321.44 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社東京都千代田区大手町1丁目9番7号1,9721.08 BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2 KING EDWARD STREET, LONDON EC1A 1HQ UNITED KINGDOM(東京都千代田区丸の内1丁目4番5号)1,2230.67計-161,82088.44 (注) 上記のほか当社保有の自己株式20,595株があります。 |
| 株主数-金融機関 | 21 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 22 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 21 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 202 |
| 株主数-個人その他 | 5,075 |
| 株主数-その他の法人 | 64 |
| 株主数-計 | 5,405 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) |
| 株主総利回り | 2 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Audit
| 監査法人1、連結 | 有限責任 あずさ監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年6月15日日鉄ソリューションズ株式会社取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所指定有限責任社員業務執行社員公認会計士 河 野 祐 指定有限責任社員業務執行社員公認会計士 濵 田 睦 將 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日鉄ソリューションズ株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結財務諸表注記について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条により規定された国際会計基準に準拠して、日鉄ソリューションズ株式会社及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表注記15「非金融資産の減損」に記載のとおり、日鉄ソリューションズ株式会社の連結財政状態計算書において、インフォコム株式会社(以下、インフォコム)に配分されたのれん28,347百万円が計上されており、総資産の7%を占めている。 連結財務諸表注記「3.重要性がある会計方針(8)のれん及び無形資産」及び「(10)非金融資産の減損」に記載のとおり、のれんを含む資金生成単位グループは、減損の兆候があると判断される場合又は少なくとも年次で、減損テストが実施される。 減損テストに当たっては、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額が回収可能価額まで減額され、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。 当連結会計年度において日鉄ソリューションズ株式会社は、インフォコムに配分されたのれんの減損テストにおける回収可能価額として使用価値を用いている。 この使用価値の算定に用いる将来キャッシュ・フローは、経営者が作成したインフォコムの事業計画及び日鉄ソリューションズ株式会社において発現される将来のシナジー効果を基礎として見積もられる。 当該事業計画に含まれるGRANDIT事業の売上増加及び日鉄ソリューションズ株式会社において発現される当該取得に係る将来のシナジー効果には、高い不確実性を伴う。 さらに、使用価値の算定に用いる割引率の見積りにおいて、計算手法及びインプットデータの選択に当たり、評価に関する高度な専門知識を必要とする。 よって、これらの経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。 以上から、当監査法人は、インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項の一つに該当すると判断した。 当監査法人は、インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価のれんを含む資金生成単位の減損テストにおける使用価値の算定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。 その際、特に将来キャッシュ・フローの基礎となるインフォコムの事業計画及び将来のシナジー効果、並びに割引率に係る主要な仮定について、経営者が実施する適切性の検討及び承認に関する内部統制に焦点を当てた。 (2) 使用価値の見積りの合理性の評価将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となるインフォコムの事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定が適切かどうかを評価するため、その根拠について、経営者及びインフォコムの責任者に対して質問したほか、主に以下の手続を実施した。 ●当監査法人はインフォコムの監査人に以下の監査手続の実施を指示し、監査手続の結果についての報告を受けるとともに、調書の査閲を実施して、十分かつ適切な監査証拠が入手されているかについて評価した。 ・過年度における事業計画とその実績を比較して経営者の見積りの精度を評価した。 ・事業計画に含まれる主要な仮定であるGRANDIT事業の売上増加の理由について経営者に質問するとともに、受注確度をベースとした見積資料の閲覧や過去実績の趨勢分析、並びに外部証憑との照合を行い、経営者の仮定の適切性を評価した。 ●将来キャッシュ・フローに含まれている将来のシナジー効果の内容について経営者に質問するとともに、関連する議事録を閲覧し、その適切性を検討した。 また、主要な仮定が適切かどうかについての評価結果や、過去の事業計画の達成状況及び差異の原因についての検討結果を踏まえて、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積もり、経営者による見積額と比較した。 加えて、割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、主に以下について検討した。 ●割引率の計算手法について、対象とする評価項目、会計基準の定めを踏まえて、その適切性を評価した。 ●割引率の計算に用いられたインプットデータと評価の専門家が独自に外部機関から入手したデータと照合し、インプットデータが適切かどうかについて評価した。 また、割引率の計算に用いられるインプットデータを変動させた場合の、減損損失の認識の要否の判断に与える影響について検討した。 受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応日鉄ソリューションズ株式会社の当連結会計年度の連結財政状態計算書において、受注損失引当金991百万円が計上されている。 【連結財務諸表注記】 3 重要性がある会計方針 (12) 引当金及び4重要な会計上の見積り及び判断に記載のとおり、日鉄ソリューションズ株式会社及び連結子会社は、受注案件において、契約による義務を履行するための不可避的なコストが、当該契約により受け取ると見込まれる経済的便益を上回る可能性が高く、かつ上回る金額について信頼性をもって見積もることができる場合に、当該金額を受注損失引当金として計上している。 日鉄ソリューションズ株式会社及び連結子会社では、通常、ソフトウェア開発を受注する際には、開発に必要な工数を積算して当該案件の総原価を見積もったうえで受注金額を確定させている。 一方、ソフトウェア開発は案件ごとの個別性が強く、システムへの要求が年々高度化かつ複雑化するとともに、短工期の完成及び納品が求められる傾向にある。 そのような環境の下、契約当初に予見しなかった案件進捗の阻害要因が発生した場合には、その変化した状況や緊急対応要素の程度を判断したうえで、その対応に必要な工数の見積りが追加的に求められることがあり、当該工数を反映させた結果、案件の見積総原価が受注金額を超過し、受注損失引当金の計上が必要となる場合がある。 このような案件の中には、発生した阻害要因への対応にあたって考慮する事項が広範に及ぶため、追加的な工数の見積りに高い不確実性を伴う案件も含まれる。 そのため、それらの考慮事項に対する経営者の判断が、受注損失引当金の計上額の基礎となる総原価の見積りに重要な影響を及ぼす。 以上から、当監査法人は、受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1) 内部統制の評価総原価の見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。 評価にあたっては、営業部門担当者による総原価の見積り結果について、営業部門とは独立した部門の担当者が、総原価の見積りの要素となる案件完了予定時期、案件完了までに必要な作業が総原価の見積りに織り込まれているかどうかを聴取する統制に焦点を当てた。 (2) 総原価の見積りの合理性の評価見積総原価が受注金額を超過することが見込まれる案件の総原価の見積りの合理性を評価するため、主に以下の手続を実施した。 ●受注案件の総原価の見積りの基礎となる実行予算の作成にあたって考慮すべき、案件概要、契約条件、工期等の基礎情報及び案件の遂行難度、客先並びに協力会社との関係性に係る情報、工期遅延に伴うペナルティの有無を財務部長へ質問するとともに、関連する資料を閲覧した。 ●ソフトウェア開発案件のモニタリング資料を閲覧することにより、受注損失引当金の計上が必要となる案件について、見積総原価の見直しが行われているかどうかを確かめた。 ●受注損失引当金が計上された過去のソフトウェア開発案件について、見積総原価と総原価の実績との差異の要因について分析した。 そのうえで、開発着手後において発生した開発阻害要因の内容や当該要因への対応の緊急性の程度が類似するソフトウェア開発案件の見積総原価の見直しにおいて、当該差異の要因による影響が適切に考慮されているかどうかを検討した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、国際会計基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、日鉄ソリューションズ株式会社の2026年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、日鉄ソリューションズ株式会社が2026年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表注記15「非金融資産の減損」に記載のとおり、日鉄ソリューションズ株式会社の連結財政状態計算書において、インフォコム株式会社(以下、インフォコム)に配分されたのれん28,347百万円が計上されており、総資産の7%を占めている。 連結財務諸表注記「3.重要性がある会計方針(8)のれん及び無形資産」及び「(10)非金融資産の減損」に記載のとおり、のれんを含む資金生成単位グループは、減損の兆候があると判断される場合又は少なくとも年次で、減損テストが実施される。 減損テストに当たっては、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額が回収可能価額まで減額され、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。 当連結会計年度において日鉄ソリューションズ株式会社は、インフォコムに配分されたのれんの減損テストにおける回収可能価額として使用価値を用いている。 この使用価値の算定に用いる将来キャッシュ・フローは、経営者が作成したインフォコムの事業計画及び日鉄ソリューションズ株式会社において発現される将来のシナジー効果を基礎として見積もられる。 当該事業計画に含まれるGRANDIT事業の売上増加及び日鉄ソリューションズ株式会社において発現される当該取得に係る将来のシナジー効果には、高い不確実性を伴う。 さらに、使用価値の算定に用いる割引率の見積りにおいて、計算手法及びインプットデータの選択に当たり、評価に関する高度な専門知識を必要とする。 よって、これらの経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。 以上から、当監査法人は、インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項の一つに該当すると判断した。 当監査法人は、インフォコムに配分されたのれんの減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。 (1) 内部統制の評価のれんを含む資金生成単位の減損テストにおける使用価値の算定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。 その際、特に将来キャッシュ・フローの基礎となるインフォコムの事業計画及び将来のシナジー効果、並びに割引率に係る主要な仮定について、経営者が実施する適切性の検討及び承認に関する内部統制に焦点を当てた。 (2) 使用価値の見積りの合理性の評価将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となるインフォコムの事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定が適切かどうかを評価するため、その根拠について、経営者及びインフォコムの責任者に対して質問したほか、主に以下の手続を実施した。 ●当監査法人はインフォコムの監査人に以下の監査手続の実施を指示し、監査手続の結果についての報告を受けるとともに、調書の査閲を実施して、十分かつ適切な監査証拠が入手されているかについて評価した。 ・過年度における事業計画とその実績を比較して経営者の見積りの精度を評価した。 ・事業計画に含まれる主要な仮定であるGRANDIT事業の売上増加の理由について経営者に質問するとともに、受注確度をベースとした見積資料の閲覧や過去実績の趨勢分析、並びに外部証憑との照合を行い、経営者の仮定の適切性を評価した。 ●将来キャッシュ・フローに含まれている将来のシナジー効果の内容について経営者に質問するとともに、関連する議事録を閲覧し、その適切性を検討した。 また、主要な仮定が適切かどうかについての評価結果や、過去の事業計画の達成状況及び差異の原因についての検討結果を踏まえて、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積もり、経営者による見積額と比較した。 加えて、割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、主に以下について検討した。 ●割引率の計算手法について、対象とする評価項目、会計基準の定めを踏まえて、その適切性を評価した。 ●割引率の計算に用いられたインプットデータと評価の専門家が独自に外部機関から入手したデータと照合し、インプットデータが適切かどうかについて評価した。 また、割引率の計算に用いられるインプットデータを変動させた場合の、減損損失の認識の要否の判断に与える影響について検討した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 日鉄ソリューションズ株式会社の当連結会計年度の連結財政状態計算書において、受注損失引当金991百万円が計上されている。 【連結財務諸表注記】 3 重要性がある会計方針 (12) 引当金及び4重要な会計上の見積り及び判断に記載のとおり、日鉄ソリューションズ株式会社及び連結子会社は、受注案件において、契約による義務を履行するための不可避的なコストが、当該契約により受け取ると見込まれる経済的便益を上回る可能性が高く、かつ上回る金額について信頼性をもって見積もることができる場合に、当該金額を受注損失引当金として計上している。 日鉄ソリューションズ株式会社及び連結子会社では、通常、ソフトウェア開発を受注する際には、開発に必要な工数を積算して当該案件の総原価を見積もったうえで受注金額を確定させている。 一方、ソフトウェア開発は案件ごとの個別性が強く、システムへの要求が年々高度化かつ複雑化するとともに、短工期の完成及び納品が求められる傾向にある。 そのような環境の下、契約当初に予見しなかった案件進捗の阻害要因が発生した場合には、その変化した状況や緊急対応要素の程度を判断したうえで、その対応に必要な工数の見積りが追加的に求められることがあり、当該工数を反映させた結果、案件の見積総原価が受注金額を超過し、受注損失引当金の計上が必要となる場合がある。 このような案件の中には、発生した阻害要因への対応にあたって考慮する事項が広範に及ぶため、追加的な工数の見積りに高い不確実性を伴う案件も含まれる。 そのため、それらの考慮事項に対する経営者の判断が、受注損失引当金の計上額の基礎となる総原価の見積りに重要な影響を及ぼす。 以上から、当監査法人は、受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 |
| 開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 【連結財務諸表注記】 3 重要性がある会計方針 (12) 引当金及び4重要な会計上の見積り及び判断 |
| 開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表注記「3.重要性がある会計方針(8)のれん及び無形資産」及び「(10)非金融資産の減損」 |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性を評価するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1) 内部統制の評価総原価の見積りに関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。 評価にあたっては、営業部門担当者による総原価の見積り結果について、営業部門とは独立した部門の担当者が、総原価の見積りの要素となる案件完了予定時期、案件完了までに必要な作業が総原価の見積りに織り込まれているかどうかを聴取する統制に焦点を当てた。 (2) 総原価の見積りの合理性の評価見積総原価が受注金額を超過することが見込まれる案件の総原価の見積りの合理性を評価するため、主に以下の手続を実施した。 ●受注案件の総原価の見積りの基礎となる実行予算の作成にあたって考慮すべき、案件概要、契約条件、工期等の基礎情報及び案件の遂行難度、客先並びに協力会社との関係性に係る情報、工期遅延に伴うペナルティの有無を財務部長へ質問するとともに、関連する資料を閲覧した。 ●ソフトウェア開発案件のモニタリング資料を閲覧することにより、受注損失引当金の計上が必要となる案件について、見積総原価の見直しが行われているかどうかを確かめた。 ●受注損失引当金が計上された過去のソフトウェア開発案件について、見積総原価と総原価の実績との差異の要因について分析した。 そのうえで、開発着手後において発生した開発阻害要因の内容や当該要因への対応の緊急性の程度が類似するソフトウェア開発案件の見積総原価の見直しにおいて、当該差異の要因による影響が適切に考慮されているかどうかを検討した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
| 監査法人1、個別 | 有限責任 あずさ監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2026年6月15日日鉄ソリューションズ株式会社取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所指定有限責任社員業務執行社員公認会計士 河 野 祐 指定有限責任社員業務執行社員公認会計士 濵 田 睦 將 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日鉄ソリューションズ株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの第46期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日鉄ソリューションズ株式会社の2026年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性個別財務諸表の監査報告書で記載すべき監査上の主要な検討事項「受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性」は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項「受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性」と実質的に同一の内容である。 このため、個別財務諸表の監査報告書では、これに関する記載を省略している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性個別財務諸表の監査報告書で記載すべき監査上の主要な検討事項「受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性」は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項「受注損失引当金に関連するソフトウェア開発案件の総原価の見積りの合理性」と実質的に同一の内容である。 このため、個別財務諸表の監査報告書では、これに関する記載を省略している。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |