財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-06-23
英訳名、表紙Nippon Television Holdings, Inc.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役会長執行役員 杉山 美邦
本店の所在の場所、表紙東京都港区東新橋一丁目6番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(6215)4111(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
当社は、1952年7月31日、我が国初の民間テレビ放送免許を獲得し、同年10月28日会社設立、翌年8月28日、本放送を開始しました。
開局当時の日本は、戦後の復興間もない時期で、テレビ放送は時期尚早との意見が大勢を占めましたが、当社の創業者正力松太郎は、「テレビの発展なくして、戦後日本の再建はありえない。
」との強い信念から、我が国初のテレビ放送実現へ邁進しました。
主な変遷は次の通りです。
年月概要1951年10月テレビ放送免許申請1952年7月我が国第1号のテレビ放送免許獲得1952年10月創立総会(10月15日)・会社設立(10月28日)1953年8月地上波アナログ放送開始・開局記念日(8月28日)、呼出符号JOAX-TV、チャンネル41959年9月東京証券取引所に上場1960年9月カラーテレビ放送・本放送開始1969年10月日本テレビ音楽㈱(現・連結子会社)を設立1970年11月東京タワーに送信所移行1972年4月㈱日本テレビサービス(現・連結子会社)を設立1980年3月㈱クリーンアップ(現・㈱日テレリアルエステート、連結子会社)を設立1981年1月㈱バップ(現・連結子会社)を設立1986年6月NTV International Corporation(現・連結子会社)を設立1987年10月CATV局への日本テレビケーブルニュース(現・日テレNEWS24)の配信開始1992年4月㈱ライツ・イン(現・連結子会社)を設立1998年4月NNN24(現・日テレNEWS24)本放送開始1998年12月㈱ビーエス日本(現・㈱BS日本、連結子会社)を設立2000年3月㈱フォアキャスト・コミュニケーションズを設立2000年12月㈱ビーエス日本がBSデジタル放送を開始2001年3月㈱シーエス日本(現・㈱CS日本、連結子会社)を設立2002年3月㈱シーエス日本が東経110度CSデジタル放送を開始2003年4月新本社ビル「日本テレビタワー」竣工2003年8月麹町(東京都千代田区二番町)より汐留(東京都港区東新橋)に本社移転2003年12月地上波デジタル放送開始、呼出符号JOAX-DTV2006年4月「ワンセグ」放送サービス開始2006年9月㈱日テレITプロデュース(㈱営放プロデュースに商号変更)を設立2007年4月番組制作系の子会社を会社分割及び株式交換により、㈱日テレ・グループ・ホールディングス(現・㈱日テレグループ企画)、㈱日テレ・テクニカル・リソーシズ(現・連結子会社)、㈱日テレ アックスオン(現・連結子会社)、㈱日テレイベンツ(現・連結子会社)、㈱日本テレビアート(現・連結子会社)の5社に機能別に再編2008年4月「ワンセグ」独立放送サービス開始2011年7月地上波アナログ放送終了、デジタル放送へ完全移行(全国での完全移行は2012年3月)2012年4月日本テレビ分割準備㈱(現・日本テレビ放送網㈱、連結子会社)を設立2012年10月日本テレビ分割準備㈱との吸収分割、並びに㈱BS日本及び㈱シーエス日本との株式交換により、認定放送持株会社体制に移行し、日本テレビ分割準備㈱は、地上基幹放送局の免許を承継すると共に、当社は「日本テレビホールディングス株式会社」に、日本テレビ分割準備㈱は「日本テレビ放送網株式会社」に商号を変更2013年5月東京スカイツリーに送信所移行2014年1月㈱タツノコプロ(現・連結子会社)の株式を取得2014年4月HJホールディングス(同)(現・HJホールディングス㈱、連結子会社)の持分を取得2014年12月㈱ティップネス(現・連結子会社)の株式を取得2017年3月㈱ACM(現・連結子会社)の株式を追加取得2018年7月㈱営放プロデュースからの新設分割により㈱日テレITプロデュースを設立2019年1月日本テレビ番町スタジオ稼働開始2019年7月㈱ロジックロジックとスキルアップ・ビデオテクノロジーズ㈱が合併し㈱PLAY(現・連結子会社)に商号を変更2019年9月㈱BS日本が4K放送を開始 年月概要2022年3月㈱ムラヤマホールディングスの株式を取得し、同社及び同社の子会社である㈱ムラヤマ(現・連結子会社)を完全子会社化2022年4月IT系の子会社の再編により、㈱日テレITプロデュースが㈱フォアキャスト・コミュニケーションズを吸収合併し、商号を㈱日テレWands(現・連結子会社)に変更2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行2022年8月㈱ムラヤマが㈱ムラヤマホールディングスを吸収合併2022年10月日本テレビ放送網㈱が㈱営放プロデュースを吸収合併2023年5月la belle vie㈱(現・連結子会社)の株式を取得2023年10月㈱スタジオジブリ(現・連結子会社)の株式を追加取得  (注)2026年4月24日付で、KANAMEL㈱の株式を追加取得し連結子会社といたしました。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社及び当社のその他の関係会社である㈱読売新聞グループ本社は、それぞれに子会社・関連会社から構成される企業集団を有し広範囲に事業を行っております。
このうち、当社グループは、認定放送持株会社である当社と子会社60社及び関連会社33社から構成されており、セグメント区分ごとの事業内容は以下のとおりです。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
① コンテンツ・メディア事業 ― 会社総数77社日本テレビ放送網㈱及び㈱BS日本は、テレビ番組を企画制作し、無料放送を行うことによるテレビ広告枠の販売、番組などのコンテンツの配信及びライセンス、映画の製作・公開、イベント・美術展の開催並びにリテール事業を行っております。
㈱CS日本は、110度CS衛星基幹放送事業及び番組供給事業を行っております。
㈱日テレ・テクニカル・リソーシズ、㈱日テレ アックスオン、㈱日本テレビアート及びNTV International Corporationは映像コンテンツの制作関連業務を行っております。
日本テレビ音楽㈱は音楽著作権の管理及びレコード原盤の企画制作、商品化権事業を行い、㈱バップはパッケージメディアの企画制作及び販売を行っております。
また、HJホールディングス㈱は動画配信事業を、㈱日テレWandsはITサービス事業、インターネット配信及びWebソリューション事業等を行っております。
㈱PLAYは動画ソリューション事業を、㈱タツノコプロと㈱スタジオジブリはアニメーション映画等の企画制作及びライセンスを、㈱日テレイベンツはイベントの企画運営を、㈱ACM及び㈱ライツ・インはアンパンマンこどもミュージアム、アンパンマンテラス及びミュージアムショップ等の企画・運営を、㈱ムラヤマはイベントや展示物等の企画及び制作を、㈱日本テレビサービスは、番組キャラクターグッズ等の企画販売を、la belle vie㈱はフラッシュセール事業を行っております。
その他、非連結子会社31社、関連会社26社は、テレビ放送、ラジオ放送、アニメーション制作、映画製作、インターネット広告事業等を行っております。
なお、日本テレビ放送網㈱は関連当事者である㈱読売新聞東京本社よりプロ野球のテレビ放映権の購入等を行っております。
② ウェルネス事業 ― 会社総数7社当社、日本テレビ放送網㈱、㈱ティップネス及び関連会社4社は、スポーツクラブ、ウェルネスイベント等の運営事業を行っております。
③ 不動産関連事業 ― 会社総数9社当社及び日本テレビ放送網㈱は、オフィス・商業テナント及び土地の賃貸を行っております。
㈱日テレリアルエステートはビルマネジメント、建物の設備・警備・清掃等を行っております。
その他、非連結子会社4社及び関連会社2社は資産管理、資産活用及び太陽光発電事業等を行っております。
なお、㈱日本テレビワーク24は2025年4月1日付で㈱日テレリアルエステートに商号変更いたしました。
④ その他 ― 会社総数4社その他、非連結子会社3社及び関連会社1社は人材派遣、人材教育事業等を行っております。
なお、当連結会計年度より、従来「メディア・コンテンツ事業」としていた報告セグメントの名称を「コンテンツ・メディア事業」に、「生活・健康関連事業」としていた報告セグメントの名称を「ウェルネス事業」に変更しております。
この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。
企業集団の状況を事業系統図によって示すと次のとおりです。
 ※2026年4月24日付で株式を追加取得し連結子会社といたしました。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有・被所有割合※7関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(連結子会社) 日本テレビ放送網㈱※2,※12東京都港区6,000コンテンツ・メディア事業ウェルネス事業不動産関連事業100.0―経営管理、資金の貸借不動産の賃貸借、役員の兼任㈱BS日本 ※2東京都港区4,000コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱CS日本東京都港区300コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱日テレ・テクニカル・リソーシズ東京都港区80コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱日テレ アックスオン東京都港区80コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱日テレイベンツ東京都港区80コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱日本テレビアート東京都港区80コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借日本テレビ音楽㈱東京都港区80コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱バップ東京都千代田区200コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱ティップネス ※8東京都千代田区90ウェルネス事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱ムラヤマ東京都江東区427コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借la belle vie㈱ ※8東京都港区100コンテンツ・メディア事業100.0―経営管理、資金の貸借㈱日本テレビサービス東京都港区50コンテンツ・メディア事業100.0(100.0)―経営管理、資金の貸借㈱日テレリアルエステート ※9東京都港区20不動産関連事業100.0(100.0)―経営管理、資金の貸借㈱日テレWands東京都港区100コンテンツ・メディア事業79.8(79.8)―経営管理、資金の貸借㈱タツノコプロ東京都武蔵野市20コンテンツ・メディア事業55.2(55.2)―経営管理、資金の貸借HJホールディングス㈱東京都港区99コンテンツ・メディア事業79.4(79.4)―経営管理、資金の貸借㈱ACM横浜市西区50コンテンツ・メディア事業53.5(53.5)―経営管理、資金の貸借㈱PLAY東京都渋谷区50コンテンツ・メディア事業94.5(94.5)―経営管理㈱スタジオジブリ ※3東京都小金井市10コンテンツ・メディア事業42.3(42.3)―経営管理、役員の兼任㈱ライツ・イン東京都港区10コンテンツ・メディア事業100.0(100.0)―経営管理、資金の貸借NTV International CorporationNew YorkU.S.A.US$3,300千コンテンツ・メディア事業100.0(100.0)―経営管理(持分法適用関連会社) 読売中京FSホールディングス㈱東京都港区100コンテンツ・メディア事業24.411.3(11.3)役員の兼任札幌テレビ放送㈱ ※4札幌市中央区750コンテンツ・メディア事業―[100.0]0.6役員の兼任中京テレビ放送㈱ ※4名古屋市中村区1,056コンテンツ・メディア事業―[100.0]2.2役員の兼任読売テレビ放送㈱ ※4,※10大阪市中央区650コンテンツ・メディア事業―[100.0]7.4役員の兼任㈱福岡放送 ※4福岡市中央区300コンテンツ・メディア事業―[100.0]1.0役員の兼任日活㈱東京都文京区100コンテンツ・メディア事業35.0(35.0)――㈱オールアバウト ※5東京都渋谷区1,339コンテンツ・メディア事業24.0(24.0)――㈱ジェイエスエス ※5大阪市西区330ウェルネス事業24.8――㈱ビーグリー ※5東京都千代田区1,910コンテンツ・メディア事業27.1(27.1)――KANAMEL㈱ ※11東京都品川区5,074コンテンツ・メディア事業22.8――その他23社 (その他の関係会社) ㈱読売新聞グループ本社東京都千代田区613持株会社事業―28.4(12.1)当社の大株主役員の兼任
(注) 1.連結子会社及び持分法適用関連会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
※2.特定子会社に該当しております。
※3.持分は100分の50以下でありますが、支配力基準の適用により連結子会社としております。
※4.持分は100分の20未満でありますが、影響力基準の適用により関連会社としております。
また、札幌テレビ放送㈱、中京テレビ放送㈱、読売テレビ放送㈱及び㈱福岡放送は、読売中京FSホールディングス㈱の完全子会社であります。
※5.有価証券報告書を提出しております。
6.議決権の所有・被所有割合の( )内は、間接所有・被所有割合で内数、[ ]内は、緊密な者等の所有割合で外数です。
※7.議決権の所有・被所有割合につきましては、小数第一位未満を切捨てて表示しております。
※8.債務超過会社であり、㈱ティップネスの債務超過額は2026年3月末時点で19,367百万円、la belle vie㈱の債務超過額は2026年3月末時点で3,065百万円です。
※9.2025年4月1日付で、㈱日本テレビワーク24は㈱日テレリアルエステートに商号変更いたしました。
※10.2025年4月1日付で、讀賣テレビ放送㈱は読売テレビ放送㈱に商号変更いたしました。
※11.2026年4月24日付で、KANAMEL㈱の株式を追加取得し連結子会社といたしました。
※12.日本テレビ放送網㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等(1) 売上高313,804百万円 (2) 経常利益49,599百万円 (3) 当期純利益40,057百万円 (4) 純資産額749,262百万円 (5) 総資産額910,530百万円
従業員の状況 (2) 【従業員の状況】
①連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)コンテンツ・メディア事業4,913[4,032]ウェルネス事業541[1,250]不動産関連事業244[ 87]報告セグメント計5,698[5,369]全社(共通)235[ 2]合計5,933[5,371]
(注) 1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外部への出向者を除き、グループ外部から当社グループへの出向者を含む。
)であり、臨時従業員数(派遣社員及び常駐している業務委託人員を含む。
)は[ ]内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。
2.全社(共通)の従業員数は、当社の管理部門の就業人員であります。
②提出会社の状況2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)23548.617.013,983,1670.6 セグメントの名称従業員数(人)全社(共通)235合計235
(注) 1.従業員数は、子会社から当社への出向者の就業人員であります。
2.臨時従業員数は、当事業年度末従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4.全社(共通)の従業員数は、管理部門の就業人員であります。
③最大人員会社の状況a.当事業年度における従業員数が最も多い会社  日本テレビ放送網㈱ 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)1,21143.818.014,682,037△0.7[2,455]
(注) 1.従業員数は就業人員であり、他社からの受入出向者を除き、提出会社である日本テレビホールディングス㈱への兼務出向者139人を含んでおります。
2.臨時従業員数(派遣社員及び常駐している業務委託人員を含む。
)は[ ]内に当事業年度の平均人員を外数で記載しております。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
b.上記aの会社の次に従業員数が多い会社  ㈱日テレ アックスオン 2026年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)75544.016.37,369,1320.9[702]
(注) 1.従業員数は就業人員であり、他社からの受入出向者を除き、提出会社である日本テレビホールディングス㈱への兼務出向者4人を含んでおります。
2.臨時従業員数(派遣社員及び常駐している業務委託人員を含む。
)は[ ]内に当事業年度の平均人員を外数で記載しております。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
④労働組合の状況当社グループの連結会社には、民放労連日本テレビ労働組合、民放労連日テレ制作グループ労働組合、民放労連日本テレビサービス労働組合、民放労連バップ労働組合、BS日本労働組合、ムラヤマ労働組合があります。
なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
⑤使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。
当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況(8)役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。
⑥管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異a.提出会社 (日本テレビホールディングス)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づく公表を行っていないため、記載を省略しております。
b.連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者備考全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者備考日本テレビ放送網㈱18.893――(注2)83.281.9108.9(注4)㈱日テレ・テクニカル・リソーシズ11.9100――(注2)82.481.369.6(注4)㈱日テレ アックスオン31.758.358.3―(注1)84.983.872.8(注4)㈱日本テレビアート30.9――― ――― 日本テレビ音楽㈱42.1100――(注3)81.985.999.1(注4)㈱バップ42.50――(注3)98.893.3112.4 ㈱ティップネス17.677.089.050.0(注1)64.880.5106.8(注5)㈱ムラヤマ22.667.067.0*(注1)73.072.863.8(注4)la belle vie㈱48.066――(注3)49.471.168.7(注5)㈱日本テレビサービス27.6――― ――― ㈱日テレリアルエステート22.90――(注3)(注6)64.579.067.6(注5)㈱日テレWands10.7――― 75.075.467.6(注4)㈱タツノコプロ50.0――― 81.286.654.4 HJホールディングス㈱22.2――― ――― ㈱ACM46.7100――(注3)58.875.6123.2(注5)㈱PLAY10.7――― ――― ㈱ライツ・イン50.0――― ―――
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しています。
なお、男性労働者の育児休業取得率につきましては、㈱日テレ アックスオン及び㈱ムラヤマは正規雇用労働者の実績を開示し、㈱ティップネスは正規雇用労働者とパート・有期労働者の実績を開示しております。
また、集計対象となる従業員がいない場合は「*」で表しております。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したもので、全労働者の実績を開示しております。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したもので、全労働者の実績を開示しております。
4.日本テレビ放送網㈱、㈱日テレ・テクニカル・リソーシズ、㈱日テレ アックスオン、日本テレビ音楽㈱、㈱ムラヤマ及び㈱日テレWandsにつきまして、女性労働者の割合は若年層で高い一方、男性労働者の割合は中高年層で高いこと等から、全労働者の男女の賃金の差異が生じております。
5.㈱ティップネス、la belle vie㈱、㈱日テレリアルエステート及び㈱ACMにつきまして、パート・有期労働者における女性の割合が高い一方、正規雇用労働者は男性の割合が高いこと等から、全労働者の男女の賃金の差異が生じております。
6.㈱日テレリアルエステートにつきまして、男性労働者の育児休業対象者が限られる中、対象者が有給休暇にて休暇取得をしたため育児休業取得率が0%となっています。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。
(1)経営環境及び対処すべき課題当社グループは、コンテンツ・メディア事業においては、地上波テレビ放送で長年培ってきたコンテンツ制作力と媒体力をコアコンピタンスとし、事業を拡大し成長させてまいりました。
しかし、インターネットメディアの普及等に伴うコンテンツ視聴環境の変化や、それに伴う広告手法の進化によって、インターネット広告へのシフト、動画配信市場の拡大等が進み、テレビが持つメディアとしてのパワーの維持が大きな課題となっています。
また、オリンピック等の大型スポーツイベントを中心に放送権料が高騰しているほか、生成AIをはじめとする新技術対応のためのコストも必要となり、収益の確保が難しくなってきていると認識しています。
加えて、インターネットを通じた動画配信事業は、社会のデジタルシフトを受け、成長が続くものの、豊富な資金力を有するグローバル配信プラットフォームや、国内競合他社との会員獲得競争は依然として厳しく、多額の投資が必要なビジネスモデルとなっていることから、厳しい競争環境に晒されています。
 ウェルネス事業においては、総合型スポーツクラブから特化型スポーツクラブへの利用者ニーズの移行に伴い、小規模事業者の新規参入が容易な状況となっており、24時間営業のトレーニングジム、ホットヨガ、ストレッチ専門店等に加え、アプリ等を利用した自主トレーニングなど多様化が進んでおります。
また、コロナ禍において減少した会員数の回復に時間を要しているなど、厳しい状況が継続しています。
 また、人権尊重のために企業が果たすべき社会的責任として、人権方針の策定、人権デューデリジェンスなどを進めてきました。
しかし、メディア業界全体についてハラスメントなど重大な人権課題を指摘されており、今後はより一層、実効的な人権救済システムの整備、取引先を含めた意識の啓発、ガバナンス全体の体制強化などが求められております。
 これらに加えて、急激な社会のデジタル化へのシフト、不安定な世界情勢、甚大な被害を伴う自然災害といった外的要因による大きな経営環境の変化が生じております。
当社グループはこのような経営環境の変化に適切に対処し、進化していくことが重要な課題であると認識しております。
 当社グループは2025年5月、経営理念を改定し、経営ビジョンを新しく定めるとともに、2025年度から2027年度を計画期間とする中期経営計画を策定し、当連結会計年度はその1年目に該当します。
中期経営計画2025-2027は、10年後にありたい姿としての経営ビジョン「コンテンツの力で、“世界”を変える。
」実現に向け、強靱な地上波テレビネットワークを基盤とし、「日テレ、開国! Gear up, go global」をスローガンに、コンテンツ製作領域に注力することでグローバルコンテンツ企業への変革を推進する取り組みと目標を示すものです。
(2) 経営理念及び経営ビジョン 経営理念 正確で速やかな報道、良質なコンテンツの提供と、多彩な文化の創造により、人々の生活を豊かなものにする。
経営ビジョン コンテンツの力で、“世界”を変える。
Change the‘World’ Through the Power of Content 日本テレビグループが「感動×信頼のNo.1企業」として実現したいのは、私たち1人1人が紡ぎ出す様々なサービス、プロダクトを含めた「コンテンツ」を通じて、豊かな未来を創り出すこと。
よりよい未来が拡がる“世界”に向けて、私たちはこれからも「コンテンツ」を生み出し、作り、そして届けていきます。
(3) 長期目標 当社グループは、今後3つの中期経営計画を経て、2033年度に連結売上高7,000億円(うち海外売上高1,000億円)、連結営業利益700億円を目指します。
 地上波広告ビジネスとコンテンツビジネスの両輪で売上を創出し、2033年度にはコンテンツビジネスをグループの中核事業にしていきます。
(4) 中期経営計画2025-2027 中期経営計画2025-2027のスローガン 日テレ、開国!Gear up, go global 日本発グローバルコンテンツメーカーへ 中期経営計画2025-2027 重点目標 グローバルコンテンツ企業への変革IP(知的財産)創出にこだわったコンテンツビジネスの展開企画開発におけるAIの活用、テクノロジーの積極的導入生活者に貢献するウェルネス事業の拡大1,000億円の投資枠設定による成長支援の加速報道の信頼性向上と社会課題解決への貢献 「売上高5,400億円」、「営業利益580億円」へ ①中期経営計画2025-2027定量目標 最終年度(2027年度)に、連結売上高は過去最高の5,400億円、連結営業利益は580億円を目指します。
(単位:億円) 2025年度実績2027年度目標連結売上高4,844 5,400  コンテンツ・メディア事業4,526 4,960  コンテンツビジネス1,402 1,870 広告事業2,5952,500物販事業340360イベント・テーマパーク事業187 230 ウェルネス事業272 400 不動産関連事業45 40 連結営業利益693 580  ②中期経営計画2025-2027の取り組み  A グローバルコンテンツ企業への変革 放送や国内市場を主なターゲットとしてきた企画・制作体制を、海外市場を強く意識した体制に再構築し、海外市場での売上拡大を実現していきます。
コンテンツのグローバル化ドラマの世界配信や国際共同製作のほか、海外でのバラエティフォーマット販売を拡充します。
また、細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」の全米公開など、コンテンツのグローバル展開を進めていきます。
2027年度の海外売上高300億円を実現します。
コンテンツのグローバル展開体制を構築海外向け制作スタジオ「GYOKURO STUDIO」を新設するとともに、米国ロサンゼルスに新たなビジネス拠点を開設します。
また、海外の有力スタジオとのパートナーシップ契約の締結を進めていきます。
「見たい」コンテンツを多様なチャネルで展開TVer、Huluでのリーチ拡大を軸に、グローバル配信プラットフォームとの連携を通じてコンテンツの世界展開を進めます。
地上波放送でも、リアルタイムで視聴されるコンテンツの開発を強化していきます。
スタジオジブリ作品の海外展開スタジオジブリ作品は、劇場公開や配信を通じて、海外でも多くの方にご覧いただいています。
関連商品や出版物の展開や、展示や舞台なども継続的に開催予定です。
(当連結会計年度の取り組み)ドラマ「ホットスポット」は、全世界に配信されたこともあり各国で高く評価され、権威ある海外アワード「ContentAsia Awards 2025」の2部門で受賞しました。
また、海外市場を目指して企画開発されたバラエティー「ANTS~ぜんぶ運べば一攫千金~」は、ヨーロッパで最も権威ある国際テレビ賞の1つ「ローズ・ドール賞」など2つの海外アワードで最優秀賞を受賞し、イギリスの大手配給会社フリーマントル社と共に世界各国へのフォーマットセールスが進行中です。
以上のようなコンテンツに加え、日本テレビが自社開発した、直感的オンデバイスAIソリューション「viztrick AiDi」が、アメリカ3大ネットワークの一つであるNBC Sportsにおいて採用され、2026年から開始される複数のライブイベント中継で使用される予定です。
今後も引き続き、ドラマ・バラエティーの海外展開や自社技術の海外輸出を進めていきます。
また、スタジオジブリについては、イギリス・ロンドンウェストエンドで無期限ロングラン上映中の舞台「となりのトトロ」が引き続き好調だったほか、「もののけ姫」4Kデジタルリマスター版を世界各地で上映したことに加え、フランス・パリでの高畑勲展の開催等世界各地で展覧会が開催されました。
今後も引き続き海外展開を続けていきます。
B IP(知的財産)創出にこだわったコンテンツビジネスの展開 オリジナルコンテンツの開発や他社とのアライアンスを強化し、ドラマ、映画、音楽、キャラクタービジネスでIPを生み出す基盤を作り、多面的な収益を獲得します。
多様なオリジナルIP創出とIP協業の推進アーティスト、キャラクター、アニメなどを中心に、パートナー企業との連携や協業を進めてオリジナルIPの創出を実現します。
国内のみならずグローバル市場でのIPビジネス拡大を進めます。
組織強化とコンテンツプロダクション連携による製作体制の増強社内組織の強化に加え、KANAMEL社をはじめとした多くのコンテンツプロダクションとの連携を強め、IP創出を実現する確固たる製作体制を築きます。
(当連結会計年度の取り組み)アーティストIP事業では、パートナー企業との共創によるアーティストの発掘・育成を加速させました。
㈱スターダストプロモーション、㈱ソニー・ミュージックレーベルズと共同展開する「龍宮城」は、結成から着実に支持を広げ、本年度はTOYOTAアリーナ2Daysを完売させるなど、国内屈指のグループへと成長を遂げています。
また、本年の高校サッカー応援歌「未来へ」で反響を呼んだ4人組ロックバンド「T.N.T」は、初の全国ツアーや冠番組の放送を通じ、将来を担う新たなIPとしての足がかりを築きました。
㈱LDH JAPANとの共同プロジェクトでは、ガールズバトル・オーディションから誕生した「CIRRA」が、正式デビューを果たしたほか、ダンス競技に特化した「LDH SCREAM」が、ダンスバトル・オーディションを経て始動し、「D.LEAGUE」を舞台に新たなエンターテインメントの形を追求しています。
今後も番組、イベントと連動した多角的なIP展開を推進し、収益の柱として育成していきます。
また、キャラクターIP事業では、自社キャラクターIP「らぶいーず」が各種商品化に加え全国4都市でのキャラクターカフェ展開やミラノ・コルティナオリンピックの公式SNSサポーターに就任するなど、多角的な活動を通じて成長しています。
新規キャラクターIPの開発も鋭意進めており、成長領域として今後もさらなる拡大を目指します。
C 企画開発におけるAIの活用、テクノロジーの積極的導入 AIの活用によるコンテンツ開発・制作モデルを確立し、よりクリエイティブな環境の下、ヒットコンテンツの量産につなげます。
また、テクノロジーによるテレビ広告ビジネスの変革を主導します。
コンテンツ企画制作へのAIエージェントの実装AIによる支援を通じ、限られたリソースを最適化することでクリエイティブ力を強化する「コンテンツテクノロジー戦略」を推進し、コンテンツ制作数の拡大や質向上につなげます。
アドテクを活用した地上波広告ビジネスの変革2025年4月にスタートした運用型地上波広告「スグリー」を拡大していきます。
2027年度には取引先数を2倍とすることを目指します。
(当連結会計年度の取り組み)コンテンツテクノロジー戦略を推進するべく、AIを活用した業務プロセスの抜本的な変革を進めています。
当連結会計年度には、全番組を対象とした視聴率分析や、番組の企画リサーチなどを支援する複数のAIエージェントを開発・導入しました。
これまで属人的な経験や勘に委ねられてきた判断を可視化・構造化し、コンテンツ評価から打ち手の検討に至るまでのサイクルを加速させるとともに、意思決定の質の向上を図っています。
また、2026年1月には、実写と生成AI映像を融合させたドラマ「TOKYO 巫女忍者」を制作・放送しました。
当該作品は、KANAMELグループの㈱AOI Pro.が制作を、㈱TREE Digital StudioがVFX(視覚効果)を担当しました。
AI技術を活用した新たな表現に挑戦し、これまでにないコンテンツ製作体制を追求しています。
2025年4月に開始したテレビにデジタルの利便性を取り入れたプログラマティック広告サービス「スグリー」は、既に広告主130社にご利用いただき、高い評価を得ています。
読売中京FSホールディングス㈱(FYCSHD)や㈱TBSテレビの参画基本合意も成され、TVer広告とテレビ広告の統合セールスも開始するなど、業界を進化させるアドプラットフォームとして成長を続けています。
D 生活者に貢献するウェルネス事業の拡大 成長ポテンシャルが高いウェルネス市場の中で、まずは当社グループのウェルネス事業の中核であるティップネスを中心とした“運動”分野から、人々の生活を豊かにする活動を推進します。
併せて、日本テレビグループの基盤である信頼性をもとに、エビデンスに基づいた最先端のウェルネス情報を発信していきます。
(当連結会計年度の取り組み)㈱ティップネスでは、キッズ事業が堅調に推移したことに加え、成人会員数についても既存店舗においてコロナ禍以降で最多を記録し、増収増益を達成しました。
また、24時間ジム「FASTGYM24」では基幹システムの更新を行い、入会手続きのWEB化などDXを推進し新規入会者の増加を達成しました。
さらに、2025年4月には居心地の良さを追求した新業態のサードプレイスジム「MiiBA(ミィーバ)」 を埼玉県草加市に開業し、新たな顧客層の獲得と事業領域の拡大に取り組んでいます。
フィットネス領域においては、2025年9月に日本テレビ初の直営の次世代型ジム「WELL HACK GYM」を「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」内に開業し、[「鍛える」から「整える」へ]という新たなコンセプトのフィットネスとして更なるフィットネス人口の拡大を目指しています。
 2025年4月には、エビデンスに基づく最先端のウェルネス情報を継続的に発信する情報シンクタンク「コンディショニング イノベーション Lab」のサイトをオープンし、本編動画50本以上を配信しました。
8月にはショート動画、テキスト記事も配信を開始し、ショート動画100本以上、テキスト記事50本以上を配信しています。
2025年11月にはウォーキングイベント「Sunrise to Sunset Walk」の第2回大会を開催しました。
参加者は前年比140%超となる1,980名となり、ウォーキング人口拡大に向けたウェルネスイベントとして成長を続けています。
E 1,000億円の投資枠設定による成長支援の加速 戦略的な投資と予算の投下により、各事業の成長支援を加速することに加え、新規事業開発や不動産事業の推進により、収益基盤の強化を目指します。
戦略的投資と戦略費投下による成長投資の加速合計で1,000億円の成長投資枠を設定します。
コンテンツ・グローバル領域、ウェルネス領域、新規事業領域に戦略的投資を行うほか、社内事業の育成や業務を変革するための戦略的な費用投下を進めます。
人材と資金の積極投入による新規事業開発の推進収益基盤の多様化に向け、事業のフェーズに応じて、戦略的予算の投下や分社化、M&Aなどの施策を迅速に実施していきます。
売上高50億円以上の事業を継続的に創出、育成していきます。
既存アセットの有効活用とコンテンツビジネスを支える不動産事業の推進保有する資産の有効活用を通じ、コンテンツビジネスを持続可能なものにする不動産事業を推進します。
また、スポーツ・エンタメの興行会場をはじめとした多様なアセット投資を行っていきます。
(当連結会計年度の取り組み)戦略的投資については、コンテンツ・グローバル領域において、世界市場に向けたコンテンツ製作力を強化するべく、KANAMEL㈱の全株式の取得に関する株式譲渡契約を締結した他(2026年4月に同社を完全子会社化)、新規事業領域において、宇宙ビジネスへの挑戦を加速するべくFrontier Innovations㈱が運営するFrontier Innovations 1号投資事業有限責任組合への出資を行いました。
また、インパクト投資第3号案件として、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開する㈱Nature Innovation Groupへの出資を実行しました。
以上に加え、社内の新規事業育成及びAI活用に対し、戦略的予算である「戦略費」を投下しました。
今後も引き続き戦略的投資と戦略費の投下による持続的な価値創出を目指してまいります。
新規事業開発については、企業における人材育成ニーズの高まりを受け、同分野を強化するため、新会社㈱日テレHR総合研究所を設立し、2025年度は福利厚生プラットフォームの提供を開始したほか、アスリートが競技と仕事を両立できるサービスを立ち上げ、事業拡大を推進しております。
不動産事業については、千代田区の旧本社跡地を有効活用するため、二番町再開発の基本計画を本格的に推進しております。
また、多様なアセット投資として、旧奈良監獄保存活用事業への出資を皮切りに、新領域へ挑戦するほか、ベニュービジネスの本格検討を開始しました。
今後は日本テレビのグループリソースを活用した取り組みもさらに推進してまいります。
F 報道の信頼性向上と社会課題解決への貢献 報道機関として信頼性を追求し、ネットワークの強靱化を図るとともに、サステナビリティ活動を通じて社会課題の解決に貢献していきます。
報道機関としての信頼性追求国民から信頼される正確・迅速かつ公平・公正なニュースを提供し、日本テレビのニュースブランドを世界に確立します。
また、調査報道の強化で日本の社会課題解決のきっかけを生み出していきます。
日本テレビネットワークの強靭化新たに設立された読売中京FSホールディングス㈱(FYCSHD)及び、ネットワーク各社とさらに緊密な連携を進め、地域社会の発展や活性化に貢献していきます。
サステナブルな社会に向けた取り組み「サステナビリティポリシー」で定めた6つの重要課題へ積極的に取り組みます。
企業や自治体のメディアパートナーとして、社会課題解決に向けた共創事業を推進し、社会的価値の創出と拡大に努めます。
すべての人の人権が尊重される社会に向けた取り組み人権がより尊重されるビジネス実現のための人権デューデリジェンスを推進していきます。
また、多様性をテーマにした番組キャンペーンや啓発イベント等を積極的に発信していきます。
(当連結会計年度の取り組み)日本テレビ報道局では、国政選挙に際したファクトチェックシリーズ「それって、本当?」など、時代の要請に応える報道を牽引しました。
また、ウクライナ市民への継続的な取材活動が2025年度ボーン・上田記念国際記者賞の特別賞を受賞したほか、マスメディア初となるインパクト測定・マネジメントを導入しました。
引き続き、報道の価値を構造的に把握し、組織全体への浸透を図っていきます。
 ネットワーク強靭化については、読売中京FSホールディングス㈱とともにネットワークの連携を深めると共に、「NNSガバナンス対応事務局」を発足し、ネットワーク各局のコーポレート・ガバナンス強化を図りました。
 サステナビリティ関連では、GHG排出量算定のScope1・2・3をグループ6社へ拡大しました。
また、日本列島ブルーカーボンプロジェクト「アマモ場再生活動」の取り組みをグループ8社に拡大しました。
これまでのESG分野におけるIR活動等が評価され、ESG投資の代表的な指数である「FTSE4Good Index Series」、「FTSE Blossom Japan Index」、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されました。
3つの指数に1度に選定されたのは今回が初となります。
 人権関連では、2024年度の社内アンケートに続き、2025年8月に取引先172社に対する人権に関するアンケートと事後ヒアリングを実施したことに加え、2026年2月にはグループ各社に対しても同様のアンケートを実施しました。
G 資本政策・株主還元方針 2025年度から2027年度の間に生み出したキャッシュフローで成長投資を賄い、収益基盤の拡大を目指します。
政策保有株を縮減し、継続的で安定的な株主還元を基本方針としつつ、総還元性向35%以上を新たな目標とします。
果敢な投資を通じて成長戦略を推進し、企業価値の向上に邁進していきます。
(当連結会計年度の取り組み)政策保有株については、第3四半期と第4四半期に上場有価証券1銘柄を売却しました。
また、自己株式については2025年11月7日~12月17日にかけて2,601,900株を取得し、取得した全ての自己株式を消却しています。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
文中の将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果とは様々な要因により大きく異なる可能性があります。
日本テレビホールディングス㈱は、SDGs(持続可能な開発目標)の精神に共感し、グループを挙げて持続可能な未来に向けて積極果敢に取り組むための方針「サステナビリティポリシー」を策定し、6つの重要課題として「地球環境への貢献」「未来を豊かにする情報発信」「健康でクリエイティブな職場作り」「多様な人材の活躍と共生」「快適な暮らしのサポート」「法令遵守とガバナンスの徹底」を掲げました。
「24時間テレビ」「Good For the Planet」「カラフルDAYS」をはじめとしたサステナビリティに関する取り組みを通じて、当社グループの価値観を多くの人々と共有しながら、社会的責任を果たします。
○ガバナンス及びリスク管理① ガバナンス サステナビリティへの対応は、「サステナビリティ委員会」(以下、「サステナ委」)が司令塔の役割を担います。
福田博之代表取締役社長執行役員が委員長を務め、日本テレビホールディングス㈱の執行役員が委員に就いています。
サステナ委のもとには、実務組織としてのサステナビリティ事務局及び、グループ各社の事業部門の責任者らによる4つのワーキング(「気候変動対策」、「人権」、「人的資本」、「メディア・コミュニケーション」)が設置されていて、サステナビリティに関する課題への対応策を検討し、サステナ委に報告・提案を行います。
サステナ委は年に2回開催され、ワーキングからの報告・提案を受けて、グループ全体の方針や目標、ロードマップを決定します。
取締役会はサステナ委から重要事項や活動状況について報告を受け、対応方針や重要事項を決定します。
《サステナビリティ関連の各組織体の役割》組織体メンバー役割取締役会議長:代表取締役取締役会議長経営方針、コーポレートガバナンス体制、経営上の重要事項等の決定を行うサステナビリティ委員会委員長:代表取締役社長執行役員/上席執行役員6名執行役員6名・局長2名局長代理2名気候変動・人権・人的資本、メディア・コミュニケーションに関するワーキングからの報告・提案を受け、サステナビリティ分野における経営戦略上重要な議論及び、サステナビリティポリシーの進捗確認・指示等を行うサステナビリティ事務局リーダー:サステナビリティ事務局長グループ各社と連携し、GHG排出量算定やサステナビリティに関する取り組みへの支援を実施気候変動対策ワーキングリーダー:総務・人事管理局長代理2025年度はグループ21社が参加し、GHG排出量算定及びカーボンオフセット等の情報交換を実施人権ワーキングリーダー:経営管理局長代理国連「ビジネスと人権に関する指導原則」をはじめとする国内外のガイドラインに従い、ステークホルダーとグループ各社への人権デューデリジェンスを実行人的資本ワーキングリーダー:総務・人事管理局人事部長グループ各社の人事担当者と連携し、女性活躍推進法等の法令に基づく人的資本指標の適切な開示や、人的資本経営に資する制度・取り組みに関する情報交換・提案等を行うメディア・コミュニケーションワーキングリーダー:総務・人事管理局長代理学生向けの情報リテラシー授業、テレビ制作技術の体験教室など、グループのアセットを使って将来世代へアプローチ ② リスク管理 代表取締役社長執行役員を委員長とするサステナ委では、サステナビリティ事務局及び各ワーキングからの報告をもとに、サステナビリティに関する当社グループに係るリスクと機会を時間軸・財務的インパクトを考慮して識別し、経営への影響を適切に評価します。
また、重大なリスクと評価した事項については取締役会に速やかに報告し、さらに必要な場合は、危機管理委員会とも情報共有・連携を行い、リスクの最小化に向けて対応策を決定します。
 関連部門及びグループ各社は、識別されたリスクと機会を認識し、サステナビリティポリシーに照らして当該リスクと機会を管理します。
(1) 気候変動問題に関する重要な戦略並びに指標及び目標① 戦略 気候変動や温暖化対策などの政策動向による事業環境の変化を想定し、TCFD提言が推奨する複数の気候シナリオでの分析として、下記のグループ21社において、1.5℃シナリオと4℃シナリオで想定されるリスクと機会を検討しました。
《コンテンツ・メディア事業》19社日本テレビ放送網株式会社、株式会社BS日本、株式会社CS日本、株式会社日テレ・テクニカル・リソーシズ(以下、「NiTRo」という。
)、株式会社日テレ アックスオン株式会社日テレイベンツ、株式会社日本テレビアート、日本テレビ音楽株式会社、株式会社バップ株式会社ムラヤマ、la belle vie株式会社、株式会社日本テレビサービス株式会社日テレWands、株式会社タツノコプロ、HJホールディングス株式会社株式会社ACM、株式会社PLAY、株式会社ライツ・イン株式会社ClaN Entertainment 《ウェルネス事業及び不動産関連事業》2社株式会社ティップネス、株式会社日テレリアルエステート ○使用シナリオ・1.5℃シナリオ(低炭素社会が急速に進展) GHG排出量の削減に向けた厳しい規制措置が取られ、今世紀末の時点で、世界の平均気温の上昇が産業革命前と比べて1.5℃以内に収まる想定。
低炭素社会が急速に進展し、法規制や社会的要請への対応を迫られるシナリオ。
※IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のSSP1-1.9シナリオ、IEA(国際エネルギー機関)の NZE2050シナリオを参照 ・4℃シナリオ(地球温暖化が深刻に) 温暖化対策が徹底されず、今世紀末の時点で、世界の平均気温が産業革命前と比べて4℃程度上昇する想定。
異常気象の増加や自然災害の激甚化など気候変動の物理的影響が顕著となるシナリオ。
※IPCCのSSP5-8.5シナリオ、IEAのSTEPSシナリオを参照 ○主要なリスクと機会及び影響度 気候変動シナリオをもとにしたリスクと機会に関して、グループ21社において以下の項目を抽出しました。
気候変動リスクの時間軸を、1.5℃シナリオにおいては2030年と2050年、4℃シナリオについては2050年を目途とし、リスク及び機会の影響度としては、財務的影響度・人的被害・レピュテーションリスク等を加味して総合的に判断しました。
今後もグループ各社と連携を強化してシナリオ分析を進めていきます。
《コンテンツ・メディア事業》重要度 ◎:事業への影響が大きい ○:事業への影響がやや大きい △:事業への影響は軽微リスク・機会分類リスク・機会項目重要度1.5℃シナリオ4℃シナリオ20302050移行リスク法規制温室効果ガス規制強化再生可能エネルギー価格の上昇、炭素税や排出権取引等によるエネルギーコスト増加○◎◎技術設備投資の増加電力消費量削減のための設備投資コスト増加○○○市場平均気温上昇CO2削減や脱炭素対応のための価格転嫁が進むことに伴う、番組・イベント・商品制作等のコスト増加○◎◎夏季の取材・撮影・イベント開催等に制約○○◎在宅時間の増加(夏季の外出時間が減少)による集客等への悪影響△△○評判評判CO2削減に向けた取り組みが遅れることによるクライアント・ステークホルダーからの評判悪化、広告出稿及び受発注停止等のリスク○○○番組・イベント等で環境問題の発信を行っているにも関わらず、自社でのCO2削減取り組みが遅れることで、視聴者・顧客からのネガティブな反応を招くリスク○○○物理的リスク急性気象災害の増加・激甚化従業員の被災リスク上昇、災害報道の困難化○○○天候に由来する番組・イベント等のキャンセルリスク○○◎慢性海水面の上昇高潮による社屋・施設の浸水リスク△△○健康リスク・対応従業員の熱中症の頻発、夏季の屋外就業制限等による生産性の悪化○○◎従業員の安全な労働環境のための設備投資コスト増加○○◎機会資源効率性従業員の意識向上従業員の環境意識が向上し、CO2削減アクションが積極的に進むことによるエネルギーコストの低下△○○就業スタイルの変化DX化の進展・リモートワークのさらなる活用など、従業員の働き方の変化によって事業所面積の縮小が可能に△○○製品/サービス視聴者・消費者の嗜好やスポンサーニーズが変化災害報道や「Good For the Planet」など、地球温暖化やサステナビリティ関連コンテンツの需要・評価が高まる○○○気候変動問題への認識を共有するスポンサー企業と連携したキャンペーン・イベント等の実現○○○環境に配慮した新商品開発等、ニーズの適合によるブランドイメージ向上・競争力の強化○○○在宅時間の増加(夏季の外出時間が減少)による映像コンテンツの需要増○○○ 《ウェルネス事業及び不動産関連事業》 重要度 ◎:事業への影響が大きい ○:事業への影響がやや大きい △:事業への影響は軽微リスク・機会分類リスク・機会項目重要度1.5℃シナリオ4℃シナリオ20302050移行リスク法規制温室効果ガス規制強化再生可能エネルギー価格の上昇、炭素税や排出権取引等によるエネルギーコスト増加○○◎技術設備投資の増加電力消費量削減のための設備投資コスト増加○○◎使用素材の転換清掃・メンテナンス等の使用素材を低炭素素材に転換することに伴うコスト増加○○◎市場平均気温上昇CO2削減や脱炭素対応のための価格転嫁が進むことに伴う、サービス価格の値上げ・競争力低下リスク△△○在宅時間の増加(夏季の外出時間が減少)による集客や事業への悪影響○◎◎評判評判CO2削減に向けた取り組みが遅れることによる、ステークホルダーや顧客からのネガティブな反応を招くリスク△△△物理的リスク急性気象災害の増加・激甚化従業員・施設の被災リスク上昇○○◎天候に由来する集客や太陽光発電事業等への悪影響○◎◎慢性海水面の上昇高潮による社屋・施設の浸水リスク△△○健康リスク・対応従業員の熱中症の頻発、夏季の屋外就業制限等による生産性の悪化△△○従業員の安全な労働環境のための設備投資コスト増加△△○機会資源効率性従業員の意識向上従業員の環境意識が向上し、CO2削減アクションが積極的に進むことによるエネルギーコストの低下△△△製品/サービスライフスタイルの変化健康や体調管理に対する意識が向上し、フィットネス事業への関心が高まる○○○在宅時間の増加(夏季の外出時間の減少)によるオンラインフィットネスの需要増○○○ ②リスク・機会に対する当社グループの対応温室効果ガス規制強化■電力に占める再生可能エネルギーの比率を高める・日本テレビ放送網:2030年度までに再生可能エネルギー比率100%を計画 (2025年度 35%達成)・日テレイベンツ:全電力をグリーン電力化 ■カーボンオフセットの実施・日本テレビ放送網:海洋環境の保全を学ぶ旅番組「ウミコイ-今 海に出来ること-」の2026年3月までの放送分120回における総CO₂排出量(29.66tCO₂)を、Jブルークレジット®の購入によりオフセット・NiTRo、日本テレビアート:非化石証書の利用によるオフセットを実施・ACM、ライツ・イン:再生可能エネルギーに転換 ■省エネ機器の利用拡大により消費電力を削減・日本テレビ放送網:2031年までに全ての照明をLED化する計画生田スタジオの屋上に太陽光パネルを設置して自社内で発電を行う・ティップネス:フィットネスクラブの全店舗でLED化100%と、シャワーへの節水バルブ装着に伴う省資源化を行う使用素材の転換■ペーパーレス化の推進・日本テレビ放送網:社内書類・契約書の電子化、スケッチブックに書いていた番組出演者への指示(カンペ)の電子化等、ペーパーレス化を推進 ■美術セット素材の転換・日本テレビアート:テレビ番組等の美術セットについて、従来から使用している南洋材(ラワン材)に代えて環境負荷の少ない資材で試作品の製作や試運用を実施評判■環境関連情報の積極的な開示・日本テレビHD:GHG排出量の算定・開示をグループ全体に拡大ステークホルダーからのGHG排出量問い合わせ等に対して、迅速に対応 ■コンテンツを通じた発信・日本テレビ放送網:「Good For the Planet」「所さんの目がテン!」「ザ!鉄腕!DASH!!」等の番組・キャンペーンを通じ、気候変動や環境問題についての主体的発信を行う物理的リスク■放送継続のための体制構築・日本テレビ放送網:大阪を拠点とする読売テレビ放送と連携し、高潮等で汐留本社が被災した場合でも、読売テレビ放送のシステムを利用して放送継続する体制を構築 ■DX化推進とリモートワークの拡大・グループ全体:社内システムDX化やリモートワーク制度を積極的に推進 ③ 指標及び目標○目標1.日本テレビホールディングスは、GHG排出量(Scope1+Scope2)を開示するグループ会社を現在の21社から更に拡大を目指します。
Scope3については、2025年度の算出目標2社のところ、6社での算出を行うことができたため2026年度は更に拡大を目指します。
2.日本テレビ放送網は、2030年度までに電力の再生可能エネルギー比率を100%とします。
2026年度は50%達成を目指します(2025年度時点 35%達成) 3.日本テレビホールディングスは、2050年度までにカーボンニュートラルを実現します。
※Scope1(事業による直接排出)Scope2(電力・熱・蒸気の購入による間接排出)Scope3(Scope2以外の間接排出(自社事業の活動に関連する他社の排出)) ○指標■2025年度 GHG排出量 ・Scope1※:17,197.96 tCO₂e  ※記載以外の14社についてはScope1排出なし  ・Scope2  マーケット基準手法 :30,543.63 t CO₂e  ロケーション基準手法:35,790.10t CO₂e  ・Scope3:108,502.32 t CO₂e(6社で算定実施) ■日本テレビ放送網 2025年度 GHG排出原単位(Scope1・2・3)  算定結果① 放送事業関連に係るGHG排出係数 0.20 tCO₂e/百万円※1, 3         ※1. 百万円相当の売上に伴い発生するCO₂相当量  算定結果② 放送事業関連に係るGHG排出係数 23.23 kgCO₂e/15秒※2, 3      ※2. 放送15秒に伴い発生するCO₂相当量※3. 広告収入を基とし、環境省が公表している「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース」を参照し算定 (2)人権尊重の取り組みに関する戦略並びに指標及び目標①戦略 当社グループの人権に関する取り組みは、サステナ委の「人権ワーキング」が主導して行っています。
人権ワーキングは経営に直結した組織であるとともに部門横断的な人材で組成されており、各現場の声を反映しながら経営と現場が一体となって人権尊重責任を遂行する体制を作っています。
 2023年11月に策定したグループ人権方針の下、当社では人権デューデリジェンスに関する取り組みを一層進めています。
グループ会社、取引先も含めたリスク調査を実施し、調査で把握された項目から、ビジネス全体における重要課題を設定したうえで具体的な取り組みを行っています。
また、基幹放送局として、メディア業界全体の課題解決にも取り組んでいます。
○人権デューデリジェンスの取り組み(2025年度までの実績)人権尊重への対応 2025年度までの実績すべての委託先を含めた取引全体で人権を尊重する旨の条項を追加した契約書ひな型の運用(2024年4月~)多様性に関する番組キャンペーンや啓発イベントの実施・NNN全国ジェンダー会議(2025年11月)・「こどもウィーク」(2025年8月) (戦争をおこさないために、いまできること)人権に関する研修等(例) ※通年で実施・各種ハラスメント研修・ジェンダーに関する研修・制作における表現についての勉強会・民族・外国人差別に関する研修・差別表現を繰り返さないための勉強会等々人権に関するリスク把握のための各種アンケートの実施①社内アンケート(2025年3月)②取引先アンケート(2025年8月)③グループ会社アンケート(2026年2月) a)人権を尊重する旨の条項を追加した契約書の運用2024年4月から、日本テレビ放送網㈱が締結する契約書ひな型の一部について、人権保護のための条項を加えました。
メディア業界において特に問題視されがちであるハラスメント、労働問題への対応として、出演契約及び制作会社への委託契約等を中心に運用しています。
これにより、ビジネスパートナーとともに人権を尊重したビジネスを実現します。
b)多様性に関する番組キャンペーンや啓発イベントの実施日本テレビ報道局の主催にて「NNN全国ジェンダー会議」が開催されました。
この会議は、放送におけるジェンダー表現の検討や、ジェンダーに関する正しい情報の普及等を目的に開催されたもので、NNN全30局から報道記者やアナウンサーなどが参加。
性的マイノリティ当事者の社員も含め、各局での事例や知見を共有しました。
また、こどもの人権尊重のため、「こどもは大切な社会の仲間たち」として、一緒に未来や社会づくりを考えるイベントとして「こどもウィーク」を実施しました。
c)人権に関する各種研修等の実施日本テレビ放送網㈱では、毎年行っている各種ハラスメント研修(職務階級別)や、これまでの外国人差別研修、アイヌ民族に関する研修に加えて、表現やコンテンツ制作で注意すべき点等、様々な視点で、通年で研修を行っています。
これら研修はグループ会社やスタッフも広く受講可能となっており、人権尊重の責任を従業員だけでなくグループ全体に対して継続的に啓発しています。
d)人権に関するアンケートの実施ビジネス上の人権課題、実態をより詳細に把握するため、人権に関する各種アンケートを実施しました。
①社内(従業員及び常勤役員合計約1200名)、②取引先(170社超)、③グループ会社(27社)に対して実施し、日本テレビグループのビジネス全体における人権リスクを調査、把握しました。
人権における重要課題(後掲)はこれらアンケートにより把握されたリスクも元に設定しています。
e)救済窓口の整備ハラスメント相談窓口、ホットラインなど社内相談窓口のほか、社外にも人権相談窓口を新設し、当社の役員・従業員だけでなく、当社のビジネスに関わる方はどなたでも利用することができるよう整備、周知しています。
②指標及び目標人権に関するアンケート等で把握されたリスクを元に、日本テレビグループの人権における重要課題を設定しています。
重要課題方針従業員におけるハラスメント、差別の禁止パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなど、職場でのあらゆるハラスメント、差別を禁止します。
コンテンツ制作過程のハラスメント禁止、労働環境への配慮制作会社をはじめとするコンテンツ制作過程の関係者に対するハラスメント行為を許さず、労働条件、労働環境に十分配慮したビジネスを徹底します。
提供するコンテンツでの人権尊重マイノリティ(民族、ジェンダー、未成年者などあらゆる社会的少数者)に配慮したコンテンツの提供を心がけ、提供するコンテンツを通して人権を尊重する社会実現に貢献します。
これら課題への対応として、2025年度までの実績の他にも下記を順次計画しており、今後も各ステークホルダーとの対話を継続して重要課題への対応を進めます。
 ・制作現場におけるチームごと、クールごとのリスペクト研修 ・グループ全体での「ビジネスと人権」の研修、啓発活動 また、救済のための相談窓口をより一層拡充させました。
社内の各種相談窓口の対応ルート、分担を整備し、社外窓口による対応を拡大しました。
これにより相談者が内容と状況に応じて適切な窓口を選択できるようにしています。
これらの相談窓口は、従業員に限らず、スタッフ、視聴者を含む日本テレビのビジネスに関わるすべてのステークホルダーが利用できます。
また、台本やスタジオに掲載する等、随時周知を行っています。
このほか、「日本テレビホールディングス人権方針」の具体的な内容及び当社の人権尊重のための取組みの詳細等は、当社ホームページをご参照ください。
(3) 人的資本(人材の多様性を含む。
)に関する取組と指標及び目標① 取組「感動×信頼のNo.1企業」を目指す当社グループでは、人的資本は、最も重要な価値創造の源泉であると考えております。
多様なバックグラウンドを持つ人材が、心身ともに健康かつクリエイティブに活動できる職場環境を整備することは、当社グループの持続的な成長に必要不可欠です。
当社の「サステナビリティポリシー」において、6つの重要課題のうち、「多様な人材の活躍と共生」と「健康でクリエイティブな職場作り」の2つが人的資本に関連するものです。
当社では、グループ全社の共同の取組や各社個々の取組をとおして、持続的な企業価値の向上に向けた「人材の多様性確保」と「ウェルビーイングの実現」の両立を強力に推進してまいります。
なお、第4[提出会社の状況]の5[従業員の状況等]では「人材戦略に関する基本方針等」に関する記載がありますので併せてご覧ください。
■多様な人材の活躍と共生<スキルアップ・キャリア支援>社員1人1人が継続的に能力を発揮して活躍するためには、社員個人の継続的な学びと成長を支援する制度の整備が重要です。
日本テレビ放送網㈱では、重要性が増しているビジネス全般及びデジタルのスキル・知識の底上げを図るため、希望者を対象にeラーニングの受講費用を補助する「自己啓発支援制度」を導入しております。
また、現在の業務に関連する学びのために学校に通う社員の学費等を補助する「修学サポート制度」では、国内のみならず海外での学びも支援しております。
さらに、資格取得や留学、配偶者・パートナーの転勤への帯同などに伴う休職を可能とする「キャリアサポート休職制度」と、起業・転職などによるキャリアアップや育児・家族の介護のために退職した社員が復職しやすくする「カムバック採用制度」を整備しています。
優秀な社員が会社との関係性を継続しながら多様な経験を積み、再び日本テレビで活躍してもらうことが狙いです。
加えて、若手社員が短期間他部署で働くことができる「社内留学」制度は、留学先での実務を通じて新たなスキル・知識を習得し、その後の業務やキャリアアップにつなげることを目的としています。
㈱日テレ・テクニカル・リソーシズでは、優秀な人材の発掘と早期のキャリア形成を目的として、インターンシップやオンライン説明会を通じた積極的な情報発信を行っております。
採用面では、初任配属を確約するコース別採用を実施することで、入社後のミスマッチを解消し、社員が自らの志向に沿った専門性を着実に磨ける環境を整えています。
また、㈱ティップネスでは、従業員の専門性を高める施策を推進しており、外部団体によるトレーナー資格や国家資格の取得を積極的に支援することで、サービスの質の向上と社員のキャリア形成を両立させています。
㈱ムラヤマでは、独自の「感動体験支援制度」を運用しております。
これは社員の自発的な感動体験を支援し、感性を磨くことで提案の幅を広げ、業務の質やモチベーションの向上、人間力としての奥行きの形成につなげるものです。
このように、グループ各社の事業特性に応じた多様な成長機会を提供することで、人的資本の最大化を図っております。
<シニア対象のキャリア研修充実と副業の推進>「人生100年時代」と言われる中、シニア世代のキャリア自律も重要な課題の一つととらえております。
日本テレビ放送網㈱では、40代・50代の各年代でキャリアやライフプランに関する研修を実施し、リスキル・学び直しやキャリア自律を推進しております。
また、55歳以上の社員を対象に副業制度も導入しており、セカンドキャリアを見据えながらこれまで培った経験・スキルを社外で活かしております。
<女性社員の活躍推進と仕事・家庭の両立支援>グループ各社で女性が活躍できる環境の整備と積極的な登用を進めています。
グループ内や出資先企業との人事交流で、出向先企業の役員や管理職として活躍の場を広げている女性社員も増えております。
㈱日本テレビアートでは女性管理職比率が前年から2.0ポイント上昇して30.9%となりました。
日本テレビ放送網㈱でも、2020年度に15%台であった女性管理職比率が、2025年度には18.8%となり、目標である女性管理職比率25%(2030年度末)達成に向け、成長機会の創出などに積極的に取り組んでまいります。
また、新卒社員の女性比率は2020年度から50%前後で推移しており、全社員における女性比率は年々上昇しております。
また、こうした取り組みの成果として、日本テレビ放送網㈱が「えるぼし」認定(2段階目)を取得したほか、㈱BS日本及び㈱日テレ アックスオンが同認定(3段階目)を受けるなど、グループ各社において女性活躍推進の優良企業としての評価を得ております。
あわせて、仕事と育児の両立支援においても、㈱日テレリアルエステートが「くるみん」認定を取得しております。
今後も、多様なライフステージにある社員がその能力を最大限に発揮できるよう、グループを挙げてDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。
<パートナー制度・同性パートナー制度>「パートナー制度」は事実婚に、また「同性パートナー制度」は同性間のパートナー婚に、異性間の法律婚と同様の祝金や特別有給休暇取得を認める制度です。
社員一人ひとりが自分らしく働くことのできる制度作りを進めております。
グループ全体の共同の取り組みとして、「同性パートナー制度」の導入を推進しています。
<ハラスメント防止研修やDE&I研修の実施>グループ各社において、多様性を尊重し、お互いを認めて働きやすい環境を構築するためのコンプライアンス・ハラスメント研修を継続し、信頼される体制の維持に努めています。
2025年度の日本テレビ放送網㈱では、ドラマ制作担当者に対して、社員や制作に関わるグループ社員やスタッフも参加するリスペクト・トレーニングを導入しました。
多様な人材がお互いを尊重しながら働きやすい環境を継続していくために、ハラスメント防止研修やDE&I研修などを継続的に行っております。
また、メディア企業として多様性のある社会の実現に寄与する情報発信にも取り組んでおります。
<誰もが働きやすい環境の整備>当社グループでは、各社がそれぞれの事業環境や人材要件等にあわせて多彩な取り組みを行っておりますが、中でも従業員規模の大きい日本テレビ放送網㈱の取り組みはグループ全体の働き方に影響を与えます。
その日本テレビ放送網㈱では、高い意欲と能力を持つ多様な人材がその力を最大限発揮しながら、より安心して働き続けられる環境の整備に努めております。
具体的には以下の取り組みを行っており、現在も日本企業の平均より長い勤続年数と低い離職率を維持しています。
◇ 法定を上回る休業制度、勤務時間短縮制度、特別有給休暇など多彩な制度により育児・介護と仕事の両立を推進し、男女を問わず、社員がそれぞれの価値観やライフスタイルを尊重されつつ能力を発揮できる職場環境を整備◇ 2025年6月に育児/介護休業を取得した社員の業務をフォローする社員・スタッフに対し支給する「育児・介護休業職場支援金」を創設◇ 2026年6月より育児・介護等のための週5日在宅勤務を可能とする「選択型就業継続支援制度」を新設また、これらの制度や慶弔見舞金・慶弔特別休暇は、自身または配偶者(パートナー)が出産した社員はもちろん、特別養子縁組等で養子を迎えた社員も利用することができ、ライフスタイルや家族の在り方の多様化に対応できるよう取り組んでおります。
■健康でクリエイティブな職場作り<健康経営推進施策>グループ会社㈱ティップネスの24時間トレーニングジム「FASTGYM24」とオンラインフィットネスを利用しグループ会社社員の運動を習慣化する取り組みや、グループ会社社員とその家族等が参加する運動会「スポーツフェスティバル」を実施しております。
このたび、㈱ティップネス・㈱日本テレビサービス・㈱日テレリアルエステートの3社が、「健康経営優良法人2025」に認定されました。
健康経営優良法人認定制度は、2016年度に経済産業省が創設した制度で、健康経営に優れた法人を顕彰するものです。
2026年度もこれまでと同様に、健康に影響を及ぼす生活習慣の改善を重点に、心と体の健康のための取り組みをより一層推進してまいります。
<日本テレビ健康経営(日本テレビ放送網㈱)>日本テレビ放送網㈱では、社員の健康を最重要と考え、社員の健康増進・健康意識の向上に努めております。
経営トップである代表取締役社長を健康経営最高責任者として、健康経営推進委員会を中心に、健康保険組合とも連携しながら、全社的に健康経営の推進に取り組んでおり、具体的には以下の環境を整備しております。
また、健康経営に関するイベントや研修として、健康に影響を及ぼす食事・飲酒・睡眠・運動・喫煙などの生活習慣の改善を重点に、㈱ティップネスによる「体組成測定会」、㈱アールビーズのシステムを使った「社内ウオーキングフェス」のほか、健康保険組合との連携による「健康年齢通知」や、社員食堂で毎月1週テーマに応じたスペシャルメニューを提供する「健康食事週間」などを行っています。
その他、定期健診結果の見方の資料配布や、メンタルヘルスなど様々なテーマに関するオンライン研修を実施し、社員一人ひとりの健康に対する意識の向上に努めております。
a)HRM(Human Resource Manager)の設置社員一人ひとりと向き合いサポートする「HRM」を各局・室に配置しております。
健康保持・増進や職場環境の改善に向けて、直属の上司とは違う立場で面談を行うことで、早期の把握と対応につなげる役割を担っております。
2025年度は、対象となる社員の約9割が自局・室のHRMとの面談を1回以上行っております。
b)年次有給休暇取得キャンペーンの実施ワーク・ライフ・バランス向上のため、連続休暇取得を奨励する「ホリデー24」キャンペーンや休暇取得奨励日「リフレッシュデー」の設定などを実施し、年次有給休暇の取得を促進しております。
こうした取り組みを通じて休暇を取りやすい環境を整備するとともに、休日・休暇におけるコミュニケーションツールの適切な活用方法を周知するなど、ワーク・ライフ・バランスと業務の円滑化を図っております。
② 指標及び目標当社グループでは、各社がそれぞれの事業環境や人材要件等にあわせて多彩な取り組みを行っており、「指標及び目標」の連結グループ全体としての記載は困難であるため、代表例として日本テレビ放送網㈱単体の「指標及び目標」を記載します。
日本テレビ放送網㈱においては、人材の多様性の確保を含む人材の採用・育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりです。
■女性管理職比率女性の活躍推進のための重要な指標と考え、2030年度末までに女性管理職比率を25%とすることを目標としております。
■産休・育休復帰率女性活躍推進及び多様性の確保において、産休・育休復帰率は重要な指標といえます。
過去5年間のうち4回復職率100%を達成しており、今後も復職率100%の達成及び維持を目標としております。
■年次有給休暇取得率健康でクリエイティブな職場環境の実現に向けた重要な指標の一つととらえ、各局・室のHRMや労働組合とも連携しながら、上昇に努めております。
■定期健診受診率定期健診は病気の早期発見・予防や生活習慣の見直しの基礎となります。
健康経営の各施策により、従業員の健康に対する意識は高まり、定期健診受診率は100%を維持しております。
今後も100%を継続することを目標としております。
指標2025年度実績値目標値女性管理職比率18.8%2030年度末に25%産休・育休復帰率100%100%の維持有給休暇取得率 総合職社員(管理職資格者含む)45.4%2030年度末までに4%ポイントアップ定期健診受診率100%100%の維持 (注)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 
(2) 従業員の状況 ⑥管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ① 取組「感動×信頼のNo.1企業」を目指す当社グループでは、人的資本は、最も重要な価値創造の源泉であると考えております。
多様なバックグラウンドを持つ人材が、心身ともに健康かつクリエイティブに活動できる職場環境を整備することは、当社グループの持続的な成長に必要不可欠です。
当社の「サステナビリティポリシー」において、6つの重要課題のうち、「多様な人材の活躍と共生」と「健康でクリエイティブな職場作り」の2つが人的資本に関連するものです。
当社では、グループ全社の共同の取組や各社個々の取組をとおして、持続的な企業価値の向上に向けた「人材の多様性確保」と「ウェルビーイングの実現」の両立を強力に推進してまいります。
なお、第4[提出会社の状況]の5[従業員の状況等]では「人材戦略に関する基本方針等」に関する記載がありますので併せてご覧ください。
■多様な人材の活躍と共生<スキルアップ・キャリア支援>社員1人1人が継続的に能力を発揮して活躍するためには、社員個人の継続的な学びと成長を支援する制度の整備が重要です。
日本テレビ放送網㈱では、重要性が増しているビジネス全般及びデジタルのスキル・知識の底上げを図るため、希望者を対象にeラーニングの受講費用を補助する「自己啓発支援制度」を導入しております。
また、現在の業務に関連する学びのために学校に通う社員の学費等を補助する「修学サポート制度」では、国内のみならず海外での学びも支援しております。
さらに、資格取得や留学、配偶者・パートナーの転勤への帯同などに伴う休職を可能とする「キャリアサポート休職制度」と、起業・転職などによるキャリアアップや育児・家族の介護のために退職した社員が復職しやすくする「カムバック採用制度」を整備しています。
優秀な社員が会社との関係性を継続しながら多様な経験を積み、再び日本テレビで活躍してもらうことが狙いです。
加えて、若手社員が短期間他部署で働くことができる「社内留学」制度は、留学先での実務を通じて新たなスキル・知識を習得し、その後の業務やキャリアアップにつなげることを目的としています。
㈱日テレ・テクニカル・リソーシズでは、優秀な人材の発掘と早期のキャリア形成を目的として、インターンシップやオンライン説明会を通じた積極的な情報発信を行っております。
採用面では、初任配属を確約するコース別採用を実施することで、入社後のミスマッチを解消し、社員が自らの志向に沿った専門性を着実に磨ける環境を整えています。
また、㈱ティップネスでは、従業員の専門性を高める施策を推進しており、外部団体によるトレーナー資格や国家資格の取得を積極的に支援することで、サービスの質の向上と社員のキャリア形成を両立させています。
㈱ムラヤマでは、独自の「感動体験支援制度」を運用しております。
これは社員の自発的な感動体験を支援し、感性を磨くことで提案の幅を広げ、業務の質やモチベーションの向上、人間力としての奥行きの形成につなげるものです。
このように、グループ各社の事業特性に応じた多様な成長機会を提供することで、人的資本の最大化を図っております。
<シニア対象のキャリア研修充実と副業の推進>「人生100年時代」と言われる中、シニア世代のキャリア自律も重要な課題の一つととらえております。
日本テレビ放送網㈱では、40代・50代の各年代でキャリアやライフプランに関する研修を実施し、リスキル・学び直しやキャリア自律を推進しております。
また、55歳以上の社員を対象に副業制度も導入しており、セカンドキャリアを見据えながらこれまで培った経験・スキルを社外で活かしております。
<女性社員の活躍推進と仕事・家庭の両立支援>グループ各社で女性が活躍できる環境の整備と積極的な登用を進めています。
グループ内や出資先企業との人事交流で、出向先企業の役員や管理職として活躍の場を広げている女性社員も増えております。
㈱日本テレビアートでは女性管理職比率が前年から2.0ポイント上昇して30.9%となりました。
日本テレビ放送網㈱でも、2020年度に15%台であった女性管理職比率が、2025年度には18.8%となり、目標である女性管理職比率25%(2030年度末)達成に向け、成長機会の創出などに積極的に取り組んでまいります。
また、新卒社員の女性比率は2020年度から50%前後で推移しており、全社員における女性比率は年々上昇しております。
また、こうした取り組みの成果として、日本テレビ放送網㈱が「えるぼし」認定(2段階目)を取得したほか、㈱BS日本及び㈱日テレ アックスオンが同認定(3段階目)を受けるなど、グループ各社において女性活躍推進の優良企業としての評価を得ております。
あわせて、仕事と育児の両立支援においても、㈱日テレリアルエステートが「くるみん」認定を取得しております。
今後も、多様なライフステージにある社員がその能力を最大限に発揮できるよう、グループを挙げてDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。
<パートナー制度・同性パートナー制度>「パートナー制度」は事実婚に、また「同性パートナー制度」は同性間のパートナー婚に、異性間の法律婚と同様の祝金や特別有給休暇取得を認める制度です。
社員一人ひとりが自分らしく働くことのできる制度作りを進めております。
グループ全体の共同の取り組みとして、「同性パートナー制度」の導入を推進しています。
<ハラスメント防止研修やDE&I研修の実施>グループ各社において、多様性を尊重し、お互いを認めて働きやすい環境を構築するためのコンプライアンス・ハラスメント研修を継続し、信頼される体制の維持に努めています。
2025年度の日本テレビ放送網㈱では、ドラマ制作担当者に対して、社員や制作に関わるグループ社員やスタッフも参加するリスペクト・トレーニングを導入しました。
多様な人材がお互いを尊重しながら働きやすい環境を継続していくために、ハラスメント防止研修やDE&I研修などを継続的に行っております。
また、メディア企業として多様性のある社会の実現に寄与する情報発信にも取り組んでおります。
<誰もが働きやすい環境の整備>当社グループでは、各社がそれぞれの事業環境や人材要件等にあわせて多彩な取り組みを行っておりますが、中でも従業員規模の大きい日本テレビ放送網㈱の取り組みはグループ全体の働き方に影響を与えます。
その日本テレビ放送網㈱では、高い意欲と能力を持つ多様な人材がその力を最大限発揮しながら、より安心して働き続けられる環境の整備に努めております。
具体的には以下の取り組みを行っており、現在も日本企業の平均より長い勤続年数と低い離職率を維持しています。
◇ 法定を上回る休業制度、勤務時間短縮制度、特別有給休暇など多彩な制度により育児・介護と仕事の両立を推進し、男女を問わず、社員がそれぞれの価値観やライフスタイルを尊重されつつ能力を発揮できる職場環境を整備◇ 2025年6月に育児/介護休業を取得した社員の業務をフォローする社員・スタッフに対し支給する「育児・介護休業職場支援金」を創設◇ 2026年6月より育児・介護等のための週5日在宅勤務を可能とする「選択型就業継続支援制度」を新設また、これらの制度や慶弔見舞金・慶弔特別休暇は、自身または配偶者(パートナー)が出産した社員はもちろん、特別養子縁組等で養子を迎えた社員も利用することができ、ライフスタイルや家族の在り方の多様化に対応できるよう取り組んでおります。
■健康でクリエイティブな職場作り<健康経営推進施策>グループ会社㈱ティップネスの24時間トレーニングジム「FASTGYM24」とオンラインフィットネスを利用しグループ会社社員の運動を習慣化する取り組みや、グループ会社社員とその家族等が参加する運動会「スポーツフェスティバル」を実施しております。
このたび、㈱ティップネス・㈱日本テレビサービス・㈱日テレリアルエステートの3社が、「健康経営優良法人2025」に認定されました。
健康経営優良法人認定制度は、2016年度に経済産業省が創設した制度で、健康経営に優れた法人を顕彰するものです。
2026年度もこれまでと同様に、健康に影響を及ぼす生活習慣の改善を重点に、心と体の健康のための取り組みをより一層推進してまいります。
<日本テレビ健康経営(日本テレビ放送網㈱)>日本テレビ放送網㈱では、社員の健康を最重要と考え、社員の健康増進・健康意識の向上に努めております。
経営トップである代表取締役社長を健康経営最高責任者として、健康経営推進委員会を中心に、健康保険組合とも連携しながら、全社的に健康経営の推進に取り組んでおり、具体的には以下の環境を整備しております。
また、健康経営に関するイベントや研修として、健康に影響を及ぼす食事・飲酒・睡眠・運動・喫煙などの生活習慣の改善を重点に、㈱ティップネスによる「体組成測定会」、㈱アールビーズのシステムを使った「社内ウオーキングフェス」のほか、健康保険組合との連携による「健康年齢通知」や、社員食堂で毎月1週テーマに応じたスペシャルメニューを提供する「健康食事週間」などを行っています。
その他、定期健診結果の見方の資料配布や、メンタルヘルスなど様々なテーマに関するオンライン研修を実施し、社員一人ひとりの健康に対する意識の向上に努めております。
a)HRM(Human Resource Manager)の設置社員一人ひとりと向き合いサポートする「HRM」を各局・室に配置しております。
健康保持・増進や職場環境の改善に向けて、直属の上司とは違う立場で面談を行うことで、早期の把握と対応につなげる役割を担っております。
2025年度は、対象となる社員の約9割が自局・室のHRMとの面談を1回以上行っております。
b)年次有給休暇取得キャンペーンの実施ワーク・ライフ・バランス向上のため、連続休暇取得を奨励する「ホリデー24」キャンペーンや休暇取得奨励日「リフレッシュデー」の設定などを実施し、年次有給休暇の取得を促進しております。
こうした取り組みを通じて休暇を取りやすい環境を整備するとともに、休日・休暇におけるコミュニケーションツールの適切な活用方法を周知するなど、ワーク・ライフ・バランスと業務の円滑化を図っております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ② 指標及び目標当社グループでは、各社がそれぞれの事業環境や人材要件等にあわせて多彩な取り組みを行っており、「指標及び目標」の連結グループ全体としての記載は困難であるため、代表例として日本テレビ放送網㈱単体の「指標及び目標」を記載します。
日本テレビ放送網㈱においては、人材の多様性の確保を含む人材の採用・育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりです。
■女性管理職比率女性の活躍推進のための重要な指標と考え、2030年度末までに女性管理職比率を25%とすることを目標としております。
■産休・育休復帰率女性活躍推進及び多様性の確保において、産休・育休復帰率は重要な指標といえます。
過去5年間のうち4回復職率100%を達成しており、今後も復職率100%の達成及び維持を目標としております。
■年次有給休暇取得率健康でクリエイティブな職場環境の実現に向けた重要な指標の一つととらえ、各局・室のHRMや労働組合とも連携しながら、上昇に努めております。
■定期健診受診率定期健診は病気の早期発見・予防や生活習慣の見直しの基礎となります。
健康経営の各施策により、従業員の健康に対する意識は高まり、定期健診受診率は100%を維持しております。
今後も100%を継続することを目標としております。
指標2025年度実績値目標値女性管理職比率18.8%2030年度末に25%産休・育休復帰率100%100%の維持有給休暇取得率 総合職社員(管理職資格者含む)45.4%2030年度末までに4%ポイントアップ定期健診受診率100%100%の維持
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
当社グループは、これらのリスクの存在を認識した上で、その回避及び顕在化した場合の対応に努める方針です。
また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを網羅するものではありませんのでご留意下さい。
(1) コンテンツ・メディア事業① コンテンツ(地上波テレビ放送の視聴動向)テレビ広告収入に大きな影響を及ぼすのが視聴率動向です。
当社グループは、国民の皆さまの視聴ニーズを的確に捉え、最も視聴され共感されるコンテンツの制作を目指しております。
地上波での2025年の平均視聴率は、情報発信や経済活動が活発なコア(13歳~49歳男女)層において、全日帯、ゴールデン帯、プライム帯の3部門全てでトップとなり、年間で13年連続、年度で14年連続となる三冠を維持しました。
コンテンツ制作においては、新たなデジタルテクノロジーの導入を進めるなどして制作体制を強化するとともに効率化を進めております。
当社グループが有するコンテンツ制作力を結集し、引き続き、視聴者の皆さまから支持される良質なコンテンツを開発してまいります。
しかしながら、日本国内の人口減少やコンテンツの視聴環境の多種多様化により、地上波のタイムテーブル全般で視聴率の大幅な低下があった場合には、地上波テレビ広告収入の大幅な減少等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(放送権・配信許諾等ライセンスの高騰)コンテンツ・メディア事業を主たる事業とする当社グループは、オリンピックやFIFAワールドカップ等、全国民が注目するスポーツイベントの放送をテレビ放送事業者の使命として行ってまいりました。
しかしながら、近年これらのスポーツイベントの放映権料が高騰する一方で、高額なテレビ放映権料に見合う広告収入の確保は年々困難になっており、その採算性は悪化する傾向にあります。
当社グループといたしましては、今後も、国民の皆さまに娯楽を提供するという放送事業者としての使命を全うすべく、スポーツイベントのテレビ放送に携わっていく所存ですが、テレビ放映権料のさらなる高騰は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
動画配信事業においては豊富なコンテンツを安価で提供することが、サービスが顧客から選ばれる要因となっていることから、近年、コンテンツホルダーの交渉力が高まっており、配信許諾等ライセンスが高騰する傾向にあります。
当社グループといたしましては、コンテンツの選別を精緻に行い、慎重に収支のシミュレーションを行った上で、ライセンスを購入しております。
また、購入したライセンスは効果的に利用すべく、コンテンツ中心主義の下、当社グループが有する地上波テレビ放送をはじめとする各メディアとの連携を図り、収益の最大化を進めております。
しかしながら、配信許諾ライセンスのさらなる高騰により、投下資本の回収が困難なケースが増えた場合は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(コンテンツ制作の取り組み)当社グループでは、今後、多様化するメディアの中で、制作したコンテンツのテレビ放送での利用は、ゲーム・商品化・映画・舞台等様々な利用方法と並列と捉えてマネタイズを組み立てる必要があり、IP(知的財産)の構築及び確保が重要であると考えております。
当初より様々な利用を前提とし、権利処理関係においてより上流に位置することになるIPの構築には、これまでのテレビ放送を前提としたコンテンツ制作とは異なるケースも多々発生し、構築までに時間と費用がかかる場合があります。
今後、当社グループの収入源の多様化を図るためにもIPを構築し確保することは重要でありますが、想定した通りのIPの構築が進まない場合、あるいはIPの構築に想定以上のコストが必要となった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
番組制作においては、働き方改革の促進に伴い、クラウド上での編集システムの検討など効率化に取り組んでおります。
しかしながら、現状の番組クオリティを維持するためには、スタッフの人員増や編集システムへの投資など、費用が増加する傾向にあります。
また近年、SNS等のインターネットメディアの拡大に伴い、テレビ番組以外の制作物も増加しております。
その対応のための人材確保や外部リソースの活用などを推進しておりますが、業種を問わずニーズが高い分野のため、優秀な人材を確保できない場合や確保できたとしても高コストになってしまうことも想定されます。
計画的な設備投資、人材の採用を行い、コスト抑制に努めてまいりますが、想定を超える技術革新、人件費の高騰が進んだ場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
映画・イベント等への展開に関しては、慎重にシミュレーションを行った上で、投資判断を行っております。
しかしながら、実際の映画の興行収入や劇場公開後の二次利用収入・イベントチケット販売収入や関連グッズなどの物品販売収入等がシミュレーション通りの収益を確保する保証はなく、当初計画した収益を確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(著作権等の知的所有権)当社グループの制作するテレビ番組は、原作者、脚本家、音楽の作詞・作曲者、レコード製作者、実演家等多くの人々(以下、「著作者等」という。
)の知的・文化的な創作活動の成果としての著作権や著作隣接権(以下、「著作権等」という。
)が密接に組み合わされた創作物です。
著作権法は、その第1条においてこれらの創作活動を行う著作者等の権利を定め、その公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、文化の発展に寄与することを目的としています。
当社グループは制作したテレビ番組を、地上波テレビ放送や動画配信、BS・CS等の衛星放送、DVD / Blu-ray Disc等によるパッケージメディア化、海外への番組販売等によるグローバル展開、番組キャラクター等のマーチャンダイジングや出版化等によりマルチユース利用することで収益を獲得しております。
この際、様々な著作者等が保有する著作権等に十分配慮しつつ展開することが求められます。
しかしながら、当社グループの制作するテレビ番組は、原則として日本国内における地上波放送や衛星放送を前提として著作者等から著作権等の利用を許諾されており、これら以外への利用に際しては別途許諾が必要なテレビ番組が存在します。
このため、テレビ番組をインターネット等の新たなメディアでマルチユース利用する場合や、海外展開をしていく上で、予め著作者等の許諾を得るか、放送と並行して、あるいは放送後に著作者等の許諾を再度取得することが必要不可欠となります。
これらの権利処理には多くの時間と費用が必要となる可能性があります。
当社グループでは、新たに番組を制作する際には予めマルチユース利用を前提とした著作権等の許諾を得て制作を進めていくほか、これまでに制作した番組については、必要に応じて適切に著作者等から著作権等の許諾を取得する作業を行い、コンテンツのマルチユースがスムーズに進められるよう心掛けております。
万が一、当社グループが著作者等に対し、不適切な対応を行った場合には、放送等の差し止め要請や損害賠償請求を受ける可能性があります。
このような場合には、収益の大幅な減少・訴訟等に伴う費用の大幅な増加等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
② メディア(地上波テレビ放送の媒体価値と収益性) 当社グループの主たる事業であるコンテンツ・メディア事業は、地上波テレビ広告枠の販売による地上波テレビ広告収入に依存しており、当連結会計年度における地上波テレビ広告収入は総売上高の47.8%を占めています。
一般に、広告市況は経済のマクロ動向と連動する傾向があり、日本国内においては、少子高齢化と人口減少により大きな市場の伸びが期待できない状況です。
これらに加え、メディアの多様化やデジタル広告市場拡大等の外部環境の変化により、地上波テレビ放送事業は厳しい状況に晒されており、広告価値において地上波テレビ放送が有してきた全国ネットワークによるマスへのリーチといった絶対的優位性の維持・確保が課題であると認識しております。
 当社グループとしましては、視聴者から支持される番組を作り続けることにより、視聴率・視聴質の維持・向上に努め、全国ネットワーク体制を維持・強靱化し、今後厳しさが増すと予想される市場環境の中でも、地上波テレビ広告市場におけるシェアを拡大することで地上波テレビ広告収入の確保に努めております。
これに加え、地上波広告でインターネット広告と同様のリアルタイムなプログラマティック取引を実現するアドプラットフォーム「Ad Reach MAXプラットフォーム」(以下、「アドリーチマックス」)の運用開始などで、地上波テレビ広告の高度化と価値の維持、広告体験の向上に努めております。
広告の効果分析に対するニーズに対しては、非特定データ基盤の構築を目指し、獲得したデータの有効な処理や活用のためのデータサイエンティストの確保などを推進しております。
また、視聴データの整備を進めると同時に、さらに広告価値を高める方法についても引き続き研究を行っております。
 しかしながら、今後の日本経済のマクロ動向や広告市場の動向により、地上波テレビ広告収入が大幅に縮小し、かつ、地上波テレビ広告収入の落ち込みを補う非放送広告収入を創出できなかった場合は、当社グループの存続に関わる、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(メディアの多様化) 通信環境の進化とともにスマートフォンやタブレット端末、コネクテッドTVが広く普及して視聴スタイルが多様化し、テレビのみならず様々なメディア間でユーザーの可処分時間の奪い合いが激しさを増しております。
当社グループは、地上波・BS・CSの3波協業を皮切りに、2014年4月にアメリカの動画配信会社 Hulu,LLC の日本市場向け事業(定額制動画配信サービス「Hulu」の運営)を承継し、SVOD(Subscription Video On Demand:定額動画配信)事業に参入し、現在はTVOD(Transactional Video On Demand:都度課金型動画配信)事業に加え、2025年度より電子コミック事業も開始しております。
また、「日テレ無料!(TADA)by日テレオンデマンド」において、2014年度より放送事業者として初めて、一部放送コンテンツで広告付き無料見逃し配信(キャッチアップ)のサービスを開始し、インターネット環境下での放送コンテンツ視聴のBtoB事業化に着手、2015年には民放公式テレビポータル「TVer」をスタートし、AVOD(Advertising Video On Demand:広告付き無料動画配信)事業も順調に成長しております。
 当社グループといたしましては、今後も地上波テレビ放送にとどまらず多様化するメディアに積極的に参入するとともに、積極的に競争力のあるコンテンツを創出あるいは獲得し、供給することで事業の拡大を図り、収益源の多様化を進めてまいります。
 しかしながら、これらの事業は成長分野であるとともに、豊富な資金力を有する外資系企業が参入するほか、国内配信事業の統合など競争環境は年々厳しくなっております。
事業が想定通りに伸長しない場合や、ネットワークインフラと端末の高機能化等により、市場を取り巻く環境が大きく変容する可能性もあります。
このような場合には、投下資本の回収が困難となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2) ウェルネス事業当社グループは、2014年12月に総合スポーツクラブ事業を営む㈱ティップネスを連結子会社化し、ウェルネス事業を展開しています。
ウェルネス関連の市場規模は拡大傾向にあるものの、新規事業者の参入などにより事業の競争環境は厳しさを増しております。
㈱ティップネスは従来の総合型スポーツクラブ「ティップネス」や24時間営業のトレーニングジム「FASTGYM24」、心地いい居場所を提供するカフェ併設型ジム「MiiBA」を展開し、顧客層の獲得へ取り組んでおります。
また、2020年3月には水泳スクールを営む㈱ジェイエスエスを関連会社とし、㈱ティップネスとのシナジーも含め、本セグメントにおけるスクール事業の強化に努めております。
しかしながら、スポーツ施設の運営において、同業他社や他のスポーツ関連サービス等との競合により会員を計画通りに確保できない場合や、価格競争により平均単価が低下した場合、あるいは賃貸契約を更新できずに店舗を閉鎖せざるを得ない場合には、安定的な収益が得られない可能性があります。
また、新規出店やリニューアルなどには、規模に応じた投資を要するため、会員の確保が計画通り進まない場合には投下資本の回収が困難になる可能性があります。
特に昨今では、コロナ禍において減少した会員数の回復に時間を要しております。
当社グループといたしましては、不採算店舗の閉鎖も実施しつつ、コスト構造の見直しを通じて収益性の回復を図るほか、デジタル化を通じた新規事業の創出やデータの活用を通じ、健康ニーズに迅速・的確に応えるコンテンツ・サービスの開発に取り組んでまいります。
しかし、引き続き会員数の回復が見込めない場合や想定外の多額の費用投下が必要になった場合などには、収益の大幅な減少やさらなる不採算店舗の閉鎖コストの発生、固定資産のさらなる減損リスクが発生するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3) 不動産関連事業① 番町再開発事業当社グループは、汐留及び番町地区等において不動産賃貸事業を計画、実施しており、保有地の活用検討を進めております。
当社グループといたしましては、建設費の高騰等を想定し、できる限りコストコントロールに努めた上で事業を進めてまいりますが、予期せぬ事情により今後の計画に何らかの影響が及んだ場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
② 太陽光発電事業当社グループは、クリーンエネルギーの創生を、環境に配慮した社会的に意義のある取り組みと位置付け、熊本県に営農型太陽光発電所を稼働させております。
当該発電所につきましては、電力会社との固定価格買取制度に基づく契約を締結することで安定的な収益確保に努めております。
なお、2025年度には営農型太陽光発電における作物を椎茸から榊へ変更し、営業リスクの低減を図りました。
一方で、今後も合理的な理由に基づく電力会社からの出力抑制等により、計画どおりの電力買取が行われない可能性があります。
また、営農の継続性に疑義が生じ、発電所から撤退する場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(4) M&A当社グループは、2025年度から2027年度を計画期間とする中期経営計画2025-2027において戦略的投資と戦略費投下を合わせた成長投資枠を1,000億円とし、コンテンツ・グローバル領域、ウェルネス領域、新規事業領域を対象にM&A等の戦略的投資を行ってまいります。
しかしながら、M&Aについては、適切な候補先が見つからない場合や、条件に合致しないなどの理由により、当社グループの想定通りに取引が進まない可能性があります。
M&Aを行うにあたっては、事前に対象企業の財務内容や契約関係等について詳細なデューデリジェンスを行い、十分にリスクを回避するように努めていますが、対象企業に偶発債務の発生や未認識債務の判明など事前の調査で把握できない問題が生じる可能性も否定できません。
また、M&Aにおいては、対象企業とのシナジー効果を含んだ金額での合併・買収価額となることが通常であるため、事前段階から綿密な統合計画を作成し、合併・買収後において、速やかに統合計画を実行することにより、早期のシナジー発現を目指しております。
しかしながら、合併・買収後に重要な役員・従業員の退職や取引先との関係悪化といった躓きが生じた場合や、事業環境の変化その他の理由により統合後の事業展開が計画通りに進まず、シナジー効果が発現できない場合には、のれん等の減損リスクが発生するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(5) 人材・組織・制度① 人材の確保及び人材の育成当社グループが事業活動を行う上で、人材の確保は重要な課題と捉えています。
様々なプラットフォーム・デバイスや海外に向けたコンテンツ制作等、現在の事業をさらに拡大するために、また、新たなビジネス・サービスを創出するためには、それぞれに必要なスキルを有した人材が不可欠です。
しかしながら、昨今、労働需要がひっ迫し、労働力及び人材の確保が難しくなってきております。
また、DXやAIがますます重要になり、デジタル技術を用いた新規サービス・業務改善につながるシステム等を開発するエンジニアや、獲得した大量のデータを適切に分析・活用できるデータサイエンティストに対するニーズが一段と高まってきております。
当社グループにおきましても、このような「デジタル系人材」を獲得することが非常に重要と考えておりますが、様々な業界・企業が求める人材であるため、採用は容易ではありません。
当社グループでは、テレワークやコミュニケーションツールの活用をはじめとした働き方改革に全社を挙げて取り組み、社員や協力スタッフにとって働きやすい環境の整備に努めることで、人材の確保に注力しております。
さらに、キャリア採用の強化等で多彩な人材を迎え入れ、当社グループの一番の強みであるコンテンツ制作力を強化するとともに、海外戦略や新規事業にも積極的に取り組んでおります。
このほか、経理等の重要な管理部門においても、専門スキルを有する「コーポレート人材」を継続して採用するなどし、ガバナンス機能の強化に努めております。
これらに加え、優秀な人材の永続的な確保という観点では、社員の流出を防ぐことも重要であると考え、より働きやすい環境を目指して絶えず制度を改善しております。
また、女性が働きやすい職場作りに注力しており、出産を経た女性が復職しキャリアを積み上げていくことが可能な環境を整えております。
人材の確保のみならず、人材の育成も事業の成長において重要な要素であると考えております。
当社グループでは、業務に必要なスキル・知識、マネジメント能力等の習得に向けて、OJT(On-the-Job Training)を軸とした育成に加え、Off-JT(Off-the-Job Training)の機会を増やしております。
また、部署の横断プロジェクトの立上げや社内あるいはグループ内外の人事交流を深めること等を通じて、優秀な人材の育成に努めております。
評価制度を充実させるとともに、報酬については成果・業績に基づく賃金体系を導入しており、社員のモチベーション及びパフォーマンス向上に取組んでおります。
しかしながら、労働力・人材を十分に確保できなかった場合、また労働関係の法令や制度の改正等により人材に関わる費用が増加する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
② 組織及び人材の活用当社グループでは、人的資本を活かす上で、適切な組織の構築と適材適所の人材の配置が重要であると考えております。
組織においては、当社グループが創り出すコンテンツの価値最大化とDXを実現するための組織改編や、ウェルネス事業を強力に推進・統括する部署の創設、社内ベンチャーとして誕生した事業の分社化等、既存事業の強化と新規事業の創出等に向けて、適切な組織の構築に努めております。
また、会計システムにおける伝票の申請・承認・保管及び受取請求書の電子化、クラウドサービスの導入等ITテクノロジーの活用、社内横断プロジェクトを通じた業務のボトルネックの改善等、業務の効率化を図り、余裕が生じた労働力を新規事業に充当することにより、事業の拡大に努めております。
しかしながら、人的資本が有機的に機能しない事態に陥った場合、企業活動が停滞し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
なお、2[サステナビリティに関する考え方及び取組]では「人的資本(人材の多様性を含む。
)に関する取組と指標及び目標」に関する記載、第4[提出会社の状況]の5[従業員の状況等]では「人材戦略に関する基本方針等」に関する記載がありますので併せてご覧ください。
(6) 保有資産① 保有不動産の価値低下当社グループは、事業の用に供する様々な不動産を保有しております。
このうち、汐留地区にある本社ビル「日本テレビタワー」及び番町地区に保有する不動産は、コンテンツ・メディア事業及び不動産関連事業に供している資産で、当連結会計年度末における汐留地区の「日本テレビタワー」及び番町地区の保有不動産の帳簿価額は合わせて、2,072億9千8百万円(建物及び構築物と土地の合計額)であり、当社グループの総資産の16.2%を占めております。
当連結会計年度末現在、汐留地区の「日本テレビタワー」及び番町地区の保有不動産に関して減損の兆候は認識しておらず、将来における回収可能性はあるものと認識しており、当面、減損の兆候を認識するような事態にはならないと考えております。
しかしながら、将来において、経営環境の著しい悪化等により当社グループの収益性や営業キャッシュ・フローの大幅な悪化が見込まれた場合や、地価が著しく下落した場合、保有する不動産に対して減損損失を計上する必要があるため、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
② システムの開発・投資当社グループは、放送事業における基幹システムの更新・改修に加え、動画配信事業におけるシステムの開発、さらにはAIやクラウドを利用する番組制作システムや業務システム、AIを用いた映像や音声のコンテンツ解析など、次世代技術を含めた開発・新規投資を行っております。
加えて、新規に事業を開始する際には新たに対応するシステムの構築が必要となる場合もあります。
事業の効率性を高め、競争力のあるサービスを提供するためには、これら様々なシステムの重要性はますます高まっています。
必要と認められるシステムは、初期費用、ランニング費用、その後の必要な改修費用等を慎重にシミュレーションし、外部ベンダーへの依頼やグループでの内製及びクラウドサービス等の利用により、システム開発及び改修の必要性を精査することでコストコントロールに努めて構築しております。
加えて、アジャイル開発も導入し、変化に耐えうる開発を推進しています。
しかしながら、近年の技術革新のスピードや消費者ニーズの変化はとても速く、当初の予想を超えて開発・投資した技術やシステムが陳腐化する等、当初計画値以上の再投資が必要になる場合、さらに投資額に見合った収入の確保あるいは業務の効率化が見込めない場合には、固定資産の減損及び減価償却費の増加等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
また、近年ではサイバー攻撃の手口が高度化・巧妙化していることから、各種システムのセキュリティリスクは年々高まっています。
当社グループとしても様々な高度なセキュリティ対策を講じていますが、これらを超える新たなセキュリティ上の脅威が発覚し、その対策として多額の投資が発生した場合、あるいは個人情報や営業上の機密の漏洩をはじめとするリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
③ 保有有価証券当社グループは、事業上の結びつきまたは資金運用を目的とし、複数の会社・組合及び債権等に投資を行っています。
一方で、当社グループは、保有有価証券等の評価に当たり、会計基準に則した社内ルールを設定し、減損処理等の必要な措置を適宜施し、投資先企業の業績や市場での取引価額が当社グループの業績に適切に反映されるよう厳格に運用しています。
新規の投資案件に関しては、リスク及びリターンを充分に考慮し、投資判断を行っています。
また、保有している有価証券等につきましても、投資先との関係、取引状況、協業機会、シナジー効果及び市場の動向や投資先企業の業績並びに時価を定期的にチェックし、最大限の収益獲得に努めています。
しかしながら、これらの投資先企業の業績や市場動向を確実に予想することは困難であり、将来的に当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(7) 法的規制等① 認定放送持株会社に対する法的規制認定放送持株会社は、放送法による認定を受けることで、複数の地上波放送局とBS放送局及びCS放送局を子会社として保有することが認められています。
当社は日本テレビ放送網㈱、㈱BS日本、㈱CS日本を子会社とする認定放送持株会社として認定を受けています。
今後、認定放送持株会社の資産に関する基準等、放送法で定める基準を満たさなくなった場合には、認定の取り消し(放送法第166条)を受ける可能性があります。
仮に認定の取り消しを受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
また、放送法で定める外国人等が直接及び間接に占める議決権の割合が、当社の議決権の20%以上となる場合には、認定放送持株会社としての認定が取り消されることになります。
このため、このような事態に至る場合は、放送法に基づき、外国人等が取得した当社株式につき、株主名簿への記載または記録を拒むことができ、その議決権は制限されることとなります。
② テレビ放送事業者に対する法的規制当社グループの主たる事業であるコンテンツ・メディア事業におけるテレビ放送は、「放送法」及び「電波法」等の法令による規制を受けています。
このうち、放送法は放送の健全な発展を図ることを目的とし、番組編集の自由や放送番組審議機関の設置、BS・CS放送等の衛星基幹放送の業務の認定に関する基準等を定めています。
また、電波法は電波の公平且つ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的としています。
電波法第4条は電波を送信する「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。
」、電波法第13条では「免許の有効期間は、免許の日から起算して五年を超えない範囲内において総務省令で定める。
」など、地上基幹放送の免許を定めています。
当社グループのテレビ放送事業については、当社が1952年7月31日に我が国初のテレビ放送免許を取得し、それ以来、放送局の再免許を受けてきました。
2012年10月1日には認定放送持株会社化した当社に代わって、子会社の日本テレビ放送網㈱が同日免許を承継し、現在に至っております。
また、㈱BS日本、㈱CS日本につきましてはそれぞれ衛星基幹放送の業務の認定を受けており、放送法等の法令による規制を受けています。
所定の事態が生じた場合における総務大臣の権限として、衛星基幹放送に関しては放送法の「業務の停止」(第174条)や「認定の取り消し等」(第103条、第104条)、地上基幹放送に関しては電波法の「電波の発射の停止」(第72条)や「無線局の免許の取り消し等」(第75条、第76条)を定めております。
当社グループは、こうした事態が生じることのないよう常に公平・公正さを保ち、信頼される番組作りを心掛け、放送の社会的使命を果たしていく所存です。
具体的には視聴者センターを設け、視聴者の皆様の声を伺い番組作りに役立てるほか、考査部や番組審議会を組織し、定期的に放送番組をチェックすることで放送倫理を保つことを心掛けます。
しかしながら、仮に放送法や電波法に反するような状態が生じ、放送事業の免許や認定の取り消し等を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
③ 個人情報の取り扱い当社グループでは、動画配信サービスや通信販売事業、スポーツクラブ事業等のサービスを展開するにあたり、顧客の氏名、住所、電話番号などの基本情報に加え、口座情報などを扱うほか、放送事業においては番組の観覧者や出演者などの個人情報を取り扱っております。
これらの個人情報は、当社グループの事業運営に際し必要不可欠な資産であると認識しておりますので、当社グループとしては、全ての方々に安心して個人情報を預けていただける体制を整備することが重要と考えます。
このため、個人情報の安全な管理のための社内体制を構築するとともに、従業員等に対する研修を行い、個人情報保護についての周知啓発を徹底するほか、情報セキュリティの強化にも注力しております。
その一方で、デジタル社会の進展に伴い、個人情報が様々な形で利活用される昨今、個人情報を取り扱う事業者に課せられる責任は増しています。
情報管理の脅威となるサイバー攻撃の手口も一層高度化・巧妙化し、個人情報のさらなる適正管理が求められることから、個人情報の保護に関する法律及びこれ関連するガイドライン、その他業界の自主ルール等による規律を的確に把握した上で、これらに適切に対応する必要があります。
万一、不正アクセスまたは不正利用などのインシデントにより当社グループが保有する個人情報が漏洩した場合、または関連法規等の遵守状況が十分でない場合、当社グループの情報管理に対する信頼性が低下し、各事業の円滑な遂行に影響を及ぼすおそれがあるとともに、損害賠償責任等の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
(8) 災害及び感染症等① 自然災害・気候変動等我が国は元来、地殻変動や火山活動が発生しやすい地理特性にあり、地震・津波や噴火及びそれに伴う事故といった大きな被害が度々発生しております。
これに加え、近年、地球温暖化に伴う異常気象の影響もあり、大型台風や局所的な集中豪雨といった風水害の危険性も高まってきております。
日本テレビ放送網㈱等は放送法により「暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事その他による災害が発生し、又は発生するおそれがある場合には、その発生を予防し、又はその被害を軽減するために役立つ放送をするようにしなければならない」と災害時の放送を義務付けられております。
当社グループは、報道機関としてこのような有事の際に、携わる社員・スタッフの安全を確保しつつ、国民の皆さまにいち早く正確な情報を伝達する使命を有しております。
大規模災害が発生し、報道特別番組等を放送する場合には、事前に予定されていたCM放送を休止することがあるほか、被害状況によっては、当社グループの放送設備が被災し、テレビ放送自体に支障が生じる可能性があります。
当社グループではこのような大規模災害時でもテレビ放送を続けられるよう、番町地区に耐震性が高くBCPに対応したスタジオ棟を建設する等の対策を講じております。
また、首都圏が甚大な被害に見舞われ、東京地区からのテレビ放送が困難な事態に陥った場合には関西地区からの放送が実施できる仕組みを整えることで放送の継続を可能とする体制を築いております。
このほか、テレビ放送以外の事業におきましても、保有または利用する設備等が被災した場合、あるいは携わる社員・スタッフが何らかの被害にあった場合でも事業への影響を最小限に抑えられるよう、様々なケースを想定してシミュレーションを行い、対策を講じております。
しかしながら、想定以上の事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
なお、気候変動に関しましては、2[サステナビリティに関する考え方及び取組]「○ガバナンス及びリスク管理 ②リスク管理」及び「(1) 気候変動問題に関する重要な戦略並びに指標及び目標」に記載しております。
② 新型コロナウイルス感染症を含む感染症の拡大等新型コロナウイルス感染症を含む感染症の拡大等により、テレビ広告収入への影響や公開映画・イベント等の延期・中止、スポーツクラブの時短営業やテーマパークの入場制限などの影響が広範囲に及ぶことが想定されます。
これらにより、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要、及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
(1) 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
この連結財務諸表の作成には、予想される将来のキャッシュ・フローや経営者の定めた会計方針に従って財務諸表に報告されている数値に影響を与える項目について、経営者が見積りを行うことが要求されます。
しかしながら、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にて記載しておりますが、経営者による見積りを要する主な会計方針及びそれらに内在する見積り要素は下記のとおりです。
なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは第5「経理の状況」の連結財務諸表の「重要な会計上の見積り」に記載しております。
① 貸倒引当金の計上売上債権等の貸倒損失に備えるため回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。
将来、債務者の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。
② 棚卸資産、番組勘定の評価棚卸資産、番組勘定は、評価基準として原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)を採用しております。
市場の需給動向や回収可能額を超える番組制作費の発生等により、棚卸資産、番組勘定の収益性が低下した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。
③ 繰延税金資産の回収可能性繰延税金資産の回収可能性を評価するに際しては将来の課税所得を合理的に見積っております。
繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額が減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
④ 退職給付に係る負債及び退職給付費用の算定退職給付に係る負債及び退職給付費用は、数理計算上使用される前提条件に基づいて算定されております。
これらの前提条件には、長期的な金利水準、将来の給付水準、退職率等が含まれますが、実際の結果が前提条件と異なる場合又は前提条件が変更された場合、退職給付に係る負債及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。
⑤ 固定資産の減損処理固定資産については、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、その差額を減損損失として計上しております。
回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のいずれか大きい方としていることから、不動産取引相場や賃料相場が変動した場合や固定資産の収益性が低下した場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。
⑥ 投資の減損処理所有する有価証券、投資有価証券及び出資金の投資価値の下落が一時的ではないと判断した場合、合理的な基準に基づいて減損処理を行っております。
将来の市況悪化や投資先の業績不振など、現在の投資簿価に反映されていない損失が発生するなどにより投資簿価の回収が困難となった場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。
(2) 経営成績の概要・分析当連結会計年度における我が国の経済を概観すると、景気は緩やかに回復しており、先行きについても雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。
また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります(政府「月例経済報告」2026年3月)。
こうした経済環境の中、2025年の日本の総広告費(暦年、㈱電通調べ)は、8兆623億円(前年比+5.1%)と4年連続で過去最高を更新しました。
このうち地上波テレビ広告費は1兆6,333億円(△0.1%)となりました。
インターネット広告費は4兆459億円(+10.8%)と引き続き好調に推移し、このうちテレビ番組の見逃し配信やリアルタイム配信サービスなどテレビメディア放送事業者が主体となったインターネット動画配信の広告費である「テレビメディア関連動画広告費」が805億円(+23.3%)と引き続き大きく伸長しました。
テレビメディア広告費(関連動画広告費含む)とインターネット広告費(暦年)(単位:億円) 2022年2023年2024年2025年テレビメディア広告費18,01917,34717,60517,556(うち地上波テレビ関連)16,76816,09516,35116,333インターネット広告費30,91233,33036,51740,459テレビメディア関連動画広告費350443653805 (㈱電通調べ「2024年/2025年 日本の広告費」) このような状況の下、当社グループは、在京キー局間の2025年の年間の平均個人視聴率では、ゴールデン帯(19時~22時)でトップを獲得しました。
また、平均コア視聴率(男女13歳~49歳)では、全日帯(6時~24時)・プライム帯(19時~23時)・ゴールデン帯(19時~22時)のすべてでトップとなり、年間は13年連続・年度は14年連続で「コア視聴率三冠王」を獲得しました。
日本テレビの年度平均個人視聴率と在京キー局間の順位(関東地区個人視聴率) 2022年度2023年度2024年度2025年度全日帯3.6%(1位)3.5%(1位)3.4%(2位)3.3%(2位)プライム帯5.4%(2位)5.2%(2位)5.0%(2位)4.7%(2位)ゴールデン帯5.8%(1位)5.6%(1位)5.3%(1位)5.1%(2位) (㈱ビデオリサーチ調べ) 日本テレビの年度平均コア視聴率と在京キー局間の順位(関東地区コア視聴率) 2022年度2023年度2024年度2025年度全日帯2.9%(1位)2.6%(1位)2.4%(1位)2.2%(1位)プライム帯4.7%(1位)4.3%(1位)3.9%(1位)3.6%(1位)ゴールデン帯4.9%(1位)4.5%(1位)4.1%(1位)3.8%(1位) (㈱ビデオリサーチ調べ) 当連結会計年度における当社グループの売上高は、スポット収入やデジタル広告収入が好調であったほか、ドラマ制作受託等のコンテンツ制作収入や、イベント事業等の興行収入が増収となったことなどにより、前連結会計年度に比べ225億3百万円(+4.9%)増収の4,844億1千8百万円となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費を合わせた営業費用は、スポット収入の増加に伴い代理店手数料が増加したことや、コンテンツ制作収入及び興行収入の増収に伴う売上原価増などにより、前連結会計年度に比べ80億8千7百万円(+2.0%)増加の4,150億8千5百万円となりました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べ144億1千5百万円(+26.2%)増益の693億3千2百万円、経常利益は163億5千7百万円(+24.9%)増益の820億8千1百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は107億6千6百万円(+23.4%)増益の567億6千7百万円となりました。
 セグメント別の経営成績は次のとおりです。
(コンテンツ・メディア事業)a.広告事業地上波テレビ広告収入のうちタイム収入は、レギュラー番組セールスが前年度並みの水準を維持したものの、「パリ2024オリンピック」などの反動により、前連結会計年度に比べ9億3千万円(△0.9%)減収の1,041億9百万円となりました。
スポット収入は、地区投下量が前連結会計年度を上回ったことに加えて、在京キー局の中で高いシェアを獲得したことにより、107億1千2百万円(+9.2%)増収の1,276億3千7百万円となりました。
BS・CS広告収入は、前連結会計年度に比べ1億6千6百万円(+1.1%)増収の159億3千7百万円となりました。
デジタル広告収入は、民放公式テレビ配信サービス「TVer」における動画広告セールスが好調に推移し、前連結会計年度に比べ13億6千7百万円(+13.0%)増収の118億9千万円となりました。
以上より、広告事業の売上高は、前連結会計年度に比べ113億1千6百万円(+4.6%)増収の2,595億7千5百万円となりました。
b.コンテンツビジネスコンテンツ販売収入は、前連結会計年度に比べ4億8千8百万円(△0.5%)減収の927億4千8百万円となりました。
コンテンツ制作収入は、㈱ムラヤマにおける各種施設案件の受注が堅調だったことや、ドラマの制作受託収入の増加などにより、前連結会計年度に比べ56億8千4百万円(+19.6%)増収の347億4千7百万円となりました。
その他の収入は、前連結会計年度に比べ21億8千2百万円(+20.6%)増収の127億8千7百万円となりました。
以上より、コンテンツビジネスの売上高は、前連結会計年度に比べ73億7千7百万円(+5.6%)増収の1,402億8千2百万円となりました。
c.物販事業物販事業における物品販売収入は、la belle vie㈱でのアパレル商材の販売が好調に推移したことなどにより、前連結会計年度に比べ6億3千4百万円(+1.9%)増収の340億4千7百万円となりました。
d.イベント・テーマパーク事業興行収入は、イベント事業において舞台「となりのトトロ」や「久石譲コンサート2025」、「ジブリの立体造型物展」などが好調であったことにより、前連結会計年度に比べ23億円(+14.7%)増収の179億8千5百万円となり、イベント・テーマパーク事業の売上高は、前連結会計年度に比べ23億9千3百万円(+14.6%)増収の187億5千1百万円となりました。
この結果、コンテンツ・メディア事業の売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前連結会計年度に比べ217億6千8百万円(+5.0%)増収の4,528億8千8百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ149億2千4百万円(+28.6%)増益の671億1千4百万円となりました。
コンテンツ・メディア事業の外部顧客への売上高の内訳は次の表のとおりです。
当社グループにおける地上波テレビ広告収入は、漸減傾向が続くタイム収入に対して、2025年度はスポット収入の増加によって全体として増収となっています。
引き続き、地上波テレビ広告収入の在京キー局間トップを継続しながら、媒体力を明確に示す為のデータ活用や、クライアントのニーズに即したセールス改革を通じて、テレビ広告の価値向上に努めてまいります。
また、デジタル広告収入においては、動画配信市場の拡大が続く中で、民放公式テレビポータル「TVer」での増収を継続しております。
加えて、スタジオジブリ作品の海外展開や、グローバル配信事業者に向けたドラマセールスなど、収益基盤の多角化に努めております。
当社グループは、2025年5月に公表した中期経営計画における「日テレ、開国! Gear up, go global」をスローガンに、海外市場を強く意識した企画・制作体制を推進し、海外市場での売上拡大を実現してまいります。
外部顧客への売上高(コンテンツ・メディア事業)(単位:百万円) 2022年度2023年度2024年度2025年度広告事業地上波テレビ広告収入タイム111,392105,153105,039104,109スポット120,343113,874116,925127,637計231,735219,027221,964231,746BS・CS広告収入15,18414,97515,77115,937デジタル広告収入5,1556,86010,52211,890小計252,076240,863248,258259,575コンテンツビジネスコンテンツ販売収入73,71679,77193,23792,748コンテンツ制作収入22,00624,23529,06234,747その他の収入7,9759,34510,60412,787小計103,698113,351132,905140,282物販事業物品販売収入18,09523,30433,41234,047イベント・テーマパーク事業興行収入9,87914,54015,68517,985不動産賃貸収入608676672765小計10,48715,21616,35718,751 合計384,358392,736430,934452,656 (ウェルネス事業)スポーツクラブ運営による施設利用料収入を主とするウェルネス事業の売上高は、月会費収入やキッズ会費収入の増加などにより、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前連結会計年度に比べ9億1千万円(+3.4%)増収の276億6千5百万円となったものの、7千2百万円の営業損失となりました(前連結会計年度は1億8千7百万円の営業利益)。
(不動産関連事業)汐留及び番町地区を主とする不動産関連事業の売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前連結会計年度に比べ2千4百万円(+0.2%)増収の115億5千4百万円となりました。
営業利益は、前連結会計年度に比べ3億9百万円(△7.0%)減益の41億3千6百万円となりました。
なお、当連結会計年度より、従来「メディア・コンテンツ事業」としていた報告セグメントの名称を「コンテンツ・メディア事業」に、「生活・健康関連事業」としていた報告セグメントの名称を「ウェルネス事業」に変更しております。
この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。
(3) 財政状態の概要・分析(資産)流動資産は、現金及び預金の増加や、前払費用を含むその他流動資産の増加、1年内償還予定の公社債の振替による有価証券の増加などにより、前連結会計年度末に比べ276億8千9百万円増加し、3,795億2百万円となりました。
固定資産は、KANAMEL㈱の関連会社化を含む投資有価証券の取得や時価上昇に伴う投資有価証券の増加などにより、前連結会計年度末に比べ227億5千5百万円増加し、9,030億6千万円となりました。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ504億4千5百万円増加し、1兆2,825億6千2百万円となりました。
(負債)流動負債は、未払金や未払費用の増加などにより、前連結会計年度末に比べ106億2千2百万円増加し、1,292億2千1百万円となりました。
固定負債は、長期借入金や退職給付に係る負債の減少などにより、前連結会計年度末に比べ2億6千8百万円減少し、1,222億5千8百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ103億5千4百万円増加し、2,514億7千9百万円となりました。
(純資産)純資産は、取締役会決議に基づく自己株式の取得や、持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増加があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことによる利益剰余金の増加や、投資有価証券の時価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加、非支配株主持分の増加などにより、前連結会計年度末に比べ400億9千万円増加し、1兆310億8千3百万円となりました。
なお、主要な自己資本比率の推移は下記のとおりです。
2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期自己資本比率(%)80.877.677.977.6時価ベースの自己資本比率(%)28.149.462.160.9 (4) キャッシュ・フローの状況の概要・分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は下記の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、607億8千1百万円となりました(前連結会計年度は478億9千8百万円の資金の増加)。
これは主に、税金等調整前当期純利益870億2百万円や減価償却費の計上123億2千3百万円による増加があった一方で、投資有価証券売却損益83億4千6百万円の計上や法人税等の支払い265億1千3百万円による減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、275億2千7百万円となりました(前連結会計年度は263億7千5百万円の資金の減少)。
これは主に、投資有価証券の取得による支出1,074億5千5百万円や有価証券の取得による支出300億円による減少があった一方で、有価証券の償還等による収入1,100億円や投資有価証券の売却による収入86億8千5百万円による増加があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、配当金の支払い103億1百万円や自己株式の取得による支出100億2百万円等により207億7千4百万円となりました(前連結会計年度は160億6千5百万円の資金の減少)。
以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末より113億1千2百万円増加し、1,295億5千1百万円となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性に係る情報は下記の通りです。
(基本的な考え方)当社グループは2025年5月、経営理念を改定し、経営ビジョンを新しく定めるとともに、2025年度から2027年度を計画期間とする中期経営計画を策定いたしました。
これは10年後にありたい姿としての経営ビジョン「コンテンツの力で、“世界”を変える。
」実現に向け、強靭な地上波テレビネットワークを基盤とし、「日テレ、開国! Gear up, go global」をスローガンに、コンテンツ製作領域に注力することでグローバルコンテンツ企業への変革を推進する以下の取り組みと目標を示すものです。
(ア) グローバルコンテンツ企業への変革(イ) IP(知的財産)創出にこだわったコンテンツビジネスの展開(ウ) 企画開発におけるAIの活用、テクノロジーの積極的導入(エ) 生活者に貢献するウェルネス事業の拡大(オ) 1,000億円の投資枠設定による成長支援の加速(カ) 報道の信頼性向上と社会課題解決への貢献(キ) 資本政策・株主還元方針中期経営計画2025-2027の詳細につきましては、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]をご覧ください。
また、株主還元の詳細につきましては、「第4[提出会社の状況]2[自己株式の取得等の状況]及び3[配当政策]」をご参照ください。
(経営資源の配分に関する考え方)当社グループは、上記経営計画に従い、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めてまいります。
また、安定的な経営及び事業展開に伴う資金需要等に対して機動的に対応するため、十分な現金及び現金同等物を保有しております。
特に報道機関としての使命を果たすべく、いかなる有事でも放送を継続し、従業員の雇用を維持するために一定程度の資金を継続保有することとしております。
これらの事業活動等にかかわる資金以外につきましては金融情勢や流動性等を勘案しつつ、適切な金融商品にて運用してまいります。
(資金需要の主な内容と資金調達)当社グループにおける資金需要の主な内容は、当社及び子会社が事業活動を行っていく上で必要な運転資金、投資枠設定による成長支援の加速に沿った投資資金、現有設備の更新を中心とした設備投資や当社グループの人的資本にかかわる投資資金、株主還元方針に沿った株主還元にかかわる資金及び有利子負債の返済資金等であります。
これらの資金需要につきましては、主に事業活動によって獲得する自己資金によって賄う予定ですが、加えて、一部の政策保有株式の縮減によって得た資金を充当する予定です。
これらを超える資金需要が発生する場合には、当社グループを取り巻く環境や金融情勢等を勘案しつつ、当該時点で最適と考えられる方法により資金調達を行います。
(5) 生産、受注及び販売の実績① 制作(生産)実績当社グループの主たる事業であるコンテンツ・メディア事業の大きな柱は地上波テレビ放送事業であり、下記に記載のプライム帯(19~23時)などの番組を中心にタイムテーブルを編成し、広告枠の販売を行いました。
当連結会計年度における日本テレビ放送網㈱の番組制作費は、レギュラー番組を中心にコストコントロールを行ったものの、祝祭性の高い大型特番やミラノ・コルティナオリンピックの編成等により、前連結会計年度に比べ18億1千万円(+2.1%)増加の895億2千6百万円となりました。
(主な地上波レギュラー番組)[プライム帯(19~23時)](バラエティ他) (ドラマ)番組名 番組名月有吉ゼミ 水4月期恋は闇 世界まる見え!テレビ特捜部  7月期ちはやふる-めぐり- しゃべくり007 10月期ESCAPE それは誘拐のはずだった 月曜から夜ふかし 1月期冬のなんかさ、春のなんかね火ヒューマングルメンタリーオモウマい店 土4月期なんで私が神説教 踊る!さんま御殿!! 7月期放送局占拠 ザ!世界仰天ニュース 10月期良いこと悪いこと X秒後の新世界(注) 1月期パンダより恋が苦手な私たち水有吉の壁 日4月期ダメマネ!-ダメなタレント、マネジメントします- 千鳥かまいたちゴールデンアワー 7月期DOCTOR PRICE 上田と女が吠える夜 10月期ぼくたちん家 木THE突破ファイル 1月期パンチドランク・ウーマン-脱獄まであと××日- ぐるぐるナインティナイン 秘密のケンミンSHOW極 見取り図の間取り図ミステリー(注) [情報・報道番組]金ニノさん 番組名 沸騰ワード10 月~金ZIP! 金曜ロードショー DayDay.土嗚呼!!みんなのどうぶつ園 ヒルナンデス! 1億人の大質問!?笑ってコラえて! news every. with MUSIC news zero日ザ!鉄腕!DASH!! 土 シューイチ 世界の果てまでイッテQ! 日シューイチ Golden SixTONES 真相報道バンキシャ!
(注) 当連結会計年度内に改編を行っております。
(主な地上波単発番組)[当連結会計年度] [(参考)前連結会計年度]番組名 番組名 5月ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ2025 5月ワールドレディスチャンピオンシップ        サロンパスカップ20247月THE MUSIC DAY 2025 わたしの歌 NNN参院選 zero選挙2025 7月THE MUSIC DAY 2024 サプライズ 7~8月パリ2024オリンピック8月24時間テレビ48「愛は地球を救う」          あなたのことを教えて 8~9月 24時間テレビ47「愛は地球を救う」          愛は地球を救うのか? 10月NNN衆院選 zero選挙202412月ヒロミの大晦日リホーム 12月史上最大32名×超高額自腹!!ピタリでたら1000万円 大晦日もゴチになります!SP1月第102回東京箱根間往復大学駅伝競走 1月第101回東京箱根間往復大学駅伝競走2月NNN衆院選 zero選挙2026 ミラノ・コルティナオリンピック 3月MLB開幕シリーズ2025 ② 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円) 前年同期比(%)コンテンツ・メディア事業64622.12,88252.1ウェルネス事業----不動産関連事業----合計64622.12,88252.1
(注) 当初に予想される契約期間が1年以内の契約については受注実績に含めておりません。
③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)前年同期比(%)コンテンツ・メディア事業452,656105.0ウェルネス事業27,202103.0不動産関連事業4,56099.7合計484,418104.9
(注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。
2.当社グループは、主要な顧客である広告主に対し、広告代理店を通じてテレビ広告枠の販売などを行っております。
最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合を広告代理店別に示すと次のとおりです。
相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)㈱電通115,42525.0122,12325.2㈱博報堂 ※74,05216.075,21415.5  ※㈱博報堂及び㈱博報堂DYメディアパートナーズは2025年4月1日に㈱博報堂を承継会社とする吸収分割により統合しており、前連結会計年度は㈱博報堂DYメディアパートナーズへの販売実績を記載しております。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載のとおりです。
(7) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2[事業の状況] 1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等] (4) 中期経営計画 2025-2027 ①中期経営計画2025-2027定量目標」に記載のとおりです。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループは、多様化する視聴者ニーズと技術面での課題に応えるため、AI(人工知能)を使用した番組制作の効率化や、将来の番組制作設備に関する技術検証などに取り組んでおります。
コンテンツ・メディア事業における研究開発項目は、以下を主要テーマとしております。
(1) コンテンツ制作や放送・配信運行へのAI活用 当社独自の映像・音声のAI解析基本プログラム「エイディ」を活用し、スポーツ中継をはじめとする各種番組の業務支援に寄与するアプリケーションの開発
(2) 効果的かつ効率的に社内設備を導入するための技術検証放送設備のIP化や、放送設備機能のソフトウェア化など新技術の調査研究や検証 当連結会計年度におけるコンテンツ・メディア事業の研究開発費は161百万円であり、主な研究開発費の対象と成果は以下のとおりです。
① 野球映像自動制作システムの開発:2025年3月に竣工した「ジャイアンツタウンスタジアム」(東京都稲城市)に4台の小型カメラを設置し、無人での野球映像自動制作システムを開発しました。
これまでの日本テレビの野球中継の制作ノウハウを学習させた「エイディ」により、ボールの軌道や走者の状況を解析した自動スイッチング、およびスコアボード情報に連動した選手名グラフィックスの自動表示を実現しています。
2025年8月および12月の実証実験配信を通じて実用性を確認しており、社内外から高い評価を得ております。
② ゴルフ弾道表示システムの開発:ゴルフ中継制作における簡易かつ低コストな弾道表示ニーズに応えるため、小型特殊センサーカメラと「エイディ」を組み合わせた弾道表示システムを開発しました。
2025年秋の「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」および「ゴルフ日本シリーズJTカップ」において試験運用を実施し、ボールの高い認識率とリアルタイム性能を確認しました。
当技術は「第52回映像情報メディア学会技術振興賞進歩開発賞」、「2025年日本民間放送連盟賞 技術部門 優秀」を受賞するなど、社外からも高い評価を得ております。
また、多様化する放送サービスへの対応と、配信による新たなサービスの提供、さらには新規事業開拓に向けて、より幅広い分野における最新技術の調査と開発項目として、以下のテーマに取り組んでおります。
「アドリーチマックス」放送・配信分野におけるビジネスモデルを支える開発 アドリーチマックスは、当社が展開する放送CMにアドテクノロジーを適用した広告サービスであり、2025年4月にサービス提供を開始しました。
従来の放送CM枠販売における課題であった発注リードタイムの長さ、素材制作・配信における柔軟性の低さ、効果測定の難しさといった点を克服するため、デジタル広告の利点を融合したサービスとして引き続き研究開発および機能高度化を推進しています。
本サービスの開発においては、アジャイル開発手法を採用し、内製開発体制のもとで継続的なアップデートを実現しています。
市場ニーズやユーザーフィードバックを迅速に反映することで、サービスの実用性と競争力を高めています。
また、広告テクノロジー、データサイエンス、放送技術の専門人材が連携することで、放送とデジタルを横断した新たな広告取引基盤の構築を進めています。
さらに、当社単独のサービスにとどまらず、日本国内の複数の民放局が参画可能な共通プラットフォームへの進化を見据えた開発を進めています。
これにより、広告在庫の集約と取引の標準化を図り、放送広告市場全体の効率化と流動性向上を実現することを目指しています。
前期に掲げた研究開発テーマのうち、「地上波とTVerの統合購入とレポート」および「モーメントターゲティング」については、当期においてサービスとして実装・提供を開始しました。
今後の研究開発においては、以下の領域に注力していきます。
① リーチを最大化する枠取りの高度化:視聴データおよび予測モデルに基づき、広告主の目標に応じた最適な広告枠の選定を行う技術の高度化に取り組みます。
数理最適化手法を用いることで、限られた広告在庫の中で最大限のリーチおよび効率を実現するアルゴリズムの精緻化を進めます。
② 広告プランニング領域へのAIエージェントの実装:集約された広告在庫とオンライン化された広告発注機能を前提に、AIエージェントによる広告プランニングおよび運用の自動化に関する研究開発を進めます。
広告主・広告会社・放送局それぞれの意思決定プロセスを支援し、キャンペーン設計から実行・最適化までを一体的に担うことで、広告取引における労働生産性の大幅な向上を目指します。
これらの研究開発活動を通じて、アドリーチマックスは放送広告市場におけるデジタル化と高度化を推進し、持続的な収益基盤の構築に貢献していきます。
当連結会計年度は、7件の特許を出願しました。
また、出願済み特許のうち1件が特許登録されました。
なお、ウェルネス事業および不動産関連事業に係る研究開発活動は行っておりません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度において実施した当社グループの設備投資総額(有形固定資産及びソフトウェアへの投資)は13,071百万円であり、当連結会計年度の設備投資をセグメントごとに示すと次のとおりです。
(コンテンツ・メディア事業)当連結会計年度において、地上波テレビにおける更なる安定的な放送と、コンテンツ制作力強化のため、汐留日本テレビタワー内や既存スタジオ等の各設備を更新しました。
(ウェルネス事業)当連結会計年度において、総合スポーツクラブ「ティップネス」の店舗改修やトレーニングマシンの更新を行いました。
(不動産関連事業)当連結会計年度において、番町再開発事業に係る投資を行いました。
また、主に汐留日本テレビタワー内や既存スタジオ等の設備更新に伴う除売却により、固定資産除売却損3億4百万円を計上しております。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。
(1) 提出会社 2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計本  社(東京都港区)不動産関連事業全社賃貸不動産全社管理--101,031(15,658)[15,658]-101,031235
(注) 1.上記金額は帳簿価額によっており、建設仮勘定及びソフトウェア仮勘定は含まれておりません。
2.保有する土地の全てを賃貸しております。
賃貸している土地の面積については[ ]内に記載しております。
3.現在休止中の主要な設備はありません。
4.臨時従業員数は当連結会計年度末従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。
(2) 国内子会社 2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計日本テレビ放送網㈱日本テレビタワー(東京都港区)コンテンツ・メディア事業不動産関連事業管理販売及び放送基幹設備、番組制作、送信設備23,7823,463--5,35832,6041,294[2,411]日本テレビ放送網㈱日本テレビ番町スタジオ他(東京都千代田区)コンテンツ・メディア事業不動産関連事業番組制作及び送信設備、賃貸不動産17,92943364,555(29,018)[16,070]-1,16184,079-日本テレビ放送網㈱生田スタジオ(川崎市多摩区)コンテンツ・メディア事業番組制作設備1,8724892,617(33,920)-295,007-日本テレビ放送網㈱高輪館(東京都港区)コンテンツ・メディア事業その他施設6205,052(2,451)-35,118-㈱ティップネス店舗他(東京都渋谷区他)ウェルネス事業スポーツクラブ設備5,097-1,101(1,280)880847,163549[1,250]
(注) 1.上記金額は帳簿価額によっており、建設仮勘定及びソフトウェア仮勘定は含まれておりません。
2.帳簿価額は、減損損失計上後の金額であります。
3.日本テレビ放送網㈱において、保有する土地及び建物の一部を賃貸しております。
賃貸している土地の面積については[ ]内に記載しております。
4.㈱ティップネスは、土地及び建物を連結会社以外からオペレーティング・リースにより賃借しております。
なお、同社のオペレーティング・リース取引のうち解約不能なものに係る未経過リース料は、65億2百万円であります。
5.現在休止中の主要な設備はありません。
6.従業員数は当社への兼務出向者を含んでおります。
7.従業員数の[ ]内は、平均臨時従業員数を外書しております。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループは、利益、キャッシュ・フローの計画等を総合的に勘案し、今後7年間の設備投資計画を策定しています。
設備投資計画は、グループ各社において個別に策定されておりますが、当社において、重複しないように調整を行っております。
当連結会計年度末現在における翌連結会計年度の設備投資予定金額は、236億1千3百万円であり、その所要資金については自己資金等で賄う予定であります。
重要な設備の新設、除却等の計画は、以下のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設当連結会計年度末現在における重要な設備の新設等は次のとおりであります。
会社名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了日本テレビ放送網㈱東京都港区他コンテンツ・メディア事業放送設備及び本社設備更新等20,0064,333自己資金2026年4月2027年3月- (2) 重要な設備の除却設備更新等にともない、主に汐留地区に現存する設備について、除却を予定しております。
研究開発費、研究開発活動161,000,000
設備投資額、設備投資等の概要13,071,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況49
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況17
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況13,983,167

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資株式について、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的の株式として区分し、それ以外の投資を純投資目的以外の株式として区分しております。
なお、当社は、原則として純投資目的の株式の保有は行いません。
② 日本テレビ放送網㈱における株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である日本テレビ放送網㈱については以下のとおりであります。
a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ⅰ) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(保有方針及び保有の合理性を検証する方法)日本テレビ放送網㈱は、投資株式についての保有の合理性については、投資先との関係・取引状況・協業機会・シナジー効果及び市場の動向や投資先企業の業績を絶えずチェックし、保有意義の薄れてきた銘柄については随時見直しを行っております。
今後もこの方針及び投資家各位の意向を踏まえ、市場の動向を見ながら対応していきます。
(個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容)日本テレビ放送網㈱は、各事業年度の取締役会において、上記の方法により個別の投資株式について保有の合理性を検証し、保有の適否を判断しております。
ⅱ) 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式559,657非上場株式以外の株式18256,510 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式1110コンテンツ・メディア事業における事業上の関係強化・維持を目的とした取得非上場株式以外の株式11テレビ放送事業等における事業上の関係強化・維持を目的とした取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式以外の株式18,676 ⅲ) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱リクルートホールディングス24,400,00025,500,000テレビ放送事業及び事業ポートフォリオの多様化を目指す上での重要なパートナーであり、関係強化・維持のため有159,234195,253㈱スカパーJSATホールディングス20,891,40020,891,400衛星放送事業、映画コンテンツ流通における事業上の関係強化・維持のため無60,43824,505東映㈱2,400,0002,400,000映画事業、テレビ放送事業における事業上の関係強化・維持のため有14,16012,144㈱博報堂DYホールディングス8,620,0008,620,000テレビ放送事業、イベント、映画事業等における重要なパートナーであり、関係強化・維持のため無(注2)8,8529,326野村ホールディングス㈱3,300,6263,300,626金融取引や事業情報収集等の主要関係先としての関係強化・維持のため有3,9732,997㈱WOWOW2,616,4002,616,400衛星放送事業、映画コンテンツ流通における事業上の関係強化・維持のため有3,2542,616㈱IGポート1,992,0001,992,000アニメーションの制作における事業上の関係強化・維持のため無2,4603,972㈱電通グループ898,000898,000テレビ放送事業、イベント、映画事業等における重要なパートナーであり、関係強化・維持のため有2,4232,954㈱歌舞伎座150,000150,000コンテンツ・メディア事業における事業上の関係強化・維持のため無672675電気興業㈱100,000100,000デジタル中継局保守等テレビ放送事業における重要なパートナーであり、関係強化・維持のため無300178ANAホールディングス㈱100,000100,000コンテンツ・メディア事業における事業上の関係強化・維持のため有280275㈱三井住友フィナンシャルグループ53,70053,700金融取引や事業情報収集等の主要関係先としての関係強化・維持のため無(注3)268203㈱ブルボン29,84229,121テレビ放送事業等における事業上の関係強化・維持を目的とした保有及び取得無9673花王㈱15,00015,000テレビ放送事業等における事業上の関係強化・維持のため無9297㈱TBSホールディングス100100業界動向把握及び株主との対話に関する情報収集のため無00㈱テレビ東京ホールディングス100100業界動向把握及び株主との対話に関する情報収集のため有00㈱フジ・メディア・ホールディングス100100業界動向把握及び株主との対話に関する情報収集のため有00㈱テレビ朝日ホールディングス100100業界動向把握及び株主との対話に関する情報収集のため無(注4)00
(注) 1.日本テレビ放送網㈱は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。
日本テレビ放送網㈱は、各事業年度の取締役会において個別の投資株式について、投資先との関係・取引状況・協業機会・シナジー効果及び市場の動向や投資先企業の業績を絶えずチェックし、保有の意義を検証しており、その結果、現状保有する投資株式はいずれも保有方針に沿ったものであることを確認しております。
2.株式会社博報堂DYホールディングスは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である株式会社博報堂は当社株式を保有しております。
3.株式会社三井住友フィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である株式会社三井住友銀行は当社株式を保有しております。
4.株式会社テレビ朝日ホールディングスは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である株式会社テレビ朝日は当社株式を保有しております。
b.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
③ 提出会社における株式の保有状況提出会社については以下のとおりであります。
a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ⅰ) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(保有方針及び保有の合理性を検証する方法)当社は、投資株式についての保有の合理性については、投資先との関係・取引状況・協業機会・シナジー効果及び市場の動向や投資先企業の業績を絶えずチェックし、保有意義の薄れてきた銘柄については、随時見直しを行っております。
(個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容)当社は、各事業年度の取締役会において、上記の方法により当社グループが保有する投資株式について保有の合理性を検証し、保有の適否を判断しております。
ⅱ) 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式3370非上場株式以外の株式1449 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式以外の株式1357日本テレビグループとの事業上の関係強化・維持を目的とした取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。
ⅲ) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱Sapeet216,000216,000ウェルネス事業における関係強化・維持のため無449562
(注) 当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。
当社は、各事業年度の取締役会において個別の投資株式について、投資先との関係・取引状況・協業機会・シナジー効果及び市場の動向や投資先企業の業績を絶えずチェックし、保有の意義を検証しており、その結果、現状保有する投資株式はいずれも保有方針に沿ったものであることを確認しております。
b.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社370,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社449,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社357,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社216,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社449,000,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社日本テレビグループとの事業上の関係強化・維持を目的とした取得
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社㈱Sapeet
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社ウェルネス事業における関係強化・維持のため
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2026年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社読売新聞グループ本社東京都千代田区大手町1-7-137,649,48014.76
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1-8-123,061,7009.04
STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南2-15-1)21,558,3058.45
読売テレビ放送株式会社大阪府大阪市中央区城見1-3-5017,133,1606.72
株式会社読売新聞東京本社東京都千代田区大手町1-7-115,939,7006.25
学校法人帝京大学東京都板橋区加賀2-11-19,623,7203.77
株式会社NTTドコモ東京都千代田区永田町2-11-17,779,0003.05
株式会社よみうりランド東京都稲城市矢野口4015-15,236,0002.05
中京テレビ放送株式会社愛知県名古屋市中村区平池町4-60ー115,229,6802.05
株式会社リクルートホールディングス東京都千代田区丸の内1-9-25,160,0002.02
計―148,370,74558.19
(注) 1.日本マスタートラスト信託銀行株式会社の所有株式数は、信託業務に係るものです。2.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合については、小数第二位未満を切捨てて表示しております。3.上記の発行済株式より除く自己株式には、「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)」により、野村信託銀行株式会社(日本テレビ従業員持株会専用信託口)が保有する当社株式は含まれておりません。4.当社が放送法第161条の規定に従い、株主名簿に記載し、又は記録することを拒否した株式(外国人持株調整株式)は、23,746,400株です。5.2025年7月23日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー及びその共同保有者が2025年7月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されておりますが、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりです。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーアメリカ合衆国カリフォルニア州、ロスアンジェルス、サウスホープ・ストリート33323,175,4018.78キャピタル・インターナショナル株式会社東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビル2,421,1000.92キャピタル・インターナショナル・インクアメリカ合衆国カリフォルニア州 90071、ロスアンジェルス、サウスホープ・ストリート3333,549,1311.35キャピタル・インターナショナル・エス・エイ・アール・エルスイス国、ジュネーヴ1201、プラス・デ・ベルグ3910,2720.35
計―30,055,90411.39
株主数-金融機関35
株主数-金融商品取引業者29
株主数-外国法人等-個人37
株主数-外国法人等-個人以外299
株主数-個人その他21,572
株主数-その他の法人224
株主数-計22,196
氏名又は名称、大株主の状況株式会社リクルートホールディングス
株主総利回り2
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式6,6322,726,078 当期間における取得自己株式600126,080
(注)1. 当事業年度における取得自己株式は、単元未満株式の買取り752株、譲渡制限付株式の無償取得5,880株であります。
2. 当期間における取得自己株式は、単元未満株式の買取り40株、譲渡制限付株式の無償取得560株であります。
3. 当期間における取得自己株式には、2026年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び譲渡制限付株式の無償取得による株式は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-10,002,000,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-10,002,000,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(千株)当連結会計年度増加株式数(千株)当連結会計年度減少株式数(千株)当連結会計年度末株式数(千株)発行済株式 普通株式
(注)263,822-2,601261,220合計263,822-2,601261,220自己株式 普通株式
(注)13,4604,0343,65913,836合計13,4604,0343,65913,836
(注) 1.発行済株式の普通株式数の減少2,601千株は、自己株式の消却による減少であります。
2.当連結会計年度期首の自己株式数には「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)」の信託財産として日本テレビ従業員持株会専用信託(以下、「E-Ship信託」)が保有する当社株式が1,269千株含まれております。
3.普通株式の自己株式数の増加4,034千株は、主に取締役会決議による自己株式の取得による増加2,601千株、持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の増加1,426千株であります。
4.普通株式の自己株式数の減少3,659千株は、主に取締役会決議による自己株式の消却による減少2,601千株、E-Ship信託から従業員持株会への売却による減少340千株、持分法適用会社に対する持分変動に伴う自己株式の減少695千株であります。
5.当連結会計年度末の自己株式数には、E-Ship信託が保有する当社株式が928千株含まれております。

Audit

監査法人1、連結EY新日本有限責任監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年6月22日日本テレビホールディングス株式会社取  締  役  会 御 中 EY新日本有限責任監査法人 東 京 事 務 所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士石 井    誠 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士金 野  広 義 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士新 井  慎 吾 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日本テレビホールディングス株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本テレビホールディングス株式会社及び連結子会社の2026年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
地上波テレビ広告収入におけるITシステムに高度に依存した収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応日本テレビホールディングス株式会社は、連結財務諸表注記(収益認識関係)における報告セグメント「コンテンツ・メディア事業」として、外部顧客への売上高452,656百万円(報告セグメント計の93.4%)を計上している。
その主な内訳は、地上波テレビ広告収入231,746百万円(コンテンツ・メディア事業計の51.2%)、コンテンツ販売収入92,748百万円(同20.5%)、コンテンツ制作収入34,747百万円(同7.7%)、物品販売収入34,047百万円(同7.5%)である。
売上高は日本テレビホールディングス株式会社グループにとって重要な経営指標の1つであり、連結子会社である日本テレビ放送網株式会社の地上波テレビ広告収入が上記「コンテンツ・メディア事業」の売上高に占める割合は高い。
地上波テレビ広告収入については、同社の基幹業務系のシステムである営放システムの受注データを基礎として、テレビ広告の放送実績に基づき計上される。
その放送実績データは放送機器から営放システムへのデータ連携によって生成され、その後、放送予定データとの照合が行われ、請求データの生成、会計システムへ売上計上する仕組みとなっており、プロセス全体を通じてITシステムに高度に依存している。
従って、当監査法人は、地上波テレビ広告収入における収益計上が正確に行われるためには、関連するITシステムの内部統制が適切に整備・運用されることが重要であり、当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。
当監査法人は、地上波テレビ広告収入におけるITシステムに高度に依存した収益認識を検討するために、当監査法人のIT専門家と連携して、主として以下の監査手続を実施した。
・営放システムにおける広告放送予定と広告放送実績データの照合、請求データの生成などの収益認識に関する業務処理統制の有効性を評価するため、設計書等の文書の閲覧や営放システムから抽出したデータを利用した再実施手続等を実施した。
・営放システムと会計システムのデータ連携の業務処理統制の有効性を評価するため、放送実績が反映された営放システムの地上波テレビ広告収入額と会計システムへの計上額との整合性を検討した。
・これらの業務処理統制が適切に保全された情報に基づき監査期間を通じて一貫して運用されていることを検討するため、営放システムと会計システムの変更管理、アクセス権管理及び運用管理等のIT全般統制の整備、運用状況を評価した。
・地上波テレビ広告の記録装置から出力した広告情報ログと営放システムの連携及び営放システム内における放送実績データの信頼性を検討するために、仕様書の閲覧や地上波テレビ広告の放送記録装置の広告情報ログを利用した再実施手続を実施した。
・放送実績データに基づかない請求データが含まれていないことを確認するために出力されるチェックリストについて、契約コードごとに放送実績データ及び請求データと照合することによりチェックリストの正確性を検討した。
また、例外的に発生する放送実績データに基づかない請求データについては、請求内容を検討した。
・ITシステムによる処理結果が事業の実態と乖離していないかを検討するため、地上波テレビ広告収入の15秒平均単価について曜日別・時間帯別分析を実施した。
・営放システムデータの正確性を確認するため、主な広告代理店を対象に、広告代理店から毎月送付される支払通知書と売上計上額とを照合した。
株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれん9,029百万円及び無形固定資産のその他19,050百万円には、連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)に記載の通り、株式会社ムラヤマに関するのれん9,029百万円及び顧客関連資産3,168百万円が含まれている。
のれんを含む資産グループに減損の兆候があると判断した場合には、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
減損の兆候には、営業活動から生ずる損益等が継続してマイナスとなっている場合のほか、事業に関連する経営環境の著しい悪化が生じた場合、あるいはそのような見込みがある場合等が含まれる。
会社は、経営環境の著しい悪化等の有無を確認するに当たり、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画の達成状況を検討している。
当連結会計年度において、概ね事業計画通りに推移していることに加え、翌期以降も安定的な業績推移が見込まれることから、経営環境の著しい悪化等はないとして、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産に減損の兆候はないと判断している。
株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の残高は金額的重要性が高く、減損の兆候の判定においては、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画との乖離要因の検討や、経営環境の著しい悪化の見込みに関する将来予測を含むことから不確実性及び経営者の判断を伴う。
従って、当監査法人は、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価における減損の兆候に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、株式会社ムラヤマに係るのれん及び顧客関連資産の減損の兆候に関する判断の妥当性を検討するために、主として以下の監査手続を実施した。
・株式会社ムラヤマののれんを含む資産グループについての営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっていないか検討した。
・事業計画の前提に影響を及ぼす経営環境の著しい悪化及びその見込みがないことについて、以下の監査手続を実施して検討した。
- 取締役会議事録や同業他社の業績動向、外部機関による市場調査等の利用可能な外部情報を閲覧した。
- 経営者に主要顧客との取引が継続する前提や、事業計画と実績の乖離要因について質問した。
- 過年度からの顧客別売上推移を把握し、主要顧客との取引の継続状況を検討した。
- 事業計画の達成状況を分析し、乖離要因が将来に重要な影響を及ぼす事象か否か検討した。
- 翌連結会計年度以降の業績見込みについて、利用可能な外部情報との比較検討や直近の受注データ(見込み含む)を閲覧した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、日本テレビホールディングス株式会社の2026年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、日本テレビホールディングス株式会社が2026年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しています。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
地上波テレビ広告収入におけるITシステムに高度に依存した収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応日本テレビホールディングス株式会社は、連結財務諸表注記(収益認識関係)における報告セグメント「コンテンツ・メディア事業」として、外部顧客への売上高452,656百万円(報告セグメント計の93.4%)を計上している。
その主な内訳は、地上波テレビ広告収入231,746百万円(コンテンツ・メディア事業計の51.2%)、コンテンツ販売収入92,748百万円(同20.5%)、コンテンツ制作収入34,747百万円(同7.7%)、物品販売収入34,047百万円(同7.5%)である。
売上高は日本テレビホールディングス株式会社グループにとって重要な経営指標の1つであり、連結子会社である日本テレビ放送網株式会社の地上波テレビ広告収入が上記「コンテンツ・メディア事業」の売上高に占める割合は高い。
地上波テレビ広告収入については、同社の基幹業務系のシステムである営放システムの受注データを基礎として、テレビ広告の放送実績に基づき計上される。
その放送実績データは放送機器から営放システムへのデータ連携によって生成され、その後、放送予定データとの照合が行われ、請求データの生成、会計システムへ売上計上する仕組みとなっており、プロセス全体を通じてITシステムに高度に依存している。
従って、当監査法人は、地上波テレビ広告収入における収益計上が正確に行われるためには、関連するITシステムの内部統制が適切に整備・運用されることが重要であり、当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。
当監査法人は、地上波テレビ広告収入におけるITシステムに高度に依存した収益認識を検討するために、当監査法人のIT専門家と連携して、主として以下の監査手続を実施した。
・営放システムにおける広告放送予定と広告放送実績データの照合、請求データの生成などの収益認識に関する業務処理統制の有効性を評価するため、設計書等の文書の閲覧や営放システムから抽出したデータを利用した再実施手続等を実施した。
・営放システムと会計システムのデータ連携の業務処理統制の有効性を評価するため、放送実績が反映された営放システムの地上波テレビ広告収入額と会計システムへの計上額との整合性を検討した。
・これらの業務処理統制が適切に保全された情報に基づき監査期間を通じて一貫して運用されていることを検討するため、営放システムと会計システムの変更管理、アクセス権管理及び運用管理等のIT全般統制の整備、運用状況を評価した。
・地上波テレビ広告の記録装置から出力した広告情報ログと営放システムの連携及び営放システム内における放送実績データの信頼性を検討するために、仕様書の閲覧や地上波テレビ広告の放送記録装置の広告情報ログを利用した再実施手続を実施した。
・放送実績データに基づかない請求データが含まれていないことを確認するために出力されるチェックリストについて、契約コードごとに放送実績データ及び請求データと照合することによりチェックリストの正確性を検討した。
また、例外的に発生する放送実績データに基づかない請求データについては、請求内容を検討した。
・ITシステムによる処理結果が事業の実態と乖離していないかを検討するため、地上波テレビ広告収入の15秒平均単価について曜日別・時間帯別分析を実施した。
・営放システムデータの正確性を確認するため、主な広告代理店を対象に、広告代理店から毎月送付される支払通知書と売上計上額とを照合した。
株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれん9,029百万円及び無形固定資産のその他19,050百万円には、連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)に記載の通り、株式会社ムラヤマに関するのれん9,029百万円及び顧客関連資産3,168百万円が含まれている。
のれんを含む資産グループに減損の兆候があると判断した場合には、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
減損の兆候には、営業活動から生ずる損益等が継続してマイナスとなっている場合のほか、事業に関連する経営環境の著しい悪化が生じた場合、あるいはそのような見込みがある場合等が含まれる。
会社は、経営環境の著しい悪化等の有無を確認するに当たり、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画の達成状況を検討している。
当連結会計年度において、概ね事業計画通りに推移していることに加え、翌期以降も安定的な業績推移が見込まれることから、経営環境の著しい悪化等はないとして、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産に減損の兆候はないと判断している。
株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の残高は金額的重要性が高く、減損の兆候の判定においては、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画との乖離要因の検討や、経営環境の著しい悪化の見込みに関する将来予測を含むことから不確実性及び経営者の判断を伴う。
従って、当監査法人は、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価における減損の兆候に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、株式会社ムラヤマに係るのれん及び顧客関連資産の減損の兆候に関する判断の妥当性を検討するために、主として以下の監査手続を実施した。
・株式会社ムラヤマののれんを含む資産グループについての営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっていないか検討した。
・事業計画の前提に影響を及ぼす経営環境の著しい悪化及びその見込みがないことについて、以下の監査手続を実施して検討した。
- 取締役会議事録や同業他社の業績動向、外部機関による市場調査等の利用可能な外部情報を閲覧した。
- 経営者に主要顧客との取引が継続する前提や、事業計画と実績の乖離要因について質問した。
- 過年度からの顧客別売上推移を把握し、主要顧客との取引の継続状況を検討した。
- 事業計画の達成状況を分析し、乖離要因が将来に重要な影響を及ぼす事象か否か検討した。
- 翌連結会計年度以降の業績見込みについて、利用可能な外部情報との比較検討や直近の受注データ(見込み含む)を閲覧した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれん9,029百万円及び無形固定資産のその他19,050百万円には、連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)に記載の通り、株式会社ムラヤマに関するのれん9,029百万円及び顧客関連資産3,168百万円が含まれている。
のれんを含む資産グループに減損の兆候があると判断した場合には、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
減損の兆候には、営業活動から生ずる損益等が継続してマイナスとなっている場合のほか、事業に関連する経営環境の著しい悪化が生じた場合、あるいはそのような見込みがある場合等が含まれる。
会社は、経営環境の著しい悪化等の有無を確認するに当たり、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画の達成状況を検討している。
当連結会計年度において、概ね事業計画通りに推移していることに加え、翌期以降も安定的な業績推移が見込まれることから、経営環境の著しい悪化等はないとして、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産に減損の兆候はないと判断している。
株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の残高は金額的重要性が高く、減損の兆候の判定においては、主要顧客との取引が継続する前提で作成された事業計画との乖離要因の検討や、経営環境の著しい悪化の見込みに関する将来予測を含むことから不確実性及び経営者の判断を伴う。
従って、当監査法人は、株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価における減損の兆候に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、株式会社ムラヤマに係るのれん及び顧客関連資産の減損の兆候に関する判断の妥当性を検討するために、主として以下の監査手続を実施した。
・株式会社ムラヤマののれんを含む資産グループについての営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっていないか検討した。
・事業計画の前提に影響を及ぼす経営環境の著しい悪化及びその見込みがないことについて、以下の監査手続を実施して検討した。
- 取締役会議事録や同業他社の業績動向、外部機関による市場調査等の利用可能な外部情報を閲覧した。
- 経営者に主要顧客との取引が継続する前提や、事業計画と実績の乖離要因について質問した。
- 過年度からの顧客別売上推移を把握し、主要顧客との取引の継続状況を検討した。
- 事業計画の達成状況を分析し、乖離要因が将来に重要な影響を及ぼす事象か否か検討した。
- 翌連結会計年度以降の業績見込みについて、利用可能な外部情報との比較検討や直近の受注データ(見込み含む)を閲覧した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別EY新日本有限責任監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2026年6月22日日本テレビホールディングス株式会社取  締  役  会 御 中 EY新日本有限責任監査法人 東 京 事 務 所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士石 井    誠 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士金 野  広 義 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士新 井  慎 吾 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日本テレビホールディングス株式会社の2025年4月1日から2026年3月31日までの第93期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本テレビホールディングス株式会社の2026年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応財務諸表注記(重要な会計上の見積り)に記載されている通り、当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式253,593百万円には、株式会社ムラヤマの株式18,956百万円が含まれており、総資産の3.3%を占めている。
当該株式は、超過収益力等を反映して1株当たり純資産に比べて高い価額で取得している。
超過収益力等の基礎となった将来の事業計画通りに業績が推移しない等の場合には、超過収益力等の毀損に伴って実質価額が大幅に低下したと判断して、株式の相当の減額を行う必要がある。
会社は、超過収益力等の算定の前提とした株式会社ムラヤマの事業計画における売上高及び営業利益の達成状況を検討しており、概ね計画通りの営業利益を計上していることに加え、翌期以降も安定的な業績推移が見込まれることから、超過収益力等は毀損していないとして、評価損は計上していない。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の残高は金額的重要性が高く、超過収益力等の毀損の有無に関する判断においては、事業計画との乖離要因の検討や、経営環境の著しい悪化の見込みに関する将来予測を含むことから不確実性及び経営者の判断を伴う。
従って、当監査法人は、関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価における超過収益力等の毀損の有無に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価に当たり、主として以下の監査手続を実施した。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の取得価額に含まれる超過収益力や顧客関連資産は、連結貸借対照表上、のれん及び無形固定資産のその他として計上されている。
そのため、超過収益力や顧客関連資産の評価の検討については、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価」に記載の監査上の対応を実施した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しています。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応財務諸表注記(重要な会計上の見積り)に記載されている通り、当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式253,593百万円には、株式会社ムラヤマの株式18,956百万円が含まれており、総資産の3.3%を占めている。
当該株式は、超過収益力等を反映して1株当たり純資産に比べて高い価額で取得している。
超過収益力等の基礎となった将来の事業計画通りに業績が推移しない等の場合には、超過収益力等の毀損に伴って実質価額が大幅に低下したと判断して、株式の相当の減額を行う必要がある。
会社は、超過収益力等の算定の前提とした株式会社ムラヤマの事業計画における売上高及び営業利益の達成状況を検討しており、概ね計画通りの営業利益を計上していることに加え、翌期以降も安定的な業績推移が見込まれることから、超過収益力等は毀損していないとして、評価損は計上していない。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の残高は金額的重要性が高く、超過収益力等の毀損の有無に関する判断においては、事業計画との乖離要因の検討や、経営環境の著しい悪化の見込みに関する将来予測を含むことから不確実性及び経営者の判断を伴う。
従って、当監査法人は、関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価における超過収益力等の毀損の有無に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価に当たり、主として以下の監査手続を実施した。
関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の取得価額に含まれる超過収益力や顧客関連資産は、連結貸借対照表上、のれん及び無形固定資産のその他として計上されている。
そのため、超過収益力や顧客関連資産の評価の検討については、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「株式会社ムラヤマに関するのれん及び顧客関連資産の評価」に記載の監査上の対応を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別関係会社株式(株式会社ムラヤマ)の評価
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

受取手形、売掛金及び契約資産120,519,000,000
商品及び製品3,572,000,000
仕掛品1,809,000,000
原材料及び貯蔵品309,000,000
その他、流動資産3,018,000,000
建物及び構築物(純額)57,535,000,000
機械装置及び運搬具(純額)6,102,000,000