財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-05-29
英訳名、表紙ID Holdings Corporation
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 兼 グループ最高経営責任者  舩越 真樹
本店の所在の場所、表紙東京都千代田区五番町12番地1
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(3264)3571(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月事項1969年10月東京都千代田区富士見町に株式会社インフォメーション・ディベロプメントを設立1970年5月東京都千代田区麹町に本社を移転1982年9月日本ユニシス株式会社との共同出資により株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを設立1992年4月東京都千代田区二番町に本社を移転1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録2002年4月 株式会社プライドへ出資し、連結子会社化2003年9月 「プライバシーマーク」の使用許諾事業者として認定2004年4月中国・武漢市に艾迪系統開発(武漢)有限公司(現・連結子会社)を設立2004年12月ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場2006年12月株式会社日本カルチャソフトサービスを連結子会社化2009年12月艾迪系統開発(武漢)有限公司が江蘇省無錫市に無錫支店を設立2012年2月艾迪系統開発(武漢)有限公司が上海支店を設立2012年5月INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD.(現・連結子会社)を設立2012年8月INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.(現・連結子会社)を設立2012年11月英国にロンドン支店を設立2013年12月東京証券取引所市場第二部へ上場市場を変更2014年1月特例子会社の認証取得を前提に愛ファクトリー株式会社(現・連結子会社)を鳥取県鳥取市に設立2014年9月2015年2月2015年5月東京証券取引所市場第一部に指定株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを子会社化ミャンマーに現地企業との合弁会社INFINITY INFORMATION DEVELOPMENT CO.,LTD.(現 IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO.,LTD.)を設立2015年7月2015年8月2015年8月株式会社日本カルチャソフトサービスと株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを吸収合併東京都千代田区五番町に本社移転株式会社リアルグローブと業務・資本提携2016年4月株式会社テラコーポレーションの全株式を取得し、子会社化2016年5月愛ファクトリー株式会社が、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社の認定取得2016年5月オランダのアムステルダムに駐在員事務所を設立2016年5月INFINITY INFORMATION DEVELOPMENT CO., LTD.(現IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO.,LTD.)の全株式を取得し、子会社化2017年1月 米国にてSeceon Inc.(セキオン社)と業務提携2017年7月株式会社テラコーポレーションを吸収合併2018年1月 株式会社フェスの全株式を取得し、子会社化2019年4月会社分割による持株会社制へ移行。
新設分割設立会社である「株式会社インフォメーション・ディベロプメント」にすべての事業を承継し、当社商号を「株式会社IDホールディングス」に変更2020年4月株式会社フェスのITSM事業と、株式会社インフォメーション・ディベロプメントのRPA推進事業を新設の「株式会社DXコンサルティング」に継承させる会社分割(吸収分割)を実施2020年4月株式会社インフォメーション・ディベロプメントのシステム運営管理事業の一部を株式会社フェスに継承させる会社分割(吸収分割)を行い、株式会社フェスの商号を「株式会社IDデータセンターマネジメント」に変更2020年6月株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社の全株式を取得し、子会社化(2021年4月1日に吸収合併)2020年8月株式会社GIテクノスの全株式を取得し、子会社化2020年10月社内改革「ニューノーマル適応プロジェクト」の一環として株式会社インフォメーション・ディベロプメントが本社機能の一部を山陰事業部へ移管2021年1月 2021年4月2022年4月2022年4月株式会社ウィズ・ホールディングスの全株式を取得し、子会社化(2021年3月1日に株式会社システムデザインは同社親会社の株式会社ウィズ・ホールディングスを吸収合併)株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社を吸収合併株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社GIテクノスを吸収合併東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2023年4月株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社システムデザインを吸収合併 年月事項2024年4月株式会社ID AI Factoryを設立2024年4月Information Development Europe B.V.(通称:ID ヨーロッパ)を設立2025年1月株式会社ブロードバンドセキュリティの株式を一部取得し、持分法適用会社化2025年4月株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社IDデータセンターマネジメント、株式会社DXコンサルティング、株式会社ID AI Factoryを吸収合併2025年9月Innova Software Co., Ltd.の株式を一部取得し、持分法適用会社化
事業の内容 3【事業の内容】
当社グループは、当社、連結子会社9社および持分法適用会社2社により構成され、①システムマネジメント、②アプリケーション開発、③ITインフラ、④サイバーセキュリティ、⑤コンサルティング・教育、⑥その他の6つの事業を行っています。
当社グループの事業内容と各関係会社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりです。
区分内容会社名システムマネジメント・ITシステムの運営・管理、オペレーション業務株式会社インフォメーション・ディベロプメント艾迪系統開発(武漢)有限公司INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD.Information Development Europe B.V.アプリケーション開発・システム化計画、設計開発、運用保守、プロジェクト管理支援業務株式会社インフォメーション・ディベロプメント艾迪系統開発(武漢)有限公司Information Development Europe B.V.Innova Software Co., Ltd. ※ITインフラ・ITプラットフォームの設計、構築、運用、保守業務株式会社インフォメーション・ディベロプメントサイバーセキュリティ・セキュリティシステム構築・導入支援・運用、セキュリティ製品の販売・セキュリティ監査・コンサルティングサービス、脆弱性診断サービス、情報漏えいIT対策サービス株式会社インフォメーション・ディベロプメントINFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.Information Development Europe B.V.株式会社ブロードバンドセキュリティ※コンサルティング・教育・業務改革(BPR)、ITガバナンス、ITSMやプロジェクト管理に関するコンサルティングおよびトレーニング業務株式会社インフォメーション・ディベロプメント株式会社プライドその他・ネットワークセキュリティ、コンサルティング以外の製品販売・事務代行、人材採用・トレーニング、現地市場調査、情報収集業務等INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.Information Development Europe B.V.艾迪系統開発(武漢)有限公司無印 連結子会社※  持分法適用会社 なお、愛ファクトリー株式会社は特例子会社として、植物工場運営および栽培物販売等を、INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.の子会社であるI-Collab X Inc.は、「利尻らーめん味楽」の米国における出店、IT企画、経営全般を行っています。
各事業の系統図は次のとおりです。
(注)Innova Software Co., Ltd.は、2025年9月16日付の株式の一部取得により、当社の持分法適用会社となりました。
また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
(1)連結子会社名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任営業上の取引建物の賃貸 ㈱インフォメーション・ディベロプメント*東京都千代田区400,000システムマネジメントアプリケーション開発ITインフラサイバーセキュリティコンサルティング・教育100.0有有有㈱プライド東京都千代田区40,000コンサルティング・教育92.7-有- 艾迪系統開発(武漢)有限公司*中国湖北省武漢市110万米ドルシステムマネジメントアプリケーション開発その他100.0-有有 INFORMATIONDEVELOPMENTSINGAPORE PTE. LTD.*シンガポール573万シンガポールドルシステムマネジメント100.0--- INFORMATIONDEVELOPMENTAMERICA INC.*米国マサチューセッツ州550万米ドルサイバーセキュリティその他100.0有有有Information DevelopmentEurope B.V.*オランダアムステルダム100万ユーロアプリケーション開発システムマネジメントサイバーセキュリティその他100.0--- IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMARCO., LTD. -42万米ドル-100.0--- 愛ファクトリー㈱ 鳥取県鳥取市50,000その他100.0(4.0)有有- I-Collab X Inc.*米国マサチューセッツ州84万米ドルその他100.0(100.0)--- (2)持分法適用会社名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任営業上の取引建物の賃貸 ㈱ブロードバンドセキュリティ東京都新宿区305,065 セキュリティ監査・コンサルティングサービス脆弱性診断サービス情報漏えいIT対策サービス21.5-有-Innova Software Co., Ltd.タイバンコク2,000万タイバーツソフトウェア開発、クラウド型ソリューション、アウトソーシングサービス30.0-有-(注)1. *:特定子会社に該当しています。
2. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。
3. IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO., LTD.は、2023年3月31日をもって営業を終了しました。
4. 株式会社ブロードバンドセキュリティは有価証券報告書提出会社です。
同社における当社の議決権の所有割合は2025年12月31日現在の情報をもとに記載しています。
5. 株式会社インフォメーション・ディベロプメントについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えています。
主要な損益情報等(単位:百万円)売上高経常利益当期純利益純資産額総資産額㈱インフォメーション・ディベロプメント37,6393,5822,6066,76016,362
従業員の状況 (2)【従業員の状況】
①連結会社の状況 2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)情報サービス事業2,241合計2,241(注)当社グループは、情報サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しています。
②提出会社の状況 2026年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)15347.213.36,517,5637.2 (注)平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでいます。
セグメントの名称従業員数(名)情報サービス事業153合計153 ③最大人員会社の状況 2026年3月31日現在会社名従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)㈱インフォメーション・ディベロプメント1,83643.017.65,718,4465.2 (注)平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでいます。
④労働組合の状況労働組合は結成されていませんが、労使関係は円満に推移しています。
⑤管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異(イ)提出会社当事業年度管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1男性労働者の育児休業、育児休業目的休暇の取得率(%)(注)3全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者40.0-68.977.771.9-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
労働者の男女の賃金については、給与・賞与等1人当たり総支給額を男女別に算出し、男性を 100 とした場合の女性賃金割合を示しています。
管理職比率や人員分布により差異が生じておりますが、規程等の制度上や昇給・昇格等の運用上、性別による処遇差は一切ありません。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
なお、-印は、配偶者が出産した従業員がいないことを示しています。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。
なお、-印は、配偶者が出産した従業員がいないことを示しています。
(ロ)最大人員会社当事業年度名称管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の額の差異(%)(注)1男性労働者の育児休業、育児目的休暇の取得率(%)(注)3全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者㈱インフォメーション・ディベロプメント7.969.279.582.050.892.3(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。
労働者の男女の賃金については、給与・賞与等1人当たり総支給額を男女別に算出し、男性を 100 とした場合の女性賃金割合を示しています。
管理職比率や人員分布により差異が生じておりますが、規程等の制度上や昇給・昇格等の運用上、性別による処遇差は一切ありません。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
(1)会社の経営の基本方針当社グループは、経営理念IDentityのもと、お客さまのニーズにあった付加価値の高い情報サービスを提供し、情報化社会に貢献することを経営の基本方針としています。
「私たちはWaku-Wakuする未来創りに参加します」というミッションの実現に向けて、努めていきます。
(2)中長期的な会社の経営戦略<経営環境・経営戦略等>昨今における労働人口の減少を背景に、AIをはじめとした先端ITの利活用による自動化、省人化がトレンドとなっています。
また、企業を標的としたサイバー攻撃がますます激化しており、事業継続の要件としてセキュリティ対策の整備も急務となっています。
情報サービス業界では、それらにかかわるメソッドを製品・サービスとして提供する側面もあり、顧客からの投資は今後も拡大していく見込みです。
当社グループは、ITコンサルティング、ITインフラ、アプリケーション開発、サイバーセキュリティ、システムマネジメントの5つのサービスを顧客ニーズに合わせて柔軟に提供しています。
とくにシステムマネジメント分野においては、他社にない大規模かつ高品質なサービスを実現し、高い顧客満足度を獲得してきました。
また、金融、公共、製造業など多岐にわたる業界のお客様との直接契約が6割以上を占めており、お客様のITシステムを長期にわたってサポートし続けることで、豊富な知識と経験を蓄えてきました。
当社グループはこれらの事業の強みを活かし、継続的な人材確保と育成、さらなるサービス価値向上に取り組んでいきます。
<中期経営計画について>当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ JUMP!!!」を策定し、戦略テーマとして「高収益モデルへのシフト」と「カルチャーの革新」の2つを軸に、サービスポートフォリオ戦略、顧客接点の確立、人的資本投資戦略をはじめとした6つの重点戦略を推進します。
中期経営計画の最終年度である2028年3月期の売上高は440億円、営業利益57億円、営業利益率13.0%を目標に設定しました。
人材不足の加速や、技術進歩により業界の在り方が変化するなかで、当社の事業を担う「人材」の価値をこれまで以上に高め、収益力・成長性の高いビジネスモデルへの変革を図ります。
(中期経営計画の概要図) 具体的には、以下の6つの重点戦略を掲げ、各施策に取り組んでいきます。
① サービスポートフォリオ戦略デジタルシフトの加速にともなって市場拡大が見込まれるコンサルティング、ITインフラ、サイバーセキュリティの3事業を注力領域と位置付け、より付加価値の高いサービスを提供して事業拡大を目指します。
また、ITの内製化や自動化トレンドにともなう市場成長の鈍化予測のなかで、アプリケーション開発とシステムマネジメントの2事業を岩盤領域と定め、選択と集中による高収益案件の獲得、利益率向上を図ります。
AIなどの技術的な進化にともなって縮小していく見込みの下流工程から上流工程への人材シフト施策として、岩盤領域から注力領域への人材のアップスキルを進めます。
これにより質と量の両面で強化された人材ポートフォリオを構築し、高収益モデルの実現を目指します。
サービスの付加価値を高め、事業を拡大していくためには、案件の規模や技術分野に応じたビジネスパートナーとの協業が重要になります。
当社グループは、コアパートナーの認定強化や相助型の人材育成による生産体制の構築をつうじ、ビジネスパートナーとともに成長できる関係性を築きます。
国内外に多数のサービス拠点を保有する当社グループの強みを活かし、ニアショアおよびオフショア体制を強化します。
特に案件受注の多い東京と中部から各拠点への発注を推進し、営業拠点に拠らないサービス提供体制を構築します。
お客さまの業務や当社グループのサービスプロセスにおけるAIの活用推進や、システムマネジメントをバーチャル空間で実現するID-VROPでの次世代システム運用の浸透、ブロックチェーンをはじめとした特許技術の活用拡大など、これまで手掛けてきた先端技術の研究開発にも継続して取り組み、ビジネスの新規創出と進化による企業競争力の向上を目指します。
② 顧客接点の確立ITサービスに対する顧客ニーズは多様化・高度化し、常に付加価値の高いサービスが要求されています。
さらに、急速な市場の変化に対応するためには、技術トレンドを捉え、柔軟に対応することが求められます。
当社グループは、プロアクティブで横断的な営業アプローチを実現するマーケティング&ビジネス機能を新設しました。
これにより、顧客の多様な課題に迅速かつ的確に対応できる中長期的なIT戦略パートナーとして、受注規模の拡大を図り、収益性の向上を目指します。
③ 人的資本投資戦略当社グループは、プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境を提供します。
社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や、実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。
また、多様性と人権を尊重する組織の構築や、時間外労働の削減、有給休暇の取得率向上を図ることで、社員エンゲージメントの向上を実現します。
④ M&A戦略中長期目標に掲げる収益性の向上に資するため、特に注力領域とのシナジーが高い企業を対象に、M&Aおよび資本業務提携を積極的に推進します。
対象企業は人材確保、技術・ライセンスの獲得、顧客開拓の3つの観点を重視します。
コンサルタントやプロジェクトマネージャー人材の即戦力確保により、事業の成長を加速させます。
技術やライセンスを獲得することで、既存事業とも組み合わせて新たなソリューションを提供することができます。
より多角的な優良顧客の開拓は、収益基盤のさらなる安定化を実現します。
⑤ グローバル戦略当社グループにおけるグローバル拠点について、既存のオフショア活用のみならず、日系企業の海外拠点サポートにも注力していきます。
今後、海外市場はさらなる拡大を見込めており、多くの日系企業が進出するものと予想されます。
当社グループはそれら日系企業を顧客ターゲットに定め、その海外進出の現地ITサポートを目指します。
また、その実現に向けて国内外におけるグローバル人材の採用と育成を推進します。
⑥ 資本コストと株価を意識した経営当社は過去10年間にわたり、ROE(自己資本利益率)とROIC(投下資本利益率)の改善に努めてきました。
今後も持続的に株主資本コストを上回るROEと、WACC(加重平均資本コスト)を上回るROICの実現を目指します。
また、経営資源の戦略的な配分を行い、人的資本投資、研究開発投資、M&A投資などを推進し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
(1)サステナビリティ全般 当社グループは、持続可能な社会の実現とWaku-Wakuする未来創りに向けて、事業活動を通じた社会課題の解決に積極的に取り組んでいます。
 解決すべき社会課題については、グループの経営資源を投入し、事業活動を通して環境価値・社会価値・経済価値の創出につなげ、企業価値を向上するという好循環を目指しています(価値創造エコシステム)。
① ガバナンス 当社は、サステナビリティ経営をグループ全社で横断的に推進するため、気候変動や人的資本を含むサステナビリティ課題に関する具体的な施策について積極的に議論・検討する体制を構築しています。
 サステナビリティ関連の会議体における役割は以下の通りです。
会議体開催頻度役割責任者取締役会13回/年取締役会は、業務遂行に関して付議、決議を行う機関であり、サステナビリティ委員会で協議された内容の報告を受け、当社グループのサステナビリティ課題への対応方針および実行計画等についての議論・監督を行います。
代表取締役社長(議長)サステナビリティ委員会1回/年代表取締役社長兼グループ最高経営責任者をはじめとする委員会メンバーにより構成され、当社グループのサステナビリティ課題に対する議論や取組み施策の検討、実行計画の策定と進捗のモニタリングを行っています。
サステナビリティ担当役員グループ経営会議1回/月グループ経営会議では、サステナビリティのリスク課題に対し、基本方針に沿った推進のための実行策について決定しています。
代表取締役社長グループリスク管理委員会2回/年グループリスク管理委員会では、サステナビリティにおけるマテリアリティ(重要課題)を含め、グループ全体のリスク事象の洗い出しと対策について議論・検証を行い、取締役会に報告しています。
代表取締役社長 ② 戦略<マテリアリティ(重要課題)>社会課題やメガトレンドのなかでも優先的に取り組むマテリアリティ(重要課題)を特定し、「価値創造エコシステム」の循環サイクルにのせ課題解決を図っていきます。
また、マテリアリティ(重要課題)は、当社グループのリスク事象の洗い出しと対策に基づき、毎年見直しを図っています。
内容は以下のとおりです。
・人材育成・サイバー攻撃の脅威・法令遵守・個人情報保護・公正な取引・テクノロジーの進化・労働力不足・人権尊重・ダイバーシティ・労働慣行・健康経営・地域創生・グローバル化の加速・気候変動・地球環境問題 <人的資本>当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ JUMP!!!」を策定し、人的資本投資戦略を重点戦略の一つに掲げています。
プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境、社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。
また、当社グループでは、『人材育成方針』および『社内環境整備方針』を策定し、これらに基づく各種施策を推進しています。
『人材育成方針』 IDグループは、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的成長をもたらすものであり、会社の重要な財産であると考えます。
 事業をつうじて社会課題を解決するために、お客さまから信頼される卓越した技術力と人間力を兼ね備えた、未知への挑戦を続ける人材の育成を目指しています。
『社内環境整備方針』 多様性を尊重する企業文化のもと、一人ひとりの個性や能力が最大限に発揮できる制度や職場環境を整備し、ワークライフバランスの推進と自律的なキャリア形成支援により、社員のワークエンゲージメントの向上を実現します。
なお、人材戦略の取組みの詳細については、第4「提出会社の状況」5「従業員の状況等」をご参照ください。
 当社グループは、健康経営方針のもと、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的な成長を支える重要な財産であると考えています。
そのため、「健康経営」を重要な経営課題と位置づけ、積極的に取り組んでいます。
健康経営の推進においては、サステナビリティ所管部署と人事所管部署が一体となり、健康推進プロジェクトを発足させ、各部門と連携を図り、全ての従業員が健やかな健康を維持できるよう、各種施策を推進しています。
また、グループ経営会議やサステナビリティ委員会、取締役会などの場で、経営層全体が健康経営の目標や方針、取組み施策等について議論および評価を行っています。
※Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)  一方で、長時間のデスクワークによる日常的な運動不足により、適正体重を維持する従業員の割合が低下しているという課題があります。
こうした課題に対処するため、健康推進プロジェクトでは、経営トップ自らによるメッセージ発信をはじめ、健康経営セミナーの開催、保健師によるヘルスサポートの実施、ウォーキングイベントの開催など、さまざまな取組みを行っています。
これにより、従業員同士のつながりや社内コミュニケーションの促進を図っています。
 これらの取組みにより、当社は経済産業省の「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に7年連続で認定され、2026年には6回目となる「ホワイト500」に選定されました。
さらに、従業員の健康増進に向けたスポーツ活動の積極的な推進が評価され、昨年に続きスポーツ庁の「スポーツエールカンパニー」に認定されています。
さらに、個々のライフイベントに応じて柔軟に働ける選択肢としてフレックスタイム制度、リモート勤務、時差出勤などの制度を導入し、ワークライフバランスの推進を図っています。
時間外労働の削減に関しては、定期的に労働時間アンケート調査を実施し労働時間の実態を正確に把握することで、過重労働の防止や適正な労働時間管理を行っています。
年次有給休暇においては休暇奨励日を設けることで社員が積極的に休暇を取得できる環境を整えています。
指標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末平均所定外労働時間12.3時間12.8時間12.1時間年次有給休暇取得率84.0%83.4%82.3%対象会社となる当社グループの範囲等の詳細は、当社HP「サステナビリティ 数字で見るIDグループ」をご参照ください。
(https://www.idnet-hd.co.jp/sustainability/numbers.html) 2026年3月には、2022年4月から2025年3月までの次世代育成支援の取組みや時間外労働時間の削減などが評価され、厚生労働大臣より「子育てサポート企業」として5回目となる「くるみん」の認定を受けています。
これらの取組みをつうじて、職場環境の改善や心理的安全性の高い職場環境の整備を進め、社員のウェルビーイング向上に努めています。
③ リスク管理 環境や社会、人権に関わるあらゆるリスクは、企業の持続可能性や中長期的な企業価値に多大なる影響を与えることを認識しており、リスク管理はきわめて重要な施策であると考えています。
 当社の代表取締役社長を委員長とするグループリスク管理委員会においてサステナビリティ委員会で策定したマテリアリティ(重要課題)を含め、グループ全体のリスク事象の識別・評価・管理を実施し、取締役会に報告しています。
 想定されるリスクを「経営・財務リスク」、「人事・労務・社会全般リスク」、「事業部門リスク」の3つに分類し、それぞれ検討小委員会を設置、リスクの洗い出しと対策の立案を行ったうえで、グループリスク管理委員会がその内容について議論、検証を行っており、リスク事象は年1回見直しを図っています。
 万が一リスクが発生した場合には、「IDグループ非常事態対応規程」に定めた緊急対策本部を設置し、迅速に事態の的確な対応を行います。
④ 指標及び目標 当社グループは、国籍、性別を問わず、さまざまな経験や価値観を持つ人材の採用を積極的に行い、多様性のある組織作りを推進しています。
また、サステナビリティ関連の指標を明確化し、確実な進捗管理を実施しています。
 人材育成および社内環境整備に関する方針における指標並びに当該指標を用いた目標・実績につきましては以下のとおりです。
指標目標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末女性比率(%)2028年3月期末までに30%23.524.024.6管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)2028年3月期末までに20%14.315.016.3障がい者雇用率(%)法定雇用率を維持(6月1日基準)2.35(2.30※)2.59(2.50※)2.66(2.50※)※障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく法定雇用率対象会社となる当社グループの範囲等の詳細は、当社HP「サステナビリティ 数字で見るIDグループ」をご参照ください。
(https://www.idnet-hd.co.jp/sustainability/numbers.html) (2)気候変動への取組みについて 当社グループは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言への賛同を表明しています。
気候変動・脱炭素への要請の高まりへの対策をTCFDの枠組みに沿って対応します。
 気候変動は集中豪雨、大型台風などの自然災害を激甚化・頻発化させ、当社グループの事業継続に影響を及ぼす可能性があります。
また、気候変動の緩和のためのカーボンニュートラル実現に向けて、炭素税等の規制が強化される可能性があります。
一方、カーボンニュートラル実現に向けた、環境負荷低減に寄与する製品やITソリューションへのニーズ拡大が期待されます。
 そのため、当社グループでは、ITソリューション・サービスの提供をつうじて、社会全体の環境負荷低減を促進し、社会全体のカーボンニュートラル実現支援に努めています。
また、本社においては環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、ISO14001の認証を取得しています。
①ガバナンス サステナビリティ委員会において、気候変動が当社グループにもたらすリスクや機会を分析し、環境課題に対する実行計画の策定と進捗のモニタリングを行っています。
さらに取締役会は、サステナビリティ委員会で協議された内容の報告を受け、環境課題への対応方針および実行計画についての論議・監督を行っています。
②戦略 気候変動を事業機会ととらえ、省エネルギー性能に優れた製品やITソリューション・サービスの提供により、お客さまの環境負荷低減を図ります。
またリスク対策として、オフィス等における省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの活用、BCP(事業継続計画)の定期的な見直しなどを実施しています。
③リスク管理 気候変動は、集中豪雨や大型台風などの自然災害を激甚化・頻発化させ、経営成績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。
一方で、カーボンニュートラル実現に向けた、環境負荷低減に寄与する製品やITソリューションへのニーズ拡大が期待されます。
当社グループは、ITソリューション・サービスの提供をつうじて、社会全体の環境負荷低減を促進し、社会全体のカーボンニュートラルの実現を支援することに努めています。
 当社の代表取締役社長を委員長とするグループリスク管理委員会において、気候変動関連を含むグループ全体のリスク事象の識別・評価・管理を実施し、その結果を取締役会に報告しています。
④指標及び目標 サステナビリティにおけるマテリアリティ(重要課題)として、気候変動の進行と脱炭素への要請の高まりを挙げ、以下のとおり具体的目標を掲げています。
項目実績目標2022年度2023年度2024年度2025年度2030年度2050年度温室効果ガス(GHG)排出量(単位:t-CO2)SCOPE1(※1)108882020年度比30%削減(SCOPE1、2)ネットゼロ(SCOPE1、2)SCOPE2(※2)34000合計44888※算定の対象:本社(※1)SCOPE1:自社による温室効果ガスの直接排出量(※2)SCOPE2:他社から供給された電気の使用による間接排出量であり、再生可能エネルギーの導入により2023年度以降の排出量はゼロとなっています。
戦略 ② 戦略<マテリアリティ(重要課題)>社会課題やメガトレンドのなかでも優先的に取り組むマテリアリティ(重要課題)を特定し、「価値創造エコシステム」の循環サイクルにのせ課題解決を図っていきます。
また、マテリアリティ(重要課題)は、当社グループのリスク事象の洗い出しと対策に基づき、毎年見直しを図っています。
内容は以下のとおりです。
・人材育成・サイバー攻撃の脅威・法令遵守・個人情報保護・公正な取引・テクノロジーの進化・労働力不足・人権尊重・ダイバーシティ・労働慣行・健康経営・地域創生・グローバル化の加速・気候変動・地球環境問題 <人的資本>当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ JUMP!!!」を策定し、人的資本投資戦略を重点戦略の一つに掲げています。
プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境、社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。
また、当社グループでは、『人材育成方針』および『社内環境整備方針』を策定し、これらに基づく各種施策を推進しています。
『人材育成方針』 IDグループは、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的成長をもたらすものであり、会社の重要な財産であると考えます。
 事業をつうじて社会課題を解決するために、お客さまから信頼される卓越した技術力と人間力を兼ね備えた、未知への挑戦を続ける人材の育成を目指しています。
『社内環境整備方針』 多様性を尊重する企業文化のもと、一人ひとりの個性や能力が最大限に発揮できる制度や職場環境を整備し、ワークライフバランスの推進と自律的なキャリア形成支援により、社員のワークエンゲージメントの向上を実現します。
なお、人材戦略の取組みの詳細については、第4「提出会社の状況」5「従業員の状況等」をご参照ください。
 当社グループは、健康経営方針のもと、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的な成長を支える重要な財産であると考えています。
そのため、「健康経営」を重要な経営課題と位置づけ、積極的に取り組んでいます。
健康経営の推進においては、サステナビリティ所管部署と人事所管部署が一体となり、健康推進プロジェクトを発足させ、各部門と連携を図り、全ての従業員が健やかな健康を維持できるよう、各種施策を推進しています。
また、グループ経営会議やサステナビリティ委員会、取締役会などの場で、経営層全体が健康経営の目標や方針、取組み施策等について議論および評価を行っています。
※Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)  一方で、長時間のデスクワークによる日常的な運動不足により、適正体重を維持する従業員の割合が低下しているという課題があります。
こうした課題に対処するため、健康推進プロジェクトでは、経営トップ自らによるメッセージ発信をはじめ、健康経営セミナーの開催、保健師によるヘルスサポートの実施、ウォーキングイベントの開催など、さまざまな取組みを行っています。
これにより、従業員同士のつながりや社内コミュニケーションの促進を図っています。
 これらの取組みにより、当社は経済産業省の「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に7年連続で認定され、2026年には6回目となる「ホワイト500」に選定されました。
さらに、従業員の健康増進に向けたスポーツ活動の積極的な推進が評価され、昨年に続きスポーツ庁の「スポーツエールカンパニー」に認定されています。
さらに、個々のライフイベントに応じて柔軟に働ける選択肢としてフレックスタイム制度、リモート勤務、時差出勤などの制度を導入し、ワークライフバランスの推進を図っています。
時間外労働の削減に関しては、定期的に労働時間アンケート調査を実施し労働時間の実態を正確に把握することで、過重労働の防止や適正な労働時間管理を行っています。
年次有給休暇においては休暇奨励日を設けることで社員が積極的に休暇を取得できる環境を整えています。
指標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末平均所定外労働時間12.3時間12.8時間12.1時間年次有給休暇取得率84.0%83.4%82.3%対象会社となる当社グループの範囲等の詳細は、当社HP「サステナビリティ 数字で見るIDグループ」をご参照ください。
(https://www.idnet-hd.co.jp/sustainability/numbers.html) 2026年3月には、2022年4月から2025年3月までの次世代育成支援の取組みや時間外労働時間の削減などが評価され、厚生労働大臣より「子育てサポート企業」として5回目となる「くるみん」の認定を受けています。
これらの取組みをつうじて、職場環境の改善や心理的安全性の高い職場環境の整備を進め、社員のウェルビーイング向上に努めています。
指標及び目標 ④ 指標及び目標 当社グループは、国籍、性別を問わず、さまざまな経験や価値観を持つ人材の採用を積極的に行い、多様性のある組織作りを推進しています。
また、サステナビリティ関連の指標を明確化し、確実な進捗管理を実施しています。
 人材育成および社内環境整備に関する方針における指標並びに当該指標を用いた目標・実績につきましては以下のとおりです。
指標目標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末女性比率(%)2028年3月期末までに30%23.524.024.6管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)2028年3月期末までに20%14.315.016.3障がい者雇用率(%)法定雇用率を維持(6月1日基準)2.35(2.30※)2.59(2.50※)2.66(2.50※)※障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく法定雇用率対象会社となる当社グループの範囲等の詳細は、当社HP「サステナビリティ 数字で見るIDグループ」をご参照ください。
(https://www.idnet-hd.co.jp/sustainability/numbers.html)
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 <人的資本>当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ JUMP!!!」を策定し、人的資本投資戦略を重点戦略の一つに掲げています。
プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境、社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。
また、当社グループでは、『人材育成方針』および『社内環境整備方針』を策定し、これらに基づく各種施策を推進しています。
『人材育成方針』 IDグループは、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的成長をもたらすものであり、会社の重要な財産であると考えます。
 事業をつうじて社会課題を解決するために、お客さまから信頼される卓越した技術力と人間力を兼ね備えた、未知への挑戦を続ける人材の育成を目指しています。
『社内環境整備方針』 多様性を尊重する企業文化のもと、一人ひとりの個性や能力が最大限に発揮できる制度や職場環境を整備し、ワークライフバランスの推進と自律的なキャリア形成支援により、社員のワークエンゲージメントの向上を実現します。
なお、人材戦略の取組みの詳細については、第4「提出会社の状況」5「従業員の状況等」をご参照ください。
 当社グループは、健康経営方針のもと、「人」こそが企業の競争力を高め、持続的な成長を支える重要な財産であると考えています。
そのため、「健康経営」を重要な経営課題と位置づけ、積極的に取り組んでいます。
健康経営の推進においては、サステナビリティ所管部署と人事所管部署が一体となり、健康推進プロジェクトを発足させ、各部門と連携を図り、全ての従業員が健やかな健康を維持できるよう、各種施策を推進しています。
また、グループ経営会議やサステナビリティ委員会、取締役会などの場で、経営層全体が健康経営の目標や方針、取組み施策等について議論および評価を行っています。
※Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)  一方で、長時間のデスクワークによる日常的な運動不足により、適正体重を維持する従業員の割合が低下しているという課題があります。
こうした課題に対処するため、健康推進プロジェクトでは、経営トップ自らによるメッセージ発信をはじめ、健康経営セミナーの開催、保健師によるヘルスサポートの実施、ウォーキングイベントの開催など、さまざまな取組みを行っています。
これにより、従業員同士のつながりや社内コミュニケーションの促進を図っています。
 これらの取組みにより、当社は経済産業省の「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に7年連続で認定され、2026年には6回目となる「ホワイト500」に選定されました。
さらに、従業員の健康増進に向けたスポーツ活動の積極的な推進が評価され、昨年に続きスポーツ庁の「スポーツエールカンパニー」に認定されています。
さらに、個々のライフイベントに応じて柔軟に働ける選択肢としてフレックスタイム制度、リモート勤務、時差出勤などの制度を導入し、ワークライフバランスの推進を図っています。
時間外労働の削減に関しては、定期的に労働時間アンケート調査を実施し労働時間の実態を正確に把握することで、過重労働の防止や適正な労働時間管理を行っています。
年次有給休暇においては休暇奨励日を設けることで社員が積極的に休暇を取得できる環境を整えています。
指標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末平均所定外労働時間12.3時間12.8時間12.1時間年次有給休暇取得率84.0%83.4%82.3%対象会社となる当社グループの範囲等の詳細は、当社HP「サステナビリティ 数字で見るIDグループ」をご参照ください。
(https://www.idnet-hd.co.jp/sustainability/numbers.html) 2026年3月には、2022年4月から2025年3月までの次世代育成支援の取組みや時間外労働時間の削減などが評価され、厚生労働大臣より「子育てサポート企業」として5回目となる「くるみん」の認定を受けています。
これらの取組みをつうじて、職場環境の改善や心理的安全性の高い職場環境の整備を進め、社員のウェルビーイング向上に努めています。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標  人材育成および社内環境整備に関する方針における指標並びに当該指標を用いた目標・実績につきましては以下のとおりです。
指標目標2024年3月期末2025年3月期末2026年3月期末女性比率(%)2028年3月期末までに30%23.524.024.6管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)2028年3月期末までに20%14.315.016.3障がい者雇用率(%)法定雇用率を維持(6月1日基準)2.35(2.30※)2.59(2.50※)2.66(2.50※)
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
(1)リスク管理体制 当社グループは、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるあらゆるリスクを的確に把握し、経営への影響を低減していくために、取締役会の諮問機関としてグループリスク管理委員会を設置しています。
想定される各リスクを3つの主要リスク(経営・財務リスク、人事・労務・社会全般リスク、事業部門オペレーショナルリスク)に分類、グループリスク検討小委員会(以下、小委員会)を設置し、リスクの洗い出しと対策の立案を行ったうえで、グループリスク管理委員会がその内容について議論、検証を行っています。
<リスク管理体制図> (2)リスク管理手法 また、リスクの洗い出しと対策の立案については、以下の要領で実施しています。
  ①生成AIにより当社グループのリスク事象を抽出し、それを参考にリスクシナリオ(リスク事象が顕在化した場合の内容)を策定する。
  ②リスクシナリオに基づき、そのリスクが当社グループに与える影響を測定、評価する。
  ③評価の結果、重要度の高いリスク事象について、リスク管理策およびリスク管理計画を策定する。
  ④リスク管理策および管理計画の実績、進捗を確認、評価し、PDCAサイクルを構築する。
(3)重要なリスク 当社グループの事業業績、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 市場環境の変化について 社会課題である人材不足の深刻化を背景に、業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を目的としたIT投資ニーズは、中長期的に拡大していくことが見込まれます。
また、クラウドサービスの高度化や生成AIをはじめとする先端技術の急速な進展により、データ利活用の重要性が高まっており、国内におけるデータセンター建設やITインフラ関連投資の活発化が進むものと想定しています。
さらに、サイバー攻撃の高度化を背景としたセキュリティ対策需要も拡大しており、IT投資を取り巻く市場環境は、より多様で高度な対応が求められる状況にあります。
一方で、人材の確保および育成が進まない場合や、顧客の期待する付加価値を十分に提供できない場合には当該事業の成長が制約され、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 このような環境認識のもと、当社グループは、最新技術への対応とAIの進化に伴う「AI活用」領域から「AI統括」領域への事業変革に対応したマーケティング戦略を掲げるとともに、その実現に向けて、人材育成に戦略的に投資を進めています。
また、2025年4月1日に事業会社を統合し、グループ全体での一体的なサービス提供体制を構築しました。
これにより、変化するIT投資ニーズへの対応力を強化するとともに、顧客への提供価値の向上、事業間シナジーの創出と収益基盤の強化を図っています。
さらに、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ “JUMP!!!”」では、人材不足の加速や技術進歩により業界構造が変化するなかで、当社事業を支える「人材」の価値向上を成長戦略の中核に位置付けています。
先端技術を活用した高付加価値サービスの拡充と、人材への投資の両立を通じて、持続的な成長と収益力の向上を図ってまいります。
② 企業買収について 当社グループは、M&Aによる事業の拡大を経営戦略のひとつとしています。
しかしながら、市場環境の変化や不測の事態により、事業が計画どおりに進まない場合や、当初予定していた効果を得ることができない場合に、のれんの減損処理や関係会社株式の評価損を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループは、それらを実施する場合には、対象企業の財務や税務、法務等について会計士や弁護士等の専門家によるデューディリジェンスを行うことにより、事前にリスクを回避するように努めています。
また、実施後は出資先の取締役会等への陪席、または決算資料等の精査により、経営状況を定期的にモニタリングし、当社グループの経営成績および財政状態への影響の把握に努めています。
③ グローバル事業について 当社グループは、事業戦略の一環として、中国、シンガポール、米国、ヨーロッパを中心にグローバル事業を推進しています。
しかしながら、グローバル経済や為替等の動向、取引をめぐる法規制、商習慣の違い、政治的・社会的変動等のさまざまな要因が、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 各海外拠点の経営状況や外部環境の変化等については、グローバル統括部が中心となって適宜把握するとともに、個別のリスク事象についてはグループリスク管理委員会において内容の把握や状況確認、対策の進捗確認や効果検証を行い、リスク低減に取り組みます。
 当社グループでは、社員への適切なコンプライアンス教育の実施により法令遵守の意識強化に努めるとともに、海外拠点の定期的な監査の実施によりガバナンスを強化することで、事前にリスクを回避するように努めています。
 また現地の経営陣とのコミュニケーションを強化し、透明性の高い事業運営を推進します。
これらの取り組みを通じて、当社グループはグローバル事業の安定的な成長を目指し、ステークホルダーの信頼を確保してまいります。
④ 人材確保について 当社グループは、最新技術への対応と顧客満足度向上のため、優秀な人材の確保と育成を重要視しています。
人材の確保・育成が不十分な場合や、事業変革に伴うニーズに合った人材の補充ができない場合、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
特に、AI・クラウド・サイバーセキュリティ等の先端技術分野においては、高度専門人材の需要が高まっており、これらの人材の採用が計画どおりに進まない場合や、採用後に十分な育成・リスキリングが行えない場合には、当社グループの競争力低下や事業機会の喪失につながる可能性があります。
 国内外での新卒・中途採用を通じて付加価値の高い人材を確保し、入社後はテクニカルスキル・ヒューマンスキルトレーニングを継続的に実施しています。
また、顧客ニーズの変化に対応するため、アップスキルのための人的資本投資も積極的に行っていきます。
このような「キャリア啓発」をはじめ、自律志向の社員集団となりえる「企業文化」の醸成や「健康経営」を通じて、社員エンゲージメントの向上に注力することで、「お客さま満足度の向上」「生産性向上」に繋げ、それらがさらに「企業価値の向上」を実現する好循環を生み出すことを目指しています。
⑤ 情報管理について 当社グループは、常に情報セキュリティの維持・向上を図り、お客さまに満足いただけるサービスの提供に努めていますが、万が一、不正アクセスや重大なエラー等により、取引に関する情報の紛失、改ざん、漏えい等を発生させた場合には、当社グループの信用は失墜し、経営成績および財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。
近年は、サイバー攻撃の高度化・巧妙化にくわえ、ランサムウェアやサプライチェーンを標的とした攻撃、内部不正や人的ミス等に起因する情報漏えいリスクが高まっており、一度のインシデントが社会的信用の低下や損害賠償責任の発生、事業継続への影響等につながる可能性があります。
 当社グループでは、個人情報をはじめとする情報資産を適切に取り扱うため「情報管理基本方針」、「プライバシーポリシー」等各種規程を整備しており、2022年4月施行の改正個人情報保護法にも対応済です。
 また、情報管理全般について組織横断的な対応、協議を行うため、情報管理統括責任者を中心とした管理体制を整備するとともに、サイバーセキュリティにかかる専門チーム(CSIRT)が中心となり各種セキュリティ対策の強化とインシデント発生時の対策に取り組んでいます。
 社員に対しては、定期的なサイバー攻撃対応演習の実施、法令に対応した規程改訂に関する教育を行い、コンプライアンス意識のさらなる向上に努めています。
さらに、PマークおよびISO27001の認証を取得し、維持・継続しています。
加えて、委託先を含むサプライチェーン全体における情報管理体制について、監督や状況の把握を通じた強化に努めています。
⑥ サステナビリティについて(a)気候変動について 近年、世界的な気候変動により、地震・台風・洪水といった大規模な自然災害の発生頻度や影響度が高まっており、その対策として、企業に対する温室効果ガスの排出量削減に向けた取組みや、再生可能エネルギーの導入など「脱炭素社会」の実現に向けた対応が求められています。
 このような中、気候変動に対する対応が不十分な場合、お取引先企業をはじめとする様々なステークホルダーからの評価の低下や事業機会の逸失など、当社グループの経営成績や財政状態に影響を生じる可能性があります。
このため、当社グループでは気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、TCFD)へ賛同やISO14001の認証取得により、環境に配慮した事業活動を推進しています。
また、その取組みについては、一部ホームページで開示をしています。
(b)人権について 近年、国際的な人権基準の強化をはじめ、人権尊重への取組みが一層強く求められています。
このような中、人権尊重に対する対応が不十分であることは、お取引先企業をはじめとする様々なステークホルダーからの評価の低下、事業機会の逸失、職場環境の悪化や社員の士気の低迷など、当社グループの経営成績や財政状態に影響を生じる可能性があります。
 当社グループでは、人権に関する国際規範を尊重・支持し、『IDグループ人権方針』を定め、社員が事業活動において参照すべき行動を明確に示すとともに、事業活動を通じて発生し得る人権への負の影響やリスクを特定し、未然防止および軽減を図るため、人権デュー・ディリジェンスを実施しています。
また、当社グループの業務に関わるビジネスパートナーに対しても、研修等をつうじ『IDグループ人権方針』の周知および遵守への働きかけを行うことで、人権に配慮した事業活動に努めています。
⑦ 自然災害・紛争・テロ・パンデミックレベルの感染症等について 地震・台風・洪水といった大規模な自然災害に関連するリスクは年々高まる中、世界各地で発生する紛争・テロやパンデミックレベルでの感染症等による被害は完全に回避できるものではなく、想定規模を超える被害発生時には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループは、様々なイレギュラー事象が発生し、業務遂行が阻害されるような場合であっても、その影響を最小限に抑えるべく、危機管理マニュアルおよび事業継続計画(BCP)を制定しています。
また、山陰BPOセンターに本社業務を一部移管しており、一極集中によるリスクの低減を図るとともに、テレワークをはじめとする働き方の多様化も引続き進めていきます。
今後も食料・衛生用品の備蓄、各種マニュアルの見直しや安否確認システムを活用した定期的訓練の実施により、事業継続性確保に努めています。
⑧ 技術革新への対応について IT分野における先進技術の進展は目覚ましく、その積極的な利活用は当社グループの事業成長に向けた大きな機会である一方、対応が遅れた場合には競争力およびブランド価値の低下を招く恐れがあります。
特に生成AIをはじめとするAI関連技術は、業務プロセスや事業モデルそのものを変革する可能性があり、これらに対して適切に対応できない場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループでは、技術革新に適時かつ的確に対応するため、AIサービスに特化したコンサルティング部門においてAI分野の先端技術に関する情報収集を行うとともに、AIに関するコンサルティングや構築支援サービスを提供しています。
 さらに、研究開発部門においてはAIエージェントの調査・研究や、AI利用を前提としたアプリケーション開発標準の整備を推進するとともに、AIマネジメントシステムの国際規格であるISO42001の認証取得に向けた取り組みを通じてガバナンス体制の強化を図っています。
併せて、AI推進委員会を中心に、生成AIおよびAIエージェントの全社的な導入・活用の推進や、当社全社員向けのAI研修を実施するなど人材育成に積極的に取り組んでいます。
⑨ アプリケーション開発およびITインフラ業務遂行について 当社グループにおけるアプリケーション開発および ITインフラ業務の売上比率は、当連結会計年度46.9%を占めています。
高度化、複雑化、短納期化する当業務においては、開発途中での要件変更、品質の低下、納期遅延等の問題が発生した場合、プロジェクト完遂のための追加費用発生や損害賠償責任によって採算が悪化し、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループでは、これらのリスクをヘッジするために、ISO9001に準拠した品質マネジメントシステムを導入しています。
新規大型案件の引合いを受けた際には受注検討会を開催し、取引方針、採算性、要員体制、技術対応力、技術蓄積の可能性等について経営的判断に基づく検討を行います。
また、品質管理部門が各プロジェクトの提案、見積段階から納品に至るまでのプロセスをとおしたリスク分析・管理を実施し、プロジェクト遂行中のQCD(品質、コスト、納期)状況を定期的にレビューすることで、早期の異常検知につなげ、不採算案件の発生防止に努めています。
 また、今後増加が期待される複数のサービス部門にまたがる部門横断型プロジェクトや一括受託型の大型案件に対応するべく、社内のプロジェクト管理方法の見直しや管理会計等の社内システム改革に取り組み、タイムリーかつ正確なプロジェクト管理を実現します。
⑩ システムマネジメント業務遂行について 当社グループにおけるシステムマネジメントの売上比率は当連結会計年度39.4%を占めています。
システムマネジメント業務において、誤操作等によるシステム障害や情報提供の遅延等を発生させる可能性は、皆無ではありません。
大規模なシステム障害等を発生させた場合、損害賠償責任に発展することによって、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループでは、このような障害を未然に防止するため、「影響度の高い業務の再鑑体制徹底」、「ツールによる自動化推進」等を実施しています。
また、品質管理部門を設け、「障害の未然防止研修」「障害要因分析・フィードバック」「現場立ち入り検査」等を企画実施しています。
さらにISO9001認証を取得し、品質向上に向けた継続的改善を図っており、大規模なシステム障害は発生していません。
 さらに、当社グループのコアビジネスであるシステムマネジメント業務は、DXが推進され、既存システムに対する保守費の削減、自動化、パブリッククラウドの利用、主要顧客に次世代システムへの移行やセンター集約も進み、大きな転換期を迎えており、従来の単純なオペレーション業務に限れば、規模が縮小する可能性があります。
 当社グループは、システムマネジメント業務の将来性を鑑みた業務の付加価値を高めるオペレーションの自動化や遠地でのリモート運用支援による効率化、自社開発したバーチャルなシステムオペレーションセンター(ID-VROP)の活用による多拠点運用など次世代型運用サービスを積極的に推進します。
⑪ パートナー会社からの要員調達について 当社グループは、案件ニーズにマッチした人材の調達、および受注量増減に対して機動的に対応するため、パートナー会社からの要員調達についても積極的に進めています。
しかしながら、市場の変化により計画を大きく超える受注量の増減が急激に起きた場合には要員調達の不調、または、要員リリースがタイムリーに行えないことによって、当社グループの経営成績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループは、パートナー会社に対し定期的なパートナー会や勉強会を通じ、法令遵守・ガバナンス強化を基本姿勢としながら、事業方針や案件情報、トラブル事例共有等の情報交換を緊密に行います。
また、コアパートナー会社との協力関係をさらに深め、一括案件受注体力があり品質管理が期待できる協業体制を構築し、品質の向上と要員の調達力向上に努めています。
 なお、今後さらに需要が増加していくITインフラやサイバーセキュリティなど高度IT技術分野においては、当社グループの施策と人材育成方針等の情報を開示し、当社社員の育成とあわせてパートナー会社の技術者育成を支援することによって、高度技術人材の確保に努めています。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
業績等の概要(1) 業績当連結会計年度における国内景気については、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調を維持しました。
一方で、金融資本市場の変動や米国の通商政策を巡る不確実性など、先行きは依然として不透明な状況です。
くわえて、中東情勢の影響にも注視が必要です。
当社グループが属する情報サービス業界では、社会全体のデジタル化にともないIT投資ニーズが引き続き堅調に推移しています。
特に、企業の生産性向上や経営課題の解決を目指したAI技術やクラウドソリューションの需要から、社内IT環境の整備やコンサルティングのニーズも拡大しています。
また、企業のサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加しており、事業継続を目的としたセキュリティ対策やITガバナンスに関する投資意欲も高まっています。
このような環境のなか、当社グループの業績は、アプリケーション開発、サイバーセキュリティおよびITインフラが堅調に推移したため、売上高は393億71百万円(前年同期比8.5%増)となりました。
収益面においては、従業員への還元や、人材育成・確保のための戦略的投資の増加を図りつつ、売上高の増加や売上総利益率の改善、のれん償却額の減少などにより、営業利益は41億28百万円(同9.2%増)、経常利益は42億12百万円(同9.1%増)となりました。
また、賃上げ促進税制の適用にともなう税額控除等により、親会社株主に帰属する当期純利益は29億7百万円(同21.7%増)となりました。
EBITDAは、45億18百万円(同2.9%増)となりました。
これにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は5期連続で増収増益となり、いずれも過去最高を更新しました。
(注):当連結会計年度より、従来のサービス名「ソフトウェア開発」を「アプリケーション開発」に変更、従来のサービス名「サイバーセキュリティ・コンサルティング・教育」を「サイバーセキュリティ」、「コンサルティング・教育」に分割して記載しています。
なお、これらの変更は事業内容の変更をともなうものではありません。
当社の事業セグメントは単一セグメントであり、サービスごとの業績を以下のとおり記載しています。
(単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)前年同期比増減額 増減率(%)システムマネジメント売上高15,10215,5094072.7売上総利益3,6083,663541.5売上総利益率23.9%23.6%△0.3P―アプリケーション開発売上高12,48113,7811,29910.4売上総利益2,5173,7181,20147.7売上総利益率20.2%27.0%6.8P―ITインフラ売上高4,2244,69947511.2売上総利益1,2791,253△26△2.1売上総利益率30.3%26.7%△3.6P―サイバーセキュリティ売上高2,1983,14394443.0売上総利益63194431249.5売上総利益率28.7%30.0%1.3P―コンサルティング・教育売上高1,7961,659△137△7.6売上総利益639551△87△13.7売上総利益率35.6%33.3%△2.3P―その他売上高47057710622.7売上総利益△18△144―売上総利益率――――合計売上高36,27439,3713,0968.5売上総利益8,65810,1171,45916.9売上総利益率23.9%25.7%1.8P― ① システムマネジメント一部案件の縮小やサービス区分の変更による減収があったものの、金融関連顧客や大手ITベンダーを主とした受注拡大および新規案件の開始、価格適正化に向けた単価の見直しなどにより、売上高は155億9百万円(同2.7%増)となりました。
② アプリケーション開発大手ITベンダーとの連携による新規顧客の獲得や既存顧客における新規案件の開始、金融、製造、エネルギー関連顧客における受注拡大などにより、売上高は137億81百万円(同10.4%増)となりました。
③ ITインフラエネルギー、金融、製造関連顧客における受注拡大や、大手ITベンダーとの連携による取引の拡大などにより、売上高は46億99百万円(同11.2%増)となりました。
④ サイバーセキュリティサイバー攻撃対策の需要増にともない、官公庁関連をはじめとした複数顧客における受注が拡大し、売上高は31億43百万円(同43.0%増)となりました。
⑤ コンサルティング・教育一部顧客における案件の終了などにより、売上高は16億59百万円(同7.6%減)となりました。
⑥ その他エネルギー関連顧客における受注拡大などにより、売上高は5億77百万円(同22.7%増)となりました。
《経営施策の取組み状況》当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ JUMP!!!」を策定し、推進しています。
当年度は、サービスポートフォリオ戦略および人的資本投資戦略の2つを主として取り組みました。
サービスポートフォリオ戦略について、岩盤事業領域(注1)の収益性改善と、注力事業領域(注2)の事業規模拡大という二軸での飛躍的成長を掲げています。
当年度は、岩盤事業領域のうちアプリケーション開発において価格適正化や、事業現場単位での利益改善に向けた見直しを実施した結果、大幅な収益性の改善を実現しました。
注力事業領域においては、昨今の市場需要を的確にとらえたサイバーセキュリティ事業の躍進により、売上規模が当初目標を大きく超過達成しました。
中期経営計画1年目の進捗が順調に推移していることと、今後の市場動向を踏まえて、2027年3月期の業績予想を当初の計画目標を上回る水準に設定しました。
また、アップスキルを推進した結果、3か年での目標225名のうち、54名の注力事業領域への技術者シフトを達成しました。
人的資本投資戦略について、3年間で60億円の投資を目標に掲げています。
当年度は17億円の投資実績を達成し、施策としては、グループ全社員に向けたオンライン動画学習サービス「Udemy Business」の開始や、基盤形成期の社員に対するメンター制度の導入など、積極的な人材育成や社員エンゲージメントに向けた取組みを実施しました。
ほかにも顧客接点の確立やグローバル戦略など、当初策定した項目についても引き続き推進していきます。
(注1)岩盤事業領域:システムマネジメント、アプリケーション開発(注2)注力事業領域:ITインフラ、サイバーセキュリティ、コンサルティング・教育 《1年目を踏まえた課題》経営環境の変化および本中期経営計画1年目の進捗を踏まえ、当社グループは下記5点を今後の事業成長における重点課題と捉えており、解決と充足に向けて取り組んでいきます。
① AI時代におけるサービス戦略企業におけるデジタルシフトが加速するなかで、特にAIが労働力として拡大し、人月型ビジネスに代わって事業を担う時代の到来が予想されています。
それにともない、顧客の経営課題はAIとの共創および、AIを統治する方向性にシフトすると予想されます。
そのような市場環境の変化において、当社グループは収益の過半をエンドユーザーとの直接契約が長年占めてきたことを活かし、クライアントサイドで経営課題に取り組むことで高単価な最上流工程でのサービス提供を実現するべくビジネスモデルの進化を目指します。
また、AIを積極的に活用することでサービス提供における生産性を飛躍的に向上させ、リソース配分および業務プロセスの変革による事業の高収益化を図ります。
② 高収益モデルの実現に向けた人材シフト情報サービス業界では、AIなどの技術の進化にともない、下流工程から上流工程への人材シフトが求められており、これに対応するための戦略的な人材配置が必要です。
当社グループは、領域やサービスを跨いだ人材のアップスキルを目的に、岩盤事業領域から注力事業領域への人材シフトを進め、量と質の両面でより厚みのある人材ポートフォリオを構築することで、高収益モデルの実現に取り組みます。
③ パートナー会社との関係強化サービスの付加価値を高め、事業を拡大していくためには、案件の規模や技術分野に応じたビジネスパートナーとの協業が重要になります。
当社グループは、コアパートナーの認定強化や相助型の人材育成をつうじて堅固な生産体制を構築し、高付加価値の創出を目指します。
また、AI技術を駆使して生産性向上を実現する先進的な協業パートナーと良好な関係を構築します。
④ マーケティング&ビジネス機能の強化ITサービスに対する顧客ニーズは多様化・高度化し、常に付加価値の高いサービスが要求されています。
さらに、AIに代表される急速な市場の変化に適合し、顧客にとって中長期的なIT戦略パートナーとなるためには、技術トレンドを把握し、顧客の経営課題に即した提案を行うことが求められます。
当社グループは、最新技術やAIの進化による事業変革に対応したマーケティング戦略を掲げるとともに、プロアクティブで横断的な営業アプローチを実現するマーケティング&ビジネス機能の強化を推進します。
新規顧客の獲得と既存顧客の深耕を促進し、受注規模の拡大を図ることで、収益性の向上を目指します。
⑤ 人的資本投資の拡充当社グループは、プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境を提供します。
社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や、実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。
また、多様性や人権を尊重する組織の構築や、時間外労働の削減、有給休暇の取得率向上を図ることで、社員エンゲージメントの向上を実現します。

(2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ6億13百万円増加し、60億46百万円(前年同期比11.3%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は30億60百万円(前期は35億57百万円の資金増)となりました。
これはおもに、税金等調整前当期純利益42億27百万円、のれん償却額2億1百万円、賞与引当金の増加額5億94百万円、売上債権の増加額14億14百万円、仕入債務の増加額1億72百万円および法人税等の支払額18億88百万円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は2億71百万円(前期は22億79百万円の資金減)となりました。
これはおもに、定期預金の預入による支出2億41百万円、有形固定資産の取得による支出1億5百万円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は23億28百万円(前期は15億9百万円の資金減)となりました。
これはおもに、短期借入金の純減少額8億円、長期借入金の返済による支出1億50百万円および配当金の支払額13億75百万円などによるものです。
生産、受注および販売の実績 当社グループは情報サービス事業の単一セグメントですが、当連結会計年度における生産実績、受注実績、販売実績をサービス別に示すと、次のとおりです。
(1)生産実績サービスの名称生産高(千円)増減率(%)システムマネジメント15,509,9232.7アプリケーション開発13,781,02410.4ITインフラ4,699,88311.2サイバーセキュリティ3,143,51743.0コンサルティング・教育1,659,036△7.6その他517,92327.4合計39,311,3088.6(注)金額は、販売価格によっています。
(2)受注実績サービスの名称受注高(千円)増減率(%)受注残高(千円)増減率(%)システムマネジメント15,364,130△13.34,839,255△2.9アプリケーション開発13,693,038△3.02,645,529△3.2ITインフラ5,053,23611.61,375,54434.6サイバーセキュリティ3,000,670△0.82,010,468△6.6コンサルティング・教育1,605,819△13.7186,462△22.2その他527,52069.7104,463△32.5合計39,244,414△5.611,161,724△1.1 (3)販売実績サービスの名称販売高(千円)増減率(%)システムマネジメント15,509,9232.7アプリケーション開発13,781,02410.4ITインフラ4,699,88311.2サイバーセキュリティ3,143,51743.0コンサルティング・教育1,659,036△7.6その他577,71622.7合計39,371,1018.5 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先が無いため、記載を省略しています。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先が無いため、記載を省略しています。
財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。
(1)重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。
この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としています。
当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しています。
実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
 当社グループは、とくに以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。
① 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産は、今後の課税所得の予測等を踏まえその回収可能性を判断したうえで計上しています。
② 投資有価証券の減損処理 当社グループは投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、投資有価証券の減損処理を実施しています。
上場会社の株式および時価のある投資信託は、期末日の時価が取得原価に比べ50%以上下落した有価証券については、期末後1年以内に時価が取得原価にほぼ近い水準に回復することを合理的な根拠で予測できる場合を除きすべて減損処理を行い、30~50%程度下落した有価証券については、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っています。
また非上場会社の株式は原則として、評価損の計上を検討すべき一定の事項が発生し、且つ、当該会社の純資産額に対する当社グループ持分額が取得価額より50%以上下落し、回復可能性が明確でない場合には、減損処理を行うこととしています。
③ のれん及びのれん相当額の減損処理 のれんの償却については、その超過収益力の効果が発現すると見積もられる期間の定額法により償却を行っています。
のれんは減損の兆候があると認められた場合、割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、減損処理を行うこととしています。
 のれん相当額は、投資額とそれに対応する時価純資産の差額であり、その償却年数は、事業計画に基づく投資回収期間を勘案して決定しています。
また、事業計画においては、売上高成長率、粗利率、販管費率を主要な仮定としています。
 主要な仮定が変化することにより事業計画に対して実績が大幅に未達になった場合には、減損の兆候が生じ、割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれん相当額を下回る場合には、減損処理を行うこととしています。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析 ① 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度の362億74百万円に対し30億96百万円増収の393億71百万円となりました。
 サービス別の状況は第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「業績等の概要」(1) 業績をご参照ください。
② 売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度の276億16百万円に対し16億37百万円増加の292億53百万円となりました。
 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の48億77百万円に対し11億11百万円増加の59億89百万円となりました。
③ 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度の37億80百万円に対し3億47百万円増加の41億28百万円となりました。
④ 営業外損益(純額) 当連結会計年度の営業外損益(純額)は、補助金収入の増加などにより、前連結会計年度の81百万円の利益(純額)に対し2百万円増加の83百万円の利益(純額)となりました。
⑤ 経常利益 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度の38億62百万円に対し3億50百万円増加の42億12百万円となりました。
⑥ 特別損益(純額) 当連結会計年度の特別損益(純額)は、事業譲渡益の計上などにより、前連結会計年度の24百万円の損失(純額)から15百万円の利益(純額)となりました。
⑦ 税金等調整前当期純利益 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度の38億37百万円に対し3億90百万円増加の42億27百万円の利益となりました。
⑧ 法人税等 当連結会計年度の法人税等は、前連結会計年度の14億40百万円に対し1億27百万円減少の13億12百万円となりました。
⑨ 非支配株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の7百万円に対し0百万円減少の7百万円の利益となりました。
⑩ 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の23億89百万円に対し5億17百万円増加の29億7百万円の利益となりました。
(3)当連結会計年度末の財政状態の分析 ① 資産の部 当連結会計年度末の資産の部は、投資有価証券の減少4億74百万円、のれんの償却による減少2億1百万円および契約資産の減少2億円などがありましたが、売掛金の増加14億20百万円および現金及び預金の増加8億37百万円などにより、前連結会計年度末に比べ15億2百万円増加し239億92百万円となりました。
② 負債の部 当連結会計年度末の負債の部は、賞与引当金の増加5億94百万円および契約負債の増加3億39百万円などがありましたが、短期借入金の減少8億円および未払法人税等の減少2億48百万円などにより、前連結会計年度末に比べ1億35百万円減少し87億39百万円となりました。
③ 純資産の部 当連結会計年度末の純資産の部は、期末および中間配当金支払いによる減少13億76百万円がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益による増加29億7百万円および為替換算調整勘定の増加1億64百万円などにより、前連結会計年度末に比べ16億37百万円増加し152億53百万円となりました。
(4)資本の財源および資金の流動性についての分析 ① 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の35億57百万円より4億96百万円少ない30億60百万円の資金を獲得しました。
これはおもに、税金等調整前当期純利益が3億90百万円増加、賞与引当金の増加額が3億8百万円増加、売上債権の増加額が5億42百万円増加および仕入債務の増加額が1億71百万円減少、法人税等の支払額が7億64百万円増加したことによるものです。
 投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の22億79百万円より20億8百万円少ない2億71百万円の資金を使用しました。
これはおもに、投資有価証券の取得による支出が19億68百万円減少したことによるものです。
 財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の15億9百万円より8億19百万円多い23億28百万円の資金を使用しました。
これはおもに、短期借入金の純減少額が4億円増加および配当金の支払額が5億20百万円増加したことによるものです。
② 当社グループは現在、運転資金および設備投資資金につきましては、自己資金または借入により資金調達することとしています。
当連結会計年度末現在、短期借入金の残高は10億円です。
なお、当社グループは、資金調達の機動性と効率性を高めるため、取引銀行5行と総額41億円の当座貸越契約を締結しています。
研究開発活動 6【研究開発活動】
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発活動の金額は211百万円です。
当社グループでは、最先端技術を活用した新たなビジネス展開を目的とし、積極的に研究開発に取り組んでいます。
その結果として、当年度では組織によるイノベーションマネジメントシステムの国際規格であるISO56001について、世界で12社目、国内企業で6社目となる認定取得を達成しました。
おもな取組みとして、AI技術の研究を積極的に進めています。
特に、AIエージェントの調査・研究に注力しているほか、システム開発におけるAIの利用を前提とした開発標準の検討を完了し、実案件での活用に向けて準備を進めています。
こうした知見を活かし、AI初心者でも業務に役立つスキルを短期間で学べるDifyの研修や、AIOps(注1)の導入支援、JUAS(注2)と連携したAIエージェント講座などの新しい研修・サービスの提供を開始しました。
AIマネジメントシステムの国際規格であるISO42001の取得に向けた取組みも引き続き進めています。
さらに、当社の主力事業であるシステムマネジメントと先端技術を組み合わせた、次世代システム運用の構築を目指しています。
なかでも、当社グループが開発した「バーチャルオペレーションセンター(ID-VROP)」について、お客さま環境でのPoCが完了し、次年度での本格的商用に向けて取り組んでいます。
また当社は、「次世代システム運用」の実現に向けて40社以上の企業が参画するコンソーシアムにも参加しています。
くわえて、当社が保有・取得を目指す特許技術の活用について、逐次学習AIアーキテクチャの研究開発を推進しました。
対話AIやロボティクス等への応用を視野に、ブロックチェーン技術との融合実装および検証も進めています。
このほか、米国ベンチャーファンドへの出資をつうじて、先端技術に関する情報収集の強化に努めています。
今後も、当社グループの技術力を強化し、さらなるイノベーションの創出を促進します。
なお、当社グループの報告セグメントは「情報サービス事業」の単一セグメントであり、セグメント別の記載を省略しています。
(注1)AIOps:AIを活用してシステム運用業務を自動化・効率化する手法(注2)JUAS:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当連結会計年度において、重要な設備投資はありません。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりです。
 なお、当社グループは情報サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しています。
(1)提出会社2026年3月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容 帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物車両運搬具土地(面積㎡)工具器具備品合計本社(東京都千代田区)情報サービス施設統括業務施設169,9274,772-(-)84,828259,527153独身寮(東京都大田区)独身寮87,586 -197,281(471.50)404285,273-研修施設(山梨県南都留郡鳴沢村)研修施設190,571 -109,527(5,564.00)10,837310,936-社宅(鳥取県鳥取市1室)社宅2,063 -20,050(83.20)6522,179-社宅(鳥取県米子市1室)社宅33,649 -8,531(1,249.08)3,62145,801-厚生施設(東急ハーベスト)厚生施設794 -255(4.36)-1,050-合計 484,5934,772335,64799,757924,770-(注)1 本社および事業所の建物は賃借物件であり、年間賃借料の総額は287,171千円です。
2 本社および事業所の建物及び構築物欄記載の金額は、賃借中の建物に施した建物付属設備の金額です。
(2)国内子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物車両運搬具土地(面積㎡)機械及び装置工具器具備品合計㈱インフォメーション・ディベロプメント本社(東京都千代田区)他6事業所情報サービス施設統括業務施設等237,911-84,032(1,724.65)-15,121337,0651,836㈱プライド本社(東京都千代田区)情報サービス施設統括業務施設83--(-)-50458727愛ファクトリー㈱本社(鳥取県鳥取市)農産物栽培施設統括業務施設12,2120-(-)3,7319,42825,37234 (3)在外子会社2026年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械及び装置工具器具備品合計艾迪系統開発(武漢)有限公司本社(中国湖北省武漢市)他3事業所情報サービス施設統括業務施設--4,3974,397145INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD.本社(シンガポール)情報サービス施設統括業務施設8,304-1,4969,80030INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.本社(米国マサチューセッツ州)他1事業所情報サービス施設統括業務施設95,001-3,88698,8871I-Collab X Inc.Miraku Boston Partners withID Group(米国マサチューセッツ州)外食事業31,8925,7681,86839,5292Information Development Europe B.V.本社(オランダ アムステルダム)情報サービス施設統括業務施設--949413
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等 特記すべき事項はありません。
(2)重要な設備の除却等 特記すべき事項はありません。
研究開発費、研究開発活動211,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況47
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況13
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,517,563
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
 当社および連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)がもっとも大きい会社(最大保有会社)である当社については以下のとおりです。
① 投資株式の区分の基準および考え方保有目的が純投資目的である投資株式を保有していません。
② 保有目的が純投資目的以外である株式1)保有方針および保有の合理性を検証する方法、ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会における検証の内容 事業上の関係を維持・強化し、当社の中長期的な企業価値の向上を目的として、当社グループの取引先等である会社の株式を保有しています。
このような保有株式について、毎年取締役会において個別に保有にともなう便益やリスクが資本コストに見合っているか等を精査し、合理性が認められない場合は、適切な時期に当該株式の売却を実施することを方針としています。
(2025年4月30日取締役会の検証内容) 保有銘柄については、保有の合理性があると確認しました。
2)投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数および貸借対照表計上額の合計額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式59,416非上場株式以外の株式61,634,211 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式12,505協力会社持株会加入によるもの (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式116,647 3)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額および保有目的    特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円) TDCソフト㈱1,200,0001,200,000業界動向の情報収集のために保有しています。
有1,094,4001,527,600㈱ミツウロコグループホールディングス100,000100,000サイバーセキュリティサービスに関わる取引を行っており、協業を円滑に進めるために保有しています。
有239,300179,100㈱共立メンテナンス49,06849,068グループ子会社とシステム運営管理に関わる取引を行っており、総合的な取引の維持・拡大を図るために保有しています。
有119,406152,699 ANAホールディングス㈱32,25131,406ANAホールディングスならびにグループ子会社と航空・非航空事業に関わるシステム運営管理、ソフトウェア開発等の取引を行っており、協業を円滑に進めるために保有しています。
前年度より株数増加の理由は、協力会社持株会の加入によるものです。
無90,43486,665 ㈱みずほフィナンシャルグループ11,75111,751みずほフィナンシャルグループならびにグループ子会社とシステム運営管理、ソフトウェア開発等の取引を行っており、総合的な取引の維持・拡大を図るために保有しています。
また、金融機関として、取引の円滑化を図るために保有しています。
無71,52847,603 ライオン㈱11,50023,000システムマネジメントに関わる取引を行っており、総合的な取引の維持を図るために保有しています。
無19,14140,767(注)定量的な保有効果を記載することは困難です。
保有の合理性は取締役会で検証しています。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社9,416,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社6
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,634,211,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2,505,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社16,647,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社11,500
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社19,141,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社協力会社持株会加入によるもの
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 ライオン㈱
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社システムマネジメントに関わる取引を行っており、総合的な取引の維持を図るために保有しています。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2026年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂一丁目8番1号1,6959.85
株式会社エイ・ケイ東京都渋谷区神宮前三丁目33番2号1,5659.10
PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)米国 ニュージャージー(東京都新宿区新宿六丁目27番30号)1,1856.89
ID従業員持株会東京都千代田区五番町12番地18875.15
みずほ信託銀行株式会社東京都千代田区丸の内一丁目3番3号5593.25
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8番12号4372.54
TDCソフト株式会社東京都千代田区九段南一丁目6番5号4262.47
舩越 朱美東京都渋谷区2971.72
丸林 香織東京都世田谷区2691.56
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)東京都中央区晴海一丁目8番12号2111.23計 7,53443.80 (注)1.当社は、「株式給付信託(BBT-RS)」および「株式給付信託(J-ESOP-RS)」制度を導入しており、当該制度     に係る信託財産として、
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が2026年3月31日時点において所有する当     社株式211千株は、自己株式数に含まれていません。   2.2025年6月9日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、カナメ・キャピタル・エルピー(Kan     ame Capital,L.P)が2025年5月30日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているも     のの、当社として2026年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況に     は含めていません。なお、当該変更報告書の内容は次のとおりです。      大量保有者     カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)      住所        アメリカ合衆国、マサチューセッツ州02108、ボストン、                ワシントンストリート201、ワンボストンプレイス スイート2600      保有株券等の数   株式 1,215,450株      株券等保有割合   7.05%   3.2026年1月30日開催の取締役会決議により、2026年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を     行っていますが、上記所有株式数については、当該株式分割前の所有株式数を記載しています。
株主数-金融機関13
株主数-金融商品取引業者22
株主数-外国法人等-個人45
株主数-外国法人等-個人以外80
株主数-個人その他6,619
株主数-その他の法人40
株主数-計6,819
氏名又は名称、大株主の状況株式会社日本カストディ銀行(信託E口)
株主総利回り3
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
 該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式3,358697,170当期間における取得自己株式4020 (注)1.当期間における取得自己株式には、2026年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取     りによる株式は含まれていません。
   2.2026年1月30日開催の取締役会決議により、2026年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を     行っています。
当事業年度における取得自己株式数については、当該株式分割前の所有株式数を記載していま     す。

Shareholders2

自己株式の取得-697,000