財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-05-25 |
| 英訳名、表紙 | Kintetsu Department Store Co., Ltd. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役 社長執行役員 梶間 隆弘 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | (06)6624-1111(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 当社(旧株式会社京都近鉄百貨店)は、2001年2月28日に旧株式会社近鉄百貨店を吸収合併し、同日、商号を株式会社近鉄百貨店に、また、本店の所在地を大阪市阿倍野区に変更しました。 1920年1月京都物産館開業1920年2月合名会社京都物産館設立1926年10月京都物産館新館完成(百貨店形態の店舗を開設)1931年9月商号を合名会社丸物に変更1934年9月株式会社丸物に改組(資本金150万円)≪1936年9月大阪電気軌道株式会社(現近鉄グループホールディングス株式会社)の百貨店事業として大軌百貨店開業(上本町店)≫≪1937年11月大鉄百貨店開業(阿倍野店)≫≪1944年4月関西急行鉄道株式会社(現近鉄グループホールディングス株式会社)が株式会社大鉄百貨店を合併≫1949年7月株式を大阪証券取引所に上場1966年4月近畿日本鉄道株式会社(現近鉄グループホールディングス株式会社)資本参加≪1972年3月近畿日本鉄道株式会社の百貨店事業として奈良店開業≫≪1972年4月大阪市阿倍野区に株式会社近鉄百貨店設立(資本金16億円)≫≪1972年6月株式会社近鉄百貨店が近畿日本鉄道株式会社から営業譲受(阿倍野店、上本町店、奈良店)≫1977年5月商号を株式会社京都近鉄百貨店に変更≪1978年10月株式会社近鉄百貨店 東大阪店開業≫≪1986年4月株式会社近鉄百貨店 橿原店開業≫≪1988年11月株式会社近鉄百貨店 阿倍野店増築完成≫≪1992年11月株式会社近鉄百貨店 奈良店増床建替完成≫≪1996年11月株式会社近鉄百貨店 桃山店開業≫≪1997年3月株式会社近鉄百貨店 生駒店開業≫≪1998年9月株式会社近鉄百貨店が株式会社枚方近鉄百貨店を合併≫2000年3月京都店を業態転換し、店名を「プラッツ近鉄」に変更≪2000年9月株式会社近鉄百貨店 Hoop開業≫2001年2月株式会社近鉄百貨店を合併し、商号を株式会社近鉄百貨店に変更2007年2月京都店(プラッツ近鉄)閉鎖2008年9月and開業2009年3月2010年8月株式会社中部近鉄百貨店、株式会社和歌山近鉄百貨店を合併上本町YUFURAに商業施設を開設2012年2月枚方店閉鎖2013年6月阿倍野店の店名をあべのハルカス近鉄本店に変更2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、株式を東京証券取引所に上場2014年3月あべのハルカス近鉄本店グランドオープン2014年9月桃山店閉鎖2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行2026年2月名古屋店(近鉄パッセ)閉鎖 (注)≪ ≫内は、旧株式会社近鉄百貨店の沿革を記載しております。 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社で構成されており、百貨店業、卸・小売業、内装業、不動産業などの事業活動を展開しております。 当社並びに当社の子会社の営んでいる主な事業内容、各社の当該事業に関する位置づけ及びセグメントとの関係は、次のとおりであります。 百貨店業‥‥‥‥ 当社、㈱近鉄友の会が営んでおります。 ㈱近鉄友の会は、当社と各種サービスの提供を目的とした前払式の商品売買の取次ぎを行っております。 卸・小売業‥‥‥ ㈱シュテルン近鉄が輸入自動車の販売を、㈱ジャパンフーズクリエイトが食料品の製造・販売をそれぞれ行っております。 また、当社は、㈱シュテルン近鉄に販売の取次ぎを行い、㈱ジャパンフーズクリエイトから商品を仕入れております。 内装業‥‥‥‥‥ ㈱近創が内装業を営んでおります。 また、当社は、㈱近創に内装工事等の発注を行っております。 不動産業‥‥‥‥ 当社が営んでおります。 主に当社が保有する物件の賃貸を行っております。 その他事業‥‥‥ 近畿配送サービス㈱が運送業を営んでおります。 また、当社は、近畿配送サービス㈱に業務の委託を行っております。 当社グループの状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 (1)親会社名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の被所有割合(%)関係内容近鉄グループホールディングス㈱(注)2大阪市天王寺区126,476純粋持株会社69.4(6.2)当社との資金の貸借役員の兼任あり(注)1.「議決権の被所有割合」欄の( )は内数で、間接所有割合であります。 2.有価証券報告書の提出会社であります。 (2)連結子会社名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容㈱近鉄友の会大阪市阿倍野区70百貨店業100.0前払式の商品売買の取次ぎ役員の兼任あり㈱ジャパンフーズクリエイト大阪市阿倍野区100卸・小売業100.0当社への食料品の販売役員の兼任あり㈱シュテルン近鉄大阪市城東区100卸・小売業100.0当社への輸入自動車の販売役員の兼任あり㈱近創大阪市阿倍野区50内装業100.0当社から内装工事等の受注役員の兼任あり近畿配送サービス㈱大阪市阿倍野区30その他事業(運送業)100.0当社の販売商品の配送等役員の兼任あり(注)「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 (3)持分法適用関連会社該当事項はありません。 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2026年2月28日現在セグメントの名称従業員数(人)百貨店業1,516(1,332)卸・小売業202(55)内装業114(13)不動産業-(-)その他事業122(238)合計1,954(1,638)(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。 2.従業員数の( )は外数で、臨時雇用者数の年間平均人員であります。 3.不動産業は、百貨店業の従業員が兼務しているため、人数を記載しておりません。 (2)提出会社の状況 2026年2月28日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)1,503(1,308)46.922.25,196 セグメントの名称従業員数(人)百貨店業1,503(1,308)不動産業-(-)合計1,503(1,308)(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。 2.従業員数の( )は外数で、臨時雇用者数の年間平均人員であります。 3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 4.不動産業は、百貨店業の従業員が兼務しているため、人数を記載しておりません。 (3)労働組合の状況当社グループには、近鉄商業労働組合連合会があり、UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)に加盟しております。 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者12.675.059.970.683.8-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)(以下、「女性活躍推進法」という。 )の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)(以下、「育児・介護休業法」という。 )の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)(以下、「育児・介護休業法施行規則」という。 )第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 ②連結子会社当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)2男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者近畿配送サービス㈱11.1-74.475.166.8-㈱ジャパンフーズクリエイト13.3100.0----(注)1.女性活躍推進法又は育児・介護休業法に基づき各指標の公表を行っていない連結子会社については記載を省略しております。 2.女性活躍推進法の規定に基づき算出したものであります。 3.育児介護休業法の規定に基づき、育児介護休業法施行規則第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針近鉄百貨店グループは、1.創造と革新の姿勢をもって、積極果敢に目標と取組む2.顧客第一の精神に徹し、まごころと感謝の念をもって奉仕する3.よりよき生活の提案者を目指し、魅力ある店づくりに努める4.相互信頼を基盤として、取引先との共存共栄をはかる5.理解と協調にもとづく人間関係を樹立し、働きがいのある職場環境をつくることを経営方針としております。 そして、お客様の生活のさまざまな場面で、より素敵な暮らしづくりを応援し、幅広い品揃えときめ細かなサービスの提供を通じて、すべてのステークホルダーの皆様の期待に応えるとともに、地域の発展に貢献する企業であり続けることを目指しております。 (2)中長期的な経営戦略及び対処すべき課題文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末に当社グループが判断したものであります。 経営者が認識している今後の見通しにつきましては、国際情勢の不安定化やこれらに伴う物価上昇の懸念などにより、景気の先行きは依然として予断を許さない状況が続くものと思われます。 また、環境問題をはじめとする社会問題がより拡大、複雑化するなかで、地域とそこに暮らす人々に対する企業の社会的責任はますます大きくなり、「地域社会の発展」と「持続可能な社会の実現」に対する取組みを推進していくことは、企業として目指すべき姿であります。 このような状況の下、当社グループは、2年目を迎える中期経営計画に基づき、引き続き「新たな価値創造事業会社」である「百“価”店」へと生まれ変わるべく、あべのハルカス近鉄本店及び外商を核として既存事業をより強固にするとともに、事業環境の変化に対応するための基盤強化に向けた諸施策を遂行します。 また、2021年4月に策定したESG方針に基づき、経営戦略の柱としてESG推進に取り組み、社会課題の解決と地域社会及び企業の持続的成長を目指します。 なお、「中期経営計画(2025~2028年度)」は以下の内容を骨子としております。 ①長期ビジョン ~2036年 創業100周年に向けて~ a.環境認識今後、当社が直面するのは、非連続で不確実性の高い事業環境です。 日本全体が生産年齢人口の減少と超高齢化のフェーズに入り、労働市場・消費市場の減少が進行、加えてインフレや金利上昇、消費の二極化、デジタル化を含めた技術の進化など外部環境は急激に変化しております。 当社では課題への対応を行いながら、この変化を事業機会と捉え、当社の持つ資産や地域で培ってきた信頼をベースに、企業としてのさらなる成長を目指します。 b.長期ビジョン当社が常に立ち戻る原点であるミッションは、経営理念である「市民生活の向上と地域社会の発展に貢献し続ける」ことです。 このミッションの基、前・中期経営計画で定めた長期に目指す姿「くらしを豊かにするプラットフォーマー」へとさらなる進化を図るため、現・中期経営計画では「新たな価値創造事業会社=百“価”店へと生まれ変わる」ことを掲げています。 くらしのプラットフォームとは、近鉄商圏に「暮らす」「働く」「訪れる」人々に向けて、多種多様な「価値」を提供する“場”を意味します。 これまでの百貨店事業で培った「店頭での接客力」「外商というお客さまに寄り添う人的サービス」「デジタル対応」といった様々な顧客接点を活かし、百貨店内の事業のみならず近鉄グループ力も活かした様々なモノ・コト・サービスを提供する企業を目指します。 2036年に大軌百貨店開業から数えて創業 100 周年を迎える当社は、これまでも様々なチャレンジをし続け、常に進化してきました。 近鉄グループを代表する小売業として今後もこの進化への歩みを止めず、「豊かなくらしと価値ある生活文化」を創造・提供し、商圏顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化を目指します。 c.サステナビリティ当社は鉄道沿線を主要商圏として事業を展開しており、地域とともに成長・発展する地域共創型百貨店として、地域への社会貢献を推進しています。 「地域に寄り添い、地域と活きる」を方針に、「地域共創の実現」、「地球環境への貢献」、「個人と企業の相互の絆と成長」を重点取組みと掲げ、ESG経営を推進します。 当社の強みである「地域共創の実現」に向けては、地域産品を紹介・販売する「路(みち)シリーズ」の展開、自社農場での大阪いちご「はるかすまいる」の生産・販売、2024年から新たにマンゴーの生産、市民活動団体や個人ボランティアとの連携によるあべのハルカス近鉄本店での「縁活(エンカツ)」プロジェクトなどを実施してきました。 また、「地球環境への貢献」に向けては店舗を横断したプロジェクト活動を実施、「個人と企業の相互の絆と成長」に向けては柔軟な働き方への環境整備に加え、2025年3月にはカスタマーハラスメントに対する基本方針を策定するなど、安心して働ける職場環境づくりにも力を入れています。 ②中期経営計画(2025~2028年度)2025~2028年度の4年間を、事業環境の変化に対応し、事業・体制を進化・深耕させる期間と位置づけます。 既存事業をより強固にしながら、事業ポートフォリオの拡大に向け、新たな核となる事業の種まき・育成を行うとともに、社会構造変化に対応した将来への基盤整備により、持続的な成長を図り「くらしを豊かにするプラットフォーマー」を目指します。 a.「百“価”店事業」への進化 ・旗艦店 あべのハルカス近鉄本店「リモデル」あべのハルカス近鉄本店では、開業直後から課題に対してスピード感を持って対応し、コロナ禍においても積極的に施策を強化してまいりました。 10周年を経たあべのハルカス近鉄本店では現・中期経営計画期間においてリモデルを実施し、常に期待される「価値創造百貨店」へと進化させます。 4年間で全館10万㎡の約3割をリモデルし、顧客層の拡大、次世代顧客獲得を図ります。 ・あべの・天王寺エリアの魅力最大化旗艦店「あべのハルカス近鉄本店」を有する「あべの・天王寺エリア」を最重要拠点とし、あべのハルカス近鉄本店を中心にエリア全体で、4年間で100億円の投資を計画します。 あべの・天王寺エリアは、ターミナルでありながらも緑や文化を有する大阪市内でも有数の文教地区であり、足元商圏には大規模居住地が広がり、新幹線・関西国際空港・大阪国際空港にもダイレクトアクセスのできる好立地にあります。 中期経営計画期間において、あべのハルカス近鉄本店のみならず、当社所有の商業施設である「Hoop」「and」についてもリモデルを実施し、また2025年7月には近隣住民の「ウェルビーイング」な生活をサポートする地上4階建の医療モール「あべのウェルビーイングテラス」を開業しました。 加えて、近鉄グループや周辺商業施設、地元企業と連携し、交流人口も定住人口も1日を過ごすことのできるエリアへ、キタ・ミナミとは違う「個性」を確立し、魅力アップを図ります。 ・全社顧客戦略全社顧客の再定義により新たな顧客政策を推進し、近鉄商圏の顧客LTV(顧客生涯価値)最大化につなげます。 具体的には百貨店の組織別顧客(外商、KIPS、友の会)に加え、近鉄グループ顧客ID統合を活用し、近鉄グループ各社の顧客を当社の顧客(候補)として再定義します。 また、保有カード・組織別ではない「顧客層別」政策を、特に上位層については外商組織を中心に推進し、優良顧客へのランクアップ、VIP化を進めます。 あわせて、富裕層への取組みを強化します。 特にあべのハルカス近鉄本店に新設する「プレミアムサロン(仮称)」や、アテンドサービス、ライフコンシェルジュサービスの提供など、接遇やサービス面を強化し、外商売上高を2024年度から約2割増まで伸ばす計画です。 ・地域店の進化地域店は「近鉄百貨店」として地域の価値向上に貢献し、駅前立地にある地域のインフラ機能として、必要なモノ・コト・サービスを提供し、「なくてはならない」存在であり続けます。 地域店についてはコロナ禍を経ての構造改革により、前・中期経営計画期間に全店黒字化を達成いたしました。 現・中期経営計画期間においては、今後も利益を安定継続させるため、収益構造改革、コスト構造改革、働き方改革、3つの改革を徹底し、もう一段階の店舗構造改革を進めます。 館としては低層階に百貨店機能を集約し、デパ地下や上質なライフスタイルを提供、一方で中層階から上層階には大型専門店や地域コミュニティ・サービス機能を導入するなど、地域に必要なモノ・コト・サービスを提供する「価値提供型」店舗への進化を目指します。 また地域店各店にあべのハルカス近鉄本店で取扱う商材の窓口機能を構築し、地域商圏のお客さまにサービスの最大化を図ります。 ・自主事業の進化当社事業における柱のひとつへと成長した自主事業は、次のステップへと進化させます。 業種・店舗数を拡大してきたフランチャイズ形態については、「量」から、事業の生産性向上をも目指す「質」への転換を図ります。 またフランチャイズ事業で培ったノウハウを百貨店事業の深耕や新たな事業ポートフォリオの構築など他事業に活かし、全社でのさらなる成長を図ります。 b.新たな事業ポートフォリオへの種まき「くらしを豊かにするプラットフォーマー」としての事業拡大を目指し、百貨店事業で培った「強み」や「コンテンツ」という資産を活用し、将来の新たな収益の柱となる事業を積極的に育成しております。 自社生産による農業事業(大阪いちご「はるかすまいる」等)では、生産だけにとどまらず、規格外品の活用等を通じた新たな商品開発などに取り組んでおります。 またオリジナルグッズ開発ビジネスや法人企業向けの商事事業(BtoB事業)、内装業における外部顧客からの受注拡大等、将来の成長の柱となる事業ポートフォリオへの種まきを進めてまいります。 c.将来への基盤整備 ・人的資本経営事業の成長・拡大の根源となる人への投資を積極的に進めます。 多様な事業や職域の特性に対応するため、2027年度に人事制度を抜本的に改革いたします。 また、従業員が「働きたい」と思える環境整備も整え、2025年度より新規事業提案制度「近鉄イノベーションラボ」を実施するなど、一人ひとりが持つ“価”を見出し・育て・最大限の発揮・次世代へ繋いでいくための人的資本経営を目指しています。 これらの処遇改善や人事制度改革を含め、4年間で約40億円の人的資本投資を計画しています。 ・DX戦略すべての事業と実務領域において、全社一体となってDXを加速させます。 特に「顧客とのつながりの強化」「リアル店舗DX」「ワークスタイル変革」をDX戦略の3本の柱として注力し、4年間で約20億円の投資を計画しています。 あわせて事業部門とDX推進担当部門が協同する推進体制を整え、DX推進人財の育成に取り組みます。 長期的な観点で「システムのシンプル化・スピード化・全体最適化」を進めます。 d.「資本コストや株価を意識した経営」の実現全体戦略においての投資と還元のバランスを取りながら、さらなる企業成長を図ります。 あべの・天王寺を中心に成長投資をおこなう一方、事業環境の変化に対応した基盤強化への投資も実施します。 今後は収益性向上と株主還元方針の見直しにより、連結ROE9.0%以上を目指します。 ・収益性向上中期経営計画の着実な実行を通じて、特にあべの・天王寺エリアへの集中投資や自主事業を中心とした商品力強化、顧客戦略強化などにより、連結売上高営業利益率を5.0%以上に高め、収益性の向上を図ります。 ・株主還元方針の見直し自己資本が着実に蓄積されている状況を踏まえ、将来の事業展開に備え財務体質の強化を図る一方で、安定的な配当を継続するこれまでの方針から2025年度(2026年2月期)より、財務健全性を維持しつつ、業績に応じた株主還元を強化する方針にシフトします。 また、2025年度(2026年2月期)より、30%を目安に連結配当性向目標を新設しています。 業績に応じた配当をおこなうとともに、株主・投資家との関係性をより深めるため、市場との積極的な対話の推進、株主優待の利便性向上等に取り組み、PBR向上を目指します。 (3)目標とする経営指標当社グループは、収益性の向上と最適な株主還元を追求し、「資本コストや株価を意識した経営」の実現を最重要課題の一つと位置付けております。 中期経営計画(2025~2028年度)において掲げた下記に記載の最終年度の連結営業利益目標65億円については、当連結会計年度において67億円を計上し、前倒しで達成しました。 今後は、株主資本コスト(5.0%~6.0%)を上回る資本収益性を確保するため、連結売上高営業利益率を5.0%以上に高めるとともに株主還元を強化し、連結ROE(自己資本当期純利益率)9.0%以上を目指します。 「中期経営計画」の最終年度である2028年度の連結経営目標数値は以下のとおりです。 ・連結営業利益 65億円・ROE 9.0%以上 ※新リース会計基準適用前 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティ共通①ガバナンス 当社グループは、気候変動対応を含むESG全般の推進のため「ESG推進委員会」を設置しています。 当委員会は取締役会が監督し、社長執行役員が委員長を務め、環境問題に関する責任を担っています。 当委員会は副社長執行役員や専務執行役員、常務執行役員などで構成されています。 原則年1回以上開催し、脱炭素化のリスク・機会の分析や具体的施策の検討を行います。 重要な業務執行については、適時取締役会等の会議体で審議します。 中期経営計画の長期ビジョンでは、ESG方針と重要課題への継続的な取組みが反映されました。 ②戦略 環境問題をはじめとする社会問題がより拡大、複雑化するなかで、地域とそこに暮らす人々に対する企業の社会的責任はますます大きくなり、「地域社会の発展」と「持続可能な社会の実現」に向けて、ESGを推進していくことは、企業として目指すべき姿であります。 当社グループは、ESGに関する当社グループの取組みを議論し、2021年4月策定の「ESG方針」と取り組むべき3つの重要課題について公表いたしました。 ESGの推進は、「誰ひとり取り残さない」、「持続可能な社会の実現」を目指すSDGsの目標とも結びついており、経営戦略の柱として取り組むことにより、SDGsの目標達成に貢献し、社会課題の解決と地域社会及び企業の持続的成長を目指してまいります。 「ESG方針」と3つの重要課題、主な取組み内容は以下のとおりです。 重要課題の「地域共創の実現」については、地域とともに成長・発展する地域共創型の百貨店として、地域の皆さまとの交流、地域産業の発展、活性化に寄与する取組みを実施しています。 今後も地域の持続的な発展を目指し、地域への社会貢献を推進してまいります。 「地球環境への貢献」については、環境にやさしい設備の導入など店舗環境面での取組みに加え、お客様やお取引先とともにできる活動を通じて地球環境の保全に貢献してまいります。 なお、④指標及び目標に、CО2排出量の削減目標を記載しております。 「個人と企業の相互の絆と成長」に関わる人的資本については(2)に戦略を記載しております。 当社グループは、事業において気候変動が将来及ぼす可能性のある影響を把握し事業戦略に織り込むことを目的として、シナリオ分析を実施しています。 2025年に行ったシナリオ分析では、気候変動のリスクと機会を包括的に把握するため、国際エネルギー機関(IEA)の「公表政策シナリオ(STEPS)」および「2050年ネットゼロシナリオ(NZE)」、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「RCP8.5シナリオ」と「RCP2.6シナリオ」を用い、「世界の平均気温が産業革命期以前の世界平均気温と比較して4℃以上上昇する」場合と、「パリ協定に基づき、世界の平均気温上昇を1.5℃に抑える」場合の2つの世界観を想定し考察いたしました。 それぞれの世界観における当社グループのリスクや機会に対しては「適応」と「緩和」の双方で対策を講じる必要性を認識しており、以下の「リスク・機会一覧表」のとおり、個々の対応策についてもそれぞれ検討と活動を行っております。 考察対象時間軸については、短期を財務諸表報告期間である「1年」、中期を中期経営計画の期間とする「4年」、それ以降の「5年以上」を長期として整理いたしました。 定量値は閾値を参考とし、定性情報は相対的に判断して、「大」「中」「小」の評価を行いました。 また、考察に当たり、以下のシナリオ群を使用いたしました。 ③リスク管理 当社グループでは、 ESG推進委員会において、気候変動を始めとした諸課題に関するリスク及び機会の識別、評価、管理の一連のプロセスを実施しています。 リスク及び機会の識別及び評価に際しては、各部門からの報告を集約するほか、シナリオ分析の手法を活用し、その報告及び分析結果から当社における重要な気候関連リスク及び機会の特定を行っています。 具体的な実施プロセスに関しては、報告や分析から洗い出された課題事項を、定量分析結果や関連する経済活動の大きさに対して重みづけを実施したうえで、発生時期及び可能性を総合的に考慮し優先的に対応を必要とするリスク及び収益向上に資する機会を特定しています。 特定されたリスク及び機会は必要に応じ対応策の検討や目標設定を実施し、また、定期的にその見直しを行うことでリスクの防止、回避、緩和及び機会の獲得・最大化を図っています。 「リスク管理委員会」は、全社におけるリスク管理および重大リスク発生時の各部門における対応を効果的・効率的に調整することを目的として設置しております。 現在ESG推進委員会で協議された気候変動リスクに関する事項については、リスク管理委員会へ共有を行うための協力体制を整えております。 ④指標及び目標 重要課題ごとに、指標(KPI)や目標を設定し、進捗を把握しながら取り組んでおります。 人的資本については、(2)にも指標及び目標を記載しております。 当社グループでは、ESG方針及び人的資本に関する方針についての具体的な取り組みは行われておりますが、必ずしもすべての会社ですべての指標のデータ管理が行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、指標に関する目標及び実績は、当社を対象に記載しております。 当社グループは、「ESG方針」と重要課題を策定し、2015年度のCО2排出量(Scope1+2)に対して2030年度に50%削減し、2050年度には排出量を実質ゼロ化することを目指しております。 なお、2024年度の排出量は2015年度比33.4%の削減となりました。 (2)人的資本■全体方針 当社は百貨店の枠を超えた事業の多角化を加速しています。 そのような中、それぞれの事業運営を担える資質・能力を備えた人財を育成し、合わせて従業員の多様な働き方に対応できる労働環境整備に取り組みます。 新しい人事戦略としては、人財コンセプト『自律した百“価”店人の創出』に基づき、人財の活性化に取り組みます。 また、人事理念である「社員の自主・自律を尊重し、新たな価値創造に挑戦する企業風土を創る」に基づき、自律した百“価”店人を創出するため、6つの分野(①個人の成長、②報酬・評価、③学び、④コミュニケーション、⑤ワークスタイル、⑥健康管理・増進)を設定し、取り組みを進めています。 <具体的取り組み>〇以下6つの分野の考え方に基づき、人事制度における改善項目を設定し、取り組みを進めます。 ①個人の成長…多様な価値観が尊重され、自分の成長のために自らが選択②報酬・評価…メリハリのある評価、仕事の価値に見合う適正賃金③学び…自ら学びたいものを自由に選択、学びたい意欲を支援④コミュニケーション…知りたいこと、困ったこと、会社のことを知るコミュニケーション⑤ワークスタイル…働き方の多様性と、みんなで助け合う企業文化⑥健康管理・増進…心とカラダの健康の充足、仕事もプライベートも活き活きと ■人財の多様性確保を含む人財育成の方針 百貨店の枠を超えた事業開発を進めていく中で、従業員の多様性を尊重し人財価値を高めることで、持続的な企業価値向上を目指します。 ①採用・様々な事業展開に貢献できる、柔軟な発想の人財を採用します。 ・情報開示を強化し、入社後のミスマッチを軽減することで離職率の低下に努めます。 ・新たな事業開発を推進するための専門人財のキャリア採用を積極的に進めます。 ・新卒一括採用に限定せずに、多様な人財の採用に取り組みます。 ②人財育成・選択式の教育メニューを導入することで自ら学ぶ意欲を醸成すると同時に社員が望むキャリア形成を支援します。 ・入社から10年間は、ジョブローテーションを通じ、現場力を身に付けます。 また、管理・監督職を目指すうえで基盤となるヒューマンスキルを身に付ける機会を創出します。 ・管理・監督職は、会社の方向性や注力する事業を理解し実現するために、部下育成と業務変革を担う人財として育成しています。 ・管理職昇格後は、経営層を目指すマネジメント人財と、専門性を高めて業績を上げるプロフェッショナル人財の育成に取り組みます。 ■社内環境整備方針 従業員にとって働きやすく、働きがいをもって能力を遺憾なく発揮し活躍できる環境整備を目指します。 〇働きやすい環境づくりについて・福利厚生、諸制度の充実に努めています。 (短日数・短時間勤務制度、休職制度、評価の透明性等)・フレックスタイム制の導入、副業の解禁を実施しております。 ・管理・監督職を対象とした人事考課者研修及び部下育成・指導研修等の実施、また、全従業員を対象としたハラスメント研修の実施により、従業員の個が活きる職場環境創出に取り組みます。 ・公正かつ適正な評価と配置、優秀かつ意欲ある人財の積極的な管理職登用により、従業員一人ひとりが遺憾なく能力を発揮できる環境を整備します。 ・健康経営の推進の取り組みとして、健康経営優良法人(大規模法人部門)に4年連続で認定されています。 |
| 戦略 | ②戦略 環境問題をはじめとする社会問題がより拡大、複雑化するなかで、地域とそこに暮らす人々に対する企業の社会的責任はますます大きくなり、「地域社会の発展」と「持続可能な社会の実現」に向けて、ESGを推進していくことは、企業として目指すべき姿であります。 当社グループは、ESGに関する当社グループの取組みを議論し、2021年4月策定の「ESG方針」と取り組むべき3つの重要課題について公表いたしました。 ESGの推進は、「誰ひとり取り残さない」、「持続可能な社会の実現」を目指すSDGsの目標とも結びついており、経営戦略の柱として取り組むことにより、SDGsの目標達成に貢献し、社会課題の解決と地域社会及び企業の持続的成長を目指してまいります。 「ESG方針」と3つの重要課題、主な取組み内容は以下のとおりです。 重要課題の「地域共創の実現」については、地域とともに成長・発展する地域共創型の百貨店として、地域の皆さまとの交流、地域産業の発展、活性化に寄与する取組みを実施しています。 今後も地域の持続的な発展を目指し、地域への社会貢献を推進してまいります。 「地球環境への貢献」については、環境にやさしい設備の導入など店舗環境面での取組みに加え、お客様やお取引先とともにできる活動を通じて地球環境の保全に貢献してまいります。 なお、④指標及び目標に、CО2排出量の削減目標を記載しております。 「個人と企業の相互の絆と成長」に関わる人的資本については(2)に戦略を記載しております。 当社グループは、事業において気候変動が将来及ぼす可能性のある影響を把握し事業戦略に織り込むことを目的として、シナリオ分析を実施しています。 2025年に行ったシナリオ分析では、気候変動のリスクと機会を包括的に把握するため、国際エネルギー機関(IEA)の「公表政策シナリオ(STEPS)」および「2050年ネットゼロシナリオ(NZE)」、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「RCP8.5シナリオ」と「RCP2.6シナリオ」を用い、「世界の平均気温が産業革命期以前の世界平均気温と比較して4℃以上上昇する」場合と、「パリ協定に基づき、世界の平均気温上昇を1.5℃に抑える」場合の2つの世界観を想定し考察いたしました。 それぞれの世界観における当社グループのリスクや機会に対しては「適応」と「緩和」の双方で対策を講じる必要性を認識しており、以下の「リスク・機会一覧表」のとおり、個々の対応策についてもそれぞれ検討と活動を行っております。 考察対象時間軸については、短期を財務諸表報告期間である「1年」、中期を中期経営計画の期間とする「4年」、それ以降の「5年以上」を長期として整理いたしました。 定量値は閾値を参考とし、定性情報は相対的に判断して、「大」「中」「小」の評価を行いました。 また、考察に当たり、以下のシナリオ群を使用いたしました。 |
| 指標及び目標 | ④指標及び目標 重要課題ごとに、指標(KPI)や目標を設定し、進捗を把握しながら取り組んでおります。 人的資本については、(2)にも指標及び目標を記載しております。 当社グループでは、ESG方針及び人的資本に関する方針についての具体的な取り組みは行われておりますが、必ずしもすべての会社ですべての指標のデータ管理が行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、指標に関する目標及び実績は、当社を対象に記載しております。 当社グループは、「ESG方針」と重要課題を策定し、2015年度のCО2排出量(Scope1+2)に対して2030年度に50%削減し、2050年度には排出量を実質ゼロ化することを目指しております。 なお、2024年度の排出量は2015年度比33.4%の削減となりました。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ■人財の多様性確保を含む人財育成の方針 百貨店の枠を超えた事業開発を進めていく中で、従業員の多様性を尊重し人財価値を高めることで、持続的な企業価値向上を目指します。 ①採用・様々な事業展開に貢献できる、柔軟な発想の人財を採用します。 ・情報開示を強化し、入社後のミスマッチを軽減することで離職率の低下に努めます。 ・新たな事業開発を推進するための専門人財のキャリア採用を積極的に進めます。 ・新卒一括採用に限定せずに、多様な人財の採用に取り組みます。 ②人財育成・選択式の教育メニューを導入することで自ら学ぶ意欲を醸成すると同時に社員が望むキャリア形成を支援します。 ・入社から10年間は、ジョブローテーションを通じ、現場力を身に付けます。 また、管理・監督職を目指すうえで基盤となるヒューマンスキルを身に付ける機会を創出します。 ・管理・監督職は、会社の方向性や注力する事業を理解し実現するために、部下育成と業務変革を担う人財として育成しています。 ・管理職昇格後は、経営層を目指すマネジメント人財と、専門性を高めて業績を上げるプロフェッショナル人財の育成に取り組みます。 ■社内環境整備方針 従業員にとって働きやすく、働きがいをもって能力を遺憾なく発揮し活躍できる環境整備を目指します。 〇働きやすい環境づくりについて・福利厚生、諸制度の充実に努めています。 (短日数・短時間勤務制度、休職制度、評価の透明性等)・フレックスタイム制の導入、副業の解禁を実施しております。 ・管理・監督職を対象とした人事考課者研修及び部下育成・指導研修等の実施、また、全従業員を対象としたハラスメント研修の実施により、従業員の個が活きる職場環境創出に取り組みます。 ・公正かつ適正な評価と配置、優秀かつ意欲ある人財の積極的な管理職登用により、従業員一人ひとりが遺憾なく能力を発揮できる環境を整備します。 ・健康経営の推進の取り組みとして、健康経営優良法人(大規模法人部門)に4年連続で認定されています。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ■人財の多様性確保を含む人財育成の方針 百貨店の枠を超えた事業開発を進めていく中で、従業員の多様性を尊重し人財価値を高めることで、持続的な企業価値向上を目指します。 ①採用・様々な事業展開に貢献できる、柔軟な発想の人財を採用します。 ・情報開示を強化し、入社後のミスマッチを軽減することで離職率の低下に努めます。 ・新たな事業開発を推進するための専門人財のキャリア採用を積極的に進めます。 ・新卒一括採用に限定せずに、多様な人財の採用に取り組みます。 ②人財育成・選択式の教育メニューを導入することで自ら学ぶ意欲を醸成すると同時に社員が望むキャリア形成を支援します。 ・入社から10年間は、ジョブローテーションを通じ、現場力を身に付けます。 また、管理・監督職を目指すうえで基盤となるヒューマンスキルを身に付ける機会を創出します。 ・管理・監督職は、会社の方向性や注力する事業を理解し実現するために、部下育成と業務変革を担う人財として育成しています。 ・管理職昇格後は、経営層を目指すマネジメント人財と、専門性を高めて業績を上げるプロフェッショナル人財の育成に取り組みます。 ■社内環境整備方針 従業員にとって働きやすく、働きがいをもって能力を遺憾なく発揮し活躍できる環境整備を目指します。 〇働きやすい環境づくりについて・福利厚生、諸制度の充実に努めています。 (短日数・短時間勤務制度、休職制度、評価の透明性等)・フレックスタイム制の導入、副業の解禁を実施しております。 ・管理・監督職を対象とした人事考課者研修及び部下育成・指導研修等の実施、また、全従業員を対象としたハラスメント研修の実施により、従業員の個が活きる職場環境創出に取り組みます。 ・公正かつ適正な評価と配置、優秀かつ意欲ある人財の積極的な管理職登用により、従業員一人ひとりが遺憾なく能力を発揮できる環境を整備します。 ・健康経営の推進の取り組みとして、健康経営優良法人(大規模法人部門)に4年連続で認定されています。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営環境上のリスク当社グループの主力セグメントである百貨店業は、主に一般消費者を対象とするため、地方・郊外の人口減少等の社会情勢や景気動向、消費動向等の経済情勢に大きく影響を受けるほか、流通業界における競争激化も予想されます。 さらに、消費行動・生活様式の変容、デジタル化の進行、衣料品・アパレルの低迷、インバウンド需要等、今まで以上に変化のスピードが加速しており、これらの環境変化が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、このような環境変化に対応するため、店舗構造改革、コスト構造改革を推し進め、事業モデルの抜本的な改革に取り組んでおります。 また、今後持続的な成長を続けるため、2年目を迎える中期経営計画に基づき、新たなビジネスモデルの構築に邁進いたします。 同計画については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な経営戦略及び対処すべき課題並びに目標とする経営指標」に記載しております。 (2)商品取引に関するリスク当社グループの主力セグメントである百貨店業は、消費者向け取引を行っております。 当社グループが製造・販売する商品の品質や食品の安全性に対して信用毀損が生じた場合、売上高の減少等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは百貨店業の外商部門をはじめとして、法人向け等の掛売取引を行っております。 取引先の倒産による売掛金の回収不能等による損失の発生により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 商品の品質や食品の安全性については、関係法令の遵守状況の確認や品質・衛生管理のチェックなどを定期的に実施し十分留意しております。 また、法人向け等の掛売取引については与信管理を十分に行っております。 (3)法律の規制、制度の変更に関するリスク当社グループは事業展開するにあたり、出店等については大規模小売店舗立地法、商品仕入面においては独占禁止法・取適法等、商品販売面においては景品表示法・JAS法・食品衛生法・製造物責任法(PL法)等、その他、環境・リサイクル関連法規など様々な法律による規制を受けております。 万一これに違反する事態が生じた場合は、社会的信用が失墜するとともに、企業活動が制限される可能性があります。 当社グループでは、関係法令・規則の制定、改正等の動向について常にモニタリングしており、必要に応じて顧問弁護士への相談や意見聴取を行うとともに、社員教育等を通じて法令遵守の重要性を社内に周知徹底しております。 (4)新規事業への取組みに関するリスク当社グループでは、企業の成長、競争力を高めるため従来の枠組みにとらわれることなく新規事業への取組みをおこなってまいります。 新規事業においては不確実な要素が多く、事業環境や市場ニーズの変化等により新規事業の確立が困難となり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすほか、法律や規制に対する事前確認の不足により、社会的信用が失墜するとともに、企業活動が制限される可能性があります。 当社グループでは、新規事業において想定されるあらゆるリスクを事前に洗い出し、評価し、対策を講じるための体制を強化するため、コンプライアンス推進本部が主体となって、様々なリスクに対する検証を行っております。 (5)災害等のリスク当社グループの主要な店舗・事業所の所在地は、東南海・南海地震の対策強化地域に含まれており、地震発生の可能性が比較的高い地域であります。 想定を超える大規模な地震が発生した場合は、店舗等の事業所が甚大な被害を受け、復旧に多額の費用と時間を要するなどの直接的な影響があります。 さらに、仕入先の被災による商品調達の停滞、さらには日本経済全体の消費マインドが冷え込むなど間接的な影響を受ける可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、大規模な火災が発生した場合、被害者への損害賠償責任、商品・建物への被害が考えられ、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、これら災害等の影響により、電気・水道・ガスの使用制限、道路・空港・港湾施設の閉鎖、通信機能の不具合等社会インフラ機能の低下が生じた場合、当社、協力会社及び取引先の事業活動に支障が生じ、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、緊急地震速報の受信装置を主要店舗に設置しているほか、異例事態対応マニュアルを作成・配布し、地震発生時の対応の周知徹底を図っております。 火災については、消防法に基づき定期的に検査・訓練等を実施し、万一の火災に備え、予防又は被害を最小限にとどめる努力をしております。 さらに、当社グループは、災害等の発生に備えた危機管理体制の整備に取り組んでおり、平時から、老朽化したインフラへの投資、施設の定期的な点検、損害保険の付保等の対策を講じているほか、店舗等が被災した場合でも、お客様・従業員の安全確保を前提として、早期の営業再開、営業の継続による商品供給を通じて、社会インフラとしての役割、社会的責任を果たすことを目的とした事業継続計画(BCP)を策定しております。 (6)情報管理に関するリスク①情報システムの機能不全当社グループは、POSシステム、経理システム、商品受発注システム、顧客情報管理システム等多くの情報システムを有しております。 想定した以上の自然災害の発生、従業員の過誤によるシステム障害やコンピュータウィルスの感染等が起こった場合、営業活動に大きな支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらの情報システムの機能不全を防ぐため、電源の二重化、バックアップシステム構築、不正侵入防止プログラム等の対策を講じております。 ②個人情報の漏洩当社グループは、外商顧客、ギフト顧客、友の会会員など多数の個人情報を保有しております。 万一、情報が外部に漏洩した場合は、当社グループの社会的信用が失墜するなどして、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、個人情報保護法その他の関係法令等を遵守し、お客様からお預かりしている個人情報の保護に万全を期すため個人情報保護方針を定めるとともに、個人情報管理規程などの社内規程等の整備や情報システムのセキュリティ向上、従業員教育の充実などにより万全を期しております。 また、保険を付保することにより業績への影響に備えております。 (7)資金調達・金利変動のリスク当社グループは、主に金融機関からの借入れによって資金調達を行っておりますが、消費環境の悪化及び競争の激化などによって当社グループの中長期的な経営計画に不安が生じた場合や、急激な金利変動が生じた場合、当社グループの業績、財政状態及び資金調達に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、金利変動による影響を軽減するため、状況に応じて一定程度の金額を長期固定金利で調達しているほか、取引金融機関との間で情報交換を密にし、相互の信頼関係を築くとともに、銀行取引以外の資金調達方法についても研究しております。 また、金融環境変化について状況把握に努め、安定的・効率的な資金繰りの実践に取り組んでおります。 (8) ESG経営への取組みに関するリスク当社グループは、2030年に向けての長期戦略において「地域に寄り添い、地域と活きる」というESG方針を掲げESG経営を推進しておりますが、取組みの遅れにより、ステークホルダーからの信用失墜、気候変動リスクへの対応の遅れ、炭素税規制による増税等のリスクを有しております。 当社グループでは、これらのリスクへの対応として、ESGの推進及び取組み状況の開示等を実施しております。 (9)人的資本に関するリスク当社グループの事業活動は人財に大きく依存しており、百貨店業をはじめとした各分野において、優秀な人財の確保・育成が必要であると認識しております。 当社グループは、百貨店の枠を超えた事業開発を進めていくなかで、従業員の多様性を尊重し、人財価値を高めることで持続的な企業価値向上を目指し、人財の多様性確保を含む人財育成の方針に基づいた採用及び育成の取組みを行っております。 しかしながら、労働力人口の減少による働き手の不足及び人財の流動性の高まりにより人財獲得競争が激化するなかで、計画通りに事業活動に必要なスキルを有する人財の確保が図れなかった場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、人的資本に対する当社の考え方の詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)人的資本」をご参照ください。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況当期のわが国経済は、海外における経済政策の不確実性や地政学的リスクの影響に加え、物価高騰の継続により消費者マインドが不安定化しているものの、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調をたどりました。 百貨店業界におきましては、国内売上は好調に推移した一方、免税売上は上半期に前年の円安効果や特選洋品の値上げ前の駆け込み需要による反動減がみられ、下半期は一度回復の兆しをみせたものの、日中関係の悪化の影響等により、全国百貨店売上高は勢いに精彩を欠いて推移しました。 このような状況の下、当社グループは、「くらしを豊かにするプラットフォーマー」を長期ビジョンとした中期経営計画(2025~2028年度)を昨年4月に策定し、「百“価”店事業」への進化など4つの基本方針に基づく諸施策を強力に推進するとともに、各事業における収益力向上に懸命の努力を払いました。 この結果、当社グループの業績につきましては、売上高は125,450百万円(前期比9.0%増)、営業利益は6,718百万円(同25.5%増)となり、経常利益は6,613百万円(同28.5%増)となりました。 これに、名古屋店閉店に伴う受取補償金や政策保有株式の売却益を特別利益に計上し、減損損失、名古屋店閉店に伴う店舗閉鎖損失や店舗改装に伴う除却損等を特別損失に計上し、法人税等を差引した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は3,709百万円(同6.4%増)となりました。 事業のセグメント別業績は、次のとおりであります。 <百貨店業>百貨店業におきましては、収益力及び集客力の強化に注力するとともに、さらなる企業価値の向上を推進してまいりました。 まず、当社は昨年4月13日から10月13日まで開催された「大阪・関西万博」で会場内オフィシャルストアを運営いたしました。 次に、中期経営計画の重点施策の一つとして掲げる「旗艦店あべのハルカス近鉄本店『リモデル』」の取組みとして「何度も行きたくなるデパ地下」の構築を目指し、菓子売場において、特に人気の高い洋菓子のカテゴリーを中心に「百貨店初出店」「関西初出店」のブランドを導入するなどの改装を実施いたしました。 さらには、あべの・天王寺エリアの魅力最大化の施策として、Hoop1階に「SALOMON(サロモン)」「New Balance(ニューバランス)」といった人気スポーツブランドを、同館5階に大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」を導入いたしました。 これにより、あべのハルカス近鉄本店・Hoop・andの3館が、これまで以上にそれぞれの役割・機能を活かしながら新たな価値を提供し、あべの・天王寺エリアを活性化させるための体制が整いました。 加えて、地域店においては、地域生活に「なくてはならない存在」を目指し、魅力ある店舗づくりに取り組みました。 上本町店では、地下2階菓子売場に全国初の常設店となる桃スイーツ専門店「OSAKA PEACH(オオサカピーチ)」など複数の新ブランドを導入したほか、草津店では、1階食料品売場に現代の個食・時短需要の高まりに対応するため、惣菜の品揃えを強化し、冷凍食品コーナーを導入いたしました。 また、和歌山店2階に和歌山県初出店の「ハンズ」を、四日市店1階にセミセルフ型コスメショップ「グリーンコスメティックガーデン」をそれぞれ導入するなど、フランチャイズ・自主運営売場を積極的に拡充し、収益力の向上に努めました。 さらに、名古屋店「近鉄パッセ」では、「名古屋駅地区再開発計画」による閉店日の本年2月28日までの50日間、これまでの感謝の気持ちを込めて「28年間ありがとう!さよならPass’e 閉店SALE!」を開催し、多くのお客様にご来店いただきました。 これらの諸施策を推進したことに加え、外商売上が好調に推移した結果、売上高は103,168百万円(前期比10.9%増)、営業利益は5,692百万円(同45.2%増)となりました。 <卸・小売業>卸・小売業におきましては、株式会社シュテルン近鉄で中古車の販売が好調に推移し増収となったものの、益率の低下やデモカーのリース料等の諸経費の増加により減益となり、売上高は15,024百万円(前期比1.0%増)、営業利益は196百万円(同47.5%減)となりました。 <内装業>内装業におきましては、株式会社近創でホテル工事の受注が好調に推移したことにより、売上高は4,470百万円(前期比10.7%増)となったものの、前年には高益率のホテル工事の受注があったため、営業利益は788百万円(同9.7%減)となりました。 <不動産業>不動産業におきましては、「あべの・天王寺エリアの魅力最大化」の施策として昨年7月1日に医療モール「あべのウェルビーイングテラス」を開業したことなどにより、売上高は340百万円(前期比16.6%増)、営業利益は241百万円(同11.5%増)となりました。 <その他事業>その他事業におきましては、前連結会計年度に連結子会社であった株式会社Kサポートが連結範囲から外れたことにより、売上高は2,446百万円(前期比14.3%減)、営業利益は57百万円(同13.8%減)となりました。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末における総資産は、減損損失の計上により、有形固定資産が減少した一方で、現金及び預金や短期貸付金の増加などにより、前期末に比べ10,360百万円増加し124,749百万円となりました。 負債は、短期借入金が減少した一方で、支払手形及び買掛金や未払法人税等の増加などにより、前期末に比べ3,112百万円増加し78,924百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や自己株式の減少などにより、前期末に比べ7,248百万円増加し45,825百万円となりました。 この結果、自己資本比率は36.7%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ2,069百万円増加し4,658百万円となりました。 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純利益、減価償却費及び減損損失の計上に名古屋店閉店に伴う補償金の受領が加わり15,234百万円の収入(前期 6,730百万円の収入)となりました。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、短期貸付金の貸付による支出や有形及び無形固定資産の取得による支出などにより、12,495百万円の支出(前期 3,900百万円の支出)となりました。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、自己株式の処分による収入があったものの、借入金の返済や配当金の支払により669百万円の支出(前期 3,970百万円の支出)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績は、当社グループ全体の事業活動に占める比重が極めて低いため、記載を省略しております。 b.受注実績該当事項はありません。 c.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)品名売上高(百万円)前年同期比(%)百貨店業衣料品13,87893.8身回品6,09489.0家庭用品1,992106.9食料品34,663113.6食堂・喫茶1,21387.4雑貨34,095126.0サービス1,365106.5その他9,921106.2消去△5797.8計103,168110.9卸・小売業食料品3,32598.9自動車関連12,411101.2消去△71195.6計15,024101.0内装業内装6,981109.7消去△2,511108.0計4,470110.7不動産業賃貸391111.9消去△5088.1計340116.6その他事業運送3,98899.3その他--消去△1,54163.5計2,44685.7合計125,450109.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 この作成にあたり、当連結会計年度末の資産及び負債並びに当連結会計年度に係る収益及び費用の報告金額に影響を与える事項について、過去の実績や現在の状況等に応じた合理的な判断に基づき見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績に重要な影響を与える要因当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。 このうち、当連結会計年度において特に留意すべき要因については次のとおりであります。 ・経営環境上のリスク b.経営成績の分析・検討内容経営成績に重要な影響を与える要因を踏まえた当連結会計年度の経営成績の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 海外における経済政策の不確実性や地政学的リスクの影響に加え、物価高騰の継続により、消費者マインドが不安定化しているものの、雇用・所得環境の改善を背景に、景気が緩やかな回復基調をたどり、当社グループの売上高は125,450百万円(前期比9.0%増)、営業利益は6,718百万円(同25.5%増)となりました。 百貨店業では、免税売上は前年の円安効果や特選洋品の値上げ前の駆け込み需要による反動減が見られたもの、「大阪・関西万博」で会場内オフィシャルストアを運営したほか、外商売上も好調に推移し、さらに、収益構造及びコスト構造改革を継続的に推し進め、安定した利益を獲得できる体制づくりに注力したことにより、百貨店業全体の売上高は103,168百万円(前期比10.9%増)となり、営業利益は5,692百万円(同45.2%増)となりました。 卸・小売業では、株式会社ジャパンフーズクリエイトでは、主力商品であるノルウェーサーモンの価格高騰により商品価格が高止まりし、主力販売先の量販店への卸売りが減少しました。 一方、株式会社シュテルン近鉄は、メルセデス・ベンツのモデルチェンジがなく、新車販売に苦戦したものの、中古車販売に注力し好調に推移しました。 また、車点検等のアフターセールスに丁寧に取り組んだことで、部品売上や修理といったアフターサービスも堅調に推移したため、卸・小売業全体の売上高は15,024百万円(前期比1.0%増)となりました。 一方、益率の低下やデモカーのリース料等の諸経費の増加により営業利益は196百万円(同47.5%減)となりました。 内装業では、株式会社近創で、得意分野であるホテル関連を中心に、学校や商業施設などの新規顧客開拓による事業拡大に向けた受注活動に注力したため、内装業全体の売上高は4,470百万円(前期比10.7%増)となりましたが、前年度には高益率のホテル工事の受注があったため、営業利益は788百万円(同9.7%減)となりました。 不動産業では、「あべの・天王寺エリアの魅力最大化」の施策として昨年7月1日に医療モール「あべのウェルビーイングテラス」を開業したことなどにより、不動産業全体の売上高は340百万円(前期比16.6%増)、営業利益は241百万円(同11.5%増)となりました。 当社グループの経常利益は、上記の要因により6,613百万円(前期比28.5%増)となりました。 これに、名古屋店閉店に伴う受取補償金や政策保有株式の売却益を特別利益に計上し、減損損失、名古屋店閉店に伴う店舗閉鎖損失や店舗改装に伴う除却損等を特別損失に計上し、法人税等を差引した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は3,709百万円(同6.4%増)となりました。 c.経営判断のために採用している経営指標とその達成状況及びその理由当社グループは、当連結会計年度を開始年度とする「中期経営計画(2025~2028年度)」に基づき、事業環境の変化に対応し、事業・体制を進化・深耕させる期間と位置付けて、既存事業をより強固にしながら、事業ポートフォリオの拡大に向け、新たな核となる事業の種まき・育成を行うとともに、社会構造変化に対応した将来への基盤整備により、持続的な成長を図り「くらしを豊かにするプラットフォーマー」を目指し、様々な施策を実行してきました。 「中期経営計画(2025~2028年度)」において、当社グループは、「営業利益」、「ROE」を重要な指標と位置付けております。 2026年2月期経営数値目標(2029年2月期)営業利益67億円65億円自己資本当期純利益率(ROE)8.8%9.0%以上 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報主な内容は「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入や営業費用などの運転資金に加え、店舗物件の改装や修繕などに伴う設備資金であります。 これらの資金需要に対応すべく、主に自己資金及び金融機関からの借入金により必要な資金を調達しております。 なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。 2022年2月期2023年2月期2024年2月期2025年2月期2026年2月期自己資本比率(%)27.929.232.333.736.7時価ベースの自己資本比率(%)85.480.382.374.558.8キャッシュ・フロー対借入金比率(年)6.71.70.60.70.1インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)27.093.6150.196.5222.4(注)自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対借入金比率:借入金/営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利息の支払額※ 各指標の算出は、連結ベースの財務数値によっております。 ※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 なお、期末発行済株式数より控除する自己株式に、株式需給緩衝信託Ⓡが保有する当社株式46,800株が含まれております。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当社グループでは、当連結会計年度において、4,920百万円の設備投資を実施しました。 その主なものは、各店における売り場改装工事及び施設改修工事であります。 セグメント内訳(単位:百万円)百貨店業3,074卸・小売業1,240内装業17不動産業570その他事業52消去△35計4,920 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)百貨店業店舗12,73036,568(9,511)18239919,883948[467]上本町店(大阪市天王寺区)百貨店業店舗2,316011,030(8,697)6824013,655113[151]奈良店(奈良県奈良市)百貨店業店舗3660-81138681[169]橿原店(奈良県橿原市)百貨店業店舗2,1230-36762,23561[81]生駒店(奈良県生駒市)百貨店業店舗1,68501,381(3,291)31223,12219[48]草津店(滋賀県草津市)百貨店業店舗964--31831,07946[69]四日市店(三重県四日市市)百貨店業店舗9220-132395990[136]流通センター八尾ほか(大阪府八尾市ほか)百貨店業ほか倉庫・作業場ほか2,57825,695(45,718)672818,625118[154](注)1.従業員数の[ ]は外数で、臨時雇用者数であります。 2.上記のほか、あべのハルカス近鉄本店、奈良店、生駒店、草津店、四日市店の店舗並びに橿原店の土地を当社グループ以外から賃借しております。 3.あべのハルカス近鉄本店には、Hoop、and、あべのウェルビーイングテラスを含めております。 4.上本町店には、上本町YUFURAを含めております。 (2)国内子会社会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)㈱シュテルン近鉄奈良学園前店ほか(奈良県奈良市ほか)卸・小売業店舗1,137987275(916)-352,434128[10](注)1.従業員数の[ ]は外数で、臨時雇用者数であります。 2.上記のほか、当社グループ以外から土地を賃借しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 該当事項はありません。 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 4,920,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 47 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 22 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,196,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が「純投資目的」と「純投資目的以外」である投資株式の区分について、「純投資目的」とは専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的としたものとし、「純投資目的以外」とは上記以外を目的としたものとしております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先との事業上の関係等を総合的に勘案し、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断される場合、当該取引先の信用力・安全性等を検証のうえ、純投資目的以外の目的で当該取引先の株式を保有することがあります。 ただし、保有株式から得られる配当収益や含み損益、保有先との個々の取引から得られる収益とのバランス等を確認したうえで、保有の合理性が十分と認められないものについては、縮減する方針であります。 また、保有上場株式の議決権については、議案が保有先の適切なコーポレートガバナンス体制の整備や中長期的な企業価値向上と持続的成長に資する提案であるか、また、当社への影響や株主価値の毀損につながるものではないかを確認のうえ、当社所定の手続きを経て行使することとしております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式18160非上場株式以外の株式195,045 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式31,174 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ501,000835,000(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無1,4871,589㈱京都フィナンシャルグループ321,428321,428(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無1,246694㈱紀陽銀行138,900138,900(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)有595299KNT-CTホールディングス㈱263,296263,296(保有目的)近鉄グループとしての協業の推進を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)有456296㈱帝国ホテル200,000200,000(保有目的)安定的な商品販売など、事業運営上の良好な関係維持強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)無299180㈱南都銀行32,60032,600(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)有249113㈱池田泉州ホールディングス188,330188,330(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無17377三共生興㈱169,000169,000(保有目的)主に衣料品等の仕入取引において、良好な関係強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)有154106㈱滋賀銀行9,4009,400(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)有8444㈱きんえい17,20017,200(保有目的)近鉄グループとしての協業の推進を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)無7068伊藤忠食品㈱5,0005,000(保有目的)主に食料品等の仕入取引において、良好な関係強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)(注2)有6537㈱みずほフィナンシャルグループ6,2966,296(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無4526 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱百五銀行24,97724,977(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)有4217三井住友トラストグループ㈱6,6446,644(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無3625タカラスタンダード㈱5,0005,000(保有目的)安定的な商品販売など、事業運営上の良好な関係維持強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)無158上新電機㈱5,0005,000(保有目的)安定的な商品販売など、事業運営上の良好な関係維持強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)無1410㈱三十三フィナンシャルグループ798798(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無51㈱三井住友フィナンシャルグループ384384(保有目的)取引金融機関として、資金調達等の取引関係の維持、強化のために保有(定量的な保有効果)(注1)無21ANAホールディングス㈱346346(保有目的)全社的な事業運営上の良好な関係維持強化を図るため保有(定量的な保有効果)(注1)無10㈱ワコールホールディングス-29,500(保有目的)主に衣料品等の仕入取引において、良好な関係強化を図るため保有しておりましたが、当連結会計年度において売却しました。 無-149モロゾフ㈱-60,000(保有目的)主に食料品等の仕入取引において、良好な関係強化を図るため保有しておりましたが、当連結会計年度において売却しました。 有-99(注)1.当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。 保有の合理性を検証した方法は、保有先との個々の取引から得られる収益、受取配当金による収益や含み損益に加え、保有目的との整合性等を総合的に勘案し、保有の合理性を確認しております。 2.合同会社FMDIが実施した公開買付に関し、当社が保有する全株式を応募し、2026年4月9日に全株式の買付が成立しました。 なお、本公開買付の決済は、2026年4月16日に完了しました。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 18 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 160,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 19 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 5,045,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,174,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 346 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 1,000,000 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | タカラスタンダード㈱ |