財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-05-20 |
| 英訳名、表紙 | Takashimaya Company, Limited |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 取締役社長 村 田 善 郎 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 大阪市中央区難波5丁目1番5号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 06(6631)1101 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 当社は1831年(天保2年)、初代飯田新七が京都烏丸松原で古着木綿商を始めました。 これが髙島屋の創業です。 創業以来、京都、大阪、東京に店舗を広め、の商標のもとにその事業を継承してきました。 1909年(明治42年)に、資本金100万円をもって髙島屋飯田合名会社を設立、その後、1919年(大正8年)8月20日に組織を変更して、株式会社髙島屋呉服店(1930年(昭和5年)に現在の株式会社髙島屋に変更)となり、以来次第に近代百貨店の体制を整えて現在に至りました。 1919年8月株式会社髙島屋呉服店を設立。 本店所在地を京都(下京区烏丸通)に、店舗を京都のほか、大阪(南区心斎橋筋)、東京(京橋区南伝馬町)に置く。 1930年12月商号を「株式会社髙島屋」に変更。 大阪市南区難波(現・中央区難波)に南海店(現・大阪店)を開店。 1933年3月東京店を東京都中央区日本橋に移転。 (現・日本橋店)1939年6月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)を設立。 (現・連結子会社)1942年4月株式会社宝屋(現・株式会社グッドリブ)を設立。 (現・連結子会社)1944年3月本店所在地を京都市から、大阪市南区難波(現・中央区難波)に移転。 1949年5月大阪証券取引所及び東京証券取引所に上場。 1950年10月 京都市下京区四条河原町(現在地)に京都店第1期増築完成。 (創業の地・烏丸店は1952年閉鎖)1957年4月株式会社横浜髙島屋を設立。 (1959年10月横浜市西区南幸町に横浜店を開店)1960年12月 株式会社東京ストアを設立。 (1970年1月株式会社立川髙島屋に商号変更。 同年6月東京都立川市曙町に立川店を開店。 2023年1月百貨店区画営業終了)1961年5月株式会社米子髙島屋を設立。 (1964年4月鳥取県米子市角盤町に米子店を開店)1961年10月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)が大阪証券取引所市場第2部に上場。 1963年12月東神開発株式会社を設立。 (現・連結子会社)1964年10月大阪府堺市三国ヶ丘御幸通(現・堺市堺区三国ヶ丘御幸通)に堺店を開店。 (2026年1月閉店)1968年7月 株式会社大宮髙島屋を設立。 (1970年11月大宮市大門町(現・さいたま市大宮区大門町)に大宮店を開店)1969年11月東京都世田谷区玉川に株式会社横浜髙島屋・玉川店を開店。 1970年1月 京葉興業株式会社を設立。 (1971年7月株式会社柏髙島屋に商号変更。 1973年11月千葉県柏市末広町に柏店を開店)1971年4月 株式会社岡山髙島屋を設立。 (1973年5月岡山市本町(現・岡山市北区本町)に岡山店を開店)1972年11月株式会社高崎髙島屋を設立。 (1977年10月群馬県高崎市旭町に高崎店を開店)1973年5月和歌山市東蔵前丁に和歌山店を開店。 (2014年8月閉店)1973年8月株式会社髙島屋友の会を設立。 (現・連結子会社)1974年3月 株式会社泉北髙島屋を設立。 (同年11月堺市茶山台(現・堺市南区茶山台)に泉北店を開店)1974年8月 株式会社ヤナゲン髙島屋を設立。 (1976年10月株式会社岐阜髙島屋に社名変更。 1977年9月岐阜市日ノ出町に岐阜店を開店。 同店は2024年7月閉店) 1975年3月株式会社大宮髙島屋、株式会社柏髙島屋が合併し、株式会社大宮柏髙島屋を設立。 1982年4月京都市西京区大原野に洛西店を開店。 (2026年8月閉店予定)1983年3月 株式会社高崎髙島屋、株式会社大宮柏髙島屋、株式会社立川髙島屋が合併し、株式会社関東髙島屋を設立。 1983年10月横浜市港南区港南台に株式会社横浜髙島屋・港南台店を開店。 (2020年8月閉店)1986年8月髙島屋クレジット株式会社(現・髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社)を設立。 (現・連結子会社)1989年6月シンガポールにTAKASHIMAYA SINGAPORE PTE.LTD.(現・TAKASHIMAYA SINGAPORE LTD.)を設立。 (現・連結子会社)(1993年10月にシンガポール髙島屋開店)1990年9月株式会社関東髙島屋を合併。 同社各店はそれぞれ株式会社髙島屋の立川店(前記のとおり現在は百貨店区画営業終了)、大宮店、柏店及び高崎店となる。 1991年5月岡山県津山市大手町に株式会社岡山髙島屋・津山店を開店。 (1999年3月閉店)1995年9月株式会社横浜髙島屋、株式会社岐阜髙島屋、株式会社泉北髙島屋、株式会社岡山髙島屋及び株式会社米子髙島屋を合併。 各社はそれぞれ株式会社髙島屋の横浜店、玉川店、港南台店、岐阜店、泉北店、岡山店、津山店及び米子店となる。 (なお、港南台店、岐阜店及び津山店は前記のとおり現在は閉店)1996年10月東京都渋谷区千駄ヶ谷に新宿店を開店。 2000年10月株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)が株式交換により100%子会社となった結果、大阪証券取引所市場第2部上場を廃止。 2001年9月建装事業を株式会社髙島屋工作所(現・髙島屋スペースクリエイツ株式会社)に営業譲渡。 2003年9月会社分割により米子店を分社化し、株式会社米子髙島屋を設立。 (2020年3月株式譲渡)2004年4月会社分割により岡山店、岐阜店及び高崎店を分社化し、株式会社岡山髙島屋、株式会社岐阜髙島屋及び株式会社高崎髙島屋を設立。 (現・連結子会社)2009年2月 2013年9月中国上海市に上海高島屋百貨有限公司を設立。 (現・連結子会社)(2012年12月上海高島屋開店)ベトナムホーチミン市にTAKASHIMAYA VIETNAM LTD.を設立。 (現・連結子会社)(2016年7月ホーチミン髙島屋開店)2015年2月 2020年3月 2020年3月 タイバンコク市にSIAM TAKASHIMAYA (THAILAND) CO.,LTD.を設立。 (現・連結子会社)(2018年11月サイアム髙島屋開店)株式会社米子髙島屋の全株式を株式会社ジョイアーバンに譲渡。 株式会社米子髙島屋とは商標等ライセンス契約を締結し、屋号はJU米子髙島屋として営業継続。 髙島屋クレジット株式会社と髙島屋保険株式会社を合併し、存続会社である髙島屋クレジット株式会社の商号を「髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社」に変更。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは2026年2月28日現在、当社と子会社47社及び関連会社18社で構成され、国内百貨店業、海外百貨店業を主要業務として、国内商業開発業、海外商業開発業、金融業及び建装業等を営んでおります。 当社グループが営んでいる主な事業内容と位置づけは、次のとおりであります。 ① 国内百貨店業 当社、連結子会社の㈱岡山髙島屋等の子会社4社及び関連会社3社で構成し、商品の供給、商品券等の共通取扱を行っております。 ② 海外百貨店業 連結子会社のタカシマヤ シンガポールLTD.等の子会社5社で構成し、商品の供給等を行っております。 ③ 国内商業開発業 連結子会社の東神開発㈱等の子会社4社及び関連会社3社で構成し、百貨店とのシナジー効果を発揮する商業開発及び資産・施設の管理運営を行っております。 ④ 海外商業開発業 連結子会社であるトーシン ディベロップメント シンガポールPTE.LTD.等の子会社19社及び関連会社10社で構成し、住宅・オフィス・商業の複合開発事業や、学校不動産賃貸事業を行っております。 ⑤ 金融業 連結子会社の髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱等の子会社3社と関連会社1社で構成し、クレジットカード事業及びファイナンシャルカウンター事業、保険事業、金融商品仲介等を行っております。 ⑥ 建装業 連結子会社の髙島屋スペースクリエイツ㈱等の子会社2社が、内装工事の受注・施工を行っております。 ⑦ その他 当社(食料品PB運営部)、連結子会社の㈱グッドリブ等の子会社4社及び関連会社1社は、主にグループ各社へ商品の供給を行っております。 連結子会社の㈱アール・ティー・コーポレーションが、飲食業を行っております。 連結子会社の㈱エー・ティ・エー等の子会社2社が、広告宣伝業を行っております。 当社(クロスメディア事業部)、連結子会社の㈱センチュリーアンドカンパニー、㈱髙島屋ファシリティーズ、㈱セレクトスクエアは、通信販売業その他を行っております。 グループ事業系統図は次のとおりであります。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 2026年2月28日現在名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱岡山髙島屋岡山市北区90国内百貨店業100.0㈱髙島屋より店舗の転借、㈱髙島屋ファシリティーズへ施設管理業務等の委託他役員の兼任 5名㈱岐阜髙島屋岐阜県岐阜市50〃100.0該当なし㈱高崎髙島屋群馬県高崎市50〃100.0㈱髙島屋ファシリティーズへ施設管理業務等の委託他役員の兼任 5名㈱髙島屋友の会東京都中央区50〃(前払式特定取引による取次業)100.0㈱髙島屋より友の会事業の運営受託他役員の兼任 5名タカシマヤ シンガポール LTD.(注)4シンガポール千Sドル海外百貨店業100.0トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.へ不動産の賃貸他役員の兼任 4名100,000上海高島屋百貨有限公司 ※1(注)4上海市長寧区千元〃100.0役員の兼任 6名660,000(61.7)タカシマヤ ベトナム LTD.※2ホーチミン市百US$〃100.0髙島屋スペースクリエイツ㈱へ建築設備計画のコンサルティング業務委託他役員の兼任 2名320,042(100.0)サイアム タカシマヤ(タイランド)CO.,LTD. ※2(注)4バンコク市百万THB〃51.0役員の兼任 3名2,200(51.0)東神開発㈱ (注)4東京都世田谷区2,140国内商業開発業100.0㈱髙島屋との店舗賃貸借役員の兼任 6名トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD. ※3シンガポール千Sドル海外商業開発業100.0タカシマヤ シンガポール LTD.からの不動産の賃借他役員の兼任 3名8,526(100.0)A&BディベロップメントCORP. ※4ホーチミン市百万VND〃70.0該当なし23,375(70.0)ゲートウェイ ベトナムエデュケーション ジョイント ストック カンパニー ※5ハノイ市百万VND〃75.0該当なし168,320(75.0)グローバランドLTD. ※6ロードタウン百US$〃60.0該当なし100(60.0)ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター― HRCC LTD. ※7ハノイ市百万VND〃100.0該当なし441,102(100.0)SLUCカンパニーリミテッド ※8〃百万VND〃90.0該当なし867,460(90.0)ト-シン ディベロップメント ベトナム LTD. ※3ホーチミン市百万VND〃100.0役員の兼任 3名38,390(100.0)エヌエスランド ベトナム ジョイント ストック カンパニー ※9ハノイ市百万VND〃75.0該当なし81,800(75.0)VN ABホールディングPTE.LTD. ※3シンガポール 〃51.0該当なし5,143(51.0)トーシン プロパティ インベストメントPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし763(100.0)トーシン エデュケーション インベストメントPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし6,961(100.0)VNIP ホールディングスPTE.LTD. ※3〃百US$〃100.0該当なし466,190(100.0)VNSL ホールディングスPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし4,225(100.0)VNLL ホールディングスPTE.LTD. ※3〃 〃100.0該当なし2,390(100.0) 2026年2月28日現在名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容VNOP ホールディングスPTE.LTD. ※3シンガポール 海外商業開発業100.0該当なし538(100.0)TVNVY PTE.LTD. ※3〃百US$〃100.0該当なし635,727(100.0)VNBC PTE.LTD. ※10〃US$〃100.0該当なし1(100.0)VNIBS PTE.LTD. ※10〃US$〃100.0該当なし1(100.0)髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱東京都中央区100金融業69.5㈱髙島屋よりクレジット業務の受託他役員の兼任 7名ヴァスト・キュルチュール㈱大阪府大阪市5〃50.0役員の兼任 4名㈱クレイリッシュ(注)5埼玉県さいたま市99〃51.0役員の兼任 4名髙島屋スペースクリエイツ㈱東京都中央区100建装業100.0㈱髙島屋及び連結子会社より内装工事等の受注他役員の兼任 5名TAKASHIMAYA INTERIOR LIMITED LIABILITY COMPANY ※11ホーチミン市百US$〃100.0役員の兼任 6名700(100.0)㈱グッドリブ東京都中央区100その他(酒類等卸売業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社へ酒類等の卸売他役員の兼任 6名㈱アール・ティー・ディー※12〃10〃(卸売業)60.0㈱アール・ティー・コーポレーションへ食品等の卸売他役員の兼任 2名(60.0)タカシマヤトランスコスモス インターナショナルコマースPTE.LTD.シンガポール百US$〃(〃)51.0役員の兼任 3名129,426㈱アール・ティー・コーポレーション東京都中央区470〃(飲食業)100.0㈱髙島屋、東神開発㈱より飲食店の運営受託他役員の兼任 5名㈱エー・ティ・エー〃80〃(広告宣伝業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社の宣伝広告媒体作成他役員の兼任 6名㈱ソアズロック ※13名古屋市西区3〃(〃)100.0㈱髙島屋及び連結子会社の映像制作他役員の兼任 3名㈱センチュリーアンドカンパニー東京都中央区90〃(人材派遣業)100.0㈱髙島屋及び連結子会社へ人材派遣・業務請負・研修受託他役員の兼任 6名㈱髙島屋ファシリティーズ※3東京都世田谷区30〃(建物維持・管理請負業他)100.0㈱髙島屋及び連結子会社より設備の維持管理及び警備業務の受託他役員の兼任 4名(100.0)㈱セレクトスクエア東京都中央区100〃(通信販売業)100.0㈱髙島屋より通信販売用写真撮影受託他役員の兼任 4名(持分法適用関連会社) ㈱ジェイアール東海髙島屋名古屋市中村区10,000国内百貨店業34.1㈱髙島屋及び連結子会社へ各種業務委託、髙島屋スペースクリエイツ㈱への内装工事の発注他役員の兼任 3名㈱伊予鉄髙島屋愛媛県松山市100〃33.6㈱髙島屋及び連結子会社より商品仕入及び各種業務委託、髙島屋スペースクリエイツ㈱への内装工事の発注他役員の兼任 3名ニーアン ディベロップメント PTE.LTD.シンガポール千Sドル海外商業開発業26.3タカシマヤ シンガポール LTD.へ不動産の賃貸他役員の兼任 2名376,471その他7社----- (注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 なお( )内は具体的な事業内容であります。 2 「議決権の所有割合」欄の(内書)は、間接所有割合であります。 3 間接所有※印の内訳は、次のとおりであります。 ※1は、タカシマヤ シンガポールLTD.が49.2%、東神開発㈱が12.5%それぞれ所有しております。 ※2は、タカシマヤ シンガポールLTD.が所有しております。 ※3は、東神開発㈱が所有しております。 ※4は、VNAB ホールディングPTE.LTD.が所有しております。 ※5は、トーシン プロパティ インベストメントPTE.LTD.が50.0%、トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.が25.0%それぞれ所有しております。 ※6は、VNIPホールディングスPTE.LTD.が所有しております。 ※7は、グローバランドLTD.が所有しております。 ※8は、VNSLホールディングスPTE.LTD.が所有しております。 ※9は、VNOPホールディングスPTE.LTD.が74.99%、トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.が0.01%それぞれ所有しております。 ※10は、TVNVY PTE.LTD.が所有しております。 ※11は、髙島屋スペースクリエイツ㈱が所有しております。 ※12は、㈱アール・ティー・コーポレーションが所有しております。 ※13は、㈱エー・ティ・エーが所有しております。 4 東神開発㈱、タカシマヤ シンガポールLTD.、上海高島屋百貨有限公司、サイアム タカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.、トーシン エデュケーション インベストメントPTE.LTD.及びTVNVY PTE.LTD.は特定子会社であります。 5 ㈱クレイリッシュは、2026年3月1日付で㈱髙島屋クレイキャピタルへ商号変更しております。 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2026年2月28日現在セグメントの名称従業員数(名)国内百貨店業3,541(3,650)海外百貨店業914(102)国内商業開発業271(75)海外商業開発業197(3)金融業389(173)建装業288(70)報告セグメント計5,600(4,073)その他918(3,291)合計6,518(7,364)(注)1 従業員数は、就業人員であります。 2 「従業員数」欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (2)提出会社の状況 2026年2月28日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)3,463(3,386)49.325.37,920 セグメントの名称従業員数(名)国内百貨店業3,417(3,334)その他46(52)合計3,463(3,386)(注)1 従業員数は、就業人員であります。 2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3 「従業員数」欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。 (3)労働組合の状況 ㈱髙島屋、㈱アール・ティー・コーポレーション、髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱、髙島屋スペースクリエイツ㈱、㈱グッドリブ及び㈱髙島屋ファシリティーズの各労働組合は、全髙島屋労働組合連合会を組織しており、UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)に加盟しております。 また、ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター ― HRCC.LTD.の労働組合は、Cau Giay District Confederation of Laborに加盟しております。 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社管理職に占める女性労働者の割合(%) (注2)男性労働者の育児休業取得率(%) (注3、4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注5、6)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者34.8229.259.961.658.8 ②連結子会社名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注2)男性労働者の育児休業取得率 (%) (注3、4)労働者の男女の賃金の差異(%)(注5、6)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱岡山髙島屋50.0-73.554.766.5㈱高崎髙島屋11.1200.050.751.779.3㈱アール・ティー・コーポレーション26.0200.062.279.0103.7東神開発㈱32.1125.072.479.157.6髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ㈱40.4-58.468.139.6髙島屋スペースクリエイツ㈱21.2100.071.169.864.9㈱エー・ティ・エー12.5-74.069.5103.0㈱センチュリーアンドカンパニー63.6200.085.292.090.8㈱髙島屋ファシリティーズ5.9-72.570.9-(注)1 表のうち、該当者がいない場合は「-」で表記しております。 2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。 4 当事業年度に出産した従業員数及び配偶者が出産した従業員数に対して、当事業年度に育児休業を取得した従業員数の割合を算出しております。 なお、過年度に出産した従業員又は配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。 5 賃金差異の計算におけるパート・有期雇用労働者には、当該期間中に給与支払いが生じた再雇用社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト等を対象に算出しております。 6 賃金は支給総額を支給対象人数で割って算出しており、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 髙島屋グループ(以下、当社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針2025年度は経営目標に「自立と共創のうねりによる成長加速」を掲げ、創業200年にあたる2031年に当社がめざす姿である「グランドデザイン」の実現に向けて重要な「グループのシームレス化」を本格的に始動いたしました。 玉川髙島屋S.C.の食料品フロアでは、百貨店と専門店の垣根を越え、商品・サービスのシームレスな提供実現に向け、2026年1月より段階的に改装工事を開始しております。 2026年度の経営環境につきましては、物価上昇の継続による国内消費動向の不透明性に加え、為替動向や地政学的リスクを主要因としてインバウンド需要の変動性が高まるなど、百貨店事業を中心に不確実性がより増している状況であります。 加えて、労働人口の減少や原油価格の高騰を背景に、人件費や物流費をはじめとする営業費の上昇が利益を下押ししております。 持続的成長の実現に向けては、当社ならではの新しいコンテンツやサービスの導入・開発等を通じたお客様体験価値の向上、国内・海外双方での顧客基盤の強化・連携に加え、ROICを軸として資本コストを意識した経営をさらに進めていくことが重要であると認識しております。 2026年度は、2024年度に掲げた3か年の中期経営計画の最終年度であります。 グランドデザインの実現に向けた基礎固めをやり抜き、上記の経営環境リスクを抑制しながら2027年度以降の成長・投資回収フェーズへと着実につなげていくことが重要と認識しております。 これを受け、2026年度の経営目標・経営課題を次のとおり定めております。 [経営目標]グループ総合力発揮による中期経営計画の必達―グランドデザイン実現に向けて、基礎固めをやり抜く― [主要な経営課題]① グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化② 仕事変革…組織風土改革とデジタル活用③ 経営基盤強化(ESG経営・人的資本経営) 中期経営計画で定めた主要3課題(まちづくり・ESG経営・人的資本経営)につきましては、計画通りに推進できているかその進捗を精査し、必要な修正を適宜行ったうえで計画完遂をめざしてまいります。 特に、当社ならではのまちづくりにつきましては、百貨店を核に専門店ともシームレスに掛け合わせるなどグループの総力を挙げて多様な来店動機を生み出す「次世代型SC」、重点的に投資を行っているベトナム開発をはじめとした「海外事業」、新たなお客様接点であり生涯価値(LTV)最大化の鍵となる「金融事業」、これら3領域を成長の柱として強力に推進してまいります。 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年度の連結経営目標は以下のとおりです。 なお、総額営業収益については、収益認識に関する会計基準等を適用前の従来基準で算出しております。 〇総額営業収益 10,550億円 ( 2025年度比 + 227億円)〇総額営業収益販売管理費比率 23.8% ( 同 ± 0.0% )〇営業利益 575億円 ( 同 + 39億円)〇自己資本比率 33.9% ( 同 + 0.5% )〇ROE(当期純利益/自己資本) 8.3% ( 同 +10.1% )〇総資産対EBITDA比率 6.0% ( 同 + 0.3% )〇純有利子負債EBITDA倍率 3.0倍 ( 同 + 0.3倍 )〇ROIC(投下資本利益率) 5.5% ( 同 △ 0.2% ) (3)経営環境及び対処すべき課題現中期経営計画(2024~2026年度)の最終年度である2026年度は、掲げた目標をやり抜く重要な1年として、経営課題を「グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化」「仕事変革(組織風土改革とデジタル活用)」「経営基盤強化(ESG経営・人的資本経営)」と定めております。 □グループのシームレス化によるまちづくり戦略の強靭化現中期経営計画では、「次世代型SCへの転換」「海外事業(ベトナム)」「金融事業」を新たな成長の柱と位置付け、集中的な投資を進めております。 2031年度に掲げる「各領域で事業利益100億円規模を創出する」という目標を確実なものとするためには、「グループのシームレス化」が不可欠です。 次年度は、「シームレス化」で実現すべき内容のロードマップを具体的に策定し、取組のスピードアップを図ってまいります。 《次世代型SC》 ~各拠点での転換推進と、核となる百貨店の営業力強化~グループ総合戦略である「まちづくり」を具現化する象徴的な取組が、グループ一体で創り上げる「次世代型SC」です。 新たなコンテンツの導入や多様な来店動機の創出に加え、地域・お客様・お取引先の参画を得ながら、「百貨店核の強み」をいかして百貨店と専門店の価値を掛け合わせ、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。 次世代型SCへの転換を通じ、当社が目指す「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」への進化を加速してまいります。 次世代型SCにおいて中核となる百貨店は、「外部環境に左右されない営業力」の獲得に向けた取組を一段と強化してまいります。 商品政策では、価値観や消費行動の変化を捉えた「ヒト軸」のマーケティングを推進し、お客様ニーズを起点とした新たなモノ・コトの創出を通じて、より高い体験価値を提供してまいります。 顧客政策においては、デジタルを活用した商品提案や、グループの総合力をいかした金融サービスの提案など、顧客特性に応じたパーソナルな施策を推進し、お客様一人ひとりの当社に対するロイヤルティ向上を図ってまいります。 《海外事業》 ~市場環境に即した戦略の遂行と、人材育成強化~海外事業においては、重点投資を進めるベトナム開発を中心に、各拠点の市場動向を踏まえた成長戦略を着実に遂行すると共に、海外統括機能や支援体制など、事業成長を支える基盤整備をグループ全体で強化してまいります。 また、ローカル人材の登用や国を越えた人材交流を進め、将来を見据えた人材育成にも取り組んでまいります。 《金融事業》 ~グループ全体で推進する金融事業強化~金融サービスを重要な品揃えの一つとして位置付け、金融事業を推進するための体制を整備してまいります。 グループ全体で具体化を進めることで、お客様の豊かな暮らしに寄り添い、生涯価値(LTV)の最大化を図ると共に、新たなお客様との接点を広げてまいります。 □仕事変革 ~組織風土改革とデジタル活用~不透明な経営環境の中では、個人と組織が能動的かつ迅速に行動しなければ、社会やお客様ニーズの変化に対応できません。 当社で働くすべての人の働きがいやエンゲージメントを高めることが重要であり、そのために、誰もが働きやすい職場環境の整備と、新たなチャレンジを後押しする風土の醸成に取り組んでまいります。 また、労働人口が減少し、人手不足が深刻化する中、業務のDⅩ化は喫緊の課題となっています。 DX・AI活用を通じて、定型業務の自動化による時間創出を図ると共に、デジタルを活用した高付加価値な商品・サービスを提供し、お客様満足度の向上を目指してまいります。 □経営基盤強化 ~ESG経営・人的資本経営~ESG経営は、課題解決だけでなく、ESGリスクの低減を通じて企業の持続可能性を高める段階へ移行しています。 経営戦略として、国際基準に沿ったグループサステナビリティ戦略を策定、推進すべく、ESG推進室の機能強化を目的とし、名称を「サステナビリティ推進室」に変更いたしました。 環境・社会課題に伴うコスト上昇を吸収しつつ、収益力を高め、価値創造を継続するため、経営戦略と一体となった取組を加速してまいります。 ESG営業政策については、「TSUNAGU ACTION」を軸に、社会的価値と経済的価値を同時に創造する経営戦略(CSV)に基づく取組を強化し、サステナブルな収益の増大を目指してまいります。 また、本年2月には、国内中小企業が有する伝統や技術を守り、文化・歴史を未来へとつなぐことを目的として、「百年のれんプロジェクト」を発足いたしました。 本プロジェクトでは、資金需要やブランド価値の維持・向上(販路拡大に向けた戦略策定、事業の継続性確保等)に関する支援ニーズを有する企業を対象として、協業先との連携のもと、「百年のれん投資戦略」の具体化に向けた検討を進めてまいります。 これらの取組を通じ、日本の将来を支える持続的なプラットフォームの構築を図ると共に、地域社会及び地域経済の活性化に資するESG経営の推進に取り組んでまいります。 AI全盛期を迎えつつある現在においても、持続的成長の原動力は「人」の力であることは変わりません。 人材の質がサービスやブランド価値に直結するため、高度なスキル・経験が求められます。 海外事業においても、多言語・多文化対応力やマーチャンダイジング力など、幅広い能力が求められます。 これらを担う人材の確保・育成とエンゲージメント向上につなげる人的資本経営は、重要な課題です。 一人当たりの生産性の向上を前提とした労働分配率の引き上げや職場環境の改善など、「人」への積極的な投資は、今後も継続的に実施してまいります。 事業のセグメント別の取組は、次のとおりであります。 <国内百貨店業>商品政策においては、引き続き、当社の強みの一つである東西大型5店を軸に、「魅力ある品揃え」の実現に向けた取組を推進してまいります。 さらに、当社ならではの「アイテム平場」「自主編集売場」、「EC」の継続強化や、新たなモノ・コト開発を通じ、お客様満足度の向上を目指してまいります。 また、商品利益率においても、重点お取引先との連携を通じ、利益率の高い衣料品・雑貨を中心としたファッション領域の強化を図ることにより、商品利益率の改善につなげてまいります。 顧客政策においては、外商顧客への営業体制の強化を通じて、金融などの新たなサービスを提供することにより、既存顧客の満足度向上と次世代顧客の獲得を図ってまいります。 また、優良な海外店舗を有する強みをいかし、海外顧客の基盤確立とロイヤルカスタマー化に向けた取組を推進してまいります。 さらに、着実に会員数が増加しているタカシマヤアプリについても、あらゆるお客様との重要な顧客接点ツールとしての魅力を高めてまいります。 なお、本年8月3日をもって現在の形での営業を終了する洛西店につきましては、これまでご利用いただいているお客様に、引き続き京都店を中心にご愛顧いただける体制を整えてまいります。 <海外百貨店業>シンガポール髙島屋におきましては、経営環境が不透明な中、ファッション関連商品や食料品など品揃えの再強化に加え、顧客政策を推進することで、国内顧客やツーリストの維持・拡大を図ってまいります。 上海高島屋におきましては、景気低迷による消費減速が長期化する状況の中、お客様ニーズに基づいたテナントの導入など、収益基盤の安定化に継続して取り組んでまいります。 開店10周年を迎えるホーチミン髙島屋におきましては、商品カテゴリー・ブランドの再編や催・イベントの強化により店舗の集客力を高め、更なる売上高の増大を目指してまいります。 サイアム髙島屋におきましては、化粧品売場のリニューアルに続き、ラグジュアリーゾーンの段階的な拡大を進めており、改装による集客力の向上及び売上高の増大など、効果の最大化を図ってまいります。 <国内商業開発業>東神開発株式会社におきましては、2027年度のグランドオープンを目指し、「玉川髙島屋S.C.」のリニューアルプロジェクトが始動しております。 「京都髙島屋S.C.」「柏髙島屋ステーションモール」「流山おおたかの森S.C.」など、その他の施設においても、SC全体としての魅力向上を図ってまいります。 <海外商業開発業>成長ドライバーと位置付けるベトナム事業におきましては、ハノイでの住宅・オフィス・商業の複合開発事業に加え、今後、ホーチミンのサイゴンセンターにおける増床計画が本格化してまいります。 2016年の開業以来、成長を続けているサイゴンセンターは更なる進化を遂げ、1993年に開業し国際的にも高く評価されている「シンガポール髙島屋S.C.」に並ぶASEAN第2の拠点へと成長させてまいります。 また、資本効率向上の観点から、長期的に資産を保有し持続的な成長を実現する基幹事業と、短期回収型事業への参画を組み合わせ、資産規模も適切にコントロールしてまいります。 <金融業>持続的成長に向け、カード事業、ライフパートナー事業、投融資事業の3事業それぞれの施策を充実させることで、個人の資産管理から法人の資金需要までカバーする「髙島屋のステークホルダーにとっての総合金融プラットフォーム」の構築を目指してまいります。 <建装業>髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、主力であるホテル・ラグジュアリー市場が引き続き活況となる見込みの一方、内装業全体では人材不足が深刻化していることから、多様な人材を確保する「人的資本経営」を推進してまいります。 また、昨年開設したベトナム子会社につきましては、本格的に営業を開始することで、日本クオリティーの内装需要を確実に捉え、持続的な成長につなげてまいります。 <その他の事業>飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニー、広告宣伝業の株式会社エー・ティ・エーなど、その他の事業におきましても、各業界における競争力を高めることで、安定的な収益基盤の構築につなげてまいります。 当社は、資本コストを意識したROIC経営を推進しています。 セグメント別及びグループ会社別、百貨店各店舗別のROICに加え、次世代型SCへの転換を進める中で、「拠点別」(百貨店・専門店)ROICも経営指標として採用しています。 それぞれの事業特性や地域特性を踏まえた「ROICツリー」を策定し、現場の一人ひとりがROIC向上に向けた具体的な行動を実践できる仕組みの構築や、風土の醸成にも取り組んでいます。 現中期経営計画は、投資が先行するフェーズと位置付けており、2027年度以降は、これらの投資の成果を着実に収益として回収するフェーズへ移行する見通しです。 ROIC経営の実効性を一層高めることで、持続的な利益成長及び資本効率の向上を図ってまいります。 また、市場との対話は引き続き強化してまいります。 市場評価とのギャップの極小化に向け、持続的な利益成長への期待感を高めていくと共に、機動的な資本政策及び株主還元策を志向してまいります。 当社は、本年5月開催予定の第160回定時株主総会における承認を条件として、「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」へ移行する予定です。 グループ経営の多角化・高度化が進展する中、権限委任を通じた意思決定の更なる迅速化、取締役会における戦略的議論の充実及び監督機能の一層の強化を図ることで、グループ総合戦略である「まちづくり」の下、当社独自の価値提供に向けた取組を加速してまいります。 (4)資本政策の基本的な方針<基本的な考え方>当社は、将来の事業リスクに備え、財務健全性を担保しつつ、適切な財務レバレッジの活用を進めています。 主要な経営指標(KPI)として、ROIC、EBITDA、自己資本比率、DOE(株主資本配当率)、TSR(株主総利回り)を設定しております。 特に資本コストを意識した経営の実現に向けた取組として、ROIC経営を推進しております。 2025年度のROICは5.7%とWACC4.8%を上回りました。 今後も、百貨店各店を含む各事業体で特性を踏まえたROICツリーを活用、現場一人ひとりが意識し行動できる仕組みを構築してまいります。 EBITDAについては、財務安定性の観点から、純有利子負債EBITDA倍率、現金創出力の観点から、総資産対EBITDA比率を設定しております。 各経営指標については、決算説明会資料(※)で開示しております。 ※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/ir/tanshin/ 当社は、企業価値向上をめざし、一株当たり利益(EPS)の増加に加え、市場との対話の充実により株価収益率(PER)を高めてまいります。 また、EBITDAを意識した経営の推進により、国内外の各事業における現金創出力が高まっていることを踏まえ、資金配分の適正化など資金効率を向上させる取組を推進してまいります。 さらに、安定的、持続的な利益成長に資する資産は自ら保有する「持つ経営」を基本方針とする中、機動的な経営判断のもと、ROICや現金創出力を更に向上させるサイクルを構築することで、資産効率も高めていきます。 <株主還元>配当は、純資産増加をベースとした累進配当に加え、各種経営指標を考慮しています。 業績が好調に推移し想定以上のフリーキャッシュフローが創出された場合には、人的資本・ESG投資を含む追加の成長投資、及び株主還元等、マルチステークホルダーへのバランスを重視した利益配分の観点から、資金使途を機動的かつ総合的に判断します。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)当社のESG経営 当社のグループ経営理念「いつも、人から。 」は、SDGsが目指す「誰一人取り残さない」社会の実現と強く結び付くものです。 2006年には、経営理念をもとにCSR活動領域を策定し、現在もそれに即した経営の推進や情報の開示を行っています。 活動領域には、事業活動を通じて得た利益をさまざまな人々に還元する「経済的役割」や「コンプライアンス(法令遵守)」といった基本的な活動に加え、「企業倫理」に基づく行動や新しい価値の創造、社会課題の解決など「社会的役割」の実現といった活動があります。 こうした従来のCSR経営にSDGsの概念を融合し推進しているのが、「グループESG経営」であり、「すべての人々が21世紀の豊かさを実感できる社会の実現」に貢献していくことをめざしています。 これにより、「環境に優しいより豊かな生活・文化」「多様な価値観への対応、多様な人材の活用」「お客様視点に立った経営」など、当社ならではの価値提供を通じ、ステークホルダーの皆様からの共感を獲得していきます。 ESG経営の重点課題につきましては、「脱炭素化推進RE100」や「ダイバーシティ推進」をはじめとする10の項目を設定しています。 例えば、「脱炭素化推進」では、流山おおたかの森S.C.をはじめとする各施設の実質再エネ100%電力への切替をはじめ、一部店舗ではオフサイト型PPAによる追加性のある再エネ電力調達を推進しています。 2025年3月より、流山おおたかの森S.C.・髙島屋グループ本社ビル・横浜物流センターにおいて、実質再エネ100%電力へ切替を行いました。 2026年4月には玉川髙島屋S.C.において全館で再エネ100%化を達成するとともに、日本橋髙島屋S.C.本館においては、新たにオフサイトPPA契約を締結しました。 また、「ダイバーシティ推進」では、女性の活躍・ジェンダー平等に向けた取組や、外国人の労働者としての受け入れと生活者としての支援など、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材がその能力を最大限発揮でき、やりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現に向けた環境整備や意識啓発に取り組んでいます。 グループESG経営を推進することで、従来型のビジネスモデルから脱却し、時代や社会の要請に合わせて変革していくことが重要であり、結果として社会課題の解決はもちろんのこと、事業成長の好機にもつながるものと考えます。 ●グループESG経営概念図 また、「グランドデザイン」で掲げる「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」としての役割を果たすとともに、社会課題の解決と当社グループの持続的な成長を図ることを明文化した「サステナビリティ基本方針」を2025年10月に制定しました。 本基本方針は、中長期的にめざす姿である「グランドデザイン」及び、その実現に向けた中期経営計画を下支えする基本的な方針と位置づけています。 これに基づき、お客様、従業員、お取引先、投資家、地域社会等のステークホルダーとの良好なパートナーシップを構築し、サプライチェーン全体を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでいます。 ●グループ理念体系図 ●サステナビリティ基本方針については、サステナビリティホームページをご覧ください。 ※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/ なお、ESG経営については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境及び対処すべき課題 □経営基盤強化 ~ESG経営・人的資本経営~」にも記載しています。 ① ガバナンス 当社では、グループESG経営の推進を通じ、社会課題解決と企業価値の向上・持続的成長を図り、お客様や株主・投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様からのご期待に応えるため、コーポレート・ガバナンスの強化及び内部統制システムの整備に取り組んでいます。 具体的には社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティに関する重要事項について議論・確認を行い、取締役会に報告を行っております。 「グループサステナビリティ委員会」は、半期に一度開催し、ESG重点課題の進捗状況及び新しい社会課題に対する取組状況をグループ横断的に検証し、強化する体制を整えています。 また、議論された内容については取締役会に報告し、取締役会による監督体制のもと、取組に対するガバナンスの強化に努めています。 なお、内部統制システムの体制図については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項」に掲載しております。 ●ESG重点課題 推進体制図 ※ 2026年3月1日より、経営企画部「ESG推進室」は経営企画部「サステナビリティ推進室」に変更しております。 これは持続的成長に向けた経営戦略として、国際基準に沿ったグループサステナビリティ戦略の策定・推進、非財務情報の収集体制構築と情報開示等の機能強化を目的としております。 また、「髙島屋グループCSR委員会」もサステナビリティ戦略を見据えた方針・政策議論を強化すべく「グループサステナビリティ委員会」へ変更しております。 ●グループサステナビリティ委員会(旧髙島屋グループCSR委員会)の主な議題 本委員会は、当社取締役・執行役員に加え、グループ事業会社の社長が参加しました。 主な議題は以下のとおりです。 2024年度1回目(2024年8月)・外部講師による講演 「ESG最新動向(人的資本・生物多様性・サプライチェーン・人権 など)」・TSUNAGU ACTION・お取引先従業員を含むエンゲージメント可視化・向上・サステナビリティ重点課題進捗状況・グループ廃食用油 “SAF化” への取組2回目(2025年2月)・外部講師による講演 「サステナビリティ経営に関する日本企業の現在地と今後の課題」・2024年度「ガバナンス・サステナビリティ重点課題」検証・お取引先アンケート実施報告(サプライチェーンマネジメント)2025年度1回目(2025年8月)・外部講師による講演 「企業に求められるサプライチェーンマネジメントについて」・TSUNAGU ACTION・お取引先従業員を含むエンゲージメント可視化・向上・市場要請を踏まえたサステナビリティ課題確認と対応の方向性2回目(2026年2月)・外部講師による講演 「企業価値向上のためのSSBJ制度開示の活用」・2025年度「ガバナンス・サステナビリティ重点課題」検証・グループESG重点課題の見直しについて・2026年度サプライチェーンマネジメント対応 ② 戦略 当社は、事業活動を通じ、SDGsの達成に強く寄与できる取組を環境・社会の2領域に落とし込み、領域ごとに10項目の重点課題(マテリアリティ)を特定し、取組を推進しています。 ●重点課題とアクションプラン 一方、社会環境が変化する中、サステナビリティ戦略についても経営戦略とともに定期的な見直しが必要と認識し、2025年度より、外部環境変化やステークホルダーの声、当社の戦略や財務影響等を踏まえ、重点課題・KPIの刷新に向けた議論を進めています。 ●当社ESG経営の象徴的営業活動「TSUNAGU ACTION」 ESGの考え方を経営の中心に据え、広範囲かつビジネスに直結する取組とするためには、より多くのステークホルダーの支持・共感を獲得することが重要です。 当社が、生活・文化・地域社会を支えるプラットフォームとしての役割を一層発揮し、お客様・お取引先・地域社会とともに、チャネル全体でESG経営を推進することで、持続可能でこころ豊かな生活の実現に貢献していきます。 その一環として、2023年度よりお客様・お取引先との共創による当社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」を拡大展開しています。 「環境負荷軽減とデザイン性・機能性」を両立する商品開発や、多様性を尊重する(インクルーシブ化)商品提案や施設・サービスなど、当社ならではの価値提供を通じて、サステナブルなライフスタイルの提案に取り組んでいます。 なお、2025年度の取組は、TSUNAGU ACTIONホームページをご覧ください。 ※ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/tsunaguaction/ ●人的資本の考え方 企業の持続的成長や価値向上に直結する「人的資本」への投資は、社会のサステナビリティと企業の利益創出を両立する上で不可欠な戦略投資です。 当社は、専門性や多様な価値観を持つすべての人の価値を最大限引き出し、お取引先からの派遣スタッフを含めた従業員が、主体的に生き生きと成果発揮できる企業を目指し、人的資本経営を推進していきます。 人的資本の詳細については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <人的資本経営・多様性>」に記載しています。 ③ リスク管理 当社は、気候関連課題などのサステナビリティ課題を含む事業へのリスクについて、社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」及び「グループリスクマネジメント委員会」にて、当社の業務執行に関わる様々なリスクを抽出・評価し、リスクの未然防止及びリスク発生時の損失極小化に向けた対応などについて、協議を行っています。 なお、リスク特定・評価に関する議論内容は最終的に取締役会へ報告しています。 また、当社は、脱炭素社会の実現に向けた「RE100」や「EV100」の推進、廃棄プラスチックや食品ロスの削減、循環型ビジネスの構築などに取り組むとともに、自然災害の激甚化に伴う営業機会損失を最小限に抑制するため、店舗や施設のレジリエンスを高める設備投資や、サプライチェーン上の人権リスクの未然防止・軽減に向けた人権デューデリジェンスの体制整備などに取り組んでいます。 上記のリスク管理の詳細は、「3 事業等のリスク」に記載しています。 気候変動に関するリスク(シナリオ分析に基づくリスク・機会及び財務影響等)については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応>」に記載しています。 ④ 指標と目標 当社グループがめざす将来社会を見据え、環境・社会課題解決に向け取り組むべきKPIと数値目標を2020年に策定し取組の実践とモニタリングを行っています。 気候変動に関する指標と目標については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応>」にも記載しています。 ●重要課題とKPI (2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応> 当社は「髙島屋グループ環境方針」で気候変動対応への貢献や温室効果ガス(GHG)排出量の削減を掲げ、環境課題解決につながる21世紀の心豊かなライフスタイルを提案することをめざしています。 このグループ環境方針は、ESG経営で掲げる環境課題の解決につなげるグループの基本的姿勢です。 お客様やお取引先、地域社会など多くの人々との直接的な接点を持つという事業特性を生かし、環境方針に基づくさまざまな活動に取り組んでいます。 しかし一方で、近年は気候変動や資源の枯渇、生物多様性の減少といった環境問題が世界規模で深刻化しており、環境問題への取組の重要性や緊急性がますます高まっています。 特に中核事業である百貨店業では、化石燃料などの地下資源に由来する電力の大量消費やプラスチックや食品ごみの大量廃棄、衣料品の過剰在庫など、現行のビジネスモデルが環境負荷を前提としていることを根本的なリスクと捉えています。 上記課題認識の下、当社は従来型のビジネスモデルから、地球資源を再生・修復するビジネスモデルへと変革し、環境課題解決と事業成長の両立に取り組むこととし、TCFD提言への賛同を表明しました。 TCFD提言が推奨する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理とリスクに対する取り組み」「指標と目標」の4つの開示項目に 基づき情報開示のさらなる拡充を図っていきます。 なお、2026年3月には「髙島屋グループ環境方針」を改訂しました。 同方針についてはサステナビリティホームページをご覧ください。 ※ https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/ {TCFD提言が推奨する開示項目に沿った情報開示} TCFD提言が推奨する4つの開示項目<ガバナンス><戦略><リスク管理><指標と目標>と、項目毎の具体的な開示内容に基づき、当社は、気候関連情報を開示しています。 ① ガバナンス 気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれています。 体制図を含む詳細については、「(1)当社のESG経営 ① ガバナンス」に記載しています。 ② 戦略(気候関連シナリオ分析)a.短期・中期・長期のリスク・機会の詳細 将来の気候変動が事業活動に与えるリスクと機会、財務影響を把握するため、TCFDが提唱するフレームワークにのっとり、シナリオ分析の手法を用いて、2050年時点における外部環境変化を予測し、分析を実施しました。 気候変動に伴う自然環境の変化や資源の枯渇などは、長期間にわたり事業活動に大きな影響を与えるため、百貨店のみならずグループ事業全体において、従来型のビジネスから、地球資源を再生・修復するビジネスへと変革していくことが必要であると認識しています。 当社がめざす将来社会を見据え、環境・社会領域におけるESG重点課題10項目は、2030年時点の達成目標(中長期)や、年度ごとの数値目標(ロードマップ)を設定し、PDCAサイクルにて進捗管理を行っています b.リスク・機会が事業・戦略・財務計画におよぼす影響の内容・程度 TCFDが推奨する気候変動関連リスクを移行リスク・物理的リスクの2つのカテゴリーに分類し、当社の事業活動に甚大な影響をおよぼす可能性がある主要なリスク項目を特定しました。 また、「2℃以下シナリオを含む、さまざまな気候変動関連シナリオに基づく検討」を行うため、IPCCやIEAなどのシナリオを参考に、事業活動や財務におよぼす影響を分析し、その対応策を検討・推進しています。 シナリオ分析は、パリ協定の目標である「2℃未満」と、CO2排出量削減が不十分な「4℃」の2つのシナリオを想定し、TCFDが推奨する典型的な気候関連リスクと機会を参考に分析を行いました。 想定シナリオ 2℃未満シナリオ気候変動対応の厳しい法規制施行による事業運営コストの増加エネルギーコストや商品価格の高騰に伴う、商品調達リスクの拡大消費者の環境意識の高まりによる新たなマーケット獲得4℃シナリオ自然災害の多発・激甚化に伴う店舗被災、サプライチェーンの断絶など、営業機会の損失エネルギー価格の高騰や資源不足に伴う商品調達リスクの拡大環境負荷を前提としたビジネスモデルから脱却できない企業に対する市場からの淘汰 ●髙島屋グループのリスク・機会の概要と事業及び財務への影響 ◎:非常に大きい ○:大きい :非常に大きくなる :大きくなる :軽微リスク・機会の分類髙島屋グループ 気候変動関連リスク・機会の概要事業及び財務への影響+2℃未満+4℃リスク移行リスク市場と技術* 再生可能エネルギーへの転換に伴う調達コスト増加* 環境マーケット需要の獲得遅れに伴う競争力低下〇評判* 環境課題への対応遅れに伴うステークホルダーからの 信用失墜、ブランド価値の毀損、組織会員離反◎政策と法* 炭素税の導入、プラスチック循環促進法への対応など、 規制強化に伴う事業運営コストの増加〇物理的リスク* 大規模自然災害の発生に伴う店舗閉鎖や、サプライチェーン 断絶に伴う営業機会損失◎機会エネルギー源* 省エネ推進に伴う電力使用コスト削減* 災害に備えた事業活動のレジリエンス確保〇市場* ESG経営の推進によるステークホルダーからの共感獲得、 企業価値向上* 高まる環境意識に対応した商品・サービスの提供による マーケット獲得〇※+4℃の矢印は+2℃未満シナリオと比較した際の影響の大きさを示しています。 c.シナリオに基づくリスク・機会及び財務影響とそれに対する戦略・レジリエンス 2030年時点を想定した2つのシナリオにおける事業及び財務への影響に関し、規制強化に伴う炭素税の導入や、再生可能エネルギー由来の電力調達コストが財務に影響をおよぼすものと考え、2℃未満シナリオにおける財務影響を試算しています。 ●髙島屋グループへの財務影響2030年時点を想定した財務影響炭素税導入約25億円コスト増・IEA(※)の2℃未満シナリオにおける2030年の先進国 国際炭素税価格(約11千円/t-CO2)を基準に、当社 2019年時点のCO2排出量(約230,516t)より算出再エネ由来の電力調達約16億円コスト増・現状の調達電気との料金格差(約4円/KWh)に、当社 2019年時点の電力使用量(約392,824MWh)より算出 ※IEA(国際エネルギー機関)発行「世界エネルギー展望 World Energy Outlook2019」参照 当社は、気候変動関連リスクに対する事業活動や財務に与える影響などを踏まえ、持続可能な社会の実現に貢献することをめざし、社会課題解決と事業成長の両立を図る「グループESG経営」を推進しています。 その一環として、2019年に事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で調達することをめざす国際的イニシアチブ「RE100」に参加し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進しています。 脱炭素化に向けては、中長期的視点で再エネ由来電力調達によるコスト増リスクも見据え、横浜店、大阪店、京都髙島屋S.C.、高崎髙島屋、日本橋髙島屋S.C.には、オフサイトPPAによる再エネ由来電力を導入しています。 また、店舗設備を省エネ効率の高い機器へと順次更新するとともに、既存照明をLED照明に変更することで、使用電力及びCO2の削減に努めています。 国内百貨店では、2024年度約5.3億円のLED化投資を行い、CO2排出量を推計約1,300t-CO2を削減しました。 (※国内平均排出係数にて算定) なお、2025年度についても、約2.1億円のLED化投資を継続して行いました。 さらにグループ総合戦略「まちづくり」を通じ、「街のアンカーとしての役割発揮」「館の魅力最大化」に取り組むとともに、環境に配慮した商品やサービス、店舗施設提供など、新しい価値を提案する次世代商業施設づくりにて、新たなマーケット獲得に取り組んでいます。 グループ経営においても、既存事業の収益強化と将来の成長に向け事業規模拡大や、新規事業開発を進めるなど、気候変動リスクの抑制とともに、マーケット変化に積極的に対応した新たなビジネス機会獲得に取り組んでいます。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 気候変動に関するリスク管理及びリスクに対する取組は、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれています。 詳細については、「(1)当社のESG経営 ③ リスク管理」に記載しています。 ④ 指標と目標a.気候関連リスク・機会の管理に用いる指標 当社は、気候関連リスク・機会を管理するための指標として、Scope1・2・3温室効果ガス排出量及び、事業活動で使用する電力に占める再生可能エネルギー比率を指標として定めています。 b.温室効果ガス排出量(Scope1・2・3) 百貨店事業・商業開発事業の収益シェアが大きい当社は、環境負荷を前提とした現行のビジネスモデルをリスクと捉え、環境課題の解決に向けて取り組んでいます。 2019年、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で調達することをめざす国際的イニシアチブ「RE100」に参加し、脱炭素化推進に取り組んでいます。 当社の2024年度Scope1・2温室効果ガス排出量は、約207千t-CO2、国内百貨店におけるScope3温室効果ガス排出量は、約4,438千t-CO2となりました。 ●温室効果ガス排出量 範囲2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度温室効果ガス排出量CO2連結Scope1排出量(t)21,05520,19719,91018,90518,214Scope2排出(t)(マーケット基準)178,090183,301179,377187,350189,028Scope1+2排出量(t)179,145203,497199,286206,255207,242国内百貨店Scope3排出量(t)2,495,5472,772,2444,264,2363,442,3354,438,641フロン類排出量国内百貨店SCt-CO21,6091,5809671,1191,094※ 当社の温室効果ガス排出量に関しては、髙島屋グループGHG排出量算定ルールにより、第三者機関の検証を受 けています。 ※ 2023年度までは国内百貨店のみ。 2024年度からは海外含む連結ベースにて算定。 ※ 店内で使用している冷凍・冷蔵等のフロン漏えい量を、フロン排出抑制法に基づき、CO2換算した数値です。 c.気候関連リスク・機会の管理に用いる基準値及び目標 当社は、2019年「RE100」に参加しました。 「2030年度にScope1・2温室効果ガス排出量30%以上削減」「2050年度までにScope1・2温室効果ガス排出量ゼロ」を目標として設定し、毎年度の数値目標を設定したロードマップに基づき、脱炭素社会の実現に向け、取り組んでいます。 当社は、2019年度Scope1・2温室効果ガス排出量を基準に、中長期の温室効果ガス排出量削減目標とRE達成目標を設定し、脱炭素化を推進しています。 2020年度より施設電力の再生可能エネルギー由来電力転換を進めており、2023年度より、国内で初めて短期契約によるオフサイト型PPAを横浜店で開始し、2024年度には高崎髙島屋、大阪店、京都店へと展開しました。 さらに2025年度には、流山おおたかの森S.C.、髙島屋グループ本社ビル及び横浜物流センターの3施設において、使用電力を実質再生可能エネルギー100%への切替を実施しました。 Scope1・2単位2019年度(基準)2025年度2030年度2050年度温室効果ガス排出量t-CO2230,516208,961161,3610削減量(2019年度比)―△21,555△69,155△230,516温室効果ガス削減目標(2019年度比)%―△9.4%△30%以上△100%RE達成率0%8.6%30%以上100% <人的資本経営・多様性> ‐価値創造の源泉としての「人」‐ 当社は、創業以来「いつも、ひとから。 」という考え方を企業活動の根底に据えてきました。 お客様、従業員、取引先、地域社会など、あらゆるステークホルダーとの関係性の中で価値を生み出してきた当社グループにとって、「ひと」は単なる経営資源ではなく、価値創造の起点であり、競争力の源泉であると考えています。 百貨店、商業開発、金融、建装など多様な事業を展開する当社グループの事業構造は、商品や空間といった有形資産のみで価値が完結するものではありません。 現場における一人ひとりの判断や創意工夫、お客様との対話、地域や取引先との信頼関係といった、人を介した無形の価値の積み重ねによって、当社ならではの価値が形成されてきました。 このため当社では、グループ全体を通じて、人的資本を短期的な施策の対象としてではなく、中長期的な企業価値向上を支える基盤として位置づけ、経営戦略と一体で捉えています。 ① ガバナンス 当社の人的資本経営を推進する上での重要事項については、取締役会及び経営会議体において報告・審議を行っています。 2025年度は、人的資本を「価値創造の源泉」と位置づける考え方や、重点的に取り組むべきテーマについて経営確認しました。 また、人的資本に関する取組の状況や指標について、社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」や経営会議体にて、議論・確認を行い、必要に応じて取締役会に報告を行っております。 これにより、人的資本に関する課題や変化を経営レベルで把握し、経営判断に反映する体制を整えています。 ② 戦略 当社のグループ経営戦略の中核には、「まちづくり」を通じた持続的な価値創造があります。 これは、単なる施設開発や商業機能の提供にとどまらず、地域に根ざし、「人・モノ・コト」をつなぎながら、長期的な視点で価値を高めていく戦略です。 こうした戦略を支えるのは、多様な人材がそれぞれの強みや専門性を発揮し、変化する環境に応じて価値創造に関わり続けることです。 人口減少や価値観の多様化が進む中、画一的な人材活用では、当社グループが目指す持続的な成長や、顧客との長期的な関係構築を実現することは困難であると認識しています。 このような認識のもと、2025年度の経営議論において当社は、「多様な人材の活躍を通じて、価値創造を持続させること」を、人的資本経営の中核的な考え方として確認しました。 これは、人材の確保・育成・活躍を、短期的な人事施策の集合ではなく、経営戦略を実現するための中長期的な基盤として捉えるという意思を明確にしたものです。 ●価値創造の源泉としての人的資本(概念図) ●人材に関する基本的な考え方 ※本図は、当社グループが人的資本を価値創造の源泉として捉える基本的な考え方を示したものであり、「髙島屋グループ統合報告書2025」P56~58の記載内容を再掲しています。 当社は、「営業力強化」「組織力の向上」「働きがいの向上」に向け、人材育成の基本方針を定め、社会環境や時代の変化を見据えた人材育成に取り組んでいます。 a.人材育成方針・社会環境が急激に変化する中、企業の持続的成長には、未来を見据えた事業のトランスフォームが不可欠となります。 そのために、多様な人材が主体的に能力開発に取り組み、自律的にキャリアを形成していくことを大切にします。 ・当社の人材育成の根幹は「OJT」です。 「OJT」により、業務現場でしか得られない仕事の進め方や知識・技能を習得し、実務能力や問題解決力を高めます。 また、多様な「Off・JT」により、業務現場以外の急変する環境に即した教育を有機的に組み合わせることで、クリエイティブ・イノベーティブな発想力・構想力を養っていきます。 ●能力開発体系 OJTを基本としつつ、計画的に自らキャリアを開発できるよう、「社会人として必要となるビジネス基礎能力」を習得するプログラムや、専門性をより一層高めるための職務別·ジャンル別のプログラムなどの研修メニューを整備しています。 また、一部の研修を除き雇用形態にかかわらず、すべての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 研修メニューの中には、海外事業戦略や海外店舗の運営ノウハウを習得する「海外派遣研修制度」があり、2026年度はパリ・ミラノとサイアムに長期研修生を派遣し、多様な価値観・文化を受容しながら、グローバルに活躍する人材の育成につなげています。 また、従来から実施している通信教育や資格取得費用の補助に加えて、「資格取得お祝い金制度」を導入し、個人のキャリア自律、専門性強化を推進しています。 更に、個人の「学び」を制度面で支援するために「学び勤務」制度も導入し、学びと仕事の両立を可能とする仕組みなども整備しています。 DX推進に向けた個々人のデジタルスキル向上に関しては、ITに関する基礎的知識として、全役員・経営層に国家資格である「ITパスポート」の受験を必須化、従業員にも取得を促進し、現在326名(国内百貨店計・2026年2月時点)が取得しています。 さらに、百貨店業におけるデジタルスキルの社内基準を整備し、半期ごとにスキルの向上・実践に関する行動目標を設定するなど、デジタル人材の育成による業務改善や働き方改革への取り組みを進めています。 OJTを基本としつつ、計画的に自らのキャリアを開発できるよう、多様なプログラムや研修メニューを整備しています。 雇用形態にかかわらず、全ての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 ●キャリアサポート(アセスメント制度、オープンエントリー・FA制度) 当社の人事に関する制度運営は、「個人の自主性の尊重」を基本的な考え方とし、一人ひとりの個性と意欲を尊重した人材育成をめざしています。 キャリア実現に向けたサポートの仕組みを整備しています。 ●アセスメント制度 年に一度、各職務に求められる「能力・スキル」と現在の自分との差異を明確化し、今後の能力開発計画に反映する「能力評価アセスメント」と、進路・キャリアプランなどの意思を表明する「自己申告」を実施しています。 人材配置の最適化や効果的な人材育成につなげることで、個人の能力向上と組織全体のパフォーマンス向上につなげています。 能力評価アセスメントにおいては、将来就きたい職務の実現(キャリア形成)に向けた羅針盤として、「職務基準書」を活用しています。 職務基準書で定めた各項目に沿って、自身の能力を本人と上長が相互に評価します。 職務に求められる能力ギャップを確認した上で、翌年期初にはその年度の能力開発目標とOJTを含めた 能力開発計画を決めていきます。 また、半期ごとに行う人事考課目標やフィードバック面談と合わせて行うことで、組織目標の達成と個人の成長を連動させる仕組みとしています。 ●オープンエントリー/FA制度 本人が希望する職務や挑戦したいキャリアを、ジョブローテーションに活用する制度です。 本制度は1991年からスタートし、自ら手を挙げ、その意欲を実現する仕組みにより、一人ひとりの高度な専門性と自律的なキャリア形成を実現してきました。 直近5年間(2021年-2025年)では累計300名以上の従業員が本制度を活用しています。 ●キャリア自律支援体制一人ひとりが当事者意識をもってキャリアビジョンを描くことが、本人と企業双方の成長につながると考え、キャリア相談窓口を社内外に設置するほか、セルフ・キャリアドックの実施や社内の多様な仕事を動画で紹介するなど、総合的にキャリア自律を支援する仕組みを整備しています。 相談窓口では年代·雇用形態問わず、誰もが仕事を通じて成長し働きがいを高められるよう、有資格者が相談を受け付け、本人がキャリアについて考えるサポートをしています。 加えて、節目となる昇格と年齢のタイミングで、キャリア研修とキャリアサポート面談を実施するセルフ・キャリアドックを導入し、キャリア形成の促進と専門性を高め、個人と会社の双方の成長につなげています。 b.エンゲージメント向上 人的資本経営推進の重要な要素として、グループ会社を含む従業員エンゲージメントの可視化・向上の取り組みを推進しています。 メンタルヘルス(ストレス)とエンゲージメントを同時に測定することで、組織の状態を細かく分析し、各種人事制度運営の見直しや、職場単位での改善につなげています。 加えて国内百貨店においては、店頭での販売最前線を担うお取引先従業員(百貨店におけるローズスタッフ)にとっての働く場としての魅力向上が欠かせません。 ローズスタッフを対象とした総合満足度調査を通じて「当社で働く想い」をしっかりと把握し、継続的に改善策を講じることで、満足度の向上と営業力強化につなげています。 各種調査結果を踏まえ、店休日の設定、福利厚生施設の改善(社員食堂や休憩室など)、コミュニケーションのあり方に関する動画研修を通じた意識啓発など、さまざまな取り組みを進めています。 ●従業員エンゲージメント調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比51.151.551.8+0.3※当社グループの偏差値(調査会社による算出) ●ローズスタッフ満足度調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比6.256.466.67+0.21※10段階評価(当社調査) c.ダイバーシティ推進当社では、2020年に「髙島屋グループ ダイバーシティ推進方針」を策定し、多様な価値観や生活背景を有する人材の能力が最大限に発揮できる環境を整備し、「人と企業の双方の成長」を実現するための取組を行っています。 今後も当方針に基づき、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材が当社グループで働くことにやりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現をめざしていきます。 ※なお、同方針は2026年4月に、公正性、包摂性に関する概念を明確化するために、「髙島屋グループ DE&I方針」へ改訂しています。 同方針については、サステナビリティホームページよりご確認ください。 https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/contribution/diversity.html 当社は、女性の活躍推進・ジェンダー平等に向けて、男女を問わず、誰もが適材適所で一層活躍できる環境づくりを推進しています。 本人の意欲・能力及び将来のキャリアビジョンを踏まえた配置・登用を行うとともに、多様な価値観や生活背景を有する一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できる環境の整備に取り組んでいます。 こうした環境整備にあたっては、エクイティ(公平性)の考えに基づき、個々の状況に応じた支援が必要です。 その一環として、アンコンシャス・バイアス研修や、育児・介護等のさまざまな事情を抱えるメンバーを含めた職場運営について学ぶ 「多様な部下の理解と育成研修」を、管理監督者を対象に毎年実施しています。 また、育児勤務者一人ひとりのキャリア形成支援及び不安・悩みの解消を目的として、毎年開催している「育児勤務者懇談会」や「育児勤務者メンター制度」等を通じたフォローを行っております。 今後も風通しのよい職場風土と円滑なコミュニケーションに向け、従業員の意識改革を継続的に取り組んでいきます。 また、LGBTQ+への取組についても、性的指向・性自認などの違いを越え、差別・ハラスメントがなく、誰もが活躍できる環境づくりに取り組むことを明記し、制度や環境整備・風土醸成を進めており、「PRIDE指標2025(work with PRIDEが策定)」において2年連続で「ゴールド」の認定を受けています。 Ally活動の一環として東京・大阪での関連イベントへの参加や、社内の福利厚生制度の見直しを行うなど、安心して働ける環境整備や、職場内の正しい理解と風土醸成に取り組んでいます。 d.健康経営 従業員の心身の健康を守ることは企業の責務であり、グループの成長には、従業員一人ひとりの活力が不可欠です。 当社グループは、2017年に「健康経営宣言」を策定し、心身ともに充実した組織・従業員による上質なサービスの提供と、社会環境変化に対応し得る生産性の向上をめざし、健康経営を推進しています。 2024年度には、当社グループの特性を踏まえ、健康経営における目指す姿と6つの重点領域(=TakaWellness)を設定し、さらなる取組を進めています。 「生活習慣病予防」においては、健康ポイントプログラムやウォーキングキャンペーンなどを実施し、また「女性の健康支援」にも注力しています。 さらには、疾病の早期発見・重症化予防に重点をおいた健診メニューの充実や、生活習慣病予防に向けた健康行動の促進、ワークライフバランスの実現に向けた働き方改革や安全衛生など、産業医・人事部・健康保険組合が連携し、従業員の健康保持・増進への取組を進めています。 こうした取組により、2020年より7年連続、経済産業省の健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定されています。 e.働き方改革推進多様な生活背景を持つ従業員が仕事と私生活を両立するため、人事諸制度を拡充し、働きやすい環境整備に取り組んでいます。 出産・育児や看護・介護に加え、傷病や不妊治療など幅広い休暇制度を設け、ライフステージの変化や想定外の事態が生じた場合にも働き続けられる環境を整えています。 グループ会社やお取引先従業員を含む、従業員のワークライフバランスの充実のために営業時間の短縮や店休日の設定を推進しています。 特に2025年度から、1月2日を店休日とし、働き方の満足度やモチベーションの向上につなげました。 また、長時間労働の削減に向け、店・職場ごとの繁閑の特性に合わせ、年間の業務計画を踏まえた変形労働時間制の採用や、始終業時間のスライドや拡縮を柔軟に計画できるようにしています。 また、2024年度より、55歳から70歳までの従業員を対象として、仕事と生活のバランスを考えて働き方を変えることができる「ライフバランス勤務」を新設し、柔軟な働き方を可能とする人事制度を整備することで、ワークライフバランスのさらなる拡充を図っております。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 当社は百貨店、商業開発など運営しており、リテーラーとして、人的資本への依存度が高く、人材の確保・育成・活躍の状況は、経営戦略の遂行や中長期的な価値創造に直接影響を及ぼします。 このため当社グループでは、人的資本に関する課題を、単なる人事上の問題ではなく、経営戦略の実行を左右する重要なリスク要因として認識しています。 具体的には、必要な人材の確保や育成が進まない場合、現場におけるサービス品質や専門性の低下を通じて競争力が損なわれ、成長機会の逸失につながる可能性があります。 そのためベテラン人材の確保のために70歳まで働き続けることができる再雇用延長制度の導入や、新卒・経験者採用の拡大などに取り組んでいます。 また、人材の定着やエンゲージメントが低下した場合には、生産性や創造性の低下を招き、企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。 2025年度の経営議論においては、これらのリスクを踏まえ、人的資本の状況を継続的に把握・確認していくことの重要性を経営確認しました。 当社では、グループ全体で、人的資本に関する状況を定量・定性の両面から把握し、経営としてモニタリングすることで、リスクの顕在化防止及び早期対応に努めています。 ④ 指標と目標 人的資本経営の進捗状況を把握するため、当社では、グループ従業員の構成、エンゲージメント、ダイバーシティ等に関する指標を設定し、経営管理に活用しています。 これらの指標は、第159期有価証券報告書において開示している内容と同一の考え方に基づくものであり、2025年度においても、人的資本に関する現行の管理指標として位置づけています。 なお、人的資本に関するKPIや目標水準については、経営戦略との整合性や事業環境の変化を踏まえ、今後段階的に検討・整理していく予定です。 指標実績目標2025年度2025年度2026年度2030年度女性管理職比率 ※131.4%35.4%36.4%40.0%以上有給休暇取得率 ※272.6%80.0%82.0%100.0%人当生産性 ※3(営業利益/従業員)8.2百万円4.7百万円5.0百万円6.6百万円※1 女性活躍推進法の管理職の定義に基づき算定しております。 対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。 (3月1日時点)※2 労働基準法に基づく年次有給休暇の付与日数を分母、取得日数を分子として算定しております。 対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。 ※3 当該年度末の海外子会社を含む連結従業員数を分母とし、年度連結営業利益を分子に算出しております。 |
| 戦略 | ② 戦略 当社は、事業活動を通じ、SDGsの達成に強く寄与できる取組を環境・社会の2領域に落とし込み、領域ごとに10項目の重点課題(マテリアリティ)を特定し、取組を推進しています。 ●重点課題とアクションプラン 一方、社会環境が変化する中、サステナビリティ戦略についても経営戦略とともに定期的な見直しが必要と認識し、2025年度より、外部環境変化やステークホルダーの声、当社の戦略や財務影響等を踏まえ、重点課題・KPIの刷新に向けた議論を進めています。 ●当社ESG経営の象徴的営業活動「TSUNAGU ACTION」 ESGの考え方を経営の中心に据え、広範囲かつビジネスに直結する取組とするためには、より多くのステークホルダーの支持・共感を獲得することが重要です。 当社が、生活・文化・地域社会を支えるプラットフォームとしての役割を一層発揮し、お客様・お取引先・地域社会とともに、チャネル全体でESG経営を推進することで、持続可能でこころ豊かな生活の実現に貢献していきます。 その一環として、2023年度よりお客様・お取引先との共創による当社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」を拡大展開しています。 「環境負荷軽減とデザイン性・機能性」を両立する商品開発や、多様性を尊重する(インクルーシブ化)商品提案や施設・サービスなど、当社ならではの価値提供を通じて、サステナブルなライフスタイルの提案に取り組んでいます。 なお、2025年度の取組は、TSUNAGU ACTIONホームページをご覧ください。 ※ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/tsunaguaction/ ●人的資本の考え方 企業の持続的成長や価値向上に直結する「人的資本」への投資は、社会のサステナビリティと企業の利益創出を両立する上で不可欠な戦略投資です。 当社は、専門性や多様な価値観を持つすべての人の価値を最大限引き出し、お取引先からの派遣スタッフを含めた従業員が、主体的に生き生きと成果発揮できる企業を目指し、人的資本経営を推進していきます。 人的資本の詳細については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <人的資本経営・多様性>」に記載しています。 |
| 指標及び目標 | ④ 指標と目標 当社グループがめざす将来社会を見据え、環境・社会課題解決に向け取り組むべきKPIと数値目標を2020年に策定し取組の実践とモニタリングを行っています。 気候変動に関する指標と目標については、「(2)サステナビリティに関する個別課題 <気候変動への対応>」にも記載しています。 ●重要課題とKPI |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ② 戦略 当社のグループ経営戦略の中核には、「まちづくり」を通じた持続的な価値創造があります。 これは、単なる施設開発や商業機能の提供にとどまらず、地域に根ざし、「人・モノ・コト」をつなぎながら、長期的な視点で価値を高めていく戦略です。 こうした戦略を支えるのは、多様な人材がそれぞれの強みや専門性を発揮し、変化する環境に応じて価値創造に関わり続けることです。 人口減少や価値観の多様化が進む中、画一的な人材活用では、当社グループが目指す持続的な成長や、顧客との長期的な関係構築を実現することは困難であると認識しています。 このような認識のもと、2025年度の経営議論において当社は、「多様な人材の活躍を通じて、価値創造を持続させること」を、人的資本経営の中核的な考え方として確認しました。 これは、人材の確保・育成・活躍を、短期的な人事施策の集合ではなく、経営戦略を実現するための中長期的な基盤として捉えるという意思を明確にしたものです。 ●価値創造の源泉としての人的資本(概念図) ●人材に関する基本的な考え方 ※本図は、当社グループが人的資本を価値創造の源泉として捉える基本的な考え方を示したものであり、「髙島屋グループ統合報告書2025」P56~58の記載内容を再掲しています。 当社は、「営業力強化」「組織力の向上」「働きがいの向上」に向け、人材育成の基本方針を定め、社会環境や時代の変化を見据えた人材育成に取り組んでいます。 a.人材育成方針・社会環境が急激に変化する中、企業の持続的成長には、未来を見据えた事業のトランスフォームが不可欠となります。 そのために、多様な人材が主体的に能力開発に取り組み、自律的にキャリアを形成していくことを大切にします。 ・当社の人材育成の根幹は「OJT」です。 「OJT」により、業務現場でしか得られない仕事の進め方や知識・技能を習得し、実務能力や問題解決力を高めます。 また、多様な「Off・JT」により、業務現場以外の急変する環境に即した教育を有機的に組み合わせることで、クリエイティブ・イノベーティブな発想力・構想力を養っていきます。 ●能力開発体系 OJTを基本としつつ、計画的に自らキャリアを開発できるよう、「社会人として必要となるビジネス基礎能力」を習得するプログラムや、専門性をより一層高めるための職務別·ジャンル別のプログラムなどの研修メニューを整備しています。 また、一部の研修を除き雇用形態にかかわらず、すべての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 研修メニューの中には、海外事業戦略や海外店舗の運営ノウハウを習得する「海外派遣研修制度」があり、2026年度はパリ・ミラノとサイアムに長期研修生を派遣し、多様な価値観・文化を受容しながら、グローバルに活躍する人材の育成につなげています。 また、従来から実施している通信教育や資格取得費用の補助に加えて、「資格取得お祝い金制度」を導入し、個人のキャリア自律、専門性強化を推進しています。 更に、個人の「学び」を制度面で支援するために「学び勤務」制度も導入し、学びと仕事の両立を可能とする仕組みなども整備しています。 DX推進に向けた個々人のデジタルスキル向上に関しては、ITに関する基礎的知識として、全役員・経営層に国家資格である「ITパスポート」の受験を必須化、従業員にも取得を促進し、現在326名(国内百貨店計・2026年2月時点)が取得しています。 さらに、百貨店業におけるデジタルスキルの社内基準を整備し、半期ごとにスキルの向上・実践に関する行動目標を設定するなど、デジタル人材の育成による業務改善や働き方改革への取り組みを進めています。 OJTを基本としつつ、計画的に自らのキャリアを開発できるよう、多様なプログラムや研修メニューを整備しています。 雇用形態にかかわらず、全ての従業員が等しく受講できる環境を整えています。 ●キャリアサポート(アセスメント制度、オープンエントリー・FA制度) 当社の人事に関する制度運営は、「個人の自主性の尊重」を基本的な考え方とし、一人ひとりの個性と意欲を尊重した人材育成をめざしています。 キャリア実現に向けたサポートの仕組みを整備しています。 ●アセスメント制度 年に一度、各職務に求められる「能力・スキル」と現在の自分との差異を明確化し、今後の能力開発計画に反映する「能力評価アセスメント」と、進路・キャリアプランなどの意思を表明する「自己申告」を実施しています。 人材配置の最適化や効果的な人材育成につなげることで、個人の能力向上と組織全体のパフォーマンス向上につなげています。 能力評価アセスメントにおいては、将来就きたい職務の実現(キャリア形成)に向けた羅針盤として、「職務基準書」を活用しています。 職務基準書で定めた各項目に沿って、自身の能力を本人と上長が相互に評価します。 職務に求められる能力ギャップを確認した上で、翌年期初にはその年度の能力開発目標とOJTを含めた 能力開発計画を決めていきます。 また、半期ごとに行う人事考課目標やフィードバック面談と合わせて行うことで、組織目標の達成と個人の成長を連動させる仕組みとしています。 ●オープンエントリー/FA制度 本人が希望する職務や挑戦したいキャリアを、ジョブローテーションに活用する制度です。 本制度は1991年からスタートし、自ら手を挙げ、その意欲を実現する仕組みにより、一人ひとりの高度な専門性と自律的なキャリア形成を実現してきました。 直近5年間(2021年-2025年)では累計300名以上の従業員が本制度を活用しています。 ●キャリア自律支援体制一人ひとりが当事者意識をもってキャリアビジョンを描くことが、本人と企業双方の成長につながると考え、キャリア相談窓口を社内外に設置するほか、セルフ・キャリアドックの実施や社内の多様な仕事を動画で紹介するなど、総合的にキャリア自律を支援する仕組みを整備しています。 相談窓口では年代·雇用形態問わず、誰もが仕事を通じて成長し働きがいを高められるよう、有資格者が相談を受け付け、本人がキャリアについて考えるサポートをしています。 加えて、節目となる昇格と年齢のタイミングで、キャリア研修とキャリアサポート面談を実施するセルフ・キャリアドックを導入し、キャリア形成の促進と専門性を高め、個人と会社の双方の成長につなげています。 b.エンゲージメント向上 人的資本経営推進の重要な要素として、グループ会社を含む従業員エンゲージメントの可視化・向上の取り組みを推進しています。 メンタルヘルス(ストレス)とエンゲージメントを同時に測定することで、組織の状態を細かく分析し、各種人事制度運営の見直しや、職場単位での改善につなげています。 加えて国内百貨店においては、店頭での販売最前線を担うお取引先従業員(百貨店におけるローズスタッフ)にとっての働く場としての魅力向上が欠かせません。 ローズスタッフを対象とした総合満足度調査を通じて「当社で働く想い」をしっかりと把握し、継続的に改善策を講じることで、満足度の向上と営業力強化につなげています。 各種調査結果を踏まえ、店休日の設定、福利厚生施設の改善(社員食堂や休憩室など)、コミュニケーションのあり方に関する動画研修を通じた意識啓発など、さまざまな取り組みを進めています。 ●従業員エンゲージメント調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比51.151.551.8+0.3※当社グループの偏差値(調査会社による算出) ●ローズスタッフ満足度調査結果(過去3年間)2023年2024年2025年前年比6.256.466.67+0.21※10段階評価(当社調査) c.ダイバーシティ推進当社では、2020年に「髙島屋グループ ダイバーシティ推進方針」を策定し、多様な価値観や生活背景を有する人材の能力が最大限に発揮できる環境を整備し、「人と企業の双方の成長」を実現するための取組を行っています。 今後も当方針に基づき、多様な価値観や能力を尊重し、あらゆる人材が当社グループで働くことにやりがいを感じられるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの実現をめざしていきます。 ※なお、同方針は2026年4月に、公正性、包摂性に関する概念を明確化するために、「髙島屋グループ DE&I方針」へ改訂しています。 同方針については、サステナビリティホームページよりご確認ください。 https://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/contribution/diversity.html 当社は、女性の活躍推進・ジェンダー平等に向けて、男女を問わず、誰もが適材適所で一層活躍できる環境づくりを推進しています。 本人の意欲・能力及び将来のキャリアビジョンを踏まえた配置・登用を行うとともに、多様な価値観や生活背景を有する一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できる環境の整備に取り組んでいます。 こうした環境整備にあたっては、エクイティ(公平性)の考えに基づき、個々の状況に応じた支援が必要です。 その一環として、アンコンシャス・バイアス研修や、育児・介護等のさまざまな事情を抱えるメンバーを含めた職場運営について学ぶ 「多様な部下の理解と育成研修」を、管理監督者を対象に毎年実施しています。 また、育児勤務者一人ひとりのキャリア形成支援及び不安・悩みの解消を目的として、毎年開催している「育児勤務者懇談会」や「育児勤務者メンター制度」等を通じたフォローを行っております。 今後も風通しのよい職場風土と円滑なコミュニケーションに向け、従業員の意識改革を継続的に取り組んでいきます。 また、LGBTQ+への取組についても、性的指向・性自認などの違いを越え、差別・ハラスメントがなく、誰もが活躍できる環境づくりに取り組むことを明記し、制度や環境整備・風土醸成を進めており、「PRIDE指標2025(work with PRIDEが策定)」において2年連続で「ゴールド」の認定を受けています。 Ally活動の一環として東京・大阪での関連イベントへの参加や、社内の福利厚生制度の見直しを行うなど、安心して働ける環境整備や、職場内の正しい理解と風土醸成に取り組んでいます。 d.健康経営 従業員の心身の健康を守ることは企業の責務であり、グループの成長には、従業員一人ひとりの活力が不可欠です。 当社グループは、2017年に「健康経営宣言」を策定し、心身ともに充実した組織・従業員による上質なサービスの提供と、社会環境変化に対応し得る生産性の向上をめざし、健康経営を推進しています。 2024年度には、当社グループの特性を踏まえ、健康経営における目指す姿と6つの重点領域(=TakaWellness)を設定し、さらなる取組を進めています。 「生活習慣病予防」においては、健康ポイントプログラムやウォーキングキャンペーンなどを実施し、また「女性の健康支援」にも注力しています。 さらには、疾病の早期発見・重症化予防に重点をおいた健診メニューの充実や、生活習慣病予防に向けた健康行動の促進、ワークライフバランスの実現に向けた働き方改革や安全衛生など、産業医・人事部・健康保険組合が連携し、従業員の健康保持・増進への取組を進めています。 こうした取組により、2020年より7年連続、経済産業省の健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定されています。 e.働き方改革推進多様な生活背景を持つ従業員が仕事と私生活を両立するため、人事諸制度を拡充し、働きやすい環境整備に取り組んでいます。 出産・育児や看護・介護に加え、傷病や不妊治療など幅広い休暇制度を設け、ライフステージの変化や想定外の事態が生じた場合にも働き続けられる環境を整えています。 グループ会社やお取引先従業員を含む、従業員のワークライフバランスの充実のために営業時間の短縮や店休日の設定を推進しています。 特に2025年度から、1月2日を店休日とし、働き方の満足度やモチベーションの向上につなげました。 また、長時間労働の削減に向け、店・職場ごとの繁閑の特性に合わせ、年間の業務計画を踏まえた変形労働時間制の採用や、始終業時間のスライドや拡縮を柔軟に計画できるようにしています。 また、2024年度より、55歳から70歳までの従業員を対象として、仕事と生活のバランスを考えて働き方を変えることができる「ライフバランス勤務」を新設し、柔軟な働き方を可能とする人事制度を整備することで、ワークライフバランスのさらなる拡充を図っております。 ③ リスク管理とリスクに対する取組 当社は百貨店、商業開発など運営しており、リテーラーとして、人的資本への依存度が高く、人材の確保・育成・活躍の状況は、経営戦略の遂行や中長期的な価値創造に直接影響を及ぼします。 このため当社グループでは、人的資本に関する課題を、単なる人事上の問題ではなく、経営戦略の実行を左右する重要なリスク要因として認識しています。 具体的には、必要な人材の確保や育成が進まない場合、現場におけるサービス品質や専門性の低下を通じて競争力が損なわれ、成長機会の逸失につながる可能性があります。 そのためベテラン人材の確保のために70歳まで働き続けることができる再雇用延長制度の導入や、新卒・経験者採用の拡大などに取り組んでいます。 また、人材の定着やエンゲージメントが低下した場合には、生産性や創造性の低下を招き、企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。 2025年度の経営議論においては、これらのリスクを踏まえ、人的資本の状況を継続的に把握・確認していくことの重要性を経営確認しました。 当社では、グループ全体で、人的資本に関する状況を定量・定性の両面から把握し、経営としてモニタリングすることで、リスクの顕在化防止及び早期対応に努めています。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ④ 指標と目標 人的資本経営の進捗状況を把握するため、当社では、グループ従業員の構成、エンゲージメント、ダイバーシティ等に関する指標を設定し、経営管理に活用しています。 これらの指標は、第159期有価証券報告書において開示している内容と同一の考え方に基づくものであり、2025年度においても、人的資本に関する現行の管理指標として位置づけています。 なお、人的資本に関するKPIや目標水準については、経営戦略との整合性や事業環境の変化を踏まえ、今後段階的に検討・整理していく予定です。 指標実績目標2025年度2025年度2026年度2030年度女性管理職比率 ※131.4%35.4%36.4%40.0%以上有給休暇取得率 ※272.6%80.0%82.0%100.0%人当生産性 ※3(営業利益/従業員)8.2百万円4.7百万円5.0百万円6.6百万円※1 女性活躍推進法の管理職の定義に基づき算定しております。 対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。 (3月1日時点)※2 労働基準法に基づく年次有給休暇の付与日数を分母、取得日数を分子として算定しております。 対象は、提出会社、国内連結子会社及び非連結子会社のタカシマヤトランスコスモスインターナショナルコマースジャパン㈱の数値であります。 ※3 当該年度末の海外子会社を含む連結従業員数を分母とし、年度連結営業利益を分子に算出しております。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 社長を委員長とする「グループリスクマネジメント委員会」は、当社グループの横断的なリスク管理体制の構築に努めるとともに、経営環境の変化に伴う新たなリスクに適切に対応できるよう、常に管理体制を見直し、強化しております。 また、リスクが事業に与える影響度や発生頻度・可能性を検証し、リスクマップを作成、重要なリスクの選定と対策の策定を実施しております。 加えて、サステナビリティを巡る課題への対応が、リスクの減少、ひいては収益機会の拡大や企業価値向上に繋がるという認識のもと、「グループサステナビリティ委員会」においてグループESG経営に積極的に取り組んでおります。 ■リスク管理体制■リスクマップ有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。 また、以下の記載は、当社の事業等のリスクをすべて網羅することを意図したものではないことにご留意ください。 また、以下に記載したリスクのうち、新たな成長領域への事業拡大に関する法令違反や情報漏洩、お客様が損失を被るような事故等により、レピュテーションが低下するリスクは全ての項目において常に内在しています。 当社は「コンプライアンスの徹底」を何よりも優先すべく、経営トップが強い意志を持って、グループ全体のリスクマネジメント体制の強化、内部統制システムの充実、取締役会の機能強化に取り組んでまいります。 (1)経営戦略リスク ①ESG経営への取組遅れのリスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*ステークホルダーからの信用喪失*グループ収益の根幹となるブランド価値の毀損*法令違反によるレピュテーションの低下、営業損失機 会*当社グループの持続的成長*新たなマーケットの獲得*当社グループの社会的評価向上 <対応策>当社のESG戦略においては、環境・社会・ガバナンスそれぞれの面において、ステークホルダーに対して当社ならではの価値を提供することで共感を獲得し、社会課題解決と事業成長を両立しつつ、最終的には全ての人々が21世紀の豊かさを実感できる社会の実現を目指しております。 ESG経営を確実に推進していくために、グループの視点での方針管理、進捗管理を充実するための「グループ環境・社会貢献部会」を設置し、より一体的でかつ実効性が発揮できる体制を整えております。 持続可能な社会の実現に向け、環境負荷軽減や多様性を尊重する(インクルーシブ化)商品やサービスの提供を通じ、お客様やお取引先と共に取り組む当社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」をはじめ、環境面においては、再生可能エネルギー転換や省エネ対策などによる脱炭素化推進や、廃棄物の削減・リサイクルの推進を全社で推進しています。 社会面におきましては、人権尊重に基づく事業活動、国籍や人種・宗教、LGBTQ+などに係わらないDE&Iの推進、教育機会、福利厚生の提供など、多様な価値観を受け入れる基本指針の策定と、その浸透に向けた意識の醸成を推進してまいります。 ガバナンス面では、取締役会が果たすべき責務・役割が発揮できているか、機能発揮のための適切な体制整備や取締役会運営ができているかという視点で、年1回、全取締役・監査役対象のアンケートと、その結果に基づく社外取締役・監査役への個別ヒアリングを通して取締役会の実効性評価を行っております。 更に、評価結果から得られた改善点に対しては速やかに次年度取締役会に反映するなどPDCAサイクルを徹底し、取締役会の実効性向上に努めてまいります。 また当社では社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置し、コンプライアンス経営の徹底に加えて内部統制の状況や新しい社会課題に対するCSR領域への取組状況等をグループ横断的に検証し強化する体制を整えております。 また、不正行為等の通報を匿名でも受け付ける窓口「髙島屋グループ・コンプライアンス・ホットライン」「ハラスメント・ホットライン」「就労相談窓口」「法務相談窓口」を設置し、通報者に不利益が及ばないことを確保しつつ、より多くの内部通報を受け付けて自浄作用を高める仕組みを整えております。 国内、海外問わず事業拡大に応じて増えつつある子会社・孫会社などグループ全体に行きわたるモニタリングと三線ディフェンスの一層強化に努めてまいります。 ②海外事業展開におけるリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*突発的な政治・経済情勢の変化や為替変動に伴う資産価値の変動と投資回収の遅れ*現地法律や規制変更への未対応、現地採用従業員の文化・宗教等の違いからくるガバナンス破綻機 会*カントリーリスクを踏まえた展開による盤石な事業基盤の確立と海外におけ る事業拡大 <対応策>当社においては、経営における迅速な判断・軌道修正を可能とするため、現地法人を設立して当該法人にイニシアチブを持たせています。 その上で、グループ本社とはリモート会議等によるタイムリーな情報共有や、自主点検シートを活用した経営状況のチェックなど、三線ディフェンスの強化によるグローバルガバナンスの徹底を図ってまいります。 また、当社が注力しているアジア事業のリスクマネジメント体制の強化へ向け、アジア統括駐在員事務所をベトナム・ホーチミンに開設し、現地の専門コンサルタントと協働しています。 更に、現地従業員との人権尊重に基づく雇用関係確立、国籍や人種・宗教・LGBTQ+などに係わらない平等な賃金・教育機会・福利厚生を提供してまいります。 そのうえで、現地従業員の幹部登用も視野に入れた能力開発を積極的に進め、同じ当社の一員としての共通目標、意識の共有を図ってまいります。 (2)事業環境リスク①社会構造の変化による国内人口の減少に伴うリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*少子高齢化、若年層の百貨店離れなど消費行動の変化に伴うマーケット縮小*労働人口の減少に伴う事業戦略に基づいた必要人材の確保難機 会*リスキリングによる人材有効活用の促進 <対応策>抗えないこれらの外部環境変化に対応するため、百貨店においてはお客様の興味・関心に即した売場の再編、エシカルな消費行動に対応した独自商品の販売を強化し、魅力ある品揃えの実現に努めてまいります。 また多様化するニーズに対応した販売の仕組みづくりや、単なる商品販売に止まらず、金融サービスなどライフタイムバリュー(LTV)全般の向上に寄与する商品提供による来店動機・機会の向上に努めてまいります。 更に、実店舗に頼らないECの訴求力向上、百貨店のないエリアへの通販カタログ配布などを通じて商圏の拡大及びお客様との接点の拡大を図ります。 また、街のアンカーとしての機能強化につながる拠点開発や異業種・外部企業とのアライアンスによって非商業分野も取り込んだ新たなコンテンツ開拓を通じ、百貨店を核とするSCを中心事業とし、生活を彩るさまざまなモノを提供することはもちろん、記憶に残るコト、大切な人と過ごすトキといった「体験価値」も包含し、ワンストップで提供することで幅広い世代のお客様の支持を獲得してまいります。 一方、労働人口減少への対策としては、新卒にこだわらない採用活動、専門人材の登用、外国人労働者の受け入れを積極的に推進するほか、品揃え強化に向けたバイイング能力の向上、リスキルなど社内の人材育成にも努めています。 定年後の処遇も改善し、最長70歳までの再雇用延長制度のもとベテラン社員が高いスキルやノウハウを発揮して活躍し続ける仕組みを導入しています。 様々な就労ニーズに応えるコース別の雇用管理と、柔軟な働き方が選択できる勤務制度を採用し、多くのベテラン社員が活躍しています。 ②自然災害(地震・台風・洪水等)のリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*店舗など営業用資産の損壊によるビジネス機会の逸失*交通機関や通信網の破綻によるビジネス機会の逸失機 会*安全・安心に向けた取組を通じた、社会インフラとしての地域への貢献 <対応策>当社は関西・関東隔たりなく拠点を展開しており、大規模かつ広域にわたる甚大な災害が起きた場合でも、関西・関東のいずれかに危機管理対策本部を速やかに設置し、情報連携及び指示命令系統を損なわない体制を整えております。 また被災店舗への救援体制の整備、重要データ消失を防ぐクラウド化の推進、事業を最低限継続できる各種インフラや備品の整備など、BCP対策の徹底を図っております。 主要都市に拠点を持つ企業として求められる社会的使命を果たす観点から、大規模災害時に帰宅困難者を受け入れるスペースを店舗施設内に予め確保するほか、生活関連物資を中心とした店頭商品の拠出ができるよう、あらかじめ仕入先と取り決めておくなど、直ちに被災者救援活動を行う体制を整えております。 また、行政と連携しながら、地域の防災拠点としての機能を果たすべく取組を進めております。 ③戦争・地政学・世界経済減退のリスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*物流や人流が制限されることによる商品調達や売上機会への影響*海外拠点・事業における方針変更の可能性*金融市場の混乱による資金調達への悪影響*政情不安等に起因する経済混乱が引き起こす消費マインドの低下機 会*新規マーケット、お取引先、調達ルートの開拓*企業活動における有事の際のレジリエンス向上*国産商品の需要拡大戦争・地政学上の混乱発生時に想定される、サイバー攻撃に起因するリスクに関しては、「(3)-①サイバー攻撃によるシステム障害・情報漏洩発生リスク」において記載しております。 <対応策>アメリカによるイラン攻撃、ロシアによるウクライナ侵攻や米中二国間関係の悪化による台湾有事リスクなど、国際情勢は日々変化を続けています。 当社のサプライチェーンは多国間にわたることから、世界規模の混乱は商品調達や適正な価格形成、事業活動のためのエネルギーコストに大きな影響を与えます。 予期せぬ損失の発生可能性を回避するため、国内取引先の開拓、調達先の切り替えや、遅延リスクを見越した発注・展開計画策定などに取り組んでおります。 また、当社が成長のドライバーと位置付ける海外事業においても、現地従業員の安全対策やBCP計画の策定とともに、利益影響の試算を実施しながら随時戦略の見直しを図ります。 市場の混乱が金融領域に及んだ場合には、当社が通常求める条件での資金調達ができないリスクが考えられます。 現時点で必要な資金は確保しておりますが、将来におけるリスクシナリオを想定し、多様な資金調達手段により十分な手元流動性を確保してまいります。 また、アメリカとイランの軍事衝突による原油価格高騰により、消費需要の減退リスクが高まっております。 社会・経済状況の変化次第では、更なる売上減少リスクが増大することも想定されるため、状況に応じた抜本的なリスク削減策を実施してまいります。 ④新たなパンデミックの発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*店舗の休業・営業時間の短縮によるビジネス機会の逸失*消費行動の変化及び来店頻度の減少機 会*新たな社会環境や消費行動に対応した事業展開*アセットの多角化、経営資源の有効活用によるグループ事業の成長 <対応策>コロナ禍の経験と反省を踏まえ、このようなパンデミック影響の極小化に向けて事業ポートフォリオを見直し、経営の更なる安定化を図ります。 百貨店の事業基盤を一層強化すると共に、商業開発業、金融業などの成長領域事業の積極拡大を進めてまいります。 また、リアル店舗の魅力向上と合わせて、ECなどの無店舗販売チャネルの強化拡大、デジタル技術を活用したリモート接客システムの導入など非接触型販売の仕組みを積極的に導入してまいります。 ⑤サプライチェーンの破綻リスク<リスクと機会> ・・・影響度=大リスク*お取引先の倒産や事業終了による百貨店の商品調達への支障、品揃えの魅力度低下*テナントの賃料支払能力低下による賃貸収入の減少*生産・物流・販売段階における人材不足による営業活動への影響機 会*お取引先との強固な関係構築による品揃えの魅力度向上と安定的な利益確保サプライチェーン上における人権問題(不当労働、差別等)に起因するレピュテーション低下、不買運動などによる損失の発生リスクに関しては「(4)-①事業活動における人権問題発生リスク」において記載しております。 <対応策>当社は、事業活動における一連の取引において、法令順守はもとより、環境保全や人権などに配慮し、公平・公正な取引を推進するために「髙島屋グループ取引指針」を策定しております。 「髙島屋グループ取引指針」では、「人権の尊重」の視点に加え、法令順守、持続可能なサプライチェーンの構築などを事業活動において重視すべき項目に掲げています。 この指針に則り、主要なお取引先と目標を共有・協働し、新たなお取引先開拓による安定した商品調達やОМОによる在庫の効率化、ドライバー・車両不足へ対応した配送スキームの検討など、様々な面でお取引先とともにサプライチェーン全般に及ぶリスクの低減へ向けた取組を推進しております。 国内商業開発業・海外商業開発業においては、専門店テナントとの共同販促活動を一層強化推進するほか、経営状態が厳しいテナントに対しては、敷金からの一時的な家賃への充当、当面の家賃支払猶予など資金支援を行い、共存共栄を原則とした取組に努めてまいります。 (3)情報セキュリティリスク①サイバー攻撃によるシステム障害・情報漏洩発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*外部からの不正アクセスによる改ざんや破壊によるシステム障害がもたらす 営業機会の逸失*個人情報等、機微な情報漏洩による社会的信用の失墜機 会*サイバーレジリエンスの向上*顧客からの信頼や社会的信用の向上 <対応策>当社は、情報管理規則に基づき、事業活動を通じて得るあらゆる情報の取り扱いについて、その特性に応じた組織機能により適正に管理しております。 また、各職場・職能に応じた適切なデジタルスキルの取得へ向けた教育機会も設けております。 サイバー攻撃の脅威・要防御範囲が増す中では、適切なセキュリティマネジメントがなされなければ、ステークホルダーからの信頼失墜、ひいては企業の存続にも関わりかねないリスクを発生させかねません。 今や情報管理の範囲は従来のクローズド環境からSaaSアプリやインターネット上のサービスを含む外部へ拡大しており、自社のセキュリティの仕組みだけでなく、外部サービス事業者を含めた網羅的な対策が必要と認識しております。 米国立標準技術研究所(NIST)のサイバーセキュリティフレームワークと当社の情報セキュリティ基本方針に基づき、「識別」「防御」「検知」「対応」「復旧」の各レベルで必要な防御策を講じるとともに、侵害に備えた対応を実施するべくロードマップを敷いて取組を進めております。 同時に、システム利用不可のシナリオを想定し、業務継続方法を確立するなど被害発生時のレジリエンス強化にも取り組んでおります。 (4)社会的リスク①事業活動における人権問題発生リスク<リスクと機会> ・・・影響度=特に大リスク*接客時や媒体表現における差別的対応(国籍・ジェンダー等)によるレピュテーション低下*就業上のカスタマーハラスメントやハラスメントへの対策不足によるエンゲージメントの低下*サプライチェーン上における人権問題(ハラスメント、不当労働、差別等)に起因するレピュテーション低下、不買運動などによる損失発生機 会*人権を尊重する経営の実践によるステークホルダーからの信頼獲得と髙島屋ファンの増大 <対応策>当社は、1831年の創業以来、商いの行動規範である「店是(てんぜ)」において、「顧客の待遇を平等にし、いやしくも貧富貴賤(ひんぷきせん)に依りて差等を附すべからず」を掲げるなど、人権を尊重する創業の精神を受け継いできました。 この「店是」の精神を起点に、人権の尊重を変えることのない基本的価値観として全従業員に共有しています。 人権を尊重する経営については、社長を委員長とする「髙島屋グループサステナビリティ委員会」においてグループ横断的な進捗確認と対応を推進していきます。 また、お取引先やビジネスパートナーと協働し、サプライチェーン全体の直接的な人権侵害だけでなく、間接的に負の影響を助長・関与する人権侵害リスクの防止・是正に努めていくことを、「人権コミットメント」として制定し、社内外に公表しております。 サプライチェーン上の人権リスクの防止・是正に向けては、国連人権理事会で採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく人権デューデリジェンスに取り組んでおり、グループの事業領域ごとの人権リスクを洗い出し、課題を特定しています。 人権リスクを防止・軽減するため、管理監督者を対象としたコンプライアンス研修のテーマに「ビジネスと人権」を取り上げ、仕入れ担当者に対してはサプライチェーン上における人権リスク課題などについての教育を実施しました。 また、事業活動における一連の取引を公平・公正に推進するため新たに策定した「髙島屋グループ取引指針」について、お取引先にも同意・協力を依頼するとともに、お取引先アンケートを通じて各社の状況を確認しております。 当社はお取引先と公平で良好なパートナーシップを築きながら、より良い取引を継続的に推進し、共存共栄を図ってまいります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況a.財政状態 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)総資産1,296,0121,346,22950,2173.9負債795,663868,48072,8169.2純資産500,348477,749△22,598△4.5自己資本比率36.5%33.4%-△3.1 b.経営成績 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)営業収益498,491492,370△6,121△1.2営業利益57,50353,516△3,986△6.9経常利益60,39656,879△3,516△5.8親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)39,525△8,194△47,719- (事業のセグメント別業績) 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)連結営業収益498,491492,370△6,121△1.2国内百貨店業318,210303,856△14,353△4.5海外百貨店業34,28734,310220.1国内商業開発業40,83341,7679342.3海外商業開発業15,43415,7383032.0金融業18,85120,6991,8489.8建装業29,99733,2403,24310.8その他40,87742,7561,8794.6連結営業利益 ※57,50353,516△3,986△6.9国内百貨店業28,53024,863△3,666△12.9海外百貨店業8,3638,5241601.9国内商業開発業6,8516,568△283△4.1海外商業開発業5,9085,845△63△1.1金融業4,8315,57574315.4建装業2,1712,52235016.2その他1,9772,024472.4(注)連結営業利益は、セグメント利益の合計額からセグメント調整額を控除したものです。 ②キャッシュ・フロー 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減高(百万円)前年比(%)営業活動キャッシュ・フロー72,49353,837△18,656△25.7投資活動キャッシュ・フロー△39,694△34,9244,769-財務活動キャッシュ・フロー△41,772△31,7729,999-現金及び現金同等物88,55977,441△11,118△12.6 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年比(%)建装業31,85310.2合計31,85310.2 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。 2 金額は、販売価格によっております。 3 上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年比(%)受注残高(百万円)前年比(%)建装業32,94826.020,1215.8合計32,94826.020,1215.8 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。 2 上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年比(%)国内百貨店業303,856△4.5海外百貨店業34,3100.1国内商業開発業41,7672.3海外商業開発業15,7382.0金融業20,6999.8建装業33,24010.8その他42,7564.6合計492,370△1.2 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去をしております。 2 販売高には、「その他の営業収入」を含めて表示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当社が当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等の状況に関する認識当連結会計年度における我が国の社会経済は、米国の関税政策に端を発する貿易摩擦に加え、中東・中国をはじめとする地政学リスクの高まりなどを背景に、金融市場(金利・為替・株価)並びに経済環境(物価・個人消費・インバウンド需要)において不確実性の高い状況が続きました。 とりわけ個人消費においては、実質賃金のマイナスが長期化し力強さを欠く中、これら外部環境の不確実性も影響し、「消費の二極化」など価値観の変化が進展する状況となりました。 髙島屋グループ(以下、当社)は、創業200周年の節目となる2031年に「目指す姿」を「お客様・従業員・株主・地域社会など、すべてのステークホルダーの『こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム 』」と定め、現中期経営計画(2024~2026年度)初年度にグランドデザインとして公表いたしました。 このグランドデザイン実現に向け、当年度は経営目標に「自立と共創のうねりによる成長加速」を掲げ、「グループのシームレス化」を本格的に始動しました。 当社は、「国内・アジアの主要都市に展開する複数の利益創出拠点」「グループ会社の総合力」、そして、各拠点・各組織で培った「幅広い顧客基盤」という3つの強みを有しています。 国内外のグループ商業施設やEC、金融などで取り扱う商品やサービスの総和は、当社ならではの競争優位性であります。 しかしながら、例えば、当社商業施設内で隣接している百貨店と専門店で利用可能な決済手段やポイントサービスが異なっているなど、お客様視点で当社の強みを十分いかしきれていない課題があります。 そこで、百貨店と専門店、国内と海外、リアルとネットといった様々な垣根を越え、シームレスに商品やサービスを提供できる体制・仕組みを構築することで、お客様への提供価値の最大化を図ってまいります。 この経営目標に向け、経営課題を「グループの総力で創りあげる次世代型SC」「価値創造の源泉となる営業力強化」「個人の成長支援に向けた組織・土台づくり」「営業活動を軸としたESG経営の実践」「成長領域での更なる存在感の発揮」と定め、着実に取組を進めてまいりました。 □グループの総力で創りあげる次世代型SCグランドデザイン実現に向け、「次世代型SC」への転換は、グループ総合戦略「まちづくり」における重要な取組であります。 個人と組織の「自立」と相互の「共創」という考え方の下、グループ各事業のノウハウを結集し、それぞれの経営資源を相互に活用することで「館の魅力最大化」につなげてまいります。 「次世代型SC」の特徴は3点あります。 1点目は、「新たなコンテンツ導入による来店動機の創出」、2点目は、「地域の社会インフラとしての機能具備」であります。 3点目は、「百貨店の存在をより活用すること」であります。 百貨店・専門店それぞれの強みをいかすだけではなく、百貨店が有するお客様情報の利活用やフロア構成の最適化などにおいて、より踏み込んで連携することにより、拠点全体としての魅力向上を実現してまいります。 これら「次世代型SC」への転換に向けた取組として「玉川髙島屋S.C.」においては、新たな地域のランドマークとして生まれ変わることを目指したリニューアルプロジェクト(2027年度グランドオープン予定)が進行しております。 昨年3月には二子玉川駅に面する南館ファサードに情報発信装置として大型の「LEDキューブ」を設置し、アート作品や季節を感じられる映像などを放映することで、賑わいと開放感を創出しております。 同年4月には、西館ストリートにフードコート「P.」が開業いたしました。 多様な文化やスタイルを発信する4つの店舗で構成され、歩道と空間、地域をつなぐ、新たな体験価値を提供しております。 また、百貨店と専門店の垣根を越え、お客様にストレスなくお買物を楽しんでいただける「シームレス化」の象徴となる本館食料品フロアのプロジェクトも始動しております。 日常からハレの日まですべての食を担う「お客様に愛される商圏 NO.1食料品フロア」をコンセプトに、百貨店と専門店が一体となり、品揃えやサービスの充実に向けた売場づくりを進めております。 海外においても、ベトナム・ハノイでのSC開業(2027年度予定)に向けたプロジェクトが着実に進行しております。 中核となる百貨店の存在をいかしながら、来街・来店動機を生み出す多様なコンテンツ、社会インフラとして地域のコミュニティ機能を備えた魅力的な「次世代型SC」を国内・海外で創りあげてまいります。 □価値創造の源泉となる営業力強化「次世代型SC」において中核となる百貨店の魅力そのものを向上させるべく、「より心豊かな暮らし」や「新しいモノ・コト」への期待といったお客様の根源的・普遍的なニーズに応える力を商品政策や顧客政策、販売・サービス政策を通じて高めております。 商品政策においては、当社の強みである東西大型5店を軸に、お取引先と連携した品揃え強化を推進し、その取組を中小型店にも拡充することで、お客様ニーズにお応えしてまいりました。 また、「アイテム平場」や「自主編集売場」の再強化に加え、「ライフスタイル」「文化」「社会性」を切り口とした独自性のある催事開発など、新たなモノ・コトの創出を通じて、実店舗の強みをいかしたワンストップでの体験価値を提供してまいりました。 顧客政策においては、昨年4月からお客様の利便性向上を目的に髙島屋の各種カードにおけるポイントが「1ポイント単位で利用可能」となりました。 また、タカシマヤアプリにおいても、同年6月にリニューアルを実施し、オンラインストアとの会員ID連携や特典付与機能の強化に加え、デジタルでのアプローチを強化するなど、重要な顧客接点ツールとしての魅力向上に取り組んでまいりました。 さらに、シンガポールをはじめとする優良な海外店舗を有する強みをいかし、国内店舗への送客を推進することで、国境を越えた買い回りを促進し、顧客の固定化を図ってまいりました。 □個人の成長支援に向けた組織・土台づくり当社は、経営理念「いつも、人から。 」が表すとおり、「人」で成り立つ企業集団であります。 エンゲージメントと生産性向上の好循環を促し持続的成長につなげるべく、人的資本経営を推進しております。 具体的には、多様な人材の活躍支援や積極登用に加え、グループ横断での人材育成にも取り組んでおります。 また、土台となる組織風土におきましては、双方向でのコミュニケーションを通じ、従業員個々の能力を最大化させていくマネジメントを実践してまいりました。 さらに、当社はグループ商業施設において、お取引先を含めた従業員の就労環境の改善や、働く場としての魅力向上による人材確保の観点から、継続して休業日を設定しております。 正月営業については、元日に加え、1月2日についても原則休業日としております。 □営業活動を軸としたESG経営の実践グループの持続的成長には、「地球環境」を含めたすべてのステークホルダーと利益を共に分かち合い、相互にエンゲージメントを高めていく仕組みの創造が必要であります。 従業員一人ひとりがESG経営に取り組む姿勢を理解し、主体的に行動できる風土醸成を進めていくと共に、多くのお客様との接点がある当社ならではのメッセージを発信していくことで、その効果を最大限に発揮してまいりました。 象徴的な活動である「TSUNAGU ACTION」においては、グループ各組織の事業特性や経営資源をいかし、取組を加速してまいりました。 □成長領域での更なる存在感の発揮海外と金融を成長領域と位置付けている中、海外事業においては、「シンガポール髙島屋S.C.」で培ったノウハウやパートナーシップをいかし、成長市場であるベトナムでの開発を段階的に進めております。 また、金融事業においても、カード事業に加え、投融資事業など新たな領域へのチャレンジを進めております。 これらの成長領域における利益増大を通じて、経営環境の変化に柔軟に対応できる、バランスの良い事業ポートフォリオを実現してまいります。 b.財政状態当連結会計年度末の総資産は、1,346,229百万円と前連結会計年度末に比べ50,217百万円増加しました。 これは、現金及び預金の減少11,350百万円、受取手形、売掛金及び契約資産並びに営業貸付金の増加42,060百万円、海外子会社における使用権資産の減少9,579百万円、株価上昇や持分法適用会社の業績伸長等に伴う投資有価証券の増加11,998百万円が主な要因です。 負債については、868,480百万円と前連結会計年度末に比べ72,816百万円の増加となりました。 これは、支払手形及び買掛金の増加8,968百万円、有利子負債(社債及び借入金)の増加79,810百万円が主な要因です。 純資産については、477,749百万円と前連結会計年度末に比べ22,598百万円減少しました。 これは、親会社株主に帰属する当期純損失による減少8,194百万円、自己株式の消却に伴う減少12,655百万円及び配当の支払いによる減少9,032百万円等による利益剰余金の減少28,637百万円が主な要因です。 以上の結果、自己資本比率は33.4%(前年比3.1ポイント減)となり、1株当たり純資産額は1,535円03銭(前年比24円27銭減)となりました。 c.経営成績<連結業績>当連結会計年度の連結業績につきましては、連結営業収益は492,370百万円(前年比1.2%減)、連結営業利益は53,516百万円(前年比6.9%減)、連結経常利益は56,879百万円(前年比5.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は8,194百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益39,525百万円)となりました。 ROE(自己資本利益率)は△1.8%、ROIC(投下資本利益率)は5.7%、総資産対EBITDA(会社の現金創出力を評価する指標)比率は5.7%、純有利子負債EBITDA倍率は2.7倍となりました。 <単体業績>当事業年度の単体業績につきましては、売上高は300,879百万円(前年比3.7%減)、営業利益は24,169百万円(前年比11.9%減)、経常利益は35,196百万円(前年比17.2%減)となり、当期純損失は19,715百万円(前年同期は当期純利益31,648百万円)となりました。 事業のセグメント別業績は、次のとおりであります。 <国内百貨店業>国内百貨店業での営業収益は303,856百万円(前年比4.5%減)、営業利益は24,863百万円(前年比12.9%減)となりました。 売上高は、前年度、円安を背景に拡大したインバウンド需要の反動による影響が大きく、売上高全体では減収となりましたが、国内顧客売上高は堅調に推移し、既存店対比で前年実績を上回りました。 商品利益率は、百貨店店頭では前年実績から微減となりました。 堅調に推移する国内顧客売上高において、利益率の低いラグジュアリーブランドなどの売上高が前年実績を大きく上回ったことによる売上構成比の変化が主要因です。 販売管理費については、ベースアップなど人的資本経営の推進に向けた費用は継続して配分しております。 また、新たな催事の開発など、営業力強化につなげる費用は効果性を見極め、適正に投下しました。 一方、コスト削減に向けた取組も同時に推進したことで、前年からの増加を最小限に抑制いたしました。 なお、堺店につきましては、本年1月7日をもって61年の歴史に幕をおろしました。 営業終了に至る日まで多くのお客様にご愛顧いただき、感謝申しあげます。 <海外百貨店業>海外百貨店業での営業収益は34,310百万円(前年比0.1%増)、営業利益は8,524百万円(前年比1.9%増)となりました。 シンガポール髙島屋におきましては、長引くインフレ下での消費停滞に加え、コスト増加の影響を受け、小幅な減収減益となりました。 上海高島屋におきましては、新たなテナントの誘致など収益基盤の強化に継続して取り組んでおりますが、景気低迷による消費減速の影響が大きく、減収・赤字となりました。 ホーチミン髙島屋におきましては、成長分野である子供用品やお客様からの支持の高い化粧品などの品揃え強化と共に、コストの増加を最小限に抑制したことで、増収増益となりました。 サイアム髙島屋におきましては、昨年3月に発生したミャンマー地震や地政学リスクの高まりに加え、タイ・バーツ高の影響を受け、国内顧客売上高及びツーリスト売上高が低迷したことから、減収・赤字となりました。 <国内商業開発業>国内商業開発業での営業収益は41,767百万円(前年比2.3%増)、営業利益は6,568百万円(前年比4.1%減)となりました。 東神開発株式会社におきましては、「玉川髙島屋S.C.」の改装工事の影響がありましたが、その他の施設も含め営業施策を強化したことで、入店客数、売上高(歩合家賃・クレジット手数料収入等)の増大につながり、増収となりました。 一方、人件費の上昇による外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。 <海外商業開発業>海外商業開発業での営業収益は15,738百万円(前年比2.0%増)、営業利益は5,845百万円(前年比1.1%減)となりました。 トーシンディベロップメントシンガポールPTE.LTD.におきましては、改装工事に伴う空室区画の増加による賃料収入の影響がありましたが、為替影響で小幅な増収となりました。 一方、人的資本投資の強化、外部委託費など施設運営に関わる費用の増加もあり、減益となりました。 成長ドライバーであるベトナム事業は、着実に進捗しております。 首都ハノイにおける「ウエストレイクスクエアハノイ」開発計画におきましては、昨年8月に起工式を執り行いました。 第Ⅰ期計画では、ハノイ初出店となる髙島屋(百貨店)を核とするSC(商業フロア)に加え、上層階にオフィスフロアを備える複合ビルを建設いたします。 建設にあたっては、米グリーンビルディング協会が開発した建物の環境評価システム「LEED認証」で最高レベルの「プラチナ」の取得を目指した設計としております。 2027年秋の開業に向け、リーシング活動・出店準備を進めてまいります。 <金融業>金融業での営業収益は20,699百万円(前年比9.8%増)、営業利益は5,575百万円(前年比15.4%増)となりました。 髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社におきましては、収益の柱であるカード事業における取扱高の増大や新規入会会員の増加により、手数料収入及び年会費収入が伸長し、増収増益となりました。 カード事業では、まちづくり戦略におけるグループの顧客接点を活用した基盤づくりとして、髙島屋各店や専門店、タカシマヤオンラインストアをはじめとしたWEBチャネルでの新規会員獲得を強化してまいりました。 その結果、コロナ禍以前の2019年度と比較して新規会員獲得数が2割以上増加し、取扱高や年会費収入の増大につながっております。 また、昨年6月にはショッピングお支払い方法「あとから」分割払いサービスの対象範囲の拡大と手続の利便性向上を実施し、サービスの利用件数・利用金額は着実に増加しております。 ライフパートナー事業では、昨年3月に住信SBIネット銀行株式会社を所属銀行とする銀行代理業の許可を取得し、ファイナンシャルカウンターにおける銀行口座開設及び銀行商品のご案内を開始いたしました。 さらに、同年9月からはカードカウンターでも銀行口座開設のご案内を開始しております。 カード・証券・保険・相続・信託に加えて銀行商品を取り扱うことで、総合的な金融相談への対応力を強化すると共に、カード事業とのシナジー創出を進めた結果、口座数・預かり資産残高は着実に増加しております。 投融資事業では、これまでソーシャルレンディングで培ったノウハウや企業ネットワークをいかし、法人融資を開始いたしました。 融資先及び案件の拡大により、事業収益は順調に伸長しております。 また、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)市場で強みを持つヴァスト・キュルチュール株式会社の子会社化に続き、昨年9月には法人向け金融事業を手掛ける株式会社クレイリッシュ(本年3月に株式会社髙島屋クレイキャピタルに商号変更)の株式の過半数を取得いたしました。 これらのM&Aを通じて、経営人材・専門人材の確保や事業ノウハウの獲得も進めております。 <建装業>建装業での営業収益は33,240百万円(前年比10.8%増)、営業利益は2,522百万円(前年比16.2%増)となりました。 髙島屋スペースクリエイツ株式会社におきましては、ホテルなどの大型物件やラグジュアリーブランドを中心とした商業施設の受注が堅調に推移いたしました。 さらに、コスト管理の強化により、利益率が改善したことも寄与し、増収増益となりました。 <その他の事業>その他の事業全体での営業収益は42,756百万円(前年比4.6%増)、営業利益は2,024百万円(前年比2.4%増)となりました。 飲食業の株式会社アール・ティー・コーポレーション、人材派遣業の株式会社センチュリーアンドカンパニーが増収増益となったことから、その他の事業全体におきましては、増収増益となりました。 なお、当期の期末配当金につきましては、安定的な配当水準を維持することを基本スタンスとしつつ、一過性の特別損失の影響を除いた業績及び経営環境を総合的に勘案した結果、1株につき前期の期末配当金から4円増配し、17円とさせていただきたいと存じます。 これにより、当期の年間配当金は、先に実施いたしました中間配当金17円と併せて1株につき34円となります。 当社は2024年9月1日付で普通株式1株を2株とする株式分割を実施しております。 同年8月31日を基準日としてお支払いしました中間配当金(1株につき23円)は、当該株式分割実施後の1株あたり配当金に換算すると11円50銭に相当します。 期末配当金13円と合わせた前期の年間配当金相当額は1株あたり24円50銭となり、当期の年間配当金34円は9円50銭の増配となります。 また、株主還元拡充、資本効率向上を図るため、150億円の自己株式を取得し、取得した全株式を消却いたしました。 d.キャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローは、53,837百万円の収入となり、前年同期が72,493百万円の収入であったことに比べ18,656百万円の収入の減少となりました。 主な要因は、転換社債償還損が72,065百万円増加したものの、税金等調整前当期純損失11,048百万円(前期は税金等調整前当期純利益57,253百万円)を計上したこと、売上債権の増減額が29,147百万円増加したことなどによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、34,924百万円の支出となり、前年同期が39,694百万円の支出であったことに比べ4,769百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。 主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が16,424百万円増加したものの、有形及び無形固定資産の売却による収入が17,449百万円増加したこと、関係会社株式の取得による支出が8,918百万円減少したことなどによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、31,772百万円の支出となり、前年同期が41,772百万円の支出であったことに比べ9,999百万円の支出の減少(収入の増加)となりました。 主な要因は、社債の償還による支出が131,358百万円増加したものの、短期借入金の純増減額が129,976百万円増加したこと、長期借入れによる収入が11,315百万円増加したことなどによるものです。 これらに換算差額を加えた結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11,118百万円減少し、77,441百万円となりました。 ②資本の財源及び資金の流動性資本の財源及び資金の流動性に関し、当社は運転資金及び設備資金等の必要資金につきましては、内部資金、売掛債権流動化資金、又は外部調達(借入もしくは社債)により資金調達することとしております。 このうち外部調達に関しましては、主として長期・安定した資金にて実施しております。 また、当社は国内金融機関から相対取引による十分な借入枠を有しており、TMS(トレジャリー・マネジメント・サービス:グループ会社間で一元的に資金を管理する仕組み)により国内グループ会社間の資金融通を行うことで資金効率を高め、海外グループ会社は十分な手許資金を保有することで事業運営上の流動性を確保しております。 なお、当連結会計年度末の有利子負債(リース債務は含まない)の残高は281,413百万円であります。 ③重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。 経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 指標2025年度経営上の目標増 減総額営業収益10,322億円10,550億円227億円総額営業収益販売管理費比率23.8%23.8%-営業利益535億円575億円39億円自己資本比率33.4%33.9%0.5%ROE(自己資本当期純利益率)△1.8%8.3%10.1%総資産対EBITDA比率5.7%6.0%0.3%純有利子負債EBITDA倍率2.7倍3.0倍0.3倍ROIC(投下資本利益率)5.7%5.5%△0.2%※総額営業収益については、収益認識に関する会計基準等を適用前の従来基準で算出しております。 当社では、「総額営業収益」、「総額営業収益販売管理費比率」、「営業利益」、「自己資本比率」、「ROE(自己資本当期純利益率)」、「総資産対EBITDA比率」、「純有利子負債EBITDA倍率」、「ROIC(投下資本利益率)」を経営成績の客観的な分析指標として採用しております。 達成状況を判断するため、当連結会計年度実績との比較をしておりますが、目標値設定過程に関しては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等」及び「同 (3)経営環境及び対処すべき課題」をご覧ください。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 特記事項はありません。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資については、百貨店業及び商業開発業を中心に、全体で43,623百万円実施いたしました。 セグメントの設備投資について示すと、次のとおりであります。 1 国内百貨店業24,493百万円2 海外百貨店業1,174 3 国内商業開発業14,861 4 海外商業開発業1,869 5 金融業88 6 建装業164 7 その他1,568 8 消去又は全社△596 計43,623 国内百貨店業では、当社が新宿店・日本橋店・京都店・大阪店を中心とした店内改装等を実施いたしました。 国内商業開発業では、東神開発㈱が玉川髙島屋S・Cの改装等を実施いたしました。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 (1)提出会社 2026年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計本社・大阪店・本館(大阪市中央区)国内百貨店業店舗9,946-5,4637-1,09616,514661(4,197)本社・大阪店・事務別館(大阪市浪速区他)国内百貨店業及び全社事務所8,934-6,254--2,18217,371[684](6,780)京都店(京都市下京区)国内百貨店業店舗21,428019,7863-1,05042,269438(11,982)[393]洛西店(京都市西京区)国内百貨店業店舗--212--621821(6,001)[54]泉北店(堺市南区)国内百貨店業店舗0----0035(-)[151]堺店(堺市堺区)国内百貨店業店舗0----0038(-)[-]大阪ロジスティックセンター(大阪市住之江区)国内百貨店業配送所1850---8527014(-)[5] 2026年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計本社・日本橋店・本館(東京都中央区)国内百貨店業店舗18,834061,56937-1,04781,4891,009(10,565)本社・日本橋店・事務別館(東京都中央区)国内百貨店業及び全社事務所2,740-51,9054-27754,928[644](2,957)横浜店(横浜市西区)国内百貨店業店舗7,2280-5-7647,997497(-)[444]新宿店(東京都渋谷区)国内百貨店業店舗32,5070168,5171-1,307202,334327(19,281)[363]玉川店(東京都世田谷区)国内百貨店業店舗2,125--2-2372,365210(-)[174]大宮店(さいたま市大宮区)国内百貨店業店舗472-4,081--1364,69037(3,396)[117]柏店(千葉県柏市)国内百貨店業店舗539-1,3640-1162,021117(1,936)[162]横浜物流センター(横浜市鶴見区)国内百貨店業配送所1,3230851--1082,28213(11,900)[14](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。 3 上記事業所の内、新宿店、玉川店及び柏店の一部は東神開発㈱からの賃借物件であります。 (2)国内子会社 2026年2月28日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計㈱岡山髙島屋髙島屋岡山店(岡山市北区)国内百貨店業店舗0----0056(-)[133]㈱高崎髙島屋髙島屋高崎店(群馬県高崎市)国内百貨店業店舗1,060-8530-2962,21061(1,723)[178]東神開発㈱髙島屋玉川店他(東京都世田谷区他)国内商業開発業店舗等68,30018966,703279-2,669138,142271(112,420)[75]髙島屋スペースクリエイツ㈱大阪工場他(堺市美原区他)建装業工場等23431,2281-471,515287(11,602)[70](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。 3 上記事業所の内、髙島屋玉川店等は提出会社への賃貸設備であります。 (3)在外子会社 2026年2月28日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産使用権資産その他合計タカシマヤシンガポール LTD.シンガポール髙島屋(シンガポール)海外百貨店業店舗等8211--37,06960338,496396(-)[78]上海高島屋百貨有限公司上海高島屋(中国上海市)海外百貨店業店舗等39---6726719121(-)[10]タカシマヤベトナム LTD.ホーチミン髙島屋(ベトナムホーチミン市)海外百貨店業店舗等41947--3,6561184,242195(-)[6]サイアムタカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.サイアム髙島屋(タイバンコク市)海外百貨店業店舗等2,606--0-1,7764,384202(-)[8]トーシン ディベロップメント シンガポール PTE.LTD.シンガポール髙島屋 S.C.(シンガポール)海外商業開発業店舗等6461188-77,2793578,15238(249)[3]A&BディベロップメントCORP.A&Bタワー(ベトナムホーチミン市)海外商業開発業事務所等1,7160---01,71725(-)[-]ハノイ レジデンシャル アンド コマーシャル センター ― HRCC LTD.インドチャイナプラザハノイ(ベトナムハノイ市)海外商業開発業店舗等2,936539----3,47647(-)[-](注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 上記中[外書]は、臨時従業員数であります。 上記の他、連結会社以外からの主要な賃借設備の内容は、下記のとおりであります。 (1)提出会社2026年2月28日現在 賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)南海ターミナルビル南海電気鉄道㈱大阪店国内百貨店業70,363阪急河原町ビルディング阪急阪神不動産㈱京都店国内百貨店業37,227南海堺東ビル南海電気鉄道㈱堺店国内百貨店業46,230パンジョ百貨店棟㈱パンジョ泉北店国内百貨店業28,141日本生命岡山駅前ビル日本生命保険(相)㈱岡山髙島屋国内百貨店業32,017新相鉄ビル㈱相鉄ビルマネジメント横浜店国内百貨店業91,122大宮髙島屋共同ビル武蔵野興業㈱他大宮店国内百貨店業14,480柏西口共同ビル他柏中央ビル㈱他柏店国内百貨店業25,939 (2)国内子会社2026年2月28日現在 会社名賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)㈱高崎髙島屋高崎駅前ビル高崎倉庫㈱高崎店国内百貨店業33,987 (3)在外子会社2026年2月28日現在 会社名賃借物件借入先名使用区分セグメントの名称面積(㎡)タカシマヤシンガポール LTD.ニーアンシティーシンガポールNgee Ann Development PTE.LTD.シンガポール髙島屋海外百貨店業56,105上海高島屋百貨有限公司古北国際財富中心Ⅱ期商業棟上海古北(集団)有限公司上海高島屋海外百貨店業60,287タカシマヤベトナム LTD.サイゴンセンターKeppel Land Watco Ⅱ Co. Ltdホーチミン髙島屋海外百貨店業15,402サイアムタカシマヤ(タイランド)CO.,LTD.アイコンサイアムICONSIAM Co. Ltdサイアム髙島屋海外百貨店業36,133トーシン ディベロップメント シンガポール PTE.LTD.ニーアンシティーシンガポールHSBC Institutional Trust Servicesシンガポール髙島屋S.C.海外商業開発業20,993 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、改修等の計画は以下のとおりであります。 所要資金については、自己資金で充当する予定であります。 (1)重要な設備の新設等① 新設特記事項はありません。 ② 取得特記事項はありません。 ③ 改修会社名事業所名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了㈱髙島屋 日本橋店東京都中央区国内百貨店業店舗改装5,362-自己資金2026年度2026年度未定 (2)重要な設備の除却等特記事項はありません。 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 43,623,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 49 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 25 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,920,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的に保有する株式を純投資目的である投資株式、当社グループの事業の円滑な推進と企業価値向上に資することを目的として保有するものを純投資目的以外の目的として区分しております。 なお、原則として純投資目的である投資株式は保有しないこととしております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社の企業活動においては多くの取引先・事業提携先を有しております。 それらの先との親密な関係構築、維持、強化に繋がり当社の経営戦略にも即し、その結果、中長期的な企業価値向上に資するものと認められる株式は保有する一方で、それ以外の株式については縮減を進めます。 保有意義の有無については、取締役会で毎年、株式保有が相手先との関係構築、維持、強化に繋がっているか、相手先の時価や業績が、関係深度(取引額等)及び保有に伴うリスクやコストに見合うかの観点で検証し、判断いたします。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式561,689非上場株式以外の株式1822,719 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式126重要な取引先との関係強化 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式24非上場株式以外の株式1292 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱クレディセゾン855,200855,200(保有目的・業務提携等の概要)金融業における共同出資会社の運営など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有4,0813,011㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ1,164,1631,164,163(保有目的・業務提携等の概要)メインバンクグループとの財務面での関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有3,4552,215㈱NANKAI1,007,0021,007,002(保有目的・業務提携等の概要)なんば及び南海沿線での店舗の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有3,1362,533トヨタ自動車㈱791,485791,485(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無3,0272,128SUMINOE㈱1,849,846924,923(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 (株式数が増加した理由)株式分割によるものです。 有2,6612,097日本空港ビルデング㈱290,000290,000(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無1,5461,296相鉄ホールディングス㈱431,800431,800(保有目的・業務提携等の概要)横浜店の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有1,269969㈱オンワードホールディングス1,477,1371,436,395(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 (株式数が増加した理由)取引先持株会に加入し、定期的に追加取得を行っているためです。 有1,206774 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ANAホールディングス㈱283,813283,813(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有965808東海旅客鉄道㈱*125,000125,000(保有目的・業務提携等の概要)共同出資の百貨店運営など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有576370㈱ロック・フィールド*145,200145,200(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有205230日本ハム㈱*25,00025,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有178113㈱ホテル、ニューグランド*29,00029,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無171170リゾートトラスト ㈱*51,84025,920(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 (株式数が増加した理由)株式分割によるものです。 無10080㈱歌舞伎座*21,00021,000(保有目的・業務提携等の概要)主として建装業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無9496㈱帝国ホテル*20,00020,000(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無2918 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱ロイヤルホテル*6,7056,705(保有目的・業務提携等の概要)主として百貨店業における重要な取引先との関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 無67武蔵野興業㈱*1,3001,300(保有目的・業務提携等の概要)大宮店の不動産貸借など事業運営上の関係強化のための保有(定量的な保有効果)中長期的な当社の企業価値向上に資するものと認められると判断しております。 有32日本毛織㈱*-185,000当事業年度中に売却いたしました。 有-2451 「-」は当該銘柄を保有していないことを示しております。 2 *銘柄は、当期末貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、当社の保有する特定投資株式が60銘柄に満たないため、全銘柄について記載しております。 3 当社の株式の保有の有無は先方の主要子会社の持株状況も確認しております。 ③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 56 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,689,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 18 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 22,719,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 26,000,000 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 292,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 1,300 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 3,000,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 重要な取引先との関係強化 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 日本ハム㈱* |