財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-06-22 |
| 英訳名、表紙 | SINKO INDUSTRIES LTD. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 末 永 聡 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 大阪市北区南森町一丁目4番5号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | (06)6367-1811(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 1950年6月業務用冷暖房機器の製造販売を目的として会社を設立。 1951年4月わが国最初のクロスフィンコイル及びファンコイルユニットを完成し、製造販売を開始。 1957年8月空気調和機の製造販売を開始。 1965年8月東日本の生産拠点として、神奈川県秦野市に新晃空調工業㈱(現 当社 神奈川工場)を設立。 1971年3月大阪府寝屋川市に技術研究所を設置。 1976年1月新晃空調サービス㈱(現 新晃アトモス㈱(連結子会社))を設立。 1976年12月日本ビー・エー・シー㈱(連結子会社)を設立。 1981年3月西日本の生産拠点として、岡山県津山市に岡山新晃工業㈱(現 当社 岡山工場)を設立。 1982年4月SINKO AIR CONDITIONING(HONG KONG)LTD.に資本参加。 1985年8月大阪証券取引所市場第二部に上場。 1987年5月合弁会社上海新晃空調設備有限公司(現 上海新晃空調設備股份有限公司(連結子会社))を設立。 1988年7月VC(ベーパークリスタル)事業による工事業への進出。 1992年1月TAIWAN SINKO KOGYO CO.,LTD.に資本参加。 1995年11月上海新晃制冷機械有限公司(連結子会社)に資本参加。 1998年1月上海新晃空調設備有限公司が、ISO9002(現 ISO9001)認証を取得。 1998年3月当社、新晃空調工業㈱、岡山新晃工業㈱が、共同でISO9001認証を取得。 2003年12月SINKO SALES(THAILAND)CO.,LTD.(1991年3月資本参加)を完全子会社とする(現 SINKO AIR CONDITIONING(THAILAND)CO.,LTD.(2016年6月 持分法適用関連会社、2026年3月 持分法適用関連会社から除外))。 2005年10月上海新晃空調設備有限公司は組織変更に伴い、上海新晃空調設備股份有限公司に商号変更。 2006年1月当社(本社・東京支社・大阪支社・名古屋支社)、新晃空調工業㈱、岡山新晃工業㈱が、共同でISO14001認証を取得(2006年4月技術本部を認証範囲に拡大)。 2009年3月岡山新晃工業㈱は、新晃空調工業㈱を吸収合併。 商号を新晃空調工業㈱へ変更。 2009年7月研究開発及び技術情報の発信の拠点として、神奈川県秦野市にSINKOテクニカルセンターを新設。 2012年12月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。 2013年4月千代田ビル管財㈱(連結子会社)の全株式を取得し、子会社化。 2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場。 2016年6月SINKO AIR CONDITIONING(THAILAND)CO.,LTD.は、第三者割当増資により当社の持分比率が低下したため、持分法適用関連会社へ移行(2026年3月 持分法適用関連会社から除外)。 2020年4月新晃空調工業㈱及び三井鉄工㈱を吸収合併。 2021年4月新晃アトモス㈱が新晃空調サービス㈱を吸収合併。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。 |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社7社、持分法適用関連会社2社で構成されており、空気調和機、ファンコイルユニット等の製造販売及び関連工事等の空調機器製造販売事業並びにビル管理事業等を営んでおります。 これらが営む主な事業の内容と当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、セグメントについては、製造・販売体制を基礎とした地域別の区分によっており、当該区分ごとの主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。 〔日本〕当社…… 空調機器の製作、販売、空調工事の請負施工及び建築用資材の製造、販売新晃アトモス㈱…… 空調用設備及び消火設備の設計、施工、関連機器の販売、保守点検及び整備(連結子会社)日本ビー・エー・シー㈱…… 氷蓄熱装置、冷却塔等の販売(連結子会社)千代田ビル管財㈱…… 建物設備全般の総合管理及び各種清掃(連結子会社) 〔アジア〕上海新晃空調設備股份有限公司…… 中国における空調機器の製作、販売(連結子会社) 当社グループの概要は、次のとおりであります。 (矢印は販売経路等を示しています。 ) |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) 新晃アトモス㈱東京都江東区60空調機器製造販売事業100当社納入製品の修理点検及び保守、製品の販売、役員の兼任有、資金の借入千代田ビル管財㈱東京都中央区30ビル管理事業等100役員の兼任有、資金の借入、役務の受入日本ビー・エー・シー㈱東京都世田谷区300空調機器製造販売事業75製品の販売、役員の兼任有上海新晃空調設備股份有限公司中国 上海市百万中国元355〃50部品の仕入、役員の兼任有、技術援助、債務保証その他3社 (持分法適用関連会社) SINKO AIR CONDITIONING(HONG KONG)LTD.中国 香港百万HKドル5空調機器製造販売事業49.5当社グループ製品の販売、役員の兼任有TAIWAN SINKOKOGYO CO.,LTD.台湾 桃園市百万NTドル140〃25.05当社グループ製品の製造、役員の兼任有、技術援助 (注) 1 上海新晃空調設備股份有限公司は、特定子会社に該当いたします。 2 上海新晃空調設備股份有限公司に対する持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社といたしました。 3 下記の会社については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 新晃アトモス㈱ 上海新晃空調設備股份有限公司 (1) 売上高14,475百万円 7,993百万円 (2) 経常利益又は経常損失(△)4,151百万円 △62百万円 (3) 当期純利益2,764百万円 13百万円 (4) 純資産額10,113百万円 6,288百万円 (5) 総資産額14,815百万円 10,780百万円 |
| 従業員の状況 | (2) 【従業員の状況】 ① 連結会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)日本1,408〔458〕アジア293合計1,701〔458〕 (注) 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。 ② 提出会社の状況2026年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)平均年間給与の対前事業年度増減率(%)日本77041156,781△0.9 (注)1 従業員数は、当社から他社への出向者を除く就業人員であります。 なお、臨時従業員の総数が従業員数の100分の10未満のため、平均臨時従業員数の記載は省略しております。 2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 ③ 労働組合の状況当社には労働組合が結成されておりますが、労使関係は円満に推移しております。 ④ 使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度を導入しております。 当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況 (8) 役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 ア 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者1.386.761.462.565.5 (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3 男女の賃金の差異が生じている主な要因は、男女それぞれの母数に占める管理職級の比率が男性と比べて女性が低いこと、並びに、男女間における職種(総合職・一般職)の人数分布の差によるものであります。 なお、当社では正規・非正規労働者のいずれにおいても、給与規程、評価制度及び採用基準において男女の差異は設けておりません。 イ 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者 (注)3新晃アトモス㈱―60.069.367.7107.2千代田ビル管財㈱2.087.583.283.382.7 (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3 パート・有期労働者については、1人×契約時間÷8時間で換算した人数をもとに平均年間賃金を算出しております。 4 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定による管理職に占める女性労働者の割合の公表を行っていない連結子会社については記載を省略しております。 5 従業員が100人を超える国内連結子会社を主要な連結子会社として算出の対象としております。 6 新晃アトモス㈱において、男女の賃金の差異が生じている主な要因は、男女それぞれの母数に占める管理職級の比率が男性と比べて女性が低いこと、並びに、男女間における職種(総合職・一般職)の人数分布の差によるものであります。 なお、正規・非正規労働者のいずれにおいても、給与規程、評価制度及び採用基準において男女の差異は設けておりません。 7 千代田ビル管財㈱において、男女の賃金の差異が生じている主な要因は、男女それぞれの母数に占める管理職級の比率が男性と比べて女性が低いことによるものであります。 なお、正規・非正規労働者のいずれにおいても、給与規程、評価制度及び採用基準において男女の差異は設けておりません。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは「豊かな創造力と誇れる品質」を経営理念とし、顧客をはじめ社会や社員に対し「信頼と満足」を普遍的に提供することを経営の基本方針としております。 また事業領域を「快適環境の創造」と定義し、業務用空調機器を中核にしながら、建物に関わる各種事業へ業容拡大を目指しております。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、2023年11月に公表した中期経営計画「move.2027」より、資本コスト経営を事業運営の軸としていくことを明示し、目標とする経営指標をROE10%以上・PBR1倍以上と設定したうえで、資本コストと資本収益性を意識した経営を進めることとしております。 (3) 経営環境① 当社の主力事業領域空調システムは、大きく家庭用と業務用に分けることができます。 業務用は、事務所、工場、病院、ホテル、商業施設などを指し、建物の規模によって空調方式を使い分けます。 大規模な建物で採用されるセントラル空調は、建物を一体のシステムと捉える空調方式です。 熱源機器を集中設置してまとめて熱を作り、建物全体に循環させて空調します。 それに対し中小規模の建物で採用される個別空調は、各部屋に室外機、室内機をセットで設置して、個々で熱を作って空調します。 当社は両空調方式において、居室の温度、湿度、気流、清浄度をコントロールする業務用の空調機器のメーカーです。 ② 各方式の特徴と動向空調方式は、建物の規模や運用によって最適なものが選択されます。 熱源機器を大型化して効率を上げ、システムを一括で制御するセントラル空調は、建物全体の管理や省エネルギーに適しています。 一方、熱源機器を集中しても効率化されない規模の建物では、個々に制御でき、システムが簡易で利便性が高いと言われる個別空調が採用されます。 1) セントラル空調(大規模建物)大規模建物においては、エネルギー効率の面から古くよりセントラル空調が採用されてきました。 近年、その簡易性から個別空調の採用が増加していましたが、「2050年カーボンニュートラル」に代表される地球環境の面から、セントラル空調が改めて注目されております。 その大きなメリットの一つは、熱源からAHU(※)内までの熱の搬送に高GWP(地球温暖化係数)冷媒(主にHFC)を使っていないという点にあります。 AHUは自然冷媒である冷温水を使用して熱交換するため、気候変動関連で規制が強化されている高GWP冷媒の使用量を削減することができ「カーボンニュートラル」に貢献いたします。 空調分野において、熱の移動を媒介する冷媒ガス(以下、冷媒)には、古くはアンモニアや二酸化硫黄、20世紀半ば頃からは高効率かつ不燃性で毒性もないフロンが利用されておりました。 ところが、フロンによるオゾン層破壊問題がクローズアップされ、1987年のモントリオール議定書によって特定フロンが規制されると、オゾン層を破壊しない代替フロンへの転換が始まりました。 その後さらに、地球温暖化問題が顕在化し、1997年の京都議定書では先進国が、2015年のパリ協定では発展途上国を含む全ての国が温室効果ガスの削減に取り組むこととなり、温暖化係数の高い代替フロンに対する規制が全世界で進んでおります。 冷温水を用いるセントラル空調には、その他にも、大風量の空調に対応できる、冷媒にはできない精緻な温度・湿度制御ができる、上質な空気質を作ることができ、熱源をまとめて大型化するためエネルギー効率の高い運転ができ、機器がまとまって設置されているため保守性がよいなど、多くのメリットがあります。 ※ AHU…「Air Handling Unit」(エアハンドリングユニット)の略称。 AHUは、セントラル空調方式の二次側機器として、熱源機器(一次側)で作られた冷温水を用いて空気の温度調整をするほか、湿度・清浄度・音・省エネ性・振動・気流などをコントロールし、建物に最適な空気を提供する製品です。 2) 個別空調(中小規模建物)中小規模の建物においては、簡易性、利便性に加え、エネルギーの効率からも個別空調が採用されており、今後も続くものと思われます。 個別空調で使用される機器についても高効率化は進んでおり、今後は地球温暖化係数のより低い冷媒への転換が進むことで、従来の利便性に加え製品の環境性も向上していく見込みです。 ③ 当社製品の役割当社の主力製品は、セントラル空調で使用されるAHU、ファンコイルユニット(FCU)です。 大型のAHUはフロア全体の換気・空調を、小型のFCUは各部屋の空調を行います。 セントラル空調は建物用途に合わせて個々に設計されるため、そこで採用される製品もその要求仕様に合わせて最適な形で設計・製造されますが、当社は特にAHUに強みを持っております。 また個別空調で使用されるヒートポンプAHUも主力製品の一部です。 セントラル空調と比べると簡易的なシステムが構築されるため、採用される製品も汎用品が多くなりますが、建物の換気・空調を行うヒートポンプAHUには固有の要求仕様が多く、当社がセントラル空調分野で蓄積してきたノウハウを存分に活かすことができます。 ④ 業界構造一定以上の規模の業務用建物の工事において、空調機器は建築工程に合わせて納入、設置されます。 発注主としてディベロッパーなどの施主、建物の設計をする設計事務所、建築工事として全体を束ねるゼネコン、設備工事を請けるサブコンを中心に多くの企業が関わり、工事が進められます。 サブコンにはそれぞれの専門分野があり、熱源、空調、計装の各メーカーは、空調設備工事を担当するサブコンに対して製品を納入します。 従いまして当社の事業は、主にサブコンから発注を受け、製造した空調機器を建物の工期に合わせて建築現場に納入するという流れで進められます。 ⑤ 建設業・物流業における働き方改革の推進と人手不足2024年4月から建設業および物流業に適用された労働基準法の改正により、建設業界における働き方改革が進みました。 当社の主な得意先である管工事のサブコンのほかゼネコンを含む建設業全体で、より持続的な働き方への対応が実施されました。 これら法改正への対応により、従来の長時間労働を前提とした工事計画の見直しや工事単価の引き上げなど、業界に一定の影響が生じている環境にあると認識しております。 物流業においても、トラックドライバーの減少や労働時間上限規制を背景に、当社製品を含む建設資材の輸送能力不足・物流コスト上昇などが生じており、製品の安定的な輸送体系の構築が重要となっております。 また、国内の人口減少と少子高齢化は想定よりも早いペースで進んでおり、人財への投資や業務の効率化など長期的にますますの対処が必要な事業環境と捉えております。 (4) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、少子高齢化に伴う労働者不足や気候変動問題への対応など、ESG経営・SDGsへの取り組みを通じて、持続的に発展できる企業グループとして更なる成長を遂げるため中期経営計画を策定しております。 資本コスト経営を採用し、2027年3月期では連結売上高630億円・連結営業利益100億円ならびにROE10%以上・PBR1倍以上の達成を目標と定め以下の経営戦略を進めております。 ① 長期ビジョン実現に向けたマテリアリティの特定と見直し当社グループは、長期ビジョン「VISION2030:空気で未来を拓く」および中期経営計画「move.2027」を踏まえ、その実現に向けたマテリアリティ(重要課題)を特定しております。 当社グループのマテリアリティは以下の4項目です。 1) 持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供2) デジタル技術革新(DX)による新しい価値の創造3) 多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築4)透明性の高いガバナンス体制の構築 マテリアリティテーマ関連する主な項目持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供・脱炭素推進による製品・ サービスの環境価値向上・バリューチェーン施策での グループ力を活かした事業強化・社会・産業全体のレジリエンスに 貢献する価値提供製品価値の向上・ライフサイクルカーボンの削減・環境に配慮した製品開発・国内唯一の認定企業 (AMCA・AHRI認証)・自社の知的財産獲得と保護既存事業の深耕、新市場開拓・大型基準階・産業空調市場の強化・DC事業・蓄熱事業強化・モノ売りからコト売りへの転換カーボンニュートラルの実現・製造・輸送に関わる環境負荷低減・製品部品の再利用比率の向上デジタル技術革新(DX)による新しい価値の創造・業務プロセスの効率化と生産性 向上の仕組み構築・製品の安全性と信頼性の追求生産能力・生産効率の向上・工場最適化、新規設備導入・製品リードタイム(LT)短縮総合品質の向上・製造検査体制と検査効率向上・品質データの連携多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築・資本コスト経営の浸透と ワクワクの創造・誰もが幸せに働ける環境づくり・多様な人財の活躍推進挑戦を促す企業文化の定着・人財育成プログラム、技術伝承・国家資格取得の推奨働きやすさの向上・就業環境整備・福利厚生制度の充実・労働安全衛生活動の推進人権の尊重、多様性を活かした持続的成長・ダイバーシティ推進計画透明性の高いガバナンス体制の構築・取締役会の機能発揮と多様性の 確保・ステークホルダーとの対話の推進・リスク管理体制の強化ステークホルダーとの対話・共生・投資家との対話・地域社会への貢献企業ガバナンス体制強化・業務執行の監督機能の強化・透明性の高い情報開示リスクマネジメント強化・情報セキュリティの啓蒙コンプライアンス遵守・社内コンプライアンス教育・コンプライアンス相談窓口の充実 各項目は、事業特性・事業環境等を考慮して課題を抽出し、社会・環境への影響度と当社グループ事業への重要度を分析して重要性を評価しております。 重要性が高い課題は、取締役会での審議・承認を経てマテリアリティとして特定し、事業戦略に組み込んで具体的な施策として実行しております。 ② 当社グループが提供する価値と強み1) 高い環境価値空調は建物のなかで多くの電力を消費する機能であり、その効率向上は建物の環境性向上に貢献します。 主力製品である冷温水を用いるAHUは、高GWP冷媒の使用量が少ないシステムであり、温室効果ガスの低減に貢献します。 ファン効率やコイルの熱交換効率がもたらす省エネ性の追求のほか、外板のノンフロン発泡、溶接レス、塗装レスなど製品の作り方も見直し、より良い環境性の提供を目指して研究開発を強化しております。 2) 空調による建物の価値向上空調は建物の重要な機能の一つです。 居住空間では温度や湿度のコントロールを間違えると、快適性が損なわれ建物自体の価値を低下させます。 工場では空気の清浄度や温湿度管理によって生産能力や製品の品質が左右されます。 データセンターでは24時間の安定稼働が求められます。 様々な建物で要求される空気条件を満たし、空調を通じ、建物の価値向上に貢献することが当社グループの提供する価値です。 3) 信頼性の高い稼働と充実したサービスによるお客様体験AHUをはじめ当社グループの製品が納まる建物には、工場や研究所、オフィスや商業施設などがあります。 これらは収益や重要な機能を生み出すインフラであり、竣工に向けて厳格な工期管理が求められます。 定められた工期ですべての設備を納めるためには、AHUの品質はもとより、施工過程で生じる技術的要求への対応力や様々な調整力が必要とされます。 当社は、過去国内の代表的な建物に製品を納めてきたなかで、お客様とともに数々の挑戦とトラブル対応を含めた現場経験を共有してまいりました。 高度な要求に応えなければならないお客様に対して、豊富な現場経験を経て高められた製品の品質と高水準のサポートやメンテナンスサービスを提供することで、信頼と満足を感じるお客様体験が当社グループの提供する価値です。 事業運営のなかでこれらの強みを磨き、お客様や社会に提供する価値を高めることが当社グループの事業基盤を形成しております。 ③ デジタル技術革新を軸にした新しい製品開発と製販体制国内の人口減少に伴う人財不足に対応するため、基幹業務の効率化を狙ったDX投資を進めております。 労働集約的な生産体制の脱却を目指す「SIMA(SINKO Innovative Manufacturing of AHU)」プロジェクトは、新たな空調機設計システムである3D-CADの段階的な実装と運用を2024年度からスタートさせ、製造・販売プロセスで必要となる製品のデータ化を進めております。 また設計システムに次ぐデジタル化の第2フェーズとして、製品リードタイム短縮と品質向上を目指す新しい生産システムを構築し、2026年4月から一部の製品で運用を開始しました。 製品の設計情報や製造上の指示などをデジタルデータに集約することで、属人的な生産体制の脱却を進めるとともに、長期の需要予測・生産計画立案や製造工程の平準化といった製販業務の最適化を進めてまいります。 また組立工程において「ライン生産方式」と「セル生産方式」を併用し、製品の構造や仕様に応じた効率的な生産体制を構築しているほか、事業継続プランを準備し、大規模地震などの災害が起こった場合の調達過程等の不確実性に備えております。 さらに、物流業の労働時間上限規制に伴う輸送能力不足への対応として、生産計画と連動した製品保管・出荷計画の立案や全国の中継拠点の整備など、新しい物流システムの構築に取り組んでおります。 研究開発においては、当社が長年培ってきた研究開発の実績・ノウハウとデジタル解析技術を組み合わせ、コアビジネスの競争力強化を目指すプロジェクト「SSA(SINKO Scalable Architecture)」を2023年度に立ち上げ、取り組みを進めております。 実機試作と解析・シミュレーション技術を併用したコア技術深耕により、当社製品の基幹部品である送風機および熱交換器の高効率化・コンパクト化を実現し、環境負荷低減・CO₂削減・省エネルギー化のニーズに応えてまいります。 また施工現場、生産現場での人手不足に対応するため、分割搬入・現地組立が可能な製品の設計や現場省力化の技術開発に努めてまいります。 これらの取り組みを通じて、企業成長とカーボンニュートラルなどの社会貢献の2つの軸でNo.1を追求できる基幹部品の開発を推進してまいります。 さらに2026年度からは、豊富な納入実績とノウハウを含むデジタル資産を活用し、事業機会そのものの拡大を実現する新たなDX構想「SWA(SINKO Web Architecture)」をスタートさせてまいります。 グループ内の連携を強化し、マーケティングおよびアフターサービスにおける業務変革に取り組むことで、グループシナジー創出・グループ全体の運営効率化を目指す計画です。 SIMAからSSA、SWAへの段階的拡張のなかで、当社のDX戦略は、基幹業務の効率化にとどまらず社内外の様々な側面での価値創造にまで対象領域を広げております。 こうした取り組みの具体例として、AI技術を活用し運用を開始した生産予約システムや当社独自の製品データベースをお客様ご自身で検索できるサービス「SINKOダイレクト」、製品本体の二次元コードからインターネット上のメンテナンス情報にアクセスできる「SINKOかざしてメンテ」、画像認識技術を活用した社内図面検索システムの稼働、生成AI技術を用いた未利用技術データ検索システムのリリースなど、当社の業務プロセス全体において新しい変革が生まれております。 これらによって当社グループの価値を総合的に引き上げ、中長期的に事業の発展性・収益性を高めてまいります。 ④ ターゲット市場と成長戦略国内市場当社ではAHU市場を5つの重点分野に分け、それぞれのターゲットに合った販売戦略を立てております。 5つの重点分野とは、大型ビル空調、産業空調、データセンター、更新案件、個別空調をいいます。 それぞれのターゲットは固有の市場特性があり求められる技術要件も異なりますが、当社が培ってまいりましたノウハウをもって5つの分野にオールラウンドでアプローチしてまいります。 そのなかでも、 (A)データセンター、(B)個別空調、(C)空調設備工事・メンテナンス、(D)再エネ蓄熱を成長領域のターゲットとして定めております。 各ターゲットと想定する市場規模および経営戦略は以下のとおりです。 1) データセンター近年のAI技術の大幅な進化、サービスのクラウド化、5Gから6Gへの切り替えに伴う通信量の増大を背景として、国内市場においてデータセンターの建築需要が高まっています。 特に、生成AIの登場を機にハイパースケーラーのデータセンターは、グローバルな大手テック企業を含め、積極的な投資を計画しており、今後も中長期的に増加する見込みです。 当社の主力製品であるAHUが有する大風量で大きな熱負荷を処理できる能力は、データセンターのサーバー冷却に適しております。 また、当社のグループ会社である日本ビー・エー・シー株式会社が取り扱っている大型冷却塔も、同様にサーバー冷却のための熱源として採用されております。 データセンターのサーバーの冷却方式は、空冷から液冷に一定程度変わっていくと予測しておりますが、大型冷却塔はサーバーの冷却方式に関わらず必要な設備であり重要な事業と位置付けております。 また、24時間安定稼働する品質と迅速な国内サービス体制など当社グループのバリューチェーンを活かした信頼性という価値提供を通じて、多くのハイパースケーラーのデータセンターで採用が進んでおります。 それに合わせてデータセンター事業への人財増強を進めるとともに、神奈川工場内に、国内有数の規模でデータセンター向け空調機の試験ができる総合実験棟「SINKO AIR DEVELOPMENT LAB」及び同じくデータセンター向け大型冷却塔の実機の展示施設「BAC BASE」を開設いたしました。 本ターゲットにおいては、2027年3月期で55億円としていた売上高目標に対し、2026年3月期において50億円を達成しております。 2) 個別空調ヒートポンプAHUは、熱源と一体で提供されるため設計の容易さや設置工事の簡便さにおいて高い価値を有しており、中小規模の建物の空調やスポットでの空調に適しております。 高GWP冷媒を用いるヒートポンプAHUは環境規制にさらされているものの、今後は環境性の高い新冷媒への切り替えが進むことで、従来のメリットを保持しながらその価値を高めていくと考えております。 ヒートポンプAHUは、中小建物向け市場を開拓する戦略製品であり製品開発と販売強化に挑戦してまいります。 本ターゲットにおいては、2027年3月期の目標としていた売上高33億円を前倒しで達成するなど好調に推移しており、2026年3月期においては売上高35億円を達成しております。 3) 空調設備工事・メンテナンス空調設備工事は、AHUやヒートポンプAHUなどの製品の据付工事や整備工事及びメンテナンス工事等を示しております。 この市場では、当社グループ会社で空調工事を専門とする新晃アトモス株式会社が、当社製品のほか他社のAHU関連製品も扱う専門の工事会社として事業を続けてまいりました。 大型の建物で使われるAHUの整備工事は、建物の重要な要素である空調の機能を左右するため、製品知識、工事技術、安全管理など高度なノウハウと現場経験が求められます。 建築市場の拡大や更新需要の高まりを背景に、空調設備工事市場の規模は増大しており人手が常に不足している状態にあります。 この分野での人財採用と育成が課題ですが、一方で収益性の高い成長が見込める市場と捉えております。 働き方改革や社員の支援を強化し、従業員エンゲージメントを高めることで人財の確保と育成を進め、収益拡大を目指してまいります。 本ターゲットにおいては、2026年3月期の売上高が146億円となり、2027年3月期で126億円としていた売上高目標を前倒しかつ大幅に上回って達成いたしました。 4) 再エネ蓄熱太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、エネルギー安全保障にも寄与できる重要な国産エネルギー源です。 これらは高い環境価値がある一方で、発電時間や発電量が安定しないという側面があります。 日本ビー・エー・シー株式会社の製品である氷蓄熱は、余剰電力を冷熱として維持できることから、再生可能エネルギーを利用した発電を安定させる機能を有しています。 今後拡大が見込まれる再生可能エネルギー市場に対して蓄熱機器の販売を強化し新しい市場の獲得に挑戦してまいります。 本ターゲットは、2027年3月期で7億円としていた売上高目標に対し、2026年3月期において0.6億円となりましたが、長期的な視点で引き続き可能性を探ってまいります。 5) 更新需要東京オリンピックを境に控えられた建設投資は2021年度以降回復しており、産業空調並びに東京大阪を中心とした大型再開発などで新築物件が見込まれます。 今後は納入後20~30年が経過したAHUの更新需要を中心としたストックビジネスへの移行が予測されます。 更新物件については、高度経済成長期に建設された高層ビルの建て替えや1990~2000年代に建てられた施設の設備更新の時期がきております。 例えば建設後50年が経過し、3度目の大規模更新を迎えた日本初の超高層ビルとして知られる霞が関ビル、1990年前後にオープンしたランドマークタワーや東京ドームなどは当社が継続的にAHU更新を行ってきた大規模建物の一例になります。 また既設機器の保守サービスについて、これまでは都市圏での引合いが中心でしたが、需要は地方にも広がっております。 その中には、過去に撤退した大手電機メーカー製AHUも多く含まれており、これまで以上に個々の現場に合わせた柔軟性と技術力が求められる状況になっております。 これら更新案件で特別に求められる工事対応も多く、スピードや信頼性を強みとして更新案件の獲得を強化してまいります。 アジア市場アジア最大の市場である中国では、通商問題の深刻化や不動産市場の停滞を抱えつつも、インフラ整備による生産性向上や技術革新を重視する政策に支えられ、中長期的には製造業を中心とした内需拡大を予測しております。 一方で、価格競争の厳しい市場であることから収益性は低迷しておりその向上が課題です。 現地の市場における地産地消を進めるべく、日本側からの技術支援やノウハウ提供を行い販売面・製造面での差別化を訴求するほか、空調工事を含めた総合サービスを提示することで販売価格の引き上げと原価低減を実現し収益性の向上を目指してまいります。 ⑤ 投資戦略中期経営計画における業容拡大を実現するため生産能力の引き上げが必要です。 購入した当社神奈川工場の隣接地に生産設備等の投資を行い、生産能力を引き上げ中期経営計画の実現を目指してまいります。 また引き続き事業のデジタル化に対する投資を行い、強みの一層の向上と弱みの克服を行い、当社グループが市場に提供できる価値を高めてまいります。 2025年3月期から2027年3月期までに135億円の投資を計画しており主な内訳は生産能力の増強とシステム投資です。 ⑥ ESG経営の推進環境面において、塗装や溶接の削減など生産工程での環境負荷低減を進めるほか、現場の省力化や省エネルギーを可能にする製品開発を進め、予測される気候変動リスクを緩和し事業機会の獲得を進めてまいります。 また社会面においては人的資本経営を掲げ、挑戦を促す企業文化の定着を目指した人財育成、多様性を活かす安全で生き活きとした職場づくりの維持と発展に努めてまいります。 ガバナンス面においては、取締役会の多様性確保、透明性の高い情報開示と投資家との健全な対話を通じて企業価値を向上してまいります。 さらに、内部統制システムの整備やリスク管理とコンプライアンスの徹底を通じて、強い事業基盤をつくってまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題を以下のとおり認識しております。 対処すべき課題① 中期経営計画「move.2027」の実現 ~資本コスト経営の浸透とワクワクの創造~当社グループは2023年11月に公表した中期経営計画「move.2027」において、ROE10%以上・PBR1倍以上を経営指標として掲げ、事業の軸として資本コスト経営を採用することといたしました。 その目標達成のためには、空調機器の販売・製造を基盤事業として磨きつつ、新しいマーケットに挑戦するマインドと能力を持つ幹部人財の育成がカギとなります。 気候変動やデジタルなどの環境変化のなかに機会を見いだし、持てる専門性を活かして挑戦を続ける幹部人財の育成に注力してまいります。 前向きさのなかから生まれる従来の延長線を超えた発想と知恵で成功例を積み重ね、ワクワクしながら未来の自分達に向かって挑戦しているグループを目指してまいります。 ② 気候変動対応としてのセントラル空調及び個別空調気候変動問題は顧客の購買行動に大きな変化をもたらします。 当社の主力製品であるAHUは、熱源からAHU内の熱の搬送に高GWP冷媒を使用せず、自然冷媒である冷温水を用いております。 顧客要求に応えるAHUを提案し、温室効果ガスの使用量が少なく環境性の高いセントラル空調採用の建築物を増やしていくことに貢献してまいります。 一方、個別空調ではこれまでHFC等の冷媒が広く使用されてきましたが、気候変動関連の規制強化を受け、今後はGWPの低い冷媒への転換が進展する見込みです。 当社は、設計や施工の簡便性に優れる個別空調に対して、環境価値を高める低GWP冷媒技術を組み合わせることで、製品価値の更なる向上を図ってまいります。 ③ 5つの重点ターゲットとDX戦略当社ではAHU市場を5つの重点分野に分け、それぞれのターゲットに合った販売戦略を立てております。 5つの重点分野とは、大型ビル空調、産業空調、データセンター、更新案件、個別空調をいいます。 それぞれのターゲットは、固有の市場特性があり、求められる技術要件も異なりますが、当社が培ってまいりましたノウハウをもって5つの分野にオールラウンドでアプローチしてまいります。 成長領域の攻略については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 中長期的な会社の経営戦略 ④ ターゲット市場と成長戦略」に記載のとおりであり、経営資源を重点的に投入し業績向上を図ってまいります。 当社は、これらの重点分野において事業を拡大させていくため、DXへの投資を進め、将来の人口減少に伴う人財不足の克服および事業全般のプロセス変革に取り組んでおります。 デジタルデータ化された製品情報に基づく設計・製造プロセスの効率化、新しい生産予約システムによる生産の平準化、当社製品データの検索サービス「SINKOダイレクト」を通じたデジタルマーケティングの実現、製品にある二次元コードからインターネット上のメンテナンス情報にアクセスできる「SINKOかざしてメンテ」、AI技術を用いた積算の自動化、画像認識技術を応用した社内技術情報検索など、設計・積算・製造・生産管理・マーケティング・アフターサービスなど多様な側面で社内外への新しい価値提供が始まっております。 今後もDX戦略による事業の益々の進化を狙ってまいります。 ④ 生産方式の進化1) 生産能力の引き上げと事業のデジタル化中期経営計画実現のため、神奈川工場の生産能力の段階的な引き上げを計画しております。 購入した同工場の隣接地に新しい生産設備等を導入し中期経営計画に沿った生産体制構築のための投資を実行いたします。 労働者の不足・労務費の上昇は技術・製造分野で顕著になっております。 また近年の生産現場は外国人労働者が増加し、伝統的な阿吽の呼吸によるものづくりは限界を迎えております。 当社が強みとする個々の現場への対応力をさらに高めるには、個人の習熟度合いに左右されない業務体制の確立が急務であり、そのためには顧客要望やそれに伴う設計・製造指示、カスタマイズに必要な各種ノウハウなどのデジタル化による業務プロセスのイノベーションが必須になります。 デジタル技術革新に基づいた業務体系の変革を確実に推進し、需要予測の精度向上、設計工程の見直し、造り方改革、生産工程を効率化するAI開発などを通して、労働集約型工場からの脱却を進めてまいります。 2) 総合品質の向上お客様に提供する価値を高めるため、国際的な基準として認められたAMCA認定やAHRI認証の取得に加え、日本産業規格(JIS)に基づく性能評価などを行い、高い信頼性と透明性に基づく製品品質を追求しております。 また、製品の品質だけでなく、部門間の連携でお客様の多種多様な要望に対応する組織力や、過去の実績・経験に基づきお客様への提案を行う技術力を掛け合わせた総合品質を、当社の強みとして磨いております。 納入先の建物ごとに最適な製品を提供する設計・生産、建築現場の要望に沿った納期対応、納品後の充実した保守サービスなどの競争力を高めるために積極的にデジタル投資を行い、グループを挙げて総合的な品質を向上させ、お客様に対しより大きな安心を提供できるよう努めてまいります。 ⑤ 需要予測と納期管理サービス多品種少量生産の枠組で製造されるAHUは、それぞれに異なる建物の空調ニーズに応じた能力が求められる製品です。 部材手配からラインの組み替えまで、生産現場が柔軟に対応する必要があり、量産メーカーにとっては高い障壁となります。 より困難なことは、月によって出荷のバラつきが大きく、生産量を安定させられない点にあります。 当社は、建物の計画段階から設計を手伝う業界最大の上流営業部門を構え、早期に案件情報を獲得し、共有された情報による需要予測を行っております。 新築案件、納入実績からの更新案件、短納期が多い小口案件などの生産要求を適切に調整するため、SIMAプロジェクトの一環として生産予約システムを2024年4月に稼働させました。 生産量を安定させるとともに、お客様に納期情報提供できる仕組みを構築しております。 ⑥ 海外事業の安定化アジア市場において、中国現地法人では採算性を重視した販売戦略への切り替えや原価管理の強化によって、収益の改善を進めております。 継続的に利益を確保できる体制構築を進めるため、国内事業で蓄積してきたノウハウを現地ニーズに合致・深化させ、製品改良や現地法人の技術者の育成など、事業基盤の安定に注力してまいります。 ⑦ 人的資本経営と従業員エンゲージメントの向上資本コスト経営実現のため、挑戦を促す企業文化の定着が必要と考えております。 また、社員の成長が企業価値の向上につながるとの考えのもと、新入社員研修、社内技術講習、AI/DX講習、幹部向け経営セミナーなどの教育機会を充実させております。 また、多様な人財が活躍できる組織をつくるため、ダイバーシティ推進委員会を設立し、国籍・性別・世代の異なる社員の意見を取り入れ社内の制度改定に反映しております。 特に、女性や外国人社員の活躍推進を通じて、経営層・幹部層の多様化と意思決定力の強化を図り、組織の活性化につなげてまいります。 定期的にストレスチェック診断および従業員エンゲージメント調査を行い組織の問題点を洗い出し、分析結果を職場環境等の改善に活かし従業員エンゲージメントを向上させてまいります。 このような施策によって社員の能力と品格を引き上げ、人的資本の質を高めることで企業価値向上を目指してまいります。 ⑧ 次世代の成長市場の探索と新しい事業機会への投資資本収益性を高めるためには、事業から生まれる利益を新しい成長分野に再投資し続けることが必要です。 新たに事業戦略立案を専門的に担う部署を立ち上げたほか、次期中期経営計画立案プロジェクトにおいて優れた戦略・戦術の創出を目指すなど、事業のレベルを引き上げてまいります。 長期的に拡大する市場や新技術の探索・分析を継続的に行い、新しい市場への挑戦と新事業の創造に取り組んでまいります。 また、新規ターゲットへの挑戦においては、共通の価値創造を目指すパートナーとの協業・提携の可能性を積極的に取り込んでまいります。 財務上の課題① 株主還元の強化と負債・資本のリバランス2023年11月に公表した中期経営計画「move.2027」にて、2025年3月期からの配当性向の目安を50%に引き上げ、かつ、業績悪化のタイミングにおいてもDOE3.5%を下回らないことを配当政策といたしました。 また、2025年3月期から約5年間で100億円を上限とする自己株式の取得を行うこととしておりました。 100億円の自己株式取得は前倒しで進捗しており、2026年3月末時点で93億円取得済であります。 なお、2025年4月には2030年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債を発行し、調達した60億円分の全額を当該自己株式取得の原資として充てるなど、負債と資本のバランスの適正化も進めてまいりました。 ② 政策保有株の売却当社グループは、政策保有株の保有継続について、資本業務提携や強い取引関係の存在など、保有することにビジネス上の合理的な理由がある場合を除き、売却を進める方針としており、これまでも保有株の売却を進めてまいりました。 今後も、政策保有株の保有については、継続的に協議を行い適正に判断・対処してまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、空気調和(AIR CONDITIONING)を提供する企業として、これからの未来に責任を持ち「CONDITIONING FUTURE」というスローガンのもと、サステナビリティを重視した経営を推進しております。 社会的課題の解決による持続可能な社会の実現への貢献とともに、変化の激しい時代に対応できるレジリエンスを備えた組織づくりに努め、企業価値の向上を実現してまいります。 (1) サステナビリティ全般 ① ガバナンス当社グループは、ESG基本方針に基づく取り組みを推進するために、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置しております。 当委員会では、サステナビリティに関する課題の特定と各種施策の立案を行うとともに、目標や施策の進捗状況を議論し、取締役会に活動状況を報告しております。 また、取締役会においてはその監督体制として、サステナビリティ委員会で審議した気候関連等のリスク及び機会に関する指標と目標、対応について適宜報告を受け、必要に応じて審議の上、決議を行うこととしております。 ② 戦略当社グループは、中期経営計画において「ESG経営の推進/SDGsへの貢献」を掲げ、ESGにかかわる重要課題を特定し、具体的なアクションプランにまとめて目標達成に向けて取り組みを推し進めております。 重要課題テーマ取り組み内容<環境>持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供製品価値の向上性能No.1デバイスを搭載した環境配慮製品を開発製造時の資源使用量を削減した製品を開発カーボンニュートラルの実現当社事業活動におけるCO₂排出の多くを占める電力の使用について、CO₂フリー電力への切替を推進製造過程で使用する燃料を見直し、使用量を削減輸送の効率化や積載効率を念頭に置いた製品を設計製品出荷時における梱包材削減により廃棄物を低減DX投資による業務プロセス変革に取り組むことで、事業活動における紙使用量を削減<社会>多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築働きやすさの向上社内講習や労災発生事例の共有など安全衛生活動を継続的に推進し、労働災害の発生を抑制生産工程において塗装・溶接個所を極力削減するために製品の設計を見直し、有害物質の発生・使用を抑制人権の尊重、多様性を活かした持続的成長ダイバーシティ推進委員会を設置し、“誰もが幸せに働ける職場づくり”を促進<ガバナンス>透明性の高いガバナンス体制の構築企業ガバナンス体制強化事業環境の変化などを踏まえ、内部統制システムについて必要な見直しを行い、業務執行の監督機能を強化リスクマネジメント強化事業等のリスクについて事案を可視化し、特に重要なリスクに対する管理体制を強化社員への継続的な教育・啓蒙により情報セキュリティを強化コンプライアンスに関する相談窓口の充実・周知徹底コンプライアンスに関する社内教育の受講を必須化 ③ リスク管理当社グループのリスク管理体制は、当社代表取締役が統括し、管理本部担当役員が委員長であるリスク管理委員会を設置しております。 当社グループの経営に影響が大きいリスクや危機が生じた際は、リスク管理委員会の指揮のもとで対応し、都度、取締役会に状況を報告し、必要に応じて協議を行うこととしております。 なお、気候変動への対応などをはじめとするサステナビリティ関連のリスク及び機会についてはサステナビリティ委員会で特定し、識別・評価された各リスクは該当部門が管理し対応策の検討を行っております。 詳細は、後述の (2)個別テーマ(脱炭素推進による気候変動への対応)<リスク管理>の欄に記載しております。 ④ 指標及び目標当社グループがこれまで行ってきたESG活動の各種取り組みを、重要課題、中長期目標及びアクションプランにまとめて整理することによって着実に取り組みを推進し、持続可能な社会の実現、企業価値の向上につなげてまいります。 当社のESGに関する主要な指標及び目標は次のとおりであります。 重要課題テーマ中長期目標実績目標値目標年度<環境>持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供カーボンニュートラルの実現CO₂排出量実質ゼロ2050年2019年度実績 3,611tCO₂2025年度実績 957tCO₂(2019年度比73%削減)CO₂排出量50%削減(2019年度比)2030年CO₂フリー電力への全切替2030年2023年度にCO₂フリー電力への切替完了事業活動における紙使用量50%削減(2019年度比)2030年2019年度実績約12,080千枚2025年度実績 約7,420千枚(2019年度比38.6%削減)<社会>多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築労災発生率の減少労働災害度数率1.1(2022年度当社実績)以下毎年度2025年度労災度数率実績 0.5<ガバナンス>透明性の高いガバナンス体制の構築リスクマネジメント強化標的型メール訓練開封率0%情報セキュリティチェックシート回収率100%毎年度標的型メール訓練実績開封率2.2%(2026年3月)情報セキュリティチェックシート回収率100% (注)1 CO2排出量の算定対象は、Scope1及びScope2としております。 2 目標値は、主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。 (2) 個別テーマ(脱炭素推進による気候変動への対応)<ガバナンス>気候変動に関するガバナンスは、(1) サステナビリティ全般 ① ガバナンスに記載のとおりであります。 <戦略>当社は、台風・豪雨の激甚化等の気候災害の拡大、及び脱炭素化等の気候変動緩和に向けた全世界的な取り組みが当社の経営とビジネス全体に重大な影響を与える重要な課題であると認識しております。 シナリオ分析を通じて気候関連リスクの影響を認識し対応策を検討することにより、当社の事業上のリスクの低減と価値創出の機会を実現し、持続可能かつ安定的な収益を長期的に確保することを目指します。 シナリオ分析に当たっては、脱炭素社会への移行を想定する1.5℃/2℃シナリオ及び経済活動を優先する4℃シナリオを採用し、2つのシナリオにおける重要なリスク及び機会を特定した上で、財務的影響を定量的・定性的に分析し、それぞれの対応策を策定しました。 下記に当社が特定した重要なリスクと機会及びシナリオ分析の主な結果について記載しております。 1.5℃/2℃シナリオリスク/機会のタイプ重要なリスク/機会シナリオ分析の結果に基づく事業への影響(重要なリスク/機会の説明)時期営業利益へのインパクト対応策移行リスク(市場)原材料コストの上昇炭素税導入等により原材料の調達コストが増加した際、コスト増につながる中長期中7.5億円減少・製造の省エネ化・効率化・調達価格を安定化させるための代替的手段の検討機会(製品/ サービス)顧客のGHG削減・省エネに寄与する製品の需要増(水冷媒)GHG排出規制/フロン利用に関する規制が強化され、「水」冷媒製品の需要増が見込まれる中長期大21億円増加・空調設備の省エネ性能強化/技術開発 4℃シナリオリスク/機会のタイプ重要なリスク/機会シナリオ分析の結果に基づく事業への影響(重要なリスク/機会の説明)時期営業利益へのインパクト対応策物理リスク(急性)風水害の激甚化による事業停止リスク気候変動により台風や洪水等の風水害リスクが上昇し、販売拠点が被災すると、営業活動が困難になりビジネス機会を逃す中長期小・調達・製造のBCP強化 <リスク管理>当社は、気候変動に伴うさまざまな外部環境の変化について、サステナビリティ委員会においてその要因を「移行リスク」と「物理的リスク」に分類のうえ、財務的影響を大・中・小の3段階で評価し、重要なリスクと機会を特定しております。 識別・評価された各リスクは、該当部門が管理し、製造の省エネ化・効率化、省エネや気候変動に即した空調の普及活動等を通じ、CO₂排出量の削減の対応策を検討しております。 またそれらのリスクへの対応案は、サステナビリティ委員会において集約・管理され、定期的に取締役会に報告することとしております。 <指標及び目標>指標:当社は、気候関連のリスク及び機会を評価・管理するに当たり、Scope1及びScope2のCO₂排出量を指標としております。 目標:2030年末までに2019年度の実績比で50%のCO₂排出量の削減を目標とし、2050年末までにCO₂排出量を実質ゼロとします。 達成状況: (単位:tCO₂) 2019年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度 3,6113,9171,6811,108976957 当社は、製造工程におけるCO₂排出量の低減や各拠点においてCO₂フリー電力の導入を進めております。 その結果、2030年の目標である『CO₂排出量を2019年度比で50%削減』を2022年度に達成いたしました。 今後も2050年の目標であるCO₂排出量実質ゼロの達成に向け、CO₂排出量低減の施策を進めてまいります。 なお、当該指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループ全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、当該指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。 (人的資本、人財の多様性確保に関する取り組み)当社グループは、競争力のあるビジネスを展開するために、人的資本を重要な資産と位置付けており、人財への投資を事業の成長につなげる視点をもって各種取り組みを進めております。 当社グループは、経営戦略及びマテリアリティにおいて定めた既存事業の深耕、新市場開拓及びグループ力を活かした事業強化を通じて、継続的な成長と競争力向上を図ることを重要課題と認識しております。 その実現に向けて、環境変化に対応できる幅広い知識と深い専門性を発揮し、変革を推進できる人財の確保及び育成が不可欠であると考えております。 人財育成テーマ及び働く環境の整備方針は、リスク及び機会の評価から識別された経営戦略や事業課題から落とし込み策定しております。 また、当社グループは、マテリアリティとして特定した「多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築」を踏まえ、資本コスト経営の浸透とワクワクの創造、誰もが幸せに働ける環境づくり及び多様な人財の活躍推進を人的資本に関する重点テーマとして位置付けております。 これらの重点テーマのもと、当社グループは、事業に変革をもたらす挑戦にねばり腰で取り組み、専門性を高めながら事業戦略の遂行に貢献できる人財の育成を最重要方針と位置付け、各種施策に取り組んでおります。 <戦略>人財の多様性の確保と機会創出を前提とした人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針事業の継続を踏まえ、経営理念「豊かな創造力と誇れる品質」に基づき、会社の品質と社員の品格を維持することを目的に、人生100年時代を生き抜く若手や中堅社員、シニア社員それぞれが成長し続けることを目指し、安全で幸せに生き活きと働ける職場環境を構築しております。 また、個人の挑戦を促す企業文化を定着させるため、「人財創造の環境」を整備します。 企業と従業員は様々なチャレンジの中で互いに成長を目指し、専門性を基盤とした多様でオープンなチーム作りを目指していきます。 このような方針のもと、当社では、民族、国籍、性別、障がいなどによる差別を排除し、多様性のある人財の採用と人事制度の運用に努めるとともに、新入社員からベテラン社員まで、様々な従業員が職務に必要なスキルと知識を習得するため、幅広い教育研修や仕事を通じた成長の機会を提供しております。 この方針を実現するために、事業戦略の遂行に必要な人財基盤を強化し、以下の3点を重要項目として位置付け、各種取り組みを行っております。 [1]挑戦を促す企業文化の定着を目指した人財育成自らのキャリアを描き、それぞれの分野でそれぞれの能力や個性を発揮しながら、さらに上を目指してねばり腰でやり抜くことをサポートできる仕組みづくりを行う。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い① 経営方針の 浸透「経営方針の唱和活動」「トップメッセージ動画 配信」「SINKOコンパスマップの配付」「統合報告書の配付と読み合わせ」「階層別に経営幹部との座談会の実施」「人権宣言」「人権方針研修」「健康宣言」経営方針の周知と意識・行動の方向性の統一を通じた、組織としての一体感の醸成② デジタル人財の 育成「DXリテラシー向上研修の実施」「DX認定取得」「プロンプトマネジメント研修」「新入社員向けAI入門研修」DXによる新しい価値の創造と業務変革への対応力強化③ リスキリング「教育計画に基づいた資格取得への挑戦」「自己啓発を推進する資格取得支援制度の導入」「Eラーニング受講による知識向上」既存事業の深耕及び競争力向上を支える幅広い知識と専門性の深化 [2]多様性を活かす多様なバックグラウンドを持つ人財が活躍しております。 社員一人一人がお互いを認め合い、新たな価値創造を目指すダイバーシティ経営を推進しており、当社においては、大阪市女性活躍リーディングカンパニーで最も高い基準の三つ星認証を取得しております。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い①専門性の高い 多様な人財の 登用「修士・博士人財採用」「大学での空調講義実施」「海外現地採用人財の国内登用」「外国人留学生の積極採用」「外国人学生インターンシップ受入」「女性総合職の積極採用」「アスリート採用」「中途採用者の管理職登用」「障がい者雇用」多様な知見・経験を持つ人財の確保を通じた、事業拡大と競争力向上を支える人財基盤の強化② ダイバーシティ 経営の推進「ダイバーシティ推進委員会」「人権デューデリジェンス研修」「アンコンシャスバイアス研修」「異文化コミュニケーション研修」「外国人の日本語教育」「女性リーダーシップ研修」「社外女性管理職との座談会」「男性管理職のための働く女性の健康リテラシー 研修」多様な知見・経験・価値観の融合を通じた、新たな価値創造力の向上③ シニア社員の 活躍「65歳定年延長」「セカンドキャリア研修」 70歳まで就労可能な「特別再雇用特例制度」 知見・経験の活用、技術継承及び新たな挑戦機会の創出を通じた、既存事業の競争力維持・向上を支える人財層の強化 [3] 安全で生き活きとした職場づくり社員の安全、安心、健康な働き方実現に向けて、制度づくりと風土づくりの観点から様々な取り組みを推進しております。 従業員が成長を実感しながら個人の成長が会社の成長につながるよう対話を重視した人事制度の運用をはじめ、ワーク・ライフ・バランスを重視しつつ生産性向上をはかり、中期経営計画の達成に向けた職場づくりを推進しております。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い① ワーク・ ライフ・ バランスへの 取り組み有給休暇取得の奨励「計画年休」「有給休暇の年間取得計画」「時間単位の年次有給休暇制度導入」「リフレッシュ休暇」働きやすさの向上を通じた、エンゲージメント及び定着率の向上時間外労働の削減「ノー残業デー」「職場環境改善ワークショップ」「タイムマネジメント勉強会」「テレワークの促進」「PC利用時間制限」長時間労働の抑制を通じた、生産性向上と持続可能な働き方の実現育児や介護と仕事の両立支援 小学6年生までの子を持つ親に対し 学校行事等にも休暇を与える「子の看護・サポート休暇」「男性社員への育休制度周知活動」「1歳未満の孫を養育する社員の短時間 勤務・時差出勤」多様な働き方への対応と継続就業を支える環境整備を通じた、人財の確保及び定着の強化② 職場環境の 改善と労災 ゼロへの 取り組み「安全衛生委員会」「安全教育の実施」「衛生環境の改善・充実」安全で安心して働ける職場づくりを通じた、事業基盤の強化③ 健康経営「ストレスチェック組織診断」「産業医面談」「健康管理システム」「保健指導」「メンタルヘルス研修」「休職者への所得補償(GLTD保険)」「全社ラジオ体操」健康保持・増進を通じた、組織活力及び生産性の向上 (グループ連携に関する今後の取り組み)グループ各社が有する人財、知見及びノウハウを相互に活用し、シナジーの醸成を図るとともに、社内研修施設等の育成基盤のグループ横断活用や、関連製品・サービスを組み合わせた複合提案の推進を通じて、グループネットワークを活かした事業領域及び対象分野の拡大を図るべく、グループ横断の人財確保及び人財育成基盤の強化に取り組んでまいります。 重点テーマグループ間における今後の取り組み取り組みの狙い① 人財確保基盤の 強化「合同インターンシップ開催」「海外人財活用プロジェクト活動」「採用情報の集約と共有」「採用活動の連携」「採用広報の充実」グループ横断での採用活動強化を通じた、事業領域の拡大を支える人財確保力の向上② 人財育成基盤の 強化「会社横断のジョブローテーション研修」「社員相互受入」「役員トレーニング実施」「管理職合同研修実施」「勉強会実施」「情報交換会実施」グループ横断での研修・人財交流を通じた、ワンストップ提案及び事業領域拡大を支える人財基盤の強化 <指標及び目標>人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針については、次の指標を用いております。 当該指標の目標及び実績は次のとおりであります。 なお、当該指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループ全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。 重点テーマ指標2026年度目標2025年度実績2024年度実績(ご参考)[1]挑戦を促す企業文化の定着を目指した人財育成特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数240件240件228件従業員の資格取得件数(年間)300件204件225件[2]多様性を活かす女性管理職登用4名2名1名外国人管理職登用2名1名1名中途採用者管理職登用25名35名23名[3] 安全で生き活きとした職場づくり有給休暇の取得率80.0%以上78.4%73.0%ストレスチェック組織診断結果(総合健康リスク)106102108人的資本戦略評価従業員エンゲージメント調査総合得点3.25点以上3.27点3.25点 (注)1 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。 2 総合健康リスクは厚生労働省ストレスチェックプログラムに基づく指標であり、全国平均100に対して、数値が低いほど健康リスクが低い状態であることを示しております。 3 従業員エンゲージメント調査は外部機関を利用した調査であり、当該実績は同調査を利用した他社平均(3.23点)を基準に目標設定しております。 5点満点で点数が高いほどエンゲージメント向上を示しております。 上記KPIのうち、人的資本施策の進捗を示す主要な指標として、特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数、資格取得件数、女性管理職登用、有給休暇取得率、従業員エンゲージメント及びストレスチェック関連指標を中心に分析しております。 特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数については、2025年度実績240件となり、目標を達成しております。 従業員の資格取得件数については、2025年度実績204件と前年度を下回っており、2026年度目標300件に対して進捗に課題があることから、教育計画の運用強化や自己啓発支援制度の活用促進により底上げを図ってまいります。 女性管理職登用については、前年度1名から2名へ増加しており一定の進展が見られるものの、2026年度目標4名の達成に向けては、登用候補者層の計画的な育成及び登用機会の拡充が必要であると認識しております。 一方、有給休暇取得率は73.0%から78.4%へ改善しております。 従業員エンゲージメント調査総合得点については、経営幹部との座談会、トップメッセージ動画配信、統合報告書の読み合わせ等を通じた経営方針の周知及び意識・行動の方向性の統一に加え、育児・介護との両立支援制度や福利厚生制度の周知、職場における上司・周囲のサポート強化等の取り組みが寄与し、目標水準を上回る3.27点となりました。 また、ストレスチェック組織診断結果(総合健康リスク)については、職場環境改善ワークショップ、メンタルヘルス研修、健康管理システムの活用、産業医面談、休職者への所得補償制度等の健康保持・増進及び安心して働ける環境づくりに関する取り組みが寄与し、102と目標を達成しております。 今後も、働きやすい職場環境づくり、上司による支援の充実及び組織活力の向上に継続して取り組んでまいります。 |
| 戦略 | ② 戦略当社グループは、中期経営計画において「ESG経営の推進/SDGsへの貢献」を掲げ、ESGにかかわる重要課題を特定し、具体的なアクションプランにまとめて目標達成に向けて取り組みを推し進めております。 重要課題テーマ取り組み内容<環境>持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供製品価値の向上性能No.1デバイスを搭載した環境配慮製品を開発製造時の資源使用量を削減した製品を開発カーボンニュートラルの実現当社事業活動におけるCO₂排出の多くを占める電力の使用について、CO₂フリー電力への切替を推進製造過程で使用する燃料を見直し、使用量を削減輸送の効率化や積載効率を念頭に置いた製品を設計製品出荷時における梱包材削減により廃棄物を低減DX投資による業務プロセス変革に取り組むことで、事業活動における紙使用量を削減<社会>多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築働きやすさの向上社内講習や労災発生事例の共有など安全衛生活動を継続的に推進し、労働災害の発生を抑制生産工程において塗装・溶接個所を極力削減するために製品の設計を見直し、有害物質の発生・使用を抑制人権の尊重、多様性を活かした持続的成長ダイバーシティ推進委員会を設置し、“誰もが幸せに働ける職場づくり”を促進<ガバナンス>透明性の高いガバナンス体制の構築企業ガバナンス体制強化事業環境の変化などを踏まえ、内部統制システムについて必要な見直しを行い、業務執行の監督機能を強化リスクマネジメント強化事業等のリスクについて事案を可視化し、特に重要なリスクに対する管理体制を強化社員への継続的な教育・啓蒙により情報セキュリティを強化コンプライアンスに関する相談窓口の充実・周知徹底コンプライアンスに関する社内教育の受講を必須化 |
| 指標及び目標 | ④ 指標及び目標当社グループがこれまで行ってきたESG活動の各種取り組みを、重要課題、中長期目標及びアクションプランにまとめて整理することによって着実に取り組みを推進し、持続可能な社会の実現、企業価値の向上につなげてまいります。 当社のESGに関する主要な指標及び目標は次のとおりであります。 重要課題テーマ中長期目標実績目標値目標年度<環境>持続可能な社会の実現に向けた空調インフラの提供カーボンニュートラルの実現CO₂排出量実質ゼロ2050年2019年度実績 3,611tCO₂2025年度実績 957tCO₂(2019年度比73%削減)CO₂排出量50%削減(2019年度比)2030年CO₂フリー電力への全切替2030年2023年度にCO₂フリー電力への切替完了事業活動における紙使用量50%削減(2019年度比)2030年2019年度実績約12,080千枚2025年度実績 約7,420千枚(2019年度比38.6%削減)<社会>多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築労災発生率の減少労働災害度数率1.1(2022年度当社実績)以下毎年度2025年度労災度数率実績 0.5<ガバナンス>透明性の高いガバナンス体制の構築リスクマネジメント強化標的型メール訓練開封率0%情報セキュリティチェックシート回収率100%毎年度標的型メール訓練実績開封率2.2%(2026年3月)情報セキュリティチェックシート回収率100% (注)1 CO2排出量の算定対象は、Scope1及びScope2としております。 2 目標値は、主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (人的資本、人財の多様性確保に関する取り組み)当社グループは、競争力のあるビジネスを展開するために、人的資本を重要な資産と位置付けており、人財への投資を事業の成長につなげる視点をもって各種取り組みを進めております。 当社グループは、経営戦略及びマテリアリティにおいて定めた既存事業の深耕、新市場開拓及びグループ力を活かした事業強化を通じて、継続的な成長と競争力向上を図ることを重要課題と認識しております。 その実現に向けて、環境変化に対応できる幅広い知識と深い専門性を発揮し、変革を推進できる人財の確保及び育成が不可欠であると考えております。 人財育成テーマ及び働く環境の整備方針は、リスク及び機会の評価から識別された経営戦略や事業課題から落とし込み策定しております。 また、当社グループは、マテリアリティとして特定した「多様な人財が活躍できる環境整備と制度の構築」を踏まえ、資本コスト経営の浸透とワクワクの創造、誰もが幸せに働ける環境づくり及び多様な人財の活躍推進を人的資本に関する重点テーマとして位置付けております。 これらの重点テーマのもと、当社グループは、事業に変革をもたらす挑戦にねばり腰で取り組み、専門性を高めながら事業戦略の遂行に貢献できる人財の育成を最重要方針と位置付け、各種施策に取り組んでおります。 <戦略>人財の多様性の確保と機会創出を前提とした人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針事業の継続を踏まえ、経営理念「豊かな創造力と誇れる品質」に基づき、会社の品質と社員の品格を維持することを目的に、人生100年時代を生き抜く若手や中堅社員、シニア社員それぞれが成長し続けることを目指し、安全で幸せに生き活きと働ける職場環境を構築しております。 また、個人の挑戦を促す企業文化を定着させるため、「人財創造の環境」を整備します。 企業と従業員は様々なチャレンジの中で互いに成長を目指し、専門性を基盤とした多様でオープンなチーム作りを目指していきます。 このような方針のもと、当社では、民族、国籍、性別、障がいなどによる差別を排除し、多様性のある人財の採用と人事制度の運用に努めるとともに、新入社員からベテラン社員まで、様々な従業員が職務に必要なスキルと知識を習得するため、幅広い教育研修や仕事を通じた成長の機会を提供しております。 この方針を実現するために、事業戦略の遂行に必要な人財基盤を強化し、以下の3点を重要項目として位置付け、各種取り組みを行っております。 [1]挑戦を促す企業文化の定着を目指した人財育成自らのキャリアを描き、それぞれの分野でそれぞれの能力や個性を発揮しながら、さらに上を目指してねばり腰でやり抜くことをサポートできる仕組みづくりを行う。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い① 経営方針の 浸透「経営方針の唱和活動」「トップメッセージ動画 配信」「SINKOコンパスマップの配付」「統合報告書の配付と読み合わせ」「階層別に経営幹部との座談会の実施」「人権宣言」「人権方針研修」「健康宣言」経営方針の周知と意識・行動の方向性の統一を通じた、組織としての一体感の醸成② デジタル人財の 育成「DXリテラシー向上研修の実施」「DX認定取得」「プロンプトマネジメント研修」「新入社員向けAI入門研修」DXによる新しい価値の創造と業務変革への対応力強化③ リスキリング「教育計画に基づいた資格取得への挑戦」「自己啓発を推進する資格取得支援制度の導入」「Eラーニング受講による知識向上」既存事業の深耕及び競争力向上を支える幅広い知識と専門性の深化 [2]多様性を活かす多様なバックグラウンドを持つ人財が活躍しております。 社員一人一人がお互いを認め合い、新たな価値創造を目指すダイバーシティ経営を推進しており、当社においては、大阪市女性活躍リーディングカンパニーで最も高い基準の三つ星認証を取得しております。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い①専門性の高い 多様な人財の 登用「修士・博士人財採用」「大学での空調講義実施」「海外現地採用人財の国内登用」「外国人留学生の積極採用」「外国人学生インターンシップ受入」「女性総合職の積極採用」「アスリート採用」「中途採用者の管理職登用」「障がい者雇用」多様な知見・経験を持つ人財の確保を通じた、事業拡大と競争力向上を支える人財基盤の強化② ダイバーシティ 経営の推進「ダイバーシティ推進委員会」「人権デューデリジェンス研修」「アンコンシャスバイアス研修」「異文化コミュニケーション研修」「外国人の日本語教育」「女性リーダーシップ研修」「社外女性管理職との座談会」「男性管理職のための働く女性の健康リテラシー 研修」多様な知見・経験・価値観の融合を通じた、新たな価値創造力の向上③ シニア社員の 活躍「65歳定年延長」「セカンドキャリア研修」 70歳まで就労可能な「特別再雇用特例制度」 知見・経験の活用、技術継承及び新たな挑戦機会の創出を通じた、既存事業の競争力維持・向上を支える人財層の強化 [3] 安全で生き活きとした職場づくり社員の安全、安心、健康な働き方実現に向けて、制度づくりと風土づくりの観点から様々な取り組みを推進しております。 従業員が成長を実感しながら個人の成長が会社の成長につながるよう対話を重視した人事制度の運用をはじめ、ワーク・ライフ・バランスを重視しつつ生産性向上をはかり、中期経営計画の達成に向けた職場づくりを推進しております。 重点テーマ取り組み実績取り組みの狙い① ワーク・ ライフ・ バランスへの 取り組み有給休暇取得の奨励「計画年休」「有給休暇の年間取得計画」「時間単位の年次有給休暇制度導入」「リフレッシュ休暇」働きやすさの向上を通じた、エンゲージメント及び定着率の向上時間外労働の削減「ノー残業デー」「職場環境改善ワークショップ」「タイムマネジメント勉強会」「テレワークの促進」「PC利用時間制限」長時間労働の抑制を通じた、生産性向上と持続可能な働き方の実現育児や介護と仕事の両立支援 小学6年生までの子を持つ親に対し 学校行事等にも休暇を与える「子の看護・サポート休暇」「男性社員への育休制度周知活動」「1歳未満の孫を養育する社員の短時間 勤務・時差出勤」多様な働き方への対応と継続就業を支える環境整備を通じた、人財の確保及び定着の強化② 職場環境の 改善と労災 ゼロへの 取り組み「安全衛生委員会」「安全教育の実施」「衛生環境の改善・充実」安全で安心して働ける職場づくりを通じた、事業基盤の強化③ 健康経営「ストレスチェック組織診断」「産業医面談」「健康管理システム」「保健指導」「メンタルヘルス研修」「休職者への所得補償(GLTD保険)」「全社ラジオ体操」健康保持・増進を通じた、組織活力及び生産性の向上 (グループ連携に関する今後の取り組み)グループ各社が有する人財、知見及びノウハウを相互に活用し、シナジーの醸成を図るとともに、社内研修施設等の育成基盤のグループ横断活用や、関連製品・サービスを組み合わせた複合提案の推進を通じて、グループネットワークを活かした事業領域及び対象分野の拡大を図るべく、グループ横断の人財確保及び人財育成基盤の強化に取り組んでまいります。 重点テーマグループ間における今後の取り組み取り組みの狙い① 人財確保基盤の 強化「合同インターンシップ開催」「海外人財活用プロジェクト活動」「採用情報の集約と共有」「採用活動の連携」「採用広報の充実」グループ横断での採用活動強化を通じた、事業領域の拡大を支える人財確保力の向上② 人財育成基盤の 強化「会社横断のジョブローテーション研修」「社員相互受入」「役員トレーニング実施」「管理職合同研修実施」「勉強会実施」「情報交換会実施」グループ横断での研修・人財交流を通じた、ワンストップ提案及び事業領域拡大を支える人財基盤の強化 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | <指標及び目標>人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針については、次の指標を用いております。 当該指標の目標及び実績は次のとおりであります。 なお、当該指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループ全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。 重点テーマ指標2026年度目標2025年度実績2024年度実績(ご参考)[1]挑戦を促す企業文化の定着を目指した人財育成特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数240件240件228件従業員の資格取得件数(年間)300件204件225件[2]多様性を活かす女性管理職登用4名2名1名外国人管理職登用2名1名1名中途採用者管理職登用25名35名23名[3] 安全で生き活きとした職場づくり有給休暇の取得率80.0%以上78.4%73.0%ストレスチェック組織診断結果(総合健康リスク)106102108人的資本戦略評価従業員エンゲージメント調査総合得点3.25点以上3.27点3.25点 (注)1 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異についての実績は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (2) 従業員の状況 ⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。 2 総合健康リスクは厚生労働省ストレスチェックプログラムに基づく指標であり、全国平均100に対して、数値が低いほど健康リスクが低い状態であることを示しております。 3 従業員エンゲージメント調査は外部機関を利用した調査であり、当該実績は同調査を利用した他社平均(3.23点)を基準に目標設定しております。 5点満点で点数が高いほどエンゲージメント向上を示しております。 上記KPIのうち、人的資本施策の進捗を示す主要な指標として、特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数、資格取得件数、女性管理職登用、有給休暇取得率、従業員エンゲージメント及びストレスチェック関連指標を中心に分析しております。 特許権・商標権・意匠権・実用新案権の保有件数については、2025年度実績240件となり、目標を達成しております。 従業員の資格取得件数については、2025年度実績204件と前年度を下回っており、2026年度目標300件に対して進捗に課題があることから、教育計画の運用強化や自己啓発支援制度の活用促進により底上げを図ってまいります。 女性管理職登用については、前年度1名から2名へ増加しており一定の進展が見られるものの、2026年度目標4名の達成に向けては、登用候補者層の計画的な育成及び登用機会の拡充が必要であると認識しております。 一方、有給休暇取得率は73.0%から78.4%へ改善しております。 従業員エンゲージメント調査総合得点については、経営幹部との座談会、トップメッセージ動画配信、統合報告書の読み合わせ等を通じた経営方針の周知及び意識・行動の方向性の統一に加え、育児・介護との両立支援制度や福利厚生制度の周知、職場における上司・周囲のサポート強化等の取り組みが寄与し、目標水準を上回る3.27点となりました。 また、ストレスチェック組織診断結果(総合健康リスク)については、職場環境改善ワークショップ、メンタルヘルス研修、健康管理システムの活用、産業医面談、休職者への所得補償制度等の健康保持・増進及び安心して働ける環境づくりに関する取り組みが寄与し、102と目標を達成しております。 今後も、働きやすい職場環境づくり、上司による支援の充実及び組織活力の向上に継続して取り組んでまいります。 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 特に重要なリスク① 経済・景気に係るリスク当社グループの営業収入は、大規模の事務所、工場、病院、ホテル、商業施設等の建築設備投資に依存しており、国内の経済情勢、特に民間企業及び公的機関による建設投資需要の影響を受けます。 海外事業としては中国における収益が主な割合を占めており、同国の経済情勢等の影響を受けます。 当社グループでは、各国の経済動向を注視し、直接的に景気の影響を受けやすい民間の新築物件に依存せず、官民の更新比率を高めるほか、中小規模の建物向けの市場展開を進めることでリスク対策を講じておりますが、景気後退及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 経営戦略に係るリスク市場競争の激化当社グループは、国内事業が売上の約85%を占めております。 主要市場であるAHU市場は、大手を含め複数の企業が競合しております。 また海外企業が参入してくる可能性もあり、今後とも激しい競争が予想されます。 当リスクは随時発生する可能性があるため、当社グループは、個々の現場ごとへの対応力という市場要求に応える最適な組織運営を行うほか、SIMAプロジェクトを推進し、設計・生産の対応力を更に強化することで圧倒的な競争力の確保を目指しておりますが、これらの取り組みが予測通りの成果をあげられない可能性や、価格競争の激化等で当社グループの売上高の成長が鈍化する可能性があり、これらが当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 製品需要の変化市場において競争優位を保持するためには、社会の需要に即した製品開発が不可欠です。 当社グループは、事務所、工場等の空調機器を製造・販売する事業を行っているため、例えば省エネルギー関連法令等の改正など大規模建物に係る環境規制による市場要求等の変化に大きな影響を受けます。 当リスクは随時発生する可能性があるため、当社グループは、新たに事業戦略立案を専門的に担う部門を立ち上げ、優れた戦略・戦術の立案機能を強化し、将来の社会需要及び動向を予測して研究開発を進めるほか、パートナーとの共同開発によって、外部の技術も活用することで製品開発を加速させておりますが、予測を超える需要の変化があった場合は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 原材料の価格変動製品を構成する主要原材料は、国際的な経済情勢等の影響を受けるため、当社製品に使用される銅、アルミニウムは常に価格変動リスクを抱えております。 当社グループは、主要な原材料について先物取引を分散して行うことで、急激な価格変動など不確実性の低減に努めておりますが、恒久的な価格高騰や当該コストの製品価格への適切な反映など有効な対応ができない場合は、当社グループの収益性を圧迫し、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 部品の納期遅延世界的な半導体不足を背景に当社製品に組み込む制御機器やモーター等の納期が長期化しております。 サプライヤーとの情報連携を密にして在庫の確保に努めるほか、一部製品はモジュール化を進めることで調達部品点数を減らし部品調達難への対応を進めております。 この他、顧客における部品調達難が工期に影響する可能性があり現場の情報収集と納期調整に努めております。 しかしながらこれら対応が有効でない場合は、売上計上時期のずれ込みや仕掛の増加に伴う生産効率の低下が想定され、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 気候変動に係るリスク当社グループは、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の提言へ賛同を表明しております。 1.5℃/2℃シナリオと4℃シナリオに分けて気候変動によるリスクと機会を分析し、その対応とともに当社ホームページにてTCFD提言に基づく気候関連の情報開示を行っております。 気候変動がもたらす機会への対応としては、主に温室効果ガス使用量の少ないセントラル空調方式やエネルギー効率の高いヒートポンプ空調方式の拡販を推進し、リスクへの対応としては、主に炭素税導入等による原材料価格上昇に対し各種生産性向上策を進めております。 当社グループは、これらの取り組みに加え、各種生産性向上策等を通じた原価低減にも努めておりますが、状況の変化等により対応が不十分となる可能性があります。 これらの対応が不十分な場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 労働力不足国内の生産年齢人口は減少を続けており、労働者の不足・労務費の上昇は技術・製造分野で顕著になっております。 またそうした背景を受け、近年の生産現場は外国人労働者が増加し、伝統的な阿吽の呼吸によるものづくりが転換期を迎えるなど、人手不足による各種影響の長期化が見込まれます。 当社グループは、SSAを核にした業務プロセスのイノベーションを通じて、生産性向上と各工程の省力化を進めるとともに、海外人財の活用を含めた人員体制の強化を図るなど対策に努めておりますが、人手不足による人件費の上昇または当該コストの製品価格への適切な反映など有効な対応ができない場合は、当社グループの収益性を圧迫し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 品質クレーム当社グループは、品質管理体制を整え、厳格な品質基準に基づいて製品を製造しておりますが、当リスクは随時発生する可能性があり、全ての製品について欠陥がなく、クレームによる費用が発生しないという保証はありません。 当社グループは、製販の連携を深め品質管理体制を強固にすることに加え、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、大規模なクレームが発生した場合には、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 国際情勢等当社グループの海外事業は中国を中心にアジア地域で営業展開し、売上の約15%を占めております。 今後、アジア地域で国際紛争、テロ事件、政情不安や大規模デモ、感染症などが発生した場合や、それらの影響による社会的混乱の拡大から従業員の活動が制限され、現地の生産もしくは工事が大幅に遅れるなど経済活動に波及する場合は、当社グループの戦略遂行に影響を与え、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ コンプライアンスに係るリスク当社グループは企業倫理の確立による健全な事業活動を遂行するため、内部統制システムを整備するとともにコンプライアンス室を設置し、コンプライアンス体制の構築・維持に努めております。 また法令・定款及び社会規範に違反する行為の発生または発生する恐れを発見した際の相談窓口を設置し、役員・従業員への啓発活動を実施するなど、企業倫理の向上及び法令順守の強化に努めております。 しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、その対応費用を含め当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業活動に関連するサプライチェーン上での不正等が発生した場合にも、当社グループの社会的信用に影響を与える可能性があります。 ④ 情報セキュリティに係るリスク当社グループは、事業活動を通して、顧客や取引先の営業上・技術上の機密情報を有しています。 当社グループでは、情報セキュリティ管理室を設置し、これら情報の取り扱いに関する規程類の整備や従業員への周知徹底を図るなど、情報セキュリティを強化しております。 しかしながら、情報セキュリティ上のリスクを完全には回避できるものではなく、コンピュータウィルスの感染や不正アクセス、その他不測の事態により、これら情報が流失した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止などが生じた場合には、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、その対応費用を含め当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 大規模災害や重大な伝染病等に係るリスク当社グループは、国内にAHUの製造拠点を2拠点保有しており、大規模な自然災害に際し復旧が可能となる業務体制としております。 また、伝染病等への対策については、部門をチームに分け勤務エリアを分散する、出社が困難な時には遠隔操作ツールを活用して在宅勤務をするなど、事業継続計画を策定しております。 しかしながら、当リスクの発生可能性を合理的に見積もることは困難であり、想定を超える規模の災害や重大な伝染病等が発生した場合、出社が制限される可能性があるほか、サプライチェーンが途絶し外部から調達している原材料などの入手ができず生産が停滞する、建築現場が閉所され製品の出荷が滞るなど製品供給に重大な影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)重要なリスク① 為替変動に係るリスク当社グループの事業には、中国等アジア地域における製品の販売が含まれております。 各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。 これらの項目は、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受ける可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、為替動向が事業に与える影響を低減するため、国際的な政治経済動向を含む市場動向を継続的にモニタリングし、適時適切な対応に努めておりますが、為替変動の影響を完全に回避できるものではありません。 ② 固定資産評価に係るリスク当社グループの保有する資産又は資産グループについて、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損損失を認識すべきであると判定した場合にはそれぞれの固定資産について回収可能性を測定し、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合その差額は減損損失として当該期の損失とすることとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、保有資産の収益性・回収可能性を継続的に検証するとともに、企業価値向上に資さない資産については売却等を含めた見直しを行うなど、資産効率の向上に努めておりますが、経営環境の変化等により減損損失を計上する可能性があります。 ③ 有価証券の時価変動に係るリスク当社グループは、主に営業上、財務上の取引関係等の円滑化や提携関係の維持による事業基盤の強化のため、有価証券を保有しております。 株式市況の急激な悪化や取引先の経営破綻等が発生した場合、当該期の損失とすることとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、政策保有株式を含む保有有価証券について、取締役会にて継続保有の合理性を定期的に検証するなど、保有意義の確認および縮減を含めた適切な管理に努めておりますが、株式市況の急激な悪化等により損失が発生する可能性があります。 ④ 企業買収に係るリスク当社グループは、事業基盤の強化及び成長維持のために、企業買収を実施しております。 企業買収においては、法令の変更、業界動向の不確実性、商慣習の違いなど、買収後の事業統合リスクに直面する可能性があり、その結果、当初想定した買収効果や利益が実現されない場合は、のれんの減損などの発生によって、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、企業買収の実施に際して、出資意思決定時にデューデリジェンスを実施し、買収後はPMI(統合プロセス)を通じて事業の早期立ち上げおよび管理体制の整備に努めておりますが、想定した相乗効果や利益が実現されない可能性があります。 ⑤ 環境規制に係るリスク当社グループは、研究開発及び製造過程で発生する有害物質、廃棄物等について、さまざまな環境保護に係る法的規制を受けております。 当社グループは、主に国内製造拠点及び研究開発拠点においてISO14001認証を取得し、製造過程等における環境負荷の低減と環境汚染の予防に努めております。 しかしながら、環境規制は一般的に強化傾向にあり、今後環境等に関する新たな国内外の法的規制が制定される可能性があります。 そのような場合は、当社グループにおいて費用負担や事業活動の制限等が発生することとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ その他の公的規制に係るリスク当社グループの事業は、日本をはじめとし事業展開する各国において、事業・投資の許可または輸出入に関する規制のほか、独占禁止、特許、租税、社会保険、為替管制など様々な規制の適用を受けており、それらの法令順守に努めております。 法令・規制を順守できなかった場合は、当社グループの活動が制限される可能性があり、また費用の増加につながる可能性があります。 したがいまして、これらの規制は当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、法令・規制の遵守の重要性について役員・従業員への周知徹底および啓発を継続するとともに、事業に影響を与え得る法令・規制等に関する情報収集を行い、必要に応じて適時適切な対応を実施するなど、法令・規制の遵守に努めておりますが、これらを完全に回避できる保証はありません。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高への対応や危機管理投資・成長投資等による強い経済の実現を目指すなか、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 一方、国際的な通商政策の動向や中東情勢が国内産業に及ぼす影響を注視する必要があり、依然として先行き不透明な状態が続いております。 当業界におきましては、大型再開発を含むビル空調や国内製造拠点等に納める産業空調、データセンター投資などの堅調な需要を受け、管工事設備工事会社の受注高は高水準で推移しており良好な事業環境が続きました。 一方で、建設業・物流業における働き方改革や建設費の高騰、国際的な通商政策の動向を受け、国内の建設市場では工事案件の長工期化や投資計画見直しといった影響が現れ始めており、今後の市場動向は慎重な見極めが必要と考えております。 こうした状況下、当社グループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「move.2027」を前期からスタートさせ、資本コストと株価を意識した経営に取り組んでおります。 本中計では、目標とする経営指標として従来の連結売上高・連結営業利益に加えROE・PBR等を新たに設定し、資本コスト経営を事業運営の軸としていくことを明示しております。 こうしたなか、生産プロセスのDX化・効率化による生産能力増強の取り組みのほか、中計ターゲット市場の攻略のための販売施策についても強化を進めてまいりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 <日 本>セントラル空調市場における機器出荷台数の減少を受け、空調機器の販売量が低下した一方、空調設備工事・メンテナンスの旺盛な需要獲得に努めた結果、売上高は51,332百万円(前連結会計年度比3.1%増)となりました。 利益面におきましては、機器販売の減収に伴う減益のほか、人件費・物流費等の増加により、セグメント利益(営業利益)は9,535百万円(前連結会計年度比6.8%減)となりました。 <アジア>中国では、景況感の悪化や不動産市場の停滞に伴う影響を受けるなか、事業環境の厳しさと不透明感が増しております。 こうした状況下、当連結会計年度におきましては、空調機器販売ならびに工事案件の増加により、売上高は8,092百万円(前連結会計年度比10.9%増)となりました。 利益面におきましては、工事案件の利益計上が進んだものの、機器販売において厳しい価格競争が続いた結果、セグメント損失(営業損失)は116百万円(前連結会計年度はセグメント損失283百万円)となりました。 この結果、当社グループの売上高は59,339百万円(前連結会計年度比4.1%増)となりました。 利益面におきましては、営業利益は9,444百万円(前連結会計年度比5.4%減)、経常利益は10,061百万円(前連結会計年度比5.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,826百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。 また当社グループは、中期経営計画「move.2027」における資本コスト経営の指標として、ROE(自己資本利益率)を10%以上、PBR(株価純資産倍率)を1倍以上とする目標を採用しております。 当連結会計年度で、合計4,892百万円の自己株式の取得を行ったほか、自己株式の取得資金の調達手段として転換社債型新株予約権付社債を2025年4月に発行するなど、負債活用による大胆な資本構成の見直しを実行し、資本収益性の向上に取り組んでまいりました。 以上のとおり、資本コストと株価を意識した経営に取り組んでまいりました結果、当社グループの当連結会計年度におけるROEは11.0%(前連結会計年度比1.8ポイント減)となりました。 また、2026年3月末におけるPBRは1.3倍となりました。 (2) 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は93,288百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,290百万円増加となりました。 これは主に、現金及び預金の増加1,756百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,514百万円、有価証券の減少2,999百万円、建物及び構築物の増加2,254百万円および投資有価証券の増加5,424百万円等によるものであります。 負債は26,441百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,724百万円増加となりました。 これは主に、電子記録債務の減少541百万円、未払法人税等の減少866百万円、転換社債型新株予約権付社債の増加6,000百万円および繰延税金負債の増加1,755百万円等によるものであります。 純資産は66,847百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,566百万円増加となりました。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上6,826百万円、剰余金の配当3,673百万円、自己株式の取得4,892百万円およびその他有価証券評価差額金の増加3,707百万円等によるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )は、前連結会計年度末に比べ1,762百万円増加し、当連結会計年度末には17,401百万円(前連結会計年度比11.3%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は8,010百万円(前連結会計年度比2,270百万円収入の増加)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益9,981百万円、減価償却費1,838百万円、法人税等の支払3,878百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は3,772百万円(前連結会計年度は261百万円の収入)となりました。 これは主に、有価証券の償還による収入3,000百万円、有形固定資産の取得による支出6,240百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の減少は2,496百万円(前連結会計年度比5,654百万円支出の減少)となりました。 これは主に、転換社債型新株予約権付社債の発行による収入5,885百万円、自己株式の取得による支出4,927百万円、配当金の支払い3,670百万円等によるものであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動による資金の増加が投資活動による資金の減少を4,238百万円上回った一方、自己株式の取得による支出を主因に財務活動による資金の減少が2,496百万円となり、為替換算差額を含めると、前連結会計年度末に比べ1,762百万円増加し、当連結会計年度末の残高は17,401百万円となりました。 この結果、正味運転資金(流動資産から流動負債を控除した金額)は33,028百万円となりました。 (キャッシュ・フロー指標のトレンド)回次第73期第74期第75期第76期第77期決算年月2022年3月2023年3月2024年3月2025年3月2026年3月自己資本比率(%)71.671.169.471.767.9時価ベースの自己資本比率(%)61.453.8108.8100.286.3キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)1.00.80.30.40.3インタレスト・カバレッジ・レシオ126.0157.4411.9200.3191.4 自己資本比率:自己資本 / 総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額 / 総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債 / キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー / 利払い (注) 1 各指標は、いずれも連結ベースでの財務数値により算出しております。 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 翌連結会計年度の重要な資本的支出として、国内における工場及び生産設備への投資を予定しております。 また、資金の調達源としては、自己資金を予定しております。 (5) 生産、受注及び販売の状況① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)日本44,214△1.2アジア7,8896.2合計52,103△0.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記のほか建物設備全般の総合管理等を行っている連結子会社があります。 3 金額は販売価格によっております。 ② 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)日本36,66121.723,97436.9アジア1,807△22.91,753△31.6合計38,46918.525,72828.2 (注) 1 受注予測に基づく見込生産については、上記受注実績には含めておりません。 2 上記のほか建物設備全般の総合管理等を行っている連結子会社があります。 ③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)日本51,3323.1アジア8,00610.6合計59,3394.1 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 その作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。 これらの見積り及び仮定は、過去の実績等を勘案し合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループは、SINKOテクニカルセンターを開発の中核拠点と位置付け、「豊かな創造力と誇れる品質」という経営理念の実現を目指しています。 社会環境の変化や顧客ニーズを的確に捉えた製品開発を推進するとともに、長期ビジョン「VISION 2030:空気で未来を拓く」に基づき、社会的責任の遂行と持続的な企業価値の向上を両立させるため、中長期的視点から技術戦略および開発企画を策定し、既存製品の強化と新製品の開発に継続的に取り組んでいます。 開発体制については、高度な専門性を持つ技術者がその創造力を最大限に発揮できる組織構造へと刷新し、販売部門との連携も一層強化しています。 これにより、大型ビル空調、産業空調、更新案件、ヒートポンプ空調、急速に拡大するデータセンター市場といった重点分野ごとに最適化した製品開発と販売戦略の両立を実現しています。 さらに、カーボンニュートラル社会の実現を見据え、省エネルギー技術や温室効果ガス削減に貢献する製品開発を加速させています。 デジタル設計・解析技術を基盤としたコア技術の強化により、業界トップクラスの性能を有する基幹部品の開発および品質向上に努めています。 これらの技術は無形資産として適切に保護・活用し、グループ全体の企業価値向上に大きく寄与しています。 当社グループの主な研究開発の取り組みは、以下のとおりです。 (1) 市場ニーズ起点の開発推進5つの重点ターゲット市場において、工場・整備場等の暑熱対策に貢献する大空間空調「ChibetaⓇ~チベタ~」や、災害時に避難所として活用される体育館向け空調システム「そよ風アリーナⓇ」を開発し、ヒートポンプ空調機のラインアップを拡充しました。 また、大型ビル空調および更新案件向けには、設置スペースを従来比約21%縮小し、年間消費電力を約20%削減したコンパクト型空調機「エアージョイ(26A-AJ)」と、高効率DCモータを採用し電力使用量およびCO2排出量の削減に寄与する「ファンコイルユニットMeシリーズ」を市場に投入しました。 (2) DX活用による開発高度化CAE解析および計測技術を基盤に、SSAを活用した数式化・モデル化を推進し、設計精度の向上および開発プロセスの効率化を図っています。 また、デジタル設計の推進により試作回数の削減や工数の低減を実現し、検査の自動化や専門人財育成を通じて品質と競争力の強化に取り組んでいます。 (3) 製品の信頼性向上への取り組み製品の性能データの信頼性が重要視される昨今の状況を踏まえて、当社製品の更なる信頼性向上に向けた取り組みの一環として、熱交換器については、第三者機関であるAHRIによる客観的な審査と評価に基づく認証を取得しました。 (4) 省エネ・脱炭素技術の開発環境配慮型デバイス開発において、流体解析技術を活用し、熱交換器のアルミフィン形状(スリット形状およびフィン間隔)を最適化することで、フィン1枚当たりの熱交換効率を向上させるとともに、フィン使用枚数を従来比で10%以上削減した「WAコイル」を開発しました。 さらに、新冷媒(R32)を採用した製品開発を進め、低GWP化および「フロン抑制法」への対応、「指定製品制度」への適合に向けた取り組みを推進しています。 (5) 知財戦略による競争力強化経営戦略・研究開発戦略・営業戦略と連動した知的財産戦略を推進し、コア技術の保護と市場展開の両立を図っています。 知財部門と開発部門の連携強化や特許報奨金制度の活用により有益な特許の創出を促進するとともに、他社の知財動向分析によるリスク管理を実施し、市場優位性およびブランド価値の向上に取り組んでいます。 これらの取り組みを一体的に推進することで、技術優位性の確立と事業競争力の強化を図っています。 今後も環境・社会課題の解決に貢献するとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層強化し、空調インフラ事業を通じて安全・快適で環境配慮に優れた価値の提供を継続してまいります。 また、変化する市場環境に柔軟に対応しながら、ESG経営およびSDGsへの貢献を意識した製品開発を推進してまいります。 なお、当連結会計年度における研究開発費は、グループ全体では1,149百万円であり、セグメント別では、日本840百万円、アジア308百万円であります。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資の総額は5,960百万円であり、その主なものは国内における工場及び生産設備の改修であります。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。 (1) 提出会社2026年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積千㎡)その他合計神奈川工場・SINKOテクニカルセンター(神奈川県秦野市)日本生産・研究開発設備等5,6278745,853(99)73613,091283岡山工場(岡山県津山市)〃生産設備1,315625884(79)1162,942190大阪社屋(大阪市北区)〃その他設備214―136(0)145495123東京社屋(東京都中央区)〃〃5500308(0)40899127SINKO AIR DESIGN STUDIO(大阪府寝屋川市)〃〃1,376―202 (2)251,604― (2) 国内子会社特記すべき事項はありません。 (3) 在外子会社2026年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具その他合計上海新晃空調設備股份有限公司上海工場(中国上海市)アジア生産設備3672788654261 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 重要な設備の新設等提出会社事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手年月完了予定年月設備投資の目的総額(百万円)既支払額(百万円)神奈川工場・SINKOテクニカルセンター(神奈川県秦野市)日本生産設備6,5003,691自己資金2024年4月2029年3月北工場の生産能力増強・効率化岡山工場(岡山県津山市)〃〃800―〃2026年8月2027年12月生産能力増強 (注)1 金額には、消費税等は含まれておりません。 2 当社は個別受注生産方式をとっており、完成後の増産能力の試算が困難であるため、記載を省略しております。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 308,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 5,960,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 41 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 15 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,781,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、保有目的が主に株式の価値の変動又は配当の受領によって利益を得ることにある投資株式を純投資目的である投資株式とし、それ以外の目的で保有する投資株式を純投資目的以外の目的である投資株式としております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有は、それによって提携関係の維持や得意先又は金融機関などとの取引関係等の円滑化が図れ、事業上又は財務上の基盤として企業価値向上に資すると判断した場合に行う方針としております。 保有の合理性は、当該保有方針に基づき現在及び将来における提携関係又は取引関係の事業上・財務上の重要性を取締役会において総合的に勘案し検証しております。 個別銘柄の保有の適否は、国内上場株式の銘柄ごとに毎年12月末時点の株式数、時価・簿価及び保有先との事業上の関係から保有の合理性を年1回の取締役会において判断しております。 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式10371非上場株式以外の株式813,280 (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)高砂熱学工業㈱1,185,500592,750同社は当社売上高の上位30社に入る主要得意先であり、その株式の保有目的は営業上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 同社の株式数が増加した理由は株式分割によるものであります。 2026年3月期における配当額は111百万円であります。 有5,0863,290ダイキン工業㈱207,500207,500同社は当社の資本業務提携先であり、その株式の保有目的は資本業務提携の維持による事業基盤の強化であります。 業務提携等の概要については、セントラル空調機に関連する互いの技術を持ち寄る共同開発並びに同市場の関連製品の取り扱いに関する業務提携と互いの信頼関係強化のため相手方の株式を相互保有する資本提携であります。 本提携により、中期経営計画におけるターゲット市場の一つである個別空調分野の製品開発力を強化し、2026年3月期においては個別空調ターゲットの売上高が35億円を超えました。 事業への貢献がありその保有は合理的と判断しております。 2026年3月期における配当額は64百万円であります。 有3,8773,349ダイダン㈱683,790227,930同社は当社売上高の上位30社に入る主要得意先であり、その株式の保有目的は営業上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 同社の株式数が増加した理由は株式分割によるものであります。 2026年3月期における配当額は43百万円であります。 無1,793845㈱大氣社389,574389,574同社は当社売上高の上位30社に入る主要得意先であり、その株式の保有目的は営業上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は31百万円であります。 無1,281890㈱朝日工業社214,712214,712同社は当社売上高の上位30社に入る主要得意先であり、その株式の保有目的は営業上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は31百万円であります。 無732416㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ168,640168,640同社は当社の主要借入先の株主であり、その株式の保有目的は財務上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は12百万円であります。 有 (注)2438339川崎設備工業㈱15,60015,600同社は当社売上高の上位30社に入る主要得意先であり、その株式の保有目的は営業上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は0百万円であります。 無3514㈱横浜フィナンシャルグループ (注)325,00025,000同社は当社の主要借入先の株主であり、その株式の保有目的は財務上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は0百万円であります。 有 (注)23424 (注)1 定量的な保有効果については記載が困難であります。 保有の合理性は、当社の純投資目的以外の目的である投資株式の保有方針に基づき、現在及び将来における提携関係又は取引関係の事業上・財務上の重要性を取締役会において総合的に勘案し検証しております。 2 保有先企業は当社株式を保有していませんが、同社子会社が当社株式を保有しています。 3 ㈱コンコルディア・フィナンシャルグループは、2025年10月1日付けで、㈱横浜フィナンシャルグループに社名変更しております。 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 10 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 371,000,000 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 8 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 13,280,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 25,000 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 34,000,000 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱横浜フィナンシャルグループ (注)3 |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 同社は当社の主要借入先の株主であり、その株式の保有目的は財務上の取引関係等の円滑化による事業基盤の強化であります。 2026年3月期における配当額は0百万円であります。 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 有 (注)2 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称住 所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 株式会社明晃東京都渋谷区松濤二丁目1番11号13,52119.85 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂一丁目8番1号赤坂インターシティ AIR7,77211.41 ダイキン工業株式会社大阪市北区梅田一丁目13番1号大阪梅田ツインタワーズ・サウス4,0505.94 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)ONE CONGRESS STREET,SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS (東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟)3,3224.87 株式会社三菱UFJ銀行東京都千代田区丸の内一丁目4番5号2,2313.27 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8番12号2,1313.13 日本生命保険相互会社東京都千代田区丸の内一丁目6番6号1,8642.73 新晃持株会大阪市北区南森町一丁目4番5号1,1441.68 エフホールディングス株式会社兵庫県芦屋市岩園町22番56号9001.32 NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKAI AIF CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT, UK(東京都中央区日本橋三丁目11番1号)9001.32計-37,83755.57 (注)1 株式会社明晃は、当社取締役兼専務執行役員 藤井 智明が代表取締役を務めております。2 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7,772千株 株式会社日本カストディ銀行(信託口)2,126千株 3 当社は、自己株式4,455千株を保有しておりますが、上記大株主からは除いております。なお、当該自己株式には、役員報酬BIP信託および株式付与ESOP信託の保有する当社株式は含めておりません。4 新晃持株会は、当社の従業員持株会であります。5 2025年5月22日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、野村證券株式会社からノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)他2社を共同保有者として、2025年5月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2026年3月31日現在の実質所有株式数の確認ができません。 その大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。なお、当社は2025年11月6日付で4,830千株の自己株式の消却を実施し、発行済株式総数は72,543千株となっておりますが、株券等保有割合は当該消却前の割合で記載しております。 氏名又は名称住 所保有株券等の数(千株)株券等保有割合(%)野村證券株式会社東京都中央区日本橋一丁目13番1号2,6983.38ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom2,2662.77ノムラ セキュリテーズ インターナショナル(NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL, Inc.)Worldwide Plaza 309 West 49th Street New York, New York 10019-731600.00野村アセットマネジメント株式会社東京都江東区豊洲二丁目2番1号1,6972.19 6 2026年3月30日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループから、 株式会社三菱UFJ銀行他2社を共同保有者として、2026年3月23日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、 株式会社三菱UFJ銀行を除き、当社として2026年3月31日現在の実質所有株式数の確認ができません。 その大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。 氏名又は名称住 所保有株券等の数(千株)株券等保有割合(%) 株式会社三菱UFJ銀行東京都千代田区丸の内一丁目4番5号2,2313.08三菱UFJ信託銀行株式会社東京都千代田区丸の内一丁目4番5号8441.16三菱UFJアセットマネジメント株式会社東京都港区東新橋一丁目9番1号1,3671.88 7 2026年3月16日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)が2026年3月9日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2026年3月31日現在の実質所有株式数の確認ができません。また、当社は2025年4月24日付の同社の大量保有報告書(変更報告書)に基づき、主要株主の異動を確認したため、2025年4月25日付で臨時報告書(主要株主の異動)を提出しております。なお、2026年3月16日付の大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。 氏名又は名称住 所保有株券等の数(千株)株券等保有割合(%)グッドハート パートナーズ エルエルピー(Goodhart Partners LLP)英国、WC2R 0LT ロンドン、ストランド393、クイーンズランド ハウス3,4464.75 |
| 株主数-金融機関 | 18 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 28 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 23 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 145 |
| 株主数-個人その他 | 16,880 |
| 株主数-その他の法人 | 152 |
| 株主数-計 | 17,246 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKAI AIF CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) |