財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-03-26 |
| 英訳名、表紙 | Terminalcare Support Institute Inc. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 北山 忠雄 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 京都市西京区桂南巽町75番地4 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 075-393-7177(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 当社は2010年2月、訪問看護事業を営むことを目的として当社代表取締役社長である北山忠雄が創業いたしました。 当社の社名は「株式会社T.S.I(ティー・エス・アイ:Terminalcare Support Instituteの略)」です。 高齢者の終末期を支援するため、訪問看護事業を立ち上げました。 訪問看護では看護師、准看護師等の有資格者が要介護者の自宅へ訪問しておりましたが、人生の終末期を支援するためには、訪問時のみならず、生活全般の支援の必要がありました。 当時の介護保険制度では要介護3以上になると、特別養護老人ホーム(以下、「特養」という。 )への入所の可能性が上がり、公的な支援を受けやすくなりますが、要介護2以下では入所は限られた条件を満たす場合のみの特例措置でありました。 要介護1以上や要支援状態から入れる有料老人ホームは一定数の整備はありましたが、入所時には数百万円~数千万円の一時金が必要であり、月額費用も高く一部の富裕層向けの住宅でした。 特養は2025年4月時点で全国で20万6千人が入所待機者状態といわれています(出典:2025年12月25日「特別養護老人ホームの入所申込者の状況(令和7年度)」厚生労働省のプレスリリースより)。 そのような中、2011年に「高齢者の居住の安定確保に関する法律」(以下、「高齢者住まい法」という。 )が改正されました。 この法律は、国土交通省と厚生労働省が共管し、良好な居住環境を備えた高齢者向けの賃貸住宅の供給を促進することを目的として制定されました。 住まいとケアの融合であり、当社が目指すべきものと合致したため、サービス付き高齢者向け住宅に訪問介護事業所、居宅介護支援事業所を併設させた形態にて拠点を開設し、事業を展開しております。 また、2023年より祖業である訪問看護事業を再開し、今後、多死社会に向かう日本社会で、高齢者向けの住まいの受け皿としての付加価値の強化を進めております。 当社設立以降の沿革は、以下のとおりであります。 年月概要2010年2月 京都市西京区にて、訪問看護事業を営むことを目的に当社を設立(資本金10,000千円)2010年5月 訪問看護事業を開始し、「訪問看護ステーションえんじゅ桂」(京都市西京区)開設2012年12月 訪問介護事業を開始し、「ケアステーションえんじゅおごと」(滋賀県大津市、現「ケアステーションあんじぇすおごと」)開設2013年1月 居宅介護支援事業を開始し、「ケアプランセンターえんじゅおごと」(滋賀県大津市)開設2013年3月 サービス付き高齢者向け住宅事業を開始し、「アンジェスおごと」(滋賀県大津市)運営開始2013年10月 サービス付き高齢者向け住宅として京都府へ進出 「アンジェス亀岡」(京都府亀岡市)運営開始2014年11月 サービス付き高齢者向け住宅として岡山県へ進出 「アンジェス中庄」(岡山県倉敷市)運営開始2015年11月 株式会社北山住宅販売(現 連結子会社)の株式を取得し子会社化2016年9月 サービス付き高齢者向け住宅として静岡県へ進出 初の44室モデルとなる「アンジェス浜松中沢」(浜松市中央区)運営開始2017年5月 株式会社北山住宅販売(現 連結子会社)の株式を追加取得し完全子会社化2018年10月 サービス付き高齢者向け住宅として兵庫県へ進出 「アンジェス姫路」(兵庫県姫路市)運営開始2019年12月 初の69室モデルとなる「アンジェス加古川」(兵庫県加古川市)運営開始2020年6月 サービス付き高齢者向け住宅として愛知県へ進出 「アンジェス一宮奥町」(愛知県一宮市)運営開始2020年11月 サービス付き高齢者向け住宅として神奈川県へ進出 「アンジェス相模原」(相模原市緑区)運営開始2021年3月 東京証券取引所マザーズに上場2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行2022年8月 サービス付き高齢者向け住宅として岐阜県へ進出 「アンジェス岐阜岩地」(岐阜県岐阜市)運営開始2022年11月 サービス付き高齢者向け住宅として大阪府へ進出 「アンジェス枚方」(大阪府枚方市)運営開始2023年7月 「アンジェス彦根河瀬」(滋賀県彦根市)運営開始 当社初の訪問看護併設型のアンジェスを開設2024年3月 サービス付き高齢者向け住宅として栃木県へ進出 「アンジェス宇都宮砥上」(栃木県宇都宮市)運営開始2025年3月 サービス付き高齢者向け住宅として東京都へ進出 「アンジェス八王子」(東京都八王子市)運営開始2025年10月 名古屋証券取引所メイン市場に上場 また、当社グループの各拠点(サービス付き高齢者向け住宅)の開設・運営開始の推移は、下記のとおりであります。 (2025年12月31日現在)都道府県(拠点数)拠点名運営開始年月居室数滋賀県(10拠点)アンジェスおごと2013年3月28アンジェス彦根2014年10月29アンジェス堅田2014年10月29アンジェス守山2015年9月29アンジェス彦根城2015年10月29アンジェス長浜2016年8月29アンジェス石山寺2018年2月29アンジェス神照2021年9月29アンジェス瀬田2021年11月29アンジェス彦根河瀬2023年7月50(※1)京都府(5拠点)アンジェス亀岡2013年10月28アンジェス篠2016年6月29アンジェス岩倉2017年9月28アンジェス宇治木幡2018年9月29アンジェス嵯峨広沢2020年10月29岡山県(4拠点)アンジェス中庄2014年11月28アンジェス大元2015年4月29アンジェス北畝2015年10月29アンジェス当新田2016年3月29静岡県(5拠点)アンジェス浜松中沢2016年9月44アンジェス長田2016年10月29アンジェス静岡東新田2017年5月29アンジェス西焼津2020年3月29アンジェス浜松佐鳴台2021年11月29兵庫県(2拠点)アンジェス姫路2018年10月28アンジェス加古川2019年12月69愛知県(2拠点)アンジェス一宮奥町2020年6月29アンジェスみよし2021年9月59神奈川県(1拠点)アンジェス相模原2020年11月29岐阜県(2拠点)アンジェス岐阜岩地2022年8月29アンジェス岐阜南鶉2022年12月29大阪府(1拠点)アンジェス枚方2022年11月29栃木県(2拠点)アンジェス宇都宮砥上2024年3月56(※2)アンジェス宇都宮御幸本町2025年8月46(※3)東京都(2拠点)アンジェス八王子2025年3月50(※4)アンジェス高尾2025年6月29合計(36拠点)--1,210 ※1アンジェス彦根河瀬は、50室のうち20室は医療対応用居室としており、当社のKPIである稼働率計算からは除外しております。 ※2アンジェス宇都宮砥上は、56室のうち26室は医療対応用居室としており、当社のKPIである稼働率計算からは除外しております。 ※3アンジェス宇都宮御幸本町は、46室のうち20室は医療対応用居室としており、当社のKPIである稼働率計算からは除外しております。 ※4アンジェス八王子は、50室のうち20室は医療対応用居室としており、当社のKPIである稼働率計算からは除外しております。 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社である株式会社北山住宅販売で構成されております。 社名の「株式会社T.S.I」は、「Terminalcare Support Institute」の略であり、「終末期ケアの支援機関」を意味します。 当社は、日本の超高齢社会(※)において、在宅独居高齢者の孤独死、要介護者の在宅生活の限界と特養の入所待機者の解消という社会課題を解決するため、「サービス付き高齢者向け住宅」の運営、「訪問介護/介護予防・日常生活支援」、「訪問看護」及び「居宅介護支援」を行っております。 なお、当社グループの事業セグメントは、高齢者住まい法に基づくサービス付き高齢者向け住宅の運営、及び介護保険法に基づく訪問介護、居宅介護支援、健康保険法及び介護保険法に基づく訪問看護等を行う「介護事業」(当社)、並びに当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」の設計、建築、保有を行う「不動産事業」(株式会社北山住宅販売)で構成されており、当社グループは、自宅で看取られたいと望む高齢者が安心して住める住まいと介護サービスを提供することを目的に、サービス付き高齢者向け住宅を「設計・建築・運営」まで一気通貫して提供しております。 また、拠点数・居室数の推移は下記のとおりであります。 拠点数居室数2016年12月末144182017年12月末164752018年12月末195612019年12月末206302020年12月末247462021年12月末288922022年12月末319792023年12月末321,0292024年12月末331,0852025年12月末361,210 (※)高齢化の進行具合を示す言葉として、65歳以上の人口が、全人口に対して7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれます。 (1)当社グループの各事業の内容(介護事業) ① サービス付き高齢者向け住宅 高齢者が暮らすための介護サービスは「施設系」と「住宅系」に大別されます。 「施設系」の契約は利用権方式、「住宅系」の契約は賃貸借方式をとっており、サービス付き高齢者向け住宅は「住宅系」にあたります。 サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者住まい法の第5条において「状況把握サービス(安否確認)」「生活相談サービス」を行うことが必須とされておりますが、その上に付加するサービスについては各事業者の任意となっております。 サービス付き高齢者向け住宅は、医療体制がしっかりしており、重度の方を対象とする「医療特化型」、介護体制がしっかりしており、自立~重度の方までを対象とする「介護特化型」、入居時費用等が高額であり、高所得者層を対象とする「高級志向型」、自立度が高い方向けに最低限のサービスのみ提供する「高齢者一般向け」等の様々な形態がみられます。 当社は従来は「介護特化型」に特化して事業を展開してまいりましたが、2023年以降は「医療特化型」の要素も内包した、介護と医療の両方の支援を行うことが可能な「ハイブリッド型」を新規開設時の基本スタイルに据えております。 当社は、後述するように、基本的にサービス付き高齢者向け住宅内の事務所部分に、訪問介護事業所、訪問看護事業所を併設させ、同一敷地内または近隣に居宅介護支援事業所を併設させた形で、24時間施設に人員を配置しております。 看取りまで対応を行うなど、要介護2~3程度の介護が必要な方を主たる顧客層とし、直近では訪問看護事業所を併設することで、医療依存度の高い方の受け入れも進めております。 利用者は、当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」に賃貸借契約を締結して入居します。 サービス付き高齢者向け住宅は、様々なサービスを提供することが可能ですが、当社は現在、住まいの提供、生活支援サービス、食事の提供に加え、訪問介護事業、訪問看護事業、居宅介護支援事業によるサービス提供をしております。 生活支援サービスでは、安否確認(毎日、主に食事時を利用した食堂での見守りなど)及び機能訓練も意識したレクリエーションを毎日実施しております。 希望者や必要な方には、生活支援サービスのオプション対応として、有償での介護の提供も行っております。 当社では、サービス付き高齢者向け住宅を建築されるオーナーから委託を受けて、サービス付き高齢者向け住宅の運営及び入居者に対するサービスの提供を行っております。 当社の運営するサービス付き高齢者向け住宅の主な入居者は、要介護1以上の要介護認定を受けている高齢者です。 高齢者住まい法で定められている、サービス付き高齢者向け住宅を運営する上での最低要件は「状況把握サービス(安否確認)」「生活相談サービス」の提供であり、居室部分の設備(浴室やキッチンの設置の有無)や介護サービス体制、料金設定等は事業者に委ねられておりますが、当社は特養入所待機者層をメイン顧客層としているため、全体的に設備は介護が必要な方向けのものを準備し、人員配置やサービス内容を整備しております。 また、介護保険の訪問介護だけを利用して在宅で生活を送ろうとした場合、介護保険の区分支給限度基準額を超えた部分は利用者の10割(全額)負担となり、生活費が高額となりますが(※)、当社の運営するサービス付き高齢者向け住宅では、利用者が介護保険でまかないきれない部分について生活支援サービスのオプション(有償)を利用することで、介護保険で10割(全額)負担となる場合に比べて、同一サービスを低価格で受けることができる料金体系としております。 当社は、サービス付き高齢者向け住宅に訪問介護事業所を併設しております。 これは、利用者との一対一の関わりの頻度を高くし、家族介護を代替する体制をとるためです。 入居者とスタッフ、または入居者同士の関わりを多くするために毎日レクリエーションも実施しております。 高齢者の方が強く感じやすい、孤独・不安を少しでも取り除くことができるよう、人との関わりを多く持てる安心した生活の場を提供しております。 在宅での看取りとは原則、医療処置や延命措置を行わないため、本人、家族、訪問診療医がその点について合意することが必要になります。 三者の積極的延命措置はしない旨の共有のもと、各拠点の提携先の訪問診療医が痛みや苦しみを和らげるケアを、当社に所属する訪問看護師や外部の訪問看護が状況把握や経過観察を行い、「アンジェス」のスタッフが最期の日々の生活をサポートすることで「アンジェス」での在宅の看取りは成り立っております。 なお、2023年12月期以降の新規開設拠点では、大型拠点の場合は訪問看護事業所を併設しており、当社でより多くの方の看取りまでの支援が可能となりました。 (※)在宅で介護保険を利用する場合、利用者の自己負担割合は1割(本人の収入によって自己負担割合は1~3割の間で変動)となりますが、各々の認定された要介護状態により、利用できる介護保険サービスの量が異なります。 2019年10月の改定時より、要介護1の利用者の区分支給限度基準額(1割負担で利用できる範囲)は16,765単位、要介護3の利用者の区分支給限度基準額は27,048単位であるなど要介護度に応じて設定されております。 介護保険の限度額(区分支給限度基準額)を超過して介護保険サービスを利用した場合、10割(全額)負担となり、限度額内でサービスを利用できていた場合と比べ、約10倍の自己負担金額となります。 これが積み重なると、金銭的な負担が大きくなり、「アンジェス」での生活の継続が難しくなり、特養など施設への転居を本格的に検討しなければならなくなりますが、当社は、介護保険とサービス付き高齢者向け住宅の生活支援サービスのオプション(有償)を併用するプランを提供できることから、必要な介護と費用負担面を考慮しながら生活プランを設計することが可能となっております。 ② 訪問介護/介護予防・日常生活支援 訪問介護とは、65歳以上の第1号被保険者(第2号被保険者にあっては特定疾病等で認定を受けた40歳~64歳の方)で、要介護認定を受けた利用者に対して、介護福祉士(ケアワーカー)や訪問介護員(ホームヘルパー)が、自宅へ訪問し、食事・排泄・入浴など直接身体に触れる身体介助や掃除・洗濯などの家事面における生活援助を行うサービスです。 介護支援専門員(以下、「ケアマネージャー」という。 )が作成するケアプランに沿って、食事・排泄・入浴の支援や、血圧測定、緊急時の通院補助等、日常生活の支援を実施しております。 当社の訪問介護事業所「ケアステーションあんじぇす」では、主として「アンジェス」の入居者に向けて訪問介護を提供しており、「ケアステーションあんじぇす」のスタッフは、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフも兼務しております。 時間帯によってはサービス付き高齢者向け住宅の仕事も行っており、食事の様子、夜間の様子など24時間を通した入居者の生活の支援・見守りを行っております。 これらの理由から、訪問介護においても利用者の些細な変化に気づきやすく、体調不良時などに早期に家族や医療従事者へ情報提供ができる体制が整っていること、利用者との信頼関係を深く築きやすいことで、利用者がより安心できる看取りの場を提供できること等が特徴となっております。 ③ 訪問看護/介護予防訪問看護 訪問看護とは、看護師等が療養者などの居宅を訪問して行う看護(療養上の世話または必要な診察の補助)です。 訪問看護サービスの対象者は医療的ケアを必要とする方であり、医師から指示書を受け取った看護師は看護計画を作成し、医療保険と介護保険による訪問看護サービスを提供しております。 当社の訪問看護事業所「訪問看護ステーションルーチェ」では、「アンジェス」に入居する方の終末期ケアのホスピスケアを担い、介護と看護の連携によって、身体及び心のケアを行うことで、入居者の心身の苦しみの緩和、生命を脅かす病に関連する問題に直面している方とその家族のQOL(生活の質)の維持向上に向け、 最後まで自分らしく生きるために生じる問題を見出し対応しております。 ④ 居宅介護支援 居宅介護支援とは、在宅で介護を希望する利用者向けの介護サービスのひとつです。 ケアマネージャーが、要介護・要支援認定された要介護者や要支援者、その家族の生活環境の状況を確認し、利用者やその家族に対して、介護や支援の内容について確認し、それに基づきケアプランを作成します。 当社の居宅介護支援事業所「ケアプランセンターえんじゅ」では、「アンジェス」の入居者以外の外部の利用者にサービス提供するケースもあるものの、主として「アンジェス」の入居者を対象としております。 当社のケアマネージャーは、「アンジェス」の生活環境や「アンジェス」の生活時間帯を把握することで、多くの利用者に安心・安全にサービスを提供できるプラン設計を目指しております。 利用者は、当社サービス利用前に担当していたケアマネージャーに引き続き担当を依頼することも可能であるため、一部の利用者は外部のケアマネージャーが担当しております。 当社のケアマネージャーは、「アンジェス」の入居者の状態を日々知ることができ、それらを参考としてケアプランの作成をすることが可能です。 また、当社のケアマネージャーは、「アンジェス」が提供可能なサービスに関する知識もあり、利用者の介護面と金銭面を考慮したプランを作成できることから、長く安心して生活できるプランを迅速に提案することが可能となっております。 (不動産事業) 不動産事業は、サービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」の設計・建築に加え、複数拠点の「アンジェス」の所有を行っております。 不動産事業では、株式会社北山住宅販売がオーナーと建築請負契約を締結し、サービス付き高齢者向け住宅の設計から建築までを行っております。 同一モデルのサービス付き高齢者向け住宅を手掛けてきたノウハウの蓄積により、設計期間の短縮化・効率化と介護向けの建物としての質の向上を図っております。 当社で運営するサービス付き高齢者向け住宅だけでなく、外部運営業者が運営するサービス付き高齢者向け住宅の建築請負も行っております。 (2)事業の特徴 当社は京都府、滋賀県を中心に岡山県、静岡県、兵庫県、愛知県、神奈川県、岐阜県、大阪府、栃木県、東京都にサービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」を展開し、基本的に「アンジェス」に併設する形で訪問介護事業所「ケアステーションあんじぇす」を、「アンジェス」に併設または近隣に居宅介護支援事業所「ケアプランセンターえんじゅ」を、一部拠点では「アンジェス」に併設する形で「訪問看護ステーションルーチェ」を開設しております。 当社のサービス、事業展開の主な特徴は、以下のとおりであります。 ① 当社グループにおけるワンストップでのサービス提供 当社は、建築・不動産を担う100%連結子会社として株式会社北山住宅販売を有しております。 同社はサービス付き高齢者向け住宅に特化した設計・建築を行っており、29室モデルまたは50室モデルについてのノウハウを蓄積しております。 拠点の建築を外部業者に委ねた場合、適切な開設先を確保できないリスクや建築コストが高くなるリスク等があることから、当社グループ内で設計・施工を一貫して行う形態をとっております。 事業スキームとしては、大きく分けて以下の2つの形態があります。 従来は基本的に、外部の土地オーナーが施主となり株式会社北山住宅販売が建築請負契約を結び、建物完成後に当社又は一括借上業者が一括借り上げを行い、当社は賃貸テナントとして介護事業運営を行うスキームで事業を行っておりました。 しかし現在は、当社グループ自らが土地・建物を取得し、自社で設計・施工を行い「アンジェス」のオーナーとなる「自社保有」をメインとした新規開設方法を採用しております。 これは、外部オーナーの場合は開設までの進捗がオーナー次第になってしまう点や、昨今の建築原価高騰等を考慮した結果によるものです。 なお、2025年12月末時点において、当社グループ全体で「アンジェス」を計11棟自社保有しております(株式会社北山住宅販売が10棟、当社が1棟)。 上記のとおり、当社グループの事業はグループ内に、サービス付き高齢者向け住宅の設計・建築に特化した株式会社北山住宅販売を保有しており、当社グループで「土地取得」「設計・建築」「建物保有」「運営」をすべて内製化していることが、最大の特徴であります。 その他、利用者、オーナー、当社グループそれぞれの立場における特徴は、下記に記載のとおりです。 a.利用者 株式会社北山住宅販売には、29室、または50室程度の同モデルのサービス付き高齢者向け住宅に特化した設計・建築ノウハウが蓄積されており、介護事業に適した建物を建てることが可能です。 これらのノウハウは1棟新たに増えるごとにさらに蓄積され、介護導線、食堂の配置、居室内の設備の配置等の改善という形で、利用者へ還元されております。 「アンジェス」は、要介護2~3程度の特養入所待機者層をメイン利用者と想定し運営を行っております。 特養入所待機者層は、基本的に料金面でも制約のある中、株式会社北山住宅販売が建築した場合、運営開始から蓄積したノウハウを活かし建築請負金額を抑えることが可能です。 建物価格を抑えることで利用者が支払う家賃も低く抑えることができるため、利用者にとっては生活費の総額を抑え、介護支援などの必要な部分に資金を回すことができ、介護度が上がっても長く「アンジェス」で生活を送ることが可能となります。 「アンジェス」は、厚生年金受給者を対象とした価格帯を設定することで、最期まで生活できる場を提供しております。 b.オーナー 株式会社北山住宅販売が建築する「アンジェス」シリーズは、木造寄宿舎扱いの建物であり相続税評価が低く見積もられることから、オーナーにとっては相続税対策に適しております。 建築の責任を担う株式会社北山住宅販売と同一グループである当社から一括で基本的に25年間の借上げを受けられることもオーナーの安心感につながっております。 また、現在、条件を満たすことで建築費の1割の補助金(スマートウェルネス住宅等推進事業:国土交通省)を受けることができますが、株式会社北山住宅販売が補助金申請代行を行うため、オーナーの事務的な負担はありません。 c.当社グループ 株式会社北山住宅販売では、サービス付き高齢者向け住宅建築に特化したノウハウを蓄積しており、同一規格も多いことから建築原価のコストダウンに繋がっております。 また、サービス付き高齢者向け住宅の新規開設には、行政へのサービス付き高齢者向け住宅の登録や補助金申請など、建築会社と介護会社が情報連携しながら行政対応を進める必要がある中で、二社間でこれまでにも多くの「アンジェス」を新規開設させてきたことから、連携してスムーズに案件を進めていくことが可能です。 ② 看取りから自宅復帰まで対応するサービス付き高齢者向け住宅 サービス付き高齢者向け住宅の全国平均看取り率は38.2%に対し、当社の「アンジェス」シリーズの2025年12月期における看取り率は51.2%となっております(出典:サービス付き高齢者向け住宅に関する懇談会(国土交通省)第5回配布資料「サービス付き高齢者向け住宅の現状等」令和2年12月24日。 なお、当社の看取り率については同調査報告に記載の計算方法(※1)により算出)。 超高齢社会で独居高齢者が増え続ける我が国において、約5割強の方が「自宅で最期を迎えたい」と望んでいるにもかかわらず、自宅の環境と家族の受け入れ準備が整わず、結局7割近くが病院にて亡くなっているというデータもあります(出典:平成29年度 高齢者の健康に関する意識(内閣府)、令和元年人口動態調査(厚生労働省))。 そのような中、当社は利用者の第2の自宅として、最期まで生活できるような料金に設定しており、多くの利用者に看取りの場を提供しております。 そのため、利用者の入居受入れ可能期間が長くなります。 当社では、訪問診療の医師、訪問看護と連携することも可能です。 当社では、まずは利用者に生活の場として「アンジェス」に住んでもらう中で、最終的に本人や家族に看取りの場として選んでもらえるよう長い目で見た関係性を作っております。 また365日実施しているレクリエーション等により利用者のADL(※2)が向上し、自宅復帰率(※3)は6.6%(2021年12月期から2025年12月期の5期平均値実績)となっており、「アンジェス」での看取りと自宅に復帰することの両面から「自宅で最期を迎えたい」高齢者のニーズに応えております。 (※1)看取り率は、「高齢期の居住の場とサービス付き高齢者向け住宅の現状に関する調査報告」に記載のとおり、「居室・一時介護室・健康管理室での看取り(人)」を「死亡による契約終了+病院・介護療養型医療施設等への転居(人)」で除した数値、と同じ考え方で算出しております。 (※2)ADLとは、「Activities of Daily Living」の略で、「日常生活動作」のことであり、起床から着替え、移動、食事、トイレ、入浴など日常的に発生する動作を指します。 (※3)自宅復帰率は、自宅復帰者数を総退去者数で除した数値となっております。 ③ 各拠点に役割が異なる3つの事業部を配置 当社の各拠点では、施設管理部、訪問介護部、居宅介護支援部の3事業部の各担当者を配置し、各々が専任でそれぞれの目標とする経営指標(KPI)をもち、3事業部が相互に連携しております。 当社では、施設管理部には、収支・稼働率に責任をもつ経営者の視点と、利用者の家族の立場に立った視点を持つように指導しております。 拠点経営を担う部門で、営業による入居者の確保、稼働率の維持・向上と円滑な施設運営に責任を持ちます。 訪問介護部には、利用者の立場に立った介護を提供することを求めております。 訪問介護部は、介護サービスの質・人件費率に責任を持ち、スタッフ教育や日々のサービス提供を担っております。 居宅介護支援部には、専門職としてのケアマネージャーの視点に立ち、看取りに至るまでのケアプランの作成と、ケアプランの作成業務を通じて、入居者の生活の質の向上を図ることを求めております。 これら3事業部が当社における理念のもとに連携しながら各々の業務を実施していくことで、利用者へのサービス提供と経営の安定化を図っております。 2023年以降の新規開設拠点では、大型拠点の場合は訪問看護も併設しており、上記3つの事業・観点に加え、医療・看護の視点も加わることで、さらに利用者への複合的、専門的な視点から支援を提供する体制となっております。 ④ 自社営業部隊の配置 当社は、施設管理部という自社の営業部隊を保有しており、原則1拠点につき1名配置しております(同一地区にある拠点は1名が兼務することもあります)。 これにより、当社では利用者の獲得に際し、紹介会社等を使うことがなく、紹介手数料等の1利用者あたりの獲得コストがかからない運用となっております。 また、自社営業部隊が直接営業を行い、地域で信頼を獲得していくことにより、中長期的な視点を見据えた事業運営を行っております。 当社の営業担当者は、ケアマネージャーや病院のソーシャルワーカーへの定期訪問により、入居者の生活情報をフィードバックする等の情報提供を行っております。 要介護の高齢者が住宅・施設に入居する場合、どのようなブランド名の住宅・施設か、よりも、どのような施設長・スタッフに介護されるかが、入居検討者の大きな関心事となっており、人と人による関わりが重視される傾向にあります。 当社では、自社の営業担当者を置き、直接、紹介元のケアマネージャー、病院のソーシャルワーカーに営業し、関係性を築くことで、その後も繰り返し入居者を紹介してもらいやすく稼働率が安定しております。 当社の開設後1年以上経過した全拠点の平均稼働率は96.5%(第16期連結会計年度末時点)と、早期立ち上げに加え、満室に近い状態を維持しております。 第14期連結会計年度末(2023年12月31日)第15期連結会計年度末(2024年12月31日)第16期連結会計年度末(2025年12月31日)居室数(室)稼働率(%)居室数(室)稼働率(%)居室数(室)稼働率(%) うち開設1年以上 うち開設1年以上 うち開設1年以上1,009(※2)94.394.11,045(※3)95.896.21,124(※4)96.596.5(※1)「稼働率」を次のとおり定義しております。 稼働率=(介護居室賃貸借契約数÷総提供可能介護居室数)(※2)アンジェス彦根河瀬の医療居室20室を居室数から除外(※3)アンジェス彦根河瀬の医療居室20室、アンジェス宇都宮砥上の医療居室20室、計40室を居室数から除外(※4)アンジェス彦根河瀬の医療居室20室、アンジェス宇都宮砥上の医療居室26室、アンジェス八王子の医療居室20室、アンジェス宇都宮御幸本町の医療居室20室、計86室を居室数から除外。 アンジェス宇都宮砥上は、医療居室のニーズが強く、2025年度中に介護居室6室を医療居室へと転換し、室数が増加しております。 また当社は、次項で記載している「ドミナント戦略」により、複数の拠点を含む1エリアに対して、1名の外回り担当者の配置でも商圏全体をカバーできる体制とすることで、営業効率の向上を図っております。 ⑤ ドミナント戦略 当社は、新たな都道府県にて事業進出後、その周辺に複数拠点を開設するドミナント戦略をとっており、当該戦略により、以下の点が可能になると考えております。 a.入居者確保 近隣に複数の拠点があることで、1エリアに1名の外回り担当者の配置でも、複数拠点をカバーして営業活動を行うこともでき、効率的に入居者を確保することが可能です。 また、1つの拠点が満室でも近隣拠点を紹介することが可能となります。 b.人材確保 現在、介護業界において、人材確保は大きな課題となっておりますが、当社は、ドミナント展開を行うことで、同一エリアの拠点間で人員の融通を行うことを可能とし、課題に対処しております。 ドミナント展開を行うと、拠点を新規開設する際に、近隣の既存拠点から昇格人事により当社の事業運営のノウハウを持った管理者を立てることが可能となります。 その結果、初期の教育期間を短縮できることに加え、当社の理念・価値観にあった人材を管理者として登用していくことができます。 また、急なスタッフ不足の際に、近隣拠点間又はエリア全体として介護スタッフの補充体制を取ることができ、スタッフ不足による利用者へのサービス中止という収益機会の逸失を防ぎます。 また、これらスタッフの確保と管理者の育成が進むことで、さらに入居者を募集しやすくなると考えております。 ⑥ キャリアプランによる人材育成 当社では、体系的なキャリアプランと部門横断的な異動の実現によってスタッフの能力に応じて育成・配置を行っております。 ドミナント展開を軸に、エリアで多店舗展開する当社の開設スタイルは、多くの人材に管理者ポジションを与えることを可能としており、従業員がキャリアプランを描きやすい事業運営を行っております。 当社には、訪問介護部、訪問看護部、居宅介護支援部で専門性を高めてスペシャリストを目指す「スペシャリストライン」と、施設管理部で、拠点経営者、エリアマネージャーと、経営を担っていく「経営者ライン」の2つのキャリアプランがあります。 部門をまたいでの異動も多々あり、元々介護職でありながら施設長やエリアマネージャーとして活躍する人材を増やすべく、人材発掘や、人材育成による内部昇格体制を構築しております。 ⑦ 自社運営による直接的なブランド力の維持・強化 当社は、介護業界で業務を運営していくうえでは、コンプライアンスと教育が経営の根幹であると考えており、1棟の事故で全「アンジェス」ブランドが傷つくリスクもあることから、介護のクオリティを担保するため、自社運営であることを重視しております。 当社では、自社で雇用したスタッフに対して、入社時の理念研修と毎年行う理念研修、マネジメント研修を実施することで、当社の運営方針についてスタッフへ浸透を図っております。 ⑧ 厚生年金受給額を考慮した料金設定 令和7年度の厚生年金の平均受給額232,784円(厚生労働省が規定する、モデル世帯の年金受給額)に対して、「アンジェス」シリーズの毎月の生活費は1人108,000円から(※)(食費の月額59,616円を除いた金額)と、ほぼ年金の範囲内で無理のない生活を送ることができることを目指しております。 (※)当社の料金は2025年12月現在。 サービス付き高齢者向け住宅では上記月額利用料の他に、訪問介護や訪問看護を利用した場合はサービス利用に係る自己負担分の費用が発生します。 また、利用者によっては、生活支援サービスの有料オプションサービスを利用される場合もあります。 ⑨ 介護保険に依存しない売上バランス 当社の介護事業における売上(※)は、第16期連結会計年度において、サービス付き高齢者向け住宅による家賃収入が20.2%、生活支援関連収入が24.3%、介護保険関連収入が55.5%と、相対的に介護保険収入の割合は高いものの、介護保険収入とその他収入の割合が約半分と均等な収入バランスとなっております。 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」の「(2)介護保険法の改正について」にも記載のとおり、介護保険法改正は当社においてリスクであることから収入の分散化を推し進めており、また、2023年より訪問看護事業を再開し、診療報酬売上の計上も可能となったことから、更なる分散化を進めてまいります。 (※) 当社の介護事業における売上は、サービス付き高齢者向け住宅による家賃収入として家賃と共益費を、生活支援関連収入として生活支援サービス費、生活支援サービスオプション及び食費を、介護保険関連収入として訪問介護サービス収入、訪問看護サービス収入及び居宅介護支援収入を計上しております。 なお、訪問看護サービス収入には、医療保険収入2億62百万円も含まれております。 これらのうち、入居者・利用者からの介護保険(訪問介護、訪問看護)収入は介護保険自己負担1~3割分の他に、各都道府県の国民健康保険団体連合会からの居宅介護支援売上の10割分と、訪問介護売上7~9割分によって成り立っております。 介護保険収入は、単位×地域単価で計算されます。 単位は、全国一律であり厚生労働省が定めます。 地域単価とは、人件費の地域差を調整するために設けられた地域ごとの単価であり、1単位10円を基本とし、8つに区分されております。 当社が事業を展開する地域では、10円、10.21円、10.42円、10.70円、10.84円、11.05円の6区分が該当します。 [事業系統図](注)介護保険(訪問介護)収入の中には、訪問看護収入(介護保険収入、医療保険収入)も含まれております。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社)株式会社北山住宅販売(注)2.4京都市西京区20,000不動産事業100.0当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅の建築賃貸借契約役員の兼任 3名資金の貸付ソフトウェア賃借業務委託契約の締結債務の保証 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2.特定子会社に該当しております。 3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 4.上記連結子会社は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合がそれぞれ100分の10以下であるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2025年12月31日現在セグメントの名称従業員数(人)介護事業474(199)不動産事業6(-)全社(共通)31(3)合計511(202) (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー及び人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を()外書きで記載しております。 2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (2)提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)505(202)45.53.04,442,944 セグメントの名称従業員数(人)介護事業474(199)全社(共通)31(3)合計505(202) (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー及び人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を()外書きで記載しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおり、中途入社者、臨時雇用者を除く年間の在籍者数を基に計算しております。 (3)労働組合の状況当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社 当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者63.580.081.988.185.9 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、社名を「株式会社T.S.I(Terminalcare Support Institute)」=「終末期ケアの支援機関」としております。 「愛ある日々のお手伝い」を当社グループの経営理念に掲げ、経営理念の浸透、コーポレート・ガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底を図り、これらを理解し実現できる管理者の育成、当社グループの経営理念に共感できる介護スタッフの育成を通じて、より質の高い介護サービスを提供するため取り組んでおります。 また、長期的なビジョンとしては、全国47都道府県に事業を展開することも視野に入れ、さらなる事業規模の拡大を目指してまいります。 当社グループは、経営理念を最も重視し、以下の経営理念及び指針のもと、介護を必要とする方々やその家族が安心・安全に生活できるよう運営を行っております。 ① 経営理念「愛ある日々のお手伝い」 私たちは、いつもお客様とその家族や友人のやすらぎと幸福を願います。 老いて、病にあっても、他の人を思いやり、関心をむけられる愛ある日々を過ごせるようにお手伝いをします。 ② 指針・ 私は、お客様の幸福を願います。 お客様の立場に立ち、お客様を理解しようと努力します。 ・ 私は、より良いケアが出来る様に学習をします。 お客様から学び続ける姿勢を持ち続けます。 ・ 私は多くの人々に喜ばれる仕事が出来たかどうか、日々自分の行動や言動を振り返ります。 常に心のコントロールを心がけ、愛をもって仕事をします。 ・ 私はお客様の心に寄り添い、真のニーズを発見し幸福を広げていきます。 常に心と身体のバランスを意識して、お客様の幸福に繋がるケアを目指します。 (2)経営戦略等 当社グループは、介護運営会社である当社と、サービス付き高齢者向け住宅の建築を行う連結子会社(株式会社北山住宅販売)による、設計・建築から運営までの一気通貫したサービス提供によって、各地域でのドミナント展開を進めてまいりました。 また、当社は自社の営業部隊を持ち、新規拠点開設時には各地で経験を積んだ営業部隊を投入し、紹介会社等の力を借りず自社で顧客を獲得できるよう、地域との関係性づくりに注力しております。 また、当社は拠点開設当初から積極的に告知活動を行い、顧客の紹介元であるケアマネージャーやソーシャルワーカーとの関係づくりに努めております。 具体的には、紹介を受けた入居者の様子を定期的に報告することによって、ケアマネージャーやソーシャルワーカー等、協力者への情報共有を続けております。 また、当社が運営する施設以外のサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム、介護老人保健施設などでの受け入れ困難な方についても相談を受け、可能な限り受け入れを行っております。 これらの活動の結果、現在は開設後1年以上経過した拠点の平均稼働率は96.5%(第16期連結会計年度末時点)であります。 土地オーナーが施主となって建物を建築する場合においても、当社の上場企業としての信用力により、完成後に一括借上げを行うことが可能となっております。 また、オーナーが建築費用のファイナンスができない場合においても、当社が開設予定候補地域で土地を買い付け、サービス付き高齢者向け住宅を建築し、事業運営することや、他の事業者に売却することが可能となっております。 2023年より、訪問看護事業所併設モデルの新規開設を行い、1棟あたりの付加価値及び収益性の向上に注力してまいりました。 2025年12月末時点では、4棟を展開しております。 2026年以降、関東やドミナント形成エリアで複数の新規開設も決定しており、今後も大型拠点では訪問看護事業併設で開設を進め、1棟あたりの収益性の向上と付加価値の向上を図ってまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長による企業価値の向上を目的として、業績の拡大に向けて重要な指標となる毎年の新規開設居室数、並びに収益力の向上及び経営の効率化において重要な指標となる売上高経常利益率を経営上の目標の達成状況を判断するための重要な指標と位置づけ、各経営課題の改善に取り組んでおります。 新規開設居室数は、年間150室の増床を目標としています。 また、当社グループは、サービス付き高齢者向け住宅の運営においては、各部門の適正な運営の数値化を図って指導し、経営の安定化を図っております。 そのため、訪問介護の利用単価(訪問介護の年間売上額÷年間の延べ賃貸借数)、稼働率(介護居室賃貸借契約数÷総提供可能介護居室数)、人件費率(労務費÷介護収入(介護保険関連収入+サービス付き高齢者向け住宅における生活支援関連収入))、医療居室割合(医療居室÷全居室)についても経営上の重要指標と認識しております。 (4)経営環境 当社グループが所属する国内の介護業界におきましては、2024年4月には3年に1度の介護報酬改定、6月には診療報酬改定が行われた中で、新たに加算を取得するなどの対応を進めてまいりました。 高齢化がさらに進むことで介護サービスの需要は高まっております。 一方で、供給面では、ホームヘルパーの有効求人倍率が過去最高となり、2025年度は、訪問介護事業所が過去最高の倒産や事業所廃止件数を記録するなど、特に企業体力に制約のある中小事業者には厳しい状況が続いております。 当社では、2024年6月から新設された「介護職員等処遇改善加算」を取得し、また会社としてのベースアップや管理職の処遇の見直しも継続して実施するなど、事業所の管理者を中心とした還元の強化と、職員からの紹介手当の拡充や自社ホームページ経由での採用強化を実施し、人材確保と定着のための環境を整備することに努め、一定の成果を出すことができております。 65歳以上の高齢者人口は2025年9月15日時点推計で3,619万人、65歳以上の高齢者のみの単独世帯、いわゆる独居老人の世帯数は903万世帯、要介護者と同居している全世帯のうち、要介護者と介護者の双方が65歳以上の世帯、いわゆる老老介護世帯の割合は63.5%となっております(出典:「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」(総務省統計局)令和7年9月14日、「2024年 国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省))。 また、要介護(要支援)認定者数は、2025年12月には736.0万人となっており、介護需要はますます高まる見込みです(出典:「介護保険事業状況報告の概要(令和7年12月分暫定版)(厚生労働省))。 そのような中でも、高齢者人口に対する高齢者向け住宅の供給割合は令和5年度時点で2.9%に留まり(政府目標:令和12年度に4.0%)、供給が需要に追い付かない状況が続いており、今後さらに需給ギャップが広がった場合、多くの独居高齢者が住まいを確保できなくなることが予見されます。 (出典:国土交通省「令和6年度 政策チェックアップ評価書」令和7年8月) 上記のような環境が予想される中、当社は、「愛ある日々のお手伝い」を経営理念とし、高齢者が終末期まで暮らせる住居と介護サービスを提供してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①新規拠点数の確保 当社グループでは、継続的に新規拠点を開設し、運営棟数を増加させていくことが業績拡大のための課題であると認識しております。 新規拠点の開設が決まれば、当社の営業部隊を投入して稼働率を高めていくことは、過去実績からも可能であると考えており、まずは新規拠点開設を行っていくことが重要であると考えております。 株式会社北山住宅販売での毎年の安定的な受注に加え、他社との提携も模索し、新規拠点の開設及び運営棟数の増加に努めてまいります。 ②人材の確保と従業員育成今後、さらなる事業規模拡大を図る上では、主任ケアマネージャー、サービス提供責任者や施設長などの拠点責任者及び介護有資格者の適時適切な採用及び配置が求められ、人材確保がますます重要な課題となってまいります。 現在、育成部門も兼ねた新規開拓部隊の創設、介護スタッフの待遇改善、資格取得の助成制度の導入や、全国転勤可能な社員の募集強化、拠点の統廃合の検討等を行っており、引き続き、全国規模での新規拠点開設を見据えた人員体制づくりに努めてまいります。 ③リスク管理・コンプライアンスの徹底、スタッフ教育の強化 介護業界においては、リスク管理・コンプライアンスの徹底とスタッフ教育が最重要課題の一つであります。 高齢者虐待という痛ましい事件や不祥事を絶対に起こさないために、「リスク・コンプライアンス委員会」におけるリスクの抽出や適切な対応策の検討、介護技術主任による虐待防止研修をはじめとした各種研修の実施等、リスク管理・コンプライアンスの徹底に向けた対策とスタッフ教育の強化は、引き続き実施してまいります。 ④内部管理体制の強化質の高いサービスを提供するためには社員・スタッフ1人1人の意識向上を図ること、また安定的に事業を拡大するためには内部管理体制のさらなる強化が必要不可欠であると考えております。 今後も引き続き、内部通報制度の運用や、内部監査実施等によりコーポレート・ガバナンスを強化するとともに、情報セキュリティ、労務管理、事故防止をはじめとするコンプライアンスを含めた内部管理体制の強化に取り組んでまいります。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)ガバナンス 当社グループでは、持続可能な社会の実現に貢献することは企業の社会的責任の一環であると認識しております。 それら経営上の重要課題や各部門の業務上の課題とその執行状況等については、社長定例報告会で協議しております。 あわせて、サステナビリティに関するリスク及び機会を監視・管理するため、リスク・コンプライアンス委員会を設置しております。 これらの協議内容については取締役会へ報告され、取締役会において審議・決定を行っております。 (2)戦略 当社の営む介護サービスは、入居者やそのご家族等の利用者が安心して生活できる場の提供がなによりも重要となります。 利用者に寄り添った介護サービスの提供は、当社の競争力向上に不可欠であり、人材こそが競争力の源泉であるとの認識から、サステナビリティ関連の中でも、特に多様なスキル・経験を持った人材が活躍できるよう採用、人材育成及び人事制度を中心とする社内環境整備を重視しております。 かかる認識の下、当社グループでは採用、人材育成及び人事制度に関して、以下の方針を定めております。 ①採用 当社の理念を理解し、入居者に寄り添った適切な介護サービスを提供するためには、社員の理念への共感度及び理念に合致した行動はもちろんのこと、エリアマネージャー、施設長をはじめとする他の介護スタッフとも適切なコミュニケーションをとり、相互に協力して職務を遂行していく必要があります。 採用に当たっては、原則としてエリア単位で必要人員採用の要否を判断し、採用を行っています。 採用の判断を行うエリアマネージャーに対しては、週一回開催されるエリアマネージャー報告会を通じて、各エリアの課題を共有しております。 その課題解決に必要なスタッフの素養・能力等を総合的に判断して、採用活動を行っております。 ②人材育成及び人事制度 当社では、OJTによる介護職員の技能習得の他、採用時の理念&オリエンテーション研修、年に2回の人事考課と面談、7年でエリアマネージャーを目指してほしいとの考えから始めた7年プラン研修等を通じて、従業員への当社の経営理念の浸透やスキルの習得に努めるとともに、従業員のキャリアアップを図っております。 また、当社の人事考課は、会社ないし部門・拠点の業務の有効性及び効率性の向上と、従業員の能力向上に資することを目的に、担当業務及び職責ごとの到達目標と現時点のギャップを図る評価基準を定めております。 かかる評価基準に基づき半年に一度 、評価及び面談を行うことで、翌評価期間における業務目標を定めております。 (3)リスク管理 当社グループでは、リスク・コンプライアンス委員会を原則として四半期に一度、必要に応じて臨時で開催することとしております。 同委員会では、サステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し、事業への影響を評価・管理します。 重要と認識された機会については、社長定例報告会を経て戦略、計画に反映され、取締役会へ報告、監督されます。 また、企業内外の経営環境の変化及びそれに伴う業績変動リスクや当社に求められる社会的役割への対応といった当社グループ全体のリスクと、各部門・役職員の業務執行レベルのリスクのうち当社の事業遂行に重要な影響を与える可能性のあるリスクについて網羅的に把握するとともに、その発生可能性と影響度、発生した場合の対応について協議・決定をしております。 (4)指標及び目標 人材の多様性確保を含む人材育成、社内環境整備に関する指標及び目標とその実績は以下の通りです。 指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合50%以上63.5%男性育休取得率(注)1.50%以上80.0%男女間の賃金の差異 全労働者格差の縮小81.9% 正規雇用労働者格差の縮小88.1% 非正規雇用労働者格差の縮小85.9%(注)1.今期は対象者が5名であります。 2.当該指標に関する目標及び実績は、連結子会社の規模・制度の違いから一律記載は困難であるため、当社のものを記載しております。 |
| 戦略 | (2)戦略 当社の営む介護サービスは、入居者やそのご家族等の利用者が安心して生活できる場の提供がなによりも重要となります。 利用者に寄り添った介護サービスの提供は、当社の競争力向上に不可欠であり、人材こそが競争力の源泉であるとの認識から、サステナビリティ関連の中でも、特に多様なスキル・経験を持った人材が活躍できるよう採用、人材育成及び人事制度を中心とする社内環境整備を重視しております。 かかる認識の下、当社グループでは採用、人材育成及び人事制度に関して、以下の方針を定めております。 ①採用 当社の理念を理解し、入居者に寄り添った適切な介護サービスを提供するためには、社員の理念への共感度及び理念に合致した行動はもちろんのこと、エリアマネージャー、施設長をはじめとする他の介護スタッフとも適切なコミュニケーションをとり、相互に協力して職務を遂行していく必要があります。 採用に当たっては、原則としてエリア単位で必要人員採用の要否を判断し、採用を行っています。 採用の判断を行うエリアマネージャーに対しては、週一回開催されるエリアマネージャー報告会を通じて、各エリアの課題を共有しております。 その課題解決に必要なスタッフの素養・能力等を総合的に判断して、採用活動を行っております。 ②人材育成及び人事制度 当社では、OJTによる介護職員の技能習得の他、採用時の理念&オリエンテーション研修、年に2回の人事考課と面談、7年でエリアマネージャーを目指してほしいとの考えから始めた7年プラン研修等を通じて、従業員への当社の経営理念の浸透やスキルの習得に努めるとともに、従業員のキャリアアップを図っております。 また、当社の人事考課は、会社ないし部門・拠点の業務の有効性及び効率性の向上と、従業員の能力向上に資することを目的に、担当業務及び職責ごとの到達目標と現時点のギャップを図る評価基準を定めております。 かかる評価基準に基づき半年に一度 、評価及び面談を行うことで、翌評価期間における業務目標を定めております。 |
| 指標及び目標 | (4)指標及び目標 人材の多様性確保を含む人材育成、社内環境整備に関する指標及び目標とその実績は以下の通りです。 指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合50%以上63.5%男性育休取得率(注)1.50%以上80.0%男女間の賃金の差異 全労働者格差の縮小81.9% 正規雇用労働者格差の縮小88.1% 非正規雇用労働者格差の縮小85.9%(注)1.今期は対象者が5名であります。 2.当該指標に関する目標及び実績は、連結子会社の規模・制度の違いから一律記載は困難であるため、当社のものを記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①採用 当社の理念を理解し、入居者に寄り添った適切な介護サービスを提供するためには、社員の理念への共感度及び理念に合致した行動はもちろんのこと、エリアマネージャー、施設長をはじめとする他の介護スタッフとも適切なコミュニケーションをとり、相互に協力して職務を遂行していく必要があります。 採用に当たっては、原則としてエリア単位で必要人員採用の要否を判断し、採用を行っています。 採用の判断を行うエリアマネージャーに対しては、週一回開催されるエリアマネージャー報告会を通じて、各エリアの課題を共有しております。 その課題解決に必要なスタッフの素養・能力等を総合的に判断して、採用活動を行っております。 ②人材育成及び人事制度 当社では、OJTによる介護職員の技能習得の他、採用時の理念&オリエンテーション研修、年に2回の人事考課と面談、7年でエリアマネージャーを目指してほしいとの考えから始めた7年プラン研修等を通じて、従業員への当社の経営理念の浸透やスキルの習得に努めるとともに、従業員のキャリアアップを図っております。 また、当社の人事考課は、会社ないし部門・拠点の業務の有効性及び効率性の向上と、従業員の能力向上に資することを目的に、担当業務及び職責ごとの到達目標と現時点のギャップを図る評価基準を定めております。 かかる評価基準に基づき半年に一度 、評価及び面談を行うことで、翌評価期間における業務目標を定めております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 指標目標実績(当連結会計年度)管理職に占める女性労働者の割合50%以上63.5%男性育休取得率(注)1.50%以上80.0%男女間の賃金の差異 全労働者格差の縮小81.9% 正規雇用労働者格差の縮小88.1% 非正規雇用労働者格差の縮小85.9%(注)1.今期は対象者が5名であります。 2.当該指標に関する目標及び実績は、連結子会社の規模・制度の違いから一律記載は困難であるため、当社のものを記載しております。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)人員の確保について 当社グループが事業規模を拡大していくためには、新エリアへの進出を続けていく必要がありますが、新エリアへ進出するためには、管理者、現場の介護スタッフを確保する必要があります。 介護業界は慢性的に人手不足といわれ、有効求人倍率も高い状況にあります(2025年12 月の介護サービスの有効求人倍率は4.10倍。 全職業平均は1.17倍。 出典:「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(厚生労働省))。 そのため、当社は、介護スタッフの待遇改善、全国転勤や全国の宿泊出張可能な社員の確保に取り組んでおります。 また、経験の浅い介護スタッフでも安心して継続して働けるように、定期的な教育・研修の場を設けて、スタッフ定着率の向上に努め、未経験の無資格者に対しても、雇用後、資格取得支援を行い戦力化を図っております。 2025年は拠点運営をデジタル化し効率化するための自社開発システム「CareMaster」の改善を重ねてまいりました。 このシステムが本格稼働することで、業務の明確化や平準化、従業員の教育コストの低下や定着率向上に貢献します。 その他にも、当社では新エリアで1拠点目の新規開設後、近隣で近い時期に複数拠点を開設するドミナント展開を行うことでオープニングスタッフを中心に人員をエリア単位で充足させ、その中から次期管理者候補を発掘し、次の開設へ繋げていくなど、ドミナント展開を行いながら人員確保におけるリスクをコントロールしております。 2019年4月から新卒採用を開始し、2025年には高卒採用も開始、実際の入社も実現しました。 中途採用者のみに頼らない中長期的な人材育成にも取り組んでおります。 しかしながら、十分に介護スタッフを確保できず、人員不足によって新規拠点の開設時期が遅れることや、開設後に入居受け入れを止める事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当該リスクは、エリアや拠点展開先の地域によって程度に差はありますが、基本的には1拠点単位で発生するリスクであります。 また、現時点では、求人活動及びその状況によって、近隣拠点からの応援体制によりカバーすることが可能であり、当該リスクへの対応策に取り組んでおります。 (2)法改正について 訪問介護事業、居宅介護支援事業は介護保険法に、訪問看護事業は健康保険法等に基づき事業を行っております。 介護報酬は3年ごとに改定されます。 次回改定は2027年4月となっております。 また、診療報酬は2年ごとに改定されます。 次回改定は2026年6月となっております。 当社で訪問介護事業で現在取得している「介護職員等処遇改善加算」は従業員の処遇改善に直結しております。 2024年4月の改正では処遇改善加算は拡充された一方で、訪問介護の基本報酬が減額とされ、同一建物減算の拡充が図られるなど、一部当社事業に影響を及ぼす決定が行われました。 これらへの対策として、新たな加算の取得や訪問看護事業の拡大による収益源の分散で対応を行ってまいりました。 将来の改定において、処遇改善加算関係や基本報酬の大幅減額が実施される場合、新たな減算が開始される場合、介護保険サービスの利用方法に制限がかけられる場合、利用者の自己負担増によりサービス利用控えが発生する場合、新たな規制が発生した場合や人員基準変更等で新たな有資格者の雇用が義務付けられる場合など、改正の動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクは当社の介護事業の売上の約56%を占める介護保険収入に関連するものであることから、当社グループ全体の業績に影響を与えますが、当社では保険以外のサービス付き高齢者向け住宅に関する売上の確保や、2023年からは訪問看護事業開始による診療報酬計上による分散化によってリスク低減を図っております。 また、当社は一定の規模に成長してきたことで、自社開発システム「CareMaster」も活用し、効率的な運営体制を取っていくことで、今後も継続してリスクの低減に取り組んでまいります。 (3)食中毒や感染症について 当社の運営する建物内では、日ごろから、換気・手洗い・手指消毒の励行等の感染防止対策をとっておりますが、外部からの訪問者によって、新型コロナウイルス、インフルエンザやノロウイルス等を持ち込まれてしまい「アンジェス」において利用者や従業員の間で集団感染が発生する可能性があります。 また、当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅においては、利用者に対し食事を提供しておりますが、厨房の整理・整頓及び食材の安心・安全な調達・調理に取り組んでいるものの、万が一、喫食された利用者の中から食中毒が発生した場合や、集団感染が広がった場合には、営業停止等の行政処分や顧客離れ等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクは、事業への影響としては、1拠点単位の収益に影響を及ぼすものであります。 万一、当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅で入居者や職員にクラスターや集団感染が発生した場合は、その拠点については、終息するまでの一定期間、売上が減少する可能性があります。 なお、当該リスクに対して、当社では、訪問介護部・訪問看護部による感染予防のための研修、全社統一の感染予防対策をとるなど、これら感染症対策については既に可能な限りの予防策を講じております。 (4)事業のための指定等について 当社が行っている訪問介護事業、居宅介護支援事業は、介護保険法に基づく介護サービス、健康保険法に基づく訪問看護サービスが中心であり、それらの法及び関連諸法令の規制を受けます。 サービスを行うには、サービス毎に都道府県等自治体の指定を受ける必要があります。 事業の運営を続けていく上では、常時、運営基準・設備基準・人員基準等の各種基準を充足しておく必要があります。 また、サービス付き高齢者向け住宅の登録・更新にも要件があります。 これらが遵守できていないと行政に判断された場合、介護報酬や診療報酬の返還又は減額、新規受け入れ停止、最も厳しい処分としては指定取消が行われる可能性があります。 当社では、新しい事象や疑義が生じた際には適宜行政に確認を行うことで、当社の誤認を最小化することや、内部監査での確認、各部門上長による書類の確認、定期的な研修等で法令遵守に注力しておりますが、行政によって法や基準への判断・解釈が異なる、いわゆる「ローカルルール」が存在するため、当社で実施するリスクコントロールが機能せず、運営に不備があり何らかの指摘や指導を受けることとなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 具体的な各サービスと根拠法令、主な指定・登録取消事由については下記の一覧をご参照下さい。 サービス名所管官庁等根拠法令等有効期間主な指定・登録取消事由訪問介護厚生労働省・介護保険法都道府県、政令指定都市及び中核市が事業の指定権者となります。 6年間介護保険法第77条(指定の取消し等)訪問看護厚生労働省・健康保険法地方厚生局が事業の指定権者となります。 6年間健康保険法第95条(指定訪問看護事業者の指定の取消し)訪問看護厚生労働省・介護保険法都道府県、政令指定都市及び中核市が事業の指定権者となります。 6年間介護保険法第77条(指定の取消し等)居宅介護支援厚生労働省・介護保険法都道府県、政令指定都市及び中核市が事業の指定権者となります。 なお、居宅介護支援については、2018年4月以降の指定権者は市区町村になっております。 6年間介護保険法第84条(指定の取消し等)介護予防・日常生活支援厚生労働省・介護保険法市区町村が事業の指定権者になります。 6年間介護保険法第115条の45の9(指定事業者の指定の取消し等)サービス付き高齢者向け住宅国土交通省・高齢者住まい法都道府県、政令指定都市及び中核市が登録先となります。 5年間高齢者住まい法第26条(登録の取消し) また、不動産事業に係る許認可は以下のとおりであります。 許認可等の名称有効期間規制法令主な免許・登録等取消事由特定建設業(建築工事業許可)京都府知事(特-4)第34856号2022年5月1日~2027年4月30日建設業法第29条宅地建物取引業(免許)国土交通大臣(6)第6098号2025年12月5日~2030年12月4日宅地建物取引業法第66条一級建築士事務所(登録)京都府知事登録第03136号2025年7月3日~2030年7月2日建築士法第26条 なお、当社では、これまで行政処分を受けた事実はなく、これらのリスクコントロールに取り組んでまいりましたが、行政から何らかの指導を受ける事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他の法改正について 当社は、従業員数が多く24時間365日運営を行う労働集約型の事業形態であり、「労働基準法」の改正による影響を強く受けるものであります。 また、高齢者住宅事業に関しては、関連法令が「介護保険法」、「高齢者住まい法」、「老人福祉法」、「健康保険法」、「消防法」、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」等の多岐にわたります。 行政から何らかの指導を受ける事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)競合について 日本において高齢者数は増え続けており、介護関連ビジネス市場は今後も拡大が予測されております。 また、サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の住居の供給確保のため、期間が限定された建築への補助金も導入されており、有望事業と目されており、住宅型有料老人ホームも含め、今後も、競合他社の増加が続くと予想されます。 当社が拠点開設したエリアで、このような新規参入と既存事業者の施設増設による競合が激化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)顧客が高齢者であることについて 当社の顧客は、主として要介護認定、要支援認定を受けている高齢者であり、例えば、入居者の一人に急病による入院、急逝、居室内での転倒骨折による入院や、要介護度の変化による特養への転居などが発生した場合、当該入居者へ一時的にサービス提供が行えなくなり、入院であれば退院まで、退去であれば次の顧客のサービス利用開始までの間の売上が発生しなくなる場合があります。 これらの事態については、過年度の発生状況を考慮に入れた事業計画を策定しておりますが、想定以上に多くの事態が重なった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)訴訟リスクについて 当社は、本書提出日現在において提起されている訴訟はありません。 今後も、細心の注意を払いリスク管理体制の整備と改善に努めてまいりますが、当社が主とする事業である介護事業においては、どれだけの注意を払っても介護事故や医療事故は一定の確率で発生します。 当社で加入している「包括職業賠償責任保険」にて対応可能と考えてはおりますが、万が一、介護中の事故による死亡事故等が発生し、遺族による損害賠償請求が提訴された場合には、社会的な評価の低下、訴訟に係る費用の発生、事業の全部又は一部の継続が困難になる等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害について 当社は、京都府、滋賀県、岡山県、静岡県、兵庫県、愛知県、岐阜県、栃木県、東京都でドミナント戦略による拠点展開を行っております。 有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、万が一、特定の地域で大規模な地震、台風等の災害により、当社の運営する建物や従業員及び利用者が損害を被った場合、また子会社が保有する建物に大規模な修繕が必要となり多額の費用が必要となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報管理及び個人情報の漏洩について当社は事業を運営するにあたり、利用者あるいはその家族の重要な個人情報を取り扱っており、管理部門においては経営情報等の内部情報を保有しております。 当社は、個人情報をはじめとした情報の適正な取得及び厳重な管理のために、各種規程や研修等を通じて、情報漏洩の防止に取り組んでおります。 パソコンの管理にあたっては、ウイルス対策ソフトによる保護を実施するほか、一部の部門及び一部の役職者を除き、原則としてノートパソコンなどの電子機器の持ち出しを禁止しております。 また、パソコンや各種システムには起動時のパスワード管理を実施しており、第三者が容易に起動させることができない設定となっております。 しかしながら、万が一、システム等から個人情報が外部に漏洩する等のトラブルが発生した場合、損害賠償請求や信用力の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)テナントの賃貸借契約について 当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅は、オーナーが建設する物件を当社が一括借り上げして、入居者に転貸するサブリース契約による方式、株式会社JPMCがオーナーから一括借り上げを行い、当社が介護運営会社としてテナントで入る方式の2方式があります。 当社が一括借り上げを行う場合、オーナーとの賃貸借契約期間は基本的に25年間となっております。 この間は安定的かつ継続的に事業を運営できるメリットがある反面、解約には一定の制約があるため、稼働率が著しく低下した場合や、近隣の賃貸住宅の家賃相場が下落し、当社の募集賃料にも何らかの影響が及んだ場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、解約不能期間を経過したのちには、何らかの理由により、オーナー側から賃貸借契約書の規定に基づき賃貸解除を申し出られる可能性もあります。 そうなった場合、当社の運営棟数が減少する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、リースに関する会計基準の変更は、当社の借上物件や運営物件についての該当の有無により、建物部分に係る残リース相当額の貸借対照表への計上に伴う財務比率の悪化や、計上したリース資産の減損処理による利益の減少又は損失及びそれに伴う財務数値の大幅な変動が発生する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)特定経営者への依存について 当社の創業者であり代表取締役社長である北山忠雄は、当社グループの経営方針や事業戦略の立案・決定における中枢として重要な役割を果たしております。 役員への情報共有や権限委譲を進める等、組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 しかしながら、何らかの理由で同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)風評等の影響について 当社では、経営理念と指針を最も重要なものと位置づけ、理念研修、介護研修、人事考課等、様々な機会を通じて従業員への経営理念等の浸透に努めております。 また、利用者本人に加え、その家族、地域の介護事業者、行政、近隣の医療機関等とも密に連携し、交流を図っていることが業績向上にとって重要なものであると認識しております。 従業員教育や内部監査等で細心の注意を払い、施設及び事業の運営をしておりますが、従業員の不祥事等何らかの事象が発生したり、当社に関する不利益な情報及び風評が広まった場合には、利用者及びその家族、行政、医療機関等からの評判・評価が落ち、入居紹介が止まるなどの事態により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)有利子負債について 当連結会計年度末時点における有利子負債残高は35億78百万円、有利子負債依存度は61.6%となっております。 当社グループでは、当連結会計年度末時点において「アンジェス」を11棟保有しており、その資金は長期借入金でまかなっております。 現在の建築原価の高騰や、リースに関する会計基準の変更を見据えて従来のような積極的な販売から、現在は自社保有をメインとする方針としております。 今後、リースに関する会計基準の適用に伴うリース負債の計上や自社保有物件での新規拠点の開設により、有利子負債の残高や比率が上昇していく見通しであります。 ただし、借入を実施して保有することとした新規案件に関しても、当社の取締役会審議を経て、中長期的な収益を見込むことができ、戦略的にも意義ある新規拠点開設を進めていくための借入の増加でありますが、今後のマクロ経済動向や日本銀行の金融政策の変更等により市場金利が上昇した場合、支払利息が増加するほか、新規開設に向けた資金調達コストが上昇し、事業展開スピードが減速する可能性があります。 なお、財務制限条項付きの借入はありません。 (15)新規拠点の開設、受注について 当社グループは、自社グループのみならず、広く新規拠点開設のための情報を収集し、常に新規案件のための情報を入手しておりますが、利用者がいる限り、一度開設すると簡単には撤退できないことから、開設の可否判断については、社内規程に基づき慎重に見極めております。 現在は、株式会社北山住宅販売を通じて土地を購入し、同社が建築を行い、中長期的に保有を行う、または、当社が土地オーナーより建築請負をした物件を当社が借り上げるという事業スキームにより拠点数を増やしていく方針ではありますが、新規拠点の開設については、オーナーの意向、融資を実施する金融機関の動向等にも影響されることから、新規拠点の開設・受注ができない、又は、新規拠点数が計画よりも下回って推移する可能性があり、将来の運営棟数が当社の目標よりも下回った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)サービス付き高齢者向け住宅建築補助金の廃止・制度変更について サービス付き高齢者向け住宅に関しては、本書提出日現在、建築費の約1割が補助金として建築主に交付される政策的優遇措置が取られておりますが、これは毎年予算編成によって上限や継続が判断されます。 将来、本補助金が廃止・制度変更となった場合、進行中の案件が一部、建築主の方針で中止となるリスクがあります。 しかし当社グループの建築においては、本補助金が廃止・制度変更となった場合でも、大手ハウスメーカー等と比較しても受注価格が安価なため、影響は限定的であると考えているほか、サービス付き高齢者向け住宅の提案から住宅型有料老人ホームへの提案へと切り替えること等の対応で、リスク回避をすることが可能であると考えております。 しかしながら、本補助金の廃止・制度変更が発生した場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)建築請負工事の期ずれについて 当社グループの株式会社北山住宅販売は、主としてサービス付き高齢者向け住宅の建築及び自社物件の「アンジェス」の建築等を行っております。 建築における売上計上は、工事の進捗度に応じて行っております。 建築工事については、予期できない理由により工期の延長等があった場合、売上計上時期が遅れる場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)新規拠点の単一年度への開設集中について 当社グループは、拠点数を増やして事業を拡大するビジネスモデルをとっております。 新規拠点を開設する際には、一定の期間は費用先行となる赤字期間が生じることとなります。 そのため、単一年度に多数の拠点の開設が重なった場合は業績の下押し圧力となり、その年度の当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)固定資産の減損について当社グループは、業績動向によっては、固定資産の減損会計の適用に伴う損失処理が発生することがあり、その場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 減損処理が発生しないよう拠点単位での収益管理を行い、施設長に収支の責任を持たせ、収益性が悪化している拠点については積極的に対策を講じますが、万が一、不採算拠点の増加や閉鎖が集中した場合や、また、当社グループが保有する「アンジェス」の減損処理が必要となり多額の減損損失が発生した場合は、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (20)支配株主との関係について 当社の支配株主である北山忠雄は、当社の創業者であり代表取締役社長であります。 本書提出日現在、北山忠雄並びに同氏の二親等内の親族の所有株式数を含めると発行済株式総数の61.6%を所有しております。 北山忠雄は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しておりますが、何らかの事情によりこれらの当社株式が売却され、同氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (21)物価高騰に関するリスク 当社は自社グループで設計から建築まで一気通貫で提供し、建築原価を他社よりも相対的に低く建物を建築できることが強みでありますが、建築資材や職人の人件費高騰により、当社が自社保有を行う場合であっても、取得原価が過去の取得原価と比較して増加する可能性があります。 また、介護運営にあたっても、インフレによって人件費、食材費、その他運営を維持するための各種コストが上昇する場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (22)特定技能外国人(介護)の受入れ拡大に関するリスク当社グループは、深刻化する介護人材不足への対応および多様な人材の確保を目的として、2025年の制度改正により訪問介護での就労が解禁された「特定技能外国人(介護)」の積極的な受入れを開始しております(2025年12月末時点18名、最終的には50名規模まで受入れ拡大を予定)。 しかしながら、訪問介護はご入居者様の居室における「1対1」のサービス提供が基本となります。 特に当社が注力するターミナルケア(看取り)においては、ご入居者様の微細な体調変化への気づきや、ご家族様との繊細なコミュニケーションが求められます。 言語の壁や文化・生活習慣の違いに起因するミスコミュニケーションが発生した場合、重大な介護事故やご入居者様・ご家族様からのクレーム、それに伴う当社の信用低下や損害賠償に繋がる可能性があります。 また、昨今の急激な為替変動(円安)や、他業種・都市部との人材獲得競争の激化、あるいは出入国管理政策の変更等により、想定以上の早期離職や外国人雇用維持のコスト増加が発生した場合、採用・育成に投じたコストが回収できず、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (23)その他のリスクについて 上記のほか、外部からの犯罪行為、SNSへのネガティブな書き込み等が発生することで、社会的信頼が失墜し、その対応のためのコストの発生により、当社グループの業績又は株価に影響を及ぼす可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、世界的なインフレ圧力の緩和が進む一方で、米国を中心とした金融政策の動向や地政学的リスクの長期化などを背景に、依然として先行き不透明な状況が継続いたしました。 国内においては、物価上昇率は前年と比べて落ち着きを見せたものの、高水準で推移しており、日銀による金融正常化の進展に伴う金利上昇も相まって、企業経営を取り巻く環境は引き続き慎重な判断が求められる状況となりました。 介護業界におきましては、2024年4月に実施された介護報酬改定および同年6月の診療報酬改定を受け、事業運営の高度化・効率化が一層求められる局面となりました。 高齢者人口の増加に伴い介護サービス需要は中長期的に拡大が見込まれる一方で、慢性的な人材不足や人件費の上昇、物価高によるコスト増加などにより、特に中小事業者を中心に厳しい経営環境が続いております。 訪問介護事業所の倒産件数が3年連続で過去最高を更新するなど、業界全体で再編・淘汰が進行しつつあります。 このような環境下、当社グループは、安定的な事業運営と中長期的な成長を両立させるべく、人的投資および事業基盤の強化を最重要課題として取り組んでまいりました。 具体的には、「介護職員等処遇改善加算」の取得をはじめ、ベースアップや管理職層の処遇見直しを継続的に実施するとともに、紹介制度の拡充や自社ホームページ経由の採用強化等により、人材の確保および定着に一定の成果を上げることができました。 さらに、2025年4月より解禁された特定技能外国人材の訪問介護事業所への受け入れについても、早期に対応を進め、2025年12月末時点で18名を採用し、現在も積極的な採用を続けております。 また今期より新卒採用の幅を広げ高卒採用を開始しました。 実際に入社も始まっており、業界の最大の課題である人材確保に対して積極的な取り組みを続けてまいりました。 事業展開の面では、当社の主力である介護事業において、サービス付き高齢者向け住宅の新規開設を継続的に実施しております。 当連結会計年度においては、「アンジェス八王子」「アンジェス高尾」「アンジェス宇都宮御幸本町」の3棟(125室)を新規開設し、期末時点で36棟1,210室を運営しております。 36棟1,124室(※)の全社稼働率は96.5%、オープン1年経過後拠点では稼働率が96.5%となっており、新拠点も早期立ち上がりを見せ、全社的に高稼働を維持しております。 (※)「アンジェス彦根河瀬」「アンジェス宇都宮砥上」「アンジェス八王子」「アンジェス宇都宮御幸本町」の訪問看護利用者を想定した医療居室部分86室については、従来からの目標である稼働率97.0%という高稼働率を前提とした事業ではないことから、全社の介護居室稼働率の1,124室を分母としております。 また、2023年より開始した訪問看護事業が本格化し、今後は基本的に新規開設時には看護併設型で開設を行う基盤が整いました。 2025年12月末時点では4事業所を運営し、収益力の強化及び介護保険からの収益分散を着実に実現しつつあります。 また、生産性向上のために開発した自社システム(ケア現場管理システム『CareMaster』)も本格運用を開始し、業務効率化による競争力強化を図っております。 なお、当連結会計年度より、固定資産に係る控除対象外消費税等の会計処理についての変更を行っており、前連結会計年度については、遡及適用後の数値で比較分析を行っています。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態ⅰ.資産 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ9億83百万円増加し、58億7百万円となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ1億83百万円増加し、19億44百万円となりました。 これは主に、現金及び預金が54百万円、売掛金及び契約資産が98百万円増加したこと等によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ8億円増加し、38億62百万円となりました。 これは主に、拠点増加、拠点開設用地の取得及び工事の進捗等による建物及び構築物(純額)が9億18百万円増加したことに対し、建設仮勘定が2億1百万円減少したこと等によるものであります。 ⅱ.負債 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ8億97百万円増加し、43億92百万円となりました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ4億68百万円減少し、13億91百万円となりました。 これは主に、未払費用が65百万円増加したことに対し、短期借入金が6億62百万円減少したこと等によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ13億66百万円増加し、30億円となりました。 これは主に、長期借入金が13億60百万円増加したこと等によるものであります。 ⅲ.純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ86百万円増加し、14億14百万円となりました。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益81百万円により利益剰余金が増加したこと等によるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度における売上高は、48億86百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は40百万円(前年同期比73.0%減)、経常利益は1億38百万円(前年同期比27.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は81百万円(前年同期比34.6%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 ⅰ.介護事業 介護事業におきましては、当連結会計年度の売上高は48億23百万円、セグメント利益は1億7百万円となりました。 これは主に、当連結会計年度に開設した「アンジェス八王子」、「アンジェス高尾」及び「アンジェス宇都宮御幸本町」が増収に寄与したことによります。 ただし、新規拠点開設に伴う人件費、経費負担の増加により、セグメント利益は減少しております。 その結果、売上高は前連結会計年度と比較して6億63百万円(前年同期比16.0%増)の増収、セグメント利益は29百万円(前年同期比21.3%減)の減益となりました。 ⅱ.不動産事業 不動産事業におきましては、当連結会計年度の売上高は62百万円、セグメント損失は37百万円となりました。 これは1件の請負工事によるものです。 また、費用については、建築原価及び人件費の高騰等により増加しております。 その結果、売上高は前連結会計年度と比較して4億85百万円(前年同期比88.5%減)の減収、セグメント損失は77百万円の減益(前年同期は39百万円のセグメント利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )は、前連結会計年度末に比べて50百万円増加し、11億68百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は、2億87百万円(前年同期は3億4百万円の獲得)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益1億38百万円、減価償却費1億73百万円の増加要因に対し、売上債権及び契約資産の増加額98百万円の減少要因があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、10億7百万円(前年同期は11億3百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出9億78百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果得られた資金は、7億71百万円(前年同期は5億45百万円の獲得)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入15億43百万円、短期借入金の純増減額6億62百万円及び長期借入金の返済による支出1億9百万円があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社グループでは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度の不動産事業の建築請負業務における受注実績は次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)不動産事業17,883△96.2165,390△21.4合計17,883△96.2165,390△21.4(注)上記の業務以外については、受注実績の記載になじまないため、記載をしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)販売高(千円)前年同期比(%)介護事業4,823,21816.0不動産事業62,993△88.5合計4,886,2123.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)滋賀県国民健康保険団体連合会608,13012.9650,02113.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 また、当連結会計年度より、固定資産に係る控除対象外消費税等の会計処理についての変更を行っており、前連結会計年度については、遡及適用後の数値で比較分析を行っています。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。 この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りが必要であり、これらの見積りは、合理的な基準に基づいて実施しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態に関する認識及び分析・検討内容 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績に関する認識及び分析・検討内容(売上高) 当連結会計年度における売上高は48億86百万円(前連結会計年度は47億7百万円)となりました。 介護事業におきましては、当連結会計年度に開設した「アンジェス八王子」、「アンジェス高尾」及び「アンジェス宇都宮御幸本町」が増収に寄与いたしました。 不動産事業におきましては、当連結会計年度に1件の請負工事があったものの、工事の進捗としてはまだ初期段階のため、工事売上高は減収となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は42億51百万円(前連結会計年度は40億48百万円)となりました。 これは主に、拠点及び入居者数の増加に伴う労務費の増加等によるものであります。 この結果、売上総利益は6億34百万円(前連結会計年度は6億59百万円)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は5億94百万円(前連結会計年度は5億8百万円)となりました。 この結果、営業利益は40百万円(前連結会計年度は1億50百万円)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は1億54百万円(前連結会計年度は71百万円)となりました。 これは主に、補助金収入の増加によるものであります。 営業外費用は56百万円(前連結会計年度は30百万円)となりました。 この結果、経常利益は1億38百万円(前連結会計年度は1億91百万円)となりました。 (特別利益、特別損失) 当連結会計年度及び前連結会計年度において特別利益及び特別損失の計上はありませんでした。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における法人税等は56百万円(前連結会計年度は65百万円)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は81百万円(前連結会計年度は1億25百万円)となりました。 c.キャッシュ・フローに関する認識及び分析・検討内容 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものは、自社保有物件の新規拠点開設時の土地・建物等取得のための設備資金、運転資金、拠点開設の際の初期費用であります。 新規拠点の土地・建物等取得のための設備資金については長期借入金で、運転資金、拠点開設の際の初期費用は自己資金及び短期借入金で調達することを基本としております。 運転資金のうち主なものは、売上原価に計上している拠点従業員の労務費等であります。 なお、当社グループは当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は11億68百万円であり十分な資金流動性を有していると判断しております。 ⑤経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループは、新規開設居室数、売上高経常利益率、訪問介護の利用単価、稼働率及び人件費率を経営成績に影響を与える重要な経営指標として捉えております。 a.新規開設居室数当連結会計年度における新規開設居室数は125室(前連結会計年度は56室)となりました。 目標の新規開設居室数150室を下回ったのは、2024年、2025年の2年間は、訪問看護併設型のハイブリッドモデルの確立、関東エリアの立ち上げ、外国人採用に注力していたためです。 看護併設型の拠点は、従来のアンジェスよりも売上高や収益性が高くなり、仮に新規開設居室数が少なくなった場合にも事業成長を見込め、目標通り150室の新規開設を進めた場合は従来目標よりも高成長を狙えることから、本事業確立に注力してまいりました。 新規拠点を開設し運営居室数を増やすことが当社グループの業績拡大に重要であることから、新規開設居室数を重要な経営指標として捉えており、毎年は150室の開設を目標としております。 なお、2026年、2027年の新規開設予定数は既に306室となります。 b.売上高経常利益率当連結会計年度における売上高経常利益率は2.8%(前連結会計年度は4.1%)となりました。 介護事業は堅調に進めた一方で、不動産事業は減収となり、当社グループ全体として売上高経常利益率は低下したものの、概ね予算通りの着地となりました。 当社の事業は労働集約型であり、助成金等を活用した営業外収益が計上されることが多く、また、介護従事者への処遇改善の一時金を、会社が給与や賞与で支給し、県などからはほぼ同額を補助金として受領することがあります。 この処理を行うことで、粗利益と営業利益は減少し、経常利益ではほぼ会社損益への影響は相殺される処理が発生することがあります。 その他、主として連結子会社が自社物件を保有しており営業外費用として利息が発生していることを踏まえ、売上高経常利益率を重要な経営指標として捉えております。 c.訪問介護の利用単価 当連結会計年度における訪問介護の利用単価は177,004円(前連結会計年度は175,422円)となりました。 前年同期比で単価が上昇した要因は、当社のほぼ全事業所で特定事業所加算(Ⅰ)を取得しており、また、医療居室が増えてくる中で、要介護度の高い重度の利用者の受入が増えていることから、2024年4月の介護報酬改定は当社にとってはマイナス改定となりましたが、訪問介護単価は今年度もプラス成長を維持しました。 訪問介護の利用単価は、訪問介護の年間売上額÷年間の延べ賃貸借数で計算しております。 介護事業の売上の約47%が訪問介護収入であり、この売上額について、年度毎や拠点毎の単価の推移を見ていくことが当社グループにとって重要であると考えていることから、訪問介護の利用単価を重要な経営指標として捉えております。 d.稼働率 当連結会計年度における開設後1年経過した拠点の平均稼働率は96.5%(前連結会計年度末は96.2%)と、前年比で0.3ポイント改善しました。 毎年当社の新拠点が増え続け、各エリアでは競合が算入してくる中でも、全社平均稼働率が96%~97%の間で毎年継続して推移しております。 当社ではどの拠点も看取りまで行う介護運営を実施し、入居者の紹介元に対して継続的にご挨拶回りを行っており、各地での地道な営業活動を続けておりますが、この当社の特徴である営業活動の成果を図る上で重視しております。 稼働率は、「賃貸借契約数÷総提供可能居室数」で算出しております。 稼働率が売上に直結し、利益を上げるための重要なポイントであることから、稼働率を重要な経営指標として捉えております。 e.人件費率 当連結会計年度における人件費率は70.1%(前連結会計年度は69.4%)と、前年比で0.7ポイント増加しております。 訪問介護単価の上昇に処遇改善加算の影響があったことと連動した形での上昇となっております。 介護職員処遇改善加算の制度は、会計上売上高として計上され、その後原価で賃金給料等として充当されます。 粗利益額としては変わらないものの、2024年に処遇改善加算の加算率がアップしたことで、売上アップとなり、そのうち処遇改善加算による売上アップ相当分と同額程度の人件費が上昇していることで、人件費率が高まる方向に進みました。 人件費率は、労務費÷介護収入(介護保険収入+サービス付き高齢者向け住宅事業の生活支援費売上)で算出しております。 当社の事業は労働集約型であり、効率的に人件費が売上を生んでいることが経営上重要であることから、人件費率を重要な経営指標として捉えております。 f.医療居室数(割合) 当連結会計年度における医療居室数は86室、医療居室割合は7.1%です。 (前期比較無し) 当社グループで、より重度の方や終末期の看取りニーズに広くお応えする体制構築と、事業の高収益化を両立させるため、今期から当指標を新たに追加いたしました。 医療居室数は、医療対応型の拠点において医療対応入居者を受け入れるための居室総数を、医療居室割合は、「医療居室総数÷総提供可能居室数」で算出しております。 訪問看護ステーションを併設した「医療併設型」の展開を進めることで、当社グループの強みである終末期ケアをより多くの方へ提供できる受け皿が拡大していることを示しており、また、従来の介護サービスに加え、相対的に粗利率の高い訪問看護サービス等の提供比率が高まることで、全社的な利益率の向上と高収益化の進捗状況を測るバロメーターとなることから、医療居室数(割合)を重要な経営指標として捉えております。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度における設備投資の総額は、952,335千円であります。 セグメント別の内訳は、次のとおりであります。 (介護事業) 当連結会計年度において、新規開設拠点の備品等、総額51,224千円の設備投資を行いました。 (不動産事業) 当連結会計年度において、自社保有物件として「アンジェス高尾」、「アンジェス宇都宮御幸本町」、「アンジェス上溝」、「アンジェス相原」の建設等、総額901,110千円の設備投資を行いました。 なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社 2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物(千円)構築物(千円)車両運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円) その他(千円)合計(千円)本社(京都府)介護事業統括業務施設--16780 5,4915,73931(3)アンジェス篠他4拠点(京都府)介護事業サービス付き高齢者向け住宅-25103,163 -3,41442(30)アンジェス守山他9拠点(滋賀県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅440-1,3498,835 -10,625116(49)アンジェス加古川他1拠点(兵庫県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--01,217 -1,21736(19)アンジェス大元他3拠点(岡山県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--02,400 -2,40042(18)アンジェス浜松中沢他4拠点(静岡県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅134,4653,24604,485 342142,53858(28)アンジェス一宮奥町他1拠点(愛知県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--01,793 -1,79331(16)アンジェス岐阜岩地他1拠点(岐阜県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--02,117 -2,11721(7)アンジェス相模原他1拠点(神奈川県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--2,3985,720 -8,11812(3)アンジェス枚方(大阪府)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--01,132 -1,13210(6)アンジェス八王子他1拠点(東京都)介護事業サービス付き高齢者向け住宅883-3,0929,790 -13,76637(10)アンジェス宇都宮砥上他1拠点(栃木県)介護事業サービス付き高齢者向け住宅--3,86112,224 -16,08669(13)(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー及び人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を( )外書きで記載しております。 3.アンジェス岐阜岩地、アンジェス岐阜南鶉、アンジェス彦根河瀬、アンジェス宇都宮砥上、アンジェス石山寺、アンジェス高尾、アンジェス宇都宮御幸本町及びアンジェス上溝については土地・建物を、アンジェス大元及びアンジェス篠については建物を連結子会社から賃借しております。 「(2)国内子会社」をご参照下さい。 4.帳簿価額のうち「その他」は、ソフトウエア、施設利用権の合計であります。 5.当社の事業所は主に賃借しております。 連結会社以外の者から賃借している設備の内容は、下記のとおりであります。 セグメントの名称所在地(拠点数)設備の内容年間賃借料又はリース料(千円)介護事業滋賀県(8拠点)サービス付き高齢者向け住宅126,127京都府(4拠点)サービス付き高齢者向け住宅70,444岡山県(3拠点)サービス付き高齢者向け住宅49,813静岡県(4拠点)サービス付き高齢者向け住宅84,123兵庫県(2拠点)サービス付き高齢者向け住宅55,699愛知県(2拠点)サービス付き高齢者向け住宅52,054東京都(1拠点)サービス付き高齢者向け住宅18,982神奈川県(1拠点)サービス付き高齢者向け住宅19,295大阪府(1拠点)サービス付き高齢者向け住宅16,104 (2)国内子会社 2025年12月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)車両運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円)土地(千円)(面積㎡)建設仮勘定(千円)その他(千円)合計(千円)株式会社北山住宅販売本社(京都府)本社(全社資産等)統括業務施設27,30599649462,577(133.29)-44,179135,5526(-)株式会社北山住宅販売アンジェス篠他1件(京都府)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅70,525-191-(-)-5,03075,746-株式会社北山住宅販売アンジェス彦根河瀬他2拠点(滋賀県)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅431,702-3,287132,877(3,467.03)-380568,248-株式会社北山住宅販売アンジェス大元(岡山県)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅56,938-1,217-(-)--58,155-株式会社北山住宅販売アンジェス岐阜岩地他1拠点(岐阜県)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅320,315-5,53588,198(2,640.03)--414,049-株式会社北山住宅販売アンジェス宇都宮砥上他1拠点(栃木県)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅734,522-13,426298,545(3,376.89)-2,6171,049,111-株式会社北山住宅販売アンジェス高尾他2拠点(東京都)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅255,452-4,681327,675(3,256.06)123,28810,030721,127-株式会社北山住宅販売アンジェス上溝(神奈川県)不動産事業サービス付き高齢者向け住宅415,650-7,389154,503(2,025.00)-1,361578,904-(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー及び人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を()外書きで記載しております。 3.アンジェス大元、アンジェス篠、アンジェス岐阜岩地、アンジェス岐阜南鶉、アンジェス彦根河瀬、アンジェス宇都宮砥上、アンジェス石山寺、アンジェス高尾、アンジェス宇都宮御幸本町には、当社の従業員が勤務しており、アンジェス大元の従業員数は9(4)人、アンジェス篠の従業員数は8(5)人、アンジェス岐阜岩地の従業員数は10(4)人、アンジェス岐阜南鶉の従業員数は9(4)人、アンジェス彦根河瀬の従業員数は25(7)人、アンジェス宇都宮砥上の従業員数は38(11)人、アンジェス石山寺の従業員数は8(6)人、アンジェス高尾の従業員数は13 (2)人、アンジェス宇都宮御幸本町の従業員数は31 (2)人です。 4.建物及び構築物、工具、器具及び備品、土地は、アンジェス相原(着手済み)を除き、当社へ貸与しております。 5.帳簿価額のうち「その他」は、ソフトウエア、施設利用権及び土地取得前渡金の合計であります。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、除却等の計画は次のとおりであります。 (1)重要な設備の新設等 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手年月完了予定年月完成後の増加能力総額(千円)既支払額(千円)株式会社北山住宅販売アンジェス相原(東京都町田市)(注)2不動産事業土地、建物等644,000304,414自己資金及び借入金2025年9月2026年9月(注)250室(予定)株式会社T.S.Iアンジェス浜松森田町(仮称)(浜松市中央区)介護事業建物等424,000242自己資金及び借入金2025年12月2027年1月47室(予定)株式会社北山住宅販売アンジェス久我(仮称)(京都市伏見区)不動産事業土地、建物等567,8005,030自己資金及び借入金2026年5月2027年3月53室(予定)株式会社北山住宅販売アンジェス町田(仮称)(東京都町田市)不動産事業土地、建物等668,62015,230自己資金及び借入金未定未定54室(予定) (注)1.完成後の増加能力は、事務所新設の場合は事業所種別を、サービス付き高齢者向け住宅新設の場合は受入定員である居室数(予定含む)を記載しております。 2.事業所名をアンジェス町田相原(仮称)からアンジェス相原に、完了予定年月を2026年5月から2026年9月に変更しております。 (2)重要な設備の除却等該当事項はありません。 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 901,110,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 46 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 3 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 4,442,944 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 1 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的の投資株式及び純投資目的以外の目的の投資株式いずれも保有しておりません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 (a)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容該当事項はありません。 (b)銘柄数及び貸借対照表計上額該当事項はありません。 (c)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 ➄ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2025年12月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 北山忠雄京都市西京区499,50032.85 北山優吾京都市西京区129,5008.52 北山雄三京都市西京区100,6006.62 北山千賀子京都市西京区100,0006.57 北山裕美京都市西京区100,0006.57 株式会社SBI証券東京都港区六本木1-6-146,4513.05 水元公仁東京都新宿区43,0002.83 楽天証券株式会社東京都港区青山2-6-2131,1002.05 寺田英司札幌市西区20,2001.33 鈴木愛実埼玉県所沢市17,4001.14計-1,087,75171.53 |
| 株主数-金融機関 | 1 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 14 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 6 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 10 |
| 株主数-個人その他 | 739 |
| 株主数-その他の法人 | 15 |
| 株主数-計 | 785 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | 鈴木愛実 |
| 株主総利回り | 0 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Shareholders2
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式1,533,100--1,533,100合計1,533,100--1,533,100自己株式 普通株式(注)18,056-5,60012,456合計18,056-5,60012,456(注)普通株式の自己株式の減少5,600株は、2025年4月14日取締役会決議に基づく自己株式の処分によるものであります。 |
Audit
| 監査法人1、連結 | PwC Japan有限責任監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年3月25日株 式 会 社 T.S.I取 締 役 会 御 中 PwC Japan有限責任監査法人 京都事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士野村 尊博 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士静山 なつみ <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社T.S.Iの2025年1月1日から2025年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社T.S.I及び連結子会社の2025年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った連結財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当連結会計年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当連結会計年度の連結財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前連結会計年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 有形固定資産の減損損失の認識の判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、2025年12月31日現在、連結貸借対照表において、有形固定資産3,755,715千円を計上している。 会社グループは、サービス付き高齢者向け住宅の運営を中心とした介護事業を主力ビジネスとしているため、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)有形固定資産の減損に記載のとおり、主として拠点を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としてグルーピングを行っている。 会社グループは、各拠点の営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなっているか、または、継続してマイナスとなる見込みの拠点について、減損の兆候を識別しているが、割引前将来キャッシュ・フローの総額がこれらの帳簿価額を下回るかどうかを検討した結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額は帳簿価額を上回っていたことから、当連結会計年度において、会社が認識した減損損失はなかった。 会社グループは、割引前将来キャッシュ・フローの総額について、取締役会で承認された事業計画に基づいて算定しており、当該事業計画には、過去実績をもとに算出した拠点の稼働率及び利用平均単価を考慮した将来の売上高を主要な仮定として考慮している。 このように事業計画における主要な仮定は、見積りの不確実性の程度が高く、経営者の主観的な判断を伴う。 以上より、当監査法人は有形固定資産の減損損失の認識の判定を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、会社グループの有形固定資産の減損損失の認識の判定を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ・固定資産の減損の兆候・減損損失の認識の判定に関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 ・減損の兆候が識別された拠点の固定資産の帳簿価額と固定資産台帳とを突合し、その網羅性及び正確性を検討した。 ・減損の兆候が識別された拠点の実施予定の営業戦略について、適切な経営者に質問して、理解した。 ・減損の兆候が識別された拠点の割引前将来キャッシュ・フローの見積りについて、取締役会で承認された事業計画との整合性を検討した。 ・減損の兆候が識別された拠点の将来の売上高計画について、その算定に考慮した稼働率及び利用平均単価を、過去の拠点の稼働実績及び利用単価実績と比較して、その実現可能性を検討した。 介護事業における収益認識の実在性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、介護・看護サービスの提供及びサービス付き高齢者向け住宅の運営等高齢者向けサービスの提供を行っている。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(4)重要な収益及び費用の計上基準に記載の通り、介護事業における収益は、サービス提供時点で履行義務が充足され、当該履行義務を充足した時点で認識される。 【注記事項】 (収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報に記載されている通り、介護事業における売上高は4,823,218千円であり、連結財務諸表の売上高4,886,212千円の98.7%であり、金額的に重要である。 第2【事業の状況】 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容の⑤経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析に記載の通り、稼働率を重要な経営指標としていることから、収益認識の実在性について、より慎重な監査上の検討を行う必要がある。 以上より、当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性に関して、主に以下の監査手続を実施した。 ・入居者の固有情報、契約条件のチェック等を含む、入居者の登録誤りによる入居者収益を計上することを防止し発見するために会社が構築した内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 ・入居者の実在性を評価するため、入居者の登録情報と契約時の本人確認書類等の関連証憑を照合した。 ・入居者に対する収益認識の実在性を評価するため、高齢者向けサービスの役務提供記録等の関連証憑を照合した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社T.S.Iの2025年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、株式会社T.S.Iが2025年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った連結財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当連結会計年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当連結会計年度の連結財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前連結会計年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 有形固定資産の減損損失の認識の判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、2025年12月31日現在、連結貸借対照表において、有形固定資産3,755,715千円を計上している。 会社グループは、サービス付き高齢者向け住宅の運営を中心とした介護事業を主力ビジネスとしているため、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)有形固定資産の減損に記載のとおり、主として拠点を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としてグルーピングを行っている。 会社グループは、各拠点の営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなっているか、または、継続してマイナスとなる見込みの拠点について、減損の兆候を識別しているが、割引前将来キャッシュ・フローの総額がこれらの帳簿価額を下回るかどうかを検討した結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額は帳簿価額を上回っていたことから、当連結会計年度において、会社が認識した減損損失はなかった。 会社グループは、割引前将来キャッシュ・フローの総額について、取締役会で承認された事業計画に基づいて算定しており、当該事業計画には、過去実績をもとに算出した拠点の稼働率及び利用平均単価を考慮した将来の売上高を主要な仮定として考慮している。 このように事業計画における主要な仮定は、見積りの不確実性の程度が高く、経営者の主観的な判断を伴う。 以上より、当監査法人は有形固定資産の減損損失の認識の判定を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、会社グループの有形固定資産の減損損失の認識の判定を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ・固定資産の減損の兆候・減損損失の認識の判定に関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 ・減損の兆候が識別された拠点の固定資産の帳簿価額と固定資産台帳とを突合し、その網羅性及び正確性を検討した。 ・減損の兆候が識別された拠点の実施予定の営業戦略について、適切な経営者に質問して、理解した。 ・減損の兆候が識別された拠点の割引前将来キャッシュ・フローの見積りについて、取締役会で承認された事業計画との整合性を検討した。 ・減損の兆候が識別された拠点の将来の売上高計画について、その算定に考慮した稼働率及び利用平均単価を、過去の拠点の稼働実績及び利用単価実績と比較して、その実現可能性を検討した。 介護事業における収益認識の実在性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、介護・看護サービスの提供及びサービス付き高齢者向け住宅の運営等高齢者向けサービスの提供を行っている。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(4)重要な収益及び費用の計上基準に記載の通り、介護事業における収益は、サービス提供時点で履行義務が充足され、当該履行義務を充足した時点で認識される。 【注記事項】 (収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報に記載されている通り、介護事業における売上高は4,823,218千円であり、連結財務諸表の売上高4,886,212千円の98.7%であり、金額的に重要である。 第2【事業の状況】 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容の⑤経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析に記載の通り、稼働率を重要な経営指標としていることから、収益認識の実在性について、より慎重な監査上の検討を行う必要がある。 以上より、当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性に関して、主に以下の監査手続を実施した。 ・入居者の固有情報、契約条件のチェック等を含む、入居者の登録誤りによる入居者収益を計上することを防止し発見するために会社が構築した内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 ・入居者の実在性を評価するため、入居者の登録情報と契約時の本人確認書類等の関連証憑を照合した。 ・入居者に対する収益認識の実在性を評価するため、高齢者向けサービスの役務提供記録等の関連証憑を照合した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った連結財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当連結会計年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当連結会計年度の連結財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前連結会計年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・有形固定資産の減損損失の認識の判定・介護事業における収益認識の実在性 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 介護事業における収益認識の実在性 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社は、介護・看護サービスの提供及びサービス付き高齢者向け住宅の運営等高齢者向けサービスの提供を行っている。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(4)重要な収益及び費用の計上基準に記載の通り、介護事業における収益は、サービス提供時点で履行義務が充足され、当該履行義務を充足した時点で認識される。 【注記事項】 (収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報に記載されている通り、介護事業における売上高は4,823,218千円であり、連結財務諸表の売上高4,886,212千円の98.7%であり、金額的に重要である。 第2【事業の状況】 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容の⑤経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析に記載の通り、稼働率を重要な経営指標としていることから、収益認識の実在性について、より慎重な監査上の検討を行う必要がある。 以上より、当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
| 開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(4)重要な収益及び費用の計上基準 |
| 開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結 | 【注記事項】 (収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報 |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、介護事業における収益認識の実在性に関して、主に以下の監査手続を実施した。 ・入居者の固有情報、契約条件のチェック等を含む、入居者の登録誤りによる入居者収益を計上することを防止し発見するために会社が構築した内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 ・入居者の実在性を評価するため、入居者の登録情報と契約時の本人確認書類等の関連証憑を照合した。 ・入居者に対する収益認識の実在性を評価するため、高齢者向けサービスの役務提供記録等の関連証憑を照合した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
| 監査法人1、個別 | PwC Japan有限責任監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独 立 監 査 人 の 監 査 報 告 書 2026年3月25日株 式 会 社 T.S.I取 締 役 会 御 中 PwC Japan有限責任監査法人 京都事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士野村 尊博 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士静山 なつみ <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社T.S.Iの2025年1月1日から2025年12月31日までの第16期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社T.S.Iの2025年12月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前事業年度の財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・介護事業における収益認識の実在性 当事業年度の財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当事業年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当事業年度の財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前事業年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・介護事業における収益認識の実在性 介護事業における収益認識の実在性 監査上の主要な検討事項と決定した理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(介護事業における収益認識の実在性)と同一内容であるため、記載を省略している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前事業年度の財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・介護事業における収益認識の実在性 当事業年度の財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当事業年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当事業年度の財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前事業年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・介護事業における収益認識の実在性 介護事業における収益認識の実在性 監査上の主要な検討事項と決定した理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(介護事業における収益認識の実在性)と同一内容であるため、記載を省略している。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、前事業年度の財務諸表の監査において、監査上の主要な検討事項として、以下の事項を記載した。 ・介護事業における収益認識の実在性 当事業年度の財務諸表の監査において、監査役及び監査役会とコミュニケーションを行った事項の中から、特別な検討を必要とするリスク又は重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域の変化、会社が重要な判断を行った財務諸表の領域に関連する当監査法人の重要な判断、当事業年度において発生した重要な事象又は取引が監査に与える影響等、また監査における相対的な重要性や会社に特有の事項を考慮して、監査上の主要な検討事項とする事項について検討した。 その結果、当事業年度の財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項は、前事業年度の監査上の主要な検討事項から変更せず、以下の事項とした。 ・介護事業における収益認識の実在性 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 介護事業における収益認識の実在性 |
| 連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項と決定した理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(介護事業における収益認識の実在性)と同一内容であるため、記載を省略している。 |
| その他の記載内容、個別 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
| 未収入金 | 207,891,000 |
| その他、流動資産 | 19,101,000 |
| 建物及び構築物(純額) | 2,451,698,000 |
| 工具、器具及び備品(純額) | 53,053,000 |
| 土地 | 1,064,377,000 |
| 建設仮勘定 | 123,530,000 |
| 有形固定資産 | 212,224,000 |
| ソフトウエア | 5,491,000 |
| 無形固定資産 | 5,833,000 |
| 長期前払費用 | 1,498,000 |
| 繰延税金資産 | 12,491,000 |
| 投資その他の資産 | 33,155,000 |