財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-03-25 |
| 英訳名、表紙 | TOYO TANSO CO., LTD. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役会長兼社長兼CEO 近藤 尚孝 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 大阪市西淀川区竹島五丁目7番12号(上記は登記上の本店所在地であり、実際の業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。 ) |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 該当事項はありません。 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
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| 沿革 | 2【沿革】 年月事項1947年7月近藤カーボン工業株式会社を大阪市西淀川区(登記簿上は香川県三豊郡観音寺町(現 香川県観音寺市))において資本金198千円で設立1948年9月大阪市西淀川区に登記簿上の本店移転1949年11月社名を東洋炭素株式会社に変更1956年5月米国 ナショナルカーボン社と代理店契約を締結1957年8月西ドイツ リングスドルフカーボン社と日本総代理店契約を締結1961年2月香川県三豊郡柞田町(現 香川県観音寺市)に四国工場(1980年5月に東炭化工株式会社として分離)を設置1962年4月本社工場内に研究所(1989年6月に大阪研究センターへ昇格、1995年2月に大野原技術開発センターへ移設)を設置1974年3月香川県三豊郡大野原町(現 香川県観音寺市)に大野原工場(1994年3月 大野原技術開発センターに改組、2007年12月 東洋炭素生産技術センターに改称)を設置1975年2月本社工場を廃止し、大野原工場へ集約1981年8月香川県三豊郡大野原町(現 香川県観音寺市)に萩原工場を設置1985年12月香川県三豊郡詫間町(現 香川県三豊市)に詫間工場(1995年2月 詫間事業所に改組)を設置1986年3月米国 イリノイ州にTOYO TANSO AMERICA,INC.を設立1987年4月米国 オレゴン州にTTA,INC.を設立1987年7月TTA,INC.がTOYO TANSO AMERICA,INC.を合併1987年9月TTA,INC.をTTAMERICA,INC.に社名変更1988年8月フランス トラッピス市にGRAPHITES TECHNOLOGIE ET INDUSTRIE S.A.を設立1991年4月イタリア ミラノ市にGRAPHITES TECHNOLOGY APPLICATIONS S.R.L.を設立1991年5月米国 ペンシルベニア州にPENNGRAPH,INC.を設立ドイツ リンデン市にGTD GRAPHIT TECHNOLOGIE GMBHを設立(2000年3月 ランゲンス市へ本店移転)1991年11月台湾 台北市に株式取得により精工碳素股份有限公司を設置(2001年9月 桃園縣(現 桃園市)へ本店移転) 米国 オレゴン州(登記簿上はデラウェア州)にTOYO TANSO USA, INC.を設立1992年8月TTAMERICA,INC.を清算1994年8月中国 上海市に上海東洋炭素有限公司を設立1997年1月イタリア ミラノ市に全株式取得によりTOYO TANSO EUROPE S.P.A.を設置1998年3月TOYO TANSO EUROPE S.P.A.がGRAPHITES TECHNOLOGY APPLICATIONS S.R.L.を合併1998年5月TOYO TANSO USA, INC.がPENNGRAPH,INC.を合併1999年4月福島県いわき市にいわき工場を設置1999年9月大阪府豊中市に全株式取得により大和田カーボン工業株式会社を設置2001年4月詫間事業所に第二工場を設置2001年6月米国 オレゴン州(登記簿上は デラウェア州)にADVANCED GRAPHITE,INC.を、ペンシルベニア州(登記簿上は デラウェア州)にTOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.を設立TOYO TANSO USA, INC.のPENNGRAPH DIVISIONを分割し、TOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.に営業譲渡2003年9月中国 上海市に上海東洋炭素工業有限公司を設立2004年5月ADVANCED GRAPHITE,INC.およびTOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.を清算2005年4月中国 済寧市に嘉祥東洋炭素有限公司を設立2006年3月東京証券取引所市場第一部に株式を上場2006年9月韓国 ソウル市にTOYO TANSO KOREA CO.,LTD.を設立2007年12月大阪市北区梅田に本社を移転旧本社事業所を近藤照久記念東洋炭素総合開発センターに改称2008年2月GRAPHITES TECHNOLOGIE ET INDUSTRIE S.A.をTOYO TANSO FRANCE S.A.に社名変更2008年3月タイ バンコク市にTOYO TANSO(THAILAND)CO.,LTD.を設立(2008年8月 バングプリー市へ本店移転)2010年2月詫間事業所に第三工場を設置2010年8月シンガポールにTOYO TANSO SINGAPORE PTE. LTD.を設立2011年3月インド ベンガルール市にTOYO TANSO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立2013年4月トルコ イスタンブール市にTOYO TANSO GRAPHITE AND CARBON PRODUCTS INDUSTRY AND COMMERCIAL A.Sを設立2013年11月大阪市西淀川区に本社を移転2014年9月中国 平湖市に東洋炭素(浙江)有限公司を設立2015年5月インドネシア 西ジャワ州にPT. TOYO TANSO INDONESIAを設立2015年12月メキシコ グアナファト州にTOYO TANSO MEXICO S.A. DE C.V.を設立2017年6月当社が所有する嘉祥東洋炭素有限公司の持分全部を嘉祥県正大炭素製品有限公司に譲渡(嘉祥東洋炭素有限公司は連結子会社から除外)2018年12月TOYO TANSO GRAPHITE AND CARBON PRODUCTS INDUSTRY AND COMMERCIAL A.Sを清算2019年6月中国 成都市に成都東洋炭素工業有限公司を設立2020年6月ATNグラファイト・テクノロジー株式会社に資本参加2020年8月TOYO TANSO INDIA PRIVATE LIMITEDを清算2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行2024年1月2025年7月大阪市北区梅田に本社を移転中国 上海市に上海東洋カーボン貿易有限公司を設立 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当企業グループは、当社、連結子会社12社(国内2社、海外10社)、非連結子会社5社(海外5社)および持分法適用の関連会社2社(国内1社、海外1社)で構成されております。 当企業グループは、主に等方性黒鉛材料(注)を素材として、高機能分野におけるカーボン製品の製造、加工および販売を主たる事業としております。 当企業グループのカーボン製品は様々な分野で使用されており、顧客が必要とする仕様も多岐にわたるため、多品種少量生産への対応が必要であります。 当企業グループでは、1974年に国内外の企業に先駆けて等方性黒鉛材料を量産化し、続いて大型化も実現させたことで、使用用途も拡大してまいりました。 この等方性黒鉛材料を中心としたカーボン素材の製造拠点を国内に集約することで効率的に生産し、国内および米国、欧州、アジアの海外各国に展開する加工および販売拠点に供給、現地の顧客に直接販売する体制を構築しております。 当企業グループでは、このような素材から製品まで一貫した生産、販売体制により、安定的かつ短納期の製品供給を確立するとともに、直販体制による顧客との協調関係の中で、顧客の多様なニーズを迅速に取り入れた開発を行っております。 また、当企業グループは、カーボン専業メーカーとして長年蓄積してきたカーボン素材の分析データと顧客ニーズを基にして、基礎研究および応用研究に取り組んでおります。 その結果、当企業グループ製品の用途は、産業機械、自動車、家電等の産業用途や民生用途から、原子力、宇宙航空、医療、エネルギー等の最先端分野まで幅広い分野に拡大しております。 (注)等方性黒鉛材料炭素材料には、高温熱処理により製造される黒鉛材料とその他の炭素材料があります。 黒鉛材料の中で等方性黒鉛材料は、三次元の方向に対して同じ性質を持つという特性があります。 等方性黒鉛材料を製造するには、成形工程においてすべての方向から均等な圧力をかけることが必要でありますが、当社では静水圧成形法(水中で圧力をかける成形法)による製造法を国内外の企業に先駆けて確立いたしました。 黒鉛材料の主な特徴は次のとおりであります。 ① 熱伝導(*)性および電気伝導性に優れている。 ② 高温や薬品への耐性が高い。 ③ 軽量で加工が容易である。 ④ 摩擦、摩耗が起こりにくい。 等方性黒鉛材料には、上記に加えて次の特徴があります。 ① 熱膨張(*)等の特性がどの方向にも同じである。 ② 微粒子構造で高強度、材料のばらつきも非常に小さい。 それぞれの素材、分野、品目、製品例および特徴は以下のとおりであります。 素材/分野/品目製品例特殊黒鉛製品エレクトロニクス分野単結晶シリコン製造用単結晶シリコン引上げ炉用るつぼ、ヒーター化合物半導体製造用MOCVD装置用サセプター、LPE装置用ボート、SiC結晶成長装置炉内部材太陽電池製造用単結晶・多結晶シリコン製造炉用るつぼ、ヒーター、反射防止膜成膜用キャリア一般産業分野 連続鋳造用ダイス、放電加工電極、各種工業炉用ヒーター・構造材その他先端プロセス装置用イオン注入装置用電極、ガラス封着用治具原子力・宇宙航空医療用高温ガス炉用炉心材、核融合炉用炉壁材、ロケット用部品、CTスキャン用部品一般カーボン製品機械用カーボン分野一般産業機械用ポンプ・コンプレッサー用軸受、シール材輸送機械用パンタグラフ用すり板、自動車用部品電気用カーボン分野小型モーター用掃除機用カーボンブラシ、電動工具用カーボンブラシ大型モーター用大型モーターブラシ、風力発電機用カーボンブラシ複合材その他製品 Si-Epi装置用サセプター、SiC-Epi装置用サセプター、MOCVD装置用サセプター、工業炉用構造材、単結晶シリコン引上げ炉用るつぼ、太陽電池製造用部材、核融合炉用炉壁材、自動車用ガスケット (1) 特殊黒鉛製品特殊黒鉛製品につきましては、主に等方性黒鉛材料を使用しております。 ① エレクトロニクス分野(a) 単結晶シリコン製造用単結晶シリコンをスライス加工したシリコンウエハーは、高集積メモリー等の半導体基板としてエレクトロニクス産業の発展を支える基幹材料であります。 この単結晶シリコン引上げ炉で使用されるヒーター、るつぼ(*)等の炉内主要消耗部品には、高純度で優れた耐熱性が求められることから、等方性黒鉛製品が用いられております。 単結晶シリコンは大径化が進み、300mmウエハーを用いた製造工程が主流となっています。 当社は、世界最大の等方性黒鉛材料の生産能力を有しており、加工、高純度の設備能力を利用して、国内外からの需要に対応しております。 (b) 化合物半導体製造用発光素子や通信素子、パワーデバイス等で使用される化合物半導体(*)は、長寿命、省電力という特性を活かして、携帯電話やDVD、液晶等のデジタル家電、その他自動車用ヘッドランプや蛍光灯の高効率発光源素子として使用されております。 これらの化合物半導体の製造工程において使用される発熱体やMOCVD装置用サセプター(*)等の主要消耗部品、SiC結晶成長装置炉内部材等には、高純度で加工精度の高さが求められることから、当社の等方性黒鉛製品が、国内外で用いられております。 (c) 太陽電池製造用クリーンエネルギーの代表格である太陽電池は、各国で家庭用発電の買上げや設備設置に対する補助金の法制化等の国策により普及が図られており、世界的に使用の拡大が進んでおります。 太陽電池素子の主力材料である単結晶シリコンおよび多結晶シリコンの製造工程で使用されるヒーター、るつぼ、反射防止膜成膜工程で使用されるPE-CVD装置用キャリア等の主要消耗部品には、優れた耐熱性と耐久性が求められることから、当社の等方性黒鉛製品が用いられております。 ② 一般産業分野等方性黒鉛材料は、黒鉛材料の中でもより耐熱性、電気伝導性、耐薬品性に優れた材料であります。 これらの特性を活かし、金属溶解るつぼや連続鋳造ダイス(*)、金型製造時の放電加工電極(*)、セラミック、粉末冶金材料の焼結や自動車部品の焼鈍等の各種工業炉向け高温発熱体や炉内構造材等の分野に使用されております。 当企業グループは、さらなる成長が見込まれる中国・東南アジア・南米等国内外のこれら幅広い産業分野へ製品供給を行っております。 ③ その他(a) 先端プロセス装置用半導体や液晶の製造工程における微細加工に用いられるイオン注入装置用電極や、ダイオード、水晶振動子等の封着治具等、先端プロセス装置部品の製造用として様々な等方性黒鉛製品が使用されております。 優れた耐熱性と熱伝導性、高純度、高強度という特性や高い加工精度が求められることから、当社製品は大手装置メーカー等に広く採用されております。 (b) 原子力・宇宙航空・医療用高温ガス炉の炉心材や核融合炉の炉壁材等の原子力用途には、高い信頼性と品質が要求されます。 優れた耐熱性や黒鉛の持つ多様な特性に加え、耐放射線性や耐プラズマ性が求められることから、当社の製品が、これらの原子力分野で使用されております。 また、ロケット用部品等の宇宙航空分野、CTスキャン等の医療分野でも使用されております。 (2) 一般カーボン製品一般カーボン製品につきましては、主に従来の成形法で製造された炭素材料を使用し、等方性黒鉛材料も一部で使用しております。 ① 機械用カーボン分野(a) 一般産業機械用耐摩耗性、耐熱性、耐薬品性、自己潤滑性(*)という特性を活かし、ポンプやコンプレッサーの軸受け等のしゅう動部品、ピストンリング(*)、メカニカルシール(*)等の気体や液体のシール材として、国内外の機械メーカーに幅広く製品を販売しております。 当社では、材料の均質性の向上と素材サイズの最適化を図ることで、コスト競争力に強みを有した海外展開を行っております。 (b) 輸送機械用カーボンに銅を高圧含浸することにより自己潤滑性、電気伝導性および耐摩耗性を向上させたパンタグラフ用すり板(*)を、鉄道会社向けに販売しております。 当社のパンタグラフ用すり板は、従来の金属製すり板に比べて架線の摩耗の低減、低騒音化を実現しております。 ② 電気用カーボン分野(a) 小型モーター用掃除機や電動工具等、民生用途の小型モーター用カーボンブラシを、家電メーカーおよび工具機メーカー等に販売しております。 当社の製品は、高速回転に対する耐久性や整流特性が良く、長寿命という特性があります。 また、中国に製造販売子会社をいち早く設立する等、地産地消に早くから取り組み、現地での密な顧客対応を実現しております。 (b) 大型モーター用自己潤滑性、優れた電気伝導性、易加工性等の特性を活用し、産業用途の大型モーター用カーボンブラシとして、製鉄メーカーおよび製紙メーカー等で使用されております。 カーボンブラシは回転体にしゅう動しながら安定的かつ継続的に電気を供給する部品であり、風力発電の集電設備等の環境・エネルギー分野においても使用されるようになっております。 (3) 複合材その他製品複合材その他製品につきましては、主に等方性黒鉛材料を基材に他の材質をコーティングした複合材料(SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛(*)等)、カーボンとカーボンファイバーとの複合材料(C/Cコンポジット製品(*))、天然黒鉛材料(黒鉛シート(*))等を製造販売しております。 ① SiCコーティング黒鉛製品SiCコーティング黒鉛製品は、耐熱性、耐エッチング性(*)が高く、アウトガスの発生を抑えた高純度な特性を活かし、シリコンおよび化合物半導体製造工程の薄膜製造プロセスにおけるサセプター材料として、国内外の半導体業界向けに販売を行っております。 ② C/Cコンポジット製品C/Cコンポジット製品は、軽量、高強度およびカーボンの持つ良好な熱特性を兼ね備えた先端材料であり、工業炉部材、単結晶シリコン製造工程、太陽電池製造工程、国内外の核融合炉壁材等の特殊分野等の幅広い分野で使用されております。 ③ 黒鉛シート製品黒鉛シート製品はシート状の軽量な製品であり、高温下においても他物質と反応しにくいという特性によって、ガスケットやマフラー等の自動車部品に使用されております。 合成石英の製造工程や、単結晶シリコン製造工程におけるカーボン部材の保護用としても安定した需要が見込まれます。 面方向の熱伝導の良さを利用した、ヒートシンク等の熱対策分野での応用も期待されております。 ④ 多孔質炭素製品多孔質炭素製品は、メソ孔(2~50nmの細孔)を大量に有する粉末状の製品であり、従来の多孔質材料にはない機能を有しております。 様々な物質の吸着材料への適用の他、燃料電池の触媒担体、蓄電デバイスの電極材、添加剤などのエネルギー貯蔵関連用途、タンパク質吸着や分離、生体センサー部材などのバイオ系用途への使用が期待されています。 当企業グループの当該事業に係る主な位置付けは、2025年12月31日現在次のとおりであります。 なお、次の4地域は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称 主要な会社主要な事業の内容日本当社特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の製造および販売、一般カーボン製品(電気用カーボン分野)の販売をしております。 東炭化工株式会社一般カーボン製品(電気用カーボン分野)の製造をしており、当社がその販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 大和田カーボン工業株式会社特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の製造をしており、当社がその販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 米国TOYO TANSO USA, INC.特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)および複合材その他製品の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 欧州TOYO TANSO EUROPE S.P.A.(イタリア)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)および複合材その他製品の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 TOYO TANSO FRANCE S.A.(フランス)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の加工および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 GTD GRAPHIT TECHNOLOGIE GMBH(ドイツ)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 アジア上海東洋炭素有限公司(中国)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 上海東洋カーボン貿易有限公司(中国)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野)および複合材その他製品の販売をしております。 上海東洋炭素工業有限公司(中国)一般カーボン製品(電気用カーボン分野)の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に東洋炭素(浙江)有限公司より行っております。 東洋炭素(浙江)有限公司(中国)一般カーボン製品(電気用カーボン分野)の製造をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 精工碳素股份有限公司(台湾)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)および複合材その他製品の加工および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 成都東洋炭素工業有限公司(中国)一般カーボン製品(電気用カーボン分野)の製造および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に東洋炭素(浙江)有限公司より行っております。 (非連結子会社および関連会社)・上海永信東洋炭素有限公司(中国)ブラシホルダーおよびフェノール樹脂製品の製造をしており、上海東洋炭素工業有限公司がその販売をしております。 ・TOYO TANSO (THAILAND) CO.,LTD.(タイ)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)、複合材その他製品の加工および販売をしております。 素材(半製品)の仕入は主に当社より行っております。 ・TOYO TANSO KOREA CO.,LTD.(韓国)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)、複合材その他製品の加工および販売をしております。 ・TOYO TANSO SINGAPORE PTE. LTD.(シンガポール)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)、複合材その他製品の販売をしております。 ・TOYO TANSO MEXICO S.A. DE C.V.(メキシコ)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)、複合材その他製品の加工および販売をしております。 ・PT. TOYO TANSO INDONESIA(インドネシア)特殊黒鉛製品、一般カーボン製品(機械用カーボン分野および電気用カーボン分野)、複合材その他製品の加工および販売をしております。 ・ATNグラファイト・テクノロジー株式会社(日本)熱膨張性黒鉛の製造および販売をしております。 以上に述べました当企業グループの事業系統図は、以下のとおりであります。 なお、取引関係については、主要なもののみ記載しております。 事業系統図の略名は以下のとおりであります。 会社名 (TTU) … TOYO TANSO USA, INC.(TTE) … TOYO TANSO EUROPE S.P.A.(TTF) … TOYO TANSO FRANCE S.A.(GTD) … GTD GRAPHIT TECHNOLOGIE GMBH(STT) … 上海東洋炭素有限公司(STTr)… 上海東洋カーボン貿易有限公司(STI) … 上海東洋炭素工業有限公司(ZTT) … 東洋炭素(浙江)有限公司(CTT) … 成都東洋炭素工業有限公司(TTT) … 精工碳素股份有限公司(YTT) … 上海永信東洋炭素有限公司(KTT) … TOYO TANSO KOREA CO.,LTD.(TTTh)… TOYO TANSO (THAILAND) CO.,LTD.(TTS) … TOYO TANSO SINGAPORE PTE. LTD.(TTM) … TOYO TANSO MEXICO S.A. DE C.V.(TTID)… PT. TOYO TANSO INDONESIA(ATN) … ATNグラファイト・テクノロジー株式会社 なお、(*)表記がある用語につきましては、以下に用語解説を添付しておりますので、ご参照下さい。 ただし、この用語解説は、投資家に本項の記載内容をご理解いただくためのご参考として、当社の理解と判断に基づき、当社が作成したものであります。 [用語解説]〔熱伝導〕物質の持つ熱の伝えやすさ。 〔熱膨張〕温度の上昇にともなう物質の伸び。 〔るつぼ〕高温の液体等を入れるための鉢状の容器。 〔化合物半導体〕複数の元素からなる物質(化合物)からなる半導体で、ガリウムヒ素、チッ化ガリウム、炭化ケイ素等がある。 シリコン半導体にはない性質が利用される。 〔サセプター〕各種ウエハーの表面に薄膜結晶を成長させるとき等に使用する台。 〔連続鋳造ダイス〕溶融金属を連続的に冷却し鋳造する連続鋳造において、溶融金属に接して冷却し凝固させる型。 この型の断面を持った金属製品が連続的に得られる。 〔放電加工電極〕被加工物と対になる電極のことをいい、被加工物と電極との間で放電を発生させ、電極の形状を被加工物に転写させる。 〔自己潤滑性〕層状結晶構造を有すること、また摩擦係数が低いこと等から凝着が起こりにくい性質。 〔ピストンリング〕往復動圧縮機において、シリンダー内壁とピストンとの隙間からの漏れを防ぐシールリング。 〔メカニカルシール〕流体機器の回転軸、往復運動による側壁または圧力容器等からの漏れを制限したり、外部からの異液等の侵入を防ぐための機械部品。 〔パンタグラフ用すり板〕電車へ電力を供給するために、架線にしゅう動させながら接触させて集電する集電体。 〔SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛〕等方性黒鉛表面に炭化ケイ素の緻密な薄い膜を生成させた製品で、黒鉛からの微量のガス発生や反応を抑制することができる。 〔C/Cコンポジット製品〕炭素繊維強化黒鉛で、軽量で強度が高いことが特徴である。 〔黒鉛シート〕特殊な製法により黒鉛を紙のようなシート状に成形したもの。 曲げやすい性質を持ち、ガスケット等に使用される。 〔耐エッチング性〕反応性の高い気体や液体による消耗の少なさの度合い。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有割合(%) 関係内容役員の兼任(人)資金援助等(百万円)営業上の取引設備の賃貸借業務の提携等(連結子会社) 東炭化工㈱(注)4,5香川県三豊市百万円65炭素製品の製造100.0-短期借入金1,300当社へ製品を販売ありなし大和田カーボン工業㈱大阪府豊中市百万円18炭素製品の製造100.0--当社へ製品を販売なしなしTOYO TANSO USA, INC.(注)4,6,7米国オレゴン州トラウトデール市千米ドル107炭素製品の製造販売100.0-短期貸付金429長期貸付金4,076当社より半製品を購入なしなしTOYO TANSO EUROPE S.P.A.(注)4イタリアミラノ市千ユーロ500炭素製品の製造販売100.01短期貸付金579長期貸付金795当社より半製品を購入なしなしTOYO TANSO FRANCE S.A.(注)4フランストラッピス市千ユーロ200炭素製品の製造販売100.01短期貸付金37長期貸付金35当社より半製品を購入なしなしGTD GRAPHITTECHNOLOGIE GMBH(注)4ドイツランゲンス市千ユーロ3,100炭素製品の製造販売100.0-短期貸付金274長期貸付金2,166当社より半製品を購入なしなし上海東洋炭素有限公司(注)1,3,7中国上海市千人民元122,754炭素製品の製造販売100.0(30.0)--当社より半製品を購入なしなし上海東洋カーボン貿易有限公司(注)3中国上海市千人民元1,000炭素製品の販売100.0(100.0)--当社より製品を購入なしなし上海東洋炭素工業有限公司中国上海市千人民元49,660炭素製品の製造販売100.0--当社より半製品を購入なしなし東洋炭素(浙江)有限公司中国浙江省 平湖市千人民元36,760炭素製品の製造100.0--当社より半製品を購入なしなし成都東洋炭素工業有限公司(注)3中国四川省 成都市千人民元13,733炭素製品の製造販売100.0(75.0)---なしなし精工碳素股份有限公司(注)3台湾桃園市千NT$18,750炭素製品の製造販売97.2(2.8)--当社より半製品を購入なしなし(持分法適用関連会社) 上海永信東洋炭素有限公司中国上海市千人民元8,942炭素製品の製造販売45.01--なしなしATNグラファイト・テクノロジー㈱(注)4和歌山県和歌山市百万円490炭素製品の製造販売34.5-債務保証66当社へ原材料を販売なしなし(注)1.特定子会社であります。 2.上記子会社には有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。 3.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。 上海東洋炭素有限公司と精工碳素股份有限公司に対するものは東炭化工株式会社が所有しております。 成都東洋炭素工業有限公司に対するものは上海東洋炭素工業有限公司が所有しております。 上海東洋カーボン貿易有限公司に対するものは上海東洋炭素有限公司が所有しております。 4.資金援助等の金額は2025年12月31日現在であります。 5.東炭化工㈱の登記簿上の所在地は大阪市西淀川区であります。 6.TOYO TANSO USA, INC.の登記簿上の所在地はデラウェア州であります。 7.TOYO TANSO USA, INC.と上海東洋炭素有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 名称主要な損益情報等売上高(百万円)経常損失(百万円)当期純損失(百万円)純資産額(百万円)総資産額(百万円)TOYO TANSO USA, INC.4,713△134△968779,049 名称主要な損益情報等売上高(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)純資産額(百万円)総資産額(百万円)上海東洋炭素有限公司8,98642334914,40916,217 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2025年12月31日現在セグメントの名称従業員数(人)日本1,077(236)米国110(1)欧州113(18)アジア378(33)合計1,678(288)(注)従業員数は就業人員(当企業グループからグループ外への出向者を除く)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 (2)提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)976(175)40.915.27,249,765(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。 3.当社は、「日本」の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員の状況の記載を省略しております。 (3)労働組合の状況当社の労働組合は、東洋炭素労働組合と称し、2025年12月31日現在における組合員数は381人で上部団体には加盟しておりません。 なお、労使関係は安定しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1,2男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3労働者の男女の賃金の差異(%)(注)4全労働者正規雇用労働者パートタイマー・有期労働者9.874.292.192.769.3-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.従業員数は2026年1月1日時点により算出しております。 部下を持つ職務の者を管理職としております。 3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 4.以下の前提に基づき算出しております。 対象期間 :2025年1月1日から2025年12月31日まで賃金 :基本給、超過労働に対する報酬、賞与等を含み算出しております。 正規雇用労働者 :出向者を除いております。 パートタイマー・有期労働者:パートタイマー、理事、顧問、嘱託を含み、産業医、派遣社員を除いております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当企業グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当企業グループは、「C(カーボン)の可能性を追求し世界に貢献すること」を経営理念とし、「どこにもないモノをつくる」という創業来のパイオニア精神を忘れず、最高の品質と最高の技術を誰よりも先に提供し、人々の暮らしをより豊かにすることで、広く社会に貢献できる企業を目指しております。 (2)目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当企業グループを取り巻く事業環境は、地政学的リスクや気候変動リスクの高まり等、世界全体を覆う重大な課題にさらされており、今後も不透明かつ不安定な状況が続くと見られます。 一方で、これら課題への対応も含めて産業構造やライフスタイルの変化が生じており、デジタル社会や循環型社会の急速な進展はその顕著な一例であります。 当企業グループの事業分野においても、エレクトロニクスやエネルギー、モビリティ等の分野を中心に、新たなニーズの出現や技術革新の進展による事業機会の創出・増加が見込まれております。 当企業グループでは、これらの環境変化をチャンスと位置付け、その動きを機敏に捉えて、変化・高度化する市場のニーズや要請に応える高付加価値な技術・製品をグローバルに提供することにより、大きな成長を目指してまいる所存です。 そのためにも、事業環境や市況の変化に左右されない事業ポートフォリオの構築、ならびにグループ全体におけるガバナンス体制と経営基盤の強化が課題であると認識しております。 中長期的な経営戦略につきましては、これらの環境認識と課題を踏まえ、2030年経営Vision『「どこにもないものを、あるに」地球に優しい製品と技術で世界No.1』のもと、会社方針に掲げる「グローバル企業になる」「世のため、社会のためになる」「強い会社になる」ことを実現するべく、高成長・高付加価値事業の拡大、省エネ・省人化等を含めた生産技術革新・競争力強化、ならびに海外展開強化等の取り組みを着実に進めてまいる所存です。 そしてこれらの取り組みを支えるグローバル人材の育成を強化してまいります。 事業を通じて環境・社会に貢献する企業として、「さらなる成長」と「企業価値および社会的価値の拡大」を目指し、目標とする経営指標につきましては、2030年に売上高740億円、営業利益180億円を達成し、全社でのROEは10%以上とすることを掲げております。 (3)経営環境今後の世界経済は、全般的に緩やかな持ち直しの動きが継続すると見られますが、米国の政策動向や中国の景気停滞等、不確実要素も存在しています。 当企業グループを取り巻く事業環境におきましては、生成AIの普及やデータセンターの増加、自動車の電動化等を背景に、エレクトロニクス・エネルギー分野では着実な需要が見込まれております。 また、自動車生産や企業の設備投資等には底堅さが見られることから、モビリティ分野や一般産業分野においても、需要は堅調に推移する見込みです。 当企業グループにおきましては、SiC半導体用途ではEVの需要低迷等により調整局面が継続するものの、シリコン半導体用途の需要は年度後半より緩やかな回復基調を見込んでおり、冶金用等においては堅調な需要を見込んでおります。 このような状況のもと、当企業グループは、2030年経営Vision『「どこにもないものを、あるに」地球に優しい製品と技術で世界No.1』のもと、新規用途の開拓や既存用途の深掘りを通じて製品・用途構成のバランスをコントロールしながら外部環境の変化に対応するとともに、顧客ニーズに真摯に向き合い、先を見据えた製品・技術開発を通じて革新的なソリューションを提供し、事業を通じた温室効果ガス排出量削減への貢献をはじめとするサステナビリティの取り組みを加速することで、高い付加価値を創造し、中長期的な事業成長ならびに企業価値向上を目指してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「(2)目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載の「目標とする経営指標」のとおりです。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当企業グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 <サステナビリティ>1.サステナビリティ方針東洋炭素グループは、取締役会におけるガバナンス方針に基づき従業員一人ひとりが自主性と責任感を持って自らの業務に取り組み、全てのステークホルダー(お客様、取引先、地域社会、株主・投資家、従業員)から期待される価値の提供に努めるとともに、サステナビリティ(社会の持続的な発展や地球環境の維持)の向上に貢献する企業であり続けるために、事業活動を通じた弛まぬ発展と、会社自身のサステナブル(持続的)な成長性を高めていく事を方針としております。 斯様な方針のもとに、技術革新と当社製品による社会的価値・顧客価値の創出をはじめ、地球環境への配慮、安全と健康の確保、コンプライアンスとリスクマネジメント、公正な事業慣行、人権と多様性の尊重、社会貢献活動による社会との調和等、社会への貢献と持続的な成長の実現を強く意識した基本姿勢により、バリューチェーン全体を対象にあらゆる事業活動を推進してまいります。 2.ガバナンス事業活動による環境・社会課題解決等のサステナビリティ実現に向けた取り組みを一層強化し、グループ全体で戦略的に推進するとともに経営の重要機関として、サステナビリティ推進委員会を設置しております。 委員長には代表取締役会長兼社長兼CEO、その傘下に各三つの推進グループを設置し、各役員がオーナーとして配置されております。 サステナビリティ推進委員会は、原則として四半期に1回開催され、サステナビリティに関する方針、戦略、計画、施策の設定、目標とすべき指標の審議・設定、重要課題に関する方針の対応討議、サステナビリティ浸透活動の実施等進捗報告を行っております。 サステナビリティ推進委員会で検討された内容は取締役会に報告され、取締役会において検討、承認された上で、サステナビリティ推進委員会を通じて関連部署や関連会社に対応が指示されております。 3.リスク管理当企業グループは、「リスク・コンプライアンス基本規程」に基づき、法令・定款および企業倫理の遵守とリスク管理体制の確立のため、これらを統括する組織としてリスク・コンプライアンス委員会(以下RC委員会)を設置し、リスク・コンプライアンス上、重要な課題について審議し、方針を決議しております。 個別のリスクについては、主幹部署が管理・対応を行い、RC委員会がこれらを統括しております。 気候関連のリスク項目は、サステナビリティ推進委員会で管理されるとともに全社のリスクマネジメントの一環として、RC委員会において評価・検討を行い、取締役会に報告されております。 4.戦略・指標及び目標1)マテリアリティ(重要課題)2021年12月、東洋炭素では、サステナビリティに関連するマテリアリティ(重要課題)についてサステナビリティ推進委員会での検討を経て、取締役会に報告し承認に至っております。 今後、マテリアリティ(重要課題)への取り組みを加速していくことにより、自社の持続可能性を高めるとともに、社会・環境への貢献を拡大していくことを目指してまいります。 マテリアリティ(重要課題)の特定を行うにあたり、GRIやSASB、SDGs等の国際的な取り組みやガイドライン等で示される課題を参考とし、バリューチェーンに沿って自社と社会・環境との関係を調べ、当社のサステナビリティ課題を洗い出しております。 それらの課題について自社が社会・環境に与える影響と社会・環境が自社に与える影響とについてインパクト評価を行い、そのいずれかにおいてとても重要とされたものをマテリアリティ(重要課題)と特定しております。 マテリアリティ(重要課題)は、変化する経営環境や社会状況に対応するために、次年度以降、見直しを実施していく予定であります。 東洋炭素グループのマテリアリティ(重要課題)は、社会の課題において、グローバルに事業展開する素材メーカーとして果たすべき4つのカテゴリーと14の重要項目で構成されています。 特に、半導体等のエレクトロニクス、モビリティ、ライフサイエンス、クリーンエネルギー等各市場分野において、社会や顧客のニーズに基づいて開発・製造・販売する製品は、サステナブルな社会の実現に向けた高い貢献性とポテンシャルを有しております。 2)気候変動への対応当社は、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同署名を行っており、TCFDが提言する開示フレームワーク(気候関連のリスクおよび機会に関するガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)に沿った情報開示を進めております。 ①ガバナンスサステナビリティ推進委員会の支援プロジェクトとしてTCFD対応プロジェクトを設置し、気候変動対応に関するシナリオ分析、リスク機会の分析、対応策の策定等を行い、その内容はサステナビリティ推進委員会に報告しております。 サステナビリティ推進委員会で検討された内容は取締役会に報告され、取締役会において検討、承認された上で、サステナビリティ推進委員会を通じて当社の各事業部門およびグループ各社に伝達され、それぞれの経営計画・事業運営に反映されております。 また、その内容によっては取引先にも協力を要請しております。 ②戦略TCFDが推奨するガイダンスに則り、2040年までの事業環境をシナリオ分析の手法を活用し、気候変動が当社に与える影響を分析・評価しております。 [シナリオ分析の概要] [気候変動対応に関連する主なリスクと機会]気候変動に関連したリスクと機会をより具体的に明らかにするために、1.5℃シナリオおよび4℃シナリオ下における事業環境の変化を想定し、発生する可能性のあるリスクと機会を抽出しました。 その中でも当社の経営に大きく影響を及ぼす可能性があると推測されるものが次表となります。 シナリオ分析からは、当社の事業は、気候変動に関連した社会変化、市場変化に部分的に影響を受ける反面、再生可能エネルギー関連製品の市場拡大等事業機会も大きいことが分かりました。 当社では、経営の持続可能性と発展のためには、今後の事業環境を見極めつつ迅速な対応を行っていく必要があると評価しております。 対応については、現在、検討を進めている段階であります。 (注)具体的な項目にて財務影響を記載しているため、総合的な政策・規制の財務影響額は「-」としております。 ③リスク管理「3.リスク管理」に記載のとおりであります。 ④指標と目標当社では温室効果ガス排出量について、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて取り組みを進めております。 Scope1、Scope2およびScope3における過去の温室効果ガス排出量については、GHGプロトコルに準拠し算定を行いました。 2030年度目標として、売上あたり温室効果ガス排出量原単位(Scope1、Scope2)30%削減、2019年度比(単体)を設定いたしました。 気候変動に関する詳細情報は、当社ウェブサイトをご確認願います。 URL https://www.toyotanso.co.jp/sustainability/environment/tcfd.html <成長を支える人材の確保(人的資本)>1.戦略グローバル化をはじめ、DX活用による働き方改革および価値観・ビジネスモデルの変容等、目まぐるしく変化する経営環境のもと、当社はサステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献する人事環境の構築を推進しております。 社員にとって働きがいのある会社を目指すことは勿論、多様性の尊重、適所適材による人材配置、中長期的な人材育成、健康経営の推進、公正な評価および総合的な報酬政策によるエンゲージメントの向上を重視しております。 こうした各種人事施策を通じて、「人と組織」のパフォーマンスを最大化するとともに、「すべての人の安全と安心が保障された『誰一人取り残さない』社会の実現」に向け、一人ひとりが情熱と誇りを持って挑戦できる活躍の舞台を提供し続けてまいります。 当社にとって人材は最も大切な資産であり、人の成長こそが、会社発展の原動力であると考えております。 様々な人事課題を受け、アイディア豊かな多様な個性を尊重し、人と人との信頼と共創により、サステナブルな未来の実現に貢献してまいります。 2.指標及び目標人材の育成および社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標および実績は次のとおりであります。 当事業年度(2025年1月1日~2025年12月31日)区 分指 標目 標実 績人材開発・育成資格・講習等の受講延べ人数500人以上583人働きやすい環境風土の構築男性育児休業取得率(注)230%以上74.2%流動性採用者に対する定着率(注)3100%97.5%健康管理ストレスチェック受診率(注)4100%96.8%(注)1.指標・目標については当社について記載しております。 2.当事業年度に誕生した子供を有する従業員のうち、育児休業を取得した従業員の割合を記載しております。 3.当事業年度に採用した採用数に対する定着率を記載しております。 4.従業員全体に対するストレスチェック受診率を記載しております。 |
| 戦略 | 4.戦略・指標及び目標1)マテリアリティ(重要課題)2021年12月、東洋炭素では、サステナビリティに関連するマテリアリティ(重要課題)についてサステナビリティ推進委員会での検討を経て、取締役会に報告し承認に至っております。 今後、マテリアリティ(重要課題)への取り組みを加速していくことにより、自社の持続可能性を高めるとともに、社会・環境への貢献を拡大していくことを目指してまいります。 マテリアリティ(重要課題)の特定を行うにあたり、GRIやSASB、SDGs等の国際的な取り組みやガイドライン等で示される課題を参考とし、バリューチェーンに沿って自社と社会・環境との関係を調べ、当社のサステナビリティ課題を洗い出しております。 それらの課題について自社が社会・環境に与える影響と社会・環境が自社に与える影響とについてインパクト評価を行い、そのいずれかにおいてとても重要とされたものをマテリアリティ(重要課題)と特定しております。 マテリアリティ(重要課題)は、変化する経営環境や社会状況に対応するために、次年度以降、見直しを実施していく予定であります。 東洋炭素グループのマテリアリティ(重要課題)は、社会の課題において、グローバルに事業展開する素材メーカーとして果たすべき4つのカテゴリーと14の重要項目で構成されています。 特に、半導体等のエレクトロニクス、モビリティ、ライフサイエンス、クリーンエネルギー等各市場分野において、社会や顧客のニーズに基づいて開発・製造・販売する製品は、サステナブルな社会の実現に向けた高い貢献性とポテンシャルを有しております。 |
| 指標及び目標 | 4.戦略・指標及び目標1)マテリアリティ(重要課題)2021年12月、東洋炭素では、サステナビリティに関連するマテリアリティ(重要課題)についてサステナビリティ推進委員会での検討を経て、取締役会に報告し承認に至っております。 今後、マテリアリティ(重要課題)への取り組みを加速していくことにより、自社の持続可能性を高めるとともに、社会・環境への貢献を拡大していくことを目指してまいります。 マテリアリティ(重要課題)の特定を行うにあたり、GRIやSASB、SDGs等の国際的な取り組みやガイドライン等で示される課題を参考とし、バリューチェーンに沿って自社と社会・環境との関係を調べ、当社のサステナビリティ課題を洗い出しております。 それらの課題について自社が社会・環境に与える影響と社会・環境が自社に与える影響とについてインパクト評価を行い、そのいずれかにおいてとても重要とされたものをマテリアリティ(重要課題)と特定しております。 マテリアリティ(重要課題)は、変化する経営環境や社会状況に対応するために、次年度以降、見直しを実施していく予定であります。 東洋炭素グループのマテリアリティ(重要課題)は、社会の課題において、グローバルに事業展開する素材メーカーとして果たすべき4つのカテゴリーと14の重要項目で構成されています。 特に、半導体等のエレクトロニクス、モビリティ、ライフサイエンス、クリーンエネルギー等各市場分野において、社会や顧客のニーズに基づいて開発・製造・販売する製品は、サステナブルな社会の実現に向けた高い貢献性とポテンシャルを有しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 1.戦略グローバル化をはじめ、DX活用による働き方改革および価値観・ビジネスモデルの変容等、目まぐるしく変化する経営環境のもと、当社はサステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献する人事環境の構築を推進しております。 社員にとって働きがいのある会社を目指すことは勿論、多様性の尊重、適所適材による人材配置、中長期的な人材育成、健康経営の推進、公正な評価および総合的な報酬政策によるエンゲージメントの向上を重視しております。 こうした各種人事施策を通じて、「人と組織」のパフォーマンスを最大化するとともに、「すべての人の安全と安心が保障された『誰一人取り残さない』社会の実現」に向け、一人ひとりが情熱と誇りを持って挑戦できる活躍の舞台を提供し続けてまいります。 当社にとって人材は最も大切な資産であり、人の成長こそが、会社発展の原動力であると考えております。 様々な人事課題を受け、アイディア豊かな多様な個性を尊重し、人と人との信頼と共創により、サステナブルな未来の実現に貢献してまいります。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 2.指標及び目標人材の育成および社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標および実績は次のとおりであります。 当事業年度(2025年1月1日~2025年12月31日)区 分指 標目 標実 績人材開発・育成資格・講習等の受講延べ人数500人以上583人働きやすい環境風土の構築男性育児休業取得率(注)230%以上74.2%流動性採用者に対する定着率(注)3100%97.5%健康管理ストレスチェック受診率(注)4100%96.8%(注)1.指標・目標については当社について記載しております。 2.当事業年度に誕生した子供を有する従業員のうち、育児休業を取得した従業員の割合を記載しております。 3.当事業年度に採用した採用数に対する定着率を記載しております。 4.従業員全体に対するストレスチェック受診率を記載しております。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 以下におきましては、当企業グループの事業の状況および経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況にリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項およびその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。 当企業グループは、リスク・コンプライアンス委員会を推進組織とし、「リスクマネジメント基本方針」に基づき、経営上重要なリスクを特定・算定および評価を行ったうえで、優先対応リスクの決定を行い、その結果に基づき「リスクマップ」を作成し、リスク低減に向けた活動をグローバルに推進しております。 また、リスクマップは定期的に見直しを行い取締役会に報告しております。 なお、気候関連のリスク項目は、サステナビリティ推進委員会で管理されるとともに、全社のリスクマネジメントの一環として、リスク・コンプライアンス委員会で評価・検討を行います。 <リスクマップのイメージおよびリスク管理体制> なお、当社の有価証券に関する投資判断は、本項および本書中の本項以外の記載内容もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の事項のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当企業グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる場合があります。 (特に重要なリスク)(1)大規模災害等による事業活動の停止について当企業グループは、大規模災害による主要製品の操業停止の影響を最小限にするため、事業継続計画(BCP)を策定しており、グループ共通のオールハザードBCPの考え方を整備し、地震、風水害等の大規模な自然災害を想定して建物・生産機器等の耐震性・安全性確保、情報システムのバックアップ体制、在庫による供給維持などの施策を講じております。 また、大規模災害が発生した場合は、地域の安全確保および地域への積極的な支援(人命の救助、物資の提供、施設の提供、社会貢献、その他支援)を行います。 しかしながら、主要な生産設備が集中する香川県をはじめとした、販売および生産拠点等の所在地において当企業グループの想定を超える災害の発生等により、操業を停止する場合には、当企業グループの財政状態および経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (2)海外事業活動が経営成績に与える影響について当企業グループは、顧客ニーズへの迅速な対応および適時に供給できるよう販売および生産拠点の拡大を積極的に進めております。 当企業グループの連結売上高に占める海外売上高比率は、当連結会計年度において57.2%でありますが、今後、グローバル展開の進展により当該比率がさらに高まる可能性があります。 また、海外市場における為替レートの変動、政治情勢の変化および法規制の変化等が当企業グループの経営成績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 特に中国における事業の拡大から、中国における政治および政策の変化が、当企業グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)原燃料価格が経営成績に与える影響について当企業グループは、原燃料の価格上昇の影響を抑えるため、2社購買および販売価格への転嫁等の対策を講じておりますが、予想以上に原燃料価格が上昇した場合には、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (4)棚卸資産について当企業グループは、加工製品につきましては受注生産でありますが、加工製品の素材となる等方性黒鉛材料の製造に約5ヶ月を要することから、等方性黒鉛材料につきましては見込生産を行っております。 また、当企業グループでは、等方性黒鉛材料の需要予測を毎月行い、生産計画を作成することで、過剰在庫を持たないように努めておりますが、予想以上に等方性黒鉛材料の需要が落ち込んだ場合には、製品自体に経時変化はないものの一時的に過剰在庫となる可能性があります。 なお、当企業グループでは、直接販売を基本とすることで、顧客情報を直接入手し、顧客との共同研究開発、自社による製品開発および改良等に反映させることに努めており、その結果、棚卸資産の回転期間が当連結会計年度で7.8ヶ月となっております。 (重要なリスク)(1)市場動向が経営成績に与える影響について当企業グループの主要製品である特殊黒鉛製品は、エレクトロニクス、金型、冶金、化学および原子炉用等の幅広い分野において利用されておりますが、特にエレクトロニクス分野におきましては、シリコン半導体製造、化合物半導体製造向け市場の拡大にともなって販売を伸張してまいりました。 また、複合材その他製品におきましても同様にエレクトロニクス分野に多く使用されております。 当企業グループは、エレクトロニクス分野の市場変動による経営成績への影響に適切に対応すべく、特殊黒鉛製品以外の機械用カーボン製品および電気用カーボン製品のシェア確保、冶金用等での新用途開拓に努め事業リスクの分散を図るとともに、エレクトロニクス業界の動向を分析予測し、適切な経営判断を行うよう努めておりますが、予想に反しエレクトロニクス業界が低迷した場合には、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (2)競合について当企業グループは、多岐にわたる顧客に対してカーボン製品を供給しておりますが、カーボン製品業界においては技術競争や価格競争が行われております。 当企業グループでは、生産部門と営業部門の連携により様々な顧客ニーズに合致した高付加価値製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を進めるとともに、原価低減や経費削減によるコスト低下に努めておりますが、競合他社の動向や価格競争の結果、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (3)法的規制の影響について当企業グループのカーボン製品は「外国為替及び外国貿易法(外為法)等輸出関連法規」および国際原子力機関(IAEA)による「原子力関連機器の輸出に関する規制等」の適用を受けているほか、各国での事業・投資に関する許認可制度、関税・租税等の税制、公正競争や環境・リサイクル関連などの法的規制の適用も受けております。 このような中、当企業グループは法令遵守に努めておりますが、これらの法的規制による指導を受ける可能性があります。 また将来において現在予期し得ない法的規制等が設けられた場合には、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (4)情報セキュリティについて当企業グループは、事業上の機密情報や事業の過程で入手した顧客情報や個人情報を保有しております。 当企業グループでは、これら情報の取扱いに関する管理を強化するとともに、CSIRT体制を構築し、情報システムのウイルス感染やサイバー攻撃によるシステム障害、社外への情報漏洩に対する対策を図っております。 しかしながら、当企業グループの想定を超える攻撃等により、重要データの破壊、改ざん、流出、システム停止等を引き起こす場合には、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (5)今後の投資戦略について当企業グループの投資戦略においては、定常の設備更新投資・研究開発投資に加えて、戦略的投資を積極的に推進する方針としています。 これらの投資においては、市場環境の急激な変化、投資回収期間の長期化等によって、当企業グループの経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要①経営成績当連結会計年度においては、世界景気は緩やかな持ち直し基調となったものの、一部地域において足踏みが見られた他、米国の通商政策の影響が懸念される等、先行き不透明な状況が継続しました。 当企業グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス分野では、生成AI向けの最先端品等一部用途の需要は旺盛ながら、半導体市場全般では調整が継続し、シリコン半導体やSiC半導体等の用途は低調な動きとなりました。 また、自動車産業の稼働や企業の設備投資には底堅さが見られる一方で、世界経済の不確実性にともなう停滞感も漂う中、モビリティ分野や一般産業分野の需要は緩やかなものに留まりました。 このような状況の中、当企業グループでは、製品・用途構成のバランスをコントロールしながら外部環境の変化に対応し、需要を取り込んでまいりました。 また、技術革新に追随しうる高付加価値製品の増強・開発に取り組むとともに、生産性向上によるコスト競争力の向上を図る等、高度化する顧客ニーズに対し、製造・販売・開発が一体となり付加価値の高いソリューションを提供してまいりました。 加えて、事業体質の強化を図るべく、第4四半期において、中国連結子会社のカーボンブラシ事業にて生産体制の最適化に向けた人員整理を実施いたしました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高46,189百万円(前期比13.0%減)、営業利益6,759百万円(同44.8%減)、経常利益8,091百万円(同40.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,464百万円(同45.1%減)となりました。 売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益予 想48,000百万円7,500百万円7,000百万円5,000百万円実 績46,189百万円6,759百万円8,091百万円5,464百万円予 想 比△1,810百万円△740百万円1,091百万円464百万円増 減 率3.8%減9.9%減15.6%増9.3%増 セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。 日本工業炉用等の冶金用や軸受等の機械用カーボン分野は底堅く推移したものの、半導体用が市場の調整を受け大幅に減少したこと等により、売上高24,184百万円(前期比18.1%減)、営業利益4,374百万円(同60.6%減)となりました。 米国半導体用等は堅調に推移したものの、連続鋳造用や工業炉用等の冶金用が減少したこと等により、売上高4,618百万円(同7.1%減)、営業利益103百万円(同79.3%減)となりました。 欧州半導体用や冶金用が減少したこと等により、売上高4,908百万円(同7.0%減)、営業利益73百万円(前期は90百万円の営業損失)となりました。 アジア工業炉等の冶金用は堅調に推移したものの、カーボンブラシ製品が減少したこと等により、売上高12,477百万円(前期比6.2%減)、営業利益406百万円(同52.2%減)となりました。 品目別の概況は以下のとおりであります。 品目前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)増減率(%)金額(百万円)金額(百万円)特殊黒鉛製品23,98520,300△15.4一般カーボン製品(機械用カーボン分野)4,0924,2263.3一般カーボン製品(電気用カーボン分野)5,0084,356△13.0複合材その他製品18,17915,322△15.7商品1,8271,9838.5合計53,09346,189△13.0 特殊黒鉛製品エレクトロニクス分野は、SiC半導体向けの化合物半導体製造用や単結晶シリコン製造用が大幅に減少したこと等により、前期比28.2%減となりました。 一般産業分野は、工業炉用等の冶金用が堅調に推移したものの、放電加工電極が減少したこと等により、前期比6.2%減となりました。 これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前期比15.4%減となりました。 一般カーボン製品機械用カーボン分野は、軸受やパンタグラフ用すり板が堅調に推移したこと等により、前期比3.3%増となりました。 電気用カーボン分野は、家電・電動工具向けの小型モーター用等が減少したこと等により、前期比13.0%減となりました。 これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前期比5.7%減となりました。 複合材その他製品SiCコーティング黒鉛製品は、シリコン半導体向けが増加したものの、SiC半導体向けが大幅に減少したこと等により、前期比大幅減となりました。 C/Cコンポジット製品は、半導体用は堅調だったものの、工業炉用が減少したこと等により、前期比減となりました。 黒鉛シート製品は、自動車用や半導体用、冶金用は底堅く推移したものの、特殊用途が減少したこと等により、前期比減となりました。 これらの結果、主要3製品は前期比20.0%減となり、複合材その他製品全体としては、前期比15.7%減となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は前連結会計年度に比べ2,582百万円減少し、12,069百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、獲得した資金は6,065百万円(前期比36.1%減)となりました。 これは主に棚卸資産の増加額3,053百万円、仕入債務の減少額975百万円および法人税等の支払額3,964百万円等の資金の減少に対し、税金等調整前当期純利益7,594百万円、減価償却費4,353百万円および売上債権の減少額1,930百万円等の資金の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は11,314百万円(同79.2%増)となりました。 これは主に定期預金の払戻による収入4,141百万円等の資金の増加に対し、定期預金の預入による支出3,446百万円および有形固定資産の取得による支出11,836百万円等の資金の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、獲得した資金は2,398百万円(前期は2,563百万円の使用)となりました。 これは主に長期借入金の返済による支出555百万円および配当金の支払額3,037百万円等の資金の減少に対し、短期借入金の純増額831百万円および長期借入れによる収入5,400百万円の資金の増加によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)金額(百万円)前期比(%)日本23,42274.2米国4,56383.9欧州5,03193.8アジア14,00996.2合計47,02682.6(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)受注金額(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)日本22,10279.15,19374.4米国5,367154.84,245133.4欧州3,33667.186841.8アジア10,47281.91,92365.5合計41,27884.012,23080.5(注)1.金額は販売価格によっております。 2.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。 3.当連結会計年度より受注金額および受注残高に半製品(素材製品)を含めております。 前期比についても前連結会計年度の金額を同様の基準に組み替えて表示しております。 4.当連結会計年度の受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)受注金額(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)特殊黒鉛製品19,97584.96,50793.4一般カーボン製品(機械用カーボン分野)4,09594.793087.4一般カーボン製品(電気用カーボン分野)4,29684.381193.0複合材その他製品12,91179.73,98163.4合計41,27884.012,23080.55.受注金額および受注残高には、X Energy, LLC向け高温ガス炉用黒鉛製品の一部受注分2,422百万円が含まれております。 当該金額は、セグメント別では米国、品目別では特殊黒鉛製品にそれぞれ含まれております。 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)金額(百万円)前期比(%)日本24,18481.9米国4,61892.9欧州4,90893.0アジア12,47793.8合計46,18987.0(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。 3.当連結会計年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)金額(百万円)前期比(%)特殊黒鉛製品20,30084.6一般カーボン製品(機械用カーボン分野)4,226103.3一般カーボン製品(電気用カーボン分野)4,35687.0複合材その他製品15,32284.3商品1,983108.5合計46,18987.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当企業グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態の分析資産・負債および純資産の状況当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,726百万円増加いたしました。 これは主に受取手形及び売掛金が1,664百万円減少および有価証券が2,499百万円減少したものの、棚卸資産が3,377百万円増加、未収法人税等の増加等により流動資産のその他が358百万円増加および有形固定資産が5,237百万円増加したこと等によるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,379百万円増加いたしました。 これは主に支払手形及び買掛金が629百万円減少、未払法人税等が2,240百万円減少および営業外電子記録債務の減少等により流動負債のその他が1,444百万円減少したものの、短期借入金が831百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が1,080百万円増加および長期借入金が3,764百万円増加したこと等によるものであります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,346百万円増加いたしました。 これは主に利益剰余金が2,423百万円増加および為替換算調整勘定が781百万円増加したこと等によるものであります。 ③経営成績の分析売上高当企業グループの当連結会計年度の売上高は、46,189百万円(前期比13.0%減)となりました。 売上原価、販売費及び一般管理費売上高に対する売上原価の比率は65.9%となりました。 また、販売費及び一般管理費につきましては、売上高に対する比率が19.5%となりました。 営業外損益営業外収益は、受取利息58百万円(同31.7%減)、受取配当金350百万円(同542.6%増)、持分法による投資利益416百万円(同5.4%減)および為替差益462百万円(同16.7%減)等を計上したことにより、1,446百万円(同10.0%増)となりました。 営業外費用は、支払利息65百万円(同84.1%増)および減価償却費15百万円(同5.0%減)等を計上したことにより、114百万円(同55.4%増)となりました。 特別損益特別利益は、固定資産売却益227百万円(同3,267.1%増)等を計上したことにより、265百万円(同40.9%減)となりました。 特別損失は、減損損失452百万円(前期は計上なし)および特別退職金203百万円(前期は計上なし)等を計上したことにより、762百万円(前期比291.3%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は5,464百万円(同45.1%減)となりました。 ④キャッシュ・フローの分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当企業グループの運転資金需要は主に、原材料等の購入費用、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 投資を目的とした資金需要は、主に生産設備であります。 当企業グループは、事業運営上必要な運転資金および設備投資資金については、自己資金で賄うことを基本方針としつつ、金融機関からの借入により調達する場合もあります。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 (1)研究開発活動の方針当企業グループは、「C(カーボン)の可能性を追求し世界に貢献する」という経営理念のもと、等方性黒鉛材料の製造で培った材料開発技術を基盤に、新たな特性を備えた等方性黒鉛材料やカーボン系複合材料等、新素材の研究開発を進めています。 そして、新規用途に着目し、従来の特性を超えたカーボン製品の開発に挑戦することにより、顕著に差別化され独自性を有する高品位、高付加価値製品を提供し、顧客満足の向上に努めています。 さらに、会社の持続的な成長に貢献する技術人材を育成することにより、“技術の東洋炭素”を永続的に強化し、“常に経済的利益を生み出せる強い企業体質”を構築しています。 このような取り組みを通じ、“顧客と従業員”および“社会”に対して価値を提供し続けることを基本方針としております。 (2)研究開発体制当企業グループでは、短期、中期の市場投入にマッチした製品開発およびプロセス開発と、長期的な企業価値向上に資する基礎研究および要素技術の蓄積を目的とし、時間軸を意識した一体的な研究開発体制を構築しております。 このような体制のもと、各部門の人材や技術を連携させながら、要素技術の構築から製造技術の開発、新製品のローンチに至るまで、体系的な開発を行っております。 基礎研究部門:粗原料研究等の基礎研究から将来的なアプリケーションの研究、学際との連携、将来技術の発掘および醸成技術開発部門:基幹事業における新製品・新用途開発、評価技術の発展、進化技術等の新たな生産技術創出、生産技術的な革新的生産プロセスの確立また、新しい技術を獲得するため、ユーザーや大学、国内外の研究機関等との共同研究も積極的に進め、市場ニーズに合致した製品の早期開発や潜在的なニーズ発掘につながる開発を推進しております。 これら研究開発の管理にあたっては、海外子会社を含めた全社的な独自の管理システムによる技術審査を実施しており、技術・ノウハウの体系的な管理体制を構築しております。 なお、当連結会計年度末における研究開発要員は66名であります。 (3)研究開発活動当連結会計年度の研究開発費の総額は1,239百万円であり、主な研究開発活動は次のとおりであります。 A.基礎研究近藤照久記念東洋炭素総合開発センターを基盤とする基礎研究体制を構築し、未開拓用途や新技術を取り込むとともに、限りある資源の有効活用等、社会に貢献する環境対応技術を強化しております。 その取り組みの一環である、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」)が公募した2024年度「NEDO先導研究プログラム/新技術先導研究プログラム」における研究開発課題「人造黒鉛における化石由来原料依存からの脱却に資する革新的製造技術の開発」において研究開発テーマとして採択された「黒鉛材料の非化石原料化に向けた研究開発」(以下、「本研究」)は、2年目の研究開発が順調に進行しており、今後国家プロジェクト化することを見据え、本研究プログラムをベースとした体制づくりが進んでおります。 本研究以外にも、国内外の大学・公的研究機関との共同研究を積極的に推進しており、2025年に実施した国立研究開発法人物質・材料研究機構との共同研究では、次世代蓄電池としてポストリチウムイオン二次電池の一つとして有力視されているリチウム空気電池の実用化に向け、「高出力」「長寿命」「大型化」を同時に実現するカーボン電極の開発に成功しました。 また、新たな分析装置の導入により、従来の炭素材料に関する分析では実現し得なかった動的微細構造観察技術や元素分析技術の確立を実現しました。 今後も、未利用資源を利用した材料研究や新たな用途開発、カーボンのリサイクル技術の開発等、先進的な技術にチャレンジし、将来の成長につながる技術の蓄積を行ってまいります。 B.製品開発および生産技術ユーザーのニーズをいち早く掴み技術動向の先頭を走るべく、省エネ・環境負荷低減に貢献しうる製品・技術の充実を図るとともに、既存用途の延長線上にはない製造技術や原材料、製品特性等の検証により、環境規制やクリーンエネルギー市場の動向に適合した品質を確立する等、市場要求にマッチした製品をタイムリーに投入するための研究開発活動を強化しております。 ①特殊黒鉛製品新機能材料の開発につきましては、エレクトロニクス分野において半導体製造用黒鉛を開発し、市場評価が進んでおります。 特に半導体単結晶製造部材向けとして、従来とは全く異なる物性を有する材料を開発し、顧客要望の変化にオンタイムで応えるべく、さらなる技術開発を進めております。 加えて、より広範なニーズに対応するべく開発を進めるとともに、社内における評価技術も強化しております。 また、エネルギー分野の原子力用途では、多目的高温ガス炉用黒鉛材料や製品について、当社独自のプロセス技術を活用し、顧客要求に即した開発を進めています。 また、原料を長期的かつ確実に調達するべく、品質に適った新規原料の探索ならびに粗原料の使いこなし技術の確立に取り組むとともに、QCDS(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期、Service:サービス)を実現するべく、製造リードタイムの短縮に向けたプロセス技術開発も行っております。 ②一般カーボン製品(機械用カーボン分野)一般産業機械用につきましては、メカニカルシール用高機能カーボン材料の市場評価を含めた開発を継続しております。 また機械用カーボンの製造技術向上を目的に導入した製造試験装置を用いた生産性改善や、自動化を用いたプロセス技術の開発によるさらなるコストダウンの可能性を見出すことに成功しております。 また、AIやDXの進展を受け、エレクトロニクス分野向けの材料開発や加工技術確立を推進した結果、新たな用途への展開が進展する等、従来カーボンが使用されていなかった領域への適用を実現する開発を推進しています。 さらに量産製品の品質維持・向上を図るとともに、原料・副資材の確実な調達とコスト低減を実現するべく、代替原料および代替技術の開発に注力しております。 ③一般カーボン製品(電気用カーボン分野)小型モーター用につきましては、主に高性能掃除機用カーボンブラシおよびバッテリータイプ電動工具用カーボンブラシの開発を推進するとともに、洗濯機用カーボンブラシおよび自動車用カーボンブラシの市場ニーズにタイムリーに応えるべく開発を継続しております。 カーボンブラシ製品においては、コスト低減という開発課題の重要性が一段と高まっており、当企業グループにおきましても生産技術を含めた、総合的な技術開発を加速しております。 また、環境規制物質に関する各国の法規制に先駆的に対応するべく、新たな原料の検討を行う等の開発活動を展開しております。 また、風力発電等の再生可能エネルギー用途や輸送機器等に使用される大型モーター用カーボンブラシにつきましては、小型モーター用における技術と素材開発技術の掛け合わせ等の方法を用いて、材料開発を進めており、顧客評価を受けながら機敏な試作品展開を進め、大型モーター市場への展開を積極的に進めております。 また、外部機関等との共同開発により次世代製品に関する研究等も積極的に行い、新しい技術の取り込みを進めております。 カーボンブラシ製品の開発においては、リードタイムの短縮化を目的として、データベース型のマテリアルインフォマティックス技術の導入を進める等、顧客のニーズに合致した開発品や製品をタイムリーに提供するべく、DXを効果的に活用した開発活動を推進しております。 今後、他の製品や商品の開発にも、当該手法の展開を進めてまいります。 ④複合材その他製品SiCコーティング黒鉛製品につきましては、半導体製造用黒鉛部材に対する品質要求のさらなる高度化に応えるべく、基盤となる黒鉛に施す高純度化処理の技術向上にグループ全体で取り組んでおります。 また、需要増等の顧客ニーズにタイムリーに対応するための生産性の向上と、品質向上に向けた製造技術強化に注力しております。 さらに、次世代の品質要求を満足しうる黒鉛とその被膜膜質の実現等、新規プロセスを用いた高品質グレード品の開発や、従来製品における品質向上のための技術開発に加え、製造設備の検討にも積極的に取り組んでおります。 多孔質炭素CNovel(R)(クノーベル(R))につきましては、燃料電池における国内外のユーザーでの評価が進展しており、2025年には採用が決定した事案も国内外で出てまいりました。 また、さらなる顧客要求の高度化に向けて、今までにない微細化技術に取り組み評価品販売を進めています。 さらに、NEDOにおいて、2030年度における燃料電池の目標能力達成に寄与する材料としてCNovel(R)が紹介される等、触媒担体としての高い評価と実績を有しております。 また、連結子会社の上海東洋炭素有限公司においては、電子部品の放熱フィラー材料として、独自の製造方法を用いて窒化アルミニウムの試作品を製造しており、材料の改良・改善等の開発を進めながら、通信機器の放熱用途等、通信の高速化により高機能化する電子デバイス等への適用を見据え、ユーザー評価を推進しております。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資につきましては、製造設備の増設等を主な目的として、9,812百万円の投資を実施いたしました。 日本においては、当社詫間事業所の製造設備の増設等を中心とする8,569百万円の投資を実施いたしました。 米国においては、TOYO TANSO USA, INC.において583百万円の投資を実施いたしました。 欧州においては、主にTOYO TANSO EUROPE S.P.A.を中心として、478百万円の投資を実施いたしました。 アジアにおいては、主に上海東洋炭素有限公司を中心として、181百万円の投資を実施いたしました。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当企業グループにおける主要な設備は以下のとおりであります。 (1)提出会社2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計詫間事業所(香川県三豊市)日本製造設備6,4569,1504,275(450,842)[8,044]1,33121,214492(75)東洋炭素生産技術センター(香川県観音寺市)日本製造設備および研究開発設備2,0402,90689(33,263)[8,314]1485,185162(23)萩原工場(香川県観音寺市)日本製造設備および研究開発設備223643268(28,065)[2,176]381,174105(35)いわき工場(福島県いわき市)日本製造設備7393296(12,895)[563]046434 (2)本社(大阪市北区)日本事務所698-(-)[1,017]28236192(20)近藤照久記念東洋炭素総合開発センター(大阪市西淀川区)日本研究開発設備および事務所181118197(1,633)[1,518]12762517(1) (2)国内子会社2025年12月31日現在 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計東炭化工㈱(香川県三豊市)日本製造設備132298159(16,671)[2,234]1460548(48)大和田カーボン工業㈱(大阪府豊中市)日本製造設備451585744(4,971)[1,663]81,78953(13) (3)在外子会社2025年12月31日現在 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計TOYO TANSO USA, INC.(米国 オレゴン州トラウトデール市)米国製造設備2531,62775(29,473)[-]341,989110(1)TOYO TANSO EUROPES.P.A.(イタリア ミラノ市)欧州製造設備781,315-(4,331)[-]1741,56845(5)TOYO TANSO FRANCE S.A.(フランス トラッピス市)欧州製造設備711269(770)[210]5626414(-)GTD GRAPHITTECHNOLOGIE GMBH(ドイツ ランゲンス市)欧州製造設備683701210(20,161)[-]361,63154(13)上海東洋炭素有限公司(中国 上海市)アジア製造設備1,0831,173-(-)[58,144]6172,874201(26)上海東洋炭素工業有限公司(中国 上海市)アジア製造設備-99-(-)[8,146]410363(1)東洋炭素(浙江)有限公司(中国浙江省 平湖市)アジア製造設備8663-(-)[13,209]4319434(3)精工碳素股份有限公司(台湾 桃園市)アジア製造設備24494607(9,060)[311]4098752(1)成都東洋炭素工業有限公司(中国四川省 成都市)アジア製造設備9781-(-)[1,788]018028 (2)(注)1.合計の金額は、有形固定資産の帳簿価額であり、建設仮勘定は含まれておりません。 2.TOYO TANSO EUROPE S.P.A.の土地の帳簿価額は、建物及び構築物の帳簿価額に含まれております。 3.上記中の[ ]の数字は外書きで、賃借中のものであります。 4.東炭化工㈱の登記簿上の所在地は大阪市西淀川区であります。 5.TOYO TANSO USA, INC.の登記簿上の所在地はデラウェア州であります。 6.従業員数は就業人員(当企業グループからグループ外への出向者を除く)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1)重要な設備の新設等重要な設備の新設等の予定は次のとおりであります。 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)着手及び完了予定総額既支払額着手完了東洋炭素㈱生産技術センター(香川県観音寺市)日本製造設備の増設3,041(注)12,0352024年1月2026年6月東洋炭素㈱生産技術センター(香川県観音寺市)日本製造設備の増設1,0947852024年2月2026年2月東洋炭素㈱いわき工場(福島県いわき市)日本製造設備の新設4,3597362024年12月2027年6月東洋炭素株式会社詫間事業所(香川県三豊市)日本製造設備の増設4,229-2025年10月2027年12月TOYO TANSO USA, INC.(米国 オレゴン州トラウトデール市)米国製造設備の増設6335072024年12月2026年7月(注)2(注)1.投資予定金額の総額を5,325百万円から3,041百万円に変更しております。 2.完了予定年月を2025年11月から2026年7月に変更しております。 (2)重要な設備の除却等重要な設備の除却等の予定はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 1,239,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 181,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 41 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 15 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,249,765 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ①投資株式の区分の基準及び考え方当企業グループでは、コーポレートガバナンス・コードを巡る環境の変化や株価変動リスクが財務状況に大きな影響を与え得ることに鑑み、中長期的な観点から、発行会社との取引関係の維持・強化や取引の円滑化を通じて、当企業グループの企業価値の増大に資すると認められる株式について、政策保有株式として保有します。 保有の意義が乏しいと判断した株式につきましては、市場への影響およびその他事情に配慮したうえで、一部もしくは全てを売却するなどにより縮減を図ることとしております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容毎年取締役会にて個別の政策保有株式について、保有目的、保有に伴う便益(受取配当金および事業取引利益)・リスク・資本コスト等を総合的に検証しております。 検証の結果、当期末現在において保有する全ての株式において保有基準を充足しておりますが、基準を下回った場合には発行会社との対話を通じ、政策保有株式を保有し続けることが財務目標・顧客基盤等へ与える影響の見通しを精査のうえ、政策保有株式の妥当性を検証し、再度取締役会にて確認し、検討することとしております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式10非上場株式以外の株式6795 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式11取引先持株会での定期買付による増加 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)ホソカワミクロン㈱52,40052,400主に等方性黒鉛製品製造において、機械装置等の購入取引を行っており、協力関係の維持強化のため、相互保有をしております。 有295220㈱奥村組31,80031,800主に等方性黒鉛製品製造において、建物・構築物等の購入取引を行っており、協力関係の維持強化のため、相互保有をしております。 有196125㈱みずほフィナンシャルグループ28,41628,416当企業グループの主要取引銀行であり、資金調達、資金決済取引等を行っており、財務取引に係る協力関係の維持強化のため、相互保有をしております。 有161110㈱百十四銀行9,6009,600当企業グループの主要取引銀行であり、資金調達、資金決済取引等を行っており、財務取引に係る協力関係の維持強化のため、相互保有をしております。 有6331㈱池田泉州ホールディングス63,27063,270資金調達取引等を行っており、財務取引に係る協力関係の維持強化のため、相互保有をしております。 有5025㈱SUMCO18,79617,593主に特殊黒鉛製品分野において、半導体関連製品等の販売取引を行っており、協力関係の維持強化のため、政策保有をしております。 なお、株式数の増加は取引先持株会における株式買付によるものであります。 無2620 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 0 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 795,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 18,796 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 26,000,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会での定期買付による増加 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | ㈱SUMCO |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 主に特殊黒鉛製品分野において、半導体関連製品等の販売取引を行っており、協力関係の維持強化のため、政策保有をしております。 なお、株式数の増加は取引先持株会における株式買付によるものであります。 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2025年12月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)東京都港区赤坂一丁目8番1号赤坂インターシティAIR2,0099.58 近藤朋子大阪府豊中市1,5607.44 近藤尚孝大阪府豊中市1,2205.82 近藤ホールディングス㈱大阪府豊中市東豊中町一丁目28番8号1,1655.55 ㈱日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8番12号1,0314.92 公益財団法人近藤記念財団大阪市西淀川区竹島五丁目7番12号8343.98 NTコーポレーション㈱大阪府豊中市緑丘四丁目20番9号6262.98 近藤孝子大阪府豊中市6202.96 森田純子神戸市東灘区6002.86 野村信託銀行㈱(投信口)東京都千代田区大手町2丁目2番2号4131.97計-10,08048.07(注)1.上記所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりであります。 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 2,009千株 ㈱日本カストディ銀行(信託口) 1,031千株 野村信託銀行㈱(投信口) 413千株2.2025年5月20日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、2025年5月15日現在で以下の株式を保有している旨が記載されているものの、当社として2025年12月31日現在におけるウエリントン・マネージメント・ジャパン・ピーティーイー・リミテッドの実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)ウエリントン・マネージメント・ジャパン・ピーティーイー・リミテッド(Wellington Management Japan Pte Ltd)東京都千代田区丸の内一丁目1番1号1,083,1795.163.2025年11月7日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、2025年10月31日現在で以下の株式を共同保有している旨が記載されているものの、当社として2025年12月31日現在における野村證券㈱、ノムラ インターナショナル ピーエルシーおよび野村アセットマネジメント㈱の実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)野村證券㈱東京都中央区日本橋一丁目13番1号293,1221.40ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom49,5470.24野村アセットマネジメント㈱東京都江東区豊洲二丁目2番1号1,177,8005.61 4.2025年12月4日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、2025年11月28日現在で以下の株式を共同保有している旨が記載されているものの、当社として2025年12月31日現在における三井住友信託銀行㈱、三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱およびアモーヴァ・アセットマネジメント㈱の実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)三井住友信託銀行㈱東京都千代田区丸の内1丁目4番1号36,0000.17三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱東京都港区芝公園1丁目1番1号366,2001.74アモーヴァ・アセットマネジメント㈱東京都港区赤坂9丁目7番1号1,096,5005.22 |
| 株主数-金融機関 | 27 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 29 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 35 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 175 |
| 株主数-個人その他 | 13,583 |
| 株主数-その他の法人 | 112 |
| 株主数-計 | 13,961 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | 野村信託銀行㈱(投信口) |
| 株主総利回り | 3 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得区分株式数(株)価額の総額(百万円)当事業年度における取得自己株式950当期間における取得自己株式-- (注)当期間における取得自己株式には、2026年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。 |
Shareholders2
| 自己株式の取得 | 0 |