財務諸表
CoverPage
| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-03-25 |
| 英訳名、表紙 | Poppins Corporation |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長グループCEO 轟 麻衣子 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都渋谷区広尾五丁目6番6号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-6625-2753 |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 年 月1987年3月概 要 ジャフィサービス株式会社設立10月 ポピンズ初の事業所内保育所「セコムセンター内託児サービス」開設1990年4月 1993年4月 EXPO’90「国際花と緑の博覧会」会場にて国際博初のイベント託児ルームを企画、運営 芦屋支社 開設「法人向け在宅保育サービス」を開始し、警視庁、郵政省(現日本郵政株式会社)、大蔵省(現財務省)と法人契約締結1994年2月 ポピンズ初の病院内保育所「聖路加国際病院 院内保育所」開設3月 ポピンズ初の病棟内保育所「慶應義塾大学病院 小児科病棟」開設4月 英国・ノーランドカレッジ・インターナショナル・ディプロマ開始9月 ポピンズ初の公共施設内託児所「関西国際空港内ポピンズキッズルーム」開設1996年9月 「株式会社ポピンズコーポレーション」に商号変更 高齢者在宅ケア事業に参入し、「VIPケアサービス」を開始1998年4月 ポピンズ初の横浜保育室事業「ポピンズナーサリー横浜」開設1999年1月 厚生省(現厚生労働省)より「ホームヘルパー2級養成研修指定機関」として認定5月 ISO9001認証取得(育児・介護サービス)11月 厚生省(現厚生労働省)の駅型保育試行助成事業として「ポピンズナーサリー甲東園」開設2000年4月 東京都より「訪問介護事業者」として認定2001年11月 ポピンズ初の東京都認証保育所「ポピンズナーサリー一之江」開設2002年4月 名古屋支社 開設6月 「ポピンズナーサリー小机」がポピンズ初の認可保育所に移行2003年9月 資生堂による複数社連携(コンソーシアム型)事業所内託児施設「カンガルーム汐留」開設2004年5月 恵比寿ガーデンプレイス内「ポピンズインターナショナルプリスクール」開設2005年7月 ポピンズ初の大学内保育所「ナーサリー早稲田」運営受託2006年4月 全国初のPFI事業による認可保育所「ポピンズナーサリー新浦安」開設11月 米国・スタンフォード大学への海外乳幼児教育研修開始2007年4月 ポピンズ国際乳幼児教育研究所(PIICS)開設6月 米国・ハーバード大学への海外乳幼児教育研修開始2008年10月 米国ハワイ州公認キッズルーム「ハワイ・ポピンズ・キッズルーム」開設2010年4月 ポピンズ初の児童館「富士見わんぱくひろば」、初の学童保育「富士見わんぱくひろば学童クラブ」他、あわせて12ヶ所の保育・教育施設を開設7月 東京ミッドタウン内に子どもたちの主体的な学び(Active Learning)を支援するスクール「ポピンズアクティブラーニングスクール」開設2011年4月 阪神間でポピンズ初の認可保育所「ポピンズナーサリースクール伊丹」開設9月 本社を広尾プラザ(渋谷区・広尾)に移転し、「株式会社ポピンズ」に商号変更2012年4月 長野県・蓼科に「ポピンズ蓼科研修センター」開設2013年3月 保育スタッフの教科書として『ポピンズアプローチ』出版2014年4月 恵比寿ガーデンプレイス内に「ポピンズ アクティブラーニング インターナショナルスクール(PALIS)」開設10月 邸宅型デイサービス施設「ポピンズ芦屋サロン」を開設2015年3月 ポピンズアプローチ第2版『0歳からのエデュケア:どの子も伸びる保育への誘い』出版4月 北海道でポピンズ初の認可保育所「ポピンズナーサリースクール札幌白石」開設12月 大阪支社 開設2016年4月 大阪市でポピンズ初の認可保育所「ポピンズナーサリースクール天王寺」開設6月 ポピンズナニーサービスが第1回日本サービス大賞 厚生労働大臣賞を受賞10月 「株式会社ポピンズホールディングス」設立2017年2月 ベビーシッターマッチングサイトを運営する「スマートシッター株式会社」を子会社化4月 名古屋市でポピンズ初の認可保育所「ポピンズナーサリースクール名東」開設2018年10月 保育士の人材紹介会社「株式会社保育士GO」設立2019年3月 保育所や学童施設運営を行う「株式会社ウィッシュ」を子会社化2020年10月 「スマートシッター株式会社」を「株式会社ポピンズシッター」に商号変更12月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場 2021年6月 不妊予防事業を開始、不妊予防ポータルサイト「Poppins i-ce(ポピンズアイス)」を開設7月 「株式会社ポピンズファミリーケア」、「株式会社ポピンズプロフェッショナル」設立2022年1月 株式会社ウィッシュが株式会社保育士GOを吸収合併4月 「株式会社ポピンズホールディングス」を「株式会社ポピンズ」に商号変更するとともに、子会社の「株式会社ポピンズ」を「株式会社ポピンズエデュケア」に商号変更 株式会社ポピンズエデュケアが、株式会社ウィッシュからの吸収分割により、保育・学童施設運営事業を承継 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行9月 「ペットケアサービス」を開始2023年10月 東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場に移行2024年4月 2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地に大型認可保育所2園「ポピンズナーサリースクールHARUMI FLAG PORT VILLAGE」「ポピンズナーサリースクールららテラス HARUMI FLAG」を開設 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)は、当社、連結子会社(株式会社ポピンズエデュケア、株式会社ポピンズファミリーケア、株式会社ポピンズプロフェッショナル、株式会社ポピンズシッター、株式会社ウィッシュ)、非連結子会社Poppins U.S.A., Incorporatedの計7社(2025年12月31日現在)により構成されており、「ファミリーケア事業(ナニー及びベビーシッター、介護、家事支援)」、「エデュケア事業(保育・学童施設の運営)」、「プロフェッショナル事業(教育研修・調査研究)」、「その他サービス事業(人材派遣・紹介、不妊予防、ペットケア等)」を行っております。 当社グループは、ナニー(教育ベビーシッター)の育成や派遣を日本で初めて事業として手掛けました。 そして、ナニーの活躍を描いた英国の童話「メアリー・ポピンズ」の主人公のように、楽しく不思議な体験に巻き込みながら、本当に大切なものは何かを教えられたらという思いを込めて、当社の社名をポピンズとしております。 当社グループは、『働く女性の支援』という創業時の強い想いを全役員・従業員で共有しており、「働く女性を 最高水準(注1)のエデュケア(注2)と介護サービスで支援します。 」というミッションの下、祖業であるナニーサービスを起点に、認可・認証・事業所内保育所や学童保育、インターナショナルスクール等の運営や、高齢者在宅ケアを行うシルバーケアサービス、共働きや高齢者、単身世帯など様々なライフスタイルを支える家事支援サービス、そして保育士や介護士等の研修サービス等を展開し、フルラインでの働く女性を支援するサービス(注3)を提供しております。 なお、当社グループの各セグメントの事業内容は以下のとおりであり、以下に示す事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (注)1 “最高水準”とは、当社グループでは、常識を超えたサービスによって相手を感動させられる水準のことをいいます。 2 “エデュケア”とは、当社グループ独自の“エデュケーション”(教育)と“ケア”(保育)を組み合わせた教育理念であります。 当社グループは、乳幼児教育において0歳児の脳の目覚ましい発達の研究も踏まえ、教育と保育の両方が必要という考えから創業時からポピンズの基本方針の核となっております。 3 “フルラインでの働く女性を支援するサービス”とは、祖業であるナニーサービスから始まり、ベビーシッターサービス、介護、家事支援、ペットケア、保育・学童施設運営、教育研修へと切れ目なく、働く女性のライフステージをサポートする当社サービス群の特長であります。 1.ファミリーケア事業 ファミリーケア事業では、ナニー及びベビーシッターを中心とした在宅保育サービス(チャイルドケアサービス)の提供、高齢者向け在宅ケアサービス(シルバーケアサービス)、及び家事支援サービスを提供しております。 チャイルドケアサービス領域においては、保育園とともに「車の両輪」となり、女性の活躍・就労支援策を支える社会インフラとしてのナニーやベビーシッターの存在感が高まっております。 政府は、2020年12月21日に待機児童の解消を目指し、女性の就業率の上昇を踏まえた保育の受け皿整備、幼稚園やベビーシッターを含めた地域の子育て資源の活用を進めるため、「新子育て安心プラン」を取りまとめて公表し、その中でベビーシッターの活用が、あらためて国の最重要政策のひとつとして位置づけられました。 また、2021年4月より、公益社団法人全国保育サービス協会が発行する内閣府ベビーシッター割引券(現在のこども家庭庁ベビーシッター割引券)(注1)の利用限度額が、1日当たり2,200円から4,400円に増加したことが、我が国におけるベビーシッター普及が加速する端緒となりました。 東京都も保育所に入所できない待機児童の保護者向けに、利用料の一部を助成するベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)を2018年より開始し、その後、日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより、一時的に保育を必要とする方向け(保育認定の有無は問わない)に支援範囲を拡大し、さらなるベビーシッター市場拡大の強い追い風となっております。 特に、東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)の採用自治体が、2025年12月31日現在で22区・5市・2村まで、順調に拡大したことなどが、2025年12月期においても、ナニーサービス及びベビーシッターサービスの利用拡大を、引き続き後押しする要因となっております。 ※ナニーサービス、ベビーシッターサービスを年間1回以上利用した家庭数の総計(サービス間の重複あり) 内閣府ベビーシッター割引券(現在のこども家庭庁ベビーシッター割引券)などの国の助成に対応するナニーやベビーシッターは、保育士または看護師の資格保有、またはこども家庭庁による指定研修の修了が必須ですが、2021年8月には、当社グループの自社研修制度の充実が認められ、民間事業者として初めて自社のベビーシッター育成研修が当該指定研修と認定されました。 さらに、2022年9月には、東京都ベビーシッター利用支援事業の指定研修としても追加認定されたことにより、当社グループの自社研修がナニー・ベビーシッター関連の二大助成金事業の指定研修として国及び東京都に認められることとなりました。 これにより、当社グループのナニーやベビーシッターは、自社研修を受講することで、認定ナニー/ベビーシッターとして働くことができ、より需要が拡大すると見込まれる認定ベビーシッターの安定的な供給が可能となっております。 前述のとおり、東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)の採用自治体が、2025年12月31日現在で22区・5市・2村まで、順調に拡大した結果、チャイルドケアサービスを年間1回以上利用した家庭数は、2025年12月期には2万9千世帯以上となりました。 (1)チャイルドケアサービス(ナニーサービス) (株式会社ポピンズファミリーケア) 「ポピンズ ナニーサービス」は、ナニーを派遣する事業であり、『働く女性の支援』という想いを掲げて立ち上げた当社グループの創業以来の事業であります。 ナニーとは、英国では、おむつ交換や授乳などの基本的な身の回りのお世話はもちろん、送迎や教育、しつけなどを親に代わって行う「子育てのプロフェッショナル」の総称として、広く認知されています。 中でも1892年に創立された乳幼児ケア(保育)と教育の専門職養成のための高等職業教育機関である世界的な名門校ノーランドカレッジ(英国サマーセット州のバース)出身のナニーは「ノーランダー」と呼ばれ、その一部は、英国王室のロイヤルファミリーへのサービス提供にも選ばれております。 当社グループでは、ノーランドカレッジと提携して、毎年海外研修を実施しております(新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかった2020年度から2022年度を除く)。 また、知識・教養・技能・人格など、すべてにおいて最高水準のナニーを育成することを目指しております。 ポピンズナニーサービスはお客様のニーズに応える24時間365日、当日オーダーに100%対応できるよう取り組んでおります。 具体的なサービス内容としては、個人会員及び法人契約を締結している顧客企業の役職員に対し、ナニーサービスを時間単位で提供しております。 また、オプションサービスとして、お子様の食事作りや家庭教師、アスリートレッスン、受験指導、カウンセリング等お客様のニーズに合わせたサービスも提供しております。 さらに、ホテル・デパート・コンサート・パーティなどのイベント向けにもスポットでナニーサービスを提供しております。 また、2025年12月現在、東京都23区のうち、8区において居宅訪問型保育事業(ナニー・ベビーシッター人材を活用した認可事業)を導入、東京都も保育所に入所できない待機児童の保護者向けに、利用料の一部を助成するベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)を2018年より開始し、その後、日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより、一時的に保育を必要とする方向け(保育認定の有無は問わない)に支援範囲を拡大しました。 当社グループのナニーサービスはこれらサービスの認定事業者となっており、自治体とも連携してサービスを提供しております。 (2)チャイルドケアサービス(ベビーシッターサービス)(株式会社ポピンズシッター) ポピンズシッターは、スマートフォンやPCからベビーシッターを検索、プロフィールや写真・動画、評価・口コミなどを参考に、利用者に合ったベビーシッターを選んで必要な時間単位での予約が可能となっております。 登録ベビーシッターは、保育士・幼稚園教諭・助産師・看護師などの有資格者と保育・子育て経験者等から構成されており、厳しい選考を経て研修を受講しております。 ポピンズシッターは、公益社団法人全国保育サービス協会に加盟する唯一のオンライン型ベビーシッターサービス(注2)であり、ナニーサービスと並び、こども家庭庁ベビーシッター割引券の利用が認められているほか、東京都ベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型、一時預かり利用支援)の助成の対象としても認定事業者となっております。 その結果、2025年12月期の年間売上高が、前期比1.3倍に増加しており、急速な利用拡大が引き続き進んでおります。 (注)1 “こども家庭庁ベビーシッター割引券”とは、内閣府が育児と仕事の両立支援のために2016年から導入した「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」に基づく、割引券(正式名称:ベビーシッター派遣事業割引券)です。 なお同事業の運営は、現在は、全国保育サービス協会が、こども家庭庁より受託しております。 2 “オンライン型ベビーシッターサービス”とは、お客様がオンライン上で自らベビーシッターを選ぶことができるサービスです。 なお、ポピンズシッターは、2018年5月から、事業者がお客様とベビーシッターの双方と直接契約する形態に切り替えており、厚生労働省が作成した「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン」の対象となるマッチングサイトではありません。 マッチングサイトでは、ベビーシッターが個々に自治体に認可外保育施設設置届を届出しますが、ポピンズシッターではベビーシッターと事業者が契約、事業者が認可外保育施設として東京都に届出をし、定期的に運営状況を東京都に報告しております。 また、全国保育サービス協会が求める安全基準、事件・事故対応への体制整備の要件を満たし、加盟を認めている企業・団体の中で、ポピンズシッターが唯一のオンライン型ベビーシッターサービス事業者です。 (3)シルバーケアサービス (株式会社ポピンズファミリーケア) 1996年にスタートした高齢者在宅ケア事業(シルバーケアサービス)は、介護保険サービス及び介護保険適用外のVIPケアサービスを提供しております。 主に会員制のVIPケアサービスに力を入れており、介護保険適用外の在宅ケアサービスを希望される顧客に、介護や看護の有資格者のみでなく、高齢者心理、ホスピタリティ、料理、秘書サポートなど様々なスキルセットを持つ人財を、当社にて登録・研修し、お客様のニーズに応えるサービスを提供しております。 また、法人向けの介護コンサルティングサービスも行っております。 当社グループの高齢者在宅ケア事業は、当社の長年にわたるナニーサービスでの在宅ケアのノウハウを活用して、ケアスタッフ(当社のVIPケアサービスを提供するスタッフのこと)の募集・採用段階から独自の判断基準を持ち、徹底した教育研修の実施、さらにお客様との相性や各ご家庭の事情にあった人物を選ぶコーディネート力の向上、万一のクレームの是正・予防措置の徹底など、ISO9001の取り組みに基づくサービス品質の向上に取り組んでおります。 また、近年は、ナニーサービスをきっかけに利用を検討されるご利用者やそのご紹介者の利用も増えております。 ①VIPケアサービス(生活支援/身体介護) VIPケアサービスは、高齢者が日常生活を、楽しく、快適に過ごす事ができるように、ご本人とご家族のご要望を最大限尊重した高齢者向け在宅ケアサービスとして、生活支援サービス及び身体介護サービスを提供しております。 具体的には介護保険適用外である家事サービス、外出同行サービス、身体介護サービス、ご相談サービス、エマージェンシーサービス等様々なサービスを取り揃えており、ナニーサービスやベビーシッターサービスと同様、時間単位の利用料金で運営しております。 当社グループではこれらのサービスを、大切な方を大切にお世話するという意味で「VIPケア」と呼び、サポートの対象を高齢者ご本人様に限定せず、支えるご家族の幅広い困りごとまで対応が可能な完全オーダーメイドのサービスを提供しており、介護保険では対応できないご要望まで、自由に組み合わせてご利用になれます。 ②介護コンサルティング 当社グループが35年以上に渡り、育児・介護の分野で働く女性を支援し、2025年12月現在、法人向け在宅保育サービスなどで多数の企業と法人契約を結んでいる経験・ノウハウを活かし、法人向けに介護コンサルティングサービスを提供しております。 特徴は以下のとおりであります。 ⅰ) 介護全般の相談に対応ⅱ) 国家資格を持った相談員が対応ⅲ) 豊富な相談経験に基づくアドバイス ③ナースケア 主治医の指示による経管栄養、点滴交換、痰の吸引等の医療上のお世話、病状の観察、医療機器の管理、外出サポート、ターミナルケアまで医療ケアを必要とするお客様が医療保険・介護保険のルールから制限を受けることなく、住み慣れたご自宅でご自身らしく生活していただけるよう、看護師資格を有するポピンズナースが主治医やホームドクターと連携しながら、お客様にオーダーメイドの看護サービスを提供しております。 (4)家事支援サービス (株式会社ポピンズファミリーケア) 女性活躍推進には、子育て支援や介護支援だけでは充分ではないとの考えから、当社グループでは、家事支援サービスも提供し、働く女性の充実した支援のラインナップに加えております。 具体的には、ご家庭の様々な家事のご要望に対して、徹底した教育研修を経た経験・スキル豊富な人財が、家事支援サービスをお届けしております。 2.エデュケア事業(保育・学童施設の運営) 当社グループのエデュケア事業は、「認可保育事業」と「認可外保育事業」の2つに分かれており、様々なニーズに応えた施設サービスを展開しております。 当社のエデュケア事業の特徴は、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)以外の地方主要都市(札幌、仙台等)も含め、以下のように、保育施設から学童施設まであらゆる形態の施設をフルラインで運営しており、保護者の多様なニーズに応えられる点にあります。 (1)認可保育事業 (株式会社ポピンズエデュケア)①認可保育所 児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)を満たして都道府県知事に認可された施設であります。 保育料は利用者から区市町村が徴収し、当社グループは国・自治体から施設型給付を補助金として受領し運営します。 ②認定こども園 (株式会社ポピンズエデュケア) 教育・保育を一体的に行う施設で、以下の機能を備え、認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることが出来ます。 ⅰ) 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能ⅱ) 地域における子育て支援を行う機能 当社グループは、東京都において保育所型認定こども園を運営しております。 (2)認可外保育事業①認証保育所 (株式会社ポピンズエデュケア) 認可保育所だけでは応えきれない大都市のニーズに対応するため、東京都独自の基準(認証基準)に基づいて設置された保育所で、企業の経営感覚の発揮による多様化したサービス提供が特徴であります。 保育料は利用者から認証保育所(当社グループ)が徴収し、当社グループは自治体からも運営に要する経費の一部を補助金として受領し運営します。 なお、料金は認証保育所で自由に設定が可能となっております。 (ただし上限があります。 ) ②事業所内保育所(企業・大学内・病院内保育所) (株式会社ポピンズエデュケア) 企業や大学、病院等の各機関が運営する事業所内に各機関の従業員向けの保育所を設置し、運営しております。 認可外保育所であり、児童福祉施設には該当しませんが、都道府県知事に対して設置届を提出する義務があり、認可外保育施設指導監督基準に則った運営を行っております。 企業、大学、病院等の各機関が人財確保のための経営戦略として施設内に保育所を設置する役割が大きくなっております。 複数企業によるコンソーシアム型の保育所設置の提案や、自治体との連携など新たなビジネスモデルを作り、費用対効果を意識した子育て支援策の提案を行っております。 保育料は各機関が給与天引き等で徴収し、当社グループは各機関との契約に基づいて業務委託を受け運営しております。 ③企業主導型保育所 (株式会社ポピンズエデュケア) 内閣府が2016年に開始した、主に企業向けの助成制度に基づき設置された事業所内保育所の一形態であります。 企業や大学、病院等の各機関の従業員の子どもを対象とした従業員枠と地域住民向けの地域枠があり、地域枠を弾力的に設定できるなど柔軟な運営が可能となっております。 事業所内保育所と同様、当社グループは各機関との契約に基づいて委託料を受領し運営しますが、各機関は利用者からの保育料に加えて、国から整備費・運営費について、認可保育所並みの助成金を受けることができます。 ④学童保育 (株式会社ポピンズエデュケア) 主に日中保護者が家庭にいない小学生児童(=学童)に対して、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を与えて、児童の健全な育成を図る保育事業をいいます。 小学校入学後、子どもを夜間まで預けることが困難になり、保護者が働き方の変更を強いられる問題を指す『小1の壁』打破のため、「新・放課後子ども総合プラン」(2018年9月14日策定)に基づき、放課後児童クラブについて、2021年度末までに約25万人分を整備し、待機児童の解消を目指し、その後、女性就業率のさらなる上昇に対応できるよう整備を行い、2019年度から2023年度までの5年間で約30万人分の整備を図ることとされました。 こども家庭庁が2025年12月23日に公表した、2025年度の放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)実施状況によれば、登録児童数は前年比5万693人増の157万645人、放課後児童クラブの支援の単位数(※)は前年比1,302支援の単位増の3万9,424支援の単位と前年に引き続き増加となりました。 待機児童数は前年比1,356人減の1万6,330人と、若干の改善に転じたものの、引き続き高止まりしており、学童保育の不足が社会課題として引き続き重要性を増しております。 当社グループの特徴的な取組みとして、名古屋大学内学童保育所「ポピンズアフタースクール」があり、名古屋大学で教鞭をとる第一線の教授の授業を提供するなど、学習要素を兼ね備えたサービスを実施しております。 また、名古屋大学で学ぶ留学生が主体となり、その国の遊び・文化・食事を教えるプログラムもあり、子ども達は多国籍文化に触れることができます。 これはポピンズの「エデュケア」にも合致する手法であり、今後このようなサービスを拡大していく予定であります。 当社グループは自治体など契約先からの委託料により運営しております。 ※ 「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」により、児童の集団の規模を示す基準として平成27年度(2015年度)から導入されたものであり、児童の放課後児童クラブで行われる活動の基本単位 ⑤児童館 (株式会社ポピンズエデュケア) 子どもに健全な遊びを提供して、その心身の健康を増進し情操を豊かにすることを目的とする屋内型の児童厚生施設であります。 学童保育と違い、児童館は事前登録なく自由に来館することができ、学童保育の子どもだけでなく、たくさんの子どもたちが、放課後いったん帰宅してから遊び場として利用します。 学童と同じ施設内に設置されているところもありますが、施設内での運営場所や内容は学童とは分けられております。 当社グループは自治体からの委託料により運営しております。 ⑥商業施設内・ホテル内保育所 (株式会社ポピンズエデュケア) 施設の付加価値を高める目的で、大型商業施設や有名ホテル内で認可外保育所を運営しております。 ⑦アクティブラーニングスクール(ALS) (株式会社ポピンズエデュケア) 六本木・東京ミッドタウン及び広尾・広尾プラザに設置する「ポピンズ アクティブラーニングスクール」は、生後10か月から未就学児向けに展開している先端的な教育プログラムで子どもの主体性を支援する教育施設であります。 レッジョ・エミリア・アプローチ(※)によるサイエンス・音楽・芸術や語学などを各分野の専門講師が教育するのが特徴となっております。 米ハーバード大学教育学大学院の研究機関であるプロジェクト・ゼロとの共同研究により、当社グループ内で立ち上げた乳幼児教育専門の研究所であるポピンズ国際乳幼児教育研究所(PIICS)で開発した保育メソッドを採用しております。 ※ 「レッジョ・エミリア・アプローチ」とは、イタリアのレッジョ・エミリア市発祥の『世界で最も革新的な幼児教育施設』とニューズウィーク誌でも紹介された幼児教育法の一つであります。 当社グループでは、創造性を育む環境作りのために保育施設内にアトリエや広場を設けたり、子どもたち同士や保育士との会話、活動の様子をドキュメンテーションとして記録し、活動やコミュニケーションに活かすなどその手法を取り入れております。 ⑧ポピンズ エデュスクール (株式会社ポピンズエデュケア) 幼稚園受験・小学校受験の指導を行うスクールで、前述のALS六本木に併設されております。 保育サービス事業者ならではのサービスとして、送迎ができず受験をあきらめていた共働き家庭でも利用しやすいよう、ナニー及びベビーシッターによる送迎も可能としております。 ⑨ポピンズ アクティブラーニング インターナショナルスクール(PALIS) (株式会社ポピンズエデュケア) 東京・恵比寿で展開している英語での教育を行う、対象年齢0~5歳のインターナショナルスクールであります。 乳幼児教育の専門職養成機関として知られる英国ノーランドカレッジと提携していることから、イギリスの5歳就学前の子どもたちのための教育指針であるEarly Years Foundation Stage(EYFS)に基づいた教育を採用し、英語によるアクティブラーニング(主体的な学び)を実践しており、グローバル教育の拠点となるプログラムを提供しております。 Early Years Foundation Stageの意味は(乳幼児)早期基礎段階であり、就学前の学習・発達・ケアの質の基準が定められております。 イギリスでは5歳から義務教育がはじまり、生まれてから5歳就学前までの幼児期の子どもたちが対象です。 本場アメリカのディズニーランドの勤務経験がある先生や、レッスンに使う道具や教室に備え付けられた衣装もアメリカで購入するなど幼児期からの本物体験を重視しており、サイエンス・アート・バレエ・ダンス・空手などの専門講師による英語での授業を行なっております。 大使館関係者、外資系企業日本駐在員関係者など、外国人のご利用もいただいております。 さらに、2025年7月には「ケンブリッジ幼児教育認定校」に認定されました。 当社独自の教育理念と親和性の高いケンブリッジ国際教育課程を導入し、国際水準のより高度なグローバル教育を提供しております。 ⑩地域交流館・ふれあい館 (株式会社ポピンズエデュケア) 自治体から高齢者向けの地域交流館3施設、ふれあい館1施設の指定管理を受託しております。 ⑪海外施設(Poppins U.S.A., Incorporated) 日本企業として、生後3カ月~12歳のお子様を対象とするハワイ州公認の託児施設「ポピンズ・ケイキ・ハワイ」を運営しております。 2008年に日本の保育事業者として初めてハワイ州の託児施設ライセンスを取得以来、子ども連れでハワイを旅行する保護者のために安全で高品質なサービスを提供してきた功績が認められ、2014年には、ハワイ州知事より10月1日が「ポピンズ・ケイキ・ハワイの日」に認定されました。 シェラトン・ワイキキ・ホテル内で、ハワイ文化を遊びながら学べるアート体験や、イングリッシュレッスン、プールアクティビティなど、様々なキッズプログラムをご用意し、ご家族でのハワイ旅行をサポートしております。 また、5歳~12歳のお子様を対象とする「コーラル・キッズ・クラブ」を、アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート内で、運営しており、同ホテルグループの宿泊者向けに、ハワイらしい楽しいプログラムやアクティビティを提供しております。 当社グループが運営するエデュケア事業施設数推移は以下のとおりであります。 2021年12月末2022年12月末2023年12月末2024年12月末2025年12月末認可保育所6974788386認証保育所3635343029認定こども園11222事業所内保育所8684797569(うち企業主導型)(46)(43)(40)(39)(37)学童・児童館87919610094その他4846474845合計327331336338325※ 施設数には、同一施設内において一時保育や病児・病後児保育など複数の事業を運営している場合、それぞれを1施設数として表示しております。 3.プロフェッショナル事業 当社グループがこれまで培ってきた乳幼児教育ノウハウや海外の最先端の教育施設等との親密なネットワークを活かした国内研修、海外研修、及び調査・研究事業のサービスを提供しております。 (1)教育研修事業 (株式会社ポピンズプロフェッショナル)①国内研修 保育環境の向上を目指して、当社グループが長年培ってきたナニーサービスや乳幼児教育のノウハウを体系化し、こども家庭庁・各自治体から企業・団体、個人まで、さまざまな目的や職種に応じた人財育成を行っており、教育研修・セミナー・eラーニングを提供しております。 特に、当社が先行して実施を進めたハイブリッド型研修(集合研修とeラーニングの組み合わせ)をこども家庭庁・各自治体へ提供しており、オンライン研修が自治体・受講者に浸透し、受講者数も増加しております。 具体的な研修サービスとしては、保育士キャリアアップ研修、子育て支援員研修、潜在保育士の復職支援研修、家庭的保育者研修、区民・市民向け講座、両親学級等のプログラムを提供しております。 また、2022年11月からは、認定ベビーシッター研修等のeラーニングサービスの外販を開始しております。 ②海外研修 乳幼児教育に携わる方、指導者を目指す方に向けた海外研修サービスを提供しております。 米ハーバード大学や米スタンフォード大学や英ノーランドカレッジなど、当社グループ独自のグローバルネットワークによる乳幼児教育を学ぶことを可能にしております。 ⅰ)スタンフォード大学乳幼児教育研修:2006年より実施しているスタンフォード大学での乳幼児教育研修では、大学内で教育学部長による講義が行われるほか、心理学部の教育研究機関として40年の歴史を持つ大学付属保育施設である「Bing Nursery School」の視察及び現地保育者とのワークショップ、さらにサンフランシスコ(シリコンバレー)周辺企業の事業所内保育施設の視察などを実施しております。 ⅱ)ハーバード大学乳幼児教育研修:2007年より実施しているハーバード大学での乳幼児教育研修では、同校における脳科学や乳幼児の発達心理からレッジョ・エミリアに関する講義に加え、ハーバード大学が直接経営や運営に関与するハーバード7園のひとつへの解説付き訪問、近郊の脳発達及び乳幼児教育の最新事例に関する研究を基礎とするなど特徴ある教育方針を持つ保育施設や、先端技術(安心安全のための虹彩認証による入退館システムなど)を取り入れた保育施設などの視察を実施しております。 最先端の乳幼児教育を体感でき、専門分野の質を高める研修ツアーとして、大学や専門学校の先生方、保育園、幼稚園の園長、主任の方々にもご参加いただいております。 ⅲ)ノーランドカレッジ留学:ノーランドカレッジは、ヨーロッパの王室や上流家庭の子どもたちのナニー(教育ベビーシッター)の養成校として、1892年に設立された乳幼児ケアと教育の専門職養成のための英国の大学であります。 2週間の短期留学コースでは、創設者のエミリー・ワード女史が取り入れた、子どもの自主性や自尊心を発達させるなど、子どもの立ち直る力やEQ(感情指数)を高めるとされる「感情コーチング」や、幼児期の脳の発達といった知識も身に付けるまったく新しい保育手法を学び、ナニー、保育士、幼稚園教諭など、乳幼児教育のプロとしてキャリアアップを目指します。 (2)調査研究事業 (株式会社ポピンズプロフェッショナル) 当社グループ独自の保育理論をより深める「ポピンズ国際乳幼児教育研究所(PIICS:Poppins International Institute for Child Sciences)」を株式会社ポピンズプロフェッショナルの社内に設置し、世界的な視野でさらに深いエデュケアの研究も実施しております。 保育所における実践内容に、ハーバード大学、スタンフォード大学、東京大学、お茶の水女子大学など国内外の教育機関・研究者との様々な共同研究内容を加え、「0歳からのエデュケア」として出版し保育者の指針とする他、「ポピンズアプローチ」(注1)や「知力8」(注2)を開発し、教育に主眼を置いた保育を実践しております。 また、国や自治体からの委託を受け、保育士再就職支援事業(厚生労働省)や、サービス産業生産性向上調査事業(経済産業省)、子育て支援方策に関する調査研究(文部科学省)等の調査やコンサルティングも実施しております。 加えて、2021年4月には、乳幼児教育のエキスパートを育成するとともに、保育士の社会的地位の向上を目的として、当社グループがお茶の水女子大学の大学院の中に「保育マネジメント講座」を開設し、現職保育士のキャリアアップ、リカレント教育を支援しております。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、当社グループが長年にわたり実施を継続してきた海外研修の催行は一時的に困難となりましたが、2020年6月には、ハーバード大学教育大学院プロジェクト・ゼロとの共同研究成果を発表する場として「第12回ポピンズ国際乳幼児教育シンポジウム」を、ポピンズとして初の日米欧の4地点をリアルタイムで繋ぐウェビナー(ウェブとセミナーを合わせた造語で、インターネット回線を通じてオンラインで行うセミナー)形式で開催し、保育従事者及び乳幼児教育関係者5,000名超に、各界専門家の意見も含めた学びを広く共有いたしました。 また、2020年11月には、スタンフォード大学教育学部付属園である「Bing Nursery School」へのオンライン視察を含むウェビナー形式で「2020 ポピンズ海外乳幼児研修」を開催し、700名超が参加しました。 これらウェビナーを活用した国際シンポジウムや海外研修は、2021年以降、コロナ禍においても開催を継続しました。 また、2023年には、ハーバード大学との共同研究「子どものためのSDGs」をテーマとした国際シンポジウムを、2019年以来、ハーバード大学教育大学院プロジェクト・ゼロの主任研究員など海外ゲストを4年ぶりに日本に招き、日本を含む世界とオンラインで繋ぎハイブリッドで開催しました。 2024年は、「子どものためのSDGs」の“乳幼児期”に関する最終報告となる国際シンポジウムを6月に開催し、3,500人以上が参加登録、99%の満足度となりました。 2025年以降は、研究対象を“学童期”として、引き続き当該共同研究を推進しております。 これらの大規模ウェビナーを高いクオリティで運営するためのノウハウは、国内研修をこども家庭庁・各自治体などに提供する際にも活かされており、当社グループが提供する教育研修・調査事業の強みのひとつとなっていると考えております。 (注)1 ドキュメンテーション(お子様の様子を写真や動画で定期的に記録し、学びのプロセスを可視化)、発達のパスウェイ(胎児期から就学前までの発達の道筋を一覧表とし保育に活用)、マインドセット(失敗を恐れず、さらに成長を助け促す声掛けを取り入れた保育)の3つの手法を用いた当社独自の保育アプローチ 2 子どもの知力を、言語・音楽・論理数学・空間構成・身体運動・自然科学・社会性・自己受容の8つの領域に整理し、「知力8(エイト)」と名付け、子どもの発達状況を勘案した保育の構成・実践 4.その他サービス事業 当社グループのその他サービス事業は、主に以下のようなサービスで構成されます。 (1)人材派遣・紹介事業 (株式会社ウィッシュ) 人材派遣事業においては、各自治体の公立保育園等に対して、保育士の有資格者を人材派遣しております。 人材紹介事業においては、全国の保育事業者等の求人を紹介し、転職希望者のための転職サポート、保育事業者等への採用活動サポートを行っております。 (注)当社は、2026年3月17日付で株式会社ウィッシュの全株式を譲渡する契約を締結いたしました。 これに伴い、同社は2026年5月1日(予定)をもって当社の連結の範囲から除外される予定です。 詳細については、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な後発事象)」をご参照ください。 (2)不妊予防事業 (株式会社ポピンズファミリーケア) 2021年6月に、不妊予防に関するポータルサイトと企業研修サービスを開始しております。 これまで当社グループは、出産後の女性のライフステージに寄り添ってまいりました。 しかし日本では、不妊治療とキャリアを両立できず悩んでいる女性が数多くいるという現実があります。 この現実を踏まえ、出産前の女性が抱える「不妊」という問題に向き合い、働く女性が切れ目なく活躍できるように、支援の領域を広げてまいります。 また、実用化されると簡単な質問項目に答えるだけで、月経異常症や卵巣機能不全のリスクを知ることができる『不妊予防のための早期診断セルフチェックシート』の開発に向けた、順天堂大学との間で臨床研究が最終段階に進んでおります。 (3)ペットケア事業 (株式会社ポピンズシッター) 2022年9月に、新規事業としてペットケアサービスを開始しております。 当社グループが展開するファミリーケア領域(ナニー及びベビーシッター、家事代行、介護)において、安心のポピンズブランドで「家族の一員」であるペットの健康と幸せをサポートするペットシッターを派遣し、ペットもご家族の一員としたワンストップのサービス提供を目指しております。 ペットケアサービスの立ち上げにより、さらに切れ目のないサポートで働く女性やご家族を支援してまいります。 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 [事業系統図]※株式会社ウィッシュは、2026年5月1日付(予定)の全株式譲渡に伴い、同日をもって当社の連結の範囲から除外される予定です。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準及び重要基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社ポピンズファミリーケア(注)3、4東京都渋谷区90ファミリーケア事業プロフェッショナル事業その他100経営指導役員の兼任4名資金の借入設備の賃貸借業務の委託株式会社ポピンズシッター(注)4東京都渋谷区97ファミリーケア事業その他100経営指導役員の兼任4名資金の借入設備の賃貸借業務の委託株式会社ポピンズエデュケア(注)3、4東京都渋谷区96エデュケア事業100経営指導役員の兼任4名資金の貸付設備の賃貸借業務の委託株式会社ポピンズプロフェッショナル東京都渋谷区90プロフェッショナル事業エデュケア事業100経営指導役員の兼任4名資金の貸付設備の賃貸借業務の委託株式会社ウィッシュ東京都渋谷区45その他100経営指導役員の兼任3名資金の借入業務の委託 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報の名称を記載しております。 2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 3.特定子会社に該当しております。 4.株式会社ポピンズファミリーケア、株式会社ポピンズシッター及び株式会社ポピンズエデュケアについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主要な損益情報等 株式会社ポピンズファミリーケア株式会社ポピンズシッター株式会社ポピンズエデュケア(1)売上高3,620百万円4,657百万円25,283百万円(2)経常利益764668180(3)当期純利益又は当期純損失(△)49843779(4)純資産額1,0997482,409(5)総資産額1,5701,32112,932 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2025年12月31日現在セグメントの名称従業員数(人)ファミリーケア事業124(72)エデュケア事業3,002(2,266)プロフェッショナル事業22(10)報告セグメント計3,148(2,348)その他16(119)全社(共通)58(19)合計3,222(2,486) (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門所属のものであります。 (2)提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)56(26)45.74.38,069 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。 )は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3.平均勤続年数は、2016年10月の当社設立以前における当社グループの勤続期間は含めておりません。 4.当社は持株会社であるため、セグメント別の記載を省略しております。 (3)労働組合の状況当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であり特記すべき事項はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、3全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者42.90.051.632.072.2(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3.「労働者の男女の賃金の差異」について、同一の職種・等級における賃金テーブルや昇給・昇格制度において男女間の差は設けておりません。 男女の賃金の差異は、職種及び等級ごとの人数構成の差によるものであります。 ② 連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、2全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱ポピンズエデュケア58.692.992.9-9.88.114.4㈱ポピンズファミリーケア60.0---57.241.8-㈱ポピンズシッター50.0---48.015.4-㈱ポピンズプロフェッショナル50.0---59.241.5-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「労働者の男女の賃金の差異」について、同一の職種・等級における賃金テーブルや昇給・昇格制度において男女間の差は設けておりません。 男女の賃金の差異は、職種及び等級ごとの人数構成の差によるものであります。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針ミッション :働く女性を 最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します。 サービスポリシー:「寄り添うように」 お客さまのこころの声を感じ、そのご要望に丁寧に応えるサービス「慈しむように」 愛情と敬意に満ち、優しく包み込むようなサービス「信頼に足るように」 他に換えることのできない確かなサービス「妥協しないように」 果てしなき質の向上に挑み続けるサービス 当社グループは上記のミッションの下、創業以来、35年以上前から働く女性の支援を続けてまいりました。 昨今、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」に代表されるように、社会課題の解決が企業にも求められる時代となり、当社グループの経営方針及び提供するサービスが社会において重要な価値をもたらすものである事を改めて認識しております。 そこで、当社グループでは、2020年11月に株式会社日本総合研究所からセカンドパーティ・オピニオンを取得し、当社グループの社会課題解決に向けた対応状況を第三者の目から客観的に評価いただくとともに、今後の(経済的価値のみならず社会的価値を含めた)企業価値向上の契機としております。 また、SDGsは当社のミッションにも通ずる目標であると考えており、当社グループの提供するサービスにより、以下のそれぞれの目標達成に貢献してまいります。 目標ターゲット左記ターゲットに貢献する当社グループのサービス・施策 5.5「政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する」・働く女性を支援することにより、女性の社会参画を増大・子育て経験をキャリアとして評価し、女性とシニアをナニー及びベビーシッターやケアスタッフとして活用。 その他、年齢・性別・国籍・ハンディキャップにかかわらず多様な就業の場を提供・当社グループにおいても、2025年12月末時点で管理職の76.6%、本書提出日現在で取締役(子会社取締役を含む。 )の30.8%を女性が占めるなど、女性活躍を自ら実践 4.2「すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする」・「保育」から「エデュケア」へ保育理論、非認知能力の向上ノウハウを深化・体系化・将来グローバル社会で生きる子どもたちのために「0歳からのエデュケア」を実践・「最高水準」のサービス提供に向け、乳幼児教育において、米ハーバード大学、米スタンフォード大学、英ノーランドカレッジ、東京大学、お茶の水女子大学など国内外の教育機関やその研究者との共同研究や研修を実施し、世界最先端の教育科学を保育に取り入れる・国や自治体からの委託を受け、保育士再就職支援事業(厚生労働省)や、サービス産業生産性向上調査事業(経済産業省)、子育て支援方策に関する調査研究(文部科学省)等の調査やコンサルティング、研修事業(年間93,000人以上参加(2025年度))を実施 8.1「各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる」 8.5「2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する」 ・保育/学童施設325ヵ所(2025年12月31日時点)の運営、ナニー及びベビーシッターサービス提供を通じ女性の社会参画を支援・お茶の水女子大学大学院に「ポピンズ保育マネジメント講座」を開設(2021年4月開講)し、保育士の地位向上を図る・地方採用も積極化し、地方から三大都市圏(東京都・大阪・名古屋)に転居して働く人に向けて借上げ社宅などのサポート施策を準備(2025年12月末現在369件)・保育士の処遇改善(大卒保育士の初任給業界最高水準)や福利厚生(自社サービスの割引利用他)の充実・人財育成を重要な経営課題と捉え様々な教育機会を提供(海外研修に自社社員派遣含めのべ600名以上参加(英ノーランドカレッジ海外研修(1994年~)、米スタンフォード海外研修(2006年~)、米ハーバード海外研修(2007年~)の累計参加者数)、オンライン開催となった2020年度~2022年度分を除く。 ) (2)目標とする経営指標 当社グループは、第2創業期の新経営体制のもと、事業規模の拡大にとどまらず、企業価値を創造する「利益成長」と「資本効率の規律」を両立させることを経営の重要課題と位置付けております。 そのため、目標とする経営指標として、利益成長を示す「営業利益」に加え、資本効率を評価する「ROIC(投下資本利益率)」及び「ROE(自己資本利益率)」を重視して経営しております。 さらに、株主還元の指標として、「配当性向(40%目途)」に加え、短期的な利益変動に左右されず配当の予見性を高めるため、「DOE(株主資本配当率)」を設定しております。 (3)経営環境 日本では、少子高齢化に伴い労働者不足の加速化が予想されるとともに、産業構造の変化により多様な人財を活用していくことが必要不可欠となったことから、女性の活躍促進が一層求められております。 安倍政権が「女性が輝く社会」政策を打ち出した2013年時点で2,411万人だった女性の雇用者数は、以降拡大を続け、2025年には2,879万人(前年比49万人増)まで、約1.2倍に増加しております。 (注1)(注1) 総務省「労働力調査(2026年1月30日)」 一方で、少子化が想定を上回る速度で進行しております。 出生数は過去最低の更新が見込まれ、生産年齢人口の減少に伴う「人手不足」は全産業共通の深刻な課題となりました。 こうした中、社会全体で限られた人的資源を最大限に活用するための「働き方改革」は、もはや努力義務ではなく、企業の存続に不可欠な経営戦略へと変貌しております。 政府が「2030年までが少子化反転のラストチャンス」と掲げる中、2025年4月より「改正育児・介護休業法」が段階的に施行されました。 これにより、子どもが3歳になるまでのテレワーク導入の努力義務化など、柔軟な働き方が強く求められ、両立支援は新たなフェーズに突入しております。 あわせて、児童手当の拡充など子育て世帯への直接支援も加速しています。 当社グループは、このような劇的な社会変容を、最高水準のエデュケアサービスを世に問う好機と捉えております。 2025年4月の改正育児・介護休業法の施行を経て、企業における従業員の「仕事と家庭の両立支援」は、今や経営における最優先事項の一つとなりました。 「働く女性を 最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します。 」という不変のミッションを軸に、当社はこうした社会の変化に即応してまいりました。 具体的には、ナニー・ベビーシッターサービスの徹底した質的向上を図るとともに、需要が急増したベビーシッター領域を中心に供給体制を大幅に拡充いたしました。 あわせて、企業の人事部門が抱える課題に深く寄り添うべく、育児・介護コンサルティングの取り組みを強化し、組織全体の両立支援体制を強力に後押ししております。 また、折しも「団塊の世代」の全員が70代後半を迎えたことで、当社が長年強みとしてきた自費介護サービスへのニーズも、いよいよ本格的な高まりを見せています。 保育・学童施設運営を強固な基盤として、乳幼児へのエデュケアから高齢者へのシニアケアまで、多様化する働く女性のライフスタイルに寄り添う「フルラインの支援体制」をさらに強固なものとしてまいります。 ①ファミリーケア事業 チャイルドケアサービス(ナニーサービス・ベビーシッターサービス)領域においては、保育園とともに「車の両輪」となり、女性の活躍・就労支援策を支える社会インフラとしてのナニーやベビーシッターの存在感が高まっております。 高市政権によるベビーシッターや家事支援サービスの利用料の税額控除導入の検討や、東京都によるベビーシッター利用支援事業(一時預かり)の23区全域での事業採択及び病児保育の検証事業スタートなどの政策強化が重なる2026年は、まさに『ベビーシッター元年』となることが見込まれます。 さらに、シルバーケアサービス領域においては、年間240万人が生まれていた団塊の世代が全員75歳以上となりターゲット層が引き続き膨らむこと、さらに高市政権により示された、介護保険サービス基盤強化と並行しての「保険外サービスの普及促進」の方向性を踏まえ、シルバーケアサービスの需要拡大が、より一層加速することが見込まれます。 ナニーサービスにつきましては、高付加価値サービスとして高い利益率を維持しつつ、高い品質と多様なニーズへの対応力を活かして、顧客単価向上と継続期間長期化を推進してまいります。 ベビーシッターサービスにつきましては、顧客・働き手の自然流入増が継続する中、政策強化などを背景とした、引き続き旺盛な需要に対応するため、第3の採用拠点開設を核としてさらなるベビーシッター採用・研修強化を図ってまいります。 併せて、ベビーシッター分野で売上高トップ(注2)の地位を揺るぎないものものとするため、品質管理及びリスク管理のさらなる体制強化にも取り組んでまいります。 シルバーケアサービスにつきましては、営業管理体制の高度化やコーディネーター増強により運営体制を一段と強固にすると共に、ケアスタッフの待遇改善やDXによる採用・稼働促進を通じて、サービス供給力の強化を進めてまいります。 (注2)公表されているベビーシッター業界の統計数値がありませんので、当社独自の推計比較によるものです。 ②エデュケア事業 保育所における待機児童問題は概ね解消し、その主たる課題が量的不足への対応から質的向上や、「こども誰でも通園制度」や付加的サービスのような多様なニーズへの対応へと移行しております。 一方で、学童保育の待機児童(いわゆる「待機学童」)は1万6,330人(前年比 1,356人減)と依然として高止まりしており、保育環境の整備、保育の質向上が引き続き大きな課題となっております。 2026年12月期については、子育て世帯の流入を伴う住宅開発に伴う保育所開設2施設を含め、合計11施設の開設が決定しております(認可保育所2施設、認証保育所(運営再開)1施設、学童クラブ・児童館8施設)。 また、閉園はポートフォリオ管理適正化の観点からの能動的なクローズを含む10施設(小規模認可1施設、事業所内保育所3施設、学童クラブ・児童館5施設、その他1施設)を予定しております。 ③プロフェッショナル事業 2025年12月期においてオンライン研修の浸透を背景とした広域展開が奏功し、主要な大型案件の再獲得を含め、自治体保育研修におけるシェアをさらに拡大いたしました。 2026年12月期は、高い市場シェアを維持・防衛するための施策を徹底し、安定的な収益基盤を堅持いたします。 自治体向けビジネスにおいては、例年継続的なコスト効率化が求められる傾向にありますが、当社は運営ノウハウの蓄積による付加価値の向上でこれに対応してまいります。 加えて、保育研修で培った講師ネットワークと運営知見を活かし、ニーズが拡大している学童保育領域での研修受注を強化するほか、育児・介護コンサルティング等の民需向けサービスの拡大に注力し、収益源の多角化を推進いたします。 なお、民需向けコンサルティング事業の強化に際しては、将来の持続的成長に向けた人財確保・育成などの体制整備を先行して進めてまいります。 (4)経営戦略の基本方針 当社グループでは、ミッションの貫徹、及び今後の成長を目指して以下の3点を経営戦略の基本方針として事業を進めております。 ①働く女性のサポート(ライフステージに応じた切れ目のないサービスラインナップ) 当社グループは、ナニーサービスにより事業を開始して以降、ミッションである『働く女性の支援』を具体的なサービスに落とし込み、ワンオペ育児・お受験・小1の壁、親の介護など、働く女性のライフイベントにおいて直面する離職の危機に対して、子育て・介護・家事支援・不妊予防(妊活)・ペットケアまで、一貫して女性の生涯をサポートするソリューションを提供しております。 ②クオリティ(最高水準のエデュケアと介護サービスの品質維持向上) 当社グループは、ミッションとして「働く女性を 最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します。 」を掲げており、常に最高水準のサービスをお客様に提供することを意識し、これまで様々な施策を実行してまいりました。 その結果として、あらゆる場面で評価を頂いてまいりました。 当社グループの具体的な品質維持向上施策は以下のとおりであります。 ・1999年に育児・介護サービス業界では全国初となる国際品質規格ISO9001(品質マネジメントシステム)の認証を取得いたしました。 その過程で品質目標設定・実行・評価・改善というPDCAサイクルによる品質マネジメント体制が整備され、顧客満足度の視点からサービス品質の向上を実現する事に繋がりました。 その結果、2024年度に実施した当社グループの保育施設のご利用者による満足度アンケートでは、全施設平均で98.2%の方から満足との評価をいただき、また6割の方から大変満足との評価をいただきました。 ・当社グループでは、お客様の緊急性・利便性・安心感にお応えするナニーサービスを提供するため以下4点の実現を心掛けております。 A) ICT(PC/スマホ)を活用した24時間365日対応の実現B) 当日オーダー100%に応える最適なナニーとのマッチングC) コーディネーターによる入会訪問D) お子様が病気の時でも対応・運営施設数が増加する状況でも、優秀な人財の採用や育成の強化、及び、諸施策を通じた長期雇用の促進により、保育士、ナニー及びベビーシッター、介護スタッフ、家事支援スタッフの質の維持・向上を図っております。 具体的な施策としては、ジョブディスクリプションによる各職位における職務内容や人事評価制度の精緻化、処遇改善等を行っております。 上記諸施策の結果、2016年6月には、約30年、働く女性の支援のために高品質のナニーサービスを提供し続けてきた功績が認められ、第一回日本サービス大賞(注3)厚生労働大臣賞を受賞いたしました。 また、スマートシッター株式会社(現 株式会社ポピンズシッター)は、2017年12月、日経DUAL「マッチング型ベビーシッターサービス」ランキングにおいて「質・信頼性」や「料金」等が評価され、1位に選ばれました。 2018年にはキッズデザイン賞(子ども達を産み育てやすいデザイン部門)を受賞しました。 子どもたちにとっての創造的な空間づくり(環境設定の質)等が評価され、2020年にはポピンズナーサリースクール恵比寿南、2021年にはポピンズナーサリースクール代々木上原がキッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)を受賞、2022年にはポピンズナーサリースクール阿佐ヶ谷が、キッズデザイン賞(同部門)及びグッドデザイン賞をダブル受賞いたしました。 さらに、2023年にはポピンズナーサリースクール上大崎及びポピンズナーサリースクール軽井沢風越の2園がグッドデザイン賞を同時受賞しております。 2021年4月からは、お茶の水女子大学の大学院に国内初の産学連携による保育マネジメント講座を開設し、主に現場で働く保育士が経営学を含む専門的な理論や知識なども学べるようにして、女性の社会進出に伴い、需要が高まるとともに保護者からの求めが多様化している保育サービスの質を底上げしてまいります。 国も資格や一定の研修受講などの基準をつくり、受講状況などを確認できるシステムを開発するとしておりましたが、当社グループとしても30年間の経験を活かし、ナニー及びベビーシッターに必要な知識や技能の見える化を実現するため「ポピンズナニースクール(教育ベビーシッター養成講座)」と、その修了者を認定する「ポピンズナニー検定」を2019年4月よりスタートしております。 また、2021年8月には、東京都より、当社グループのナニー/ベビーシッター向け自社研修が、民間企業として初めて国認定研修(注4)として認定を受けました。 さらに、2022年9月には、東京都ベビーシッター利用支援事業の指定研修としても追加認定されたことにより、当社グループの自社研修がナニー・ベビーシッター関連の二大助成金事業の指定研修として国及び東京都に認められました。 これにより、当社グループの自社研修を受講すれば、いち早く「認定ナニー/ベビーシッター」として活躍いただけるようになりました。 さらに、当該自社研修の、当社グループ外のベビーシッターへの外販も進めることで、ベビーシッター業界全体のクオリティの向上にも貢献してまいります。 これからも、当社グループの最高水準のサービス品質をさらに向上させてまいります。 (注)3 日本サービス大賞とは、日本生産性本部が主催し、総務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省が後援する「革新的な優れたサービス」を表彰する日本初の制度です。 最優秀賞である内閣総理大臣賞をはじめ、サービスを管轄する各省の大臣賞、地方創生大臣賞などの各賞により、日本国内の”きらり”と光る優れたサービスを幅広く表彰します。 ナニーサービスの授賞理由としては、「30年近く、働く女性の支援のため高品質のシッターサービスを提供し続けており、女性の活躍に大きく貢献するサービス。 ナニー(教育ベビーシッター)の採用、教育、動機づけ、顧客との関係づくりなど、高品質サービスをつくりとどける工夫に加え、ICTを利活用した24時間365日の受付、最適なシッターとのマッチングなど利用者の利便性向上を追求している。 顧客の状況に応じてサービスを提案するなど、個別ニーズにも応える高信頼のサービスである。 」とされています。 4 こども家庭庁ベビーシッター割引券などの国の助成に対応するベビーシッターは、保育士または看護師の資格を保有しているか、またはこども家庭庁が指定する研修を修了することが必須とされています。 ③利益成長ⅰ)事業シナジーを活かしたポートフォリオ経営 当社グループは、子育て支援と介護支援という働く女性にとり必要不可欠なサービスを提供してきたことにより、創業から継続して売上高成長を実現し、直近5年間においてCAGR(年平均成長率)8.6%成長を果たしてまいりました。 当社グループの事業は、下図に示すような事業ポートフォリオで構成されており、安定的な成長が見込めるエデュケア事業を「事業基盤」として、社会的ニーズが高く、また収益性も高いファミリーケア事業を「成長ドライバー」、グループ内の知見を集め、実践的な教育研修を行うプロフェッショナル事業を「育成事業」とし、さらに新規事業を展開することで、事業シナジーを生かしたポートフォリオ経営を実践し、当社グループ全体で高い利益成長を目指してまいります。 (5)中期経営計画2030について 当社グループは、2025年8月29日に、2030年12月期を最終年度とする『中期経営計画2030』(2030年度数値目標:営業利益30億円以上、ROIC12%、ROE15%、配当性向40%前後、DOE(自己資本配当率)6%)を公表し、その達成に向けて取り組んでおります。 少子化や働き方といった、当社グループを取り巻く社会的な外部環境が激変しております。 事業面でも、旺盛なベビーシッター需要の想定以上の高まり、学童待機児童の増加、公定価格改定への対応等が急務であり、評価・報酬制度や待遇等の抜本的な見直しも、事業共通で喫緊の経営課題となっております。 こうした状況を踏まえ、魅力的な社員を採用・育成(人的資本管理)し、そのナレッジを集積しながら、テクノロジーを活かして高い品質で生産的な働き方を実現(知的資本管理)することを目指し、高い成長性と資本効率の規律を両立するためにROIC等の指標も新たに導入した『中期経営計画2030』として策定しております。 2030年度 数値目標(連結)指標2024年度2030年度(目標)営業利益15.7億円30億円以上営業利益 年平均成長率(2024年度比)-11.5%以上 ファミリーケア事業-12% エデュケア事業-5%以上 プロフェッショナル事業-10%以上ROIC8.0%12% ファミリーケア事業55.6% 50%(注) エデュケア事業7.1%9% プロフェッショナル事業7.4%12%ROE9.3%15%(注)各サービスのセールスミックスの変化等を想定し、設定しております。 『中期経営計画2030』における株主還元方針 DOE(自己資本配当率)をKPIとして導入し、従来の「配当性向40%目途」との両立により、配当の予見可能性を高め、安定的かつ高い株主還元水準を実現します。 また、ROEの向上に向けたキャピタルアロケーションとして、株主還元とM&Aを重要視いたします。 DOE目標: 当面は4.5%以上。 2030年迄に6.0%を目指す。 (6)気候変動への取り組みとTCFDへの対応 当社グループは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース:Task force on Climate-related Financial Disclosures)の提言に賛同するとともに、気候変動関連リスク及び機会が当社グループの事業に及ぼす影響の把握、及び分析を行い、気候関連の適切な情報開示を行ってまいります。 当社グループは未来を創り、グローバルに羽ばたくお子様や、日本の礎を築き走り抜けた方々、そして、働く女性の皆様が健やかに生活できる世界を維持するために、気候変動に対しても何が出来るのかを考え、その抑制に寄与してまいります。 (TCFDの提言に基づく4項目についての情報開示)①ガバナンス 当社グループでは、気候変動を含むサステナビリティ課題について、全社横断的な対応を推進するため、CHROを委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置しております。 サステナビリティ委員会は原則年に2回開催され、サステナビリティ課題に対する基本方針や重要事項について審議・検討を行います。 また、審議された内容は、原則年に1回取締役会へ報告し、事業活動や財務に重大な影響を与えると判断された事項については、取締役会にて、その対応方針や施策を審議・決議いたします。 なお、サステナビリティ委員会では、様々な属性の社員の力が発揮できるよう、社内制度における課題の把握や対策、風土醸成のための取り組みについての全社横断的な対応も併せて推進しております。 『働く女性の支援』という社会課題の解決をリードする企業を目指し、誰もが自分らしく活躍できる組織の実現に取り組んでおり、気候変動に対する取り組みと連携しながら、社会の変化に対応した持続的な企業価値の向上を実現してまいります。 ②戦略 TCFD提言では、気候変動に起因する事業への影響を考察するため、複数の気候関連シナリオに基づき検討を行う「シナリオ分析」を行うことが推奨されており、当社グループでも不確実な将来に対応した戦略立案・検討を行うために分析を実施いたしました。 また、自社への影響のみならず、ターゲットとする「働く女性」にどのような影響が起こるのかまで包括的に考察を行うことで、気候変動によって起こる「働く女性」への影響に対して、当社グループがどのように対応・寄与していくべきかを考え、下記のようにシナリオ分析を実施しております。 今回のシナリオ分析では、脱炭素に向けてより野心的な気候変動対策の実施が想定される「1.5℃シナリオ(一部2℃シナリオも併用)」と、現状を上回る気候変動対策が行われず、異常気象の激甚化が想定される「4℃シナリオ」を参考に、定性・定量の両面から考察を行いました。 なお、当社のカーボンニュートラルの目標達成年度である2050年に加え、SDGsの目標である2030年時点における影響を分析しております。 (シナリオ分析) シナリオ分析の結果、1.5℃シナリオと4℃シナリオの両シナリオにおいて、異常気象の激甚化による自社事業活動拠点への被害が大きなリスクであると想定されました。 ただし、当社グループでは、従来よりハザードマップを参考にし、物理的な被害が抑えられるような事業所作りを進めていたため、想定される被害についても最小限に留められており、自社の経営に大きな影響を与えるものではないと判断いたしました。 今後もBCPを意識した事業所設営を進めるとともに、環境に配慮した設備や部材を用いた環境にやさしい事業所作りを行ってまいります。 また、脱炭素社会への移行に伴い、「働く女性」の働き方や就業形態に変化が起こることが想定されました。 当社グループは「働く女性」の活躍を支援するためのサービスを手厚く展開しており、社会貢献性の向上とともに収益機会の増加が見込めました。 今後も当社グループは事業活動を通じて気候変動抑制に寄与するとともに、『働く女性の支援』という社会課題の解決をリードする企業を目指してまいります。 (特定した主なリスク・機会とその対応)区分項目発生時期考察自社への影響度当社対応方針1.5℃4℃自社グループへの影響カーボンプライシングの導入中期~長期炭素税や排出権取引などのカーボンプライシング導入により、操業コストが増加する。 ↓↓―■再生可能エネルギーの使用例:再エネ使用施設への事業所展開など ■換気設備に換気によって失われる空調エネルギーの全熱を交換回収する省エネルギー装置(全熱交換器)の採用エネルギーコストの変化中期~長期エネルギー費用の上昇が取引先の事業運営費用(原材料費・物流など)の上昇を招き、当社の操業コストを上昇させる。 ↓↑■オフィス含む事業所の省エネ化■環境に配慮した事業所作り(内外装・設備)人口の変化中期~長期少子高齢化や人口の減少により、育児・保育サービスの需要が低下する。 一方、シルバーケア事業や家事支援サービスについては需要が増加する。 ↓↑↓↓■サービスを通した「働く女性への支援」異常気象の激甚化短期~長期台風や高潮などの異常気象の発生頻度や強度が強まることで、オフィスや物理的損害による操業不能や従業員に対する人的被害が発生し、業績悪化のリスクが発生する。 ※一方で、気候変動リスクへの備え(開設立地、施設堅牢性、備蓄)、BCPによる被災園・事業の早期復旧により、社会的信頼・評価が向上し、入園者が増加する。 ↓↓↓↓↓■「子どものためのSDGs」教育の推進■災害発生時を想定した従業員向けの訓練・研修の実施■物理的リスクに対して脆弱な資産(事業所など)の把握と災害対策対応■ネット上で需給をマッチングし、お客様の自宅でサービスを提供するナニー・シッター事業、シルバーケア事業を伸ばし、物理的な事業拠点やエネルギー消費量を増やさずに事業規模を拡大社会(働く女性)への影響低炭素技術の進展中期~長期環境技術分野における女性参画が増加。 働き方・就労形態が変化するに伴い、育児・保育サービスへの期待・需要がこれまでとは異なる方向へ変化。 ↑↑↑■サービスを通した働く女性への活躍支援■在宅や近隣シェアオフィスで働く労働者が増える就労形態の変化に適応した、サービスの展開やサービス提供方法を開発人口の変化中期~長期異常気象の激甚化や気象パターンの変化により、健やかな生活が危ぶまれ、少子高齢化の進行とともに人口が減少する。 ↓↓↓↓↓■サービスを通した「働く女性への支援」 評価基準 - 想定される発生時期 - 評価基準 - 財務影響評価 – ↑:機会 ↓:リスク ↑↓:リスク機会の両面記載項目項目の定義 記載項目項目の定義長期11年~30年後に発生が想定されるもの ↑↑↑1億円超の影響が想定されるもの中期4年~10年後に発生が想定されるもの ↑↑1,000万円以上~1億円未満の影響が想定されるもの短期0年~3年後に発生が想定されるもの ↑1,000万円未満の影響が想定されるもの (主なリスクにより想定される当社への財務的インパクト(2050年時点)) ③リスク管理(リスクに対する管理と対応) 当社グループでは、気候変動関連リスクについて「サステナビリティ委員会」にて管理を行います。 サステナビリティ委員会では、各グループ会社から気候変動関連リスクを抽出し、発生可能性や財務的影響の大小から定性・定量の両面で評価を行います。 また、当社では新たな取り組みに伴い発生するリスクや重大な外部環境の変化などのリスクを、「重要リスク」として設定しています。 「重要リスク」であると判別されたものについては、取締役会にてその対応方針や施策を審議・決定することといたします。 また、その他リスクもしくは、短期的かつ緊急対応を要する事項(気候変動関連リスクを含む。 )もしくはその他リスクに関しては、「リスク管理委員会」にてその対応を審議し、関連会社・部署への指示を行います。 気候変動関連リスクに関して緊急対応を要するため、リスク管理委員会で指示された対応については、その対応の進捗や、当社方針に沿った指示が適切に行われたのか等、サステナビリティ委員会で定期的なモニタリングを行います。 サステナビリティ委員会及びリスク管理委員会にて、識別・評価されたリスクについては、原則年に1回、取締役会に報告を行うことで全社的なリスクマネジメントとしております。 ④指標と目標 当社グループは、気候変動対応への進捗を管理するための指標として、GHG(温室効果ガス)排出量の削減目標を採用しております。 持続可能な社会の実現のために、パリ協定で掲げられた1.5℃目標に沿って、2050年カーボンニュートラルを目指し、中長期的な戦略及び施策の検討を行ってまいります。 <当社事業活動におけるGHG排出量削減目標> なお、当社事業活動におけるGHG排出量実績の経年推移データ(対象:Scope1、Scope2)につきましては、当社ホームページ(https://www.poppins.co.jp/hldgs/sdgs/environment/)に開示しております。 (7)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループとして、上記のほか、保育・学童施設運営やナニーサービス・ベビーシッターサービス等の子育て支援事業や介護事業に対する国や社会の関心が高まる中で、さらなる事業拡大に向けた重要課題として以下の点に取り組んでまいります。 ①人財の確保i)子育て支援事業(ファミリーケア事業(チャイルドケアサービス)・エデュケア事業) 日本社会全体にわたる賃上げの流れ及び働き手不足の深刻化を踏まえ、子育て支援業界でも、人財獲得競争の激化が続いております。 しかしながら、子育て支援業界のパイオニアを自負する当社グループとしては、高品質なサービスを維持し、子育て支援事業を引き続き拡大させるために優秀な人財の確保が必要であります。 チャイルドケアサービス(ナニーサービス・ベビーシッターサービス)においては、子育て経験をキャリアとして評価し、女性とシニアの活用に積極的に取り組んでおり、当社グループが株式会社として唯一、こども家庭庁ベビーシッター割引券及び東京都ベビーシッター利用支援事業という二大助成金の適用を受けるための指定研修として認定を受けたベビーシッター自社研修を通して、新たなナニー・ベビーシッターを養成しております。 また、ベビーシッターサービスにおいては、2025年4月に、価格改定と共にベビーシッターの報酬改定を実施しております。 エデュケア事業においては運営する保育施設数の増加に伴い、保育士やスタッフの確保が急務となるため、新卒採用及び中途採用の強化に取り組んでおります。 2025年度は年間を通して500人以上の保育スタッフ(350人以上の保育士を含む。 )を採用いたしました。 保育士確保は依然厳しい状況が続いておりますが、助成金拡大も追い風とした新人事制度の運用開始や、新制度に基づいた採用促進と退職抑制などの施策継続や、地方から首都圏に上京して働く人に向けて借上げ社宅などのサポート施策をさらに強化する等、様々な方法を駆使し、保育施設運営上の必要数の充足に努めております。 ⅱ)ファミリーケア事業(シルバーケアサービス) 団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる2025年問題を迎え、自費介護サービスへの需要は急速に拡大しています。 当社グループのVIPケアサービスはオーダーメイドの在宅ケアサービスであるため、介護だけではなく家事支援、調理、茶道・華道等、幅広いサービスを提供していくため、そのサービスを提供するにふさわしい、素養のある人財の確保に力を入れております。 子育て支援業界と同様に、日本社会全体にわたる賃上げの流れ及び働き手不足の深刻化を踏まえた人財獲得競争の激化が続いておりますが、当社グループの提供サービスは介護保険適用外のサービスが中心であり、介護保険適用の訪問介護事業で働く介護士の報酬に比べて自由度が高いこと、働き方も一軒のお宅でじっくりお世話を行うため移動の時間が少ないこと、また、研修も充実していることなどの特色を踏まえて、人財獲得を強化しております。 また、2025年6月に、価格改定と共にケアスタッフの報酬改定を実施しております。 さらに、中長期的な成長戦略の実現を支えることができる評価・報酬制度や待遇等の抜本的な見直しにも、引き続き取り組んでまいります。 ②人財の育成 人財サービス業である当社グループは、人財こそが宝であり、お客様に最高水準のサービスを約束するオンリーワン企業となる事を目指して、人財育成が重要な経営課題であると捉えております。 そのため、下記のような様々な人財育成システムを通じて教育の機会を提供しております。 従業員には、社内講師や専門家による階層別研修、専門研修、任意研修、eラーニング研修のほか、ポピンズ蓼科研修センターでの合宿研修や海外研修を通じ、常に質の高いサービスを提供するために、人財への継続的な教育投資を実施しております。 さらに、すべての子どもが心身ともに健康に成長する権利を最優先とし、時代と共に変化する保育観に対応し、かつての慣行が現代の「不適切保育」とならないよう、教育研修を通じた予防を徹底しています。 また、ケアスタッフ向けに高齢者の健康に配慮しつつも満足していただける食事のレシピについての講習会を開催するなど、サービスレベルの強化と、安全・安心の担保を、両面から支える人財の養成に引き続き注力してまいります。 ③コーポレート・ガバナンスの強化 当社は、経営の効率化及び透明性の向上、ならびに企業価値の向上のためには、コーポレート・ガバナンスの確立が不可欠であると認識しております。 そのため、東京証券取引所が公表しているコーポレートガバナンス・コードへの対応を含め、社外取締役を中心とした任意の指名・報酬諮問委員会の設置や、関連当事者取引に対する社内取締役の意識強化を含めた内部統制システムの十分性及びリスク管理体制の評価など、社外取締役による監督・牽制機能の強化、「ポピンズグループ人権方針」に基づく人権尊重の企業体質確立などの取り組みを推進しております。 その一環として、人権尊重に対する当社取締役の意識強化及びハラスメント研修の強化に引き続き取り組み、加えて、当社グループの業務に従事するすべての者(役員、正社員、契約社員、アルバイト、ナニー・ケアスタッフ・ベビーシッター等の業務受託者、派遣社員等を含む)にとって利用しやすい内部通報制度として、「ポピンズほっとライン」の周知徹底を継続し、クリーンな組織風土の醸成に努めてまいります。 ④コンプライアンス及び安全管理の徹底 各種関連法令の遵守はもとより、保育・介護現場における事故防止などの安全管理(リスクマネジメント)を経営の根幹と位置付けています。 個人情報の取扱いや内部監査の徹底に加え、「コンプライアンス意識調査」の定期実施や、日常的に現場の声を吸い上げる仕組みの強化により、自浄作用の働く健全な組織風土を維持するための不断の努力を続けてまいります。 ⑤財務基盤の強化と戦略的投資 「中期経営計画2030」の実現に向け、既存事業の安定成長に加え、DX投資や新規事業、シナジーの見込めるM&Aに対する戦略的な資金配分を行います。 当社グループでは、複数の金融機関との良好な関係を維持し、資本効率を意識した経営を推進してまいります。 ⑥グローバル対応力の強化と知見の国内還元 現在、ハワイで託児施設を運営しておりますが、アジアに進出する日本企業のニーズへの対応を含め、海外の事業者との戦略的提携によるグローバル展開や、海外での保育施設運営を引き続き目指してまいります。 また、海外において先行している「ケアギバーのマルチタレント化(一人のスタッフが保育・介護・教育等の多角的なスキルを持つこと)」に関する先進的な知見・ノウハウを積極的に吸収し、国内サービスのさらなる質的向上へと還元してまいります。 ⑦多様な人財の活用とD&Iの推進 人財不足の解消のためにも、女性、アクティブシニア、外国人財がそれぞれの強みを活かせる就業環境を整備しています。 ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進し、多様な視点をサービス開発に活かすことで、複雑化する顧客ニーズに応えてまいります。 ⑧新規事業及びM&A等への取り組み 当社グループでは、2022年9月に、ペットケアサービスをスタートしております。 当社グループが展開するファミリーケア領域(ナニー・ベビーシッター、家事代行、介護)において、安心のポピンズブランドで「家族の一員」であるペットの健康と幸せをサポートするペットシッターを派遣し、ペットもご家族の一員としたワンストップのサービス提供を目指します。 ペットケアサービスの立ち上げにより、さらに切れ目のないサポートで働く女性やご家族を支援してまいります。 また、「中期経営計画2030」の実現に向け、既存の「ファミリーケア」「エデュケア」「プロフェッショナル」の各事業との高いシナジーが見込まれる領域への拡大に積極的に取り組んでまいります。 具体的には、自社による新規事業の開発のみならず、M&Aや戦略的提携(アライアンス)を機動的に活用することで、働く女性とそのご家族の多様なライフスタイルを支えるプラットフォームとしての機能をさらに強化し、持続的な成長を目指してまいります。 ⑨サステナビリティ経営の深化(SDGsへの貢献) 2020年12月21日に東京証券取引所市場第一部に上場した際に、調達資金の使途に関し、当社グループのこれまでの取り組みによるSDGsへの貢献についてセカンドパーティ・オピニオンによる第三者評価を取得いたしました。 当社グループがおかれている経営環境や当社グループの経営戦略を踏まえ、社会課題対応に向けた取り組み状況の開示や、当社グループの経営目標への組入れ等により、引き続きSDGsを当社グループの経営の中核に位置付けてまいります。 また、「中期経営計画2030」において、「6つのマテリアリティ(重要課題)」を特定いたしました。 「サービスの安全・安心の向上」「人権の尊重」「多様なプロフェッショナル人財の継続確保」「家庭生活支援の市場創造」「健全な企業統治」「環境教育の推進」を軸に、事業活動そのものが社会課題の解決に直結する当社固有のビジネスモデルの仕組みを、引き続き強化します。 加えて、非財務情報の開示(人的資本・知的資本の集積・活用等)を拡充することで、ステークホルダーからの信頼に応えてまいります。 ⑩DX戦略及びコーポレート機能強化の推進 当社グループでは、お客様(顧客)と働くスタッフ(人財)の情報を統合的に管理するCRM基盤の構築を再加速させております。 この取組みにより、グループ内のあらゆる顧客接点及び人財接点の最大化を図り、より深く、より広く繋げることを可能とします。 さらに、マーケティングをはじめとするコーポレート機能の強化を通じて、お客様一人ひとりの多様なニーズ、スタッフ一人ひとりのスキルや経験を、グループ横断的に把握できる体制を構築していきます。 これにより、事業の枠を越えた最適なサービス提案や、多様なキャリアパスの提示が実現できます。 この新たなプラットフォームを、「働く女性を支援したい」という想いと、「支援を必要とする方々」の声とを繋ぐ架け橋とし、人と人、人と未来をつなぎながら、希望あふれる社会の実現に向けて、挑戦を続けてまいります。 引き続き、「人のぬくもり」とAI活用を含めた「最先端テクノロジー」の融合を目指し、DX戦略を加速させます。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループは、「働く女性を 最高水準のエデュケアと 介護サービスで支援します」というミッションを掲げております。 このミッションの実現に向け、社会課題の解決を事業成長のエンジンと捉え、人的資本と知的資本を競争力の源泉として、社会的価値と経済的価値を両立する経営を推進しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)ガバナンス 当社グループは、持続的な成長を支える健全で透明性の高い経営基盤を構築するため、以下のガバナンス体制を整備しております。 ①取締役会の多様性と監督機能の強化取締役会は、年齢、性別、経験、スキルの面で多様な人財で構成されており、多角的な視点によるチェック機能を高めております。 特にジェンダーバランスの向上を重視し、女性取締役比率30%以上の維持・向上に努めております 。 また、社外取締役の体制拡充や CxO体制の導入により、監督と執行の分離を明確化し、機動的な意思決定と迅速な計画実行を推進しております。 ②スキルマトリックスの活用取締役会に求めている専門性として、「企業経営」「業界知識」「営業・マーケティング」「財務・会計」「法務・リスクマネジメント」「人事」「労務」「DX」を特定し 、各取締役が有する高度な専門性と経験を経営に反映させております。 ③重層的な委員会体制ガバナンスの「守り(予防的)」として取締役会直下に指名・報酬諮問委員会、リスク管理委員会、コンプライアンス委員会を配置しております。 一方、「戦略の攻め(積極的)」として代表取締役社長直下に投資・ポートフォリオ管理委員会、サステナビリティ委員会、品質管理会議を設置し、重要課題を専門的に深掘りする体制を整えております。 ④サステナビリティ推進体制 CHRO(最高人事責任者)を委員長とするサステナビリティ委員会を原則年2回開催し、気候変動対応や人権尊重、多様な社員の活躍支援など、サステナビリティ課題全般を全社横断的に審議・検討しております。 (2)戦略 当社グループは、中長期的な社会動向に基づき、6つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、持続的な価値創造に取り組んでおります。 ①人的資本戦略 人財を「宝」と位置づけ 、「働きがい」「成長」「待遇」が好循環するサイクルを最重要戦略としています。 女性管理職比率約77%を誇る多様な人財が 、多角的な教育プログラム(eラーニング、実地研修、オフサイト研修)を通じてプロフェッショナルとして習熟し、提供サービスの質を向上させる体制を構築しております。 ②知的資本戦略 労働集約的なモデルに革新をもたらすため、個人のプロフェッショナリズムを「組織知」へと進化させております。 具体的には、CRMプラットフォームの再構築により、顧客と人財情報の見える化と最適マッチングを推進しております。 また、AI技術を活用したタスクシフト(事務・記録業務の自動化)を進めることで 、社員が「人にしかできない」価値創造に集中できる環境を整備しております。 ③ソーシャル(品質・人権・政策提言)への取組ⅰ) 品質経営 ISO9001に基づき 、安全・安心を最優先とする「予防重視」のリスク管理と、顧客満足度(2025年度実績98.2%)を最大化する「積極的(攻め)」な品質追求を両輪で運用しております。 ⅱ) 人権の尊重 人権デュー・ディリジェンスを実施し、「ハラスメント(自社・顧客)」「子どもの権利」「サービスの安全・品質」を顕著な課題として特定しております。 独立した外部窓口「ポピンズほっとライン」により、救済へのアクセスを担保しております。 ⅲ) 政策提言 子育て支援を「福祉(コスト)」から未来への「投資」へ転換すべく、行政や業界団体を通じた機動的な提言活動を行っております。 2024年の「認可保育所における付加的サービスの解禁」は、当社の長年の働きかけが実った成果です。 (3)リスク管理 「3ラインモデル」に基づき、取締役会の監督の下で多層的なリスク管理を行っております。 リスク特定: リスク管理委員会がグループ横断的な「トップリスク」を特定・評価し、アクションプランの進捗を監視しております。 コンプライアンス: 2024年度より外部機関による「コンプライアンス意識調査」を導入し、良好な組織風土の維持と自浄作用の強化に努めております。 また、特に気候変動への対応についてのリスク管理の詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (6) 気候変動への取り組みとTCFDへの対応」に記載しております。 (4)指標及び目標 当社グループは「 (2)戦略」における人財育成等に関する方針について、本報告書提出日現在において、当該方針についての具体的な指標及び目標を設定しておりません。 今後、関連する指標のデータ収集及び分析を進め、開示項目を検討してまいります。 具体的には、社員一人ひとりのやりがいや成長を通じた幸福度の向上が、最高水準のサービスや高い生産性を実現する原動力になると捉え、エンゲージメントをはじめとした各種指標及び目標を設定します。 これらをモニタリングすることで、グループ全体ならびに各事業の取組みの進捗確認及び改善に活用していくことを検討してまいります。 また、当社グループは、気候変動対応への進捗を管理するための指標として、GHG(温室効果ガス)排出量の削減目標を採用しております。 指標及び目標の詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (6) 気候変動への取り組みとTCFDへの対応」に記載しております。 |
| 戦略 | (2)戦略 当社グループは、中長期的な社会動向に基づき、6つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、持続的な価値創造に取り組んでおります。 ①人的資本戦略 人財を「宝」と位置づけ 、「働きがい」「成長」「待遇」が好循環するサイクルを最重要戦略としています。 女性管理職比率約77%を誇る多様な人財が 、多角的な教育プログラム(eラーニング、実地研修、オフサイト研修)を通じてプロフェッショナルとして習熟し、提供サービスの質を向上させる体制を構築しております。 ②知的資本戦略 労働集約的なモデルに革新をもたらすため、個人のプロフェッショナリズムを「組織知」へと進化させております。 具体的には、CRMプラットフォームの再構築により、顧客と人財情報の見える化と最適マッチングを推進しております。 また、AI技術を活用したタスクシフト(事務・記録業務の自動化)を進めることで 、社員が「人にしかできない」価値創造に集中できる環境を整備しております。 ③ソーシャル(品質・人権・政策提言)への取組ⅰ) 品質経営 ISO9001に基づき 、安全・安心を最優先とする「予防重視」のリスク管理と、顧客満足度(2025年度実績98.2%)を最大化する「積極的(攻め)」な品質追求を両輪で運用しております。 ⅱ) 人権の尊重 人権デュー・ディリジェンスを実施し、「ハラスメント(自社・顧客)」「子どもの権利」「サービスの安全・品質」を顕著な課題として特定しております。 独立した外部窓口「ポピンズほっとライン」により、救済へのアクセスを担保しております。 ⅲ) 政策提言 子育て支援を「福祉(コスト)」から未来への「投資」へ転換すべく、行政や業界団体を通じた機動的な提言活動を行っております。 2024年の「認可保育所における付加的サービスの解禁」は、当社の長年の働きかけが実った成果です。 |
| 指標及び目標 | (4)指標及び目標 当社グループは「 (2)戦略」における人財育成等に関する方針について、本報告書提出日現在において、当該方針についての具体的な指標及び目標を設定しておりません。 今後、関連する指標のデータ収集及び分析を進め、開示項目を検討してまいります。 具体的には、社員一人ひとりのやりがいや成長を通じた幸福度の向上が、最高水準のサービスや高い生産性を実現する原動力になると捉え、エンゲージメントをはじめとした各種指標及び目標を設定します。 これらをモニタリングすることで、グループ全体ならびに各事業の取組みの進捗確認及び改善に活用していくことを検討してまいります。 また、当社グループは、気候変動対応への進捗を管理するための指標として、GHG(温室効果ガス)排出量の削減目標を採用しております。 指標及び目標の詳細は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (6) 気候変動への取り組みとTCFDへの対応」に記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①人的資本戦略 人財を「宝」と位置づけ 、「働きがい」「成長」「待遇」が好循環するサイクルを最重要戦略としています。 女性管理職比率約77%を誇る多様な人財が 、多角的な教育プログラム(eラーニング、実地研修、オフサイト研修)を通じてプロフェッショナルとして習熟し、提供サービスの質を向上させる体制を構築しております。 ②知的資本戦略 労働集約的なモデルに革新をもたらすため、個人のプロフェッショナリズムを「組織知」へと進化させております。 具体的には、CRMプラットフォームの再構築により、顧客と人財情報の見える化と最適マッチングを推進しております。 また、AI技術を活用したタスクシフト(事務・記録業務の自動化)を進めることで 、社員が「人にしかできない」価値創造に集中できる環境を整備しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 当社グループは「 (2)戦略」における人財育成等に関する方針について、本報告書提出日現在において、当該方針についての具体的な指標及び目標を設定しておりません。 今後、関連する指標のデータ収集及び分析を進め、開示項目を検討してまいります。 具体的には、社員一人ひとりのやりがいや成長を通じた幸福度の向上が、最高水準のサービスや高い生産性を実現する原動力になると捉え、エンゲージメントをはじめとした各種指標及び目標を設定します。 これらをモニタリングすることで、グループ全体ならびに各事業の取組みの進捗確認及び改善に活用していくことを検討してまいります。 |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績及び財政状態等に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1)事業に関するリスク①少子化や待機児童減少について チャイルドケアサービス(ナニーサービス、ベビーシッターサービス)においては、少子化の進行により、将来、児童数がさらに減少した場合には、ナニー・ベビーシッターのニーズも減少する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 一方で、2025年12月31日時点においては、高市政権によるベビーシッターや家事支援サービスの利用料の税額控除導入の検討や、東京都によるベビーシッター利用支援事業(一時預かり)の23区全域での事業採択及び病児保育の検証事業スタートなどの政策強化が重なることが見込まれており、2026年は、まさに『ベビーシッター元年』といえるほど、さらなるサービス需要が喚起される好機が到来するものと、当社として捉えております。 エデュケア事業においては、待機児童対策のための保育所の新規開設はピークアウトしており、保育所定員が2023年時点の305万人から、2024年時点で304万人と前年比0.6万人の減少に転じた流れを引き継ぎ、2025年時点で303万人、前年比1.6万人の減少となりました。 少子化・出生数減少の影響を受け、保育所利用者数は前年2024年時点の271万人から前年比2.7万人減の268万人へと、3年連続で減少しております。 今後については、女性の就労率の上昇や、非正規雇用者の正規雇用化、共働き世帯割合の増加が、引き続き進むことが想定されるため、保育所の整備が進んでも潜在的な待機児童数の高止まりは継続すると、当社グループとして見込んでおります。 一方で、少子化の進行はコロナ禍以降、さらに加速しており、将来的には想定した園児数の獲得が困難となる可能性があります。 エデュケア事業の収益は主に園児や児童の人数に応じて増減するため、想定した園児数等の獲得ができない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ②国や自治体による方針の改訂について 当社グループは、2025年12月現在8つの自治体から居宅訪問型保育事業(※)の認可を受け、ナニーサービスを提供しております。 また、こども家庭庁ベビーシッター割引券や、東京都ベビーシッター利用支援事業を中心とした、ベビーシッター事業に関連する国や自治体の利用支援施策等の方針が、当社グループの事業成長に大きな影響を及ぼします。 今後、これらの制度や事業が縮小された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 一方で、前述のとおり、現状においては国を挙げた利用支援策の拡充や、自治体による助成事業の対象拡大など、政策的な後押しが重なる環境にあり、当面はこれらの制度がさらなるサービス需要を強力に喚起する好機として機能するものと捉えております。 ※ 子ども・子育て支援法における地域型保育事業の一つとして位置づけられており、主に医療的ケアが必要な幼児の居宅において、保育者による1対1の保育を行うものであり、待機児童の多い都市部の保育では、この仕組みを利用した、待機児童対策が行われております。 当社グループのシルバーケアサービス(高齢者在宅ケア)事業のうち介護保険の対象となる訪問介護については、「介護保険法」の規制の対象となります。 将来、介護保険法が改正され、介護保険適用対象になるサービス受給者ないし受給額が減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 一方で、年間240万人が生まれていた団塊の世代が全員75歳以上となり、ターゲット層が引き続き膨らむこと、さらに高市政権により示された、介護保険サービス基盤強化と並行しての「保険外サービスの普及促進」の方向性を踏まえ、シルバーケアサービスの需要拡大が、より一層加速することを、当社として見込んでおります。 当社グループのエデュケア事業のうち認可保育所及び認証保育所については、国あるいは地方自治体の許認可が必要であり、待機児童の動向等を考慮して、自治体ごとに年度の新設保育所の数が決定されます。 また、既存の認可保育所及び認証保育所についても、将来、補助金の減額が行われることも考えられます。 したがって、かかる政策変更が行われた場合には、当社グループにおける子育て支援事業の成長が止まり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 研修事業において現在、保育士の待遇向上と専門性の強化に向けてこども家庭庁が定めた保育士等キャリアアップ研修や子育て支援員研修の国や自治体の研修委託を多数受けておりますが、今後待機児童問題が解消し、保育士不足の問題が一巡して国や自治体の方針が転換された場合、研修受託が減少し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループの対応策としては、各事業に関連する政策動向を緊密にモニタリングすることで、かかる事業の顕在化リスクの早期把握に努めており、国や自治体の方針改訂に対応した「働く女性の支援」に資する事業の在り方を継続して検討してまいります。 ③既存保育施設の賃貸借契約について 保育施設に適した物件の確保は、立地条件、環境、物件の質、広さ等の条件を満たすものでなければならず、物件の選定が他の業種と比較して困難であることから、絶対的な物件数が少ない状況にあります。 当社グループにおいては、保育施設の環境とともに採算性を重視しており、保証金、賃借料等の開設条件に見合う物件を確保してきておりますが、賃貸物件の契約が更新できない場合、又は契約更新時に賃借料が上昇した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループの対応策としては、情報網の整備、デベロッパーとの緊密な事業提携や、施設運営のさらなる効率化や付加的サービス提供に向けた取り組み強化により、採算性の維持・向上に努めてまいります。 ④食の安全について 当社グループのエデュケア事業では、食育を重視しており、本社の栄養士チーム監修による献立に基づき、各施設にて素材にこだわった給食やおやつを手作りで提供しております。 そのため、新鮮さ、栄養価、安全性など食材の品質に留意しております。 また、「食品衛生法」に沿った厳正な食材管理及び衛生管理と食品アレルギー対策の徹底により、食中毒やアレルギー等の事故の防止に努めております。 また、ナニー、ケアスタッフ、家事支援スタッフがご家庭で調理を行う場合も同様の衛生管理の徹底を行っております。 しかしながら、何らかの原因により食の安全性に重大な問題が生じた場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、マニュアルを作成し、研修を実施するなど食の安全を確保するための取り組みを行うとともに、重大な問題が生じた場合、品質管理会議(月1回)において報告と改善状況を監視するとともに、本支社役職員及び各施設の施設長が参加する全体会議において、通達事項の共有及びISO9001QMSのトラブルを共有し、原因究明と再発防止に努めております。 (2)組織体制に関するリスク①人財の確保、育成について 2026年1月の保育士の有効求人倍率は3.88倍と、前年同月(2025年1月:3.78倍)をさらに上回る水準となり、他業界を含めた人財の獲得競争が激化しております。 当社グループでは、処遇改善のほか、働き方改革による残業削減や、働き甲斐のある職場づくりに努めてまいりますが、万一、予定した人財の確保に遅れ等が生じた場合、既存施設の運営計画や新規施設の開園計画に遅延等を及ぼす可能性があるため、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでの対応策としては、助成金拡大も追い風とした新人事制度の運用開始や、新制度に基づいた採用促進と退職抑制などの施策継続のほか、地方採用も積極的に行っており、地方から首都圏に上京して働く人に向けて借上げ社宅などのサポート施策をさらに強化準備する等、様々な方法を駆使し、保育施設運営上の必要数の充足に努めております。 また、当社グループでは、ナニー及びベビーシッターやケアスタッフ、家事支援スタッフ等各事業サービスを運営する人財を確保することが重要な経営課題であります。 人手不足が深刻化する中で、各種人財の採用も年々難しくなる中、共働き世帯の増加による働く女性の拡大に伴い、当社グループが提供する各種サービスの利用ニーズは増える一方となっております。 万一、新規人財の確保や既存人財の稼働促進が計画どおり進まず、ナニー及びベビーシッターやケアスタッフなどの稼働状況が想定を下回った場合には、サービス提供に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、急激な需要の拡大にも対処できるよう、採用活動や稼働促進のためのDX活用の強化や教育・研修などの人財育成プログラムの充実を図るとともに、集合・対面研修だけでなく、動画配信や双方向型のオンライン研修を組み合わせたハイブリッド型の教育研修の仕組みを拡充することで、質の高い人財の確保、育成に努めてまいります。 上記に加え、日本社会全体にわたる賃上げの流れ及び働き手不足の深刻化を踏まえ、中長期的な成長戦略の実現を支えることができる評価・報酬制度や待遇等の抜本的な見直しが、事業共通の喫緊の経営課題であると認識し、各種制度や報酬水準の見直しに取り組んでまいります。 ②内部管理体制について 当社グループでは、業務上の人為的ミスや社員による不正行為等が発生することのないよう、教育研修強化及び内部牽制機能の強化に努めております。 しかしながら、将来的に内部管理上の問題が発生した場合、ステークホルダーからの信頼性が低下し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策として、各種規定の整備や、マニュアルの作成、研修の実施、内部通報制度の運用など、予防対策の徹底、当社グループ内の遵守に努めると共に、リスク管理部が中心となり、リスク管理委員会への報告及びリスク管理委員会の運営を通した、取締役会によるリスク管理体制の評価・改善指導の取り組みを、継続的に強化してまいります。 ③個人情報の流出について 当社グループでは、園児や児童から高齢者まで様々な年代のお客様及びその保護者・家族の氏名や住所に加えて人材派遣・紹介サービス登録者など多くの個人情報を保持しているため、個人情報を厳重に管理のうえ、慎重に取り扱う体制を整えております。 万が一漏洩するようなことがあった場合には、利用者を含め広く社会的な信用を失うこととなります。 その結果、ナニーサービス及びベビーシッターサービスやシルバーケアサービス利用者の退会、園児の退園、保育施設等の新規開設等に影響が出ることにより、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、2017年に情報セキュリティマネジメントに関する国際品質規格ISO27001の認証を取得いたしました。 事業の全ての領域において、積極的に情報セキュリティに取り組み、お客様の情報資産を安全に管理することが経営課題であると自覚し、情報セキュリティを確保することで安全・信頼・最高水準のサービスという創業以来、当社グループが積み重ねてきたブランドイメージをさらに高め、顧客満足度を向上させてまいります。 また、具体的な対応策として、本支社担当役職員、ISO内部監査員が参加する品質管理会議(月1回)において、ISO27001による情報インシデントについて報告と改善状況を監視しており、原因究明と再発防止に努めております。 また、情報インシデントの発生状況や、その予防・対応のための体制整備の課題のうち、重要な内容については、リスク管理委員会への報告事項として位置付けております。 ④多様な人財の活用とD&Iの推進 当社グループでは、女性とシニア、そして外国人財の活用に取り組んでおります。 しかしながら、これらの多様な人財が十分確保できなかった場合は、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)外部環境に関するリスク①法的規制等について エデュケア事業では、各保育所の多くが認可保育所、東京都認証保育所、事業所内保育所など運営上、様々な法的規制のもとで運営されております。 また、高齢者在宅ケア事業では介護保険対象外のVIPケアを主力としているものの、介護保険法等諸制度に基づいたサービスの提供も行っております。 したがって、今後、法的規制が何らかの形で強化あるいは変更された場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、このような制度変更リスクから受ける影響をできる限り緩和するべく、保育所の運営形態を多様化するとともに、公定価格等に縛られず自社で柔軟な価格設定が可能なチャイルドケアサービス事業の強化育成など、事業ポートフォリオのバランスをとるべく努力しております。 なお、当社グループの事業に関連する主な法的規制等は以下のとおりであります。 当社グループにとって主要な関連法令である児童福祉法においては、万一、関係法令の規定水準に達しない場合や、給付費の請求に関し不正があったとき、また、改善命令や事業の停止命令に従わず違反したときには、許認可が取り消される場合があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⅰ)チャイルドケアサービス事業 児童福祉法ⅱ)シルバーケアサービス事業 介護保険法、食品衛生法ⅲ)エデュケア事業 児童福祉法、児童福祉施設最低基準、食品衛生法 (4)その他のリスク①感染症について 当社グループでは、施設や居宅において子育てや介護支援のサービスを提供しており、顧客や従業員が新型コロナウイルスをはじめとする感染症に罹患する可能性があります。 当社グループでは、安全・安心なサービス環境を確保するため、感染症対策を徹底しております。 しかしながら、新型インフルエンザやコロナウイルス等、人類が免疫を持たない未知の感染症が流行した場合、従事する保育士や指導員、ベビーシッター、ケアスタッフ等が多数欠勤することで施設の運営が困難となりうる他、感染症蔓延地域におけるベビーシッターのキャンセルなど、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、新型コロナウイルス感染症等に対するリスク管理に万全を期すため、リスク管理委員会を開催し、感染症の流行に対する予防対策の徹底、予兆の発見と対処、感染者発生時の対処と原因究明、再発防止策の指示を行っており、引き続き対応を図ってまいります。 ②事故・安全管理について 当社グループのチャイルドケアサービス事業やエデュケア事業では0歳から学童までを対象としております。 そのため、サービス提供の際に不測の事故等が発生する可能性を完全に排除することは困難であると考えております。 また、昨今、小学校等において外部侵入者に対する危機管理の徹底が行われつつあります。 保育施設でも同様な管理体制が不可欠ですが、保育事業は学童よりさらに低年齢の園児が対象であり、さらに徹底した対策が必要になります。 万一これらの事故が発生して当社グループの責任が問われるような事態が発生した場合には、当社グループへの信頼の低下、ブランド価値の毀損及び訴訟等の費用により、当社グループの今後の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、定期的に行う全体会議や施設長ミーティング等で、起こりうる事故や起きてしまった事故の情報共有や対策検討を徹底しており、ISO9001による従業員への定期的教育及び業務マニュアルの遵守、また保険への加入等対応には万全を期しております。 さらに、保育施設では、施錠の徹底や外部セキュリティ管理機関との契約等により、施設入出管理には徹底した配慮を行っており、当社グループは、施設の運営において園児や児童の安全に配慮し、万全の体制で臨んでおり、これまでに経営成績に大きな影響を与えるような事故等は発生しておりません。 シルバーケアサービス(高齢者在宅ケア)事業では、介護保険適用サービス対象の顧客は主に要介護認定を受けた高齢者を対象としていることから、サービス提供時には身体に負担を与えることも考えられ、その結果、顧客の体調悪化等が生じる可能性があるほか、介護サービス提供時における事故の可能性も否定できないと考えております。 万一これらの事故が発生して当社グループの責任が問われるような事態が発生した場合には、当社グループへの信頼の低下、ブランド価値の毀損及び訴訟等の費用により、当社グループの今後の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、定期的に行う全体会議等で、起こりうる事故や起きてしまった事故の情報共有や対策検討を徹底しており、ISO9001による従業員への定期的教育及び業務マニュアルの遵守、また保険への加入等対応には万全を期しております。 さらに、当社グループでは、本支社担当役職員、ISO内部監査員が参加する品質管理会議(月1回)において、ISO9001QMSの品質管理目標の進捗とケガ・事故・クレームなどのトラブルについて報告と改善状況を監視するとともに、前述のとおり、本支社役職員及び各施設の施設長が参加する全体会議において、通達事項の共有及びISO9001QMSのトラブルを共有し、原因究明と再発防止に努めております。 ③自然災害について 当社グループでは、全国において保育施設、学童施設等運営のサービスを展開しております。 地震や津波等の大規模な自然災害が発生した場合、当該エリアにおいて、スタッフ等の安全への懸念及び当社グループの事業所が稼動できない状況になると考えられます。 当社グループでは、事業所機能の早期復旧や支援スタッフの派遣等、サービス提供体制の維持に努めてまいりますが、サービス提供ができなくなる場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 本社・各支社・事業所において、緊急時における事業継続に係るリスク対策を総点検し、顧客の安全を最優先とした危機管理体制の強化を図ってまいります。 当社グループでは、リスク管理委員会において、災害発生時に備えた備蓄や訓練、想定される被害を最小限に抑制するための対策の徹底、災害発生時の対処と事後復旧策の指示を行っており、引き続き対応を強化してまいります。 ④競合他社の参入について 保育所への入所を希望する児童数(待機児童)は、首都圏においても減少傾向にあります。 このような状況下、エデュケア事業における保育所の受託競争は激化しており、一部の地域では価格競争になるケースもあります。 また、既存の保育所においても、待機児童解消のため近隣に新たな認可保育所が開設された結果、園児の獲得競争になるケースも発生しております。 当社グループでは、価格競争の受託案件には参加せず、自治体や委託法人から「高品質の保育」の維持に対する理解を得ることにより、高付加価値サービスの提供に努めておりますが、今後多様な業種からの参入が相次ぎ、競合他社との競争がさらに激化した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 チャイルドケアサービス事業のナニーサービスにおいては、当社グループの自社開発システムであるポピンズシステムを活用した顧客情報の管理とスタッフによる適切な登録ナニーのマッチング体制を整えております。 当社グループは、ベビーシッター事業者最大手として長年蓄積してきた実績とブランド力に加えて、顧客に最高水準のサービスを提供できるナニーを育成する充実した教育体制を備えており、これは一朝一夕でできるものではないため、高付加価値を求める顧客層向けのナニーサービスにおける参入障壁は高いと考えております。 また、ベビーシッターサービスについても、お客様がオンライン上で自らベビーシッターを選ぶことができるサービスの利便性・自由度に加えて、ナニーサービスで培ったノウハウや、それらを基盤とした基礎研修や事故・お怪我・クレーム対応の共通化を掛け合わせることや、ポピンズブランドへの厚い信頼等により、他社が提供するオンラインマッチング型のサービスとは、高いレベルで差別化がなされていると考えております。 一方で、他業界から大手企業が新規参入した場合もしくは価格競争が激化した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 シルバーケアサービス(高齢者在宅ケア)事業においては、当社グループは介護保険適用外のVIPケアサービスを事業の主力としており、現状では同様のニーズを満たしたサービスを提供する事業者には限りがありますが、今後同様のサービスを提供する競合他社が参入し、競合他社との競争がさらに激化した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの対応策としては、競合他社の動向や新規参入などを緊密にモニタリングすることで、かかる事業の顕在化リスクの早期把握に努めており、競争環境の変化に対応した「働く女性の支援」に資する事業の在り方を継続して検討してまいります。 ⑤減損会計が適用されるリスクについて 当社グループの保育施設は、土地及び建物を賃借しておりますが、一部の保育施設については内装設備等を資産計上しております。 今後、固定資産を保有する保育施設の収益性が低下する等、固定資産の減損に係る会計基準及び固定資産の減損に係る会計基準の適用指針により減損損失を認識する事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループの対応策としては、各業態単位で施設の収益管理PDCA(人員配置、定員管理、コスト管理)を徹底し、必要に応じて施設ごとの改善対策を明確化することで、損失処理の発生を未然に予防するとともに、発生した場合の最小化に努めてまいります。 ⑥季節変動について 当社グループにおける保育施設等は4月に新規開設されるものが多くなります。 また自治体より受託している保育士研修事業等は6月以降に開始され翌年2月頃まで実施されることが多い傾向があります。 そのため、第2四半期連結会計期間(4月~6月)において、備品等の新規開設費用が計上されることや一部事業で売上が減少することにより利益が一時的に低下する傾向にあります。 ⑦グローバル展開について 今後は海外の事業者との戦略的提携によるグローバル展開や、海外での保育施設運営を目指してまいりたいと考えておりますが、海外特有の法的規制やカントリーリスク、為替リスクなど様々なリスクがあり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑧新規事業への取組みについて 当社グループでは、新規事業として、不妊予防事業、ペットケアサービス等を展開しております。 しかしながら、新規事業の取組みには不確実な要素が多く、市場環境の大きな変化や競合他社の動向など様々な要因により、計画通り新規事業を拡大することが困難な可能性があります。 当社グループの対応策としては、新規事業の成長性と収益性について、経営会議においてフォローアップと検証を行ってまいります。 ⑨案件を厳選したM&Aの推進について 当社グループでは案件を厳選したM&Aにより事業の拡大を図る場合がありますが、それに見合った収益が得られない場合や、資金の回収が滞る可能性があります。 ⑩デジタルトランスフォーメーション(ICT、AIの活用による生産性向上とビジネスの拡大)について 当社グループでは、デジタルトランスフォーメーション部(DX部)を設置し、情報のデジタル化とデータの有効活用に取り組んでおりますが、ICTやAIを活用したビジネス拡大や生産性向上が計画通り進展しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループの対応策としては、DX部が中心となり、検討と推進を行ってまいります。 ⑪資金調達について 当社グループにおきましては、保育施設の新規開設に関する設備資金、新規事業もしくはM&Aに関する投資資金は、金融機関からの借入等により調達しております。 総資産に対する有利子負債合計の割合は、2023年12月期18.2%、2024年12月期23.8%、2025年12月期14.8%と推移しておりますが、今後、新規開設やM&A等に伴い借入が増加する可能性があり、金利の急激な変動や金融情勢の変化によって計画どおり資金調達ができなかった場合には、設備投資や新規事業が制約されるなど当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑫レピュテーションリスクについて 従業員による不正・不祥事や、個人情報等の業務上の機密情報の不適切な取り扱い・流出により、当社グループの信頼性・企業イメージが低下し、経営成績に悪影響を与える可能性があります。 当社グループの対応策として、リスク管理委員会の監督の下で、予防対策の検討、当社グループ内の実施徹底を図るとともに、本支社担当役職員、ISO内部監査員が参加する品質管理会議(月1回)において、ISO27001ISMSによる情報インシデントについて報告と改善状況を監視しており、原因究明と再発防止に努めております。 ⑬大株主について 当社の代表取締役社長である轟麻衣子は、轟氏、その親族、及び株式会社スピネカ(轟氏及びその親族の資産管理会社)の所有株式数を含めると、本書提出日現在で発行済株式総数(自己株式を除く。 )の60.9%を所有しております。 轟氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 当社といたしましても、轟氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である轟氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、賃上げ定着による所得環境の改善が個人消費を底上げした一方、国際情勢の緊迫化や円相場の変動に伴う物価上昇が家計や企業の生活・経営を圧迫しました。 世界でも、主要国の金融政策転換や、緊迫化する中東情勢、継続するロシア・ウクライナ情勢など地政学リスクにより、エネルギー価格等の先行き不透明な状況が続いております。 国内では、少子化が想定を上回る速度で進行しています。 出生数は過去最低の更新が見込まれ、生産年齢人口の減少に伴う「人手不足」は全産業共通の深刻な課題となりました。 こうした中、社会全体で限られた人的資源を最大限に活用するための「働き方改革」は、もはや努力義務ではなく、企業の存続に不可欠な経営戦略へと変貌しております。 政府が「2030年までが少子化反転のラストチャンス」と掲げる中、2025年4月より「改正育児・介護休業法」が段階的に施行されました。 これにより、子どもが3歳になるまでのテレワーク導入の努力義務化など、柔軟な働き方が強く求められ、両立支援は新たなフェーズに突入しております。 あわせて、児童手当の拡充など子育て世帯への直接支援も加速しています。 当社グループは、このような劇的な社会変容を、最高水準のエデュケアサービスを世に問う好機と捉えております。 2025年4月の改正育児・介護休業法の施行を経て、企業における従業員の「仕事と家庭の両立支援」は、今や経営における最優先事項の一つとなりました。 「働く女性を 最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します。 」という不変のミッションを軸に、当社はこうした社会の変化に即応してまいりました。 具体的には、ナニー・ベビーシッターサービスの徹底した質的向上を図るとともに、需要が急増したベビーシッター領域を中心に供給体制を大幅に拡充いたしました。 あわせて、企業の人事部門が抱える課題に深く寄り添うべく、育児・介護コンサルティングの取り組みを強化し、組織全体の両立支援体制を強力に後押ししております。 また、折しも「団塊の世代」の全員が70代後半を迎えたことで、当社が長年強みとしてきた自費介護サービスへのニーズも、いよいよ本格的な高まりを見せています。 保育・学童施設運営を強固な基盤として、乳幼児へのエデュケアから高齢者へのシニアケアまで、多様化する働く女性のライフスタイルに寄り添う「フルラインの支援体制」をさらに強固なものとしてまいりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前期比実績構成比(%)実績構成比(%)増減増減率(%)売上高31,690100.034,409100.02,719+8.6売上原価25,10679.226,92178.21,814+7.2売上総利益6,58320.87,48821.8904+13.7販売費及び一般管理費5,00915.85,64716.4638+12.7営業利益1,5745.01,8405.3266+16.9経常利益1,5945.01,8125.3218+13.7親会社株主に帰属する当期純利益7762.51,1423.3365+47.1 当連結会計年度においては、前期比で増収増益となりました。 売上高につきましては、34,409百万円(前期比8.6%増)となりました。 その主な要因は、ファミリーケア事業において、引き続きベビーシッターサービス及びシルバーケアサービスの業績が拡大したこと、ならびにエデュケア事業において過去1年の間に、保育所・学童児童館等19施設を閉園したことに伴う減収があったものの、認可保育所3施設を含む6施設の開設等による増収に加え、令和6年度人事院勧告に伴う公定価格改定による助成金収入が増加したことによるものです。 売上総利益につきましては、エデュケア事業において、以下の複合的な要因により減益(前期比71百万円減)となったものの、高利益率のファミリーケア事業の成長によりその売上構成比が上昇したこと、ならびにプロフェッショナル事業において前連結会計年度に受注を逃した大型2案件の再獲得を含め年間受注・研修実施ともに好調であったことにより、売上高増加率を上回る前期比13.7%増の7,488百万円となりました。 (マイナス要因)・保育士等の人財の一時的な不足により、認可保育所における補助金獲得や、例年は下半期から本格化する認証/事業所内保育所等における園児増加に、前期下半期と比較して遅れが生じたこと・保育・学童施設における人財採用費が増加したこと・前連結会計年度と比較して19施設の閉園があったこと(プラス要因)・当連結会計年度に完成した認可保育所等直営施設の、開園準備費用が前期比で減少したこと・前連結会計年度の4月開園の直営5施設が黒字化したこと・学童児童館における配置強化等により委託料収入が増加したこと(その他 特殊要因)・令和7年度人事院勧告に伴う公定価格改定を踏まえて、当連結会計年度相当(2025年4月~12月)分の保育所等職員の人件費増額(処遇改善)を計上したこと 販売費及び一般管理費につきましては、ナニー・シルバーケアのコンシェルジュ等や各事業及びグループ管理・企画体制強化に伴う人件費及び採用費の増加、ベビーシッターサービスの業績拡大に伴う準変動費(コールセンター費用、システム保守費用等)の増加等に伴い、前期比12.7%増となりました。 以上の結果、営業利益は1,840百万円(前期比16.9%増)となりました。 なお、経常利益は、前連結会計年度において営業外収益として助成金収入30百万円を計上したことが前年比較に影響していることにより、営業利益増加率を下回る、前期比13.7%増の1,812百万円となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度に保育所の設備について減損損失56百万円を計上したものの、前連結会計年度においても減損損失371百万円を計上したことが前年比較に影響していることにより、経常利益増加率を上回る、前期比47.1%増の1,142百万円となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりです。 なお、各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の金額であります。 当連結会計年度より、従来「ファミリーケア事業」に含めていた一部のコンサルティング事業について、「プロフェッショナル事業」へ報告セグメントの変更を行いました。 以下の前期比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で行っております。 (単位:百万円) セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度前期比実績構成比(%)実績構成比(%)増減増減率(%)売上高ファミリーケア事業6,72921.18,20223.71,472+21.9エデュケア事業24,00475.425,30373.11,299+5.4プロフェッショナル事業6282.07172.188+14.1その他4741.53921.1△81△17.2調整額(注)△146-△206-△60- 合計31,690-34,409-2,719+8.6 セグメント利益ファミリーケア事業1,36044.71,74450.7384+28.2エデュケア事業1,56751.51,49543.4△71△4.6プロフェッショナル事業1123.71955.783+74.6その他20.160.24+197.2調整額(注)△1,468-△1,602-△133- 合計1,574-1,840-266+16.9(注)調整額は、各報告セグメント間の内部売上高又は振替高、報告セグメントに配分していない全社費用です。 全社費用は、主に経営管理に係る一般管理費及び事業セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費です。 (ファミリーケア事業 : ナニーサービス、ベビーシッターサービス、シルバーケアサービス) ナニーサービスにつきましては、底堅い需要が継続し、売上高は前期比で4.7%増加しております。 ベビーシッターサービスにつきましては、東京都ベビーシッター利用支援事業を中心とした自治体や国による利用助成制度を追い風とする旺盛な需要を取り込むべく、3つの施策を推進しております。 ・既存ベビーシッターの稼働促進・採用広告への継続投資(応募数の増加)・採用拠点の増設(面接数の増加及び対面面接による質の担保)また、価格改定及びシッター報酬改定を2025年4月から適用しております。 その結果、売上拡大傾向は継続しており、前期比で34.8%増加と、引き続き力強く成長しております。 シルバーケアサービス(高齢者在宅ケアサービス)につきましても、価格改定及びケアスタッフ報酬改定を2025年6月から適用しております。 新規顧客の獲得、家事支援や高付加価値サービスのナースケアの貢献等の影響と併せて、売上高は前期比で19.3%増加と、好調に推移しております。 以上の結果、売上高は8,202百万円(前期比21.9%増)、セグメント利益は1,744百万円(同28.2%増)となりました。 (エデュケア事業 : 保育施設、学童児童館等の運営) 当事業については、過去1年の間に、認証保育所等の直営型施設1箇所、学童児童館等の委託型等施設18箇所(計19箇所)を閉園する一方、直営型施設3箇所、委託型等施設3箇所(計6箇所)を開設しました。 この結果、総施設数が13箇所の純減となりましたが、閉園した施設に比べ1施設当たりの売上規模が大きい施設を開設したことにより、増収要因となりました。 加えて、人財の一時的な不足により、補助金獲得や園児増加が前年比較で遅れたことによる減収影響も生じました。 一方で、前連結会計年度に開園した施設の2年目増収効果や、学童児童館における委託料収入増加による増収影響がありました。 さらに、令和6年度人事院勧告に伴う公定価格改定による助成金収入増加の影響もあり、エデュケア事業の売上高は25,303百万円(前期比5.4%増)となりました。 また、セグメント利益については、前期開園施設の利益貢献、学童児童館における委託料収入の増加、直営施設の開園準備費用及び設備投資に伴う租税公課(控除対象外消費税等)の前期比での減少などのプラス影響があったものの、以下のマイナス要因が上回りました。 ・令和7年度人事院勧告に伴う公定価格改定を踏まえた、保育所等職員の処遇改善費用を計上したこと・人財の一時的な不足による、補助金獲得や園児増加の前年比較での遅れ・保育・学童施設における人財採用費の増加・事業管理や企画体制強化に伴う人件費及び採用費の増加・閉園の影響 以上の結果、セグメント利益は、1,495百万円(前期比4.6%減)となりました。 (プロフェッショナル事業 : 国内・海外研修) 当事業については、国内の自治体が実施する保育士キャリアアップ研修や子育て支援研修等の保育研修の受託事業が売上の大きな割合を占めております。 自治体が実施するこれらの保育研修は、主に第1四半期の後半から第3四半期の前半にかけて受注後、第3四半期から翌第1四半期の前半にかけて研修を実施し、実際の研修実施の進捗に応じて売上を計上しております。 したがって、当事業の売上高及び利益の大部分は、下半期に計上されます。 当連結会計年度は、前期において受注に至らなかった大型研修2案件の再獲得分を含め、順調に研修実施が進捗しました。 以上の結果、売上高は717百万円(前期比14.1%増)となり、セグメント利益は195百万円(前期比74.6%増)となりました。 (その他 : 人材派遣・紹介、新規事業等) 売上高につきましては、保育士派遣先における需要は安定して推移したものの、労働市場全体のひっ迫を背景に就業希望者が伸び悩んだことによる影響等により、392百万円(前期比17.2%減)となりました。 一方で、新規事業立ち上げ費用等の影響が徐々に軽減していることから、セグメント利益は6百万円(前期比197.2%増)となりました。 ②財政状態の状況(資産) 当連結会計年度末における総資産は16,500百万円(前連結会計年度末比214百万円減)となりました。 流動資産につきましては、12,106百万円(前連結会計年度末比409百万円減)となりました。 その主な要因は、売上高の増加に伴い受取手形、売掛金及び契約資産が増加したものの、配当金の支払い及び借入金の返済などにより現金及び預金が減少したためであります。 固定資産につきましては、4,394百万円(前連結会計年度末比195百万円増)となりました。 その主な要因は、繰延税金資産の増加により、投資その他の資産その他が増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は7,239百万円(前連結会計年度末比968百万円減)となりました。 流動負債につきましては、5,125百万円(前連結会計年度末比341百万円減)となりました。 その主な要因は、未払金及び未払法人税等が増加したものの、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金及び前受金が減少したためであります。 固定負債につきましては、2,113百万円(前連結会計年度末比626百万円減)となりました。 その主な要因は、返済による長期借入金の減少によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は9,261百万円(前連結会計年度末比754百万円増)となりました。 その主な要因は、剰余金の配当389百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益1,142百万円を計上したことにより利益剰余金が増加したためであります。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、56.1%(前連結会計年度末比5.2ポイント増)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )は、7,606百万円(前期比767百万円の減少)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,535百万円(前期比305百万円の減少)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益1,760百万円、減価償却費244百万円、減損損失56百万円、未払金の増加額486百万円、法人税等の還付額31百万円等の増加要因があったものの、売上債権の増加額317百万円、法人税等の支払額610百万円、前受金の減少額147百万円等の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、366百万円(前期は598百万円の獲得)となりました。 これは主に、助成金の受取額403百万円等の増加要因があったものの、認可保育所等の新規開設に関する有形固定資産の取得による支出653百万円、無形固定資産の取得による支出67百万円並びに敷金及び保証金の差入による支出47百万円等の減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,935百万円(前期は933百万円の獲得)となりました。 これは主に、短期借入金の純減額600百万円、長期借入金の返済による支出945百万円及び配当金の支払額389百万円等の減少要因があったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社グループは、生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは、受注活動を行っていないため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)金額(百万円)前年同期比(%)ファミリーケア事業8,058121.6エデュケア事業25,283105.3プロフェッショナル事業693114.7報告セグメント計34,035109.0その他37382.3合計34,409108.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、100分の10以上を占める相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等の分析 経営成績等の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性について(キャッシュ・フローの状況の分析) 当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (財政政策) 当社グループは、運転資金、設備資金及びシステム開発資金につきましては、内部資金(新株発行による増資を含む。 )又は借入により資金調達することとしております。 このうち借入による資金調達に関しましては、短期運転資金については金融機関からの短期借入金によって、長期運転資金及び保育所の新規開設に伴う設備投資、システム開発資金については、長期借入金によって調達しております。 d.経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループは、2025年8月29日に、2030年12月期を最終年度とする『中期経営計画2030』(2030年度数値目標:営業利益30億円以上、ROIC12%、ROE15%、配当性向40%前後、DOE(自己資本配当率)6%)を公表し、その達成に向けて取り組んでおります。 少子化や働き方といった、当社グループを取り巻く社会的な外部環境の激変が続いております。 また、各事業においても、以下のような事業課題への対処が求められております。 ファミリーケア事業のチャイルドケア領域においては、保育園とともに「車の両輪」となり、女性の活躍・就労支援策を支える社会インフラとしてのナニーやベビーシッターの存在感が高まっております。 高市政権によるベビーシッターや家事支援サービスの利用料の税額控除導入の検討や、東京都によるベビーシッター利用支援事業(一時預かり)の23区全域での事業採択及び病児保育の検証事業スタートなどの政策強化が重なる2026年は、まさに『ベビーシッター元年』となることが見込まれます。 さらに、シルバーケア領域においては、年間240万人が生まれていた団塊の世代が全員75歳以上となりターゲット層が引き続き膨らむこと、さらに高市政権により示された、介護保険サービス基盤強化と並行しての「保険外サービスの普及促進」の方向性を踏まえ、シルバーケアサービスの需要拡大が、より一層加速することが見込まれます。 エデュケア事業につきましては、保育所における待機児童問題は概ね解消し、その主たる課題が量的不足への対応から質的向上や、「こども誰でも通園制度」や付加的サービスのような多様なニーズへの対応へと移行しております。 一方で、学童保育の待機児童(いわゆる「待機学童」)は1万6,330人(前年比 1,356人減)と依然として高止まりしており、保育環境の整備、保育の質向上が引き続き大きな課題となっております。 プロフェッショナル事業につきましては、2025年12月期においてオンライン研修の浸透を背景とした広域展開が奏功し、主要な大型案件の再獲得を含め、自治体保育研修におけるシェアをさらに拡大いたしました。 この現状を踏まえ、高い市場シェアを維持・防衛するための施策の徹底が、重要な課題となります。 また、全事業に共通する要因として、日本社会全体にわたる賃上げの流れ及び働き手不足の深刻化を踏まえ、中長期的な成長戦略の実現を支えることができる評価・報酬制度や待遇等の継続的な見直しと、その運用の改善と定着が、引き続き重要な経営課題であると認識しております。 e.経営戦略の現状と見通し 当社グループは、上記のような問題認識を踏まえ、また、『中期経営計画2030』における当社グループ及び各事業の戦略方針、ならびに、少子化や働き方といった、当社グループを取り巻く社会的な外部環境の激変、旺盛なベビーシッター需要の想定以上の高まり、学童待機児童の増加、公定価格改定への対応などを総合的に勘案して、2026年12月期の連結業績につきましては、売上高36,700百万円(前期比6.7%増)、営業利益1,920百万円(同4.3%増)、経常利益1,880百万円(同3.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,200百万円(同5.0%増)を予想しております。 なお、各事業における方針・施策及び業績の見通しは、以下のとおりです。 (ファミリーケア事業)ナニーサービスにつきましては、高付加価値サービスとして高い利益率を維持しつつ、高い品質と多様なニーズへの対応力を活かして、顧客単価向上と継続期間長期化を推進してまいります。 ベビーシッターサービスにつきましては、顧客・働き手の自然流入増が継続する中、政策強化などを背景とした、引き続き旺盛な需要に対応するため、第3の採用拠点開設を核としてさらなるベビーシッター採用・研修強化を図ってまいります。 併せて、ベビーシッター分野で売上高トップ(注1)の地位を揺るぎないものものとするため、品質管理及びリスク管理のさらなる体制強化にも取り組んでまいります。 シルバーケアサービスにつきましては、営業管理体制の高度化やコーディネーター増強により運営体制を一段と強固にすると共に、ケアスタッフの待遇改善やDXによる採用・稼働促進を通じて、サービス供給力の強化を進めてまいります。 以上の点を考慮して、ファミリーケア事業では、売上高につきましては前期比10%台半ば、営業利益につきましては10%台前半の成長を見込んでおります。 (注1)公表されているベビーシッター業界の統計数値がありませんので、当社独自の推計比較によるものです。 (エデュケア事業)2026年12月期については、子育て世帯の流入を伴う住宅開発に伴う保育所開設2施設を含め、合計11施設の開設が決定しております(認可保育所2施設、認証保育所(運営再開)1施設、学童クラブ・児童館8施設)。 また、閉園はポートフォリオ管理適正化の観点からの能動的なクローズを含む10施設(小規模認可1施設、事業所内保育所3施設、学童クラブ・児童館5施設、その他1施設)を予定しております。 売上高につきましては、保育施設等の開設によるものの他、2024年及び2025年に開設した保育所の園児の繰り上がりによる定員充足率の上昇、及び閉園の影響を考慮して、前期比で一桁%台半ばの成長を見込んでおります。 また、保育所及び学童クラブ等での採用強化に伴う採用費増加や閉園によるマイナス影響を見込むものの、2026年4月以降に見込まれる人財不足の解消に伴う2025年12月期比での園児増加や補助金獲得・人件費単価の適正化、学童クラブ・児童館の新規開設、開設2年目以降の保育所園児数充足による売上増加、低採算施設の閉園及び、ポピンズプラス(注2)の拡充等のプラス要因が上回ることにより、営業利益につきましては前期比で一桁%台後半の成長を見込んでおります。 なお、令和7年度人事院勧告に伴う公定価格改定(+5.3%)の影響は、助成金収入増・人件費増ともに現時点で未考慮であります。 (注2)ポピンズプラスは、おむつ・タオル・写真サービスの他、自然体験ができるフォレストスクール、オンラインを活用したグローバル教育などを提供する有料のオプションサービスです。 (プロフェッショナル事業)2026年12月期は、前述のとおり、高い市場シェアを維持・防衛するための施策を徹底し、安定的な収益基盤を堅持いたします。 自治体向けビジネスにおいては、例年継続的なコスト効率化が求められる傾向にありますが、当社は運営ノウハウの蓄積による付加価値の向上でこれに対応してまいります。 加えて、保育研修で培った講師ネットワークと運営知見を活かし、ニーズが拡大している学童保育領域での研修受注を強化するほか、育児・介護コンサルティング等の民需向けサービスの拡大に注力し、収益源の多角化を推進いたします。 なお、民需向けコンサルティング事業の強化に際しては、将来の持続的成長に向けた人財確保・育成などの体制整備を先行して進める計画です。 以上の点を考慮して、売上高につきましては、保育研修案件の着実な獲得・実施と周辺領域の伸長により、前期比で一桁%台前半の成長を見込んでおります。 また、営業利益につきましては、新規領域での戦略的な体制整備を先行させることから、前期比で一桁%台前半の成長を見込んでおります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度においては、認可保育所を中心とする358百万円(補助金等の圧縮記帳額392百万円控除後)の設備投資を行いました。 セグメント別の設備投資については、以下のとおりであります。 (1)ファミリーケア事業 当連結会計年度においては、18百万円の設備投資を行いました。 主な内容としては、採用・研修拠点の内装設備等10百万円及びソフトウエア投資8百万円であります。 なお、当連結会計年度における重要な設備の除却又は売却等はありません。 (2)エデュケア事業 当連結会計年度においては、306百万円の設備投資(補助金等の圧縮記帳額392百万円控除後)を行いました。 主な内容としては、認可保育所を中心とする新設施設の内装設備等220百万円、既存施設の安全対策設備等69百万円及びソフトウエア投資14百万円であります。 なお、当連結会計年度における重要な設備の除却又は売却等はありません。 (3)プロフェッショナル事業 当連結会計年度においては、5百万円の設備投資を行いました。 主な内容としては、ソフトウエア投資5百万円であります。 なお、当連結会計年度における重要な設備の除却又は売却等はありません。 (4)全社(共通) 当連結会計年度においては、27百万円の設備投資を行いました。 主な内容としては、通信機器更新15百万円、ソフトウエア投資9百万円であります。 なお、当連結会計年度における重要な設備の除却又は売却等はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)その他(百万円)合計(百万円)本社(東京都渋谷区)全社(共通)ファミリーケア事業エデュケア事業プロフェッショナル事業その他事業統括施設8412020456(26) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、ソフトウエアであります。 2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。 3.上記本社の建物は全て賃借により使用しており、年間賃借料は75百万円であります。 (2)国内子会社2025年12月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)(株)ポピンズエデュケア本社(東京都渋谷区)全事業事務所22-426106(32)(株)ポピンズエデュケア大阪支社(大阪市北区)全事業事務所9-0916(5)(株)ポピンズエデュケア直営保育施設95園(東京都)エデュケア事業保育設備682-317131,246(785)(株)ポピンズエデュケア直営保育施設18園(神奈川県)エデュケア事業保育設備104-3107269(162)(株)ポピンズエデュケア直営保育施設4園(愛知県)エデュケア事業保育設備12-01230(18)(株)ポピンズエデュケア直営保育施設8園(大阪府)エデュケア事業保育設備314-8322125(48)(株)ポピンズエデュケア直営保育施設15園(その他)エデュケア事業保育設備12-113200(130)(株)ポピンズエデュケアポピンズ白金研修ルーム(東京都)全社(共通)研修設備4112(43.03)-116-(-)(株)ポピンズエデュケアポピンズ蓼科研修センター(長野県)全社(共通)研修設備768(16,636.00)0852(4)(株)ポピンズファミリーケア本社(東京都渋谷区)ファミリーケア事業事務所0-141572(45)(株)ポピンズシッター本社(東京都渋谷区)ファミリーケア事業事務所19-113027(15) (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、主に工具、器具及び備品、ソフトウエアであります。 2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。 3.事務所及び保育設備の建物の大部分は賃借により使用しており、年間賃借料は2,152百万円であります。 (3)在外子会社 在外子会社については、記載すべき主要な設備がないため、記載しておりません。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1)重要な設備の新設 当社グループの主な設備投資は、エデュケア事業における保育設備であり、当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、増床計画は次のとおりであります。 なお、保育施設について自治体より認可等が必要な場合には、現時点で内定を得られた施設のみを記載しております。 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了(株)ポピンズエデュケア保育施設1園(東京都)エデュケア事業保育設備238113自己資金及び借入金2025年6月2026年1月受入定員60名(株)ポピンズエデュケア保育施設1園(大阪府)エデュケア事業保育設備17757自己資金及び借入金2025年8月2026年3月受入定員90名(株)ポピンズエデュケア保育施設1園(兵庫県)エデュケア事業保育設備122自己資金及び借入金2026年1月2026年3月受入定員30名 (2)重要な設備の除却等重要な設備の除却に該当する計画はありません。 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 5,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 46 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 4 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 8,069,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 0 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方該当事項はありません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2025年12月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 株式会社スピネカ東京都港区南麻布4丁目11番46号3,96040.55 轟 麻衣子東京都港区1,32013.52 光通信KK投資事業有限責任組合東京都豊島区西池袋1丁目4番10号4905.02 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号4044.14 株式会社日本カストディ銀行東京都中央区晴海1丁目8番12号3363.45 清板 大亮東京都港区2552.61 みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託07300 64号東京都千代田区丸の内1丁目3番3号2252.30 みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託07300 65号東京都千代田区丸の内1丁目3番3号2252.30 中村 紀子東京都港区2202.25 CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)5, ALLEE SCHEFFERL-2520 LUXEMBOURG,LUXEMBOURG(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)1251.28計-7,56277.44(注) 株式会社日本カストディ銀行の所有株式の内訳は、(信託口)314千株、(信託口4)17千株、(信託A口)4千株であります。 |
| 株主数-金融機関 | 10 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 24 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 15 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 42 |
| 株主数-個人その他 | 3,096 |
| 株主数-その他の法人 | 48 |
| 株主数-計 | 3,235 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店) |
| 株主総利回り | 1 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Shareholders2
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式10,177,300--10,177,300合計10,177,300--10,177,300自己株式 普通株式(注)429,232-16,810412,422合計429,232-16,810412,422(注)自己株式の減少16,810株は、新株予約権(ストック・オプション)の行使によるものであります。 |
Audit
| 監査法人1、連結 | 海南監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年3月25日株式会社ポピンズ 取締役会 御中 海南監査法人 東京事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士米川 博 指定社員業務執行社員 公認会計士平賀 康麿 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ポピンズの2025年1月1日から2025年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ポピンズ及び連結子会社の2025年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表の有形固定資産1,759百万円には、エデュケア事業の保育・学童施設に係るものが含まれており、重要な構成割合を占めている。 エデュケア事業においては保育・学童に係る施設サービスを展開しているが、会社は、施設ごとに資産のグルーピングを行っており、施設の損益の悪化等により減損の兆候の有無を把握し、兆候が識別された施設に関して、減損損失の認識の判定を行っている。 減損の兆候がある場合、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの見込みの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。 減損判断の基礎となる減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、その性質上、経営者による仮定と判断を伴うものであることから、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損が適切に認識されているかを検討するために、以下の手続きを実施した。 ・ 経営者による固定資産の減損に関連する重要な虚偽表示リスクに対応するための内部統制を理解し、その整備及び運用状況を評価した。 ・ 会社が作成した減損検討資料を入手し、施設別損益及び有形固定資産の帳簿価額を会計帳簿と突合すると共に、複数の施設に係る共通費については配賦計算の妥当性を検証するため、再計算を実施した。 ・ 減損の兆候の把握及び減損損失の認識にあたり、将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断の妥当性について検討した。 ・ 将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断について、経営者によって承認された予算資料及び直近月次推移データとの整合性を検討した。 ・ 減損損失の認識及び測定にあたり、施設ごとの減損対象資産が網羅的に含まれていることについて、固定資産台帳との整合性を検討した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社ポピンズの2025年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、株式会社ポピンズが2025年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表の有形固定資産1,759百万円には、エデュケア事業の保育・学童施設に係るものが含まれており、重要な構成割合を占めている。 エデュケア事業においては保育・学童に係る施設サービスを展開しているが、会社は、施設ごとに資産のグルーピングを行っており、施設の損益の悪化等により減損の兆候の有無を把握し、兆候が識別された施設に関して、減損損失の認識の判定を行っている。 減損の兆候がある場合、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの見込みの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。 減損判断の基礎となる減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、その性質上、経営者による仮定と判断を伴うものであることから、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損が適切に認識されているかを検討するために、以下の手続きを実施した。 ・ 経営者による固定資産の減損に関連する重要な虚偽表示リスクに対応するための内部統制を理解し、その整備及び運用状況を評価した。 ・ 会社が作成した減損検討資料を入手し、施設別損益及び有形固定資産の帳簿価額を会計帳簿と突合すると共に、複数の施設に係る共通費については配賦計算の妥当性を検証するため、再計算を実施した。 ・ 減損の兆候の把握及び減損損失の認識にあたり、将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断の妥当性について検討した。 ・ 将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断について、経営者によって承認された予算資料及び直近月次推移データとの整合性を検討した。 ・ 減損損失の認識及び測定にあたり、施設ごとの減損対象資産が網羅的に含まれていることについて、固定資産台帳との整合性を検討した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 当連結会計年度の連結貸借対照表の有形固定資産1,759百万円には、エデュケア事業の保育・学童施設に係るものが含まれており、重要な構成割合を占めている。 エデュケア事業においては保育・学童に係る施設サービスを展開しているが、会社は、施設ごとに資産のグルーピングを行っており、施設の損益の悪化等により減損の兆候の有無を把握し、兆候が識別された施設に関して、減損損失の認識の判定を行っている。 減損の兆候がある場合、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの見込みの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。 減損判断の基礎となる減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、その性質上、経営者による仮定と判断を伴うものであることから、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、エデュケア事業の保育・学童施設に係る有形固定資産の減損が適切に認識されているかを検討するために、以下の手続きを実施した。 ・ 経営者による固定資産の減損に関連する重要な虚偽表示リスクに対応するための内部統制を理解し、その整備及び運用状況を評価した。 ・ 会社が作成した減損検討資料を入手し、施設別損益及び有形固定資産の帳簿価額を会計帳簿と突合すると共に、複数の施設に係る共通費については配賦計算の妥当性を検証するため、再計算を実施した。 ・ 減損の兆候の把握及び減損損失の認識にあたり、将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断の妥当性について検討した。 ・ 将来のキャッシュ・フローの見込みの総額を含めた経営者の判断について、経営者によって承認された予算資料及び直近月次推移データとの整合性を検討した。 ・ 減損損失の認識及び測定にあたり、施設ごとの減損対象資産が網羅的に含まれていることについて、固定資産台帳との整合性を検討した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
| 監査法人1、個別 | 海南監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2026年3月25日株式会社ポピンズ 取締役会 御中 海南監査法人 東京事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士米川 博 指定社員業務執行社員 公認会計士平賀 康麿 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ポピンズの2025年1月1日から2025年12月31日までの第10期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ポピンズの2025年12月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式は1,987百万円(総資産に占める割合は20.4%)であり、その全てが市場価格のない関係会社株式である。 市場価格のない関係会社株式について財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、相当の減額処理を行う必要がある。 但し、関係会社株式については、実質価額が著しく低下したとしても、事業計画等を入手して回復可能性を判定できることもあるため、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合には、期末において相当の減額をしないことも認められる。 当監査法人は、以下の理由により、市場価格のない関係会社株式にかかる評価の妥当性の検討を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 ・ 市場価格のない関係会社株式は、財務諸表における金額的重要性が高く、実質価額の著しい低下により減額処理が行われると、財務諸表全体に与える金額的影響が大きくなる可能性があること。 ・ 実質価額が著しく低下した場合に行う回復可能性の検討は、経営者の判断を伴うこと。 当監査法人は、関係会社株式の評価の妥当性を検証するため、主に以下の監査手続きを実施した。 ・ 経営者による関係会社株式の評価に関連する重要な虚偽表示リスクに対応するための内部統制を理解し、その整備及び運用状況を評価した。 ・ 監査上重要と判断した会社の取締役会議事録等の閲覧及び経営者等への質問を通じて関係会社の経営環境を理解し、財政状態の悪化の兆候を示唆する関係会社株式の有無を確認した。 ・ 実質価額を各関係会社の財務数値より再計算し、帳簿価額との比較に際して用いた実質価額の正確性、及び帳簿価額に対する実質価額の著しい低下が生じた関係会社株式の有無について把握した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式は1,987百万円(総資産に占める割合は20.4%)であり、その全てが市場価格のない関係会社株式である。 市場価格のない関係会社株式について財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、相当の減額処理を行う必要がある。 但し、関係会社株式については、実質価額が著しく低下したとしても、事業計画等を入手して回復可能性を判定できることもあるため、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合には、期末において相当の減額をしないことも認められる。 当監査法人は、以下の理由により、市場価格のない関係会社株式にかかる評価の妥当性の検討を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 ・ 市場価格のない関係会社株式は、財務諸表における金額的重要性が高く、実質価額の著しい低下により減額処理が行われると、財務諸表全体に与える金額的影響が大きくなる可能性があること。 ・ 実質価額が著しく低下した場合に行う回復可能性の検討は、経営者の判断を伴うこと。 当監査法人は、関係会社株式の評価の妥当性を検証するため、主に以下の監査手続きを実施した。 ・ 経営者による関係会社株式の評価に関連する重要な虚偽表示リスクに対応するための内部統制を理解し、その整備及び運用状況を評価した。 ・ 監査上重要と判断した会社の取締役会議事録等の閲覧及び経営者等への質問を通じて関係会社の経営環境を理解し、財政状態の悪化の兆候を示唆する関係会社株式の有無を確認した。 ・ 実質価額を各関係会社の財務数値より再計算し、帳簿価額との比較に際して用いた実質価額の正確性、及び帳簿価額に対する実質価額の著しい低下が生じた関係会社株式の有無について把握した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 関係会社株式の評価 |
| その他の記載内容、個別 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
| 受取手形、売掛金及び契約資産 | 3,889,000,000 |
| その他、流動資産 | 36,000,000 |
| 建物及び構築物(純額) | 1,354,000,000 |
| 工具、器具及び備品(純額) | 26,000,000 |
| 土地 | 121,000,000 |
| 建設仮勘定 | 198,000,000 |
| 有形固定資産 | 111,000,000 |
| ソフトウエア | 93,000,000 |
| 無形固定資産 | 118,000,000 |
| 繰延税金資産 | 824,000,000 |
| 投資その他の資産 | 8,132,000,000 |
BS負債、資本
| 短期借入金 | 600,000,000 |
| 1年内返済予定の長期借入金 | 656,000,000 |
| 未払金 | 99,000,000 |
| 未払法人税等 | 11,000,000 |
| 賞与引当金 | 0 |