財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-03-19
英訳名、表紙Noritsu Koki Co., Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役CEO  岩切 隆吉
本店の所在の場所、表紙東京都港区麻布十番一丁目10番10号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(3505)5053(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIIFRS
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
 当社の創業者・西本貫一は1943年4月報国写真館(個人経営)を創業し、写真機器の販売及び写真撮影の経営に当たっておりました。
その後、「写真印画紙自動水洗機」の開発を機に1956年6月に設立された有限会社ノーリツ光機製作所が当社の前身です。
1961年にノーリツ鋼機株式会社と改組し、以降は様々な写真処理機器を開発、製造し、グローバルに事業を展開してまいりました。
1990年代後半以降、デジタルカメラ等の普及とともにデジタルフォトプリント機器や周辺サービスも手掛けてまいりましたが、2011年に当該事業を担うNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン株式会社)を新設分割、当該事業はすべて承継し、当社は持株会社へ移行いたしました。
 2009年より、新たな事業会社の設立や、有望な事業を買収するなど、新規事業領域の開拓に向けた活動を積極化いたしました。
2016年に祖業である写真処理機器事業を譲渡し、現在は、「No.1/Only1を創造し続ける」というビジョンの下、「人々に必要とされ喜んでもらえる事業を」という創業者の想いを胸に、社会の基盤となるような事業体を目指し、「ものづくり」事業をコアとした企業グループの持株会社として、各事業の成長を推進しております。
年月概要1961年11月資本金300万円で和歌山市中島にノーリツ鋼機株式会社(有限会社ノーリツ光機製作所より組織変更)を設立1961年11月基幹現像所用白黒フィルム自動現像機RF-20E販売開始1964年7月基幹現像所用カラーフィルム自動現像機RF-C1販売開始1976年6月フィルム現像からカラープリント仕上げまで45分で行えるQSS-1型を開発。
QSS・ミニラボの原点、世界飛躍への原動力となる1978年12月NAC Corporation(1981年1月にNORITSU AMERICA CORPORATIONに名称変更)を販売会社として設立(出資比率100%)し、北米市場へ進出1979年3月コンピュータを搭載し、発色の制御などを可能としたQSS-2型が完成1980年1月NORITSU (UK) LIMITEDを販売会社として設立(出資比率50%)し、ヨーロッパ市場へ進出(1988年1月に当社の100%子会社化)1981年12月NORITSU (UK) LIMITEDの100%子会社としてNoritsu (Deutschland) GmbHを設立し、ヨーロッパにおけるドイツ市場へ進出(1982年10月に当社の100%子会社化)1984年6月NORITSU (FAR EAST) LIMITEDを販売会社として香港に設立(出資比率100%)し、中国・東南アジア市場へ進出1985年3月西本貿易株式会社の子会社としてNORITSU DO BRASIL LTDA.を設立(出資比率91.4%)し、南米市場へ進出(1989年9月に西本貿易株式会社との合併により当社の100%子会社化)1985年8月NORITSU SINGAPORE PTE LTDを販売会社として設立(出資比率100%)し、東南アジア市場を強化1985年8月本社工場完成 本社を和歌山市梅原に移転1989年7月NORITSU FRANCE E.U.R.L.を販売会社として設立(出資比率100%)し、フランス市場へ進出1989年10月NORITSU KOKI AUSTRALIA PTY. LIMITEDを販売会社として設立(出資比率100%)し、オセアニア市場へ進出1996年2月大阪証券取引所市場第二部に上場1997年9月大阪証券取引所市場第一部に指定1997年11月東京証券取引所市場第一部に上場2009年4月NKリレーションズ株式会社を設立し、新規事業進出を強化(2018年9月当社に吸収合併)2009年11月NKアグリ株式会社を設立し、生鮮野菜の生産・販売事業に進出(2020年3月撤退)2010年6月株式会社ドクターネットを買収、医療支援事業に進出(2018年4月、株式会社日本医療データセンターへ譲渡)2010年7月医療分野の事業開拓を行うNKメディコ株式会社を設立(現株式会社プリメディカ)(2024年5月譲渡)2011年2月新設分割によりNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン株式会社)を設立し、主要事業を承継させ、持株会社体制に移行2012年7月エヌエスパートナーズ株式会社を買収、医療機関向けコンサルティング事業に進出(2020年4月、株式会社JMDCへ譲渡)2012年9月いきいき株式会社(現株式会社ハルメク)を買収、シニア・ライフ事業に進出(2020年8月譲渡)2012年12月株式会社全国通販グループを買収、シニア・ライフ事業を強化(2020年8月譲渡)2013年5月株式会社日本医療データセンター(現株式会社JMDC 2022年2月譲渡)、フィード株式会社、株式会社アイメディック等を買収、医療分野の事業を強化・拡大、株式会社秋田ケーブルテレビを買収、シニア・ライフ事業を強化2013年10月株式会社日本再生医療を設立、再生医療分野へ進出2015年1月テイボー株式会社を買収、ものづくり事業を強化・拡大2015年6月すべての本社機能を集約し、本店所在地を東京都港区に移転 年月概要2016年2月創業の事業である写真処理機器事業を営むNKワークス株式会社(現ノーリツプレシジョン株式会社)を譲渡2016年4月GeneTech株式会社を買収、バイオ分野へ進出(2020年9月譲渡)2016年6月株式会社ジーンテクノサイエンス(現キッズウェル・バイオ株式会社)の株式を過半数取得し子会社化(2019年4月、持分法適用会社へ異動)2016年6月株式会社ユニケソフトウェアリサーチを買収、医療情報分野を強化(2018年5月、株式会社日本医療データセンターへ譲渡)2017年11月日本共済株式会社を買収、保険分野を強化(2020年11月譲渡)2019年2月株式会社soliton corporationを買収、ものづくり事業におけるコスメ分野を強化2019年3月持株会社体制移行後初となる、中期経営計画 FY21を発表2019年12月株式会社JMDCが東京証券取引所マザーズ市場に上場2020年2月株式会社日本再生医療の全株式を譲渡、創薬事業を廃止2020年3月アグリ・フード事業から撤退を決定2020年4月「Pioneer DJ」などのDJ機器を展開するAlphaTheta株式会社を買収2021年5月パーソナルオーディオ関連機器を展開する米国企業PEAG, LLC dba JLab Audio(現PEAG, LLC dba JLab)を買収2022年2月株式会社JMDCの一部株式をグループ外へ譲渡、コア事業を「ものづくり」と再定義2022年2月中期経営計画 FY25を発表2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2023年8月「統合報告書2023」を発行し、当社グループの目指すビジョンとその実現プロセスを開示2024年6月「統合報告書2024」を発行2025年2月中計FY25の前倒し達成。
中期経営計画 FY30を発表2025年4月テイボー株式会社のMIM事業を分社化、浜松メタルワークス株式会社として営業開始2025年7月「統合報告書2025」を発行2026年1月AlphaTheta Technology Vietnam CO.,Ltd. 製造会社の竣工2026年2月センクシア株式会社を買収。
新領域をグループに迎え、ものづくり(部品・材料)セグメントを強化
事業の内容 3【事業の内容】
 「お客様に信頼され支持される商品とサービスの提供」を企業理念とし、ミッションを「社会と人々に豊かさを」、ビジョンを「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」と定め、それらを目指し事業活動を行っております。
 当社グループは、グローバルに通用する高い技術を活用したものづくり(部品・材料)事業、ものづくり(音響機器関連)事業を主な事業として営んでおります。
 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
 当該事業におけるセグメントとの関連は、次のとおりであります。
(1) ものづくり(部品・材料) ペン先部材・コスメ部材・金属部材等の研究開発・生産・販売を実施しております。
 主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。
  テイボー株式会社  浜松メタルワークス株式会社  株式会社soliton corporation
(2) ものづくり(音響機器関連) 音響機器の研究開発・設計・販売、サービスの提供を実施しております。
 主要な関係会社の名称は、以下のとおりであります。
  AlphaTheta株式会社  AlphaTheta EMEA Limited  AlphaTheta Music Americas, Inc.  AlphaTheta (Shanghai) CO., Ltd.  AlphaTheta SG PTE.LTD.  AlphaTheta Technology Vietnam CO.,Ltd.  PEAG, LLC dba JLab  JLab Japan株式会社  以上述べた事業の概要図は次のとおりとなっております。
(注)2026年2月2日に、センクシア株式会社の株式を取得し、連結子会社といたしました。
「ものづくり」セグメントにおいて、部品・材料事業を担います。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
2025年12月31日現在名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(連結子会社) テイボー株式会社静岡県浜松市中央区50百万円ものづくり(部品・材料)100.00(100.00)-役員の兼任 2名浜松メタルワークス株式会社静岡県浜松市浜名区50百万円ものづくり(部品・材料)100.00(100.00)--AlphaTheta株式会社神奈川県横浜市西区100百万円ものづくり(音響機器関連)100.00-当社より資金の貸付及び借入を行っております。
役員の兼任 2名AlphaTheta EMEA Limited(注)3イギリスロンドン市1EURものづくり(音響機器関連)100.00(100.00)--AlphaTheta Music Americas, Inc.(注)3アメリカカリフォルニア州1USDものづくり(音響機器関連)100.00(100.00)--AlphaTheta (Shanghai) CO., Ltd.中国上海市14百万元ものづくり(音響機器関連)100.00(100.00)--AlphaTheta Technology Vietnam CO., Ltd.ベトナムドンナイ省3百万USDものづくり(音響機器関連)100.00(100.00)--PEAG, LLC dba JLab(注)3アメリカカリフォルニア州19百万USDものづくり(音響機器関連)100.00(100.00)-役員の兼任 2名JLab Japan株式会社東京都港区10百万円ものづくり(音響機器関連)98.04-当社より資金の貸付を受けております。
役員の兼任 2名その他8社------(持分法適用会社) その他1社------(その他の関係会社) 西本興産株式会社和歌山県和歌山市100百万円不動産賃貸業並びに株式、債券等の金融商品の保有・売買及び運用-41.88-(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2 「議決権の所有(被所有)割合」の( )内は、間接所有割合を内書きで表示しております。
3 AlphaTheta EMEA Limitedについては売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。
その主要な損益情報等は次のとおりであります。
(円貨額)(1)売上収益34,530百万円(2)税引前利益1,856(3)当期利益1,332(4)資本合計8,221(5)資産合計18,902 AlphaTheta Music Americas, Inc.については売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。
その主要な損益情報等は次のとおりであります。
(円貨額)(1)売上収益22,333百万円(2)税引前利益1,460(3)当期利益1,082(4)資本合計9,775(5)資産合計17,471 PEAG, LLC dba JLabについては売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。
その主要な損益情報等は次のとおりであります。
(円貨額)(1)売上収益37,487百万円(2)税引前利益5,050(3)当期利益5,050(4)資本合計18,233(5)資産合計27,110
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況決算年月2023年12月期2024年12月期2025年12月期セグメントの名称従業員数(名)従業員数(名)従業員数(名)ものづくり(部品・材料)603〔154〕601〔151〕603〔176〕ものづくり(音響機器関連)577 〔85〕618〔123〕723〔128〕その他49 〔21〕--全社(共通)17 〔3〕20 〔4〕18 〔3〕合計1,246〔263〕1,239〔278〕1,344〔308〕(注)1 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。
)であり、従業員数の〔 〕は年間の平均臨時雇用者数を外数で記載しております。
2 臨時雇用者は、パートタイム労働者及び派遣社員であります。
3 2024年12月期において、株式会社プリメディカの全株式を譲渡したことに伴い、同社が含まれていた「その他」セグメントを、2024年12月期より廃止しております。
(2)提出会社の状況決算年月2023年12月期2024年12月期2025年12月期従業員数(名)17〔3〕20〔4〕18〔3〕平均年齢(歳)42.341.641.2平均勤続年数(年)2.83.03.4平均年間給与(千円)10,4749,1629,867(注)1 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。
)であり、従業員数の〔 〕は年間の平均臨時雇用者数を外数で記載しております。
2 2015年6月の組織再編により、提出会社の平均勤続年数は同時点から算出しております。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4 当社の従業員は、すべて「全社(共通)」セグメントに含まれております。
(3)労働組合の状況 当社には労働組合はありません。
なお、労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社 2023年12月期2024年12月期2025年12月期管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1、228.642.950.0男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3、4--100労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、5、6全労働者91.4132.0144.9正社員87.5130.9145.9パート・有期社員8.3-6.4(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)(以下「女性活躍推進法」という。
)の規定に基づき算出したものであります。
2 管理職は専門職を含んでおります。
3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)(以下「育児・介護休業法」という。
)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
4 2023年12月期及び2024年12月期は、対象者が0人であったため、記載をしておりません。
5 男女の賃金の差異について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。
また、短時間勤務者の時間補正は行っておりません。
6 2024年12月期は、パート・有期社員は女性の該当者が0人であったため、記載をしておりません。
② 連結子会社 名称2023年12月期2024年12月期2025年12月期管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1、2テイボー株式会社6.48.28.8AlphaTheta株式会社6.78.68.7男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3、4テイボー株式会社66.766.766.7AlphaTheta株式会社18.241.753.3労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、5全労働者テイボー株式会社77.076.377.3AlphaTheta株式会社88.283.379.2正社員テイボー株式会社80.378.479.1AlphaTheta株式会社89.184.179.3パート・有期社員テイボー株式会社74.578.877.2AlphaTheta株式会社90.274.361.2(注)1 女性活躍推進法の規定に基づき算出したものであります。
2 管理職は専門職を含んでおります。
3 育児・介護休業法の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
4 AlphaTheta株式会社は男性労働者の育児休業取得率について、女性活躍推進法の公表項目として選択しておりません。
5 男女の賃金の差異について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。
また、短時間勤務者の時間補正は行っておりません。
6 上記記載以外の連結子会社は、女性活躍推進法及び育児・介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
7 テイボー株式会社はものづくり(部品・材料)、AlphaTheta株式会社はものづくり(音響機器関連)セグメントに該当いたします。
モニタリング項目に関する課題及びその対応①女性管理職比率(連結子会社)・目標:2030年度までに10.0%以上・実績:テイボー株式会社 8.8%、AlphaTheta株式会社 8.7%・要因分析: 当社グループの主要事業である技術職種において、従来より主軸技術に対する専門性を重要視し選考しているため、女性管理職比率に影響を及ぼす面がありました。
将来の経営を担う「次世代リーダー層」の選抜・育成において、多様な価値観(ジェンダーを含む。
)を反映させるための体系的な仕組みが、急成長に追いついていなかったことも課題と認識しております。
・対応の計画及び実施状況: 当社グループは、持続的成長の源泉を「多様な人材の活躍」と定めております。
そのため目標の定量的達成のみならずマテリアリティに基づき、性別にかかわらない、個々の能力を最大限に発揮できる職場環境整備を推進いたします。
具体的には、等しく能力に応じた採用・昇格を行い、対象者全員に向けたグループ横断のリーダー育成プログラムの拡充や、自律的学習環境の構築により、リーダーを継続的に輩出する公平かつ公正な構造構築に取り組んでまいります。
②男性育児休業取得率(AlphaTheta株式会社)・目標:中長期的に100%を目指す・実績:53.3%(前年度:41.7%)・要因分析: 開発部門等の専門職において、求められる専門性の高さから業務の平準化、標準化に課題があり、バックアップ体制への不安から取得を躊躇する傾向にあったと認識しております。
また、現場における男性の育児休業取得に対する心理的障壁も一因となっていると考えられ、市場水準と比較しても改善の余地があるものと認識しております。
・対応の計画及び実施状況: 2025年12月期の実績の向上(前期比11.6ポイント改善)は、管理職に対する意識改革研修やトップメッセージの発信が奏功したものと分析しております。
さらなる取得向上に向け、一層の業務プロセスの標準化と多能工化を推進し、高度な専門性を有する人材の不在が事業に影響を及ぼさない組織構造への転換を図ってまいります。
また、先行して取得した男性従業員の事例紹介等を通じ、性別にかかわらず育児と仕事を両立することが「当たり前」となる組織文化の定着を加速させてまいります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は有価証券報告書提出日(2026年3月19日)現在における、当社グループの将来に関する見通し及び計画等に基づいた将来予測です。
これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは記載の見通しと異なる可能性があります。
(1) 企業理念及び目指す企業像 当社は、変化し続ける時代において、世の中から広く求められ社会の基盤となるような事業の創造を目指しております。
Mission 存在意義 社会と人々に豊かさをVision  将来の姿 No.1/Only1を創造し続ける事業グループValue  行動指針 時代のニーズを掴み、一歩先を考える生活を豊かにする商品/サービスを追求する成長性と革新性を尊重し、チャレンジを応援する  当社グループは、コア事業を「ものづくり(部品・材料)」「ものづくり(音響機器関連)」と定め、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」という事業ビジョンに基づき、収益力を高め成長分野へ適切な投資を行い、以下の基本戦略に沿って中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
 [グループ経営の基本戦略]・コア事業である「ものづくり」事業のシェアと収益力の向上・非連続的成長に向けたデジタル技術の事業領域横断的な活用・成長投資財務体質強化を両立させるリスクコントロール  [ものづくり分野の事業における課題]・素材開発技術を用いたペン先部材・コスメ部材・金属部材等の収益力拡大の継続・音楽・エンターテイメント向け音響機器事業の収益力拡大・研究開発やアライアンスによる保有技術の新分野への展開  [中期経営計画 FY30のアップデート]① 中期経営計画 FY30について 経営を取り巻く環境の変化を鑑み、方針を3つに分類し、設定いたしました。
 既存事業の方針については、CAGR10%以上を目標としました。
オーガニック成長の極大化に挑戦する一方、グループ事業各々が特定の市場でのトップ・リーダー企業である中、また、外部環境を踏まえても、安定的な供給体制の確保は非常に重要なテーマであり、サプライチェーンの強化に向け、投資を実行してまいります。
加えて、周辺事業に関連するM&Aにも注力し、成長率目標の達成に邁進いたします。
 財務方針については、ROE10%以上とする目標を掲げました。
中期経営計画 FY25の期間における振り返りも踏まえ、足元の水準からはハードルは高いものの、期待される水準に引き上げるため、新領域へのM&Aによるリターンと株主還元の強化により、達成を目指してまいります。
 全社方針については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりでありますが、中期経営計画を構成するものとして、グループをあげて取り組んでまいります。
② 2025年12月期の結果 サマリは以下のとおりであります。
 ・売上収益及び営業利益は、音響機器関連事業の成長により増収増益 ・親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に計上した株式売却益の反動により減益 ・個社別では、テイボーグループは減収減益、AlphaTheta及びJLabは増収増益 ・ROEは、6.9%と、非継続事業を除くと成長 ・配当は、年間の配当性向:50%/総還元性向:63% ・NetDebtは、△85,361百万円と、NetCashで着地 ③ 財務方針に掲げた、次なるコア事業=新領域のM&Aについて 「既存事業のオーガニック成長に加え、周辺事業及び新領域へのM&Aによる非連続な成長」の具体的打ち手として、年度を通じ様々な事業についてソーシングを実施してまいりました。
その結果、2026年2月2日に公表のとおり、センクシア株式会社(以下「センクシア」という。
)の全ての株式について、取得を完了しております。
 センクシアは、売上高354億円、調整後EBITDA92億円、EBITDAマージン26%と高い収益性を誇る企業グループです。
企業価値は約800億円と算定(EBITDAマルチプル8.7倍)しております。
株式取得後ではNet Debt / 事業EBITDA倍率は0.1と試算しておりますが、中計FY30の方針である3.0以下の水準で財務健全性を維持する予定です。
 センクシアのグループ参画は、新たな成長の柱を構築する「新領域」への投資であるとともに、当社「部品・材料」セグメント強化のための投資と位置づけております。
グループ全体の成長を加速させるとともに、中計FY30における重要指標であるROE(自己資本利益率)等の向上を実現し、持続的かつ安定的な株主還元の強化につなげてまいります。

(2) 経営環境 当社グループはポートフォリオ経営を実施しているため、経営環境は事業セグメントにより異なります。
セグメントごとの経営環境は以下のとおりです。
 トランプ関税、継続するロシア・ウクライナ危機など、地政学リスクが世界経済情勢に影響を及ぼすなど、先行きを見通すことが困難な状況が継続しております。
 このような状況下、ものづくり(部品・材料)分野においては、テイボー事業は緩やかではあるものの、需要が回復基調であると見込んでおります。
浜松メタルワークス(MIM)事業は、新規開拓が進み、引き続き成長すると見込んでおりますが、原材料、燃料費の高騰に加え、売上拡大のため難易度の高い製造に挑戦している時期であり、歩留まりが改善するまではマージンの改善は限定的であります。
また、新たにグループに加わったセンクシアは、2026年2月より連結対象に入ることにより、増収増益要因となります。
 ものづくり(音響機器関連)分野においては、AlphaThetaについては、主力の欧米を中心に通年で堅調な需要が見込まれており、安定的に成長するものと見込んでおります。
一方、新工場の稼働に伴う立ち上げコストや、成長戦略に沿った人件費や開発コストを適切に投資するため、売上収益の伸長によるスケールメリットはあるものの、EBITDAマージンはほぼ横ばいとなる見込みであります。
JLabについては、米国において、2025年11月下旬より関税コード変更により主要製品のワイヤレスイヤホン等が相互関税の適用対象となりましたが、競争環境に変化はなく、価格転嫁により吸収し、堅調に推移する見込みであります。
米国以外へのアプローチについては、新たな地域及び国への展開が進み、継続して成長できる見通しであります。
売上の拡大に伴い、粗利率は引き続き良化するものと見込んでおりますが、事業EBITDAマージンについては、引き続きブランド認知拡大のためのマーケティング投資を継続して実行する計画であり、低下することを見込んでおります。
(3) 経営目標 「中期経営計画 FY30」の定量目標は、以下のとおりであります。
(事業EBITDA=営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く))  株主還元方針については、総還元性向50%以上を目標といたします。
配当については、従来の配当性向に加えDOE目標も導入し、継続的かつ安定的な配当を目指します。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月19日)現在において当社グループが判断したものであります。
 当社グループは、足元十数年で迎えた急速かつ急激な社会の変化に実直に向き合い、世の中から広く求められ、社会の基盤となるような事業の創出に挑戦してまいりました。
今後、ますます深刻化していくと考えられる社会課題や地球環境課題に対応し、当社グループのミッションである「社会と人々に豊かさを」を提供し続けていくうえで必要と考える課題を4つのマテリアリティ(重要課題)として設定し、経営と統合したサステナビリティの推進を図っております。
 グループの経営資源を活かし、マテリアリティを基礎とした環境・社会・ガバナンス(以下「ESG」という。
)上の課題を解決することで、顧客価値と社会価値の創出に取り組み、持続的成長を目指してまいります。
(1)当社グループのサステナビリティの考え方及び取組① ガバナンス 当社グループでは、代表取締役CEOを委員長、当社の取締役CFO・執行役員及びグループ会社の社長を委員として構成する「サステナビリティ委員会」を設置しております。
詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。
当該委員会は、サステナビリティ経営の方針・戦略・取り組み計画を策定するとともに、ESGリスクに関する討議や計画実行状況のモニタリングを行い、取締役会に報告や提言を行っております。
 さらに、2025年度より当社の役員報酬にサステナビリティ経営の推進に関わる指標を反映させております。
具体的には役員の業績評価にあたり、営業利益(55%)や親会社の所有者に帰属する当期利益(40%)といった財務指標に加え、サステナビリティ指標の目標達成率を5%の割合で勘案することとしております。
このようにサステナビリティへの取り組みを報酬体系に連動させることで、経営陣が持続的な企業価値向上に責任を持つ体制を構築しております。
(サステナビリティ推進体制) ② 戦略 当社グループの存在意義は、事業を通じて「社会と人々に豊かさを」を提供し続けることです。
これを実現していくために、当社グループが注力すべきサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定し、中長期戦略に組み込んで具体的な取り組みと目標を設定し、事業を通じて実行しております。
 新たに策定した「中期経営計画 FY30」においても、2030年に向けた全社方針としてサステナビリティ経営及び人的資本経営の推進を掲げております。
サステナビリティ重要課題への取り組み推進及び「人的資本の最大化」を追求し、持続的な事業成長を実現していくことを目指しております。
 当社グループでは、人的資本の最大化を支える基盤として、多様な人材が能力を発揮できる職場づくりを「社内環境整備」における重要事項と捉えております。
現在、グループ共通の「社内環境整備方針」の策定を検討しており、具体的な取組については、後記「(3)人的資本に関する取り組み ②戦略」に記載のとおり、自律的な成長を促す環境整備を先行して推進しております。
 サステナビリティ重要課題に対して、個別に策定した各種方針は以下のとおりです。
・コーポレートガバナンス基本方針・コンプライアンス基本方針・品質管理方針・調達方針・調達ガイドライン・人権方針・人材育成方針・健康経営方針・情報セキュリティ方針・腐敗・贈収賄防止方針・責任ある鉱物調達方針 詳細は、当社ホームページに公表しております。
(https://www.noritsu.co.jp/sustainability/) ③ リスク管理 当社グループは、サステナビリティに関する課題を把握し評価するため、リスクアセスメントを行っております。
特定したリスク及び機会はリスク管理統括委員会と相互補完することにより、サステナビリティ推進体制のもと管理しております。
グループ会社のリスク管理委員会にて議論された内容は、当社リスク管理統括委員会、コンプライアンス委員会及びサステナビリティ委員会にテーマに沿って共有され、案件によって、当社取締役会に報告され、議論されます。
企業戦略に影響すると考えられる法令・規制等の変更や世の中の動向等の外部要因の共有や、グループ各社のリスク対応施策の進捗状況などの内部要因を踏まえて、戦略・施策等の検討を行っていきます。
④ 指標及び目標 当社グループは特定したマテリアリティに取り組むために、年度毎に目標を定めた「マテリアリティ対応計画」を策定し、グループ全体で取り組みを推進しております。
対応計画はグループのサステナビリティ推進体制のもとで進捗管理を行っております。
<事業を通じた社会・人々への貢献> <事業を支える基盤の構築> (2)気候変動への対応 世界各地で異常気象による大規模な自然災害が多発する中、気候変動は当社グループが取り組むべき重要課題であると捉え、気候変動への対応をマテリアリティの1つとして掲げ、気候変動の影響や課題の緩和に貢献し、適応する取り組みを推進しております。
2022年以降、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に準拠する形で気候変動が事業に与えるリスク・機会に対しグループのレジリエンス性の強化や新たな戦略の検討を行っております。
シナリオ分析により事業に与えるリスク・機会を把握し経営戦略へ反映させるとともに、情報開示を進め、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成長を目指してまいります。
① ガバナンス 気候変動対応を含むサステナビリティに関する重要案件は、当社代表取締役CEOを委員長とするサステナビリティ委員会において年1回以上審議し、取締役会に年4回以上報告や提言を行うことにより、取締役会による適切な監督体制を整えております。
取締役会では報告された気候変動による重要なリスク・機会について、審議・決定を行い、対応の指示及びその進捗に対する監督を行います。
なお、サステナビリティ委員会の審議に先立ち、当社執行役員が管掌するサステナビリティ推進会議において十分に議論するとともに、事業を通じた気候変動に関わる取り組みの実績や温室効果ガス排出量削減の進捗状況を確認いたします。
 2025年度は、3月に開催したサステナビリティ委員会において、温室効果ガス(以下、GHG)排出削減目標の見直しに向けた協議や気候変動のリスクと機会に関する対応状況の確認等の審議・承認を行いました。
また、取締役会において、四半期毎のGHG排出削減目標に対する進捗状況やTCFD提言に沿った開示内容の更新の報告等を行いました。
 さらに、2025年度より役員報酬制度を改定し、役員の業績評価にGHG排出削減目標を含むサステナビリティ指標の目標達成率を勘案することとしております。
それらについては、「(1)当社グループのサステナビリティの考え方及び取組 ① ガバナンス」に記載しております。
気候変動への対応を含むサステナビリティへの取り組みを報酬体系に連動させることで、経営陣がGHG削減目標の達成及び気候変動への対応に関わる各種施策の推進に責任を持つ体制を構築しております。
② 戦略 シナリオ分析の前提 気候関連課題が当社グループの事業、戦略、財務計画に大きな影響を与える可能性があるという認識のもと、2022年以降、シナリオ分析によるリスクや機会の整理及び戦略の見直しを定期的に実施しております。
現在は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIEA(国際エネルギー機関)が公表する「1.5℃~2℃シナリオ」と「4℃シナリオ」を用い、脱炭素社会への移行に向けた政策や規制が強化されることによって影響が顕在化する移行リスクと異常気象の激甚化や平均気温の上昇等によって影響が顕在化する物理リスクに整理してシナリオ分析を行っております。
また、定量分析では2030年に想定される財務影響を試算しております。
2025年度は、物理的急性リスクについて当社グループの海外拠点及び製造委託拠点を対象に追加し、分析を行いました。
 シナリオ分析により明確化された重要なリスクと機会に対してそれぞれの対策を講じ、リスクの低減と機会の確実な獲得につなげてまいります。
(リスク・機会と対応策)想定期間:2030年まで財務影響の評価指標:小 5億円未満/中 5億円以上30億円未満/大 30億円以上※物理的急性リスクについては、当社グループの国内・海外拠点及び製造委託拠点(2024年12月末時点)を対象として、ハザードマップや治水経済調査マニュアル等を活用し分析を行いました。
災害が発生した際には、4℃シナリオにおいて12拠点(自社2拠点、製造委託先10拠点)が営業停止損失及び資産損失リスクに晒されることが明らかになりましたが、再現期間を加味した年間影響額は小さいことから影響度は「小」としております。
③ リスク管理 気候変動によるリスク・機会については、サステナビリティ委員会において評価・識別し、グループにとって重要なリスク・機会を特定いたします。
それらに対する取り組み方針や対応策について策定し、取締役会に報告や提言を行います。
取締役会ではサステナビリティ委員会からの報告等により、リスク管理の有効性や推進状況の確認・監督を行います。
また、グループ全体のリスクを統合的に管理するリスク管理統括委員会においても、当リスクを共有し、必要に応じてさらなる対応策を検討していきます。
④ 指標及び目標 気候変動が及ぼす当社グループ事業への影響を評価・管理するために、GHG排出量についてはScope1・2を対象に2030年までに「SBT1.5℃」目標に整合する水準である42%削減(2023年度比)することを目標に設定し、各種削減策を実行しております。
(目標) (実績) 2024年度のScope1・2合計排出量は11,410t(2023年度比△6.4%)となり、年度目標を達成いたしました。
具体的な取り組みとして、自社製造拠点を有するテイボーグループでは、2023年度より国内の一部拠点において太陽光発電設備の導入(PPAモデル)を行っております。
2024年度には非化石証書を導入(太陽光、風力、バイオマス由来)し、国内工場で使用する電力のさらなる再生可能エネルギー化を進めました。
また、AlphaThetaの本社が入居するビルにおいては、引き続き100%グリーン電力を使用しております。
これらの取り組みにより、2024年度は当社グループ全体で使用電力の再生可能エネルギー比率を約12%に向上させました。
(注)1 「2024年GHG排出量(Scope1・2)報告規準」は、当社ホームページに公表しております。
(https://www.noritsu.co.jp/sustainability/)2 「統合報告書2025」において開示している2024年のGHG Scope1・2排出量は、第三者機関による保証を取得しております。
「統合報告書2025」P.38及びP.57をご参照ください。
3 Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)Scope2:他社から共有された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出  当社グループでは、2023年度から2024年度にかけて、グループ全体のサプライチェーンを対象としたScope3の算定体制の構築に取り組みました。
Scope3算定の結果、当社グループにおいてはカテゴリ1「原材料・部品及び購入した物品に伴う排出量」とカテゴリ11「販売した製品の想定される電力消費に伴う排出量」が多く、全体の9割以上を占めることが明らかとなりました。
カテゴリ11については、製品の省エネルギー化等の排出削減に向けた取り組みを進めておりますが、今後は目標設定と実行可能な排出削減策の検討を行っていく予定です。
(注)1 Scope3:Scope1・2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)2 2024年度のScope3排出量については、第三者機関による保証を取得しておりません(レディネス評価を実施)  なお、気候変動への対応に関わる取り組みの詳細を含めた最新の実績は、2026年6月に発行予定の当社統合報告書をご参照ください。
(3)人的資本に関する取り組み 当社グループは、No.1/Only1を創造し続けることを目指してビジネスを展開しております。
持続的な成長と企業価値の拡大を実現するためには、グループすべての従業員が広い視野を持ち、主体的かつ未来志向の姿勢・発想を持って邁進することが重要だと考えます。
 従業員の多様性を尊重しつつ、公正な評価と処遇を行うことでエンゲージメント(自発的貢献意欲)の向上を図るとともに、働きやすい職場環境の構築を通じて活力ある組織風土の醸成に努めております。
また、これら人的資本への投資が持続的な成長にもたらす影響を可視化するため、人的資本指標とアウトカムとの関連性についても整理しており、次年度に向けてより一層具体的な説明ができるよう準備を進めております。
① ガバナンス 当社グループの人的資本マネジメントは、持株会社と中核事業会社がそれぞれの役割と機能を果たし、グループ全体の人的資本の拡充を目指しております。
持株会社である当社は、人事担当執行役員を責任者とし、グループ共通の人材育成計画と人権やコンプライアンスの取り組み方針を策定し、グループ各社への周知を図っております。
 計画及び方針の進捗や課題については、当社代表取締役CEOを委員長とするサステナビリティ委員会において年1回以上審議し、取締役会に年1回以上報告や提言を行うことにより、取締役会による適切な監督体制を整えています。
取締役会では報告された人的資本に関する管理指標のモニタリング結果等から、重要なリスクや機会について、審議・決定を行い、対応の指示及びその進捗に対する監督を行います。
なお、サステナビリティ委員会の審議に先立ち、当社執行役員管掌のサステナビリティ推進会議において人的資本を含めた管理指標のモニタリング結果や対応施策について議論しております。
また、グループ全体のリスクを統合的に管理するリスク管理統括委員会においても、人的資本に関するリスクを共有し、必要に応じてさらなる対応策を検討していきます。
さらに、人的資本経営へのコミットメントを強化するため、2025年より役員報酬制度を改定いたしました。
本改定により、役員の業績評価にあたっては、営業利益(55%)や親会社の所有者に帰属する当期利益(40%)といった財務指標に加え、サステナビリティ指標の目標達成率を5%の割合で勘案することとしております。
人的資本の拡充を含むサステナビリティへの取り組みを報酬体系に連動させることで、経営陣が持続的な企業価値向上に責任を持つ体制を構築しております。
② 戦略 当社グループは、2021年10月に特定した人的資本に関するマテリアリティ「一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」に基づいております。
ノーリツ鋼機は「方針」の更なる具体化を検討しており、かつ「人材育成の方針」及び「社内環境整備の考え方」を定量すべくKPIを設定して進捗をモニタリングしております。
今後、人的資本経営の高度化に合わせ、これらを体系化した方針の策定を検討してまいります。
 人材育成の方針は当社及び当社グループの将来価値を実現する人材確保を目的としたものであり、当社の競争優位性の源泉である「技術者」の確保については、中途採用の強化のみならず、高度な専門スキルを持つ部人材の積極的な登用を含めた多様なルートでの人材獲得に注力しております。
あわせて、技術者が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、開発環境の高度化といった職場環境の整備を推進するとともに、専門性を深化させるリスキリングや中長期的なキャリア形成を支援する体制を構築することで、個人の成長と組織の競争力強化を同時に実現することに努めております。
下記、当社及び当社グループの人材育成方針と内部環境整備の方針となります。
[ 人材育成の考え方(人材育成方針) ] 当社グループは、No.1/Only1を創造し続けるため、各事業の特性を踏まえ、必要とされる高度な専門性の向上に向けた人材育成の機会を提供しています。
・テイボー:祖業から続く独自の微細加工技術を次世代へ承継するため、熟練技能の形式知化と、技術者の多能工化を推進し、製造現場の強靭化を図ります。
・AlphaTheta:世界のDJ文化を牽引する創造性を維持するため、最新のデジタル技術やソフトウェア開発スキルのリスキリングを強化し、市場変化を先取りするイノベーション人材を育成します。
同時に、国籍や拠点に捉われず、個々の専門性や貢献を適正に認めるグローバル基準での公平な評価基盤を構築し、多様な才能が最大限に発揮される組織づくりを推進します。
・JLab:変化の速いグローバル市場での成長を加速させるため、マーケティング能力やグローバル・マネジメントスキルの向上に重点を置いた教育プログラムを実施しています。
[ 内部環境整備の方針 ] 内部環境の整備に関しては、具体的な指標をもとに管理をしており、詳細は「④指標と目標」にて説明しております。
[ 人的資本経営の戦略における今後の高度化に向けて ] 現在、新中期経営計画「FY30」の進展に合わせ、人的資本経営戦略のさらなる高度化を目指しております。
具体的には、可視化した戦略の説明や、人的資本への投資が将来の財務価値に与える影響の分析について検討を進めており、今後、一層具体的な戦略の説明に向けた準備を進めております。
③ リスク管理 キャリアに関する価値観が多様化し、これまで以上に人材の流動化が進んでいます。
また、先端技術を保有する人材など、希少なスキルや経験を持つ人材の獲得競争も激化しています。
このような環境下において、人材から選ばれる人的資本経営の実行がより重要となってくると考えます。
加えて、近年は社会から人的資本の情報開示が求められるようになってまいりました。
また、法令遵守の観点からも従業員一人ひとりについても責任のある行動が求められます。
これらのリスクに対応するため、マテリアリティ対応計画の中で3つの具体的な取り組みの推進及びグループ行動規範に基づく倫理的な企業文化の醸成を通じて、リスクの適切な管理と低減に努めております。
 グループ各社のリスク管理委員会及びリスク管理統括委員会にて「人材確保」「人材育成」「コンプライアンス」等の面からモニタリング、課題認識・対応を行い、サステナビリティ委員会やコンプライアンス委員会への情報連携、取締役会での議論を通じ、リスクヘッジ及び機会の獲得に努めております。
 これらのリスク低減のための活動を通じ、人材から選ばれる企業グループとなるべくリスクを機会に転じさせるための戦略高度化に向けた検討を行っております。
[ 人材確保に向けたリスクの管理 ] キャリアに関する価値観が多様化し、これまで以上に人材の流動化が進んでいます。
また、先端技術を保有する人材など、希少なスキルや経験を持つ人材の獲得競争も激化しています。
このような環境下において、人材から選ばれる人的資本経営の実行がより重要となってくると考えます。
 当社グループでは、人材の流動化をリスクと捉えるだけでなく、多様な専門性を持つ人材を獲得(国際的基準における多様な労働力の確保)し、組織のイノベーションを促進する機会に転化すべきと考えております。
 現状、平均勤続年数や離職率において市場水準と比較し改善の余地があることを認識しており、その要因を「多様な働き方へのニーズへの対応途上」と分析しております。
これに対し、正社員雇用に限定せず、各人材が必要なスキル習得にチャレンジし、各人材が希望する最適な雇用形態を提供し、当社に必要な人材が確保できるよう、多様な働き方を推奨しています。
具体的には、個人のキャリア形成を柔軟に支援する環境整備を進めることや、テレワークやフレックスタイム制度を拡充しています。
また、退職後のキャリアを尊重しつつ、培った経験や知見を再びグループの成長に活かせるよう再雇用を柔軟に受け入れ、優秀な人材の定着(リテンション)と確保を図っております。
 くわえて、質の高い自己啓発や自己学習の時間を確保するための基盤として労働環境の整備を重視しており、グループ全体での業務効率化と適正な労務管理を徹底し、残業削減により創出した可処分時間を自律的な学び(リスキリング等)に充てられる環境の構築を推進しております。
 さらに、従業員エンゲージメントを重要指標と位置づけ、個社毎に定期的なスコアモニタリングを開始しました。
計測された課題に基づき職場環境を改善し、自発的貢献意欲を高め、生産性と定着率の向上を実現するための戦略を検討しております。
④ 指標と目標 人的資本に関するマテリアリティ対応計画の中の3つの具体的な取り組みについて、それぞれ以下の目標・指標を設定して推進しております。
本指標については、単年度の数値達成のみならず、過去3事業年度の推移(トレンド)をモニタリング・分析することで、「持続的な価値創造の源泉」としてモニタリングを行っております。
また、IFRSサステナビリティ開示基準の考え方に基づき、当社の競争力の源泉である「技術者」及び「グローバルに活躍できる人材」を重要な多様性グループと定義し、中長期的な企業価値向上への寄与を可視化に着手しました。
技術者数 第71期2025年12月期男性(名)345〔57〕女性(名)63〔24〕合計(名)408〔81〕(注) 当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含みます。
〔 〕は年間の平均臨時雇用者数を外数で記載しております。
(安全で健康な職場環境の整備) 2022年に策定したグループ方針のもと、従業員の心身の健康が生産性向上の基盤であると捉え、2024年は健康診断受診率の向上や食生活改善研修、運動イベントの開催など、健康経営指標の課題解決に向けた具体施策を実行いたしました。
また、職場環境の安全性を定量的に評価するため、以下の指標を継続的にモニタリングしております。
・主要指標と実績:○健康診断受診率(目標):100% 2023年12月期2024年12月期2025年12月期健康診断受診率(%)--93.2 ○労災度数率(目標):休業災害0件 2023年12月期2024年12月期2025年12月期労災度数率(%)3.051.451.45(注)1 万一の労働災害発生時における休業日数等の管理を徹底し、再発防止策の策定と職場環境の改善を迅速に行う体制を構築しております。
2 労災度数率ついて、テイボーグループ(テイボーホールディングス、テイボー及びその子会社、浜松メタルワークス)を対象としております。
3 健康診断受診率(目標)について、2025年12月期よりグループ共通定義による一元管理へ移行し、集計を開始いたしました。
これに伴い、比較可能性を担保する観点から、前年度以前については「-」としております。
(グループを牽引する未来志向で優秀な人材を育てるための環境整備) 当社グループは、No.1/Only1を創造し続けるため、既存技術の承継と新規事業創出(DX・グローバル)を両立させる戦略として、「技術者」の専門性向上と、国籍を問わず「グローバルに活躍できる人材」の育成を最優先の人材投資領域と位置づけております。
・人材教育方針と投資実績:2026年度研修時間(目標):17.5時間 2023年12月期2024年12月期2025年12月期1人当たり年間研修時間(時間)目標22.422.822.0実績1816.421.6(注) テイボーの子会社(2社)及びAlphaThetaの子会社(4社)は除いて集計しております。
・分析と次期施策: 2025年度の研修時間は目標に対し未達となりましたが、教育投資額については計画に基づき着実に実行しております。
今後は単なる時間の計測に留まらず、各事業会社の特性に応じた専門教育(テイボーにおける技術承継、AlphaThetaにおけるデジタル・リスキリング等)の質的向上を図ります。
また、教育と付加価値向上の関連性を見える化し、投資家への積極的な情報開示に努めてまいります。
(多様な価値観の尊重と柔軟な働き方の推進) 2022年に設定したグループ共通指標に基づき、国籍や性別を問わない「能力主義」の徹底と「柔軟な働き方」を推進し、多様な働き方のモニタリングを継続しております。
 なお、当社は人的資本経営及び健康経営への積極的な取り組みが評価され、2026年3月、健康経営優良法人2026(中小規模法人部門「ネクストブライト1000」)に選定されました。
これは、当社が主導する多様な働き方の推奨や、業務効率化による自律的な学習時間の創出といった一連の施策が、客観的にも優れた実践事例として認められた成果であると認識しております。
 今後も本選定をさらなる高度化への契機とし、従業員一人ひとりの活力向上と組織の活性化をさらに加速させ、グループ全体の持続的な企業価値向上に努めてまいります。
2026年度においても、各指標の継続的なモニタリングを通じて、従業員が責任をもって自律的に業務に取り組むことができる、エンゲージメントの高い開かれた職場環境の構築を目指してまいります。
2023年12月期2024年12月期2025年12月期有給休暇取得率52.8%71.0%68.9%テレワーク実施率88.8%85.5%84.9%育児休業取得率(全従業員)62.5%72.7%67.5%育休平均取得日数(全従業員)122.4日93.4日73.4日介護休業取得率0.3%0.0%0.0%障がい者雇用率テイボー 2.3%AlphaTheta 1.85%テイボー 3.0%AlphaTheta 1.7%テイボー 2.7%AlphaTheta 1.5%定年再雇用率100%100%100%(注)1 障がい者雇用率は内国法人で「障害者の雇用の促進に関する法律」の雇用義務のある会社を対象とし、算定は同法に基づき算出したものであります。
特に個社名の記載のない項目は、連結グループの合算ベースで算出しております。
2 男性労働者の育児休業取得率の詳細は、「第1 企業の概況 5 従業員の状況」をご参照ください。
戦略 ② 戦略 当社グループの存在意義は、事業を通じて「社会と人々に豊かさを」を提供し続けることです。
これを実現していくために、当社グループが注力すべきサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定し、中長期戦略に組み込んで具体的な取り組みと目標を設定し、事業を通じて実行しております。
 新たに策定した「中期経営計画 FY30」においても、2030年に向けた全社方針としてサステナビリティ経営及び人的資本経営の推進を掲げております。
サステナビリティ重要課題への取り組み推進及び「人的資本の最大化」を追求し、持続的な事業成長を実現していくことを目指しております。
 当社グループでは、人的資本の最大化を支える基盤として、多様な人材が能力を発揮できる職場づくりを「社内環境整備」における重要事項と捉えております。
現在、グループ共通の「社内環境整備方針」の策定を検討しており、具体的な取組については、後記「(3)人的資本に関する取り組み ②戦略」に記載のとおり、自律的な成長を促す環境整備を先行して推進しております。
 サステナビリティ重要課題に対して、個別に策定した各種方針は以下のとおりです。
・コーポレートガバナンス基本方針・コンプライアンス基本方針・品質管理方針・調達方針・調達ガイドライン・人権方針・人材育成方針・健康経営方針・情報セキュリティ方針・腐敗・贈収賄防止方針・責任ある鉱物調達方針 詳細は、当社ホームページに公表しております。
(https://www.noritsu.co.jp/sustainability/)
指標及び目標 ④ 指標及び目標 当社グループは特定したマテリアリティに取り組むために、年度毎に目標を定めた「マテリアリティ対応計画」を策定し、グループ全体で取り組みを推進しております。
対応計画はグループのサステナビリティ推進体制のもとで進捗管理を行っております。
<事業を通じた社会・人々への貢献> <事業を支える基盤の構築>
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ② 戦略 当社グループは、2021年10月に特定した人的資本に関するマテリアリティ「一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」に基づいております。
ノーリツ鋼機は「方針」の更なる具体化を検討しており、かつ「人材育成の方針」及び「社内環境整備の考え方」を定量すべくKPIを設定して進捗をモニタリングしております。
今後、人的資本経営の高度化に合わせ、これらを体系化した方針の策定を検討してまいります。
 人材育成の方針は当社及び当社グループの将来価値を実現する人材確保を目的としたものであり、当社の競争優位性の源泉である「技術者」の確保については、中途採用の強化のみならず、高度な専門スキルを持つ部人材の積極的な登用を含めた多様なルートでの人材獲得に注力しております。
あわせて、技術者が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、開発環境の高度化といった職場環境の整備を推進するとともに、専門性を深化させるリスキリングや中長期的なキャリア形成を支援する体制を構築することで、個人の成長と組織の競争力強化を同時に実現することに努めております。
下記、当社及び当社グループの人材育成方針と内部環境整備の方針となります。
[ 人材育成の考え方(人材育成方針) ] 当社グループは、No.1/Only1を創造し続けるため、各事業の特性を踏まえ、必要とされる高度な専門性の向上に向けた人材育成の機会を提供しています。
・テイボー:祖業から続く独自の微細加工技術を次世代へ承継するため、熟練技能の形式知化と、技術者の多能工化を推進し、製造現場の強靭化を図ります。
・AlphaTheta:世界のDJ文化を牽引する創造性を維持するため、最新のデジタル技術やソフトウェア開発スキルのリスキリングを強化し、市場変化を先取りするイノベーション人材を育成します。
同時に、国籍や拠点に捉われず、個々の専門性や貢献を適正に認めるグローバル基準での公平な評価基盤を構築し、多様な才能が最大限に発揮される組織づくりを推進します。
・JLab:変化の速いグローバル市場での成長を加速させるため、マーケティング能力やグローバル・マネジメントスキルの向上に重点を置いた教育プログラムを実施しています。
[ 内部環境整備の方針 ] 内部環境の整備に関しては、具体的な指標をもとに管理をしており、詳細は「④指標と目標」にて説明しております。
[ 人的資本経営の戦略における今後の高度化に向けて ] 現在、新中期経営計画「FY30」の進展に合わせ、人的資本経営戦略のさらなる高度化を目指しております。
具体的には、可視化した戦略の説明や、人的資本への投資が将来の財務価値に与える影響の分析について検討を進めており、今後、一層具体的な戦略の説明に向けた準備を進めております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ④ 指標と目標 人的資本に関するマテリアリティ対応計画の中の3つの具体的な取り組みについて、それぞれ以下の目標・指標を設定して推進しております。
本指標については、単年度の数値達成のみならず、過去3事業年度の推移(トレンド)をモニタリング・分析することで、「持続的な価値創造の源泉」としてモニタリングを行っております。
また、IFRSサステナビリティ開示基準の考え方に基づき、当社の競争力の源泉である「技術者」及び「グローバルに活躍できる人材」を重要な多様性グループと定義し、中長期的な企業価値向上への寄与を可視化に着手しました。
技術者数 第71期2025年12月期男性(名)345〔57〕女性(名)63〔24〕合計(名)408〔81〕(注) 当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含みます。
〔 〕は年間の平均臨時雇用者数を外数で記載しております。
(安全で健康な職場環境の整備) 2022年に策定したグループ方針のもと、従業員の心身の健康が生産性向上の基盤であると捉え、2024年は健康診断受診率の向上や食生活改善研修、運動イベントの開催など、健康経営指標の課題解決に向けた具体施策を実行いたしました。
また、職場環境の安全性を定量的に評価するため、以下の指標を継続的にモニタリングしております。
・主要指標と実績:○健康診断受診率(目標):100% 2023年12月期2024年12月期2025年12月期健康診断受診率(%)--93.2 ○労災度数率(目標):休業災害0件 2023年12月期2024年12月期2025年12月期労災度数率(%)3.051.451.45(注)1 万一の労働災害発生時における休業日数等の管理を徹底し、再発防止策の策定と職場環境の改善を迅速に行う体制を構築しております。
2 労災度数率ついて、テイボーグループ(テイボーホールディングス、テイボー及びその子会社、浜松メタルワークス)を対象としております。
3 健康診断受診率(目標)について、2025年12月期よりグループ共通定義による一元管理へ移行し、集計を開始いたしました。
これに伴い、比較可能性を担保する観点から、前年度以前については「-」としております。
(グループを牽引する未来志向で優秀な人材を育てるための環境整備) 当社グループは、No.1/Only1を創造し続けるため、既存技術の承継と新規事業創出(DX・グローバル)を両立させる戦略として、「技術者」の専門性向上と、国籍を問わず「グローバルに活躍できる人材」の育成を最優先の人材投資領域と位置づけております。
・人材教育方針と投資実績:2026年度研修時間(目標):17.5時間 2023年12月期2024年12月期2025年12月期1人当たり年間研修時間(時間)目標22.422.822.0実績1816.421.6(注) テイボーの子会社(2社)及びAlphaThetaの子会社(4社)は除いて集計しております。
・分析と次期施策: 2025年度の研修時間は目標に対し未達となりましたが、教育投資額については計画に基づき着実に実行しております。
今後は単なる時間の計測に留まらず、各事業会社の特性に応じた専門教育(テイボーにおける技術承継、AlphaThetaにおけるデジタル・リスキリング等)の質的向上を図ります。
また、教育と付加価値向上の関連性を見える化し、投資家への積極的な情報開示に努めてまいります。
(多様な価値観の尊重と柔軟な働き方の推進) 2022年に設定したグループ共通指標に基づき、国籍や性別を問わない「能力主義」の徹底と「柔軟な働き方」を推進し、多様な働き方のモニタリングを継続しております。
 なお、当社は人的資本経営及び健康経営への積極的な取り組みが評価され、2026年3月、健康経営優良法人2026(中小規模法人部門「ネクストブライト1000」)に選定されました。
これは、当社が主導する多様な働き方の推奨や、業務効率化による自律的な学習時間の創出といった一連の施策が、客観的にも優れた実践事例として認められた成果であると認識しております。
 今後も本選定をさらなる高度化への契機とし、従業員一人ひとりの活力向上と組織の活性化をさらに加速させ、グループ全体の持続的な企業価値向上に努めてまいります。
2026年度においても、各指標の継続的なモニタリングを通じて、従業員が責任をもって自律的に業務に取り組むことができる、エンゲージメントの高い開かれた職場環境の構築を目指してまいります。
2023年12月期2024年12月期2025年12月期有給休暇取得率52.8%71.0%68.9%テレワーク実施率88.8%85.5%84.9%育児休業取得率(全従業員)62.5%72.7%67.5%育休平均取得日数(全従業員)122.4日93.4日73.4日介護休業取得率0.3%0.0%0.0%障がい者雇用率テイボー 2.3%AlphaTheta 1.85%テイボー 3.0%AlphaTheta 1.7%テイボー 2.7%AlphaTheta 1.5%定年再雇用率100%100%100%(注)1 障がい者雇用率は内国法人で「障害者の雇用の促進に関する法律」の雇用義務のある会社を対象とし、算定は同法に基づき算出したものであります。
特に個社名の記載のない項目は、連結グループの合算ベースで算出しております。
2 男性労働者の育児休業取得率の詳細は、「第1 企業の概況 5 従業員の状況」をご参照ください。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
(1) 基本的な考え方 当社グループは、リスクを事業計画の進捗を阻む可能性のあるものと捉え、経営と事業に影響を及ぼす可能性のあるリスク要因につき、それぞれのリスクの発生可能性と当社グループに対する影響度を評価したうえで、重要リスクを特定しています。
特定した重要リスクについて、リスク発生要因の分析と発生防止の取り組みを推進する一方、回避できないリスクに関しては個別に検討を行い、的確な管理と影響の低減を図っています。
 当社グループは、「ものづくり」分野において、事業機会創出・拡大と収益力の強化に取り組んでおります。
事業計画策定及び投資にあたっては、既存分野の強化、成長分野への投資・育成、新技術や新素材の開発、市場拡大・市場創造等への取り組み等、事業セグメント毎に細かな方針・目標を設定し、その進捗管理を行っておりますが、予期せぬ事態の発生により、計画どおりに進捗しなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクにつきましては、事業計画の達成状況について定期的に分析することでモニタリングを実施し、改善を図っております。
また災害時事業継続計画(BCP)等により事業環境の変化に対応する体制を整え事業継続・計画達成に努めております。
 なお、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、「(3) 重要なリスク」に記載のとおりであり、文中の将来に関する事項は、特段記載のないものは有価証券報告書提出日(2026年3月19日)現在において当社グループが判断したものであります。

(2) リスクマネジメント体制 当社では、代表取締役CEOをリスク管理統括責任者とするリスク管理統括委員会を設置し、全社的な視点で各種リスク・危機に関する事案を総合的に管理しています。
また、リスクが発現した場合に速やかな初動対応をとることができるよう、事業継続計画(BCP)を策定するとともに、従業員の危機管理の指針となる各種マニュアルを整備しています。
さらに、グループ全体のリスク管理の高度化を図るため、グループ各社にリスク管理委員会を設置してリスク管理に関わる諸事案を審議し、対応策を講じています。
 なお、リスクマネジメントの運用プロセスとしましては、年度ごとにグループ各社にてリスクの分析・評価等の見直しとその対応策の確認を行い、リスクマネジメントのPDCAを回しております。
また、グループ全体としてはリスク管理統括委員会がグループ各社で抽出された重要なリスクについて審議、評価、モニタリングを実施しグループ全体のリスクマネジメントを行っております。
(3) 重要なリスク① 為替の影響について(発生可能性:大  影響度:中) 当社グループの連結売上収益に占める海外売上収益の割合は、2024年12月期91.2%、2025年12期91.5%となっております。
そのため、為替の変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクについては非常に多種多様なファンダメンタルズに影響を受けるため、顕在化する時期について予想が困難であります。
現時点では主として本邦通貨建を中心に取引を行うこと及び債権債務の通貨の組み合わせによるナチュラルヘッジを用い、当該リスクについて対策しております。
リスク分析については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.金融商品 
(2) 財務上のリスク管理方針 ① 為替リスク管理」をご参照ください。
② カントリーリスクについて(発生可能性:中  影響度:中) 当社グループの事業は、世界に販路を拡大しております。
当社グループが事業活動をしている様々な市場における景気後退やそれに伴う需要の縮小、あるいは海外各国における予期せぬ事故、法規制等の変更により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、海外売上規模については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 5.事業セグメント (5) 地域ごとの情報」をご参照ください。
各事業体が日常的に取引先とコミュニケーションを行うことにより、業務フローを通じて当該リスク管理を行っております。
③ 取引先の与信リスクについて(発生可能性:小  影響度:中) 当社グループは、新たな成長分野における事業機会を模索する中、各業域における新たな取引先の開拓を積極的に行っております。
すべてのセグメントにおいて、取引先の個別与信の判断及び各業域の取引慣行等の事業ノウハウを習得しておりますが、景気後退等による不測の取引先の倒産等が発生することで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクが顕在化する時期については個別事情によるところがあり予想が困難でありますが、すべての営業債権についてグループ方針に則り予想信用損失を引き当てております。
詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.金融商品 
(2) 財務上のリスク管理方針 ④ 信用リスク管理」をご参照ください。
④ 生産活動について(発生可能性:中  影響度:大) 当社グループで生産している製品の多くは、国内の工場及びアジア拠点の委託先において生産を行っております。
そのため、天災や人災等により工場設備に著しい被害が生じた場合、又は、甚大かつ広域的に発生した大震災の影響で電力需給問題等が生じた場合、生産活動に支障を来す、又は、生産活動ができなくなる可能性があることを認識しております。
これらの工場における生産活動の停滞や本社工場の復旧費用等は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、災害時には各社の事業継続計画書に基づき適切な対応が行えるよう体制を整備しております。
設備への影響の程度については、「第3 設備の状況」をご参照ください。
⑤ サイバーリスクについて(発生可能性:小  影響度:大) 当社グループは、様々な事業活動を通じて、顧客や取引先の個人情報あるいは機密情報を入手することがあります。
サイバー攻撃等の予測しない不正アクセス等により、顧客情報や当社グループの機密情報が漏洩し、また、その漏洩した情報が悪用された場合、顧客の経済的・精神的損害に対する損害賠償等が発生する可能性があります。
さらに顧客情報の漏洩等が当社グループの信用低下や企業イメージの悪化につながることで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクについては発生時期の予想は困難でありますが、当社グループでは情報セキュリティポリシーを制定し、ネットワークセキュリティの強化、監視・管理体制の強化、全従業員を対象とした情報セキュリティ教育、標的型攻撃メール訓練等の継続実施など安全性及び信頼性に万全の対策を講じるとともに、特に関連性の高い傘下のグループ会社では「プライバシーマーク」を取得する等個人情報保護に努めております。
⑥ 特許及びその他の知的財産について(発生可能性:小  影響度:中) 当社グループが研究開発及び生産活動を行う中で様々な知的財産権にかかわる技術を使用しており、それらの知的財産権は当社グループが所有しているもの、あるいは適法に使用許諾を受けたもの等であると認識しておりますが、当社グループの認識の範囲外で第三者から知的財産権を侵害したと主張され、係争等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクにつきましては、商品開発及び設計にあたっての第三者の知的財産権調査の実施、非侵害の主張やライセンス条件等の交渉・訴訟対応に備え、経験豊富な弁護士と連携し、事案の内容に応じて適切に対応する体制を整えています。
⑦ 企業買収について(発生可能性:中  影響度:中) 当社グループは、成長戦略実現のため、今後も積極的に企業買収を実施する予定です。
企業買収にあたり、対象となる企業の資産内容や事業状況についてデューディリジェンス(適正価値精査)を実施し、事前にリスクを把握しております。
しかしながら、事業環境や競合状況の変化等に伴って当社グループが期待する利益成長やシナジー効果が目論見どおりに実現できない可能性があり、また今後予期しない債務又は追加投入資金等が発生する可能性があり、これらが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクにつきましては発生時期の予想は困難でありますが、定期的なモニタリングを通じ、最重要会議体にて適宜報告・議論を行う体制をとり、リスクに備えております。
また、発生の兆候が認識された際は、適切な測定手続きを通じて、適正に財務諸表に反映する体制をとっております。
業務執行と監督の体制は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」を、リスクが顕在化したときの影響額については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 11.のれん及び無形資産」をご参照ください。
⑧ のれんについて(発生可能性:中  影響度:中) 当社グループは、企業買収に伴い発生した相当額ののれんを計上しております。
当社グループは、当該のれんにつきまして、それぞれの事業価値及び事業統合による将来のシナジー効果が発揮された結果得られる将来の収益力を適切に反映したものと考えておりますが、事業環境や競合状況の変化等により期待する成果が得られない場合、減損損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
リスクの発生時期、対策、規模等については上記「⑦ 企業買収について」をご参照ください。
⑨ サプライチェーンに関するリスク(発生可能性:中  影響度:大) 当社グループは生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。
当社グループが調達先から購入する原材料や仕入商品の価格やリードタイムは、世界的な需給動向や輸送環境の動向による影響を受けており、これらの要因が長期にわたる混乱に及んだ場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクの発生時期を見積ることは困難ですが、当社グループは、代替部品の検討、製品設計や調達先の多角化、また製品への適正な価格転嫁などにより、需給動向や輸送環境の動向の変動リスクの低減に取り組んでおります。
また、社会的要請により、サプライチェーン上の人権状況のチェックや、環境への配慮について、より高度な対応が求められており、調達先に対応の不備があれば、原材料や仕入商品の調達停止による当社グループの財政状態及び経営成績への影響だけでなく、社会的評価が悪影響を受ける可能性もあります。
当該不備によるリスクが顕在化する時期を見積ることは困難ですが、当社グループはサステナビリティの取り組みの中で、サプライチェーン管理体制の構築を通じ、リスクの低減に向けた活動を推進しております。
詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) 当社グループのサステナビリティの考え方及び取組 ④ 指標及び目標 <事業を通じた社会・人々への貢献> 環境・社会に配慮したサプライチェーン体制を整備」に記載のとおりであります。
⑩ 気候変動に関するリスク(発生可能性:中 影響度:中) 当社グループは気候変動への対策を重要課題(マテリアリティ)の1つとして掲げ、2022年10月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。
TCFD提言に沿って、事業に与えるリスク・機会を把握し経営戦略へ反映させるとともに、情報開示を進め、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成長を目指してまいります。
気候変動が事業に与えるリスク・機会に対し当社グループのレジリエンス性の強化や新たな戦略の検討を目的として、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIEA(国際エネルギー機関)が公表する「1.5℃~2℃シナリオ」と「4℃シナリオ」を用い、シナリオ分析を行いました。
また、定量分析では2030年に想定される財務影響を試算しました。
 1.5℃シナリオでは、脱炭素社会への移行に向けた政策や規制が強化されることにより、対応コストが増加、発生することが想定されます。
 4℃シナリオでは、異常気象の激甚化や平均気温の上昇等により対応コストが増加、発生することが想定されます。
 詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 
(2) 気候変動への対応」に記載のとおりであります。
⑪ 人権に関するリスク(発生可能性:小  影響度:中) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、また、生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。
当社グループでは、人権尊重をすべての活動の基本原則と考え、人権尊重の取り組みをグループ全体で推進しその責務を果たすための人権方針を策定し、人権尊重の取り組みをグループ全体で推進しておりますが、当社グループ又はサプライチェーン等の取引先の事業活動が人権への負の影響を引き起こしている場合、レピュテーションの悪化による社会的信用の低下により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、当社グループの人権方針に基づき、調達ガイドラインの制定及び社内外のステークホルダーを対象とした「グループ救済窓口」を設置し、グループ全役員・従業員に対しての教育、研修、またサプライヤー等の事業に関わるビジネスパートナーへ本方針の理解と実行を促す働きかけを実施し人権尊重に努め、人権への負の影響を引き起こすリスクを回避しています。
また、人権デュー・デリジェンスの仕組みの構築と継続的な実施、当社グループの調達方針に基づき人権・労働環境・安全衛生に配慮した調達活動を推進しています。
万が一、人権に対する負の影響を引き起こした、又は助長したことが明らかになった場合は、適切な手段を通じて救済に取り組む方針です。
詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) 当社グループのサステナビリティの考え方及び取組 ④ 指標及び目標 <事業を支える基盤の構築> 一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」に記載のとおりであります。
⑫ 人材に関するリスク(発生可能性:小  影響度:中) 労働力人口の減少による働き手の不足、及び人材の流動性の高まり、 キャリアに関する価値観の多様化等により、先端技術を保有する人材、希少なスキルや経験を持つ人材を含めた必要な能力を有する人材の獲得競争の激化・人材確保の環境が変化しております。
このような環境下において、人材から選ばれる人的資本経営の実行がより重要であります。
必要な人材の確保・維持ができない場合や有能な社員の離職転職、人材採用の遅滞等が発生した場合には、業務の停滞・遅延等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、グループ全体の重要課題として捉え、サステナビリティ委員会を中心に、課題認識に対する基本方針を制定し、グループ各社の人事部門が主管となり課題対応を行い、リスクの適切な管理と低減に努めております。
詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本に関する取り組み」に記載のとおりであります。
⑬ コンプライアンスに関するリスク(発生可能性:小  影響度:中) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、国内外の法令、規制に準拠しております。
当社グループでは、コンプライアンス基本方針を制定し、遵法経営の徹底とコンプライアンス意識向上を目的としコンプライアンス委員会を設置しておりますが、万が一予期せず当社グループが法令又は規制を遵守できなかった場合や不正、社内規程に違反した行為が行われた場合、当社グループの社会的信用やブランド価値の毀損また課徴金等によるコストの増加により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクの発生時期の予想は困難ではありますが、コンプライアンス基本方針、行動規範並びに腐敗・贈収賄防止方針の下、当社グループ全体を対象としたコンプライアンス研修を年1回以上実施しコンプライアンスに対する意識の向上と定着を図り、また、コンプライアンス上の課題や再発防止策等について定期的にコンプライアンス委員会にて審議を行うなど未然防止活動を推進しております。
また、法令違反やコンプライアンス等に関する事実についての社内報告体制として、内部通報制度運用規程に基づき運用を行っております。
詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。
⑭ 自然災害に関するリスク(発生可能性:中  影響度:大) 当社グループは、グローバルに事業を展開し、また、生産に使用する様々な原材料・部品等を国内外の調達先から購入しております。
近年、世界的気候変動による大規模な台風・洪水・森林火災等の災害や日本国内での巨大地震の発生リスクが高まっています。
当社グループが事業活動を展開する国や地域において、大洪水、地震等の自然災害が発生した場合には、設備の損壊、電力・水・ガス等の供給停止、公共交通機関や通信手段の停止また人的被害等により生産及び出荷の遅延・停止など事業運営に重大な支障を来たし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、当社グループでは、災害・事故等の発生時の事業の継続性を確保するため事業継続計画(BCP)を策定、またその見直しを継続的に実施し、災害発生時の対応に備えた危機管理体制を整備、毎年、全従業員を対象とした防災訓練等を実施し、当該リスクに備えております。
⑮ 法規制・規格等の変更リスク(発生可能性:中 影響度:小) 当社グループの製品である建築材料等は、建築基準法をはじめ耐震補強基準にかかる諸法令、消防法などの多岐にわたる法規制や公的規格の適用を受けています。
これらの法規制や規格は、安全性や環境性能の向上、あるいは技術革新に伴い、随時改正・厳格化される可能性があります。
特に大規模な地震災害の発生や社会的な安全意識の高まりを受け、耐震基準や防火基準が抜本的に見直される可能性があります。
法規制や規格の変更により、既存製品の仕様変更や新たな性能評価試験の受審、生産設備の改修が必要となった場合、研究開発費や設備投資額が増大する可能性があります。
当該リスクについては発生の時期の予想は困難でありますが、当社グループでは関連省庁や業界団体からの最新情報を常時収集し、法改正の動向を早期に把握する体制を整えております。
また、認証の維持・管理や外部機関による評価試験を計画的に実施することで、コンプライアンスの徹底と製品の信頼性確保に努めております。
さらに、法改正を先取りした高付加価値製品の開発を推進することで、規制強化を事業機会へとつなげる戦略をとっております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
 当社グループは、資本市場における財務諸表の国際的な比較可能性の向上及びグループ内での会計処理の統一等を目的とし、2016年3月期から従来の日本基準に替えてIFRS会計基準を任意適用し、連結財務諸表を作成し開示しております。
(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況(単位:百万円) 前連結会計年度(2024年12月31日) 当連結会計年度(2025年12月31日) 対前連結会計年度増減率(%)資産合計299,368 301,798 0.8 流動資産135,122 141,928 5.0 非流動資産164,245 159,870 △2.7負債合計76,408 73,208 △4.2 流動負債37,798 39,220 3.8 非流動負債38,610 33,987 △12.0資本合計222,960 228,590 2.5 親会社の所有者に帰属する持分222,246 228,473 2.8 非支配持分713 116 △83.6 (資産、負債及び資本の状況) 当連結会計年度末の資産合計は3,017億98百万円となり、前連結会計年度末と比較して24億30百万円増加いたしました。
科目別の詳細は以下のとおりであります。
 流動資産は、68億5百万円の増加となりました。
これは主に現金及び現金同等物が45億42百万円増加したことによるものであります。
 非流動資産は、43億75百万円の減少となりました。
これは主に無形資産が29億8百万円、その他の金融資産が26億93百万円減少したことによるものであります。
 負債合計は31億99百万円の減少となりました。
これは主にその他の流動負債が22億60百万円増加し、仕入債務及びその他の債務が21億19百万円、借入金(流動・非流動)が44億8百万円減少したことによるものであります。
 資本合計は、56億29百万円の増加となりました。
これは主に配当金の支払82億78百万円、自己株式の取得20億21百万円があったものの、親会社の所有者に帰属する当期利益156億39百万円を計上したことによるものであります。
 資本の財源及び資金の流動性に関しては以下のとおりであります。
 当社グループでは、純有利子負債EBITDA倍率が3倍を超過しない範囲を目安として調達をコントロールしております。
 2026年12月期に計画している主な設備投資は、ものづくり(部品・材料)セグメントにおける生産設備の新設・更新と、ものづくり(音響機器関連)セグメントにおける自社工場稼働に係る生産設備等であります。
その他、提出日現在、大規模な投資計画については予定しておりません。
 なお、予期せぬリスクが顕在化した場合、短期的にも一定の影響を受ける可能性があるため、その対策として、当社グループは手元現預金を一定の水準で保っており、親子間の融資を機動的に実施できる体制にしております。
さらに当社及び一部の連結子会社は取引金融機関との間で短期借入枠を設定し、外部からの資金調達も可能な状態としております。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物のアロケーション及び借入枠の未使用残高は以下のとおりであります。
(国内会社保有分)    81,754百万円(海外子会社保有分)   15,645(借入枠の未使用残高)  24,141  当連結会計年度における事業の状況は、以下のとおりであります。
(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日) 当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 前年同期比売上収益106,539 119,223 12,684( 11.9%)事業EBITDA(注)124,283 25,726 1,442( 5.9%)営業利益(注)219,971 20,815 843( 4.2%)税引前当期利益20,437 21,949 1,512( 7.4%)親会社の所有者に帰属する当期利益16,120 15,639 △481(△3.0%)基本的1株当たり当期利益(円)(注)3150.54 146.95 △3.59(△2.4%)(注)1 事業EBITDA=営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)2 当連結会計年度よりIFRS第18号を早期適用しており、前連結会計年度の関連する数値については、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値を記載しております。
3 2025年7月1日付で1株につき3株の割合で株式分割を行いましたが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、基本的1株当たり当期利益を算定しております。
(売上収益) 「音響機器関連」事業においては、AlphaTheta株式会社(以下「ATC」という。
)、PEAG, LLC dba JLab(以下「JLab」という。
)ともに、順調に伸長いたしました。
新製品のローンチや、ブランド認知戦略が奏功した結果、販売が拡大し、増収となりました。
「部品・材料」事業においては、MIM事業は伸長いたしましたが、ペン先顧客の生産調整の影響を受け、前年同期に達しない結果となりました。
以上により、連結では、売上収益は1,192億23百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
(事業EBITDA) 上記のとおり売上収益は前年同期比11.9%増と増収となりましたが、研究開発費や体制強化などの先行投資は計画通りに行っており、事業EBITDAは257億26百万円(前年同期比5.9%増)となりました。
(営業利益) 事業EBITDAの伸長に伴い、営業利益は208億15百万円(前年同期比4.2%増)となりました。
(親会社の所有者に帰属する当期利益) 前連結会計年度における株式会社プリメディカの株式譲渡に伴う非継続事業からの当期利益の影響を受けるも、主に事業の伸長により、親会社の所有者に帰属する当期利益は156億39百万円(前年同期比3.0%減)となりました。
 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
 各セグメント別の売上収益は外部顧客への売上収益を記載しており、また、セグメント利益を表す事業EBITDAは営業利益±営業取引から発生した為替差損益±その他の営業収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)の計算式で算出しております。
(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日) 当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 前年同期比売上収益 事業EBITDA 事業EBITDAマージン(%) 売上収益 事業EBITDA 事業EBITDAマージン(%) 売上収益 事業EBITDA 事業EBITDAマージン(pt)ものづくり部品・材料11,975 3,270 27.3 11,744 2,778 23.7 △230 △491 △3.7 音響機器関連94,564 22,024 23.3 107,478 24,166 22.5 12,914 2,142 △0.8 合計106,539 25,294 23.7 119,223 26,945 22.6 12,684 1,650 △1.1全社費用 - △1,010 - - △1,218 - - △207 - a.ものづくり(部品・材料) 部品・材料事業の筆記カテゴリについては、国内顧客の生産調整の影響を受け、またコスメカテゴリにおいては、主に中国の需要の停滞の影響を受けました。
MIMカテゴリにおいては、主として輸送機器部品が順調に伸びましたが、ペン先カテゴリの減収を補うには至らず、トータルでは前年同期を下回り着地いたしました。
引き続き原価低減には取り組んでおりますが、材料費の高騰等により、売上収益は117億44百万円(前年同期比1.9%減)、事業EBITDAは27億78百万円(前年同期比15.0%減)と前年同期と比べ4億91百万円の減益となりました。
b.ものづくり(音響機器関連) 音響機器関連事業においては、ATCは前年同期における一過性の増収があったものの、プロ向けに加えてエントリー向けの製品の出荷が伸び、順調に伸長しました。
JLabにおいては、米国外での販路の拡大や製品カテゴリの拡充、ECでの販売が伸長し、増収となりました。
増収による利益の伸長はありますが、計画していた研究開発や設備投資、マーケティングコスト等の先行投資を実行しており、売上収益は1,074億78百万円(前年同期比13.7%増)、事業EBITDAは241億66百万円(前年同期比9.7%増)と前年同期と比べ21億42百万円の増益となりました。
② キャッシュ・フローの状況(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日) 当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)営業活動によるキャッシュ・フロー31,944 19,948投資活動によるキャッシュ・フロー1,051 △43財務活動によるキャッシュ・フロー△12,190 △15,886現金及び現金同等物の為替変動による影響額1,861 524現金及び現金同等物の増減額(△は減少)22,666 4,542現金及び現金同等物の期末残高92,856 97,399  当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前連結会計年度末に比べ45億42百万円増加し、973億99百万円となりました。
 なお、当連結会計年度よりIFRS第18号及びIFRS第18号の適用に伴うIAS第7号の改正を早期適用しており、前連結会計年度の関連する数値については、当該会計方針の変更を反映した遡及修正後の数値を記載しております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは199億48百万円の資金の増加となりました。
 表示科目単位での資金の増加の主な要因は、営業利益208億15百万円、減価償却費及び償却費59億8百万円となっております。
資金の減少の主な要因は、法人所得税費用の支払額56億43百万円となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは43百万円の資金の減少となりました。
 表示科目単位での資金の増加の主な要因は、その他の金融資産の売却及び償還による収入71億28百万円となっております。
資金の減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出18億50百万円、無形資産の取得による支出10億65百万円、その他の金融資産の取得による支出55億86百万円となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは158億86百万円の資金の減少となりました。
 表示科目単位での資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出45億20百万円、配当金の支払額82億78百万円、自己株式の取得による支出20億31百万円となっております。
③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:百万円)セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)前年同期比(%)ものづくり(部品・材料)11,842△0.4合計11,842△0.4(注)1 金額は標準的販売価格にて算出しております。
2 上記には非継続事業からの実績は含んでおりません。
b.仕入実績 ものづくり(音響機器関連)セグメントにおいては、ファブレス経営を実施しております。
 製造委託の仕入実績は、次のとおりであります。
(単位:百万円)セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)前年同期比(%)ものづくり(音響機器関連)42,1772.9合計42,1772.9 c.受注実績 当社グループは、受注生産方式の該当事項はありません。
d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:百万円)セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)前年同期比(%)ものづくり(部品・材料)11,744△1.9ものづくり(音響機器関連)107,47813.7合計119,22311.9(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 総販売実績に対する割合が10%を超える相手先はありません。
3 上記には非継続事業からの実績は含んでおりません。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」を目指し、事業活動を行っております。
当連結会計年度においても、コア事業である「ものづくり」事業の収益力・組織力の強化に集中的に取り組んでまいりました。
具体的には、「部品・材料」セグメントを営むテイボー、「音響機器関連」セグメントを営むAlphaTheta及びJLabそれぞれの基盤事業の収益力・キャッシュ創出力の向上を図ってまいりました。
当社グループは収益力・成長分野への投資実効性の指標として、事業EBITDAを重要な管理指標として結果を分析、評価しております。
その詳細は「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
2025年2月に公表した「中期経営計画 FY30」に基づき、2030年度までの経営目標達成に向けて各種施策を展開してまいります。
詳細については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営目標」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、「中期経営計画 FY30」において、財務方針としてROE10%の達成を目標といたしました。
次なるコア事業の獲得によるリターンと、株主還元の強化の二軸で目標達成に向けて活動してまいります。
中長期のキャピタルアロケーションと成長投資の内訳については、以下のとおりであります。
 引き続き、基盤事業の収益力を高め、成長分野に適切に投資し、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。
この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「2.作成の基礎 (3) 重要な会計上の見積り及び判断の利用」に記載しております。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 当社グループの研究開発活動につきましては、多様化するお客様のニーズに対応し、独自のノウハウとアイデアを盛り込んだ魅力ある商品開発を目的として、常に未来を見据え、果敢にチャレンジし、進化しつづける研究開発活動に注力しております。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は6,351百万円であり、主にものづくり(音響機器関連)セグメントにおいて発生しております。
 なお、研究開発費の総額に受託研究等の金額はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度の設備投資の総額は、2,981百万円となりました。
これは主に、ものづくり(部品・材料)セグメントに属するテイボー株式会社及び浜松メタルワークス株式会社の生産能力増強に伴う設備投資、ものづくり(音響機器関連)セグメントに属するAlphaTheta株式会社のソフトウェアの構築によるものであります。
 なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
なお、IFRS会計基準に基づく帳簿価額にて記載しております。
(1) 提出会社2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)使用権資産ソフトウェアその他合計本社(東京都港区)全社(共通)事務所21--( - )70-39618〔3〕
(2) 国内子会社2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)使用権資産ソフトウェアその他合計テイボー株式会社都田技術センター(静岡県浜松市浜名区)ものづくり(部品・材料)生産設備1,364590886(30,766.00)--1342,975280〔38〕テイボー株式会社本社(静岡県浜松市中央区)ものづくり(部品・材料)事務所186191514(10,350.00)14547960151〔30〕浜松メタルワークス株式会社本社工場(静岡県浜松市浜名区)ものづくり(部品・材料)生産設備1,2461,089287(13,370.00)126742,726101〔52〕AlphaTheta株式会社本社(神奈川県横浜市西区)ものづくり(音響機器関連)事務所36551-( - )2,2331,1273494,126458〔103〕 (3) 在外子会社2025年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)使用権資産ソフトウェアその他合計泰宝制筆材料(常熟)有限公司本社(中国江蘇省)ものづくり(部品・材料)生産設備2246-( - )18-527326〔13〕AlphaTheta Music Americas, Inc.本社(アメリカカリフォルニア州)ものづくり(音響機器関連)事務所212-( - )33-5110034〔5〕AlphaTheta EMEA Limited本社(イギリスロンドン市)ものづくり(音響機器関連)事務所146-( - )218--26681〔19〕AlphaTheta Technology Vietnam Co.,Ltd.本社工場(ベトナムドンナイ省)ものづくり(音響機器関連)生産設備-7-( - )178-17636122〔-〕PEAG, LLC dba JLab本社(アメリカカリフォルニア州)ものづくり(音響機器関連)事務所68--( - )2862013751396〔-〕PEAG, LLC dba JLab物流倉庫(アメリカアリゾナ州)ものづくり(音響機器関連)倉庫140--( - )732-39911-〔-〕(注)1 帳簿価額のうち「ソフトウェア」にはソフトウェア仮勘定を含んでおります。
2 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含んでおります。
3 現在休止中の主要な設備はありません。
4 従業員数の〔 〕は年間の平均臨時雇用者数を外数で記載しております。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等 重要な設備の新設等の計画は以下のとおりであります。
会社名事業所名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了テイボー株式会社静岡県浜松市中央区ものづくり(部品・材料)ペン先事業の設備更新52014自己資金2025年10月2026年6月(注)浜松メタルワークス株式会社静岡県浜松市浜名区ものづくり(部品・材料)MIM事業の増産設備投資223-自己資金2025年4月2026年6月(注)AlphaTheta Technology Vietnam CO., Ltd.ベトナムドンナイ省ものづくり(音響機器関連)生産設備の投資1,516244自己資金2025年5月2027年12月(注)(注)完成後の増加能力につきましては、合理的な算出が困難なため、その記載を省略しております。

(2) 重要な設備の除却等 経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
研究開発費、研究開発活動6,351,000,000
設備投資額、設備投資等の概要2,981,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況41
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況3
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況9,867,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標1
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標0

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社及び当社グループは、株式の価値変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とするいわゆる純投資目的の株式は保有しておりません。
純投資以外を目的とするいわゆる政策保有株式については、当社グループの経営方針に照らして、当社と被保有企業の双方において企業価値向上に資するものに限定しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社では、取締役会において1年に1度を目処に、当社グループが保有する政策保有株式の個別銘柄について、保有目的、取引関係、投資効果等を総合的に検証し、保有の適否を判断しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式9811非上場株式以外の株式313,889 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式1500当社グループの中長期的な企業価値向上に資する関係性を維持するため。
非上場株式以外の株式11,922持分比率の低下により、持分法適用の範囲から除外したため、当事業年度において持分法適用会社株式から異動しております。
 (注)株式の併合、株式の分割、株式移転、株式交換、合併等の組織再編成等で株式数が変動した銘柄を含めておりません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式13,987 (注)株式の併合、株式の分割、株式移転、株式交換、合併等の組織再編成等で株式数が変動した銘柄を含めておりません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社JMDC2,976,2544,283,354事業ポートフォリオの再編に伴い、過年度に子会社株式の一部を譲渡したことにより、投資株式として保有しております。
今後については市場環境等を鑑み段階的に売却の方針です。
無11,86016,816キッズウェル・バイオ株式会社9,471,832-持分比率の低下により、持分法適用の範囲から除外したため、当事業年度において持分法適用会社株式から異動しております。
今後については市場環境等を鑑み段階的に売却の方針です。
無1,922-NANO MRNA株式会社750,000750,000吸収合併した子会社が、取引関係の円滑化のために保有しておりましたが、事業ポートフォリオの再編により保有意義が薄まったため、過年度に一部を売却いたしました。
今後についても市場環境等を鑑み段階的に売却の方針ですが、具体的な日程については決まっておりません。
無106110
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社9
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社811,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社13,889,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社500,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,922,000,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3,987,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社750,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社106,000,000
株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社当社グループの中長期的な企業価値向上に資する関係性を維持するため。
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社持分比率の低下により、持分法適用の範囲から除外したため、当事業年度において持分法適用会社株式から異動しております。
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社NANO MRNA株式会社
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社吸収合併した子会社が、取引関係の円滑化のために保有しておりましたが、事業ポートフォリオの再編により保有意義が薄まったため、過年度に一部を売却いたしました。
今後についても市場環境等を鑑み段階的に売却の方針ですが、具体的な日程については決まっておりません。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2025年12月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
西本興産株式会社和歌山県和歌山市西高松一丁目3-144,98241.88
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂一丁目8-110,3839.66
西本 佳代東京都港区6,0055.59
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8-125,5135.13
岩切 隆吉東京都港区1,8771.74
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南二丁目15-1)1,5981.48
JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内二丁目7-31,3621.26
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南二丁目15-1)1,1351.05
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)BANKPLASSEN 2, 0107 OSLO 1 OSLO 0107 NO(東京都新宿区新宿六丁目27-30)1,1001.02
HSBC BANK PLC A/C M AND G (ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND(常任代理人 香港上海銀行東京支店)8 CANADA SQUARE, LONDON E14 5HQ(東京都中央区日本橋三丁目11-1)9970.92計-74,95569.79(注)1.当社は自己株式1,421千株を保有しておりますが、上記の大株主からは除外しております。2.前事業年度末において主要株主であった株式会社サンクプランニングは、2025年4月1日付にて
西本興産株式会社に吸収合併され保有する当社株式が継承されたため、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。3.前事業年度末において主要株主でなかった
西本興産株式会社は、2025年4月1日付にて株式会社サンクプランニングを吸収合併し保有する当社株式を継承したため、当事業年度末現在では主要株主となっております。
株主数-金融機関22
株主数-金融商品取引業者26
株主数-外国法人等-個人35
株主数-外国法人等-個人以外229
株主数-個人その他9,349
株主数-その他の法人82
株主数-計9,743
氏名又は名称、大株主の状況HSBC BANK PLC A/C M AND G (ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND(常任代理人 香港上海銀行東京支店)
株主総利回り3
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
 該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式163478,574当期間における取得自己株式--(注)1 2025年7月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。
当事業年度における取得自己株式の内訳は、株式分割前77株、株式分割後86株であります。
2 当期間における取得自己株式には、2026年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-2,000,000,000

Audit

監査法人1、連結PwC Japan有限責任監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年3月18日 ノーリツ鋼機株式会社 取締役会 御中 PwC Japan有限責任監査法人  東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士加藤 正英 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士櫻井  敬 <連結財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているノーリツ鋼機株式会社の2025年1月1日から2025年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結財務諸表注記について監査を行った。
 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条により規定された国際会計基準に準拠して、ノーリツ鋼機株式会社及び連結子会社の2025年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
強調事項1.【連結財務諸表注記】
2.作成の基礎(6)会計方針の変更に記載のとおり、会社グループは、当連結会計年度より国際財務報告基準第18号「財務諸表における表示及び開示」を早期適用している。
2.【連結財務諸表注記】
40.後発事象(取得による企業結合)に記載のとおり、会社は、2026年1月15日開催の取締役会において、センクシア株式会社のすべての株式を取得することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結した。
また、2026年2月2日付で当該株式を取得した。
3.【連結財務諸表注記】
40.後発事象(多額な資金の借入)に記載のとおり、会社は、センクシア株式会社の株式を取得するため、2026年2月2日に当座貸越契約を締結し、同日付で50,000百万円の資金調達を実施した。
4.【連結財務諸表注記】
40.後発事象(自己株式の取得及び消却)に記載のとおり、会社は、2026年2月13日開催の取締役会において、自己株式取得に係る事項及び自己株式を消却することを決議した。
 当該事項は、当監査法人の意見に影響を及ぼすものではない。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
テイボーグループ及びPEAG, LLC dba JLabグループののれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社グループは、【連結財務諸表注記】
11.のれん及び無形資産に記載のとおり、2025年12月31日現在、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産について、それぞれテイボーグループにおいて19,490百万円(総資産の6.4%)及び7,879百万円(総資産の2.6%)、PEAG, LLC dba JLabグループ(以下、JLabグループ)において11,442百万円(総資産の3.7%)及び5,460百万円(総資産の1.8%)を計上し、少なくとも年1回の減損テストを実施している。
 会社グループは減損テストにおける回収可能価額を使用価値に基づき算定している。
使用価値は、資金生成単位グループの将来キャッシュ・フローの割引現在価値として算定しており、将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された5年を限度とした事業計画を基礎とし、当該期間を超過した期間のキャッシュ・フローは一定の成長率により見込んでいる。
 使用価値の算定における主要な仮定は、事業計画における売上成長率及びEBITDAマージン、事業計画を超過する期間の成長率、並びに割引率である。
事業計画における売上成長率及びEBITDAマージンは、当期及び過去の推移に加え、相互関税の影響も加味し、必要に応じて外部機関により公表されている客観的な指標も勘案して見積っている。
事業計画を超過する期間の成長率は、資金生成単位グループが属する市場もしくは国の長期平均成長率及びインフレ率を勘案して決定し、当連結会計年度のテイボーグループ及びJLabグループの成長率はそれぞれ2.0%及び2.2%である。
割引率(税引前)は、各国の金利動向等を参照し、資金生成単位グループの類似企業の資本コスト及びリスクプレミアムを勘案し、算定しており、当連結会計年度のテイボーグループ及びJLabグループの割引率はそれぞれ5.6%及び15.7%である。
 会社グループは、当連結会計年度におけるテイボーグループ及びJLabグループの資金生成単位グループに係る減損テストにおいて、テイボーグループ及びJLabグループの回収可能価額として用いられたそれぞれの使用価値が帳簿価額を上回ったことから、減損損失の計上は不要と判断している。
なお、会社は、資金生成単位グループの減損テストにおいて主要な感応度を示す仮定は割引率であると判断しており、テイボーグループ及びJLabグループに関して減損損失の計上までの余裕度がゼロとなる割引率の変化はそれぞれ0.9%(前連結会計年度比▲0.4%)及び0.8%(前連結会計年度比▲0.3%)である。
 当連結会計年度において、テイボーグループ及びJLabグループは余裕度が前連結会計年度より下落しており、JLabグループは各資金生成単位グループにおいて最も余裕度が低く、これらのグループについては使用価値の見積りに係る不確実性が相対的に高いと判断され、また、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の残高に金額的重要性が認められることから、当監査法人はテイボーグループ及びJLabグループののれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、テイボーグループ及びJLabグループにおけるのれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
●のれん及び耐用年数を確定できない無形資産を含む資金生成単位グループの減損テストに係るプロセスを理解し、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。
●会社が実施した減損テストの評価結果を入手し、計算過程を再計算することにより、経営者の減損テストの計算結果の正確性を評価した。
使用価値の見積手法の合理性を評価し、その際、必要に応じて当監査法人が属するネットワークファームの事業価値評価の専門家を利用した。
●将来キャッシュ・フローについて、経営者が承認した事業計画との整合性を評価した。
●事業計画における売上成長率及びEBITDAマージンについて、経営者に事業戦略等を質問するとともに、当期及び過去の推移の分析、相互関税の影響の分析、必要に応じて外部機関により公表された客観的な情報との比較を実施して、使用価値の算定における主要な仮定の合理性を評価した。
●事業計画を超過する期間の成長率について、資金生成単位グループが属する国のインフレ率と整合的なものであるかどうか、各国の長期平均成長率も勘案したうえで評価した。
●割引率について、算定に用いられた基礎データを、各国の金利情報や外部機関が公表している関連データと照合して合理性を検証した。
また、資金生成単位グループの類似企業の資本コスト及びリスクプレミアムを含め、資金生成単位グループの属する業界に適合しているかどうかを評価した。
その際、必要に応じて当監査法人が属するネットワークファームの事業価値評価の専門家を利用した。
●事業計画が達成されない状況を想定した監査人独自のストレステストを実施し、会社グループが実施した減損テストの妥当性を評価した。
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 【連結財務諸表注記】
2.作成の基礎(6)会計方針の変更に記載のとおり、会社グループは、当連結会計年度よりIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」(以下、「IFRS第18号」)を早期適用した。
IFRS第18号は財務諸表の表示及び開示に係る新たな要求事項を定めており、連結損益計算書については「営業」「投資」「財務」「法人所得税」「非継続事業」に区分し「営業利益」「財務及び法人所得税前純利益」を小計として表示することを求めている。
また、IFRS第18号の経過措置に従い当該基準を遡及的に適用し、比較情報もIFRS第18号に基づき修正再表示している。
 特に、会社グループの当連結会計年度における連結売上収益に占める海外売上収益の割合は91.5%であり、会社グループは、為替の影響を事業等の重要なリスクとして識別している。
IFRS第18号は、為替差額について当該差額が生じた項目からの収益及び費用と同じ区分に分類することを求めており、当連結会計年度の連結損益計算書に計上された「営業取引から発生した為替差損」は7百万円、「投資取引から発生した為替差益」は696百万円、「資金調達のみを伴う取引から発生した為替差損益」はゼロであった。
 このように、IFRS第18号の適用は、会社グループの業績に重要な影響を与える為替差額を含め、企業の業績を計る最も重要な財務諸表の一つである連結損益計算書本表の構造を変更させるものであり、財務諸表の利用者による財務諸表の理解にとって重要である。
また、同基準適用に係る企業の実務慣行が未だ充分に備わっていない状況において同基準を早期適用する適用初年度においては、経営者の判断に対してより慎重な検討が必要である。
 以上より、IFRS第18号の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更にあたっては監査上の慎重な検討を必要とすることから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、会社グループにおけるIFRS第18号の適用を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
●IFRS第18号に基づく連結財務報告プロセスを理解し、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。
●会社グループが、取引及び会計事象を連結損益計算書上の「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針が、IFRS第18号に準拠しているか、評価した。
●重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージにおいて「営業」「投資」「財務」区分ごとに集計、報告された為替差額を含む各損益項目について、各グループ会社の集計元データと照合し、為替差額および各損益項目に係る区分の分類判断が妥当であるか評価した。
子会社における当該評価に当たっては、構成単位の監査人に作業の実施を指示し、監査手続の実施結果についての報告を受け、十分かつ適切な監査証拠が入手されているか否かを検証した。
●グループ会社各社の報告から、会社グループの連結損益計算書の表示に至る、金額の集計及び組替の正確性並びに網羅性を検証した。
●「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針は遡及的に適用され、比較情報は、適切に修正再表示されていることを確認した。
比較情報に対しても、重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージ、および各社の報告から会社グループの連結損益計算書に至る過程に係る上記の検証手続を実施した。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、国際会計基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、ノーリツ鋼機株式会社の2025年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
 当監査法人は、ノーリツ鋼機株式会社が2025年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。
)に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注)1. 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2. XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
テイボーグループ及びPEAG, LLC dba JLabグループののれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社グループは、【連結財務諸表注記】
11.のれん及び無形資産に記載のとおり、2025年12月31日現在、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産について、それぞれテイボーグループにおいて19,490百万円(総資産の6.4%)及び7,879百万円(総資産の2.6%)、PEAG, LLC dba JLabグループ(以下、JLabグループ)において11,442百万円(総資産の3.7%)及び5,460百万円(総資産の1.8%)を計上し、少なくとも年1回の減損テストを実施している。
 会社グループは減損テストにおける回収可能価額を使用価値に基づき算定している。
使用価値は、資金生成単位グループの将来キャッシュ・フローの割引現在価値として算定しており、将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された5年を限度とした事業計画を基礎とし、当該期間を超過した期間のキャッシュ・フローは一定の成長率により見込んでいる。
 使用価値の算定における主要な仮定は、事業計画における売上成長率及びEBITDAマージン、事業計画を超過する期間の成長率、並びに割引率である。
事業計画における売上成長率及びEBITDAマージンは、当期及び過去の推移に加え、相互関税の影響も加味し、必要に応じて外部機関により公表されている客観的な指標も勘案して見積っている。
事業計画を超過する期間の成長率は、資金生成単位グループが属する市場もしくは国の長期平均成長率及びインフレ率を勘案して決定し、当連結会計年度のテイボーグループ及びJLabグループの成長率はそれぞれ2.0%及び2.2%である。
割引率(税引前)は、各国の金利動向等を参照し、資金生成単位グループの類似企業の資本コスト及びリスクプレミアムを勘案し、算定しており、当連結会計年度のテイボーグループ及びJLabグループの割引率はそれぞれ5.6%及び15.7%である。
 会社グループは、当連結会計年度におけるテイボーグループ及びJLabグループの資金生成単位グループに係る減損テストにおいて、テイボーグループ及びJLabグループの回収可能価額として用いられたそれぞれの使用価値が帳簿価額を上回ったことから、減損損失の計上は不要と判断している。
なお、会社は、資金生成単位グループの減損テストにおいて主要な感応度を示す仮定は割引率であると判断しており、テイボーグループ及びJLabグループに関して減損損失の計上までの余裕度がゼロとなる割引率の変化はそれぞれ0.9%(前連結会計年度比▲0.4%)及び0.8%(前連結会計年度比▲0.3%)である。
 当連結会計年度において、テイボーグループ及びJLabグループは余裕度が前連結会計年度より下落しており、JLabグループは各資金生成単位グループにおいて最も余裕度が低く、これらのグループについては使用価値の見積りに係る不確実性が相対的に高いと判断され、また、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の残高に金額的重要性が認められることから、当監査法人はテイボーグループ及びJLabグループののれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、テイボーグループ及びJLabグループにおけるのれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
●のれん及び耐用年数を確定できない無形資産を含む資金生成単位グループの減損テストに係るプロセスを理解し、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。
●会社が実施した減損テストの評価結果を入手し、計算過程を再計算することにより、経営者の減損テストの計算結果の正確性を評価した。
使用価値の見積手法の合理性を評価し、その際、必要に応じて当監査法人が属するネットワークファームの事業価値評価の専門家を利用した。
●将来キャッシュ・フローについて、経営者が承認した事業計画との整合性を評価した。
●事業計画における売上成長率及びEBITDAマージンについて、経営者に事業戦略等を質問するとともに、当期及び過去の推移の分析、相互関税の影響の分析、必要に応じて外部機関により公表された客観的な情報との比較を実施して、使用価値の算定における主要な仮定の合理性を評価した。
●事業計画を超過する期間の成長率について、資金生成単位グループが属する国のインフレ率と整合的なものであるかどうか、各国の長期平均成長率も勘案したうえで評価した。
●割引率について、算定に用いられた基礎データを、各国の金利情報や外部機関が公表している関連データと照合して合理性を検証した。
また、資金生成単位グループの類似企業の資本コスト及びリスクプレミアムを含め、資金生成単位グループの属する業界に適合しているかどうかを評価した。
その際、必要に応じて当監査法人が属するネットワークファームの事業価値評価の専門家を利用した。
●事業計画が達成されない状況を想定した監査人独自のストレステストを実施し、会社グループが実施した減損テストの妥当性を評価した。
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 【連結財務諸表注記】
2.作成の基礎(6)会計方針の変更に記載のとおり、会社グループは、当連結会計年度よりIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」(以下、「IFRS第18号」)を早期適用した。
IFRS第18号は財務諸表の表示及び開示に係る新たな要求事項を定めており、連結損益計算書については「営業」「投資」「財務」「法人所得税」「非継続事業」に区分し「営業利益」「財務及び法人所得税前純利益」を小計として表示することを求めている。
また、IFRS第18号の経過措置に従い当該基準を遡及的に適用し、比較情報もIFRS第18号に基づき修正再表示している。
 特に、会社グループの当連結会計年度における連結売上収益に占める海外売上収益の割合は91.5%であり、会社グループは、為替の影響を事業等の重要なリスクとして識別している。
IFRS第18号は、為替差額について当該差額が生じた項目からの収益及び費用と同じ区分に分類することを求めており、当連結会計年度の連結損益計算書に計上された「営業取引から発生した為替差損」は7百万円、「投資取引から発生した為替差益」は696百万円、「資金調達のみを伴う取引から発生した為替差損益」はゼロであった。
 このように、IFRS第18号の適用は、会社グループの業績に重要な影響を与える為替差額を含め、企業の業績を計る最も重要な財務諸表の一つである連結損益計算書本表の構造を変更させるものであり、財務諸表の利用者による財務諸表の理解にとって重要である。
また、同基準適用に係る企業の実務慣行が未だ充分に備わっていない状況において同基準を早期適用する適用初年度においては、経営者の判断に対してより慎重な検討が必要である。
 以上より、IFRS第18号の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更にあたっては監査上の慎重な検討を必要とすることから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、会社グループにおけるIFRS第18号の適用を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
●IFRS第18号に基づく連結財務報告プロセスを理解し、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。
●会社グループが、取引及び会計事象を連結損益計算書上の「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針が、IFRS第18号に準拠しているか、評価した。
●重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージにおいて「営業」「投資」「財務」区分ごとに集計、報告された為替差額を含む各損益項目について、各グループ会社の集計元データと照合し、為替差額および各損益項目に係る区分の分類判断が妥当であるか評価した。
子会社における当該評価に当たっては、構成単位の監査人に作業の実施を指示し、監査手続の実施結果についての報告を受け、十分かつ適切な監査証拠が入手されているか否かを検証した。
●グループ会社各社の報告から、会社グループの連結損益計算書の表示に至る、金額の集計及び組替の正確性並びに網羅性を検証した。
●「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針は遡及的に適用され、比較情報は、適切に修正再表示されていることを確認した。
比較情報に対しても、重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージ、および各社の報告から会社グループの連結損益計算書に至る過程に係る上記の検証手続を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  【連結財務諸表注記】
2.作成の基礎(6)会計方針の変更に記載のとおり、会社グループは、当連結会計年度よりIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」(以下、「IFRS第18号」)を早期適用した。
IFRS第18号は財務諸表の表示及び開示に係る新たな要求事項を定めており、連結損益計算書については「営業」「投資」「財務」「法人所得税」「非継続事業」に区分し「営業利益」「財務及び法人所得税前純利益」を小計として表示することを求めている。
また、IFRS第18号の経過措置に従い当該基準を遡及的に適用し、比較情報もIFRS第18号に基づき修正再表示している。
 特に、会社グループの当連結会計年度における連結売上収益に占める海外売上収益の割合は91.5%であり、会社グループは、為替の影響を事業等の重要なリスクとして識別している。
IFRS第18号は、為替差額について当該差額が生じた項目からの収益及び費用と同じ区分に分類することを求めており、当連結会計年度の連結損益計算書に計上された「営業取引から発生した為替差損」は7百万円、「投資取引から発生した為替差益」は696百万円、「資金調達のみを伴う取引から発生した為替差損益」はゼロであった。
 このように、IFRS第18号の適用は、会社グループの業績に重要な影響を与える為替差額を含め、企業の業績を計る最も重要な財務諸表の一つである連結損益計算書本表の構造を変更させるものであり、財務諸表の利用者による財務諸表の理解にとって重要である。
また、同基準適用に係る企業の実務慣行が未だ充分に備わっていない状況において同基準を早期適用する適用初年度においては、経営者の判断に対してより慎重な検討が必要である。
 以上より、IFRS第18号の適用に伴う連結損益計算書における表示区分の変更にあたっては監査上の慎重な検討を必要とすることから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結【連結財務諸表注記】
2.作成の基礎(6)会計方針の変更
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、会社グループにおけるIFRS第18号の適用を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
●IFRS第18号に基づく連結財務報告プロセスを理解し、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。
●会社グループが、取引及び会計事象を連結損益計算書上の「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針が、IFRS第18号に準拠しているか、評価した。
●重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージにおいて「営業」「投資」「財務」区分ごとに集計、報告された為替差額を含む各損益項目について、各グループ会社の集計元データと照合し、為替差額および各損益項目に係る区分の分類判断が妥当であるか評価した。
子会社における当該評価に当たっては、構成単位の監査人に作業の実施を指示し、監査手続の実施結果についての報告を受け、十分かつ適切な監査証拠が入手されているか否かを検証した。
●グループ会社各社の報告から、会社グループの連結損益計算書の表示に至る、金額の集計及び組替の正確性並びに網羅性を検証した。
●「営業」「投資」「財務」の各区分に分類する際に適用する方針は遡及的に適用され、比較情報は、適切に修正再表示されていることを確認した。
比較情報に対しても、重要なグループ会社の連結レポーティングパッケージ、および各社の報告から会社グループの連結損益計算書に至る過程に係る上記の検証手続を実施した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。