財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2026-03-09 |
| 英訳名、表紙 | EBARA JITSUGYO CO.,LTD. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長執行役員兼COO 石井 孝 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都中央区銀座七丁目14番1号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03(5565)2881 (代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2【沿革】 1946年11月風水力機械などの販売を目的として東京都京橋区(現中央区)木挽町七丁目1番地に資本金19万円をもって荏原工業㈱を設立1949年12月建設業法による東京都知事登録(い)第950号1950年7月㈱荏原製作所と同社製品の販売に関し代理店契約を締結1950年12月東京都大田区に嶺町工場を開設し、機械の据付け及び配管工事を開始1952年6月会社の商号を荏原実業㈱に変更1956年4月荏原インフィルコ㈱(1994年10月㈱荏原製作所に合併)と代理店契約を締結し、水処理プラントの販売及び工事を開始1966年5月静岡県静岡市に静岡営業所(現静岡支社)を設置1968年2月建設業法による建設大臣登録(ワ)第8521号1971年6月大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支社)を設置1971年11月宮城県仙台市に仙台営業所(現東北営業所)を設置1972年10月信和産業㈱(現荏原冷熱システム㈱)と代理店契約を締結し、冷却塔の販売を開始1974年4月建設業の許可を取得、建設大臣許可(特-49)第3762号1975年12月㈱ヘリオスと代理店契約を締結し、破砕機の販売を開始1976年1月神奈川県川崎市にオゾン濃度計の製品開発を目的とし、川崎研究所を設置1978年2月埼玉県浦和市(現さいたま市)に埼玉営業所(現関東支社)を設置1979年6月岩手県盛岡市に盛岡営業所(現北東北営業所)を設置1980年10月萩原ボイラ工業㈱(資本金2,000万円)を買収し、子会社とするとともに商号を関東エハラボイラ工業㈱に変更1983年11月静岡県富士市に富士出張所(現富士営業所)を設置1984年3月千葉県千葉市に千葉営業所(現東関東支社)を設置1984年10月群馬県前橋市に群馬営業所を設置1985年8月エンザイム興業㈱(現エンザイム㈱)と脱臭剤(ボエフ)及び脱臭装置の製造販売に関し、独占的実施契約を締結し、脱臭剤などの製造販売を開始1985年10月嶺町工場を分離独立し、機械の据付け及び配管工事の専門会社として全額出資の㈱エバジツを設立1991年11月川崎研究所内に環境分析・計量に関する技術開発を目的に環境分析センターを設置。 また、栽培漁業に関する技術開発を目的に水産技術研究所を設置1993年2月新潟県柏崎市(後に長岡市に移転)に商品開発室を設置1995年10月子会社の関東エハラボイラ工業㈱を吸収合併1996年5月広島県広島市に広島事務所を設置1996年6月愛知県名古屋市に中部営業所を設置1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録1999年7月環境分析センター、水産技術研究所及びテクニカルセンターを中央研究所として統合1999年11月ISO9001認証取得(静岡支社、中部営業所)2000年5月神奈川県川崎市に神奈川支社を設置2000年6月ISO9001認証取得(環境システム本部、環境事業本部、環境計測器事業部、医療・環境部)2001年2月東京証券取引所市場第二部に株式を上場2001年7月山梨県甲府市に山梨事務所(現山梨営業所)を設置2001年7月福岡県福岡市に九州事務所を設置2001年9月茨城県つくば市に茨城事務所(現茨城営業所)を設置2004年3月東京証券取引所市場第一部に株式を上場2005年9月神奈川県川崎市に新研究施設を建設し、中央研究所全機能を移転2009年6月神奈川県川崎市に環境計測技術センターを建設し、川崎研究所全機能を移転2014年7月千葉県木更津市のかずさ生産技術センター竣工、稼働開始2016年3月監査等委員会設置会社へ移行2018年6月千葉県木更津市のかずさファシリティ開発センター竣工、稼働開始2020年12月当社全額出資の荏原実業パワー㈱を設立2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2024年4月荏原実業パワー㈱を吸収合併2025年4月当社全額出資の荏原実業テクノロジーズ㈱を設立 |
| 事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社並びに子会社の㈱エバジツ及び荏原実業テクノロジーズ㈱により構成され、環境関連機器・装置の製造・販売、水処理施設などの各種プラント類の設計・施工、風水力冷熱機器などの仕入・販売を主な内容として事業活動を展開しております。 また、㈱荏原製作所及び同社の関係会社(以下「荏原グループ」という。 )とは、販売代理店契約を締結して風水力冷熱機器など荏原グループ製品の仕入・販売を行うとともに、水処理施設など各種プラント類の施工では荏原グループから機器材料を調達するなど継続的な事業上の関係があります。 主な事業内容と当社及び子会社の位置付けは、以下のとおりであります。 なお、次の3事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 メーカー事業 …………… オゾン濃度計、オゾン応用機器、脱臭装置、感染症対策製品、栽培漁業関連装置、廃棄物処理装置、水処理プラント、家庭用蓄電システムをはじめとするZEB・ZEH関連商品などの当社が自社開発した製品を当社の設計・生産管理に基づき特定の協力会社に生産委託し、販売しております。 エンジニアリング事業 … 当社が官公庁など得意先から直接受注し、荏原グループなどの機器材料によって設計・施工しております。 なお、施工にあたっては、専門工事会社に外注委託しております。 商社事業 ………………… 当社が得意先から直接受注し、荏原グループから調達した機器材料などを使用して設計・施工並びに商品販売を行っております。 以上、当社グループについて、セグメントとの関連を含めた事業系統図を示すと、次のとおりであります。 (注) 荏原グループとの取引関係① ㈱荏原製作所の概要及び当社との関係会社名(住所)資本金(百万円)事業内容当社の出資比率(当社への出資比率)(%)関係内容役員等の兼務等事業上の関係㈱荏原製作所(東京都大田区)80,751建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子0.24(-)-当社は㈱荏原製作所と代理店契約を締結しており、同社の販売代理店として、主として建築・産業、インフラ事業関連製品を販売しております。 (注) 出資比率は2025年12月31日現在の状況であります。 なお、㈱荏原製作所は関連当事者には該当しておりません。 ② 当連結会計年度の荏原グループとの取引高及び債権債務残高等取引内容取引金額(百万円)科目期首残高(百万円)期末残高(百万円)営業取引 機器材料仕入4,227買掛金2,1473,022材料仕入20電子記録債務1,8001,641商品仕入2,728売掛金5520製品及び工事売上高455電子記録債権27059商品売上高0受取手形-72 (注)1. 取引金額及び債権債務残高は、相殺後の金額で記載しております。 2. 取引条件及び取引条件の決定方針等仕入取引については、代理店契約等に基づき決定しております。 売上取引については、一般取引条件と同様に決定しております。 |
| 関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 連結子会社名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任(名)資金援助営業上の取引設備の賃貸借関係等当社役員当社従業員㈱エバジツ東京都大田区50機械器具設置、設備工事の請負・施工及び保守100-1借入保証設置工事の請負、施工及び保守-荏原実業テクノロジーズ㈱ (注)3神奈川県川崎市麻生区50環境関連機器・装置の製造・販売100-1-商品又は製品の売買、業務の受託- (注)1. 上記子会社は、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。 2. 上記子会社の売上高(連結会社間の内部売上を除く。 )は、連結売上高に占める割合が100分の10を超えていないため、主要な損益情報等の記載を省略しております。 3. 当社は2025年4月1日付で荏原実業テクノロジーズ㈱を設立し、連結子会社としております。 また、2025年7月1日付でオゾン関連機器及び医療機器に関する事業を荏原実業テクノロジーズ㈱に承継させる吸収分割を行いました。 |
| 従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況セグメントと事業部門とが必ずしも一致しないため、従業員の状況をセグメントに分類して記載することは困難であります。 従いまして、従業員の状況を事業部門別・子会社別に記載しております。 2025年12月31日現在事業部門・子会社の名称従業員数(人)報告セグメントとの関連環境システム首都圏・西日本本部96(26)メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業環境システム東日本本部84(15)メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業環境設備本部70(8)メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業計測器・医療本部-(14)メーカー事業環境事業本部32(3)メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業上下水道エンジニアリング本部64(5)メーカー事業、エンジニアリング事業、商社事業蓄電池事業部11(5)メーカー事業管理本部他101(25)全社㈱エバジツ (子会社)54(10)商社事業荏原実業テクノロジーズ㈱(子会社)36(14)メーカー事業合計548(125) (注) 従業員数は、就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外からの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(顧問、嘱託、非常勤顧問、パートタイマーを含む。 )は、年間の平均人員を( )外書で記載しております。 (2) 提出会社の状況 2025年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)458(101)42.314.38,110 (注)1. 従業員数は、就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外からの出向者を含む。 )であり、臨時雇用者数(顧問、嘱託、非常勤顧問、パートタイマーを含む。 )は、年間の平均人員を( )外書で記載しております。 2. 平均年間給与は、税込支払給与額であり、基準外賃金及び賞与を含んでおります。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者8.3100.068.469.737.6- (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号) の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号) の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号) 第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 ② 連結子会社連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号) 及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号) の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略・経営指標等当社グループは、「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念と、パーパス(存在意義)「心地よい環境を、未来へつなぐ。 」に基づき、環境に対する社会的な関心が高まる以前から、長年にわたり様々な環境問題に目を向け、環境保全のエキスパートとしてノウハウを蓄積し続けてまいりました。 2030年に実現を目指す長期ビジョンの事業計画では、その時点(2030年度)までに実現する事業規模を「売上高600億円、営業利益80億円」と掲げております。 その達成に向けて、2025年に策定した中期経営計画「EJ2027」では、「既存事業の強化」「新領域の探索」「経営基盤の充実」の3つの基本方針のもと、当社グループの持続的な事業成長を実現するための施策を定義し、2027年度までに実現する事業規模として「売上高450億円、営業利益55億円」を掲げております。 ① 長期ビジョン概略a. 2030年に目指す姿人々の健康、快適かつ安心安全な暮らし、自然との共存を実現する「トータル環境ソリューションカンパニー」への進化b. 2030年に目指す事業規模・ 売上高600億円・ 営業利益80億円・ 営業利益率13.0%・ ROE15.0%以上② 中期経営計画「EJ2027」の概要a. 中期経営計画「EJ2027」基本方針・ 既存事業の強化・ 新領域の探索・ 経営基盤の充実b. 中期経営計画「EJ2027」期間内で目指す経営指標・ 営業利益率12.2%・ ROE15.0%以上・ 研究開発投資25億円以上(中期経営計画「EJ2027」期間内累計)・ 設備投資・成長戦略投資30億円以上(中期経営計画「EJ2027」期間内累計)c. 実績と計画(単位:百万円) EJ20272025年12月期2026年12月期2027年12月期実績(1年目)計画(2年目)計画(最終年度)売上高41,21144,00045,000売上総利益13,92714,20014,000売上総利益率(%)33.832.331.1営業利益6,1216,3005,500営業利益率(%)14.914.312.2ROE(%)17.1-15.0以上・ 高水準の売上総利益率により、売上総利益は最終年度計画に近い水準に到達・ 営業利益は、「EJ2027」1年目にして最終年度計画を前倒し達成・ ROEも最終年度計画を上回る水準・ 売上高の最終年度計画(450億円)の達成に注力し、その先の長期ビジョンにつなげる (2) 経営環境当社を取り巻く市場環境は、公共分野では、老朽化した水インフラ設備の更新・整備需要や、国土強靭化基本計画に基づく防災・減災需要が拡大基調にあります。 また、民間分野でも、国内の工場新設や設備更新に伴う需要が堅調に推移しております。 また、半導体業界向けの需要も徐々に持ち直しております。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社が属する国内の水インフラ・環境設備市場は、気候変動その他の環境課題や地震・老朽化等への対策の必要性という拡大要因と、人口減少という縮小要因の、ベクトルの異なる2つの中長期トレンドを有しております。 この状況に対応し、持続的な成長を維持するため、当社グループはEJ2027において、①成長戦略、②サステナビリティ戦略、③財務戦略の3つの方針を整理いたしました。 ① 成長戦略当社グループのエンジニアリング事業が属する公共水インフラ設備市場は、防災・減災対策の推進による需要が高水準で推移する一方で、上下水道を始めとする水インフラの広域化・包括化・官民連携などの市場構造の変化が進行しております。 この変化に適切に対応し、持続的な成長を実現するため、EJ2027に基づき次の取組みを行ってまいります。 ・ 事業ポートフォリオ分析に基づく、各事業の状況に沿った個別の市場戦略の策定・実行・ 新たな市場への進出、及び官民連携をはじめとする市場の変化への対応・ 既存市場に向けた新たなソリューションの開発、市場展開・ 環境分野における新たな事業領域/ビジネスモデルの創出② サステナビリティ戦略エンジニアリング事業、商社事業はもとより、ファブレス方式を採用しているメーカー事業においても、当社グループの収益の源泉となっているのは「人材」であり、「人的資本の最大化」が成長を実現するうえで最も重要な課題と認識しております。 これを念頭に、社会、環境、ガバナンスの各観点で事業の持続可能性を高めるため、EJ2027において定めた次の方針のもと、改革・施策を実行してまいります。 ・ 「経営戦略の実現を支える人材ポートフォリオの形成」と「変化を成長に変える組織づくり」・ ガバナンス体制の継続的な改善・ 温室効果ガス排出量削減による、事業における環境負荷低減の推進・ SDGsの取組みを通じた社会課題の解決③ 財務戦略市場環境の変化に対応しROE15.0%以上を実現するため、成長に繋げるための投資と株主の皆様への還元を、次の方針に則り推進してまいります。 ・ トータル環境ソリューションカンパニーの実現に向けた成長投資の実施・ 配当性向を従来の35%から40%に引き上げ、これを目安に安定的かつ継続的な配当を実施・ 自己株式取得の機動的な実施を随時検討 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) ガバナンス① サステナビリティの基本的な考え方当社グループは、「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念のもと、創業以来80年にわたり取引先の信頼を得ながら、風水力機械や水処理、環境改善に関連する事業を行ってまいりました。 社会のサステナビリティに関するインフラストラクチャーの整備に貢献することで当社グループは成長を遂げてまいりましたが、気候変動をはじめとする環境的、社会的な課題が浮き彫りとなる中で、当社グループの果たすべき役割は益々重要なものになっていると認識しております。 当社グループは、人と社会そして地球全体を持続可能な状態にしていく取組みを推進し、より良い未来を従業員と共に創ることを、より一層目指してまいります。 ② サステナビリティ推進体制当社グループは、サステナビリティ課題に起因する機会とリスクが今後の企業価値に大きな影響を与えるとの認識のもと、持続可能な世界の実現に向けた取組みをグループ全体で強化することを目的とし、「サステナビリティ委員会」を設置しております。 サステナビリティ委員会の主な活動内容とサステナビリティ推進体制の概要は次のとおりであります。 a.サステナビリティに関する方針・主要な取組みについての決定b.サステナビリティに関する社内外コミュニケーションの取組方針の決定と推進c.サステナビリティに関する重要事項の取締役会からの諮問と答申 (2) 戦略当社グループは、上記サステナビリティの基本的な考え方にて表明した方針を具体化し、ステークホルダー各位と課題認識を共有するために、サステナビリティ委員会においてマテリアリティ(重要課題)を特定いたしました。 マテリアリティ(重要課題)は、次のとおりであります。 「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念のもと、これらのマテリアリティ(重要課題)に重点的に取り組むことで、企業としての持続可能な成長と社会全体が抱える課題の解決を同時に目指してまいります。 当社グループの事業及び課題との関連性が深く、企業への開示要求が高い「気候変動対策」と「人的資本」に関する戦略については次のとおりであります。 ① 気候変動対策当社グループは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに則り、2022年12月に「ガバナンス・リスク管理」の各項目について、2024年2月には「戦略」及び「指標と目標」の各項目について情報の開示を行いました。 開示にあたっては、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)及び国際エネルギー機関(IEA)が提示する公開シナリオから、「1.5℃シナリオ」及び「4℃シナリオ」の2つを採用し、各シナリオで気候変動が進行した場合の、2050年時点における当社グループを取り巻く経営環境(世界観)を整理いたしました。 それらを基に導出した事業インパクト評価及び対応策の検討は次のとおりであります。 a. 1.5℃シナリオ政府の政策による脱炭素社会への移行が進行することで、エネルギーの非化石燃料化がより強く進展し、当社グループの顧客である地方自治体や民間企業においても、省エネ・創エネ関連の設備投資が拡大することから、省エネ・創エネソリューションや蓄電池を扱う当社グループのメーカー事業の事業機会拡大が期待されます。 一方で、資機材価格の上昇からビルや産業設備の建設・設置コストが増加することにより、新規の設備投資や開発案件が減少するリスクがあります。 1.5℃シナリオで主に認識される移行リスクにおいては、増益・減益両面でのインパクトがあると考えられますが、このシナリオにおいて利益を最大化するためには、成長分野における積極的な研究開発・事業投資を行い、競争力を形成・確保すること、及び社会のニーズに合わせて事業ポートフォリオを柔軟に変化・拡大させることが必要になります。 b. 4℃シナリオ政策による規制が現状程度で推移することで、降水・気象パターンの変化や風水害の激甚化等のリスクが高まり、当社グループの顧客である地方自治体や民間企業においても物理リスクへの対策が進行いたします。 水インフラ設備を提供する当社グループのエンジニアリング事業においては、防災・減災ソリューションの需要拡大が予想されます。 また、メーカー事業においては海洋環境の変化に伴う閉鎖循環式陸上養殖の普及、商社事業においては民間企業のBCPに対応した設備投資などの拡大が見込まれます。 一方で、基幹的な製造拠点等を持たない当社グループは、風水害の激甚化等による被災リスクは低いものの、当社グループの仕入先や協力会社が被災することによるサプライチェーンの寸断リスクは上昇いたします。 4℃シナリオで主に認識される物理リスクにおいては、当社グループがこれまで提供してきたソリューションの重要性が一層高まることで全ての事業セグメントにおいて事業機会が拡大し増益が見込まれますが、その責任を果たすためには、レジリエントなサプライチェーンの構築が重要になります。 「豊かな人間環境の創造」の実現に向けて、TCFDの枠組みに基づく分析を今後も継続して取り組み、事業インパクトの定量化、対応策の具体化・言語化を進めてまいります。 (指標及び目標)当社グループは、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標としております。 その中間目標として、2030年時点での温室効果ガス排出量の削減目標を、次のとおり策定いたしました。 項目目標基準年実績 (連結)Scope1 + Scope2温室効果ガスの排出量を45%削減1,252 t-CO2 (2022年度)Scope1:当社グループの事業活動による直接排出Scope2:当社グループが事業活動に際して調達したエネルギー由来の間接排出なお、Scope1及び2の算出方法については、内部での検討・最適化に継続して取り組んでおります。 係数の見直し等により、計算方法を変更する場合には、削減目標の基準年である2022年度の数値を遡及して修正する可能性がありますが、削減目標(%)に変更はありません。 ② 人的資本当社グループは、持続可能な社会の実現に向け、時々刻々と変化する社会的ニーズに応える「新たな価値」を創造し続けることを目指しております。 その全ての事業活動の礎となるのが「人材」であるとの考えから、当社グループでは、多様な人材を適切に採用・配置し、また従業員一人ひとりが、持てる力を最大限発揮できるよう以下の環境を整備しております。 a. ダイバーシティ当社グループが今後も持続的に発展し、社会へ価値を提供し続けるためには、多様なバックグラウンドを持つ役職員が、互いに刺激を受けながら、各々の持つポテンシャルを最大限に発揮することが欠かせません。 当社グループでは女性活躍推進や仕事と育児・介護・生活との両立支援、障がい者の活躍機会の創出、能力と意欲のあるシニア従業員の活躍推進などの観点からダイバーシティを推進しております。 職域拡大と女性総合職採用の強化や総合職転換制度など、性別の隔て無く様々な職種で活躍できるよう、仕組みを整えております。 産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務制度、育児に関わる特別休暇制度、介護休暇、介護短時間勤務制度など仕事と育児・介護との両立支援のための様々な取り組みを行っております。 また当社は、女性活躍推進に関する取り組みが優良な企業として、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」の最高位となる3段階目(3つ星)を取得しております。 b. 健康・ワークライフバランス「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念を実現するためには、従業員一人ひとりが心身ともに健康であり、心豊かに充実した生活を送ることが重要との認識のもと、「荏原実業 健康宣言」を2022年に策定いたしました。 当社は、経済産業省及び日本健康会議が主催する「健康経営優良法人 (大規模法人部門)」の認定を2023年度より3期連続で受けております。 また、ワークライフバランスを推進し、従業員一人ひとりが心身共に充実した状態で業務に臨むこと、余暇の活動の中でも多様な刺激を受け、それを業務に還元することが重要であるとの考えから、人事評価制度における時間外労働削減目標の設定やノー残業デーの設定、子育て世代をサポートする制度の導入など様々な取り組みを行っております。 当社は、子育てサポート企業として、厚生労働省が認定する「くるみん認定」を取得しております。 当社グループは、健康増進や働き方の改善に向けた様々な取組みを、健康保険組合や従業員、その家族と一体となって実践し、従業員一人ひとりが持てる力を最大限発揮できる職場環境を構築するとともに、従業員とその家族からも魅力ある会社を目指してまいります。 c. 労働安全衛生当社グループでは機器・設備の取扱いや建設現場における作業・監督などがあることから、安全・衛生の確保は最優先事項と捉えており、当社グループの行動規範において「職場の安全衛生」に関する項目を定めております。 また、業務遂行上発生する災害及び疾病を予防するため、労働基準法等の労働関連法規の遵守のみならず、従業員の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を促進するとともに、業務遂行の円滑化と生産性向上にも取り組んでおります。 危険性又は有害性等のリスク評価及びその結果に基づき講ずる措置、安全衛生計画の作成、実施、評価及び改善を継続する体制を整備し、安全衛生管理体制を確立しております。 健康診断の実施及び労働時間等の状況その他を考慮し、指導の対象となる労働者には面談を実施しております。 また、精神的健康の保持増進対策等、労働災害を防止し、快適な職場環境の形成を促進するために必要な措置を積極的に推進しております。 毎月、管理本部長を委員長とした安全衛生委員会を開催し、産業医を中心とする有資格者、安全衛生推進者などが出席しております。 労働安全衛生を含めた労働環境について、安全衛生委員会において協議・審議し、快適な職場環境の形成に向けた改善策・取り組みなどを検討・実施しております。 また、約70社の協力会社と共に「銀水会」を組織しております。 当社が主体となり安全衛生活動を展開し、多くの会員会社の積極的な参加のもと、工事の安全衛生管理を推進しております。 加えて、安全に関する知識や技能の習得を通じて、労働災害を未然に防止することを目的とした講習や、工事現場での安全パトロールを実施し、危険の検知と除去を行っております。 d. 人権当社グループは、「国際人権章典」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持・尊重し、「荏原実業グループ行動規範」の中で示している「各自の人権を尊重し、差別につながる行為はこれを一切行ってはならない」ことを、人権に関する基本的な考え方としております。 また、当社グループの全役職員を対象として、人権に対する意識向上に向けた研修を実施しております。 この研修では、企業経営において重要性を増す人権尊重の必要性について、全役職員の意識を向上させるため、弁護士を講師として実施しております。 加えて、人権を含むコンプライアンス違反及びハラスメント等の相談や通報ができる、常勤監査等委員を窓口とした内部窓口並びに弁護士を窓口とする外部窓口を設置しております。 ハラスメントについては、人事部長と人事部課長を窓口とした専用窓口(ハラスメント相談・苦情窓口)を設けており、「ハラスメントの防止に関する規則」において、禁止事項と事案発生時の対応方法等を定めております。 e. 責任ある調達全ての取引先と公正で対等な取引を誠実に行う調達を追求しております。 法令及び社会規範を遵守するとともに、相互理解と信頼関係に基づく良きパートナーシップの構築を図っております。 また、環境負荷低減に配慮された調達や、取引を通じて得た情報の適切な管理と機密の保持にも努めております。 新たな協力会社と取引を開始する際には、工事協力会社に対しては企業規模や工事に関する技能、建設業許可業種などを、資材調達先に対しては経営状態などを確認しております。 また、そのうち製作工場については、工場の規模や導入している機材、品質等の検査態勢などを確認しております。 協力会社の選定にあたっては、工事協力会社、資材調達先のそれぞれに対して、選定時の状態や情報更新の手順等を記した「管理標準要領」に従って管理しております。 なお、協力会社の選定後は、資材調達先に対して電子契約を導入した際や、大きな変化が生じた場合など、適宜説明や情報共有を行っております。 協力会社と組織する「銀水会」を通じて連携を深め、品質、技術力、及びサービス向上を行うとともに、会員各社の業績向上と発展を図っております。 (3) リスク管理当社グループは、「リスクマネジメント規則」を制定し、事業上のリスクを洗い出し、その対応を整理することでリスク管理を行っております。 全社的なリスクマネジメント推進に関する課題・対応策を協議する組織として「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、年4回、洗い出したリスクの検討を行い、個別の対応策を協議しております。 なお、気候変動に係るリスクについては中長期的な視点での認識・評価が必要であることから、サステナビリティ委員会がその機会と併せて管理を行っております。 リスクマネジメントプロセスの過程において認識された短期的な、又は顕在化したリスクについては、リスク・コンプライアンス委員会において取り扱うこととしております。 (4) 指標及び目標当社グループは、上記の戦略において記載した4つのマテリアリティ(重要課題)について、達成度を計測・評価する指標及び目標(KPI)を策定いたしました。 なお前中期経営計画「EJ2024」にて未設定、期限到達または前倒しで達成したKPIについては、2025年2月に公表した新中期経営計画「EJ2027」において新たな目標数値を設定いたしました。 マテリアリティ(重要課題)の指標及び目標(KPI)は次のとおりであります。 なお、人材の多様性を含む人的資本に関する指標に係る実績については、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。 (5) その他のサステナビリティに関する考え方及び取組み「気候変動対策」と「人的資本」以外のサステナビリティに関する考え方及び取組みについては、当社ウェブサイト(https://www.ejk.co.jp/sustainability/)に掲載しております。 |
| 戦略 | (2) 戦略当社グループは、上記サステナビリティの基本的な考え方にて表明した方針を具体化し、ステークホルダー各位と課題認識を共有するために、サステナビリティ委員会においてマテリアリティ(重要課題)を特定いたしました。 マテリアリティ(重要課題)は、次のとおりであります。 「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念のもと、これらのマテリアリティ(重要課題)に重点的に取り組むことで、企業としての持続可能な成長と社会全体が抱える課題の解決を同時に目指してまいります。 当社グループの事業及び課題との関連性が深く、企業への開示要求が高い「気候変動対策」と「人的資本」に関する戦略については次のとおりであります。 ① 気候変動対策当社グループは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに則り、2022年12月に「ガバナンス・リスク管理」の各項目について、2024年2月には「戦略」及び「指標と目標」の各項目について情報の開示を行いました。 開示にあたっては、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)及び国際エネルギー機関(IEA)が提示する公開シナリオから、「1.5℃シナリオ」及び「4℃シナリオ」の2つを採用し、各シナリオで気候変動が進行した場合の、2050年時点における当社グループを取り巻く経営環境(世界観)を整理いたしました。 それらを基に導出した事業インパクト評価及び対応策の検討は次のとおりであります。 a. 1.5℃シナリオ政府の政策による脱炭素社会への移行が進行することで、エネルギーの非化石燃料化がより強く進展し、当社グループの顧客である地方自治体や民間企業においても、省エネ・創エネ関連の設備投資が拡大することから、省エネ・創エネソリューションや蓄電池を扱う当社グループのメーカー事業の事業機会拡大が期待されます。 一方で、資機材価格の上昇からビルや産業設備の建設・設置コストが増加することにより、新規の設備投資や開発案件が減少するリスクがあります。 1.5℃シナリオで主に認識される移行リスクにおいては、増益・減益両面でのインパクトがあると考えられますが、このシナリオにおいて利益を最大化するためには、成長分野における積極的な研究開発・事業投資を行い、競争力を形成・確保すること、及び社会のニーズに合わせて事業ポートフォリオを柔軟に変化・拡大させることが必要になります。 b. 4℃シナリオ政策による規制が現状程度で推移することで、降水・気象パターンの変化や風水害の激甚化等のリスクが高まり、当社グループの顧客である地方自治体や民間企業においても物理リスクへの対策が進行いたします。 水インフラ設備を提供する当社グループのエンジニアリング事業においては、防災・減災ソリューションの需要拡大が予想されます。 また、メーカー事業においては海洋環境の変化に伴う閉鎖循環式陸上養殖の普及、商社事業においては民間企業のBCPに対応した設備投資などの拡大が見込まれます。 一方で、基幹的な製造拠点等を持たない当社グループは、風水害の激甚化等による被災リスクは低いものの、当社グループの仕入先や協力会社が被災することによるサプライチェーンの寸断リスクは上昇いたします。 4℃シナリオで主に認識される物理リスクにおいては、当社グループがこれまで提供してきたソリューションの重要性が一層高まることで全ての事業セグメントにおいて事業機会が拡大し増益が見込まれますが、その責任を果たすためには、レジリエントなサプライチェーンの構築が重要になります。 「豊かな人間環境の創造」の実現に向けて、TCFDの枠組みに基づく分析を今後も継続して取り組み、事業インパクトの定量化、対応策の具体化・言語化を進めてまいります。 (指標及び目標)当社グループは、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標としております。 その中間目標として、2030年時点での温室効果ガス排出量の削減目標を、次のとおり策定いたしました。 項目目標基準年実績 (連結)Scope1 + Scope2温室効果ガスの排出量を45%削減1,252 t-CO2 (2022年度)Scope1:当社グループの事業活動による直接排出Scope2:当社グループが事業活動に際して調達したエネルギー由来の間接排出なお、Scope1及び2の算出方法については、内部での検討・最適化に継続して取り組んでおります。 係数の見直し等により、計算方法を変更する場合には、削減目標の基準年である2022年度の数値を遡及して修正する可能性がありますが、削減目標(%)に変更はありません。 ② 人的資本当社グループは、持続可能な社会の実現に向け、時々刻々と変化する社会的ニーズに応える「新たな価値」を創造し続けることを目指しております。 その全ての事業活動の礎となるのが「人材」であるとの考えから、当社グループでは、多様な人材を適切に採用・配置し、また従業員一人ひとりが、持てる力を最大限発揮できるよう以下の環境を整備しております。 a. ダイバーシティ当社グループが今後も持続的に発展し、社会へ価値を提供し続けるためには、多様なバックグラウンドを持つ役職員が、互いに刺激を受けながら、各々の持つポテンシャルを最大限に発揮することが欠かせません。 当社グループでは女性活躍推進や仕事と育児・介護・生活との両立支援、障がい者の活躍機会の創出、能力と意欲のあるシニア従業員の活躍推進などの観点からダイバーシティを推進しております。 職域拡大と女性総合職採用の強化や総合職転換制度など、性別の隔て無く様々な職種で活躍できるよう、仕組みを整えております。 産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務制度、育児に関わる特別休暇制度、介護休暇、介護短時間勤務制度など仕事と育児・介護との両立支援のための様々な取り組みを行っております。 また当社は、女性活躍推進に関する取り組みが優良な企業として、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」の最高位となる3段階目(3つ星)を取得しております。 b. 健康・ワークライフバランス「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念を実現するためには、従業員一人ひとりが心身ともに健康であり、心豊かに充実した生活を送ることが重要との認識のもと、「荏原実業 健康宣言」を2022年に策定いたしました。 当社は、経済産業省及び日本健康会議が主催する「健康経営優良法人 (大規模法人部門)」の認定を2023年度より3期連続で受けております。 また、ワークライフバランスを推進し、従業員一人ひとりが心身共に充実した状態で業務に臨むこと、余暇の活動の中でも多様な刺激を受け、それを業務に還元することが重要であるとの考えから、人事評価制度における時間外労働削減目標の設定やノー残業デーの設定、子育て世代をサポートする制度の導入など様々な取り組みを行っております。 当社は、子育てサポート企業として、厚生労働省が認定する「くるみん認定」を取得しております。 当社グループは、健康増進や働き方の改善に向けた様々な取組みを、健康保険組合や従業員、その家族と一体となって実践し、従業員一人ひとりが持てる力を最大限発揮できる職場環境を構築するとともに、従業員とその家族からも魅力ある会社を目指してまいります。 c. 労働安全衛生当社グループでは機器・設備の取扱いや建設現場における作業・監督などがあることから、安全・衛生の確保は最優先事項と捉えており、当社グループの行動規範において「職場の安全衛生」に関する項目を定めております。 また、業務遂行上発生する災害及び疾病を予防するため、労働基準法等の労働関連法規の遵守のみならず、従業員の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を促進するとともに、業務遂行の円滑化と生産性向上にも取り組んでおります。 危険性又は有害性等のリスク評価及びその結果に基づき講ずる措置、安全衛生計画の作成、実施、評価及び改善を継続する体制を整備し、安全衛生管理体制を確立しております。 健康診断の実施及び労働時間等の状況その他を考慮し、指導の対象となる労働者には面談を実施しております。 また、精神的健康の保持増進対策等、労働災害を防止し、快適な職場環境の形成を促進するために必要な措置を積極的に推進しております。 毎月、管理本部長を委員長とした安全衛生委員会を開催し、産業医を中心とする有資格者、安全衛生推進者などが出席しております。 労働安全衛生を含めた労働環境について、安全衛生委員会において協議・審議し、快適な職場環境の形成に向けた改善策・取り組みなどを検討・実施しております。 また、約70社の協力会社と共に「銀水会」を組織しております。 当社が主体となり安全衛生活動を展開し、多くの会員会社の積極的な参加のもと、工事の安全衛生管理を推進しております。 加えて、安全に関する知識や技能の習得を通じて、労働災害を未然に防止することを目的とした講習や、工事現場での安全パトロールを実施し、危険の検知と除去を行っております。 d. 人権当社グループは、「国際人権章典」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持・尊重し、「荏原実業グループ行動規範」の中で示している「各自の人権を尊重し、差別につながる行為はこれを一切行ってはならない」ことを、人権に関する基本的な考え方としております。 また、当社グループの全役職員を対象として、人権に対する意識向上に向けた研修を実施しております。 この研修では、企業経営において重要性を増す人権尊重の必要性について、全役職員の意識を向上させるため、弁護士を講師として実施しております。 加えて、人権を含むコンプライアンス違反及びハラスメント等の相談や通報ができる、常勤監査等委員を窓口とした内部窓口並びに弁護士を窓口とする外部窓口を設置しております。 ハラスメントについては、人事部長と人事部課長を窓口とした専用窓口(ハラスメント相談・苦情窓口)を設けており、「ハラスメントの防止に関する規則」において、禁止事項と事案発生時の対応方法等を定めております。 e. 責任ある調達全ての取引先と公正で対等な取引を誠実に行う調達を追求しております。 法令及び社会規範を遵守するとともに、相互理解と信頼関係に基づく良きパートナーシップの構築を図っております。 また、環境負荷低減に配慮された調達や、取引を通じて得た情報の適切な管理と機密の保持にも努めております。 新たな協力会社と取引を開始する際には、工事協力会社に対しては企業規模や工事に関する技能、建設業許可業種などを、資材調達先に対しては経営状態などを確認しております。 また、そのうち製作工場については、工場の規模や導入している機材、品質等の検査態勢などを確認しております。 協力会社の選定にあたっては、工事協力会社、資材調達先のそれぞれに対して、選定時の状態や情報更新の手順等を記した「管理標準要領」に従って管理しております。 なお、協力会社の選定後は、資材調達先に対して電子契約を導入した際や、大きな変化が生じた場合など、適宜説明や情報共有を行っております。 協力会社と組織する「銀水会」を通じて連携を深め、品質、技術力、及びサービス向上を行うとともに、会員各社の業績向上と発展を図っております。 |
| 指標及び目標 | (4) 指標及び目標当社グループは、上記の戦略において記載した4つのマテリアリティ(重要課題)について、達成度を計測・評価する指標及び目標(KPI)を策定いたしました。 なお前中期経営計画「EJ2024」にて未設定、期限到達または前倒しで達成したKPIについては、2025年2月に公表した新中期経営計画「EJ2027」において新たな目標数値を設定いたしました。 マテリアリティ(重要課題)の指標及び目標(KPI)は次のとおりであります。 なお、人材の多様性を含む人的資本に関する指標に係る実績については、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 当社グループは、持続可能な社会の実現に向け、時々刻々と変化する社会的ニーズに応える「新たな価値」を創造し続けることを目指しております。 その全ての事業活動の礎となるのが「人材」であるとの考えから、当社グループでは、多様な人材を適切に採用・配置し、また従業員一人ひとりが、持てる力を最大限発揮できるよう以下の環境を整備しております。 a. ダイバーシティ当社グループが今後も持続的に発展し、社会へ価値を提供し続けるためには、多様なバックグラウンドを持つ役職員が、互いに刺激を受けながら、各々の持つポテンシャルを最大限に発揮することが欠かせません。 当社グループでは女性活躍推進や仕事と育児・介護・生活との両立支援、障がい者の活躍機会の創出、能力と意欲のあるシニア従業員の活躍推進などの観点からダイバーシティを推進しております。 職域拡大と女性総合職採用の強化や総合職転換制度など、性別の隔て無く様々な職種で活躍できるよう、仕組みを整えております。 産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務制度、育児に関わる特別休暇制度、介護休暇、介護短時間勤務制度など仕事と育児・介護との両立支援のための様々な取り組みを行っております。 また当社は、女性活躍推進に関する取り組みが優良な企業として、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」の最高位となる3段階目(3つ星)を取得しております。 b. 健康・ワークライフバランス「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念を実現するためには、従業員一人ひとりが心身ともに健康であり、心豊かに充実した生活を送ることが重要との認識のもと、「荏原実業 健康宣言」を2022年に策定いたしました。 当社は、経済産業省及び日本健康会議が主催する「健康経営優良法人 (大規模法人部門)」の認定を2023年度より3期連続で受けております。 また、ワークライフバランスを推進し、従業員一人ひとりが心身共に充実した状態で業務に臨むこと、余暇の活動の中でも多様な刺激を受け、それを業務に還元することが重要であるとの考えから、人事評価制度における時間外労働削減目標の設定やノー残業デーの設定、子育て世代をサポートする制度の導入など様々な取り組みを行っております。 当社は、子育てサポート企業として、厚生労働省が認定する「くるみん認定」を取得しております。 当社グループは、健康増進や働き方の改善に向けた様々な取組みを、健康保険組合や従業員、その家族と一体となって実践し、従業員一人ひとりが持てる力を最大限発揮できる職場環境を構築するとともに、従業員とその家族からも魅力ある会社を目指してまいります。 c. 労働安全衛生当社グループでは機器・設備の取扱いや建設現場における作業・監督などがあることから、安全・衛生の確保は最優先事項と捉えており、当社グループの行動規範において「職場の安全衛生」に関する項目を定めております。 また、業務遂行上発生する災害及び疾病を予防するため、労働基準法等の労働関連法規の遵守のみならず、従業員の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を促進するとともに、業務遂行の円滑化と生産性向上にも取り組んでおります。 危険性又は有害性等のリスク評価及びその結果に基づき講ずる措置、安全衛生計画の作成、実施、評価及び改善を継続する体制を整備し、安全衛生管理体制を確立しております。 健康診断の実施及び労働時間等の状況その他を考慮し、指導の対象となる労働者には面談を実施しております。 また、精神的健康の保持増進対策等、労働災害を防止し、快適な職場環境の形成を促進するために必要な措置を積極的に推進しております。 毎月、管理本部長を委員長とした安全衛生委員会を開催し、産業医を中心とする有資格者、安全衛生推進者などが出席しております。 労働安全衛生を含めた労働環境について、安全衛生委員会において協議・審議し、快適な職場環境の形成に向けた改善策・取り組みなどを検討・実施しております。 また、約70社の協力会社と共に「銀水会」を組織しております。 当社が主体となり安全衛生活動を展開し、多くの会員会社の積極的な参加のもと、工事の安全衛生管理を推進しております。 加えて、安全に関する知識や技能の習得を通じて、労働災害を未然に防止することを目的とした講習や、工事現場での安全パトロールを実施し、危険の検知と除去を行っております。 d. 人権当社グループは、「国際人権章典」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持・尊重し、「荏原実業グループ行動規範」の中で示している「各自の人権を尊重し、差別につながる行為はこれを一切行ってはならない」ことを、人権に関する基本的な考え方としております。 また、当社グループの全役職員を対象として、人権に対する意識向上に向けた研修を実施しております。 この研修では、企業経営において重要性を増す人権尊重の必要性について、全役職員の意識を向上させるため、弁護士を講師として実施しております。 加えて、人権を含むコンプライアンス違反及びハラスメント等の相談や通報ができる、常勤監査等委員を窓口とした内部窓口並びに弁護士を窓口とする外部窓口を設置しております。 ハラスメントについては、人事部長と人事部課長を窓口とした専用窓口(ハラスメント相談・苦情窓口)を設けており、「ハラスメントの防止に関する規則」において、禁止事項と事案発生時の対応方法等を定めております。 e. 責任ある調達全ての取引先と公正で対等な取引を誠実に行う調達を追求しております。 法令及び社会規範を遵守するとともに、相互理解と信頼関係に基づく良きパートナーシップの構築を図っております。 また、環境負荷低減に配慮された調達や、取引を通じて得た情報の適切な管理と機密の保持にも努めております。 新たな協力会社と取引を開始する際には、工事協力会社に対しては企業規模や工事に関する技能、建設業許可業種などを、資材調達先に対しては経営状態などを確認しております。 また、そのうち製作工場については、工場の規模や導入している機材、品質等の検査態勢などを確認しております。 協力会社の選定にあたっては、工事協力会社、資材調達先のそれぞれに対して、選定時の状態や情報更新の手順等を記した「管理標準要領」に従って管理しております。 なお、協力会社の選定後は、資材調達先に対して電子契約を導入した際や、大きな変化が生じた場合など、適宜説明や情報共有を行っております。 協力会社と組織する「銀水会」を通じて連携を深め、品質、技術力、及びサービス向上を行うとともに、会員各社の業績向上と発展を図っております。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | |
| 事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 以下においては、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 また、必ずしも上記のようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。 当社グループは、これらのリスクの発生可能性と重要度を認識・予測したうえで、発生回避に向けた取組み及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行われる必要があります。 なお、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。 以下の事項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 官公庁への依存について当社グループは、受注高及び売上高の官公庁依存度が高い水準になっており、公共投資予算の抑制や公共工事コストの縮減策によって、当社グループの受注状況及び損益が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、オゾン・省エネ・脱臭・水処理・水産などの「メーカー事業」分野における技術開発力及び新製品開発力の強化により積極的な民需の開拓を行い、民間からの安定した受注及び収益の向上に努める方針であります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 また、官公庁依存度が高いことから、公共工事の売上高が12月から3月に集中する季節的変動があります。 ① 受注先別実績 官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)官公庁比率(%)2024年12月期25,94513,88839,83365.12025年12月期29,34414,25343,59867.3 (注) 当社グループが建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は、官公庁欄に計上しております。 ② 販売先別実績 官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)官公庁比率(%)2024年12月期23,42614,07737,50362.52025年12月期27,31413,89641,21166.3 (注) 当社グループが建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は、官公庁欄に計上しております。 (2) 市場環境について当社グループでは、市場環境の変化に対応すべく製品開発力を強化しておりますが、民間設備投資の動向、新規参入業者の増加等による価格競争の激化、原材料価格の変動など急激な市場環境の変化が生じた場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (3) ㈱荏原製作所及び同社の関係会社との取引関係について当社グループは、㈱荏原製作所及び同社の関係会社(以下「荏原グループ」という。 )と資本関係はないものの、販売代理店契約を締結して荏原グループ製品の仕入・販売を行うとともに、環境関連装置、水処理施設など各種プラント類の施工では荏原グループから機器材料を調達するなど継続的な事業上の関係があります。 最近2連結会計年度における製品及び工事売上原価、商品仕入高に占める荏原グループの割合は、次のとおりであります。 2024年12月期2025年12月期A 荏原グループ(百万円)3,9304,247B 製品及び工事売上原価(百万円)20,27122,001A/B(%)19.419.3C 荏原グループ(百万円)3,4072,728D 商品仕入高(百万円)5,5054,072C/D(%)61.967.0荏原グループとの取引関係は、今後も安定的に推移するものと判断しておりますが、荏原グループとの代理店基本契約等が延長されなかった場合又は取引関係が大幅に縮小した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (4) 製造について当社グループは、自社の生産設備を保有しない、いわゆるファブレス企業であり、環境関連製品の製造を外部委託しております。 生産設備を保有しないことにより経営資源を研究開発に集中させることができる一方で、十分な製造委託先の確保ができない場合、製品の品質に問題が生じた場合又は原材料の調達が困難になった場合などには、製品の供給を受けられなくなる可能性があります。 かかる場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、複数の製造委託先を有していること、また、製品製造に必要な技術及びデータは全て当社が管理しているため、特定の製造委託先への委託が不可能になった場合でも、短期間で代替の委託先を選定し製品供給を再開することができると認識しております。 そのため、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (5) 環境法規制について当社グループは、環境法規制の強化に対応した製品の開発に経営資源を集中させており、数々の環境法規制の強化は当社グループの成長要因の一つとなっております。 しかしながら、環境法規制の強化に対応した魅力ある製品やサービスを開発できない場合又は開発が長期化した場合などには、将来の成長性を低下させ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (6) 法的規制について当社グループは、建設業法、製造物責任法、計量法、産廃物の処理及び清掃に関する法律、高圧ガス保安法、毒物及び劇物取締法など様々な法規制の適用を受けております。 当社グループでは法令遵守の徹底を図るとともに、関連法令の動向を十分注視しておりますが、法律・規制等が強化された場合又は想定外の法律・規則等の導入・改正等があった場合、規制対応に不備が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (7) 工事損失費用について当社グループは、顧客の要望に応えるよう品質、機能、安全性、納期等に万全を期しておりますが、販売した製品及び設計・施工したプラント類の不具合や納期遅延等により、大規模な追加工事による多額の追加費用や顧客への補償等費用の発生、さらには顧客等からの多額な損害賠償請求等の訴訟や係争が生じる可能性があります。 これらが生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は低く、顕在化の時期は特定できません。 (8) 研究開発について継続的成長及び競争力強化の源泉は、差別化された新技術・新製品等の研究開発にあると認識し、積極的な研究開発活動を継続的に行っております。 しかしながら、研究開発の成果には不確実性が伴い、定期的に部門会議や研究開発委員会において進捗管理は行っているものの、必ずしも計画どおりに当社グループの業績に結びつかない可能性があります。 (9) 新規事業について当社グループは、将来の事業拡大及び企業価値向上に向け、既存事業に加えて新規事業及び新製品の開発に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、新規事業及び新製品の展開には不確実な要素が多く、事業が当初の見込みどおりに推移せず、投資に対し十分な回収を行うことができない場合又は投資回収が長期化する場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (10) 情報セキュリティについて当社グループは、事業活動において顧客情報及び個人情報を扱う場合があり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しております。 これらの情報の取扱いには細心の注意を払っており、外部からの不正アクセス、自社又は委託先での人為的過失等を防ぐために技術的対策、社員教育及び訓練の実施など適切な措置を講じておりますが、想定外の重大な情報漏洩や不正アクセス等が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況等に重大な影響を与える可能性があります。 (11) 保有有価証券の時価下落について当社グループは、取引先との安定的な関係を維持するため、取引先の株式を保有しており、また資金運用のため一定額の有価証券を保有しております。 政策保有株式の縮減には努めておりますが、急激な株式市況の悪化は、経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があるものの、現状、顕在化の時期は特定できません。 (12) 自然災害等について地震・風水害等の天災地変、戦争、テロ、その他突発的な事故等の発生により、当社グループの所有資産や仕掛工事中の機器資材等の価値が低下した場合又は原材料の調達制限等で一部事業を一時的に中断せざるを得ない状況に陥った場合などには、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは事業継続計画(BCP)を策定してリスク回避に努めております。 なお、現状では当該リスクが顕在化する可能性は予測できず、顕在化の時期も予測できません。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日)におけるわが国経済は、企業の設備投資を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、物価上昇に伴う個人消費の伸び悩みや米国の通商政策による影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社を取り巻く環境装置機械業界においては、公共分野では水インフラ設備の更新・整備需要や雨水排水施設などの防災・減災需要が拡大基調であり、民間分野では設備投資が安定的に推移しております。 このような事業環境のもと、当社グループは中期経営計画「EJ2027」において以下を基本方針とし、特に「防災・減災」、「蓄電池」、「水産」の3つを注力領域として、企業価値の向上を目指しております。 ・ 既存事業の強化・ 新領域の探索・ 経営基盤の充実これらの結果、当連結会計年度の受注高は43,598百万円(前年同期比9.5%増)、売上高は41,211百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は6,121百万円(前年同期比44.0%増)、経常利益は6,316百万円(前年同期比42.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,384百万円(前年同期比38.8%増)となりました。 セグメントごとの状況は、次のとおりであります。 a. メーカー事業当セグメントでは、受注高は7,517百万円(前年同期比2.9%減)、売上高は7,506百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益は1,247百万円(前年同期比5.0%減)となりました。 b. エンジニアリング事業当セグメントでは、受注高は24,358百万円(前年同期比18.8%増)、売上高は22,450百万円(前年同期比19.0%増)、セグメント利益は、4,332百万円(前年同期比76.8%増)となりました。 c. 商社事業当セグメントでは、受注高は11,721百万円(前年同期比1.1%増)、売上高は11,254百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は1,883百万円(前年同期比7.6%増)となりました。 財政状態については、次のとおりであります。 資産合計は48,385百万円となり、前連結会計年度末と比べ5,388百万円の増加となりました。 売上高の増加に伴い受取手形、売掛金及び契約資産が3,157百万円増加したこと、保有株式の時価上昇等に伴い投資有価証券が1,946百万円増加したこと等が主な要因であります。 負債合計は20,443百万円となり、前連結会計年度末と比べ908百万円の増加となりました。 支払手形及び買掛金が1,549百万円減少したこと、一方で、保有株式の時価上昇等に伴い繰延税金負債が702百万円増加したこと、また、未払法人税等が540百万円増加したこと等が主な要因であります。 純資産合計は27,941百万円となり、前連結会計年度末と比べ4,480百万円の増加となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益の計上により4,384百万円増加したこと、保有株式の時価上昇等に伴いその他有価証券評価差額金が1,426百万円増加したこと、一方で、剰余金の配当により1,280百万円減少したこと等が主な要因であります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は14,524百万円となり、前連結会計年度末と比べ455百万円の増加となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 a. 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動の結果獲得した資金は1,413百万円(前年同期は1,968百万円の獲得)となりました。 税金等調整前当期純利益の計上6,161百万円に加え、売上債権及び契約資産が3,157百万円増加、仕入債務が1,549百万円減少したこと等により、営業活動全体では1,413百万円の増加となったものであります。 b. 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動の結果使用した資金は205百万円(前年同期は187百万円の使用)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出377百万円等でありますc. 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動の結果使用した資金は752百万円(前年同期は1,566百万円の使用)となりました。 主な内訳は、配当金の支払額1,281百万円、長期借入れによる収入514百万円等であります。 ③ 受注及び販売の実績a. 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 1) 受注実績セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)メーカー事業7,51797.14,755100.2エンジニアリング事業24,358118.825,084108.2商社事業11,721101.16,296108.0合計43,598109.536,136107.1 (注) 金額は販売価格によっております。 2) 受注先別実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)前年同期比(%)メーカー事業4,2743,2437,51797.1エンジニアリング事業23,96239624,358118.8商社事業1,10810,61311,721101.1合計29,34414,25343,598109.5 (注)1. 金額は販売価格によっております。 2. 当社グループが建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は、官公庁欄に計上しております。 b. 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)官公庁(百万円)民間(百万円)計(百万円)前年同期比(%)メーカー事業4,2463,2597,506105.6エンジニアリング事業21,86158922,450119.0商社事業1,20610,04711,25497.7合計27,31413,89641,211109.9 (注)1. 総販売実績に対する販売割合が、10%以上の相手先はありません。 2. 当社グループが建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は、官公庁欄に計上しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a. 財政状態及び経営成績1) 財政状態当連結会計年度の財政状態については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 2) 経営成績イ.経営成績の概要当連結会計年度における経営成績の概要は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ロ.受注高について公共分野では、エンジニアリング事業において公共水インフラ設備の老朽化に伴う更新・整備需要が高水準で推移いたしました。 その結果、受注高は前年同期比9.5%増の43,598百万円となりました。 セグメント別では、メーカー事業は前年同期比2.9%減、エンジニアリング事業は前年同期比18.8%増、商社事業は前年同期比1.1%増となりました。 ハ.売上高について高水準の期首受注残高が順調に売上計上され、メーカー事業とエンジニアリング事業において売上高が増加しました。 その結果、売上高は前年同期比9.9%増の41,211百万円となりました。 セグメント別では、メーカー事業は前年同期比5.6%増、エンジニアリング事業は前年同期比19.0%増、商社事業は前年同期比2.3%減となりました。 ニ.売上総利益について売上高の増加に伴い売上総利益も増加し、売上総利益は前年同期比18.8%増の13,927百万円となりました。 ホ.販売費及び一般管理費について人件費等の増加により、販売費及び一般管理費は前年同期比4.4%増の7,806百万円となりました。 ヘ.営業利益について売上総利益の増加により、営業利益は前年同期比44.0%増の6,121百万円となりました。 ト.経常利益について営業利益に、受取配当金、投資不動産賃貸料等による営業外収益287百万円、不動産賃貸費用等による営業外費用92百万円が計上され、経常利益は前年同期比42.2%増の6,316百万円となりました。 チ.親会社株主に帰属する当期純利益について経常利益に投資有価証券売却益103百万円の特別利益及び投資有価証券評価損199百万円等の特別損失、法人税等1,777百万円が計上され、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比38.8%増の4,384百万円となりました。 b. 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「3 事業等のリスク」及び下記「③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」に記載しております。 c. セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容メーカー事業環境関連製品の製造・販売を手掛ける当セグメントにおいては、受注高は計測分野で半導体産業向け需要が持ち直したものの、脱臭分野で前年に獲得した大型案件の反動減があったことに加え、水処理プラント分野で民間向け水処理設備が減少し、セグメント全体では前年同期比2.9%減の7,517百万円となりました。 一方で、売上高は脱臭及び水処理プラントの両分野が増加したことにより、前年同期比5.6%増の7,506百万円となりました。 セグメント利益は、売上高は増加したものの、人件費が増加したことなどにより、前年同期比5.0%減の1,247百万円となりました。 エンジニアリング事業上下水道向けの設計・施工を手掛ける当セグメントにおいては、受注高は公共水インフラ設備の更新・整備需要、防災・減災需要が拡大基調にあり、前年同期比18.8%増の24,358百万円となりました。 売上高は高水準の期首受注残高を背景とした順調な工事進捗により、前年同期比19.0%増の22,450百万円となりました。 セグメント利益は、売上高の増加に伴い、前年同期比76.8%増の4,332百万円となりました。 商社事業主にポンプ、冷凍機、空調機器などを商社として販売する当セグメントにおいては、受注高は民間分野の設備投資が安定的に推移したことに加えて、国内工場の設備増強・更新需要が重なり、前年同期比1.1%増の11,721百万円となりました。 売上高は僅かに減少したものの高水準を維持し、前年同期比2.3%減の11,254百万円となりました。 セグメント利益は、高利益率案件の売上計上により、前年同期比7.6%増の1,883百万円となりました。 d. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等1) 目標とする経営指標当社の目指す姿として、人々の健康、快適かつ安心安全な暮らし、自然との共存を実現する「トータル環境ソリューションカンパニー」への進化を長期ビジョンとして定め、2030年に目指す事業規模として「売上高600億円、営業利益80億円」を掲げております。 この長期ビジョンに向けた中間地点として2025年から2027年までの3か年中期経営計画「EJ2027」を策定しております。 2) 2030年に目指す事業規模・ 売上高600億円・ 営業利益80億円・ 営業利益率13.0%・ ROE15.0%以上3) 中期経営計画「EJ2027」期間内で目指す経営指標・ 営業利益率12.2%・ ROE15.0%以上・ 研究開発投資25億円以上 (中期経営計画「EJ2027」期間内累計)・ 設備投資・成長戦略投資30億円以上 (中期経営計画「EJ2027」期間内累計) ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a. キャッシュ・フロー当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 また、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源等については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりであります。 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期自己資本比率(%)53.654.950.254.657.7時価ベースの自己資本比率(%)85.179.884.2108.6105.8キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)0.40.70.20.51.1インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)467.0309.0865.4267.3130.1自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1. 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2. 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3. 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 b. 資本の財源及び資金の流動性1) 資金の需要当社グループは、長期ビジョン(2030年度に目指す姿)を実現するための研究開発投資及び成長投資、並びに債務の返済及び運転資金等の資金需要に備え、流動性の確保、内部留保の充実及び資金調達に努めております。 2) 資金の調達当社グループは、必要な資金は内部資金より充当し、不足が生じた場合は銀行借入により調達しております。 3) 資金の流動性当社グループは、複数の金融機関と当座貸越契約を設定しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 その作成には経営者による会計方針の採用や、資産・負債及び収益・費用の計上及び開示に関する見積りを必要とします。 経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 |
| 研究開発活動 | 6【研究開発活動】 (1) 方針及び目的当社グループの研究開発は、「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念に基づき、脱炭素、水、空気、エネルギーなど環境に関わる様々な社会課題の解決と、当社グループの持続的な成長に向けて、計測、省エネ・創エネ、脱臭、水処理プラント、医療など、主としてメーカー事業に属する分野において、製品及びシステムの開発を行っております。 研究開発体制については、当社の研究開発委員会において、全ての研究開発活動の妥当性、方向性、方法、工程、予算及び市場性について審議し、適確、迅速かつ経済的に研究開発活動を遂行できる体制を構築しております。 また、研究開発活動の実施については、次の各拠点において、関連部門が連携しながら取り組んでおります。 中央研究所では、脱臭、脱硫、水処理、バイオマス等の環境関連製品に向けた研究開発に加え、他部門における製品開発への協力を行っております。 かずさ生産技術センター及び蓄電池事業部では、デシカント空調機や蓄電池を活用した防災・減災に関連するシステムなどの開発を進めております。 荏原実業テクノロジーズ㈱では、オゾン濃度測定を中心とした測定器・装置及び除菌・脱臭などの環境整備に役立つオゾン応用製品の研究開発を進めております。 加えて、オゾンの用途拡大や有効利用が期待される医療・福祉分野に向けた製品の開発にも取り組んでおります。 これらの拠点では、大学など外部機関との共同研究も積極的に推進しております。 なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は735百万円であります。 (2) 主な研究開発の状況以下は、全てメーカー事業に係る研究開発であります。 省エネ・創エネ分野① テーマ名:水素添加型メタン生成プロセスの共同研究概要:バイオメタネーションは、微生物の働きで炭酸ガスを水素との反応によりメタンガスに転換する技術です。 国土交通省の令和6年度下水道応用研究に採択され、当社は大学等との共同研究として進めております。 現在、下水処理場において実証実験を実施中で、目標濃度・処理量を達成しております。 脱炭素社会の実現に向けて、今後本技術の実用化を進めてまいります。 期間:2021年6月~2025年12月 (現在継続中)② テーマ名:デシカント除湿機の小型化/冷媒R410AからR32への変更概要:産業用デシカント除湿機に関する顧客要望に対応し、製品の小型化や冷媒の変更などの改良を行いました。 本開発により大幅に小型化された製品がラインナップに加わり、より幅広い顧客層への展開が期待されます。 また、社会的課題である地球温暖化に配慮した製品としての評価も期待されます。 2026年度より順次販売を開始する予定です。 期間:2025年1月~2025年12月③ テーマ名:蓄電池による水門駆動システム概要:洪水・高潮・津波等による浸水被害から住民の生命及び財産を守るため、迅速かつ確実な樋門(水門等を含む。 )の開閉操作システムを開発及び事業化することを目的とし、公益財団法人日本下水道新技術機構他2社と蓄電池を用いた樋門の電動化及び遠隔化技術に関する共同研究を行いました。 本技術に関する技術マニュアルを発刊し、全国自治体へ配布しております。 期間:2023年6月~2025年12月④ テーマ名:小規模下水処理場のダウンサイジングによる省エネ化システムの開発概要:下水処理場の非常用自家発電設備を代替する蓄電池制御システムを開発・実用化するもので、非常時の電源機能を確保しつつ、平常時から活用することで、点検・維持管理作業及び商用電力使用量の低減を図り、維持管理に係るトータルコストの縮減を目指しております。 期間:2025年1月~2025年12月 (現在継続中)水処理プラント分野① テーマ名:上水向けPFAS除去機能付き濾過装置の開発概要:近年、国内でも規制の方針が議論されているPFASについて、当社においてもPFAS対応処理設備の設計を行うために、吸着材3種について適用検討を行いました。 今後は、民間事業場の用水設備(専用水道等)を対象に、引き合い対応を進めてまいります。 期間:2025年1月~2025年12月② テーマ名:パネルタンク型濾過器概要:汎用パネルタンクに濾材を充填し、濾過器として使用します。 パネルタンクを用いることで、重機を使用できない極小スペースへの設置や人力による組立てが可能なことから、災害発生時における可搬型浄水装置としての利用も視野に入れております。 2026年度より本格的に販売を開始してまいります。 期間:2024年1月~2025年12月 |
| 設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当社グループは、メーカー事業の拡充と研究開発の強化を図るため、当連結会計年度においては中央研究所の土地の取得190百万円を含め、総額428百万円の設備投資を実施いたしました。 なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。 |
| 主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当連結会計年度末における主要な設備は、以下のとおりであります。 (1) 提出会社(2025年12月31日現在) 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)工具、器具及び備品(百万円)リース資産(百万円)土地合計(百万円)面積(㎡)金額(百万円)本社(東京都中央区)メーカー、エンジニアリング、商社、全社統括業務、営業設計、生産管理、営業、賃貸287(20)05618480.85(24.00)814(147)1,176(168)225(31)静岡支社(静岡市駿河区)メーカー、エンジニアリング、商社営業54-0-221.968914517(6)関東支社(さいたま市浦和区)メーカー、エンジニアリング、商社、全社営業、賃貸73(43)-02231.04(138.84)196(117)272(161)28 (2)神奈川支社(川崎市川崎区)メーカー、エンジニアリング、商社、全社営業、賃貸161(140)-0-464.16(386.80)5(4)167(145)16(4)中央研究所(川崎市麻生区)メーカー、エンジニアリング、商社総合研究135337-1,070.1519036613(5)かずさ事業所(千葉県木更津市)メーカー、エンジニアリング、商社総合研究、生産管理、設計6531236-55,480.5324294422(5)保養所(神奈川県足柄下郡他)全社厚生施設21-0-1,077.124465- (注)1. 「従業員数」欄以外の( )書は、内書で賃貸中のものであり、貸借対照表上、投資不動産として表示しております。 2. 「従業員数」欄の( )書は、臨時雇用者数(顧問、嘱託、非常勤顧問、パートタイマーを含む。 )の年間の平均人員を外書で記載しております。 (2) 国内子会社(2025年12月31日現在) 会社名(本社所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)機械装置及び運搬具(百万円)工具、器具及び備品(百万円)リース資産(百万円)土地合計(百万円)面積(㎡)金額(百万円)㈱エバジツ(東京都大田区)商社統括業務、営業、賃貸114(77)-3(0)-1,330.95(1,056.84)76(71)194(149)54(10)荏原実業テクノロジーズ㈱(川崎市麻生区)メーカー総合研究、生産管理、設計22003901,115.4120746836(14) (注)1. 「従業員数」欄以外の( )書は、内書で賃貸中のものであり、連結貸借対照表上、投資不動産として表示しております。 2. 「従業員数」欄の( )書は、臨時雇用者数(顧問、嘱託、非常勤顧問、パートタイマーを含む。 )の年間の平均人員を外書で記載しております。 3. 環境計測技術センターは、2025年7月1日を効力発生日として、当社の完全子会社である荏原実業テクノロジーズ株式会社へ移転しました。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 該当事項はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 735,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 428,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 42 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 14 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 8,110,000 |
| 管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
| 全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
| 非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 0 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式について、次のとおり区分しております。 (純投資目的である投資株式)専ら株式の価格変動や配当の受領によって利益を得ることを目的とする株式(純投資目的以外の目的である投資株式)純投資目的以外の政策的長期保有等を目的とする株式 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容(保有方針)当社は、当社グループの企業価値向上を図るため、関係構築・維持・強化等の事業戦略上の必要性が認められると判断した場合のみ、政策保有株式を保有しております。 (検証の内容)政策保有株式の保有の合理性については、企業価値を向上させるための中長期的な視点に立ち、投資先ごとに事業戦略上の重要性、財務安定性や受取配当金等のリターンなどを総合的に勘案し、保有意義が希薄化した株式については適宜売却を進めることで政策保有株式の縮減に努めております。 なお、当事業年度は1銘柄の全部及び1銘柄の一部を市場において売却いたしました。 b. 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式20非上場株式以外の株式34,236 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式10取引先持株会による配当再投資及び株式分割。 なお、全ての取引先持株会において、定期拠出による買付を休止しております。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式2112 c. 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱荏原製作所1,095,7881,125,784販売代理店契約を締結して製品の仕入・販売を行うとともに、環境関連装置、水処理施設など各種プラント類の施工では機器材料を調達するなど継続的な事業上の関係があり、取引関係の維持・強化のため保有しております。 具体的な取引については、「第1 企業の概況 3 事業の内容 (注)荏原グループとの取引関係」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (4)㈱荏原製作所及び同社の関係会社との取引関係について」に記載しております。 取引先持株会に加入して毎月一定額を拠出しておりましたが、現在拠出を休止しております。 なお、当事業年度において、一部株式を売却しております。 無4,0362,769前澤給装工業㈱89,80089,800住宅設備機器の顧客であり、取引関係の維持・強化及び事業シナジー効果を図ることを目的として、株式を保有しております。 有141120㈱大気社17,3948,686風水力冷熱機器の主要販売先であり、取引関係の維持・強化のため保有しております。 取引先持株会に加入して毎月一定額を拠出しておりましたが、現在拠出を休止しております。 なお、2025年4月1日を効力発生日とした同社の株式分割により、保有株式数が増加しております。 無5743フクダ電子㈱-292当事業年度において、全株式を売却いたしました。 有-2 (注)1. 前事業年度及び当事業年度において、当社が保有するみなし保有株式はありません。 2. 定量的な保有効果は記載が困難でありますが、「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載の方法で、保有の適否を個別銘柄ごとに検証しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式101199非上場株式以外の株式43,98843,133 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)非上場株式-- (注)非上場株式以外の株式66-3,800 (注) 非上場株式については、市場価格がないことから、「評価損益の合計額」は記載しておりません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 4 |
| 株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
| 株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
| 銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 0 |
| 銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
| 貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4,236,000,000 |
| 株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 0 |
| 株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 112,000,000 |
| 株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 17,394 |
| 貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 57,000,000 |
| 貸借対照表計上額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 3,988,000,000 |
| 受取配当金の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 66,000,000 |
| 評価損益の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 3,800,000,000 |
| 株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会による配当再投資及び株式分割。 なお、全ての取引先持株会において、定期拠出による買付を休止しております。 |
| 銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | フクダ電子㈱ |
| 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 当事業年度において、全株式を売却いたしました。 |
| 当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 有 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2025年12月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号1,432,50011.90 光通信株式会社東京都豊島区西池袋1丁目4番10号950,9007.90 NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1ST FLOOR,SENATOR HOUSE,85 QUEEN VICTORIA STREET,LONDON,EC4V 4AB(東京都中央区日本橋3丁目11-1)913,1007.58 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-12382,7003.18 NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)50BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT,UK(東京都中央区日本橋3丁目11-1)360,0002.99 株式会社みずほ銀行東京都千代田区大手町1丁目5番5号300,0002.49 日本生命保険相互会社東京都千代田区丸の内1丁目6番6号300,0002.49 鈴木 久司神奈川県横浜市港北区298,8052.48 三井住友信託銀行株式会社東京都千代田区丸の内1丁目4番1号298,0002.47 荏原実業社員持株会東京都中央区銀座7丁目14番1号250,1002.07計-5,486,10545.59 (注)1. 上記所有株式数のほか、役員持株会を通じて所有している株式数は次のとおりであります。 鈴木 久司 183株2. 上記大株主以外に当社が897,958株(持株比率6.94%)を自己株式として所有しております。なお、従業員持株会信託型ESOPの信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託口)が所有する当社株式117,300株については、自己株式に含めておりません。 |
| 株主数-金融機関 | 15 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 25 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 10 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 76 |
| 株主数-個人その他 | 4,815 |
| 株主数-その他の法人 | 43 |
| 株主数-計 | 4,984 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | 荏原実業社員持株会 |
| 株主総利回り | 2 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式748147,000当期間における取得自己株式1,566- (注)1. 当事業年度における取得自己株式は、単元未満株式の買取請求42株及び譲渡制限付株式の無償取得706株であります。 2. 当期間における取得自己株式は、譲渡制限付株式の無償取得1,566株であります。 3. 2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。 当事業年度における取得自己株式は株式分割前の内容を、当期間における取得自己株式は株式分割後の内容を記載しております。 4. 2026年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び譲渡制限付株式の無償取得による株式は含まれておりません。 |
Shareholders2
| 自己株式の取得 | -678,000,000 |
| 自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | -1,000,000 |
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1. 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式12,930,000--12,930,000合計12,930,000--12,930,000自己株式 普通株式 (注)1.2.3.1,007,95447,64840,3441,015,258合計1,007,95447,64840,3441,015,258 (注)1.自己株式(普通株式)の増加は、取締役会決議による自己株式の取得46,900株、譲渡制限付株式報酬の無償取得706株、単元未満株式の買取り42株によるものであります。 2.自己株式(普通株式)の減少は、従業員持株会信託型ESOPの信託口から持株会への売却7,900株、譲渡制限付株式報酬としての処分32,444株によるものであります。 3.当連結会計年度末の自己株式数には、従業員持株会信託型ESOPの信託口が保有する当社株式117,300株が含まれております。 4.2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。 上記は当該株式分割前の株式数を記載しております。 |
Audit
| 監査法人1、連結 | 有限責任監査法人 ト ー マ ツ |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2026年3月9日荏原実業株式会社 取締役会 御中 有限責任監査法人 ト ー マ ツ 東 京 事 務 所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士滝 沢 勝 己 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士服 部 理<連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている荏原実業株式会社の2025年1月1日から2025年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、荏原実業株式会社及び連結子会社の2025年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 一定期間にわたって履行義務が充足される工事契約の収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表注記(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)の「4.会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、会社は完成工事高及び完成工事原価の計上基準として、当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事については工事の進捗度に基づき収益を認識する方法を適用している。 当連結会計年度に係る製品及び工事売上高33,812百万円のうち連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事の進捗に基づく収益(完成工事高)として24,068百万円を認識しており、そのうち荏原実業株式会社が22,897百万円となっている。 会社は、販売管理システムで工事契約ごとに、工事収益総額、工事原価総額、実際発生原価等を管理している。 連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、当連結会計年度末までの実際発生原価に応じた工事の進捗度に工事収益総額を乗じて算出されている。 工事収益総額、工事原価総額、実際発生原価等の計算要素については、各営業担当者において適時・適切に集計及び見直しがなされているか確認のうえで、各営業部門の上長が四半期ごとに承認している。 その後、経理部において販売管理システムのデータを基に、スプレッドシートを用いて完成工事高を算出し、結果を経理部長が承認している。 それらの計算要素のうち、工事収益総額及び工事原価総額については様々な仮定や事業環境の変化を踏まえた経営者の重要な予測・判断を用いて算出されるため、以下のような要因による不確実性が存在する。 ・工事収益総額については、設計変更や工期変更等が生じ、その変更が合意されたにもかかわらず、変更内容が適時に反映されない・工事原価総額については、受注時に予測しえなかった事象の発生、資材及び外注費等の市況の変動などにより工事原価総額の見直しが必要となる場合があるしたがって、当連結会計年度末で工事内容の変更に関する注文書の未入手などにより工事収益総額の変動が適時適切に反映されない、また工事原価総額の見直しが必要となる事象が発生しているにも拘わらず、適時適切に工事原価が見直されない、あるいは不十分な情報に基づき工事原価総額が算定された場合には、完成工事高が適切に計上されず、財務諸表全体に与える影響が大きいものとなる。 以上により、当監査法人は工事収益総額及び工事原価総額に係る会計上の見積りが適時適切に行われない場合、完成工事高が適切に計上されないことに鑑み、会社の工事の進捗度に基づき収益を認識する方法を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は工事の進捗度に基づき収益を認識する方法の適用による収益認識を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価会社が属する事業環境等を理解したうえで、工事収益総額及び工事原価総額の会計上の見積り、実際発生原価の適切な集計に関する業務プロセスのうち主に以下の内部統制の整備・運用状況を評価した。 ・受注時の承認プロセス・着工後の設計変更等による変更内容に関して、四半期ごとに反映し、承認するプロセスまた、販売管理システムのユーザーアクセス管理などの全般統制や業務処理統制については、IT専門家を利用してその有効性を評価した。 (2)完成工事高の計上額に関する監査手続完成工事高の計上額に関して、販売管理システムにおける完成売上高の算定に用いるデータ集計の網羅性及び正確性についてIT専門家を利用して検討するとともに、計算に利用するスプレッドシートが適切に計算されているか、監査人がサンプルを抽出し再計算を実施した。 また、工事収益総額の変更に関する注文書が未入手となっている工事契約や工事進捗度が監査人の予測とは異なる推移をしている工事契約等を抽出し、主に以下の監査手続を実施した。 ・担当者に質問するとともに、工事収益総額の根拠となる証憑書類の閲覧・工事契約ごとの受注時の工事利益と、売上計上時の工事利益について、比較・分析を実施し、工事原価総額の見積り精度を評価するとともに、大幅な変動がある場合には、変動理由について担当者に質問し、関連する資料を閲覧し、その回答の合理性を検討・工事の進捗度が契約工期による進捗度と乖離している工事契約等について、工事責任者への乖離理由の質問及び関連証憑との突合上記の抽出された工事契約以外の工事契約についても、サンプルベースで工事収益総額及び工事原価総額に関する証憑書類等との突合を実施した。 また、相対的に工事収益総額が大きく、工事利益率の高い工事契約や工事の進捗度が高い工事契約などの一定の基準にて抽出した工事契約に関して、工事現場の視察を行い、工事の進捗状況等との整合性を検討した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、荏原実業株式会社の2025年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、荏原実業株式会社が2025年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定(社会的影響度の高い事業体の財務諸表監査に適用される規定を含む。 )に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1. 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2. XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 一定期間にわたって履行義務が充足される工事契約の収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表注記(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)の「4.会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、会社は完成工事高及び完成工事原価の計上基準として、当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事については工事の進捗度に基づき収益を認識する方法を適用している。 当連結会計年度に係る製品及び工事売上高33,812百万円のうち連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事の進捗に基づく収益(完成工事高)として24,068百万円を認識しており、そのうち荏原実業株式会社が22,897百万円となっている。 会社は、販売管理システムで工事契約ごとに、工事収益総額、工事原価総額、実際発生原価等を管理している。 連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、当連結会計年度末までの実際発生原価に応じた工事の進捗度に工事収益総額を乗じて算出されている。 工事収益総額、工事原価総額、実際発生原価等の計算要素については、各営業担当者において適時・適切に集計及び見直しがなされているか確認のうえで、各営業部門の上長が四半期ごとに承認している。 その後、経理部において販売管理システムのデータを基に、スプレッドシートを用いて完成工事高を算出し、結果を経理部長が承認している。 それらの計算要素のうち、工事収益総額及び工事原価総額については様々な仮定や事業環境の変化を踏まえた経営者の重要な予測・判断を用いて算出されるため、以下のような要因による不確実性が存在する。 ・工事収益総額については、設計変更や工期変更等が生じ、その変更が合意されたにもかかわらず、変更内容が適時に反映されない・工事原価総額については、受注時に予測しえなかった事象の発生、資材及び外注費等の市況の変動などにより工事原価総額の見直しが必要となる場合があるしたがって、当連結会計年度末で工事内容の変更に関する注文書の未入手などにより工事収益総額の変動が適時適切に反映されない、また工事原価総額の見直しが必要となる事象が発生しているにも拘わらず、適時適切に工事原価が見直されない、あるいは不十分な情報に基づき工事原価総額が算定された場合には、完成工事高が適切に計上されず、財務諸表全体に与える影響が大きいものとなる。 以上により、当監査法人は工事収益総額及び工事原価総額に係る会計上の見積りが適時適切に行われない場合、完成工事高が適切に計上されないことに鑑み、会社の工事の進捗度に基づき収益を認識する方法を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は工事の進捗度に基づき収益を認識する方法の適用による収益認識を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価会社が属する事業環境等を理解したうえで、工事収益総額及び工事原価総額の会計上の見積り、実際発生原価の適切な集計に関する業務プロセスのうち主に以下の内部統制の整備・運用状況を評価した。 ・受注時の承認プロセス・着工後の設計変更等による変更内容に関して、四半期ごとに反映し、承認するプロセスまた、販売管理システムのユーザーアクセス管理などの全般統制や業務処理統制については、IT専門家を利用してその有効性を評価した。 (2)完成工事高の計上額に関する監査手続完成工事高の計上額に関して、販売管理システムにおける完成売上高の算定に用いるデータ集計の網羅性及び正確性についてIT専門家を利用して検討するとともに、計算に利用するスプレッドシートが適切に計算されているか、監査人がサンプルを抽出し再計算を実施した。 また、工事収益総額の変更に関する注文書が未入手となっている工事契約や工事進捗度が監査人の予測とは異なる推移をしている工事契約等を抽出し、主に以下の監査手続を実施した。 ・担当者に質問するとともに、工事収益総額の根拠となる証憑書類の閲覧・工事契約ごとの受注時の工事利益と、売上計上時の工事利益について、比較・分析を実施し、工事原価総額の見積り精度を評価するとともに、大幅な変動がある場合には、変動理由について担当者に質問し、関連する資料を閲覧し、その回答の合理性を検討・工事の進捗度が契約工期による進捗度と乖離している工事契約等について、工事責任者への乖離理由の質問及び関連証憑との突合上記の抽出された工事契約以外の工事契約についても、サンプルベースで工事収益総額及び工事原価総額に関する証憑書類等との突合を実施した。 また、相対的に工事収益総額が大きく、工事利益率の高い工事契約や工事の進捗度が高い工事契約などの一定の基準にて抽出した工事契約に関して、工事現場の視察を行い、工事の進捗状況等との整合性を検討した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |