財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2026-01-30
英訳名、表紙Classico, Inc.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 大和 新
本店の所在の場所、表紙東京都港区赤坂九丁目5番12号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03-6427-4767(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEIfalse
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
当社の事業は、代表取締役社長である大和新が、創業以前に知人の医師から寄せられた「病院から配られたり、市場に売っている白衣は、ペラペラでクタクタのものばかりで、あの白衣を着ても仕事のモチベーションが上がらない」という切実な声に耳を傾けたことから始まりました。
2008年の創業当時の医療用白衣は、その声が示す通り、旧来の画一的な商品が主流であり、品質やデザインの面で選択肢が極めて限られた状況にありました。
この市場環境に対し、大和は「なぜ誰もかっこいい白衣を作らないのか。
」というシンプルな疑問から、デザイン性によって従来の商品と明確に差別化された、新たな白衣の開発を着想いたしました。
この着想を実現するため、共同創業者となるオーダーメイドスーツ職人の大豆生田伸夫(現当社従業員)をパートナーとして迎え、長年培われたテーラードの技術を応用した、これまでにない新しい白衣の開発に着手しました。
完成した商品をECサイトを通じて個人の医師へ直接販売を開始したところ、受注は順調に伸長し、医療現場における潜在的な需要の高さを確認いたしました。
この手応えを受け、2008年、医療用のメディカルアパレルの企画、製造及び販売を事業目的として、大和と大豆生田が当社を共同で設立いたしました。
当社設立後、現在までの沿革は以下の通りです。
年月概要2008年12月当社を設立し、自社で開発した白衣の販売をECサイトにて本格的に開始2010年3月アメリカ「IDA」最優秀賞受賞(白衣/クラシコテーラー)2012年7月海外展開を台湾/米国から開始2015年6月カリフォルニア発のスペシャリティストア「ロンハーマン」とコラボレーションした白衣を発売2016年2月クラウドファンディング「INDIEGOGO」で聴診器「U scope」発表(注)2016年6月47,576USドルの資金調達に成功し聴診器「U scope」発売2018年3月ルームウェアブランド「ジェラート ピケ」とコラボレーションした初のナースウェアを発売2019年1月病院向け一括導入(BtoB)の展開を本格的に開始2019年7月東京・表参道に期間限定で「Classico OMOTESANDO」をオープン2020年3月両社事業の強化・拡大を目的として株式会社エランと資本業務提携2021年5月東京・六本木に「Classico ROPPONGI」を出店2022年3月東京・丸の内に「Classico MARUNOUCHI」を出店2022年5月入院患者のための新ブランド「lifte」を発表2023年3月大阪・梅田に「Classico OSAKA」を出店2023年12月愛知・名古屋に「Classico NAGOYA」を出店2024年2月神奈川・横浜に「Classico YOKOHAMA」を出店2025年1月調達力強化や両社事業の拡充を目的としてMNインターファッション株式会社と資本業務提携2025年11月東京証券取引所グロース市場に株式を上場 (注) 聴診器「U scope」については本書提出日現在、製造販売を中止しております。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社は、「医療現場に、感性を。
」というミッションのもと、医療現場で働く医師や看護師などの医療従事者に対し、白衣・スクラブ(上下分かれた医療ウェア)、患者衣及び周辺小物等のメディカルアパレル商品の企画、開発及び販売を行っております。
医療従事者が誇りを持ち、モチベーションを高く保ちながら、高いパフォーマンスで働けるよう、当社は、メディカルアパレルを機能重視の支給品からプロ意識を表現するファッションへと進化させ、こだわり抜いたものづくりを通じて、耐久性、着心地、機能性、そして美しさを高次元で兼ね備えたメディカルアパレルを提供しています。
なお、当社は、メディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載は省略しております。
当社の各事業区分の特徴は、以下のとおりです。
事業区分主要ブランド主要商品展開地域主要販路国内ECClassico機能性とデザイン性を持った素材を糸から開発することで、デザイン性、着心地、肌触りと工業用洗濯にも耐えられる耐久性が両立するメディカルアパレル商品日本全国国内向け公式オンラインストア国内店舗Classico東京、大阪、名古屋、横浜新丸ビル店舗等の商業施設及びPop Up Store国内法人Classico,lifte日本全国国内法人を通じた販売海外Classico台湾、中国、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポール、香港、中東6カ国(サウジアラビア等)海外向け公式オンラインストア、中国向けECモール(Tmall)、海外法人を通じた販売 (1) 主要商品当社の事業において取り扱っている主な商品は次のとおりです。
① 白衣及びスクラブ(Classico)着る人の気持ちを高揚させるスタイリッシュなスクラブ及び白衣ブランドです。
テーラード技術をベースにし、美しさと機能性を両立したデザインを追究しています。
主な商品一覧商品名・ライン特徴商品イメージクラシコテーラー創業時から続く、当社を代表する白衣です。
顧客からのフィードバックを基に、創業以来、素材6回、デザイン7回、パターン8回の改良を実施し、今なお愛される当社の定番素材「クレメルスーピマ」を生地に採用しています。
ポリエステルを芯としてスーピマ綿でカバーリングした糸と、柔らかい肌触りと伸縮性のある糸を高密度に織り込むことで、美しい発色と高級感、高機能の両立を実現しています。
スクラブDECOウール調の上質な生地でありながら、一年を通して快適に身に纏うことができる素材を開発して誕生したシリーズとなります。
スーツのアクセサリー(ブートニエール)を彷彿とさせる上品なデザインは、フォーマルかつ高級感のある装いで、落ち着きと信頼感を与える点が魅力です。
スクラブLUXE表面にはシルクのような光沢があり、サラサラとした肌触りが特徴の上質感があるジャージー素材を使用した、当社の主力シリーズとなります。
肌に当たる内側の生地には綿を使用している点や胸元を控えめなVネックにすることでモード感が加わり、スタイリッシュな印象を与え、機能性、着心地、美しさを兼ね備えた点が魅力です。
商品名・ライン特徴商品イメージスクラブCOOL TECH当社のスクラブ定番商品であるDECO対比で約10倍(注)の通気性を有する春夏向けの機能性商品です。
素肌に触れるとひんやりする接触冷感機能も併せ持ち、蒸し暑く汗をかく現場でも快適に過ごすことができ、見た目からも清涼感のある軽やかなデザインに仕上げています。
PACKスクラブ『高品質の魅力をもっと身近に、そして日常的に。
』をコンセプトに開発された当社のエントリーモデルです。
軽量性、伸縮性、吸水速乾性も兼備。
洗濯乾燥後にノンアイロンで着られる利便性を持ちつつ、生産工程の見直しにより当社商材比で低価格を実現し、幅広い層から支持される商品です。
Ron Hermanシリーズ『尊い命を救う医療従事者に、笑顔と勇気を与えたい』 という真摯な想いからスタートした、Ron Hermanらしい上質で品のあるシンプルなリラックススタイルに、当社独自のテーラード技術と機能性を加味したコラボレーションラインとなります。
商品名・ライン特徴商品イメージジェラート ピケ&クラシコシリーズ着る人を幸せに、笑顔にしてくれるスイーツのような、ジェラート ピケならではの優しい色見や着心地とデザイン、当社が培ってきた機能性と上質さが魅力のコラボレーションラインとなります。
Scrub Canvas Club『スクラブをキャンバスに。
もっと楽しく。
』をコンセプトに、アーティスト、フォトグラファー、映画・音楽など業界の垣根を越えて、「医療現場に笑顔を届けたい」という想いでつくったコレクションラインとなります。
※導入コンテンツの一例 © 2026 Peanuts Worldwide LLC www.snoopy.co.jp©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon© 2026 Penguin Random House LLC. ERIC CARLE, THE VERY HUNGRY CATERPILLAR, THE WORLD OF ERIC CARLE logo, the Caterpillar logo and related designs, logos, and names are trademarks and/or registered trademarks of Penguin Random House LLC. All rights reserved.
(注) COOL TECHの通気性表記については、下記の試験結果に基づくものであります。
定番商品(DEOスクラブ)の通気度:12.0cc(2025年6月18日報告日のクラボウ株式会社の物性・堅牢度試験結果)COOL TECHの通気度:198.2cc(2021年3月16日報告日の一般財団法人カケンテストセンターの試験報告書結果) ② 患者衣(lifte)入院患者に対し、入院生活を支えるために患者の視点から今までにない心地良さ、機能性を追求した、新しい患者衣ブランドです。
入院セットサービスのパイオニアの株式会社エランと共同開発をしております。
主な商品一覧商品名・ライン特徴商品イメージペイシェントウェア 優しいニュアンスカラーで上品な印象を与えつつ、あたたかみのある風合い特徴のコンフォートラインや縦にも横にもしっかり伸びる、柔らかいストレッチ素材を利用したストレッチラインになります。
ウェルウェアシリーズふんわりとした膨らみ感のあるストレッチ素材で、生活着としての心地よさを追求した当たりまえの動作が自信になることをコンセプトにしたラインになります。
マタニティシリーズ妊婦向けの商材であり、美しいニュアンスカラーで上品な印象を与えつつ、優しく体に寄り添う、柔らかさとストレッチ性を実現しています。

(2) 販売チャネル販売チャネルごとの詳細については、以下の通りになります。
① 国内向けECサイト国内向けとして、当社直営のECサイトである公式オンラインストアを運営しており、エンドユーザーである医療従事者へ直接販売を行っております。
② 国内店舗当社商品の販売を行う直営の常設店舗及び期間限定のポップアップストアを運営しており、エンドユーザーへ直接販売を行っております。
当事業年度末現在においては、常設店舗として店舗(丸の内、大阪、名古屋、横浜)を運営しております。
また、ポップアップストアは全国各地で都度、開設しております。
③ 国内法人a 白衣及びスクラブ(Classico)国内の代理店展開としては、主にリネンサプライ事業者が代理店となり、病院とリース契約を締結して、当社が企画・開発したメディカルアパレル商品を病院にリースしております。
エンドユーザーには、病院が貸与を行っております。
b 患者衣(lifte)当社が企画・開発したlifte商品を株式会社エランに販売を行っており、納期の短縮及び物流効率の観点から当社仕入先から株式会社エランの倉庫へ直接納品する直送取引を実施しております。
株式会社エランの入院セットサービスを通じて病院に導入し、エンドユーザーに提供しております。
④ 海外海外については、ECサイトを通じた直接販売と代理店を通じた法人販売の両方を展開しております。
台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン向けについては、当社直営のECサイトである公式オンラインストアを運営しております。
また、中国については、アリババグループが運営する天猫国際(Tmall)と呼ばれるECモールへの出店を行っております。
合わせて、展開国ごとに代理店を通じた販売を行っており、中東6カ国(サウジアラビア等)ではDr.s' lounge社
(注)と代理店契約を締結しており、海外代理店を通じた販売が主となっております。

(注) 中東6カ国(サウジアラビア等)における業務提携及び代理店契約を締結。
2024年1月に当該契約を更新。
(3) 当社事業の特徴当社の事業においては、以下の特徴を有しております。
① 医療従事者との直接の接点を活かしたマーケットイン思考の商品開発一般的なメディカルアパレルメーカーがその商品を販売するに当たっては、病院・クリニック等との間に代理店が入ることから、最終的なエンドユーザーである医療従事者と直接の接点を持つことが難しい側面があります。
一方で当社は代理店への卸販売等の法人販売や病院等への直接販売以外にも、メディカルアパレル業界では特徴的な、自社ECや自社店舗における販売を行っております。
このような販売チャネルを通じて当社は医療従事者と直接的な顧客接点を有しており、常にユーザーの声に耳を傾けながら、マーケットイン思考を重視した商品開発を実現させております。
例えば当社の定番の白衣であるクラシコテーラーは、顧客からのフィードバックを基に、素材、デザイン及びパターンといった機能性・デザイン性の両方の観点から複数回の改良を実施しました。
② 生産・開発工程における品位品質へのこだわり医療従事者が着用するメディカルアパレルの特徴は、病院の洗濯を請け負う専門業者が、高温での滅菌処理やプレス等の工業用洗濯を行うため、一般的なアパレル素材では耐えられず、工業用洗濯に耐えうる素材開発・商品開発が求められます。
当社は素材開発に強みを持つ国内メーカーとの共同開発体制を通じて、社内に研究開発のノウハウを蓄積しております。
例として、当社のスクラブシリーズである「DECO」に使われる素材は、それぞれの層に機能を付加した3層構造となっています。
ポリエステルでありながらウール調の上質感を表現する1層目、動きやすさを与えるストレッチ性と復元性、耐久性を付加する2層目、直接肌に着ても快適で通気性を保持する3層目を組み合わせ、当社が追求する耐久性、着心地、機能性、そして美しさを確保できる素材を開発しました。
一般的なメディカルアパレルが耐久性を重視するのに対し、私たちは耐久性、着心地、機能性そして美しさも高次元で融合させています。
その実現のために、糸の選定、生地の織り方・編み方、染色加工や縮み率の調整といった各工程で研究と試作を重ね、当社としての最適解を、素材ごとに作り上げています。
また、これらの強みは、北陸を中心とした国内の素材トップメーカーの強みを組み合わせ、独自の付加価値を持つ複雑な素材を開発するために、創業以来の長年の試行錯誤で培った知見を活かしつつ、感性的な素材開発にこだわる企業文化を土壌とする当社ならではのものと考えております。
加えて、テーラード技術による立体的なデザイン、当社の厳しい品質基準をクリアしたファクトリーにおける縫製など、デザイン・素材・縫製、その全てにこだわり抜き、医療現場での使用に最適な機能性や耐久性と、他社が真似できないようなファッション性と着心地を兼ね備えた商品を提供し、メディカルアパレルの高付加価値化を図っております。
当社は,これらの商品開発体制及びブランド性における模倣困難性の高いビジネスモデルにより、世界で愛される、日本発のグローバルブランドへの飛躍を目指しております。
[事業系統図]
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
2025年10月31日現在 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合又は被所有割合(%)関係内容(その他の関係会社の親会社) エムスリー株式会社(注)東京都港区29,417インターネットを利用した医療関連サービスの提供被所有間接33.33―(その他の関係会社) 株式会社エラン(注)長野県松本市573介護医療関連事業被所有直接33.33営業取引役員1名兼任 (注)有価証券報告書の提出会社であります。
従業員の状況 5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況 2025年10月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)84(10)36.92.95,494
(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。
)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.当社は、メディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。

(2) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営方針当社は、「医療現場に、感性を。
」というミッションの下、その質感・着心地・機能性を追求した素材の開発、厳しい縫製品質の確保などを通じて、デザイン・素材・縫製の全てにこだわり抜いた商品を世に送り出していると考えております。
MISSION「医療現場に、感性を。
」 袖を通した瞬間の、気持ちの高まり。
背筋を伸ばして歩める、誇りと自信。
私たちは、メディカルアパレルを起点としながら、世界中の医療現場に、まだ見ぬ感性を注ぎ込んでいきます。
過酷な環境の中でも、全力で目の前の患者と向きあっている。
そんな医療従事者たちの、心の温度を上げるために。
そして、その先にいるひとりひとりにまで、高揚が広がる景色をつくるために。
私たちは、感動と革新を生み出しつづけます。
また、当社は、このミッションを実現するために、3つの行動指針としてバリューを明示しています。
そして、ミッション及びバリューを軸とした採用活動や人材育成を実施することで、全社員がミッション実現に貢献できる体制を構築しています。
VALUE「顧客から、はじめよう。
」「自分が、つくろう。
」「チームで、こえよう。

(2) 経営環境当社の経営に影響を与える大きな要因としては、市場動向、経済情勢等に加え、当社の取り扱う商品であるメディカルアパレル市場の市場動向があります。
日本ユニフォーム協議会の調査(「ユニフォーム年鑑 2025年版」)によれば、日本国内におけるメディカルアパレル市場について、2024年度は直近5年間の年平均成長率-0.3%と微減した575億円と推計されています。
一方で、将来的な需要の成長ドライバーは、高齢化による医療・介護需要に伴う人口動態変化により医療従事者数の増加、新型コロナウイルス感染症を契機とした院内感染防止意識の向上により一人当たりの購入数の増加、ファッショナブルな医療用アパレルの需要とECでの個人購入の増加によるものと考えております。
また、メディカルアパレルのグローバルにおける市場規模は、およそ590億USDと推計されており、日本国内の成長要因に加え、新興国の医療インフラの整備に伴う、医療従事者人口の増加とともにメディカルアパレルの需要が増加することが想定されており、広大な成長市場が広がっていると考えております。
患者衣における市場規模は、現在の主要なターゲットである、入院セットを利用する入院患者のみならず、その汎用性から、今後は介護施設入居者等をはじめとする医療周辺領域にも拡大し、対象領域は拡大し需要が成長していくと考えられます。
当社は創業以来培ってきた商品開発力及びマーケティングノウハウを活用し、ECチャネル、新規直営店舗、卸販売及び海外展開を通じて更なる成長を目指してまいります。
※1 グローバル市場規模はFortune Business Insightsの市場レポート”Global Medical Scrubs and Lab Coats Market”より、2025年の市場規模を抜粋。
※2 国内の市場規模は、一般社団法人日本ユニフォーム協議会発行、「ユニフォーム年鑑 2025年版」より抜粋。
※3 入院セット潜在需要施設数は、株式会社エラン2025年度12月期 第3四半期 決算説明資料より「開拓率の年度推移」に記載の施設数を合計して算出。
市場規模は、株式会社エラン 統合報告書2023より、2022年のCSセットによる売上高362億円を株式会社エランの導入施設数1,589施設で除して算出した、1施設当たり売上高に対して、入院セット潜在需要施設数を掛け合わせることで推定。
※4 入院セット導入済み施設:株式会社エランのCSセット契約施設数と他社契約施設数の合計(出典:株式会社エラン「2023統合報告書」及び決算説明資料)※5 グローバル病院数はDiscover ABA, “85 Hospital Statistics & Facts”より抜粋。
市場規模は、※3で算出した1施設当たり売上高に対して、グローバル病院数を掛け合わせることで推定。
※6 メディカルアパレル市場における当社の国内市場シェアは、当社の2025年10月期売上高のうち、国内における売上高(患者衣lifteの売上高を除く)20.6億円を国内の市場規模である575億円で除して算出しております。
また、患者衣市場における当社の国内市場シェアは、株式会社エラン2025年度12月期 第3四半期 決算説明資料に記載のlifte導入施設数425施設を国内入院セット導入済み施設数5,355施設で除して算出しております。
(3) 経営戦略当社は、耐久性、着心地、機能性、そして美しさを高次元で兼ね備えたメディカルアパレル商品や日本国内を中心に創り上げてきたブランド力を武器に、それをより強固なものとしていきます。
具体的には、ブランディングの一層の追求と売上・利益拡大の両立を実現すべく、①国内成長戦略、②海外成長戦略、③利益率向上戦略を実現してまいります。
① 国内成長戦略a エントリーモデル「PACKシリーズ」の戦略在庫投資当社の定番ブランド「Classico」は同業他社比較においても高価格帯の位置付けです。
その中で「PACKシリーズ」は、軽量性、伸縮性、吸水速乾性といった高い機能性、アイロン不要の利便性、そして当社の高い品位品質の基準を維持しつつ、競合商品と同水準の手に取りやすい価格を実現したエントリーモデルです。
従来は財務及び生産上の制約から機会損失が生じておりましたが、今後は戦略的な在庫投資を実施し、全販売チャネルへ安定的に商品を供給することにより、売上の最大化を目指します。
エントリーモデルとその在庫基盤を基に、PACKシリーズを積極的に展開し、ブランドへの心理的・価格的な障壁を下げるとともに、これまでアプローチできなかった新規顧客層の獲得を加速させてまいります。
これらのアプローチが、イノベーター理論における「キャズム」を越え、当社のブランド全体をメインストリーム市場へと導くための戦略となります。
その上で、顧客との継続的なコミュニケーションを通じ、51.0%(注1)のリピート率を背景に、追加購入や高価格帯商品へのステップアップを促す施策へと繋げてまいります。
b lifteの展開加速と医療周辺領域へのアプローチ2020年3月に資本業務提携を締結した株式会社エランと共同開発をした患者衣lifteについては、本格的な展開を実施し始めており、市場ニーズを捉えて全国で導入病院数が急増しています。
加えて、異なる顧客層を持つ当社と株式会社エランの顧客接点を共有し、両社の新規アプローチを加速させ、相互成長を実現してまいります。
また、患者衣lifteの開発を事例として、医療周辺領域へのアプローチを加速させ、当社のTAMの拡大を図ってまいります。
c データ活用によるLTV(注2)最大化当社はECチャネルや店舗販売を通して顧客データや購買データを蓄積してきております。
それらを分析することで、効率的な事業運営を行うことができると考えており、需給予測や顧客ごとに最適化したパーソナライズド・コミュニケーションや、オンラインとオフラインを融合したOMO(Online Merges with Offline)施策の強化を行ってまいります。
具体的には、顧客属性に応じたSNSマーケティングやプロモーション施策により顧客体験を向上させ、顧客のロイヤリティ向上(リピーター化)を促進することや顧客同士の交流や商品開発への参加などのイベントを開催し、ブランドへの愛着を高める取り組みも進めています。
これらの施策により、新規顧客の獲得と既存顧客のエンゲージメント強化を両立し、顧客のLTV最大化の実現と当社の持続的な売上成長と利益率向上を目指します。

(注) 1.リピート率:当社の新規顧客数に対し、2回目の購入を行う顧客数の累計の割合(累計ベースF2転換率)、2025年10月末現在。
2.LTV:顧客生涯価値とも呼ばれ、ある顧客が当社の商品を初めて利用してから、関係が終了するまでにトータルで得られる利益。
② 海外成長戦略当社は、国内の医療従事者をはじめとして、耐久性、着心地、機能性、そして美しさを高次元で兼ね備えたメディカルアパレル商品を中心として国内医療従事者からのブランド認知やリピート率を獲得しております。
その中で、白衣・スクラブなどの商品特性は世界共通であることから、今後は海外展開を加速し日本発のグローバルブランドを目指してまいります。
当社が海外展開に当たり重要と認識している点は以下の通りです。
a メディカルアパレルの世界共通性世界各国の医療現場においても、白衣・スクラブは同一の形状のものが着用されています。
一般的なアパレルと比較し、地域による嗜好性の違いも少ないユニフォーム特性を踏まえると、メディカルアパレルのグローバル展開余地は大きいと捉えています。
b グローバルでのTAMの大きさ及び構造的な成長市場メディカルアパレルの世界市場
(注)は、年平均成長率9.2%で、2030年には890億USDの規模と推定されております。
その市場の成長ドライバーは、①人口動態変化による医療・介護需要増に伴う医療人口の増加、②新興国における医療インフラの急速な発展と医療従事者の増加、③医療従事者の感染症予防に伴う医療用アパレルの需要枚数の増加、④製品の多様化・ファッショナブルな医療用アパレルの需要の拡大等が言及されており、構造的な市場成長が見込まれています。
c Japan Qualityの優位性当社が日本の市場で培ってきた、商慣習上で求められる高い洗濯耐久性基準をベースとした耐久性、機能性及び高いデザイン性は、Japan Qualityとしてグローバル市場においても稀有な存在となると考えております。
d 素材開発力世界規模で高く評価される、日本の繊維メーカーの技術力・開発力は、当社がメディカルアパレルにおいて追求する要素を実現する上で極めて重要となります。
日本の繊維メーカーを中心に、織物/編物や染色加工などの各メーカーと緊密に連携し、糸一本からの開発にこだわり抜き実現した素材は、既に海外の顧客からも評価されています。
e 台湾における「toC/toBmix」モデルの他国での展開当社では、過年度より台湾において越境ECでの直接販売(toC)展開を行い、緩やかに成長しておりました。
近年では、越境ECでの展開に加え、現地の代理店開拓によりBtoBの販路を獲得し、病院単位での導入に成功し、売上高が増加いたしました。
この展開モデルを事例として、2024年11月には香港及び東南アジア4か国向けのECサイトをオープンし、同時にBtoBでの販路も拡大する戦略を実施しています。
今後さらに新たな国・地域に進出する際に、この「toC/toBmix」による展開モデルを推進することにより、グローバル展開を拡大していきます。
これらの当社の強みを踏まえ、主にアジア地域を中心にエントリーモデル「PACKシリーズ」の展開や、日本発のグローバルIPとのコレクションライン等の商材による市場参入・拡大機会を創出します。
また、台湾における事業展開の際に培ったノウハウである越境ECと代理店販売を組み合わせた「toC/toBmix」による展開モデルを推進することで、グローバル展開を加速させていきます。

(注) 市場規模はFortune Business Insightsの市場レポート”Global Medical Scrubs and Lab Coats Market”より ③ 利益率向上戦略2025年10月期の売上総利益率は52.6%であり、収益性の更なる向上を図るためには、継続的に売上原価率を低減していくことが重要と考えます。
品番絞り込みによるロット数アップや計画生産・早期発注を行い、原価低減や販売価格への転換を行っていきます。
また、2025年1月に資本業務提携を開始したMNインターファッション株式会社との戦略的なパートナーシップにより、海外検品へのシフト、海外現地倉庫への納品・保管へのシフト、仕入先工場の集約によるスケールメリットと計画生産、第三国での生産拡大、計画生産や早期発注の推進、価格転嫁や値引・返品改善を実施していき、原価低減による売上総利益の最大化を目指します。
(4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は、持続的な成長と企業価値向上を示す指標として、売上高、売上高成長率、売上総利益率及びグローバル会員数(注1)を重要な経営指標と位置付け、各経営課題に取り組んでおります。
売上高は、市場や顧客からの評価を直接的に示す重要な指標であり、売上高成長率はその売上がどれだけ増えたかを示す重要な指標であると考えます。
また、売上総利益率は顧客への付加価値を示す重要な指標であり、売上総利益の最大化を追求していき、利益を投資へと回し中長期的に売上総利益を最大化していくことで、企業価値の最大化を追求していく所存です。
また、当社の企業価値の源泉は当社商品への信頼性、Classicoブランドの認知度やロイヤリティといった顧客との関係性にあると考えており、特に重視している経営指標は、海外も含めたGlobal会員数であります。
なお、2025年10月期においては11.1万人となっております。
なお、グローバル会員数の推移は以下の通りです。
※1 グローバル会員数:国内向け公式オンラインストアの会員数+海外向け公式オンラインストアの会員数。
(中国向けECモール(Tmall)は除く。
)※2 リピート率:当社の新規顧客数に対し、2回目の購入を行う顧客数の累計の割合(累計ベースF2転換率)、2025年10月末現在。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社が優先的に対処すべきと考える事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。
① 継続的な新商品開発当社は、「医療現場に、感性を。
」をミッションとして掲げ、創業よりデザイン性と着心地にこだわった白衣やスクラブ等の医療用アパレルの提供を行っており、持続的な企業価値の向上を実現するためには、医療従事者や市場ニーズを捉えた新商品を継続的に市場へと展開していくことが重要であります。
そのため、日本の繊維メーカーを中心に、織物、編物や染色加工などの各メーカーと緊密に連携し、糸一本からの開発にこだわり抜き商品開発力の向上に努めてまいります。
② 収益性の改善当社が取り扱う商品の一部は原価率が高く、また、より原価率の低い商品が競合他社から市場に供給されるリスクもあり、収益性の改善を重要な課題と位置付けております。
為替の影響による仕入高の高騰を踏まえて販売価格の値上げを実施することやMNインターファッション株式会社との戦略的なパートナーシップによる生産・物流における原価低減施策の実施により、売上総利益の最大化を図ってまいります。
③ 海外展開の加速世界各国の医療現場においても、白衣・スクラブは同一の形状のものが着用されており、一般的なアパレルと比較し、地域による嗜好性の違いも少ないユニフォーム特性を踏まえると、メディカルアパレルのグローバル展開余地は大きいと捉えています。
そのため、越境ECでの展開に加え、現地の代理店開拓によりtoBの販路を獲得し、両販路の売上を拡大させていく「toC/toBmix」による展開モデルを推進することにより、グローバル展開を拡大していきます。
④ 在庫管理当社が取り扱うスクラブ及び白衣は顧客がユニフォームとして購入する商品であることから、一般的なアパレル商品とは異なり、ファッショントレンドや市況の変化の影響を受けづらい商品となっております。
また、当社は業務管理システム及び外部倉庫を活用した的確な顧客ニーズの把握や適正な在庫管理に努めております。
 しかしながら、顧客ニーズの変化や商品投入タイミングの誤りなどにより販売数量予測に相違が生じ、長期の滞留在庫が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、販売計画と生産計画の連動を強化し在庫消化を計画的に実施してまいります。
⑤ 優秀な人材の確保・教育当社が取り扱う高品質な商品の開発、生産、効率的な営業及びブランド力の強化等については、これらを担う高度な人材が不可欠であり、人材採用や人材育成を重要な課題と位置付けております。
人材採用においては経営ミッションへの共感性を重視した採用方針やリファラル採用の積極活用を行っております。
また、多様な職種や人材を考慮した専門職向けの人事評価制度を新設するなど人材の育成を促進するための各種体制整備を進めてまいります。
⑥ 内部管理体制の強化当社は、法令遵守を重視した事業活動を行っておりますが、役職員による不祥事が発生した場合、レピュテーションが著しく低下する可能性があります。
それにより、当社の経営成績及び社会的信用に悪影響を与える可能性があるため、より一層の内部管理体制の強化を図る必要があると認識しております。
今後も事業の拡大ペースに応じて人材の確保や育成を行い、管理体制を充実させていく方針であります。
⑦ 財務基盤の強化当社は、2024年10月期及び2025年10月期において、営業利益・経常利益ともに黒字を計上しており、現状において財務健全性に係る特筆すべき課題は認識しておりません。
しかしながら、季節性の売上変動により生じる収支ずれや売上規模の拡大に伴う一時的な運転資金が発生する可能性があるため、これらに備えた資金調達及び財務基盤の強化に努めてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りです。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。
(1) ガバナンス当社では、サステナビリティに関する課題への対応は、当社の重要な経営課題の一つであることを認識するとともに、その重要事項については経営会議において共有及び意思決定を行っております。
また、サステナビリティに関連するリスクの把握及びその管理については、代表取締役社長である大和新を委員長としたコンプライアンス・リスク管理委員会を、当社取締役、社外監査役、執行役員及び関連する社員を参加者とし、四半期に一度の頻度で開催しています。
詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。

(2) 戦略当社は、「医療現場に、感性を。
」をミッションとして掲げ、創業よりデザイン性と着心地にこだわった白衣やスクラブ等の医療用アパレルの提供を行っております。
当社の商品は、エンドユーザーである医療従事者の働きやすさ・働きがいへの貢献と共に、最終受益者である患者の医療体験価値の向上に寄与するものであり、ひいては持続可能な医療体制の構築に貢献するものと考えています。
一方で、気候変動や廃棄物問題などの地球環境問題への対応や、当社従業員やサプライチェーンに対するあらゆる配慮、自社の社会的インパクトの見える化など、当社の掲げるミッションに沿ったプロダクトを提供し続けるためには、サステナビリティの文脈に沿った多様な課題及び機会が存在していることも認識しています。
そのため、当社では、2024年2月に専任のサステナビリティ推進担当を置き、全社横断的にサステナビリティへの取り組みを推進するために、サステナビリティプロジェクトチームを設置しました。
また、2024年7月に、当社のサステナビリティビジョン「クラシコだからこそ紡げる未来。
」を公表しました。
併せて、国際的なサステナビリティ基準を参照しながら、社内へのヒアリングや経営層との議論を通じて、2030年を目標年度としたサステナビリティ目標を策定しました。
様々な規模で発生する社会課題及びその機会を鑑み、当社が取り組むべき重要な要素を「For Planet」「For Product」「For People」「For Society」の4つの軸に区分し、「2030年のあるべき姿」と課題の達成目標を掲げるとともに、課題への取り組みに対するコミットメントを示しています。
また、人的資本経営の重要性についても、サステナビリティ課題の中でも特に重要であると認識しており、サステナビリティ目標の「For People」の区分に、2030年の目標として「働きがいと働きやすさの両立と追求」「クラシコならではの、DE&Iの体現」を掲げ、人材育成方針及び社内環境整備方針に沿って推進してまいります。
<人材育成方針及び社内環境整備方針>当社は、ミッション「医療現場に、感性を。
」を遂行するための重要な要素として、3つのバリュー「顧客から、はじめよう。
」「自分が、つくろう。
」「チームで、こえよう。
」を掲げております。
当社の事業成長において、バリューを体現する人材の新規採用とともに当社人材育成方針・社内環境整備方針を通じた従業員のスキル向上・キャリア形成の支援や、就業環境の整備を通じ、全社員がミッション実現に貢献できる体制を構築しています。
■人材育成方針当社は、人的資本である従業員の成長を企業の持続的な発展の原動力と考えております。
この考えに基づき、社員のスキルアップとキャリア形成を支援するために、以下の取り組みを実施しています。
・評価制度の透明化社員のキャリアパスを明確にするため、評価制度ではグレードごとの期待役割を明文化しています。
これにより、昇格のために必要な要件が何であるかを可視化し、社員が自身の成長目標を具体的に理解できるようにしています。
明確な基準に基づく評価は、社員のモチベーション向上にも寄与しています。
・1on1面談の実施社員一人ひとりの成長をサポートするため、メンバーと上司との1on1面談を週次または月次で実施しています。
この面談では、タスクや業務の進捗について相互に確認し、相談できる環境を設けています。
また、月に1回は半期の目標に対する進捗の確認を行う面談も実施し、個々の目標達成に向けた具体的なアクションプランを確認しています。
・スキルアップ支援社員の自己啓発、スキルアップを支援するために書籍購入費用、語学学習費用の補助を行い、業務に関連する必要なスキルや最新の知識を習得し、専門性・実効性を高めること、また、グローバルなビジネス環境で活躍できるようサポートしています。
・多様な人材の登用顧客理解、商品展開の観点から、従業員も多様性があることがより良いと考え、性別、国籍、働き方を問わず適材適所での人材登用、採用を行います。
■社内環境整備方針当社は社員の生産性とモチベーションを高め、企業全体のパフォーマンスを向上し顧客及び社会により高い価値を提供できるよう、以下のような環境整備を行っています。
・定期的な全社コミュニケーション機会の創出毎月1回のオンライン定例会と半期に一度のオフラインイベントを開催し、全社員に対して会社の業績情報やプロジェクトの進捗状況を共有しています。
定例会では、経営陣からの報告だけでなく、各部門からの進捗報告も行い、全員が会社の現状と目標及び進捗を共有することで社内の情報格差を少なくし、効率的に業務に取り組めるようにしています。
・多様な働き方のサポート社員一人ひとりのライフステージに応じた柔軟な働き方をサポートするために、リモートワーク制度とフレックスタイム制を導入しています。
これにより、社員は場所や時間に縛られることなく、自身が最も効率よく業務を進めることができ、ワークライフバランスを保ちながら高い生産性を維持しています。
・ESアンケートの定期実施社員のエンゲージメントの調査と向上を目的とし、3ヶ月に一度ES(Employee Satisfaction)アンケートを実施しています。
このアンケートでは、部門ごとや年代別、社歴別に結果を分析し、社員のESの状況及び推移を把握しており、これらのデータを基に環境改善策を講じることで、エンゲージメントの向上に努めています。
・業界水準以上の報酬競争力のある高品質な商品を生み出し続けるために、業界水準を上回る報酬を提供することを目指しています。
これにより、社員のモチベーションを高めるだけでなく、企業としての魅力を高め、優秀な人材の獲得と定着を図っています。
(3) リスク管理サステナビリティの観点を含む、事業におけるリスクと機会の把握は、当社の取締役、執行役員及び監査役が認識するリスク・機会に加え、各事業部において認識する特有のリスク・機会を洗い出し、その結果を反映及び統合させることにより、網羅的なリスクの把握及びコンプライアンスの順守・管理体制を構築しています。
(4) 指標及び目標当社が掲げるサステナビリティ目標は、以下の通りです。
なお、各目標の具体的な活動指標及び進捗については、それぞれの取り組みに対する適切なKPIの設定を検討しております。
当社が取り組むべき重要な要素2030年のありたい姿2030年目標①2030年目標②For Planet環境負荷の低減-製品の製造から販売にかかる環境負荷を、半分に。
CO2排出量の50%削減(Scope1/2/3の合計)全商品で使用される素材の50%以上を、低環境負荷の素材に転換サーキュラーエコノミーの実装-製造から廃棄にいたるまで、無駄なく資源を活用。
製造工程での資源ロスの削減メディカルアパレルの循環資源モデルの確立と浸透For Productサプライチェーンの透明化-安心して使用いただくための、透明性の確保。
全商品に対するトレーサビリティの付与労働環境・人権が守られ、適切に管理されたサプライチェーンの構築For People働きやすい企業に-働く人から、選ばれる企業に。
働きがいと働きやすさの両立クラシコならではの、DE&Iの体現For Society医療業界への貢献-医療現場・社会への貢献を、見える形に。
医療従事者・患者への貢献とインパクトの可視化と還元共創体制の構築-医療業界への感性を、共創する。
医療業界の課題解決にフォーカスした共創・ビジネスモデルの構築クラシコを中心とした医療業界のサステナビリティ推進への貢献
戦略
(2) 戦略当社は、「医療現場に、感性を。
」をミッションとして掲げ、創業よりデザイン性と着心地にこだわった白衣やスクラブ等の医療用アパレルの提供を行っております。
当社の商品は、エンドユーザーである医療従事者の働きやすさ・働きがいへの貢献と共に、最終受益者である患者の医療体験価値の向上に寄与するものであり、ひいては持続可能な医療体制の構築に貢献するものと考えています。
一方で、気候変動や廃棄物問題などの地球環境問題への対応や、当社従業員やサプライチェーンに対するあらゆる配慮、自社の社会的インパクトの見える化など、当社の掲げるミッションに沿ったプロダクトを提供し続けるためには、サステナビリティの文脈に沿った多様な課題及び機会が存在していることも認識しています。
そのため、当社では、2024年2月に専任のサステナビリティ推進担当を置き、全社横断的にサステナビリティへの取り組みを推進するために、サステナビリティプロジェクトチームを設置しました。
また、2024年7月に、当社のサステナビリティビジョン「クラシコだからこそ紡げる未来。
」を公表しました。
併せて、国際的なサステナビリティ基準を参照しながら、社内へのヒアリングや経営層との議論を通じて、2030年を目標年度としたサステナビリティ目標を策定しました。
様々な規模で発生する社会課題及びその機会を鑑み、当社が取り組むべき重要な要素を「For Planet」「For Product」「For People」「For Society」の4つの軸に区分し、「2030年のあるべき姿」と課題の達成目標を掲げるとともに、課題への取り組みに対するコミットメントを示しています。
また、人的資本経営の重要性についても、サステナビリティ課題の中でも特に重要であると認識しており、サステナビリティ目標の「For People」の区分に、2030年の目標として「働きがいと働きやすさの両立と追求」「クラシコならではの、DE&Iの体現」を掲げ、人材育成方針及び社内環境整備方針に沿って推進してまいります。
<人材育成方針及び社内環境整備方針>当社は、ミッション「医療現場に、感性を。
」を遂行するための重要な要素として、3つのバリュー「顧客から、はじめよう。
」「自分が、つくろう。
」「チームで、こえよう。
」を掲げております。
当社の事業成長において、バリューを体現する人材の新規採用とともに当社人材育成方針・社内環境整備方針を通じた従業員のスキル向上・キャリア形成の支援や、就業環境の整備を通じ、全社員がミッション実現に貢献できる体制を構築しています。
■人材育成方針当社は、人的資本である従業員の成長を企業の持続的な発展の原動力と考えております。
この考えに基づき、社員のスキルアップとキャリア形成を支援するために、以下の取り組みを実施しています。
・評価制度の透明化社員のキャリアパスを明確にするため、評価制度ではグレードごとの期待役割を明文化しています。
これにより、昇格のために必要な要件が何であるかを可視化し、社員が自身の成長目標を具体的に理解できるようにしています。
明確な基準に基づく評価は、社員のモチベーション向上にも寄与しています。
・1on1面談の実施社員一人ひとりの成長をサポートするため、メンバーと上司との1on1面談を週次または月次で実施しています。
この面談では、タスクや業務の進捗について相互に確認し、相談できる環境を設けています。
また、月に1回は半期の目標に対する進捗の確認を行う面談も実施し、個々の目標達成に向けた具体的なアクションプランを確認しています。
・スキルアップ支援社員の自己啓発、スキルアップを支援するために書籍購入費用、語学学習費用の補助を行い、業務に関連する必要なスキルや最新の知識を習得し、専門性・実効性を高めること、また、グローバルなビジネス環境で活躍できるようサポートしています。
・多様な人材の登用顧客理解、商品展開の観点から、従業員も多様性があることがより良いと考え、性別、国籍、働き方を問わず適材適所での人材登用、採用を行います。
■社内環境整備方針当社は社員の生産性とモチベーションを高め、企業全体のパフォーマンスを向上し顧客及び社会により高い価値を提供できるよう、以下のような環境整備を行っています。
・定期的な全社コミュニケーション機会の創出毎月1回のオンライン定例会と半期に一度のオフラインイベントを開催し、全社員に対して会社の業績情報やプロジェクトの進捗状況を共有しています。
定例会では、経営陣からの報告だけでなく、各部門からの進捗報告も行い、全員が会社の現状と目標及び進捗を共有することで社内の情報格差を少なくし、効率的に業務に取り組めるようにしています。
・多様な働き方のサポート社員一人ひとりのライフステージに応じた柔軟な働き方をサポートするために、リモートワーク制度とフレックスタイム制を導入しています。
これにより、社員は場所や時間に縛られることなく、自身が最も効率よく業務を進めることができ、ワークライフバランスを保ちながら高い生産性を維持しています。
・ESアンケートの定期実施社員のエンゲージメントの調査と向上を目的とし、3ヶ月に一度ES(Employee Satisfaction)アンケートを実施しています。
このアンケートでは、部門ごとや年代別、社歴別に結果を分析し、社員のESの状況及び推移を把握しており、これらのデータを基に環境改善策を講じることで、エンゲージメントの向上に努めています。
・業界水準以上の報酬競争力のある高品質な商品を生み出し続けるために、業界水準を上回る報酬を提供することを目指しています。
これにより、社員のモチベーションを高めるだけでなく、企業としての魅力を高め、優秀な人材の獲得と定着を図っています。
指標及び目標 (4) 指標及び目標当社が掲げるサステナビリティ目標は、以下の通りです。
なお、各目標の具体的な活動指標及び進捗については、それぞれの取り組みに対する適切なKPIの設定を検討しております。
当社が取り組むべき重要な要素2030年のありたい姿2030年目標①2030年目標②For Planet環境負荷の低減-製品の製造から販売にかかる環境負荷を、半分に。
CO2排出量の50%削減(Scope1/2/3の合計)全商品で使用される素材の50%以上を、低環境負荷の素材に転換サーキュラーエコノミーの実装-製造から廃棄にいたるまで、無駄なく資源を活用。
製造工程での資源ロスの削減メディカルアパレルの循環資源モデルの確立と浸透For Productサプライチェーンの透明化-安心して使用いただくための、透明性の確保。
全商品に対するトレーサビリティの付与労働環境・人権が守られ、適切に管理されたサプライチェーンの構築For People働きやすい企業に-働く人から、選ばれる企業に。
働きがいと働きやすさの両立クラシコならではの、DE&Iの体現For Society医療業界への貢献-医療現場・社会への貢献を、見える形に。
医療従事者・患者への貢献とインパクトの可視化と還元共創体制の構築-医療業界への感性を、共創する。
医療業界の課題解決にフォーカスした共創・ビジネスモデルの構築クラシコを中心とした医療業界のサステナビリティ推進への貢献
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 <人材育成方針及び社内環境整備方針>当社は、ミッション「医療現場に、感性を。
」を遂行するための重要な要素として、3つのバリュー「顧客から、はじめよう。
」「自分が、つくろう。
」「チームで、こえよう。
」を掲げております。
当社の事業成長において、バリューを体現する人材の新規採用とともに当社人材育成方針・社内環境整備方針を通じた従業員のスキル向上・キャリア形成の支援や、就業環境の整備を通じ、全社員がミッション実現に貢献できる体制を構築しています。
■人材育成方針当社は、人的資本である従業員の成長を企業の持続的な発展の原動力と考えております。
この考えに基づき、社員のスキルアップとキャリア形成を支援するために、以下の取り組みを実施しています。
・評価制度の透明化社員のキャリアパスを明確にするため、評価制度ではグレードごとの期待役割を明文化しています。
これにより、昇格のために必要な要件が何であるかを可視化し、社員が自身の成長目標を具体的に理解できるようにしています。
明確な基準に基づく評価は、社員のモチベーション向上にも寄与しています。
・1on1面談の実施社員一人ひとりの成長をサポートするため、メンバーと上司との1on1面談を週次または月次で実施しています。
この面談では、タスクや業務の進捗について相互に確認し、相談できる環境を設けています。
また、月に1回は半期の目標に対する進捗の確認を行う面談も実施し、個々の目標達成に向けた具体的なアクションプランを確認しています。
・スキルアップ支援社員の自己啓発、スキルアップを支援するために書籍購入費用、語学学習費用の補助を行い、業務に関連する必要なスキルや最新の知識を習得し、専門性・実効性を高めること、また、グローバルなビジネス環境で活躍できるようサポートしています。
・多様な人材の登用顧客理解、商品展開の観点から、従業員も多様性があることがより良いと考え、性別、国籍、働き方を問わず適材適所での人材登用、採用を行います。
■社内環境整備方針当社は社員の生産性とモチベーションを高め、企業全体のパフォーマンスを向上し顧客及び社会により高い価値を提供できるよう、以下のような環境整備を行っています。
・定期的な全社コミュニケーション機会の創出毎月1回のオンライン定例会と半期に一度のオフラインイベントを開催し、全社員に対して会社の業績情報やプロジェクトの進捗状況を共有しています。
定例会では、経営陣からの報告だけでなく、各部門からの進捗報告も行い、全員が会社の現状と目標及び進捗を共有することで社内の情報格差を少なくし、効率的に業務に取り組めるようにしています。
・多様な働き方のサポート社員一人ひとりのライフステージに応じた柔軟な働き方をサポートするために、リモートワーク制度とフレックスタイム制を導入しています。
これにより、社員は場所や時間に縛られることなく、自身が最も効率よく業務を進めることができ、ワークライフバランスを保ちながら高い生産性を維持しています。
・ESアンケートの定期実施社員のエンゲージメントの調査と向上を目的とし、3ヶ月に一度ES(Employee Satisfaction)アンケートを実施しています。
このアンケートでは、部門ごとや年代別、社歴別に結果を分析し、社員のESの状況及び推移を把握しており、これらのデータを基に環境改善策を講じることで、エンゲージメントの向上に努めています。
・業界水準以上の報酬競争力のある高品質な商品を生み出し続けるために、業界水準を上回る報酬を提供することを目指しています。
これにより、社員のモチベーションを高めるだけでなく、企業としての魅力を高め、優秀な人材の獲得と定着を図っています。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りです。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
① メディカルアパレル市場の動向(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社が事業を展開するメディカルアパレル関連市場は、医療従事者の増加や機能性や意匠性に関する顧客ニーズの増大により、今後も継続的に拡大するものと予測しております。
当社は顧客ニーズや市場の変化を早期に捉え、新たな商品の開発や提供、新たな市場の開拓などの対応策を講じる方針ですが、マクロ経済の影響や顧客ニーズの変貌などの要因により当社の商品需要が減少した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② 競合の動向(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社は、メディカルアパレル商品の企画力や開発力、販売力の向上に努めており、顧客ニーズを的確に把握し対応することで、競合他社に対して優位性を確保できていると考えております。
また、既存顧客との関係強化及び新規顧客との取引増加により、競争優位性を維持・向上させる活動を行っております。
しかしながら、今後、当社事業と競合する事業を行う企業の新規参入や、当社の技術力を上回る国内外の企業が出現する可能性があります。
これらにより企業間の競争が激化し、当社が市場における競争力を維持できない場合や、当社の顧客が競合他社の商品購入を選択した場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 海外事業(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社は、台湾、中国、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポール、香港及び中東6カ国(サウジアラビア等)において事業を展開しております。
海外事業においては、海外向けの商品開発並びに在庫投資や広告宣伝費等の先行投資を実施しており、各国に存在する法的規制、異なる商慣習、政府規制への対応が必要になるほか、政治・社会情勢の変化、為替変動等のリスクが存在しております。
当社は、海外での事業展開に当たっては効率的な先行投資の実施や当該地域の諸法令への対応、海外事業に対応できる人材の育成・採用等を行っており、今後も引き続き対応してまいりますが、それらのリスクが顕在化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 在庫管理(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社が取り扱うスクラブ及び白衣は顧客がユニフォームとして購入する商品であることから、一般的なアパレル商品とは異なり、ファッショントレンドや市況の変化の影響を受けづらい商品となっております。
また、当社は業務管理システム及び外部倉庫を活用した的確な顧客ニーズの把握や適正な在庫管理に努めております。
しかしながら、顧客ニーズの変化や商品投入タイミングの誤りなどにより販売数量予測に相違が生じ、長期の滞留在庫が発生した場合には、棚卸資産評価損を計上する可能性や欠品による機会損失が発生する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 特定の委託先への依存(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社の商品は、国内及び海外の取引先に製造委託しておりますが、当社は各仕入先と良好な関係を維持しており、安定的な供給を受けております。
なお、「5 重要な契約等」に記載の通り、当社の商品調達戦略の一環から、2025年1月にMNインターファッション株式会社と資本業務提携に関わる覚書を締結しており、当事業年度における委託先全体の仕入金額のうち約34%が同社からの仕入となっております。
資本業務提携以降、同社への仕入割合が大幅に増加する可能性があります。
当社は、MNインターファッション株式会社を含む各仕入先と良好な関係を維持しており、安定的な供給を受けております。
複数の仕入先を確保していることから、特定の仕入先との取引が何らかの事情で継続できなくなったとしても、代替仕入先を複数確保しているため、調達先を分散させることで特定仕入先への依存リスクを低減しております。
しかしながら、特定の仕入先との取引が何らかの事情により継続できなくなった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 商品原価の変動(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社は、商品の多くを海外の取引先や商社から仕入れているため、為替相場の変動、人件費、原材料並びに輸送費等の高騰や原価率低減策が想定通りに実行できないなどによる原価高騰により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
当社では生産計画の高度化、第三国での生産拡大及び適切な価格転嫁等の対応を行っております。
⑦ システムトラブル(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社はインターネットを介した商品販売を行っており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存しております。
当社は、安定的なサービス運営を行うためにネットワーク設備の強化や社内体制の構築を行っております。
しかしながら、ソフトウエアの不具合、システムへの過大な負荷、コンピュータウイルスへの感染、不正手段による外部からのシステムへの侵入、自然災害や事故等の理由により当社のシステムがダウンした場合や、当社のシステム外でユーザーのアクセス環境に悪影響を及ぼす事象が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 個人情報管理(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社は、事業の遂行に当たって顧客情報や個人情報等の重要情報を有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。
当社は、個人情報保護規程や情報セキュリティに関する規程類の整備、機密データへのアクセス管理の徹底、役職員に対する定期的な教育の実施等により適切な情報管理に努めております。
しかしながら、人的オペレーションのミスやその他の予期せぬ要因により情報漏洩等が発生した場合は、損害賠償責任に基づく費用負担や社会的信用の失墜に伴う取引の縮小が発生する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 知的財産権(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、事業活動に当たって第三者の知的財産権に抵触しないよう細心の注意を払っており、第三者の知的財産権の侵害は行っていないものと認識しております。
しかしながら、第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社が認識せずに他社の知的財産権を侵害してしまった場合には、他社からの損害賠償請求や知的財産権の使用に対する対価の支払いの発生等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社は自社が保有する知的財産権の権利保護に努めておりますが、当社の知的財産権が不正に使用されたり外部に模倣された場合には、事業運営に支障をきたし、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑩ 災害等の発生(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)地震や台風等の自然災害、火災や事故、戦争の発生、テロ活動等の予期せぬ事態が生じた場合、当社の事業活動が制約を受けたり停止を余儀なくされる可能性があります。
これに伴い売上高の減少や修復又は代替のための費用が多額に生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
この点については、BCPの策定、データのバックアップ体制やネットワークセキュリティの強化などにより事業継続に支障が生じるリスクの低減を図っております。
しかしながら、自然災害や火災等を完全に回避することは困難であり、万が一障害等が発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 優秀な人材の確保(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、経営計画を達成する上で、多様な人材が活躍できる場の創出に努めております。
グローバル展開を含めた今後の成長を推進するに当たり、優秀で熱意のある人材を適時に採用し長期に渡り活躍頂くことが重要な課題と認識しております。
しかしながら、労働市場の競争激化等の理由により、十分な人材の確保や人材育成が計画通りに進捗しなかった場合には、当社の財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 内部管理体制の維持向上(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、法令遵守を重視した事業活動を行っておりますが、役職員による不祥事が発生した場合、レピュテーションが著しく低下する可能性があります。
それにより、当社の経営成績及び社会的信用に悪影響を与える可能性があるため、より一層の内部管理体制の強化を図る必要があると認識しております。
今後も事業の拡大ペースに応じて人材の確保や育成を行い、管理体制を充実させていく方針であります。
⑬ 商社との取引(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社は一部商社との商品仕入取引において、製造後一定期間の預かり期間を設けて、当社からの納品指図若しくは預かり期限超過のタイミングにおいて当社が仕入を行い債務として計上しており、当事業年度末において、債務として認識していない預かり在庫が169,589千円存在します。
これは、生産ロットの拡大による原価低減や発注回数を集約することによる事務効率と物流面の改善を行うことを目的として実施しております。
ただし、商品消化状況により商品引取りが滞留した場合には、将来発生する潜在的な債務が拡大することになります。
このため、これらの事象が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭ その他の関係会社との関係について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:中期、影響度:大)株式会社エランは、患者衣lifteの共同開発をはじめ両社事業の強化・拡大をさらに加速することを目的として本書提出日の前月末現在(2025年12月31日)で発行済株式総数の28.15%を有し、株式会社エランはエムスリー株式会社の連結子会社であります。
なお、当社とエムスリー株式会社の間に人的関係、取引関係はありません。
当社と株式会社エランとの人的関係、取引関係については、以下の通りであり、これらについて変動又は問題が生じた場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
同社は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。
株式会社エランは主な事業として入院時の日用品のレンタルサービス「CSセット」の提供を行っており、当社は医療従事者向けのメディカルアパレルの企画・販売、並びに株式会社エランと共同開発した患者衣lifteの製造及び同社への卸販売が主要な事業であることから、当事業年度末現在においては競合する事業はありませんが、何らかの要因により同社の経営方針や事業戦略(当社株式の保有方針を含む。
)を変更した場合、将来的に類似する事業を営まれる可能性、競合する可能性、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性、株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。
なお、株式会社エランに対する事前承認事項・事前協議事項の定めはありません。
・人的関係について当事業年度末現在、取締役の石塚明氏につきましては、当社のその他の関係会社である株式会社エランの取締役を務めており、同社の経営戦略その他の経営に関する豊富な経験、実績及び見識を有しており、業務執行を行う経営陣より独立した客観的立場から、当社取締役会において的確な助言及び提言を行うことで、企業価値の向上、コーポレート・ガバナンスの強化その他経営課題への対応に資するとの判断から社外取締役として選任しております。
なお、その他に当社と同氏との間で人的関係、資本的関係、取引関係及びその他の利害関係はありません。
また、当社は、同社から1名の出向者を受け入れております。
なお、受入出向者は、当社グループの重要な意思決定に大きな影響を与える職位ではございません。
・取引関係について当社の2025年10月期の売上高のうち38.5%が、株式会社エランとの取引に関する売上高であり、2020年3月に資本業務提携を開始して以降から現時点において、良好な取引関係を築いており今後も継続的な成長を見込んでおります。
一方で当社の独立性確保の観点から、関連当事者取引管理規程に則り、取引の合理性、条件の妥当性等を慎重に検討した上で、取締役会の報告を行うこととしており、取引の適法性を確保する体制を築いております。
今後、同社の経営方針に大きく変更があった場合、当社の営業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社の取締役である石塚氏は株式会社エランの取締役を兼任しており、株式会社エランへ経営指導料の支払いがあります。
当社としては患者衣取引に関する株式会社エランへの売上高を維持しつつ、国内ECや海外展開を強化することによって過度な依存状態とはならないようにし、リスク低減を図ってまいります。
⑮ 業績の季節変動(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:短期、影響度:中)現状において、以下の理由から、当社が特定の四半期業績のみをもって当社の通期業績見通しを判断することは困難であると考えております。
・業界における季節変動性メディカルアパレル業界における動向としては、毎年2月から4月は病院の人材の入れ替わりが多くなる時期であり、当社の顧客である医師や看護師からの当社商品への需要が高まる一方で、毎年11月から1月までは買い控え等により需要が下がる時期となり業績が低調となる傾向であると考えられます。
そのため、当社においても業績の季節変動が発生する可能性があります。
・特定商材の売上計上時期患者衣lifteをはじめとする一部の商材は、売上計上時期が特定の四半期に集中することがあり、その売上計上時期によっては各四半期業績の動向に影響を及ぼす可能性があります。
当社では、過去実績を踏まえた計画の策定、計画的な受発注と納品を実施することで、通期業績への影響を最小限に止めるよう努めております。
なお、前事業年度及び当事業年度の当社の売上高及び営業利益又は営業損失(△)の四半期会計期間ごとの推移は以下の通りです。
前事業年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日) 第1四半期(11月~1月)第2四半期(2月~4月)第3四半期(5月~7月)第4四半期(8月~10月)通期(11月~10月)売上高(千円)495,785830,665814,748944,9413,086,141営業利益又は営業損失(△)(千円)△112,85536,12439,805102,47365,547 当事業年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 第1四半期(11月~1月)第2四半期(2月~4月)第3四半期(5月~7月)第4四半期(8月~10月)通期(11月~10月)売上高(千円)426,8951,267,7691,001,905935,3453,631,916営業利益又は営業損失(△)(千円)△160,121206,09566,22052,786164,981 ⑯ 特定の人物への依存(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)当社の代表取締役社長である大和新は、創業者として本書提出日の前月末現在(2025年12月31日)で発行済株式総数の32.87%を有する大株主かつ当社の代表取締役を担っております。
同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針としております。
また、同氏は、当社の経営戦略や事業戦略等、当社の業務に関して豊富な知識と経験を有しており、当社の経営に重要な役割を果たしております。
当社は役員及び社員への情報共有や権限委譲を進めるなど、過度に同氏に依存しない経営体制の整備を進めており、経営に対するリスクを最小限にしております。
しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合や将来的に何らかの事業により同氏保有の当社株式が大きく売却された場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑰ 株式価値の希薄化(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、中長期的な企業価値向上に向けたインセンティブを与えること等を目的として、当社の役職員等に対して新株予約権を付与しております。
本書提出日の前月末現在(2025年12月31日)における新株予約権による潜在株式数は163,485株であり、普通株式の発行済株式総数及び潜在株式数の合計2,233,875株の7.32%に相当しております。
今後、権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値の希薄化が生じ、当社の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
⑱ 配当政策(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社は、株主に対する利益還元を経営の重要な経営課題の一つとして認識しております。
しかしながら現在当社は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、資金を将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、より一層の事業拡大を目指すことが株主に対する最大の利益還元に繋がると考えております。
将来的には内部留保の状況及び当社を取り巻く事業環境等を勘案したうえで株主への配当を実施する方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
⑲ 新規出店による減損損失リスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)当社は、国内に直営の常設店舗として4店舗を運営しておりますが、今後も様々な情報ルートを活用し出店候補地の情報を収集するとともに、集客予測に基づき投資採算性の検証を行いながら、店舗開発を進めてまいります。
しかしながら、新規の常設店舗に関する固定資産から生み出されるキャッシュ・フローが、継続的にマイナス又は継続的にマイナスとなる見込みであり、投資額の回収が困難と判断した場合には、減損損失が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、過度な出店は行わず、主に商業施設への出店や期間限定のポップアップストアの展開による出店都市の見極めを実施することで、リスクの軽減を図っております。
⑳ 資金使途(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)当社が上場時に実施する公募増資による調達資金につきましては、海外展開に関わる費用、広告宣伝費、新商品開発費用、採用費及び借入金の一部返済に充当する予定であります。
しかしながら、急激に変化する事業環境に対応するため、現時点の計画以外の使途にも充当する可能性があります。
また、計画に沿って資金を使用した場合であっても、当社が想定した投資効果を上げられない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、調達資金の使途計画について重要な変更が生じた場合には、速やかに開示を行う方針です。
㉑ 税務上の繰越欠損金について(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:中期、影響度:小)当社には、当事業年度末に税務上の繰越欠損金が存在しております。
今後、当社の業績が順調に推移し、繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。
㉒ 人権リスクについて(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高)当社及び当社のサプライチェーンにおいて、労働環境・安全衛生の悪化や人権侵害行為、特に強制労働や児童労働、ハラスメント、差別的行為など、人権に対して著しい負の影響が与えられる事由が発生した場合には、当社に対する顧客及び取引先の信用低下を招くほか、当社の製品供給や販売体制が停止、制限されることで、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、その事業活動において基本的人権を尊重するとともに、当社及びサプライチェーンに関与するすべての人々の心身の健康と安心・安全の確保が重要な責務であるとの考えの下、当社のサステナビリティビジョン「クラシコだからこそ紡げる未来。
」の中で「For Product」として「労働環境・人権が守られ、適切に管理されたサプライチェーンの構築」を2030年のあるべき目標として策定しております。
㉓ 株式の流動性について(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)本書提出日の前月末現在(2025年12月31日)における当社の流通株式比率は、30.42%です。
今後は、公募増資による当社の事業計画に沿った成長資金の調達、ストックオプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態の状況(資産) 当事業年度末における流動資産は2,180,172千円となり、前事業年度末に比べ423,133千円増加いたしました。
これは主に現金及び預金が185,281千円、商品が347,844千円増加したものの、売掛金が125,002千円減少したことによるものであります。
固定資産は225,688千円となり、前事業年度末に比べ65,096千円増加いたしました。
これは主に繰延税金資産が55,726千円増加したことによるものであります。
 この結果、総資産は2,405,861千円となり、前事業年度末に比べ488,230千円増加いたしました。
(負債) 当事業年度末における流動負債は724,438千円となり、前事業年度末に比べ593,375千円減少いたしました。
これは主に1年内返済予定の長期借入金が67,403千円増加したものの、短期借入金が470,000千円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が165,000千円、買掛金が60,058千円減少したことによるものであります。
固定負債は267,618千円となり、前事業年度末に比べ237,252千円増加いたしました。
これは長期借入金が237,252千円増加したことによるものであります。
 この結果、負債合計は992,056千円となり、前事業年度末に比べ356,123千円減少いたしました。
(純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,413,804千円となり、前事業年度末に比べ844,354千円増加いたしました。
これは、第三者割当増資により資本金及び資本準備金がそれぞれ254,731千円、当社が発行した第1回無担保転換社債型新株予約権付社債に付された新株予約権のすべてについて権利行使が行われたことにより資本金及び資本準備金がそれぞれ82,500千円並びに当期純利益の計上により利益剰余金が169,892千円増加したことによるものであります。
 この結果、自己資本比率は58.8%(前事業年度末は29.7%)となりました。
② 経営成績の状況当社は、「医療現場に、感性を。
」というミッションの下、医療現場で働く医師や看護師などの医療従事者に対し、白衣・スクラブ(上下分かれた医療ウェア)、患者衣及び周辺小物等のメディカルアパレル商品の企画、開発及び販売を行っております。
医療従事者が誇りを持ち、モチベーションを高く保ちながら、高いパフォーマンスで働けるよう、当社は、メディカルアパレルを機能重視の支給品からプロ意識を表現するファッションへと進化させ、こだわり抜いたものづくりを通じて、耐久性、着心地、機能性、そして美しさを高次元で兼ね備えたメディカルアパレルを提供しています。
 当事業年度における我が国経済は、民間企業の設備投資や個人消費が底堅さを維持し緩やかな回復基調が見られましたが、米国の関税措置影響の顕現化に加え、不安定な国際情勢や資源価格の動向、円安の進行などによる景気の下振れリスクがあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
 そのような環境の下、人口動態変化による医療・介護需要に伴う医療人口の増加や感染防止のための医療用アパレルの一人当たりの必要枚数の増加により国内及び海外メディカルアパレルの需要は増加傾向にあります。
 当事業年度においては、株式会社エランと共同開発した患者衣「lifte」の認知度が上がり、導入施設からの評判も高く需要が伸びたことにより新規導入が伸長した点や国内ECにおいて新規顧客層の獲得や集客数の最大化による売上成長の加速に向け、広告媒体への積極投資や販促施策の強化を行いました。
加えて、2024年11月からマレーシア、タイ、フィリピン、シンガポール及び香港の海外5つの国と地域向け公式オンラインストアをオープンし、海外展開を加速させました。
以上の結果、当事業年度における売上高は、3,631,916千円(前年同期比17.7%増)となりました。
売上原価については、売上高の増加に伴い、1,723,120千円(同17.4%増)となりました。
その結果、売上総利益は1,908,796千円(同18.0%増)となりました。
販売費及び一般管理費については、主に国内ECにおいて新規顧客層の獲得や集客数の最大化による売上成長の加速に向け、広告媒体への積極投資や販促施策を強化したことによる広告宣伝費の増加99,447千円、国内及び海外ECサイトの拡張や海外展開を加速させるための営業代行やマーケティング支援のための業務委託費の増加46,861千円等により、1,743,814千円(同12.3%増)となりました。
その結果、営業利益は164,981千円(同151.7%増)となりました。
営業外収益は5,840千円(同129.1%増)となりました。
主な内容はクレジットカードのポイント収入2,339千円及び為替差益2,838千円であります。
また、営業外費用は32,189千円(同138.3%増)となりました。
主な内容は支払利息12,873千円及び東京証券取引所グロース市場への株式上場関連費用9,256千円であります。
この結果、経常利益は138,632千円(同154.0%増)、当期純利益は169,892千円(同499.1%増)となりました。
なお、当社の事業は、メディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
③ キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)の残高は、前事業年度末に比べ185,281千円増加し、398,734千円となりました。
 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は137,121千円(前年同期は106,710千円の使用)となりました。
これは主に、税引前当期純利益138,632千円、売上債権の減少額125,501千円があった一方で、棚卸資産の増加額328,325千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は17,646千円(前年同期は50,926千円の使用)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出8,692千円、無形固定資産の取得による支出5,673千円、敷金及び保証金の差入による支出3,280千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は340,054千円(前年同期は121,512千円の獲得)となりました。
これは、株式の発行による収入505,399千円、長期借入れによる収入380,000千円があった一方で、短期借入金の純減少額470,000千円、長期借入金の返済による支出75,345千円があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績a 生産実績当社は生産設備を有しておらず、生産は行わないため、該当事項はありません。
b 仕入実績当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。
なお、当社はメディカルアパレル事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称仕入高(千円)前期比(%)メディカルアパレル事業2,082,499112.0合計2,082,499112.0 c 受注実績当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。
d 販売実績当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
なお、当社はメディカルアパレル事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)メディカルアパレル事業3,631,916117.7合計3,631,916117.7
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先第16期事業年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)第17期事業年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)株式会社エラン1,011,86832.81,396,95238.5
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。
経営者は、これらの見積りについて、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき見積り、予測を行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。
当社が財務諸表の作成に当たり採用している重要な会計方針は、「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しており、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち特に重要なものについては、「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載の通りであります。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a 財政状態財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に含めて記載しております。
b 経営成績経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に含めて記載しております。
c キャッシュ・フローの状況の分析キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性当社の主な資金需要は、商品の仕入れに関する費用、従業員の人件費及び顧客獲得のための広告宣伝費などであります。
当社は、これらの資金需要について、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等でバランスよく調達していくことを基本方針としております。
なお、これらの資金調達方法の優先順位等については特段の方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて都度、柔軟に検討を行う予定でおります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、市場ニーズに合った商品やサービスの提供、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保などにより、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、様々な課題に対処していく必要があると認識しております。
それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の変化に関する情報を入手・分析し、現在及び将来における事業環境を認識した上で、当社の経営資源を最適に配分し、有効な解決策を実施していく方針であります。
⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析当社は、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高、売上高成長率、売上総利益率及びグローバル会員数を重要な経営指標と位置付け、各経営課題に取り組んでおります。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社は、顧客のニーズ、現場の声や商品に対する要望を課題として捉え、それらを解決するための商品の研究開発活動を行っております。
新しい生地や新商品の開発及び既存商品のリニューアルを中心に研究開発活動に取り組んでおり、工業用洗濯に耐えられる物性を保ちつつ、着心地や縮みの防止など機能性のある商品を開発することで、顧客により良い商品を提供しております。
研究開発体制は、当社のMerchandising Division.の商品企画メンバーが素材・商材ごとに研究開発を実施しております。
当事業年度における研究開発費の総額は22,076千円であります。
なお、当社はメディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた研究開発活動の状況の記載を省略しております。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当事業年度の設備投資の総額は14,365千円であり、その主なものは本社オフィスの改修、備品の購入及びシステム開発であります。
なお、当事業年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
当社は、メディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社における主要な設備は、次のとおりであります。
2025年10月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物機械装置工具、器具及び備品ソフトウエア合計本社(東京都港区)本社機能4,5223698,3515,67318,91773Classico MARUNOUCHI(東京都千代田区)店舗設備―――――3Classico OSAKA(大阪府大阪市北区)店舗設備―――――4Classico NAGOYA(愛知県名古屋市中区)店舗設備―――――3Classico YOKOHAMA(神奈川県横浜市西区)店舗設備―――――1
(注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.当社はメディカルアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
3.本社及び店舗は賃借しており、年間賃借料の合計は97,922千円であります。
4.各店舗の帳簿価額について、減損損失計上後の金額を記載しております。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
該当事項はありません。
研究開発費、研究開発活動22,076,000
設備投資額、設備投資等の概要14,365,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況37
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況3
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況5,494,000

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする純投資目的の株式を投資株式とし、それ以外の株式を純投資目的以外の投資株式と区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2025年10月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
大和 新東京都目黒区680,50038.92
株式会社エラン長野県松本市出川町15番12号582,76533.33
MNインターファッション株式会社東京都港区元赤坂1丁目2番7号162,5009.29
大豆生田 伸夫神奈川県川崎市中原区145,2508.31
狩野 高志神奈川県川崎市中原区100,0005.72
福島 信広東京都練馬区37,8752.17
株式会社an butter茨城県守谷市みずき野2丁目10番15号37,8752.17
大西 秀亜東京都文京区1,6250.09計-1,748,390100.00
株主数-個人その他5
株主数-その他の法人3
株主数-計8
氏名又は名称、大株主の状況大西 秀亜
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式に関する事項株式の種類当事業年度期首増加減少当事業年度末発行済株式  普通株式(株) (注)1235,0001,513,390―1,748,390 A種優先株式(株) (注)164,000―64,000― B種優先株式(株) (注)2―33,12533,125―合計299,0001,546,51597,1251,748,390 (注)1.普通株式の株式数の増加は、2025年7月15日開催の取締役会において、A種優先株式及びB種優先株式のすべてにつき、定款に定める取得条項に基づき取得することを決議し、2025年8月4日付で自己株式として取得し、その対価として当該優先株主に当該優先株式1株につき普通株式1株を交付したことによる増加97,125株、株式分割による増加1,328,500株、並びに第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の新株予約権の権利行使による増加87,765株であります。
また、当社が取得したA種優先株式及びB種優先株式のすべてについて、2025年8月4日付で会社法第178条に基づき消却しております。
2.B種優先株式の株式数の増加33,125株は、第三者割当による新株の発行によるものであります。
2.自己株式に関する事項株式の種類当事業年度期首増加減少当事業年度末A種優先株式―64,00064,000―B種優先株式―33,12533,125―合計―97,12597,125― (注)2025年7月15日開催の取締役会において、A種優先株式及びB種優先株式のすべてにつき、定款に定める取得条項に基づき取得することを決議し、2025年8月4日付で自己株式として取得し、対価として当該優先株主に当該優先株式1株につき普通株式1株を交付しております。
また、当社が取得したすべてのA種優先株式及びB種優先株式は2025年8月4日付で会社法第178条の規定に基づきすべて消却しております。
 

Audit1

監査法人1、個別ESネクスト有限責任監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2026年1月30日クラシコ株式会社取締役会 御中 ESネクスト有限責任監査法人 東京都千代田区 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士田代 学 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士梅津 一哲 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているクラシコ株式会社の2024年11月1日から2025年10月31日までの第17期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、クラシコ株式会社の2025年10月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、医療従事者及び患者向けのメディカルアパレル商品(白衣・スクラブ(上下分かれた医療ウェア)、患者衣等)の企画、開発及び販売を行っている。
これらのうち、患者衣「lifte」については、会社の資本業務提携先である株式会社エランとの共同開発を行っており、会社は同社に対して患者衣「lifte」を卸売販売している。
当事業年度における同社への卸売販売による売上高は、その大部分が患者衣「lifte」の販売に係るもので、【注記事項】
(セグメント情報等)に記載のとおり、1,396,952千円であり、会社の当事業年度の損益計算書の売上高3,631,916千円の38.5%を占めている。
メディカルアパレル商品の販売において、会社は、【注記事項】
(重要な会計方針)6.収益及び費用の計上基準に記載のとおり、出荷時から当該商品の支配が顧客に移転されるまでの時間が通常の期間である国内での販売(以下、「通常の国内販売」という。
)については当該商品の出荷時点で収益を認識しているが、それ以外の販売については顧客への引き渡しが完了した時点で収益を認識している。
患者衣「lifte」の卸売販売は、すべて会社の仕入先から顧客の倉庫へ直接納品する直送取引の方法によっており、顧客への引き渡しが完了した時点で収益を認識している。
ここで、通常の国内販売取引は、会社が出荷に直接関与することで、出荷の事実及び時期を適時に把握し、管理することが可能である。
これに対し、直送取引は、会社が出荷及び納品に直接関与せず、仕入先から入手した納品に関する証憑に基づいて、顧客への引き渡しの完了の判断を行うこととなる。
したがって、直送取引は、通常の国内販売取引と比較して、売上高を計上するための情報を適時に入手することが困難な状況にあり、売上高の期間帰属を誤る、又は、引き渡し完了の事実に基づかない不適切な売上高の計上が行われる潜在的なリスクが存在することとなる。
売上高は経営者及び財務諸表利用者が重視する指標の一つであり、特に患者衣「lifte」に係る売上高は、直送取引の性質による潜在的なリスクが存在するとともに、当事業年度の財務諸表における金額的重要性が高く、当該売上高に関連した虚偽表示が生じた場合には財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。
以上より、患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性が、当事業年度の財務諸表において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
(1) 内部統制の評価・患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の計上プロセスについて、内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2) 実証手続・当事業年度における患者衣「lifte」の販売取引の全件について、その販売数量及び納品月が、仕入先から直送先倉庫に送付された納品に関する証憑と一致していることを確かめた。
・当事業年度における患者衣「lifte」の販売取引金額に対して確認状を発送し、その回答内容との整合性を確認した。
・期末日時点の患者衣「lifte」の販売取引に関連した売掛金残高に対して確認状を発送し、その回答内容との整合性を確認した。
・患者衣「lifte」の販売先の事業状況等を把握するため、担当役員への質問を実施した。
・期中において、患者衣「lifte」の直送取引に係る納品先の倉庫の視察及び当該倉庫の担当者への質問を実施した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
• 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
• 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
• 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
• 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
• 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、医療従事者及び患者向けのメディカルアパレル商品(白衣・スクラブ(上下分かれた医療ウェア)、患者衣等)の企画、開発及び販売を行っている。
これらのうち、患者衣「lifte」については、会社の資本業務提携先である株式会社エランとの共同開発を行っており、会社は同社に対して患者衣「lifte」を卸売販売している。
当事業年度における同社への卸売販売による売上高は、その大部分が患者衣「lifte」の販売に係るもので、【注記事項】
(セグメント情報等)に記載のとおり、1,396,952千円であり、会社の当事業年度の損益計算書の売上高3,631,916千円の38.5%を占めている。
メディカルアパレル商品の販売において、会社は、【注記事項】
(重要な会計方針)6.収益及び費用の計上基準に記載のとおり、出荷時から当該商品の支配が顧客に移転されるまでの時間が通常の期間である国内での販売(以下、「通常の国内販売」という。
)については当該商品の出荷時点で収益を認識しているが、それ以外の販売については顧客への引き渡しが完了した時点で収益を認識している。
患者衣「lifte」の卸売販売は、すべて会社の仕入先から顧客の倉庫へ直接納品する直送取引の方法によっており、顧客への引き渡しが完了した時点で収益を認識している。
ここで、通常の国内販売取引は、会社が出荷に直接関与することで、出荷の事実及び時期を適時に把握し、管理することが可能である。
これに対し、直送取引は、会社が出荷及び納品に直接関与せず、仕入先から入手した納品に関する証憑に基づいて、顧客への引き渡しの完了の判断を行うこととなる。
したがって、直送取引は、通常の国内販売取引と比較して、売上高を計上するための情報を適時に入手することが困難な状況にあり、売上高の期間帰属を誤る、又は、引き渡し完了の事実に基づかない不適切な売上高の計上が行われる潜在的なリスクが存在することとなる。
売上高は経営者及び財務諸表利用者が重視する指標の一つであり、特に患者衣「lifte」に係る売上高は、直送取引の性質による潜在的なリスクが存在するとともに、当事業年度の財務諸表における金額的重要性が高く、当該売上高に関連した虚偽表示が生じた場合には財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。
以上より、患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性が、当事業年度の財務諸表において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
(1) 内部統制の評価・患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の計上プロセスについて、内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2) 実証手続・当事業年度における患者衣「lifte」の販売取引の全件について、その販売数量及び納品月が、仕入先から直送先倉庫に送付された納品に関する証憑と一致していることを確かめた。
・当事業年度における患者衣「lifte」の販売取引金額に対して確認状を発送し、その回答内容との整合性を確認した。
・期末日時点の患者衣「lifte」の販売取引に関連した売掛金残高に対して確認状を発送し、その回答内容との整合性を確認した。
・患者衣「lifte」の販売先の事業状況等を把握するため、担当役員への質問を実施した。
・期中において、患者衣「lifte」の直送取引に係る納品先の倉庫の視察及び当該倉庫の担当者への質問を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別患者衣「lifte」の直送取引に係る売上高の実在性及び期間帰属の適切性
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

BS資産

電子記録債権、流動資産483,000
その他、流動資産14,421,000
工具、器具及び備品(純額)8,351,000
有形固定資産13,243,000
ソフトウエア5,673,000
無形固定資産5,673,000
長期前払費用743,000
繰延税金資産166,834,000
投資その他の資産206,771,000

BS負債、資本

短期借入金100,000,000
1年内返済予定の長期借入金106,748,000
未払金135,588,000
未払法人税等29,361,000
資本剰余金834,831,000
利益剰余金-257,258,000
株主資本1,413,804,000
負債純資産2,405,861,000

PL

売上原価1,723,120,000
販売費及び一般管理費1,743,814,000
営業利益又は営業損失164,981,000
受取利息、営業外収益431,000
為替差益、営業外収益2,838,000
営業外収益5,840,000
支払利息、営業外費用12,873,000
営業外費用32,189,000
法人税、住民税及び事業税24,466,000
法人税等調整額-55,726,000
法人税等-31,259,000

PL2

当期変動額合計844,354,000

営業活動によるキャッシュ・フロー

減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー7,473,000
支払利息、営業活動によるキャッシュ・フロー12,873,000
為替差損益(△は益)、営業活動によるキャッシュ・フロー4,000
棚卸資産の増減額(△は増加)、営業活動によるキャッシュ・フロー-328,325,000
仕入債務の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー-60,058,000
その他、営業活動によるキャッシュ・フロー803,000
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー-106,361,000
利息の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー又は財務活動によるキャッシュ・フロー-12,696,000
法人税等の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー-18,494,000

財務活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の純増減額、財務活動によるキャッシュ・フロー-470,000,000
長期借入金の返済による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-75,345,000

投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出、投資活動によるキャッシュ・フロー-8,692,000