財務諸表
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| 提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
| 提出日、表紙 | 2025-11-21 |
| 英訳名、表紙 | CURVES HOLDINGS Co., Ltd. |
| 代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 兼 グループCEO 増本 岳 |
| 本店の所在の場所、表紙 | 東京都港区芝浦三丁目9番1号 |
| 電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03-5418-9922(代表) |
| 様式、DEI | 第三号様式 |
| 会計基準、DEI | Japan GAAP |
| 連結決算の有無、DEI | true |
| 当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
| 沿革 | 2 【沿革】 当社は、2008年10月に株式会社コシダカホールディングスが株式会社カーブスジャパンを買収するに際して設立された純粋持株会社です。 なお、2020年3月にスピンオフ(株式会社コシダカホールディングスが保有する当社の全株式を、現物配当(金銭以外の財産による配当)により同社株主に分配すること)により、当社グループ(当社及び当社の関係会社)はコシダカホールディングスグループから分離独立しています。 次では、当社グループの設立の沿革として、現子会社である株式会社カーブスジャパンの設立からの経緯を記載しています。 2005年2月株式会社ベンチャー・リンクにより株式会社カーブスジャパンが設立され、Curves International, Inc.とマスターフランチャイズ契約を締結し、日本での独占事業権を取得2005年7月株式会社カーブスジャパンがカーブス1号店(戸越)を直営店としてオープン2005年8月株式会社カーブスジャパンがカーブス2号店(都立大学)及び3号店(町田旭町)を直営店としてオープン。 日本における事業モデルを構築し、併せて日本におけるフランチャイズパッケージを完成2005年8月株式会社カーブスジャパンがフランチャイズ第一次募集をスタート2006年3月株式会社コシダカ(現・株式会社コシダカホールディングス)がフィットネスクラブフランチャイズとしてカーブス1号店(札幌南郷通)をオープン2007年3月会員誌「カーブスマガジン」の発行を開始2008年9月(旧)株式会社コシダカ(現・株式会社コシダカホールディングス)が、株式会社北海道コシダカ(現・株式会社コシダカ)への会社分割(新設分割)によりカーブス運営事業を移管2008年10月株式会社コシダカ(現・株式会社コシダカホールディングス)が、株式会社カーブスジャパンの株式を取得するための持株会社として当社を設立し、株式会社カーブスジャパンの全株式を取得2010年9月(旧)株式会社北海道コシダカ(現・株式会社コシダカ)の新設分割により、同社のカーブス運営事業を(新)株式会社北海道コシダカ(現・株式会社ハイ・スタンダード)に移管2011年1月当社が株式会社シュクランの株式を取得2011年1月株式会社カーブスジャパンが会員向け物販商品「カーブスプロテイン」の販売を開始2011年6月株式会社カーブスジャパンが直営店として「東北大学加齢研スマートエイジング・スクエア」をオープンし、東北大学との共同研究拠点としても稼働2011年6月店舗数1,000店舗突破(直営39店舗、FC975店舗)2014年9月(新)株式会社北海道コシダカ (現・株式会社ハイ・スタンダード)が株式会社シュクランを吸収合併し、株式会社ハイ・スタンダードに社名変更2014年10月店舗数1,500店舗突破(直営50店舗、FC1,451店舗)2015年9月株式会社カーブスジャパンが直営店として大山町健康センターをオープン行政と連携して社会問題解決に取り組む2017年11月株式会社カーブスジャパンが会員向け物販商品「スーパープロテイン」の販売を開始2018年3月当社がカーブス事業のグローバルフランチャイザー(世界総本部)であるCurves InternationalHoldings, Inc. (Curves International,Inc.の100%親会社)及びCurves For Women II,L.C. の全株式取得2018年4月Curves International,Inc.がCyclone CV, Inc.、Curves International Holdings, Inc.、CurvesFor Women II, L.C.、Curves International Japan, LLCの4社を吸収合併2018年11月株式会社カーブスジャパンがメンズ・カーブス1号店(オギノ茅野)をトライアルオープン2019年7月当社が、カーブス欧州事業フランチャイザーであるCFW International Management B.V.(現・Curves Europe B.V.)の全株式を取得し、その子会社であるCFW Operations Europe Limited、Curves International of Spain, S.A.を含め子会社化2019年10月店舗数2,000店舗突破(直営64店舗、FC1,938店舗)2020年3月スピンオフによりコシダカホールディングスグループから分離独立し、東京証券取引所市場第一部に単独上場2020年9月株式会社カーブスジャパンがオンラインフィットネス「おうちでカーブス」をリリース2021年1月Curves Europe B.V.が、事業譲渡によりアフリカのマスターライセンス権を取得するとともに、KIMOSCAPE(PTY)LTDを子会社化2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2022年7月会員様向け無料アプリ「カーブスアプリ」をリリース2023年12月株式会社カーブスジャパンが会員向け物販商品「ウルトラプロテイン」「ヘルシービューティ」の販売を開始2024年4月Curves Europe B.V.が、Female Fitness (Louth) Limitedの全株式を取得し子会社化 および Female Fitness (Louth) Limitedを新設2024年7月新ブランド「からだ動き回復センター ピント・アップ」のフランチャイズ展開をスタート |
| 事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社カーブスホールディングス:持株会社)、連結子会社7社(株式会社カーブスジャパン、株式会社ハイ・スタンダード、Curves International, Inc.、Curves Europe B.V.、CFW Operations Europe Limited、Curves International of Spain, S.A.、KIMOSCAPE(PTY)LTD)、非連結子会社2社(Female Fitness (Louth) Limited、Female Fitness (Dublin) Limited)により構成されており、「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」等を展開するカーブス事業を主たる業務としています。 また当社は持株会社であり、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 なお、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであり、当社は純粋持株会社として、各事業会社に対する経営管理を行っております。 主な関係会社の事業概要については次に記載するとおりです。 (1) 国内カーブス事業 株式会社カーブスジャパンは、日本国内におけるカーブス事業のフランチャイズ本部としてフランチャイズ加盟事業者に対する、経営指導、事業運営において必要なシステムの導入及びノウハウ、機材、商品、印刷物等の提供、販売を行うとともにフランチャイズ加盟事業者の出店などのサポート業務や会員向け物販業務及び事業開発を行っています。 女性だけの30分健康フィットネス カーブスは、2025年8月末時点では1,996店舗、86.3万名の会員を抱えるフランチャイズチェーンであり、フランチャイズ加盟店の研修施設及びモデル店舗として、2025年8月末時点で直営7店舗(メンズ・カーブス3店舗、ピント・アップ3店舗を除く)を運営しています。 株式会社ハイ・スタンダードは株式会社カーブスジャパンとのフランチャイズ契約に基づき、北海道、東京、千葉、埼玉地区で直営店舗展開を推進しており、2025年8月末時点で直営75店舗(メンズ・カーブス1店舗、ピント・アップ1店舗を除く)を運営しています。 (2) 海外カーブス事業 Curves International, Inc.はカーブス事業のグローバルフランチャイザー(※)であり、日本を含む世界各国のマスターフランチャイジーに対してロイヤルティ管理や店舗で使用する機器等の販売を行っております。 なお、米国におけるダイレクトフランチャイズ事業は、Curves International Holdings, Inc.の買収時に事業を分離し、現在他社資本の会社が運営しています。 Curves Europe B.V.は欧州圏(スペイン、イギリス、イタリア、フランス、アイルランド、スウェーデン、スイス、ベルギー)を中心にカーブス事業のフランチャイズ本部を運営しており、2025年6月末時点(決算期のずれにより、2ヶ月遅れでの連結取り込み)の欧州圏における店舗数は124店舗となりました。 その傘下のCFW Operations Europe Limited、Curves International of Spain, S.A.、KIMOSCAPE(PTY)LTDは、Curves Europe B.V.からの委託に基づき、フランチャイズ加盟店に対する運営サポート業務を提供しております。 また、2024年4月に子会社化したFemale Fitness (Louth) Limitedおよび、新設したFemale Fitness (Dublin) Limitedは、各エリアにて直営店舗を運営しています。 (※)グローバルフランチャイザーとは、フランチャイズチェーンにおける世界総本部を指します。 以上に記載した当社グループの事業と関係会社の事業系統図は次のとおりです。 (注)下記の非連結子会社2社は記載しておりません。 非連結子会社 Female Fitness (Louth) Limited、Female Fitness (Dublin) Limited |
| 関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) 株式会社カーブスジャパン (注)1、4東京都港区100百万円日本国におけるフランチャイズ本部事業所有100役員の兼任4名経営指導・業務受託をしております。 株式会社ハイ・スタンダード (注)1東京都港区5百万円 グループ直営店事 業100役員の兼任3名経営指導・業務受託をしております。 Curves International, Inc. (注)1米国Waco,Texas1,042千USDグローバルフランチャイザー事業100役員の兼任1名経営指導・業務受託をしております。 Curves Europe B.V.オランダMaarssen€3.00欧州におけるフランチャイズ本部事業100(66.7)役員の兼任2名経営指導をしております。 Curves International of Spain, S.A.スペインBarcelona €60,200.00欧州圏加盟店運営サポート事業100(100)役員の兼任1名CFW Operations Europe Limited英国London £100.00欧州圏加盟店運営サポート事業 100(100)役員の兼任1名KIMOSCAPE(PTY)LTD南アフリカGautengR100.00アフリカ圏加盟店運営サポート事業100(100)役員の兼任1名 (注) 1.特定子会社に該当しております。 2.議決権の所有割合の( )内は、内数で間接所有割合です。 3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 4.株式会社カーブスジャパンについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 当連結会計年度における主要な損益情報等は次のとおりです。 主要な損益情報等 ① 売上高 34,454百万円② 経常利益 5,525百万円③ 当期純利益 3,628百万円④ 純資産額 7,264百万円⑤ 総資産額 16,396百万円 |
| 従業員の状況 | 5 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況 2025年8月31日現在セグメントの名称従業員数(名)カーブス事業601(134)合計601(134) (注) 1.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の2025年8月末時点の人数です。 2.臨時従業員には、パートタイマーの従業員を含み、派遣社員を除いております。 (2) 提出会社の状況 2025年8月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(百万円)2937.86.46.2 (注) 1.臨時雇用者数については、従業員の100分の10未満であるため記載を省略しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3.当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報との関連については、記載しておりません。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円滑に推移しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づく公表を行っていないため、記載を省略しております。 ②主要な連結子会社名称管理職に占める女性労働者の割合(注1)男性労働者の育児休業取得率(注2)労働者の男女の賃金の差異全労働者うち正規雇用労働者うち非正規雇用労働者(注3)㈱カーブスジャパン62.5%40.0%83.8%88.2%121.8% (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。 3.非正規雇用労働者については、正規雇用労働者の平均所定時間をもとに人員数の換算を行っております。 4.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではない連結子会社については、記載を省略しております。 〈開示情報に対する補足説明〉当社グループでは、ジェンダー、人種などに関わらず、一人一人の従業員の実力(発揮能力)によって給与・役職などが決まる独自の公平公正な実力主義人事制度を構築し運用をしています。 すなわち、男女の性別に関わらず同一の賃金制度を適用しており、また、人事評価に関しても男女共通の基準で実施しており、人事制度上の男女間の差異は設けておりません。 労働者の男女の賃金の差異が発生している主要な要因は以下によります。 ・多様な働き方としての非正規雇用労働者の賃金が正規雇用労働者と比較して低く、非正規雇用労働者のほぼ全員が女性であること・産前産後休暇、育児休業の取得や育児短時間勤務等の多様な働き方を選択した従業員が多く、その女性の割合が高いこと 当連結会計年度末時点における女性労働者の割合(㈱カーブスジャパン) 女性割合全労働者71.2%正規雇用労働者66.8%非正規雇用労働者100.0% 労働者を職責別に区分し、かつ、当期内において産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務制度の利用者を比較対象から除いた労働者の男女の賃金の差異は以下の通りとなります。 労働者の男女の賃金の差異名称全労働者管理監督者その他社員非正規雇用労働者㈱カーブスジャパン79.7%102.8%94.9%121.8% |
| 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」を中心とした事業を展開しております。 「健康の大切さ」「予防の大切さ」「筋トレの大切さ」を世の中に広め、一人でも多くの方に「正しい運動」を始めていただき、続けていただく、そして運動を習慣化した先に「お客様の豊かな人生を実現していただくこと」を使命として担っております。 (2) 中長期経営戦略超高齢化が進む日本において、国民一人ひとりの幸せな人生の実現のためにも、また社会保障制度を健全で持続可能なものにするためにも「健康寿命の延伸」が重要な課題となっています。 そして、そのための健康づくりや予防への取り組みを広げることは喫緊の課題です。 当社グループは、健康寿命延伸の実現に貢献する「地域密着の健康インフラ」としてさらなる成長を遂げていくために、オンリーワンの満足度の高いサービスと独自のマーケティングによって、引き続き潜在需要を掘り起こし、新しい市場を創出して参ります。 なお、2025年8月期本決算で発表した、「カーブスグループ中期ビジョン2030年・2035年」は以下のとおりです。 [カーブスグループ中期ビジョン2030年・2035年] グループビジョン(全業態合計) 2030年8月期2035年8月期 コミットターゲット店舗数2,600店舗3,150店舗3,500店舗会員数120万人140万人150万人チェーン売上1,300億円1,800億円2,000億円 会費入会金970億円1,270億円1,400億円 会員向け物販330億円530億円600億円 当社グループ連結業績売上高560億円780億円850億円営業利益103億円180億円200億円営業利益率18%23%24% 営業利益成長率年平均成長率(CAGR)10%12%14%25年比163%286%317% 2030年ビジョン・ブレークダウン カーブスメンズ・カーブスピント・アップ店舗数2,100店舗180店舗380店舗会員数105.0万人7.7万人9.5万人チェーン売上1,146億円79億円150億円 2035年ビジョン・ブレークダウン カーブスメンズ・カーブスピント・アップ店舗数2,100-2,200店舗380-500店舗700-800店舗会員数105.0-110.0万人17.1-22.5万人18.9-21.6万人チェーン売上1,305-1,367億円203-267億円349-399億円 (3) 目標とする経営指標当社グループが重視する経営指標は、経営資源の有効活用と成長性の持続を図るため、会員数、営業利益成長率、EBITDA成長率、フリー・キャッシュ・フロー成長率、ROICとしております。 適正な投下資本利益率が確保できる合理的可能性が高い領域に資本を投下するとともに、その利益を継続的に拡大するための経営戦略を推進してまいります。 また、2024年8月期本決算で発表した、5年間の連結財務指標基準として以下の2点の実現を引き続き図って参ります。 ・営業利益、EBITDA、フリー・キャッシュ・フローの年平均成長率10%以上(注1)・ROIC 12%以上を維持し、15%を目指す(注2)(注1)EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization)=営業利益+減価償却費+ のれん・商標権等償却費 フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー(注2)ROIC(Return On Invested Capital:投下資本利益率)=税引後営業利益÷投下資本(運転資本+固定資産) (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当面の解決すべき課題としては、顧客満足度の一層の向上、マーケティング強化による会員数の拡大、顧客の健康的な食生活の実現のための商品開発と物販の拡大、男性向け運動施設「メンズ・カーブス」、新ブランド「からだ動き回復センター ピント・アップ」など新規事業を含めた店舗網拡大を実現することと認識しております。 また、フランチャイジーも含めたチェーン全体で働く人達のより一層の待遇向上、生産性向上を実現することで中長期的な成長の基盤を創って参ります。 2026年8月期の通期連結業績見通しは、売上高413億円(前連結会計年度比9.9%増)、営業利益73億円(前連結会計年度比15.1%増)、経常利益72億50百万円(前連結会計年度比11.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益47億円(前連結会計年度比9.2%増)を見込んでいます。 四半期毎の見通しは、次の通りです。 累計期間売上高(百万円)営業利益(百万円) 四半期毎売上高(百万円)営業利益(百万円) 予想前年同期間比予想前年同期間比 予想前年同期間比予想前年同期間比第1四半期(累計)9,4006.2%1,610△5.2% 第1四半期9,4006.2%1,610△5.2%第2四半期(累計)19,5607.5%3,4151.0% 第2四半期10,1608.8%1,8057.3%第3四半期(累計)30,4309.7%5,4157.4% 第3四半期10,87013.8%2,00020.2%第4四半期(累計)41,3009.9%7,30015.1% 第4四半期10,87010.7%1,88545.2% 業績予想数値詳細は以下の通りです。 (国内事業:カーブス)・「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」店舗数は11店舗純増の期末2,007店舗と予想。 ・会員数は期末90万~91万名の予想。 顧客満足度の一層の向上による退会率低減および年3回の魅力的なキャンペーン等新規入会を強化し、3.7~4.7万人程度の会員数純増。 ・会員向け物販売上高は、主力商品「プロテイン」の会員数増に応じた定期購入契約数と販売数増、「ヘルシービューティ」の定期契約率向上、定期契約者の継続率向上などによる売上増を予想。 主力商品であるプロテインの主原料の価格高騰、円安進行による粗利率の悪化を見込み。 (国内事業:メンズ・カーブス、ピント・アップ)・男性向け運動施設「メンズ・カーブス」の店舗数は20店舗純増の期末45店舗と予想。 既存店舗の会員数増加、新規出店店舗の順調な立ち上げを背景に出店を加速させるフェーズへ。 ・「からだ動き回復センター ピント・アップ」の店舗数は、35店舗純増の期末72店舗と予想。 (国内事業:全体)・人的資本への投資を重要戦略ととらえ、新事業展開加速などのための人員増、既存社員ベースアップ含めた昇給などによる人件費の増加を見込み。 ・店舗業務の一層の生産性向上のために引き続きシステム投資を積極的に実施。 (海外事業)・重点地域である欧州(イギリス、アイルランド、スペインなど)においては既存店業績好調を背景に出店増を図る。 成長に向けての準備期間と位置付け、通期で営業赤字が続く見通し。 *四半期毎の業績予想について会員向け物販の主力商品であるプロテインの原材料価格高騰および円安による当該商品の粗利益率の悪化を予想しています。 また、人的資本投資の拡大や現場生産性向上のためのシステム投資拡大に伴うコスト増が見込まれます。 そのため、2026年8月期第1四半期業績予想は、会員数増および物販契約数増によって売上高は対前年比6.2%程度のプラスとなる一方で、営業利益は対前年比5%程度のマイナスとなる見込みです。 会員数増と物販定期購入契約者増によって、第2四半期以降は売上高、営業利益とともに対前年比プラスで推移をしていきます。 またプロテインの原材料価格高騰への根本的な対処のため新商品の開発を進めております。 この新商品は2026年8月期の業績予想には読み込んでおりません。 2027年8月期ないしは2028年8月期の新商品投下を目指しています。 |
| サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組の状況は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 当社グループは、2023年8月期に、サステナビリティ基本方針策定並びに推進体制の構築、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)および取り組みテーマの特定をいたしました。 詳細は次の通りです。 (サステナビリティ基本方針)『地域密着の健康インフラ』を目指し、社会課題の解決に貢献します。 カーブスグループは創業から掲げる経営理念、 事業目的:病気と介護の不安と孤独のない生きるエネルギーが溢れる社会をつくる私達の使命:私達は、 正しい運動習慣を広めることを通じて、 お客様と私達自身の豊かな人生と 社会の問題の解決を実現します。 に基づき『地域密着の健康インフラ』として社会課題の解決に貢献することを第一義として経営をして参りました。 お客様、フランチャイズ加盟店、ともに働く人達を含めたステークホルダーの皆様とともに、社会・環境をより良くしていくことに努めることでサステナビリティ経営を実践して参ります。 (サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)と取り組みテーマ)(1)『地域密着の健康インフラ』としてお客様と社会の心身の健康への貢献①お客様の健康課題・ニーズ・不の解消をとらえたサービスと商品の開発・改善および、サービスと商品の提供品質を高め続けお客様満足度とお客様の健康度を高め続ける②エビデンス・ベースト・エクササイズの考え方に基づき運動の効果の科学的実証を進める③社会の健康課題につながる学術的研究に積極的に参画する (2)お客様の安全・安心No.1を目指した経営①ハードウェア(設備・運動機器など)の安全・安心②ソフトウェアにおける安全・安心のサービス提供③安全・安心のPDCAをワークさせ継続的改善を図る (3)環境にやさしく気候変動リスクが低いビジネスモデルづくりと店舗運営①より環境負荷の低いビジネスモデルづくり、店舗運営の仕組みづくり②サプライチェーン全体を見据えた環境負荷の低減への取り組み③気候変動リスクを低減できるビジネスモデルづくり、店舗運営の仕組みづくり (4)やりがいと働きがいに溢れる一人一人が輝く人材育成・職場づくり・組織運営①(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人が「やりがい・成長・存在価値」を高められる人材育成と組織運営②(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人の健康・生活の充実・幸せにつながる職場づくりと組織運営③(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人が主体性を発揮する自立型人材の育成と一人一人の知恵を活かす集合天才型組織運営 (5)地域社会への貢献①地域社会の健康づくりと社会資本(ソーシャルキャピタル)充実への貢献を図る②健全なフランチャイズチェーン運営による地域経済・雇用への貢献を図る (6)サプライチェーンにおける公平公正な取引と人権・人間性の尊重①サプライヤーとのパートナーシップの形成②事業パートナーであるフランチャイジーとの互恵の関係の構築(一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会制定の倫理綱領を遵守)③人権・人間性を尊重したサプライチェーンの構築 (7)実効性の高いコーポレート・ガバナンス①中長期の企業価値向上、戦略的視点からの経営意思決定 ・『カーブスグループ5つの経営指針』を遵守した経営 ・ステークホルダーとのエンゲージメントを重視した経営 ・オープンな情報共有と活発な議論を土台とした意思決定②コンプライアンスの遵守③リスク管理体制の構築 (ガバナンス) 当社グループは、サステナビリティ経営を推進するため、「サステナビリティ経営推進委員会」を設置し、「サステナビリティ経営推進会議」を四半期に一度実施しております。 サステナビリティ経営推進委員会は、当社代表取締役社長を委員長に、主要子会社の株式会社カーブスジャパン代表取締役社長を責任者として、各事業分野の責任者(子会社社長および子会社常務執行役員)を委員とし、サステナビリティに関する課題と目標設定、進捗管理を行い、そのマネジメントのために「サステナビリティ経営推進会議」を開催しております。 その議事内容は、取締役会に報告され、取締役会は課題、取り組み内容に対する助言を行っております。 (サステナビリティ推進体制)①サステナビリティ経営推進委員会は、代表取締役社長を委員長に、主要子会社の株式会社カーブスジャパン代表取締役社長を責任者として、各事業分野の責任者(子会社社長および子会社常務執行役員)を委員とし、サステナビリティに関する課題と目標設定、進捗管理を行います。 ②このマネジメントのために、四半期に1回、サステナビリティ経営推進会議を開催します。 ③サステナビリティ経営推進会議の議事内容は、取締役会に報告され、取締役会は課題、取り組み内容に対する助言を行います。 (リスク管理) サステナビリティに関するリスク管理の内容は、必要に応じて四半期に一度開催されるサステナビリティ経営推進委員会で報告されます。 また、当社グループの経営に対するあらゆるリスクに対処するため「リスク管理規程」を制定し、予想されるリスクの把握とともに予防的措置をとり、さらにリスクが発生した場合の被害を最小限にとどめるための体制を整備しており、当社に重要な影響を及ぼすリスクを発生させないための対策の立案や顕在化した場合に適切に対応するための組織として、代表取締役社長を委員長とする「リスク対策委員会」が必要に応じて設置できる体制となっております。 留意すべき重要な機会とリスクについては各事業分野の責任者が参画する「サステナビリティ経営推進会議」で評価・特定をし、評価・特定されたリスク・機会についてはサステナビリティ推進体制の下で管理されます。 (多様性の確保を含む人材育成方針および社内環境整備方針) 当社グループでは、人材を最も重要な経営資源のひとつと位置づけるとともに、働く人一人一人の人間性を尊重し、「やりがい・成長実感・存在価値」を高め続け、一人一人が健康で幸せな人生を実現することを経営上の重要課題としています。 この基本思想は、フランチャイズ本部であるカーブスグループのみならず、フランチャイズ加盟企業においても同様であり、チェーン全体の経営の在り方として重視をしています。 主力事業である「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」においては、創業初期より「女性が輝く職場No.1の実現」を重要戦略と位置づけてきました。 「フィットネスインストラクター職・接客サービス業の女性の勤務体系」において、当時では稀であった「正社員採用・週休2日・日祝休み・夜間勤務なし」などの制度を運用し、また、充実した教育制度によるスキルアップを重視してきました。 近年は、人的資本投資を一層強化しています。 待遇向上を図るとともに、体系的かつ実践的な教育体系(Off-JT、OJTの継続的実施)を通じて高い専門性を持ったプロフェッショナル人材の育成に努めています。 「やりがい」と「働きやすさ」を共に追求し、“やりがいホワイト(高い「やりがい」×好待遇)”接客サービス業No.1企業を実現してまいります。 ①実力主義人事制度 当社グループでは、ジェンダー、人種などに関わらず、一人一人の従業員の実力(発揮能力)によって給与・役職などが決まる独自の公平公正な人事制度を構築し運用をしています。 各職務によって必要とされる発揮能力を定義し、72段階の判定基準が設定されており、全社員は半年に1回、自己評価と上司による評価を受け、人事考課がなされます。 評価結果は上司からフィードバックされ、個々人がどのような能力、スキルを身につけ、活躍をしていくべきかを考えることができるため、一人一人の能力向上、スキルアップにつなげられる自己成長のための人事制度でもあります。 今後もジェンダー、人種などに関わらず公平公正な人事制度の運用を推進して参ります。 ②女性の管理職への登用について 当社グループは、創業期より、「女性が輝く職場No.1」を目指し、組織運営をして参りました。 性別に関わらず平等な機会があり、個々人のライフプラン、キャリアプランに沿った活躍の場をつくることに努めています。 ③教育、スキルアップ機会の提供 当社グループでは、グループの社員はもちろんのこと、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、教育、スキルアップの機会を数多く提供しています。 インストラクターとしての専門知識習得から顧客サポートの実技スキル向上、健康や医学に関わる専門知識習得、マネジメント力向上やリーダーシップ開発のための研修など幅広い研修機会があります。 集合型の研修の定期開催およびEラーニングによる学習環境の整備まで様々な学習とスキルアップの環境を整えています。 (多様性の確保を含む人的資本の指標および目標)①女性管理職比率 当社グループの女性管理職比率は60%を超えており、今後も女性のキャリア形成を支える環境整備を進めることで、女性管理職比率を中長期的に高水準で維持していくことを目指して参ります。 ②研修参加率 当社グループ社員、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、より良い学習とスキルアップの環境を整えていくことで研修参加率の向上を目指して参ります。 |
| 指標及び目標 | (多様性の確保を含む人的資本の指標および目標)①女性管理職比率 当社グループの女性管理職比率は60%を超えており、今後も女性のキャリア形成を支える環境整備を進めることで、女性管理職比率を中長期的に高水準で維持していくことを目指して参ります。 ②研修参加率 当社グループ社員、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、より良い学習とスキルアップの環境を整えていくことで研修参加率の向上を目指して参ります。 |
| 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (多様性の確保を含む人材育成方針および社内環境整備方針) 当社グループでは、人材を最も重要な経営資源のひとつと位置づけるとともに、働く人一人一人の人間性を尊重し、「やりがい・成長実感・存在価値」を高め続け、一人一人が健康で幸せな人生を実現することを経営上の重要課題としています。 この基本思想は、フランチャイズ本部であるカーブスグループのみならず、フランチャイズ加盟企業においても同様であり、チェーン全体の経営の在り方として重視をしています。 主力事業である「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」においては、創業初期より「女性が輝く職場No.1の実現」を重要戦略と位置づけてきました。 「フィットネスインストラクター職・接客サービス業の女性の勤務体系」において、当時では稀であった「正社員採用・週休2日・日祝休み・夜間勤務なし」などの制度を運用し、また、充実した教育制度によるスキルアップを重視してきました。 近年は、人的資本投資を一層強化しています。 待遇向上を図るとともに、体系的かつ実践的な教育体系(Off-JT、OJTの継続的実施)を通じて高い専門性を持ったプロフェッショナル人材の育成に努めています。 「やりがい」と「働きやすさ」を共に追求し、“やりがいホワイト(高い「やりがい」×好待遇)”接客サービス業No.1企業を実現してまいります。 ①実力主義人事制度 当社グループでは、ジェンダー、人種などに関わらず、一人一人の従業員の実力(発揮能力)によって給与・役職などが決まる独自の公平公正な人事制度を構築し運用をしています。 各職務によって必要とされる発揮能力を定義し、72段階の判定基準が設定されており、全社員は半年に1回、自己評価と上司による評価を受け、人事考課がなされます。 評価結果は上司からフィードバックされ、個々人がどのような能力、スキルを身につけ、活躍をしていくべきかを考えることができるため、一人一人の能力向上、スキルアップにつなげられる自己成長のための人事制度でもあります。 今後もジェンダー、人種などに関わらず公平公正な人事制度の運用を推進して参ります。 ②女性の管理職への登用について 当社グループは、創業期より、「女性が輝く職場No.1」を目指し、組織運営をして参りました。 性別に関わらず平等な機会があり、個々人のライフプラン、キャリアプランに沿った活躍の場をつくることに努めています。 ③教育、スキルアップ機会の提供 当社グループでは、グループの社員はもちろんのこと、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、教育、スキルアップの機会を数多く提供しています。 インストラクターとしての専門知識習得から顧客サポートの実技スキル向上、健康や医学に関わる専門知識習得、マネジメント力向上やリーダーシップ開発のための研修など幅広い研修機会があります。 集合型の研修の定期開催およびEラーニングによる学習環境の整備まで様々な学習とスキルアップの環境を整えています。 |
| 事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 当社グループでは、これらリスクの発生可能性を認識した上で、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)基幹事業の経営環境に係わるもの① 事業の運営について当社グループは、2018年3月31日付でカーブス事業のグローバルフランチャイザーであるCurves International Holdings, Inc.他の株式を取得し、Curves International, Inc. (以下、「CI」という。 )を存続会社とする吸収合併を実施したことにより、同事業を世界約30カ国(2025年6月末現在(決算期のずれにより、2カ月遅れでの連結取り込み))で展開しております。 また、株式会社カーブスジャパンはCIとの間でマスターフランチャイズ契約を締結し、日本国内においてカーブス事業の運営を行っております。 また、2019年7月1日付で、西ヨーロッパのフランチャイズ事業本部であるCFW International Management B.V.(現・Curves Europe B.V.)を買収し、同地区でのカーブス事業の展開を今後強化してまいります。 (ⅰ) 日本国内においてはフランチャイズ加盟事業者に対して経営指導、事業運営において必要なシステムの導入及びノウハウ、機材、商品、印刷物等の提供、販売を行うとともに、当社グループの事業拡大のため、フランチャイズ加盟店の出店を継続的に進めておりますが、これらの実現のために、加盟事業者による協力や資金負担等が必要で、予め理解を得ておく必要があります。 従って、加盟事業者とのトラブルの発生、フランチャイズ加盟契約の解約、加盟事業者から本部への訴訟の発生などの場合や出店立地として適切な候補物件が継続的に不足する場合など、出店が計画と乖離する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、ますます強くなる消費者保護の流れを反映し、行政やマスコミあるいは消費者団体などによる企業批判、更には様々な風評による被害を受けてしまうリスクは大きくなりつつあります。 カーブス事業は会員制の事業であり、そのようなリスクを顕在化させてしまう事象が発生した場合には、会員数の維持・拡大に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ) 海外においては、CIがグローバルフランチャイザーとして各国のマスターライセンシー(以下、「マスター」という。 )に課しているロイヤルティの回収遅延が発生する場合、CIとマスターとの間のトラブルが発生する場合、マスターがマスターフランチャイズ契約を解約する場合、さらにCIを含む当社グループとの間の訴訟の発生などが生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、Curves Europe B.V.は欧州圏(スペイン、イギリス、イタリア、フランス、アイルランド、スウェーデン、スイス、ベルギー)を中心にフランチャイズ本部事業を運営しており、日本国内と同様に加盟事業者との連携が重要であると認識し、定期的にミーティング等でのコミュニケーションを図っております。 しかしながら、加盟事業者とのトラブルの発生、フランチャイズ加盟契約の解約、加盟事業者から本部への訴訟の発生などの場合や出店立地として適切な候補物件が継続的に不足する場合など、出店が計画と乖離する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 単一業態(カーブス事業)への依存度が高いことについて当社グループは、「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」を主力事業とし、また「30分 予約不要 サポート付きジム メンズ・カーブス」「からだ動き回復センター ピント・アップ」の2つの新事業を展開することで、病気と介護の不安と孤独のない生きるエネルギーがあふれる社会を創ることを経営目的としております。 今後、「メンズ・カーブス」「ピント・アップ」の両事業も多店舗展開を図って参りますが、景気の悪化や消費環境の大きな変化により健康に対する投資意欲が減退した場合には、未だ単一業態への依存度が高く他業態で全てをカバーすることが困難であるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料の価格変動等によるリスクについて当社グループの主要な販売商品であるプロテインは、その原材料を海外から輸入しており、為替が円安に変動した場合や輸入先の天候不順等により供給量が減少するなどの要因により原材料の価格高騰が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人材の確保・育成について当社グループは、多店舗展開を行う接客サービス業であり、お客様にご満足のいただける接客と会員数の獲得を継続して実現させていくためには、人材の確保と育成が重要であり、計画的に募集・採用活動を行い人材の確保を行うとともに、事業毎に教育制度を設けて人材の育成に努めております。 しかしながら、採用がますます難しくなる場合あるいは退職者が増加する場合には、店舗の管理を行う店長及びマネージャーにふさわしい優秀な人材を十分に確保できなくなるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ M&A及び組織形態の変更等について当社グループは、企業価値向上や新業態の事業展開を目的に他社からの事業の譲り受け、他社との提携、もしくは他社への出資やM&A等、あるいは子会社・関連会社の設立等により組織形態の変更を行う可能性があります。 しかしながら、全ての経営施策が計画通りの成果が実現される保証はなく、市場環境等の急激な変動による想定外の損失の発生や取得した事業もしくは子会社等の業績不振等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 気候変動に関するリスクについて当社グループは、環境にやさしく気候変動リスクが低いビジネスモデルづくりと店舗運営を重要課題ととらえ、環境にやさしいビジネスモデルづくりや店舗運営に取り組んでおります。 また、特定の地域に偏らず全国各地に展開することで気候変動などによる自然災害リスクの影響を低くすることができております。 しかしながら、気候変動により近年発生が増加傾向にある異常気象や自然災害により、当社グループが運営する施設や器具等が大規模に毀損し事業運営が困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、気候変動に関する対応を重要な経営課題と捉え、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに沿った開示への取り組みを検討しており、サプライチェーンにおけるCO2削減への貢献に努めてまいります。 (2)財政状態及び経営成績に係るもの① 敷金・保証金の回収について当社グループは、直営店の出店に当たっては賃貸借契約に基づく店舗出店を基本としており、店舗の賃借に際しては家主へ敷金・保証金を差し入れております。 当社グループは、賃貸借契約の締結に際しては、物件所有者の信用状況を確認する等、回収可能性について十分に検討を行い決定しております。 しかしながら、物件所有者の財政状況が悪化した場合には、敷金・保証金の回収が困難となる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 減損会計の影響について当社グループが所有する商標権、その他の固定資産並びに当社が有する子会社株式につきましては、減損処理に関する会計基準及び減損処理に関する社内規程に基づいて、毎期減損の判定を行っております。 これにより営業活動から生じる損益が継続的にマイナスとなる店舗に対する減損が認識された場合や店舗を閉鎖することとなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度末における商標権は173億75百万円となりました。 また、各子会社の業績に基づく株式価値等の評価結果による減損損失の計上により、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について① 消防法について当社グループが運営する店舗は「消防法」による規制を受けており、不慮の火災等により会員の方々に被害が及ばぬように、防火対策についてはマニュアルを整備し社員教育を施し、年に2回の消防訓練を行い、法令遵守に努めております。 「消防法」における問題が生じぬように、法律改正への対応及び行政上の指導については、全ての事項について必要な改善及び届出を済ませており、その後も継続運用しております。 しかしながら、不測の事態によって、当社店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 医薬品医療機器等法等、関連法令について当社グループが運営するカーブス事業は、その品質管理・製造、表示・広告、販売において各関係法令によって規制を受けております。 品質管理・製造においては、食品・添加物・器具容器の規格等を定める「食品衛生法」の規制を受け、表示・広告においては、主に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」「食品表示法」「健康増進法」「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」の規制を受けており、虚偽または誇大な表示・広告が禁止されております。 また、消費者との取引全般において「消費者契約法」の規制を受けております。 当社グループでは、各関係法令のチェック及び改正への対応等、体制を整備し法令遵守を図っておりますが、予期せぬ法律規制強化があった場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報保護法について当社グループが運営するカーブス事業は、国内外において会員制度を採用しているため、お客様の個人情報を取得しており、日本国内だけではなく海外も含めて個人情報の保護に関連する法律を遵守する必要があります。 そのため各国ガイドラインに従い、社内教育や顧客情報の保管管理等を徹底し、個人情報の流失防止を図っております。 しかしながら、不測の事態によって、個人情報の外部流出が発生した場合には、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 下請法について当社グループが運営するカーブス事業は、加盟店および会員への商品・サービスの提供にあたり、外部の業者に対し製造委託、情報成果物作成委託等の業務委託をおこなっており、「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」を遵守する必要があります。 当社グループでは、定期的な従業員教育と適切な業務フローの運用により法令遵守に努めておりますが、この徹底不足により意図せず不適切な取引をおこなった場合は、当社グループの信用低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)感染症に対するリスクについて当社グループでは、日頃よりお客様が安心・安全に運動できる環境の整備、社員教育を施しております。 新型コロナウイルス感染症流行下においても、専門の医師の方々や行政機関等より情報を収集し、発生直後より店舗(直営店、FC店)内外での感染予防のための様々な取り組みを徹底してまいりました。 また、資金につきましても、今後同様の事案が発生・長期化した場合でも対応できるだけのキャッシュポジションを確保するとともに、必要な際にはスピーディに資金調達ができるよう、取引金融機関との間で良好な関係を構築しております。 しかしながら、今後新たな感染症の流行等が発生した場合は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 |
| 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況a 財政状態(資産)当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ21億69百万円減少し392億5百万円(前連結会計年度末比5.2%減)となりました。 流動資産は14億26百万円増加し169億16百万円(同比9.2%増)となりました。 これは主に、現金及び預金が4億7百万円、受取手形及び売掛金が4億64百万円増加したことなどによるものです。 有形固定資産は1億19百万円増加し6億2百万円(同比24.6%増)となりました。 無形固定資産は38億58百万円減少し203億79百万円(同比15.9%減)となりました (注)。 投資その他の資産は1億43百万円増加し13億7百万円(同比12.4%増)となりました。 固定資産の総額は35億95百万円減少し222億88百万円(同比13.9%減)となりました。 (注)無形固定資産のうちCurves International, Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、毎期の償却、および対米ドルの期末為替換算レートが前連結会計年度に比べ、1ドルにつき16.26円円高となったことにより、円換算では37億32百万円の減少となりました。 (前連結会計年度末 139,304千ドル 1ドル=161.07円 円換算 224億37百万円償却による減少 △10,131千ドル当連結会計年度末 129,172千ドル 1ドル=144.81円 円換算 187億5百万円) (負債) 流動負債は2億2百万円減少し114億51百万円(同比1.7%減)となりました。 これは主に、1年内返済予定の長期借入金が12億50百万円減少した一方、支払手形及び買掛金が3億32百万円、未払法人税等が2億79百万円増加したことなどによるものです。 固定負債は27億17百万円減少し75億93百万円(同比26.4%減)となりました。 これは主に、長期借入金が20億40百万円減少したことなどによるものです。 負債の総額は29億20百万円減少し190億45百万円(同比13.3%減)となりました。 (純資産)純資産は7億50百万円増加し201億60百万円(同比3.9%増)、うち株主資本は27億8百万円増加し158億66百万円(同比20.6%増)となりました。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益43億3百万円の計上と配当金15億95百万円の支払いにより利益剰余金が27億7百万円増加したことによるものです。 また、円高進行により為替換算調整勘定が19億57百万円減少し42億93百万円(同比31.3%減)となりました。 b 経営成績当社グループ(当社及び連結子会社)は主力事業である「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」(以下カーブス)などを通じて健康寿命の延伸に寄与し、社会課題の解決に貢献する「地域密着の健康インフラ」として、顧客サービス強化による会員満足度向上、会員数拡充、店舗網拡大に努めております。 当連結会計年度(2024年9月~2025年8月)の経営成績は以下の通りです。 売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益全てにおいて過去最高となっております。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減額(百万円)増減率(%)売上高35,46537,5662,1005.9営業利益(利益率)5,458(15.4%)6,342(16.9%)88316.2経常利益5,4726,4811,00918.4親会社株主に帰属する当期純利益3,5664,30373620.6 カーブス会員数は前連結会計年度末の81.7万名から4.6万名純増し86.3万名となり、連結会計年度末における過去最高会員数となりました。 年3回の新規入会募集キャンペーンを行い、TV、WEBを中心としたメディアミックスマーケティング、口コミ紹介マーケティング、地域密着プロモーションを展開したことにより、新規入会増において着実な成果を上げることができました。 またサービス産業生産性協議会が実施する日本版顧客満足度指数(JCSI)調査において11年連続第1位(フィットネス部門)となるなど顧客満足度の一層の向上により、月次退会率は過去最低水準に抑えることができています。 会員向け物販は、会員様への「食生活の相談強化月間」を展開した結果、連結会計年度における会員向け物販売上高は過去最高を更新しました。 また、当連結会計年度末の定期便契約者数も過去最高となりました。 これらの結果、当連結会計年度のチェーン売上(フランチャイズ店を含めた会費入会金売上および会員向け物販売上の合計額)は、856億円となり過去最高を更新しました。 会費入会金売上、会員向け物販売上ともに過去最高の実績です。 当連結会計年度末(2025年8月31日)の国内カーブス店舗数、会員数、チェーン売上高は次の通りです。 国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数・会員数 前連結会計年度末(2024年8月末)当連結会計年度末(2025年8月末) 前連結会計年度末比店舗数1,978店舗1,996店舗18店舗0.9% 内、直営店舗数79店舗82店舗3店舗3.8% FC店舗数1,899店舗1,914店舗15店舗0.8%会員数81.7万名86.3万名4.6万名5.6% (注)1.当連結会計年度の新規出店数は25店舗、閉店・統合数は7店舗となっております。 2.国内カーブス会員数には、オンラインフィットネス「おうちでカーブス」および店舗とオンラインのハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」の会員数を含んでおります。 国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)チェーン売上高 前連結会計年度(2023年9月~2024年8月)当連結会計年度(2024年9月~2025年8月) 前年同期間比チェーン売上高809.7億円856.0億円46.2億円5.7% 内、会費・入会金売上589.1億円626.4億円37.3億円6.3% 会員向け物販売上220.6億円229.5億円8.9億円4.0% (注)チェーン売上高はフランチャイズ店を含めた末端売上、全店の会費入会金売上および会員向け物販売上の合計額です。 男性向け運動施設「メンズ・カーブス」では当連結会計年度に6店舗を新規出店し、総店舗数は25店舗となりました。 既存店舗の会員数増加に加え、新規出店店舗の順調な立ち上げが実現できており、出店を加速して参ります。 「からだ動き回復センター ピント・アップ」の総店舗数は27店舗を新規出店し、37店舗となりました。 海外事業は、2019年7月にカーブスFC本部事業を買収した欧州を重点地域と位置付けています。 当連結会計年度末(2025年6月末(決算期のずれにより、2ヶ月遅れでの連結取り込み))の欧州カーブス(イギリス・イタリア・スペイン・他5ヶ国)店舗数は124店舗となりました。 1店舗当たり会員数および売上高は過去最高となっています。 販売費及び一般管理費は、前年同期比19百万円増加しました。 これは主にFC加盟店を含めた全国のインストラクター7,000名強を一堂に集めた研修実施などによる教育費の増加や人件費増など人的資本強化によるものです。 一方で、広告宣伝費は前年同期比減少しました。 広告宣伝費の減少は、会員数増加に伴いフランチャイズ加盟店からの広告分担金供出額が増加したこと、マーケティングの効率が改善したことなどによるものです。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は375億66百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は63億42百万円(前年同期比16.2%増)、経常利益は64億81百万円(前年同期比18.4%増)となり、いずれも過去最高となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税、住民税及び事業税を25億90百万円計上したことなどにより、43億3百万円(前年同期比20.6%増)となりました。 なお、海外連結子会社等の財務諸表項目の主な為替の換算レートは、次の通りです。 1米ドル第1四半期9-11月第2四半期12-2月第3四半期3-5月第4四半期6-8月期中平均為替換算レート150.26円[145.44円]151.94円[145.74円]151.72円[146.98円]149.88円[149.58円]連結会計期間末の為替換算レート142.73円[149.58円]158.18円[141.83円]149.52円[151.41円]144.81円[161.07円] [ ]内は前年同期の換算レート また、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。 )の残高は、前連結会計年度末と比較して3億81百万円増加し、83億83百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果、62億11百万円の資金増加(前連結会計年度54億26百万円)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益が64億67百万円、商標権償却額が14億10百万円だった一方、法人税等の支払額が24億63百万円だったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果、7億27百万円の資金減少(前連結会計年度△9億67百万円)となりました。 これは主に、無形固定資産の取得による支出が5億43百万円、有形固定資産の取得による支出が1億51百万円だったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果、48億92百万円の資金減少(前連結会計年度△43億27百万円)となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出が32億90百万円、配当金の支払額が15億95百万円だったこと等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産の実績 該当事項はありません。 b.仕入の実績 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)カーブス事業8,989106.2合計8,989106.2 (注) 1.当社グループは「カーブス事業」の単一セグメントです。 c.受注の実績 該当事項はありません。 d.販売の実績 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)カーブス事業37,566105.9合計37,566105.9 (注) 1.当社グループは「カーブス事業」の単一セグメントです。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日時点において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。 重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表を作成するに当たり、必要な見積りを行っており、それらは資産、負債、収益及び費用の計上金額に影響を与えております。 これらの見積りは、その性質上判断及び入手し得る情報に基づいて行いますので、実際の結果がそれらの見積りと相違する場合があります。 特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産)繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、課税所得が減少した場合、繰延税金資産が取り崩され、税金費用を計上する可能性があります。 (固定資産の減損処理)減損の兆候のある資産又は資産グループについて、回収可能価額に基づき減損の判定を行っております。 回収可能価額は、使用価値と正味売却価額のいずれか高い方により測定しております。 回収可能価額は、事業計画や市場環境の変化により、その見積り金額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、追加の減損処理が必要になる可能性があります。 見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高375億66百万円、営業利益63億42百万円、経常利益64億81百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は43億3百万円となりました。 当連結会計年度における売上高及び営業利益の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりで す。 また、連結ROA(総資産経常利益率)は16.1%、営業利益成長率は16.2%となりました。 これは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載の通り、会員数が計画通りに推移し、会員向け物販売上高も順調に推移したことによるものです。 ③ 当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性についての分析当社グループの運転資金、設備資金については、主に自己資金を充当しております。 当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性についての分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は83億83百万円となっており、将来に向けて十分な財源と流動性を確保しております。 |
| 研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループでは、エビデンス・ベースト・エクササイズ(科学的に実証されたエクササイズ)の考えのもと、カーブスの運動プログラムの効果について、大学や専門研究機関との共同研究を通じて科学的な実証を重ねております。 共同研究においては、RCT(ランダム化比較試験)など科学的に有効性が高い方法論を用い、研究結果も査読済み論文としてエビデンスレベルが高いものとすることを原則としています。 当連結会計年度における研究開発費の総額は、34百万円となりました。 |
| 設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度における当社グループの設備投資(無形固定資産を含む)は、884百万円実施いたしました。 これは主に、株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強及び「からだ動き回復センターピント・アップ」の開発投資を中心に603百万円、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、新規出店を中心に115百万円の設備投資を実施したものです。 |
| 主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は次のとおりです。 なお、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 (1) 提出会社 2025年8月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物工具、器具及び備品敷金及び保証金ソフトウエアその他合計本社(東京都港区)統括業務施設―1―0―129(0) (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の2025年8月期末人数です。 3.臨時従業員には、パートタイマーの従業員を含み、派遣社員を除いております。 (2) 国内子会社 2025年8月31日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物工具、器具及び備品敷金及び保証金ソフトウエアその他合計株式会社カーブスジャパン本社並びに店舗設備(東京都港区)統括業務施設フィットネス施設1301931801,525―2,029292(44)株式会社ハイ・スタンダード店舗設備(千葉県千葉市他73店)フィットネス施設174431370―355253(90) (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の2025年8月期末人数です。 3.臨時従業員には、パートタイマーの従業員を含み、派遣社員を除いております。 4.当社グループは、単一セグメントであるため、会社毎の従業員数を記載しております。 5.上記の他、連結会社以外から賃借している設備の内容は、下記のとおりです。 会社名事業所名(所在地)設備の内容賃借料(百万円)株式会社カーブスジャパン本社本社事務所223 (3) 海外子会社 該当事項はありません。 |
| 設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの設備投資計画は、経済動向、業績動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。 なお、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 2025年8月31日現在における重要な設備の新設、除却等の計画は次のとおりです。 (1) 重要な設備の新設等会社名事業所名(所在地)設備の内容投資予定額資金調達方法着手年月完了予定年月完成後の増加能力総額(百万円)既支払額(百万円)株式会社カーブスジャパン本社(東京都港区)システム投資(器具・備品)61-自己資金2025年9月2026年8月生産性向上株式会社カーブスジャパン本社(東京都港区)システム投資(ソフトウェア)579 -自己資金2025年9月2026年8月生産性向上 (2) 重要な設備の除却等 該当事項はありません。 |
| 研究開発費、研究開発活動 | 34,000,000 |
| 設備投資額、設備投資等の概要 | 884,000,000 |
Employees
| 平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 38 |
| 平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 6 |
| 平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,200,000 |
Investment
| 株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社グループは、専ら株式の価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式としております。 ② ㈱カーブスジャパンにおける株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である㈱カーブスジャパンについては以下のとおりです。 a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容㈱カーブスジャパンは、純投資目的以外の目的である投資株式の保有は、当該銘柄の保有が取引関係の維持・強化につながり、当社の企業価値の向上につながると判断した場合に限り、必要最小限の保有にとどめることを基本方針としております。 保有の適否及び議決権行使の方針等につきましては、当該企業との取引関係や当社の成長戦略、保有の経済的合理性を取締役会で検証・決定しております。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 区分銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円) 非上場株式-- 非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 区分銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由 非上場株式--- 非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 区分銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円) 非上場株式-- 非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
Shareholders
| 大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2025年8月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 株式会社ヨウザン群馬県前橋市平和町1丁目4-1029,768,00031.71 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR10,230,70010.90 NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT,UK(東京都中央区日本橋3丁目11-1)6,104,2376.50 株式会社ティーワイエヌ東京都港区白金台1丁目1-11-11015,109,9005.44 株式会社アイエムオー群馬県前橋市下大島町1055-2613,784,0004.03 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-122,696,8002.87 坂本 眞樹東京都世田谷区2,077,4472.21 増本 陽子東京都港区2,077,4472.21 株式会社日本カストディ銀行(信託E口)東京都中央区晴海1丁目8-121,795,9701.91 THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)2-2-2 OTEMACHI, CHIYODA-KU, TOKYO, JAPAN (東京都新宿区新宿6丁目27番30号)1,773,4001.88計-65,417,90169.66 (注)1. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)の所有株式数10,230,700株は、全て信託業務に係る株式数です。2. 株式会社日本カストディ銀行(信託口)の所有株式数2,696,800株は、全て信託業務に係る株式数です。3.「発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合」における自己株式には、「株式給付信託(J-ESOP)」及び「株式給付信託(BBT)」の信託財産として 株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式1,795,970株は含まれておりません。4. 株式会社ティーワイエヌは当社代表取締役社長増本岳氏の資産管理会社です。5.当事業年度末においてエフエムアール エルエルシー(FMR LLC)が新たに主要株主となっております。 6.2025年2月20日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社他1名の共同保有者が2025年2月14日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年8月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 なお、その大量保有報告書の内容は以下のとおりです。 氏名又は名称 住所 保有株券等の数(株)株券等保有割合(%) インベスコ・アセット・マネジメント株式会社東京都港区六本木六丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー14階4,558,5004.86インベスコ ホンコン リミテッド(Invesco Hong Kong Limited)45th Floor, Jardine House, 1 Connaught Place, Central, Hong Kong94,5000.10計-4,653,0004.96 7.2025年9月5日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)が2025年8月29日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年8月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 なお、その大量保有報告書の内容は以下のとおりです。 氏名又は名称 住所 保有株券等の数(株)株券等保有割合(%) エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)アメリカ合衆国 02210 マサチューセッツ州ボストン、サマー・ストリート2459,385,65510.00 |
| 株主数-金融機関 | 11 |
| 株主数-金融商品取引業者 | 23 |
| 株主数-外国法人等-個人 | 79 |
| 株主数-外国法人等-個人以外 | 126 |
| 株主数-個人その他 | 46,343 |
| 株主数-その他の法人 | 308 |
| 株主数-計 | 46,890 |
| 氏名又は名称、大株主の状況 | THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部) |
| 株主総利回り | 1 |
| 株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
| 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式5640,794当期間における取得自己株式-- (注)当期間における取得自己株式には、2025年11月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。 |
Shareholders2
| 自己株式の取得 | 0 |
| 自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | 0 |
| 発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1 発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)93,857,493--93,857,493 2 自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)1,797,434561,2801,796,210 (注)当連結会計年度期首及び当連結会計年度期末の自己株式数には、「株式給付信託(J-ESOP)」及び「株式給付信託(BBT)」の信託財産として株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式がそれぞれ1,797,250株、1,795,970株含まれています。 (変動事由の概要)単元未満株式の買取りによる増加 56株株式給付信託の給付による減少 1,280株 |
Audit
| 監査法人1、連結 | 三優監査法人 |
| 独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年11月21日株式会社カーブスホールディングス取締役会 御中 三優監査法人 東京事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士山 本 公 太 指定社員 業務執行社員 公認会計士森 田 聡 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社カーブスホールディングスの2024年9月1日から2025年8月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社カーブスホールディングス及び連結子会社の2025年8月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 のれん及び商標権の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、連結貸借対照表において、のれん1,347百万円及び商標権17,375百万円を計上している。 当該のれん及び商標権は、2018年8月期に連結グループ全体での超過収益力を期待して、株式会社カーブスホールディングスがカーブスブランドを持つCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )を取得した際に無形固定資産として認識し、定額法により20年間で償却している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、のれん及び商標権について連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標を設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、のれん及び商標権の取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパン(以下「CJ」という。 )に対する売上高が大半を占めており、当該売上高は会員数を基礎として算定しており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、のれん及び商標権の残高は連結財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、のれん及び商標権の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、のれん及び商標権の評価を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 ・CI及びCJの事業計画について、実績値と比較することにより、過去の事業計画の達成状況を検討した。 ・経営環境の著しい悪化見込の有無について、経営者等への経営環境についての質問、取締役会の議事録、事業計画の閲覧により確認した。 ・CJに対するロイヤルティ売上高の見積りに含まれる重要な仮定である会員の新規獲得数及び退会数については、過去の実績推移と比較することにより、過去の重要な仮定の達成状況を検討した。 また、当該重要な仮定を達成するための会員の新規獲得の施策や退会率を抑止するための施策を経営者等への質問や関連資料の閲覧により確認し、合理性及び実現可能性を検討した。 その他の事項 会社の2024年8月31日をもって終了した前連結会計年度の連結財務諸表は、前任監査人によって監査されている。 前任監査人は、当該連結財務諸表に対して2024年11月27日付けで無限定適正意見を表明している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社カーブスホールディングスの2025年8月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、株式会社カーブスホールディングスが2025年8月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 のれん及び商標権の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、連結貸借対照表において、のれん1,347百万円及び商標権17,375百万円を計上している。 当該のれん及び商標権は、2018年8月期に連結グループ全体での超過収益力を期待して、株式会社カーブスホールディングスがカーブスブランドを持つCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )を取得した際に無形固定資産として認識し、定額法により20年間で償却している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、のれん及び商標権について連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標を設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、のれん及び商標権の取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパン(以下「CJ」という。 )に対する売上高が大半を占めており、当該売上高は会員数を基礎として算定しており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、のれん及び商標権の残高は連結財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、のれん及び商標権の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、のれん及び商標権の評価を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 ・CI及びCJの事業計画について、実績値と比較することにより、過去の事業計画の達成状況を検討した。 ・経営環境の著しい悪化見込の有無について、経営者等への経営環境についての質問、取締役会の議事録、事業計画の閲覧により確認した。 ・CJに対するロイヤルティ売上高の見積りに含まれる重要な仮定である会員の新規獲得数及び退会数については、過去の実績推移と比較することにより、過去の重要な仮定の達成状況を検討した。 また、当該重要な仮定を達成するための会員の新規獲得の施策や退会率を抑止するための施策を経営者等への質問や関連資料の閲覧により確認し、合理性及び実現可能性を検討した。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | のれん及び商標権の評価 |
| 内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社は、連結貸借対照表において、のれん1,347百万円及び商標権17,375百万円を計上している。 当該のれん及び商標権は、2018年8月期に連結グループ全体での超過収益力を期待して、株式会社カーブスホールディングスがカーブスブランドを持つCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )を取得した際に無形固定資産として認識し、定額法により20年間で償却している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、のれん及び商標権について連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標を設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、のれん及び商標権の取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパン(以下「CJ」という。 )に対する売上高が大半を占めており、当該売上高は会員数を基礎として算定しており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、のれん及び商標権の残高は連結財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、のれん及び商標権の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 |
| 開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社は、連結貸借対照表において、のれん1,347百万円及び商標権17,375百万円を計上している。 当該のれん及び商標権は、2018年8月期に連結グループ全体での超過収益力を期待して、株式会社カーブスホールディングスがカーブスブランドを持つCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )を取得した際に無形固定資産として認識し、定額法により20年間で償却している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、のれん及び商標権について連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標を設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、のれん及び商標権の取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパン(以下「CJ」という。 )に対する売上高が大半を占めており、当該売上高は会員数を基礎として算定しており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、のれん及び商標権の残高は連結財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、のれん及び商標権の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 |
| 監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、のれん及び商標権の評価を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 ・CI及びCJの事業計画について、実績値と比較することにより、過去の事業計画の達成状況を検討した。 ・経営環境の著しい悪化見込の有無について、経営者等への経営環境についての質問、取締役会の議事録、事業計画の閲覧により確認した。 ・CJに対するロイヤルティ売上高の見積りに含まれる重要な仮定である会員の新規獲得数及び退会数については、過去の実績推移と比較することにより、過去の重要な仮定の達成状況を検討した。 また、当該重要な仮定を達成するための会員の新規獲得の施策や退会率を抑止するための施策を経営者等への質問や関連資料の閲覧により確認し、合理性及び実現可能性を検討した。 |
| その他の記載内容、連結 | その他の事項 会社の2024年8月31日をもって終了した前連結会計年度の連結財務諸表は、前任監査人によって監査されている。 前任監査人は、当該連結財務諸表に対して2024年11月27日付けで無限定適正意見を表明している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
| 監査法人1、個別 | 三優監査法人 |
| 独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2025年11月21日株式会社カーブスホールディングス取締役会 御中 三優監査法人 東京事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士山 本 公 太 指定社員業務執行社員 公認会計士森 田 聡 <財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社カーブスホールディングスの2024年9月1日から2025年8月31日までの第17期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社カーブスホールディングスの2025年8月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 Curves International, Inc.に係る関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、貸借対照表において、関係会社株式13,850百万円を計上している。 関係会社株式のうちCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )の株式11,844百万円は、CIが持つカーブスブランドを獲得することで、連結グループ全体での超過収益力を期待して、取得時のCIの財務諸表に基づく一株当たり純資産額よりも高い価額で取得している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標に設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、株式取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパンに対するロイヤルティ売上高が大半を占めており、ロイヤルティ売上高は会員数を基礎としており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、CIに係る関係会社株式の残高は財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、CIに係る関係会社株式の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、CIに係る関係会社株式の評価を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 ・会社による関係会社株式の評価結果の妥当性を検討するため、関係会社株式の帳簿残高を当該子会社の実質価額と比較検討した。 ・超過収益力の毀損の有無に関する検討に係る監査手続について、連結財務諸表の監査報告書に記載されている「のれん及び商標権の評価」の監査上の対応に記載されている手続と実質的に同一の内容であるため、記載を省略している。 その他の事項会社の2024年8月31日をもって終了した前事業年度の財務諸表は、前任監査人によって監査されている。 前任監査人は、当該財務諸表に対して2024年11月27日付けで無限定適正意見を表明している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
| 監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 Curves International, Inc.に係る関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、貸借対照表において、関係会社株式13,850百万円を計上している。 関係会社株式のうちCurves International, Inc.(以下「CI」という。 )の株式11,844百万円は、CIが持つカーブスブランドを獲得することで、連結グループ全体での超過収益力を期待して、取得時のCIの財務諸表に基づく一株当たり純資産額よりも高い価額で取得している。 会社は、(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、連結グループ及びCIに係る事業計画に重要な指標に設定して、事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、事業計画の実現可能性を検討するとともに、株式取得時に見込んでいた超過収益力の毀損の有無を慎重に評価している。 CIに係る事業計画の売上高のうち、株式会社カーブスジャパンに対するロイヤルティ売上高が大半を占めており、ロイヤルティ売上高は会員数を基礎としており、会員の新規獲得数及び退会数を重要な仮定としている。 以上より、CIに係る関係会社株式の残高は財務諸表における金額的重要性が高く、超過収益力の毀損の有無を判断する際に用いる事業計画は、その前提となる仮定について、見積りの不確実性や経営者の主観的な判断を伴うことから、当監査法人は、CIに係る関係会社株式の評価は、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、CIに係る関係会社株式の評価を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 ・会社による関係会社株式の評価結果の妥当性を検討するため、関係会社株式の帳簿残高を当該子会社の実質価額と比較検討した。 ・超過収益力の毀損の有無に関する検討に係る監査手続について、連結財務諸表の監査報告書に記載されている「のれん及び商標権の評価」の監査上の対応に記載されている手続と実質的に同一の内容であるため、記載を省略している。 |
| 全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
| 見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | Curves International, Inc.に係る関係会社株式の評価 |
| その他の記載内容、個別 | その他の事項会社の2024年8月31日をもって終了した前事業年度の財務諸表は、前任監査人によって監査されている。 前任監査人は、当該財務諸表に対して2024年11月27日付けで無限定適正意見を表明している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
| 報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
| 原材料及び貯蔵品 | 370,000,000 |
| 未収入金 | 0 |
| その他、流動資産 | 1,000,000 |
| 建物及び構築物(純額) | 356,000,000 |
| 工具、器具及び備品(純額) | 1,000,000 |
| 有形固定資産 | 1,000,000 |
| ソフトウエア | 0 |
| 無形固定資産 | 0 |
| 長期前払費用 | 1,000,000 |
| 繰延税金資産 | 17,000,000 |
| 投資その他の資産 | 13,894,000,000 |
BS負債、資本
| 支払手形及び買掛金 | 2,671,000,000 |
| 1年内返済予定の長期借入金 | 2,040,000,000 |
| 未払金 | 36,000,000 |
| 未払法人税等 | 1,346,000,000 |