財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2025-10-28
英訳名、表紙Eternal Hospitality Group Co.,Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長CEO  大倉 忠司
本店の所在の場所、表紙大阪市浪速区立葉一丁目2番12号(同所は登記上の本店所在地で、実際の本社業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。
電話番号、本店の所在の場所、表紙06-6206-0808
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
当社は、1985年5月に大阪府東大阪市において、当社代表取締役社長CEO大倉忠司が個人事業として焼鳥屋「鳥貴族」(「鳥貴族」1号店である「鳥貴族俊徳店」)を開店したことに始まります。
店舗展開に備え1986年9月に株式会社イターナルサービス(資本金4,000千円)に法人改組し、2009年8月に商号を「株式会社鳥貴族」に変更、2021年2月に持株会社体制への移行に伴い「株式会社鳥貴族ホールディングス」に商号変更、2024年5月にグローバルでの展開や複数ブランドの展開を見据え「株式会社エターナルホスピタリティグループ」に商号変更しております。
年月事項1986年9月大阪府東大阪市に株式会社イターナルサービスを設立1991年11月加盟店1号店「鳥貴族長瀬店」を大阪府東大阪市にオープン1995年7月居酒屋業態より撤退し、「鳥貴族」単一業態に集中1997年9月本社を大阪市東成区東中本に移転1998年6月10号店となる「鳥貴族千躰店」を大阪市住吉区にオープン2002年7月兵庫県1号店「鳥貴族阪神深江店」を神戸市東灘区にオープン2003年9月大阪市中央区道頓堀に「鳥貴族道頓堀店」をオープン2004年8月本社を大阪市浪速区桜川に移転2005年5月関東圏1号店「鳥貴族中野北口店」を東京都中野区にオープン2005年8月50号店となる「鳥貴族ナンバ店」を大阪市中央区にオープン2007年5月京都府1号店「鳥貴族西大路店」を京都市南区にオープン2007年11月奈良県1号店「鳥貴族新大宮店」を奈良県奈良市にオープン2007年11月100号店となる「鳥貴族平野加美東店」を大阪市平野区にオープン2009年4月東海圏1号店「鳥貴族錦三袋町通り店」を名古屋市中区にオープン2009年8月商号を株式会社鳥貴族に変更2010年10月神奈川県1号店「鳥貴族相模原店」を神奈川県相模原市にオープン2010年10月本社を大阪市浪速区桜川から大阪市浪速区立葉に移転し、同所に焼鳥タレ製造工場を開設2010年10月200号店となる「鳥貴族池袋サンシャイン通り店」を東京都豊島区にオープン2011年8月埼玉県1号店「鳥貴族川口店」を埼玉県川口市にオープン2012年5月滋賀県1号店「鳥貴族石山店」を滋賀県大津市にオープン2012年6月300号店となる「鳥貴族名駅東口店」を名古屋市中村区にオープン2014年7月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場2014年12月400号店となる「鳥貴族新宿区役所通り店」を東京都新宿区にオープン2015年7月東京証券取引所市場第二部に市場変更2016年4月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定2016年4月岐阜県1号店「鳥貴族岐阜羽島店」を岐阜県羽島市にオープン2016年7月500号店となる「鳥貴族目黒西口店」を東京都目黒区にオープン2017年3月静岡県1号店「鳥貴族浜松有楽街店」を静岡県浜松市にオープン2017年7月三重県1号店「鳥貴族四日市店」を三重県四日市市にオープン2017年11月600号店となる「鳥貴族府中北口店」を東京都府中市にオープン2018年7月和歌山県1号店「鳥貴族和歌山駅前店」を和歌山県和歌山市にオープン2019年4月茨城県1号店「鳥貴族取手店」を茨城県取手市にオープン2020年6月大阪市旭区に小規模業態である「鳥貴族大倉家」をオープン2021年2月持株会社体制への移行に伴い、株式会社鳥貴族を「株式会社鳥貴族ホールディングス」に、株式会社鳥貴族分割準備会社を「株式会社鳥貴族」(現・連結子会社)に商号変更2021年5月100%子会社の株式会社TORIKI BURGER(現・連結子会社)を設立2021年8月TORIKI BURGER1号店となる「TORIKI BURGER大井町店」を東京都品川区にオープン2022年10月福岡県1号店「鳥貴族博多筑紫口店」をオープン2023年1月ダイキチシステム株式会社(現・連結子会社)の株式を取得2023年2月岡山県1号店「鳥貴族岡山本町店」を岡山市北区にオープン2023年2月沖縄県1号店「鳥貴族美栄橋店」を沖縄県那覇市にオープン2023年3月広島県1号店「鳥貴族広島えびす通り店」を広島市中区にオープン2023年4月100%子会社のTORIKIZOKU USA INC.(現・連結子会社)を米国カリフォルニア州に設立 年月事項2023年4月北海道1号店「鳥貴族すすきの店」を札幌市中央区にオープン2023年8月鹿児島県1号店「鳥貴族天文館店」を鹿児島県鹿児島市にオープン2023年10月徳島県1号店「鳥貴族徳島両国橋店」を徳島県徳島市にオープン2023年11月石川県1号店「鳥貴族片町店」を石川県金沢市にオープン2023年12月宮城県1号店「鳥貴族仙台国分町店」を仙台市青葉区にオープン2024年5月商号を株式会社エターナルホスピタリティグループに変更2024年5月当社連結子会社であるTORIKIZOKU USA INC.が米国ロサンゼルスにて展開する焼鳥店「HASU」をTMS CAFÉ&GRILL INC.より事業譲受2024年6月鳥貴成股份有限公司(現・持分法適用関連会社)を台湾臺北市に設立2024年7月100%子会社のTORIKIZOKU KOREA INC.(現・連結子会社)を韓国ソウル市に設立2024年7月本社を大阪市浪速区立葉から大阪市中央区淡路町に移転2024年9月韓国ソウル市に鳥貴族初出店2024年9月台湾臺北市に鳥貴族初出店2024年11月100%子会社のTorikizoku Shanghai Co., Ltd.(現・連結子会社)を中国上海市に設立2024年11月熊本県1号店「鳥貴族熊本下通店」を熊本市中央区にオープン2024年12月香港屯門市に鳥貴族初出店2025年2月中国上海市に鳥貴族初出店2025年2月米国ロサンゼルスに鳥貴族初出店2025年4月新潟県1号店「鳥貴族新潟駅南店」を新潟市中央区にオープン2025年7月香川県1号店「鳥貴族香川瓦町店」を香川県高松市にオープン
事業の内容 3【事業の内容】
当社グループは、創業時から変わらない理念、「世の中を明るくしていく」という想いを定めた「うぬぼれ」のもと、日本が誇る焼鳥の文化・価値を世界に広めていくというビジョン「Global YAKITORI Family」を策定しております。
焼鳥をYAKITORIに、YAKITORIを世界言語となることを目指し、チキンフードでの事業領域拡大を志向していく中でも、焼鳥を事業の軸として、国内のみならず世界の外食市場へ挑戦してまいります。
当社グループは、国内において焼鳥屋 鳥貴族、やきとり大吉を中心に店舗展開し、海外におきましては、米国、上海、韓国、台湾、香港への展開、さらにはベトナムをはじめ、東南アジアへの展開準備にも着手しており、韓国においては高価格帯のブランドとして「mozu」を出店、展開先のニーズに応じた出店を実現すべく高価格帯や中価格帯を含むブランドポートフォリオの構築にも取り組んでおります。
引き続き、お客様、従業員とその家族、株主様、取引業者様、当社グループに関わる全ての方々に感謝し、企業活動を通じて奉仕し続けることで、社会から必要とされ愛される永遠の会社を目指してまいります。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しております。
これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
(鶏肉を中心とした事業展開)当社グループは、主要食材である鶏肉を中心にブランド数を絞り事業展開を行うことを基本方針としております。
資本・人材・ノウハウ等や食材を絞り集中することにより、質の高い食材をより低価格で調達することができるとともに、何を売りたいかを明確にすることでお客様の支持を得られると考えております。
さらに、当社が主導となり、研究開発や調達・購買、品質管理等の機能を事業横断的に発揮することにより、グループシナジーを高め競争優位性の追求をしてまいります。
事業区分は「飲食事業」の単一セグメントとなります。
(1)鳥貴族(国内)ブランドの特徴「うまい!を、気がねなく!」をストアコンセプトとし、チキン・均一価格・国産にこだわり事業展開しております。
1.販売価格均一価格にすることでお客様が商品を選ぶ楽しさを感じて頂きたいという想いから、全品均一価格による商品の提供を行っております。
2.商 品鳥貴族の従業員が自信をもってお客様に提供することができる商品、お客様に感動して頂ける商品を提供することを最優先課題とし、商品開発を行っております。
また、調理からお客様へ提供するまでの時間を可能な限り短縮するため、セントラルキッチンを保有せず各店舗での串打ちを行っております。
一方、全店変わらない味を提供するため、焼鳥のタレは自社工場にて、丸鶏・生の果物・野菜等を使用し一括生産しております。
3.接 客「うまい!を、気がねなく!」というストアコンセプトを実現するための行動指針をクレドとしてまとめ、お客様の再来店につながる接客を提供できるよう、マニュアルを整備するだけではなく、全スタッフに対してスキル・ポジションに応じた様々な研修を実施し、サービスの向上を図っております。
4.“理念”の共有によるサービスの均質化一般的なフランチャイズチェーンよりも強固なビジネスパートナーとしての関係性を確保することを目的として、新規に加盟店オーナーの募集は行っておらず、鳥貴族の経営理念に共感し鳥貴族とともに成長することに同意頂いた限られた加盟店オーナーをカムレード(同志)と称し、相互に意見の交換・提案を行っております。
これにより全ての「鳥貴族」における「味」「品質」「サービス」の向上を図っております。
(注)カムレードチェーンは、新規に加盟店オーナーの募集を行っていない点、鳥貴族の経営理念に共感頂いた加盟店オーナーに限定している点、及び、意見の交換・提案を相互に行っている点が一般的なフランチャイズチェーンと異なっております。
 「鳥貴族」の店舗数は以下のとおりであります。
関西圏関東圏東海圏その他合計2021年7月期現在直営店舗数91店舗224店舗68店舗-383店舗加盟店舗数146店舗86店舗--232店舗合計店舗数237店舗310店舗68店舗-615店舗2022年7月期現在直営店舗数93店舗225店舗68店舗-386店舗加盟店舗数145店舗86店舗--231店舗合計店舗数238店舗311店舗68店舗-617店舗2023年7月期現在直営店舗数93店舗229店舗69店舗3店舗394店舗加盟店舗数143店舗84店舗-5店舗232店舗合計店舗数236店舗313店舗69店舗8店舗626店舗2024年7月期現在直営店舗数93店舗228店舗71店舗9店舗401店舗加盟店舗数143店舗86店舗-13店舗242店舗合計店舗数236店舗314店舗71店舗22店舗643店舗2025年7月期現在直営店舗数95店舗229店舗72店舗12店舗408店舗加盟店舗数143店舗90店舗-20店舗253店舗合計店舗数238店舗319店舗72店舗32店舗661店舗 (2)やきとり大吉の特徴1977年に設立し、「生業(なりわい)商売に徹する」を理念に独立開業の支援を行うことで、北海道から沖縄まで全国津々浦々に展開し、どの店舗も地域に根差した店づくりをおこなっております。
(3)海外事業の特徴子会社である「TORIKIZOKU USA INC.」は米国における「鳥貴族」「HASU」「zoku」ブランドでの飲食店運営、「TORIKIZOKU KOREA INC.」は韓国における「鳥貴族」「mozu」ブランドでの飲食店運営、「Torikizoku Shanghai Co.,Ltd.」は上海における「鳥貴族」ブランドでの飲食店運営を行っております。
[事業系統図]これまで述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社)株式会社鳥貴族大阪市中央区10,000飲食事業100役員の兼任、不動産転貸、経営指導(連結子会社)株式会社TORIKI BURGER大阪市中央区10,000飲食事業100役員の兼任、経営指導(連結子会社)ダイキチシステム株式会社大阪市中央区20,800飲食事業100役員の兼任(連結子会社)TORIKIZOKU USA INC.米国カリフォルニア州876,570(6百万米ドル)飲食事業100役員の兼任(連結子会社)TORIKIZOKU KOREA INC.韓国ソウル市95,596(810百万ウォン)飲食事業100役員の兼任(連結子会社)Torikizoku Shanghai Co.,Ltd.中国上海市336,275(16百万人民元)飲食事業100役員の兼任(持分法適用関連会社)鳥貴成股份有限公司台湾臺北市315,533(65百万台湾ドル)飲食事業50役員の兼任(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
   2.株式会社鳥貴族、TORIKIZOKU USA INC.及びTorikizoku Shanghai Co.,Ltd.は特定子会社に該当しております。
   3.2024年11月8日付で100%出資子会社であるTorikizoku Shanghai Co.,Ltd.を設立し、同社を連結子会社といたしました。
   4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
   5.連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過会社の2025年7月末現在の債務超過額は、以下のとおりです。
株式会社TORIKI BURGER   702,126千円   6.株式会社鳥貴族は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。
)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等   (1)売上高    45,259,023千円           (2)経常利益   3,565,711千円           (3)当期純利益  2,378,981千円           (4)純資産額   5,944,970千円           (5)総資産額   13,030,915千円   7.2025年5月15日付で100%出資子会社である株式会社エターナルホスピタリティジャパンを、2025年6月16日付で有限会社AOと合弁会社である株式会社eiを、それぞれ設立いたしましたが、連結子会社に含めておりませんので、記載を省略しております。
なお、株式会社eiにおける当社持株比率は70%であります。
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況セグメント情報を記載していないため、事業部門別の従業員数を示すと次のとおりであります。
2025年7月31日現在事業部門の名称従業員数(人)店舗869(4,112)工場7(5)本社部門154(3)合計1,030(4,120)(注)従業員数は就業員数であり、従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間の平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
(2)提出会社の状況 2025年7月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)115(3)40.09.96,692 (注)1.当社は「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
2.従業員数は就業員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。
)であり、従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間の平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況当社の労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)   (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)   (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者9.133.367.967.2-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
②連結子会社当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率  (%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱鳥貴族1.775.057.178.396.5㈱TORIKI BURGER-0.017.051.444.2ダイキチシステム㈱20.0-88.588.5-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針当社グループは、資本・人材・ノウハウ等を集中投下し、業務オペレーションの均一化や経営の効率化に積極的に取り組む一方で、食材・調理の研究を通じた提供価値・品質の向上により付加価値を創出し、お客様に感動していただける店舗づくりを追求していくことで他社との差別化を図り、持続的な成長の実現と収益基盤強化を目指すことを基本方針としております。
(2)経営環境及び経営戦略等当社グループの属する外食業界におきましては、少子高齢化に加え、お客様の嗜好の多様化、業種・業態を超えた企業間競争の激化など厳しい経営環境が続いておりました。
そのような中、当社グループは日本が誇る焼鳥の文化・価値を世界に広めていくというビジョン「Global YAKITORI Family」を掲げ、“焼鳥”を“YAKITORI”に、“YAKITORI”を世界言語にし、“焼鳥”を軸として世界の外食市場へ挑戦しております。
そして、当社グループの収益基盤である日本市場においては、グループ再編に伴う選択と集中により、地域ごとに機動的かつ柔軟な経営を実現し、出店加速や店舗管理の効率化を推し進めていくことで、更なる成長を図ってまいります。
現在、「鳥貴族」は関西圏、関東圏及び東海圏を中心に661店舗展開しており、2030年に全国1,000店舗体制に向けて、鳥貴族運営会社の東西分割による機動的な意思決定、直営店舗とカムレードチェーン加盟店舗の出店エリアの自由化により新規出店の加速化を進めてまいります。
「やきとり大吉」は店舗数純増に向けて、独立希望者のニーズ対応とSNSによる情報発信を積極的に行ってまいります。
また海外においては現在、米国、上海、韓国、台湾、香港への展開、更にはベトナムをはじめとした、東南アジアへの展開準備にも着手しております。
展開先のニーズに応じた出店を実現すべく米国では「HASU」「zoku」、韓国では「mozu」というブランドを展開しており、高価格帯や中価格帯を含むブランドポートフォリオを構築し、マルチロケーション・マルチブランド戦略により各国・各地域の開発を推進してまいります。
(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、既存店の売上高を維持向上することが重要であると考えており、既存店(新規開店した月を除き、12ヶ月以上経過した店舗)の売上高、客数、客単価の前年同月比を客観的な指標としております。
また、財務の健全性、安定性を維持するための運転資金の確保と資金効率のバランスを勘案し、自己資本比率40%を財務上の指標とし、また収益の拡大・安定化をすすめることでROE20%以上の安定的な利益創出が実現できるように目指してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当期は、当社グループの主力事業である国内の「鳥貴族」において、売上は前期比増収となったものの、営業利益は、人件費の増加や原材料価格、エネルギーコストなどの高騰を受けて、前期比減益の結果となりました。
また、今後も厳しい経営環境が継続するものと想定されます。
こうした状況を踏まえ、当社グループでは、当面の間は、日本国内においては、「鳥貴族」の全国展開及び「やきとり大吉」の再成長に取り組んでまいります。
海外においては、米国、韓国、上海、台湾、香港に、「鳥貴族」ブランドとして低価格かつ均一価格の焼鳥居酒屋を出店しております。
さらに、「鳥貴族」以外のブランドとして、米国では「HASU」「zoku」という2ブランドの焼鳥店を、韓国では「mozu」という高価格帯ブランドの焼鳥店を展開しております。
引き続き、米国及びアジア地域での店舗展開やパートナー開発に取り組んでまいります。
このように、当社グループは、展開先のニーズに応じた出店を実現すべく高価格帯や中価格帯を含むブランドポートフォリオの構築にも取り組んでおります。
引き続き「Global YAKITORI Family」というビジョンのもと、日本が誇る焼鳥の文化・価値を世界に広めてまいります。
長期的には、当社グループは、資本・人材・ノウハウ等の集中投下及び業務オペレーションの均一化等、経営の効率化に積極的に取り組む一方で、安心・安全な食材の使用・商品に最適な調理方法の開発など、品質・味へ徹底的にこだわることにより付加価値を創出し、お客様に感動していただける店舗づくりを追求してまいります。
他社との差別化を図り、引き続き持続的な成長の実現と収益基盤強化のため、以下の課題について重点的に取り組んでまいります。
① 内部管理体制の強化チェーンストアとしての多店舗展開におけるリスク管理、衛生管理のさらなる向上、コンプライアンス遵守体制の強化を重要事項とし、本部を中心に内部統制の改善を実施してまいります。
また、財務報告に関連する内部統制の強化も重要課題と認識しており、必要に応じて人員の増強を図る方針であります。
② 既存店売上高の維持向上外食業界は成熟した市場となっており、個人消費支出における選別化、弁当・コンビニエンスストア等を代表とする業界を超えた顧客獲得競争の激化等により、厳しい経営環境となっております。
当社グループにおいては、既存店売上高を維持向上させるため、クオリティ(商品品質)・サービス(接客力)・クレンリネス(衛生管理)の強化を全従業員に周知徹底し、お客様満足度の向上に努めてまいります。
「鳥貴族」につきましては、マーケティング・ブランディングを強化し、お客様の体験価値や好感度等の向上に取り組んでまいります。
また、「やきとり大吉」につきましては、リブランディングや未出店エリアへの出店を行い、新規加盟者・顧客層を拡大させることで再成長を目指してまいります。
③ 商品力の向上食の安全に対するお客様の意識は一層高まりつつあります。
当社グループでは、産地との良好な関係を構築・維持することで、今まで以上に安全かつ良質な食材の確保に取り組んでまいります。
また、お客様のニーズの変化にも迅速に対応できる商品開発や人気メニューのさらなる付加価値向上に取り組んでまいります。
チキンの美味しさ・機能性に関する研究や調理機器の実証、調理オペレーション開発などを通じて、チキンの可能性を深耕し、当社グループが提供する“YAKITORI”の価値を向上させてまいります。
④ 食材の安定調達及びサプライチェーンの最適化産地における人手不足や物流コストの上昇等により、調達・物流を取り巻く環境も厳しい状況にあります。
当社グループでは、産地との良好な関係を構築・維持するとともに、調達・物流体制を強化することで、食材の安定調達に取り組んでまいります。
当社グループが提供する“YAKITORI”をさらに広めるべく、また、持続的な成長に向けて、サプライチェーンの最適化にも取り組んでまいります。
⑤ 新規出店・投資効果の維持向上及び新規事業の開発新たな収益を確保するためには、投資効果のさらなる向上が重要課題であると考えております。
「鳥貴族」につきましては、全国展開に向け、出店初期投資額の削減、並びに、店舗運営の効率化を行うとともに、マーケティング調査の強化により競争優位となりうる出店候補地において新規出店を行い、直営/TCCで全国1,000店舗体制を目指してまいります。
また、総菜業態をはじめとする新たな店舗フォーマットの開発やパートナーとの協業に取り組み、新たな収益源となる新規事業を開発してまいります。
⑥ 人材の採用・教育強化今後、当社グループの成長には、優秀な人材の確保が必要不可欠と考えております。
当社グループの企業理念を理解し、賛同した人材の採用を最重要課題とし、中途採用だけでなく新卒採用にも積極的に取り組むとともに、従業員の働きがい・働きやすさの向上、継続的な待遇改善及び人事制度の改定にも取り組んでまいります。
また、外食産業に限らない経験豊富な人材の招聘等により、変化する経営環境に対し柔軟に対応できる組織を目指します。
人材教育に関しては各役職・階層別に応じた研修プログラムを充実させ、特に当社グループの主力事業である「鳥貴族」の店長に対する教育プログラムを強化し、店舗運営力のさらなる向上に取り組んでまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理当社は、監査役会設置会社の形態を採用し、独立性の高い複数の社外監査役を選任するとともに、監査役の機能を強化することで、当社における業務執行に対する管理・監督機能の充実を図っております。
また、取締役会は経営方針の策定、業務の意思決定及び取締役間の相互牽制による業務執行の監督を行う機関と位置づけ運営され、原則として、毎月1回開催されるほか、必要に応じて臨時取締役会を開催し、経営判断の迅速化を図っております。
全社的なリスク管理は、社内の統治体制の構築のため組織横断的に構成されたリスク管理委員会において取り扱う一方、サステナビリティ全般に関するリスク及び機会については、2024年1月に取締役会の諮問機関として設置したサステナビリティ委員会において検討しております。
サステナビリティ委員会は、当社の業務執行取締役及び主要な子会社の取締役から構成され、当社グループのサステナビリティに関する基本方針や重要課題(マテリアリティ)の特定、目標とすべき指標の検討等の役割を担っております。
(2)人的資本に関する戦略、指標及び目標① 人財育成に関する方針当社グループでは、創業時から変わらない理念、「世の中を明るくしたい」という「うぬぼれ」のもと、社員と企業が共に成長し続けられるための教育体系を整備し、取り組んでおります。
1985年の創業以来、「任せることが人を育てる」という人財育成方針のもと、任せる(=チャレンジできる)ことができる人財の育成を目指しております。
具体的な取組としましては、共通価値観である「TORIKIWAY」を教育のベースとし、階層別研修および選抜型研修を通じて、社員の成長を支援しています。
階層別研修では、各階層において必要な知識・技術の習得に加え、マネジメントスキルや経営能力の向上に焦点を当てたトレーニングを提供しています。
選抜型研修では、有望な候補者を対象にし、リーダーシップの発揮を促進するため、対人関係力と課題解決能力を強化するプログラムを導入し、実務課題の効果的な解決手段を実践的に学ぶ機会を提供しています。
これらのプログラムを通じて、社員は自己成長し、リーダーシップを発揮できる力を身につけていきます。
また、研修による育成だけでなく、社員のキャリアを広げられるように本人希望と適性を考慮した配置転換による育成を図っています。
② 採用に関する方針当社グループの採用方針は、新卒採用・キャリア採用に関わらず、以下の人物像を重視します。
1.企業理念への共感とリーダーシップ:我々の理念とビジョンに共感し、主体的にリーダーシップを発揮できる個人を求めます。
善悪の判断力を備えた正しい人間であることを重視します。
2.自己主導型の個人:我々は自己成長と問題解決能力を持ち、自ら考え仕事を作り出せる個人を求めます。
選考プロセスでは、基礎能力の評価も行います。
3.起業家精神を持つ人間:未来の目指すべき姿を思い描き、「志」と「闘争心」をもって行動できる個人を求めます。
入社後の定着を含む採用プロセス全体を通じて企業理念への共感を強化するため、面接や研修などでは積極的に対話をしています。
そのため面接担当者は理念と文化を伝えるためのトレーニングを受けています。
また面接では構造化面接を取り入れており、採用合否を合議制で決定しております。
上記に加えバックオフィス部門においては、専門知識と経験を追加要件としています。
③ 社内環境整備に関する方針当社グループは企業理念の1つに「外食産業の社会的価値向上」を掲げており、労働環境の向上がひとつの重要な課題ととらえ、積極的に取り組んでいます。
また「Global YAKITORI Family」を実現すべく、優秀な人財の確保と定着に注力しております。
労働環境の整備の一環として、報酬向上と労働時間短縮を進めており、2025年7月期においては賃金制度の改定及び2期連続となる決算賞与を支給いたしました。
それによりグループ全正社員の平均年収が2024年7月期と比較して約9.5%アップいたしました。
加えて2025年8月より平均2.9%のベースアップを行うとともに、年間休日数を115日に拡大しております。
労働時間については、各店舗における人員充足率向上などの影響もあり、残業時間が昨対比△11.7%となっております。
これらの取組みの影響もあり、年に1度実施しているES調査においては過去最高スコアとなるとともに、正社員の1年以内離職率が10.5%と、ここ数年で最も低い結果となりました。
優秀な人材の確保に向けては、関西発の飲食業界3社で新卒向けの合同説明会の実施や、国内留学生アルバイトからの正社員採用や、海外人財の採用を実施しております。
また今春より大阪・関西万博を舞台に「食」の課題解決を行う「グローバルインターンシップ・宴」にプレミアムパートナーとして参画し、高度外国人財を含む学生達と企業メンターとして関わりを持たせていただいております。
今後も労働環境の向上に取り組みながら、グローバル化への対応や、優秀な人財の確保と定着のため、人事制度の改定や、多様な人財が活躍・成長できる環境構築に取り組んでまいります。
④ 指標及び目標指標目標備考管理職に占める女性労働者の割合2030年7月までに10%正社員の男女比率と同等基準の目標としております男性労働者の育児休業取得率2030年7月までに80%
戦略 ① 人財育成に関する方針当社グループでは、創業時から変わらない理念、「世の中を明るくしたい」という「うぬぼれ」のもと、社員と企業が共に成長し続けられるための教育体系を整備し、取り組んでおります。
1985年の創業以来、「任せることが人を育てる」という人財育成方針のもと、任せる(=チャレンジできる)ことができる人財の育成を目指しております。
具体的な取組としましては、共通価値観である「TORIKIWAY」を教育のベースとし、階層別研修および選抜型研修を通じて、社員の成長を支援しています。
階層別研修では、各階層において必要な知識・技術の習得に加え、マネジメントスキルや経営能力の向上に焦点を当てたトレーニングを提供しています。
選抜型研修では、有望な候補者を対象にし、リーダーシップの発揮を促進するため、対人関係力と課題解決能力を強化するプログラムを導入し、実務課題の効果的な解決手段を実践的に学ぶ機会を提供しています。
これらのプログラムを通じて、社員は自己成長し、リーダーシップを発揮できる力を身につけていきます。
また、研修による育成だけでなく、社員のキャリアを広げられるように本人希望と適性を考慮した配置転換による育成を図っています。
② 採用に関する方針当社グループの採用方針は、新卒採用・キャリア採用に関わらず、以下の人物像を重視します。
1.企業理念への共感とリーダーシップ:我々の理念とビジョンに共感し、主体的にリーダーシップを発揮できる個人を求めます。
善悪の判断力を備えた正しい人間であることを重視します。
2.自己主導型の個人:我々は自己成長と問題解決能力を持ち、自ら考え仕事を作り出せる個人を求めます。
選考プロセスでは、基礎能力の評価も行います。
3.起業家精神を持つ人間:未来の目指すべき姿を思い描き、「志」と「闘争心」をもって行動できる個人を求めます。
入社後の定着を含む採用プロセス全体を通じて企業理念への共感を強化するため、面接や研修などでは積極的に対話をしています。
そのため面接担当者は理念と文化を伝えるためのトレーニングを受けています。
また面接では構造化面接を取り入れており、採用合否を合議制で決定しております。
上記に加えバックオフィス部門においては、専門知識と経験を追加要件としています。
③ 社内環境整備に関する方針当社グループは企業理念の1つに「外食産業の社会的価値向上」を掲げており、労働環境の向上がひとつの重要な課題ととらえ、積極的に取り組んでいます。
また「Global YAKITORI Family」を実現すべく、優秀な人財の確保と定着に注力しております。
労働環境の整備の一環として、報酬向上と労働時間短縮を進めており、2025年7月期においては賃金制度の改定及び2期連続となる決算賞与を支給いたしました。
それによりグループ全正社員の平均年収が2024年7月期と比較して約9.5%アップいたしました。
加えて2025年8月より平均2.9%のベースアップを行うとともに、年間休日数を115日に拡大しております。
労働時間については、各店舗における人員充足率向上などの影響もあり、残業時間が昨対比△11.7%となっております。
これらの取組みの影響もあり、年に1度実施しているES調査においては過去最高スコアとなるとともに、正社員の1年以内離職率が10.5%と、ここ数年で最も低い結果となりました。
優秀な人材の確保に向けては、関西発の飲食業界3社で新卒向けの合同説明会の実施や、国内留学生アルバイトからの正社員採用や、海外人財の採用を実施しております。
また今春より大阪・関西万博を舞台に「食」の課題解決を行う「グローバルインターンシップ・宴」にプレミアムパートナーとして参画し、高度外国人財を含む学生達と企業メンターとして関わりを持たせていただいております。
今後も労働環境の向上に取り組みながら、グローバル化への対応や、優秀な人財の確保と定着のため、人事制度の改定や、多様な人財が活躍・成長できる環境構築に取り組んでまいります。
指標及び目標 ④ 指標及び目標指標目標備考管理職に占める女性労働者の割合2030年7月までに10%正社員の男女比率と同等基準の目標としております男性労働者の育児休業取得率2030年7月までに80%
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ① 人財育成に関する方針当社グループでは、創業時から変わらない理念、「世の中を明るくしたい」という「うぬぼれ」のもと、社員と企業が共に成長し続けられるための教育体系を整備し、取り組んでおります。
1985年の創業以来、「任せることが人を育てる」という人財育成方針のもと、任せる(=チャレンジできる)ことができる人財の育成を目指しております。
具体的な取組としましては、共通価値観である「TORIKIWAY」を教育のベースとし、階層別研修および選抜型研修を通じて、社員の成長を支援しています。
階層別研修では、各階層において必要な知識・技術の習得に加え、マネジメントスキルや経営能力の向上に焦点を当てたトレーニングを提供しています。
選抜型研修では、有望な候補者を対象にし、リーダーシップの発揮を促進するため、対人関係力と課題解決能力を強化するプログラムを導入し、実務課題の効果的な解決手段を実践的に学ぶ機会を提供しています。
これらのプログラムを通じて、社員は自己成長し、リーダーシップを発揮できる力を身につけていきます。
また、研修による育成だけでなく、社員のキャリアを広げられるように本人希望と適性を考慮した配置転換による育成を図っています。
② 採用に関する方針当社グループの採用方針は、新卒採用・キャリア採用に関わらず、以下の人物像を重視します。
1.企業理念への共感とリーダーシップ:我々の理念とビジョンに共感し、主体的にリーダーシップを発揮できる個人を求めます。
善悪の判断力を備えた正しい人間であることを重視します。
2.自己主導型の個人:我々は自己成長と問題解決能力を持ち、自ら考え仕事を作り出せる個人を求めます。
選考プロセスでは、基礎能力の評価も行います。
3.起業家精神を持つ人間:未来の目指すべき姿を思い描き、「志」と「闘争心」をもって行動できる個人を求めます。
入社後の定着を含む採用プロセス全体を通じて企業理念への共感を強化するため、面接や研修などでは積極的に対話をしています。
そのため面接担当者は理念と文化を伝えるためのトレーニングを受けています。
また面接では構造化面接を取り入れており、採用合否を合議制で決定しております。
上記に加えバックオフィス部門においては、専門知識と経験を追加要件としています。
③ 社内環境整備に関する方針当社グループは企業理念の1つに「外食産業の社会的価値向上」を掲げており、労働環境の向上がひとつの重要な課題ととらえ、積極的に取り組んでいます。
また「Global YAKITORI Family」を実現すべく、優秀な人財の確保と定着に注力しております。
労働環境の整備の一環として、報酬向上と労働時間短縮を進めており、2025年7月期においては賃金制度の改定及び2期連続となる決算賞与を支給いたしました。
それによりグループ全正社員の平均年収が2024年7月期と比較して約9.5%アップいたしました。
加えて2025年8月より平均2.9%のベースアップを行うとともに、年間休日数を115日に拡大しております。
労働時間については、各店舗における人員充足率向上などの影響もあり、残業時間が昨対比△11.7%となっております。
これらの取組みの影響もあり、年に1度実施しているES調査においては過去最高スコアとなるとともに、正社員の1年以内離職率が10.5%と、ここ数年で最も低い結果となりました。
優秀な人材の確保に向けては、関西発の飲食業界3社で新卒向けの合同説明会の実施や、国内留学生アルバイトからの正社員採用や、海外人財の採用を実施しております。
また今春より大阪・関西万博を舞台に「食」の課題解決を行う「グローバルインターンシップ・宴」にプレミアムパートナーとして参画し、高度外国人財を含む学生達と企業メンターとして関わりを持たせていただいております。
今後も労働環境の向上に取り組みながら、グローバル化への対応や、優秀な人財の確保と定着のため、人事制度の改定や、多様な人財が活躍・成長できる環境構築に取り組んでまいります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ④ 指標及び目標指標目標備考管理職に占める女性労働者の割合2030年7月までに10%正社員の男女比率と同等基準の目標としております男性労働者の育児休業取得率2030年7月までに80%
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、特段の記載がない限り、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため実際の結果と異なる可能性があります。
(1)市場環境について外食業界は成熟した市場となっており、個人消費支出における選別化、中食・コンビニエンスストア等を代表とする業界を超えた顧客獲得競争の激化等により、厳しい経営環境となっております。
当社グループでは、メニューの改定等により既存店舗の売上高の確保を図ると同時に、直営店舗の新規出店による事業拡大を積極的に行ってまいりますが、外食産業における市場環境の悪化が進む場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)店舗コンセプトについて当社グループは現在、「鳥貴族」「やきとり大吉」を中心に店舗展開を行っております。
主要食材を鶏肉に絞り専門店として特化することにより、資本・人材・ノウハウの集中投下と業務オペレーションの均一化を行うことにより、景気変動に左右されにくい収益性の維持に取り組んでまいりますが、これらの施策が必ずしも継続的に顧客に受け入れられる保証はなく、その場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(3)新規出店計画について新規出店については、従来の不動産業者等からの外部情報に加え、取引先業者、取引先銀行からも幅広く情報を入手するように努めておりますが、当社グループのニーズに合致する物件が必ずしも確保されるとは限りません。
また、仮に当社グループの計画に沿った物件を確保しても、計画した店舗収益を確保できない可能性があります。
当社グループでは、新規出店の物件確保及び収益性の確保等に努めてまいりますが、新規出店が計画どおり遂行できない事態が発生した場合または計画した店舗収益を確保できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)賃貸借による店舗展開について当社グループの本社事務所及び直営店舗はそのほとんどが建物を賃借しており、賃貸借契約に対して保証金等を差し入れています。
2025年7月31日現在の敷金及び差入保証金の残高は2,073,147千円となっており、総資産に占める比率は9.7%であります。
当社グループは新規に出店する際の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、差入保証金(敷金・保証金)の一部または全部が回収不能となることや賃借物件の継続的使用が困難となることが考えられます。
その場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(5)鳥貴族カムレードチェーン加盟店について① カムレードチェーン加盟店の店舗展開について「鳥貴族」では直営店の店舗展開のほか、カムレードチェーン加盟店による店舗展開の拡大を推進しております。
当社グループはカムレードチェーン加盟店に対してサービスや衛生管理の指導を行う義務が生じ、その対価としてロイヤリティ収入等を収受しております。
外食産業全般の市場縮小やカムレードチェーン加盟に積極的な企業の業績悪化等により、カムレードチェーン加盟企業数が減少した場合、もしくはカムレードチェーン加盟企業の店舗が退店した場合には、ロイヤリティ収入等が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② カムレードチェーン加盟店への店舗運営指導について当社グループはカムレードチェーン加盟店に対してカムレード契約に基づき、ホールオペレーション、キッチンオペレーション及び衛生管理等の店舗運営に係る指導を実施しております。
しかし、カムレードチェーン加盟企業において当社グループの指導に従ったサービスの提供が行われない場合や衛生管理面の問題が生じた場合、当社グループブランドの価値が毀損し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(6)商標権について当社グループは商標権を取得し管理することで当社グループのブランドを保護する方針であります。
第三者が類似した商号等を使用し、当社グループのブランドの価値が毀損された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(7)商品表示について外食産業においては、一部企業の産地偽装や賞味期限の改ざん等が発生するなど、食の安全性だけではなく、商品表示の適正性、信頼性等においても消費者の信用を失墜する事件が発生しております。
当社グループは、適正な商品表示のため社内体制の整備・強化に全社一丸となって注力しておりますが、食材等の納入業者も含めて、万が一、表示内容に重大な誤りが発生した場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(8)出店後の環境変化について当社グループは新規出店をする際には、商圏誘引人口、競合店調査、賃借条件等の立地調査を綿密に行った上で意思決定をしております。
しかしながら、当社グループの出店後に交通アクセスが変化した場合や、同業他社等から新規参入があった場合には、当初の計画どおりに店舗収益が確保できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(9)人材採用及び教育について当社グループが安定的な成長を達成していくためには、優秀な人材の確保が必要であります。
当社グループの経営理念を理解し、賛同した人材確保を最重要課題として、既存店舗に勤務しているパートタイマー・アルバイトからの社員登用や、中途採用だけでなく、新卒採用にも積極的に取り組んでまいります。
また人材教育に関しては、実践的な技術指導に加え、理念教育を重点的に行う事により当社グループの核となり得る人材を育成してまいります。
しかしながら、当社グループ直営店及びカムレード加盟企業の出店の拡大に対する人材の確保及び教育が追いつかない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(10)従業員の処遇について① 短時間労働者に対する社会保険加入義務化の適用基準拡大について当社グループの日本国内での店舗運営において短時間労働者は不可欠なものとなっており、2025年7月31日現在で12,248名のパートタイマー及びアルバイトを雇用しております。
そのうち社会保険加入義務のある対象者は少数でありますが、今後、短時間労働者の社会保険加入義務化の適用が拡大された場合には、保険料の増加、パートタイマー及びアルバイト就業希望者の減少等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② その他労働法の強化等について現状、当社グループは法令等で定められた労働規制等については適正に遵守しておりますが、今後この規制基準等が強化・拡大された場合には、法定福利費の増加及び人員体制強化に伴う費用の増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(11)法的規制について当社グループは、「鳥貴族」「やきとり大吉」のブランドを中心に事業を展開しておりますが、事業に関する法規制等は多岐にわたっております。
当社グループでは、コンプライアンス委員会を組織し、コンプライアンス体制の強化に努めておりますが、万が一重大な不祥事やコンプライアンス上の問題が発生した場合や、既存の法規制等の改正または新たな法規制等の制定が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループ事業に関わる法規制等のうち、特に影響が大きいと考えられるものは以下のとおりです。
① 食品衛生法への対応について当社グループは、食品衛生法(1947年法律第233号)の規定に基づき、管轄保健所を通じて飲食業の営業許可を取得し、各店舗では食品衛生管理者を管轄保健所に届け出ております。
その上で、各店舗における衛生管理の強化に取り組んでおり、食中毒等の重大事故の未然防止に努めております。
しかしながら、今後、食中毒等の事故が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② 食品循環資源の再利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)について2001年5月に施行された「食品循環資源の再利用等の促進に関する法律」(食品リサイクル法)により年間100トン以上の食品廃棄物を排出する外食業者(食品関連事業者)は、食品廃棄物の発生量の抑制、減量及び再生利用を通じて、食品残渣物の削減を義務付けられております。
当社グループは食品残渣物を削減するための取り組みを鋭意実施しておりますが、今後法的規制が強化された場合には、その対応のために、設備投資等に関連する新たな費用が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律深夜0時以降も営業する店舗につきましては、深夜営業について「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」により規制を受けております。
各店舗における届出等、当該法令に定める事項の厳守に努めておりますが、法令違反等が発生した場合には、一定期間の営業停止等が命ぜられ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(12)鳥インフルエンザについて当社グループは鶏肉の仕入ルートとして国内に複数の産地を確保しておりますが、同時多発的に鳥インフルエンザが発生した場合、鶏肉の確保が出来ず営業を休止せざるを得ない事態に至るおそれがあり、また、鳥インフルエンザの発生により鶏肉に対する風評被害が発生し消費者より敬遠される等の事態に陥った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(13)材料価格の高騰について近年発生した原油相場高騰に伴う穀物相場等の高騰にとどまらず、天候不順による野菜価格の高騰並びに政府によるセーフガード(緊急輸入制限措置)等の発動など需給関係の急激な変動による食材価格の高騰の可能性等、当社グループが購入している原材料には価格が高騰する可能性のあるものが含まれております。
当社グループは安心かつ安全な原材料の調達に向けた調達ルートの多様化に引き続き取り組んでまいりますが、このような事象が発生し、原材料価格が高騰した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(14)有利子負債依存度について当社グループは、総資産に占める有利子負債の割合が、2025年7月31日現在で15.4%に留まっており、今後の海外展開や新規出店等の事業投資に伴う資金調達についても引き続き経済情勢や金利動向、財務バランスを総合的に勘案し、有利子負債を適正な水準に維持し事業展開を行う予定です。
しかし、有利子負債依存度が高い状態で金利が上昇した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(15)減損損失について外的環境の著しい変化等により、店舗収益性が悪化し、事業計画において計画した店舗収益性と大きく乖離した場合、固定資産及びリース資産について減損損失を計上することとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(16)特定地域に対する依存度等について当社グループの出店地域は、「鳥貴族」における直営店舗、カムレードチェーン加盟店及び「やきとり大吉」のフランチャイズ店舗は日本全国へ出店しておりますが、「鳥貴族」は主に関西圏、関東圏及び東海圏の3商圏に店舗が集中しており、特に関西圏においては、大阪府にタレ工場、本社機能を設置しております。
これらの地域で、地震等の自然災害が発生し、店舗設備及びタレ工場の損壊などによる営業の一時停止、道路網の寸断、交通制御装置の破損等による本社機能の停滞や事業の運営が困難となる可能性、あるいは同地域に特定した経済的ダメージが発生し消費者の消費環境が悪化した場合には一時的に来客数が著しく減少する可能性があります。
また、自然災害等による店舗、タレ工場設備の損壊の程度によっては、大規模な修繕の必要性から、多額の費用が発生する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(17)個人情報について当社グループは、顧客満足度向上のために顧客情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」に定める「個人情報取扱事業者」に該当し、個人情報の取扱いに関して一定の義務を負っております。
そのため当社グループでは、個人情報管理規程を策定し、社内の管理体制には万全を期しております。
しかしながら、個人情報が外部へ漏洩するような事態が発生した場合には、当社グループの信用低下による売上の減少や損害賠償による費用の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(18)配当政策について当社グループは、将来の成長投資のため利益を配分するとともに、長期的な成長を通じ株主の皆様に対する株主還元を充実させていくことを重要な経営目標と認識したうえで、連結配当性向20%以上を目安に決定し、安定的・持続的な増配を原則とする累進配当を実施する方針であります。
しかしながら、当社グループの業績が計画どおりに進展しない場合には、配当を実施できない可能性があります。
(19)感染症の拡大による影響について当社グループは、感染症の拡大(パンデミック)が発生した場合に、来店客数の減少等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(20)海外における事業展開について当社グループは、海外における事業展開を中期的な成長戦略のひとつとしております。
当社グループでは現地パートナー企業との良好な関係性を構築したうえで、関係部署が適宜連携し、経営環境の把握や、情報収集に努め適切な管理・サポートを行うことでリスクを低減しております。
しかしながら、海外の事業展開には、各国の法令・制度、政治・経済・社会情勢、文化・宗教・商慣習の違いや為替レートの変動等をはじめとした様々なリスクが存在し、事前に想定できなかった問題の発生により投資回収が困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況外食業界を取り巻く環境は、行動規制の緩和に伴う人流増加に加え、インバウンド需要の回復も追い風となり、外食需要は回復基調が続いております。
しかし、原材料価格や光熱費、人件費の上昇、人財の供給不足の深刻化、継続的な物価上昇による消費者の節約志向が強まるなど、厳しい経営環境に直面しております。
当連結会計年度におきまして当社グループは、米国、韓国、上海、台湾、香港に新規出店致しました。
各国で「鳥貴族」ブランドとして低価格かつ均一価格の焼鳥居酒屋を出店するとともに、韓国では「mozu」という高価格帯ブランドを出店し、米国は「zoku」「HASU」という2ブランドの焼鳥店を出店しました。
今後も当社の長期ビジョンであるGlobal YAKITORI Familyの実現に向け、意欲的に取り組んでまいります。
海外における店舗は以下のとおりです。
米国TORIKIZOKU Torrance店  zoku  HASU Japanese Izakaya & Grill韓国鳥貴族 弘大本店  鳥貴族 弘大入口駅店  鳥貴族 延南店  mozu上海・蘇州鳥貴族 五角場万達店  鳥貴族 華経龍湖店  鳥貴族 松江万達店やきとり大吉 金虹橋店  やきとり大吉 蘇州店台湾鳥貴族 新光三越台北南西店  鳥貴族 ATT4FUN信義店  鳥貴族 大巨蛋店鳥貴族 慶城店香港鳥貴族 TMT Plaza店 国内の「鳥貴族」の新規出店につきましては、熊本県初出店となる「鳥貴族 熊本下通店」、新潟県初出店となる「鳥貴族 新潟駅南店」、香川県初出店となる「鳥貴族 香川瓦町店」をはじめ、北海道では「鳥貴族 琴似店」「鳥貴族 麻生店」「鳥貴族 シンサツBLOCK店」の3店舗、広島県2号店となる「鳥貴族 広島袋町店」、福岡県では「鳥貴族 天神サザン通り店」「鳥貴族 西鉄二日市店」の2店舗、宮城県4号店となる「鳥貴族 仙台定禅寺通り店」及び既存エリアとを合わせ、計24店舗を出店いたしました。
既存エリアの新規出店は以下のとおりです。
関東エリア市ヶ谷店  新浦安店  大門店  青葉台店  五井店  小田急多摩センター店高島平店  東村山店  練馬店東海エリア一宮駅前店  栄住吉店関西エリアせんちゅうパル店  松井山手店  鈴蘭台店 また、新社内独立制度(鳥貴族パートナーズ事業)の店舗モデルの検証を完了し、新社内独立制度(鳥貴族パートナーズ事業)として、初の独立者を2名輩出し、愛知県に「鳥貴族 前田家」、大阪市に「鳥貴族 天神原家」を開業いたしました。
当連結会計年度末日の日本国内における店舗数は、「鳥貴族」の総店舗数が661店舗(純増18店舗)、その内直営店は408店舗(純増7店舗)となりました。
ダイキチシステム株式会社が運営する「やきとり大吉」の店舗数は477店舗であり、当社グループの店舗数は1,141店舗、直営店は409店舗であります。
また、海外における当社グループの店舗数は、「鳥貴族」12店舗、「やきとり大吉」2店舗、その他3店舗の計17店舗となりました。
以上の結果、当連結会計年度は、既存店売上が前期を上回り推移したこと及び新規出店による直営店店舗数の純増により、売上高は46,356,977千円(前年同期比10.6%増)となりました。
一方、食材および飲料原価の高騰により売上原価が上昇したこと、海外進出に伴う開業準備費用、2024年8月から実施した1人当たり4.8%の賃金引上げや店舗スタッフの充足率の向上による人件費の増加、政府による電気・ガス料金に関する支援の打ち切りによる光熱費の高騰などの影響により販売費及び一般管理費が前期を上回った結果、営業利益は3,121,482千円(同3.9%減)となりました。
経常利益は3,103,098千円(同4.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,720,820千円(同19.1%減)となりました。
また、当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
財政状態の状況は以下の通りであります。
(資産)当連結会計年度末における資産合計は21,382,579千円となりました。
流動資産合計は10,468,378千円となり、前連結会計年度末と比較して278,889千円の減少となりました。
これは主に新規出店に伴う設備投資の結果、現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
固定資産合計は10,914,201千円となり、前連結会計年度末と比較して1,006,907千円の増加となりました。
これは主に、「鳥貴族」の新規出店に伴い、建物、工具、器具及び備品が増加したこと等によるものであります。
(負債)当連結会計年度末における負債合計は11,607,679千円となりました。
流動負債合計は7,842,503千円となり、前連結会計年度末と比較して168,589千円の減少となりました。
これは主に、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。
固定負債合計は3,765,175千円となり、前連結会計年度末と比較して185,633千円の減少となりました。
これは主に、長期借入金が減少したこと等によるものであります。
(純資産)当連結会計年度末における純資産合計は9,774,900千円となりました。
前連結会計年度末と比較して1,082,241千円の増加となりました。
これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
自己資本比率は45.7%となりました。
②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比較して960,470千円の減少となり7,485,432千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは2,492,711千円の収入となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益3,029,016千円、減価償却費1,194,079千円及び法人税等の支払額1,512,004千円を計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、2,694,090千円の支出となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出2,317,674千円を計上したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、689,874千円の支出となりました。
これは主に、長期借入れによる収入1,000,000千円を計上した一方、長期借入金の返済による支出1,120,223千円、配当金の支払額533,171千円を計上したこと等によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績(a)生産実績当社グループは、焼鳥のタレを自社工場で生産しておりますが、金額的重要性が乏しいことから、記載を省略しております。
(b)仕入実績当連結会計年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日)前年同期比(%)飲食事業(千円)16,771,411114.3合計(千円)16,771,411114.3(注)当社グループの事業区分は「飲食事業」の単一セグメントであります。
(c)受注実績当社グループは、一般消費者へ直接販売する飲食事業を行っておりますので、記載しておりません。
(d)販売実績当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日)前年同期比(%)飲食事業(千円)46,356,977110.6合計(千円)46,356,977110.6(注)当社グループの事業区分は「飲食事業」の単一セグメントであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容既存店の売上高、客数、客単価の前年同月比は以下のとおりであります。
(前年同月比 単位:%) 8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月累計売上高112.1109.9108.2108.0100.9103.4101.099.3105.3111.0105.8110.1106.1客数110.3108.3108.0108.0101.7103.7100.299.7104.6107.1103.6107.7105.1客単価101.5101.4100.2100.099.299.7100.899.6100.6103.6102.1102.3100.9 (a)財政状態の状況当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載したとおりであります。
(b)経営成績の状況当連結会計年度の経営成績の状況につきましては、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載したとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(a)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載したとおりであります。
(b)資本の財源及び資金の流動性・資金需要当社グループの資金需要は主に大きく分けて運転資金需要、設備資金需要があります。
運転資金需要は食材仕入のほか、販売費及び一般管理費の営業費用であります。
営業費用の主なものは、人件費、店舗賃借料及び店舗運営に係る費用(水道光熱費・修繕費等)であります。
設備資金需要につきましては、飲食事業における新規出店や既存店舗の改装費用等であり店舗設備に係る設備投資であります。
・財政政策当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、まず営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について長期借入金による調達を実施しております。
このうち、運転資金及び既存店舗の設備資金については内部資金を活用し、新規に出店する店舗設備等の設備資金については変動金利の長期借入金により調達しております。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金を基本としており、長期借入金による長期資金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存有利子負債の償還時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適宜判断していくこととしております。
当連結会計年度末において、当社グループが締結しているコミットメントライン契約の合計は2,600,000千円であります(借入未実行残高2,600,000千円)。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は3,290,302千円であり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,485,432千円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。
当該見積りに際しましては、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。
(繰延税金資産)当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。
繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(固定資産の減損)当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。
減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、将来キャッシュ・フローの見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
研究開発活動 6【研究開発活動】
特記すべき事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当連結会計年度の設備投資につきましては、新規出店や既存店の改装、機器入替え等を行い、その設備投資総額は2,279,864千円となりました。
なお、当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。
なお、当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメントの名称は記載しておりません。
(1)提出会社2025年7月31日現在 事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物(千円)機械及び装置車両運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円)リース資産(千円)無形固定資産(千円)合計(千円)本社(大阪市)事務所設備等262,844-33,597-76,397372,840115(3)鳥貴族360店舗転貸用店舗設備2,438,393----2,438,393-(-) (2)国内子会社 会社名設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物(千円)機械及び装置車両運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円)リース資産(千円)合計(千円)株式会社鳥貴族工場-00-07(5)株式会社鳥貴族営業用店舗設備(関西)787,471-211,019-998,491174(905)株式会社鳥貴族営業用店舗設備(関東)1,289,679-436,680-1,726,359473(2,419)株式会社鳥貴族営業用店舗設備(東海)229,728-109,313-339,041117(567)株式会社鳥貴族営業用店舗設備(その他国内)461,906-69,600-531,50750(143) (3)在外子会社 会社名設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物(千円)機械及び装置車両運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円)使用権資産(千円)合計(千円)TRIKIZOKU USA INC.営業用店舗設備252,016-26,870-278,8866(13)TRIKIZOKU KOREA INC.営業用店舗設備85,777-37,44832,988156,21515(42)Torikizoku ShanghaiCo., Ltd.営業用店舗設備91,120--59,505150,62534(14) (注)1.帳簿価額のうち「無形固定資産」は、主にソフトウエアであります。
2.帳簿価額には、建設仮勘定は含んでおりません。
3.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。
4.提出会社は上記の他、本社及び店舗を賃借しております。
本社の年間賃借料は142,618千円であり、店舗の年間賃借料は2,044,037千円であります。
また、差入保証金は1,120,769千円であります。
5.株式会社鳥貴族では上記の他、店舗を賃借しております。
店舗の年間賃借料は834,248千円であります。
また、差入保証金は803,031千円であります。
6.Torikizoku USA INC.では上記の他、本社及び店舗を賃借しております。
本社の年間賃借料は6,593千円であり、店舗の年間賃借料は39,061千円であります。
また、差入保証金は22,590千円であります。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの重要な設備の新設・改修及び除却等の計画は下記のとおりであります。
なお、当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメントの名称は記載しておりません。
(1)重要な設備の新設事業所名所在地設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定日増加能力(客席数)総額(千円)既支払額(千円)着手年月完成年月鳥貴族武蔵小山店東京都品川区店舗設備65,40913,566自己資金2025年4月2025年8月63鳥貴族田町三田店東京都港区店舗設備74,56212,367自己資金2024年9月2025年10月69鳥貴族小倉魚町店北九州市小倉北区店舗設備74,8395,660自己資金2025年6月2025年10月88鳥貴族恵比寿銀座通り店東京都渋谷区店舗設備70,215-自己資金2025年8月2025年11月49鳥貴族御茶ノ水店東京都千代田区店舗設備63,964-自己資金2025年8月2025年11月80鳥貴族西日本国内店舗10店舗-店舗設備560,000-自己資金2025年8月2026年7月(注)2鳥貴族東日本国内店舗15店舗-店舗設備840,000-自己資金2025年8月2026年7月(注)2やきとり大吉新店舗17店舗-店舗設備272,000-自己資金2025年8月2026年7月(注)2韓国新店舗10店舗韓国ソウル市店舗設備6,000,000千ウォン-自己資金2025年8月2026年7月(注)2鳥貴族青浦万達店中国上海市店舗設備1,500千人民元8千人民元自己資金2025年6月2025年8月54上海新店舗12店舗中国上海市店舗設備16,807千人民元-自己資金2025年8月2026年7月(注)2(注)1.金額の中には差入保証金が含まれております。
2.現時点において増加能力を見積もることが困難であることから、記載しておりません。
(2)重要な設備の改修・除却等該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要2,279,864,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況40
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況10
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,692,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社では、株式の価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を「保有目的が純投資目的である投資株式」と区分しており、それ以外を「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」として区分しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(a)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化等による戦略上重要な目的を有すると判断される株式を政策保有株式として保有することがあり、取締役会において随時、保有の合理性について検証しております。
(b)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式1500非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- (c)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社500,000

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2025年7月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
大倉 忠司大阪府大阪市西区2,607,86422.43
株式会社大倉忠大阪府東大阪市荒川2丁目13番12号1,150,0009.89
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8番12号847,2007.28
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号785,0006.75
サントリー株式会社東京都港区台場2丁目3番3号260,0002.23
中西 卓己大阪府大阪市中央区181,0001.55
株式会社関西みらい銀行大阪府大阪市中央区備後町2丁目2番1号180,0001.54
CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / UCITS - FULL TAX(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)5, ALLEE SCHEFFER L-2520 LUXEMBOURG, LUXEMBOURG(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)123,9001.06
UBS AG LONDON ASIA EQUITIES(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)5 BROADGATE LONDON EC2M 2QS UK(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)107,2220.92
青木 繁則大阪府大阪市都島区101,3690.87計-6,343,55554.58(注)1.上記
株式会社日本カストディ銀行(信託口)の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、847,200株であります。2.上記
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、785,000株であります。3.2024年9月24日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、レオス・キャピタルワークス株式会社が2024年9月13日現在で以下の株式を保有している旨が記載されているものの、当社として2025年7月31日における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の内容は以下のとおりであります。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)レオス・キャピタルワークス株式会社東京都千代田区丸の内1丁目11番1号561,0004.83
株主数-金融機関10
株主数-金融商品取引業者16
株主数-外国法人等-個人53
株主数-外国法人等-個人以外63
株主数-個人その他13,545
株主数-その他の法人99
株主数-計13,786
氏名又は名称、大株主の状況青木 繁則
株主総利回り3
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式46179,170当期間における取得自己株式--(注)1.単元未満株式の買取によるものであります。
2.当期間における取得自己株式には、2025年10月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取請求による株式数は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-179,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-179,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式11,622,300--11,622,300合計11,622,300--11,622,300自己株式 普通株式(注)1.2.3.95,524467,84587,725合計95,524467,84587,725(注)1.自己株式(普通株式)には、株式給付信託が所有する当社株式が、当連結会計年度末に87,555株が含まれております。
2.自己株式(普通株式)の増加46株は、単元未満株式の買取によるものであります。
3.自己株式(普通株式)の減少7,845株は、業績連動型株式報酬制度(株式給付信託)における役員への株式給付によるものであります。

Audit

監査法人1、連結有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年10月28日株式会社エターナルホスピタリティグループ 取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 大阪事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士河野 匡伸 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士弓削 亜紀 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社エターナルホスピタリティグループの2024年8月1日から2025年7月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社エターナルホスピタリティグループ及び連結子会社の2025年7月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社エターナルホスピタリティグループの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されている固定資産7,418,220千円のうち5,734,319千円は店舗に係る固定資産であり、連結総資産の26.8%を占めている。
また、連結損益計算書及び注記事項(連結損益計算書関係)「減損損失」 に記載されているとおり、連結グループの店舗の固定資産について48,534千円の減損損失を計上している。
会社は店舗の固定資産の減損の兆候の有無を把握するに際して、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としており、営業活動から生じる損益が継続してマイナスである店舗及び退店の意思決定を行った店舗等について減損の兆候があるものとし、店舗の割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
外食業界においては、少子高齢化に加え、顧客の嗜好の多様化、業種・業態を超えた企業間競争の激化など厳しい経営環境が続いており、一部の店舗については営業活動から生じる損益が継続してマイナス等の減損の兆候に該当するため、当連結会計年度において、減損損失の認識の判定が行われている。
減損損失の認識の判定に用いられる割引前将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した各店舗の将来計画を基礎として見積もられている。
将来計画には、損益改善策による将来の業績回復が織り込まれており、特に売上高、売上高原価率及び売上高人件費率の予測には高い見積りの不確実性を伴うことから、これらの経営者による判断が割引前将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価店舗の固定資産の減損損失の認識の要否判定に関連する株式会社エターナルホスピタリティグループにおける内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。
評価に当たっては、特に売上高の計画について不適切な仮定が採用されることを防止又は発見するための統制に焦点を当てた。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の評価割引前将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる店舗の将来計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に質問したほか、主に以下の手続を実施した。
・過年度の店舗別の計画と実績の比較分析を実施し、割引前将来キャッシュ・フローの発生額の見積りの基礎となる経営者が作成した将来計画の見積りの精度を評価した。
・店舗別の将来計画を入手し、翌年度の損益改善施策について経営者への質問により把握するとともに、売上高、売上高原価率及び売上高人件費率について過去の実績値との比較を実施した。
・会社が作成した売上高の基礎とされた仮定について、当監査法人が独自に入手した外部機関が公表している将来の会社業績の予測に関するレポート等との比較を踏まえ、その適切性を評価した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社エターナルホスピタリティグループの2025年7月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、株式会社エターナルホスピタリティグループが2025年7月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注)1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社エターナルホスピタリティグループの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されている固定資産7,418,220千円のうち5,734,319千円は店舗に係る固定資産であり、連結総資産の26.8%を占めている。
また、連結損益計算書及び注記事項(連結損益計算書関係)「減損損失」 に記載されているとおり、連結グループの店舗の固定資産について48,534千円の減損損失を計上している。
会社は店舗の固定資産の減損の兆候の有無を把握するに際して、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としており、営業活動から生じる損益が継続してマイナスである店舗及び退店の意思決定を行った店舗等について減損の兆候があるものとし、店舗の割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
外食業界においては、少子高齢化に加え、顧客の嗜好の多様化、業種・業態を超えた企業間競争の激化など厳しい経営環境が続いており、一部の店舗については営業活動から生じる損益が継続してマイナス等の減損の兆候に該当するため、当連結会計年度において、減損損失の認識の判定が行われている。
減損損失の認識の判定に用いられる割引前将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した各店舗の将来計画を基礎として見積もられている。
将来計画には、損益改善策による将来の業績回復が織り込まれており、特に売上高、売上高原価率及び売上高人件費率の予測には高い見積りの不確実性を伴うことから、これらの経営者による判断が割引前将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価店舗の固定資産の減損損失の認識の要否判定に関連する株式会社エターナルホスピタリティグループにおける内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。
評価に当たっては、特に売上高の計画について不適切な仮定が採用されることを防止又は発見するための統制に焦点を当てた。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の評価割引前将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる店舗の将来計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に質問したほか、主に以下の手続を実施した。
・過年度の店舗別の計画と実績の比較分析を実施し、割引前将来キャッシュ・フローの発生額の見積りの基礎となる経営者が作成した将来計画の見積りの精度を評価した。
・店舗別の将来計画を入手し、翌年度の損益改善施策について経営者への質問により把握するとともに、売上高、売上高原価率及び売上高人件費率について過去の実績値との比較を実施した。
・会社が作成した売上高の基礎とされた仮定について、当監査法人が独自に入手した外部機関が公表している将来の会社業績の予測に関するレポート等との比較を踏まえ、その適切性を評価した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 株式会社エターナルホスピタリティグループの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されている固定資産7,418,220千円のうち5,734,319千円は店舗に係る固定資産であり、連結総資産の26.8%を占めている。
また、連結損益計算書及び注記事項(連結損益計算書関係)「減損損失」 に記載されているとおり、連結グループの店舗の固定資産について48,534千円の減損損失を計上している。
会社は店舗の固定資産の減損の兆候の有無を把握するに際して、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としており、営業活動から生じる損益が継続してマイナスである店舗及び退店の意思決定を行った店舗等について減損の兆候があるものとし、店舗の割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、使用価値又は正味売却価額のいずれか高い方の金額まで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
外食業界においては、少子高齢化に加え、顧客の嗜好の多様化、業種・業態を超えた企業間競争の激化など厳しい経営環境が続いており、一部の店舗については営業活動から生じる損益が継続してマイナス等の減損の兆候に該当するため、当連結会計年度において、減損損失の認識の判定が行われている。
減損損失の認識の判定に用いられる割引前将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した各店舗の将来計画を基礎として見積もられている。
将来計画には、損益改善策による将来の業績回復が織り込まれており、特に売上高、売上高原価率及び売上高人件費率の予測には高い見積りの不確実性を伴うことから、これらの経営者による判断が割引前将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(連結損益計算書関係)「減損損失」
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、店舗の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価店舗の固定資産の減損損失の認識の要否判定に関連する株式会社エターナルホスピタリティグループにおける内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。
評価に当たっては、特に売上高の計画について不適切な仮定が採用されることを防止又は発見するための統制に焦点を当てた。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の評価割引前将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる店舗の将来計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に質問したほか、主に以下の手続を実施した。
・過年度の店舗別の計画と実績の比較分析を実施し、割引前将来キャッシュ・フローの発生額の見積りの基礎となる経営者が作成した将来計画の見積りの精度を評価した。
・店舗別の将来計画を入手し、翌年度の損益改善施策について経営者への質問により把握するとともに、売上高、売上高原価率及び売上高人件費率について過去の実績値との比較を実施した。
・会社が作成した売上高の基礎とされた仮定について、当監査法人が独自に入手した外部機関が公表している将来の会社業績の予測に関するレポート等との比較を踏まえ、その適切性を評価した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2025年10月28日株式会社エターナルホスピタリティグループ 取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 大阪事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士河野 匡伸 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士弓削 亜紀 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社エターナルホスピタリティグループの2024年8月1日から2025年7月31日までの第39期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社エターナルホスピタリティグループの2025年7月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
関係会社に対する投融資の評価の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社エターナルホスピタリティグループの当事業年度の貸借対照表において、関係会社株式2,091,866千円及び関係会社長期貸付金1,198,366千円が計上されており、これらの関係会社に対する投融資総額は3,290,232千円であり、総資産の34.0%を占めている。
財務諸表注記(重要な会計上の見積り) に記載のとおり、市場価格のない関係会社株式については、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは、実質価額について回復可能性があると判断された場合を除いて、評価損が認識される。
また、関係会社貸付金については、関係会社の財政状態等を勘案したうえで、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額が貸倒引当金として計上される。
関係会社株式の実質価額が著しく低下した際の回復可能性及び関係会社貸付金に係る回収可能性の判断は、投融資先関係会社の事業計画を基礎として行われる。
当該事業計画には出店計画やコスト削減策等の仮定が織り込まれており、これらに関する経営者の判断が実質価額の回復可能性及び貸付金の回収可能性の判断に重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、関係会社に対する投融資の評価の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、関係会社に対する投融資の評価の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価関係会社に対する投融資の評価に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。
評価に当たっては、関係会社株式の実質価額の回復可能性及び関係会社貸付金の回収可能性の検討に利用される、関係会社の事業計画の信頼性を評価する統制に焦点を当てた。

(2) 関係会社株式の実質価額の回復可能性及び関係会社貸付金の回収可能性の検討関係会社株式の実質価額の著しい低下や関係会社貸付金の回収可能性の低下を示唆する状況の有無を確認するために、経営者への質問及び取締役会議事録等の閲覧を実施した。
また、関係会社株式の帳簿価額と実質価額を比較し、実質価額が著しく低下している関係会社株式及び財政状態等が悪化している関係会社への貸付金について、実質価額の回復可能性及び貸付金の回収可能性の検討に用いられた将来事業計画の合理性並びに経営者が採用した重要な仮定の適切性を評価するために、主に以下の手続を実施した。
・将来事業計画に含まれる重要な仮定である、出店計画やコスト削減策等について、過去実績との比較のほか、経営者が計画している施策との整合性や当該施策の実行可能性を検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注)1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
関係会社に対する投融資の評価の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社エターナルホスピタリティグループの当事業年度の貸借対照表において、関係会社株式2,091,866千円及び関係会社長期貸付金1,198,366千円が計上されており、これらの関係会社に対する投融資総額は3,290,232千円であり、総資産の34.0%を占めている。
財務諸表注記(重要な会計上の見積り) に記載のとおり、市場価格のない関係会社株式については、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは、実質価額について回復可能性があると判断された場合を除いて、評価損が認識される。
また、関係会社貸付金については、関係会社の財政状態等を勘案したうえで、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額が貸倒引当金として計上される。
関係会社株式の実質価額が著しく低下した際の回復可能性及び関係会社貸付金に係る回収可能性の判断は、投融資先関係会社の事業計画を基礎として行われる。
当該事業計画には出店計画やコスト削減策等の仮定が織り込まれており、これらに関する経営者の判断が実質価額の回復可能性及び貸付金の回収可能性の判断に重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、関係会社に対する投融資の評価の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、関係会社に対する投融資の評価の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価関係会社に対する投融資の評価に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。
評価に当たっては、関係会社株式の実質価額の回復可能性及び関係会社貸付金の回収可能性の検討に利用される、関係会社の事業計画の信頼性を評価する統制に焦点を当てた。

(2) 関係会社株式の実質価額の回復可能性及び関係会社貸付金の回収可能性の検討関係会社株式の実質価額の著しい低下や関係会社貸付金の回収可能性の低下を示唆する状況の有無を確認するために、経営者への質問及び取締役会議事録等の閲覧を実施した。
また、関係会社株式の帳簿価額と実質価額を比較し、実質価額が著しく低下している関係会社株式及び財政状態等が悪化している関係会社への貸付金について、実質価額の回復可能性及び貸付金の回収可能性の検討に用いられた将来事業計画の合理性並びに経営者が採用した重要な仮定の適切性を評価するために、主に以下の手続を実施した。
・将来事業計画に含まれる重要な仮定である、出店計画やコスト削減策等について、過去実績との比較のほか、経営者が計画している施策との整合性や当該施策の実行可能性を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別関係会社に対する投融資の評価の妥当性
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

商品及び製品183,639,000
仕掛品1,789,000
原材料及び貯蔵品24,073,000
未収入金680,301,000
その他、流動資産244,154,000
工具、器具及び備品(純額)36,357,000
建設仮勘定120,480,000
有形固定資産2,775,685,000
ソフトウエア76,397,000
無形固定資産77,331,000
投資有価証券500,000