財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2025-09-29
英訳名、表紙KUDO CORPORATION
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  藤井 研児
本店の所在の場所、表紙神奈川県横浜市青葉区新石川四丁目33番地10
電話番号、本店の所在の場所、表紙045(911)5300(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
年月事項1971年7月建築・土木の請負企業として地域の将来に渡る発展のために工藤建設株式会社(資本金3,000千円)を設立1976年2月建設業法による特定建設業の許可のうち、建築工事業・土木工事業の許可(第8864号)を神奈川県知事より受ける1976年6月一級建築士事務所としての登録(第2865号)を神奈川県知事より受ける1977年1月横浜市排水設備指定工事店として、横浜市長より許可(第10341号)を受ける1978年5月建設業法による特定建設業の許可のうち、建築工事業・土木工事業・ほ装工事業・水道施設工事業の許可(第8049号)を建設大臣より受ける1979年2月宅地建物取引業者の免許(第10303号)を神奈川県知事より受ける1979年7月株式会社日建企画(旧)を設立1985年6月東京都港区に東京支店,東京都町田市に多摩営業所を設置し、中央官庁主体の営業活動を開始1986年10月有限会社東洋リースを設立(現:株式会社東洋リース)1989年1月本社社屋を現在地横浜市緑区(現:青葉区)に移転1990年3月丸和工業株式会社の全株式を取得1990年8月宅地建物取引業者の免許(第4180号)を建設大臣より受ける1991年4月分譲マンションの第1号物件「フローレンスパレス青葉台」の販売を開始1991年7月企業体質強化のため、有限会社グループにじゅういちを合併1993年9月ひかる建設株式会社を設立1994年2月株式会社タックを設立(旧:株式会社PAG、現:株式会社日建企画)1995年2月株式会社澤村電設の全株式を取得1995年7月住宅事業部を設置、住宅事業を独立した事業として本格的に開始1996年5月地下室付輸入住宅「フローレンスガーデン」の販売を開始1997年4月東京証券取引所市場第二部に株式を上場1998年1月株式会社みらいテクノハウスを設立2000年6月株式会社日建企画(旧)を存続会社として丸和工業株式会社、株式会社澤村電設、ひかる建設株式会社と合併2003年7月株式会社日建企画(旧)より新設分社型分割により株式会社サンビルドを設立2003年12月グループホーム・デイサービス「フローレンスケアたかつ」開所2004年5月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア美しが丘」開所2005年4月介護付有料老人ホーム「フローレンスケアたまプラーザ」開所2006年4月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア港南台」開所2006年4月高齢者住宅・居宅介護支援事業所・訪問介護事務所「フローレンスケア宿河原」開所2007年7月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア聖蹟桜ヶ丘」開所2007年7月東京都練馬区に練馬営業所を設置し東京西南部における住宅営業活動を開始2007年7月株式会社日建企画(旧)の不動産仲介部門を株式会社PAG(現:株式会社日建企画)に譲渡2007年7月住宅事業部からフローレンスガーデン事業部へ名称変更2007年10月株式会社日建企画(旧)の建物管理事業部門を吸収合併し建物管理事業部を設置2008年7月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア芦花公園」、同「フローレンスケア荻窪」を開所2009年5月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア横浜森の台」を開所2009年7月川崎市高津区に介護事業部溝の口事務所(現:介護事業運営本部)を設置2010年12月介護付有料老人ホーム「フローレンスケア宮前平」を開所2012年10月障がい者雇用事務所「青山サポートオフィス」を開所2013年4月障がい者雇用事務所「フローレンスケアリンクス」を開所2013年6月株式会社サンビルド全株式を譲渡2013年11月住宅型有料老人ホーム「フローレンスケア溝の口」を開所。
2014年4月より介護付に変更2015年2月介護事業部溝の口事務所を閉鎖し、本社に移転2016年7月創業50周年2017年7月フローレンスガーデン事業部から住宅事業部へ名称変更2018年6月株式会社みらいテクノハウス全株式を譲渡2018年12月練馬営業所を閉鎖2019年3月介護事業部 株式会社ロケアホームより事業譲受 6施設開所2020年6月「フローレンスケアホーム湘南鎌倉」を閉鎖2020年10月「ロケアホーム北赤羽」を株式会社ケアネット・トキに譲渡2021年3月「フローレンスケア調布」を開所2021年10月「フローレンスケア武蔵小杉」を開所 年月事項2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、「東証スタンダード市場」に移行2024年7月株式会社日建企画を連結子会社化
(注) 2025年7月1日付で株式会社松下工商の全株式を取得し、同社を連結子会社化しております。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社及び当社の関係会社は、当社及び連結子会社1社(㈱日建企画)、関連会社1社(㈱東洋リース)で構成され、建設工事・土木工事の請負、不動産の売買・賃貸、建物総合管理事業及び高齢者向け介護事業を主な事業とし、さらに各事業に関連する事業を行っております。
なお、2025年7月1日付で株式会社松下工商の全株式を取得し、同社を連結子会社化しております。
当社グループの事業に係る位置づけ及びセグメント情報との関連は、次のとおりであります。
なお、セグメント情報に記載された区分と同一であります。
建設事業:建設・土木工事の設計・施工・監理及び請負、戸建住宅の設計、施工及び請負を行っております。
なお、関連業務を行う関連会社1社((㈱東洋リース)がございます。
不動産事業:建物の保守点検・管理事業・家賃収納代行など建物総合管理業務並びに不動産賃貸業務及び、売買業務を行っております。
また、不動産賃貸業務に付帯する募集管理、不動産売買の仲介等の業務については、連結子会社である㈱日建企画が行っております。
介護事業:介護保険法に基づく高齢者向け介護事業のうち、主に介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)の運営を行っております。

(注) 当期首に株式会社日建企画の株式を追加取得し連結子会社化したこと及び組織の変更により、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の「建設事業」「不動産販売事業」「建物管理事業」「介護事業」から、「建設事業」「不動産事業」「介護事業」に変更しております。
事業の系統図は、次のとおりであります。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(親会社) ㈱トップ横浜市青葉区10,000不動産業―45.46役員の兼任…有(連結子会社) ㈱日建企画横浜市都筑区10,000不動産事業100.0―賃貸事業に付帯する管理等、不動産売買の仲介等の業務をしております。
役員の兼任…有(関連会社) ㈱東洋リース横浜市青葉区10,000建設事業33.0―当社より建築機械及び建設資材のリースを受注しております。
役員の兼任…無
(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2 特定子会社はありません。
3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4 2025年7月1日付で株式会社松下工商の全株式を取得し、同社を連結子会社化しております。
従業員の状況 5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2025年6月30日現在セグメントの名称従業員数(人)建設事業146(-)不動産事業69(1)介護事業524(246)全社(共通)23(1)合計762(248)
(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員含む。
)は、当連結会計年度の平均人員を( )外数で記載しております。
2 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

(2) 提出会社の状況2025年6月30日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)73343.77.14,958,533(247) セグメントの名称従業員数(人)建設事業146(-)不動産事業40(-)介護事業524(246)全社(共通)23(1)合計733(247)
(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員含む。
)は、当事業年度の平均人員を( )外数で記載しております。
2 平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与は、派遣・出向社員は除いております。
3 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業等と育児目的休暇の取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)
(注)全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者31.454.567.969.849.0
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規程に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針当社は創業以来、神奈川・東京を収益基盤とし、土木工事、建築工事、マンション分譲事業、住宅事業、不動産事業、介護事業と、時代の変化に柔軟に対応しながら事業領域を変化させてまいりました。
従来からのコアビジネスである「建設・住宅」の収益基盤の強化を図りつつ、神奈川・東京に住まわれる「地域の人々に対して全ライフステージにわたって居住し続けられる“住まい”を提案する生活舞台創造企業」として事業展開を図ることで、株主の皆様をはじめとした関係者の皆様の期待に応えていくことを経営の基本方針といたしております。
<長期経営ビジョン> お客様の感動を創造し、人生のさまざまなステージを支える生活舞台創造企業の実現 <2030年の目指す姿> 未来・環境・幸福をつなぐリーディングカンパニー ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等建設業を取り巻く厳しい経営環境のなか、株主価値を実現することが重要な課題であります。
建設部門中心の現状を踏まえつつ、「生活舞台創造企業」として事業展開を図りながら、安定的に利益を創出する事業基盤を構築し、着実な増収増益を目指してまいります。
当社グループは、2025年7月1日付で連結子会社となった株式会社松下工商を含めて、2025年度の連結業績目標を、売上高 24,974百万円、営業利益 607百万円としております。
③ 中長期的な会社の経営戦略2030年の目指す姿「未来・環境・幸福をつなぐリーディングカンパニー」を実現するため、2026年度を最終年度とする中期経営計画においては、基本方針である「収益力の強化」「人財力の強化」「サステナビリティの推進」の各施策を着実に実行することにより、「安定的に利益を創出できる事業基盤の構築」を図ってまいります。
これにより新たな成長とともに企業価値の向上につなげてまいります。
基本方針1.収益力の強化環境変化への的確な対応を図り、業績の回復と安定に最優先に取り組む2.人財力の強化企業価値を高めていく人財育成と人財の確保とともに魅力的で働きがいのある職場環境づくりに取り組む3.サステナビリティの推進サステナビリティな社会の実現に向けて、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)のマテリアリティ(重要課題)に取り組む また、当社は、主要3事業の経営戦略のポイントを以下のとおりとしております。
建設事業におきましては、環境配慮・長寿命化といった資産価値の維持・向上に資する土地有効活用の提案を積極的に行うとともに、社会インフラの老朽化への対応として公共工事への積極的な取り組みにより、社会への貢献を果たしてまいります。
不動産事業におきましては、既存管理物件による安定的な収益の確保及び、管理物件の新規獲得による収益増強、並びに不動産売買の仲介の強化にも取り組んでまいります。
介護事業におきましては、高齢者施設の原点である要介護高齢者の「住まい」と「介護サービス」の両面から商品性を高めてまいります。
本社管理部門におきましては、人材育成の強化とキャッシュ・フローを重視した経営を行ってまいります。

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題わが国経済は、物価高や海外の不透明な情勢により回復の足取りが鈍っており、世界的にも金利上昇や貿易摩擦の影響で成長の勢いは弱まり、先行きには慎重な見方が広がっております。
建設業界におきましては、技術者や技能労働者の不足が深刻化しており、若手人材の確保や育成が急務となっております。
加えて、建設資材の価格高騰が工事費の上昇を招き、事業採算性への影響も懸念されております。
また、働き方改革の一環として長時間労働の是正が求められており、現場の効率化や労務管理の見直しが求められております。
一方、不動産業界におきましても、物件の老朽化に伴う修繕費用の増加、人口減少に伴う入居率の維持が課題となっており、サブリース事業における採算管理の強化が求められております。
介護業界におきましては、高齢者人口の増加に伴い、介護サービスの需要が年々拡大しており、介護人材の確保が追いつかず、慢性的な人手不足が続いております。
特に若年層の就業希望者が少なく、離職率も高いことから、処遇改善や労働環境の整備が重要な課題となっております。
各業界とも、今後の持続的な発展のためには、生産性向上や人材確保に向けた取り組みが不可欠であります。
当社はこのような環境のもと、持続的な成長を確実なものとし、安定的に収益を確保すべく、以下のとおり事業展開を図ってまいります。
① 建設部門国内の建設需要は、防災・減災、老朽インフラの更新、カーボンニュートラル推進に向けた公共投資を中心に堅調に推移しております。
加えて、デジタル技術の導入や省人化施工の取り組みが加速しており、生産性向上と労働環境の改善が業界全体の課題として注目されております。
当社においても、先端技術の活用や人材育成を通じて、より効率的かつ持続可能な施工体制の構築に取り組んでまいります。
② 不動産部門不動産ストックの活用が重視されるなか、建物の長寿命化や快適性維持に対するニーズが高まっております。
当社では、子会社も含めて、建物管理及び募集管理物件の着実な拡大と保守・修繕業務の品質向上に取り組むとともに、設備の更新提案や省エネ対応による付加価値の向上を図ってまいります。
また、不動産売買の仲介についても積極的に取り組み、サブリース契約に関わる適正賃料の確保や空室対応など、リスク管理の高度化にも注力してまいります。
③ 介護部門超高齢社会の進展により、介護サービスの重要性は一層高まっております。
介護人材の不足が続くなか、当社では新卒採用や職場定着支援、処遇改善を通じて安定した人材確保に取り組むとともに、ICTの導入による業務の効率化も進めてまいります。
全体としては、事業競争力・収益力の強化とデジタル化等による生産性向上を図るとともに、ガバナンス強化、コンプライアンスの徹底を最重点課題と認識し、内部統制システムの整備を継続して推進してまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
<サステナビリティ基本方針>当社グループは、「地域に対して全ライフステージにわたって居住し続けられる“住まい”を提案する生活舞台創造企業」として、事業展開を図ることにより、持続可能な社会と企業価値の向上を目指しています。
経営理念である「積善経営」という考え方にもとづき、重要な課題に取組み、社会や外部環境の変化に柔軟に対応できる企業として、地域社会への貢献、地域環境の保全など社会的な活動を展開してまいります。
(1) ガバナンス当社グループはサステナビリティ経営重視の観点から、2024年7月より新たにサステナビリティ推進委員会を設置し、重要課題(マテリアリティ)解決に向けた取り組みを進めていくとともに、サステナビリティに関する基本的な方針の策定、課題解決に向けた取り組み及び人的資本・知的財産への投資等は経営会議で審議したうえで、取締役会に諮ることとしております。

(2) 戦略サステナビリティ経営の推進にあたって、持続可能な社会と企業価値の向上の両立を目指し、当社グループの経営、事業活動への影響度が大きい課題として、9つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、課題解決に向けた取り組みを進めています。
① マテリアリティ(重要課題)への取り組み マテリアリティ主な取り組みE(環境)環境負荷の低減・作業所におけるCO2排出量の削減・グリーン調達の推進・省エネ・ZEBの提案・太陽光発電住宅や高断熱住宅の促進・巡回管理の移動距離低減・EV充電器の管理物件への設置継続推進環境保全への取り組み・廃棄物の抑制・削減・国産木材、県産木材活用S(社会)安全・安心・快適な住まいづくり・災害に強い地下室付き住宅の提供・管理物件入居者へのより良い住環境の提供・介護高齢者への貢献地域社会への貢献・保育園児との交流・中学生の職場体験受入働き方改革の推進・作業所の4週8閉所実施・キャリアアップシステムの活用促進・働きやすい職場づくり・福利厚生の充実・健康経営の促進人財確保・教育・人財育成・教育プログラムの整備・技術系女性社員の採用、育成、登用・障がい者雇用の継続実施G(ガバナンス)内部統制・リスクマネジメントの強化・業務の見える化と管理体制の構築・ステークホルダーへの情報開示・情報セキュリティの強化コンプライアンスの徹底・コンプライアンス教育、リスクマネジメント研修の実施・重大な法令違反ゼロに向けた対策BCP(事業継続計画)の整備・BCP(事業継続計画)の高度化・深化 ② 人的資本に関する取り組みⅰ 人材の多様性確保当社グループは人材の多様性を尊重し、多様な人材の採用・登用が企業の持続的な成長と企業価値の向上につながると考え、性別や年齢・障がいの有無にかかわらず積極的に多様な人材の採用・登用に取り組んでおります。
ⅱ 人材の育成当社グループの将来を担う若手社員の能力開発、スキルアップを図るための階層別研修、安全衛生教育、技能講習、自己啓発支援、職種別研修等を実施しているほか、資格取得支援として外部講師による定期的なガイダンスと勉強会を開催しております。
ⅲ 働き方改革2024年4月から適用開始となった「建設業の残業規制」等働き方改革関連法に対応するためのロードマップを策定し、労働環境の整備及び生産性向上による労働時間の短縮等に取り組んでおります。
ⅳ 健康経営横浜市が従業員の健康づくりを経営的な視点から考え、戦略的に実践する「健康経営」に取り組む事業所を横浜健康経営認証事業所として認証していますが、当社は2023年2月に最上位区分である「横浜健康経営認証クラスAAA」の事業所として認定されるなど、社員が心身ともに健康でイキイキと活躍する職場を目指し、社員の健康増進活動に積極的に取り組んでおります。
(3) リスク管理上記
(2)①マテリアリティ(重要課題)への取り組みにあたっては、定期的に評価・見直しを行い、その過程で識別されたリスクは、サステナビリティ推進委員会とコンプライアンス・リスク管理委員会が連携し、リスクの防止・損失の最小化を図り、PDCAを回すこととしております。
人的資本関連のリスクとして、人員不足のリスク・離職率向上のリスク・人材育成の遅延リスクを認識しており、データを収集、分析したうえで、前記
(2)②の対策に取り組んでおります。
なお、当社グループのリスク管理は、業務上のリスクを積極的に予見し、適切に評価することとし、コンプライアンス・リスク管理委員会において、リスク管理の全社的推進とリスク管理に必要な情報の共有化を図っております。
(4) 指標及び目標サステナビリティに関連する指標と目標を次のとおり設定し、目標達成に向けて取り組みを進めております。
項 目指 標目 標(2026年度末)E(環境)作業所におけるCO2排出量の削減:再生エネルギー電力導入量30%グリーン調達の推進:品目数5項目省エネ・ZEBの提案:施主への提案数4件廃棄物の抑制・削減:分別率90%S(社会)作業所4週8休実施率100%キャリアアップシステムの活用促進:採用現場比率25%死亡災害件数0件(毎年度)技術系女性社員比率20%障がい者雇用率3%G(ガバナンス)重大な法令違反件数0件(毎年度) ※管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等と育児目的休暇の取得率及び労働者の男女の賃金の差異の実績は、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。
戦略
(2) 戦略サステナビリティ経営の推進にあたって、持続可能な社会と企業価値の向上の両立を目指し、当社グループの経営、事業活動への影響度が大きい課題として、9つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、課題解決に向けた取り組みを進めています。
① マテリアリティ(重要課題)への取り組み マテリアリティ主な取り組みE(環境)環境負荷の低減・作業所におけるCO2排出量の削減・グリーン調達の推進・省エネ・ZEBの提案・太陽光発電住宅や高断熱住宅の促進・巡回管理の移動距離低減・EV充電器の管理物件への設置継続推進環境保全への取り組み・廃棄物の抑制・削減・国産木材、県産木材活用S(社会)安全・安心・快適な住まいづくり・災害に強い地下室付き住宅の提供・管理物件入居者へのより良い住環境の提供・介護高齢者への貢献地域社会への貢献・保育園児との交流・中学生の職場体験受入働き方改革の推進・作業所の4週8閉所実施・キャリアアップシステムの活用促進・働きやすい職場づくり・福利厚生の充実・健康経営の促進人財確保・教育・人財育成・教育プログラムの整備・技術系女性社員の採用、育成、登用・障がい者雇用の継続実施G(ガバナンス)内部統制・リスクマネジメントの強化・業務の見える化と管理体制の構築・ステークホルダーへの情報開示・情報セキュリティの強化コンプライアンスの徹底・コンプライアンス教育、リスクマネジメント研修の実施・重大な法令違反ゼロに向けた対策BCP(事業継続計画)の整備・BCP(事業継続計画)の高度化・深化 ② 人的資本に関する取り組みⅰ 人材の多様性確保当社グループは人材の多様性を尊重し、多様な人材の採用・登用が企業の持続的な成長と企業価値の向上につながると考え、性別や年齢・障がいの有無にかかわらず積極的に多様な人材の採用・登用に取り組んでおります。
ⅱ 人材の育成当社グループの将来を担う若手社員の能力開発、スキルアップを図るための階層別研修、安全衛生教育、技能講習、自己啓発支援、職種別研修等を実施しているほか、資格取得支援として外部講師による定期的なガイダンスと勉強会を開催しております。
ⅲ 働き方改革2024年4月から適用開始となった「建設業の残業規制」等働き方改革関連法に対応するためのロードマップを策定し、労働環境の整備及び生産性向上による労働時間の短縮等に取り組んでおります。
ⅳ 健康経営横浜市が従業員の健康づくりを経営的な視点から考え、戦略的に実践する「健康経営」に取り組む事業所を横浜健康経営認証事業所として認証していますが、当社は2023年2月に最上位区分である「横浜健康経営認証クラスAAA」の事業所として認定されるなど、社員が心身ともに健康でイキイキと活躍する職場を目指し、社員の健康増進活動に積極的に取り組んでおります。
指標及び目標 (4) 指標及び目標サステナビリティに関連する指標と目標を次のとおり設定し、目標達成に向けて取り組みを進めております。
項 目指 標目 標(2026年度末)E(環境)作業所におけるCO2排出量の削減:再生エネルギー電力導入量30%グリーン調達の推進:品目数5項目省エネ・ZEBの提案:施主への提案数4件廃棄物の抑制・削減:分別率90%S(社会)作業所4週8休実施率100%キャリアアップシステムの活用促進:採用現場比率25%死亡災害件数0件(毎年度)技術系女性社員比率20%障がい者雇用率3%G(ガバナンス)重大な法令違反件数0件(毎年度) ※管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業等と育児目的休暇の取得率及び労働者の男女の賃金の差異の実績は、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 建設・住宅市場の動向に関するリスク景気後退や建設市場の縮小等により、想定を上回る建設需要の減少や官公庁による公共事業の大幅な減少、住宅市場における需給状況や価格の大幅な変動等、建設・住宅市場における急激な環境の変化により受注額が大幅に減少した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、建築物の長寿命化に資するリノベーション等の注力分野に経営資源を投入し、収益の拡大に取り組んでおります。
また、当社グループの得意分野である戸建地下室に加え、コンセプト賃貸、木造ビル事業の取り組みを強化しておりますが、市場環境が想定を超える変化をした場合、経営成績に重大な影響を与える可能性があります。

(2) 建設コストの高騰等に関するリスク建設資材の急激な価格高騰や調達難、労務価格の高騰や建設技能労働者の不足等が生じることにより、工事採算の悪化等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、営業部門と施工部門が連携して上昇する労務費・資材コストへの対応を図りつつ、効率的な施工体制を構築することでリスクの最小化に向けた施策を推進します。
(3) 品質保証に関するリスク品質保証責任を問われる建築物等の重大な欠陥、リフォーム事業における建築基準法令への不適合対応費用が発生した場合、多額の損害賠償、補修費用、社会的信用の失墜が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクに対応するため、法規制に適合する部材の使用、有資格者の適切な配置、適切な施工体制の整備を徹底しております。
また、戸建住宅においては、長期保証制度を設け、きめ細やかなアフターサービスを提供するなど品質管理に万全を期しておりますが、予期せぬ事態や人為的ミスによる重大な品質問題等の発生を完全に回避することはできません。
(4) 労働災害のリスク施工工事において労働災害が発生し、工事の中止や遅延による工事原価の上昇、損害賠償、行政処分等による社会的信用の失墜が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクに対応するため、社内安全基準を策定しているほか、リスクアセスメントを含む「安全衛生マネジメントシステム」を運用し、労働災害防止に向けた取り組みを図っております。
(5) 自然災害のリスク当社グループは神奈川、東京に営業拠点を有しており、首都圏において地震、台風、大雨、大雪等の自然災害が発生し、やむなく業務を停止せざるを得なくなる場合、建物や設備が損傷し、その修復に多大な費用が必要になった場合や感染症が蔓延した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクに対応するため、事業継続計画(BCP)を策定しております。
拠点ごとに緊急連絡体制を整備し、定期的な防災訓練の実施、必要物資の備蓄、大規模停電等による本社機能喪失を想定したデータ保存の二重化、在宅勤務・WEB会議の活用等重要業務の維持継続及び事業への影響の最小化に取り組んでおります。
(6) 個人情報に関するリスク当社グループの建設事業における土地所有者様、お施主様、入居者様、及び介護事業におけるサービス提供者様等に関する大量の個人情報を取扱っております。
当社グループでは、全従業員を対象に、個人情報や機密情報の取扱いに関する研修を定期的に実施するほか社内体制を整備するなど、様々な機会でその重要性を周知徹底し、その取扱いには管理体制の充実と細心の注意を払い情報漏洩の防止に取り組んでおります。
またシステム面では、ファイアーウォールの設置による社外からの不正アクセス防止、電子メール対策ではクラウドのセキュリティーシステムによるフィルタリングの実施、社員が使用するPCの操作ログ監視システムによるデータ流出防止等に取り組んでおりますが、万一個人情報の漏えい等が発生した場合、社会的信用の失墜、損害賠償請求等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 介護保険制度に関するリスク当社グループの介護事業は、主に介護保険法の適用を受けるサービスの提供を行うため、サービスごとに自治体の指定を受ける必要があり、これらの法令には介護報酬減額や指定取消事由も定められており、コンプライアンスを徹底した運営が求められております。
介護保険制度については、3年ごとに介護報酬の改定が行われることとされており、今後、介護報酬の引き下げ、介護サービス料金の自己負担割合の引き上げ等、介護給付費の伸びを抑えるための制度改正や報酬改定が行われた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、リハビリ強化型ホームなど、差別化要素の明確化による施設の高稼働率を維持するとともに、介護職員の介護福祉士保有率等を向上させることで、各種高加算項目の取得により収益の向上を図ることにより、リスクの最小化に向けた施策を推進します。
(8) 法的規制に関するリスク当社グループは、建設事業においては建設業法、建築基準法、住宅品質確保促進法等、不動産事業においては宅地建物取引業法等、介護事業においては介護保険法、老人福祉法等の法的規制を受けております。
当社グループでは、建設業法をはじめとした各種関連法令の事前確認を徹底するとともに、役職員、お取引先業者に対して法令遵守の啓発活動及び遵守状況のモニタリングを実施しておりますが、今後、コスト増加や事業上の新たな制約につながる法的規制の新設や改廃、適用基準の変更等があった場合、又は法的規制による行政処分等を受けた場合には、当社グループの経営成績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。
(9) 減損会計が適用されるリスク当社グループでは、各事業の収益性が著しく低下した場合には、保有する土地・建物・のれん等について減損損失の計上が必要になることも考えられ、その場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(10) 不適切な業務及び財務報告リスク当社グループは、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、「内部統制システム構築の基本方針」を制定しております。
各種規程・マニュアル等の整備、会計処理の適正性のモニタリング等、内部統制の実効性確保に努めておりますが、業務及び財務報告が適正に行われなかった場合には、上場廃止・青色申告取り消し等のリスクが生じる可能性があります。
当該リスクに対応するため、速やかな情報収集と正確な情報把握に努めるとともに、不適切な業務及び財務報告事例等について管理部門をはじめ関連する部門に水平展開するなど、正確な業務及び財務報告等に関する啓発教育を実施し、適正な財務報告の重要性を徹底してまいります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。
当社は、2025 年1月7日付「社内調査委員会の設置に関するお知らせ」にて公表したとおり、当社が受注した工事で不適切な原価管理が判明し、外部有識者を委員長とした社内調査委員会を設置して、事実関係の調査等を進め、2025年2月に社内調査委員会の調査報告書による再発防止策の提言を真摯に受け止め、再発防止策を策定いたしました。
今後は、このようなことを二度と起こさないよう、再発防止策を着実に実行するとともに、コンプライアンスを徹底し、信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります。
(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境が持ち直すなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復しております。
一方で、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や、アメリカの通商政策、中東地域をめぐる情勢にともなうエネルギー価格の変動、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、当社を取り巻く経営環境は不透明な状態が続いております。
建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移しており、建設投資についてはおおむね横ばいとなっております。
人材不足や資材価格の高騰により、今後も建設需要やニーズの変化に対してより一層注視が必要な状況が続いております。
なお、住宅建設は、持家、分譲住宅及び貸家など全体で横ばいの傾向となるなか、資材価格の高騰や労務単価の上昇もあり、建築コストの増加が続いております。
不動産業界(当社グループの建物管理事業、不動産賃貸・仲介・売買事業等)におきましては、比較的景気動向の影響を受けにくいことから、 管理戸数、入居率、賃料水準はいずれも堅調に推移しております。
介護業界におきましては、高齢化率の上昇等に伴い、社会インフラとしてサービスの安定供給への需要が一層高まっております。
一方で、高止まりが続く光熱費や食材費などのコスト増加への対応も介護事業者の課題となっております。
また、介護人材については有効求人倍率が高い数値で推移しており、引き続きの介護人材確保と定着が課題となるなか、次世代介護機器などの導入による人員の効率化及び介護負担の軽減が期待されております。
この結果、当連結会計年度における業績は、売上高224億97百万円、営業利益6億46百万円、経常利益6億16百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4億83百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
< 建設事業 >売上高は、完成工事の増加により、128億69百万円となり、営業利益は7億74百万円となりました。
その内訳として、建設部門の売上高は77億76百万円、営業利益は4億46百万円、住宅部門の売上高は41億6百万円、営業利益は3億27百万円となりました。
< 不動産事業 >売上高は、事業用不動産の売却により35億12百万円となり、営業利益は2億6百万円となりました。
< 介護事業 >売上高は、入居率の向上により、61億15百万円となり、営業利益は3億11百万円となりました。

(注) 当期首に株式会社日建企画の株式を追加取得し連結子会社化したこと及び組織の変更により、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の「建設事業」「不動産販売事業」「建物管理事業」「介護事業」から、「建設事業」「不動産事業」「介護事業」に変更しております。
② 財政状態の状況(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は78億51百万円となりました。
主な内訳は、完成工事未収入金33億19百万円、現金及び預金32億9百万円であります。
(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は91億19百万円となりました。
主な内訳は、差入保証金40億53百万円、土地28億円であります。
(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は67億78百万円となりました。
主な内訳は、短期借入金23億20百万円、一年内返済予定長期借入金7億52百万円であります。
(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は48億12百万円となりました。
主な内訳は、預り保証金21億87百万円、長期借入金19億87百万円であります。
(純資産)当連結会計年度末における純資産の部の残高は53億79百万円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動におけるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は、21億38百万円となりました。
これは、税金等調整前当期純利益6億81百万円に減価償却費2億87百万円の調整を加味した収入があった一方で、売上債権の増加17億98百万円及び未成工事受入金の減少10億85百万円の支出があったこと等によるものであります。
(投資活動におけるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、3億47百万円となりました。
これは、有形固定資産の取得3億93百万円による支出及び差入保証金の回収1億11百万円 による収入であります。
(財務活動におけるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は、12億47百万円となりました。
これは、短期借入金の増加6億90百万円等によるものであります。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、20億29百万円となりました。
また、当連結会計年度末残高における有利子負債の総額は、55億36百万円となりました。
 ④ 生産、受注及び販売の実績イ. 受注実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)(千円)建設事業14,144,455合計14,144,455 ロ.売上実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)(千円)建設事業12,869,422(57.2%)不動産事業3,512,123(15.6%)介護事業6,115,746(27.2%)合計22,497,292(100.0%) なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりです。
ハ. 建設事業 a.受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高項目工事別前期繰越工事高(千円)当期受注工事高(千円)計(千円)当期完成工事高(千円)次期繰越工事高当期施工高(千円)手持工事高(千円)うち施工高(%、千円)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)建築8,750,46415,908,88924,659,35310,413,12414,246,2290.224,44610,384,187土木2,500286,874289,374190,08099,29467.466,892256,972計8,752,96416,195,76324,948,72710,603,20414,345,5230.691,33810,641,159当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)建築14,246,22913,949,46028,195,69012,595,66115,600,0280.233,89112,605,107土木99,294197,026296,320275,79320,52722.34,578213,479計14,345,52314,146,48728,492,01012,871,45515,620,5550.238,47012,818,587
(注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更があるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。
従って、当期完成工事高にも係る増減額が含まれております。
2 次期繰越工事高の施工高は、支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
なお、施工高には、不動産事業等に係る分譲建物の施工高は含まれておりません。
 b.受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は特命と競争に大別されます。
期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)建築工事73.726.3100.0土木工事23.576.5100.0当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)建築工事83.017.0100.0土木工事9.091.0100.0
(注) 百分比は請負金額比であります。
  c.完成工事高期別区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)建築工事885,1199,528,00510,413,124土木工事66,255123,825190,080計951,3749,651,83010,603,204当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)建築工事-12,595,66112,595,661土木工事184,42491,369275,793計184,42412,687,03112,871,455
(注) 1 前事業年度完成工事のうち、主なものは次のとおりであります。
 神奈川県住宅供給公社(仮称)弁天通3丁目計画新築工事認定特定非営利活動法人ふれあい自然塾未来型ケアハウス「ふれあいの杜 さがみ湖」新築工事社会福祉法人あすか福祉会(仮称)特別養護老人ホームプレシャス横浜新築工事(建築工事)伊藤忠都市開発株式会社(仮称)台東区小島一丁目賃貸マンションPJ新築工事社会福祉法人喜寿福祉会社会福祉法人喜寿福祉会グリーンライフ湘南(特養)防音補助事業 当事業年度完成工事のうち、主なものは次のとおりであります。
株式会社柿田(仮称)町田市中町1丁目新築工事ナカトシ産業株式会社(仮称)南大塚3-14 プロジェクト 新築工事野村不動産株式会社プラウドシーズン美しが丘新築工事有限会社アドバンス(仮称)西尾久5-8新築工事ハイライフ三田管理組合法人ハイライフ三田耐震補強工事 2 完成工事高に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)相手先金額(千円)割合(%)未来型ケアハウス「ふれあいの杜 さがみ湖」新築工事1,069,17810.1 当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)相手先金額(千円)割合(%)(仮称)横浜旭いこいの里 新築工事(建築工事)1,498,30011.64(仮称)青葉区新石川1丁目マンションプロジェクト開発工事・本体建築工事1,391,16410.81  d.手持工事高(2025年6月30日現在)区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)建築工事-15,600,02815,600,028土木工事-20,52720,527計-15,620,55515,620,555
(注) 手持工事のうち、主なものは次のとおりであります。
関電不動産開発株式会社日鉄興和不動産株式会社(仮称)青葉区新石川1丁目マンションプロジェクト開発工事・本体建築工事社会福祉法人きらめき会(仮称)横浜旭いこいの里 新築工事(建築工事)北斗プロパティ株式会社(仮称)豊岡町北原不動産ビルPROJECT東急株式会社(仮称)横浜市青葉区新石川四丁目マンション計画新築㈱サンプラントサンプラント港北倉庫新築工事 ニ. 不動産事業不動産事業の売上実績は次のとおりであります。
期別区分金額(千円)構成比(%)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)不動産事業253,040100.0合計253,040100.0当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)不動産事業2,948,245100.0合計2,948,245100.0
(注) 1 不動産事業の内訳は以下のとおりであります。
期別物件名戸数(戸)金額(千円)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)戸建住宅等--その他-253,040合計-253,040当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)戸建住宅等--その他-2,948,245合計-2,948,245 2 不動産事業売上高に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)相手先金額(千円)割合(%)プライムエステート株式会社250,00098.8 当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)相手先金額(千円)割合(%)株式会社ハウスコンサルティング350,00011.87 ホ. 介護事業介護事業の売上実績は次のとおりであります。
期別区分金額(千円)構成比(%)前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)有料老人ホーム(特定)5,710,30196.0通所介護(デイサービス)121,4582.1グループホーム90,1441.5その他24,8850.4合計5,946,790100.0当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)有料老人ホーム(特定)5,883,00596.2通所介護(デイサービス)117,4461.9グループホーム96,1871.6その他19,1070.3合計6,115,746100.0
(注) 1 通所介護(デイサービス)には、居宅介護支援事業が含まれております。
2 介護事業売上高に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合相手先前事業年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)当事業年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)国民健康保険団体連合会2,351,25839.52,419,79139.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度の経営成績等は、売上高は224億97百万円、営業利益は6億46百万円、経常利益は6億16百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4億83百万円となりました。
なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前期との比較は行っておりません。
主な事業である建設事業においては、受注済みの工事の進行、年度中の新規の受注が順調に推移したことから、売上高は128億69百万円、営業利益は7億74百万円となりました。
不動産事業では、大規模修繕工事の受注が減少したこと、建物管理業務の原価率が上昇したことにより、売上高は35億12百万円、営業利益は2億6百万円となりました。
介護事業では、入居者ニーズに対応したサービス強化による入居率の向上、入居者向けの料金の見直しを進めたことにより、売上高は61億15百万円、営業利益は3億11百万円となりました。
② 経営成績に重要な影響を与える要因当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性に関する状況当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、主要な資金需要は、新規事業所の開設に伴う設備投資や運転資金、借入金の返済及び法人税の支払い等であります。
これらの資金需要につきましては営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入により資金調達を図っております。
これらの営業活動及び財務活動により調達した資金については、機動的かつ効率的に運用することで、財務体質の向上に寄与するよう努めてまいります。
④ 目標とする経営指標について当社グループの目標とする経営指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(1)② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表等は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表等を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表等の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
特記すべき事項はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度における設備投資の総額は、リースを含めて403百万円であります。
主なものは、当社においては賃貸用資産286百万円、連結子会社においては賃貸用資産35百万円であります。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社 2025年6月30日現在事業所名(主な所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物構築物土地(面積㎡)工具器具・備品リース資産合計本社(横浜市青葉区)―事務所197,43631,387596,844(1,547.00)23,100―848,768167港北ニュータウン営業所(横浜市都筑区)不動産事業建物管理事務所129,82058,640402,345(757.11)4,536―536,76142フローレンスケア千鳥町他(東京都大田区)介護事業介護施設88,59923,599―67,065288,939468,203524賃貸用資産の設備不動産事業賃貸設備198,658―1,157,786(5,328.16)――1,356,445―
(注) 1 賃貸用資産の設備の状況は次のとおりであります。
名称用途所在地建物及び構築物土地面積(㎡)金額(千円)面積(㎡)金額(千円)センター南事業用地賃貸用土地・店舗横浜市都筑区433.3416,098384.13124,990港北ニュータウン営業所賃貸用土地・店舗横浜市都筑区269.5838,860263.26139,899青葉区鉄町事業用地賃貸用土地横浜市青葉区――1818.95185,000青葉区荏田工藤ビル賃貸用ビル横浜市青葉区688.8021,147409.0091,292青葉区新石川山中MS賃貸用ビル横浜市青葉区1,138.8645,0451090.02204,796青葉区新石川駐車場駐車場横浜市青葉区―4,848544.00200,510フレンズヨコハマ賃貸用ビル横浜市都筑区841.2872,658818.80211,296合計――3,371.86198,6585,328.161,157,786 2 当社の賃借している転貸用建物は次のとおりであります。
区分所在地建物床面積(㎡)中川センタービル(店舗・事務所用)横浜市都筑区4,457.36エバーラスティング(店舗・住居用)横浜市都筑区4,448.70土井ビル(店舗・住居用)横浜市緑区3,473.94ノースヒルズ中川(店舗・住居用)横浜市都筑区3,287.77シャルムすみれ(店舗・住居用)横浜市都筑区3,122.91その他―74,749.58合計―93,540.26 3 上記の他、リース契約による主な賃貸設備は次のとおりであります。
名称事業所数リース期間(年)年間リース料(千円)リース契約残高(千円)フローレンスケア聖蹟桜ヶ丘1施設40105,7201,580,378フローレンスケアホーム鎌倉1施設2718,516229,907フローレンスケアホーム川崎大師1施設1716,68540,322フローレンスケアホーム千鳥町1施設2060,703333,868
(2) 国内子会社 2025年6月30日現在事業所名(主な所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物構築物土地(面積㎡)機械装置工具器具・備品リース資産合計株式会社日建企画 (横浜市都筑区)不動産事業事務所10,184206―935―11,32530賃貸用資産の設備等不動産事業賃貸設備他129,048―418,608(1,390.36) 5,894―553,551―
(注) 主な賃貸用資産の設備の状況は次のとおりであります。
名称用途所在地建物及び構築物土地面積(㎡)金額(千円)面積(㎡)金額(千円)ガーデンブロッサムあざみ野 賃貸用土地・建物横浜市青葉区71.1512,61436.2016,846メモリーハイツ元町賃貸用土地・建物横浜市中区79.485,75883.5730,543グローリオ鶴瀬賃貸用土地・建物富士見市上沢75.4910,39743.099,133アネックス横浜賃貸用土地・建物横浜市神奈川区250.30224290.9082,911アネックス白楽賃貸用土地・建物横浜市神奈川区187.149,115195.0465,361サンライト賃貸用土地・建物 横浜市都筑区246.475,918476.7681,909ステラ21賃貸用土地・建物 横浜市緑区303.3861,547165.1754,053代々木公園パーク・ホームズ賃貸用土地・建物 渋谷区富ケ谷71.5015,32421.0045,579北区志茂戸建賃貸用土地・建物 北区志茂105.153,08678.6231,629合計――1,390.06123,9871,390.36417,968
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等重要な設備の新設等の計画はありません。

(2) 重要な設備の除却等重要な設備の除却等の計画はありません。
設備投資額、設備投資等の概要403,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況44
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況7
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況4,958,533
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標0

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、専ら株式価値の変動又は配当金を目的として保有する株式を純投資株式、営業取引の維持・強化又は金融取引を中心とした事業上の協力関係維持などの必要性を勘案し保有する株式及び非上場株式などについては、純投資目的以外の投資株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、他社との取引関係を維持・強化することも重要であると考えており、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断する場合には政策保有株式を保有しております。
保有の合理性は、毎年、取締役会において各株式発行会社の業績や財政状況等を把握するとともに保有目的、保有に伴う便益、リスク等を総合的に勘案したうえで、保有の適否を検証するものとし、保有に適さないと判断した株式については順次縮減に努めるものとしております。
当事業年度末時点の検証を取締役会において行った結果、全銘柄を継続保有いたしております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式530,809非上場株式以外の株式1246,305 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式10累積投資の配当金再投資 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円) ㈱コンコルディア・フィナンシャルグループ262,810262,809(注)1、2、3無(注)4246,305248,670
(注) 1 同社子会社の㈱横浜銀行との間で資金調達等の取引を行っており、金融取引の円滑化及び取引金融機関     との安定的な取引関係維持のため保有しております。
2 定量的な保有効果については、記載が困難であります。
保有の合理性の検証は、上記「a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載のとおり実施しております。
3 株式数が増加した理由は株式累積投資による取得であります。
4 ㈱コンコルディア・フィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である㈱横浜銀行は当社株式を保有しております。
みなし保有株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社30,809,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社246,305,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社0
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社262,810
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社246,305,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社累積投資の配当金再投資
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社㈱コンコルディア・フィナンシャルグループ
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社(注)1、2、3
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社無(注)4

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2025年6月30日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社トップ神奈川県横浜市青葉区新石川四丁目32番地6564,10045.46
武 笠 清一郎神奈川県川崎市高津区52,0004.19
株式会社MOMOコーポレーション沖縄県那覇市久茂地二丁目2番地2 タイムスビル2F39,7003.19
株式会社横浜銀行常任代理人株式会社日本カストディ銀行神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目1番地139,1003.15
工 藤 英 司神奈川県横浜市青葉区34,1142.74
工藤建設従業員持株会神奈川県横浜市青葉区新石川四丁目33番地1032,0802.58
工 藤 桂神奈川県横浜市港北区30,4002.45
川本工業株式会社神奈川県横浜市中区寿町二丁目5番地118,0601.45
株式会社吉永商店神奈川県横浜市中区日本大通1516,3001.31
戸田建商株式会社東京都世田谷区宇奈根一丁目18番地22号12,8201.03
計―838,67467.59
(注) 自己株式90,486株を保有しておりますが、大株主から除いております。
株主数-金融機関2
株主数-金融商品取引業者15
株主数-外国法人等-個人2
株主数-外国法人等-個人以外12
株主数-個人その他1,123
株主数-その他の法人35
株主数-計1,189
氏名又は名称、大株主の状況戸田建商株式会社
株主総利回り2
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
 区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式6,03079,900当期間における取得自己株式--
(注) 1 当事業年度における取得自己株式は、単元未満株式の買取請求及び譲渡制限付株式の無償取得によるものであります。
2 当期間における取得自己株式には、2025年9月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-79,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式1,331,220--1,331,220合計1,331,220--1,331,220自己株式 普通株式
(注)88,8476,0304,39190,486合計88,8476,0304,39190,486
(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加6,030株は、単元未満株式の買取りによる増加及び譲渡制限付株式報酬の無償取得による増加であります。

Audit

監査法人1、連結監査法人FRIQ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年9月26日 工藤建設株式会社取締役会 御中  監査法人FRIQ東京都千代田区  指定社員業務執行社員 公認会計士山本 毅  指定社員業務執行社員 公認会計士笠原 寿敦 指定社員業務執行社員 公認会計士田中 康毅 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている工藤建設株式会社の2024年7月1日から2025年6月30日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、工藤建設株式会社及び連結子会社の2025年6月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
■工事契約における収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表【注記事項】
(重要な会計方針)の「7.重要な収益及び費用の計上基準」 に記載のとおり、会社は、完成工事高及び完成工事原価の計上基準として、期間がごく短い工事を除き、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法を採用しており、履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価の合計に占める割合に基づいて行っている。
連結財務諸表【注記事項】
(重要な会計上の見積り)の「(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額」に記載のとおり、当連結会計年度に係る完成工事高12,869,422千円のうち88.2%に相当する11,346,733千円を一定の期間にわたり収益を認識する方法により収益認識しており、その中には翌事業年度以降完成予定の工事に係る完成工事高5,696,514千円が含まれている。
一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用にあたっては、工事原価総額を基礎として期末までの実際発生原価に応じた履行義務の充足に係る進捗度に工事収益総額を乗じて完成工事高を算定しており、工事収益総額、工事原価総額及び期末における工事進捗度は、事業環境の状況も踏まえた経営者の重要な予測・判断が用いられる。
特に工事原価総額の見積りにおいては、工事契約ごとに仕様や作業内容及び工期等が異なり、個別性が強いことから、発注者の指示による工事内容の追加や変更、着工当初において予期し得なかった事象の発生、並びに工程圧迫や遅れに伴う外注費の追加発注見込等により、工事原価総額が大幅に増加又は減少する可能性がある。
これらの予測・見積りに際しては不確実性を伴い、工事原価総額の適時な修正・見直しが行われない場合、各連結会計年度の完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。
さらに、期末時点における進捗度の算定においては、工事原価総額を基礎とすることからも、工事原価総額の適時な修正・見直しが行われない場合、各連結会計年度の完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。
以上により、当監査法人は、一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用における工事原価総額及び工事進捗度に係る会計上の見積りは不確実性を伴い、かつ経営者の重要な予測・判断が用いられることに鑑み、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、工事原価総額及び工事進捗度の見積りの妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価工事原価総額の見積りに採用される実行予算等の策定・承認プロセス及び着工後の見直しを含むモニタリングの整備・運用状況を評価した。

(2)一定の期間にわたり収益を認識する方法を適用した会社の全ての工事に対して、監査上の主要な検討事項の内容と選定理由で記載したようなリスクが存在する可能性のある工事を識別するため、リスク評価分析を実施した。
当該分析によって抽出された工事に対し、分析結果に応じて、以下の監査手続から一つ又は複数を組み合わせて実施した。
①工事原価総額の見積りについて、その基礎となる実行予算書等との照合、見積原価の計算方法が工種ごとに積上げにより計算されているか、工事予算書の中に重要な原価低減策が含まれているかどうかの検討②工事損益率が過去の実績や他の施工中工事等と比較して著しく高い場合の要因について適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討③工事損益率が前期(又は直前四半期)時点での見込みと比較して著しく増減している場合の要因についての適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討④会計上の進捗度と工事の時間経過率等との乖離に重要性がある場合の要因について適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討 さらに、複数の重要な工事について、期末日付近で工事現場を視察し、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性及び工事原価総額の見積りとの整合性を検討した。
また、実績原価の計上時期を確かめるため、一部の工事未払金期末残高について確認を実施した。
■不適切な原価管理監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、事業の状況【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
に記載のとおり、過年度に受注した工事の原価を検証している過程において、原価を過少計上していた工事が判明したほか、工事原価を別の工事として計上(原価の付替え)しようとしていたことが発覚したため、2025年1月7日に外部有識者を委員長とする社内調査委員会を設置し、事案関係の調査、類似事象の有無の確認、原因分析及び再発防止策の提言等を行うことを目的として調査を実施し、2025年2月4日に社内調査委員会から調査報告書を受領している。
社内調査委員会による調査の結果、複数の工事案件において、外注費等の工事原価の計上漏れ及び他の工事への付替え等の不適切な原価管理が行われていたことが判明した。
そのため、会社は不適切な原価管理による過年度の不適切な会計処理を修正すべきと判断し、2024年6月期の第1四半期から第3四半期までの四半期報告書及び有価証券報告書の訂正報告書を2025年2月14日に提出している。
当監査法人は、当連結会計年度の連結財務諸表の監査にあたっても、訂正の原因となった不適切な原価管理による重要な虚偽表示の内容や範囲を網羅的に理解した上で、その発生原因、不適切な原価管理の有無及び連結財務諸表に対する影響の検討が必要であり、慎重な判断が必要であることから、当該事項が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、当連結会計年度における不適切な原価管理の判明及びそれに伴う訂正報告書の提出を受けて、主に以下の監査手続を実施した。
(1)社内調査委員会が実施した調査結果を監査証拠として利用するため、下記の観点で、調査報告書及び関連資料の閲覧、並びに社内調査委員会に対する質問等の手続により、調査報告書の信頼性を評価した。
・社内調査委員会メンバーの能力・社内調査委員会の客観性・社内調査委員会が実施した調査の範囲、実施手続、調査結果及びその根拠の妥当性
(2)本事案の事実関係を適切に把握し、本事案と類似した事象の有無を確かめるため、以下の手続を実施した。
・社内調査委員会に対する、調査の範囲、手法、本事案の特徴や発生原因、及びこれらに対する社内調査委員会の見解についての質問・会社の役職員に対するヒアリング調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・デジタルフォレンジック調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した役職員を対象とした社内アンケート調査結果の閲覧及び追加ヒアリング調査に関する資料の閲覧並びに調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した協力会社を対象としたアンケート調査結果及び関連資料の閲覧並びに調査担当者への質問 (3)本事案の特徴や発生原因に対する社内調査委員会の見解を踏まえ、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性についての評価を行うとともに、金額的重要性の高い未成工事に関して、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性及び工事原価総額の見積りとの整合性を検討する等の監査手続を追加で実施した。
(4)社内調査委員会の調査結果に基づき、必要な修正処理が過年度の財務諸表等に適切に反映されていることを検証した。
また、当期末において不適切な原価管理の有無を確認するため、主に以下の監査手続を実施した。
(5)期末日付近で工事現場を視察し、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性を検証した。
(6)主要な協力会社に対して、債務(工事原価)の網羅性検証のため、工事未払金の残高確認を実施した。
(7)原価管理システムにおける自己発注・承認取引に対する会社の補完的検証結果を検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、工藤建設株式会社の2025年6月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、工藤建設株式会社が2025年6月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以  上 ※1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
■工事契約における収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応連結財務諸表【注記事項】
(重要な会計方針)の「7.重要な収益及び費用の計上基準」 に記載のとおり、会社は、完成工事高及び完成工事原価の計上基準として、期間がごく短い工事を除き、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法を採用しており、履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価の合計に占める割合に基づいて行っている。
連結財務諸表【注記事項】
(重要な会計上の見積り)の「(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額」に記載のとおり、当連結会計年度に係る完成工事高12,869,422千円のうち88.2%に相当する11,346,733千円を一定の期間にわたり収益を認識する方法により収益認識しており、その中には翌事業年度以降完成予定の工事に係る完成工事高5,696,514千円が含まれている。
一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用にあたっては、工事原価総額を基礎として期末までの実際発生原価に応じた履行義務の充足に係る進捗度に工事収益総額を乗じて完成工事高を算定しており、工事収益総額、工事原価総額及び期末における工事進捗度は、事業環境の状況も踏まえた経営者の重要な予測・判断が用いられる。
特に工事原価総額の見積りにおいては、工事契約ごとに仕様や作業内容及び工期等が異なり、個別性が強いことから、発注者の指示による工事内容の追加や変更、着工当初において予期し得なかった事象の発生、並びに工程圧迫や遅れに伴う外注費の追加発注見込等により、工事原価総額が大幅に増加又は減少する可能性がある。
これらの予測・見積りに際しては不確実性を伴い、工事原価総額の適時な修正・見直しが行われない場合、各連結会計年度の完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。
さらに、期末時点における進捗度の算定においては、工事原価総額を基礎とすることからも、工事原価総額の適時な修正・見直しが行われない場合、各連結会計年度の完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。
以上により、当監査法人は、一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用における工事原価総額及び工事進捗度に係る会計上の見積りは不確実性を伴い、かつ経営者の重要な予測・判断が用いられることに鑑み、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、工事原価総額及び工事進捗度の見積りの妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価工事原価総額の見積りに採用される実行予算等の策定・承認プロセス及び着工後の見直しを含むモニタリングの整備・運用状況を評価した。

(2)一定の期間にわたり収益を認識する方法を適用した会社の全ての工事に対して、監査上の主要な検討事項の内容と選定理由で記載したようなリスクが存在する可能性のある工事を識別するため、リスク評価分析を実施した。
当該分析によって抽出された工事に対し、分析結果に応じて、以下の監査手続から一つ又は複数を組み合わせて実施した。
①工事原価総額の見積りについて、その基礎となる実行予算書等との照合、見積原価の計算方法が工種ごとに積上げにより計算されているか、工事予算書の中に重要な原価低減策が含まれているかどうかの検討②工事損益率が過去の実績や他の施工中工事等と比較して著しく高い場合の要因について適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討③工事損益率が前期(又は直前四半期)時点での見込みと比較して著しく増減している場合の要因についての適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討④会計上の進捗度と工事の時間経過率等との乖離に重要性がある場合の要因について適切な工事責任者に対する質問並びにその根拠となる管理資料及び証憑の閲覧による合理性の検討 さらに、複数の重要な工事について、期末日付近で工事現場を視察し、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性及び工事原価総額の見積りとの整合性を検討した。
また、実績原価の計上時期を確かめるため、一部の工事未払金期末残高について確認を実施した。
■不適切な原価管理監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、事業の状況【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
に記載のとおり、過年度に受注した工事の原価を検証している過程において、原価を過少計上していた工事が判明したほか、工事原価を別の工事として計上(原価の付替え)しようとしていたことが発覚したため、2025年1月7日に外部有識者を委員長とする社内調査委員会を設置し、事案関係の調査、類似事象の有無の確認、原因分析及び再発防止策の提言等を行うことを目的として調査を実施し、2025年2月4日に社内調査委員会から調査報告書を受領している。
社内調査委員会による調査の結果、複数の工事案件において、外注費等の工事原価の計上漏れ及び他の工事への付替え等の不適切な原価管理が行われていたことが判明した。
そのため、会社は不適切な原価管理による過年度の不適切な会計処理を修正すべきと判断し、2024年6月期の第1四半期から第3四半期までの四半期報告書及び有価証券報告書の訂正報告書を2025年2月14日に提出している。
当監査法人は、当連結会計年度の連結財務諸表の監査にあたっても、訂正の原因となった不適切な原価管理による重要な虚偽表示の内容や範囲を網羅的に理解した上で、その発生原因、不適切な原価管理の有無及び連結財務諸表に対する影響の検討が必要であり、慎重な判断が必要であることから、当該事項が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、当連結会計年度における不適切な原価管理の判明及びそれに伴う訂正報告書の提出を受けて、主に以下の監査手続を実施した。
(1)社内調査委員会が実施した調査結果を監査証拠として利用するため、下記の観点で、調査報告書及び関連資料の閲覧、並びに社内調査委員会に対する質問等の手続により、調査報告書の信頼性を評価した。
・社内調査委員会メンバーの能力・社内調査委員会の客観性・社内調査委員会が実施した調査の範囲、実施手続、調査結果及びその根拠の妥当性
(2)本事案の事実関係を適切に把握し、本事案と類似した事象の有無を確かめるため、以下の手続を実施した。
・社内調査委員会に対する、調査の範囲、手法、本事案の特徴や発生原因、及びこれらに対する社内調査委員会の見解についての質問・会社の役職員に対するヒアリング調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・デジタルフォレンジック調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した役職員を対象とした社内アンケート調査結果の閲覧及び追加ヒアリング調査に関する資料の閲覧並びに調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した協力会社を対象としたアンケート調査結果及び関連資料の閲覧並びに調査担当者への質問 (3)本事案の特徴や発生原因に対する社内調査委員会の見解を踏まえ、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性についての評価を行うとともに、金額的重要性の高い未成工事に関して、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性及び工事原価総額の見積りとの整合性を検討する等の監査手続を追加で実施した。
(4)社内調査委員会の調査結果に基づき、必要な修正処理が過年度の財務諸表等に適切に反映されていることを検証した。
また、当期末において不適切な原価管理の有無を確認するため、主に以下の監査手続を実施した。
(5)期末日付近で工事現場を視察し、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性を検証した。
(6)主要な協力会社に対して、債務(工事原価)の網羅性検証のため、工事未払金の残高確認を実施した。
(7)原価管理システムにおける自己発注・承認取引に対する会社の補完的検証結果を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結■不適切な原価管理
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 会社は、事業の状況【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
に記載のとおり、過年度に受注した工事の原価を検証している過程において、原価を過少計上していた工事が判明したほか、工事原価を別の工事として計上(原価の付替え)しようとしていたことが発覚したため、2025年1月7日に外部有識者を委員長とする社内調査委員会を設置し、事案関係の調査、類似事象の有無の確認、原因分析及び再発防止策の提言等を行うことを目的として調査を実施し、2025年2月4日に社内調査委員会から調査報告書を受領している。
社内調査委員会による調査の結果、複数の工事案件において、外注費等の工事原価の計上漏れ及び他の工事への付替え等の不適切な原価管理が行われていたことが判明した。
そのため、会社は不適切な原価管理による過年度の不適切な会計処理を修正すべきと判断し、2024年6月期の第1四半期から第3四半期までの四半期報告書及び有価証券報告書の訂正報告書を2025年2月14日に提出している。
当監査法人は、当連結会計年度の連結財務諸表の監査にあたっても、訂正の原因となった不適切な原価管理による重要な虚偽表示の内容や範囲を網羅的に理解した上で、その発生原因、不適切な原価管理の有無及び連結財務諸表に対する影響の検討が必要であり、慎重な判断が必要であることから、当該事項が監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結連結財務諸表【注記事項】
(重要な会計方針)の「7.重要な収益及び費用の計上基準」
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、当連結会計年度における不適切な原価管理の判明及びそれに伴う訂正報告書の提出を受けて、主に以下の監査手続を実施した。
(1)社内調査委員会が実施した調査結果を監査証拠として利用するため、下記の観点で、調査報告書及び関連資料の閲覧、並びに社内調査委員会に対する質問等の手続により、調査報告書の信頼性を評価した。
・社内調査委員会メンバーの能力・社内調査委員会の客観性・社内調査委員会が実施した調査の範囲、実施手続、調査結果及びその根拠の妥当性
(2)本事案の事実関係を適切に把握し、本事案と類似した事象の有無を確かめるため、以下の手続を実施した。
・社内調査委員会に対する、調査の範囲、手法、本事案の特徴や発生原因、及びこれらに対する社内調査委員会の見解についての質問・会社の役職員に対するヒアリング調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・デジタルフォレンジック調査に関する資料の閲覧及び調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した役職員を対象とした社内アンケート調査結果の閲覧及び追加ヒアリング調査に関する資料の閲覧並びに調査担当者への質問・社内調査委員会が必要と判断した協力会社を対象としたアンケート調査結果及び関連資料の閲覧並びに調査担当者への質問 (3)本事案の特徴や発生原因に対する社内調査委員会の見解を踏まえ、関連する内部統制の整備及び運用状況の有効性についての評価を行うとともに、金額的重要性の高い未成工事に関して、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性及び工事原価総額の見積りとの整合性を検討する等の監査手続を追加で実施した。
(4)社内調査委員会の調査結果に基づき、必要な修正処理が過年度の財務諸表等に適切に反映されていることを検証した。
また、当期末において不適切な原価管理の有無を確認するため、主に以下の監査手続を実施した。
(5)期末日付近で工事現場を視察し、工事の進捗状況と工事原価の発生状況との整合性を検証した。
(6)主要な協力会社に対して、債務(工事原価)の網羅性検証のため、工事未払金の残高確認を実施した。
(7)原価管理システムにおける自己発注・承認取引に対する会社の補完的検証結果を検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別監査法人FRIQ
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2025年9月26日 工藤建設株式会社取締役会 御中  監査法人FRIQ東京都千代田区  指定社員業務執行社員 公認会計士山本 毅  指定社員業務執行社員 公認会計士笠原 寿敦 指定社員業務執行社員 公認会計士田中 康毅 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている工藤建設株式会社の2024年7月1日から2025年6月30日までの第54期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、工藤建設株式会社の2025年6月30日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
■工事契約における収益認識連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(工事契約における収益認識)と同一内容であるため、記載を省略している。
■不適切な原価管理連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(不適切な原価管理)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以  上 ※1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
■工事契約における収益認識連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(工事契約における収益認識)と同一内容であるため、記載を省略している。
■不適切な原価管理連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(不適切な原価管理)と同一内容であるため、記載を省略している。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別■不適切な原価管理
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(不適切な原価管理)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

その他、流動資産8,928,000
工具、器具及び備品(純額)94,702,000