財務諸表
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提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-06-26 |
英訳名、表紙 | TRADIA CORPORATION |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役 社長執行役員 吉田 大介 |
本店の所在の場所、表紙 | 神戸市中央区海岸通一丁目2番22号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 078(391)7170(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
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沿革 | 2【沿革】 1941年4月神戸港において輸出入貨物の取扱及び税関貨物取扱業を主目的として、大日通運株式会社を設立1944年12月日新運輸株式会社及び南海運輸株式会社を吸収合併、商号を大日南海通運株式会社に変更1946年12月大阪営業所開設1948年1月東京営業所開設1948年5月商号を設立当時の大日通運株式会社に変更1948年10月名古屋営業所開設1951年1月横浜営業所開設1965年6月摩耶埠頭倉庫完成、倉庫営業開始(1965年7月倉庫業許可)1968年8月一般港湾運送事業(神戸港1種無限定)の免許を受け、船内荷役業務開始1968年9月大阪築港倉庫完成、営業開始1969年1月広瀬産業海運株式会社(現在関連会社)の株式を取得1969年5月森本倉庫株式会社と共同出資により阪神コンテナー輸送株式会社(現在関連会社)を設立1969年10月一般港湾運送事業(京浜港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける1970年10月一般港湾運送事業(名古屋港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける1971年4月組織機構を変更し、本社を本店(統括業務)及び神戸支店に分離、東京営業所及び横浜営業所を統合して京浜支店とした1971年10月大阪証券取引所市場第二部に上場1972年4月一般港湾運送事業(大阪港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける1975年5月神戸港ポートアイランドに当社を含めた港湾運送事業者7社による神戸港島港運協同組合共同荷捌上屋を完成、営業開始1976年5月大阪築港倉庫増築及び営業所社屋完成、移転並びに営業開始1980年11月大日物流株式会社(現在連結子会社)を設立1982年9月横浜新山下倉庫完成、営業開始1984年4月名古屋営業所を支店に昇格1984年4月ソーラー・エンタープライズ株式会社(現在関連会社)を設立1985年4月東京都大井コンテナ埠頭に当社を含めた港湾運送事業者6社による大井海貨上屋2号棟を完成、営業開始1990年3月神戸、六甲物流センター完成、営業開始1992年3月名古屋、潮凪物流センター完成、営業開始1994年4月商号をトレーディア株式会社に変更2000年1月三笠陸運株式会社(現在関連会社)の株式を取得2002年4月大阪、泉北物流センター営業開始2004年8月株式会社忠和商会(現在関連会社)の株式を取得2007年3月インド OMTRANS Logistics Ltd.社(旧社名:OMX Logistics Ltd.)と提携し、日印間輸送体制の拡大を図る2008年4月中国 EURASIA Logistics社との合弁会社海盟国際物流(深圳)有限公司を設立2008年4月インド OMTRANS Logistics Ltd.社との合弁会社OMTRAX Packaging Solutions Ltd.を設立、営業開始2008年5月東京、城南島物流センター営業開始2008年5月神戸税関長より「特定保税承認者」承認取得2008年9月海盟国際物流(香港)有限公司を設立、営業開始2008年10月神戸税関長より「認定通関業者」認定取得2009年1月東京、城南島物流センターにおいて、有機JAS認定取得2009年7月横浜営業所において、グリーン経営認証取得2010年11月横浜営業所を横浜市中区新山下に移転2011年2月上海錦昶物流有限公司(中国)並びにOMTRANS Logistics Ltd.社(インド)と中国・上海市に合弁会社錦茂国際物流(上海)有限公司を設立2011年2月トランコム株式会社との資本業務提携契約を締結2012年7月神戸、神戸西物流センター営業開始2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部は、東京証券取引所市場第二部に統合2014年1月神戸、ポートアイランドL-15上屋、営業開始2016年1月東京、京浜支店を東京都港区に移転2016年9月ベトナムWORLDWIDE LINK社との合弁会社TRALINKS CO.,LTDを設立2018年5月大阪船場事務所を北区堂島浜に移転し、大阪支社として営業開始2022年4月東京証券取引所市場第二部より、スタンダード市場へ移行 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社の企業集団は、トレーディア株式会社(当社)および連結子会社1社、持分法適用関連会社6社より構成されており、輸出部門、輸入部門、国際部門、倉庫部門、その他の部門を営んでおります。 当社が営んでいる主な事業内容と各関連会社等の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、セグメントと同一の区分であります。 1 輸出部門 荷主(輸出貿易業者)の委託を受け、輸出書類およびネゴ書類の作成、輸出貨物の梱包、通関手続業務、港湾における船舶への輸送、現地での配送、納入先での据付けなどを行う事業でありまして、当社は五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)において業務から荷役作業までを一貫責任体制で行っております。 阪神コンテナー輸送株式会社(関連会社)は、陸運業者であり、海上コンテナの輸送を行っております。 また、三笠陸運株式会社(関連会社)は、陸運業者であり、トラック運送を行っております。 広瀬産業海運株式会社(関連会社)は、はしけ運送業者であり、はしけによる貨物の運送を行っております。 2 輸入部門 荷主(輸入貿易業者)の委託を受け、海外の産地から国内の納入先までの船舶やコンテナ等の手配から、関連する官公庁への各種申請、輸入関税・消費税の包括延納申請、船舶により運送された貨物の港湾における船舶からの受取若しくは荷主への引渡しを行っております。 また、五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)を拠点とする自家倉庫およびその他外貿各港での商品保管や仕分など、輸入に関わるすべての業務を代行しております。 阪神コンテナー輸送株式会社(関連会社)は陸運業者であり、海上コンテナの輸送を行っております。 また、三笠陸運株式会社(関連会社)は陸運業者であり、トラック運送を行っております。 3 国際部門 海外各国の業者と業務提携を行い、日本と諸外国間外航海運の利用運送を行うとともに諸外国の内陸運送、通関を含むドア・ツー・ドアの輸送を一貫して引受けるものであります。 錦茂国際物流(上海)有限公司(関連会社)は物流事業者であり、主に日本~中国及び中国国内の輸送を引き受けております。 4 倉庫部門 阪神地区における当社保有の倉庫設備の一部を貸し出し、賃料収入を得ております。 5 その他の部門 船内荷役、その他の事業を行っております。 ※ 他の連結子会社・関連会社の主な業務は以下のとおりであります。 大日物流株式会社(連結子会社)は、受託システム開発及び支援を主な業務として営んでおります。 ソーラー・エンタープライズ株式会社(関連会社)は、損害保険代理業を主な業務として営んでおります。 株式会社忠和商会(関連会社)は、倉庫作業の請負を主な業務として営んでおります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合(%)関係内容役員の兼任等事業上の関係(連結子会社) 大日物流㈱東京都港区35百万円受託システム開発及び支援100.0無し当社のシステム開発及び導入支援(持分法適用関連会社) ソーラー・エンタープライズ㈱神戸市中央区25百万円損害保険代理業25.0執行役員 1名当社グループの損害保険代理なお当社より資金の援助を受けている阪神コンテナー輸送㈱神戸市中央区75百万円海上コンテナ陸運業50.0執行役員 2名当社グループの海上コンテナ輸送なお当社より資金の援助を受けている三笠陸運㈱神戸市中央区20百万円国内トラック陸運業37.0執行役員 1名当社グループのトラック運送広瀬産業海運㈱大阪市港区20百万円はしけ運送業26.8役員 1名当社グループのはしけ運送㈱忠和商会横浜市中区15百万円荷役・倉庫作業の請負事業33.3役員 1名当社の京浜地区における倉庫作業全般錦茂国際物流(上海)有限公司上海(中国)5百万人民元物流事業40.0役員 1名当社グループの中国における国際物流事業 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)輸出部門90輸入部門125国際部門62倉庫部門-その他41合計318(注) 従業員数は就業人員であります。 なお、倉庫部門には専属の従業員は配置しておりません。 (2)提出会社の状況 2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)31743.118.85,638,145 セグメントの名称従業員数(人)輸出部門90輸入部門125国際部門62倉庫部門-その他40合計317(注)1 従業員数は就業人員であります。 なお、倉庫部門には専属の従業員は配置しておりません。 2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 (3)労働組合の状況① トレーディア労働組合は、1951年4月に結成され、事務社員及び現業社員を組合員とする企業内労働組合であり、上部団体には加盟していません。 組合員数 事務社員174人 現業社員10人 計184人 ② トレーディア ワーカーズ ユニオンは、1983年9月に結成されたものであります。 組合員数 事務社員0人 現業社員21人 計21人 両労働組合とは労働条件の向上のための交渉を積み重ねて正常な労使関係を維持しております。 なお、連結子会社には労働組合は結成されておりません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異①提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者15.750.079.277.0126.2(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 ②連結子会社連結子会社の人員は男性1名のため、記載を省略しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは「国際物流業務を通して世界の産業とくらしに貢献する」を事業コンセプトとし、経営方針につきましては、「顧客の課題を解決することによって付加価値の高いサービスを提供する」、「経営基盤を強化し、存在感のある事業体となる」、「社員にとって働きがいのある、いきいきとした職場を作る」を基本方針として、経営を進めております。 また、当社グループは、自己資本利益率と売上高経常利益率を重視し、収益性の高い企業体質を目指しております。 サービスの多様化と経営資源の最適化を図ると共に、株主資本の効率的な運用と収益性の一層の向上により企業価値向上を目指しております。 また、当社グループは「国際物流のトータルプランナーとして常に革新する企業」を目指し、常に顧客ニーズの変化に的確に対応した事業体となる経営を進めております。 当社グループを取り巻く港湾物流業界は、地政学リスクが高まるなか、米国の関税政策による自由貿易体制の萎縮、サプライチェーンの再編等により物流形態の変革が加速し、今後の事業環境は大きく変化するものと思われます。 当社グループといたしましては、この変化に即応できる効率的な体制作りと、物流の合理化要請に対応できる商品、情報、サービスの提供をグローバルに取組み、積極的な営業展開による収益の拡大に努めております。 具体的には、サービスの多様化として、基幹港湾施設の機能強化によりコア事業の強化を図ると共に、グループ企業の活用による新規事業参入を目指しております。 また、経営資源の最適化に向けDXを推進しており、当社グループでの港湾関連情報における環境を整備するため、港湾関連データ連携基盤の構築により全ての港湾情報や貿易手続きを電子的に取り扱うことが可能となるサイバーポートへの接続や、通関業連合会の通関業者のためのクラウドサービス提供により、当社グループ基幹システムとの連携強化を進めております。 今後、企業間における電子取引が活発化するなか、子会社を活用し当社グループ内のIT環境を整備することにより業務の効率化を推進し、また、デジタルフォワーディング事業者としての地位の確立を目指し、積極的なシステム活用により仕事の付加価値を高め、組織や制度改革、教育制度の充実により社員の意識改革を推し進め、人的資本の価値を最大限引き出し、収益性の向上に繋げてまいります。 現在、海上輸送とJRの鉄道輸送網を組み合わせた国際複合一貫サービスを提供しており、モーダルシフトによる物流機能を強化すると共に、顧客と連携し環境負荷の低減を推進しております。 「みなとSDGs」への登録に加え、今後は施設の「グリーン経営認証」の拡大を図り、ESG経営の強化により物流事業者として責任を果たし、社会的貢献をしてまいります。 海外においては、グループ会社を含めた海外合弁会社4社を中心に、従来のサービスの強化と新たな商品開発を推進します。 取引先の海外生産拠点の変化に柔軟に対応し、当社グループの国際物流網強化のため海外に新たな投資先を模索し、積極的に投資を推進することにより海外事業の拡大や収益源を求めてまいります。 引続き情報を的確に捉え取引先のニーズに応え新たなサービスを提供し、海貨系国際物流事業者としての役割を果たし、事業活動の効率化を図り健全な経営を目指してまいります。 2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは五大港に自己資産もしくは賃貸により倉庫設備を保有し、輸出入貨物の海上輸送及び港湾を中心とした国内物流を取り扱う海貨系国際物流事業者として事業展開しております。 港湾運送事業の規制緩和は近年大きく前進しておらず、当社を取り巻く事業環境は急激な変化もなく、港湾地域への企業の新規参入もない状況です。 しかしながら、世界的なパンデミック終焉により社会経済活動は正常化したものの、新たな社会様式が定着し国内における消費動向も変化しています。 さらに少子高齢化と国内人口の減少により日本の経済力低下は否めず、中長期的には国内消費全体の縮小等が進み、当社グループの主力倉庫設備等の拠点がある神戸港をはじめとして、港湾の輸出入貨物の取扱量は、今後減少していくことが推測され、業者間の競争がより一層激化することが予想されます。 港湾の物流を担うコンテナ及びトラック運送業界における2024年問題や燃料費等の高騰による物流コストの上昇も顕在化し企業経営を圧迫しており、行政主導によるターミナル等の港湾物流の効率化推進事業の進捗状況に歩調を合わせ、当社グループの業務効率化に繋げております。 現在、当社グループは海外投資資産を持たず、アジアを中心に海外フォワーダーと資本提携による合弁会社を設立、もしくは代理店契約により連携を強化し海外展開を行っています。 海外への投資効果においては安定的な利益配当を確保し、営業面では、取引先のニーズに沿ったきめ細かなサービスを提供し、新たなサービスを開発し他社と差別化した国際物流をコーディネートすることにより海外における収益の確保を目指しています。 輸出部門の主要顧客は、グローバルなサプライチェーンの枠組みの中で堅調を維持しているものの、国際物流網混乱の収束とともに分散化・最適化へと変化し、荷動きは世界各国の貿易政策の見直しと相まって世界の生産構造の変化や生産状況に大きく左右され、当社業績へ大きく影響します。 また、輸出・輸入・国際の全ての部門において、機械機器メーカー、商社、小売業を中心に主要取引先の営業収入の比重が高い顧客構成となっています。 輸入部門・国際部門の輸入においては中国から貨物の依存度が高く、中国の政策や経済情勢等による影響も受け易く、当社グループの主要取扱い貨物構成も繊維製品、生活雑貨等の消費資材に偏重しているため、国内消費動向も業績に大きく影響します。 今後も取引先の事業展開、世界経済や地政学的な外部要因により、当社グループ業績への影響が非常に危惧される状況が続くと予想されます。 今後の日本経済は、インバウンド需要等や政府による経済政策が期待されるものの、物価高騰の継続や、米国の相互関税発動によって自由貿易体制の萎縮、サプライチェーンの再編が誘発され、世界経済の減速感が強まるものと考えます。 また、ウクライナ・中東情勢などの地政学リスクが依然として払拭されないまま残り、混迷した状況が続くものと予測されます。 当社グループを取り巻く環境としては、荷動きの鈍化、需給バランスの緩みによる海上運賃の下落、顧客の物流コスト削減意識の強まり等の影響で、業者間の価格競争が一層激化し、事業環境の厳しさは増すものと思われます。 従いまして2025年4月以降の経済情勢はまだまだ予断を許さない状況で推移するものと考えております。 このような状況下、景気の動向や経営環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、継続的に安定した収益を確保できる基盤を確立するため、海外拠点の充実強化によるサービス提供と営業収入の拡大に努める一方、基幹港湾物流施設への投資で機能強化を推進し、高付加価値貨物を取り込むことにより安定的な収益源を確保し、輸出、輸入部門の収益性向上を図ります。 また、港湾関連情報ネットワークへの連携を図るとともに、子会社を活用したITによる合理化を図り、固定費削減と働き方改革を推進し、労働生産性を向上させ、顧客からのより一層の信頼を得る海貨系国際物流事業者として、業績の向上を目指してまいります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社では、社会・環境の持続可能性が非常に重要なテーマであるとの認識のもと、持続可能性に対する課題解決と中長期的な企業価値向上を目指し、自主目標を設定し、具体的な取組を進めていくこととしております。 (1)ガバナンス サステナビリティに対する課題は、重要な経営課題のひとつであると認識しており、その対応に当たっては、取締役会を頂点とした指揮・命令系統を通じて行うこととしております。 具体的には、取締役会にて審議し対応方針が示されたサステナビリティに対する課題は、執行役員会を経て、当社の各部署において課題解決に当たることとしております。 (2)戦略①環境に対する取り組み<グリーン経営認証> 倉庫業としてグリーン経営認証を取得、地球温暖化対策に対する社会的責任であるグリーン経営を実践しております。 <鉄道利用運送によるCO2削減> 近年のトラックドライバー不足や頻発する大規模災害を背景に、多様な輸送手段の確保が求められている中、従来のトレーラー、トラックに依存した物流から鉄道を利用した輸送手段に変更(モーダルシフト)することで、カーボンニュートラルの実現に向け取組を進めております。 鉄道貨物輸送はCO2排出量がトラックの約13分の1と様々な輸送機関の中で最も少ない輸送手段であり、環境負荷低減に貢献します。 ②人材の育成及び社内環境整備に関する方針 入社1~3年程度の社員については、フォローアップ研修や、他部署での短期研修等を行い、組織内の連携強化、人的交流を図っております。 また、中堅社員、管理職については外部研修等を活用し、当社の今後を担う人材としての意識強化や経営者の視点を養う等、レベルアップを図っております。 また、当社では女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組んでおります。 その他の取組といたしましては、社員のライフスタイルの多様性に配慮し、フレックス制度や在宅勤務等の働きやすい環境整備を推進しております。 (3)リスク管理 当社では、リスクが顕在化した場合、企業経営の根幹に影響を及ぼす恐れがあるため、リスク管理は極めて重要な施策であるとの考えております。 総務本部長を委員長としたリスク管理委員会を設置しており、具体的なリスクを想定、分類、継続的な監視体制により、サステナビリティ関連のリスク管理を行っております。 リスク管理委員会にて収集された情報は、内部監査部門、コンプライアンス委員会、監査等委員会、取締役会と共有し、体制の強化に努めております。 万が一リスクが発生した場合は、リスク管理規定、リスク対応マニュアルに従い、リスク管理委員会により対策本部を設置し、事態への迅速かつ的確な対応を行います。 サステナビリティにおいて重要なリスクとしては、気候変動による大規模災害により基幹港湾物流施設の機能が失われることを想定しており、短期的には風雨災害による港湾に隣接した施設の低床階部分の機能損失、中長期的には海面上昇により高潮に端を発する災害を想定しております。 また、人的資本のリスクとしては、社員の多様性を重視した採用方針や教育等の制度改革により、人的資本の価値向上に資する労働力の維持確保と考えております。 (4)指標及び目標 当社の今後を担う中核人材の登用等における多様性の確保のため、女性・外国人・中途採用者の管理職への登用等で制限は設けておらず、多様性の確保に取り組んでおります。 特に、女性の管理職への登用等においては、女性活躍推進法に基づき、女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組むため、次のように行動計画と自主目標を設定しております。 ・育児による短時間勤務制度の周知を図り、労使協議のうえ、通勤時間や経歴を考慮して、配置転換を計画的に実施することで、継続就業者を増やす。 ・職場環境を整備し、男女を問わない業務担当へ配置する。 ・2025年までに事務社員の女性管理職比率を20%以上にする。 2025年3月末における、女性管理職比率は15.7%であり、目標達成のため継続して取組を進めてまいります。 今後、行動計画と自主目標については、達成状況を踏まえ改定を検討してまいります。 |
戦略 | (2)戦略①環境に対する取り組み<グリーン経営認証> 倉庫業としてグリーン経営認証を取得、地球温暖化対策に対する社会的責任であるグリーン経営を実践しております。 <鉄道利用運送によるCO2削減> 近年のトラックドライバー不足や頻発する大規模災害を背景に、多様な輸送手段の確保が求められている中、従来のトレーラー、トラックに依存した物流から鉄道を利用した輸送手段に変更(モーダルシフト)することで、カーボンニュートラルの実現に向け取組を進めております。 鉄道貨物輸送はCO2排出量がトラックの約13分の1と様々な輸送機関の中で最も少ない輸送手段であり、環境負荷低減に貢献します。 ②人材の育成及び社内環境整備に関する方針 入社1~3年程度の社員については、フォローアップ研修や、他部署での短期研修等を行い、組織内の連携強化、人的交流を図っております。 また、中堅社員、管理職については外部研修等を活用し、当社の今後を担う人材としての意識強化や経営者の視点を養う等、レベルアップを図っております。 また、当社では女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組んでおります。 その他の取組といたしましては、社員のライフスタイルの多様性に配慮し、フレックス制度や在宅勤務等の働きやすい環境整備を推進しております。 |
指標及び目標 | (4)指標及び目標 当社の今後を担う中核人材の登用等における多様性の確保のため、女性・外国人・中途採用者の管理職への登用等で制限は設けておらず、多様性の確保に取り組んでおります。 特に、女性の管理職への登用等においては、女性活躍推進法に基づき、女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組むため、次のように行動計画と自主目標を設定しております。 ・育児による短時間勤務制度の周知を図り、労使協議のうえ、通勤時間や経歴を考慮して、配置転換を計画的に実施することで、継続就業者を増やす。 ・職場環境を整備し、男女を問わない業務担当へ配置する。 ・2025年までに事務社員の女性管理職比率を20%以上にする。 2025年3月末における、女性管理職比率は15.7%であり、目標達成のため継続して取組を進めてまいります。 今後、行動計画と自主目標については、達成状況を踏まえ改定を検討してまいります。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ②人材の育成及び社内環境整備に関する方針 入社1~3年程度の社員については、フォローアップ研修や、他部署での短期研修等を行い、組織内の連携強化、人的交流を図っております。 また、中堅社員、管理職については外部研修等を活用し、当社の今後を担う人材としての意識強化や経営者の視点を養う等、レベルアップを図っております。 また、当社では女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組んでおります。 その他の取組といたしましては、社員のライフスタイルの多様性に配慮し、フレックス制度や在宅勤務等の働きやすい環境整備を推進しております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | 当社の今後を担う中核人材の登用等における多様性の確保のため、女性・外国人・中途採用者の管理職への登用等で制限は設けておらず、多様性の確保に取り組んでおります。 特に、女性の管理職への登用等においては、女性活躍推進法に基づき、女性社員の継続就業者が増えるよう、妊娠・出産・復職時における支援に取り組むため、次のように行動計画と自主目標を設定しております。 ・育児による短時間勤務制度の周知を図り、労使協議のうえ、通勤時間や経歴を考慮して、配置転換を計画的に実施することで、継続就業者を増やす。 ・職場環境を整備し、男女を問わない業務担当へ配置する。 ・2025年までに事務社員の女性管理職比率を20%以上にする。 2025年3月末における、女性管理職比率は15.7%であり、目標達成のため継続して取組を進めてまいります。 今後、行動計画と自主目標については、達成状況を踏まえ改定を検討してまいります。 |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 当社グループは、物流の近代化、国際化の進展、取引先のニーズの多様化に伴い、経営環境は大きく変化し、国際物流事業者が抱えるリスクは多種多様化しており、リスク管理の強化・高度化の必要性はますます高まっています。 適切なリスク管理が経営の健全性を確保するために極めて重要であることを認識し、取締役会を頂点としたリスク管理体制のもと、重大な影響を及ぼす可能性のある様々なリスクを洗い出し、未然に防止すると共にリスクが発生した場合は、迅速かつ適切に対処することにより被害を極小化し、再発防止の対応策を実施するなど企業価値の保全に取組んでいます。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において、当社グループが判断したものであります。 a.事務リスク 役職員が正確な事務を怠る(作業上の貨物事故を含む)、あるいは、事故・不正等を起こすことにより取引先が損害を被り、当社が損害賠償責任を負うリスクを指しますが、正確かつ効率的な事務処理は取引先との信頼関係において原点との認識ではあるものの、膨大な取扱い件数及び多種多様な貨物取扱い事務作業において大小様々なビジネスクレームの発生の可能性は非常に高いものと予想されます。 コンプライアンスの徹底を図ると共に、各部署において業務マニュアル等の整備、事務手続きの見直し等を進めると共に、事務関連の事故内容等を含めた事例の詳細については執行役員会への報告義務としています。 月例会議及び職制会議を通じて全従業員に周知し、事務ミス発生状況の実態把握を通じて、事務処理水準の向上や事務リスク防止の徹底を図っています。 b.法務リスク 法令や契約書等に違反すること、不適切な契約を締結すること、その他の法的原因により、損失を被るリスクとなります。 法令を遵守することは、企業として不可欠であるとの認識に立ち、コンプライアンス規定、内部者取引管理規定等を定めると共に、法律、条例等業務関連法律等の整備保管を怠らず、また遵守に努めています。 当社は2008年5月に特定保税承認を取得し、同年10月に認定通関業者として認定され、それぞれの制度法令に則り五大港及び各事業所において自社倉庫施設による保税業務及び通関業を含めた関連業務を行っております。 過去の実例において、口頭注意から非違該当による減点等の行政処分は軽微ながら散発的に発生しており、今後重大な事故により一定期間の自社保税倉庫への搬入停止等の行政処分を受ける可能性も排除出来ず、取引先からの信頼を失うと共に社会的信用失墜にも繋がり当社業績へ重大な影響を与えることとなります。 軽微な事例であっても事故対策委員会のもと再発防止策を策定し、事故内容等を含めた事例の詳細については執行役員会への報告義務とし、月例会議及び職制会議を通じて全従業員に周知徹底し再発防止、法令等の順守に努めています。 c.社会リスク 外部からの反社会的攻撃により当社が存続の危機にさらされる、または甚大な損害を被るリスクとなります。 企業防衛は、企業存続のみならず、グループ会社、従業員およびその家族、株主等を守るうえで、不可欠であるとの認識に立ち、取締役会を中心に情報収集等につとめ、社外各関係先との連携を密にするとともに、必要に応じて対策委員会を設置するなど、解決にあたることとしています。 d.システムリスク コンピューターシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備等に伴い、損失を被るリスク、さらに近年頻繁に発生する企業に対するサイバー攻撃により、コンピューターのシステムダウンや不正使用されることにより当社グループが損失を被るリスクとなります。 コンピューターシステムの安全稼働を確保するため、セキュリティーポリシーに基づいた各種対策を実施するとともに、万一障害が発生した場合の影響の極小化と早期復旧を図るため、情報資産に関する管理体制の整備、コンピューターのバックアップ体制などの対策を講じています。 e.財務リスク 取引先の倒産等に起因して損害を被るリスクですが、債権管理に対する経理規定を遵守し、当社が定めた取引先与信基準に従い事業年度毎に取引先に対する与信限度枠を設定し、立替金については取引先との回収約定をもとに債権管理を徹底し、貸倒発生等による損害の防止等に努めています。 また、海上運賃の水準や為替レートの変動の影響を受けるため、関税等の立替金を取引先銀行口座から直接納付へと切替え、また、高額立替となる運賃等については前受金を受領し最大限リスクの低減を図り、売掛金及び立替金の債権残高や取引先の動向に十分注意を払い、営業債権の確実な回収を行っています。 また、国外において海外の合弁会社・提携先代理店を経由した海外法人との取引もあり、海外合弁会社等と情報共有を行い、連携を強化して貸倒防止に努めています。 f.人事・労務リスク 労務慣行の問題(役職員の人事処遇の問題、勤務管理上の問題)、ならびに職場の安全衛生環境の問題に起因して損失を被るリスク、および役職員の不法行為による使用者責任を問われるリスクがあります。 就業規則を定め、労働基準関係法令の遵守に努めるとともに、労働組合とも協調し、より快適な労働環境を目指し、職場改善を行っています。 g.大規模災害リスク・世界的なウイルス感染症等による異常事態リスク 当社グループは、複数の事業拠点、五大港を中心とした港湾地域に物流施設を保持し事業運営をしております。 南海トラフ地震等の大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックが当社の想定を超える規模で発生し、労働生産力の大幅な低下や保有資産等への甚大な被害により事業運営が困難になった場合、財務状況や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。 過去の風害や新型コロナウイルス感染症拡大の経験を踏まえ、従業員の安全確保を最優先課題とし、事業所での感染防止策の徹底、有事に備えた事業復旧の早期化及び被害の最少化のため、基幹システムのデータセンター集約や全社ネットワークの一部冗長化、事業拠点の分散化による業務運営の維持確保のための移管体制の整備強化に努め、在宅勤務及びサテライトオフィスによるテレワーク勤務体制を積極的に推進し、危機管理体制の強化を図っています。 h.主要取扱い貨物構成によるリスク 当社グループ輸出部門の取扱い主力貨物は機械機器であり、グローバルなサプライチエーンの枠組みにおいて生産状況が変化し、取引先受注状況により当社の取扱量が増減するため業績へ大きく影響します。 また輸入部門の主要取扱い貨物構成は繊維製品、生活雑貨等の消費資材に偏重しており、国内消費動向が当社業績に大きく影響します。 今後は取扱い貨物の開拓と多様化をより積極的に推進するとともに、高付加価値貨物の自社倉庫への取扱いを強化し、分散化によるリスクの低減を図ってまいります。 i.特定の取引先・貿易相手国への依存について 当社グループの営業収入で、輸出関連と輸入関連での上位10社の営業収入占有率をみますと下記のとおり大きなものとなっております。 (単位千円)営業収入上位10社営業収入占有率輸出(約 450社)2,723,7141,626,33659.7%輸入(約 770社)5,166,3742,078,02140.2% また、中国関連の営業収入占有率を見ますと、下記のとおり大きなものとなっております。 (単位千円)合計中国関連営業収入占有率輸出2,723,714528,05419.4%輸入5,166,3742,740,42353.0%国際8,588,0064,868,31956.7%その他含む営業収入合計16,646,1508,136,79848.9% 当社グループの輸入部門及び国際部門輸入においては、中国からの輸入貨物の比率が非常に高く、アジアにおける当社設立海外合弁会社も中国を中心として海外展開をしております。 また、新たに米国の関税政策の転換により日本からの輸出も含めた対象国に関係する貿易摩擦や当該地域における紛争及び国内法及び外国資本に対する法制度改正により、輸入のみならず輸出貨物の大幅な減少や当該地域での事業活動が困難となる事態も想定されるため、海外展開地域の軸足を中国偏重から脱却し世界の生産構造の変化に追従した新たな海外拠点の充実強化と新たな物流サービスの提供を目指しております。 j.特有の法的規制・取引慣行について 特有の法的規制につきまして該当事項はありませんが、取引慣行としましては港湾物流業界における立替金(海上運賃、関税等)の慣行があり、新規取引先開拓の手段にもなっております。 当連結会計年度末時点での受取手形、売掛金及び契約資産の残高16億30百万円余に対し、立替金の残高10億9百万円余と一般企業と比較すると多く、運用資金面でのリスク及び貸倒債権となるリスクがあります。 顧客の信用調査ならびに与信管理を徹底し、早期回収を行い貸倒債権とならないよう努めております。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要を背景に、総じて緩やかな回復基調で推移したものの、長引く円安、物価上昇やエネルギー価格高騰により、国内消費の本格的な持ち直しには至らず、また、ウクライナや中東地域をめぐる地政学リスクの高まり、中国経済の減速に加え米国の通商政策への懸念など先行きの見通せない状況で推移しました。 当社グループを取り巻く環境としては、輸出入ともに貨物の取扱量は前年を上回って推移しました。 輸入関連では、保管料収入は増加しましたが、国内消費低迷により海上運賃は業者間の価格競争にさらされるなど、厳しい状況で推移しました。 一方、輸出関連では、日本発の海上運賃の回復と相まって、荷動きが堅調に推移したため、業績を牽引する形となりました。 a.財政状態 当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ3億79百万円余増加し、107億92百万円余となりました。 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ1億28百万円余増加し、61億41百万円余となりました。 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ2億50百万円余増加し、46億50百万円余となりました。 b.経営成績 当社グループはこのような状況下におきまして、顧客ニーズに柔軟に対応した積極的な営業展開に努めてまいりました結果、総取扱量は前年同期比5.3%増加し、営業収入は前年同期比10.9%増の166億46百万円余(対前年同期16億38百万円余増)、営業総利益は前年同期比9.0%増の10億35百万円余(対前年同期85百万円余増)となりました。 営業損益は、前年同期比26.8%増の2億53百万円余の利益(対前年同期53百万円余増)、経常損益は、前年同期比9.8%増の3億98百万円余の利益(対前年同期35百万円余増)となりました。 しかしながら、前年計上した投資有価証券売却益のような特別利益がなかったため、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比18.1%減の2億67百万円余(対前年同期59百万円余減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 輸出部門 輸出部門におきましては、食料品と機械機器製品が堅調に推移しましたが、雑貨の取扱いが減少したことにより、取扱量は前年同期比で微減となりました。 また、自社倉庫での取扱量は減少したものの、取扱件数が前年同期比で増加したため収益性が改善し、輸出部門の営業収入は前年同期比8.3%増の27億23百万円余(対前年同期2億8百万円余増)、セグメント利益1百万円余(前年同期はセグメント損失53百万円余)となりました。 輸入部門 輸入部門におきましては、食料品、雑貨の取扱いが増加し、取扱量は前年同期比7.7%増となりました。 保管料収入は増加しましたが、取扱件数は前年同期比で微減となり、自社倉庫での作業も減少したことが響き、黒字化には至りませんでした。 輸入部門の営業収入は前年同期比4.0%増の51億66百万円余(対前年同期1億97百万円余増)、セグメント損失16百万円余(前年同期はセグメント損失43百万円余)となりました。 国際部門 国際部門におきましては、輸出と輸入で明暗が分かれる結果となりました。 輸出におきましては、インド、東南アジア向けの資材や、半導体関連、複合機など、アジア発の三国間案件等により取扱量が前年同期比23.2%増となりました。 また、円安により運賃水準も上昇し、営業収入も前年同期比48.4%増となりました。 一方、輸入におきましては、取扱量は前年同期比で微増とし、営業収入は前年同期比9.0%増となりましたが、円安による日本国内の消費低迷の影響で物量が減少し、競合他社との運賃競争も激化する中、厳しい運賃調整を行うことで、取扱量と既存商権の確保に注力せざるを得ませんでした。 このため、収益性の改善には至らず、また、部門全体の収入に占める割合が高いことから、セグメント利益でも貢献できませんでした。 その結果、国際部門全体の営業収入は前年同期比16.6%増の85億88百万円余(対前年同期12億23百万円余増)、セグメント利益は前年同期比14.8%減の2億円余(対前年同期34百万円余減)となりました。 倉庫部門 倉庫部門におきましては、営業収入は前年同様の54百万円余となりました。 セグメント利益は前年同期比2.8%増の51百万円余(対前年同期1百万円余増)となりました。 その他 船内荷役等の営業収入は前年同期比18.2%増の1億27百万円余となり、セグメント利益は前年同期比55.2%増の15百万円余となりました。 (注) その他のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入13百万円余を含んでおります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、11億25百万円余となり、前連結会計年度末より1億78百万円余の減少となりました。 各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金は4億61百万円余の獲得(前連結会計年度2億64百万円余の獲得)となっております。 これは主に、営業債権の増加58百万円余、立替金の増加35百万円余がありますが、税金等調整前当期純利益3億97百万円余、前受金の増加70百万円余によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動による資金は3億52百万円余の支出(前連結会計年度1億21百万円余獲得)となっております。 これは主に、有形固定資産の取得による支出3億49百万円余によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動による資金は2億87百万円余の支出(前連結会計年度4億39百万円余支出)となっております。 これは主に、長期借入金の返済による支出1億66百万円余、配当金の支払額73百万円余によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、生産・販売の形態をとらない業種のため、実態にあわせた表示をしております。 営業実績 当連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称営業実績(千円)前期比(%)輸出部門2,723,7148.3輸入部門5,166,3744.0国際部門8,588,00616.6倉庫部門54,0000.0その他127,99418.2小計16,660,09011.0消去△13,940-合計16,646,15010.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 (退職給付費用) 退職給付費用および債務の計算は、その計算の際に使われた仮定により異なります。 これらの仮定には、割引率、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率などの要因が含まれております。 これらの仮定と実際の結果との差額は発生した連結会計年度に債務認識しております。 当社は使用した仮定は妥当なものと考えておりますが、実績との差異または仮定自体の変更により、当社グループの退職給付費用および債務に影響を与える可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「重要な会計上の見積り」をご参照下さい。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析 当連結会計年度において流動資産は前連結会計年度より75百万円余減少し、固定資産は前連結会計年度より4億54百万円余増加となり、総資産は107億92百万円余と前連結会計年度より3億79百万円余の増加となりました。 流動資産減少の理由としては、国際部門の輸出において、荷動きの活発化と円安による海上運賃水準が高止まりで推移したため、国際部門の売掛金を主として受取手形、売掛金及び契約資産が53百万円余増加しましたが、国際物流網の安定化に伴い資金需要も落ち着き、運転資金として手元資金を絞り、また、設備投資に自己資金として一部充当したため、現金及び預金が1億78百万円余減少したことによります。 一方、固定資産増加については、主として大阪港築港倉庫の定温倉庫改修の設備投資を行ったため、建物及び構築物を主に有形固定資産が3億25百万円余増加、投資その他の資産においては、政策保有の商社株や金融株を中心に投資有価証券が株式市場の下支えにより1億73百万円余増加したことが要因です。 負債合計は、61億41百万円余と前連結会計年度より1億28百万円余増加しました。 流動負債は、支払手形及び営業未払金が50百万円余増加、未払法人税等が81百万円余増加し、前連結会計年度に比べ1億68百万円余増加しております。 一方、固定負債においては、複数の新たなリース契約によるリース債務が74百万円余増加、投資有価証券での繰延税金負債が39百万円余増加したものの、計画的な有利子負債圧縮策による長期借入金1億66百万円余減少により前連結会計年から39百万円余減としています。 純資産合計は、46億50百万円余と前連結会計年度に比べ2億50百万円余増加しています。 退職給付に係る調整累計額が前連結会計年度末に比べ60百万円余減少しましたが、当社グループの政策保有株式が株価を維持し、その他有価証券評価差額金が1億3百万円余増加に加え、利益剰余金が1億94百万円余増加したためです。 物流網の混乱が収まり短期的な資金需要が落ち着くなか、流動性比率の改善を図りつつ、金利上昇による利益圧迫を抑えるため、長期的な有利子負債の圧縮を計画的に進めております。 当社グループにおいては、一定の財務規律の下で利益を事業投資や株主還元に振り向けております。 当連結会計年度においては、手元資金としての現金及び預金を、既存倉庫施設の機能強化のための設備投資へと振り向け、今後は、新たな倉庫施設の機能強化を図るとともに、事業の効率化に繋がる生産性向上のためのIT関連投資の推進に努めております。 b.経営成績の分析<輸出部門> 輸出部門については、経営成績に繋がる外部要因としてグローバルなサプライチェーンの枠組みによる海外経済情勢の影響を受けます。 当連結会計年度では雑貨の取扱いが減少したものの、食料品と当社グループの主力取扱い貨物である自動車関連を中心とした機械機器製品の荷動きは堅調さを維持し、また、中部地区から輸出の半導体関連の製造機器の取扱いが伸長し、自社港湾施設の取扱量が減少したにもかかわらず、取扱件数も増加したため、前連結会計年度53百万円余のセグメント損失から、1百万円余のセグメント利益へと収益性の改善が図られました。 <輸入部門> 輸入部門については、当社グループの取扱い商品は生活消費材が中心となっており、国内の景況感による消費動向が営業収入に大きく影響します。 当連結会計年度においては、物価高騰が続く状況ながらインバウンド需要を中心に国内景況感の上向きにより、食料品、雑貨を中心に取扱量が増加しました。 加えて自社保有の港湾倉庫施設の機能強化を実施し、高付加価値の医薬品原材料の取り込みによる保管料収入が収益面で貢献したものの、自社倉庫を活用した作業を伴う収益性の高い貨物が減少したため、結果的には大幅な収益性改善にはつながらず、前連結会計年度43百万円余のセグメント損失から16百万円余のセグメント損失と黒字化には至りませんでした。 <国際部門> 国際部門については、営業収入に占める海上運賃等の仕入原価の割合が高く収益率が低い商品となっており、収入源である海上運賃の大部分は外貨建てであるため為替レートの影響を受け、仕入れの海上運賃の水準に大きく左右される商品となっています。 当連結会計年度において、国際輸出と国際輸入では、業績寄与において大きな開きが生じました。 国際輸出は、日本発インド、東南アジア向けの資材関連の荷動きが好調に推移し、加えて半導体関連や複合機など、台湾を中心としたアジア発の日本以外の第三国向け貨物が伸長した結果取扱量が大幅に増加しました。 また、円安の追い風が物量増加と運賃上昇をもたらし、前連結会計年度より営業収入は6億91百万円余増の21億21百万円余を計上、セグメント利益は40百万円余増の1億74百万円余を計上したため、収益面において当連結会計年度の業績を牽引しました。 一方、国際輸入は、靴、衣類など生活関連資材の不調や衛生関連商消費材の減少により取扱量が伸びず、営業収入の大幅な増加に繋がりませんでした。 また、円安による消費低迷の全体的な物量減少の煽りを受け、競業他社との運賃競争も激化し、既存商権の確保に注力せざるを得ない状況となり、厳しい運賃調整を迫られたため、前連結会計年度より営業収入は5億32百万円余増の64億66百万円余を計上したものの、セグメント利益は75百万円余減少し26百万円余の計上に留まりました。 <倉庫部門・その他> 倉庫部門は、安定した収益源としてセグメント利益は54百万円余を計上し、その他については、船内荷役が自動車生産再開により前連結会計年度より増加し、15百万円余の計上となりました。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 企業活動の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度は、営業債権、立替金の増加はあるものの、国際部門の輸出が利益面において大きく寄与し、財源としての利益は確保した結果、営業活動による資金は4億61百万円余の獲得となりました。 当社グループの属する港湾運送業界では、輸入部門での関税・消費税、輸出及び輸入部門における海上運賃を取引先に代わり一旦立替える商習慣が根強く残っております。 需給の緩みから来る海上運賃水準低下に伴って短期的な資金需要も収まり、また、以前より取り組んでいる取引先の口座より関税等を直接引き落とすリアルタイム口座方式への切替えや、高額海上運賃支払いに備え前受金を確保する施策が引き続き功を奏し、利益確保と共に資金獲得に寄与しました。 投資活動による資金は、既存港湾倉庫の機能強化に向け定温倉庫化の設備投資に踏み切った結果、3億52百万円余の支出としています。 財務活動による資金は、短期的に金融機関との資金調達枠を確保し急激な資金需要に備えると共に、金利水準が上昇局面の状況の下、現金及び預金を状況に見合った最適な水準に絞り込み、長期的には、シンジケートローンによる計画的に有利子負債を圧縮し、両者の調整により安定化を図っています。 主として長期借入金の返済による支出1億66百万円余により、2億87百万円余の支出としています。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度における設備投資総額は、479百万円で、主に建物であります。 なお当社グループの設備は、輸出・輸入・国際・倉庫・その他の全セグメントに関連する全社共有資産であります。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。 (1)提出会社2025年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計本社及び神戸支店(神戸市中央区)他阪神地区1営業所輸出部門輸入部門国際部門その他全社的管理業務、阪神地区における港湾運送・通関・倉庫・運送代理店業務、貿易商社との連絡業務357,3815,560307,558(4,824.72)100,3113,506774,319142六甲物流センター(神戸市東灘区)他阪神地区4拠点輸出部門輸入部門国際部門倉庫部門その他倉庫設備603,01827,133955,162(15,392.51)[15,779.43]-1,0861,586,40135名古屋支店(名古屋市港区)輸出部門輸入部門国際部門東海地区における港湾運送・通関・倉庫・運送代理店業務、貿易商社との連絡業務35,816-243,116(1,261.96)13,2140292,14832潮凪物流センター(名古屋市港区)他東海地区1拠点輸出部門輸入部門国際部門倉庫設備108,0705,990-(-)[6,344.00]-309114,36918京浜支店(東京都港区)他営業所1営業所輸出部門輸入部門国際部門京浜地区における港湾運送・通関・倉庫・運送代理店業務、貿易商社との連絡業務2,322--(-)24,559026,88175新山下倉庫(横浜市中区)他京浜地区2拠点輸出部門輸入部門国際部門倉庫設備130,2585,020275,818(5,300.70)[1,107.00]-591411,68915 (2)国内子会社2025年3月31日現在 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計大日物流㈱(東京都港区)その他-----5765761(注)1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品の合計であります。 2 土地及び建物の一部を賃借しており、年間賃借料は408,745千円であります。 賃借している土地の面積については、[ ]で外書きしています。 3 現在休止中の主要な設備はありません。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 該当事項はありません。 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 479,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 43 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 19 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,638,145 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、投資株式について、株式価格の変動または配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに、個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、取引先との長期的・安定的な関係の維持・強化を目的として、中長期的な企業価値向上の観点から、経営戦略の一環として取引先との良好な関係を構築し、事業の円滑な推進を図るため必要と判断する企業の株式を保有しています。 また、政策保有株式の資本コスト等を基準にリスクとリターンを勘案した中長期的な経済合理性を検証し保有の意義が希薄と判断される銘柄については、縮減を図ります。 当社は、毎年取締役会において、当社との取引関係状況、株式の増加数及びその理由、相互保有の有無に加え、保有株式の配当状況及び株価の推移、取引による事業収益面への影響等により保有の適否を検証し、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資すると認められない株式がある場合は、株主として相手先企業と十分な対話を行った後、当該企業の状況を勘案した上で、段階的に売却します。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式1328,660非上場株式以外の株式121,797,019 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式23,875取引先持株会を通じた株式の取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ473,110473,110(保有目的)同社は当社の取引金融機関の一つで、当社は同社との良好な取引関係の構築・維持・強化を目的に同社株式を保有しております。 当社は同社持株会社傘下の金融機関と、資金調達を中心とする様々な金融取引関係を構築しております。 (定量的な保有効果)(注)3無(注)4951,424736,632丸紅㈱126,609125,420(保有目的)同社は当社事業における主要顧客である総合商社で、当社は同社との輸出入に関わる良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3(株式数が増加した理由)取引先持株会を通じた株式の取得のため無301,267329,730豊田通商㈱(注)677,09425,698(保有目的)同社は当社事業における主要顧客である総合商社で、当社は同社との輸出入に関わる良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3無192,195263,789㈱りそなホールディングス136,190136,190(保有目的)同社は当社の取引金融機関の一つで、当社は同社との良好な取引関係の構築・維持・強化を目的に同社株式を保有しております。 当社は同社持株会社傘下の金融機関と、資金調達を中心とする様々な金融取引関係を構築しております。 (定量的な保有効果)(注)3無(注)5175,276129,421㈱三井住友フィナンシャルグループ(注)721,2617,087(保有目的)同社は当社の取引金融機関の一つで、当社は同社との良好な取引関係の構築・維持・強化を目的に同社株式を保有しております。 当社は同社持株会社傘下の金融機関と、資金調達を中心とする様々な金融取引関係を構築しております。 (定量的な保有効果)(注)3無80,68563,138㈱ノザワ36,00036,000(保有目的)同社は当社事業において取引実績のある建築資材製造会社であり、当社は神戸市に本社を構える企業として協力し、地域経済発展への貢献を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3有30,42034,452 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)名港海運㈱15,28015,280(保有目的)同社は名古屋港を中心とした港湾運送事業を展開しており、当社は同社との良好な取引関係・協業関係の維持・向上により、当地域での事業活動の拡大を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3無24,14224,448東邦レマック㈱(注)842,9624,125(保有目的)同社は当社事業における主要顧客である靴の卸売業者で、当社は同社との輸入に関わる良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3(株式数が増加した理由)取引先持株会を通じた株式の取得のため無18,64518,649㈱ジェイテクト12,50012,500(保有目的)同社は当社事業における主要顧客である日本を代表する自動車関連製品、ベアリング、工作機械等の製造会社で、当社は同社との輸出に関わる良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3無14,09317,850旭化成㈱(注)14,7004,700(保有目的)同社は当社事業において取引実績のある総合化学製造会社であり、当社は取引再開を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3無4,9205,226中山福㈱(注)110,00010,000(保有目的)同社は当社事業における主要顧客である家庭用金物日用品等の卸売及び輸出入業者で、当社は同社との輸入に関わる良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 (定量的な保有効果)(注)3無3,8303,680東海東京フィナンシャルホールディングス㈱(注)1243243(保有目的)同社は当社の取引金融機関の一つで、当社は同社との良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 当社は同社持株会社傘下の証券会社と、株式の預け入れ・市場売却や情報提供を中心とする取引関係を構築しております。 (定量的な保有効果)(注)3無117147(注)1.特定投資株式の旭化成㈱、中山福㈱及び東海東京フィナンシャル・ホールディングス㈱は、貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、該当特定投資株式が60銘柄未満のため記載しております。 2.「-」は当該銘柄を保有していないことを示しております。 3.当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載致します。 当社は毎期9月30日を基準日とし、その時点で保有する個別の政策保有株式について保有の意義を検証しております。 2024年12月13日開催の取締役会において、現状保有する政策保有株式については、いずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認し、承認を得ております。 4.㈱三菱UFJフィナンシャル・グループは当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社である三菱UFJ信託銀行株式会社は当社株式を保有しております。 5.㈱りそなホールディングスは当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社である株式会社みなと銀行は当社株式を保有しております。 6.2024年6月28日付で株式を3分割しております。 7.2024年9月30日付で株式を3分割しております。 8.2024年12月20日付で株式を10分割しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 13 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 28,660,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 12 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,797,019,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3,875,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 243 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 117,000 |
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会を通じた株式の取得 |
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 東海東京フィナンシャルホールディングス㈱(注)1 |
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | (保有目的)同社は当社の取引金融機関の一つで、当社は同社との良好な取引関係の維持・向上を目的に同社株式を保有しております。 当社は同社持株会社傘下の証券会社と、株式の預け入れ・市場売却や情報提供を中心とする取引関係を構築しております。 (定量的な保有効果)(注)3 |
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |