財務諸表
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提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-06-26 |
英訳名、表紙 | NANKAI PLYWOOD CO.,LTD. |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 丸山 徹 |
本店の所在の場所、表紙 | 香川県高松市松福町一丁目15番10号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 087(825)3615(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
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沿革 | 2【沿革】 年月事業内容1955年4月合板の製造販売を目的に香川県高松市新塩屋町に南海プライウッド株式会社設立1958年4月天井板の生産開始1962年4月香川県高松市高松町に屋島工場新設12月四国建設機器株式会社(現ナンリツ株式会社)設立(70%出資子会社・現連結子会社)1966年6月「南海天井板(ラミネート天井)」の開発・生産開始1968年10月香川県高松市郷東町に郷東工場完成、合板月産 1,650,000㎡1969年6月屋島工場拡張増設工事完成、南海天井板月産 825,000㎡1970年9月徳島市に四国建設機器株式会社徳島営業所開設1971年10月南海港運株式会社設立(100%出資子会社・現連結子会社)1972年4月四国建設機器株式会社、有限会社日協電機商会と合併し、株式会社南立電線商会に商号変更 高知市に株式会社南立電線商会高知営業所開設5月松山市に株式会社南立電線商会松山営業所開設、四国全域に販売拡大を計る1974年9月屋島工場が日本農林規格(JAS)認定工場に指定1977年1月香川県大川郡志度町(現香川県さぬき市)に志度配送センター新設、稼働1978年7月香川県大川郡志度町(現香川県さぬき市)に志度工場完成、天井板の試作工場として稼働開始1982年7月インドネシアの製材工場との資材取引を開始1983年4月準不燃天井板である「セミフネンテン」の生産開始1988年1月香川県高松市松福町に本社移転1991年2月「収納折戸」の外注委託による生産開始1992年10月資産の有効利用を図るため、休眠状態にあった南海木材株式会社(100%出資子会社)を吸収合併 株式会社南立電線商会、ナンリツ株式会社に商号変更1993年3月屋島工場の生産設備を志度工場へ移転、屋島工場を廃止し、倉庫としての利用開始1995年4月大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に上場1996年1月大阪証券取引所市場第二部に指定替4月資材調達拠点としてマレーシアに合弁会社SENTUHAMONI SDN.BHD.を設立(30%出資)7月屋島倉庫を廃止1997年4月香川県大川郡長尾町(現香川県さぬき市)に物流センター新設、稼働12月志度工場がJASの「低ホルムアルデヒド特殊加工化粧合板」、「低ホルムアルデヒド複合1種フローリング」(F1)認定を取得1998年1月日立電線㈱と共同で木質電気一体型床暖房「うたたね(シートフロア)」を開発、11月には(財)ベターリビングよりBL部品(優良な住宅部品)としての認定を取得1999年5月住宅用内装材(天井材、収納材、床材、建具類)の設計、開発および製造において、品質システムに関する国際規格であるISO9001認証(審査登録)を取得2000年6月志度工場敷地内に環境試験棟を建設7月SENTUHAMONI SDN.BHD.の株式を追加取得(出資比率65%)12月資材調達拠点としてインドネシアに合弁会社PT.NANKAI INDONESIAを設立申請(95%出資子会社・現連結子会社)2002年3月郷東工場の稼働を停止 4月南海システム作業株式会社設立(100%出資子会社) 6月南海リフォームセンター新設2003年7月志度工場がJASの「ホルムアルデヒド発散等級表示規定最上位のF☆☆☆☆」認定を取得 8月SENTUHAMONI SDN.BHD.の株式を追加取得(出資比率100%) 9月PT.NANKAI INDONESIAのスラバヤ工場が新JAS認定を取得2004年4月「ルミスト(アルミ製オープン階段)」生産開始2005年2月提案営業センター新設 ナンリツ株式会社の株式を追加取得(出資比率100%) 年月事業内容2006年3月環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001・2004年版に認証(審査登録)を取得2007年4月南海化工株式会社の株式を取得(出資比率20%・持分法適用関連会社)2009年3月グループ経営の効率化を目的として南海システム作業株式会社(100%出資子会社)を解散 6月「オドア(オーダーメイドパーティション(間仕切り扉))」生産開始2010年1月生産の効率化を目的としてSENTUHAMONI SDN.BHD.(100%出資子会社)およびEDA KILANG PAPAN SDN.BHD.(SENTUHAMONI SDN.BHD.の100%出資子会社)を解散アートフロアLIP6オリジナルシリーズ(フローリング材)の管理システムがFSCの「FSC-CoC認証」を取得2011年5月中華人民共和国の上海市に駐在員事務所を開設2012年5月南海建材商貿(上海)有限公司設立(100%出資子会社) 10月2013年11月 2014年1月2014年3月PT.NANKAI INDONESIAのインドネシア第2工場としてルマジャン工場を開設、稼働開始間仕切り棚「FIXUS(フィクサス)」、木目柄の棚板「グレインランバー」を新規開発・発売開始フランス共和国のボルドー市にNP ROLPIN SAS設立(100%出資子会社・現連結子会社)インテリアロングボード「livus(リビアス)」を新規開発・発売開始2014年4月NP ROLPIN SASがROLPIN SASの合板製造販売事業を譲受け NP ROLPIN SASがROLKEM SASの株式を取得(出資比率100%・現連結子会社)2016年8月南海建材商貿(上海)有限公司(100%出資子会社)を清算2017年3月新ブランド「収納生活NANKAI」を立ち上げ2017年7月東京ショールーム開設2019年3月 2020年4月2020年7月2021年4月2022年4月 2022年11月2022年12月 2023年12月PT.NANKAI INDONESIAにおいて、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001・2015年版と環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001・2015年版に認証(審査登録)を取得南海化工株式会社の株式を取得(出資比率60.8%・子会社化)名古屋ショールーム開設大阪ショールーム開設東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行旧朝日新町保税倉庫の移転が完了し、朝日新町資材物流センターを開設、稼働開始PT.NANKAI INDONESIAにおいて、供給リスクマネジメントとファルカタ集成板の生産力増強を目的にジュンベル工場を開設香川ショールーム開設 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループ(当社、子会社6社およびその他の関係会社1社(2025年3月31日現在)により構成)は、木質建築内装材の製造ならびに販売を行っているほか、電線電気機器の販売、一般配管工事業等を営んでおります。 セグメントごとの事業内容と当社および関係会社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の4部門のうち、「木材関連事業」および「電線関連事業」「一般管工事関連事業」については、「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業区分主要製品およびサービス主要な会社木材関連事業天井材、収納材、床材、合板、製材品の製造ならびに販売、荷役、原材料および製品の運送、梱包・荷造、木材加工品当社南海港運(株)PT.NANKAI INDONESIANP ROLPIN SASROLKEM SAS電線関連事業電線電気機器ナンリツ(株)一般管工事関連事業工業用および家庭用合成樹脂製品の制作および加工南海化工(株)サービス事業不動産賃貸事業南海興産(株) [事業系統図] 以上の企業集団等について図示すると次のとおりであります。 |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(又は被所有割合)(%)関係内容(連結子会社) ナンリツ㈱香川県高松市95,000千円電線関連事業100当社へ資材および設備を納入している。 資金援助あり。 役員の兼任あり。 設備の賃貸あり。 南海港運㈱香川県高松市41,000千円木材関連事業100当社原材料の荷役および運送をしている。 製品の配送をしている。 役員の兼任あり。 設備の賃貸あり。 南海化工㈱香川県高松市25,000千円一般管工事関連事業60.8当社製品の原材料を製造している。 資金援助あり。 設備の賃貸あり。 PT.NANKAIINDONESIA(注)2インドネシア共和国東ジャワ州12,500千US$木材関連事業100(5)当社製品の原材料を製造している。 材料等の代理購買あり。 NP ROLPIN SAS(注)2、3フランス共和国ラブエール市1,500千EUR木材関連事業100資金援助あり。 役員の兼任あり。 ROLKEM SAS(注)4フランス共和国ムーランクス市1,230千EUR木材関連事業100(100)資金援助あり。 役員の兼任あり。 (その他の関係会社) 南海興産㈱香川県高松市205,000千円不動産賃貸事業(被所有)24.93役員の兼任あり。 設備の賃貸あり。 (注)1.議決権の所有割合の( )内は、関係会社の間接所有割合を内数で記載しております。 2.特定子会社に該当しております。 3.債務超過会社で債務超過の額は、2025年3月末時点で3,010百万円となっております。 4.債務超過会社で債務超過の額は、2025年3月末時点で1,029百万円となっております。 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況 2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)木材関連事業1,687電線関連事業31一般管工事関連事業34報告セグメント計1,752全社(共通)28合計1,780(注)1.従業員数は嘱託契約の従業員を含み、パートタイマーを除いた就業人員であり、臨時従業員数については従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。 2.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (2) 提出会社の状況 2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)43443.716.14,564,995 セグメントの名称従業員数(人)木材関連事業406報告セグメント計406全社(共通)28合計434(注)1.従業員数は嘱託契約の従業員を含み、パートタイマーを除いた就業人員であり、臨時従業員数については従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。 2.平均年間給与は、税込支給額であり、賞与および基準外賃金を含んでおります。 3.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者6.120.067.573.264.2(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 ② 連結子会社 連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社は、「経営ならびに製品の独自性と安定成長」を基本理念に、変化する外部環境に対して柔軟に対応できる経営体制のもと、メーカーの使命である製品の安定供給を続けてまいります。 そのために、原材料仕入先である現地子会社ならびに協力工場に対して技術的援助をおこない、安定的な調達を実現してまいります。 また、環境問題につきましては、現地の規制強化にともない植林事業への投資を実施いたしております。 今後も市場ニーズを先取りしたオリジナル製品の開発により、顧客満足度の高い住宅内装メーカーを目指してまいります。 (2) 経営戦略等 当社製品の販売に大きく影響を及ぼす新設住宅着工戸数は、今後の少子高齢化・人口減少社会において大きく減少することが予想されています。 このような市場環境の変化の中、当社グループにおいては新設住宅着工数に依存しない新たな事業に積極的に取り組むことにより、持続的な成長を図ってまいります。 具体的にはリフォーム市場、DIYやECビジネスなどの個人向け市場、非住宅市場などへの製品展開を図ってまいります。 そのためには、徹底的なマーケティングにより顧客のニーズやライフスタイルの変化を的確にとらえる必要があります。 ショールームやSNSなどを活用した市場動向の分析により省施工型の収納製品やデザイン性、快適性、居住性に優れた戦略的商品開発を推進することにより、顧客満足度、品質、コストパフォーマンスに優れた独自性のある製品展開に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、これまで同様安定した財務基盤のもとに持続的な成長を図る観点から「売上高成長率」「売上高営業利益率」「自己資本比率」を重要な経営指標として位置づけ、収益基盤を拡大していくことにより企業価値の継続的拡大を目指しております。 <「売上高成長率」「売上高営業利益率」「自己資本比率」推移>回次68期69期70期71期72期決算年月2021年3月2022年3月2023年3月2024年3月2025年3月売上高成長率(%)△1.613.05.13.14.8売上高営業利益率(%)8.59.93.93.63.9自己資本比率(%)81.175.471.774.475.1(注)「売上高成長率」につきましては前期比較により算出しております。 (4) 経営環境今後の我が国の経済情勢は企業業績の回復、所得環境の改善を受けて経済活動は一定の回復基調を続けるものと思われます。 しかし、エネルギー・資源価格の高止まり、円安基調等の継続の影響によりアフターコロナの消費者の購買動向は慎重さが続くものと思われ、当面の間内需型製造業にとって厳しい経営環境になることが想定されます。 このような状況の下、当社は引き続き収納材のトップメーカーを目指して、当社の強み・得意分野の拡充を図り、新設住宅着工戸数の減少予測等の事業を取巻く様々な課題の解決に向けて新規市場での採算性の向上等に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループといたしましては、安定した財務基盤を背景に今後の市場動向を注視し、製品の安定供給を確保するとともに、製造原価低減と品質向上に努めて、中期の経営戦略に定めたターゲットに向かって製品開発やそれぞれのアクションプランの確実な実施を目指しております。 また、経営の透明度を高め効率性・健全性を追求すべく、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組み、コンプライアンス体制につきましては企業倫理および法令遵守の基本体制を構築してまいります。 さらに海外情勢の変化、災害などに対するリスク分散など事業の継続性を確保するための整備を図ってまいります。 こうした企業活動を通じて高収益体質の企業を目指すとともに、顧客に安心してご使用いただける住宅内装材を供給できる体制を整えてまいります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティ 当社グループは、「独自の発想と経営で革新にチャレンジし、お客様の求める真の価値を創造することで、ステークホルダーおよび社会と調和のある安定成長の実現」を経営理念としており、これを実現するための行動規範として「持続可能な社会の実現のための企業倫理の遵守」「顧客満足度の高い製品開発」「あらゆる環境の保全と持続」を掲げております。 これらの実践を通じて、ステークホルダーの期待に応え、社会とともに持続可能な発展をしていくことが当社のサステナビリティ活動の基本であると考えております。 当社グループはこの考え方のもと、ESGを重視し持続的な企業価値の向上を図るため、環境や社会の課題解決に向けたサステナビリティに関する取り組みを進めてまいります。 ①ガバナンス 当社グループは気候変動問題や人的資本をはじめとしたサステナビリティ課題への対応は、持続的な企業価値の成長のための重要な経営課題として捉えており、サステナビリティへの取組みを活性化させるためサステナビリティ委員会を設置しております。 サステナビリティ委員会は、代表取締役が指名した担当役員を委員長とした取締役会の下部組織であり、委員会で議論した内容は必要に応じて取締役会に報告されます。 当委員会は社内のサステナビリティ課題単位の推進組織と連携し、これらに関する情報の収集や分析、計画の立案、達成状況の評価を行います。 また、特に重要な事項については取締役会で議論し、サステナビリティ課題と事業経営との一体化を図ります。 取締役会決裁 ▲ 報告 ▼ 監督・指示 サステナビリティ委員会 ▲ 報告 ▼ 監督・指示 サステナビリティ課題単位の推進組織進捗 当社における重要なマテリアリティ主な推進事項気候変動を中心とした環境課題への対応温室効果ガスの定量化と排出削減多様な人材の育成とイノベーションの創出女性活躍推進、男性育休取得率向上人材育成、ライフワークバランス危機管理の推進による強固な事業体制の構築BCP対策、従業員の安全堅守災害・ビジネス・コンプライアンスリスク対策 ②リスク管理 当社グループは、事業リスク全般の抽出および評価を各部門の担当役員が実施し、事業経営に与える影響が重要なリスクについては取締役会に報告され、回避・軽減策の協議や決定、見直しを行います。 気候変動リスク等をはじめとしたサステナビリティ課題に係るリスクも同様に、サステナビリティ委員会において抽出および評価を実施し、特に重要性が高いと評価されたリスクについては、取締役会による監督・指示体制のもと、グループ全体での情報共有、リスク低減に努めております。 (2)人的資本 当社では、暮らしにイノベーションをもたらす企業として、業務および生活において異なる経験・価値観を持つ社員がお互いに刺激を受け合いながら新たな価値を生み出すことを目指しております。 そのために、性別や家庭環境に関わらず仕事と家庭を両立できる環境の整備、および社員が外部から新しい知見を取り入れ、多角的な視点を持って組織へ貢献できるような人材育成を推進してまいります。 ①戦略 性別や家庭環境に関わらず多様な人材が仕事と家庭を両立できる環境を整え、従業員が持続的に成長できる人材育成を推進することで、当社の成長戦略に貢献することを目指してまいります。 当社では、今後女性社員が会社の重要な意思決定へ関与を深めるための取り組みとして、まずは基幹的な業務を担う総合職において女性の積極採用を行っています。 現在当社の女性管理職比率は6.1%と高くはありませんが、将来的な管理職登用を見据えた採用および育成に取り組んでまいります。 また、当社では従来ワークライフバランスの推進に向け、時間外勤務の抑制や女性の産後復帰率100%実現に努めてまいりました。 これらを今後も継続すると同時に、男性社員による育児休暇取得率の向上にも努め、性別に関わらず仕事と家庭の両立ができる環境整備を進めてまいります。 人材育成方針につきましては、現在実施している階層別・職種別研修のプログラムを強化することに加え、自己啓発制度の受講促進にも注力してまいります。 2023年度より自己啓発制度のさらなる充実を目指し、学びたいときに学べる動画学習サービスを希望者に向け提供開始いたしました。 社員の研修制度利用率を高め、一人一人が新たな知見を業務に取り入れることで、新しい視点での発案や業務効率向上などの価値創出に繋げられるような支援を行っております。 ②指標及び目標 当社では、上記において記載した、人材の多様性を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について次の指標を用いております。 当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。 実績(前事業年度)実績(当事業年度)目標(2025年度)女性総合職比率8.7%10.7%10.0%男性労働者の育児休業取得率40.0%20.0%50.0%育児休業からの復帰率100.0%100.0%100.0%継続教育制度利用延べ人数355名213名200名以上継続 |
戦略 | ①戦略 性別や家庭環境に関わらず多様な人材が仕事と家庭を両立できる環境を整え、従業員が持続的に成長できる人材育成を推進することで、当社の成長戦略に貢献することを目指してまいります。 当社では、今後女性社員が会社の重要な意思決定へ関与を深めるための取り組みとして、まずは基幹的な業務を担う総合職において女性の積極採用を行っています。 現在当社の女性管理職比率は6.1%と高くはありませんが、将来的な管理職登用を見据えた採用および育成に取り組んでまいります。 また、当社では従来ワークライフバランスの推進に向け、時間外勤務の抑制や女性の産後復帰率100%実現に努めてまいりました。 これらを今後も継続すると同時に、男性社員による育児休暇取得率の向上にも努め、性別に関わらず仕事と家庭の両立ができる環境整備を進めてまいります。 人材育成方針につきましては、現在実施している階層別・職種別研修のプログラムを強化することに加え、自己啓発制度の受講促進にも注力してまいります。 2023年度より自己啓発制度のさらなる充実を目指し、学びたいときに学べる動画学習サービスを希望者に向け提供開始いたしました。 社員の研修制度利用率を高め、一人一人が新たな知見を業務に取り入れることで、新しい視点での発案や業務効率向上などの価値創出に繋げられるような支援を行っております。 |
指標及び目標 | ②指標及び目標 当社では、上記において記載した、人材の多様性を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について次の指標を用いております。 当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。 実績(前事業年度)実績(当事業年度)目標(2025年度)女性総合職比率8.7%10.7%10.0%男性労働者の育児休業取得率40.0%20.0%50.0%育児休業からの復帰率100.0%100.0%100.0%継続教育制度利用延べ人数355名213名200名以上継続 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①戦略 性別や家庭環境に関わらず多様な人材が仕事と家庭を両立できる環境を整え、従業員が持続的に成長できる人材育成を推進することで、当社の成長戦略に貢献することを目指してまいります。 当社では、今後女性社員が会社の重要な意思決定へ関与を深めるための取り組みとして、まずは基幹的な業務を担う総合職において女性の積極採用を行っています。 現在当社の女性管理職比率は6.1%と高くはありませんが、将来的な管理職登用を見据えた採用および育成に取り組んでまいります。 また、当社では従来ワークライフバランスの推進に向け、時間外勤務の抑制や女性の産後復帰率100%実現に努めてまいりました。 これらを今後も継続すると同時に、男性社員による育児休暇取得率の向上にも努め、性別に関わらず仕事と家庭の両立ができる環境整備を進めてまいります。 人材育成方針につきましては、現在実施している階層別・職種別研修のプログラムを強化することに加え、自己啓発制度の受講促進にも注力してまいります。 2023年度より自己啓発制度のさらなる充実を目指し、学びたいときに学べる動画学習サービスを希望者に向け提供開始いたしました。 社員の研修制度利用率を高め、一人一人が新たな知見を業務に取り入れることで、新しい視点での発案や業務効率向上などの価値創出に繋げられるような支援を行っております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ②指標及び目標 当社では、上記において記載した、人材の多様性を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について次の指標を用いております。 当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。 実績(前事業年度)実績(当事業年度)目標(2025年度)女性総合職比率8.7%10.7%10.0%男性労働者の育児休業取得率40.0%20.0%50.0%育児休業からの復帰率100.0%100.0%100.0%継続教育制度利用延べ人数355名213名200名以上継続 |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価および財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。 なお、以下の文中における将来の事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況について当社グループの営業収入における重要な部分を占める住宅向け収納建材の需要は、新設住宅着工戸数の影響を受けます。 従いまして、景気後退による経済状況の悪化等から、大幅な新設住宅着工戸数の減少がある場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 海外事情の変化について当社グループはインドネシアより原材料を調達することで、コスト削減を進めております。 そのため、現地の政治および経済の状況が変化した場合や自然災害の発生によって、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 為替レートの変動について当社グループの主力製品である住宅向け収納建材の資材等の一部は海外子会社から調達しております。 為替レートの変動は、外貨建て取引により発生する資産・負債および仕入価格に影響を与える可能性があります。 為替の変動リスクをヘッジするために為替予約および通貨オプション等を行っており、為替変動の製品コストへの影響を最小限にとどめておりますが、急激な為替変動は当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 価格競争について当社グループは安定した高品質を確保した上で、徹底した生産の合理化や海外子会社から資材調達等によりコスト削減に取り組んでおりますが、新設住宅のコスト削減傾向と、新設住宅着工戸数の減少傾向のため、業界における価格競争がさらに激しくなった場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 災害について近い将来発生が予想される南海トラフ地震等による災害が、広範囲でかつ深刻なものであった場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 海外子会社の業績について当社のフランス子会社であるNP ROLPIN SASは、主として合板の製造および販売を行っております。 同社は、2014年の買収当初より業績の低迷が続いているため、経営全般にわたる積極的な経営支援を含む経営再建計画を策定し、業績の回復を図っておりますが、今後同社の業績が回復しない場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではフランス子会社に対してコスト削減や品質向上のための更なる技術支援およびインドネシア子会社からの製品供給などの販売支援に取り組み、欧州市場での競争力を向上させることでフランス子会社の業績回復に鋭意取り組んでまいります。 なお当社は、フランス子会社のNP ROLPIN SASに対して1百万ユーロの資本投資、28百万ユーロの融資を行っておりますが、経営再建計画における利益計画とは想定以上の乖離が発生しており、2025年3月末時点においては、同社が3,010百万円の債務超過となったため、当事業年度に貸倒引当金繰入額1,747百万円を追加計上しております。 これにより当社が同社の株式に対して計上した関係会社株式評価損は1,820百万円、同社への貸付金に対して計上した貸倒引当金は3,010百万円になります。 また、当社は、NP ROLPIN SASの完全子会社であるROLKEM SASに対して、2025年3月末時点において10百万ユーロの運転資金融資を行っております。 ROLKEM SASは主要な販売先の内製化や、原材料価格の上昇等により利益計画の達成が困難な状況が続いており、同社は1,029百万円の債務超過となりました。 そのため当社はROLKEM SASの債務超過額に対して、当事業年度に貸倒引当金繰入額184百万円を追加計上しております。 これにより同社への貸付金に対して計上した貸倒引当金は1,029百万円になります。 今後NP ROLPIN SASおよびROLKEM SASの業績が回復せず、純資産価値が引き続き毀損した場合には、追加で損失を計上するリスクがあります。 連結財務諸表上におきましては、フランス子会社の業績は毎期の連結業績および連結財政状態に反映されております。 なお、連結グループ内の事象であるため当社の子会社に対する関係会社株式評価損や貸倒引当金は計上されません。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、円安の影響によるインバウンド需要の拡大が進行し、緩やかな回復傾向となりました。 一方で、中東やウクライナ情勢など地政学的リスクの影響により、資源・エネルギー価格をはじめとした物価は依然として高止まりの状況にあり、米国の政策動向など世界経済の下振れリスクも多く、国内経済の先行きは不透明な状況が続いております。 住宅関連業界におきましては、建築資材価格や、労務費、運賃等の上昇により住宅価格が高騰していることに加え、日銀の金融緩和政策の転換に伴う住宅ローン金利上昇の懸念から、住宅取得マインドの低下が一層強まり2024年1月~2024年12月における新設住宅着工戸数は、792,195戸と前年同期比で3.3%減少しました。 そのうち当社の主力である持家の着工戸数は218,175戸と前年同期比で2.8%の減少となり、今後の経営を取り巻く環境は益々厳しさを増しております。 このような状況のなか、当社グループは主力の木材関連事業で、主に為替対策による資材価格高騰への対応や、更なる物流コスト低減のためのサプライチェーンの見直し等、各種コストダウンを徹底し、物価上昇圧力による販売価格への転嫁を極力抑えるための取組みに努めました。 また、収納製品のシェア拡大を目指し商品ラインナップの拡充を継続いたしました。 具体的には2025年2月に集中収納特化型のストックルーム収納「モノック」を発売いたしました。 「モノック」は家中に分散されがちなストック品や防災備蓄品、置き場所に困っていた物を一括収納することで、居住スペースをよりスッキリさせ、暮らしを快適にすることをコンセプトにした新商品です。 このようなお客様の潜在的なニーズを反映した商品の発売と併せて、アートランバーの新色や棚板の前面にR加工と4面エッジテープを施したRタイプの発売等、お客様の要望に応えた既存商品のラインナップ拡充にも努めました。 一方で、新市場における取組みとしては為替変動に強いグループ体制の確立を目指して、販売用資材の開発と海外市場開拓に向けた体制強化などに取り組みました。 またリフォーム(リノベーション含む)市場や集合住宅市場の開拓にも積極的に取り組み、リフォーム市場における売上高は前年より大きく伸長しております。 当社はこれらの各市場における製品の認知度向上を目指して、現在全国に4か所の収納特化型ショールームを展開しておりますが、今年度においては6,800名を超えるお客様が来場される等、想定以上の盛況となりました。 更に収納を通して暮らしに役立つ様々な情報を発信する当社の公式インスタグラムはフォロワー数が8.4万人まで増加し、公式YouTubeチャンネルにおいて新商品「ラクロ」の紹介動画の再生回数は36万回に到達する等、SNSを通じた当社製品の認知度向上の取組みにも大きな手応えを得ることができました。 今後も、高品質でお客様の暮らしをより快適にする商品を積極的に展開していくとともに、体感型ショールームやSNSツールを掛け合わせた積極的な情報発信を推進し、収納のトップメーカーを目指してまいります。 電線関連事業では、四国エリアを中心に電線および電設資材を販売しております。 当エリアにおきましては、引き続き大型の新設物件が低迷しておりますが、資材価格の高騰による電材の仕入価格が更に上昇しており、利益を圧迫する状況が一段と厳しさを増しております。 このような市場環境において、価格競争に対応するための価格設定や利益管理を徹底し、大型物件と小口物件それぞれの販路開拓に積極的にチャレンジしてまいります。 一般管工事関連事業では、西日本エリアにおける化学プラント向け配管工事、ライニング工事を中心とした事業展開をしております。 工場の設備改修等の需要は安定しているものの、業界全体の人材不足問題が深刻な状況である中、当社グループも同様に人材不足の状況が継続しており、引き続き現場管理の人員や体制の整備強化が必要な状況が継続しております。 市場環境は好調であることから引き続き技術向上や人材確保に努め収益拡大に取り組んでまいります。 この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ231百万円増加し、32,485百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ206百万円減少し、8,019百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ437百万円増加し、24,466百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高24,921百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益961百万円(前年同期比13.4%増)、経常利益1,655百万円(前年同期比10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益101百万円(前年同期比89.3%減)となりました。 当連結会計年度における各セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (木材関連事業) 当セグメントにおける、国内市場については円安相場による仕入コストの上昇に対する為替対策やその他のコスト全般に対する削減施策を徹底し、販売価格への転嫁の影響を極力抑えることに注力いたしました。 また積極的な商品展開やSNSを活用した販売促進の取組み等を実施した他、リフォーム市場や集合住宅市場への販路開拓も推進いたしました。 その結果新設住宅着工戸数が落ち込むなか、前期以上の国内売上高を確保することができました。 海外市場については、フランス子会社の合板製造販売事業において、製造工程の見直しおよび販路開拓による黒字化を目指しております。 これまで原材料であるフランス海岸松合板の材質に起因する歩留まり改善策として各工程への設備投資や生産工程の省エネ化等を推進してきたことにより、製造原価は当初計画の水準まで改善いたしました。 しかし、欧州経済の停滞が継続していることから、海岸松合板に関する市況も悪化しており、販売数量および操業度の回復が今後の経営改善の重要課題となっております。 引き続き販売体制の強化と販路拡大を推進し黒字化を目指してまいります。 結果、当セグメントの経営成績は、売上高22,263百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント利益852百万円(前年同期比16.8%増)となりました。 (電線関連事業) 当セグメントでは、新規顧客の開拓、小口販売の拡充等の営業強化に取り組みました。 電材仕入価格の高止まりの状況や業界内の価格競争が継続しておりますが、大型物件の受注を獲得できたことにより、今期の売上高は堅調に推移いたしました。 しかし大型物件の利益率は小口販売と比較して低い傾向がありセグメント利益率は前年同期より低下する状況となりました。 結果、当セグメントの経営成績は、売上高2,085百万円(前年同期比27.6%増)、セグメント利益23百万円(前年同期比6.5%減)となりました。 (一般管工事関連事業) 当セグメントでは、引き続き顧客の設備投資および設備改修工事が好調であり、今期も安定的に工事物件を受注することができました。 しかし資材価格の高止まりの状況は未だ継続しており、利益額は前年同期より低下する状況となりました。 結果、当セグメントの経営成績は、売上高572百万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益58百万円(前年同期比11.1%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における当社グループの現金および現金同等物(以下「資金」という。 )は、前連結会計年度末に比べ196百万円減少し、3,314百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は2,461百万円(前年同期比27.9%減)となりました。 これは、主な増加要因としては、税金等調整前当期純利益986百万円、棚卸資産の減少額883百万円、減価償却費830百万円、減損損失642百万円等であるのに対し、減少要因として、売上債権の増加額717百万円、法人税等の支払額661百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は1,978百万円(前年同期比21.2%増)となりました。 これは、主に有形固定資産の取得による支出1,871百万円、無形固定資産の取得による支出39百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は672百万円(前年同期比48.4%減)となりました。 これは、主に長期借入れによる収入100百万円、長期借入金の返済による支出632百万円、配当金の支払額144百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績及び受注実績当社グループの生産品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 b.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)増減率(%)木材関連事業(千円)22,263,6213.2電線関連事業(千円)2,085,44827.6一般管工事関連事業(千円)572,3732.8合計(千円)24,921,4434.8(注)1.セグメント間取引につきましては、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)SMB建材株式会社6,249,92026.36,352,74125.5住友林業株式会社4,386,12918.44,475,45318.0ジャパン建材株式会社2,516,09610.62,610,55810.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。 以下の文中における将来の事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析 当連結会計年度末の資産につきましては、総資産の額が32,485百万円となり、前連結会計年度末と比べ231百万円の増加となりました。 主な要因は、機械装置及び運搬具(純額)914百万円の増加、デリバティブ債権488百万円の減少、建設仮勘定251百万円の減少等によるものです。 負債につきましては、負債合計の額が8,019百万円となり、前連結会計年度末と比べ206百万円の減少となりました。 主な要因は、長期借入金544百万円の減少、繰延税金負債228百万円の増加、支払手形及び買掛金101百万円の増加等によるものです。 純資産につきましては、純資産合計の額が24,466百万円となり、前連結会計年度末と比べ437百万円の増加となりました。 主な要因は、為替換算調整勘定824百万円の増加、繰延ヘッジ損益390百万円の減少等によるものです。 b.経営成績の分析(売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1,146百万円増加し、24,921百万円(前年同期比4.8%増)となりました。 これは主に、木材関連事業において収納建材の商品ラインナップ拡充に加えて各種収納プランの提案、販売活動に注力したことやリフォーム市場への売上高が増加したことで伸長したものであります。 各セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、木材関連事業が89.3%、電線関連事業が8.4%、一般管工事関連事業が2.3%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ113百万円増加し、961百万円(前年同期比13.4%増)となりました。 これは主に、木材関連事業における売上高の増加の影響に加え、為替対策をはじめとする各種コスト削減等によるものであります。 また、連結売上高営業利益率は3.9%(前年同期3.6%)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、為替差益542百万円により前連結会計年度に比べ225百万円減少し、978百万円(前年同期比18.7%減)となりました。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ76百万円増加し、284百万円(前年同期比36.6%増)となりました。 以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ188百万円減少し、1,655百万円(前年同期比10.2%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、固定資産売却益10百万円により、10百万円(前年同期比3.5%増)となりました。 特別損失は、フランス子会社のNP ROPIN SASにおける減損損失642百万円の計上により、前連結会計年度に比べ655百万円増加し、679百万円(前年同期は24百万円)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ847百万円減少し、101百万円(前年同期比89.3%減)となりました。 セグメント毎の経営成績に関しましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源および資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金を含む有利子負債の残高は4,240百万円となっております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,314百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当社の特徴を生かした、時代のニーズに合った商品の開発を進めております。 研究開発は、木材関連事業セグメントにおいて、天井材、収納材、床材、その他の4部門に分け、当社商品開発グループ(当連結会計年度末現在12名)で行っております。 当連結会計年度の主な研究開発の概要とその成果および工業所有権の取得状況は次のとおりであります。 (1) 天井材部門新柄の検討パネルタイプの検討 (2) 収納材部門新中段・枕棚の開発システム収納部材の開発ファルカタLVL・合板の検討ボックス収納ユニットの開発 (3) 床材部門サニタリーフロアの拡販・補助 (4) その他新規アームハングシステムの開発ストラボシステムの開発 (5) 工業所有権の取得状況2025年3月31日現在 登録件数出願中の件数合 計特 許5件1件6件意 匠8件0件8件商 標15件1件16件 なお、当連結会計年度において、上記の研究開発に要した費用の総額は109百万円となりました。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当社グループは、木材関連事業を中心に1,895百万円の設備投資(無形固定資産への投資を含む)を実施いたしました。 主なものといたしましては、フランス子会社の増産合理化設備に1,411百万円、基幹システムのサーバ更改に168百万円の投資を行いました。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社2025年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)その他(千円)合計(千円)志度工場(香川県さぬき市)木材関連事業天井・収納材生産設備878,707392,4921,016,617(99,173)41,9482,329,766181本社(香川県高松市)木材関連事業その他の設備412,9971,377136,873(2,721)173,702724,950179朝日新町資材物流センター(香川県高松市)木材関連事業配送、保管設備606,477750309,442(17,384)9,859926,52921物流センター(香川県さぬき市)木材関連事業配送、保管設備216,1755,5571,944,744(71,225)15,8282,182,30553賃貸等不動産(香川県高松市)-その他の設備1,368,078-581,172(54,805)1,0261,950,277-(注)帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定は含んでおりません。 (2) 国内子会社2025年3月31日現在 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)その他(千円)合計(千円)ナンリツ㈱(香川県高松市)電線関連事業総括及び販売業務施設22,31180,803111,334(2,431)4,511218,96231(注)帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定は含んでおりません。 (3) 在外子会社2025年3月31日現在 会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)その他(千円)合計(千円)PT.NANKAI INDONESIA(インドネシア共和国東ジャワ州)木材関連事業製材、加工設備498,648348,009660,774(390,354)1,5951,509,0281,142NP ROLPIN SAS(フランス共和国ラブエール市)ROLKEM SAS(フランス共和国ムーランクス市)木材関連事業製造設備、販売施設59,6151,689,45047,192(273,813)2,4921,798,751102(注)帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定は含んでおりません。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの2025年3月31日現在における重要な設備計画の概要は次のとおりであります。 新設会社名及び事業所名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完成予定年月総額(千円)既支払額(千円)着手完了南海プライウッド株式会社物流センター香川県さぬき市木材関連事業倉庫新設103,3161,353自己資金2025年3月2025年12月PT. NANKAIINDONESIAジュンベル工場(注)インドネシア共和国東ジャワ州木材関連事業工場新設1,141,000886,097自己資金、銀行借入2020年12月2025年9月(注)2024年9月に完了予定でありましたが、計画の見直しを行なったため、完成予定年月を変更しております。 |
研究開発費、研究開発活動 | 109,000,000 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 1,895,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 44 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 16 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 4,564,995 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株価の変動、配当金によって利益を受け取ることを目的とする場合を純投資目的である投資株式とし、株式の保有先との良好な取引関係を構築して、当社の事業発展に資することを目的とする場合を純投資目的以外の目的である株式投資と考えておりますが、基本的には後者の当社の事業発展に資する場合に限定して株式を保有するものとしています。 また、当社は、当社株式を政策保有株式として保有している会社から売却の申し出があった場合、当該会社との取引を縮減することを示唆するなどにより、売却を妨げる行為は行いません。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社では、取締役会において、保有先企業との取引状況、保有先企業の財政状態、経営成績および株価、配当等の状況を確認して、年に1回、政策保有の継続の可否について判断しております。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式446,020非上場株式以外の株式10632,036 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式142,475木材関連事業の得意先と良好な取引関係を維持発展させるため。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有目的の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱百十四銀行72,10072,100保有目的は、同社は主要取引金融機関であり、財務面での取引があり、資金調達等の円滑化のため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、借入金利、外国為替手数料、送金手数料等の優遇による経費削減など。 有250,547214,641住友林業㈱37,00037,000保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 有166,833181,818大東建託㈱6,0006,000保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無91,890104,700OCHIホールディングス㈱(注)227,00027,000保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無36,47745,630ファースト住健㈱30,00030,000保有目的は、同社の関連会社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 有32,85035,640㈱愛媛銀行30,00030,000保有目的は、同社は主要取引金融機関であり、財務面での取引があり、資金調達等の円滑化のため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、借入金利、外国為替手数料、送金手数料等の優遇による経費削減など。 有32,19034,080飯田グループホールディングス㈱3,6193,619保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無8,2537,214住友不動産㈱1,0001,000保有目的は、同社の関連会社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無5,5935,797 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)大和ハウス工業㈱1,0001,000保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無4,9384,528JKホールディングス㈱(注)32,4502,450保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 無2,4642,626(注)1.保有の合理性につきましては個別銘柄ごとに当社の保有の意義、経済的合理性を検証し、保有継続の適否を見直しております。 2.OCHIホールディングス株式会社は当社株式を保有しておりませんが、同子会社である越智産業株式会社は当社株式を保有しております。 3.JKホールディングス株式会社は当社株式を保有しておりませんが、同子会社であるジャパン建材株式会社は当社株式を保有しております。 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 46,020,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 10 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 632,036,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 42,475,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 2,450 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 2,464,000 |
株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 木材関連事業の得意先と良好な取引関係を維持発展させるため。 |
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | JKホールディングス㈱(注)3 |
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 保有目的は、同社は木材関連事業の主要な得意先であり、良好な取引関係を維持発展させるため。 定量的な保有効果は、配当金の受け取り、売上による利益獲得など。 |
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |
Shareholders
大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2025年3月31日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 南海興産株式会社香川県高松市常磐町2丁目13番地424124.93 公益財団法人南海育英会香川県高松市常磐町2丁目13番地415516.06 株式会社百十四銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) 香川県高松市亀井町5番地の1(東京都中央区晴海1丁目8番12号)464.83 小林 茂新潟県新発田市303.12 四国興業株式会社香川県高松市塩屋町8番地1242.53 株式会社愛媛銀行愛媛県松山市勝山町2丁目1242.51 丸山 徹香川県高松市232.46 INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)ONE PICKWICK PLAZA GREENWICH,CONNECTICUT 06830 USA(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号)202.10 株式会社商工組合中央金庫東京都中央区八重洲2丁目10-17202.06 上田八木短資株式会社大阪市中央区高麗橋2丁目4-2202.06計-60662.66(注)当社は自己株式を41,693株を所有しておりますが、上記大株主からは除外しております。 |
株主数-金融機関 | 9 |
株主数-金融商品取引業者 | 15 |
株主数-外国法人等-個人 | 1 |
株主数-外国法人等-個人以外 | 18 |
株主数-個人その他 | 457 |
株主数-その他の法人 | 42 |