財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-06-25 |
英訳名、表紙 | The Sumitomo Warehouse Co., Ltd. |
代表者の役職氏名、表紙 | 社長 永田 昭仁 |
本店の所在の場所、表紙 | 大阪市北区中之島三丁目2番18号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 大阪06(6444)1183(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2【沿革】 年月経歴1899年7月住友家の個人営業で住友倉庫の商号により倉庫業を開始。 本店を大阪、支店を神戸に設置。 1919年1月東京支店を設置。 1921年2月住友合資会社倉庫部に改組。 1923年8月株式会社住友倉庫を設立し、住友合資会社の業務(大阪、神戸及び東京における倉庫業、港湾運送業)を継承。 1942年12月港湾運送事業等統制令により港湾運送業務の大部分を関係各地の港運会社に譲渡。 1944年5月日本倉庫統制株式会社に倉庫業務の一切を供出し、倉庫営業を休止。 1945年12月日本倉庫統制株式会社の解散により業務を復元、営業再開。 1947年9月九州地区の拠点として博多臨港倉庫株式会社(現・連結子会社。 2008年4月「住友倉庫九州株式会社」に商号変更)を設立。 1948年6月神戸港の港運業者ニッケル.エンド.ライオンス株式会社(現・連結子会社)に出資。 1948年10月貨物自動車運送事業を目的として井住運送株式会社(現・連結子会社)を設立。 1948年12月閉鎖機関に指定された各地港運会社から船舶等の返還を受け、港湾運送業を再開。 1949年12月横浜支店を設置。 1950年10月大阪証券取引所及び東京証券取引所に株式を上場(2013年7月、大阪証券取引所の現物市場は東京証券取引所の現物市場に統合)。 1968年4月神戸及び東京でコンテナターミナル業務を開始、以後主要各港におけるコンテナターミナル業務が本格化。 1970年2月名古屋支店を設置。 1972年11月サンフランシスコに駐在員事務所を設置。 1974年10月大阪市西区に川口住倉ビルディングを建設、賃貸開始。 以後不動産賃貸業務が本格化。 1978年9月ドイツに駐在員事務所を設置。 以後国際輸送業務が本格化。 1982年7月ドイツに全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (Deutschland) GmbH(現・連結子会社。 1986年10月「Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH」に商号変更)を設立。 1985年4月米国に全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (U.S.A.),Inc.(現・連結子会社)を設立。 1985年11月IATA(国際航空運送協会)貨物代理店資格を取得、以後航空貨物取扱業務が本格化。 1988年2月東京都中央区に東京住友ツインビルディングを建設、賃貸開始。 1988年10月シンガポールに全額出資の現地法人Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd(現・連結子会社)を設立。 1992年8月国際航空貨物の単独混載業を開始。 1993年3月香港に全額出資の現地法人香港住友倉儲有限公司(現・連結子会社)を設立。 1993年12月中国に全額出資の現地法人上海住友倉儲有限公司(現・連結子会社)を設立。 1996年12月東京都大田区で免震構法を採用したトランクルーム専用倉庫を建設。 1998年3月神戸市東灘区で当社初の冷蔵設備を併設した倉庫を建設、冷蔵貨物の取扱いを開始。 1999年11月航空貨物部がISO9002認証を取得。 2006年4月コンピュータソフトウエア受託開発等を事業内容とするアイスター株式会社(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 2006年9月貨物自動車運送事業等を事業内容とする遠州トラック株式会社(現・連結子会社)の発行済株式の総数の60.0%を公開買付けにより取得し子会社化。 2006年11月中国に全額出資の現地法人住友倉儲(中国)有限公司(現・連結子会社)を設立。 2007年8月サウジアラビアに現地資本との合弁会社Rabigh Petrochemical Logistics LLC(現・持分法適用関連会社)を設立。 2011年9月J-WeSco株式会社を通じて米国の海運会社Westwood Shipping Lines, Inc.の全株式を取得し子会社化。 2013年12月倉庫入出庫・保管業務、輸出入貨物取扱・通関業務及び国際複合一貫輸送業務におけるISO9001認証取得。 2015年5月AEO制度に基づく特定保税承認者の承認取得。 2017年6月AEO制度に基づく認定通関業者の認定取得。 2017年7月倉庫業等を事業内容とする株式会社若洲(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 2022年6月J-WeSco株式会社が、その子会社であるWestwood Shipping Lines, Inc.の全株式を譲渡。 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社40社及び関連会社9社で構成されており(2025年3月31日現在)、倉庫業、港湾運送業、国際輸送業及び陸上運送業等の物流事業並びに事務所及び土地等の賃貸等を行う不動産事業を営んでおります。 当社は総合物流事業者として物流事業及び不動産事業に携わっております。 連結子会社の事業の当社グループにおける位置付け及び各事業セグメントとの関連は、次のとおりであります。 物流事業(1) 倉庫業国内における、寄託を受けた物品を倉庫に保管する業務並びに寄託貨物の入出庫及びこれに付随する流通加工等の業務であって、住友倉庫九州㈱、㈱若洲等が行っております。 (2) 港湾運送業国内の港湾における、海上運送に接続する貨物の船積み及び陸揚げ並びにその荷捌き等の業務であって、泉洋港運㈱、ニッケル.エンド.ライオンス㈱等が行っております。 (3) 国際輸送業陸海空の各種輸送手段を結合し、輸出入貨物の国際複合輸送を取り扱う業務並びに海外における保管、荷役及び運送等を取り扱う業務であって、Sumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc.、Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH、Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd、Union Services (S'pore) Pte Ltd、Rojana Distribution Center Co., Ltd.、住友倉儲(中国)有限公司、香港住友倉儲有限公司等が行っております。 (4) 陸上運送業国内における、自動車を使用する貨物運送業務並びに自動車及び鉄道による運送を取り扱う業務であって、遠州トラック㈱、井住運送㈱等が行っております。 (5) その他事業ソフトウエア開発等上記事業に関連する業務であって、アイスター㈱等が行っております。 不動産事業事務所及び土地等を売買、賃貸及び管理する業務であって、住倉建物サービス㈱等が行っております。 当社及び関係会社を、それぞれが携わる主な事業により区分した系統図は次のとおりであります。 (注)1.矢印は役務の流れを示しております。 2.下線は在外の会社(21社)であります。 |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称(住所)資本金主要な事業の内 容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容役員の兼任等(人)資金の貸付営業上の取引設備の賃貸借[連結子会社] アイスター株式会社(大阪市中央区)百万円40物流事業100.0兼任 2-ソフトウエア開発のための技術者の派遣-井住運送株式会社(兵庫県尼崎市)百万円100物流事業100.0兼任 1当社から長期貸付887百万円当社取扱貨物の陸上運送事務所・土地賃貸遠州トラック株式会社(注4,5)(静岡県袋井市)百万円1,284物流事業不動産事業61.0--当社から保管・荷役業務の提供当社取扱貨物の陸上運送事務所・倉庫賃貸大阪梱包運輸株式会社(大阪市港区)百万円18物流事業100.0兼任 1-当社から港湾運送の提供当社取扱貨物の港湾運送事務所賃貸神港作業株式会社(神戸市中央区)百万円25物流事業100.0(10.0)兼任 1-当社取扱貨物の荷役業務事務所賃貸住友倉庫九州株式会社(福岡市博多区)百万円80物流事業100.0兼任 2当社から短期貸付109百万円及び長期貸付3,116百万円当社取扱貨物の保管業務土地賃貸泉洋港運株式会社(神戸市中央区)百万円55物流事業90.1(11.6)[7.6]兼任 1-当社から保管・荷役業務の提供当社取扱貨物の港湾運送事務所・倉庫賃貸大成海運株式会社(愛媛県新居浜市)百万円12物流事業100.0兼任 1-当社取扱貨物の港湾運送事務所賃貸ニッケル.エンド.ライオンス株式会社(神戸市中央区)百万円40物流事業62.0兼任 1当社から短期貸付76百万円及び長期貸付723百万円当社から港湾運送の提供当社取扱貨物の港湾運送-株式会社若洲(東京都江東区)百万円80物流事業100.0兼任 1当社から短期貸付99百万円及び長期貸付3,975百万円当社取扱貨物の保管・流通加工業務-Sumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc.(注3)(米国・ロスアンゼルス)US$13,984,000物流事業100.0--当社取扱貨物の米国内物流-Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH(ドイツ・デュッセルドルフ)EUR4,936,134物流事業100.0--当社取扱貨物の欧州内物流事務所・倉庫・土地賃貸Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd(注3)(シンガポール)S$24,400,000物流事業100.0--当社取扱貨物のシンガポール国内物流-Union Services (S'pore) Pte Ltd(シンガポール)S$500,000物流事業100.0----Rojana Distribution Center Co., Ltd.(タイ・アユタヤ)THB75,000,000物流事業86.5(48.5)-当社から短期貸付65百万円及び長期貸付205百万円当社取扱貨物のタイ国内物流-住友倉儲(中国)有限公司(注3)(中国・上海)US$20,000,000物流事業100.0--当社取扱貨物の中国内物流- 名称(住所)資本金主要な事業の内 容議決権の所有又は被所有割合(%)関係内容役員の兼任等(人)資金の貸付営業上の取引設備の賃貸借香港住友倉儲有限公司(中国・香港)HK$4,000,000物流事業100.0--当社取扱貨物の香港内物流-その他19社-------[持分法適用関連会社] 5社------- (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2.「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )は、間接所有割合を内数で示し、[ ]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合を外数で示しております。 3.特定子会社に該当しております。 4.有価証券報告書を提出しております。 5.営業収益(連結会社相互間の内部営業収益を除く。 )の連結営業収益に占める割合が10%を超えておりますが、当該連結子会社は、有価証券報告書の提出会社であるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況 2025年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)物流事業4,213[837]不動産事業49[5]全社(共通)188[21]合計4,450[863] (注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は年間の平均人員を[ ]内に外数で記載しております。 (2) 提出会社の状況 2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)87637.713.18,143 セグメントの名称従業員数(人)物流事業722不動産事業14全社(共通)140 合計876 (注)1.従業員数は就業人員であります。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 (3) 労働組合の状況 当社及び連結子会社における2025年3月31日現在の組合員数は910名であります。 そのうち、当社の労働組合は住友倉庫労働組合(1952年7月18日結成)と称し、2025年3月31日現在の組合員数は636名であり、全日本倉庫運輸労働組合同盟に加盟しております。 なお、労使関係について特記すべき事項はありません。 (4) 男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 ①提出会社当事業年度補足説明男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者68.460.860.779.1 対象期間:2024年4月1日から2025年3月31日まで (注)1.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 3.管理職に占める女性労働者の割合は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき、他の指標を公表しているため、有価証券報告書上の記載は省略しております。 ②連結子会社当事業年度補足説明名称男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者遠州トラック㈱71.453.668.863.2対象期間:2024年4月1日から2025年3月31日までアイスター㈱66.785.785.789.1対象期間:2024年4月1日から2025年3月31日まで (注)1.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 3.管理職に占める女性労働者の割合は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき、他の指標を公表しているため、有価証券報告書上の記載は省略しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針当社グループは、「信用を重んじ」「確実を旨とし」「浮利にはしらず」という「住友の事業精神」のもと、「物流という万人が必要とする社会インフラを、時代をこえて真摯に下支えするとともに、お客様と社会が求める新たなサービスの創造に努める」を企業理念としております。 この企業理念が表す精神は、1899年(明治32年)の当社の創業以来、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業を含む総合的な物流事業及びオフィスビル賃貸業を中心とする不動産事業等へ業容を拡大した現在に至るまで、一世紀以上にわたり一貫して受け継がれております。 当社グループは、今後もこの企業理念のもと、事業を通じて社会に貢献しつつ、持続的な成長を目指してまいります。 (2) 当社の事業環境及び中長期的な会社の経営戦略当社グループを取り巻く環境は、国内においては物価高の影響で個人消費は力強さを欠きましたが、設備投資が持ち直すなど、緩やかな景気回復が続いております。 海外においては、米国では個人消費や雇用は総じて拡大傾向を示し、景気は概ね堅調に推移しております。 中国では不動産不況の出口が見えない中、内需の低迷が長引き景気は減速傾向を示しております。 また、環境・社会・ガバナンス(ESG)の重要性に対する意識の高まりやデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進といった近年の様々な変化は、今後より一層加速していくものと考えられます。 このような状況下、当社グループは、長期ビジョン“Moving Forward to 2030”のもと、グローバル化の進展に伴い増大する各種リスクにも適切に対処し、社会に不可欠な物流サービスを幅広いステークホルダーの皆様に対して安定的に提供してまいります。 「長期ビジョン“Moving Forward to 2030”」① モノをつなぐ物流の結節点である倉庫と港湾を主軸に更に信頼性の高い物流サービスを提供します。 また、物流業以外の業種との連携を深め、デジタル技術等を積極的に導入・活用することにより、各種の変化に迅速に対応しながら、物流における新たな価値を創造します。 ② 世界をつなぐ日本、アジア、欧州、米州の四極を中心に国際物流ネットワークの更なる拡充を図り、お客様の強固で安定的なグローバル・サプライチェーン構築を支えます。 ③ ヒトをつなぐ貴重な経営資源である人材の育成を更に強化するとともに、少子高齢化等の社会の変化に対応し、柔軟で多様な働き方を導入し、ヒトを惹きつける会社であり続けます。 ④ 時代をつなぐ120年を超える伝統をもつ企業グループとして、先人から受け継いだ有形無形の資産を後の世代に継承しつつ、お客様と社会の発展に貢献していきます。 「第五次中期経営計画」2023年3月に策定しました2023年度から2025年度までの3か年の第五次中期経営計画では、物流・不動産の両事業に経営資源を集中することとし、物流事業では、国内外の拠点の拡充を進め、海外における物流事業も拡大を図ってまいります。 また、DXを推進し、業務の効率化・自動化に取り組むとともに、顧客にとって、より一層付加価値の高い物流サービスの提供を進めてまいります。 不動産事業では、これまで培ってきた賃貸事業のノウハウを活かし、積極的な事業投資のほか、事業領域の拡大を進め、収益力の向上を図ってまいります。 あわせて、気候変動という人類共通の課題に対しては、温室効果ガス排出量の削減目標を設定のうえ、その達成に向けた取組みを進めるとともに、当社グループの事業の発展を支える「人」への投資を充実させ、持続的な成長を目指してまいります。 なお、第五次中期経営計画では、業績目標として2025年度(計画最終年度)の連結営業収益2,300億円、連結営業利益180億円、また、設備投資額(3か年累計)として850億円をそれぞれ計画しております。 財務指標については、財務基盤の健全性を維持したうえで、ROEは7%を目標としております。 また、政策保有株式については、2028年3月末までに約100億円(2022年3月末簿価の約10%相当)の縮減を目標としておりました。 2025年5月、これを2年前倒しすることとし、2026年3月末までに残りの約60億円を売却しこれを完了することとしております。 (3) 対処すべき課題今後の経済環境は、国内においては雇用・所得環境が改善する中で緩やかな景気回復が続くと予想されますが、米国の高関税政策がもたらす景気の下振れや物価高による消費回復の鈍化が懸念されます。 海外においては米国の政策動向により、米国では物価上昇に伴う個人消費の減速、中国では米国向け輸出の減少等が危惧されるなど、景気の先行き不透明感が一層強まっております。 物流業界では、輸出入貨物の荷動きは回復傾向が続くと期待されますが、米国の高関税政策を巡る不確実性が高まっており、貿易摩擦等による荷動き低迷のおそれもあります。 不動産業界では、賃貸用オフィスビルの堅調な需要を背景に賃料水準は上昇傾向が続くものと予想されます。 このような情勢の中、2025年度は現行の中期経営計画の最終年度でありますが、当社グループを取り巻く事業環境は同計画策定時から大きく変化しており、当初の目標達成が厳しい状況にあります。 これを踏まえ、本年度は中長期的な企業価値向上を図るべく、次期の中期経営計画の策定を見据えて、物流事業の持続的な成長と不動産事業の収益規模拡大等のための施策に取り組んでまいります。 当社グループは、社会に不可欠な物流サービスを安定的に提供すべく、2030年を見据えた長期ビジョンに基づくミッションを遂行し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果とは大きく異なる可能性があります。 (1)サステナビリティ全般当社は「住友倉庫グループ企業行動指針」を取締役会決議により策定しており、同指針では、従業員が環境保全、人権・人格の尊重、顧客・取引先との健全な関係の確立及び地域社会への貢献などに取り組む旨を定め、従業員はサステナビリティに関する課題に積極的・能動的に取り組むこととしております。 また、2020年5月策定の当社グループの長期ビジョン「Moving Forward to 2030」の策定に際しては、2030年までの10年間に当社グループが果たすべき役割として「人材育成の強化」、「持続的な成長の確保」を挙げて取締役会で検討を行いました。 2023年3月策定の当社グループの第五次中期経営計画(計画期間:2023年度~2025年度)においては、ESG経営を推進することとし、「環境負荷の軽減及び気候変動問題への取組み」並びに「「人」への投資強化」等を掲げております。 「環境負荷の軽減及び気候変動問題への取組み」については、2030年度までに当社単体のスコープ1・2において、温室効果ガス排出量を2018年度比で50%削減することを目標としております。 「「人」への投資強化」については、女性活躍のための施策及びダイバーシティを推進するほか、教育・研修プログラムの拡充等により従業員一人ひとりの成長の実現を促し、当社グループの持続的な成長につなげていくこととしております。 ①ガバナンス当社は、社長を委員長とするCSR委員会を設置して、当社グループにおけるコンプライアンス、リスク管理、財務報告に係る内部統制、情報セキュリティ、人権、労働安全衛生、当社グループが提供するサービスの品質改善及び環境保全等に関する事項を審議のうえ、諸施策を推進しております。 CSR委員会に内部統制部会、CSIRT部会、人権部会、安全・品質部会及び環境部会を置いて、上記の事項に関する諸施策を検討しております。 取締役会は、これらのうち重要な事項についてCSR委員会から、また、人的資本に関する重要な事項については総務部をはじめとする担当部門から、それぞれ報告を受けることによって、当社グループにおけるサステナビリティ全般への取組みについて、適切な監督が図られるよう体制を整えております。 なお、特に重要な事項については、取締役会において意思決定を行っております。 また、当社は、主要な子会社を対象とした内部統制連絡会を設置しており、同連絡会において環境保全、コンプライアンスをはじめとするサステナビリティ全般に関する事項の情報共有及び意見交換等を行うとともに、当社グループにおける適正な業務遂行に関する指導を行っております。 体制図 CSR委員会の構成委員長社長副委員長各役付執行役員委員総務部長、経理部長、事業推進部長、業務部長、海上業務部長、海外事業部長、関連事業部長、開発事業部長、情報システム部長、監査部長 ②リスク管理当社は、リスク管理規則において定められた基本方針等に基づき、サステナビリティに関する事項を含め、当社グループの事業活動上のリスクに関する管理体制を整備しております。 当社グループの事業活動における重大なリスクが顕在化した場合には、可能な限り損失を回避するよう努めているほか、当社グループにおいて不測の事態や危機が発生した場合の報告体制、対応要領等を整備しております。 組織全体のリスク管理については、CSR委員会の内部統制部会において、当社グループ全体のリスクマネジメントを行っております。 同委員会では、リスク管理上重要な事項についてはその都度、環境関連の法規制遵守状況については年1回の報告が行われております。 コンプライアンス、リスク管理、財務報告に係る内部統制、情報セキュリティ、人権、労働安全衛生、当社グループが提供するサービスの品質改善及び環境保全等のCSR委員会が取り扱う事項については、同委員会において検討・モニタリングを実施しております。 なお、リスク管理の詳細は、「3 事業等のリスク」に記載しております。 (2)人的資本・多様性①戦略人的資本に関する取組みとしては、長期ビジョンにおいて当社グループが2030年までに果たすべきミッションの一つとして「ヒトをつなぐ」を定めており、貴重な経営資源である人材の育成を更に強化するとともに、少子高齢化等の社会の変化に対応した柔軟で多様な働き方を導入し、ヒトを惹きつける会社であり続けるよう努めております。 また、人材育成の観点から、従業員全員を対象とした複数度の階層別研修をはじめ、新任管理職研修、課所長研修及び海外派遣研修、特定のスキル醸成を目的とした語学研修及び経理研修など、多様な研修を通じた人的資本への投資を積極的に行っております。 人材育成については、「社員の成長は企業の成長、そして企業ひいては社会に貢献できる人材を育成し社会の発展に尽くしたい」という思いのもと、従業員のキャリアアップを考慮した多彩な研修制度を設けております。 特にグローバル人材の育成を目的として、海外派遣研修等を実施し、海外で活躍するために必要となる異文化に対する理解や海外物流知識の習得等を促しております。 また、女性の活躍は重要な課題の一つと考えており、採用時におきましては職場や仕事のイメージを明確にしてもらうため、就職希望者と若手従業員との懇談の場である「キャリアライブ」を開催しております。 入社後においても他社と共同で開催している女性総合職研修や管理職候補の女性総合職を対象とする外部研修への参加など、女性総合職の中長期的なキャリア形成を支援しております。 社内環境整備については、働きやすい環境を整備することで従業員の能力が十分に発揮できるよう、時間外労働の削減や年次有給休暇の取得を促進しているほか、男性従業員の育児参加の促進に向けた行動計画を策定しております。 また、社内において総合職及び事務職(一般職)を横断できる職種転換制度を設けており、柔軟な働き方が可能な制度設計としております。 さらに、労働環境整備の一環として、従業員の安全・健康に関しては、階層別研修等においてメンタルヘルスやハラスメントに関する研修を実施しております。 また、性別にかかわらず従業員が長く働き続けられる会社であり続けられるよう、育児休業制度を法定以上に充実させるなど、多様性の確保に向けた取組みを推進しております。 ②指標及び目標当社では、上記「①戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 なお、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループに係る記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指標目標実績(2025年3月末)男女の平均継続勤務年数の差異1年未満1.6年 (3)気候変動当社グループは、気候変動対策は事業上の重要課題の一つであるという認識のもと、持続可能な社会の実現に貢献するため、企業活動による環境負荷を軽減するなど、環境保全に着実かつ継続的に取り組んでおります。 その一環として、当社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が定めた情報開示フレームワークに基づき、気候変動によってもたらされる当社事業へのリスクと機会を分析し、リスクの低減と事業機会の拡大を目指すとともに、温室効果ガス排出量の削減目標を定めております。 ①ガバナンス当社は、気候変動を重要な経営課題の一つとして認識しております。 取締役会による監督のもと、CSR委員会において、気候変動に関する課題の特定、経営判断、業務執行を行う体制を構築しております。 当該体制の概要は、上記(1)サステナビリティ全般に記載のとおりであります。 気候変動に関する課題については、CSR委員会の環境部会において、環境保全を担当する事業推進部の参画の下、リスクの特定、戦略への反映を行い、課題の解決に向けて全社に展開しております。 また、環境関連の課題や取組目標に対して、年1回CSR委員会及び取締役会に報告することとしております。 ②戦略分析の時点を2030年とし、分析対象は当社の物流事業及び不動産事業並びに遠州トラック株式会社の物流事業としました。 分析は、リスクと機会の整理、社会変化と事業への影響の整理、対応策の検討という手順で実施しました。 シナリオについては、脱炭素社会の実現を目指す1.5℃未満シナリオと、気候変動対策がされず物理的リスクが顕在化する4℃シナリオを想定し、各外部機関によって整理されたシナリオを適宜参照しながら、社会変化を整理のうえ、財務影響の分析に活用しております。 分析の方法①リスクと機会の整理②社会変化と事業への影響の整理③対応策の検討気候変動に伴い当社・遠州トラック株式会社の事業に対してリスク及び機会となりうる項目を検討し、影響度が大きい項目を整理2030年における社会変化を想定し、それが事業にどのような影響を与えうるかを整理社会変化による事業への影響を踏まえ、対応策を検討 シナリオの想定シナリオ概要主な参照シナリオ1.5℃未満シナリオ2050年にGHG排出ネットゼロを目指す等、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5℃未満に抑制するため、2℃シナリオ以上に各国における政策・規制が強化されるとともに、社会における環境や気候変動への意識も現状に比べて大きく高まる・IEO World Energy Outlook 2021. Sustainable Development Scenario / Net Zero Emissions by 2050 Scenario・IPCC SSP1-1.94℃シナリオ既に実施済みの政策に加え、公表済みの政策が実現されることを想定したシナリオであり、政策・規制は1.5℃、2℃シナリオよりも弱い想定。 GHG排出量も当面は増加する可能性があり、社会的にも環境や気候変動への意識は現状の延長線上で推移する・IEO World Energy Outlook 2021. Stated policies Scenario・IPCC SSP5-8.5 社会変化と対応策の検討結果・1.5℃未満シナリオ脱炭素社会への移行が進む1.5℃未満シナリオでは、GHG排出への課税や規制の強化、エネルギーコストの急増などの移行リスクの影響が大きいと考えられます。 財務影響としては、GHG排出コストの増加や光熱費の増加、建築資材価格の上昇に伴う建築コストの増加、GHG報告義務に対応するための人件費の増加などが考えられます。 定量化が可能な項目について財務インパクトを算出した結果、GHG排出コストの増加による影響が大きく、遠州トラック株式会社ではその傾向が顕著であることが分かりました。 このような状況での対応策として想定されるのは、省エネの推進をはじめ、太陽光発電装置の新設やGHG排出量の報告に係る作業の効率化、不動産事業においては環境認証等の取得を進めることでコスト削減をすることなどです。 また遠州トラック株式会社では、上記の取組みに加えて、低燃費車両の導入やエコドライブの推進に取り組むことが考えられます。 これらの対応策を講ずることで事業への影響を軽微なものに緩和することができますが、今後の環境変化を継続的にモニタリングしながら、定量分析の拡充を適宜進めることで、気候変動に対するレジリエンスを高めるとともに、環境変化に対応した価値創造を実現してまいります。 1.5℃未満シナリオ 社会変化と対応策の検討結果・4℃シナリオ気候変動対策がされず、物理的リスクが顕在化する4℃シナリオでは、台風や洪水などの極端な気象事象が増すほか、気温上昇による労働環境の悪化が生じます。 財務影響としては、物流事業では燃料コストの増加のほか、自然災害の激甚化に伴う事業停止による売上高の減少、労働環境の悪化に伴う人手不足に起因するコストの増加のほか、不動産事業では工期の長期化による建築コストの増加、BCPに対する意識の浸透に伴う沿岸部や河川に近い不動産の相対的な競争力低下による収益の減少、また共通の影響として、自然災害の激甚化に伴う修繕コスト及び支払保険料の増加などが考えられます。 定量化が可能な項目について財務インパクトを算出した結果、物流事業では労働力不足による売上高の減少が相対的に大きく影響することが分かりました。 また、遠州トラック株式会社では業務停止による売上高の減少のほか、燃料価格の高騰によるコスト増加の影響が大きいことが分かりました。 このような状況での対応策として、省エネの推進のほか、物流事業では労働環境の改善、不動産事業ではレジリエントな不動産施設開発・運営を通じた競争力の強化などを図ることが考えられます。 また遠州トラック株式会社では、上記の取組みに加えて低燃費車両の導入やエコドライブの推進のほか、災害時にも業務の継続を可能とするための代替ルート・代替輸送手段の確保等を進めることが考えられます。 これらの対応策を講ずることで事業への影響を軽微なものに緩和することができますが、今後の環境変化を継続的にモニタリングしながら、定量分析の拡充を適宜進めることで、気候変動に対するレジリエンスを高めるとともに、環境変化に対応した価値創造を実現してまいります。 4℃シナリオ ③リスク管理当社が留意すべき気候関連のリスクに関しては、定期的に行う社内外調査結果を基に、CSR委員会の環境部会において、特定・評価を実施し、特定・評価されたリスクに関しては、全社で共有するとともに、戦略に関してはCSR委員会の環境部会を通じて反映させます。 当社では、気候変動に関する施策の検討を行う環境部会とリスク管理に関する施策を検討している内部統制部会との連携体制を、CSR委員会を通じて構築することで、全社におけるリスクマネジメント体制と気候変動に関するリスクマネジメント体制を統合しております。 CSR委員会では、環境関連の法規制遵守状況について年1回の報告が行われております。 ④指標及び目標今回のシナリオ分析の結果に基づき、次のとおり、戦略とリスク管理に即して用いる指標と目標を設定し、達成に向けた取組みを行います。 また、目標に対する実績の開示を進めます。 指標具体的な目標対象範囲温室効果ガス排出量2030年度までに当社単体のスコープ1・2において、温室効果ガス排出量を2018年度比で50%削減株式会社住友倉庫 |
戦略 | ①戦略人的資本に関する取組みとしては、長期ビジョンにおいて当社グループが2030年までに果たすべきミッションの一つとして「ヒトをつなぐ」を定めており、貴重な経営資源である人材の育成を更に強化するとともに、少子高齢化等の社会の変化に対応した柔軟で多様な働き方を導入し、ヒトを惹きつける会社であり続けるよう努めております。 また、人材育成の観点から、従業員全員を対象とした複数度の階層別研修をはじめ、新任管理職研修、課所長研修及び海外派遣研修、特定のスキル醸成を目的とした語学研修及び経理研修など、多様な研修を通じた人的資本への投資を積極的に行っております。 人材育成については、「社員の成長は企業の成長、そして企業ひいては社会に貢献できる人材を育成し社会の発展に尽くしたい」という思いのもと、従業員のキャリアアップを考慮した多彩な研修制度を設けております。 特にグローバル人材の育成を目的として、海外派遣研修等を実施し、海外で活躍するために必要となる異文化に対する理解や海外物流知識の習得等を促しております。 また、女性の活躍は重要な課題の一つと考えており、採用時におきましては職場や仕事のイメージを明確にしてもらうため、就職希望者と若手従業員との懇談の場である「キャリアライブ」を開催しております。 入社後においても他社と共同で開催している女性総合職研修や管理職候補の女性総合職を対象とする外部研修への参加など、女性総合職の中長期的なキャリア形成を支援しております。 社内環境整備については、働きやすい環境を整備することで従業員の能力が十分に発揮できるよう、時間外労働の削減や年次有給休暇の取得を促進しているほか、男性従業員の育児参加の促進に向けた行動計画を策定しております。 また、社内において総合職及び事務職(一般職)を横断できる職種転換制度を設けており、柔軟な働き方が可能な制度設計としております。 さらに、労働環境整備の一環として、従業員の安全・健康に関しては、階層別研修等においてメンタルヘルスやハラスメントに関する研修を実施しております。 また、性別にかかわらず従業員が長く働き続けられる会社であり続けられるよう、育児休業制度を法定以上に充実させるなど、多様性の確保に向けた取組みを推進しております。 |
指標及び目標 | ②指標及び目標当社では、上記「①戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 なお、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループに係る記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指標目標実績(2025年3月末)男女の平均継続勤務年数の差異1年未満1.6年 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ①戦略人的資本に関する取組みとしては、長期ビジョンにおいて当社グループが2030年までに果たすべきミッションの一つとして「ヒトをつなぐ」を定めており、貴重な経営資源である人材の育成を更に強化するとともに、少子高齢化等の社会の変化に対応した柔軟で多様な働き方を導入し、ヒトを惹きつける会社であり続けるよう努めております。 また、人材育成の観点から、従業員全員を対象とした複数度の階層別研修をはじめ、新任管理職研修、課所長研修及び海外派遣研修、特定のスキル醸成を目的とした語学研修及び経理研修など、多様な研修を通じた人的資本への投資を積極的に行っております。 人材育成については、「社員の成長は企業の成長、そして企業ひいては社会に貢献できる人材を育成し社会の発展に尽くしたい」という思いのもと、従業員のキャリアアップを考慮した多彩な研修制度を設けております。 特にグローバル人材の育成を目的として、海外派遣研修等を実施し、海外で活躍するために必要となる異文化に対する理解や海外物流知識の習得等を促しております。 また、女性の活躍は重要な課題の一つと考えており、採用時におきましては職場や仕事のイメージを明確にしてもらうため、就職希望者と若手従業員との懇談の場である「キャリアライブ」を開催しております。 入社後においても他社と共同で開催している女性総合職研修や管理職候補の女性総合職を対象とする外部研修への参加など、女性総合職の中長期的なキャリア形成を支援しております。 社内環境整備については、働きやすい環境を整備することで従業員の能力が十分に発揮できるよう、時間外労働の削減や年次有給休暇の取得を促進しているほか、男性従業員の育児参加の促進に向けた行動計画を策定しております。 また、社内において総合職及び事務職(一般職)を横断できる職種転換制度を設けており、柔軟な働き方が可能な制度設計としております。 さらに、労働環境整備の一環として、従業員の安全・健康に関しては、階層別研修等においてメンタルヘルスやハラスメントに関する研修を実施しております。 また、性別にかかわらず従業員が長く働き続けられる会社であり続けられるよう、育児休業制度を法定以上に充実させるなど、多様性の確保に向けた取組みを推進しております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ②指標及び目標当社では、上記「①戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 なお、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループに係る記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指標目標実績(2025年3月末)男女の平均継続勤務年数の差異1年未満1.6年 |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.経済環境に関連するリスク(1) 事業環境の変化当社グループは、倉庫業、港湾運送業、国際輸送業及び陸上運送業等を総合的に組み合わせた物流事業、首都圏及び関西地区等における保有資産の有効活用を中心とした不動産事業を展開しております。 物流事業においては、国内外の景気変動や社会情勢の変化が荷動きの悪化、競争激化を通じて、また、不動産事業においてはオフィスビルの供給過剰等による市況の変化、需給バランスの変動により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替変動当社グループは、連結財務諸表の作成に当たっては、海外連結子会社の財務諸表を円換算しております。 また、当社及び一部の国内連結子会社においては、外貨建取引を行っており、外貨建債権・債務を有しております。 当社グループでは、外貨建債権・債務のバランスを考慮した為替変動の影響を緩和する措置を講じておりますが、為替変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 投資有価証券の時価下落当社グループは、取引先との関係の維持・強化を目的とした投資有価証券を保有しております。 投資有価証券については株式相場の下落や投資先の財政状態の悪化により、投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上します。 これにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 退職給付会計当社グループは、割引率等の前提条件に基づき計算された退職給付債務と時価評価された年金資産により退職給付に係る負債を計上しております。 割引率の低下や年金資産の時価下落により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 2.事業活動に関連するリスク(1) 公的規制の変化当社グループは、事業を展開する各国において、事業・投資の許可をはじめ、保管、荷役、運送、通商、独占禁止、租税、為替規制、環境、各種安全管理等の法規制の適用を受けております。 これらの規制が変更された場合又は新たな規制が導入された場合、これを遵守するためのコストが発生する可能性があるほか、事業戦略の変更を余儀なくされたときは、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) グローバルな事業展開におけるリスク当社は、北米、欧州、中国、東南アジア及び中近東等において、関係会社を通じて事業を展開しております。 海外での事業展開には、上記(1)の現地の法律や規制の変更リスクに加え、不確実性の高い政治・経済環境、テロ・紛争・その他の要因による社会的混乱などのリスクが内在しております。 これらのリスクに対しては、現地情勢の調査研究の実施、グループ内外からの情報収集等により、どこに不確実性があるかを特定し、どのようなシナリオがあるかを検討し、その予防・回避に努めておりますが、リスクが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 燃料油価格の変動当社グループの物流事業における港湾運送業及び陸上運送業においては、燃料油の調達が不可欠となっております。 燃料油価格は、原油の需給バランス、産油国の政情、投機資金の流入その他の要因により変動します。 燃料油価格が変動した場合、当社グループは顧客の理解を得ながら運賃等に反映しておりますが、高騰した場合には費用の増加分を運賃等に全て転嫁することができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業用資産の減損当社グループは、事業用資産(土地、建物等)を保有しております。 事業用資産は、物流事業資産については管理会計上の区分に基づき、不動産事業資産及び遊休資産については個別物件ごとにグルーピングを行っており、時価下落や収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合は、資産グループごとに帳簿価額を回収可能額まで減額し、減損損失を計上します。 これにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報の漏洩当社は、企業の文書・磁気テープ・フィルム等情報記録媒体の保管等を行っており、最新鋭のセキュリティシステムの導入及び関係部署における情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO27001の認証取得など、情報記録媒体の管理・保護には万全を期す体制を整備しております。 さらに、ISO27001については外部審査機関による継続審査を通じて体制の維持・改善を図っております。 しかし、万一情報の外部漏洩等が発生した場合には、社会的信用の低下のほか、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 3.自然環境等に関連するリスク(1) 自然災害と事故当社グループは、自然災害や不測の事故の発生に備えて、倉庫や賃貸ビルなどの保有施設及び受託貨物等に対し保険を付しております。 しかし、予測不可能な自然災害や事故に起因する被害を全て保険により填補できるとは限らないため、これらの被害の発生により当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 感染症当社グループは、急速かつ世界的な感染症の流行に備え、対策マニュアルや体制の整備などを行っております。 しかし、国際的な人の往来が活発化するなかで、新たな感染症の発現に伴う人的被害の発生や社会インフラの機能不全などにより、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 情報システム関係当社は、基幹業務システム等を構成するサーバーを自然災害やセキュリティに対する安全対策の整ったデータセンターに設置する等、コンピュータの運用を含めた安全管理の徹底を図っております。 また、外部からのサイバー攻撃や不正アクセスを監視・防止する管理体制、及び大規模障害時においては早期に復旧し業務を継続できる体制を構築しております。 しかし、災害やサイバー攻撃等によりシステムが一定期間以上停止し、業務処理及び顧客への情報提供等が停滞した場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 地球環境保全等の取組み当社グループは、気候変動対策をはじめとする地球環境保全が事業上の重要課題の一つであるという認識のもと、持続可能な社会の実現に貢献するため、温室効果ガス排出量の削減目標を設定のうえ、自社施設における太陽光発電システムの導入など、企業活動における環境負荷低減に向けた取組みを継続しております。 また、拠点集約による物流の効率化やモーダルシフトをはじめとした、顧客のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量の削減に資する保管・輸送サービスの提供に努めております。 しかしながら、当社グループの地球環境保全に関する取組みが消極的と評価された場合は、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 なお、これらは当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクを例示したものであり、これらに限定されるものではありません。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績等の状況当期の経済環境は、国内においては物価高の影響で個人消費は力強さを欠きましたが、設備投資が持ち直すなど、緩やかな景気回復が続きました。 海外においては、米国では個人消費や雇用は総じて拡大傾向を示し、景気は概ね堅調に推移しました。 中国では不動産不況の出口が見えない中、内需の低迷が長引き景気は減速傾向を示しました。 物流業界では、2024年問題に伴う輸送力不足が懸念されましたが、業界はもとよりサプライチェーン全体で事前に準備を進めた結果、国内貨物の荷動きに対する影響は限定的でした。 不動産業界では、賃貸用オフィスビルの竣工が続いたものの、空室率は僅かに低下し、賃料水準は緩やかな上昇傾向が続きました。 このような情勢のもと、当期の経営成績等は以下のとおりとなりました。 a. 経営成績の状況 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前連結会計年度比増減金額(百万円)比率(%)営業収益184,661193,3988,7374.7営業利益13,18713,275880.7経常利益16,88017,4976173.7親会社株主に帰属する当期純利益12,49020,0657,57560.6 セグメント別の状況は次のとおりであります。 (ⅰ)営業収益内訳前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前連結会計年度比増減金額(百万円)比率(%)物流事業173,868182,7108,8415.1(倉庫収入)(31,413)(32,138)(725)(2.3)(港湾運送収入)(30,349)(32,534)(2,185)(7.2)(国際輸送収入)(50,661)(54,875)(4,213)(8.3)(陸上運送ほか収入)(61,444)(63,161)(1,717)(2.8)不動産事業11,36011,274△85△0.8(不動産事業収入)(11,360)(11,274)(△85)(△0.8)計185,228193,9848,7554.7セグメント間内部営業収益△567△585△18-純営業収益184,661193,3988,7374.7 (ⅱ)営業利益 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)前連結会計年度比増減金額(百万円)比率(%)物流事業13,34514,0697245.4不動産事業5,3245,413891.7計18,66919,4838144.4調整額△5,481△6,207△726-営業利益13,18713,275880.7 b. 財政状態の状況 前連結会計年度末(百万円)当連結会計年度末(百万円)前連結会計年度末比増減金額(百万円)比率(%)資産合計436,920439,8472,9260.7負債合計172,115165,701△6,414△3.7純資産合計264,804274,1459,3413.5 c. キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー22,03431,733投資活動によるキャッシュ・フロー△16,019△10,045財務活動によるキャッシュ・フロー△5,015△25,273現金及び現金同等物に係る換算差額432587現金及び現金同等物の増減額(△は減少)1,432△2,996連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△6-現金及び現金同等物の期末残高47,94744,950 ②セグメントごとの主要業務の取扱高等 a. 物流事業(ⅰ)倉庫業(イ)保管用面積内訳前連結会計年度(2024年3月31日現在)当連結会計年度(2025年3月31日現在)所有庫980,156㎡991,307㎡借庫337,988㎡337,111㎡計1,318,145㎡1,328,417㎡貸庫465,941㎡482,673㎡差引実際保管用面積852,203㎡845,744㎡ (ロ)入出庫高及び保管残高区分前連結会計年度(2023年4月~2024年3月)当連結会計年度(2024年4月~2025年3月)入庫高2,174千トン2,328千トン出庫高2,197千トン2,340千トン保管残高期末635千トン624千トン期中平均658千トン630千トン (ハ)貨物回転率(月平均)区分前連結会計年度(2023年4月~2024年3月)当連結会計年度(2024年4月~2025年3月)数量27.8%30.9% (注) 貨物回転率 =出庫高(月平均) × 100平均保管残高 (ⅱ)港湾運送業事業別取扱数量区分前連結会計年度(2023年4月~2024年3月)当連結会計年度(2024年4月~2025年3月)沿岸荷役873千トン912千トン一般荷捌8,552千トン8,691千トンコンテナ荷捌53,747千トン54,491千トン船内荷役648千トン642千トン (ⅲ)国際輸送業取扱数量区分前連結会計年度(2023年4月~2024年3月)当連結会計年度(2024年4月~2025年3月)国際輸送12,427千トン12,195千トン b. 不動産事業 不動産賃貸面積区分前連結会計年度(2024年3月31日現在)当連結会計年度(2025年3月31日現在)賃貸ビル等293,982㎡272,337㎡ (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループにおきましては、2023年度から2025年度までの中期経営計画で掲げた目標達成に向けて、物流及び不動産の各事業戦略に基づく諸施策を遂行してまいりました。 物流事業では、国内においては、福岡市で建設を進めていた新倉庫を2025年1月に竣工させたほか、食品等の定温保管需要の高まりを捉えて一部倉庫施設で定温設備を増設しました。 またDX推進の取組みとして、大阪市の配送センターで進めていた自動化機器の導入工事を2025年1月に完了させたほか、倉庫業や国際輸送業において業務のデジタル化・自動化を推進しました。 一方、海外においては、東南アジア・欧州を中心とした新たな拠点の拡充に向けた検討に取り組みました。 不動産事業では、埼玉県三郷市における物流施設の共同開発に参画し、2025年1月から建設工事を開始しました。 また2025年2月には東京都墨田区において賃貸用不動産物件を取得するなど、収益規模の拡大を図りました。 なお、事業全般においてコスト上昇に対応する適正料金の収受に努めました。 この結果、当期の経営成績等は以下のとおりとなりました。 a. 経営成績(営業収益)物流事業では、倉庫収入は、輸送機器用部品及び地金等の取扱いが増加したことから、321億38百万円(前期比2.3%増)となりました。 港湾運送収入は、一般荷捌及びコンテナ荷捌の取扱いが堅調に推移したことから、325億34百万円(前期比7.2%増)となりました。 国際輸送収入は、当社において国際一貫輸送、プロジェクト輸送及び航空貨物の取扱増加に伴い増収となり、海外子会社も取扱いは減少したものの円安効果により増収となったことから、548億75百万円(前期比8.3%増)となりました。 陸上運送ほか収入は、eコマース関連に係る輸送等の取扱いが増加したことから、631億61百万円(前期比2.8%増)となりました。 以上の結果、物流事業の営業収益は1,827億10百万円(前期比5.1%増)となりました。 不動産事業では、前期に取得した賃貸用オフィスビルの寄与及び海外からの訪日客数増加に伴う一部の賃貸用不動産の稼働率上昇はあったものの、移転補償金の対象となった当社建物からのテナント退去に伴う賃貸料の減少のほか、不動産販売収入が減少したことから、営業収益は112億74百万円(前期比0.8%減)となりました。 以上から、セグメント間の内部営業収益5億85百万円を控除した営業収益は、1,933億98百万円(前期比4.7%増)となりました。 (営業原価、販売費及び一般管理費)営業原価は、人件費等の増加により1,702億2百万円(前期比4.8%増)となりました。 販売費及び一般管理費も同様の理由により、99億20百万円(前期比9.0%増)となりました。 (営業利益)物流事業では、人件費等が増加したものの増収効果により140億69百万円(前期比5.4%増)となりました。 不動産事業では、不動産取得税等の減少により54億13百万円(前期比1.7%増)となりました。 以上から、各セグメントに帰属しない全社費用等62億7百万円を控除した営業利益は、132億75百万円(前期比0.7%増)となりました。 (経常利益)経常利益は、受取配当金等が増加したことにより174億97百万円(前期比3.7%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益)親会社株主に帰属する当期純利益は、当社建物に係る移転補償金等を特別利益に計上したことにより、200億65百万円(前期比60.6%増)となりました。 次期につきましては、物流事業において倉庫、港湾運送及び陸上運送における貨物取扱量の堅調な推移が予想される一方、人件費等のコストの増加が見込まれます。 不動産事業においては移転補償金の対象となった当社建物の引き渡しに伴う賃貸料の減少が見込まれる一方、収益規模の拡大を図るため販売用不動産の売却を予定しております。 この結果、当社グループの次期の営業収益は当期を1.9%上回る1,970億円、営業利益は当期を9.6%下回る120億円、経常利益は当期を6.8%下回る163億円を予想しております。 親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株式縮減に伴う投資有価証券売却益の計上を見込み、当期を13.3%下回る174億円を予想しております。 なお、政策保有株式の縮減については2023年度を開始年度とする第五次中期経営計画において2028年3月までに約100億円縮減することとしておりましたが、これを2年前倒しのうえ2026年3月期に残りの約60億円を売却しこれを完了することとしております。 また、米国の高関税政策の影響については現時点では先行きが不透明であるため、今後の業績見通しには反映しておりません。 b. 財政状態資産合計は、受取補償金に係る「その他流動資産(未収入金)」の増加等により、4,398億47百万円(前期末比0.7%増)となりました。 負債合計は、社債の償還等により、1,657億1百万円(前期末比3.7%減)となりました。 純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う「利益剰余金」の増加等により、2,741億45百万円(前期末比3.5%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. 連結キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上及び減価償却による資金の留保等により、317億33百万円の増加(前期は220億34百万円の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、賃貸用医療施設等の有形固定資産取得による支出等により、100億45百万円の減少(前期は160億19百万円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還、配当金の支払い及び自己株式の取得等により、252億73百万円の減少(前期は50億15百万円の減少)となりました。 当期の連結キャッシュ・フローは、以上の結果に「現金及び現金同等物に係る換算差額」(5億87百万円)を加えた合計で29億96百万円の減少となり、現金及び現金同等物の当期末残高は、449億50百万円となりました。 b. 資本の財源及び資金の流動性当社グループの資金の源泉は、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金、社債の発行及び金融機関からの借入によっております。 営業費用等の運転資金及び設備投資資金については、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金で賄うほか、必要に応じて社債の発行及び金融機関からの借入を行っております。 調達時期及び方法については、事業計画に基づく資金需要、金利動向及び起債環境等を考慮の上、決定しております。 当期末における社債、借入金等を含む有利子負債の残高は816億27百万円、現金及び現金同等物の残高は449億50百万円となっております。 次期のキャッシュ・フローの見通しについては、利益の計上、減価償却費等の資金の留保及び補償金の受取りによる収入等がありますが、埼玉県三郷市における物流施設建設等の設備投資や社債の償還による支出等が予定されるため、現金及び現金同等物の期末残高は当期末を下回ると予想しております。 なお、資金の流動性を確保するため、金融機関と当座勘定借越契約を締結しております。 なお、当社は、㈱日本格付研究所から「AA-」の長期発行体格付を取得しております。 株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおり、当社は2023年度を初年度とする3か年の中期経営計画を定め、中長期視点での企業価値向上のために必要な事業投資を継続したうえで、剰余金の配当については1株につき年額100円をミニマムとし、各事業年度の収益力の向上を考慮しつつ、自己資本配当率(DOE:Dividend on Equity)3.5~4.0%を目安として実施する方針としております。 このような方針のもと、次期の年間配当金につきましては、1株につき103円(中間・期末ともに1株につき51円50銭)とさせていただく予定です。 なお、本中期経営計画におきましても、経済情勢、市場動向並びに事業投資及び利益水準を勘案しながら、自己株式の取得を機動的に実施することとしております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」における「1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当社グループでは、当連結会計年度に13,805百万円の設備投資(有形固定資産のほか、無形固定資産への投資を含む)を実施しました。 セグメントごとの設備投資は、次のとおりであります。 (物流事業)住友倉庫九州株式会社の倉庫建物建設工事等により、当セグメントの設備投資額は6,354百万円となりました。 (不動産事業)当社の賃貸用医療施設取得等により、当セグメントの設備投資額は7,241百万円となりました。 (全社)当セグメントの設備投資額は210百万円となりました。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は以下のとおりであります。 (1)提出会社2025年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具工具、器具及び備品土地借地権その他合計本店(大阪市北区)物流事業不動産事業全社倉庫施設賃貸施設社宅・寮建物[28,512]55,031(7,436)[9,298]10,525 [29]57 [17]105 [12,991]14,450 [13]1,887 -2,570 [22,350]29,596 199本店(東京都港区)物流事業不動産事業全社倉庫施設賃貸施設[102,433]127,269-[20,202]20,299 [9]9 [93]117 [9,206]9,518 -- -92 [29,512]30,037 171大阪支店(大阪市港区)物流事業倉庫施設港湾荷捌施設[22,061]132,188(92,710)[952]9,246 [56]2,028 [0]32 [140]15,102 [72]179 -44 [1,223]26,633 122神戸支店(神戸市中央区)物流事業倉庫施設港湾荷捌施設[27,889]73,368(76,463)[439]9,651 [22]756 [0]58 [3,261]6,819 [32]105 -1 [3,756]17,393 66東京支店(東京都港区)物流事業倉庫施設港湾荷捌施設[9,887]106,189(158,775)[327]11,255 [168]1,321 [0]109 [1,176]7,184 -675 -19 [1,673]20,565 163横浜支店(横浜市中区)物流事業倉庫施設港湾荷捌施設[20,308]43,863(81,207)[297]5,746 [26]523 [0]43 [502]4,245 -475 -33 [826]11,068 107名古屋支店(名古屋市中区)物流事業倉庫施設港湾荷捌施設[12,120]48,435(5,450)[356]2,608 [109]321 [0]33 [451]3,246 [27]27 -- [945]6,237 48合計 [223,209]586,344(422,041)[31,873]69,333 [421]5,018 [113]500 [27,732]60,568 [147]3,351 -2,761 [60,287]141,533 876(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、リース資産、建設仮勘定、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定であります。 2.上記土地面積及び帳簿価額のうち、[ ]内の数字は連結子会社以外へ賃貸しているもので内書きしております。 3.上記土地面積のうち、( )内の数字は連結子会社以外から賃借しているもので外書きしております。 なお、賃借料の年額は1,706百万円であります。 4.当社から連結子会社へ賃貸している主要な設備は、以下のとおりであります。 国内子会社 遠州トラック㈱ ………静岡県掛川市倉庫建物(19,964㎡ 帳簿価額180百万円) 住友倉庫九州㈱ ………福岡県久留米市土地(7,913㎡ 帳簿価額269百万円)在外子会社 Sumitomo Warehouse (Europe) GmbH ………ベルギー・アントワープ土地(24,549㎡ 帳簿価額311百万円)同倉庫建物(10,620㎡ 帳簿価額59百万円)(2)国内子会社2025年3月31日現在 子会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具船舶工具、器具及び備品土地借地権その他合計遠州トラック㈱(静岡県袋井市)物流事業倉庫施設233,793(150,304)9,070304-1568,26611423218,1451,043[437]不動産事業賃貸施設34,810(5,457)110-01,529--1,5413[-]住友倉庫九州㈱(福岡市博多区)物流事業倉庫施設19,337(11,798)4,10865-181,628-65,82740[3]ニッケル.エンド.ライオンス㈱(神戸市中央区)物流事業船舶倉庫施設80(24,222)2658357385-3371091[2]㈱若洲(東京都江東区)物流事業倉庫施設6,682(6,618)1,4120-51,9911,654205,08461[3](注)1.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定、リース資産及びソフトウエアであります。 2.上記土地面積のうち、( )内の数字は連結会社以外から賃借しているもので外書きしております。 3.上記従業員数のうち、[ ]内の数字は臨時従業員の人数で外書きしております。 (3)在外子会社2025年3月31日現在 子会社名(所在地)セグメントの名称設備の内容土地面積(㎡)帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具船舶工具、器具及び備品土地借地権その他合計Sumitomo Warehouse (U.S.A.), Inc.(米国・ロスアンゼルス)物流事業倉庫施設29,1771141-81,123-811,26640Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd(シンガポール)物流事業倉庫施設-(38,494)1,910755-0--5713,239119Rojana Distribution Center Co.,Ltd.(タイ)物流事業倉庫施設116,8803129-281,376-151,744152Sumiso (Laem Chabang) Co.,Ltd.(タイ)物流事業倉庫施設-(76,880)2,5533-6--02,56378住友倉儲(中国)有限公司(中国・上海)物流事業倉庫施設-(40,659)1,13355-78--6181,886103(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、使用権資産、建設仮勘定及びソフトウエアであります。 2.上記土地面積のうち、( )内の数字は連結会社以外から賃借しているもので外書きしております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当社グループにおける重要な設備の新設、改修計画は、以下のとおりであります。 重要な設備の新設会社名事業所名セグメントの名称設備の内容所在地投資予定金額(百万円)資金調達方法着手及び完了予定年月総額既支払額着手完了㈱住友倉庫本店不動産事業賃貸用倉庫建物(135,040㎡)埼玉県三郷市9,172(注)2,633(注)自己資金2025年1月2026年8月㈱藤友物流サービス本社物流事業倉庫建物(2,692㎡)静岡県浜松市1,042-自己資金2025年6月2025年12月(注)共同事業における当社持分相当の金額であります。 重要な設備の改修会社名事業所名セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)資金調達方法着手及び完了予定年月総額既支払額着手完了㈱住友倉庫本店不動産事業賃貸用オフィスビル改修工事(東京都中央区)1,039-自己資金2025年2月2026年3月 重要な設備の除却会社名事業所名セグメントの名称設備の内容期末帳簿価額(百万円)実施年月㈱住友倉庫本店不動産事業賃貸用住宅建物(大阪市西区)8202025年7月(予定) 重要な設備の売却会社名事業所名セグメントの名称設備の内容期末帳簿価額(百万円)実施年月㈱住友倉庫東京支店物流事業倉庫建設用地(埼玉県羽生市)5682025年7月 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 7,241,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 38 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 13 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 8,143,000 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を「純投資目的である投資株式」と区分し、それ以外を「純投資目的以外の目的である投資株式」と区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引関係の維持・強化を通じ、当社の持続的な企業価値向上に資すると合理的に判断される場合に限り、当該取引先の株式を保有することとしております。 保有する株式については、毎年、原則として5月開催の取締役会の議題「政策保有株式(上場分)の保有状況の件」において、取引状況に基づき、当社の企業価値向上につながる関係が継続しているか、保有に伴うリターン(取引から得られる利益及び受取配当金)が当社の資本コストを上回る水準にあるか、また、株価下落等の保有リスクがないか等の観点から、銘柄ごとに保有の適否に関する検証を行っております。 検証の結果、保有の合理性が希薄化したと判断される銘柄については売却の検討を行い縮減する方針としております。 また、2023年度を開始年度とする第五次中期経営計画において、保有の合理性の有無にかかわらず縮減を進めることとし、上記方針による縮減を含め、2023年度からの5年間で政策保有株式約100億円(2022年3月末簿価の約10%相当)、同計画期間中(2023年度から2025年度まで)は、そのうち約60億円(同6%相当)を目途に縮減することとしておりました。 2025年5月、これを2年前倒しすることとし、2025年度に残りの約60億円を売却しこれを完了することとしております。 当事業年度は、特定投資株式4銘柄につき全部、同1銘柄につき一部を売却しました。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式50809非上場株式以外の株式37142,994 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式223ゴルフ会員権購入に伴う取得非上場株式以外の株式14更なる取引関係の強化及び拡大を図るための持株会による追加取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式1-非上場株式以外の株式52,000 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)住友不動産㈱6,130,7656,130,765不動産事業、主に賃貸ビル業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有34,28935,540大和ハウス工業㈱5,003,0005,003,000業務提携先であり、また、物流事業及び不動産事業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有24,70422,653住友商事㈱4,384,6444,384,644物流事業、主に倉庫業及び国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有14,78516,012ダイキン工業㈱758,100865,800物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有12,23517,835MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱3,459,2101,153,070保険取引及び資金調達等の金融取引、また、物流事業(主に倉庫業)及び不動産事業(主に賃貸ビル業)における取引関係の維持・強化のために保有しております。 株式数の増加は株式分割によるものです。 有(注3)11,1559,377三井住友トラストグループ㈱2,967,8682,967,868資金調達等の金融取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有(注3)11,0409,817㈱三井住友フィナンシャルグループ2,194,557731,519資金調達等の金融取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 株式数の増加は株式分割によるものです。 有(注3)8,3286,517丸紅㈱2,882,1882,882,188物流事業、主に港湾運送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無6,8587,577日本電気㈱315,800315,800情報システム関連取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有4,9653,470㈱商船三井442,371442,371物流事業、主に港湾運送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有2,2952,039住友金属鉱山㈱623,746623,746物流事業、主に倉庫業及び国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有2,0242,861住友電気工業㈱814,732814,732物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有2,0091,912住友化学㈱3,230,9453,230,945物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無1,1671,093住友重機械工業㈱307,869307,869物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有9391,453 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)住友林業㈱196,266196,266物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有884964住友ゴム工業㈱433,371433,371物流事業、主に港湾運送業における取引先及び倉庫建物の賃貸先であり、取引関係の維持・強化のために保有しております。 有816813美津濃㈱102,300102,300物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有795650大東港運㈱796,000796,000物流事業、主に港湾運送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有560624㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ225,020225,020資金調達等の金融取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有(注3)452350オムロン㈱82,30982,309物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無346445㈱大和証券グループ本社318,778318,778証券取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有316366住友大阪セメント㈱85,69185,691不動産事業、主に賃貸ビル業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有308330三精テクノロジーズ㈱230,000230,000物流事業、主に港湾運送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有297291住友ベークライト㈱87,20043,600物流事業、主に倉庫業及び国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 株式数の増加は株式分割によるものです。 有290403日本管財ホールディングス㈱75,81475,814物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有201194カシオ計算機㈱122,200118,298物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 株式数の増加は、更なる取引関係の強化及び拡大を図るための持株会による追加取得です。 無149153三洋貿易㈱100,000100,000物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無147144鹿島建設㈱48,00048,000倉庫の建設及び保全等の取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有146150 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱杉村倉庫163,150163,150物流事業、主に倉庫業において取扱貨物の再保管委託先であり、取引関係の維持・強化のために保有しております。 有12599清水建設㈱65,00065,000倉庫の建設及び保全等の取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 有8665㈱UACJ15,04115,041物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無7166伊勢湾海運㈱86,62586,625物流事業において、荷役業務及び通関業務の委託先であり、また、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無6468蝶理㈱17,56117,561物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無5259東海運㈱120,000120,000物流事業、主に港湾運送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無3935住友精化㈱4,0004,000物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無2020㈱ロイヤルホテル17,19917,199当社の円滑な事業活動のために保有しております。 無1619キヤノンマーケティングジャパン㈱1,1551,155物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しております。 無55アルコニックス㈱-160,000物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しておりました。 無-234日本板硝子㈱-43,021物流事業、主に国際輸送業における取引関係の維持・強化のために保有しておりました。 無-22六甲バター㈱-15,750物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しておりました。 無-22三井住友建設㈱-28,169倉庫の建設及び保全等の取引、また、物流事業、主に倉庫業における取引関係の維持・強化のために保有しておりました。 無-12 みなし保有株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)住友林業㈱820,000820,000退職給付信託に拠出しております。 議決権行使権限は当社が有しております。 有3,6974,029住友不動産㈱258,000258,000退職給付信託に拠出しております。 議決権行使権限は当社が有しております。 有1,4421,495㈱奥村組298,800298,800退職給付信託に拠出しております。 議決権行使権限は当社が有しております。 有1,2681,520 (注)1.貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。 2.上記②(a)に記載している保有の合理性を検証する方法に基づき、保有効果の確認を行っております。 なお、定量的な保有効果については当該株式の発行者等との取引上の関係性を考慮し記載しておりません。 3.当該株式の発行者の子会社が当社株式を保有しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 5 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 50 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 809,000,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 37 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 142,994,000,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 23,000,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4,000,000 |
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2,000,000,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 1,155 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 795,000,000 |