財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-06-20 |
英訳名、表紙 | The San-in Godo Bank,Ltd. |
代表者の役職氏名、表紙 | 取締役頭取 吉 川 浩 |
本店の所在の場所、表紙 | 島根県松江市魚町10番地 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 松江(0852)55局1000番(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2 【沿革】 1878年12月 1日津和野第五十三国立銀行を設立(資本金8万円)1889年 8月31日株式会社松江銀行(本店松江市)を設立1894年 1月17日株式会社米子銀行(本店米子市)を設立1927年 7月25日株式会社松江銀行が津和野第五十三国立銀行を源流とする株式会社八束銀行を合併1931年 7月20日株式会社松江銀行と雲陽実業銀行の合併により、新しく株式会社松江銀行を設立(資本金1,025万円、本店松江市)1934年12月19日松栄土地株式会社(現・松江不動産株式会社)を設立〔旧・株式会社松江銀行の子会社、現・連結子会社〕1941年 7月 1日株式会社松江銀行と株式会社米子銀行が合併し、株式会社山陰合同銀行として設立(資本金1,324万円、本店松江市)1941年10月 1日株式会社石州銀行及び株式会社矢上銀行を合併1945年 3月 1日株式会社山陰貯蓄銀行を買収1975年 4月 1日山陰総合リース株式会社(現・ごうぎんリース株式会社)を設立〔現・連結子会社〕1979年 4月 2日山陰信用保証株式会社(現・ごうぎん保証株式会社)を設立〔現・連結子会社〕1979年 9月27日事務センター完成1983年10月 1日広島証券取引所に株式上場1984年 4月 3日株式会社合同クレジットサービス(現・株式会社ごうぎんクレジット)を設立〔現・連結子会社〕1985年10月 1日東京証券取引所市場第二部に株式上場1987年 9月 1日東京証券取引所市場第一部に株式上場1991年 4月 1日株式会社ふそう銀行を合併1996年 1月16日ごうぎんキャピタル株式会社を設立〔現・連結子会社〕1997年10月 1日商号を株式会社山陰合同銀行に変更(「陰」を新字体に変更)1997年10月13日本店を現在地に新築移転1999年11月15日鳥取営業部を新築移転2002年 4月 2日山陰債権回収株式会社を設立〔現・連結子会社〕2003年11月27日上海駐在員事務所開設2004年 4月 1日株式会社ごうぎんクレジットサービスと株式会社ごうぎんジェーシービーを合併。 株式会社ごうぎんクレジットに社名変更〔現・連結子会社〕2004年 6月 7日株式会社山陰オフィスサービス(現・株式会社ごうぎんキャリアデザイン)を設立〔現・連結子会社〕2010年 4月 1日株式会社ごうぎんクレジットのクレジットカード会員事業を引継ぎ、銀行本体でクレジットカードの取り扱いを開始2013年10月10日バンコク駐在員事務所開設2015年 2月 6日ごうぎん証券株式会社を設立(2021年6月16日清算)2016年 4月 1日株式会社山陰オフィスサービス(存続会社)とごうぎんスタッフサービス株式会社を合併2016年 7月 1日株式会社山陰オフィスサービス(存続会社)とごうぎんシステムサービス株式会社を合併2016年11月11日株式会社NTTデータと「地銀共同センター」(基幹系システム)利用に関する基本契約を締結2019年12月16日野村證券株式会社及びごうぎん証券株式会社との3社間で、金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する契約を締結2020年 1月 5日「地銀共同センター」(新基幹系システム)稼働2020年 9月23日野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介業務を開始2022年 4月 1日株式会社山陰オフィスサービス(存続会社)と合銀ビジネスサービス株式会社を合併2022年 4月 4日東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行2022年 7月 1日ごうぎんエナジー株式会社を設立〔現・連結子会社〕2023年 2月20日株式会社山陰オフィスサービスを株式会社ごうぎんキャリアデザインに社名変更2024年 3月27日株式会社地域商社とっとりを子会社化〔現・連結子会社〕 |
事業の内容 | 3 【事業の内容】 当行グループ(当行及び当行の関係会社)は、当行及び下記子会社等19社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務、クレジットカード業務などの金融サービスに係る事業等を行っております。 当行グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [銀行業]当行の本店ほか支店75ヶ店等においては、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託及び登録業務等を行っており、当行グループにおける中心的セグメントであります。 [リース業]ごうぎんリース株式会社においては、リース業務等を行っております。 [その他]銀行業部門、リース業部門のほかに、当行グループではクレジットカード業務等を行っております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 2025年4月7日より店舗内店舗方式の出張所を除く全ての出張所(44ヶ店)の店舗名称を支店に変更しております。 |
関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)当行との関係内容役員の兼任等(人)資金援助営業上の取引設備の賃貸借業務提携松江不動産株式会社島根県松江市150その他100.0(―)[―]4 (2)―預金取引金銭貸借不動産賃貸借当行へ建物等の一部賃貸、当行より土地等の一部賃借―株式会社 ごうぎんキャリアデザイン島根県松江市10その他100.0(―)[―]7 (2)―預金取引事務受託当行より建物等の一部賃借―山陰債権回収株式会社島根県松江市500その他95.0(―)[5.0]8 (2)―預金取引 債権の買取当行より建物等の一部賃借―ごうぎんリース株式会社島根県松江市30リース業100.0(―)[―]6 (2)―預金取引金銭貸借リース取引当行より建物等の一部賃借―ごうぎん保証株式会社島根県松江市30その他100.0(―)[―]5(1)―預金取引信用保証取引─―株式会社ごうぎんクレジット島根県松江市70その他100.0(―)[―]9(1)―預金取引金銭貸借 信用保証取引当行へ建物等の一部賃貸、当行より建物等の一部賃借―ごうぎんキャピタル株式会社島根県松江市150その他100.0(―)[―]5(3)―預金取引――ごうぎんエナジー株式会社島根県松江市100その他100.0(―)[―]6 (2)―預金取引金銭貸借当行より建物等の一部賃借―株式会社地域商社とっとり鳥取県鳥取市98その他100.0(―)[―]6 (2)―預金取引金銭貸借─― (注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2 上記はすべて連結子会社であり、そのうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 3 「議決権の所有(又は被所有)割合」欄の( )内は子会社による間接所有の割合(内書き)、[ ]内は、「自己と出資、人事、資金、技術、取引等において緊密な関係にあることにより自己の意思と同一の内容の議決権を行使すると認められる者」又は「自己の意思と同一の内容の議決権を行使することに同意している者」による所有割合(外書き)であります。 4 「当行との関係内容」の「役員の兼任等」欄の( )内は、当行の役員(内書き)であります。 5 ごうぎんリース株式会社については、経常収益(連結会社相互間の内部経常収益を除く。 )の連結財務諸表の経常収益に占める割合が100分の10を超えております。 なお、当該連結子会社の当連結会計年度における主要な損益情報等は次のとおりであります。 名称経常収益(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)純資産額(百万円)総資産額(百万円)ごうぎんリース株式会社16,5814653357,51450,216 6 2025年7月1日付で、松江不動産株式会社は「ごうぎん不動産管理株式会社」へ、山陰債権回収株式会社は「ごうぎん再生債権回収株式会社」へ、株式会社地域商社とっとりは「株式会社ごうぎん地域商社」へ、それぞれ商号変更する予定であります。 |
従業員の状況 | 5 【従業員の状況】 (1) 連結会社における従業員数2025年3月31日現在セグメントの名称銀行業リース業その他合計従業員数(人)1,75460681,882[812][9][22][843] (注) 1 従業員数は、取締役を兼務しない執行役員(銀行業14人・リース業12人)、嘱託及び臨時従業員836人を含んでおりません。 2 臨時従業員数は、[ ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。 (2) 当行の従業員数2025年3月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)1,70840.917.57,332[724] (注) 1 従業員数は、取締役を兼務しない執行役員14人、嘱託及び臨時従業員717人を含んでおりません。 2 当行の従業員はすべて銀行業のセグメントに属しております。 3 臨時従業員数は、[ ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。 4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 5 当行の従業員組合は、山陰合同銀行従業員組合と称し、組合員数は1,267人であります。 労使間においては特記すべき事項はありません。 (3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異当行及び連結子会社のうち、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号。 以下、「女性活躍推進法」という。 )、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号。 以下、「育児・介護休業法」という。 )に基づき、公表している会社について記載をしております。 下表における連結グループには、第1「企業の概況」4「関係会社の状況」に記載の9社を含めて算出した計数を記載しております。 なお、詳細につきましては、第2「事業の状況」2「サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。 2025年3月31日現在当連結会計年度・当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1,3,4全労働者うち正社員うち非正規雇用者株式会社山陰合同銀行24.297.449.962.988.7株式会社 ごうぎんキャリアデザイン28.5-91.280.879.3連結グループ24.197.550.861.783.9 (注) 1 女性活躍推進法の規定に基づき算出したものであります。 なお、上表における管理職とは、課長相当職以上のライン長(※)を指しております。 算出対象者には、当行所属の出向者を含んでおります。 ※…労働基準法上の「管理監督者」及び同等の権限を有する者(部店長等の所属長、副部店長、グループ長、次長など)2 育児・介護休業法の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。 なお、算出対象者には当行所属の出向者を含んでおります。 また、株式会社ごうぎんキャリアデザインの「-」は男性の育児休業取得の対象となる従業員がいないことを示しております。 3 パートタイマーについては、フルタイム換算をせず、実際に支給した賃金に基づき算出しています。 4 要因については、第2「事業の状況」、2「サステナビリティに関する考え方及び取組」(4)人的資本 ①戦略 ロ 社内環境整備方針 <女性活躍推進> b. 男女間の賃金差異の改善に記載しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (経営の基本方針)当行は、経営理念「地域の夢、お客様の夢をかなえる創造的なベストバンク」のもと、地域のリーディングバンクとして、「地域・お客様のお役に立つ」ことを基本方針として掲げております。 また、長期ビジョンを「No.1の課題解決力で持続的に成長する広域地方銀行」と定め、地域・お客様の課題解決に貢献することで、地域・お客様とともに持続的に成長する姿を目指しております。 経営理念、長期ビジョンの実現を目指すうえで、役職員一人ひとりがとるべき行動の判断軸、判断の拠り所となる価値観として「誠実」「情熱」「成長」「創造」「チームごうぎん」を定めております。 <価値観 GOGIN Five Values>「誠実」:すべては信頼関係から始まる。 常に誠実かつ真摯に行動する。 「情熱」:地域やお客様への熱い想いが私たちの原動力。 金融領域のみならず、環境問題、社会貢献活動など幅広い分野に対して常に情熱を持って取り組む。 「成長」:私たちは地域やお客様と共に成長したい。 プロフェッショナルとして知見・スキルを高め続け、地域やお客様のために貢献する。 「創造」:山陰が私たちの源流。 その中で生まれたDNAをつなぎ、お客様に最高のサービスを提供するため、知恵を絞り、挑戦を繰り返すことで変革し続ける。 「チームごうぎん」:ごうぎんグループの力を結集する。 風通しのよい組織風土のもと、多様性を尊重し、すべてのステークホルダーの期待に応えていく。 経営理念、長期ビジョン、価値観からなる経営理念体系を経営の基本方針とし、当行の有する経営資源を最大限活用してお客様や地域の課題解決に取り組むことで、お客様や地域社会、株主の皆様、役職員など、全てのステークホルダーに価値を提供するとともに、持続可能な地域社会の実現を目指します。 (経営環境)当行を取り巻く経営環境は、コロナ禍後の企業業績の回復と、原材料やエネルギー価格の上昇、人材不足による賃金上昇など、デフレからインフレへの転換が進んだ1年となりました。 日経平均株価は、おおむね高値圏での推移となりましたが、7月に4万2千円台をつけ、史上最高値を更新した後、8月には1日で12%を超える下落率を記録するなど、非常に大きな変動が見られました。 金融面では、日本銀行が昨年3月にマイナス金利政策を解除し、「金利のある世界」が到来しました。 その後も円安や物価上昇は継続し、7月と1月には追加利上げが実施され、政策金利は0.5%まで引き上げられました。 また、長期金利も徐々に上昇し、一時1.5%まで上昇しました。 長期間にわたる低金利の時代から「金利のある世界」への対応が必要とされていることに加え、キャッシュレス事業やコンサルティング営業の充実、銀行業務における生成AIやDX化の深化などの業務変革も迫られています。 さらにライフスタイルの多様化や少子化・高齢化、サイバー攻撃、気候変動対応など金融面以外でも銀行を取り巻く環境は厳しさを増しており、銀行経営は、一層の多様化、柔軟な対応が求められています。 (対処すべき課題)当行の経営環境は、先行きが見通せない不確実な環境が続くものと予想される中、当行が優先して対処すべき課題であるマテリアリティを「ステークホルダー(社会)の視点からの重要度」と「経営(当行)の視点からの優先度」の観点から、以下の7項目に整理しました。 <マテリアリティ>1 地域活性化への貢献2 人生100年時代のQOL向上をサポート3 環境保全・気候変動への対応4 DXの推進・質の高い金融サービスの提供5 人権の尊重6 働き方改革・ダイバーシティ&インクルージョンの推進7 企業価値向上・コーポレートガバナンス強化 (中長期的な経営戦略)2024年度から2026年度を計画期間とする中期経営計画では、マテリアリティの解決に貢献するための基本戦略として、「Ⅰ 課題解決による成長戦略」「Ⅱ DX戦略」「Ⅲ 構造改革・人的資本戦略」「Ⅳ 株主価値向上戦略」の4つを掲げております。 この基本戦略に取り組むことによりマテリアリティの解決を進め、サステナビリティ経営の実践、社会的インパクトの創出を目指してまいります。 Ⅰ 課題解決による成長戦略法人コンサルティング分野では、2015年からのコンサル力強化に向けた取組により構築した「全員コンサル」を営業エリア全域に面的展開し、お客様の課題解決に取り組み、企業の付加価値向上に貢献します。 また、コンサル強化や体制構築による効率化により、採算性をこれまで以上に意識した持続可能な成長戦略に転換します。 コンサル力を強化するため、行内の認定制度でスキルレベルを可視化し、人材育成プログラムでスキルアップを図っております。 その結果、コンサル案件数は増加しており、IT分野、人事分野などお客様の課題解決に向けた取組は着実に成果が出ております。 個人コンサルティング分野では、野村證券株式会社との間で締結した業務提携(Nアライアンス)により、銀行と証券の強みを生かした新たなビジネスモデルを確立し、お客様の資産全体を踏まえ、リスク許容度やライフプランに沿ったポートフォリオを提案する「全資産アプローチ」という質の高いサービスを提供することができるようになりました。 預り資産残高は、業務提携当初の計画より2年前倒しで目標の8,000億円を達成し、引続き堅調に推移しております。 両社の強みを最大限に発揮しコンサル力を高めることで、お客様一人ひとりの豊かな未来形成に貢献します。 個人ローンは、山陽・関西での営業基盤を拡大してきており、住宅ローンを中心に高い伸び率を続けております。 デジタル化を推進し、お客様の課題・ニーズに合った商品・サービスを迅速に提供することで、さらなる成長を実現します。 加えて、当行グループの専門的知見・ノウハウを活用した新規事業創出をご支援するコンサルティングへの取組など、お客様のイノベーション推進と新たなビジネス機会の創出を加速させることで、地域経済の持続的な発展に貢献してまいります。 Ⅱ DX戦略アプリや法人ポータルの機能を強化することで利便性を向上させ、「地域プラットフォームの構築」に向けた取組を推進します。 2024年10月には個人のお客様向けアプリ「DanDanBANK」をリリースし、全国どこからでもお取引いただけるサービスを開始したほか、お客様の利便性向上を目的として次世代コンタクトセンターシステムを導入し、お客様サポートとコンサルティング機能を強化しております。 10年後に『デジタルな銀行』に変革することを目指し、非対面チャネルでの事業領域拡張やAIとITを組織に組み込むことによる生産性向上など、最新のテクノロジーを幅広い分野で導入していきます。 Ⅲ 構造改革・人的資本戦略人材が最も重要な資産かつ最大の強みであると考え、新卒・経験者採用の強化や、戦略と連動した能力開発を業務ごとに行い専門人材の育成を加速するなど、人的資本の最大化を図ります。 イメージデータを活用したバックオフィス連携システムによる店頭事務の改革や法人営業体制・店舗ネットワーク再編などの構造改革により人員を捻出し、リスキリングを行うことで、さらなる成長が見込まれる法人コンサルやデジタル分野などに再配置し、戦略分野の人員を増強します。 また、従業員一人ひとりの挑戦意欲を高め、より能力を発揮し続けることができる組織を目指し、年功序列要素の撤廃など人事制度の大幅改定を行います。 個々人が能力を最大限発揮できるウェルビーイングな職場環境を実現するため、「高いエンゲージメントの実現」「心身の健康の実現」「ダイバーシティ&インクルージョンの実現」を目指して取り組みます。 Ⅳ 株主価値向上戦略中期経営計画の各種施策を実現することでROE向上に取り組みます。 また「株主還元の充実」に取り組むとともに、「健全性の維持」「積極的な成長投資」をバランスよく実現し、企業価値の最大化を図ります。 (目標とする経営指標)すべてのステークホルダーに貢献することを目指し、2024年度から2026年度を計画期間とする中期経営計画の目標指標は「財務指標」「人的資本指標」「社会的インパクト指標」で構成し、最終年度の目標を以下のとおり設定しております。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (1) サステナビリティ課題全般当行グループでは、持続可能な地域社会の実現を目指し、従来からリレーションシップバンキング、地方創生、CSRなど広範に取り組んでまいりました。 2019年5月には「サステナビリティ宣言」を表明し、持続可能な地域社会と当行グループの持続的な成長は一体であるとの考えのもと、サステナビリティ課題を経営の重要課題として認識し、サステナビリティ課題解決と中長期的な企業価値の向上の両立を目指して取組を進めています。 ① ガバナンスリスクや機会を含めたサステナビリティに関する課題への取組方針等について協議・審議し、円滑に実行・推進していくため、代表取締役を委員長とする経営会議メンバーで構成される「サステナビリティ委員会」を設置し、取締役会に報告・監督を受ける体制を構築しています。 また、当行グループ全体の活動を企画・推進するため、経営企画部内にサステナビリティ推進グループを設置しております。 サステナビリティに関する個別テーマへの対応については、本部各部からなるSDGs/ESG推進ワーキンググループを設置し、組織横断的な取組を進めています。 当行グループ全体の取組として、グループ会社全社が参加するグループサステナビリティ連絡会を開催し、サステナビリティに関する方針の共有、グループ全体としての取組推進に向けた活動を行っております。 《サステナビリティ推進体制》 《2024年度のサステナビリティ委員会での主な協議・報告事項》当該事業年度においてサステナビリティ委員会を7回開催しています。 審議テーマは以下のとおりです。 開催回(開催月)テーマ第1回(4月)カーボンオフセットサポートローンの新設第2回(6月)J-クレジットプログラム型プロジェクトの実施第3回(7月)サステナブルファイナンスの取組状況サステナビリティ情報開示に係る政策・規制等の動向第4回(7月)PPAを活用した再エネ電力の導入第5回(9月)ESG業務計画の上期振り返りと下期施策第6回(2月)既存店舗のZEB改修第7回(3月)ESG業務計画健康経営の報告と今後の取組方針 ② 戦略《マテリアリティの特定》当行グループでは、中期経営計画の策定にあたり、国際的なガイドライン等 (国連グローバル・コンパクト、GRIスタンダード等)が示すサステナビリティ課題や外部環境・社会構造の変化を踏まえ、リスクと機会を把握し、課題先進地域における社会性と経済合理性のバランスも考慮し、「ステークホルダー(社会)の視点からの重要度」と「経営(当行)の視点からの優先度」の観点からマテリアリティ候補を選定し、サステナビリティ委員会、取締役会における複数回にわたる議論を経て、マテリアリティを特定しました。 特定したマテリアリティの課題解決に向けた具体的な取組を進めることで、サステナビリティ経営を実践し、社会的なインパクトの創出を目指してまいります。 《マテリアリティと特定理由》マテリアリティ特定理由地域活性化への貢献人口減少、少子高齢化、後継者不足、地域経済の疲弊といった地域の課題に対し、地域にコミットし様々な角度から地域経済活性化に貢献する。 また、地域社会の一員として社会貢献活動を通じた地域貢献も果たす。 人生100年時代のQOL向上をサポート豊かな地域社会の実現に向け、地域のお客様の資産所得向上を目的に金融経済教育等を実施し、地域住民の金融リテラシー向上に貢献する。 環境保全・気候変動への対応脱炭素社会の実現に向け、企業のカーボンニュートラルに向けた取組支援としてサステナブルファイナンスや子会社による再エネ電力の供給に取り組む。 地域の生物多様性保全も新たな課題であると認識。 DXの推進・質の高い金融 サービスの提供DX等を進めながら、地域の重要な金融インフラとして、人口減少・少子高齢化が進む中においても地域のお客様に安定した金融インフラと質の高いサービスを提供する責務があると認識。 人権の尊重国内外において人権に対する意識や重要性が高まり、企業には自社の業務や役職員に関する人権課題への対応にとどまらず、サプライチェーンや取引先を含む幅広いステークホルダーの人権を尊重することが求められている。 金融機関として本業を通じた人権の尊重の取組や、ステークホルダーへの働き掛けは大きな責務であると認識。 働き方改革・ダイバーシティ&インクルージョンの推進従業員への多様で柔軟な働き方の提供やキャリア開発支援等積極的な投資により、心身の健康を保ち、従業員やその家族のウェルビーイングを実現し、従業員エンゲージメントの向上を図る。 地域を支える存在であり続けるため、地域やお客様の課題解決のために行動できる人材を育成。 性別に関係なく、従業員の多様な個性や価値観を尊重し、一人ひとりが活躍できる組織づくりに取り組む。 企業価値向上・コーポレートガバナンス強化ステークホルダーの期待に応え持続的な企業価値向上を実現するため、コンプライアンスを含んだグループ一体となったガバナンス強化に努め、グループシナジーの最大化を追求する。 《マテリアリティの特定プロセス》マテリアリティの特定及び見直しは、次のStep1~3のプロセスで行っております。 Step1では、政府や国際的なガイドラインが示す課題、国や地域の課題から、マテリアリティ対象項目を抽出し、それらのマテリアリティ対象項目を類似課題毎に集約・整理することで、24項目に集約しました。 Step2では、「ステークホルダー(社会)の視点からの重要度」と「経営(当行)の視点からの優先度」の2軸での評価に、当行グループの事業活動による関与・貢献度の評価を加え、マッピングし、最重要課題を洗い出しました。 Step3では、Step1、2で抽出・特定した項目について、サステナビリティ委員会及び取締役会で議論を重ね、マテリアリティを決定しました。 《当行グループのマテリアリティマップ》 ③ リスク管理当行グループでは、サステナビリティ課題を含む事業上のリスク管理を経営の安定性・健全性を維持するための最重要課題として位置付け、取締役会を頂点とするリスク管理態勢を構築しています。 当行が認識しているリスクの詳細は、第2「事業の状況」3「事業等のリスク」に記載しています。 特にサステナビリティ課題の重要テーマの一つである気候変動に関するリスク管理については、「 (2) 気候変動への対応 ③リスク管理」に記載しています。 《リスク管理体制図》 ④ 指標と目標サステナビリティに関する重要課題について指標と目標を設定しています。 主要な指標と目標については、「 (2)気候変動への対応 ④指標と目標」、「(4)人的資本 ②指標と目標」及び「(5)サイバーセキュリティへの対応 ④指標と目標」を参照ください。 (2) 気候変動への対応近年、世界的に異常気象や大規模な自然災害による被害が甚大化する中、気候変動対応は世界共通の課題となっており、お客様や当行グループにとって事業環境や経営そのものに大きな影響を及ぼす要素になりつつあります。 こうした状況を踏まえ、当行グループでは気候変動への対応を重要な経営課題の一つとして位置付け、ガバナンス体制を強化するとともに、気候変動の事業への影響分析や機会・リスクへの適切な対応への取組を進めています。 当行グループでは、2021年4月にTCFD提言に賛同し、同年よりホームページ、統合報告書及びサステナビリティレポートにて、TCFD提言を踏まえた情報を開示しています。 2022年度からは移行リスクや物理的リスクにおけるシナリオ分析を実施し、2050年までの影響額の推計値(最大値)を公表しております。 今後もリスク管理及び情報開示の高度化に取り組んでまいります。 ① ガバナンス気候変動に対するガバナンスは、サステナビリティ課題全般のガバナンスに組み込まれています。 詳細については「(1)サステナビリティ課題全般 ①ガバナンス」を参照ください。 ② 戦略当行グループでは2019年5月に「サステナビリティ宣言」を制定し、持続可能な地域社会の実現に向け、気候変動対応を含む環境保全への対応を重点的に取り組む事項として定めています。 気候変動対応を重要な経営課題の一つとして位置付け、機会及びリスクの両面から取組を進めています。 地域金融機関として商品・サービスの提供を通じ、地域やお客様の気候変動対応を支援するとともに、当行グループの事業活動に伴う環境負荷低減の取組を推進してまいります。 また、気候変動に関連するリスクについて、気候変動に伴う自然災害や異常気象の増加等によってもたらされる物理的な被害に伴うリスク(物理的リスク)と、気候関連の規制強化や脱炭素に向けた技術革新への対応といった脱炭素社会への移行に伴うリスク(移行リスク)を認識しています。 A 機会(A) サステナブルファイナンス・コンサルティングの取組再生可能エネルギー事業等に係るグリーンファイナンスや脱炭素に向けた移行を促進するトランジションファイナンス、気候変動に対応する事業者を支援するコンサルティングへの取組は、当行グループのビジネス機会になると認識しています。 (B) 再生可能エネルギー発電事業への参入地域における再生可能エネルギーの供給量不足や脱炭素経営への転換の遅れ等の課題を認識する中、これらの課題解決に貢献するため、2022年7月に当行100%出資による再生可能エネルギー発電事業を営む子会社「ごうぎんエナジー株式会社」を設立しました。 同社では再生可能エネルギーの供給量増加と地産地消の推進を担い、地域脱炭素・カーボンニュートラルの早期実現と再生可能エネルギー利用拡大による地元企業の競争力強化等を通じ、地域と企業の成長戦略につなげていきます。 2024年度までの同社のPPA(※1)事業に関する取組実績は以下のとおりです。 《取組実績》PPA契約件数(累計)年間想定CO2削減貢献量45件5,430t-CO2 ※1 PPA:Power Purchase Agreement の略。 電力販売の意味で、第三者所有モデルとも呼ばれる。 電力需要家が所有する建物や土地にPPA事業者が発電設備を設置し、その設備から発生する電力を電力需要家が購入し自家消費用電力として使用するスキーム。 B リスク(A) 物理的リスク気候変動による自然災害等の発生により、資産や事業活動に影響を受ける投融資先に対する信用リスクの増大や、当行グループの営業店舗等の損壊によるオペレーショナル・リスクを想定しています。 《物理的リスクの例》区分物理的リスクの主な内容急性的・台風や洪水などの極端な天候事象による被害の増加慢性的・降水パターンの変化と天候パターンの極端な変動・上昇する平均気温・海面上昇 (B) 移行リスク気候関連の規制強化や脱炭素化に向けた技術革新の進展等により、事業活動に影響を受ける投融資先に対する信用リスクの増大等を想定しています。 《移行リスクの例》区分移行リスクの主な内容政策と法規制・温室効果ガス排出価格(炭素税)の上昇・既存の製品及びサービスに関する規制・訴訟テクノロジー・温室効果ガス排出量の少ない製品やサービスへの転換・新技術への投資の失敗・低排出技術への移行コスト市場・顧客行動の変化・原材料価格の上昇評判・消費者の嗜好の変化・特定の多排出セクターへの非難・ステークホルダーの関心の高まりやネガティブなフィードバック C シナリオ分析気候変動が将来にわたって当行のポートフォリオに与える影響を把握するために、物理的リスクと移行リスクのそれぞれについて、2022年度よりシナリオ分析を実施しています。 分析にあたっては、気候変動に関するさまざまな状況を想定し、計画の柔軟性や戦略のレジリエンスを高めるべく、1.5℃のシナリオを含む複数のシナリオを用いて分析しています。 2024年度は、前年度実施した分析に加え、次に記載する分析を追加しました。 物理的リスクにおいては、事業停止(売上減少)に伴う財務悪化のリスク事象において、分析対象を国内の法人与信取引先に拡大しました。 移行リスクにおいては、分析対象に「海運」セクターを追加し、次世代船舶への切替による環境対応コストの増加等による影響を分析しています。 2024年度に分析を行った結果は以下のとおりです。 (A) 物理的リスクリスク事象①水害による担保物件(建物)の毀損②水害による与信先の事業停止(売上減少)に伴う財務悪化分析対象①国内与信取引先②国内与信取引先(法人)シナリオIPCC(気候変動に関する政府間パネル)・RCP1.9(1.5℃シナリオ)・RCP2.6(2.0℃シナリオ)・RCP8.5(4.0℃シナリオ)分析期間2050年までリスク指標想定される信用コスト増加額リスク量最大57億円 (B) 移行リスクリスク事象①脱炭素社会移行に伴う資産の毀損や売上減少・コスト増加等による与信先の財務悪化②炭素税導入による与信先の財務悪化分析対象①「電力」「石油」「ガス」及び「海運」セクターの特定先②国内与信取引先(法人)シナリオNGFS(気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク)・Net Zero 2050・Below2℃・Current Policies分析期間2050年までリスク指標想定される信用コスト増加額リスク量最大81億円 D 炭素関連資産(貸出金残高)の状況当行の2025年3月末における貸出金残高に占める炭素関連資産の割合は以下のとおりです。 炭素関連セクター割合業種区分エネルギー2.1%石油及びガス、石炭、電力ユーティリティ運輸10.1%航空貨物、旅客空輸、海上輸送、鉄道輸送、トラックサービス、自動車及び部品素材・建築物19.7%金属・鉱業、化学、建築資材、資本財、不動産管理・開発農業・食料・林産物3.8%飲料、農業、加工食品・加工肉、製紙・林業製品 *再生可能エネルギー事業への貸出金は除く*TCFD提言、日本標準産業分類及び当行の業種コード等を用いて分類 ③ リスク管理気候変動を含む環境への取組を経営の重要課題の一つとして認識し、気候変動への対応方針を含む「サステナビリティ宣言を踏まえた投融資方針」を策定しています。 気候変動に起因する物理的リスクや移行リスクが、中長期にわたり当行グループの事業内容・戦略・財務内容に影響を与えることを認識しています。 当行グループでは、リスク管理を経営の安定性・健全性を維持するための最重要課題として位置付け、取締役会を頂点とするリスク管理態勢を構築していますが、今後、気候関連リスクについても、統合的リスク管理のプロセスへの組み入れを検討してまいります。 ④ 指標と目標当行グループでは、地域のサステナビリティやカーボンニュートラルの実現に向け、以下の指標と目標を設定し、取組を進めています。 A 温室効果ガス排出削減当行グループでは、温室効果ガス排出削減の取組を進めるため、2030年度及び2050年度のカーボンニュートラル中長期目標を設定し、中期経営計画においては2026年度を目標年度とした温室効果ガス排出量削減目標を設定しています。 《指標と目標・実績(連結)》指標目標実績温室効果ガス排出量(中期経営計画目標)2026年度に2013年度比70%削減(Scope1,2)2024年度実績5,386t-CO2(2013年度比△56.7%)(カーボンニュートラル中長期目標)2030年度までにScope1,2ネットゼロ2050年度までにScope1,2,3ネットゼロ―(※1) 《温室効果ガス排出量の推移(連結)》 (単位:t-CO2)計測項目2021年度2022年度2023年度2024年度Scope1(直接排出)1,4831,3961,3031,391Scope2(間接排出)6,6236,2244,1963,995合計(Scope1+Scope2)8,1067,6205,4995,386Scope3(Scope1,2以外の間接排出)12,8222,304,8728,212,593―(※1)カテゴリ1購入した製品・サービス3,4593,3984,180カテゴリ2資本財5,0227,1273,649カテゴリ3Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動1,1541,134838カテゴリ4輸送・配送(上流)1,7901,6411,646カテゴリ5事業から出る廃棄物284287317カテゴリ6出張250314274カテゴリ7通勤863971945カテゴリ8(※2)リース資産(上流)―――カテゴリ9(※2)輸送・配送(下流)カテゴリ10(※2)販売した製品の加工カテゴリ11(※2)販売した製品の使用カテゴリ12(※2)販売した製品の廃棄カテゴリ13(※3)リース資産(下流)―――カテゴリ14(※2)フランチャイズ―――カテゴリ15投融資未算定2,290,0008,200,744合計(Scope1+Scope2+Scope3)20,9282,312,4928,218,092 *Scope3の算定にあたっては、環境省、経済産業省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer.2.6」、「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベースVer.3.4」を使用しております。 当行グループの温室効果ガス排出量推移は上記のとおりです。 2024年度は排出量削減の取組として、店舗の空調設備を高効率設備へ更新しました。 その他の取組として、LED照明の導入や環境に配慮した事業活動に取り組んでいます。 ※1 2024年度の算出結果については、2025年9月に当行ホームページにおいて公表予定の「サステナビリティレポート2025」をご参照ください。 (https://www.gogin.co.jp/ir/disclosure/sustainabilityreport/)※2 カテゴリ8~12及び14は業務上該当ありません。 ※3 カテゴリ13について、ごうぎんリース㈱は集計対象外としております。 《Scope3カテゴリ15の試算》カテゴリ15(投融資を通じた間接的な温室効果ガス排出量)は、金融機関におけるScope3の大部分を占めるため、PCAFスタンダード(※1)の計測手法を参考に、当行の事業性融資及び上場株式・社債について2022年度に初めて試算しました。 2023年度の試算結果は以下のとおりであります。 今後、試算結果をお取引先の脱炭素化の促進に活用していくことを検討してまいります。 また、2024年度の試算結果は、2025年9月に当行ホームページにおいて公表予定の「サステナビリティレポート2025」をご参照ください。 (https://www.gogin.co.jp/ir/disclosure/sustainabilityreport/) 《2023年度の試算結果》 (単位:千t-CO2)業種資産区分別合計事業性融資上場株式・社債石油及びガス3,02833,031電力・ユーティリティ65631687旅客空運66―66海上輸送6360636鉄道輸送29230トラックサービス194―194自動車及び部品11011金属・鉱業4159424化学5728579建築資材31133資本財2631264不動産管理・開発909飲料527農業5893591加工食品・加工肉2650266製紙・林業製品1191121その他1,24651,251合計8,134668,201 ・業種:TCFD提言における炭素関連資産(4セクター18業種)及びその他・排出量:投融資先の排出量(※2)×投融資先における当行の投融資割合・基準日:投融資残高:2024年3月末融資先財務データ:2024年3月末時点で当行が保有する最新データ・データクオリティスコア:3.38・カバー率:93.0%※1 PCAF(Partnership for Carbon Accounting Financials):投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出量を計測・開示するための国際的なイニシアチブ。 ※2 データが取得できない先は、PCAFデータベースから引用した地域・セクター別の売上あたり排出係数を使用(トップダウン分析)。 開示・公表している一部の先については、公表値を使用(ボトムアップ分析)。 B サステナブルファイナンス実行目標地域の環境課題・社会課題解決に向けて、2021年度から2030年度までの10年間におけるサステナブルファイナンスの新規実行累計額を中長期目標として設定しています。 《指標と目標・実績》指標目標実績サステナブルファイナンス新規実行累計額2021年度~2030年度1兆5,000億円(うち環境分野5,000億円)累計 5,333億円(うち環境分野2,038億円)〈内訳〉・2024年度 1,340億円(うち環境分野 473億円) 《サステナブルファイナンスの定義》サステナブルファイナンスは、各種国際原則や政府の指針・ガイドラインに適合するファイナンスやそれらの原則・指針・ガイドラインに示されている対象事業・資金使途の例示等に合致する環境課題・社会課題の解決に資する投融資、お客様のESGやSDGsへの取組を支援又は促進する投融資を対象範囲としています。 分野事業環境分野気候変動緩和と適応及び環境配慮に資する事業例)再生可能エネルギー事業、省エネルギー事業、脱炭素・低炭素事業等社会分野地域経済活性化及び持続可能な地域社会に資する事業例)基本的インフラ整備、必要不可欠なサービス、雇用創出等 (3) 生物多様性保全・自然資本への対応当行グループでは、生物多様性保全や自然資本への対応を気候変動と並ぶ重要な課題と認識しています。 自然資本は、水、大気、土壌、海洋、動植物などから構成され、当行グループも、自社の事業活動を通じて自然資本に依存し、影響を与えるだけでなく、投融資を通じて、お取引先やそのサプライチェーンの活動とつながりを持っています。 そのため、金融機関は、お客様の自然資本への依存や影響を把握し、リスクを適切に管理する必要があることに加え、自然資本関連の金融商品やサービス、自社の取組によるビジネス機会の獲得にもつなげることができます。 そうした重要性を鑑み、当行は生物多様性保全・自然資本対応に積極的に取り組み、持続可能な地域社会の実現に貢献することを目的に、2024年1月にTNFD※採用者(TNFD Adopter)として登録するとともに、TNFDに関連する情報の共有や枠組みの策定をサポートする組織であるTNFDフォーラムに参画しました。 今後、TNFDの提言に基づく取組を段階的に進め、進捗状況について開示していきます。 ※ TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosures の略。 自然関連の財務情報を開示する枠組みの開発・提供を目指す国際イニシアチブ。 (4) 人的資本当行は「地域の夢、お客様の夢をかなえる創造的なベストバンク」を経営理念に掲げ、地域・お客様の課題解決を通じて、地域やお客様とともに持続的な発展・成長の実現を目指しております。 経営理念の実現を支える最大の柱は人材であり、中期経営計画において、新卒・経験者採用の強化、専門人材の育成加速、個々人が能力を最大限発揮できる職場環境の整備を経営上の重要課題であると認識しております。 経営戦略と連動した人材戦略の実践を通じて、長期ビジョンの実現、更には経営理念の実現に向け、人的資本への取組を強化してまいります。 ① 戦略当行グループでは、人材戦略や人材育成方針及び社内環境整備方針をサステナビリティに関する重要事項の一つとして捉え、執行役員会議にて毎月進捗を協議するとともに経営執行会議・サステナビリティ委員会、取締役会等での審議を経て決議しています。 イ 人材育成方針A 全体方針 経営理念の実現に向け、長期ビジョンで掲げている「No.1の課題解決力で持続的に成長する広域地方銀行」を実現するため、社内外で通用する高い専門性を有す人材の育成に取り組みます。 そのために、質の高い成長機会を提供するなど、人材へ積極的に投資を行い、従業員一人ひとりの自律的なキャリア形成をサポートします。 B 取組方針(A) 多様な人材の確保・戦力化新卒採用におけるコース別採用(デジタルコース新設)の活用やリファラル採用・キャリアリターン制度など経験者採用チャネルの拡充・多様化に取り組んでいます。 また、スペシャリストが専門性を追求し続けることができるキャリアパスの明確化や高度プロフェッショナル運用(市場価値や成果に応じた個別決定の報酬制度)の活用などにより、性別・年齢・国籍を問わず、多様な人材を積極的に採用しています。 (B) 体系化した育成カリキュラムに基づく育成コンサル分野(法人コンサル、アセットコンサル、融資・外為、ローン、窓口サービス)及びデジタル分野の専門人材育成に向けた当行独自の認定制度を導入しています。 各分野で人物像を設定のうえ、人物像に対してスキルチェックリストを整備し、タレントマネジメントシステムによりスキルの可視化を図っています。 認定に際しては、スキルのほか、実績・成果物や実務経験など総合的に判定しています。 また、認定者数を主要KPIとして設定し、体系的かつ計画的に専門性の向上に取り組むことにより、専門人材育成を図っています。 〔参考:従業員一人ひとりのスキルアップによる「稼ぐ力」の向上〕(C) 質の高い成長機会の拡充一人ひとりの成長を加速させるためには、実践の場である「良質な育成機会」を増やすことが重要との考えのもと、融資部や山陽・関西ブロック店舗への法人営業担当者短期派遣研修やアウトバウンド研修など、実践力を学ぶ機会を拡充しています。 また、行内外の専門人材との交流を通じた成長機会を提供しています。 (D) 自律的なキャリア形成をサポート・個々人の能力の可視化を通じて、一人ひとりのレベルに沿った効果的かつ効率的なOJT、研修、自己啓発に取り組むことができる体制整備を進めています。 ・従業員一人ひとりが作成するキャリア開発シートをもとにキャリア面談を実施し、個々人のキャリアプランに沿った配置や自律的な学びの機会の提供など従業員一人ひとりの主体的なキャリア形成をサポートすることにより、モチベーションの維持・向上に取り組んでいます。 〔参考指標〕項目2022年度2023年度2024年度育成に係る人的投資額(※)300百万円543百万円920百万円 ※キャリアアップ手当(自己研鑽を後押しすることを目的として2023年7月に新設)、行内研修・セミナー・勉強会、eラーニングに係る費用、行外研修参加費用、自己啓発奨励金、研修に係る旅費、研修受講時の人件費、内部研修講師の人件費、研修出向者の人件費を含んでおります。 ロ 社内環境整備方針A 全体方針当行グループは、従業員一人ひとりが能力を最大限発揮できるウェルビーイングな職場環境を実現します。 ・高いエンゲージメントの実現従業員と一体となり双方の成長に貢献し合う関係を構築することにより、従業員一人ひとりの働きがいを創出し、高いエンゲージメントの実現を図ります。 ・心身の健康の実現全ての従業員が安心して働き続けることができるよう、心身両面での健康サポートを行います。 ・ダイバーシティ&インクルージョンの実現性別や年齢、障がいの有無等にとらわれず、従業員一人ひとりの価値観や適性を尊重し、かつ従業員が柔軟で働きやすい職場環境を実現します。 B 取組方針(A) 高いエンゲージメントの実現2022年度より、当行グループ全従業員に対し「従業員エンゲージメントサーベイ」を実施し、組織のエンゲージメント状況の可視化に取り組んでいます。 銀行業界や同規模企業との対比を通じて当行グループ及び職場単位の強みや課題を明確にしたうえで、会社と各職場が一体となって、より良い職場の実現に向けた改善活動に取り組み、グループ一丸となってエンゲージメント向上を図っています。 〔参考:離職率推移〕特に若年層の離職率は低水準を維持しています。 今後もエンゲージメント向上への取組などを通じて、本水準の維持・低下を目指します。 項目2022年度2023年度2024年度2026年度(目標)離職率(30歳未満)7.8%6.3%5.0%5.0%以下離職率(新卒3年以内)13.8%14.0%10.2%― (B) 心身の健康の実現・2018年9月に「健康経営宣言」を策定し、頭取を健康づくりの責任者としてグループ一体となり従業員一人ひとりの心と身体の健康の保持・増進を図っています。 ・従業員の健康課題に即した生活習慣改善のために、運動・食事・睡眠等を管理できる健康増進アプリを導入し、アプリを活用した社内ウォーキングイベントを開催しています。 また、毎月22日を「禁煙の日」とし受動喫煙防止対策を強化、メンタルヘルスケア動画視聴や各種健康セミナーを実施するなど、ヘルスリテラシー向上や健康への関心を高める仕組みづくりを行っています。 ・経済産業省及び日本健康会議が実施する「健康経営優良法人(大規模法人部門)ホワイト500」に7年連続認定されました。 また、グループ会社7社も「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」の認定を受けました。 加えて、全従業員の健康管理に戦略的に取り組んでいる企業として、スポーツ庁の「スポーツエールカンパニー」にも初めて認定されました。 ・従業員のファイナンシャル・ウェルネス向上を支援するため、2022年度は従業員持株会の奨励金を引き上げ(※)、2023年度は従業員持株会の対象企業にグループ会社各社を追加しました。 2024年度は、DC法改正に伴いDC及びiDeCoに関する制度周知をグループ全体で行うなど金融教育強化に取り組んでおります。 なお、確定拠出年金については、対象者の約8割が自己資金を上乗せして積み立てるマッチング拠出を活用しています。 2025年度には、従業員へのインセンティブとして、通常の賞与に加えて当行株式等を給付する「従業員向け株式報酬制度」を導入します。 今後も金融教育の拡充など従業員の経済的な安定を支援する取組を継続的に行います。 (※)毎月の拠出額1口(1,000円)につき支給する奨励金の額を80円から100円に増額。 (C) ダイバーシティ&インクルージョンの実現一人ひとりのライフステージに応じた柔軟な働き方の実現、ワーク・ライフ・バランスの充実を図り、多様な人材が、属性にかかわらず、働きやすく長く活躍できる職場環境づくりに取り組みます。 <推進体制>2024年4月に人事部内に新設されたダイバーシティ推進グループを中心に、女性活躍推進や仕事と介護・育児の両立支援など、ダイバーシティ&インクルージョン推進に向けた活動を行っています。 なお、女性活躍推進に優れた上場企業として、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「なでしこ銘柄」に2年連続で選定されました。 また、2024年度には、女性活躍推進に取り組む企業として最高評価である「プラチナえるぼし」に認定されました。 <女性活躍推進>a.女性管理職比率の向上所属長への登用など、性別に関係なく能力に応じた登用などにより、女性管理職比率は年々向上しております。 2024年度は、従業員アンケートにより顕在化した課題を踏まえ女性活躍推進チームが経営に提言した施策の実行に取り組みました。 具体的には、女性自身のキャリアに対する意識改革や人脈ネットワーク創出を図るため、「女性役員と従業員との座談会」(全営業エリア13ブロックで開催、参加者323名)、「女性管理職経営マインド養成研修」「女性管理職キャリア研修」などを実施しました。 また、地域の女性活躍の機運拡大と参加者のネットワーク構築を目的に「女性活躍推進交流会」を開催しました。 引き続き女性活躍推進チーム提言施策の実施や多様なキャリアパスやロールモデルの提示・共有などを通じて、女性が管理職にチャレンジできる環境・風土の整備に取り組みます。 〔参考:女性活躍推進チームからの提言施策〕女性活躍の先進企業を目指し、従業員発案により2022年11月に「女性活躍推進チーム」を立ち上げました。 公募メンバー32名が、従業員向けアンケートの結果を踏まえ、女性の採用・育成・登用に関する優先的アクションを協議し、2023年9月に経営に提言しました。 〔本人の意識改革〕①全員の意識の底上げ ~キャリア形成に向けた支援~・キャリアプラン構築研修の実施・人脈ネットワーク創出及び視野を広げる場の提供・行内インターンシップ制度の導入②管理職・役員登用に向けた育成 ~メンター制度の導入~〔管理職の意識改革〕①管理職向け多様性のある組織運営を学ぶセミナーの実施②キャリア面談の定着化・レベルアップ《職位別の女性比率(連結)》 2022年度末2023年度末2024年度末2026年度末(目標)所属長相当職以上(※1)30.6%31.8%45名/133名33.8%―課長相当職以上(※2)20.7%21.9%68名/282名24.1%25.0%以上係長相当職以上(※3)26.5%30.0%287名/824名34.8%30.0%以上 ※1…部長、支店長、出張所長、プラザ長等※2…女性活躍推進法の規定に基づき算出。 労働基準法上の「管理監督者」及び同等の権限を有する者(部店長等の所属長、副部店長、グループ長、次長など)※3…女性活躍推進法の規定に基づき算出。 「係長」及び同等の権限を有する者(部店長代理、本部副調査役などの役職者)b.男女間の賃金差異の改善・同一労働における男女間賃金格差はございません。 ただし、正規労働者については、主に平均年齢及び勤続年数(年齢)の差異、年代別の女性比率の差異、管理職比率の差異、転居を伴う転勤を許容する者に支給するフリー手当(定例給与の10%相当額)受給者割合などが男女間の賃金差異に影響しています。 〔参考指標1に記載〕加えて、全労働者の賃金格差については、非正規労働者のうち女性の占める割合が8割超であるなど雇用形態別人員割合の差異などが影響しています。 〔参考指標2に記載〕・キャリア形成サポートなど女性活躍促進に向けた各種施策の効果が、女性の平均勤続年数の長期化や女性管理職比率の高まりなどに表れており、結果として男女間賃金格差は縮小推移しています。 ・年代別の女性比率の差異や、非正規労働者における女性比率の高さは、女性の家事・育児・介護等の負担割合が高いことが一因であると考え、性別による役割分担意識の解消、性別を問わない仕事と家事の両立支援、公平性のある職場環境づくりに取り組むことにより、男女間の賃金差異の改善に取り組みます。 《男女間の賃金差異(連結)》特に正社員の男女間賃金格差は年々縮小しています。 対象2022年度2023年度2024年度全労働者45.9%48.6%50.8%うち正社員55.8%59.4%61.7%うち非正規雇用者80.6%84.5%83.9% 〔参考指標1〕《男女別の平均年齢・勤続年数(連結)》 ※正社員のみ平均年齢及び勤続年数に男女間の差異がありますが、女性の平均勤続年数は年々長期化しています。 項目2022年度2023年度2024年度男性女性男性女性男性女性平均年齢44.5歳38.6歳44.2歳39.0歳43.6歳39.3歳平均勤続年数20.5年15.2年20.1年15.5年19.5年15.6年 《年代別男女構成比率(連結)》 ※正社員のみ当行内で相対的に平均賃金が低い10~30代は女性比率が高く、男女間賃金格差に影響を与えています。 項目2022年度2023年度2024年度男性女性男性女性男性女性10~20代34.4%65.6%36.2%63.8%38.5%61.5%30代45.3%54.7%45.6%54.4%45.5%54.5%40代52.4%47.6%52.3%47.7%52.4%47.6%50代超67.4%32.6%64.9%35.1%62.1%37.9%全体51.6%48.4%51.3%48.7%50.9%49.1% 《男女別の管理職比率(連結)》女性管理職比率の高まりが男女間賃金格差の縮小に影響を与えています。 項目2022年度2023年度2024年度男性女性男性女性男性女性管理職比率(課長相当職以上)79.3%20.7%78.1%21.9%75.9%24.1%管理職比率(係長相当職以上)73.5%26.5%70.0%30.0%65.2%34.8% 《男女別のフリー手当受給者割合(単体)》フリー手当受給者割合の男女差異が男女間賃金格差に影響を与えています。 項目2022年度2023年度2024年度男性女性男性女性男性女性フリー手当受給者割合 (注)83.5%8.5%82.4%10.0%79.9%9.3% (注) 転居を伴う転勤を許容する者に支給するフリー手当を受給している者の割合(定例給与の10%相当額)。 なお、支給しているのは当行のみ。 〔参考指標2〕《雇用形態別人員割合(連結)》 ※年間の平均人員にて算出非正規雇用者に占める女性割合の高さが、全労働者における男女間賃金格差に影響を与えています。 項目2022年度2023年度2024年度男性女性男性女性男性女性正社員1,070名51.8%995名48.2%1,031名51.6%966名48.4%1,005名51.3%955名48.7%非正規雇用者176名15.5%961名84.5%172名15.7%925名84.3%184名16.8%912名83.2% c.男性労働者の育児休業等取得率の向上育児や家事等の役割分担に対する固定概念を払拭し、一層の女性活躍を後押しするため、男性労働者の育児休業取得を促進しております。 育児休業を子が3歳の誕生日の前日まで取得できる制度を設けるなど、制度の充実に取り組んでいます。 また、男性労働者の育児休業に対する意識改革や、気兼ねなく制度を利用できる職場環境を作ることにより、共育ての文化を醸成し、育児休業取得率の向上に加え、取得日数の長期化を図ります。 《男性の育児休業等取得率(連結)》項目2022年度2023年度2024年度育児休業等の取得割合82.7%94.2%80.4%(※1)育児休業等及び育児目的休暇の取得割合100.0%97.1%97.5%男性育児休業平均取得日数(※2)5.1日8.7日13.1日 ※1…年度末の3月に配偶者が出産したものが5名いたこと等により、取得割合低下 いずれも2025年4、5月に取得済みであり、5名を含めた場合の取得率は92.6%※2…当該年度に育児休業等を取得した従業員を対象に算出 <多様な人材の活躍>・性別・年齢・国籍を問わず、柔軟な採用に努めており、1級建築士や弁護士、情報処理安全確保支援士など金融業務に限らず幅広い人材を採用しています。 地方における新卒採用の厳しさが増していることも踏まえ、リファラル採用制度やキャリアリターン制度などの採用チャネルを拡充し、積極的に経験者採用を実施しています。 また、2022年4月に市場価値や成果に応じた個別決定の報酬制度(高度プロフェッショナル運用)を導入し、プロフェッショナル人材の確保にも努めています。 ・当行は、障がいのある方が専門的に就労する事業所を島根(2007年開設)、鳥取(2017年開設)の2か所で運営しており、計35名(2024年度末現在)が在籍しています。 それぞれの能力を活かし、絵画制作を通じて創出される経済価値を地域の障がい者就労支援事業へ間接的に還流させる取組や、ITスキルを駆使した事務サポート及び業務効率化など幅広く活躍しています。 今後も、地域で障がい者の自立を支援する取組を継続する中、障がい者雇用比率の向上を目指します。 ・同性パートナーの従業員に対し、法律上の配偶者と同等の福利厚生や規程を適用する「パートナーシップ制度」を導入するなど、従業員一人ひとりの価値観を尊重し、働きやすい職場づくりにも取り組んでいます。 項目2022年度2023年度2024年度2026年度(目標)経験者採用比率25.0%27.1%29.5%25.0%以上経験者採用者数13名19名28名―障がい者雇用比率2.7%3.0%3.0%― <シニア人材の活躍の場の拡大>・2025年7月に役職定年を55歳から60歳に延長、定年を60歳から65歳に延長します。 併せて中高年層の専門分野での活躍機会を拡充することにより、「モチベーション高く、持続的に活躍できる仕組みの整備」及び「年齢によらず豊富な知識と能力が発揮可能な組織の実現」を目指します。 <ワーク・ライフ・バランスの充実>・働く場所や時間を柔軟に設定できる環境を整備し、従業員一人ひとりのワーク・ライフ・バランスを充実させることで、働きやすさの向上を目指しています。 ・2024年度には、成長意欲のある従業員が退職することなく学べる環境や配偶者の海外赴任の際に柔軟に対応できる環境の整備などを目的とした「キャリア休職制度」を導入するなど、個々人のキャリアに沿った働き方の拡充に努めています。 ・休暇制度を拡充し、一人ひとりのニーズに沿って有給休暇を取得できる企業風土の醸成に取り組んでいます。 ・従業員が安心して働き、当行グループで長く活躍できるよう、育児休業や介護休業に関する制度の充実を図り、家庭と仕事の両立をサポートしています。 ・2024年には、厚生労働省より不妊治療と仕事の両立を支援する環境整備に取り組んでいる企業として、「プラチナくるみんプラス」に認定されました。 項目2022年度2023年度2024年度有給休暇平均取得日数16.8日17.2日16.5日有給休暇平均取得率89.0%90.4%86.6%月間平均時間外労働時間(※1)5時間43分6時間38分6時間18分 ※1…法定労働時間(1日8時間)を超えて労働した時間を基に算出しています。 ② 指標と目標人材育成方針、社内環境整備方針に沿ったそれぞれの指標・目標は以下のとおりです。 <人材育成方針>当行では、社内外で通用する専門性を有す人材の育成のため独自の認定制度を導入しています。 また、認定者数を主要KPIとして設定し、認定レベルに応じた研修を拡大するなど体系的かつ計画的に専門性向上に取り組み、業務ごとの戦略と連動した人材育成を行っております。 能力開発体系における認定者数(※1) (※2) 2023年度末2024年度末2026年度末目標法人コンサルアセットコンサルデジタル人材(※3)法人コンサルアセットコンサルデジタル人材(※3)法人コンサルアセットコンサルデジタル人材(※3)ハイクラス20名7名3名54名15名8名100名15名10名スタンダード85名66名123名117名73名163名200名85名160名ベーシック302名46名251名293名57名275名200名25名220名 2023年度末2024年度末2026年度末目標融資・外為ローン窓口サービス融資・外為ローン窓口サービス融資・外為ローン窓口サービスハイクラス8名2名1名8名6名4名20名18名13名スタンダード74名54名76名105名65名79名200名90名62名ベーシック305名80名88名305名74名92名250名100名55名 ※1…2024年度末の認定者数は2025年3月末基準の認定者数を記載(上位認定のみカウント、業務従事者のみカウント)※2…各認定分野及びレベルの詳細については、第2「事業の状況」2「サステナビリティに関する考え方及び取組」(4)人的資本 ①戦略 イ人材育成方針 B 取組方針 (B) 体系化した育成カリキュラムに基づく育成に記載※3…デジタル人材は「DX企画人材」「データ利活用人材」「デジタル実務人材」の合計 <社内環境整備方針>項目指標2022年度2023年度2024年度2026年度目標高いエンゲージメントの実現 心身の健康の実現 ダイバーシティ&インクルージョンの実現エンゲージメント・レーティング(※1)BBBAAAAA以上離職率(30歳未満)7.8%6.3%5.0%5.0%以下経験者採用比率25.0%27.1%29.5%25.0%以上女性管理職比率(課長相当職以上)(※2)20.7%21.9%24.1%25.0%以上女性管理職比率(係長相当職以上)(※3)26.5%30.0%34.8%30.0%以上 ※1…株式会社リンクアンドモチベーション「モチベーションクラウド」によるエンゲージメントサーベイの結果を示しております(全11段階に分かれており、現行「AA」は、「AAA」に次ぐ上位から2段階目のレーティングであり、金融業界平均「BB」、従業員1,000名以上企業の平均「B」よりも高い水準)。 ※2…女性活躍推進法の規定に基づき算出。 労働基準法上の「管理監督者」及び同等の権限を有する者(部店長等の所属長、副部店長、グループ長、次長など)※3…女性活躍推進法の規定に基づき算出。 「係長」及び同等の権限を有する者(部店長代理、本部副調査役などの役職者) (5) サイバーセキュリティへの対応当行グループは、サイバー攻撃の高度化・巧妙化を踏まえ、サイバー攻撃の未然防止と発生時の迅速な復旧対応について、経営の重要課題の一つとして位置づけ、サイバーセキュリティ対策に取り組んでいます。 ① ガバナンス当行グループが直面する様々なサイバー攻撃の脅威に対し、関連部署で組織された「ごうぎんCSIRT(Computer Security Incident Response Team)」を設置し、経営主導のもと、サイバーセキュリティ管理態勢の整備に取り組んでいます。 サイバーセキュリティ管理態勢については、「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」(2024年10月制定)、国内外のサイバーセキュリティ事案を参考に、改善・強化に継続的に取り組んでいます。 《体制図》 ② 戦略お客様に安心・安全な金融サービスを提供するため、サイバーセキュリティ対策の強化に取り組んでいます。 具体的には、ごうぎんCSIRTにおいて下記の活動を行っています。 ・サイバーセキュリティ関連規程・マニュアルの整備・サイバーセキュリティに対する技術的対策の企画・立案・実施・インターネットシステム/クラウドサービスのサイバーリスク評価及び改善要請・最新の攻撃手口や脆弱性情報の収集と予防措置・サイバー攻撃対策の稼働状況及び監視状況の確認・チェック・サイバー攻撃対応に関する教育の企画・立案・実施 ③ リスク管理A.サイバーインシデント発生時の対応「サイバー攻撃対応マニュアル」に基づき、ごうぎんCSIRTが連携して対応体制を構築し、影響調査、被害特定、被害拡大防止、お客様対応及び対外広報等が迅速に行えるよう定期的に訓練等を実施し、実効性の向上を図っています。 B.システムリスク(サイバーリスク)の評価システムを導入する際に、システムリスク評価を実施し、セキュリティ対策の実施状況を確認するとともに、対策を講ずるべき重要なリスクが残存していないか洗い出し、必要に応じて追加対策を要請しています。 また、システム稼働後も、定期的にシステムリスク評価を実施し、セキュリティ対策の実施状況をモニタリングしています。 《システムリスク評価の流れ》1セキュリティ対策要求水準の策定あらかじめ、システム重要度に応じたセキュリティ対策の要求水準を策定2システム重要度の決定導入するシステムの取扱情報、障害発生時の影響度等からシステム重要度を決定3サイバーセキュリティ対策内容の確認「システムリスク評価シート」「インターネットシステム調査票」等により、ITベンダーに対し、セキュリティ対策実施状況を確認4セキュリティ対策の妥当性確認セキュリティ対策の妥当性を確認し、要求水準と乖離があれば、必要に応じて対応(改善)を要請5セキュリティ診断(脆弱性診断)の実施システムに脆弱性が残存していないか確認するため、稼働前に必要に応じて、外部専門業者によるセキュリティ診断を実施6定期モニタリングの実施システムの重要度に応じた所定の頻度により、セキュリティ対策が有効に維持されているかモニタリング ④ 指標と目標サイバーセキュリティの強化に向け、下記の指標と目標を設定しております。 指標(実施回数)目標2024年度実績CSIRT会議年4回4回セキュリティ診断年1回以上2回サイバー攻撃対応演習年2回以上2回標的型攻撃メール訓練年2回以上2回セキュリティ教育年2回以上2回 |
戦略 | ② 戦略《マテリアリティの特定》当行グループでは、中期経営計画の策定にあたり、国際的なガイドライン等 (国連グローバル・コンパクト、GRIスタンダード等)が示すサステナビリティ課題や外部環境・社会構造の変化を踏まえ、リスクと機会を把握し、課題先進地域における社会性と経済合理性のバランスも考慮し、「ステークホルダー(社会)の視点からの重要度」と「経営(当行)の視点からの優先度」の観点からマテリアリティ候補を選定し、サステナビリティ委員会、取締役会における複数回にわたる議論を経て、マテリアリティを特定しました。 特定したマテリアリティの課題解決に向けた具体的な取組を進めることで、サステナビリティ経営を実践し、社会的なインパクトの創出を目指してまいります。 《マテリアリティと特定理由》マテリアリティ特定理由地域活性化への貢献人口減少、少子高齢化、後継者不足、地域経済の疲弊といった地域の課題に対し、地域にコミットし様々な角度から地域経済活性化に貢献する。 また、地域社会の一員として社会貢献活動を通じた地域貢献も果たす。 人生100年時代のQOL向上をサポート豊かな地域社会の実現に向け、地域のお客様の資産所得向上を目的に金融経済教育等を実施し、地域住民の金融リテラシー向上に貢献する。 環境保全・気候変動への対応脱炭素社会の実現に向け、企業のカーボンニュートラルに向けた取組支援としてサステナブルファイナンスや子会社による再エネ電力の供給に取り組む。 地域の生物多様性保全も新たな課題であると認識。 DXの推進・質の高い金融 サービスの提供DX等を進めながら、地域の重要な金融インフラとして、人口減少・少子高齢化が進む中においても地域のお客様に安定した金融インフラと質の高いサービスを提供する責務があると認識。 人権の尊重国内外において人権に対する意識や重要性が高まり、企業には自社の業務や役職員に関する人権課題への対応にとどまらず、サプライチェーンや取引先を含む幅広いステークホルダーの人権を尊重することが求められている。 金融機関として本業を通じた人権の尊重の取組や、ステークホルダーへの働き掛けは大きな責務であると認識。 働き方改革・ダイバーシティ&インクルージョンの推進従業員への多様で柔軟な働き方の提供やキャリア開発支援等積極的な投資により、心身の健康を保ち、従業員やその家族のウェルビーイングを実現し、従業員エンゲージメントの向上を図る。 地域を支える存在であり続けるため、地域やお客様の課題解決のために行動できる人材を育成。 性別に関係なく、従業員の多様な個性や価値観を尊重し、一人ひとりが活躍できる組織づくりに取り組む。 企業価値向上・コーポレートガバナンス強化ステークホルダーの期待に応え持続的な企業価値向上を実現するため、コンプライアンスを含んだグループ一体となったガバナンス強化に努め、グループシナジーの最大化を追求する。 《マテリアリティの特定プロセス》マテリアリティの特定及び見直しは、次のStep1~3のプロセスで行っております。 Step1では、政府や国際的なガイドラインが示す課題、国や地域の課題から、マテリアリティ対象項目を抽出し、それらのマテリアリティ対象項目を類似課題毎に集約・整理することで、24項目に集約しました。 Step2では、「ステークホルダー(社会)の視点からの重要度」と「経営(当行)の視点からの優先度」の2軸での評価に、当行グループの事業活動による関与・貢献度の評価を加え、マッピングし、最重要課題を洗い出しました。 Step3では、Step1、2で抽出・特定した項目について、サステナビリティ委員会及び取締役会で議論を重ね、マテリアリティを決定しました。 《当行グループのマテリアリティマップ》 |
指標及び目標 | ④ 指標と目標サステナビリティに関する重要課題について指標と目標を設定しています。 主要な指標と目標については、「 (2)気候変動への対応 ④指標と目標」、「(4)人的資本 ②指標と目標」及び「(5)サイバーセキュリティへの対応 ④指標と目標」を参照ください。 |
事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 営業戦略等が奏功しないリスク当行は、収益力強化のために様々な営業戦略等を実施しておりますが、国内外の経済環境悪化、他業種との競争激化あるいは顧客ニーズとの乖離等により、これらの戦略が奏功しないリスクがあります。 このような場合、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行は中期経営計画に基づき、取締役会のほか、経営執行会議や執行役員会議等を機動的に開催し、多面的に検討を行ったうえで営業戦略を策定しております。 また、採用した営業戦略の進捗について評価・分析を行い、必要に応じ戦略を修正・変更するなど、機動的な運営ができる態勢としております。 ② 特定地域の経済動向の影響を受けるリスク当行は、山陰両県を主たる営業基盤として営業活動を行っております。 したがって、当行の預金残高や貸出金残高のほか、手数料収益や与信費用などの増減が山陰両県の経済情勢に大きく影響を受け、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行は、少子高齢化が進む課題先進地域の地域金融機関として、積極的に地域の課題解決を図り、地域、お客様とともに成長する、先行モデルづくりにチャレンジしております。 当行は従来より広域地方銀行を目指し、山陽地区や、兵庫県・大阪府へ広域展開を図ってまいりました。 積極的に経営資源を投入し、地域的なリスク分散も図っております。 当事業年度末日における地域別の貸出金割合は、山陰両県の35.2%に対し、広島・岡山19.9%、兵庫・大阪24.6%、東京20.1%となっております。 ③ 感染症の流行に関するリスク新型コロナウイルス感染症が再流行する場合や、新型インフルエンザその他の感染症が流行した場合、当行の営業活動に支障を来たすことによる手数料等収益の減少や、経済活動が低下し、お取引先の財政状態及び経営成績が悪化することによる与信費用の増加など、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、一部の店舗等において業務の継続が困難になる可能性もあります。 ④ 風評リスク各種リスクの顕在化、不祥事件の発生、あるいは風説の流布などによって当行の風評が悪化した場合、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行は、健全性を維持し、安定的な利益を計上するとともに、積極的な情報開示を行うことで、風評リスクの発生防止に努めております。 ⑤ 信用リスク信用リスクとは、お取引先の財務内容の悪化等により、貸出金などの利息や元本の回収が困難になり、損失を被るリスクであります。 お取引先を取り巻く環境の変化等によっては、当行の不良債権及び与信費用が増加し、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 貸出金残高の増強戦略下においては、対象となる資産が増加するため、信用リスクは増加する傾向にあります。 信用リスクに対しては資本配賦を行い、モニタリングすることで、経営体力(自己資本)の範囲内にリスク量をバランスさせております。 信用リスクの管理は、「内部格付制度」をベースとして、「個別案件の厳正な審査・管理(ミクロの信用リスク管理)」と、「信用リスクの計量化によるポートフォリオの管理と適切な運営(マクロの信用リスク管理)」及び「厳正な自己査定とそれに伴う適切な償却・引当の実施」を基本としております。 また、定期的にローンレビューや信用リスク管理委員会、ALM委員会を開催し、信用リスク管理に関する協議等を行っております。 ⑥ 市場リスク市場リスクとは、金利、株価、為替などの市況の変動によって、当行が保有している金融資産・負債の価値が変動し損失を被るリスクであります。 当行は、日本国債等への投資に加え、外国証券や多様な投資信託への投資を戦略的に実施するなど、有価証券運用に係るリスクテイクの多様化を図っております。 そのため、国内外の経済・金融市場の動向によっては、保有する有価証券の価格下落による減損または評価損が発生し、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行は、市場リスクに対し資本配賦を行い、モニタリングすることで、経営体力(自己資本)の範囲内にリスク量をバランスさせております。 市場リスクについては、VaRの水準や評価損益額、感応度などについて日次で把握・管理を行っているほか、ALM委員会を開催し、VaRの水準や評価損益額、感応度などを報告し、リスク量の把握、適切なリスクコントロールの手段の協議・決定を行っております。 ⑦ 流動性リスク流動性リスクとは、予期せぬ資金の流出等により、決済に必要な資金調達に支障を来たす、あるいは通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされる等のリスクであります。 深刻な金融システム不安の発生、あるいは当行財務内容の大幅な悪化などにより、当行の資金調達力が著しく低下するような場合には、資金調達費用が大幅に増加し、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当行では、流動性リスクについて、日々資金ギャップ限度額による管理を行っております。 また、月次ベースで資金繰りの予想・実績を作成し、計画との差異を検証しております。 さらに、緊急時に備えて組織体制や対応策などをまとめたコンティンジェンシープランを策定しております。 なお、当行では国債等流動化可能債券やその他流動性の高い資産を保有しており、流動性リスクに対して万全の態勢を整備しております。 ⑧ オペレーショナル・リスク(オペレーショナル・リスクの概要)オペレーショナル・リスクとは、「銀行の業務の過程、役職員等(当行及び関係会社の役職員で派遣社員を含む、(以下、「役職員等」という。 ))の活動、もしくはシステムが不適切であること、または外生的事象により損失が発生するリスク」と定義し、以下のリスクを認識しております。 A 事務リスク事務リスクとは、事務管理体制の不備、役職員等が正確な事務を怠ること、あるいは事故・不正等を引き起こすこと等によって損失を被るリスクであります。 預金、融資、為替などの銀行業務における各種の事務を適時適切に処理しなかった場合、保有している顧客情報や経営情報の漏えい、紛失等が発生した場合、あるいは役職員等による事故・不正等が発生した場合等には、お客様にご迷惑をおかけしたり、損害賠償責任を負ったりすること等により、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 B システムリスクシステムリスクとは、コンピュータシステムの停止や誤作動、システムの不備、またはコンピュータが不正に使用されること等により損失を被るリスクであります。 ATMや営業店端末、当行ホームページ等に障害が発生した場合には、預金払出や振込業務の停止、社会的信用の失墜などによって、お客様にご迷惑をおかけするとともに、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (A) サイバー攻撃に関するリスク当行グループでは、顧客の利便性向上により競争優位を確立するため、また抜本的な業務の見直しにより生産性を飛躍的に向上させるため、DXの推進に取り組んでおります。 近年のサイバー攻撃の巧妙化・深刻化等を踏まえ、行内外で発生している事案について、情報を収集し、サイバーセキュリティには十分に配慮した態勢となるよう努めておりますが、それでもなお、サイバー攻撃を受けた場合には、サービス停止、データ改ざん、情報漏えい、不正送金等が発生し、お客様にご迷惑をおかけしたり、損害賠償責任を負ったりすること等により、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 C イベントリスク自然災害やテロリズム等の外生的要因等により、当行の有形資産が毀損し損失を被ったり、事業活動に支障が生じたりすることで、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 D 人的リスク役職員等の処遇、役職員等の健康及び職場の安全環境に関する問題や、差別行為に起因した賠償責任等により、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 E コンプライアンス・リスクコンプライアンス(役職員が業務遂行にあたって、健全な良識ある社会人として確固たる倫理観のもとで、法令、社会的規範、倫理綱領、経営理念、内部規程等を遵守すること及びステークホルダーの信頼に応えること)に違反した結果として、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (オペレーショナル・リスクの管理体制)当行は、業務の健全性・適切性の観点から、オペレーショナル・リスクの総合的な管理態勢を整備・構築し、「オペレーショナル・リスク管理規程」に基づき、オペレーショナル・リスクの特定、評価、モニタリング、コントロール及び削減を図っております。 具体的には、取締役会で承認されたオペレーショナル・リスク管理態勢をもとに、オペレーショナル・リスク管理担当執行役員をはじめとする経営陣の関与のもと、オペレーショナル・リスク統括部署と各オペレーショナル・リスク主管部署による管理を行っております。 当行はオペレーショナル・リスク管理委員会を設置し、オペレーショナル・リスク管理各部門が共有すべき重要な事項を把握し、具体的な対応策の策定や部門間の調整等オペレーショナル・リスク管理に関する事項の協議・検討を行っております。 オペレーショナル・リスクの管理上重要なものについては、経営執行会議において協議・決定を行います。 オペレーショナル・リスクの管理状況については、取締役会に報告しております。 また、サイバーセキュリティ対策を整備するため、「ごうぎんCSIRT(Computer Security Incident Response Teamの略で、情報システムセキュリティに関する事件・事故に対処する組織内チーム)」を設置し、行内外で発生しているサイバーセキュリティに関する事案に対処しております。 情報システムセキュリティに関する当行の現状と今後の対応を協議し、オペレーショナル・リスク管理委員会に報告する態勢を整備しております。 ⑨ 規制リスク当行は、現時点の規制(法律、規則、政策、実務慣行、解釈など)に従って業務を遂行しておりますが、将来におけるこれらの規制の変更並びにそれに伴って発生する事態により、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 気候変動に関するリスク異常気象による洪水など自然災害の激甚化、あるいは災害の発生頻度の増加による取引先の事業停滞や当行担保物件の毀損、当行グループの営業店舗等の損壊などが発生した場合に、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、脱炭素社会への移行に伴う規制強化や技術革新の進展等が取引先の事業や業績に及ぼす影響により、当行の経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、関連する内容について、第2「事業の状況」2「サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (財政状態の分析)連結ベースの預金等(譲渡性預金含む)は、個人・法人・金融機関・公金の全部門において増加したことから、期中4,236億円増加し、期末残高は6兆6,543億円となりました。 連結ベースの貸出金は、個人・法人・金融機関・地方公共団体向け貸出の全部門において増加したことから、期中3,552億円増加し、期末残高は5兆994億円となりました。 連結ベースの有価証券は、国債を中心とした投資を行ったことなどにより、期中4,247億円増加し、期末残高は1兆9,835億円となりました。 連結ベースの純資産は、利益剰余金などが増加した一方でその他有価証券評価差額金などが減少したことにより、期中125億円減少し、期末残高は3,125億円となりました。 ① 主要勘定の状況(連結) (単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B)-(A)預金等6,230,7216,654,392423,671預金5,923,9786,222,992299,014譲渡性預金306,743431,400124,657貸出金4,744,2485,099,488355,240有価証券1,558,7411,983,510424,769 ② 金融再生法開示債権及びリスク管理債権の状況(連結) (単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権17,78419,1401,356危険債権30,54334,4053,862要管理債権17,67713,681△3,996 三月以上延滞債権46549503 貸出条件緩和債権17,63013,131△4,499小計(リスク管理債権)①66,00567,2261,221正常債権4,826,4185,194,694368,276総与信(合計)②4,892,4245,261,921369,497 不良債権比率(%) ① / ②1.341.27△0.07 (単体) (単位:百万円) 前事業年度(A)当事業年度(B)増減(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権16,98418,0841,100危険債権30,54334,4053,862要管理債権17,67713,681△3,996 三月以上延滞債権46549503 貸出条件緩和債権17,63013,131△4,499小計(リスク管理債権)③65,20566,171966正常債権4,826,4055,194,682368,277総与信(合計)④4,891,6115,260,853369,242 不良債権比率(%) ③ / ④1.331.25△0.08 保全額 ⑤ (イ+ロ)48,35451,1982,844 うち担保等による保全額(イ)23,54325,0221,479 うち破産更生債権及びこれらに 準ずる債権5,0955,774679 うち危険債権16,42317,7181,295 うち要管理債権2,0241,528△496 うち貸倒引当金残高(ロ)24,81026,1761,366 うち破産更生債権及びこれらに 準ずる債権11,88812,309421 うち危険債権9,36611,3501,984 うち要管理債権3,5542,516△1,038 カバー率 ⑤ / ③ (%)74.1577.373.22 うち破産更生債権及びこれらに準ず る債権 (%)100.00100.00― うち危険債権 (%)84.4384.480.05 うち要管理債権 (%)31.5629.56△2.00 引当率(ロ)/(③-イ) (%)59.5563.614.06 うち破産更生債権及びこれらに準ず る債権 (%)100.00100.00― うち危険債権 (%)66.3368.021.69 うち要管理債権 (%)22.7120.70△2.01 ③ 有価証券の評価損益(連結) (単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B)-(A) 満期保有目的△924△2,403△1,479 その他有価証券△60,900△104,826△43,926 うち株式33,37432,442△932 うち債券△21,018△60,912△39,894 うちその他△73,256△76,356△3,100 合 計△61,824△107,229△45,405 (注) 「その他有価証券」については、時価評価しておりますので、上記の表上は、連結貸借対照表計上額と取得原価との差額を記載しております。 (経営成績の分析)当期の経営成績については、日本銀行によるマイナス金利政策の解除を受け、預金金利の引上げを行ったことから預金利息が増加したことに加え、大口先に対する貸倒引当金の計上などにより与信費用が増加しました。 これら減益要因の一方で、貸出金利回りの上昇や、顧客取引の拡大による貸出金残高の増加などから資金利益が増加したほか、コンサルティング部門の収益増加(法人ソリューション手数料や預り資産関連手数料)などによる役務取引等利益の増加を主因として堅調に推移しました。 この結果、当連結会計年度の経常利益は前期比19億89百万円増加の267億16百万円となりました。 このほか、固定資産の減損損失などを特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比19億37百万円増加の187億37百万円となりました。 ① 損益状況(連結) (単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B)-(A) 経常収益120,176135,31415,138 連結粗利益66,03174,8178,786 資金利益69,56976,3506,781 役務取引等利益12,59813,7391,141 その他業務利益△16,136△15,272864 うち債券関係損益△10,484△7,0303,454 営業経費40,57340,928355 一般貸倒引当金繰入額 ①2,1425,0252,883 不良債権処理額 ②5,7048,0182,314 貸出金償却1,35519△1,336 個別貸倒引当金繰入額3,1956,4563,261 特定海外債権引当勘定繰入額――― 債権売却損983518△465 その他1701,023853 貸倒引当金戻入益 ③――― 株式等関係損益5,6674,148△1,519 その他1,4481,722274 経常利益24,72726,7161,989 特別損益△57△397△340 税金等調整前当期純利益24,66926,3181,649 法人税、住民税及び事業税8,1499,4421,293 法人税等調整額△291△1,870△1,579 非支配株主に帰属する当期純利益119△2 親会社株主に帰属する当期純利益16,80018,7371,937 与信費用 ①+②-③7,84613,0435,197 (注) 連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用)+(その他業務収益-その他業務費用) セグメントごとの業績につきましては、「銀行業」で経常収益が前期比151億85百万円増加の1,170億6百万円、セグメント利益は前期比30億35百万円増加の259億90百万円となりました。 また、「リース業」では、経常収益が前期比2億33百万円増加の165億81百万円、セグメント利益は前期比1億70百万円減少の4億65百万円となり、クレジットカード業務等を行う「その他」では、経常収益が前期比13億99百万円減少の28億94百万円、セグメント利益は前期比22億1百万円減少の3億8百万円となりました。 (キャッシュ・フローの状況の分析並びに資本の財源及び資金の流動性)連結ベースの営業活動によるキャッシュ・フローは預金等やコールマネーの増加などによる収入が貸出金の増加などによる支出を上回ったことから8,721億円の収入(前期比8,086億円増加)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の取得などによる支出が有価証券の売却や償還などによる収入を上回ったことから、5,281億円の支出(前期比5,364億円減少)となりました。 また、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いや自己株式の取得などにより89億円の支出(前期比25億円減少)となり、その結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期比3,350億円増加の1兆2,200億円となりました。 当行グループは、銀行業務を中心とする事業を行っております。 したがって、当行グループの資金調達は主に預金等(預金及び譲渡性預金)及び市場性資金調達等によっており、資金運用は主に貸出金及び有価証券等によっております。 当行グループは、預金等を中心とした安定的な資金調達基盤を整備し、営業活動や設備投資等に十分に対応できる手元資金を確保しているほか、流動性の高い資産を保有するなど、流動性リスクに対し万全の態勢を整備しております。 このため、当行グループは、今後予定している資金運用や設備投資等に必要な資金は、手元資金及び営業活動上の資金調達手段にて対応する予定であります。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定等)当行グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しておりますが、取引等の内容によっては、当行グループが合理的と判断する仮定や見積りを必要とするものがあります。 これらの仮定や見積りは、過去の実績や現在の状況等を勘案し決定しており、将来における不確実性を有しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定等のうち、重要なものは第5「経理の状況」1「連結財務諸表等」(1)「連結財務諸表」「注記事項」(重要な会計上の見積り)に記載しております。 (参考)(1) 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、国内業務部門595億86百万円、国際業務部門167億70百万円となり、合計で763億57百万円と前期比67億87百万円の増加となりました。 役務取引等収支は、国内業務部門133億67百万円、国際業務部門3億71百万円となり、合計で137億39百万円と前期比11億41百万円の増加となりました。 また、その他業務収支は、国内業務部門△37億57百万円、国際業務部門△115億15百万円となり、合計で△152億72百万円と前期比8億64百万円の増加となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度55,97213,59769,570当連結会計年度59,58616,77076,357 うち資金運用収益前連結会計年度57,83218,36711376,086当連結会計年度69,78823,67492992,533 うち資金調達費用前連結会計年度1,8594,7701136,515当連結会計年度10,2016,90492916,175役務取引等収支前連結会計年度12,17642212,598当連結会計年度13,36737113,739 うち役務取引等収益前連結会計年度16,76050117,262当連結会計年度18,45147818,930 うち役務取引等費用前連結会計年度4,584794,663当連結会計年度5,0831075,190その他業務収支前連結会計年度1,396△17,532△16,136当連結会計年度△3,757△11,515△15,272 うちその他業務収益前連結会計年度19,08315519,238当連結会計年度17,228―17,228 うちその他業務費用前連結会計年度17,68717,68735,374当連結会計年度20,98611,51532,501 (注) 1 「国内業務部門」とは、当行国内店及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。 )の円建取引であります。 また、「国際業務部門」とは、当行国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 連結会社間の取引相殺後の計数を記載しております。 3 資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度:国内業務部門1百万円、国際業務部門―百万円、当連結会計年度:国内業務部門6百万円、国際業務部門―百万円)を控除して表示しております。 4 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定平均残高は、国内業務部門7兆7,533億15百万円、国際業務部門6,510億80百万円となり、両部門間の資金貸借の平均残高相殺後の合計で7兆8,986億33百万円と前期比7,602億5百万円の増加となりました。 また、資金運用利回りは、国内業務部門0.90%、国際業務部門3.63%となり、合計では1.17%と前期比0.11ポイントの上昇となりました。 資金調達勘定の平均残高は、国内業務部門7兆5,493億78百万円、国際業務部門6,506億41百万円となり、両部門間の資金貸借の平均残高相殺後の合計で7兆6,942億57百万円と前期比5,864億16百万円の増加となりました。 また、資金調達利回りは、国内業務部門0.13%、国際業務部門1.06%となり、合計では0.21%と前期比0.12ポイントの上昇となりました。 ① 国内業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(411,254)7,024,585(113)57,8320.82当連結会計年度(505,762)7,753,315(929)69,7880.90 うち貸出金前連結会計年度4,176,22539,3620.94当連結会計年度4,497,74246,5531.03 うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち有価証券前連結会計年度1,367,73716,4711.20当連結会計年度1,706,35619,0291.11 うちコールローン及び 買入手形前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち買現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引支払 保証金前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち預け金前連結会計年度1,054,0441,4010.13当連結会計年度1,027,5702,9740.28資金調達勘定前連結会計年度6,992,1861,8590.02当連結会計年度7,549,37810,2010.13 うち預金前連結会計年度5,594,9648620.01当連結会計年度5,917,1116,2580.10 うち譲渡性預金前連結会計年度238,620140.00当連結会計年度513,6451,2590.24 うちコールマネー及び 売渡手形前連結会計年度566,230100.00当連結会計年度272,5837630.28 うち売現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引受入 担保金前連結会計年度27,58920.00当連結会計年度263,8716640.25 うち借用金前連結会計年度565,426370.00当連結会計年度576,5481300.02 (注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の国内連結子会社については月末毎の残高ないし半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2 「国内業務部門」とは、当行国内店及び国内連結子会社の円建取引であります。 3 連結会社間の債権・債務及び取引相殺後の計数を記載しております。 4 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度218,707百万円 当連結会計年度57,930百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,999百万円 当連結会計年度5,000百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円 当連結会計年度6百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 5 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ② 国際業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度525,09718,3673.49当連結会計年度651,08023,6743.63 うち貸出金前連結会計年度282,70512,4564.40当連結会計年度374,92915,2174.05 うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち有価証券前連結会計年度237,0894,2851.80当連結会計年度269,9816,2872.32 うちコールローン及び 買入手形前連結会計年度2,5841375.31当連結会計年度3,5841774.95 うち買現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引支払 保証金前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち預け金前連結会計年度50010.25当連結会計年度48420.52資金調達勘定前連結会計年度(411,254)526,909(113)4,7700.90当連結会計年度(505,762)650,641(929)6,9041.06 うち預金前連結会計年度27,2173561.31当連結会計年度31,5803561.12 うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度――― うちコールマネー及び 売渡手形前連結会計年度48,7012,7485.64当連結会計年度38,5571,9325.01 うち売現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引受入 担保金前連結会計年度39,6531,5483.90当連結会計年度74,6723,6824.93 うち借用金前連結会計年度205.62当連結会計年度204.96 (注) 1 「国際業務部門」とは、当行国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等を含めております。 2 資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円 当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円 当連結会計年度―百万円)を控除して表示しております。 3 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ③ 合計 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度7,138,42876,0861.06当連結会計年度7,898,63392,5331.17 うち貸出金前連結会計年度4,458,93051,8191.16当連結会計年度4,872,67161,7711.26 うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち有価証券前連結会計年度1,604,82720,7571.29当連結会計年度1,976,33825,3161.28 うちコールローン及び 買入手形前連結会計年度2,5841375.31当連結会計年度3,5841774.95 うち買現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引支払 保証金前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち預け金前連結会計年度1,054,5441,4020.13当連結会計年度1,028,0552,9770.28資金調達勘定前連結会計年度7,107,8416,5150.09当連結会計年度7,694,25716,1750.21 うち預金前連結会計年度5,622,1821,2180.02当連結会計年度5,948,6916,6150.11 うち譲渡性預金前連結会計年度238,620140.00当連結会計年度513,6451,2590.24 うちコールマネー及び 売渡手形前連結会計年度614,9312,7590.44当連結会計年度311,1402,6960.86 うち売現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度――― うち債券貸借取引受入 担保金前連結会計年度67,2431,5502.30当連結会計年度338,5434,3461.28 うち借用金前連結会計年度565,429370.00当連結会計年度576,5511300.02 (注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の国内連結子会社については月末毎の残高ないし半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2 連結会社間の債権・債務及び取引相殺後の計数を記載しております。 3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度218,707百万円 当連結会計年度57,930百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,999百万円 当連結会計年度5,000百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円 当連結会計年度6百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 4 国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、国内業務部門184億51百万円、国際業務部門4億78百万円となり、合計で189億30百万円と前期比16億68百万円の増加となりました。 また、役務取引等費用は、国内業務部門50億83百万円、国際業務部門1億7百万円となり、合計で51億90百万円と前期比5億27百万円の増加となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度16,76050117,262当連結会計年度18,45147818,930 うち預金・貸出業務前連結会計年度5,8264086,234当連結会計年度6,7233797,102 うち為替業務前連結会計年度2,300852,385当連結会計年度2,431912,523 うち証券関連業務前連結会計年度2,939―2,939当連結会計年度3,328―3,328 うち代理業務前連結会計年度1,125―1,125当連結会計年度1,039―1,039 うち保証業務前連結会計年度4941496当連結会計年度4840485役務取引等費用前連結会計年度4,584794,663当連結会計年度5,0831075,190 うち為替業務前連結会計年度22772299当連結会計年度26699365 (注) 1 「国内業務部門」とは、当行国内店及び国内連結子会社の円建取引であります。 また、「国際業務部門」とは、当行国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 連結会社間の取引相殺後の計数を記載しております。 (4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度5,892,21131,7675,923,978当連結会計年度6,191,19931,7926,222,992 うち流動性預金前連結会計年度3,470,524―3,470,524当連結会計年度3,303,610―3,303,610 うち定期性預金前連結会計年度2,402,468―2,402,468当連結会計年度2,867,071―2,867,071 うちその他前連結会計年度19,21831,76750,985当連結会計年度20,51831,79252,311譲渡性預金前連結会計年度306,743―306,743当連結会計年度431,400―431,400総合計前連結会計年度6,198,95431,7676,230,721当連結会計年度6,622,59931,7926,654,392 (注) 1 「国内業務部門」とは、当行国内店及び国内連結子会社の円建取引であります。 また、「国際業務部門」とは、当行国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 連結会社間の債権・債務相殺後の計数を記載しております。 3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 定期性預金=定期預金+定期積金 (5) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)4,744,248100.005,099,488100.00 製造業517,23010.90545,36510.69 農業,林業12,6170.2613,6410.26 漁業3,7620.072,7280.05 鉱業,採石業,砂利採取業1,7680.031,5750.03 建設業158,0063.33160,1003.13 電気・ガス・熱供給・水道業165,4653.48173,7293.40 情報通信業36,0640.7637,6970.73 運輸業,郵便業207,0824.36237,4434.65 卸売業,小売業423,3718.92435,2628.53 金融業,保険業227,9234.80243,8064.78 不動産業,物品賃貸業766,74916.16866,88216.99 各種サービス業440,7009.28450,0338.82 地方公共団体216,3664.56218,3774.28 その他1,567,13633.031,712,84133.58海外及び特別国際金融取引勘定分―――― 政府等―――― 金融機関―――― その他――――合計4,744,248―5,099,488― (注) 1 「国内」とは当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。 2 「海外」とは海外店及び海外連結子会社であります。 なお、当行は海外店及び海外連結子会社を保有しておりません。 3 連結会社間の債権・債務相殺後の計数を記載しております。 ② 外国政府等向け債権残高(国別)日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定の計上が必要となる国の外国政府等(外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等)に対する債権残高はありません。 (6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度228,006―228,006当連結会計年度678,601―678,601地方債前連結会計年度261,653―261,653当連結会計年度232,235―232,235短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度169,137―169,137当連結会計年度175,912―175,912株式前連結会計年度47,790―47,790当連結会計年度49,395―49,395その他の証券前連結会計年度624,777227,375852,153当連結会計年度578,663268,702847,365合計前連結会計年度1,331,366227,3751,558,741当連結会計年度1,714,807268,7021,983,510 (注) 1 「国内業務部門」とは、当行国内店及び国内連結子会社の円建取引であります。 また、「国際業務部門」とは、当行国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 連結会社間の債権・債務相殺後の計数を記載しております。 3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては、基礎的内部格付手法を採用しております。 また、オペレーショナル・リスク相当額に係る額の算出においては、標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) 2024年3月31日2025年3月31日増減1 連結自己資本比率 (2/3)%11.7611.54△0.222 連結における自己資本の額百万円355,337371,30415,9673 リスク・アセット等の額百万円3,019,4183,217,084197,6664 連結総所要自己資本額百万円120,776128,6837,907 単体自己資本比率(国内基準) 2024年3月31日2025年3月31日増減1 自己資本比率 (2/3)%11.3311.12△0.212 単体における自己資本の額百万円340,147354,95014,8033 リスク・アセット等の額百万円2,999,8533,190,832190,9794 単体総所要自己資本額百万円119,994127,6337,639 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。 )、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。 )について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額(単体)債権の区分2024年3月31日2025年3月31日増減金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権16,98418,0841,100危険債権30,54334,4053,862要管理債権17,67713,681△3,996正常債権4,826,4055,194,682368,277 |
研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度には、顧客サービス向上や業務効率化のための店舗関連設備投資や事務機械・システム関係投資を行いました。 当連結会計年度におけるセグメントごとの設備投資額は、銀行業で1,785百万円、リース業で10百万円、その他で1,895百万円となり、この結果、当行及び連結子会社の設備投資総額は3,691百万円となりました。 |
主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当連結会計年度末における主要な設備の状況は次のとおりであります。 (2025年3月31日現在) 会社名店舗名その他所在地セグメントの名称設備の内容土地建物動産合計従業員数(人)面積(㎡)帳簿価額(百万円)当行―本店ほか78店島根県銀行業店舗(4,072)60,1014,8684,39379410,056950―鳥取営業部ほか53店鳥取県銀行業店舗(4,324)41,7414,6352,4712827,389350―岡山支店ほか4店岡山県銀行業店舗(―)2,6573831672757965―広島支店ほか4店広島県銀行業店舗(―)6072,08050172,14869―神戸支店ほか9店兵庫県銀行業店舗(―)73123812120380139―大阪支店ほか2店大阪府銀行業店舗(―)――4645137―東京支店東京都銀行業店舗(―)―――――30―事務センター島根県松江市銀行業事務センター(―)2,9143762195191,11568―松江砂子社宅ほか島根県松江市ほか銀行業社宅・寮(656)22,5982,5671,23723,808――その他施設島根県松江市ほか銀行業その他施設(867)72,6192,8754759664,317―国内連結子会社ごうぎんリース㈱本社ほか3店島根県リース業店舗(―)948187517131037ごうぎんリース㈱鳥取支店ほか1店鳥取県リース業店舗(―)81722768530113㈱ごうぎんクレジット本社島根県松江市その他店舗(―)82225144229816 (注) 1 当行の主要な設備の太宗は、店舗、事務センターであるため、銀行業に一括計上しております。 2 土地の面積欄の( )内は、借地の面積(内書き)であり、その年間賃借料は建物も含め、1,034百万円であります。 3 動産は、事務機械1,152百万円、その他2,926百万円であります。 4 当行の国内店舗外現金自動設備293ヶ所、海外駐在員事務所2ヶ所は上記に含めて記載しております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 当行及び連結子会社の設備投資については、多様化する顧客ニーズに適切に対応し、かつ、DXによる業務の効率化等を更に推し進めるための投資を進めてまいります。 また、当行グループの事業活動に伴う環境負荷低減に向け、老朽化した空調設備等の更新による省エネルギー化の取組も順次進めてまいります。 当連結会計年度末において計画中である重要な設備の新設等は次のとおりであります。 (1) 新設、改修 会社名店舗名その他所在地区分セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)資金調達方法着手年月完了予定年月総額既支払額当行本店島根県松江市改修銀行業空調1,16015自己資金2023年9月2027年7月事務センター島根県松江市改修銀行業空調他77976自己資金2023年7月2025年10月本店ほか島根県松江市ほか更新銀行業固定電話設備256177自己資金2023年9月2026年9月ごうぎん広島ビル広島県広島市建替銀行業店舗他133―自己資本2024年4月2028年6月東京支店東京都中央区移転銀行業店舗285―自己資本2025年4月2025年7月事務センターほか島根県松江市ほか更新銀行業事務機械106―自己資金--事務センターほか島根県松江市ほか更新銀行業オンラインシステム関係396―自己資金--松江不動産㈱ごうぎん広島ビル広島県広島市建替その他店舗他5,251―借入金等2024年4月2028年6月 (注) 1 上記設備計画の記載金額には、消費税及び地方消費税を含んでおりません。 2 当行の事務機械、オンラインシステム関係の主なものは、2026年3月までに設置予定であります。 (2) 売却重要な設備の売却等の計画はありません。 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 3,691,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 41 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 18 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,332,000 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 0 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方投資株式の区分については、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とした場合を純投資目的の投資株式と区分し、当行グループの事業戦略や地域への貢献度合などに照らし、当行グループの中長期的な企業価値の向上に資すること等を目的とした場合を純投資目的以外の目的である投資株式と区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式は、株式保有リスクの抑制や資本効率性等の観点から、縮減を基本方針としており、当該投資については、当行グループの事業戦略、地域への貢献度合などに照らし、当行グループの中長期的な企業価値の向上に資すると判断できる場合に限定して行います。 また、保有する株式については、保有意義及び経済合理性を十分に検証し、保有の妥当性が認められない場合には、投資先企業の十分な理解を得た上で、縮減を進める方針としております。 当該投資株式については、毎年、投資先毎に保有意義及び経済合理性の点検を行い、必要に応じて投資先との対話等を通じて保有に係る判断の見直しを行っております。 点検結果を踏まえた投資先毎の保有の適否については、取締役会において検証を実施しております。 なお、経済合理性の点検は、当行の資本コストを基準として、投資の収益性(投資額に対する配当金や投資先企業との取引から得られる収益等の割合)が当該基準を満たしているか否かを点検しております。 2024年度の検証結果(2025年4月25日の取締役会にて検証)は以下の通りです。 2025年3月末基準で上場全投資先(60銘柄)を検証しました。 保有を継続することとした投資先のうち、9割超が保有の基準を満たしていました。 基準を満たさない投資先につきましては、採算改善や縮減交渉を行ってまいります。 ロ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式6035,238非上場株式1516,654 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由上場株式―――非上場株式63,024金融支援の一環や投資先企業の企業価値向上、地域経済の発展を目的として株式の引受けを行ったものです。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)上場株式11234非上場株式28 (注)上記「銘柄数(銘柄)」には、当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更した銘柄を含んでおります。 また、上記「株式数の減少に係る売却価額の合計額」には、売却により減少した銘柄の売却額のみを計上しております。 ハ 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 (特定投資株式) 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)寿スピリッツ株式会社3,600,0003,600,000鳥取県に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等、総合的な取引の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有8,7486,901日本セラミック株式会社1,054,4111,084,411鳥取県に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等、総合的な取引の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有3,0262,949イオン株式会社688,972858,972山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有2,5833,088株式会社中電工656,481656,481山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有2,1632,012ダイワボウホールディングス株式会社784,1931,568,385山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有1,9824,026株式会社いよぎんホールディングス674,0001,011,000近隣地域金融機関として営業戦略上の相互のリレーション強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無 (注)21,1841,185アサヒグループホールディングス株式会社600,000200,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 (株式数増加の理由)株式分割により、株式数が増加しております。 無1,1471,116極東開発工業株式会社462,500462,500当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有1,0951,200SOMPOホールディングス株式会社227,225252,525金融関連業務における相互のリレーション強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無 (注)31,027805株式会社島津製作所250,000250,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無9321,057株式会社タクマ500,000500,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無917952 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)東京海上ホールディングス株式会社158,325189,990金融関連業務における相互のリレーション強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無 (注)4908893MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社216,580281,709金融関連業務における相互のリレーション強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無 (注)5698763福山通運株式会社183,785183,785山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無664666オルバヘルスケアホールディングス株式会社278,400278,400当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無608567西日本旅客鉄道株式会社200,000200,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無583627電源開発株式会社216,000216,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無546539出光興産株式会社456,000456,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無480475株式会社カネカ100,000100,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無380381JFEホールディングス株式会社200,000200,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無365508京王電鉄株式会社94,50094,500当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無359394サッポロホールディングス株式会社40,00040,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無305241住友金属鉱山株式会社85,79585,795当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無278393 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)株式会社テイツー2,100,0002,100,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有268268E・Jホールディングス株式会社156,000156,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無258281株式会社ダイヘン40,00040,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無253371株式会社メディカル一光グループ100,000100,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無233239小野薬品工業株式会社137,700137,700当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無220337株式会社大真空388,444388,444山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有219311イーグル工業株式会社100,000100,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無195183株式会社ジュンテンドー365,266365,266島根県に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等、総合的な取引の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有189211エア・ウォーター株式会社100,000100,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無188239ヒラキ株式会社184,080184,080当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有165182住友不動産株式会社29,00029,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無162168明海グループ株式会社250,000250,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無152194 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)岩谷産業株式会社95,18023,795山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 (株式数増加の理由)株式分割により、株式数が増加しております。 無142203株式会社JMS305,162305,162山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有140163丸大食品株式会社80,00090,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有136146大王製紙株式会社150,000150,000当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無123174株式会社ハローズ26,00026,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無110117第一稀元素化学工業株式会社150,000150,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無103144株式会社トワライズ50,400*鳥取県に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等、総合的な取引の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有100*保土谷化学工業株式会社58,71029,355当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 (株式数増加の理由)株式分割により、株式数が増加しております。 無91107ドリームベッド株式会社100,000100,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有8277グローリー株式会社30,68430,684当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有8087広島電鉄株式会社125,000125,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無7596 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)UBE株式会社30,55430,554当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有6683NTN株式会社270,000270,000山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無6584太平洋セメント株式会社15,78315,783当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無6155株式会社あじかん50,00050,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無6159トミタ電機株式会社23,36023,360鳥取県に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等、総合的な取引の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有5439株式会社モンスターラボホールディングス(注6)642,600642,600山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無52184日本製紙株式会社50,05250,052山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有5059木村化工機株式会社50,00050,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無3635ナカバヤシ株式会社66,70166,701山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無3435虹技株式会社15,00015,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無1921広島ガス株式会社50,00050,000当行営業地域の山陽エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無1719ヘリオス テクノ ホールディング株式会社15,000*当行営業地域の東京都に本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無12* 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当行の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)神戸電鉄株式会社5,0005,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無1113JUKI株式会社22,000*山陰に拠点を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無8*株式会社ウエスコホールディングス―700,000地域経済の発展等に向けた相互のリレーション強化を目的に保有しております。 また、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 有―423エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社―78,750当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無―153山陽特殊製鋼株式会社―40,000当行営業地域の関西エリアに本社を置く上場企業であり、預金・貸出金取引等の維持・強化を目的に保有しております。 なお、定量的な保有効果も含め、経済合理性を踏まえた保有合理性を検証しております。 無―89 (注) 1 「-」は、当事業年度末時点で、当該銘柄を保有していないことを示しております。 「*」は、当該銘柄の貸借対照表計上額が当行の資本金額の100分の1以下であり、かつ貸借対照表計上額の大きい順の60銘柄に該当しないために記載を省略していることを示しております。 2 株式会社いよぎんホールディングスは、当行株式を保有しておりませんが、同社グループの株式会社伊予銀行は当行株式を保有しております。 3 SOMPOホールディングス株式会社は、当行株式を保有しておりませんが、同社グループの損害保険ジャパン株式会社は当行株式を保有しております。 4 東京海上ホールディングス株式会社は、当行株式を保有しておりませんが、同社グループの東京海上日動火災保険株式会社は当行株式を保有しております。 5 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社は、当行株式を保有しておりませんが、同社グループの三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は当行株式を保有しております。 6 株式会社モンスターラボホールディングスは2025年4月1日より株式会社モンスターラボに社名変更をしております。 (みなし保有株式)該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)上場株式257,646177,201非上場株式―――― 区分当事業年度受取配当金の合計額(百万円)売却損益の合計額(百万円)評価損益の合計額(百万円)上場株式2154,4524,906非上場株式――― ④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)変更した事業年度変更の理由及び変更後の保有又は売却に関する方針オリックス株式会社240,0007402021年3月期2022年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 ホシザキ株式会社120,0006922021年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 小野薬品工業株式会社137,7002202021年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 中国電力株式会社376,2443232022年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 片倉工業株式会社100,0002212022年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 株式会社日清製粉グループ本社34,464592022年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 株式会社ひろぎんホールディングス338,5004102024年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 福山通運株式会社43,2001562024年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 寿スピリッツ株式会社57,3001392024年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 イオン株式会社170,0006372025年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 株式会社いよぎんホールディングス337,0005922025年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社65,1292102025年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 東京海上ホールディングス株式会社31,6651812025年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 SOMPOホールディングス株式会社25,3001142025年3月期縮減に合意を得たため保有目的を変更しております。 また、保有・売却につきましては、株式価値の変動や配当による利益を市況等に照らし都度検討する方針としております。 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 25 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6 |
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 11 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 151 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6,654,000,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 60 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 35,238,000,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3,024,000,000 |
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 234,000,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 66,701 |