財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2025-05-30
英訳名、表紙DCM Holdings Co., Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 兼 CEO  石黒 靖規
本店の所在の場所、表紙東京都品川区南大井六丁目22番7号
電話番号、本店の所在の場所、表紙(03)5764-5211(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月事項2005年7月株式会社カーマ、ダイキ株式会社、ホーマック株式会社は、株式移転により完全親会社となる持株会社(当社)を設立することを取締役会で決議し、株式移転契約書を締結。
2006年5月ホーマック株式会社の株主総会において株式移転による持株会社設立を承認。
2006年6月株式会社カーマ、ダイキ株式会社の株主総会において株式移転による持株会社設立を承認。
2006年9月当社設立。
東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部、札幌証券取引所上場。
2007年12月株式会社オージョイフルの全株式を取得し、完全子会社化。
2008年6月ダイキ株式会社が、株式会社ホームセンターサンコーの株式を取得し、子会社化。
2009年3月2009年9月ダイキ株式会社が、株式会社オージョイフルを吸収合併。
大阪証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所の上場廃止。
(東京証券取引所は継続)2010年3月2010年6月2011年2月連結子会社のDCMジャパン株式会社を吸収合併。
商号をDCMホールディングス株式会社に変更。
ホーマック株式会社が、ダイレックス株式会社の株式を株式会社日立物流に譲渡。
連結対象外となる。
2015年3月 連結子会社の商号をDCMカーマ株式会社、DCMダイキ株式会社、DCMホーマック株式会社に変更。
2015年7月 2016年12月 2017年1月2018年10月2019年2月2020年4月 株式会社サンワドーを株式交換により完全子会社化。
(同日付けにてDCMサンワ株式会社に商号変更)株式会社くろがねやを株式交換により完全子会社化。
(同日付けにてDCMくろがねや株式会社に商号変更)株式会社ケーヨーと資本業務提携を行い、持分法適用関連会社化。
株式会社マイボフェローズ(現・連結子会社)を設立。
連結子会社の三和部品株式会社を清算。
DCM分割準備株式会社を設立。
DCM分割準備株式会社と当社のホームセンター事業を承継させる吸収分割契約を締結。
2021年3月 2022年3月2022年4月 2024年1月2024年9月DCM分割準備株式会社に当社のホームセンター事業を承継させる吸収分割。
DCMダイキ株式会社が、株式会社ホームセンターサンコーを吸収合併。
DCM分割準備株式会社を存続会社、DCMカーマ株式会社、DCMダイキ株式会社、DCMホーマック株式会社、DCMサンワ株式会社、DCMくろがねや株式会社を消滅会社とする吸収合併。
DCM分割準備株式会社の商号をDCM株式会社に変更。
エクスプライス株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部よりプライム市場へ移行。
株式会社ケーヨーの全株式を取得し、完全子会社化。
DCM株式会社を存続会社、株式会社ケーヨーを消滅会社とする吸収合併。
事業の内容 3【事業の内容】
 当社グループは、主に当社と連結子会社7社で構成されており、主にホームセンター事業を行っております。
当社グループの主な事業内容と事業区分との位置付けは次のとおりであります。
事業部門主な会社名主な事業の内容 全社事業 DCMホールディングス㈱(注1) 経営管理等 ホームセンター事業 DCM㈱(注2) ホームセンター業 エクスプライス事業 エクスプライス㈱ EC事業 共通ポイントサービス ㈱マイボフェローズ ポイントサービスの 運営業務等(注)1.当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
2.当社は、2024年9月1日付にてDCM㈱を存続会社、㈱ケーヨーを消滅会社とする吸収合併を実施いたしました。
 当社グループは、ホームセンター事業およびエクスプライス事業を報告セグメントとしており、当社及び当社の主要な関係会社の位置づけ等を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員等の兼任(人)資金援助営業上の取引設備の賃貸借その他(連結子会社) DCM㈱東京都品川区100ホームセンター事業100.05あり経営管理資金貸借なし注2,3ホダカ㈱東京都品川区10ホームセンター事業100.0(100.0)1なし-なしなしDCMニコット㈱北海道札幌市厚別区10ホームセンター事業100.0(100.0)-なし-なしなし㈱マイボフェローズ東京都品川区100ポイントサービスの運営管理100.0-あり資金貸借なしなしDCMアドバンスド・テクノロジーズ㈱東京都品川区10グループシステム管理100.0(100.0)-なし-なしなしエクスプライス㈱東京都江東区100エクスプライス事業100.01あり資金貸借なし注2,3マクスゼン㈱東京都江東区30エクスプライス事業100.0(100.0)1なし-なしなし (注)1.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
2.特定子会社に該当しております。
3.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 DCM㈱エクスプライス㈱(1) 売上高388,027百万円64,807百万円
(2) 経常利益28,677百万円504百万円(3) 当期純利益16,891百万円166百万円(4) 純資産額217,354百万円4,022百万円(5) 総資産額515,775百万円14,799百万円
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況 2025年2月28日現在セグメントの名称従業者数(人)臨時雇用者数(人) ホームセンター事業4,47311,632 エクスプライス事業169107 その他4-合計4,64611,739 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を記載しております。
2.その他は㈱マイボフェローズの就業人員であります。
(2)提出会社の状況当社は純粋持株会社であり、従業員がいないため、記載を省略しております。
(3)労働組合の状況 当社グループには、DCMユニオン等が組織されております。
 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異主要な連結子会社当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合 (%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率 (%)(注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者非正規雇用労働者DCM㈱3.194.957.280.889.8 エクスプライス㈱2.650.061.678.590.0 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針 DCMグループは、同じ志のホームセンターが集まり、業務基盤を統合・革新させながら着実に成長してまいりました。
2021年度には、ホームセンター事業会社5社をDCM株式会社として統合し、2022年度に店名の統一、店舗サイン・ロゴ等の刷新に取り組みました。
また2024年1月には関東・中部・近畿を中心にホームセンター事業を展開する株式会社ケーヨーを完全子会社化し、2024年9月に合併いたしました。
全国843店舗のネットワークを生かし、これまで以上に、お客さまに寄り添い、地域で信頼される店を目指してまいります。
消費トレンドの大きな変化や急速なIT化・デジタル化、物流改革の進展等に対応すべく、DIY(Do It Yourself)を核とする商品・サービスの開発に取り組むことなどにより、お客さまの快適なくらしを総合的に支える生活快適化総合企業、いわばお客さまの生活のさまざまな面におけるハブ/プラットフォームとしての存在・企業として、来るべき未来に対応する2つの“DCM”(「Demand Chain Management=お客さま視点からの流通改革」と「Do Create Mystyle=くらしの夢をカタチに」)の実現を、より一層追求してまいります。
当社グループはこの2つの“DCM”を実現することで社会的に必要とされ、人々に信頼され、永続するために、単なるホームセンターにとどまることなく、新しい価値を提供してまいります。
<社是> 奉仕・創造・団結 <経営理念> Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに <行動理念> Demand Chain Management for Customer (2)中長期的な会社の経営戦略 2025年度は、「新世代ホームセンター創造への挑戦~店舗の“再”活性化+事業領域の拡大~」を方針とする第3次中期経営計画の3年目となります。
各事業戦略は計画に沿って着実に進めており、2030年のビジョンである「生活快適化総合企業」の実現へ向け、全社一丸となって取り組んでおります。
具体的には既存店改革を中心とした店舗戦略、ローコストオペレーションの更なる追求、独自の“BOPIS”スタイルの構築、プライベートブランド商品開発体制の深化、M&A推進による事業領域の拡大に取り組むとともに、サステナブルな事業価値、株主価値拡大の創出を追求し、豊かなくらしを総合的に提供する企業、社会に不可欠な存在となることを目指してまいります。
(3)目標とする経営指標 当社グループは、売上高営業利益率6.4%、自己資本利益率(ROE)7.5%を、2026年2月期を達成年度とする中期経営計画の目標とし、収益性と資本効率を高めることに努めてまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 小売業界におきましては、エネルギー価格や原材料価格の高騰、急激な為替の変動、物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりに伴う個人消費の停滞など先行きは不透明で厳しい経営環境にあります。
加えて、業態の垣根を越えた競争もさらに厳しくなるものと思われます。
 このような環境の中、当社グループは、お客さまの消費行動の変化、コロナ禍を経たライフスタイルの変化、高齢化や人口減少といった社会環境の変化、Eコマースやキャッシュレス決済の利用拡大といった日本経済におけるデジタル技術の変化や進化に対して、これまで以上に迅速かつ効果的に対応していく必要があると考えており、以下の重点施策に取り組んでまいります。
 ①店舗戦略店舗規模別役割の明確化と内製改装チームの編成による既存店改革を中心とした店舗戦略を推し進め、より身近なより便利な店舗づくりに努めてまいります。
②ローコストオペレーションの更なる追求棚割改革・物流改革・DX推進による合理的な仕組みづくり、店舗ツールの開発を積極的に行い、店舗作業の軽減・効率化を図り、ローコストオペレーションに取り組んでまいります。
③独自のBOPIS(Buy Online Pick-up In Store)スタイルの構築リアル店舗とオンライン事業の融合によるシームレス化を推進し、我が社独自のBOPISスタイルを構築し、新しいホームセンターの形を創造することにより、お客さまの利便性向上に努めてまいります。
④プライベートブランド商品開発体制の深化業態特性の強い領域(DIY・園芸・ペット用品・SDGs関連)の商品および中価格帯商品の開発に注力し、プライベートブランド商品の売上構成比率を拡大、荒利益率の改善に取り組んでまいります。
⑤M&Aの推進ホームセンターのエリア拡大ならびに、プライベートブランド商品の販路拡大を目指します。
また、生活快適化総合企業へ変革するために異業種連携・機能強化による事業領域の拡大を目的とし、協働・共創を通じたM&Aを積極的に推し進めてまいります。
⑥人的資本経営個人の価値観を尊重できる風土や成長と自己実現ができる環境づくりに取り組んでまいります。
また、「株式付与ESOP信託」の導入など、従業員の企業価値向上意識を醸成するとともに「健康経営」等の推進に取り組んでまいります。
⑦サステナビリティSDGs8つの重点課題(マテリアリティ)を軸にDIYを通じて「くらしと住まいの快適化」を実現する価値創造企業を目指すと共にホームセンターとしての社会的使命を果たし、持続可能な成長を支える経営基盤の構築に努めてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティに関する基本的な考え方 当社グループは、経営理念「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」にもとづき、お客さまのために新しい商品・サービスを創造し、変化に柔軟に対応しながら、地域と団結し、社会に奉仕する、なくてはならない企業でありたいと考えています。
ホームセンターは、DIY(Do It Yourself)、つまり「モノを自分で補修しながら大切に長く使う」ことをサポートする店であります。
ホームセンターの存在そのものがサステナビリティであり、当社グループは2006年の会社設立当初からその思いを大切にし、サステナビリティ経営に力を注いでおります。
サステナビリティへの取り組みを強化し、2030年のビジョンである「生活快適化総合企業」を実現する価値創造企業として、社会・お客さま・地域に「新価値」を創造し続ける企業を目指してまいります。
(2)ガバナンス 当社グループでは、サステナビリティに関して、取締役会における監督とサステナビリティ委員会を中心とするガバナンス体制を構築しております。
 取締役会は、気候変動問題、SDGsの重点課題(マテリアリティ)を含むサステナビリティに関わる取り組みに対し、年1回以上、サステナビリティ委員会より報告を受け、進捗状況の監督・評価を行うとともに、適切に方針・取り組みの見直しを行います。
 サステナビリティ委員会は、当社代表取締役社長を委員長として、サステナビリティ担当役員、SDGsの重点課題(マテリアリティ)の責任者が委員として出席し、年2回以上開催いたします。
サステナビリティ委員会では、気候変動問題をはじめ、サステナビリティに関する最新動向の調査・研究、進捗状況の確認と取り組み方針についての審議を行い、取締役会へ報告・提案を行います。
(3)リスク管理 当社グループでは、リスク管理規定に基づき、内部統制委員会においてグループ全体のリスクを網羅的・包括的に管理し、リスク並びに損害の発生を最小限に止めるため、啓発・指導・教育等を行っております。
気候変動リスクについても、このリスク管理体制のもとで管理しております。
 各部署は、毎年、リスクを洗い出し、リスクの影響度・発生頻度を考慮してリスクを評価し、対応策とともにリスク評価表にまとめて、内部統制委員会に提出します。
このリスク評価表には、気候変動リスクも含まれます。
内部統制委員会は、各部署から提出されたリスク評価と対策をもとに、グループ全体のリスク状況を網羅的に把握します。
 グループ全体の重大なリスクについては、「リスク内容」「リスクが発生した際の影響度」「リスクの発生頻度」等を総合的に評価して、リスクを回避・低減・移転・受容する判断を行っております。
 こうしたリスク管理の状況や重大なリスクの判断に関しては、内部統制委員会よりサステナビリティ委員会に報告・共有した上で、毎年、取締役会に報告し、取締役会にて審議・監督しております。
内部統制委員会では取締役会での審議後、リスク管理体制や対応策のモニタリングを継続的に実施しております。
(4)戦略並びに指標及び目標 当社グループは、持続可能な社会の実現と企業価値の拡大に向け、SDGsの8つの重点課題グループと22の重点課題(マテリアリティ)を特定しております。
2030年を見据えた中長期的な視点で、社会課題の影響によるDCMにとっての脅威と機会を見極め、企業としての成長と社会課題への貢献に向けたアプローチを明確にし、DIYを通じて「くらしと住まいの快適化」を実現する価値創造企業を目指します。
8つの重点課題グループと22の重点課題重点課題グループ重点課題快適で持続可能な地域のくらしと住まいの実現・人と地域に愛される「くらしのバラエティストア」の構築・あらゆる人への生活支援・便利サービスの進化・地域のニーズに合わせた新たな事業の導入・ハード特化型のプロ・DIY支援店舗の構築商品と店舗による循環経済と脱炭素の推進・豊かなくらし、資源循環と脱炭素に貢献する商品の開発・販売・商品の包装・容器の削減・店舗での廃棄物の回収・削減、再利用、リサイクルの推進・店舗の省エネルギー推進と再生可能エネルギー利用の拡大新たな価値を共創するお客さまとの関係深化・商品品質の追求とVoCを取り入れた改善・DXによる事業・サービスの進化・店舗でのDIY啓発と情報発信災害に強いレジリエントな地域の支援・地域の防災拠点としての確立・防災用品の開発・販売多様な人材が活躍できる職場づくりと人権尊重・人権尊重と多様性・女性活躍の推進・人材開発と働きやすい職場づくり・DXによる人材の高付加価値業務へのシフト環境・社会に配慮したサプライチェーンの構築・CSR調達の推進・物流におけるCO2排出削減と資源有効利用の推進コーポレートガバナンスの強化・コーポレートガバナンスの強化と責任あるステークホルダーとの対話・コンプライアンスと腐敗防止・リスクマネジメント地域・コミュニティの発展・地域と協働した環境保護・地域創生への貢献 ①気候変動への対応 当社グループでは、気候変動への対応を経営戦略における重要課題と位置づけ、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明しております。
 気候変動がもたらす長期の「リスク」と「機会」を明確にし、「リスク」を低減して「機会」を拡大するための事業戦略立案に向けて、シナリオ分析を行っています。
産業革命期からの地球の平均気温の上昇を1.5℃に抑える目標に対応した分析を実施し、具体的には、「脱炭素シナリオ(1.5℃~2℃の世界)」と、「温暖化進行シナリオ(2.7℃~4℃の世界)」の2つのシナリオを設定し、 気候変動がもたらす移行リスク(政策・法規制、市場、評判)、物理リスク(急性、慢性)、ならびに気候変動への適切な対応による機会(製品及びサービス、市場、レジリエンス)を分析いたしました。
それぞれの対応策をSDGsの重点課題と紐づけて規定し、当社におけるサステナビリティ経営の一環として、気候変動対策に取り組んでまいります。
②人的資本に関する考え方及び取組当社グループは「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」の経営理念のもと、豊かなくらしを総合的に提供する「生活快適化総合企業」への変革を目指しております。
役割を明確にした店舗戦略、お客さまのくらしを豊かにする商品開発、リアル店舗とECサイトの利便性の融合による新たな購買様式の形成などにより「新世代ホームセンター」を創造することでお客さまの利便性向上の実現に取り組んでおります。
 その実現のための原動力は人材の多様性と創造力、自己成長への意欲であると考えております。
個人の価値観を尊重した多様な人材が活躍できる環境づくりと、人材育成や自律的な学びへの積極的な支援により、一人ひとりが最大限に能力を発揮できる組織の構築を進めております。
従業員のウェルビーイング実現に向けた支援によるエンゲージメントの向上と、従業員の企業価値向上意識の醸成を通じて、持続的な企業の成長と価値の向上を図っております。
③指標及び目標当社グループでは、環境負荷の低減や人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
・温室効果ガス排出量について当社グループの温室効果ガス排出量削減目標として、Scope1+2の排出量につき、毎年4.2%の削減を目指してまいります。
Scope3につきましては算出の精度を高めるとともに、お取引先さまとの協働による削減を検討してまいります。
2030年度 2020年度比で42%削減2050年度 カーボンニュートラル(実質ゼロ) ・女性登用について 管理職登用とスペシャリスト(中核人材)登用を両輪で進め、相乗効果を出していく方針であります。
管理職登用までの育成期間に鑑み、離職を減らし勤続年数を長くしていくことが重要と考えております。
人材配置におけるアンコンシャスバイアスを取り除き、成果が数字で見えやすいスペシャリスト登用で、挑戦・成果・成功および失敗経験を積み重ねることができるよう、育成のための配置や研修機会を積極的に増やしております。
 管理職に占める女性比率は、2030年度で7%以上(2025年3月現在3.4%)を目標にしております。
・キャリア採用者登用について 新卒者に加え、キャリア採用についても積極的に実施しており、管理職に占めるキャリア採用者比率は15.0%(2025年3月現在)となっております。
当面目標値を設定しない方針としておりますが、企業の成長には多様な経験を有する人材が必要不可欠と考えており、キャリア採用は継続していく予定です。
・外国人登用について 当社は、外国人従業員を管理職に登用し多様性を確保することは、中長期的な企業価値の向上に資すると考えております。
現在の管理職に占める外国人は数名に留まっており、当面目標値を設定しない方針としておりますが、多様性確保の観点から、外国人登用は継続していく予定です。
(5)人権方針当社グループでは、社是に掲げる「奉仕 創造 団結」の精神のもと、経営理念である「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」を実現し、お客さまと「ともに」豊かなくらしを創造するため事業活動に取り組んでおります。
また企業活動を通じ、お客さま、従業員、取引先、株主、地域社会などあらゆるステークホルダーの皆さまに「価値ある企業」として支持され続けることを目指しております。
 私たちは、経営理念の実現にあたり、多様な人材が活躍できる職場づくりと人権尊重を通じて、ステークホルダーの皆さまと協働しながら、人権が尊重される豊かなくらしを創造してまいります。
 重点取組課題としては、差別の禁止、過剰・不当な労働の禁止、強制労働の禁止、児童労働の禁止、賃金の不足・未払いの防止、労働安全衛生の確保、ハラスメント行為の禁止、結社の自由等です。
(6)調達方針 当社グループは、経営理念にもとづいた「DCMホ-ルディングス コンプライアンス方針」「DCMホールディングス 人権方針」を全サプライヤー(輸送含む)の皆様にご理解・ご賛同いただき、共により良い社会、地域環境づくりと持続的な企業発展のため、また、労働における国際的な原則、宣言、規範に準拠することを明確化するため「DCMホールディングス 調達方針」を制定し、全てのサプライヤー様に遵守を要請いたしております。
(7)CSR活動①植樹活動「DCMの森プロジェクト」当社グループでは、2007年から自然環境保護を目的に植樹活動に取り組み、「DCMの森プロジェクト」として従業員とその家族のボランティアによる植樹活動を全国で展開しております。
2025年度は北海道、東北、関東、中部、四国地方で活動予定です。
②防災支援活動 当社グループでは、全国177の自治体との防災協定の締結をはじめ、自主防災組織での研修や小中学校等での防災授業、DCM各店舗での最新の防災ノウハウ・防災用品を紹介する防災啓発活動を実施しております。
 また、愛媛県松山市では、自力で防災対策が難しい高齢者世帯等に対し、産官学民協働による「新たな備えサポート隊」を通じて、「在宅避難」に向けた家具転倒防止や備蓄支援、「屋外避難」や「疎開避難」のための備えの提案をおこなっております。
戦略 (4)戦略並びに指標及び目標 当社グループは、持続可能な社会の実現と企業価値の拡大に向け、SDGsの8つの重点課題グループと22の重点課題(マテリアリティ)を特定しております。
2030年を見据えた中長期的な視点で、社会課題の影響によるDCMにとっての脅威と機会を見極め、企業としての成長と社会課題への貢献に向けたアプローチを明確にし、DIYを通じて「くらしと住まいの快適化」を実現する価値創造企業を目指します。
8つの重点課題グループと22の重点課題重点課題グループ重点課題快適で持続可能な地域のくらしと住まいの実現・人と地域に愛される「くらしのバラエティストア」の構築・あらゆる人への生活支援・便利サービスの進化・地域のニーズに合わせた新たな事業の導入・ハード特化型のプロ・DIY支援店舗の構築商品と店舗による循環経済と脱炭素の推進・豊かなくらし、資源循環と脱炭素に貢献する商品の開発・販売・商品の包装・容器の削減・店舗での廃棄物の回収・削減、再利用、リサイクルの推進・店舗の省エネルギー推進と再生可能エネルギー利用の拡大新たな価値を共創するお客さまとの関係深化・商品品質の追求とVoCを取り入れた改善・DXによる事業・サービスの進化・店舗でのDIY啓発と情報発信災害に強いレジリエントな地域の支援・地域の防災拠点としての確立・防災用品の開発・販売多様な人材が活躍できる職場づくりと人権尊重・人権尊重と多様性・女性活躍の推進・人材開発と働きやすい職場づくり・DXによる人材の高付加価値業務へのシフト環境・社会に配慮したサプライチェーンの構築・CSR調達の推進・物流におけるCO2排出削減と資源有効利用の推進コーポレートガバナンスの強化・コーポレートガバナンスの強化と責任あるステークホルダーとの対話・コンプライアンスと腐敗防止・リスクマネジメント地域・コミュニティの発展・地域と協働した環境保護・地域創生への貢献 ①気候変動への対応 当社グループでは、気候変動への対応を経営戦略における重要課題と位置づけ、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明しております。
 気候変動がもたらす長期の「リスク」と「機会」を明確にし、「リスク」を低減して「機会」を拡大するための事業戦略立案に向けて、シナリオ分析を行っています。
産業革命期からの地球の平均気温の上昇を1.5℃に抑える目標に対応した分析を実施し、具体的には、「脱炭素シナリオ(1.5℃~2℃の世界)」と、「温暖化進行シナリオ(2.7℃~4℃の世界)」の2つのシナリオを設定し、 気候変動がもたらす移行リスク(政策・法規制、市場、評判)、物理リスク(急性、慢性)、ならびに気候変動への適切な対応による機会(製品及びサービス、市場、レジリエンス)を分析いたしました。
それぞれの対応策をSDGsの重点課題と紐づけて規定し、当社におけるサステナビリティ経営の一環として、気候変動対策に取り組んでまいります。
指標及び目標 ③指標及び目標当社グループでは、環境負荷の低減や人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
・温室効果ガス排出量について当社グループの温室効果ガス排出量削減目標として、Scope1+2の排出量につき、毎年4.2%の削減を目指してまいります。
Scope3につきましては算出の精度を高めるとともに、お取引先さまとの協働による削減を検討してまいります。
2030年度 2020年度比で42%削減2050年度 カーボンニュートラル(実質ゼロ)
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ②人的資本に関する考え方及び取組当社グループは「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」の経営理念のもと、豊かなくらしを総合的に提供する「生活快適化総合企業」への変革を目指しております。
役割を明確にした店舗戦略、お客さまのくらしを豊かにする商品開発、リアル店舗とECサイトの利便性の融合による新たな購買様式の形成などにより「新世代ホームセンター」を創造することでお客さまの利便性向上の実現に取り組んでおります。
 その実現のための原動力は人材の多様性と創造力、自己成長への意欲であると考えております。
個人の価値観を尊重した多様な人材が活躍できる環境づくりと、人材育成や自律的な学びへの積極的な支援により、一人ひとりが最大限に能力を発揮できる組織の構築を進めております。
従業員のウェルビーイング実現に向けた支援によるエンゲージメントの向上と、従業員の企業価値向上意識の醸成を通じて、持続的な企業の成長と価値の向上を図っております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ・女性登用について 管理職登用とスペシャリスト(中核人材)登用を両輪で進め、相乗効果を出していく方針であります。
管理職登用までの育成期間に鑑み、離職を減らし勤続年数を長くしていくことが重要と考えております。
人材配置におけるアンコンシャスバイアスを取り除き、成果が数字で見えやすいスペシャリスト登用で、挑戦・成果・成功および失敗経験を積み重ねることができるよう、育成のための配置や研修機会を積極的に増やしております。
 管理職に占める女性比率は、2030年度で7%以上(2025年3月現在3.4%)を目標にしております。
・キャリア採用者登用について 新卒者に加え、キャリア採用についても積極的に実施しており、管理職に占めるキャリア採用者比率は15.0%(2025年3月現在)となっております。
当面目標値を設定しない方針としておりますが、企業の成長には多様な経験を有する人材が必要不可欠と考えており、キャリア採用は継続していく予定です。
・外国人登用について 当社は、外国人従業員を管理職に登用し多様性を確保することは、中長期的な企業価値の向上に資すると考えております。
現在の管理職に占める外国人は数名に留まっており、当面目標値を設定しない方針としておりますが、多様性確保の観点から、外国人登用は継続していく予定です。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
ただし、これらは、当社グループの事業に関する全てのリスクを網羅したものではなく、現時点において予見できない、あるいは重要とみなされていない他の要因の影響を将来的に受ける可能性があります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)リスク管理体制当社グループは、リスク管理規程に基づき、内部統制委員会においてグループ全体のリスクを網羅的・包括的に管理し、リスク並びに損害の発生を最小限に止めるため、啓発・指導・教育等を行っております。
各部署リスク管理責任者は、毎年、リスクを洗い出し、リスクの影響度・発生頻度を考慮してリスクを評価し、対応策とともにリスク評価表にまとめて、内部統制委員会に提出します。
内部統制委員会は、各部署リスク管理責任者から提出されたリスク評価と対策をもとに、グループ全体のリスク状況を網羅的に把握します。
こうしたリスク管理の状況や重大なリスクの判断に関しては、毎年、取締役会に報告し、取締役会にて審議・監督しております。
内部統制委員会では取締役会での審議後、リスク管理体制や対応策のモニタリングを継続的に実施しております。

(2)主要なリスク①出店に関するリスク当社グループは、積極的な店舗展開を行い、ドミナント化を推進してまいりますが、経済的情勢の変更等により出店用地の確保に時間を要する場合や、競合各社の出店等のさまざまな偶発的要因により、当社グループの出店計画に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループの店舗の出店および増床に関しましては、「大規模小売店舗立地法」等の法的規制を受けております。
「大規模小売店舗立地法」では、売場面積1,000㎡超の出店および増床について、地元自治体への届出が義務付けられており、駐車台数、交通渋滞、騒音、ごみ処理問題、環境問題等の規制が行われております。
そのため、出店までに要する期間が長期化し、当社グループの出店計画に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、出店および既存店の増床の際は、地域住民・自治体との調整を図りながら、地域環境を考慮し法令遵守のうえ、店舗の出店を進めております。
進捗状況は随時、経営会議等で情報共有しており、当社グループに影響があると判断した際は、速やかに関係部署で連携し対策を図ってまいります。
②気候変動に関するリスク気候変動に伴う異常気象の増加により、商品供給体制をはじめ事業全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、あらかじめ天候を予測し年間の販売促進計画を立てておりますが、冷夏、暖冬等の天候不順による季節商品の需要低下等により販売促進計画を下回った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、安定した調達を継続するため、複数のサプライヤーから調達できるように取り組みを進めており、商品力の強化や商品企画・投入時期の見直しを行い、お客様のニーズに即した商品販売時期の適正化を図っております。
さらに、当社グループでは、気候変動問題を重要な経営課題と捉え、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明し、2050年までの温室効果ガス排出量削減目標を設定しております。
具体的な対策につきましては、当社代表取締役社長を委員長とした「サスティナビリティ委員会」において、今後も検討を重ねてまいります。
③売上高の変動リスク当社グループは、複数の商品を取り扱っており、同業他社はもちろんのこと他業態とも競合し、ますます競争が激しくなっております。
そのような環境の中、競合各社の出店あるいは関係法令の改正施行等による、お客様の購買行動の変更等から、業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、経営理念「Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに」に基づき、長期事業構想 『生活快適化総合企業への変革』を掲げ、既存店改革を中心とした店舗戦略、ローコストオペレーションの更なる追求、独自の“BOPIS”スタイルの構築、プライベートブランド商品開発体制の深化、M&Aの推進による事業領域の拡大を事業戦略とし、豊かなくらしを総合的に提供する企業、社会に不可欠な存在となることを目指し、取り組んでおります。
④自然災害等に関するリスク当社グループが運営する店舗は、全て総合保険に加入しており、台風、火災、水害等による動産および不動産の損失補償がされておりますが、地震保険については補償内容および保険料を勘案し加入しておりません。
このため、大規模な地震による建物の倒壊等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、ガイドラインおよび緊急対応マニュアルの策定、緊急連絡網の整備、安否確認システムの導入、定期訓練や必要物資の備蓄などの対策を講じております。
また、災害等発生時には対策本部を設置し、当社グループ各社が連携して事業継続が可能な体制を整えております。
⑤感染症に関するリスク 感染症の流行により、商品供給の停滞、従業員の罹患、店舗の営業時間短縮や臨時休業などを余儀なくされる可能性があります。
更に、感染症の流行が長期化することで、経済活動が停滞し、消費マインドが冷え込むこととなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、当該リスクが顕在化した際に、迅速かつ適切な行動が取れるようガイドラインを作成しております。
⑥PB商品に関するリスク当社グループは、暮らしの必需品を中心とするPB商品(DCMブランド)の開発を積極的に行っております。
PB商品(DCMブランド)の一部は海外から供給されており、配送についての混乱などで商品の入手が不安定になった場合、また、消費者のニーズにマッチした商品の開発ができなかった場合等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、安定した調達を継続するため、商品毎に生産国の見直しや産地分散、複数のサプライヤーから調達可能な体制を構築してまいります。
また、新規商品開発の際、従業員の声やアイデアを積極的に取り入れることのできる制度を構築し、お客さま視点の商品開発に注力しています。
製造された商品については、事前に少量ロットでの試験販売を経て製品化することでリスクの低減に努めております。
⑦固定資産の減損に関するリスク当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、今後、新たに減損損失を認識すべき資産について減損を計上することになった場合、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、減損兆候の有無を確認し、減損懸念が見込まれる場合は、収益性の向上に向けた取り組みを行いリスクの低減に努めております。
⑧為替相場の変動に関するリスク当社グループは、仕入の一部を外貨建てで行っております。
短期的な為替変動が当社の業績に与える影響は軽微なものであると考えられますが、想定以上の為替変動が生じた場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、為替予約を行うことでリスクの低減に努めております。
⑨金利変動に関するリスク当社グループは、資金調達手段の多様化により財務環境の変動に柔軟に対応できる体制を整えておりますが、急速かつ大幅な金利上昇があった場合、支払利息の増加等により当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対して、当社グループでは、資金調達時に状況に応じて固定金利と変動金利を組み合わせることで、市場金利の変動による影響を可能な限り限定的にするよう努めております。
⑩個人情報の漏えいに関するリスク当社グループは、自社カードの会員を主とする個人情報を保有しておりますが、不測の犯罪行為・事故等により個人情報が漏えいした場合、社会的信用の失墜等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクに対し、当社グループでは、情報セキュリティー対策等として、情報セキュリティーや個人情報取扱に関する規程を定め、規程に沿ったIT環境の構築、従業員に対する定期的な教育を行うとともに、標的型攻撃メール訓練など、情報セキュリティー対策の強化に努めております。
⑪企業買収及び事業等の譲受けに関するリスク当社グループは、企業買収及び事業等の譲受け並びに資本業務提携等(以下「M&A」といいます。
)を行う場合、対象会社に当社グループの経営方針を理解していただくことが重要であると考えております。
その上でM&Aを行った場合に、想定していなかった偶発債務や未認識の債務などが顕在化する可能性があります。
また、当初想定していたシナジー効果が得られない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
これらのリスクに対し、当社グループでは、M&Aに際しては、対象会社の事業計画、財務内容、不動産・雇用契約関係等について、詳細にデューデリジェンスを行なっております。
デューデリジェンス等により判明したリスクとM&Aにより見込まれるシナジー効果、取得価額の妥当性などについて、取締役会等において検討し、リスクの低減に努めております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の増加等により景気は緩やかに回復しているものの、米国の政権交代に伴う政策動向、不安定な国際情勢や中国経済の低迷、エネルギー価格や原材料価格の高止まりに加え、長引く円安など依然として先行きの不透明な状況が続いております。
小売業界におきましては、雇用・所得環境の改善による個人消費の回復が見込まれているものの、デフレからインフレへと外部環境が大きく変化していく中、電気代や生活必需品などの物価上昇による生活防衛意識の高まり、また、業態を超えた販売競争もあり、引き続き厳しい経営環境にあります。
販売面につきましては、春先の全国的な低温傾向から始まり、記録的猛暑や長引く残暑など、年間を通して天候不順の影響を受けました。
節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況は継続しておりますが、夏場のエアコンや12月以降の暖房用品など、冷暖房機器が好調に推移しました。
DCMブランド商品につきましては、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けておりますが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げることができました。
また、エクスプライス㈱のPB商品(MAXZEN)についても重点販売に取り組んでまいりました。
当社グループの新規出店につきましては13店舗、退店につきましては10店舗を実施しました。
これにより、当連結会計年度末日現在の店舗数は843店舗となりました。
これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
イ.財政状態当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比較して252億2百万円増加し、6,479億3千6百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して121億7千7百万円増加し、3,836億3千7百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して130億2千5百万円増加し、2,642億9千9百万円となりました。
ロ.経営成績営業収益は5,446億2百万円(前年同期比111.5%)、営業利益は332億3千0百万円(前年同期比115.8%)、経常利益は309億9千7百万円(前年同期比113.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は、171億4千4百万円(前年同期比79.9%)となりました。
ハ.セグメント別の状況セグメント別の経営成績については、「第5 経理の状況 1. 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご覧ください。
ニ.主要商品部門別の状況(園芸部門)天候不順の影響によって、植物や関連する肥料、用土は年間を通して低調でした。
一方、土嚢袋などの防災用品は好調に推移しました。
また、2月の強力な寒波の影響で除雪用品も好調でした。
その結果、売上高は774億5千0百万円(前年同期比117.5%)となりました。
(ホームインプルーブメント部門)12月以降の気温低下に伴って、防寒衣料や断熱用品が好調に推移しました。
家具転倒防止用品などの防災用品や、窓用フィルムなどの防犯用品につきましては、需要の高まりにより好調に推移しました。
その結果、売上高は1,063億3千7百万円(前年同期比111.7%)となりました。
(ホームレジャー・ペット部門)犬猫フードを中心としたペット用品は低調でした。
自転車用ヘルメットは前期の法令改正に伴う特需の反動を受け低調でしたが、自転車本体は好調に推移し、自転車関連全体では前年を上回りました。
カー用品につきましては、バッテリーやワイパーなどの整備用品は好調でした。
その結果、売上高は753億4千7百万円(前年同期比112.8%)となりました。
(ハウスキーピング部門)マスクなど衛生用品の需要は低下しておりますが、節約志向に対する企画品強化によって、トイレットペーパーなどの紙関連商品や洗剤は好調に推移しました。
また、水や非常食、米などの食品が好調に推移しました。
その結果、売上高は1,166億7千1百万円(前年同期比117.8%)となりました。
(ホームファニシング部門)気温の低下に伴って、秋冬物のクッションやラグ、こたつ布団などが伸長しましたが、節約志向の高まりによる買い控えの影響を受けて、部門全体で低調でした。
その結果、売上高は245億5千1百万円(前年同期比111.2%)となりました。
(ホームエレクトロニクス部門)夏場は猛暑の影響でエアコンが好調でした。
暖房機器などの冬物商品は低調な滑り出しでしたが、12月以降は好調に推移しました。
また、防犯意識の高まりにより、セキュリティ用品も好調に推移しました。
その結果、売上高は540億8百万円(前年同期比118.1%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは365億3千4百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ44億3千2百万円収入が増加いたしました。
主な要因は、法人税等の支払額の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは149億2千5百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ430億5千6百万円支出が減少いたしました。
主な要因は、ケーヨー株式取得による支出の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは40億6千5百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ599億4百万円収入が減少いたしました。
主な要因は、借入れの返済によるものであります。
これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ256億7千4百万円増加し、1,194億7百万円となりました。
③ 仕入及び販売の実績当社グループ(当社、連結子会社7社、以下同じ)は、ホームセンター事業及びEC事業を主たる業務としているため、生産及び受注の実績は記載しておりません。
また、投資情報の有用性の観点から、連結子会社を基礎とした業態別のセグメントに代えて、事業部門別に仕入及び販売の実績を記載しております。
イ.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)(百万円)前期比(%) ホームセンター事業   園芸48,719114.3  ホームインプルーブメント66,356110.9  ホームレジャー・ペット48,204110.3  ハウスキーピング78,701121.8  ホームファニシング14,297114.9  ホームエレクトロニクス33,530115.2  その他10,820110.8  商品供給高他78810.1 ホームセンター事業計301,419111.7 エクスプライス事業53,971103.7 その他の事業-- 合計355,391110.4 (注)ホームセンター事業の部門別の主な取扱商品は、次のとおりであります。
部門取扱商品 園芸 園芸用品、大型機械、農業・業務資材、屋外資材、植物他 ホームインプルーブメント 作業用品、金物、工具、塗料、補修、木材、建築資材他 ホームレジャー・ペット カー用品、スポーツ、玩具、自転車、レジャー、ペット用品他 ハウスキーピング 日用消耗品、文具、ダイニング・キッチン、バス・トイレタリー、 ヘルスケア・ビューティケア、食品他 ホームファニシング インテリア、寝具、家具収納他 ホームエレクトロニクス 家庭電器、冷暖房、電材・照明、AV情報機器、住宅設備、エクステリア他 その他 テナント植物、テナントペット、灯油、工事費、サービス料他 ロ.販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
事業部門当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)(百万円)前期比(%) ホームセンター事業   園芸77,450117.5  ホームインプルーブメント106,337111.7  ホームレジャー・ペット75,347112.8  ハウスキーピング116,671117.8  ホームファニシング24,551111.2  ホームエレクトロニクス54,008118.1  その他16,550111.0  商品供給高他1,31613.1 ホームセンター事業計472,234112.5 エクスプライス事業63,649103.9 その他の事業24864.1 合計536,132111.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。
この連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1. 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容イ.財政状態 当連結会計年度末における資産残高は、長期借入の実行による現金及び預金増加、13店舗出店による有形固定資産の増加などから、資産合計は前連結会計年度末に比較して252億2百万円増加し、6,479億3千6百万円となりました。
 負債残高は、長期借入の実行や社債の発行などから、負債合計は前連結会計年度末に比較して121億7千7百万円増加し、3,836億3千7百万円となりました。
 純資産残高は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加の一方、配当金支払いによる減少などから、純資産合計は前連結会計年度末に比較して130億2千5百万円増加し、2,642億9千9百万円となりました。
ロ.経営成績(売上高)記録的猛暑や残暑の長期化、暖冬など年間を通して天候不順の影響を受けましたが、2023年11月30日の株式会社ケーヨーの連結子会社化により、売上高は5,361億3千2百万円(前期比111.4%)となりました。
(売上総利益)定番商品の商品構成の見直しやDCMブランドの売上構成比の上昇、2023年11月30日の株式会社ケーヨーの連結子会社化により、売上総利益は1,826億6千0百万円(前期比114.0%)となりました。
(営業利益)2023年11月30日の株式会社ケーヨーの連結子会社化により、前期に比べて販売費及び一般管理費が190億1千4百万円増加したものの、全体的に販売費及び一般管理費をコントロールしたことにより、営業利益は332億3千0百万円(前期比115.8%)となりました。
(経常利益)新規長期借入金の調達による支払利息が増加したものの、2023年11月30日の株式会社ケーヨーの連結子会社化により、経常利益は309億9千7百万円(前期比113.1%)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)減損損失18億5千5百万円の計上などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は171億4千4百万円(前期比79.9%)となりました。
ハ.中期経営計画の進捗状況当社グループは、2026年2月期を最終年度とする中期経営計画(2023年度~2025年度)を策定しており、その進捗状況については次のとおりであります。
2024年度(2025年2月期)実績2024年度(2025年2月期)計画達成状況売上高536,132百万円542,000百万円98.9%営業利益33,230百万円34,000百万円97.7%営業利益率6.2%6.3%△0.1ポイント経常利益30,997百万円32,800百万円94.5%親会社株主に帰属する当期純利益17,144百万円19,400百万円88.4%ROE6.7%7.7%△1.0ポイント当社グループは、営業利益率、ROEを重要な指標として位置付けております。
当連結会計年度における営業利益率は6.2%(前期比0.2ポイント増加)、ROEは6.7%(前期比2.0ポイント減少)となりました。
ニ.資本の財源及び資金の流動性1)キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益291億4百万円、減価償却費133億8千9百万円に法人税等の支払額85億0百万円や仕入債務10億3千6百万円の減少などから365億3千4百万円の収入(前連結会計年度は321億1百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、新規出店や改装などによる有形固定資産の取得による支出139億2千4百万円、ソフトウエアなどの無形固定資産の取得による支出25億5百万円などにより、149億2千5百万円の支出(前連結会計年度は579億8千1百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金による収入770億円、長期借入金の返済による支出328億6千1百万円、配当金の支払いによる支出61億1千2百万円などにより、40億6千5百万円の収入(前連結会計年度は639億6千9百万円の収入)となりました。
2)契約債務2025年2月28日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
年度別要支払額(百万円)契約債務合計1年以内1年超3年以内3年超5年以内5年超社債35,000--35,000-長期借入金241,24052,444129,83851,8757,081リース債務17,3521,4122,8352,72210,382 3)財務政策(資金需要)当社グループの資金需要は、営業活動については、商品販売に必要な運転資金(商品仕入、販管費等)が主な内容であります。
投資活動については、店舗の出店・修繕、生産性向上のための設備投資などが主な内容であります。
加えて、企業買収及び事業等の譲受け並びに資本業務提携等(以下「M&A」といいます。
)による資金需要が随時発生いたします。
(財務政策)当社グループは、運転資金については内部資金より充当し、不足が生じた場合は短期借入金で調達を行っております。
設備投資については、営業キャッシュ・フローの範囲内で実施することを基本としておりますが、不足が生じた場合並びにM&A実行時は、長期借入金・社債等により調達を行っております。
長期借入金、社債等の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の返済時期等を勘案し、調達規模、調達手段を適宜判断して実施しております。
現時点では、M&Aによる規模拡大を重要視しており、機動的に対応できるよう手許資金を厚くする方針であります。
平常時はグループファイナンスにより、当社グループ内での余剰資金の有効活用・有利子負債の圧縮を図っております。
株主還元については、成長投資による中長期的な企業価値向上と株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題の一つとして位置付けております。
連結配当性向については、35%を目安とし、持続可能な成長に向けて必要となる設備投資等の資金を確保しつつ、利益成長にあわせて増配等を行う方針です。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
(1) 経営指導に関する契約 当社は、当社の子会社であるDCM㈱との間で、当該子会社に対して当社が行う経営指導に関し、「経営指導に関する契約」を締結しております。

(2) 資本業務提携契約 当社は、㈱カンセキと「資本業務提携契約」を締結しております。
(3) 合併契約 当社は、2024年4月12日開催の取締役会において、完全子会社であるDCM㈱と㈱ケーヨーの2社について、DCM㈱を存続会社、㈱ケーヨーを消滅会社とする吸収合併を行うことを決議し、2024年7月11日に「合併契約書」を締結しております。
(4) 株式交換契約 当社は、2025年5月9日開催の取締役会において、当社を親会社とし、㈱エンチョーを完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、同日付で株式交換契約を締結しました。
 詳細につきましては、「連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載の通りであります。
(5) その他の契約 該当事項はありません。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当連結会計年度における当社グループの設備投資金額は、ホームセンター事業を中心に有形固定資産で13,924百万円、敷金及び保証金で972百万円でありました。
その主なものは新規出店13店舗によるものであります。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1)提出会社 純粋持株会社のため設備の所有はありません。
(2)国内子会社2025年2月28日現在 会社名地区及び事業所名セグメントの名称設備の内容土地建物及び構築物(百万円)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)従業員数(人)面積(千㎡)金額(百万円)DCM㈱刈谷店外660店舗ホームセンター事業店舗1,194(8,080)[856]89,64279,23012,9073,592185,3713,258(10,459)DCM㈱本社他ホームセンター事業事務所他280(584)[340]10,6912,49984653514,573755(181)DCM㈱大府物流センター(愛知県大府市)外15箇所ホームセンター事業商品センター103(40)[-]1,2308,881-1,64511,75736(94)ホダカ㈱名古屋当知店外67店舗ホームセンター事業店舗他-(-)[-]---459459190(327)DCMニコット㈱本社外114店舗ホームセンター事業店舗他29(404)[0]1236,332-2696,725181(571)DCMアドバンスド・テクノロジーズ㈱本社ホームセンター事業事務所-(-)[-]-----53(-)エクスプライス㈱本社エクスプライス事業事務所他-(40)[-]-36067104169(107)㈱マイボフェローズ本社その他事務所-(-)[-]---224(-)計 1,607(9,149)[1,197]101,68796,98013,7536,572218,9954,646(11,739)(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、車輌運搬具、機械装置、工具、器具及び備品等であります。
2.土地の面積の( )内は賃借物件を外数で表示し、[ ]内は賃貸物件を内数で表示しております。
なお、商品センターについては、商品仕分けの業務の委託をしており、使用面積を特定できないため、建物総体の面積を表示しているものがあります。
3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に外数で記載しております。
4.上記の他、リース契約による主な賃借設備は下記のとおりであります。
2025年2月28日現在 セグメントの名称設備の内容取得価額相当額(百万円)期末残高相当額(百万円)ホームセンター事業店舗設備、情報機器及び什器等45,6131,488エクスプライス事業情報機器等31
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
当連結会計年度末現在における重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定年月完成後の売場面積(㎡)総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了DCM㈱水島店(岡山県倉敷市)ホームセンター事業店舗1,0881,046自己資金及び借入金2024年8月2025年3月4,863DCM㈱豊橋曙店(愛知県豊橋市)ホームセンター事業店舗1,754936自己資金及び借入金2024年3月2025年4月4,798

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式として区分し、それ以外の目的で保有する株式を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しております。
②当社及び連結子会社のうち、当連結会計年度における投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)であるDCM㈱の保有状況イ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式1)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 DCM㈱は、原則として、純投資目的以外の目的である投資株式を保有しないことを方針としております。
ただし、資本業務提携先や今後、取引の発展が期待できるなどと判断される投資先については、取締役会において該当株式の保有意義などを審議し、保有の可否を決定しております。
また、株式を保有する合理性が認められなくなった投資先については、取締役会において売却方針あるいは売却方法を決定しております。
 なお、当該株式の議決権行使については、投資先の経営方針、経営状況、経営計画ほか、社会情勢なども勘案しつつ、個別に議案の内容を精査・検討したうえで、行使することを基本としております。
2)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式20579非上場株式以外の株式3734,038 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式7131非上場株式以外の株式-- 3)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報   特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)イオン㈱7,365,0007,365,000同業他社であり、業界動向などの情報収集を目的に保有しております。
有27,13226,329㈱千葉銀行1,239,0311,239,031主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
無1,6761,509㈱いよぎんホールディングス966,434966,434主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
注11,5781,085㈱カンセキ730,000730,000資本業務提携契約に基づき、仕入、商品開発、販売促進、物流体制の強化など関係強化を目的に保有しております。
有657733㈱めぶきフィナンシャルグループ387,270387,270主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
無245181㈱ひろぎんホールディングス339,687339,687主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
無399362㈱コメリ219,970219,970同業他社であり、業界動向などの情報収集を目的に保有しております。
有628767㈱八十二銀行211,000211,000主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
無203193㈱みずほフィナンシャルグループ115,036115,036主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
無480322㈱ほくほくフィナンシャルグループ105,316105,316主に金融取引を中心とし、安定的な協力関係の維持強化を目的に保有しております。
注1235181(注)1.同社の子会社が当社株式を保有しております。
2.特定投資株式における定量的な保有効果は記載が困難であるため記載しておりませんが、保有する株式について保有意義を精査した結果、いずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。
3.2024年9月1日付で当社の連結子会社であるDCM株式会社が、同じく連結子会社である株式会社ケーヨーを吸収合併したため、前事業年度の特定投資株式につきましてはDCM株式会社と株式会社ケーヨーが保有する株式を合算して表記しております。
   みなし保有株式該当事項はありません。
ロ.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
③提出会社における株式の保有状況イ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式1)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、中長期的な観点から事業活動上の必要性があり、当社の企業価値の向上に繋がると認められる株式について保有しております。
保有の適否については、保有に伴う便益や事業戦略上の必要性、保有意義等を総合的に精査し判断しております。
保有に一定の合理性が認められず、中長期的な観点からも当社の企業価値向上に資すると判断できなくなった場合には、当該企業の状況や市場動向等を勘案し売却する方針であります。
2)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式4274非上場株式以外の株式--(注)前事業年度において「非上場株式以外の株式」に区分されていた1銘柄は、上場廃止に伴い当事業年度においては「非上場株式」に区分しております。
当該銘柄については下表の増加及び減少には含めておりません。
(当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- 3)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式該当事項はありません。
みなし保有株式該当事項はありません。
ロ.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社4
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社274,000,000

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2025年2月28日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行㈱ (信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号15,68611.30
㈲日新企興北海道札幌市中央区伏見4丁目4番27号11,8708.55
イオン㈱千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5番1号10,7737.76
㈱日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8番12号4,3663.15
石黒 靖規北海道札幌市中央区4,1933.02
牧 香里愛知県豊橋市3,6382.62
DCMホールディングス社員持株会東京都品川区南大井6丁目22番7号3,6032.60
㈱かんぽ生命保険東京都千代田区大手町2丁目3番1号2,9582.13
SMBC日興証券㈱東京都千代田区丸の内3丁目3番1号2,7011.95
日本マスタートラスト信託銀行㈱ (株式付与ESOP信託口・76718口)東京都港区赤坂1丁目8番1号2,6051.88計-62,39344.94 (注)上記日本マスタートラスト信託銀行㈱及び㈱日本カストディ銀行の所有株式数は、信託業務に係るものであります。
株主数-金融機関41
株主数-金融商品取引業者27
株主数-外国法人等-個人89
株主数-外国法人等-個人以外178
株主数-個人その他95,521
株主数-その他の法人743
株主数-計96,599
氏名又は名称、大株主の状況日本マスタートラスト信託銀行㈱ (株式付与ESOP信託口・76718口)
株主総利回り2
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式1,2401,777,208当期間における取得自己株式75105,990 
(注) 当期間における取得自己株式には、2025年5月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-1,000,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-1,000,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(千株)当連結会計年度増加株式数(千株)当連結会計年度減少株式数(千株)当連結会計年度末株式数(千株)発行済株式 普通株式 (注)1149,500-3,000146,500合計149,500-3,000146,500自己株式 普通株式 (注)2,3,415,69313,17812,516合計15,69313,17812,516(注)1.普通株式の減少3,000千株は、取締役会決議による普通株式の消却3,000千株によるものです。
2.普通株式の自己株式の株式数の増加1千株は、単元未満株式の買取り1千株によるものです。
3.普通株式の自己株式の株式数の減少3,178千株は、取締役会決議による自己株式の消却による減少3,000千株、「株式付与ESOP信託口」から退職者への交付18千株、「役員報酬BIP信託口」から退任役員への交付9千株及び「従業員持株ESOP信託口から当社持株会への株式譲渡150千株によるものです。
4.自己株式数には、「役員報酬BIP信託口」が所有する当社株式(当連結会計年度期首390千株、当連結会計年度末380千株)、「株式付与ESOP信託口」が所有する当社株式(当連結会計年度期首4,483千株、当連結会計年度末4,465千株)及び「従業員持株ESOP信託口」が所有する当社株式(当連結会計年度期首150千株、当連結会計年度末-千株)を含めて記載しております。

Audit

監査法人1、連結有限責任監査法人トーマツ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年5月29日DCMホールディングス株式会社 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士轟   一 成 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士越 後 大 志 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているDCMホールディングス株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、DCMホールディングス株式会社及び連結子会社の2025年2月28日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1.店舗固定資産の評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(1)固定資産の減損 店舗に係る固定資産監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、2025年2月28日現在、連結貸借対照表において有形固定資産を221,239百万円計上している。
【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、店舗固定資産は194,801百万円であり、当連結会計年度において減損損失を1,855百万円計上している。
 経営者は、各店舗をキャッシュ・フローを生み出す最小単位として減損会計を適用している。
減損の兆候が識別された各店舗の減損損失の認識要否の判定は、主要な資産の経済的残存使用年数又は残契約年数と20年のいずれか短い年数にわたって得られる割引前将来キャッシュ・フローの見積総額と各店舗固定資産の帳簿価額の比較によって行われる。
減損の兆候を識別した店舗のうち、将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回ることとなった店舗については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。
 重要な見積りである将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した事業計画を基礎として見積もられるが、事業計画は、売上高、売上総粗利益率、人件費等の販売費及び一般管理費等の要素を考慮した将来の仮定を用いている。
これらの仮定は経営者の判断が含まれ、かつ、外部・内部環境の変化により不確実性を伴うものである。
 以上の通り、将来キャッシュ・フローの見積りは、経営者による判断や不確実性が伴う重要な会計上の見積りが含まれていることから、当監査法人は店舗固定資産の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産の評価を検討するために、主として以下の監査手続を実施した。
・事業計画の策定及び減損損失計上の認識・測定に関する内部統制の整備及び運用状況を検討した。
・割引前将来キャッシュ・フローに含まれる重要な仮定について、経営者等への質問を実施した。
・割引前将来キャッシュ・フローについて経営者が採用した見積方法の変更の有無を検証した。
更に、過年度の割引前将来キャッシュ・フローと実績値を比較し、経営者の見積りの信頼性の程度や不確実性の程度を評価した。
・割引前将来キャッシュ・フローの前提となった事業計画について、以下の手続を実施した。
●事業計画の策定方針や実現可能性についての検討●店舗の改装や閉店の意思決定について取締役会議事録の査閲●全社の事業計画と各店舗の将来キャッシュ・フローの整合性の検討●売上高、売上総利益率、人件費等の販売費及び一般管理費について過年度実績との比較及び根拠資料との照合●将来キャッシュ・フローの見積期間について、主要な資産の経済的残存耐用年数との照合 2.エクスプライス㈱に係るのれんの評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(1)固定資産の減損 エクスプライス㈱に係るのれん監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、当連結会計年度の連結貸借対照表上、「のれん」を42,685百万円計上している。
【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載の通り、エクスプライス㈱に係るのれんは17,996百万円である。
 のれんは、取得した会社の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、株式の取得価額と同社の資産及び負債の企業結合日時点の時価との差額を基礎として当期末時点までの償却を加味して計上されている。
 会社は、当連結会計年度末において、エクスプライス㈱取得時にのれんに配分された金額が相対的に多額であり、かつ、実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っていることから減損の兆候が存在するとした上で、当該のれんを含む資産グループで減損損失の認識の判定を行っており、その結果、減損損失の認識は不要と判断している。
 減損損失の認識の判定は、直近の事業環境を反映させた事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額の比較によって行われている。
当該事業計画における主要な仮定は、エクスプライス㈱の売上高、成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等である。
 将来キャッシュ・フローのもとになる事業計画の見積りは、エクスプライス㈱が属する家電EC事業に関して将来的に市場が大きく成長していくことが想定されていること、また見積り期間が長期にわたることから、不確実性が高く経営者による主観的な判断が介在する。
 このため、当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価の検討を実施するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
・のれんの評価プロセスに関する会社の内部統制を理解し、特に事業計画の合理性の検討プロセスに係るコントロールについて整備・運用状況の有効性を評価した。
・のれんの評価にあたり、回収可能価額を著しく低下させるような経営環境の変化、会社の計画等を把握するため、経営者等への質問、取締役会議事録や関連資料等の閲覧を実施した。
・事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額を比較することによってのれんの回収可能性を評価する資料を入手し、当該資料に記載された当期の財務情報とエクスプライス㈱の財務諸表の整合性を検討した。
 のれんの減損損失の認識の判定に使用されている将来キャッシュ・フローの基礎となる事業計画の合理性を検討するために、以下の監査手続を実施した。
・当該事業計画について、会社及びエクスプライス㈱における承認状況、事業計画の前提に重要な変化がないかどうかを検討した。
・経営者の見積りプロセスの有効性を評価するために、過年度における事業計画とその後の実績との比較検討を実施した。
・主要な仮定であるエクスプライス㈱の売上高成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等については、市場環境や事業計画の前提となる今後の取組施策について経営者から説明を受けるとともに、事業計画と外部の情報との整合性を確かめるため、外部機関が公表する市場分析レポートの閲覧及び比較検討を実施した。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1.店舗固定資産の評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(1)固定資産の減損 店舗に係る固定資産監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、2025年2月28日現在、連結貸借対照表において有形固定資産を221,239百万円計上している。
【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、店舗固定資産は194,801百万円であり、当連結会計年度において減損損失を1,855百万円計上している。
 経営者は、各店舗をキャッシュ・フローを生み出す最小単位として減損会計を適用している。
減損の兆候が識別された各店舗の減損損失の認識要否の判定は、主要な資産の経済的残存使用年数又は残契約年数と20年のいずれか短い年数にわたって得られる割引前将来キャッシュ・フローの見積総額と各店舗固定資産の帳簿価額の比較によって行われる。
減損の兆候を識別した店舗のうち、将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回ることとなった店舗については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。
 重要な見積りである将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した事業計画を基礎として見積もられるが、事業計画は、売上高、売上総粗利益率、人件費等の販売費及び一般管理費等の要素を考慮した将来の仮定を用いている。
これらの仮定は経営者の判断が含まれ、かつ、外部・内部環境の変化により不確実性を伴うものである。
 以上の通り、将来キャッシュ・フローの見積りは、経営者による判断や不確実性が伴う重要な会計上の見積りが含まれていることから、当監査法人は店舗固定資産の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産の評価を検討するために、主として以下の監査手続を実施した。
・事業計画の策定及び減損損失計上の認識・測定に関する内部統制の整備及び運用状況を検討した。
・割引前将来キャッシュ・フローに含まれる重要な仮定について、経営者等への質問を実施した。
・割引前将来キャッシュ・フローについて経営者が採用した見積方法の変更の有無を検証した。
更に、過年度の割引前将来キャッシュ・フローと実績値を比較し、経営者の見積りの信頼性の程度や不確実性の程度を評価した。
・割引前将来キャッシュ・フローの前提となった事業計画について、以下の手続を実施した。
●事業計画の策定方針や実現可能性についての検討●店舗の改装や閉店の意思決定について取締役会議事録の査閲●全社の事業計画と各店舗の将来キャッシュ・フローの整合性の検討●売上高、売上総利益率、人件費等の販売費及び一般管理費について過年度実績との比較及び根拠資料との照合●将来キャッシュ・フローの見積期間について、主要な資産の経済的残存耐用年数との照合 2.エクスプライス㈱に係るのれんの評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(1)固定資産の減損 エクスプライス㈱に係るのれん監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、当連結会計年度の連結貸借対照表上、「のれん」を42,685百万円計上している。
【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載の通り、エクスプライス㈱に係るのれんは17,996百万円である。
 のれんは、取得した会社の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、株式の取得価額と同社の資産及び負債の企業結合日時点の時価との差額を基礎として当期末時点までの償却を加味して計上されている。
 会社は、当連結会計年度末において、エクスプライス㈱取得時にのれんに配分された金額が相対的に多額であり、かつ、実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っていることから減損の兆候が存在するとした上で、当該のれんを含む資産グループで減損損失の認識の判定を行っており、その結果、減損損失の認識は不要と判断している。
 減損損失の認識の判定は、直近の事業環境を反映させた事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額の比較によって行われている。
当該事業計画における主要な仮定は、エクスプライス㈱の売上高、成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等である。
 将来キャッシュ・フローのもとになる事業計画の見積りは、エクスプライス㈱が属する家電EC事業に関して将来的に市場が大きく成長していくことが想定されていること、また見積り期間が長期にわたることから、不確実性が高く経営者による主観的な判断が介在する。
 このため、当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価の検討を実施するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
・のれんの評価プロセスに関する会社の内部統制を理解し、特に事業計画の合理性の検討プロセスに係るコントロールについて整備・運用状況の有効性を評価した。
・のれんの評価にあたり、回収可能価額を著しく低下させるような経営環境の変化、会社の計画等を把握するため、経営者等への質問、取締役会議事録や関連資料等の閲覧を実施した。
・事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額を比較することによってのれんの回収可能性を評価する資料を入手し、当該資料に記載された当期の財務情報とエクスプライス㈱の財務諸表の整合性を検討した。
 のれんの減損損失の認識の判定に使用されている将来キャッシュ・フローの基礎となる事業計画の合理性を検討するために、以下の監査手続を実施した。
・当該事業計画について、会社及びエクスプライス㈱における承認状況、事業計画の前提に重要な変化がないかどうかを検討した。
・経営者の見積りプロセスの有効性を評価するために、過年度における事業計画とその後の実績との比較検討を実施した。
・主要な仮定であるエクスプライス㈱の売上高成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等については、市場環境や事業計画の前提となる今後の取組施策について経営者から説明を受けるとともに、事業計画と外部の情報との整合性を確かめるため、外部機関が公表する市場分析レポートの閲覧及び比較検討を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結2.エクスプライス㈱に係るのれんの評価
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  会社は、当連結会計年度の連結貸借対照表上、「のれん」を42,685百万円計上している。
【注記事項】
(重要な会計上の見積り)に記載の通り、エクスプライス㈱に係るのれんは17,996百万円である。
 のれんは、取得した会社の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、株式の取得価額と同社の資産及び負債の企業結合日時点の時価との差額を基礎として当期末時点までの償却を加味して計上されている。
 会社は、当連結会計年度末において、エクスプライス㈱取得時にのれんに配分された金額が相対的に多額であり、かつ、実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っていることから減損の兆候が存在するとした上で、当該のれんを含む資産グループで減損損失の認識の判定を行っており、その結果、減損損失の認識は不要と判断している。
 減損損失の認識の判定は、直近の事業環境を反映させた事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額の比較によって行われている。
当該事業計画における主要な仮定は、エクスプライス㈱の売上高、成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等である。
 将来キャッシュ・フローのもとになる事業計画の見積りは、エクスプライス㈱が属する家電EC事業に関して将来的に市場が大きく成長していくことが想定されていること、また見積り期間が長期にわたることから、不確実性が高く経営者による主観的な判断が介在する。
 このため、当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(1)固定資産の減損 エクスプライス㈱に係るのれん
開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結【注記事項】
(重要な会計上の見積り)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、エクスプライス㈱に係るのれんの評価の検討を実施するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。
・のれんの評価プロセスに関する会社の内部統制を理解し、特に事業計画の合理性の検討プロセスに係るコントロールについて整備・運用状況の有効性を評価した。
・のれんの評価にあたり、回収可能価額を著しく低下させるような経営環境の変化、会社の計画等を把握するため、経営者等への質問、取締役会議事録や関連資料等の閲覧を実施した。
・事業計画に基づいて算定された割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんが帰属する資産グループの帳簿価額を比較することによってのれんの回収可能性を評価する資料を入手し、当該資料に記載された当期の財務情報とエクスプライス㈱の財務諸表の整合性を検討した。
 のれんの減損損失の認識の判定に使用されている将来キャッシュ・フローの基礎となる事業計画の合理性を検討するために、以下の監査手続を実施した。
・当該事業計画について、会社及びエクスプライス㈱における承認状況、事業計画の前提に重要な変化がないかどうかを検討した。
・経営者の見積りプロセスの有効性を評価するために、過年度における事業計画とその後の実績との比較検討を実施した。
・主要な仮定であるエクスプライス㈱の売上高成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費等)等については、市場環境や事業計画の前提となる今後の取組施策について経営者から説明を受けるとともに、事業計画と外部の情報との整合性を確かめるため、外部機関が公表する市場分析レポートの閲覧及び比較検討を実施した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、DCMホールディングス株式会社の2025年2月28日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、DCMホールディングス株式会社が2025年2月28日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任監査法人トーマツ
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2025年5月29日DCMホールディングス株式会社 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士轟   一 成 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士越 後 大 志 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているDCMホールディングス株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの第19期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、DCMホールディングス株式会社の2025年2月28日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
市場価格のない関係会社株式の評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)市場価格のない関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、当事業年度の貸借対照表において、市場価格のない関係会社株式を233,431百万円計上しています。
 会社は【注記事項】
(重要な会計上の見積り)市場価格のない関係会社株式の評価に記載のとおり、当該株式の実質価額が著しく低下した場合で、かつ、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられない場合には、相当の減額を行うこととしている。
 会社は市場価格のない関係会社株式のうち、エクスプライス㈱の株式については、同社の今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力を加味した価額で取得していることから、当事業年度末における超過収益力の価値を実質価額に反映させており、かつ実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っているため、超過収益力の毀損が生じているか否かの検討を実施している。
会社は、超過収益力の毀損が生じているか否かの検討として、取得当初の事業計画に基づく将来キャッシュ・フローと当期末時点の将来の事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの比較を実施しているが、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「エクスプライス㈱に係るのれんの評価」に記載のとおり、エクスプライス㈱においては、実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っている。
 エクスプライス㈱における将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は、エクスプライス㈱の売上高成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費)等である。
 エクスプライス㈱株式の評価は、超過収益力の毀損の有無を含め、実質価額が著しく下落していないかどうかについて、経営者による判断や不確実性が伴うことから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、エクスプライス㈱株式の評価を検討するために、主として以下の手続を実施した。
・関係会社株式の評価プロセスに関する会社の内部統制を理解し、特にエクスプライス㈱の事業計画の合理性の検討プロセスに係るコントロールについて整備・運用状況の有効性を評価した。
・実質価額の算定の基礎となる財務情報の信頼性を検討したうえで、エクスプライス㈱の財政状態の悪化の有無を判断するために、取得時点の純資産額と決算日時点の純資産額の比較を実施した。
・エクスプライス㈱株式の実質価額に反映された超過収益力の評価について、当監査法人は、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「エクスプライス㈱に係るのれんの評価」に記載の監査上の対応を実施した。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
市場価格のない関係会社株式の評価【注記事項】
(重要な会計上の見積り)市場価格のない関係会社株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、当事業年度の貸借対照表において、市場価格のない関係会社株式を233,431百万円計上しています。
 会社は【注記事項】
(重要な会計上の見積り)市場価格のない関係会社株式の評価に記載のとおり、当該株式の実質価額が著しく低下した場合で、かつ、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられない場合には、相当の減額を行うこととしている。
 会社は市場価格のない関係会社株式のうち、エクスプライス㈱の株式については、同社の今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力を加味した価額で取得していることから、当事業年度末における超過収益力の価値を実質価額に反映させており、かつ実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っているため、超過収益力の毀損が生じているか否かの検討を実施している。
会社は、超過収益力の毀損が生じているか否かの検討として、取得当初の事業計画に基づく将来キャッシュ・フローと当期末時点の将来の事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの比較を実施しているが、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「エクスプライス㈱に係るのれんの評価」に記載のとおり、エクスプライス㈱においては、実績の営業利益が取得時点において想定していたエクスプライス㈱の事業計画の営業利益を下回っている。
 エクスプライス㈱における将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は、エクスプライス㈱の売上高成長率、原価率、販売費及び一般管理費(主に人件費)等である。
 エクスプライス㈱株式の評価は、超過収益力の毀損の有無を含め、実質価額が著しく下落していないかどうかについて、経営者による判断や不確実性が伴うことから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
 当監査法人は、エクスプライス㈱株式の評価を検討するために、主として以下の手続を実施した。
・関係会社株式の評価プロセスに関する会社の内部統制を理解し、特にエクスプライス㈱の事業計画の合理性の検討プロセスに係るコントロールについて整備・運用状況の有効性を評価した。
・実質価額の算定の基礎となる財務情報の信頼性を検討したうえで、エクスプライス㈱の財政状態の悪化の有無を判断するために、取得時点の純資産額と決算日時点の純資産額の比較を実施した。
・エクスプライス㈱株式の実質価額に反映された超過収益力の評価について、当監査法人は、連結財務諸表に係る監査報告書における監査上の主要な検討事項「エクスプライス㈱に係るのれんの評価」に記載の監査上の対応を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別市場価格のない関係会社株式の評価
その他の記載内容、個別 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

その他、流動資産57,000,000
建物及び構築物(純額)96,980,000,000
土地101,687,000,000
リース資産(純額)、有形固定資産13,753,000,000
建設仮勘定2,244,000,000
有形固定資産221,239,000,000
ソフトウエア6,669,000,000
無形固定資産55,103,000,000
投資有価証券274,000,000
長期前払費用44,000,000
繰延税金資産439,000,000
投資その他の資産291,948,000,000

BS負債、資本

支払手形及び買掛金22,652,000,000