財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-05-28 |
英訳名、表紙 | INTERLIFE HOLDINGS CO.,LTD. |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 貴田 晃司 |
本店の所在の場所、表紙 | 東京都中央区銀座六丁目13番16号 銀座ウォールビル11階 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03(3547)3227(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2 【沿革】 年月概要1975年2月ディスプレイ業界向け床材工事を主要事業として、東京都荒川区に株式会社日商を設立1980年10月建設業者登録(都知事許可)1985年7月宅地建物取引業者免許(都知事免許)を取得1988年6月株式会社日商より、株式会社日商インターライフに商号変更8月本社を東京都北区に移転1990年8月日本証券業協会に株式を店頭登録1992年3月一級建築士事務所登録1996年2月大阪支店開設 9月携帯電話の販売業務を開始2000年2月公募増資を実施2002年1月第三者割当増資により株式会社ベンチャー・リンクの子会社となる 12月特定建設業者登録(国土交通大臣許可)2003年11月親会社が株式会社ベンチャー・リンクより、サミー株式会社へ異動となる2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場2005年4月親会社がサミー株式会社より、セガサミーホールディングス株式会社へ異動となる2007年12月筆頭株主がピーアークホールディングス株式会社となり、セガサミーホールディングス株式会社は第2位の主要株主となる2009年2月情報通信事業を新設分割により株式会社エヌ・アイ・エル・テレコムに承継する 4月ファシリティーマネジメント株式会社を子会社化2010年4月ディーナネットワーク株式会社を子会社化 4月ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場 10月株式会社日商インターライフが単独株式移転の方法によりインターライフホールディングス株式会社(以下、当社という。 )を設立し、株式会社日商インターライフは当社の完全子会社となる10月大阪証券取引所(JASDAQ市場・スタンダード)に当社株式を上場 12月株式会社日商インターライフからエヌ・アイ・エル・テレコム株式、ファシリティーマネジメント株式及びディーナネットワーク株式を現物配当として受ける方法により、株式会社エヌ・アイ・エル・テレコム、ファシリティーマネジメント株式会社及びディーナネットワーク株式会社が当社の完全子会社となる2011年4月アーク・フロント株式会社を子会社化 4月ファシリティーマネジメント株式会社が株式会社ベストアンサーを子会社化 11月臨時株主総会において決算期を3月20日から2月末日に変更2013年6月有限会社マネジメントリサーチ及び株式会社システムエンジニアリングを子会社化 7月大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場2014年2月公募及び第三者割当増資を実施 5月本社を東京都中央区に移転 6月株式会社サミーデザインを子会社化2015年6月デライト・コミュニケーションズ株式会社、株式会社ジーエスケー及びグランドスタッフ株式会社を子会社化 10月株式会社アドバンテージを設立 年月概要2015年11月ディーナネットワーク株式会社が株式会社アヴァンセ・アジルを子会社化2016年3月ファシリティーマネジメント株式会社が玉紘工業株式会社を子会社化 10月株式会社サミーデザインをファンライフ・デザイン株式会社に商号変更2017年5月定款を一部変更し、監査等委員会設置会社に移行 9月株式会社ラルゴ・コーポレーションを子会社化2018年12月株式会社日商インターライフ(存続会社)とファンライフ・デザイン株式会社(消滅会社)が合併2020年1月庄司正英氏がピーアークホールディングス株式会社が保有する当社株式の全部を取得し、当社の筆頭株主となる 7月株式会社辰巳が庄司正英氏が保有する当社株式の全部を取得し、当社の筆頭株主となる 11月アーク・フロント株式会社、株式会社ベストアンサー、デライト・コミュニケーションズ株式会社の全株式を譲渡2021年2月ディーナネットワーク株式会社から株式会社アヴァンセ・アジルの全株式を取得し当社の子会社となる 4月ディーナネットワーク株式会社を解散 5月株式会社ジーエスケー及びグランドスタッフ株式会社の全株式を譲渡2022年3月株式会社ラルゴ・コーポレーションの全株式を譲渡 4月株式会社エヌ・アイ・エル・テレコムの全株式を譲渡 4月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場から東京証券取引所スタンダード市場へ移行 4月セガサミーホールディングス株式会社が所有する当社株式の全部を自己株式として取得2023年2月株式会社アドバンテージの全株式を譲渡 11月株式会社アヴァンセ・アジルの全株式を譲渡 11月株式会社サンケンシステムを子会社化 (注) 1.当社は、2010年10月5日に株式会社日商インターライフにより単独株式移転の方法で設立されたため、当社の沿革については、株式会社日商インターライフの沿革に引き続いて記載しております。 2.セガサミーホールディングス株式会社は、2022年4月14日に実施した自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、同社が所有する当社株式の全部を当社が自己株式として取得したことにより、主要株主及びその他の関係会社ではなくなりました。 |
事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社5社の計6社で構成されており、あらゆる人々に感動と喜び溢れる快適空間を提供し社会に貢献することを目的とし、商業施設・公共施設の設計施工、管理メンテナンスなどのトータルサービスなどを展開しております。 当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関係は、次のとおりであります。 セグメント名称構成会社事業内容内装工事事業㈱日商インターライフ商業施設(飲食店・物販店)、ホテル・ブライダル施設、オフィス、展示会等に関する企画・デザイン・設計・制作・施工管理音響・照明設備事業㈱システムエンジニアリング施設の演出・各種設備(音響映像・演出照明・吊物機構・議場システム等)の企画・設計・施工・メンテナンス・VODシステムの導入㈱サンケンシステムAVC(オーディオ・ビジュアル&コントロール)機器設備のシステム構築販売・企画・設計から製作・施工・保守管理まで一貫支援設備・メンテナンス事業ファシリティーマネジメント㈱建物内外の清掃請負・管理及び修繕、空調設備機器のメンテナンス、施設の企画デザイン・施工玉紘工業㈱空調・電気・給排水・衛生などの設備の施工・修理、設備機器の販売全社(共通)インターライフホールディングス㈱グループの経営管理及びそれに付帯する業務 当社のその他の関係会社は、主要株主である株式会社辰巳であります。 会社名主な事業内容㈱辰巳不動産賃貸業 事業系統図によって示すと次のとおりであります。 |
関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 (1) 連結子会社 名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容㈱日商インターライフ東京都荒川区100内装工事事業100役員の兼務営業上の取引㈱システムエンジニアリング東京都台東区82音響・照明設備事業100役員の兼務営業上の取引㈱サンケンシステム東京都大田区50音響・照明設備事業100役員の兼務営業上の取引ファシリティーマネジメント㈱東京都葛飾区55設備・メンテナンス事業100役員の兼務営業上の取引玉紘工業㈱東京都足立区45設備・メンテナンス事業100(100)役員の兼務営業上の取引 (注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。 2.㈱日商インターライフ及び㈱システムエンジニアリングについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。 )の連結売上高に占める割合が10%を超えております。 主な損益情報等 ㈱日商インターライフ㈱システムエンジニアリング(1) 売上高9,736,260千円5,141,770千円 (2) 経常利益538,397千円402,914千円(3) 当期純利益411,204千円269,008千円(4) 純資産額2,400,537千円1,487,297千円(5) 総資産額4,032,805千円3,188,710千円 3.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。 4.㈱日商インターライフ、㈱システムエンジニアリングは特定子会社であります。 (2) その他の関係会社 名称住所資本金(百万円)主要な事業内容議決権の被所有割合(%)関係内容㈱辰巳東京都足立区100不動産賃貸業42.76取締役の兼務 (注) 1.㈱辰巳は、当社の代表取締役会長CEO庄司正英の資産管理会社であります。 2.資本金は、2025年3月31日現在であります。 3.議決権の被所有割合は、2025年2月28日現在の議決権の被所有割合を記載しております。 |
従業員の状況 | 5 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況2025年2月28日現在セグメントの名称従業員数(名)内装工事事業100(18)音響・照明設備事業106(12)設備・メンテナンス事業35(158)全社(共通)14(1)合計255(189) (注) 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者は含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間平均雇用人員を( )内に外数で記載しております。 (2) 提出会社の状況2025年2月28日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)14(1)495.86,662,641 セグメントの名称従業員数(名)全社(共通)14(1) (注) 1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者は含む。 )であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を含む。 )は、年間平均雇用人員を( )内に外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与を含んでおります。 (3) 労働組合の状況当社グループには労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女賃金の差異① 提出会社提出会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)」及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)」の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 ② 連結子会社 2024年度名称管理職に占める女性労働者の割合(注1)男性労働者の育児休業取得率(注2)労働者の男女の賃金の差異(注2)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者㈱日商インターライフ7.4%100.0%72.4%75.3%54.0% (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したも のです。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の 規程に基づき「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者福祉に関する法律施行規則」(平成 3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3.上記以外の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号) 及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76 号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの経営方針 当社グループは、『私たちは、あらゆる人々に感動と喜び溢れる快適空間を提供し、社会に貢献いたします』を経営理念としております。 また、当社グループの強みを活かし、「快適空間をプロデュースする最強のプロ集団によるオンリーワングループ企業となる」をビジョンと定め、その実現を目指してまいります。 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、2026年2月期を初年度とする第5次中期経営計画を策定いたしました。 中期経営計画の最終年度である2028年2月期(第18期)は、売上高20,000百万円、営業利益1,000百万円、営業利益率5%以上を目標に設定すると共に、ROE13%以上、PBR1.5倍以上を指標に資本コストと株価を意識した経営を進め、達成に向け取り組んでまいります。 中期経営計画の数値目標 (単位:百万円) 2026年2月期2027年2月期2028年2月期 目標値目標値目標値売上高16,50018,00020,000営業利益8009001,000経常利益790890990親会社株主に帰属する当期純利益600650700営業利益率 %4.85.05.0自己資本利益率(ROE)%13.0%以上株価純資産倍率(PBR)倍1.5倍以上 (3)経営環境及び中長期的な経営戦略と対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、引き続き設備投資需要が堅調に推移するものと予想されます。 一方で、不安定な国際状況による原材料の調達などの影響や人員不足への対応、時間外労働上限規制への対応が課題となり、先行き不透明感を残しております。 2026年2月期を初年度とする第5次中期経営計画では、「持続的な利益成長による企業価値向上を目指し、新たな成長ステージへの基盤を構築する」を基本方針と定め、2030年の大阪IR開業を展望し「NEXT STAGE 2030」をスローガンに、時代の変革に挑み続けて持続的成長を実現してまいります。 そのための施策として①新たな成長基盤の構築、②更なる収益性の向上、③ESGの推進の3つの重点戦略を掲げ、中期経営計画の最終年度目標の達成に向けて取り組み、当社グループの成長を実現してまいります。 重点戦略1.新たな成長基盤の構築・強みを生かした成長基盤の拡大・新たな成長可能性の拡大・グループシナジーの推進2.更なる収益性の向上・稼ぐ力の強化・施工プロセスの最適化とコスト管理・IТインフラの活用による生産性向上3.ESGの推進・環境:非財務情報の発信・社会:人的資本経営の推進・ガバナンス:CGCへの対応 また、当社グループは、コーポレート・ガバナンス(以下、CGという。 )を企業行動の最重要課題として位置付け、CGコードへの対応を進めており、CG報告書への記載の充実やCG基本方針の適宜見直しを図り、ガバナンス体制をより一層強化いたします。 加えて、内部統制機能の充実を目指し、内部統制システム、リスク管理体制、コンプライアンス推進体制の見直しと強化を図り、企業価値の向上と当社への投資魅力を高め、中長期的に保有していただける株主様を増やし、あらゆるステークホルダーから信頼され社会に貢献できるグループ経営を追求してまいります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)ガバナンス当社グループは、コーポレートガバナンス・コードへの対応を重要課題と位置付け、サステナビリティへの課題に対する取り組みとして「サステナビリティ基本方針」を定めております。 また、当社グループは、全従業員の意識改革と具体的な取り組みの推進を徹底すると共に、社内取締役(監査等委員である取締役を除く)で構成される常務会で検討し、適宜取締役会に進捗状況などを報告しております。 「サステナビリティ基本方針」インターライフグループは、「私たちは、あらゆる人々に感動と喜び溢れる快適空間を提供し、社会に貢献いたします」という経営理念のもと、グループCSR憲章、グループ行動規範を遵守し、全てのステークホルダーとよりよい関係を築くことで、社会的な役割を果たし持続可能な成長の実現と持続可能な社会への貢献を目指します。 (2)戦略当社グループは、中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)の重要戦略である「ESGの推進」では、事業価値向上に向けた取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として以下の取り組みを進めてまいります。 環 境(E)非財務情報の発信(Scope指標、省エネ商材、リユース)社 会(S)人的資本経営の推進 (エンゲージメント向上、人材の採用育成)ガバナンス(G)CGCへの対応(サステナビリティ基本方針、資本コストと株価を意識した経営) ① サステナビリティに関する戦略当社グループは、環境保護のために、関係法令及び各種規制を遵守するだけではなく、積極的かつ自主的な取組みを検討・実行するよう努め、環境保護に対する意識が高く、公私共に省資源・省エネルギーに努める人材の育成を進めております。 また、当社グループは、資材調達から製造・流通・使用・リサイクル・廃棄まで、商品のライフサイクル全般にわたり環境への影響を考慮し事業活動を行っております。 今後は気候変動などの環境変化が当社グループの業績に与える影響について検討やサステナビリティに関する取り組みに沿った情報開示を行うと共に、社員教育を進めてまいります。 当社グループは、省エネ、環境保護商材である「アトラスボード※(特許取得済)」の開発、施工を進めると共に、LGS(軽量鉄骨下地)端材の有効活用などによる環境負荷低減策への取り組みと、温室効果ガス(GHG)の排出量の算定及び削減に取り組んでおります。 ※「アトラスボード(リサイクル紙とアルミ箔のハイブリッドボード)」は、当社の子会社である㈱日商 インターライフ(本社:東京都荒川区)と山田ダンボール㈱(本社:東京都中央区)が共同で開発を進め て来た商材。 曲面加工や高度なデザインに対応できるだけでなく、リサイクル紙を用いた商材であり使用 後にケミカルリサイクルが可能。 また、従来の石膏ボードと比べ重さが七分の一と軽く作業面、安全面で 人的負担を軽減できる商材。 ② 人的資本に関する戦略当社グループでは、グループ経営理念を理解し、グループが目指すゴールを達成するため、自己の担当業務に全力を尽くし、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み成長してまいります。 ・教育方針①部長及び管理・監督者は、部下の指導・育成が重要な職責であることを十分に認識し、業務活動を通じて、指導・示範を行うこと②教育は、会社の経営方針及び人事制度との連動性を持たせ、計画的に行うこと③教育研修にあたっては、研修ニーズ及び研修方法の確認、その評価並びに研修フォローを計画的に行い、より高い教育成果を実現すること ・人材育成目的①会社の経営理念、経営方針及び社会的使命を十分に認識させ、優れた創造力と強い責任感のある人財を育成する②業務上必要な知識、技術、技能を開発・向上させ、職務遂行能力の高い人財を育成する③会社の技術、ノウハウ及び企業精神を継承し、健全な常識と旺盛な実践力を兼ね備えた人財を育成する④広い視野と豊かな教養、人間性を身につけた社会人を育成する⑤社員自らに、自己啓発と相互啓発に努力する精神を養わせ、チャレンジ意欲の高い人財を育成する 当社グループは、各社の特徴を活かした事業展開を行うことが時代の変化への対応やサステナブルな企業環境を構築することにつながると考えております。 そのためには、多様な視点を持つ人材が必要であると考え、社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考えます。 人材不足への対応として多様性の観点を鑑み女性管理職の登用や、通常の定期新卒採用に加え中途及び外国人採用を進めるなど、雇用促進を図ってまいります。 2025年2月末現在、女性管理職は7名、中途採用者の管理職は85名、また、5名の外国籍の従業員が当社グループの一員として在籍しており、今後も人材の多様性確保に向けた採用を進めてまいります。 また、現在制定済みの各社の規程類(休暇、テレワークに関するもの等)を適宜見直し、社員一人ひとりが働きやすい環境を創出し、今後も効果的な施策を継続して検討することで社内環境を整備すると共に、年1回のエンゲージメントサーベイを実施し、その結果のフィードバックと対応を進め、働きやすい社内環境を整備してまいります。 (3)リスク管理当社グループは、気候変動を含む社会的なリスクについて、事業遂行上想定される影響度や可能性を考慮のうえ、リスクの洗い出し、BCP(事業継続計画)の策定を含めて必要な対策について検討を行っております。 当社グループの事業は、工事会社中心であり気候変動がもたらす将来的な影響は僅少であると認識しておりますが、温室効果ガスの排出量削減の取り組みと併せ、今後の気候変動が当社グループの事業に対して与えるリスクについては、取締役会において慎重に検討してまいります。 (4)指標及び目標 ① サステナビリティに関する指標及び目標当社グループは、カーボンニュートラル(脱炭素)サーキュラー・エコノミー(資源循環型社会)の実現に向け、以下のような指標を設定し管理いたします。 当社グループは、温室効果ガス(以下、GHGという。 )の排出量Scope1、Scope2をGHGプロトコルのスタンダードに基づいて算定し、GHGの排出量削減にできる取組みを継続して社内環境の整備に努めてまいります。 なお、当社グループは2025年2月期は社内運送体制の内製化等により、GHGの排出量が増加しましたが、引き続き今後GHGの排出量の削減を目標に取り組んでまいります。 一方、省エネ、環境保護商材の開発、施工、資材のリサイクル、リユースに積極的に取り組み環境への対応を進めております。 当社グループの実績指 標2024年2月期実績2025年2月期実績Scope1CO2(t)117.1178.8Scope2CO2(t)203.2226.6合計CO2(t)320.3405.4 (注) Scope1:敷地内での燃料使用など事業者自らによる温室効果ガスの直接的な排出 Scope2:他から供給された電気、ガス、熱・蒸気の使用に伴う温室効果ガスの間接 的な排出 ② 人的資本に関する指標及び目標各課題を解決するためには、多様な視点を持つ人材の育成と社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考え、エンゲージメントの向上と人材の採用・育成・定着の仕組みづくりを図ってまいります。 また、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を作り上げるための指標として「管理職に占める女性労働者の割合」「男性の育児休業取得率」「男女の賃金格差」「エンゲージメントサーベイ結果満足度」「有給休暇取得率」を指標としており、前年の実績値を上回ることを目標に今後も継続して効果的な施策を検討し社内環境の整備に努めてまいります。 当社グループの実績指 標2024年2月期実績2025年2月期実績管理職に占める女性労働者の割合7.8%8.2%男性の育児休業取得率62.5%100.0%男女の賃金格差(正規労働者)76.9%76.3%エンゲージメントサーベイスコア-74.2%有休休暇取得率67.6%64.5% ※エンゲージメントサーベイスコアについては、2025年2月期から実施したため2024年2月 期の実績はありません。 (ご参考) 男性女性合計2025年2月期末従業員数(連結)207名48名255名2025年度中の中途採用者数(連結)20名9名29名2025年度中の外国籍者採用数(連結)5名0名5名 ※従業員数及び採用者数は、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を 含む。 )を除く。 |
戦略 | (2)戦略当社グループは、中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)の重要戦略である「ESGの推進」では、事業価値向上に向けた取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として以下の取り組みを進めてまいります。 環 境(E)非財務情報の発信(Scope指標、省エネ商材、リユース)社 会(S)人的資本経営の推進 (エンゲージメント向上、人材の採用育成)ガバナンス(G)CGCへの対応(サステナビリティ基本方針、資本コストと株価を意識した経営) ① サステナビリティに関する戦略当社グループは、環境保護のために、関係法令及び各種規制を遵守するだけではなく、積極的かつ自主的な取組みを検討・実行するよう努め、環境保護に対する意識が高く、公私共に省資源・省エネルギーに努める人材の育成を進めております。 また、当社グループは、資材調達から製造・流通・使用・リサイクル・廃棄まで、商品のライフサイクル全般にわたり環境への影響を考慮し事業活動を行っております。 今後は気候変動などの環境変化が当社グループの業績に与える影響について検討やサステナビリティに関する取り組みに沿った情報開示を行うと共に、社員教育を進めてまいります。 当社グループは、省エネ、環境保護商材である「アトラスボード※(特許取得済)」の開発、施工を進めると共に、LGS(軽量鉄骨下地)端材の有効活用などによる環境負荷低減策への取り組みと、温室効果ガス(GHG)の排出量の算定及び削減に取り組んでおります。 ※「アトラスボード(リサイクル紙とアルミ箔のハイブリッドボード)」は、当社の子会社である㈱日商 インターライフ(本社:東京都荒川区)と山田ダンボール㈱(本社:東京都中央区)が共同で開発を進め て来た商材。 曲面加工や高度なデザインに対応できるだけでなく、リサイクル紙を用いた商材であり使用 後にケミカルリサイクルが可能。 また、従来の石膏ボードと比べ重さが七分の一と軽く作業面、安全面で 人的負担を軽減できる商材。 ② 人的資本に関する戦略当社グループでは、グループ経営理念を理解し、グループが目指すゴールを達成するため、自己の担当業務に全力を尽くし、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み成長してまいります。 ・教育方針①部長及び管理・監督者は、部下の指導・育成が重要な職責であることを十分に認識し、業務活動を通じて、指導・示範を行うこと②教育は、会社の経営方針及び人事制度との連動性を持たせ、計画的に行うこと③教育研修にあたっては、研修ニーズ及び研修方法の確認、その評価並びに研修フォローを計画的に行い、より高い教育成果を実現すること ・人材育成目的①会社の経営理念、経営方針及び社会的使命を十分に認識させ、優れた創造力と強い責任感のある人財を育成する②業務上必要な知識、技術、技能を開発・向上させ、職務遂行能力の高い人財を育成する③会社の技術、ノウハウ及び企業精神を継承し、健全な常識と旺盛な実践力を兼ね備えた人財を育成する④広い視野と豊かな教養、人間性を身につけた社会人を育成する⑤社員自らに、自己啓発と相互啓発に努力する精神を養わせ、チャレンジ意欲の高い人財を育成する 当社グループは、各社の特徴を活かした事業展開を行うことが時代の変化への対応やサステナブルな企業環境を構築することにつながると考えております。 そのためには、多様な視点を持つ人材が必要であると考え、社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考えます。 人材不足への対応として多様性の観点を鑑み女性管理職の登用や、通常の定期新卒採用に加え中途及び外国人採用を進めるなど、雇用促進を図ってまいります。 2025年2月末現在、女性管理職は7名、中途採用者の管理職は85名、また、5名の外国籍の従業員が当社グループの一員として在籍しており、今後も人材の多様性確保に向けた採用を進めてまいります。 また、現在制定済みの各社の規程類(休暇、テレワークに関するもの等)を適宜見直し、社員一人ひとりが働きやすい環境を創出し、今後も効果的な施策を継続して検討することで社内環境を整備すると共に、年1回のエンゲージメントサーベイを実施し、その結果のフィードバックと対応を進め、働きやすい社内環境を整備してまいります。 |
指標及び目標 | (4)指標及び目標 ① サステナビリティに関する指標及び目標当社グループは、カーボンニュートラル(脱炭素)サーキュラー・エコノミー(資源循環型社会)の実現に向け、以下のような指標を設定し管理いたします。 当社グループは、温室効果ガス(以下、GHGという。 )の排出量Scope1、Scope2をGHGプロトコルのスタンダードに基づいて算定し、GHGの排出量削減にできる取組みを継続して社内環境の整備に努めてまいります。 なお、当社グループは2025年2月期は社内運送体制の内製化等により、GHGの排出量が増加しましたが、引き続き今後GHGの排出量の削減を目標に取り組んでまいります。 一方、省エネ、環境保護商材の開発、施工、資材のリサイクル、リユースに積極的に取り組み環境への対応を進めております。 当社グループの実績指 標2024年2月期実績2025年2月期実績Scope1CO2(t)117.1178.8Scope2CO2(t)203.2226.6合計CO2(t)320.3405.4 (注) Scope1:敷地内での燃料使用など事業者自らによる温室効果ガスの直接的な排出 Scope2:他から供給された電気、ガス、熱・蒸気の使用に伴う温室効果ガスの間接 的な排出 ② 人的資本に関する指標及び目標各課題を解決するためには、多様な視点を持つ人材の育成と社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考え、エンゲージメントの向上と人材の採用・育成・定着の仕組みづくりを図ってまいります。 また、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を作り上げるための指標として「管理職に占める女性労働者の割合」「男性の育児休業取得率」「男女の賃金格差」「エンゲージメントサーベイ結果満足度」「有給休暇取得率」を指標としており、前年の実績値を上回ることを目標に今後も継続して効果的な施策を検討し社内環境の整備に努めてまいります。 当社グループの実績指 標2024年2月期実績2025年2月期実績管理職に占める女性労働者の割合7.8%8.2%男性の育児休業取得率62.5%100.0%男女の賃金格差(正規労働者)76.9%76.3%エンゲージメントサーベイスコア-74.2%有休休暇取得率67.6%64.5% ※エンゲージメントサーベイスコアについては、2025年2月期から実施したため2024年2月 期の実績はありません。 (ご参考) 男性女性合計2025年2月期末従業員数(連結)207名48名255名2025年度中の中途採用者数(連結)20名9名29名2025年度中の外国籍者採用数(連結)5名0名5名 ※従業員数及び採用者数は、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を 含む。 )を除く。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | ② 人的資本に関する戦略当社グループでは、グループ経営理念を理解し、グループが目指すゴールを達成するため、自己の担当業務に全力を尽くし、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を育み成長してまいります。 ・教育方針①部長及び管理・監督者は、部下の指導・育成が重要な職責であることを十分に認識し、業務活動を通じて、指導・示範を行うこと②教育は、会社の経営方針及び人事制度との連動性を持たせ、計画的に行うこと③教育研修にあたっては、研修ニーズ及び研修方法の確認、その評価並びに研修フォローを計画的に行い、より高い教育成果を実現すること ・人材育成目的①会社の経営理念、経営方針及び社会的使命を十分に認識させ、優れた創造力と強い責任感のある人財を育成する②業務上必要な知識、技術、技能を開発・向上させ、職務遂行能力の高い人財を育成する③会社の技術、ノウハウ及び企業精神を継承し、健全な常識と旺盛な実践力を兼ね備えた人財を育成する④広い視野と豊かな教養、人間性を身につけた社会人を育成する⑤社員自らに、自己啓発と相互啓発に努力する精神を養わせ、チャレンジ意欲の高い人財を育成する 当社グループは、各社の特徴を活かした事業展開を行うことが時代の変化への対応やサステナブルな企業環境を構築することにつながると考えております。 そのためには、多様な視点を持つ人材が必要であると考え、社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考えます。 人材不足への対応として多様性の観点を鑑み女性管理職の登用や、通常の定期新卒採用に加え中途及び外国人採用を進めるなど、雇用促進を図ってまいります。 2025年2月末現在、女性管理職は7名、中途採用者の管理職は85名、また、5名の外国籍の従業員が当社グループの一員として在籍しており、今後も人材の多様性確保に向けた採用を進めてまいります。 また、現在制定済みの各社の規程類(休暇、テレワークに関するもの等)を適宜見直し、社員一人ひとりが働きやすい環境を創出し、今後も効果的な施策を継続して検討することで社内環境を整備すると共に、年1回のエンゲージメントサーベイを実施し、その結果のフィードバックと対応を進め、働きやすい社内環境を整備してまいります。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | ② 人的資本に関する指標及び目標各課題を解決するためには、多様な視点を持つ人材の育成と社員一人ひとりが成長を実感できる働きやすい社内環境を整備する必要があると考え、エンゲージメントの向上と人材の採用・育成・定着の仕組みづくりを図ってまいります。 また、社員一人ひとりの創造性とチャレンジ精神や限りない可能性を最大限発揮できる企業文化を作り上げるための指標として「管理職に占める女性労働者の割合」「男性の育児休業取得率」「男女の賃金格差」「エンゲージメントサーベイ結果満足度」「有給休暇取得率」を指標としており、前年の実績値を上回ることを目標に今後も継続して効果的な施策を検討し社内環境の整備に努めてまいります。 当社グループの実績指 標2024年2月期実績2025年2月期実績管理職に占める女性労働者の割合7.8%8.2%男性の育児休業取得率62.5%100.0%男女の賃金格差(正規労働者)76.9%76.3%エンゲージメントサーベイスコア-74.2%有休休暇取得率67.6%64.5% ※エンゲージメントサーベイスコアについては、2025年2月期から実施したため2024年2月 期の実績はありません。 (ご参考) 男性女性合計2025年2月期末従業員数(連結)207名48名255名2025年度中の中途採用者数(連結)20名9名29名2025年度中の外国籍者採用数(連結)5名0名5名 ※従業員数及び採用者数は、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を 含む。 )を除く。 |
事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年5月28日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 売上高について当社グループは、国内で展開する工事会社の売上高比率が極めて高く、国内の景気の悪化による取引先の新規出店や設備投資の減少、さらには、国際紛争など地政学的なリスク事象の発生に起因する原材料費の高騰の影響などにより、新たな受注機会が大きく減少した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制等について当社グループは、建設業法、建築基準法、建築士法、消防法等の建設関連の法的規制や、個人情報保護法、宅地建物取引業法などの法的規制を受けております。 これら、法的規制の遵守はもとより、公正公平な企業活動の実践のため、当社グループでは独自のグループCSR憲章、行動規範を定めております。 しかしながら、これら法的規制や公正公平な企業活動を役職員が遵守できなかった場合、営業停止等の制限がなされて、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 施工物件の品質・安全性及び事故について当社グループは、施工物件の品質や安全性に十分配慮しておりますが、施工した内容の不備・欠陥等、重大な瑕疵や瑕疵を原因とする重責な事故が発生した場合、また、工事作業中における重大な労働災害事故等が発生した場合、損害賠償等により経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 保有資産の価格変動について投資有価証券等の保有資産の時価が著しく下落した場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) М&A及び新規事業開拓について当社グループは、M&Aによる事業拡大を成長戦略の重要課題としており、M&Aに伴う多額の資金が必要となる場合、また、M&Aにより子会社化等を実施した後の事業計画の進捗遅延などにより減損損失が発生した場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、事業領域の拡大を目指し、新規事業開拓を進める場合がありますが、コストが増大するなど不確定要因があることから、当初の想定と比べ収益の獲得が出来なかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新型感染症、災害について当社グループは、感染防止策の徹底や在宅勤務を可能にする規程を導入し、感染機会の抑制策を講じております。 また、安否確認システムを導入し災害時における従業員の安否を確認できる仕組みを整えております。 しかしながら、想定を超える感染症の拡大や流行、また大規模な自然災害等が発生し事業活動の停止や生活様式に変化をもたらすような事態が発生した場合は、当社グループの業績及び事業活動の継続に影響を及ぼす可能性があります。 (7)資金調達環境について当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フロー、銀行等の金融機関からの借入及び資本市場からの資金調達により、当社グループの事業活動やその他の流動資金の需要を充足できると考えています。 しかしながら、国内外の経済が悪化した場合には、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フロー、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)情報の取り扱いについて当社グループは、事業上の機密情報や個人情報などの重要情報を保有しており、当社グループの情報セキュリティ基本理念の他、情報セキュリティ基本方針、管理ポリシーに沿った対応に努めております。 しかしながら、重要情報の適正な取り扱いを欠いた場合、当社グループに対する信用や信頼を損ねるだけでなく、事業活動の継続に影響を及ぼす可能性があります。 (9)サイバーセキュリティについて当社グループは、情報ネットワークは欠くことのできないものと考えており、その構築・運用に当たっては十分なセキュリティの確保に努めております。 しかしながら、不正侵入、情報の改ざん・盗用・破壊、システムの利用妨害などにより、業務の停滞が生じた場合や高度化を続けるサイバー攻撃によって事業の停止が余儀なくされた場合、あるいは故意・過失を問わず機密情報が社外に流出した場合等には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (10)人的資本について当社グループは、ステークホルダーとより良い関係を築くことで、健全な経営の実現と社会的な責任を果せるものと考えております。 そのために従業員の労務環境の整備やワークライフインテグレーションなど「働き方」の改善に努めております。 しかしながら、ハラスメント等労務環境の健全性が損なわれた場合や、過重労働などの対策を怠った場合には重大な労働災害の発生や離職率の増加だけでなく、人材の確保への影響も出ることから、当社グループの成長に影響を及ぼす可能性があります。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(2024年3月1日~2025年2月28日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大、企業の設備投資の増加もあり、緩やかに回復基調で推移いたしましたが、地政学的リスクに伴う原材料及び燃料価格の高止まりなどにより、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 当社グループは、第4次中期経営計画において「新たなイノベーションでビジネスモデルを進化更新させて、次の成長に繋げるポジションを獲得する」を基本方針とし、中期経営計画の推進タイトルを「Ex Position(エクスポジション)」と定め、3つの重点施策である①新たな成長の実現(Engine)、②グループの生産性の向上(Efficiency)、③社会的要請への対応(ESG)への対応を進めてまいりました。 2025年2月期は、中期経営計画の最終年度の方針「Action For The Future」に基づき、①資本コストと株価を意識した経営の推進、②収益力の強化、③M&Aを含めた新たな事業の開発を重点課題として、工事会社主体の体制で次の成長に繋げるポジションの獲得に向け取り組んでまいりました。 特に内装工事事業及び音響・照明設備事業の主力事業において、大阪・関西万博関連工事や再開発に伴う大型案件の完工などが進み、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回りました。 この結果、当連結会計年度の売上高は16,940百万円(前年同期比34.2%増)、営業利益は875百万円(前年同期比223.7%増)、経常利益は875百万円(前年同期比256.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は705百万円(前年同期比83.2%増)となりました。 第4次中期経営計画の経営指標の推移(連結) (単位:百万円) 2023年2月期2024年2月期2025年2月期 実績実績実績売上高11,46012,62616,940営業利益168270875経常利益177245875親会社株主に帰属する当期純利益179384705営業利益率 %1.472.145.17自己資本利益率(ROE)%4.9811.1317.96株価純資産倍率(PBR)倍0.790.921.24 事業別の営業概況は次のとおりであります。 前連結会計年度において、2023年11月30日付で当社の連結子会社であった㈱アヴァンセ・アジルの全株式を譲渡したため連結の範囲から除外しております。 これに伴い、前第4四半期連結会計期間より人材サービス事業を報告セグメントから除外しております。 (内装工事事業)内装工事事業は、㈱日商インターライフが展開しており、主に下地工事などの請負いを主業務とする専業工事部門と、元請けを主業務とする商環境工事部門で構成しております。 専業工事部門は、受注案件の大型化や新規取引先からの受注拡大が進んだことに加え、大型案件を中心に利益率の改善が進み堅調に推移いたしました。 商環境工事部門は、都市部の再開発案件や学校法人等の改修工事などの完工が進み堅調に推移いたしました。 また、大阪・関西万博関連工事や大阪周辺地域の再開発に伴う工事の完工が進んだことなどから売上高及び利益面ともに前年同期を大きく上回る結果となりました。 この結果、売上高は9,728百万円(前年同期比53.6%増)、セグメント利益は529百万円(前年同期比278.8%増)となりました。 (音響・照明設備事業)音響・照明設備事業は、㈱システムエンジニアリング、㈱サンケンシステムが展開しております。 ㈱システムエンジニアリングは、大阪・関西万博関連工事の完工に加えホテル等の新規受注が進んだことなどにより、売上高及び利益面ともに前年同期を上回る結果となりました。 今期の期初から取り込むことになった㈱サンケンシステムは、受注済案件の完工に加え新規受注も堅調に推移する結果となりました。 この結果、売上高は5,784百万円(前年同期比30.0%増)、セグメント利益は494百万円(前年同期比83.7%増)となりました。 (設備・メンテナンス事業)設備・メンテナンス事業は、ファシリティーマネジメント㈱、玉紘工業㈱が展開しております。 ファシリティーマネジメント㈱及び玉紘工業㈱においては、新規案件の受注、協業による案件の受注、公共工事の完工などがあり売上高は前年同期を上回りました。 しかしながら、玉紘工業㈱において一部工事の採算悪化により損失を計上することになりました。 この結果、売上高は1,427百万円(前年同期比23.8%増)、セグメント損失は8百万円(前年同期は41百万円の利益)となりました。 セグメント別の実績 (百万円)セグメント名売上高セグメント利益又はセグメント損益(△)2023年2月期2024年2月期2025年2月期2023年2月期2024年2月期2025年2月期内装工事事業5,5006,3349,72871139529音響・照明設備事業3,5604,4515,784154269494設備・メンテナンス事業1,2821,1531,4277341△8合 計10,34311,93916,9403004501,015 (注)2023年2月期及び2024年2月期の売上高及びセグメント利益の合計には、通信・人材サービス事業、不動産事業、その他の売上高及びセグメント利益を含んでおりません。 工事会社主体の体制セグメント名2023年2月期2024年2月期2025年2月期内装工事事業㈱日商インターライフ㈱日商インターライフ㈱日商インターライフ音響・照明設備事業㈱システムエンジニアリング㈱システムエンジニアリング㈱システムエンジニアリング㈱サンケンシステム設備・メンテナンス事業ファシリティーマネジメント㈱玉紘工業㈱ファシリティーマネジメント㈱玉紘工業㈱ファシリティーマネジメント㈱玉紘工業㈱通信・人材サービス事業㈱エヌ・アイ・エル・テレコム㈱アヴァンセ・アジル㈱アヴァンセ・アジル 不動産事業㈱ラルゴ・コーポレーション その他㈱アドバンテージ また、当連結会計年度における財政状態の概況は次のとおりであります。 (資産)当連結会計年度の資産合計は9,438百万円であり、前連結会計年度に比べ1,302百万円増加いたしました。 これは現金及び預金が93百万円、受取手形、完成工事未収入金及び契約資産等が181百万円、電子記録債権が572百万円、未成工事支出金が338百万円増加したことなどによるものであります。 (負債)当連結会計年度の負債合計は5,223百万円であり、前連結会計年度に比べ725百万円増加いたしました。 これは工事未払金が147百万円、短期借入金が200百万円、未払法人税等が107百万円、契約負債が231百万円、賞与引当金が133百万円増加した一方、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が240百万円減少したことなどによるものであります。 (純資産)当連結会計年度の純資産合計は4,214百万円であり、前連結会計年度に比べ577百万円増加いたしました。 これは親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が705百万円増加した一方、配当金の支払いにより利益剰余金が130百万円減少したことなどによるものであります。 なお、自己株式543百万円の消却により、利益剰余金が529百万円、資本剰余金が13百万円の減少を含んでおります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、前連結会計年度に比べ137百万円増加し、当連結会計年度末には1,492百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は484百万円(前年同期622百万円の使用)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益が852百万円、減価償却費が79百万円、株式給付引当金の増加額が31百万円、賞与引当金の増加額が133百万円、のれん償却額が34百万円、仕入債務の増加額が93百万円、契約負債の増加額が231百万円、未払金の増加額が86百万円あった一方、売上債権及び契約資産の増加額が753百万円、棚卸資産の増加額が342百万円あったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は150百万円(前年同期57百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出が79百万円、無形固定資産の取得による支出が25百万円、貸付による支出が30百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は196百万円(前年同期261百万円の獲得)となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出が純額で240百万円、配当金の支払額が130百万円、短期借入金による収入が純額で200百万円あったことなどによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前期比(%)内装工事事業10,810,345154.0音響・照明設備事業5,352,631134.8設備・メンテナンス事業--合計16,162,976147.0 (注) 金額は販売価格によっております。 b. 受注実績当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)内装工事事業10,248,981120.83,613,591116.8音響・照明設備事業4,041,17187.86,736,19186.0設備・メンテナンス事業----合計14,290,152109.210,349,78294.7 c. 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)内装工事事業9,728,320153.6音響・照明設備事業5,784,551130.0設備・メンテナンス事業1,427,797123.8合計16,940,669134.2 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 ① 経営成績の分析当連結会計年度は、2023年2月期を初年度とする中期経営計画の推進タイトル「Ex Position(エクスポジション)」の下、3つの重点施策である①新たな成長の実現(Engine)、②グループの生産性向上(Efficiency)、③社会的要請への対応(ESG)への対応を進めてまいりました。 中期経営計画の3年目となる2025年2月期の経営目標を連結業績において、売上高15,500百万円、営業利益600百万円、営業利益率3.87%を目標に取り組み、個人消費やインバウンド需要の増加や増加する設備投資需要などに支えられ、景気は緩やかな回復基調で推移したこともあり、売上高16,940百万円、営業利益875百万円、営業利益率5.16%の結果となりました。 また、中期経営計画の3年目の重点課題として資本コストと株価を意識した経営の推進、収益力の強化、M&Aを含めた新たな事業の開発を重点課題として、工事会社主体の体制で次の成長に繋げるポジションの獲得に向け取り組み、当社グループは、当社及び㈱日商インターライフ(内装工事事業)、㈱システムエンジニアリング、㈱サンケンシステム(音響・照明設備事業)、ファシリティーマネジメント㈱、玉紘工業㈱(設備・メンテナンス事業)の3事業6社体制となりました。 売上高等の詳細な状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の欄に記載のとおりであります。 重点施策の取り組み新たな成長の実現(Engine)・成長を促進する事業開発・グループシナジーの推進・新たな成長領域の開発・工事会社主体の事業への再編を完了・㈱サンケンシステムをM&Aにて取得・大阪拠点の売上伸長グループの生産性向上(Efficiency)・業務DXの推進・建設人材の採用・育成・業務の各種電子化への対応・施工管理等資格保有者数の強化社会的要請への対応(ESG)・サステナビリティへの対応・環境:環境保護商材を開発事業化・社会:時間外上限規制への対応・ガバナンス:CGCへの対応強化、更新 なお、当社グループは、2026年2月期を初年度とする中期経営計画を策定しており、2026年2月期(第16期)の連結業績の見通しは、売上高16,500百万円(当期比2.6%減)、営業利益800百万円(当期比8.6%減)、経常利益790百万円(当期比9.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(当期比14.9%減)を見込んでおります。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 (3)経営環境及び中長期的な会社の経営戦略」の欄に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」の欄に記載のとおりであります。 当社グループは、事業の特性から通常は多額の設備投資等を必要とせず、当社グループの資金需要は、主に運転資金に係るものであります。 この運転資金は、主に工事を遂行するための外注費、経費の支払い並びに販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いに要するものであります。 現状、これらの資金需要につきましては、当社グループ各社の余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うため「グループファイナンス」を導入し資金の効率化を図っております。 また、必要に応じて金融機関からの借入を行う等、柔軟に対応することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたって、連結貸借対照表上の資産、負債の計上額及び連結損益計算書上の収益、費用の計上に影響を与える会計上の見積りを行う必要があります。 当該見積りは、その時点の状況として適切であると考えられる様々な仮定に基づいて行っております。 しかしながら、事業環境等に変化がある場合には、当該見積りと将来の実績が異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 |
経営上の重要な契約等 | 5 【経営上の重要な契約等】 (連結子会社株式の譲渡)当社は、2025年3月25日開催の取締役会において、当社の連結子会社であるファシリティーマネジメント㈱が保有する玉紘工業㈱の全株式を譲渡することを決議いたしました。 詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)をご参照ください。 (連結子会社間の合併)当社は、2025年3月25日開催の取締役会において、経営資源の集中、人材の共有化による業務の効率化、事業環境の変化などへの対応を図る目的として、内装工事事業に属している連結子会社の㈱日商インターライフと設備・メンテナンス事業に属しているファシリティーマネジメント㈱を合併(2025年6月1日予定)することを決議し、2025年3月25日付で合併契約を締結いたしました。 詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)をご参照ください。 |
研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 該当事項はありません。 |
設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度では、㈱日商インターライフの東尾久本社ビル、田端新町ビル、足立ビルの改装を目的とし、63百万円の設備投資を実施いたしました。 |
主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社2025年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計柳橋ビル(東京都台東区)全社(共通)賃貸不動産60,341―141,510(88.69)―201,85214(1) (2) 国内子会社2025年2月28日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)その他合計㈱日商インターライフ本社他(東京都荒川区他)内装工事事業販売設備158,7550158,585(729.19)45,836363,177100(18)㈱システムエンジニアリング本社他(東京都台東区他)音響・照明設備事業統括業務販売設備141,952―213,706(110.38)32,866388,52570(10)ファシリティーマネジメント㈱本社他(東京都葛飾区他)設備・メンテナンス事業統括業務倉庫18,1783,102―13,40434,68528(154) (注) 1.帳簿価額のうち、「その他」は、リース資産及び工具、器具及び備品の合計であります。 2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外数で記載しております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 該当事項はありません。 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 63,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 49 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 6 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 6,662,641 |
Investment
株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、投資株式について、株式の価値の変動または配当の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)に区分しております。 ② 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内 容当社グループは、取引先(得意先や仕入先等)の株式を保有する場合、対象先との長期的安定的な関係の維持・強化、事業戦略上のメリットの享受などが図られ、対象先及び当社グループの企業価値向上に資すると合理 的に判断される場合に限り、当該株式を政策的に保有いたします。 保有意義が乏しいと判断される銘柄は、市場 への影響やその他考慮すべき事情にも配慮しつつ売却を検討することを基本的な方針としております。 保有した 株式については、毎年取締役会において個別銘柄ごとに保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか 等、営業上の取引関係や業務提携等、事業戦略における意義等についての総合的な判断をしております。 検証に ついては、配当・取引額や損益の状況などの定量面を確認するとともに、定性面からも、保有目的の達成状況な どを踏まえ総合的に検証しております。 また、保有株式の議決権行使にあたっては、提案される議案について、 株主価値の毀損につながるものではないかを確認しております。 ③ 提出会社における株式の保有状況 当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会 社)である提出会社の株式の保有状況については以下のとおりです。 a.保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 b.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 (銘柄数及び貸借対照表計上額) 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式――非上場株式以外の株式4403,184 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の内容、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)東京建物㈱79,00079,000オフィスの改装工事等の取引があり、今後の事業展開に向けた情報収集や企業間取引における関係維持・強化を図るため株式を保有しております。 有188,770171,469㈱乃村工藝社141,400141,400当社と同社は、相互の情報交換、円滑な事業推進を目的とした契約を締結しており、今後の事業展開に向けた情報収集や企業間取引における関係維持・強化を図るため株式を保有しております。 有121,321120,472住友不動産㈱10,00010,000音響・照明設備工事等の取引を行っており、今後の事業展開に向けた情報収集や企業間取引における関係維持・強化を図るため株式を保有しております。 無52,06044,380東武鉄道㈱15,80015,800各種情報交換を通じ工事関連の受注機会の増加を目的とし、また同社との良好な関係の維持強化を図るため株式を保有しています。 有41,03260,466 (注) 当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難なため、保有の合理性を検証した方法について記載します。 当社グループは、保有した株式については、個別銘柄ごとに取引の状況及び配当の状況を保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等、営業上の取引関係や業務提携等、事業戦略における意義等についての総合的な検証を毎年実施し、総合的な保有可否判断をしております。 みなし保有株式 該当事項はありません。 d.当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 e.当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。 ④ 連結子会社における株式の保有状況 当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が次に大きい会社である株式会 社日商インターライフの株式の保有状況については以下のとおりです。 a.保有株式が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。 b.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 (銘柄数及び貸借対照表上額) 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式821,677非上場株式以外の株式3106,024 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式―――非上場株式以外の株式29,111持株会による定期買付のため (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の内容、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱乃村工藝社93,97684,637取引先持株会を通じた株式の取得であり、情報収集及び企業間取引における関係維持・強化のため株式を保有しております。 また、持株会の定期買付により前事業年度に比べて株式数が増加しました。 有80,63172,111㈱丹青社27,66626,290取引先持株会を通じた株式の取得であり、情報収集及び企業間取引における関係維持・強化のため株式を保有しております。 また、持株会の定期買付により前事業年度に比べて株式数が増加しました。 有24,20820,874㈱スペース1,1001,100内装工事等における情報収集及び企業間取引における関係維持・強化のため株式を保有しております。 無1,1841,100 (注)当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難なため、保有の合理性を検証した方法について記載します。 当社グループは、保有した株式については、個別銘柄ごとに保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等、営業上の取引関係や業務提携等、事業戦略における意義等についての総合的な検証を毎年実施し、総合的な保有可否判断をしております。 みなし保有株式 該当事項はありません。 d.当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。 e.当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 403,184,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 15,800 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 41,032,000 |
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 東武鉄道㈱ |
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 各種情報交換を通じ工事関連の受注機会の増加を目的とし、また同社との良好な関係の維持強化を図るため株式を保有しています。 |
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 有 |
Shareholders
大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2025年2月28日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) ㈱辰巳東京都足立区竹の塚6丁目8番14号6,96642.76 ㈱日本カストディ銀行 信託E口東京都中央区晴海1丁目8番12号7724.74 ㈱乃村工藝社東京都港区台場2丁目3番4号4452.73 インターライフホールディングス社員持株会東京都中央区銀座6丁目13番16号4412.71 インターライフホールディングス取引先持株会東京都中央区銀座6丁目13番16号4132.54 東京建物㈱東京都中央区八重洲1丁目4番16号4002.46 天井 智子東京都荒川区3041.87 インターライフホールディングス役員持株会東京都中央区銀座6丁目13番16号2421.49 及川 民司埼玉県上尾市2201.35 石井 良明東京都町田市1741.07 計―10,38063.71 (注) 株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する772,600株につきましては、連結財務諸表においては自己株式として処理しております。 |
株主数-金融機関 | 2 |
株主数-金融商品取引業者 | 15 |
株主数-外国法人等-個人 | 9 |
株主数-外国法人等-個人以外 | 18 |
株主数-個人その他 | 3,863 |
株主数-その他の法人 | 36 |
株主数-計 | 3,943 |
氏名又は名称、大株主の状況 | 石井 良明 |
株主総利回り | 2 |
株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。 |
Shareholders2
発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式20,010,529-3,000,00017,010,529合計20,010,529-3,000,00017,010,529自己株式 普通株式3,717,280-3,000,000717,280合計3,717,280-3,000,000717,280 (注)1.株式給付信託の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する自社の株式(当連結会計年度期首777,900株、当連結会計年度末772,600株)につきましては、上記自己株式等に含まれておりませんが、連結財務諸表においては自己株式として処理しております。 2.株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する自社の株式数の減少5,300株は株式給付による減少5,300株であります。 3.自己株式の株式数の減少は、取締役会決議による自己株式の消却によるものであります。 |
Audit
監査法人1、連結 | OAG監査法人 |
独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年5月23日インターライフホールディングス株式会社取締役会 御中 OAG監査法人 東京都千代田区指定社員業務執行社員 公認会計士今井 基喜 指定社員業務執行社員 公認会計士池上 敬 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているインターライフホールディングス株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、インターライフホールディングス株式会社及び連結子会社の2025年2月28日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 一定の期間にわたり収益を認識する工事契約における収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、主に内装工事事業セグメント及び音響・照明設備事業セグメントを構成する連結子会社において、商業施設や公共施設等の顧客との契約に基づく設計、施工業務を実施している。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)「4.会計方針に関する事項」の「(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、内装工事及び音響・照明設備等の施工については、一定の期間にわたり履行義務が充足される取引に該当するため、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法(以下、「工事進行基準」という。 )を採用し、履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算定している。 また、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当連結会計年度の連結財務諸表において、一定の期間にわたり履行義務を充足した収益を計上する方法における完成工事高を7,874,768千円(うち、当連結会計年度末において、進行中の案件に係る完成工事高3,100,730千円)計上しており、当連結会計年度の売上高16,940,669千円の46.5%を占めている。 工事進行基準の適用にあたっては、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における進捗度を見積もる必要があり、これらの見積りにおいては次のような不確実性を伴うため、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。 ①工事収益総額は、原則として請負契約書に記載されている請負契約額に基づき見積もられるが、追加工事や工事の変更が生じた場合、決算日時点で変更契約の締結に至っていないことがある。 このような場合、発注者からの工事指示書、発注者との交渉に用いた変更に係る見積書、交渉の結果を記録した議事録等に基づき、合意に至る可能性を判断しながら工事収益総額の見積りに反映する必要があるが、当該見積りが網羅的に反映されない場合や、十分な実現可能性が無い場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 ②履行義務の充足に係る進捗度は、工事原価総額に対する発生原価の割合により算定されるが、工事原価総額は、①の追加工事や工事の変更、工期の変更、工事原価に関連する市況の変化等により変動することがあり、これらの見積りが適時に工事原価総額に反映されない場合や、不確実な予測や見積りに基づき反映される場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 以上より、当監査法人は内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識が監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (内部統制の検討) 工事進行基準適用工事の工事収益総額の見積りを含む完成工事高の計上に関連する内部統制のプロセスを理解し、その整備状況及び運用状況の有効性を検討した。 内部統制の整備及び運用状況の評価においては、特に以下に焦点をあてて検討を実施した。 ・工事収益総額の見積りに係る部門責任者による工事請負契約の受注承認のための統制・工事原価総額の見積りに係る部門責任者による実行予算の承認のための統制 (工事収益総額に対する監査手続)・工事収益総額に係る契約書、注文書等との証憑突合及び既入金額の検討を実施した。 また、見積額に重要な変更が生じた工事については追加や変更に係る契約書等を閲覧し、契約締結が未了の場合には発注者からの工事指示書等の根拠となる証憑類を閲覧して、顧客との合意の状況を確かめた。 (工事原価総額に対する監査手続)・進捗度の見積りの基礎となる工事原価総額について、工事契約ごとの台帳(実行予算)との照合を実施した。 ・工事原価総額の見積りの精度を評価するため、完成物件を対象に、当初の見積額と最終的な実績額を比較し、差異が発生しているものについては原因分析を実施した。 (発生原価及び進捗度に対する監査手続)・発生原価について、金額的重要性があり進捗度の算定に重要な影響を及ぼす原価については個別に取引を抽出して請求書等の証憑突合を実施し、それ以外の原価については監査サンプリングにより抽出した取引について請求書等の証憑突合を実施した。 ・インプット法によって算定された進捗度について、再計算による検証、工程表との整合性検討、工事原価の月次推移分析を実施し、必要に応じて管理担当者への質問を実施した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、インターライフホールディングス株式会社の2025年2月28日現在の内部統制報告書について監査を行った。 監査法人は、インターライフホールディングス株式会社が2025年2月28日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 一定の期間にわたり収益を認識する工事契約における収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、主に内装工事事業セグメント及び音響・照明設備事業セグメントを構成する連結子会社において、商業施設や公共施設等の顧客との契約に基づく設計、施工業務を実施している。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)「4.会計方針に関する事項」の「(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、内装工事及び音響・照明設備等の施工については、一定の期間にわたり履行義務が充足される取引に該当するため、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法(以下、「工事進行基準」という。 )を採用し、履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算定している。 また、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当連結会計年度の連結財務諸表において、一定の期間にわたり履行義務を充足した収益を計上する方法における完成工事高を7,874,768千円(うち、当連結会計年度末において、進行中の案件に係る完成工事高3,100,730千円)計上しており、当連結会計年度の売上高16,940,669千円の46.5%を占めている。 工事進行基準の適用にあたっては、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における進捗度を見積もる必要があり、これらの見積りにおいては次のような不確実性を伴うため、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。 ①工事収益総額は、原則として請負契約書に記載されている請負契約額に基づき見積もられるが、追加工事や工事の変更が生じた場合、決算日時点で変更契約の締結に至っていないことがある。 このような場合、発注者からの工事指示書、発注者との交渉に用いた変更に係る見積書、交渉の結果を記録した議事録等に基づき、合意に至る可能性を判断しながら工事収益総額の見積りに反映する必要があるが、当該見積りが網羅的に反映されない場合や、十分な実現可能性が無い場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 ②履行義務の充足に係る進捗度は、工事原価総額に対する発生原価の割合により算定されるが、工事原価総額は、①の追加工事や工事の変更、工期の変更、工事原価に関連する市況の変化等により変動することがあり、これらの見積りが適時に工事原価総額に反映されない場合や、不確実な予測や見積りに基づき反映される場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 以上より、当監査法人は内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識が監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (内部統制の検討) 工事進行基準適用工事の工事収益総額の見積りを含む完成工事高の計上に関連する内部統制のプロセスを理解し、その整備状況及び運用状況の有効性を検討した。 内部統制の整備及び運用状況の評価においては、特に以下に焦点をあてて検討を実施した。 ・工事収益総額の見積りに係る部門責任者による工事請負契約の受注承認のための統制・工事原価総額の見積りに係る部門責任者による実行予算の承認のための統制 (工事収益総額に対する監査手続)・工事収益総額に係る契約書、注文書等との証憑突合及び既入金額の検討を実施した。 また、見積額に重要な変更が生じた工事については追加や変更に係る契約書等を閲覧し、契約締結が未了の場合には発注者からの工事指示書等の根拠となる証憑類を閲覧して、顧客との合意の状況を確かめた。 (工事原価総額に対する監査手続)・進捗度の見積りの基礎となる工事原価総額について、工事契約ごとの台帳(実行予算)との照合を実施した。 ・工事原価総額の見積りの精度を評価するため、完成物件を対象に、当初の見積額と最終的な実績額を比較し、差異が発生しているものについては原因分析を実施した。 (発生原価及び進捗度に対する監査手続)・発生原価について、金額的重要性があり進捗度の算定に重要な影響を及ぼす原価については個別に取引を抽出して請求書等の証憑突合を実施し、それ以外の原価については監査サンプリングにより抽出した取引について請求書等の証憑突合を実施した。 ・インプット法によって算定された進捗度について、再計算による検証、工程表との整合性検討、工事原価の月次推移分析を実施し、必要に応じて管理担当者への質問を実施した。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 一定の期間にわたり収益を認識する工事契約における収益認識 |
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社グループは、主に内装工事事業セグメント及び音響・照明設備事業セグメントを構成する連結子会社において、商業施設や公共施設等の顧客との契約に基づく設計、施工業務を実施している。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)「4.会計方針に関する事項」の「(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、内装工事及び音響・照明設備等の施工については、一定の期間にわたり履行義務が充足される取引に該当するため、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法(以下、「工事進行基準」という。 )を採用し、履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算定している。 また、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当連結会計年度の連結財務諸表において、一定の期間にわたり履行義務を充足した収益を計上する方法における完成工事高を7,874,768千円(うち、当連結会計年度末において、進行中の案件に係る完成工事高3,100,730千円)計上しており、当連結会計年度の売上高16,940,669千円の46.5%を占めている。 工事進行基準の適用にあたっては、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における進捗度を見積もる必要があり、これらの見積りにおいては次のような不確実性を伴うため、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。 ①工事収益総額は、原則として請負契約書に記載されている請負契約額に基づき見積もられるが、追加工事や工事の変更が生じた場合、決算日時点で変更契約の締結に至っていないことがある。 このような場合、発注者からの工事指示書、発注者との交渉に用いた変更に係る見積書、交渉の結果を記録した議事録等に基づき、合意に至る可能性を判断しながら工事収益総額の見積りに反映する必要があるが、当該見積りが網羅的に反映されない場合や、十分な実現可能性が無い場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 ②履行義務の充足に係る進捗度は、工事原価総額に対する発生原価の割合により算定されるが、工事原価総額は、①の追加工事や工事の変更、工期の変更、工事原価に関連する市況の変化等により変動することがあり、これらの見積りが適時に工事原価総額に反映されない場合や、不確実な予測や見積りに基づき反映される場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 以上より、当監査法人は内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識が監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社グループは、主に内装工事事業セグメント及び音響・照明設備事業セグメントを構成する連結子会社において、商業施設や公共施設等の顧客との契約に基づく設計、施工業務を実施している。 【注記事項】 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)「4.会計方針に関する事項」の「(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、内装工事及び音響・照明設備等の施工については、一定の期間にわたり履行義務が充足される取引に該当するため、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法(以下、「工事進行基準」という。 )を採用し、履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算定している。 また、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)に記載のとおり、当連結会計年度の連結財務諸表において、一定の期間にわたり履行義務を充足した収益を計上する方法における完成工事高を7,874,768千円(うち、当連結会計年度末において、進行中の案件に係る完成工事高3,100,730千円)計上しており、当連結会計年度の売上高16,940,669千円の46.5%を占めている。 工事進行基準の適用にあたっては、【注記事項】 (重要な会計上の見積り)にも記載のとおり、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における進捗度を見積もる必要があり、これらの見積りにおいては次のような不確実性を伴うため、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性がある。 ①工事収益総額は、原則として請負契約書に記載されている請負契約額に基づき見積もられるが、追加工事や工事の変更が生じた場合、決算日時点で変更契約の締結に至っていないことがある。 このような場合、発注者からの工事指示書、発注者との交渉に用いた変更に係る見積書、交渉の結果を記録した議事録等に基づき、合意に至る可能性を判断しながら工事収益総額の見積りに反映する必要があるが、当該見積りが網羅的に反映されない場合や、十分な実現可能性が無い場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 ②履行義務の充足に係る進捗度は、工事原価総額に対する発生原価の割合により算定されるが、工事原価総額は、①の追加工事や工事の変更、工期の変更、工事原価に関連する市況の変化等により変動することがあり、これらの見積りが適時に工事原価総額に反映されない場合や、不確実な予測や見積りに基づき反映される場合、工事進行基準において計算される完成工事高が適切に計上されないリスクが存在する。 以上より、当監査法人は内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識が監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、内装工事事業及び音響・照明設備事業における工事進行基準の適用による収益認識を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (内部統制の検討) 工事進行基準適用工事の工事収益総額の見積りを含む完成工事高の計上に関連する内部統制のプロセスを理解し、その整備状況及び運用状況の有効性を検討した。 内部統制の整備及び運用状況の評価においては、特に以下に焦点をあてて検討を実施した。 ・工事収益総額の見積りに係る部門責任者による工事請負契約の受注承認のための統制・工事原価総額の見積りに係る部門責任者による実行予算の承認のための統制 (工事収益総額に対する監査手続)・工事収益総額に係る契約書、注文書等との証憑突合及び既入金額の検討を実施した。 また、見積額に重要な変更が生じた工事については追加や変更に係る契約書等を閲覧し、契約締結が未了の場合には発注者からの工事指示書等の根拠となる証憑類を閲覧して、顧客との合意の状況を確かめた。 (工事原価総額に対する監査手続)・進捗度の見積りの基礎となる工事原価総額について、工事契約ごとの台帳(実行予算)との照合を実施した。 ・工事原価総額の見積りの精度を評価するため、完成物件を対象に、当初の見積額と最終的な実績額を比較し、差異が発生しているものについては原因分析を実施した。 (発生原価及び進捗度に対する監査手続)・発生原価について、金額的重要性があり進捗度の算定に重要な影響を及ぼす原価については個別に取引を抽出して請求書等の証憑突合を実施し、それ以外の原価については監査サンプリングにより抽出した取引について請求書等の証憑突合を実施した。 ・インプット法によって算定された進捗度について、再計算による検証、工程表との整合性検討、工事原価の月次推移分析を実施し、必要に応じて管理担当者への質問を実施した。 |
その他の記載内容、連結 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
監査法人1、個別 | OAG監査法人 |
独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2025年5月23日インターライフホールディングス株式会社取締役会 御中 OAG監査法人 東京都千代田区指定社員業務執行社員 公認会計士今井 基喜 指定社員業務執行社員 公認会計士池上 敬 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているインターライフホールディングス株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの第15期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、インターライフホールディングス株式会社の2025年2月28日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績の状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。 |
その他の記載内容、個別 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
電子記録債権、流動資産 | 873,951,000 |
未収入金 | 128,441,000 |
その他、流動資産 | 1,161,000 |
建物及び構築物(純額) | 69,279,000 |
機械装置及び運搬具(純額) | 7,524,000 |
工具、器具及び備品(純額) | 13,808,000 |