財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2025-05-26
英訳名、表紙TSURUHA HOLDINGS INC.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  鶴羽 順
本店の所在の場所、表紙札幌市東区北24条東20丁目1番21号
電話番号、本店の所在の場所、表紙(011)783-2755
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月事項1929年5月医薬品等の小売販売業を目的として北海道旭川市に鶴羽薬師堂創業1956年8月ツルハ薬局に屋号変更1963年6月株式会社に組織変更北海道旭川市に㈱ツルハ薬局(現社名 ㈱ツルハホールディングス)を設立1975年5月㈱ツルハが薬局・薬店への経営指導、医薬品等の卸売事業ならびに医薬品等の小売販売業を目的として、㈱クスリのツルハコントロールセンター(資本金2百万円、現㈱ツルハ)を北海道旭川市4条通17丁目に設立1985年3月㈱ツルハが店舗数50店となる1987年3月㈱ツルハが発注業務の合理化を図るため、EOS(オンライン受発注システム)を全店開始1989年7月㈱ツルハが全店舗にPOS(販売時点情報管理システム)レジを導入し、業務の合理化を図る ㈱ツルハが店舗数100店となる1991年7月営業の全部を㈱クスリのツルハコントロールセンター(現社名 ㈱ツルハ)に譲渡 事業目的を保険代理業に定款変更1991年8月㈱クスリのツルハコントロールセンターが商号を㈱ツルハに変更1991年8月㈱ツルハが本社を札幌市東区北24条東20丁目に移転1993年2月㈱クレーン商事に商号変更1995年1月㈱ツルハがジャスコ㈱(現イオン㈱)(千葉市美浜区)と業務・資本提携契約を締結1998年6月㈱ツルハが日本証券業協会に株式を店頭登録2000年11月㈱ツルハが㈱ドラッグトマト(岩手県盛岡市)の全株式を取得し子会社化2001年2月㈱ツルハが東京証券取引所市場第二部に上場2001年11月㈱ツルハが㈱リバース(川崎市幸区)の全株式を取得し、子会社化2002年5月㈱ツルハが東京証券取引所市場第一部銘柄に指定2002年6月㈱ツルハが㈱ポテトカンパニー(山形県山形市)の全株式を取得し、子会社化2003年5月㈱ツルハが子会社㈱ドラッグトマトを吸収合併2004年2月札幌市東区に本店を移転2004年3月㈱ツルハが子会社㈱ポテトカンパニーを吸収合併2005年6月株式交換により㈱ツルハを当社の完全子会社とする株式交換契約を締結2005年8月㈱ツルハホールディングスに商号変更2005年11月東京証券取引所に上場2006年8月ツルハグループが店舗数500店となる2006年12月㈱くすりの福太郎(千葉県鎌ヶ谷市)との業務資本提携契約を締結2007年5月株式交換により㈱くすりの福太郎を当社の完全子会社とする株式交換契約を締結2008年4月㈱ウイング(札幌市北区)を子会社化2008年7月㈱スパーク(愛知県春日井市)を子会社化2009年2月㈱ウェルネス湖北(島根県松江市)を子会社化2010年7月㈱サクラドラッグ(東京都中央区)を子会社化2010年10月タイ国サハグループと業務提携およびタイ駐在事務所開設2011年5月㈱ツルハが㈱サクラドラッグを吸収合併2011年12月タイ国サハグループとの合弁会社Tsuruha(Thailand)Co.,Ltd.設立2012年4月ツルハグループが店舗数1,000店となる2012年7月ツルハグループ海外1号店となるツルハドラッグゲートウェイ・エカマイ店をタイ・バンコクに出店2013年8月㈱ウエダ薬局(和歌山県海南市)を子会社化2013年11月㈱ツルハが㈱ウエダ薬局を吸収合併2013年12月㈱ハーティウォンツ(広島市中区)を子会社化2015年4月㈱フジ・㈱レデイ薬局と資本業務提携を締結2015年8月 ㈱ハーティウォンツが㈱ウェルネス湖北を吸収合併し、社名を㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本に商号変更2015年10月㈱レデイ薬局(愛媛県松山市)を子会社化2016年5月㈱ツルハグループマーチャンダイジングが㈱ウイング・㈱ツルハeコマースを吸収合併2017年9月㈱杏林堂グループ・ホールディングス(浜松市中央区)を子会社化2018年5月㈱ビー・アンド・ディーホールディングス(㈱ビー・アンド・ディー)(愛知県春日井市)を子会社化2019年3月金秀商事㈱(沖縄県)とのFC契約により沖縄県浦添市に「ツルハドラッグ宮城店」をオープン2020年5月JR九州ドラッグイレブン㈱(現:㈱ドラッグイレブン)を子会社化2021年8月監査等委員会設置会社へ移行2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行2024年2月イオン㈱、ウエルシアホールディングス㈱(東京都千代田区)との資本業務提携契約を締結2024年5月㈱ツルハが㈱ビー・アンド・ディーを吸収合併2025年4月イオン㈱、ウエルシアホールディングス㈱との資本業務提携に係る最終契約を締結
事業の内容 3【事業の内容】
 当社グループは、当社、連結子会社11社及び非連結子会社3社により構成されております。
 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
 なお、当社及び連結子会社の主な事業の内容と位置付けは、次のとおりとなります。
名称おもな事業の内容㈱ツルハホールディングス医薬品・化粧品・雑貨等の販売を行うドラッグストアの経営指導及び管理㈱ツルハ薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等販売ならびにフランチャイズ店への卸売販売業㈱くすりの福太郎関東地区における薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本中国・九州地区における薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売㈱レデイ薬局中四国地区における薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売㈱杏林堂グループ・ホールディングスドラッグストア運営子会社の経営指導及び管理㈱杏林堂薬局静岡県内における薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売㈱ドラッグイレブン九州・沖縄地区を中心とする薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売㈱ツルハグループマーチャンダイジング当社グループ全般に係る商品の調達及び物流に関する企画、商談、調達業務プライベートブランド商品の企画開発・販売促進業務当社グループ取扱商品の電話及びインターネット等での通信販売業務㈱ツルハフィナンシャルサービス当社グループ内における保険代理店業務及び経営指導管理㈱ツルハ酒類販売酒類等のインターネット等での通信販売㈱セベラル自動販売機の賃貸及び飲料の販売 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
 関係会社は次のとおりであります。
名称住所資本金(百万円)おもな事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱ツルハ(注)4.5.7.10札幌市東区4,252薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売ならびにフランチャイズ店への卸売販売業100.0役員の兼任あり。
当社が建物を賃借している。
㈱くすりの福太郎千葉県鎌ヶ谷市98関東地区における薬局・店舗販売業に基づく医薬品等の販売100.0役員の兼任あり。
㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本(注)6.8広島市西区287中国・九州地区を中心とする薬局・店舗販売業に基づく医薬品等の販売100.0役員の兼任あり。
㈱レデイ薬局愛媛県松山市598中四国地区を中心とする薬局・店舗販売業に基づく医薬品等の販売51.0役員の兼任あり。
㈱杏林堂グループ・ホールディングス浜松市中央区50ドラッグストア運営子会社の経営指導及び管理51.0役員の兼任あり。
㈱杏林堂薬局(注)2.9浜松市中央区50静岡県内における薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売51.0 (51.0)役員の兼任あり。
㈱ドラッグイレブン福岡県大野城市100九州・沖縄地区を中心とする薬局・店舗販売業に基づく医薬品等の販売100.0役員の兼任あり。
債務保証あり。
資金の貸付あり。
㈱ツルハグループマーチャンダイジング東京都中央区10当社グループ全般に係る商品の調達及び物流に関する企画、商談、調達業務、プライベートブランド商品の企画開発・販売促進業務、当社グループ取扱商品の電話及びインターネット等での通信販売業務100.0役員の兼任あり。
㈱ツルハフィナンシャルサービス札幌市東区10保険代理店業務及び経営指導管理100.0役員の兼任あり。
㈱ツルハ酒類販売(注)1札幌市東区10酒類等のインターネット等での通信販売100.0 (100.0)役員の兼任あり。
㈱セベラル(注)3埼玉県川口市50自動販売機の賃貸及び飲料販売業100.0(100.0)役員の兼任あり。
資金の貸付あり。
 (注)1.㈱ツルハの100%子会社であります。
2.㈱杏林堂グループ・ホールディングスの100%子会社であります。
3.㈱ツルハフィナンシャルサービスの100%子会社であります。
4.2024年5月16日付で㈱ツルハを存続会社、㈱ビー・アンド・ディーを消滅会社とする吸収合併を行っております。
5.2024年8月16日付で㈱ツルハを存続会社、㈱ツルハファーマシーを消滅会社とする吸収合併を行っております。
6.2025年2月1日付で㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本を存続会社、㈱広島中央薬局を消滅会社とする吸収合併を行っております。
7.㈱ツルハについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。
)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等   (1)売上高     430,379百万円           (2)経常利益    19,825百万円           (3)当期純利益   10,728百万円           (4)純資産額    162,247百万円           (5)総資産額    290,720百万円8.㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。
)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等   (1)売上高     126,019百万円           (2)経常利益     9,615百万円           (3)当期純利益    5,162百万円           (4)純資産額    44,110百万円           (5)総資産額    79,438百万円9.㈱杏林堂薬局については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。
)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等   (1)売上高     108,031百万円           (2)経常利益     2,351百万円           (3)当期純利益    1,269百万円           (4)純資産額    25,746百万円           (5)総資産額    57,237百万円10.特定子会社に該当しております。
11.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況 当社グループは、物販事業の単一セグメントであり、従業員数は販売を行う店舗と本社等の全社(共通)に区分して記載いたします。
2025年2月28日現在区分従業員数(人)店舗10,033(21,199)全社(共通)1,265(134)合計11,298(21,333) (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除いております。
)であり、パートタイマー(1日8時間換算)は年間平均人員数を( )外数で記載しております。
2.従業員数には、嘱託542名は含んでおりません。
(2)提出会社の状況 2025年2月28日現在従業員数(人)平均年齢平均勤続年数平均年間給与(円)209
(2)46歳3ヶ月20年1ヶ月6,043,342 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除いております。
)であり、パートタイマー(1日8時間換算)は年間平均人員数を( )外数で記載しております。
2.平均勤続年数は、㈱ツルハから移籍した従業員については、同社の勤続期間を通算しております。
3.年間平均給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4.従業員数には、嘱託18名は含んでおりません。
5.従業員数には、当社グループからの出向者125名を含んでおります。
(3)労働組合の状況 当社グループには、ツルハユニオン、福太郎ユニオン、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本ユニオン、レデイ薬局ユニオン及びドラッグイレブンユニオンが組織されており、UAゼンセン流通部門に属しております。
2025年2月28日現在における組合員数は28,282人(パートタイマーを含む。
)であります。
 労使関係については組合結成以来円満に推移しており、特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異  ①連結会社当事業年度補足説明管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)(注)3.男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%) 係長級にある者に占める女性労働者の割合管理職に占める女性労働者の割合全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者24.327.510.873.858.373.2102.1- (注)1.指標の算出にあたっては、提出会社と当社の国内連結子会社(11社)を含めて算出しております。
2.指標の算出にあたっては、各会社の指標を平均して算出しております。
3.当社グループは、本指標を人的資本経営推進のための重要な指標として追跡しています。
  ②連結子会社当事業年度補足説明名称管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.4. 係長級にある者に占める女性労働者の割合(注)1.2.管理職に占める女性労働者の割合(注)1.2.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者 全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者㈱ツルハ21.8 23.8 7.2 71.4 71.4-(注)3.56.3 75.0 105.0 -㈱くすりの福太郎28.5 31.7 11.5 88.2 88.2-(注)3.61.6 71.8 105.6 -㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本19.7 22.6 5.5 100.0 100.0-(注)3.59.3 67.9 92.9 -㈱レデイ薬局25.6 29.0 11.1 25.0 25.0-(注)3.64.3 79.7 93.0 -㈱杏林堂薬局37.3 57.7 18.8 71.4 71.4-(注)3.59.5 70.8 93.6 -㈱ドラッグイレブン25.9 30.2 8.8 50.0 33.3100.0(注)3.57.5 68.6 97.5 - (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.厚生労働省令に基づく「女性の活躍に関する情報公開項目」として、「女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供」の8項目から「係長級にある者に占める女性労働者の割合(%)」、「管理職に占める女性労働者の割合(%)」を選択しております。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
4.労働者の人員数について、労働時間を基に換算し算出しております。
5.上記以外の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
  ③提出会社当事業年度補足説明管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)男性労働者の育児休業取得率(%)(注)3.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.4. 係長級にある者に占める女性労働者の割合(注)1.2.管理職に占める女性労働者の割合(注)1.2.全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者21.9 36.0 13.2 100.0 58.7 63.3 -- (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.厚生労働省令に基づく「女性の活躍に関する情報公開項目」として、「女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供」の8項目から「係長級にある者に占める女性労働者の割合(%)」、「管理職に占める女性労働者の割合(%)」を選択しております。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における、育児休業等の取得割合を算出したものであります。
4.労働者の人員数について、労働時間を基に換算し算出しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 今後の経済情勢につきましては、米国の堅調な内需や中国の経済対策が下支えとなり底堅い成長を維持するとみられます。
日本経済は、個人消費が食料品高騰により伸び悩んでいるものの、賃金引上げの流れは続いており景気は持ち直しの動きが予想されます。
 ドラッグストア業界においては、調剤や食品カテゴリーのニーズを取り込みながら出店継続により市場規模は拡大を続けていますが、生産性改善及び経費コントロールの取組みが収益力の企業間格差に大きく影響しております。
 このような状況のなかで、当社は当面、前中期経営計画の店舗戦略、調剤戦略、PB戦略、DX戦略について改善を加えながら収益力の向上に取り組んでまいります。
 2026年2月期の重点方針は次のとおりです。
①収益性を重視した店舗展開戦略 出店済み地域においてドミナント戦略の更なる推進を図るとともに、店舗開発管理部の設置など店舗管理体制を強化し、より質の高い新規出店を通じて収益性を高めてまいります。
また既存店においても、新たな品種の導入やスクラップ・アンド・ビルドを継続的に行い、収益力改善を図ってまいります。
さらにこれらと並行して、M&Aを含めた地域への展開拡大にも引き続き取り組んでまいります。
②調剤薬局の新規開設推進と機能向上 既存店舗への併設を中心とした調剤薬局の新規出店を引き続き推進し、併設するドラッグストア店舗との連携強化によるヘルスケアサポート機能の充実を図ってまいります。
システム面を含めた環境整備を進め、自社アプリを起点としたデータ連携などDXの取り組みを通じた治療効果増進・予防推進にも取り組んでまいります。
③プライベートブランドを通じた企業価値・競争力向上 「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」の開発・販売を推進し、ツルハグループを代表する優れた商品の開発とブランド育成を図るべく、大手メーカーとの共同開発、食品PBの開発の加速、健康志向や付加価値商品の開発を行ってまいります。
同時に、環境配慮型商品の開発および環境配慮パッケージの採用にも取り組み、商品開発を通じた企業価値の向上を図ってまいります。
④デジタル戦略の推進とIT基盤の強化 ドラッグストア業界最大の店舗網を活かし、顧客データプラットフォームを活用した顧客満足度向上と新規顧客の獲得を図る新たなマーケティングの展開に取り組んでまいります。
このためには、MAツールによる販促施策やBIツールによる経営における意思決定プロセスの効率化に取り組んでまいります。
⑤サステナブル経営の推進 地域社会の一員である社員自身の自律的な成長を図るべく「人的資本経営」を策定し、人的資本の価値向上を通じた地域社会への更なる貢献を図るなど、引き続きSDGs(持続可能な開発目標)が掲げる持続可能な社会づくりに取り組んでまいります。
同時に、コーポレート・ガバナンス体制の更なる充実により長期的な企業価値向上を目指します。
 2026年2月期は、新規出店120店舗、閉店62店舗、期末店舗数2,716店舗を計画しております。
 以上により、2026年2月期の連結業績予想といたしましては、売上高1兆1,134億円、営業利益511億円、経常利益503億円、親会社株主に帰属する当期純利益248億円を見込んでおります。
 また、当社はイオン株式会社とウエルシアホールディングス株式会社との経営統合を進め、各社の経営資源を最大限に活用して連携し、様々な分野でシナジーを発揮することを目指してまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループは、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供しよう」という経営理念に基づき、事業活動を推進して参りました。
当社グループは、企業としての責任を果たしていくために、社会と環境の様々な課題に向き合い、ESG、人的資本経営・TCFD対応の取り組みを当社グループ全体に広げ、ステークホルダーとの対話を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の発展に貢献する企業を目指しております。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス当社グループは、サステナビリティ推進に向けた活動として年4回開催のESG推進委員会にて、「ガバナンス」・「環境問題」・「人材開発」・「気候関連」を含めたサステナビリティ上の重要課題に関して、活動戦略の報告、策定および実務状況の管理を行っております。
事業への影響を最小限にするための状況報告およびリスク管理対策は定期的にグループ執行会議および取締役会への報告を行うなど、監視体制を整備しております。
(2)戦略①気候変動・環境問題に関する取り組み(TCFD提言への対応)当社グループでは、気候変動リスクへの対応を、重要課題の一つと認識しております。
気候変動がもたらすリスク・機会を基にシナリオ分析については、ESG推進委員会メンバーとサステナブル経営推進部が実施し、ESG推進委員会から取締役会の監督の下、代表取締役社長を委員長としたグループリスク管理委員会へ年2回報告をしております。
取締役会は、グループリスク管理委員会で審議された重要事項について年に2回報告を受け、気候変動リスクへの対応方針および実行計画等についても審議・監督を行って参ります。
詳細な情報につきましては、当社ホームページにて開示しております。
②人材育成および社内環境整備方針当社グループが掲げる経営理念の「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」を全うするために最も重要と考えているのが約5万人の社員です。
日本全国に展開する事業会社・店舗に勤務する多様な社員を“人的資本”と位置づけ、「人材育成」「職場環境」「心身の健康」3つの視点で構成した総合的な施策を通じ、その価値を高めることで、地域社会へ永続的な貢献を果たすとともに、地域社会の一員でもある社員自身の自律的な成長を図ります。
詳細な情報につきましては、人的資本経営基本方針を当社ホームページに開示しております。
(3)リスク管理当社グループは、グループリスク管理委員会を設置し、リスクの発生懸念、発生状況を始め、当社グループを取り巻くリスクに関する情報の収集分析を行い、重点対応すべきリスクを選定し、対応を実施することでリスクのコントロールを進めております。
特定したリスク・機会は年2回開催のグループリスク管理委員会にて審議・議論し、リスク管理の状況や重大なリスクの判断に関しては、グループ執行会議及び取締役会への報告・提言を行っております。
(4)指標及び目標①気候変動・環境問題(TCFD提言への対応)当社グループは、気候変動が社会の喫緊の課題であると認識し、温室効果ガス削減や省エネルギー化に取り組んでいます。
持続可能な社会の実現に向けて、SBT(Science Based Targets)として求められるCO2排出削減レベルを考慮し、Scope1,2について、「2030年度に2013年度比一店舗当たりのCO2排出量を46%削減」の目標を設定しています。
また、Scope3においても特に重要と考えるカテゴリについて目標を定め削減を進めてまいります。
当連結会計年度は決算期変更により、9.5ヶ月の変則決算となっているため、当該期間における正確なデータの取得・集計が困難であることから、GHG(温室効果ガス)排出量の算定を行っておりません。
なお、次年度以降は従来通り、GHG(温室効果ガス)排出量の継続的な開示を再開する予定です。
●GHG(温室効果ガス)排出量の推移(Scope1、2)                   (単位:t-CO2)年度2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度集計期間2018年4月~2019年3月2019年4月~2020年3月2020年4月~2021年3月2021年4月~2022年3月2022年4月~2023年3月2023年4月~2024年3月Scope1(直接排出)5,7615,3484,4084,0313,7313,424Scope2(間接排出)215,873226,446238,776247,213261,251275,368Scope1+Scope2(店舗のみ)※1221,634231,794243,184251,244264,982278,792Scope1+Scope2(全社)※2-----280,392店舗数(店) ※32,0822,1502,4202,5222,5892,6531店舗平均排出量 ※4106.5107.8100.599.6102.3105.1※1.当社グループの店舗運営部門のみを対象にGHG排出量を集計しております。
※2.2023年度より、オフィス及び社有車使用によるGHG排出量を「Scope1+Scope2(店舗のみ)」に加算し、全社合計の  GHG排出量(Scope1+Scope2)を算定しております。
※3.店舗数は、GHG排出量算定期間の当社グループ期末店舗数を記載しております。
※4.一店舗あたりの平均排出量は、「Scope1+Scope2(店舗のみ)」÷「店舗数」により算定しております。
●GHG(温室効果ガス)排出量(2023年度、Scope3)      (単位:t-CO2)Scope3カテゴリ2023年度1購入した商品・サービス3,031,2302資本財107,2273燃料及びエネルギー活動41,9574輸送、配送(上流)530,2115事業から出る廃棄物8,2676雇用者の出張1,2407雇用者の通勤15,3749輸送、配送(下流)3,57813リース資産(下流)8,27914フランチャイズ430Scope3総計3,747,793※1.カテゴリ8、10、11、12、15については、対象のない項目または排出量を算定できていない項目です。
※2.全カテゴリについて、数値及び算定方法を精査中です。
※3.2023年度における集計期間は、2023年3月~2024年2月としております。
GHG排出量の削減については、各店舗の省エネ、節電を心掛けるとともに、化石燃料を用いない再生可能エネルギーの導入や国が認証するJ-クレジット制度を積極的に活用し脱炭素社会の実現を目指して参ります。
②人材育成および社内環境整備方針ツルハグループは人的資本経営の3つの視点「人材育成」「職場環境」「心身の健康」を柱としております。
この方針にもとづく指標に関する実績および目標は、次のとおりであります。
指標算出式2024年5月実績2025年2月実績 ※12030年2月目標数値女性管理職比率※係長級を含む女性管理職者数÷全管理職者数※係長級を含む23.4%24.3%37.0%男女賃金格差女性平均月例給÷男性平均月例給正社員:73.7%パートアルバイト:100.1%全社員:60.0%正社員:73.2%パートアルバイト:102.1%全社員:58.3%正社員:78.0%パートアルバイト:101.2%全社員:58.6%男性育児休業取得率(男性育児休業・時短取得者)÷配偶者が出産した男性社員数43.8%73.8%95.0%※1.2025年2月実績は、2024年5月~2025年2月の期間で算出したものとしております
戦略 (2)戦略①気候変動・環境問題に関する取り組み(TCFD提言への対応)当社グループでは、気候変動リスクへの対応を、重要課題の一つと認識しております。
気候変動がもたらすリスク・機会を基にシナリオ分析については、ESG推進委員会メンバーとサステナブル経営推進部が実施し、ESG推進委員会から取締役会の監督の下、代表取締役社長を委員長としたグループリスク管理委員会へ年2回報告をしております。
取締役会は、グループリスク管理委員会で審議された重要事項について年に2回報告を受け、気候変動リスクへの対応方針および実行計画等についても審議・監督を行って参ります。
詳細な情報につきましては、当社ホームページにて開示しております。
②人材育成および社内環境整備方針当社グループが掲げる経営理念の「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」を全うするために最も重要と考えているのが約5万人の社員です。
日本全国に展開する事業会社・店舗に勤務する多様な社員を“人的資本”と位置づけ、「人材育成」「職場環境」「心身の健康」3つの視点で構成した総合的な施策を通じ、その価値を高めることで、地域社会へ永続的な貢献を果たすとともに、地域社会の一員でもある社員自身の自律的な成長を図ります。
詳細な情報につきましては、人的資本経営基本方針を当社ホームページに開示しております。
指標及び目標 (4)指標及び目標①気候変動・環境問題(TCFD提言への対応)当社グループは、気候変動が社会の喫緊の課題であると認識し、温室効果ガス削減や省エネルギー化に取り組んでいます。
持続可能な社会の実現に向けて、SBT(Science Based Targets)として求められるCO2排出削減レベルを考慮し、Scope1,2について、「2030年度に2013年度比一店舗当たりのCO2排出量を46%削減」の目標を設定しています。
また、Scope3においても特に重要と考えるカテゴリについて目標を定め削減を進めてまいります。
当連結会計年度は決算期変更により、9.5ヶ月の変則決算となっているため、当該期間における正確なデータの取得・集計が困難であることから、GHG(温室効果ガス)排出量の算定を行っておりません。
なお、次年度以降は従来通り、GHG(温室効果ガス)排出量の継続的な開示を再開する予定です。
●GHG(温室効果ガス)排出量の推移(Scope1、2)                   (単位:t-CO2)年度2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度集計期間2018年4月~2019年3月2019年4月~2020年3月2020年4月~2021年3月2021年4月~2022年3月2022年4月~2023年3月2023年4月~2024年3月Scope1(直接排出)5,7615,3484,4084,0313,7313,424Scope2(間接排出)215,873226,446238,776247,213261,251275,368Scope1+Scope2(店舗のみ)※1221,634231,794243,184251,244264,982278,792Scope1+Scope2(全社)※2-----280,392店舗数(店) ※32,0822,1502,4202,5222,5892,6531店舗平均排出量 ※4106.5107.8100.599.6102.3105.1※1.当社グループの店舗運営部門のみを対象にGHG排出量を集計しております。
※2.2023年度より、オフィス及び社有車使用によるGHG排出量を「Scope1+Scope2(店舗のみ)」に加算し、全社合計の  GHG排出量(Scope1+Scope2)を算定しております。
※3.店舗数は、GHG排出量算定期間の当社グループ期末店舗数を記載しております。
※4.一店舗あたりの平均排出量は、「Scope1+Scope2(店舗のみ)」÷「店舗数」により算定しております。
●GHG(温室効果ガス)排出量(2023年度、Scope3)      (単位:t-CO2)Scope3カテゴリ2023年度1購入した商品・サービス3,031,2302資本財107,2273燃料及びエネルギー活動41,9574輸送、配送(上流)530,2115事業から出る廃棄物8,2676雇用者の出張1,2407雇用者の通勤15,3749輸送、配送(下流)3,57813リース資産(下流)8,27914フランチャイズ430Scope3総計3,747,793※1.カテゴリ8、10、11、12、15については、対象のない項目または排出量を算定できていない項目です。
※2.全カテゴリについて、数値及び算定方法を精査中です。
※3.2023年度における集計期間は、2023年3月~2024年2月としております。
GHG排出量の削減については、各店舗の省エネ、節電を心掛けるとともに、化石燃料を用いない再生可能エネルギーの導入や国が認証するJ-クレジット制度を積極的に活用し脱炭素社会の実現を目指して参ります。
②人材育成および社内環境整備方針ツルハグループは人的資本経営の3つの視点「人材育成」「職場環境」「心身の健康」を柱としております。
この方針にもとづく指標に関する実績および目標は、次のとおりであります。
指標算出式2024年5月実績2025年2月実績 ※12030年2月目標数値女性管理職比率※係長級を含む女性管理職者数÷全管理職者数※係長級を含む23.4%24.3%37.0%男女賃金格差女性平均月例給÷男性平均月例給正社員:73.7%パートアルバイト:100.1%全社員:60.0%正社員:73.2%パートアルバイト:102.1%全社員:58.3%正社員:78.0%パートアルバイト:101.2%全社員:58.6%男性育児休業取得率(男性育児休業・時短取得者)÷配偶者が出産した男性社員数43.8%73.8%95.0%※1.2025年2月実績は、2024年5月~2025年2月の期間で算出したものとしております
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ②人材育成および社内環境整備方針当社グループが掲げる経営理念の「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」を全うするために最も重要と考えているのが約5万人の社員です。
日本全国に展開する事業会社・店舗に勤務する多様な社員を“人的資本”と位置づけ、「人材育成」「職場環境」「心身の健康」3つの視点で構成した総合的な施策を通じ、その価値を高めることで、地域社会へ永続的な貢献を果たすとともに、地域社会の一員でもある社員自身の自律的な成長を図ります。
詳細な情報につきましては、人的資本経営基本方針を当社ホームページに開示しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ②人材育成および社内環境整備方針ツルハグループは人的資本経営の3つの視点「人材育成」「職場環境」「心身の健康」を柱としております。
この方針にもとづく指標に関する実績および目標は、次のとおりであります。
指標算出式2024年5月実績2025年2月実績 ※12030年2月目標数値女性管理職比率※係長級を含む女性管理職者数÷全管理職者数※係長級を含む23.4%24.3%37.0%男女賃金格差女性平均月例給÷男性平均月例給正社員:73.7%パートアルバイト:100.1%全社員:60.0%正社員:73.2%パートアルバイト:102.1%全社員:58.3%正社員:78.0%パートアルバイト:101.2%全社員:58.6%男性育児休業取得率(男性育児休業・時短取得者)÷配偶者が出産した男性社員数43.8%73.8%95.0%※1.2025年2月実績は、2024年5月~2025年2月の期間で算出したものとしております
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 当社グループの経営成績、財政状態および投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。
 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
1)持株会社としてのリスク グループ各社の経営変動リスクについて  グループ各社の諸要因に基づく業績の急激な変動が、当社の業績に影響を与える可能性があります。
 のれんの減損リスクについて  のれんは、各連結子会社の将来の超過収益力の下落に起因する潜在的な減損のリスクにさらされており、減損損失が計上された場合、連結財務諸表に対して重要な影響を生じさせる可能性があります。
  各連結子会社別ののれんの残高については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ①財政状態の分析 (固定資産)」に記載しております。
2)法的規制について①「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下、「医薬品医療機器等法」という。
)」等による規制について 当社グループは、「医薬品医療機器等法」上の医薬品等を販売するにあたり、各都道府県の許可・登録・指定・免許および届出を必要としております。
また、食品、たばこ、酒類等の販売については、食品衛生法等それぞれ関係法令に基づき、所轄官公庁の許可・免許・登録等を必要としております。
今後当該法令等の改正により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
②出店に関する規制等について 「大規模小売店舗立地法」(以下、「大店立地法」という)においては、売場面積が1,000㎡を超える新規出店および既存店の変更について、都道府県知事(政令指定都市においては市長)に届出が義務付けられており、騒音、交通渋滞およびごみ処理等地域への生活環境への配慮が審査事項となります。
 従いまして、上記法的規制により計画どおりの新規出店および既存店の増床等ができない場合は、当社グループの出店政策に影響を及ぼす可能性があります。
3)資格者確保について 医薬品医療機器等法や薬剤師法の規定により薬剤師または医薬品登録販売者の配置が義務づけられております。
医薬品の販売に伴いこれら有資格者を確保することは営業政策上重要な要件となります。
 これら有資格者の確保が十分にできない場合には、当社グループの出店政策に影響を及ぼす可能性があります。
4)人材について 代表取締役をはじめとする取締役および執行役員は、当社グループの経営において重要な役割を果たしております。
これら取締役および執行役員が業務執行できない事態が発生した場合、業績に影響を及ぼす場合があります。
5)調剤業務について 当社グループは、グループ調剤薬事部を主管部署とする薬剤師の専門的な知識の習得、スキルアップなどに積極的に取り組んでおります。
また、当社グループは、調剤過誤を防止すべく調剤過誤防止システムを導入し、服薬指導時における薬品名・用量確認など細心の注意を払って調剤業務を行っております。
また、万一に備え、調剤薬局全店舗において「薬剤師賠償責任保険」に加入しております。
しかしながら、調剤薬の欠陥・調剤過誤などにより訴訟を受けることがあった場合、社会的信用を損なうなどの理由により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
6)出店政策について 当社グループは、地域での知名度向上による占有率向上および管理コストの抑制等を目的とするドミナント戦略をとっております。
今後の店舗展開において、出店場所が十分に確保できない場合や、ドミナント形成に時間を要する場合には、店舗の収益が悪化し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
7)情報システム・個人情報保護について 当社グループは、ポイントカードシステムの運用に伴う顧客情報、調剤業務に伴う患者情報等を保持しており、これら情報の中には顧客または患者個人のプライバシーに関わるものが含まれております。
これらの情報の取扱いについては情報管理者により、情報の利用・保管等に関する社内ルールを設け、その管理については万全を期してはおりますが、コンピュータの不具合やサイバー攻撃等の犯罪行為によるインシデントがあった場合、社会的信用を損なうなどの理由により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
8)自然災害等について 当社グループの本社、店舗、物流センター等所在地域において、大規模な地震等自然災害や、予期せぬ事故等により、当社グループの設備に損害や、従業員等の人的被害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
9)気候変動リスクについて 世界的な気候変動により、政府の環境規制強化に伴う炭素税の導入や、再生可能エネルギー需要の増加による価格上昇等の費用の増加、世界規模での地球温暖化対策が講じられることによる資源調達費用の増加等が発生する可能性があります。
 なお、当社グループはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による提言に賛同し、気候変動によるリスクを全社リスクの一つとして管理しております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況 当社は決算期変更に伴い、当連結会計年度(2024年5月16日~2025年2月28日)は9.5ヶ月の変則決算となっております。
このため、前連結会計年度との比較は行っておりませんが、参考情報として前連結会計年度12ヶ月の実績値を記載しております。
 当連結会計年度における経済情勢は、設備投資や生産の持ち直し、企業業績の改善のなか、景気は緩やかな回復傾向となっております。
物価上昇により実質賃金伸びは一進一退で貯蓄率の上昇もみられ、個人消費は伸び悩んでおります。
また米国の保護主義政策による貿易紛争や中東情勢などの地政学リスクにより先行き不透明感が続いております。
 ドラッグストア業界においては、人流やインバウンド需要の回復、物価上昇等による売上増効果に一巡感がみられるなか、依然食料品中心の値上がりは進んでおり消費者の節約志向は続いております。
また出店競争が続くなか調剤チェーンや食品スーパー等の他業態企業の取り込みも見られており、市場規模の拡大は継続しております。
 このような状況のもと、当社グループでは当期が最終年度となる中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では自社建物やスクラップ&ビルドによる出店の推進、調剤戦略では薬局機能の強化、PB戦略では食品を中心とした商品開発、ストアロイヤリティ向上への取り組み、DX戦略ではアプリ会員の拡大、MAツール活用による来店促進、BIツールによる経営数値の可視化に取り組んでまいりました。
また、業績管理面では収益性改善・販売管理費の低減に取り組んでまいりました。
 店舗展開につきましては、既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より73店舗の新規出店と68店舗の閉店を実施いたしました。
この結果、当期末のグループ店舗数は直営店で2,658店舗となりました。
なお、タイ国内の当社グループ店舗につきましては、3店舗の新規出店により同国内における店舗数は2025年2月28日現在で22店舗となりました。
当社グループの出店・閉店の状況は次のとおり (単位:店舗) 期首店舗数出店閉店純増期末店舗数うち調剤薬局北海道4321495437147東 北6041021△11593165関東甲信越5331116△5528224中部・関西26999-269167中 国3661028374143四 国22555-22569九州・沖縄224146823252国内店舗計2,653736852,658967上記のほか、海外店舗22店舗、FC加盟店舗7店舗を展開しております。
 これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高8,456億3百万円(前連結会計年度1兆274億62百万円)、営業利益378億94百万円(前連結会計年度471億51百万円)、経常利益378億40百万円(前連結会計年度474億66百万円)となりました。
また、投資有価証券売却益38億30百万円を計上するとともに、店舗等の収益性を吟味した結果、回収可能価額と帳簿価額との差額107億43百万円を減損損失、さらに店舗の閉鎖に伴い将来発生すると見込まれる損失額として31億10百万円を店舗閉鎖損失引当金繰入額として計上しました。
これにより、親会社株主に帰属する当期純利益は172億7百万円(前連結会計年度217億43百万円)となりました。
②財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて338億10百万円増加し、5,833億62百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末に比べて293億29百万円増加し、3,028億11百万円となりました。
これは主に、現金及び預金の増加340億51百万円などによるものであります。
 固定資産は前連結会計年度末と比べて44億81百万円増加し、2,805億50百万円となりました。
これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の増加63億20百万円、のれんの償却及びソフトウエア償却に伴う無形固定資産の減少10億41百万円、投資有価証券の売却による減少22億39百万円などによるものであります。
 負債合計は、前連結会計年度末に比べて327億30百万円増加し、2,769億84百万円となりました。
これは主に、決算日変更に伴う買掛金の増加252億54百万円、長期借入金の増加28億50百万円、長期リース債務の増加76億65百万円、未払金の減少88億97百万円、繰延税金負債の減少39億55百万円などによるものであります。
 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて10億80百万円増加し、3,063億77百万円となりました。
これは主に利益剰余金の増加31億71百万円、その他有価証券評価差額金の減少16億47百万円などによるものであります。
 以上の結果、自己資本比率は2.7ポイント減少し、48.2%となりました。
③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、前連結会計年度末に比べて340億51百万円増加し、926億5百万円となりました。
 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、646億43百万円(前期は519億64百万円の獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益が283億81百万円となったことと、仕入債務の増加252億54百万円、減価償却費132億7百万円、減損損失107億43百万円等のプラス要因に対し、法人税等の支払額153億円等のマイナス要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、197億13百万円(前期は360億68百万円の使用)となりました。
これは主に、新規出店に伴う有形固定資産の取得による支出201億10百万円、新規出店に伴う差入保証金の支出40億73百万円、ソフトウエアの取得による支出27億32百万円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、108億72百万円(前期は362億59百万円の使用)となりました。
これは主に、短期借入れによる収入100億円及び長期借入れによる収入60億円があった一方、配当金の支払額140億35百万円、長期借入金の返済による支出54億円及び短期借入金の返済による支出50億円があったこと等によるものであります。
④仕入及び販売の実績当社グループは小売業を主たる事業としているため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
(ⅰ)仕入実績 品目 当連結会計年度(自 2024年5月16日  至 2025年2月28日)金額(百万円)構成比(%)前期比(%)商 品医薬品119,25020.2-化粧品78,70813.3-雑貨154,59226.2-食品181,25630.7-その他54,5699.2-小計588,37699.7-不動産賃貸料原価7210.1-手数料収入等1,3300.2-合計590,428100.0-(注)1.金額は、実際仕入価格によっております。
2.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
3.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。
この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。
このため、前期比は記載しておりません。
(ⅱ)販売実績(品目別売上高) 品目 当連結会計年度(自 2024年5月16日  至 2025年2月28日)金額(百万円)構成比(%)前期比(%)商 品医薬品200,74623.7-化粧品117,51113.9-雑貨220,13926.0-食品219,07125.9-その他84,47010.0-小計841,94099.6-不動産賃貸料1,0510.1-手数料収入等2,6110.3-合計845,603100.0-(注)1.その他の主な内容は、育児用品・健康食品・医療用具等であります。
2.当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。
この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。
このため、前期比は記載しておりません。
(地域別売上高)区分地域売上高店舗数金額(百万円)前年同期比(%)数前年同期比(+)商品売上北海道139,368-437店舗5店舗青森県18,593-67店舗△1店舗岩手県20,611-78店舗△2店舗宮城県47,888-148店舗△6店舗秋田県21,792-83店舗1店舗山形県25,333-97店舗△3店舗福島県31,865-120店舗-店舗茨城県11,840-51店舗-店舗栃木県8,118-35店舗-店舗埼玉県1,576-9店舗1店舗千葉県51,640-151店舗-店舗東京都33,672-162店舗1店舗神奈川県10,820-39店舗△1店舗新潟県7,806-30店舗△6店舗山梨県7,497-32店舗-店舗長野県4,803-19店舗-店舗静岡県107,923-102店舗-店舗愛知県24,906-91店舗3店舗滋賀県1,170-5店舗△2店舗京都府1,236-5店舗△1店舗大阪府9,615-24店舗△2店舗兵庫県6,255-24店舗3店舗和歌山県4,127-18店舗△1店舗鳥取県14,885-43店舗1店舗島根県22,804-57店舗1店舗岡山県3,800-15店舗1店舗広島県69,230-201店舗3店舗山口県15,572-58店舗2店舗徳島県6,308-25店舗-店舗香川県13,949-51店舗-店舗愛媛県36,243-119店舗3店舗高知県8,147-30店舗△3店舗福岡県24,667-104店舗5店舗佐賀県1,134-6店舗-店舗長崎県1,065-7店舗△1店舗熊本県1,946-12店舗1店舗大分県2,032-9店舗1店舗宮崎県1,092-11店舗-店舗鹿児島県7,076-37店舗△3店舗沖縄県13,515-46店舗5店舗小計841,940-2,658店舗5店舗不動産賃貸料1,051- 手数料収入等2,611- 合計845,603-2,658店舗5店舗(注)当社は2025年2月期より決算期(事業年度の末日)を5月15日から2月末日へ変更しております。
この変更に伴い、2025年2月期は決算期変更の経過期間となることから9.5ヶ月決算となっております。
このため、売上高の前年同期比は記載しておりません。

(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態の分析(総資産) 当連結会計年度末における総資産につきましては、5,833億62百万円と前連結会計年度末に比べて338億10百万円増加となりました。
(流動資産) 流動資産につきましては、主に現金及び預金の増加等により、3,028億11百万円と前連結会計年度末に比べ293億29百万円の増加となりました。
(固定資産) 固定資産につきましては、主に新規出店に伴う有形固定資産取得と差入保証金の増加等により、2,805億50百万円と前連結会計年度末に比べ44億81百万円の増加となりました。
 なお、のれんの残高を会社別に示すと以下のとおりです。
会社名金額(百万円)㈱杏林堂グループ・ホールディングス8,047㈱ドラッグイレブン7,795㈱ビー・アンド・ディー2,451㈱くすりの福太郎1,130その他349計19,773 (流動負債) 流動負債につきましては、主に買掛金の増加等により、2,066億46百万円と前連結会計年度末に比べ252億83百万円の増加となりました。
(固定負債) 固定負債につきましては、主にリース債務の増加等により、703億38百万円と前連結会計年度末に比べ74億46百万円の増加となりました。
(純資産) 純資産につきましては、主に利益剰余金の増加等により、3,063億77百万円と前連結会計年度末に比べ10億80百万円の増加となりました。
自己資本比率は48.2%と前連結会計年度末に比べ2.7ポイントの減少となっており、1株当たり純資産額は5,778.90円と前連結会計年度末に比べ30.27円の増加となりました。
②経営成績の分析 当連結会計年度の業績について以下の通りです。
 なお、当連結会計年度は決算期変更により、9.5ヶ月の変則決算となっているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(単位:百万円) 前期実績計画当期実績前年比(%)計画比(%)売上高1,027,462850,800845,603-99.4営業利益47,15138,70037,894-97.9経常利益47,46638,40037,840-98.5親会社株主に帰属する当期純利益21,74322,20017,207-77.5 (ⅰ)売上高 売上高は8,456億3百万円(前連結会計年度1兆274億62百万円)となりました。
 商品部門別の状況は、次のとおりであります。
(医薬品) 前年の抗原検査キット等の反動減や紅麹問題による漢方薬の販売減少はあったものの、調剤薬局の新規開設による処方箋枚数の増加により、売上高は2,007億46百万円となりました。
(化粧品) 基礎化粧品が好調に推移したものの、前年の人流回復、脱マスクによる効果が一巡したことから、売上高は1,175億11百万円となりました。
(雑貨) 一品単価の上昇と販売点数の前年割れが続くなか、シャンプー、洗剤、オーラルケアなどは販売が堅調に推移し、売上高は2,201億39百万円となりました。
(食品) 米を中心に値上が続くなかでも販売数量は堅調に推移し、冷凍食品、菓子、日配も好調であったことから、売上高は2,190億71百万円となりました。
(その他) マスクの販売減少は続いており、健康食品の不調、育児用品も値上げによる販売数量の減少が響き、売上高は844億70百万円となりました。
(ⅱ)売上総利益 食品、化粧品、医薬品の売上高が増加したことや、利益率の改善に取り組んだことから、売上総利益は2,575億40百万円(前連結会計年度3,122億76百万円)となり、売上総利益率においても30.5%(前連結会計年度30.4%)を確保いたしました。
(ⅲ)販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は2,196億45百万円(前連結会計年度2,651億25百万円)となり、売上高販管費率においては26.0%(前連結会計年度25.8%)となりました。
(ⅳ)営業利益・経常利益 上記の結果、営業利益は378億94百万円(前連結会計年度471億51百万円)となり、経常利益は378億40百万円(前連結会計年度474億66百万円)となりました。
(ⅴ)親会社株主に帰属する当期純利益 上記に加え、有形固定資産の減損損失及び店舗閉鎖損失引当金繰入額の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益は172億7百万円(前連結会計年度217億43百万円)となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(ⅰ)キャッシュ・フローの状況の分析 第一部 企業情報 の「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」における記載内容と同一であるため、記載を省略しております。
(ⅱ)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち、主なものは商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。
投資を目的とした資金需要は、新規出店等によるものであります。
これらの資金需要は自己資金または銀行借入により調達しております。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」 連結財務諸表及び財務諸表の注記事項「(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤今後の方針について 当社グループは、創業以来「お客様第一主義」を基本的な経営方針とし、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」という経営理念のもとに利便性と専門性を追求し、お客様の健康で快適な生活に貢献するため、身近で買物しやすい店舗づくりに取り組んでおります。
当社を中核とする持株会社体制によりグループの戦略機能を当社に集約し、迅速かつ機動的な意思決定を行い、各子会社は経営理念実践のため、事業活動に専念できる体制をとっております。
 今後も店舗戦略、調剤戦略、PB戦略、DX戦略、財務戦略を進めるとともに、イオン株式会社及びウエルシアホールディングス株式会社との経営統合に向けた協議を進め、企業価値向上を目指してまいります。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
(1)イオン株式会社及びウエルシアホールディングス株式会社との資本業務提携に係る最終契約書の締結 当社は、2025年4月11日開催の取締役会において、イオン株式会社及びウエルシアホールディングス株式会社との間で、資本業務提携に係る最終契約を締結することを決議し、同日付で本資本業務提携最終契約を締結いたしました。
 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)(資本業務提携に係る最終契約書の締結)」に記載のとおりであります。
(2)株式交換契約の締結 当社及びウエルシアホールディングス株式会社は、2025年4月11日付の両社の取締役会決議により、経営統合の一環として、当社を株式交換完全親会社とし、ウエルシアホールディングス株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換に係る株式交換契約を締結いたしました。
 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)(株式交換契約の締結)」に記載のとおりであります。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 当社グループは、研究開発活動を行っておりませんので該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当社グループはドミナントエリアの形成促進および販売シェアの拡大を図るべく地域集中出店を推進するとともに、合わせて省力化および合理化のための投資を行っております。
 当連結会計年度は、ツルハドラッグ青森三内店(青森県青森市)をはじめ73店舗の新規出店を含め、設備投資は有形固定資産201億10百万円、差入保証金40億73百万円、ソフトウエア27億32百万円、合計269億16百万円となっております。
 なお、当社グループは、物販事業の単一セグメントであるため、セグメントに関連付けた記載はしておりません。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
 当社グループは、物販事業の単一セグメントであるため、セグメントに関連付けた記載はしておりません。
(1)提出会社 2025年2月28日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物 (百万円)工具、器具及び備品 (百万円)土地(百万円)(面積㎡)その他(百万円)合計(百万円)本社(札幌市東区)ほか会社統括施設032-6,8536,885209
(2)(注)1.帳簿価額の「その他」は、ソフトウエア及び差入保証金であり、建設仮勘定及びソフトウエア仮勘定を含んでおりません。
2.パートタイマー(1日8時間換算)は、期末人員を従業員数欄に( )内に外書しております。
(2)国内子会社 2025年2月28日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(百万円)工具、器具及び備品(百万円)土地(百万円)(面積㎡)リース資産(百万円)その他(百万円)合計(百万円)㈱ツルハ大町店(北海道旭川市)ほか全1,494店販売設備32,1696,5895,3815,29046,07395,5055,549(150,832.14)(12,025)㈱くすりの福太郎実籾店(千葉県習志野市)ほか全243店販売設備2,8671,024375075,0289,4641,136(618.20)(1,168)㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本井口明神店(広島市西区)ほか全375店販売設備16,0772,8923,5311,3479,73133,5791,461(45,133.79)(1,775)㈱レデイ薬局南江戸店(愛媛県松山市)ほか全252店販売設備8,6291,1424,5711,1844,66620,1951,078(64,548.97)(1,675)㈱杏林堂薬局志都呂店(浜松市中央区)ほか全102店販売設備18,3452,6498693,3333,52528,7221,584(8,564.83)(3,348)㈱杏林堂グループ・ホールディングス本社(浜松市中央区)会社統括施設347-952-51,305-(19,102.32)(-)㈱ドラッグイレブン大野城川久保店(大野城市)ほか全192店販売設備5,4681,1791,8337,7782,70318,962791(76,458.21)(1,330) (注)1.帳簿価額は、各国内子会社の個別財務諸表の数値を記載しております。
2.帳簿価額の「その他」は、機械装置及び運搬具、ソフトウエア及び差入保証金であり、建設仮勘定を含んでおりません。
3.従業員数には、嘱託を含んでおります。
4.パートタイマー(1日8時間換算)は、期末人員を従業員数欄に( )内に外書しております。
(3) 在外子会社該当事項はありません。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
 当社グループは、物販事業の単一セグメントであるため、セグメントに関連付けた記載はしておりません。
(1)重要な設備の新設提出会社該当事項はありません。
国内子会社会社名事業所名(所在地)設備の内容投資予定額資金調達方法着手および完了予定年月増加予定面積(㎡)総額(百万円)既支払額(百万円)着手完了㈱ツルハ北6条店他57店舗店舗11,9642,973自己資金2024年11月2026年2月53,924㈱くすりの福太郎東大和田店他9店舗店舗997119自己資金2024年11月2026年1月3,769㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本古志原5丁目店他23店舗店舗5,5741,401自己資金2024年11月2026年2月20,218㈱レデイ薬局福成店他10店舗店舗1,898209自己資金2025年1月2026年2月9,686㈱杏林堂薬局新大平台店他2店舗店舗64538自己資金2025年4月2026年1月1,524㈱ドラッグイレブン城間店他13店舗店舗2,103670自己資金2024年12月2025年12月13,451 (注)投資予定額には、差入保証金を含めております。
(2)重要な設備の改装提出会社該当事項はありません。
国内子会社会社名事業所名(所在地)設備の内容投資予定額資金調達方法総額(百万円)既支払額(百万円)㈱ツルハ合計96店舗店舗2,659-自己資金㈱くすりの福太郎合計7店舗店舗210-自己資金㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本合計25店舗店舗946-自己資金㈱レデイ薬局合計22店舗店舗241-自己資金㈱杏林堂薬局合計3店舗店舗839-自己資金㈱ドラッグイレブン合計6店舗店舗349-自己資金
設備投資額、設備投資等の概要26,900,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況46
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況20
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,043,342
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社グループは、投資株式について、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の投資株式を純投資以外の目的である投資株式に区分しております。
② ㈱ツルハにおける株式の保有状況 当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である㈱ツルハについては以下のとおりです。
a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ⅰ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 業務提携、取引の維持・強化等事業活動を行う上で必要があると判断される場合に限り、上場株式を保有します。
但し保有の意義が希薄と判断される政策保有株式については、順次売却し、縮減していくことを基本方針とします。
 取締役会は、毎年個別の保有株式について、保有目的が適切か、保有に伴う便益やコストが資本コストに見合っているかを検証し、保有継続の可否及び株式数の見直しを実施します。
ⅱ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式1103非上場株式以外の株式429,723 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式10非上場株式以外の株式13,856 ⅲ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)イオン㈱270,000270,000イオングループを統括する小売業最大手の企業であり、資本業務提携にもとづき、業務提携等を維持するため保有継続しております。
有994883ウエルシアホールディングス㈱3,352,5923,352,592イオングループ傘下の中核ドラッグストア企業であり、資本業務提携にもとづき、業務提携等を維持するため保有継続しております。
有(注)27,4347,712 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由(注)1当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱クスリのアオキホールディングス4,860,0004,860,000PB商品供給、薬剤師への教育等を提供する当社が属するハピコムグループの中核企業であり、将来の業界の動向等を考慮し、中長期的な関係を維持するため保有しております。
有(注)315,17214,400スギホールディングス㈱2,266,0003,816,000将来の業界動向を考慮し、業界及び同業他社の情報収集のため保有しております。
有6,1219,131 (注)1.定量的な保有効果については記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。
取締役会は、毎年個別の保有株式について、保有目的が適切か、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているかを検証しており、2025年2月28日を基準とした検証の結果、現状保有する政策保有株式はいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。
2.ウエルシアホールディングス㈱の子会社であるウエルシア薬局㈱が当社株式を保有しております。
3.㈱クスリのアオキホールディングスの子会社である㈱クスリのアオキが当社株式を保有しております。
みなし保有株式 該当事項はありません。
b.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
③ 提出会社における株式の保有状況提出会社については以下のとおりであります。
a.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式ⅰ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 個別銘柄の適否に関しては、必要に応じて当該投資先の財政・事業運営状況、当社との関係性等を踏まえて適宜検討しております ⅱ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式130非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。
ⅲ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。
b.保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社30,000,000

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2025年2月28日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
イオン株式会社千葉市美浜区中瀬1丁目5-19,67519.88
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR6,10912.55
CEP LUX-ORBIS SICAV(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)31 Z.A. BOURMICHT, L-8070 BERTRANGE, LUXEMBOURG(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)2,5765.29
野村證券株式会社東京都中央区日本橋1丁目13番1号1,9474.00
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-121,5213.13
鶴羽 樹札幌市厚別区1,4132.90
鶴羽 弘子札幌市北区1,3712.82
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)1,1372.34
鶴羽 暁子東京都千代田区1,0432.14

野村證券株式会社自己振替口東京都中央区日本橋1丁目13-19802.01計-27,77757.08(注)1.日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)及び㈱日本カストディ銀行(信託口)の所有株式数は、全て信託業務に係るものです。2.2024年12月4日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、メイワー・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Mawer Investment Management Ltd.)が2024年11月29日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年2月28日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。   なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は次のとおりであります。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)メイワー・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Mawer Investment Management Ltd.)カナダ、アルバータ州、カルガリー、テンス・アベニュー・エス・ダブリュー517、スイート600(517 10th Avenue S.W., Suite 600, Calgary, Alberta T2R 0A8 Canada)2,098,4994.233.2025年3月3日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)が2025年2月21日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年2月28日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。   なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は次のとおりであります。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)バミューダHM11ハミルトン、フロント・ストリート25、オービス・ハウス(Orbis House, 25 Front Street, Hamilton HM11 Bermuda)4,549,7389.184.2025年3月5日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、
野村證券株式会社およびその共同保有者であるノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)、野村アセットマネジメント株式会社が2025年2月27日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年2月28日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。   なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は次のとおりであります。
氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)
野村證券株式会社東京都中央区日本橋一丁目13番1号3,425,7466.91ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom40,1750.08野村アセットマネジメント株式会社東京都江東区豊洲二丁目2番1号1,307,4002.64
株主数-金融機関38
株主数-金融商品取引業者29
株主数-外国法人等-個人27
株主数-外国法人等-個人以外293
株主数-個人その他23,117
株主数-その他の法人244
株主数-計23,748
氏名又は名称、大株主の状況野村證券株式会社自己振替口
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(百万円)当事業年度における取得自己株式4,1581当期間における取得自己株式--(注)当期間における取得自己株式数には、2025年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-1,000,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-1,000,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式(注)149,518,26838,800-49,557,068合計49,518,26838,800-49,557,068自己株式 普通株式(注)2886,7974,158-890,955合計886,7974,158-890,955(注)1.普通株式の発行済株式総数の増加38,800株は、新株予約権の権利行使による新株の発行29,300株及び譲渡制限付株式報酬費用としての新株の発行9,500株であります。
2.普通株式の自己株式の株式数の増加4,158株は、単元未満株式の買取りであります。

Audit

監査法人1、連結有限責任監査法人トーマツ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年5月26日株式会社ツルハホールディングス 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ  東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士轟  一成 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士相澤 陽介 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ツルハホールディングスの2024年5月16日から2025年2月28日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ツルハホールディングス及び連結子会社の2025年2月28日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1. 店舗固定資産に係る減損の認識判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「(重要な会計上の見積り)固定資産の減損」に記載のとおり、株式会社ツルハホールディングスの連結子会社は、当連結会計年度の連結損益計算書において、10,743百万円の減損損失を計上している。
 株式会社ツルハホールディングスの連結子会社は、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位として店舗を基本単位とし、賃貸資産および遊休資産については物件ごとに資産のグルーピングをしている。
 営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなっている店舗及び土地や、土地の時価の下落が著しい店舗等を減損の兆候がある資産グループとし、回収可能価額が帳簿価額を下回るものについて帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上している。
回収可能価額の算定は使用価値によっている。
将来キャッシュ・フローに基づく評価額がマイナスである場合は、使用価値は零として算定している。
 将来キャッシュ・フローの見積りは、過年度実績や外部環境および内部環境を考慮して作成した、各店舗の予算計画を基礎として行っており、当該計画には、開店後の年数経過に伴う売上高の成長及び売上総利益の改善を主要な仮定として織り込んでいる。
 これらの主要な仮定は、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による主観的な判断を伴うものである。
 以上から、当監査法人は、店舗固定資産に係る減損の認識判定が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産に係る減損の認識判定を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価店舗固定資産に係る減損の認識判定の内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の検討将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる店舗の事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●開店後の年数経過に伴う売上高の成長、売上総利益の改善について、当該店舗の過去の実績推移を踏まえ、他店の開店後の年数経過ごとの売上高の成長率、売上総利益率の改善率の実績推移と比較し、当該仮定の妥当性を検討した。
2. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定」に記載のとおり、株式会社ツルハホールディングスの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれんの残高19,773百万円には、静岡県においてドラッグストア及び調剤薬局を運営する株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの持分取得により生じたのれんの残高8,047百万円が含まれており、連結貸借対照表の1.3%を占めている。
 のれんは規則的に償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、のれんが帰属する資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんを含む固定資産の帳簿価額とを比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
その結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスにおいては、競争環境の激化により株式取得時の事業計画を下回る実績となり、減損の兆候があるため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否を判定しているが、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っているため、減損損失を認識していない。
 当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローの見積りは、経営者が作成した株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画を基礎として行われる。
事業計画は、新規出店による売上高の増加及び売上総利益の改善を主要な仮定としている。
これらの主要な仮定が減損損失の認識判定に与える影響は大きく、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による主観的な判断を伴うものである。
 以上から、当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価のれんに関する減損損失の認識判定に係る内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の検討将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●新規出店による売上高の増加について、出店計画の内容を把握し、過去の出店実績と過去の売上高実績の推移を踏まえ、新規出店による売上高の増加の仮定の妥当性を検討した。
●売上総利益の改善について、当連結会計年度の下期における月次実績改善率を踏まえ、売上総利益の改善の仮定の妥当性を検討した。
●株式取得時における事業計画を下回る実績となった原因を分析し、当該原因が将来キャッシュ・フローの見積りに当たり適切に考慮されているかどうかを検討した。
その他の事項 会社の2024年5月15日をもって終了した前連結会計年度の連結財務諸表は、前任監査人によって監査されている。
前任監査人は、当該訂正後の連結財務諸表に対して2025年3月28日付で無限定適正意見を表明している。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社ツルハホールディングスの2025年2月28日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、株式会社ツルハホールディングスが2025年2月28日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1. 店舗固定資産に係る減損の認識判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「(重要な会計上の見積り)固定資産の減損」に記載のとおり、株式会社ツルハホールディングスの連結子会社は、当連結会計年度の連結損益計算書において、10,743百万円の減損損失を計上している。
 株式会社ツルハホールディングスの連結子会社は、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位として店舗を基本単位とし、賃貸資産および遊休資産については物件ごとに資産のグルーピングをしている。
 営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなっている店舗及び土地や、土地の時価の下落が著しい店舗等を減損の兆候がある資産グループとし、回収可能価額が帳簿価額を下回るものについて帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上している。
回収可能価額の算定は使用価値によっている。
将来キャッシュ・フローに基づく評価額がマイナスである場合は、使用価値は零として算定している。
 将来キャッシュ・フローの見積りは、過年度実績や外部環境および内部環境を考慮して作成した、各店舗の予算計画を基礎として行っており、当該計画には、開店後の年数経過に伴う売上高の成長及び売上総利益の改善を主要な仮定として織り込んでいる。
 これらの主要な仮定は、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による主観的な判断を伴うものである。
 以上から、当監査法人は、店舗固定資産に係る減損の認識判定が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産に係る減損の認識判定を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価店舗固定資産に係る減損の認識判定の内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の検討将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる店舗の事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●開店後の年数経過に伴う売上高の成長、売上総利益の改善について、当該店舗の過去の実績推移を踏まえ、他店の開店後の年数経過ごとの売上高の成長率、売上総利益率の改善率の実績推移と比較し、当該仮定の妥当性を検討した。
2. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定」に記載のとおり、株式会社ツルハホールディングスの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれんの残高19,773百万円には、静岡県においてドラッグストア及び調剤薬局を運営する株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの持分取得により生じたのれんの残高8,047百万円が含まれており、連結貸借対照表の1.3%を占めている。
 のれんは規則的に償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、のれんが帰属する資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんを含む固定資産の帳簿価額とを比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
その結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスにおいては、競争環境の激化により株式取得時の事業計画を下回る実績となり、減損の兆候があるため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否を判定しているが、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っているため、減損損失を認識していない。
 当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローの見積りは、経営者が作成した株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画を基礎として行われる。
事業計画は、新規出店による売上高の増加及び売上総利益の改善を主要な仮定としている。
これらの主要な仮定が減損損失の認識判定に与える影響は大きく、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による主観的な判断を伴うものである。
 以上から、当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価のれんに関する減損損失の認識判定に係る内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の検討将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●新規出店による売上高の増加について、出店計画の内容を把握し、過去の出店実績と過去の売上高実績の推移を踏まえ、新規出店による売上高の増加の仮定の妥当性を検討した。
●売上総利益の改善について、当連結会計年度の下期における月次実績改善率を踏まえ、売上総利益の改善の仮定の妥当性を検討した。
●株式取得時における事業計画を下回る実績となった原因を分析し、当該原因が将来キャッシュ・フローの見積りに当たり適切に考慮されているかどうかを検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結2. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定」に記載のとおり、株式会社ツルハホールディングスの当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれんの残高19,773百万円には、静岡県においてドラッグストア及び調剤薬局を運営する株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの持分取得により生じたのれんの残高8,047百万円が含まれており、連結貸借対照表の1.3%を占めている。
 のれんは規則的に償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、のれんが帰属する資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれんを含む固定資産の帳簿価額とを比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
その結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上される。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスにおいては、競争環境の激化により株式取得時の事業計画を下回る実績となり、減損の兆候があるため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否を判定しているが、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っているため、減損損失を認識していない。
 当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローの見積りは、経営者が作成した株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画を基礎として行われる。
事業計画は、新規出店による売上高の増加及び売上総利益の改善を主要な仮定としている。
これらの主要な仮定が減損損失の認識判定に与える影響は大きく、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による主観的な判断を伴うものである。
 以上から、当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定」
開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(重要な会計上の見積り)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、株式会社杏林堂グループ・ホールディングスののれんに係る減損の認識判定を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価のれんに関する減損損失の認識判定に係る内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)将来キャッシュ・フローの見積りの合理性の検討将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●新規出店による売上高の増加について、出店計画の内容を把握し、過去の出店実績と過去の売上高実績の推移を踏まえ、新規出店による売上高の増加の仮定の妥当性を検討した。
●売上総利益の改善について、当連結会計年度の下期における月次実績改善率を踏まえ、売上総利益の改善の仮定の妥当性を検討した。
●株式取得時における事業計画を下回る実績となった原因を分析し、当該原因が将来キャッシュ・フローの見積りに当たり適切に考慮されているかどうかを検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任監査法人トーマツ
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2025年5月26日株式会社ツルハホールディングス 取締役会 御中 有限責任監査法人トーマツ  東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士轟  一成 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士相澤 陽介 <財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ツルハホールディングスの2024年5月16日から2025年2月28日までの第63期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ツルハホールディングスの2025年2月28日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングス株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社ツルハホールディングスの当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式124,754百万円には、静岡県でドラッグストア及び調剤薬局を運営する非上場の子会社である杏林堂グループ・ホールディングスに対する株式23,089百万円が含まれており、総資産の13.6%を占めている。
非上場の子会社に対する投資等、市場価格のない株式は、株式取得時に見込まれた超過収益力の減少により実質価額が著しく低下した場合は、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、株式の評価損の認識が必要となる。
注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングス株式の評価」に記載されているとおり、競争環境の激化により株式取得時の事業計画を下回る実績となっているが、経営者は将来の事業計画に基づいて超過収益力等が減少していないと判定し、評価損を計上していない。
超過収益力等が減少していないという判定は、経営者が作成した株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの将来の事業計画を基礎として行われる。
将来の事業計画は、新規出店による売上高の増加及び売上総利益の改善を主要な仮定としている。
これらの主要な仮定は、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による判断が実質価額の著しい低下の有無の判定に重要な影響を及ぼす。
また、企業価値の評価に係る計算手法及び割引率について高度な専門知識を必要とする。
以上から、当監査法人は、関係会社株式(株式会社杏林堂グループ・ホールディングスに対する投資持分)の評価損計上の要否に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、関係会社株式(株式会社杏林堂グループ・ホールディングスに対する投資持分)の評価損計上の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価関係会社株式の評価に係る内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)実質価額の見積りの合理性の評価判定に用いる将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの将来の事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性及び割引率の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●新規出店による売上高の増加率について、出店計画の内容を把握し、過去の出店実績と過去の売上高実績の推移を踏まえ、新規出店による売上高の増加の仮定の妥当性を検討した。
●売上総利益の改善について、当事業年度の下期における月次実績改善率を踏まえ、売上総利益率の改善の仮定の妥当性を検討した。
●株式取得時における事業計画を下回る実績となった原因を分析し、当該原因が将来キャッシュ・フローの見積りに当たり適切に考慮されているかどうかを検討した。
●企業価値の評価に係る計算手法及び割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、その適切性を評価した。
その他の事項 会社の2024年5月15日をもって終了した前事業年度の財務諸表は、前任監査人によって監査されている。
前任監査人は、当該財務諸表に対して2024年8月9日付で無限定適正意見を表明している。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以  上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
1. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングス株式の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社ツルハホールディングスの当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式124,754百万円には、静岡県でドラッグストア及び調剤薬局を運営する非上場の子会社である杏林堂グループ・ホールディングスに対する株式23,089百万円が含まれており、総資産の13.6%を占めている。
非上場の子会社に対する投資等、市場価格のない株式は、株式取得時に見込まれた超過収益力の減少により実質価額が著しく低下した場合は、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、株式の評価損の認識が必要となる。
注記事項「(重要な会計上の見積り)株式会社杏林堂グループ・ホールディングス株式の評価」に記載されているとおり、競争環境の激化により株式取得時の事業計画を下回る実績となっているが、経営者は将来の事業計画に基づいて超過収益力等が減少していないと判定し、評価損を計上していない。
超過収益力等が減少していないという判定は、経営者が作成した株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの将来の事業計画を基礎として行われる。
将来の事業計画は、新規出店による売上高の増加及び売上総利益の改善を主要な仮定としている。
これらの主要な仮定は、経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、経営者による判断が実質価額の著しい低下の有無の判定に重要な影響を及ぼす。
また、企業価値の評価に係る計算手法及び割引率について高度な専門知識を必要とする。
以上から、当監査法人は、関係会社株式(株式会社杏林堂グループ・ホールディングスに対する投資持分)の評価損計上の要否に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
 当監査法人は、関係会社株式(株式会社杏林堂グループ・ホールディングスに対する投資持分)の評価損計上の要否に関する判断の妥当性を検証するため、主に以下の手続を実施した。
(1)内部統制の評価関係会社株式の評価に係る内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2)実質価額の見積りの合理性の評価判定に用いる将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる株式会社杏林堂グループ・ホールディングスの将来の事業計画の作成に当たって採用された主要な仮定の適切性及び割引率の適切性を評価するため、その根拠について経営者に対して質問したほか、主に以下の監査手続を実施した。
●新規出店による売上高の増加率について、出店計画の内容を把握し、過去の出店実績と過去の売上高実績の推移を踏まえ、新規出店による売上高の増加の仮定の妥当性を検討した。
●売上総利益の改善について、当事業年度の下期における月次実績改善率を踏まえ、売上総利益率の改善の仮定の妥当性を検討した。
●株式取得時における事業計画を下回る実績となった原因を分析し、当該原因が将来キャッシュ・フローの見積りに当たり適切に考慮されているかどうかを検討した。
●企業価値の評価に係る計算手法及び割引率について、当監査法人が属する国内ネットワークファームの評価の専門家を利用して、その適切性を評価した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別  監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別1. 株式会社杏林堂グループ・ホールディングス株式の評価
その他の記載内容、個別 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

原材料及び貯蔵品104,000,000
その他、流動資産1,432,000,000
建物及び構築物(純額)83,612,000,000
工具、器具及び備品(純額)32,000,000
土地16,011,000,000
リース資産(純額)、有形固定資産19,442,000,000
建設仮勘定3,348,000,000
有形固定資産32,000,000
ソフトウエア7,276,000,000