財務諸表
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提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-05-23 |
英訳名、表紙 | dip Corporation |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 兼 CEO 冨田 英揮 |
本店の所在の場所、表紙 | 東京都港区六本木三丁目2番1号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 03(5114)1177(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2 【沿革】 1997年3月愛知県名古屋市中区において、コンビニエンスストアにおけるマルチメディアステーション端末を利用した「無料カタログ送付サービス」の運営を目的としてディップ株式会社を設立1998年5月本社を東京都渋谷区に移転同端末にて「人材派遣お仕事情報サービス」を開始2000年5月本社を東京都千代田区に移転2000年10月インターネットによる派遣社員の求人情報サービス「はたらこねっと」を開始2001年2月「はたらこねっと」上でアルバイト情報の提供を開始2001年9月大阪市北区に大阪オフィスを開設2002年10月「はたらこねっと」のアルバイト部門が独立した新サイト「バイトルドットコム(現バイトル)」を開始2003年3月本社を東京都港区に移転2004年5月東京証券取引所マザーズ市場に上場2004年7月プライバシーマーク取得2004年10月転職情報サイト「ジョブエンジン」を開始2005年1月「はたらこねっと」の姉妹サイトとして新サイト「はたらこ紹介予定派遣」を開始2005年2月「ジョブエンジン」の姉妹サイトとして新サイト「ジョブエンジンエージェント」を開始2005年6月総合求人ポータルサイト「Dip Jobs(ディップジョブズ)」を開始2006年11月情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO27001(JIS Q 27001)」の認証を取得2009年1月正社員求人情報サイト「社員バイトル(現バイトルNEXT)」を開始2009年2月有料職業紹介事業認可取得2009年9月インターネットによる看護師専門の転職情報サイト「ナースではたらこ」を開始2010年8月「バイトル」スマートフォン向けアプリの提供を開始2011年7月「はたらこねっと」スマートフォン向けアプリの提供を開始2013年12月東京証券取引所市場第一部へ市場変更2019年1月株式会社クロス・オペレーショングループ(旧社名:アイセールス株式会社)の株式を取得し持分法適用関連会社とする2019年3月TRUNK株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社とする2019年9月AI・RPA事業(現DX事業)のDXサービス「コボット」提供開始2020年10月コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を連結子会社とする2021年5月専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」を提供開始2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行2024年5月生成AIを活用した対話型バイト探しサービス「dip AI」を開始2024年10月スポットのバイトサービス「スポットバイトル」を提供開始 |
事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社は、Human work forceを提供する人材サービス事業及びDigital labor forceを提供するDX事業を主たる事業としております。 (人材サービス事業)人材サービス事業においては、インターネット求人情報サイト等の提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、一人ひとりがいきいきと働くことができる環境構築への貢献を目指しております。 人材サービス事業における主な提供サービスは以下のとおりです。 主なサービス名サービス内容バイトルアルバイト・パート求人情報サイトスポットバイトルスポットのバイトサービスバイトルNEXT正社員・契約社員を目指す方のための求人情報サイトはたらこねっと総合求人情報サイトバイトルPRO専門職の総合求人情報サイトナースではたらこ看護師人材紹介サービス介護ではたらこ介護職人材紹介サービス (DX事業)DX事業においては、2019年9月より、中堅・中小企業に特化した商品設計で商材の機能を絞り、導入かつ継続利用しやすくパッケージ化したDXサービスの提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しています。 DX事業における主な提供サービスは以下のとおりです。 主なサービス名サービス内容採用ページコボット職場紹介動画等、バイトル独自機能を搭載した採用サイト作成サービス面接コボット応募者との採用面接スケジュールの自動調整サービス人事労務コボットアルバイト・パート入社・労務管理サービスHRコボット派遣会社向け営業支援サービス常連コボット forLINE飲食・小売事業者向け販促支援サービス集客コボット for MEO地図検索上位表示し、集客を支援するMEO(マップエンジン最適化)対策サービス集客コボット forSNSBoosterSNSアカウントから予約可能。 予約台帳機能により飲食店の顧客管理を支援 事業の系統図は、以下のとおりです。 |
関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金又は出資金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合東京都港区4,086,985国内外のベンチャー企業への投資99.0―(持分法適用関連会社) 株式会社クロス・オペレーショングループ東京都千代田区59,312業務改善クラウドの開発DX実現のための業務改革における伴走支援18.1役員の兼任 1名(持分法適用関連会社) TRUNK株式会社東京都渋谷区50,030職業体験・職業訓練のプラットフォームの運営17.2― (注) 1.コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」は、当社を有限責任組合員、SBIインベストメント株式会社を無限責任組合員として、2020年3月2日付で組成しております。 2.コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」は、特定子会社に該当しております。 3.株式会社クロス・オペレーショングループは、当社の持分は100分の20未満ではありますが、当社の使用人が取締役に就任しているため、関連会社としております。 4.TRUNK株式会社は、当社の持分は100分の20未満ではありますが、取締役を派遣する権利を有しており、実質的な影響力を持っているため、関連会社としております。 5.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 |
従業員の状況 | 5 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況2025年2月28日現在セグメントの名称従業員数(人)人材サービス事業1,727(180)DX事業209(18)全社(共通)594(120)合計2,530(318) (注) 1.従業員数は就業人員数であります。 従業員数の( )内は派遣社員及び臨時雇用社員の年間の平均人員数を外数で記載しております。 2.全社(共通)は、管理部門等に所属している従業員であります。 (2) 提出会社の状況2025年2月28日現在従業員数(人)平均年齢(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)2,530(318)30.35.65,246 セグメントの名称従業員数(人)人材サービス事業1,727(180)DX事業209(18)全社(共通)594(120)合計2,530(318) (注) 1.従業員数は就業人員数であります。 従業員数の( )内は派遣社員及び臨時雇用社員の年間の平均人員数を外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金の合計を含んでおります。 3.全社(共通)は、管理部門等に所属している従業員であります。 (3) 労働組合の状況当社には労働組合はありません。 また労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。 (4) 女性管理職比率・男性育休取得率・男女間賃金格差2025年2月28日現在女性管理職比率(%)男性育休取得率(%)男女間賃金格差(%)36.8100.0全従業員正社員有期雇用者全正社員管理職一般職82.5287.2485.2898.08114.89 (注) 1.提出会社の状況を記載しております。 2.有期雇用者は、契約社員・アルバイト・インターンを対象としており、派遣社員を除いております。 3.女性管理職比率および男女間賃金格差については、女性活躍推進法に基づき算出しております。 4.男性育児休業取得率については、育児・介護休業法に基づき、育児・介護休業法施行規則第71条の4第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出しております。 5.男女間賃金格差については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。 賃金格差の主要因は、給与の高い等級群の社員における男性比率が高いことによるものであり、管理職における男女の賃金の差異は85.28%ですが、一般職における男女の賃金の差異は98.08%とごく僅少です。 また、全国平均の 75.8%(2024年度 内閣府男女共同参画局)よりも差異は小さい状況です。 有期雇用者における男女間賃金格差は、女性は男性に比べ、パートタイム勤務のアルバイト(時給制)よりフルタイム勤務の契約社員(月給制)の比率が高いことによるものです。 また、有期雇用者においては女性比率が高いことから、女性の平均賃金が低くなり、全従業員における賃金格差の原因となっています。 なお、当社は、女性管理職比率の向上をマテリアリティKPIとして設定しており、2025年2月期までに、新卒社員から管理職に昇格した社員における女性比率を50%、女性の管理職比率を40%まで引き上げることを目指して取り組んできました。 引き続き2027年2月期の目標として「性差を意識したマネジメント研修」の実施をはじめ、引き続き女性活躍推進に関する取り組みを強化してまいります。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は1997年の創業以来、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、インターネット求人情報サイトの提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、求職者一人ひとりがいきいきと働くことができる環境の構築に貢献すべく事業に取り組んでおります。 2020年2月期より、「Labor force solution company」というビジョンのもと、人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。 また、当社は、顕在化している社会課題のみならず、新たな社会課題に対しても積極的に取り組み、社会に貢献することを目指しております。 2021年12月からは「ディップ・インセンティブ・プロジェクト」を開始いたしました。 当社営業人員が顧客企業に、給与・時給の引き上げや採用お祝い金の支給等、従業員定着や採用力強化の施策を提案し、採用力を強化することで人手不足の解消を支援するとともに、好待遇の企業情報をユーザーにわかりやすく提供し、「働く人の待遇向上」の実現を図っております。 さらに、2023年2月からは「dip DEIプロジェクト」を開始いたしました。 当社営業人員が顧客企業に、多様性・公平性・包括性を企業文化や組織に取り入れるよう働きかけております。 当社は、引き続き事業活動を通じて、持続的な成長と企業価値向上に努めるとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標当社は、中長期的な事業成長に加え、利益の持続的な成長による株主価値の向上を図るため、売上高、営業利益、営業利益率、1株当たり当期純利益(EPS)に加え、自己資本利益率(ROE)を重視しております。 また、当社は株主の皆様への利益還元を経営の重要な課題のひとつとして位置づけております。 配当につきましては、将来における企業成長のための投資及び経営環境の変化に対応するために必要な内部留保を行いつつ、中間・期末の年2回に分けて実施しております。 なお、配当額の検討にあたっては、原則、前期配当額を下限とし、配当性向50%を目安としております。 (3) 経営環境人材サービス事業の売上高は、アルバイト・パート・派遣求人メディア市場が前年からマイナス成長となる中、堅調に推移しました。 また、DX事業は、応募者との面談スケジュールの自動調整等を行う「面接コボット」や派遣会社の営業先リスト自動作成等の営業支援を行う「HRコボット」のほか、職場紹介動画をはじめとするバイトルの独自機能を活かして企業の採用ページを作成する「採用ページコボット」や、地図検索における表示順位向上により顧客企業の販促活動を支援する「集客コボットfor MEO」の売上が伸長いたしました。 (4) 中長期的な会社の経営戦略当社は、2019年に掲げたビジョン「Labor force solution company」の実現に向け、2023年に中期経営計画「dip30th」を策定いたしました。 (5) 優先的に対処すべき課題当社の中長期的な成長及び企業価値・株主価値の最大化に向けて優先的に対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 運営事業の強化人材サービス事業の強化には、営業人員の増強及び生産性向上、顧客企業の採用満足度の向上が重要であると認識しております。 当社の営業人員は新卒入社の若手社員を中心に構成されており、当社営業人員による売上高の割合(直販比率)は9割弱となります。 当社は、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、新入社員研修や階層別・管理職研修を精力的に実施しているほか、情熱を持って主体的に仕事に取り組める組織風土づくりに努めております。 また、オンライン商談の実施や顧客の採用ニーズを適時にとらえる自社開発の営業ツールの活用、社内DXの推進等を通じ、営業人員の生産性向上を図っております。 こうした取り組みを通じて成長した社員がフィロソフィーを体現し、当社の躍進をけん引していけるよう、引き続き人財基盤の強化に取り組んでまいります。 また、顧客企業の採用満足度を高めるためには、営業人員の顧客に対する提案力の向上だけでなく、運営サイトのユーザー数拡大と応募数増加、求職者と顧客企業とのマッチングの精度向上が不可欠です。 当社は求職者による当社サイト利用促進に効果的な広告宣伝活動を行うとともに、求職者の利便性向上に資する運営サイトの機能拡充・改善、掲載情報の質の向上と量の拡大に努めてまいります。 DX事業においては、2019年9月から、中堅・中小企業に特化した商品設計で、商材の機能を絞りパッケージ化したDXサービス「コボット」の提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しております。 引き続き、顧客基盤の拡大を推進するとともに、開発体制を強化し提供商品の品質向上に取り組んでまいります。 また、商品導入後のカスタマーサクセス体制を一層強化し、継続的なサポートを実施することで、解約率の低下及びアップセルとクロスセルの拡大に努めてまいります。 ② 新規事業の展開当社はインターネットが一般に普及し始めた頃から、他社に先駆けてインターネット媒体に特化した求人広告サービスを提供するとともに、インターネット媒体ならではの独自機能を次々に導入するなど、時代をリードするだけでなく「ユーザーファースト」を徹底的に追求したサービスの開発・提供を行ってまいりました。 加えて、2020年2月期より「Labor force solution company」というビジョンのもと、事業を展開しております。 当社が「Labor force solution company」として労働市場の諸課題の解決に貢献していくためには、既存の人材サービス事業、DX事業に留まらず、新規事業の立ち上げも検討し、実行していく必要があると認識しております。 新規事業の創出によって事業ポートフォリオを拡充することで、より強固で安定した事業基盤の構築につながると考えております。 引き続き、積極的に新規事業への取り組みを進めてまいります。 ③ システムの強化当社は、インターネットを通じてサービス提供を行っております。 安定した事業運営のためには、サーバ等のハードウェアの増強、ウェブサイトに係るシステムのセキュリティや開発・保守管理体制の強化が極めて重要であると認識しております。 今後も、適切な設備投資を行うことによってシステムの安定性を確保し、市場環境の変化に対応して継続的に運用体制を整備してまいります。 ④ 個人情報保護と情報セキュリティの強化当社は、個人情報を含むすべての情報を事業運営上の最も大切な資産のひとつとして認識しております。 その保護体制構築に向け、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、情報セキュリティマネジメントシステムの構築・維持向上に努めております。 今後も引き続き、情報管理体制の強化を図ってまいります。 ⑤ 組織体制の強化当社は「人が全て、人が財産」という信念のもと、社員一人ひとりが社会を改善する存在となるため、継続して社員の育成及びマネジメント体制の強化に取り組んでおります。 今後も、適切な管理体制の構築と意思決定のスピード向上のために、業務フローや意思決定プロセスの改善を図るとともに、内部統制システムの整備・充実についても継続的に取り組み、組織体制の強化を推進してまいります。 また、社員の健康管理は仕事の生産性や社員幸福度に直結する重要なテーマであると考えております。 それは「病気にならないこと」だけでなく、「今よりもっと活力高く、幸せになること」を目指しており、その思いを込め“心と体を整える”コンセプトとして健康経営を推進しています。 代表取締役社長 兼 CEO冨田英揮を健康経営責任者、代表取締役COO志立正嗣を健康経営推進責任者とし、直下に健康経営推進委員会(運営責任者 執行役員CHO)を設置しました。 なお、同委員会での議論内容については、取締役会・経営会議に報告を行っております。 また、従業員からの意見を反映した健康経営の取り組みとなることを目的に、各拠点から同委員会一員として「健康経営推進リーダー」を任命しております。 ⑥ サステナブルな社会の実現への貢献当社は、創業以来「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、事業活動を通じて社会課題を解決することで、社会に貢献してまいりました。 有期・無期を問わず雇用全般に関する社会課題や労働生産性向上への取り組みに加え、人材育成、女性活躍推進、人権保護、DEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、そして気候変動等への対応を通じて、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を目指します。 これにより、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 また、当社は、2019年からESG(環境・社会・ガバナンス)に関する活動内容について積極的な情報開示を行ってまいりました。 その結果、ESGのグローバル基準を満たす日本企業を対象にした株価指数「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に選定、FTSE Russellにより環境負荷の大きさ、脱炭素経済への移行促進や気候変動への取組みを評価する「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されております。 その他、ESG投資の主要指数である「MSCIジャパン ESGセレクトリーダーズ指数」、「MSCI日本株 女性活躍指数(WIN)」にも選定されており、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が投資運用に採用している6つの指数全てに選定されています。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1)サステナビリティ全般「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、持続可能な社会に貢献するとともに、当社の中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。 ビジョン「Labor force solution company」の実現に向けた事業活動を推進し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会を創造していきます。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであり、実際の結果とは様々な要因により異なる可能性があります。 ①ガバナンス当社では、代表取締役COOを議長とし、全執行役員から構成される「サステナビリティ推進会議」を設置し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。 サステナビリティ推進会議では、取締役会で決定されたサステナビリティ方針や重要事項に基づき、戦略及び施策を策定して、四半期に一度、進捗を評価しています。 また、同推進会議の議論内容及び施策の進捗状況については、取締役会が定期的に同推進会議より報告を受け、目標に対する進捗の監督を行うとともに、必要に応じて指示を行っています。 ■サステナビリティ活動の推進体制 ②戦略当社のビジョン「Labor force solution company」の実現に向け、事業における4項目のマテリアリティと経営基盤における2項目のマテリアリティを特定しております。 フィロソフィーのもと全社員が一丸となって、マテリアリティを軸に社会課題の解決に貢献することで、社会価値と経済価値を創出することを追求し、当社の持続的な企業価値向上を実現します。 マテリアリティ(詳細)事業におけるマテリアリティ多様な就業機会の創出雇用ミスマッチの解消AIなどのテクノロジーの力で、多様な人材の就業と様々な働き方を創出し、人材の流動性を高めつつ、採用時のミスマッチを解消することを通じて、個々人が力を最大限に発揮し、より良く処遇されることで、働く喜びと幸せを感じる就業者を増やします。 人材力・経済生産性の向上働きがいのある職場づくりテクノロジーの活用で、採用した人材のエンゲージメントとスキルを高め生産性とイノベーションの力を上げることで、企業の収益力を向上し、働く人の処遇の改善と働きがいに溢れた職場づくりを支援します。 DEIの推進人権の尊重様々な個性を持つ人々が、互いを認め合い協働する職場、環境づくりを進め、ユーザー、顧客企業をはじめとした、ビジネスに関わる全ての人々の人権が尊重される事業活動を行います。 AI活用によるデータの誤活用を防ぎ、多様性を尊重した公平性の高いマッチングを推進します。 気候危機への対応気候危機を抑制するために、サプライチェーン全体でのCO₂排出量削減に取り組みます。 気候危機による災害や事故にあった方々の就業支援に取り組みます。 経営基盤におけるマテリアリティフィロソフィーで結びつく人的資本の強化フィロソフィーに共感する人材の採用・育成、マネージメントにテクノロジーを駆使し、そのエンゲージメントとロイヤリティ、幸福度を高めることで、 一人ひとりの力が遺憾なく発揮されるように努めます。 ガバナンスの強化社会価値と経済価値を創出し、持続的かつ高い成長を続けるために、経営の透明性と健全性を確保しつつ、さらなる意思決定および業務執行の迅速化を図ります。 特に、ビジネスにAIなど最新のテクノロジーを活用することで生まれるリスクを正しく捉え、コンプライアンスの遵守/リスクマネジメントの強化を推進します。 ③リスク管理サステナビリティ推進会議で、サステナビリティに関するリスク・機会の再検討、並びに評価・分析を行っています。 この内容は年一回実施されるリスクマップの見直し内容に反映され、全社的なリスクマネジメントへの統合を図っています。 また、サステナビリティ推進会議は、特定されたリスクについて、対応策を検討し、取締役会への報告を実施しています。 ④指標及び目標当社では、中期経営計画期間(2025年2月期~2027年2月期)において、実現したい社会価値・経済価値を定め、マテリアリティの各テーマに対する目標と取り組みの進捗を測るためのKPIを設定し推進しています。 マテリアリティ指標実績目標2025年2月期2025年2月期2027年2月期多様な就職機会の創出雇用ミスマッチの解消多様な職業・職種、様々な働き方へのニーズに応える質の高い求人※1127万件※8業界NO.1を維持168万件※8シニア歓迎求人数37万件※840万件※845万件※8育児・介護中でも働きやすい求人数64万件※8-80万件※8外国人・留学生の求人数16万件※8-30万件※8高校生歓迎の求人数13万件※8-15万件※8医療・福祉業界の就業者数※22.2万人※8-2.5万人※8人材力・経済生産性の向上働きがいのある職場づくり採用・人事、販促領域でDX導入・課金社数1.4万社※8-3万社※8時給アップ等の処遇改善を実現した求人案件数※393万件※8100万件※8125万件※8DEIの推進人権の尊重採用時の年齢バイアスがない求人(年齢入力任意求人数)42万件※8-65万件※8障がい者雇用の求人長期でキャンペーンを実施通年でキャンペーンを実施通年でキャンペーンを実施優良募集情報等提供事業者認定継続取得・継続取得・継続労働法規に違反する案件数0件0件を継続0件を継続人権侵害と思われる案件の掲載禁止実施済実施を継続実施を継続気候危機への対応全オフィスとデータセンターのGHG排出量7月に開示予定Scope1+2とデータセンター実質ゼロ※9Scope1+2とデータセンター実質ゼロ※9フィロソフィーで結びつく人的資本の強化エンゲージメント指数※43.59(最高5)4.0(最高5)4.2(最高5)新卒社員から管理職に昇格した社員における女性比率43.6%50%50%女性の管理職比率36.8%40%40%女性の育児休業取得率100%100%100%女性の育児休業復職率100%100%100%男性の育児休業取得率※5100%100%100%障がい者の雇用率※62.7%法定雇用率以上法定雇用率以上有給休暇取得率80.7%80%80%離職率19.9%10%10%新卒研修515時間継続的に拡充継続的に拡充新任管理職研修52時間次世代リーダー育成研修150時間ガバナンスの強化独立役員の割合※72/32/3を目安2/3を目安女性取締役比率※733.3%50%を目安50%を目安重要な法令違反件数0件0件を継続0件を継続コンプライアンス研修・テスト受講率100%100%を継続100%を継続投資家面談数377件/年500件/年550件/年 ※1:動画やしごと体験機能、dipさんからのメッセージなどを掲載。 さらに質を高める施策を実施※2:エージェントサービスの決定人数とメディアサービスからの就業者数(自社推計)の合計※3:時給アップ、継続勤務ボーナス・入社祝い金の案件※4:当社ES(Employee Satisfaction)サーベイにおける指数※5:育児・介護休業法に基づき、育児・介護休業法施行規則第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出しています。 ※6:6月1日現在(厚生労働省 障害者雇用状況報告時点)、民間企業の法定雇用率2.5%(2024年4月改定)※7:提出日(2025年5月23日)時点※8:2月末※9:Scope1とScope2(全オフィスの都市ガスと電気が対象。 2023年2月期より算定範囲に保養所・データセンターを含む) (注) ・全オフィスとデータセンターのGHG排出量の100%削減目標は、2025年2月期末に達成見込みであり、現在第三者機関による検証中です。 ・2027年2月期を最終年度とする中期経営計画「dip30th」の数値計画は、2025年4月14日付で見直しを行いました。 これに伴い、非財務KPI目標の見直しの要否について、現在議論を進めております。 非財務KPI目標の見直しを行う際には、決定次第、速やかに開示いたします。 ・「平均所定外労働時間KPI」は、今後は目標は設定せず、36協定に基づく法定上限時間の遵守を前提としたうえで、働き方の実態を把握するための結果指標としてモニタリングを継続いたします(2025年2月期の実績:18.1時間/月)。 (2)気候危機への対応気候変動によって自然災害の発生頻度、激しさが増し続けると、安心・安全に働くことができないだけでなく、就業機会の損失にもつながる可能性があります。 当社は、気候危機への対応を重要な経営課題として捉え、事業活動で生じる環境負荷の低減に向けた取り組みを行っています。 また、持続可能な社会の実現に向けた責務を果たすための指針として、環境方針を制定し取り組んでいます。 ①ガバナンス当社では、気候変動問題を含めた環境方針および関連する重要事項について、取締役会で審議・決議しています。 代表取締役COOを議長とし全執行役員から構成されるサステナビリティ推進会議において、気候変動に関するリスクと機会の特定を行い、対応策と目標を設定し、その進捗を評価しています。 また、同推進会議が気候変動に関連する施策の推進を担い、取締役会が監督を行う体制としています。 取締役会は、気候変動に関するリスクと機会、対応策の進捗状況について定期的に報告を受け、目標の進捗に対する監督を行うとともに、適宜対応を指示しています。 ②戦略シナリオ分析における想定リスク対応策と機会気温上昇に歯止めがかからないシナリオ〈想定〉産業革命前に比べて4℃程度の上昇 〈分析に用いたシナリオ〉・RCP8.5・SSP5 平均気温の上昇に歯止めがかからず、自然災害の発生頻度が高まるとともに、激甚化する。 また、温暖化により感染症のリスクが高まる〈物理的リスク〉自然災害の発生システム障害の発生感染症の拡大〈対応策〉BCP(事業継続計画)を通じ、自然災害などが起きた際の対応を策定しています。 ①災害時従業員行動ガイドラインの策定②建物・システム等の耐震対策③データのバックアップシステム④従業員の安否確認システムの導入⑤防災訓練⑥災害用物資の備蓄等気温上昇抑制シナリオ〈想定〉産業革命前に比べて2℃未満の上昇 〈分析に用いたシナリオ〉・RCP2.6 ・SSP1・IPCC「1.5℃特別報告書」 平均気温の上昇を抑制するために、政策・規制が強化される。 これにより、平均気温の上昇が抑えられ、自然災害も現在より大きく増えることはない。 〈政策および法的リスク〉GHG排出量抑制、政策の強化 〈市場リスク〉低炭素社会への移行 〈レピュテーションリスク〉レピュテーションリスクの発生〈対応策〉2025年2月期までに、全てのオフィスとデータセンターのGHG排出量の100%削減、達成後も維持することを目標として掲げています。 〈機会〉①政府のグリーン成長戦略に係る産業間の 労働移動に伴う人材サービスの提供機会の拡大②上記成長戦略に係るベンチャー企業への出資の拡大③GHG排出抑制政策強化によるペーパーレス化の促進に伴い、DXサービスの導入機会の拡大④上記政策の強化に伴い、当社が出資している環境課題を解決するベンチャー企業の企業価値の向上 ③リスク管理当社では、サステナビリティ推進会議で、気候変動リスク・機会の再検討、ならびに、評価・分析を行っています。 この内容は、年一回実施されるリスクマップの見直し内容に反映され、全社的なリスクマネジメントへの統合を図っています。 また、サステナビリティ推進会議は、特定されたリスクについて、対応策を検討し、取締役会への報告を実施しています。 ④指標及び目標当社では、全オフィスとデータセンターにおけるGHG排出量(Scope1・2)の100%削減を2025年2月期までに達成、その後も維持することを目標に掲げております。 また、Scope3のGHG排出の削減目標についても継続的に議論を行っております。 (3)人的資本への取り組みフィロソフィーを基に、全社員が一丸となって事業活動を行うことによって、高い社会価値と経済価値を生み出す上で、人的資本は最も重要な経営資本であると考えています。 多様な個性を持つ社員一人ひとりの力を磨き、最大限に発揮できる環境をつくり、その幸福度を高めることを目指し、社員の育成・社内環境の整備を行っています。 ①ガバナンスマテリアリティとして掲げている「フィロソフィーで結びつく人的資本の強化」は人事総務本部を中心に推進しています。 2025年6月からスタートするソリューション体制への進化にあたり、代表取締役CEOを中心に、経営戦略の実現に向けた基幹人事の検討、主要なポストのサクセションについて話し合いました。 また、成長と幸福を実感する風土醸成の推進のため、新体制に向けては、営業全社員に希望配属アンケートを実施しております。 また、若手層に対しても各本部長を議長とした「人材開発会議」を実施し、配置などを含めた育成計画を議論いたしました。 ● ソリューション体制の組織戦略について認識・理解を深め、全社最適の視点でより良い案がないか● 重要ポジションに就く人材、および、その候補者の状況、今後の育成課題等について認識・理解を深め、全社最適の視点でより良い配置等がないか● 中期的な組織と人材に関する機会と課題について、認識・理解を深めて、全社最適の視点で取り組めること、相互に協力できることがないか また、人的資本の責任者である執行役員CHOは、人的資本に関するリスクや機会の評価、その他の対応策を含んだ人的資本定例報告を毎月取締役会に報告しています。 ②戦略当社は「人が全て、人が財産」との信念のもと、多様な個性をもつ社員一人ひとりの力が最大限に発揮される環境をつくり、その幸福度を高めることを目指し、社員の育成・社内環境の整備を行ってきました。 その取り組みをさらに強化していくため、人材育成方針と社内環境整備方針を定め進めています。 また、中期経営計画「dip30th」の実現に向けて、人的資本戦略の根幹である「フィロソフィーの体現」に対しては継続的な投資と積極的な取り組みを行うとともに、「人材獲得」「組織・環境開発」「ダイバーシティ」「人材開発」を人的資本戦略のテーマとして推進しています。 (i)人材育成方針社員こそが最も大切な経営資本ととらえ、dipの成長は、社員の成長、そして社員幸福度を高めることによってのみ成し遂げられると考えます。 そのための人材育成は「フィロソフィー」を基にして行います。 当社の教育体系は、社員がフィロソフィーを体現し、企業理念に掲げる「社会を改善する存在となる」ために必要なスタンス・知識・スキルを役割・階層毎に定めて構築されています。 その体系に基づき、当社のノウハウが凝縮された独自の研修プログラムを開発・実施します。 社員の育成は管理職にとって最も大切な責務と位置づけています。 OJTにおいて、仕事で必要とされる知識・スキルを習得させると同時に、情熱をもって仕事に取り組むことの素晴らしさを伝えることを、上司の重要な役割とします。 (ii)社内環境方針フィロソフィーによって固く結びつきながら、多様性に富むイノベーティブな組織づくりのため、社員一人ひとりの主体性と創造性が発揮できるよう、職場の安全・衛生と社員の心身の健康を守ります。 多様性を尊重した人材採用・育成、安全衛生管理体制や健康経営の取り組みなどを通じて、社員が健全な状態で、安心して働きがいを感じられる職場環境づくりに取り組みます。 女性の活躍や多様な働き方の推進、労働時間の適正化などを通じて、社員がその能力を最大限に発揮し、仕事の生産性を向上させるとともに、仕事と生活の調和を高められるよう、社内環境の整備を推進します。 ③リスク管理人的資本に関する中期的な人的資本に関する中期的なリスク・機会については、人材開発会議にて議論を行っています。 この内容は、年一回実施されるリスクマップの見直し内容に反映され、全社的なリスクマネジメントへの統合を図っています。 ④指標及び目標 当社では、中期経営計画「dip30th」の実現に向けて、2027年2月期に向けた定量目標を設定しています。 これらの指標及び目標は、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ全般 ④指標及び目標」に記載しています。 |
戦略 | ②戦略当社のビジョン「Labor force solution company」の実現に向け、事業における4項目のマテリアリティと経営基盤における2項目のマテリアリティを特定しております。 フィロソフィーのもと全社員が一丸となって、マテリアリティを軸に社会課題の解決に貢献することで、社会価値と経済価値を創出することを追求し、当社の持続的な企業価値向上を実現します。 マテリアリティ(詳細)事業におけるマテリアリティ多様な就業機会の創出雇用ミスマッチの解消AIなどのテクノロジーの力で、多様な人材の就業と様々な働き方を創出し、人材の流動性を高めつつ、採用時のミスマッチを解消することを通じて、個々人が力を最大限に発揮し、より良く処遇されることで、働く喜びと幸せを感じる就業者を増やします。 人材力・経済生産性の向上働きがいのある職場づくりテクノロジーの活用で、採用した人材のエンゲージメントとスキルを高め生産性とイノベーションの力を上げることで、企業の収益力を向上し、働く人の処遇の改善と働きがいに溢れた職場づくりを支援します。 DEIの推進人権の尊重様々な個性を持つ人々が、互いを認め合い協働する職場、環境づくりを進め、ユーザー、顧客企業をはじめとした、ビジネスに関わる全ての人々の人権が尊重される事業活動を行います。 AI活用によるデータの誤活用を防ぎ、多様性を尊重した公平性の高いマッチングを推進します。 気候危機への対応気候危機を抑制するために、サプライチェーン全体でのCO₂排出量削減に取り組みます。 気候危機による災害や事故にあった方々の就業支援に取り組みます。 経営基盤におけるマテリアリティフィロソフィーで結びつく人的資本の強化フィロソフィーに共感する人材の採用・育成、マネージメントにテクノロジーを駆使し、そのエンゲージメントとロイヤリティ、幸福度を高めることで、 一人ひとりの力が遺憾なく発揮されるように努めます。 ガバナンスの強化社会価値と経済価値を創出し、持続的かつ高い成長を続けるために、経営の透明性と健全性を確保しつつ、さらなる意思決定および業務執行の迅速化を図ります。 特に、ビジネスにAIなど最新のテクノロジーを活用することで生まれるリスクを正しく捉え、コンプライアンスの遵守/リスクマネジメントの強化を推進します。 |
指標及び目標 | ④指標及び目標当社では、中期経営計画期間(2025年2月期~2027年2月期)において、実現したい社会価値・経済価値を定め、マテリアリティの各テーマに対する目標と取り組みの進捗を測るためのKPIを設定し推進しています。 マテリアリティ指標実績目標2025年2月期2025年2月期2027年2月期多様な就職機会の創出雇用ミスマッチの解消多様な職業・職種、様々な働き方へのニーズに応える質の高い求人※1127万件※8業界NO.1を維持168万件※8シニア歓迎求人数37万件※840万件※845万件※8育児・介護中でも働きやすい求人数64万件※8-80万件※8外国人・留学生の求人数16万件※8-30万件※8高校生歓迎の求人数13万件※8-15万件※8医療・福祉業界の就業者数※22.2万人※8-2.5万人※8人材力・経済生産性の向上働きがいのある職場づくり採用・人事、販促領域でDX導入・課金社数1.4万社※8-3万社※8時給アップ等の処遇改善を実現した求人案件数※393万件※8100万件※8125万件※8DEIの推進人権の尊重採用時の年齢バイアスがない求人(年齢入力任意求人数)42万件※8-65万件※8障がい者雇用の求人長期でキャンペーンを実施通年でキャンペーンを実施通年でキャンペーンを実施優良募集情報等提供事業者認定継続取得・継続取得・継続労働法規に違反する案件数0件0件を継続0件を継続人権侵害と思われる案件の掲載禁止実施済実施を継続実施を継続気候危機への対応全オフィスとデータセンターのGHG排出量7月に開示予定Scope1+2とデータセンター実質ゼロ※9Scope1+2とデータセンター実質ゼロ※9フィロソフィーで結びつく人的資本の強化エンゲージメント指数※43.59(最高5)4.0(最高5)4.2(最高5)新卒社員から管理職に昇格した社員における女性比率43.6%50%50%女性の管理職比率36.8%40%40%女性の育児休業取得率100%100%100%女性の育児休業復職率100%100%100%男性の育児休業取得率※5100%100%100%障がい者の雇用率※62.7%法定雇用率以上法定雇用率以上有給休暇取得率80.7%80%80%離職率19.9%10%10%新卒研修515時間継続的に拡充継続的に拡充新任管理職研修52時間次世代リーダー育成研修150時間ガバナンスの強化独立役員の割合※72/32/3を目安2/3を目安女性取締役比率※733.3%50%を目安50%を目安重要な法令違反件数0件0件を継続0件を継続コンプライアンス研修・テスト受講率100%100%を継続100%を継続投資家面談数377件/年500件/年550件/年 ※1:動画やしごと体験機能、dipさんからのメッセージなどを掲載。 さらに質を高める施策を実施※2:エージェントサービスの決定人数とメディアサービスからの就業者数(自社推計)の合計※3:時給アップ、継続勤務ボーナス・入社祝い金の案件※4:当社ES(Employee Satisfaction)サーベイにおける指数※5:育児・介護休業法に基づき、育児・介護休業法施行規則第71条の6第2号における育児休業等および育児目的休暇の取得割合を算出しています。 ※6:6月1日現在(厚生労働省 障害者雇用状況報告時点)、民間企業の法定雇用率2.5%(2024年4月改定)※7:提出日(2025年5月23日)時点※8:2月末※9:Scope1とScope2(全オフィスの都市ガスと電気が対象。 2023年2月期より算定範囲に保養所・データセンターを含む) (注) ・全オフィスとデータセンターのGHG排出量の100%削減目標は、2025年2月期末に達成見込みであり、現在第三者機関による検証中です。 ・2027年2月期を最終年度とする中期経営計画「dip30th」の数値計画は、2025年4月14日付で見直しを行いました。 これに伴い、非財務KPI目標の見直しの要否について、現在議論を進めております。 非財務KPI目標の見直しを行う際には、決定次第、速やかに開示いたします。 ・「平均所定外労働時間KPI」は、今後は目標は設定せず、36協定に基づく法定上限時間の遵守を前提としたうえで、働き方の実態を把握するための結果指標としてモニタリングを継続いたします(2025年2月期の実績:18.1時間/月)。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (3)人的資本への取り組みフィロソフィーを基に、全社員が一丸となって事業活動を行うことによって、高い社会価値と経済価値を生み出す上で、人的資本は最も重要な経営資本であると考えています。 多様な個性を持つ社員一人ひとりの力を磨き、最大限に発揮できる環境をつくり、その幸福度を高めることを目指し、社員の育成・社内環境の整備を行っています。 ①ガバナンスマテリアリティとして掲げている「フィロソフィーで結びつく人的資本の強化」は人事総務本部を中心に推進しています。 2025年6月からスタートするソリューション体制への進化にあたり、代表取締役CEOを中心に、経営戦略の実現に向けた基幹人事の検討、主要なポストのサクセションについて話し合いました。 また、成長と幸福を実感する風土醸成の推進のため、新体制に向けては、営業全社員に希望配属アンケートを実施しております。 また、若手層に対しても各本部長を議長とした「人材開発会議」を実施し、配置などを含めた育成計画を議論いたしました。 ● ソリューション体制の組織戦略について認識・理解を深め、全社最適の視点でより良い案がないか● 重要ポジションに就く人材、および、その候補者の状況、今後の育成課題等について認識・理解を深め、全社最適の視点でより良い配置等がないか● 中期的な組織と人材に関する機会と課題について、認識・理解を深めて、全社最適の視点で取り組めること、相互に協力できることがないか また、人的資本の責任者である執行役員CHOは、人的資本に関するリスクや機会の評価、その他の対応策を含んだ人的資本定例報告を毎月取締役会に報告しています。 ②戦略当社は「人が全て、人が財産」との信念のもと、多様な個性をもつ社員一人ひとりの力が最大限に発揮される環境をつくり、その幸福度を高めることを目指し、社員の育成・社内環境の整備を行ってきました。 その取り組みをさらに強化していくため、人材育成方針と社内環境整備方針を定め進めています。 また、中期経営計画「dip30th」の実現に向けて、人的資本戦略の根幹である「フィロソフィーの体現」に対しては継続的な投資と積極的な取り組みを行うとともに、「人材獲得」「組織・環境開発」「ダイバーシティ」「人材開発」を人的資本戦略のテーマとして推進しています。 (i)人材育成方針社員こそが最も大切な経営資本ととらえ、dipの成長は、社員の成長、そして社員幸福度を高めることによってのみ成し遂げられると考えます。 そのための人材育成は「フィロソフィー」を基にして行います。 当社の教育体系は、社員がフィロソフィーを体現し、企業理念に掲げる「社会を改善する存在となる」ために必要なスタンス・知識・スキルを役割・階層毎に定めて構築されています。 その体系に基づき、当社のノウハウが凝縮された独自の研修プログラムを開発・実施します。 社員の育成は管理職にとって最も大切な責務と位置づけています。 OJTにおいて、仕事で必要とされる知識・スキルを習得させると同時に、情熱をもって仕事に取り組むことの素晴らしさを伝えることを、上司の重要な役割とします。 (ii)社内環境方針フィロソフィーによって固く結びつきながら、多様性に富むイノベーティブな組織づくりのため、社員一人ひとりの主体性と創造性が発揮できるよう、職場の安全・衛生と社員の心身の健康を守ります。 多様性を尊重した人材採用・育成、安全衛生管理体制や健康経営の取り組みなどを通じて、社員が健全な状態で、安心して働きがいを感じられる職場環境づくりに取り組みます。 女性の活躍や多様な働き方の推進、労働時間の適正化などを通じて、社員がその能力を最大限に発揮し、仕事の生産性を向上させるとともに、仕事と生活の調和を高められるよう、社内環境の整備を推進します。 ③リスク管理人的資本に関する中期的な人的資本に関する中期的なリスク・機会については、人材開発会議にて議論を行っています。 この内容は、年一回実施されるリスクマップの見直し内容に反映され、全社的なリスクマネジメントへの統合を図っています。 ④指標及び目標 当社では、中期経営計画「dip30th」の実現に向けて、2027年2月期に向けた定量目標を設定しています。 これらの指標及び目標は、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ全般 ④指標及び目標」に記載しています。 |
事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 事業等のリスクについては、各規程等により事業等のリスク管理に関する体制を定めており、事業活動上の重大な事態が発生した場合には、CEO指揮下の対策本部を設置し、迅速かつ的確な対応を行うとともに、損失・被害等を最小限にとどめる体制を整えております。 また、リスクの状況把握については、定期的に「リスクマップ」を洗い替えすることにより事業等のリスクを更新し、取締役会への報告を行っております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 当社は、これらリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、将来に関する事項は、期末日現在において当社が判断したものであり、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (1) 商用システムの停止及びコンピュータウイルス感染・サイバー攻撃について当社の事業については、インターネット情報サイトを構成するコンピュータシステムと利用者各位がアクセスする端末とを結ぶ通信ネットワークに依存しております。 地震や津波、風水害等の大規模広域災害、火災等の地域災害、コンピュータウイルスによる感染、電力供給の停止、通信障害、その他現段階では予測不可能な原因等によりコンピュータシステムが稼働停止した場合、当社の事業活動に支障をきたす可能性があります。 また、一時的な過負荷による当社のシステムまたはISPサービスの作動不能、外部からの不正な手段によるサーバへの侵入等の犯罪、従業員の誤操作による意図しない障害、通信ネットワークの障害等の可能性があります。 当社は係る事態を未然に防ぐために、システムのバックアップ体制の整備及びセキュリティ対策を継続的に進めており、致命的な事態の発生を予防し、発生時の事業運営への影響を軽減させるよう対処しております。 しかしながら、これらの障害が発生した場合には、当社の信頼が失墜することに起因した取引停止や当社に対する訴訟・損害賠償請求が発生し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 情報漏えいについて当社サイトへの通信は全て、SSL(Secure Sockets Layer)を採用しております。 SSLは、サーバと顧客企業及び求職者間で通信される内容を暗号化いたしますので、全ての通信は、第三者の盗聴、改ざん、なりすましから保護されております。 その他、不正アクセス防止等のセキュリティ対策を継続して進めております。 しかしながら、人材サービス事業及びDX事業などにおいて、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、契約内容にかかわらず、法的責任を課される可能性があります。 また、法的責任を問われないまでも、顧客企業及び求職者の信頼を失い、さらにはブランドイメージの悪化等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は個人情報の厳格な管理を徹底すべく、2004年7月にプライバシーマークを取得し、維持しております。 また、2005年10月には、情報セキュリティ規格「BS7799」及び「ISMS認証基準」の認証を取得しました。 その後、2006年11月に情報セキュリティマネジメントシステム「IS027001(JIS Q 27001)」に移行し、認証維持しております。 (3) 関係法令違反について(各種規制について)当社は人材サービス事業においてインターネットを利用した求人広告サービスに取り組むとともに、DX事業においてデジタル技術を活用したサービスを行っております。 現時点においてはインターネットやデジタル技術を対象とした法令等の規制は限定的でありますが、今後、法令の制定や改正により、当該領域に影響が及んだ場合、あるいは法令を遵守するための費用が増加するなどした場合、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社が運営する事業におきましては、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」、「職業安定法」、「労働基準法」等の様々な法的規制を受けております。 当社はこれらの法律等に十分留意し事業活動を行っておりますが、万一これらに抵触する事実が生じた場合や法律の改正及び法的規制の強化等があった場合には、事業活動が制限され、新たな法的規制を遵守するための費用増加にもつながる蓋然性があり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、看護師をはじめとした有資格者を対象としたサービスを提供しているため、今後これらの資格を規定する「保健師助産師看護師法」等が改定された場合には、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 なお、当社は、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けております。 当社が保有している許可番号は13-ユ-303788であり、有効期限は2027年1月31日となっております。 当社の職業紹介事業の継続には有料職業紹介事業者の許可が必要であるため、何らかの理由により許可の取消があった場合には、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 許可が取消となる事由は職業安定法第32条の9において定められておりますが、2025年2月28日時点において当社が認識している限りでは、これら許可取消の事由に該当する事実はありません。 (知的財産権について)人材サービス事業におけるインターネット上での情報提供サービス及びDX事業において、同業他社が実用新案または特許等を取得した場合、その内容によっては当社事業の競争優位性の低下または当社への訴訟が発生し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、日本国内に限らず、当社の営む業務の全部もしくは一部についての実用新案または特許等を第三者が既に取得しており、当社がそれらに抵触することによって費用等が発生するリスクや、当社が保有する知的財産権が第三者により侵害される可能性も否定できません。 当社は、その具体的事例を現時点では認識しておりませんが、これらが発生した場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) マーケットの縮小について当社の主力事業である人材サービス事業は、求人広告を出稿する企業の採用計画に左右され、景気動向や雇用情勢、求人市場等の経済環境、感染症の拡大・流行等により事業環境が著しく変動した場合、当社の事業運営及び業績は大きな影響を受ける可能性があります。 なお、DX事業については、在宅勤務の普及などにより働き方が変化している中で、業務自動化ニーズの拡大が継続しておりますが、景気動向等によって事業環境が著しく変動した場合、当該事業運営及び業績に大きな影響を受ける可能性があります。 (5) 競争環境の変化について人材サービス事業において、インターネットを利用した「アルバイト・パートの求人情報(スポットのバイトサービスを含む)」、「派遣社員の求人情報」、「正社員の求人情報」、「専門職領域の求人情報」及び「看護師紹介事業」を提供する競合他社は多数存在しております。 当社では、他社に先駆けたサービスの導入や新機能を継続的に提供することなどにより、ユーザーとの継続的な関係構築のための施策を積極的に行っておりますが、既存事業者内でのさらなる競争激化や、新たな参入事業者との競争において当社が適時かつ効果的・効率的に対応ができない場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 DX事業におきましても、求人情報サービスで培った幅広い顧客及び直販の営業人員という独自の強みを活かし、DXサービスを展開しておりますが、今後、同様の強みあるいは当社にはない強みを持つ競合他社が登場し、これら事業者との競争において当社が適時かつ効果的・効率的に対応できない場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害等について当社が事業活動を展開する地域において、地震、津波、台風水害、火災等の災害、地球温暖化等の気候変動の進行、感染症の発生及び流行拡大による影響を受ける場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの事象に備え、災害時従業員行動ガイドラインの策定、建物・システム等の耐震対策やデータのバックアップシステム、従業員の安否確認システムの導入、防災訓練、災害用物資の備蓄等の対策を講じております。 なお、感染症の発生及び流行拡大に関しては、対応方針の周知徹底、テレワークの実施等により、従業員の安全確保に努めます。 (7) 人材サービス事業への依存について2025年2月期の当社売上高563億86百万円に占める人材サービス事業の売上高比率は88.1%(496億62百万円)であり、依存度が高い状況にあります。 そのため、求人広告市場における他の媒体との競合激化などにより、当該事業の売上高の変動が当社の事業運営及び業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社は、事業ポートフォリオの分散によって安定的な収益基盤を確立するべく、求人広告メディアを主軸とする事業ドメインを拡大し、景気変動を受けにくい求人広告を通じた人材採用の支援に加え、2019年4月よりAI・RPAを活用したサービスの開発及び提供を行う新事業としてDX事業を開始しております。 なお、2025年2月期のDX事業の売上高は67億23百万円(2024年2月期売上高59億81百万円)と順調に伸長しておりますが、これらの事業が当初の計画どおりに進捗しない場合には、人材サービス事業への依存が続く可能性があります。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要)(1) 業績当社は1997年の創業以来、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、インターネット求人情報サイトの提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、求職者一人ひとりがいきいきと働くことができる環境の構築に貢献すべく事業に取り組んでおります。 2020年2月期より、「Labor force solution company」というビジョンのもと、人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。 当期の売上高は、人材サービス事業の堅調な伸びとDX事業の高い成長により、563億86百万円(前期比4.8%増)となりました。 費用は、営業力のさらなる強化のため、2024年新卒社員の採用や出社を前提とする方針に伴う新規オフィスの開設などの投資を行いました。 その結果、営業利益は134億5百万円(前期比5.0%増)、経常利益は132億57百万円(前期比5.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は89億51百万円(前期比1.1%減)となりました。 セグメント別の概況は、以下のとおりであります。 ① 人材サービス事業人材サービス事業は、アルバイト・パートの求人情報サイト「バイトル」、スポットのバイトサービス「スポットバイトル」、正社員・契約社員の求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこねっと」、専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」、医療専門職向け人材紹介サービス「ナースではたらこ」、介護職向け人材紹介サービス「介護ではたらこ」を運営しております。 これらのサービスにおいては、当社の強みである営業力、サービス開発力、プロモーション力を活かし、ユーザー及び顧客基盤を拡大することを目指しております。 当期は、人材サービス事業の売上高が堅調に推移しました。 その結果、売上高は496億62百万円(前期比3.9%増)、セグメント利益は183億79百万円(前期比7.0%増)となりました。 ② DX事業DX事業は、2019年9月から、中堅・中小企業に特化した商品設計により導入が容易でシンプルな機能、かつ中堅・中小企業向け価格設定であるSaaS型のDX商品「コボット」シリーズの提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しております。 当期は、応募者との面談スケジュールの自動調整等を行う「面接コボット」や派遣会社の営業先リスト自動作成等の営業支援を行う「HRコボット」のほか、職場紹介動画をはじめとするバイトルの独自機能を活かして企業の採用ページを作成する「採用ページコボット」や、地図検索における表示順位向上により顧客企業の販促活動を支援する「集客コボットfor MEO」の売上が伸長いたしました。 その結果、売上高は67億23百万円(前期比12.4%増)、セグメント利益は33億91百万円(前期比19.5%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、151億56百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、得られた資金は164億53百万円(前期比69億26百万円の増加)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益130億48百万円、減価償却費35億77百万円、その他の資産の減少額10億60百万円等が、法人税等の支払額29億28百万円等を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は52億49百万円(前期比21億15百万円の減少)となりました。 これは主に無形固定資産の取得による支出49億94百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、使用した資金は121億64百万円(前期比41億42百万円の増加)となりました。 これは主に自己株式の取得による支出70億49百万円、配当金の支払額52億91百万円等によるものであります。 (生産、受注及び販売の実績)(1) 生産実績当社の主たる業務は、インターネットを利用した求人情報掲載、医療専門職と介護職の人材紹介及びDXサービスの提供であり、これらの提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 (2) 受注実績生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 (3) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)金額(千円)前年同期比(%)人材サービス事業49,662,857+3.9DX事業6,723,335+12.4合計56,386,193+4.8 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 財政状態の分析(流動資産)当連結会計年度末における連結財務諸表の流動資産の合計は262億64百万円であり、前連結会計年度末と比較して18億82百万円減少いたしました。 主な要因は、現金及び預金の減少9億60百万円、その他の流動資産の減少7億26百万円であります。 (固定資産)当連結会計年度末における連結財務諸表の固定資産の合計は242億42百万円であり、前連結会計年度末と比較して16億16百万円増加いたしました。 主な要因は、無形固定資産の増加15億68百万円であります。 (流動負債)当連結会計年度末における連結財務諸表の流動負債の合計は110億46百万円であり、前連結会計年度末と比較して18億6百万円増加いたしました。 主な要因は、未払金の減少2億49百万円、未払法人税等の増加18億82百万円、賞与引当金の増加3億59百万円であります。 (固定負債)当連結会計年度末における連結財務諸表の固定負債の合計は32億23百万円であり、前連結会計年度末と比較して13億99百万円増加いたしました。 主な要因は、株式給付引当金の増加3億61百万円、その他の固定負債の増加8億20百万円であります。 (純資産)当連結会計年度末における連結財務諸表の純資産の合計は362億35百万円であり、前連結会計年度末と比較して34億72百万円減少いたしました。 主な要因は、利益剰余金の増加36億54百万円、市場買付等による自己株式の増加68億50百万円であります。 (2) 経営成績の分析「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要) (1) 業績」をご参照ください。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について当社の事業には、景気の変動等による人材ビジネス市場規模への影響や競合他社の状況、法的規制等、経営成績に重要な影響を与えうる様々なリスク要因があります。 詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 2026年2月期の見通し2026年2月期の連結業績予想は、アルバイト・パート求人広告市場が前期と同様に緩やかな回復が続く前提としています。 売上高は、スポットバイトル、dip AI、ソリューション営業体制への進化により、前年からさらなる成長を計画しています。 営業利益は、スポットバイトルの先行投資により、前期から減益の計画としています。 (5) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要) (2) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社の運転資金需要の主なものは、営業活動に係る資金支出では、営業人員を中心とした人件費、求職者及び顧客企業向けの広告宣伝費の支払いであります。 投資活動に係る資金支出には、継続的な成長のために不可欠な商用サイト・アプリ等の開発費などがあります。 また、既存事業及び新規事業分野において事業シナジーが見込まれる国内外のベンチャー企業等への出資を積極的に実行しております。 2020年3月には、案件発掘機能のさらなる強化、投資検討プロセスの高度化を図るため、投資総額90億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を組成しております。 これらの資金は営業活動から得られるキャッシュ・フローによって充当できておりますが、加えて資金調達の機動性及び安定性の確保を図るため、取引金融機関3行と総額150億円のコミットメントライン契約を締結しており、機動的かつ円滑な資金調達が可能な体制を構築しております。 また、キャッシュアロケーション方針に「成長投資と株主還元を重視したキャッシュアロケーションを行う」を定めております。 成長投資は、「既存事業の成長や新規事業創出のための投資」「AIなど先端テクノロジーに関する研究開発、事業に活用するための投資」「事業成長の加速を目的としたM&Aや出資」等です。 株主の皆様への利益還元につきましては、経営の重要な課題の一つとして位置づけております。 原則、前期配当額を下限とし、配当性向50%以上を堅持し、年2回の配当を実施します。 総還元性向は65%を目安としております。 また、キャッシュポジションなどBSの状況、財務目標の達成見通し、株価水準などを総合的に勘案し、追加的な株主還元策を検討いたします。 事業運営に必要な資金運用をマクシマムキャッシュ※とし、原則、それを超える過剰な現預金は保有しません。 ただし、単年度では判定せず、中期的な投資機会を慎重に見極めながら、過剰な現預金がある場合は株主に還元いたします。 仮に中期的な利益目標の達成が困難な見通しの場合に、BSの状況や株価水準などを勘案の上、ROE目標に近づけるべく追加的な株主還元を検討します。 ※マクシマムキャッシュの考え方 「3か月分の支払いと、その期間における税金・配当金支払いの合計額」 なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移につきましては、以下のとおりであります。 2021年2月期2022年2月期2023年2月期2024年2月期2025年2月期自己資本比率(%)84.476.475.077.371.0時価ベースの自己資本比率(%)447.0445.3391.7283.0221.2キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)―――――インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)――――― 自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注) 1.キャッシュ・フロー対有利子負債比率については、期末有利子負債残高がないため、記載しておりません。 2.インタレスト・カバレッジ・レシオについては、利払いが発生していないため、記載しておりません。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表の作成にあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりでありますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 ① 固定資産の減損当社グループは、固定資産の評価にあたり、グルーピングをサイト別に行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討を行っておりますが、事業計画や市場環境の変化等により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ② 繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産の回収可能性について、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。 当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 将来の不確実な経済状況の変動等により見直しが必要になった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ③ 投資有価証券当社グループは、非上場株式等を保有しております。 これらの評価において、発行体の超過収益力等に毀損が生じた際に、これを反映した実質価額が取得価額の50%程度以上下落している場合は、減損処理を行うこととしております。 定期的なモニタリングや協業拡大に向けた支援を行っておりますが、投資先の業績動向により、これらの投資の評価に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、非上場株式等の評価については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 ④ 貸倒引当金当社グループは、売上債権等の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。 なお、貸倒引当金の計上にあたっては、期末時点で入手可能な情報により見積っておりますが、顧客の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合は、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 また、貸倒損失の発生により貸倒実績率が上昇することで、一般債権に係る貸倒引当金の追加計上の可能性があります。 |
経営上の重要な契約等 | 5 【経営上の重要な契約等】 該当事項はありません。 |
研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当連結会計年度における研究開発費の総額は50百万円であります。 これは、主にAIエージェントの開発費であります。 |
設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資は5,778百万円であり、セグメント別の主な設備投資は以下のとおりです。 なお、有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含めて記載しております。 主に運営するサイトの開発及びリニューアル等を目的として、人材サービス事業において3,735百万円の設備投資を行っております。 その他社内管理システムの構築及び新しく開設した営業所等に関して1,321百万円、DX事業のソフトウェア等に関して721百万円の設備投資を行っております。 |
主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 (1) 提出会社 2025年2月28日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物構築物工具、器具及び備品ソフトウエアその他合計本社(東京都港区)人材サービス事業DX事業全社(共通)営業施設及び統括業務施設359,7527,673139,24510,528,317656,03811,691,026620(76)大阪オフィス(大阪市北区)全社(共通)営業施設及び統括業務施設107,254-24,074--131,329237(20)四谷オフィス(東京都新宿区)全社(共通)営業施設及び統括業務施設347,393-34,848--382,242322(19)保養・研修所(神奈川県逗子市)全社(共通)従業員保養・研修所247,84112,8832,570-227,374490,669-保養・研修所(アメリカ合衆国ハワイ州)全社(共通)従業員保養・研修所142,343---237,717380,061- (注) 1.設備の内容は、主としてオフィスの内装及びパーティション並びにコンピュータ及びその関連機器、事業用・事務用システム、コンピュータ用電源・通信設備等の事務所設備、従業員保養・研修所、及び広告宣伝用設備であります。 2.現在休止中の設備はありません。 3.本社、各オフィス等は賃借物件で、その概要は以下のとおりです。 事業所名床面積(㎡)年間賃借料(千円)本社4,870.66524,114大阪オフィス1,614.76102,333四谷オフィス2,143.73248,661 4.「その他」は土地、建設仮勘定およびソフトウェア仮勘定の合計であります。 5.上記の他、主要な賃借及びリース設備はありません。 6.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設等重要な設備の新設等の主な内容は、人材サービス事業における開発費として3,308百万円の投資、DX事業における開発費として1,016百万円の投資を行う計画であります。 なお、所要資金は自己資金を充当する予定となっております。 (2) 重要な設備の除却等該当事項はありません。 |
研究開発費、研究開発活動 | 50,000 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 5,778,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 30 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 6 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,246,000 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、当該出資を通じた出資先との協業により当社グループの事業の発展に資すると認められる場合は、純投資目的以外の目的である投資株式とし、株価の変動または配当の受領によって利益を得ることを目的とする投資株式を純投資目的の投資株式としております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、保有銘柄別の業績、将来の見通し等の報告を定期的に取締役会等において実施しており、保有の妥当性を検証しております。 ロ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式3374,914非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式93,185,979113,237,279非上場株式以外の株式2218,148126,697 区分当事業年度受取配当金の合計額(千円)売却損益の合計額(千円)評価損益の合計額(千円)非上場株式-△43,636-非上場株式以外の株式--△271 ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 2 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 3 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 374,914,000 |
貸借対照表計上額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 218,148,000 |
評価損益の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | -271,000 |
Shareholders
大株主の状況 | (6) 【大株主の状況】 2025年2月28日現在 氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) オーセンティシティ株式会社東京都港区赤坂9丁目7-2 ミッドタウン・イースト4階20,340,00037.39 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR 5,463,40010.04 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)2,815,7895.18 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・75525口)東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR2,010,6703.70 株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-121,578,4002.90 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON,MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)1,364,6172.51 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON,MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)580,2191.07 MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社管理部)25 Cabot Square, Canary Wharf, London E14 4QA, U.K.(東京都千代田区大手町1丁目9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー)506,3700.93 STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171,U.S.A.(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)436,3000.80 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON,MASSACHUSETTS(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)395,1300.73計-35,490,89565.24 (注) 1.上記のほか、当社所有の自己株式5,738,605株があります。2.自己株式5,738,605株には、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口2,010,670株・役員報酬BIP信託口73,817株)が所有する当社株式2,084,487株は含まれておりません。3. オーセンティシティ株式会社は、代表取締役社長 兼 CEO冨田英揮の資産管理会社です。 4.2025年4月21日付で公衆の縦覧に供されていた大量保有報告書(変更報告書)において、ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー及びその共同保有者である1社が2025年4月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2025年2月28日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は次のとおりであります。 氏名又は名称住所保有株券等の数(株)株式等保有割合(%)ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー(Wellington Management Company LLP)アメリカ合衆国、02210 マサチューセッツ州ボストン、コングレス・ストリート2801,039,0801.73ウエリントン・マネージメント・ジャパン・ピーティーイー・リミテッド(Wellington Management Japan Pte Ltd)東京都千代田区丸の内一丁目1番1号パレスビル7階2,284,3583.80 |
株主数-金融機関 | 15 |
株主数-金融商品取引業者 | 33 |
株主数-外国法人等-個人 | 74 |
株主数-外国法人等-個人以外 | 220 |
株主数-個人その他 | 39,424 |
株主数-その他の法人 | 162 |
株主数-計 | 39,928 |
氏名又は名称、大株主の状況 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) |
株主総利回り | 1 |
株主総会決議による取得の状況 | (1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 会社法第155条第7号及び第13号に該当する普通株式の取得区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株133,686462,528当期間における取得自己株式12,008- (注) 1.当事業年度における取得自己株式の内訳は、単元未満株式の買い取り154株と当社の従業員に対して譲渡制限付株式として割り当てた普通株式の一部を無償取得した133,532株であります。 2.当期間における取得自己株式の内訳は、当社の従業員に対して譲渡制限付株式として割り当てた普通株式の一部を無償取得した12,008株であります。 3.当期間における取得自己株式には、2025年5月1日から有価証券報告書提出日(2025年5月23日)までの取得自己株式は含まれておりません。 |
Shareholders2
自己株式の取得 | -7,049,898,000 |
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | -7,049,898,000 |
発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式及び自己株式に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式60,140,000--60,140,000合計60,140,000--60,140,000自己株式 普通株式 (注)1、25,280,1912,678,686135,7857,823,092合計5,280,1912,678,686135,7857,823,092 (注) 1.自己株式の変動事由の概要増加株式数の内訳は、次のとおりであります。 譲渡制限付株式の無償取得による増加 133,532株自己株式の市場買付による増加 2,545,000株単元未満株式の買取り請求による増加 154株減少株式数の内訳は、次のとおりであります。 ストックオプションの行使による減少 24,700株株式付与ESOP信託口の株式売却又は交付による減少 90,235株譲渡制限付株式の交付による減少 20,850株2.当連結会計年度期首及び当連結会計年度末の自己株式数に含まれている株式付与ESOP信託口が所有する当社の株式数は、期首2,100,905株、期末2,010,670株であり、役員報酬BIP信託口が所有する当社の株式数は、期首73,817株、期末73,817株であります。 |
Audit
監査法人1、連結 | 有限責任 あずさ監査法人 |
独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2025年5月23日ディップ株式会社取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士西 野 聡 人 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士石 井 伸 幸 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているディップ株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ディップ株式会社及び連結子会社の2025年2月28日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表において、投資有価証券5,110,230千円が計上されている。 連結財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、このうち、4,311,944千円は市場価格のない株式等(関係会社株式を除く。 以下同じ。 )であり、連結総資産の8.5%を占めている。 市場価格のない株式等については、投資先の財政状態が悪化し、株式の実質価額が著しく下落した場合に、取得原価を実質価額まで減額する必要がある。 株式の実質価額は1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を基礎とするが、連結財務諸表に計上された市場価格のない株式等には、超過収益力等を反映し、投資先の財務諸表から得られる1株当たり純資産額に比べて高い金額で取得したものが含まれる。 そのため、これらについては、超過収益力等が毀損し、実質価額が取得原価の50%程度以上低下している場合に減損処理を実施している。 超過収益力等の毀損の有無を検討するに当たっては、投資先の事業環境の理解、経営成績の把握及び中長期の事業計画(以下「投資先の事業計画」という。 )の達成可能性の確度の判断が必要となる。 ディップ株式会社又はその連結子会社の保有する市場価格のない株式等には、ベンチャー企業等に対する投資が含まれ、これらの投資先の事業計画には、投資先が属する市場の成長見込み、投資先のマーケットシェアの拡大見込み、売上高の成長見込み等の重要な仮定が含まれることから、投資先の事業計画には高い不確実性を伴う。 また、超過収益力等の毀損の有無の判断には、株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績が乖離する要因の検討及び投資先の資金調達の状況の検討が必要となり、重要な判断を伴う。 以上から、当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性を検討するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1) 内部統制の評価市場価格のない株式等の減損処理の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、経営者が超過収益力等の毀損を示唆する事象の有無を判断するための内部統制を理解した。 そのうえで、超過収益力等の毀損の有無を判断する際に重要となる投資先の事業計画の評価に関する統制に焦点を当てた。 (2) 減損処理の要否に関する判断の妥当性の評価投資先の直近の財務諸表を入手し、1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を算定した。 超過収益力等が取得原価に含まれている市場価格のない株式等のうち、金額的に重要なものについては、投資先の超過収益力等の毀損の有無を検討するために以下の手続を実施した。 ・経営企画部の担当者への質問及び取締役会議事録等の関連資料の閲覧により、投資先の事業環境の変化の有無を把握した。 ・株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績を比較し、実績が下方に大きく乖離している場合、その要因を経営企画部の担当者に質問するとともに関連資料を閲覧し、計画未達の要因が超過収益力等の毀損を示唆するものか否かを検討した。 ・投資先において、ディップ株式会社以外の第三者による増資引受けが行われている場合は、追加出資における1株当たり払込金額が、ディップ株式会社又はその連結子会社の1株当たり取得価額を下回っていないかどうかを検討した。 ・投資先の事業計画を入手し、売上高の成長見込みが大きい場合には、マーケットシェアの拡大を達成するための課題及び対策について経営企画部の担当者に質問した。 ・投資先のキャッシュ・フローの分析や今後の資金調達計画の把握により、資金繰りに重大な懸念が生じていないかを検討した。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、連結財務諸表の監査を計画し実施する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、ディップ株式会社の2025年2月28日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、ディップ株式会社が2025年2月28日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手するために、内部統制の監査を計画し実施する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指揮、監督及び査閲に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当連結会計年度の連結貸借対照表において、投資有価証券5,110,230千円が計上されている。 連結財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、このうち、4,311,944千円は市場価格のない株式等(関係会社株式を除く。 以下同じ。 )であり、連結総資産の8.5%を占めている。 市場価格のない株式等については、投資先の財政状態が悪化し、株式の実質価額が著しく下落した場合に、取得原価を実質価額まで減額する必要がある。 株式の実質価額は1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を基礎とするが、連結財務諸表に計上された市場価格のない株式等には、超過収益力等を反映し、投資先の財務諸表から得られる1株当たり純資産額に比べて高い金額で取得したものが含まれる。 そのため、これらについては、超過収益力等が毀損し、実質価額が取得原価の50%程度以上低下している場合に減損処理を実施している。 超過収益力等の毀損の有無を検討するに当たっては、投資先の事業環境の理解、経営成績の把握及び中長期の事業計画(以下「投資先の事業計画」という。 )の達成可能性の確度の判断が必要となる。 ディップ株式会社又はその連結子会社の保有する市場価格のない株式等には、ベンチャー企業等に対する投資が含まれ、これらの投資先の事業計画には、投資先が属する市場の成長見込み、投資先のマーケットシェアの拡大見込み、売上高の成長見込み等の重要な仮定が含まれることから、投資先の事業計画には高い不確実性を伴う。 また、超過収益力等の毀損の有無の判断には、株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績が乖離する要因の検討及び投資先の資金調達の状況の検討が必要となり、重要な判断を伴う。 以上から、当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性を検討するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1) 内部統制の評価市場価格のない株式等の減損処理の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、経営者が超過収益力等の毀損を示唆する事象の有無を判断するための内部統制を理解した。 そのうえで、超過収益力等の毀損の有無を判断する際に重要となる投資先の事業計画の評価に関する統制に焦点を当てた。 (2) 減損処理の要否に関する判断の妥当性の評価投資先の直近の財務諸表を入手し、1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を算定した。 超過収益力等が取得原価に含まれている市場価格のない株式等のうち、金額的に重要なものについては、投資先の超過収益力等の毀損の有無を検討するために以下の手続を実施した。 ・経営企画部の担当者への質問及び取締役会議事録等の関連資料の閲覧により、投資先の事業環境の変化の有無を把握した。 ・株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績を比較し、実績が下方に大きく乖離している場合、その要因を経営企画部の担当者に質問するとともに関連資料を閲覧し、計画未達の要因が超過収益力等の毀損を示唆するものか否かを検討した。 ・投資先において、ディップ株式会社以外の第三者による増資引受けが行われている場合は、追加出資における1株当たり払込金額が、ディップ株式会社又はその連結子会社の1株当たり取得価額を下回っていないかどうかを検討した。 ・投資先の事業計画を入手し、売上高の成長見込みが大きい場合には、マーケットシェアの拡大を達成するための課題及び対策について経営企画部の担当者に質問した。 ・投資先のキャッシュ・フローの分析や今後の資金調達計画の把握により、資金繰りに重大な懸念が生じていないかを検討した。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性 |
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 当連結会計年度の連結貸借対照表において、投資有価証券5,110,230千円が計上されている。 連結財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、このうち、4,311,944千円は市場価格のない株式等(関係会社株式を除く。 以下同じ。 )であり、連結総資産の8.5%を占めている。 市場価格のない株式等については、投資先の財政状態が悪化し、株式の実質価額が著しく下落した場合に、取得原価を実質価額まで減額する必要がある。 株式の実質価額は1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を基礎とするが、連結財務諸表に計上された市場価格のない株式等には、超過収益力等を反映し、投資先の財務諸表から得られる1株当たり純資産額に比べて高い金額で取得したものが含まれる。 そのため、これらについては、超過収益力等が毀損し、実質価額が取得原価の50%程度以上低下している場合に減損処理を実施している。 超過収益力等の毀損の有無を検討するに当たっては、投資先の事業環境の理解、経営成績の把握及び中長期の事業計画(以下「投資先の事業計画」という。 )の達成可能性の確度の判断が必要となる。 ディップ株式会社又はその連結子会社の保有する市場価格のない株式等には、ベンチャー企業等に対する投資が含まれ、これらの投資先の事業計画には、投資先が属する市場の成長見込み、投資先のマーケットシェアの拡大見込み、売上高の成長見込み等の重要な仮定が含まれることから、投資先の事業計画には高い不確実性を伴う。 また、超過収益力等の毀損の有無の判断には、株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績が乖離する要因の検討及び投資先の資金調達の状況の検討が必要となり、重要な判断を伴う。 以上から、当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 |
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り) |
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性を検討するため、主に以下の監査手続を実施した。 (1) 内部統制の評価市場価格のない株式等の減損処理の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。 評価に当たっては、経営者が超過収益力等の毀損を示唆する事象の有無を判断するための内部統制を理解した。 そのうえで、超過収益力等の毀損の有無を判断する際に重要となる投資先の事業計画の評価に関する統制に焦点を当てた。 (2) 減損処理の要否に関する判断の妥当性の評価投資先の直近の財務諸表を入手し、1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を算定した。 超過収益力等が取得原価に含まれている市場価格のない株式等のうち、金額的に重要なものについては、投資先の超過収益力等の毀損の有無を検討するために以下の手続を実施した。 ・経営企画部の担当者への質問及び取締役会議事録等の関連資料の閲覧により、投資先の事業環境の変化の有無を把握した。 ・株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績を比較し、実績が下方に大きく乖離している場合、その要因を経営企画部の担当者に質問するとともに関連資料を閲覧し、計画未達の要因が超過収益力等の毀損を示唆するものか否かを検討した。 ・投資先において、ディップ株式会社以外の第三者による増資引受けが行われている場合は、追加出資における1株当たり払込金額が、ディップ株式会社又はその連結子会社の1株当たり取得価額を下回っていないかどうかを検討した。 ・投資先の事業計画を入手し、売上高の成長見込みが大きい場合には、マーケットシェアの拡大を達成するための課題及び対策について経営企画部の担当者に質問した。 ・投資先のキャッシュ・フローの分析や今後の資金調達計画の把握により、資金繰りに重大な懸念が生じていないかを検討した。 |
その他の記載内容、連結 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
監査法人1、個別 | 有限責任 あずさ監査法人 |
独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2025年5月23日ディップ株式会社取締役会 御中 有限責任 あずさ監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士西 野 聡 人 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士石 井 伸 幸 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているディップ株式会社の2024年3月1日から2025年2月28日までの第28期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ディップ株式会社の2025年2月28日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当事業年度の貸借対照表において、投資有価証券4,320,209千円が計上されている。 財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、このうち、3,560,894千円は市場価格のない株式等である。 また、ディップ株式会社はDIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合を通じて市場価格のない株式等に投資しており、DIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合への出資は、当事業年度の貸借対照表において、関係会社出資金として882,556千円計上されている。 市場価格のない株式等については、投資先の財政状態が悪化し、株式の実質価額が著しく下落した場合に、取得原価を実質価額まで減額する必要がある。 株式の実質価額は1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を基礎とするが、財務諸表に計上された市場価格のない株式等には、超過収益力等を反映し、投資先の財務諸表から得られる1株当たり純資産額に比べて高い金額で取得したものが含まれる。 そのため、これらについては、超過収益力等が毀損し、実質価額が取得原価の50%程度以上低下している場合に減損処理を実施している。 また、DIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合が保有する市場価格のない株式等の減損損失は、投資事業組合運用損益を通じて、ディップ株式会社の損益に反映される。 超過収益力等の毀損の有無を検討するに当たっては、投資先の事業環境の理解、経営成績の把握及び中長期の事業計画(以下「投資先の事業計画」という。 )の達成可能性の確度の判断が必要となる。 ディップ株式会社及びDIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合の保有する市場価格のない株式等には、ベンチャー企業等に対する投資が含まれ、これらの投資先の事業計画には、投資先が属する市場の成長見込み、投資先のマーケットシェアの拡大見込み、売上高の成長見込み等の重要な仮定が含まれることから、投資先の事業計画には高い不確実性を伴う。 また、超過収益力等の毀損の有無の判断には、株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績が乖離する要因の検討及び投資先の資金調達の状況の検討が必要となり、重要な判断を伴う。 以上から、当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 連結財務諸表の監査報告書において、「市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性」が監査上の主要な検討事項に該当すると判断し、監査上の対応について記載している。 当該記載内容は、財務諸表監査における監査上の対応と実質的に同一の内容であることから、監査上の対応に関する具体的な記載を省略する。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応当事業年度の貸借対照表において、投資有価証券4,320,209千円が計上されている。 財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、このうち、3,560,894千円は市場価格のない株式等である。 また、ディップ株式会社はDIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合を通じて市場価格のない株式等に投資しており、DIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合への出資は、当事業年度の貸借対照表において、関係会社出資金として882,556千円計上されている。 市場価格のない株式等については、投資先の財政状態が悪化し、株式の実質価額が著しく下落した場合に、取得原価を実質価額まで減額する必要がある。 株式の実質価額は1株当たりの純資産額に所有株式数を乗じた金額を基礎とするが、財務諸表に計上された市場価格のない株式等には、超過収益力等を反映し、投資先の財務諸表から得られる1株当たり純資産額に比べて高い金額で取得したものが含まれる。 そのため、これらについては、超過収益力等が毀損し、実質価額が取得原価の50%程度以上低下している場合に減損処理を実施している。 また、DIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合が保有する市場価格のない株式等の減損損失は、投資事業組合運用損益を通じて、ディップ株式会社の損益に反映される。 超過収益力等の毀損の有無を検討するに当たっては、投資先の事業環境の理解、経営成績の把握及び中長期の事業計画(以下「投資先の事業計画」という。 )の達成可能性の確度の判断が必要となる。 ディップ株式会社及びDIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合の保有する市場価格のない株式等には、ベンチャー企業等に対する投資が含まれ、これらの投資先の事業計画には、投資先が属する市場の成長見込み、投資先のマーケットシェアの拡大見込み、売上高の成長見込み等の重要な仮定が含まれることから、投資先の事業計画には高い不確実性を伴う。 また、超過収益力等の毀損の有無の判断には、株式取得時に入手した投資先の事業計画と実績が乖離する要因の検討及び投資先の資金調達の状況の検討が必要となり、重要な判断を伴う。 以上から、当監査法人は、市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性が、当事業年度の財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 連結財務諸表の監査報告書において、「市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性」が監査上の主要な検討事項に該当すると判断し、監査上の対応について記載している。 当該記載内容は、財務諸表監査における監査上の対応と実質的に同一の内容であることから、監査上の対応に関する具体的な記載を省略する。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 市場価格のない株式等の減損処理の要否に関する判断の妥当性 |
その他の記載内容、個別 | その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
その他、流動資産 | 356,314,000 |
建物及び構築物(純額) | 1,896,869,000 |
工具、器具及び備品(純額) | 300,291,000 |
土地 | 465,499,000 |
建設仮勘定 | 4,816,000 |
有形固定資産 | 2,667,477,000 |
ソフトウエア | 10,528,317,000 |
無形固定資産 | 11,195,836,000 |