財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2025-04-25 |
英訳名、表紙 | IMURA & Co., Ltd. |
代表者の役職氏名、表紙 | 取締役社長 井 村 優 |
本店の所在の場所、表紙 | 大阪市中央区難波五丁目1番60号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 06-6586-6121(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2【沿革】 年月概要1950年2月井村荷札封筒株式会社を資本金150万円で奈良県北葛城郡新庄町(現奈良県葛城市)に設立1958年1月東京都世田谷区に東京連絡所(現東京本社)を設置1959年1月奈良県北葛城郡新庄町(現奈良県葛城市)に輪転製袋工場(現奈良新庄工場)を増設1960年10月プラマド封筒を自社開発1962年6月神奈川県相模原市(現相模原市中央区)に東京工場(現相模原工場)を設置1962年10月株式会社イムラ封筒に商号を変更(2023年2月に株式会社イムラに商号変更)1974年9月宮崎県都城市に都城工場を設置1975年11月福岡市博多区に福岡出張所(現西日本パッケージソリューション営業部)を設置1977年6月サイドシーム(横貼り)封筒を自社開発1979年2月メモルダー(袋付カレンダー)を自社開発1979年4月札幌市白石区に札幌駐在所(現東日本パッケージソリューション営業第二部札幌営業グループ)を設置1980年2月東京支店(現東京本社)内にメーリングサービス事業部(現メーリング&デジタルソリューション事業部)を設置1982年7月東京都調布市にメーリングサービス事業部調布工場を設置1982年8月奈良県御所市に御所工場を設置1985年4月茨城県水海道市(現茨城県常総市)に筑波工場を設置1985年7月本社工場(現奈良新庄工場)内に情報システム事業部(現メーリング&デジタルソリューション事業部)を設置1985年12月奈良県橿原市に情報システム事業部(現メーリング&デジタルソリューション事業部)を移転1986年9月東京都千代田区に株式会社タイパックを子会社として設立1986年11月東京都八王子市にメーリングサービス事業部八王子作業所を設置1987年1月東京都千代田区に東京支店(現東京本社)を移転1988年4月埼玉県戸田市に株式会社メトロテックを子会社として設立1989年3月大阪市平野区に株式会社イムラメーリングを子会社として設立1990年12月本社機構を奈良県北葛城郡新庄町(現奈良県葛城市)から大阪市中央区に移転1992年9月山口県玖珂郡美和町(現山口県岩国市)に山口美和工場を設置(2020年5月閉鎖)1995年9月東京都調布市にメーリングサービス事業部飛田給事業所を設置1997年8月生産能力の増強のため、相模原工場を隣接地に移転1998年1月エンボス封筒の製造技術と製造装置を米国TENSION INTERNATIONAL,INC.より導入1998年8月株式会社イムラメーリング(現平野メーリングセンター)を吸収合併1999年4月本店所在地を奈良県北葛城郡新庄町(現奈良県葛城市)から大阪市中央区に移転2000年7月東京証券取引所市場第二部及び大阪証券取引所市場第二部に上場2000年11月東杏印刷株式会社(現東京都杉並区)の全株式取得により子会社化2000年12月東京都昭島市にメーリングサービス事業部昭島事業所(現昭島メーリングセンター)を設置し、調布・八王子・飛田給の3事業所を統合2003年8月相模原工場の隣接地に、製品自動倉庫を備えた物流センター完成2004年1月昭島事業所(現昭島メーリングセンター)及び平野事業所(現平野メーリングセンター)が、ISO14001認証取得2005年8月御所工場、山口美和工場、都城工場が、ISO9001認証取得昭島事業所(現昭島メーリングセンター)及び平野事業所(現平野メーリングセンター)が、情報セキュリティマネジメントシステムの認証取得名古屋市西区に株式会社津田イムラを子会社として設立2007年10月東京都港区に東京支店(現東京本社)を移転2011年1月奈良県葛城市に情報システム事業部(現メーリング&デジタルソリューション事業部)を移転2011年11月株式会社津田イムラを吸収合併(現西日本パッケージソリューション営業部)2012年3月情報システム事業部(現メーリング&デジタルソリューション事業部) i-クラウドチーム(顧客向けサーバーの運用業務)でISO/IEC27001認証取得 年月概要2013年9月札幌市中央区に札幌営業所(現東日本パッケージソリューション営業第二部札幌営業グループ)を移転2014年4月東京都港区に株式会社タイパックを移転2016年4月名古屋市中区に名古屋営業部(現西日本パッケージソリューション営業部)を移転2016年5月株式会社タイパックを吸収合併2017年5月東京都港区(シーバンスS館)に東京支店(現東京本社)を移転2019年2月大阪市中央区(なんばスカイオ)に大阪本社を移転 2022年2月株式会社ハシモトコーポレーション(相模原市中央区)の全株式取得により子会社化(2023年2月に株式会社イムラプリンティングに商号変更) 創業の地、奈良県葛城市寺口777番地に研修施設「潤創館」を開設2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行2023年1月東京都杉並区に東杏印刷株式会社を移転2023年2月株式会社イムラに商号を変更 株式会社ハシモトコーポレーションを株式会社イムラプリンティングに商号変更2023年4月株式会社ロジテック(奈良県葛城市)の全株式取得により子会社化2024年6月 SONGLAM TRADING AND PACKAGING PRODUCTION JOINT STOCK COMPANY(ベトナム ハノイ市)の株式55%取得により子会社化 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社5社で構成され、各種封筒の製造販売事業及びダイレクトメール等の発送代行事業をコア事業とし、その他の事業として子会社による諸事業を行っております。 当社グループの主な事業内容と当該事業における位置付けは次のとおりであり、事業区分はセグメントの区分と同一であります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 《パッケージソリューション事業》通信、電気、ガス料金等各種の請求用、株主総会招集通知用、官公庁等の諸通知用、銀行窓口の現金用及び一般事務用等として使用される長形封筒、角形封筒、洋形封筒並びに窓付き封筒(プラマド封筒、セロマド封筒)、不織布製の封筒、軽量ECパッケージ商材、造園資材及び各種印刷物等の製造販売、運送・倉庫業を行っております。 [主な関係会社]当社、株式会社イムラプリンティング、株式会社ロジテック 《メーリング&デジタルソリューション事業》ダイレクトメールの企画、製作並びに発送代行、冊子類及び販売促進用商品等の封入・梱包及びその発送代行、顧客リストの管理業務、データプリントサービス、メディアマッチング業務、キャンペーン事務局、ロジスティックサービス業務、オフィスコンピュータ、パーソナルコンピュータ及び周辺機器類の販売、ソフトウエアの開発業務等のサービスを行っております。 [主な関係会社]当社 《その他》医療機関用印刷物及び医療機関用諸物品の販売、機械器具の自動制御装置及び電子回路の設計製造販売、紙器・ダンボール箱及び包装用品の製造販売[主な関係会社]東杏印刷株式会社、株式会社メトロテック、SONGLAM TRADING AND PACKAGING PRODUCTION JOINT STOCK COMPANY |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合関係内容(連結子会社) 百万円 % 東杏印刷株式会社東京都杉並区20その他100.0医療機関用諸物品の購入当社製品の販売資金の貸付役員の兼任等……有株式会社メトロテック埼玉県戸田市30その他95.0封入機械等の購入当社製品の販売役員の兼任等……有株式会社イムラプリンティング神奈川県相模原市中央区10パッケージソリューション事業100.0商業印刷物の購入資金の貸付役員の兼任等……有株式会社ロジテック神奈川県相模原市中央区15パッケージソリューション事業100.0運送業や保管業務当社製品の配送役員の兼任等……有 百万ベトナムドン SONGLAM TRADING AND PACKAGING PRODUCTION JOINT STOCK COMPANYベトナムハノイ市37,000その他55.0資金の貸付役員の兼任等……有(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2025年1月31日現在セグメントの名称従業員数(名)パッケージソリューション事業546[95]メーリング&デジタルソリューション事業134[19]その他281[7]全社(共通)33[5]合計994[126](注)1 従業員数は、就業人数であります。 2 従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員であり1日の労働時間を8時間として人数換算をしております。 3 全社(共通)として記載した従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 4 従業員数が前連結会計年度末に比べ215名増加しましたのは、主に2024年6月24日付でSONGLAM TRADING AND PACKAGING PRODUCTION JOINT STOCK COMPANYを子会社化したことによるものであります。 (2)提出会社の状況 2025年1月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)649[117]42.819.85,787 セグメントの名称従業員数(名)パッケージソリューション事業482[93]メーリング&デジタルソリューション事業134[19]その他-[-]全社(共通)33[5]合計649[117](注)1 従業員数は、就業人数であります。 2 従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員であり1日の労働時間を8時間として人数換算をしております。 3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 4 全社(共通)として記載した従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。 (3)労働組合の状況当社の労働組合は、1973年7月25日に結成されました。 2025年1月31日現在の組合人数は553人であり、所属上部団体は、UAゼンセン同盟(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)であります。 なお、労使関係は安定しております。 また、子会社については、労働組合はありません。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、(注)3、(注)4、(注)5全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者7.660.067.368.289.8(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3 出向者を出向元の労働者として集計しております。 4 当社では、性別による賃金制度の格差はありません。 5 パート労働者については、フルタイム労働者の所定労働時間(8時間/日)をもとに人員数の換算を行っております。 ② 連結子会社連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社は、2018年に創業100年を迎えましたが、次の100年を視野に入れた「第二の創業」の実現に向け、2030年のあるべき姿として、長期ビジョン「IMURA VISION 2030」を策定しております。 これまで当社は、1974年に制定した社是「より良き人生の創造に限りなく前進しよう」及び、これを実現するための長期経営基本方針をあわせて、経営理念としておりました。 しかしながら、近年の社会システムの急速なデジタル化等、当社を取り巻く経営環境は大きく変化してきており、長期ビジョン「IMURA VISION 2030」を実現し、更なる飛躍を遂げていくためには、既存の枠組みを超えた事業展開やサステナビリティへの取組み、更には経営と社員が目指すべき想いを共有することがより一層必要となってまいりました。 当社は、創業期の荷札製造販売からスタートし、数多のイノベーションを起こし、他社が出来ないサービス、製品を世の中に送り出すユニークなイノベーション企業として、100年もの長きに渡りお客様から支持されてまいりました。 次の100年も、社会やお客様が求める価値を創造するソリューション提供企業、クリエイティブな企業であるため、新しい経営理念のもと、社員全員が一丸となって、新しい「イムラ」を創っていきたいと考え、2022年2月に「PURPOSE」を起点とし、「SPIRIT」、「PROMISE」の3層からなる新しい経営理念『IMURA PHILOSOPHY STRUCTURE』(以下、IPS)を制定いたしました。 「PURPOSE」 潤創 社会と人生に潤いを創造する 当社は何のために存在するのか、あるべき姿は何なのか、について経営と社員が共に目指すべき想いとして、当社がこれから持続可能な社会を建設していく上での基本精神として、当社に受け継がれてきた経営思想の源である「潤創思想」に立ち返り、これまでの社是に込められた想いを引継ぐ形で「PURPOSE」を制定いたしました。 「SPIRIT」 Give&Give&Give 全ての人に最高の付加価値を届け続ける 企業の使命として、「お客様への貢献」、「社員への貢献」、「家族への貢献」、つまり、お互い、身の回りの人たちを「幸せ」にするという価値観を共有し、それが出来るようになれば必ず成果となって返ってくるという考えのもと、基本精神として、「SPIRIT」を制定いたしました。 「PROMISE」 ① 品格と尊重 ~人として正しく行動する~正しい倫理観と道徳観を持ち、品位ある行動(規律とマナー)を心掛け、他者を尊重し、日々の業務に取組みます。 ② 貢献と奉仕 ~社会とお客さまのために~お客さまの満足を第一に考え、持続的社会の実現のため、喜んでいただくことのできる商品とサービスを通して貢献と奉仕に努めます。 ③ 変革と挑戦 ~枠を超える~常に現状に満足せず、チャレンジ精神を持ち、自分に枠を設けず、勇気をもって積極果敢に新たな商品やサービスの創造に挑戦し続けます。 ④ 対話と協働 ~組織力を発揮する~コミュニケーションとチームワークを大切にし、自由闊達な組織風土を創り、高い組織力と総合力を発揮することを通して、全社員の力で社会やお客さまのお役に立ちます。 ⑤ 執念と完遂 ~やり遂げる~何事も自分事と捉え、一度決めたことには責任をもち、不屈の精神と創意工夫をもって、最後まで粘り強くやり遂げることで結果に結びつけます。 行動指針の位置付けで、一人ひとりが会社や社会への約束事として心に持ちながら行動していく指針として「PROMISE」を制定いたしました。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、自己資本比率、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)を経営指標に定め、その動向を注視するとともに、売上高及び経常利益を重要視しております。 これらの経営指標については、業務執行役員会において定期的に達成状況を確認しております。 (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、次の100年を視野に入れた「第二の創業」の実現に向け、2030年のあるべき姿として、2021年に長期ビジョン「IMURA VISION 2030」を策定しております。 この長期ビジョン実現に向け、2024年に、2026年度までの中期経営計画として「IMURA VISION 2030 StageⅡ」を策定しております。 新しい中期経営計画「IMURA VISION 2030 StageⅡ」では、「変革とイノベーション(革新)のさらなる加速により強固な事業基盤を構築し、持続的成長軌道の確立と企業価値の一層の向上を図る。 」を基本方針に定め、同中期経営計画に掲げる経営目標の達成並びに長期ビジョン「IMURA VISION 2030」に掲げるあるべき姿の実現を目指し、下記6項目に取り組んでおります。 ①封筒領域での商品構成の選択と集中及び競合他社との差別化製品の投入による、既存主力製品の圧倒的コスト優位性の確立②デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による、高付加価値業務へのシフト及び、新事業領域サポートシステムの導入③新ビジネスに対応したリスク管理体制の構築と強化並びに、内部統制システムの再構築等によるコンプライアンス及びガバナンス体制の強化④軽量ECパッケージ分野での差別化商品の投入、公共サービス分野における紙とデジタルの融合サービスの展開、並びに生産体制及び技術部門強化による新商品・サービスの強化⑤国内外のパッケージ事業への新規参画による、成長マーケットへの進出⑥人的資本経営や事業リスクの変化に対応したIR戦略の実行及び、SDGsやTCFD対応への取組強化 数値目標項目IMURA VISION 20302026年度目標(StageⅡ)2030年度目標売上高225億円250億円以上経常利益17億円30億円以上自己資本利益率(ROE)6.8%10.0%以上事業活動に伴うCO2排出量の削減30%削減40%削減女性管理職比率の向上15%以上-女性役員比率概ね20%30%以上(注)1 CO2排出量は2020年度実績6,600tを基準としております。 2 事業活動に伴うCO2排出量の削減、女性管理職比率の向上及び女性役員比率については当社における目標であります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)ガバナンス当社グループは、コーポレート・ガバナンス体制の強化を徹底することで、お客様の満足と社会から信用を得る企業として、株主をはじめとする全てのステークホルダーからの信頼を得ることが重要だと認識しております。 当社のコーポレート・ガバナンスの状況については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。 (2)戦略当社グループでは、社内研修等の啓発活動を継続的に実施し、社員全員が一丸となり、企業価値向上と持続可能な社会に貢献する企業を目指します。 当社グループでは、「IPSと人的資本経営の融合による社員エンゲージメントの向上」を図るべく、資格階層別や専門分野別研修及び、社内・社外派遣型研修を複層的に整備するなど、研修制度の充実に取り組みます。 (3)リスク管理当社グループは、グループ全体のリスク管理方針及び管理体制について「危機管理規程」を定め、その方針及び体制に基づき「リスク管理委員会」を定期的に開催し、事業を取り巻く様々なリスクを認識し、主要なリスクに対して適切な管理を行い、発生を未然に防いでおります。 主要なリスクの詳細は、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 また、経営理念であるIPS浸透によるコンプライアンス意識の醸成と、ハラスメント防止委員会の運営により、働きやすい職場環境の整備に努めます。 (4)指標及び目標当社グループでは、人材育成方針及び社内環境整備方針について、次の指標を定めております。 指標目標実績女性管理職比率の向上2027年1月末時点で15%以上7.6%女性役員比率2027年1月末時点で概ね20%33.3%(注)連結グループにおける記載が困難であるため、当社における実績及び目標を記載しております。 |
戦略 | (2)戦略当社グループでは、社内研修等の啓発活動を継続的に実施し、社員全員が一丸となり、企業価値向上と持続可能な社会に貢献する企業を目指します。 当社グループでは、「IPSと人的資本経営の融合による社員エンゲージメントの向上」を図るべく、資格階層別や専門分野別研修及び、社内・社外派遣型研修を複層的に整備するなど、研修制度の充実に取り組みます。 |
指標及び目標 | (4)指標及び目標当社グループでは、人材育成方針及び社内環境整備方針について、次の指標を定めております。 指標目標実績女性管理職比率の向上2027年1月末時点で15%以上7.6%女性役員比率2027年1月末時点で概ね20%33.3%(注)連結グループにおける記載が困難であるため、当社における実績及び目標を記載しております。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 当社グループでは、「IPSと人的資本経営の融合による社員エンゲージメントの向上」を図るべく、資格階層別や専門分野別研修及び、社内・社外派遣型研修を複層的に整備するなど、研修制度の充実に取り組みます。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | (4)指標及び目標当社グループでは、人材育成方針及び社内環境整備方針について、次の指標を定めております。 指標目標実績女性管理職比率の向上2027年1月末時点で15%以上7.6%女性役員比率2027年1月末時点で概ね20%33.3%(注)連結グループにおける記載が困難であるため、当社における実績及び目標を記載しております。 |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 これらのリスクの発生可能性と影響度を認識した上で、発生の回避やそのリスクの軽減に取組んでいく所存です。 (1)情報セキュリティリスク 当社グループは、ウイルス感染やサイバー攻撃等の外的要因によるシステム障害、社内情報流出の防止に努めております。 また、お客様のデータベースの取扱いにつきましては、プライバシーマーク並びに情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得し、情報漏洩防止に向けた各種施策を実施しております。 しかしながら、予測不能なシステム障害等で、情報が漏洩した場合には、社会的信用の低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)製品の品質リスク 当社グループは、徹底した品質管理のもとで製品を製造しておりますが、設計上あるいは製造工程上での不備等により、製品の品質上の欠陥が生じた場合、損害賠償や売上の低下により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)取引先の信用リスク 当社グループは、市場における信用情報の収集、与信限度の定期的な見直し等を行い、取引先の信用リスクに備えておりますが、倒産のような予期せぬ事態により債権回収に支障が発生した場合、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)原材料等の調達リスク 原材料の調達については、複数のメーカーから封筒原紙やフィルム等の補助材料を購入し、安定的な原材料等の確保と最適な調達価格の維持に努めております。 しかしながら、原材料調達が極めて困疑になった場合や購入価格が著しく高騰した場合には、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)国内需要減少のリスク デジタル化の進展に伴う情報手段の多様化により、封筒発送需要は減少する可能性があります。 また、その需要動向は、郵便制度と密接な係わりを持っているため、料金制度改定や制度変更の内容次第では当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)投資・減損リスク 当社グループの所有する投資有価証券は、取引金融機関、販売先企業、仕入先企業等、業務上密接な関係にある企業の株式が大半でありますが、株式市況の動向等によって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社では様々な機械設備等を保有しており、帳簿価額の減損損失等が、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)退職給付債務リスク 当社は、企業年金制度において確定給付企業年金と確定拠出企業年金の両制度を併用しております。 確定給付企業年金の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出されております。 従って、年金資産の運用成績の低迷及び割引率のさらなる低下等の要因により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)システム障害リスク 大規模災害やインフラ障害などにより復旧に時間を要する場合には、各種システムが機能せず当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)法規制または訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動を行う上で、環境規制、知的財産等の様々な法規制の適用を受けております。 法令遵守に向けて、役職員には適宜コンプライアンス研修等を行っておりますが、予期せぬトラブルや訴訟等に晒されるリスクがあります。 訴訟の結果によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害等のリスク 当社は、生産拠点が分散しており、自然災害に強い体質となっております。 加えて、災害対策や復旧計画を策定しており、想定内の災害には迅速に対応するべく体制を整えております。 しかしながら、大規模な自然災害や感染症の流行等の予測困難な事象が発生した場合には、甚大な損害を受ける可能性があります。 その場合には、製品の供給体制が確保できなくなり売上の急激な低下がおこり、また、修復に多額の費用が発生するため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)為替変動リスク 当社グループは、ベトナムに連結子会社を有しており、売上高、費用、資産、負債等について円換算した上で連結財務諸表等を作成しております。 このため、為替レートの変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)海外事業リスク 当社グループは、ベトナムに連結子会社を有しております。 政治や経済の動向、法規制の変更、移転価格税制等の国際税務リスク等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 経営成績の状況当社グループは、「潤創(じゅんそう)~社会と人生に潤いを創造する~」を経営理念である「IMURA PHILOSOPHY STRUCTURE」の起点に掲げ、「変革とイノベーション(革新)のさらなる加速により強固な事業基盤を構築し、持続的成長軌道の確立と企業価値の一層の向上を図る。 」を基本方針とする新たな中期経営計画(2024年度から2026年度)である「IMURA VISION 2030 StageⅡ」を今年度よりスタートさせております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大や雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、地政学的リスクに伴う原材料及び燃料価格の高止まりや中国経済の減速、さらには米国における新政権の政策転換などによる影響が今後懸念されます。 また、当社グループの事業領域においても、社会のデジタル化の進展による紙媒体の構造的な需要減少や、昨年10月に実施された郵便料金の改定により、郵便及びメール便の取扱数量の減少幅が拡大し、ダイレクトメール市場では、広告業における「折込・ダイレクトメール」の売上高(経済産業省/特定サービス産業動態統計調査)が対前年比で下回るなど、不透明な環境が続くと想定されます。 その一方で、通販市場の売上高は1998年度以来、2023年度まで25年連続で拡大(公益社団法人日本通信販売協会の市場調査による)しております。 このような状況を踏まえ、当社グループといたしましては、通販市場の成長をビジネスチャンスと捉え、中核事業であるパッケージソリューション事業において、軽量ECパッケージ商品の投入を推進するなど、成長が見込まれる包装分野における新たな需要の創出及び獲得に向けた取り組みに注力してまいりました。 また、パッケージソリューション事業とメーリング&デジタルソリューション事業の機能強化を目的とする新工場の建設に着手するなど、生産体制の効率化・高度化に向けた取り組みを進めております。 さらに、ベトナムの紙器メーカーの子会社化による業容拡大に向けた施策を実行してまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、需要構造の変化に伴う販売数量の減少があったものの、住民向けサービス等の官公庁需要による下支え効果や海外子会社への出資による効果も加わって、209億4百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 損益面につきましては、変動労務費や各種経費の抑制に努めるとともに、付加価値製品の販売強化による売上総利益率の改善もあって、営業利益は13億7百万円(前年同期比0.2%増)、経常利益は13億42百万円(前年同期比5.0%減)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券評価損等の計上もあり、7億71百万円(前年同期比18.8%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度にセグメント変更があったものとして前年同期比較を行っております。 (パッケージソリューション事業)事務用封筒やダイレクトメール用封筒の需要減少が進む中で、上述の官公庁需要の下支えやNISA(少額投資非課税制度)の制度改定に伴う個人株主増加による株式用封筒の伸長、軽量ECパッケージ商品の市場投入もあって、売上高は150億10百万円(前年同期比2.1%減)となりました。 損益面では、材料価格が上昇するものの、内製化推進による外注加工賃の抑制や人員適正化による人件費の減少により、営業利益は11億92百万円(前年同期比21.5%増)となりました。 (メーリング&デジタルソリューション事業)官公庁需要による一定の下支え効果や株主優待関連のサービスが拡大するものの、既存サービスにおける案件の消失や規模縮小の影響が大きく、また、新サービスの開始が遅れたことも影響し、売上高は40億32百万円(前年同期比7.0%減)となりました。 損益面では、株主優待関連のサービス拡大に伴う商品仕入の増加による売上総利益率の低下等により、営業利益は1億54百万円(前年同期比52.4%減)となりました。 (その他)封入機の製造販売を手掛ける子会社が需要一巡で減収となるものの、医療機関向け印刷物を手掛ける子会社の増収ならびに海外子会社の売上取込により、売上高は18億60百万円(前年同期比55.0%増)となりました。 損益面では、海外子会社の寄与やグループ内での効率化の取り組みを進めたものの、営業損失は26百万円(前連結会計年度は20百万円の営業利益)となりました。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ27億95百万円増加して233億51百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ58百万円減少して85億13百万円となりました。 これは主に、商品及び製品が2億20百万円増加した一方で、現金及び預金が3億27百万円及び売上債権が1億25百万円減少したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ28億53百万円増加して148億38百万円となりました。 これは主に、有形固定資産が13億56百万円、無形固定資産が8億46百万円、投資その他の資産が6億50百万円増加したことによるものです。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ22億60百万円増加して65億93百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ20億99百万円増加して58億1百万円となりました。 これは主に、短期借入金が20億90百万円増加したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億60百万円増加して7億92百万円となりました。 これは主に、繰延税金負債が1億13百万円増加したことによるものです。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ5億35百万円増加して167億58百万円となりました。 これは主に、利益剰余金が4億20百万円増加したことによるものです。 なお、自己資本比率は同7.8ポイント低下して70.9%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は、前連結会計年度末に比べ2億68百万円減少して27億79百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の収入は17億7百万円(前連結会計年度は19億68百万円の収入)となりました。 これは主に、資金の増加要因として税金等調整前当期純利益12億40百万円、減価償却費8億7百万円、資金の減少要因として法人税等の支払額4億27百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動による資金の支出は30億30百万円(前連結会計年度は12億43百万円の支出)となりました。 これは主に、資金の増加要因として投資有価証券の売却による収入1億円、資金の減少要因として有形固定資産の取得による支出18億35百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出11億23百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動による資金の収入は10億53百万円(前連結会計年度は3億14百万円の支出)となりました。 これは主に、資金の増加要因として短期借入金の増加による収入14億78百万円、資金の減少要因として配当金の支払額3億51百万円によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績(a) 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)パッケージソリューション事業15,75997.9メーリング&デジタルソリューション事業4,08393.1その他819282.2合計20,66399.5(注)1 金額は、販売価格によって算出したものであり、運送業及び倉庫業に係るものは含んでおりません。 2 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比については前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (b) 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)パッケージソリューション事業14,21798.31,258162.2メーリング&デジタルソリューション事業4,07996.6315117.2合計18,29697.91,574150.6(注)1 その他の事業については、子会社が主として見込生産であるため、「受注高」及び「受注残高」の記載を省略しております。 2 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比については前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (c) 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)パッケージソリューション事業15,01097.9メーリング&デジタルソリューション事業4,03293.0その他1,860155.0合計20,904100.2(注)1 セグメント間取引については相殺消去しております。 2 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比については前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、本文の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 これらの見積りは当社グループにおける過去の実績や将来計画を考慮して合理的と考えられる事項に基づき判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは以下のとおりであります。 (a) 繰延税金資産の回収可能性当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の判断においては、将来の課税所得を合理的に見積もっており、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対しては評価性引当額を計上しております。 また、回収可能性の判断の前提とした諸条件に変化があり、繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産の減額を行い、税金費用が計上される可能性があります。 (b) 固定資産の減損当社グループは、報告セグメントを基本に資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損処理を実施することとしております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討を行っておりますが、事業計画や市場環境の変化により、投資額の回収が見込めなくなった場合には、減損処理が必要となる可能性があります。 (c) 有価証券の減損当社グループは、取引先との安定的かつ長期的な取引関係の維持・強化を目的として株式を保有しております。 投資有価証券のうち市場価格のない株式等以外のものについては、これらの時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には減損処理を行い、30%以上50%未満下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。 また、市場価格のない有価証券については、1株当たり純資産額と取得価額を比較し、1株当たり純資産額が取得価額の50%を下回っている場合に減損処理の要否を検討しております。 将来の時価の下落、投資先の業績不振や財政状態の悪化により評価損の計上が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容当社グループの経営成績等の状況に関する分析は次のとおりであります。 (a) 自己資本比率当連結会計年度末の自己資本比率は、前年同期比7.8ポイント低下し、70.9%となりました。 (b) 売上高営業利益率当連結会計年度末の売上高営業利益率は、前年同期比で増減なしの6.3%となりました。 (c) 自己資本利益率(ROE)当連結会計年度末の自己資本利益率は、前年同期比1.3ポイント低下し、4.7%となりました。 詳細は、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、原材料費、外注費及び人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資等によるものであります。 これらの資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 |
経営上の重要な契約等 | 5【経営上の重要な契約等】 該当事項はありません。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当社は、顧客のニーズを明確に把握し、常にお客様に喜んでいただける商品をお届けすることを目標に商品開発に取り組む一方、徹底した品質向上を目指して、独自の加工設備、技術開発に取り組んでおります。 なお、当社の研究開発活動は、既存の設備、製品の改良にかかる経常的な活動であるため、研究開発費の金額は記載しておりません。 具体的な研究開発活動状況につきましては、SDGsに貢献するため、脱プラスチックや省資源化をテーマにプラスチック製品の紙製品化や段ボール製品の封筒化を実現する技術開発に取り組んでおり、パッケージや発送用包材としての利用を想定しております。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度において、総額2,194百万円の設備投資を実施いたしました。 セグメントごとの設備投資については、次のとおりであります。 (パッケージソリューション事業)成長が見込まれる分野での新たな需要の創出及び獲得のため、設備の増設・更新及び改善・改良を行いました。 また、生産体制の効率化・高度化を目的とした新工場建設を進めており、総額1,820百万円の設備投資を実施いたしました。 (メーリング&デジタルソリューション事業)特に記載すべき重要な設備投資はありません。 (その他)連結子会社のファブレス化実現により遊休化した土地の有効活用による、賃貸用不動産建設等、総額314百万円の設備投資を実施いたしました。 (全社共通)特に記載すべき重要な設備投資はありません。 なお、重要な設備の除却又は売却はありません。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 (1)提出会社2025年1月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(㎡)工具器具及び備品リース資産合計奈良新庄工場(奈良県葛城市)パッケージソリューション事業封筒生産設備212547612(16,874){1,536}6-1,379126新工場建設予定地(奈良県葛城市)パッケージソリューション事業封筒生産設備--752(22,704)--752-御所工場(奈良県御所市)パッケージソリューション事業封筒生産設備4321570(14,699)0-63523相模原工場(相模原市中央区)パッケージソリューション事業封筒生産設備製品自動倉庫5354791,888(14,953)13542,971166都城工場(宮崎県都城市)パッケージソリューション事業封筒生産設備28991(6,988)0-12915筑波工場(茨城県常総市)パッケージソリューション事業封筒生産設備128246224(12,376)23463647昭島メーリングセンター(東京都昭島市)メ-リング&デジタルソリューション事業封入設備48169-8022842平野メーリングセンター(大阪市平野区)メ-リング&デジタルソリューション事業封入設備252-2-5623大阪本社(大阪市中央区)全社(共通)その他設備8816-313517272東京本社(東京都港区)パッケージソリューション事業他その他設備610-4-66104西日本パッケージソリューション営業部営業五課(福岡市博多区)パッケージソリューション事業その他設備0--0-03東日本パッケージソリューション営業第二部営業一課札幌営業グループ(札幌市中央区)パッケージソリューション事業その他設備---0-02メーリング&デジタルソリューション西日本営業部IT開発課(奈良県葛城市)メ-リング&デジタルソリューション事業その他設備0--11-1122西日本パッケージソリューション営業部営業四課(名古屋市中区)パッケージソリューション事業その他設備1--0-14その他(奈良県葛城市)全社(共通)その他設備44-32(1,416)0-77-(注)1 土地の( )は所有面積を、{ }は賃借面積を示しております。 2 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。 3 「事業所名(所在地)」の「その他」は報告セグメントに帰属しない福利厚生施設であります。 (2)国内子会社2025年1月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(㎡)工具器具及び備品リース資産合計東杏印刷株式会社アプリコット大泉学園(東京都練馬区)その他投資不動産3699152(629)19-55032株式会社メトロテック本社(埼玉県戸田市)その他その他の生産設備19-1-1212株式会社イムラプリンティング本社(相模原市中央区)パッケージソリューション事業印刷物生産設備122278489(1,619)7189934株式会社ロジテック本社(相模原市中央区)パッケージソリューション事業物流設備-0-0-030(注)1 土地の( )は所有面積を示しております。 2 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。 (3)在外子会社2025年1月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万ベトナムドン)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(㎡)工具器具及び備品リース資産合計SONGLAM TRADING AND PACKAGING PRODUCTION JOINT STOCK COMPANY本社(ベトナムハノイ市)その他紙器生産設備41,97440,561-4,608-87,143237 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 (1)重要な設備の新設等会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額(百万円)資金調達方法着手年月完了予定年月完成後の増加能力総額既支払額株式会社イムラ奈良新庄工場(奈良県葛城市)パッケージソリューション事業封筒生産設備518303自己資金2025年2月2026年1月(注)新工場建設予定地(奈良県葛城市)パッケージソリューション事業新工場建築工事新工場付帯設備4,7891,789銀行借入2024年10月2026年2月(注)相模原工場(相模原市中央区)パッケージソリューション事業封筒生産設備8317自己資金2025年2月2026年1月(注)(注)完成後の増加能力につきましては、計数的把握が困難であるため記載を省略しております。 (2)重要な設備の除却等経常的な設備の更新による除去等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 1,820,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 43 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 20 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,787,000 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、投資株式について、主に株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を「純投資目的である投資株式」、取引先との関係の構築・強化や業務提携の観点から、当社の中長期的な企業価値の向上に資する株式投資を「純投資目的以外の目的である投資株式」に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(a)保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、取引先との安定的かつ長期的な取引関係の維持・強化を目的として株式を保有しております。 その保有の合理性につきましては、当該投資先の中長期的な企業価値の推移や当社との関係性、保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等を総合的に判断した上で業務執行役員会において毎年見直しを行い、保有の意義が薄れたと判断した株式につきましては適宜縮減を進めております。 当事業年度末時点における株式は、2025年3月開催の取締役会において検証を行いました。 (b)銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式671非上場株式以外の株式14888 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式11取引先持株会を通じた株式の取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式1100非上場株式以外の株式--(注)当事業年度において投資有価証券評価損100百万円を計上しております。 (c)特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)みずほリース株式会社300,00060,000取引拡大を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため株式分割による増加(注2)無305322東京海上ホールディングス株式会社16,50016,500主要顧客であり、良好な取引関係の維持、強化のため有8564株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ35,50035,500主要取引金融機関であり、資金借入や事業展開の情報収集、及び主要顧客であり、良好な取引関係の維持、強化のため有7049荒川化学工業株式会社60,00060,000長期的・安定的な関係の構築のため無6765日本紙パルプ商事株式会社100,00010,000原材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため株式分割による増加(注3)有6550レンゴー株式会社69,00069,000補助材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため有6066株式会社山善34,99333,635取引拡大を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため取引先持株会を通じた株式取得による増加無4642アジアパイルホールディングス株式会社50,00050,000長期的・安定的な関係の構築のため無4239MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社11,8653,955取引拡大を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため株式分割による増加(注4)無3824リンテック株式会社10,00010,000原材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため有2928株式会社南都銀行8,0008,000主要取引金融機関であり、資金借入や事業展開の情報収集、及び主要顧客であり、良好な取引関係の維持、強化のため有2821大王製紙株式会社30,00030,000原材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため有2533SOMPOホールディングス株式会社3,7501,250主要顧客であり、良好な取引関係の維持、強化のため株式分割による増加(注5)無169中越パルプ工業株式会社5,0005,000原材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため有79(注)1 定量的な保有効果については記載が困難であります。 保有の合理性は、保有目的、経済合理性、取引状況等により検証しております。 2 みずほリース株式会社は2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。 3 日本紙パルプ商事株式会社は2024年10月1日付で普通株式1株につき10株の株式分割を行っております。 4 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社は2024年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。 5 SOMPOホールディングス株式会社は2024年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 71,000,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 14 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 888,000,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,000,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 5,000 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 7,000,000 |
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会を通じた株式の取得 |
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 中越パルプ工業株式会社 |
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 原材料の主要仕入先であり、継続的な取引を目的とし、良好な取引関係の維持、強化を図るため |